ヤマハは、シンセサイザーや電子ドラムをiPhone、iPadなどと無線接続できるワイヤレスMIDIアダプター「MD-BT01」および「UD-BT01」を発表した。価格はオープンプライスで、2月1日発売予定。同製品は、シンセサイザー、電子ピアノ、電子ドラムなどに取り付けることで、iPhone/ iPad/Macなどと楽器をワイヤレスでMIDI接続できるようにする、Bluetooth対応のアダプター。「MD-BT01」は楽器のMIDI端子に、「UD-BT01」は楽器のUSB to Host端子に取り付けるだけで、iPhone/iPad/Macなどとのワイヤレス接続を実現でき、iOSデバイスを充電しながら使用可能となる。なお、同社からも、「Digital Piano Controller」「DTX400 Touch」「reface capture」など、多数の対応アプリが提供されている。
2016年02月01日コルグは、USBでもワイヤレスでも繋がるフィジカルMIDIコントローラー「nanoKONTROL Studio」を発表した。2016年3月下旬発売予定。同製品は、A4サイズのボディーに、トランスポート・キーとミキサー・セクションを搭載した、薄型フィジカルMIDIコントローラー。USBに加えてBluetooth MIDIによるワイヤレス接続にも対応しており、iPad/iPhone用楽器アプリや、Mac/Windowsの音楽制作ソフトと簡単に接続が行える。また、電池駆動に対応(単4形アルカリ電池2本/約10時間)。専用エディター・ソフト「KORG KONTROL Editor」をはじめ、GarageBand/Logic Pro X用「Control Surface plug--in」、iPad/iPhoneアプリ「KORG Gadget特別版」、コルグ名機をプラグイン化した「KORG Legacy Collection M1 Le」など多数の音楽ソフトウェアが無料で付属する。
2016年01月27日●Qiとは違うCota米・ラスベガスで開催された「CES2016」で、日本の携帯キャリアであるKDDIが米Ossia社と共同開発したワイヤレス給電技術「Cota(コータ)」を共同出展していた。この"放射型"技術は、Wi-Fiと同じ2.4GHz帯を用いて最大10メートル離れたデバイスにも給電できる。給電力は1Wと小さく、これだけでスマートフォンをフル充電するのは厳しいものの、電波の届く範囲であれば複数のデバイスに給電することが可能だ。今後ますます増加するウェアラブル製品やIoT製品に向けた給電技術として注目を集めている。○「おくだけ充電」など、普及が進む「Qi」一般にワイヤレス給電(非接触電力伝送)と呼ばれる技術は、大きく「放射型」と「非放射型」に分類できる。「Cota」のように電波を飛ばして、離れた場所にある機器も充電可能な放射型の技術に対して、ワイヤレスというよりも非接触と呼んだほうがピンとくるのが、電磁誘導方式や磁気共鳴方式といった非放射型の技術だ。中でも電磁誘導方式の技術は、すでに多くの製品が世に送り出されている。最も普及している製品は、日本でも「おくだけ充電」のサービス名で知られる「Qi(チー)」だ。電磁誘導方式では、充電台の特定の位置、例えばマークが書いてある場所に対応デバイスを合わせるといった必要はあるが、給電効率は高く、大容量バッテリーを搭載するスマートフォンでも、USBケーブルを差す場合と同様に充電できるレベルにまで達している。「おくだけ充電」対応のスマートフォンのほか、「Apple Watch」のマグネット式充電なども、Qi規格に準拠している。推進する業界団体であるWPC(Wireless Power Consortium)には200社以上の企業が参加しており、すでに800以上の製品に採用されているという。なお電磁誘導方式にはこのほか「Powermat」という技術もあり、こちらはアメリカのスターバックスの店舗で導入が進んでいる。ちなみに昨年発売されたサムスン製スマートフォン「Galaxy S6/S6 edge」は「Qi」と「Powermat」の両方に対応しているため、国内外でワイヤレスチャージができる。○金属筐体のデバイスも充電可能な「WiPower」「Qi」では拡張規格として磁気共鳴方式も採用しているが、その磁気共鳴方式で先行しているのが、クアルコム開発の「WiPower(Rezence)」だ。磁気共鳴方式では、電磁誘導方式のように充電台とデバイスを1対1で密着させる必要がなく、間に障害物があっても給電ができる。木のテーブルなどでも容易に組み込めるほか、1つの充電台でいくつものデバイスに充電可能だ。またクアルコムは、金属筐体のデバイスであってもワイヤレス給電を可能にする技術開発も行った。実際にCESのクアルコムブースでも、充電台が組み込まれた木のテーブルの上で、金属筐体のスマートフォンを充電するデモを見ることができた。「iPhone」を筆頭に、最近は金属筐体を採用するデバイスが増えているため、金属があると充電ができない「Qi」に対しても優位な点となっている。なお「WiPower」を推進する業界団体A4WP(Alliance for Wireless Power)は昨年、「Powermat」を推進するPMA(Power Matters Alliance)と合併している。新たにスタートしたAirFuel Allianceにはすでに195社が参加するなど、「Qi」のWPCと並ぶ2大業界勢力となっている。今後は「WiPower」と「Powermat」の両団体の認証を受けた製品も登場する予定で、規格の標準化を巡る「Qi」との勢力争いがどうなるのか、今後の動きに注目が集まっている。●放射型ワイヤレス給電の課題は「給電効率」製品化が進んでいる非放射型の技術に比べると、「Cota」のような放射型のワイヤレス給電技術には、まだクリアしなければならない課題が多い。その1つが給電効率の問題だ。例えば「WattUp」という技術を開発する米Energous社は、5.8GHz帯を使用する送電機(トランスミッター)をCESに出展していた。この送電機では15フィート(約4.6メートル)離れた製品にも給電できるが、距離が長くなれば給電効率が落ちるため、実際には5フィート(約1.5メートル)程度での使用を想定しているとのこと。0~5フィートで4W、5~10フィートで2W、10~15フィートで1Wの送電というスペックシートだそうだ。一方の「Cota」では、2.4GHz帯を使用して、約10メートル離れた場所に1Wの送電が可能となっている。