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東武ワールドスクウェアでは、ハーレーダビッドソン塚原とのコラボレーション企画として、当園初となる園内でのバイクイベント「ハーレーダビッドソン塚原 in 東武ワールドスクウェア TWS WORLD PHOTO TOURING 2024」を2024年10月26日(土)・27日(日)に開催します。イベント詳細URL: ハーレーダビッドソン塚原ロゴ「東武ワールドスクウェア」ロゴ園内各ゾーンに実車の「ハーレーダビッドソン」を展示し、まるで“ハーレーで世界旅行”をしているような写真が撮れる、展示物とハーレーとのフォトセッションや、実車にまたがりエンジンをかけて行う「ジャンプスタート体験」では、実際の乗車に近い疑似体験と、ハーレーダビッドソンならではの“エンジンサウンド”を体感できます。また、手書きの技術を間近で見られるピンストライパーの実演販売や、“イベント記念特別プライス”でのハーレーグッズ販売に加え、日本初の完全浮遊型スタチューパフォーマー「アストロノーツ」さんによるショーや、ジャグリングやマジックで皆さまを盛り上げるパフォーマー「デビットラムゼイ」さんが来園し、イベントを盛上げるほか、ハーレーダビッドソンオリジナルデザインのアパレルなどが当たる抽選会を開催いたします。さらに、各日10名様限定の「プレミアムチケット」を購入された方には、園内にご自身自慢のバイクを乗入れ、バイク撮影の経験豊富なプロフォトグラファーによるプレミアム撮影会に参加いただけます。ハーレーオーナーはもちろん!普段バイクに乗らない方も、是非、この機会に東武ワールドスクウェアでハーレーダビッドソンの魅力を体感してください。1 実施日時2024年10月26日(土)10:00~17:0027日(日)10:00~16:00※営業時間は9:00~17:00(最終入園16:00)2 実施内容(1) 園内展示物ゾーンでの実車の展示実車のハーレーダビッドソンを展示し、ハーレーにまたがりまるでバイクで世界旅行しているような記念撮影ができます。展示物ゾーン:(1) 現代日本(2) アメリカ(3) ヨーロッパ(4) エジプト展示台数 :5台園内イメージ1園内イメージ2※画像はイメージです(2) ウェルカムスクウェアでの実車の展示エントランス手前のウェルカムスクウェアにも実車を展示するほか、実物のハーレーにエンジンをかけ、定点による疑似走行体験ができる「ジャンプスタート」を実施します。さらに、26日午前中だけの特別展示として、栃木県警によるハーレーを含む白バイの展示をいたします。場所 :ウェルカムスクウェアハーレー展示台数:5台(ジャンプスタート1台含む)白バイの展示 :10月26日(土)午前中のみ(3) 「ハーレーダビッドソン」オリジナルグッズの販売ハーレーのアパレルやその他のグッズ販売を実施します。さらに、手書きの技術を間近で見られるピンストライパー実演もいたします。※バイクパーツの販売はございません。場所:ウェルカムスクウェア(4) ハーレーグッズなどが当たる!特別抽選会ウェルカムスクウェアで抽選会の実施をいたします。抽選時間には、TV出演や豪華海外客船のメインステージでも活躍している「デビットラムゼイ」さんによるトークとショーで、参加の皆様にお楽しみいただける抽選会となります。東武ワールドスクウェアグッズやハーレーダビッドソン塚原によるハーレーのオリジナルグッズなどをご用意してお待ちしております。場所:ウェルカムスクウェア時間:15:00開始 ※途中参加はできません。提供景品一例(5) パフォーマンスショー1. 浮遊型スタチュー「アストロノーツ」月面着陸をした宇宙飛行士をモデルにしたスタチューとなり、両足が浮く無重力パフォーマンスをします。※スタチューとは、マネキンのように静止した状態や、突然動き出したりをお楽しみいただくパフォーマンスです。実施日:10月26日(土)2. マジカル・バラエティ・エンターティナー「デビットラムゼイ」豪華客船のメインステージを中心に活躍中のパフォーマーによるジャグリングやマジックをお楽しみいただきます。実施日:10月26日(土)・27日(日)デビットラムゼイアストロノーツ(6) プレミアム撮影会付き「World photo touringチケット」の販売購入した方限定の特別プランとして、園内のアメリカゾーンまたはエジプトゾーンに、ご自身のバイクを乗入れて撮影ができるデジタルチケットを販売します。多数のバイク撮影を行っているプロフォトグラファー「三浦孝明」氏による撮影で、プロならではの魅力的な写真をご提供いたします。※乗入れは指定ゾーンのみ、園内全てをバイクで回れるわけではありません。販売料金:12,000円(大人の入園券込み)※1日10台限定(先着順)、デジタルチケットのみの販売です。内容 :入園+プレミアム撮影会※指定時間での参加となりますので、詳細をご確認の上、ご購入下さい。詳細はこちら 三浦孝明氏作品1三浦孝明氏作品2■施設概要名称 : 東武ワールドスクウェア所在地 : 〒321-2593 栃木県日光市鬼怒川温泉大原209-1URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年10月22日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは。朝が弱く、朝ごはんにとっても時間がかかってしまう次女オコメ。その対策として、目が覚めてから朝ごはんを食べてもらうように朝活をしてみることになりました。今まで、時間のかかる朝ごはんを最初に食べていましたが、その前に朝の支度&朝活を実施!いい感じで目が覚めて動きがよくなっていました! これは大成功じゃない!?朝ごはん中ののんびりは急に直るわけもなく…結局いつもどおり、バタバタな見送りとなってしまいました。でも、振り返って考えてみると…朝にひとつ、活動量が増えたことはうれしい! 朝ごはんの時間も短くなってはいるので、「よかった…!」ということにしておきます。バタバタな朝には変わりないですが、朝活自体は成功だったと思います。今後のオコメの朝の成長に期待! ということで。
