映画界の巨匠スティーブン・スピルバーグ監督、主演トム・ハンクス、脚本イーサン&ジョエル・コーエン兄弟というハリウッドで史上最高のスタッフ&キャストで贈るサスペンスドラマ『ブリッジ・オブ・スパイ』の日本公開が決定し、2016年に公開されることが明らかとなった。アメリカ合衆国と旧ソビエト連邦の世界を二分する、長きに渡る東西冷戦。冷戦下の1960年に起きた“U-2 撃墜事件”が世界を揺るがした。CIAが極秘裏に遂行していた高高度偵察機“U-2”によるスパイ飛行中、ソ連に撃墜・捕獲されたのだ。米国人パイロットの奪還計画に、当時の大統領ジョン・F・ケネディはある一人の男、弁護士ジェームズ・B・ドノバン(トム・ハンクス)に白羽の矢を立てることに。パイロット奪還という極秘指令を受けた弁護士ジェームズは、巨大政府を相手に限りなく不可能なミッションに挑むが…。世界を揺るがす大事件の知られざる真実を、映画界の最強タッグで映画化した本作。3つのアカデミー賞に輝くスティーブン・スピルバーグに、『ターミナル』以来11年の時を経てスピルバーグ監督と再タッグを叶えた名優トム・ハンクスが主演だ。脚本は『ノーカントリー』『ファーゴ』など4つものアカデミー賞を掴んだイーサン・コーエンとジョエル・コーエン。彼らとマット・チャーマンとで、史上最高のドリーム・チームが集結した。アカデミー賞常連が集結し、早くも2016年アカデミー賞有力候補として注目を集めている。全面的核戦争の瀬戸際に立たされた冷戦時代に、ごく一般的な男に課された重大任務。公開された場面写真に映るトムが神妙な面持ちから、事件の行く末も気になるところ。真実を基にした衝撃とスリリング、そして心に刺さる感動をスピルバーグ監督はどのように描いているのか。続報が楽しみだ。『ブリッジ・オブ・スパイ』は2016年より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月22日米BOX OFFICE MOJOは1月30日~2月1日の全米週末興業成績を発表した。前週に引き続き、クリント・イーストウッド監督&ブラッドリー・クーパー主演の『アメリカン・スナイパー』が首位。3週連続でトップに立ち、累計興行収入は2億4,894万2,000ドルとなった。2位は前週3位の『Paddington(原題)』がワンランクアップ。前週2位のロブ・コーエン監督、ジェニファー・ロペス、ライアン・ガスマン主演のサイコスリラー『The Boy Next Door(原題)』は5位に後退した。一方、今週3位に初登場したのは『Project Almanac(原題)』。ハリウッドの大作を次々と手掛けてきたマイケル・ベイ監督が製作に名を連ねるSF映画で、記録映画的手法が2012年に公開されたジョシュ・トランク監督のSF映画『クロニクル』に類似しており、“第二のクロニクル”と称される作品。タイムマシーンを発見した青年と仲間たちが悪用し、過去を改変してしまったことから巻き起こる事態を描く。4位も初登場の『Black or White(原題)』。ケヴィン・コスナー、オクタヴィア・スペンサー主演で、ケヴィン演じる妻を失った男が孫娘の親権争いに巻き込まれていく人間ドラマ。『ママが泣いた日』『再会の街で』のマイク・バインダーが監督・脚本を手掛ける。その他10位の『The Loft(原題)』も初登場。2008年に公開されたベルギーのミステリー映画『ロフト.』のリメイク作で、5人の男たちが不倫目的で共有していたロフトで発見された女性の他殺体を巡るサスペンス。『プリズン・ブレイク』のウェントワース・ミラー、ジェームズ・マースデンらが主演している。
