「リチャード・リンクレイター」について知りたいことや今話題の「リチャード・リンクレイター」についての記事をチェック! (1/4)
オスカー俳優のリチャード・ドレイファス(『JAWS/ジョーズ』『未知との遭遇』)がナビゲーターを務めるドキュメンタリー番組『20世紀の証言~歴史が動いた瞬間』が、本日1月8日(水) 21時よりヒストリーチャンネルで日本初放送される。本番組は、20世紀という激動の時代に起こった数々の事件や文化の変遷を、タイムカプセルとして30世紀へ受け継ぐために制作された回顧録。ヒトラー、JFK、キング牧師、プレスリーにアポロ11号まで、歴史に刻まれた出来事について、ミュージシャンのチャック・ベリー、フランク・ザッパや、俳優のリタ・モレロ、プロ野球選手のミッキー・マントルら数多の著名人が当事者の目線から多角的に回想する。また日本初放送を記念し、第1話「1930年~1939年」の冒頭映像を公開。「私たちが生きた時代について、人生それぞれの時期で感じたこと。最も大切な記憶で、歴史ではありません」と語るドレイファスの姿が収められている。『20世紀の証言~歴史が動いた瞬間』第1話「1930年~1939年」冒頭映像<番組情報>『20世紀の証言~歴史が動いた瞬間』1月8日(水) 21:00~ヒストリーチャンネルで放送開始(全9話)公式サイト: A&E Television Networks. All rights reserved.
2025年01月08日ミュージカル『tick, tick...BOOM!』の公開ゲネプロが6日に東京・シアタークリエで行われ、薮宏太、梅田彩佳、草間リチャード敬太(Aぇ! group)が取材に応じた。同作はミュージカル『RENT』を生み出しながら、開幕日寸前に急逝したジョナサン・ラーソンの下積み時代の経験をベースに自身の葛藤と成長を楽曲の数々で綴ったミュージカル。2001年にオフ・ブロードウェイにて上演されたことを皮切りに、日本をはじめ、イギリス、カナダなど各国にて上演された。2021年には映画化もされアカデミー賞2部門でノミネートされた話題作となる。○ミュージカル『tick, tick...BOOM!』の公開ゲネプロに薮宏太、梅田彩佳、草間リチャード敬太登場「ゲネプロの客席が怖すぎて。めっちゃサプライズ。『RENT』のキャストさんとかが……」(草間)、「1番前に」(梅田)と、『RENT』日本版キャストも公開ゲネプロを観ていたという同作。薮は「でも僕はジョナサン・ラーソン(役)じゃないですか。ジョンじゃないですか。『僕が作った音楽でみんな歌ってる!』という気持ちになると、いけるってことに気付いた」と乗り越え方を明かした。Hey! Say! JUMPの薮と、Aぇ! groupの草間は同じ事務所だがこれまで交流はなかったという。薮は「リチャ(草間)、こう見えてめちゃめちゃシャイなんです。Aぇ! groupというだけで、『どや!』って関西の感じで来るかなと思ってたら、 めちゃめちゃシャイ」と苦笑。草間は「先に話しかけてくれて。『リチャ、シャイだよね〜』って」と感謝し、薮は「俺もシャイな方で、気持ちがわかるので。『シャイでもいいから、もう解放しようぜ!』と言って、一緒に頑張ってましたね。東京で2カ月ぐらい泊まってるというから、ご飯屋さんとか、僕が一方的にURLを送って、『ここおいしいぞ』と」と気にかけている様子。薮はさらに「聞いてくださいよ。連絡先、僕から聞いたんです」と訴え、草間は「ま、シャイなんで」と応じる。薮は「いつまでたっても2人とも連絡先交換しないぞと思って。俺も聞くタイプでもないし、多分このまま行ったらやばいなと思って『リチャ、連絡先交換しよ』って」と様子を再現。「(梅田と)3人、あとスウィングのお二方(AYAKA、石川新太)と5人で焼肉食べたね」という薮に、梅田は「奢ってくれました、薮くんが。ありがとうございます」と明かす。草間は「僕が行けない分どんどん来てくださるので、 めちゃくちゃやりやすいですね。後輩が言うのもなんですけど、めちゃくちゃやりやすい」と笑いを誘い、薮は「ありがとうございます」と頭を下げていた。今作のタイトルでは「30歳までのカウントダウンの音」が表されているが、人生のモヤモヤが晴れた時期について聞かれると、薮は「当時デビューする年齢って高校生とか普通だったんですよ。僕は高校3年生で今のグループに入ってデビューさせてもらったんですけど、『高3でデビューできなかったら辞めようかな』ぐらいの感じだった。今だったら、リチャは29でデビューしたわけでしょ。(当時は)今みたいにあるグループがそのままデビューするという感じじゃなくて、高校生でデビューするのが当たり前だったので、なんとなく高校3年生にさしかかってからの1年ぐらいは『どうしようかな』と。塾とか行ったりして急に勉強始まっちゃって」と、進路に迷っていた時期について振り返る。「でも、気づいたらデビューして。でも、大学も行って。勉強しててよかったなと思うとこもある。16〜7歳とか、 早いと思われるかもしんないですけど、モヤモヤというか、『もっと頑張んなきゃな』と(思った時期)。人との巡り合いと、運と、いろんなことがあって、今の活動がずっとできてるのはすごくありがたいです」と語った。梅田は「私は元々アイドルグループ、AKB(48)にいたんですけど、27(歳)で卒業して。10年間グループにいて、今まではグループの中にいたけど、1人で卒業する時にけっこうな決意があった。でも卒業したら吹っ切れて。ミュージカルが大好きなんですけど、『ミュージカルを頑張る』という気持ちで、1個吹っ切れた感じがすごくして、モヤモヤはなくなった」と回答。草間も「僕はやっぱりデビューですね。メンバーの末澤(誠也)が30(歳)になるまでにデビューしたいというのをずっと言ってたんで。『デビューできるんかな、ほんまに』みたいな時期もあったんで、今年5月にデビューできて、そこでモヤモヤはパッと晴れました」とコメントし、薮も拍手していた。東京公演はシアタークリエにて10月6日~31日、愛知公演は東海市芸術劇場にて11月3日~4日。大阪公演はCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて11月7日~11日。
2024年10月08日リチャード・ギアが『アメリカン・ジゴロ』で世界を痺れさせたのは、1980年。この映画の監督兼脚本家ポール・シュレイダーも、当時『タクシードライバー』(1976)の脚本家として大きな注目を集めていたところだった。それから44年、このふたりがついにまたコンビを組んだ。その映画のタイトルは、『Oh, Canada』。原作はラッセル・バンクスが2021年に出版した小説『Foregone』。脚色はシュレイダーが行った。ギア演じる主人公レオナード・ファイフは、1940年代前半、アメリカ東海岸に生まれた男性。ベトナム戦争の従軍の理由もあり、若い頃にカナダに移住した彼は、それまでの経歴とはまるで違うドキュメンタリー映画監督として名を馳せることになる。映画のはじめに出てくる彼は、重病に苦しむ80代の高齢者。現在の妻エマやケアテイカーのお世話になっている彼は、昔の教え子が監督する自分についてのドキュメンタリーに出演を承諾する。エマは夫を守るべくそばにいるのだが、そのうち夫が聞いたことがなかった過去の女性関係について告白し始めると、心が動揺。エマを演じるのは、ユマ・サーマン。若い頃のレオナードを、『プリシラ』でエルヴィス・プレスリー役を務めたジェイコブ・エロディが演じる。若い時代のシーンにも時折ギアが出てきたりなどしつつ、レオナードの混乱する記憶がさまざまな形で反映されていく。タイトルはもちろんのこと、エンディングもまさにカナダの映画祭で上映されるにふさわしいもの。ギアは近年ご無沙汰な印象があるが、実際には小さな映画に出てきている。カンヌで世界初上映し、トロントで北米初上映されるという華やかなデビューをした今作で、彼は再び業界人の話題に上るだろうか。文=猿渡由紀
2024年09月06日リチャード・リンクレイター監督最新作『ヒットマン』より本編映像が解禁された。“偽の殺し屋”の実話に基づく本作は、『トップガン マーヴェリック』『恋するプリテンダー』『ツイスターズ』などのグレン・パウエルが主演を務めるクライム・コメディ。この度解禁されたのは、グレン・パウエル扮するゲイリー・ジョンソンがひょんなことから初の偽のヒットマンの仕事をする本編映像。ゲイリーは、普段は2匹の猫と静かに暮らす大学教授でありながら、地元警察の捜査官として依頼殺人の捜査に盗撮や盗聴の技術スタッフとして協力していた。しかし、ある日おとり捜査で殺し屋役となるはずの警官ジャスパーが職務停止となり、ゲイリーに白羽の矢が立つ。断ろうとするも、有無を言わさず殺し屋“ビリー”になることに。ジャスパーにコツを尋ねると「大事なのは、信じ込ませること。相手が望む殺し屋になれ」と。映像では、“ビリー”になったゲイリーが、初めての依頼人と依頼内容を詰める。逮捕に繋げるためには、依頼人の口から殺人依頼の言質を取らなければいけない。そのために、ひとしきり話をした後“契約”という名目で殺人依頼をさせることに。まずは“ビリー”からのルール説明「契約したなら1週間後にズラかるな。俺の目を見て正確に指示を出せ」。依頼人は多少違和感を感じつつも「マジかよ、とっくに伝わったかもんかと。アイツを殺してくれ、どんな手を使ってでも」と正式に依頼を。それを聞いた盗聴していた警官たちは、「よし、逮捕だ!やった」と動き始める。依頼人は安心しきり「大したもんだ。マジですげえ仕事だよ」とダイナーを出て“ビリー”と固い握手を交わす。その瞬間パトカーのサイレンが鳴り、警察が依頼人を後ろ手に逮捕!ゲイリーの意外な才能が開花した見事な初仕事となった。実在のゲイリー・ジョンソンはこの方法で、依頼人に応じて相手が望む殺し屋に扮して依頼をさせ、1990年頃から偽の殺し屋として警察に協力し始め、70人以上を逮捕に導いた。本作では、実際の依頼者のエピソードを基にリチャード・リンクレイター監督と、グレン・パウエルの共同脚本で映画化されている。軽快なテンポで、ノワール、ロマンス、スリラー、アクション、コメディの要素が詰まったリンクレイターワールドの集大成ともいうべきエンターテインメント作品だ。『ヒットマン』は9月13日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ヒットマン 2024年9月13日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2023 ALL THE HITS, LLC ALL RIGHTS RESERVED
