マイケル・ダグラスがインディーズ映画”Reykjavik”(原題)でロナルド・レーガン元アメリカ合衆国大統領を演じるかもしれない。「The Hollywood Reporter」誌によると、同作は『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のマイク・ニューウェル監督の新作で、リドリー・スコットが製作総指揮にあたる。1986年、チェルノブイリ原発事故後にレーガン大統領とソ連のミハイル・ゴルバチョフ書記長がアイスランドの首都レイキャビクで会談した数日間を描くもので、脚本は『ジェイン・オースティン秘められた恋』のケヴィン・フッド。現在、ゴルバチョフ書記長のキャスティングが行われている。撮影は来年3月からドイツで予定されている。ガン治療のため休養していたマイケル・ダグラスだが、実在のピアニスト、リベラーチェを演じたスティーヴン・ソダーバーグ監督の『 Behind the Candelabra』(原題)やコメディ作『Last Vegas』(原題)など、主演作を次々に撮影している。筋金入りの民主党支持者でバラク・オバマ大統領を応援しているダグラスが、俳優から政治家に転身し、共和党の大統領となった保守派のレーガンをどう演じるのか?”Reykjavik”は実現が楽しみな企画だ。(text:Yuki Tominaga)© /AFLO■関連作品:エージェント・マロリー 2012年9月28日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2011 Five Continents Imports, LLC. All rights reserved
2012年08月31日リドリー・スコット監督の最新作『プロメテウス』が現在、公開されている。独特の世界観と謎に満ちた物語が魅力の作品だが、観客の多くがスコット監督の描き出した映像に高い評価を寄せている。ときに“ビジュアリスト”と称されることもあるスコット監督の最新コメントが到着した。その他の写真『プロメテウス』は、世界各国の遺跡から発見された“メッセージ”が指し示す宇宙の彼方に向かったプロメテウス号のクルーたちが、人類が決して触れてはならない“秘密”を目撃する姿を壮大なスケールで描く。本作は、地球から遠く離れた惑星で、人類が想像を絶する光景を目撃する様が描かれるが、スコット監督は必要な箇所ではCGを活用しながら、基本的にはセットを建てて撮影することを選択した。使用されたのは『007』シリーズでも使用されている英国パインウッド・スタジオの最大ステージ。サッカー場を3つあわせたほどの広大な敷地に、スタッフたちは巨大な洞窟を作り上げた。スコット監督は、多くの大作映画で、俳優たちが背景合成のために味気ないブルースクリーンの前で演技しなければならないことについて「役者にとってセットは何よりも重要なものだ。青い箱の空間に座って“こっちのほうでは世界の最後が起ころうとしていて、世界はこっちの方向からやってくる”なんて説明されるよりもね。私はセットを建てたいしできるだけ再現したい。なぜなら、セットは本当にそこに実在するからだ。セットは役者が取り組めるリアルなものだ。皮肉なことに、セットのほうがずっと経済的なんだ」と力説する。スコット監督は“独自の映像美をもつ映画作家”と紹介されることが多いが、他の大作映画の映画の監督と比較して、意外にも手早く撮影を終えてしまうという。「私がやったものはどれもより経済的だった。他の映画で空をずっと観察しているのを見たが、あれはバカげているし、どうしてそんなことが起きるのか分からないね。台本ができる前に撮影を始めて、その場ででっちあげ、あとからデジタル処理で何とかしようとするが、肝心な映像がないことに気づいて、また戻って撮り直しをする。我々の場合は、欲しいものは正確に把握していた」。スタッフによると、スコット監督は事前にイメージをしっかりと固め、プランも入念に検討しているため、いざ撮影が始まるとほとんどのカットで撮り直すことなく1テイクか2テイクで撮影を完了してしまうという。徹底的な映像へのこだわりと、迷いのなさ。スコット監督が“これしかない!”と思ったビジュアルイメージが新作『プロメテウス』にもギッシリとつまっている。『プロメテウス』公開中
2012年08月30日この5年間における、彼の大躍進は凄い。マイケル・ファスベンダー、35歳。ザック・スナイダー監督『300[スリーハンドレッド]』(’07)でスクリーン・デビューし、大人気シリーズ作品『X−MEN:ファースト・ジェネレーション』(’11)やヴェネチアを賑わせた『SHAME−シェイム−』、『ジェーン・エア』、『危険なメソッド』と、確固たる存在感を示してきた彼が、巨匠リドリー・スコットの最新作『プロメテウス』で抜擢されたのは、未知の旅への鍵を握るアンドロイドである。ミステリアスな美しさを放つアンドロイドを見事に演じ上げた彼が、役へのアプローチについて明かした。巨匠が本作で取り組んだ題材とは、人類最大の謎である「人類の起源」。アンドロイドのデヴィッドと考古学者のエリザベスとその恋人・ホロウェイら17名を乗せた宇宙船・プロメテウス号は、この謎に迫るべく未知のゾーンへと旅立つ。「これは宇宙の旅の話だ。我々が求めているのは、地球の歴史にこの世界のものではない生物による介入があったかどうかなんだ。どうして我々人間はここにいるのか、どうして我々は造られたのか――その答えを求めて航海に出る」と“ミッション”について説明するマイケルは、「そういったことは、間違いなく頭の片隅にあるものだ」と言う。「おそらく、観客はストーリーを支える理論があることに気づくだろう。演技にはそれほど影響はないが、意識はしているから理論が示唆するものはある。デヴィッドにとっては、これは非常に重要なことなんだ。というのは、彼は人間が作り出したロボットだから、彼としては『人間だって誰かに造られたものだから、人間も誰かにプログラムされている』と言い、人間の方は『我々はプログラムされていない。自由意思を持っている』と答える。それで、『あれ、本当に?』と彼は返すんだ」。「僕は船の執事のようなもの。スペース・バトラーだよ」と独自の言葉で自身の役を表現するマイケル。最初から創造主が人間だとわかっている分、究極の“創造主”を知ろうとする人間たちとデイヴィッドの間には当然のことながら温度差がある。だが一方で、あるはずのない感情がやがて彼の中から湧いてくる。「彼は一人ぼっちなんだ。時々、彼は人の注意を引こうとするが、そこにはちょっと不安が走る。ほかの映画でもロボットに対して不安があったように、たぶん、ロボットが信用されていないからだ。彼の考えでは、人間だって造られたようなものだ。それは彼が抱える不安に対しての防御反応のような考え方だが、これはまた彼が人間の感情を持っていることの証にもなる。プログラムされて少し時間が経つと、プログラムは消え、そこから何かが派生し、その後、別の個性を発揮するようになると考えていくと、おもしろい」。その微妙な“感情”を見事にアンドロイドに吹き込んでいる彼だが、その役づくりでは意外な人物を参考にしたのだそう。「これは論理的な生きものだから、全てを常に処理しているし、あらゆるものを保管している。歩き方では、グレッグ・ローガニスからヒントを得た。彼は80年代初めの頃に活躍した飛び込みの選手だよ。子供の頃に彼を見たのを覚えているんだ。飛び込み台の先へ行くときに、彼が一定の歩き方をしていたのをいつも思い出す。そういうちょっとしたこともヒントになることがあるんだ。この男はヨガ行者に似ている。人がいろいろと姿勢を変えるのと違って、彼のスタンスは中立しかない。でも、不自然にならないようにしながらこの男を演じる上で、どれぐらい人間らしくするか、機械に近づけるか、あるいはロボットらしくするかをある程度、曖昧に見せたいと思ったんだ」。巨匠リドリー・スコットとの初めての仕事について聞くと、「最初に考えるのは、“ああ、大変だ、絶対にしくじるなよ”ってことだ」と落ち着いた風貌からは意外とも思える素顔を覗かせるマイケル。改めて本作での経験をふり返ってもらった。「キャストに起用されたら責任を感じるものだし、特にリドリー・スコットのような優れた人に起用されたんだからね。不安要素はいつでも必ずあるものだし、それはごく健全なことだと思う。僕はいつも感じているからね。だから油断ができないし、満足することもできない。でも僕としては、準備を整えて、できるだけ多くのアイディアを考え出し、そして全力を出すだけ。その後は、信頼の気持ちが肝心。彼を信じて任せれば、楽しめるし、良い経験ができる。今回もセットに行くと、彼(リドリー)はとてもリラックスしていたんだ。