イタリア・ローマ発祥のジェラートブランド「ジョリッティ(Giolitti)」が、2024年4月17日(水)に開業する東急プラザ原宿「ハラカド」6階にオープンする。イタリアンジェラート「ジョリッティ」が原宿に「ジョリッティ」は、1900年にイタリア・ローマで創業した、イタリア王室御用達のジェラートブランド。オードリー・ヘプバーン演じるアン王女が、ローマのスペイン階段にて頬張っていたことでも知られている。2021年に初めて東京・新宿に上陸し、その後有楽町や渋谷・道玄坂の新商業施設「道玄坂通 dogenzaka-dori」にて人気を博しているイタリアンジェラートショップ「ジョリッティ」が、今回ハラカドに出店する。「ハラカド」限定フレーバーを販売ラインナップするフレーバーの中でも、「ハラカド」限定フレーバー、ジャンドゥーヤに注目。カップとコーン共に、シングルやダブルで提供されるので、ブラックベリーや、イタリア米を使用したライスといったフレーバーと合わせたりと、自身でフレーバーのカスタムを楽しむことができる。また期間限定フレーバーのバニラも味わってほしいフレーバーの1つ。通常、「ジョリッティ」のジェラートはすべてイタリア本国のオーナーが日本にて実食し、OKが出たものしか提供できないが、バニラはなかなかOKが出なかったそう。今回登場するバニラは、そんな試行錯誤の末に展開されるフレーバーとなるため、限定フレーバーと合わせてぜひ味わってみてほしい。【詳細】ジョリッティ「ハラカド」店オープン日:2024年4月17日(水)場所:東急プラザ原宿「ハラカド」6階住所:東京都渋谷区神宮前6-31-21
2024年04月12日古代ローマの公共浴場「テルマエ」は、繁栄を誇った古代ローマ人の豊かな暮らしと優れた建築技術を象徴する存在だ。漫画家ヤマザキマリの漫画『テルマエ・ロマエ』とその映画化によって、日本で一躍知られるようになった古代ローマの「お風呂文化」に注目した展覧会が、東京・港区のパナソニック汐留美術館で、4月6日(土)から6月9日(日)まで開催される。ローマ市で最初のテルマエは、初代皇帝アウグストゥスの右腕だったアグリッパによって、紀元前1世紀に建設された。4世紀になると、市内の大規模な公共浴場は11を数え、小規模なものは約900軒にものぼっていたとか。現代の日本人と同じように無類のお風呂好きだった古代ローマの人々にとって、テルマエは最も愛され、日常的に通う場所だったのだ。また、浴室に加え運動場なども備えたテルマエは、身体を動かすと同時に人々と交流することで心身の健康を保つための場所でもあり、さらに彫刻やモザイクといった美術品に親しめる場所でもあった。同展は、その多様な役割をはたしていたテルマエを中心に、古代ローマの人々の衣食や娯楽も含めた生活を紹介するもの。美術作品や資料、映像、模型など約100件以上の多彩な作品が並ぶが、なかでも特に注目したいのは、イタリアのナポリ国立考古学博物館が所蔵する絵画、彫刻、考古資料32件が来日することだ。《恥じらいのヴィーナス》や《アポロとニンフへの奉納浮彫》など、見応えたっぷりの美術品も登場する。《恥じらいのヴィーナス》 1世紀 ナポリ国立考古学博物館蔵 Photo © Luciano and Marco Pedicin《アポロとニンフへの奉納浮彫》 2世紀ナポリ国立考古学博物館蔵 Photo © Luciano and Marco Pedicini同展の特徴のひとつは、同じくお風呂好きの日本人の入浴文化にも注目していること。天然の温泉から、江戸時代に町中に整備された湯屋、今に残る銭湯、そして家庭内の内風呂まで、独自の風土の中で育まれた入浴文化が紐とかれる。展示品のなかには、古代ローマのテルマエを想像復元したCG映像や、カラカラ浴場を縮小復元した模型など、浴場文化をわかりやすく紹介するものも多い。また会場では、漫画『テルマエ・ロマエ』の主人公ルシウスが浴衣姿で案内役を務めてくれるそうだ。ルシウスが浴場を通して古代ローマと現代日本を往復したように、来館者のそれぞれがふたつの入浴文化を比較し、また体感する楽しみを味わえる展覧会となっている。<開催概要>『テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本』会期:2024年4月6日(土)~6月9日(日)会場:パナソニック汐留美術館時間:10:00~18:00、5月10日(金)、6月7日(金)、6月8日(土)は20:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:水曜(6月5日は開館)料金:一般1,200円、65歳以上1,100円、大高700円公式サイト:
2024年03月19日第96回アカデミー賞授賞式が3月11日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『オッペンハイマー』に出演したロバート・ダウニー・Jr.が助演男優賞を受賞した。ダウニー・Jr.は過去に、チャールズ・チャップリンを演じた『チャーリー』で主演男優賞、『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』で助演男優賞にノミネートされており、今回が初のアカデミー賞受賞。ついに念願のオスカー像を手にした。原子爆弾の開発に成功したことで「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーの苦悩を描く、クリストファー・ノーラン監督の最新作。ダウニー・Jr.は、アメリカ原子力委員会のルイス・ストラウス委員長を演じた。オスカー前哨戦では、ゴールデングローブ賞、クリティクス・チョイス・アワード、英国アカデミー(BAFTA)賞、米俳優組合(SAG)主催のSAG賞で、助演男優賞を獲得し、第96回アカデミー賞でも受賞が本命視されていた。受賞コメントありがとうございます。私の悲惨な幼少期とアカデミー賞、私の獣医、妻スーザンに感謝します。うなり声を出す保護動物のようだった私を見つけ、蘇らせてくれました。そのおかげで、私はここにいるのです。ちょっとした秘密をお教えしましょう。俳優業が私を必要としてくれる以上に、私が俳優業を必要だったんです。クリス(クリストファー・ノーラン)はそれを知っていました。(プロデューサーの)エマ・トーマスが、エミリー・ブラント、キリアン・マーフィ、マット・デイモン…、素晴らしいキャストとスタッフが集まってくれました。おかげで、私はより善良な人間として、皆さんの前に立っています。私たちのやることには意味があり、私たちが作ると決めた作品は大切なのです。僕の40年来のエンタテインメントの弁護士は、その年月の半分を、僕の保険加入と、刑務所からの保釈金の支払いに費やしてくれた。『オッペンハイマー』は、3月29日(金)から全国公開。全国のIMAX劇場50館で同時公開される。(シネマカフェ編集部)■関連作品:オッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.
2024年03月11日9月、Snow Manのインスタグラムに、ローマの「トレビの泉」前で撮影をしているメンバー、目黒蓮の写真がアップされると、瞬く間に話題となった。12月8日に発売された雑誌『HIGHSNOBIETY』で単独表紙を飾った目黒蓮。発売から2週間で53000部を超える売り上げとなり、ファンのみならず、出版業界内でも関心が高まっている。アイドルのニコニコ笑顔ではなく、役者としてフェンディの世界観を表現している目黒は、いつもとはひと味違う魅力を放っている。各ブランドが1年で最も力を入れる「ウインターコレクション」のモデルの一人としてフェンディが目黒蓮を起用したのは、何をやってもキマる男として活躍中だからこそ。ローマの地でも輝きを放っていた。各書店で売り切れとなり、中には、観賞用、予備用、予備の予備用として複数冊購入するファンもいるほど。書店では購入数制限もあり、何軒もはしごして入手したファンも多い。そんな中、フェンディがローマで撮影した目黒蓮の動画を公開。フェンディの新作を身にまとい、ローマの街並みを散歩したり、ショッピングを楽しんだり、カフェでくつろいだりする姿が映され、ファンの間で話題に。また、同じく9月に川口春奈もローマでフェンディの撮影を行っていたことから、ドラマ『silent』とのリンクがあるのか?とささやかれており、単なるブランド広告に留まらず、今後の展開が楽しみな、壮大なストーリーを想起させる内容になっている。特にファンが気になっているのが、動画の最後で、トレビの泉を背にコインを投げるシーン。「もう一度ローマを訪れることができるように」という願いが込められているのだそうだ。ブランドへのリスペクトを感じながら撮影に臨んだという目黒蓮は「次に繋がる経験ができた!」と『HIGHSNOBIETY』で語っている。■1年のご褒美は推しのために使う!フェンディでの買い物欲が上がるファンたち今、フェンディの店は、目黒蓮効果で大賑わい。ファンの推し活の聖地となっており、「目黒くんを起用して良かったと思って欲しいから」と、フェンディで購入した商品写真をSNSにアップする現象が起こっている。また、「初めて今日フェンディに来て、とても素敵な商品がたくさんあることを知り、いつか買えるようにがんばって働こうと思った」と目標を定めたファンや「とにかくカッコよかった!フェンディを一目見たくて行って来た」というファンも。■ショップスタッフの対応が神!大人の推し活を後押し「フェンディのショップスタッフさんによると、目黒蓮さんに着用いただいてから、商品の在庫についての問い合わせが一気に増えたそうです。ブランドへの関心の高さが手に取るようにわかると大変喜んでいました」(ファッション関係者)一部店舗には、目黒蓮が着用したデザインと同商品のものもディスプレイしており、お店側も大人の推し活を公認。(店内での撮影は禁止)また、ファンの間で、「ローマトレビの泉」で検索をして、ロケ地を探索して楽しむという、今時な聖地巡礼をする人まで現れている。撮影が行われた小路をたどり、自分もローマの街を散歩しているような気分を味わえるそうだ。目黒蓮の推し活の聖地としては、カフェや駅、橋や小道などすでに多数あるが、今回、ローマの街やフェンディ店舗も加わり、スケールが大きくなったことで、ファンはますますヒートアップしている。