2024年08月16日リチャード・リンクレイターが監督を務める映画『ヒットマン』が、2024年9⽉13⽇(⾦)に公開される。主演はグレン・パウエル。実在した“偽の殺し屋”を描くクライム・コメディ『ヒットマン』は、“偽の殺し屋”として1990年代に警察のおとり捜査に協⼒していた⼈物の実話を描くクライム・コメディ。ノワール、ロマンス、スリラー、アクション、コメディの要素を詰め込んだ、ちょっぴりセクシーでスリリングなストーリーが繰り広げられる。物語のベースとなっている実在した人物・ゲイリー・ジョンソンは、1990年頃から偽の殺し屋として警察に協力しはじめ、70人以上を逮捕に導いたスゴ腕の潜入捜査官。2001年に「テキサス・マンスリー」誌に掲載された記事によると、テキサスで2匹の猫と暮らし、地方検事局で働きながら講師として地元のコミュニティカレッジで心理学などを教えていたという。また、映画にも登場する依頼者のモチーフとなった数々のエピソードも、実際に語られているものだ。監督リチャード・リンクレイターと主演グレン・パウエルがタッグ監督を務めるのは、『ビフォア・サンライズ 恋⼈までの距離』をはじめとする「ビフォア」3部作や 『スクール・オブ・ロック』、『6歳のボクが、⼤⼈になるまで。』といった作品を世に送り出してきたリチャード・リンクレイター。主演は、『トップガン マーヴェリック』『ツイスターズ』のグレン・パウエル。ゲイリーにまつわる実話を知り、『エブリバディ・ウォンツ・サム!!世界はボクらの⼿の中に』でもタッグを組んだリチャード・リンクレイターに1本の電話を掛けたことから、映画『ヒットマン』の制作がスタートし、グレン・パウエルとリチャード・リンクレイターが共同脚本を手掛けることとなった。劇中でグレン・パウエルは、多種多様なヒットマンに扮することに。⼈を殺したいと思う依頼⼈の要望に合わせる形でゲイリーがヒットマンのペルソナをかぶる、というプロセスを詳細に追求し、眉⽑や⻭並び、瞼、髪型といった顔の印象から、性格上の特徴、話し⽅、趣味・嗜好に至るまでそれぞれのヒットマンのキャラクターが作り込まれている。多彩に変化するゲイリーの“七変化”に注目だ。映画『ヒットマン』登場人物主人公・ゲイリー・ジョンソン…グレン・パウエル普段は⼼理学と哲学を教える冴えない⼤学教授。⼀⽅で、地元警察に技術スタッフとして協⼒していたが、ある日おとり捜査で殺し屋役となるはずだった警官の代理を務めることに。これにより様々な姿や⼈格に変⾝する才能を発揮。おとり捜査で“偽の殺し屋”に扮し、殺しの依頼をしてくる「依頼⼈」たちを次々と逮捕へ導いていく。しかし、マディソンからの依頼でモラルに反する領域に⾜を踏み⼊れてしまうことに。マディソン・マスターズ…アドリア・アルホナ⽀配的な夫との⽣活に傷つき、追い詰められた⼥性。夫の殺害を依頼するが、ゲイリー扮する偽の殺し屋“ロン”に惹かれ、恋に落ちる。ジャスパー…オースティン・アメリオおとり捜査で殺し屋役となるはずだったが、職務停止となってしまった警官。ゲイリーに代理をやってもらうことになり、「大事なのは、信じ込ませること。相手が望む殺し屋になれ」とアドバイスする。映画『ヒットマン』あらすじニューオーリンズで2匹の猫と静かに暮らすゲイリー・ジョンソンは、普段は大学教授だが、地元警察に協力する一面も持っており、おとり捜査で“偽の殺し屋”役を務めている。殺しの依頼人から有罪判決を勝ち取るための証拠を引き出し、次々と逮捕へ導いていく。ところが、支配的な夫の殺害を依頼してきたマディソンに対しては、「この⾦で家を出て新しい⼈⽣を⼿に⼊れろ」と逮捕するはずのところを⾒逃してしまう。そして2⼈の関係はリスクの連鎖を引き起こしていくこととなるのだった。【作品詳細】映画『ヒットマン』公開日:2024年9月13日(金)監督:リチャード・リンクレイター脚本:リチャード・リンクレイター、グレン・パウエル出演:グレン・パウエル、アドリア・アルホナ 、オースティン・アメリオ、レタ 、サンジャイ・ラオ原題:HIT MAN
2024年08月09日いまハリウッドで最も多忙な俳優の1人、グレン・パウエルが実在の潜入捜査官を演じ、リチャード・リンクレイター監督と共同脚本もつとめた『ヒットマン』。この度、彼が演じた様々な殺し屋のビジュアルと、そのキャラクターができるまでをまとめたメイキング映像が解禁となった。本作は、1990年代に偽の殺し屋として警察のおとり捜査に協力していた人物の実話にインスパイアされたクライム・コメディ。本作のモデルとなったゲイリー・ジョンソンは、地方検事局で働きながら地元のコミュニティカレッジで心理学などを教えていた講師。1990年ごろから偽の殺し屋として警察に協力しはじめ、70人以上を逮捕に導いたスゴ腕潜入捜査官。劇中でも様々な個性的なヒットマンに扮しているが、このキャラクター作りは主にグレン・パウエル自身、ヘアメイク担当のタラ・クーパー、そして衣装担当ジュリアナ・ホフパワーによる壮大な共同作業によって作られた。当初は20人ほどのキャラクターが作られたという。グレン・パウエルは、「クレイジーなプロセスだった。人を殺したいと思う依頼人に対してゲイリーがどうペルソナを被るかは、依頼人が何を求めているかによって変わる。依頼人が少年の場合、ヒットマンのキャラクターは屈強そうなSFから出てきたアクションヒーローのようにした。ヒットマンたちの人格は直前までリック(リンクレイター監督)には見せなかった」と話す。「ヘアメイクのテストも見せなかった。だから毎回、私がヒットマン姿で控え室から出て行くときはいつも楽しかった。色々なキャラクターを噛み砕き、カメレオンのようでなければならない。こういうキャラクターを演じるのはプレッシャーもあるけど、俳優にとっての夢でもある」とそのプロセスを明かした。さらに、映像では「ゲイリー・ジョンソンが使いうるレベルのリアルで違和感のない道具やテクニックを考える必要があった」とこだわりのポイントを語り、様々なキャラクターの特徴や、話し方、趣味・嗜好まで詳細なペルソナが準備された。たとえばグレンが演じた殺し屋の1人、ディーンというキャラクターは、赤毛にそばかす。眉毛がなくて、歯並びが整っていない。ソシオパスの連続殺人鬼で、悪夢のようなキャラクターという設定が作られた。眉毛や歯並び、瞼、髪型、など少しの変化で顔の印象がガラッと変わるもの。解禁された映像と写真を見ると、全てが同じ人とは思えないクオリティの高さとグレンの演技力に脱帽させられる。そして、その全ての作業が心から楽しんで遂行されたことが伺える映像となっている。リンクレイター監督は「私たちはゲイリーの変装に全力を注いだ。グレンとタラは少し楽しみすぎたかもしれないが、とても楽しかった。私はこの2人を称賛したい」と賛辞を送っている。『ヒットマン』は9月13日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ヒットマン 2024年9月13日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2023 ALL THE HITS, LLC ALL RIGHTS RESERVED
2024年08月02日public history主催、歌劇『リチャード二世』が2025年1月24日(金)〜26日(日)に彩の国さいたま 芸術劇場 小ホール(さいたま市 中央区 上峰3 -1 5 -1)にて上演されます。 チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売予定です。カンフェティにてチケット発売予定 公式ホームページ 人間の本質を描き続け400年以上にわたり全世界で上演され語り継がれてきた大劇作家ウィリアム・ シェイクスピア。その『全37作品 Utageki 化 企画」の第一弾として、薔薇戦争の発端となる『リチャード二世』が遂 に上演決定!!!ストレートプレイの良さはそのままに、音楽が加わり更にわかりやすく、更に豊かに。故・蜷川幸雄氏の薫陶を受け、次代の日本シェイクスピア演劇界を担う俳優/演出家の鈴木彰紀 率いる Utageki-Shakespeare が豪華キャストと共に『歌劇(うたげき)』という新たなジャンルをお届けします。日本シェイクスピア演劇の新たな扉が、いま開かれる!!!あらすじ舞台はフランスとの百年にわたる戦争真っ只中の14世紀イングランド。 黒太子と讃えられた父と、国王である祖父エドワード三世を立て続けに亡くし、わずか10歳で国王に即位した『リチャード二世』。莫大な軍事費と報奨金を賄う為、 国民に重税を課し、側近を除く王侯貴族の土地財産を没収。さらには身内のグロスター公爵を手にかけ、従兄弟のヘンリーをも追放する。これを皮切りに、長引く圧政に異を唱える者達によってイングランド史上かって無い内戦が勃発。 遂には、人望を失ったりチャードは自らの手で王冠を従兄弟ヘンリー・ボリングブルックの手に譲り渡す。公演概要歌劇『リチャード二世』公演期間:2025年1月24日(金)〜26日(日)会場:彩の国さいたま芸術劇場 小ホール(さいたま市 中央区 上峰3 -1 5 -1)■出演者鈴木彰紀川口竜也森田浩平原 慎一郎飯野めぐみ今安琴奈安倍康律松波優輝玖已凪※他キャスト2名を予定■スタッフ原作ウィリアム・シェイクスピア翻訳松岡和子脚本・演出鈴木彰紀音楽今安志保舞台監督宮本崇史(Roots)衣裳新朋子(COMO Inc.)