吉田さん夫妻は神奈川県川崎市宮前区で平成13年築、専有面積77.26平米の中古マンションを購入。リノベ-ションして暮らしています。以前は賃貸アパートに住んでいましたが、インテリア好きの夫が「家を好きなようにいじりたい」と考え始めたのが住み替えのきっかけだったとか。リノベ会社は勤め先から近いリビタに決めました。リビタには物件探しから入居まで同じコンサルタントがワンストップでサポートしてくれるサービス「リノサポ」があり、「効率がいい」とお願いすることにしたそう。設計・施工は、夫妻の好みに合う会社としてリビタから紹介された錬に依頼。工事費は1200万円(コンサル料、設計料含む)でした。夫妻はふたりとも食品関係の仕事をしていて、食べることが大好き。リノベでは「映画『かもめ食堂』のように」とリクエストするなど、キッチンにはとくに思い入れがあったようです。■ ホームパーティにぴったりのキッチン!完成したのは、存在感たっぷりのアイランドキッチン!キッチン右側がダイニングで、夫が座っているのはダイニングテーブルのベンチの役割も果たす小上がりです。リノベ前のキッチン既存では、LDとは離れた奥まったところにキッチンがありました。リノベではキッチンがLDKの主役に躍り出たわけです。料理は夫妻そろってするので、ふたりで立てる広さになっています。壁やカウンターのタイルは、何度もサンプルを取り寄せるなどして厳選したものです。ゲストをたくさん呼んでホームパーティーをするため、夫妻は大きなダイニングテーブルも要望。キッチンカウンターとダイニングテーブルの間に同じ素材の板を渡せば、ひとつの大テーブルとして使えるように工夫されました。ベンチ代わりにもなる小上がりの下は、引き出し式の収納になっています。リノベ前のLD「リビングを広くしたい」というのも夫妻のリクエストのひとつでした。既存ではLDと隣接していた和室と洋室をなくし、広々としたLDKを実現しました。■ スッキリと暮らせるのは収納のおかげ!キッチンとダイニングの間、アール壁の先にはパントリーがあります。収納量の多いパントリーは、キッチンと同様に夫妻が要望していたもの。このパントリーのおかけで、スッキリとしたキッチンをキープできています。棚はIKEAのものです。夫が床を塗装したときに余った塗料を塗ったら、まるで造作したような仕上がりになりました。洋服やアウトドアグッズなど趣味のものが増えたとのことで、W.I.Cも要望していた夫妻。左は以前キッチンがあった場所に設けたW.I.Cです。壁の両側にハンガーパイプを、上部に枕棚を設けて収納量を高めています。そして右は第2のW.I.Cです。洗面脱衣室の一部にハンガーパイプ、枕棚などを造作してW.I.Cにしました。洗面室とバスルームには寝室からしかアクセスできないつくりにして、プライバシーを高めています。洗面台の向かいは洗濯機置き場なので、家事動線にもムダがありません。■ キャットステップで猫も大満足!以前は玄関が狭く、廊下を挟んで物入れがありましたが、そこをすべてゆったりとした土間に変更しました。玄関ホールと寝室の壁は、Yさん夫妻と友人で塗ったものだそうです。リノベ当時は飼っていませんでしたが、設計では猫を飼うことも前提にプランニングしてもらいました。寝室にはリビングへ自由に行き来できる、猫用の出入り口を設けました。壁にはキャットステップをつくって、出入り口からやってきた猫が下りやすいよう工夫されています。リビング壁の天井近くにはキャットウォークも設置されました。ステンドグラスが入ったドアはリビング入り口、右側の引き戸がトイレの入り口です。トイレ内には換気扇付きの猫トイレスペースも設置しました。「やり残した感がまったくない。住んでいて大満足です!」と夫妻。リノベ後に迎えた2匹の猫ものびのびと暮らし、満足そうでした。このリノベーションをもっと詳しく見たい方は、ぜひ『リライフプラスvol.28』も参考にしてみてくださいね。※物件価格、工事費、ご家族の年齢等は取材時のものです。プロデュース/リビタ設計・施工/錬撮影/山田耕司リライフプラスvol.28日本で唯一のマンションリノベーション専門誌【巻頭特集】マンションリノベ新・3種の神器 [W.I.C][玄関土間][パントリー]で収納問題をスパッと解決!【第2特集】We Love City コンパクトでもいい!都心に住みたい
2019年01月19日