彼は仕事に夢中なんだ。彼が毎日セットへ持ち込んでくる大きなエネルギー、熱意、仕事への愛情、それがとても気持ちのいい驚きだった。ぜひ言いたいのは、僕は彼とすぐに意気投合して、とても仕事がやりやすかったってことだよ」。■関連作品:プロメテウス 2012年8月24日より全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年08月28日今夏、挙式説が流れているアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットだが、先週末に子供たちと一緒にフランス北部の町を訪れていたことが分かった。彼らが訪れたのはフランス北部の海沿いにあるル・トゥケという町。ブラッドはイギリスで最新作『The Counselor』(原題)の撮影中だが、監督のリドリー・スコットの弟・トニーが急逝し、監督がロサンゼルスでの葬儀に参列するため撮影が中断したのを受けて、ドーバー海峡沿いのフランスの町で短い息抜きを敢行したようだ。一行はヘリコプターで同地に赴いたという。25日(現地時間)には、ブラッドとアンジーが年長の男の子2人(マドックスとパックス)を除く4人の子供たちと市街を散策し、ショッピングや食事を楽しむ姿が目撃された。レストランに居合わせた旅行者は地元紙「La Voix du Nord」に「彼らは私たちから5メートルくらい離れた席に座りました。ピザを5枚オーダーしましたが、ほとんど食べていませんでした。偽者かと思ったけど、違いました。店を出るとき、アンジェリーナは私の娘と握手してくれました」。別の旅行者は写真を撮ろうとしたところ、ブラッドから「駄目だよ(Never)」と言われたそうだ。その後、一行は玩具店に立ち寄り、恐竜のフィギュアやベビー人形、バービー人形の服など170ユーロほどの買い物をした。店員の1人は「最初は彼らに気づきませんでした。ほかのお客様と同じように『いらっしゃいませ』と対応したら、そこにブラッド・ピットがいたんです」と語った。アンジェリーナは昨年9月にもル・トゥケを訪ねている。「そのときも息子さん(マドックス)を連れて来店してくれました。その後、店は移転したのですが、探し当ててくれました。きっと当店を気に入ってくれたんでしょう」と店員は大喜びしていた。買い物を終えると、一行は再びヘリコプターでイギリスにとんぼ返り。慌ただしいスケジュールだが、少しはリフレッシュできただろうか。(text:Yuki Tominaga)© FameFlynet/AFLO■関連作品:Killing Them Softly (原題)In the Land of Blood and Honey (原題)
2012年08月28日ロサンゼルス郡検視局は24日(現地時間)、ロサンゼルス市のヴィンセント・トーマス橋から19日(現地時間)に投身自殺を遂げたトニー・スコット監督の遺書の内容について、自殺の理由を示す記述はなかったと発表した。スコット監督の訃報が流れた直後、監督が手術不可能な悪性脳腫瘍と診断されたという一部報道があったが、遺族は直ちにこの説を否定した。郡検視局のスポークスマンによると、現場近くに停めてあった監督の愛車・トヨタのプリウス車内に遺されたメモの内容は緊急連絡先のリストで、オフィスには家族や友人に宛てたメッセージが遺されていた。いずれにも健康問題についての記述はなかったという。スコット監督の葬儀は24日、ロサンゼル市内で近親者のみで行われた。映画関係者などによる偲ぶ会は後日開催を予定しており、詳細はレイバー・デイ(9月3日)後に発表するという。-(C) ZUMAPRES/AFLO(text:Yuki Tominaga)■関連作品:プロメテウス 2012年8月24日より全国にて公開(C) 2012 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年08月27日本日から日本公開されているリドリー・スコット監督の最新作『プロメテウス』の本編映像のが公開され、圧倒的なスケールで展開されるスペクタクル映像と、謎が謎をよぶ本作の世界観の一部を垣間見ることができる。『プロメテウス』動画『プロメテウス』は、世界各国の遺跡から発見された“メッセージ”が指し示す宇宙の彼方に向かったプロメテウス号のクルーたちが、人類が決して触れてはならない“秘密”を目撃する姿を壮大なスケールで描く。このほど公開された映像は、謎の惑星の地面から砂煙が噴出し、地底より出てきた考古学者エリザベスがプロメテウス号に向かって全力疾走するシーン。謎に満ちた作品だけに、このシーンが登場する経緯や流れについては紹介できないが、映像にはエリザベスの「“その船”を止めないと帰り着く地球がなくなってしまう」という意味深なセリフが登場。彼女が指す“その船”とは一体、何のことなのか? そして彼女が全力で阻止を願う地球がなくなるほどの脅威とは? 本作は以前より“人類の起源”について描かれた作品と紹介されてきたが、劇中では単なる謎解きに終わらないミステリーや観客を驚かせる展開も待っているようだ。『プロメテウス』8月24日(金)ロードショー
2012年08月24日公開中のリーアム・ニーソン主演作『THE GREY 凍える太陽』の本編映像がこのほど公開され、氷点下の雪山で主人公たちと野生のオオカミが対峙する緊迫感あふれるシーンの一部が披露された。『THE GREY 凍える太陽』緊迫映像本作は、飛行機の墜落事故によって、真冬のアラスカ山中に放り出された7人の生存者が、氷点下20度という過酷な環境の中で、獰猛な獣の襲撃に立ち向かう姿を描いたサバイバル・アクション。『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』でもニーソンとタッグを組んだジョン・カーナハンが監督を、リドリー・スコットとトニー・スコットがプロデューサーを務めている。このほど届いた映像は、雪山でニーソン演じるオットウェイらが仲間割れを起こしていると、どこからか低い獣の唸り声が響いてくる不吉な展開で始まる。焚き火をしている周囲数メートルの外は完全な“闇”という状況下で姿を見せたのは、鋭い牙と俊敏な脚をもつ野生のオオカミ。自らの縄張りを守ることに敏感で、つねに飢えの状態にあるオオカミが姿を見せたことで、それまでの仲間割れムードは瞬時に消え、周囲が“一瞬の判断ミスで命を落とす”という緊迫感に包まれるシーンだ。映画では、サバイバル生活とオオカミとの対決を通じて人間の“生きる力”が呼び覚まされていく過程がスリリングに描かれており、日本公開初日にはアクション映画ファンだけでなく、年配の映画ファンやカップルも多く来場。名優ニーソンが主演する“人間ドラマ”としても評価されているようだ。『THE GREY 凍える太陽』公開中
2012年08月23日映画監督トニー・スコットの訃報を受けて、デンゼル・ワシントン、トム・クルーズら、親しかった人々が悲しみのコメントを寄せている。また、ABCニュースはスコットが脳腫瘍をわずらっていたと報道したが、遺族は否定、後に「脳腫瘍説には疑いがある」と訂正した。その他の情報スコット監督の最後の作品となった『アンストッパブル』をはじめ、5作品でコラボレーションをしてきたワシントンは、「トニー・スコットは偉大な監督で、すばらしい友人だった。彼がいなくなってしまったなんて信じられない。彼は人生と映画の芸術に情熱をもっていた。その情熱を僕たちと分かち合ってくれた。ご冥福をお祈りします」とコメントを発表。『トップガン』『デイズ・オブ・サンダー』で組んだクルーズも、「トニーは僕の大切な友達だった。彼がいなくなってしまって悲しい。彼は自分らしさを持ったクリエイティビティにあふれる人だった」とし、遺族への思いやりの言葉を添えた。弟の死の知らせを受けて、ロンドンで新作『The Counselor』を撮影していたリドリー・スコット監督は、急遽撮影を中断し、ロサンゼルスに向かっている。撮影は最低でも1週間中止になると見られるが、いつ再開されるかはわかっていない。同作品にはブラッド・ピット、マイケル・ファスベンダー、キャメロン・ディアス、ぺネロペ・クルスが出演する。スコット監督が撮影準備をしていたプロジェクトの運命も不明だ。『トップガン』続編は来年にも撮影を開始し、2014年の公開を目指していた。ほかにも、『Narco Sub』『Lucky Strike』、また1968年の西部劇『ワイルドバンチ』などの企画を抱えていた。これらのプロジェクトに関わる人々は、ここ数週間、スコット監督は「仕事への意欲にあふれており、変わったところはまったく見られなかった」と語っている。