「24 -TWENTY FOUR-」の主人公ジャック・バウアー役で世界的人気を誇るキーファー・サザーランドの主演最新ドラマがHuluプレミア「ラビット・ホール/指名手配のスパイ」に邦題決定。キーファーの“新たな傑作“の誕生を予感させる日本版ビジュアル、本予告、場面写真が一挙に解禁となった。今回キーファーが演じるのは、凄腕の産業スパイ、ジョン・ウィアー。ウィアーは顧客を儲けさせるため、偽の情報を流して株価を操作したり、計画的に集団ヒステリーを起こして状況を操作したりと暗躍する。そんな彼がある日、突如殺人の濡れ衣を着せられ、指名手配犯として追われる身に。ウィアーが逃亡を続けながら真実を追求する中で、民主主義を脅かす見えない敵の存在が明らかになっていく。果たして、ウィアーを陥れたのは誰なのか?ウィアーは見えない敵に打ち勝つことができるのか?本作の企画、監督、脚本を手掛けるのは、大人気ヒューマンドラマ「THIS IS US/ディス・イズ・アス」でプロデューサー、ウィル・スミス主演のクライムサスペンス『フォーカス』で監督・脚本を務めたグレン・フィカーラとジョン・レクア。また、ウィアーの日本語吹替はお馴染みの小山力也が務める。予告映像は、産業スパイのジョン・ウィアー(キーファー・サザーランド)が、データ分析企業のCEOにして旧友のマイルズ・ヴァランス(ジェイソン・バトラー・ハーナー)から受けた依頼を遂行するところから始まる。ある巨大企業のために、競合企業が財務省と親密である証拠を作ってほしいという依頼。ウィアーは見事な策略で証拠を作り上げ、無事に任務を完了したはずだったが、何者かにはめられ、殺人の容疑で指名手配されてしまう…。ウィアーはオフィスへと逃げ込もうとするが目の前でオフィスが爆発。誤情報と監視の目があふれる社会の中で、民主主義を脅かす“何かをつかんだ”ウィアーに迫りくる数々の追手。だまし、だまされながら、崖っぷちに立たされたウィアーは世界を救うために巨大な陰謀に立ち向かう。ノンストップで巻き起こる怒涛の展開が押し寄せ、キーファーの新たな傑作の誕生を予感させる映像に仕上がった本予告。また、併せて解禁となる場面写真では、ウィアーがサングラスをかけて任務を遂行する姿や銃を突きつける緊迫の瞬間など、シックで大胆不敵なキーファーの魅力を堪能できるものとなっている。なお、Huluでは「24 -TWENTY FOUR-」シリーズ全8シーズンも見放題で配信中。本作に先駆けてチェックすることもできる。Huluプレミア「ラビット・ホール/指名手配のスパイ」は11月14日(火)より独占配信。(シネマカフェ編集部)
2023年11月05日ユニクロ(UNIQLO)から、ブランドのグローバルブランドアンバサダーを務めるロジャー・フェデラーと、ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW Anderson)によるコラボレーション「ロジャー・フェデラー コレクション by ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」が登場。2023年9月11日(月)より、ユニクロ一部店舗ほかにて発売される。「ロジャー・フェデラー コレクション by ジェイ ダブリュー アンダーソン」2017年秋冬シーズンより、イギリスの人気ファッションブランド、ジェイ ダブリュー アンダーソンとのタッグを重ねているユニクロ。これまでも発売される度に話題を集めてきたが、今回はユニクロのグローバルアンバサダーであり、テニス界における世界的なトップアスリート、ロジャー・フェデラーも加わったトリプルコラボレーションを実現。モード界とスポーツ界の頂点を極めた二人による、ジェンダーレスなコレクションが展開される。“スポーティエレガンス”なウェア完成したのは、両者の世界観をバランスよく融合させた“スポーティエレガンス”なウェアの数々。テニスウェアとしてだけでなく、日常生活でも多目的に着用することが出来るポロシャツやフルジップパーカ、スウェットパンツ、クルーセーターなどがラインナップする。ブルー、グリーン、グレーを基調にしたカラーパレットには、ジェイ ダブリュー アンダーソンのシグネチャーであるカラーブロックデザインを取り入れているのも印象的。ポップになりすぎない、絶妙なカラー構成となっているので、年齢を問わず楽しめるのも嬉しいポイントだ。おすすめアイテムは?おすすめアイテムは、機能面にもこだわったポロシャツとショートパンツ。フェデラーがゲームウェアとして採用していたドライ EX素材を採用しているため、瞬時に汗を乾かす高い速乾性を叶えてくれる。またナイロン素材のイージーパンツは、サイドのパイピングがアクセントになる、さり気ないディテールがポイントだ。収納力ばっちりなスポーツバッグもそのほかウェアだけでなく、収納力抜群のスポーツバッグも登場。ショルダーストラップは調節・取り外しが可能なため、シーンに合わせたアレンジをぜひ楽しんでみてほしい。【詳細】ロジャー・フェデラー コレクション by ジェイ ダブリュー アンダーソン発売日:2023年9月11日(月)展開:ユニクロ一部店舗、オンラインストアアイテム例:・ドライEXポロシャツ XS-XXL 各2,990円・ストレッチショーツ XS-XXL 各3,990円・スウェットフルジップパーカ XS-XXL 各4,990円・スウェットパンツ XS-XXL 各2,990円・ライトウォームパデッドパーカ XS-XXL 各8,990円・ナイロンジョガーパンツ XS-4XL 各3,990円・フリースフルジップジャケット XS-XXL 各3,990円・プレミアムラムクルーネックセーター XS-XXL 各3,990円・2wayスポーツバッグ 3,990円
2023年08月05日綾華と東郷のウェディング衣装を身に着けた可愛いうさぎのマスコット「コスチュームラビット(羽田綾華モデル・新田東郷モデル)」2種をラインアップ!株式会社TLC(本社:東京都目黒区東山3-7-1代表取締役社長李成在)は、4月18日(火)よる10時より放送中の 火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』とジュエリーブランド『THE KISS』のコラボ商品『(劇中登場)羽田綾華コスチュームラビット・新田東郷コスチュームラビット』の受注販売を、コラボ・ライセンス専門サイト「FanFunMARKET」にて受付開始いたしました。商品ページはこちら : ~TBS系 火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』~絶対的王様”の御曹司から突然のプロポーズ!?愛は一切ナシの“メリット婚”から始まる超打算的シンデレラストーリー!そんな火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』から「コスチュームラビット(羽田綾華モデル・新田東郷モデル)」が登場!綾華と東郷のウェディング衣装を身に着けた可愛いうさぎのマスコット。劇中にも登場するので、チェックしてみてください♪ボールチェーン付きなのでバッグにつけても、お部屋に飾っても楽しめます。購入特典として、綾華モデルには「綾華の名刺カード」、東郷モデルには「東郷の名刺カード」を付属します。■羽田綾華 コスチュームラビット素材:ポリエステル、合金付属:名刺カード価格:¥2,420(税込)■新田東郷 コスチュームラビット素材:ポリエステル付属:名刺カード価格:¥2,420(税込)©わたなべ志穂/小学館 ©TBSスパークル/TBS【取り扱いショップ】・FanFunMARKET( )・FanFunMARKET 楽天市場店 ( )・TBSショッピング・セブンネットショッピングFan Fun MARKET : FanFun MARKET 公式HP : 【FanFun MARKET 公式アカウント】公式Twitter : 公式Instagram : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月21日PARCO劇場開場50周年記念シリーズとして、藤田俊太郎演出、宮澤エマが舞台初主演する『ラビット・ホール』が東京・渋谷のPARCO劇場にて4月9日に開幕。初日前には、藤田、宮澤のほか、共演の成河、土井ケイト、阿部顕嵐、山﨑光、シルビア・グラブが会見に出席し思いを語った。『ラビット・ホール』初日前会見より、前列左から)藤田俊太郎、宮澤エマ、成河後列左から)山﨑光、土井ケイト、シルビア・グラブ、阿部顕嵐本作は2007年に米ピューリッツァー賞を受賞したデヴィッド・リンゼイ=アベアーによる戯曲。2010年にはニコール・キッドマンの製作・主演により映画化もされ、数々の映画賞に輝いた。交通事故で幼い息子を亡くした夫婦を中心に、傷ついた心が再生に至る道筋を、家族間の日常的な会話を通して繊細に描いた傑作として知られ日本でも上演が重ねられている人気作だ。演出を手がける藤田は、『ザ・ビューティフル・ゲーム』『ジャージー・ボーイズ』『天保十二年のシェイクスピア』などで数々の演出家賞を受賞し、今回東京公演の会場となるPARCO劇場とは、2017年からレパートリー公演である朗読劇『ラヴ・レターズ』の演出も手がけている。開幕にあたり、「素晴らしいキャストのみなさん、そして素晴らしいプランナー、スタッフ、カンパニーの皆さんと丁寧に作品をつくってきました。あとは素晴らしいお客様を劇場に迎えるだけです。この愛おしくて愛すべきこのカンパニーで世界ツアーをやりたい、と思えるくらい誇らしい作品をつくることができました」とコメント。本作を取り上げたのは戯曲にほれ込んだのが始まりだったというが、「(稽古を経て)このカンパニーで、演劇の美しさをありとあらゆる形でディスカッションできたことが、本当にこの作品を私たちがつくった意味なんじゃないかなと思っております」とカンパニーへの信頼を熱く語った。主役のベッカを務める宮澤も「初共演の方もいるのに、初めてなのかな、前世でも一緒だったのかなというくらい最初から皆で仲良くやれているカンパニー。それぞれのスキルと技術をもって今日までやってきたので誇りでしかない。皆さまにお届けできることにワクワクしかないです」と語り、稽古中のエピソードを聞かれると「毎日のように笑い転げていたよね?」と共演者らと顔を見合わせ、その言葉通り信頼関係が築かれていることをうかがわせた。宮澤は2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でも熱い注目を集め、舞台ではミュージカルを中心に数多くの作品に出演しているが、主演舞台は今回が初。座長としてのプレッシャーは「もちろん感じている」と言うが、「いろんな化学反応によってどんどん前に進んでいく作品なので、“座長”として私がやったことはない。この作品をどうやってお客さまにお届けできるのかということを皆でディスカッションし合いながら、支え合いアドバイスを与え合う、そういう稽古期間だった」と振り返った。宮澤が演じる、喪失感から抜け出せず前に進めない妻とは反対に、前に進もうとする夫・ハウイーを演じる成河は、観客になるべく身近に感じてもらえるようなリアルな「しゃべり言葉」の追求にカンパニー全体で「大学のサークルの研究会かというくらい」熱心に取り組んだと明かした。「『しゃべり言葉』から離れれば離れるほど様式性の方向に行ってしまい、ヨーロッパやアメリカで今主流になっている(写実性の強い)会話劇から離れてしまってお客様からは身近に感じられなくなってしまう」と苦労を語り、「派手さだけではない日常的な身近な会話劇というものが、本当に人生の支えになったり、辛い時に寄り添ってくれるものなんだというのを知ってもらいたい」と思いを込めた。ベッカの妹・イジー役の土井ケイトも「本稽古が始まる前から皆で集まって会議のように言葉をイチから見直していった」と「しゃべり言葉」を追求し続けた稽古の様子を明かし、「ここまで言葉にこだわった分、ものすごく“生”な舞台になってきている。言葉にはもう逃げられない、本当にその場になって感じないと言えない身体になってしまっている。そういう舞台というのは実はすごく稀有で、本当にこの出会い、このカンパニーだからこそ成し得たこと。これは本当に奇跡のカンパニー。それがお客さんにどうみえるのか、すごく実験的で新しい挑戦なので一緒に感じていただいて千秋楽に向かって進んでいきたい」と熱弁。ずっと考え続けるような作品ベッカとハウイーが息子を失った交通事故で車を運転していた高校生・ジェイソンをダブルキャストで演じるのは、人気グループ「7ORDER」のボーカルで舞台でも活躍する阿部顕嵐と、オーディションで抜擢された山﨑光。共にこのカンパニーに参加できた喜びと感謝を述べながら、「ダブルキャストなので(舞台稽古で)客席から何度かこの作品を客観的に観る事が出来ました。観たあとに受け取る鈍くて重いような思いが自分の中で消化しきれないことがあって、ずっと考え続けるような作品。お客さまも似たようなものを受け取ってもらえるんじゃないかなと今からワクワクしています。毎回その時の自分の状態によって受け取るものが全く違ったので、ぜひ何度も観て楽しんでください」(阿部)「まだまだ未熟なのでこれからも改良していく余地があるなと思っていますが、こんなに素敵な方々とご一緒できてめちゃくちゃ嬉しいです。無事に稽古も続けられました。このあともずっと誰も欠けずに突っ走っていきたい。それぞれのジェイソンも観ていただけたら」(山﨑)とコメント。ベッカとイジーの母親ナットを演じるシルビア・グラブは「ひとつの小さな種から水を与えて、風を与えて、太陽を与えて、この作品がどんどん成長していく過程を見守って愛情深く作品をみています。お客さんが入って完成系になるので、早くその完成系を感じてみたい気持ちでいっぱいです。ただそこで完成するわけではなく、千秋楽までまたさらに成長していく。どれだけこの作品が愛されるのか、我々も愛し続けるのか楽しみです」と喜びと期待を語った。最後に「悲劇を物語っているストーリーではなくて、悲劇的なことが起こったあと、一生懸命生きたいと感じている人々の物語。皆一生懸命がんばろう、気遣おう、生きようとするからこそ衝突があったりすれ違いがある。でもその向こう側に分かり合いがあったりという物語。ひとことでは言い表せないような感情になって劇場をあとにされるのでは。唯一無二のこの作品にしかない体験をしていただけるのではないかなと思います」と作品をアピールした宮澤は「女性主役で、今のタイミングでこういう作品を上演するということも大きなチャレンジ。これだけのスタッフの方を集めていただいて、素晴らしい演出家のもと、この作品を今やる意義というのはすごくあると感じています。ある意味歴史的な作品でもある」とメッセージを残した。『ラビット・ホール』は4月9日(日) から25日(火) まで東京・渋谷のPARCO劇場にて上演。その後秋田(あきた芸術劇場ミルハス 中ホール)・福岡・大阪に巡演。『ラビット・ホール』チケット情報