Wi-Fiなどと同じ周波数帯を使用するため、レシーバー(受電チップ)さえ組み込めば、アンテナはWi-Fiと共用できる。しかし、給電効率を高めるためには専用の設計が必要になるという。放射型では、超音波を使って送電する米uBeam社の技術も注目されているが、こちらもやはり給電効率が大きな課題になっているようだ。放射型のワイヤレス給電では人体への影響も懸念されるが、Ossia社は「Cota」がすでに米FCC(連邦通信委員会)準拠のテストをクリアしていることから、安全性は確認済みだとしている。あとは正式な認可が受けられれば、米国内で製品化できるものの、日本への導入にはまだ高いハードルがある。「日本にはこうした放射型のワイヤレス給電に対する規制がなく、導入するためにはまず、法整備を働きかけるところから始めなければならない」(KDDI)スマートフォンをはじめ、スマートウォッチのようなウェアラブル製品やスマートキーのようなIoT製品など、私たちの周りには今、毎日のように充電しなければいけないものがどんどん増えている。ワイヤレス給電はこうした充電の煩わしさから解放してくれる、まさに夢の技術だ。先行する非放射型の技術の規格が統一され、より大きなデバイスでも使えるようになり、かつ放射型のワイヤレス給電技術も広く普及すれば、自宅で、クルマで、カフェで、PCからウェアラブルまで、電池の減りを意識せずに使える世の中がやってくるかもしれない。規格の標準化や、技術革新による給電効率の向上、さらに国内の法整備の行方など、今後もワイヤレス給電の動向は注目すべき技術だろう。
2016年01月26日サンワサプライは25日、モバイル用途に適した小型ワイヤレスマウス「MA-WBL37」シリーズを発売した。ブラック / ホワイト / レッドの3色を用意。価格は3,240円(税込)。手のひらにすっぽり収まるサイズのワイヤレスマウス。モバイル用途に最適としており、本体の形状は左右対称。ボタン数は「3」で、スクロールホイールを持つ。センサーにはブルーLEDを採用。光学式センサーよりも感度が高いため、光沢面の上で動作する。分解能は1,000カウント/インチ。電源には単4形乾電池×1本を使用し、使用可能日数は約15カ月。裏面には電源スイッチがあり、使用しないときは電源を切って電池の消耗を防げる。通信方式は2.4GHz帯を使用し、通信範囲は非磁性体で半径約8m(磁性体で半径約2m)。本体サイズはW50×D74×H30mm、重量は33g(電池含まず)。レシーバーのインタフェースはUSB 1.1。本体サイズはW15×D19×H6mm、重量は2g。レシーバーはマウス本体内に収納可能。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.2以降。
2016年01月25日コルグは、USBでもワイヤレスでも繋がる、モバイルMIDIキーボード「nanoKEY Studio」を発表した。2016年3月下旬発売予定。同製品では、A4サイズのボディーに、イメージを瞬時に音に変換できるキーボード、ノブ、トリガー・パッド、タッチ・パッドを搭載。また、タイピング感覚で快適に入力できるベロシティ対応25鍵バックライト付きスマート・キーボードは、光で音程に合ったオススメのキーを教えてくれるスケール・ガイド、どのキーを弾いても音楽的なフレーズを生み出すイージー・スケールなどの機能も装備している。さらに、USBに加えてBluetooth MIDIによるワイヤレス接続にも対応しており、iPad/iPhone用楽器アプリや、Mac/Windowsの音楽制作ソフトと簡単に接続が行える。電池駆動対応(単4形アルカリ電池2本/約10時間)。iPad/iPhoneアプリ「KORG Gadget特別版」、コルグ名機をプラグイン化した「KORG Legacy Collection M1 Le」など多数の音楽ソフトウェアが無料で付属する。
2016年01月22日サンワサプライは21日、静音仕様の超小型ワイヤレスマウス「MA-WBL36」シリーズを発売した。ブラック、ホワイト、レッドの3色を用意している。価格は3,024円(税込)。MA-WBL36シリーズは、クリック音とホイールの回転音を抑えた静音仕様のワイヤレスマウス。レシーバーをマウス本体に収納できるなど、持ち運びに向いた作りになっている。センサーにはブルーLEDを採用。分解能は1,000カウント/インチ。3ボタン式となっている。電源は単4形乾電池×1本で、使用可能日数は約1.5カ月。通信方式は2.4GHz帯。通信範囲は非磁性体で半径約8m(磁性体で半径約2m)。本体サイズはW51×D82×H31mm、重量は43g(電池含まず)。レシーバーのインタフェースはUSB 1.1。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.2以降。
2016年01月21日東芝は1月18日、最大で15Wの送電が可能なワイヤレス給電送電用IC「TC7718FTG」を開発したと発表した。同日よりサンプル出荷を開始し、2016年春に量産開始となる予定。同製品をマイクロコントローラと接続して使用することで、WPCが策定するQi規格に準拠したワイヤレス給電送電システムを構築することが可能。同社独自のアナログプロセス(CD-0.13プロセス)を用いて小型化・高効率化を実現している。有線充電と比較しても同等以下の時間で急速充電を実現できるため、同社はスマートフォン、タブレットなどのモバイル機器や産業機器向けなどのアプリケーションへの活用を想定している。同製品を使用した送電システムは、量産中のワイヤレス給電受電用コントロールIC「TC7764WBG」を用いた5W、および「TC7765WBG」10W受電システムとの組み合わせが可能であり、Qi v1.2に準拠した15W受電用コントロールIC「TC7766WBG」との組み合わせでは、15Wまでのワイヤレス給電が可能となる。
