人工知能を活用することで英語教育を可能としたロボット「Musio」の開発を手がけるAKAは2月5日、成基およびGLOBAL VISIONの2社と 「教育効果の実証実験並びに教材開発実施に関する協力覚書(MOU:Memorandum of Understanding)」を締結したと発表した。今回のMOUは、2016年6月に予定しているMusioの正式販売前に成基およびGLOBAL VISIONが日本で蓄積してきた英語教育に関する知見やノウハウをもとに、 Musioを日本の英語教育向けに最適化していくことを目指したもの。具体的には、 成基が運営する英語学童教室「GKC(グローバルキッズ倶楽部)」ならびに個別指導塾「ゴールフリー」などにおけるMusioのパイロット導入および実証実験を通じて、 Musioを活用したより効果的な学習方法を開発するとしている。 また GLOBAL VISIONは、 実証実験で得られた知見をもとにAKAと共に英語学習コンテンツの開発を行い、同社のネットワークを通してMusioを公的・私的教育的機関へ販売する予定としている。なお、MusioはすでにAKAのWebサイトにて予約受付を開始している。
2016年02月06日「セクシーロボット」シリーズ、ソニーの「AIBO」のコンセプトデザインなどで知られるイラストレーター、空山基(HAJIME SORAYAMA)の新作個展「女優はマシーンではありません。でも機械のように扱われます。」が1月30日より、渋谷のギャラリーNANZUKAでスタートした。空山基はエアブラシを駆使したイラストレーションで、70年代よりフリーのイラストレーターとして活動を開始。78年のサントリーの広告を最初に、80年代を代表するエアブラシ手法で知られ、女性美をメタリックなロボットやフェティッシュな表現で国内のサブカルチャーシーンのみならず、海外でも伝説的な存在。1999年にはソニーのAIBOでグッドデザイン賞、メディア芸術際グランプリを受賞し、初代AIBOはスミソニアン博物館&MOMAのパーマネントコレクションに収蔵されている。海外のアートスクールでは空山の作品の制作過程を図解した作品集が教科書として使用されていることも多く、ハイパーリアリズムの巨匠。エアロスミスの「Just Push Play」のCDジャケットのカバーが有名だが、ア ベイシング エイプ、ナイキ、 ビームス、ステューシーなどとのコラボでも知られ、ファッション界でもファンが多い。今年1月に行われたピッティ・イマージネ・ウオモ89でも、韓国人デザイナーのジュン・Jが空山基をメインテーマとしたコレクションをランウェイショーで発表。グラフィティアーティストのKAWSとのコラボフィギュアなど、ストリートアート、ネオ・ジャポネスクのブームと共に、海外での再評価が高まっている。今回の展覧会では、空山が敬愛するマリリンモンローをロボットとして書き起こした新作ペインティング10点と、立体作品のセクシーロボットを等身大、1/3スケールの2体が展示されている。【イベント情報】空山基新作個展「女優はマシーンではありません。でも機械のように扱われます。」会場:NANZUKA住所:東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷アイビスビルB1F会期:1月30日~3月5日時間:11:00~19:00休館日:毎週月曜日、日曜日、祝日料金:無料Text: 野田達哉
2016年02月02日神奈川県は1月25日、生活支援ロボットの実証実験を行うと発表した。同県では「さがみロボット産業特区」を設けており、生活支援ロボットの実用化・普及を通じた「地域の安全・安心の実現」を目指している。2015年5月に「ロボット実証実験支援事業」の公募を実施し、3件の実証実験を1月26日~31日、2月1日~10日、2月16日に行う。なお11日には、先行して2件の実証実験も発表されている。○実証実験11つ目の実証実験は「バイタル感知センサー」で、ミオ・コーポレーションによるもの。マイクロ波を照射して、被介護者の体表の動き(運動量)をセンシングし、脈拍・呼吸に選別して計測する。脈拍・呼吸の異常や離床を検知した場合に、介護者へ通知する機能も用意する。体表の動きから脈拍・呼吸を抽出するには、対象者ごとに最適なパラメーターを調整し、計算処理を行う必要があるため、実証実験で複数の高齢者のデータを収集し、それぞれのパラメータを洗い出して共通点などを検証するという。合わせて、体表の動きと行動記録表の記載を比較し、計測の正確性を確認する。○実証実験22件目の実証実験は、「屋内移動支援ロボット」で安川電機によるものとなる。ロボットは、屋内での移動、特にトイレで必要となる動作をサポートする。立ち座りアシスト機能や自動ブレーキ機能、コンパクト旋回機能、操縦機能などを搭載する。この機能を活用することで、各動作の筋力負担や姿勢負担などが、どの程度軽減されたと感じるかについてヒアリングを行い、さらなる開発に応用するとしている。○実証実験33件目の実証実験は、排泄の自立支援を行う水洗トイレロボットで、積水ホームテクノによるものとなる。このロボットは居室内に設置・使用するもので、移乗・姿勢保持を補助する可変式アームレストや、移動キャスタを備える。リモコン操作でポンプ駆動と電磁弁の開閉を行って、汚水・臭気を真空で排出するほか、「大」「小」ボタンの操作記録も行う。実験では、プロダクトデザイナーや理学療法士などが、従来のものと比較して、移乗などの要素動作を試し、使いやすさなどについてヒアリングを行うという。