2024年10月05日8月下旬に開催された『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』。2年連続でこの大会に出場したミャンマー代表。予選ではJクラブやバーモントカップ優勝チームがいるグループに入りましたが2勝1分けで予選をトップ通過。ラウンド32で敗れるものの、最終戦では勝利を挙げるなど好成績で大会を終えました。今回、チームをこの大会に繋ぐお手伝いをしている一般社団法人グローバルブリッジプラスの松下裕二さんに、ミャンマーのサッカー事情とこの大会が彼らにとってどんな意味を持つのか伺いました。(記事:サカイク編集部、写真提供:松下裕二さん)親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>試合前、円陣を組んで気合を入れる選手たち写真提供:松下裕二さん<<ワーチャレ記事:FCバルセロナと対戦したFC BASARA HYOGOが感じた、世界レベルの状況判断力■ほとんどの子はストリートでサッカーをしているほとんどの子はストリートでサッカーをしている写真提供:松下裕二さん――ミャンマーではサッカーは人気スポーツなのですか?すごく人気です。国内で1番人気といっても過言ではないと思います。――子どもたちはどこでサッカーをしているのですか?クラブチームに入っている子もいますが、ほとんどはストリートです。クラブチーム自体日本と比べると非常に少ないですし、ミャンマーの公立の学校は国語、算数、理科、社会などの教科書の教育だけで、また地方では学校がまだまだ足りず午前午後の2部制で運営していたりするので、体育や音楽、図工など運動や芸術系の科目がなく、学校部活やスポ少も当然ありません。サッカースクールなどもないので、ストリートでサッカーをしています。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■ストリートの少年たちに声をかけて国内で6回のセレクションミャンマー国内で6回のセレクションを行い選ばれた選手たち写真提供:松下裕二さん――この大会にはどういった経緯で出場されたのですか?(※海外チームは地域予選なしの招待)あるときJリーグ国際部の関係者とアジア展開を話す機会があり、そのからこの大会の存在を教えてもらいました。その方も含め、もともと、大会主催のAmazing SportsLabJapanの代表である浜田(満)さんも同級生(75年会メンバー)なんです。そういったご縁もあって、ミャンマー代表チームの派遣を提案させてもらったという経緯です。――チームの選手はどのように選んだのですか?どこかのクラブチームを1チーム選出したのですか?先ほどもお伝えしたように、ほとんどの子はストリートでしている子です。アカデミーの子たちもいましたが、多くはSNS等クチコミで声をかけたりして、ミャンマー国内で6回セレクションを行いました。■最近また内戦がひどく、サッカーしてる場合じゃ......それでもワーチャレに出場した理由――来日に関して何かハードルはありましたか?日本の環境はいかがですか?ミャンマーといえば長く続くクーデター下で、国内の状況は不安定です。特に地方では最近また内戦がひどくなり、代表チームの身近な方にも、自宅にいると危険だからと都市部の友人宅に身を寄せている方もいます。そんな中でサッカーなんてしてていいのか、という声もあるかとは思います。ですが、子どもたちには大好きなサッカーを諦めてほしくないんです。そして、この子どもたちの日本でのチャレンジを通じて、ミャンマーにいる親族、地域コミュニティのひとたちが少しでも子どもたちや未来に希望が持てるような、そんな機会になってくれたらと願っています。おかげさまで「ミャンマーサッカー協会のサポートや、企業のスポンサードもあって日本に来ることができました。本当にありがたいです。小さな頃から不安定で命の危険が間近にある環境で生きてきた子どもたちにとって、日本は経験したことがない「平和で安全な先進国」です。今選手たちはワーチャレに臨みながら「安心で安全な日本」を目いっぱい堪能して平和の大切さも感じていることと思います。■今では「ROADTO JAPAN」が合言葉、日本へ行くことが「憧れ」ワーチャレ翌日は鎌倉など観光を楽しんだ選手たち写真提供:松下裕二さん――このワールドチャレンジはミャンマー代表にとってどんな存在ですか?昨年初めてこの大会に出て、バルセロナと対戦出来たんです。ミャンマーの子どもたちにとってもバルサは憧れのクラブですから、「代表になって日本に行けば、バルサと対戦できるかも!」と思ってもらえたようで、子どもたちが本気で出場を目指す大会になりました。それに、彼らの未来を変える「希望」でもあります。彼らが社会に出る将来、国内がどうなっているかわかりませんが、彼ら自身が社会を明るく安全で生きやすい国にするために行動するとき、その理想というか、指標になると思うんです。「平和で安全」がどんなものかを知ることは、自分たちの生きる社会を変える希望になると思います。以前はプロ選手も近隣のタイリーグなどに行くことが多かったのですが、ミャンマーの選手にとって日本は憧れの国であり、こういった機会を通じて日本を目指す選手ももっと増えてきてほしいと思います。「ROADTOJAPAN」が、ミャンマーの子どもたちの合言葉です。子どもたちに夢を見せるためにも、来年も参加できるようにミャンマーと日本の橋渡しを続けていこうと思います。ワールドチャレンジ2024の結果はこちら>>
2024年09月06日8月に行われた『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』。予選リーグでFCバルセロナと対戦したのが、JSWCなでしこ選抜です。12回目を迎える今大会、初結成された女子選抜チームは、バルセロナと試合をし、何を感じたのでしょうか?バルセロナ後、倉原穂奈美監督に話をうかがいました。(取材・文:鈴木智之/写真:新井賢一)親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>大会初の女子選抜チームは予選リーグでバルセロナと対戦写真:新井賢一<<ワーチャレ記事:「試合だけ頑張る」じゃダメ、全国優勝経験を持つレジスタ中城監督が試合後選手たちに語ったこと■バルサ戦に18人全員を起用倉原穂奈美監督(C)新井賢一倉原穂奈美監督――今回、初めて女子チームがこの大会に参加しましたが、どのような経緯で監督になられたのでしょうか?もともと私はバルサアカデミーでコーチをしていまして、運営しているアメージング社から声をかけていただきました。お話をいただいた時は、正直不安の方が大きかったです。というのも、他のクラブは厳しい予選を勝ち上がってきて、地区の代表として参加しています。そのような強いチームを相手に、女子のみで戦えるのかという心配がありました。――予選リーグにはジェフがいたり、バルサがいたりと、ある意味すごく良いグループでした。そうですね。他のグループにいても、バルサと試合ができる確率は非常に低いと思うので、戦えたことは良かったです。――バルサ戦(0-4)を振り返ると、特に前半は守備も頑張り、キーパーも止めていました。感想を教えてください。全員にバルサ戦を経験してほしいという思いから、18人全員を起用することにしました。前半にベストメンバーをぶつけて、どこまで戦えるかを試しました。想定としては、ボールを保持される時間が長くなるだろうと思っていました。