5日(現地時間)に開催されたグラミー賞授賞式で、ヴィオラ・デイヴィスが最優秀朗読アルバム賞を受賞し、EGOTを達成した。EGOTとは、エミー賞、グラミー賞、オスカー、トニー賞の頭文字を取ったもので、エンタメ界における主要な4つの賞すべてを獲得した人のこと。ヴィオラは「キング・へドリー2世」でトニー賞演劇助演女優賞、「フェンス」で同演劇主演女優賞、映画版『フェンス』でアカデミー助演女優賞とゴールデングローブ賞助演女優賞、「殺人を無罪にする方法」でエミー賞主演女優賞を受賞し、EGOTに王手をかけていた。今回、グラミー賞では自身の回顧録「Finding Me」を朗読したオーディオブックが評価されて受賞となった。ヴィオラは受賞スピーチで「オーマイゴッド。私はこの本を6歳のヴィオラに敬意を表して書きました。彼女の人生、喜び、トラウマ、すべてに敬意を込めてです。まさに旅のようなものでした。そしてEGOTを達成しましたよ!」と語り、喜んだ。これまでEGOTを達成したのは、リタ・モレノ、オードリー・ヘプバーン、ウーピー・ゴールドバーグらで、昨年はジェニファー・ハドソンがEGOT入りを果たした。ジェニファーはヴィオラのグラミー賞受賞を喜び、彼女の受賞スピーチ動画を添えて「ヴィオラ・デイヴィスが18人目のEGOTになりました!」とツイート。「“生ける伝説”におめでとう!お祝いしなくちゃ!」と興奮した様子をつづった。(賀来比呂美)
2023年02月06日フェラガモ(Ferragamo)の2023年春夏コレクションが発表された。ハリウッドでの歴史を反映マクシミリアン・デイヴィス(Maximilian Davis)がクリエイティブ・ ディレクターに就任し、初のコレクションとなる今季。フィレンツェを拠点とするメゾンのエレガンスや、ロンドン出身のデイヴィスならではのテーラリングを基調としつつも、創設者サルヴァトーレ・フェラガモが渡米し、ハリウッドスターを顧客に人気を博した歴史に光をあて、ハリウッドの雰囲気を映しだしたコレクションを展開する。新旧のハリウッドを対比を描きだす本コレクション。なかでも現代のハリウッドが漂わせるある種気怠げなムードは、ルーズなシルエットやラフな素材などに反映されている。スポーティなジャケットには、吸いつくような質感のラムナッパレザーを採用。上質な質感ながら、ほどよいドロップショルダーと絞った裾により、ボリューミーなシルエットを生みだした。それは、イヴニングにおいても同様だ。たとえば、流れるようなドレープを裾に織りなすドレスには、ジャージー素材を採用。ここでフィレンツェを中心に起こったルネサンスを思い起こせば、ボッティチェッリやギルランダイオなどの画家は、力強く波打つ裾といった細部でもって、古代ギリシアの息吹を生けるかたちで表現したのだった。翻ってフェラガモにおいてこのドレープは、肩肘の張らない素材感と装飾性を削ぎ落としたミニマルな造形へと溶け入っている。このシンプルな造形性は、テーラリングにも通底している。軽やかなヴァージンウール素材を用いて仕立てたジャケットは、たとえばウィメンズを見れば、ウエストを流麗にシェイプさせた流麗なシルエット。ダブルブレストに寄せて設定したフロントはノーカラーであり、かつ比翼仕立てを採用することで、その研ぎ澄まされたデザインを引き立てた。カラーで特筆すべきは赤色だろう。ブランドカラーの刷新にともなって、深みのある従来のレッドカラーに変わり、より明るく鮮やかさを増した色調となった。これを反映し、コレクションにも鮮やかなレッドが採用されている。また、アーティストのレイチェル・ハリソンによる「Sunset Series」シリーズをモチーフに、ホワイトからオレンジ、イエローからレッドといったように、鮮やかなグラデーションをウェアやバッグに用いている。
2022年12月21日オスカー俳優のヴィオラ・デイヴィスが、『ハンガー・ゲーム』の前日譚映画『The Ballad of Songbirds and Snakes』(原題)に出演することがわかった。『ハンガー・ゲーム』の公式ツイッターが発表。ゲームメーカー長のヴォルムニア・ゴールという人物を演じるという。2020年5月に発売された原作小説では、ヴォルムニア・ゴールは悪役として描かれている。ヴィオラもSNSにて、メディアの報道記事を引用して報告。「この世界の一員になれてうれしい」と喜んでいる様子だ。ヴィオラが起用されたことに、映画ファンは「最高の悪役を演じてくれること間違いなし!」「これまでに発表されているキャスティングは完璧」「これは絶対によい映画になる」と期待の声を寄せている。『The Ballad of Songbirds and Snakes』に出演が決まっているほかの主なキャストは、ルーシー・グレイ・ベアード役に『ウエスト・サイド・ストーリー』のレイチェル・ゼグラー、若い頃のスノー大統領役にドラマ版「Billy the Kid」のトム・ブライス、ラッキー・フリッカーマン役に『グランド・ブダペスト・ホテル』のジェイソン・シュワルツマン、カスカ・ハイボトム役に「ゲーム・オブ・スローンズ」のピーター・ディンクレイジなど。『The Ballad of Songbirds and Snakes』は2023年11月17日に全米公開予定。(賀来比呂美)■関連作品:ハンガー・ゲーム 2012年9月28日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 LIONS GATE FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.
