ティモシー・シャラメが主演を務める映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』が日本での公開をスタートさせた。本作は、ロアルド・ダールの児童小説『チョコレート工場の秘密』に登場するウィリー・ウォンカの若き日を描くオリジナル作品。監督と脚本を務めたポール・キングは、基になった小説のスピリットを最大限に尊重して作品づくりにあたったようだ。キング監督は、児童文学を映画化した『パディントン』で高評価を集めたが、『チョコレート工場の秘密』も子どもの頃から愛読していたという。「親に読んでもらうのではなく、自分ひとりで読んだ初めての小説が『チョコレート工場の秘密』でした。それから何十回と読み返したのですが、その時に感じていたのは、この小説がとにかく面白い! ということ。ヘンテコで奇妙な登場人物が楽しかった! という幼少期の思い出があるんです」ここで少し振り返る。ダールの小説『チョコレート工場の秘密』の主人公は、貧しい少年チャーリー。ある日、彼はチョコレート工場の工場主ウィリー・ウォンカが封入した”工場見学の招待券”を引き当てる。チャーリーが訪れたチョコレート工場は摩訶不思議な世界。ウォンカは謎に満ちた孤高の人物だが、彼はチャーリーの内面を見抜き、結末でチャーリーにチョコレート工場をゆずる。「プロデューサーのデイヴィッド・ヘイマンから今回の企画を打診されて、改めて小説を読み返したら、この小説はすごい感動する物語を描いていることに気づいたんです」とキング監督は笑顔を見せる。「この小説の主人公チャーリーは貧しく、とてつもない逆境の中を生きています。まるでディケンズの小説の主人公のようです。だから、そんな彼がウォンカからチョコレート工場を引き継ぐ場面では感動して、思わず泣いてしまったんですよ。今までずっと忘れていましたが、この物語は単にグロテスクで面白いだけではなくて、その根底には“ハート”がある。そこに惹かれてこの映画のオファーを引き受けた部分もあります」本作は小説の“前日譚”になるが、そのスピリットは継承されている。映画の主人公ウォンカはまだ若く、自分のチョコレート店をだすことを夢見ているが、宿代もないほどに貧しく、コネもなければ、未来への展望もない。しかし、彼は心と魔法のつまったチョコレートをつくりだし、仲間と共に夢を追いかけていく。劇中にはさまざまなチョコレートが登場し、観る者を楽しませてくれる。食べるだけで宙に浮き上がるチョコレート、美しい花のようなチョコレート……そのデザインと設定はとにかく楽しいが、本作では小説『チョコレート工場の秘密』の世界観を引き継ぎ、“チョコレートの二面性”を描いている。美味しいチョコレートは時に人を誘惑し、溺れさせてしまう危険なものでもあるのだ。「この映画ではチョコレートを“欲望”や“貪欲さ”を象徴するものとしても描いています。ロアルド・ダールの小説では、チャーリーは飢え死にしそうな状態なのに、チョコレート工場にやってくるほかの少年・少女はとにかくチョコレートが欲しい! 欲しい! と欲望のままにチョコレートを口にしていました。その要素をこの映画ではウォンカに対峙する悪役たちに体現してもらうようにしました。彼らは権力やお金欲しさに、警察長官はチョコレートそのものが欲しくて溺れてしまい、自らの欲望のために他者を排除してしまうわけです」本作が描くウィリー・ウォンカの“二面性”ポール・キング監督チョコレートだけでなく、主人公ウォンカも“二面性”のある存在だ。本作の彼は、亡くなった母との思い出と約束を胸にまっすぐに夢を追い、華麗な歌と踊りで観客を魅了する。しかし、彼は前向きなだけの青年ではない。それこそがダールが小説で描いたウォンカ像だからだ。「この映画ではウォンカの二面性を描いています。童心をもったウォンカを描く一方で、鋼鉄のような意思を貫こうとする彼の姿を描いています。というのも、本作では彼がチョコレート工場を営むにいたった“種”を見せたかったからです。小説のラストでウォンカはチャーリーにチョコレート工場をゆずるわけですから、優しくて温かい人だと思います。一方で、ウォンカには“これ以上は何があってもゆずらない”という部分があります。だから本作では彼の中にあるふたつの側面を、どのバランスで出していくのかをシーンごとに緻密に組み立てていきました。ティモシー・シャラメの演技とパフォーマンスは本当に素晴らしいんですよ。彼は抑制を効かせなながらも感情の深い部分まで掘り起こす演技ができる。だからこそ、私たちはウォンカの二面性のバランスをシーンごとに話し合って“どこまで感情のニュアンスを出すのか?”を組み立てることができたのです」ウォンカは夢を追う好青年だ。しかし、彼は孤高の人でもある。だから、彼は困難に立ち向かう際、出会った仲間たちと共に協力するが、決して”家族”にはならない。本作を紹介する際に“家族”と書いてあるときは少し立ち止まってほしい。『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は家族を描いた映画ではない。ウォンカと仲間たちは、ある偶然から知り合い、同じ目的のために力を合わせ、すべてを分け合う確かな友情を築き上げる。しかし、彼らは家族ではないので、目的を達成するとそれぞれが新しい場所に歩き出すのだ。「まさにその通り! そう言ってくれてうれしいよ! 小説に登場するウォンカは、ウンパルンパの助けを借りてはいますが、チョコレート工場をひとりでやっている。彼はずっとひとりで、家族や人とのつながりを求めてきたけど、それらは指の間からするりとこぼれ落ちていってしまうような存在だと思うのです。そんな彼が最後の最後にチャーリー少年に会うわけです。だから、この映画で僕が目指したのは、ある目的のために人々が集まって、終わるとそれぞれが散っていく物語。それこそがやりたいことだったし、そういう終わり方には哀愁や心にしみるものがあって、ウォンカというキャラクターに寄り添っていると思います。ウォンカを真実味をもって描こうとした結果、このような物語になったのです」人気作のキャラクターだけを取り出して、別作品がつくられることは多くある。中には基になった原作の精神を台無しにしてしまうものや、都合よく必要な要素を抜き出して描いている作品もある。しかし、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は、ロアルド・ダールの小説のスピリットを丸ごと継承した映画になっている。「現在、映画はいろんなカタチで楽しめますが、映画館にみんなで集って一緒に体験する、これに勝るものはありません。共通体験として映画は最高だと思います。ぜひ、映画館でみんなで集って楽しんでほしいです!」『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』公開中(C)2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2023年12月13日ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の映画でも知られている『チャーリーとチョコレート工場』。世界的なベストセラーであるロアルド・ダールの児童文学『チョコレート工場の秘密』を原作にしたミュージカルは、13年にサム・メンデスの演出によってウェストエンドでロングランを記録。その後ブロードウェイ版も人気を集めている。そしてついに、オリジナル台本や楽曲をもとにした新しい演出による日本版初演の幕が開いた。主演を務めるのは『SHOCK』シリーズで、ミュージカル単独主演記録1位を更新し続ける堂本光一。『ナイツ・テイル−騎士物語−』以来5年ぶりの新作ミュージカル挑戦となる。ウィリー・ウォンカの工場で作られているのは、子供たちが大好きなウォンカ・チョコレート。チョコレート作りの工程は秘密とされていたが、ウォンカは世界中で売られているウォンカチョコレートに入れたゴールデンチケットを手にしたラッキーな5人を工場見学に招待すると発表する。ウォンカの計画の裏側には、ある目的が隠されていた。堂本演じるウォンカは登場した瞬間からカリスマ性にあふれていて、濃いめのメイクと怪しく華やかな衣装もしっくりはまっている。1幕ではキャンディマンとして雪の降る街に登場。2幕で工場に案内する場面では、わがままな子供には容赦のない仕打ちをするブラックな面もあり、シニカルなユーモアの匙加減に堂本らしさが光る。冒頭の『キャンディー・マン』から伸びやかな歌声を聴かせ、軽やかなダンスで観客を魅了。心優しい家族思いの男の子、チャーリーと心を通わせていく場面では、帝劇が温かな空気に包まれていた。『SHOCK』ではフライングが名物だが、「この舞台、私は飛びません」というセリフも。しかし最後には『SHOCK』とはまったく違うスタイルで夜空を浮遊し、美しくエモーショナルな時間を届けてくれた。『キンキー・ブーツ』などでお馴染みの森雪之丞による訳詞は耳にも心にもナチュラルに届き、とりわけ名曲「ピュア・イマジネーション」は純粋な想像力が夢を叶えてくれるという、このミュージカルのメッセージを伝えている。日本版翻訳・演出は東京2020パラリンピック開会式やさまざまな演劇、ミュージカルを手掛けてきたウォーリー木下。舞台装置のみならず、モニターや映像を巧みに使って物語をテンポよく運び、紗幕の使い方も鮮やかだ。紗幕に映し出されたシルエットとダンスをする場面や、想像力豊かなチャーリーの絵が浮かび上がる場面がとりわけ心に残る。実際に甘い香りが漂う演出もあり、感覚を刺激して観客を“チャリチョコ”の世界へと誘った。日本のカワイイ文化の発信者である増田セバスチャンがアートディレクションを手がけ、キャンディーが飾られた工場はポップでカラフルな桃源郷のよう。ニューヨークを拠点に活躍する小西翔による衣装は、編み物やパッチワーク、ベーコン柄の生地などでキャラクターの個性を表現し、細部まで目を凝らしたくなるこだわりにあふれている。堂本の楽曲も数多く担当するYOSHIEとJAZZダンサーでもある松田尚子が振り付けを担当。ビジュアルも動きもかわいすぎる“ウンパルンパ”たちのショーは、まさに心も体も浮き立つ名場面! 公式インスタグラム 公式インスタグラム() には「ウンパダンス講座」もアップされているので、カーテンコールで一緒に盛り上がるのも楽しそうだ。取材・文:細谷美香撮影:塚田史香<公演情報>ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』脚本:デイヴィッド・グレイグ音楽:マーク・シェイマン歌詞:スコット・ウィットマン、マーク・シェイマン原作:ロアルド・ダール映画版楽曲:レスリー・ブリカッス、アンソニー・ニューリー日本版翻訳・演出:ウォーリー木下訳詞:森雪之丞振付:YOSHIE、松田尚子アートディレクション:増田セバスチャン出演:ウィリー・ウォンカ:堂本光一バケット夫人:観月ありさグループ夫人:鈴木ほのかボーレガード氏:芋洗坂係長ソルト氏:岸祐二ティービー夫人:彩吹真央ジョーじいちゃん:小堺一機チャーリー・バケット:小野桜介 / チョウ シ / 涌澤昊生(トリプルキャスト)オーガスタス・グループ:黒岩竜乃介 / 後藤レイサ(Wキャスト)ベルーカ・ソルト:舞咲碧音 / 三宅りむ(Wキャスト)バイオレット・ボーレガード:歌田雛芽 / 土井祐杏貴(Wキャスト)マイク・ティービー:鈴木弥人 / 中野晴太(Wキャスト)相原えみり、Amane、伊藤かの子、伊波響、岩橋大、風間無限、久信田敦子、小宮海里、塩川ちひろ、聖司朗、鈴木昌実、鈴木里菜、高瀬雄史、鶴岡政希、永松樹、花陽みく、早川一矢、平山ひかる、船﨑晴花(50音順)梅津大輝(スウィング)、久保田真理(スウィング)【東京公演】2023年10月9日(月)~10月31日(火)会場:帝国劇場【福岡公演】2024年1月4日(木)~1月15日(月)会場:博多座【大阪公演】2024年1月27日(土)~2月4日(日)会場:フェスティバルホール公式サイト:
