コーチは、コーチがデザインし、リル・ナズ・Xがキュレーションを手がけたスペシャルなカプセルコレクション "The Lil Nas X (リル・ナズ・X)" を発表しました。このコレクションは、コーチのグローバルブランドアンバサダーを務めるアーティストのリル・ナズ・X自らがこだわりをもって選び、彼ならではの表現力豊かなスタイルへのアプローチにインスパイアされてカスタマイズされたコーチ "Winter 2023" コレクションのアイテムで構成されています。Courtesy of CoachLil Nas X カーゴ トート5万3,900円(税込)H25.5 x W34 x D16cmLil Nas X ラバーズ オンリー セーター5万2,800円(税込)このカプセルコレクションを誕生させるにあたって、コーチは、リル・ナズ・Xと協力し、彼の個性的なスタイルと色彩感覚を参考に、このコレクションのフィーリングを作り上げました。その後、コーチのクリエイティブ・ディレクター スチュアート・ヴィヴァースがポップな色使いのシアリングコートや、コンサートグッズにインスパイアされたグラフィック、ペットの猫や彼の星座である牡羊座といったリル・ナズ・Xの人生に登場するシンボルのパッチでパーソナライズしたアメリカン バーシティ ジャケットなど、リル・ナズ・Xお気に入りのアイテムを、彼と共に選び、カスタマイズしたのです。コーチ "Winter 2023" コレクションの一部となるこのカプセルコレクションは、レザーのバイカージャケットやシアリングジャケットというアメリカンファッションの原型が、Tシャツ、スエットシャツ、バッグと並び、レイヴ・カルチャーを想起させるユースフルなアシッドグラフィックとエレクトリックカラーで命が吹き込まれています。さらにコーチのアーカイブよりボニー・カシンのレオパードプリントもモダンに再解釈され採用されています。ヴィヴァースは次のように述べています。「今回のウィンターコレクションは、ファッションとは自分が誰であるかを探求し、それをすべて受け入れ讃えること、という私の信念からインスピレーションを得ています。コレクションを製作するために、私たちはコーチのアーカイブのアイテムを捻り出したり、リル・ナズ・Xの音楽やナイトライフとの繋がりからインスピレーションを得たりもしました。昨シーズンのランウェイで発表したヘリテージスタイルを、カラー、テクスチャー、グラフィックをふくらませることで進化させ、私たちが共に大切にしている個性やオーセンティックな自分らしさの表現を讚えるアイテムを作り出しています。」Courtesy of CoachLil Nas X カーゴ トート264万6,200円(税込)H19.5 x W26 x D13cmCourtesy of CoachLil Nas X バイカー ジャケット18万1,500円(税込)Courtesy of CoachLil Nas X レオパード クルーネック セーター5万8,300円(税込)Courtesy of CoachLil Nas X キャッツ リラックス Tシャツ1万7,600円(税込)キャンペーンのビジュアルとムービーは、カプセルコレクションをまとったリル・ナズ・Xをコレクションの大胆な色使いを強調する Y2Kスタイルで撮影しています。リル・ナズ・Xとコーチは、このキャンペーンのクリエイティブ ディレクションとスタイリングでもコラボレートしています。“The Lil Nas X (リル・ナズ・X) ” コレクションは、12月27日 (水) より、対象のコーチ ストアと、下記リンクのコーチ 公式 オンラインストアにて発売致します。 Japan Instagram 公式アカウントはこちら。 日本の皆様にコーチのクラフトマンシップやブランドの世界観についてより理解を深めていただけるコンテンツを充実させていきます。是非フォローしてください。@coach_japan; #CoachJapanEDITORIAL CREDIT: CoachIMAGE CREDIT: Courtesy of CoachSOCIAL MEDIA: @Coach; @coach_japan; @lilnasx; #CoachJapanお問い合わせ:コーチ・カスタマーサービス・ジャパン0120-556-750www.coach.comコーチについてコーチは、1941年にニューヨークで創立したグローバルファッションブランドです。クリエイティブ・ディレクターのスチュアート・ヴィヴァースのビジョンと、私たちのホームタウンであるニューヨークの、誰をも受け入れる姿勢(インクルーシブ)、そして勇気ある精神にインスパイアされ、誰もが自分らしくいられるように、永く愛される美しいものづくりを行います。コーチは、タペストリー・インクの所有するブランドのひとつです。タペストリーは、ニューヨーク証券取引所にティッカーシンボルTPRで上場しています。
2023年12月28日コーチ(COACH)は、アーティスト、リル・ナズ・X(Lil Nas X)からインスパイアされたアイテムを発表。2023年12月27日(水)より、一部のコーチストアなどで発売される。ポップカラーのレザージャケット&猫グラフィックTなどコーチ 2023年冬コレクションの一部として展開される本アイテム。コーチのアイテムが、アメリカのヒップホップアーティスト、リル・ナズ・Xの個性的なスタイルと色彩感覚を参考にアレンジされている。注目は、リル・ナズ・Xの愛猫のグラフィックをあしらったウェア。コーチのアーカイブにあるレオパード柄のボディを採用したセーター、Tシャツには、フロントに大きくブルーの猫がプリントされている。アメリカンファッションを象徴するアイテムの1つ、レザーのバイカージャケットには、リル・ナズ・Xのポップな色使いをイメージし、ヴィヴィッドなピンクを配色。さらに、リル・ナズ・Xの星座である牡牛座のモチーフは、鮮やかなカラーのトートバッグのフロントにオン。コーチのブランドネームとともに、ユニークなグラフィックがバッグを飾っている。【詳細】“リル・ナズ・X”コレクション発売日:2023年12月27日(水)販売店舗:一部のコーチ ストア、コーチ公式オンラインストア価格:・カーゴ トート 26 46,200円・バイカー ジャケット 181,500円・レオパード クルーネック セーター 58,300円・キャッツ リラックス Tシャツ 17,600円【問い合わせ先】コーチ・カスタマーサービス・ジャパンTEL:0120-556-750
2023年12月23日企業懇親会や納涼行事など団体客向けの新プラン!11月15日までの期間限定!大阪ベイエリアの舞洲(まいしま)にあるBBQ場「森とリルのBBQフィールド」は、関西有数の花火メーカー、葛城煙火(本社:大阪市)の協力を得て、7月1日(土)~11月15日(水)の期間限定で、団体客向けの新プランとして「プライベート花火サービス」を提供します。プロの花火職人とのコラボレーションにより、企業懇親会や納涼行事、誕生日パーティなど、お客様の要望や予算に合わせた打ち上げ花火が可能です。自分たちが主催・演出する花火ショーをみんなで鑑賞しながら、おいしいバーベキュー料理を楽しむことができます。会社の同僚や仲間、ご家族など大切な人たちと素敵な思い出をつくってください。森と海に囲まれた格好のロケーションで花火サービス!「森とリルのBBQフィールド」は、兵庫県明石市を本拠地にする株式会社バーベキューアンドコー(本社:兵庫県明石市松の内2-2、社長:成田收彌)が運営する全天候型BBQ場です。森と海に囲まれたリゾート施設「ホテル・ロッジ舞洲」の敷地内にあり、広いガーデンには紫陽花をはじめ季節の花々が咲き、日本の夕陽百選にも選ばれる景勝地です。こうした格好のロケーションを活かし、今回の「プライベート花火サービス」を企画することにしました。パートナーは関西有数の花火メーカーの葛城煙火!パートナーとして協力していただく葛城煙火は創業以来、約70年にわたり花火の製造と打ち上げを手掛ける、関西有数の花火メーカーです。安全性と品質への徹底したこだわりを持ち、その卓越した技術と美しい花火の演出は、多くの人々から信頼と評価を得ています。国内外のさまざまなイベントや祭りに参加しているほか、自社主催の花火大会やイベントも開催し、地域や観客に感動と喜びを提供しています。おいしいBBQ料理を食べながら花火ショーを満喫!プライベート花火の打ち上げ場所は、当施設に隣接する同じ舞洲エリアの「太陽の広場」となります。大阪ベイエリアの花火スポットとして数多くの実績があり、阪神間や六甲山などの山々を借景にした豪華な花火ショーを楽しむことができます。今回のプランでは、こうした葛城煙火のプロフェッショナルが手掛ける迫力満点の打ち上げ花火を、おいしいBBQ料理を食べながら、プライベートな空間で存分に満喫していただけます。夏はもちろん秋も特別感がある「プライベート花火」花火メーカーの葛城煙火と一緒に織りなす、BBQ場の新たな取り組み「プライベート花火サービス」。7月1日から11月15日までの期間限定で、団体客向けのプランとなっています。一般的に夏の風物詩のイメージが強い打ち上げ花火ですが、夜風が心地良い秋も特別感があって、贅沢なひとときを楽しんでいただけます。「プライベート花火サービス」のお申し込みや詳細については、当施設「森とリルのBBQフィールド」までお気軽にお問い合わせください。森とリルのBBQフィールド所在地:大阪府此花区北港緑地2-3-75、ホテル・ロッジ舞洲内電話:06(6460)6090地図 : 会社概要商号:株式会社バーベキューアンドコー代表者:成田收彌所在地:兵庫県明石市松の内2-2設立:2017年1月URL: お問い合わせ先株式会社バーベキューアンドコー広報室:大角(おおすみ)、敷谷(しきたに)電話番号:078-927-6660E-mail: pr@bbqandco.jp ファクス:078-924-2271 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月26日昨年6月、2021年秋のランウェイショーで発表されたマーク ジェイコブスのロゴプリントは、2022年春シーズンも特別なTHE MONOGRAM COLLECTIONとして継続します。