2016年01月26日営業課題解決サービスを提供するソフトブレーンは1月25日、ソフトバンクロボティクスと仏ALDEBARAN Robotics SASが共同で開発する人型ロボット「Pepper」を使った受付システム「eレセプションマネージャー」を開発したと発表した。同社では2015年8月にロボットを使った営業活動データの新しい活用方法を模索するため「ロボティクス推進チーム」を設立。eレセプションマネージャーは同チームの最初の開発プロダクトとなる。新システムは単なる受付システムではなく、スケジュール・名刺・顧客管理ができ、顧客情報とPepperが連動し、個別に来客対応をする。スケジュールに登録するだけで、来客時にPepperのタッチパネルにアポイント情報が表示され、それをタッチすることで受付対応と来客履歴の登録、担当者の呼び出しまで完了する。また、担当者が来るまでの間、顧客ごとにコミュニケーションをとることができ、その内容も担当者にリアルタイムに通知されてアイスブレイクの話題を提供していく。販売開始日や価格などの詳細は、引き続きソフトバンクグループと協議を進め、決まり次第別途発表する方針だ。
2016年01月25日エコバックスジャパンは12日、窓用ロボット掃除機「WINBOT W930」(以下、W930)を発売した。エコバックスダイレクトでの直販価格は税別59,800円。WINBOTシリーズは、スイッチを入れると真空ポンプで強力に窓に張り付き、高い場所も自動で掃除する窓用のロボット掃除機。新製品であるW930は、清掃用のモップ部と窓を移動する動作部が独立した「スマートドライブシステム」を採用。これにより、窓掃除にかかる時間を短縮できた。モップの面積は従来の「W710」「W730」に比べて2倍以上に拡大したほか、水汚れをかき出すワイパーを360度に配置することで洗浄力がアップ。さらに、掃除を一時停止した場合は、未掃除部分から掃除を再開するレジューム機能も搭載している。本体サイズはW307×D307×H124mm、重量が2.3kg。幅60cm以上、高さ35cm以上、厚さ3mm以上の窓で使用できる。フレームのない窓にも対応。ただし凹凸のある窓では使えない。リモコンとスーパークリーニングリキッド(専用の洗剤)、そして安全ポッドが付属する。
2016年01月12日Segwayは、IntelとXiaomiとの提携のもと、家庭用ロボット事業に参入すると発表した。CES 2016におけるIntelの基調講演でデモを行った。開発者向けのDeveloper Editionは、SDKとともに2016年の第3四半期(10~12月)に提供する。具体的な価格は明らかにされていないが、「手頃な価格の最先端技術」とアナウンスしている。Segwayは今後、立ち乗りできるセグウェイに代表されるパーソナルモビリティー事業に加えて、家庭用ロボット事業も手がける。CES 2016のIntel基調講演では、ロボット事業の第1弾となるSegway Robotが披露された。Segway RobotはIntelのAtomプロセッサーとRealSense ZR300カメラを搭載。従来のセグウェイのように人が立ち乗りできるだけでなく、障害物を避けながら自走できる。音声コマンドにも対応。装着すると腕になるパーツも用意される。1月4日(米国時間)には、Xiaomiのグループ企業であるNinebotとSegwayが両社のブランドを統合することも発表。NinebotがSegwayブランドの傘下ブランドになる。
2016年01月07日チェックポイントシステムズは1月6日、イオンリテールへの商品管理システムの導入およびRFIDと棚卸用ロボットの試験導入を発表した。イオンリテールでは、旗艦店にRFIDソリューションの試験導入を開始しており、OATエンタープライズソフトウェアでの在庫管理をベースとし、精算業務と店舗出入り口の管理でRFIDの活用を開始する。タグはRFとRFIDに対応したチェックポイントの最新製品「UNO RF/RFID」ラベルを使用していく予定で、このテクノロジーにより、理論上の在庫と精算済みの商品をリアルタイムで照合し、瞬時に店内在庫を把握することができるという。また旗艦店ではチェックポイントで初となるロボットによる在庫カウントソリューションも導入。ロボットがサイクルカウント業務を自動で行う。イオンリテールでは、これらの導入により、同社のEAS(電子商品管理)システムは、既存のAM方式から、RFIDに拡張可能なRF方式に順次入れ替えを実施するほか、RFIDロボット(プロトタイプ)の試験導入により、在庫の精度向上と顧客満足の向上を目指すという。また、イオンリテールとチェックポイントは、アパレルサプライヤーおよび一般消費財メーカーと連携し、製造・流通段階でタグを貼付する「ソースタギング」についても取り組みを開始する。このプログラムでは、タグがあらかじめ取付けられた状態で店舗に商品が納品されるため、すぐに商品を陳列することができるという。これにより、店舗では在庫の可視化による業務効率向上、作業改善による接客応対への人時配分、および、接客応対向上を目指していく。
2016年01月06日バンダイの展開するロボットトイ「スーパーロボット超合金」より、2016年5月発売「スーパーロボット超合金 ジャイアントロボ THE ANIMATION VERSION」の予約受付が、全国の家電量販店、ホビーショップ、オンラインショップなどで2016年1月6日からスタートする。価格は11,880円(税込)。ジャイアントロボは、1992年~1998年の6年間にわたり展開されたOVA『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』に登場する主人公ロボット。国際警察機構・エキスパートに所属する主人公・草間大作の操縦によりビッグ・ファイア率いるBF団と戦いを繰り広げる。「スーパーロボット超合金 ジャイアントロボ THE ANIMATION VERSION」は、ジャイアントロボをアニメに近づけたプロポーションで立体化。「スーパーロボット超合金」ならではの重量感は健在ながらも、ダイナミックなポージングが可能となっている。注目は背部ロケットバズーカで、引出しスライド機構により変形し、内部パーツによって劇中シーンが再現できる。肩部大型ミサイルランチャーも、パーツ差し替えによって発射直前ポーズが可能となっている。セット内容は本体に加え、交換用左手首1種、交換用右手首2種、肩ミサイル(左右)、バズーカ支柱パーツ、バズーカ用アームジョイント、魂STAGE用ジョイントパーツ。(C)光プロ/ショウゲート各ショップでプレミアムポイントがもらえる!?【PR】