2022年08月16日『チャーリーズ・エンジェル』のクリステン・スチュワートと『ターミネーター:ニュー・フェイト』のマッケンジー・デイヴィスが恋人役で豪華共演した『ハピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウト』(原題:Happiest Season)から、新たなキーアートが公開された。レズビアンカップルが主役のロマンティック・コメディ映画としてアメリカで話題となり、米Huluではオリジナル映画のストリーミング初週実績で歴代1位の視聴記録を樹立。日本でも、SNSには日本上陸を待ち望む声が多く投稿され、大きな注目を集めていた本作。恋人の家族に初めて会うときは大変なもの。恋人ハーパー(マッケンジー・デイヴィス)の実家に向かうアビー(クリステン・スチュワート)は、プロポーズを計画していた。しかし当日、ハーパー自身がレズビアンであることや2人の関係を家族に隠していると知る。想定外の事態で家族との初めての対面は、ますます大変なものに!さらに滞在中、アビーは彼女の家族や友人との交流を見て、自分が思っていた人とは違うのではないかと疑問を持ち始める…。初めて会う家族に認めてもらいたい、自分に正直でありたい、そんな様々な思いを家族それぞれが抱えながらも、クリスマスに家族が集まってくる――。アビー役をLGBTQ+のアイコンとなっているクリステン、その友人ジョン役をゲイを公表している「シッツ・クリーク」のダニエル・レヴィ、さらに監督及び共同脚本はプライベートでレズビアンをカミングアウトし、『アルゴ』「アメリカン・ホラー・ストーリー」など女優としても知られるクレア・デュヴァルが務めた。恋愛関係、夫婦関係、家族への本音など、それぞれが抱える秘密が次々と明らかになっていくホリデーは見逃せない。『ハピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウト』は3月3日(水)よりデジタル配信開始。発売元・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハピエスト・ホリデー私たちのカミングアウト© 2020 TriStar Productions, Inc. and eOne Features LLC. All Rights Reserved.
2021年02月20日ディズニーが製作する新しい『トロン』の映画に動きがあった。監督が『LION/ライオン~25年目のただいま~』『マグダラのマリア』のガース・デイヴィスに決定したという。「Deadline」などが報じた。デイヴィス監督にとっては初めての“大作”となるため、自ら積極的に売り込んだことが伝えられている。今作は1982年製作の『トロン』、2010年製作の『トロン:レガシー』に続く『トロン』シリーズ3作目となるが、前2作とは物語としてつながりのない作品になるとのこと。『トロン:レガシー』においては、主演のギャレット・ヘドランドとオリヴィア・ワイルドが続投で、続編を製作することも検討されていたが、2015年に立ち消えに。3作目の“新しい”『トロン』は、2017年にジャレッド・レトが主演・製作することで契約を結んだが動きがなく、3年が経って監督が決まり、再び企画が動き出した模様だ。ドラフト脚本は『グロムバーグ家の人々』のジェシー・ウィグトウが担当していることが以前報じられた。今回の報道に『トロン』シリーズのファンは、「前作と同様『ダフト・パンク』にサウンドトラックを手掛けてほしい」「前作のキャストはだれも出ないの?」などとコメント。『スーサイド・スクワッド』のジョーカー役が不評だったことが響き、主演がジャレッドであることを不安視する声も。(Hiromi Kaku)
2020年08月11日『トロン』の最新作を、ガース・デイヴィスが監督することになった。『LION/ライオン〜25年目のただいま〜』など、小粒なドラマで知られるデイヴィスにとって、メジャースタジオの超大作は新しい領域。だが、デイヴィスはこの作品に情熱をもち、積極的にアプローチした結果、監督の座を獲得したという。主演はジャレッド・レト。レトはプロデューサーも兼任する。ジェフ・ブリッジスが主演する最初の『トロン』が公開されたのは1982年。ヒットしたわけではなかったが、その後、次第にファンが増え、2010年の『トロン:レガシー』につながった。こちらはボックスオフィスで成功し、続編の話はすぐに出たものの、話をどうもっていくかが決まらず、時間がかかっている。主演がレト、監督がデイヴィスで固まったことではずみがつきそうだが、今もまだ完全なゴーサインは出ていない。文=猿渡由紀