本キャンペーンでは音楽界で最も大胆なアーティストの一人として知られるリル・ウージー・ヴァートがメインモデルを務め、アラスター・マッキムがスタイリングを、そしてマリオ・ソレンティが撮影を手掛けています。多彩なテイストとアンドロジナスなファッションで知られるヒップホップの天才が、モデルのジョージア・パーマー、アイリス・ロウとともにマーク ジェイコブスの新たなロゴプリントを身にまといます。THE MONOGRAM OVERSIZED HOODIE 6万2,700円THE MONOGRAM OVERSIZED SWEATPANTS 5万9,400円THE MONOGRAM TUBE SKIRT 5万1,700円THE MONOGRAM BALACLAVA 2万4,200円THE MONOGRAM BIG T-SHIRT 3万800円THE MONOGRAM OVERSIZED SWEATPANTS 5万9,400円THE MONOGRAM TUBE SKIRT 5万1,700円THE MONOGRAM BALACLAVA 2万4,200円今回のコレクションでは、マーク ジェイコブスのDNAの核となる価値観と美学を表現しています。MARC JACOBSの文字をチェーン状にあしらったエフォートレスでクールなストリートウエアは、ジェンダーレスの表現と個性の尊重を探求します。コレクションのアイテム展開は、ヘビーコットンを使用したオーバーサイズパーカ、Tシャツ、スウェットパンツやフリースジャケット、ウールニットジャンパー、チューブスカート、バラクラバ。カラーバリエーションはブラック&ホワイト、ピンク&グレージュの2色です。リュクスなキャンバスジャカードジャケットとパンツのセットアップに、バケットハットやトートバッグも登場いたします。THE MONOGRAM PAINTERS JACKET 5万1,700円THE MONOGRAM PAINTERS PANT 4万4,000円THE MONOGRAM BUCKET HAT 2万8,600円 ※1月中旬予定THE MONOGRAM MINI TOTE BAG 4万7,300円■発売日2022年1月15日(土)■展開店舗情報MARC JACOBS OMOTESANDO THE MONOGRAM POP-UP SHOP〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 4-30-4 表参道430ビル期間:1月15日(土)~ 2月6日(日)MARC JACOBS パルコ渋谷店、伊勢丹新宿店、阪急うめだ本店、OPA心斎橋店はじめ全国のストアおよびmarcjacobs.jp問合せ先マーク ジェイコブス カスタマーセンターTEL:03-4335-1711URL: 企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2022年01月09日音楽プロデューサー・DJのマーク・ロンソンが、メリル・ストリープの娘で女優のグレース・ガマー(「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」)と結婚したことをインスタグラムで報告した。マークはグレースと手をつなぎ、お互いが幸せそうな笑みを浮かべている白黒のウエディングフォトを投稿し、「どこからともなく現れた、ぼくの愛する人。ぼくの人生で、45回目の年を間違いなく最高のものにしてくれた。45年という年月は、きみの愛にふさわしい男になるために必要だったんだ。ぼくが最後の日を迎えるまで、これから毎年の誕生日をきみのそばで過ごせるといいな。ぼくはずっときみのもの…(そうです。ぼくたち、結婚しました)」とつづった。マークがグレースとの結婚を報告した9月4日(現地時間)は、マークの46歳の誕生日でもあり、コメント欄には祝福メッセージが殺到している。今回の結婚は、どちらにとっても2度目。マークはフランス人女優のジョセフィーヌ・ドゥ・ラ・ボームと2011年9月に結婚し、2018年10月に離婚した。また、ジョセフィーヌとの結婚前に、女優のラシダ・ジョーンズと婚約していたこともある。グレースは、ミュージシャンのテイ・ストラザーンと2019年7月10日に結婚したが、わずか42日後に別居。2020年3月にグレースが離婚を申請し、同年9月に離婚が成立した。(Hiromi Kaku)
2021年09月06日世界的ダンサー、リル・バックの驚異的なダンスの秘密と彼が育った街メンフィスを描いたドキュメンタリー映画『リル・バックストリートから世界へ』が全国順次公開中。この度、「日本大好き」というリル・バックから、日本の観客へ日本語を交えた感謝の動画とともにスペシャルインタビューと、東京で撮影した貴重なショットを含む新着写真&未公開場面写真が到着した。到着したのは、リル・バック本人から映画を見てくれた日本の観客への「感謝の動画」。「ありがとうございます」と日本語で感謝の気持ちを述べており、実は日本が大好きで何度も訪れているのだという。ダンスフェスティバル、TV、CM、映画と多忙な中でも、ラスベガスの自宅でリモートインタビューに応じてくれたリル・バック。映画の撮影秘話をはじめ、マイケル・ジャクソンに憧れていた話、トレードマークの“スニーカー”へのこだわりなど貴重な話が盛り沢山、さらに妻である日本人ダンサー・島津藍(Ai Shimatsu)さんへのリスペクトや日本との関わりも特別に語っている。さらに今回は、リル・バックが東京ブランドに身を包み、一昨年、東京に来た際に撮影した貴重な新着写真と映画の未公開ショットも公開。彼の日本愛がうかがえるものとなっている。――あなたを映画にしたいという監督からのオファーを受けた理由は?リル・バック(以下LB):4~5年前、バンジャマン・ミルピエ(映画『ブラック・スワン』振付、元パリオペラ座芸術監督)から監督のルイ(・ウォレカン)を紹介されました。当時、僕はアートの世界で注目されるようになったところでしたが、多くの人の僕に対するイメージは「ヨーヨー・マと“瀕死の白鳥”をやったダンサー」。だから、僕のダンスの根幹にあるのは、実はメンフィスのストリートダンス、ジューキンだと知って欲しくて、映画を作るというアイデアはとてもいいと思ったんです。――完成した映画を見た感想やお気に入りのシーンを教えてくださいLB:正直いうと最初、僕が映画をやるのは早すぎるんじゃないかという気持ちがありました。みんなが映画を観たときにインスピレーションを与えられるほどに自分はまだビッグじゃないって。でも映画を観てちょっと安心しました。映画にはメンフィスのダンサーがたくさん出ていて、僕の話ばかりじゃなかったから。ジューキンと育ったメンフィスの人たちの話を、みんなに聞いてほしいですね。だからお気に入りの場面は他のダンサーのインタビューかな。もう一つは、子供たちを教えている場面。僕が経験してきたことを次の世代に伝えることは僕にとって大切なんです。――最初に憧れたダンサーは?LB:最初に憧れたのは、やっぱりマイケル・ジャクソン。まだシカゴにいた頃だけど、姉とマイケルの映像を見ては真似ようと一生懸命でした。マイケルのダンスはまるで神業。手が届かないものだと思ってました。ところがメンフィスへ引っ越したら、僕と同じ年頃の子が「マイケル以上かも?」と思うほどのテクニックで踊ってたんです。もう、びっくりです。「この重力に逆らっているようなダンスは何?!」って。それがメンフィスジューキンだったんです。――あなたのダンスのシグネチャーといえば、スニーカーのつま先立ちで踊る姿。スニーカーにどんなこだわりがありますか?LB:まず、どんなサーフェス(表面)で踊るか。堅い木のフロアなのか、コンクリなのか、スタジオの床なのか。サーフェスによってシューズを選んでますね。僕はナイキを履いて踊ることが多いですが、踊りやすい靴底で、つま先で立って踊っていてもとても楽で、滑るようなムーヴがやりやすいんです。僕の場合、シューズの側面を下にしてスピンするので、そうなると裂けてしまったりして長持ちしないのが悩みかな。もちろん、誰も僕みたいにスニーカーでスピンしたりしないから気にしなくていいんですけど(笑)――島津藍(Ai Shimatsu)も世界的に活躍するダンサーですが、お互いのどんなところをリスペクトしあっていますか?LB:自分たちにとって大切なこと、情熱を持てることに、自分を捧げられるところです。相手が何に情熱を持っているのか知っているし、お互いのことを愛しあっています。彼女は、僕がダンスや文化に対してやっている仕事や、ダンスに関するいろんな境界を壊していることをリスペクトしてくれていますし、僕は彼女を、力強いダンサーとして、そしてムーヴメントの中に自分の個性を見つけ出している人としてリスペクトしています。彼女から学ぶことは多いです。同時に彼女も僕から多くのことを学んでいる、そんな関係だと思います。――以前、東京のストリートで踊っている動画をアップしていましたね。日本には何度もきているのですか?LB:妻に「私よりも日本に行っている」とからかわれるほどです(笑)。日本のカルチャーが大好きで、僕のムーブには日本のアニメやカルチャーから取り入れたものもあるんですよ。本当なら映画に合わせて今すぐにでも日本に行きたいくらい。一昨年、パンデミックになる前、日本で妻と一緒にダンスのワークショップをやったこともあるので、また日本に行けたら今度は子供たちにダンスを教えてみたいですね。――若い頃のあなたにとってダンスとはどんなものでしたか?そして今のあなたにとっては?LB:子供の頃、僕の家庭はとても貧しくて、姉と一緒にダンスをすることだけが最高の時間の過ごし方だったんです。踊っている時だけが自由を感じられる時間。誰にも断罪されることなく、誰にも批判されることなく、本当に自分自身の喜びのためだけに踊って、本当に幸福になれる究極の自由だったんです。今の自分にとっては、ダンスは喜びだけでなく、ミッションがあると思っているんです。後に続くダンサーたちをインスパイアしていきたい。僕がやってきたことは夢物語ではなくて、実際にできるんだよと伝えたい。そしてダンスというアートフォームは、他の芸術と同様にファインアートになるもので、エンタテインメントとして消化するだけでなく、世界を変える立派なツールにもなるんだよ、というメッセージを広めていきたい。友人であるジョン・ブーズと始めた「MOVEMENT ART IS」(M.A.I.)の活動を通して、そうした自分たちのメッセージを広めてダンサーたちの背中をプッシュし続けられるようにしたいですね。『リル・バックストリートから世界へ』はヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リル・バックストリートから世界へ 2021年8月20日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開©LECHINSKI
