9日(金)から『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』が公開になる。本作では『ラブ・アクチュアリー』などで監督を務めたリチャード・カーティスが脚本を執筆し、『リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』のスティーヴン・ダルドリーがメガホンをとっている。その他の画像映画は、リオデジャネイロの郊外でゴミ(トラッシュ)を拾って暮す3人の少年が、ゴミ山から秘密が隠されたサイフを拾ったことで、追われる身となり、必死に逃走を続けながら自らの正義を信じて、サイフに隠された謎の真相に迫ろうとする姿を描く。本作はアンディ・ムリガンの小説が原作で、プロデューサーがまずカーティスに脚本を依頼した。彼は原作を読み「ものすごくエキサイティングな話で、映画を観ているかのように読みやすく、映画化できそうな展開が詰まっていた」と振り返る。同じ頃、「原作を読んで、子供が主役のアクション・スリラーを撮りたくなった」というダルドリー監督がプロジェクトに参加した。「当初から、『ボーン』シリーズのようなスリリングな追跡映画になるチャンスがあると感じていた」とカーティスは、サイフの行方を追って執拗な追跡を続ける警察と、複雑に入り組んだリオの街を逃走する少年たちのドラマをスリリングに描き、さらに彼らが社会の問題について考え、立ち向かっていく過程を丁寧に描きこんでいった。「社会問題を扱う映画の多くは、何をすることもできない、何も変わらないという気持ちにさせられるが、事態は変えられると信じているし、実際に事態が好転する例もいくつも見てきた。本作では悪の要素を描きつつも、実は悪に対する戦いがテーマであり、決して絶望的な状況ではないことを証明しているんだ」。そこでダルドリー監督は、舞台となったブラジルで実際に暮している子どもたちを起用して撮影することを決めた。「主役の3人には、当初からリアリティが必要だと思っていた。だから、演技経験のある子役を起用するつもりはなかった。彼らは映画のキャラクター同様に、それぞれ厳しい環境で育っていた。彼らにとっても、映画づくりを知る良い発見の旅だっただろう。僕にとっては、人生を変えるような出来事だった。これは真のブラジル映画であり、3人の少年たちの夢や希望が詰まった物語だ。この映画に携われたことを光栄に思うよ」。これまでも演技未経験の俳優や子役を巧みに演出してきたダルドリー監督と、感動ドラマを数多く手がけてきた脚本のカーティスは、どんな“希望”のドラマを描き出すのか? 公開が楽しみだ。『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』1月9日(金)TOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー
2015年01月08日『リトル・ダンサー』『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』のスティーヴン・ダルドリー監督の最新作『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』(1月9日公開)。これまでジェイミー・ベル、トーマス・ホーンなど、まだスターの原石だった“14歳”を発掘して、世に送り出したきたダルドリー監督。本作も、大人と子どもの狭間を揺れ動く“14歳”の少年たちを主人公にした感動の物語だ。ブラジルのリオデジャネイロ郊外で、やんちゃなラファエル、頭の切れるガルド、心優しいラットの3人の少年たちは、ゴミを拾って生活をしていた。ある日、ゴミ山で偶然サイフを拾う。サイフの中身は、お金、ID、カレンダー、少女の写真、ロトのカード、そしてコンロッカーの鍵。そのサイフを探して、突如警察が大捜査を始めたことで、少年たちはこのサイフが重要なものであることに気づく。ジュリアード神父(マーティン・シーン)や、神父のもとで働くオリヴィア(ルーニー・マーラ)など、権力の前にただ立ち尽くすことしかできない大人たちを横目に、少年3人は、ただ純粋に“正しいことをしたい”と突き進む。小さな希望に向かって――。脚本を務めたのは、『ラブ・アクチュアリー』『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』の監督としても有名なリチャード・カーティス。本作は、イギリスを代表する2大トップフィルムメーカーの初タッグ作品となった。ダルドリー監督といえば、監督デビュー作『リトル・ダンサー』から、力強く成長する少年を、やさしい眼差しで包みながら繊細に演出することでも有名。そして面白いことに、主人公を演じる少年は、“14歳(撮影時含む)”であることが共通点だ。『リトル・ダンサー』でイギリスの炭鉱町に暮らし、バレエダンサーを夢見る主人公ビリー・エリオットを演じたジェイミー・ベルは、当時14歳。オーディションで2,000人の中から選ばれたベルは、自分の夢への思いを体いっぱいに表現し、見事、英国アカデミー賞「主演男優賞」を受賞した。『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』でデビューしたトーマス・ホーンも、3,000人の中から選ばれた14歳。9.11同時多発テロで父親を亡くしてふさぎ込む少年が、父が遺した鍵の秘密を探る冒険をしながら、大人へと成長していく姿を瑞々しく演じ、話題をさらった。そして本作『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』の主人公である少年3人もまた、14歳だ。ダルドリー監督は、この3人のキャスティングで映画の運命が決まると考え、演技経験のない子どもを採用することを条件に、リオデジャネイロで一般公募を開始。数千人の候補者から、ラファエル役のリックソン・テベス、ガルド役のエデュアルド・ルイス、ラット役のガブリエル・ウェインスタインを選び出した。なんとこの3人をキャスティングするまで、およそ1年を費やすほどこだわったという。偶然ゴミ山でサイフを見つけたことから、宝探しをするかのように、命をかけて真実へ近づこうとする少年3人。小さな子どものように無邪気に笑い、また時には正義を貫くために大人びた表情をしたりと、まさに子どもと大人が共存する“14歳”だけが見せる瞬間がたっぷりとカメラに収められている。14歳の少年たちは、輝く希望をつかむことができたのか。ぜひ劇場で確認してみて。『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』は2015年1月9日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月08日リチャード・ギアが破局した妻への財産分与をめぐって、離婚が泥沼化しそうな気配だ。リチャードと妻で女優のキャリー・ローウェルは昨年破局し、今年6月にキャリーが離婚を申請した。現在、両者間で財産分与の話し合いが行なわれているが、キャリーは2億5,000万ドルを要求していると言われている。2人には14歳になる息子がいるが、キャリーは結婚生活や子育てのために女優のキャリアを犠牲にしたと言い、2002年に結婚して以降にリチャードが得た収入の半分は自分に所有権があると主張しているそうだ。「New York Post」紙によると、キャリーの弁護士は、まだ具体的な話し合いは始まっていないとしながらも、依頼人(キャリー)が正当な分配を望んでいると語っている。リチャードは1991年から95年までモデルのシンディ・クロフォードと結婚していたが離婚している。一方、キャリーは2度の離婚歴があり、2度目の夫で俳優のグリフィン・ダンとの間に24歳の娘がいる。破局後、それぞれ新しい恋人と交際していた2人だが、リチャードはモデルでTV番組司会者のパドマ・ラクシュミと交際半年で破局を迎えたばかりだ。(text:Yuki Tominaga)
2014年11月21日先日、三池崇史監督『神さまの言うとおり』も出品された、第9回ローマ国際映画祭コンペティション部門の1つであるガラ部門で見事受賞を果たしたスティーヴン・ダルドリー監督最新作『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』。早くも話題を呼んでいる本作の予告映像が初めて公開された。ブラジル・リオデジャネイロ郊外。ゴミ山で過ごしている3人の少年は、ある日ひとつのサイフを拾う。そのサイフには、世界を震撼させるような驚くべき“秘密”が隠されていた。街中がサイフを巡り大混乱している中、彼らは“正しい道”を選ぶため、サイフの謎を解き明かす決心をする…。初公開の予告映像では、その日その日を精一杯生きる少年ラファエル、ガルド、ラットの3人の日常が、拾ったサイフに隠されていた“秘密”によって一変。命までも狙われてしまう。それでも、真実と向き合おうと危険な目に遭うことも恐れない彼らに、彼らを見守るオリビア(ルーニー・マーラ)が「何故、危険な道を選ぶの?」と聞くと、「正しいことをしたい」と答えるガルド。まっすぐな気持ちを持った少年に、思わず心を突き動かされる。『リトル・ダンサー』や『愛を読むひと』のダルドリー監督による人間の内面の奥深くまで見せる繊細な気持ちの描写、『ラブ・アクチュアリー』など恋模様を繰り広げるコメディタッチを得意とする脚本家リチャード・カーティスのタッグで、少年たちの誠実さを描く感動の物語…でもあるが、本作の見どころは、それだけではない。真実を求め、街中の人間から追われ隠れつつ逃亡するシーンや、“秘密”に近づくほど危険と隣り合わせなスリリングな展開にも注目。ダルドリー監督としても、カーティスとしても、それぞれの新境地を拓いた作品となっている。そんな躍動する生命力に溢れた3人の少年を、オーディションで選ばれた無名の少年たちが主役を演じるのも新たな挑戦。そして、アメリカ人神父役の名優マーティン・シーン、母親の様に優しく見守るオリビア役のルーニー・マーラという脇を固める豪華キャストの存在感も見逃せない。