音響阪上和也(舞台音響GAM)照明鮎川光一音楽監督鈴木和郎トレーナー木村剛人(株式会社edge)宣伝美術川向勇人宣伝衣装KIPSSO(THEKILLER)宣伝ヘアメイクAYUMU(THEKILLER)宣伝スチールTET(THEKILLER)制作MIMOZA■公演スケジュール1月24日(金)19:001月25日(土)12:001月25日(土)18:001月26日(日)14:00■チケット料金S席 8,000円A席 6,000円学生 4,000円■当日券:各+500円 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年07月24日『トップガン マーヴェリック』『恋するプリテンダー』など話題作出演が続くグレン・パウエル主演最新作で、リチャード・リンクレイター監督と共同脚本も手掛けた『ヒットマン』が9月13日(金)より公開。この度、主演のグレンとアドリア・アルホナによる「1分でわかるヒットマン」プレゼン動画と、場面写真12点が一挙解禁された。本作は、1990年代に偽の殺し屋として警察のおとり捜査に協力していた人物の実話にインスパイアされた、スリリングなクライム・コメディ。現在、ハリウッドでトップスターの階段を急ピッチで駆け上がっているグレンがこの実話の存在を知り、『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』でも組んだリンクレイター監督へ1本の電話をかけたことからこの企画はスタートした。解禁された場面写真では、大学で心理学と哲学を教える傍ら、地元警察の捜査官として偽の殺し屋業をするというゲイリー・ジョンソン(グレン・パウエル)が素顔の姿で、大学で教鞭を取るショット。そして依頼人の1人であるマディソン(アドリア・アルホナ)とただならぬ関係になり、射撃場デートをする場面。そのほか依頼人たちと打ち合わせをする、様々な殺し屋に扮したゲイリー。警察仲間たちとの打ち合わせの様子、そしてマディソンとのクラブの外をラブラブで歩くシーンなどが解禁された。さらに本作『ヒットマン』を1分間でグレンとアドリアが解説する「1分でわかる『ヒットマン』」も解禁。グレンが「殺し屋のフリをして警察のおとり捜査に協力している心理学教授の話。彼は依頼者の理想の殺し屋になる完璧な方法を熟知していてターゲットは必ず引っかかる。そんな彼の前に、ある見込み客が現れ彼は恋に落ちてしまう」と完璧に、端的に説明。続いてアドリアが、「私が演じるアドリアは絶望のあまり殺人を考えてしまう女性。殺し屋ロンに扮したゲイリーに出会い、気持ちを通わせるけど、暴力的な夫が登場して事態はとてもややこしくなってしまう」と続ける。そこからはボーナスラウンドということで、2人が交互に『ヒットマン』を単語で表すというラリーに。最後に、「自分の目で確かめて!気にいると思うよ」と締め括られ、奇想天外なストーリーに期待値が上がる映像となっている。『ヒットマン』は9月13日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年07月18日リチャード・リンクレイターが監督を務め、グレン・パウエルが主演する『ヒットマン』(原題:HIT MAN)が、9月13日(金)より全国にて公開されることが決定。ポスタービジュアルと予告編が解禁された。ニューオーリンズで2匹の猫と静かに暮らすゲイリー・ジョンソン(グレン・パウエル)。彼は大学で心理学と哲学を教える一方で、地元警察に技術スタッフとして協力していた。ある日、おとり捜査で殺し屋役となるはずの警官が職務停止となり、ゲイリーが急遽代わりを務めることに。これをきっかけに、殺しの依頼人を捕まえるために様々な姿や人格に変身する才能を発揮し、有罪判決を勝ち取るための証拠を引き出し、次々と逮捕へ導いていく。ところが、支配的な夫との生活に傷つき、追い詰められた女性・マディソン(アドリア・アルホナ)が、夫の殺害を依頼してきたことで、ゲイリーはモラルに反する領域に足を踏み入れてしまう。逮捕するはずの相手に対し「この金で家を出て新しい人生を手に入れろ」と見逃してしまう。そして2人の関係はリスクの連鎖を引き起こしていくことに…!本作は1990年代に偽の殺し屋として警察のおとり捜査に協力していた人物の実話にインスパイアされたクライム・コメディ。実際のゲイリー・ジョンソン(1947ー2022)はテキサスで2匹の猫と暮らし、地方検事局で働きながら講師として地元のコミュニティカレッジで心理学などを教えていた。1990年頃から偽の殺し屋として警察に協力しはじめ70人以上を逮捕に導いたスゴ腕潜入捜査官で、「テキサス・マンスリー」誌の記事では劇中に登場する依頼者の基となった数々のエピソードが語られている。主演のグレン・パウエルがこの実話の存在を知り、『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』でもタッグを組んだリチャード・リンクレイター監督へ電話をかけたことから企画がスタート。リンクレイターとグレンは共同脚本を始めた。そして、これまでコメディ、恋愛、青春など様々なジャンルの作品を撮り続けてきたリチャード・リンクレイターの集大成ともいうべき魅力がふんだんに詰まった作品を完成させた。本作は、2023年ヴェネチア国際映画祭でのプレミア上映をはじめ、サンダンス映画祭、トロント国際映画祭など数々の映画祭で上映され、米大手口コミサイトの「Rotten Tomatoes」でも、批評家のスコア98%(5/28時点)と好評を博した。グレン・パウエルが主人公のゲイリーを演じ、アドリア・アルホナが、夫の殺害を依頼するも、ゲイリー扮する偽の殺し屋ロンに惹かれ、恋に落ちる魅力的な女性マディソンを演じる。解禁されたポスターでは、グレン・パウエルが演じるゲイリーと、彼が扮する様々な殺し屋が勢ぞろいした中にヒロインのマディソンが興味深げに彼を見つめるコミカルなポスタービジュアルとなっている。併せて予告編も解禁。偽の殺し屋であるゲイリー・ジョンソンが日々様々なタイプの殺し屋に扮して依頼人を騙し、逮捕へと繋げるおとり捜査をする様子が描かれる。ゲイリーの仕事ぶりは優秀だった、彼女に会うまでは…。セクシーな殺し屋・ロンに扮していた際に夫殺しを依頼してきたゴージャスな依頼主・マディソン。この出会いがゲイリーの運命を狂わせ、たちまち2人は恋に落ち、ゲイリーは彼女を見逃してしまう。しかし、ある日マディソンの夫が何者かに殺害される。マディソンとの恋の行方も彼女と会っている時のロンと素のゲイリーの間で追い詰められていく。果たしてゲイリーが選ぶ本当の生きるべき姿とは?軽快なテンポで、ノワール、ロマンス、スリラー、アクション、コメディの要素が詰まったリンクレイターワールドの集大成ともいうべきエンターテインメント作品となっている。『ヒットマン』は9月13日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年06月27日アカデミー賞5回ノミネート、ゴールデングローブ賞2回受賞、英国アカデミー賞2回受賞、ベルリン国際映画祭 銀熊賞2回受賞のリチャード・リンクレイター監督最新作『ヒットマン』の日本公開日が9月13日(金) に決定。併せてポスターと予告編が公開された。本作は、1990年代に偽の殺し屋として警察のおとり捜査に協力していた人物の実話にインスパイアされた、ちょっぴりセクシーでスリリングなクライムコメディ。『トップガン マーヴェリック』のハングマン役で脚光を浴びたグレン・パウエルがこの実話の存在を知り、リンクレイターとパウエルが共同脚本を手がけた。2023年ヴェネツィア国際映画祭でのプレミア上映をはじめ、サンダンス映画祭、トロント国際映画祭など数々の映画祭で上映され話題を集めている。普段は冴えない大学教授でありながら、おとり捜査で偽の殺し屋に扮し殺しの依頼をしてくる「依頼人」たちを次々と逮捕へ導いていくゲイリー・ジョンソン役をパウエル、そして夫の殺害を依頼するも、ゲイリー扮する偽の殺し屋ロンに惹かれ、恋に落ちる魅力的な女性マディソン役を『モービウス』のアドリア・アルホナが演じる。公開されたポスターは、ゲイリーと彼が扮する様々な殺し屋が勢ぞろいした中に、マディソンが興味深げに彼を見つめるコミカルな仕上がり。さらにメイン写真も公演され、“ヒットマン”風に銃を構えたゲイリーの後ろにマディソンがピッタリと寄り添ったクールなカットとなっている。また予告編では、偽の殺し屋であるゲイリーが様々なタイプの殺し屋に扮して依頼人を騙し、逮捕へと繋げるおとり捜査をする様子が描かれる。ゲイリーの仕事ぶりは優秀だったが、セクシーな殺し屋・ロンに扮していた際に夫殺しを依頼してきたゴージャスな依頼主・マディソンとの出会いが彼の運命を狂わせる。たちまちふたりは恋に落ち、盲目になったゲイリーは彼女を見逃してしまう。しかしマディソンの夫が何者かに殺害され、マディソンとの恋の行方も、彼女と会っている時のロンと素のゲイリーの間で追い詰められていく。『ヒットマン』予告編<作品情報>『ヒットマン』9月13日(金) 公開公式サイト: ALL THE HITS, LLC ALL RIGHTS RESERVED
2024年06月27日リチャード・リンクレイターとイーサン・ホークがまたもやコンビを組むことになった。新作映画のタイトルは『Blue Moon』。ロジャース&ハートのロレンツ・ハートの最後の日々を描くもの。脚本はリンクレイターの『僕と彼女とオーソン・ウェルズ』(日本劇場未公開)の原作を書いたロバート・カプロウが執筆。ほかにマーガレット・クァリー、アンドリュー・スコット、ボビー・カナヴェールが出演する。撮影はこの夏、アイルランドでスタートの予定。リンクレイターの最近作は、グレン・パウエル主演の『Hit Man』。ホークの最近作はジュリア・ロバーツと共演したNetflixの『終わらない週末』。文=猿渡由紀
2024年06月20日『ラリーのミッドライフ★クライシス』で知られるリチャード・ルイスが亡くなった。76歳。死因は心臓発作だが、パーキンソン病を患っていることを昨年公表していた。ニューヨークのブルックリン生まれ。オハイオ州立大学を卒業後、ニューヨークとロサンゼルスのコメディクラブでスタンダップコメディアンとして活動。コメディ番組で人気を得るようになった。出演した映画に『モンテカルロ殺人事件』『ビッグ・ランニング』『リービング・ラスベガス』『ヒューゴ・プール』『マイ・ファニー・レディ』などがある。文=猿渡由紀