2021年08月25日ジャネール・モネイやマドンナともコラボする世界的なダンサー、リル・バックの軌跡を描くドキュメンタリー『リル・バック ストリートから世界へ』が8月20日(金)より公開。このほど、現在もダンスフェスティバルや、TVシリーズやCMの撮影、短編映画の制作などで多忙な活躍が続くリル・バックに行った貴重なリモートインタビューから、日本のダンサーや観客へのメッセージが到着した。>>『リル・バック ストリートから世界へ』あらすじ&キャストはこちらから映画の舞台は、全米有数の犯罪多発地域で公民権運動のキング牧師が暗殺された場所でもあるメンフィス。そこで育ったチャールズ・ライリー(愛称リル・バック)は、メンフィス発祥のストリートダンス”メンフィス・ジューキン”にのめり込む。さらには、そのダンスを磨くため、奨学金を得てクラシックバレエにも挑戦。ジューキンとバレエを融合させ、名曲「白鳥(瀕死の白鳥)」を踊る。偶然そのダンスを撮影した映画監督スパイク・ジョーンズが動画を投稿したことで、彼の運命は大きく変わっていく。「どんな困難があったとしても、自分のやっていることを愛しつづけて」とまっすぐな瞳で語るリル・バックは、「個人的に苦しかったり、世界の状況が大変だったとしても、どうか、好きなことを止めないでください」「なぜダンスを始めたのかを忘れないで」と語りかけ、「自分の身体すべてを捧げて、どんな困難も乗り越えようと思うほど、ダンスを愛していたということを。その情熱を忘れないで。そうすればもう大丈夫。だってそれが、君の踊る理由だから」と、強いエネルギーに溢れたメッセージを寄せる。メンフィスの貧困地域で育ち、ひたすらダンスに向き合い続けた彼だからこその、何事にも通ずる言葉だ。また、ダンス界を中心に国内外の著名人たちから本作へのコメントも到着。L.A.を拠点にジャネット・ジャクソンやブリトニー・スピアーズの振付師・バックダンサーとして活躍し、「SHINee」をはじめ数多くのK-POPアーティストの振付やコンサート演出を手掛けるダンスエンターテイナーの仲宗根梨乃は「サプライズと納得だらけのドキュメンタリー。彼を見ていると自然に笑顔になり、涙が溢れていきました」とコメント。映画監督のスパイク・ジョーンズも「サムシング・スペシャル!」と言葉を寄せている。『リル・バックストリートから世界へ』は8月20日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リル・バックストリートから世界へ 2021年8月20日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開©LECHINSKI
2021年08月18日世界的ダンサー・リル・バックの驚異的なダンスの秘密に迫るドキュメンタリー映画『リル・バック ストリートから世界へ』より、新たな20秒予告編が公開された。本作は、タフな闘争の街メンフィスで育った少年リル・バックが、1本の動画をきっかけに、世界的なダンサーとなり、メンフィスの光になるまでの軌跡が描かれる。今回到着した映像では、メンフィスのHIPHOPミュージックに乗せて、つま先のスピンや重力を感じさせないスムーズな動きなど、独特のダンススタイルがマルチ画面で映し出されている。なお、リル・バックのダンス動画まとめも公開中。ジャネール・モネイの「Tightrope」から、ブラック・ライヴズ・マターを訴える短編「NOBODY KNOWS」、妻のAi Shimatsu(島津藍)と共演した「TIMESCHANGE」などが見られる。また、都内3つの映画館では、「スニーカー仲間割引」の実施が決定している。『リル・バック ストリートから世界へ』は8月20日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:リル・バックストリートから世界へ 2021年8月20日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開©LECHINSKI
2021年08月11日タフな闘争の街メンフィスで育った少年リル・バックが1本の動画をきっかけに世界的なダンサーとなり、メンフィスの光になるまでの軌跡を描く感動的なドキュメンタリー『リル・バックストリートから世界へ』が、8月20日(金)より全国にて公開。併せて、予告編が解禁された。この度解禁された予告編は、まだあどけなさの残る青年のリル・バックが自ら撮影した動画からはじまる。そしてメンフィス出身のラッパー、アル・カポーンの人気曲「Memphis Pride」にのせ、リル・バックのダンスの原点であり夜になるとダンスフロアに変わる伝説的ローラースケート場「クリスタル・パレス」が映し出される。ダンスが好きで、「何でも自分のダンスに取り込んだ」と話すリル・バック。「俺たちは人殺しになるよりダンスがしたい」という言葉からは、彼の過ごしたメンフィスの過酷な現実が伝わってくる。またメンフィス発祥のストリートダンスであるメンフィス・ジューキンにとどまらず、バレエも習い始めたリル・バックはヨーヨー・マと「瀕死の白鳥」で共演。その際にスパイク・ジョーンズが撮影し、世界にリル・バックを知らしめた映像も流れる。「ストリートとクラシックが化学反応を起こした」「ジューキンの動きには人生が込められている」と言う彼の、超絶的な足首の柔らかさから生み出された重力を感じさせない動きに釘付けにさせられると同時に、変わらぬメンフィスとの繋がりが伝わる予告編に仕上がっている。『リル・バックストリートから世界へ』は8月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リル・バックストリートから世界へ 2021年8月20日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開©LECHINSKI
2021年07月13日ジャネール・モネイのMVやマドンナのツアー、ユニクロやAppleのCMでも知られるリル・バックが世界的ダンサーになるまでの軌跡を描いたドキュメンタリー『リル・バックストリートから世界へ』が、8月20日(金)より全国順次公開されることが決定。併せて、日本限定のポスタービジュアルと場面写真が解禁された。タフな闘争の街として知られるメンフィスで育ち、メンフィス発祥のストリートダンス“メンフィス・ジューキン”にのめり込み、クラシックバレエも学んだチャールズ・ライリー(愛称リル・バック)が一本の動画をきっかけに世界的なダンサーとなり、メンフィスの光になるまでの軌跡を描いたドキュメンタリー。世界的チェロ奏者ヨーヨー・マとの共演、そして『her/世界でひとつの彼女』の映画監督スパイク・ジョーンズのある行動が、リル・バックの運命を変えていく――。今回解禁された日本限定のポスタービジュアルは、“メンフィス・ジューキン”とクラシックバレエを融合させ、音楽を自在に表現するリル・バックの驚異のダンスを象徴する瞬間を切り取っている。撮影したのは自身もダンサーであり、以前からリル・バックの写真を撮っている写真家TIM ‘RANDM’ SALAZ。リル・バックの魅力である重力を感じさせない踊りと、それを可能にするしなやかな足首の存在感が際立つ1枚に仕上がっている。また、併せて解禁となった場面写真には、リル・バックの運命を変えたヨーヨー・マとの共演をはじめとする貴重なダンスシーンのほか、少年時代から通った伝説のローラースケート場「クリスタル・パレス」や地元の子どもたちにダンスを教えるシーンなど、世界的に活躍の幅を広げるリル・バックが、いまもなおメンフィスという街と深く結びついている姿が写し出されている。『リル・バックストリートから世界へ』は8月20日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リル・バックストリートから世界へ 2021年8月20日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開©LECHINSKI
2021年06月22日ニコール・キッドマン、リース・ウィザースプーンに大御所メリル・ストリープも加わり、3大アカデミー女優の競演で話題を呼んだ海外ドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」シーズン2のリリースが2020年2月5日(水)に決定した。2017年にHBOで制作&放送が開始され、賞レースを席捲した「ビッグ・リトル・ライズ」は、ニコールの主演女優賞をはじめゴールデン・グローブ賞4冠、エミー賞8冠と大旋風を巻き起こした。今回のシーズン2には、デイビッド・E・ケリー(脚本・製作総指揮)やジャン=マルク・ヴァレ(シーズン1監督・製作総指揮)らスタッフが再集結。ニコール、リースも製作総指揮に名を連ねる。カリフォルニアの高級住宅地を舞台に、子どもたちの学校で起きたある事件をきっかけにして、セレブママたちの抱える闇やそれぞれの秘密が明らかになっていく様をスタイリッシュに描いたシーズン1。物語が完結するシーズン2は、セレステ(ニコール)の姑メアリー(メリル・ストリープ)が訪ねてくるところから幕が開ける。ストーリー子どもたちの通う学校では新学期が始まり、セレステたち5人が再会する。その中で、ボニー(ゾーイ・クラヴィッツ)だけは心ここにあらずといった様子だった。マデリン(リース・ウィザースプーン)は、セレステの義母であるメアリー・ルイーズから信用できないと批判を受ける。さらに、娘アビゲイルが大学へは進学しないと言い出す。一方、ジェーン(シェイリーン・ウッドリー)は新しい職場でコリーという男性と出会うが、“あの事件”以降、レナータ(ローラ・ダーン)も含めた彼女たちが“モントレー5”と呼ばれていることを知らされるーー。(text:cinemacafe.net)
