最新作『プリシラ』が公開中のソフィア・コッポラ監督の過去作が、4月26日(金)~5月9日(日)に、大阪・シネマート心斎橋にて日替わり上映されることが分かった。上映作品は、『ヴァージン・スーサイズ』、『ロスト・イン・トランスレーション』、『マリー・アントワネット』、『SOMEWHERE』、『ブリングリング』の5作品。『ヴァージン・スーサイズ』『ロスト・イン・トランスレーション』は35mmフィルムの上映となる。また、来場者には各作品非売品ポストカードのプレゼントもあり(無くなり次第終了)、スタンプラリーも企画されている。<上映日程>『ヴァージン・スーサイズ』4月27日(土)、4月30日(火)、5月5日(日)『ロスト・イン・トランスレーション』4月28日(日)、5月1日(水)、5月4日(土)『マリー・アントワネット』4月26日(金)、5月3日(金)、5月7日(火)『SOMEWHERE』5月2日(木)、5月6日(月)、5月9日(木)『ブリングリング』4月29日(月)、5月8日(水)ソフィア・コッポラ監督特集は4月26日(金)~5月9日(木)、シネマート心斎橋にて開催。(シネマカフェ編集部)
2024年04月19日劇場公開中の『プリシラ』からソフィア・コッポラのインタビュー映像が公開された。ソフィア・コッポラはこれまでに『ロスト・イン・トランスレーション』でアカデミー賞脚本賞、『SOMEWHERE』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞、『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞するなど、映画業界で高い評価を受けている。ソフィア・コッポラ今回解禁されたインタビュー映像では、「プリシラの人生を凝縮してどのように伝えるか、非常に興味深い挑戦だった」と語るソフィア。「14歳の頃から成長していく過程が、本人の目にどう映っていたのか。彼女自身の視点から創造的な方法で捉えたかった」と明かし「グレースランドに来てから去るまでの期間を中心に展開させていった」という。そして、「彼女の人生はある意味、数奇であると同時に、女性なら誰もが経験するような普遍的な面も多い。初めてのキスや子供を産んで母親になるというようにね。エルヴィスがツアーに出ても、彼女は子供と家に残されるということも。彼女のそういった人間的な側面や関係の浮き沈みをリアルに描きたかった」と思いを語る。また、ソフィア・コッポラ作品の特徴である女性的な色使いが、本作においてもメイクやネイル、調度品などふんだんに散りばめられている。「世界観の構築は私にとって非常に重要」としたうえで、「60年代のメンフィスといえば、毛足の長いラグを思い浮かべる。ラッキーなことに写真や映像が豊富に残っている。当時の色使いは今とは違うから当時の色彩で再現するのは楽しい。あの時代に観客を引き込みたい」と笑顔で説明。さらに「50年代~60年代にかけてのプリシラの変化や(彼女が暮らしていた)暗いドイツとの対比も表現したかった」と話し、「グレースランドは色鮮やかで、魔法の国のように見える。人生の新たな章の始まりに、新たなスタイルを見出していくの」と語る。ソフィア・コッポラの世界観に欠かせない色彩へのこだわりも垣間見られるインタビューとなっている。また、109シネマズプレミアム新宿とスターチャンネルの連動企画として、ソフィア・コッポラ監督の代表作品『ロスト・イン・トランスレーション』と『ヴァージン・スーサイズ』のスペシャル上映が決定。6月21日(金)から27日(木)までの1週間限定で35mmフィルムでの上映が行われる。『プリシラ』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:プリシラ 2024年4月12日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© The Apartment S.r.l All Rights Reserved 2023
2024年04月17日東京・新宿の映画館「109シネマズプレミアム新宿」では、ソフィア・コッポラ監督映画『ロスト・イン・トランスレーション』と『ヴァージン・スーサイズ』の2作品を35mmフィルムで上映する。上映期間は、2024年6月21日(金)から6月27日(木)まで。プレミアムシアター「109シネマズプレミアム新宿」とは一般的なシネコンの最大約2.3倍の大きさのプレミアムシートや、故・坂本龍一が監修した音響システム「サイオン(SAION) -SR EDITION-」、上映前に利用できるラウンジなど、映画を楽しむための上質な設備を数多く導入したプレミアムシアター「109シネマズプレミアム新宿」。ソフィア・コッポラ監督の人気作を35mmフィルム上映今回は『ロスト・イン・トランスレーション』の日本公開20周年、『ヴァージン・スーサイズ』の製作25周年を記念して、ソフィア・コッポラ作品の中でも特に人気の高い両作の35mmフィルム上映が決定。前者は多くの映画賞を総なめしたソフィア・コッポラの出世作、また後者は作風を決定づけた初監督作として知られる作品だ。デジタル撮影・上映が主流の現代、国内でも対応する劇場がほとんどない35mmフィルムでの上映。前身である「新宿ミラノ座」時代からの映画文化を継承した貴重なフィルム上映で、今なお愛される名作映画を楽しんでみては。あらすじ■『ロスト・イン・トランスレーション』(2003年/アメリカ=日本/103分)ウイスキーのコマーシャル撮影のため来日したスター、ボブ・ハリス。彼は滞在先の高級ホテルでスタッフから手厚い待遇を受けながらも、異国にいる戸惑いや居心地の悪さを感じていた。さらに自宅にいる妻との電話で、気分はますます滅入るばかり。一方、同じホテルにはカメラマンの夫の仕事に同行してきた新妻シャーロットが滞在中。彼女は多忙な夫にかまってもらえず、部屋で孤独を持て余していた。そんな2人が偶然出会い...。■『ヴァージン・スーサイズ』(1999年/アメリカ/98分)1970年代のアメリカ中西部の町。リズボン家の5人姉妹は、17歳から13歳まで、全員年子の美人姉妹だった。ヘビトンボが飛ぶ6月、そんな5人姉妹の末妹セシリアが、浴室で自殺未遂騒動を引き起こす。数日後、精神科医のアドバイスで一家は近所の子どもたちを招いてホームパーティを開くが、彼女はその場で投身自殺を遂げてしまう...。上映概要109シネマズプレミアム新宿×スターチャンネル 連動企画『ロスト・イン・トランスレーション』『ヴァージン・スーサイズ』35mmフィルム スペシャル上映上映期間:2024年6月21日(金)〜6月27日(木)上映作品:『ロスト・イン・トランスレーション』『ヴァージン・スーサイズ』場所:109シネマズプレミアム新宿料金:・CLASS S 6,500円(シネマポイント会員は6,000円)※サービス料2,500円を含む。※1時間前からメインラウンジの利用が可能。※ソフトドリンクやポップコーンを提供。※鑑賞後はプレミアムラウンジ「OVERTURE」の利用可能。・CLASS A 4,500円(シネマポイント会員は4,000円)※サービス料1,600円を含む。※1時間前からメインラウンジの利用が可能。※ソフトドリンクやポップコーンを提供。※本2作品は、当館での上映の後、7月に「BS10スターチャンネル」での放送と動画配信Amazon Prime Video チャンネル「スターチャンネルEX」でも配信予定。
2024年04月15日「109シネマズプレミアム新宿」にて、ソフィア・コッポラ監督作品『ロスト・イン・トランスレーション』『ヴァージン・スーサイズ』の35mmフィルムスペシャル上映が開催されることが決定した。スペシャル上映は、『ロスト・イン・トランスレーション』日本公開20周年と『ヴァージン・スーサイズ』製作25周年を記念して行われるもので、「アニヴァーサリー(35mmフィルム)スペシャル上映」として6月21日(金) から27日(木) の1週間限定で実施される。本イベントでは、作品にちなんだゲストによるトークイベントや、本上映企画を記念した「レコードジャケットサイズ特製ポストカード」の入場者プレゼントも予定されている。<イベント情報>「『ロスト・イン・トランスレーション』『ヴァージン・スーサイズ』アニヴァーサリー(35mmフィルム)スペシャル上映」6月21日(金)~6月27日(木) 1週間限定上映■鑑賞料金CLASS S:6,500円CLASS A:4,500円<作品情報>『ロスト・イン・トランスレーション』(C)2003, Focus Features all rights reserved監督:ソフィア・コッポラ出演:ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン、ジョヴァンニ・リビシ、アンナ・ファリス、マシュー南ウイスキーのコマーシャル撮影のため来日したスター、ボブ・ハリス。彼は滞在先の高級ホテルでスタッフから手厚い待遇を受けながらも、異国にいる戸惑いや居心地の悪さを感じていた。さらに自宅にいる妻との電話で、気分はますます滅入るばかり。一方、同じホテルにはカメラマンの夫の仕事に同行してきた新妻シャーロットが滞在中。彼女は多忙な夫にかまってもらえず、部屋で孤独を持て余していた。そんな2人が偶然出会い……。『ヴァージン・スーサイズ』(C)1999 by Paramount Classics, a division of Paramount Pictures. All Rights監督:ソフィア・コッポラ出演:キルスティン・ダンスト、キャスリーン・ターナー、ジェームズ・ウッズ、ジョシュ・ハートネット、ハンナ・ホール1970年代のアメリカ中西部の町。リズボン家の5人姉妹は、17歳から13歳まで、全員年子の美人姉妹だった。ヘビトンボが飛ぶ6月、そんな5人姉妹の末妹セシリアが、浴室で自殺未遂騒動を引き起こす。数日後、精神科医のアドバイスで一家は近所の子どもたちを招いてホームパーティを開くが、彼女はその場で投身自殺を遂げてしまう……。109シネマズプレミアム新宿 HP:
