佐藤隆太が主演を務め、新国立劇場 中劇場にて上演された舞台『いまを生きる』が、2021年、東京、大阪、名古屋にて再演されることが分かった。この度、佐藤をはじめ各キャストのコメントが公開された。1989年にロビン・ウィリアムズ主演、ピーター・ウィアー監督によって制作されたアメリカ映画を基に、16年10月〜12月にオフブロードウェイで舞台化された『いまを生きる』。映画は第62回アカデミー賞脚本賞を受賞し、脚本を務めたトム・シュルマンが舞台版の脚本も手がけて話題となった。2018年に上田一豪が演出した日本での初演は、映画版のロビン・ウィリアムズ演じる主人公キーティングとも違った、生徒と真摯に向き合うオリジナルの佐藤版キーティングに、思春期の少年たちが自由に生きることの素晴らしさに目覚める輝きを鮮烈に描き、好評を博した。本舞台も初演に引き続き、演出は上田一豪。主人公である、厳しい規律で縛られてきた男子高校生たちに新たな視点や影響を与える若き教師、ジョン・キーティング役を佐藤が再び演じる。新たなキャストとして選ばれたのは、厳格なノーラン校長役に佐戸井けん太、生徒のひとりであるニールの父・ペリー氏役に飯田基祐、ノックスが一目ぼれするクリス役に小向なる。そして生徒役には、転校生のトッド役に佐藤新(ジャニーズJr.)、中心的存在のニール役に瀬戸利樹、無邪気なノックス役に影山拓也(ジャニーズJr.)、純粋なミークス役に基俊介(ジャニーズJr.)、正義感があるチャーリー役に三宅亮輔、素直でまじめなキャメロン役に市川理矩と、今後の活躍が期待される若手俳優が揃った。各キャストコメントは以下の通り。■佐藤隆太コメント「こうしてまたキーティング先生を演じる機会をいただけて、本当に嬉しく思っています。中学生の時に見た『今を生きる』はとても衝撃的で、その後もずっと自分の中に残り続けている大切な作品です。役者という世界に思い切り飛び込む事ができたのも、この作品に、そしてキーティング先生に背中を押してもらえたおかげの様な気がします。初演のメンバーとは稽古、本番の中で、ともに悩み、笑い、しっかりと心のつながりを持てたように思います。今回、また新しい共演者の皆さんと、自分がどのように心を通わせ、どんな“ものづくり”ができるのか、緊張と期待でいっぱいです。ぜひ僕らの新しい教室を覗きに来てください」■佐藤新(ジャニーズJr.)コメント「これまでご一緒したことのない、役者の皆さんのなかでお芝居をさせて頂けることに今からドキドキしていますが、いろんなことを吸収したいというワクワクする気持ちもいっぱいです。この作品に真剣に向き合い、素晴らしいものにしていきたいと思っていますので、ぜひ観に来てください」■瀬戸利樹コメント「ニール・ペリー役を務めさせていただくことになりました。再演されるほど人気な『いまを生きる』に出演させていただけることが大変光栄です。ニールは優等生で、輪の中心になる存在です。熱く、そして愛のあるキーティング先生の言葉の数々を受け止めて、生徒たちが直面する戸惑いや前に突き進む力をお届けできる作品になるよう、稽古に励みたいと思います。悩んで、悩んで、悩んで。新しい僕なりのニールと一緒に、歩んでいきたいです」■影山拓也(ジャニーズJr.)コメント「他のキャストの方々の顔ぶれを見て、驚きと嬉しさでいっぱいで、今からテンションが上がっています。いつか学園モノの作品をやってみたいというのが自分の中での夢だったので、不安なこともありますが、想像を膨らませながら、楽しんで演じたいと思います」■基俊介(ジャニーズJr.)コメント「自分たちがいつも立っているステージとは違うので、すごく緊張していますが、芝居に真摯に向き合っていきたいです。このような真面目な役を演じるというのも初めてですが、自分の持っている全てをありのままに出して、この作品に向き合っていけたらいいなと思います」■三宅亮輔コメント「チャーリー・ダルトンを演じます、三宅亮輔です。僕自身、原作の映画を観て最も感情移入したのが彼でした。世界中の人々がもがき戦っているいま、この作品を上演する意義が大いにあると感じます。それゆえプレッシャーも感じています。皆さんの“いまを生きる”活力につながる作品になるよう全身全霊で取り組みます!」■市川理矩コメント「僕が演じさせていただくキャメロンは、とても真面目で臆病なところはありますが、自分の欲に忠実に行動する性格でもあります。映画、舞台『いまを生きる』を観て、自分が自分の人生をどう生きていきたいかとても考えさせられました。自由に生きることの素晴らしさ、その中で一人一人がぶつかる葛藤、そこをリアルに演じられたらと思います」『いまを生きる』東京公演:2021年1月16日(土)~1月31日(日)新国立劇場 中劇場大阪公演:2021年2月11日(木)~2月14日(日)サンケイホールブリーゼ名古屋公演:2021年2月20日(土)~2月21日(日)東海市芸術劇場
2020年10月15日俳優の佐藤隆太が主演を務める、舞台『いまを生きる』の再演が15日、明らかになった。同作は、1989年にロビン・ウィリアムズ主演、ピーター・ウィアー監督で制作されたアメリカ映画を2016年にオフ・ブロードウェイで舞台化した作品。ニューイングランドの全寮制学院を舞台に、赴任してきた英語教師と学生たちの交流を描く心温まる学園ドラマとなっている。2018年に上田一豪が演出、佐藤隆太が主演を務め、新国立劇場中劇場にて日本初演版が上演された。初演に引き続き演出は上田、主人公の若き教師、ジョン・キーティング役を佐藤が演じる。新たなキャストには、厳格なノーラン校長役に佐戸井けん太、生徒の一人であるニールの父・ペリー氏役に飯田基祐、ノックスが一目ぼれするクリス役に小向なるが決定。そして生徒役には、転校生のトッド役に佐藤新(ジャニーズJr.)、中心的存在のニール役に瀬戸利樹、無邪気なノックス役に影山拓也(ジャニーズJr.)、純粋なミークス役に基俊介(ジャニーズJr.)、正義感があるチャーリー役に三宅亮輔、素直でまじめなキャメロン役に市川理矩と、今後の活躍が期待される若手俳優が揃った。東京公演は新国立劇場 中劇場にて2021年1月16日~1月31日、大阪公演はサンケイホールブリーゼにて2021年2月11日~2月14日、名古屋公演は東海市芸術劇場にて2021年2月20日~2月21日。○佐藤隆太 コメントこうしてまたキーティング先生を演じる機会を頂けて、本当に嬉しく思っています。中学生の時に見た『今を生きる』はとても衝撃的で、その後もずっと自分の中に残り続けている大切な作品です。役者という世界に思い切り飛び込む事ができたのも、この作品に、そしてキーティング先生に背中を押して貰えたお陰の様な気がします。初演のメンバーとは稽古、本番の中で、共に悩み、笑い、しっかりと心の繋がりを持てた様に思います。今回、また新しい共演者の皆さんと、自分がどの様に心を通わせ、どんな“ものづくり”ができるのか、緊張と期待でいっぱいです。是非僕らの新しい教室を覗きに来て下さい。○佐藤新(ジャニーズJr.) コメントこれまでご一緒したことのない、役者の皆さんのなかでお芝居をさせて頂けることに今からドキドキしていますが、いろんなことを吸収したいというワクワクする気持ちもいっぱいです。この作品に真剣に向き合い、素晴らしいものにしていきたいと思っていますので、ぜひ観に来てください。○瀬戸利樹 コメントニール・ペリー役を務めさせていただくことになりました。再演されるほど人気ないまを生きる」に出演させていただけることが大変光栄です。ニールは優等生で、輪の中心になる存在です。熱く、そして愛のあるキーティング先生の言葉の数々を受け止めて、生徒達が直面する戸惑いや前に突き進む力をお届けできる作品になるよう、稽古に励みたいと思います。悩んで、悩んで、悩んで。新しい僕なりのニールと一緒に、歩んでいきたいです。○影山拓也 コメント他のキャストの方々の顔ぶれをみて、驚きと嬉しさでいっぱいで、今からテンションが上がっています。いつか学園モノの作品をやってみたいというのが自分の中での夢だったので、不安なこともありますが、想像を膨らませながら、楽しんで演じたいと思います。○基俊介 コメント自分たちがいつも立っているステージとは違うので、すごく緊張していますが、芝居に真摯に向き合っていきたいです。このような真面目な役を演じるというのも初めてですが、自分の持っている全てをありのままに出して、この作品に向き合っていけたらいいなと思います。○三宅亮輔 コメントチャーリーダルトンを演じます、三宅亮輔です。僕自身、原作の映画を観て最も感情移入したのが彼でした。世界中の人々がもがき戦っている今、この作品を上演する意義が大いにあると感じます。それゆえプレッシャーも感じています。皆さんの"いまを生きる"活力につながる作品になるよう全身全霊で取り組みます!○市川理矩 コメント僕が演じさせて頂くキャメロンはとても真面目で臆病なところはありますが、自分の欲に忠実に行動する性格でもあります。映画、舞台「いまを生きる」観て、自分が自分の人生をどう生きていきたいかとても考えさせられました。自由に生きることの素晴らしさ、その中で一人一人がぶつかる葛藤、そこをリアルに演じられたらと思います。
