松井証券の「投信工房」というサービスをご存知ですか?私は初めてその名称を聞いたとき「職人たちが投信を黙々と作る作業場」が頭に浮かび、なんだかいぶし銀でカッコいいというイメージを持ちました。そして実際に「投信工房」を知るにあたり、そのイメージは当たっていることが分かりました。「投信」は、プロが最適なポートフォリオと商品を決めて投資をする商品です。その「投信」に「工房」が合わさった「投信工房」は、自分の投資目的や資産状況に合う最適なポートフォリオや商品を、松井証券というプロが作って投資家へ提供してくれるサービスです。そう考えると私のイメージはなかなか合っていますよね。今回はそんな「投信工房」の魅力を紹介していきたいと思います。松井証券について松井証券は1918年に創業した老舗のネット証券会社です。株式・投資信託・先物・FXなど豊富な商品ラインナップを取り揃えており、日本初の本格的なインターネット取引を開始した企業でもあります。また、一日信用取引や、1日の株式約定代金合計50万以下は手数料無料など、現在では多くのネット証券が導入している革新的なサービスを始めたのも松井証券です。個人的にはサポート体制に感動!歴史と革新性のある松井証券ですが、私が一番「すごいなぁ」と感じたのがサポート体制です。一度「投信工房」について質問があり、松井証券の問い合わせ窓口へ電話をかけたことがあるのですが、私のちょっとややこしい質問にもすべて的確に・即座に答えていただきました。全くストレスのないやりとりに「サポート体制にも力を入れている」のだと感じました。実は松井証券は、HDI-Japan(ヘルプデスク協会)主催の2019年度問合せ窓口格付け(証券業界)で、最高評価の「三つ星」を9年連続獲得しており、これはネット証券で唯一とのことです。特に投資をし始めた人にとっては、松井証券のサポートはかなり心強い味方になってくれるでしょう。松井証券「投信工房」の特徴8つの質問から銘柄と比率を導いて提案してくれる「投信工房」は簡単な8つの質問(年齢は?年収は?など)に答えるだけで、自分に最適なポートフォリオや投資先を提案してくれる「アドバイス型」のロボアドバイザーです。8つの質問の答えからその人のリスク許容度を測り、国内株式や新興国株式、海外REIT(リート)など国内外のさまざまな商品に投資をしている投資信託(以下:投信)の銘柄と比率を提案してくれます。「投資一任型」に限りなく近い「アドバイス型」のロボアドバイザーロボアドバイザー(以下:ロボアド)には、「アドバイス型」と「投資一任型」の2種類があります。アドバイス型:ユーザーに最適なポートフォリオや投資商品をアドバイスする。投資一任型:アドバイス型に加えて、発注や運用、運用時のリバランスも自動で行う。こう見ると、投資一任型はすべて自動でロボットがやってくれるので、手間がかからなくよさそうです。しかし一方で、投資一任型はアドバイス型に比べコストが高いというデメリットがあります(このコストですが、投資をする上でもっとも気にしなくてはいけないポイントの1つです)。「投信工房」はアドバイス型で、コストは非常に低いです。しかも、提案されたポートフォリオを簡単な操作でまとめて購入することができるので、投資一任型に限りなく近いという性質を持ちます。ロボアドの中でも特筆したサービスといえるでしょう。リバランス:定期的に、当初計画したポートフォリオ通りに資産配分を調整すること。リバランスをしないと相場の変動とともに計画したポートフォリオが崩れてしまうため、必須の作業となります。「投信工房」の6つの魅力ここでは、アドバイス型ロボアド・「投信工房」の6つの魅力を見ていきたいと思います。アドバイス型でも、簡単な操作でまとめて購入できる投信一任型に近いのに無料で使えるロボアドの中でも屈指。低コストで運用できるなくてはならない自動リバランス機能リバランス積立ができるロボアドの中で最少額!100円から投資ができる[adsense_middle]【投信工房の魅力①】アドバイス型でも、簡単な操作でまとめて購入できる「投信工房」は、最適なポートフォリオと商品を提案してくれるアドバイス型です。ですが、アドバイスを受けた商品を買いたいと思ったら「購入ボタン」をクリックするだけで、提案されたすべての投信を購入可能です。わざわざ自分で投信のページに行って、口数を入力して注文ボタンを押して・・・という手間は必要ありません。他のアドバイス型ロボアドに比べても購入の手間を徹底して省いており、「もっとも投資一任型に近いアドバイス型のロボアド」といえるでしょう。【投信工房の魅力②】投信一任型に近いのに無料で使える「投信工房」は無料で使うことができます。アドバイス型ロボアドは無料で利用できるものがほとんどですが、投資一任型にもっとも近いロボアドで無料というのはうれしいですね。【投信工房の魅力③】ロボアドの中でも屈指。低コストで運用できるロボアドにおいて、コストを抑えて運用することは非常に大切です。ロボアドのコストはサービスにより異なり、基本的にアドバイス型のロボアドは利用料は無料ですが、購入する商品によってコストは上下します。その点「投信工房」の運用コストは、投信の保有コストである信託報酬のみで年率0.34%以下。大手サービスの投資一任型のロボアドでは利用料だけで年率0.6%~1%のコストがかかりますので、他のロボアドに比べて低コストで運用することができます。運用コストは、投資をする上で最も気にしなくてはならないポイントの1つ。例えば、毎月3万円を30年間積立投資するとします。この条件で運用コストを0.5%下げるだけで、30年後には約220万円多く積立てることが可能に。このように、たとえ0.1%の運用コストであっても敏感になるべき、と個人的には考えます。【投信工房の魅力④】なくてはならない自動リバランス機能特に長期投資をする上でリバランスは欠かせません。時間の経過とともに相場が変動し、当初の計画したポートフォリオは必ず崩れてしまうからです。その点「投信工房」はあらかじめ日にちを設定しておくと、自動的にポートフォリオのリバランスをしてくれます。有料のロボアドであれば当然リバランス機能はあってしかるべきですが、無料のロボアドで自動リバランス機能があるものは限られます。【投信工房の魅力⑤】リバランス積立ができる「投信工房」で積立をしたいという人は「リバランス積立」を活用するとよいでしょう。リバランス積立は、ロボアドが目標とするポートフォリオに近づけるために、積立時に最適な配分で投信を購入してくれるというとても便利な機能です。リバランス積立を使えば、放っておいても当初の目標に向かって投資を続けることができます。【投信工房の魅力⑥】ロボアドの中で最少額!100円から投資ができる「投信工房」は100円から積立投資を始めることができます。他のロボアドでも100円から投資ができるものもありますが、中には最低投資金額が1万円や10万円のロボアドもあるため、ロボアドの中でももっとも手軽に投資を始められる部類に入るのではないかと思います。具体的にどんな商品を提案されるの?「投信工房」が提案するのは、松井証券で取り扱いがあり、国内外さまざまな商品に投資をして低コストで運用できる投信です。では「投信工房」から、具体的にどのような投信を提案されるのでしょうか?ここでは参考までに3つの投信を見ていきましょう。【国内株式】<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」は「TOPIX」との連動を目指している投信です。TOPIXは東証一部上場企業全銘柄を対象に算出している株価指数のため、この投信を買うだけでトヨタやソニー、ソフトバンクなど日本を代表する企業の多くに分散投資をするのと同じ効果を得ることができます。【先進国株式】たわらノーロード 先進国株式「たわらノーロード 先進国株式」は主に米国など海外の先進国の株式に投資をしている投信で、「MSCIコクサイ・インデックス」との連動を目指しています。この投信を1つ購入すれば、(記事執筆時点では)組入銘柄であるアップルやマイクロソフト、アマゾンやネスレなど世界的な企業への分散投資が可能というかなり贅沢な投信です。MSCIコクサイ・インデックス:日本を除く米国、英国、フランスなどの先進国の株式で構成される指数。算出されてから34年間の実績があり、多くの投資家が日本以外の先進国株式投資の参考にしている。【新興国株式】三井住友・DC新興国株式インデックスファンド「三井住友・DC新興国株式インデックスファンド」は、中国や韓国、インドやブラジルなど新興国の株式を対象として算出している「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」への連動を目指す投信。記事執筆時点ではアリババやサムスンなどに投資をしています。新興国の成長企業にも投資ができるため、ある程度リスクをとって大きなリターンを狙う攻めの投信です。MSCI エマージング・マーケット・インデックス:成長が著しい新興国株式の市場動向を知るのにもっとも活用されている指数。「投信工房」はどんな人におすすめ?ここまで「投信工房」について魅力や提案される投信を見てきました。では、「投信工房」はどのような人におすすめのサービスなのかでしょうか?ここでは3つのタイプの人を挙げていきます。[adsense_middle]手軽に王道の投資を始めたい人投資の王道は「長期・分散・積立」です。この3つの投資手法を取り入れることで、資産運用と上手に付き合っていくことができます。投資工房では低コストで毎月金額を指定して積立をすることができるので、長期で運用するにはもってこいです。さらに、「投信工房」で提案された投信を持つことにより、数多くの銘柄に投資をしている投信を複数持つことになります。提案された投信をそのまま持つことによって、分散に分散を重ねたポートフォリオが完成するのです。このように「投信工房」を使って毎月商品を購入するだけで、王道の「長期・分散・積立」を高いレベルで行うことができます。例えば「ニッセイTOPIXインデックスファンド」であれば東証一部上場の約2,000銘柄に、たわらノーロード先進国株式の場合は約1,300銘柄に分散投資したことと同じ効果を得ることができます。この2つを持つだけで3,300銘柄に投資をしたことと同様の効果があります。ましてや「投信工房」で提案される投信の数は基本的に9つですから、相当な分散効果が期待できます。将来のお金に対する心配がある人老後にゆとりある生活を送るためには、3,000万円の老後資金を貯めなくてはいけない、という試算もあります。「そんな大金をどうやって貯めようか・・・」など将来のお金に対して漠然とした不安のある人は、「投信工房」を使って、お金がお金を生むという経験をしてみるのもおすすめです。もちろん投資なので損をするリスクはあります。ですが、老後の資産を形成するためにはどうしても自助努力が必要になります。その自助努力の1つの方法が投資と考えると、投資のリスクを把握・理解した上で、まずは「投信工房」を活用して投資を始めてみるのもよいのではないでしょうか。将来に向け投資の勉強をしたい人「将来は自分で勉強しながら投資をしたいけれど、今は知識・経験がない」という人が、まずは勉強ツールとして「投信工房」を利用するのもよいでしょう。「投信工房」が提案するポートフォリオは、世界中のプロの投資家に利用されている理論を基に作られたもの。「投信工房」を利用することにより、自分の投資目的に対し、どのくらいの比率でどのような銘柄を提案されるのか、その銘柄はどんな特徴があるのかなどを学ぶことができます。100円~の少額で投資ができますので、実際に運用しながら肌感覚で投資の勉強をするキッカケにもなるでしょう。松井証券「投信工房」に関するまとめ今回は松井証券のアドバイス型ロボアドバイザー「投信工房」について紹介しました。「投信工房」は低コストで王道の投資を手軽に始められる点が魅力です。投資に少しでも興味がある人は、資産運用のお供にも勉強ツールにもなり得る「投信工房」の活用を、まずは少額からでもよいので検討してみてはいかがでしょうか。
2020年07月03日「投資に関心があるけれど、専門的な知識がないとできないのでは」と考えている人もいるのではないでしょうか。しかし、ロボアドバイザー(ロボアド)を利用すれば初心者でも簡単に投資を始めることが可能です。ただし、ロボアドにもいくつかのリスクがあります。今回は初心者が気をつけたいロボアドの注意点について解説します。ロボアドバイザー(ロボアド)は自動でできる資産運用ウェルスナビ1992年1月に1万ドルでスタートし、2017年1月までの25年間、毎月300ドルずつ積立投資をした場合のパフォーマンスです。この25年の間には、アジア通貨危機やリーマンショック・ギリシャ通貨危機などの金融危機を何度も経験しています。とくに「100年に1度の金融危機」といわれた2008年のリーマンショックの時に、資産を大きく減らしています。しかし、時間をかけてマイナスを取り戻し、投資金額10万ドルに対し評価額は24.2万ドルと、長期で運用すると資産は大きく成長していることがわかります。投資をしていると、買ったときよりも価格が下がり含み損を抱えることがあります。しかし、一時的な含み損で一喜一憂するのではなく、長期保有を前提に考えるようにしましょう。ロボアドバイザーと投資信託の違いロボアドでは、自分で金融商品を選ぶ必要がありません。どの金融商品に、どれくらいの資金を割り振るのか、すべてロボアドが決めてくれるからです。投資を任せられる金融商品としては、これまで投資信託が主流でした。投資信託とは、ファンドマネージャーと呼ばれる資産運用のプロにお金を運用してもらう金融商品です。ロボアドと投資信託の違いについて確認していきましょう。【ロボアドと投資信託の違い①】投資方法一般的な投資信託は、投資家が自分で銘柄を選び投資します。一方、ロボアドは投資家に合った最適な投資信託やETFを選び、自動で購入してくれます。ロボアドなら投資に対する知識や経験がなくても、気軽に利用できるというのが大きな特徴です。また、自分で投資をする場合、日々の値動きが気になるなど心理面に大きな影響を与えます。しかし、ロボアドに任せればその心配はありません。また、投資信託は6,000本以上の種類があります。初心者がその中から自分に合った商品を選ぶのは困難です。ロボアドは投資家に最適な金融商品を自動で購入してくれるので、銘柄の選定に困ることはありません。【ロボアドと投資信託の違い②】リスクロボアドは、世界最先端の投資理論をもとにしたシステムにより、投資家のリスク許容度に適したポートフォリオを構築してくれます。また、世界の複数のアセットクラス(株式や債券、不動産、コモディティ)に分散投資するので、リスクを軽減させた運用が可能です。投資信託でも同じようなポートフォリオを組むことは可能ですが、銘柄の選定から購入、ポートフォリオまで自分ですべて決めなければいけません。【ロボアドと投資信託の違い③】投資金額ロボアドは、最低投資金額が1万円~10万円とやや高めのサービスが多いです。投資信託はネット証券を利用すれば100円から購入できるので、最低投資金額のハードルは投資信託の方が低くなっています。【ロボアドと投資信託の違い④】手数料投資一任型のロボアドの利用料は事業者によって異なりますが、預かり資産に対して年率0.6~1%程度の手数料がかかります。また通常の投資信託と同じように、信託報酬などのコストが年率0.1~0.4%程度かかります。投資信託の保有コストは信託報酬だけで済むので、ロボアドよりも安くなります。しかし、ロボアドは銘柄の購入からリバランスまですべて自動でしてくれるので、その手間を考えると1%程度の利用料は高くないと考えられます。[adsense_middle]ロボアドバイザーの2つのリスク(デメリット)ロボアドバイザーのリスクやデメリットについて確認しておきましょう。投資経験を積むことができない資産運用をすべて任せられることがロボアドバイザーのメリットですが、投資初心者は投資経験を積めないという点がデメリットになります。しかし、ロボアドバイザーのホームページや運用報告書などで投資に関する考え方を学ぶことは可能です。大手ロボアドバイザーサービスのTHEO(テオ)やWealthNavi(ウェルスナビ)では、ブログで資産運用の内容や世界景気の今後の見通しなどについて積極的に情報発信しています。ロボアドバイザーに運用を任せるだけでなく、自分でも投資や資産運用を積極的に学んでみるという姿勢が大切です。損失が出るリスクロボアドバイザーは元本が保証された金融商品ではありません。投資を始める理由は「お金を増やす」という人がほとんどでしょうが、投資にはリスクがあります。しかし、以下のようにリスクを下げる方法があります。積立投資でリスクを減らす積立投資とは、毎月自分で決めた日に一定の金額をロボアドバイザーの口座に振り込み、運用してもらう方法。積立投資は小額の資金を積み立てることで長期の投資を容易にし、投資時期の分散により相対的に投資リスクの低減を実現できるのです。毎月1万円などと金額を決めて、給料日にロボアドバイザーの口座にお金を振り込む、という方法が一般的です。積立投資のメリットとして、まとまった資金がなくても資産運用を始められるという点があげられます。積立投資を1万円からスタートできるロボアドバイザーもあるので、まとまった資金を貯める前に資産運用を開始できるのです。また毎月一定額を買いつけるので、価格が上がったときには買いつける量が少なくなり、価格が下がっときには買いつける量が多くなります。たとえば、毎月2万円の積立投資をする場合、基準価額が1万円の投資信託なら2万口購入できます。しかし、翌月にその投資信託が5千円に下がったら4万口購入できます。逆に2万円に上がったら1万口しか購入できません。投資信託の基準価額が短期間でそんなに動くことはありませんが、基準価格が下がっているときには買いつける量が多くなり、基準価額が上がっているときには買いつける量が少なくなっていることがわかると思います。このように積立投資は値下がりしたときにより多くの金融商品を買いつけることができるので、将来値上がりに転じたときに利益を伸ばせるのです。ロボアドバイザーの口コミ大手ロボアドバイザーTHEO(テオ)の口コミ40代男性:投資のストレスを知っている人に向いている昔から株やFXをやっていましたが、頻繁にチャートを確認したり、余計なことをしたりするのがすごくストレスでした。本業の仕事に集中するために、投資はテオに任せた方が自分に合っています。20代女性:保険を見直したお金で毎月2万円積立しています結婚や転職を機にお金のことについて考え始めました。夫と一緒にファイナンシャルプランナーに保険料を見直してもらったとき、テオに興味があることを相談したら、テオの運用を後押ししてもらえました。節約できた保険料をテオで運用しています。ロボットアドバイザーのデメリットに関するまとめ今回は、ロボアドバイザーの特徴とメリット・デメリットについて解説しました。初心者でも気軽に資産運用を始められるロボアドバイザーには、さまざまなメリットがあります。しかし、元本保証の金融商品ではないので、相場環境によっては損失が膨らむことがあります。そんな時でも運用をやめるのではなく、長く続けることが大切です。目先の運用成果に一喜一憂するのではなく、長期的な運用を心掛けるようにしましょう。