2020年08月11日ジョージ・フロイドさんの死をきっかけに、人種差別問題で揺れるアメリカ。現在、2018年にヴィオラ・デイヴィスが「Women of the World」に参加し、ジャーナリストのティナ・ブラウンと対談した動画が再び注目を集めている。ヴィオラは動画の中で、ハリウッドにおける人種間のギャラの格差について批判。当時は「男性と女性のギャラが違いすぎる」ということが表面化し、問題となっていたが、ヴィオラはいち早く人種間のギャラの差に対して声を上げていた。「女性のギャラは男性の半分と言われたりもするけれど、黒人は白人の10分の1くらいしかもらえない」と指摘。「私はオスカー、エミー賞、2つのトニー賞を獲得した。ブロードウェイにもオフ・ブロードウェイにも出たし、テレビも映画もやった。本当にすべてを」とこれまでに築き上げたキャリアを語り、それでもギャラや仕事のチャンスは白人の足元にも及ばないと嘆く。オファーの電話を受けると「きみは黒人版メリル・ストリープだ。きみじゃないとダメなんだ」と言われるが、「私じゃなきゃダメと言うなら、私の価値にふさわしいギャラを払って。私の価値に合うものを与えて」と主張した。女優のガブリエル・ユニオン、ジャーナリストのティファニー・D・クロスや作家のネディ・オコラフォもリツイートし「コレ!まさにコレ!」と同意。ネディは現在Amazonが制作中のヴィオラ主演ドラマ「Wild Seed」(原題)に脚本家として参加中。「これがヴィオラと働くことに誇りを持てて、楽しめる理由の一つ。明確な発言をしてくれる」とツイートしている。(Hiromi Kaku)
2020年07月02日ユニバーサル ミュージックは、ロックやヒップホップにも影響を及ぼしたトランペット奏者、マイルス・デイヴィスの素顔に迫るドキュメンタリー映画『マイルス・デイヴィス クールの誕生 (原題:MILES DAVIS: BIRTH OF THE COOL』(監督:スタンリー・ネルソン)を映像配給ブランドEAST WORLD ENTERTAINMENTにて9月4日より日本国内でも順次公開いたします。常に垣根を取り払い意のままに生きることを信条としたマイルスは、その65年の生涯の中で、音楽おいても、私生活においても、何度も固定観念を破り、『クールの誕生』(1949-50年)、『カインド・オブ・ブルー』(1959年)、『ビッチェズ・ブリュー』(1969年)など多くの名盤と呼ばれる作品を送り出してきました。本ドキュメンタリーは、レアなアーカイヴ映像・音源・写真に加え、アーティストや家族・友人など、マイルスと密接に関わった人々との対話を通じて、トランペットの影に隠された唯一無二の奇才の素顔に迫った作品です。ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーターといった、かつてマイルスのバンドに在籍していたジャズ界の重鎮から、クインシー・ジョーンズ、カルロス・サンタナ、ジュリエット・グレコなど、さまざまなジャンルの大御所が、マイルスの魅力や隠されたエピソードを語っています。第37回(2019年)サンダンス映画祭をはじめ、世界各地の映画祭にて正式出品され絶賛を集めたほか、第62回(2019年度)グラミー賞では【最優秀音楽映画部門】にノミネートされた本作は、日本では9月4日より、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国順次公開される予定です。公開に先駆けて、映画のメイン・ヴィジュアルをあしらったトートバックやマグカップ等のオリジナル・グッズも発売いたします。■作品概要ドキュメンタリー映画「マイルス・デイヴィス クールの誕生」映画日本公式サイト:日本版トレーラー映像監督:スタンリー・ネルソン出演:マイルス・デイヴィス、クインシー・ジョーンズ、ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、ロン・カーター、カルロス・サンタナ、ジュリエット・グレコ etc.日本語字幕:落合寿和 2019年/米/115分公開日:2020年9月4日(金)角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA他、全国順次ロードショー配給:EASTWORLD ENTERTAINMENT協力:トリプルアップ■LinksUNIVERSAL JAZZ公式サイト JAZZ公式Twitter JAZZ公式Facebook 企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年05月28日ヴィオラ・デイヴィスがドラマ「First Ladies」(原題)で、ミシェル・オバマ氏を演じるという。テレビ局「Showtime」が発表した。ヴィオラといえば、エミー賞で主演女優賞を獲得した「殺人を無罪にする方法」の主演として有名。同ドラマは今年の春にシーズン6で幕を閉じることが決定している。「First Ladies」は、カリスマ的で複雑で、生き生きとしたアメリカのファースト・レディたちに焦点を当てたドラマ。シーズン1では第32代大統領フランクリン・ルーズベルトの妻エレノア・ルーズベルト、第38代大統領ジェラルド・フォードの妻ベティ・フォード、そして第44代大統領バラク・オバマの妻ミシェル・オバマの政治人生や私生活について描く。同局の社長は、ミシェル氏を演じる女優としてヴィオラを迎えることに「夢が叶った。このシリーズを立ち上げるのに、彼女のような素晴らしい才能を持つ人が出演してくれるのは、本当に幸運なことだ」と語っている。ヴィオラは製作総指揮も務める。脚本は、ジョエル・シュマッカーのもとで十年以上に渡り企画構想を担当し、作家でもあるアーロン・クーリーが担当する。(Hiromi Kaku)