2019年11月16日『マンマ・ミーア!』の続編として、メリル・ストリープやアマンダ・セイフライドほか、前作のオリジナルメンバー勢揃いで贈る『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』。この度、本作から日本オリジナル版となる本予告映像と、世界で唯一、母と娘の絆を感じさせる日本オリジナルポスタービジュアルも到着した。前作のその後の物語と、メリル演じるドナが、アマンダ演じるソフィの父親候補3人と出会った青春時代を中心に、過去と現在を行き来し、そこからどのように現在に繋がっているのかが描かれていく本作。今回公開された予告編では、「ママと(パパたち)の出会いは?」というソフィのひと言で、舞台は母ドナの青春時代へ。スーツケースを手に世界へと飛び出した若きドナ(リリー・ジェームズ)が、若き日の“三賢人”サム、ビル、ハリーと出会い、この出会いからすべてが始まり、いまへ、そして未来へと続く様子が描かれていく。もちろん本映像には、約35年ぶりに再結成したことでも話題となった「ABBA」の名曲、「マンマ・ミーア」「ダンシング・クイーン」、そして「恋のウォータールー」が流れ、母から娘へ、娘からそのまた娘へ受け継がれる深い愛と絆の物語をより一層盛り上げている。『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』は8月24日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー 2018年8月24日より全国にて公開ⓒ Universal Pictures
2018年06月07日『スター・ウォーズ』のファンたちは、2019年12月20日全米公開の『スター・ウォーズ/エピソード9』(原題)でメリル・ストリープに新レイア姫を演じてもらいたいようだ。この願いが叶うよう、インターネットで署名活動を始めた。2016年12月、それまで長年レイア姫を演じたキャリー・フィッシャーが死去。「ルーカスフィルム」の社長キャスリーン・ケネディは、当初レイア姫が『エピソード9』の重要な役割を担うはずだったが、キャリーの死によってその案が見直されたと発言していた。また、「ディズニー」のCEOボブ・アイガーは、CG再現によるキャリーの出演を望まないファンたちの気持ちをくみ取り、CGのレイア姫は登場しないともコメント。そこで、ファンたちは“実物”のレイア姫を演じるのにメリル・ストリープを推薦。その理由として、まず第一にメリルは3回のオスカー受賞歴、20回のノミネート歴を持つ、誰もが認める演技派の大女優であることを挙げている。また、メリルはキャリーの自伝的小説を映画化した『ハリウッドにくちづけ』でキャリーにあたるスザンヌ役を演じ、脚本を担当したキャリーと友情を築いたという歴史もある。メリルの女優としての功績、2人が友だちであったという事実から、ファンたちはメリルはレイア姫を演じるのにふさわしいと主張している。署名活動はオンラインサイト「Care 2 Petitions」で開催中で、「ルーカスフィルム」、「ディズニー」、前述のキャスリーン、監督のJ・J・エイブラムスに宛てて署名を集めている。目標の1万人にはまもなく到達しそうだ。(Hiromi Kaku)
2018年04月04日今年で90回目を迎えるアカデミー賞。その間にメリル・ストリープは候補歴21回(今年分込)、受賞歴3回とほかに類を見ない功績を残しつづけている。映画界最高峰と言われるアカデミー賞の常連であるメリル・ストリープの魅力とはいったい何なのだろう?ロサンゼルス在住でメリルの大ファンでもある筆者が思い入れたっぷりに彼女の魅力を探ってみた。【分析1】とにかく演技が上手い今年も『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』の名演で主演女優賞候補に挙がっている彼女だが、この筆者が最初にメリルを愛するようになったのは、時を遡る1978年。当方、まだ中学生だったのだが『クレイマー・クレイマー』という映画がきっかけだった。ダスティン・ホフマン演じる仕事中毒の夫から、自立を求めて去っていく主婦を演じたメリルだったのだがセリフよりも表情とハートで演じている彼女に大きく心を揺さぶられたのを覚えている。【分析2】穏やかなパワフルさそして『クレイマー・クレイマー』の数年後に見た『ソフィーの選択』(1982)でメリルは女優として絶対的な存在となった。第二次世界大戦前後を舞台にしたこの映画は、ナチス・ドイツの卑劣な将校たちによって自分の息子か娘のどちらかを強制収容所に差し出さなければ母子皆殺しという選択を迫られ、そのときに取った選択に一生苛まれる女性を演じた。ここでもメリルは表情と仕草で見ているものの胸を切り裂かんばかりの演技を披露し、アカデミー主演女優賞を獲得した。メリルが持つ女優としてのもう一つの強みは、演じる役に合わせて巧みに変わる彼女のアクセントだ。字幕で鑑賞していると気がつかないが、どんなに上手い俳優でも方言や他国の訛りをやらせると、どうもおぼつかないという例がよくある。だがメリルはどんな訛りでも操る技を心得ており、アメリカ人である彼女がイギリスの首相マーガレット・サッチャーを演じてアカデミー賞を受賞したことでもその素晴らしさが証明されている。訛りを操るメリルの技は、ハリウッド業界内でも賞賛されている高度なスキルなのだ。【分析3】美しすぎずに美しいメリルはパーフェクトな美女ではないが「気さく美人」だと思う。見た相手を「美しい」と思う感情は十人十色だが、強いて美人をふたつのカテゴリーで分けるならば筆者的には「冷たい美人」と「気さくな美人」に分別できると思う。これは性格云々とはあくまでも無関係で見た目の印象ということだ。「冷たい美人」の例を挙げると二コール・キッドマンやシャーリーズ・セロンなど、超絶的な美しさのあまりに近寄りがたいという印象の美貌で、時にはICY QUEEN(=氷の女王)などと呼ばれてしまうタイプである。「気さく美人」は、サンドラ・ブロックやエマ・ストーンといったタイプで、美人だけど近くにいてもリラックスできるかな?というタイプで、メリルもこのカテゴリーに入ると思う。平凡な主婦役(『マディソン郡の橋』)から英国首相(『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』)まで、何をやってもシックリくるルックスで、かつ美しい。これは幅広い役柄を演じられるという利点であり、これにメリルの抜群な演技力が加わるとアカデミー賞常連、という稀なステータスが手に入るのだ。【分析4】ゴシップ誌の標的にされない私生活その昔、メリルは『ディア・ハンター』という名作に出演し、そこで共演したジョン・カサールという俳優と恋に落ちたが間も無くジョンが肺がんにおかされ、メリルの献身的な看病も虚しく世を去ってしまうという悲劇が起きた。彼女がゴシップ誌を賑わせたのはそのときくらいではないか。最近でこそハリウッドのセクハラ問題や男女平等問題に言及したメリルの様子がニュースで報道されることがあるものの、アンジーとブラピのようなイメージとはかけ離れている。彫刻家ドナルド・J・ガマー氏と今年で結婚40周年を迎えるメリルは、セレブには非常に稀な長い結婚生活を維持している。4人の子どもたちも常識ある大人に育っており長男はミュージシャン、3人の娘はそれぞれがエンタメ業界で活躍をしている。親の七光りを乱用せず行儀の良い子どもたちの存在もメリルが妙なスポットライトにさらされない理由だろう。安定したファミリーライフは、メリルの体現する安定したオーラの賜物ではないか。彼女がハリウッド内外から尊敬の念を集める要素のひとつでもある。【分析5】女王のレベルなのにおごり高ぶらない数年前にメリルが『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』でアカデミー主演女優賞を受賞した直後、受賞者お立ち台インタビューで、ラッキーにも質問する機会をもらった。3回目のアカデミー賞受賞にも関わらずキラキラとして心底嬉しそうで非常に飾り気のない女性という印象だった。おかげで聞き手のこちらの緊張がほぐれていくのを感じたのを覚えている。メリルほどの功績をあげた女優がこれほどリラックスしたエネルギーを発散しているというのは天性のもので誰にでも備わっているものではない。ハリウッドは彼女の才能はもちろんこの特殊エネルギーに反応しているのではないか。ハリウッドで素晴らしい功績をあげ続けつつも"普通の人”エネルギーを発散している自然体メリルの美しさ。天才レベルの演技力とハリウッドに欠けがちなナチュラル好感度。この稀有な組み合わせがメリルの持つ魅力といえるのではないだろうか。(text,interview:Akemi K. Tosto)(text:明美・トスト/Akemi Tosto)■関連作品:マーガレット・サッチャー鉄の女の涙 2012年3月16日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Pathe Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 2018年3月30日より全国にて公開© Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.