文:猿渡由紀(C)2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年08月22日8月19日(現地時間)、ロサンゼルスのヴィンセント・トーマス・ブリッジで投身自殺を遂げたトニー・スコット監督。その直後に、監督が手術不可能な悪性脳腫瘍と診断を受けていたと米「ABCニュース」が報じたが、遺族はこの報道を否定した。「Los Angeles Times」紙によると、遺族はロサンゼルス郡検視局に報道されている事実はないと告げたという。「TMZ.com」では夫人のドナさんが郡検視局に「事実無根」と話したと伝えている。スコット監督がほかに健康上の問題を抱えていたかどうかは明らかになっていない。現地時間の20日に検視が行われたが、詳しい死因の特定までには数週間かかるという。「ABCニュース」のウェブサイトは「トニー・スコット監督の悪性脳腫瘍報道に疑いが生じた」とした上で、この件に関する遺族への問い合わせの回答が得られていないと記している。監督の出世作『トップガン』に主演し、共に続編の企画を進めていたトム・クルーズは「映画界に計り知れない功績を残した、創造力あふれる先見の明がある人でした。私の深い悲しみはご遺族と共にあります」と声明を発表。この続編のリサーチのため、監督が亡くなる2日前には、トムはスコット監督と共にネバダ州に赴いていたばかりだったという。また、『クリムゾン・タイド』や『マイ・ボディガード』、そして監督としての遺作となった『アンストッパブル』で主演を務めたデンゼル・ワシントンも「トニー・スコットは素晴らしい監督であり、真の友人でした。彼が逝ってしまったと考えることなどできません。人生にも映画作りにも、とてつもない情熱を持ち、素晴らしい作品を通してその情熱を私たちと分かち合う人でした。私の家族からスコット家のみなさんに祈りとお悔やみを捧げます」と声明を発表した。(text:Yuki Tominaga)© Barcroft Media/AFLO■関連作品:プロメテウス 2012年8月24日より全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年08月22日現地時間(アメリカ)19日午後、橋から飛び降り自殺をしたトニー・スコット監督。近しい関係の人が匿名でABCニュースに語ったことから、スコット監督が手術が不可能な脳腫瘍をわずらっていたことがわかった。『トップガン』『クリムゾン・タイド』『アンストッパブル』など大ヒット映画で知られるスコット監督(68)は、現地時間19日午後、ロサンゼルス近郊サンペドロで橋から飛び降り、自殺をした。近くに停められていた黒のトヨタプリウスの中には連絡先のリストがあり、後に彼のオフィスで遺書が発見された。遺書は妻と双子の息子たちに宛てられていたという。目撃者の話によると、スコットは、プリウスを橋の上に停めた後、2~3メートルあるフェンスを乗りこえて、ためらいもなく飛び込んだということだ。有名映画監督の突然の自殺に、ハリウッドは大きな衝撃を受けている。先週彼と話したという関係者によると、彼は『トップガン』続編の製作準備に意欲的に取り組んでいたらしい。続編も、1作目同様スコットが監督、トム・クルーズが出演することになっており、クルーズは17日にも役作りのためネバダ州の空軍基地を訪れていたそうだ。また、スコット監督は『トップガン』続編より先に『Narco Sub』というアクション・スリラーを監督する予定で、つい最近は兄リドリー・スコットと共にプロデュースを手がけるクリスチャン・ベール主演作『Out of the Furnace』の撮影を終えたところだった。リドリーと共にプロデュースをするテレビドラマ『グッド・ワイフ』は、今年のエミー賞にも複数部門でノミネートされている。スコット監督はイギリス生まれ。3人兄弟の末っ子で、画家、CM監督を経て映画監督に。2度の離婚歴を持ち、3度目の妻ドナ・ウィルソンとの間に双子の息子をさずかり、ビバリーヒルズに在住していた。文:猿渡由紀
2012年08月21日人気作家・綾辻行人の小説を映画化した『アナザー Another』が現在、公開されている。原作はすでに累計110万部を超えるベストセラーだけに映画への注目も大きく、多くの観客から「とにかく怖かった」という声が挙がっているという。ちなみに、綾辻本人も以前より“怖い映画好き”を公言しており、このほど“本当に怖かったホラー映画”ランキングを発表した。その他の写真これまで数々の作品で読者を震えあがらせてきた綾辻が選ぶ“本当に怖かったホラー映画”のトップは、イタリアの巨匠ダリオ・アルジェント監督が1977年に発表した傑作『サスペリア』だ。綾辻は「オカルトホラーの大傑作。高校時代に劇場で観て、本当に怖くて途中で館外へ逃げ出したくなりました」と語る。2位と3位は、清水崇監督の『呪怨』と中田秀夫監督の『女優霊』。いずれも、それまでにない恐怖表現に挑もうとしてきた日本人監督たちが手がけた作品で、綾辻は「邦画からはこの2作を。『呪怨』はシリーズのどの作品も本当に怖いです。伽椰子には誰もかなわない。『女優霊』は、いわゆる“Jホラー”のルーツのひとつとして外せない重要作です」と評する。4位はリドリー・スコット監督の『エイリアン』。そして5位はジェームズ・ワン監督の『SAW』。どちらも全世界で大ヒットを記録し、シリーズ化された作品がランク入りした。いずれの映画も、斬新な設定と周到に仕掛けられた伏線や描写が徐々に恐怖を高めていく作品ばかりで、この5本と、綾辻氏の描いた世界を映画化した『アナザー Another』を続けて観ることで、新しい発見があるのではないだろうか。映画『アナザー Another』は、山間の地方都市に転校してきた中学生の主人公が謎の美少女と出会い、クラスメイトを中心に次々と起こる死の連鎖に遭遇する恐怖を描いたミステリーホラー。『アナザー Another』公開中
2012年08月21日『トップガン』や昨年公開の『アンストッパブル』などで知られるトニー・スコット監督が19日(現地時間)、ロサンゼルスの橋から投身自殺を図った。享年68。当局によると、19日午後12時35分頃、ロサンゼルス市内のサン・ペドロとロサンゼルス港に架かるヴィンセント・トーマス・ブリッジから人が飛び降りたという複数の通報がロサンゼルス市警に寄せられた。目撃者によると、スコット監督はフェンスをよじ上り、飛び降りたという。ロサンゼルス港湾警察の潜水チームが捜索にあたり、遺体は午後3時前に警察当局によって収容された。スコット監督の代理人は「トニー・スコットの死去を確認しました。遺族はプライバシーの尊重を願っています」と声明を発表した。橋に駐車してあったスコット監督所有のトヨタ・プリウスの車内には連絡先を記したメモがあり、監督のオフィスに遺書があったことから、当局は自殺と断定。アメリカ「ABC」のニュースでは匿名の関係者が、監督は手術が不可能な悪性の脳腫瘍と診断されていたと話している。『プロメテウス』のリドリー・スコット監督の弟で、兄と2人でスコット・フリー・プロダクションという製作会社を創設し、プロデューサーとしても精力的に活躍してきたトニー・スコット。出世作となった1986年の『トップガン』は続編の企画があり、トム・クルーズを再び主演に迎え、スコット監督がメガホンをとる予定だと4月に報じられていた。映画サイト「IMDb.pro」によると、東日本大震災から1年後の3月11日の映像を集めた『Japan in a Dayジャパン イン ア デイ』(原題/11月3日公開予定)を始め、ほかにも30本あまりの企画を抱えていたという。突然の訃報にハリウッドは衝撃に包まれ、多くの映画人がTwitterで追悼の意を表している。ロン・ハワード監督は「トニー・スコットの映画はもう作られない。悲劇的な日(No more Tony Scott Movies. Tragic day)」とつぶやいた。ご冥福をお祈りいたします。-(C) BENHAMOU SERGE/Gamma/AFLO(text:Yuki Tominaga)■関連作品:プロメテウス 2012年8月24日より全国にて公開(C) 2012 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年08月21日ニューヨーカーの自社ブランド『Sally Scott(サリー・スコット)のブランドカタログがサリー・スコット全店舗に設置された。サリー・スコット 2012秋カタログのネーミングはなんと『ニクキューissue#11』。なんとゆるかわいいネーミングだろう。サリースコットというブランドはは、少女のように純粋な気持ちを持ち、好奇心旺盛で、いつも新しい自分を探し続けている架空の人物、「サリー・スコット」をイメージしている。シーズンのテーマは、サリー・スコットの生活の一部を切り取り、その時々の彼女の内面を反映させている。サリー・スコットのワードローブが並ぶ部屋 - それがショップ「サリー・スコット」なのだ。独特な世界感が広がる『ニクキューissue#11』は、サリー・スコット各店舗、オンラインストアで、商品を購入した方へプレゼントしている。また、一部店舗では1冊210円で販売も行っている。数量限定カタログなのでお店へ急いで。お問い合わせ:NYオンライン カスタマーサービス tel.0120-10-3299 公式サイト