2015年12月31日アニメ好きな人が楽しみながら実践できる「アニメヨガ」株式会社リットーミュージックは同社展開の新しいレーベルになる【立東舎】より、「喜屋武ちあきのアニメヨガ」を1月22日から発売する。同社はインプレスグループでミュージックに関連する出版事業を扱っており、「喜屋武ちあきのアニメヨガ」は現役で活躍するヨガインストラクターで、アニメ好きなタレントの喜屋武(きゃん)ちあきさんによって作られた。本の内容は?「喜屋武ちあきのアニメヨガ」はB5判・80ページで、定価は1,620円になる。同本の中身は【おそ松さん】のシェーの体勢や、【動戦士ガンダム】の「殴ってなぜ悪いかの体勢」さらに【エヴァンゲリオン新劇場版】の「2号機ビーストモードの体勢」を学べる。さらに【北斗の拳】のトキ登場の体勢、および【ルパン三世】のルパンダイブの体勢など、多くの人に良く知られている人気アニメに加えてマニアックなものまで、全40のバリエーション豊かなヨガのポーズを紹介している。アニメ好きでヨガに関心のある人は、楽しみながらリラックスできる数多くのヨガポーズをマスターできるだろう。喜屋武(きゃん)ちあきさんとは?1984年誕生。フィットワンに所属でヨガインストラクターの資格を持つ。芸能界でも秀でたアニメの知識を持っており、この豊かな知識を活用してアニメ番組などのMCで活躍したり、さらに男装ユニット“風男塾”で活動をして2014年に卒業した。そのうえ「作詞家」としても活躍する、豊かな才能を持つタレント兼ヨガインストラクターである。(画像はニュースリリースより)【参考】株式会社リットーミュージックニュースリリース株式会社リットーミュージック喜屋武(きゃん)ちあきさ
2015年12月29日国内最大級アニメ見放題サービス「dアニメストア」は、『僕だけがいない街』『無彩限のファントム・ワールド』など、2016年1月放送の『冬アニメ』から配信ラインナップ第1弾を発表した。2015年12月25日時点での配信ラインナップは全23作品。ラインナップは今後もさらに追加予定となっている。WEB最速配信、独占先行配信、見放題、HD画質も含む充実のラインナップで、放送外エリアの人も『冬アニメ』を思う存分楽しめる。配信ラインナップの詳細はdアニメストアの公式サイトにて。○2016年1月配信開始作品タイトル (12/25時点)『赤髪の白雪姫 2ndシーズン』『大家さんは思春期!』『おしえて! ギャル子ちゃん』『石膏ボーイズ』『ナースウィッチ小麦ちゃんR』『ブブキ・ブランキ』『ファンタシースターオンライン2 ジ アニメーション』『おじさんとマシュマロ』『血液型くん! 4』『最弱無敗の神装機竜』『てーきゅう 第7期』『魔法少女なんてもういいですから。』『ハルチカ~ハルタとチカは青春する~』『紅殻のパンドラ』『SUSHI POLICE』『プリンス・オブ・ストライド オルタナティブ』『蒼の彼方のフォーリズム』『ノルン+ノネット』『僕だけがいない街』『無彩限のファントム・ワールド』『霊剣山 星屑たちの宴』『この素晴らしい世界に祝福を!』『ディバインゲート』(C)あきづき空太・白泉社 /「赤髪の白雪姫」製作委員会(C)2016 水瀬るるう・芳文社/製作委員会は思春期(C)2015 鈴木健也/KADOKAWA刊/ギャル子ちゃん製作委員会
2015年12月25日日本テレビサービスは12月22日、千葉県・船橋市非公認のご当地キャラ「ふなっしー」をモチーフにしたロボット掃除機「ふな日和 ふなっしーのロボットクリーナー」を発表した。発売は12月23日で、価格は税別23,000円。アニメ「ふなっしーのふなふなふな日和」にて、主人公であるふなっしーが愛用しているロボット掃除機。天面に大きくふなっしーの顔が描かれている。電源ON時や掃除開始時、バッテリーが切れたときに流れるオリジナルボイスを収録しているのも特徴だ。たとえば、掃除をスタートする際には「ふなふなふなお掃除ロボ発進なっしー!」というボイスを再生する。障害物のまわりを掃除する「らせん走行」、広い部屋をランダムに掃除する「バンパー走行」、壁際やコーナーを集中的に掃除する「壁沿い走行」の3つの動きを組み合わせて走行。階段や玄関など、高い段差を感知して方向転換する「落下防止センサー」も搭載する。本体サイズは直径23.5cm×高さ7.5cm、重さは約1.2kg。ダストボックス容量は163ml。充電時間は約4時間で、最大で約50分の連続運転が可能だ。ロボット掃除機の製造はツカモトエイムが手がける。(c)ふなっしーのふなふなふな日和チ~ム
2015年12月22日昭和模型少年クラブは、1973年に放送されていたTVアニメ『新造人間キャシャーン』から、アンドロ軍団の量産型ロボット「ツメロボット」を立体化し、2016年4月に発売することを決定した。現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中で、価格は2,700円(税込)。昭和模型少年クラブは、40代~50代に認知の高い、昭和当時の、敵味方関係なく画面の中で活躍したロボットたちを商品化するというコンセプトをもっている。今回は、『新造人間キャシャーン』に登場する、世界征服をもくろむアンドロ軍団の量産型ロボット「ツメロボット」を立体化。ツメロボットは、ちぎられては投げられるシーンが印象的で、量産型という概念をつくりあげた始祖ともいわれている。実際のキットは、懐かしいスタイルのパッケージに、単色成形されたプラモデルパーツを封入。当時のプラモデルを彷彿とさせるアイテムとなっている。首部分が360度回転し、内部機構により伸縮が可能なツメなどのギミックを搭載している。また、ファンには嬉しいキャシャーンのミニフィギュア(未塗装)も付属している。商品価格は2,700円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2016年4月を予定している。(C)タツノコプロ
