映画『ゴジラ-1.0』(公開中)の山崎貴監督が、ルーカスフィルム/ILM訪問&上映会に参加した。同作は、ゴジラ70周年記念作品であり、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目という特別な節目である最新作。監督・脚本・VFXを、自身もゴジラのファンであることを公言する山崎貴が務め、主人公・敷島浩一を神木隆之介、ヒロイン・大石典子を浜辺美波が演じている。さらに山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介といった、実力派俳優陣が勢揃いし、モノクロ映像版『ゴジラ-1.0/C』も公開された。国内外の多数の映画賞を席巻し、数々の映画賞にノミネートされ15以上の受賞を獲得。3月にアメリカで開催される第96回アカデミー賞の「視覚効果賞のショートリスト10作品にも残っており、ノミネートが有力視されている。○■映画『ゴジラ-1.0』をルーカスフィルムで上映そんな北米での盛り上がりの中で、『スター・ウォーズ』や『インディ・ジョーンズ』を生みだした映像制作会社・ルーカスフィルム、および傘下にあるILM(インダストリアル・ライト&マジック)社からの招待を受け、山崎監督が同社を訪問。現地の社員約300名に向けて本編上映&トークショーが実施された。ルーカスフィルムは『スター・ウォーズ』の生みの親であり、世界で最も有名な監督の1人、ジョージ・ルーカスが設立し、ILM(インダストリアル・ライト&マジック)社は、『スター・ウォーズ』『インディ・ジョーンズ』シリーズ、そして『E.T.』『ジュラシックパーク』『タイタニック』『アベンジャーズ』などのVFXを作り上げてきた世界トップクラスのSFXおよびVFX(※)の制作会社。(※SFX=特殊撮影 VFX=CGなどを用いた視覚効果)そんなルーカスフィルムのCCO(最高クリエイティブ責任者)であり、アニメ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』の総監督や、実写ドラマ『マンダロリアン』などの製作総指揮兼監督などでも知られ、今後の『スター・ウォーズ」シリーズを牽引していく中心人物 デイブ・フィローニ氏は『ゴジラ-1.0』を鑑賞して絶賛。ルーカスフィルム/ILMの社内向けに開催される「フィルムメーカー・フォーラム」に山崎監督を招待し、『ゴジラ-1.0』の上映とデイブ・フィローニ氏とのトークショーを開催した。『スター・ウォーズ」の大ファンであることを公言し続けてきた山崎監督は、サンフランシスコにあるルーカスフィルムに到着し、社屋を案内されると、ダース・ベイダーやR2-D2、ヨーダなどの展示物に大興奮。展示されている制作物等の説明を受けながら、社内を見学した。社内のシアターには約300名が集結し、上映が始まる前の舞台挨拶で山崎監督は「僕のキャリアは『スター・ウォーズ』を観たことから始まったので、この聖地に来て、自分の監督した映画を皆さんに観ていただけるというのは本当に幸せですし、ものすごく興奮しています。ILMの初期から、その仕事をずーっと観てきました。そして何度も何度も衝撃を受けてきました。CGの仕事を始めたころに『ジュラシックパーク』が公開され、ひっくり返りそうになるくらい驚いて……。そういう瞬間が何度も何度もあって、僕にとって燦然と輝く目標がILMであり、ルーカスフィルムでした。今ここにいることが本当に夢のようです」と喜びを伝えた。上映が終了すると会場内は大きな拍手と大歓声が巻き起こり、山崎監督が再登場すると観客はスタンディングオベーション。トークショーでは、デイブ・フィローニ氏が代表して山崎監督に多くの質問を投げかけ、どのように撮影したのか、ゴジラをどのように作り上げたのかを話す。会場にいる社員たちは興味津々であり、熱心に耳を傾けた。また、VFX制作の楽しみや、『スター・ウォーズ』の魅力の話になると国を超えて共感し、VFX制作者同士ならではの話に花を咲かせた。トークショー終了後には、山崎監督のサインや写真撮影を希望する社員で行列に。「とても面白かった!」「また会いましょう!」と何度も声をかけられ、山崎監督も嬉しそうに応じた。ルーカスフィルムへの訪問と上映会を終えた後、山崎監督は「上映後にスタンディングオベーションで迎えてもらった時はちょっと泣きそうになりましたね。心が揺り動かされました。僕と同じようにVFXの楽しさや、苦しさ、面白さを知ってる人たち、その中でも世界トップクラスの人たちの前で上映して、いろいろなお話をすることができて、今日は本当に素敵な日でした」と感慨深そうに話した。○■山崎貴監督 コメントルーカスフィルムに『ゴジラ-1.0』を持って来れたという、それだけで本当に嬉しいです。そして同業者ならではの温かさで皆さんが反応してくれて、上映後にスタンディングオベーションで迎えてもらった時はちょっと泣きそうになりましたね。心が揺り動かされました。僕と同じようにVFXの楽しさや、苦しさ、面白さを知ってる人たち、その中でも世界トップクラスの人たちの前で上映して、いろいろなお話をすることができて、今日は本当に素敵な日でした。エンドロール中、「VFX 白組」の名前が出たところで拍手が起きていたそうで、皆喜ぶと思います。僕以上に「世界に届けるんだ!」という気持ちを持って作ってくれたスタッフたちだったので、その話を聞いたら報われると思います。皆にちゃんと伝えます。(C)2023 TOHO CO., LTD.
2024年01月19日第75回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞し、第95回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた『CLOSE/クロース』。監督を務めるルーカス・ドンが、長編2作目となった本作について語った。前作『Girl/ガール』で第71回カンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を受賞し、長編2作目となった本作では第75回のグランプリを受賞するという“カンヌに愛される”俊英ルーカス・ドンだが、実は幼いころの夢は全く違うものであったという。『Girl/ガール』より「実は、私は映画監督になりたかったわけではなく、ダンサーになるのが夢でした。でもその夢が恥ずかしくて、13歳の時には諦めてしまったのです」と明かし、続けて「昔踊っていた時に批判されているように感じてしまい、人目を気にしない強さが私にはありませんでした」とも打ち明ける。だが、やがてルーカスは再び夢中になれるものと出会うことになる。それは偶然母親が観ていた映画。「私は映画『タイタニック』が大好きだった母を通して映画を知り、その後映画の勉強をするようになりました」と、ルーカスは意外な作品が出会いだったと当時をふり返る。ルーカス・ドン監督第75回カンヌ国際映画祭にてそして個人の内面的な部分を描いた映画を作りたいと思うようになるまで、それほど時間はかからなかったそうで、前作『Girl/ガール』や本作『CLOSE/クロース』のアイディアの欠片はすでに幼いころに持っていたようだ。さらに自身の映画作りについて「幼少期や10代前半の頃に自分にとって不安だったことを探求してみたいと思ったのです」と語り、「『Girl/ガール』では社会的規範やレッテル、固定観念にまみれた社会で、自分らしく生きることの難しさとアイデンティティについて描いています。また身体的で、外面と内面の葛藤に焦点を当てた映画でもありました。私はそのアイデンティティの問題と、他人やグループからどう見られているかに起因する葛藤について探求し続けたいと思っていました。何よりも、私は個人的な深いテーマについて話したかったのです」と、テーマは常に身近にあることを明かした。本作『CLOSE/クロース』も、自身が10代の頃の経験を基にしたオリジナルストーリー。自身にとって身近な出来事をテーマに選ぶからこそ、世界中で共感を得て、観客の胸を打つ作品が生まれるのかもしれない。第75回カンヌ国際映画祭にて『CLOSE/クロース』は7月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:CLOSE/クロース 7月14日(金)より全国公開© Menuet / Diaphana Films / Topkapi Films / Versus Production 2022
2023年05月27日ルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディが、「Entertainment Weekly」誌のポッドキャスト「Dagobah Dispatch」に出演。Disney+で配信中のドラマ「オビ=ワン・ケノービ」について語った。昨年5月に配信開始となった全6話構成の同ドラマ。シーズン2の製作の可能性について尋ねられると、ケネディは「『オビ=ワン・ケノービ』のドラマはもう作りませんと言うのは、いつでもためらわれます。もしかしたら私たちが作っている他の物語に組み込んだり、最終的に映画になったりするかもしれませんし。どうなるでしょうね?」と濁した。そのあとで、「ただ、いまのところ、このドラマは独立したリミテッドシリーズです。現状、拡大予定はありません」とリミテッドシリーズであることを強調し、少なくとも近いうちにシーズン2が製作される可能性はないことをうかがわせた。昨年、「オビ=ワン・ケノービ」の脚本家で製作総指揮の一人も務めたジョビー・ハロルドも「この先のことについては考えていません」と発言していた。「オビ=ワン・ケノービ」は、『スター・ウォーズ』新三部作でオビ=ワン・ケノービを演じたユアン・マクレガーが同役を再演、ヘイデン・クリステンセン(アナキン・スカイウォーカー/ダース・ベイダー)もカムバックを果たし話題を集めた。(賀来比呂美)