3人の少年たちが画面いっぱいに見せる笑顔、怒りの眼差し、そして涙の訳を、まずはこの予告映像からご覧あれ。『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』は2015年1月9日(金)TOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月31日『リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』のスティーヴン・ダルドリー監督の最新作『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』(原題:TRASH)の日本公開日が年明け1月9日に決定し、併せて、“希望”を感じさせる少年たちのポスタービジュアルが解禁となった。ブラジル・リオデジャネイロ郊外。ゴミを拾って生活している3人の少年は、ある日ひとつのサイフを拾うが、そこには世界を震撼させる重大な秘密が隠されていた。サイフを巡って警察も大捜索を始め、街中は大混乱。しかし少年たちは、自ら信じる“正しい道”を選ぶため、サイフに隠されていた謎を解き明かす決心をする…。ダルドリー監督と初めてタッグを組み、脚本を担当するのは『ラブ・アクチュアリー』『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』のリチャード・カーティス。彼らは人間の内面を映すようなデリケートな描写による少年期の物語や、十人十色の恋模様を絶妙なセリフで描くラブコメを得意とするが、本作ではこれまでの彼らの作品にはない、手に汗握る、先が読めないスリリングなストーリーという新境地を開拓。そんな本作の主役に、オーディションで選ばれた全く無名の少年たちを起用したことも、ダルドリー監督にとっては大きな挑戦となった。監督は「子どもたちとの仕事は、発見の旅だった」そうで、「彼らもとても厳しい環境からやってきた。これは彼らの物語でもあり、最後には役を自分のものにしていた。彼らの信じるもの、彼らの感じるものが表れているんだよ」と語る。ダルドリー監督が言うように、まさに“彼らの物語”だからこそ、ポスターに描かれた青空の下でゴミ山を笑顔で駆ける3人の少年は、役を通じて感じた希望に満ち溢れているようにも見える。また、世間から見離された彼らを救う神父役には、稀代の名優マーティン・シーン、母親のように3人を見守る女性・オリビアには『ドラゴン・タトゥーの女』でアカデミー賞「主演女優賞」にノミネートされたルーニー・マーラと、実力派俳優がしっかりと脇を固めている。『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』は2015年1月9日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月27日先日、ユニバーサル映画の2015年公開作品のひとつとして発表されていた『リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』のスティーヴン・ダルドリー監督の最新作の邦題が、『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』に決定、2015年1月より日本公開されることになった。ブラジル、リオデジャネイロ郊外。ゴミを拾って生活している3人の少年は、ある日ゴミ山の中でひとつのサイフを拾う。そのサイフには、世界を震撼させる、ある重大な秘密が隠されていた。警察はサイフの大捜索を開始し、街は大混乱に陥ってしまう。だが、少年たちは自らの信じる“正しい道”を選ぶため、知恵を働かせ、サイフに隠された謎を解き明かそうとする――。映画監督デビュー作となる『リトル・ダンサー』から一貫して、力強く成長する多感期の少年を、繊細な演出で描き続けてきたダルドリー監督。本作もまた、ゴミ拾いをしながら暮らす少年たちが、絶望の街でみつけた“小さな希望”から街全体を奇跡で包んでいく少年たちの物語だ。脚本を務めたのは、『ラブ・アクチュアリー』などの監督でも知られ、現在『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』も公開中のリチャード・カーティス。スクリーンの中で躍動する生命力に溢れた3人の少年を演じたのは、オーディションによって選ばれた無名の少年たち。さらに、肉親からも世間からも見放された子どもたちを優しく導くアメリカ人神父役には名優マーティン・シーン、母親のように彼らを見守る若き女性オリビアを『ドラゴン・タトゥーの女』『セインツ-約束の果て-』のルーニー・マーラが演じ、観る者を物語に引き込ませる存在感で脇を固めている。今回、公開決定に併せて到着したビジュアルには、絶望の街の中でもたくましく生きる力強さを写した2人の少年の姿が。彼らは、世界の“希望”が詰まったサイフを手に、知恵を働かせながら警察の追跡をすり抜けていく。スリルと興奮…やがてすべての謎が解け、明かされる真実。稀代のストーリーテラーで、イギリスを代表する2大トップフィルムメーカーの初タッグで実現した奇跡の物語に期待が高まる。『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』は2015年1月、TOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月22日『リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』のスティーヴン・ダルドリー監督の最新作『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』が来年1月に日本公開されることが決定した。ブラジルを舞台にたくましく生きる少年たちの姿を描いた作品で、本作も過去のダルドリー作品同様、高評価を集めそうだ。その他の写真『リトル・ダンサー』ではバレエの世界に飛び込む少年の健気な姿を、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』では両親を失くした少年のまっすぐな眼差しを描いて高評価を集めたダルドリー監督の最新作の主人公は、リオデジャネイロの郊外でゴミを拾って暮す3人の少年だ。彼らはある日、ゴミ山からひとつのサイフを拾うが、そのサイフには全世界を震撼させる秘密が隠されていた。警察はサイフの行方を追って行動を開始するが、少年たちは自らの正義を信じて、サイフに隠された謎の真相に迫ろうとする。主演はオーディションで選ばれた無名の少年たちで、子どもたちを導く神父をマーティン・シーン、彼らを見守る女性をルーニー・マーラが演じる。また、ダルドリー監督は一級のスタッフを招集しており、『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティスが脚本を、『8月の家族たち』のアドリアーノ・ゴールドマンが撮影を、『シティ・オブ・ゴッド』や『ブラインドネス』などで活躍したトゥレ・ペヤクが美術を担当。全世界の映画ファンをうならせてきたダルドリー監督が新作で、どんな感動ドラマを描くのか期待したい。『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』2015年1月TOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー
2014年10月21日「ぴあ」調査による2014年9月26日、27日のぴあ映画初日満足度ランキングは、クリント・イーストウッド監督の新作『ジャージー・ボーイズ』がトップに輝いた。2位に『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティス監督が手がけたラブ・ストーリー『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』が、3位に島田荘司の同名小説をもとにしたミステリアスなラブ・ストーリー『幻肢』が入った。その他の写真1位の『ジャージー・ボーイズ』は、アメリカのポップバンド、フォー・シーズンズをモデルにした大ヒットミュージカルを映画化した作品。出口調査では「イーストウッド監督の作品なので間違いないと思って来たが、引き込まれるものがあって感動した。ラジオで音楽を聴いていた小学生の頃を思い出した」「ハートウォーミングな作品で、メンバーの仲間意識がよかった。歌も素晴らしかった」「バンドのことをよく知らなかったが、ひとりひとり考えも向いている方向も違うのに、バンドを組むことで一体感が生まれる、その人間関係がおもしろく、そして感動的だった」「期待を上回る内容で大満足。衣装や雰囲気で当時を再現していてタイムスリップしたかのような感覚が味わえた。今年一番の映画になった」などのコメントが寄せられ、40代、50代、60代を中心に支持を集めた。2位の『アバウト・タイム…』は、タイムトラベルの能力を持つ青年が、理想の恋人を探す中で経験していく出来事を描いたラブ・ストーリー。観客からは「登場人物がみな愛すべきキャラクターで、ラブ・ストーリーというより家族愛を感じた」「タイムスリップするがSFという感じはなく自然でよかった。家族、恋人など大切な人との繋がりを強く意識するきっかけになった」「同じ一日を繰り返す主人公を通して、マイナスと思える日でも、見方を変えればプラスの一日にすることができると教えられた」「タイムトラベルは出来ないけれど、失敗から学んでいく主人公と自分は同じだと思った。ありきたりなラブ・ストーリーではなく、人生の生き方について描いた良い作品だった」など、10代から60代までの観客から好評だった。