2020年03月14日ウェルスナビはロボアドバイザーの最大手で、2020年2月時点の預かり資産は2,300億円を突破しています。ロボアドバイザーとは、人工知能を用いたロボットやアルゴリズムによって資産運用するサービスで、銘柄の選定から購入、運用まですべてを自動で行ってくれます。この記事では、ウェルスナビの仕組みやメリット・デメリットについて詳しく解説します。ウェルスナビの資産運用は「長期・積立・分散」ウェルスナビウェルスナビでは、世界中の株式や債券、不動産などに分散投資するので、リスクを抑えて安定的な運用を目指すことが可能です。これまでの投資一任運用サービスは、ファンドラップのように投資家が証券会社などのサービス提供業者に資金を預け、運用を任せるという形が主流でしたが、ヒトが投資代行するので人件費がかかり、コストが割高となっていました。さらに、最低投資金額が数百万円とまとまった資金が必要で、富裕層など一部の投資家が対象でした。ロボアドバイザーとはロボアドバイザーとは、インターネット上で投資アドバイスをしたり、売買などの運用をしたりしてくれるサービスのこと。ウェルスナビでは、ロボアドバイザーが投資代行するので人件費がかかりません。そのため低コストで利用可能です。しかも、初期投資の最低投資金額が10万円と投資初心者でも気軽に始めやすいサービスになっています。ウェルスナビは、資産運用の王道である「長期・積立・分散」をサポートします。これは、世界中の金融資産に分散投資してリスクを抑えながら、長期的な視点でコツコツとお金を積み立てていく手法です。ウェルスナビウェルスナビは、スマホで入金・出金・積立すべて可能で、資産運用状況もいつでもチェックできます。また、目標金額やリスク許容度の設定、銘柄の購入から運用まですべて自動化することが可能です。それでは、ウェルスナビの仕組みについて詳しく見ていきましょう。簡単な質問に答えるだけでリスク許容度を診断運用プランは、6つの簡単な質問に答えるだけでリスク許容度を診断してくれます。リスク許容度とは、資産運用でどの程度のリスクを受け入れるかを示したものです。ウェルスナビでは、リスク許容度を1~5の5段階で用意しています。一般的に、大きなリターンを得られる資産構成ではリスクも大きくなり、リスクの小さな資産構成ではリターンも小さくなるという傾向があります。どの程度のリスク許容度になるかは、顧客の年齢や資産、投資に対する考え方によって変わってきます。ウェルスナビでは、どの程度のリスクを受け入れられるのかを診断してくれるのです。ポートフォリオを自動で構築ウェルスナビは、ノーベル賞受賞者が提唱する「現代ポートフォリオ理論」にもとづく金融アルゴリズムから、顧客にあったポートフォリオ(資産の組み合わせ)を自動で構築します。たとえば、「リスク許容度3」のポートフォリオは以下の通りです。ウェルスナビウェルスナビでは株式や債券、金・不動産などを複数の金融資産に投資しますが、その割合を自動で決定してくれるのです。この最適ポートフォリオは、世界の金融市場のデータにもとづき計算されます。しかし、市場の状況は時間の経過とともに変化するので、ある時点で最適なポートフォリオがその後も最適なままとは限りません。ですから、定期的に最適ポートフォリオを更新する必要があります。これを「リバランス」といいます。ウェルスナビでは、リバランスを原則として年に1回行います。ただ、短期的な相場変動を見て配分を頻繁に入れ替えるようなことはしません。どこが底で、どこがピークなのかを見極めることは難しく、相場の状況に応じ頻繁に資産配分を変えることで、パフォーマンスが悪化することがあるからです。ETF(上場投資信託)を通じて世界中に分散投資ウェルスナビはETF(上場投資信託)を通じて、世界約50カ国11,000銘柄に分散投資できます。ETFとは、特定の指数、たとえば日経平均株価やNYダウなどの動きに連動する運用成果を目指し、金融商品取引所に上場している投資信託です。株式と同じように、取引時間中ならいつでも売買できるというメリットがあります。ウェルスナビの資産クラスとETFの銘柄は以下の通りです。ウェルスナビただ、個人投資家がETFを買って最適な資産配分を実現しようとしても、取引単位がネックになります。ETFは投資信託のように、「1万円分買いたい」というような金額指定で購入できないからです。ETFの取引単位は数千円から数万円します。米国株の代表的なETFであるVTI(バンガードトータル・ストック・マーケット)は、156.67ドル(約1万7,000円)。また、金の代表的なETFであるSPDRゴールド・シェアーズは、149.20ドル(約1万6,000円)です(2020年2月時点)。ですから、たとえば10万円で世界中の金融商品に分散投資しようとしても、ETFの取引単位がネックになり、最適な資産配分はできません。ETFを使って最適な配分を実現するためには、ある程度まとまった金額が必要になるからです。そこで、ウェルスナビでは、ETF1口を1000分の1単位で取引できる「少額ETF 取引機能(ミリトレ)」を導入しています。これは、ウェルスナビが買ったETFを、顧客が1,000分の1単位で取引できる仕組みです。少額でETFを取引できるので、より最適なポートフォリオに近づけることが可能なのです。[adsense_middle]ウェルスナビのメリットウェルスナビのメリットについて見ていきましょう。手数料がシンプルでわかりやすいウェルスナビの手数料は預かり資産の1%で、3,000万円を超える部分は0.5%(いずれも年率・税別)です。入金や出金、口座開設・口座維持手数料など他のサービスはすべて無料で利用できます。なお、運用会社がETFの維持管理のために差し引くコスト(年率0.09~0.13%程度)も実質的な負担となります。ただ、これはETFの中で差し引かれているので別途負担する必要はありません。ウェルスナビ金融商品や資産運用サービスの中には手数料体系が複雑なものがありますが、投資初心者でもわかりやすく使ってもらうため、ウェルスナビでは「預かり資産の1%」というシンプルな手数料体系を採用しているのです。また、資産運用においてはコストが重要な要素の一つであるので、透明性を重視しています。ウェルスナビのウェブサイトで手数料について詳しく説明するとともに、毎月の手数料を取引履歴の画面でいつでも確認できるようになっているのです。ウェルスナビのシミュレーション結果は良好以下のグラフは、リスク許容度3の推奨ポートフォリオで、1992年1月に1万ドルで運用をスタートし、2017年1月までの25年間、毎月300ドルずつ積み立て投資をした場合のパフォーマンスです。ウェルスナビ1992年から2017年までの25年間には、アジア通貨危機やリーマンショック・ギリシャ通貨危機などの金融危機を何度も経験しています。「100年に1度」といわれた2008年のリーマンショックの時に資産を大きく減らしていますが、時間をかけてそのマイナスを取り戻し、投資金額10万ドルに対し評価額は24.2万ドルと、資産が大きく成長していることがわかります。あくまでシミュレーションですが、高い実績が出ているという安心感があります。株価に関わらず淡々と積立投資を継続できる積立投資とは、株式や投資信託、ETFなどの金融商品を一定金額積み立てしながら購入する方法。ウェルスナビの積立投資は、以下の4つのコースから選べます。投資で失敗する原因の一つが、感情に振り回されてしまうことです。値上がりしている時は「もっと値段が上がるのではないか」と考えて買い増しをし、値下がりをすると「もっと下がるのではないか」と不安になって売ってしまう人が多いのです。ウェルスナビの積立投資は、月に一度などの決まった間隔で、同じ金額をコツコツ投資に充てていく手法。資産配分や銘柄の購入などをすべてコンピューターに任せられるので、一時的な株価や為替相場などの動きに惑わされることなく、淡々と積立投資を続けることが可能です。積立投資は毎月1万円から始められ、分配金も自動で再投資できます。感情に左右されず淡々と資金を積み上げていく仕組みは、資産形成において有効です。[adsense_middle]ウェルスナビのデメリットウェルスナビのデメリットについても確認しておきましょう。元本保証ではないウェルスナビは、元本保証の金融商品ではありません。株式や債券など複数の金融資産を組み合わせているのでリスクは軽減されていますが、リーマンショックのような下落相場になると損失がでることもあります。しかし、一時的な下落の不安に耐えて長期投資を続けていれば、結果的に利益になっています。短期的な値動きに一喜一憂することなく、長期的な資産運用をウェルスナビで続けるようにしましょう。自分で取引するのと比べてコストがかかるファンドラップなど他の運用一任サービスと比べれば、ウェルスナビのコストは低く設定されていますが、自分でETFを購入して運用する場合に比べ、手数料は割高になっています。たとえば、SBI証券で100万円分のETFを購入すると、535円(税込)の手数料負担で済みます。一方ウェルスナビでは年間1万円のコストがかかります。ただ、手数料負担だけで見るとウェルスナビのコストは高いと感じるかもしれませんが、SBI証券で購入する場合は、ETFの銘柄選びから売買タイミングまで、すべて自分で行う必要があります。マーケットを見る時間があり、自分でポートフォリオを組める投資家はいいのですが、投資初心者や時間がない人がそこまでするのは大変です。ウェルスナビではコスト負担があっても、自動で資産運用を任せられるというメリットがあるのです。自分で銘柄の選定から売買までできるのかどうかということを考え、ウェルスナビで資産運用するのかどうか決めるようにしましょう。短期で利益を狙うのは難しいウェルスナビは「長期・積立・分散」をサポートするサービスで、NYダウなどの指数と連動したETFが投資対象です。そのため、個別銘柄に投資するのと比べ、短期間で大きな利益を上げることは困難です。ただ、幅広い銘柄に分散投資しているので、大きな損失が出るリスクも軽減されます。リスクを抑えながらじっくり長期で資産運用していくのか、短期間で利益を狙いたいのか、自分の投資スタイルを考え、ウェルスナビを利用するかどうか決めるようにしてください。ウェルスナビの仕組みやメリット・デメリットに関するまとめ今回はウェルスナビの仕組みやメリット・デメリットについて解説しました。ウェルスナビは、「長期・積立・分散」投資をサポートするサービスで、簡単な質問に答えるだけでポートフォリオの構築や銘柄の買い付けなどをすべて自動で行なってくれます。手数料体系や運用成果などの情報開示を積極的に行っているので、安心して運用を続けることができます。しかし、ウェルスナビは元本保証の金融商品ではありません。リーマンショックなど株式市場が大きく下落する局面では、損失が出ることもあります。ただ、長期運用を続けていればマイナスを取り戻し、資産を大きく増やせるというシミュレーション結果が出ています。短期的な値動きに一喜一憂することなく、長期的な視点で資産運用を続けるようにしてください。
2020年03月09日ウェルスナビは、「長期・積立・分散」投資をサポートしてくれるサービスで、ポートフォリオの決定や銘柄の購入を自動で行ってくれます。基本的には長く運用を続けた方がいいのですが、他の金融商品で運用したい場合や、緊急でお金が必要になった時などに、ウェルスナビを解約したい人もいるでしょう。今回は、ウェルスナビを解約する方法や注意点について解説します。ウェルスナビとはウェルスナビウェルスナビは、預かり資産が2,300億円を超えるロボアドバイザーです。入金、出金、積立投資のすべてをスマホで完結できます。自分の投資スタイルに合わせて月1万円から自動積立が可能(最低初期投資金額10万円)で、最適なポートフォリオに合わせて、自動で銘柄(海外ETF)を買い付けしてくれます。ウェルスナビは、「長期・積立・分散」投資をサポートしてくれるサービスで、世界の富裕層や機関投資家が実践している投資手法と同じです。世界中の金融商品に分散投資することでリスクを抑えながら、長期的な視点でコツコツと資産を積み重ねていく投資手法なのです。「長期・積立・分散」投資とは、長期間(少なくとも10年以上)、毎月など決まった間隔で同じ金額を、世界中のさまざまな資産に分散して資産運用することです。「長期・積立・分散」投資は、世界的にも資産運用の王道とされています。世界中の金融商品に分散して投資することで、中長期的に世界経済の成長率を上回るリターンを目指すのです。また、海外ETFの配当金(分配金)を再投資することにより、利息が利息を生む「複利効果」も狙えます。ウェルスナビ長期割は最大0.9%年率まで段階的に手数料を割り引きます。割引幅は長期割判定額によって異なり、50万円以上なら0.1%ずつ、200万円以上なら0.2%ずつ割引されます。長期割の判定は毎月1日に実施。1日時点で長期割判定額(総入金額から総出金額を引いた金額)が50万円以上あると、当月から長期割期間が開始されるのです。長期割は投資家が長く投資を続けることを応援するためのプログラムなので、出金を行うと長期割期間は終了します。取引の開始後に出金した場合は、翌月からの手数料は割引開始前のものに戻ってしまうので注意が必要です。しかし、長期割期間が終了した後でも、毎月1日の判定時点で長期割判定額が50万円以上あれば、再び長期割期間を開始することが可能です。DeTAX(デタックス)とはDeTAXは、税負担を自動で最適化する機能。分配金を受け取ったり、ETF(上場投資信託)を売却したりして利益を実現すると、その利益に対して税負担が生じます。税負担が4,000円を超える場合を目安に、税負担の一部または全部を翌年以降に繰り延べるのがDeTAXです。繰り延べがなかった場合より運用できる金額が増えるため、投資効率の向上が期待できます。具体的にはリターンがマイナスになっているETFを一旦売却して損を確定させます。そして、すでに実現している利益と売却によって実現した損を相殺することにより、その年の利益を圧縮もしくはゼロにして、税負担を翌年以降に繰り延べるのです。またリターンがマイナスになっている銘柄の売却と同時に、同じ銘柄を同じ価格と同じ数量で買戻します。これにより同じポートフォリオ(資産の組み合わせ)を維持したまま、税負担を最適化することが可能です。ウェルスナビの手数料は通常1%ですが、多くの場合DeTAXにより年間0.4~0.6%程度の負担減となるため、事実上のコストはそれよりも少なくなると、柴山CEOはSBI証券とのインタビューで語っています。長期割とDeTAXにより、ウェルスナビの手数料負担を減らすことが可能です。自分で運用する手間を考え、ウェルスナビを続けるのか、インデックスファンドなど他の金融商品で運用するのかを決めるようにしましょう。ウェルスナビの運用実績(株価の下落による資産運用の失敗)ウェルスナビは、元本が保証された金融商品ではありません。複数の銘柄(ETF)を組み合わせ、投資家に最適なポートフォリオで運用してくれますが、相場環境によっては資産が増えないだけでなく、損失が出ることもあります。ただ、短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、長期的な運用を心がけるべきです。ウェルスナビでは、柴山CEOの口座を用いて運用実績を公開しています。ウェルスナビ2016年1月から2020年1月までの運用実績になります。投資額の累計472万円が、+28.87%の609万473円に成長しています。年率換算すると+8.3%です。この期間中もイギリスのEU離脱(ブレグジット)や、米国でのトランプ政権誕生、米中貿易摩擦など多くの波乱材料があり、一時的にリターンが悪化する時期もありました。しかし、短期的な値動きに一喜一憂せず淡々と運用を続けた結果、プラスのリターンになっています。利益確定や損切りを急がず、長い目でじっくり運用する「長期投資」の重要性が分かる結果になりました。また、ウェルスナビでは海外資産を中心とした運用のため、為替レートの影響を受けます。できれば円高の時に購入した方がパフォーマンスは良くなりますが、為替レートを正確に当てるのはプロでも困難です。そこで、定期的に一定額を投資していく「積立投資」が有効になります。毎月決まった金額を購入することにより、為替レートを平準化できます。長期でコツコツ積立投資を続けることで、為替レートに振り回されることなく、着実に資産(積立額)を積み上げることが可能になるのです。ウェルスナビでは、つみたてNISAを利用できないウェルスナビは「つみたてNISA」の制度を使うことができません。つみたてNISAとは、少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度で、2018年1月からスタートしました。つみたてNISAの対象商品は、手数料が低く、分配金が頻繁に出されないなど、長期・積立・分散投資に適した投資信託とETF(上場投資信託)に限定されていて、値上がりや分配金が非課税になります。通常20.315%かかる税金がかからないというのは、大きなメリット。ただし、新規投資額の上限が毎年40万円と決まっています。ですから、毎月10万円などまとまった資金を運用するのには適していません。ただ、少額で積立投資をしたい投資家は、非課税メリットが大きい「つみたてNISA」を利用したいと考える人もいるでしょう。[adsense_middle]ウェルスナビの解約方法と注意点ウェルスナビは長く続けた方がいいものの、インデックスファンドなどでコストを抑えて運用したい、急にお金が必要になったので解約して出金したいという人もいるでしょう。そこで、ウェルスナビの解約方法について解説します。ウェルスナビ解約前の注意点登録情報の変更氏名や住所、振込口座などの登録情報に変更がある場合は、事前に登録情報の変更手続きが必要です。変更は、パソコン・スマートフォンのどちらでも可能です。解約前に出金が必要ウェルスナビを解約する場合、口座に残っている金額を全額出金しておかなければいけません。ウェルスナビ口座に預かり資産がある場合は、事前に出金メニューから全額出金をしておくようにしましょう。自動積立の解除ウェルスナビを利用している人は、毎月1万円など積立投資を利用している人が多いと思いますが、自動積立を利用している場合、事前に積立メニューにより自動積立の解除を行うようにします。解除しておかないと、口座振替などで口座から資金が引き落とされてしまう可能性があるので、注意が必要です。