2020年10月15日ジバンシィ(GIVENCHY)の2021年春夏ウィメンズコレクションが発表された。マシュー・M・ウィリアムズのファーストコレクションクリエイティブ・ディレクターがマシュー・M・ウィリアムズに変わって初のコレクションとなる、今季のジバンシィ。自身が1017 アリクス 9SMなどで培ってきたテクニカル素材の技術や構築的なシルエットを巧みに織りこむことで、伝統的ともいえるエレガンスを基調としつつもシャープな緊張感を湛えたスタイルを披露した。エレガンスと遊び心軽やかなシアー素材を使用した優美なドレスや、ドレープを巻きつけたトップスなど、気品あふれるスタイルを提示する一方で、前後に切れ目を絶え間なく連ねたドレスやパンツのように、洗練された雰囲気にも遊び心を効かせている。ウエストのベルトには、約束や感情を象徴する“南京錠”を装飾として用いており、これはバッグの留め金のみならず、ドレスといったウェアの数々にもふんだんに散りばめた。構築的なシルエット一方で、テクニカルタフタを使用したテーラードジャケットは直線的なラインを基調に組み立てられ、極めて構築的だ。エレガントに身体に寄り添いつつも、ノーカラーでミニマルな表情に仕上げ、丈感をやや長く取り、スリムなパンツを合わせることで、シャープで張りつめたラインを際立てている。シャープなフォルム同様に直線的なフォルムは、レザーで平面的に構成したバッグ状のトップスに顕著だ。立体である身体に合わせれば平面は引き伸ばされ、角の部分がホーンを彷彿とさせるシルエットを生み出している。それは、コレクションでもたびたび登場しているバッグのシャープなシルエットとも相呼応していよう。また、シアー素材は優美にたゆたいつつも、その下には身体のシルエットを直接的に透けて見せるようにコーディーネートされ、むしろ身体をまなざすストイックな視線さえ仄めかされている。斬新なコーティングの“肌理”プリントやレジン加工を施したデニムウェアのように、新しい技術を活かした斬新なコーティングも目を惹く。こうした技法は、手作業で緻密な刺繍を施すことと同様に手間がかかるものであり、伝統的表現だけに留まらず、技術が生みだす独特の表情に目を向けるというマシュー・ M・ウィリアムズの新鮮な感覚を反映しているといえよう。
2020年10月09日「Disney+」でディズニーの長編アニメ映画『ロビン・フッド』(1973)が、実写化されることになったという。『ジャングル・ブック』や『ダンボ』のように、CGと実写をミックスして製作される。「Variety」誌によると、新型コロナウイルスの蔓延前に決定していたとのこと。監督は『ブラインドスポッティング』のカルロス・ロペス・エストラーダ、脚本はおなじく「Disney+」で実写版『わんわん物語』を執筆したカリ・グランルンドが担当する。中世イングランドの伝説的人物ロビン・フッドをテーマとした映画は、これまでに数々製作されてきた。最近では2018年に『フッド:ザ・ビギニング』でタロン・エジャトンが、2010年に『ロビン・フッド』でラッセル・クロウがロビン・フッドを演じている。ディズニーのアニメ版では、ロビン・フッドは人ではなくキツネで、相棒のリトル・ジョンはクマという設定だった。現時点におけるファンからの要望は、アカデミー歌曲賞にノミネートされた「LOVE」をはじめとしたサウンドトラックを使用してほしい、アニメ版『ロビン・フッド』の大ファンだと公言しているクリス・エヴァンスをキャストに起用してほしい、との声が上がっている。(Hiromi Kaku)
2020年04月14日新型コロナウイルスによる肺炎で29日に亡くなった志村けんさんの訃報について、アメリカでも有名雑誌の「People」誌や「Variety」誌、「ワシントン・ポスト」紙、「ロサンゼルス・タイムズ」紙などが取り上げた。「People」誌は、志村さんを日本のコメディ・レジェンドであり、「アメリカのロビン・ウィリアムズ」であるとして紹介。志村さんの人気ネタ及びキャラクターである「ヒゲダンス」を「マスタッシュ・ダンス(Mustache Dance)」、「変なおじさん」を「ストレンジ・アンクル(Strange Uncle)」、「バカ殿様」を「イディオット・フューダル・ロード(Idiot Feudal Lord)」と英語で説明している。また、志村さんがアメリカのコメディアン、ジェリー・ルイスをインスピレーションの源にしていたと報じ、山田洋次監督作『キネマの神様』に初主演予定であったこと、東村山市を代表して東京オリンピックの聖火ランナーに選ばれていたことを伝えた。日本で新型コロナウイルスによって亡くなった、初めてのセレブリティであるとも。どのメディアも、笑顔の志村さんの写真を掲載。改めて新型コロナウイルスについてアメリカ疾病予防管理センター、WHO、地元の保健局などの最新情報に注意しておくように呼び掛けた。(Hiromi Kaku)
2020年03月31日志村けんさんが新型コロナウイルスによる肺炎のため亡くなったと3月30日に発表された。70歳だった。国内外問わず、各界からその死を悼む声が上がっている。志村さんの訃報は、同日の10時頃に速報で報じられた。すると「スッキリ」(日本テレビ系)に出演していたハリセンボン・近藤春菜(37)は号泣。若手の頃から交流があり、コント番組や「天才!志村どうぶつ園」(同局系)でも共演してきたと述べ「いつも楽しく私たちが何でも言いやすいような環境を作ってくださって」「そばでお笑いを一緒にできたことは私の人生にとって、なんて幸せなことか、宝物かって思います」と感謝の言葉を口にした。春菜同様、後輩芸人たちから多くのコメントが上がった。田村淳(46)はTwitterで《いつも会う度に褒めてもらえる事が認めてもらえる事が嬉しかったし、励みになりました》《本番ではないところで少し控えめに笑う志村さんの笑顔が忘れられません》と回想。また松本人志(56)は志村さんのこととは明言していないが《素晴らしいおじさん。ありがとうございました》と投稿している。志村さんと親しい共演者たちの反応もあった。「志村けんのバカ殿様」(フジテレビ系)などで長年タッグを組んできた研ナオコ(66)はTwitterで《けんちゃん、駄目だった(涙)どうしよう、、》と心痛を表明。ダチョウ倶楽部は公式ブログで「志村さんがいらっしゃったので今のダチョウ倶楽部があるのだと思います」とし、「一緒に過ごした日は、今も私たちにとって大切な思い出です」とつづっている。また小島瑠璃子(26)はTwitterで《今日お仕事でご一緒させて頂く予定でした》と明かし《絶対元気になって、『いや〜大変だったよ〜』なんて冗談にして、またみんなを笑わせてくれるのだと信じていました》《志村さん、ご冥福をお祈りします》と語っている。志村さんといえば「東村山音頭」が大ヒットを果たした。そのため渡部尚東村山市長(58)は《東村山15万市民の皆さんと共にご回復を祈っていましたが、願いが叶わず残念でなりません。心より哀悼の誠を捧げ、ご冥福をお祈りいたします》とコメント。また同市出身のユージ(32)は《地元を有名にしてくれた大スター。先輩、お疲れ様でした》とツイートしている。志村さんの訃報は国外にも伝わった。CNNは志村さんを「日本のロビン・ウィリアムズと呼ばれている」などと表現しその死を報告。さらに台湾の蔡英文総統(63)はTwitterで《志村けんさん、国境を超えて台湾人にたくさんの笑いと元気を届けくれてありがとうございました。きっと天国でもたくさんの人を笑わせてくれることでしょう》と追悼している。
2020年03月30日シリーズ最新作『ジュマンジ/ネクスト・レベル』の大ヒットを記念して、1月10日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」に前作『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』が登場。謎のボードゲーム「ジュマンジ」で遊ぶと、ゲーム上の出来事が現実に起きてしまい、巨大な動物たちが街中で大暴れするというストーリーの第1作は1995年に故・ロビン・ウィリアムズ主演で映画化され、当時空前絶後の大ヒットを記録。本作はその20年後を描いた続編となり、学校の地下室で居残りをさせられていた4人の高校生が「ジュマンジ」という名前のソフトが入った古いビデオゲーム機を偶然発見。プレイするキャラクターを選択した途端、4人はそれぞれのキャラクターの体=アバターとなってゲームの中の世界に入り込んでしまう。現実世界の自分とは性格も体格も性別までも違う自分にボディ・スイッチング。さらにこのゲームを攻略しなければ、永遠にゲームの中に閉じ込められてしまうという。果たして彼らは、生きて現実世界に帰ることができるのか…というストーリー。4人の高校生がゲーム世界で“変身”した姿には、『ワイルド・スピード』シリーズや『ベイウォッチ』などで知られるドウェイン・ジョンソン。『スクール・オブ・ロック』『ルイスと不思議の時計』などで活躍するコメディ俳優のジャック・ブラック。『40歳の童貞男』や『ペット2』では声優も務めたケヴィン・ハート。ドラマ「ドクター・フー」や『アベンジャーズ』シリーズのカレン・ギラン。この4人のメインキャラを楠大典、伊藤健太郎、高木渉、白石涼子ら実力派人気声優が吹き替えするのも見どころだ。本作の続編となる『ジュマンジ/ネクスト・レベル』では、ジャングルでの壮絶なゲームをクリアした4人が、さらにスケールアップした過酷なステージに挑む。最新の体感型上映システム4DXによる“体感型アトラクション・ムービー”となった同作もお見逃しなく。『ジュマンジ/ネクスト・レベル』は大ヒット公開中。金曜ロードSHOW!『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』は1月10日(金)今夜21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル 2018年4月6日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開