2023年05月24日ジョージ・ルーカスが原案と製作総指揮を務め、アカデミー賞受賞ロン・ハワードが監督を務めた冒険譚を、その20年後の世界を舞台にディズニープラス オリジナルシリーズとして描く「ウィロー」。本作でプロデューサーを務め、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』では脚本を手掛けたジョナサン・カスダンが、幼い頃に見た映画版『ウィロー』に衝撃を受けたことを告白した。本作には、ルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディや映画『ウィロー』でメガホンをとったロン・ハワードなど名だたる製作陣が集結しているが、その中の1人であるジョナサンは「前作は、大きなスクリーンで映画を見ることの素晴らしさを僕に教えてくれた。ジョージ・ルーカスとロン・ハワードはイマジネーションに溢れた膨大な世界を作り出し、ドキドキハラハラするようなとても楽しい瞬間を僕らに与えてくれた」と言い、「8歳だった僕は、自分が見たもののスケールの大きさに興奮しながら映画館を出た」と告白。ルーカスが生み出した『ウィロー』を鑑賞した時の衝撃をふり返った。悪の女王が支配する暗黒の時代に、世界を救うという赤ん坊を拾った見習い魔法使い・ウィローの大冒険を描いた前作。当時の最先端技術で生み出されたファンタジックな世界観と、ルーカスとハワードが紡いだドラマチックなストーリーは、大人になったジョナサンの心を捉え続けていたようで、「20代半ばの頃、ピーター・ジャクソン監督の『ロード・オブ・ザ・リング』を見に行った時に、“『ウィロー』を見た時もこんな気持ちになったな”と思い出したのを覚えている。鑑賞当時の気持ちは、大人になってこのキャリアを始めてからも離れなかった」と、映画製作者としての道を歩むことになったいまも鮮烈に胸に刻まれていることを明かす。さらにジョナサンは、「キャスリーン・ケネディとロン・ハワードとの繋がりのおかげでこの作品を手がける機会が訪れた時、僕はとても惹かれた」と語り、思い入れのある作品の最新作を自らの手で手掛けることへの喜びを語る。見事に夢を実現させたジョナサンは「今は当時よりも『ウィロー』の素晴らしさを理解していると思う」と、本作を手掛けるにあたって改めて製作者として新たな視点で作品と向き合ったことを明かしている。ウィロー役のワーウィック・デイヴィスは、このプデューサーについて「彼は優れたマインドを持った人。彼がどうやってこんな話を思いついたのか分からないが、毎話ごとに脚本を読むときは最高にエキサイティングだった。“ここから僕らはどこに行くんだろう?”、“このキャラクターは次に何をするんだろう?”」と言い、想像を巡らせていたようで、「ジョン(ジョナサン)ほどクリエイティブな人はいないと僕は思う。彼はオリジナルの映画の要素も持ち込み、とても賢い形で使ってもいる」と、誰もが思いつかないような発想力を持っていると絶賛。本作でもドキドキハラハラが止まらない大冒険が描かれていることを示唆している。そんな本作は前作から20年後の世界が舞台。ウィローたちの活躍により、闇の勢力は王国から追放されたはずであったが、邪悪な気配を纏う新たな脅威が動き出す。再び王国に危機が迫る時、ウィローと若き冒険者たちの神秘に満ち溢れた新たな旅が始まっていく。「ウィロー」は11月30日(水)よりディズニープラスにて独占配信。(text:cinemacafe.net)
2022年11月19日Disney+とルーカスフィルムが、『ウィロー』の続編ドラマ「Willow」(原題)で初めてトランスジェンダー俳優を起用したことがわかった。同ドラマは、ジョージ・ルーカス原案&ロン・ハワード監督の映画『ウィロー』(1988年)のその後を描いたもの。王女キット(ルビー・クルス)がパーティを組んで、自身の双子の弟(または兄)を救うために旅に出るという物語。「Deadline」によると、今回トランス俳優として初起用となったタリサ・ガルシアは、女王役を演じる。小さな役で、1話だけの出演の可能性もあるとのこと。Disney+の映画とドラマで、トランス俳優がシスジェンダーのキャラクターを演じるのは初めてだという。タリサはチリ生まれのイギリス育ちで、英語とスペイン語が堪能。代表作にBBCドラマ「バティスト~アムステルダムに潜む闇~」などがある。トランスジェンダーであることはオープンにしており、本人も今回の件をツイッターで報告している。他のディズニー関連作でトランス俳優が起用された例では、2021年に『ラーヤと龍の王国』でパティ・ハリソンが長編アニメで初のトランス俳優として出演(テイルの長役)。最近では、Disney+で製作される「Ironheart」(原題)でもトランス俳優を探していると報じられている。(Hiromi Kaku)
2022年04月08日ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」にて独占配信されるルーカスフィルム最新ドラマシリーズ『オビ=ワン・ケノービ』の撮影が4月より開始される。そしてこの度、オビ=ワン・ケノービを演じるユアン・マクレガーをはじめとする主要キャストが発表された。マグレガーが伝説的なかつ象徴的なジェダイ・マスターを演じるルーカスフィルム最新ドラマシリーズ『オビ=ワン・ケノービ』 (原題)。物語の舞台は、『スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐』での劇的な出来事の10年後。そこでケノービは最大の敗北を味わい、シスの暗黒卿ダース・ベイダーになった親友でありジェダイの弟子アナキン・スカイウオーカーの転落と腐敗に向き合うことになる。監督は、『マンダロリアン』のシーズン1で高く評価された2つのエピソードを手がけたデボラ・チョウが務めるほか、『スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐』のヘイデン・クリステンセンがダース・ベイダー役で戻ってくることでも大きな話題を呼んだ。その他、モーゼス・イングラム(『クイーンズ・ギャンビット』)、ジョエル・エドガートン(『ある少年の告白』)、ボニー・ピエス(『スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐』)、クメイル・ナンジアニ(『エターナルズ(原題)』)、インディラ・ヴァルマ(『ゴリラのアイヴァン』)、ルパート・フレンド(『プライドと傲慢』)、オシェア・ジャクソン・Jr(『ストレイト・アウタ・コンプトン』)、サン・カン(『ワイルド・スピードジェットブレイク』)、シモーヌ・ケッセル(『モーターギャング』)、ベニー・サフディ(『アンカット・ダイヤモンド』)の出演が決定。製作総指揮は、キャスリーン・ケネディ、ミシェル・レイワン、デボラ・チョウ、ユアン・マクレガーが名を連ね、脚本はジョビー・ハロルドまた、キャスティング・ディレクターはカルメン・キューバが担当する。配信開始時期などは、今後の続報に期待しよう。
2021年03月30日ティモシー・シャラメやゼンデイヤ、フローレンス・ピュー、ルーカス・ヘッジズら、いまハリウッドを席巻する【Z世代:ジェネレーションZ】の俳優たち。ティモシーはゼンデイヤと共演する『DUNE/デューン 砂の惑星』や豪華キャストが大集結するウェス・アンダーソンの『The French Dispatch』(原題)が2021年に公開を控え、フローレンス・ピューの活躍が楽しみな『ブラック・ウィドウ』は約1年の延期を経て2021年4月29日公開が決まったばかり。ルーカス・ヘッジズはミシェル・ファイファーと親子役を演じる『French Exit』(原題)の演技が絶賛されており、再び賞レースを賑わせることになるかもしれない。先行き不透明なコロナ禍ながら、彼らの輝きをスクリーンで目にすることは映画ファンにとって希望そのもの。今回は、そんな彼ら以外にも注目の待機作品が控える、いまからチェックしておきたいZ世代のネクストスター候補にフォーカスした。エマ・マッキー『ナイル殺人事件』で重要キャラクターに12月18日(金)全国にて公開ガル・ガドットにアーミー・ハマーらが豪華共演、ケネス・ブラナーの名探偵ポアロが帰ってくる『ナイル殺人事件』。ナイル川をめぐる豪華客船で大富豪の娘が殺害され、彼女の結婚を祝うために集まった乗客全員に疑いがかかる。本作でガル演じるリネットの親友ジャクリーンに大抜擢されたのが、Netflixのヒットシリーズ「セックス・エデュケーション」で一躍ブレイクしたエマ・マッキー(1996年生まれ)。また、『ブラックパンサー』のレティーシャ・ライト(1993年生まれ)も乗客のひとり、ロザリー役で出演している。マーゴット・ロビーに似ている!?カリスマ的な演技力やセクシーさが魅力「セックス・エデュケーション」で“マーゴット・ロビーに似ている”と話題となったエマ・マッキーは、まさにトリッキーな色気と悲哀を漂わせる演技力を持ち合わせる若き逸材。1989年のパリ博覧会を舞台にした『Eiffel』ほか、キリアン・マーフィー共演『The Winter Lake』、作家エミリー・ブロンテを演じる『Emily』、イングランド王チャールズ2世の寵姫ネル・グウィンを演じる「ワーキング・タイトル」製作作品など主演作が続々と決まっている(英題はいずれも原題)。チャーリー・プラマー『WORDS ON BATHROOM WALLS』に主演『荒野にて』のチャーリー・プラマー(1999年生まれ)が統合失調症を患う青年アダムを演じるヒューマン・ドラマ『WORDS ON BATHROOM WALLS』(8月21日全米公開)。同じ学校に通うマヤとの出会いをきっかけに自分を受け入れられるようになったアダムは、マヤとの恋や家族のサポートのもと料理人になる夢を目指して様々な困難と奮闘していく。EDMのDJデュオ「ザ・チェインスモーカーズ」が初めて映画音楽を監修したことでも話題で、オリジナル・サウンドトラックはすでに日本でもリリースされている。マヤ役を演じるのは、『WAVES/ウェイブス』でケルヴィン・ハリソン・Jrの妹を演じたテイラー・ラッセル(1994年生まれ)。ヴェネチア国際映画祭で新人賞を受賞した期待の新星『荒野にて』『ゲティ家の身代金』で注目を集め、Z世代の性的暴行を描いたA24×HBO『シェア~私に何が起こったか~』に出演。「ゴシップガール」製作陣による新作「Looking For Alaska」、「13の理由」キャサリン・ラングフォード(1996年生まれ)と共演するSFラブコメディ『Spontaneous』などの日本上陸も待たれ、Z世代の青春映画にも欠かせない存在となっている(英題はいずれも原題)。ノア・センティネオ、『Black Adam』でロック様と共演ドウェイン・ジョンソン主演のDC映画『Black Adam』(原題)はコロナの影響により2021年12月の全米公開から公開未定となってしまったが、ドウェイン演じるアンチヒーロー、ブラックアダムを中心に新たなDCのスーパーヒーローチームが結成されるという。そこに加わるのが、Netflix映画『好きだった君へのラブレター』や新『チャーリーズ・エンジェル』に出演したノア・センティネオ(1996年生まれ)だ。