2018年03月03日オスカー俳優として絶大な人気を誇る、メリル・ストリープとトム・ハンクスが、待望の初競演を果たすスティーヴン・スピルバーグ監督作『The Post』(原題)が邦題『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』として、2018年3月の日本公開が決定。あわせて、メイキング&場面写真が解禁となった。ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国民の間に疑問や反戦の気運が高まっていた1971年。国防省がベトナム戦争に関する経過や客観的な分析を記録し、トップシークレットとなっていた文書、通称“ペンタゴン・ペーパーズ”の存在をNYタイムズがスクープ。アメリカ初の女性新聞発行人として足固めをしようとしていたキャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)、そしてその部下である編集主幹ベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)をはじめとするワシントン・ポスト紙の面々は、報道の自由を統制し記事を差し止めようとする政府と戦うため、ライバル紙であるNYタイムズと時に争いながら連携し、政府の圧力に屈することなく真実を世に出そうと決断する――。早くも本年度アカデミー賞有力作の呼び声高い本作は、スピルバーグ監督が「いま、撮るべき作品」として、トランプ大統領就任45日後に製作を発表、先に予定していた作品を前倒ししてまで撮影を敢行したことで話題を呼んでいる。スピルバーグの強い呼びかけに応えたのは、メリルとトムという2大オスカー俳優!輝かしいキャリアを誇る2人の名優が共演するのは、なんと本作が初めて。今回解禁された場面写真では、緊迫したシーンを垣間見ることができる一方、メイキング写真では、リラックスしたムードで撮影に臨む風景も。2人の息の合った圧巻の演技バトルにより一層の期待が高まる本作。脚本はリズ・ハンナと、『スポットライト世紀のスクープ』でアカデミー賞脚本賞を手にしたジョシュ・シンガーが手がけ、音楽はジョン・ウィリアムズが担当するという世界最高の布陣。すでに「Variety」紙、「Indie Wire」といった有名媒体をはじめ、「Gold Derby」「Awards Daily」「Awards Circuit」といった大手オスカー予想サイトでも賞レースのフロントランナーとして上位に挙げられており、大本命として大きな期待がかかっているとのこと。今後の続報からも目が離せない。『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』は2018年3月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月14日女優のメリル・ストリープ(67)が、アカデミー賞を台無しにしたとしてシャネルのデザイナー、カール・ラガーフェルドを批判した。26日に開催されたアカデミー賞授賞式で記念すべき20回目のノミネートを果たしていたメリルは、その大事な日に着るドレスのデザインを最初はカールに依頼していたものの、他からギャラ付で衣装を着てもらうようオファーされたためにカールへのデザイン依頼を途中でキャンセルしたとカールから非難されていた。カールは先日「すでにスケッチは作ったし、ドレスも作り始めていたんだ。(でも、その数日後、彼女の関係者から電話がかかってきて)『ドレスの制作をこれ以上続けないで。私たちにお金を支払ってくれる人を見つけたから』って言われたんだ。10万ユーロ(約1,200万円)もするドレスを我々はメリルにプレゼントしたのに、さらに(彼女に着てもらうために)お金を支払わないといけないってことがわかったんだ。彼らにドレスをプレゼントし、ドレスを作るけど、僕らがお金を払うことはないよ」と話していた。メリルはこの件に対しUsウィークリー誌に声明を出し、その中で「有名デザイナーのカール・ラガーフェルドが重要な業界出版物で私自身、私のスタイリスト、私が着ることに決めたドレスの有名デザイナーの名誉を傷つけました。その結果、この話が世界中で話題になり、さらに広がって、私の記録破りの20ノミネートの場であったアカデミー賞への私の登場を台無しにし、メディアや私の仕事仲間、観客の目からこの名誉を覆い隠したのです」と非難した。このメリルの声明が出される前には、カールはウィメンズ・ウェア・デイリー誌に「誤解があった」と謝罪しており、「シャネルはストリープ氏のリクエストにより、彼女の着るアカデミー賞用ドレスをデザインすることについてストリープ氏のスタイリストと話をしました」「非公式の会話の中で、私はストリープ氏が報酬のために他のデザイナーを選んだと誤解してしまいましたが、ストリープ氏のチームはそれが事実ではないとしています。この論争を遺憾に思い、ストリープ氏の20回目のアカデミー賞ノミネートにお祝い申し上げます」と話していたが、メリルにはこの謝罪の意も届かなかったようだ。メリルは声明の中で「ラガーフェルド氏の一般的な論争における遺憾の意と声明は謝罪ではありませんでした」と続けている。(C)BANG Media International
2017年02月28日メリル・ストリープ×ヒュー・グラントの豪華共演で、実在した“音痴の歌姫”を映画化した『マダム・フローレンス!夢見るふたり』。このほど、早くも絶賛を受けている主演のメリル、“夫”役のヒュー、ピアニストを演じたサイモン・ヘルバーグ、メガホンを取ったスティーヴン・フリアーズ監督らが本作の魅力について語る特別映像が、シネマカフェに到着した。時は1944年、太平洋戦争終戦間際。芸術にかける資金が不足していたニューヨークでは、音楽好き、でも歌に至っては破滅的に音痴な大富豪のフローレンス・フォスター・ジェンキンスが、アマチュア演奏会を催し、率先して音楽の世界を盛り上げていた。音痴であるものの、ソプラノ歌手になる夢に向かって突き進むフローレンスと、彼女が夢を見続けられるようにあらゆる手段で周りに気を配り、献身的にフローレンスを支える夫のシンクレア。そんな2人に巻き込まれるのは、お人よしすぎるピアノ伴奏者のコズメ・マクムーン。彼ら3人の絶妙なやりとりが面白おかしく描かれ、自分の好きなことに全力で向き合うピュアで一途なフローレンスの姿と、シンクレアとの“夫婦”愛に心打たれると話題の本作。今回の映像では、音痴の歌姫フローレンスを演じたメリルが「“最低の歌姫の話”以上に奥が深い物語よ」と語り、フローレンスの“夫”で彼女を守ろうと奔走するシンクレアを演じたヒューも「人生を称える映画なんだ」と明かすなど、本作の魅力について大いに語っている。音痴であることを自覚せず、歌を披露するフローレンスについて、コズメを演じたサイモンは「人々は自分の美声を最高に楽しんでいると彼女は勘違いしているんだ」と説明。一方で、メリルは「彼女は大真面目だから面白いの」と言い、「どんどん話が大きくなって、面白さが増していく」と、彼女が真剣に夢に突き進むがゆえに、思わぬ状況へと展開していく本作の面白さに言及する。また、本作の魅力について、シンクレアを演じたヒューは「本作は感動的で、しかも笑える。最高のコンビネーションだ」、フリアーズ監督は「非常識なのに心が揺さぶられる」、脚本のニコラス・マーティンもまた「誰にも作れない物語だ」とそれぞれ語っており、本作の出来栄えに満足している様子が伺える。撮影時、メリルのあまりの “音痴”な熱演に、思わず吹き出すフリアーズ監督と共演者の姿も映し出されており、こうしたハートフルなコメディも、シリアスな演技もこなすメリルの実力が改めて垣間見られる映像となっている。『マダム・フローレンス!夢見るふたり』はTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年12月06日メリル・ストリープ×ヒュー・グラントの豪華共演で贈る『マダム・フローレンス!夢見るふたり』。先日公開を迎えたばかりの本作から、本編映像がシネマカフェに到着した。世界が憧れる音楽の殿堂 “カーネギーホール”。ここで、いまなお“伝説”として語り継がれる一夜がある。1944年、フローレンス・フォスター・ジェンキンス(メリル・ストリープ)の公演回だ。NY社交界のトップ、マダム・フローレンスの尽きない愛と財産は、夫のシンクレア(ヒュー・グラント)と音楽に捧げられていた。ソプラノ歌手になる夢を追い続けるフローレンスだが、彼女は自分の歌唱力に致命的な欠陥があることに気づいていない。愛する妻に夢を見続けさせるため、夫のシンクレアは、マスコミを買収して、信奉者だけを集めた小さなリサイタルを開催するなど忙しく献身的に立ち回っていた。しかしある日、フローレンスがカーネギーホールで歌うと言い出して――。NYカーネギーホールのアーカイブ1番人気を誇る伝説の歌姫の実話を映画化した本作。監督には、映画『クィーン』でヘレン・ミレンにオスカーをもたらし、『あなたを抱きしめる日まで』でジュディ・デンチにオスカーノミネートをもたらしたベテラン女優を輝かせる名匠スティーヴン・フリアーズが務めている。このほど到着したのは、メリル演じるマダム・フローレンスとヒュー演じるその夫シンクレアが、フローレンスのリサイタルに来場予定の客人たちを自宅に招いてのパーティーが開かれているシーン。チケット代の回収に忙しく動き回るシンクレアに、「ポテトサラダが売り切れよ、まだある?」と落ち着かない様子で尋ねるフローレンス。シンクレアは「もうないか?」と使用人に尋ねるのだが、そこにあったのは…浴槽いっぱいに作られたポテトサラダ風呂だった!衝撃の光景だが、驚くことにこれは実話だそう。メリルは「脚本の中で奇抜な部分っていうのは、全部彼女についての本当のことよ」と話し始め、「ノエル・カワードが言っていたことだと思うんだけれど、彼はフローレンスの家でのパーティーに参加して、浴槽いっぱいにポテトサラダが詰まっているのを見たんですって…ポテトサラダとサンドイッチが彼女の食べるものだったのよ。