2024年04月12日ソフィア・コッポラ監督の代表作2作品『ロスト・イン・トランスレーション』が日本公開20周年、『ヴァージン・スーサイズ』が製作25周年を2024年に迎えることに合わせ、35mmフィルムでのスペシャル上映が決定した。本上映は、東急歌舞伎町タワー内に開業した、全シアターにハイスペックな映写、音響設備を備えているのが特徴で、日本初となる全席プレミアムシートを導入している映画館「109シネマズプレミアム新宿」と、BS放送と配信サービスを手掛ける「BS10 スターチャンネル」による連動企画。35mmフィルムで上映される2作品は、『ロスト・イン・トランスレーション』と『ヴァージン・スーサイズ』。今年それぞれ周年記念の年となり、SNSでも折に触れて話題になるなど、いまだにソフィア・コッポラ作品のなかでも人気が高く、また熱狂的なファンを有する“忘れがたい作品”としても知られている。『ロスト・イン・トランスレーション』©2003, Focus Features all rights reservedまた、4月12日からは世界の大スターであるエルヴィス・プレスリーと恋に落ちたプリシラの物語を描いた、ソフィア・コッポラ監督の最新作『プリシラ』も公開されるタイミングでの上映企画となる。さらに、上映時には作品にちなんだゲストによるトークイベントや、本上映企画を記念した“ここでしか手に入らない”「レコードジャケットサイズ特製ポストカード」の入場者プレゼントも予定されている。なお、6月21日(金)から1週間限定の上映の後、その後、7月に「BS10 スターチャンネル」での特集放送と動画配信サービスのAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX」にて配信される。『ヴァージン・スーサイズ』©1999 by Paramount Classics, a division of Paramount Pictures. All Rights Reserved.「109シネマズプレミアム新宿」の35mmフィルム映写機は、全シアターの音響監修を務めた坂本龍一氏の「日本ではフィルムの上映ができる映画館がほとんどなくなっている、いまこそ、改めてフィルム上映のできる映画館をつくってほしい」という助言のもと導入されたもの。坂本氏からの助言をもとに、東急歌舞伎町タワーの前身である「新宿ミラノ座」時代からの映画文化を継承した35mmフィルム映写機でソフィア・コッポラ監督の作品が劇場上映される。『ロスト・イン・トランスレーション』(2003年)ウイスキーのコマーシャル撮影のため来日したスター、ボブ・ハリス。彼は滞在先の高級ホテルでスタッフから手厚い待遇を受けながらも、異国にいる戸惑いや居心地の悪さを感じていた。さらに自宅にいる妻との電話で、気分はますます滅入るばかり。一方、同じホテルにはカメラマンの夫の仕事に同行してきた新妻シャーロットが滞在中。彼女は多忙な夫にかまってもらえず、部屋で孤独を持て余していた。そんな2人が偶然出会い…。★第76回(2004年)アカデミー脚本賞受賞作品★日本公開20周年作品『ヴァージン・スーサイズ』(1999年)1970年代のアメリカ中西部の町。リズボン家の5人姉妹は、17歳から13歳まで、全員年子の姉妹だった。ヘビトンボが飛ぶ6月、そんな5人姉妹の末妹セシリアが、浴室で自殺未遂騒動を引き起こす。数日後、精神科医のアドバイスで一家は近所の子どもたちを招いてホームパーティを開くが、彼女はその場で投身自殺を遂げてしまう…。★ソフィア・コッポラ監督デビュー作★製作25周年作品『ロスト・イン・トランスレーション』『ヴァージン・スーサイズ』は6月21日(金)~6月27日(木)109シネマズプレミアム新宿にて1週間限定でアニバーサリー(35mm)スペシャル上映。【放送・配信】BS10スターチャンネルにて7月特集放送Amazon Prime Video チャンネル「スターチャンネルEX」にて配信(シネマカフェ編集部)
2024年04月12日ソフィア・コッポラ監督最新作『プリシラ』より新たな場面写真が解禁された。世界が憧れるスーパースター、エルヴィス・プレスリーと恋に落ちた14歳の少女プリシラの物語を繊細に美しく描いた本作。昨年のヴェネチア国際映画祭にてケイリー・スピーニーが最優秀女優賞を受賞し、昨年秋、全米ではA24が配給。そのファッション性と話題性で多くの若い女性客を魅了し、『ロスト・イン・トランスレーション』、『マリー・アントワネット』に次ぐ大ヒットとなった。この度解禁されたのは、スーパースターと恋に落ち、魅惑の世界に足を踏み入れたプリシラの変化が感じられる新たな場面写真。エルヴィスを一心に見つめるプリシラやドイツでの兵役を終え、離れ離れになる彼を見送る悲しげな表情、互いを情熱的に見つめ合う2人の姿など、恋に落ちたプリシラの心の動きが伝わってくる。一方、取り巻きに囲まれる様子や、ベッドの上でカメラをむけるエルヴィスとの甘美な時間を映し出したカットからは、華やかだが、どこか“彼の世界”に生きることになったプリシラの閉塞感もふと見え隠れする。そしてどのカットもプリシラが見つめる先にはエルヴィスがいる。本作においてもソフィア・コッポラ監督が、「私はモノづくりを行う人間として、先入観ではなく、登場人物の目を通して世界を見せることに尽力している」と語るように、まさにプリシラの目線から描くという、ソフィア・コッポラ監督のこだわりの一端を垣間見ることができる。これまでもソフィア・コッポラ監督は、『マリー・アントワネット』(06)など、伝記を独自の解釈で映像化してきた。伝記についての自身の見解を、「映画の醍醐味は、誰かの世界に完全に入り込んで自分の世界と結びつくものや、驚かされるもの、心乱されるものが見えてくるところです。私はそういう映画をつくりたい。だから、観る人には100%プリシラになりきって観てほしいのです」と述べている。また、本作のテーマカラーであるスカイブルーにロゴをあしらった映画オリジナルグッズの発売が決定。スカイブルーの生地に白のロゴ、ソフィア・コッポラ監督名をあしらったトートバッグ、そして、オーガニックコットンキャンパスにスカイブルーのロゴとソフィア・コッポラ監督名をあしらったポーチが登場。公開日の4月12日(金)よりTOHO シネマズ シャンテ、WHITE CINE QUINTO、蔦屋銀座店、ギャガ公式オンラインストアにて販売される。『プリシラ』は4月12日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:プリシラ 2024年4月12日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© The Apartment S.r.l All Rights Reserved 2023
2024年03月28日お笑いコンビ・令和ロマンが、4月からTBS系『ラヴィット!』(月~金前8:00)の木曜新レギュラーとして加入することが決定した。2人は隔週で出演する。令和ロマンは、昨年2月に『ラヴィット!』にオープニングゲストとして初登場。同年8月にはパネラー席に初登場して以降、毎月のようにゲストとして出演し、これまで番組を盛り上げてきたラヴィット!ファミリーだ。『M-1グランプリ2023』で優勝し、一躍有名となった。そんな令和ロマンが、今回『ラヴィット!』のレギュラーメンバーとなることで、一体どんな化学反応が生まれるのか。石田明(NON STYLE)、ギャル曽根、男性ブランコ(浦井のりひろ・平井まさあき)、ニューヨーク(嶋佐和也・屋敷裕政)、横田真悠ら木曜レギュラー陣との絡みも必見だ。■高比良くるま(※高=はしごだか)はわわわっ!?ら、ラヴィット!の、レギュラ~!?ぼくにできりゅのかな!?!?ふぇ~ん!ただ、レギュラーになったからには、おれがラヴィット!の「柱」になる!さらに、「ニューヨーク不動産」に対抗した「令和ロマン動産」で色んなゲストに買い物をさせたいです!■松井ケムリ新レギュラーとして加入と聞いたとき、遂にこの時が来たかと立ち上がってしまいました。日本の朝を僕が支えます! そして、「ラヴィット!ロック」があった際は大車輪の活躍を見せます!