2023年12月29日2024年1月5日(金)~3月10日(日)の期間、福岡市美術館にて「永遠の都ローマ展」を開催します。永遠の都ローマの二千年を超える栄えある歴史と文化を築いたカピトリーノの丘に建つカピトリーノ美術館の所蔵品を中心に、約70点の彫刻、絵画、版画等を通じて、「永遠の都」と称されるローマの歴史と芸術を紹介します。特設サイト: 【「永遠の都ローマ展」4つのみどころ】(1)永遠の都、二千年の美をめぐる建国神話から、古代ローマ、ルネサンス、バロック、そして芸術家たちの憧れの地となった17世紀以降の時代まで、「永遠の都」ローマの美の歴史をたどります。(2)必見!カピトリーノ美術館のコレクション世界的に最も歴史の古い美術館の一つであるカピトリーノ美術館のコレクションのなかから選りすぐりの名品をご覧いただけます。(3)頭部だけで約1.8メートル!迫力の巨大彫刻古代ローマ帝国の栄華を象徴する《コンスタンティヌス帝の巨像》の一部を原寸大で複製した作品を展示します。(4)奇跡の初来日!カラヴァッジョ《洗礼者聖ヨハネ》バロックを代表する画家カラヴァッジョによる《洗礼者聖ヨハネ》が福岡に初来日。カラヴァッジョ《洗礼者聖ヨハネ》【「永遠の都ローマ展」展示構成】第1章 ローマ建国神話の創造ローマ建国神話のエピソードの代表格である軍神マルスと巫女レア・シルウィアの子、双子のロムルスとレムスを育てる牝狼の物語を伝える《カピトリーノの牝狼(複製)》を展示します。《カピトリーノの牝狼(複製)》第2章 古代ローマ帝国の栄光歴代ローマ皇帝の肖像や帝国ゆかりの女性たちの肖像を展示。加えて、帝国の栄華を象徴する、《コンスタンティヌス帝の巨像》の一部を原寸大複製で展示します。《コンスタンティヌス帝の巨像の頭部(複製)》第3章 美術館の誕生からミケランジェロによる広場構想カピトリーノ美術館の起源から16世紀に巨匠ミケランジェロが手がけたカンピドリオ広場建設プロジェクトまでの展開を絵画、版画等を通して紹介します。エティエンヌ・デュペラック《カンピドリオ広場の眺め》第4章 絵画館コレクション膨大なカピトリーノ美術館コレクションより、16世紀から18世紀に活躍した画家たちの作品を中心に紹介します。カラヴァッジョ派の画家(17世紀前半)《メロンをもつ若者(嗅覚の寓意)》第5章 芸術の都ローマヘの憧れ一空想と現実のあわい古代記念碑「トラヤヌス帝記念柱」をモティーフとする版画や模型、ピラネージ、ファン・ヴィッテル、カノーヴァらの名品を紹介します。ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージ《古代アッピア街道とアルデアティーナ街道の交差点(『ローマの古代遺跡』第2巻より)》【特集展示 カピトリーノ美術館と日本】1876年に日本初の美術教育機関である工学寮美術校が開設された際、国外からの指導者たちが持ち込んだ石膏像が教材として使用されました。これにはカピトリーノ美術館の石膏像も含まれていました。この特集展示では、カピトリーノ美術館と日本の交流を、様々な展示物を通して紹介します。カンピドリオ広場のカピトリーノ美術館【開催概要】名称 :永遠の都ローマ展会期 :2024年1月5日(金)~3月10日(日)開館時間 :午前9時30分~午後5時30分休館日 :毎週月曜日※1月8日(月・祝)、2月12日(月・祝)は開館1月9日(火)、2月13日(火)は休館観覧料(税込) :一般 1,800円(1,600円)、高大生 1,200円(1,000円)、小中生 600円(400円)※( )は前売・団体料金※未就学児は、観覧無料。※団体料金は20名以上が対象。※学生の方は入場の際、学生証等をご提示ください。※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、障害者手帳アプリ「ミライロID」の提示者とその介護者1名、および特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証の提示者は観覧無料チケット取扱:※前売券は展覧会チケットサイトetix( )で。ローソンチケット(Lコード82032)、チケットぴあ(Pコード994-450)、セブンチケット、イープラス、ファミリーマートほか、主要プレイガイドにて好評発売中。主催 : 福岡市美術館、毎日新聞社、NHK福岡放送局、NHKエンタープライズ九州共催 : ローマ市、ローマ市文化政策局、ローマ市文化財監督局後援 : 駐日イタリア大使館、福岡県、福岡県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会助成 : 公益財団法人福岡文化財団協賛 : JR東日本、ダイワ化成、DNP大日本印刷、西日本シティ銀行協力 : ITAエアウェイズ、日本貨物航空、イタリア文化会館・大阪特設サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月10日1884年の創業以来、ブルガリのクリエイティブなビジョンは発祥の地であるローマに宿る唯一無二の伝統に深く根ざしてきました。そして今、ブルガリは永遠の都ローマの文化的遺産と比類なき美しさを再び生かし、メゾン独自のDNAをコンテンポラリーで洗練されたデザインに落とし込んだ新しいスタイルのハンドバッグ「ブルガリ ローマ」を発表します。この新作ハンドバッグ「ブルガリ ローマ」は、ブルーノ&ニコ・ヴァン・モッセヴェルデのレンズを通して、ギリシャ人モデル、オリンピアのグラマラスな魅力を表現しています。Courtesy of BVLGARI機能性、洗練されたエレガンス、そして確かなディテールが見事に融合したこの新しいモデルはどのような着こなしにも合わせやすく、シーンを選ばない魅力を備えており、デイリーウエアの次なるアイコンとなることでしょう。硬質で収納力のあるバッグ本体と、曲線を描くメタリックな装飾が生み出す特徴的な組み合わせに、トップハンドルの形が遊び心を添えています。古代ローマの大文字を用いたブルガリのロゴをあしらったこの象徴的な装飾は、 「ブルガリ ローマ」バッグのアイコニックなシグネチャーであり、丸みを帯びたトップハンドルと合わせて円を描いています。Courtesy of BVLGARIローマン ジュエラーのブルガリが初めてブランドロゴをデザインとして時計の文字盤に採用し、刻印したのは1975年のこと。こうした文字を使ったデザインは当時としては前例がなく斬新なスタイルでした。ブルガリのロゴはやがてメゾンのスタイルを象徴するトレードマークとなり、ジュエリーからアクセサリー、アイウエアにもあしらわれるようになりました。特に「ブルガリ・ブルガリ」コレクションは、古代ローマのコインに刻まれた文字からインスピレーションを得た円形のエングレービングを特徴としています。Courtesy of BVLGARIシーンを選ばない多面的な魅力を解き放つ半円形のメタリックフレームは、異なる仕上げで新たな魅力を演出しています。一つはアンティークゴールド又は艶やかなパラジウムというニュアンスの異なる2種類のコーティングで仕上げたもので、もう一つはバッグのカラーに合わせたトーナルなデザインにより、美しいモノトーンのスタイルに仕上げています。コンパクトながら機能的なフォルムは、デイリーユースに最適です。さらに、取り外しと長さの調節が可能なレザーストラップにより、洗練度の高い手で持つスタイルのバッグを実用性に優れた短めのクロスボディやショルダーバッグに変えることもでき、シーンを選ばず、どんなデイウエアのスタイルにも合わせられるマストなアクセサリーとなっています。コンテンポラリーで気軽なエレガンスを表現した「ブルガリ ローマ」バッグは、さまざまなスタイリングを通じてその普遍的でクールな魅力を持っています。Courtesy of BVLGARIブルガリの宝石の色彩に対する卓越したセンス、ユニークなクラフツマンシップ、そして高い評価を得ている素材使いの妙を体現するこのバッグは、厳選された最高品質のカーフレザーを使用しています。レザーには自然な加工が施され、素材本来の柔らかな手触りと高級感あふれる魅力を一層高めています。ビビッドエメラルド、トゥルーリートルマリン、サフランアンバー、フォギーオパールアイボリーオパール、シルバー、ブラックなど、宝石からインスピレーションを得たニュアンスカラーの数々を含む壮麗なカラーパレットで、この上なく優美な素材をさらに昇華させており、それぞれの色選びを通じて「色の魔術師」と称されるブルガリのDNAを表現しています。この新しいハンドバッグは、2023年9月に世界各地の厳選されたブルガリブティックと公式オンライン ショップで発売される予定です。Courtesy of BVLGARIお問い合わせ:ブルガリ ジャパン03-6362-0100
2023年09月17日イタリアにおいてミラノ・スカラ座と並ぶ二大劇場であるローマ歌劇場の引っ越し公演が9月13日(水)より上演中。公演初日直前に行われた会見では、ローマ歌劇場総裁のフランチェスコ・ジャンブローネ、ローマ歌劇場音楽監督・指揮者のミケーレ・マリオッティ、出演のリセット・オロペサ(『椿姫』ヴィオレッタ役)、ソニア・ヨンチェヴァ(『トスカ』トスカ役)、ヴィットリオ・グリゴーロ (『トスカ』カヴァラドッシ役)が参加し、来日公演への思いを語った。そんな彼らの熱い言葉を直接会場で聞いたフリーアナウンサー/コンサート ソムリエの朝岡聡さんに、本公演の見どころを綴っていただいた。ローマ歌劇場 2023 年日本公演 開幕記者会見より、左から)フランチェスコ・ジャンブローネ(ローマ歌劇場総裁)、ソニア・ヨンチェヴァ(『トスカ』トスカ役)、ミケーレ・マリオッティ(ローマ歌劇場音楽監督・指揮者)、リセット・オロペサ(『椿姫』ヴィオレッタ役)、ヴィットリオ・グリゴーロ(『トスカ』カヴァラドッシ役)(c) Shoko Matsuhashi今、久しぶりに本当の本物、一流の中でも最高峰のオペラ劇場が日本に来ている! 最上席は、ハッキリ言ってそれなりの値段。だが、それだけの価値を確実に実感できる極上のエンタテインメント……それがローマ歌劇場公演だ。この度の演目は、ヴェルディの『椿姫』とプッチーニの『トスカ』。イタリアオペラの2大傑作だ。その魅力を実際に演奏するアーティスト達のコメントから観察していこう。ミケーレ・マリオッティ(c) Shoko Matsuhashiまずは、この劇場の音楽監督にして指揮をするM・マリオッティ。オペラを振らせたら、ゾクゾクするくらい魅了してくれる天才的指揮者は、「オペラは古いものではありません。常に新しい! その物語は若者が主人公です。彼らの恋愛が、現代に生きる私達の物語であるのを示してくれます。それを伝えるのが大切。オペラは今に生きる私たちの芸術なんです」と言い切る。リセット・オロペサ(c) Shoko Matsuhashi『椿姫』で主人公を歌うソプラノ、リセット・オロペサは、近年この役を当たり役として世界中のオペラハウスで引っ張りだこのスター。「『椿姫』は悲しい物語ですが、信じられないほどの美の世界が展開します。それはロマンス、愛、幸福の美なんです。