(本ランキングは、9月26日(金)、27日(土)に公開された新作映画13本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2014年09月29日リチャード・カーティスは素晴らしいストーリー・テラーだ。彼の脚本は、愛があふれ、善意に満ち、それでいてどんな小さなキャラクターに対しても物語がある。そんな彼がこの『アバウト・タイム…』をもって監督を引退するというのだから、これほどもったいない話はない。その他の写真だが、この作品を観て、そして彼がどうしてこの作品を作ったのか理由を知ると、監督引退宣言に俄然真実味が出て、しかも納得せざるをえない。まず作品だが、冒頭こそトンデモ映画の様相だ。主人公ティムは21歳の誕生日に、父親から衝撃の事実を告げられる。なんと彼の家系の男子は21歳になるとタイムトリップ能力を得るというのだ。彼女いない歴21年の彼がまず手始めにやったのは、失敗しない初恋工作。時間旅行を駆使して、意中の女性の気持ちをひこうと躍起になる。ここまではトンデモ映画っぽい。だが、その初恋がうまく実らないことで、時間旅行の是非を問われるのだ。時間を行き来していくら操作しても、変わらない運命や出会いというものがあるということを思い知る。じつにうまい!まさに『ラブ・アクチュアリー』で描いた“恋と出会いはタイミング”を発展させた、“チャンスはタイミング次第、運命は一本道”という人生観の提案じゃないか。じつはこの作品、監督自らが「もっともパーソナルな作品」と語っているのだが、それは物語後半で描かれるティムと父親の関係性によく現れている。時間を旅することができる2人だが、どうしても逆らえない運命が訪れるということを描くことで、監督業からは一切足を洗い、そこにこれまで費やしてきた時間をこれからはもっと慈しみたい、という思いも伝わってくる。また、監督らしく、この物語に登場する誰もが、悪意のないキャラクターとして描かれるのも特徴。普通、恋愛映画というと、どうしても人の嫉妬や悪意というものがどこかにひょっこりのぞいてしまうものだが、それを一切出さずして、破綻なきストーリーを紡ぎ上げる彼の才能には感服。脚本家としてはまだまだこれからも活動し続けるのでそちらはまだ楽しみだが、これで監督引退とは本当に名残惜しい。『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』公開中文:よしひろまさみち
2014年09月29日2014年秋、話題作がひしめく中で、続けて公開される2作品に重要なキーパーソンとして出演している女優、レイチェル・マクアダムス。『ラブ・アクチュアリー』などのラブコメの巨匠、リチャード・カーティス監督の集大成ともいえる『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』(9月27日公開)では、持ち前の親しみやすさでキュートな存在感を放つ一方、フィリップ・シーモア・ホフマンの遺作となった『誰よりも狙われた男』(10月17日公開)では、スパイ小説の大家ル・カレの世界を映像に昇華させたアントン・コービン監督のもと、シリアスな演技を披露する。まったくタイプの異なる作品ながら、両監督がそろって絶賛するレイチェルの魅力に迫った。1978年、カナダ生まれのレイチェルは、幼いころから演技に携わり、早くから女優の道を志していた。テレビドラマなどに出演したのち、リンジー・ ローハン主演のティーン映画の金字塔『ミーン・ガールズ』(’04)で“意地悪な”学園の女王を演じて注目を集める。そして、同年、ライアン・ゴズリングと共演した『きみに読む物語』の大ヒットで世界的にブレイクを果たした。2005年には『ウエディング・クラッシャーズ』や『幸せのポートレート』に出演。さらに、ロバート・ダウニー・Jr&ジュード・ロウ共演の『シャーロック・ホームズ』(’09)と、続く『シャーロック・ホームズシャドウ ゲーム』(’11)ではアイリーン・アドラー役を軽やかに演じて印象を残した。作品ごとにまったく違った姿を見せる変幻自在の演技力で、名だたる巨匠監督たちにも愛されており、11年にはウディ・アレン監督の『ミッドナイト・イン・パリ』、12年にはヴェネチア国際映画祭とトロント国際映画祭で上映されたテレンス・マリック監督の『トゥ・ザ・ワンダー』、そしてブライアン・デ・パルマ監督の『パッション』と相次いで出演してきた。今後は、ジェームズ・フランコと共演するヴィム・ベンダース監督の『Every Thing Will Be Fine』(原題)や、ブラッドリー・クーパーと共演するキャメロン・クロウ監督作が控えるなど、いまや、ハリウッドには欠かせない存在となっている。『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』では、注目の新鋭・英国男子、ドーナル・グリーソン演じる主人公ティムの恋人で、後に妻となるメアリー役に。キュートで親しみやすい笑顔を振りまきながら、実直な演技でハートウォーミングな物語に華を添えている。カーティス監督は、そんなレイチェルを起用を、「以前から切望して、今回やっと叶った。『ミーン・ガールズ』での演技を観て、レイチェルならコメディを演じ切れるはずだという確信があったんだ」と明かす。「彼女はどの作品でも素晴らしい演技を見せてくれるし、癒しの力を持っている。彼女は非常に面白味のある女優だし、この映画でも見事に才能を発揮してくれたと思う。シーンのたった10秒で、私が望む通りの感情を表現してみせ、台本なんて必要ないんじゃないかと思うほどだったね。彼女はスタートした瞬間からすべてを表現しているから、初めて見る素晴らしい才能にちょっと圧倒されたよ」と絶賛した。一転、『誰よりも狙われた男』では、人権団体に所属する若い弁護士アナベル・リヒター役を演じたレイチェル。国際指名手配されている謎めいたチェチェン人イッサ・カルポフを助けるため尽力し、イッサと、フィリップ・シーモア扮するテロ対策のスパイチームを率いるバッハマン、そしてウィレム・デフォー演じるハンブルグの大手銀行家とを結ぶ重要な役どころを熱演する。ル・カレの原作小説を、スタイリッシュな映像感覚と繊細なストーリーテリングで、ハイクオリティな知的エンターテイメントに仕立てたコービン監督は、「今回、レイチェルは普段演じているような役柄ではなく、よりシリアスで挑戦的な役を演じているが、とても素晴しかったよ」とふり返っている。「裕福な家庭に育ったアナベルを演じる彼女の姿はとても美しかった。彼女の父親は裁判官の設定だが、アナベルは彼女なりに反抗をするんだ。今回、レイチェルは本当によくやってくれたと思う。ウィレムとフィリップの役の間で、非常に美しいバランスをもたらしてくれた」と、実力派キャストが勢ぞろいした本作での健闘を称えた。まるで別人のような、この2作での彼女にぜひ注目してみて。『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』は9月27日(土)より全国にて公開。『誰よりも狙われた男』は10月17日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アバウト・タイム愛おしい時間について 2014年9月27日より全国にて公開(C) Universal Pictures
2014年09月18日【相談者:20代女性】こんにちは、いつも面白くて美意識の上がる映画を紹介してくれてありがとうございます。私も映画に関して質問をさせてください。先日、『ニューイヤーズ・イブ』を観て、とても面白い!と思いました。『ニューイヤーズ・イブ』のように、いろんな人の恋愛を観ることができる映画がありましたら、教えてください。●A.いろんな男女の恋愛が観たいときにおすすめの映画2選。こんにちは、真島あみです。ご相談ありがとうございます。『ニューイヤーズ・イヴ』、私も好きです。たくさんの男女の恋愛を1本の映画で観ることができるなんて、なんだか贅沢な気分です。登場人物が多いので、自分と似たタイプの人がいたりすると、感情移入してしまいますよね。今回、『ニューイヤーズ・イブ』のように、様々な男女の愛を描いた映画を2本ご紹介致します。●(1)『バレンタインデー』監督/ゲイリー・マーシャル■ストーリー人気スターが大集合!『プリティ・ウーマン』『プリティ・プリンセス』の監督が超豪華キャストを迎えて贈る、ハートフルなロマンチック・ラブストーリー。恋人たちにとっては一年に一度の特別な日。物語はあっちに飛びこっちに飛び、衝突しては、また元に戻ってきたりと大忙し。プロポーズあり、届かなかった花束あり。向こうでは特大の秘密が明かされ、こちらでは彼へのサプライズで自分がビックリ。ケンカする2人、キスする2人、おかしな判断、すてきな判断が盛り沢山。恋はこれからの人も、これきりの人も一目惚れする、総勢19人のスターが繰り広げるロマンス狂騒曲。人の数だけ、笑いと愛がある。バレンタインデーに起きる数々の恋愛ドラマ。笑いあり涙ありで、スピーディーにストーリーが進んでいきます。ラストにはあっと驚く展開もあり、最後まで観る人を飽きさせない作品です。●(2)『ラブ・アクチュアリー』監督/リチャード・カーティス■ストーリーロンドン、ヒースロー空港。そこは愛する人との再会を喜ぶ笑顔で溢れている。若くして首相に着任したデヴィット、新しい愛と出会ったばかり。OLのサラは、入社以来、2年7か月と3日もの間、同僚のデザイナーに片想いをし続けている。長年寄り添う夫婦の妻カレンは、夫ハリーに浮気の予感。言葉が通じないが他国の女性に想いをよせる作家ジェイミー。夫の親友に想いを寄せられる花嫁ジュリエット……。人とのつながりが薄くなったと騒がれている現代でさえ、見渡すとこの世には愛が満ち溢れている……。『ニューイヤーズ・イヴ』や『バレンタインデー』よりも切ない愛が多い作品で、愛とは何か、深く考えさせられます。切ない大人の恋愛を体験された方には、共感できるポイントが多いのではないでしょうか。ーーーーーーーーーーいかがでしたでしょうか?相談者様が観た『ニューイヤーズ・イヴ』同様、様々な男女の愛が描かれている2作品ですので、きっと楽しめると思います!(ライタープロフィール)真島あみ(色気専門家)/ビューティセラピスト、ハーブセラピスト、ライター。ビューティセラピスト、ハーブセラピストとして、リラクゼーションサロンでフェイシャル&ボディケア、メイク指導、カウンセリングを担当するほか、恋愛・婚活セミナーの講師も務め、その後執筆活動に入る。すべての女性を輝かせる「上質な色気」を広めるべく、日々奮闘中。2013年12月、『思わず二度見される色気美人になれる本』を出版。