2024年02月29日リトル・リチャードのヒューマンドキュメンタリー映画『リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング』が、2024年3月1日(金)より公開される。“ロックンロールの創設者のひとり”リトル・リチャード『リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング』は、ロックンロールの偉大なる創設者のひとり、リトル・リチャードの知られざる史実と素顔を描くヒューマンドキュメンタリー映画。リトル・リチャードは、1950年代半ばにデビュー・シングル「トゥッティ・フルッティ」をリリースし彗星の如く音楽シーンに現れた黒人アーティストだ。後進のビートルズやザ・ローリング・ストーンズ、デヴィッド・ボウイ、エルヴィス・プレスリーらも多大な影響と刺激を受けたという。差別と偏見、栄光と苦悩の狭間リチャードは、ピアノ演奏では左手でブギウギを、右手では打楽器的な打鍵を披露し、叫ぶように歌い、さらにはステージを縦横無尽に駆け巡ったりと、現代では見慣れたパフォーマンスを当時いち早く開発。これらのパフォーマンスは、現代ロックの礎となったと言えるだろう。アーカイブ映像で見るリチャードの演奏などは、今見ても全く色褪せず魅力に溢れている。輝かしい功績を残した一方で、当時のアメリカは南部を中心にまだまだ人種差別が激しく、リチャードは差別にも苦しんだ。また、ゲイを公言する性的マイノリティーでもあり、陽気なキャラを演じつつも壊れやすく繊細な魂を持った人物であった。映画『リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング』では、そんなロックンロール界の真のレジェンドという一面の裏に隠された、ひとりのミュージシャンの「魂の軌跡」を描き出す。性的差別や偏見、時代と流行、そして信仰と音楽活動。様々な狭間の中で、苦悩し戦い抜いたリトル・リチャードの姿が明らかになる。ポール・マッカートニーやエルヴィス・プレスリーらの言葉も映像には、「学校の机の上でリチャードの曲を歌ったよ」と嬉しそうに話すポール・マッカトニーをはじめ、リチャードへの尊敬の言葉を並べるミック・ジャガーやエルヴィス・プレスリーなど音楽界のレジェンドらも映る。【作品詳細】映画『リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング』公開日:2024年3月1日(金)監督・製作:リサ・コルテス出演:リトル・リチャード、ミック・ジャガー、トム・ジョーンズ、ナイル・ロジャーズ、ノーナ・ヘンドリックス、ビリー・ポーター、ジョン・ウォーターズ字幕:堀上香字幕監修:ピーター・バラカン配給:キングレコード原題:LITTLE RICHARD:I AM EVERYTHING
2023年12月31日ユマ・サーマンとリチャード・ギアが映画で共演することがわかった。ポール・シュレイダーの監督作で、タイトルは『Oh, Canada』。原作は2021年に出版された小説『Foregone』。ガンの診断を受けた80代のドキュメンタリー映画監督(ギア)が自分の人生を題材にするというストーリー。サーマンは現在の妻を演じる。ほかにジェイコブ・エローディが出演する。インディーズ作品のため、ハリウッド俳優のストライキの間に映画俳優組合の許可を取得し、撮影を終えた。サーマンの次回作はNetflixの『オールド・ガード2』。ギアは、最近、インディーズ映画『Longing』も撮り終えている。文=猿渡由紀
2023年12月13日リチャード・リンクレイター監督最新作『バーナデット ママは行方不明』より、ケイト・ブランシェットのインタビュー映像が到着した。アメリカの作家マリア・センプルによるベストセラー小説「バーナデットをさがせ!」(彩流社より発売中)を映画化した本作。この度解禁されたのは、ケイト・ブランシェットの貴重なインタビュー映像。本作が初めてのタッグとなったヒットメイカー、リチャード・リンクレイター監督との撮影秘話や、自身が演じたバーナデットというキャラクターについて、様々な視点から語ってくれた。リンクレイター監督との撮影には、驚きがいっぱいだったというケイト。「リック(リンクレイター監督)の脚本の中には正確さの中に面白さがあり、自分を見つめ直すような恥ずかしさや痛々しさもある」と彼の脚本について褒め称え、「リックはリハーサルを重視する、彼のやり方を持っている。キャスティングも重視していて、キャラクターが生まれることはない。他のキャストと背景や内容について話し合うまでは」と、独自の撮影スタイルについて明かす。続けて、かつて天才建築家として第一線で活躍しながらも、いまは専業主婦として家族と暮らす、主人公バーナデットのキャラクターについて「自分自身について考えることを99%拒絶している。アート業界で非常に大きな失敗をして、自分自身を投げ出している。大人としては、失敗を受け入れて前に進むのではないかと思うけれど、彼女はそうではない」と彼女の考え方を分析。自身も4人の子の母親であるケイトだが、バーナデットと家族の関係については「長く一緒にいると家族の形は変わる。子供は大人へと成長する。子供は大人になる。まさにビーの寄宿学校行きがそれ。だから彼女の家族の形も変化してきている。それについても、彼女は考えたくないのだと思う」と語る。そして最後に、バーナデットが本作で向き合わなければいけないことについて「社会不安に向き合うべき。ビーが大人になること、結婚生活がうまくいっていないことについても。シアトルを嫌いな母ではなく、何者になるのか。大きく差し迫った変化を乗り越えることね。可笑しく、痛々しく、恥ずかしいものだとしても」と締めくくった。『バーナデット ママは行方不明』は9月22日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:バーナデットママは行方不明 2023年9月22日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2023年09月24日9月22日(金)公開の映画『バーナデット ママは行方不明』より、リチャード・リンクレイター監督のインタビュー映像が解禁された。本作は、『6才のボクが、大人になるまで。』などで知られるリチャード・リンクレイター監督が、アメリカの作家マリア・センプルによる小説『バーナデットをさがせ!』を映画化。極度の人間嫌いな主婦バーナデットが、ある事件をきっかけに平穏な暮らしを捨て、南極へ旅立つ様を描く。元々原作の大ファンだったというオスカー俳優、ケイト・ブランシェットがバーナデットを演じる。出産を機に仕事を引退しキャリアを投げ打って家庭に入った女性、天才カリスマ建築士バーナデッドに焦点を当てている本作。リンクレイターは、バーナデットに自身の母を重ねて見たという。「自分の母が妥協するのを見てきた。母の時代は子育て優先でキャリアは後回しだった。母には夢があったのに、自分たちが邪魔してる気がした」と現代よりもさらに、女性が仕事と家庭を両立させることが難しかった時代に見た母について語り、「母のような女性を本作で描いたんだ」と明かした。危うい状態で生まれた子供だったからこそ、余計に子離れができないバーナデットだが、同時にリンクレイターは彼女のことを「親としてはいい心がけだ。自分がこの世に送り出した小さな人間が無事に育つように守るのは、親として当然のことだからね」とし、続けて「でもいつまでそれを続けられる?いずれその子は社会に出ていくことになり、親は自分の道を歩むことになる。これは彼女が自分を再発見する物語だ」と語る。リンクレイターが母にそう望んだように、本作ではバーナデットは夢の続きに向かって飛び出していく。ビリー・クラダップ演じる夫エルジーは、バーナデットと同様に優秀で、常に仕事に夢中だ。かといって、妻や子供に愛情を注いでいないわけではなく、家族三人円満ではある。しかし、エルジーとバーナデットの間には本人たちも気づけないほどの深い溝が生まれていた。リンクレイターは「関係が長くなるとマンネリ化してしまって、相手のことをあまりよく見なくなる。子供や仕事のことで頭がいっぱいになってしまって、以前のように心が通じ合わなくなる。彼女を救う方法についての解釈がまったく違う」とすれ違う夫婦について語り、「でもふたりには許し合う心がある。自分にとって大事なことを再確認する。人生の試練として誰もが経験することだよ。厳しい試練だけど、それをどうにか乗り越え、誓いを新たにして新しい関係を築けば報われる」と加えた。最後に日本の映画について投げかけられると「もちろん、日本映画は大好きだ。どの時代にも偉大な監督がいるし、才能ある若い監督が次々と生まれているよね。日本映画が映画業界に与える影響は大きいよ」と、日本映画ファンであることを明かし、尊敬の念を込め、締め括った。『バーナデット ママは行方不明』リチャード・リンクレイター監督インタビュー映像『バーナデット ママは行方不明』9月22日(金)公開(C) 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2023年09月16日ケイト・ブランシェット主演の話題作『バーナデット ママは行方不明』でメガホンをとったリチャード・リンクレイター監督が、本作は2017年に亡くなった母に捧げる物語であることを明かした。『6才のボクが、大人になるまで。』でアカデミー賞6部門にノミネートされ、『ビフォア』シリーズでも知られるリンクレイター監督。本作は、ケイト演じる天才カリスマ建築士バーナデットが、出産を機に仕事を引退し家庭に入った女性に焦点を当てている。リンクレイター監督は、バーナデットに自身の母を重ねて見たと言う。「自分の母が妥協するのを見てきた。母の時代は子育て優先でキャリアは後回しだった。母には夢があったのに、自分たちが邪魔してる気がした」と現代よりもさらに、女性が自由に生きづらかった時代に見た母について語り、「母のような女性を本作で描いたんだ」と明かした。また、娘が危うい状態で生まれたからこそ、余計に子離れができないバーナデットについて、リンクレイター監督は「自分がこの世に送り出した小さな人間が無事に育つように守るのは、親として当然のことだからね」とし、「でもいつまでそれを続けられる? いずれその子は社会に出ていくことになり、親は自分の道を歩むことになる。