ベーシスト・ボーカリスト、ドラマ―としても活動する米出身のローレンス・ダニエルズさんが2日、都内の自宅で亡くなったことが、わかった。62歳。『ORICON NEWS』の取材に日本でマネジメントを手掛けるスフィアの岩本直美代表取締役が対応した。死因については現時点では不明。岩本氏は「結果が出るまでに時間がかかる」と説明しつつ、医師から肺血栓の疑いがあったと説明を受けたたという。予定していた公演は未発表も含め多数あり、現在調整中。三代目 J Soul Brothersの今市隆二の台湾でのソロ公演が6日に予定されており、訃報を受けた今市は自身のインスタグラムで悲しみをつづった。ローレンス・ダニエルズさんは、音楽好きな家族や教会のゴスペルの影響で、幼少の頃より歌うことは生活の一部として育った。日本における主な共演アーティストは、AI、平井堅、倖田來未、JUJU、JASMINE、Chemistry、安室奈美恵、一青窈 など多彩。最近では、.ENDRECHERI.、ISSA、TiU、今市、KAZUKIなどのライブに参加した。
2024年10月04日ジェニファー・ローレンスとロバート・パティンソンが新作映画で共演することになった。タイトルは『Die, My Love』。田舎に住む精神の病を抱えた女性が主人公のスリラーということしかわかっていない。パティンソンが演じるキャラクターも不明。監督は、『少年は残酷な弓を射る』のリン・ラムジー。プロデューサーにはマーティン・スコセッシも名を連ねる。ローレンスの最近作は、『マディのおしごと恋の手ほどき始めます』。パティンソンの次回作は、来年1月北米公開予定の『Mickey 17』。監督はポン・ジュノ、共演はマーク・ラファロ、スティーブン・ユァンら。文=猿渡由紀
2024年07月24日ジェニファー・ローレンスが『Why Don’t You Love Me?』に主演することになった。2023年に出版された、ポール・B・レイニーによるグラフィックノベルの映画化作品。結婚生活に問題を抱えている夫婦が、自分たちが見ている現実のどこかがおかしいと気づき始めるという物語らしい。ローレンスはプロデューサーも兼任する。製作、北米配給はA24。ローレンスの最近作は、コメディ映画『マディのおしごと恋の手ほどき始めます』。文=猿渡由紀
2024年07月10日アンドリュー・スコットが主演をつとめ、2024年ローレンス・オリヴィエ賞の演劇部門リバイバル賞と主演男優賞にノミネートされているNTLive2024の新作第2弾「ワーニャ」から、場面写真とリハーサル中のメイキング写真が到着した。NTLive2024シーズンの新作第2弾「ワーニャ」は、チェーホフによる人気の古典を、ローレンス・オリヴィエ賞やトニー賞の受賞脚本家サイモン・スティーヴンス(「夜中に犬に起こった奇妙な事件」)がひとり芝居に仕立て、NTLive「プレゼント・ラフター」やドラマ「Fleabag フリーバッグ」「SHERLOCK/シャーロック」などで人気のアンドリュー・スコットが主演。5月24日(金)から劇場で上映されるのは、イギリスのデューク・オブ・ヨーク劇場にて収録されたもの。演出はスクリーン・インターナショナル・スター・オブ・トゥモローに選ばれた注目の才能、サム・イェーツ。演劇界では各地で毎年上演されている「ワーニャ伯父さん」が新たに生まれ変わり、現地時間4月14日(日)にイギリスのロイヤル・アルバート・ホールで授賞式が開催されるローレンス・オリヴィエ賞にて演劇部門リバイバル賞と主演男優賞にノミネートされている。すでに本作には「アンドリュー・スコットの一人芝居の演技はベスト・オブ・ザ・イヤーだ」(iNews)、「マスタークラス!」(Evening Standard)、「文句なしに最高の演劇」(Broadway World)、「アンドリューに魅了される」(Telegraph)などの声が寄せられている。ナショナル・シアター・ライブ「ワーニャ」は5月24日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月12日グラフを代表するジュエリーコレクションである“ローレンス グラフ シグネチャー”に、洗練されたスタッカブルな新作バングルがラインアップしました。自分だけのシグネチャースタイルを表現するのに最適なバングルは、ホワイトゴールド、ピンクゴールド、イエローゴールドの3種類がそろいます。ファセットを施したクリーンでミニマルな印象が際立つメタルのデザインと、極上の輝きを放つパヴェダイヤモンドをあしらったダイヤモンドバージョンから選べます。Courtesy of GRAFF“ローレンス グラフ シグネチャー”は、ブランド創業者 兼 現会長のローレンス・グラフが数多くの歴史的ダイヤモンドをカット&ポリッシュしてきたレガシーに敬意を込めたコレクション。「21世紀のキング オブ ダイヤモンド」と呼ばれるローレンス・グラフの持つ豊富な専門知識と豊かな経験、そしてダイヤモンドを見極める生まれながらの才能を祝し誕生しました。ジェンダーレスなスタイルの“ローレンス グラフ シグネチャー”は、ダイナミックかつ革新的なデザインを好む方へ向けたコレクションです。バングルの他、ペンダント、フープイヤリング、リングなどがラインナップし、洗練されたメタルや極上のダイヤモンドがモダンに輝く幅広いアイテムがそろいます。Courtesy of GRAFFグラフCEO、フランソワ・グラフは「 “ローレンス グラフ シグネチャー”は、ブランドがこれまでの歴史の中で成し遂げてきたレガシーと、我々が手掛けてきた歴史的ダイヤモンドを体現するコレクションです。私たちはすべてのダイヤモンドに敬意を表し、私たちの手を経たダイヤモンドが紡いでゆく新たな歴史を見守っています。」とコメントしています。Courtesy of GRAFFまた、グラフのデザインディレクター、アン-エヴァ ジェフロワは「グラフはブランドの歴史を通して類稀なるダイヤモンドを手掛けてきたことで知られています。我々は常に未来に目を向けながらも、グラフのジュエリーヒストリーやデザインに息づくDNAに敬意を表しコレクションをクリエイトしています。“ローレンス グラフ シグネチャー“は、極上のダイヤモンドのファセットが生み出す眩い美しさを讃え、自由なコーディネートで自分だけのシグネチャースタイルを表現できるようデザインされたコンテンポラリーなジュエリーコレクションです。」と語っています。新作バングルは、モデルのリアン・ヴァン・ロンパエイとシシン・ホアンを起用した印象的なキャンペーンと共にローンチ。スタイリングはヴォーグ・パリの編集者であったエマニュエル・アルトが担当し、フランスのコートダジュールに位置する伝説のヴィラ「ヴィラ・ラ・ヴィジ」にてミカエル・ヤンソンにより撮影されました。ホワイトゴールド、ピンクゴールド、イエローゴールドのメタルに施されたファセットがグラフの象徴であるダイヤモンドを表現すると共に、コンテンポラリーかつ立体感に溢れた輝きを放ち、スタッカブルなアイテムが揃う“ローレンス グラフ シグネチャー“ 。自分だけのシグネチャースタイルを表現する唯一無二のジュエリーコレクションとして、無限のコーディネートが楽しめます。グラフでは“ローレンス グラフ シグネチャー”新作バングルの発売を記念して、全国のグラフサロンにて3月20日~4月14日の日程でインストアイベントを開催。各サロンでは新作バングルの他、 “ローレンス グラフ シグネチャー”の人気アイテムのコーディネートを試せます。“ローレンス グラフ シグネチャー” インストアイベント<会期:2024年3月20日(水)~4月14日(日)>グラフ 銀座本店 TEL 03-6228-7732グラフ 心斎橋店 TEL 06-6786-8610グラフ 伊勢丹新宿店 TEL 03-6457-8633グラフ 日本橋三越店 TEL 03-3510-0020グラフ 高島屋日本橋店 TEL 03-3275-3060グラフ 横浜高島屋店 TEL 045-534-9940グラフ ジェイアール名古屋タカシマヤ店 TEL 052-566-3802グラフ 阪急うめだ店 TEL 06-6313-0480グラフ 高島屋大阪店 TEL 06-4397-0130グラフ 岩田屋店 TEL 092-739-6680“ローレンス グラフ シグネチャー” ポップアップイベント会期:4月3日(水) ~ 9日(火) 開催場所:伊勢丹新宿店本館1階ザ・ステージ会期:5月1日(水) ~ 7日(火) 開催場所:銀座三越本館1階ザ・ステージ会期:5月9日(木) ~ 14日(火) 開催場所:ジェイアール名古屋タカシマヤ3階ローズパティオ会期:7月10日(水) ~ 16日(火) 開催場所:阪急うめだ本店1階コトコトステージ11■グラフについてロンドン、ニューボンドストリートに本店を構える究極のダイヤモンドジュエラー「グラフ」は、大粒かつ極上のダイヤモンドのみを扱うハイジュエラーとして世界にその名を知られています。創業者 兼 現会長のローレンス・グラフOBEは「21世紀のキング オブ ダイヤモンド」の異名のとおり、ダイヤモンドを見極める天賦の才とビジネスセンスを持ち合わせ、1960年にグラフを創業すると王族を始めとする大富豪や石油王など一流の顧客の信頼を得て、この世のものとは思えない極上のジュエリーの数々を手がけてきました。現在ではフランソワ・グラフCEOのもと、世界に60店舗あまりを展開。原石の買い付けからカッティング、研磨、ジュエリー制作に至るまで一貫して自社で手掛ける真のダイヤモンドカンパニーとして、現在日本国内では10店舗にて日常使いのアイテムから、ブライダルコレクション、ハイジュエリーに至るまで幅広く展開しています。お問い合わせ:グラフダイヤモンズジャパン クライアントサービス0120-663-687
2024年03月21日主演・佐藤隆太、演出・長塚圭史で、ローレンス・オリヴィエ賞ベストリバイバル賞をはじめ4部門ノミネートを果たした舞台「『GOOD』-善き人-」が上演されることが決定した。本作はローレンス・オリヴィエ賞受賞演出家のドミニク・クックがC・P・テイラーの戯曲をリバイバル上演した話題作。ローレンス・オリヴィエ賞ベストリバイバル賞をはじめ4部門ノミネートされ、イギリス演劇界で話題となった。物語の舞台はヒトラー独裁が進む1930年代のドイツ。善良で知的なジョン・ハルダー教授は過去に書いた論文を読んだヒトラーに気に入られ、自身の意図とは関係なくナチスに取り込まれてしまい人生が一変してしまう…。自身が生き残るために、ユダヤ人の親友を裏切り、変わっていくハルダー。私たちは同じ立場に立ったとき、果たして“善き人”でいられるのか。いまを生きる私たちへの警告として、新たな解釈で再構築する。今回の演出は、1996年「阿佐ヶ谷スパイダース」を結成し、2004年・第55回芸術選奨文部科学大臣新人賞、2006年・第14回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞など受賞歴多数、作・演出・出演の三役を担い、KAAT神奈川芸術劇場芸術監督に就任した長塚圭史。長塚圭史ジョン・ハルダー教授役を務めるのは、NHK大河ドラマ「どうする家康」や一人芝居「エブリ・ブリリアント・シング~ありとあらゆるステキなこと~」、映画『シャイロックの子供たち』などの作品に出演する傍ら、「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」などバラエティ番組のMCなど俳優業に留まらず多彩な活躍をみせ、2024年には俳優歴25年を迎える佐藤隆太。佐藤隆太共演には、多数の映画やドラマに出演し、映画『マークスの山』や『CURE』などでの演技で日本アカデミー賞をはじめとした数々の映画賞も受賞、圧倒的な演技力で声優、ナレーターなど幅広く活躍している萩原聖人。映画『愛を乞うひと』にて第22回日本アカデミー賞新人賞・助演女優賞を受賞し、ドラマ「警視庁アウトサイダー」、舞台「サメと泳ぐ」「After Life」などに出演し、今年2月には出演映画『身代わり忠臣蔵』の公開が控える野波麻帆。映画『ソロモンの偽証』で主演デビューし、第39回日本アカデミー賞新人俳優賞など数々の映画賞を受賞、近年はNHK連続テレビ小説「ひよっこ」、NHK大河ドラマ「青天を衝け」などに出演し、ドラマ「グレイトギフト」への出演を控える藤野涼子。舞台「ドン・カルロス」、MUSICAL SHOW「日劇前で逢いましょう~昭和みたいな恋をしよう~」、ドラマ「ただ離婚してないだけ」などに出演し近年活躍の場を広げている「少年忍者」の北川拓実。