2014年06月20日「サンローラン ミュージック プロジェクト(SAINT LAURENT MUSIC PROJECT)」に、米シンガーソングライター、カーティス・ハーディング(Curtis Harding)がフィーチャーされた。デビュー曲「ネクストタイム(Next Time)」用の映像は、カーティスのリクエストに応じ、エディ・スリマン(Hedi Slimane)が手掛けたもの。映像にはカーティスの他、サンローランの新顔モデル、グレース・ハーツェル(Grace Hartzel)がブランドのハイウエストスキニージーンズを着用して出演。カーティスはサンローランの黒いウエスタンフリンジレザージャケットとジーンズをまとっている。カーティスは1979年ミシガン州デトロイト生まれ。ギタリスト、シンガー、ソングライターをこなし、60年代のソウルサウンドと現代のインディーズ音楽の要素を混じえた楽曲を制作している。2013年10月、ロサンゼルスにてエディ・スリマンと邂逅。3月にはエディがジャケット写真を撮影したデビューアルバム『ソウルパワー(Soul Power)』(Burger Records)がリリースされる。同プロジェクトには今までダフトパンク(DAFT PUNK)やベック・ハンセン(BECK HANSEN)、マリリン・マンソン(MARILYN MANSON)などがフィーチャーされている。
2014年01月20日今日12月1日は映画の日。1896年の、日本初の映画の一般公開に由来する記念日で、全国の映画館では毎年、割引サービスや特別なイベントが行われます。気になっていた映画がある人は、この機会に大切な人を誘って映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか。今年の冬も話題の映画が続々と公開されていますが、中でも注目したいのは、クリスマス直前の東京駅を舞台とした『すべては君に逢えたから』。偶然の出会いや遠距離恋愛、片思いなど、さまざまな愛の形が詰まった、切なくもロマンティックな作品は、どんな世代の人が観ても等身大で楽しめるラブストーリーに仕上がっているそうです。こういう映画を観たら、一気にクリスマス気分が盛り上がりそうですね。映画館に行くのもいいけれど、寒い日はおうちでまったりDVDを見るのが好き、という人も多いかもしれませんね。そこで今回は、20~30代の女性のみなさんに、冬、そしてクリスマスシーズンにおすすめの映画について教えていただきました。恋愛にまつわるエピソードと併せてご紹介します。【20~30代の女性の冬&クリスマスにおすすめの映画】■『ラブ・アクチュアリー』(2003年/監督:リチャード・カーティス出演:ヒュー・グラント)元カレと別れてから3年以上、「男なんて面倒なだけ」というモードに入ってた私に、去年、友達が「絶対恋をしたくなるから」とすすめてくれた映画です。半信半疑で観たけど、不器用な登場人物たちのラブストーリーを追ってるうちに本当に恋がしたくなり、フリーの子を誘って街コンに行くようになりました。今のところ彼氏はいないけど、気になる人がいるので、もしクリスマスまでに付き合えたら、2人で観たいです。(27歳ネイリスト)■『ホリデイ』(2006年/監督:ナンシー・マイヤーズ主演:キャメロン・ディアス)笑えるし、ちょっとホロリと来る素敵な映画です。2年前の冬に彼氏と見たら、ラブコメは苦手って言ってたわりに好評でした。当時、お互いに若くて、結婚なんてまだまだ先のことって感じだったけど、見終わった後、彼がぼそっと「なんか結婚したくなった」と言ってくれてうれしかったです。未だにちゃんとしたプロポーズはしてもらっていないので、もう一回見せようかな。(25歳販売)■『シザーハンズ』(1990年/監督:ティム・バートン主演:ジョニー・デップ)高校生の頃、片思いしてた男の子が好きと言ってるのを聞いて観てみました。手がハサミなので、気持ちが通じ合っても好きな人を抱きしめることもできない主人公とヒロインに感情移入して、大号泣。好きなだけではどうにもならないこともある、だけど誰かを好きになるのは素敵なことなんだ、と感じたのを覚えています。ちなみにその彼には、結局、気持ちを伝えることもできませんでした。(31歳コピーライター)■『Love Letter』(1995年/監督:岩井俊二出演:中山美穂)元カレとの思い出が蘇る作品です。観た時はもう大人でしたが、彼は中学の同級生だったこともあり、主人公といろいろリンクする部分があって不思議な感じがしました。観た後、手紙を書きたくなって、彼に手書きの手紙を渡したり、雪の中で「お元気ですか?私は元気です」と中山美穂さんの真似をしたりもしました。(35歳デザイナー)■『南極料理人』(2009年/監督:沖田修一出演:堺雅人)彼氏と観て映画が終わった瞬間、「ラーメン食べたい」という話になり、即行で食べに行きました。豚汁とかローストビーフとか、主演の堺雅人さんが作った料理はどれも本当においしそうで、私もあんなふうに料理上手になりたいなと思った覚えがあります。ほっこり心が温まり、身近な人が愛おしくなる映画です。(30歳広告)■『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(1993年/監督:ヘンリー・セリック声の出演:クリス・サランドン)DVDを観た後、私がすごい気に入ってたので、彼氏が、秋から冬にかけて、ディズニーランドのホーンテッドマンションが『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』バージョンになるのを調べ、連れて行ってくれました。『ナイトメアー~』バージョンのことは、行くまでサプライズにしてくれてたので、着いてからかなり盛り上がりました。混んで大変だったけど、今でも良い思い出です。(32歳医療事務)どのエピソードも素敵ですね。観るだけで恋がしたくなったり、優しい気持ちになったり…。外は寒くても、心がじんわり温まるようなこんな映画を観て、楽しい冬の一時を過ごしてはいかがでしょうか。(文=Kawauso)
2013年12月01日4月26日(金)よりリチャード・タトル個展「The Place in the Window」が小山登美夫ギャラリー京都で6月1日(土)まで開かれる。リチャード・タトルは現代において最も重要なアーティストのひとりで、現在公開中の映画『ハーブ&ドロシーふたりからの贈りもの』(監督:佐々木芽生)にも出演している。タトルは、1960年半ばから現在に至るまで、半世紀にわたるその長いキャリアにおいて、非常に多様であり、分類すら飛び越えた作品群を発表し続けてきた。彫刻、ペインティング、ドローイング、コラージュ、インスタレーション、そして言語や詩、これらの間にある領域から生み出されるその作品に共通しているのは、何にも規定されず、属さない自律性と独立性。作品自体のもつライン、フォルム、質感、色、ボリュームが構築するのは、既存の表象・認識システムの外にある、いきいきとして詩的な、オルタナティブな視覚言語であり、その空間的な展開による豊かな知覚的効果だ。使われているのはきわめてありふれた、あるいは壊れやすい紙や木片、ワイヤーや金属片などの素材だが、それが直截でありはかなげであればあるほど、作品はより神秘性や驚きに満ちあふれるよう。抽象表現主義の著名アーティストたちを輩出し、当時最も重要なギャラリーであったNYのベティ・パーソンズ・ギャラリーでタトルは1965年に初個展を開催。68年には染めた後にカットしたキャンバスを直接壁に展示した(絵画を解体し、絵画でも彫刻でもあるような、またどちらでもないような)「クロス・ピース」を、以降も壁に張ったワイヤーとその影、ドローイングの線で構成される「ワイヤー・ピース」や、多様なコラージュ作品など、現代美術の歴史に残る作品を発表し、ポスト・ミニマリスト世代を代表するアーティストとして、次世代に大きな影響を与えてきた。また近年では三次元のフォルムというよりむしろ空間の概念として、スケールの大きい彫刻を探求する「システムズ」シリーズなどを発表。描写ではなく、何かを問い、探求し、即興や発見をともないながら生み出され、その鑑賞の経験や空間自体も作品の一部となるような作品を制作し続けている。日本での待望の展覧会である本展では、2012年9月より、ロサンゼルスのゲッティ・リサーチ・インスティテュートのアーティスト・イン・レジデンスに滞在中に制作した壁掛けの彫刻などの新作を展示する。小山登美夫ギャラリーでは2002年、2007年以来3度目、京都スペースでは初めての個展となる。リチャード・タトル展The Place in the Window開催期間:4月26日(金)~6月1日(土)場所:小山登美夫ギャラリー京都オープニングレセプション 4月26日(金)18:00~20:00(C) Richard Tuttle Photo:Douglas M. Parker Studio Courtesy of Tomio Koyama Gallery(C) 2013 Fine Line Media,Inc. All Rights Reserved.(text:Miwa Ogata)■関連作品:ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの 2013年3月30日より新宿ピカデリー、東京都写真美術館ほか全国にて公開(C) 2013 Fine Line Media,Inc. All Rights Reserved.