2023年10月13日Netflixより、ウェス・アンダーソン監督の短編映画『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』の予告編が公開された。原作はロアルド・ダールの1977年の短編集「The Wonderful Story of Henry Sugar and Six More」で、日本では「ヘンリー・シュガーのわくわくする話」「奇才ヘンリー・シュガーの物語」として出版されている。タイトルロールのヘンリー・シュガーを演じるのは、ベネディクト・カンバーバッチ。冒頭で「41歳、独身で金持ち」と自身のナレーションで紹介する。ヘンリーは「目を使わずに見る男」のレポートを読んでそのスキルを学び、透視が可能に。ギャンブルでイカサマを働くのもお手の物。「世界中の誰よりも容易に稼げる」ようになる。キャストはベネディクト・カンバーバッチ、ベン・キングズレー、デヴ・パテル、リチャード・アイオアディのほか、アンダーソン監督作『グランド・ブダペスト・ホテル』のレイフ・ファインズが再び起用されている。映画ファンは予告編を観て「ベネディクトはアンダーソン監督の美学にハマる!今まで彼の作品に出演したことがないのが驚きだ」「パーフェクトな人選」とベネディクトに期待を寄せている模様。アンダーソン監督は2009年にもダールの作品「父さんギツネバンザイ」を『ファンタスティック Mr.FOX』として映画化したことがある。『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』は9月27日Netflixで配信開始。(賀来比呂美)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年09月15日先行デジタルレンタル&ダウンロード販売中の映画『魔女がいっぱい』から、ロアルド・ダールによる児童文学を実写化させたロバート・ゼメキス監督の貴重なインタビュー動画が解禁された。本作の監督を務めたのは、不朽の名作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でも知られるロバート・ゼメキス監督。動画では本作の物語やキャスト、映画作りの楽しみなどを語っている。本作の好きなところは、「悪者だけどどこかユーモラスな魔女たちだ」と答える監督。魔女たちの、決して反省せず子どもたちを撃退しようとするような、ロアルド・ダールの物語らしい破壊的な面が好きだという。本作のキャストについては「最高のキャストだ」と即答。これまでの役とは全く違う、恐ろしい役を演じた“大魔女”役アン・ハサウェイについては「大魔女の邪悪さを味わい深いものにした」と大絶賛。“おばあちゃん”役オクタビア・スペンサーには「非常に優れた演技力と卓越したコメディーセンスを持つ」とし、ホテルの支配人を演じたスタンリー・トゥッチには「楽しくてどんな役でもこなせる大好きな役者」と絶賛、それぞれの演技もさることながら、良い雰囲気の撮影現場であったことが窺える。さらに、ダールの名作を映画化するにあたり、「8歳から80歳まで楽しめる、全世代に向けた作品を目指した」という監督。そのために大切なことは「子どもを子ども扱いしないこと」だと持論を述べている。『魔女がいっぱい』は先行デジタルレンタル&ダウンロード販売中、3月19日(金)よりブルーレイ&DVD発売・レンタル開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:魔女がいっぱい 2020年12月4日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2021年03月18日「チャーリーとチョコレート工場」のロアルド・ダールによる児童文学を原作にした映画『魔女がいっぱい』から、“大魔女”役アン・ハサウェイと“おばあちゃん”役オクタビア・スペンサーのインタビュー動画が到着。メインキャスト2人がそれぞれ出演者への印象や撮影の裏側を語っている。アンは、オクタヴィアとは初共演。「想像以上にいい人だった」とオクタビアの印象に触れ、一緒にいて楽しいことはもちろん、特に安定感のある演技が大好きで、彼女のおかげで「バランスの取れた作品になった」と語る。アンといえば『マイ・インターン』『オーシャンズ8』などで見せる華々しい役柄のイメージを誰しも思い浮かべるが、本作の”大魔女”は美しさはあるものの、それ以上に邪悪で恐ろしい役。本作で“ぼく”(ジャジール・ブルーノ)は、大魔女によって物語の途中でネズミに変えられてしまうが、オクタビアの”名脇役”ぶりは物語に必要不可欠だったといえる。また、ホテルマン・ストリンガー役を演じたスタンリー・トゥッチと共演した感想を問われると、「スタンリー大好き~!」と笑顔をみせるアンは彼との共演で「すごく救われた」と語る。先述の通り、本作でのアンはこれまでとは全く違う振り切った役を演じていることから撮影でも相当苦労したようで「最初のリハーサルで役のアクセントで台詞を言ったの。するとスタンリーが笑い出した。本当に面白いと思わないと笑わない人だから嬉しかった」とアン。2人は過去に『プラダを着た悪魔』で共演していることから、本作でも息ぴったりな様子がうかがえる。さらに「『プラダを着た悪魔』では彼のほうがクセのある役でしたが…」とインタビュアーが尋ねると、アンは「今度は私が彼を笑わせる番だった!」と、2人の関係の良さも伝わってくる満面の笑顔を見せた。続いて、オクタビアは「アンは演じている時と本来の顔が違いすぎて驚いた」とアンの印象を明かす。「カメラが回ると大魔女、カメラが止まると楽しくて優しいアン。冷酷な大魔女になったかと思えばまた楽しいアンに戻っている。あれは本当に凄かった」と女優としてのプロフェッショナルな一面を絶賛。また、スタンリーについては「スタンリーとは笑ってばかりだった。あんなにたくさん一緒に笑った人はいないわ」とオクタビア。「共演する日は本当にずっと笑っていた」と話す様子からも、撮影現場の和気あいあいとした楽しい雰囲気がうかがえる。インタビューでも明かされているように、オン/オフの切り替えで女優魂を見せた“大魔女”役のアンや、信頼の置ける演技を遺憾なく発揮しているオクタビア、キャストたちから愛されるスタンリーの演技などにぜひ注目してほしい。『魔女がいっぱい』は先行デジタルレンタル&ダウンロード販売中。3月19日(金)よりブルーレイ&DVDを発売、レンタル開始。本編冒頭10分を無料公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイ・インターン 10月10日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国© 2015 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVEDオーシャンズ8 2018年8月10日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS NORTH AMERICA INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC魔女がいっぱい 2020年12月4日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2021年02月18日アン・ハサウェイ主演のファンタジー大作『魔女がいっぱい』が、2月10日(水)より先行デジタルレンタル&ダウンロード販売スタート。この度、日本語吹き替え版が初収録されることが分かった。本作は、「チャーリーとチョコレート工場」で知られるロアルド・ダールの大ベストセラーを、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のロバート・ゼメキスが監督を務め映画化。見た目は誰よりおしゃれで上品な美女だが、実は誰より危ない凶悪な魔女には、とてつもない秘密の企みがあった。その企みを知ってしまい、ネズミにされた少年の運命とは――?“大切なものに気づかせてくれる”感動ファンタジーだ。劇場公開時は、字幕版のみだった本作。しかし今回、デジタル配信、Blu-ray、DVDにのみ日本語吹き替え版を初収録。アン扮する大魔女を吹き替えるのは、「鋼の錬金術師」エドワード・エルリック役でお馴染み、ヒラリー・スワンク、ルーシー・リューなどの吹き替えも担当している朴ロ美。吹き替え版について朴さんは「ファンタジーの中に、ダークなユーモアやハッとするシュールさが織込まれている世界観で、ファッションや、その表情、動きに至るまで、どの角度からも楽しめる要素満載な本作品に『吹替』ならではの面白さも多様に詰まっています!」とコメントを寄せた。また、オクタビア・スペンサー演じるおばあちゃん役を斉藤こず恵、スタンリー・トゥッチ演じるホテル支配人のストリンガーを岩崎ひろしが担当している。『魔女がいっぱい』Blu-ray&DVDは3月19日(金)リリース。※2月10日(水)デジタル先行(cinemacafe.net)■関連作品:魔女がいっぱい 2020年12月4日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2021年01月29日ワーナー・ブラザースが5年ほど前から企画を進めていた『チャーリーとチョコレート工場』の前日譚映画『Wonka』(原題)。このたび、同作の公開日が2023年3月17日に決定したことが発表された。『Wonka』は若い頃のウィリー・ウォンカに焦点を当て、「世界一有名なチョコレート工場を設立するまでの冒険」を描くという。2005年に製作された『チャーリーとチョコレート工場』では、ジョニー・デップがウォンカ役を演じた。今作におけるウォンカ役には、これまでライアン・ゴズリング、ドナルド・グローバー、エズラ・ミラーの名前が挙がっていたが、5年の間に目覚ましい成長ぶりを見せた2人の俳優が彼らに取って代わり候補に。「Collider」によると、ワーナーは現在トム・ホランド、ティモシー・シャラメのどちらかをウォンカ役に希望しているという。『チャーリーとチョコレート工場』関連作は、Netflixでも開発中。『マイティ・ソー』シリーズのタイカ・ワイティティ監督が、2つのアニメシリーズを手掛ける。1つは『チャーリーとチョコレート工場』の世界観やキャラクターを基にしたもの、もう1つはウンパルンパを主役としたものになる予定。Netflixは原作者ロアルド・ダールの複数の作品の権利を獲得しており、アニメ化すると発表している。(Hiromi Kaku)
2021年01月20日『チャーリーとチョコレート工場』の原作者ロアルド・ダールの人気作を、アン・ハサウェイ主演で実写映画化した『魔女がいっぱい』。大ヒットの知らせを受け、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズなどを手掛けるロバート・ゼメキス監督が日本のファンに向けた特別メッセージを寄せ、撮影の舞台裏が明らかになる特別映像も解禁された。今回解禁されたのは、ゼメキス監督の日本のファンに向けた貴重なメッセージ動画に加え、本作の撮影舞台裏が盛り込まれた特別映像。過去に『フォレスト・ガンプ/一期一会』でアカデミー賞の作品賞・監督賞を受賞したゼメキス監督。日本での人気も厚いゼメキス監督は、ファンに向けて「日本ではクリスマスに向けて劇場公開されると聞いて喜んでいます。映画は、ずっと人生に楽しみを与え、困難な時にも人々の助けとなり愛されてきました。このファンタジー映画が、日本の皆さんに映画館でしかできない体験と、たくさんの希望を与えてくれることを祈っています」とメッセージを寄せる。そんなゼメキス監督について、初タッグを組んだ主演のアンは「ロバート・ゼメキス監督以外この映画化は考えられない。想像力が無限大だから。私たちが見慣れている今の映画技術は彼が編み出してきた」と絶賛。一方、ゼメキス監督は「映画作りの醍醐味は観客の心を動かせること。笑わせたり泣かせたり怖がらせたりね。毎回それを目指している」と本作でも映像表現にこだわっていることを明かしている。さらにアン演じる大魔女<グランド・ウィッチ>の恐ろしいビジュアルはCG技術やワイヤーアクションで表現。大魔女が宙を舞うシーンや魔女たちが飛び回るシーンはほとんどワイヤーアクションによって実演されていたという。製作を務めたジャック・ラプケが「子供たちをネズミに変えたり魔女が飛び回ってたり見てて飽きないんだ」と明かすように、アン演じる大魔女が少年をネズミに変えたことで、物語は世界中の魔女を巻き込んで思いもよらぬ方向へ進む本作。ゼメキス監督は観るだけで楽しい、ワクワクのファンタジックワールドを創り上げた。『魔女がいっぱい』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:魔女がいっぱい 2020年12月4日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2020年12月11日「チャーリーとチョコレート工場」で知られるロアルド・ダールのもうひとつの人気作を、ロバート・ゼメキス監督が実写化した『魔女がいっぱい』が現在公開中。