これは彼女が自分を再発見する物語だ」と続ける。リンクレイター監督が母にそう望んだように、本作ではバーナデットは夢の続きに向かって飛び出していく。ビリー・クラダップ演じる夫エルジーは、バーナデットと同様に優秀で、常に仕事に夢中だ。かといって、妻や子どもに愛情を注いでいないわけではなく、家族3人円満ではある。しかし、エルジーとバーナデットの間には本人たちも気づけないほどの深い溝が生まれていた。リンクレイター監督は「関係が長くなるとマンネリ化してしまって、相手のことをあまりよく見なくなる。子どもや仕事のことで頭がいっぱいになってしまって、以前のように心が通じ合わなくなる。彼女を救う方法についての解釈がまったく違う」とすれ違う夫婦について語り、「でも2人には許し合う心がある。自分にとって大事なことを再確認する。人生の試練として誰もが経験することだよ。厳しい試練だけど、それをどうにか乗り越え、誓いを新たにして新しい関係を築けば報われる」と加えた。さらにリンクレイターは日本の映画について「大好きだ」と語り、「どの時代にも偉大な監督がいるし、才能ある若い監督が次々と生まれてるよね。日本映画が映画業界に与える影響は大きいよ」とも語っている。『バーナデット ママは行方不明』は9月22日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:バーナデットママは行方不明 2023年9月22日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2023年09月16日ケイト・ブランシェット主演、リチャード・リンクレイター監督作『バーナデット ママは行方不明』より、インタビュー映像が解禁された。2012年に出版されニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーに約1年間リスト入りした、アメリカの作家マリア・センプルによる「バーナデットをさがせ!」(彩流社より発売中)を映画化した本作。この度解禁されたのは、主人公のバーナデットを演じたケイト・ブランシェットと、その娘ビー役のエマ・ネルソンによる“親子”対談インタビュー映像。映像では、期待の新星エマ・ネルソンとの撮影秘話から、ケイトと4人の子どもたちの知られざる私生活まで貴重なエピソードの数々を明かしている。まず話題は2人のキャラクター作りについて。エマは本作が映画デビューとなるが、彼女の演技をオスカー俳優であるケイトは大絶賛。「エマは素晴らしくてただ見ていれば良いからリック(リンクレイター監督)は撮影をしやすかったはず。頭がよく個性がある」と話し、「私の歳になっても何が正しいのか学んでいる途中なのに!」と笑いを誘う。ケイトが演じるバーナデットについては、その憑依具合に思わずリンクレイター監督も驚いたという。「リハーサルに歩いて来た姿が窓から見えて、リックが“彼女こそがバーナデットだ!”って」と、エマが撮影時のエピソードを打ち明け、ケイトが本当にバーナデットだったからキャラクターにうまく入り込めたと話す。さらにエマはケイトと、いままでにない台本読みの手法を使ったことによって「娘を演じる前にケイトと関係性を築くことができた」と、2人は映画の親子さながら良好な関係だったと明かした。ケイトは、子育てに奔走するバーナデット役にちなみ、自身の子育てについてもコメント。劇中にも登場する、車中での親子のコミュニケーションについて、ケイトと子どもたちの経験を語り、「車の中で空気が悪くなるようなメールが届くことも。子供に“そんなこと言ったらだめ”と言われたり、“心配しないで何をそんなに心配しているの”と言われたり、そんなこと言われたら涙が溢れてくる。バーナデットとビーの関係は、まさにそういったもの」と、バーナデットとビーの関係を自身の親子関係に重ね合わせた。そして映画での女性の描かれ方について話が及ぶと、エマは、男性中心だった頃に比べて描き方は確実に変わっていると語り「本作はその完璧な例だ」と話す。ケイトも「本作のような物語がニッチな経験ではなく主要社会で語られるようになったことは素晴らしいことだと思う」と語った。『バーナデット ママは行方不明』は9月22日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:バーナデットママは行方不明 2023年9月22日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2023年09月15日ケイト・ブランシェット主演、リチャード・リンクレイター監督作『バーナデット ママは行方不明』より新たに場面写真が解禁された。2012年に出版されニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーに約1年間リスト入りした、アメリカの作家マリア・センプルによる小説「バーナデットをさがせ!」(彩流社より発売中)を映画化した本作は、アカデミー賞6部門にノミネート『6才のボクが、大人になるまで。』などのリチャード・リンクレイター監督最新作。主人公である悩み多き主婦バーナデットは、『TAR/ター』の熱演も記憶に新しいケイト・ブランシェットが演じている。この度、解禁された新場面写真では、親友のような関係の娘ビー(エマ・ネルソン)と見せるコミカルな表情や、キッチンで手を取る優しい時間が流れるツーショット、タートルネックを口まで上げ、意味深に何かを見つめる姿などが捉えらている。また本作は、ケイトが着こなすファッションにも注目。バーナデットのトレードマークであるサングラスは、原作者マリア・センプルの私物で、度入りのレンズを色の濃いレンズに変え、ケイトにプレゼントしたものだそう。ブランドの「バートン・ペレイラ(BARTON PERREIRA)」では、その型のサングラスはもう作っていなかったが、衣装担当者らが新しく4本のサングラスを作り、撮影に挑んだ。ほかにも、赤いタートルにサロペット、ボーダーのカットソーなど、カジュアルな装いも。ケイト演じるバーナデットのキュートな魅力があふれる場面写真となっている。破天荒で常識を超えた言動に走るが、チャーミングで憎めないバーナデット。独自の感性で生きる彼女を深い共感を呼ぶキャラクターとして作り上げたケイトは、本作で見事10度目となるゴールデングローブ賞ノミネートを果たした。本作の主人公“バーナデット”を自ら演じたいと熱望したケイトは、「原作はスリルがあってかつ愉快な小説で、とても共感しました。バーナデットは、天才建築家として注目を浴び、次はどんな素晴らしい建築物を建てるのだろうと周りから期待されます。そこに、役者という仕事との共通点を感じました」とその理由を明かしている。『バーナデット ママは行方不明』は9月22日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:バーナデットママは行方不明 2023年9月22日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2023年08月31日リチャード・リンクレイター監督、ケイト・ブランシェット主演の話題作『バーナデットママは行方不明』から、ケイト演じる主人公の主婦バーナデットが退屈な毎日にさよならし、南極を目指す予告編とポスタービジュアルが解禁となった。原作は、2012年に出版され、ニューヨーク・ タイムズ紙のベストセラーに約1年間リスト入りした、アメリカの作家マリア・センプルによる小説「where’d you go Bernadette」。これまで『ブルージャスミン』『キャロル』『オーシャンズ8』『TAR/ター』など多岐にわたるジャンルで幅広いキャラクターの主人公を演じてきたブランシェットは、元々原作の大ファンでバーナデット役を熱望。破天荒な主人公バーナデットを、チャーミングで憎めない人物に作り上げた。シアトルに暮らす悩み多き主婦バーナデット。かつては天才建築家として活躍していたのに、夢を諦めたあの日から、日に日に息苦しさが募っていく。この度到着した予告編でも、夫エルジー(ビリー・クラダップ)の「睡眠はとれている?」の問いかけに、彼のイビキがうるさく、ろくな睡眠も取れていないバーナデットは「睡眠?何それ?」と、ありえないといったリアクション。そんな夫、娘、ママ友に振り回されてきたバーナデットはある日、家の敷地の土砂が隣家に流れて大惨事に!「もう限界!」と全てを捨てて旅に出ることにしたバーナデット。そんな彼女が向かった先は、南極だった!忽然と姿を消したママを追ってきた夫と娘のビーに、バーナデットは「第二の人生を始めるわ!挑戦したいことができたの」と力強く宣言し、「心臓がバクバクしてきた」と躍り出すほど興奮を抑えきれないチャーミングな姿も。人生をもう一度輝かせる、シアトルから南極への大冒険が収められている。また、原作の翻訳本「バーナデットをさがせ!」も彩流社より発売中となっている。『バーナデットママは行方不明』は9月22日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:バーナデットママは行方不明 2023年9月22日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2023年08月23日映画『バーナデット ママは⾏⽅不明』が、2023年9月22日(金)に公開される。監督はリチャード・リンクレイター、主演はケイト・ブランシェット。リチャード・リンクレイターが贈る笑いと涙のヒューマンコメディ映画『バーナデット ママは⾏⽅不明』は、『6才のボクが、⼤⼈になるまで。』のリチャード・リンクレイターが監督を務め、主演にケイト・ブランシェットを迎えた“笑いと涙”のヒューマンコメディ作品だ。原作は、アメリカの作家マリア・センプルによる⼩説『whereʼd you go Bernadette』。2012年に出版され、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーに約1年間リスト⼊りしたヒット作であり、文学作品としても高く評価を得た作品がベースとなっている。