2013年04月10日【相談者:20代男性】彼女とクリスマスに家でゆっくり見れる、オススメの映画を紹介してください。*****みなさんもうすぐX’masですよ!映画は観てますか~?早いものでもう12月ですね、映画担当の利根川です。担当といっても映画を薦めるのが僕の仕事なので、お悩みと同じような経験をしている映画や1シーンをお勧めし、少しでも答えのヒントになれば……と思いご紹介させていただきますね。ご質問ですが、いつもと感じが違いますね(笑)。深刻じゃないですねぇ~。いいですね、クリスマスに恋人と見る映画ですか……、もう勝手に借りに行ってくださいって感じですが(笑)。ではでは、年末ですし僕の独断と偏見で、クリスマスを彩る最高の映画を5本ほどご紹介いたしますね。是非、好きな方と、恋人と、友人と家族と観てみてはいかがでしょうか。では、え~、僕はね、お弁当でも好きなものから食べる派なので。さっそく、記念すべき……●第1位!『ラブ・アクチュアリー』クリスマスのラブストーリー“代名詞”!!監督はリチャード・カーティス、『ノッティングヒルの恋人』や『ブリジット・ジョーンズの日記』などのお笑いあり、ロマンチックありのラブストーリーお得意製作スタッフですね。ストーリーは、クリスマスを目前にした男女19人の恋模様。恋模様というか、色々な“愛”について描かれた作品ですね。この映画好きな方多いでしょ?特にそこのロマンチック女子!「私も結婚式でそんな歌、歌って欲しい……」と思ってるでしょ~(笑)。ま、そのくらい外さない映画なんですよ。どのくらいかわからんですが。ロマンチックな良いシーンは沢山あるんですが、特に女性が好むシーンといえばやはりココじゃないでしょうか……。片思いのマークの告白。大親友の彼女に片思いをしてしまったマーク。優しい彼は、親友にもその彼女にもわからないよう密かに想い続ける。そして、あるアクシデントをきっかけに、告白を決意!「クリスマスだから聞き流して欲しい、本心を打ち明けるのがクリスマスだから」と、聖歌隊に扮して紙芝居調に文字で彼女に自分の気持ちを打ち明ける。決して実る恋じゃない。それでも工夫して、決して重くないようユーモラスに気持ちだけを伝えようとするマーク。ただ伝えようクリスマスだから……。誰もが経験する“片思い”だからこそ、共感も多いのでは。色々な愛の形、堂々の1位です!是非クリスマスに、もしくはクリスマスの前だからこそ観てみてくださいな。●第2位!『シザー・ハンズ』鬼才ティム・バートンとジョニー・デップのラブファンタジー最強コンビの最初の作品ですよ。ある博士によってつくられた人造人間エドワード、不完全なまま博士は亡くなり両手は大きなハサミ。そんな純心無垢な彼と少女の恋を描く綺麗過ぎる映画です。何が綺麗過ぎるかって、純心無垢さ加減!!例えば、人造人間のエドワード(ジョニー・デップ)がこんな質問をされるシーンがあります。質問:「エドワード、お財布を拾ったらどうする?」エドワード:「好きな人にあげる」コレです。了解!さてどうしましょ……。ま、財布をよく落とす僕としては、毎回好きな人にあげられると困るんだけど、純粋さ加減に乾杯(笑)。オマケにもう1シーン、エドワードが両手のハサミで氷を削って像をつくるんですね。その削った氷が雪のように舞う中を、ゆっくりキム(ウィノナ・ライダー)が踊るんです。そして、最強の音楽……。もうため息ですわ。これが映画です。みなさん見てくださ~い、これが映画です!是非好きな人とみてくださいね。●第3位!『あなたが寝てる間に』出演、サンドラ・ブロック、ビル・プルマン。来ましたサンドラ!これは幸せな最高のラブコメですよ。ストーリーは、恋人も家族もいない天涯孤独のルーシー(サンドラ・ブロック)。地下鉄の改札嬢の彼女は、クリスマスの日憧れのピーターを助けます。病院に連れていき、「私たち結婚するのに」とつぶやいた独り言が原因で、いつの間にか「命を救ったピーターのフィアンセ」に、ピーターの温かい大家族の中、忘れてた家族の愛情を感じます。そして、人の良い彼女はみんなにウソをついていた事を告白するんですが、それがまたたまらなく切なくて愛らしくてね。「命を救ったのは本当だけど、フィアンセということをウソだと言いだせなくて……、本当に助けてもらったのは私だったの。」天涯孤独の彼女が、クリスマスに「愛される」という最高のプレゼントをもらう最高のラブストーリーです。ちなみに、僕は高校生の時に映画館で見たんですが、当時彼女をほったらかしてサンドラ・ブロックのフォトカードを必死に買い漁ったロマンチックな思い出が……それぐらい傑作なんです(笑)。●第4位!『奇跡のシンフォニー』あのね、微妙にクリスマスと関係あるようでないんですが「奇跡」ということで、また一途な愛を是非大切な人と見て欲しいということで外せないっ!はっきり言って展開はベタベタです。ただそれがまた許されるのもメリークリスマス!ストーリーは、養護施設で両親の迎えを待つ「エヴァン」。子供が生きていることを知らされていない母「ライラ」、ライラの父親に愛する人を引き離されたエヴァンの父「ルイス」。それぞれのストーリーが同時並行で進みます。複雑な状況の中引き裂かれた3人、色々な想いを胸に10数年後マンハッタンで「奇跡」が起こります!この奇跡がまたスゴイっす(笑)。でね、この映画最高なのはベタベタな演出と展開だけじゃないんです。音楽。音楽がまた最高なんですよ。まさに「奇跡」です。僕なんか未だにこのサントラかけてると何か起こりそう気がして、iPhoneで聴きながら山手線乗ってますもん!最後の10分間は何度みても最高。奇跡を起こさないとマズい2人必見です。*****いかがでしたでしょうか?だいぶ文章長くなったので、第5位は自分で考えてください(笑)。少なからず第4位までのどれかで大丈夫です!僕はね、めちゃくちゃX’masが好きなんですよ。音楽に映画に、街のウキウキ感も最高。ツリーのオーナメント探すのも好きだし、プレゼントの包装するのも気分が良過ぎる。プレゼントの包装をビリビリに破くのはもっと好き(笑)。ベタベタな演出が許されるこのX’mas、是非最高の時間を映画とお過ごしくださいな。あとは映画観て笑って、泣いて、感じて、きっとヒントがあると思いますよ。ハッピーエンド目指して……。現実は映画よりも映画っぽい。利根川でした。(ライタープロフィール)利根川建一(映画専門家)/映画アドバイザー。TV番組編集の仕事を経て株式会社MMCにて年間2000件以上の映画祭・映画会・上映会の作品アドバイスや映像についての業務に約10年間に渡り、携わっている。現在は映画好きのための映画ではなく、映画祭や上映会を成功させるために、様々な人が共感できる映画を観る視点・用途・テーマに合わせたアドバイスを行う。「映画で人が豊かになれば」という思いで日々尽力している。【関連記事】痩せてもモテるわけじゃない! 男ウケするスタイルの作り方髪は女の命! 冬の乾燥から髪の毛を守る方法映画『キス&キル』から学ぶ、恋人の“秘密”を知ってしまった時の対応策誕生日やクリスマス……旦那への悩ましいプレゼント選びをグッとラクにする方法3つ恋愛作家が伝授! 初デートで失敗しない方法
2012年12月13日1982年にイギリスから生まれた名作小説「War Horse」。第一次世界大戦中のイギリスとフランスを舞台に、希望を信じて生き抜く人間たちの姿を、一頭の美しい馬の目線を通して描いた感動作として多くの人々に愛され、2007年に上演された舞台は英国演劇界の最高賞にあたるトニー賞5部門に輝いた名作である。そんなイギリスが誇る名作に心奪われた男、言わずと知れたハリウッド映画界の巨匠スティーヴン・スピルバーグがこの作品と出会ってからわずか7か月で撮影に入ったという渾身の一作『戦火の馬』。巨匠スピルバーグはこの物語に何を見出し、その感動をいかにして伝えたかったのか?少年のように情熱を注ぐ監督に話を聞いた。『未知との遭遇』(’77)に『インディ・ジョーンズ』シリーズ、さらに奇才J.J.エイブラムスとタッグを組んだ『SUPER 8/スーパーエイト』(’11)など、遊び心あふれる冒険活劇を数多く送り出し、映画ファンをワクワクさせてきたスピルバーグ監督。その一方で、『シンドラーのリスト』(’93)や『プライベート・ライアン』(’98)など、「戦争」を通しての人間ドラマを描き続けてきた。そんな彼が本作で描きたかったこととは?「『戦火の馬』は“勇気”について多くを語っているんだ。少年(アルバート)の勇気は、彼自身のためだけでなく親友である愛馬・ジョーイのために、耐えて乗り越えて求めていたことを成し得る。また、本作では驚異的な動物の勇気と不屈の精神も描かれている。この勇気というテーマは、マイケル・モーパーゴの小説にも、舞台版にも、そしてリー・ホールとリチャード・カーティスが書いた(本作の)映画脚本にも一貫して描かれているよ。これが映画『戦火の馬』の1コマ1コマに流れている潜在意識的なテーマだと、僕は思っているんだ」。