2012年08月18日奇才ザック・スナイダー&クリストファー・ノーランがタッグを組むヒーロー・アクション『マン・オブ・スティール』(原題)で“新スーパーマン”に抜擢された若手注目俳優ヘンリー・カヴィルが、ハリウッドきってのアクション俳優ブルース・ウィリスとシガニー・ウィーバーの2人と共演を果たしたノンストップ・サスペンス・アクション『シャドー・チェイサー』が今秋公開となる。これに先駆けて、体を張ったアクションを見せる彼の魅力が詰まったドキドキの予告編映像と劇中ビジュアル、そしてヘンリー本人のコメントが一足早くシネマカフェに到着!スペインで家族と久々の再会を果たしたウィル(ヘンリー・カヴィル)。しかし、父親のマーティン(ブルース・ウィリス)が国家間の事件に巻き込まれたために、家族が何者かに誘拐されてしまう。さらに、ウィルの目の前でマーティンが狙撃され、魔の手はウィルへと及び、彼はスペイン国家警察、CIA、そして謎の組織に追われる羽目に…。家族を救う猶予は24時間もない。ウィルは己の本能だけを頼りに国家間の陰謀の渦中へと身を投じていく…。昨年末、劇場公開され大ヒットを記録した『インモータルズ神々の戦い』では勇者・テセウス、そして『マン・オブ・スティール』では新時代のスーパーマンと、カリスマ性を放つヒーロー役で堂々主演を張るヘンリー・カヴィル。次世代スターの呼び声も高い彼が本作で挑戦するのは、“普通”の男子。家族を救うために奔走するごく普通の青年であるが、一方で疾走し、叫び、そして最後には家の屋根からダイブといったように、やはり“超人的な”男子なのだ!そのウィルの父を演じているのが『ダイハード』シリーズでお馴染みのブルース。そして、謎の協力者には『アバター』やリドリー・スコット監督作『エイリアン』シリーズで地球外生命体とも渡り合ってきたシガニーと、新時代のスターの脇を固めるのはハリウッドのベテランたち。アクション合戦はもちろんのこと、緊迫感漂う掛け合いも必見である。情熱の街・スペインで身も凍るような騙し合いに巻き込まれた男がたどり着く真実とは?ヘンリーは主人公・ウィルをこう分析する。「ウィルは家族を見つけようと必死になる。すると父親がどこからともなく姿を現し、警察に逮捕された彼を救う。それが初めての父からの助け舟だったが、普通の人間なら恐怖とパニックのどん底にいるそんな瞬間に、父親はそれまで隠し通してきた秘密を打ち明けるんだ。彼はウィルに、自分がCIAと仕事をしてきた工作員だと打ち明ける。それはウィルにとっては受け入れがたい告白だった。一つ目の理由は、父親がこれまで自分のためにいてくれたことが一度もなかったこと。二つ目は、父親がうその人生を生きていたことが分かったからなんだ。ウィルは父親を嫌う理由が欲しかったのだと思う…」。今回解禁となった写真からも、人間味を帯びた彼の表情がこれまでの役とは一味違うことを証明している。まずは、この怒涛のアクションシーンが詰まった予告編をチェック!『シャドー・チェイサー』は10月27日(土)より有楽町スバル座、新宿ミラノほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:シャドー・チェイサー 2012年10月27日より有楽町スバル座、新宿ミラノほか全国にて公開© 2012 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. マン・オブ・スティール (原題) 2013年夏、全国にて公開© Warner Bros. Ent. All Rights Reservedアバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved
2012年08月17日女優の剛力彩芽が8月13日(月)、都内で行われた3D超大作『プロメテウス』のPRイベントに出席した。剛力さんは本作で初めて実写映画の吹き替えに挑み、ハリウッド作品に初めて参加した。“人類の起源”の秘密に迫る科学者・エリザベス(ノオミ・ラパス)の声を演じ「最初はうまく演じることができるか不安もあったが、やるからにはいろんなことを吸収して、私自身も成長できればと思った。力強くカッコいい女性を演じることができた」と満足そうな表情。いま一番知りたい“起源”は、剛力というユニークな本名のルーツだと言い「全国で12世帯しかないと聞いた。ぜひ剛力の謎に迫りたいですね」と劇中のエリザベスさながらの好奇心旺盛な一面を見せた。『エイリアン』、『グラディエーター』で知られる稀代の映像作家、リドリー・スコット監督が長年温めた企画をついにビジュアル化。人類史上最大の謎“人類の起源”を解き明かすヒントを古代遺跡で発見し、宇宙船・プロメテウス号に乗って未知の惑星を訪れた科学チームの想像を絶する運命を描き出す。剛力さんも「衝撃の連続で、言葉では言い表せない展開。ぜひ劇場に足を運んでほしい」とアピールに熱がこもる。イベントでは空中に映像を投影させる最新ホログラフ技術「viZoo」を駆使し、剛力さんが宇宙の誕生をドラマティックに再現。さらにステージに用意された宇宙船に乗り込み、人類の起源を探る冒険の旅へと旅立った。『プロメテウス』は8月24日(金)より全国にて公開。■関連作品:プロメテウス 2012年8月24日より全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年08月13日リドリー・スコット監督の最新作『プロメテウス』が24日(金)から日本公開になる前に、スコット作品にエディターとして参加した経験を持つ映画編集者の横山智佐子氏が、本作の魅力を語った。その他の写真『プロメテウス』は、世界各国の遺跡から発見された“メッセージ”が指し示す宇宙の彼方に向かったプロメテウス号のクルーたちが、人類が決して触れてはならない“秘密”を目撃する姿を壮大なスケールで描く。横山氏は1996年にセカンド・アシスタント・エディターとしてスコット作品に参加し、『グラディエーター』や『ブラックホーク・ダウン』『アメリカン・ギャングスター』などに関わった。本作『プロメテウス』には参加していないが、全米公開後すぐにIMAXで3D版で作品に観賞し、その映像世界に圧倒されたという。「映像を観ると『リドリーさんの作品だなぁ』という気がしますね。今回は3Dだから自分が映画の世界の中にいるようで、そこはこれまでの映画にない新しいところですよね」。『エイリアン』や『ブレードランナー』など独自の映像スタイルで観客を圧倒してきたスコット監督だが、横山氏によるとそれらはすべて“スコット監督の頭の中”にすでに存在しているものだという。「映像が完璧に頭の中にあるんですね。デッサンしている場面を何度も見ましたし、撮影されたフィルムを観るとまったく同じものが出来上がってくるんです。現場の人に聞くとリドリーさんは朝、撮影現場に行くと『カメラはこことこことここ』って決まってるらしいんですよ。撮影時間もすごく短くてしっかり終わるし、テイクもすごく少ないんです」。しかし、映画は共同作業。脳内のイメージをフィルムに焼き付けるために膨大な労力と知恵が必要だ。「リドリーさんは毎回、連れてくるスタッフがスゴいんですね。ハリウッドで大事なのは監督がどんな人材を連れてこれるか。リドリーさんは毎回、自分のことをわかってくれているスタッフをちゃんと連れてくる。それは大きいと思います」。そんなスコット監督は硬質で緊張感のある物語や世界を描くことが多いが、監督本人は意外(!?)にも人間的な人物だそうだ。「英国的ですよね。アメリカ人みたいにすぐ握手してくるような人間ではないですけど、色んな事に熱心だし、顔に出さないけど、いつも胸には何か情熱的なものを持ってる。優しくて人間的なんです。その部分は映画にも出てますよね」。本作も“人類の起源”という重厚なテーマを題材にしながら、プロメテウス号に乗り組んだ登場人物たちの人間ドラマが繊細に描かれている。表面的にはクールだが、内面は人間的。そんなスコット監督の人柄が、映画『プロメテウス』にも現れているのかもしれない。『プロメテウス』8月24日(金)ロードショー8月11(土)~15(水)、18(土)、19(日)先行上映(一部劇場除く)