2023年04月12日タッグを組むのは2度目だが、互いに近しさを感じているという。その成河と藤田俊太郎が挑むのは『ラビット・ホール』。2007年にピュリツァー賞を受賞し映画化もされた作品で、息子を亡くした夫婦が再生していく姿を、日常の会話を通して描いていく。その繊細さをどう届けるか。演劇を身近なものにするべく格闘する様子は、実に楽しそうである。初対面での会話は気づいたら7時間──成河さんと藤田さんは、ミュージカル『Violet』(20年)に続いて2度目のタッグになります。前回ご一緒されたときの感想からお話いただけますか。成河『Violet』は予定されていた上演がコロナで中止になり、その半年くらい後の少し落ち着いた頃に、3日間だけという形で上演したものでした。中断したその半年の間に、オンラインで読み合わせをしたり話し合ったり、手探りでずっとコミュニケーションを取り続けながら上演にこぎつけたんですけど。そんな特別な状況が藤田くんとの最初の出会いだったので、とても思い出深いですね。そういう中で、藤田くんはとにかく、そこにいる人たち全員の主体性を重んじるというか、どうすればみんなで作るということができるかということを真剣に考えている人で。僕にとってはとても貴重な同志で、次はいつ一緒にできるかなと思っていたんです。藤田僕にとっても成河さんとの仕事はやはり特別です。僕が演出家として活動を始めたのは30代からですが、同い歳である成河さんのことはずっと憧れの目で見ていて、いつか一緒にお仕事をしたいと思っていました。『Violet』では、成河さんがおっしゃったように、上演が一度止まり、どのように再開していくか、どのように未来に向かっていくかということを、問い続けながら一緒にものを創ることができました。現場での再会を熱望していましたが、今回、ストレートプレイの会話劇でご一緒できることになり、とてもうれしく思っています。成河藤田くんとは初対面のときに、ファミレスで明け方まで7時間くらいしゃべったんですよね。そのときにすでに、近しい考え方を持っているなと、同志のような気持ちになっていたんです。演劇に対する距離みたいなものが同じというか。藤田くんも、美大を出たとか、バンドをやっているとか、演劇の畑だけで純粋培養されたのではなく、いろんな角度から演劇にたどり着いていて、演劇だけが特別ではないんじゃないかと思っているところがある。だから藤田くんとの会話はストレスがなくて、気づいたら7時間経っていたんですね(笑)。藤田僕もあのときの楽しく熱い思いが今も続いていますし、もっといろいろなお話をしたいと思っています。ただ、近しい気持ちと同時に、やはり先ほど言った憧れの気持ちが僕には強くあるんです。僕は俳優をしていた時期もあって、成河さんが立つ舞台を観て、僕らと同世代の俳優が舞台に新風を吹かせ、新しい時代を創っていることに、深く感動しました。例えば、『エンジェルス・イン・アメリカ』(04・07年)や、『春琴』(08・09・10・13年)といった作品は、本当に衝撃を受けました。また、成河さんは、演劇は特別なものではなく生活の中にあるんだと、もっとシンプルに劇場に観に来てほしいと、お客様を大事にするもの作りをずっと続けている。その姿勢に対しても、僕は憧れ続けています。だから、一緒にもの作りをするのは、楽しくもあり、緊張感もあるんです。日常会話により近づけた翻訳劇に──今回の『ラビット・ホール』では、どんなもの作りが始まっているのでしょうか。成河これは観てくださる皆さんも楽しみにしていてほしいんですけど、おそらく今回は、「私たちが日常の中でしている会話だよね」という翻訳劇、会話劇に近づけるんじゃないかと思うんです。それこそ演劇は特別じゃないっていうものができるんじゃないかなと。というのは、まず、宮澤エマさん、土井ケイトさん、シルビア・グラブさんと、今回の座組の女性俳優3人が全員、英語のネイティブスピーカーなんです。だから、もとの英語のニュアンスをちゃんと理解した上で、今の日本語の日常会話に置き換えられる。そしてそれを、今回の翻訳を手掛ける小田島創志くんも、「勉強になります。そうしましょう」と言って受け入れる。そんな翻訳家さんいますかって驚くくらいですけど(笑)、おかげで、翻訳についての話し合いが熱くて楽しくて。『ラビット・ホール』チラシ藤田読み合わせしながら、翻訳のことをみんなで話しているんですが、とても充実しています。中でも、成河さんが僕に「基本的に自分のセリフは俳優が自分でテキレジ(※「テキストレジ」の略。上演に合わせて脚本の訂正や手直しをすること)をしても良いのではないか」とおっしゃったのが印象的でした。俳優自身が考え、それを受けた翻訳家が全体を見ながら修正する。そこに演出家も加わって、どういうビジュアルや関係性を作っていこうとしているかを翻訳に反映していく。プランナー・スタッフの方もフラットに意見が出し合える空気ができていて、時間がいくらあっても足りないくらいです。カンパニーみんなでディスカッションすることですごく豊かな作品になると思いました。この喜びは確実にお客様に伝わると思っています。成河セリフを自分の言葉でテキレジするのは、あくまで、近現代の会話劇として、リアリズム演劇として書かれたものに関しては、そうしたほうがいいと思う、ということなんです。そして、稽古前のテキレジで自分の言葉をいくつか準備しておいて、それと役としての言葉を溶け合わせていく作業を、稽古場でしていく。これは『タージマハルの衛兵』(19年)でも一緒だった創志くんと発明した方法なんですけど(笑)、今回もまたそうやって、本番まで悩みたいと思っています。言葉の向こう側にあるものをどう届けるのか──藤田さんは、この『ラビット・ホール』の演出を熱望されていたと伺っています。どこに魅力を感じられていますか。藤田映画版もあり、数多くの傑作上演を続けているだけあって、物語が繊細で素晴らしいです。家族を失った夫婦がどのように再生していくかというストーリーで、悲しい出来事があった後の日常が淡々と描かれます。夫婦を取り巻く人々が、日々の会話の中で、自分たちのこの先の人生を見つけていく。『ラビット・ホール』というタイトルが示している通り、今自分たちが落ちてしまった穴とは別の、あり得たかもしれない穴を探していくわけです。その意味では、日常こそ劇的であるとも言えるかもしれませんが、会話の一つひとつが重層的、多層的に解釈できて、悲劇的でもあり喜劇的でもあることが魅力だと思います。しかも、答えを出していないんですね。登場人物の思いだけを伝えている。そこに深みを感じ、その深みの向こう側に到達したいなと思い続けてきました。だから、言葉を突き詰めるほど、役を掘るほど、自分たちの個やこの座組の解釈を追求するほど、それが普遍化され社会化され、お客様自身の人生の物語になる。この登場人物たちは観る方の人生のどの瞬間にもいる人間であるというふうに思っています。俳優の皆さんには生々しく舞台上を生きていただきたいと思っています。──その中で成河さんは、息子を亡くした夫婦の夫・ハウイーを演じられます。成河稽古前(取材時)の今の段階で大切にしたいのは、本に書かれている情報をきちんと整理しておくことなので、役についての意見はまだありません。ハウイーは2000年代初頭の証券会社に勤務しているバイヤーであり、とてもちゃんとした人であり、ちゃんとしているがゆえにいろんなものを抱えてしまったり、人との関係で不器用なところがあったりする。その大前提の上に何が乗っかっていくのかは、共演者の方々とシーンを作っていく中で出来上がっていけばいいなと思っています。ただ、僕は比較的、様式性の高い演劇をやることが多く、特にここ1年くらいはミュージカルや、ダンスや歌舞伎などの形式を使ったものをやっていて、こんなに純粋な会話劇をやるのは久しぶりなので怯えていたんです(笑)。でも、せっかくやるんだったら、心がぐしゃぐしゃになるところに勇気を持って踏み出そうかなと思っています。自分の感情記憶を使うという、近現代のリアリズム演劇に有効だと言われているメソッドに則って、一度自分の中にグワッと入っていこうかなと。その作業は苦しいものですけど、今はとても楽しみです。藤田キャストお一人おひとりが、演劇人生の中でご自分のメソッドをきちんと作ってきた方々ばかりだと思っています。僕自身、キャストの皆さんとじっくり向き合い、この作品の繊細さを大事に、言葉の向こう側にあるものをどう抽出し、届けるのかということに挑戦していきたいと思います。PARCO劇場の舞台が“ラビット・ホール”に「びっくりすると思います」──答えを出していない戯曲だということですが、このカンパニーとして目指すのは、どういうものになりそうでしょう。藤田答えは出さないけれども、お客様に対して楽しく劇場を出られる「問いかけ」はきちんとできたらと思っています。上演の約2時間、作品の様々な魅力、「再生」というテーマを通して、演劇にしかできない演劇賛歌を届け、お客様に幸せな問いかけができたらなと。成河普遍化されることで、これは自分だけの悲しみじゃないんだと癒えていくんですよね。それって芸術全般が持っている力ですけど、舞台芸術は、決められた時間、場所で、かなりの人数と一緒に半強制的にそれを体験することになりますから、自分はハマらなくても(笑)、すごくハマっている隣の人を見るだけでも効果はあって。個人ではなくコミュニティとして経験するというのが、これだけ長く演劇がなくならない理由じゃないかと思います。言ってみれば、劇場は大切な避難場所。どうぞ劇場に逃げてきてください、というふうに思います。藤田ビジュアル的にも、オープニングとラストはPARCO劇場の舞台上を“ラビット・ホール”にすることを考えていますので、楽しみにしていただきたいです。成河すごい演出になってますからね。びっくりすると思いますよ。取材・文:大内弓子撮影:石阪大輔ヘアメイク:河村陽子<公演情報>PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ラビット・ホール』4月9日(日)〜25日(火) 東京・PARCO劇場※秋田・福岡・大阪公演ありチケット情報
2023年03月22日ミュージカルでの活躍はもちろん、最近は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などテレビドラマでも注目されている宮澤エマが、舞台で初主演を飾る。作品は『ラビット・ホール』。ピュリツァー賞を受賞した家族の再生の物語にどう挑むのか。『ラビット・ホール』は、ニコール・キッドマンの製作・主演で映画化もされた傑作。4歳の一人息子を交通事故で亡くした夫婦が希望の光を見出していく姿が描かれ、宮澤は妻のベッカを演じる。「家族に突然訪れた悲劇によって、ベッカは、人生が壊れ、自分自身が壊れてしまった。そこから、私は誰なんだということを再発見していく旅が、ここでは描かれていると思うんです。夫婦としてどうなっていくのか、一人の人間としてどう歩いていくのか。いろいろなプロセスを経てベッカが最後にどんなところにたどり着くのか、丁寧に稽古で作っていきたいと思っています」。そのベッカの旅は、生々しい会話で、細やかな感情の機微を重ねながら綴られる。悲しみの向き合い方が違う夫(成河)とのすれ違いや、ベッカを慰めようとする妹(土井ケイト)や母(シルビア・グラブ)への苛立ちは、まさしくリアル。「悲しいお話ではあるんですけど、笑えるところもたくさんあるんです。普通に生きていても、ネガティブなことが皮肉やユーモアの材料になることってあると思うんですけど、ベッカたちも生活を続けていかなければならない中では、悲しいばかりじゃないんですよね。今回共演する皆さんは、そのブラックユーモアのセンスみたいなところもシェアできる方たちばかりなので。このセリフを成河さんに向かって投げかけたら、成河さんはどう返してくるんだろうとか、膨大なセリフを覚えられるのかという問題はさて置き(笑)、今から楽しみで仕方ありません」。本格的な稽古が始まる前に“翻訳会議”が行われ、英語のネイティブスピーカーでもある宮澤も参加した。「この英語のニュアンスはどういう日本語だったらよりよく伝えられるだろう」と、翻訳の小田島創志や演出の藤田俊太郎らと何度も話したという。日本の観客に届くものは大きくなっているはずだ。「私たちの生活にも、この先どうしたらいいのかわからなくなる瞬間ってあると思うんですけど、そのぐちゃぐちゃした正解のないものについて、時間がかかってもいいとか、いろんな許しをもらえる作品だと思うので。私たちが然るべき仕事をして(笑)、そこへお連れできればと思います」。▼公演情報PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ラビット・ホール』4月9日(日)〜25日(火)東京・PARCO劇場※秋田・福岡・大阪公演ありヘアメイク:高取篤史(SPEC) ※髙取篤史の「高」は、はしごだか。スタイリスト:長谷川みのり取材・文:大内弓子