2024年03月28日『ロスト・イン・トランスレーション』などで知られるソフィア・コッポラ監督最新作『プリシラ』より、本編映像が公開された。本作は、スーパースター、エルヴィス・プレスリーと恋に落ちた14歳の少女プリシラがたどる魅惑と波乱の日々をプリシラの視点で描いた作品。主人公のプリシラを『パシフィック・リム:アップライジング』のケイリー・スピーニーが熱演。昨年のベネチア国際映画祭では最優秀女優賞を受賞した。公開されたのは、のちに恋に落ちるエルヴィスと出会うきっかけになる、プリシラの運命が動き出す本編冒頭シーン。父の転属によって暮らし始めた西ドイツの軍施設にあるカフェでエルヴィスのパーティに時々呼ばれるというテリーと出会い、「今週末君も来る?」と誘いを受ける。「親に聞いてみる」と冷静さを取り繕いクールに答えるが、憧れのスーパースター、エルヴィス・プレスリーに会えるという胸のときめきが感じられる場面だ。続くショート予告編では、その後のエルヴィスとの愛の日々が映し出され、まさにジェットコースターのような人生が始まっていく印象的な映像となっている。ソフィア監督はプリシラ役のキャスティングについて、若さゆえの世間知らずさとグレースランド(※米国メンフィスにあったエルヴィスの邸宅及びその敷地)という特殊な環境で遂げた内面の成長を同時に体現できる表現者を求めていた。そして「プリシラ(本人)と話すといつも、とても優しくてやわらかでオープンな印象を受けます。ケイリーに会った時、同じ長所を持っていると感じました。ケイリーはとても表情豊かで、人生の異なるステージを演じ分ける驚くべき能力を備えています」と絶賛。また、プリシラ・プレスリー本人も「素晴らしい演技だった」と賛辞を惜しまなかったという。スピーニーは「これは人間ドラマ。極めて特別なもの。エルヴィスとプリシラは私たちにとってアメリカの特権階級だけれど、今までは本当の意味で裏事情を目にすることはなかった。本作はそれをやってのけたと思う」と自信をみせた。『プリシラ』本編映像<作品情報>『プリシラ』4月12日(金) 公開公式サイト: Apartment S.r.l All Rights Reserved
2024年03月22日現在開催中の「M-1グランプリ2023 スペシャルツアー」。そこで、人気お笑い芸人が令和ロマンの髙比良くるま(29)から“出禁”を喰らってしまった。1月28日から始まったこのツアーは「M-1グランプリ2023」のファイナリストや準決勝進出者が集結し、漫才で共演するというもの。2月25日には、福岡公演が2部制で行われた。くるまは、福岡公演の1部が終わるとXで、《コラ!!》といい香盤表をアップ。そこには出場コンビ全10組の漫才にかかった時間が記されていた。香盤表によると、それぞれの出番の持ち時間は8分。そのため、8分以下のものは黒字、それ以上は赤字でタイムが記入されている。スタミナパン、ロングコートダディ、くらげは黒字だが、令和ロマン含む他の7組は赤字となっており、彼らは用意された尺を超えてしまったようだ。しかし、その中でもずば抜けてタイムオーバーとなっているのがヤーレンズだ。他のタイムオーバーしたコンビは概ね10分程度で、2番目に長かった令和ロマンでも11分25秒だったが、ヤーレンズはさらに上を行き、17分12秒と持ち時間の”倍”のタイムを記録している。くるまの《コラ!!》に対して、ヤーレンズの出井隼之介(36)は《いい加減にしろよ!!》と怒っている絵文字と共に反応。くるまは思わず《アンタだよ!!》と返信していた。さらにくるまは2部の終了後にも、Xで香盤表を公開した。2部の香盤表には「全組ネタ尺8分です」という注意書きがあるが、今回はダンビラムーチョ以外の全組が時間オーバー。2部でもヤーレンズは8分以上の漫才をしたようだが、今回も15分08秒というぶっちぎりのタイムオーバーを記録。そのためかヤーレンズのタイムは赤い丸で囲まれており、くるまはこう投稿した。《たえた!!ヤーレンズさんは出禁!!》すると、再び出井は反応し、《ウケてたから丸してくれてる》と笑顔の顔文字と共にリプライ。すると、くるまは《違います 東京公演で逮捕する》とまたもや怒っている絵文字と共に綴った。規定の約2倍もの時間をかけて漫才を披露したヤーレンズ。笑いも二倍マシ?
2024年02月26日ヴィム・ヴェンダース、ホウ・シャオシェン、アッバス・キアロスタミ、ソフィア・コッポラなど、世界中の映画監督が“東京”を舞台に撮影した作品を集めた特集上映「映画に愛される街、TOKYO! ―アート・キッチュ・エキゾチズム―」が3月16日(土)から3月29日(金)まで、渋谷の映画館・ユーロスペースにて開催決定。特集上映の予告編とポスタービジュアルも到着した。本企画は作品上映やトークセッションを通じて【東京/TOKYO】の多様な魅力を紐解き、観客や次代の作家たちの感受性を刺激することを意図した令和初の試み。あらゆるものを貪欲に取り込み、常に進化を続け、多様性を体現してきたこの街は国内外の多くの映画作家たちをいまも変わらず惹きつけている。『東京画 2K レストア版』© Wim Wenders Stiftung 2014上映作品には古今東西、ジャンルを問わず、バラエティーに富んだ映画が集結。ヴィム・ヴェンダースが小津安二郎の東京を探し歩く『東京画』、ファッションデザイナー・山本耀司の仕事を追った『都市とモードのビデオノート』をはじめ、イランの巨匠アッバス・キアロスタミが現代を舞台に日本人の俳優・スタッフを起用した『ライク・サムワン・イン・ラブ』。『ライク・サムワン・イン・ラブ』©mk2/Eurospace近未来の東京で暮らすトルコ人家族を描いた日本初公開のサスペンス・スリラー『IGUANA TOKYO ーイグアナ トウキョウー』(カアン・ミュジデジ監督)に加え、スペシャル・スクリーニング『あなたの東京、わたしの東京』(ホームムービー特別上映会)として、家族の記録、地元のお祭り、散歩の風景など、地域や家庭に眠っていた8mmや16mmフィルムのホームムービーを上映。商業映画とはまた異なる、市井の作家の私的な視点が捉えた東京の記憶が、観る者に語りかける。<上映作品一覧>『IGUANA TOKYO ーイグアナ トウキョウー』カアン・ミュジデジ監督『TOKYO EYES』ジャン=ピエール・リモザン監督『TOKYO!』ミシェル・ゴンドリー監督/レオス・カラックス監督/ポン・ジュノ監督『ライク・サムワン・イン・ラブ』アッバス・キアロスタミ監督『ロスト・イン・トランスレーション』ソフィア・コッポラ監督『書かれた顔 4Kレストア版』ダニエル・シュミット監督『神々の山嶺 』パトリック・インバート監督『都市とモードのビデオノート 4Kレストア版』ヴィム・ヴェンダース監督『東京画 2Kレストア版』ヴィム・ヴェンダース監督『二郎は鮨の夢を見る』デビッド・ゲルブ監督『不思議なクミコ』クリス・マルケル監督『珈琲時光』ホウ・シャオシェン監督スペシャル・スクリーニング『あなたの東京、わたしの東京』(ホームムービー特別上映会)ポスタービジュアルは音楽、書籍、雑誌のイラストをはじめ漫画家やアニメーターとしても活躍するイラストレーターのサヌキナオヤ氏の描き下ろしで制作、木々が生い茂る公園に光が差し込んでいる様子が描かれている。今回の特集上映はスクリーンの外の東京の街並みと、スクリーンの中の【東京/TOKYO】が地続きにあるような、自らの街に対する認識が拡張されるような体験を提供できる唯一無二の機会に。『TOKYO!』ミシェル・ゴンドリー監督「インテリア・デザイン」©2008 「TOKYO!」世界中の映画監督たちの映画の中で【東京/TOKYO】がどのような背景や被写体であったかを改めて見つめ直し、感じ取ることは、この街の魅力を再発見し、あるいは問い直すことに繋がるだろう。『珈琲時光』「映画に愛される街、TOKYO! ―アート・キッチュ・エキゾチズム―」は3月16日(土)~ 29日(金)ユーロスペースにて開催。(シネマカフェ編集部)■関連作品:TOKYO! 2008年8月16日より渋谷シネマライズ、シネ・リーブル池袋ほか全国にて順次公開ライク・サムワン・イン・ラブ 2012年9月、渋谷・ユーロスペースにて公開二郎は鮨の夢を見る 2013年2月2日よりヒューマントラストシネマ有楽町、 ユーロスペースほか全国にて公開© 2011 Sushi Movie,LLC神々の山嶺 2022年7月8日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© Le Sommet des Dieux - 2021 / Julianne Films / Folivari / Mélusine Productions / France 3 Cinéma / Aura Cinéma書かれた顔 4Kレストア版 2023年3月11日よりユーロスペースほか全国にて公開1995 T&C FILM AG / EURO SPACE