ブラックアダムの“親友”で、身体の耐久性を増強させたり、サイズを自在に変えたりできる能力を持つアトムスラッシャーを演じる。思わず笑みがこぼれるポジティブなエネルギーが魅力ラナ・コンドル(1997年生まれ)共演『好きだった君へのラブレター』シリーズや、『シエラ・バージェスはルーザー』『パーフェクト・デート』などで、すっかりNetflix青春映画の顔となったノア。ジャッキー・チェン監督&脚本の『Diary』、1987年の『マスターズ/超空の覇者』のリメイクなどが控えているが、ティモシーやルーカスらの憂い系とはまた異なる“陽”のエネルギーが溢れるキャラクターが人気となっている。マヤ・ホーク、ジア・コッポラ監督『Mainstream』出演フランシス・フォード・コッポラの孫で、ソフィア・コッポラの姪であるジア・コッポラ監督&脚本のコメディドラマ『Mainstream』が先日のヴェネチア国際映画祭でプレミア上映され、話題となった。「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン3でブレイクしたマヤ・ホーク(1998年生まれ)はアンドリュー・ガーフィールドやジェイソン・シュワルツマン、ナット・ウルフらと同作で共演。Z年代にとっては空気のようなインターネット文化に切り込み、三角関係の男女が自らのアイデンティティーのために奮闘する。なお、ジア監督が「ユーフォリア/EUPHORIA」を見てオファーしたという『mid90s ミッドナインティーズ』『WAVES/ウェイブス』のアレクサ・デミー(1994年生まれ)も出演している。両親の魅力と多才ぶりを受け継ぐサラブレッドユマ・サーマンを母に、イーサン・ホークを父に持つマヤは「ストレンジャー・シングス」シーズン4でもロビン役を続投するほか、イタリア映画『人間の値打ち』 のリメイク『Human Capital』、チャーリー・プラマー共演『Please Baby Please』でも主要キャラクターに起用されている。俳優業のみならず、シンガーやモデルとしての才能も注目されているところだ(英題はいずれも原題)。キキ・レイン『Don’t Worry, Darling』オリヴィア・ワイルドの監督2作目、フローレンス・ピュー主演の『Don’t Worry, Darling』(原題)にはクリス・パイン、ハリー・スタイルズ、ジェンマ・チャンらとともにキキ・レイン(1991年生まれ)が名を連ねている。1950年代のカリフォルニア、砂漠地帯にある孤立した理想郷を舞台にした夫婦のサイコスリラーになるという本作。キキはスケジュールの都合で降板したダコタ・ジョンソンに代わって抜擢された。『オールド・ガード』で新境地に挑戦!『ビール・ストリートの恋人』のヒロイン役で注目を浴びると、Netflix映画『オールドガード』では一転、シャーリーズ・セロンを相手にアクションまで披露したキキ。エディ・マーフィ主演『星の王子 ニューヨークへ行く』の32年ぶりの続編『Coming 2 America』(原題)にも参加しており、次なる世代を担う黒人女優のひとりとなるはず。同作は劇場公開が断念され、12月18日よりAmazon Prime Videoで配信される予定となっている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイル殺人事件 2020年12月18日より全国にて公開
2020年10月16日シャイア・ラブーフが脚本を執筆、次世代スターのノア・ジュプが人気子役を演じる『ハニーボーイ』。この度、青年の俳優となった元人気子役を演じたルーカス・ヘッジズが宙を飛ぶ(!?)、“あの”大ヒットSFアクション大作『トランスフォーマー』へのオマージュかと思うような冒頭の本編映像が解禁された。ファーストカットでは、主人公・オーティスの青年期を演じるルーカスの不安げな表情で佇む姿から始まる。背後には大破した車やジェット機が映り、煙がたちこめている。突然正面から爆撃が飛んでくると、思いっきり吹き飛ばされるルーカス。撮影スタッフの「カット!」の声とカチンコが映り込み、ロープとハーネスをつけ宙吊りにされたヘッジズの様子からスタントシーンの撮影中だと分かる映像になっている。このシーンを皮切りに、(青年期の)オーティスが自己破壊的な行動をとり始め人生が崩壊していく様が描かれ、自身の苦悩の元凶が父親ジェームズ(シャイア・ラブーフ)だと気づいていく。トラウマを乗り越えるため、オーティスは過去を振り返り始める。大がかりな爆破シーン、ルーカスが着用している革ジャンの雰囲気から、この冒頭映像がシャイアの代表作『トランスフォーマー』のオマージュだと想像できる。『トランスフォーマー』主人公のサムがパニックに陥った時に出る「NO NO NO…!」という口グセからも窺える。監督のアルマ・ハレルは冒頭映像を『トランスフォーマー』のオマージュにした理由について、「ほんの数分で彼のキャラクターを描き出したか った、このシーンを見たら彼が俳優であることを説明する必要もない。映画のテーマの観点から見ても、オーティスの初登場シーンとしても最適だったと思う」と語る。「私から見ると、彼は大きな機械の一部分で、操り人形みたいに扱われるという感じがする。何度吹っ飛ばされても、またもう一度やらされる。彼が全くの無力だということを見せたかった。その様子をあのショットで描き出したかった」と明かしている。操り人形のワイヤーを外して本物の少年になることを望みながらも、(大人なフリをしようと)嘘をつき続け、それで鼻がどんどん伸びていくピノキオをイメージしたともいう大人になったオーティス。一躍ハリウッドスターになったがゆえに、様々なものに縛られ苦悩するオーティスの心中を映し出している。本編ではノア演じる幼少期のオーティスもロープとハーネスを着けられ宙吊りになるシーンがあり、幼少期と青年期、2人のオーティ スのスタントシーンにも要注目。『ハニーボーイ』はヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハニーボーイ 2020年8月7日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開© 2019 HONEY BOY, LLC. All Rights Reserved.
2020年08月10日2019年サンダンス映画祭を皮切りに世界の映画祭で絶賛の嵐を巻き起こした『ハニーボーイ』。本作でノア・ジュプ演じる“人気子役”の主人公オーティスの10年後を演じたルーカス・ヘッジズが、作品出演に至った経緯と役作りの過程についてのエピソードを語った。子役から一躍ハリウッドスターの仲間入りをしたのち、アルコール依存に陥り、更生施設に入ることに。そこで苦悩の元凶が父親であることに気づき、もがきながらも向き合おうとする青年期のオーティスを演じているルーカス。名作『ギルバート・グレイプ』の原作者・脚本家で、『アバウト・ア・ボーイ』でアカデミー賞脚色賞にノミネートされたピーター・ヘッジズを父に持つ彼は、ウェス・アンダーソン監督『ムーンライズ・キングダム』(2012)で本格的に映画デビュー。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(2017)でアカデミー賞助演男優賞に初ノミネートされ、その後も『スリー・ビルボード』『レディ・バード』『ある少年の告白』など、作家性の高い話題作に出演し続け、いまや監督やクリエイターからラブコールが止まない若手実力派NO.1の人気俳優。現在公開中の「A24」製作、トレイ・エドワード・シュルツ監督『WAVES/ウェイブス』では心に傷を抱えた少女に優しく寄りそう恋人役を好演、同じく「A24」製作、9月4日(金)公開のジョナ・ヒル監督『mid90s ミッドナインティーズ』では主人公の兄イアンを演じており、話題作への出演も続々控えている。ルーカスは本作『ハニーボーイ』の出演の経緯について、シャイア・ラブーフが出演するということですぐに関心を持ったという。「彼は非常に重要な俳優で、僕は彼の影響を大いに受けているんです」と回想、ラブーフの外面と内面を捉えるために、本人と接しながら、また彼の出演映画を見ながら観察して研究し、それで得たものから不要だと思えることは全て排除したと語る。「役柄を豊かにすると思えるものをどれくらい取り込むかとか、どこで自分の本能に従うかといったことを、慎重に考えなければなりませんでした。僕が演じるオーティスは、自分の父親が普通の父親らしくなってくれることを望む反面、そんな父親にさえ認められたい、愛を受けたいと思っているんです」と思慮をめぐらす。また、監督のアルマ・ハレルについては「アルマに初めて会ったとき、神秘的なつながりを感じました。そのとき彼女と、仕事を通して自分自身をよく知ることについて話したんです。僕は、絶対にこの映画に出演したいと思いました」と回想する。「アルマ・ハレルは、ドキュメンタリー映画の制作を通して、どんな風に撮影すればありのままを捉えることができるかという感覚を研ぎ澄ましてきました。彼女は、良い演技を作り出すことよりも、心理状態や、その瞬間瞬間に興味があるんです。彼女の作品は全て、現実と超現実の間、現実と空想の間の境界線が曖昧になっているようです。その両方の世界の最高の部分を引き出せるんです」と監督の演出方法について絶賛を贈っている。ハレル監督もルーカスの演技だけでなく、作品選びや作品考察について関心しきりだったといい「脚本家か監督かは分からないけどいつか、必ず作り手側になると思います」と今後の転身を予感させるコメントを寄せる。新場面写真では、泥酔して車を運転し事故を起こしたオーティスが更生施設に入り、プールサイドでほかの入居者に混ざらず、やる気のない態度を見せている様子や、自分自身と対峙し苦悩するシーンなど2点、併せて監督と相談中のメイキング写真も到着。更生施設ではPTSDの兆候があると診断され、「まさか」と驚くオーティス。原因を突き止めるために、いままでの思い出をノートに書くようにと言われたオーティスは、過去の記憶を辿り始める…。オーティスは過去と対峙し自分を取り戻せるのかが、見どころの1つとなりそうだ。『ハニーボーイ』は8月7日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハニーボーイ 2020年8月7日 ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開© 2019 HONEY BOY, LLC. All Rights Reserved.