2020年01月10日作曲家ジョン・ウィリアムズの作品に特化した吹奏楽コンサート「『ジョン・ウィリアムズ』ウインドオーケストラコンサート 2020」の開催中止が決定。ジョン・ウィリアムズ作品に特化した吹奏楽コンサート『スター・ウォーズ』シリーズをはじめとる、数え切れないほどの名作映画の音楽を生み出した作曲家、ジョン・ウィリアムズ。シリーズ最終章であり、12月20日(金)に日米同時公開を迎える『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の音楽も手がける御歳87歳の同氏はまさに、映画音楽界の“生きる伝説”だ。本公演では、前述の『スター・ウォーズ』シリーズはもちろん、『インディ・ジョーンズ』や『ハリー・ポッター』シリーズなど、同氏が手がけた有名楽曲が多数披露される。指揮を務めるのは、劇団四季ミュージカル『ライオン・キング』では初演から14年にわたって指揮を務めたほか、管弦楽、吹奏楽、合唱、オペラ、バレエと幅広い分野でタクトを振る西村友。演奏は、Osaka Shion Wind Orchestraが兵庫公演を、東京佼成ウインドオーケストラが東京公演をそれぞれ担当する。公演情報<開催中止>「ジョン・ウィリアムズ」ウインドオーケストラコンサート 2020※チケットの払い戻しについては改めて発表。公式ホームページにて確認のこと。■兵庫公演開催日時:2020年5月4日(月・祝) 15:00開演(14:15 開場)会場:兵庫県立芸術文化センター・KOBELCO 大ホール指揮:⻄村友吹奏楽:Osaka Shion Wind Orchestraチケット料金:S席 6,300円/A席 5,300円/B席 4,300円/C席 3,300円※価格は全て税込・全席指定。※未就学児入場不可。チケットは1人1枚必要。問い合わせ先:キョードーインフォメーション 0570-200-888(10:00〜18:00)■東京公演開催日時:2020年8月10日(月・祝) 14:00開演(13:30開場)会場:サントリーホール 大ホール指揮:⻄村友吹奏楽:東京佼成ウインドオーケストラチケット料金:S席 6,300円/A席 5,300円/B席 4,300円※価格は全て税込・全席指定。※未就学児入場不可。チケットは1人1枚必要。問い合わせ先/予約/団体販売(10名以上):キョードー東京 0570-550-799(平日11:00〜18:00/土日祝10:00〜18:00)<兵庫、東京公演共通>※映像による演出はない。※ジョン・ウィリアムズ本人は出演しない。※チケットを紛失した場合、または当日にチケットを所持していない場合はどのような理由でも入場不可。
2019年12月22日1995年にヒットした、ロビン・ウィリアムズ主演のファンタジー映画『ジュマンジ』の設定をリニューアルした、2017年公開映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』は、全世界51カ国で興行収入No.1となり、最終世界興行収入が9億6000万ドルを突破するという、前評判をはるかに凌駕する大ヒット作品となった。そんな大反響を受けて、ジェイク・カスダン監督はじめ、キャストのドウェイン・ジョンソン、ジャック・ブラック、カレン・ギラン、ニック・ジョナスらが再び集結して作り上げた続編が、本作『ジュマンジ/ネクスト・レベル』だ。1995年版は、ボードゲームの世界が現実のものとなるという内容だったが、『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』では、4人の高校生たちがTVゲームの世界の中に入ってしまい、異なる見た目(ドウェイン・ジョンソンらが演じる)になって、現実世界に帰るためにゲームクリアを目指すという内容だった。もちろんその続編である本作も、入り込むのはゲームの世界。前作でジャングルを舞台にしたゲームをクリアした高校生が、今回直面するのは、「無理ゲー!」と言いたくなるくらいに、クリア不可能なほど難易度がアップした過酷なステージ。そんなピンチに、彼らの新たな助けとなるのは、いろいろな話題作に出演してきた名バイプレイヤーのダニー・デヴィート、『リーサル・ウェポン』シリーズのダニー・グローヴァーという、ハリウッドを代表する名優が演じる、“おじいちゃんコンビ”だ。4人のおなじみキャラの活躍はもちろん、おじいちゃんたちがゲームに吸い込まれた孫を救い出すために、大暴れする姿が見どころとなっている。パワーアップしたキャストも楽しみな『ジュマンジ/ネクスト・レベル』。今回も大ヒット旋風を巻き起こすのだろうか。『ジュマンジ/ネクスト・レベル』公開中
2019年12月15日日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」では、シリーズ最新作『ジュマンジ/ネクスト・レベル』の公開を記念して、その前作『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』を2020年1月10日(金)に地上波初放送する。『ジュマンジ』は、絵本を原作に1995年、名優ロビン・ウィリアムズ主演で映画化された大ヒット作。謎のボードゲーム「ジュマンジ」で遊ぶと、ゲーム上の出来事が現実に起きてしまい、巨大な動物たちが街中で大暴れするアドベンチャー・ファンタジー映画だ。本作はその続編で、20年後の世界が舞台となる。不思議なテレビゲーム「ジュマンジ」の世界に吸い込まれてしまう4人の高校生。彼らはゲームの中で、自分とまったく別人のキャラクターに大変身してしまう。気弱なゲーム好きの少年は、勇敢で無敵の探検家の姿に、アメフト部のスーパースターは、足が遅い動物学者に。そして自撮り大好きうぬぼれ女子が中年の男性教授の姿に、真面目なガリ勉女子がセクシーな女戦士に…。猛獣だらけの危険なジャングルから脱出するには、ゲームをクリアするしか道はなし!果たして彼らは、現実世界に戻ることが出来るのか!?主演のムキムキ冒険家を演じるのは、ワイスピシリーズ最新作の『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』ではジェイソン・ステイサムと主演を務め、経済誌フォーブス発表「世界で最も稼いだ男優2019」に輝いた“ロック様”ことドウェイン・ジョンソン。激しいアクションや格闘シーンはもちろん見応え十分だが、本作では内面が臆病な16歳の少年という役柄のため、頼りないセリフや腰抜けな表情や態度など、いつもと違う彼を見ることができ、笑えるシーンが盛りだくさんとなっている。金曜ロードSHOW!『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』は2020年1月10日(金)21時~日本テレビ系でオンエア。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル 2018年4月6日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開
2019年12月07日ナイキ(NIKE)から、アリクス(ALYX)を手掛けるマシュー・M・ウィリアムズとのコラボレーションコレクション第3弾が登場。2019年12月5日(木)よりナイキラボ MA5、ドーバー ストリート マーケット ギンザなどで発売される。第2弾に続く3回目のコラボレーションでは、負荷の高いトレーニングに耐える耐久性と、街着としても機能するデザイン性を兼ね備えたアイテムを展開。これまでのコレクション同様に、データを元にしたパターンやニットなど、先端デザインツールを使い製作された。また、今回のコレクションで登場するアイテムは、好みに合わせて自由にフィット感の調整が可能。着る人のアレンジ次第で、全く違う見え方になるようデザインされているのもポイントだ。コレクションに登場するスニーカーは、ソール部分に入ったビーズが抜群のクッション性を発揮するシューズ「ジョイライド」をベースに製作。カラーは、オールブラックに加え、赤をアクセントに効かせたシルバーの2色を用意する。シューズと共に、ウェアも展開。メンズには、シェルパ フリース ジャケットや撥水ジャケット、ウィメンズにはスポーツ ブラやメカニカル ストレッチ パンツなど、黒と赤を基調にしたテクニカルなアイテムがラインナップする。膝下丈のオーバーサイズに仕立てたダウン パーカーは、外と内の左右両側にポケットを配置。手ぶらで街やトレーニングに向かえる高い収納力が魅力だ。【詳細】ナイキ×マシュー・M・ウィリアムズ発売日:2019年12月5日(木)販売店舗:ナイキラボ MA5、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、その他一部の販売店、NIKE.COM/NIKELAB、SNKRS【問い合わせ先】ナイキ カスタマーサービスTEL:0120-6453-77
2019年11月24日11月1日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」では『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』をオンエアする。『メリーに首ったけ』や『ミート・ザ・ペアレンツ』『ズーランダー』などの作品で知られるベン・スティラー主演による大ヒットシリーズの3作目となる本作。失業中でバツイチの主人公が愛する息子の信頼を取り戻すためにニューヨーク自然史博物館の夜警として働くことになるのだが、夜になると骨だけのティラノサウルスや、剥製の動物たち、ローマ帝国や西部開拓時代のミニチュア人形といった展示物が動き出して…という1作目から、手違いでスミソニアン博物館群に運ばれた魔法の石板を追ってワシントンD.C.に向かったラリーの活躍を描く2作目に続き、本作ではロンドンの大英博物館が舞台となる。博物館の展示物たちを動かしていたエジプト王の石版の魔力が消えかかり、博物館の仲間たちが2度と動けなくなるのを恐れたラリーは、石版の謎を解く鍵が大英博物館にあると知り、仲間たちや息子ニッキーを連れてロンドンへ。ロンドンの街中でのチェイスにトリケラトプスとの死闘など、過去と現在、世界各地を股にかけながら、シリーズ最大の謎がついに暴かれる――というストーリー。ラリー役のベン・スティラーをはじめ、本作が実写作品としては遺作となったロビン・ウィリアムズ、『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したラミ・マレックらが出演。日本語吹き替え版ではベン・スティラー役の堀内賢雄、ロビン・ウィリアムズ役の岩崎ひろしをはじめ、レベル・ウィルソンの声優に「カンナさーん!」などで女優としても活動、インスタグラマーとしても日本トップクラスのフォロワー数を誇る渡辺直美を迎えるなど豪華なメンバーが共演している。金曜ロードSHOW!『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』は11月1日(金)21時~日本テレビ系でオンエア。(笠緒)■関連作品:ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密 2015年3月20日より全国にて公開© 2014 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