舞台「リチャード二世」「ミセス・クライン」にて第28回読売演劇大賞と優秀女優賞受賞、「リチャード三世」「THAT FACE その顔」にて、第47回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞し、近年では舞台「エンジェルス・イン・アメリカ」などに出演、2月には舞台「夜は昼の母」への出演を控える那須佐代子など、実力と人気を兼ね備えた俳優たちが結集した。演出・キャストよりコメント到着演出:長塚圭史善悪の見極めは難しい。時代や歴史によって更新されていくからです。それでも見誤ってはならないものがあります。けれどわかっていても、見誤ってしまうことがあります。抗い難き人間の弱さによるものかもしれませんし、それこそが身を守る手段なのかもしれません。ヒトラー政権下のドイツで、善良で理知的な中年男ハルダーと彼を取り囲む人々の行方を前に、私たちは「もしも自分ならどうしていただろう」と問い続けずにはいられません。独裁政権下の善良な市民たちの心理を生々しく描く追想劇を、素晴らしいキャスト・ミュージシャン、スタッフの皆様とお送りします。劇場でお待ちしております。佐藤隆太芝居を初めてから25年という月日が経とうとしています。昨年は一人芝居で全国各地を回り、沢山のお客様との出会いがありました。人との距離をとらざるを得なかったこの数年を経験した事もあり、みなさんと直接繋がることができる舞台に対して、今まで以上に豊かさを感じ、そこに立ち続けたいという欲が強くなっています。そんな中、本作のお話をいただきました。独裁政権下において、一人一人がそれぞれの状況で何を守ろうとして生きるのか。正義とは?そしてその先には何があるのか。自分にも問いながら台本を読みました。ひとつひとつの台詞を落とし込むことも一筋縄ではいかない難解な戯曲です。ですが、覚悟を持って飛び込みたいと思います。長塚さんの指揮のもと、素晴らしい共演者の皆さんと共に悩み、もがき、それ自体を楽しみながら作り上げていきたいです。重たいテーマを扱っている作品ですが、生バンドあり、歌ありと様々な要素が融合して織りなす舞台です。劇場で皆さんとお会いできることを楽しみにしています。萩原聖人人が人である限り繰り返される事。本当にそれは昔も今も何も変わらないように思います。変えたくても変えられない。変わりたくても変われない。この作品を通してカンパニーの皆様とそれぞれのGOODを探していけたらと思っています。野波麻帆いつか圭史さん演出の舞台に立ちたいと思い続けて20年。お声をかけて頂き飛び上がる気持ちの中送られてきた台本は、ナチス政権下のドイツが背景。人間の善悪を問うなんとも難解な戯曲作品でした。ああ大変だ。怖い。今の正直な気持ちです。でも私が舞台に立つ1つの理由は、作品と対話を重ねながら皆で掘り下げ深めていける時間が余りにも幸せであることです。隠していた無意識の悪意すらも丸裸にされる覚悟をもって全身全霊で挑みたいと思います。お稽古がとても楽しみです。藤野涼子ナショナル・シアター・ライブ2023「善き人」の上映を観に行こうと予定していたところに、この作品に出演しないかとお話を頂き、その偶然に驚きました。タイミングや選択には何かしら理由や意味があると!もし私自身がこの作品の世界の真ん中に放り込まれたら…果たして「善き人」でいられるのか?私が演じる「アン」の選択はこの世界にどう映るのか?先輩たちの胸をお借りして、思い切り楽しんで、この作品に参加したいと思います。北川拓実今回、事務官/伝令/ボック役を演じさせていただく北川拓実です。「GOOD」への出演が決まり豪華なキャストの皆さんと、この戯曲を一緒に作り上げること、新たな役柄でこの作品の中で生きられることに喜びを感じています。僕個人としては20歳になって初のお芝居となります。今までの舞台や演劇の経験を糧に、この作品を通して更に成長できるよう稽古から全力で向き合っていきたいと思っています。那須佐代子誰もが自分もこうなってしまう可能性を感じる。それがこの「GOOD」の恐ろしさだと思います。皆幸せに生きていきたいし、安心安全でいたい。そういう当たり前に思える保身から、悪気もないままに辿り着いてしまった惨禍。それは現在に至るまで連綿と続いている闘争であり、決して過去の話、他人事とは思えません。この作品は展開もスピーディーで目まぐるしくシーンが変わるのでチームワークが大切になってくると思います。長塚さんの演出、共演の皆様も初めましての方ばかりで緊張しますが、早く皆さんと仲良くなり、座組み一丸となってこの骨太な作品にガッツリ取り組んでいきたいと思っています。「『GOOD』-善き人-」は4月6日(土)~21日(日)世田谷パブリックシアターにて、4月27日(土)~28日(日)兵庫県立芸術文化センター阪急 中ホールにて上演。(シネマカフェ編集部)
2024年01月09日ジェニファー・ローレンス主演のコメディ『マディのおしごと恋の手ほどき始めます』や『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』を抑え、週末3日間の北米興行収入ランキング1位を獲得した最恐ホラー『インシディアス赤い扉』、「ロキ」シリーズのオーウェン・ウィルソン主演『カールの絵画教室』、ジェーン・フォンダとリリー・トムリンの「グレイス&フランキー」コンビが再集結した『ムービング・オン2人の殺人計画!?』と名優たちが出演する日本劇場未公開の4作品が、10月11日(水)よりデジタル配信開始。この度、『マディのおしごと 恋の手ほどき始めます』の日本語吹替版本編の冒頭映像と、『インシディアス 赤い扉』の日本語吹替版本編の一部が初公開された。『マディのおしごと恋の手ほどき始めます』ソニー・ピクチャーズの公式YouTubeで日本語吹替版の本編冒頭が初公開された『マディのおしごと恋の手ほどき始めます』は、『ハンガー・ゲーム』シリーズや『ドント・ルック・アップ』などの人気俳優ジェニファー・ローレンスが主演を務めた、『グッド・ボーイズ』ジーン・スタプニツキー監督によるコメディ映画。ジェニファーが演じたのは、税金未納が原因でUber運転手であるにもかかわらず車を差し押さえられ、家まで失いかけてしまうマディ。困り果てていた彼女は、「内気な19歳のパーシーのデート相手となり、彼が大学に行くまでに殻を破らせる」という過保護な両親が出した求人広告を見つけ、応募することに。しかし、パーシーは不器用で奥手なため、マディがあの手この手で誘うものの思うようには事が運ばないまま、タイムリミットが迫り…。また、ダブル主演でパーシー役を務めたのは、「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」に出演の新進気鋭俳優アンドリュー・バース・フェルドマン。日本語吹替版では、「鬼滅の刃 遊郭編」で堕姫を演じた人気声優の沢城みゆきがマディ役を、2021年に声優アワード新人男優賞を受賞した佐藤元がパーシー役を務めている。公開された本編では、税金未納により車を差し押さえられてしまったマディが、やむを得ずローラースケートで仕事場へ向かう姿や、その道中で見つけた自身の車を取り返そうとして大騒ぎになってしまうシーンなど、冒頭から破天荒なドタバタ劇が展開されている。『インシディアス赤い扉』日本語吹替版本編の一部が公開された『インシディアス赤い扉』は、大人気ホラー『インシディアス』シリーズの5作目でオリジナルキャストが再集結、ジョシュ・ランバート役のパトリック・ウィルソンが自ら監督にも初挑戦した最新作。アカデミー賞作品賞にノミネートされた『セッション』『ゲット・アウト』のジェイソン・ブラム、『ソウ』のジェームズ・ワン、リー・ワネルらが製作を務め、週末3日間の北米での興行収入ランキングでは『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』を抑え、1位を獲得した。ランバート家の物語の最終章を描く本作では、1作目から描かれてきた“赤い扉”の真実が遂に明らかに。舞台は『インシディアス第2章』のおぞましい事件から10年。ランバート家の長男のダルトンは大学へ進学し、学生生活を送っていたが、再び悪霊の影が迫り怪奇現象に襲われる。一家に取り憑く者たちを永遠に葬り去るべく、ダルトンと父親のジョシュはこれまで以上に深く“向こう側”へと入り込むが、“赤い扉”の向こうには一家の暗い過去と新たな恐怖が待ち構えていた…。公開された本編では、ダルトンが大学に通うシーンから始まる。心に浮かんだものを描く美術の講義で、まるで取り憑かれたかのように思うがままに“赤い扉”の絵を描くダルトンは、得体のしれない何かに手を引っかかれ傷を負ってしまう。一方、病院で精密検査を受ける父親のジョシュ。検査中に急に機械が停止し、悪霊が迫りくる幻覚に取り乱してしまう姿など、本作で襲いかかる恐怖の始まりとも言えるシーンが切り取られた。『カールの絵画教室』映画『ナイト ミュージアム』『ワンダー 君は太陽』、マーベルドラマ「ロキ」シリーズなどで大人気の俳優オーウェン・ウィルソンが主演を務めた『カールの絵画教室』は、1990年代前半に日本でもテレビ放送され、世界中で一世を風靡した大人気テレビ番組「ボブの絵画教室」のプロデューサー兼ホストであるボブ・ロスをオマージュしたコメディ映画。オーウェンが演じるのは、テレビ局の絵画教室番組でホストを務めるバーモント州きっての人気画家カール・ナーグル。全てを手に入れたはずのカールだったが、才能あふれる若きアーティストが現れたことで、その立場のみならず、愛する人々までも奪われてしまい、自分自身の人生を取り戻すために奮闘する物語が描かれる。『ムービング・オン2人の殺人計画!?』2度のアカデミー賞主演女優賞受賞歴を持つ俳優ジェーン・フォンダと、多くの賞に輝く俳優リリー・トムリンが主演を務めたコメディ映画。本人たちの熱望により「グレイス&フランキー」の奇跡のタッグが実現し、さらに『愛しのグランマ』の製作陣が集結した話題作。本作では、親友の葬儀で久々に再会したクレア(ジェーン・フォンダ)とエヴリン(リリー・トムリン)が、長年憎んでいた親友の夫の殺害計画を企み、再び自分たちの人生を取り戻すためのユーモラスな復讐劇が描かれる。なお、この全4作品のデジタルセル配信が、10月11日(水)~11月10日(金)の1か月間限定で、通常価格の半額1,250円(税込)となるキャンペーンも決定している(※各配信サービスにより、配信状況や価格が異なる場合あり)。『マディのおしごと恋の手ほどき始めます』『インシディアス赤い扉』『カールの絵画教室』『ムービング・オン2人の殺人計画!?』は10月11日(水)より各種配信サービスにてデジタル配信開始。発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(シネマカフェ編集部)