2020年02月06日『ターミネーター:ニュー・フェイト』で未来から人類を救うためにやってきた強化型スーパーソルジャー、グレース役を演じ、いま注目を集めるマッケンジー・デイヴィス。先日のジャパンプレミアにもアーノルド・シュワルツェネッガーやリンダ・ハミルトンらと登場し、大きな声援を浴びていたが、とりわけファンから感嘆の声が上がっているのが、その個性的なメイク。今回の来日には専属のメイクアップ・アーティスト、ジョー・ベイカーさんが帯同しており、“映え”メイクの数々をインスタグラムに公開している。劇中ではターミネーターと互角に戦えるほど、人間を遥かに超越した戦闘力を持つ未来のスーパーソルジャーを演じているマッケンジー。しなやかな身体から繰り出されるハードなアクション、ダニーを“マイ・ミッション”として懸命に守ろうとする姿に魅了される人が早くも続出中だ。マッケンジーはカナダ・バンクーバー出身、現在32歳。映画『オデッセイ』やNetflix「ブラック・ミラー」シーズン3「サン・ジュニペロ」のちょっぴり地味めなメガネ女子から、『ブレードランナー 2049』ではライアン・ゴズリングに迫る“美女”、『タリーと私の秘密の時間』ではへそ出しルックのベビーシッターを演じるなど変幻自在。178cmの長身で、メイクやヘアスタイル次第で印象がガラリと変わることから、ファッショニスタとしてもまさに注目度上昇中。先日の『ターミネーター:ニュー・フェイト』のジャパンプレミアでは、ターミネーターの瞳をイメージしたかのような赤のアイシャドーが印象的。80年代を意識したスタイルと、吸い込まれそうな彼女の青い瞳との対比が絶妙だ。このメイクを担当しているベイカーさんといえば、『ボヘミアン・ラプソディ』やNetflix「ザ・ポリティシャン」のルーシー・ボーイントンのメイク担当としても知られた存在。そのほか『アラジン』のナオミ・スコットや、『ジュラシック・ワールド』のブライス・ダラス・ハワード、「ユーフォリア/EUPHORIA」に出演中のモード・アパトーなども手掛けている。何と言っても特徴的なのが、そのメイクのアイディアの源。錆びた釘や交通標識に色鮮やかな昆虫、スタジオの「OnAir」ライト、タオル、ときにはガリ(生姜の甘酢漬け)やナスまでも!?まったく思いも寄らないものからインスピレーションを受けているのが面白い。例えば、東京でのメディア向け取材日には、錆びた釘を参考にしたという「マホガニー・モード」で、プレミアとは一転、シックで温かな印象に。なんと、韓国プレミアでは街角で見かけた交通標識からヒントを得たメイクで登場。北京のプロモツアーでは、ルームサービスに付いてきたガリがヒントになることに!ターミネーターっぽい「NANUSHKA(ナヌーシュカ)」のツーピースにもマッチ。上下左右に顔を振ってキメた後に、お茶目な笑顔を見せるマッケンジーもキュート。本作を機に日本でも人気が出そうなマッケンジー、その斬新メイクにも引き続き注目してみて。『ターミネーター:ニュー・フェイト』は全国にて公開中。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ターミネーター:ニュー・フェイト 2019年11月8日より全国にて公開© 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2019年11月11日ロックバンドKORNのフロントマン、ジョナサン・デイヴィス(47)の妻デヴェン(39)が、8月17日に急死した。訃報が流れて以降、沈黙を守っていたデイヴィスが、Twitterに愛する妻の死についてのメッセージを掲載した。「この10年、妻は病気に苦しんでいました。ひどく精神を病み、そのせいで依存症にもなりました。僕は自分の全てをかけて彼女を愛していました。彼女が本来の彼女自身でいられたとき、彼女は素晴らしい妻であり、素晴らしい母であり、そして素晴らしい友でした。デヴェンはとてつもなく広い心を持っていて、子どもや、その他彼女が愛した人たちを意図的に傷つけようとしたことは決してありませんでした」2人は2004年にハワイで結婚。2005年には長男パイレート、2007年には次男ツェッペリンをもうけた。TMZによるとデヴェンは重い薬物依存症を患い、子どもたちにたびたび家庭内暴力をふるっていたため、夫婦は別居していたという。デイヴィスが家族への接近禁止命令を裁判所に申し立てたその日に、妻は帰らぬ人となった。「妻を守るためにこれまで隠し続けてきたけれど、このような悲劇が家族を襲った今、真実を知ってもらう時がきたと思いました」と前置きし、デイヴィスは妻がいかに苦しんでいたか、そして精神病を患う人とそれを支える人がどれほど助けを欲しているかを綴っている。「僕がこれほどまでに懸命に、精神の病と戦う人々を支援するのは彼女が理由なのです。彼女のストーリーが、人々の助けに助けを求めることを恥じないよう勇気づける一助になればと思っています。もし、あなたの知っている誰かが心を病んだとしたら、その人に寄り添い、同情してほしい。そして、悪い人ではない、苦しんでいるのだということを知ってほしい。カリフォルニア州には、助けを必要としている人を支える僕のような人々に、手を差し伸べてくれるよう法律を変えてもらいたい」様々な憶測を呼んでいるデヴェンの死因については言及されていなかった。