この度、週末動員ランキング初登場、洋画No.1となる大ヒットスタートを切ったことが分かった。洋画の公開延期が続いた2020年。公開前から話題となっていた本作は、ついに12月4日、劇場公開を迎え、20代から60代と、男女問わず幅広い世代が来場しており、特に洋画ファンや20代カップル、友人同士の観客が目立つ形に。主演のアン・ハサウェイが演じているのは、恐ろしくも美しい大魔女<グランド・ウィッチ>。おしゃれなファッションに身を包み、クラシカルな雰囲気漂うホテルで秘密のたくらみを目論む…。そんなアンについて鑑賞した人たちからは「アン・ハサウェイの第一声で震えてしまった」「アン・ハサウェイが綺麗で怖かった~」「アン・ハサウェイのこんな姿、2度と観られないかも…」「アン・ハサウェイの邪悪な魔女っぷりが突き抜けてていい!」などと新鮮な悪役っぷりが話題に。またアンの大ファンだと公言するダレノガレ明美は「今まで可愛い役を演じることが多かったけど、本作では見たことのないアン・ハサウェイさんになっていました。続きが気になりすぎて時間を忘れるくらい映画に惹き込まれましたね」と感想を語り、情報番組「王様のブランチ」の放送内では、LiLiCoが「大好きなアン・ハサウェイが今回、今までやってこなかった悪い役の魔女に!ファッションもすごく素敵」とコメントしている。『魔女がいっぱい』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:魔女がいっぱい 2020年12月4日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2020年12月08日12月4日公開の映画『魔女がいっぱい』の公開直前イベントが3日、都内で行われ、ダレノガレ明美、ゆきぽよ(木村有希)が出席した。アン・ハサウェイ主演の本作は、『チャーリーとチョコレート工場』の原作者ロアルド・ダールのもうひとつの人気作を名匠ロバート・ゼメキス監督が実写化。アン・ハサウェイ扮する美しいが実は恐ろしすぎる大魔女が、世界中に潜んでいる魔女たちを集めて秘密の計画を打ち明ける。その計画を偶然知ってしまった少年が大魔女によってネズミに変えられてしまい、事態は思わぬ方向に展開していく、というストーリーだ。公開を翌日に控えたこの日は、アン・ハサウェイが演じる大魔女をイメージしたクラシカルな魔女の衣装を身にまとったダレノガレ明美とゆきぽよが登場。お互いの服装を見てダレノガレは「ゆきぽよはいつもボディコンみたいな服を着ていますけど、ロングでドレッシーな姿は似合うなと思います」と褒めると、ゆきぽよは「ダレ様はいつも黒のロングな衣装だからあまり違和感ないですね」とコメント。既に鑑賞したという本作の話題となり、ゆきぽよが「もうめちゃくちゃ楽しかったです。ずっと笑いが止まらないというか、すべてのシーンが面白くて登場人物一人一人のキャラが立っていてすごく楽しかったです」と満喫したようで、ダレノガレも「映画を見ている最中って今何時だろうって時計を見ちゃいますが、1回も見ずに終わっちゃいました。それとアン・ハサウェイさんがよくこの作品を引き受けたなというぐらい、本当にすごかったです。今までの作品とのギャップがすごかったし、この役はアン・ハサウェイさんにしかできないなと思いましたね」と主演のアン・ハサウェイを絶賛していた。魔女たちが裏で秘密の計画を立てる本作にちなみ、芸能界で秘密を知ってしまい驚いたことは?という質問も。設問とは異なるものの、芸能界に入って怖いと感じたことをゆきぽよは「ネットニュース見てゆきぽよが"路上で半裸"みたいな見出しのニュースがあって、全然関係ない話が同じ記事に書かれていました。ネットニュースの見出しが一番怖いですよ。路上で半裸になったことはないです!」と全否定していた。映画『魔女がいっぱい』は、12月4日より全国公開。
2020年12月04日おとな向け映画ガイド今週は、ベストテン入り間違いなしの『燃ゆる女の肖像』と、アン・ハサウェイが怪演!『魔女がいっぱい』の2本をオススメします。ぴあ編集部 坂口英明20/11/29(日)イラストレーション:高松啓二今週のロードショー公開は17本(ライブビューイング、映画祭企画を除く)。全国100スクリーン規模以上で拡大公開される作品は『サイレント・トーキョー』『魔女がいっぱい』『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』の3本。中規模公開とミニシアター系の作品が14本です。その中から、2本を厳選し、ご紹介します。『燃ゆる女の肖像』絵画の名作を静かな美術館でみたような、クラシックの名曲を良質なホールで聴いたような、このうえなく美しい映画を観た、としばし思いました。これから年間ベストテンや映画賞が発表されますが、そんななかに必ずや加えられる、観逃せない1本だと思います。時代は18世紀。フランス北西部、ブルターニュ地方の孤島が舞台です。この島に住む伯爵夫人から、娘の肖像画を描くよう依頼され、やって来た女性画家マリアンヌと、娘エロイーズの、激しくも密かな恋の物語です。冒頭に登場する「燃ゆる女の肖像」と題された暗示的な絵から、万感迫るラストまで、心の動きが繊細に描写され、実に精緻に作られたストーリーです。脚本はセリーヌ・シアマ監督のオリジナル。彼女はこの作品で昨年、カンヌ国際映画祭・脚本賞とクィア・パルム賞を受賞しています。クィア・パルム賞は、LGBTをテーマにした作品に与えられる特別賞です。ふたりが恋におちていく、海辺のシーンがとても美しいです。空と海の青、砕ける白い波……。音楽は、ヴィヴァルディの『四季 夏』と、焚き火のシーンで歌うオリジナルの2曲だけですが、とても効果的ですし、随所にでてくる炎もまた、ふたりの感情の象徴です。理知的で顔には強い意志が感じられるマリアンヌ役のノエミ・メルラン、情熱を内に秘めたエロイーズ役のアデル・エネル。美しきふたりの、お互いを思いやり、慈しみあうようなラブシーンも魅力的。恋に燃ゆる女、の官能的な美しさです。『魔女がいっぱい』ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の『チャーリーとチョコレート工場』という映画を覚えてますか?あの原作者がロアルド・ダール。彼が書いたもうひとつの名作が『魔女がいっぱい』です。今回それを映画化したのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの大監督ロバート・ゼメキス。これまで『ポーラー・エクスプレス』など、3DCGアニメを手がけたこともあり、ファンタジーには定評があります。さらに、『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロが脚本・製作、『ROMA/ローマ』のアルフォンソ・キュアロンも製作に加わるという豪華な顔ぶれ。映画好きが、みな面白がって参加した感ただよう、おもちゃ箱を部屋中に広げたような、ウキウキ気分のエンタテインメントです。1960年代の終わり頃。アラバマの田舎町の、お城のようなホテルに、突然、世にも恐ろしい魔女の集団がやってきて大集会を開きます。彼らの陰謀は、大嫌いな子供たちを謎の秘薬を使って動物に変えてしまうこと。運悪くネズミの姿に変身させられてしまった主人公の男の子、ブルーノとその友だちたちは、魔女軍団の悪だくみと戦うことになります…。CGを使ったネズミたちの可愛い動きも楽しいのですが、この映画の最大の魅力は、大魔女グランド・ウィッチ役アン・ハサウェイ。『プラダを着た悪魔』では純な女の子役、『レ・ミゼラブル』ではつらい娼婦役に挑戦した大女優が、口裂けのド派手なメイクで、世にも恐ろしく、そしてポップな魔女という新境地を実にノリノリで演じています。魔女の数々の秘密(例えば、実は髪の毛が……とか)が笑えます。キャラクター作りがしっかりしているので、子供が観れば、ねずみに変えられる少年たちの気持ちになり、女性は魔女の60’sファッションに興味津々、それぞれ見どころが違うかもしれません。すごいアトラクションに乗った時のようなつぎつぎと襲うスリルと爽快感。ハリウッド映画ならではの、ひとときをどうぞ。
2020年11月29日『チャーリーとチョコレート工場』の原作者ロアルド・ダールのもうひとつの人気作を実写化した『魔女がいっぱい』より、主演のアン・ハサウェイが日本のファンにメッセージを送る特別映像が公開された。アンが本作で演じているのは、60年代のレトロモダンファッションを着こなし、人間になりすまして生活している恐ろしくも美しい大魔女、グランド・ウィッチ。子ども嫌いの彼女は、豪華ホテルに集まった魔女たちの集会に紛れ込んでしまった少年を、魔法でネズミに変えてしまう。魔女のとてつもない企みを知ってしまったその少年は、計画を止めるため魔女に挑む…というファンタジー感溢れる物語。今回到着した映像で、アンは日本のファンに向け「日本の皆さんこんにちは、アン・ハサウェイです。『魔女がいっぱい』の日本での公開が楽しみです。ぜひご覧ください」と日本語を交えメッセージを寄せている。『魔女がいっぱい』は12月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:魔女がいっぱい 2020年12月4日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2020年11月28日『プラダを着た悪魔』や『マイ・インターン』など、日本でも憧れの女性として人気を誇るアン・ハサウェイが主演を務めるファンタジー大作『魔女がいっぱい』。本作では新境地ともいえるキャラクターを演じているアンだが、大魔女役を演じるにあたり、自らワイヤーアクションを希望し、撮影に臨んだという。アンはアカデミー賞助演女優賞を獲得した『レ・ミゼラブル』のファンテーヌ役を演じた際にも、10キロ以上体重を落としたり、髪を丸刈りにすることを自ら申し出たりするなど、徹底的な役作りを行ったことが知られている。本作でもアンのこうした“女優魂”は健在で、ゼメキス監督に「魔女が宙を舞ってダンスするのはどう?」と自ら提案したという。ゼメキス監督も「それは面白そうだ!どうすればいいかわかるよ」とすぐに受け入れ、アンをワイヤーで吊るし、大魔女<グランド・ウィッチ>が宙を舞うシーンを実現させた。そんなアンの姿勢について、ゼメキス監督は「彼女にアイデアをあげると、それを上手く生かしてくれる。そしてアイデアを持ち込んでくれる」と評価し、「脚本にあること以上のものを映画に持ち込んでくれることを、監督はいつも求めているんだ。彼女との仕事は素晴らしい経験だったよ」とアンとの撮影をふり返った。また、本作を製作するにあたり、ゼメキス監督を大きく惹きつけたのは、美しくも恐ろしい魔女が少年をネズミに変身させることで動き出す物語のおもしろさと、ファンタジーの要素が混じり合った世界観だという。監督は「物語の良さをより伝えるために、映像技術にこだわってきた」と語っていたように、これまでの作品で物語や世界観を際立たせるために、映像技術を取り入れてきた。誰もが驚く映像体験で映画界に伝説を築いたゼメキス監督と仕事ができることにアンはとてもワクワクしたそうで、「ゼメキス監督は、漫画のようなユーモアと、リアルな感情の深さの見せ方をよく理解している。映像技術的に現在何が実現可能か定義したのもゼメキス監督。彼の想像力と技術レベルをロアルド・ダールの物語と融合させれば、興奮冷めやらぬ組み合わせになるのは必至です」と、ゼメキス監督と共に作り上げた本作の仕上がりに大きな自信を見せた。『魔女がいっぱい』は12月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:魔女がいっぱい 2020年12月4日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2020年11月23日『チャーリーとチョコレート工場』の原作者ロアルド・ダールのもうひとつの人気作を、アン・ハサウェイ主演×ロバート・ゼメキス監督のタッグで実写化した『魔女がいっぱい』より、ワクワクするファンタジーワールドが描かれる本編映像が到着した。アンが今作で演じているのは、恐ろしくも美しい、おしゃれな大魔女グランド・ウィッチ。到着した映像は、そんな彼女が食いしん坊の少年ブルーノをチョコレートで誘惑し、ネズミに変えてしまうシーンだ。