2024年02月22日ソフィア・コッポラ監督が、エルヴィス・プレスリーの元妻プリシラ・プレスリーの回想録を基に映画化した『Priscilla』(原題)が『プリシラ』として4月12日(金)より公開決定。プリシラとエルヴィスの日々を映し出した場面写真も解禁された。本作は、エルヴィス・プレスリーと恋に落ちたプリシラがたどる魅惑と波乱の日々を、プリシラの視点で繊細に描く物語。「シャネル(CHANEL)」「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の衣装が彩る華やかな恋に隠された孤独を描き出し、常に高く評価されるソフィア・コッポラ作品のサウンドトラックだが、今回音楽はフランス出身のロックバンド「Phoenix」が担当し、美しく精巧な美術とともに60~70年代の空気を伝える。主演は、本作で第80回ヴェネチア国際映画祭最優秀女優賞に輝いたケイリー・スピーニー(『パシフィック・リム:アップライジング』)。第81回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされるなど、夢のような恋の恍惚と切なさを経験していく少女の心の変遷と外見の変化を驚くほど繊細な表情とたたずまいで表現し、「驚くほどにすばらしい演技」(Rolling Stone)など絶賛されている。そしてプリシラだけが知る、魅力的で華やかだが傷つきやすく大人になりきれないスーパースター、エルヴィスを演じたのは『Saltburn』や「ユーフォリア/EUPHORIA」のジェイコブ・エロルディ。「エルヴィスを演じきっている」(The Warp)と高い評価を受けている。ソフィア・コッポラ監督が、「プリシラ・プレスリーの回想録を読み、彼女のグレースランドでの体験に心を動かされました。私が表現したかったのは、エルヴィスの世界に飛びこみ、紆余曲折を経てやっと自身の人生を見つけたプリシラの心情です」と語るように、プリシラの視点で描かれる魅惑と波乱の日々に観客もまた引き込まれていく。飛びきり甘美なシンデレラストーリーのなかに、ソフィア・コッポラがこれまで描き続けてきた人間の孤独や疎外感といったビターなエッセンスを潜ませた緻密で繊細な本作は、「ソフィア・コッポラ最高傑作」(Rolling Stone)、「First Loveの素晴らしさを描いてる」(Littie White Lies)との評価。昨年秋、全米では「A24」配給で公開され、そのファッション性と話題性で多くの若い女性客を魅了、『ロスト・イン・トランスレーション』『マリー・アントワネット』に次ぐ大ヒットとなっている。また今回解禁となった場面写真8点は、14歳の少女プリシラの儚げな表情から、恋に落ちたプリシラとエルヴィス、1967年当時話題となった結婚式の写真を再現したシーン(プリシラのウエディングドレスは「シャネル(CHANEL)」、エルヴィスのタキシードは「ヴァレンティノ(VALENTINO)」が手掛けた)も。自身がセレブとして注目の的となった華やかなメイクアップのプリシラ、そして、ジャンプスーツに身を包むエルヴィスとのツーショットなど、映画『プリシラ』の世界を表現する豪華で魅惑的なシーンが切り取られている。『プリシラ』は4月12日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:プリシラ 2024年4月12日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© The Apartment S.r.l All Rights Reserved 2023
2024年02月09日お笑いコンビ・令和ロマン(髙比良くるま、松井ケムリ)が1日、都内で行われたマイホムの注文住宅「PlusMe」ローンチ記者発表会に出席した。「PlusMe」の3つの特徴は、従来より高い2.9mの天井高、リビングの巨大な壁「PlusMe Wall」と、スマホでつくる家。2.9mという天井高がもたらすカテドラル効果により、自己肯定感の高まる家となっている。さらに、自由にカスタマイズできる「PlusMe Wall」で自分だけのコンセプトを家に反映できる。イベントでは、"王者として相応しいロマン溢れる家"をテーマに、お互いが理想とする部屋を提案する企画が行われ、ケムリはくるまがファンである横浜DeNAベイスターズのグッズやデザインが一面に施された部屋を提案し「なんと言ってもダイヤモンド型のラグ。そして超巨大なプロジェクターもありまして、ゆっくりくつろぎながら見られるというお家を考えさせていただきました」とプレゼンすると、くるまは「なんで中日戦なんだよ。これビシエドですよね」とスクリーンに映る画像にツッコミを入れつつ、「確かに憧れではあるよ。趣味の部屋ででっかいスクリーンが1つあるのはめっちゃいい」と気に入った様子だった。一方、くるまは猫が好きなケムリのために"猫と戯れる面白ハウス"を提案し「猫が動き回れるようにキャットウォーク。そしてこたつね。帰ってきたら猫が(こたつに)大集合して、ここでゆったり暮らしてほしい」などとプレゼンすると、ケムリは「めちゃくちゃ気に入りました」と満足げな表情を浮かべた。また、「PlusMe」は"手の届く価格"がテーマなことから、くるまが「M-1の賞金(1000万円)じゃ厳しいですか?」と質問し、同社社長が「グレードによっては可能かも」と返答すると、くるまは「じゃあ2回優勝したら?」と追求。これに同社社長が「2回優勝したら完璧です」と答えると、くるまは「今年、優勝しようぜ、マジ。2人で1個の家買おうぜ。猫と野球の家を建てます」と目を輝かせ、クルマは「セカンドハウスとして俺らの秘密基地みたいでいいですね。そのためにも今年のM-1も頑張ります」と力強く語った。
2024年02月01日お笑いコンビ 令和ロマンの高比良くるまと松井ケムリが、30日に都内で行われた映画『笑いのカイブツ』(公開中)の公開記念トークイベントに滝本憲吾監督とともに登壇した。同作は“伝説のハガキ職人”ツチヤタカユキの類まれな半生を描いた同名私小説の実写化作。15歳から6年もの間、一心不乱に大喜利番組に投稿し続けたツチヤ(岡山天音)は、念願かなってお笑い劇場の作家見習いになる。しかし、純粋に笑いだけを追求するだけでは生きていけない大人の社会に負けてしまう。その後、ラジオ番組への投稿が注目を集め“伝説のハガキ職人”となったツチヤは、尊敬する芸人から声をかけられ大阪から上京。必死に馴染もうとするが。もがきながらも「笑い」に人生を捧げる不器用すぎるツチヤと、その熱量に突き動かされていく人たちの姿を描く。○■令和ロマン、『笑いのカイブツ』で描かれたリアルすぎる大阪の作家に「心がキュッとなった」今作で仲野太賀と板橋駿谷が演じた劇中のお笑いコンビ・ベーコンズの漫才指導を担当した令和ロマン。同作の印象について松井は「大阪の劇場の作家さんがちょっとリアルすぎる。ベテランの方々との関係性とか、芸人への当たり方とかがリアルすぎて、心がキュッとなった(笑)。こういう人に怒られたことあるな~と思いながら」と実体験と重なる部分もあったと話す。高比良も、お笑いを題材にした他作品とは違うと感じたそうで「本当に(ツチヤみたいな)こういう人っていっぱいいるんです。世間の芸人のイメージって“クラスの人気者”とか“おしゃべりな人”が多いと思われているかもしれないですけど、芸人でも“おもしろいこと言いたいけど、しゃべり方がわからない”みたいなやつが大半。だんだんしゃべれるようになってきて、結果が出始める。内向的におもしろい人が多い」と分析。松井も「お笑いの作家さんが主人公って珍しい。漫才とかを題材にした作品はいっぱいあるし、我々からすると気になる部分もあったりするけど、(今作は)一切なかった。“お笑い界のリアル”ですよね」と絶賛していた。
2024年01月30日映画『笑いのカイブツ』(1月5日公開)の公開記念トークイベントが30日に都内で行われ、お笑いコンビ・令和ロマンの高比良くるまと松井ケムリ、滝本憲吾監督が登壇した。同作は“伝説のハガキ職人”ツチヤタカユキの類まれな半生を描いた同名私小説の実写化作。15歳から6年もの間、一心不乱に大喜利番組に投稿し続けたツチヤ(岡山天音)は、念願かなってお笑い劇場の作家見習いになる。しかし、純粋に笑いだけを追求するだけでは生きていけない大人の社会に負けてしまう。その後、ラジオ番組への投稿が注目を集め“伝説のハガキ職人”となったツチヤは、尊敬する芸人から声をかけられ大阪から上京。必死に馴染もうとするが。もがきながらも「笑い」に人生を捧げる不器用すぎるツチヤと、その熱量に突き動かされていく人たちの姿を描く。○■『M-1』王者 令和ロマン、『笑いのカイブツ』トークイベントに登場!令和ロマンは、今作で仲野太賀と板橋駿谷が演じた劇中のお笑いコンビ・ベーコンズの漫才指導を担当。昨年末に開催された「M-1グランプリ 2023」で第19代王者に輝いた令和ロマンだが、撮影は2022年の秋に行われ、キャスティングについても偶然だったという。松井が「吉本が僕らを適当に選んだだけ(笑)」と明かすと、高比良は「僕たちを見出したみたいにニュースになってましたけど、完全に偶然。ただ単に2022年に撮っただけです。本当に良かったですね、僕らが優勝して! マジラッキー!」と話し、笑いを誘った。仲野・板橋へどのように漫才指導したかと聞かれると、高比良は「(ツチヤさんが書かれた)台本を何パターンかいただいて、僕らがやるならどうする? と監督に言っていただいた。オリジナルを足しちゃうと違うと思ったので『ここは言わないですね』とか『セリフがかぶってます』とかちょっとずつ変えて」と振り返る。練習では高比良×仲野、松井×板橋とコンビをシャッフルしたこともあったそうで、高比良は「めっちゃ楽しかった! 本当にケムリ先生の7倍くらいツッコミがうまくて……」とこぼす。これに松井は「そんなことない! そんなことない! じゃあお前太賀さんとM-1出たらいいだろ!」と返し、会場を盛り上げた。