2020年07月29日『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で弱冠20歳にしてアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、『レディ・バード』『ある少年の告白』など話題作に出演してきたルーカス・ヘッジズ。この度、全編を彩る音楽が物語を紡ぐ“プレイリスト・ムービー”『WAVES/ウェイブス』から、彼の新場面写真が解禁された。ルーカスといえば、出演する映画が軒並み良作ばかりという若手きっての実力派。『ギルバート・グレイプ』の原作・脚本を手掛けたピーター・ヘッジズを父に持つ彼は、10歳のときに父が監督した『40オトコの恋愛事情』でエキストラ出演ながら映画デビュー。その後、ウェス・アンダーソン監督作『ムーンライズ・キングダム』でボーイスカウトのいじめっ子役として出演。彼がその名を映画界に知らしめたのは、第89回アカデミー賞で主演男優賞と脚本賞の2冠を獲得した『マンチェスター・バイ・ザ・シー』。同作での好演が認められ、アカデミー賞助演男優賞に初ノミネート、一躍脚光を浴びた。本作『WAVES/ウェイブス』のトレイ・エドワード・シュルツ監督は、「『マンチェスター・バイ・ザ・シー』が大好きで、特にルーカスのファンでした」と告白。また、初めてルーカスに会った日をふり返り、「彼も僕の作品を観てくれていて、彼から連絡してきてくれました。会った瞬間に意気投合しました。うまく説明はできないけど、どこか深いところで繋がっている気がしたんです。バーガーを食べながら楽しく話したのを覚えています」と回想する。以降も彼の快進撃は続き、翌第90回アカデミー賞で主演女優賞と助演男優賞を獲得した『スリー・ビルボード』では主人公(フランシス・マクドーマンド)の息子を演じ、また同賞で6部門にノミネートされた『レディ・バード』では主人公(シアーシャ・ローナン)が恋する少年役を演じた。満を持して初主演を務めたのが、同性愛“矯正”施設に送られる青年を演じた『ある少年の告白』。俳優のジョエル・エジャトンが監督し、母親役にニコール・キッドマン、父親役にラッセル・クロウと、ハリウッド屈指の名俳優たちと共演を果たし、これまで賞レースを賑わす良作に出演を続けてきたルーカスは、初主演作品において第76回ゴールデン・グローブ賞主演男優賞にノミネートされた。その後、日本で立て続けに公開された主演2作目となる『ベン・イズ・バック』で演じたのは、薬物依存に陥る少年。ここでもまた、ジュリア・ロバーツが母親役を演じるなど、映画界の大物を相手に堂々の演技を披露している。そんな彼の待望の最新作では、見えない傷を抱えた少女エミリー(テイラー・ラッセル)に優しく、そして静かに寄り添う恋人役。その屈託のない笑顔で作品に爽やかな風を運び込んでいる。『WAVES/ウェイブス』に出演を決めた理由についてルーカスは、「僕がこれまでに演じてきた役はどれも大きなプレシャーを感じながら生きています。どの作品でも泣いていると茶化されたこともあります。次第にどの役も僕らしさが反映されていないと感じるようになりました。だから今回のピュアなラブストーリーに飛び付いたんです。純粋なラブストーリーという点に惹かれました」と明かしている。『WAVES/ウェイブス』は4月10日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:WAVES/ウェイブス 2020年4月よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開©2019 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.
2020年02月25日1977年から始まった『スター・ウォーズ』シリーズが、現在公開中の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でついに幕を閉じた。ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長がプレミアにて、「今後」について語った。「The Playlist」が報じた。「いまはいろんな感情が入り混じっている。素晴らしい時間があっという間に過ぎていった。5年の間に3本の映画を作ったから」と感慨深げに語り、「『スター・ウォーズ』サーガは完結したけれど、必ずしもスカイウォーカー家を終わらせる必要はないということに気が付いた。なんらかの形で、再登場させてもいい。いまのところは終了という形をとるけど」と発言したという。「The Playlist」は、キャスリーンのこの発言は、現在進行中の様々な『スター・ウォーズ』関連企画、たとえば「Disney+」で配信が決定しているオビ=ワンのドラマなどに、スカイウォーカー家のメンバーが出演する可能性を示唆していると指摘。『スター・ウォーズ』からは、今後さらなる映画三部作が製作されるが、こちらはスカイウォーカー家とは全く関係のないキャラクターが主人公になると伝えられているため、可能性は低いだろう。(Hiromi Kaku)■関連作品:スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 2019年12月20日より日米同時公開©2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年12月27日ジュリア・ロバーツ主演『ベン・イズ・バック』で息子役を演じるルーカス・ヘッジズが、ウクレレをつま弾きながら即興のオリジナルソングを披露する本編映像がいち早くシネマカフェに到着した。今回到着したのは、クリスマス・イヴの朝、ドラッグ依存症の療養施設から突如帰宅したベンが、数か月振りに再会した家族の前でオリジナルソングを披露するワンシーン。おもむろにウクレレを弾き始めたベンのもとに、妹のアイヴィー(キャスリン・ニュートン)とレイシー、そして弟のリーアムが集まると、「ベンが10歳だった時、レイシーは赤ん坊~♪」と即興で作ったとは思えないほど見事に韻の踏まれた曲を歌い始め、「みんなそろって、大騒ぎしよう~!」と大声で歌って盛り上がる。そんな一同のもとへ、ベンが突然帰ってきたという知らせを聞いた継父のニール(コートニー・B・ヴァンス)が急ぎ足で帰宅。母ホリー(ジュリア・ロバーツ)もリビングに降りてくるが、ニールの険しい顔つきや彼を見て演奏をやめたベンの気まずい表情に、一家が抱える複雑な事情が垣間見えるシーンとなっている。優しくも激しい表現力豊かな歌声を披露しているベンを演じるのは、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、先月公開された『ある少年の告白』でも熱演を見せる若手実力派ルーカス・ヘッジズ。ルーカスが実父であるピーター・ヘッジズ監督作品に初めて出演することになった決め手は、母ホリー役のジュリアからの熱烈な直接指名だったという。「ジュリア・ロバーツが僕にベンを演じて欲しがっていると知った時は、もうクレイジーだったよ」とルーカス。ジュリアから届いた手紙には自身の赤毛の長男と一緒に撮った写真が添えられ、「ハンサムな赤毛の男性は、私といるとくつろげるみたいだということをルーカスに知って欲しくて」と書かれていたという。「ジュリアは、もしこの映画に出れば父との関係性ばかり考えてしまうんじゃないかという不安をかき消してくれた。この映画のもっと大きな要素は、僕が演じるキャラクターと彼の母親との関係だった」と、感慨深げにふり返るルーカス。この映像でも、ベンと家族との摩擦を憂い奔走するホリーの表情が窺えるように、母親の愛情と息子の葛藤が絡み合い、一筋縄では解決できない依存症の問題が浮き彫りになる本作。ベンは家族と一緒に幸せなクリスマス・イヴを過ごすことができるのか、ハラハラする展開を劇場で確かめてみて。『ベン・イズ・バック』は5月24日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベン・イズ・バック 2019年5月24日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2018- BBP WEST BIB, LLC
2019年05月22日ジュリア・ロバーツ主演、第13回ローマ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した『ベン・イズ・バック』から、共演のルーカス・ヘッジズとキャスリン・ニュートンがジュリアとの初共演をふり返る特別映像がいち早くシネマカフェに到着した。本作は、ドラッグ依存症の療養施設から帰ってきた息子のベンと、息子を信じ続ける母・ホリーの愛情、そしてベンの帰宅によって思わぬ試練が降りかかる家族の絆を、サスペンスフルに描いたヒューマンドラマ。母親ホリーをジュリアが演じ、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のルーカスが息子ベン、『名探偵ピカチュウ』のヒロイン役でも話題のキャスリンが娘・アイヴィーとして出演している。今回到着した映像では、『プリティ・ウーマン』『食べて、祈って、恋をして』などに出演、『エリン・ブロコビッチ』では第73回アカデミー賞(R)主演女優賞受賞と輝かしいキャリアを持つ大女優ジュリアとの初共演を、ルーカスとキャスリンがふり返っている。ジュリアの直接指名により、不幸にもドラッグ依存症に陥った息子・ベンとして出演することが決定したルーカスは「ジュリアにベン役を頼まれた時、面識もなかったので大変驚きました。雲の上の存在の人なので彼女からオファーがあって本当に驚いたよ。心が温かくて謙虚な方で、憧れの人だ」と驚きと興奮を隠せなかった様子。一方、ベンの妹を演じたキャスリンは「ジュリアが大好きよ。お互いが自然体でいられてとても優しいの。愛情深い人よ。本当の家族みたいなの。これは特別」とジュリアの人柄に魅せられたと明かしている。また準備期間中には、ピーター・ヘッジズ監督と共にジュリアの自宅に集まり、親交を深めてから撮影へと臨んだそう。『ワンダー 君は太陽』ではハンディキャップを背負う息子を支える優しい母を熱演し、今作では“キャリアの頂点”と称される演技を見せているジュリア。彼女と彼女に魅せられた若手俳優2人が紡いだ家族の絆に注目だ。『ベン・イズ・バック』は5月24日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ベン・イズ・バック 2019年5月24日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2018- BBP WEST BIB, LLC