そこに苦しみや葛藤が複雑に絡んで、しかもロマンチックで美しい音楽がある。」そう、おっしゃる通り。しかも今回はヴァレンティノ製作の本物のオートクチュールのドレスをまとっての舞台。極上の美に彩られた夢の世界で物語が展開してゆく。ローマ歌劇場『椿姫』2023年9月公演より(c) Kiyonori Hasegawaローマ歌劇場『トスカ』過去公演写真(c) C. M. Falsini/TOR一方『トスカ』を演じるS・ヨンチェヴァも現代オペラ界に君臨する女王の一人。今回がオペラの日本デビューとなる。「『トスカ』にも大きな愛、情熱、神との関わりなど、人生における様々な価値を教えてくれる要素が現れます。それを若い世代にぜひ伝えたい!」と熱く語る。ソニア・ヨンチェヴァ(c) Shoko Matsuhashiそしてトスカの恋人カヴァラドッシを演じるのがⅤ・グリゴーロ。この人、世界に星の数ほどいるテノール歌手のなかで唯一無二の存在と言っても良い。ヴィットリオ・グリゴーロ(c) Shoko Matsuhashi「イタリアオペラは『歌って、演技して』……ではなく、『歌で演ずる』ものです。だから俳優としての要素がとても大事。役やセリフにエモーションを感じなければ、言葉を追わなければ表現できないんです。歌手が持っていない力を役者は持っている。だから我々は常に演じているんです」実際に彼の舞台を観れば、それを心底理解できる。その歌と演技のリアルで熱いこと!深いこと!「トスカ」は1800年6月のローマが舞台の物語だが、グリゴーロ扮する画家カヴァラドッシは、身を焦がすようなトスカとの愛に生き、自由のために戦う情熱の男そのものになるのだ!しかもグリゴーロにとって「トスカ」は少年の時、オペラの初舞台を踏んだ作品で(この時、あのパヴァロッティと共演!)、なおかつ初めてカヴァラドッシを歌った時のトスカ役は、今回と同じヨンチェヴァとくれば「このオペラは僕の宝物」と言う言葉も頷ける。かくして最高級のアーティスト達が満を持して臨む傑作オペラの舞台。そこにはオペラの至福が確実にある。取材・文:朝岡聡プロフィール朝岡聡(あさおか・さとし)フリーアナウンサー、コンサートソムリエ。テレビ朝日時代は「ニュースステーション」やスポーツ中継を担当。フリーになってからはTV・ラジオ・CMに加え、クラシックやオペラのコンサートの企画・司会にもフィールドを広げて活動中。特にバロックからベルカントのオペラフリーク。著書に「いくぞ!オペラな街」(小学館)、「恋とはどんなものかしら~歌劇的恋愛のカタチ~」(東京新聞)など。日本ロッシーニ協会副会長/日本音楽教育文化振興会理事/東京藝術大学客員教授。<公演情報>ローマ歌劇場 2023年日本公演■『椿姫』全3幕指揮:ミケーレ・マリオッティ演出:ソフィア・コッポラ衣裳:ヴァレンティノ・ガラヴァーニ出演:フランチェスコ・メーリ、リセット・オロペサ、アマルトゥブシン・エンクバート2023年9月13日(水)・16日(土)・18日(月・祝)会場:東京文化会館■『トスカ』全3幕指揮:ミケーレ・マリオッティ演出:フランコ・ゼッフィレッリ出演:ヴィットリオ・グリゴーロ、ソニア・ヨンチェヴァ、ロマン・ブルデンコ2023年9月17日(日)会場:神奈川県民ホール2023年9月21日(木)・24日(日)・26日(火)会場:東京文化会館チケット情報:公式サイト:
2023年09月16日イタリア・ローマ発祥のジェラートブランド「ジョリッティ(Giolitti)」が、2023年8月24日(木)、渋谷・道玄坂の新商業施設「道玄坂通 dogenzaka-dori」にオープンする。ジェラートブランド「ジョリッティ」が渋谷・道玄坂に「ジョリッティ」は、1900年にイタリア・ローマで創業した、イタリア王室御用達のジェラートブランド。映画『ローマの休日』の中でオードリー・ヘップバーンが演じるアン王女が食べたともいわれる。2021年6月、ルミネエスト新宿に日本1号店をオープンし、開業後わずか1週間で3000食以上を提供。人気店舗となった「ジョリッティ」は、同年9月に新業態となる「ジョリッティ カフェ」を有楽町にオープンし、今回はそれに続く新店舗となる。「ジェラート」に加えて、ケーキやパフェを提供「ジョリッティ 道玄坂通店」では、ブランドの代名詞である「ジェラ―ト」に加えて、「ジェラート」を使ったケーキやパフェを提供する。厳選素材のプレミアムフレーバーなどが揃う「ジェラート」伝統のレシピで作られる「ジェラート」は、人気No.1の“ピスタチオ”やピュアヘーゼルナッツを100%使用した“ヘーゼルナッツ”などの厳選素材を使ったプレミアムフレーバーをはじめ、レギュラーフレーバー、季節限定のフレーバーを用意。テイクアウトでも楽しむことができる。「ジェラート」とともに楽しむケーキ&パフェまた、「ケーキ&ジェラートセット」は、ガトーピスタチオ、ガトーショコラ、アーモンドショコラといった3種類のケーキに、選べるジェラート1フレーバーをワンプレートで提供するメニュー。見た目も楽しい「ジェラート パフェ」は、チョコレートパフェ、ピスタチオパフェ、コッパジョリッティの3種類を展開する。その他、コーヒーや紅茶など各種ドリンクもラインナップする。店内には、カウンター6席とテーブル10席を用意しており、カフェスタイルでジェラートやスイーツをゆっくりと堪能することができる。【詳細】ジョリッティ 道玄坂通店営業時間:11:00〜20:00定休日:商業施設に準ずる所在地:東京都渋谷区道玄坂2-25-12 1階座席数:カウンター6席 / テーブル10席アクセス:JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線、京王井の頭線、東急東横線・田園都市線「渋谷」駅徒歩5分価格例:<カップ>ダブル 770円、トリプル 880円<コーン>シングル 715円、ダブル 825円、トリプル 935円トッピング:自家製生クリーム +110円プレミアムフレーバーはシングル+165円、ダブル+110円、トリプル+99円※価格は全て税込み10%。テイクアウトの場合は軽減税率の対象。
2023年08月27日2000年を超える栄えある歴史と比類なき文化を誇るローマは、現在はローマ市庁舎のあるカピトリーノの丘を中心に築かれてきた。その丘に建つ、世界で最も古い美術館のひとつであるカピトリーノ美術館の所蔵品を中心に、「永遠の都」と称されるローマの歴史と芸術を紹介する展覧会が、9月16日(土)から12月10日(日)まで、上野の東京都美術館で開催される。カピトリーノ美術館の歴史は、ルネサンスの時代に教皇シクストゥス4世がローマ市民に4点の古代彫刻を寄贈したことに遡る。これらを核に美術館が設立され、1734年に一般公開が始まった。古代遺物やヴァチカンに由来する彫刻、またローマの名家からもたらされた絵画コレクションなど、多岐にわたる充実した収蔵品はまた、ヨーロッパにおける政治、宗教、文化の中心地として発展したローマの歩みを色濃く反映している。約70点の彫刻、絵画、版画等が出品される同展は、同館のコレクションを日本で初めてまとめて紹介する機会となる。ローマ建国神話に関わる彫刻やメダル、古代ローマ帝国の栄光を示す肖像彫刻、芸術の最盛期を迎えたルネサンスからバロック期の絵画、ミケランジェロが美術館前に建設したカンピドリオ広場の構想記録、そして17世紀以降に芸術家たちの憧れの地となったローマを描いた絵画や版画など、多彩な作品でローマの歴史と芸術の歩みをたどることができる。なかでも注目を集めるのは、古代ローマ帝国の栄華を象徴する《コンスタンティヌス帝の巨像》。教皇からローマ市民に寄贈された作品の1点でもあるこの古代彫刻は、頭部だけで約1.8メートル。同展では、頭部、足、球体をもつ手など、巨像の一部を原寸大で複製した作品が登場し、迫力ある巨大彫刻を体感させてくれる。東京会場のみでの公開となるが、門外不出の傑作《カピトリーノのヴィーナス》が来日するのも、大きな見どころだ。古代ギリシア最大の彫刻家プラクシテレスの女神像(前4世紀)に基づく2世紀の作で、ルーヴル美術館の《ミロのヴィーナス》などと並ぶ、古代ヴィーナス像の傑作である。なお、2023年は、日本の明治政府が欧米に派遣した岩倉使節団がカピトリーノ美術館を訪れてから150年の節目の年にあたるという。同展では、同館と日本との関わりを紹介する興味深いコーナーも設けられている。<開催情報>『永遠の都ローマ展』会期:2023年9月16日(土)~12月10日(日)会場:東京都美術館休室日:月曜(9月18日、10月9日は開室)、9月19日(火)、10月10日(火)時間:9:30~17:30、金曜は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)料金: 一般2,200円、大高1,300円、65歳以上1500円※土日・祝日のみ日時指定予約制(当日の空きがあれば入場可)巡回展:福岡市美術館2024年1月5日(金)~3月10日(日)展覧会公式サイト:
2023年08月25日8月25日(金)上映予定の映画『ローマの休日 製作70周年 4Kレストア版』の豪華パンフレットが発売されることが決定した。公務に縛られた毎日にうんざりしたアン王女は、親善旅行中にローマの宮殿から脱走。街中で彼女と偶然出会ったアメリカ人新聞記者ジョーは、大スクープのチャンスとばかりに、王女と知らないふりをしてローマのガイド役を買って出る。市外観光にはしゃぐアンの姿をカメラマンの同僚アービングに撮影させるが、束の間の自由とスリルを満喫するうちにアンとジョーの間には強い恋心が芽生えはじめ…。各上映劇場にて8月25日(金)より販売開始となる今回のパンフレットは、新規編集・全52ページの豪華仕様。没後30年となるオードリー・ヘプバーンの生涯にスポットを当てながら、70年にわたって愛されつづける不朽の名作の魅力を、ブレイク前夜のオードリー、アン王女とオードリーの親和性、ファッション考など、様々なコンテンツに分けて専門家が詳細に解説。2022年に新録吹き替え版でオードリーを演じた早見沙織のスペシャルインタビューも収録している。なお本作は、付属して映画評論家・淀川長治による解説映像を上映。後説・前説あわせて約3分の解説は、1979年11月11日の「日曜洋画劇場」で放送されたものとなっている。『ローマの休日 製作70周年 4Kレストア版』は8月25日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて順次上映。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ローマの休日 1954年4月27日公開© 1953 Paramount Pictures Corporation. All Rights Reserved.
