クエン酸、重曹、セスキなどから粉末洗剤、砂糖、塩まで。皆さんは、毎日の家事で何種類もの「粉末」を使いますよね。それらを周りにこぼさずに簡単に出せるアイテムを3つ検証してみました。「粉末だしボトル」「ふりふり調味料ケース」「ワンタッチシュガーポット」の3つ。さて、その結果は?■ 毎日使う「粉末」をもっと簡単に出せるモノってないの?日常的に使う粉末素材。これらを使う時、ついドバッと出し過ぎたとか、辺りを粉だらけにしてしまったなんていうことはありませんか?洗濯は石けん派の筆者にとって、毎日プチストレスだったのが仕上げに入れるクエン酸でした。ガラスのジャム瓶に入れておくと見た目は良くても、蓋を開け、スプーンですくい、洗濯機に投入、スプーンを戻して蓋を閉める、と面倒。これらの一連の動きをバッサリ省略できないものでしょうか?■ ネットで気になるアイテムを入手!ネットリサーチしてみると……やはりいるんですよね、同じ事を考えるたくさんの方達が。どうやら山佳化成の「ワンタッチシュガーポット」とセリアの「だしボトル」が使える!という情報。このワンタッチシュガーポットはロングセラー商品だそうで、そういえば昔、食堂や喫茶店の厨房で見たことがあります。もちろん、セリアのだしボトルも気になります。どちらも価格はお手頃、そこで両方購入して比較してみることにしました。シュガーポットはAmazonで注文し、セリアにもGo!すると目的のだしボトルの近くに「ふりふり調味料ケース」という候補になりそうなアイテムを発見。これは試してみなければ……ということで、合計3つのアイテムが出揃いました。■ 3アイテムの構造と特徴をチェック!左から「粉末だしボトル」「ふりふり調味料ケース」「ワンタッチシュガーポット」。3つとも、クエン酸を入れて容器を振ってみると、ちゃんとササッと粉が定量出せました、これは楽です!それぞれ一回で出る量も比較してみました。左からシュガーポット、だしボトル、調味料ケース3つの中では、だしボトルが、ほかの2つの倍近く出てきました。手前が、だしボトル・奥がシュガーポットそして「ワンアクションで定量を出す」という目的は同じなのに、仕組みはまったく異なっています。以下が3アイテムの仕組みの違いです。こちらは、ストロー構造のシュガーポット仕切り板が入っているだしボトルキャップが3つの部品を重ねる調味料ケース。では、筆者が感じたそれぞれの特徴を挙げていきましょう。【ワンタッチシュガーポット】容量が大きく、補充回数が減る質感良く高級感があるが、デザインは好みが分かれるキャップを外す手間がかかり、小さいので紛失しそう【粉末だしボトル】容量が少ないキャップの開閉が片手で出来て、蓋と一体型は使いやすいしかし詰替えする時に外す蓋が、かなり固い【ふりふり調味料ケース】キャップレスなので、本当にワンアクションで使える軽量・女性の手にはフィットするサイズほかの2つと比べると、少々チープな見た目■ 選んだのはふりふり調味料ケース!その理由と注意点それぞれのメリットデメリットを比較し、最終的に選んだのは、当初候補になく、売り場で見つけて買ったふりふり調味料ケースでした!決め手となったのは、やはり目的とするワンアクションの面で優れていたこと。シュガーポットは、筒に湿気が入ると粉が詰まりやすいのではないか?洗いにくいのではないか?という懸念がありました。だしボトルは、サイズが小さい上に一回の量が多いので、あの固い蓋を開けるのが面倒だと感じてしまいます。そこで最終的に、調味料ケースが残ったというわけです。しかし、詰め替え時には、3重に重なった蓋部品の内部には粉が残っているので、うっかり下へ向けると溢れてプチ惨事になることがあるので注意が必要です。いかがでしたか?忙しい日々の中の家事、少しでも効率を上げたいものですよね?それが100円ショップのアイテムで実現できるのは嬉しいものです。勿論、あくまで筆者の基準によるレポートなので、入れたい粉や諸条件で優先順位は変わってくるはず。皆さんそれぞれのベストを見つけてみてくださいね。
2019年02月17日