2019年05月07日名女優ジュリア・ロバーツが若手実力派俳優ルーカス・ヘッジズと共演し、“キャリアの頂点”といわれる熱演を見せる『ベン・イズ・バック』。この度、息子を薬物依存に陥れた張本人と出会い、静かに怒りを爆発させるシーンの本編映像が到着した。薬物依存症の息子ベン(ルーカス・ヘッジズ)を全力で守り、信じ続ける母ホリーを演じたジュリア。自身も子どもを持つ母親ということもあり「このストーリーにはとても胸を打たれた」と語るジュリアの体当たりの熱演が絶賛を浴びているが、今回解禁された本編映像こそ、その凄みを感じさせる場面。ベンが薬物依存症に陥ったのは、以前にベンが怪我をした際の主治医クレインが鎮痛剤を過剰投与したことが原因だった、という驚愕の事実が明かされ、自分たちの人生を一変させたにも関わらず、彼は記憶がアヤフヤでほとんど覚えてもいなかったことで、ホリーの怒りが静かに頂点に達する。そして「忘れたフリをしても私は覚えている。苦しんで死ぬがいい」と身の毛もよだつ衝撃の一言…!一方のベンは、せっかく落ち着きを取り戻していたなか、見るからに危ない男と目が合うや否や、頭を抱えパニック寸前。親子水入らずで楽しいはずだったクリスマスのデパートで、ホリーの鬱憤が爆発、ベンにも闇の足音が忍び寄り、物語が一気に不穏な方向へと動き出すシーンとなっている。本作で監督、制作、脚本を務めた、ルーカスの実父でもあるピーター・ヘッジズは、長い脚本家人生の中でもジュリアが演じたホリーは特別に誇らしく思える存在であるようで、「(以前脚本を書いた)『ギルバート・グレイプ』『エイプリルの七面鳥』の母親もそうだったけれど、ホリーという人物を思いついた時、それまでに想像した誰よりも複雑で完全で、熱い母親だった」と言い、「彼女はどうかと思うような選択もたくさんするが、彼女の選択は常に子供たちを守り、何かを与えられる存在でいたいと切に願う気持ちから生まれている」と語っている。また、輝かしいキャリアに一切驕ることなく徹底的に役と向き合い、ホリーをますます深みのあるキャラクターへと昇華させたジュリアへも称賛と感謝を惜しまない。「彼女は驚くほど頭がよくて情熱的だ。そして彼女ほどしっかり準備をして撮影に臨んだ俳優を私は知らない」と監督は語っている。キャッチコピーにもあるように、“救えるとしたら、私しかいない”と息子のために決死の覚悟を感じるホリーの行動や言葉一つ一つに、心揺さぶられること間違いなしの本作。“キャリアの頂点”と称えられるジュリアの気迫の演技を見逃さないで。『ベン・イズ・バック』は5月24日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベン・イズ・バック 2019年5月24日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2018- BBP WEST BIB, LLC
2019年04月29日ティモシー・シャラメと並ぶ若き実力派ルーカス・ヘッジズを主演に、その両親役でニコール・キッドマン、ラッセル・クロウというアカデミー賞俳優が脇を固める『ある少年の告白』。自らが同性愛者であることに気づいたある少年が、両親の勧めで同性愛を“治す”矯正セラピーに参加する、という衝撃の実話を元にした本作は、俳優でもあるジョエル・エドガートンのメガホンにより、自分を受け入れ“ありのままでいること”の大切さや、親子の絆を再発見するまでを描き、豪華キャストたちの真骨頂ともいえる演技を目にすることができる。そんな彼らが過去に紡いできた、本作につながる家族の愛を描いた出演作を紹介する。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』弱冠20歳でアカデミー賞ノミネート!ルーカス・ヘッジズアメリカ・ボストン郊外で便利屋として暮らしていた主人公リーが、兄の死をきっかけに故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーへと戻り、親を亡くした16歳の甥パトリックの後見人となることに戸惑いながらも、過去の悲劇と向き合っていくヒューマンドラマ。大切な人を亡くした喪失感や悲しみとの向き合い方、家族のあり方を描き、第89回アカデミー賞では作品賞など6部門にノミネート。監督ケネス・ロナーガンが脚本賞、ケイシー・アフレックが主演男優賞を受賞した。パトリックを演じたルーカスも、その見事な演技でその名を一躍世に知らしめ、弱冠20歳にしてオスカー候補に。主人公の元妻役にミシェル・ウィリアムス、プロデューサーにはマット・デイモン。彼らと仕事ができることに、喜びのあまり叫んでいたというルーカス。彼の役者人生の中で貴重な経験となり、転機となった作品をぜひ。『スリー・ビルボード』母の思いを受け止める…成長したルーカスが多感な青年を熱演第90回アカデミー賞では、孤独に奮闘する母親・ミルドレッドを演じたフランシス・マクドーマンドが主演女優賞、差別主義の警察官を演じたサム・ロックウェルが助演男優賞と2部門を獲得。何者かに娘を殺された主婦のミルドレッドが、犯人を逮捕できない警察に業を煮やし、抗議のために町はずれに巨大な3枚の広告看板を設置する。それを快く思わない警察や住民といさかいが絶えなくなり、事態は思わぬ方向へ...。母親の身勝手ともいえる行動に傷つき、口喧嘩をしながらも、姉を失い、母親を理解しようと苦悩する息子・ロビーを、ルーカスが抑えた演技で熱演。複雑な感情を抱える青年を演じたルーカスは、『ある少年の告白』でさらに磨きのかかった演技を見せる。『LION/ライオン ~25年目のただいま~』家族のかたちとは…ニコール・キッドマンが母として魅せる演技インドで迷子になった5歳の少年サルーが、25年後にGoogle Earthで故郷を探し出したという実話を、『スラムドッグ$ミリオネア』のデヴ・パテル、『キャロル』のルーニー・マーラ、ニコール・キッドマンら豪華キャスト共演で映画化したヒューマンドラマ。サルーを養子として引き取る母親をニコールが演じ、『ある少年の告白』同様、モデルとなった人物の体形や歩き方まで再現する、こだわり抜いた演技を披露。育て親として深い愛情を注ぐ母親を熱演したニコールは、アカデミー賞助演女優賞にノミネート。彼女の母親としての芯の強さ、子どもを支える愛の深さは、『ある少年の告白』へも生かされており、各界から高い評価を得ている。『パパが遺した物語』優れた脚本にラッセル・クロウも涙!家族の無償の愛を描く感動作『幸せのちから』のガブリエレ・ムッチーノ監督が、ニューヨークを舞台に父と娘の絆を描いた。事故で妻を失った小説家のジェイクが幼い娘との愛しい日々を綴った遺作と、成長した娘をめぐる、喪失と愛の物語が感動を呼んだ。『レ・ミゼラブル』で共演したラッセル・クロウとアマンダ・セイフライドが父娘役に。脚本を読んで涙があふれたというラッセルは、当時のインタビューで「自分の仕事にルールを設けていて、感動しなければ絶対に引き受けない」と答えている。最新出演作『ある少年の告白』ではそうした物語の力強さに加え、エドガートン監督との仕事に惹かれて出演を即決。同作ではルーカス演じる主人公の父親に扮し、彼が放つラストの台詞にこらえきれず涙する人が続出。ラッセルだからこそ演じることができた、父の姿は必見!『Mommy/マミー』奇才グザヴィエ・ドランが贈る!母と息子の不器用な愛の物語世界中から熱視線を浴びるグザヴィエ・ドランの監督第5作。第64回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門に出品され、大御所ジャン=リュック・ゴダールの『さらば、愛の言葉よ』と並んで審査員特別賞を受賞した。主人公は15歳の息子スティーヴを育てる、気の強いシングルマザーのダイアン。スティーヴはADHD(注意欠如・多動症)のため、普段は純朴だが、一度スイッチが入ると攻撃的な言動を抑えられなくなる。あるとき、隣家に住む女性教師カイラと親しくなったことから、少しずつ日々に変化が訪れ...。人間の本質に焦点を当て、一貫して母と息子のテーマを撮り続けるドラン。彼にしか表現できない人物描写は映画界から高い評価を得ている。また、子役から活動してきた彼は『ある少年の告白』では俳優として参加、同性愛者であることを公表している彼の発するセリフの1つ1つは“完璧な人間はいないからこそ、他人を理解すること”の大切さを、表現者として教えてくれる。ぜひスクリーンで、彼の久々の演技を堪能してみて。『ある少年の告白』は4月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ある少年の告白 2019年4月19日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開Ⓒ2018 UNERASED FILM, INC.