2023年10月10日来年2月東京芸術劇場にて、2019年ローレンス・オリヴィエ賞4部門、2020年トニー賞4部門を受賞した舞台『インヘリタンス-継承-』が、熊林弘高の演出で上演されることが決定した。熊林は、シェイクスピアやチェーホフの古典作品を斬新な現代劇として蘇らせたプレイハウス公演、日本の現代劇やアングラ戯曲をスタイリッシュに演出した小劇場公演などを手掛けことで話題の演出家で、寡作の人としても知られている。自身が納得した作品を1~2年に1本選びぬく熊林が「これだけは」と自ら上演を切望した作品、それが『インヘリタンス-継承-』だ。『インヘリタンス』は2015~18年のNYを舞台に、1980年代のエイズ流行初期を生きた60代、HIVと共に生きる30代・20代の3世代のゲイの人々を前後篇6時間半にわたって描いた作品。作者のマシュー・ロペスは、本作でラテン系の作家として初めてトニー賞ベストプレイ賞を受賞し、この春ノン・バイナリー(自分を男性・女性という性別にあてはめない)俳優がトニー賞を受賞して注目を浴びた『お熱いのがお好き』ミュージカル版の脚本も手掛ける今注目の作家だ。病気やマイノリティに対する差別や偏見を乗り越えて力強く生きる人々を描く本作は、上演権獲得を巡りコンセプト・プレゼンとなったが、熊林が勝ち抜き、作者ロペスより日本初演の演出を託された。キャスティングにこだわる熊林の指名を受けてたったのは、実力派の福士誠治、今後が期待される感性豊かな田中俊介、正反対の二役を演じる新原泰佑、そして柾木玲弥はじめフレッシュな若手俳優陣。円熟味を増すベテラン勢、山路和弘、篠井英介などが顔を揃えた。さらに、熊林作品に欠かせない女優・麻実れいが後篇のみ、クライマックスで登場するのも見どころとなっている。■熊林弘高 メッセージ今まで自分は人の暗部や闇、社会の記憶などを描き、それに向き合っていく作品に惹かれてきました。“過去は死なない 過ぎ去りさえしない” W・フォークナー「私とは何者なのか」人は何らか自分自身を演出しています。が、自分の本質を理解しない限り、本当の意味で人と人は結びつくことは出来ないと思います。『インヘリタンス-継承-』に「癒すか、燃やすか」というセリフが出てきます。自分を成り立たせているもの、つまり自分の過去に(たとえ痛みが伴おうとも)向き合うこと。そうしなければ次の一歩に踏み出せない、人と人が互いに理解しあうことは出来ない……『インヘリタンス-継承-』の最後で語られる「過去、現在、未来が一つに繋がる」という大きなテーマにつながる一言です。もう1つの魅力は一義的な視点ではなく、多様な視点で語られていることです。『インヘリタンス-継承-』で描かれている沢山の会話は、加害者や被害者、白人や黒人、リベラルと保守、さまざまな背景をもつ人々の言葉で紡がれます。次の世代に「継承」されるものも「正」とされることだけではありません。“良い芸術作品は、質問を与えるだけだ”というピーター・ブルックの言葉があります。古びない作品は質問を投げかけるだけで、答えを与えてくれるものではない。この作品でも様々な視点を投げかけてくれる。それがすごく面白いと思います。そして、俳優の皆さんにはこの作品を選択してくれた勇気に感謝しています。初めましての方もお久しぶりの方もいますが、題材も6時間半という長さも相当な覚悟がいる作品です。これから始まる創作が楽しみでなりません。(談)<公演情報>『インヘリタンス-継承-』『インヘリタンス-継承-』ビジュアル作:マシュー・ロペス演出:熊林弘高【出演】福士誠治、田中俊介、新原泰佑、柾木玲弥、百瀬朔、野村祐希、佐藤峻輔、久具巨林、山本直寛、山森大輔、岩瀬亮、篠井英介、山路和弘、麻実れい(後篇のみ)【公演日程】2024年2月中~下旬(予定)会場:東京芸術劇場 プレイハウス■大阪公演2024年3月初旬 森ノ宮ピロティホール■北九州公演2024年3月上旬 J:COM 北九州芸術劇場 中劇場公式サイト:
2023年09月12日「レディディオール」のアイコニックなシルエットを再解釈した「レディ 95.22」のキャンペーンに俳優のジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)が登場。ラテカラーの「レディ 95.22」を優雅に携え、たぐいまれなエレガンスを表現しています。「家族といる時が一番幸せ」と語るジェニファー・ローレンスのリラックスした表情を親密なタッチで捉えた動画をご覧ください。@Dior#Dior #ディオールお問い合わせ:クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2023年05月20日イギリスの演劇界で最も権威のあるローレンス・オリヴィエ賞のノミネーションが発表された。スタジオジブリの人気アニメ映画『となりのトトロ』を舞台化した「My Neighbor Totoro(英題)」が演出賞、女優賞(メイ・マック)、作・編曲賞(久石譲&ウィル・スチュアート)などを含む最多の9部門にノミネートされた。「My Neighbor Totoro」はロンドンの名門劇団「ロイヤル・シェークスピア・カンパニー」、日本テレビ、久石氏が製作し、2022年10月、ロンドンのバービカン劇場で上演開始になった。同年5月、バービカン劇場でチケットが発売開始になると、過去最高のチケット販売額を保持していたベネディクト・カンバーバッチ率いる「ハムレット」の記録を、たった1日で更新するほどの人気を集めた。ロイヤル・シェークスピア・カンパニーより公演初日の模様の一部が公開されている。主人公のサツキとメイを演じるアミ・オクムラ・ジョーンズ、メイを演じるメイ・マックや久石氏らの姿が見られる。女優賞にはメイのほか、ジョディ・カマー、ジャネット・マクティア、パッツィ・フェラン、ニコラ・ウォーカーが候補に挙がっている。『aftersun/アフターサン』でアカデミー主演男優賞にノミネートされ、注目度アップのポール・メスカルは男優賞にノミネート。舞台でも大活躍だ。(賀来比呂美)■関連作品:となりのトトロ 1988年4月16日より公開
2023年03月01日スイスの時計ブランド『ロンジン』は、ロンジン アンバサダー・オブ・エレガンスとして、アカデミー賞受賞俳優のジェニファー・ローレンスを新たに迎えます。驚くほど幅広い役柄を演じることで非常に高い評価を得ていますが、何事に対しても新鮮な視点をもたらす彼女のその視点には、自身の確固たる信念が反映されています。大胆で自信にあふれたジェニファーはロンジン ファミリーにとって理想的な新メンバーとなります。ジェニファー・ローレンスは、世界で最も心を捉える女優のひとりです。2012年公開の「ハンガー・ゲーム」での10代の主人公「カットニス・エヴァディーン」役により、彼女は世界的スターとしての地位を確立し、その後、アカデミー賞受賞とさらに3回のノミネーション、英国アカデミー賞、2回の全米映画俳優組合賞、3回のゴールデングローブ賞を獲得する一連の作品を築き上げました。Time Magazineの「世界で最も影響力のある人々」のリストにも名を連ねました。ロンジンCEOであるマティアス・ブレシャンは、彼女がロンジンのAmbassadors of Elegance (エレガンスのアンバサダー)としてメンバーに加わることを非常に喜び、次のようにコメントしています。「ジェニファーは、リアリティと本質を持ってすべての役を演じる能力に長け、スクリーンの外では自然で共感できるエレガンスへと変わります。彼女は、あらゆる年齢層の女性にインスピレーションを与えることができ、彼女をロンジンファミリーに迎えられたことを非常に嬉しく、誇りに思います。」ジェニファー・ローレンスもまたロンジンとのパートナーシップを好感し次のようにコメントしました。「ロンジンは、イノベーション(革新)という資産と歴史上の最も素晴らしいパイオニアたちの信頼に底支えされています。ロンジンファミリーに加わることに非常に嬉しく思っており、今後のパートナーシップを楽しみにしています!」映画「ハンガー・ゲーム」、そして「世界にひとつのプレイブック」や「アメリカン・ハッスル」のような現代の名作における演技によって名声を手にしたジェニファー・ローレンスは映画スター以上の存在です。自身の最新作「Causeway」も手掛ける制作会社「Excellent Cadaver」を2018年に設立し、私生活では、ジェニファー・ローレンスは男女平等を熱心に訴え、強力な腐敗防止法の設定を目指し、全米で展開する無党派組織「Represent.us」の役員です。ローレンスは次のように続けます。「ロンジンは、昔からタイムレス エレガンスの代名詞であり、私にとっては、それは静かな強さに優雅さと自信を意味するものです。また、ケンタッキー州の出身であることもあり、ロンジンにはいつもダービー競技や伝統そのものを想起します。」ジェニファー・ローレンスは、エレガンスにおける彼女独自の解釈、共感と思いやり、そしてスクリーンの中でも外でも、どんな役柄をも新鮮なほどの率直さと信頼性をもって演じるスキルと共に、ロンジンの「エレガンス」を体現するアンバサダーとして、多彩なインスピレーションを放ちます。ロンジンは、この素晴らしいアンバサダーをファミリーに迎えられることを光栄に思います。■ロンジンについて1832年創業のスイスの時計ブランド。190年にわたる長い歴史の中で数々の画期的なタイムピースを発表し、時計史に名を刻んできました。その革新性や信頼性から、歴史的な著名人との繋がりも深く、オードリー・ヘップバーンが広告モデルを務めたほか、かのアルバート・アインシュタインや西郷隆盛もロンジンの時計を愛用したことでも知られています。スイス時計の輸出額の上位ブランドに名を連ね、現在約150か国でビジネスを展開。「翼のついた砂時計」で知られるブランドロゴは、世界知的所有権機関に登録されている最も古いロゴとしても知られています。<LONGINES公式サイト URL>
2022年11月05日ジェニファー・ローレンスが『Bad Blood』を降板した。アダム・マッケイが監督する社会派の実話映画で、ローレンスは医療ベンチャー企業セラノスの創業者エリザベス・ホームズを演じる予定だった。だが、今年、アメリカでは同じテーマのミニシリーズ『The Dropout』が配信され、主演のアマンダ・サイフリッドはエミー賞を受賞。その演技を見たローレンスは、「彼女は完璧にやった。もう一度語り直す必要はない」と感じたのだという。マッケイが別の女優でまだこの映画を作るつもりなのかどうかは不明だ。映画はAppleで製作されることが決まっている。ローレンスの最新作は、4日にApple TVで配信開始となる『Causeway』。文=猿渡由紀
2022年11月04日東京現音計画主催、『オリヴィエ・メシアン《アーメンの幻影》』が2022年12月25日 (日)にヤマハ銀座コンサートサロン(東京都中央区銀座7-9-14)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 現代音楽アンサンブル・東京現音計画のメンバーが自由に企画するアラカルトシリーズ第8弾は、ピアニストの黒田亜樹によるクリスマス企画。メシアンの愛弟子である藤井一興と、藤井の薫陶を受けた黒田による師弟共演にて、メシアンのピアノデュオ作品の傑作をお届けします。ピアノファン、現代音楽ファン必見のステージにご期待ください。演目:オリヴィエ・メシアン《アーメンの幻影》2台ピアノのための(1943)Olivier Messiaen: Visions de l’Amenプロフィール藤井一興 Kazuoki Fujii東京芸術大学入学後、パリ・コンセルヴァトワールにて作曲科、ピアノ伴奏科ともに一等賞で卒業。パリ・エコール・ノルマルにてピアノ科を高等演奏家資格第一位で卒業。メシアン、イヴォンヌ・ロリオ、ピュイグ=ロジェの各氏に師事。入賞した国際ピアノコンクールの数は10以上に及ぶ。CDではメシアン、武満徹、フォーレ作品集などをリリースし、ドビュッシー第3弾「ドビュッシー&ショパン」が2016年秋に発売予定。作曲家としても、毎年新作を発表している。その他、世界初のフォーレのピアノ全集の校訂を担当し、全 5 巻完結を春秋社より出版している。現在、東邦音楽大学大学院大学および東邦音楽総合芸術研究所特任教授、桐朋学園大特任教授。 黒田亜樹 Aki Kuroda東京芸術大学卒業、伊ペスカーラ音楽院高等課程を最高位修了。フランス音楽コンクール第1位。ジローナ20世紀音楽コンクール現代作品特別賞。現代音楽演奏コンクール優勝、朝日現代音楽賞。ビクター『タンゴ2000』『タルカス&展覧会の絵』、伊LIMENレーベル『ブルグミュラーエチュード全曲集』DVDなど録音多数。サルデーニャのSpazio Musica現代音楽祭、シチリアのエトネ音楽祭などイタリアを中心に活動。作曲家の指名により録音した『Piano Collections FINAL FANTASY』等によっても親しまれている。2014年『火の鳥〜20世紀ピアノ編曲集』を伊オドラデクよりリリース、英BBCミュージックマガジンにて五つ星、レコード芸術誌にて特選盤。 東京現音計画現代音楽の第一線で活動する演奏家により2012年に結成。日本初演曲を中心としたプログラム、ユニークな編成の委嘱、若手演奏家/作曲家/スタッフへのワークショップなど演奏家サイドから新たな視点を提案していく。第1回主催公演でサントリー芸術財団第13回佐治敬三賞受賞。公演概要東京現音計画『オリヴィエ・メシアン《アーメンの幻影》』公演日時:2022年12月25日 (日)14:00/18:00※開場は、開演の30分前会場:ヤマハ銀座コンサートサロン(東京都中央区銀座7-9-14)■出演者ピアノ:藤井一興、黒田亜樹■スタッフ企画:黒田亜樹主催:東京現音計画共催:ヤマハ銀座コンサートサロン制作:福永綾子(ナヤ・コレクティブ)■チケット料金一般前売:4,000円当日:4,500円学生前売:3,000円当日:3,500円(全席自由・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月19日2008年にイギリスで初演され、ローレンス・オリヴィエ賞などを獲得したアレクシ・ケイ・キャンベルの戯曲『The Pride』が、東京・赤坂RED/THEATERで上演される。劇中では1958年と2008年の英ロンドンを舞台に、同性愛者の男性ふたりと彼らに深い関わりを持つ女性ひとりによるラブストーリーが展開。