2012年08月07日『エイリアン』、『グラディエーター』など幾多の金字塔を打ち建ててきたリドリー・スコット監督が“人類誕生の謎”に挑んだ3Dミステリー大作『プロメテウス』。本作の公開に先駆けて、東京・銀座線旧表参道ホームに『プロメテウス』特別仕様のプラットホームが期間限定で出没するという。「人類はどこから来たのか?」という永遠なる謎を解き明かす重大なヒントを手に入れ、未知の惑星を訪れた科学者チームの運命を描く本作。公開を目前に控える8月6日(月)、東京メトロ銀座線上、表参道・渋谷間に姿を現したのが、車内の乗客だけが目撃できる『プロメテウス』特製のミステリー・ステーション。銀座線車内をざわつかせたこの謎の駅は、同作の配給元である20世紀FOX映画の発案で実現した、使用しなくなったホームを広告として用いる初の試みだそう。発端は今年5月、本作のフランス公開時に、パリの地下鉄メトロ9号線のストラスブール=サン=ドニ駅とレピュブリック駅との間に出現した『プロメテウス』駅。地下鉄の窓からぼんやり外を眺めているとふいに“謎の駅”が現れるという意表を突いた試みが話題となり、同国では初登場1位の大ヒットスタートを記録した。これに続けとばかりに、「日本でもぜひこの驚愕のプロモーションを!」と約半年前に企画が立ち上がったとのこと。まず、同様のことができる「使用しなくなった駅」を探すところからスタートしたこの企画。担当者は「まず、このようなスペースが見つかるとは思っていなかったので、現在使用されていない“旧表参道駅ホーム”にたどり着いたときには、“最高の場所が見つかった!!”と思いました」と当時をふり返る。その後、関係各所との調整を経て、実現にゴーサインが出たのが実施開始日の約1か月前。通常、製作に3か月かかる巨大オブジェを、開始に間に合わせるため3週間で完成させるべく、製作スタッフは急ピッチで邁進。限られた時間を利用して設置が行われ、8月6日(月)始発時、旧表参道駅ホームに総製作費2,000万円の『プロメテウス』ミステリー・ステーションが登場したというわけだ。東京の中心部に突如出現した謎の駅は青く照らし出され、写真で見る限りかなりの迫力がありそうだが…、実際に目撃しないことには始まらない。ミステリー・ステーションを見られるのは今月12日(日)終電まで。ぜひこの機会に銀座線に乗車して、“衝撃の真実”をその目で確かめてみて!『プロメテウス』は8月24日(金)より全国にて公開。■関連作品:プロメテウス 2012年8月24日より全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年08月07日リドリー・スコット監督の最新作『プロメテウス』の約13分におよぶフッテージ映像が、20日(金)の夜に全国の映画館の一部で上映される。『プロメテウス』フッテージ映像『プロメテウス』は、世界各国の遺跡から発見された“メッセージ”が指し示す宇宙の彼方に向かったプロメテウス号のクルーたちが、人類が決して触れてはならない“秘密”を目撃する姿を壮大なスケールで描く。今回のフッテージは、本編の中から選りすぐった約13分の映像で、一部の劇場の20日(金)の3D作品の最終回の予告編上映時に上映されるという。上映時間の約10分の1もの映像を、“先出し”する本企画は、全国約250スクリーンという大規模な上映になるが、上映劇場については“一部の劇場”としか明かされいない。『プロメテウス』は謎に満ちた作品だけに、ファンにとってはフッテージ上映劇場を調べて本作の“謎”にひと足早くアクセスするミッションとして、別の作品を観るために来場した観客にとっては“予期せぬ衝撃”として、20日(金)の夜以降、大きな話題を呼ぶことになりそうだ。また、このほど公開された本作の特別映像では、スコット監督、出演のノオミ・ラパス、シャーリーズ・セロン、マイケル・ファスベンダーらが本作の魅力を語っている。映像や人物描写に徹底的にこだわるスコット監督の撮影現場の模様をとらえた映像も登場。スコット監督が「観客に衝撃を与えたい」と語る『プロメテウス』で、一体どのような“衝撃”が描かれているのか気になる映像に仕上がっている。『プロメテウス』8月24日(金)ロードショー8月4(土)3D特別有料上映(一部劇場除く)8月11(土)、12(日)、18(土)、19(日)先行上映(一部劇場除く)
2012年07月19日女優の剛力彩芽が7月16日(月・祝)、都内のスタジオで3D超大作『プロメテウス』日本語吹き替え版のアフレコを行った。初めて実写映画の吹き替えに挑み、ハリウッド作品に初参加する剛力さんは“人類の起源”の秘密に迫る科学者、エリザベス・ショウ(ノオミ・ラパス)の声を務め「私より年上という設定ですし、大人の女性を演じようと意識した。新しい私を見てもらえれば」とアピールしていた。人類史上最大の謎“人類の起源”を解き明かすヒントを古代遺跡で発見し、宇宙船・プロメテウス号に乗って未知の惑星を訪れた科学チームの想像を絶する運命を描き出す。メガホンをとるのは『エイリアン』、『グラディエーター』で知られる稀代のビジュアリスト、リドリー・スコット監督。無限の想像力と最新の映像技術を融合させた、圧巻の本編に「衝撃の連続で『とにかく観てほしい』としか言えない。言葉では説明できないです」と剛力さんも興奮気味だ。実写作品の吹き替えという初チャレンジには、「ただセリフを読むのではなく、間合いの秒数を覚えつつ感情も込めてなくてはいけない。とても難しい作業で、本当に声優さんって大変なんだなって実感しました」。それでも「吸収することが多かったし、お芝居の楽しさと奥深さを改めて知りましたね」と手応えを感じている様子だった。アフレコ中に、剛力さんが絶叫するシーンでスタジオの機材が故障してしまうハプニングもあったのだとか。「最初は『すぐ直るから』って雰囲気でしたが、だんだんスタッフさんの顔色が変わってきて…。結局、すぐには直らず、別のスタジオに移動したんです」(剛力さん)。本格的なハリウッド進出にも大いに関心があるそうで「大好きなアン・ハサウェイさんと共演できれば。でもその前に、英語の準備をしないといけないですね」と抱負を語っていた。『プロメテウス』は8月24日(金)より全国にて公開。■関連作品:プロメテウス 2012年8月24日より全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年07月17日『エイリアン』などで知られる巨匠リドリー・スコットが、地球上のあらゆる概念を覆す“人類誕生の謎”に挑んだ3Dミステリー大作『プロメテウス』。このほど、スコット監督が次なるミューズとして選んだ“戦うヒロイン”ノオミ・ラパス演じるエリザベスの新たなるビジュアルが解禁となった。スコット監督が彼女を本作のヒロインに選んだそのワケとは?監督のコメントを交えて検証してみたい。「人類はどこから来たのか?」という永遠なる謎を解き明かす重大なヒントを手に入れ、未知の惑星を訪れた科学者チームの運命を描く本作。スコット監督自らのアイディアを基に、前人未踏の宇宙の彼方に眠る驚愕の真実に挑む。これまでにも『G.I.ジェーン』のデミ・ムーアや『エイリアン』シリーズのシガニー・ウィーバーなど、強く、美しく、逞しくという元祖“戦うヒロイン”を描いてきたスコット監督。その歴代女優たちのDNAを受け継いだ、次代のミューズとして選ばれたのがノオミ・ラパスである。世界各国で記録的な大ヒットを記録した『ミレニアム』シリーズ3部作でのリスベット役で一躍脚光を浴びたノオミだが、それに続くロバート・ダウニーJr.主演の『シャーロック・ホームズシャドウ ゲーム』で演じたジプシーの占い師マダム・シムザ役など、カラーは違えど戦うヒロインを体現してきた。本作では人類の起源を探る科学者、エリザベス・ショウを演じているノオミは、「彼女(エリザベス)は、リドリー・スコットの映画に登場するヒロイン像だと思うわ」と語る。一方、スコット監督はこの重要な役にノオミを選んだ理由を「ノオミは稀に見る知性と身体性を兼ね備えている。会ってみたら、彼女はエリザベス役にぴったりの素晴らしい資質を持っていた」と語り、彼女が持ち合わせるヒロインの資質を大絶賛。さらに、製作総指揮のマイケル・エレンバーグも「ノオミが見せた獰猛さ、パワー、スクリーンでの存在感に、私たちは圧倒されたんだ!」とその実力を認める。1996年にテレビシリーズでデビューを飾ってから16年、現在32歳。