2023年03月08日PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ラビット・ホール』の新たなビジュアルが公開された。2007年にピュリツァー賞を受賞した戯曲『ラビット・ホール』(Rabbit Hole)は、傷ついた心が再生に至る道筋を家族間の日常的な会話を通して繊細に描いた作品。4歳のひとり息子を亡くした若い夫婦ベッカとハウイー。息子は飼い犬を追いかけて飛び出し、交通事故にあった。ふたりの悲しみへの向き合い方は真逆で、お互いの心の溝は広がるばかり。妻ベッカは、彼女を慰めようとする妹や母親の言動にもイラつき、深く傷ついていく。ある日、事故の車を運転していた高校生ジェイソンから会いたいと手紙が届く。それを読んだベッカは……。主役ベッカは今回が舞台初主演となる宮澤エマ、そして夫ハウイーは成河が演じる。また妹イジーは土井ケイト、事故を起こした高校生ジェイソンは7ORDERのボーカル阿部顕嵐とオーディションで抜擢された山﨑光がダブルキャストで務める。さらにベッカとイジーの母ナットとしてシルビア・グラブが出演する。演出は『ジャージー・ボーイズ』『天保十二年のシェイクスピア』『NINE』などで知られる藤田俊太郎が手がけている。『ラビット・ホール』は、4月9日(日) から25日(火) まで東京・PARCO劇場で上演されるほか、秋田・福岡・大阪公演も予定されている。<公演情報>PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ラビット・ホール』4月9日(日)〜25日(火) 東京・PARCO劇場※秋田・福岡・大阪公演ありPARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ラビット・ホール』チラシ画像作:デヴィッド・リンゼイ=アベアー翻訳:小田島創志演出:藤田俊太郎出演:宮澤エマ成河土井ケイト阿部顕嵐/山﨑光(ダブルキャスト) シルビア・グラブ【チケット情報】(全席指定・税込)・料金:11,000円・U-25 チケット:6,000円(観劇時25歳以下対象、要身分証明書(コピー・画像不可、原本のみ有効)、当日指定席券引換/「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみの取扱い、指定席との連席購入不可(連席ご希望の場合は指定席をご購入ください))一般発売日:2月11日(土)お問い合わせ:パルコステージTEL:03-3477-5858(時間短縮営業中)公式サイト:
2023年01月11日来年4月9日(日) から25日(火) にかけて舞台『ラビット・ホール』が、PARCO劇場にて上演されることが決定し、出演者と演出の藤田俊太郎からのコメント、およびチラシビジュアルが公開された。2007年にピュリツァー賞を受賞した戯曲『ラビット・ホール』(Rabbit Hole)は、、傷ついた心が再生に至る道筋を家族間の日常的な会話を通して繊細に描いた作品。2010年には、ニコール・キッドマンの製作・主演により映画化もされ、数多くの映画賞に輝いた。4歳のひとり息子を亡くした若い夫婦ベッカとハウイー。息子は、飼い犬を追いかけて飛び出し、交通事故にあった。ふたりの悲しみへの向き合い方は真逆で、お互いの心の溝は広がるばかり。妻ベッカは、彼女を慰めようとする妹や母親の言動にもイラつき、深く傷ついていく。ある日、事故の車を運転していた高校生ジェイソンから会いたいと手紙が届く。それを読んだベッカは……。演出は『ジャージー・ボーイズ』『天保十二年のシェイクスピア』『NINE』などの作品で数々の演出家賞、作品賞に輝く藤田俊太郎。藤田は2017年からPARCO劇場のレパートリーである朗読劇『ラヴ・レターズ』の演出を手掛けている。またパルコ・プロデュース作品としては、2017年に『ダニーと紺碧の海』を紀伊國屋ホールで演出。演劇への熱烈な愛をこめて作品創りに邁進する演出家が、念願の戯曲で胸に迫る舞台をお届けする。主役ベッカは、今回が舞台初主演となる宮澤エマ。舞台に留まらず、22年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』をはじめとした映像作品での活躍も目覚ましい宮澤が至高の戯曲に挑む。そのほか夫ハウイーを演じるのは本年度第57回「紀伊國屋演劇賞個人賞」を受賞した成河、妹イジーは藤田作品の常連女優である土井ケイトが務める。また、事故を起こした高校生ジェイソンは、人気グループ「7ORDER」のボーカル阿部顕嵐とオーディションで抜擢された山﨑光がダブルキャストで演じる。そしてベッカとイジーの母ナットは、数多くの演出家から厚い信頼を集めるシルビア・グラブが演じる。<コメント>■藤田俊太郎(演出)心から敬愛する役者、宮澤エマさん、成河さん、土井ケイトさん、シルビア・グラブさん。そして才能溢れる阿部顕嵐さん、山﨑光さん。愛おしいカンパニースタッフの皆さんと『ラビット・ホール』ご一緒できることに大きな幸せを感じています。 この戯曲は繊細な言葉で紡ぎあげられた真実の悲劇であり、喜劇だと私は考えています。ニューヨーク州郊外に住む夫婦の幼い息子が事故にあい、その悲しみは癒えることがありません。けれど、身の周りの家族との絆、喜びやおだやかな笑いによって、離れ離れになった二人の精神は再生へと向かいます。耐えられない重さを持った痛みは、やがてポケットの中の小石に変わる。小石は消えなくていい、持ち運んで生きていく。人生は日常と、たくさんの掛け替えのない瞬間でできていて、日々は尊い選択の連続であると物語が静かに語っています。時代背景は、2003年以降のアメリカ。夫婦の生活を通して、2000年代初頭に私たちが何を得て、何を失ったのかを、時を超え作品が静かに教えてくれるのではないかと感じています。世界中で、そして日本で素晴らしい上演を重ねてきた名作に演出家として挑戦できることに誇りを持って。開場50周年という節目を迎えるPARCO 劇場、全国の劇場で観客の皆様をお待ちしております。■宮澤エマベッカを演じます、宮澤エマです。この作品のあらすじを端的に説明するのであれば幼い息子を事故で亡くした夫婦とその家族、加害者となってしまった青年の物語となるのだと思います。テーマの重さは分かっていたので、覚悟を持って台本を開いたのですが、いざ読み始めたら最後まで一気に読んでしまいました。日常的な会話の中で発される痺れる台詞に胸を抉られたり、思わず笑ってしまったり、はっきりと言葉にできないような感情に心揺れたり。物凄い旅でした。これを演じるのかと思うと正直震えます。でも、悲しい物語ですが決して悲劇ではなくて前に進もうと踠く、リアルで魅力的なキャラクター達の繊細で愛おしい物語です。大きな責任とチャレンジですが、心強いキャスト、スタッフで創り上げていける事を心から楽しみにしております。■成河パルコ劇場に立たせて頂くのはおよそ12年ぶりで、学生時代から通い詰めていた劇場でしたので、今回再びの機会を頂けた事を心から嬉しく思います。念願の藤田俊太郎さんとの2度目の創作、また今回翻訳を担当される小田島創志くんとも心待ちにしていた再会となり、なんだか方々に再会の喜びが溢れています。また、初めてご一緒する宮澤さん、シルビアさん、土井さんも、いつか是非ご一緒してみたいと思っていたパワフルな方たちばかりで、今から気持ちが引き締まっています。個人的にはかなり久しぶりな純粋な会話劇になりますので、普段蓋をしている自分の心の奥、ドロドロしたものに勇気を持って手を伸ばしてみようと思っています。■土井ケイト深く傷ついたひとりの女性と、彼女に寄り添う家族の物語。私はこれは愛の物語だと思っています。劇的な展開やわかりやすい見せ場はないからこそのリアリティ。人の絆や思いやりのような、目に見えないものがそっと舞台の上に乗っているような作品になるのではと感じています。今回、キャストもスタッフも本当に素敵なメンバーが揃っているので、大切に優しく物語を紡いでいけたらと思っております。コロナ禍で大変な時期ではありますが、皆様もしお時間がありましたらぜひ観に来て下さいませ。劇場でお待ちしております。■阿部顕嵐まず、今回出演のお話を頂きとても光栄です。初めてご一緒する素敵なキャスト、スタッフの方々と交わるのが今から楽しみで仕方がありません。複雑な立場の少年という新たな挑戦、感性を研ぎ澄まし、哀しさの中に希望を見出していきたいです。僕は異物として、この作品に飛び込んでいけたらと思います。■山﨑光今回、ジェイソンを演じさせて頂きます。山﨑光です。この作品を読ませて頂いたとき、日常のどこかでありそうなことなのに、不思議と吸い込まれるように読んでしまいました。ジェイソンは未熟な人間です。そんな未熟さが彼の個性であり、良さであると感じました。僕としては三度目の舞台出演作品になります。経験が浅くまだまだですが、出演者の皆さんに食らいついていけるよう頑張りたいと思います。この作品を一緒に作り上げられることをとても嬉しく思っています。是非、ジェイソンを暖かく見守って頂けたらとうれしいです。■シルビア・グラブまた素敵な作品とカンパニーに出会える予感がしています。ユーモラスな家族の日常の会話、その中に潜むそれぞれの悲しみや苦悩。藤田俊太郎さんとこの才能溢れる共演者と共にどのように色づいて行くのか、私自身もどのように色付けされるのか、とても楽しみです。<公演情報>PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ラビット・ホール』2023年4月9日(日)〜4月25日(火) PARCO劇場『ラビット・ホール 』ビジュアル作:デヴィッド・リンゼイ=アベアー翻訳:小田島創志演出:藤田俊太郎■出演宮澤エマ/成河/土井ケイト/阿部顕嵐/山﨑光(ダブルキャスト)/シルビア・グラブ■チケット料金(全席指定・税込)価格:11,000円U-25チケット:6,000円(観劇時25歳以下対象、要身分証明書(コピー・画像不可、原本のみ有効)、当日指定席券引換 /「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみの取扱い、指定席との連席購入不可 ※連席ご希望の場合は指定席をご購入ください)一般発売:2023年2月11日(土)問合せ:パルコステージ03-3477-5858(時間短縮営業中)公式サイト:
2022年12月23日KITH(キス)と、テニスプレーヤー「ロジャー・フェデラー」、On(オン)がコラボレーション。2足セットとなるスニーカー「RF2」を、2022年9月2日(金)よりキス トウキョウにて発売する。2足セットとなる限定スニーカー今回のコラボレーションシューズは、ミッドカットの「THE ROGER Clubhouse Mid」とローカットの「THE ROGER Pro」の2足セット。いずれも、普段使いからテニスコートまで、幅広いシーンで着用できるモデルだ。ミッドカットシューズ「THE ROGER Clubhouse Mid」「THE ROGER Clubhouse Mid」は、「ロジャー・フェデラー」がデザインを手掛けており、キャリア初期やテニスのマイナーリーグのプロサーキットを参考に、全体にレッドクレー仕上げを施している。また、ヒール部分に「ロジャー・フェデラー」の直筆サインが描かれているのもポイントだ。アッパーは、ヴィーガンレザーを使用。オンの「CloudTec クッショニング」や、「Speedboard エンジニアリング」といった独自の機能を搭載し、快適さとパフォーマンスの高さを実現している。ローカットシューズ「THE ROGER Pro」一方、真っ白の「THE ROGER Pro」は、レッドクレーが付属し、自分自身でレッドクレー使用にカスタムできる1足。ヒールに、キス創設者「ロニー・ファイグ」の直筆サインが刻まれている。内側のクォーターパネルとタンに、デボス加工の「ロジャー・フェデラー」と「ロニー・ファイグ」のイニシャル“RF”が施されている。また、クォーターパネルには、USオープンの舞台にある球体のランドマーク“Unisphere”モチーフのロゴをあしらった。機能面においては、「Zero Gravity foam」のミッドソール、ヴィーガンレザーのアウトソールにはカーボンの「Speedboard」を備えた。素早い横方向の動きをサポートするため、前足部の幅を広げラバー製のトゥキャップを配している。【詳細】「THE ROGER RF2 Set」82,500円発売日:2022年9月2日(金)販売店舗:キス トウキョウ※販売方法はKITHのオンラインサイトを参照。