2019年11月01日『スター・ウォーズ』や『ハリー・ポッター』など、数々の映画音楽を手掛けたジョン・ウィリアムズの名曲を演奏するコンサート「The MUSIC OF JOHN WILLIAMS:STAR WARS AND BEYOND」の再演が、2020年4月4日(土)に決定した。同コンサートは、2018年に東京と大阪、今年は台湾と東京、京都で開催されたコンサートの再演となり、プログラムはアップデートして実施する。コンサートでは、『スター・ウォーズ』のエピソード1からエピソード8はじめ、『ジュラシック・パーク』、『ハリー・ポッター』、『E.T.』とジョン・ウィリアムズの有名映画音楽を演奏。さらには、スティーヴン・スピルバーグ監督の『リンカーン』や『1941』など、今回が初めての演奏となるプログラムも演奏予定だ。指揮は、かつてジョン・ウィリアムズのアシスタントもしていた原田慶太楼が、前公演に続いてタクトを振り、東京フィルハーモニー交響楽団が演奏する。なお、チケット一般発売は11月17日(土)10時より行われる。「The MUSIC OF JOHN WILLIAMS:STAR WARS AND BEYOND」は2020年4月4日(土)東京・サントリーホールにて開催。(cinemacafe.net)■関連作品:E.T. 1982年12月より公開リンカーン 2013年4月19日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION and DREAMWORKS II DISTRIBUTION CO., LLC
2019年10月24日ロビン・フッド伝説を現代の作品へと生まれ変わらせる『フッド:ザ・ビギニング』が、10月18日(金)に公開される。この度、中世が舞台の物語でありながら、現代的でスタイリッシュな衣装を身にまとったキャスト陣をとらえた場面写真が公開された。これまでケヴィン・コスナーやラッセル・クロウなど、錚々たるハリウッド俳優が主演し実写映画化されてきたロビン・フッド。“特別な作品”を製作することを最も大切にしているというレオナルド・ディカプリオを製作に迎え、『キングスマン』シリーズや『ロケットマン』などで人気を集めるタロン・エジャトンが主演に抜擢され話題となった本作。疑うことを知らない特権階級の若者がヒーローとして成長していくまでを描き、スピード感満載のシューティング・アクションが繰り広げられる中で、その世界観を表現した衣装の数々も注目ポイントのひとつとなっている。本作のような時代ものでは、衣装デザインが制限されてしまうことが多い。しかし、衣装を担当したジュリアン・デイ(『ボヘミアン・ラプソディ』で英国アカデミー賞にノミネート)は、そんな常識を覆し、規則破りのノッティンガム・ファッションを作り上げた。“モダン・メディーヴァル(現代的中世)”と名付けられたそのスタイルは、近未来的なエッジが効いているものの、しっかりと現実に根差した衣装だ。劇中で最も重要となるロビンの衣装と“頭巾(フード)”について、デイは「何百種類もの頭巾を見てみたけど、心からワクワクするようなものは見つけられなかった。次に、バイカー用のレザージャケットについてリサーチをし始めて、マーロン・ブランドが着ていたようなバイクジャケットと、侍が戦のときに着る装束とを合わせたようなものを作ったんだ」と制作秘話を明かしている。その他にも、英国空軍1945年モデルの飛行服を参考に作られたノッティンガムの炭鉱夫たちの作業服や、ベルベットやメタリックな素材を多用したノッティンガムの上流層の服装など、様々な時代・デザインからのインスパイアを受けて本作の衣装をデザインしていったという。とくにレジスタンス的な一着となったのは、民衆から税金を搾り取る冷酷無比な州長官を演じるベン・メンデルソーンが着ている長い革のコートだ。「身のこなしが見事なベンには、厳格さや簡素さを感じさせるニュートラルなグレイを着せた。その上に彼のあの大きな個性が加わっているんだ。」 と、デイは振り返っている。ロビンの師匠役・ジョンを演じたジェイミー・フォックスも、「監督のオットー・バサーストとプロデューサーのレオナルド・ディカプリオが抱いていたビジョンは、ロビン・フッドの物語を新鮮な形で解釈したものだった。アクションや登場人物、そして衣装にも素晴らしい捻りが加えられているんだ」と、デイが手掛けた衣装が、この新たな伝説誕生のため重要な役割を果たしたことを語っている。本作のアクションはもちろん、世界観を華やかに彩る斬新な衣装の数々にも注目してほしい。『フッド:ザ・ビギニング』10月18日(金)公開
2019年10月08日クラシックの盛んなイギリスに於いて、“現在最もエキサイティングな指揮者”と讃えられるロビン・ティチアーティが来日公演を行う。2014年に、31歳の若さでイギリス伝統の音楽祭「グラインドボーン音楽祭」の監督に就任するなど、躍動感溢れる指揮ぶりと聴衆を魅了する音楽性によって、その評価はうなぎのぼりだ。今回は、2017年に音楽監督に就任したドイツの名門、「ベルリン・ドイツ放送交響楽団」を率いての来日公演となるのだから楽しみだ。しかも同公演に随行するソリストの顔ぶれがものすごい。三浦文彰(ヴァイオリン)、辻井伸行(ピアノ)、服部百音(ヴァイオリン)、森麻季(ソプラノ)、反田恭平(ピアノ)、高木綾子(フルート)、吉野直子(ハープ)と、日本のトップ奏者を散りばめた陣容は豪華絢爛。どれも聴き逃がせない公演のオンパレードだ。中でも注目は、10月9日に東京オペラシティコンサートホールで開催される森麻季との共演。リヒャルト・シュトラウスの『ドン・ファン』&『4つの最後の歌』とマーラーの交響曲第1番「巨人」を重ねたプログラムは、若きマエストロ、ティチアーティの実力を確認するのにうってつけ。ドイツの名門オーケストラが自国の作曲家の作品にかける思いにも興味津々だ。
2019年10月04日興行収入120億円を突破する空前の大ヒットを記録している『アラジン』が、早くも9月25日(水)より先行デジタル配信開始、10月9日(水)よりMovieNEX、4K UHD MovieNEXにて発売。この度、MovieNEXのボーナスディスクに収録される内容が、ひと足早くメイキング画像とともに明らかになった。“魔法の絨毯”の撮影の裏側が楽しめる!まず、「メナ・マスードと訪ねる撮影の舞台裏」では、本作で見事アラジン役に抜擢されたメナ・マスードが、各シーンの撮影現場を“自撮り風”に撮影して案内。一風変わった舞台裏映像は見逃せない。名曲「ホール・ニュー・ワールド」のシーンの撮影では、アラジンとジャスミンが“魔法の絨毯”に乗って、夜空を飛ぶロマンチックなシーンがどのようにして撮影されたのか、その貴重なメイキング映像を見ることができる。メナによって自撮り風に撮影された映像では、アラジンとジャスミン(ナオミ・スコット)と一緒に“魔法の絨毯”で空を飛んでいる気分になれるかも!?また、洞窟の中でジーニーが歌う「フレンド・ライク・ミー」のシーンの撮影では、灰色のモーションキャプチャースーツを着たウィル・スミスが踊る姿も。ウィルとメナの息ぴったりの掛け合いに注目!さらに、アラジンが海に落とされるシーンは、世界最大のセットを製作し、撮影されたそう。メナ自らが挑む、スタントなしの決死のアクションシーンの舞台裏は必見。本コンテンツには世界旅行をしている気分になれるヨルダンの風景や、ジャスミンと侍女ダリアのInstagram風のやり取りなど、プライベートショットも満載。キャストの素顔や魅力が詰まったメイキングとなっている。ガイ・リッチー自らが撮影の舞台裏を解説!「ガイ・リッチー監督の撮影スタイル」は、本作の監督をつとめるガイ・リッチー自らが撮影の舞台裏を解説。リッチー監督作品といえば、流れるようにスピーディなカメラワークや、センスが光るスタイリッシュな演出が魅力の1つで、本作でもその特徴的な技術を様々なシーンに取り入れている。アラジンがアグラバーの街を傭兵に追われながら歌う「一足お先に」のシーンは、映像の緩急を巧みに活用した“ガイ・リッチーらしさ”がよく表れているが、この「一足お先に」を歌うメナの特殊な録音方法も明らかに。また、キャストたちが監督の人柄や現場づくりについて語るインタビューも収録。どの撮影現場のメイキングでも和気あいあいとした雰囲気が溢れていることが伝わるが、その秘訣はどこにあるのか?ぜひリッチー監督の現場づくりの秘訣を確認してほしい。ウィル・スミスのジーニーに注目!R・ウィリアムズのレコーディング風景もさらに、本作でランプの魔人“ジーニー”を見事に演じたウィル・スミスにスポットを当てたコンテンツ「ウィル・スミスとジーニー」では、世界中で大人気のキャラクターとして確立されたジーニーをいかにして演じたのか、ウィル自身が解説。また、クールでチャーミングで、ユーモア溢れるウィルの魅力をキャストたちがそれぞれ語っている。さらに、アニメーション版でジーニー役を務めたロビン・ウィリアムズの貴重なレコーディング風景も収められている。このほかにも、惜しくも未発表曲となった、アラン・メンケン作曲のアラジンとジャスミンが歌う“伝説のデュエット曲”「デザート・ムーン」や、猿のアブーやトラのラジャー、オウムのイアーゴがラフ画で登場する未公開シーン、お馴染みのNGシーンなど、本作の世界をもっともっと楽しめるコンテンツをたくさん収録。さらに、デジタル配信(購入)限定で名曲「スピーチレス」の製作の舞台裏を収めた映像が収録。どちらも見逃せない内容となっている。『アラジン』MovieNEXは10月9日(水)より発売。9月25日(水)より先行デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アラジン(2019) 2019年6月7日より全国にて公開© 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年09月09日9月1日(日)に東京・東京文化会館大ホールで行われる「ジョン・ウィリアムズ」ウインドオーケストラコンサートの演奏予定曲が発表された。【チケット情報はこちら】同公演は、映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズが手がけてきた音楽を吹奏楽で楽しめるコンサート。今回発表された演奏予定曲は、『スター・ウォーズ』『ハリー・ポッター』『ジュラシック・パーク』など有名曲ばかり。『シンドラーのリスト』の演奏ではゲストとしてヴァイオリニストの松本蘭が出演。指揮は、先日『ジョーズ/JAWS』のシネマオーケストラコンサートの指揮を務めた齊藤一郎、演奏は東京佼成ウインドオーケストラが務め、映画ライターのよしひろまさみちが解説を務める。チケットはチケットぴあにて発売中。■「ジョン・ウィリアムズ」ウインドオーケストラコンサート日時:9月1日(日) 開場 14:15 / 開演 15:00会場:東京文化会館大ホール(東京都)予定演奏曲:『スター・ウォーズ』『ハリー・ポッター』『ジュラシック・パーク』『インディ・ジョーンズ』『シンドラーのリスト』(ヴァイオリニスト:松本蘭)『スーパーマン』『雅の鐘』『オリンピック・ファンファーレとテーマ』※順不同※曲目は変更になる可能性がございます。※映像による演出はございません。※ジョン・ウィリアムズ本人の出演はございません。