本作の大きな見どころとなるのが、雄大な自然を捉えた圧倒的な映像美。SF作品を得意とするスピルバーグ監督だが、本作ではほとんどCG技術を使わず、ありのままの自然の景色をカメラに収めている。その苦労の甲斐あってか、監督の予想を遥かに超える映像が生み出された。「自然をありのまま描くために、太陽や正しい形をした雲を待ったんだ。僕が映画撮影において、ここまで太陽を待ったのはずいぶん久しぶりだよ(笑)。(『大いなる遺産』で知られる巨匠)デヴィッド・リーン監督は太陽が出てくるまでいくらでも待ったと(撮影監督の)ヤヌス・カミンスキーは言うんだけど、リーン監督は1本の映画に130日をかける余裕があった。それに対し、僕らは64日間しかない。ただ、自然光を使うべきだというヤヌスの主張を尊重したおかげで、目覚ましい効果を得たと思う。エンディングでは美しい太陽が出てくる。あれは撮影最後の3日間に素晴らしい夕陽に恵まれて、フィルターで強調してはいるけれど、本物の夕焼けをそのまま描いている。アルバートとジョーイにとっての新たな希望や約束の象徴として描いたつもりだよ」。御歳65。人生の半分以上を映画に捧げ、ハリウッド映画の歴史そのものを象徴するスピルバーグ監督。本作は先日発表された第84回アカデミー賞にはノミネートされるも、惜しくも受賞ならずとなったが、同賞で快挙を果たしたモノクロ・サイレント映画『アーティスト』然り、マーティン・スコセッシ監督の『ヒューゴの不思議な発明』然り、古き良き時代の映画への“オマージュ”に光が当たっていた。本作で映し出される雄大な景色にもその精神が見て取れるのだが、監督の真意のほどは?「少なくとも僕自身は意識的にはやっていないよ。この作品を手がけるにあたり、僕が唯一意図したのは、それぞれの土地をキャラクターとして描くことだった。風景をキャラクターとして描くことにしたため、アップよりもワイドショットを多用して観客に好きな箇所に注目してもらうようにしたんだ。こういう手法を多用していたのは、1930年代と40年代の映画ではジョン・フォード(『荒野の決闘』)。50年代には黒澤明(『七人の侍』)やハワード・ホークス(『紳士は金髪がお好き』)といった監督がやっていたものだよ。彼らは目の前にあるロケーションやスペースを最大限に利用して、撮影環境そのものをキャラクターにしたんだ。ただ、そういう手法を採用することによって、オマージュなんじゃないか?という解釈が出てくることは想像できた。でも、この作品は、ジョン・フォードやほかのどの監督へのオマージュでもないんだ。もしオマージュが存在するとすれば、それは馬のジョーイに対してであり、動物である彼がいかに様々な人間の人生を変えていくかという点だけに焦点を当てたつもりだよ」。スピルバーグ監督がオマージュを捧げたというジョーイ役の馬の演技にもぜひ注目してほしい本作。最後に、そのジョーイと新星ジェレミー・アーヴァィンが見事に演じた少年・アルバートが生み出した“魔力”について語ってくれた。「第一次世界大戦で馬のジョーイが役畜(軍事に使用される動物)として従軍するため戦争に送り出され、(アルバートと)離れ離れになる頃には、本物の感情のこもった共同関係が彼らの間に築かれていたんだ。だからこそ観客はその時点で、いつか必ず再会する運命の日がやってくるだろうと確信できる。そして、少年と馬にその運命の日が訪れる。そこがこの映画のちょっとした“魔力”のようなものになっているんだ」。■関連作品:戦火の馬 2012年3月2日より全国にて公開© Dream Works II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.■関連記事:S・スピルバーグ渾身の感動作『戦火の馬』ビジュアルブックを2名様プレゼント鳥越俊太郎、矢沢心の妊娠報告に「やっぱり女の子がいいよ!」と連呼スピルバーグ監督も圧倒された雄大な自然に酔いしれる『戦火の馬』本編映像が到着!スピルバーグ待望の新作!『戦火の馬』ジャパン・プレミア試写会に5組10名様ご招待人間以上にバトル過熱化?巨匠&名優が擁立する、アカデミー賞級の“犬”たち
2012年03月08日リチャード ジノリの定番的な食器「ベッキオホワイト」 「アンティコ」など、伝統的な器。この器を、ミナペルホネンの皆川明さん、イタリアのベテラン女性デザイナー、パオラ・ナヴォーネさんの2人でスペシャルな食器として発売する。パオラさんはベテランながら、女性的でパッショネイトなデザインで、ミラノサローネでも注目されている建築家、デザイナーの一人。リチャード ジノリのアートディレクターも務める。秋のデザインイベントの一環で、伊勢丹新宿店で開かれる「LOVE COMMUNICATION」の中で、期間限定の発売だ。これは2009年にミラノでパオラさんが発表したジノリの食器を使った展示会が発端。このイベントが昨年伊勢丹新宿店で行なわれ、それを見た皆川さんが感激。縁あって今年の3月にパリで2人は会うことができ、今年のコラボレーションが生まれた。そのやりとりが面白い。皆川さんが「LOVE COMMUNICATION」をテーマにさまざまなパターンやモチーフ、イラストを描き、これを使ってパオラさんが、食器を彩った。その一部をご紹介しよう。今回のテーマで一番最初にひらめいたモチーフだと言う。赤と黒が交差するハートの表情がユーモラス。パオラさんは転写シートにこの柄を写し取り、自由にちぎりながら、柄の表れるところ消えるところを無作為にまかせて、表現した。Strappo~ちぎる~まさに愛を表す真っ赤なシリーズ。情熱的なデザインからは、直球で愛が伝わる。San valentino和の静謐さも感じさせるのがこちら。minä perhonen が表現した<愛のはじまり>とは写真の ● が書いてあるデザインモチーフの名前で、 「 × 」、「 = 」はパオラさんデザインによる日本未発売の< blu print >というデザインをあわせて、 blu print というシリーズにしているということ。デザインをのせているベースとなるお皿が、ジノリの ヴェネツィアというシリーズ。Blu printいかにもミナ ペルホネンらしい柄で構成されているのがこちら。手描きのぐるぐる線が描くハート形や、羽根がハートに見える蝶など、ミナ ペルホネンファンにはたまらないはず。値段はプレート¥2,100~、大皿¥15,750~、マグカップ¥5,250~、カップ&ソーサー¥5,250~など。デザイナーの限定アイテムにしては、決して敷居の高いお値段ではない。この機会に、素敵なラブを手に入れてみては。お問い合わせ:伊勢丹新宿店 tel.03-3352-1111photo:Satoshi Yamaguchi Styling:Fumiko Sakuhara取材/本間美紀
2011年10月31日毎年恒例のデザインイベント『DESIGNTIDE TOKYO 2011』(デザインタイド トーキョー)が11月2日からスタートする。今回のテーマは「LOVE COMMUNICATION(ラブコミュニケイション)」。伊勢丹新宿店では今年もスペシャルなプロダクト販売や、見逃せないイベントが目白押しだ。なかでも、「リチャード ジノリ」と「ミナ ペルホネン」のコラボ企画は必見。photo:Satoshi YamaguchiStyling:Fumiko Sakuhara今年は、昨年のパオラ・ナヴォーネ氏によるCIAO CIAOコレクションに共感した「ミナ ペルホネン」とのコラボレーション企画が実現した。今回のコラボレイションでパオラ・ナヴォーネがイメージしたのは「あらたな出会い」の創造。6つのシリーズからなる本コレクションは、最初にミナ ペルホネンが「LOVE COMMUNICATION」をテーマに沸き上がったインスピレーションを、パオラ・ナヴォーネ氏にリレーし、そのアイデアを彼女が作品に落とし込んだ。こうして生み出されたスペシャルエディションは伊勢丹新宿店でしか手に入らない限定商品だ。RICHARD GINORILOVE COMMUNICATION paola navone & minä perhonen会期:2011年11月2日~11月8日会場:伊勢丹新宿店 本館1階 ザ・ステージその他、10月26日~11月8日の期間、伊勢丹新宿店 本館5階ではさまざまなプロダクトが展示・販売される。編集部おすすめのプロダクトやフェアをご紹介しよう。LOVE CHAIR COLLECTION with HARAMEKI Design×Finland クリエイターとのコラボレーションで作り上げられる伊勢丹オリジナルコレクション。今回は家族や恋人、仲間同士が語らうために欠かせないリビングツールとして椅子をクローズアップ。Le cadeau(ル・カドゥ) –PASS THE BATON×ISETAN LIVING 「人と人を結びつけるもの。贈ることで伝える想い」をテーマに「Le cadeau(ル・ガドゥ)=贈り物」と題してプレゼントにぴったりのギフトを提案する。