2022年09月03日KAAT神奈川芸術劇場プロデュース公演『ラビット・ホール』(小山ゆうな演出)が、2月23日(水・祝)より神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオで上演中だ。本作は2007年にアメリカのピューリッツァー賞戯曲部門を受賞したデヴィッド・リンゼイ=アベアーによる戯曲で、2010年にはニコール・キッドマン自らのプロデュース・主演により映画化もされ、数々の賞に輝いた作品。かけがえのない息子を事故で亡くし、深い苦しみと悲しみの中にある夫婦と、彼らを取り巻く人々が微妙に変化していく日常をきめ細やかに描いた戯曲を、2017年「チック」(翻訳・演出)で第10回小田島雄志・翻訳戯曲賞、第25回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞し数々の話題作を世に送り出してきた小山ゆうなの演出、連続テレビ小説「まれ」など映像作品の脚本家として活躍する篠﨑絵里子による上演台本、夫婦を演じる小島聖と田代万里生をはじめ、占部房子、木野花、新原泰佑といった魅力的なキャストでおくる。初日を迎え、「『ラビット・ホー ル 』は、とても悲しい出来事を抱えた家族とその出来事に関わる青年の話ですが、繊細に日常の会話の中のささやかな事の積み重ねで構築された戯曲です。その繊細さを客席の皆様と共有し、お客様の呼吸や眼差し、存在によって作品の温度がより確かなものとなり、浮かび上がってきました。」(小山ゆうな)、「俳優は5人だけですが、演出の小山さんが、それぞれが考えていることや感じていることを垣根なく話し合う時間を作りながら稽古を進めてくださったので、少しづつ日常会話や芝居について言葉を交わすことで皆さんとの距離感が縮まりだんだん家族のようになってきました。」(小島聖)、「僕らの日常には、変えることの出来ない苦しみや哀しみが沢山潜んでいます。人はその痛みとどう向き合い、どう前に進んでいくのか、僕自身もこの作品と向き合う度に、新たな気付きを得ています。」(田代万里生)と、それぞれ充実した稽古期間を経ての手ごたえを語った。上演時間は約2時間30分(途中休憩含む)。KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて3月6日(日)まで。3月12(土)・13日(日)に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールで上演を予定している。小山ゆうな(演出)コメントこの状況の中、お客様と共に初日を迎える事ができ、満席の客席を見ただけで、胸がいっぱいになりました。ご観劇くださった皆様ありがとうございます。『ラビット・ホー ル 』は、とても悲しい出来事を抱えた家族とその出来事に関わる青年の話ですが、繊細に日常の会話の中のささやかな事の積み重ねで構築された戯曲です。その繊細さを客席の皆様と共有し、お客様の呼吸や眼差し、存在によって作品の温度がより確かなものとなり、浮かび上がってきました。出演者の皆は、初日終わってからも、演技についての議論を重ねていました。毎公演新鮮な瞬間が生まれると思います。引き続き、無理ない範囲でご観劇いただき、作品を応援いただければ幸いです。小島聖(ベッカ役)コメントこの作品は、非常に心に響くセリフが多く、そのセリフの言葉たちがその日の気持ちによって、心への刺さり方が毎回違います。なので毎日新鮮で発見が多いです。俳優は5人だけですが、演出の小山さんが、それぞれが考えていることや感じていることを垣根なく話し合う時間を作りながら稽古を進めてくださったので、少しづつ日常会話や芝居について言葉を交わすことで皆さんとの距離感が縮まりだんだん家族のようになってきました。そういう舞台上以外での時間がやはりお芝居にも表れるものだと思うので、信じられる5人で良かったなと思っています。幕が開いたことが本当にありがたいと思うのと同時に、千秋楽まで全員が健康でありますように、そして世の中も落ち着いていくことを願うばかりです。田代万里生(ハウイー役)コメントKAAT 神奈川芸術劇場の今年度のテーマは「冒(ぼう)」。そのメインシ ーズン の最後を飾る作品、『ラビット・ホール』が、ついに開幕致しました。僕らの日常には、変えることの出来ない苦しみや哀しみが沢山潜んでいます。人はその痛みとどう向き合い、どう前に進んでいくのか、僕自身もこの作品と向き合う度に、新たな気付きを得ています。また今回の会場は 大スタジオという名称ですが、客席数は約200席ほど。役者は体にマイクを身に付けず演じています。生の舞台ならではの繊細な息づかいや感情の揺らぎを、是非体感して下さい。劇場でお待ちしております!
2022年02月25日KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ラビット・ホール』が2022年2月18日(金)~2022年3月6日(日)にKAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>(神奈川県横浜市)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて12月11日(土)より先行発売開始です。カンフェティで12月11日(土)より先行発売開始 公式ホームページ 今年度より導入されたKAAT神奈川芸術劇場のシーズン制、一年目のテーマは「冒」。 シーズンの最後を飾るのは、 幸せな日常と未来を突然奪われながらも、深い悲しみから一歩を踏み出そうとする 家族の物語。2021 年 4 月 1 日より KAAT 神奈川芸術劇場の新芸術監督に就任した長塚圭史により導入されたシーズン制。2021 年 8 月~2022 年 3 月までのシーズン一年目は、「冒(ぼう)」というテーマにそった企画がプログラムされ、“飛び出す、はみ出す、突き進む”さまざまな作品が劇場を彩ります。2021 年ラインアップ発表会において長塚芸術監督が「いかにして死の悲しみ、そして生の喜びと向き合いながら生きていくか」を描いた作品として期待を寄せた『ラビット・ホール』は、2007 年にアメリカのピューリッツァー賞戯曲部門を受賞したデヴィッド・リンゼイ=アベアーによる戯曲で、2010 年にはニコール・キッドマン自らのプロデュース・主演により映画化もされ、数々の賞に輝きました。かけがえのない息子を事故で亡くし、深い苦しみと悲しみの中にある夫婦。同じ痛みを抱えながらも関係がぎくしゃくしてしまう 2 人と、彼らを取り巻く人々が微妙に変化していく日常をきめ細やかに描いた戯曲です。この演出を手掛けるのは、2017 年『チック』(翻訳・演出)で第 10 回小田島雄志・翻訳戯曲賞、第 25 回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞し注目を集め、数々の話題作を世に送り出してきた小山ゆうな。繊細な本作をどのように演出するのか注目です。今回の公演では、テレビドラマなどの脚本を手掛ける脚本家に上演台本を依頼し、翻訳劇を現代の日本人に響く活きた言葉に磨き上げることにより、リアルな会話で物語が語られることを目指し、ドラマ『クロサギ』『紙の月』や、連続テレビ小説『まれ』など映像作品の脚本家として活躍する篠﨑絵里子が上演台本を手掛けます。長塚芸術監督は「セリフのプロフェッショナルが台本の構築に加わることによって、より身近な言葉になるのでは」と、篠﨑の起用に強い期待を寄せています。出演者には、魅力あふれる実力派キャストが集結しました。事故で失った息子の面影に心乱され苦悩するベッカ役を、映画・ドラマ・舞台と幅広い活躍で存在感を示している小島聖、ベッカの夫・ハウイー役を、声楽家としてオペラデビュー後、俳優としてミュージカル・演劇と数々の舞台で活躍を見せる田代万里生が演じます。ベッカの妹イジー役には映画・舞台などでその個性が光る占部房子、二人の母ナット役には、確かな演技力で実力派女優として舞台・ドラマ・映画で活躍し続ける木野花、夫妻の息子を車で轢いたジェイソン役にはドラマ・CM でみずみずしい演技で注目を集める新原泰佑といった俳優陣でお届けします。人は受け止めがたい現実とどう向き合って生きていくのか。この普遍的なテーマを描いた本作に、ぜひご期待ください。ピューリッツァー賞とはアメリカの新聞経営者でありジャーナリストでもあったジョセフ・ピュリッツァーの遺言をもとに、「ジャーナリストの質の向上」を目的として1917年に創設。受賞対象はアメリカ国内で発表された報道、文学、音楽。同賞を受賞した戯曲には、ソートン・ワイルダー『わが町』、テネシー・ウィリアムズ『欲望という名の電車』、アーサー・ミラー『セールスマンの死』、ユージン・オニール『夜への長い旅路』など。時代を問わず、人間の抱く普遍性や、「生きること」の本質を突く作品が多く、日本でも繰り返し上演され多くの人々に長く愛されている。あらすじニューヨーク郊外の閑静な住宅街に暮らすベッカとハウイー夫妻。彼らは8カ月前、4歳だった一人息子のダニーを交通事故で失いました。ダニーとの思い出を大切にしながら前に進もうとする夫のハウイー。それに対し、妻のベッカは家の中にあるなき息子の面影に心乱されます。そのような時にベッカは、妹イジーから突然の妊娠報告を受け戸惑い、母のナットからは悲しみ方を窘められ、次第に周囲に強く当たっていきます。お互いに感じている痛みは同じはずなのに、夫婦・家族の関係は少しずつ綻び始めていました。ある日、夫妻の家にダニーを車で轢いたジェイソンから手紙が届きます。会いたいというジェイソンの行動に動揺を隠せないハウイーですが、ベッカは彼に会うことを決意します。アーティスト・プロフィールとコメント上演台本:篠﨑絵里子横浜生まれ。横浜国立大学教育学部音楽科卒業後、三井住友海上勤務を経て脚本家へ。これまでの主な作品に、アニメ『ちびまる子ちゃん』、ドラマ『ドレミソラ』『クロサギ』『Tomorrow~陽はまたのぼる~』『ヤマトナデシコ七変化』『グッドワイフ』(以上TBS)、『胡桃の部屋』『眠れる森の熟女』『紙の月』『コピーフェイス』連続テレビ小説『まれ』(以上NHK)、『マグマ』『震える牛』『ヒポクラテスの誓い』『楽園』『犯罪症候』『坂の途中の家』『トップリーグ』『セイレーンの懺悔』『インフルエンス』『ソロモンの偽証』(以上WOWOW)、『東野圭吾ミステリーズ・再生魔術の女』『竜の道』(フジテレビ)、映画『クロサギ』『あしたのジョー』『ガール』『人魚の眠る家』、小説『転がるマルモ』などがある。2009年第17回橋田賞受賞。<篠﨑絵里子コメント>十代の頃、失うのが怖いから人を本気で好きになるのはやめておこうと真剣に思っていました。貧しい考え方だと憐れみの目で見られたとしても、断固として嫌でした。けれど人生は否応なしに、大切な存在を連れてきます。気づけばかけがえのない人たちに囲まれて暮らしていたわたしはもう、ふとした弾みに思い出す『失う恐怖』に蓋をしてやり過ごすしかなく――、そして、この戯曲に出会いました。幼い息子を失った絶望のなかで、これからをどう生きていくのか、生きていけるのか、その答えを探してもがく夫婦の物語。心とは裏腹に傷つけ合い、責め合い、差し出された手に触れることもできず、暗闇にただ立ち尽くす。その果てに彼らが得た再生へのかすかな光が、誰かを愛して生きずにはいられないわたしたちのささやかな救いにもなることを、祈らずにはいられません。演出:小山ゆうなドイツ・ハンブルク生まれ。早稲田大学第一文学部演劇専修卒。2010年まで劇団NLT演出部に所属。2011年アーティストユニット「雷ストレンジャーズ」旗揚げ。以来「雷ストレンジャーズ」全作品の上演台本・演出を手掛ける。2018年ストリンドベリ『父』にてサンモールスタジオ最優秀団体賞受賞。2017年世田谷パブリックシアター主催公演『チック』にて2017年小田島雄志翻訳戯曲賞受賞、2018年読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。最近の演出作に劇団四季『ロボット・イン・ザ・ガーデン』、新国立劇場『願いがかなうぐつぐつカクテル』、東宝『ローズのジレンマ』等。<小山ゆうなコメント>私が「ラビット・ホール」を知ったのは2010年、映画版でした。人間の悔い、その悔いにどう人は向き合っていくのかという問いが、美しい言葉と深い人物像で描かれていて、私自身自らの人生においても時折触れたくなる作品で何回も見返しており、長塚さんから本作での演出というお話を頂いた際、驚きと喜びと共に、身の引き締まる思いがいたしました。この素晴らしい戯曲に、演劇的に自由で新しい事/垣根を超える事を恐れず果敢にチャレンジされるKAAT、そして長塚芸術監督の新シーズンの作品として、【冒】険を恐れず取り組めればと思っております。今回は、映像界で大活躍される篠﨑さんが上演台本を作成してくださいます。いきた日本語を生み出される篠﨑さんの手により、どのような日本語版が生まれるのか楽しみです。また、キャスト・スタッフともに新鮮なチームとなっており、皆でこの作品を透明度高くお客様にお届けできるよう模索できればと思っております。ベッカ役:小島聖東京都出身。