2023年08月18日ジャンフランコ・ロージ監督最新作『旅するローマ教皇』より予告編と場面写真が解禁された。本作は、世界各国を訪問する教皇フランシスコの旅を追いかけ、その真の姿に迫っていくドキュメンタリー。この度解禁された予告編は、群衆が大歓声をあげながら教皇フランシスコを歓迎する様子から始まる。史上初の南米出身のローマ教皇フランシスコは、9年間で37回、53か国を旅し、各地で重要な問題について耳を傾け、言葉を投げかけてきた。予告ではブラジル、チリ、メキシコ、イラク、中央アフリカ共和国など、旅先の風景が次々と映し出され、日本では平和記念公園で黙とうを捧げる場面も。「人はかなわない夢を見る。それでも夢を、願いを」「皆さんがベストを尽くせば、この世界は変わるかもしれない」と夢を見ることの大切さを熱く語り、人々に希望を与える姿だけでなく、風で肩襟がめくり上がってしまうお茶目な一面や、自身の過去の発言に対して真摯に謝罪する人間らしい姿など、ありのままの教皇フランシスコが収められている。併せて解禁された場面写真には、雨の中大勢の人の前で演説をしたり、教皇専用車“パパモビル”に乗って街をパレードする様子など、旅先の教皇フランシスコの姿が切り取られており、その人気ぶりとともに多忙さが垣間見える。『旅するローマ教皇』は10月6日(金)よりBunkamuraル・シネマ渋谷宮下、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月17日名匠ジャンフランコ・ロージ監督最新作『旅するローマ教皇』の公開日が10月6日(金)に決定し、本ビジュアルが解禁された。本作は、『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』などのジャンフランコ・ロージ監督が、ローマ教皇フランシスコの約800時間分の膨大な記録映像と、新たに撮り下ろした映像を交えながら、教皇の旅を通して世界のいまを映し出していくドキュメンタリー。ローマ教皇の旅は、2013年のランペドゥーサ島から始まり、2022年のコロナ禍のマルタ共和国まで、9年間で37回、53か国。現在も世界を周り続けている。難民問題、紛争に苦しむ中東やアフリカ、アメリカでは平和について語り、被爆地である日本では黙とうをささげ、カトリック教会で起きた性的虐待について謝罪する…。「旅とは知的で精神的な修行だ」と語る教皇は、世界各国へ足を運び、笑顔で手を振るだけでなく、市井の人々と触れ合い、話を聞き、夢見ることの大切さを伝える。様々な世界の問題に耳を傾け、語る教皇フランシスコの言葉は、現在の社会情勢を映し出し、私たちの心をゆさぶることだろう。この度解禁されたのは、教皇の姿と世界各国、旅先の景色が捉えられた本ビジュアル。地球をイメージした円の中に、手を振る教皇フランシスコの後ろ姿が象徴的に配置され、これまでに訪れた様々な国の景色が散りばめられたデザインとなっている。世界の人々に笑顔で歓迎され、一人一人と言葉を交わし、抱き合う教皇フランシスコ。中には飛行機の窓から見下ろした富士山の姿も…。「一緒に旅にでましょう」というコピーが語りかけてくるように、教皇フランシスコが私たちを世界旅行へ導いてくれそうな、期待が高まるビジュアルが完成した。『旅するローマ教皇』は10月6日(金)よりBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月24日4Kレストア版『ローマの休日』の新規デザインポスターが公開された。この度、製作70周年を記念して上映されることが決定した本作。公務に縛られた毎日にうんざりして親善旅行中にローマの宮殿から脱走した王女のアンと、街中で彼女と偶然出会ったアメリカ人新聞記者ジョーのロマンスを描く不屈の名作だ。解禁されたポスターデザインは、オードリー・ヘプバーン演じるアン王女と、グレゴリー・ペック演じる新聞記者ジョーがベスパに二人乗りする名シーンが切り取られ、ピンク色の背景がポップで新鮮なバージョンと、ティアラを被ったアン王女が大きく映し出されたクラッシックなバージョンの2種類。どちらも鮮やかによみがえった名作への期待が高まる仕上がりとなっている。今後、全国の劇場等に順次設置される予定だ。『ローマの休日』4Kレストア版は8月25日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ローマの休日 1954年4月27日公開© 1953 Paramount Pictures Corporation. All Rights Reserved.
2023年06月28日5月19日より全世界同時公開となる『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』のプレミアイベントが劇中で舞台になったイタリア・ローマで開催され、ヴィン・ディーゼルをはじめとしたワイスピファミリーが集結した。本作は、迫力あるカーアクションと“ファミリー”と呼ばれるチームのメンバーの絆の物語を、20年以上にわたり描いてきた『ワイルド・スピード』シリーズ最新作。その最終章のはじまりを描く本作では、ジェイソン・モモア演じるシリーズ史上最も凶悪なヴィラン、ダンテが登場。さらに、謎に包まれた新キャラクター・テス(ブリー・ラーソン)、そして今作よりデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)がシリーズ本格復帰を果たす。オールブラックコーデのシックな出立ちで登場したディーゼルは「ここで感じるのは俺たちを四半世紀支えてきたファンの熱気なんだ。この瞬間を祝ってくれているのを感じる。何年間ファンなのかは関係ない。今作はさらに進化している終わりの始まりだと感じて貰えるだろう。シリーズは人生の一部だからほろ苦い思い出だね。でも幸運なことだ」と長年携わってきたシリーズが最終章に向かっていることを感慨深く話す。ヴィン・ディーゼルまた、“ファミリー“が何を意味するのかについて問われると「それは全てだ。僕たちを奮い立たせるものだ。このサーガ全体の生命力であり、それは僕たちがいなくなった後もずっと続くものだ。その意義や重要性を決して忘れてはいけない」と力強くコメント。さらに故ポール・ウォーカーの娘メドウ・ウォーカーが本作にカメオ出演してることに関しては、しばらく無言で涙ぐんだあと「メドウがここにいてくれて、父親を敬うためだけにカメオ出演してくれたというのは、運命としか言いようのないものにさらにレイヤー、色彩を加えるものだ」とワイスピシリーズとポールに対して謹み込めて語った。本作より初参戦となるブリー・ラーソンは、胸元に煌びやかなロザリオを身にまとったブラックドレス姿で登場。本作が公開を迎えることについての心境を聞かれると「とても嬉しいわ。そして光栄なの。この場所にいるということが、信じられないほどよ」と長年ファンだったシリーズへ出演できたことへの喜びを吐露。また、「本作はこれまでの23年間の素晴らしいストーリーテリングや、多くの人々に感動を与え、とても大切にされてきたキャラクターたちの集大成だと思うわ。だから、そのレガシーを継続し、尊重しながら、終結させる術であるのと同時に、新たなスタートでもあるの」とワイスピサーガについてもコメントした。ブリー・ラーソン前作から続いての出演となるジョン・シナは、ワインレッドのスーツにチェックのジャケット姿で登場すると「最高の気分だ。世界中の映画ファンがこの作品を気に入ってくれると、本当に思うんだ。この映画について話し始めることができるというだけでワクワクするし、人々に観てもらい、君たちも本作について話し始めるということに興奮しているよ」と思いの丈を話す。本作の魅力について問われると「このシリーズのファンで、これまでの作品を全て観てきた人なら、きっとすごく気にいるはずだ。これまでワイルド・スピードを全く観たことがなかった人も、全てのストーリーに追いつくことができるし、素晴らしい映画なので、劇場を出る時には『次はどうなるんだろう?』と話題になるだろう」と回答。そして「日本のワイルド・スピードファンのみなさん、今こそ、東京ドリフトだ!車、中でも日本車、そして皆さんの応援はワイルドスピードシリーズには欠かせないものだ。これまで応援してくれてありがとう!」と日本のファンだけに向けたコメントも。ジョン・シナベレー帽に透け感のあるセクシーな衣装という、彼女にしか着こなせないであろうゴージャスな姿で登場したシャーリーズ・セロンは、本作について「この映画だけでなく、本シリーズ全体のDNAと歩んできた道のりということだと本当に思うわ」とコメント。セロン演じる宿敵サイファーが本作でどのような影響を及ぼすかについては「彼女には全てを覆すというところが少しあって、それはいつもいいことだと思うの。彼女は物事をちょっとかき回すような人なのよね」と意味深な発言をした。シャーリーズ・セロンブラウンとブラックを基調としたワンピースに身を包んだミシェル・ロドリゲスは「23年という長い旅の、終焉の始まりをお届けするわ。いい作品に仕上がっているから、ぜひ楽しんでください!」と期待の高まるコメントを残した。ミシェル・ロドリゲスさらに、本作の予告編にも登場したローマでのバイクチェイスシーンの本編映像も公開。リトルノーバディ(スコット・イーストウッド)が、バイクを駆るダンテに後ろを取られ、装甲車にマグネット爆弾を張り付けられてしまう。ダンテをバイクで追うレティ(ミシェル・ロドリゲス)により、九死に一生を得るリトルノーバディ。レティは機転を利かせたバイクテクでダンテを追い続けるシーンとなっている。『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』本編映像【Letty Chases Dante】<作品情報>『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』5月19日(金) 全世界同時公開(C) Universal Studios. All Rights Reserved.関連リンク公式サイト::::