2019年03月31日アカデミー賞主演女優賞受賞のジュリア・ロバーツが母、アカデミー賞助演男優賞ノミネートの若手実力派ルーカス・ヘッジズが息子を演じる『ベン・イズ・バック』。この度、本作の日本版予告編とポスタービジュアルが到着、さらに公開日が5月24日(金)に決定した。今回到着した予告編は、クリスマス・イヴの朝、ケガの治療のための鎮痛剤の過剰投与でドラッグ依存症に陥ってしまった息子のベン(ルーカス・ヘッジズ)が療養施設から突然帰宅、母のホリー(ジュリア・ロバーツ)が抱きしめる再会シーンから始まる。ベンの帰宅を喜びつつも、不安を拭い切れないのかホリーはこっそり家中の薬を隠し、妹のアイヴィー(キャスリン・ニュートン)と継父(コートニー・B・ヴァンス)もベンが再び問題を起こすのではないかと懐疑的な様子。幸せな時間を取り戻そうとするベンだったが、過去の過ちの報いが忍びより、彼を放っておいてはくれない。自らが家族を危険に晒していると思い悩み、家族の前から姿を消してしまうベン。ホリーはベンを無事見つけ出し、家族の絆を取り戻すことができるのか――。「どのお墓に入りたい?」と息子ベンに詰め寄ったり、警察に息子の捜索を必死に訴えたり、“キャリアの頂点”と称される熱演を見せるジュリアは、「大変な役だったから色々なことを考えないようにしていたように思う」とふり返る。「大人になった子を持つ母親役は新鮮だったの。自分の意見を持っていて、親とは別の生活がある。(家族を演じた俳優たちと)時間を経ても誤魔化しなくお互いを大好きでいられるのは、それだけ全てをこの作品に込めた証ね」とコメント。さらに、彼女自らの指名で出演が決まったという、ベンを演じるルーカスの存在感と繊細な演技にも注目せずにはいられない映像となっている。併せて到着した本ポスタービジュアルは、真剣な表情の母ホリーにすがるように抱き着くベンの姿を捉えたもの。「救えるとしたら、私しかいない」というキャッチコピーからも、不運にも薬物依存に陥ってしまった息子を全力で守ろうとする母の決死の覚悟が浮かび上がるビジュアルとなっている。『ベン・イズ・バック』は5月24日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベン・イズ・バック 2019年5月24日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2018- BBP WEST BIB, LLC
2019年02月14日ジョエル・エドガートンが監督し、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のルーカス・ヘッジズが初主演する『ある少年の告白』。2016年に発表され、NYタイムズ紙によるベストセラーに選ばれるなど全米で大きな反響を呼んだ衝撃の実話を映画化した本作の公開日が4月19日(金)に決定。併せてポスタービジュアルと予告編が到着した。視線が交わらない家族、ニコール・キッドマン演じる母とラッセル・クロウ演じる父、そしてルーカス・ヘッジズ演じる息子ジャレッドが写るビジュアルと一緒に到着した今回の予告編では、キラキラとした大学生活を送る青春シーンから始まる。しかし、「男に惹かれてしまう」という息子の告白から一変、両親の勧めで参加した“矯正セラピー”の衝撃の実態が映し出される。そして、ジャレッドが葛藤し、感情を爆発させる場面なども確認することができる。また、本作にはグザヴィエ・ドランや、ジョー・アルウィンなども出演。注目のシンガー、トロイ・シヴァンは出演のみならず、楽曲「Revelation」も提供しており、予告編にも使用されている。『ある少年の告白』は4月19日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ある少年の告白 2019年4月19日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開Ⓒ2018 UNERASED FILM, INC.
2019年02月09日『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で弱冠20歳にしてアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたルーカス・ヘッジズと、ニコール・キッドマン、ラッセル・クロウが親子役で出演する『BOY ERASED』が、『ある少年の告白』として2019年4月より日本公開されることが決まった。■ストーリー“僕は僕でしかいられない”アメリカの田舎町。牧師の父(ラッセル・クロウ)と母(ニコール・キッドマン)のひとり息子として、何不自由なく育った大学生のジャレッド(ルーカス・ヘッジズ)。彼はあるとき、思いがけない出来事をきっかけに、自分は男性が好きだと気づく。しかし、息子の告白を受け止めきれない両親が勧めたのは、同性愛を“治す”という転向療法への参加だった。そこでジャレッドが目にした、“口外禁止”という矯正プログラムの内容は驚くべきものだった。彼は、自らを偽って生きることを強いる施設に疑問と憤りを感じ、ある行動を起こすが――。2016年に発表され、NYタイムズ紙によるベストセラーに選ばれるなど全米で大きな反響を呼んだ原作を映画化。メガホンをとったのは、『レッド・スパロー』『ラビング 愛という名前のふたり』など実力派俳優として知られるジョエル・エドガートン。『ザ・ギフト』に続く待望の監督2作品目で、本作ではプロデューサー・監督・脚本・出演とマルチな才能を発揮、全米が慟哭し、胸震わせた衝撃の実話に挑む。■ニコール、ラッセルにドランも。脇を固めるベテラン&注目の個性派俳優陣主人公ジャレッドを演じるのは、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたほか、『スリー・ビルボード』『レディ・バード』などアカデミー賞に絡む話題作への出演が続く若手実力派ルーカス・ヘッジズ。さらに、ジャレットの両親役にはラッセル・クロウ、ニコール・キッドマンとアカデミー賞受賞俳優陣が脇を固める。また、共演には、映画監督・俳優としてもカリスマ的人気を誇るグザヴィエ・ドラン、ティーンから絶大に支持されているシンガーソングライターのトロイ・シヴァン、「レッド・ホット・チリペッパーズ」のベーシスト、フリーら個性的な面々も出演する。第76回ゴールデン・グローブ賞ではルーカスの主演男優賞(ドラマ部門)と主題歌賞にノミネートされている本作。その行方とともに続報にも注目していて。『ある少年の告白』は2019年4月よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年12月27日シアーシャ・ローナンがピンクの髪とガーリーなファッションで、痛々しくも愛すべきティーンエイジャーを熱演し、『20センチュリー・ウーマン』のグレタ・ガーウィグがオリジナル脚本も手掛け念願の単独監督デビューを果たした『レディ・バード』。本作でシアーシャ演じるレディ・バードの“彼氏”を演じた、アカデミー賞ノミネート作品に引っ張りだこの若手実力派ルーカス・ヘッジズの本編シーンがシネマカフェに到着した。ティモシーとは真逆!? 完璧な好青年ダニーを演じたルーカス・ヘッジスこのたび到着したのは、大都会ニューヨークへの大学進学を夢見る主人公クリスティンこと“レディ・バード”の初めてのボーイフレンド、ダニー役を演じるルーカス・ヘッジズが登場するシーン。高校最後の感謝祭の日を彼氏ダニー(ルーカス)の祖母の家で過ごすこととなったレディ・バード(シアーシャ)。“娘が家に連れてきてほしいボーイフレンド”として完璧な好青年のダニーは、レディ・バードの家族から温かく迎えられ幸せムードに溢れるが、話をするうちにレディ・バードが常日頃から自分の住む家をジョークで“スラム”と表現している事実を両親が知り、ショックを受けてしまう…という少々複雑なシーンだ。しかし、そんな両親の気持ちは露知らず、この日のために買ったレトロな古着のドレスに身を包み、精一杯のおめかしをするレディ・バードの愛らしさと無垢なダニーのカップルの可愛いやりとりに癒される映像となっている。「好きな役を選んでいい」グレタ監督念願のキャスティングが実現!ルーカスといえば、ケイシー・アフレック主演『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で注目を集め、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、若手実力派俳優として一躍その名を馳せた。父は『ギルバート・グレイプ』『アバウト・ア・ボーイ』などで知られる脚本家・監督のピーター・ヘッジズ。本年度アカデミー賞主演女優賞&助演男優賞を受賞した『スリー・ビルボード』では姉を亡くした上、母親も予想外の行動をとることで傷ついていく息子役を演じ、主演フランシス・マクドーマンドに負けず劣らずの堂々とした演技を見せたことでも記憶に新しい。監督のグレタ曰く、「ルーカス・ヘッジズの演技を観たのは、2016年のサンダンス映画祭で上映された『マンチェスター・バイ・ザ・シー』。朝8時の回だったのに、それ以降、涙が止まらず、彼の見事な演技がずっと頭から離れなかった!彼に脚本を送って、ロサンゼルスで会い、“好きな役を選んでいい”と伝えたら、彼はダニー役を選び、私の期待通りだったわ」と、ルーカスに魅了され、念願のキャスティングだったことを明かしている。ルーカス扮するダニーは、一見ピュアで悩みのないお坊ちゃんキャラクターではあるが、実はある大きな秘密を抱えている複雑なキャラクター。ルーカスの演技力だからこそ表現できた役といえ、グレタの目は確かだったといえる完璧なキャスティングとなっている。『レディ・バード』は6月1日(金)全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:レディ・バード 2018年6月、全国にて公開© Universal Pictures