1989 年、NHK 大河ドラマ『春日局』でデビュー。1999 年、映画『あつもの』で第 54 回毎日映画コンクール女優助演賞を受賞。近年、コンスタントに映像作品に出演する一方、舞台女優としての評価も高く、話題の演出家の舞台に多数出演し、新たな魅力を発揮している。主な出演作として、ドラマ『ファーストクラス』『FOLLOWERS』、映画『シーサイド・モーテル』『続・深夜食堂』、舞台『GS 近松商店』『海の風景』『DISGRACED -恥辱-』『この熱き私の激情』『誤解』『往転』『もしも命が描けたら』などがある。<小島聖コメント>最近思い立って開かずの段ボールを開けた。体に沁みている記憶もなんとなく形(物)を残しておかないと消えてしまうのではないかといろんなカケラを残していた。もちろん開けたことで蘇った記憶もあるし見なくとも刻まれている記憶もある。けれど考えてみればこの段ボールを開けることはほとんどない。ならば物としてはいらないと思い切って処分した。そうしたら風が吹いた。大切だと思っていた物は小さくなったけれど、私にとっての大切さは変わらない、それでいい。ベッカもそうなのではないか、とふと思う。ベッカとハウイーはお互いに大切な宝を失った悲しみの受け止め方が夫婦とはいえ違い、傷つけ傷つく。8ヶ月では到底整理なんてできないけれど、答えのない日々に小さなあったかい風が吹いたらいいなと今は思っています。ハウイー役:田代万里生東京藝術大学音楽学部声楽科テノール専攻卒業。3 歳からピアノを学び、7 歳でヴァイオリン、13 歳でトランペット、15 歳からテノール歌手の父より声楽を学ぶ。2003 年『欲望という名の電車』で本格的にオペラデビュー。その後 09 年『マルグリット』でミュージカルデビューを果たす。第 39 回菊田一夫演劇賞受賞。近年の主な出演作に『ジャック・ザ・リッパー』、『マタ・ハリ』『スリル・ミー』『マリー・アントワネット』『Op.110 ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』『エリザベート』『ラブ・ネバー・ダイ』等。2021年12 月『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』出演予定。<田代万里生コメント>これまでミュージカルで非日常を演じることが多かったのですが、今回初めて、家族のごくごく日常的な生活を描いた作品に出演させて頂くことになりました。描かれるのはどこにでもいるような普通の家族の日常ではあるものの、真実は小説より奇なり。不思議の国のアリスでお馴染みのラビット・ホールというタイトル通り、日常のすぐそばには、簡単には抜け出せない非日常なパラレルワールドが潜んでいます。初共演となる小島聖さんと共に演じるのは、8ヶ月前にわずか4歳の息子を交通事故で失ったばかりの夫婦。癒えることのない哀しみと人はどう共存して生きていくのか、僕自身の「明日」も、この作品で少し変わっていくような気がしています。公演概要KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ラビット・ホール』公演期間:2022年2月18日(金)~2022年3月6日(日)会場:KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>(神奈川県横浜市中区山下町281)■出演者小島聖田代万里生占部房子新原泰佑木野花■スタッフ作:デヴィッド・リンゼイ=アベアー上演台本:篠﨑絵里子演出:小山ゆうな翻訳:小田島創志美術:乘峯雅寛照明:原田保音響:徳久礼子衣裳:前田文子ヘアメイク:小林雄美演出助手:城野健舞台監督:瀬戸元哲企画製作・主催:KAAT神奈川芸術劇場助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)/独立行政法人日本芸術文化振興会■公演スケジュール2.18(金) 18:30夜割2.19(土) 14:002.20(日) 14:00◎2.21(月) 休演2.22(火) 休演2.23(水祝) 14:00◎2.24(木) 18:30夜割2.25(金) 14:00◎2.26(土) 13:00◎2.26(土) 18:002.27(日) 14:002.28(月) 休演3.1(火) 14:00◎3.2(水) 18:30夜割3.3(木) 14:00◎★3.4(金) 14:00★3.5(土) 13:003.5(土) 18:003.6(日) 14:00※開場は開演の30分前◎=託児サービスあり公演1週間前までに要予約・有料(マザーズ:0120-788-222)★・・・「ポータブル字幕機提供サービス」対象回*座席位置、提供数に限りあり*チケット購入前に要事前予約(予約期間:12月18日(土)~2022年2月20日(日))【予約・お問合せ先】一般社団法人 日本障害者舞台芸術協働機構(JDPA)KAATサポート窓口 kaatsupport@jdp-arts.org (10:00~17:00)■チケット料金全席指定(税込)一般:6,800円/一般・平日夜割:6,000円U24チケット(24歳以下):3,400円/U24・平日夜割:3,000円高校生以下割引:1,000円シルバー割引(満65歳以上):6,300円/シルバー・平日夜割:5,500円※U24、高校生以下、シルバー割引はチケットかながわの電話・窓口・WEBにて12月18日より取扱い(前売のみ、枚数限定、要証明書)。※車椅子でご来場の方は事前にチケットかながわにお問い合わせください。※未就学児の入場はご遠慮ください。※営利目的の転売禁止。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月09日KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ラビット・ホール』が2022年2月18日(金)より、KAAT神奈川芸術劇場(大スタジオ)で上演となる。2021年4月1日より、KAAT神奈川芸術劇場の新芸術監督に就任した長塚圭史により導入されたシーズン制。2021年8月~2022年3月までの1年目は「冒」というテーマに沿った企画がプログラムされ“飛び出す、はみ出す、突き進む”と様々な作品が劇場を彩ってきた。シーズンの最後を飾る『ラビット・ホール』は、2007年にアメリカのピューリッツァー賞戯曲部門を受賞したデヴィッド・リンゼイ=アベアーによる戯曲。2010年にはニコール・キッドマン自らのプロデュース・主演により映画化もされ、数々の賞に輝いた。長塚芸術監督も「いかにして死の悲しみ、そして生の喜びと向き合いながら生きていくか」を描いた作品として期待を寄せている。物語は、かけがえのない息子を事故で亡くし、深い苦しみと悲しみの中にある夫婦が主人公。同じ痛みを抱えながらも関係がギクシャクするふたりと、彼らを取り巻く人々が微妙に変化していく日常をきめ細やかに描く。演出を手掛けるのは、2017年『チック』(翻訳・演出)で「第10回小田島雄志・翻訳戯曲賞」と「第25回読売演劇大賞優秀演出家賞」を受賞し注目を集め、その後も数々の話題作を世に送り出している小山ゆうな。繊細な本作をどのように演出するのか注目だ。また今回は、テレビドラマなどの脚本を手掛ける脚本家に上演台本を依頼し、翻訳劇を現代の日本人に響く活きた言葉に磨き上げようと、ドラマ『クロサギ』や『紙の月』、連続テレビ小説『まれ』など映像作品の脚本家として活躍する篠﨑絵里子が上演台本を手掛ける。長塚芸術監督は「セリフのプロフェッショナルが台本の構築に加わることによって、より身近な言葉になるのでは」と期待を寄せる。出演には、魅力あふれる実力派キャストが集結。事故で失った息子の面影に心乱され苦悩するベッカ役を、映画・ドラマ・舞台と幅広い活躍で存在感を示している小島聖、ベッカの夫・ハウイー役を、声楽家としてオペラデビュー後、俳優としてミュージカル・演劇と数々の舞台で活躍を見せる田代万里生が演じる。さらにベッカの妹イジー役には映画・舞台などでその個性が光る占部房子、ふたりの母ナット役には、確かな演技力で実力派女優として舞台・ドラマ・映画で活躍し続ける木野花、夫妻の息子を車で轢いたジェイソン役にはドラマ・CMで注目を集める新原泰佑といった俳優陣が名を連ねた。人は受け止めがたい現実とどう向き合って生きていくのか。この普遍的なテーマを描いた本作に期待したい。<篠﨑絵理子(上演台本)・コメント>十代の頃、失うのが怖いから人を本気で好きになるのはやめておこうと真剣に思っていました。貧しい考え方だと憐れみの目で見られたとしても、断固として嫌でした。けれど人生は否応なしに、大切な存在を連れてきます。気づけばかけがえのない人たちに囲まれて暮らしていたわたしはもう、ふとした弾みに思い出す『失う恐怖』に蓋をしてやり過ごすしかなく――、そして、この戯曲に出会いました。幼い息子を失った絶望のなかで、これからをどう生きていくのか、生きていけるのか、その答えを探してもがく夫婦の物語。心とは裏腹に傷つけ合い、責め合い、差し出された手に触れることもできず、暗闇にただ立ち尽くす。その果てに彼らが得た再生へのかすかな光が、誰かを愛して生きずにはいられないわたしたちのささやかな救いにもなることを、祈らずにはいられません。<小山ゆうな(演出)・コメント>私が『ラビット・ホール』を知ったのは2010年、映画版でした。人間の悔い、その悔いにどう人は向き合っていくのかという問いが、美しい言葉と深い人物像で描かれていて、私自身自らの人生においても時折触れたくなる作品で何回も見返しており、長塚さんから本作での演出というお話を頂いた際、驚きと喜びと共に、身の引き締まる思いがいたしました。この素晴らしい戯曲に、演劇的に自由で新しい事/垣根を超える事を恐れず果敢にチャレンジされるKAAT、そして長塚芸術監督の新シーズンの作品として、【冒】険を恐れず取り組めればと思っております。今回は、映像界で大活躍される篠﨑さんが上演台本を作成してくださいます。いきた日本語を生み出される篠﨑さんの手により、どのような日本語版が生まれるのか楽しみです。また、キャスト・スタッフともに新鮮なチームとなっており、皆でこの作品を透明度高くお客様にお届けできるよう模索できればと思っております。<小島聖・コメント>最近思い立って開かずの段ボールを開けた。体に沁みている記憶もなんとなく形(物)を残しておかないと消えてしまうのではないかといろんなカケラを残していた。もちろん開けたことで蘇った記憶もあるし見なくとも刻まれている記憶もある。けれど考えてみればこの段ボールを開けることはほとんどない。ならば物としてはいらないと思い切って処分した。そうしたら風が吹いた。大切だと思っていた物は小さくなったけれど、私にとっての大切さは変わらない、それでいい。ベッカもそうなのではないか、とふと思う。ベッカとハウイーはお互いに大切な宝を失った悲しみの受け止め方が夫婦とはいえ違い、傷つけ傷つく。8カ月では到底整理なんてできないけれど、答えのない日々に小さなあったかい風が吹いたらいいなと今は思っています。<田代万里生・コメント>これまでミュージカルで非日常を演じることが多かったのですが、今回初めて、家族のごくごく日常的な生活を描いた作品に出演させて頂くことになりました。描かれるのはどこにでもいるような普通の家族の日常ではあるものの、真実は小説より奇なり。『不思議の国のアリス』でお馴染みのラビット・ホールというタイトル通り、日常のすぐそばには、簡単には抜け出せない非日常なパラレルワールドが潜んでいます。初共演となる小島聖さんと共に演じるのは、8ヶ月前にわずか4歳の息子を交通事故で失ったばかりの夫婦。癒えることのない哀しみと人はどう共存して生きていくのか、僕自身の「明日」も、この作品で少し変わっていくような気がしています。■公演情報KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ラビット・ホール』2022年2月18日(金)~3月6日(日) 上演会場:KAAT神奈川芸術劇場(大スタジオ)チケット料金(全席指定・税込):一般6,800円 / 一般・平日夜割6,000円U24(24歳以下)3,400円 / U24・平日夜割3,000円高校生以下割引1,000円シルバー(満65歳以上)6,300円 / シルバー・平日夜割5,500円※U24、高校生以下、シルバー割引はチケットかながわの電話・窓口・WEB にて12月18日より取り扱い(前売のみ、枚数限定、要証明書)※車椅子でご来場の方は事前にチケットかながわにお問合せください。※未就学児の入場はご遠慮ください。※営利目的の転売禁止チケット一般発売:12月18日(土)【チケットぴあ】 0570-02-9999(Pコード:508-980)KAme(かながわメンバーズ)先行:12月4日(土)<兵庫公演>2022年3月12日(土)15時開演、3月13日(日)13時開演会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