2023年05月15日ジャンフランコ・ロージ監督最新作『旅するローマ教皇』より、ティーザービジュアルが解禁された。本作は、『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』『国境の夜想曲』など、国際的評価の高い傑作を生みだしてきたドキュメンタリーの名匠ジャンフランコ・ロージ監督最新作。教皇フランシスコが、2013年、イタリア・ランペドゥーサ島を訪れる姿からはじまり、2022年、コロナ禍のマルタ共和国を訪問するまでを映し出す。この度解禁となったティーザービジュアルは、空のような青い背景に、ローマ教皇が手を振る後ろ姿が印象的なビジュアル。コピーには、「9年間、37回の旅、53か国を訪れたローマ教皇。旅先から見つめるわたしたちの世界は、それでも希望にあふれている」と添えられている。ローマ教皇が旅を通して見た世界はどういった景色だったのか…。地球を一周、約500時間分の膨大な記録映像と、監督撮りおろしの映像を交えながら紡ぎ、拍手で迎えられ笑顔を向ける姿だけでなく、じっと何かを考える姿や人々を見つめるまなざしをとらえながら、ローマ教皇の真の姿に迫る。『旅するローマ教皇』は2023年秋、Bunkamura ル・シネマ渋谷宮下、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2023年04月28日ローマ歌劇場によるオペラ『トスカ』が、2023年9月17日(日)に神奈川県民ホールで、9月21日(木)・24日(日)・26日(火)に東京文化会館で上演される。ローマ歌劇場のオペラ『トスカ』『トスカ』は、ローマで初演されたオペラ。ローマを舞台に、歌姫トスカと画家カヴァラドッシの愛と悲劇を描いた作品だ。巨匠フランコ・ゼッフィレッリの演出で今回上演される『トスカ』は、演出家のフランコ・ゼッフィレッリが2008年にローマ歌劇場のために作り上げたもの。荘厳な教会から重厚な内装の警視総監室、聖アンジェロ城での緊迫のフィナーレまで、巨匠フランコ・ゼッフィレッリの“美”へのこだわりが随所に散りばめられている。出演者は、トスカ役を十八番とするソニア・ヨンチェヴァをはじめ、日本公演のために現在望み得る最高のキャストが集結。トスカが命をかけて愛するカヴァラドッシ役は力強い美声を誇るヴィットリオ・グリゴーロ、迫力の悪役・スカルピア役は傑出したバリトンと定評をもつロマン・ブルデンコが務める。【詳細】オペラ『トスカ』指揮:ミケーレ・マリオッティ演出:フランコ・ゼッフィレッリ出演者(予定):ヴィットリオ・グリゴーロ、ソニア・ヨンチェヴァ、ロマン・ブルデンコ、ローマ歌劇場管弦楽団、ローマ歌劇場合唱団上演時間:約3時間(休憩2回含む)■神奈川県民ホール公演日:2023年9月17日(日)15:00住所:神奈川県横浜市中区山下町3-1■東京文化会館公演日:2023年9月21日(木)・24日(日)・26日(火) 15:00住所:東京都台東区上野公園5-45■チケット情報一般発売日:2023年4月21日(金)10:00~チケット料金:S 59,000円、A 52,000円、B 45,000円、C 37,000円、D 30,000円、E 20,000円NBSチケットセンター:TEL 03-3791-8888(平日10:00~16:00、土日祝休み)
2023年04月21日イタリア・ローマ(Rome)を代表するラグジュアリーブランド、フェンディ(FENDI)は、アルナルド・ポモドーロ財団(Fondazione Arnaldo Pomodoro)と共通の価値観を称えてパートナーシップを結び、2023年5月12日から10月1日まで、当メゾンが本拠を構えるローマの「イタリア文明宮(Palazzo della Civilta Italiana)」内で大規模なエキシビション「アルナルド・ポモドーロ展:文明の大いなる舞台(Arnaldo Pomodoro. Il Grande Teatro delle Civilta)」を開催します。Courtesy of FENDI同財団とフェンディとのコラボレーションは、両者の使命とビジョンが歴史遺産への敬意、芸術的言語の拡散と普及への注目、そしてサステナビリティとイノベーションに関する新たな協力の形を結びつける、戦略的パートナーシップの模範といえるものです。フェンディとアルナルド・ポモドーロ財団が出会ったのは、同財団の旧展示場であるミラノ(Milan)のソラーリ通り 35番地(35 Via Solari, Milan)に、当メゾンがミラノの本拠を構えた2013年のことでした。そこにはアルナルド・ポモドーロの代表作の1つである環境芸術作品、「迷宮への入り口 (Ingresso nel labirinto)」が収蔵されています。フェンディとのコラボレーションにより、同財団はこの作品を常に展示、一般公開することが可能です。アルナルド・ポモドーロ展会場 : フェンディ本社 - イタリア文明宮(Palazzo della Civiltà Italiana)住所 : Quadrato della Concordia, 3 00144 Rome, Italy開催期間 : 2023年5月12日(金)~10月1日(日)営業日時: 毎日午前10時~午後8時(8月15日(火)は休館)入場料 : 無料
2023年04月11日映画『旅するローマ教皇』が、2023年10月6日(金)に公開される。監督は、ドキュメンタリーの名匠ジャンフランコ・ロージ。ドキュメンタリーの名匠ジャンフランコ・ロージ監督作品ドキュメンタリー映画『旅するローマ教皇』は、『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』『国境の夜想曲』など、国際的評価の高い傑作を生みだしてきたドキュメンタリーの名匠ジャンフランコ・ロージ監督による作品だ。『旅するローマ教皇』の制作にあたり、ベースとなったのは、ジャンフランコ・ロージがローマ教皇の旅に同行した撮りおろし映像も含め、地球一周分、約800時間にわたる膨大なアーカイブ映像。圧倒的映像美により、愛に溢れたローマ教皇の真の姿に迫るドキュメンタリーに仕上げている。ローマ教皇フランシスコとはローマ教皇フランシスコは、2013年3月に行われた教皇選出のための選挙コンクラーベにて、第266代教皇に選ばれフランシスコと名乗るように。大のサッカー好きとしても知られ、明るく飾らない人柄が魅力だ。そのため、“庶民派教皇”や“ロックスター教皇”と呼ばれることもあり、多くの人々に親しまれている。ローマ教皇と共に53か国を旅する観客は、ローマ教皇と共に旅をする。映画『旅するローマ教皇』では、2013年のイタリア・ランペドゥーサ島を訪れる姿から始まり、2022年にマルタ共和国を訪問するまでを描く。ローマ教皇は、2013年から2021年にかけて37回、実に53か国を訪問。難民問題や紛争に苦しむ中東やアフリカ、アメリカでは平和について語り、イスラム教を国教とするアラブ首長国連邦、そして被爆地である日本を訪れる姿に加え、カトリック教会で起きた性的虐待について謝罪する姿を収めている。作中には、雨の中大勢の人の前で演説をしたり、教皇専用車“パパモビル”に乗って街をパレードしたりする姿などをも登場。「旅とは知的で精神的な修行だ」と語る教皇は、世界に蔓延る様々な問題に耳を傾け、人々と出会い、語る。教皇らしい姿だけでなく、明るく飾らない人間性も垣間見ることができるだろう。【作品詳細】映画『旅するローマ教皇』公開時期:2023年10月6日(金)監督・脚本:ジャンフランコ・ロージ配給:ビターズ・エンド原題:In Viaggio
2023年03月18日第79回ヴェネチア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門正式出品の『In Viaggio』(原題)が邦題『旅するローマ教皇』として今秋公開されることが決定した。『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』(13)ではドキュメンタリーで初めてヴェネチア国際映画祭金獅子賞を、『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』(16)ではベルリン国際映画祭金熊賞、ヨーロッパ映画アカデミー賞を受賞し、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にも選出、さらに『国境の夜想曲』(20)ではヴェネチア国際映画祭にて3冠を受賞するなど、次々とドキュメンタリーの傑作を生みだしてきたジャンフランコ・ロージ監督。これまで圧倒的映像美により世界を切り取ってきた監督による最新作は、地球を一周、約500時間分の膨大な記録映像と、監督撮りおろしの映像を交えながら紡いだ、ローマ教皇の真の姿に迫るドキュメンタリー。本作では、ローマ教皇が、2013年、イタリア・ランペドゥーサ島を訪れる姿からはじまり、2022年、コロナ禍のマルタ共和国を訪問するまでが描かれる。難民問題、紛争に苦しむ中東やアフリカのほか、アメリカでは平和について語り、イスラム教を国教とするアラブ首長国連邦、そして被爆地である日本を訪れる姿が収められている。また、カトリック教会で起きた性的虐待については謝罪する姿も。「旅とは知的で精神的な修行だ」という教皇は、世界各国へ自身が足を運び、市井の人々が住む場所で会い、彼らの生活や苦悩を直接学ぶことを大切にしており、笑顔で手を振るだけでなく、握手や触れ合い、直接話を聞くことを拒むことはない。様々な世界の問題に耳を傾け、出会い、語る教皇らしい姿だけでなく、本作では明るく飾らない人間性も垣間見ることができる。<ローマ教皇フランシスコについて>1936年、アルゼンチン生まれ。本名はホルヘ・マリオ・ベルゴリオ。2013年3月に行われたコンクラーベ(教皇選出のための選挙)にて、第266代教皇に選ばれ、フランシスコと名乗るようになる。史上初のアメリカ大陸出身のローマ教皇であり、日本にはじめてキリスト教を伝導したとされる聖フランシスコ・ザビエルと同じイエズス会から初めて選出された教皇でもある。大のサッカー好きで、明るく飾らない人柄が人気を集めており、“庶民派教皇”“ロックスター教皇”などと呼ばれることも。2019年11月には、ローマ教皇としては38年ぶりに日本を訪れ、長崎、広島で祈りを捧げたほか、東京ドームでは5万人を熱狂させた。『旅するローマ教皇』は2023年秋、Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2023年03月15日ブルガリ(BVLGARI)の「ローマ アモール」コレクションから、新作エンゲージメントリングとマリッジリングを紹介。愛の都“ローマ”にインスパイアされたリング「ローマ アモール」コレクションは、愛と情熱の街・ローマからインスピレーションを受けたブライダルジュエリーコレクション。センターにきらめく大粒のダイヤモンドと、プラチナのアームが特徴だ。そんな「ローマ アモール」の新作エンゲージメントリングは、美しいシルエットはそのままに、プラチナのアーム部分にパヴェダイアモンドをあしらったもの。センターのダイヤモンドがより一層輝くよう、こだわり抜かれた優美なデザインとなっている。ダイアモンドをリング内側にあしらった、マリッジリングにも注目だ。期間限定でブライダルフェアを開催なお、全国のブルガリショップでは、2023年2月4日(土)から3月12日(日)まで、ブライダルフェア「デザイン ユア ラブ」を開催。心に留まったダイヤモンドルースで、世界にひとつだけのオリジナルリングをつくるセミ・オーダーサービスを行う。セレクト可能なリングは、前述の「ローマ アモール」コレクションの新作エンゲージメントリングをはじめとする全9モデル。さらに、ブライダル商品の購入ギフトとして、ブルガリオリジナル婚姻届も用意する。【詳細】ブルガリ新作エンゲージメントリング、マリッジリング「ローマ アモール」※2023年1月現在発売中。価格:・エンゲージメントリング<ローマ アモール> 451,000円~/0.3ct ~・マリッジリング<ローマ アモール> 118,800円■ブライダルフェア「デザイン ユア ラブ」開催期間:2023年2月4日(土)~3月12日(日)開催場所:全国のブルガリショップブライダル商品購入特典-ブルガリオリジナル婚姻届をプレゼント【問い合わせ先】ブルガリ ジャパンTEL:03-6362-0100