クラシカルな雰囲気漂うホテルに魔女たちを集め、秘密のたくらみを目論むグランド・ウィッチ。集会にグランド・ウィッチがチョコレートを口実にブルーノを呼び出すのだが、「チョコをよこせ!」と近づくと…ネズミに変えられてしまう。そんな様子は、『チャーリーとチョコレート工場』のファンタジー溢れる世界を彷彿とさせる。また、主人公が子ども嫌いだということも共通する点だ。『チャーリーとチョコレート工場』のウィリー・ウォンカは、言うことを聞かないわがままな子どもたちが嫌い。本作では、子ども嫌いのグランド・ウィッチが子ども一人残らずネズミに変える秘密のたくらみを実行。ネズミに変えたあとも「クサいガキ」などと暴言を吐くのも印象的。そして、食いしん坊の少年がチョコレートに誘惑されハプニングに巻き込まれることも共通する。食いしん坊の少年オーガスタスがチョコレートで作られた川に誘惑され落ちて溺れてしまう『チャーリーとチョコレート工場』だが、映像の通り、本作でも少年ブルーノがチョコレートに誘惑され、ネズミ姿に変えられてしまう。そんなワクワクさせる物語についてアンは「お気に入りのロアルド・ダールの作品はたくさんあるけれど、どの作品も子供たちの感情がリアルで、感傷的でないところがとてもいいと思う」とほかとは違う点を挙げ、「子供向けの本では全てのことを曖昧に描くことがあるけれど、『魔女がいっぱい』をはじめとするロアルド・ダールの作品の子供たちは物事の本質を捉えて描かれている。それが新鮮だった」とコメントしている。『魔女がいっぱい』は12月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:魔女がいっぱい 2020年12月4日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2020年11月20日アン・ハサウェイ主演の映画『魔女がいっぱい』が、2020年12月4日(金)に全国公開される。『チャーリーとチョコレート工場』ロアルド・ダールの“もう1つの人気作”原作は、『チャーリーとチョコレート工場』を代表作に持つ、著者ロアルド・ダールのもうひとつの人気作『魔女がいっぱい』。60年代の豪華ホテルに現れた美女――に見せかけた、邪悪な大魔女を主人公に、魔女たちの企みと、それを偶然知ってしまった少年の運命を描いたファンタジー作品だ。豪華制作陣によって映像化実写化に挑んだのは、ハリウッドを代表する豪華制作陣たち。監督を務めるのは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ/一期一会』を手掛けた名匠ロバート・ゼメキス。また製作には、『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デルトロ、『ゼロ・グラビティ』『ROMA/ローマ』のアルフォンソ・キュアロンと、いずれもアカデミー賞受賞経験のある巨匠が集い、驚きと感動に満ちたファンタジーワールドへと観客を誘う。主演アン・ハサウェイが、おしゃれで危険な魔女に!主人公の大魔女<グランド・ウィッチ>を演じるのは、『プラダを着た悪魔』『マイ・インターン』のアン・ハサウェイ。“憧れの女性”として、日本でも高い人気を誇る彼女が、その美しい見た目を壮大に裏切る、誰より危ない邪悪な大魔女役で新境地をみせる。物語を思いもよらぬ展開へと導く、<グランド・ウィッチ>率いる魔女たちの“とてつもない秘密”にも是非注目してみてほしい。60’sのレトロモダンファッションまた映画のファンシーな世界観を助長する、<グランド・ウィッチ>のファッションも本作の見どころのひとつだ。1960年代を意識したスタイリングは、千鳥格子柄のセットアップや大きなリボンが可愛いピンクのコートなど、見ているだけでも心躍るポップな色使いが印象的。マリリン・モンロー風ヘアメイクで、よりキュートにさらにハリウッドの往年の女優マリリン・モンローに着想したという、金髪ショートボブのヘアスタイルや、真っ赤なリップといったメイクアップも、<グランド・ウィッチ>の美しさをより一層引き立てる特別な要素だ。名俳優らも集結そのほか主演の脇を固めるキャストには、『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』で、アカデミー賞助演女優賞を受賞したオクタヴィア・スペンサーや、『プラダを着た悪魔』でアン・ハサウェイと名コンビを見せたスタンリー・トゥッチなど豪華キャストの顔ぶれがずらり。映画界を代表するクリエイター×キャストの奇跡のコラボレーションによって実現した本作を、是非大スクリーンで鑑賞してみてはいかがだろう。作品詳細【作品詳細】映画『魔女がいっぱい』公開日:2020年12月4日(金)全国公開監督:ロバート・ゼメキス製作:ギレルモ・デルトロキャスト:アン・ハサウェイ、オクタビア・スペンサー、スタンリー・トゥッチ原作:ロアルド・ダール「魔女がいっぱい」(評論社)配給:ワーナー・ブラザース映画<あらすじ>60年代—とある豪華ホテルに現れたおしゃれな美女の集団。中心にいる、最も美しく世界一恐ろしい大魔女<グランド・ウィッチ>は、そこであるとてつもない秘密の計画があることを明かす。偶然ある少年は魔女集会に紛れ、その企みを知ってしまう。大魔女が少年をネズミに変えたことで、物語は世界中の魔女を巻き込んで思いもよらぬ方向へー。
2020年11月15日アン・ハサウェイが大魔女を演じる、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のロバート・ゼメキス監督作『魔女がいっぱい』。この度、アンの新境地が垣間見える本予告映像と本ポスタービジュアルが公開された。『プラダを着た悪魔』『アリス・イン・ワンダーランド』のアンが、最も邪悪な大魔女グランド・ウィッチを演じる本作。アンは「ロアルド・ダールは誰よりもうまく恐ろしいキャラクターを描きます。私達が普段からよく見ているものに“悪”を植え付ける。だから面白くて最高に素敵で魅力的なキャラクターになっているのです」と新境地となる魔女役への思いを明かし、ゼメキス監督は「彼女の演技は素晴らしかった。グランド・ウィッチの邪悪な部分を楽しんで演じていました」と語っている。人間になりすまし、人々の日常に溶け込む魔女たちの頂点にいるのが、大魔女グランド・ウィッチ。予告編では、千鳥柄のレトロなセットアップや妖艶なドレスを着こなすオシャレな姿を覗くことができる。そして、クラシカルな雰囲気漂うホテルに魔女たちを集め、何やら秘密のたくらみを目論む様子も…。そんな集会に紛れ込んでしまった少年を、大魔女が魔法でネズミに変えてしまったことで、物語は思いもよらぬ展開へ。ネズミの奮闘や魔法のシーンも登場し、ファンタジーにあふれた映像となっている。『魔女がいっぱい』は12月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:魔女がいっぱい 2020年12月4日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2020年11月12日アン・ハサウェイが主演を務め、『チャーリーとチョコレート工場』の原作者ロアルド・ダールのもうひとつの大ベストセラーを映画化した『魔女がいっぱい』。本作でのアンはこれまでのイメージを一新するような、魔女軍団を率いる大魔女<グランド・ウィッチ>に扮している。18歳の時に『プリティ・プリンセス』で映画デビュー、ある日突然プリンセスとなり、輝きながら自分自身を見つけていく主人公を演じて、その初々しい魅力で一躍ブレイク、以来、世界中を夢中にさせてきたアン・ハサウェイ。『プラダを着た悪魔』や『マイ・インターン』など、日本でも憧れの女性として絶大な人気を誇っている。美しさを保つためストイックに体づくりに取り組んでいるというアン。食事には厳格なルールを作り、“ジャンクフードは食べない”“毎日2杯のオリーブオイルをとる”“食材はオーガニックのみ使用”と食事管理を徹底している。それ以外にもハードなエクササイズを週5日行うと決めていて、ヨガやダンス・トレーニングなどを取り入れてボディメイクをし、自身を磨き続けている。そんなアンがストイックに磨き上げた姿は、『魔女がいっぱい』に登場する魔女たちの中でもやはりひと際目を引く。この魔女について、アンは「<グランド・ウィッチ>は悪夢のような存在だけど、演じるのはとっても面白いです。彼女は何に対しても嫌いという感情しかなくて、彼女を幸せにするものは何もない。彼女には喜びがないのです」とその邪悪な性格を説明する。60年代のお城のような豪華なホテルに、世界がひっくり返るほど恐ろしい秘密のたくらみを持った“恐ろしい魔女”たちが集結する本作。その中でも最も艶な雰囲気をまとい最も恐ろしい魔女<グランド・ウィッチ>をアンはどう演じてくれるのか。いままでに見せたことがないアンの姿に期待が高まる。『魔女がいっぱい』は12月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:魔女がいっぱい 2020年12月4日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2020年11月04日アン・ハサウェイが出演する映画『The Witches(原題)』が『魔女がいっぱい』の邦題で、2020年12月4日(金)に日本公開されることが決定。場面写真も到着した。60年代、ある豪華ホテルに現れた、誰よりも危ない邪悪な大魔女<グランド・ウィッチ>。魔女は実在していて、実は世界中に潜んでいる。彼女たちはいつまでも若く、おしゃれが大好きで、いつも帽子をかぶり長い手袋をしている。そして人間のふりして普通の暮らしをしながら、時々こっそり人間に邪悪な魔法をかけている。彼女たちの存在に気づいている人間はいない――気づいた人間は動物にしてしまうから。彼女たちの頂点にいる大魔女が、そんな魔女たちを集めて目論むある計画とは――。ある少年は偶然魔女の集会に紛れその計画を知ってしまうが…。本作は、映画『チャーリーとチョコレート工場』の原作者ロアルド・ダールのもうひとつの人気作「The Witches」の実写映画化作品。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のロバート・ゼメキスがメガホンを取り、『プラダを着た悪魔』『マイ・インターン』のアン・ハサウェイが、世界一恐ろしい大魔女<グランド・ウィッチ>役で主演を務めた。また、『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロ、『ROMA/ローマ』のアルフォンソ・キュアロンらが製作陣に名を連ね、そしてオクタヴィア・スペンサー、スタンリー・トゥッチなど豪華キャスト陣が脇を固め、おとぎ話のような世界観を作り出した。そして到着した場面写真には、アン演じるグランド・ウィッチ率いる魔女たちが集結している。『魔女がいっぱい』は12月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:魔女がいっぱい 2020年12月4日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2020年10月28日アン・ハサウェイ主演の映画『魔女がいっぱい』の公開日が12月4日(金)に決定。さらにアン・ハサウェイ演じる美しく恐ろしい魔女たちが集結した場面写真も公開された。本作は『チャーリーとチョコレート工場』の原作者・ロアルド・ダールのもうひとつの人気作『The Witches』の実写映画化。さらに『バック・トゥ・ザ・フューチャー』など夢と感動の作品で世界中を希望に包むロバート・ゼメキスが監督を務めるという奇跡のコラボレーションが実現した。大魔女・グランド・ウィッチを演じるのは、世界的人気を誇る女優・アン・ハサウェイ。『金曜ロードショー』による、もう一度見たい映画投票で圧倒的女性票を獲得し、高視聴率をたたき出した『プラダを着た悪魔』や、多くの働く女性の共感を呼んだ『マイ・インターン』など、憧れの女性として日本でも大人気だ。本作では美しく恐ろしい大魔女役を熱演。キュートなキャラクターを演じることが多かった彼女が新境地に挑む。監督を務めるのは、観る者すべてをワクワクするファンタジー世界へ連れて行ってくれる名匠・ロバート・ゼメキス。本作でもその手腕をいかんなく発揮している。製作陣に名を連ねるのは、『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞監督賞を受賞したギレルモ・デル・トロ、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』、『ゼロ・グラビティ』と『ROMA/ローマ』でアカデミー賞監督賞を受賞したアルフォンソ・キュアロンなど、ハリウッドを代表する監督たちの才能が集結した。さらに『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』でアカデミー賞助演女優賞を受賞した名女優オクタヴィア・スペンサーや『プラダを着た悪魔』でアン・ハサウェイと名コンビを見せたスタンリー・トゥッチなどの豪華キャスト陣が脇を固め、おとぎ話のような世界観を堂々と完成に導く。『魔女がいっぱい』12月4日(金)より全国公開