2018年08月23日第89回アカデミー賞の授賞式が27日(現地時間26日)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『フェンス』のヴィオラ・デイヴィスが助演女優賞を受賞した。デンゼル・ワシントンが監督・主演を務め、作家オーガスト・ウィルソンの戯曲を映画化した同作で主人公の妻を演じたヴィオラ・デイヴィスは、「私はアーティストになりました。神に感謝しています。私たちだけが人生を生きること、祝うことができる職業だからです」と熱いスピーチで魅了。「この映画は人を描いた物語です。そして、言葉、人生、許しを描いたものです」と作品を紹介し、オーガストやデンゼル・ワシントンをはじめとする作品に関わった人たちや、両親や兄弟などへの感謝を述べた。助演女優賞には、ヴィオラ・デイヴィスのほか、『ムーンライト』のナオミ・ハリス、『LION/ライオン ~25年目のただいま~』のニコール・キッドマン、『ヒドゥン・フィギュアズ(原題)』のオクタヴィア・スペンサー、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のミシェル・ウィリアムズがノミネートされていた。WOWOWプライムでは、2月27日21時から同授賞式の字幕版を放送。3月5日18時からダイジェスト版も放送する。
2017年02月27日ヴィオラ・デイヴィスが、犯罪映画『Widows』に出演することになった。監督は『それでも夜は明ける』のスティーヴ・マックィーン。脚本はマックィーンと、『ゴーン・ガール』の原作と脚本を書いたギリアン・フリンが共同執筆する。その他の情報映画は、1983年にイギリスで放映されたテレビのミニシリーズのリメイク。4人の強盗犯が、犯罪に失敗して死んだ後、彼らの未亡人たちが、残された仕事を終わらせようとする物語だ。デイヴィスの最新作は、現在公開中の『スーサイド・スクワッド』。次回作は、年末に北米公開される『Fences』。共演はデンゼル・ワシントンで、ワシントンは監督も兼任する。デイヴィスとワシントンが共演したブロードウェイ舞台劇の映画化で、オスカー狙いと位置づけされている。文:猿渡由紀
2016年09月28日『ホテル・ルワンダ』のドン・チードル主演最新作「Miles ahead」(原題)が、『MILES AHEADマイルス・デイヴィス空白の5年間』という邦題で、12月23日(金・祝)より日本公開されることが決定した。帝王マイルス・デイヴィス(ドン・チードル)は、1970年後半の5年間、すべてのミュージックシーンから姿を消した。ひとりきり自宅にこもった彼は、慢性の腰痛に悩まされ、ドラッグや鎮痛剤の影響ですさんだ生活を送っていた。そこへしたたかな音楽レポーター、デイヴ・ブレイデン(ユアン・マクレガー)が強引におしかける。それから2日間、ふたりは盗まれたマイルスの最新曲のテープを取り戻すため思わぬ追跡劇に巻き込まれる。もともと気まぐれなマイルスの言動に拍車をかけるのが、元妻であり彼のミューズでもあったフランシス・テイラー(エマヤツィ・コーリナルディ)との破綻した結婚生活の思い出だ。苦悩と絶望から死をも考えたマイルスだが、音楽から救いを見出し、復活への道を模索していく…。ジャズ界に留まらず、すべてのミュージシャンのカリスマとして、いまでも語り継がれるマイルス・デイヴィス。彼の映画化を熱望し、マイルス本人を描いた初の映画を実現させたのは、『ホテル・ルワンダ』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた実力演技派俳優のドン・チードル。本作で彼は、初監督を務めるほか、共同脚本、制作、そして自ら主演も務める。『アベンジャーズ』シリーズからスティーヴン・ソダーバーグ、ポール・トーマス・アンダーソンといった名だたる監督の作品に出演し、映画以外のテレビシリーズ、舞台俳優としても多様で奥深い役柄を演じ、幅広く活躍しているドン。彼がマイルスに起きた出来事からインスピレーションを得たストーリーは、マイルスの家族からも「最高だ!」と絶賛されているほどだ。ドンは、トランペットの吹き方も限界まで練習し、マイルスのあらゆる時代、あらゆるスタイルの音楽を映画に組み込み、ラストのライブシーンでは実際にマイルスとの共演経験もある、ハービー・ハンコックやウェイン・ショーターに加え、現在のジャズシーンで活躍中のエスペランサ・スポルディング、ゲイリー・クラークJr、アントニオ・サンチェスらが華を添えてる。音楽担当のロバート・グラスパーもまた、マイルスへの敬意を表するに値するサウンドを作り上げており、マイルスが自分の音楽を表現した言葉“ソーシャル・ミュージック”の精神が映画全般に行きわたり、マイルスに思いを馳せることができる幻想的な一作となっているようだ。『MILES AHEADマイルス・デイヴィス 空白の5年間』は12月23日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月31日ダース・ベイダーが誕生した『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』とルーク・スカイウォーカーが初登場した『エピソード4/新たなる希望』をつなぐ、これまで語られることのなかった新たな物語を描く『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』。