2021年11月10日映画『ゴヤの名画と優しい泥棒』が、2022年2月25日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ他で全国ロードショー。ロジャー・ミッシェル監督の長編遺作にあたる。“ゴヤの名画”盗難事件に隠された感動の実話映画『ゴヤの名画と優しい泥棒』は、197年の歴史を誇るロンドン・ナショナル・ギャラリーで起きた、フランシスコ・デ・ゴヤの名画「ウェリントン公爵」盗難事件をベースとする物語。この盗難事件は、名もなきタクシー運転手の人生を懸けた大勝負だった。イギリス中を巻き込んだ、笑いと涙溢れる感動の実話を映画化する。<映画『ゴヤの名画と優しい泥棒』あらすじ>ロンドン・ナショナル・ギャラリーとは、世界中から年間600万人以上が来訪する美術館。13世紀後半から20世紀初頭にわたる2300点以上もの貴重なコレクションを揃え、「英国の至宝」と称えられている。1961年。197年の歴史を誇るこのの美術館・ロンドン・ナショナル・ギャラリーから、スペイン最大の画家と謳われるフランシスコ・デ・ゴヤの名画「ウェリントン公爵」が盗まれた。ロンドン警視庁はその巧妙な手口から、国際的なギャング集団による周到な計画による犯行だと断定。ところが、この前代未聞の事件の犯人はケンプトン・バントン、60歳。長年連れ添った妻と優しい息子とニューカッスルの小さなアパートで年金暮らしをするごく普通のタクシー運転手だった。孤独な高齢者が、TVに社会との繋がりを求めていた時代。彼らの生活を少しでも楽にしようと、盗んだ絵画の身代金で公共放送(BBC)の受信料を肩代わりしようと企てたのだ。しかし、事件にはもうひとつの隠された真相が・・。当時、イギリス中の人々を巻き込んだケンプトン・バントンの“優しい嘘”とはー!?名優ジム・ブロードベントが主演主人公ケンプトン...ジム・ブロードベント「ウェリントン公爵」盗難事件を企てた60歳のタクシー運転手。彼がついた優しい嘘とは...?主演を務めるのは、『アイリス』でアカデミー賞助演男優賞を受賞し、『ハリー・ポッター』シリーズや、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』、『パディントン』シリーズなどに出演するジム・ブロードベント。イギリスが誇る名優が、ユーモアとウィットに溢れた演技を披露している。ドロシー...ヘレン・ミレンケンプトンの長年連れ添った妻。職を転々とするケンプトンに代わって、家政婦として働く一家の大黒柱的存在。演じるのは、『クィーン』でアカデミー賞やゴールデングローブ賞などで主演女優賞を獲得し、『黄金のアデーレ 名画の帰還』や『ワイルド・スピード』シリーズなどでジャンルレスに活躍する女優ヘレン・ミレン。長年連れ添った夫婦のドラマに、重厚感を持たせている。ジャッキー...フィオン・ホワイトヘッド夫婦の息子。『ダンケルク』で好演したフィオン・ホワイトヘッドが担当する。ジェレミー・ハッチソン...マシュー・グード敏腕弁護士。『ダウントン・アビー』『キングスマン:ファースト・エージェント』のマシュー・グードが務める。『ノッティングヒルの恋人』ロジャー・ミッシェル監督の長編遺作監督は、『ノッティングヒルの恋人』で知られるロジャー・ミッシェル。2022年にエリザベス2世の素顔に迫ったドキュメンタリー『Elizabeth』の公開を控えていたが、2021年9月に65歳の若さで惜しまれながらも逝去。『ゴヤの名画と優しい泥棒』が、長編遺作となった。『恋とニュースのつくり方』『私が愛した大統領』『ウィークエンドはパリで』などに通ずるテンポの良い作風は、『ゴヤの名画と優しい泥棒』でも健在。人と人との温かな触れ合いを描き、観る者すべての心を爽やかな気持ちで包み込む。【詳細】映画『ゴヤの名画と優しい泥棒』公開日:2022年2月25日(金)監督:ロジャー・ミッシェル出演:ジム・ブロードベント、ヘレン・ミレン、フィオン・ホワイトヘッド、アンナ・マックスウェル・マーティン、マシュー・グード2020年/イギリス/英語/95分/シネマスコープ/5.1ch/原題:THE DUKE /日本語字幕:松浦美奈
2021年11月01日ロジャー・ミッシェル監督の長編遺作『THE DUKE』が邦題を『ゴヤの名画と優しい泥棒』として、2022年2月に公開することが決定した。世界中から年間600万人以上が来訪・13世紀後半から20世紀初頭までの間の2300点以上の貴重なコレクションを揃え「英国の至宝」と称えられる美術館ロンドン・ナショナル・ギャラリー。1961年、その場所でスペイン最大の画家と謳われるフランシスコ・デ・ゴヤの「ウェリントン公爵」盗難事件が起こった。この事件の犯人は、60歳のタクシー運転手ケンプトン・バントン(ジム・ブロードベント)。彼はゴヤの絵画を“人質”に取り、イギリス政府に対して身代金を要求。TVが唯一の娯楽だった時代、その身代金を寄付してイギリスの公共放送であるBBCの受信料を無料にすることで、孤独な高齢者たちの生活を助けようと行動を起こしたのだ。しかし、事件にはもう一つの真相が隠されていて…。約50年後に明かされる、イギリス中を巻き込んだその“優しい嘘”とは――。実話を基に、名もなきタクシー運転手の人生を懸けた大勝負を描く本作。監督は『ノッティングヒルの恋人』『ブラックバード 家族が家族であるうちに』のロジャー・ミッシェル。今後の待機作に、エリザベス2世の素顔に迫ったドキュメンタリー『Elizabeth』が控えていたが、今年の9月に65歳の若さで惜しまれながらも逝去し、本作が長編遺作となった。ロジャー・ミッシェル監督 Photo by Larry Busacca/Getty Images主人公ケンプトンを演じたのは『アイリス』でアカデミー賞助演男優賞を受賞し、『ハリー・ポッター』シリーズや『パディントン』シリーズなど数多くの作品に出演するイギリスを代表する名優ジム・ブロードベント。「ジムの演技は愛情たっぷりで、彼が演じた主人公を愛さずにはいられない」と監督が語る通り、本作でもユーモアとウィットに溢れる演技を披露している。さらにジャンルを問わず幅広い作品に出演し、圧倒的な存在感を放つ女優ヘレン・ミレンがケンプトンの妻を演じ、長年連れ添った夫婦のドラマに重厚感を持たせている。また2人の息子役は『ダンケルク』のフィオン・ホワイトヘッドが演じ、フレッシュな魅力も見逃せない。『恋とニュースのつくり方』、『私が愛した大統領』、『ウィークエンドはパリで』などに通ずるテンポの良いウェルメイドな作風は本作でも健在。人と人との温かな触れ合いを描き、観客の心を爽やかな気持ちに包み込む感動作が誕生した。『ゴヤの名画と優しい泥棒』は、2022年2月25日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年10月29日『ノッティングヒルの恋人』『チェンジング・レーン』などで知られるロジャー・ミッシェル監督が亡くなった。ミッシェル監督のパブリシストが、「大変悲しいことに、ロジャー・ミッシェルの家族が、彼が9月22日に65歳で亡くなったことを明らかにしました。彼は監督であり、脚本家であり、ハリー、ロージー、マギー、スパロウの父親でした」と英「PA通信」に声明文を発表した。『ノッティングヒルの恋人』に主演したジュリア・ロバーツは、カメラの後ろで何か考えごとをしているミッシェル監督の白黒写真をインスタグラムに投稿。「一緒に過ごした毎分が愛おしかった。安らかにお眠りください、ロジャー・ミッシェル監督」と追悼文を添えた。ミッシェル監督作『ブラックバード 家族が家族であるうちに』に出演したケイト・ウィンスレットは、ミッシェル監督について「愛情深いマイホームパパ」だっただけでなく、「全世界の家族を結びつけ、家族にしてくれるような人だでした」とふり返り、「私自身、そして『ブラックバード』のキャストはみんな、ミッシェル監督が築いてくださった絆で永遠につながっています」とコメント。ミッシェル監督は外交官の息子として南アフリカで生まれ、幼少時代はベイルート、ダマスカス、プラハなどで過ごした。キャリア初期は舞台で活躍。歴史ある劇団「ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー」で6年間レジデント・ディレクターを務めた。その後、1995年の『待ち焦がれて』で映画監督デビューを果たした。(Hiromi Kaku)■関連作品:ブラックバード家族が家族であるうちに 2021年6月11日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2019 BLACK BIRD PRODUCTIONS, INC ALL RIGHTS RESERVED
2021年09月24日本日6月3日(水)リリースとなったタイカ・ワイティティ監督作『ジョジョ・ラビット』ブルーレイ+DVDセットから、収録されるボーナス・コンテンツの中のNGシーン集が公開された。戦時下のドイツで暮らす10歳の心優しい少年ジョジョの視点を通して、困難な中で生きる人々の希望と喜びを描く『ジョジョ・ラビット』。映像では、監督でありながらヒトラー役で登場したワイティティ監督が、ジョジョ役のローマン・グリフィン・デイビスとふざけてカメラを取り合う様子や、クレツェンドルフ大尉役のサム・ロックウェルが、大きな銃の扱いに苦戦する様子が映し出されている。また、ジョジョの母ロージー役のスカーレット・ヨハンソンは、ドイツへの愛を伝えるシーンで何度も同じセリフを噛んでしまう、チャーミングな姿も登場。そんなキャストたちの笑顔溢れる舞台裏の続きは、ブルーレイ+DVDセット、デジタル配信で楽しめる。『ジョジョ・ラビット』はデジタル配信中、ブルーレイ+DVDセットは発売中。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2020年06月03日第92回アカデミー賞で作品賞をはじめ6部門にノミネートされ、脚色賞を受賞した『ジョジョ・ラビット』。この度、ボーナス・コンテンツに収録された特典映像の一部がいち早く公開された。ナチスドイツが支配する戦時下の人々を、10歳の主人公ジョジョの目線でユーモアを交えて描いた本作。初公開される特典映像では、ジョジョ役ローマン・グリフィン・デイビスから見た母ロージーを演じるスカーレット・ヨハンソンの印象が語られている。そして、この役でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたスカーレットは、「親は大人の責任を持ちつつ、我が子に魔法の世界を作らなくてはならない」と、本作の重要なテーマについても語っている。『ジョジョ・ラビット』は先行デジタル配信中、ブルーレイ+DVDセットと4K UHDは6月3日(水)リリース。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2020年05月27日第92回アカデミー賞で脚色賞、第44回トロント国際映画祭では観客賞を受賞したタイカ・ワイティティ監督作『ジョジョ・ラビット』が本日より先行デジタル配信開始。この度、この配信開始を記念して、本編から約6分半に及ぶプレビュー映像が公開された。本作は、戦時下のドイツで暮らす10歳の心優しい少年ジョジョの視点を通して、困難な中で生きる人々の希望と喜びを描いた、笑って泣ける感動必至のヒューマン・エンターテインメント。ワイティティが監督と脚本、製作を手掛け、さらに俳優として、少年ジョジョの空想上の友達アドルフ・ヒトラー役で出演もしている本作。戦時下の暮らしをコミカルかつブラックユーモアたっぷりに描いた本作において、監督は自身が演じたヒトラーを「忠実に再現するのではなく、外見はヒトラー風に、おバカなときの自分自身を演じた」と明かしている通り、本映像でもヒトラーと共に訓練場を駆け抜けるシーンがコミカルに描かれている。本作が映画初出演ながら、ゴールデン・グローブ賞の主演男優賞にノミネートされたジョジョ役のローマン・グリフィン・デイビスや、アカデミー賞女優のスカーレット・ヨハンソン、サム・ロックウェルなどの名演技に注目だ。なお、デジタル配信では3種類の未公開シーン集や、キャスト・スタッフに関するインタビュー映像、NGシーン集など必見の映像を収録している。『ジョジョ・ラビット』は先行デジタル配信中、ブルーレイ+DVDセットと4K UHDは6月3日(水)リリース。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2020年05月20日MCU『マイティ・ソー バトルロイヤル』や『スター・ウォーズ』初の実写ドラマ「マンダロリアン」でも監督をつとめる鬼才タイカ・ワイティティが贈る『ジョジョ・ラビット』。この度、ボーナス・コンテンツに収録される特典映像から、主人公ジョジョ役を見事に務め上げたローマン・グリフィン・デイヴィスの魅力に迫る映像が公開された。主人公ジョジョ役のローマンは、何か月にもわたり行われていたオーディションを一瞬で終わらせ、その愛くるしいルックスはもとより、本作が映画初出演ながら第77回ゴールデン・グローブ賞の主演男優賞にノミネートされるという快挙を果たした。“ナチスは国を救うヒーロー”と洗脳されていたドイツの典型的な少年だったジョジョが、ユダヤ人少女との交流から変わっていく姿をエモーショナルに体現し、“天才的な新星の登場!”として大きな話題を呼んだ。今回初公開される映像では、「ローマンには強さと、集中力と心情を理解する知性がある」とタイカ監督や製作のカーシュー・ニールが彼の魅力について熱く語っている。さらに映像中には、実際にローマンがオーディションを受けた時の貴重な様子も!いま最注目のハリウッド子役をチェックしてみて。