2024年01月30日「M-1グランプリ2023」で、見事優勝を果たしたお笑いコンビ・令和ロマン。初出場にして芸歴最年少ながら、昨年の「M-1」で準優勝に終わり今年の大本命と目されていた「さや香」など歴戦の猛者を打ち破った。その快挙の陰には、令和ロマンの“緻密な戦略”が隠されていた。優勝するには、1stラウンドと最終決戦で計2本のネタを披露する必要があり、これまでの傾向を見ると、多くの漫才師は最大の関門である準決勝を突破したネタをどちらかに持ってくると言われている。しかし、令和ロマンは、今回披露した2本のネタいずれにも、準決勝のネタを使わなかったのだ。決勝終了後に生配信された「M-1グランプリ2023 イブより熱い大反省会!」(Lemino)の中で、ボケの高比良くるま(29)は、用意したネタについてこう語っている。「M-1側にはネタを全部で4本提出してたから、もし順番が違えば、(前のコンビが)しゃべくり漫才であればコントに、コントならしゃべくりにしようかなとか、といろいろ考えていました」準決勝のネタを決勝で披露しなかった前提について、お笑い評論家のラリー遠田氏は「ウケる傾向が違う」と指摘する。「準決勝の会場にいるお客さんは、わざわざライブに足を運ぶほどの熱心なお笑いファンなので、客層としてはちょっとマニアックなんです。だから準決勝の会場では、万人ウケするようなネタよりも、新しさのあるネタの方がウケやすい傾向にあります。でも、決勝はゴールデンタイムのテレビ番組であり、お客さんも盛り上げようとする気持ちが強いので、万人ウケするネタの方がウケやすい。審査員の方々も、その場のお客さんにどれくらい伝わっているか、ウケているかというのは1つの判断基準にはしているでしょう」(以下カッコ内はラリー氏の発言)その上で、令和ロマンのネタ選びの戦略をこう分析する。「1stラウンドのネタは、彼らの持ちネタの中でもわかりやすく伝わりやすいものでした。最初にくるまさんがケムリさんの髭ともみ上げがつながっていることをイジって、そこでお客さんの心をつかみました。その後も、くるまさんが客席に向かって語りかけたりして、お客さんを巻き込んでいきました。最終決戦のネタはコント漫才でしたが、1stラウンドで自分たちがどういう芸人なのかというのが伝わっていたので、最初からお客さんの心をつかんでいました。彼らは戦略的にこの2本のネタを選んでいたと思います」出順や現場の空気を見た上で、“最適解”を選び栄冠を手にした令和ロマンだが、4本のネタを用意することは、決して容易ではない。「そもそも『M-1』で勝てるようなネタを作るのはものすごく難しくて、普通の芸人であれば1年に1本か2本できるかどうか、というようなものです。準決勝と決勝で違うネタを披露するのであれば、強いネタ3本が必要になりますが、それを用意するのは相当難しい。だから、普通は何とか2本のネタを仕上げて、準決勝と決勝では同じネタをやるものなんです。令和ロマンは用意した4本の中からどのネタをやるのかは直前まで決めていなかったそうですが、そのことを聞いたほかの芸人も驚いていました。やろうと思ってもなかなかできることではないからです」そこには、初出場ならではのアドバンテージもあったようだ。「かつて決勝でやったネタをもう一度使うことはできないので、何度も決勝に進出しているオズワルド、真空ジェシカ、ロングコートダディなどは、その度にネタを消費していくことになってしまう。でも、令和ロマンは初めての決勝だったので、これまでに作ったすべてのネタの中からネタ選びをすることができたのがよかったのだと思います」あまり制約がない通常の舞台での漫才と、4分の尺におさめることが求められる「M-1」の漫才は性質が大きく異なる。それゆえ、競技に喩えられることも多い「M-1」だが、今後こうした“競技化”はますます加速していくことになりそうだ。「『M-1』では、決勝の舞台で審査員から評価されて優勝することが最終的なゴールなので、普段ライブや営業でやっているネタとは作り方が根本的に違う。『M-1』で勝つためには『M-1』用の漫才を作らないといけない。点数を落とさないための細部の調整が求められるので、採点競技であるフィギュアスケートなどと似ているところがあるかもしれません。この『M-1』というものを目指して、みんなが戦略を立てて、試行錯誤することによって、漫才のレベルが上がったり、今までになかった新しい形の漫才ができたりしてきたのだと思います」もうすでに来年に向けて多くの芸人が戦略を立てていることだろう。果たして、来年の『M-1』を“攻略”する漫才師はーー。
2023年12月30日令和ロマンの優勝で幕を閉じた「M-1グランプリ2023」。圧倒的不利とされるトップバッターながら1stラウンドでは3位に入り、その勢いのまま栄冠を手にした偉業に日本中が湧いた。今年の瞬間最高視聴率が30%を超えるなど、すっかり“国民的お笑い番組”として定着した「M-1」。何を面白いと感じるかの物差しは人それぞれであり、ダウンタウン・松本人志(60)や山田邦子(63)といったレジェンド審査員と、視聴者の評価がわかれることも少なくない。2020年に、破天荒な「つり革」のネタでマヂカルラブリーが優勝した際には、“漫才なのか論争”が勃発し、物議を醸した。果たして、視聴者が今年の「M-1」で面白いと感じた漫才師は誰だったのか。そこで、本誌はクロス・マーケティングの「QiQUMO」を利用し、15歳以上の男女500人を対象に緊急アンケートを実施し、もっとも面白い漫才師を回答してもらった。はじめに、令和ロマンが優勝したことについての賛否を聞いたところ、「賛成」が177人、「反対」が48人、「どちらでもない」が275人という結果に。どちらでもないを除くと、大多数は令和ロマンの優勝には納得しているようだ。これからは「もっとも面白いと思った」コンビの結果を公開する。まず、第3位に選ばれたのは「さや香」。今年で3度目の決勝進出となり、昨年は1stラウンドで1位を獲得するも最終決戦ではウエストランドに敗れ、準優勝という結果に。リベンジを誓って挑んだ今年も2年連続1stラウンドで1位という圧倒的な実力を見せつけるも、最終決戦で披露した複雑なロジックの「見せ算」が評価に結びつかず、3位に終わった。これまで「第49回NHK上方漫才コンテスト」で優勝するなど西の漫才師として実績を誇り、圧巻のべしゃり漫才で観客の心を掴んできたさや香の実力を評価する声が多かった。「正統派関西漫才だから」「どう考えても他よりも完成度があったから」「昨年度と同様キレ芸がすごく面白かった」また、最終決戦のネタは賛否がわかれたものの、1stラウンドでの「ホームステイ」のネタを評価する声も。「1回目のネタが特に面白かった。さや香に優勝をしてほしかったぐらい」「1本目の漫才が面白く2本目のネタが今ひとつだったので1本目のネタが2本目になっていたら結果が変わっていたと感じた」続いて、2位に選ばれたのは「シシガシラ」。1stラウンドでは9位に終わっていたが、アンケートでは7ランク浮上という大躍進を果たした。準決勝で敗れたシシガシラだが、決勝同日に行われた「敗者復活戦」では、ツッコミの浜中英昌がボケの脇田の髪型をいじる“ハゲネタ”が大ウケし、見事最後の1枠を手にした。決勝では審査員からハゲネタにそこまで評価が得られなかったものの、一般の人々は楽しんだようだ。「ハゲネタが、おもしろかった」「勢いが良かった」「初めて知ったコンビですが、ネタが面白くて、もっと見たいと思いました」そして、やはりというか1位に選ばれたのは優勝した「令和ロマン」。2位のシシガシラに2倍以上の差をつける得票数で、王者の風格を見せつけた。決勝初出場、結成5年目ながら、ボケの高比良くるまによる緻密なまでの対策が功を奏し、1stラウンド3位から見事優勝するという大逆転勝利をおさめた実力を評価する声が相次いだ。「すべてのボケがハマっていた」「若いけど漫才が上手いと思った。またお客さんを引き込める雰囲気を作れるのがすごいと思った」「つかみから最後まで笑いのポイントがしっかりあって飽きさせなかったし、意外性と納得させるボケや展開も良かったし、序盤から終盤にかけてどんどん盛り上がっていくのが更に笑いに拍車をかけられてすごく面白かったから」「内容が分かりやすくてワードセンスが面白かったから」「掛け合いや動作が面白くて、声が出るくらい笑いました」名実ともに王者となった令和ロマン。大ブレイクは間違いなしだ。