2023年01月14日ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)は、2023年春の新作フレグランス「ボーン イン ローマ コーラル ファンタジー ドンナ オードパルファン」と「ボーン イン ローマ コーラル ファンタジー ウオモ オードトワレ」を、2023年2月17日(金)より発売する。ローマ生まれの香水に“夕暮れ”イメージの新作ヴァレンティノの故郷・ローマで生まれたフレグランス「ボーン イン ローマ」に、“ゴールデンアワー”から着想を得た新シリーズ「コーラル ファンタジー」が仲間入り。ローマの街が夕日に染まっていく瞬間を表現した、2種類のフレグランスが展開される。明るいフルーティフローラルの香り「ボーン イン ローマ コーラル ファンタジー ドンナ オードパルファン」は、センシュアルな余韻を残すフルーティフローラルの香り。オレンジやキウイのフレッシュノートに、ローズの華やかさやジャスミンの軽やかさを交えて、明るくモダンな香りを作り出した。力強いアンバーフルーティの香り一方「ボーン イン ローマ コーラル ファンタジー ウオモ オードトワレ」は、ウッディで力強いアンバーフルーティの香り。ジューシーなレッドアップルにアロマティックなセージをプラスし、最後はスモーキーなタバコアコードで奥深い余韻を残した。ビターで大人っぽい香調なので、メンズフレグランスとしてもおすすめだ。“ロックスタッズ”配したボトルデザインでいずれも、ヴァレンティノのアイコニックな“ロックスタッズ”にインスパイアされたボトルデザインを起用。10mLボトルはスタッズ部分がゴム製になっているため、割れる心配なく持ち運べるのが嬉しい。【詳細】ヴァレンティノ ビューティ 2023年春フレグランス発売日:2023年2月17日(金)価格:・「ボーン イン ローマ コーラル ファンタジー ドンナ オードパルファン」 10mL 4,950円、30mL 10,120円、50mL 15,070円、100mL 21,780円・「ボーン イン ローマ コーラル ファンタジー ウオモ オードトワレ」 50mL 11,440円、100mL 15,950円※100mLはファッションブティック限定。※すべて希望小売価格。【問い合わせ先】ヴァレンティノ ビューティTEL:0120-323-220受付時間:月~金 10:00~12:00, 13:00~17:00※土・日・祝・年末年始休
2022年12月11日イタリア・ローマ(Rome)を代表するラグジュアリーブランド フェンディ(FENDI)と、同地を本拠とする名門サッカークラブASローマは、去る6月、イタリア セリエAリーグ2022-2023、および2023-2024シーズンの選手の公式ワードローブ制作においてパートナーシップを締結したことを発表いたしました。この歴史的なパートナーシップの発表から数ヶ月後、ローマを拠点とする2つのブランドは、コラボレーションを更に強固なものにするため、海外への進出を果たし、その出発地として日本を選択しました。ジョゼ・モウリーニョ監督率いるASローマは、11月22日に東京に到着し、11月25日には豊田スタジアム(TOYOTA STADIUM)で名古屋グランパスとの対戦を控えています。そして、ツアー最終戦となる第2戦では11月28日に国立競技場で横浜F・マリノスと対戦します。フェンディは、アクセサリー、およびメンズウェア部門のアーティスティック ディレクターを務めるシルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)が、ブランドの伝統と革新のコードに則って比類なきクラフツマンシップを発揮し選手のために特別にデザインした公式ワードローブを提供しているだけでなく、11月24日にはフェンディ銀座店にてキックオフイベントを開催。両ブランドがルーツを根ざす永遠の都ローマと、日本の首都である東京の誇る現代的な魅力が、印象的に融合するでしょう。日本進出以来50年以上の歴史を持つフェンディは、ASローマが18年ぶりに日本に再上陸する絶好の舞台を提供することで、国際的なシーンにおける2つのブランドの絆が、更に強固なものになると期待しています。左から、ロレンツォ・ペッレグリーニ、ニコラ・ザレフスキ、パウロ・ディバラ、タミー・アブラハム■ビジュアル・動画 - 出演選手パウロ・ディバラ(Paulo Dybala)ロレンツォ・ペッレグリーニ(Lorenzo Pellegrini)ニコラ・ザレフスキ(Nicola Zalewski)タミー・アブラハム(Tammy Abraham)
2022年11月28日俳優・アーティストの山下智久がローマを訪れ「ブルガリ アルミニウム 空山基 限定モデル」を着用したビジュアルが、ブルガリのローマ コンドッティ本店とローマ市内を一望のもとに見渡せる美しい景観でその名を知られるジャニコロの丘で撮影され、 ブルガリの各種ソーシャルメディアで公開されました。「ブルガリ アルミニウム 空山基 限定モデル」は、時代を超越するイタリアンデザインの魅力とメカニカルの卓越性が見事に融合されたタイムピース「ブルガリ アルミニウム」と、ハイパーリアリズムアーティスト空山基氏の溢れるイマジネーションと才能が出会い形となったタイムピースです。過去と未来の双方が投影された彼の作品には、1930年代と1940年代の古典主義への憧憬、そして航空と自動車の分野における著しい機械的進歩が反映されています。公式YouTube:公式Instagram:公式 Facebook:公式LINEアカウント: BVLGARI「ブルガリ アルミニウム 空山基 限定モデル」品番:103703価格:40万7,000円(税込)ケース:径40mm、アルミニウム製ケース、ブラックのラバー製ベゼル、DLCコーテイングを施したチタン製ケースバック(SORAYAMAの刻印)、DLCコーテイングを施したチタン製リューズとクラウンダイヤル:レーザーエングレイビング加工の入ったダイヤル、時針および分針、3時位置に日付表示、SLN(スーパールミノバ)を塗布したアワーマーカームーブメント:B77機械式ムーブメント、自動巻き、時/分/秒/日付表示、毎時28,800振動(4Hz)パワーリザーブ:約42時間ブレスレット:ブラックのラバー製ブレスレット、アルミニウム製リンクとピンバックル防水性:100m防水世界限定数:1,000本 SORAYAMAとBVLGARIロゴの入ったアルミニウムケース入りお問い合わせ先:ブルガリ ジャパン03-6362-0100
2022年10月12日ドキュメンタリー映画『長崎の郵便配達』より、『ローマの休日』のモチーフとなったタウンゼンド大佐が京都を訪れた際の貴重な写真が公開された。元英空軍大佐で、戦時中にパイロットとして英雄となったピーター・タウンゼンド。退官後、英国王室に仕えた彼は、エリザベス女王の妹にあたるマーガレット王女と恋に落ち、1953年、「ハンサムな空の英雄」と「若く美しい王女」のロマンスという世紀のスクープに世界は賑わい、日本のマスコミも違わず彼の姿を躍起になって追いかけた。しかし、周囲の猛反対で2人は破局。この一連のエピソードはNetflixの人気ドラマ「ザ・クラウン」でも描かれている。その後、『ローマの休日』のジョー・ブラッドレーと同様にジャーナリストとなった彼は、傷ついた心を癒すべく、1956年10月から約一年半に渡り、世界一周の旅に出る。 そして1978年に取材で訪れた長崎で、16歳で郵便配達中に被爆し生涯をかけて核廃絶を世界に訴え続けた谷口稜曄(スミテル)さんに出会い、1984年にノンフィクション小説「THE POSTMAN OF NAGASAKI」を出版、今回の映画に繋がっていく。この度、世界中が知る悲恋の後、タウンゼンド氏が約65年前の1958年に京都を取材で訪れたときの写真を入手。 写真には、タウンゼンド氏があまりにも有名な破局後に、訪れた日本の京都でも多くのマスコミに囲まれる様子や、京都の旅館で畳の部屋で正座をし談笑する姿、平安神宮でドキュメンタリーの撮影クルーとリラックスする姿、愛用していたローライフレックスカメラを持ち歩き京都の市場でリンゴを買う姿、娘のイザベルさんが大好きだというバスで執筆をしている姿など貴重な様子が収められている。撮影は主に、マーガレット王女と破局した後、タウンゼンド氏の伴侶でありイザベルさんの母となる約20歳年下のマリー=ルース・タウンゼンドさんが行った。彼女との交際は、人気ドラマ「ザ・クラウン」にも、エピソードとして登場し、世界的に報道された。これらの写真は、タウンゼンド氏の書斎で娘のイザベルさんが映画の資料のためのボイスメモを探していた時に偶然に見つけたもの。見つけた時に「本当に感動しました。私もこの映画の撮影のために、長崎へ向かうということが分かっていたので、二重に偶然だと感じ、感動したのを覚えています」と奇跡的な偶然を、感慨深く話した。娘のイザベルさんもこの写真をすごく気に入っているそうで、家族でのちに京都旅行に行った際、「この場所、あの写真に映ってたな」と写真を見つけた当時をふり返ったそう。「核兵器」という言葉がリアルに響くいまこの時代こそ、平和の願いを誰かに“配達”してほしい。父から娘へのメッセージに心打たれる、珠玉のドキュメンタリーだ。『長崎の郵便配達』は8月5日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:長崎の郵便配達 2022年8月5日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開©️The Postman from Nagasaki Film Partners