より正確に言うと、それらだけが彼女の食べるものだったの」と明かしている。また彼女にはほかにも、著名な人が死ぬときに座っていたイスを数多く集めるなどのエピソードも劇中で登場するのだが、それらもまた全て実話!脚本のエピソードをそのまま信じて、撮影を進めたというフリアーズ監督は「まるで映画みたいだなぁと思っていた。だけど、こんな風に映画の方がより事実らしかったり、事実の方がより映画らしかったりすることもあるんだと思う」とコメントしている。『マダム・フローレンス!夢見るふたり』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年12月05日音楽の殿堂カーネギーホールのアーカイブ1番人気を誇る、“伝説の歌姫”の実話を映画化した『マダム・フローレンス!夢見るふたり』。このたび、主演のメリル・ストリープが「婦人公論」11月22日発売号(12月13日号)の表紙に登場。撮影は篠山紀信が務め、アカデミー賞女優として初めて同誌の表紙を飾ることになった。N.Y.社交界のトップ、マダム・フローレンス(メリル・ストリープ)の尽きない愛と財産は、夫のシンクレア(ヒュー・グラント)と音楽に捧げられていた。フローレンスはソプラノ歌手になる夢を追い続けるが、自分の歌唱力に致命的な欠陥があることに気づいていない。愛する妻に夢を見続けさせるため、シンクレアは新たにピアノ伴奏者コズメ(サイモン・ヘルバーグ)を雇い入れ、マスコミを買収したり、信奉者だけを集めた小さなリサイタルを開催したりと、忙しく献身的に立ち回っていた。しかしある日、フローレンスがカーネギーホールで歌うと言い出したから大変。持病を抱えながらも音楽に生きる彼女の命がけの挑戦に、シンクレアも一緒に夢をみることを決める――。先日、来日した際にも、東京国際映画祭のレッドカーペットイベントでファンからの大歓声を受け、日本での人気の高さを見せつけたメリル。3度のアカデミー賞受賞、ノミネート最多19回を誇る彼女は、まさにハリウッドの生きる伝説だ。また、「婦人公論」は、内面・外面ともに美しく年を重ねる女性たちのために、豊かな人生のヒントを詰めこんだ、今年創刊100周年を迎える老舗雑誌。独自な切り口の特集企画を中心に、毎号、旬の芸能人や著名人のことば、話題の作家の小説、美容・ファッション・カルチャーなどの最新情報が取り上げられるが、その顔となる表紙は話題の人物が飾り、日本を代表するカメラマン・篠山紀信が撮影を手がけていることでも有名。今回、本作でマダム・フローレンスを熱演したメリルが表紙を飾ることになったが、アカデミー賞女優が表紙に登場するのは初めて。海外女優の登場自体も、約10年ぶりになるという。紙面では、最新作の本作についてや、ハリウッドの第一線で活躍し続けるメリルにとっての“女優”という仕事について、さらに家族の話にも触れている。また、女性の活躍についても語る中で、小池百合子・東京都知事についても言及していたという。アカデミー賞前哨戦としても知られる2017年ゴールデン・グローブ賞では、長年に渡り映画界に貢献してきた人物に贈られる特別功労賞(セシル・B・デミル賞)が授与されることも決まったメリル。「婦人公論」への登場とともに、“歌ウマ女優”が絶世のオンチを演じる新作に、期待していて。『マダム・フローレンス!夢見るふたり』は12月1日(木)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月21日3度のアカデミー賞に輝くメリル・ストリープが主演を務め、ヒュー・グラントと“夫婦”として初共演する『マダム・フローレンス!夢見るふたり』。このほど、歌ウマ女優として知られるメリルが、夫役のヒューと、ピアニスト役のサイモン・ヘルバーグらが見守る中、驚異のオンチっぷりを披露する本編映像がシネマカフェに到着した。N.Y.で“伝説”といわれた歌姫の実話を基にした物語を、『クィーン』『あなたを抱きしめる日まで』の名匠スティーヴン・フリアーズがメガホンをとり映画化した本作。現代最高峰の名女優メリルと、“ラブコメの帝王”ともいわれるヒューの初共演でも話題となっている。今回到着したのは、メリルが演じた実在した伝説の歌姫マダム・フローレンスの衝撃的なオンチ映像だ。これまで、アカデミー賞に歴代最多19回のノミネートを誇り、うち3度もオスカー像を手にしたことがあるメリルは、ミュージカル映画『マンマ・ミーア!』(’08)や『イントゥ・ザ・ウッズ』(’14)、ロックシンガーに扮した『幸せをつかむ歌』(’15)など多数の出演作で歌声を披露し、その歌唱力も高く評価されている“歌ウマ女優”。そんな彼女が、本作では自身のキャリアのなかでも初となるオンチ役に挑戦!メリルは「下手に歌うのは簡単だと思ったの。でも、想像したよりもずっと大変だったわ」と、その苦労を吐露。オンチを忠実に演じるため、歌の指導を受け、まずうまく歌うことから始めたと言い、「そこからちょっとずつ、オンチになるように“崩して”いったわ。本物のフローレンスならどう歌ったかは考えず、自分の中のフローレンスならどんな風にアプローチするかを考えたの。息を吸い込むタイミングが遅すぎて音程を外してしまうのだけれど、彼女の音楽に対する強い想いと愛情が感じられるはずよ」と、丁寧に歩み寄った“歌姫”への役作りについて明かしている。映像は、マダム・フローレンス(メリル)が、夫が手配した心優しいピアノ伴奏者のコズメ・マクムーン(サイモン)とメトロポリタン・オペラで歌手を指導しているカルロ・エドワーズ(デヴィット・ヘイグ)とともに、記念すべき第1回目のレッスンがスタート。「朝から歌劇“ラクメ”に挑戦するの?」と笑いながらおどけるフローレンスに対し、エドワーズは「実力があるから大丈夫!」と力強く励ましの言葉をかける。そのやりとりを目の前にし、フローレンスの歌唱力に期待するコズメ。しかし、フローレンスから発せられたのは、まさかの調子っぱずれな歌声…。エドワーズに「いいぞ!」「その調子!」と合いの手を入られ、満足そうに笑うフローレンス、そして、その傍らではシンクレア(ヒュー)が満面の笑みで見守っている光景に、コズメはあ然とするばかり…。果たして、こんなレッスンで、フローレンスの夢のステージは成功するのか!?物語の行方に波乱が待ち受けていることを予感させる映像に仕上がっている。『マダム・フローレンス!夢見るふたり』は12月1日(木)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月16日第29回東京国際映画祭が10月25日(火)に開幕し、華やかなレッドカーペットに続いて、開会式が開催。来日ゲストのメリル・ストリープ、フェスティバルミューズの黒木華、安倍晋三総理大臣らが出席して、10日間におよぶ映画の祭典が幕を開けた。開会式冒頭、安倍首相、世耕弘成経済産業大臣が来賓として登壇。安倍首相は今年で29回目を迎え、アジアでも最大級の国際映画祭として成長を遂げた同映画祭を「まさに継続は力なり」と称賛。また、安倍政権が掲げる「アジア・ゲートウェイ構想」について「アジアの若者たちが日本・東京にやってきて、そこから世界に発信していく」と語り、まさしく同映画祭がその構想に沿った文化発信の場であると強調する。また、「妻からしきりに勧められた」と今年の実写映画の大ヒット作『シン・ゴジラ』についても触れ「早い段階で総理大臣と官房長官が死ぬそうで…(苦笑)」と語り笑いを誘っていた。そして、フェスティバルミューズを務める黒木さんが、着物姿で登場し、オープニング上映作『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』主演のメリル・ストリープを呼び込む。メリルは客席からの「I love you!」という声援に「私も愛してるわ!」と手を振り「アリガトウゴザイマス」と日本語で挨拶。「東京にこうしてまた戻ってこられて幸せです。東京は大好きな街であり、もっともっと探検したいと思ってます。この作品をオープニングに選んでいただいて光栄です」と日本のファンに語り掛けた。当初、共演のヒュー・グラントも一緒に来日予定だったが、急遽、撮影が入ったため、ヒューの来日はかなわず、かわりにビデオメッセージが寄せられた。このビデオでヒューは、来日できなかったことを詫びるとともに「代わりに僕の個人マネジャーをそちらに行かせます。メリルと言います」とオスカー女優を個人秘書扱い!さらに「優しくしてあげてくださいね。いじめたりしないでください。テンパっちゃいますから」と語り、これには会場は大爆笑!メリルは笑みを浮かべてこのビデオを「彼が英語圏で最もチャーミングで、最も多忙な男だという証明になるかと思います」と語った。さらに、メリルは「できることなら東京に残って、全ての作品を観たいんですが、アメリカに戻って、新しい大統領の誕生を見届けなくてはなりません」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。フェスティバルミューズの黒木さんは、緊張した面持ちでメリルに「日本で女優をやっている黒木華と申します」と挨拶し、さらに本作で自分が歌が上手いと信じている、音痴なヒロインを演じるにあたり、メリルが一度、ちゃんとした音程で歌えるように練習した上で、音痴になっていったという役作りについて質問。メリルは「その通りです。できるだけ旨く、アリアを歌う訓練から始めて、崩していくという形で役を作りました」と説明。そして、黒木さんが2014年のベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞したことについて「おめでとうございます」と祝福した。世界的大女優の言葉に黒木さんは大感激!この日の黒木さんの着物の柄は鶴で、メリルもタンチョウヅルがデザインされたドレスを着用しており「衣装まで一緒で幸せです!」と満面の笑みを浮かべていた。第29回東京国際映画祭は11月3日(木・祝)まで開催。(text:cinemacafe.net)