2023年12月27日映画『プリシラ』が、2024年4月12日(金)に公開される。監督はソフィア・コッポラ。エルヴィス・プレスリーと恋に落ちたプリシラの物語映画『プリシラ』は、世界的スーパースター、エルヴィス・プレスリーの元妻プリシラ・プレスリーが、1985年に出版した回想録『私のエルヴィス(Elvis and Me)』を基にした作品。エルヴィスと恋に落ち、彼の人生へと足を踏み入れたプリシラの魅惑と波乱の日々を繊細に美しく描いた物語となっている。作中ではプリシアとエルヴィスの運命的な出会い、結婚、出産、そして別れが描かれる。監督を務めるのは、『ロスト・イン・トランスレーション』や『マリー・アントワネット』『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』などを手掛け、映画監督してだけでなくファッション・アイコンとしても世界の注目を集めるソフィア・コッポラ。プリシラの回想録を読み、彼女の生き方に感銘を受けたソフィア・コッポラが、独自の視点でプリシラの恋の物語を描き出す。魅惑的な世界観を彩るシャネル(CHANEL)とともに制作したウェディングドレスやヴァレンティノ(VALENTINO)の衣装、ロックバンドのフェニックス(Phoenix)が手掛ける音楽にも注目だ。主演はケイリー・スピーニー主演は、ケイリー・スピーニー。映画『ビリーブ 未来への大逆転』に出演し、『パシフィック・リム: アップライジング』ではヒロインに抜擢されたケイリー・スピーニーが、夢のような恋の恍惚と切なさを経験していくプリシラの変化していく様を驚くほど繊細な表情と佇まいで表現。本作において、第80回ベネチア国際映画祭にて最優秀女優賞を受賞した。また、エルヴィス役はジェイコブ・エロルディが演じる。登場人物プリシラ・プレスリー…ケイリー・スピーニー14歳のときに、世界が憧れるスーパースターのエルヴィス・プレスリーと出会い、恋に落ちる。やがて、両親の反対を押し切ってエルヴィスと大邸宅で一緒に暮らし始める。しかし、本来のエルヴィスの姿をより深く知るにつれ孤独を感じ、エルヴィスの浮気話に戸惑い、2人の間の溝は次第に深くなる。彼の色に染まっていくことが幸せだったプリシラは、いつしか「自分の人生を歩みたい」という自分自身の気持ちに気づいていく。エルヴィス・プレスリー…ジェイコブ・エロルディ“キング・オブ・ロックンロール”と称される偉大なロックスター。ビートルズやクイーンなど多くのアーティストに多大な影響を与え、「世界で最も売れたソロアーティスト(ギネス認定)」としても知られている。劇中冒頭では、父の転属によって暮らし始めた西ドイツの軍施設、イーグル・クラブのカウンターにプリシラがひとりで座っているシーンが。外国の生活になじめず、寂しさが漂う彼女に声をかけた軍人、テリー・ウェストに、エルヴィスのパーティーに一緒に行くかと誘いを受け、冷静を装うも胸のときめきを隠しきれていない様子のプリシラを見ることができる。映画『プリシラ』あらすじ14歳のプリシラは、スーパースター・エルヴィスと出会い、恋に落ちる。彼の特別になるという夢のような現実。魅惑的な別世界に足を踏み入れたプリシラにとって、彼の色に染まり、そばにいることが彼女のすべてだったが……。【作品詳細】映画『プリシラ』公開日:2024年4月12日(金)監督・脚本:ソフィア・コッポラ出演:ケイリー・スピーニー、ジェイコブ・エロルディ配給:ギャガ原題:PRISCILLAPG12
2023年12月14日今年のヴェネチア国際映画祭にて主演ケイリー・スピーニーが最優秀女優賞を受賞したソフィア・コッポラ監督最新作『Priscilla』(原題)が2024年4月より公開決定。物語は、エルヴィス・プレスリーの元妻プリシラ・プレスリーが1985年に出版した回想録「私のエルヴィス」(“Elvis and Me”)(当時:新潮社文庫より出版、現在は絶版)を基に、彼女とエルヴィスの運命的な出会い、結婚、出産、そして別れをソフィア・コッポラ監督の視点で繊細に、美しく描き出す。プリシラ役を務めるのは、映画『パシフィック・リム:アップライジング』(18)のヒロイン(アマーラ・ナマーニ役)に抜擢され、本作の演技で「驚くほどにすばらしい演技」(Rolling Stone)など絶賛されているケイリー・スピーニー。エルヴィス・プレスリー役を演じるのは、『キスから始まるものがたり』や「ユーフォリア/EUPHORIA」で人気を集め、「エルヴィスを演じきっている」(The Wrap)と高い評価を受けているジェイコブ・エロルディ。ソフィア・コッポラ監督といえば、2003年『ロスト・イン・トランスレーション』でアカデミー賞脚本賞、ゴールデン・グローブ賞脚本賞ほか、2010年『SOMEWHERE』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞、2017年『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞、つい先日発表されたアカデミー映画博物館ガラ2023では、映画芸術を進歩させた革新的な人物に贈られる「ビジョナリー賞」を受賞した映画監督。ソフィア・コッポラ監督本作は、ガーリー・カルチャーを伝える作品群を発表し続けるだけでなく、ファッション・アイコンとしても世界に注目される彼女の最新監督作。第80回ヴェネチア国際映画祭では、主演を演じたケイリーに最優秀女優賞をもたらした。プリシラ・プレスリーの回想録を読み、彼女の生き方に感銘を受けたソフィア・コッポラ監督が、スーパー・スターのエルヴィス・プレスリーと恋に落ち、彼の人生へと足を踏み入れたプリシラを描き出した本作は、「ソフィア・コッポラ最高傑作」(Rolling Stone)、「First Loveの素晴らしさを描いてる」(Littie White Lies)と高評価。北米ではA24が配給を手掛けている。『Priscilla』(原題)は2024年4月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年12月11日ソフィア・コッポラ監督最新作『Priscilla(原題)』が、2024年4月にTOHOシネマズ シャンテほかで全国公開されることが決定した。『Priscilla』は、エルヴィス・プレスリーの元妻プリシラが1985年に出版した回想録『私のエルヴィス』をもとに、彼女の人生とエルヴィスとの関係を描いた話題作。彼女とエルヴィスの運命的な出会い、結婚、出産、そして別れをソフィア・コッポラ監督の視点で繊細に描き出す。プリシラ役を務めるのは、映画『パシフィック・リム:アップライジング』(18)のヒロイン役に抜擢されたケイリー・スピーニー。エルヴィス・プレスリー役は、『キスから始まるものがたり』(18,20,21/Netfilx)、『ユーフォリア/EUPHORIA』(19~/HBO)で人気を集めたジェイコブ・エロルディが演じる。なお第80回ベネチア国際映画祭では、ケイリー・スピーニーが本作で最優秀女優賞を受賞した。<作品情報>『Priscilla(原題)』2024年4月公開(C)The Apartment S.r.l All Rights Reserved 2023
2023年12月11日A24より、ソフィア・コッポラ監督作『Priscilla(原題)』の予告編が公開された。本作はエルヴィス・プレスリーの元妻プリシラが1985年に出版した回想録「私のエルヴィス」を基に、彼女の人生とエルヴィスとの関係を描いた伝記映画。プリシラをケイリー・スピーニー(『パシフィック・リム:アップライジング』)、エルヴィスをジェイコブ・エロルディ(「ユーフォリア/EUPHORIA」)が演じている。先月ヴェネチア国際映画祭にて初上映され、7分のスタンディングオベーションを受けた。ケイリーは同映画祭で女優賞を受賞。映画批評サイト「ロッテントマト」で肯定的なレビューが95%以上と高い評価を受けている。予告編ではプリシラとエルヴィスとの出会いや結婚、娘リサ・マリーの誕生などが描かれ、最後は離婚へと向かっていることを匂わせる「私は自分の人生を歩みたい」というプリシラのセリフで締めくくられる。映画ファンの予告編への感想は、「予告編だけでも、プリシラがどれだけジェットコースターみたいな人生を送っているのかがわかる」「ソフィア・コッポラはやっぱり素晴らしい」「この作品に対する興奮を表現しきれない!」など。『Priscilla』は11月3日全米公開予定。(賀来比呂美)
2023年10月04日資生堂パーラー(Shiseido Parlour) 銀座本店から、「石川県産“ルビーロマン”のタルト」が登場。2023年8月16日(水)から8月31日(木)までの期間で販売される。稀少な葡萄“ルビーロマン”を使用したタルト資生堂パーラー 銀座本店が2023年8月限定で贈るのは、“食べる宝石”と称される石川県産“ルビーロマン”を贅沢に用いたタルト。ルビーロマンは酸味が穏やかで糖度が高く、一般的な大粒品種に比べて粒が大きいのが特徴だ。そんなルビーロマンをふんだんに使用したタルトは、ほんのりとバニラが香るタルト生地とシンプルなクレームダマンドを合わせることで、よりルビーロマンの魅力が引き立つ仕上がりに。ルビーロマンの甘くてジューシーな果汁と、タルト生地の風味を楽しむことができる。ルビーロマンは希少価値が高い品種のため、新作タルトは1日1台限定で展開。気になる人は早めにチェックしてみて。資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェではパフェも同期間中、資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェでは、ルビーロマンを使用した限定パフェを展開。フレッシュな果実のほか、ゼリーやソース、シャーベットにもルビーロマンを使用しており、タルトとはまた違ったルビーロマンの味わいを楽しめる。【詳細】資生堂パーラー 銀座本店ショップ限定メニュー販売期間:2023年8月16日(水)~8月31日(木)店舗:資生堂パーラー 銀座本店ショップ・「石川県産“ルビーロマン”のタルト」6,480円※1日1台限定※冷蔵商品サイズ:約11cm×6.5cm※配送不可■「石川県産“ルビーロマン”のロイヤルパフェ」8,500円販売期間:8月16日(水)~8月31日(木)店舗:資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ※フルーツの入荷状況などにより、メニュー内容および提供期間が変更になる場合あり※写真はイメージ。商品は写真と異なる場合あり※予告なく価格や仕様、発売日および販売期間等変更する場合あり