各年代の社会がつくり上げた障壁と戦いながらも自分に正直に生き、目の前にいる人と深く繋がりたいと願う人々の愛と尊厳の行方が描かれる。演出を手がけるのは、2011年の日本初演で本作に魅せられたというPLAY/GROUND Creation代表の井上裕朗。2チーム制が敷かれた今回の上演版を代表して、side-Bチームのオリヴァー役・岩男海史、フィリップ役の池岡亮介と一緒に、稽古スタートから2週間が経ったタイミングでインタビューに応じた。俳優本人のまま役の人生を体験することが、真の共感に──社会の大きな変化を挟む1958年と2008年で同じ名前の人物を演じながらも、各時代のオリヴァー、フィリップ、シルヴィアは「別人」という設定が興味深いですよね。御三方はこの作品のおもしろさを、どんなところに感じていらっしゃいますか?井上1958年と2008年が交互に描かれますが、別々のストーリーが並行して進むのではなく「交錯」していくのがおもしろいですよね。1958年が2008年に、2008年が1958年に影響を与えていて。演劇的な趣向が凝らされています。岩男ジェンダーにまつわる社会情勢の変化という大きなテーマを扱いながらも、あくまで個人の人間ドラマに物語が凝縮されている。これが魅力だと思いました。周りにいる人との関係性や恋愛感情がベースにあって、親近感が湧きます。池岡ケンカや口論も辞さず、目の前の相手と徹底的に向き合う登場人物が魅力的ですよね。すごくしんどいだろうけど、ぶつからない限り知ることができなかった感情や関係がある。現実世界ではごまかしてしまいそうなことにもエネルギーを費やして対峙するキャラクターに、愛の力を感じます。──井上さんは、どんなことを期待して本作のキャスティングをされたのでしょうか?井上僕が演出する作品の中では、役人物になるからといって自分ではない他者になろうとしないで欲しいんですね。あくまでも俳優本人のままで、役の人生を体験して欲しい。その時に俳優がどう感じるのか、というのが他者の人生を想像すること、真の共感に繋がるのではないか……と思っていまして。なのでそういうことに興味がありそうで、もともとの人間力が高そうな人たちを選んでいます。観客に「イメージさせる」時空間でありたい──おふたりの人間的な魅力をどんなところに感じて、それぞれの役に就いてもらったのでしょうか?井上海史はエネルギッシュでオープンな性格で、とにかくよく喋る(笑)。勇気があって思い切りがいいのも、俳優としての武器だと思います。一方で「掘っていったらまだ何かありそうだな」と感じさせる面もあるんですよね。奥に脆いものを秘めたオリヴァーに通じるような気がしてイメージが湧きました。岩男僕の奥底に眠っていそうなものは、衣裳デザインを手がける両親をはじめ、アーティストの家庭に生まれ育った業というか独特な幼少期が関係している気がしますね。僕の口数が多いのはシンプルに「人間が好き」なのもありますが、寂しがりで甘えん坊の裏返しなのかも。自覚しているわけではないのですが、そんなところはオリヴァーと重なる部分がなくはないのかなって。井上亮介は対照的で、めちゃくちゃシャイでナイーブ。加えてまっすぐに人と向き合う人だな、と第一印象から感じています。フィリップは1958年と2008年で真逆の結末へ向かうんですが、各時代に共通しているのは「固い決意」ですね。これと決めたら絶対に譲らないストレートな面がフィリップと重なるような。池岡そうかもしれません。両方の時代におけるフィリップの決意が理解できるんですよね。少なくとも、自分とかけ離れたキャラクターを演じる感覚ではなくて。──フィリップの「固い決意」がドラマとして映えるのは、同性愛がタブー視されがちだった1958年なのかなと。池岡そうですね。シルヴィアと結婚しているフィリップは、自身の根底に息づく感情を必死に押さえようとしています。にもかかわらず妻からオリヴァーを紹介され、隠していたはずのジェンダーアイデンティティが浮き彫りになっていく。誰かにその葛藤を打ち明けられず「仕方ない」と諦めることしかできない1958年は、フィリップにとって生きづらい時代だったと思います。──「固い決意」の表れとも取れるような、フィリップに訪れる一幕ラストの衝動は何だったと思いますか?池岡(しばらく間を置いて)言葉にするのは……まだ難しいですね。井上稽古していないシーンなんですよ。一幕ラストは、そこへいたる積み重ねがあってのことなので。──一方で岩男さん演じるオリヴァーには、同性愛について解像度が上がっている2008年にドラマが設けられているような。岩男2008年のオリヴァーって世間に飲み込まれていますよね。実情を知らない他者から容易にラベリングというか、「タグ付け」される世の中に圧倒されてしまって。1958年のオリヴァーは同性愛のタブー視に立ち向かう情熱があったけど、彼らを取り巻く環境が改善されているはずの2008年になると50年前とはまた違ったストレスに晒されている。その時代を生きるオリヴァーは、ものごとの本質に向き合わない癖がついて、問題を見ないフリが上手になってしまっている気がします。そんな彼が2008年の最後で踏み出す一歩に、ご注目いただけたら。──現時点でおふたりがこのように受け止めている人物像を、井上さんはどのように演出して形にしていこうと考えていらっしゃいますか?井上『The Pride』という作品における大きなテーマのひとつが、「他者に共感する力」だと思うんですね。自分とは異なる境遇の人の立場や視座からものごとを見て、他者に心を寄せる。これって実は、僕たち俳優が普段している作業で。だから海史や亮介がオリヴァーやフィリップの立場に身を置いた時に、どんなことを感じて何を想像するのか。翻って劇場で時空間を共有する観客の皆さんに、劇世界を鮮やかに「イメージさせる」ことができるのか──。これを演劇の形を借りて実現することが、僕を含めたキャスト・スタッフの腕の見せどころだと思います。みんなで一緒に「想像」できるような取り組みを、とことんしていきたいですね。迫害された同性愛者たちの歴史に心を寄せる50年間──本作のプロモーション動画で、井上さんは「オリヴァー・フィリップ・シルヴィアは30代半ばの設定」と言及されていて、かつ「キャストの実年齢は劇中の彼らより年上のside-Aと年下のside-Bを設けることによって、片方だけではなし得ないものが立ち上がる」とおっしゃっていました。実年齢別の2チーム編成にすることで、どんな効果が期待できるとお考えでしょうか?井上互いにとって相乗効果を感じてもらえたらいいな、と思って実年齢別の2チーム編成にしました。世代が違うと社会や人間に対して注ぐ視線というか、見方が異なりますよね。まだ純粋さが残っている若手と、僕も含めて汚れてしまったベテラン勢(笑)が一堂に会したら、役人物もいろんな角度から捉えることができますし。つける演出はside-A・side-Bで同じだとしても、先ほど申し上げたように「本人でありながら役の人生を体験する」ことによってアウトプットはまったく異なってくると思います。岩男チームによって出てくるもの、ホント顕著に違うよね。池岡それ、僕も感じていて。特に同じフィリップを演じる池田(努)さんを見ていると、「自分の中にあるどの引き出しを開けたら、そのアウトプットになるんだろう?」って感じることが多いんですよ! 1958年では年の功といいますか、やっぱりシルヴィアと夫婦であることの説得力が違うんですよね。岩男わかる。side-Aを見ていると、役の引き込み方がうまいっていつも思うんですよ。キャラクターを動かす時に、自分の中に余白をつくって誘導したりするプル型の選択肢があるというか。対して僕はまだプッシュ一択しか持ち合わせておらず(苦笑)池岡人生経験が違う、に尽きるんでしょうけどね。アプローチやいなし方の選択肢を、僕も増やしていきたいです。──彼らの人間模様を1958年と2008年を交互に行き来しながら描く意図は、どこにあると考えていらっしゃいますか?井上オリヴァー、フィリップ、シルヴィアの名前は同じでも、それぞれの時代では「別人」です。でもどこかで影響し合っていて、1958年があったから2008年がこうなる──みたいな描き方がなされる。たとえばオリヴァーなら、1958年に受けた傷が深いばかりに「自分は幸せになってはいけない」という呪いをかけられた状態で2008年に生まれてきてしまった。だから愛や自分を信じることができず、破滅的な行動を取ってしまう。──輪廻転生というか?井上各時代で別人だったとしても、ひとつの人格における歴史を、ふたつの時代を通して描いているんですよね。フィリップで言うと、一幕ラストの1958年であんなことをしでかしてしまった罪悪感を持って2008年に生まれてきた。だからいろんな問題に向き合って、まっとうに生きられる人物に「仕上がっている」。その状態を指して、僕らはディスカッションで「仕上がった」という言い方にたどり着きました。──1958年と2008年の間には、ちょうど50年の隔たりがありますよね。この空白期間も気になります。井上それまで迫害されてきた同性愛者たちは、この50年間でさまざまな権利を求めて戦いを繰り広げてきました。勇気をもって社会運動を行ってきた人たちの歴史があって、劇中の2008年や現在がある。にもかかわらず、その歴史を忘れてしまった人物の代表としてオリヴァーが描かれているんです。両サイドの時代を描くことによって、実はこの空白期間に起こった出来事についても喚起している作品なんですよね。岩男たくさん考え疑問を呈しながら日々創作しています。その結晶をぜひ見届けていただけたら。池岡2008年のフィリップとは違う意味で「仕上がりきっていない」方に観ていただきたいですね。自分がどういう人間なのか確固たるアイデンティティがまだない人はもちろん、悩んで葛藤し続けている人、反対に考えることをやめてしまった人にも。現在進行形で迷い揺れ動いている方がご覧になったら、ひょっとしたらほんの少しだけ光が差すかもしれません。取材・文:岡山朋代撮影:藤田亜弓<公演情報>PLAY/GROUND Creation #3『The Pride』2022年7月24日(日)~2022年7月31日(日)会場:赤坂RED/THEATER※7月23日(土) 公演はキャスト降板により公演中止チケット情報はこちら:
2022年07月22日ジェニファー・ローレンスの次回主演作『Causeway』の全世界配給権を、映画は今年後半に劇場とApple TV+で公開される。戦地からアメリカに戻ってきた米軍兵が普通の生活になかなか慣れずに苦悩する物語で、ほかにブライアン・タイリー・ヘンリーが出演する。監督は舞台演出家出身のライラ・ニュージバウアー。ローレンスはプロデューサーも兼任する。ローレンスの最近作は、今年のオスカーにノミネートされた『ドント・ルック・アップ』。文=猿渡由紀
2022年07月21日ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)のアーカイブスセールが、2022年6月25日(土)から27日(月)まで、ジョン ローレンス サリバン 京都にて開催される。これまでも度々開催されてきたジョン ローレンス サリバンのアーカイブスセールが2022年も開催。ブランドが過去に発表してきたコレクションより厳選されたアイテムが、特別な価格で販売される。開催場所は、京都・藤井大丸内のジョン ローレンス サリバン 京都。貴重なチャンスをぜひお見逃しなく。【詳細】ジョン ローレンス サリバン 京都 アーカイブスセール期間:2022年6月25日(土)~27日(月)場所:ジョン ローレンス サリバン 京都住所:京都市下京区寺町通四条下ル貞安前之町605番地 藤井大丸7F時間:10:30~20:00TEL:075-212-0345