前日のジェフ戦で、男女の体格差があることは、選手たちも感じていたので、それを踏まえて、しっかりプレーできたと思います。グループリーグの最後にバルサと戦えたことは、成長の最高点で試合ができたという意味で、良かったと思います。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■男子のトップレベルと戦う機会は、この年代がラストチャンス――バルサとの試合に向けて、どんな話をしたのでしょうか?体格やスピードで勝てない相手には、ボールを持っていないときの準備や、判断のスピード、ボールを離すスピード、動かすスピード、パススピードでしか差をつけられません。スピードで引き離されることは分かっている相手なので、それにどう対応するか。選手たちに準備をさせ、意識するよう指示しました。前半(0-1)は、うまく戦えていたのではないかと思います。――ビルドアップから前進の場面で剥がされたり、ついていけない場面もありました。ある程度、やむを得ないところもあったのではないでしょうか?そうですね。体格や筋力ではかなわない相手ですから。全国大会のように、予選を勝ち上がってくるチームは、体格のしっかりした選手が多いです。小柄な選手もいますが、チームに2、3人という感じです。そういった選手とは戦えても、女子の場合、大きな選手と戦うのは難しかったです。――今回、女子選抜チームという、大会初の試みでしたが、どのような感想をお持ちですか?普通に生活していたら、バルサと戦うなんてありえないですよね。この大会はフェスティバルとはいえ全国大会で、みんな優勝を目指して真剣勝負をしています。女子は年齢が上がるにつれて、女子だけのチームに入ったり、女子としかトレーニングマッチをしなくなります。その意味で、男子のトップレベルと戦う機会は、この年代がラストチャンスかもしれません。彼女たちにとって、自分がどこまでやれるかを試す、いいきっかけになったと思います。■この衝撃を忘れないでほしいバルサの戦い方は女子にも参考になると監督は言います写真:新井賢一――この試合で感じたことを、選手たちにどう活かしてほしいですか?昨日、ジェフと試合をしたのですが、選手たちは「ジェフよりもバルサの方が戦いやすかった」と言っていました。ここが世界との差なのかもしれませんが、ジェフは点を取るために、強引に突破してきたりと、フィジカルの差を使ってきました。でもバルサは丁寧で「ここは五分の状況だ」と思ったらそこは使わず、ポゼッションをして相手を集めて、優位な状況を作ってから突破してきました。こちらとしても、やられている理由は分かっているんだけど、そこに行かざるを得ない場面を作り出してきます。そして、きれいな形で崩されてしまいました。選手たちにも伝えたのですが、これは女子でもできることだと思うんです。ポジション取りなどは、男女関係なくできる部分です。だからこそ、絶対に持ち帰ってほしいし、この衝撃を忘れないでほしいですね。■普通ではありえない経験――監督として、この大会で得たもの、今後の指導に活かしていきた部分はありますか?私自身もバルサアカデミーでコーチをしてるので、バルサと戦えたのは大きな経験です。今後選手たちに「バルサの選手はこうやってた」と具体的に教えられますから。バルサの選手は準備も早かったし、ポジション取りや体の向きもよかったです。「日本だと、ファーストタッチを奪えって言うけど、実際はファーストタッチじゃ奪えないんだよ」と説明することができます。この経験は私だけでなく、選手たちにも、保護者にもすごく衝撃的だったと思います。もし将来、この中からヤマルやファティのような選手が出てきたら、「あの選手のシュート、私が止めたんだよ」って言えますよね。「あの選手にファールされたんだよ」って。こんな経験、普通じゃありえないですから。選手たちも絶対忘れないと思うので、しっかりと今後に活かしてくれることを期待しています。ワールドチャレンジ2024の結果はこちら>>
2024年09月05日先日行われた、『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』ラウンド32。フィジカルに優れたアシアナサッカースクール(インドネシア)に、技術とスピードで対抗したのが、埼玉県川口市で活動する戸塚FCJです。8月中旬に行われた、フットサルの全国大会『バーモントカップ』で優勝するなど、注目を集めたチームでしたが、アシアナサッカースクール戦では、惜しくもPK戦の末に敗退しました。試合後、鈴木基悦監督に話をうかがいました。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>バーモントカップ優勝の戸塚FCJ写真:新井賢一<<ワーチャレ記事:フィジカルに技術で対抗西宮SSが大事にする「ボールの置き場所」■ボール保持はいつも通りできた鈴木基悦監督(C)新井賢一鈴木基悦監督――フィジカルの強い相手に、技術とスピードで対抗したいい試合でした。感想をお願いします。悔しいですが、PKは......まあ、しょうがないですね。チームとしては日曜日まで(フットサル)のバーモンドカップをやっていて、1日だけ休んで、火曜日から11人制のフルピッチに変わったという状況でした。最初の試合はミャンマーのチームに負けてしまいましたが、感覚を取り戻すのに時間がかかりました。ボールやピッチサイズの違いなど、難しい部分がありましたが、2試合目、3試合目と徐々に感覚を取り戻し、勝つことができました。ここまで残れたので、あとはどことやっても強いという気持ちで、思い切りやるだけでした。――相手のアシアナサッカースクール(インドネシア)は、個人のクオリティが高かった印象があります。そうですね。単純に足の速さや身長の違いで、ミスマッチが発生してしまい、難しい部分がありました。ただ、ボール保持に関しては、練習通りというか、いつも通りにできた部分が多かったと思います。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■バーモントカップの優勝で注目――バーモントカップの優勝で注目されていますが、下の年代からの積み上げに関して、手応えはいかがですか?どんなチームに対しても、ボールを保持するという点ではできている感覚があります。引き続き、ジュニアユースに向けて、個人個人のスキルや判断スピードなどを向上させていければと思います。――この年代はベース作りの時期だと思いますが、どのようなことを大事にしていますか?まず個人戦術、個人技術をしっかりと習得しながら、その中でサッカー、フットボールの原理原則を学び、グループ戦術、チーム戦術を落とし込んでいきます。ジュニアユースになっても使えるようなことを、しっかりと戸塚で実践していきたいと思っています。――バーモントカップの激闘の影響はあったと感じますか?