2015年12月19日Universal Robotsは12月2日から5日までの期間、東京ビッグサイトで開催されている「2015国際ロボット展」で自社の協働ロボットを展示している。協働ロボットとは、工場の製造ラインなどで作業者と同じ空間で利用される産業用ロボットのこと。同社はこの分野では売り上げ・販売台数で競合他社を圧倒する実績を持つ。同社のロボット最大の特徴はプログラミングが容易であるという点で、専用タブレットからメニューを選択する方法のほか、作業者がロボットの関節を動かして動きを教える学習モードが用意されている。また、工場内で簡単に再配置できるように工夫されていることや、半日でセットアップが完了することも強みとなっている。製品としてはUR3(可搬重量3kg)、UR5(可搬重量5kg)、UR10(可搬重量10kg)の3種類があり、同社のブースでは全3種類が稼働する様子を見ることができる。今回、同展示会を訪れていた同社CEOのエンリコ・クロー・イバーセン氏とアジア・太平洋地域(APAC)担当General Managerのシャーミン・ゴットフレッセン氏に、日本を含むAPAC市場のビジネス状況や今後の開発方針について話しを伺った。○より直感的なプログラミングを目指す--日本やAPACでのビジネスの状況を教えて下さい。ゴットフレッセン氏:UR3を発表して以来、日本を含むAPACでは予想以上の結果となっています。APACの中では中国とインドを除くと、韓国、シンガポール、日本がトップ3です。--UR3の反応が良いのはなぜでしょうか?ゴットフレッセン氏:(従来のサイズでは)これまで自動化できていなかったことを自動化する機会が出てきたからだと思います。ただ、ビジネス的にはUR5、UR10、UR3は同程度の規模となっています。--主にどのような業界の企業がロボットを導入しているのでしょうか?イバーセン氏:UR3は電子部品業界の企業が多く、スマートフォン部品の研磨などで使用されています。製品全体だとサブサプライヤーを含めた車業界が多いです。--今後の開発の方向性を教えて下さい。イバーセン氏:より安全に、よりプログラミングしやすくなるように開発していきます。安全性に関しては当社のロボットそのものには問題はありませんが、協働ロボットが普及していくにしたがって周辺機器が増えてくるので、それにしっかりと対応していきます。プログラミングに関してはより直感的にできるようにしていきます。--"より直感的"にとは具体的にどういう意味でしょうか?イバーセン氏:例えば、工場内をロボットに見せることで最適な動作をロボット自身が導き出せるようになったり、熟練者の動きを見るだけでロボットがその動きを学習できるようになります。これを実現するためにこれから開発しなくてはならない技術もありますが、7年以内に実現したいと考えています。
2015年12月03日12月2日から5日まで東京ビッグサイトで開催されている「2015国際ロボット展」では、シャープのモバイル型ロボット電話「RoboHoN」やロボットゆうえんちのロボットアイドル「プリメイドAI」などのヒト型ロボットが注目を集めている。「RoboHoN」や「プリメイドAI」と同じサービスロボットエリアには中国のUBTECH Roboticsがヒト型ロボット「Alpha1S」を出品し、音楽に合わせて踊るデモンストレーションを披露している。○さすがの中国価格「Alpha 1S」は事前に動作をプログラミングすることで音楽に合わせて踊らせたり、腕立て伏せをさせることができるほか、スマートフォンから音声コマンドで操作することもできる。サイズは398mm(高さ)×196mm(幅)×113mm(厚さ)で、重さは1.65kg。1回の充電で約60分の連続使用が可能だ。踊ったり腕立て伏せをしている姿を見るとどうしても既視感を覚えるのだが、驚くべきはその価格だ。例えばDMM.make Robotsが販売しているロボットゆうえんちの「プリメイドAIベースモデル」は税込み14万9040円だが、「Alpha 1S」はわずか6万円。さすが中国といった価格設定となっている。○プラットフォーム展開を視野に入れる「Alpha 2」同社のブースでは、デモは行われていないものの、2016年4月に発売予定の「Alpha 2」も展示されている。「Alpha 2」はサイズが437(高さ)×228(幅)×122(厚さ)mmと「Alpha 1S」よりひと回り大きく、可動部も20カ所に増加。赤外センサ、超音波センサ、加速度センサなどを内蔵しているほか、800万画素のカメラを搭載している。機能面では音声会話、同時通訳、音声検索などの機能を備えているとのこと。また、同ロボットはプラットフォームとしての展開を視野に開発されており、同社のホームページからアプリケーション開発ツールを提供するとしている。価格は1000ドル程度となる見込みだ。担当者によれば同社は日本での製品販売を模索しており、販売代理店を募集中だという。
2015年12月03日12月2日から5日まで東京ビッグサイトで「2015国際ロボット展」が開催されている。ロボットは近年、災害対応や家庭の見守りなどでの活用が注目を集めているが、介護分野でもロボットの利用が期待されている。介護向けロボットというと、介護者を補助するパワーアシストスーツを思い浮かべるかもしれないが、レイトロンが出展している「Chapit」は高齢者や要介護者の自立支援を通じたQOL向上および介護者の負担軽減を目的として開発されたロボットだ。○生活雑音環境下でも音声を認識レイトロンはもともと音声認識システムの開発・販売を本業としており、それを「Chapit」の開発に活かしている。「Chapit」の音声認識技術にはレイトロンと北海道大学大学院の共同研究によって開発された雑音環境下でも音声認識を可能とするアルゴリズムが駆使されており、マイクから2~3m離れたところからの音声でも認識することができるほか、テレビの音や他人の話し声、生活雑音が存在する環境でも自然に話しかけるだけで音声認識が可能だという。また、音声入力による家電コントロール機能も搭載されており、ここでも同技術が活用されている。高齢者や要介護者向けの機能としてはブレイントレーニング機能とタイムサポート機能が搭載されている。前者では「Chapit」が出題するクイズや算数の問題に答えたり、徐々に増えるフレーズを記憶する暗記ゲームなどを通じたトレーニングが可能となっている。また、後者では食事や入浴、服薬の時間、戸締まり確認などを設定することで、健康的な生活リズムを構築できるとする。「Chapit」は2016年度から介護施設などに向けて販売を開始する予定で、価格は13万円(税別)となる。