2018年05月20日『スター・ウォーズ』の生みの親であるジョージ・ルーカス監督が、シリーズ最新作の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』について「美しく仕上がっている」と賛辞を送ったという。ルーカス監督の代理人が「Heat Vision」に明かした。『最後のジェダイ』を手掛けたライアン・ジョンソン監督は、ルーカス監督が同作を見た後に「ちょっとだけ一緒に話した」といい、「やさしい言葉をかけてくれたよ。すごく親切な人だった」とルーカス監督との対面をふり返っている。ルーカス監督は1971年に設立した映画制作会社「ルーカスフィルム」を2012年にウォルト・ディズニー・カンパニーに売却。それと同時に『スター・ウォーズ』の全権利も手放した。その後、ルーカス監督はテレビ司会者のチャーリー・ローズとのインタビューで「自分には『スター・ウォーズ』の続編に関する構想があったものの、ディズニーは受け入れることなく独自の道へと進んだ」と恨み節を語ったことがあった。ディズニーは「レトロな雰囲気」、「ファン目線」の『スター・ウォーズ』を求めていたが、ルーカス監督は1本ごとに「新しいものを取り入れる」、「ファンの好みは関係ない」という真逆の意見を持ち、対立したそうだ。その結果、ルーカス監督はディズニーが作り上げた『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を見て、「ファンがすごく喜びそうだね」と褒めていながら皮肉のきいた一言を放った。こういった経緯もあり、『最後のジェダイ』の感想もそのまま受け取っていいのか、真意は謎だ。(Hiromi Kaku)
2017年12月14日皆さんはルーカス・ティルをご存じでしょうか?この名前にピンときた人は熱心な『X-MEN』ファンかもしれません。『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』を皮切りとするシリーズ計3作に、ルーカスはミュータントのハボックことアレックス・サマーズ役で登場。ジェニファー・ローレンス、ニコラス・ホルトら共演者たちと共に、期待の若手俳優として注目を集めました。ただし、本編をご覧の方ならお分かりいただけるように、このシリーズには多数の若手がミュータント役で登場。その中でルーカスは目立っているような、そうでもないような…。しかも、出演3作目の『X-MEN:アポカリプス』でついに大活躍!?と思いきや、〇〇な展開に(本編でご確認を)。もう少しルーカスを堪能できる作品はないものか?と思ったのは私だけではないはずです。そんな願いが届いたのか、彼は昨年9月から米CBSで放送中の「MACGYVER/マクガイバー」に主演。80年代の人気ドラマ「冒険野郎マクガイバー」のリメイク版となる本作で、主人公のマックことアンガス・マクガイバーを演じています。秘密組織のエージェントであるマックが、仲間たちと共に危険なミッションに挑むのが「MACGYVER/マクガイバー」のあらすじ。今年9月からは、全米でシーズン2が放送されることも決定しています。名門マサチューセッツ工科大学に通っていた理系男子で、秘密組織のエージェントにもかかわらず大の銃嫌い。その代わりにスイスアーミーナイフを携帯し、任務を遂行していくマックですが、さすがは理系男子だけあり機転と豊富な科学知識が何よりの武器。とは言え、肥料を利用してお手製の爆弾を作ってしまう一方、体を張って危機に立ち向かうことも多く、文武両道のヒーローという表現が正しそうです。演じるルーカスも『X-MEN』シリーズのときは線の細さを感じさせる外見で、物語の舞台となる60年代や70年代といった時代の空気にマッチしていましたが、マック役では理知的な雰囲気に加えて程よいマッチョさも。さらには、女性の存在に振り回される繊細さがあったり、逆境にもめげないユーモアがあったり。物語を彩るモノローグもお茶目かつ人間味たっぷりで、一言で言えば、抜群にチャーミングです。そんなマックの活躍で、オリジナルを知る世代から知らない世代までを魅了するシリーズとなった「MACGYVER/マクガイバー」。作品カラーを決定づける第1話は『ワイルド・スピード SKY MISSION』のジェームズ・ワンが監督を務め、アクションあり、スリルあり、笑いあり、感動ありの世界を作り上げました。ただし、配信サービスの急成長と共にドラマの一気見が主流となり、連続性の高い作品に目が向けられがちな昨今。毎週放送&1話完結のオーソドックスなスタイルにはスタートダッシュだけでなく、視聴者を惹きつけ続ける魅力が必要です。その魅力を担っているのが、アンガス・マクガイバー=ルーカス・ティルであり、彼の紡いでいくストーリー。ですから、ここは1つ、『X-MEN:アポカリプス』のときに言おうと思って言いそびれたことを改めて言ってしまいましょう。いよいよ、ルーカス・ティルの時代がやって来ました!(text:Hikaru Watanabe)
2017年07月12日俳優のルーカス・ヘッジズと、デペッシュ・モードのフロントマン デイヴ・ガーンが登場するディオール オム 2017-2018 ウィンター 広告キャンペーン。クリス・ヴァン・アッシュがディオール オムのアーティスティック ディレクターに就任して10周年を迎え、新たなビジョンを打ち出す。英国人フォトグラファー デイビッド・シムズとスタイリストのマウリシオ・ナルディを起用したディオール オム 2017-2018 ウィンター 広告キャンペーンが公開された。クリス・ヴァン・アッシュがディオール オムを率いて10周年を迎えるタイミングで、今回のコラボレーションはメゾンに対する彼のビジョンにおいてラディカルな一歩となる。ディオール オムが描く男性像。その独創的なペルソナの多面性を示すかのように、今シーズンの新たなキャラクターをフィーチャーした二面構成のレイアウトの中、メゾンの二重性はシネマティックなコントラストの前面に際立つ。そして今回、米国人俳優のルーカス・ヘッジズと、デペッシュ・モードのフロントマン デイヴ・ガーンが被写体に。仏人モデルのディラン・ロケス、音楽、映画、ファッションの分野でクリエイティブな才能が光るベルギーのニューフェース クリストフ・T・キントーとともにフィーチャーされる。世代や分野を超えて集まった彼らは今日のディオール オムにおけるクラシシズムを覆し、進化したスタイルを魅せる。■ビデオおよび広告ビジュアルは、ディオール オフィシャル サイトでチェック。【お問合せ先】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2017年06月15日アディダス スケートボーディング(adidas skateboarding)のルーカス・プイグのシグニチャーシューズ「ルーカス プレミア エーディーヴイ(Lucas Premiere ADV)」から新色が登場。2016年8月1日(月)よりアディダス スケートボーディング取扱い店にて販売される。プロスケーターであり、アディダスのチームライダーであるルーカス・プイグ(Lucas Puig)。本作は、彼の高い技術と敏捷性を賞賛するモデルである。登場した新色は、アッパーに耐久性の高いブラックのスウェードとスリーストライプスをデザイン。スポーティーながらも、モノトーン配色でシックな仕上がりとなっている。機能性は、オールホワイトの軽量ソールによって、ライディングの際のコントロール性を実現。またつま先部分は、 足の動きを考慮したスウェードと磨耗を防ぐ素材を施すことで、さらに長持ちする仕様となっている。■アディダス スケートボーディングとは1998年に創設され、スケートボーダーのためのフットウェア及びアパレルを展開。マーク・ゴンザレス(Mark Gonzales)、デニス・ブセニッツ(Dennis Busenitz)、ナケル・スミス(Na-Kel Smith)など世界各国のプロフェッショナル及びアマチュアスケートボーダーのアイコン、そしてトレンドセッターをサポートしている。【詳細】ルーカス プレミア エーディーヴイ(Lucas Premiere ADV)発売日:2016年8月1日(月)価格:9,990円+税販売店:アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア トウキョウ、アディダス オンラインショップ、arktyz、California Street、FATBROS、FTC TOKYO、INSTANT、IS OLLIES、ours skateboard & Co、Stormy、THE MINT【問い合わせ先】アディダスグループお客様窓口TEL:0570-033-033
2016年08月04日ジョージ・ルーカスが世界中から選りすぐった『スター・ウォーズ』のアート作品が集結する「スター・ウォーズ展 未来へつづく、創造のビジョン。」が、7月16日から8月30日まで大阪のあべのハルカス16階にあるあべのハルカス美術館にて開催される。同展では、“ビジョン”というテーマでスター・ウォーズの魅力を紹介。世界初公開となるアート作品をはじめ、映画制作で実際に使用されたルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティヴ・アート所蔵のコンセプトアートや衣裳、小道具など約150点を展示する。アナキン(ダース・ベイダー)を中心に、ルーク、レイア、ハン・ソロ、ヨーダ、オビ=ワン・ケノービなど、彼を取り巻く2世代に渡る様々な登場人物の肖像画や、フォースをテーマとしたアート作品、「フォースの覚醒」で新たに登場したカイロ=レンのマスクとライトセイバーのレプリカなども展示。主な戦いのダイジェスト映像とともに映画で使用されたブラスター銃なども出展される他、惑星に生息するユニークなクリーチャーが生き生きと描かれた作品や、映画で使用されたイウォークのコチュームも登場する。これまでに発表されたすべてのエピソードに唯一登場し続けているC-3POとR2-D2の名コンビが振り返る壮大なスター・ウォーズ・サーガの一端を映像で紹介。また、「フォースの覚醒」に登場した新ドロイドBB-8のレプリカも展示される予定だ。さらに、スター・ウォーズの関連商品が多数販売。展覧会限定グッズの他、大阪会場だけの記念メダルも用意される。【イベント情報】「スター・ウォーズ展 未来へつづく、創造のビジョン。」会場:あべのハルカス美術館住所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階会期:7月16日~8月30日時間:10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,500円、高大生1,100円、小中学生500円、未就学児は無料休館日:7月25日
2016年07月16日20年以上にわたり『スターウォーズ』アートに携わってきた、ルーカスフィルム公認アーティスト・TSUNEO SANDA(ツネオ サンダ)の作品を集めた「スターウォーズ アート作品展:The Art of TSUNEO SANDA」が、8月29日から9月16日まで代官山蔦屋書店1号館1階のブックフロアにて開催される。TSUNEO SANDAは日本の「国際SFイラストコンテスト」で賞を獲得後、ニューヨークの雑誌『OMNI』に見い出されて89年より同誌の表紙にアート作品が起用されるようになった。その後、SFやファンタジーをテーマに『スタートレック』と『スターウォーズ』のキャラクターアートを制作。さらに、96年よりルーカスフィルムから要請を受けて、『スターウォーズ』のアートポスターやブックカバーなどを手掛けている。また、10年からは米ディズニースタジオのオフィシャルアーティストとしても活動を行っている。日本では初の本格的な展開となる同展では、TSUNEO SANDAの20年以上にわたるスターウォーズアートを書棚にて展示・販売。「Congratulations!」「Labyrinth/R2D2」「Elegant Amidala」などの貴重な作品から、最新作の「The Increase」まで10点以上の作品が取り揃えられることとなる。なお、作品はオンラインショップでも購入可能。【イベント情報】「スターウォーズ アート作品展:The Art of TSUNEO SANDA」会場:代官山蔦屋書店1号館1階ブックフロア住所:東京都渋谷区猿楽町17-5会期:8月29日~9月16日時間:7:00~翌2:00