LOVE! FINLAND Lapuan Kankurit Fair ~フィンランドの冬支度~「LOVE CHAIR COLLECTION with HARAMEKI」と連動して、フィンランドのテキスタイルブランド「Lapuan Kankurit(ラプアン・カンクリ)」とコラボレーションし、リビングやベッドルームでくつろげる暖かいアイテムが揃う。Candle JUNE presents CANDLE NIGHT GIFT STATIONCandle JUNE プロデュースにより伊勢丹リビングフロアに『キャンドルナイトギフトステーション』が登場。大小さまざまな色のハンドメイドキャンドルから自分の好みの2つを選び、詰め合わせるパッケージギフト「CANDLE BAR」など会場限定のスペシャルアイテムをご紹介。日本の食生活にぴったりな器 min 小泉誠とつくるテーブルウェア デザイナー小泉誠と老舗食器メーカー、ニッコー株式会社そして伊勢丹の3者が今の日本の食卓について真剣に考え、本当に役立つ器をテーマにオリジナルのテーブルウェアシリーズを開発。オーブン、レンジ、食器洗浄機にも使用できる日本の食生活にぴったりの器が豊富に揃う。宮崎椅子製作所のものづくり LOVEプロダクト&ユース 作り手と使い手のコミュニケーション6色の木材と6色の貼生地を組み合わせた伊勢丹オリジナルや、グッドデザイン賞受賞の椅子を一同に展示販売する。デザインだけではなく、使い勝手、使い心地にこだわったプロダクトが数多く集まるこのイベント、是非一度足を運んでみてはいかがだろうか。ISETAN LIVING DESIGNTIDE TOKYO 2011 LOVE COMMUNICATION会期:10月26日~11月8日会場:伊勢丹新宿店 期間限定! 「パオラ・ナヴォーネ×ミナ ペルフォネン」待ち受け画像 プレゼント中!≫ (iPhone、Android用もあり) お問い合わせ: 伊勢丹新宿店 取材/おうちスタイル編集部
2011年10月24日『プリティ・ウーマン』から気づけば20年。リチャード・ギアも昨年、還暦を迎えた。だがその人気は衰えるどころか、年齢を重ねるごとにますますダンディな魅力を増し、近年も次々と話題作に出演している。自ら製作に名を連ね、昨年、公開前には来日も果たした『HACHI 約束の犬』に、つい先ごろ公開され、退職間際のベテラン刑事役で円熟の演技を見せた『クロッシング』。そしてこのたび、実在の女性飛行士アメリア・イヤハートのドラマを描いた『アメリア 永遠の翼』が公開される。本作では彼女の夢を支えるプロモーターであり、愛を捧げる夫のジョージ・パットナムを演じている。どのような思いでリチャードは本作に臨んだのか?インタビューをお届け!アメリアを演じた主演のヒラリー・スワンクは「リチャードは魂を両肩に乗せて歩いているような人。私にとってはリチャードがジョージ・パットナム」とリチャードに対して最大限の賛辞と信頼を寄せている。リチャード自身はこのジョージという役をどのように捉えていたのか?「やる気満々の男だよ。彼の経歴は実に興味深い。その全てをこの映画で描くことはできなかったが、彼は出版業界で育ち、ニューヨークに移り、それから西部に移った。小さな町の町長になったけど、その当時は出版業を掛け持ちしていた。町の名士となり、保安官も務め、悪漢との不運な銃撃戦に巻き込まれたこともあるんだ。それから探検家でもあった。精神力が強く、成功に対する明確なビジョンを持ち、そして非凡なものへの審美眼を備えていたんだ」。アメリアと出会い、彼女の広報を担当するようになり、やがて2人は恋に落ちる。アメリアは結婚というものを、自分を地上に束縛するものだと考えていたが、ジョージは彼女の全てを受け入れ、優しく包み込むような愛を彼女に捧げる。彼の深い愛を知った彼女はプロポーズを受け入れ、2人は夫婦となるがこの2人の関係性について、リチャードはジョージの視点を踏まえてこんな分析を。「脚本に明らかに書かれていたことは、パットナムに興行師的な側面があったということ。彼が彼女を無名から引き上げ、この仕事を紹介する。そして“ミス・リンディ(女性版リンドバーグ)”というアイディアを考え出したのも彼だ。それは生来の才能であり、彼らはその恩恵を受けたと思うけどだ、それ以外にもっと興味深いことがある。それは、何が人を惹きつけるのか?人は何に惹かれ合うのか?ということだ。2人はずっと変わらない。2人はとても強く、一風変わっていて非常に自立しているんだ。『これが私の世界観、これが私の社会との順応の仕方、これが私の世界との接し方、私は変わるつもりはない』ってね。そして気まぐれな運命がそんな2人を偶然に巡り合わせたんだ」。当然のことながら、リチャード自身もアメリアという女性がなした偉業、彼女の強さや知性について称賛を惜しまない。「彼女は本物だった。本当に飛ぶことが好きだったんだよ。そして、女性が踏み出すことが非常に困難な時代に、女性のロールモデルとなったんだ」。その上で、この映画がいま公開されることの意義を、こんな言葉で説明する。「つまり、どの時代にも、女性たちが適応しなくてはならない社会の側面や期待という“現実”が存在しているのは確かだ、ということ。アメリアがロールモデルとして活躍した、ということだけがこの映画の面白さではない。僕らはそれを超えようと努めたよ」。ミーラー・ナーイル監督は言う。「南アフリカでのリチャードのジョージの演技は、瞑想と言っていいほどの穏やかさが漂っていた」。“静”なる演技で彼は果たして何を語り、伝えてくれるのだろうか――?■関連作品:クロッシング (2008) 2010年10月30日よりTOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2008 BROOKLYN’S FINEST PRODUCTIONS, INC.アメリア永遠の翼 2010年11月27日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© Twentieth Century Fox■関連記事:【シネマモード】女は強い!映画の中でも…イーサン・ホークがニューヨークでホームレス支援のチャリティ・ガラに出席夢と希望を乗せて大空へ羽ばたけ『アメリア永遠の翼』試写会に10組20名様ご招待H・スワンクが最も有名なアメリカ人女性パイロットに!『アメリア』予告編到着リチャード・ギア、イーサン・ホーク、ドン・チードルが警官役で共演!
2010年11月26日デンゼル・ワシントンにアカデミー賞をもたらした『トレーニング デイ』のアントワン・フークア監督が、リチャード・ギア、イーサン・ホーク、ドン・チードルら実力派キャストを迎えて贈る『BROOKLYN’S FINEST(ブルックリンズ・ファイネスト)』(原題)がこの秋公開されることが決定した。物語の舞台となるのは、ブルックリンの犯罪多発地区。自身の内に抱える問題と刑事としての正義の狭間で苦しむ3人の刑事の心の闇を描いたクライム・サスペンスで、北米公開時には初登場2位を飾り、スマッシュヒットを記録した。『正義のゆくえI.C.E.特別捜査官』で正義感の強い捜査官を演じたリチャード・ギアが今回演じるのは、退職目前のベテラン警官・エディ。野望や野心を抱くことなくひたすら無難に過ごしてきた彼が最後の仕事として、最も苦手とする新人教育を任される。熱い思いを持つ若者と自分の警官人生を照らし合わせ、苛立ちと、そしてなぜか焦りを感じている。信仰深く家族想いの麻薬捜査官・サルを演じるのは、『トレーニング デイ』にも出演しているイーサン・ホーク。病弱な妻と子供たちに約束した新居の購入の為、金の工面に奔走していたサルは、麻薬捜査のたびに目にする大金を前に自らの正義に疑問を抱き始める。そして、出世と引き換えに危険な潜入捜査官の任に就くタンゴを演じるのは『ホテル・ルワンダ』、『アイアンマン2』のドン・チードル。なかなか出世を約束しない上司、腐敗が進む警察組織に不満が募る一方で、潜入しているギャングのボスの人間味に魅かれ始める捜査官を熱演する。決して交わるはずのなかった3人の刑事たちだが、ある日起こった、警官による強盗殺人事件をきっかけに、それぞれの“正義”が思わぬ形で交錯することに――。ダンディでクール、そして渋さをにじませる、映画ファンの人気の高い3人の共演とあって、日本でも話題を呼びそう。三者三様の不揃いな正義がぶつかった先に待ち受けていた、衝撃の結末とは――!?『BROOKLYN’S FINEST』(原題)は2010年秋、TOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。■関連作品:BROOKLYN’S FINEST (原題) 2010年秋、TOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2008 BROOKLYN’S FINEST PRODUCTIONS, INC.