2020年10月28日ハロウィーン時期の鑑賞にぴったりな『The Witches』(原題)の予告編が公開された。今作は、ロアルド・ダールの児童文学「魔女がいっぱい」を、ロバート・ゼメキス監督が映画化したもの。舞台は1967年のアラバマ州デモポリス。ある少年(ジャージア・ブルーノ)が、この街に住む祖母(オクタヴィア・スペンサー)のもとに引っ越してきた。2人は平穏で楽しい生活を送っていたが、あるとき少年が子ども嫌いな魔女軍団の集会を目撃してしまい、ねずみに変えられてしまう。魔女軍団は街の全ての子どもたちをねずみに変えようと画策していたのだ。幸いにも、ねずみの姿であっても祖母に孫であることを分かってもらえた少年。予告編では、孫のために祖母が魔女軍団を率いるグランド・ハイ・ウィッチ(アン・ハサウェイ)と対峙する場面もある。「魔女がいっぱい」は1990年にニコラス・ローグ監督が『ジム・ヘンソンのウィッチズ/大魔女をやっつけろ!』として映画化(日本では劇場未公開)しており、アンは同作でアンジェリカ・ヒューストンが演じた魔女役を演じている。ナレーションをクリス・ロックが担当しているほか、スタンリー・トゥッチ、クリスティン・チェノウェスらが出演。当初は10月9日に全米公開予定だったが、新型コロナウイルスの影響を受け10月22日に「HBO Max」で配信、10月28日に劇場公開という形をとることになった。(Hiromi Kaku)
2020年10月05日アメリカで生まれた『パンツマンたんじょうのひみつ』という本があります。全米でシリーズ5,000万部を突破したメガヒット児童文学で、『スーパーヒーロー・パンツマン』というタイトルで映画化もされました。子どもたちに熱狂的に受け入れられ、世界20言語に翻訳され、シリーズの続編も数多く出ています。イギリスで生まれた『トム・ゲイツ──トホホな毎日』という本もあります。こちらはイギリスの児童文学賞であるロアルド・ダール賞をはじめとするさまざまな賞を受けており、日本国内のインターナショナルスクールの子どもたちが選ぶ児童書としても大賞を取りました。世界41言語で翻訳出版されている世界的ベストセラーシリーズで、子どもたちが続編を常に待っているような作品です。本好きな子はもちろん、本嫌いな子どもにも愛される作品群さて、この2つの大人気シリーズの共通点は何でしょう。まず、どちらも小学生の男の子が主人公で、イラストがふんだんに入っていて、ユーモラスなストーリーが特徴的です。本を読むのが苦手な子どもも「パンツマンだけは好き!」「トム・ゲイツなら読める!」と言うことで定評があります。どちらも対象年齢は小学校中学年ぐらいですが、本が好きな子どもたちはもっと早くに手をのばすことでも知られています。我が家の上の子は、8歳のときにイギリスに来ましたから、来たばかりの頃は英語の読みがほかの子どもよりも遅れていました。ところが『パンツマンたんじょうのひみつ』は手渡されるなり夢中になって読み始め、ものすごい勢いでシリーズを読破したのです。日本語での読書から英語での読書への橋渡しとなった物語として、私にとっても思い出の深い作品です。決して堅苦しい本ではありません。わははと笑いながらページをめくるような本です。ですから、特に『パンツマン』発売当初は「馬鹿馬鹿しい」と評価が分かれたりしました。それでも子どもたちの圧倒的な支持を得て世界的ベストセラーになったのです。成績向上・心の健康にも! 「本好き」のメリット人によっては評価が分かれるような本をなぜわざわざご紹介するのかと、不思議に思われるかもしれませんね。これについては、映画にもなった人気作『ヒックとドラゴン』の著者、クレシッダ・コーウェルが新聞記事の中で見事に説明をしてくれています。小さな子どもにとって、読書を楽しむことは、さまざまなメリットがあるのです。勉強との結びつきはすぐに思いつきますね。実際に読書を「楽しんで」いる子どもの「楽しみ」と成績の関係については多くの研究があります。また最近では、読書を「楽しいと感じている」ことと、メンタルヘルスの関係も指摘されています。本を読むことの喜びを知ることは、学力向上につながるだけでなく、心を守ることにも一役買ってくれるのですね。だからこそ、コーウェルは「本を読みたがらない子どもを念頭に置いて物語を書いている」と語っています。「良い本と出会う」のと同じくらい、「楽しめる本に出会う」ことも大切なのです。学習障害を持つ作者による、全ての子どもに贈る本さて、テレビやゲーム、インターネットの動画など、さまざまな競争相手をおしのけて子どもたちに選ばれるこの2作品。じつはもうひとつ、聞かされてみると、「なるほど」と納得する共通点があります。じつは、『パンツマン』も『トム・ゲイツ』も学習障害を持つ著者によって書かれた作品なのです。『パンツマン』シリーズの作者であるデイヴ・ピルキーは、ディスレクシアとADHDを両方持っています。そんな彼は、小学生のころ、しょっちゅう教室から出されていたのだとか。手に負えない行動をとるので、先生が廊下に出したのです。そこで漫画を描いていた彼に、ひとりの教師は「こんな馬鹿な本ばかり書いて一生暮らしていくわけにいかないでしょう」と言ったといいます。「幸い、僕は人の言うことを聞かない子どもだったのです」とデイブ・ピルキーはのちに語っています。まさに、そういった本ばかりを書いて生活できるようになったわけなので、その先生は間違っていたわけですね。「あんなに問題児だった僕が、たくさん本を出せるんだから、どんな子どもにだって希望はあるんだ」と彼は話します。子どもを引きつけて離さないしかけの秘密『トム・ゲイツ』を書いたリズ・ピーションもまた、ディスレクシアの作家です。子どもの頃の自分の読解力はほかの子たちより1年ほど遅れていたように思う、とどこかで話していましたが、それだけではなく、ピーションはディスレクシアの子どもを持つ母親でもあります。自分が子ども時代に「パッと見てすぐにわかる」物語が好きだったこと。同じくディスレクシアを持つ自分の子どもが、イラストのふんだんに入った『パンツマン』シリーズを楽しんでいたこと。子どもの好奇心はどんどんあちらこちらへと移っていくという実感があること。『トム・ゲイツ』シリーズは、そういった作者の経験が生み出した作品だとも言えます。じっと座って本を読むことが苦手だった作者だからこそ、子どもを引きつけて離さないしかけや工夫をこらした物語を作ることができたのです。本シリーズは、決して学習障害を持った子どもたちをターゲットにした本ではありません。広く一般に児童書として出版されています。そうでありながら、学習障害を持つ子どももそうでない子も、多くの子どもたちが愛し、手に取る作品群に仕上がっています。「ディスレクシアだからといって本を読む楽しみを諦めることはない」と、ピーションは言います。まさに、全ての子どもに贈る、「楽しむこと」を一番の目的に掲げた物語群です。イギリスでは「本なんて嫌い!」とそっぽを向く子どもたちに、まずオススメされる物語でもあります。読書の楽しみは、どんな子どもにも広く開かれているこの2作品の作者が一貫して出しているメッセージは、学習障害を持っているからといって、本を読んだり書いたりできないわけではないということ。そして、物語の持つ豊かな楽しみは、どんな子どもにも広く開かれているということーー今すでに読書が好きな子どもにも、今はまだ読書が苦手な子どもにも。じつは、学習障害を持っていることを明らかにしている作家は、ピルキーやピーションだけではありません。大人向けの小説を書いている人を含めれば人数はずっと増えますし、過去の作家でもたとえば、推理小説家のアガサ・クリスティーのような有名な作家が、ディスレクシアを持っていた可能性が高いと言われています。デイブ・ピルキーは自分の学習障害について、「スーパーパワーだ」と言っています。学習障害があるからこそ、物語を作るときにどうやって表現するべきなのか、とても深く考えることになったのだと。自分のおかれた「人とは違う部分」を強みに変えていく作家たちの子ども向けの作品が、広く子どもに支持されているのは、当然と言えば当然ですが、同時にとても心強くもなるのです。(参考)“Meet Dav Pilkey” Author|Dav PilkeyDav Pilkey (author of “Captain Underpants”) talks about his favorite teacher (Original Version) |Youtube“Dav Pilkey Sees ADHD and Dyslexia as His Superpowers”|UnderstoodAmy Packham “Why Children With Dyslexia And Reluctant Readers Are Inspired By Liz Pichon’s Unique Books”、Huffington Post UK, June 22, 2016|HuffPostCressida Cowell, “If we want our children to thrive, teaching them to read is not enough – they must learn to enjoy it” in Independent, 4 December 2018|The Independent“Mental wellbeing, reading and writing” Added 26 Sep 2018|National Literacy Trustdav pilkey bio.Scholastic UK signs more Tom Gates|The BooksellerCaptain Underpants Saves The Day By Recruiting Top Comedy Talent To Voice New DreamWorks Animation Film|CISION PR Newswire