『ジョジョ・ラビット』ブルーレイ+DVDセットは6月3日(水)より発売、5月20日(水)より先行デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2020年05月05日タイカ・ワイティティが監督・脚本・製作・出演の4役を務め、第92回アカデミー賞脚色賞を受賞した『ジョジョ・ラビット』から、ボーナス・コンテンツに収録される特典映像の一部が新たに公開された。本作は、スカーレット・ヨハンソンやサム・ロックウェルなど話題の実力派キャストを交えながら、戦時下のドイツで暮らす10歳の心優しい少年ジョジョの視点を通して、困難な中で生きる人々の希望と喜びを描いた、笑いと涙のヒューマン・エンターテインメント。今回解禁された初公開映像では、スカーレットやサムをはじめ、主人公ジョジョ役のローマン・グリフィン・デイビス、エルサ役のトーマシン・マッケンジー、フィンケル役のアルフィー・アレンなどの主要キャストが、ナチス・ドイツの戦時下をコミカルに、時に真摯に描いたタイカの脚本を評価、大絶賛を贈っている。『ジョジョ・ラビット』ブルーレイ+DVDセットは6月3日(水)より発売、5月20日(水)より先行デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2020年04月22日鬼才タイカ・ワイティティが監督・脚本・製作、さらに俳優まで担当したアカデミー賞脚色賞受賞作『ジョジョ・ラビット』。この度、そんなタイカ監督について、豪華キャスト陣が語る特典映像の一部が公開された。少年ジョジョの“空想上のヒトラー”を自ら演じたタイカ監督が、「あの男のことを忠実に再現する義理はない」と語るところから始まる初公開の本映像。そんなタイカ監督の魅力について、主人公ジョジョ役のローマン・グリフィン・デイビスや母ロージー役のスカーレット・ヨハンソン、ユダヤ人少女エルサ役のトーマシン・マッケンジー、クレツェンドルフ大尉役のサム・ロックウェルら、キャスト一同がそれぞれに語っている。ヒトラーとして振る舞うタイカの様子や、笑いが絶えない明るい撮影現場の様子など、「俳優としてのタイカ」「監督としてのタイカ」とマルチな一面を覗くことができる。ブルーレイには、タイカ監督による音声解説をはじめ、豪華キャストのお茶目なNGシーン集や「空想のゲーリング」「子豚の歌」「さよならヒトラー」などの未公開シーン集が多数収録。あふれんばかりの才能で人々を魅了し、世界で絶賛されている本作のボーナス・コンテンツも必見だ。『ジョジョ・ラビット』ブルーレイ+DVDセットは6月3日(水)より発売、5月20日(水)より先行デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2020年04月15日第92回アカデミー賞で作品賞をはじめとする6部門にノミネートされ、見事脚色賞を受賞した『ジョジョ・ ラビット』が、5月20日(水)に先行デジタル配信開始、6月3日(水)にリリースされることが決定した。アカデミー賞の行方を占う上で最もカギを握る賞といわれる、トロント国際映画祭で最高賞にあたる観客賞を受賞し、賞レースのトップランナーとなった本作。戦時下のドイツで暮らす10歳の心優しい少年ジョジョの視点を通して、困難な中で生きる人々の希望と喜びを描いた、笑いと涙のヒューマン・エンターテインメントだ。21世紀のエンタメ界の最重要人物、鬼才タイカ・ワイティティが監督『マイティ・ソー バトルロイヤル』で熱狂的な人気を博し、さらに『スター・ウォーズ』初の実写ドラマ「マンダロリアン」(ディズニーデラックスで配信中)でもエピソード監督や声の出演を務めるなど、いまハリウッドで最も注目を浴びているタイカ・ワイティティが監督・脚本・製作、さらに自らジョジョの“空想上の友達”ヒトラーにも扮した。自身もユダヤ人のルーツを持つワイティティは、母親に薦められて読んだクリスティン・ルーネンズの小説「Caging Skies」(原題)を、史実を守りながらも大胆にアレンジ。10歳の少年ジョジョを主人公に据えることで、コミカルかつブラックユーモアたっぷりに、ドラマと風刺の群舞のような作品を見事創り上げた。トップスターと“新星”が生み出す、心揺さぶるアンサンブル「アベンジャーズ」シリーズのブラック・ウィドウでもお馴染み、本年度アカデミー賞では主演女優賞と助演女優賞にWノミネートされたスカーレット・ヨハンソンが、美しく聡明なジョジョの母親ロージー役を演じ、『スリー・ビルボード』でアカデミー賞を受賞したサム・ロックウェルがナチスのクレツェンドルフ大尉を演じるなど、ハリウッドのトップスターが共演。そして、主人公ジョジョ役のローマン・グリフィン・デイビスは、何か月にも渡って行われたこの役のオーディションを一瞬で終わらせ、その愛くるしいルックスはもとより、本作が映画初出演ながら第77回ゴールデン・グローブ賞の主演男優賞にノミネートされるという快挙を果たした。ナチスは国を救うヒーローだと洗脳されていた、当時のドイツの典型的な少年だったジョジョが、ユダヤ人少女(トーマシン・マッケンジー)との交流から変わっていく姿をエモーショナルに体現し、“天才的なの登場!”として大きな話題となった。ブルーレイには、ワイティティ監督による音声解説をはじめ、豪華キャストのお茶目なNGシーン集や「空想のゲーリング」「子豚の歌」「さよならヒトラー」などの未公開シーン集など、必見のボーナス・コンテンツが収録される。『ジョジョ・ラビット』ブルーレイ+DVDセットは6月3日(水)より発売、5月20日(水)より先行デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2020年03月19日タイカ・ワイティティが監督、脚本、出演もする、第二次世界大戦中のドイツを舞台にしたヒューマン・エンターテインメント『ジョジョ・ラビット』が1月17日(金)より公開中。この度、2週目となった週末も満席が出るほど好調な本作のヒットを記念して、新たに本編シーンが公開された。トロント国際映画祭では最高賞「観客賞」を受賞し、第92回アカデミー賞では作品賞、助演女優賞(スカーレット・ヨハンソン)をはじめ6部門でノミネートを果たした話題作『ジョジョ・ラビット』。北米では、公開15週目で過去最大となる1,160スクリーンにまで拡大し、興行収入2590万ドル、ロングヒットを継続。日本では1月17日(金)に公開を迎え、2週目は『キャッツ』などの新作や、上映中の『パラサイト 半地下の家族』など話題作がひしめき合う中、落ちの少ない興行を展開。26日までの10日間で累計興行収入171,729,050円を記録。第90回アカデミー賞で主要部門を複数受賞している『スリー・ビルボード』(’18/最終興収3億9,200万円)の10日間累計対比で見ると108.3%と、興行収入4億円突破も射程圏内に。全国的に満席の回が続出しているそうで、「観る前は”ヒトラーが空想の友人”なんて大丈夫かと思ってたけど、1月から年間ベストレベルの傑作だった」「映画前半で笑ってたのが嘘みたいに後半にかけてボロボロ泣いたわ」「ジョジョ・ラビット4回目。無論号泣」などとSNSでも盛り上がりを見せている。そんなヒットを記念して今回到着した本編映像は、訓練でウサギを殺せず、“ジョジョ・ラビット”と不名誉なあだ名をつけられてしまった少年ジョジョに、空想上の友達アドルフが言葉を差し伸べるシーン。「ウサギは臆病じゃない」「ウサギになれ、そして敵を出し抜け」と勇気づけるアドルフ。純粋な少年の目を通したアドルフ・ヒトラーという本作ならではのユニークな一面が覗ける。『ジョジョ・ラビット』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2020年01月27日話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今回はアカデミー賞6部門にノミネートされた話題作『ジョジョ・ラビット』を紹介します。■映画『ジョジョ・ラビット』公開中物語の舞台は第二次世界大戦下のドイツ。ナチスによるユダヤ人迫害が起きていたころ。主人公の少年ジョジョはナチスシンパで、アドルフ・ヒトラーを心の友とし、青少年集団で訓練に励んでいます。母親のロージーはそんな息子の意思を尊重しながら、過酷な時代を明るく強く生きる女性。親子でつましい生活を送っていたある日、ジョジョは自宅でユダヤ人少女のエルサを見つけてしまうのです!本作のすごいところは、重いテーマなのに観賞中はわりと温かい気持ちでいられること。そのあたりは同時代を描いた名作『ライフ・イズ・ビューティフル』をほうふつとさせます。そして役柄のキャラクターがとにかくいとおしい。それを体現するキャストの演技に注目です。本作が映画初出演というジョジョ役のローマン・グリフィン・デイビスくんには末恐ろしさしか感じないし、母親役スカーレット・ヨハンソンのたくましさには心打たれ、サム・ロックウェル演じる大尉のださカッコよさにはしびれました。観賞中から感情がガンガンと揺さぶられる衝撃というよりも、あとからじわりじわりと効いてくる感じ。不幸な時代を描いているけど、優しさにあふれた作品。戦争に関するニュースを耳にする今だからこそ見てほしい映画です。「女性自身」2020年2月4日号 掲載
2020年01月27日現在公開中の『ジョジョ・ラビット』から、スカーレット・ヨハンソン、ローマン・グリフィン・デイビス、サム・ロックウェルら豪華で愉快なキャストたちが総登場し、タイカ・ワイティティ監督がその魅力を語る特別映像が解禁となった。第92回アカデミー賞6部門ノミネートを受け、北米では公開14週目にして最大となる1,005スクリーンに拡大し、週末興収144万ドル、累計2,391万ドルまで記録を伸ばした本作。日本でも先週末に公開を迎えると、各地で満席の回が続出。公開から3日間で興行収入6,780万円を記録し、過去にアカデミー賞受賞を果たしたサーチライト作品を上回るオープニング成績となり、公開3日間(金~日)興収対比で『スリー・ビルボード』(’18・最終興収3.9億円)の105.7%を記録した。鑑賞者からは「この映画が持つ愛に涙が止まらなかった」「きっとこの先何度も観返すな…胸がいっぱいになりました」「これは傑作。まだ1月なのに『年間ベスト級!』とか言ってる方々に正直疑いの目を向けてましたがこれはベスト級なのも頷ける...」といった声が上がっている。そんな中、解禁となったのは、監督、脚本、製作、そして主人公の少年ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)の空想上の友達アドルフ・ヒトラー役までを演じ、その才能で世界中の映画ファンを魅了しているタイカ・ワイティティが語る映像。「コメディは観客を寛大にしメッセージを伝えやすくする」と確信の表情で述べるように、アカデミー賞脚色賞にもノミネートされた本作でもいかんなく発揮されている、タイカならではの豊かなセンスと辛口なユーモアを支えた豪華キャスト陣について語っている。タイカが「理想の母親役だ。配役できて幸運だった」と明かすのは、アカデミー賞で主演女優賞(『マリッジ・ストーリー』)とのWノミネートを果たしたスカーレットを筆頭に、第90回アカデミー賞助演男優賞受賞の名優サムらハリウッドを代表する面々。映画初出演ながら第77回ゴールデン・グローブ賞で主演男優賞にノミネートを果たした驚異の新星ローマンや、地元ニュージーランドですでに数々の賞に輝く新鋭トーマシン・マッケンジー、さらにコメディはお手のもののレベル・ウィルソンなど、実力と魅力を兼ね備えたキャスト陣をタイカが自信を持って紹介していく表情が印象的。笑顔溢れる撮影現場の様子からも固い絆と互いへの絶対の信頼が感じられ、本作に込められた誠実で勇敢なメッセージである“反ヘイト・親ピース”をまさに体現していることが伺えるものとなっている。『ジョジョ・ラビット』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2020年01月25日トロント国際映画祭にて観客賞を受賞し、第92回アカデミー賞では作品賞をはじめ6部門でノミネートを果たした『ジョジョ・ラビット』。この度、助演女優賞ノミネートを果たしたスカーレット・ヨハンソンの母親役へのアプローチと演技力の幅広さが際立つ本編映像が解禁となった。アカデミー賞13週目となる北米では複数ノミネートを受けて再拡大公開が決定。ニュージーランドでは公開から5週連続No.1を記録、元旦公開のイギリスでも週末興収300万ドルを超える大ヒットスタートとなっている本作。アカデミー賞ノミネートによりさらに勢いに乗り、世界各国で公開がスタートする。そんな中、解禁となったのは、強く聡明で艶やかな母親ロージー役のスカーレット・ヨハンソンが主人公の少年ジョジョに、いま世の中に絶対必要な最強の愛を説く本編映像。心優しい少年ジョジョと、強く美しく母親が戦争の行く末について激論を繰り広げる夕飯の席に、ひと言も喋らないアドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)の姿が…?それもそのはず、このアドルフはジョジョの空想上の友達で、当時のドイツの典型的な少年であるジョジョに肩入れして大げさでコミカルなリアクションを繰り出し続けるが、母ロージーには当然届かず。