2015年12月02日スイッチサイエンスは12月2日、中国のMaker Works Technologyが開発、製造しているお絵描きロボットキット「mDrawBot」の通常販売を12月9日より開始すると発表した。同ロボットキットは、組み合わせ方によって「mScara」、「mCar」、「mSpider」、「mEggBot」という4つのお絵描きロボットを作ることができるもので、Makeblockというロボット作成プラットフォームに基づいて設計されたアルミ製の部品や電子モジュール、Arduino Unoと互換性のある専用マイコンボード「Makeblock Orion」など、60種類以上のパーツによって構成されている。4つのロボットについては、mScaraは、平らな面に絵を描くことができるロボットで、ロボット本体から伸びる腕を動かして絵を描く。mCarは、走った軌跡を描くことができるロボットカーで、ペンの代わりにチョークを取り付けることで、道路などの上にも絵を描くことができる。mSpiderは、壁やホワイトボードに絵を描くロボットで、ロボット本体を2本の糸で壁に吊り下げ、その糸をステッピングモーターで引っ張りあげたり伸ばしたりすることで絵を描く。そしてmEggBotは、卵やピンポン球のような球面に絵を描くことができるロボットとなっている。また、フリーソフトウェア「mDraw」を使うことで、より簡単にmDrawBotを制御することができるほか、Makeblockの部品の多くが工業用標準部品と互換性があるほか、レゴとは機械的にも電子的にも互換性があるため、レゴ用のパーツを自由に組み合わせる事も可能だという。なお、価格は3万2400円。注文は同社Webサイトから行うことが可能となっている。
2015年12月02日12月2日から5日まで東京ビッグサイトで開催されている「2015国際ロボット展」には、産業用をはじめ、介護や災害対応用など幅広い分野のロボットが出展されている。本稿では、同展示会のサービスロボットゾーンに出店しているユニロボットのコミュニケーションロボット「unibo」を紹介する。○健康状態やその日の気分に合わせたレシピを提案「unibo」は日々のスケジュールやEメール管理、写真や動画の撮影と保存、遠隔地とのビデオ通話などさまざまな機能を備えたソーシャルロボットで、個人の趣味や生活習慣を学習し、個人に適した情報を提供する。例えば、健康状態やその日の気分に合わせた食事のレシピを提案もしくは宅配で手配したり、好きなアーティストのライブのチケットを「unibo」経由で入手することなどができる。また、顔認証技術によって個人の顔を記憶することで、最適なフレーミングで撮影し、写真の保存・管理も音声で指示することが可能となっているほか、友人などの声を収録し「unibo」の声にすることや、アニメキャラクターやタレントの声を設定するなどのカスタマイズも可能となっている(有料)。さらに、子供向けの専用学習アプリ「ひらがな覚えよう!国語海賊」(iOS、Android)が用意されており、「unibo」に"ひらがなの勉強がしたい"と話しかけることでアプリを起動することができる。同社は今後、こうした学習アプリのラインアップを拡充していくほか、スマートフォンと連携させた機能の実装を視野に入れて開発を進めるとしている。なお、「unibo」は2016年7月に先行販売が開始される予定で、正式な価格は未定だが、10万円以下になるとみられる。
2015年12月02日12月2日から5日まで、東京ビッグサイトにて「2015国際ロボット展」が開催されている。同展示会は2年に一度開催されており、21回目となる今回は前回(2013年)を大きく上回る446社・団体が技術を披露している。○好感度システムを搭載したタマゴ型コミュニケーションロボット同展示会は産業用ロボットゾーンと、サービスロボットゾーンに分かれており、後者ではDMM.make ROBOTS(DMM)がMJIのコミュニケーションロボットを参考出展している。MJIのロボットは、カメラ、スピーカー、マイク、タッチパネルモニタを搭載した家庭用コミュニケーションロボット。大きさは21(幅)×21(奥行)×25(高さ)cmで、バッテリーを内蔵しているため、家の中で設置場所を簡単に変更するができる。名前は未定。一定時間ロボットとの応答がない場合に家族へ通知したり、外出先からのモニタリングするみまもり機能のほか、天気やスケジュールを読み上げる生活サポート機能、写真や音楽を再生するメディア機能を有しており、音声入力によって操作することが可能だ。日常会話には感情表現と好感度システムが搭載されており、会話のペースや内容によってロボットの反応が変化する。また、現在開発中だが、照明スイッチの切り替えなど、スマートハウスに向けたIoT機器としての機能も搭載予定だという。2016年5月の発売を予定しており、価格は10万円前後となる。
2015年12月02日安川電機は12月1日、小型ロボットMOTOMAN-GPシリーズとロボットコントローラYRC1000を開発したと発表した。小型ロボットにはコンパクトな設置性を確保しながら、可搬質量の増加や高速・高精度化が求められており、MOTOMAN-GPシリーズではこれらのニーズに応えるためにメカ構造を刷新。また、新たな制御方式を採用した新コントローラYRC1000により、ロボットのパフォーマンスを最大限に引き出すことができるという。具体的には、従来の最高速度制限を撤廃し、加減速制御の改善によりロボットの姿勢によらず限界まで加減速時間を短縮したほか、新たな軌跡制御の採用により、軌跡誤差を80%減少(同社従来比)した。さらに、周辺機器との干渉が少ないスリムアームを採用し、コンパクトボディながら業界トップクラスの動作範囲を実現。また、アーム形状は悪環境における粉じん、液体の堆積を少なくする丸みを帯びた耐環境デザインとなっている。加えて、給電ケーブルを1本とすることでセットアップ時間を短縮。断線時にはプログラミングペンダント上で異常個所を瞬時に表示するなど、メンテナンス性にも優れているとする。なお、同ロボットおよびコントローラは2016年6月に製品化される予定となっている。