正直、思ったより反響がありました。私自身も初めての経験だったので、これほど注目されるのかと痛感しました。選手たちには、フットサルで日本一になったという目で見られるのだから、グラウンド内外での振る舞いを意識するよう伝えました。■勝ちにこだわりすぎない、やってきたことを表現した先に結果がある勝ちにこだわるより、やってきたことをうまく表現できれば結果はついてくると選手たちに伝えているそう写真:新井賢一――フットサルのバーモントカップの監督も、鈴木さんがされていたのでしょうか?形式上は監督として参加しましたが、戸塚が提携している『RAD Futsal Project』の鳥丸(太作)がアドバイザーとしてベンチに入り、協力してやりました。――監督として異なる2つの大会を指揮でとって、勝ちにこだわってやってきたこの1、2週間という感じだったのでしょうか?そうですね。勝ちにこだわるというより、自分たちがやってきたことをうまく表現できれば、その先に結果がついてくるという話を選手たちにしています。勝ちにこだわりすぎず、自分たちがやってきたことが、次に繋がっていくと思っています。■世界を経験できたことはプラス――ワールドチャレンジは世界に挑戦する大会ですが、海外チームと試合をした感想を聞かせてください。ありがたいことに、ミャンマーのチームとインドネシアのチームと対戦させていただきました。日本では経験できない球際の激しさや勝負への意欲、身体能力の違いなど、世界のチームはまた違うんだなと感じました。日本だけでなく世界を経験できたことは、僕自身もそうですし、選手にとってもプラスになると思います。――今後に向けて、意気込みをお願いします。9月にフジパンカップの関東大会があるので、世界を相手に経験したことを、トレーニングやトレーニングマッチに活かしていきたいです。そして、サッカーでも全日に出場できるように、(埼玉県は)激戦区ですが頑張ります。ワールドチャレンジ2024の結果はこちら>>
2024年09月03日8月に行われた『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』。予選リーグでFCバルセロナと対戦したのが、JSWCなでしこ選抜です。試合は0対4で敗れましたが、前半にGKとして出場した山岡千鶴選手、後半からゴールを守った、板元波凪選手の活躍が光りました。女子チームのGKは、バルセロナと試合をして、どのようなことを感じたのでしょうか?試合後、両選手に話をうかがいました。(取材・文:鈴木智之/写真:新井賢一)親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>大会初の女子選抜チームは予選リーグでバルセロナと対戦写真:新井賢一<<ワーチャレ記事:「普通では絶対にできない経験ができた」初の女子選抜チームが、バルセロナ相手に健闘!■先に動かず、止まるようにした1番山岡千鶴さん(C)新井賢一1番山岡千鶴さん――バルサと試合をした感想を聞かせてください。相手は強くて苦戦しましたけど、その分とても楽しかったです。――どういうところが楽しかったですか?相手が強くて、自分たちもそれに合わせないといけなかったんですけど、合わせながら自分たちがボールを取れて、攻められたりするのが、とても楽しかったです。――バルサの印象は?身体能力が高くて、攻撃ではワンツーや守備ではボールをどこで取るかなど、味方とのプレーが上手でした。フィジカル面では、女子の私たちは負けてしまうので、技術的なところや周りとの連携などで補おうと思いました。――1対1でも結構止めていましたが、どういうことを考えてプレーしていましたか?先に動くと相手に見抜かれてしまうので、先に動かないで止まるようにしていました。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■将来的には止められると思う――バルサにシュートを決められてしまいましたが、ゴールを守ってみて、どんな感想がありますか?シュートはとても強かったですが、ちゃんと構えれば、将来的には止められるなと思いました。――キーパーを始めたきっかけは?父がキーパーをやっていて、3歳の頃から一緒にボールを蹴っていました。小学1年生のときに、キーパーをやりたいと思うようになって始めました。――この試合を将来どう繋げていきたいですか?将来、自分が海外に行ったときに、基礎能力が高い選手たちと対戦すると思うので、今回の経験を踏まえて、対応できるようにしたいです。――将来の目標は?なでしこジャパンに入って、キーパーのレベルが高いと言われているドイツでプレーしてみたいです。■自分のプレーが発揮できた12番板元波凪さん(C)新井賢一12番板元波凪さん――後半からの出場でしたが、バルサと試合をした感想を聞かせてください。得点を多く取られてしまったんですけど、自分のプレーが発揮できたところもあったので、良かったと思います。――どういうところが発揮できましたか?セービングだったり、声出しは結構できたなと思いました。――バルサの印象は?速くてパスが正確で、ゴールまで繋ぐみたいな感じでした。ミドルシュートはあまり打ってこなくて、いかにゴールの近くまで来てシュートを打つかという感じでした。■ゴールを守ることが楽しくて始めた――キーパーを始めたきっかけは?もともと男子のチームにいて、女子だとフィールドでは追いつかない部分もあったので、キーパーをやったら、ゴールを守ることが楽しくて始めました。――自分の得意なプレーや特徴はどういうものですか?声を出すことで周りを動かして、得点を阻止することです。――今後のサッカー人生に、バルサとの試合をどう活かしたいですか?日本人ではバルサに勝てないという常識があるじゃないですか。それを覆したいです。将来、大人になって、バルサ女子もあるのでまた対戦したいです。■サカイクキャンプでGKがもっと好きに――サカイクのキーパーキャンプに参加した経験があるそうですが、感想を教えてください。みんな上手かったですし、澤村コーチにいろいろなことを教えてもらって、キーパーのプレーが楽しくなりました。――どんなことを教えてもらいましたか?基本のことだったりするんですけど、自分でも止められるという自信がついて、キーパーがもっと好きになりました。ワールドチャレンジ2024の結果はこちら>>