2016年10月25日アカデミー賞に3度輝くメリル・ストリープが10月24日(月)、第29回東京国際映画祭のオープニングを飾る主演作『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』の記者会見を都内で行った。来日はディズニー映画『イントゥ・ザ・ウッズ』以来約1年半ぶり7度目となる。メリルといえば6月、ニューヨークで行われた恒例の「シェイクスピア・イン・ザ・パーク」ガラで、共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏に“変身”し、そのなりきりぶりが大きな話題になったが、いよいよ終盤を迎えた選挙戦については「私たちアメリカ人にとっては重荷。早く終わってほしい」と持論。また、かつて民主党のクリントン候補が「もし自分を映画やドラマになるときは、ぜひメリル・ストリープに演じてほしい」と発言したと会場の記者から聞かされると、驚きつつも「そう言ってもらえるのは光栄なこと」としながらも、「彼女が何かを成し遂げる“未来”を待たないといけないでしょうね」とけん制した。メリルは『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』でアカデミー主演女優賞を受賞している。映画は超オンチながら、音楽に深い愛と情熱を注ぎ、ついに世界が憧れる音楽の殿堂、カーネギーホールで公演を実現させたフローレンス・フォスター・ジェンキンスの波乱に満ちた生涯を描いたヒューマンドラマ。『マンマ・ミーア!』『イントゥ・ザ・ウッズ』などで美声を披露し、“歌ウマ女優”のメリルだが、「まずは2か月間、みっちりオペラの訓練をし、次の2週間で音程を外す練習をしたの」と裏話を披露した。また、劇中で描かれる夫婦愛に触れ、「2人が同じ夢を共有したからこそ、長年連れ添うことができたんだと思う。私の夫もアーティストだから、女優という仕事を理解してくれているし、いつも助けられている」と自身の夫婦円満の秘けつも明かしていた。『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』は12月1日(木)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。第29回東京国際映画祭オープニング作品として10月25日(火)上映。(text:cinemacafe.net)
2016年10月24日『17歳の肖像』のキャリー・マリガンが主演を務め、メリル・ストリープが共演する映画「Suffragette」(原題)。この度、邦題を『未来を花束にして』とし、来年に日本公開されることが決定。併せてポスタービジュアルも到着した。1912年イギリス・ロンドン。24歳のモード・ワッツ(キャリー・マリガン)は、洗濯工場で働く同僚の夫と幼い息子と3人で暮らしていた。ある日、サフラジェット(女性参政権運動の活動家)である友人の代わりに公聴会で証言をすることになる。緊張しながらも質問に答えるモードが、“今とは異なる生き方があるのでは?”という疑問を生まれて初めて持った瞬間だった。それを機に彼女は、WSPU(女性社会政治同盟)のリーダーである、エメリン・パンクハースト(メリル・ストリープ)の演説を聞き、デモにも参加するようになる。しかし、このような活動を不満に思う男性が多いのも事実だった。夫から家を追い出され、息子に会うことまで禁止されたモードは、さらに工場長からクビを宣告されてしまい…。女性参政権が成立していない時代。権利もなく、主張する機会もない。女性にとって困難の多い時代に、階級を超えて連帯した女性たちの願いはやがて大きなムーブメントとなり社会を変えていった。実話に基づいた本作は、迷い傷つきながら、自分の信じた道を進もうとした女性たちの勇気に心揺さぶられる感動のヒューマン・ドラマだ。主人公のモード・ワッツ役には、『17歳の肖像』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ実力派若手女優として一気にブレイクしたキャリー。自身の出産後初の公開作となる本作で母親役に挑み、子どもと引き離されながらもその未来のために立ち上がるしなやかで愛情深い女性を好演する。そして、実在する強い指導者に扮したのは、3度のオスカーに輝いたメリル。また、モードの夫役には『007 スペクター』の“Q”役ベン・ウィショー、同志のイーディスを『レ・ミゼラブル』『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズのヘレナ・ボナム=カーターが演じる。監督にはサラ・ガヴロン。また、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』のアビ・モーガンが脚本を担当し、強力な女性チームがこれからの百年も語り継ぐべき物語を完成させた。ガヴロン監督は「(原題の)“Suffragette=サフラジェット”という語彙は、女性の参政権を求める活動家の蔑称としてイギリスのマスコミが作り出したもの。やがてその呼び名が女性運動を指す言葉として定着した。こんな驚異的でパワフルな物語を、いままでどうして誰も映画化しなかったのか、不思議だった」とコメントを寄せている。『未来を花束にして』は2017年1月下旬、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年09月13日10月25日(火)より開催される第29回東京国際映画祭のオープニング作品に決定し、主演のメリル・ストリープとヒュー・グラントがそろって来日することでも話題を呼んでいる『マダム・フローレンス!夢見るふたり』。このほど、待望の予告映像とポスタービジュアルが解禁となった。“伝説の歌姫”といわれたソプラノ歌手の実話を、メリル・ストリープとヒュー・グラントの豪華タッグで映画化した本作。『クィーン』『あなたを抱きしめる日まで』などで知られる名匠スティーヴン・フリアーズが監督を務め、現代最高峰の名女優メリルと“ラブコメの帝王”ヒューが初共演で夫婦役を演じる。そんな本作から解禁となった予告編では、『イントゥ・ザ・ウッズ』『マンマ・ミーア!』などで美声を披露し、“歌ウマ女優”として知られるメリルのまさかのオンチな歌声が!歌唱力に致命的な欠陥があるにも関わらず、ソプラノ歌手になる夢を追い続けるフローレンス。そんな愛する妻に夢を見続けさせるため、お人好しのピアニストを雇ったり、批評家たちを買収したりと日々奔走する夫のシンクレア。やがて、フローレンスの夢は、音楽の殿堂であるN.Y.カーネギーホールで歌うことへと膨らんでいく…!持病を抱えながらも、音楽へ無償の愛を注ぎ、決して夢を諦めないフローレンスと、そんな彼女を献身的に支え続けるシンクレア。夫婦が目指した夢のコンサートは、果たして成功するのか?笑いと涙に包まれたメリルとヒューの豪華タッグに、胸が高鳴る予告編となっている。すでに海外メディアからは絶賛の声が相次ぎ、米映画批評サイトの「Rotten Tomatoes」では93%のフレッシュ(好評価)を獲得している本作。N.Y.の伝説、異色の歌姫マダム・フローレンス実話を、まずはこちらからご覧あれ。『マダム・フローレンス!夢見るふたり』は12月1日(木)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月08日女優メリル・ストリープと俳優ヒュー・グラントが初共演する映画『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』(原題『FLORENCE FOSTER JENKINS』)が12月1日に日本公開されることが22日、明らかになった。また、10月25日より開催される第29回東京国際映画祭のオープニング作品にも決定し、2人が来日することも発表された。本作は、歌手だった故フローレンス・フォスター・ジェンキンスさんの実話を描く物語。社交界のトップだった彼女は1944年、米国・ニューヨークのカーネギーホールで伝説として語り継がれる一夜を繰り広げた。尽きない財産と愛を、夫のシンクレアと夢見るソプラノ歌手への道にささげるフローレンス。シンクレアは彼女の致命的な欠陥を持つ歌唱力に気付きつつ、マスコミを買収するなどして夢を見させ続けた。そんな中、フローレンスがカーネギーホールでのコンサートを希望し、笑いと涙の公演の幕があがる。『マンマ・ミーア!』(08)などで歌のうまい女優として知られるメリルが演じるのが、この音痴のフローレンス。"ラブコメの帝王"とも言われるヒューと夫婦役となる。メガホンを取るのは、『クィーン』(06)でヘレン・ミレンにオスカーを、『あなたを抱きしめる日まで』(13)でジュディ・デンチに同賞ノミネートを、それぞれもたらしてきたスティーブン・フリアーズ監督だ。初共演の2人は、本作がオープニング作品として選ばれた第29回東京国際映画祭でプロモーションを敢行。メリルは、『イントゥ・ザ・ウッズ』(15)以来1年ぶり、ヒューは『噂のモーガン夫妻』(10)以来6年ぶりで、両者とも7度目の来日となる。2人は、オープニング作品への選出に喜びを表しながら、「美しい街並みや芸術、おいしい食文化と、これまでも素晴らしい経験をさせてくれた日本を再び訪れて日本の皆さんにお会いできることをとても楽しみ」(メリル)、「また日本を訪れることができることがとても楽しみです。日本では常に楽しい時間を過ごしてきましたから」(ヒュー)と口をそろえて期待を語っている。(C)2016 Pathe Productions Limited. All Rights Reserved
2016年08月23日俳優の渡辺謙が、自身の主演するミュージカルを観劇した女優のメリル・ストリープから賛辞を受けたことを明かした。渡辺さんは9日(日本時間)から米ニューヨークでミュージカル「王様と私」に出演中。2015年に王様(シャム王)役で初主演を務め、トニー賞ミュージカル部門で主演男優賞に日本人として初めてノミネートされた。その再演となる主演舞台を、過去に3度オスカー像を手にしている名女優のメリルが観劇に来場したことを渡辺さんは27日にTwitterで報告。楽屋で撮影したツーショット写真を公開した。普段は滅多に出演者の楽屋を訪ねることはないというメリルだけに、訪問を受けた渡辺さんは「相当楽しんで頂けた様です!!」と感激。「『最後は本当泣けたわ!』と。嬉しい言葉を貰いました」と名女優からの言葉を喜ぶとともに、「バックステージも大騒ぎになってましたよ」と状況を明かした。(花)