それでは、自動積立の解除法を説明します。パソコンやスマートフォンのWebブラウザの場合ウェルスナビにログイン後、積立メニューを開きます。そして、解除したい積立設定の「自動積立を変更する」ボタンを押します。一番下までスクロールし、「自動積立の設定を解除する」を押し、表示された内容を確認して問題なければ「解除する」を押します。「自動積立設定の解除を受け付けました」と表示されれば、手続きは完了です。スマホアプリの場合スマートフォンのアプリを利用する場合は、最新バージョンにアップデートして利用するようにします。ウェルスナビにログイン後、「積立」メニューを開きます。解除したい積立設定をタップし、一番下までスクロール。「自動積立の設定を解除する」を押します。「自動積立設定の解除を受け付けました」と表示されれば手続きは完了です。次回の引き落とし分からの停止を希望する場合、引き落とし日の「8営業日前」までに解除の手続きを済ませる必要があります。手続きが間に合わなかった場合、次々回からの引き落とし分から停止となります。ウェルスナビでは、口座から全額出金することで、自動運用を休止することができます。休止中の手数料は発生せず、口座が無効になることもありません。運用休止ではなく、口座解約を希望の場合は、ウェルスナビにログインして「お問い合わせフォーム」より、口座解約を申し込みます。解約の申し込みを行うと、ウェルスナビから数日後に解約手続きの書類が送られてきます。書類に必要事項を記入し、送り返すことで解約手続きは完了です。[adsense_middle]ウェルスナビの出金(引き出し)方法と振り込まれるタイミングウェルスナビの出金方法には、次の2つがあります。全額出金全額を出金したい場合、「全額出金する」を選択します。金額指定全額ではなく、一部を出金したい場合、出金を希望する金額(5万円など)を入力します。ウェルスナビでは、出金希望額に合わせてETFを売却し、3営業日後(日米の休日が含まれる場合は4営業日)に出金時振込口座に振り込まれます。「WealthNavi for SBI証券」を利用している場合は、「資金移動サービス」を利用してSBI証券の総合口座へ出金することも可能です。口座解約と全額出金のどちからがいいかウェルスナビは口座解約をしなくても、全額出金して休止できます。今後、ウェルスナビを二度と利用しないという場合は解約でもいいですが、再開する可能性がある場合は全額出金で休止にしたほうがいいでしょう。休止中でも手数料は発生せず、口座が無効になることもありません。入金すればいつでも取引を再開することが可能です。ウェルスナビの解約方法に関するまとめ今回はウェルスナビの解約方法について解説しました。ウェルスナビは「長期・積立・分散」投資をサポートしてくれるサービスで、世界中の金融商品に分散することでリスクを抑えながら、長期的な視点でコツコツと利益を積み重ねていく資産運用です。基本的には解約しないで運用を続けた方がいいのですが、自分でインデックスファンドなどに投資して運用したい場合や、つみたてNISAなど他の制度を使いたい場合などに解約したい人もいるでしょう。また緊急でお金が必要になることもあります。ただ全額出金することで自動運用を休止することも可能です。休止中の手数料はかからず、口座が無効になることもありません。今後ウェルスナビでの運用再開を考えているならば、ウェルスナビを解約するよりも口座を休止することをオススメします。
2020年03月04日ウェルスナビは、資産運用を自動で行ってくれるサービスですが、確定申告は自分でしなければいけないのでしょうか。結論をいうと、「特定口座・源泉徴収あり」を選べば基本的に何もする必要はありません。ただ、状況によっては確定申告をした方が有利になる場合があるので、どのような時に確定申告した方が有利になるのかを解説していきます。ウェルスナビとはウェルスナビ高い実績を誇るロボアドバイザーウェルスナビは、2019年11月時点で預かり資産1,900億円を超え、一番の実績を持っているロボアドバイザーです。ウェルスナビでは、世界水準の資産運用をすべて自動で行ってくれます。これまで世界水準のアルゴリズムは、機関投資家や一部の富裕層に限られていました。しかし、テクノロジーの力で誰でも世界水準の資産運用をできるようにしたのが、ウェルスナビのロボアドバイザーなのです。AI(人工知能)が投資を代行するので人件費がかからず、手数料は預かり資産の1%と低コストで、最低投資金額は10万円と少額から始められるというメリットがあります。また、スマホで簡単に開始できるのも大きなポイントです。AI自分に最適な運用プランを提示してくれる6つの質問に答えるだけで、自分に合った運用プランをAIが提示。発注や積立、リバランス(資産のバランス調整)も、ウェルスナビがすべて自動で行います。人ではなくAIが投資をしてくれるので、相場環境に一喜一憂することもなくなります。資産運用の王道は「長期・積立・分散」です。世界中の金融商品に分散投資しながら、世界経済の成長率を中長期で上回ることを目指します。もちろん、世界経済はいい時も悪い時もあり、資産運用中にはリーマンショックなど大きな金融危機が起こることもあります。しかし、「長期・積立・分散」投資を続けることで、そのような大きなショックが起こっても、長期で見ればプラスのリターンを期待できるのです。たとえば1992年1月から2017年1月までの過去25年間の期間で、ウェルスナビの推奨ポートフォリオを用いて資産運用のシミュレーションを行うと、資産は2.4倍に成長し、1年あたりのリターンは6.0%という結果になります。ウェルスナビウェルスナビの売却益にかかる税金株や投資信託を売って利益が出たとき、利益の20.315%(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%)が課税されます。ウェルスナビの売却益も同じです。株や投資信託と同じく、ウェルスナビを含めたロボアドバイザーの売却益の税金も、申告分離課税に区分されるからです。申告分離課税とは、株式や投資信託などの譲渡により所得が生じた場合、確定申告の段階で他の所得と合算せず、分離して課税する制度のこと。株式等の譲渡による所得は、総合課税となる他の所得はもちろん、土地や建物などの譲渡による所得のような、他の申告分離課税の所得とも分離して課税が行われます。たとえば、ウェルスナビを10万円で買って20万円で売ったときの利益は10万円ですが、20,315円(10万円✕20.315%)が税金として引かれるので、実際の手取りは79,685円(10万円-20,315円)となります。売却益は出金することもできます。本来、税金は投資家本人が確定申告の書類に必要事項を記入したり、税務署に行ったりする必要があります。しかし日中忙しい人は、「面倒な手続きをしたくない」と考える人も多いでしょう。次の項では、確定申告が不要になるポイントを解説します。「特定口座・源泉徴収あり」を利用すれば確定申告の必要は原則ない証券会社や銀行で口座を開く場合、「特定口座」か「一般口座」を選ぶ必要があります。両者の違いは、損益計算や税金の納め方です。特定口座は、証券会社や銀行が年間取引報告書を作成してくれ、税金を本人に代わって納めてくれます(源泉徴収ありの場合)。一方、一般口座では税金の計算から確定申告、納税まで投資家自身がすべて行わなければいけません。[adsense_middle]特定口座・源泉徴収ありとは面倒な手間を省きたい人は「特定口座」を選ぶようにしましょう。特定口座を選べば、1年間の損益をウェルスナビが計算してくれます。ただし、特定口座には「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」の2種類があります。「源泉徴収あり」を選べば、ウェルスナビが税金を納めてくれるので、確定申告の必要は原則ありません。一方、「源泉徴収なし」の場合、投資家自らが確定申告して税金を納めます。また、特定口座以外にも「一般口座」があります。一般口座の場合、ウェルスナビでは税金の手続きについて何もしません。損益の計算から確定申告、税金の納付まで投資家がすべて行わなければなりません。資産運用を自動で任せられるのがウェルスナビのメリットですから、税金の手間も省ける「特定口座・源泉徴収あり」を選ぶようにしましょう。特定口座・源泉徴収なしを選んだほうがいい場合もあるが、住民税の申告が必要手間が省けて便利な「特定口座・源泉徴収あり」ですが、「源泉徴収なし」を選んだほうがいい場合もあります。それは、投資による利益が20万円以下なら、所得税がかからないというメリットがあるからです。ただし、住民税の申告は必要になるので、手間をかけたくない人は「源泉徴収あり」を選んだ方がいいでしょう。外国税額控除を適用したい場合は確定申告が必要ウェルスナビは海外のETF(上場投資信託)で運用を行っているので、配当は米国内で租税条約に基づいた税率(10%)で源泉徴収されます。さらに米国で課税された後の金額に対して、日本でも20.315%の税率で源泉徴収されます。源泉徴収されているので確定申告は必要ありませんが、日米の二重課税を調整するための外国税額控除を適用したい場合は確定申告が必要になります。外国税額控除とは外国証券投資(株やETFなど)による配当金や利子は、まず外国で課税され、さらに日本でも課税されることから二重に課税されることになります。この二重課税を調整するために、外国で課税された税額を日本の税金から差し引く制度です。外国税額控除に必要な書類外国税額控除を受けるためには、確定申告をする必要があるので、必要書類を作成して期間内に税務署に提出します。外国税額控除に必要な書類は、以下の通りです。外国税額控除に関する明細書国外所得総額の計算に関する明細書外国所得税を課されたことを証する書類その税が外国税額控除の対象となる外国所得税に該当することについての説明を記載した書類ただし申告の際は、書類ややり方の詳細を税務署に問い合わせるようにしましょう。ウェルスナビで確定申告をした方がいい場合配当の二重課税以外にも、以下のように確定申告をしたほうが税金がオトクになる場合があります。[adsense_middle]株式や投資信託との損益通算確定申告すれば、他の証券会社の株や投資信託と損益通算できます。たとえば、ウェルスナビで利益が出ていて、株式で損失が出ている場合、損益通算することで支払う税金を減らせることができるのです。特定口座で取引をしていれば、ウェルスナビが年間取引報告書を作成してくれます。年間取引報告書はウェルスナビのホームページで電子交付しているので、いつでもダウンロードが可能です。損失の繰越控除を利用する株や投資信託と損益通算しても譲渡損失が残ってしまう場合、「譲渡損失の3年間繰越控除」の適用を受けるようにしましょう。適用を受けると、翌年以降3年間、翌年の譲渡益や配当金から繰り越した損失額を控除できます。これによって、課税評価額がゼロまたはマイナスとなれば課税されません。ただし、損失を繰り越すには、3年間は毎年「損失の繰越控除」の申告をする必要があるので注意しましょう。口座の変更方法ウェルスナビで一般口座を開設していても、特定口座に変更可能です。「ウェルスナビのお問い合わせ」から「現在の口座を特定口座に変更したい」と申し込みましょう。すると、ウェルスナビから口座変更申込書が送られてくるので、記入してマイナンバーなど身分証明書のコピーを同封して送り返せば完了です。ただし、その年の売却益や分配金が発生している場合は、変更できないので注意しましょう。たとえば、2019年度の口座を変更しようとしても、すでに売却益や分配金が発生している場合は、税金の計算が始まっているので年度内の変更はできません。翌年(2020年)まで待つ必要があるのです。確定申告書の書き方確定申告書をスムーズに作るためには、国税庁の「確定申告書作成コーナー」を利用すると便利です。確定申告書作成コーナーを利用すると、画面の案内にしたがって入力していくことで、申告の目的や所得の種類に応じた申告書を作成できます。申告書はプリントアウトできるので、確定申告の書類を税務署に提出すれば終了です。直接税務署に行き、職員に確認しながら作成する方がミスなくできますが、確定申告の期間は混み合い時間もかかるので、「確定申告書作成コーナー」を利用するようにしましょう。ウェルスナビのDeTax(デタックス)とはDeTax(デタックス)とは、税金の負担を軽減(先送り)してくれるサービス。分配金の受け取りやETF(上場投資信託)の売却によって利益が出ると、税負担が生じます。デタックスは、税負担が1万円を超える場合を目安に、税負担の一部または全部を翌年以降に繰り延べます。税負担を繰り延べなかった場合より運用できる金額が増えるため、投資効率の向上が期待できるのです。具体的には、損益がマイナスになっている銘柄を売却して損を確定させます。そして、すでに利益確定している銘柄と利益を相殺させることにより、その年の利益を圧縮もしくはゼロにし、税負担を翌年以降に繰り延べるのです。また、損益がマイナスになっている銘柄を売却すると同時に、同じ銘柄を「同じ数量・同じ価格」で買い戻します。これにより、ポートフォリオを維持したまま、税負担を軽くすることができるのです。柴山CEOは、SBI証券とのインタビューで、DeTaxの機能で年間0.4~0.6%程度の負担減になるといっています。ウェルスナビの手数料は年率1%(預かり資産3,000万円まで)ですが、DeTaxにより半分程度のコスト負担になることが期待できるのです。ウェルスナビの確定申告に関するまとめ今回は、ウェルスナビの税金について解説しました。「特定口座・源泉徴収あり」をしておけば、何もする必要はありません。ただし、外国税額控除や株・投資信託と損益通算をしたい場合は、確定申告をする必要があります。それでも資金が少ない間は、「特定口座・源泉徴収あり」を選んでいても問題ないでしょう。しかし、10年・20年と運用を続けて資産が大きくなった場合は、税金についてもきちんと考えるようにしましょう。
2019年12月21日トラノコとは、買い物のおつりで投資できるアプリです。おつりなので少額から気軽に投資を始めることができます。今回は、トラノコのメリット・デメリットと実際の評判について解説します。トラノコとはトラノコトラノコは、TORANOTEC株式会社が運営している「おつり投資アプリ」です。これまで投資をしたことがない人でも気軽に資産運用を始められます。「おつり投資アプリ」とは、毎日の買い物のおつりを、自動的に世界中の資産に分散投資できるアプリです。ただ実際に現金のお釣りで投資を行うわけではなく、アプリに登録したクレジットカードでの買い物データを基に投資額を決める仕組みです。トラノコにクレジットカードやアマゾン・楽天などのECアカウントを登録するだけで、おつりデータが即時に更新されます。マネーフォワードやZaim など提携する家計簿アプリを使っている人はカードの登録も不要です。アカウントを連携させるだけで利用できます。セブン銀行や野村総合研究所、リアルワールドなど大手企業が主要スポンサー企業なので安心できる会社です。メディアにも多く掲載されています。おつりで投資の仕組みいつも通りに買い物をするトラノコや提携している家計簿アプリに登録しているクレジットカードや電子マネーなどで買い物をします。買い物代金がチャージされます。投資したい「おつり」を選択トラノコ「トラノコおつり捕捉サービス」やマネーフォワードやZaimなど提携家計簿アプリを通じて、買い物データに連動したおつりデータがトラノコ上に表示されます。ただ実際に発生したおつりを積み立てるのではなく、あらかじめ設定した金額によって積み立てるおつりが決定。「おつり」は設定した金額で買い物した端数になります。設定金額は、「100円」「500円」「1000円」の3種類です。たとえば、350円の買い物をした場合、以下がおつりとなります。設定金額100円:100円×4=400円で支払うので、400円-350円=50円で「50円」がおつり設定金額500円:500円-350円=150円で「150円」がおつり設定金額1000円:1000円-350円=650円で、「650円」がおつり選択したおつりが、自動で投資される毎月1回、その月に選択した「おつり」の合計が、銀行口座から自動で引き落とされ、投資に回ります。毎月の投資上限額の設定も、投資資金の追加もできます。運用状況をアプリで確認トラノコ運用状況は、毎日更新されます。投資している資産の構成情報も一目でわかります。出金もいつでも可能です。トラノコのメリットトラノコ2007年に一括で投資を行った場合、代表的な株価指数であるTOPIX(東証株価指数)は、日本10年国債のパフォーマンスを下回っています。国債は、国が発行しているので元本が保証されています。リスクをとって株式(TOPIX)に投資するより、安定して増える日本国債に投資したほうがいいと思ってしまいます。毎月1万円ずつ投資しかし、毎月1万円ずつおつりを投資していた場合は、パフォーマンスが大きく異なります。トラノコTOPIXに毎月1万円ずつコツコツ投資することで、日本国債を大きく上回るリターンを出せることがわかります。一度に購入するのではなく複数回に分けて投資することで、2008年のリーマンショックのような大きな金融危機でも安い値段で購入することができ、平均購入価格を下げる効果があるためです。リスクとリターンに合わせて、3つのファンドを選べるトラノコトラノコはリスク許容度に合わせて、次の3つのファンドを選べます。安定重視の「小トラ」リスクを抑える事を重視し、比較的リスクが低い債券の割合が高いファンド。トラノコバランス重視の「中トラ」債券に加え、比較的リスクの高い株式をある程度加えたファンドトラノコリターン重視の「大トラ」リターンを重視し、比較的リスクの高い株式の割合が高いファンドトラノコリスクに応じて世界中の株式や債券、不動産などに分散投資トラノコは、リスクを分散させるために世界中の株式や債券、不動産などに分散投資していますが、直接投資しているわけではありません。実際に投資を行っているのは厳選されたETF(上場投資信託)です。ETFとは、株式市場に上場している投資信託。保有コストである信託報酬などの費用が安いことが特徴です。2017年12月時点の投資対象のETFは、以下の通りです。トラノコマイルやポイントでも投資できるトラノコで投資できるのは、「おつり」だけではありません。トラノコが提携するポイントやマイルも、現金に交換することで簡単に投資できます。ポイントやマイルを使えば、資金ゼロで投資を始められます。トラノコが現在提携しているポイントやマイルは以下の通りです。トラノコ[adsense_middle]トラノコのデメリットトラノコそれでは、運用報酬と月額利用料のコストを考えた場合、いくら以上になったらトラノコのコスト負担は他社のアクティブファンドより安くなるのでしょうか。トラノコでは、以下のような年間コストのシミュレーションを公表しています。