2024年09月03日8月下旬に行われた『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』予選リーグ3戦目。福岡の強豪サルツFCは川崎フロンターレU-12に敗れました。試合後、サルツFCの藤川徹監督と、クラブのオーナーを務める、元Jリーガーの馬場憂太さんに話をうかがいました。(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>サルツFCでは次の年代のためのベースづくりを大事にしているそう写真:新井賢一<<ワーチャレ記事:「普通では絶対にできない経験ができた」初の女子選抜チームが、バルセロナ相手に健闘!■先に動かず、止まるようにした藤川徹監督(C)新井賢一藤川徹監督――試合の感想をお願いします。川崎フロンターレさんと試合をしたのですが、サッカーの質に違いがあると感じました。相手の方が、11人制をしっかりとやれていました。大会前に中学生と3試合ほどやらせてもらいましたが、夏休みは遠征が多く11人制の準備という意味では難しい状況でした。――サッカー面で目指すスタイル、チームのコンセプトを教えてください。後ろに一人、強力な選手(10番・梅津悠吏)がいるので、フロンターレ戦は少し異なる戦略でしたが、普段は彼を中心に守って前からプレスをかけます。ボールを奪ってショートカウンターや、サイドに展開して低いクロスを入れるなどの戦術を取っています。今回は相手との体格差があったので、高いボールでの仕掛けは避けました。昨日の海外チーム、セランゴール戦ではそういった形がうまくはまり、1-0で勝利しました。――ジュニア年代の指導で大切にしていることは、どのようなことでしょうか?この年代では基礎的なこと、特にボール技術を習得させたいと考えています。勝利を求めるのではなく、ジュニアユースのためのベースを作り、スムーズにジュニアユースに上がれるようにしたいと考えています。その意味で、ジュニアユースのスタッフとも連携を取っています。ジュニアユースのスタッフがジュニアの指導も行っていて、U-15の監督は元Jリーガーの中払大介さんです。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■時間の使い方が難しかったワールドチャレンジでは時間の使い方に戸惑ったことも一つの経験になったと監督は言います写真:新井賢一――選手たちには、いろんなチームと対戦した経験を、どのように活かしてほしいですか?この大会は、今まで経験したことがない、夕方だけ試合がある日程でした。そのため、午前中の時間の使い方が難しかったです。一昨日は昼に到着し、夢フィールドでカップ戦に参加しました。翌日の日中はホテルの近くにあるアウトレットに行かせて、1000円ずつ渡して、昼食も自分たちで取らせました。今日は近くの海浜公園の芝生で、昼にトレーニングをしました。普段なら朝から夕方までゲームをするのですが、ここでは時間の使い方に戸惑いました。時間がありすぎて、いざ試合に向かう時に、準備ができていなかったり...(苦笑)。このような経験も、今後重要になってくると思います。特に、上のレベルでプレーする選手たちにとっては、このような状況での対応力が求められるようになると思います。――これまで指導してきた中で、プロなど、上のカテゴリーで頑張ってる選手はいますか?サルツではないのですが、私が以前指導してたチームでは、藤川虎太朗(ジュビロ磐田)が教え子でした。私は現在サルツでは、ジュニアとジュニアユースのフットサルを指導していて、九州リーグのフットサル社会人チームでも監督を務めています。■フットサルを取り入れる――フットサルはジュニアの育成に良い影響がありますか?そう思います。ボールに触れる機会が多く、マークの受け渡しやグループ戦術も学べます。技術だけでなく、状況判断能力も向上するので、ジュニアの子たちも、週1回、自由参加でフットサルをやらせています。――今後の選手たちに期待することを教えてください。サッカーの技術面も重要ですが、それ以外の面でもしっかりできるようになれば、サッカーの部分もさらに向上すると思います。日常生活も含めて、話し方などにも気をつけるよう指導しています。また、「できないからやらない」ではなく、「できないからこそチャレンジする」という姿勢を大切にしてほしいと伝えています。■人間的に成長できる環境を作りたい2024年8月より、サルツフットボールクラブのオーナーに就任した、元Jリーガーの馬場憂太さんにも話を聞きました。馬場憂太さん(C)新井賢一馬場憂太さん――サルツのオーナーになったそうですが、どのような経緯があったのでしょうか?私が九州でサッカースクールをしていた会場で、サルツもトレーニングをしていました。その縁で代表の谷岡さんと知り合い、一緒に取り組むことになりました。オーナーになったのは最近のことで、8月からです。――今後、サルツをこうして行きたいなどのビジョンがあれば教えてください。私は東京の三菱養和サッカークラブで育ち、良い環境、指導者のもとでサッカー選手としてだけでなく、人としても成長することができました。自分が経験してきた指導法を活かし、サッカーを楽しみながら、サッカーを通じて人間的に成長できる環境を作りたいと思っています。九州一の街クラブを作り上げることを目標に、取り組んでいきたいです。ワールドチャレンジ2024の結果はこちら>>
2024年09月03日8月に開催された『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』。ラウンド32でFCバルセロナと対戦したのが、FC BASARA HYOGO U12です。現6年生が一期生という新しいクラブながら、世界の強豪相手に健闘しました。FCバルセロナ戦後、大津直人監督に話をうかがいました。(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>バルサはスピードのある中での状況判断力が印象的だったと教えてくれました写真:新井賢一<<ワーチャレ記事:フィジカルに技術で対抗西宮SSが大事にする「ボールの置き場所」■スピードのある中での状況判断力大津直人監督(C)新井賢一大津直人監督――バルセロナと試合をした感想を聞かせてください。止めて蹴るという基本的な技術はもちろんですが、スピードのある中での状況判断力が印象的でした。ハーフスペースに入ってくるタイミングや、遠い位置にいる選手の起点の作り方は、明らかにレベルが違いました。我々のセンターバックが対応するのか、周りの選手を動かすのか、フォワードがコースを切るのかといったところは、普段得意としている部分なのですが、まったく太刀打ちできませんでした。――相手の最終ラインの持ち出しに対して、狙いを絞り切れない様子が見受けられました。ファーストディフェンスが決まらず、相手の動きを限定することもできませんでした。結果として、相手に自由を与え続けてしまったと感じています。――あそこまでやられる経験は?日本にももちろん素晴らしいチームがたくさんあって、苦戦することはあります。しかし今回のように、何もできずに振り回されるというのは、最近ではありませんでした。――そのような経験ができるのは、この大会の良さでもあります。そうですね。本来なら(海外遠征で)50万、60万円かけないとできない相手と対戦できるので、貴重な経験です。