2016年03月28日メリル・ストリープがロックミュージシャン役としてギター演奏をマスターし、生歌を披露する『幸せをつかむ歌』が、3月5日(土)より公開となった。このほど、親子役で初共演することでも話題のメリルと実娘メイミー・ガマーの超貴重な2ショットインタビュー映像が、シネマカフェにて解禁となった。メリルが本作で演じるのは、ミュージシャンという夢を追いかけ家族を捨てたリッキー。ロサンゼルスの小さなロックバーのハウスバンド「リッキー&ザ・フラッシュ」のヴォーカル&ギター兼リーダーとして、常連客を盛り上げる日々。ある日、元夫のピート(ケビン・クライン)から娘のジュリーが夫に捨てられ、自殺未遂を起こしたと連絡が入り、数十年ぶりに帰郷を果たすことに。このジュリーを演じるのが、メリルの実娘であるメイミーだ。メリル演じるリッキーは、母としてジュリーや家族への想いと再び向き合い始める一方、メイミー演じるジュリーは、かつての母親のみならず、いま夫にも捨てられた絶望の淵から、大嫌いなはずの母の力で徐々に心の元気を取り戻していく。監督のジョナサン・デミは、母娘の2人に、シーンを演じているとき以外は、現場で決して言葉を交わさないように指示していたという。そのことについて、監督は「現実にはとても仲のいい2人だけど、スクリーン上では2人の間の不協和音が、相似性と同じぐらい明らかに感じられると思う。遺伝子が、この作品に希有なほど高いリアリティを持たせているんだ」と語っている。今回のインタビュー映像では、監督の言葉の通り、まさに仲良し親子ぶりがうかがえるが、メイミーは母との共演について「彼女のおかげで正直でいられたわ。嘘をつこうとしてもすぐ見破られてしまうから」と語ると、メリルは「あなたはいい女優だけど嘘が下手なのよ」と娘の性格はお見通しのようで、これには思わずメイミーも苦笑い。一方、メリルは、娘の優れているところについて「フェアで真面目で物怖じしないところ。そしてまっすぐなところ」と語る。また、メリルのギター演奏について、メイミーは「家に帰るとずっと練習していたわ。何か月ものあいだ毎日ね」と、肉親だからこそ分かるエピソードを披露。2人の会話もさることながら、母娘で力を合わせて同じ作品をやりきったという充足感が伝わってくるものとなっている。劇中でたびたび同じ画面に収まる2人の姿は、実の母娘だからこそ出せる唯一無二のリアルさ。この仲良し親子がどんな母娘バトルを見せてくれるのか、期待していて。『幸せをつかむ歌』はBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年03月06日映画『幸せをつかむ歌』(3月5日公開)でロックミュージシャンの役を務める女優のメリル・ストリープが撮影の裏側を語るインタビュー映像が、このほど公開された。メリルが演じる主人公は、ミュージシャンになるために家族を捨てロサンゼルスの小さなバーのハウスバンドのヴォーカル&ギター兼リーダーとして常連客を盛り上げる日々を送るリッキー。ある日、娘のジュリーが夫と離婚したと知らされたリッキーは、数年ぶりに帰郷を果たし、内からよみがえる母親としての思いに向き合っていく。メリルの実娘メイミー・ガマーがジュリー役を演じ、親子役で共演を果たす。そんなリッキーを演じる難しさについて、映像内でメリルは「リラックスして演じられた」と明言。その理由を「ありのままの飾らない女性だから、偽りなく演じられた。他人の目などまるで気にしてないの。今を生きる女性ね」とキャラクター性を分析しながら打ち明ける。今回が初挑戦となったギター演奏は、事前に6週間アコースティックギターをみっちり習ったそうで、「初心者だったから習うのが楽しかったわ。弾き始めると全身でリズムを感じるからよ。すっかりギターの魅力のとりこになった」と満足気な表情を浮かべながら、右手でコードも披露。そのギターを持ってのバンド演奏については「失敗を恐れなければバンドで演奏できる。バレたら怒られるけど、幸いほとんどメンバーは自分の音しか聞こえていない。間違っても平気よ」と大笑いしながら語る。さらに、本作の魅力を「人の内側からあふれ出るエネルギーが感じられる」と表現。続けて、「リアルで複雑で突拍子もない感情を描いているけど、それを笑いとばせる映画」とも話し、「革新的な映画ではないかもしれないけど、ロックの魂にあふれた誰もが楽しめる映画なの」と説明する。そして、メガホンを取ったジョナサン・デミ監督を「音楽を愛している監督」と称賛。「(カナダ出身の伝説的ロックアーティスト)ニール・ヤングが歌っているところに私を招待してくれたこともあった」と振り返りながら、「ただ聞くだけでなく、音楽をどう捉えているかが分かった。すばらしい感性の持ち主よ」とたたえている。
2016年03月04日アカデミー賞3度の受賞と19回のノミネートを誇る唯一無二の女優にして、現在開催中のベルリン国際映画祭では審査員長を務めているメリル・ストリープ。その彼女がロックシンガー役として生歌を披露し、実娘と親子役で共演する『幸せをつかむ歌』から、2月14日(日)のバレンタインデーに合わせ、そのバンド仲間役のグラミー賞受賞ミュージシャン、リック・スプリングフィールドとのラブラブな新場面写真が解禁となった。歌を愛し、ミュージシャンになるために私たち家族を捨てた母親。数十年後、私は結婚したけど、旦那に捨てられた。自暴自棄に陥っていたそんなとき、あの母親が帰ってきた。大っ嫌いな母親、大っ嫌いな彼女の歌声…。それでも、私を孤独から救ってくれたのは、彼女の勇気と愛情と、魂の歌声だった――。本作でハリウッド随一の演技派女優メリルが、エレキギターまでマスターして演じるのは、ミュージシャンという夢を追いかけ、家族を捨てたリッキー。ロサンゼルスの小さなロックバーのハウスバンド“リッキー&ザ・フラッシュ”のヴォーカル&ギター、兼リーダーとして連日、常連客を盛り上げる日々だ。そんな彼女にベタ惚れし、公私ともに支えるバンドのギタリスト、グレッグを演じているのが、本作が18年振りの長編映画出演となったグラミー賞受賞のロック・ミュージシャンで俳優のリック・スプリングフィールド。彼の出演映画が日本で公開されるのは、1984年の『ハード・ツー・ホールド』以来、実に32年ぶりとなる。今回初解禁となったのは、グレッグがリッキーの肩に手を回し、2人で寄り添うように夜の街を歩く姿と、ノリノリの様子のグレッグとクールなリッキーが並んだ姿などラブラブ2ショット。グレッグはステージ上でもリッキーへの想いを隠さない情熱的な人物で、たいていのことは大人の余裕で交わす彼女でさえ、そのあまりの“直球”ぶりに困惑することもしばしば。しかし、リッキーのもとに元夫のピート(ケビン・クライン)から娘のジュリー(メイミー・ガマー)が夫に捨てられたと連絡が入り、数十年ぶりに帰郷を果たしたことから状況は一変。母として、娘や家族への想いと向き合い始め、心揺れる彼女は、グレッグの強い後押しを受け、家族ともう一度、向き合う勇気を得ていくことになる。メリルはそんな2人の関係について、「グレッグは、リッキーにとってかけがえのない男でありたいと思っているの。リッキーがためらわずに自分との関係に踏み切ることを願っているのよ。でも、(かつて家族を捨てた)リッキーにとっては、責任を持って誰かと付き合うことが難しく、うそのない関係にできるか不安に思っているの」と解説、大人同士の微妙な関係をそう表現する。やがて、グレッグから揺るぎないサポートを得て、不器用ながら自分の生き方を貫いていくリッキー。この“熟年”カップル2人の恋の行方にも、ぜひ注目してみて。『幸せをつかむ歌』は3月5日(土)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月14日3度のアカデミー賞受賞を誇るメリル・ストリープが、実娘メイミー・ガマーと母娘役で初共演を果たす『幸せをつかむ歌』。このほど、どこまでも破天荒で“ロック”なママぶりが伺える予告編と、ポスタービジュアルが解禁となった。歌を愛し、ミュージシャンになるために家族を捨てた母親。数十年後、“私”は結婚したけど、旦那に捨てられ、また一人になった。自暴自棄に陥っていたとき、あの母親が帰ってきた。大っ嫌いな母親、大っ嫌いな彼女の歌声…。だけど、“私”を孤独から救ってくれたのは、彼女の勇気と愛情と、その魂の歌声だった――。昨年『イントゥ・ザ・ウッズ』で美しい歌声を披露したことも記憶に新しい名女優メリル・ストリープが、実の娘であるメイミー・ガマーと母娘役で共演。破天荒なロック・ミュージシャン役に挑戦し、グラミー歌手リック・スプリングフィールドとともに数々の名曲を生声で披露する本作。解禁となった予告編映像で描かれるのは、夢を捨てられず家族を捨ててミュージシャンになったリンダ(メリル)が、元夫(ケビン・クライン)からの電話で娘のジュリー(メイミー)が夫に捨てられたことを知り、いてもたってもいられず彼女に会いに戻った日々。娘や家族との久しぶりのひととき…のはずが、なかなかその溝は埋まらない。また、バンドメンバー・グレッグ(リック)とは息の合ったプレイも見せているが、この映像にも使われている、リンダが歌い上げるオリジナル曲「Cold One」は、劇中にも度々登場し、娘のみならず家族との絆を再び取り戻すための鍵となっていく。アカデミー賞前哨戦の中でもとりわけ注目される、サテライト賞の「主題歌賞」にノミネートされている楽曲だ。なお、メリルは、次回作『Florence Foster Jenkins』(原題)でも“史上まれに見る音痴なオペラ歌手”役で歌を披露することになっており、これからも、天才的ななりきり演技のみならず、“歌うメリル”が注目の的となりそうだ。『幸せをつかむ歌』は2016年3月5日(土)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月20日