2016年01月19日●同時に20台の端末を充電できる「Cota」KDDIが資本提携した米Ossiaが、米ラスベガスで開催された「CES 2016」にブースを出展。独自のワイヤレス給電システムのデモを披露した。両社は、KDDIが運営するコーポレート・ベンチャー・ファンド「KDDI Open Innovation Fund」を通じ、2015年1月にOssiaと資本提携したところから関係性が始まり、Ossiaが開発したワイヤレス給電技術「Cota」の実用化に向けて、共同開発を進めてきたという。○IoT時代は電池が鍵米ワシントン州ベルビューを本拠地とするOssiaは、マイクロソフト出身のハテム・ゼインCEOが2008年9月に設立した。KDDIが資本提携に踏み切った経緯について、KDDI 執行役員 バリュー事業本部新規ビジネス推進本部長の雨宮 俊武氏は「きっかけはIoTスタートアップの会社を探し始めたこと。IoTでは、多数のデバイスが場所を選ばず動作するため、電池が鍵になると考えた。そこでOssiaを知り、その可能性に惹かれた」と語る。Cotaの特徴は、最大10m離れた複数のデバイスに対し無線で給電できる点にある。真っ先に気になるのが、家庭内でワイヤレス給電の電波が飛び交うことによる人体への影響だ。だがOssiaによれば、CotaはWi-FiやBluetoothと同じ2.4GHzの無線を利用しており、EMC検証やFCCの安全基準も満たしているため、安全性にはまったく問題ないという。CES 2016で公開したデモでは、大型のタワー型PC程度の大きさのチャージャーから、Cota対応のケースを装着した市販のスマートフォンを充電できることを示した。範囲内にある対応デバイスなら何でも給電を受けられるが、給電する対象を「au ID」などで認証したものに限定することも可能になる。Cotaの給電性能は現時点で最大1W。例えばiPhone用のACアダプタは通常5V/1A(5W)出力であり、最大出力1Wはその5分の1に相当する。ややパワー不足にも感じるが、今後は電波の干渉などバランスを取りながら、出力を上げる可能性を探っていくとしており、ゼイン氏は「スマホなら1時間で20%程度は充電できる。使用時間を延ばすこともできる」と説明している。チャージャーの実際の構造は公開しなかったが、多数のアンテナを放射状に配置することで、家の中でスマホを持ちながら移動しても給電を受け続けられるという。また、スマホ以外にも、IoTデバイスへの給電も視野に入れている。KDDIは、家庭内のIoTデバイスについてどのように電力を供給するかという問題があるという認識を持っており、「Cotaを使えば電源の取れない場所でもIoTを活用できる」(雨宮氏)とその可能性を強調している。OssiaはCotaに対応した単三形の充電池も開発しているため、玄関ドアをアプリで解錠するスマートロックやリモコンの電池としても利用できるようだ。1台のチャージャーで充電できるデバイス数については「目安として、1Wの出力で20本のCota対応単三型充電池に給電できる」(ゼイン氏)という。とはいえ、21本目の電池が突然充電できなくなるわけではなく、単に充電効率が下がるだけとした。●日本では2017年以降に導入、まずは「法整備待ち」Cotaはワイヤレス給電の際に、デバイスから電池残量などのデータを同時に取得する機能も備えており、「最大1Mbpsでデバイスと通信できる」(ゼイン氏)と説明する。実際にブースでは、チャージャーが給電している複数のデバイスの電池残量をスマートフォンのアプリに表示できることを示した。さらにWebブラウザからデバイスを管理したり、Cotaに対応したアプリを入手したりできるようになるという。今後、KDDIとOssiaはデバイスメーカーやアプリ開発者に対し、ワイヤレス給電を用いたクラウドやアプリ開発のプラットフォームを提供し、開発を支援していくとした。果たしてCota対応製品が市場に投入されるのはいつ頃になるのだろうか。ゼイン氏は「米国では2016年末を目指している。今年中にFCCの認可を取ることで、製品として発売できる準備が整うだろう」(ゼイン氏)と見通しを示す。もちろん、米国に続いて、KDDIによる日本市場への導入も視野に入れている。ただし、その際の課題は法整備であるという。「日本では2017年や2018年といった時期になるだろう。日本の電波法には無線給電の規定がない。端末メーカーとしても法整備されていない技術に取り組むのは難しいはずだ。総務省もこの分野には関心を持っているので、相談していきたい」(雨宮氏)家庭内だけでなく、公共施設や交通機関にCota対応のチャージャーが設置されれば、対応デバイスが街中の至るところで給電を受けられる世界も夢ではないと言える。法整備に向けて働きかけながら、チャージャーとデバイスの両方をどのように普及させていくかが課題になるだろう。
2016年01月12日日本マイクロソフトは8日、データ暗号化技術のAESを採り入れたワイヤレスキーボード2製品を発表した。2016年1月15日に発売する。発売する製品は、「Wireless Desktop 900」と「Wireless Desktop 3050」の2製品。入力データは2.4GHzのUSB受信機で接続したPCやタブレットに暗号化されて送信されるため、パスワードやクレジットカード番号など、重要な情報の流出リスクを最小化できる。「Wireless Desktop 900」はAESの搭載に加え、ソフトキーボードによる静穏性を備えたシンプルデザインのアイソレーション型キーボード。キー数は109、キーピッチは19mm、キーストロークは2.0mm。本体サイズはW155×D424×H28mm、重量は540g。インタフェースはUSBで、電源は単4形アルカリ乾電池2本。光学式の3ボタンマウスが付属する。参考価格は税別4,980円。「Wireless Desktop 3050」はパームレストやショートカットキーを備えた薄型キーボードで、高精度トラッキング技術「BlueTrack」搭載の5ボタンマウスが付属する。キー数は109、キーピッチは19mm、キーストロークは3.0mm([Fn]キーは2.3mm)。本体サイズはW199×D467×H44.3mm、重量は829g。インタフェースはUSBで、電源は単3形アルカリ乾電池2本。参考価格は税別6,480円。いずれも対応OSはWindows 7 / 8.x / 10、Mac OS X 10.4~10.7。
2016年01月08日ロジクールは7日、軽量コンパクトなワイヤレスマウス「ロジクール ワイヤレスマウス M171」を発表した。グレー、ブルー、レッドの3色を用意し、1月14日から発売する。価格はオープンで、直販サイト「ロジクール オンラインストア」での価格は税別1,250円。電池を含めた重さが70.5g、本体サイズがW61.5×D35.2×H97.7mmと、軽量コンパクトな設計。電源は単3形乾電池×1本で、最大12カ月の稼働時間だ。本体背面には物理的な電源スイッチがある。無線通信には2.4GHz帯を用い、操作距離は最大10m、USBレシーバーの本体サイズもW14.4×D18.7×H6.1mmと小さい(重さは2g)。USBレシーバーはマウス本体に収納できるので、モバイル用途にも向く。ボタン数は「3」で、センサーは光学式、解像度は1,000dpiだ。ホイールのチルト機能は持たない。対応OSは、Windows 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.8以降、Chrome OSとなっている。