2022年07月29日ヴァレンティノ(Valentino)はイタリア時間7月8日、メゾンのスタートの地であるローマにて、2022-23年秋冬オートクチュールコレクション「VALENTINO THE BEGINNING」を発表しました。美は調和から生まれます。押し付けられるものでも、従うものでも、ルールとして決められるものでもありません。美とは流儀であり、設立以来メゾン ヴァレンティノ(Maison Valentino)が取り入れている極めて重要なものです。このコレクションはヴァレンティノのクリエイティブ ディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリが思い描き、支持し、育んできた美という考え方を描写したものです。それは脇役ですらなかった登場人物を主役にするという、かつて軽視されていたアイデアを中心へと据え、不完全で基準を満たしていないと思われていたものの中から魅力を見出すということ。美の領域を広げるというアイデアです。すべてのスタートの地であるローマ、そしてそのローマに位置し、作り手の想いや物語を通じてクリエーションやアイデアが形を持った現実となるアトリエで、すべてが新しく生まれ変わります。流儀は何一つ変わっていません。アトリエの場所さえ変わっていません。しかし同時にすべてが変わってもいるのです。嗜好や感情が描く地図を辿り、瞬間やテーマ、色、素材、サイン、ラインの集積を通じてやりとりする創設者との対話。それはパーソナルな歴史との対話ともいえます。対話は自身の反映であり、さまざまな角度から自身を見つめることでもあります。結局のところ、同じものが再び巡ってくることはありません。それぞれの始まりは一度きりです。そしてそれぞれの始まりはアトリエによみがえり、そこでビジョンは実体のあるものへと作り変えられます。最初のアイデアを具現化した究極の場でであるファッションショー。ファッションは決して動きを止めません。ムーブメントはその真の次元であり、時空に影響されるものではありません。歴史が詰まった階段沿いに存在するひとつのムーブメント。それはほかのムーブメントやファッションのモーメントに反響し、階段のステップ一段一段を伝って、アトリエの一部となります。最終的な表現は、最初の構想をもとにしながらも、完全にその通りというわけでもありません。その違いの中にほかの新たな始まりがあり、感情以外の地図を持たない新たな旅へとつながっていくのです。
2022年07月11日ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)は、2022年秋のフレグランス「ボーン イン ローマ イエロー ドリーム ドンナ オードパルファン」と「ボーン イン ローマ イエロー ドリーム ウオモ オードトワレ」を2022年7月8日(金)より発売する。ローマ生まれのフレグランスに新作ヴァレンティノの故郷・ローマで生まれたフレグランス「ボーン イン ローマ」に、メンズ・ウィメンズ向けの2つの新しいフレグランスが仲間入りする。ウィメンズ向けの「ボーン イン ローマ イエロー ドリーム ドンナ オードパルファン」は、ピュアでエネルギッシュなフローラルムスクの香り。甘く官能的に広がるホワイトムスクを基調に、フレッシュなイタリアンレモン、柔らかなローズエッセンスなどを交えて、エッジの効いた香りを作り出した。一方、メンズ向けの「ボーン イン ローマ イエロー ドリーム ウオモ オードトワレ」は、心地よいオリエンタルスパイシーの香り。シナモン・カルダモン・ナツメグが織りなすジンジャーブレッドアコードに、シダーウッド&バニラをブレンドして、マンダリン&パイナップルでフレッシュな要素をプラスした。いずれのフレグランスも、ヴァレンティノのアイコニックな“ロックスタッズ”にインスパイアされたボトルデザインを起用している。【詳細】ヴァレンティノ ビューティ2022年秋フレグランス発売日:2022年7月8日(金)・ボーン イン ローマ イエロー ドリーム ドンナ オードパルファン 30mL 10,120円、50mL 14,850円、100mL 21,450円・ボーン イン ローマ イエロー ドリーム ウオモ オードトワレ 50mL 11,000円、100mL 15,400円※100mLはファッションブティックのみの取り扱い。【問い合わせ先】ヴァレンティノ ビューティTEL:0120-323-220受付時間:月~金 10:00~12:00, 13:00~17:00※土・日・祝・年末年始休
2022年07月02日ロバート・ダウニー監督による1969年製作の代表作『パトニー・スウォープ』デジタル・レストア・バージョンが、「レトロ・ムービー・デー」開幕記念として7月7日(木)午前10時、TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ梅田で上映されることが決定した。昨今、デジタル技術の発達により、フィルムからデジタルにリストアされた過去作が再上映されるケースが急激に増えている。旧作に関しては現在DVDだけでなく配信という選択もあるが、やはり劇場のスクリーンで見たいという観客は多く、今年になっても30本近い旧作が公開されている。「レトロ・ムービー・デー」では、1960~80年代の過去作の中から日本未公開作をピックアップ。海外での評価は高くてもなぜか日本では配給されることのなかった幻の作品を厳選しスクリーンで日本初お目見えさせるプロジェクトだ。息子であり、ハリウッドを代表する俳優であるダウニーJr.に「アメリカ映画界における真の異端児」と言わしめた、父ダウニー監督。『パトニー・スウォープ』は、彼自身の経験をもとに黒人のCMクリエーター、パトニー・スウォープを主人公にして、広告業界とアメリカの社会そのものの欺瞞と虚像をえぐった過激かつスタイリッシュな作品だ。アメリカン・ニューシネマの到来に沸く当時のアメリカ映画界において、時代の先駆者と称され観客たちを驚嘆させた本作が7月22日(金)より、渋谷ホワイトシネクイントを皮切りに順次全国公開となる。そして今回ダウニー監督の死から1年となる今年7月7日、本公開に先駆け特別上映が実現した。長らく幻の映画として知られてきた本作品だが、2016年に「ナショナル・フィルム・レジストリー」に選出されたことで新たに注目を浴びたという。さらに2019年にデジタル復元がなされた以後は全米映画ファンの間で「見なければいけない映画」の地位を獲得した。またダウニー監督はジム・ジャームッシュや、ポール・トーマス・アンダーソンなど多くの映画作家に影響を与えたことでも知られる。特にアンダーソンは本作品を最も影響を受けた作品のひとつに挙げている。7月1日(金)より日本公開される同監督の最新作『リコリス・ピザ』には「ロバート・ダウニーに捧ぐ」という献辞も贈られている。■イベント情報「レトロ・ムービー・デー’22開幕記念『パトニー・スウォープ』デジタル・レストア・バージョン特別上映」7月7日(木)10時~(1回限り上映)会場:東京・TOHOシネマズ日比谷 / 大阪・TOHOシネマズ梅田チケット:7月5日(火)0時 / シネマイレージ会員・7月4日(月)21時~各劇場HPにて料金:1,500円公式サイト:
2022年06月23日写真家・笠原秀信がイタリア周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第6弾・ローマ編(後編)をお届けします。第6弾の舞台はイタリア・ローマ市内イタリアの首都ローマは、古代ローマ帝国の時代から、ルネッサンス、バロック、現代と人類のあゆみをそのまま今に伝える永遠の都。キリスト教の総本山で独立国のヴァティカン市国(Citta’ del Vaticano)もローマ市内にあります。ローマの歴史地区、そしてヴァティカン市国はそれぞれ、世界遺産に登録されています。パンテオン (Pantheon) は、ローマ市内のマルス広場に建造された神殿。元々は、様々なローマ神を奉る万神殿でした。最初は紀元前25~27年頃には建設されたと言われています。その後火事で焼失してしまい、現在の姿は115~118年にかけて再建。建物は、深さ4.5mのローマン・コンクリート基礎の上部に直径43.2m の円堂と半球形のドームが載った構造で、壁面の厚さは6mに達しますが、高さによって材質を使い分けており、ドーム上部は凝灰岩と軽石を素材として用い、その厚さは1.5mに減じる。パンテオンの天井の穴 パンテオンの目(オルクス)と言われています。穴の直径は9m、雨も入ってきます。パンテオンの祭壇パンテオンの横側ローマ市内でも美しい広場として有名な「ナヴォーナ広場」。もともとは1世紀の古代ローマ時代に「ドミティアヌス競技場」としてつくられた経緯があり、フィールドの部分が現在も広場として使われているという、非常に長い歴史があります。中央にはオベリスク(記念碑)がそびえます。ナヴォーナ広場には3つの噴水があるのですが、その中でも強い存在感を放っているのが、中央に鎮座する「四大河の噴水」です。市内を歩くシスタースペイン広場イタリアの首都ローマの旧市街北部にある広場。かつてこの広場の近くにスペイン大使館があったことから、この名でよばれるようになりました。バルカッチャの噴水ローマの中心地では一番のショッピングゾーンとなっていることから、観光客だけでなくローマの人々も日常的に訪れます。なかなか手の届かない高級ブランド店が軒を連ねるコンドッティ通り(Via Condotti)をはじめとして、普通の店がたくさん見つけられるバブイーノ通り(Via del Babuino)やコルソ通り(Via del Corso)が交差していて、ウインドウ・ショッピングだけでも十分楽しめます。スペイン広場エリアは歴史と流行が混在し、昼間は人々の活気があふれ夜は落ち着いた雰囲気となります。スペイン階段映画「ローマの休日」の舞台として有名なスペイン階段。この階段には正式名称があって、Scalinata di Trinità dei Monti(スカリナータ・ディ・トリニタ・デイ・モンティ)といいます。階段は一番上まで135段続いていますが途中に広い踊り場がありますので少し休んで下の景色が眺めてもよいでしょう。登りきった所にももたれて下が見られるような柵があります。これらの場所からの眺めは最高で、特に夕日に染まったローマを眺めれば一生の思い出になるでしょう。移動販売車イタリアの白バイヴェネチア広場ローマの中心にありながら、なぜ「ヴェネツィア広場」と呼ばれているのは15世紀半ばに、ヴェネツィア出身の枢機卿ピエトロ・バルボによって建設されたこの宮殿は、当時は「バルボ宮殿」と呼ばれていました。彼はのちに、法王パウルス二世となります。一時期、ヴェネツィア共和国の大使館として使われていたため、「ヴェネツィア宮殿」が名称に。「ヴェネツィア宮殿」は、建設された当初は現在よりも規模が大きく、カンピドーリオ方面にもう一つ小宮殿がつながっている様式でした。この小宮殿は、「記念堂」の建設の際に広場の南西に移動。しかし、広大な敷地を誇った「ヴェネツィア宮殿」があった場所、としてその名が残ったのです。観光用馬車サンタ・マリア・ディ・ロレート教会ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂現在の「ヴェネツィア広場」は、1885年から1911年にかけて作られました。