2022年06月24日1958年と2008年のロンドンを舞台に人間の「尊厳」について描くPLAY/GROUND Creation(代表:井上裕朗)主催、PLAY/GROUND Creation #3『The Pride』が2022年7月23日(土)〜7月31日(日)に赤坂RED/THEATER(東京都港区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて6月5日(日)10:00より先行発売開始です。カンフェティにて6月5日(日)10:00よりチケット先行発売開始 公式ホームページ 『The Pride』はイギリスの劇作家アレクシ・ケイ・キャンベルによって2008年に書かれた作品です。日本でもTPTの製作により2011年に上演されています。その上演準備の際、翻訳初稿を読む機会があり、僕はこの作品と出会いました。作品の舞台はロンドン、1958年と2008年の二つの時代を行き来しながら物語が進みます。それぞれの時代には、同じ名前を持つけれども別人であり、別人ではあるけれど時代を超えて精神が共鳴し合う三人のキャラクター──ふたりのゲイの男性オリヴァーとフィリップ、彼らと深い関わりをもつ女性シルヴィア──が登場し、物語が進むにつれ二つの時代が溶け合っていきます。人間の「尊厳」について力強く訴えかけてくる作品であると同時に、とても魅力的なラブストーリーでもあります。最初にこの戯曲を読んだときに感じた興奮をいまだにはっきりと覚えています。今回の公演に集まってくれたメンバーたちと共にこの戯曲を深掘りし、登場人物たちの生き様に思いを馳せ、ひいては2022年に生きる我々の現在を見つめ直す作品にできればと思っています。PLAY/GROUND Creation代表『The Pride』演出:井上裕朗『The Pride』 作家プロフィールAlexi Kaye Campbell(アレクシ・ケイ・キャンベル)イギリスの劇作家。ギリシャ生まれ。俳優として長年活動したのち、劇作家に転身。第1作目の戯曲『The Pride』が2008年、ロンドンのロイヤル・コート・シアターで上演され、ローレンス・オリヴィエ賞 (Outstanding Achievement in an affiliate theatre) などを受賞。2010年にニューヨークのMCCシアターでジョー・マンテロー演出、ベン・ウィショー、アンドレア・ライズボロー、ヒュー・ダンシーらの出演により上演。2013年、初演と同じジェレミー・ロイド演出により、ロンドンのウェスト・エンドでも上演。第2作目『弁明』(Apologia) が2009年、ロンドンのブッシュ・シアターで、ジョージー・ルーク演出により初演。2017年、ロンドンのウェスト・エンドで、ジェレミー・ロイド演出、ストッカード・チャニング主演により上演。2018年、ニューヨークのラウンドアバウト・シアター・カンパニーで、同じくチャニング主演により上演。第3作目『信じる機械』(The Faith Machine) が2011年、ロイヤル・コート・シアターでジェレミー・ロイド演出により上演。第4作目『ブラッケン・ムーア』(Bracken Moor) が2013年、劇団シェアード・エクスペリエンスにより、ロンドンのトライシクル・シアターで上演。ポリー・ティール演出。第5作目『タリア荘の夕陽』(Sunset at the Villa Thalia) が2016年、ロンドンのナショナル・シアターで、サイモン・ゴドウィン演出により上演。ベン・マイルズ、エリザベス・マクガヴァン主演。そのほか、オーストラリア、ドイツ、スウェーデン、ギリシャ、イタリア、日本、韓国など、多くの国々の劇場で作品が上演されている。『The Pride』作品詳細【場所・時】ロンドン 1958年/2008年【登場人物】1958年オリヴァー/フィリップ/シルヴィア/医者2008年オリヴァー/フィリップ/シルヴィア/男/ピーター二つの時代のオリヴァー、フィリップ、シルヴィアはおなじ俳優が演じる。一人の俳優が、医者、男、ピーターを演じる。【あらすじ】「あの夜、あなたがはじめて来たとき、何かが起きた。そうでしょう?」1958年。シルヴィアは、仕事仲間のオリヴァーを自宅へ誘い、夫のフィリップを紹介する。「その目は尊厳を求めてた。つまり聞いてもらうことを。声をもつ権利を。」2008年。シルヴィアは、パートナーのフィリップにふられたオリヴァーをなぐさめ、二人をプライドパレードに誘う。二つの異なる時代を生きる、同じ名前をもつ三人。過去は亡霊となって現在に姿を現わし、現在は未来の亡霊として過去に姿を現わす。「変化って信じる?──だってほら。すごく愛してる。心の底から。」スタッフ プロフィールThe Pride 翻訳・ドラマターグ広田 敦郎(ひろた・あつろう)劇団四季、TPT を経てフリーランスの翻訳者/ドラマターグ。2009年、トム・ストッパード作『コースト・オブ・ユートピア──ユートピアの岸へ』の翻訳により第2回小田島雄志・翻訳戯曲賞。アジアン・カルチュラル・カウンシル2013年グランティ。近年の翻訳上演作品:アレクシ・ケイ・キャンベル作『ブラッケン・ムーア』『弁明』『信じる機械』『プライド』、サイモン・スティーヴンス作『FORTUNE』『夜中に犬に起こった奇妙な事件』『千に砕け散る空の星』(ロバート・ホルマン/デイヴィッド・エルドリッジ共作) 『ポルノグラフィ』『広い世界のほとりに』、テネシー・ウィリアムズ作『西洋能 男が死ぬ日』『地獄のオルフェウス』、アーサー・ミラー作『みんな我が子』『セールスマンの死』『るつぼ』、クリストファー・ハンプトン作『危険な関係』、ハワード・ブレントン作『BLOODY POETRY』、ジョン・スタインベック作『二十日鼠と人間』、イプセン作『民衆の敵』、ロルカ作『ベルナルダ・アルバの家』、カレル・チャペック作『母』、ネルソン・ロドリゲス作『禁断の裸体』PLAY/GROUND Creation 代表 |The Pride 演出井上 裕朗(いのうえ・ひろお)1971年10月24日生まれ。東京都出身。東京大学経済学部経営学科卒業後、外資系証券会社に勤務。退社後、2002年より北区つかこうへい劇団養成所にて俳優活動を開始。以降、TPT・地人会・流山児★事務所・T Factory・演劇集団砂地・乞局・箱庭円舞曲・DULL-COLORED POP・Theatre des Annales・イキウメ・風琴工房・serial number・TRASHMASTERS・unratoなど、小劇場を中心にさまざまな団体の作品に出演。2015年、自身が主宰するユニット『PLAY/GROUND Creation』を立ち上げ、俳優主体の創作活動をスタート。2016年1月には、シアター風姿花伝にてワークショップ公演 the PLAY/GROUND vol.0『背信 | ブルールーム』を企画・上演。『背信』を演出、『ブルールーム』に俳優として出演する。2019年2月には、劇団DULL-COLORED POPにて『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』を演出。PLAY/GROUND Creationの公演においては、#1『BETRAYAL 背信』(2020/9 赤坂RED/THEATER), #2『Navy Pier 埠頭にて』(2021/12 横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホール) にて、翻訳・演出を担当。PLAY/GROUND Creation プロデューサー齋藤 厚子(さいとう・あつこ)2004年石原プロモーション入社、スペシャルドラマ『祇園囃子』他、制作現場でAPなど裏方として経験を積む。勤務期間中、1年間を東宝グループにて舞台公演の製作、広報等を担当。以後、その経験を活かし2015年に石原プロ初プロデュース公演『希望のホシ』でプロデューサーを務める。昨年、PLAY/GROUND Creationにて『BETRAYAL 背信』公演を実施。井上裕朗と共同プロデュースを務める。ユニットの継続、俳優主体の新しい制作の場を目指し、一般社団法人PLAYGROUND Creationを設立。同時に、石原プロの業務終了のため、2021年4月より株式会社舘プロに在籍。キャストプロフィール<side-A >荒木 健太朗(あらき・けんたろう)1982年8月25日生まれ、熊本県出身。2004年から2014年まで劇団StudioLifeに所属し、『Romeo&Juliet』『アドルフに告ぐ』『天守物語』など数々の作品で主演を務める。近年は、ミュージカル『刀剣乱舞』~阿津賀志山異聞2018 巴里~(源義経役)、舞台『幽☆遊☆白書』其の弐(左京役)、『錆色のアーマ』外伝 -碧空の梟-(鶴首役)、イマーシブシアター『サクラヒメ~「桜姫東文章」より~』(浪人役)、KAKUTA第29回公演『ひとよ』(稲村雄二役)、NAPPOS PRODUCE 舞台『トリツカレ男』(レオナルド新聞記者役)など、2.5次元ミュージカルからストレートプレイまで、幅広く活動している。池田 努(いけだ・つとむ)1978年12月17日生まれ、神奈川県出身。2000年「21世紀の石原裕次郎を探せ!」オーディションをきっかけ芸能界へ。翌年、ドラマで俳優デビュー。古武道を得意とし、ドラマを中心に映画、舞台で活躍中。石原プロモーション終業に伴い、2021年7月より舘プロに所属。近年の主な作品に映画『Fukushima 50』『ヤクザと家族 The Family』、ドラマ『生きて、ふたたび~保護司 深谷善助』『第三の時効』、舞台『墓場なき死者』『幸せの標本』など。プロの画家としても稼働しており、配信テレビ番組『舘プロ所属俳優そして画家 二刀流 池田努 徳島鳴門で名画に出会う』(徳島県内ケーブTV16局、YouTube)が現在放送中。PLAY/GROUND Creationには『BETRAYAL 背信』に続き2回目の参加となる。陽月 華(ひづき・はな)1980年9月2日生まれ。2000年、宝塚歌劇団に入団。星組を経て、07年宙組トップ娘役に就任。09年の退団後は、舞台のみならず映像に も進出し、数々のテレビドラマ、映画、CMに出演。EX『警視庁・捜査一課長』にレギュラー出演中。主な出演作にTX『ユーチューバーに娘はやらん!』NHK『忠臣蔵の恋~四十八人目の忠臣~』NHKBSプレミアム『プリンセスメゾン』、映画『燃えよ剣』『あの日のオルガン』『かぞくわり』、舞台『灰色のカナリア』『みえない雲』『フランケンシュタイン』『斬られの仙太』など。鍛治本 大樹(かじもと・だいき)1983年12月9日生まれ。宮崎県出身。中央大学法学部法律学科卒。キャラメルボックス俳優教室を経て、2007年にキャラメルボックス入団。劇団での出演作は、『アルジャーノンに花束を』『時をかける少女』『嵐になるまで待って』『太陽の棘』(主演)『リトル・ドラマー・ボーイ』(主演)他多数。外部出演も多く、ほさかよう(空想組曲)、瀬戸山美咲(ミナモザ)、中屋敷法仁(柿喰う客)、須貝英(Mox’tra)などの演出家との作品や、海外戯曲『背信』、2.5次元舞台『黒子のバスケ』等にも出演。また、アニメ『遊戯王VRAINS』のスペクターや『BORUTO』の呉越ドウシュ、スピルバーグ監督『ウエスト・サイド・ストーリー』チノの外画吹替を担当するなど俳優から声優まで幅広く活躍している。<side-B>岩男 海史(いわお・かいし)東京都出身。衣装家の両親のもと、幼少より芸能と携わる。16歳より演劇の衣装助手として活動を始め、18歳より俳優活動を開始。演劇団体「アヴァンギャルド×コンプレックス」代表。新国立劇場演劇研修所10期修了。近年の舞台出演作に、和田憲明演出『虎は狐と井の中に(仮)』『さよなら西湖くん』、鄭義信演出『COUPLES 冬のサボテン』『泣くロミオと怒るジュリエット』、岩井秀人演出『投げられやすい石』、栗山民也演出『日本人のへそ』、加藤拓也演出『友達』、寺十吾演出『奇蹟』など。池岡 亮介(いけおか・りょうすけ)1993年9月3日生まれ。愛知県出身。近年の主な出演作に舞台『火星の二人』(作・演出:倉持裕)、『CHIMERICA』(演出:栗山民也)、『まじめが肝心』(演出:大澤遊)、『熱海殺人事件』(演出:岡村俊一)、『4』(作・演出:川村毅)、『愛しのボカン』(作・演出:山崎彬)、『かがみの孤城』『ぼくのメジャースプーン』(脚本・演出:成井豊)、ミュージカル『ゆびさきと恋々』(演出:田中麻衣子)、『魍魎の匣』(演出:板垣恭一)、音楽朗読劇『黑世界』(演出・監修:末満健一)、音楽劇『ガリレオ★CV2』(演出:堤泰之)、ドラマリーディング『振り返る人たち』(構成・演出:永井愛)、ドラマ『グランメゾン東京』、『真夜中にハロー!』、映画『東京リベンジャーズ』等。12月に舞台『夜明けの寄り鯨』(作:横山拓也・演出:大澤遊)を控える。福田 麻由子(ふくだ・まゆこ)1994年8月4日生まれ。東京都出身。主な舞台の出演作として、『いやむしろわすれて草』(2013 演出:前田司郎)、『まゆをひそめて、僕を笑って』(2017 演出:加藤拓也)、『夢のLife two トゥライフ』(2017 演出:粟島瑞丸)。ドラマでは、『スカーレット』(NHK)、『メンズ校』(TX)、『リカ~リバース~』(CX)などに出演。映画の出演は、『ヘブンズ・ドア』、『桜、ふたたびの加奈子』、『FLARE フレア』、『ラ』、『蒲田前奏曲』、『グッドバイ』など。山﨑 将平(やまざき・しょうへい)1990年生まれ。