2015年12月01日オムロンは12月1日、10月7日から21日まで募集していた同社の卓球ロボットの名前が「FORPHEUS(フォルフェウス)」に決定したと発表した。「FORPHEUS(フォルフェウス)」は"Future Omron Robotics technology for Exploring Possibility of Harmonized aUtomation with Sinic theoretics"の頭文字をとっており、同社独自の未来予測理論「SINIC理論」に基づくロボット技術を表現した造語。「For(向かう)」、「ORPHEUS(人間の創造性を象徴するギリシャ神話の吟遊詩人)」と読ませることで、"人間の創造性に向かっていくオムロンの姿勢"を表しているという。名前の選考にあたりオムロンは社内に選考委員会を設け、応募総数2445件の中から、1)人と機械の融和や卓球ロボットのコンセプトと親和性が高いこと、2)グローバルに通用すること、3)日本並びに海外の主な国において第三者の著作権や商標などの権利を侵害しないこと、4)オムロンの商標ルールに適合していることの4つ条件を満たす候補を3つ選び出し、全グローバル社員による投票が実施された。なお、同ロボットは12月2日から4日まで東京ビッグサイトで開催される「システムコントロールフェア2015」のオムロンブースでデモンストレーションとして出展される。
2015年12月01日日立ハイテクノロジーズ(日立ハイテク)とカワダロボティクスは12月1日、カワダロボティクスのヒト型ロボット「NEXTAGE」事業での協業を開始したと発表した。NEXTAGEは人の目に相当する2つのカメラと、2本の腕を有するロボットで、自動車や電機業界、医薬品業界などで活用されている。同ロボットの事業はこれまでカワダロボティクスが本体を開発・製造し、THKインテックスがロボットハンドなどのエンジニアリングと販売を行ってきた。また、日立ハイテクは2015年にTHKインテックスと販売店契約を締結し、国内大手顧客への販売強化およびグローバル市場での販売に取り組んできた。今回の協業契約締結について日立ハイテクとカワダロボティクスは、マーケティング情報の共有によるロボット開発の促進、システムインテグレーターの拡充・育成によるエンジニアリング力の強化を推進するなど、これまでの3社間の連携をさらに強化することで、国内外でのさらなるマーケティング・販売活動強化に注力していくとしている。
2015年12月01日安川電機は11月30日、安全柵なしで設置可能な人共存形ロボット「MOTOMAN-HC10」を開発したと発表した。同ロボットは、人と接触した際に人に与える力を制限する機能を持っているため、安全柵の設置が不要となる。これにより、専用設備の設計・製作の必要性などの理由でロボット活用が進んでいない現場の自動化推進の可能性が拡大する。主に、工作機械間のハンドリングや小物部品の組立て作業などへの利用が想定されている。また、プログラミングペンダントを使用した従来のティーチング方法に加えて、ロボットを直接手で掴んで操作するダイレクトティーチング機能を備えている。これにより、直感的な操作でロボットへの動作指示が可能になるため、ロボット操作に不慣れなユーザーや頻繁にティーチングが必要となる工程へのロボット導入が容易となる。同ロボットは、実機の検証終了後に製品化予定だ。
2015年11月30日安川電機は11月12日、韓国におけるロボット事業の強化に向けて韓国ロボットセンタを大邸(テグ)に設立したと発表した。韓国ロボットセンタは敷地面積1万6530m2、建物面積8435m2という規模の中にショールームやテストルームが設けられている。 同社がこれまで提供してきたロボット操作教育、保守教育を充実させるとともに、「来て・見て・触って」をコンセプトに、実機を使ったデモやテストを通じて、ロボットへの理解を深めてもらうことを目的としているほか、現地での自動化ニーズが高い自動車、電子関連だけでなく、食品・医薬品・化粧品など、今後一層の自動化拡大余地のある産業分野に向けて、各種ロボットソリューションを提案・提供していくとしている。さらに、同施設の稼働によりロボットを使った自動化設備の設計・製作を請け負うシステムインテグレータ(SI)への情報提供や教育などのサポート体制を整備し、SI専用の施設を設け、実際に同社ロボット製品を使ってもらうなど関係を強化し、事業の拡大に繋げていくとしている。
2015年11月13日2016年より放送開始予定のTVアニメ『文豪ストレイドッグス』。そのアニメPV第1弾が公式サイトにて公開された。『文豪ストレイドッグス』は、「ヤングエース」(KADOKAWA刊)の人気連載を原作とするTVアニメで、『桜蘭高校ホスト部』『STAR DRIVER 輝きのタクト』を手掛けた監督・五十嵐卓哉×脚本・榎戸洋司のコンビによるアニメ化が決定しており、11月7日(土)・8日(日)に開催される『アニメイトガールズフェスティバル2015 (AGF2015)』では、ブース出展が行われている。○TVアニメ「文豪ストレイドッグス」PV第1弾(C)2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会