2020年03月04日イギリスの夏休みは7月の終わり頃から。ちょうど日本と同じ時期です。大きな違いは夏休みの宿題がないことで、1ヶ月半まるまる、子供達は家庭でのびのび過ごすことになります。宿題をさせなくても良いのはありがたいのですが、その分、普段だったらできないことをいっぱいさせてあげたい、と色々準備をすることになります。博物館や図書館、地元の自然公園やスポーツイベントなど、夏休み前の親たちは情報収集に大忙しです。さて、この時期、私や友人たちがよく買うものがあります。ある意味、子供と一緒に車で出かける時の必需品のひとつと言ってもいいかもしれません。それがオーディオブックです。イギリスの夏休み。長旅のお助けアイテムとは?イギリスでも夏休みの過ごし方は家族それぞれです。みていると、親も1週間程度の休みをとって、家族づれで旅行に出かけることが多いでしょうか。キャンプ場の一区画やコテージを借り切って、1週間丸々滞在する滞在型の旅行が多いようです。キャンプといっても、「自然と触れ合う」というよりは「安く泊まる」ことが主目的という場合もあり、キャンプ場に宿をとって、そこを拠点に車で史跡や博物館を回るような旅行の話もよく耳にします。子供が小さいと車での移動が楽ですが、どうしても長旅には飽きてしまうので、何か用意をする必要があります。おやつや車の中で遊んでも危なくないようなおもちゃ、塗り絵やスティッカーブックに加え、下の子供が4歳ぐらいの頃は、ミシュラン社がだしているi-spyの車での旅行シリーズ(何が見つけられるかな?)を買って持たせました。■i-SPY On a road trip: What can you spot?■i-SPY On a car journey: What can you spot?よく道路脇に見かけるものの写真がたくさん掲載されていて、その横にポイントが付いています。見かけたらチェックを入れていき、ポイントを足していきます。「あ、信号見つけた!」「止まれの標識を見つけたよ!何ポイント?」のように、うまくはまると盛り上がってくれます。当然のことながら標識がイギリスのものですから、そのまま日本では使えないのが残念ですが、本書を参考に自分たちで作ることもできるかもしれませんし、外国の道にはこんなものがあるんだな、と眺めてみても楽しいかもしれません。野山を歩く時用のものもあり、「この花見つけた!」「この葉っぱは……これかな?」などと、よく一緒に遊んだものでした。■i-SPY Trees / Nature / Wild Flowers: What can you spot?いつでもどこでも絵本や児童書を楽しめる○○○○○ブックそれでもしばらくすると飽きてしまうのが子供。そんな時に役に立つのが、オーディオブックです。出版されている書籍を朗読したもので、小説や実用書など、特に英語では多くの種類が揃っています。昔はCDが主流でしたが、今はダウンロードの方が増えているでしょうか。日本ではまだ知名度が低いかもしれませんね。英語圏では子供向けの絵本や児童書のオーディオブックも充実しており、親がその場で読みきかせができないときなどに重宝します。子供が疲れていたとしても、おもしろいお話がどんどん続くので、耳を傾けるだけで楽しめますし、飽きたら変えればいいだけのこと。これで興味を持ったら、今後図書館に行ったときに、自分でもその本を手に取るでしょう。上の子供は、かなり年齢の先を行った古典的なSF作品を、去年の夏オーディオブックで制覇しました。自分一人では読み進めにくい難易度の高い作品も、誰かが読み上げてくれるおかげで、すんなりと耳に入ってくるようです。今年は下の子向けに、ロアルド・ダール作品のオーディオCDを数枚、中古で購入しました。ダールの作品はイギリスでとても人気があり、子供がまだ読んでいないものを探すのに苦労したのですが、幸い、まだ手に取っていないものが店頭にあったのです。我が家は月額を払ってオーディオブックのサービスに入っていますから(後ほど紹介します)、そちらからダウンロードしてもよかったのですが、旅行が終わっても部屋に置いて、子供が好きなときに聞けるように、と考えるとCDになりました。これを旅行の行き帰りに聞くと、だいたいダールの主要な作品は抑えたことになります。日本でも有名な作品を中心に、ダールのオーディオブックをご紹介しましょう。■Matilda (Audio CD)■Charlie and the Chocolate Factory (Audio CD)■The Witches (Audio CD)宿に着いてまるまる1週間滞在する時、たとえ滞在先で飽きてしまっても、何枚かお気に入りのオーディオブックがあれば安心です。移動時間に本に親しむ!日本語のオーディオブック3選オーディオブックは、車で通勤する人の多いアメリカで最初に流行したとよく言われます。親である私も、家事の最中や、通勤時などによく聞いています。けれど実は、大人はラジオでもおもしろいことがいろいろ聞けるのですよね。車の中に娯楽が少ないのは、どちらかというと子供の方です。オーディオブックは、小さな子供づれの車の旅にはうってつけです。まだまだ日本語では子供向けのタイトルが少ないように見受けられるのが少し残念ですが、『ハリー・ポッター』シリーズや『不思議の国のアリス』『ピーターラビット』のような有名な作品は見つけることができるようですね。■『ハリー・ポッターと賢者の石』(Audible)■『不思議の国のアリス』(Audible)■ピーターラビット『あなうさピーター』(Audible)英語圏の児童書のオーディオブックはどちらかというと大人が「読み聞かせ」をしている感じがあるものが多いのに対し、日本語のオーディオブックには声優さんたちが効果音も交え、演技をしているような作品がより多くみられるのも面白いところです。ネイティブが読み聞かせ!英語のオーディオブック2選オーディオブックは英語でしたら子供向けも充実しています。『はらぺこあおむし』や『グラファロ』のような、よく知られた絵本を聴きながら旅をしても面白いかもしれません。■The Very Hungry Caterpillar(Audible)■Gruffalo(Audible)試しに Gruffalo 絵本表紙下の「サンプルを聴く」ボタンから、実際にサンプル音声を聞いてみてください。キャラクターごとに声のトーンが変わり、楽しい効果音もたくさん加わり、子供を飽きさせない工夫が随所に盛り込まれています。大人が聞いてもおもしろく、英語絵本の読み聞かせの参考にもなりますよ。日本の「オーディオブック」サービス3選我が家が使っている英語のオーディオブックサービスは、アマゾン社の「Audible(オーディブル)」です。私はイギリス版のものを使っていますが、もちろん日本版も出ています。会員プラン初回登録時は30日間無料で、以降は月額1,500円。会員になると毎月1つ「コイン」が渡されますから、それを使って聞きたい作品をダウンロードします。日本ではほかにも「audiobook.jp」「Google Play オーディオブック」などのサービスがあり、聴き放題・単体購入など、様々な方法で入手が可能です。完全無料!日英の朗読音声が楽しめるサイト2選著作権の消滅した作品をはじめとして、誰でもアクセスできる電子本を集めたインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読している「青空朗読」も有名ですね。プロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしたもので、現在520もの作品の朗読を自由に聞くことができます。児童書のカテゴリーには、新美南吉や宮沢賢治などのよく知られた古典的な作家による作品が並びます。英語でも、すでに著作権が切れた書籍をボランティアが読み上げている LibriVox というサイトがあり、会員登録なしで朗読音声を好きなだけダウンロードできます。オーディオブックは初めて、という方は、まずはこれらのサイトでお金をかけずに試してみるのも良いでしょう。オーディオブックはお値段が高くなってしまいがちなのが悩みの種ですが、その普及、そしてインターネットの発達に伴い、比較的安価に入手できるケースも増えてきました。子供にとってはとても楽しみな、そして親にとっても楽しみ(だけれど準備が時々大変)な、夏の家族旅行。渋滞中「まだつかないのー?」という質問に対するお返事として、質の良いお話をオーディオブックで持っていく、というのも選択肢の一つなのです。
2019年07月21日ジブリの映画には、イギリスがよく登場します。『ハウルの動く城』や『借りぐらしのアリエッティ』、『思い出のマーニー』はイギリスの児童文学をベースにしていますし、『天空の城ラピュタ』の舞台はウェールズをモデルにした架空の国です。日本の子どもたちになじみのあるジブリ映画は、ある意味では、より大きな英文学の世界、イギリス史の世界へと子どもたちを誘うさまざまな糸口を隠し持っています。今日は、身近なジブリ作品から、親子で少し知識の幅を広げてみましょう。『天空の城ラピュタ』製作のきっかけは宮崎駿のウェールズ訪問『天空の城ラピュタ』をご覧になったことはありますか?炭鉱で働く少年、パズーの元に、ある日空から少女、シータが降ってくることから始まる冒険活劇です。海賊ならぬ空賊や、失われた古代文明の技術など、ロマンチックなモチーフが多く、人気があります。宮崎駿作詞、久石譲作曲の主題歌『君をのせて』も有名ですね。架空の世界を舞台にした物語ですが、実はこの映画は、宮崎駿がイギリス、ウェールズの炭鉱街を訪れたことに大きな影響を受けています。宮崎駿がウェールズを訪ねたのは、ちょうど1984年から1985年にかけてのこと。サッチャー政権のもと、国営の炭鉱が次々と閉鎖され、炭鉱でのストライキが起きていた時期でした。そのような背景もあり、『ラピュタ』は、イギリス労働者の団結や、19世紀からのイギリス労働者階級の文化をある程度知っていると、非常に面白い映画でもあります。ウェールズってどこ?4つの地域で構成されているイギリスとはいえ、イギリス、という国名がイングリッシュ(English)から来ていることを考えると、イギリスのウェールズ、という言い方はちょっと語弊があるかもしれません。ウェールズはUK、すなわち「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」(イギリスの正式国名)の中の一つの国、になります。連合王国、の名の通り、イングランド、スコットランド、そしてウェールズの王国が集まってできているのがUKです。イギリスの次期国王はプリンス・オブ・ウェールズと呼ばれますね。北アイルランドは、1922年、アイルランドが独立するにあたり、UKの内部にとどまりました。今回はふれませんが、複雑な政治的背景を持っています。ウェールズにはすでに王はいませんが、独自の言語と文化を保っています。お子さんと一緒に地図を確認してみてください。こちらの地図の黄色い部分にあたります。『天空の城ラピュタ』にみる、イギリスの階級と文化「空から女の子が降ってきた」——印象的なシーンで始まる『ラピュタ』の冒頭で、少年パズーは鳩に餌をあげ、トランペットを吹いています。朝日が差し込み、炭鉱を照らす美しい場面です。『天空の城ラピュタ』には、イギリスの労働者階級の文化を象徴するものがたくさん登場します。冒頭の短いシーンをはじめとして、映画の中から、その鍵となるモチーフを一緒に読み取っていきましょう。1. 炭鉱主人公パズーは、鉱山で働く見習い機械工です。パズーの親方、ダッフィーも、鉱山の地下道にあるエレベーターやエンジンなどの大型機械を扱うベテラン機械工です。石炭は産業革命を可能にした、ある意味イギリスの繁栄の基礎となる燃料でもあります。2. トランペット工場や炭鉱の騒音にも負けずに美しい音色を奏でるブラスバンドは、労働者に広く愛された楽器です。現在でもイギリスでは、かつての工業地帯にブラスバンドの伝統が根付いていることが多いのです。産業革命以降の労働者と金管楽器の強い結びつきがわかります。3. ハトパズーは鳩を飼っていますね。レース鳩の飼育は、そもそもは教育をうけた、どちらかといえば上のほうの階級の趣味として始まりました。チャールズ・ダーウィンも飼っていたのです。しかし19世紀の終わり頃には、多くの労働者階級の、特に男性の間で人気を集めるようになります。レースにつきもののギャンブルも行われ、それこそ炭鉱で稼いだ日銭を鳩のレースに費やす人々も現れました。もちろん純粋に鳩の世話とレースを楽しむ人々もいました。空を飛びたい、というパズーの純粋な夢を表しながら、同時にパズーが労働者階級の子供であることを端的に表現するシンボルとして、鳩はうまく機能しています。4. ストライキのポスター空賊から逃げ出すパズーを質問もせずに助けようとする親方の家には、ストライキのポスターが貼ってあります。イギリスの労働者階級は、自分たちを「労働者階級」と認識し、団結することで、その権利を広げていこうとした側面を持っています。例えば、賃金の引き上げや労働時間の短縮を求めるために、労働組合を作ってストライキをすることもありました。同時に、集まって勉強会をするなど、お互いの教育レベルを上げるための試みも行われました。産業革命の引き起こした急激な工業化の歪みを、労働者自身が団結することで、是正しようとしたのです。ジョン・レノンが1970年に Working Class Hero「労働者階級の英雄」という歌を発表したことを、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。労働者階級には、労働者階級独自の文化やものの考え方があり、そこに誇りを持つべきだ、という考え方は、今でもイギリス社会に根強く残っています。アニメ映画をきっかけに親子で学びを深めようさて、ウェールズ、階級といったテーマに着目して、皆さんに親しみのあるアニメ映画のモチーフをいくつか解読してみました。子どもを持つ親としては、そういった知識を背景に、家庭での語り合いを広げたいですし、また、これをきっかけにより広い作品群へと手を伸ばしていきたいところです。では、ウェールズの作家、あるいは労働者階級を扱った物語で、日本語で入手しやすい作品には、どのようなものがあるでしょうか。人気作家「ロアルド・ダール」の児童書から階級問題を学ぶウェールズ出身の児童小説家でどうしても忘れることができないのは、ロアルド・ダールです。