2023年08月13日ソフィア・コッポラ監督とA24の3度目のコラボ作品となる『Priscilla(原題)』のティザー動画が解禁された。エルヴィス・プレスリーの元妻プリシラが1985年に出版した回想録「私のエルヴィス」を基に、彼女の人生とエルヴィスとの関係を描いた伝記映画。ケイリー・スピーニー(『パシフィック・リム:アップライジング』)がプリシラを、ジェイコブ・エロルディ(「ユーフォリア/EUPHORIA」)がエルヴィスを演じている。監督のソフィアは脚本と製作も担当。ティザーには映画ファンから「この作品は、プリシラのエルヴィスとの生活に焦点を当てているところが興味深い。ソフィアはきっとうまくやってくれるはず」「原作を読んだからすごく楽しみにしている」「ソフィアは本当にいつも美しく雰囲気のある映画を撮るね」などの感想が寄せられている。わずか1年前には、エルヴィスを題材として取り上げたバズ・ラーマン監督×オースティン・バトラー主演作『エルヴィス』が大ヒット。アカデミー賞で作品賞、主演男優賞を含む8部門でノミネートを受けた。エルヴィスを演じたオースティンの演技が特に評価されたこともあり、今作でエルヴィスを演じ、オースティンと比較されることになるのが予想されるジェイコブに「どんなにうまく演じていても大変そうだ」という声も上がっている。(賀来比呂美)
2023年06月22日『ヴァージン・スーサイズ』『ロスト・イン・トランスレーション』などのソフィア・コッポラ監督が、アートブック「Sofia Coppola Archive: 1999-2023(原題)」をリリースする。ソフィアはインスタグラムで「作品の箱を整理して、本を制作しています。『Mack Books』から9月に発売です」、出版社の「Mack Books」は「私たちの会社がソフィア・コッポラ初の著書を発売するのを楽しみにしています。この本では、映画業界におけるソフィアの非凡で影響力の高いキャリアについて、すべてを網羅しています」と発表した。1999年の『ヴァージン・スーサイズ』から、長編監督としてのキャリアをスタートさせたソフィア。「VOGUE」誌に語ったところによると、どの作品に対しても、撮影が終わるたびに思い出の品々――脚本の下書き、雑誌の切り抜き、衣装合わせの際のポラロイド写真などを入れた「箱」があるのだという。今回のアートブックには、その箱からソフィアの作品の舞台裏を知ることができる未公開のものが多数掲載される。「気づいたんです。もし、私がある特定の映画監督に興味を持ったら、きっと(その監督の作品の)舞台裏を全部知りたいと思うんじゃないかなと」。「Sofia Coppola Archive: 1999-2023」は全488ページで価格は65ドル。9月に限定発売される。(賀来比呂美)
2023年05月23日女流映画監督ソフィア・コッポラ演出によるオペラ『椿姫』が、2023年9月13日(水)・16日(土)・18日(月・祝)に東京文化会館で上演される。ソフィア・コッポラ演出のオペラ『椿姫』日本再上陸『椿姫』は、イタリアの作曲家ジュゼッペ・ヴェルディが手掛けたオペラ。パリ社交界を舞台に、数々の裕福な男たちを虜にしてきた高級娼婦ヴィオレッタの愛と哀しい運命を描いた物語だ。衣裳にヴァレンティノ・カラヴァーニ女流映画監督ソフィア・コッポラ演出による『椿姫』は、2018年にも日本で上演。極端に設定を変えることなく、ヴィオレッタの愛とその生き様を深く描き出すことに成功した。また、イタリアのファッション界を代表するヴァレンティノ(VALENTINO)の創業者ヴァレンティノ・カラヴァーニが手掛けたヴィオレッタのオートクチュール・ドレスも注目を集めた。そんなソフィア・コッポラ演出の『椿姫』が再び上陸することに。今回の日本公演では、ヴィオレッタ役は世界中の歌劇場から注目を集めるリセット・オロペサ、アルフレード役は端正な歌い方でイタリア随一の実力派と認められるフランチェスコ・メーリ、ジェルモン役は初来日を果たすアマルトゥブシン・エンクバートが務める。【詳細】オペラ『椿姫』日時:2023年9月13日(水)15:00・16日(土)15:00・18日(月・祝)15:00会場:東京文化会館住所:東京都台東区上野公園5-45上演時間:約3時間30分(休憩3回含む)指揮:ミケーレ・マリオッティ演出:ソフィア・コッポラ出演者(予定):フランチェスコ・メーリ、リセット・オロペサ、アマルトゥブシン・エンクバート、ローマ歌劇場管弦楽団、ローマ歌劇場合唱団、ローマ歌劇場バレエ団
2023年04月15日ホテル雅叙園東京は、ランチまたはアフタヌーンティーと企画展の入場券がセットになった「大正ロマン×着物ランチ」を、2023年3月25日(土)から6月11日(日)まで提供する。“着物”で楽しむ食事&アートや文化財見学「大正ロマン×着物ランチ」は、着物のレンタル&着付、食事、そして館内の東京都指定有形文化財「百段階段」をめぐる企画展の入場券がセットになった特別なプラン。お気に入りの着物を身に纏いながら、ホテルの本格的な食事やアフタヌーンティー、伝統的な文化財建築、アート展示を堪能することができる。“アンティーク柄”の着物&帯、約100種類からチョイス着物は、“ハイカラな装い”が叶うアンティーク柄を中心に、約100種類の着物や帯から好みの組み合わせを選べる。着物、帯、草履、バッグのレンタルに加えて、プロによる着付けがセットのため、着付け初心者でも安心して楽しめるのも嬉しいポイントだ。館内レストランで楽しむアフタヌーンティーorランチ食事は、アフタヌーンティーまたはランチを用意。ランチは好みに合わせてブッフェや、日本料理、中国料理を選ぶことができ、それぞれ本格的な味わいを上質な空間で楽しめる。企画展「大正ロマン×百段階段~文豪が誘うノスタルジックの世界~」「大正ロマン×着物ランチ」プランでは、館内の東京都指定有形文化財「百段階段」にて行われる「大正ロマン×百段階段~文豪が誘うノスタルジックの世界~」にも入場可能。文豪たちによる不朽の名作を、現代の人気イラストレーターが独自の感性で表現したアートを展示する文化財企画となっている。物語の世界観を三次元で体感できる没入型の展示が魅力だ。クリームソーダやオムライスなど「大正ロマン喫茶店」オープンもさらに同期間中、Cafe&Bar「結庵」では「大正ロマン喫茶室」をオープン。ステンドグラスを配した大正ロマン風の店内にて、ナポリタンスパゲッティーやオムライスなどのランチメニューや、クリームソーダやプリンといったスイーツを味わうことができる。詳細「大正ロマン×着物ランチ」期間:2023年3月25日(土)~6月11日(日)場所:ホテル雅叙園東京住所:東京都目黒区下目黒1-8-1内容:館内レストランでの食事(ランチまたはアフタヌーンティー)、文化財企画「大正ロマン×百段階段~文豪が誘うノスタルジックの世界~」入場券、着物レンタル一式、着付、簡易ヘアセット料金:<ランチ>・New American Grill “KANADE TERRACE” 17,000円・中国料理「旬遊紀」/RISTORANTE “CANOVIANO” 17,500円・日本料理「渡風亭」18,000円<アフタヌーンティー>・・Cafe&Bar「結庵」17,000円※いずれもサービス料込時間:・受付:10:00~12:30※受付は利用レストランに関わらず日本料理「渡風亭」で行う・食事:ランチ 11:30/14:00、アフタヌーンティー 14:00オプション:・袴 9,000円・写真撮影 ワンカット 5,500円■「大正ロマン喫茶室」場所:Cafe&Bar「結庵」時間:11:30~17:00(L.O.)<メニュー例>・オムライス デミグラスソース 1,600円・昔なつかし もちもちナポリタンスパゲッティー フライドエッグのせ 1,450円・プリン・ア・ラ・モード 1,300円・7カラーズクリームソーダ 各1,200円【予約・問い合わせ先】TEL:050-3188-7570(レストラン総合案内 10:00~19:00)