千葉県出身。第 17 回 JUNON SUPER BOY コンテスト審査委員特別賞受賞。 ドラマ『ガチバカ!』でデビュー。 その後、TV・映画・舞台とジャンルを問わず活動中。最近の出演作は、webCM:富士フィルム×セブンイレブン『会えなくてもそばに』編、舞台:温泉ドラゴン第16回公演『続・五稜郭残党伝~北辰群盗録』、映画:『ちょっと思い出しただけ』(助監督兼酔っ払い役)、映画:『#ピリオド打ったらカタルシス』(主演ヒロ役 2022年公開予定)などがある。Twitter:@shoi09Instagram:@shohey_yamazakiPLAY/GROUND Creation について2015年6月、俳優の井上裕朗が中心となり、俳優のみが集まる勉強会「actors’ playground」を開催。その後も活動を継続し、同年10月、actors’ playgroundの発展形として、企画・制作ユニット『PLAY/GROUND Creation』を始動。名称には「playground(遊び場)=PLAY(演じる・演劇)+GROUND(土台・根付かせる)」という意味が込められており、俳優をはじめとするシアターアーティストが緩やかに集い、それぞれが自主的かつ能動的に参加できる豊かな「遊び場」作りを目指している。2016年1月には、actors’ playgroundの延長線上にあるワークショップ公演『背信|ブルールーム 』(シアター風姿花伝)を上演。2020年9月には、初の本格的な劇場公演『BETRAYAL 背信』を製作・上演(赤坂RED/THEATER)。その際共同プロデュースにあたった齋藤厚子と共に、2021年1月法人化。2021年12月、第2回公演として、アジア初演となる『Navy Pier 埠頭にて』を製作・上演(横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホール)。本作品はPLAY/GROUND Creationとして三作品目の製作となる。公演概要PLAY/GROUND Creation #3『The Pride』公演期間:2022/7/23(土)〜7/31(日)会場:赤坂RED/THEATER (148席を予定)(東京都港区赤坂3丁目10-9 赤坂グランベルホテル B2F)上演時間:約140分(予定)■出演者キャスト (side-A) ※戯曲表記順/登場順オリヴァー: 荒木 健太朗フィリップ: 池田 努シルヴィア: 陽月 華医者・男・ピーター: 鍛治本 大樹キャスト (side-B) ※戯曲表記順/登場順オリヴァー: 岩男 海史フィリップ: 池岡 亮介シルヴィア: 福田 麻由子医者・男・ピーター: 山﨑 将平■スタッフ作: アレクシ・ケイ・キャンベル翻訳・ドラマターグ:広田 敦郎演出: 井上 裕朗音楽: オレノグラフィティ音楽協力: 絢屋 順矢美術: 稲田 美智子照明: 富山 貴之音響: 鏑木 知宏衣裳: 萩野 緑ヘアメイク: 武部 千里演出助手: 船岩 祐太舞台監督: 鳥養 友美宣伝美術: 藤尾 勘太郎■チケット料金一般:7,000円U24:3,500円 (24歳以下・要身分証明証)プレミアチケット:10,000円※前方センターブロック席確保※パンフレット・特製クリアファイル付き(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月01日ローレンス・フィッシュバーンが映画『Frank & Louis』に主演することになった。共演はクリフトン・コリンズ・Jr. 。無期懲役を言い渡された男性(コリンズ・Jr.)が、記憶を失う病を患った服役囚(フィッシュバーン)の世話をすることになり、絆ができていくという物語らしい。監督はペトラ・ヴォルプ。フィッシュバーンは最近、『ジョン・ウィック』4作目を撮り終わった。現在はSF映画『Slingshot』を撮影している。共演はケイシー・アフレック。コリンズ・Jr. の最近作はギレルモ・デル・トロの『ナイトメア・アリー』。昨年のカンヌ映画祭、今年のサンダンス映画祭で上映された『After Yang』にも出演している。文=猿渡由紀
2022年05月26日2022年7月23日(土)~7月31日(日)、東京・赤坂RED/THEATERにて、2008年にイギリスで初演されローレンス・オリヴィエ賞など数々の賞を受賞した傑作、アレクシ・ケイ・キャンベル作の『The Pride』がWキャストで上演される。『The Pride』は1958年と2008年のロンドンを舞台に物語が進行する。それぞれの時代には、ふたりのゲイの男性と、彼らに深い関わりをもつひとりの女性が登場する。彼らは同じ名前を持つが、それぞれの時代でまったくの別人として描かれる。それぞれの時代や社会が作り上げた巨大な障壁を前に、彼らは自分自身を知ろうと努力し、自分に正直に生きたいと願い、目の前にいる人と深く関わりたい、繋がりたいと望みます。ふたつの時代が交互に描かれることにより、それぞれの時代で彼らはどう社会と繋がっているのか──そして自分より前に生きた人々から何を受け継いでいるのか──が浮き彫りにされていく。日本では2010年にTPT製作(日暮里d-倉庫/小川絵梨子演出)により初演。その初演はもちろん、日本における全てのアレクシ・ケイ・キャンベル作品を手掛けている翻訳家の広田敦郎氏をドラマターグとして迎え、PLAY/GROUND Creationの井上裕朗の演出のもと、魅力的な8名の俳優陣が集結。(side-A) と (side-B)のWキャストで上演。『PLAY/GROUND Creation』は2015年6月、俳優の井上裕朗が中心となり開催した勉強会をきっかけに始動した企画・制作ユニット。名称には「playground(遊び場)=PLAY(演じる・演劇)+GROUND(土台・根付かせる)」という意味が込められており、俳優をはじめとするシアターアーティストが緩やかに集い、それぞれが自主的かつ能動的に参加できる豊かな「遊び場」作りを目指しているという。本作はPLAY/GROUND Creationとして3作目の製作となる。PLAY/GROUND Creation代表で本作の演出を手がける井上は、「この演劇的な構造を借りながら『ゲイ』というテーマをストレートに描き、人間の「尊厳」について力強く訴えかけてくる作品です。そしてとても魅力的なラブストーリーです。最初にこの戯曲を読んだときに感じた興奮をいまだにはっきりと覚えています。 今回の公演に集まってくれたメンバーたちと共にこの戯曲を深掘りし、登場人物たちの生き様に思いを馳せ、ひいては2022年に生きる我々の現在を見つめ直す作品にできればと思っています」と意気込みを語る。出演は荒木健太朗、池田努、陽月華、鍛治本大樹、岩男海史、池岡亮介、福田麻由子、山﨑将平。<あらすじ>「あの夜、あなたがはじめて来たとき、何かが起きた。そうでしょう?」1958年。シルヴィアは、仕事仲間のオリヴァーを自宅へ誘い、夫のフィリップを紹介する。「その目は尊厳を求めてた。つまり聞いてもらうことを。声をもつ権利を。」2008年。シルヴィアは、パートナーのフィリップにふられたオリヴァーをなぐさめ、二人をプライドパレードに誘う。二つの異なる時代を生きる、同じ名前をもつ三人。過去は亡霊となって現在に姿を現わし、現在は未来の亡霊として過去に姿を現わす。「変化って信じる?──だってほら。すごく愛してる。心の底から。【公演概要】PLAY/GROUND Creation #3『The Pride』公演期間:2022年7月23日(土)~7月31日(日)会場:東京・赤坂RED/THEATER上演時間:約140分(予定)キャスト (side-A) ※戯曲表記順/登場順オリヴァー: 荒木健太朗フィリップ: 池田努シルヴィア: 陽月華医者・男・ピーター: 鍛治本大樹キャスト (side-B) ※戯曲表記順/登場順オリヴァー: 岩男海史フィリップ: 池岡亮介シルヴィア: 福田麻由子医者・男・ピーター: 山﨑将平スタッフ作: アレクシ・ケイ・キャンベル翻訳・ドラマターグ: 広田敦郎演出: 井上裕朗音楽: オレノグラフィティ音楽協力: 絢屋順矢美術: 稲田美智子照明: 富山貴之音響: 鏑木知宏衣裳: 萩野緑ヘアメイクプラン: 武部千里演出助手: 船岩祐太舞台監督: 鳥養友美宣伝美術: 藤尾勘太郎宣伝写真・舞台スチール撮影: 保坂萌宣伝写真スタイリング: 岩田友裕上演ライセンス: シアターライツ文芸協力: 今井浩一制作: 半田 桃子 / 渡辺みどりプロデューサー: 齋藤厚子企画・製作: 一般社団法人 PLAYGROUND Creation
2022年05月02日イギリスの演劇界で最高峰の賞、オリヴィエ賞のノミネーションが発表された。リバイバル版「キャバレー」が、ミュージカル部門でエディ・レッドメインの主演男優賞、ジェシー・バックリーの主演女優賞を含む11ノミネーションでトップ。演劇部門では「ザ・クラウン」で若きダイアナ妃を演じたエマ・コリンが「Anna X」で主演女優賞の候補に。エマはインスタグラムで「とても光栄です。ありがとうございます!」と喜ぶとともに、「小さな頃、電車でロンドンに行って、オリヴィエ賞授賞式の会場の外で私のヒーローたちが到着するのを見ていました。そういうわけで、これは本当に信じられなくて、身の引き締まる思いです」とコメント。同賞の候補には、「2:22 A Ghost Story」で舞台デビューを果たした歌手のリリー・アレンもノミネート。リリーはインスタグラムで応援してくれた人や関係者、夫のデヴィッド・ハーバーに感謝を伝えている。オリヴィエ賞授賞式の主催者は、「2年間の休止を経て、演劇コミュニティのみなさんと一緒に素晴らしい才能を祝福できることになり、大変うれしく思います。4月10日の土曜日、ロイヤル・アルバート・ホールの雰囲気は間違いなく刺激的なものになるでしょう」と自信にあふれるコメントを発表している。(Hiromi Kaku)
2022年03月09日ジェニファー・ローレンスが『Bad Blood』に主演することになった。シリコンバレーの企業セラノスを設立したエリザベス・ホームズの話で、監督はアダム・マッケイ。セラノスは、指先から採取した数滴の血液で病気がわかるとし、病人や投資家を惹きつけたが、それは嘘であったと判明。ホームズは現在、罪に問われている。詐欺の疑いが出るまで、ホームズは、最も若いビリオネアとして尊敬を集めていた。映画は、レジェンダリーと、マッケイが契約を結んでいるアップルが共同で製作する。ローレンスとマッケイは、今月公開となるNetflixの『ドント・ルック・アップ』で組んだばかり。環境問題についてのブラックコメディで、ローレンスのほかに、レオナルド・ディカプリオ、メリル・ストリープ、ティモシー・シャラメ、ケイト・ブランシェット、アリアナ・グランデなどが出演する。文=猿渡由紀
2021年12月08日レオナルド・ディカプリオ&ジェニファー・ローレンスの主演2人に加え、メリル・ストリープ、ケイト・ブランシェット、ティモシー・シャラメ、アリアナ・グランデら豪華キャストが大集結したNetflix映画『ドント・ルック・アップ』より、予告編とキービジュアルが到着した。本作の監督は、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』『バイス』のアダム・マッケイ。レオナルドは「アダムは長年一緒に仕事をしたいと思っていた監督だよ。彼はみんなの意見を尊重してくれる人で、それぞれのシーンで思ったように演じさせてくれるんだ」、ジェニファーも「私はアダムの大ファンで、ずっと仕事をしたいと思っていた。脚本を読んだとき天才だと思ったし、おそらくこれまで読んだ中で1番面白い脚本」と主演2人も語っており、待望の豪華タッグに期待が高まる本作。到着した映像では、レオナルド扮する天文学専攻のミンディ博士と、ジェニファー扮する教え子の大学院生ケイトが、事態を真面目に捉えないクセ者たちに翻弄され、深みにハマっていく姿がコミカルかつ緊迫感満載に描かれている。地球衝突の恐れがある巨大彗星の存在を発見し、世界中の人々に迫りくる危機を知らせるべく奔走するミンディ博士とケイト。各所で必死に危機を訴える2人の前に現れるのは名優陣。メリル演じるオーリアン大統領と、ジョナ・ヒル演じるジェイソンには鼻で笑われ、全く相手にされず。そして、ケイト演じるTV司会者ブリーからは、生放送でイジられてしまい、本人役にも見えるアリアナ演じる女性からは、「彗星を発見?(私は)背中に流れ星のタトゥーがある」ともはや返答不能なリアクションをされてしまう。またティモシー演じる若者からは、「人類絶望って言った人?」とからかわれ、2人は八方塞がりに陥っていく。果たして2人は手遅れになる前に彗星衝突の危機から地球を救うことができるのか?豪華俳優陣が登場の本映像は二度見必至の仕上がりとなっている。Netflix映画『ドント・ルック・アップ』予告編Netflix映画『ドント・ルック・アップ』は12月24日(金)より独占配信。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-【Netflix映画】ドント・ルック・アップ 2021年12月10日より公開、12月24日よりNetflixにて配信