2010年07月21日新作映画『噂のモーガン夫妻』を携えて来日した“ラブコメの帝王”、ヒュー・グラント。たっての希望でプロモーション来日を果たしたというだけに、彼ならではの楽しみ方で日本を堪能しているようで…?恋人とは家より旅先の方が上手くいく『噂のモーガン夫妻』では、夫の浮気が原因で離婚危機を迎えた夫婦が、不運にも殺人事件を目撃!ふたりは事件の犯人に命を狙われる状況に陥ってしまい、地元ニューヨークを離れ、ワイオミング州の田舎町に揃って身を隠す。撮影はニューメキシコ州のロイで行われたというが、ヒューとアメリカ南西部はミスマッチのような…。「でも、心の底から撮影を楽しんだよ。本当に、子供の頃から西部に憧れがあったんだ。西部劇の映画もたくさん観ていたしね。カウボーイの服をいろいろ持っていたくらいで、ニューメキシコは期待していた通りの場所だった。例えば、どんな映画を観たか?うーん、それは忘れちゃったな…ごめんね」。田舎での生活にカルチャーショックを隠せないモーガン夫妻とは違い、ヒュー自身は「知らない土地に行くのが大好き」だと言う。「映画を撮るときは様々な場所を訪れるものだけど、ロンドンやニューヨークのような慣れ親しんだ場所ではなく、知らない土地での撮影ほど興奮させられるものはないよ。その土地ならではの食事を楽しむのも好きだね」。ヒューがこんなにも冒険心あふれる人物だったとは…、何だか意外。ならば、今後アメリカへの移住の予定は?と尋ねると、「それは“ノー”だね」ときっぱり言い切った。「僕はやっぱりヨーロッパ気質の人間なんだ。そういう意味では、ヨーロッパとアメリカは文化的に全然違う。ニューヨークや今回の撮影で訪れたニューメキシコなど、アメリカにも好きな場所はたくさんあるけど、住むとなると、何だか落ち着かないものがあるんだ」。離婚危機にあったモーガン夫妻は田舎での生活を通し、徐々に関係を改善させていく。もしヒューがパートナーとの関係を改善させるなら、どこへ行く?「難しいな…。どこへ行くかは思いつかないけど、家にいないで、どこか離れた場所に行った方がいいだろうね。そもそもカップルとはそういうものだと思う。僕の経験では、普段家にいるときよりも、休暇でどこかを訪れたときの方が恋人と上手くいくことが多かった。だから、何百回も休暇旅行へ出掛けるようにしていたよ(笑)」。ヒューのために書かれた役、ポール・モーガンちなみに、自分自身を見つめ直す場合は「日本が大好きだから、日本かな…」と嬉しいお言葉。「あとはフランスだね。日本と同じくらい、フランスも大好きなんだ」。「日本が大好き」とは言うものの、本日のヒューは少々ぐったり気味の様子。人気者の彼だけに、分刻みのプロモーション・スケジュールに参っているのか…、それとも?「本当に申し訳ない…。日本での滞在は十分楽しんでいるよ。楽しみ過ぎて、こうなっちゃったんだ…。どんなことをして楽しんでいるか?それは内緒。絶対にね」。スタッフの情報によると、昨晩は「ディナーで天婦羅屋さんに行きましたが、その後は分かりません」とのこと。その後いったい何が…?さておき、常に役柄をナチュラルに演じ、『噂のモーガン夫妻』でも彼自身を彷彿とさせるキャラクターに扮しているヒュー。とは言え、“彼自身”は他者が彼に対して抱くイメージに過ぎず、本当の意味での彼自身は実のところ分からない。そこで、本当のあなたはどんな人?とストレートに聞いてみると、「何て難しい質問なんだ…」と絶句した。「リチャード・カーティス(『フォー・ウェディング』、『ノッティングヒルの恋人』、『ブリジット・ジョーンズの日記』、『ラブ・アクチュアリー』の脚本家)もそうだし、マーク・ローレンス(『噂のモーガン夫妻』の監督&脚本担当。『ラブソングができるまで』、『トゥー・ウィークス・ノーティス』も監督)も同じなんだけど、彼らは僕に好感度の高い役を与えてくれる。本当の僕はそうじゃないと知っているのにね。今回の作品で言えば、マークは僕のことをよく知っているし、ポール・モーガンという役を僕のために書いたと言っていた。だから、僕自身の要素がポールにかなり入っているのは確かだね。でも、マークの方が僕よりもずっと善良なんだ。だから、いい人である彼の要素もキャラクターの中に入っていると思うよ」。ティム・バートン&ジョニー・デップのように、7度のコラボレーションを果たす仲になりそうかと尋ねると、「かもね。僕はマークのことを本当に愛しているから」と苦笑しながら一言。もちろん、他にも組んでみたい監督は大勢いるそうだ。前日の記者会見ではクリストファー・ゲストとマイク・リーの名前が挙がっていた。「アメリカの新鋭監督で…、“ブロマンス映画”の…誰だっけ?今日は本当に固有名詞が出てこないな…。ああ、そうだ。ジャド・アパトーだ。彼の映画はすごくいいね。一緒に仕事をしてみたいと思う」。“ブロマンス(Bromance)映画”とはブラザー(Brother)+ロマンス(Romance)の意で、男同士の親愛の情や絆を描いた映画のこと。ぜひとも実現させ、男心の体現者となっていただきたいところだ。一方、『噂のモーガン夫妻』の共演者サラ・ジェシカ・パーカーの代表作である「SEX AND THE CITY」も「もちろん観ているよ。大好きな番組だ」と言い、女心の探究にも余念がない様子。もうすぐ50歳にして、“ラブコメの帝王”に君臨するヒュー様の魅力の秘密はこんなところにもあった!?(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:噂のモーガン夫妻 2010年3月12日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開■関連記事:“ラブコメの帝王”ヒュー・グラント、日本の女性ファンの恋愛観に冷や汗?ヒュー・グラント、ご機嫌記者会見!“浮気は文化”に英国流の反論【シネマモード】現役ハーバード教授に聞く、ハリウッドのアンチエイジング事情セレブカップルをあの2人が名演!『噂のモーガン夫妻』鑑賞券を5組10名様プレゼントサラ・ジェシカ・パーカー&ヒュー・グラントが最新作プレミア出席ヒューの元カノも
2010年03月10日80年前の日本で生まれた、帰らぬ主人を待ち続ける忠犬の物語をハリウッドで映画化した『HACHI 約束の犬』を携えて、先日より来日しているリチャード・ギア。7月8日(水)には報道陣向けの記者会見と本作のワールド・プレミアに出席したが、翌9日(木)には仙台に向かい、クリネックススタジアム宮城で行われた東北楽天ゴールデンイーグルスVS千葉ロッテマリーンズの試合の始球式に登場した。この日、リチャードは都内で「笑っていいとも!」の収録に参加後、仙台に向かった。彼自身、大の野球好きであり、かつハチ公の生まれ故郷の秋田県大館市から最も近い位置にあるプロ野球球団(楽天)からのオファーとあって参加を快諾した。始球式では、共に来日中の息子のホーマーくんが、リチャードが後ろから見守る中、全力投球、会場は大きな拍手に包まれた。また試合開始前には、ベンチの前でロッテの監督で、メジャーリーグのニューヨーク・メッツの監督を務めた経験もあるボビー・バレンタイン監督と談笑する姿も見られた。リチャードは「始球式自体、僕は一度ヤンキースでやったことがあるけど、息子と2人での参加は初めて。やっぱり、息子と始球式をできるのは、特別に嬉しく、素晴らしいことだった。最近、ホーマーが草野球チームでクローザーをやっていて、僕がコーチをやっているんだけど、最近リーグで1位になったばかりだから、なおさら興奮したよ」と満面の笑みを浮かべた。なお、リチャードのおかげかハチのおかげか、楽天はこの試合に勝利し、連敗を“8”でストップした。『HACHI 約束の犬』は8月8日(土)より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開。■関連作品:HACHI 約束の犬 2009年8月8日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開© Hachiko,LLC■関連記事:リチャード・ギア、犬の演技に感服「人間の俳優には絶対出来ない、ピュアな演技」“お父さん犬”北大路欣也、リチャード・ギアと親友に!青山テルマは熱唱も「緊張」リチャード・ギア出現に渋谷の街は大騒ぎ海を渡り、ハチ公と再会!ハリウッド版“忠犬ハチ公”主題歌に青山テルマ決定!「大切な人を思って歌った」出会いの季節目前、出会ってみたい人vol.3とってもキュートな小悪魔たち
2009年07月10日