2015年11月08日山口フィナンシャルグループの山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行は27日、接客ロボット"Pepper(ペッパー)"を新しく採用すると発表した。○20体の接客ロボットが教育・研修後に配属先の銀行に出向このたび採用するのは接客ロボットは、ソフトバンクのPepper for Biz。採用数は20体。配属先は、山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行の支店・出張所となる。配属日程は、11月に山口フィナンシャルグループで採用し、教育・研修の修了後、順次、配属先の銀行に出向させる予定だという。山口フィナンシャルグループによると、「20体を法人向けで導入し、来店されたお客様への挨拶、キャンペーンや商品の説明、またゲームなども内蔵されているのでお子様のお相手など、幅広く対応していく。今後は、たとえば住宅展示場などでの住宅ローン相談のコーナーや大学などでの新規口座開設のイベントなどにも出張していく予定」としている。
2015年10月29日戦後の日本の子供たちが夢中になった昭和レトロなブリキのロボットがパズルになった、「クリスタルパズル ブリキ ロボット」が、ジグソーパズル総合メーカーであるビバリーより、2015年11月6日(金)に発売される。「クリスタルパズル」は、クリスタルのようなプラスティック製のピースを立体的に組み上げるジグソーパズルシリーズ。平面的なパズルが「絵画パズル」であるのに対し、立体パズルはまるで「彫刻パズル」で、3次元で完成した形をイメージしながら組み立てるという難しさがある。2004年の発売以来、300万個を販売するヒットシリーズとなっており、「ブリキ ロボット」で全80種類のラインナップとなる。今回発売される「クリスタルパズル ブリキ ロボット」は、昭和レトロなブリキロボットの立体パズル。カクカクした箱型フォルムで、背中にはゼンマイネジ、可愛らしく懐かしいブリキのロボットが再現されている。首とアームはそれぞれ左右、上下に可動するギミック付となっており、パズル完成後は、ノスタルジックな気分に浸れること間違いなしだ。イエロー、レッド、ブルーの3色で、価格は各1,296円(税込)。
2015年10月28日日本エデンとロウタスが共同開発した、アニメキャラクターの瞳を再現することをテーマにしたユニークな「アニメコンタクト」が、3ラインナップで登場した。現在、日本のみならず世界に広がりをみせるコスプレ市場に向けて、2D(平面)でしか表現できなかったアニメの「瞳の輝き」をコンタクトレンズでデフォルメし、アニメキャラクターの「瞳」を3D(立体)として表現できる、まったく新しいコンセプトのコンタクトレンズ「アニメコンタクト」。パッケージデザインには今話題の美しすぎる版画家「石川真衣」が起用されている。ラインナップは、「うるるEYE」・「きらきらEYE」・「キラッとEYE」の3種類で、価格は各3,300円(税別)。その日の気分やシーン、コスプレキャラクターによっても使い分けすることが可能で、右目と左目で異なるタイプをつけることでも楽しみ方が広がる。現在は、公式オンラインショップのみの取り扱いとなっているが、今後は、クールジャパンの強力な商材として国内のみならず、世界市場へと展開していくという。
2015年10月27日声優・堀江由衣の公演から登場し、10月からのウルトラスーパーアニメタイム枠(TOKYO MX / BS11)にて放送中のTVアニメ『ミス・モノクローム -The Animation- 3』。その"#04 APPEAL"では、ミス・モノクロームがダンボール製ロボットとして登場する。トップアイドルになってKIKUKOと競い合う約束を果たすべく、巣鴨のおばあちゃんたちにも着ぐるみでアピールしたいミス・モノクローム。そこへモノキャラグランプリ出場の仕事を持ってくるプロモーターのやよいであったが、肝心の着ぐるみがクリーニング中だった。ミス・モノクロームは、ダンボールで着ぐるみを作ってみるが、なかなか可愛く仕上がらない。そこで、やよいのアイデアとデザインで三頭身の着ぐるみを作ることにしたミス・モノクロームたち。その仕上がりに「完璧」と太鼓判を押すミス・モノクロームであったが、残念ながらモノキャラグランプリのエントリーには間に合わなかった。しかし後日。ミス・モノクロームたちの作ったダンボール製ロボットは、巣鴨地蔵通に集まるおばあちゃんたちから黄色い声援を浴びるほど大人気になっていた。「アピール大成功!」1stアルバム「Black or White?」が10月7日に発売され、さらに12月からは4カ月連続でのシングルリリースも決定している「ミス・モノクローム」の今後の動向も注目しておきたい。(C)ミス・モノクローム-The Animation-製作委員会
2015年10月23日●ダイソンのロボット掃除機、ついに発売ダイソンは10月21日、「ダイソン 360 Eye ロボット掃除機」(以下、360 Eye ロボット掃除機)を正式に発表した。ダイソンの旗艦店「Dyson表参道」では10月23日、量販店では26日に発売する。価格はオープンで、推定市場価格は税別138,000円前後だ。世界に先がけてまず日本で発売する。360 Eye ロボット掃除機は2014年9月に発表されていたロボット掃除機。発表当初は2015年春に発売する予定だったが、日本の住環境に合わせて調整をしていた関係上、10月下旬にずれ込んだ。ロボット掃除機で肝要となるナビゲーションシステムには、カメラを用いた「360°ビジョンシステム」を採用。天面に配置されたカメラで、360度見渡しながら周囲の環境を把握する。カメラは秒間最大30コマの撮影が可能で、その情報をもとに詳細な間取り図を作っていく。シャッタースピードとロボット掃除機の移動速度は連動しており、現在位置やまだ掃除が完了していない部分を正確に把握できるという。赤外線センサーにより障害物を回避する仕組みだ。360°ビジョンシステムで室内を規則正しく、効率良く掃除していく。掃除面については、これまでダイソンが掃除機で培ってきた技術を惜しみなく投入している。毎分最大78,000回転する「ダイソン デジタルモーター V2」は、小型軽量ながらパワフルなモーターで、吸引力と小回りのきくボディを両立。