2019年08月21日『ロジャー・ラビット』、『ピンク・パンサー』のアニメーターとして知られるリチャード・ウィリアムズが亡くなった。享年86。「The Independent」によれば、イギリス・ブリストルの自宅で息を引き取ったという。6人の子どものひとり、ナターシャ・サットンは、死因をがんと明かしている。1933年にカナダに生まれたリチャードは1955年にイギリスへ移住。幼い頃に観たディズニーの『白雪姫』に感銘を受け、アニメーターを志したといわれている。一時期はアニメへの興味を失い、アートに没頭したとのことだが、23歳になると「自分が描く絵は、一生懸命動こうとする」と気づいたことからアニメの世界へ飛び込んだ。初監督作の短編アニメ『The Little Island』、短編アニメ『クリスマス・キャロル』、『ロジャー・ラビット』を合わせて3つのオスカーと3つのBAFTA賞を受賞した。『ロジャー・ラビット』はボブ・ホスキンスとクリストファー・ロイドが主演を務めた実写とアニメのハイブリッド映画で、リチャードはアニメキャラのロジャー・ラビットやジェシカ・ラビットのクリエイターとして貢献した。豊かな才能を後世に引き継いでいくことにも熱心で、1990年代にはディズニー、ピクサー、ILM、ドリームワークス、ワーナー・ブラザースから受講生を募り、特別講座を開いたこともあった。2001年にはベストセラーとなった「The Animator’s Survival Kit」(原題)を発売した。(Hiromi Kaku)
2019年08月19日日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」の8月2日(金)今夜オンエア回は、博物館の展示物たちが動き出すファンタジーの人気シリーズ第2弾『ナイトミュージアム2』をお届けする。ニューヨークの自然史博物館で夜警として働き出したラリーは、夜になるとティラノザウルスの骨格標本、モアイ像にルーズベルト大統領のろう人形まで、展示物たちが動き出す姿と出くわす…そこから始まった大冒険を描き、ワクワクするような展開で観る者を魅了した『ナイトミュージアム』。その第2弾として2009年に劇場公開され、こちらも大ヒットを記録したのが本作『ナイトミュージアム2』となる。あの騒動から2年。ラリーは事業を立ち上げ、息子のニッキーとも良好な関係を築いていた。一方、自然史博物館の展示物たちも、相変わらず夜の“自由”を謳歌していた。そんななか、展示物の多くがワシントンD.C.のスミソニアン博物館群に運ばれることが決定。なんと魔法の石板も手違いで移送されてしまう。そのことを知ったラリーはニッキーとともにワシントンD.C.に向かうが、そこでラリーを待ち受けていたのは石版の力で世界征服を目論む古代エジプトの王・カームンラーとナポレオンやアル・カポネなど歴史上の有名人たち。ラリーは伝説の女性パイロット、アメリア・イヤハートの協力を得て、石板の謎を解くべく、考える人やアインシュタインの元へと急ぐが…という物語。俳優業だけでなく『ズーランダー』シリーズでは監督、脚本、製作も手掛けるなど多彩な活躍をみせるベン・スティラーがラリー役で前作に続き主演。またラリーに協力する伝説の女性パイロット、アメリア・イヤハート役で『メッセージ』のエイミー・アダムス。そのほかオーウェン・ウィルソンに、『スマーフ』のハンク・アザリア、ドラマ版「Marvel デアデビル」のジョン・バーンサルらも出演。1作目につづきルーズベルト大統領役で『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー助演男優賞に輝くロビン・ウィリアムズも出演する。監督は『デート&ナイト』や『リアル・スティール』『インターンシップ』などを手掛けたほか「ストレンジャー・シングス 未知の世界」では製作総指揮も担当するショーン・レヴィ。金曜ロードSHOW!『ナイトミュージアム2』は8月2日(金)21時~日本テレビ系でオンエア。(笠緒)
2019年08月02日7月26日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」では、ベン・スティラー主演で、夜に動き出す博物館の展示物たちと警備員ラリーが繰り広げる冒険を描く『ナイトミュージアム』をオンエアする。本作はニューヨークの自然史博物館が舞台。失業中でバツイチのラリーは、愛する息子の信頼を取り戻すために博物館の夜警として働くことになるのだが、早速居眠りしてしまう。ラリーが目覚めると、なんと博物館内のティラノザウルスの骨格が動き出す。恐竜に追いかけられ、モアイ像にからかわれ、ミニチュア人形に囚われるなどラリーは散々な目に遭うが、テディ・ルーズベルト大統領のろう人形に助けられなんとか一晩をやり過ごす。その後、博物館ガイドのレベッカの助けを得て2日目の夜に向けて猛勉強を開始。しかしその夜も、猿のデクスターのイタズラのせいで館内は大変なことに…。クビになりそうなところを許してもらったラリーは、動き回る展示物を見せようと息子のニッキーを夜の博物館に呼ぶことに。その影ではラリーが予想もしていない陰謀が動き始めていた…というストーリー。主人公のラリーを演じているのは『メリーに首ったけ』や『ミート・ザ・ペアレンツ』のヒットで人気となると、自ら監督、脚本、製作も手掛けた『ズーランダー』シリーズや、ドリームワークスの人気アニメシリーズ『マダガスカル』の声優、また数々のアクション映画のパロディが話題となった『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』などで知られるベン・スティラー。ろう人形のルーズベルト大統領役には『グッドモーニング, ベトナム』『フィッシャー・キング』『ミセス・ダウト』でゴールデングローブ賞に、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』ではアカデミー助演男優賞に輝いたほか『ジュマンジ』などの数多くの作品に出演しているロビン・ウィリアムズ。監督には『リアル・スティール』『インターンシップ』などでメガホンを取り、『メッセージ』などでは製作として名を連ねるショーン・レヴィ。彼とともに『ホーム・アローン』をはじめ『ハリー・ポッター』シリーズや『ピクセル』などコメディからファンタジー、SFまで様々なスタイルの作品を世に送り出してきたクリス・コロンバスが製作を手掛けている。金曜ロードSHOW!『ナイトミュージアム』は7月26日(金)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年07月26日テニスのウィンブルドン選手権で、米国のセリーナ・ウィリアムズ(37)が試合前にラケットでコートを傷つけたとして1万ドル(約108万円)の罰金を科された。この金額が高すぎるのではないかとファンからは疑問の声が上がっていることが7NEWSで報じられている。今大会は選手の悪行が目立つ。イタリアのファビオ・フォ二ーニ(32)は3回戦でストレート負けを喫した際、「クラブで爆発が起こればいい。爆発しろ!」と暴言を吐き、3,000ドルの罰金を支払うよう命じられた。また、オーストラリアのバーナード・トミック(26)はジョーウィルフリード・ツォンガ(34)との1回戦でストレート負け。試合時間はわずか58分で、「プロとしての基準を満たすプレーをしなかった」として、運営側から賞金を全額剥奪されている。同じくオーストラリアのニック・キリオス(24)は、意図的に対戦相手のラファエル・ナダル(33)の体を狙ってショットを打った挙げ句、審判に食って掛かり試合を中断させた。ナダルから苦言を呈されるも、キリオスは罰金を免れた。このような不祥事は試合中、または直後に起こっているが、ウィリアムスが芝を傷つけたのは試合が行われる前の練習中のこと。しかも、彼女自身のミスであり、被害を受ける相手はいない。ウィンブルドンの芝は神聖なものであるとの考えから、これほどの高額になったと見られているが、Twitterでは「この扱いは不公平ではないか」という意見が多数投稿されている。《セリーナが1万ドルで、フォニーニが3千ドル?男女平等はどこへ行ったんだ?》《こりゃ最高だ。セリーナ・ウィリアムズは練習中、試合前にコートを傷つけて1万ドル。ファビオ・フォオーニは全てのイギリスのクラブとそこに居る人々が爆発すればいいとまで言ったのにたった3千ドル。まったくの通常運転だね》ウィリアムズはこの件に未だ言及していない。次の試合は日本時間21時より、アリソン・リスク(29)との準々決勝だ。