2016年01月07日KDDIは12月22日、米Ossiaとワイヤレス給電システム「Cota(コータ)」の実用化を目指し、共同開発を行ったと発表した。2016年1月6日~9日に米国ラスベガスで行われる「CES 2016」でデモンストレーションを行う。Cotaは、家庭やオフィス内に点在する複数の機器を同時に給電できるワイヤレス給電技術で、Wi-Fiと同じ2.4GHz帯の周波数を利用している。最大10mの範囲で最大1wの給電ができ、障害物があったり受電側が移動していても給電できる。また、デバイスメーカーや開発者向けに、チャージャー(送電)やレシーバー(受電)のみならず、給電捜査を行うためのクラウド・モバイルアプリ開発までの総合的なプラットフォームを提供するという。スマートフォンやPCなどの従来型デバイスだけでなく、ウェアラブル・IoTデバイスでもワイヤレス給電を目指しており、家庭内から学校や会社、医療機関など、幅広い場所での利用を想定している。CESでは、共同開発したCotaのデモンストレーションを実施。スマートフォンのバッテリーケースとIoTデバイス内のバッテリーへワイヤレス給電し、デバイスごとの給電状況をアプリで確認したり、給電のオン/オフ制御をを行う。また、「認証給電」もデモを行う。具体的には、アプリでスマートフォンに登録した「au ID」を用いて、チャージャーが給電するデバイスの設定・登録を行うと、認証されたデバイスは給電が行われるが、認証されていないデバイスには給電が行われなくなる。○ワイヤレス給電市場は急拡大KDDIは1月にKDDI Open Innovation Fundを通じて米Ossiaに出資。「日本進出を検討する際には、さまざまなIoTデバイスへの給電インフラとして同社を支援していく」としていた。ワイヤレス給電市場の動向では、同社が引用する海外の市場調査「IHS Techology Wireless Power Report」によると、ワイヤレス給電レシーバーを搭載したデバイスが2013年は2000万台であったのに対し、2015年に1.66億台、市場規模が17億ドル(約2058億円)にまで拡大しているという。
2015年12月22日KDDIは12月22日、今年1月に資本提携を行った米Ossiaと共同で、家庭やオフィス内に点在する複数の機器を同時に給電できるワイヤレス給電技術「Cota」の実用化を目指し、ワイヤレス給電システムの開発を行ったと発表した。Cotaは、最大約10m離れていても、最大1wまでの給電を行うことができる技術で、2.4GHz帯の無線を用いる電波伝達方式によって、複数かつ広範囲の給電が可能となる。障害物がある場合や、受電側が移動していても給電することができるほか、受電側のレシーバーは低コストで実装できるため、IoTデバイスに適しているとする。家庭以外でも学校や会社、医療機関などでの利用が想定されている。なお、同技術は、米国ネバダ州ラスベガスで1月9日~16日に開催される「CES 2016」に参考出展される予定となっている。
2015年12月22日Actiontec Electronicsは17日、MiracastおよびIntel WiDiに対応するワイヤレスディスプレイレシーバー「ScreenBeam Pro Premium」を発表した。12月23日から発売する。価格はオープン。本機の映像出力をTVのHDMI入力に接続し、Windows 10やAndroid端末の画面などをワイヤレスで表示。Miracast UIBC(User Input Back Channel)にも対応しており、本体のUSBポートにキーボードやマウスを接続して、直接Windows 10を操作できる。TVとの接続を開始すると自動的にTVの電源をオンにして画面を表示する「ワンタッチプレイ(HDMI-CEC)機能」も搭載。ユーティリティソフトも用意されており、HDMI端子の電源停止時間を最大600秒まで設定できるほか、送信機の画面とTV画面の表示が合わないときの調整機能(15段階)などを搭載する。壁紙やスクリーンセーバーの設定も可能だ。利用には2.4GHz帯か5GHz帯(屋内専用)のIEEE802.11a/b/g/nを使用し、5.1ch音声もサポート。表示解像度は最大1080pまで。本体サイズはW75×D20×H78mm、重量は62.5g。対応OSはWindows 8.1 / 10、Android 4.2~5.0。
2015年12月17日ゼンハイザージャパンは12月9日、専用のトランスミッターをセットにしたワイヤレスヘッドホン「RS 175」「RS 165」を発表した。発売は12月16日。価格はオープンで、推定市場価格はRS 175が33,000円前後、RS 165が26,000円前後。RS 175がミドルクラス向け、RS 165がエントリー向けの製品。ともにヘッドホン部とトランスミッター部で構成されており、2.4GHz無線方式を採用。再生データを圧縮せずに伝送できる。また、低音を増強するBass Boost機能を搭載している。ヘッドホン部の仕様は、周波数特性が18~21,000Hz、重量が約300g。トランスミッターの重量が約330g。最大通信距離は30mとなっている。