2015年02月02日日本で生まれ、あのクエンティン・タランティーノや『トリプルX』のロブ・コーエンらハリウッドの映画人たちを虜にした、R18指定の伝説的カルトアニメ「A KITE」が実写映画化。トム・クルーズが惚れ込んだ『オール・ユー・ニード・イズ・キル』に続く、“日本発”の新たなる近未来SFアクションが誕生することになった。金融危機により崩壊した近未来。そこでは少女たちが性の奴隷として人身売買組織に売りさばかれていた。その中のひとりで、幼くして組織に両親を殺されたサワ(インディアン・アイズリー)は、父の親友であり相棒だった刑事アカイ(サミュエル・L・ジャクソン)に暗殺者として育てられる。彼女の目的は、両親の仇である人身売買組織への復讐。娼婦に成りすまし、一人、また一人と男たちを暗殺していくサワと、犯行現場の証拠隠滅を繰り返すアカイ。そして、サワを影から監視する謎の少年オブリ(カラン・マッコーリフ)。心身ともに傷つきながら、サワは真の標的である組織のボス、エミールへと近づいていくが…。1998年、梅津泰臣が手掛けた原作アニメは、性と暴力の過激な描写に加え、独創的なアクションをスタイリッシュに描き、日本国内に留まらずハリウッドをも席巻。タランティーノら世界的な映画監督・クリエイターの心を鷲掴みにした。少女たちが売買される近未来を舞台に、少女の壮絶な復讐を描く本作の主演を務めるのは、『ロミオとジュリエット』のジュリエット役で知られる往年の名女優オリビア・ハッセーの娘で、2014年「世界で最も美しい顔100人」の12位にランクインし注目を集めるインディア・アイズリー。さらに、彼女を助ける刑事には、ハリウッドきっての“怪優”サミュエル・L・ジャクソン。また、レオナルド・ディカプリオ主演の『華麗なるギャツビー』で若き日のギャツビーに抜擢された期待の若手イケメン俳優、カラン・マッコーリフも共演を果たしている。メガホンを取るのは、数々の大物ミュージシャンのMVを手掛けてきたラルフ・ジマン監督が、出身地である南アフリカで全篇ロケを敢行し、原作の基本的要素を活かしつつも、主人公サワの苦悩と葛藤により深く切り込み、オリジナルの結末を加えて映画化を実現させている。『カイト/KITE』は4月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月30日ディズニー最新ミュージカル映画『イントゥ・ザ・ウッズ』(2015年3月14日公開)でメガホンをとったロブ・マーシャル監督と赤ずきん役のリラ・クロフォードが、公開を目前に控えた3月3日、4日に来日することがこのほど、明らかになった。2009年にアメリカで公開され社会現象を巻き起こし、その後、日本でも人気を集めたドラマ『グリー』をきっかけに、近年日本で盛り上がりを見せているミュージカル。2012年には、名作ミュージカルをヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイらで映画化した『レ・ミゼラブル』が公開され、多くの鑑賞者から絶賛を浴び、日本でのミュージカル映画の最高興収を記録した。そして、昨年公開され、歴史的なミュージカルブームを作り上げたディズニー映画『アナと雪の女王』。王女と王子が結婚して幸せになるという今までのディズニーのハッピーエンドのイメージを覆して描かれた"現代の愛"というテーマ、また、自ら考え行動する新たなヒロイン像が大人の女性の支持を集め、250億円を超えるヒットにつながった。そのバトンを受け取り、今年3月14日に公開される『イントゥ・ザ・ウッズ』は、赤ずきん、シンデレラ、ラプンツェルなど、おとぎ話の主人公の"その後"を描いた物語。ミュージカル映画『シカゴ』『NINE』や、近年では『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』を大ヒットに導いたロブ・マーシャル監督がメガホンをとり、魔女役でメリル・ストリープ、赤ずきんのオオカミ役でジョニー・デップなど、豪華キャストが多数出演する。ロブ・マーシャル監督が映画プロモーションのために来日するのは、2005年の『SAYURI』以来、10年ぶり。13歳という若さでジョニー・デップと対等に渡り合う名演を見せた赤ずきん役のリラ・クロフォードと共に来日し、日本のファンに本作をPRする。(C)2015 Disney Enterprises, INC. All Rights Reserved.