このほど、ロンドンのエクセル・ロンドン・エキジビジョン・センターにて開催中の世界的祭典「スター・ウォーズ・セレブレーション」において、本作の最新メイキング映像がサプライズ公開、主演のフェリシティ・ジョーンズらがスタントなしで走り、戦う撮影の裏側や、メガホンをとった『GODZILLAゴジラ』のギャレス・エドワーズ監督らスタッフたちの“愛たっぷり”のコメントが明らかになった。「スター・ウォーズ・セレブレーション」では、現地時間7月15日16時より開催されたプレゼンテーションに、MCとして『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でキャプテン・ファズマを演じたグェンドリン・クリスティーが登場。彼女の呼び込みでエドワーズ監督、ルーカスフィルムの社長で本作のプロデューサーを務めるキャスリーン・ケネディ、さらに主人公ジン・アーソを演じるフェリシティ、ジンをサポートする反乱軍(正義側)のキャシアン・アンドアを演じるディエゴ・ルナ、盲目の戦士チアルート・イムウェを演じるドニー・イェン、科学者ゲイリン・アーソ役のマッツ・ミケルセンなど、超豪華メンバーが集結した。いまだ謎が多い本作のことを世界一早く知ろうと集まった約4,000名の観客を前に、プレゼンテーションはスタート。彼らが固唾を呑んで見守る中で、このセレブレーション最大のサプライズとして、世界初公開の約2分間のメイキング映像が発表された。最新映像は、「子どものころの夢が実現した」と語るエドワーズ監督の言葉からスタート。「(撮影中は)いつもドキドキしている」と語るフェリシティを中心に、スタッフ&キャストが『スター・ウォーズ』への愛情を胸に、本作を渾身で製作している様子が丁寧に紹介されている。フェリシティが演じるジンとは、僻地の砂の星で育ったいわば世間知らずで純粋なレイやルークとは違い、窃盗・暴行・書類偽造と悪いことは何でもこなしてきたトラブルメーカーで、一匹狼の“やんちゃなヒロイン”。訳あって彼女が反乱軍の仲間と共に挑むのは、帝国軍の究極の兵器“デス・スター”の設計図を入手するという決死のミッションだ。映像中、帝国軍の大規模な攻撃を受けながら走りぬけるジンが、何かを手にしている様子が見て取れる。また、映像で主な舞台となっているのは、設計中のデス・スターと至近距離にある南の楽園を思わせる惑星。先日解禁になった画像のように、ビーチに上陸し猛攻撃を仕掛けるストームトルーパーや新登場の“デス・トルーパー”、ドロイドやさまざまな宇宙人の姿も確認でき、『スター・ウォーズ』の世界観らしい街並みや宇宙船なども、CGではなく実寸のセットで行われていることが伺える。極めつけは、驚きの大爆発の連続!「おかげで真に迫る演技ができたわ」とフェリシティも語るように、体を張って壮絶な撮影に挑んでいることが分かる。さらに、彼女をはじめ、反乱軍でジンのお目付け役になる真面目な性格のキャシアン・アンドア(ディエゴ・ルナ)、“フォース”の存在を信じない無鉄砲な反乱軍の戦士ベイズ・マルバス(チアン・ウェン)、唯一“フォース”の存在を信じる盲目の戦士チーラット・イムウェ(ドニー・イェン)たちも、キャスト本人たちが迫力のアクション、ストームトルーパーとの格闘シーンを実際にこなしている様子を紹介。シリーズではお馴染みの俳優ワーウィック・デイヴィスは、「彼らの人間性が作品にリアリティを与えている」と語っている。本作には史上最も有名な悪役ダース・ベイダーの登場が発表されているが、表舞台にジェダイは登場しないと予想されており、“フォース”の存在が信じられていない時代の可能性も。しかし、本映像の最後は、「May the Force be with us(フォースと共にあらんことを)」というジンの言葉で締めくくられている。登場するキャストだけでなく、映り込むスタッフたちからも“本物のスター・ウォーズ”を製作する喜びと深い愛情を感じるこのメイキング映像が発表されると、会場は割れんばかりの大歓声。さらに会場では、もう1つ大きなサプライズが!会場に集まった4,000人のファンだけに約1分間の特別映像もお披露目され、その映像の最後にはダース・ベイダーの影とあの呼吸音が…。会場は「スター・ウォーズ・セレブレーション」始まって以来、最高の盛り上がりに。その映像の世界解禁もまた、大きな楽しみとなるはずだ。<登壇者コメント>■ギャレス・エドワーズ監督『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』が1番好きでビデオテープが擦り切れるまで観ていたので、スター・ウォーズの監督に決まって最高!夢が叶いました。撮影中にマーク・ハミル(ルーク・スカイウォーカー役)と会って写真を撮ってもらったんだ。しかも、彼はゴジラのT シャツを着ていたよ。(ダース・ベイダーの登場も公表されましたが、本当ですか?という問いに対し)本当です。昨年の12 月にジェームズ・アール・ジョーンズ(シリーズ全作品でダース・ベイダーの声を担当)と録音をした。それが、僕にとって人生最高のクリスマスプレゼントだったよ!