「国父」と仰がれたイタリア国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世の功績を称えるため、息子のウンベルト一世によって建設。市内の花屋市内の売店サンタンジェロ城イタリアの首都ローマ市内を流れるティベレ川右岸にある円形の要塞。城の頂上に、16世紀のラファエッロ・ダ・モンテルーポ作の大天使ミカエルの大理石像が建っています。ローマ市内唯一の城塞で、バチカンのサンピエトロ大聖堂から徒歩圏内にある。もともとは135年に、ローマ帝国のハドリアヌス帝が自身の霊廟(れいびょう)として建設を開始し、4年後の139年に完成した建物だが、のちに軍事施設に変わり、14世紀ごろになるとローマ教皇の要塞や監獄として使われるようになりました。1527年、神聖ローマ皇帝カール5世のローマ侵攻の際には、教皇クレメンス7世はこの城に立て篭もって抵抗しました。また、地動説を唱えた哲学者・天文学者のジョルダノ・ブルーノ(1548~1600年)は、火刑に処せられる前の7年間、この城塞に幽閉された。現在、この城塞は軍事博物館(国立サンタンジェロ城博物館)になっています。次回はバチカン市国に続きます!バチカン市国 – サン・ピエトロ寺院コロナ流行りで世の中のリモート化が急速に進んだ一方、誰かとの他愛もない会話だったり、道端の花を愛でる時間だったり、アナログとして大事にしなければならないものが確かにある。そんな思いが交錯するかのような道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。「THE ROAD - in Roma (後編)」 : Hidenobu Kasahara
2022年05月30日故ロバート・ダウニーの代表作である1969年製作の映画『パトニー・スウォープ』が、7月22日(金)より日本初公開となることが決定した。2021年7月7日85歳でこの世を去ったダウニー。息子でありハリウッドを代表するスター俳優ダウニー・Jr.は父の死に際し、ハリウッドに組みせずあくまでインディペンデント映画にこだわった父親について「彼はアメリカ映画界における偉大なる真の異端児だった」と語った。それから約1年となる今年7月、『パトニー・スウォープ』の日本初公開が決定。長らく幻の映画として知られてきた本作だが、全米で新たに注目を浴びるきっかけとなったのは、2016年に ナショナル・フィルム・レジストリーに選出され、その後マーティン・スコセッシが設立したフィルム・ファンデーションとアカデミーフィルムアーカイブによって2019年にデジタル復元がなされたことによる。以後、本作は全米映画ファンの間で「見なければいけない映画」の地位を獲得した。『パトニー・スウォープ』はジム・ジャームッシュやポール・トーマス・アンダーソンなど多くの映画作家に影響を与えた。特にアンダーソンは本作品を最も影響を受けた作品の一つに挙げ、『ブギーナイツ』でドン・チードルが演じるバック・スウォープというキャラクターを創造し本作へのオマージュとしている。また、ダウニーを役者として『ブギーナイツ』『マグノリア』で起用。第94回アカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞3部門にノミネートされ7月1日(金)日本公開されるアンダーソン最新作『リコリス・ピザ』は「ロバート・ダウニーに捧ぐ」という献辞で終わり、いま改めてダウニーはその存在感を増している。舞台は1960年代のニューヨーク。マディソン・アヴェニューの名門広告会社の創業者が突然亡くなり、会社の唯一の黒人役員(といっても楽曲担当)であるパトニー・スウォープが予想外の結果によって新社長に選出される。早速、スウォープは会社の名前をTruth &Soulに変更し、ほぼすべての白人役員を解雇。破壊的で奇抜だが、悪趣味ともいえる広告キャンペーンは次々とヒット商品を生み出し、会社は新たな成功へと飛躍する中、何とスウォープは国家安全保障への脅威であるとして、アメリカ大統領ミミオの陰謀に巻き込まれることになる。1969年の全米公開時『パトニー・スウォープ』は、過激なユーモアと奇抜な映像と音楽で世の中のあらゆる欺瞞を風刺する時代の先駆者そのもののであった。ポスターが刺激的すぎるとして、各地の映画館で掲載拒否運動が起こったというエピソードがあり、「最も悪意に満ちた悪徳の映画」(デイリー・ニューズ)と酷評される一方、ジェーン・フォンダがテレビで「『イージー・ライダー』も凄いけどもう一本見るべき映画が『パトニー・スォープ』」と語るなど、評価は真二つ。アメリカン・ニューシネマの到来に沸くアメリカ映画界においてさえも、『パトニー』の時代の先を行き過ぎた映像感覚と内容の過激さは人々を驚嘆させた。それから50年の時を経て、BLM(ブラック・ライブズ・マター)運動などが声高に叫ばれる現代にその先見性をどのように見るか。『パトニー・スウォープ』は2022年の今、まさにタイムリーな作品である。映画は7月22日(金)より渋谷ホワイトシネクイントにて公開。その後、順次全国でも公開される予定だ。【作品情報】『「パトニー・スウォープ」-デジタル・レストア・バージョン-』原題:Putney Swope1969年/ アメリカ映画 / 上映時間 85分 / 白黒・カラー監督:ロバート・ダウニー/主演:アーノルド・ジョンソン提供:RIPPLE V 、3DAP Japan LLC配給:RIPPLE V公式ホームページ:
2022年05月26日写真家・笠原秀信がイタリア周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第5弾・ローマ編(前編)をお届けします。第5弾の舞台はイタリア・ローマ – 「コロッセオ & フォロ・ロマーノ」コロッセオは西暦 80 年に建てられたローマ帝国最大の円形劇場。今もその姿から当時の迫力と熱狂が鮮やかに蘇ります。バチカン市国の南東 20 分。有名な剣闘士 (グラディエーター) が死闘を尽くし、野獣狩り、猛獣との戦闘が行われた場所です。広大なアリーナを巡るガイド付きツアーもあり、競技場では、猛獣が運ばれたトンネルや通路を通り、剣闘士の地下房に入ることができます。小さな展示室では、コロッセオの長い歴史と現在進行中の復元作業について知ることができます。コロッセオの構造は、地下、アリーナ、そして全4階の観客席となっています。まずはアリーナから。ここはまさに、見世物としての闘いが行われていた場所。現在この部分はほとんどが壊れていますが、一部半月型に再現されたアリーナを見ることができます。当時のローマ市民にとって一番の娯楽はコロッセオでの刺激的な見世物、つまりそこで起こる「流血や死」でした。数々の映画の題材にも使われていますね。ヴェスパシアヌス帝は、市民をこのような斬新な娯楽に没頭させ続けることで、反乱を抑える効果があると踏んだのです。プログラムは午前中が猛獣と剣闘士との闘い、昼には罪人の処刑が行われ、午後はメインとなる剣闘士同士の闘いとなります。年間数千人もの剣闘士が、ここで命を落としました。アリーナの地面が壊れてしまっているため分かりづらいかもしれませんが、コロッセオの中心部で剥き出しになっている部分が、本来の地下です。地下の詳しい構造は予約制の特別ガイドにて見学することができますが、実はこの地下の仕組みこそがコロッセオの醍醐味。ぜひ見て欲しい部分です。かつて地下には猛獣たちの檻、剣闘士たちの待機場所がありました。そして、人々を楽しませるべく生み出された驚くべき仕掛けは、地下から猛獣や剣闘士をアリーナにせり上げる仕組みです。ゾウやライオンなど巨大な猛獣の入った檻を地上に持ち上げる巻き上げ機、剣闘士を登場させる跳ね上げ式の出入り口など、なんと80機もの大掛かりな機械が仕組まれていました。地下からせり上げられ登場する猛獣や剣闘士の姿に、人々は興奮し熱狂したといいます。現代のスポーツでは、選手たちは通路を通って登場しますが、2000年も前の剣闘士や猛獣たちの登場の方が、もしかするとより洗練された演出だったのかもしれません。そして、コロッセオの観客席は1階から4階に、アリーナをぐるりと囲むように配置されています。アリーナ部分と観客席の長径、短径の比率などには、なんと現代とほぼ同じ技術が使われているのだそうです。我々がコンピューターを使って計算、設計しているものを当時はすべて人力で行っていたこと、既にこのような高度な技術を習得していたことには、ただただ驚かされます。後にローマ帝国の皇帝となるコンスタンティヌス1世が、312年に「ミルウィウス橋の戦い」と呼ばれる戦争に勝利しました。これを記念して315年に作られたのが、「コンスタンティヌスの凱旋門」です。当時のローマは分裂状態(分担統治)にあり、この戦いをもってコンスタンティヌス1世は、以降ローマ帝国の再統一を進めることとなります。凱旋門を彩るレリーフは、実はこの門が建造される前から存在し、後に移設されたものがあるとされています。たとえば、最上層にある8枚のレリーフは、176年に建設されたマルクス・アウレリウス・アントニヌス帝の凱旋門から移設されたそうです。このためなのか、レリーフに描かれている内容「ミルウィウス橋の戦い」に統一されているわけではなく、時代がバラバラ。最上部の8枚は162年~180年の「マルコマンニ戦争」を描いており、中央通路側面の4枚は101年~106年の「ダキア戦争」が描かれている、という具合です。フォロ・ロマーノティトゥスの凱旋門フォロ・ロマーノは、紀元前6世紀から紀元3世紀まで、古代ローマの政治・経済・商業の中心地として栄えました。元老院が置かれたクーリア、セベルス帝の凱旋門、バシリカユリア(ユリウスのバシリカ)、サトゥルヌスの神殿、ウェスタの神殿などなど、修復・再建されたものも含め多数の遺跡があります。1980年、「ローマ歴史地区、教皇領とサンパオロフォーリ‐レ‐ムーラ大聖堂」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。ドムス フラヴィアフォカス帝の記念柱カストルとポルックスの神殿アントニヌス・ピウス帝とファウスティーナの神殿カストルとポルックスの神殿サトゥルヌスの神殿サンティ・ルカ・エ・マルティナ聖堂コロナ流行りで世の中のリモート化が急速に進んだ一方、誰かとの他愛もない会話だったり、道端の花を愛でる時間だったり、アナログとして大事にしなければならないものが確かにある。そんな思いが交錯するかのような道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。>後編(ローマ市街編)につづく *近日公開予定「THE ROAD - in Roma (前編)」 : Hidenobu Kasahara
2022年05月13日