2015年01月26日米BOX OFFICE MOJOは1月23日~1月25日の全米週末興業成績を発表した。前週初登場のクリント・イーストウッド監督、ブラッドリー・クーパー主演で伝説の狙撃手を描いた作品『アメリカン・スナイパー』が2週連続トップ。累計興行収入が前週の9,363万ドルから2億13万7,000ドルとなり、一気に2億ドルの大台を突破した。2位は『The Boy Next Door(原題)』が初登場。ロブ・コーエン監督、ジェニファー・ロペス、ライアン・ガスマン主演のサイコスリラーで、年の離れた男女の禁断の関係が泥沼の結果を引き起こす。7位『Strange Magic(原題)』も今週初登場。ジョージ・ルーカスが、シェイクスピアの『真夏の夜の夢』をベースに脚本、製作総指揮を担当したミュージカルアニメで、ゴブリンや妖精、小鬼らの衝突や縄張り争いがこれまでも親しまれてきた楽曲に乗せて描かれる。ジョニー・デップがちょび髭をたくわえたナルシストの美術商に扮する主演作『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』は初登場9位に。キリル・ボンフィリオリの小説『チャーリー・モルデカイ』を『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』『スパイダーマン』『パニック・ルーム』など数々のヒット作で脚本を手がけ、デップの主演作『シークレット ウインドウ』でメガホンを取ったデヴィッド・コープ監督が映画化したアドベンチャーだ。
2015年01月26日第68回カンヌ映画祭の審査員長に、ジョエル&イーサン・コーエンが決まった。ふたり組が審査員長を務めるのは初めてのこと。コーエン兄弟は、カンヌ映画祭の常連。1987年に『赤ちゃん泥棒』で初めてカンヌを訪れて以来、9作品をここで上映してきた。1991年の『バートン・フィンク』で最優秀賞にあたるパルムドールを、『ファーゴ』と『バーバー』で監督賞を、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス名もなき男の歌』でグランプリを受賞している。ほかの審査員および上映作品は、4月中旬に発表される。今年のカンヌ映画祭は5月13日から24日まで開催される。文:猿渡由紀
2015年01月21日「コーエン(coen)」は、初のオリジナルフレグランスシリーズ「カリフォルニア ホライズン」を発売する。調香を手掛けたのは、「エスティローダー(ESTEE LAUDER)」や「トムフォード(TOM FORD)」などの香りを担当したフランス生まれの調香師、クリストフ・ラウダミエル(Christophe Laudamiel)。カリフォルニアの平原やアウトドアをイメージした香りで、ベルガモットやオレンジのトップノートを、ローズマリーとカリフォルニア産ユーカリのミドルノートが引き継ぎ、セダーウッドやホワイトアンバーがボトムノートを織りなす。一部店舗にはカリフォルニア ホライズンのフレグランスディフューザーを設置する。6月に「ファブリックフレッシュスプレー」(2,200円)、「ハンドソープ」(2,200円)、「ソリッドパフューム」(1,800円)が発売され、9月には「アロマキャンドル」が登場予定。2013年に開始した雑貨やギフトを扱うレーベル「キオスコ コーエン(kiosko coen)」で展開。取り扱い店舗は東京スカイツリーソラマチ店、吉祥寺店、二子玉川ドックウッドプラザ店、ジェネラルストア新宿ペペ店など多数。
2014年06月16日エルヴィス・プレスリーの伝記映画『Growing Up Graceland』(原題)が製作されることになった。同作はデヴィッド・E・スタンリーとデヴィッド・グルーダーによる共著「Conversations With The King:Journals of a Young Apprentice」(原題)を基に映画化されることになるという。同作は、エルヴィスの義兄弟であるスタンリーの17年に渡るエルヴィスとの関係を中心に描かれる模様だ。スタンリーは4歳のときにグレイスランドにあるエルヴィスの家に住むことになり、エルヴィスはすぐにスタンリーに対して父親的存在になったという。スタンリーはエルヴィスと共に成長し、エルヴィスの晩年には精神的な支えとなっていたようだ。『ロッキー』の製作総指揮を取ったことで知られるプロデューサーのジーン・カークウッドは、今回の映画化について「デヴィッド・E・スタンリーと会ってから彼の本を読み、彼の話を聞いて、世界的人気を誇るエルヴィスにはまだ語られていないストーリーがあることを知ったのです。もし今日までエルヴィスが生きていたら、世界で最も影響力のある人物になっていると思います」と映画化に対しての抱負を語った。さらに同作は、カンヌで今年設立されたばかりの新しい会社であるバイトサイズ・エンターテイメントが手掛ける最新映画で、同社はエルヴィスの伝記映画のほかにも、『ワイルド・スピード』シリーズのロブ・コーエンが監督と脚本をつとめる、“万有引力の法則”を発見したアイザック・ニュートンの生涯を基に描いたアクション映画シリーズも製作中だ。