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■もっと思い切ってプレーしたかった――バルセロナとの試合を終えて、選手たちにどんなことを伝えますか?まずは「世界レベルを知ることができてよかったね」と言いです。ただし、もっと自分たちがやるべきこと、やらなければならないことを出し切って、世界との差を知りたかったという思いもあります。例えば、相手の脇でボールを受けられるシーンでも、萎縮してしまいました。現在の実力としては仕方ないですが、本来はもっと思い切ってプレーして終わりたかったです。ここで感じたことに感謝し、次に活かすしかないですよね。バルセロナの選手たちでも、プロになれる選手は多くないでしょう。そういった現実も伝えられる、良い機会だと思います。――今回のメンバーは一期生だと聞きました。この子たちは小学4年生の時から見ていて、今年で3年目になります。ジュニアチームを立ち上げたばかりなので、体格が大きくて速いなど、わかりやすい特徴を持つ選手はいませんが、チームとして踏ん張って戦う部分や、アグレッシブなプレースタイルを大切にしています。■この大会に感謝(C)新井賢一――海外のクラブと試合をした経験はあるのでしょうか?バサラはドイツにもクラブを持っているのと、ジュニアユースがマジョルカカップに参加を計画するなど、海外を意識したクラブではあります。ただ、コロナもあって海外遠征になかなか行けず......。 バルサだけでなく、ワーチャレで試合をしたミャンマーのチームもそうですが、海外のチームと試合をして、たくさん良いものを得たので、やっぱり海外は行きたいなって思います。 ――ワーチャレでの経験を、今後に活かすイメージがありましたら、教えてください。このステージに来られたのは、一期生の彼らのおかげです。様々な人のサポートと運も含めて、ここまで来ることができました。しかし、これまで全力を出し切れていると思っていたのが、まだまだだということがわかりました。もっともっと全力を出し切らないと勝てないということを、大会を通じて感じました。指導者としても、多くの経験をすることができました。この大会に感謝していますし、世界を意識しながら、雑草魂で頑張りたいです。ワールドチャレンジ2024の結果はこちら>>
2024年09月02日『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』。8月22日に行われたラウンド16で、FCトリアネーロ町田に勝利したのが、川崎フロンターレU-12です。前半は0-2と劣勢の展開ながら、後半に怒涛の3連続ゴールを奪い、逆転で勝利しました。試合後、大田和直哉監督とゴールを決めた安永唯人選手に話を聞きました。(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>前半0-2も後半3点取って勝利した川崎フロンターレU-12写真:新井賢一<<ワーチャレ記事:東京ヴェルディジュニアが技術で上回るバルセロナの良さを消すためにとった対策■三笘薫選手が好き11番 安永唯人くん(C)新井賢一11番 安永唯人くん――得点場面を振り返って、どうですか?仲間がボールを運んできてくれて、いい感じにパスを出してくれました。コーチからは「前から狙え」と言われていたので、ゴールしか狙っていなくて、思いっきり打ったら入りました。――前半0-2で厳しい展開でしたが、ハーフタイムに指示を受けて、後半はどんなプレーをしようと思っていましたか?後半はリスク管理をしながら前を狙って、フロンターレらしさを保ちながら、点を決めて勝ちたいと思っていました。――好きな選手は?三笘薫選手です。誰にも負けないっていうか、切り替えやドリブルが優れていて、速いところが好きです。――得意なプレーは?カットインです。得点はカットインじゃなかったですけど、ターンしてシュートを打ちました。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■前半0-2からの逆転、彼らはすごいなと思いながら見ていた続いて監督に試合を振り返ってもらいました。大田和直哉監督写真:新井賢一大田和直哉監督――0-2からハーフタイムでガラッと変わり、3-2で逆転勝利しました。試合を振り返っていかがですか?前半は我々らしい試合ができていませんでした。(試合の間隔が空き)6時間ほど室内で過ごしていたため、足が動かない状況でした。ただ、後半は20分あったので、0-2までなら逆転できると考えていました。ハーフタイムに喝を入れたところ、目の色を変えて、全く違うチームになったので、やっぱり彼らはすごいなと思いながら見ていました。――相手のトリアネーロ町田も強豪で、過去に対戦経験もあると思います。この試合に向けて、どんな準備をしたのでしょうか?大会前に練習試合を行ったのですが、相手チームのメンバーが変わっていた印象を受け、少し戸惑いはありました。しかし、それ以上に我々のチームが最初うまくプレーできなかったことが課題でした。――今大会の狙いや課題、目標などは?子どもたちには「バルセロナと対戦したい」という思いがあったのですが、残念ながらそれは叶いませんでした。(注・バルセロナはラウンド16で敗退)。ただ、次の中国チームとの試合など、日本では経験できないような相手との試合を通じて、彼らが何をできるかを見たいと思います。■フロンターレは「止める・蹴る」のイメージが強いが......川崎フロンターレでは個人の技術向上に力を入れているそう写真:新井賢一――フロンターレのジュニアは、個人の技術向上を目指して、ボールを扱うトレーニングの割合が多いと聞いています。フロンターレは「止める・蹴る」のイメージが強いですが、ジュニアではそこはあまり行わず、ドリブルやリフティングなどを取り入れ、ボールを持つ技術など、個人の技術向上に力を入れています。私は昨年からU-12を担当していますが、三笘薫選手や板倉滉選手を指導していた、玉置(晴一)コーチの教えを受け継いでいます。僕は彼を師匠だと思っているので、それを取り入れてというか、その指導方針がフロンターレらしさだと思っています。個人技はジュニア時代にやることで、十分に身につけられると思っているので、しっかりと取り組んでいきたいと考えています。――玉置コーチは現在U-18のコーチですが、U-12からU-18まで一貫して技術を重視しつつ、学年が上がるにつれて、チームとしての力も伸ばしていく方針なのでしょうか?そうですね。U-18の監督である長橋(康弘)も、コーチの玉置、佐原(秀樹)も、ジュニアでの指導経験があります。クラブ全体として、個人の能力をより高めたいという思いがあるので、ジュニアに関しては勝ち負けよりも、個人の育成に重点を置いています。――成果はいかがですか?まだまだです。