女優としてはやや遅咲きではあるが、息子をもつ一人の母親でもあるノオミだからこそ芯の強さや凛々しさを併せ持った最強のヒロインになりえたはず。デミやシガニー然り、先述の主演作品に出演してから彼女たちは大女優の道を駆け上がり、シガニーに至ってはジェームズ・キャメロン監督の最新作『アバター』の続編3部作への出演なども報じられるなどハリウッドの一線で活躍を見せている。彼女たちに続き、ノオミも大女優への道を歩み出す?さらに、マイケル・ファスベンダーやシャーリーズ・セロンなど豪華キャストとの初共演にも注目の本作。ぜひ、本日解禁されたばかりの、ノオミの魅力がたっぷりと詰まった予告編をチェックしてみて。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:プロメテウス 2012年8月24日より全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年06月29日リドリー・スコット監督の最新作『プロメテウス』の第2弾前売り券が明日30日(土)から全国で発売され、関係者すらも中身を知らない“謎”が特典として先着20000人に渡されることが発表された。『プロメテウス』動画『プロメテウス』は、世界各国の遺跡から発見された“メッセージ”が指し示す宇宙の彼方に向かったプロメテウス号のクルーたちが、人類が決して触れてはならない“秘密”を目撃する姿を壮大なスケールで描く。前売り券の特典になった“謎”は、その名の通り、現段階では内容が一切わからない。このほどイメージ画像が公開されたが、銀色のフィルムのようなもので完全封入されており、そこには「決して開けてはならない」という文字が。そこに一体、何が入っているのか気になるところだが、一部を除き関係者さえも詳細・中身を一切明かされていないという。また、今回の発表にあわせて最新予告編映像も解禁された。こちらも、前売特典同様に“謎”に満ちた内容で、宇宙の彼方から受け取ったメッセージを頼りに人間たちがプロメテウス号に乗り込んで旅立つ場面に始まり、惑星で発見された遺跡らしき場所でのシーンが次々に登場する。そこで描かれているのは、文字らしき紋様がギッシリと刻まれた壁、人面を思わせる巨石、そしてふしぎな広間など、そのいずれもが“人類の起源”に関係する重要なヒントだという。『プロメテウス』8月24日(金)ロードショー
2012年06月29日リドリー・スコット監督の最新作『プロメテウス』の特別映像がこのほど公開された。これまで数々の傑作を世におくりだしてきたスコット監督が本作で目指すものは一体、何なのだろうか?特別動画『プロメテウス』は、世界各国の遺跡から発見された“メッセージ”が指し示す宇宙の彼方に向かったプロメテウス号のクルーたちが、人類が決して触れてはならない“秘密”を目撃する姿を壮大なスケールで描く。アメリカなど海外で公開を開始し、早くも好調な動員を記録している本作。日本でも20日に関係者向けの試写会が開催され、IMAX3D版で映し出された圧倒的な映像に絶賛の声が集まった。スコット監督は、『ブレードランナー』や『エイリアン』『ブラックホーク・ダウン』などの作品で独自の映像美学をフィルムに刻み付けてきた映画作家だが、本作でも、画面いっぱいに広がる空撮ショットや、漆黒の闇の中で活動するクルーたちの姿を捉えたロングショットなど“大画面で観る”ことを前提に撮影されたショットが次々に登場。その一方で、3D映像の奥行きと実在感を存分に表現するためにスコット監督はCGの背景ではなく、巨大なセットを用いて撮影を敢行。3Dが苦手としていた暗い空間でも立体映像にしか表現できない闇の“深さ”をスクリーンに映し出している。また、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのWETAデジタルがVFXを、『セヴン』や『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』のオープニングをデザインした鬼才カイル・クーパー率いるプロローグ・フィルムがタイトルデザインを手がけるなど世界各国からスタッフが招集されており、スコット監督の映像づくりを後方で支えている。壮大な物語、大画面で観ることを強く意識した構図、サラウンドを活かした音響設計、そして“飛び出している”という次元を超えた3D映像。スコット監督はブルーレイやDVDではその魅力を絶対に再現できない作品として本作『プロメテウス』を製作しており、日本公開後は劇場の大画面で本作を“体験”した観客の声が広がることになりそうだ。特別映像ではスコット監督のインタビュー映像や、本作のために建設された巨大セットでの撮影風景を、映画のダイジェストを交えて紹介している。『プロメテウス』8月24日(金)ロードショー
2012年06月21日ペネロペ・クルスが、再びペドロ・アルモドバル監督の次回作に出演することが決定した。アルモドバル監督が手がけるロマンティック・コメディ『The Brief Lovers』(原題)への出演契約を交わしたという。今夏にかけて撮影が行われる予定の本作は、『ライブ・フレッシュ』(’97)、『オール・アバウト・マイ・マザー』(’98)、『ボルベール<帰郷>』(’06)、『抱擁のかけら』(’09)に続いてアルモドバル監督とペネロペの5度目のタッグ作となり、アルモドバル映画の常連であるパス・ヴェガ、ハビエル・カマラ、セシリア・ロス、ロラ・ドゥエニャスらも参加する見込みだ。さらにペネロペは、リドリー・スコット監督がメガホンを取り、『ノーカントリー』の原作者コーマック・マッカーシーが脚本を執筆する『The Counselor』(原題)への出演も決定。今秋クランクイン予定の同作でペネロペは、既に出演が決定しているキャメロン・ディアス、マイケル・ファスベンダーらと共演することになるが、ペネロペの役柄はまだ正式に発表されていない。■関連作品:私が、生きる肌 2012年5月26日よりTOHOシネマズ シャンテ、シネマライズほか全国にて公開© Photo by Jose Haro © El Deseo抱擁のかけら 2010年2月6日より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Juan GattiEl Deseo
2012年06月13日先日、エリザベス女王陛下60周年記念に沸くロンドンでワールド・プレミア上映が開催され、大きな盛り上がりを見せたリドリー・スコット監督最新作『プロメテウス』。日本では8月24日(金)に公開を迎える本作の日本語吹き替え版で、ノオミ・ラパス扮する“人類の起源”の秘密に迫る科学者、エリザベス・ショウの声をいま最も注目を集める女優・剛力彩芽が務めることが明らかになった。「人類はどこから来たのか?」という永遠なる謎を解き明かす重大なヒントを手に入れ、未知の惑星を訪れた科学者チームの運命を描く本作。スコット監督自らのアイディアを基に、前人未踏の宇宙の彼方に眠る驚愕の真実に迫る。『テルマ&ルイーズ』の主人公2人や『ハンニバル』のFBI捜査官・クラリス然り、魅力あふれるヒロインを描くことに定評があるスコット監督だが、その待望の最新作で新たなミューズに抜擢されたのが、『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』で強烈な演技を見せたノオミ・ラパス。その彼女が演じる、想像を絶する過酷な運命に翻弄されながらも目覚しい成長を遂げていくタフなヒロインに、剛力さんが新たな命を吹き込んでいく。今回の抜擢について「初めての実写映画での吹き替えにハリウッド・デビューなど、新しいことだらけの中で、緊張や不安もいっぱい」と話す剛力さん。その一方で、「リドリー・スコット監督の大作に関わることができてすごく嬉しいです。これからはもっと広い視野でたくさんのことを吸収して、成長してどんなところでも通用する女優になっていきたいです。そのために、まずは英語を覚えます(笑)」と海外でのスクリーンデビューも視野に入れた(?)頼もしいコメントも寄せられた。「『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』を何度も観て、彼女に圧倒された」とスコット監督も太鼓判を押すほどの才能を秘めたノオミだが、本作では「演じるにあたり監督に『あまり女の子らしい声にしないように』と言われました。私は緊張すると自分でも声が甲高くなるのが分かるので、深く悲しんだりという感情を反映させるため、自分の声を体の内側に秘めるよう心がけたんです」とのこと。さらに、「私の吹き替えをしてくださる剛力さんには、私と同じようなやり方で、感情を声にも反映させてくれればと思います」と直々にアドバイスも送ってくれている。