2012年08月30日『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』で世界中を騒がせているサシャ・バロン・コーエンが、今度はジェームズ・ボンド風のパロディ作品に出演するようだ。フィル・ジョンストンとの共同でサシャが脚本も担当する同作は、ボンドもどきのスパイと間抜けなサッカーのフーリガンの兄弟が引き起こす珍騒動を描いたものになるという。作品の製作権をパラマウント・ピクチャーズに販売したものの、売却金額は明らかにされていない。本作は今年初めに契約を結んで以来、パラマウント社が製作に乗り出す初めての作品となる見込みだ。間抜けな兄弟の片方をサシャが演じる見込みで、主人公のスパイはジェームズ・ボンドに似せているものの、ボンドの著作権は「イーオン・プロダクションズ」とダンジャックが所有しているため、“ボンドそのもの”とはいかないようだ。サシャが“将軍様”に扮して珍騒動を巻き起こす最新作『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』は世界中で1億6,000万ドル(約125億円)の興行成績を叩き出しており、日本では9月7日(金)から公開予定。■関連作品:ディクテーター 身元不明でニューヨーク 2012年9月7日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて順次公開© 2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2012年08月08日『ボラット』『ブルーノ』のサシャ・バロン・コーエンが主演最新作『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』であまりに危険な“役作り方法”を実践していたことが明らかになった。その他の写真カザフスタンのジャーナリスト、ゲイのファッション評論家など様々なキャラクターに扮し、世間を騒がせてきたコーエンが本作で演じるのは独裁者アラジーン将軍だ。映画は、彼がニューヨークを訪れるも、米国政府の陰謀により身元不明の状態にされたまま街に放り出され、行く先々で騒動を起こす様を描いている。徹底的な資料の読み込みや、体重の増減などの身体改造、体験取材など俳優が役を演じる準備には様々なものがあるが、コーエンは独裁者を演じる際にとんでもない方法で役をつくったようだ。本作を手がけたラリー・チャールズ監督によると「サシャは、アラジーン将軍というキャラクターにリアリティを持たせるため、映画の準備段階の時点でアラジーン将軍を実在の人物としていくつかのメディアに紹介し、実際にインタビューを受けたんだ」とコメント。「相手に将軍キャラが作り事だとバレないようにするためには、完全に即興で答えなければいけない。そういう会話を積み重ねることによって、サシャは役柄を完璧なものに仕上げていくんだ」と説明する。コーエンの役の“作りこみ”はいつも徹底されており、もしかしたらインタビューした人間は相手がコーエンだと気づいていない可能性もある。なんとも人騒がせな話だが、何者も恐れぬコーエンの破天荒ぶりと俳優魂が、映画『ディクテーター…』でどのように結実しているのか気になるところだ。『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』9月7日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国順次公開