シアトルの主婦が主人公、息苦しい日々を抜け出し南極へ物語の主人公は、シアトルに暮らす主婦のバーナデット。仕事のできる夫と仲良しの娘に恵まれ、⼀⾒幸せそうだが、バーナデットは極度の⼈間嫌い。いつもトラブルを起こし、ママ友たちからも煙たがられていた。かつての夢を諦めた⽇から、⽇に⽇に息苦しさが募っていたバーナデットは、ある事件をきっかけにこの退屈な世界に⽣きることに限界を感じ、忽然と姿を消してしまう。彼⼥が向かった先、それは南極だった。中でも、南極でのシーンは、「海と氷は本物であるべき」というケイト・ブランシェットの強い希望により、グリーンランドでのロケ撮影を実施。圧倒的なスケールの自然美に注目だ。主演はケイト・ブランシェット主演は、『ブルージャスミン』『キャロル』『オーシャンズ8』『TAR/ター』など多岐にわたるジャンルで様々なキャラクターを演じてきたケイト・ブランシェット。元々原作の⼤ファンであり、バーナデット役を熱望していたという。尚、ケイト・ブランシェットは本作で10度⽬となるゴールデン・グローブ賞ノミネートを果たしている。主人公バーナデット…ケイト・ブランシェットシアトルに暮らす主婦。エリートの夫と親友のような関係の娘とともに、一見幸せな毎日を送る。実は極度の人間嫌いで破天荒な性格であり、周辺の人々とうまく付き合えない。また、かつては天才建築家として活躍していたものの、夢を諦めた過去を持ち、日常に息苦しさを感じている。エルジー…ビリー・クラダップ一流IT企業に勤めるバーナデットの夫。妻を愛しているが本当には理解していない仕事中毒。ビー…エマ・ネルソンバーナデットの娘。ポール…ローレンス・フィッシュバーンかつて建築界でバーナデットと時代を共にした盟友。オードリー…クリステン・ウィグバーナデットの“敵”の⼀⼈である、仕切り屋の隣⼈。オードリーが⾃宅に⼤勢を集めて昼⾷会を開いたときに、折からの⼤⾬でバーナデット邸の庭の⼟砂がオードリー宅を直撃してしまう一幕も。スーリン…ゾーイ・チャオオードリーのママ友。バーナデットの夫エルジーの会社にて新しい助手として働き出した。カーツ医師…ジュディ・グリアバーナデットに起きる“ゴタゴタ”が⼼の病のせいだと主張するエルジーが呼んだ医師。主題歌はシンディ・ローパー「タイム・アフター・タイム」映画『バーナデット ママは⾏⽅不明』の主題歌は、シンディ・ローパーの「タイム・アフター・タイム」。1984年にリリースされたシンディ・ローパーの優しくも力強いヒット曲が、明るい未来の予感とともに物語を彩る。【作品詳細】映画『バーナデット ママは⾏⽅不明』公開日:2023年9⽉22⽇(⾦)監督:リチャード・リンクレイター脚本:リチャード・リンクレイター、ホリー・ジェント、ヴィンス・パルモ出演:ケイト・ブランシェット、ビリー・クラダップ、エマ・ネルソン、クリステン・ウィグ原題:Where’d You Go, Bernadette
2023年08月13日ケイト・ブランシェット主演、『6才のボクが、大人になるまで。』や『ビフォア』シリーズのリチャード・リンクレイター監督と組んだ話題作『Where’d You Go Bernadette』が邦題『バーナデットママは行方不明』として公開決定。ケイトからメッセージが到着した。シアトルに暮らす主婦のバーナデット。仕事のできる夫と仲良しの娘に恵まれ一見幸せそうに見えるが、バーナデットは極度の人間嫌いでいつもトラブルを起こし、ママ友たちからも煙たがられていた。かつては天才建築家として活躍していたのに夢を諦めたあの日から、日に日に息苦しさが募っていく。そんな中、ある事件をきっかけに、この退屈な世界に生きることに限界を感じたバーナデットは、忽然と姿を消す。彼女が向かった先、それは南極だった!『6才のボクが、大人になるまで。』がアカデミー賞6部門にノミネートされるなど、映画ファンに愛されるヒットメーカー、リチャード・リンクレイター監督待望の新作。今回映画化したのは、2012年に出版されニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーに約1年間リスト入りした、アメリカの作家マリア・センプルによる小説。アメリカで長く愛されるこの小説は、全米図書館協会アレックス賞を受賞するなど文学作品としても高い評価を得ている。この小説に魅せられたのは、主演のバーナデットを務めたオスカー女優、ケイト・ブランシェットも同じ。『ブルージャスミン』『キャロル』『オーシャンズ8』『TAR/ター』など多岐にわたるジャンルで幅広いキャラクターの主人公を演じてきたケイトは、元々原作の大ファンでバーナデット役を熱望。破天荒で常識を超えた言動に走る主人公バーナデットを、チャーミングで憎めない人物に作り上げた。批評家からも「笑えて、クレイジーで、元気になる(My Champlain Valley)」「ケイト・ブランシェットが素晴らしい(We Live Entertainment)」など絶賛を浴び、深い共感を呼ぶキャラクターを生み出している。本作で注目すべき、圧倒的なスケールで観客を非現実へと誘う南極のシーンは、ケイトからの「海と氷は本物であるべき」という強い希望で、グリーンランドでのロケ撮影が実現。壮大な自然美が映画を彩る。また、主題歌に使用されるのは1984年にリリースされ、全米1位を記録し日本でも大ヒットしたシンディ・ローパーの「タイム・アフター・タイム」。早くから女性の社会的地位向上への支援を続けるシンディの優しくも力強い歌声が、未来を感じさせる。そしてこの度、ケイトから日本のファンに向けてメッセージが到着。「日本だけでなく世界中の女性が“いい母親”になるために、自分よりも家庭や子供を優先する、バーナデットのような女性はどこにでもいる。たくさんの人たちが共感できる映画です」というエールが届いている。『バーナデットママは行方不明』は9月22日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月10日ルッソ兄弟製作、リチャード・マッデン主演の「シタデル」のワールドプレミアがロンドンにて開催された。本作は、世界中を舞台に繰り広げられる、革新的グローバル・スパイアクション。4月18日(現地時間)に英国ロンドンにて、スパイの秘密基地を思わせる場所でワールドプレミアが開催され、ブルーカーペットに登場した豪華キャスト、スタッフらの画像が公開された。今回のワールドプレミアに登場したのは、主演を務めるリチャード・マッデンとプリヤンカー・チョープラー・ジョナス、そしてスタンリー・トゥッチ、レスリー・マンヴィル、アシュリー・カミングス、ローランド・ムーラー、オシ・イカイル、カオイリン・スプリンガル。そして製作陣からは製作総指揮のアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟とアンジェラ・ルッソ=オトストット、ショーランナー兼製作総指揮のデヴィッド・ウェイル。主要キャストとスタッフが勢ぞろいした。ワールドプレミアの会場となったのは、セレブや王族に愛されるドゥルリーレーン・シアター・ロイヤル。17世紀から存在する由緒あるこの劇場が、この日は、シリーズの中心となる秘密スパイ組織“シタデル”の世界感を体感するイベント会場へと生まれ変わった。来場者は、この夜のイベントのために作られたパブに通され、秘密のドアを通ってシタデルの最高のスパイたちが潜む地下の隠れ家へと導かれると、バーナード・オーリック(スタンリー・トゥッチ)の指示に従い、地下へ続く回廊を進み、最終的に大劇場が現れるという仕掛けを楽しんだ。上映後、来場者はグランドサロンで祝杯をあげたが、この部屋は、この日だけ、主要キャラクターの一人にちなんで、英国大使館を思わせる装飾に。サロンでは、Amazon and MGM Studiosのヘッドであるジェニファー・サルケが登壇し、本作を「真のグローバルなショー」そして「新しいユニバースのデビュー」と紹介。続いて登壇した製作総指揮のジョー&アンソニー・ルッソとデヴィッド・ウェイルが、このシリーズ製作に携わった全ての人に感謝の言葉を述べ、最後にウェイルが本作について「私たちが愛するスパイストーリーへのオマージュ」と述べて挨拶を締めくくった。本作は、ルッソ兄弟の製作会社AGBOが製作総指揮を務める「シタデル」とそれに続くシリーズが相互にリンクしながら世界を舞台に製作される。各国版のシリーズは各地のトップスターを起用して製作され、すでにマチルダ・デ・アンジェリス主演のイタリア版や、ヴァルン・ダワン&サマンサ・ルス・プラブ主演のインド版の製作が進行中だ。「シタデル」は4月28日(金)よりPrime Videoにて独占配信開始(初回2話一挙配信開始、その後毎週金曜日に新エピソード配信開始/全6話)。(text:cinemacafe.net)