僕は過去に宮代大聖選手などを指導した経験があるのですが、この年代の基準というよりも、フロンターレの基準で比べると、正直なところまだまだだと感じています。■三笘選手や高井選手など「こうなりたい」目指すべき選手像が明確にある――三笘選手や高井幸大選手のように、アカデミー出身の選手が活躍していることは、ジュニアの選手にとって、どのような影響がありますか?「自分はこうなりたい!」と、目指すべき選手像が明確にあるのは大きいですよね。高井選手のようなディフェンダー、脇坂泰斗選手のような中盤の選手、少しタイプの違う山田新選手など、いろいろな選手が出てきています。各ポジションの選手が、それぞれ「自分はこの選手のようになりたい」と言いながら練習に励んでいます。――最後に、フロンターレらしさとは、どのようなものだとお考えですか?攻撃的で、見ている人をワクワクさせるサッカーだと思います。今回の試合も後半で3点取れたように、次の強豪相手に対しても、ボールを保持しながらプレーできることを示したいです。(注・続く中国戦は0-0からのPK戦で勝利した)ワールドチャレンジ2024の結果はこちら>>
2024年09月02日『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』。埼玉の強豪レジスタは、千葉県トレセンU-12と戦ったラウンド32で、PK戦の末に敗退。その後、行われた試合で、サルツフットボールクラブに2対0で勝利し、有終の美を飾りました。サルツ戦後、中城勉監督とキャプテンの鈴木盛弘選手に、話をうかがいました。(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>試合後、選手たちに「勝敗より大事なこと」を語りかけた写真:新井賢一<<ワーチャレ記事:フィジカルに技術で対抗西宮SSが大事にする「ボールの置き場所」■キャプテンとして雰囲気を上げることを意識している試合後、選手に話を聞きました。インタビューを受けてくれたのは鈴木盛弘くん(22番)。22番鈴木盛弘くん(C)新井賢一22番鈴木盛弘くん――2対0で勝利しました。試合の感想を聞かせてください。チームの意図として、前からはめていこうというのは、11人制でも変わらないことです。監督の指示通り、しっかりと前からはめて、縦パスが入った時を狙いました。前半で2点先制することができ、そのままの流れで押し込んで2-0で勝つことができました。――キャプテンとして心がけていることは?チームが負けていたり、同点で最後の方になって、チームの雰囲気が悪くなった時に、盛り上げたりと、雰囲気を上げるところを意識してやっています。――先輩たちが全国優勝していますが、自分たちもそうなるために必要なことは?日々の練習からしっかりと自分の課題に向き合って、全国制覇に向けて頑張っていきたいです。――将来の目標は?将来はリバプールに入って、ファン・ダイクのような選手になりたいです。競り合いが強くて、コーナーキックからヘディングで決めたりとか、対人に強いところが好きです。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■言われたことをしているだけじゃダメ、目標に近づくためにどうすればいいかを考える中城勉監督(C)新井賢一中城勉監督――試合後、長い時間、選手たちとミーティングをしていましたが、どういう話をされたのでしょうか?試合の勝ち負けよりも、君たちの夢や目標に近づくことが大事だよという話をしました。そのためには、どう取り組んだらいいのか。何が足りていないのか。他のチームの選手と比べて、自分に何が足りないのか。そこにもっと気づくべきで、ただ言われたことだけをしているんじゃダメだよって。もう12歳なんだから、自分からもっとアンテナを張って、いろんなことを吸収して、自分でできることに取り組まないと変わらないんじゃないの? という話もしました。今日の試合は勝ちましたけど、それで満足しちゃダメで、自分が目標に近づくにはどうしたらいいか考えようねって。そんな話を子どもたちとしていました。――試合の結果よりも、成長に重点を置いているということですね。そうですね。今回のワールドチャレンジは、普段の8人制から11人制への変化があり、グラウンドの大きさも変わります。その中で、子どもたちが何ができるのか。素晴らしいチームに対して、どれだけ通用するのかを見て、分析して伝えたいという気持ちがありました。■試合だけ頑張るのではなく、ピッチ外でも子どもたちに自立を求めているレジスタでは、選手にピッチ内外での自立を求めているそう写真:新井賢一――ラウンド32では、千葉県トレセンU-12との試合で、PK戦の末に敗退してしまいました。結果はPKですけど、うちらしさがなかったんですよね。そういうところも含めて、選手として、どうすればいいのか。試合だけ頑張ろうじゃなくて、朝起きてからここに来るまでの時間の使い方とか、そういうのも考えてほしいと思っています。何でもかんでも親に言われてとか、コーチに言われてやるんじゃなくて、自分で逆算して考えてやらないと、パフォーマンスも上がらないんじゃないのという話は、常日頃からしています。それも含めて、今回はちょっと足りなかったのかなと思います。――この年代は大人になる過程、自立する入り口ですね。そうなんです。自立の部分は、子どもたちに求めているところです。もちろん彼らも何をどうすればいいかがわからないし、そこに答えはないのですが、やらないよりはやってみて、成功・失敗を経験したほうが良いと思っています。その中で気がついたり、学ぶことも多くなるので、サッカーに限らず、いろんなことにチャレンジしてほしいんです。自分から気づいたことはやってみるとか、コーチはそうしたほうがいいと思うよという話はしています。■「本気」はコーチが教えるものではない、ワーチャレはたくさんのことが学べる大会――『ワールドチャレンジ』は世界に挑戦する場ですが、大会の意義について、どうお考えですか?日本以外のチームが海外から来ることで、文化の違いもあります。直接は対戦していませんが、中国チームの選手たちを見ると、本気度が違います。それはコーチが教えるものではないと思うんです。その姿勢を見て、うちの選手たちも気づいてほしい。中国のチームは点差が離れても、妥協しません。僕らもそれは子どもたちに言うんですけど、相手にも失礼になるし、最後までやり切って自分たちのパフォーマンスを出そうよって。その視点で中国チームと比較すると、まだ足りないなと感じました。好きなサッカーをしているんだから、突き詰められるだけ突き詰めた方が、今後、自分が生きていく中でも何かの役に立ったり、ヒントになるのかなと。その意味では、たくさんのことを学ぶことのできる大会だったと思います。ワールドチャレンジ2024の結果はこちら>>