『チョコレート工場の秘密』『マチルダはちいさな大天才』などの作品を目にしたことがある方も多いでしょう。『チョコレート工場の秘密』はティム・バートン監督により映画化され、ジョニー・デップも出演して話題を集めました。『マチルダはちいさな大天才』は『ハリー・ポッターと賢者の石』が出る以前、イギリスで児童書部門の売り上げ1位を独走していた作品です。独特のブラックユーモアで知られる作者ですが、彼の作品群から階級間の対立を描いた『ダニーは世界チャンピオン』をご紹介しましょう。労働者階級の父と子の愛情を軸に、犯罪物語を「子ども向けに」書いてしまうダールならではの作品です。我が家の読み聞かせは6歳ぐらいから始まりましたが、自分で読むのであれば小学校中学年以上でしょうか。日本語訳は少々分厚い本になりますが、子どもをぐいぐいと引き込むお話です。映画やテレビ、そしてゲームでも、身近に知っている作品の中には、しばしばより広い世界へと結びついているものがあります。以前ポケモンとシェイクスピア、今回は『天空の城ラピュタ』とイギリスの労働者階級についてお話ししましたが、それだけではありません。実にさまざまな子ども向けエンターテインメントの中に、新たな学びのきっかけとなる要素が散らばっているのです。誰もが一度は見たことのある映画。隣に座って鑑賞し、そこから親子の対話へとつなげてみませんか?こうしたちょっとした知識をきっかけに、お子さんと一緒に調べてみるのも面白いはずです。日常の中に、学びの種を探してみる。受け身ではなく、自ら主体的に学ぶことを楽しむ。親御さんのそんな姿が、お子さんの学びに対する姿勢を形作るのかもしれません。(参考)Martin Jones, “Pigeon Fancying and Working Class Culture in Britain, c.1870-1950” in Cultural and Social History, Volume 4, Issue 3, pp. 361–383.ロアルド ダール, 田村 隆一 訳(1972), 『チョコレート工場の秘密』,評論社.ロアルド ダール, 宮下 嶺夫 訳(1991),『マチルダはちいさな大天才』,評論社.ロアルド ダール, 柳瀬 尚紀 訳(2006), 『ダニーは世界チャンピオン』,評論社,
2018年11月15日ディズニーによる実写版『ピノキオ』の監督をサム・メンデスが務めるようだ。『007 スペクター』などの監督として知られるメンデスは当初、ディズニーによるロアルド・ダール原作による小説『ジャイアント・ピーチ』の監督として候補に挙がっていたものの、現在は1940年発表の人気アニメ『ピノキオ』の実写化へと話が移行したとデッドラインは報じている。カルロ・コッローディ作の童話『ピノッキオの冒険』を原作としたディズニーアニメでは、子供のいないおもちゃ職人のゼペットが自分の子供の代わりとしてピノキオを作ったところ、ブルー・フェアリーに命を吹き込まれる。勇気を持ち、正直で優しい性格になれば本当の人間になれるとチャンスを与えられたピノキオは、コオロギの友人ジミニー・クリケットと外の世界へと飛び出すが、様々な試練に立ち向かうことになるという姿が描かれていた。同アニメはアカデミー賞で「星に願いを」の歌曲賞を含む2部門に輝き、ディズニーランドの人気アトラクションとなっている。『ピノキオ』の実写化に向けては長年取り組まれており、プロデューサーも務めるクリス・ワイツが脚本を執筆している。一方で、ワーナー・ブラザース・ピクチャーズもギレルモ・デル・トロ、ロバート・ダウニー・Jr、ベン・スティラーを迎えた別バージョンの『ピノキオ』作品を製作していると言われている。(C)BANG Media International
2017年05月24日巨匠スティーブン・スピルバーグとディズニーが初めてタッグを組んだ映画『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』。早くもデジタル配信とブルーレイ&DVDで登場する本作について、誰よりもこの物語に親しんできた特別な人物が語る、とっておきの裏話が明らかになった。本作は、夜な夜な子どもたちに素敵な夢を吹き込む、“やさしい巨人”BFG(マーク・ライランス)と孤独な少女ソフィー(ルビー・バーンヒル)の奇妙な友情を描き、スピルバーグ久々のファンタジー超大作としても大きな注目を集めた。原作は、「チャーリーとチョコレート工場」などで知られる児童文学界の巨匠、ロアルド・ダールの「オ・ヤサシ巨人BFG」(評論社刊)。ダールが手がけた名著は数あれど、映画化で監督を務めたスピルバーグも、作者のダール自身も、本作が一番のお気に入りだという。そしてもう1人、この物語をこよなく愛するのが、脚本家の顔も持つダールの実娘ルーシー・ダールだ。ルーシーいわく、父ダールは変わり者ながら遊び心にあふれ、「真夜中にアイスを食べさせながら物語を聞かせてくれた」という。もちろん、本作『BFG』も、そうして彼女が毎晩話してもらった物語の1つ。ダールはやさしい巨人の物語を語り終えた後、「BFGが部屋の外から夢を吹き込んでくれるように」と、子ども部屋の窓を少しだけ開けておいたという。今回届いた映像では、映画ファンも原作ファンも思わずワクワクするような、原作者ダールの遊び心をルーシーが楽しそうに明かしている。ルーシー自身が本作のキャラクターの中で一番好きだと語るのは、もちろんBFGだ。その理由は「彼は、明らかに父が生まれ変わったようなキャラクターだから」。ルーシーが語ってくれた幼少期のエピソード1つとってみても、BFGはダールの人間性や作家性が大きく反映されたキャラクターであることがうかがえる。ちなみに、BFGは身長7mの巨人という設定だが、ダール自身もかなりの長身で198cmもあったとか。世代を超えて、いまなお世界中に夢をふりまくダールは、娘ルーシーにとってもファンたちにとっても、BFGそのものといえそうだ。最後に、ルーシーから世界中のファンへのメッセージが。「私はこの映画をこれまでに5回見ました。見るたびに、それまで気づかなかったことが見えてきて、新たな感動を覚えます。この作品の世界に惹かれる人にはぜひ、何度も見ていただきたいです!」。寒い冬の1日、夢いっぱいの『BFG』の物語でじんわりと心を温めてみては?『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』は12月21日(水)より先行デジタル配信開始。2017年1月18日(水)よりブルーレイ(デジタルコピー付き)&DVD発売。(text:cinemacafe.net)
2016年12月17日ディズニーとスティーブン・スピルバーグが贈る、珠玉のファンタジー・アドベンチャー『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』。今年9月に公開された本作だが、早くもBlu-ray&DVDとなって来年1月18日(水)に発売&レンタル開始されることがこのほど決定。また12月21日(水)からは、先行デジタル配信もされることが分かった。ロンドンの児童養護施設で暮らす10歳の女の子ソフィーは、ある夜中に巨大な何者かにベッドから毛布ごと持ち上げられて、またたく間に遠い見知らぬところに連れ去られてしまう。着いたところは人間に知られていない「巨人の国」。彼女を連れてきたのは、心やさしい巨人BFG(=ビッグ・フレンドリー・ジャイアント)だった。彼の仕事は、夜ごと世界中の囁きに耳をすませて人間の子供たちに様な“夢”を送り届けること。互いにひとりぼっちだった二人は、次第に心を通わせていく。しかしほかの凶暴な巨人たちは、自分たちの大好物“ニンゲンマメ(=人間)”をBFGがかくまっているのでは…と、ひそかに疑い始めていた――。原作は、『チャーリーとチョコレート工場』の原作者としても知られ、今年が生誕100周年となるイギリス児童文学界の巨匠ロアルド・ダールの「オ・ヤサシ巨人BFG」。本作は、製作や脚本、撮影、編集、音楽など長年スピルバーグ監督を支え、数々のオスカー受賞歴を誇る“ドリーム・チーム”が結集。新しさと懐かしさが見事に融合した、史上空前のエンターテインメント大作となっている。また本作の日本語吹き替え声優には、子役としてはもちろん、フィギュアスケーターとしても活躍する本田望結が、ロンドンの児童養護施設に暮らす10歳の主人公、ソフィーの吹き替えを担当していることでも話題となっている。ひとりぼっちの少女とやさしい巨人の思わぬ遭遇から始まる、驚くべき冒険が描かれる本作。違うもの同士の出会いから起こる心あたたまる物語を、ぜひ家族みんなで楽しんでみて。『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』Blu-ray&DVDは2017年1月18日(水)より発売&同日レンタル開始。※12月21日(水)より先行デジタル配信開始。(cinemacafe.net)
2016年11月14日スティーブン・スピルバーグ監督の『ブリッジ・オブ・スパイ』で第88回アカデミー賞の助演男優賞に輝いたマーク・ライランスが、再びスピルバーグとタッグを組むファンタジー大作『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』を引っさげ、来日を果たした。いまなお挑戦を止めない映画界の巨匠が、初めてディズニー作品を手がけ、久しぶりに本格的ファンタジーに復帰した本作。英国人作家ロアルド・ダールの名作児童文学を原作に、ロンドンの孤児院に住む好奇心旺盛な少女ソフィーが、子供たちに夜ごと“夢”を届ける巨人(愛称BFG)と出会い、イギリスを襲いかかる最大のピンチに立ち向かう。マークは最新のパフォーマンス・キャプチャー技術を駆使し、身長7mの巨人を演じている。握手を交わしながら「初めまして。巨人じゃなくてゴメンなさい。ご覧の通り、普通の人間なんだよ」と早速お茶目な一面を見せてくれたマーク。紳士的な応対と知的な語り口は、心優しいBFGそのものである。「技術的に初めての挑戦で、最初は不自由なんじゃないかと思ったけど、実際はその逆。自由な演技が細部にまで活かされ、とてもクリエイティブな体験だったよ」とパフォーマンス・キャプチャーを用いた撮影にも柔軟に対応した。それにしても、いまさらながらスピルバーグ作品のふり幅の大きさには驚かされるばかりだ。米ソ冷戦時代、実際に起きた人質交換劇を描いたサスペンス『ブリッジ・オブ・スパイ』の次に完成させたのが、21世紀の『E.T.』と呼ぶべき“子どもと異界の住人”の絆と信頼を問いかける本作なのだから。両作品に出演するマークも、さぞ戸惑ったのではないか?そう質問すると「彼は作品によって、演出を変えたりしないんだ」と教えてくれた。「その代わり相手、つまり俳優に合った演出をするんだ。例えば『ブリッジ・オブ・スパイ』のトム・ハンクスは監督との親交も深いし、(日本語で)スバラシイ俳優だから、最小限の言葉で通じ合える。片や今回、主人公のソフィーを演じるルビー・バーンヒルは初めての大役で緊張もしていた。現場では『少しだけ集中してみようか』『ちょっと想像してごらん』とシンプルな指示を出していたね。俳優の考えやペースを尊重してくれるんだ」。もちろん、マーク本人もスピルバーグ監督の“魔法”に何度となく魅了されたという。「彼の“道具箱”にはたくさんのツールが入っていて、作品ごとに使い分けている。だから大人に向けたシリアスなドラマから、子どもを夢中にさせるファンタジーまで自分のスタイルを貫き通せる。まるで千手観音だよ(笑)。常に熱意にあふれて、エモーショナル。それでいて、俳優を置いてきぼりにせず、瞬間を共有してくれる」とその素顔を語ってくれた。長年、イギリスの演劇界で舞台俳優、芸術監督として活躍してきたマークの人生はスピルバーグとの出会い、そしてオスカー受賞を機に大きく変わった。「以前に比べると、街中で声をかけられることも増えたのは確かだね(笑)。そんな状況を楽しみつつ、あまり真に受けないようにしているよ。役者は自分の価値を把握するのが難しいので、受賞はありがたいけど、あくまで結果。たとえ無冠であっても、すばらしい役者はたくさんいるからね」。(photo / text:Ryo Uchida)