トラノコ運用額が40.9万円を超えると、コスト負担は下がる結果になっています。毎月1万円ずつ「おつり投資」をすると3年以上かかる計算になります。短期的にはコスト負担が気になりますが、投資は10年、20年と長期に渡って行なうものです。トラノコはおつりやポイントでコツコツと投資を続ける仕組みになっています。投資金額が少ない間はあまりコストを気にせず、長期的な視点で運用を続けるようにしましょう。トラノコのオトクな連携サービストラノコ毎月ポイントプレゼントトラノコ投資額にかかわらず、毎月ポイントやマイルがたまります。現在は、以下の3つのサービスと提携しています。いずれか1つのサービスを選びます(他のサービスとの併用はできません)。nanaco:毎月必ず20ポイント。さらに口座開設申し込みで、3500ポイントもらえます。ANA:毎月必ず5マイル。口座申し込みで700マイルもらえます。dポイントクラブ:毎月必ず15ポイント。口座申し込みで3000ポイントもらえます。毎月割引サービストラノコ毎月割引サービスでは、ニチガスの指針があった支払いにおいて100円が割引されます。また、最初の3ヵ月はトラノコの利用料は無料です。お試しで試してみるのもいいでしょう。学生は利用料が無料15歳未満はトラノコを利用できませんが、15歳~23歳未満の学生であれば、月額利用料300円が無料になります。「学生こそ投資を始めてほしい」という思いから「トラノコ学割」がスタートしたのです。アプリに学校名と学籍番号を入力するだけで、学生証などの送付は必要ないので簡単に始められます。トラノコ15歳から毎月3000円ずつ投資すれば、22歳の時点で334,604円貯まります。23歳以降は利用料がかかりますが、アクティブファンドなどよりもコスト負担が軽くなる40.9万円まであとわずかです。早いうちからトラノコを始めていれば、コスト負担が少なくなるというメリットがあります。[adsense_middle]トラノコの退会・解約方法トラノコを退会する場合、アプリやウェブサイトのアカウント情報ページを開き、「トラノコを退会する場合」という項目を選択します。注意事項などが表示されるので了解したら、トラノコIDなどの情報を入力した上で同意。これで退会となります。ただし、トラノコを退会しても投資口座自体は引き続き運用されるので、口座の解約も考えるのであれば退会後にメールもしくは電話で解約手続きを行う必要があります。手続きが面倒な場合は、投資口座から出金を行い残高ゼロにします。残高ゼロで1年間経つと口座の閉鎖が行われるので、手続きの必要はありません。トラノコの退会・解約の注意点連携するサービスが停止するトラノコを解約した場合、ポイントやマイル との連動も停止されます。利用中に貯めていたトラノコポイントも消滅します。出金手数料がかかる出金手続きは、アプリなどで出金リクエストを行います。出金リクエスト後、ファンドを売却し2日で出金の確定、1週間程度振込口座への送金となります。なお、出金手数料は金額にかかわらず300円です。出金に時間がかかりますし、解約手数料もかかるので、解約後に全額出金ということであれば手続きを間違いないように気をつけましょう。トラノコを再開する場合トラノコを退会しても、口座の運用が続いている場合は簡単に再会することができます。アプリから自分のアカウントにログインすると「再会する」のをボタンがあるので、そこから手続きをします。口座を解約、もしくは全額出金後1年以上経っている場合は口座自体が閉鎖されています。その場合は新規開設になるので、もう1度口座開設手続きをする必要があります。トラノコは安全?トラノコに預けた資産の安全性はどうでしょうか。トラノコに投資した顧客の資金は信託銀行が分別管理しており、トラノコが万一破綻した場合でも全額保護されます。お金が返ってこない危険性は低いと考えられます。まとめ少額から投資できるのがトラノコの魅力です。最初は月額利用料の負担が大きいものの、長期で資産を続ければコスト負担はアクティブファンドよりも低くなります。おつりやポイントで投資を開始できるというのが、トラノコの大きなメリットです。ある程度まとまった資金がないと投資を始められないと躊躇している人が多いと思いますが、トラノコなら気軽に投資を始められます。スマホアプリで簡単に始められるので、投資を考えている人にオススメです。最初の3カ月は月額利用料がかからないので、トラノコのアプリをダウンロードして投資を始めてみてはいかがでしょうか。
2019年08月13日(ウェルスナビ) for SBI証券とは、預かり資産・運用者数がロボアドバイザートップのウェルスナビの提携サービスです。運用方法は通常のウェルスナビと同じですが、サービス内容が異なっている部分があります。今回は、WealthNavi(ウェルスナビ) for SBI証券の特徴やはじめ方について解説します。ウェルスナビ for SBI証券とはSBI証券ウェルスナビ for SBI証券とは、ウェルスナビ株式会社が提供するロボアドバイザー「WealthNavi」をSBI証券の顧客向けにカスタマイズした次世代の資産運用サービスです。2017年1月からサービスを開始し、2年間で残高が400億円を突破しました。ウェルスナビは、SBI証券以外にも提携している企業が複数あります。ウェルスナビ for 住信SBIネット銀行ウェルスナビ for ANAウェルスナビ for ソニー銀行ウェルスナビ for イオン銀行ウェルスナビ for 横浜銀行ウェルスナビ for JALどこで始めても、運用方法や手数料は同じです。ただし、サービス内容に違いがあります。また、提携企業によってはキャンペーンを行っている場合があります。2019年7月8日(月)~8/8(木)にかけてウェルスナビ for SBI証券もキャンペーンを行っています。キャンペーン期間中に初めて、または追加でWealthNavi for SBI証券口座へ10万円以上の入金をし、かつ2019年9月分として自動積立により10,000円以上の引き落としが実施された顧客に、入金額に応じて最大5万円をプレゼントするキャンペーンです。ウェルスナビそれでは、ウェルスナビ for SBI証券の特徴について見ていきましょう。ウェルスナビ for SBI証券の特徴SBI証券GAIAコンサルティングサービスの対面サービスが使えるウェルスナビ for SBI証券独自のサービスとして、GAIAコンサルティングサービスがあります。GAIAコンサルティングサービスとは、独立系のファイナンシャルプランナー会社である「ガイア」が、ウェルスナビ for SBI証券のセミナーにおいて提供する対面コンサルティングです。対面で相談する機会が欲しい人には嬉しいサービスで、ウェルスナビ for SBI証券のメリットです。ウェルスナビ for SBI証券はマメタスに対応していないウェルスナビマメタスとは、ウェルスナビが提供するおつり投資サービス。 クレジットカードや電子マネーでの買い物のおつりが、ウェルスナビのロボアドバイザーによって運用されます。買い物のおつりで投資できるので、まとまった資金がなくても資産運用を続けられるのです。ただし、ウェルスナビ for SBI証券ではマメタスに対応していません。マメタスを利用したい場合は、通常のウェルスナビを選ぶ必要があります。ウェルスナビ長期割は時間かかりますが、ウェルスナビを続けている投資家にとっておトクなサービスです。しかし、ウェルスナビ for SBI証券では、長期割に対応していません。長期割を利用するためには、直接ウェルスナビに申し込まなければなりません。これもデメリットの一つです。ただし、ウェルスナビ for SBI証券はDeTAX(自動税金最適化)には対応しています。DeTAXとは、リバランス時の売却による利益や分配金と、運用の損失を合わせて税金を安くする機能です。柴山CEOはウェルスナビ for SBI証券とのインタビューで、DeTAXの機能により年間0.4~0.6%程度の負担減になると述べています。[adsense_middle]ウェルスナビ for SBI証券のメリットウェルスナビ効率的なポートフォリオとは、「リスクが同じなら期待リターンはもっとも高いものがいい」ということです。1990年にノーベル経済学賞を受賞したハリー・マーコビッツが「現代ポートフォリオ理論」で提唱した理論になります。個人投資家が、自分で資産を選んで効率的なポートフォリオを組むのは困難です。しかも、市場の状況は時間の経過とともに変化するため、ある時点で最適だったポートフォリオがその後も最適とは限りません。状況に応じてリバランス(資産の入れ替え)を行う必要があるのです。ロボアドバイザーなら、効率的なポートフォリオの組み合わせからリバランスまで、すべて自動で行ってくれます。中長期での資産運用を自動でサポートしてくれるのです。【ウェルスナビ for SBI証券のメリット③】特集やセミナーが充実SBI証券ウェルスナビ for SBI証券では、特集コンテンツと動画でわかりやすく解説する動画セミナー、対談コンテンツなどを見ることができます。さらに、WealthNavi会場セミナーの開催情報も確認できます。ウェルスナビ for SBI証券のメリットまとめ資産運用をすべて任せられる中長期での効果的・効率的な資産運用をサポート(最適ポートフォリオの作成)特集やセミナーが充実ウェルスナビ for SBI証券のポートフォリオの投資対象や手数料ウェルスナビの投資対象は、海外のETFです。ETFとは、証券取引所に上場している投資信託。ウェルスナビでは、低コストで流動性が高いETFが選ばれています。手数料は、預かり資産の評価額に対して年率1%(3,000万円を超える部分は年率0.5%)で、最低投資金額は10万円です。これらは、通常のウェルスナビと同じです。自動積立サービスが利用できる自動積立とは、各金融機関の口座から、毎月一定金額を自動で引き落とし、積立投資を行うことです。追加の手数料はかからず、積立金額は1万円から指定できます。積立コースは以下の4つです。①月1回定額毎月6日・12日・20日・26日・末日の中から1回選んで一定の金額を積立投資します。②月5回定額毎月6日・12日・20日・26日・末日のすべての日で一定の金額を積立投資します。③複数回定額毎月6日・12日・20日・26日・末日の中から複数回一定の金額を積立投資します。④カスタム毎月6日・12日・20日・26日・末日から複数回積立投資。引き落とし日ごとに設定した金額を積み立てます。ウェルスナビ for SBI証券の始め方ロボアドバイザー口座で資産運用を始めるには、「ウェルスナビ for SBI証券口座」の開設が必要です。ウェルスナビ for SBI証券口座は最短当日で口座開設が完了し、すぐに取引が可能。口座開設料や口座管理料は無料です。ロボアドバイザー口座への切り替えSBI証券総合口座を持っていない場合SBI証券総合口座の開設が必要です。次のリンクより口座開設が可能です。SBI証券総合口座を持っている場合1.SBI証券総合口座にログインした状態で、ロボアドバイザー(ウェルスナビ for SBI証券)口座開設ボタンを押します。2.「ウェルスナビ for SBI証券」口座開設に関する承認事項画面で次の事項を確認。個人情報の第三者提供の同意ウェルスナビ株式会社における個人情報の利用目的等確認後に「同意する」ボタンを押します。3.ウェルスナビ for SBIの口座開設画面で本人確認書類をアップすれば口座開設終了です。ウェルスナビ for SBI証券に関するまとめ今回は、ウェルスナビ for SBI証券と公式のウェルスナビとの違いやはじめ方について解説しました。◎ウェルスナビ for SBI証券と公式のウェルスナビの同じ点手数料が年率1%(3000万円を超える部分は年率0.5%)最低投資金額10万円自動積立やDeTAX機能が使える◎ウェルスナビ for SBI証券と公式のウェルスナビの違う点GAIAの対面サービスが利用可能マメタスや長期割には対応していない運用方針や投資対象は公式のウェルスナビと同じですが、サービス内容が異なる点もあるので注意しましょう。ただ、SBI証券に総合口座を持っていれば、当日にでもロボアドバイザーサービスを始められます。SBI証券で株や投資信託を取引している方は、投資の幅を広げるためにもウェルスナビ for SBI証券の口座を開設するところから始めてみてはいかがでしょうか。資産運用に関する以下記事もおすすめ☆[/delpart]
2019年07月13日(ウェルスナビ)は、運用者数12万人、預かり資産1,500億円と、日本のロボアドバイザーで最も人気があります。運用をAI(人工知能)に任せられるのでとても便利なサービスですが、手数料などのコストがどの程度なのか気になる人も多いでしょう。今回の記事では、ウェルスナビの手数料を紹介するとともに、他のロボアドバイザーとの比較を行います。ウェルスナビの手数料は3,000万円を境に変更されるウェルスナビETFの信託報酬も間接的に負担ウェルスナビウェルスナビの手数料は高い?それとも安い?高い:投資経験豊富で、ウェルスナビに頼れずに投資できる人安い:初心者や運用に時間をかけられない人ウェルスナビのサービス利用手数料は、預かり資産の1%。また、運用するETFの信託報酬が0.11~0.14%のコストがかかります。投資に慣れている人なら1%の手数料というのは高いと感じるでしょう。たとえば、ウェルスナビが投資対象としている海外ETFを直接購入すれば、年間のコスト負担は信託報酬の0.11~0.14パーセントのみで済みます。売買手数料はかかりますが、長期で運用した場合は、自分で購入した方がコストはかからないのです。しかし、ウェルスナビでは最適なポートフォリオ(資産の組み合わせ)を決定してくれ、リバランス(ポートフォリオ最適な状況にすること)も自動で行ってくれます。これらの売買を初心者が実行するのは大変です。ウェルスナビがサービスを開始した2016年1月19日に100万円、その翌月から毎月3万円ずつ積み立て投資をした場合のパフォーマンス(2019年5月まで)は、以下の通りです。ウェルスナビこのように、高い成果が期待できる運用を任せられると考えれば、ウェルスナビの手数料は安いと考えられます。[adsense_middle]長期割で年間手数料が安くなる(6カ月ごとに割引)ウェルスナビウェルスナビでは、運用期間が長くなるほど手数料が割引きになる「長期割」があります。長期割とは、ウェルスナビを続けると、預かり資産に対する手数料を最大0.90%(現金部分を除く、年率・税別)まで割引する制度です。ウェルスナビで運用し続けた期間と運用金額に応じて、6か月ごとに手数料が割引されます。50万円以上運用し続けて6カ月を超えた場合は7ヶ月目から0.01%、200万円以上の場合は0.02%ずつ割引されるのです。手数料を割引く「長期割」は、投資家が資産運用を長く続けることを応援するプログラムです。税金を最適化するDeTAX(デタックス)テオ利用手数料1.0%(最大0.65%まで割引き)信託報酬非公開THEOは、お金のデザイン社が運営するロボアドバイザーです。ウェルスナビに次ぐ規模を誇っています。THEOの手数料体系は業界最低水準です。2019年4月から新手数体系である「THEO Color Palette」が始まったからです。テオ預かり資産額に応じて最大0.65%(35%OFF)まで手数料が割引きされます。THEO Color Paletteは、預かり資産の時価評価額3,000万円以下の部分が対象。時価評価3,000万円を超えた分にかかる手数料については、従来通り0.5%(年率・税別)です。テオで運用するETFの信託報酬に関しては、非公開となっています。[adsense_middle]楽ラップ楽天証券楽ラップは、楽天証券が運営するロボアドバイザー。手数料体系は、「固定報酬型」と「成功報酬併用型」の2種類から選べます。固定報酬制 0.702%成功報酬併用型 0.594%+運用益の5.4%信託報酬0.288%固定報酬型固定報酬最大年率0.702%毎月運用資産残高に定率をかけた固定報酬を支払うタイプ。成功報酬併用型固定報酬最大年率0.594%成功報酬運用益の5.4%固定報酬に加え、一定期間の運用成果に応じた成功報酬を支払うタイプ。楽ラップでは、約70%の方が「固定報酬制後型」を選択しています。ただし、一年間の収益率が2%を超えてくると固定報酬型の方がお得です。楽天証券楽ラップの信託報酬楽ラップが投資するファンドの信託報酬(運営・管理にかかる費用)は最大で年率0.288%。ただし、顧客の資産から直接引き落とされるのではなく、運営・管理の中で控除されるものなので、顧客が間接的に負担する費用です。マネラップマネックス証券利用手数料0.991%未満信託報酬0.1%マネラップはマネックス証券が提供するロボアドバイザー。利用手数料は、運用資産残高に対して0.991%未満です。また、投資対象としているETFの平均経費率を0.1%未満に抑えています。利用手数料を0.991%未満に抑えているのに加え、ETFと合わせた実質的なコストも低いのがマネラップの強みです。ロボアドバイザー手数料比較表※ウェルスナビとTHEOは、預かり資産3000万円以上は0.5%このように見ると、ウェルスナビの手数料は他のロボアドバイザーと変わらないように思いますが、DeTAX(自動税金最適化)によって、事実上の手数料は0.5%程度になる可能性があります(ただし運用成果によって変動します)。さらに、長く運用すれば長期割も適用(最大0.9%)されます。DeTAXがあるロボアドバイザーサービスはウェルスナビだけなので、実質的な手数料を安くしたい投資家はウェルスナビをおすすめします。ウェルスナビの運用方法ウェルスナビの手数料は、1%(預かり資産3,000万円を超える部分は0.5%)です。ただし、長期割やDeTAXで実際の負担は半分程度になる可能性があります。ウェルスナビで1992年1月から2017年1月まで25年間の資産運用をシミュレーションすると、資産は2.4倍になり、1年あたりのリターンは6.0%(円建て)となりました。ウェルスナビ年間6%利回りが期待できるので、たとえ1%の利用手数料を取られても高くないと考えられます。ただし、短期的にはドットコムバブル崩壊やリーマンショック・チャイナショックなど大きく下落する局面もあります。ですから、ウェルスナビでは長期的な運用が推奨されているのです。さらに、国内外の株式や債券に積立分散すると、長期ではプラスの収益が期待できることが金融庁からも報告されています。金融庁1985年以降に毎月同額ずつ国内外の株式や債券に積立・分散投資した場合、保有期間が5年ではマイナスリターンも発生しますが、保有期間が20年になるとプラスリターンに収れんし、さらにそのばらつきも小さくなるという結果になったのです。短期的な値動きに一喜一憂することなく、10年・20年といった長期で運用を行っていくようにしましょう。自動積立を利用するウェルスナビでは、長期でコツコツ運用を続けるための機能として、「自動積立」があります。毎月一定額(最低1万円)をあらかじめ指定した日に銀行口座から自動的に引き落とし、運用するサービスです。この機能を使えば、相場の値動きに一喜一憂することなく、淡々と運用を続けられます。ウェルスナビの手数料に関するまとめ今回はウェルスナビの手数料について解説しました。利用手数料は以下の通りです。預かり資産3,000万円まで年率1.0%(税別)3,000万円を超える部分年率0.5%(税別)また、間接的にETFの信託報酬として0.11~0.14%を負担しています。ただし、長期割によって最大0.90%まで利用手数料が割引きになることや、税金を最適化するDeTAXによって、実質的な手数料負担が半分程度になる可能性があります。このようなウェルスナビ独自のサービスで、他社と比べて手数料は安いと考えられます。運用パフォーマンスも年率6%が期待できることを考えると、今後も人気は続くでしょう。