2021年11月17日2018年にロンドン・ナショナルシアターで初演、翌年のローレンス・オリヴィエ賞でベスト・ニュー・コメディ賞を受賞した舞台『Home,I’m Darling~愛しのマイホーム~』が日本に初上陸。日本版初演に挑むのは、鈴木京香、高橋克実、江口のりこら豪華な面々だ。演出を手掛けるのは繊細な心理描写に定評のある白井晃。10月初旬の某日、その稽古場を取材した。稽古場に入ると目を引くのは、作りこまれたキッチンとリビングのセットだ。しかし白い大きな冷蔵庫はずいぶん古めかしい形だし、テレビはブラウン管タイプの中でもかなり旧式のもの。幾何学模様のラグマットなども、ずいぶんレトロチック。でもきちんと整頓され、居心地が良さそうな部屋ではある。そして鈴木京香が着けている、ふわっと広がったパニエ型の稽古着。家の中でこんなスカートを履いている人、なかなかいないよね……、というのが気になるところ。鈴木京香演じるジュディの夫・ジョニー役の高橋克実取材したこの日、まず稽古にあたっていたのは鈴木京香と高橋克実。鈴木扮するジュディと高橋扮するジョニーは夫婦であり、ジュディは専業主婦、ジョニーは住宅会社の営業マン。ここはふたりのマイホームだ。家の中は50年代風だが、実は舞台は現代。ふたりは50年代風のものに憧れ、家具を50年代のもので揃えているのみならず、ライフスタイルさえ50年代風にしているらしい。そして本来はラブラブな夫婦だが、このシーンでは少々、雲行きが怪しい。禁忌であるショッピングモールのピザ店にジョニーらしき人物が女性といたという情報がジュディの耳に入ったのだ。ショッピングモールもピザ店も、50年代にはなかったのに! しかも、自分以外の女性と!? トゲトゲしい口調で、遠まわしにジョニーを問い詰めるジュディ。演出の白井は、ひとつひとつの台詞の裏にあるジュディの疑念、怒り、そして疑惑が解けバツが悪くなり、最後には上機嫌になる感情を膨らませ、粒立てていく。白井の細かい演出に応えていくうちにどんどんジュディがチャーミングになっていくのがわかる。鈴木のジュディはプリプリして拗ねる姿も、変な勘繰りをしてしまった自分に赤面する姿も可愛らしい。一方でジョニーは、妻にあまり強く出ることができなそうな男性だ。高橋のジョニーは、妻に頭が上がらないというよりは、あくまでも妻を傷つけたくないという愛情深さ、優しさを感じるのだが、浮気を疑われたことよりも、妻がこだわる“50年代風の生活”を破ってしまったことが発覚する方におびえているような……? どうやらこの物語、ちょっと裏がありそうだ。左から、高橋克実、江口のりこ、鈴木京香稽古は進み、次のシーンへ。ジョニーの新しい上司であるアレックスを、家に招待したジョニーとジュディ。ジュディは夫の昇進の手助けをしようと奮闘するが、アレックスはその大仰な接待に逆に少々引いてしまっているようだ。アレックスを演じるのは江口のりこ。江口の持つクールで淡々とした雰囲気がアレックスの切れ者感を際立たせる。ジュディの作り上げた甘い50年代的世界と働く現代女性アレックスとの不協和音が見てとれるが、しかしそれはピリピリしたものでは決してない。白井は江口アレックスにモデルウォークをさせたり、ポーズをとらせてみたり。ここにもクスリとするポイントが仕込まれていく。ジョニー(高橋克実)の上司・アレックス役の江口のりこだがこの物語、懐古趣味の奥様の暴走っぷりが面白い……という話ではないことがだんだんわかってくる。「50年代はみんながもっと親切だった」と話すジュディから伝わる、そこはかとない闇。そしてジョニーが口にした“取り決め”という言葉。彼らはいわゆる昔の価値観の“夫は外に働きに出て、妻は家を守る”という関係性ではなく、ジュディは“家庭のプロ”であることを自ら選び、そのポジションを務めているのだ。そう気付くとこのドリーミーなレトロハウスが、一転して非常に現代的なジェンダー感覚を持つ空間として見えてくる。さて、一筋縄ではいかなそうなこの物語の行きつく先は……?出演はほかに青木さやか、袴田吉彦、銀粉蝶。青木&袴田が扮する友人夫婦は想像するだけで賑やかに、何かしらのトラブルの火種を持ち込んできそうだし、銀粉蝶扮するジュディの母が現実的でシビアな意見をピシリと言う姿も目に浮かぶ。ピンクで可愛らしい宣伝ビジュアルに騙されることなかれ、イギリス産らしい皮肉と社会風刺と現代的テーマが根底に流れる一流のコメディ。これを、一流の俳優陣がおしゃれに愛らしく紡ぎ出す。見ごたえのある舞台になりそうだ。公演は10月20日(水)から11月7日(日)まで、東京・シアタークリエにて。取材・文:平野祥恵【稽古をすすめての感想コメント】■鈴木京香すごい勢いで稽古が進んでいます!そして、すごい勢いで膨らんできました。「こう読んだら、こうなるのか!」「考えていたのと違う方向だった!」とか、落ち込んでいるシーンかと思っていたら、責めているシーンだったのか!!とか。毎日、新しい発見に満ちています。■高橋克実ものすごいスピードで稽古していますよ!え!?え!?え!?え!?え!?といううちに、1幕、2幕と一回終わって、いま折り返し始めたところですけど、最後までいって、もう一回戻ると、最初にやったときと見方が全然変わるということがわかりました。最初は、ただあたふたしてしまい、プロンプターの川本さんがほとんど喋っている感じでしたけど。笑■江口のりこもっともっと面白くしていくように頑張ろうと思っています!白井さんを信頼して、頑張ります!!■青木さやかこんなに台詞が多い役は初めてで色々あたふた、などと思っておりますが、ほぼ2時間喋り通しの京香さんの前では、どの口がそんなことを言うのか!と静かにしております。演出の白井さんは丁寧に1950年代の世界を目でみせてくださり耳で聴かせてくださりながら、その世界観をチームでじっくりと作り上げていると感じます。ジャイブストックを踊る京香さんに見惚れる毎日、まだまだお稽古したいです。■袴田吉彦8年ぶりに舞台ということで不安な気持ちもありましたが、出演者、スタッフの皆さんと稽古が進めていくにつれ楽しく演じることが出来てきました。マーカスに少しでも近付けるよう残りの稽古に取り組んでいきます。地方公演もあるので、是非足を運んで頂ければと思います。■銀粉蝶まだ全体の通し稽古もなく、場ごとの稽古をしている日々です。正直なところ、不安でいっぱい。なにしろ、この状況ですから。無事に開幕できるかしらとドキドキしながら、それでも楽しんで稽古をしています。ご期待ください。チケット情報
2021年10月08日ジェニファー・ローレンスが、夫のクック・マロニーとの間に第1子を妊娠していることが分かった。ジェニファーの代理人が、「Page Six」など複数メディアに認めた。ジェニファーは2019年2月に画廊オーナーのマロニー氏と婚約し、同年10月に結婚した。結婚前に何度か“母親願望”を明らかにしており、2015年の「ABC News」のインタビューでは「結婚するかはわからないけれど、絶対に母親にはなりたいです」、翌年の「Glamour」誌のインタビューでは「子どもを持つことを思い描くことがあります。(子どもを持つことで)私の人生は完全なものになるような気がします」と語っていた。ジェニファーは俳優仲間のエマ・ストーンと大の仲よしであることが知られており、そのエマは今年3月に第1子女児を出産して一足先にママになったばかり。「エマの娘とジェニファーの子どもも親友みたいな関係になるのかな…なんて思うとうれしくて仕方ない」と想像するファンもいる。ジェニファー・ローレンス&エマ・ストーン Photo by Steve Granitz/WireImage※ UPDATE(2021/09/10 1:11):クック・マロニー氏の名前に誤字がありましたので修正致しました。(Hiromi Kaku)
2021年09月09日レオナルド・ディカプリオ&ジェニファー・ローレンスの主演作『Don’t Look Up』(原題)の予告編が公開された。同作は『マネー・ショート 華麗なる大逆転』『バイス』のアダム・マッケイが手掛けたダークコメディ。予告編の始まりは、天文学者のランダル・ミンディ博士(ディカプリオ)が、パニックを起こして呼吸が荒くなっているシーンが映し出される。何とか気持ちを落ち着かせようとトイレの鏡の前で顔を洗い、「おまえはここにいる。おまえはここにいる」と自分に言い聞かせるランダル博士。彼はある小惑星が地球に一直線に向かって進んでおり、地球が滅亡の危機に瀕していることを教え子のケイト(ジェニファー)と突き止め、パニックを起こしているようだ。ミンディ博士とケイトはホワイトハウスに行き、「小惑星が地球に接近している」「地球全体に関わること」と大統領(メリル・ストリープ)に直談判するが、大統領は「『地球が滅亡する』ことに関しての会議を、過去2年で何回していると思う?」と言って相手にしない。大統領の息子で側近のジェイソン(ジョナ・ヒル)は、ミンディ博士の呼吸の荒さを指摘して「イライラする」「ストレスを感じる」と茶化すような態度を見せ、「干ばつに飢饉にオゾンホール。なんて退屈なんだ」と言う始末…。『Don’t Look Up』には4人のほかにもケイト・ブランシェット、ティモシー・シャラメ、アリアナ・グランデら豪華なキャストが出演している。アメリカでは12月に一部の劇場で公開、Netflixで12月24日に配信開始になる。『Don’t Look Up』(C) APOLLO(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年09月09日渡辺謙主演、宮沢氷魚共演で注目を集めながら、昨年、わずか10回きりの上演となった舞台「ピサロ」が5月15日(土)~6月6日(日)アンコール上演されることが決定した。「ピサロ」(原題:ザ・ロイヤル・ハント・オブ・ザ・サン)は16世紀、167人の寄せ集めの兵を率いて、2400万人のインカ帝国を征服した、成り上がりのスペインの将軍ピサロの物語。「アマデウス」「エクウス」などで、トニー賞最優秀作品賞、ニューヨーク劇作批評家賞など数多くの賞を受賞した英国を代表する劇作家ピーター・シェーファーによる傑作戯曲。2020年3月、PARCO劇場オープニング・シリーズ第1弾公演として華々しく開幕する予定だったが、コロナ禍により初日を延期、45回予定のところ、わずか10回の上演となっていた。今回、観劇が叶わなかった多くの方々のリクエストに応え、2021年5月にアンコール公演が決定。日本初演は36年前の1985年PARCO劇場。当時まだ無名だった渡辺さんがインカ帝国の王・アタウアルパを演じ、観客に鮮烈な印象を残した。昨年、渡辺さんは、自身に「俳優を一生の仕事とする」覚悟を決めさせる1本となった本戯曲に、タイトルロールとして帰還。スケールと情熱を湛え、人間存在の深みを共感させる素晴らしい演技を披露した。ピサロに対峙する太陽の子・インカ王アタウアルパ役を演じたのが宮沢さん。2018年、三島由紀夫最後の長編小説を舞台化した「豊饒の海」でも進境著しい演技をみせた宮沢さんが挑んだアタウアルパは、その気品と風格が舞台に輝きをもたらした。そして1年後の本年5月、渡辺さん、宮沢さんに加え、栗原英雄、大鶴佐助、長谷川初範、外山誠二ら実力ある俳優陣が再び結集。演出は、英国ロイヤル・バレエで長く活躍し、「ウィンド・イン・ザ・ウィローズ」で2014年ローレンス・オリヴィエ賞ベスト・エンタテイメント賞を受賞したウィル・タケットが担当。「必ずリベンジ公演するぞと皆と話しておりました」という渡辺さんは、「念願が叶い、再びこの難敵と向かい合う機会を得ました。ウィル・タケットのダイナミックな演出の舞台を是非ご覧下さい」とコメント。宮沢さんも再上演を喜び、「再演できる奇跡とまた舞台の上に立てる喜びを噛み締めながら毎公演頑張ります。沢山の困難を乗り越え、パワーアップしたこの作品をぜひ観に来て下さい」と期待を寄せる。そして、演出ウィル・タケットは「多くの方々にとって困難な一年ではありましたが、演劇が、観客の皆様へもたらす力を、パルコのような製作者が信じ続けているということに、私は大いに勇気づけられました」とコメント。「この作品の為に、またあの多くの出演者たちが結集し、創作を共にできるかと思うと、興奮を抑えきれません。寛大で、素晴らしい俳優である渡辺謙氏が見せる、驚異的なピサロの演技は、皆を触発しますし、共演者も卓越したパフォーマンスを見せてくれます」と語り、「視覚的な驚異をも伴う、大きな旅路の物語の中、演者達ひとりひとりが、人間の魂の持つ強さや脆さを、鮮烈に描き出してくれることでしょう」と再結集に自信を見せている。PARCO PRODUCE 2021「ピサロ」は5月15日(土)~6月6日(日) PARCO劇場にて上演。(text:cinemacafe.net)