2015年08月27日『スター・ウォーズ』の生みの親であるジョージ・ルーカスが現地時間14日、米カリフォルニア州アナハイムにて開催中のディズニーファンイベント「D23EXPO 2015」で行われた"ディズニー・レジェンド"の授賞式に出席。人気ドロイドR2-D2、C-3POと共に登壇し、会場を沸かせた。『スター・ウォーズ』シリーズ最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が12月18日に公開される"スター・ウォーズイヤー"の今年は、特報映像や新キャストが発表されるたびに、世界中のファンが熱狂。そんな中、ディズニー社に多大な貢献をした人物に贈られる称号"ディズニー・レジェンド"の授与式が行われた。今回、ジョージ・ルーカスがその称号を授与されることもあり超満員の会場は大興奮に包まれ、スタンディングオベーションと大きな拍手で迎えられてジョージ・ルーカスが登場。「誰も知らない秘密を一つ言おう。それは、グーフィーにはジャー・ジャー・ビンクスがインスピレーションを与えている事にみんな気が付かなかっただろ?」とジョークで沸かせ、「僕はグーフィーが大好きだ。ジャー・ジャー・ビンクスも大好きだ」と語った。そして、「本当に、本当に光栄なことだと思っています」と称号を喜び、「僕はここのパーク(ディズニーランド)がオープンしてから2日目に行き始めて、それ以来毎年行ってる。それからフロリダやパリ、東京にも行った」とコメント。「ディズニーはいつも、素晴らしいインスピレーションを与えてくれた。僕がやる多くのことは、映画やテレビ、パークなどで経験した喜びや驚きから来ている。どれだけディズニーが僕に影響を与えたかは、言葉に尽くせないほどだよ。僕たちは長い間良い関係だし友達なんだ」とディズニーへの思いを明かし、「本当に素晴らしく名誉なことだよ。本当にありがとう」と感謝の言葉を述べると、大きな拍手が沸き起こった。今回の授与式では、ジョニー・デップもサプライズ受賞。「ジョージ・ルーカスさんや、ここにいらっしゃる他のみなさんと一緒に、この賞をいただけて本当に光栄です。ものすごく光栄だし、とても大切にします」と喜びを語った。
2015年08月15日ジョージ・ルーカスは、ルーカスフィルムをウォルト・ディズニーに売却した際に得た40億5,000万ドル(約3,200億円)の大半をチャリティー活動に寄付する意向のようだ。先月30日(現地時間)にディズニーによるルーカスフィルムの買収と、『スターウォーズ』シリーズ新3部作の製作が公表されたばかりだが、今回ルーカスフィルムの代理人は「ジョージ・ルーカスは以前から今回の契約が結ばれた場合は、弊社の売却益の大半を自身で行っている慈善活動に寄付する意向を示していました」と語っている。借金をほとんど抱えていないと言われているルーカスフィルムの単独オーナーであるジョージは1991年に、学校におけるイノベーションを促進するチャリティー団体「ジョージ・ルーカス・エデュケーショナル・ファンデーション」、別名「エデュトピア(Edutopia)」を設立している。そんなチャリティー活動に貢献しようと尽力するジョージだが、2015年に公開予定と発表された新作『スター・ウォーズエピソードVII』(エピソード7)のストーリーは、ティモシー・ザーンにより制作された「スターウォーズ」シリーズのスピンオフ小説である「スローン3部作」に基づくことはないとも報道されている。オリジナルのファンからも人気の高いティモシーの同原作は、1983年公開の『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』から5年後の世界が描かれており、登場人物たちもオリジナル3部作と同じだ。しかし、「E! Online」の報道によれば、ルーカスフィルムの関係者が新3部作はティモシーのスピンオフ小説とは関係なく、30代から40代になったルーク・スカイウォーカーが更なる冒険を繰り広げる「オリジナルストーリー」になると語っているという。ティモシー原作の「スローン3部作」は1991年の「帝国の後継者」を皮切りに出版され、ベストセラーを記録している。
2012年11月02日『スター・ウォーズ』シリーズを筆頭とするハリウッド映画の金字塔を打ち立てた名匠、ジョージ・ルーカス監督が引退を夢見ているようだ。ジョージはハリウッド業界での仕事を辞めて、趣味のために自宅で小規模な映画を作ることを夢見ていると「Empire」誌に語った。「会社事業も、業界の付き合いも、いま背負っている全てのビジネス上の義務も捨て去って、のこぎりとハンマーでも持って趣味の映画を作るために自宅のガレージに引きこもるつもりさ」と話すルーカス監督は、さらに「以前からずっと、もっと映画の本質を突いた実験的な作品を創りたかったんだ。映画館での興行の心配もしなくていいような映画をね」と続けたという。1月にも同様のコメントを残していたジョージだが、2005年に『スター・ウォーズ』シリーズの最終作『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』が公開された当時も似た発言をしていた。今後『インディ・ジョーンズ』シリーズ最新作などを含めた数々のハリウッド映画のプロデューサーを務める予定もあるため、ルーカス監督のこの夢が早々に実現することはなさそう。ただ、1999年から2005年にかけて発表した新『スター・ウォーズ』3部作と70年代から80年代にかけて製作したオリジナル3部作に手を加え、近年発表したリマスター版や特別篇などが批判を受けてきたことから、同シリーズの最新作を手がける可能性は低そうだ。ルーカス監督は以前「どうしてこれ以上作る必要があるんだい?みんなから常に批判されて、ひどい人間だなんて言われているのにさ」と洩らしていた。■関連作品:インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 2008年6月14日、15日先行公開、6月21日より全国にて公開TM & © 2008 Lucasfilm Ltd.. All Rights Reserved. Used under authorization.
2012年06月06日6月に開催されるアジア最大のショートフィルムの祭典「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2011」(SSFF)にてジョージ・ルーカスをはじめとする映画関係者から、元サッカー選手の中田英寿、スキマスイッチやタレントの神田うのなど、数多くの著名人が参加してのチャリティオークションが開催されることが決定。ルーカスからは日本に向けた応援メッセージも到着した。『JUNO/ジュノ』、『マイレージ、マイライフ』でオスカー候補となったジェイソン・ライトマン監督など、才能あふれるクリエイターを輩出してきたSSFF。東日本大震災を受けてのチャリティ企画としてこれまでに、一般から投稿された写真を使用してショートムービーを制作する「チャリティショートフィルムプロジェクト」の実施や、収益金の一部寄付などが発表されていたが、今回、数多くの著名人が参加しての大規模なオークションの開催が明らかに。1999年の映画祭のスタート以来、ルーカス監督および彼が率いる「Lucasfilm」は新たな才能の発掘・支援という映画祭の趣旨に賛同してきたが、今回、この世界的巨匠がSSFFを通じて、日本復興のために立ち上がった。監督からは「日本に住むみなさまにとって、この数か月間、非常に厳しい日々が続いていることでしょう。私たちの思いと祈りは、大きな災害を乗り越え、立ち直ろうとする多くの人々と共にあります。(中略)…世界中の若手映画監督の才能と英知が、この映画祭に集結し続けることに敬意を表すると共に、私たちルーカスフィルム社一同、日本の一刻も早い復興を心よりお祈りいたします」というメッセージ共に、直筆サイン入りの『スター・ウォーズ』メイキング本が到着。そこには『スター・ウォーズ』の名セリフ「May The Force Be With You(フォースと共にあらんことを)」という言葉も!このほか、映画界からは先述のライトマン監督に、韓国のユ・ジテ、イギリスの女性俊英監督サム・テイラー=ウッドが賛同。国内からも、岩井俊二監督に三池崇史監督、石坂浩二、ガレッジセール・ゴリに蜷川実花、さらにスポーツ界からは中田英寿に中村俊輔、中村憲剛らが参加する。これだけの規模のオークションはめったになく、映画関係者のサイン入りの、この世にひとつしかない貴重な品々や中田さんが着用したユニフォームなどが手に入るチャンス!ファンにとってはたまらないオークションとなりそうだ。出品者の詳細や日程は今後、映画祭事務局より発表される予定。収益は日本赤十字社、CIVIC FORCEを通じて被災地の支援復興に役立てられる。世界中から集まった作品と共に、オークションにも注目!「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2011」は6月16日(木)〜19日(日)まで表参道ヒルズスペース オーにて、6月22日(水)〜26日(日)までラフォーレミュージアム原宿ほか各所にて開催。特集「ショート ショート フィルムフェスティバル & アジア 2011」 オークション特設ページ■関連作品:ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2011 [映画祭] 2011年6月16日から6月19日まで表参道ヒルズスペース オー、6月22日から6月26日までラフォーレミュージアム原宿ほかにて開催■関連記事:アカデミー賞公認!国際短編映画祭「SSFF」チケットを25組50名様プレゼントショートショートフィルムの新しい挑戦ついに“Jリーグ”ともコラボ企画決定!水嶋ヒロ原作&出演のビデオがショートフィルム祭典に出品栗山千明はマブい女に!アジア最大のショートフィルムの祭典が今年も開催3D部門新設にチャリティ企画も!
2011年05月26日