日本映画批評家大賞での新人賞受賞、2013年の大河ドラマ出演決定と、人気、実力共に急上昇中の剛力さん。各方面で引っ張りだこの彼女が本作で、どんな新しい魅力を届けてくれるのか楽しみだ。『プロメテウス』は8月24日(金)より全国にて公開。■関連作品:プロメテウス 2012年8月24日より全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年06月11日リドリー・スコット監督の最新作『プロメテウス』のワールドプレミアが現地時間5月31日にロンドンのレスター・スクウェアで行われ、スコット監督を始め、出演者のノオミ・ラパス、シャーリーズ・セロン、マイケル・ファスベンダーらが姿を見せた。その他の写真『プロメテウス』は、『エイリアン』や『ブレードランナー』など数々の作品で斬新な映像世界を提示してきたスコット監督が新たに撮りあげた超大作。世界各国の遺跡から発見された“メッセージ”が指し示す宇宙の彼方に向かったプロメテウス号のクルーたちが、人類が決して触れてはならない“秘密”を目撃する姿を壮大なスケールで描く。報道陣やファンがつめかけた会場には、本作の関係者だけでなく、映画監督のテリー・ギリアムや俳優のサルマ・ハエック、トム・ハーディ、音楽家のニック・ケイブらが出席。スコット監督は「映画作りはとても楽しかったから、仕上げるのは惜しい気がした。こういう映画を作る時は、ひとつの世界を1から作りだすようなものだから、すべてのものや人に思い入れがあって、終わってしまうと寂しい気がするものだ」とコメントした。また、スコット監督との仕事についてファスベンダーは「この仕事が現実だと実感した時には責任を感じて怖い気がした」と語り、ガイ・ピアースは「彼は自分の知識や能力を発揮するのと同じぐらいとても熱心に、他の人の意見や考えを聞こうとする。そういう態度で接してくれるから、監督が自分に対して大切な存在であるのと同じように、自分も監督にとって大切なんだという気持ちになれる」と振り返った。本作は“人類の起源”が重要な題材になっているが、セロンは本作で描かれる“秘密”について「彼らは人間の根源を知ろうとして航海に出発したんだけど、映画のエンディングについては教えられないわ。もし何か言ったら、私はスナイパーに殺されちゃうだろうから。エンディングは知っているし、台本も読んだし、実際に出演もしているのに、びっくりして肘を椅子の金属部分にぶつけた瞬間が4回はあったわ」とジョークを交えながら回答。登壇者たちは本作が提示する“人類の起源”の描写に大きな自信を持っているようだ。『プロメテウス』8月24日(金)ロードショー
2012年06月04日世界が注目する巨匠リドリー・スコットの最新作、3Dエピック・ミステリー超大作『プロメテウス』の公開に先駆け、5月31日(現地時間)、エリザベス女王陛下即位60周年記念に沸くロンドンにてワールド・プレミアが開催された。いままで一切ストーリーが明かされず、全貌が謎に包まれたままだった本作の初披露とあって、会場には約1,500名にものぼる大勢のファンが集結!リドリー・スコット監督を筆頭に、主演のノオミ・ラパス、シャーリーズ・セロン、マイケル・ファスベンダー、ガイ・ピアースらが大歓声に迎えられた。「人類はどこから来たのか?」という人類史上最大の謎を解き明かす重大なヒントを手に入れ、未知の惑星を訪れた科学者チームの運命を描く本作。スコット監督自らのアイディアを基に、前人未踏の宇宙の彼方に眠る驚愕の真実に迫る。至る所に国旗が飾られているロンドンの中心街レスター・スクウェアに敷き詰められたブルーカーペットでは、駆けつけた報道陣への取材と撮影ののち、ファンサービスに終始していた一同。満を持しての新作の晴れの日を迎え、スコット監督は「映画作りはとても楽しかったから、仕上げるのは惜しい気がした。こういう映画を作るときは一つの世界を一から作りだすようなものだから、全てのものや人に思い入れがあって、終わってしまうと寂しい気がするものだ」と興奮と哀愁入り交じる胸の内を明かした。『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』での演技が監督の目に止まり、主演に抜擢されたノオミは、人類の謎に挑む考古学者であり科学者を熱演。「彼女はリドリー・スコットの映画に登場するヒロイン像だと思うわ。私にとって彼女はアイコン的存在ね。演じるのは楽しかったわ」といい、完成した映画については「これは本当に大作映画だと思うわ」と自信をうかがわせた。スコット監督に「彼は優れた俳優というだけでなくコメディアンでもある」と絶賛されたマイケルは、本作で何とロボット役に挑戦。役作りについて聞かれると「台本を持って電子レンジとかトースターとかに向き合って練習した。午後のお茶のときに、そういう家電たちと輪になって向かい合うんだ。会話は一方通行だけどね」とお茶目な一面を見せた。謎の多い本作の完成はキャスト自身も大いに驚かせたようで、シャーリーズが「エンディングは知っているし、台本も読んだし、実際に出演もしているのに、びっくりして肘を椅子の金属部分にぶつけた瞬間が4回はあったわ。ものすごく大きな痣になったの」と語れば、ガイも「思っていたよりもずっと感情に訴えるものだった。キャラクター同士の人間関係に大いに気持ちが揺さぶられた」とその感動を表した。注目は、開けてはならない“パンドラの箱”の中身であるが、「映画のエンディングについては教えられないわ。もし何か言ったら私はスナイパーに殺されちゃうだろうから」(シャーリーズ)としっかりとお口にチャックも欠かさなかった。この日はほかに、テリー・ギリアム監督やサルマ・ハエック、トム・ハーディら錚々たるゲストたちが姿を現し、会場をさらに盛り上げていた。『プロメテウス』は8月24日(金)より全国にて公開。■関連作品:プロメテウス 2012年8月24日より全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年06月04日ハリソン・フォードが『ブレードランナー』の続編へ出演するようだ。フィリップ・K・ディックの小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を基に1982年に映画化された同SF映画の続編でもメガホンを取ることになったリドリー・スコット監督が、ハリソンにカメオ出演を要請しているという。スコット監督は、オリジナル版で主人公リック・デッカードを演じたハリソンを登場させることで、続編の面白さが増すと考えていると英「The Independent」紙に語った。「ハリソンを主役にするとは考えていない。でもどこかに彼を起用しないといけないんだ。面白くなるよ!」続編では、第1作で脚本を担当したハンプトン・ファンチャーに女性を主人公に据えた脚本の執筆を依頼しているという監督は先日、「『ブレードランナー』続編について最初のミーティングを始めたんだ。とても良い感触を持っているよ。絶対に女性主人公を登場させるつもりだ」と明かしている。同作の製作を手がけるアルコン・エンターテインメント社のアンドリュー・A・コソーヴとブロデリック・ジョンソンの両氏は、今回の新作の舞台が未来になると発表したうえで、「今回の続編は、映画史上の名作になり得る第1作と、リドリーとハンプトンの2人各々の独自なコラボレーションの2つの要素から触発された、2人にとって完璧な再会の機会です」と語っている。いまもなお多くの映画ファンの心を掴み、SF映画の金字塔ともされている傑作『ブレードランナー』。ハリソンの出演が実現すれば、一作目のファンならばなおのこと楽しめる続編になることは間違いないだろう。「ブレードランナー ファイナル・カット」価格:1,500円(税込)発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ発売中© 2007 Warner Bros. Entertainment, Inc. All Rights Reserved.■関連作品:ブレードランナーファイナル・カット 2007年11月17日より新宿バルト9、梅田ブルク7にて公開BLADE RUNNER is a trademark of Blade Runner Partnership. Blade Runner: The Final Cut © 2007 The Blade Runner Partnership.TM & © 2007 Warner Bros. EntertainmentInc. All Rights Reserved.