2023年04月21日2022年3月、横浜FCのシニアフットボールエグゼクティブ・テクニカルアドバイザーに就任したリチャード・アレン氏。イングランドでフィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)やジェイドン・サンチョ(マンチェスター・ユナイテッド)といったタレントを生み出す育成システムの基盤を作った人物です。日本という国で育成年代を育むために必要なことはなにか、フットボールに必要な要素を育成年代で見出すために必要なことを、詳しく伺いました。(取材・文:KEI IMAI)横浜FCのアドバイザーに就任したリチャード・アレンさんイングランドではタレントを生み出す育成基盤を作った■日本サッカーの課題、日本らしいサッカーとは――日本人の特性を踏まえて、どのようなアプローチが必要と考えていますか?また、日本サッカーの課題についてご意見を伺いたいです。サッカーには原理原則というものがあります。それは国や社会に関係なく存在します。もちろん日本人とイングランド人の特性はそれぞれあります。それらを踏まえて最適なプレースタイルを模索していかなければなりません。イングランドの場合は、育成年代では個の技術力を重点的に高めることを重要視しています。そのための育成プログラムが確立されています。日本はまだこれからですね。そこを構築していく段階だと思います。――個人の能力は日本も上がってきていると思います。東京五輪の時に、田中碧選手が「2対2だったり3対3だったりになったときに相手はパワーアップするけれど、自分たちは何も変わらない」というコメントをしました。つまり、個人では戦えるようになってきたけれど、グループになるとまだ勝てないという趣旨だと思います。個人よりもグループでのプレーに課題があるかと思うのですがいかがでしょうか?(出典:2021年8月7日配信GOAL.com「世界では「自分たちのサッカーが選べない」。U-24日本代表MF田中碧が東京オリンピックで実感した"11人対11人"で勝つという意味」)もちろん、日本の選手たちの個人技術は上がってきています。しかしながら、チームのルールに縛られて、その能力を発揮できないことが多いように思います。育成年代で何のための個人技術なのかが整理しきれていないこと、適切な状況で個人技術が表現できるような指導ができていないように思います。例えばボールポゼッションのための技術は上がったかもしれません、でも個人がリスクを追ってチャレンジし、状況を打開するための技術はまだまだ高められます。リスクを負ってチャレンジできるようにしないと、自由を与えられてもチャレンジするべき時に判断できません。サカイクの最新イベントやお得な情報をLINEで配信中!■どんなに才能があっても、試合に出ないと成長しない――日本の育成年代をどのように見ていますか?育成システムは改善されてきていると思いますが、ファシリティ、コーチングの部分はまだまだ発展させていかなければならないと思います。つまり指導者のレベル向上です。また、日本は島国ということもあって、海外での経験が足りていません。異国のチームとの試合経験だけではなく、異文化を知る経験です。選手だけでなく指導者もそういった意味でも経験が足りていない。自分達のサッカーを知るためには、海外のサッカーを知る必要があります。世界で戦っていくには、そのような経験を通じて成長していく必要があるということです。また、日本ではサッカーがNo. 1スポーツではではありません。イングランドやドイツではサッカーはNo. 1スポーツです。なぜかというとサッカーに親しみやすい環境があるからです。お金を払わないとサッカーができなかったり、サッカーをプレーするハードルが高いのはとてももったいないことです。ここから変えていかなければならないと思います。そして18歳からトップチームに上がるまでの期間をどうするかということも考える必要があります。日本の場合は大学サッカーもありますが、高いレベルでプレーできる環境は限られます。ユース以降の環境を整備していくことが重要です。若くポテンシャルのある選手が適切なレベルでプレーする機会があれば、もっと若いタレントが出てきます。Jリーグを見ていると、年齢が高い選手が多いですよね。もっと若くていい選手が出てこなければいけませんし、伸び代のある選手をもっと起用する機会をつくる必要があると思います。どんなに才能がある若手も試合に出ないと成長しません。イングランドでもマーカス・ラシュフォードなどは、マンチェスターユナイテッドで若くしてデビューしてから数試合後にはすぐに代表に呼ばれてプレーしました。その他、若い将来有望な選手たちは、所属チームが強すぎて出場機会が得られなければ、欧州5大リーグの中堅クラブで試合に出る機会を模索します。日本だと久保建英選手のように、レアル・マドリードで試合に出ることは難しいけれど、スペインリーグの中堅クラブで試合に出て成長を求めるなど、クラブとして積極的に行っています。レベルの高いリーグで、試合に出ることがとても重要なのです。――どうすれば、若い選手が出場機会を得られるようになったのですか?当然、若手を起用しても結果を出さないといけません。3連敗もすれば監督も立場が危うくなる世界です。そんな厳しい環境の中でも結果を出せる若い選手の育成が重要になります。だからこそ育成システムに投資が必要なんです。若手の育成には、ハード面の環境、仕組み以外にも優秀な指導者の育成も重要になります。フランク・ランパードなどは選手引退後に指導者としてすぐにトップレベルで指導する一人ですが、良い選手が生まれるためには、良い指導者が必要です。そのための指導者育成の仕組みも非常に重要なのです。日本も同様にこのようなサイクルが生まれるための仕組みが必要でしょう。後編は、その仕組みについて伺います。リチャード・アレン氏プロフィール2005年~2012年トッテナム・ホットスパーFCアカデミー部門採用最高責任者2012年~2014年QPR FC アカデミー統括最高責任者2014年~2017年FA(イングランドサッカー協会)タレントID(才能発掘及び育成)最高責任者2018年~2021年ラフバラ大学フットボール統括ダイレクター2022年~横浜FCシニアフットボールエグゼクティブ テクニカルアドバイザーサッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは
2022年08月04日伝説的なクラリネット奏者リチャード・ストルツマンが7月に来日し、80歳を記念するスペシャル・バースデー・コンサートと、妻でマリンバ奏者のミカ・ストルツマンとの特別デュオ・コンサートを開催する。リチャード・ストルツマンは、カーネギーホールでクラリネット奏者として初めてソロ・リサイタルを開催して以来、数々の名演を残してきた伝説的な存在。現在もアルバム制作、コンサートでの演奏活動を積極的に行っている。80歳の誕生日を迎える7月12日(火)には、リチャードと彼を愛する音楽家が集う特別なコンサートを開催。ピアニストの小菅優とギタリストの鈴木大介が特別ゲストで出演し、ロバート・キャンベルがナビゲーターを務める。ストルツマンは小菅と「プーランク:クラリネット・ソナタ」で、鈴木と「武満徹:小さな空~どですかでん」で共演。誕生日らしい華やかな一夜になりそうだ。そして、同月16日(土)には、妻でマリンバ奏者のミカ・ストルツマンのソロCD発売記念もかねた特別デュオ・コンサートを開催。ふたりの音楽家が紡ぎだす親密な空間を堪能できる。リチャード・ストルツマン 80歳記念スペシャル・バースデー・コンサート7月12日(火) 19:00開演Hakuju Hall(白寿ホール)出演:リチャード・ストルツマン(クラリネット)、ミカ・ストルツマン(マリンバ)特別ゲスト:小菅優(ピアノ)、鈴木大介(ギター)、ロバート・キャンベル(ナビゲーター)、東京子どもアンサンブルリチャード&ミカ・ストルツマン特別デュオ・コンサート7月16日(土) 14:00 開演代官山ヒルサイドプラザホール出演:リチャード・ストルツマン(クラリネット)、ミカ・ストルツマン(マリンバ)■チケット情報
2022年06月10日水も滴るレディcompany『舞台リチャードの指輪』が2021年11月27日 (土) ~2021年12月5日 (日)にAPOCシアター(東京都世田谷区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて発売中です。カンフェティでチケット発売中 公式ホームページ 世界7ヵ国で愛される絵本『リチャードの指輪』『リチャードの日記』の初の舞台化。リチャードとミリーが紡ぐ、ありふれた何でもない日々のなかにある『当たり前』の本当の大切さと、不器用で温かい、ひとつの愛が想いを紐解く物語。友達、恋人、家族、大切な方と是非一緒見てほしい。2021年冬、大切なひとのことを、もっと大切にしたくなる。そんな素敵な時間をお届けします。~リチャードの指輪あらすじ~街外れにあるシャイニングの丘。そこに立っている背の低い木の下で、リチャードとミリーは出会う。幸せそうな笑顔を見せるミリーと、何事にも熱心で知的なリチャードは惹かれ合い、家族になってゆく。当たり前だけど特別な日々を過ごす中、リチャードは約束の指輪を渡せていないことが気になっていた。幸せな二人とその家族のその半生の物語。水も滴るレディcompany女性三人で運営する水も滴るレディcompanyはそれぞれが音楽、舞台、映像など異なる分野で活動する人間がひとつになって、様々なエンターテインメントの良さを活かした『人の心が求める時間』を創るイベントを企画、創作しようと、2020年春に発足いたしました!公演概要水も滴るレディcompany『舞台リチャードの指輪』公演日時:2021年11月27日 (土) ~2021年12月5日 (日)会場:APOCシアター(東京都世田谷区桜丘5-47-4)■出演【team.Cake】くのりゆうき、小太刀賢(たすいち)、菅ひより、寺村拓也、とんか、なつめかなで、MisoraShimura【team.Soup】亀田彩香、迫田圭司、髙田結愛、DEW、東史子、幸村のぞみ(芸能事務所シャイニング)■スタッフ原作: 友弥.(TOMOMI)脚本: 竜崎だいち(羊とドラコ)演出: 目崎剛(たすいち)作曲・演奏: 喜田康二郎(EarlsCourt)、イマイユウ照明: 小野健(NEXT lighting)劇場制作: 鯵坂万智子(ACファクトリー)Web製作: sue宣伝美術: みつめ企画運営: 水も滴るレディcompany■公演スケジュール11月27日(土)18時~C28日(日)14時~S/18時~S29日(月)18時~C30日(火)18時~S12月1日(水)14時~S/18時~C2日(木)18時~C3日(金)14時~C/18時~S4日(土)14時~S/18時~C5日(日)12時~C/16時~S※開場は、開演の30分前※上演時間:約2時間■チケット料金前売:4,800円当日:5,300円(全席自由・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年11月20日新宿プリンスホテルは、 紅茶ブランド「リチャードティー(Richard Tea)」とコラボレーションしたアフタヌーンティーを、25階 和風ダイニング&バー FUGAにて開催。期間は、2021年11月1日(月)から12月26日(日)まで。英「リチャードティー」とのコラボスイーツが並ぶアフタヌーンティー“British Relaxing Holidays”を2021年クリスマスシーズンのテーマに掲げ、イギリスをイメージした商品を展開する新宿プリンスホテル。