ボディと同じ幅(230mm)のブラシバーは、カーボンファイバーブラシ(黒)と硬いナイロンブラシ(赤)で構成される。カーボンファイバーブラシが静電気の発生を抑えながらフローリングのゴミを除去し、ナイロンブラシがじゅうたんなどに入り込んだゴミをかき出す。吸い取ったゴミは、ダイソン独自の「ラジアルルートサイクロンテクノロジー」によって空気と分離。0.5ミクロンの微細なゴミまでキャッチできる。360 Eye ロボット掃除機は、ダイソンで初めてクラウド連携に対応した製品でもある。無料の専用アプリ「Dyson Link」をインストールしたスマートフォンやタブレットを通じて、外出先からでも360 Eye ロボット掃除機を操作したり、掃除スケジュールを設定したり、実際に掃除したルートを確認したりできる。サイズはW230×D242×H120mm、重量は2.42kg。ダストボックス容量は0.33L。約2.75時間でフル充電され、最大で約45分の連続運転が可能だ。掃除中にバッテリー残量が少なくなった場合は、自動で充電ドックに戻り、充電完了後は再び中断した箇所から掃除を始める。カラーはニッケル/ブルーとニッケル/フューシャの2色。次ページでは、開発に携わった、ダイソンのマイク オールドレッド氏も登場した製品発表会についてレポートする。●規則正しく、効率良く発表会には、ダイソンのマイク オールドレッド氏が登壇。フローリングやカーペット上に重曹をまいて、360 Eye ロボット掃除機の集じん力を見るためのデモンストレーションも行われた。○ロボット掃除機でも掃除性能ありきマイク オールドレッド氏はこれまで、17年間かけてロボット掃除機の開発に携わってきた。会場には、ダイソンが手がけた初代のロボット掃除機「DC06」も展示。DC06はすでに規則正しく掃除できたが、多くのバッテリーやセンサーを積んでおり、主にセンサーのコストがかさんだ結果、製品化にはこぎつけられなかった。そこで考えたのが、ビジュアル(カメラ)でナビゲーションをするシステムを持つロボット掃除機だった。これまでサイクロン掃除機を数々手がけてきたダイソンは、ロボット掃除機を開発する際も「まずは掃除性能ありき」だと考えていたそうだ。マイク オールドレッド氏は「パッと見はごく一般的なロボット掃除機かもしれないが、中身の、特に掃除に関する技術は他のメーカーとはちがう」と強調している。日本では背の高さ10cm以下のロボット掃除機が多いが、360 Eye ロボット掃除機は12cmとわずかに高い。しかし、この高さは「妥協せずに」サイクロン技術を搭載するために必要だったとか。高さはあるものの、幅が小さいため小回りがきき、狭い場所にも入り込めるのが強みだという。○「死角なし」のナビゲーション360 Eye ロボット掃除機のナビゲーションには、一度に360度を見渡せるカメラを用いている。カメラで得た画像情報から「自分が今どこにいるのか?」、赤外線センサーで得た障害物情報から「何があるのか?」を把握し、最適なルートを選ぶ。掃除している途中で出合った障害物に目印を付けていくので、一度掃除した箇所には戻らない。そのため、効率良く掃除できるとする。ランダムにではなく、規則正しく四角を描きながら掃除し、360 Eye ロボット掃除機がたどったルートはスマートフォン向けアプリ「Dyson Link」から確認可能だ。マイク オールドレッド氏は、「360 Eye ロボット掃除機の動きは人間から見ると、ヘンに思えるかもしれない。だから、きちんと掃除していると信じてもらえるよう、どこを掃除したかアプリで確認できるようにした」と説明した。なお、今回実現された360°ビジョンシステムは、今後他のプロダクトにも活用できると考えているそうだ。○ロボット掃除機をもっとメジャーに2015年春発売という予定から遅れた理由について、マイク オールドレッド氏は「英国でテストしたときには問題なかったのだが、日本でテストした際に玄関から落っこちてしまうという問題があった。日本の玄関に合わせるために時間がかかってしまった」と語った。ダイソンが日本市場をいかに重視しているかを物語るエピソードでもある。そのほか、運転音について日本のモニターから不満が寄せられたため、大きなデザイン変更に踏み切ったことも明かした。今後も、ユーザーからの声を反映したアップデートは随時行っていくそうだ。日本の掃除機市場において、ロボット掃除機が占める割合はわずか4%。マイク オールドレッド氏は「ロボット掃除機市場自体をさらに拡大していきたい」と意欲を見せた。
2015年10月21日安川電機は19日、同社の産業用ロボット「MOTOMAN」を対象としたクラウドサービス「MOTOMAN-Cloud」を提供開始した。ロボット情報をクラウド上で管理し、トラブル発生時の問い合わせに役立てる狙い。MOTOMAN-Cloudは、安川電機が新たに提供するクラウドサービス。サービス第1弾として、顧客が使用しているロボットの製品情報閲覧や問い合わせができる「Web製品サポート」、トラブル対応に役立つスマートフォン・アプリ「MOTOMAN Touch!」を提供開始する。「Web製品サポート」では、クラウド上で、ロボットの機種や製品仕様を閲覧できるほか、問い合わせ履歴、部品交換履歴などの管理が行える。また、ロボット情報を安川電機のサービス部門と共有することで、トラブル発生時の問題解決に役立てる狙いがある。「MOTOMAN Touch!」では、トラブル発生時に、ロボット制御盤やプログラミングペンダントに表示されるQRコードをスマートフォンで読み込むことで、問い合わせがスムーズに行える。対象製品は、DX200全コントローラおよび2014年3月21日以降に出荷した全コントローラ。専用アプリ「MOTOMAN Touch!」の対応OSは、Android4.0.3以上(10月19日現在)。MOTOMAN-Cloudは、国内よりサービス提供を開始し、順次海外へ展開していく予定。今後は、予防保全や生産情報管理サービスを追加し、ラインなどの安定稼働や利便性向上をサポートするとしている。
2015年10月20日