2012年07月04日“カリスマ”サラ・ジェシカ・パーカーが演じた「セックス・アンド・ザ・シティ」のキャリーの高校時代の役を射止めただけあって、アナソフィア・ロブはまばゆいばかりの輝きを放っている。『チャーリーとチョコレート工場』(’05)でガムを噛んで全身真っ青になってしまう少女を演じたのは11歳のとき。その後、14歳で主演作『テラビシアにかける橋』(’07)を携えて来日したときは“大人びた空気をまとった少女”といった印象だったが、18歳となったいま、若々しさの中に風格さえも漂わせる。当然ながら若きファッションアイコンとして注目を浴びるが、女優としての実力もピカイチ!それを証明しているのがまもなく公開となる映画『ソウル・サーファー』である。左腕を失いながらも再びサーフボードを手に海へと向かう実在のサーファーの役に、彼女はどのように向き合っていったのか?次世代のハリウッドを牽引するであろうヒロインに話を聞いた。「ねえ、これは本当に起こったことなの?」彼女が演じたのは、いまもなお現役のプロサーファーとして活躍するベサニー・ハミルトン。天賦の才をもって生まれ、幼い頃からサーフィンに慣れ親しんできた彼女だったが13歳のとき、サーフィン中にサメに襲われ左腕を失ってしまう。映画では家族や周囲の愛に支えられながら、彼女が再び頂点を目指す姿が描かれる。最初に脚本を読んでアナソフィアが感じたのは、本作が実話であることの重みだった。「エージェントから脚本が届いて、L.A.での仕事へ向かう機内で読んだんだけど、本当に感動したわ。それから監督のショーン(・マクナマラ)と会ったんだけど、脚本はあまりに衝撃的でベサニーが実際に経験したことだなんて信じられず『ねえ、これは本当に起こったことなの?』って聞かずにいられなかったわ」。ベサニーの人間性を自然に演じられる女優として抜擢されたが、実はベサニー本人もアナソフィアこそがこの役にふさわしいと考えていたという。「監督にそのことを教えてもらったときは『ワオ!』って思ったわ。本当に光栄だったし、引き受けることに決めた大きな理由のひとつね。彼女のためにこの役を演じようって決めたの」。当然、アナソフィア自身も劇中で実際にサーフィンを操っている。撮影前からフィジカルとメンタルの両面でトレーニングを積んできた。その内容を聞いてみると、確かに彼女が単に美しくスタイリッシュでキレイな洋服が似合うだけの女優でないことが分かるはずだ。「1日に約4時間、半分くらいは泳いで、残りはストレッチや筋肉トレーニングに費やしたわ。それからベサニーが受けているのと同じ心のトレーニングも受けたのよ。それから、身体機能と効率を高めるための食事制限。でもドーナツだけは我慢できないわ(笑)。撮影現場で目に入ったらついつい食べちゃうの。実際にサーフィンを始めたのは撮影の1か月くらい前ね。週に6日の撮影があって、その合間にフィジカルトレーニングと並行してサーフィンの練習もするのはハードだったわ。出番が多いから大変だったけど、それでも楽しんでやれたわね」。ベサニー本人と過ごした貴重な時間こうしたサーフィンの経験は、ベサニーという役柄に同化する大きな助けにもなったようだ。海へと向き合う瞬間の心の内をこう語る。「誰にも言わなかったけど、正直言って最初はすごく恐怖心があったわ。水の中に何かいるんじゃないかって気がしたの。でも、ベサニーが恐れていないなら私も大丈夫なはずって思うようにしたわ。何度も波にのまれたけど、海を知るにつれて、怖くなくなっていく。そうして気軽に海に入れるようになったの。最後には心が穏やかになって、余計なことは考えずに波を見極めたり、周囲に気を配ったり集中して海に向き合えるようになったわ。そうやって波を待ち続けて、その積み重ねの上で幸運にも波に乗ることができたときは、本当に最高の瞬間よ」。ハワイではベサニー本人と対面し、一緒にサーフィンをした。ベサニー役を演じる上でこの経験に勝るリサーチはなかったとアナソフィアは言葉に力を込める。「ハワイで最初に4日間一緒に過ごし、その後、撮影が始まってから1週間ほど生活を共にしたの。彼女は私のどんな質問にも答えてくれるし、腕のことも包み隠さずに話してくれたわ。できる限りリアルに演じたいっていう思いもあったけど、同時にどこまで踏み込んでいいのか迷いもあったわ。もしかしたら触れられたくないことがあるかもしれないって。でも、会って一緒に過ごしてみたら、それが全く杞憂だったって分かったの。パドリングでみんなに追いつくのだけは困難だけど、それ以外は全くみんなと変わらないのよ。有名人になったことにはいまだに慣れないって言ってたわ。でも180センチもあって見事な金髪でその上、左腕がないから、どうしても目立っちゃうの。脚本を読み込んで考えをまとめて、ハワイに来てからもみんなで話し合ったけど、やっぱり彼女と一緒に過ごせたことが何より大きかったわね」。この新星を輝かせているのはスポットライトやカメラのフラッシュだけではない。何度も波に打ち付けられ、もがきながらも前へと進んで行く姿にこそ、見る者を惹きつける彼女の美しさが隠されている。© ロイター/AFLO特集:ハリウッドニューセレブ特集:『ソウル・サーファー』リアル・ヒロインに会いたい!■関連作品:ソウル・サーファー 2012年6月9日より全国にて公開© 2011 Enticing Entertainment LLC. All Rights Reserved.