そんな同ホテルは、19世紀にイギリス王室に献上され、今もなお英国伝統のスタイルで紅茶を製法する「リチャードティー」とタッグを組み、日本にいながらイギリスの雰囲気を楽しめるアフタヌーンティーを展開する。注目は、「リチャードティー」の茶葉を使ったスイーツの数々。プリンやスコーンは、人気のフレーバー「ロイヤル・ラブ」を使用。一口頬張ると、ベルガモット&バニラの華やかな香りが口いっぱいに広がるリッチな味わいに仕上げた。定番フレーバー「ロイヤル・セイロン紅茶」を用いたマフィンは、トラディショナルで上品な風味を楽しめる。また、トライフルやアップルクランブルといったスイーツの他、コテージパイ、サンデーローストなど、イギリスの伝統的なセイボリーもラインナップする。茶葉を使用したコラボカクテルもアフタヌーンティーに加え、「リチャードティー」を使用した2種類のカクテルも用意。イングリッシュガーデンに佇む貴婦人をイメージした「リチャードレディー(Richard Lady)」は、ロイヤル・セイロン紅茶をベースに、ラベンダーで香りをつけた。一方、「リチャードフラワーガーデン(Richard Flower Garden)」は、ロイヤル・カルダモン紅茶とイギリス起源のジン「ロンドン・ドライ・ジン」を使用し、さっぱりとした味わいに。色とりどりの花がちりばめられたティーポットから注ぐ、華やかな見た目の1杯となっている。【詳細】リチャードティー コラボレーションアフタヌーンティー期間:2021年11月1日(水)~12月26日(日)時間:14:00~17:30(L.O.16:30)場所:新宿プリンスホテル 25階 和風ダイニング&バー FUGA価格:1人 4,000円■メニュー・スイーツリチャードティープリン、クリスマス・トライフル、チョコバナナタルト、紅茶香るホワイトツリーマフィン、ヴィクトリア・オブ・ノエル、塩キャラメルマカロン、アップルクランブル・スノー、スコーン(プレーン、紅茶)・セイボリーサンドウィッチ(スコティッシュサーモン、胡瓜)、コテージパイ、ミニサンデーロースト、エッグタルトサラダ キャビア添え、オープンサンド・ドリンク<リチャードティー>ロイヤル・セイロン紅茶、ロイヤル・タイム&ローズマリー紅茶、ロイヤル・ブラック・ジャスミン紅茶、ロイヤル・カルダモン紅茶<オーガニックティーセレクション>オーガニックダージリンエステート、オーガニックアールグレイ、オレンジドルチェ、オーガニックアフリカンネクター、カモミールシトラス、ワイルドベリーハイビスカス、ジンジャーツイスト、オーガニックエメラルド抹茶、ホワイトオーチャード、アイスティー<コーヒーバリエーション>ブレンドコーヒー(アイス/ホット)、エスプレッソ、カプチーノ、抹茶ラテ(アイス/ホット)【コラボレーションカクテル】時間:18:00~23:00(L.O.22:30)価格:各1,500円【問い合わせ先】レストラン予約係TEL:03-3205-1124(10:00~17:00)
2021年11月01日『オーメン』『スーパーマン』『グーニーズ』のリチャード・ドナー監督が、月曜日(現地時間)にロサンゼルスで亡くなった。91歳だった。妻でプロデューサーのローレン・シュラー・ドナーが「Deadline」に明かした。多くの映画人が哀悼の意を表している。『グーニーズ』で原案・製作総指揮を務めたスティーヴン・スピルバーグ監督は、「彼はいつだって子どもの心を忘れない人でした。彼が逝ってしまっただなんて信じられません。彼のハスキーで元気のよい笑い声はこれからも忘れないでしょう」と追悼。マーベルのケヴィン・ファイギは、「リチャード・ドナーは人が空を飛べるということだけでなく、コミックの登場人物たちに心、ユーモア、人間らしさ、真実味を持たせ、スクリーン上で息を吹き込ませることができると信じさせてくれました」とふり返り、「ディック(ドナー監督の愛称)とローレンは私のキャリア初期のメンターであり、MCUの誕生のあらゆる点でキーサポーターでした」とつづった。ほかにも『リーサル・ウェポン』シリーズのメル・ギブソン&ダニー・グローヴァー、『グーニーズ』のショーン・アスティンらがお悔やみの言葉を発表している。ドナー監督は『オーメン』で知名度を上げ様々な映画を監督し、また、妻のローレンと立ち上げた製作会社を通じて『フリー・ウィリー』シリーズや『X-MEN』シリーズの製作を手掛けた。(Hiromi Kaku)
2021年07月06日コリン・ファースとスタンリー・トゥッチが共演した話題作『スーパーノヴァ』。メガホンをとったのは、俳優業もこなすイギリス出身のハリー・マックイーン。本作が長編監督2作目となる期待の新星監督に注目した。マックイーン監督は、リチャード・リンクレイター監督の『僕と彼女とオーソン・ウェルズ』(08)で俳優デビューを飾り、2017年には『愛欲のプロヴァンス』でマドリード国際映画祭最優秀助演男優賞を獲得するなど、俳優業でも高い評価を受けている。2013年からは製作も手掛け始め、脚本・プロデューサーも務めた監督デビュー作『Hinterland』(原題/15)は、イギリスのレインダンス映画祭、北京国際映画祭など世界中で評価され、そのマルチな才能に期待がかけられている。映画はスタンリー・トゥッチ扮するタスカーの若年性認知症が大きな軸として描かれるが、マックイーン監督は自身と身近な人たちの体験から本作の着想を得たという。売れない俳優時代、複数のバイトをかけ持ちしていたマックイーン監督は、バイト先の1つである女性と出会った。初めは社交的で感じのいい人だったが、1年の間に徐々に気難しく怒りっぽい人に変わっていき、仕事でも失敗が多くなり解雇されてしまった。半年後、道端で偶然再会した彼女は夫が押す車いすに座っていた。そこで彼女が若年性認知症だったことを知り、衝撃を受けたという。同時期に友人から、父親が若年性認知症と診断され介護施設に入れるという相談を受けた。監督は「この2つの経験から、映画監督としてというよりは1人の人間として病気や周囲への影響についてもっと知りたいと思ったのです。さらに以前から人が死に直面した時、どんな選択肢や権利があるのかに興味を持っていました。だから2つのテーマを融合させて種にして、本作のアイディアを育てていったのです」と語っている。認知症を描こうと決意したマックイーン監督は、物語をよりリアルなものにするためリサーチを長期的に行った。「3年以上、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)に在籍する認知症の第一人者たちや、イギリスの医療系公益団体であるウェルカム・トラストと密に連絡をとったり、認知症患者を家族に持つ人や介護をしている多くの人々の協力を得ました。認知症には多くの種類があり、医学的にも生物学的にも非常に複雑なものであることを学びました」と言う。「また、認知症と向き合っている人々だけでなく、認知症のために愛する人を失った人々と時間を共にする機会も得ることができました。今までで最も感動的で、人生を変えるような経験になりましたよ」とリサーチが大変有意義であったことを明かしているが、その反面「多くの人と関わるほど、認知症を描くことに緊張も感じるようになりました。説得力のある物語を作り出すことで、私に時間を分けてくれた人々に対して敬意を表そうと自分に誓いました」と、リサーチによって得た知識をサムとタスカーの人生に細かく投影していったと明かす。さらに、本作ではコリン・ファースとスタンリー・トゥッチという人気俳優の2人が同性カップルを演じている。それについてマックイーン監督は、「同性愛をごく自然で普通なものにしたかったのです。そういう映画がまだまだ足りていないと思うから」と言及。入念なリサーチのもとに描かれたサムとタスカーの旅路は、誰かを心から愛したことのある人、そして愛する誰かを失ったことのある人々にも共感できるものとなっている。『スーパーノヴァ』は7月1日(木)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スーパーノヴァ 2021年7月1日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2020 British Broadcasting Corporation, The British Film Institute, Supernova Film Ltd.
2021年05月24日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今週は、ジョニー・デップの名演に感動……映画『グッバイ、リチャード!』を紹介します。■『グッバイ、リチャード!』Blu-ray3月3日発売。価格/5,280円(税込み)。発売元/キノフィルムズ、木下グループ。販売元/ハピネット・メディアマーケティングジョニー・デップ演じる大学教授のリチャードは、ある日医師から余命半年の宣言を受ける−−。そして妻から不倫、娘からlレズビアンのカミングアウトを立て続けにされ、なかばヤケクソ気味にはじけていく……。死を突きつけられ、最期へ向かう残された日々をどう生きるか。主人公が余命宣告された作品はいくつも作られてきましたが、本作は死を目前に感傷的にならず、家族との絆物語もさほど紡がれず、突如不良中年と化したリチャードが、生の意味を不良中年の目線で伝える型破りともいえる作品です。物語に花を添えるのはリチャードの娘や妻ではなく、同僚のピーター。ちょっと間抜けだけど人がいいピーターの存在がなければ、本作のリチャードは成立しないほど重要な登場人物です。正直、破綻した夫婦関係といえども妻が薄情すぎない?病状についてもっと聞かないの?とツッコミながら見ていましたが、愛情が消えるとあのようになるのでしょう。ジョニデは今年58歳に。ハサミを持たず、海賊でもない、市井の人として渋い役柄が違和感なく似合う年代になりました。ボロボロになりながらも時おり隠しきれないオーラはスターの証しでしょう。最後の講義シーンは冗談とも本気ともつかない熱量で、生徒たち同様、見ているほうもポカーンとしますが、あとからじわりじわりと効いてきます。「女性自身」2021年3月16日号 掲載
2021年03月08日