『ローグ・ワン』はストーリーや時代背景はファンにとって、どこか馴染みがあるけれど、ビジュアル的にはとても斬新というのを目指しているよ。■キャスリーン・ケネディ(ルーカスフィルム社長)『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』をロンドンで撮影してからちょうど40 周年なので、思い出の場所に戻ってこれて嬉しい。“アナザー・ストーリー”の作品にしていこうという意図から生まれた『ローグ・ワン』はスター・ウォーズの世界にありながらこれまでの続編や前日譚とは違った全く新しい独自のストーリーなの。■ジョン・ノール(ILM チーフ・クリエイティブ・オフィサー)13年くらい前に『ローグ・ワン』の原案を思いついていたんだ。異なるスキルを持ったプロフェッショナルが集結する物語、『オーシャンズ11』とか『ミッション:インポッシブル』シリーズみたいな作品なんだ。いったん忘れていたんだけど、数年前に“アナザー・ストーリー”の企画が立ち上がり、この『ローグ・ワン』が採用されたんだ。■フェリシティ・ジョーンズ(ジン役)ジンがほかのヒロインと違う点は、彼女は「自分が何者か?」を探しているわけでなく、最初から自分が誰だかわかっている。ルークやレイと違うの。その正体、過去自体が、その後の彼女の運命を形づくっていくことになるの。■マッツ・ミケルセン(ゲイリン・アーソ役):ジンの父親だよ。宇宙を根本から変えてしまう大発明をした科学者なんだ。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は12月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月16日ジーナ・デイヴィスが、インディーズのコメディ映画『Don’t Talk to Irene』に出演することになった。その他の情報主人公アイリーンは、太っていて、友達のいない女子高生。学校を停学になり、老人ホームで地域奉仕を命じられた彼女は、入居者である老人たちを、ダンスのリアリティ番組に出演させようと試みる。アイリーンは密かにチアリーダーにあこがれており、ダンスをするのに完璧な容姿は必要ではないということを証明するのが目的だ。デイビスの役柄はわかっていない。監督はパット・ミルズ。デイビスは『偶然の旅行者』(1988年)でオスカー助演女優賞を受賞。『テルマ&ルイーズ』(1991年)でも、主演女優部門にノミネートされた。その後、『プリティ・リーグ』(1992年)、『ロング・キス・グッドナイト』(1996年)、『スチュアート・リトル』(1999年)などに出演。近年は、テレビやインディーズ映画に出演しており、最近はティム・ロビンスと共演するインディーズ『Marjorie Prime』を撮り終えている。文:猿渡由紀
2016年06月25日歌手のレディー・ガガが、ディオンヌ・ワーウィックの人生を描く自伝映画の中でシラ・ブラック役を演じることが決まったようだ。ディオンヌとシラがライバル同士であった1962年から1968年にかけての活動初期を描く本作で、昨年72歳で脳梗塞によりこの世を去ったシラをガガが演じるという。13日にカンヌ国際映画祭で同作品の製作を発表したディオンヌは、シラのことを自身のために作られた曲を盗んだ女性だったと語った。もともとはディオンヌのために執筆された『エニワン・フー・ハド・ア・ハート』を含む2曲でヒットチャート1位に輝いた経歴を持つシラについて、ディオンヌは「彼女は私の音楽を盗んだの。私はそのことについてよく思っていなかったわ。それから年月が経ち、私たちは大人になって、お互いのことを理解し合ったわ。すべて解決したのよ」と話した。実際にディオンヌとシラはライバル同士ではあったものの、『ディオンヌ』というタイトルの同映画作品の中でシラを悪者として描いているわけではないそうで、ディオンヌの自伝本『マイ・ライフ、アズ・アイ・シー・イット:アン・オートバイオグラフィー』に基づいた同作のシラ役にガガを起用することをは難しい選択ではなかったと続けている。ちなみに、ディオンヌ役にはデスティニーズ・チャイルドの元メンバーであるラトーヤ・ラケットが決定しており、「リーサル・ウエポン」シリーズのダニー・グローヴァーがディオンヌの父親役を演じる。さらに、ディオンヌの愛する師匠であったマレーネ・ディートリヒにはアカデミー賞受賞経験を持つオリンピア・デュカキスがキャスティングされている。(C)BANG Media International