2019年07月09日ジミー チュウ(JIMMY CHOO)から、アシュリー・ウィリアムズ(Ashley Williams)とコラボレーションしたシューズ&バッグが登場。2019年6月28日(金)より、ジミー チュウ表参道店及び公式オンラインブティックで発売される。アシュリー・ウィリアムズはロンドンの新進気鋭デザイナー。彼女が生み出す洋服は、リタ・オラやリアーナが愛用していることでも知られる。ジミー チュウがレディトゥウェアを手がけるデザイナーとシューズコレクションでコラボレーションするのは、2018年春夏のオフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)に次ぐ2度目。ロンドン・ファッションウィークでショーを開催するデザイナーとのコラボレーションは今回が初めてとなる。アシュリー・ウィリアムズ 2019年秋冬コレクションで発表されたアイテムのうち、日本国内で展開されるのはシューズ7型とバッグ1型の計8型。シューズはいずれもジミー チュウが得意とする美しいシルエットはそのままに、フェミニンなムードや近未来的な要素を融合させた遊び心溢れる仕上がりだ。ブラックのレザーストラップシューズ「ALEXANDRA」には“100%”モチーフのビジューを配して。ピンクのストラップシューズ「LETRICE」には真っ赤なリボンを飾っている。鮮やかなブルーのフラットシューズ「CILLA FLAT」には、絞り染めのサテンを採用。どこかフューチャーリスティックなムードを醸し出すクリア素材のフラットシューズ「ENID FLAT」には、エレガントなレースモチーフを配した。バッグは、アイコンの「ヘリア(HELIA)」ショルダーバッグにもこもこのシアリングを取り入れたもの。ビビッドなグリーンのカラーリングで、より一層ポップなデザインに仕上げている。【詳細】ジミー チュウ / アシュリー ウィリアムズ発売日:2019年6月28日(金)※MERLIN FLATのみ7月中旬発売予定展開店舗:ジミー チュウ表参道店、公式オンラインブティック■シューズ・ALEXANDRA 173,000円+税・LETRICE 159,000円+税・GLINDA 125,000円+税・CILLA FLAT 72,000円+税・HEATHER FLAT 82,000円+税・ENID FLAT 99,000円+税・MERLIN FLAT 82,000円+税 ※7月中旬発売予定■バッグ・HELIA SHOULDER BAG/S 384,000円+税【問い合わせ先】TEL:0120-013-700
2019年07月01日ディズニー・レジェンドの作曲家、アラン・メンケン。『リトル・マーメイド』(89)や『美女と野獣』(91)の名曲など、この人なくして、ディズニー・アニメーション映画の音楽は語れない。そして今、実写映画『アラジン』(公開中)で、再びフィーチャーされている主題歌「ホール・ニュー・ワールド」の生みの親でもある。来日したアラン・メンケンを直撃し、曲作りの舞台裏について話を聞いた。『アラジン』は、映画「シャーロック・ホームズ」シリーズのガイ・リッチー監督がメガホンをとった冒険ファンタジー。自分の人生を変えようとする貧しい青年アラジン(メナ・マスード)と、自ら運命を切り開いていく美しい王女ジャスミン(ナオミ・スコット)のロマンスを描く。アラジンの願いを叶えていく愉快なランプの魔人、ジーニー役をウィル・スミスが演じたことでも話題となった。――まず、完成した映画を観た感想から聞かせてください。観ていてワクワクしたし、音楽も美しくて感動できた。最初は、あのガイ・リッチー監督がミュージカルを撮るの? と意外に思ったんだけど、映画は本当に素晴らしい出来だった。――ジーニー役のウィル・スミスのヒップホップ調の歌唱シーンも楽しかったです。最高にアメイジングだった。ヒップホップ調の曲がより楽しさを与えてくれたよね。オリジナル版のロビン・ウィリアムズもそうだったけど、ウィルも同様に、彼ならではの個性を作品にもたらせてくれた。アラジンとの関係性も笑えるだけではなく、とても感動できたよ。――ウィルとはどのようにコラボレートしていったのですか?僕の仕事は家のデザインをする建築家みたいなものだ。最初の『アラジン』は100%僕が作っていたけど、それは建築の青写真みたいなものだったから、今回は1歩下がって、ウィルに自由にアレンジをしてもらった感じだ。デモは作ったけど、そこからみんなが自分のものにしてくれていったよ。――アニメーション版にはなかった、ジャスミンのソロ曲「スピーチレス」をナオミ・スコットが熱唱するシーンにも圧倒されました。本当に素晴らしかった。今回表現したかったのは、「自分の声が誰かに届いてほしい」という情熱だった。口をつぐむことを強いられてきたけど、そうはさせないという意志の強さ、黙らせられることの痛みを表現したいと思った。――名曲「ホール・ニュー・ワールド」は、前作に続き本作でも名シーンで流れます。これまで、いろいろなアーティストにもカバーされてきましたが、特別な思い入れはありますか?そうだね。グラミー賞やソングオブザイヤー、オスカーなどを受賞したし、ポップチャートでも1位も獲ったから、僕の手掛けた楽曲のなかでも特別な1曲だ。自分でもけっこうイケてる曲だとは思っている(笑)。――やはり作った時から「これはイケる!」という手応えはあったのですか?その可能性はあるんじゃないかと思ってはいたよ。――作詞家ハワード・アッシュマンと初のアカデミー賞歌曲賞を受賞されたのは『リトル・マーメイド』の主題歌「アンダー・ザ・シー」ですが、その時も何か特別な手応えはあったのでしょうか?その時もこれだ! という手応えはあったし、周りの人たちから「この曲は特別だね」と言ってもらえた。でも、僕にとっては自分が作るすべての楽曲が、自分の子どもみたいなものなんだ。僕の姿勢としては、どの曲でも、自分がすべきことはやり切って、あとは世に送り出すだけで、その後どうなるかはみなさんにおまかせしている。だから、正直、カットされて、みなさんの耳に届くことがなかった最高の曲だってあるよ。逆に、すごく成功した曲でも、自分としてはまーまーだなと思う曲もある。もちろんどれだかは言えないけど(笑)。――今までスランプなどはなかったのですか?たとえば依頼された仕事の内容があまり良いと思えなければ、立ち往生してしまうこともある。でも、そうでなければ、その仕事は解決すべきパズルに過ぎない。いい企画であれば、その糸口を見つけるのみだ。どうやって曲が生まれるかは、本当にミステリーと言えるかもしれない。よく噴水みたいに湧き出てくるね、と言われたりするけど、そういうことを言うと調子にのってしまう(笑)。常に自分に言い聞かせているのは、自分の曲に惚れこみすぎないことだ。みなさんが愛してくれるのならいいけど、作り手の自分がそうなってしまってはいけないと、常に自分を戒めている。自分としては、その水が尽きないといいなあと思うよ。■プロフィールアラン・メンケン1949年7月22日生まれ、アメリカ出身のミュージカル音楽および映画音楽の作曲家、ピアニスト。『リトル・マーメイド』(89)、『美女と野獣』(91)、『アラジン』(92)、『ポカホンタス』(95)で、それぞれアカデミー賞2部門を受賞。2014年に開幕したブロードウェイ版ミュージカル『アラジン』も、トニー賞作曲賞にノミネートされた。
2019年06月10日『美女と野獣』(17)や『ダンボ』(18)に続く、ディズニーの名作アニメーション映画の実写版『アラジン』が7日に公開を迎えた。本作が成功するか否かのカギが、ランプの魔人ジーニー役のキャスティングではなかっただろうか。白羽の矢が立ったのは、スーパースターのウィル・スミス。そして、ウィルは期待通り、いや、期待値を上回る存在感で、実像としてのジーニーを体現してくれた。『アラジン』は、人生を変えたいと願う貧しい青年アラジンと、美しい王女ジャスミンとの身分違いのロマンスを描く。魔人のジーニーは、アラジンの願いを叶え、いろいろなアドバイスをしていく。来日したウィルを直撃し、本作の制作秘話について聞いた。アニメーション版で、故ロビン・ウィリアムズが声を当てたジーニーが爆発的な人気を誇っていたため、ウィルはオファーを受けた時、一瞬ひるんだとか。しかし、意を決して出演を決め、ロビンにオマージュを捧げつつも、ウィルならではのジーニー像を作り上げていったそうだ。――今回ジーニーの歌のシーンは、ヒップホップ調に仕上がっていました。そこはウィルさんならではの個性がにじみ出ていた気がします。今回、僕ならではのジーニーを演じる上で、音楽は一番重要な要素になると思った。実際に、どういう音楽にするのかを考えていた時、自分のなかでジーニーというキャラクターが生き生きと動き出していったんだ。ジーニーはすごく長い間、ランプの小さなスペースに閉じ込められていたので、もし出られたら、思い切り楽しみたいと思っているんじゃないかなと。だから陽気な曲調にしたんだ。――中でも「フレンド・ライク・ミー」のアレンジがとても良かったです。実は、まだジーニー役を受ける前に、プロデューサーと共にスタジオへ行って、歌ってみたのが「フレンド・ライク・ミー」だ。その時、オールドスクールヒップホップにして、ドラムも入れたりと、いろいろ試してみたよ。例えばハニードリッパーズの「IMPEACH THE PRESIDENT」のドラムスを入れてみたら、まさに自分が望んでいた曲調になった。結局、劇中の「フレンド・ライク・ミー」は、その日にレコーディングしたものが使われているよ。――実写版は細かいニュアンスの表情が見える分、ジーニーとアラジンとの関係性がより濃く描かれている気がしました。演じる上で意識されたこととは?実写化されることで、とても深いエモーショナルな部分を出せると思った。基本的に、ジーニーは手かせをされた囚人状態なわけで、自分の運命をちゃんと受け入れつつ、ご主人さまのためにいろいろと尽くして、その願いを叶えていこうとする。僕としては、ジーニーのそういう思いを受けて、より人間くさく演じようとしたよ。――ジーニーには手かせがありますが、現代社会に生きている私たちにも、周りからの期待や固定観念など、いろいろな手かせがある気がします。ウィルさんご自身はどういう手かせを感じていますか?僕にとっての手かせは、ウィル・スミスという存在自体だった。すなわち、自分が作り上げてきた今までのキャリアだ。映画スターとして名声を得られたけど、常にナンバー1にならなきゃいけないと思うことで、いろいろなことがやれなくなったり、言えなくなったりして、自分らしさを失いかけていたと思う。だからここ数年は、自分自身がもたらしたそういう足かせやしがらみから解放したいと努めているよ。――今回、ヒロイン・ジャスミンのりりしさや美しさが、アニメーション版よりもパワーアップしていて、ハリウッドの今を象徴している気がしました。ウィルさんにも娘さんがいらっしゃいますが、『アラジン』を通して、若い女性に伝えたいメッセージはありますか?それは現場でもかなり話し合われたテーマだ。そしてジャスミン役のナオミ・スコットは、どんなふうにジャスミンを演じたいかと、自分の意見をしっかりと持っていたよ。今回の実写版で取り入れられたのが、ジャスミン自身が父親のあとを継いで、女王になりたいという意志だ。国王としては、ジャスミンの結婚相手を、次に国を治めるリーダーにさせたいと考えていたけど、ジャスミン自身は「自分こそが女王になりたい」と言い出すんだ。撮影中も、女性の生き方や、男女平等など、いろいろとみんなでディスカッションをして、それが反映されていった感じだよ。そういう意味で現代的な『アラジン』になったね。