2019年07月06日ウェルスナビは、ロボアドバイザーの中で最も人気があるサービスです。運用者数は12万人、預かり資産は1,500億円を突破し、順調に利用者は増えています。しかし、ブログなどのSNSでは「ウェルスナビをやめた」という意見も散見されます。なぜウェルスナビをやめる人がいるのか、そしてやめたくなった場合どうしたらいいかを解説します。ウェルスナビはやめたほうがいい?ウェルスナビただし資産は一時的に大きく目減りしますが、長期・積立・分散を続けていれば、時間をかけてマイナスを取り戻し、むしろ資産を増やせるのです。それは、どのような環境でも資産運用を続けることで、世界経済の成長と株価上昇の恩恵を受けられるからです。次のグラフは1992年から25年間、「長期・積立・分散」投資を行ったシミュレーションです。ウェルスナビ25年の運用の間に、ドットコムバブルやリーマンショック、チャイナ・ショックなど暴落を何度も経験しています。特に100年に一度と言われるリーマンショックの時は、資産を大幅に減らしました。しかし、株式市場は持ち直し、時間をかけてマイナスを取り戻しています。これまで、世界経済は短期的な上下があるものの、中長期的に成長を続けてきました。今後も、世界経済の成長は続くと考えられます。世界中の人口は増え続けていますし、豊かになりたいという人々の思いはなくならないからです。株価が暴落してもロボアドバイザーの解約や引き出しをしないウェルスナビウェルスナビでは、運用のモデルケースとして、柴山CEOの運用実績を公開しています。2016年1月に運用を始め、2019年5月までの運用実績は+16.34%。1年あたりに換算すると、+5.7%になっています。この運用期間中にも、トランプ政権の誕生やイギリスの EU離脱選択(ブレクジット)など株価の急落が何度もあり、一時的にリターンが悪化する時期もありましたが、現在のパフォーマンスは良好です。やはり短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、長い目で運用をする長期投資が大切であることが柴山CEOの運用実績からもわかります。[adsense_middle]ウェルスナビの安心・安全度ウェルスナビウェルスナビの利用手数料1%というのは、たしかに高いと感じるかもしれません。しかしウェルスナビは、ポートフォリオ(資産配分)から実際の運用、そしてリバランス(資産の入れ替え)などすべて自動で行ってくれるサービスです。さらに、売買手数料や為替手数料は一切かかりません。ウェルスナビは資産運用を自動化するサービスで、以下のことをすべて任せられるのです。ウェルスナビさらに、ウェルスナビ独自のサービスとして、自動税金最適化(DeTAX)があります。自動税金最適化(DeTAX)とはDeTAX(デタックス)とは、リバランスで生じた利益や分配金の受け取りになどによって生じる税負担の一部または全部を、保有銘柄の含み損を実現して利益と相殺することにより、翌年以降に繰り延べる機能です。分配金の受け取りやリバランスによるETFの売却によって利益が出た場合、本来20%の税金を負担しなければいけません。しかし、ポートフォリオの中に含み損がある銘柄があれば、その銘柄をいったんウェルスナビに売却し、同時に買い戻すというクロス取引を行います。これにより含み損を実現損にさせ、発生した利益と相殺することでその年の税金を軽減させるのです。柴山CEOは、SBI証券とのインタビューの中で、デタックスの機能により、年間0.4~0.6%程度の 負担減になると述べています。その年の運用状況にもよるので税負担が必ず繰り延べられるというわけではありませんが、手数料負担が半分程度になる可能性があるということは大きな魅力です。デタックスが想定どおり機能した場合、業界最低水準であるテオの新手数料体系 「THEO Color Palette(テオ カラーパレット)」の最大0.65%よりも手数料負担が低くなる可能性があります。テオのカラーパレットで0.65%の手数料体系を得るためには、預かり資産が1,000万円以上必要です。一方、デタックスは ウェルスナビの標準機能です。別途申し込みの手続きなどは不要なので、誰でもデタックスの恩恵を受けられる可能性があるのです。以上の事を考えると、運用を全て任せられるウェルスナビの利用手数料1%というのは決して高くありませんし、デタックス機能を使うと、手数料の負担が半分程度の負担になる可能性もあります。他のロボアドバイザーの手数料と比較しても、決して高い水準とは言えません。ウェルスナビをやめる原因と対処法に関するまとめ今回はウェルスナビをやめる原因と対処法について解説しました。原因としては、以下の3つが考えられます。損失によるストレス手数料がかかるので自分で運用する他のロボアドバイザーサービスを利用する損失が膨らんだ時にウェルスナビを解約したいという気持ちは当然起こるものです。しかし、ウェルスナビでは10年・20年といった長期での運用を前提としています。その間にリーマンショック級の大きな下落が来て一時的に損失となっても、淡々と運用続けることでパフォーマンスは大きく改善します。短期的な値動きに一喜一憂することなく、ウェルスナビでの運用続けるようにしましょう。また手数料に関しても、ポートフォリオの構築からリバランスまですべて自動で行ってくれるので、利用手数料の1%は高いとは考えていません。また他社と比較した場合でも、ウェルスナビ独自の機能であるDeTAXを使うことにより手数料負担が半分程度に可能性があります。ウェルスナビは業界最低水準の手数料体系であると考えられるので、コスト面でもウェルスナビは有利だと言えるでしょう。
2019年07月04日さて今回の記事は積立NISAとロボアドバイザーを比較していきたいと思います。スマホを保有している方はWealth NaviやTHEOと言った広告を見かけませんか?一体何の事かと思えば投資のアドバイスや運用を自動的に行ってくれるロボアドバイザーというシステムです。投資に纏わる両者は一体何がメリットで何がデメリットなのか?色んな角度から比較検証していきます。それぞれの特徴今回は比較してみる記事ですが、共に投資信託に関連します。資産運用、資産形成といった共通の目的を果たす両者ですが、まず初めに、積立NISAとロボアドバイザーの特徴を簡単に見ていきましょう。積立NISAの特徴年間40万円の投資額より得る運用益、分配金に対し20年間非課税となる利用できる期間は2037年まで20年間有識者が推奨する厳選されたファンドを使用最低投資額は100円から可能箇条書きにするとこんな感じでしょうか。何と言っても最大の特徴は20年間の長きに渡り非課税であるという点です。中々投資に馴染みが無い日本に風穴を開けたと言ってもいい位インパクトのある仕組みだと思います。更に、損をするといったイメージを払拭すべくインデックスファンドと呼ばれる低コストで、ベンチマークと呼ばれる指標に連動する投資信託を中心にラインナップされていますので、初心者の方でも非常に選びやすく、投資を気軽に始めやすいです。ロボアドバイザーの特徴ネット上で投資診断、アドバイス、運用を行ってくれるサービスです購入するファンド等も選んでくれリバランスも行ってくれる非課税枠は無い為、40万円以上投資も可能最低投資額は1万円から可能ロボアドバイザーの特徴を箇条書きにしてみましたが、投資経験が無い方、時間を取れない方等に非常に向いていると言っていいでしょう。何よりも、購入すべきファンドまで選定してくれるので有難いですね。また投資方針に沿ってリバランスまで行ってくれるので、時間を割かなくてもいいですね。対照的に非課税期間が無い事、最低投資額が1万円よりと割高なのがネックですね。ロボアドバイザーで有名なのはWealth Navi(ウェルスナビ)やTHEO(テオ)、楽天証券の楽ラップなどです。積立nisaとロボアドバイザー、6つのポイントを比較してみました大まかな特徴は先程書いてきましたが、ここからは比較するに当たってポイントを6つに分けて比較してみたいと思います。比較の項目は下記の通りです。運用期間投資可能額(最低投資金額)手数料税金商品選定方法投資対象では早速比較してみましょう。1.運用期間積立NISAとロボアドバイザーの運用可能か期間を比べます。積立NISAは非課税の恩恵が受けられるのは20年間ですので、最大限メリットを享受するには20年間運用するべきです。対してロボアドバイザーでの運用期間は特に定めはありません。2.投資可能額(最低投資金額)投資可能額ですが、積立NISAは毎月33,333円、年間40万円までの投資額に対して運用益が非課税となります。最低投資金額は楽天証券やSBI証券等で100円から受け付けています。ロボアドバイザーの投資可能額は特に制限がある訳ではありません。最低投資金額がロボアドバイザー毎に異なります。Wealth Naviは初回10万円を投じ、その後自動積立機能で月1万円ずつが可能になります。マネックス証券のマネラップの場合ですと初回から1,000円でスタートできます。金額面では初期投資や毎月の投資額の負担が比較すべきポイントと言えそうです。3.手数料気になる手数料(コスト)ですが、積立NISAの場合は信託報酬が一般的です。ファンドにもよりますが、インデックスファンドで0.1%~、アクティブファンドでも1%弱です。ロボアドバイザーは、預かり資産の1%にファンドの信託報酬がプラスされます。よって単純計算すると、ロボアドバイザーはアクティブファンド相当のコストが発生するという事になります。但し、先程、特徴でも申し上げましたが、アドバイス、購入、運用、リバランス等も含めて1%ですので、決して高くはないのではないでしょうか。4.税金運用に関連する税金ですが、積立NISAの場合は20年間非課税ですので、通常の約20%である源泉分離課税は適用されません。よって投資効率はかなり高くなります。対してロボアドバイザーは非課税運用の適用がありません。通常通り課税されます。しかし、Wealth NaviやTHEOは税負担を軽減する機能が付いています。(決して非課税になる訳ではありません)税金面を考慮し、非課税運用で投資効率を上げるなら積立NISAに軍配が挙がります。5.商品選定方法運用商品のどれを選ぶかという事ですが、積立NISAの場合は証券会社のラインナップより自分自身で選択します。一方ロボアドバイザーでは、リスク許容度診断(ここでは投資に関するアンケートのようなものとお考え下さい)に基づいて、自身の投資方針に最適なポートフォリオを自動で構築し自動で運用される事になります。運用面に関してはロボアドバイザーが圧倒しています。投資に関する、知識、経験が無くても、自動選定してくれるのでこんなに良いサービスはありません。また最適なポートフォリオを組んで運用や自動的にリバランスまでやってくれる為、悩む必要が無い。つまり投資に対して時間を省略できる点は非常に優れています。尚、補足ですが、ロボアドバイザーにも2つ種類がありまして、アドバイスだけ行う「助言型」とアドバイスと運用まで行ってくれる「一任型」になります。(ここでは一任型の説明を適用しました)6.投資対象積立NISAでは国の基準をクリアした投資信託、ETFが対象となっており、多くて150本が投資対象となります。ロボアドバイザーはETF(主に海外ETFが対象)がメインとなっています。共に低コストを意識しているようで、長期投資を行うに当たっては非常に有難いです。それぞれどんな人にオススメなのか?ここまでに6つのポイントで比較してきました。ではどんな人に合っているのでしょうか?大まかな違いで言えば、投資を自分でやりたいのか、任せたいのか。また40万円という金額もポイントです。40万円以下で非課税運用したいのか、40万円以上でも投資可能だけど、非課税の恩恵は無い事を許容できるか。私の個人的な意見ですと、初心者の場合は積立NISAで十分だと思います。理由は非課税であり、またさほど難しく考えなくても良いと思っているからです。前回記事に書いていますが、沢山のファンドに手を出さなくても良いというのが私の持論です。投資は腰を据えて、長くやらなければ成果は出ません。それはロボアドバイザーでも同じです。まずは積立NISAから初めて、物足りなさや余裕があればロボアドバイザーで運用を始めてもいいのではないかと思います。ロボアドバイザーのデメリットはかなり優秀なシステムである事は間違いありませんが、デメリットは何が考えられるかという事ですが、意外にも「助言型」か「一任型」の見分けが付かないケースがありますので、現存するロボアドバイザーがどちらなのかを仕分けしてますのでご確認下さい。できれば助言だけでなく、運用まで任せたいですからね。助言型ロボアドバイザーSBI証券:SBIファンドロボカブドットコム証券:ファンドミー松井証券:投信工房一任型ロボアドバイザー楽天証券:楽ラップWealth NaviTHEOマネックス証券:マネラップ積立NISAとロボアドバイザーの比較まとめ今回は金融とITの融合であるFintech(フィンテック)企業が導入している最先端AIのロボアドバイザーについて書いてきました。かなり有能なサービスだと思います。投資を身近にする事は将来を豊かにする事でもあります。投資に対し自動で何でもやってくれるのは非常に助かりますし、有難いです。皆さんもご自身の価値観に合わせて活用してみて下さい。
2019年05月17日ウェルスナビとTHEO(テオ)は、国内の数あるロボアドバイザーの中でも2強といわれています。いくつかの質問に答えるだけで、ロボアドバイザーが最適な投資対象を決めてくれて、自動で資産運用してくれます。ただ、サービス内容が似ているので、「どちらのロボアドバイザーにすればいいのだろう?」と迷う人も多いと思います。そこで、今回はウェルスナビとテオの違いを詳しく解説します。ウェルスナビとTHEO(テオ)の比較表まずは、ウェルスナビとテオの違いをみてみましょう。以下の表をご覧ください。(※1)運用手数料は、2社とも3,000万円を超える部分は0.5%。テオの運用報酬料最小0.65%の詳細については、後ほどご説明いたします。それでは、ウェルスナビとテオの特徴を見ていきましょう。ウェルスナビの特徴ウェルスナビウェルスナビは2016年7月にサービスを開始。現在の預かり資産は1,400億円、運用者数は12万人を超え、ロボアドバイザーで1番人気のあるサービスです。最初にいくつかの質問に答えるだけで、最適なポートフォリオ(資産の組み合わせ)から、商品の買付、リバランス(資産の入替)まで自動で行ってくれます。ウェルスナビの運用方針は、王道とされている「長期・積立・分散」投資です。以下詳しく解説いたします。長期:投資のリターン(収益)は、短期間ではプラスやマイナスの振れ幅が大きくなりますが、10~20年と長期で見ると安定します。積立:毎月、運用資金を積み上げることによって、感情に左右されず淡々と運用を行います。投資タイミングを分散することでリスクも抑えられます。分散:世界中のさまざまな資産に投資対象を分散させることで、リスクを軽減しながら安定的なリターンを目指すことができます。ウェルスナビは、画面構成や手数料がシンプルで、わかりやすいというのも人気の秘密です。テオテオは、お金のデザイン社が提供するロボアドバイザーで、2016年2月にサービスを開始。ウェルスナビと同じように世界中の資産に分散投資することにより、リスクを抑えながら安定的なリターンを目指します。日本は低金利でほとんど利息がつきませんが、グローバル分散投資によって、世界経済の成長を資産形成に取り入れることができます。以下のシミュレーションをご覧ください。テオ2007年の世界金融危機直前からテオのポートフォリオを運用したシミュレーションです。リーマンショックなどの金融危機で原本を割り込む期間があるものの、長期的にはプラスの成績がでていて、年平均+8.4%のリターンとなっています。ウェルスナビ「長期割」は、ウェルスナビを続けた期間と運用金額に応じて、6カ月ごとに手数料の割引が拡大するサービスです。50万円以上なら0.01%、200万円以上なら0.02%ずつ、最大0.90%まで手数料が割引されます。テオの「COLOR PALETTE」テオテオでは、対象期間最終月の翌々月より3カ月間、カラーに応じた手数料が適用されます(毎月積立をしている場合)。ホワイト:1.00%ブルー:0.90%(1万円以上50万円未満)グリーン:0.80%(50万円以上100万円未満)イエロー:0.70%(100万円以上1,000万円未満)レッド:0.65%(1,000万円以上)対象期間A:4月、5月、6月対象期間B:7月、8月、9月対象期間C:10月、11月、12月対象期間D:1月、2月、3月例えば、対象期間A(4,5,6月)に毎月積立を行い、4~6月の平均預かり金額が26万円だった場合、COLOR(カラー)は「ブルー」が適用され、手数料は0.90%になります。テオ「コストを下げたい」という投資家は、「テオ」を利用した方がおトクです。最低投資金額はTHEO(テオ)が低いウェルスナビ:最低投資金額10万円(積立は1万円)テオ:最低投資金額1万円(積立は1万円から1,000円刻み)最低投資金額は、ウェルスナビが10万円、テオが1万円です。テオの方が少額から始められます。運用資産残高はウェルスナビが多いウェルスナビ:1,400億円(運用者数12万人)テオ:360億円(運用者数6.5万人)運用者数、運用資産残高はウェルスナビの方が多くなっています。資産残高が多いということは、それだけ人気が高いということです。ウェルスナビは三井住友銀行、みずほキャピタル、SB I証券などから出資を受けています。一方、テオは新生銀行、NTTドコモ、丸井グループなどから出資を受けています。ウェルスナビ、テオともに大手企業やベンチャーキャピタルなどから出資を受けているので、サービスへの期待の高さがうかがえます。