2016年05月17日映画の中に登場する猫に注目して、作品の見どころや猫ポイントと共にご紹介するこのコラム。今回ご紹介するのは、アメリカ映画『 インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌 』(2013年)。才能はあるのにさっぱり売れないミュージシャンが、トラブル続きの日常から逃げ出すように旅をする1週間をみつめる物語です。◆あらすじ1960年代のニューヨーク。グリニッジビレッジのライブハウスでフォークソングを歌い続けるシンガー・ソングライターのルーウィン・デイヴィスは、音楽への情熱と才能はあるのに、さっぱり人気が出ません。見知らぬ男に殴られたり、恩人を怒らせたり、女友達から妊娠したと告げられたり、彼の毎日はトラブルばかり。音楽の道をあきらめようとしても、それさえもうまくいかないルーウィンは、シカゴの音楽プロデューサーに会うため、自分を見つめ直すため、ギターを抱え、一匹の猫と一緒に旅へ出るのですが…。◆ボブ・ディランが憧れた幻のシンガーがモデル1960年代に実在した伝説のフォークシンガー、デイヴ・ヴァン・ロンク。この名前を知っている人は、かなりの音楽ツウです。あのボブ・ディランが憧れていたという無名のミュージシャン、デイヴをモデルに描かれるのは、うまくいかない人生に悪戦苦闘する、サエないフォーク歌手のとぼけた1週間。ドジで文無しで宿無し。でも友達はちゃんといる。いいかげんに生きているようで、あくまでもフォークにこだわっている。ヘタレなのか、根性があるのか判別できない不思議キャラが、実に味があってイイ感じなんです(笑)。監督は、社会になじめない人々の悲喜劇を描かせたら天下一品のコーエン兄弟。音楽センス抜群の監督らしく、本作でもサウンドが重要な役割をはたしています。主演のオスカー・アイザックをはじめ、出演者全員が吹き替えなしで見事なギター・プレイや歌声を披露。特に、最近では俳優としても評価が高いミュージシャンのジャスティン・ティンバーレイクが歌うフォーク・ソングの完成度の高さは素晴らしい! ◆この映画の猫ポイントはここ!主人公ルーウィンが仕方なく預かり、成り行きで一緒に旅をするのは、いつもしっぽをピンと立てて歩く茶色のトラ猫。恩人夫婦の飼い猫であるこの猫は、ルーウィンがうっかり開けた窓やドアを狙って外に出てしまいます。しまった! どうやって連れ戻そう…。猫を飼った経験がある人なら、この状況、きっと思い当たるのでは? ルーウィンに抱っこされながら旅をするトラ猫は、最初は人違いならぬ猫違い、さらに旅の途中ではルーウィンの相棒になりかけていたのに、なんと車に置き去りにされてしまうという受難の運命に。それは、ついてない毎日を送りながら、それでも歌うことをやめないルーウィンのひょうひょうとした人生に、どこか似ています。物語のラストでは、再びライブハウスで歌うルーウィンの姿が。彼が歌い終わった後に、無造作な身なりの無名の若者が、ギターを抱えてステージで歌い始めます。その若者こそがボブ・ディラン。ひたむきに歌う名もない歌手たちの思いが受け継がれる瞬間です。そうそう、ルーウィンの旅の相棒のトラ猫の名前はユリシーズ。ギリシャ神話の英雄オデュッセウスの英語名です。長い長い苦難の旅の末に、ついに家にたどりつく英雄と同じように、トラ猫のユリシーズもまた、自力で飼い主の元へ戻っていくのです。
2015年01月15日18日、フロリダ州のユニバーサル・オーランド・リゾートに『ハリー・ポッター』のテーマパーク「ハリー・ポッターの魔法の世界(The Wizarding World of Harry Potter)」がオープンし、ダニエル・ラドクリフやルパート・グリントをはじめ、『ハリポタ』シリーズに出演している俳優が大勢駆けつけた。ユニバーサル・オーランド側の発表によると、開園前から入場ゲートには5,000人のファンが待っていたという。長蛇の列を写した航空写真が報道されると、Twitter上で「Harry Potter and the Endless Line(ハリー・ポッターと終わらない行列)」というジョークのつぶやきが飛び交ったほど。オープニング・セレモニーで、ダニエルやルパート、ダンブルドア校長役のマイケル・ガンボン、ドラコ役のトム・フェルトン、双子のウィズリー兄弟役のジェームズ&オリバー・フェルプス、ジニー役のボニー・ライトやワーウィック・デイヴィス、マシュー・ルイスに熱い声援を送っていた。ダニエルはテーマパークについて「本当にファンタスティック。僕たちは『ハリー・ポッター』の遺産の次のステージをこんなにも素晴らしく作ってくれたことに、とても感謝しています」とセレモニーで語った。テーマパークにはローラーコースターが2台、そして、映画の映像やキャラクターを使用して、ハリーの生活を体験できるアトラクションもあるという。(text:Yuki Tominaga)The Wizarding World of Harry Potter公式サイト© AP/AFLO■関連作品:ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 2010年11月19日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開© 2010 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 2011年夏、丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開■関連記事:ダニエル・ラドクリフ、『ハリポタ』クランクアップで号泣『ハリー・ポッター』最終章は全編3Dで上映!ハリーが、ハーマイオニーが飛び出すダニエル・ラドクリフが、LBGTの青少年のための自殺防止の公共広告に出演『ハリポタ』シリーズのジニーが『ニュームーン』のヴァンパイアと婚約!ダニエル・ラドクリフ、ブロードウェイのミュージカルに主演決定!
2010年06月21日