2019年06月09日ディズニーが名作アニメーションを実写映画化した『アラジン』(ガイ・リッチー監督)で、“ランプの魔人”・ジーニーを演じた米俳優のウィル・スミスが約1年半ぶり、15回目のプロモーション来日を果たし、取材に応じた。予告編の公開とともに、その姿が“青すぎるウィル・スミス”と話題を集めた実写版のジーニーだが、「あれは100パーセントCGI(Computer Generated Imagery)なんだ。みんな、僕が実際に演じていると思っているみたいだけどね(笑)。その分、自由度も高く、いろんなアドリブを加えることができた」と驚きの舞台裏を明かすスミス。ジーニーといえば、1992年に公開されたアニメ版の声優である故ロビン・ウィリアムズさんの印象も強い。「その通り。自分が演じることで、ジーニーというアイコンを壊したくなかったし、何よりロビンへの敬意を示したかった。同時に自分なりの新しいジーニー像を作り上げることも心掛けた」と振り返る。そんなジーニーの魅力は、ずばり「みんながなりたいと思う理想像であり、愛の体現者である点」。3つの願いを叶えてくれる、陽気で自信家なキャラクターである反面、ご主人に仕えるという“運命”を受け入れており、「知っての通り、ジーニーが身に着ける金の腕輪は拘束のシンボル。いわば、囚われの身なんだ。だからこそ、彼はせっかくの願い事を無駄にされるのが許せないんだ」とキャラクターを深く洞察する。では、スミス本人にとって、自由を奪うような“金の腕輪”は存在するのだろうか?地位も名声も手にした大スターであることは誰もが認めるが、「それだよ!実際、僕は“ウィル・スミスでいること”に囚われ、大成功した映画俳優というペルソナに自分らしさを奪われていた。本当はもっと、いろんなことにチャレンジしたいのにね」と少なからず葛藤を抱いているようだ。「でも、この数年はそこから自由になろうとしているよ。だから、今回のジーニー役も心の底から楽しんだ。さっきも言ったけど、ジーニーは全身全霊で愛を与える存在だからね。アラジン役のメナ・マスードは初めての大役で、最初こそ少し緊張していたから、僕のほうから『肩の力を抜いて、もっと楽しもう』って声をかけたんだ。何より、ジーニーは数千年ぶりに、ランプから飛び出すことができて、もうパーティしたくてしかたがない(笑)。ミュージカル的な要素も強いから、新しいジーニー像を作る上で、音楽は重要なポイントだし、ディズニーの歴史の中で、ああいうヒップホップな味付けをもったキャラクターは、過去にほとんどいなかったんじゃないかな。僕らが現場で味わった楽しさは、きっと日本の皆さんにも感じてもらえるはずだよ!」取材・文・写真:内田涼『アラジン』6月7日(金)より全国公開
2019年06月03日ディズニーが名作アニメを実写化した『アラジン』で、ランプの魔人ジーニーを演じるウィル・スミスが約1年半ぶりに来日。取材に応じ「青すぎるウィル・スミス」だと話題を呼ぶ“実写版ジーニー”について「あれは100%CGなんだ」と舞台裏を明かしてくれた。ジーニーは「キャリア30年の集大成」「あの(青い)ジーニーを僕が演じていると思っている人も多いみたいだけど、あれは100%CGなんだ。本当にCG技術のすごさには、驚いちゃうよね。だから、セリフや動きを自由に変更することができたし、アドリブもずいぶん盛り込んだ。より愉快で愛すべきジーニー像を生み出すために、たくさんのトライアルができたんだ」。もちろん、人間の姿に変身したジーニーはウィル本人が演じている。主人公アラジンと繰り広げる冒険に加えて、歌って踊るゴージャスなミュージカルシーンも大きな見せ場。そのセンターで、A級エンターテイナーの本領を発揮するのが、かつてはラッパーでもあったウィルなのだ。「まさにキャリア30年の集大成といえる仕事だった。ジーニーは数千年もの間、ちっちゃなランプに閉じ込められていたから、アラジンが外に出してくれて、大はしゃぎさ(笑)。着飾って、パーティーしたくて仕方ないんだ。音楽、特にヒップホップの要素は、自分がジーニーを演じる上でとても重要なファクターだった」ロビン・ウィリアムズさんへの敬意とオマージュジーニーといえば、ディズニー作品屈指の人気キャラクターであり、1992年に公開された長編アニメーション「アラジン」で声優を務めた故ロビン・ウィリアムズさんのイメージも鮮烈だ。「アイコン的な役を演じるのは、ナーバスな気持ちだよ。長年愛されるキャラクターを、誰かがぶち壊しにしてしまったら、僕だって怒りたくなるからね。新しいジーニー像を生み出すのと同時に、ロビンへの敬意とオマージュを捧げたかった。その両立を目指したんだ」ウィル本人は、ジーニーの魅力をどんな風に捉えている?「そうだな、みんなが『自分はこうありたいな』って願う理想像なんじゃないかな?御主人さまのためなら、どんなことでも全身全霊、献身的にやり遂げようとする。つまり、それって愛なんだ。ジーニーは愛そのものなのさ。そんな存在が自分の近くにいてくれたら最高だし、みんな心の奥底で『自分も誰かにそうしてあげたい』と思っているはずだからね」“ウィル・スミスでいること”に長年葛藤同時に「ランプの魔人であるジーニーは、いわば囚人であって、そんな運命を受け入れてもいる」と言い、「金の腕輪がそれ(束縛)を表しているよね。彼は御主人さまが解放してくれて、初めて自由を手に入れられるんだ」とジーニーに秘められた葛藤についても語る。地位も名声も手にした大スターであるウィルは、ジーニーのような不自由さを感じることはなさそうだけど…。「問題はそこだよ。僕にとっての金の腕輪は“ウィル・スミスでいること”なんだ。世間からは主演作が常に大ヒットしている成功者って見られているだろうけど、そんなペルソナのせいで、自分が自分らしくいられない状態が何年も続いていた。言いたいことも、自由に言えないし。最近は、そこからいかに脱却するか考えている。大切なのは、楽しむことで、実際ジーニーを演じるのは、心底楽しかった。僕らが味わった楽しさは、きっと日本のみんなにも伝わるはずだよ」。(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:アラジン(2019) 2019年6月7日より全国にて公開© 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年05月26日『美女と野獣』(17)や『ダンボ』(公開中)など、ディズニーの名作アニメーション映画の実写版が、次々に大ヒットしてきた中、今、世界中から熱い視線を受けているのが、名曲「ホール・ニュー・ワールド」で知られる実写版映画『アラジン』(6月7日公開)だ。本作を引っさげて来日した、ランプの魔人・ジーニー役のウィル・スミスを直撃!ご存知、人生を変えたいと願う貧しい青年アラジンと、美しい王女ジャスミンとの身分違いのロマンスを描く本作。アラジンの願いを叶え、いろいろなアドバイスをしていく魔人のジーニーは、アニメーション版でボイスキャストを務めた故ロビン・ウィリアムズによる愉快なマシンガントークにより、ディズニー映画屈指の人気キャラクターとなった。そのハードルが高すぎるジーニー役を演じたのが、我らがウィルである。ウィルの来日はNetflix配信映画『ブライト』でのキャンペーン以来、約1年半ぶり15回目となったが、合同インタビューでは、いつもながらサービス精神たっぷりのハイテンションな受け応えで私たちを終始、楽しませてくれた。――15回目の来日となりましたが、日本のファンの印象を聞かせてください。日本の映画ファンは、世界のどの国のファンとも違う。会うたびにすごくエキサイトしてくれて、黄色い歓声を浴びせてくれるけど、こういうインタビューの場では、とても静かに話を聞いてくれる。その姿勢からは、僕へのリスペクトの念も感じ取れるし。その振り幅がすごくて毎回驚かされるよ(笑)。――ロビン・ウィリアムズが声を当てたジーニーは、いまやアイコンとなっています。世界的な人気キャラクターだから、実写版を演じるにあたり、いろいろな思いがあったのでは? なぜ今回、オファーを受けたのでしょうか?ロビンが演じたジーニーは、世界中で愛されているから、確かに最初は少しナーバスになったよ。なぜなら、ジーニーは、みんながとても郷愁を覚える好感度の高いキャラクターだから、別の人が演じると、そのイメージを壊しかねない。仮にもし壊されたとしたら、僕自身も怒りを感じてしまうと思った。でも、今回、オファーを受けたのは、ロビンが演じたジーニーにオマージュを捧げつつ、自分自身の新しいジーニー像を作り上げたいと思えたからだ。今回、その両方をクリアしたかったよ。――では、ジーニーがこれだけ長い期間、映画ファンに愛されてきた理由をどう捉えていますか?ジーニーは、ある種、みんながこうあってほしいと思える理想の相棒なんだと思う。最高に献身的で、ご主人様のためなら何でもしてくれるし、エネルギーのすべてを注いでくれる。