投資対象はTHEO(テオ)の方が多いウェルスナビ:7つのETFテオ:30種類以上のETFテオのポートフォリオ(資産の組み合わせ)は、最大30種類以上のETFから構成されています。ETFとは、株式市場に上場している投資信託です。テオの投資対象は、世界86カ国の国・地域にわたり、最終的な投資対象は11,000銘柄以上になります。テオウェルスナビはテオと比較するとシンプルで、米国株、日欧株、新興国株、米国債券、物価連動債、金、不動産など7つの資産に投資するETFで構成されています。ウェルスナビでは、リスク許容度(1~5)に合わせて比率を変えます。例えば、リスク許容度3(リスクが中程度)のポートフォリオは以下の通りです。ウェルスナビ投資対象が多ければリターン(収益)が増えるというわけではありませんが、より幅広い銘柄に分散投資した方がリスクを軽減させることができます。リバランスの頻度はTHEO(テオ)が多いウェルスナビ:原則半年ごと。ただし、最適ポートフォリオの配分比率と5%以上かい離する資産がある場合はリバランスを行うテオ:月1回リバランスとは、ポートフォリオにおいて、資産の再配分を行うことをいいます。運用していると、時間の経過とともに相場が変動し、最初に設定した資産配分が変わってきます。そこで、定期的に資産配分の比率を元の計画通りに戻すのです。ウェルスナビは、原則半年ごと、テオでは月に1回リバランスを行います。個人でリバランスすると、そのたびに手数料がかかりますが、ロボアドは手数料に含まれています。コストや手間を考えると、ロボアドのリバランスサービスは非常におトクです。ウェルスナビとTHEO(テオ)の運用実績とシミュレーションウェルスナビとテオの運用実績を見てみましょう。ウェルスナビの運用実績ウェルスナビウェルスナビの実績(2016年1月~2019年3月)は、リスク許容度(1~5)に応じて以下のようになっています(円建て)。リスク許容度1:7.5%リスク許容度2:11.8%リスク許容度3:14.3%リスク許容度4:16.9%リスク許容度5:18.6%リスク許容度は、1が最も低く、5が一番高くなります。リスク許容度に応じて7.5%~18.6%まで安定した結果が得られています(手数料1.08%控除後のパフォーマンス)。過去25年間の運用パフォーマンスは以下の通りです。(2017年4月時点のシミュレーション)ウェルスナビテオの運用実績(シミュレーション)先ほども見ましたが、テオのシミュレーション結果は以下の通りです。テオ運用期間の違いがあるので、ウェルスナビとテオのどちらが優れているかはわかりませんが、両社とも高いパフォーマンスをだしていることが分かります。ウェルスナビとテオの比較まとめ最後にウェルスナビとテオのサービス内容の比較を以下にまとめています。人気や資産残高などで選ぶ場合は「ウェルスナビ」、手数料や最低投資額では「テオ」の方が有利になります。今回紹介した比較を参考に、利用するロボアドバイザーを検討してみてください。
2019年05月04日楽ラップは、楽天証券が運営するロボアドバイザーです。条件を一度設定すれば、後は楽ラップにすべてお任せすることができるので、忙しいサラリーマンや主婦に人気のあるサービスです。今回は、楽ラップのメリットやデメリットを、ウェルスナビやテオなど他のロボアドと比較して詳しく解説します。楽ラップ、ウェルスナビ、テオ比較表まずは、人気ロボアドバイザーのウェルスナビやテオとの違いを見てみましょう。以下の表をご覧ください。(※1)ウェルスナビ、テオ共に3000万円以上の分は0.5%になります。また、テオでは毎月積み立てしている利用者を対象に運用報酬料割引制度がございます。人気のロボアドバイザーであるウェルスナビやテオとメリット・デメリットを比較・検討し、楽ラップの特徴を十分理解した上で資産運用を始めるようにしましょう。
2019年04月26日楽ラップとは、楽天証券が運営するロボアドバイザーです。ロボアドバイザーに運用を任せることで、初心者でも簡単に世界分散投資ができます。「どの程度の利回りが期待できるのだろう」と運用実績が気になる人も多いと思います。そこで、今回は楽ラップの特徴と実績について解説します。楽ラップとは楽ラップは、16の質問に答えるだけで最適な投資方法を提案してくれます。銘柄選びから売買・管理まですべてお任せできるので、運用にかかる手間を省くことができます。リバランスも3カ月に1度自動で行ってくれます。リバランスとは、定期的に資産配分を元の比率に戻すことです(株式50%、債券50%など)。最低投資金額は10万円。少額から始めた後、積立投資で追加する人も多くいます。以下のグラフは、2018年1月~8月までの間に楽ラップを新規で申し込んだ人の新規申込入金額です。楽天証券楽ラップの最低投資金額である10万円から始めた人が56.4%と過半数を占めています。ただ、50万円以上の人も23.5%いるので、平均すると30~40万円前後になります。そして、多くの人が小額から始めて、積立投資によりコツコツ運用資産を増やしています。楽ラップの積立投資は、1万円以上1円単位で増額することが可能です。少額から始め、無理のない金額で毎月積立をして資産を増やしていくようにしましょう。運用コースは以下の9種類です。楽天証券債券の比率を高めた「保守型」から株式の比率が80%以上の「かなり積極的」まであります。保守型以外には、「下落ショック軽減機能(TVT機能)」付きのコースがあります。下落ショック軽減機能(TVT機能)とは、株式市場の動きが大きくなった場合に、株式の比率を下げてリスクを緩和するための機能です。楽ラップの運用実績は?それでは、楽ラップの実績を確認しましょう。楽天証券では、2017年8月より楽ラップの運用実績の公開を行っています。楽ラップには「1000700(運用コース名)」など9つのパターンがあるので、運用コースによって成績は変わってきます。各コースの期待リターン(年率)は、次の通りです。それでは、運用実績を確認しましょう(2019年3月31日時点)。運用コース:1000100(保守型)1年間 2.65%年初来 4.67%設定来(2016年7月~)8.72%楽天証券日本を含む債券に多く投資していて、とにかく慎重に運用したい人におすすめのコースです。ただし、株式も20%程度組み込まれているので、値上がり益も期待できます。運用コース:1000200(やや保守型:TVTなし)1年間 2.44%年初来 5.90%設定来(2016年7月~)14.42%楽天証券国内と先進国債券の比率が高くなっていますが、先進国や新興国の株式にも投資しています。基本は慎重ですが、攻めの姿勢も忘れない人のための運用コースです。運用コース:1000600(やや保守型:TVTあり)1年間2.35%年初来 5.81%設定来(2016年7月~) 13.48%楽天証券日本を含む先進国債券の比率が高くなっています。1000200と同じ比率ですが、TVT(下落ショック軽減機能)がついているので、大幅に下落した時の損失を緩和する効果が期待できます。運用コース:1000300(やや積極型:TVTなし)1年間 2.33%年初来 7.00%設定来(2016年7月~)20.51%楽天証券資産の半分程度を先進国の株式に投資します。大きな損失をださないように気をつけつつ、積極運用したい人のためのコースです。運用コース:1000700(やや積極型:TVTあり)1年間 2.12%年初来 6.78%設定来(2016年7月~)18.45%楽天証券資産の半分程度を先進国の株式に投資。資産保全のため、日本や先進国の債券にも投資します。運用コース:1000300と同じ資産配分ですが、株式市場の価格変動リスクが高まった場合には、株式への投資割合を減らしてリスクを抑えます。運用コース:1000400(積極型:TVTなし)1年間 2.30%年初来 8.12%設定来(2016年7月~)27.04%楽天証券資産の75%程度を先進国株式に投資します。残りは新興国の株式や債券、REIT(不動産投資信託)が投資対象です。リスクをある程度見込んで、収益を追求したい方におすすめです。運用コース:1000800(積極型:TVTあり)1年間 1.96%年初来 7.75%設定来(2016年7月~)25.00%楽天証券日本を含む先進国株式に積極的に投資します。運用コース1000400のTVTありコースです。株式市場の価格変動リスクが高まった場合は、株式への投資割合を減らしてリスクを抑えます。運用コース:1000500(かなり積極型:TVTなし)1年間 2.32%年初来 9.47%設定来(2016年7月~)31.50%楽天証券株式の比率が80%を超え、積極的にリスクを取りにいきリターンを目指します。日本を含む先進国株式がメインですが、新興国株式や新興国債券にも積極的に投資します。運用コース:1000900(かなり積極型:TVTあり)1年間 1.79%年初来 8.91%設定来(2016年7月~)29.01%楽天証券比率は運用コース:1000500と同じで、積極的にリスクを取りに行きます。ただTVTありなので、株式市場の変動リスクが高まった場合は、株式への投資割合を下げ、リスクの抑制を図ります。各コースの運用成績は以下の通りです。楽ラップの口コミ・評判は?株は+3400円#国内現物 #つみたてNISA #投資信託 #楽ラップ pic.twitter.com/sYX4FQb4mz— しげるん♪ (@shigerun0106) 2019年4月17日本日、貯蓄部門で導入していた楽ラップが最高値でした。昨日の日本株が高かったからだと思います🍀300,000→321,900✨扶養手当て、勤務時間増加に次ぐ収益アップかもしれません。その次がメルカリ🎁→ライティングかな。— 1月から夫が無職_暗躍妻🎨 (@anyakutuma) 2019年4月16日楽ラップが8か月経ってプラス50000円!👀‼️焼き肉行こうか?仮想通貨にぶっこもうか悩み中— 44歳男人生一発逆転を狙う居酒屋店長 (@914PXudZjKSn5o7) 2019年4月12日楽ラップを始めるのはいつがいい?銘柄の選定から購入まで、すべてお任せで運用できる『楽ラップ』。開始以来の運用成績も好調なので、興味のある人も多いでしょう。ただ、「株価が安い時に始めた方が有利ではないか」と思われるかもしれません。楽ラップ開始時(2016年7月)の日経平均株価は16,000円。2019年4月時点では22,000円を超えています。しかし、楽ラップの基本は「長期投資」で毎月一定額を積み立てる「積立投資」です。今後、上がるか下がるかは誰にもわかりませんが、楽ラップの取得価格は今後数十年にわたる投資期間で平準化されます。ですから、今が始めどきかどうかを考えることは、あまり意味がありません。少額からでいいので、早めに楽ラップで資産運用を始めるようにしましょう。楽ラップの運用実績まとめ今回は、楽ラップの特徴や実績について解説しました。最適な資産配分で自動的に運用してくれる楽ラップは、初心者でも始めやすいサービスです。楽ラップでは9つのコースがあり、設定来のパフォーマンスは好調です。ただし、短期的には損失がでることもあります。短期的な値動きではなく、10~20年といった長期的な目線で運用を続けるようにしましょう。
2019年04月25日THEO(テオ)は、人気のロボアドバイザーです。1万円からおまかせで世界中の金融資産に分散投資できます。長期的に利益がでる可能性が高いものの、短期的には損失がでる場合もあります。今回は、テオで損失が出た時にどのように対応すればいいのか、実際の運用を元に詳しく解説します。テオ2017年の世界経済の成長率は3.7%。日本経済は1.7%の成長で停滞している中、中国やインドなど新興諸国はかなりの高成長となりました。それでは、過去20年間の成長率はどうだったのでしょうか? 実は、世界経済はこの20年間で年率4.8%の成長を実現しています。大きなマイナスは、リーマンショック後の2009年とチャイナショックが起こった2015年だけです。テオ暴落時のTHEO(テオ)の運用成績は?1990年以降には、それ以外にも大きな金融危機が3回発生しています。1997年アジア通貨危機2000年ITバブル崩壊2012年ギリシャの財政危機によるユーロ危機金融危機の暴落によって資産は一時的に減りますが、テオで運用を続けていれば着実に資産は増えていきます。それは、世界経済が中長期的に成長を続けているからです。以下のシミュレーションをご覧ください。テオ2007年の世界金融危機(サブプライムローン危機)直前からテオで運用した場合のシミュレーションです。元本を割り込む期間があるものの、年率8.4%・過去11年のリターンは+70%です。長期的にはプラスの運用結果がでていることがわかります。テオのように世界全体に分散投資すると、中長期的には資産運用のリターンが世界経済の成長率を上回ります。株式などリスク資産が含まれているからです。テオは、「グローバル分散投資」により、さまざまな国の株式や債券、不動産など、さまざまな種類の資産に分けて投資します。分散投資の効果があるのは、さまざまな資産を組み合わせることで、リスクを減らして安定的に資産運用ができるからです。例えば、リーマンショック時、株式市場は暴落していましたが、米国債や金の価格は上昇しました。幅広い資産に分散投資しておけば、株式市場が大きく下がる時のリスクをある程度吸収できます。資産運用では分散投資しておくことが大切なのです。損失はリスク許容度によって変わる世界経済の成長に連動した運用をするために、テオでは「ETF(Exchange Traded Fund)」を活用しています。ETFは「上場投資信託」とも呼ばれ、日経平均株価やNYダウなど特定の指数に連動する運用成果を目指して運用される、インデックス型の投資信託です。例えば、米国の経済成長に投資したいけど、どの企業に投資したらいいかわからない場合、米国を代表する株価指数であるS&P500に連動するETFに投資できます。ETFは、株式だけでなく、債券、金、原油、リート(不動産)など、さまざまな市場の動きを表すインデックス(指数)に投資できるのです。テオのポートフォリオ(資産の組み合わせ)は、最大30種類以上のETFから構成されています。投資先の資産は世界86の国・地域にわたり、最終的な投資対象は11,000銘柄以上です。地理的な分散を行うことは、リスク分散につながります。テオでは、ETFを次の6つのアセットクラスに分類しています。アセットクラスとは、性質が似通った資産をグループにまとめた区分です。例えば、中国株やインド株に連動するETFは、「新興国株」に分類されます。先進国株新興国株先進国債券新興国債券リート・不動産コモディティテオ金融商品において「リスク」とは、リターン(収益)の振れ幅のことをいいます。価格変動の振れ幅の大きい株式はリスクの高い資産で、振れ幅が小さい債券はリスクが低い資産です。リスクとリターンは表裏一体の関係です。リスクが大きなものほどリターンが大きくなり(ハイリスク・ハイリターン)、リスクが小さいほどリターンが小さく(ローリスク・ローリターン)なります。テオにおける各アセットクラスのリスクとリターンの関係は以下の通りです。テオテオは、手数料が※年率1.0%(年率・税別)かかるのがネックでした。しかし、利用状況に応じて最大0.65%(年率・税別)まで引きさげる新たな手数料体系「THEO Color Palette(テオ カラーパレッ」ト)」を発表しました。※(3,000万円以下、3,000万円を超えた分は0.5%)2019年4月から適用開始です。対象期間の1カ月あたりの平均積み立て額に応じて、次のようにカラーが設定され、手数料の値下げ率が確定します。テオカラー判定期間は次の通りです。A:4~6月B:7~9月C:10~12月D:1月~3月適用期間は、判定期間最終月の翌々月から3カ月間です。例えば、カラー判定期間A(4~6月)の場合、適用期間は8~10月です。資産運用をするうえで必要なのは、「長期・分散・積立」を継続して行うことです。しかし、言葉で理解しても実際に続けていくのは簡単なことではありません。テオは、手数料の割引サービスによって、資産運用を始めたばかりの人でも、続けやすい仕組みづくりをしているのです。まとめテオは「長期・分散・積立」を自動で行ってくれるサービスです。分散投資によってリスクを抑えられますが、一時的に損失がでることもあります。しかし、長期的には世界経済の成長を享受でき、好パフォーマンスが期待できます。短期的な資産の動きに一喜一憂することなく、「テオで運用していることを忘れている」というぐらい淡々と資産運用を続けるようにしましょう。