2012年06月04日サシャ・バロン・コーエンが2月に行われたアカデミー賞授賞式のレッドカーペットで、取材中のライアン・シークレストに粉をぶちまけた件について、シークレストに謝罪していたことが明らかとなった。2月27日に行われた第84回アカデミー賞授賞式の際、サシャは主演作『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』で演じた独裁者・アラジーンに扮してレッドカーペットに登場。出席するスターたちにインタビューを行っていた「アメリカン・アイドル」の司会でおなじみのライアン・シークレストに、北朝鮮の故・金正日総書記の遺灰と称する白い粉を振りかけた。サシャは先週末にコメディ番組「Saturday Night Live」にカメオ出演し、同番組に出演しているライアンにバックステージで無礼を詫びたという。「(サシャの妻で女優の)アイラ・フィッシャーを見かけたので挨拶したら、彼女が『夫が失礼をして、すみませんでした』と言うから、『いいよ、いいよ。大丈夫。そう言ってくれて、ありがとう』と答えたんだ。まさか彼が番組に出てくるとは思わなかったから」。番組を終えると、サシャはライアンの元へ足を運び、毒舌キャラから素顔のサシャに戻って授賞式時の無礼を詫びたという。「心から謝ってくれて、とてもいい人だったよ」とライアンはふり返る。サシャはさらに、当初のターゲットは実はライアンではなかったと告白したそうだ。「本当はジョージ・クルーニーだったんだ。ただ、ジョージはいくつもノミネーションを受けていたから、さすがにまずいという話になって、不幸にも僕が選ばれたんだ」とライアンは暴露。これで少しは溜飲が下がったかも。(text:Yuki Tominaga)© Retna/AFLO■関連作品:ディクテーター 身元不明でニューヨーク 2012年9月7日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて順次公開© 2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved.■関連記事:アンナ・ファリス、『ディクテーター』でコメディ・スター・オブ・ザ・イヤー受賞将軍様がラクダに乗りN.Y.をパレード!?『ディクテーター』超過激映像が解禁あのお騒がせ男、今度は世界一危険な独裁者に!サシャ・バロン・コーエン最新作公開
2012年05月09日『ボラット』『ブルーノ』のサシャ・バロン・コーエンの主演最新作『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』の、過激な新画像が一挙に3点も公開された。その他の写真カザフスタンのジャーナリスト、ゲイのファッション評論家など様々なキャラクターに扮し、世間を騒がせてきたコーエンが本作で演じるのは独裁者だ。このほど公開された3点の画像はいずれも、彼が演じるアラジーンの偉業を称えたものらしい。アラジーン将軍は、あのウィンブルドンで10回連続の優勝を決めるも、なぜか手にはテニスラケットとサーベルが握られており、テニスコートの向こうには倒れている人の姿が。負けてくやしくて倒れたのか、ここには書けない事情があったのかは不明だが、アラジーン将軍がテニスの世界では“向かうところ敵なし”であることは間違いなさそうだ。その他にも、サッカーのワールドカップでMVPを14年連続で受賞し、悪趣味なまでに大きな純金のトロフィーを手にしている写真や、ゴルフの初ラウンドで30アンダーを記録した時の画像も登場。スポーツ万能で、国をおさめ、思いがすべて叶ってしまうアラジーン将軍。そんな彼が迷子になったニューヨークでどんな騒動を巻き起こすのか、気になるところだ。ちなみに3点の画像は、巨大なパネルになり、28日(土)から東京の映画館、新宿武蔵野館で展示され、その後、全国の劇場に順次設置される予定。『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』9月7日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国順次公開
2012年04月23日“ブルーノ”や“ボラット”といったお騒がせキャラで知られるハリウッド一の問題児、サシャ・バロン・コーエン主演の最新作『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』がこの秋、日本で公開されることが決定した。サシャと言えば、2月に行われた本年度アカデミー賞授賞式で、故・金正日総書記の遺灰を模してまくというパフォーマンスが波紋を呼び、全世界でその模様が駆け巡ったのが記憶に新しい。そんなお騒がせ男、サシャが贈る最新作はニューヨークで身元不明となった世界一危険な独裁者・アラジーンが繰り広げる大騒動を描いた“笑劇”の問題作。監督は『ボラット栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』や『ブルーノ』でサシャを起用し、世界中を笑いの渦に巻き込んだラリー・チャールズ。両作ともに世界中で大ヒットを記録すると共に、多くの人々の怒りやひんしゅくを買い、『ボラット』に関しては訴訟騒ぎにまで発展するなど、遺憾なく“問題作”っぷりを発揮してきたコンビの最新作とあって、今度はどんな波紋を呼ぶのか…?共演には、『ヒューゴの不思議な発明』でもサシャと共演を果たしたアカデミー俳優ベン・キングズレー。そのほか、ジョン・C・ライリ―(『おとなのけんか』)やアンナ・ファリス、そしてミーガン・フォックス(『トランスフォーマー/リベンジ』)が本人役で出演と、公開前から何かと話題に事欠かない本作。全米では5月16日(木)の公開を予定しているが、果たして“お騒がせ男”サシャ・バロン・コーエンは映画公開までのプロモーションで、今後どんなパフォーマンスを見せてくれるのか?日本での公開が待ち切れない!『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』は9月7日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて順次公開。
2012年04月12日