2015年12月10日日本マイクロソフトは4日、データ暗号化技術のAESを採り入れたワイヤレスキーボード(3モデル)を発表した。12月11日に発売し、価格(税別)は2,980円から。○Wireless Comfort Desktop 5050「Wireless Comfort Desktop 5050」は、現行製品である「Wireless Comfort Desktop 5000」をAESに対応させたモデル。価格は7,980円(税別)。キー入力のデータを暗号化したうえでPCやタブレットにワイヤレス送信されるため、パスワードなど重要な情報の流出リスクを最小化できる。キーボードと受信機(レシーバ)は、製造段階で恒久的に関連付けられており、解読に必要なキーにアクセスできないようファームウェアを開発。マウスとキーボードのセットモデルとなっており、接続方式は2.4GHzワイヤレスを採用。電波受信範囲は10m。レシーバーのインタフェースはUSB。キーボードの主な仕様は、日本語109キー(およびFlock / 電卓 / Hotkeys)で、コンフォートカーブデザインを採用。電源に単3形乾電池×2本を使用し、動作持続時間は約15カ月。本体サイズは約W469×D218×H25mm、重量は約829g(電池含む)。マウスの主な仕様は、読み取り方式がBlueTrack Technology、読み取り速度が8,000fps、解像度が1,000dpi、ボタン数が「5」。電源に単3形乾電池×2本を使用し、動作持続時間は約8カ月。本体サイズは約W70×D117×H42mm、重量は152g(電池含む)。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1 / 10 / RT8 / RT8.1、Mac OS X 10.4~10.10。○Wireless Desktop 850「Wireless Desktop 850」は、現行製品である「Wireless Desktop 800」をAESに対応させたモデル。価格は3,980円(税別)。暗号化の仕様は上記「Wireless Comfort Desktop 5050」と共通。マウスとキーボードのセットモデルとなっており、接続方式は2.4GHzワイヤレスを採用。電波受信範囲は5m。レシーバーのインタフェースはUSB。キーボードは日本語109キーのストレートデザインを採用しており、キーピッチは19mm、キーストロークは3mm。電源に単4形乾電池×2本を使用し、動作持続時間は約15カ月。本体サイズは約W456×D158×H24mm、重量は約601g(電池含む)。マウスの主な仕様は、読み取り方式が光学式、読み取り速度が3,000fps、解像度が1,000dpi、ボタン数が「3」。電源に単3形乾電池×1本を使用し、動作持続時間は約8カ月。本体サイズは約W56×D111×H37mm、重量は90g(電池含む)。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1 / 10 / RT8 / RT8.1、Mac OS X 10.4~10.10。○Wireless Keyboard 850「Wireless Keyboard 850」は、「Wireless Desktop 850」のキーボードだけを単品で発売するもの。価格は2,980円(税別)。
2015年12月04日SHARPは11月26日、パソコンやタブレット端末、スマートフォンと簡単にワイヤレス接続できる大画面70V型/60V型のタッチディスプレイ「BIG PAD(PN-L703W/PN-L603W)」を発売すると発表した。同ディスプレイは、マルチOS対応のワイヤレス接続機能を搭載しており、接続用のアプリケーションをインストールした端末内のデータを、配線なしで大画面に映し出せる。インストールレス接続にも対応しており、同梱のアダプター「ワイヤレストークン」をパソコンのUSBポートに挿すことで、接続用アプリケーションをインストールしなくてもワイヤレスで接続できる。また、フルスクリーン表示に加えて、4画面同時表示にも対応しており、円滑なミーティング運営をサポートする。機能面では、ワイヤレス接続中に画面上にペンや指で書き込める「オーバーレイ描画機能」を内蔵し、書き込み後の画面をキャプチャーして接続中のパソコンやUSBメモリーに保存できる。さらに、パソコンと接続しなくても、必要な時にすぐに立ち上げて「書く・消す・保存」ができる簡易ホワイトボード機能も備えている。さらに、さまざまなファイル形式のデータを軽快にタッチ操作できるビューアーアプリケーション「SHARPタッチビューアー」に対応し、異なる形式の複数のファイルを1つの画面上に並べて表示できる。また、Windows上の「ペンデジタイザー」入力にも対応しているため、入力モードを切り替えることなく、ペンによるタッチか指によるタッチかを自動で判別する。2016年2月上旬発売予定の70V型ワイドの「PN-L703W」、2016年3月上旬発売予定の60V型ワイドの「PN-L603W」とも価格はオープン。専用フロアスタンドや壁掛け金具などの周辺機器も別売する。
2015年11月27日シャープは11月26日、PCやスマートフォンなどとワイヤレス接続できるタッチディスプレイ「BIG PAD」を発表した。発売は70型の「PN-L703W」が2016年2月上旬、60型の「PN-L603W」が2016年3月上旬。本体価格はオープンで、推定市場価格(税別)はPN-L703Wが1,000,000円前後、PN-L603Wが810,000円前後。オフィスの会議室に設置するミーティング用途やホワイトボードの代替、学校の教室といった利用を想定している。BIG PADは、Wi-Fi(IEEE802.11 b/g/n)または有線LAN(100BASE-TX/10BASE-T)経由でPCなどのデバイスと接続し、デバイスの画面をそのまま表示できるタッチディスプレイ。接続中のPCは、BIG PADの画面でタッチ操作が行える。同梱のアダプター「ワイヤレストークン」を、BIG PADと接続したいデバイスのUSBポートで使用すると、接続用アプリケーションをインストールせずにBIG PADとのワイヤレス接続が可能。ワイヤレス接続時に、画面上にペンや指で書き込める「オーバーレイ描画機能」を内蔵。4人までの同時書き込みに対応している。書き込み後の画面はデータとして保存可能だ。ワイヤレス接続時にはフルスクリーン表示のほか、4画面を同時に表示できる。PCレスで書き込みや保存が行える簡易ホワイトボード機能も搭載した。赤外線遮断検出方式タッチパネルを採用し、本体には出力10W×2のステレオスピーカーを内蔵。各種のデータをタッチ操作で参照・比較できるアプリ「SHARPタッチビューアー」に対応している。主な仕様は、解像度が1,920×1,080ドット、液晶パネルがLEDエッジ型、視野角が水平160度/垂直160度、輝度が300cd/平方メートル、コントラスト比が3,000:1、応答速度が6ms。映像入力インタフェースはHDMI×3、D-sub×2、DisplayPort×1。本体サイズと重量は、70型が約W1,647×D94×H1,010mmで約61kg。60型が約W1,437×D94×H890mmで約48kg。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X v10.9 / 10.10、iOS 7.0以降、Android 4.0以降。