2023年03月06日ロマン・デュリス主演『エッフェル塔~創造者の愛~』よりインタビュー映像が解禁された。“パリの顔”エッフェル塔の設計者ギュスターヴ・エッフェルの秘めた愛の物語を描く本作。この度解禁されたのは、主演のロマン・デュリスとヒロインを務めたエマ・マッキーの2ショットインタビュー映像。数々の作品をこなしてきた名優ロマン・デュリスとフレッシュな新鋭エマ・マッキーが交互に質問に答えている。はじめにロマン・デュリスが様々な出演作品で培った経験から史実を用いた作品を手掛ける監督たちの共通点に触れながら、今回演じた“ギュスターヴ・エッフェル”について「世界有数の塔を創造した事実に圧倒された」と評し、「(塔の)下に立って見上げると思わず息をのむ迫力だ。観客に説得力があるかが気になるね。僕が作業員を使って、これを建造した男に見えるかと多少の不安があった。でも有名な天才を演じるというのはやりがいのある仕事だよ」と実はエッフェル役を演じるにあたって心の揺れがあったことを教えてくれた。次にエマ・マッキーは本作の衣装のこだわりとして「時代劇の衣装だけど衣服のすべてが当時のまま再現されているわけじゃない。大筋では時代考証に従いながらも生地はデニムを使っていたりする」という裏話とともに、ギュスターヴの衣装にも言及したうえで、「時代劇の衣装にしてはかなりの解放感だった。型に押し込まれることなく演技できたのはよかった」とスタッフの仕事を賞賛した。また、ロマン・デュリスは、歴史上の有名人を演じることへプレッシャーを感じなかった理由として、「僕は役者として、チームの一員として映画を作っているんだ。ギュスターヴ・エッフェルもみんなの作品だ」と回答し、「僕は役者にすぎないんだ。役の背後にいるのが心地いい」「僕はギュスターヴを演じただけだ」と俳優としてプロフェッショナルな顔を覗かせる。さらに、エマ・マッキーは本作がフランス語の映画初出演だったことを、「映画の話が来たのは、フランス映画に出たいと思っていた時期だった」とふり返り、共演のロマン・デュリスへは「人間としても俳優としても、彼の誠実さを尊敬していた」と絶賛。最後に本作について「エッフェル塔の映画。気になるでしょ!楽しかったし出てよかった」とロマン・デュリスと満足気に笑い合ってインタビューは締めくくられている。エマ・マッキーが無邪気に自身の身振りをマネする姿に微笑むロマン・デュリスや、互いにうなずき合う様子などから、2人の相性の良さを感じさせる、和やかなインタビュー映像となっている。『エッフェル塔~創造者の愛~』は3月3日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エッフェル塔 ~創造者の愛~ 2023年3月3日より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2021 VVZ Production – Pathé Films – Constantin Film Produktion – M6 Films
2023年02月15日ユニクロ(UNIQLO)のグラフィックTシャツブランド「UT」は、映画監督ソフィア・コッポラとコラボレーションした「セレブレイティング ソフィア・コッポラ UT」を2023年3月6日(月)より全国のユニクロ店舗ほかにて発売。ユニクロ「UT」×映画監督ソフィア・コッポラ「UT」がタッグを組むのは、現代を代表する映画監督であり、2023年にデビュー25周年を迎えるソフィア・コッポラ。繊細で美しい彼女の代表作品にフィーチャーし、華やかで甘くも物悲しい映画の世界観をユニセックスなボディシルエットのTシャツやトートバッグに落とし込んだ。『ヴァージン・スーサイズ』など5作品をモチーフに今回のコラボレーションでモチーフにしたのは、『ヴァージン・スーサイズ』『ロスト・イン・トランスレーション』『マリー・アントワネット』『SOMEWHERE』『ブリングリング』の5作品。いずれも色彩豊かな世界観の中で描かれる、印象的なシーンや台詞が美しく表現されている。【詳細】「セレブレイティング ソフィア・コッポラ UT」発売日:2023年3月6日(月)予定取扱店舗:全国のユニクロ店舗、オンラインストアアイテム:・ウィメンズ Tシャツ 5柄 1,500円・トートバッグ 1柄 1,500円
2023年01月15日ロマン・デュリス主演『EIFFEL』(原題)が3月に公開されることが決定。また「フランス映画祭2022 横浜」でオープニング上映も決定し、オープニングセレモニーにマルタン・ブルブロン監督とロマン・デュリスの来日登壇も予定されていることが分かった。45.72mm、世界で最も有名な観光名所の一つにして、芸術の都パリのシンボル〈エッフェル塔〉。この“パリの顔”が、「パリ万国博覧会」の最大の呼び物として建造されたのは、1889年のこと。高さ300m・100%鉄製という、当時としては異例尽くしの建造物の設計に挑んだのは、ニューヨークの自由の女神の制作者としてすでに名声を獲得していたギュスターヴ・エッフェルだった。彼が制作指揮をとり華々しいスタートを切ったのも束の間、完成までの日々はいばらの道。環境や景観破壊を理由に、パリ市民や芸術家、バチカン教皇までが大々的な反対キャンペーンを巻き起こし、まさかの“大炎上”。資金も不足し、このままでは建造中止という事態にまで追い込まれてしまう。いかにして、ギュスターヴ・エッフェルは、途中であきらめず、ひとつひとつの難題をクリアしていったのか?製作陣は実在するある女性から想像の翼を広げ、“彼の偉業を成し遂げる原動力には、生涯忘れられない愛する人への想いがあった”という美しい物語に仕上げた。危険の伴う壮大な建築物の設計に挑戦したギュスターヴ・エッフェルが成功を掴む影で、ある女性への秘められた想いを情熱的、かつ、大胆に創作したヒューマン・ラブストーリーだ。ギュスターヴ・エッフェルに扮するのは、日本映画をリメイクした『キャメラを止めるな!』のほか、『真夜中のピアニスト』や『タイピスト!』でも印象的な演技を残すロマン・デュリス。エッフェルと情熱的な恋愛に身を投じるアドリエンヌには、『ナイル殺人事件』に続き、実写版『バービー』への出演も決まったエマ・マッキー。監督・脚本は、新型コロナウィルス感染拡大後のヨーロッパ映画としては最大規模の2023年公開予定の超大作「三銃士」映画化の監督に抜擢されたマルタン・ブルブロン。壮麗な音楽は、『グランド・ブダペスト・ホテル』と『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞に輝いたアレクサンドル・デスプラが担当する。そしてこの度、今年30周年を迎える「フランス映画祭2022 横浜」のオープニング作品として本作の日本初上映が決定。さらに、12月1日(木)に実施されるオープニングセレモニーでは監督のマルタン・ブルブロンと主演を務めたロマン・デュリスの来日登壇も決定している。『EIFFEL』(原題)は2023年3月3日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:EIFFEL(原題) 2023年3月3日より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2021 VVZ Production – Pathé Films – Constantin Film Produktion – M6 Films
2022年11月01日気分を清らかにととのえるバスタイムをアース製薬株式会社は、入浴剤『バスロマン メディテーションタイム パロサントツリーの香り』を8月22日に発売した。内容量は、540g入り(1回あたり20g使用で約27回分)。想定価格は、548円(税込み 602円)。「パロサント(Palo Santo)」は、南米に自生する香木で、スペイン語で“聖なる木”という意味を持つ。古くから儀式の時に場を清めるためにパロサントを焚いていた。一般的には、瞑想する前に「パロサント」を焚いて、浄化された空間で、濃厚な香りで気分を落ち着けながら瞑想するといわれている。ぬるめのお湯でリフレッシュ『バスロマン メディテーションタイム パロサントツリーの香り』は、爽やかなハーバルウッディ調の香りになっている。気分がくつろぐように、オリジナルブレンドオイルを加えた。保湿成分として、天然カミツレエキス配合しており、肌がしっとりする。アミノ酸成分配合により、入浴中の肌を保護できる。生後3か月以上の赤ちゃんと一緒に入浴する時にも使用可能。使用方法は、お風呂のお湯(200L)に20~30gの割合で入れて、よくかき混ぜながら溶かす。お湯の色は、透明なナチュラルグリーン。香りの強さは、好みに合わせて使用量で調節できる。おすすめの入浴法は、お湯の温度をぬるめ(約38~40度)にして、背筋を伸ばして座り、身体の力を抜く。目を閉じて、お腹に空気が入るように鼻で深く呼吸する。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリースアース製薬株式会社※アース製薬製品情報
2022年09月28日フランシス・フォード・コッポラの次回作『Megalopolis』に、オーブリー・プラザが新たに加わった。ほかのキャストには、アダム・ドライヴァー、ジョン・ヴォイト、フォレスト・ウィテカー、ナタリー・エマニュエル、ローレンス・フィッシュバーンらが名を連ねる。インディーズ映画だが、予算は1億ドル弱と高額。撮影はこの秋スタートする。プラザはコメディエンヌとしてキャリアをスタートし、『スコット・ピルグルムVS.邪悪な元カレ軍団』『ダーティ・グランパ』『イングリット-ネットストーカーの女-(日本未公開)』などの映画に出演。今年のサンダンス映画祭で上映されたスリラー『Emily the Criminal』での演技で高く評価された。文=猿渡由紀
2022年08月24日