2012年05月29日英文学の名作を映画化した『ジェーン・エア』が6月2日(土)から日本公開される前に、ヒロインと身分違いの恋に落ちる上流階級の男を演じたマイケル・ファスベンダーのインタビュー動画が到着した。インタビュー動画本作は、これまで繰り返し映像化されてきたシャーロット・ブロンテの小説が原作。幼少期に両親を亡くし、ずっと孤独に生きてきた女性ジェーン(ミア・ワシコウスカ)と、横柄で気難しい上流階級の男性ロチェスター(ファスベンダー)の身分違いの恋を主軸に、苦難に満ちた人生を生きる女性の姿を描き出した人間ドラマ。前作『闇の列車、光の旅』が各国の映画祭で高い評価を得た34歳の新鋭キャリー・ジョージ・フクナガが監督を務めている。このたび公開された映像の中でファスベンダーは、自身が演じたロチェスターがジェーンに惹かれる理由について「ふたりの間には確かな結びつきがある。彼は彼女の前では正直になれるし、彼女も決して引こうとはしない」と分析し、「彼女の内面にある炎のようなものが彼を魅了するんだ」と話す。そんなジェーンを演じたのは、『アリス・イン・ワンダーランド』や『キッズ・オールライト』に出演している新進女優ミア・ワシコウスカだ。ファスベンダーは彼女の演技を『アリス…』以前より注目していたそうで、「カメラの前の表情にも引き込まれるし、落ち着いた大人の女性だね。将来は大物女優だよ」と称賛している。そんなファスベンダーもテレビドラマ『バンド・オブ・ブラザーズ』で注目を集めたのを機に、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』『SHAME-シェイム-』と出演作が立て続けに公開され、今後もリドリー・スコット監督のSF大作『プロメテウス』やスティーヴン・ソダーバーグ監督のアクション作『Haywire(原題)』など、出演作が多く待機している。そんな彼が、本作で19世紀の封建的な慣習が強く残る社会を生きる男をどのように演じるのか気になるところだ。『ジェーン・エア』6月2日(土)TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー(C)RUBY FILMS (JANE EYRE) LTD./THE BRITISH BROADCASTING CORPORATION2011. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年05月18日リドリー・スコット監督の最新作『プロメテウス』の日本公開日が8月24日(金)になることが発表され、新画像もこのほど公開された。その他の写真『プロメテウス』は、『エイリアン』や『ブレードランナー』など数々の作品で斬新な映像世界を提示してきたスコット監督が新たに撮りあげた超大作。世界各国の遺跡から発見された“メッセージ”が指し示す宇宙の彼方に向かったプロメテウス号のクルーたちが、人類が決して触れてはならない“秘密”を目撃する姿を壮大なスケールで描き出すという。ノオミ・ラパス、シャーリーズ・セロン、マイケル・ファスベンダーら演技派キャストが集結し、これまでにない映像世界を提示するという本作のテーマは“人類の起源”。そもそも映画のタイトルでもあり、宇宙の彼方を目指す科学者たちが乗り込んだ宇宙船の名前にもなっている“プロメテウス”とは、ギリシア神話に登場する神と同じ名前だ。神話の中でプロメテウスは、一度は父ゼウスがとりあげた“火”を再び人類に手渡した。彼が渡した火こそが人類の文明の始まりとされている。神話と映画に関連があるかどうかは不明だが、タイトルから連想するに、本作が神話の時代から続く普遍的な題材を扱っていると考えて間違いなさそうだ。このほど公開された新画像は、未知の惑星を訪れたチームが、遺跡らしき場所に立っている瞬間を捉えたもの。彼らの背後には本作のポスター画像にもデザインされている巨大な人面のような彫刻が置かれており、このオブジェが何のために存在し、何を意味するものなのか想像がふくらむ画像になっている。スコット監督は本作について「新作で取り組んだアイデアはユニークであり、広範にわたり、刺激的なものです。ずっと求めていた貴重なストーリーを見つけられてこれ以上の喜びはありませんし、私の気持ちにとても近い作品にやっと戻ってこられてうれしい限り」とコメント。今夏も多くの超大作や話題作が公開されるが、本作は最も“予想できない衝撃”を描いた作品になりそうだ。『プロメテウス』8月24日(金)ロードショー
2012年05月16日キャメロン・ディアスが、来月クランクイン予定のリドリー・スコット監督の最新作『The Counselor』(原題)に出演することになりそうだ。映画サイト「Deadline.com」によると、マイケル・ファスベンダーとブラッド・ピットが出演する同作でキャメロンが演じるのは、当初アンジェリーナ・ジョリーが演じるとされていたマルキナという女性役で、現在出演交渉の最終段階に入っているとのこと。婚約発表後のブラッドとアンジェリーナの共演に期待が寄せられていたが、アンジェリーナは主演作『Maleficent』(原題)の撮影も同時期に控えていて、スケジュール調整がつかなかったようだ。『ノーカントリー』の原作者、コーマック・マッカーシーがオリジナル脚本を手がけ、スコット監督の『プロメテウス』(8月公開)に続いてマイケルが主演、ドラッグ・ビジネスの深みにはまる弁護士を演じる。ほかに『ノーカントリー』でオスカー助演男優賞に輝いたハビエル・バルデムが主人公の悪事に手を貸す富豪を演じ、彼の妻であるペネロペ・クルスも出演。夫妻にとって2008年の『それでも恋するバルセロナ』以来、結婚後初共演となる。(text:Yuki Tominaga)© Startraks/AFLO■関連作品:それでも恋するバルセロナ 2009年6月27日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 Gravier Productions, Inc. and MediaProduccion, S.L.プロメテウス 2012年8月、全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOXノーカントリー 2008年3月15日よりシャンテシネほか全国にて公開© 2007 Paramount Vantage, A PARAMOUNT PICTURES company. All Rights Reserved.■関連記事:C・セロン×M・ファスベンダー競演!『プロメテウス』衝撃の予告編&ポスター解禁アンジェリーナ・ジョリー、ブラピ出演もうわさされるR・スコット新作に出演か?ペネロペ、バルデムと共にお出かけで大きくなったお腹を披露W・アレンの撮影現場は出会いを生む?ペネロペ&ハビエルに続くカップル誕生【ハリウッドより愛をこめて】ウディ・アレンがぼやき節!マイケル遺児は学校へ?
2012年05月11日