2019年04月22日今回は、人気のロボアドバイザー「THEO(テオ)」について解説します。テオは、2019年1月時点の利用者が6万5000人に達していて、預かり資産は360億円を超えています。顧客は20~30代の若年層が中心で、投資未経験の方が80%と初心者でも始めやすいサービスです。そんなテオの実際のパフォーマンスはどうなのか?を、運用実績を基に検証しながら、メリット・デメリットと合わせて詳しく解説していきます。THEO(テオ)とは運用者数65,000人預かり資産360億円毎月の平均積立額27,216円投資がほぼ未経験80%テオは2016年2月にスタートした人気のロボアドバイザーです。ロボアドバイザーとは、簡単な質問に答えるだけで、ロボットが最適な資産配分を決定してくますサービスです。そして、テオでは金融商品の決定から買付け、リバランス(銘柄の入れ替え)まで、すべて自動で行ってくれます。自分で資産運用を行うと感情に左右されてしまいますが、テオのロボアドバイザーに任せることで、きちんと決めたルール通りに運用を行うことができます。若年層を中心にロボアドバイザーの人気は高まっていますが、大手4社(ウェルスナビ、テオ、マネックス、楽天証券)の運用残高は2018年6月時点で1,400億円。ロボアドバイザー発祥の地である米国(約30兆円)の230分の1、日本の公募投資信託(約110兆円)の1000分の1程度にすぎません。まだまだ発展の余地は十分あると考えています。テオテオの投資対象は、30種類以上のETFです。ETFとは取引所に上場していて、株価指数などに連動することを目指す投資信託です。テオは、ETFを通じて世界86カ国の11,000銘柄以上に投資しています。投資対象も株・債券・リート(不動産)、コモディティ(商品)など複数に分けていて、リスクを分散しています。テオテオなら、幅広い銘柄や資産に分散投資できることが分かると思います。リバランス(銘柄の入替え)も1ヵ月ごとに自動で行ってくれるので、最適な資産配分をキープすることができます。③ロボアドバイザー最低水準の手数料テオの手数料は、年率1.0%(3000万円を超えた分は0.5%)です。テオしかし、テオは2019年4月から新しい手数料体系を導入することを発表しました。毎月積み立てしている利用者を対象に、運用開始以降の入金額に応じて最大で0.65%にまで引き下げます。手数料体系一覧THEO Color Palette(テオカラーパレット)テオ手数料が割引される条件毎月積立をしていること出金をしていないこと積立および出金の実績と、カラー基準額に応じて顧客の「カラー」を決定し、カラーに応じて運用期間中の手数料引き下げを行います(3000万円を超える部分は、従来通り0.5%)。カラー基準額は、投資対象期間(3ヵ月)の入出金総額の平均です。具体例を見てみましょう。判定期間(4月、5月、6月)各月末までの入出金総額4月:50万円5月:60万円6月:70万円この場合、(50万円+60万円+70万円)÷ 3 = 60万円がカラー基準額になります。60万円のカラーはグリーン(50万円以上100万円未満)なので、手数料は「0.8%(20%オフ)」になります。運用資産が貯まるほど手数料が割引になるので、さらに長期投資を続けやすくなりました。続いて、デメリットを確認しましょう。THEO(テオ)のデメリット元本割れのリスクがあるNISAに対応していない10万円以下は出金できない1. 元本割れのリスクがあるテオは、幅広い銘柄に分散してリスクを抑えているものの、投資対象が金融商品なので、値下がりすることもあります。元本を下回って、マイナスになる可能性もあるということを頭に入れておきましょう。2. NISAに対応していないテオはNISA(少額非課税制度)に対応していきません。ただ、税制優遇を受けることはできませんが、ウェルスナビなど他のロボアドバイザーも同じなので仕方がないですね。3. 10万円以下は出金できないテオは1万円から投資を始めることができますが、10万円を下回る分は出金できません。全額を引き出したい場合は、テオの口座を解約する必要があるので注意しましょう。THEO(テオ)の評判・口コミテオがドコモと提携して始めた「THEO+docomo」。ロボアドバイザーを検討したきっかけをアンケートした結果は、次のようになりました。テオ「資産運用を始めたいけど株式投資は手間がかかる」「将来に備えてお金を貯めたいけど預金の金利は低すぎる」といったユーザーのニーズに、テオのロボアドバイザーはピッタリだということがわかります。THEO(テオ)の運用実績実際の運用実績運用開始2018年10月29日(6ヵ月目)元本6万円毎月1万円積立運用結果+3,982円(+3.62%)元本は6万円で、2018年10月29日に行き運用開始。積立金額は、毎月1万円です。約半年で+3.62%ですから、順調な運用成績です。運用方針 資産配分グロース:59%→株式を中心に運用し、世界の株式市場の成長と同じぐらいのキャピタルゲイン(値上がり益)を狙うインカム:30%→債券中心にインカムゲイン(利息収入)を狙うインフレヘッジ:11%→コモディティ(商品)や不動産など実物資産中心に運用グロース(株式中心)を約60%にして、積極的にリスクを取る運用を行っています。具体的な資産構成は以下のようになります。投資におけるリスクとリターンの関係投資における「リスク」とは、危険という意味ではなく、「不確実性」のことです。値動きの幅が大きいほど「リスクが高い」といいます。リスクが高いほどリターン(収益)も高くなります。テオの投資対象のリスクとリターンを比較してみると、以下の図のようになります。株式の比率を高めるほどリスクが高くなりますが、大きなリターンを望むこともできます。資産で最も大きいのは先進国株(51%)で、積極的な運用益を狙っていることがわかります。シミュレーションでは、年率4.89%(過去12間の平均)を目指せる計算になります(下図)。現在は、このパフォーマンスを上回る結果となっていますが、まだ短期的な結果に過ぎないので、このまま淡々と運用を継続していきます。まとめいかがでしたでしょうか。THEO(テオ)のメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。テオのメリット①1万円から投資できる②世界中の資産に幅広く分散投資できる③ロボアドバイザー最低水準の手数料テオのデメリット①元本割れのリスクがある②NISAに対応していない③10万円以下は出金できない1万円から世界に分散投資できるテオは、初心者でも始めやすいロボアドバイザーです。昨年末の急落でもコツコツと積立投資を続けることによって、今年に入ってからは好調なパフォーマンスになっています。10年~20年といった長期投資が前提ですが、テオのロボアドバイザーなら、インフレに負けないリターンが期待できると考えています。
2019年04月19日スマートフォンの普及により、資産運用もスキマ時間で簡単にできるようになりました。今では、投資専用のアプリがたくさんあります。この記事では投資初心者のために、資産運用アプリのメリット・デメリットをお伝えした上で、資産運用の情報収集から実際に取引できる便利なスマホアプリをご紹介します。ぜひ自分の投資スタイルにあったアプリを入れて試してみて下さい。資産運用アプリのメリット・デメリットアップルストア日本証券業協会が発行する資産運用に関する冊子を、最後まで無料で読めます。株式や債券・投資信託などの各金融商品の特徴から情報収集の仕方まで、基礎からわかりやすく学ぶことができます。グーグルプレイくらしに役立つマネークイズアップルストアFP資格の認定や金融知識向上のため、30年以上に渡り広報・教育活動を行っているFP協会ならではのマネークイズです。ライフプラン、貯蓄・投資、税・社会保障、リスク・保険、消費生活・契約など、個人のお金に関する知識が網羅されています。グーグルプレイ情報収集を行うのに役立つおすすめアプリ2選ヤフーファイナンスアップルストアヤフーファイナンスは、資産運用に役立つ情報から銘柄の管理までできる日本最大級のアプリです。プッシュ通知があるので、株価や為替のレートが変動したり、マーケットに影響を及ぼすニュースがでたりした時は、通知で知らせてくれます。また、ポートフォリオ機能がついているので、気になる銘柄の推移をまとめて見ることができます。株価だけでなく、株主優待、経済指標、投資関連ニュースなど幅広い情報を得ることができるので、非常に優れたアプリです。グーグルプレイモーニングスターモーニングスター株や為替だけでなく、投資信託のデータも確認することができます。会員登録して「ポートフォリオ」機能を使うと、購入した株式や投資信託の損益管理ができます。また、「ウォッチリスト」では、素早く価格を確認することができます。投資信託や株式のランキングの他、アナリストのレポートもスマホアプリで読むことができるので、非常に便利です。グーグルプレイロボアドバイザー(AI投資)でおすすめのアプリ2選アップルストアネット証券最大手SBI証券のスマホアプリは、株式投資に最適なアプリです。即座に発注できるので、短期で取引する方にとっても便利です。中長期の投資家にとっても決算や適時開示、速報ニュースなど情報や銘柄分析機能が充実しています。銘柄の検索から情報収集、売買まですべて行うことができます。ただし、投資信託はスマホアプリで購入できないので注意しましょう。グーグルプレイ楽天証券株アプリアップルストアPC版で評価が高い「マーケットスピード」のスマホアプリ「iSpeed」です。iSpeedは、テクニカルチャートやニュースなどが充実しています。特に、楽天証券で口座開設をして、いくつかの条件を満たせば(過去3ヵ月の取引実績や預かり残高30万円以上、信用やFX口座の開設など)、「日経」も無料で読むことができます。注文も3タップでシンプルにだすことができます。カラーやメニューも自由に組み合わせることができるので、好みの画面で取引や情報収集ができます。グーグルプレイ株式を少額から購入できるアプリOne Tap BUY(ワンタップバイ)ワンタップバイは、スマホ専門の証券会社です。株数単位ではなく、金額単位で取引することができます。しかも、わずか1,000円から米国株、米国ETF,日本株を取引きすることができます。売買できる銘柄を厳選しているのも特徴です。米国株では、アップルやアマゾンなど世界的に有名で日本人にも馴染みのある優良企業。日本株では、我が国を代表する企業のうち、若い世代にも身近であることに加え、業績の安定性を重視しています。若い世代を意識してスマホアプリをより見やすく、より使いやすくしています。ワンタップバイ利用者の約7割が投資未経験者なので、初めての方でも安心して取引できるような仕組みになっています。ただ、米国株と日本株は別々のアプリになっているので注意しましょう。米国株ワンタップバイグーグルプレイ日本株ワンタップバイグーグルプレイ投資信託を選ぶのに役立つアプリanswerAnswerは、国内の投資信託の中から最適な銘柄を見つけてくれるスマホアプリです。国内の公募私募投信6,149銘柄、販売金融機関450社に対応しているので、主要な銘柄および販売会社をほぼカバーしています。金融工学に基づいて利用者のリスク許容度を分析し、シミュレーションと投資目標を達成するための銘柄抽出を、スマホアプリでわかりやすく行うことができます。グーグルプレイ資産運用アプリまとめ今回は、初心者から上級者までの投資ライフをサポートするスマホアプリをご紹介しました。スマホが現在の生活に欠かせないように、投資もスマホアプリが必須の時代となっています。情報収集から発注まで全てアプリで行うことができます。口座開設やアプリのインストールは無料なので、いろいろ試してみることをおすすめします。この記事が、自分にあった資産運用アプリを見つけるきっかけになれば幸いです。
2019年04月10日ウェルスナビ(WealthNavi)は、預かり資産・運用者数が1番のロボアドバイザーです。簡単な質問に答えるだけで気軽に資産運用ができる人気のサービスですが、どのようなデメリットがあるのでしょうか。 今回はこれからウェルスナビで投資を始めようとしている方に知っておいてほしい5つのデメリットについて解説します。ウェルスナビ(WealthNavi)5つのデメリットウェルスナビのデメリットとしては、主に次の5つがあります。手数料がかかる元本保証ではない投資金額が10万円以上NISAに対応していない倒産リスクがあるそれぞれ詳しく解説します。デメリット1:手数料がかかるウェルスナビの手数料はシンプルで、預かり資産の1%(年率・税別)。ただし、3,000万円を超える部分は0.5%(年率・税別)と割引されます。さらに最大0.9%(年率・税別)まで手数料を割引く「長期割り」もあります。しかし、自分で運用できる人にとっては割高に感じるかもしれません。ウェルスナビは海外上場のETFを投資対象にしています。経費率は年率0.10~0.14%と非常に低いので、自分で銘柄を選んで海外ETFを買いつけできる人は、より安い手数料で運用することができます。ただし、ウェルスナビでは以下のことを自動でおこなってくれます。銘柄の選定ポートフォリオ(資産の割合)の決定銘柄の買付けリバランス(資産の再配分)しかも、銘柄の買付けやリバランスにかかるコスト(売買手数料・為替手数料)は無料です。投資経験者なら銘柄の選定から買付けまで自分で選べますが、難しいのがリバランスです。株式市場が大きく下がったときでも、淡々とルール通りに購入できるのか。利益がでた場合でも、利益確定せずに保有し続けることができるのか、など運用を続けることは想像以上に困難です。運用のストレスをなくして、お任せで運用できるというメリットを考えると、1%の手数料は高いとは言えません。デメリット2:元本保証ではないウェルスナビは10年以上の長期投資を前提としたサービスです。以下の図をご覧ください。ウェルスナビ1992年1月から2017年1月までの25年間の運用結果です。途中、ドットコムバブル崩壊やリーマンショックなどの大きな危機があっても、資産は2.4倍に成長し、1年あたりのリターンは6.0%となりました。このように金融危機があっても影響は一時的で、保有期間が長くなればなるほど、運用益がでる可能性は高まるのです。ただ、短期的には損失がでることもあります。ウェルスナビはAIが最適な資産配分を決定し、国際分散投資をしているので、下落相場に強いという特徴があります。しかし、それは「損をしない」ということではありません。リスクを分散し、下落率を軽減させているのです。このメリットがわかっていないと、株式市場が下がったときに、恐怖心からロボアドバイザーのサービスを中止してしまう人もいます。「下落相場でも淡々と運用を続ける」ことが大切なのです。デメリット3:投資金額が10万円以上投資初心者の方にとって、最低投資金額が10万円というのは少しハードルが高いかもしれません。ただし、従来の取引方法(米国ETFは1株単位)では、30万円前後の資金が必要でしたが、ウェルスナビでは端株取引(1株未満の取引)で取引できるようにしました。世界中の株式や債券に分散投資するには、ある程度の資金が必要になります。あまりにも少額では最適なポートフォリオを組めない可能性があります。10万円というのは、ウェルスナビが最適なポートフォリオを組むのに必要な資金だと考えているのです。以下の円グラフをご覧ください。ウェルスナビただし、10万円ずつしか購入できないというわけではありません。毎月決まった金額を積み立てる「自動積立」は、1万円以上で可能です。つまり、初期投資10万円+毎月1万円ずつ自動積立という方法でウェルスナビの運用を続けることができます。デメリット4:NISAに対応していないウェルスナビは特定口座に対応しているので、「特定口座+源泉徴収あり」を選べば確定申告の手間はかかりません。しかし、NISA口座には対応していません。NISAとは「少額投資非課税制度」のことです。NISA口座で買い付けた金融商品の利益に対する税金(所得税15.315%+住民税5%)が非課税になります。ウェルスナビでは年2回のリバランスをおこないます。リバランスによって買い付け金額がNISAの上限枠120万円を超えることが多いと想定されているため、NISA口座に対応していないのです。これはどのロボアドバイザーサービスも同じなので、仕方ないでしょう。ただ、ウェルスナビでは自動税金最適化(DeTAX)があります。「譲渡益に対する税負担」を自動的に最適化、つまり税金の負担を軽減してくれるサービスです。分配金やリバランスによるETFの売却で利益がでると、税金がかかります。そこで、含み損が発生している資産を同時に売却することによって利益を相殺し、税金の負担を軽くしてくれるのです。ウェルスナビ代表の柴山CEOによると、運用手数料は1%ですが、DeTAXの機能により年間0.4~0.6%程度の負担減となるため、事実上のコストは少ないものになるとの事です。デメリット5:倒産リスクがあるすべてお任せで運用できますが、ウェルスナビには倒産リスクもあります。そこで、財務内容や倒産した場合はどうなるのかについて解説します。まず、自己資本規制比率から確認しましょう。自己資本規制比率とは、金融商品取引業者の財務の健全性を測る指標です。高いほどリスクに対する許容度が高く、財務体質の健全性が高いと評価され、金融商品取引法では120%以上が義務付けられています。平成30年12月末のウェルスナビの自己資本規制比率は626.7%。財務の健全性は高いと判断できます。万が一ウェルスナビが倒産してもても、ウェルスナビと顧客の資産を分けて管理する「分別管理」がされているので、資産は保護されます。さらに、破綻したときに分別管理に不備があった場合でも、投資者保護基金が1,000万円まで補償してくれます。ウェルスナビ(WealthNavi)の運用実績それでは、実際の運用実績を見てみましょう。運用期間:15ヶ月毎月積立:5万リスク許容度:5総入金額 ¥2,300,000(初回100万スタート、途中55万追加入金)資産クラス(ポートフォリオ)は以下のようになっています。2018年の株式市場は厳しい環境でした。米国株の下落率は2008年のリーマンショック以来の大きさ。特に12月の下げは大きく、S&P500は世界恐慌以来で最悪の下落となりました。ウェルスナビでの運用も12月にマイナス幅が拡大。しかし、今年になってから米国株はリバウンドし、米国株ETF(VTI)では大きな利益となっています。全体でも+2.56%とプラスのリターンとなっています。一時的な下落に慌てることなく、ロボアドバーに運用を任せておけば長期的には利益がでる可能性が高くなります。長い目で運用を考えるようにしましょう。ウェルスナビ(WealthNavi)のデメリットまとめ今回は、ウェルスナビ5つのデメリットについて解説してきました。まとめると次のようになります手数料がかかる:銘柄選定から購入、リバランスまですべて自動で行ってくれることを考えると妥当な手数料元本保証ではない:ウェルスナビは下落相場でも利益をだしてくれるわけではなく、国際分散投資によって損失を軽減させるサービスです。一時的に損失が拡大しても、長期的には利益になる可能性が高くなります。投資金額が10万円から:最適な資産配分で国際分散投資を行うために必要な資金です。ただし、初期投資は10万円必要ですが、その後は1万円から積立投資を行うことができます。NISAに対応していない:NISAには対応していないものの、自動税金最適化(DeTAX)により、税負担を軽減することができます。倒産リスクがある:自己資本規制比率は600%を超えていて、財務内容に問題はありません。万が一倒産しても分別管理の徹底や、投資者保護基金が1000万円まで保護しているので安心です。以上、デメリットはありますが、大きな問題にはなりません。一番大きなデメリットは元本割れですが、長期・分散・積立投資を行っていれば回避できる可能性は高くなります。資産運用は長期的な視線で行うことが大切です。今回ご紹介したデメリットもきちんと把握しながらロボアドバイザーでの運用を続けるようにしましょう。