2015年11月26日ヤマハは、スマートフォン・タブレット内の音楽コンテンツやネットワーク上の音源のワイヤレス再生などに対応するワイヤレスストリーミングスピーカー「WX-030」を発表した。発売時期は11月上旬。価格は税抜4万円。同製品では、置きたい場所に気軽に設置できる、コンパクトなサイズとシンプルなデザインのボディーに、豊かなサウンドと迫力の重低音を実現する、9cmウーファーと3cmツィーターの2ウェイスピーカーユニットを搭載。Bluetoothによるスマートフォン・タブレット内の音楽コンテンツのワイヤレス再生、Wi-Fi接続によるネットワーク上の音源の再生、インターネットラジオ(vTuner)やiOSデバイスのAirPlayなど、各種機能に対応する。さらに、他の対応機器とワイヤレスでネットワーク接続し、音声の配信や受信を行える最新機能「MusicCast」にも対応。複数のMusicCast対応機器間で音楽ソースをシェアできるため、場所を選ばず音楽を再生できるということだ。
2015年11月05日ロームは11月4日、ワイヤレス給電制御IC「BD57020MWV」(送電側)を搭載したリファレンスデザインで、ワイヤレス給電の国際規格WPC Qi規格ミディアムパワーのQi認証を取得したと発表した。同リファレンスデザインは同社のホームページで公開されている。同社はこれまで、電子機器のワイヤレス給電技術に関する国際標準規格「Qi」の策定と普及を目的として設立された標準化団体であるWPCの正規メンバーとして、Qi規格の仕様策定からワーキンググループに参加し、製品開発を行ってきた。WPC Qi規格ミディアムパワーは、タブレットPCなどのワイヤレス給電を実現するほか、スマートフォンでは従来規格(5W以下)と比較して最大で3倍の速度で充電することが可能となる。また、ワイヤレス給電の安全性を確保するための異物発熱対策として、電力給電前に異物を検知する機能が搭載されている。ワイヤレス給電制御IC「BD57020MWV」は現在サンプル出荷中で、12月より月間10万個の生産を開始する予定。サンプル価格は2000円/個(税抜)となっている。
2015年11月04日ヤマハは29日、BluetoothとWi-Fi、さらにネットワークプレーヤー機能を内蔵したワイヤレススピーカー「WX-030」を発表した。発売は11月上旬。希望小売価格は税別40,000円。WX-030は、Wi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)やBluetooth 2.1+EDR、有線LANによる接続が可能なワイヤレススピーカー。Bluetoothの対応プロファイルはA2DP、AVRCPで、対応コーデックはSBCとAACだ。AppleのAirPlayも利用できる。DLNA 1.5をサポート。ヤマハのワイヤレスネットワーク機能「MusicCast」に対応している。専用アプリ「MusicCast CONTROLLER」を使用すると、ネットワーク内のMusicCast対応機器をスマートフォンで操作できる。また、WX-030で再生している音源をBluetooth経由で別のMusicCast対応機器に送り、同時再生が可能。アプリの対応OSはiOS 7.1以上、Android 4.1以上。スピーカーユニットは9cm径のウーファーと3cm径のツイーターを搭載した2ウェイ構成で、低音を増強するパッシブラジエーターを備える。再生周波数特性は60Hz~20kHz、最大出力は30Wとなっている。ネットワークプレーヤー機能を備えており、NASなどに保存している192kHz/24bitのWAV、FLAC、AIFFや96kHz/24bitのALACなどの音源を再生可能 (ただし、内蔵スピーカーはハイレゾ非対応)。圧縮音源の補間技術「ミュージックエンハンサー」も備えている。このほか、インターネットラジオのvTunerをサポートしている。本体にはタッチ式の操作ボタンを装備。サイズがW243×H157×D113mm、重量が2.2kg。壁掛け設置にも対応する。カラーはホワイトとブラックの2色。
2015年10月29日IDTは、シリコンバレーで開催されたアジアおよび欧州の技術ジャーナリスト向けイベント「euroasiaPRESS」において、ワイヤレス給電の普及に向けた同社の戦略を語った。○ワイヤレス給電普及のために越えねばならぬ深い溝まず、同社のコーポレート・マーケティング担当VPのGraham Robertson氏(図1)が、1831年、マイケル・ファラデーによる電磁誘導現象の発見に端を発するワイヤレス給電の歴史を紹介した(図2)。「1890年にはすでにニコラ・テスラにより無線送電システムが提唱されており、ワイヤレス給電の歴史は多くの人々が考えるより長いけれども、その後、つい最近まで"百年の空白"があった」と述べた。Robertson氏は、「現在、ワイヤレス給電は、豊富な開発リソースのある大手企業が"アーリーアダプター"として取り組む時期から本格的な普及期へ移行する端境期にあり、キャズム(マーケティングに関するキャズム理論において、アーリーアダプターで形成される初期市場からマジョリティーによるメジャー市場へ移行するのを阻害する深い溝)に直面している(図3)。キャズムを越えた先には大きな市場が広がっているが、この深い溝を越えるのは大変だ(図4)。白物家電や照明器具や玩具など、さまざまな分野に使われるようになってはじめて、本格的な普及期を迎えたと言える。しかし、普及期の担い手は、電子機器の開発経験の乏しい、開発リソースが限られる中小企業ばかりであるから、キャズムを越えるには、そのための戦略が必要だ」と述べた。これを受けて、IDTのアナログ・パワー部門プロダクト・マーケティング担当DirectorであるLaurence McGarry氏(図5)がワイヤレス給電を普及させる戦略を語った。McGarry氏は、「当社が積極的に参画しているWireless Power Consortium(WPC)がワイヤレス給電の規格Qiを策定して以来、Qi規格対応製品は増えてはきているが、残念ながら当初の期待ほど普及の勢いはない。そこで、ワイヤレス給電を広く普及させるために、電子機器の開発経験に乏しい、開発リソースが限られる中小企業など、近い将来の普及期の担い手向けに、簡単に使えるワイヤレス給電の開発キットを今夏市場投入した」と述べた。