2021年03月01日『マンマ・ミーア!』『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』のフィリダ・ロイド監督、『女王陛下のお気に入り』『ルーム』のチームが製作した『サンドラの小さな家』から、日本版キービジュアルと予告編、場面写真が一挙に到着した。本作で企画・脚本・主演を務めたアイルランドのクレア・ダンは、「Fleabag フリーバッグ」や『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のフィービー・ウォーラー=ブリッジに続く、2021年ブレイク必至の女性クリエーター。次回作はリドリー・スコット監督、マット・デイモン、アダム・ドライバーら共演の映画『The Last Duel』(原題)への参加が発表されている。この度完成したメインビジュアルは、クレア演じるサンドラと娘、そして彼女の「自力で家を建てる」という無謀な計画に協力する多様な顔ぶれの隣人たちと、全て手作りで建てられた小さな家の心温まる場面が切り取られている。アイルランドのシンボルカラーであるグリーンも印象的。日本版予告編では夫の暴力に耐えかね娘を連れて家を飛び出すも、お金もまともな職もなく孤独な中、愛する娘たちのために前に進もうとするサンドラの姿が映し出されている。また、長編初主演のクレアの脇を固めるのは、デイムの称号(大英帝国勲章)を持つ「ザ・クラウン」や映画『つぐない』などのベテラン女優のハリエット・ウォルター、イギリスの演劇界で最も権威あるローレンス・オリヴィエ賞を2度受賞し、「ゲーム・オブ・スローンズ」のヴァリス役で知られるコンリース・ヒル。さらに母サンドラを支える娘役の愛らしい子役たちの名演も見逃せない。併せて解禁された場面写真では、サンドラの雇い主であるペギー(ハリエット・ウォルター)の眼差し、駐車場で膝を抱えるサンドラと娘のエマ、セルフビルドの建設現場、サンドラと一緒に家を建てる仲間たち、愛らしい2人の娘、建設現場の傍らに娘のモリーが作ったダンボールの家のシーンをとらえている。なお、本作は2月5日に発表された英国アカデミー賞のロングリストで、イギリス映画の作品賞部門【英国作品賞】候補の20作品の1つに選ばれている。『サンドラの小さな家』は4月2日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サンドラの小さな家 2021年4月2日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開©Element Pictures, Herself Film Productions, Fís Eireann/Screen Ireland, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute 2020
2021年02月13日英国バレエ界の鬼才マシュー・ボーンが手掛けたバレエ「赤い靴」がスクリーンへ。映画『マシュー・ボーン IN CINEMA/赤い靴』として、2021年2月11日(木・祝)より、Bunkamura ル・シネマを皮切りに全国公開される。マシュー・ボーンとは?マシュー・ボーンは、英国バレエ界を代表する振付家・演出家。ローレンス・オリヴィエ賞をはじめ、トニー賞の優秀振付賞と最優秀ミュージカル演出賞の両方を受賞した唯一のイギリス人として知られる。これまで、「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」といった3大クラシックバレエ作品や「シンデレラ」など、数々の名作を独自の解釈で生まれ変わらせてきた。2016年には、これまでの功績を称え、ナイトの称号を叙勲された。“マシュー・ボーン史上、最高傑作”のバレエが映画化そんなマシュー・ボーンが舞台として手掛けた「赤い靴」は、彼が10代の頃より愛し続けたクラシック映画の名作『赤い靴』と、アンデルセン童話をもとに構成したもの。世界一のダンサーになることを夢見るヴィクトリアをヒロインに、愛と芸術をめぐるドラマティックな作品は、見事ローレンス・オリヴィエ賞2冠を獲得。“マシュー・ボーン史上、最高傑作”と評された。アダム・クーパーが、20年ぶりにマシュー・ボーン作品へまた本作では、『シンデレラ』以来20年ぶりに、アダム・クーパーがマシュー・ボーン作品にカムバック。かつて英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパルで活躍した経験を持つアダムは、バレエ団の伝説的プロデューサーとして、ヴィクトリアの才能を見出す、レルモントフ役に抜擢。彼女と深く関わることになる男性のひとりとなる。作品を盛り上げる、巨匠バーナード・ハーマンの音楽なおヴィクトリアとレルモントフのモデルとなったのは、伝説の天才ダンサー・ニジンスキーと、バレエ・リュスの創始者ディアギレフとの噂も。映画の演出を盛り上げる音楽には、『市民ケーン』『タクシードライバー』で知られる、映画音楽の巨匠バーナード・ハーマンが務める。ストーリー踊るために生まれてきたヴィクトリア・ペイジは、レルモントフ・バレエ団を率いる伝説的プロデューサー、レルモントフに才能を見出され、バレエ団のスターとして活躍するようになる。時を同じくして入団した若き作曲家、ジュリアン。若き 2 人の情熱と才能が買われ、アンデルセンの童話をもとにした新作『赤い靴』に、それぞれプリマドンナと作曲家、指揮者として抜擢される。舞台は大成功、やがて恋に落ちるヴィクトリアとジュリアンだったが、恋愛に溺れるものは、真の偉大な芸術家にはなれないと信じるレルモントフと衝突し、運命の歯車が狂い始めていく。詳細映画『マシュー・ボーン IN CINEMA/赤い靴』公開日:2021年2月11日(木・祝)Bunkamura ル・シネマほか、全国順次ロードショー演出・振付:マシュー・ボーン舞台・衣装デザイン:レズ・ブラザーストン照明:ポール・コンスタンブル音響:ポール・グルーサス音楽:バーナード・ハーマンキャスト:アダム・クーパー、アシュリー・ショー、ドミニク・ノース、ミケラ・メアッツァ、リアム・ムーア、グレン・グラハムPhoto by Johan Persson
2020年12月31日英国バレエ界の鬼才マシュー・ボーンの話題作が映画『マシュー・ボーン IN CINEMA/赤い靴』として、Bunkamuraル・シネマを皮切りに順次公開されることが決定。予告編とポスタービジュアル、場面写真も到着した。これまでも、古典作品を斬新な解釈で蘇らせてきたマシュー・ボーン。彼が振付・演出を手掛けたバレエ「赤い靴」は、今年6月に日本公演が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け惜しまれつつ中止に。しかし今回、映画として日本のスクリーンに初上陸することが決定。クラシック映画の名作『赤い靴』(’48)、そしてアンデルセンの童話を基に発表された本舞台は、2016年のワールドプレミアで開幕前にソールドアウトを記録、見事ローレンス・オリヴィエ賞2冠に輝き、「マシュー・ボーン史上、最高傑作」と評された。到着した予告編では、『市民ケーン』『タクシードライバー』などの音楽を手掛けた巨匠バーナード・ハーマンの音楽に乗せてスタート。今回の撮影は、1月にサドラーズ・ウェルズ劇場で行われ、「シンデレラ」以来20年振りにマシュー・ボーン作品に戻ってきたアダム・クーパーがレルモントフ役を演じているスペシャルな舞台。また、ヴィクトリアとレルモントフのモデルとなったのは、伝説の天才ダンサー、ニジンスキーとバレエ・リュスの創始者ディアギレフといわれている。またポスタービジュアルは、世界一のダンサーになることを夢見る少女ヴィクトリアが、赤いトゥシューズを片手にステージ上で舞う姿が写し出されている。ストーリー踊るために生まれてきたヴィクトリア・ペイジは、レルモントフ・バレエ団を率いる伝説的プロデューサー、レルモントフに才能を見出され、バレエ団のスターとして活躍するようになる。時を同じくして入団した若き作曲家、ジュリアン。若き2人の情熱と才能が買われ、アンデルセンの童話を基にした新作「赤い靴」に、それぞれプリマドンナと作曲家、指揮者として抜擢される。舞台は大成功、やがて恋に落ちるヴィクトリアとジュリアンだったが、恋愛に溺れるものは、真の偉大な芸術家にはなれないと信じるレルモントフと衝突し、運命の歯車が狂い始めていく――。『マシュー・ボーン IN CINEMA/赤い靴』は2021年2月11日(木・祝)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:マシュー・ボーン IN CINEMA/赤い靴 2021年2月11日よりBunkamura ル・シネマほか全国にて公開©Illuminations and New Adventures Limited MMXX
2020年12月28日吉田鋼太郎と柿澤勇人が出演する舞台「スルース ~探偵~」が、来年1月より東京公演を皮切りに上演されることが決定した。イギリスの劇作家アントニー・シェーファーの最高傑作「探偵 スルース」。1970年に英国で発表され、ブロードウェイ版はトニー賞を受賞、1972年にはローレンス・オリヴィエ&マイケル・ケイン主演で映画化され話題に。また2007年には、ノーベル賞作家のハロルド・ピンターが脚本を手掛け、ケネス・ブラナーが監督、マイケル・ケイン&ジュード・ロウという超豪華メンバーで『スルース』として再び映画化もされた。日本でも数々の名優たちによって舞台化されてきたこの傑作ミステリーが2021年、吉田さんの演出で新たに生まれ変わる。著名な作家ワイク役には、蜷川幸雄からバトンを受けた彩の国シェイクスピア・シリーズでも演出家として、芸術監督として手腕を振るう吉田さん。「フランケンシュタイン」「デスノート The Musical」などミュージカルで活躍する柿澤さんが、ワイクの妻の浮気相手ティンドルに扮する。吉田さんは「二人芝居です。柿澤勇人と。6月に幕を開ける筈だった芝居が中止になり、約1年振りの舞台です。1年振りにやる芝居が二人芝居。初めての。で、相手が、やはり幾つかの舞台が中止になり鬱憤を溜めに溜めた狂犬柿澤勇人。不安と緊張が弥が上にも募ります。言い換えれば、武者震いが止まらない、という事です」と心境を明かし、「初めての二人芝居に震え慄く老俳優と、しつこいようですが狂犬柿澤勇人。ご期待ください」と呼びかけている。また、「デスノート The Musical」「アテネのタイモン」や、ドラマ「太陽は動かない」での吉田さんとの共演をふり返りつつ柿澤さんは、「鋼太郎さんは、早くまたお前と芝居がしたい、と常に言ってくれましたが、この『スルース』の上演が決まり、嘘では無かったんだなあと思い、本当に嬉しくとても楽しみです」と言い、「鋼太郎さん曰く、『お前は俺の若いころにそっくり』とのことで、僕は自覚がありませんが、皆さまの目でお確かめ頂けたら幸いです」とコメントしている。ストーリー著名な推理小説家アンドリュー・ワイク(吉田鋼太郎)は、妻の浮気相手であるマイロ・ティンドル(柿澤勇人)を自身の邸宅に呼び出す。不倫ヘの追及を受けるものだと思っていたティンドルに対し、ワイクは意外にも「妻の浪費家ぶりには困っている」、「自分にも愛人がいる」と切り出す。さらにワイクは、ティンドルに自宅の金庫に眠る高価な宝石を盗み出してほしいと提案。そうすることでティンドルは宝石とワイクの妻を手に入れ、ワイクは宝石にかかっている保険金を受け取り愛人と幸せに暮らすことができるのだ、と。提案に乗ったティンドルは、泥棒に扮しワイクの屋敷に侵入するが――。舞台「スルース ~探偵~」東京公演は2021年1月8日(金)~24日(日)新国立劇場小劇場にて上演、ほか地方公演あり。(cinemacafe.net)
2020年12月02日