2019年03月15日ウェルスナビは「長期・積立・分散」投資を自動で行ってくれるサービスです。長期的には利益がでる可能性が高いものの、短期的には大きな損失がでることもあります。この記事ではウェルスナビで損失が出た時にどのように対処すればいいのかについて詳しく解説していきます。ウェルスナビは最も人気があるロボアドバイザーウェルスナビは初心者でも気軽に国際分散投資できるサービスです。AIが最適な資産配分を決定してくれて、買付けから実際の運用まで自動で行ってくれます。最低投資金額は10万円、手数料は預かり資産の1%(3,000万円を超える部分は0.5%)となっています。預かり資産は1200憶円を超えて、もっとも人気があるロボアドバイザーです。資産運用に手間をかけたくない株式投資で損失がでた長期的に資産を増やしていきたいそういった方にオススメのサービスです。ロボアドバイザーでもマイナスになることがあるただし、ロボアドバイザーが行う投資でも元本が保証されているわけではありません。ウェルスナビでの運用は10年以上の長期を仮定しているので、その間に株式市場が暴落する可能性もありますし、AIを駆使しても対応しきれない場合もあるかもしれません。しかし、それはどのような運用をおこなっていても避けられないリスクです。大切なことは、下げ相場や暴落相場でどのように対応したらいいのかということです。2018年の相場環境とウェルスナビの運用結果ウェルスナビ推奨ポートフォリオは以下のようになります。株式が全体の57.1%を占めます。1992年1月末に100万円、翌月から毎月末に3万円定額積立投資した場合、2017年1月末の元本は1000万円に対し、運用資産は2457万円(+146%)に増加。1年当たりのリターンは6%になります。長期シミュレーションからわかることこのシミュレーションから、次の3つのことがわかります。長期投資は金融危機などの暴落を乗り越えてきた分散投資の効果積立投資の効果1. 長期投資は金融危機などの暴落を乗り越えてきた上記シミュレーションでは、3回の金融危機や暴落が起こっています。2000年のドットコムバブル崩壊2008年のリーマン・ショック2015年のチャイナショック金融危機や暴落によって資産は一時的に減りますが、ウェルスナビで「長期・積立・分散」投資を続けていれば、結果的に増えているのがわかります。それは、世界経済が中長期で成長し続けているからです。世界経済に分散投資をすると、中長期的には資産運用のリターンが世界経済の成長率を上回ります。リーマン・ショック前という最悪のタイミングで投資を始めても、長期投資を行えばプラスのリターンを得ることができるのです。2. 分散投資の効果分散投資とは、ひとつの国だけでなく複数の国に資産を分け、さらに株式や債券、不動産など様々な種類の資産に分けて投資することです。分散投資によって、リスクを減らして安定的なリターンを目指すことができます。前図のシミュレーションで一番下落率が大きかったのがリーマン・ショックで約28%(2008年8月末~2009年2月末)。しかし、同期間のS&P500種の下落率は42%、日経平均株価は35%下落しました。しかし、シミュレーションでは、株式市場は暴落していますが、米国債や金の価格が上昇しているので、損失を抑えることができたのです。あらかじめ値動きが異なる資産に幅広く分散投資しておけば、相場が大きく下がる時のリスクをある程度吸収することができます。資産運用では、分散投資することが大切なのです。ウェルスナビでは、最大7本のETF(上場投資信託)を通じて、世界約50カ国の1万1000を超える銘柄に分散投資をしています。今後も世界経済が成長するという前提にたてば、国際分散投資は理にかなった方法なのです。3. 積立投資の効果投資では「損をしたくない」という感情が運用の邪魔をします。本来なら値段が安い(割安)資産を買い、高値(割高)の資産は売却するべきですが、株や投資信託ではもっと上がるのではないかと期待して値段が高い資産を買い、値下がりすると、もっと下がるのではないかという恐怖心から売ってしまう投資家が多いといわれています。ウェルスナビの自動積立機能を使えば、1万円から同じ金額で、月に1度など決まった間隔で、コツコツと投資をしていくことができます。株価や為替相場などの一時的な動きに左右されず、淡々と資金を積み立てることができるというメリットがあります。「相場が上がったときに強気で買い増し、相場が下がったときにパニックで売ってしまう」ということを積立投資によって避けることができるため、結果的にリスクをうまくコントロールできるのです。ウェルスナビは2016年に始まったサービスで、2018年2月や12月の株式市場急落時に実績に不安を持ち運用を停止してしまった投資家もいたでしょう。しかし、短期的な値動きを気にすることなく、「長期・積立・分散」で資産運用を行うことが大切です。最後に、運用開始(2016年1月~)以来の円建てでのパフォーマンスをリスク許容度別に掲載します。投資の参考にしていただければ幸いです(2019年1月時点)。ウェルスナビで損失が出た時の対応:まとめ資産運用を成功させるには、「長期・積立・分散」投資の考え方を理解して、市場環境にかかわらず運用を続けることです。そのために、ウェルスナビのロボアドバイザーは強い味方となってくれます。株式市場が大きく動いて、短期間で大きなプラスやマイナスがでれば、焦って行動したくなるのは普通のことです。しかし、短期的に資産が増えた・減ったということを意識するのではなく、長い目で見て資産が増えていくことが大切です。株式市場の値動きに一喜一憂するのではなく、淡々と資産運用を続けることが私たちの生活や老後を支えてくれることになるのです。
2019年03月12日ロボアドバイザーで最も人気があるWealthNavi(ウェルスナビ)。しかし「運用成果はどの程度なのだろう」「どのような銘柄で運用しているの?」と疑問を持っている方もいらっしゃると思います。今回は、実際の運用を参考にしながら、組入れ銘柄やパフォーマンスはどうなっているのかを解説していきます。ウェルスナビとはウェルスナビウェルスナビは、預かり資産1,200億円を突破している、ロボアドアドバイザーで一番人気があるサービスです。最低投資額は10万円。毎月同じ額を積み立てる「自動積立」なら月1万円から投資可能です。手数料は預かり資産の1%(年率)、3000万円以上の分は0.5%とさらに安くなります。「ほったらかしで運用できる」「簡単に分散投資」できると評判が高いロボアドバイザーです。ウェルスナビのメリットおまかせで運用を行うことができるロボアドバイザーですが、ウェルスナビの人気が1番なのは、主に次のような理由があります。ウェルスナビの信頼性預かり資産や運用者数が1番多いというのに加えて、みずほフィナンシャルグループや三菱UFJキャピタルなど大手金融機関・ベンチャーキャピタルによる出資を受けています。また、多数のパートーナーと提携していて、ウェルスナビのサービスが広がっていて始めやすいのもメリットです。例えば、次のような提携先から申し込むことも可能です。SBI証券最低投資金額10万円SBI証券からウェルスナビを申し込むことができます。SBI証券のWEBサイトでウェルスナビの資産状況を確認することができます。ANAやJALなどの航空会社最低投資金額:【ANA】30万円、【JAL】10万円資産運用の開始や資産評価額に応じて、マイルが貯まります。米国ETF(上場投資信託)に気軽に投資でき、リバランスも自動で行ってくれるウェルスナビは、流動性が高く低コストの米国ETF(上場投資信託)を毎月自動的に買付してくれます。2,000本以上のETFが米国市場に上場しているので、その中から厳選された7種類のETFに投資できるという安心感があります。そして、ETFは各国の株式をカバーしているので、最大で世界50ヶ国、約1万1000銘柄に分散投資しているのと同じ効果があります。また、常に最適なポートフォリオ(資産配分)になるように、値上がりした銘柄を売って、値下がりした銘柄を買うリバランスも自動で行ってくれます。DeTAX(自動税金化サービス)DeTAX(デタックス)は、ウェルスナビ独自のサービスです。分配金やリバランスから生じる税負担が一定額を超えた場合、含み損の出ている銘柄をいったん売却して損失を確定し、すぐに買い直します。そうすることで含み損を実現して税負担を繰り延べる機能です。DeTAXにより、0.4~0.6%程度の税金負担が軽減されるので、運用手数料1%よりも実質上のコストは少なくなります。ウェルスナビのデメリットウェルスナビのデメリットについても確認しておきましょう。元本保証ではないウェルスナビは、主に株式に投資する金融商品なので元本保証ではありません。ただ、ウェルスナビは10年以上の長期投資を前提としたサービスです。短期的には損失が出る年もありますが、株価が大きく下落したリーマンショック(2008年)前からのシミュレーションもあり、金融危機を経験しても保有期間を長くすれば、利益がでる可能性が高いことがわかります。短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、長期的な視点で運用を行いましょう。そのためには生活費などとは別の余剰資金で投資することが重要です。ウェルスナビの倒産リスクウェルスナビが倒産した場合は、運用がストップします。ただ、ウェルスナビは自社の資産と顧客の資産を明確に区分して分別管理をしています。そのため、ウェルスナビが倒産しても資産は保護されます。また、万一分別管理に不備があった場合でも。日本投資者保護基金により1000万円まで補償されます。ウェルスナビの評判ウェルスナビの実際の評判を提携パートーナーであるじぶん銀行のお客様の声から見ていきましょう。始めた理由利用してよかったこと売買のタイミングを気にしなくていい簡単に資産運用を始めることができたウェルスナビを利用している年代20~50代の働き世代を中心に利用されているのがわかります。資産運用が初めての割合毎年、資産運用が初めてという方が増えています。それでは、実際の運用を詳しく見ていきましょう。ウェルスナビの運用実績をご紹介運用期間・条件現在の運用は以下のようになっています(2019年1月31日時点)。運用期間:13ヶ月毎月積立額:5万円リスク許容度:5総入金額 ¥2,200,000(初回100万スタート、途中55万追加入金)まずは、シミュレーションを確認してみましょう。運用プランはリスク許容度5で、30年間の運用です。シミュレーションでは、リーマンショック前に運用を開始した場合、30年後には投資金額2011万円。89%の確率で2500万円以上になるという結果になっています。現在のポートフォリオを確認してみましょう。ウェルスナビでは、リスク許容度に応じてポートフォリオを自動的に決定してくれて、リスク分散させています。リスク許容度とは投資におけるリスクとは「危険」という意味ではなく、「不確実性」のことです。値動きの幅が大きいほど「リスク」が高いといいます。リスクが高いほどリターン(収益)も大きくなります。つまり、リスク許容度とは「どの程度の損失に耐えることができるか」ということです。リスク許容度が高いほど、株式などのリスクが高い資産を多く組み入れることになります。ウェルスナビではリスク許容度を1(リスク小)~5(リスク大)の5段階に分けています。ウェルスナビの投資対象ウェルスナビは、地域・資産ごとの特性や、ETFを通じて長期投資が可能かなどを考慮して、以下の7つの資産のETFを運用対象としています。米国株(VTI)日欧株(VEA)新興国株(VWO)米国債券(AGG)物価連動債(TIP)金(GLD)不動産(IYR)以上、7つの資産をリスク・リターンで並べると、以下のようになります。リスク許容度が高いほど、米国株や新興国株の比率が上がります。現在のリスク許容度は5なので、米国株33.7%、日欧株33.8%、新興国株14.5%とリスクが高い3つの資産で82%とリスクを取りながら、リターンを目指した運用を行っています。資産評価額2019年1月末の資産評価額は以下のようになっています。円ベースでは38,833円のマイナス(-1.77%)となっています。しかし、昨年は各資産が大きく下落した年でした。下の表をご覧ください。各資産がこれだけ下がる中、―1.77%の損失で済んでいるので、損失は限定的と考えられます。昨年のパフォーマンスは悪かったものの、10年間のリターンは以下のようになっています。ロボアドバイザーは、運用開始後には最適なタイミングでリバランス(銘柄の入替え)や税金の最適化を行います。30年の運用期間があるので、毎年の損益に一喜一憂することなく、淡々と積立投資を継続していくようにしましょう。ウェルスナビの評判まとめ今回は、ウェルスナビにおける実際の運用を元に解説してきました。組入れ銘柄の特徴や資産配分がよくわかったのではないでしょうか。実は、分散投資は下げ相場の時に効果を発揮します。銘柄の分散、時間の分散でリスクを抑えることによって、損失を軽減させることができるからです。人が運用していると、相場環境に影響を受けて、予定通りに運用を行うことが困難な時もあります。特に、株式市場が下落してパフォーマンスが悪化すると迷いがでます。ですから、ロボアドバイザーに任せて、機械的な運用を行っていくことが大切なのです。
2019年03月11日今回は、ロボアドバイザーの基本的な説明から特徴(株や投資信託の違いを含めて)、おすすめのロボアドバイザーをご紹介します。「ロボアドバイザーやAI(人工知能)での運用は最近よく聞くけど、実際どうなの?」と考えている投資家にとって参考になる内容になっています。是非、最後まで読んで資産運用の参考にしていただければ幸いです。それでは、ロボアドバイザーとは、どんな金融商品なのかを見ていきましょう。ロボアドバイザーとは?ウエルスナビ自動でポートフォリオを決めてくれるので、後は口座開設をして入金するだけで、簡単に資産運用を始めることができます。投資対象ウエルスナビの投資対象は海外ETFです。海外ETFは国内のETFや通常の投資信託に比べて信託報酬(保有している間にかかるコスト)が安いのが特徴です。低コストの海外ETFを利用することにより、安いコストで運用できるのです。手数料手数料は預かり資産の1%(年率・税込)のみ(3000万円を超える部分は0.5%)。そのほかのサービスはすべて無料で利用できます。もちろん、自分で海外のETFを購入すれば、より安いコストで運用することができますが、海外ETFの数は5,000本以上あります。国内の証券会社でも300本以上の品ぞろえがあるので、自分に合ったETFを見つけるのは困難です。ウエルスナビなら購入からポートフォリオまですべてを自動で決めてくれるので、特に高い手数料ではないでしょう。最低投資額ウエルスナビの最低投資金額は10万円。ただ、毎月同じ額を積み立てる「自動積立」なら月1万円から可能です。リバランスリバランスとは、金融商品の組み合わせ(ポートフォリオ)において、資産の再配分を行うことをいいます。運用を行っていると、時間の経過とともに相場が変動し、当初設定した資産配分が変わってきます。そこで、定期的に資産配分の比率を当初の計画通りに戻すのです。ウエルスナビでは、原則半年ごとにリバランスを行います。2位 THEO(テオ)続いて、テオの紹介です。投資対象テオテオの特徴は、投資対象の豊富さです。最大30種類以上のETFから構成され、投資対象は株式、債券、コモディティや不動産など6種類。バリエーションは世界86カ国の地域にわたり、投資対象は11,000銘柄以上になります。最低投資金額テオの最低投資金額は1万円からとなっています。また、1万円以上1,000円単位で積立投資も可能です。手数料運用報酬は年率1%(3,000万円を超える分は0.5%)です。リバランステオでは月に1回のリバランスを行います。3位 Folio(フォリオ)テーマ型投資で有名なフォリオでも、ロボアドバイザーの「おまかせ投資」がスタートしました。フォリオ2018年11月に始まった新しいロボアドバイザーで、安定運用は「ピーター」、積極運用は「ジェームス」などキャラクターが設定されています。フォリオでは若年層を意識しているので、既存のサービスより親しみやすさをだしています。投資対象投資対象は米国ETFです。フォリオでは、その中から流動性が高く、手数料が低い銘柄を選んでいます。最低投資金額・手数料最低投資金額は10万円。手数料は預かり資産の1%(3000万円を超える部分は1%)です。リバランスおまかせ投資では、リバランスを3ヶ月に1回行います。3社比較表それでは、3社の比較表を見てみましょう。※運用手数料は、3社とも3,000万円を超える部分は0.5%ロボアドバイザーまとめ今回は、ロボアドバイザーと他の金融商品(株・投資信託)との違いを解説し、おすすめのロボアドバイザー3社をご紹介してきました。おまかせで資産配分を決めてくれる、リバランスも自動で行ってくれるなどメリットが多いロボアドバイザーですが、iDecoやNISAなどの非課税制度は使えないので注意しましょう。次回は、ロボアドバイザーの預かり残高が一番多い、ウエルスナビでの実際の運用を見ていきます。
2019年02月20日投資初心者の方は、「資産運用を始めたいけど、どうすればいいのだろう」「少額から気軽にできる方法はないの? 」といった疑問があると思います。投資や資産運用というと怖いイメージもあります。そこで、初心者が気軽に少額から始められるおすすめの方法を3つご紹介します。まずは、資産運用の定義から確認していきましょう。資産運用の方法は2種類金融庁つみたてNISAの対象は投資信託です。金融庁が「長期・積立・分散」に適した約160本の投資信託を厳選しています。年間40万円までの投資金額に対して値上がり益や分配金に税金がかかりません。そして、非課税期間は20年なので、最大800万円分(40万円×20年)の非課税投資枠となります(下図)。金融庁毎年40万円が上限なので、毎月約33,000円まで積立投資をすることができます。約33,000円まではつみたてNISAで、上限を超える分は通常の投資信託で積立投資を行っていくことで、効率的な資産運用を行うことができます。3. 簡単にできる資産運用はロボアドバイザー(ロボアド)しかし、積立投資もつみたてNISAも銘柄を自分で選ぶ必要があります。「銘柄選びから資産配分まで、すべて自動でできるサービスはないだろうか? 」というニーズを満たすのが、ロボアドバイザー(ロボアド)です。ロボアドはいくつかの簡単な質問(収入や年齢など)に答えるだけで、最適な資産配分(ポートフォリオ)を決定してくれて、商品の購入から調整(リバランス)までおまかせで運用することができます。多くのサービスがありますが、「WealthNavi(ウエルスナビ)」と「THEO(テオ)」の2社が有名です。ウエルスナビとテオの投資対象は、「海外ETF」です。ETFとは、証券取引所に上場している投資信託で、取引時間中はいつでも、リアルタイムで取引することができます。ロボアドは、厳選された海外ETFの中から、投資家に最も適した銘柄を自動で購入してくれます。さらに、ウエルスナビは10万円、テオでは1万円から投資を始めることができます。「資産運用に手間をかけたくない」「投資対象をおまかせでお願いしたい」と考える投資家には、ロボアドが最適です。人気資産運用3つの比較表最後に、ご紹介した金融商品の比較表を掲載しておきます。資産運用を始める際の参考にしてください。資産運用に関するまとめ今回は、初心者でも低資金から資産運用できる方法として、積立投資つみたてNISAロボアドの3種類をご紹介してきました。積立投資は、幅広い銘柄の中から自分で選んで投資できます。また、つみたてNISAでは、金融庁が厳選した約160の投資信託から銘柄を選択し、値上がり益や分配金が非課税というメリットがあります。ただ、それぞれ自分で銘柄を選ばなければならないので、手間をかけたくない、資産配分を決めてほしい、と考える投資家にとってはロボアドが最適です。次回は、ロボアドの詳しい内容と、おすすめのロボアドバイザーをご案内します。
2019年02月07日