そして、人を一番理想的な自分にしてくれるから。愛というものを全身で与えてくれるジーニーが自分のそばにいてくれたらいいのにと、誰もが心底思うはず。また、ジーニー自身も誰かのためにそうやって愛を注ぎたいと思っているんだ。――ロビン・ウィリアムズは、ほとんどアドリブでジーニーを演じたそうですが、今回のパフォーマンスは、どのくらい自由度があったのですか?実は、青いジーニーはすべてCGなんだよ。きっとみんな、僕が青いメイクをして演じたと思っているんじゃないかな? それは、CGがうまくいった証拠だね(笑)。CGであとからいかようにもできるから、僕が何度も台詞を変えることが可能だったし、もっと可笑しくしたいと思ったら変更したり、動きを変えたりすることも好き勝手にできた。そういう意味では本当に自由に演じられたよ。――本作は、メナ・マスード演じるアラジンとジーニーのバディムービーとしても楽しめます。まだ若いマスードと共演した感想を聞かせてください。メナは、すごく生真面目な俳優で、あらかじめすごい準備をして現場に入ってくるんだ。僕の役目は、彼の固めてきたメソッドをほどき、「もっと楽しもうよ」と肩の力を抜いてあげることだった。劇中でアラジンとジーニーが、ジャムにまつわるやりとりをするシーンがあるんだけど、そこですごくいい化学反応が起きたと思う。あそこでメナは、きっと心を開いてくれたんじゃないかな。バディムービーは、もともと相手の出方を探り合いながらやるものだ。いわば、ボケとツッコミの掛け合いだし、テニスマッチのように、どちらが打っていくかを考えなければいけない。ただ、すべての人が上手い掛け合いをできるわけではなくて、それは特殊なスキルだとも思う。あのシーンでは、アラジンが必死になっているという不安感が出ているし、ジーニーはフラストレーションを感じている。それが上手く噛み合ったシーンになったから楽しみにしていてね。
2019年05月25日約1年半ぶり、15回目の来日を果たした米俳優のウィル・スミスが5月17日(金)、都内で行われた出演作『アラジン』の国内最速試写会イベントに出席した。ジーニー役はキャリア30年の集大成!ディズニーが名作アニメーションを実写映画化した本作。ウィルは魔法のランプをこすると登場する陽気でハッピーなエンターテイナー、そして主人公アラジンの良き友人となるジーニーを演じ、変幻自在の超絶パフォーマンスを披露している。「歌って踊ってラップもする。30年間のキャリアで培ったスキルを、すべて発揮できたよ」と満足気なウィルは、かつてアニメ版で名優ロビン・ウィリアムズが演じたジーニー役について「敬意を示しつつ、自分らしいスタイルにもこだわった」のだとか。劇中のダンスについて聞かれると「実はダンスは苦手なんだ」と明かし、「でも、俳優だから、踊るフリは得意だよ」と茶目っ気を見せていた。友だちになるなら…アラジンかと思いきやこの日はウィル本人が抽選で選んだラッキーな観客が、質問をぶつける場面も。ある女性ファンから「キャラクターのなかで、誰と友だちになりたいのか?」と問われると、「王女のジャスミンかな!」と即答。演じるナオミ・スコットを「彼女こそが、リーダーとして王国を率いようとする現代的なプリンセス像を作り上げたんだ。素晴らしい女優だよ」と絶賛した。また、「魔法のランプで叶えたい願いは?」の質問には、「日本の桜を見てみたいよ。もう20年くらい、そう願っているけど、今年もシーズンを逃してしまった」と話していた。『アラジン』は「楽しみながら、作った映画」貧しくも清らかなハートをもった青年アラジンと、自由な世界にあこがれる美しい王女ジャスミンの運命の出会い、そして“3つの願いをかなえる”魔法のランプから飛び出した魔人・ジーニーとの冒険を絢爛豪華な映像美に描き出すミュージカル・アクション。アラン・メンケンによる「ホール・ニュー・ワールド」「フレンド・ライク・ミー」といった、お馴染みの名曲に加えて、『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』の名コンビ、ベンジ・パセック&ジャスティン・ポールが手がけた新曲も楽しむことができる。「僕らも楽しみながら、作った映画だから、きっとその楽しさが伝わるはず。僕自身にとっても特別な体験だった」とウィル。ダンサー&観客がサプライズで披露されたフラッシュモブには「本当に驚いたよ。ありがとう!」と感謝を示していた。『アラジン』は6月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アラジン(2019) 2019年6月7日より全国にて公開© 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年05月17日『マイ・プライベート・アイダホ』や『ドラッグストア・カウボーイ』など、長年暮らすオレゴン州ポートランドを舞台にいくつもの物語を紡いできたガス・ヴァン・サント監督。映画『ドント・ウォーリー』の主人公である車椅子の風刺漫画家ジョン・キャラハンが暮らすのもまたポートランドだ。’10年に59歳で他界した彼の過激なユーモアに溢れる漫画は、嫌悪感をむき出しにする人もいる一方で、多くの支持を集め、地元紙に27年間掲載されたほか、サンフランシスコ・クロニクル、ニューヨーク・デイリー・ニュースなど50紙以上で掲載された。こう聞くと、車椅子での生活を余儀なくされた人気漫画家の、ポジティブ思考に溢れた人生を想像するかもしれない。しかし、ジョンの人生は壮絶きわまりない。なにしろ、彼が漫画家になったのは、自動車事故で胸から下が麻痺する大怪我を負った後。母親に捨てられたという孤独感から逃れるために、子どもの頃から隠れて酒を飲みつづけてきたジョンは、彼自身が「事故に遭う前から俺の人生は終わっていた」と振り返るほど、アルコールに頼る日々を送っていたのだから。そんな彼が、いかにして自分の人生を取り戻したか。ガスは、時制を自在に行き来させながら、その過程を解き明かしていく。ハンディキャップがあるからといってジョンを特別扱いしない禁酒会のメンバーたちとのやりとりや、自身の体験を語る講演会の姿と織り交ぜながら、事故に遭うまでの酒浸りの日々から、自分の進むべき道を見つけていく過程を彩る辛辣なユーモアは、まさにジョンの漫画に通じるもの。同時に、そこには人間の強さを信じさせる愛もある。街中を猛スピードの車椅子で疾走するジョンの姿も痛快だが、車椅子が転倒してなすすべもないジョンと、通りがかりのスケボー少年たちとのやりとりは、きっとあなたのお気に入りのシーンになるだろう。原作はジョンによる自伝。自分の運命を呪っていた彼が、変えられない現実を受け入れることで心の平穏を得ると同時に、変えられるものを変えていく強さを手に入れる姿は、観客にも自分自身を見つめさせてくれるものだ。しかも、ジョンは風刺漫画家である。排泄の処理から入浴まで自力ではできないジョンの現実を美化することなく描く世界に、随所に挿入される毒の効いた漫画が、重くなりかねない題材に軽やかさを加えているのだ。その物語の陰翳をより深くしているのが、作品誕生の背景。もともとはロビン・ウィリアムズが映画化を熱望していたというジョンの半生。『グッド・ウィル・ハンティング』で組んだガスが、その遺志を継ぎ、『誘う女』以来23年ぶりのコラボとなるホアキン・フェニックスがジョンを演じることに。ホアキンの兄リバーも、どことなく孤独を感じさせる瞳で『マイ・プライベート・アイダホ』を特別なものにしていた存在。物語の底流にどこか喪失感を覚えずにはいられないのは、ジョン自身が抱く二度と会えない人たちへの思いのみならず、監督と主演俳優が抱いている大切な人たちへの思いと存在を感じずにいられないからかもしれない。ある意味、ガス・ヴァン・サント組集結と呼びたくなる。『ドント・ウォーリー』監督・脚本/ガス・ヴァン・サント出演/ホアキン・フェニックス、ジョナ・ヒル、ルーニー・マーラ、ジャック・ブラック、マーク・ウィーバーほか5月3日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。©2018 AMAZON CONTENT SERVICES LLC※『anan』2019年5月1日-8日合併号より。文・杉谷伸子(by anan編集部)
2019年05月05日まもなくファイナルシーズンが放送開始となる「ゲーム・オブ・スローンズ」でアリア・スターク役を演じてきたメイジー・ウィリアムズが、姉サンサ役のソフィー・ターナーと「Rolling Stone」誌の表紙を飾った。12歳のときにオーディションを受けてから9年。アリア役をついに演じ終えたメイジーは、昨年12月に前髪をつくり、髪を大好きなピンクに染めるという形でアリアに別れを告げた。現在はクリエイター向けのSNS「Daisy」の運営のため、毎日オフィスに通っているという。「ピンクは世界で一番好きな色。ピンクの髪でピンクのパーカを着て、ピンクのノートパソコンを取り出して…。パソコンの壁紙もスクリーンセーバーもピンクよ。実は長い間、好きな色は“緑”だっていうフリをしていて。ピンクが好きな色だと、『フェミニストじゃないみたい』と思ったのよね。でも、それってバカげた考えだった」。髪をピンクに染めると、女優業に影響が出るはず。メイジーにとっては、それこそが彼女の「意思表明」だったようだ。「(女優の)仕事をしたくない。そういう気持ちが無意識に働いて、髪を染めちゃったんだと思うわ。だって、休業するのにすごくいいやり方でしょ。これぞ私って感じで、最高に気持ちがいい」と満足げ。今後はすでに撮り終えている『X-Men』のスピンオフ映画『The New Mutants』(原題)の公開が予定されているが、2回めの公開延期が発表になり、メイジー自身も「もっと怖い映画にするために撮り直すって言われているんだけど…。いつ本当に公開になるのか、全然分からない」とのこと。(Hiromi Kaku)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ]© 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2019年03月27日