この開発キット(図6)をワイヤレス給電普及の起爆剤としたい考えだ。この開発キットはQi規格に準拠し5Wの給電が可能である。別々のパックの送電キット「P9038-R-EVK」(図6左)と受電キット「P9025AC-R-EVK」(図6右)で構成されている。送電アンテナと受電アンテナの距離が7mm程度であれば、75~80%の変換効率を得られるという。この開発キットを用いると、電子回路の専門家でなくても自社の機器にワイヤレス給電システムを簡単に組み込めるようになっている。McGarry氏は、開発キットの具体的な活用例として、ワイヤレス給電機能を組み込んだヘッドホンの事例を紹介した(図7)。あるヘッドホン・ベンダは、IDTに注文した開発キットが宅配便で午後5時に届いた後、作業を始め、午後8時5分にはワイヤレス給電機能を組み込んだヘッドホンを開発できたという。McGarry氏は「開発キットを紹介するWebサイトには1週間当たり2000人のアクセスがあり、すでに2000超のキットを出荷した。出荷先は、ほとんど名前を聞いたことの無いような中小企業ばかりで、この開発キット提供でワイヤレス給電ユーザーのすそ野の広がりを実感できた」という。IDTはすでにQi規格に準拠したミディアムパワー(15W)対応IC製品を開発し、一部の大手顧客に限って出荷を開始しているが、これがうまく立ち上がれば、いずれは15W対応の開発キットも製品化し普及に努めたいとしている。○IDTのワイヤレス給電をSamsungが採用IDTは10月下旬、韓国Samsung Electronicsと提携し、同社のGalaxy S6 edge+およびGalaxy Note5スマートフォン・ワイヤレス充電器、Samsung Gear S2スマートウォッチの充電パッド向けに、IDTのワイヤレス給電技術を提供すると発表した。Samsung製品に採用された最新のIDT ICは、内蔵のマイクロプロセッサコアによる高度なプログラミング機能を備えており、Samsung独自の高速充電機能のカスタマイズを容易にし、Samsung製ワイヤレス充電器の性能向上に貢献するという。IDTによると、Galaxy S6 edge+およびGalaxy Note5デバイスでは、従来のワイヤレス充電器に比べて充電速度が最大1.5倍向上するという。Samusngとの提携に勢いを得て、IDTのワイヤレス給電普及作戦は、いよいよこれから本格化する。
2015年10月29日サンワダイレクトは22日、Bluetooth 4.0と2.4GHz帯に対応したワイヤレスマウス「400-MA064」シリーズを発表した。ブラックとレッドの2色を用意。直販サイト「サンワダイレクト」での価格は3,222円(税別)。PCで使用するときは2.4GHz帯(Bluetoothも可)、Androidタブレットなどで使用するときはBluetoothというように使い分けられる。クリックスイッチには静音タイプを採用した。マウス本体中央部には空洞を設け、本体内に熱がこもりにくい設計となっている。ボタン数は「3」で、読み取りセンサーにはBlueLEDを使用。電源は単4形乾電池×2本で、使用可能日数はBluetooth時が約10.5カ月、2.4GHz時は約11カ月。電源スイッチを搭載するので、未使用に電源をオフにしておけば電池の消耗を抑えられる。分解能は1,000カウントで固定。通信範囲は最大半径10m(非磁性体/木製天板)。本体サイズは約W59×D103×H32mm、重量は約60g。
2015年10月23日ネットギアジャパンは、今年7月に発売した100%ワイヤレス・ネットワークカメラ「Arlo(アーロ)」の所有者を対象とした「面白動画コンテスト」を開始した。同コンテストは、「Arlo」の面白い使い方、「Arlo」で思わず撮れてしまったた面白い動画を募る。動画の募集期間は11月30日まで。応募する動画はTwitterで公開する必要があり、同社のWebサイトまたはFacebookなどで公開する場合がある。コンテスト参加にあたっては、Twitterのアプリ上で、公開する動画を「お気に入り」に設定して、7日たっても動画がクラウドから消去されないようにする。「共有」、「リンクをコピー」をタップすると、公開する動画のURLがコピーされる。そのURLをTwitterに貼り付けて、ハッシュタグ「#arlo_japan」を入れてツイートし、動画をメールに添付したうえで専用アドレス(marketing@netgear.jp)に送る。第1位に選ばれた人への商品として、「Nighthawk X6 R8000ギガビットルーター」が用意されている。当選者への連絡はTwitterのダイレクトメッセージを介して行われる。商品はユーザー登録された宛先に送られるため、事前に済ませておく必要がある。
2015年10月22日ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)は、日本国内に向けて「ワイヤレスサラウンドヘッドセット」を2015年12月3日(木)より希望小売価格12,000円(税別)にて発売する。本製品の最大の特徴は、プレイステーション 4(PS4)およびプレイステーション 3(PS3)のサウンドを7.1chバーチャルサラウンドで体験できること。深く臨場感のあるサウンドで、より一層豊かなゲーム体験が提供される。付属のワイヤレスアダプターをPS4またはPS3にセットするだけで、コードを気にせず簡単にワイヤレス接続でゲームがプレイできるだけでなく、内蔵のノイズキャンセリングマイクを使って手軽にボイスチャットや、PS4のシェア機能を使った配信を楽しむことができる。また、丸みを帯びた洗練されたデザインで高いフィット感を実現するとともに、折りたたむことでコンパクトに収納することも可能。機能性だけでなくデザイン性においても大変優れたアイテムとなっている。
2015年09月15日ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)は、日本国内に向けてワイヤレスコントローラー「DUALSHOCK 4」の新色4色を新たに発売する。「ゴールド」「シルバー」「スチール・ブラック」は、素材のなめらかな質感を表現しつつ、メタリックで高級感のあるカラーリングを施した数量限定モデル。3色はいずれも2015年11月6日(金)より希望小売価格6,480円(税別)にて発売される。また、「クリスタル」は、「DUALSHOCK 4」として初のスケルトン仕様のモデル。これまでアナログコントローラ「DUALSHOCK 2」やワイヤレスコントローラ「DUALSHOCK 3」で好評だったスケルトンモデルが、今後は定番カラーラインナップの1つとして、2015年12月3日(木)より希望小売価格5,980円(税別)にて発売される。