2016年09月13日スティーブン・スピルバーグ監督とディズニーの初コラボレーションで話題を呼んでいるファンタジー・アドベンチャー『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』。先日、“やさしい巨人”BFG役のオスカー俳優マーク・ライランスの来日でも盛り上がりを見せた本作から、スピルバーグもお気に入りの、BFGの愉快なキャラクターを堪能できる本編映像が公開された。本作は、好奇心旺盛な10歳の少女ソフィーと、「巨人の国」に住む身長7mの“やや小柄”な巨人BFGがコンビを組み、深い絆で奇跡を起こす物語。イギリス児童文学界の巨匠ロアルド・ダールによる原作「オ・ヤサシ巨人BFG」を、スピルバーグ監督が久々のファンタジーとして映画化した。BFGの日常は、森で捕まえた夢を調合して素敵な「夢」を創り、人間世界にやって来て、眠っている子どもたちに夢を届ける「夢の配達人」が仕事。菜食主義で、主食は超不味い“おばけキュウリ”だ。小さなソフィーを、ほかの巨人たちから守ろうとする彼は、頼りがいのあるやさしいおじいちゃんに見えるが、実は強面の見た目とは裏腹に、子どものような無邪気な一面を持っている。例えば、彼がこよなく愛するのが、緑色のソーダ「プップクプー」。通常、炭酸は下から上に泡が立つが、「プップクプー」は反対で、上から下に泡が流れるのが特徴。そのため、体の“反応”が出る場所も逆で、これを一気に飲み干すとゲップではなく、「プリプリプー」、つまりオナラが出てしまうのだ。今回公開された映像では、BFGが満面の笑みで「プリプリプー」を発射し、あまりの勢いに彼の身体が宙に浮く、というインパクト抜群のシーンが展開されている。「プリプリプー」発射後は、「幸せのあかし!」とニッコリ。少年のように大はしゃぎする、BFGの意外な素顔にも注目。この「プップクプー」のくだりは、監督を務めたスピルバーグもお気に入りシーンの1つだという。スピルバーグいわく、最も大変だったのはBFG役のマーク・ライランスだったが、撮影自体は楽しく進んだようだ。「マークはワイヤーをつけて、彼がオナラをするたびに空中に勢いよく引っ張られないといけなかったんだ。マークはそれが大好きだったよ(笑)」と明かしている。ファンタジー作品らしい幻想的で美しい映像世界と、少女と巨人の深い友情を描きながらも、思わず笑いを誘う楽しいシーンも盛りだくさんな本作。特に、監督も主演俳優も太鼓判を押すこのシーンは、このほかにも劇中の意外な場面で登場するというから、楽しみにしていて。『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』は9月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月12日ジョニー・デップ主演『チャーリーとチョコレート工場』の原作者ロアルド・ダールによる物語『オ・ヤサシ巨人BFG』を、『E.T.』のスティーブン・スピルバーグ監督が映画化!ディズニーとの夢のコラボレーションによって誕生したファンタジー・アドベンチャー『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』が9月17日に全国で公開されます。夜見た夢、覚えていますか?タイトルにもなっている巨人BFGの仕事は、子どもたちに夢を届けること。「巨人の国」の外れにある「夢の国」のドリーム・ツリーに灯るカラフルな夢を集めてきては、そのコレクションの中からいい夢や悪い夢を選び調合して、夜な夜な子どもたちに夢を見せています。ところでみなさんは、最近見た夢を覚えていますか?私たちは夢を見るとき「レム睡眠」といって、体は休んでいても脳が目覚めた状態になっていると言われています。そして、この「レム睡眠」から目覚めると夢を記憶していることがあるんです。夢に現れた人物や場所は記憶の一部と重なり、あるいは変換されて、期待や恐れなど、あなたの心理状態を映し出す鏡になることもあれば、見る時期によっては未来を予言している可能性も十分にあります。なお、夢に出てくるキーワードには不思議なことに、みなさん共通の概念も存在しています。12星座別☆夢に隠されたメッセージ今回はBFGの仕事にちなんで、星座ごとの「見やすい夢」を、12星座共通の概念と照らし合わせてたどってみましょう。以下のような夢にまつわるあれこれを「調合」してお届けします。☆星の影響で夢を見られそうな日☆恋を予言する夢の中のキーワード☆夢に隠されたメッセージ☆夢を見るためのおまじないぜひ日にちとキーワードを覚えておいて、おまじないを試してみてくださいね。牡羊座のあなた☆夢を見やすい日9月17日、10月16日☆恋を予言する夢のキーワード山頂、高層ビル、眺めのよい場所、数字、イケメン、何かを叫ぶあなた☆もしこの夢を見たら…「理想のカレを紹介してもらえる」ことでしょう☆夜寝る前のおまじないこの夢を見たいあなたにしてほしいのは「カーテンを少し開けておく」こと牡牛座のあなた☆夢を見やすい日9月19日、10月17日☆恋を予言する夢のキーワード懐かしい感覚、思い出の場所、楽しい遊び場、お金、楽しく笑うあなた☆もしこの夢を見たら…「好きなカレとシンクロ」している可能性があります☆夜寝る前のおまじないこの夢を見たいあなたにしてほしいのは「熱めのシャワーを浴びる」こと双子座のあなた☆夢を見やすい日9月22日、10月18日☆恋を予言する夢のキーワード元カレが登場する、若い頃のあなた、デート、過去のエピソード、歌うあなた☆もしこの夢を見たら…「身近な誰かが、あなたを愛している」のでしょう☆夜寝る前のおまじないこの夢を見たいあなたにしてほしいのは「手紙やメールを読み返す」こと蟹座のあなた☆夢を見やすい日9月23日、10月20日☆恋を予言する夢のキーワード見知らぬ人が登場する、家の屋根、子ども、何かを見つける、料理をするあなた☆もしこの夢を見たら…恋愛もいいけど「結婚」を考えて良い時期となります☆夜寝る前のおまじないこの夢を見たいあなたにしてほしいのは「甘めのデザートを食べる」こと獅子座のあなた☆夢を見やすい日9月26日、10月23日☆恋を予言する夢のキーワード芸能人が登場する、父親、ショッピング、食事、あなたが思い描く理想の自分☆もしこの夢を見たら…「身近な誰かが、あなたを愛している」のでしょう☆夜寝る前のおまじないこの夢を見たいあなたにしてほしいのは「香りが強めのアロマをたく」こと乙女座のあなた☆夢を見やすい日9月28日、10月25日☆恋を予言する夢のキーワード友人が登場する、勉強中、庭、公園、ケガを治す、本を整理するあなた☆もしこの夢を見たら…「恋に落ちる素敵な出会い」が期待できます☆夜寝る前のおまじないこの夢を見たいあなたにしてほしいのは「水晶を枕元に置く」こと天秤座のあなた☆夢を見やすい日9月30日、10月27日☆恋を予言する夢のキーワード登場人物がコロコロ変わる、お金、ショッピング、歩いているあなた☆もしこの夢を見たら…「運命の相手」とめぐり会うのかもしれません☆夜寝る前のおまじないこの夢を見たいあなたにしてほしいのは「ピンキーリングをはめる」こと蠍座のあなた☆夢を見やすい日10月4日、10月30日☆恋を予言する夢のキーワード縁の深い人が登場する、王様、セックス、倉庫、スポーツ、汗を流すあなた☆もしこの夢を見たら…「デジャヴのような記憶を呼び覚ます恋」の予感です☆夜寝る前のおまじないこの夢を見たいあなたにしてほしいのは「魚が泳ぐ映像を見ておく」こと射手座のあなた☆夢を見やすい日10月7日、11月3日☆恋を予言する夢のキーワード海外、図書館、模様替え、健康、普段行かない場所、何かを探すあなた☆もしこの夢を見たら…「恋が一気に加速」しそうです☆夜寝る前のおまじないこの夢を見たいあなたにしてほしいのは「大の字になり全身で深呼吸する」こと山羊座のあなた☆夢を見やすい日10月9日、11月6日☆恋を予言する夢のキーワード知人が多く登場する、あなた独りが登場、好きな仕事をするあなた☆もしこの夢を見たら…「プロポーズ」を受けるか、「お見合い大成功」も☆夜寝る前のおまじないこの夢を見たいあなたにしてほしいのは「カフェインレスのお茶を飲む」こと水瓶座のあなた☆夢を見やすい日10月11日、11月8日☆恋を予言する夢のキーワード歴史上の人物、パラシュート、宇宙、華やかな場所、ピンチを脱出するあなた☆もしこの夢を見たら…「恋愛」や「結婚」について決断をすることになります☆夜寝る前のおまじないこの夢を見たいあなたにしてほしいのは「なりたい人物を想像する」こと魚座のあなた☆夢を見やすい日10月13日、11月9日☆恋を予言する夢のキーワード前世、見たことのない世界、美術館、海、旅行中、何かを手にするあなた☆もしこの夢を見たら…「ソウルメイト」に出会える予感がします☆夜寝る前のおまじないこの夢を見たいあなたにしてほしいのは「宇宙人に会いたいと願う」ことBFGに学ぶ恋のお作法少女ソフィーと巨人BFGの関係は、体のサイズ一つとってもデコボコな組み合わせ。でもそんな二人の間には不思議な絆が生まれます。やがて小さなソフィーの勇気は大きなBFGを動かし、イギリス最大の危機を救うことに!決して満ち足りているとはいえない境遇にあった二人が出会い、心を通わせていく様子には心がほっこりしちゃいます。読者のみなさんは、好きな人のことを考えたとき「私はカレにふさわしくないかも」なんて不安に思うこともあるかもしれませんね。でも、たとえ釣り合っていないように感じても大丈夫。周りから何と言われようと、お互いに愛おしいと思っているなら、人の目なんて気にすることはないのです。自身以上に“私”を認めてくれる人がいるなら、あなたは幸せ者。この映画を観ると、お互いの短所が長所に変わり、自分に自信を持てるようになるでしょう。そしていつの日かカレと二人、乗り越えるべき脅威に立ち向かうこともできるかも。そんな勇気を手に入れるためにも、ぜひこちらの作品を劇場でご覧ください。Have sweet dreams!ライタープロフィールはゆき咲くら土と陽の独自メソッドで占い。新宿、町田、東京タワーの占い処に不定期で出没中✴略歴:相性研究家・プロ占い師。メディア&雑誌多数連載。昭和レトロな商店街生まれ。お風呂から見上げる宙とタロットと猫と格安ランチが大好き♡【STORY】ロンドンに住む好奇心旺盛な少女ソフィーが出会ったのは、子どもたちに夜ごと「夢」を届ける巨人BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント。ひとりぼっちのソフィーと、巨人にしては優しすぎるBFGの間には次第に「奇妙な友情」が生まれていく。やがて、小さなソフィーの勇気は大きなBFGを動かし、イギリス最大の危機を救うことに…!9月17日(土)全国ロードショー監督:スティーブン・スピルバーグ出演:マーク・ライランス、ルビー・バーンヒル、ペネロープ・ウィルトン、他配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン(C)2016 Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
2016年09月10日スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』の予告編映像が公開になった。孤独な少女ソフィーと心優しい巨人“BFG”の冒険を描いた作品で、スピルバーグ監督が日本の観客に語るかける映像も収録されている。公開された予告編映像これまで数々の名作を手がけてきたスピルバーグ監督は予告編の冒頭に登場し、本作を「ファンタジーを超えた特別な映画」と紹介。続いて登場するのは、現代の英国・ロンドンだ。本作の主人公ソフィーは孤児院で暮らす好奇心旺盛な女の子で、ある日、彼女は街を歩く巨人を窓から発見したことをきっかけに、BFGの暮らす巨人の世界に誘われる。BFGは子どもたちに夢を届ける心優しい巨人で、ソフィーとBFGは仲良くなっていくが、悪い巨人たちが好物の小さい人間=ソフィーの存在に気づいたことから、大騒動が巻き起こる。このほど公開になった予告編には、現代の街を疾走するBFGの姿や、孤独を抱えたソフィーとBFGが心を通わせていくシーンが登場。巨人の世界の映像も数多く登場し、思わず息をのむほど美しい光景が次々に描かれる。スピルバーグ監督の代表作のひとつ『E.T.』は、孤独な少年エリオットと、地球外生命体のE.T.が友情を築いていくドラマで、先ごろこの世を去ったメリッサ・マシスンが脚本を手がけているが、本作も『チャーリーとチョコレート工場』などで知られる作家ロアルド・ダールの原作を基にマシスンが脚本を執筆。予告編の最後には、『E.T.』の名シーンを連想させる心温まるシーンも登場する。『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』9月17日(土) 全国ロードショー
2016年08月04日