敗戦濃厚で苦しい生活を強いられている戦時下にありながら、ファンタジックな空想の人物や辛口のユーモアなど、まさにワイティティ監督らしさが垣間見え、互いに愛情を感じながら生き生きと生活しているジョジョとロージーの微笑ましいやりとりにも魅了されるシーンとなっている。「先進的な女性で、あの暗い時代を明るく照らす」母親に第92回アカデミー賞で主演女優賞(『マリッジ・ストーリー』)&助演女優賞のWノミネートという快挙を果たし、話題をさらっているスカーレットだが、両作品とも演じているのは“母親役”。本作でのロージーの役作りについて、スカーレットは「脚本を読んだだけで出演を引き受けることは珍しいけれど、今回は本当に出たいと感じたわ。情熱を傾けて仕事をし、なおかつ献身的に子育てもしている親の人生とはどんなものだろうとワイティティ監督と話を重ねたの」と語る。「レジスタンス活動をしているとても先進的な女性で、あの暗い時代を明るく照らす。ロージーには活力があり謎めいてもいるけれど、何よりも大事なのは根性があることよ」と明かすスカーレット。それぞれ趣の大きく異なる両作品だが、巧みな演じ分けで印象深い母親像を作り上げており、ハリウッドのトップ女優の実力を目の当たりにすることができる。さらに、このシーンでスカーレットを相手に一歩も引けを取ることなく息子・ジョジョ役として相対しているのが、本作が映画初出演にして、レオナルド・ディカプリオやタロン・エジャトンなど並みいるビッグ・スターたちと肩を並べてゴールデン・グローブ賞主演男優賞にノミネートされたローマン・グリフィン・デイビスだ。新たな才能との共演となったスカーレットが「ロージーとジョジョの仲は愛に満ちている。その素敵な感じが二人を見た瞬間に伝わるようにしたかった。ロージーは夢想家でコメディエンヌでもあるけれど、とても実利的でもある。子供に魔法の世界を創ってあげることと、現実に直面することのバランスが大切だとわかっているの」と語る、固い絆で結ばれた親子関係は本シーンにも表れている。『ジョジョ・ラビット』は1月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2020年01月16日『マイティ・ソー バトルロイヤル』をはじめ、独特のセンスと創造力で人々を魅了しているタイカ・ワイティティ監督の最新作『ジョジョ・ラビット』。劇中でナチスこそ正義だと信じていた、主人公の少年ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)の人生を大きく動かす、壁の中のユダヤ人少女・エルサを演じた新進女優トーマシン・マッケンジーに迫った。本作の舞台は、第二次世界大戦下のドイツ。ナチスこそが正義のヒーローだと教育されていた少年ジョジョが運命の出会いを果たす相手こそ、トーマシン・マッケンジーが演じた、壁の中のユダヤ人美少女・エルサ。ジョジョの母・ロージー(スカーレット・ヨハンソン)に匿ってもらったというエルサは、聡明でユーモアにあふれ、まだまだ子どもっぽいジョジョにとっては少し歳上の魅力的なお姉さん。意志の強い眼差しや、やさしい心根で、“空想上の友達”にするほど心酔するジョジョのアドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)への幻想を揺るがし始めていく、本作の肝となる重要な役どころ。2000年生まれ、19歳のトーマシンは、すでに自国ニュージーランドのTVシリーズへの出演で数々の賞を獲得しており、ハリウッド中のフィルムメイカーから最も熱視線を浴びている実力派若手女優だ。2020年、ネクストブレイク候補の筆頭女優!愛らしさを感じさせつつも、ミステリアスな色気もまとっているトーマシン。『ホビット 決戦のゆくえ』(’14)で鮮烈な印象を残すと、ベン・フォスター扮する主人公の娘役を演じた『足跡はかき消して』(’18)での熱演が大絶賛を受け、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞のブレイクスルー演技賞を受賞。若手女優陣のなかでも一躍注目の存在となったその見事な表現力は、本作『ジョジョ・ラビット』でも遺憾なく発揮され、アカデミー賞の前哨戦のひとつである第25回放送映画批評家協会賞(クリティック・チョイス・アワード)新人俳優賞にノミネート。なんと、ジョジョ役のローマン、ヨーキー役のアーチー・イェーツと本作から3人同時ノミネートという嬉しいサプライズ付き!さらにNetflix作品『キング』(’19)ではティモシー・シャラメ演じるヘンリー王の妹役も記憶に新しく、今後の待機作にはラッセル・クロウ共演の『True History of the Kelly Gang』(原題)や、個性派の鬼才エドガー・ライト監督最新作『Last Night in Soho』(原題)など注目作が目白押し。そして、未解決の連続少女殺害事件を題材にした犯罪ノンフィクション原作のAmazonStudios作品『Lost Girls』(原題)で主演へ抜擢!今後ますます活躍の幅を広げることになりそうだ。同じニュージーランド出身のワイティティ監督が見出した、勝気な資質ジョジョの不信を解いていく強さと冷静さを持ち合わせるエルサを体現できる女優を探して、多くの10代の子役たちと会ったワイティティ監督が白羽の矢を立てたのがトーマシン。しかし、脚本段階での役の捉え方には差があったようで、トーマシンは「私はエルサを犠牲者だと捉えていたけど、ワイティティと会った時、『エルサは全く犠牲者ではないし、エルサも自分を犠牲者とは思っていない』と言われたの。そしてエルサ役のイメージを掴むために、『ヘザース/ベロニカの熱い日』(’88)を観るように、って」とアドバイスを受けたことを明かす。一方のワイティティ監督も、役作りへのアプローチとして「エルサはこのことが起きる前は学校の人気者だったと考えてもらった。楽しく過ごしていた暮らしを諦め、今はただ隠れていることに対して憤りがあるはずだ」とふり返っている。ワイティティ監督にしか表現し得ない独特なセンスと大きな愛情が前面に浮かび上がる演出に、誠実に向き合ったトーマシンは、エルサこそが何より自由を求めていることが腑に落ちたそう。「ナチスに迫害される前のエルサは、男の子に夢中で女友達と噂話に花を咲かせていたはず。私たちと同じように行動し、夢を見ていた10代の少女だったと想像すると、すぐに共感できた」と言う。まやかしではない“本当のカッコ良さとは何か”を主人公ジョジョに伝えていく、クールでシニカルなエルサの存在感を、見事に表現し演じきったトーマシン・マッケンジー。本作のカギを握る彼女の活躍を、ぜひスクリーンで堪能してほしい。『ジョジョ・ラビット』は2020年1月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2020年01月02日『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ監督が辛口のユーモアたっぷりに描く『ジョジョ・ラビット』。この度、立派な兵士になりたい主人公の少年ジョジョをとりまく奇天烈な人々と、戦時下とは思えないほど賑やかなやりとりが収められた本編映像が解禁となった。アドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)を空想上で友達にするほど、軍に感化され、立派な兵士になりたいと願う10歳の少年ジョジョが意を決して入隊したのは、同じ志を持つ青少年集団“ヒトラーユーゲント”。しかし、心優しいジョジョはハードな訓練で失敗し、顔に傷が残る大ケガを負うことに。たった一人の家族である勇敢な母ロージー(スカーレット・ヨハンソン)は抗議に乗り込み、調子のいいオーラ全開で寄ってきたクレンツェンドルフ大尉(サム・ロックウェル)を軽く一蹴!教官ミス(レベル・ウィルソン)らと無理をしない室内での事務仕事を任命され戸惑うジョジョに、この先どんな運命が待ち受けているのか…!?戦時下のナチスドイツに実在した“ヒトラーユーゲント”は、その名の通りヒトラーに使える理想的な青少年を生み出すことを目的に設立された組織。このシーンでもぴっちりと金髪を分け、もはや個性を失ったかのような大量の少年たちを“クローン”と呼んで皮肉を効かせているワイティティ監督は、「ジョジョがまだ何もわからない10歳の少年だということも重要だった。軍服に身を包み、一人前に扱われたいだけなんだ」という。そして「実際にナチスは<かっこいいチーム>のメンバーになれると思わせて子どもを洗脳した。戦前のドイツ精神に関する書物をたくさん読んだよ。言うべきことを言うにはひるまずに決死の覚悟で書かなくてはいけない」と力を込めてコメント。そんなワイティティ渾身の脚本には、ハリウッドのトップ女優スカーレット・ヨハンソンが「(演じたロージーは)とても先進的な女性で、あの暗い時代を明るく照らす。同時にジョジョのことは大きな包容力で守るの。活力があり謎めいてもいるけれど、何より大事なのは根性があることよ」と、その母親像に惚れ込んだよう。また、『スリー・ビルボード』で第90回アカデミー賞助演男優賞を獲得したサム・ロックウェルも「監督の頭にあった方向性は普通じゃなかったね。主役がナチスシンパの少年と聞いて最初は混乱したが、すぐに寛容と家族と人間性の物語であるとわかった。素晴らしい、洗練された映画だ」と一気に魅了されたことを明かしている。徹底的で緻密な時代考証の土台のうえに、型破りで辛口なユーモア、そしてワイティティ監督の「今こそ無知に終止符を打ち、愛で無知に取って代わりましょう!」という最強の愛のメッセージが絶妙なバランスで浮かび上がる演出に、名優たちも見事に応じている様子だ。『ジョジョ・ラビット』は2020年1月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2019年12月24日第二次世界大戦中のドイツを舞台に描くタイカ・ワイティティ監督作『ジョジョ・ラビット』から、ローマン・グリフィン・デイビスとスカーレット・ヨハンソンが演じる親子を映し出す本編映像が公開された。今回到着したのは、映画初出演のローマン演じるジョジョと、スカーレット演じる母親ロージーが、最強の力という“愛”について語る映像。第77回ゴールデングローブ賞主演男優賞ノミネートも頷ける、堂々の演技を披露している。アドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)を空想上の友達にしてしまうくらい心酔し、「一番強いのはミサイルだ」「愛なんて見ても分からない」と反抗するジョジョだが、まだ靴紐すら自分で結べない若干10歳の少年。そんなジョジョに、強く美しく聡明な母ロージーは「愛は目に見えなくても分かるわ。感じるの、痛いの」と穏やかに伝えながら、靴紐をイタズラして応戦。苦境の戦時下にありながら、ユーモアを忘れない親子のやり取りに希望を感じる名シーンとなっている。「一目見た瞬間にピッタリだと思った」とワイティティ監督が一目惚れしたというローマン。ワイティティ監督は「デイビスは本当に素晴らしい。信じられないほど聡明で、感受性が強く、周りの役者にも気を遣う。いつも質問してきて、他の役者の芝居の意味をとらえ、それが自分にどう関係してくるかを理解しようとする。だから自分の芝居にどんな気持ちで向かえば良いかをよく分かっている。これは場数を踏んだ役者でないとできないことですが、10歳のデイビスがちゃんとそれを考えているのは本当に驚くべきこと」と大絶賛するように、今作では観る者全ての心を彼が鷲掴みにする。『ジョジョ・ラビット』は2020年1月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2019年12月18日タイカ・ワイティティ監督が、第二次世界大戦中のドイツを舞台に戦時下に生きる人々の生きる歓びと人生の真実を弾けるユーモアとともに描き出す『ジョジョ・ラビット』より、日本版最新予告編が到着した。今回到着した映像では、空想上の友達のアドルフ(・ヒトラー/タイカ・ワイティティ)に背中を押されながら、立派な兵士になることを夢見て奮闘中のジョジョが、ある日、家の壁の裏にユダヤ人の美少女エルサ(トーマシン・マッケンジー)を見つけて大仰天するシーンが登場。「ユダヤ人はわるい」と教えられてきたジョジョ。しかし、母ロージー(スカーレット・ヨハンソン)が匿っていたエルサは、聡明で勇敢、ユーモアにも溢れており、彼女と過ごしていくうちに、それまで信じていた景色が揺らぎ、彼の世界が大きく動き始める。ほかにも、ジョジョの唯一の“実在の友達”ヨーキーなど、過酷な大戦下にありながらも愉快な登場人物たちの姿が映し出されている。本年度のアカデミー賞最有力とも謳われる本作。史実にうそはつかずとも、この時代への既成概念を大胆不敵にひっくり返すような脚本についてワイティティ監督は「憎悪と偏見についての直球の映画にしたくはなかった。だから、脚本には全く自制をかけなかった」と言及。「言うべきことを言うにはひるまずに決死の覚悟で書かなくてはいけない。危険の無いものなら、私がやる価値も無い。大コケするかもしれないリスクを背負って必死になれば、最高に創造的で先進的な表現が出てくるからね」と思いを明かしている。『ジョジョ・ラビット』は2020年1月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2019年11月22日