2015年09月15日ロジクールは9日、ワイヤレスキーボード「ロジクール ワイヤレスキーボード K275」(K275)および、K275とワイヤレスマウスがセットになった「ロジクール ワイヤレスコンボ MK275」(MK275)を発表した。9月17日から発売する。価格はオープンで、ロジクールオンラインストアでの価格は「K275」が2,380円、「MK275」が3,380円(いずれも税別)。「ロジクール ワイヤレスキーボード K275」は、8つのホットキーを搭載したフルサイズのキーボード。Webサイト、メールチェック、音楽再生、ボリューム調整などがワンタッチで行える仕様となっている。配列は日本語108キー、キーピッチは19mm、キーストロークは3.2mm、押下圧は60g。電源に単4形乾電池×2本を使用し、電池寿命は約2年。本体サイズはW450×D155×H18mm、重量は470g(電池含む)。「ロジクール ワイヤレスコンボ MK275」は、「K275」とワイヤレスマウスがセットになったモデル。付属するマウスの仕様は、センサー方式が光学式、解像度が1,000dpi、ボタン数が3つ。電源は単4形乾電池×2を使用し、電池寿命は約1年。本体サイズはW59.8×D99.5×H38.5mm。重量は74g(電池含む)。キーボードとマウスは接続方法にUnifying対応の2.4GHz無線接続を採用。付属の小型USBレシーバを介して通信する。操作距離は最大10m。PCの対応OSはWindows RT / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Chrome OS。
2015年09月09日日本マイクロソフトは8日、コンパクト形状のワイヤレスマウス「Microsoft Wireless Mobile Mouse 1850」を発表した。9月24日から発売し、価格は1,780円(税別)。受注生産モデル「Wireless Mobile Mouse 1000 for business」も用意し、こちらは簡易包装となり価格は1,580円(税別)。外出先などでの使用に向いたコンパクトなワイヤレスマウス。接続方式には2.4GHz帯を使用する。電波受信範囲は約5mで、レシーバーも小型でマウス本体に収納可能。マウスは左右対称デザインを採用し、ボタン数は「3」、スクロールホイールも装備する。電源として単3形乾電池×1本を使用し、動作持続時間は約6カ月。読み取り速度は3,000fps、解像度は1,000dpi。本体サイズは約W58×D100×H38mm、重量は約59g(バッテリ含まず)、レシーバーの重量はは2g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10 / RT 8 / RT 8.1、Mac OS X 10.7以降、Android 4.4以降。
2015年09月08日ソニーは8月26日、手元に置いて、テレビの音声を聴きやすくするワイヤレススピーカー「SRS-LS100」を発表した。発売は9月12日。価格はオープンで、ソニーストアでの販売価格は19,800円(税別)。SRS-LS100は、テレビから離れた場所でも、音声を聞き取りやすくするためのワイヤレススピーカー。周囲の騒音レベルを判断して自動的に聞きやすい音量に調節する「おまかせ音量」機能を初めて搭載した。アナウンサーの声などを聞きやすくする「ボイスズーム機能」も備えている。本体のデザインは、スピーカーの天面にテレビリモコンを配置した一体型。ソニー製のテレビだけでなく、国内主要メーカーのテレビや、ケーブルテレビのセットトップボックスの操作も可能だ。シニアでも使いやすいように、大型のボタンやボリュームダイヤルを採用。防滴構造により、キッチンなどの水回り使える。バッテリーによる連続使用時間は最長で約16時間。スピーカーのサイズは約W196×D77×H74mm、質量は約440g。送信機のサイズは約W179×D71×H28mm、質量は約85g。
2015年08月26日サンワダイレクトは10日、ワイヤレスタイプのテレビスピーカー「400-SP058」を発売した。直販価格は税込9,800円。400-SP058は、ワイヤレスで持ち運びが可能なテレビスピーカー。スピーカー本体に受信機を内蔵し、テレビ側に設置する送信機と2.4GHz帯で通信して音声を届ける。スピーカー側面に、高音の出力を三段階(高/中/低)で調整する音域コントロールスイッチを用意する。スピーカー部にφ3.5mmステレオミニジャックを備え、ワイヤレス伝送した音声をイヤホン・ヘッドホンに出力することも可能。また、付属ケーブルで音楽再生デバイスと接続すると、外部スピーカーとしても使用できる。スピーカーの電源は単3形アルカリ乾電池×4、単3形ニッケル水素充電池×4、USBのいずれか。送信機の電源はUSB。スピーカーは、最大出力が5W(2.5W×2)、最大伝送距離が約15m、電池による連続再生時間が約8時間、出力インタフェースがφ3.5mmヘッドホンジャック、入力インタフェースがφ3.5mmステレオミニジャックとUSBポート、サイズがW203×D92×H105mm、重量が約455g。送信機は、入力インタフェースがφ3.5mmステレオミニジャックとUSBポート、サイズがW85×D71×H21mm、重量が約45g。
2015年08月12日inMusic Japanは11日、Numarkブランドのワイヤレスヘッドホン「HF WIRELESS」を発表した。発売は8月21日。価格はオープンで、推定市場価格は税込9,980円。HF WIRELESSは、Bluetooth 4.0対応のワイヤレスヘッドホン。NFC機能を搭載し、2台までのデバイスに同時に接続できる。本体は折りたたみが可能。イヤーパッドの素材にはレザーレットを使用している。このほか、音量などを操作するボタンとマイクを備えている。主な仕様は、ドライバーサイズがφ40mm、再生周波数帯域が60Hz~20kHz、インピーダンスが32Ω、出力が20mW、連続再生時間が約10時間、サイズがW190×D69×H179、重量が約165g。3.5mmステレオミニケーブルと6.5mm変換プラグが付属する。
2015年08月11日