2024年08月30日『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』。西宮SSはラウンド32で、中国足球小将に敗退しました。負けはしたものの、体格に優れた相手に、持ち前の技術で対抗。体格差をものともしない技術で、鮮烈な印象を残しました。中国足球小将戦後、杉田勝彦監督と6番の足立旬翼くん、7番の鈴木悠太くん、名に、話をうかがいました。(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>体格差に技術で挑んだ西宮SSの選手たち写真:新井賢一<<ワーチャレ記事:大会を通じて柏レイソルU-12が見せた攻撃的スタイルの本質■ボールの置き場所にこだわっている、フィジカルが追い付けば技術で追い越せる杉田勝彦監督(C)新井賢一杉田勝彦監督――中国足球小将とは予選リーグに続き、2試合目の対戦でした。まずは初戦の感想をお願いします。フィジカル面では追いつけなかったのですが、相手チームが「ボールが取れない」と言っていたので、うちらしさは出せたと思います。――学年で言うと2学年上くらいの、体格差がある相手でした。それでもボールを隠して取られないようにしたり、ターンをしたりと、高い技術で対抗しました。うちはボールの置き場所にこだわっているチームです。今は体格差があるので勝てないかもしれないですけど、将来フィジカルが追いついた時に、技術で追い越していけると思ってやっています。ボールの置き場所、ステップ、タッチの速さ、ボールを触る前にフェイクを入れて相手を騙す、相手に線を見せずにパスを出すといったところにこだわっていて、それが日本人が世界と戦うために必要なことだと思い、小学生年代からやっています。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■世代別代表クラスの選手を輩出――『ワールドチャレンジ』は世界と戦う場ですが、Jクラブでも、中国チームほどのフィジカルを持つチームはありません。こんなに大きい相手とやるのは、初めての経験でした。予選リーグと決勝トーナメントと、2回できたのでありがたいです。――この経験を、選手たちにどう繋げていってもらいたいですか?今、取り組んでいるトレーニングが、将来、ヨーロッパの大きい選手、フィジカルの強い選手と戦っていくために必要な技術だと思うので、そこは大事にしてもらいたいです。――まさにOBの堂安律選手がそれを体現していますね。そうですね。うちから、毎年プロ選手や代表クラスの選手が出てきています。エゼモクェ・チメヅェ海(セレッソ大阪西/U-15日本代表)やヴィッセル神戸の瀬口大翔(U-16日本代表)、ガンバ大阪の長田叶羽(U-17日本代表)など、何人かいます。■「テクダマ」は反応のトレーニングになる西宮SSでは細かいステップとタッチで「足が埋まらない」トレーニングをしているそう写真:新井賢一――西宮SSは『テクダマ』をトレーニングに取り入れていますが、使ってみて、どのような感想をお持ちですか?思いもしないところにボールが動くので、反応のトレーニングになりますよね。足が出るというか、足が固まらない。うちは細かいステップとタッチで、足が埋まらないようにするトレーニングをしています。基本、ボールを失うのって、足が地面に埋まったときなんで。それと足が広がったとき、ボールが内側に入ったとき。そのために、なるべく細かいタッチとステップをして、足が埋まらないように練習しています。■みんなで全力を尽くせた試合後、選手たちに話を聞きました。インタビューを受けてくれたのは足立旬翼くん(6番)、鈴木悠太くん(7番)、山中蓮くん(25番)。インタビューに答えてくれた選手たち(C)新井賢一6番足立旬翼くん――試合の感想をお願いします。2点決められて、厳しい試合になったけど、最後はみんなで点を取りに行って、全力を尽くせたのでよかったです。――得意なプレーと、今日の試合で通用したと思うところを教えてください。得意なプレーは、裏へのスルーパスです。通用したと思うプレーは、ワンタッチプレーやドリブルです。――将来の夢を教えてください。日本代表に入って、遠藤航選手みたいになりたいです。■ヒールリフトとかいろいろな技をした7番鈴木悠太くん――試合の感想をお願いします。前半に1点決められて、厳しい状況になって、後半にもう1点決められたけど、飲水タイムが終わってから、みんながちょっとずつ自分の力を出し始めて、最後はいい試合になったと思います。――得意なプレーと、今日の試合で通用したと思うところを教えてください。得意なプレーはスピードに乗ったドリブルです。相手が疲れてきたときに、自分の得意なドリブルをして、ヒールリフトとかいろいろな技をしたのですが、通用したと思います。――将来の夢を教えてください。三笘薫選手みたいに、世界で通用するドリブラーになりたいです。■もっと技術を高めたい25番山中蓮くん――試合の感想をお願いします。グループステージで同じ相手とやって、みんな負けて泣いて、もう一回やることが決まって、みんなでめっちゃ喜びました。勝つ気持ちでいたけど、負けてしまったので、もっと技術を高めたいなと思いました。――得意なプレーと、今日の試合で通用したと思うところを教えてください。得意なプレーは細かいタッチでドリブルをすることです。通用したプレーはターンやドリブルで相手の股を抜くこと、ワンタッチパスです。――将来の夢を教えてください。自分は左利きなので、メッシみたいな選手になりたいです。ワールドチャレンジ2024の結果はこちら>>
2024年08月28日8月23日に行われた『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』決勝戦。柏レイソルU-12は、バディーサッカークラブに0対4で敗れました。優勝はなりませんでしたが、大会を通じて、高い技術を生かした攻撃的なサッカーを披露。強烈なインパクトを残しました。決勝戦終了後、張ヶ谷知樹監督と高いテクニックで存在感を放った井出翼選手、キャプテンで守備の要・奥村翔依選手に話を聞きました。(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>ワールドチャレンジ2024決勝進出した柏レイソルU-12の選手たち写真:新井賢一<<ワーチャレ記事:東京ヴェルディジュニアが技術で上回るバルセロナの良さを消すためにとった対策■試合の入りがすべてだった張ヶ谷知樹 監督(C)新井賢一張ヶ谷知樹 監督――決勝戦の感想をお願いします。試合の入りがすべてというゲームでした。バディーさんが前から来る中で、僕らはそれを剥がしていこうという話をしていました。ゲームの入りは、流れをつかむために大きなプレーや相手の矢印を折るプレーが必要です。そこまで見えてプレーできていたかが、勝負の肝だったと思います。――立ち上がりに連続失点したことは、過去にこのチームではあったのでしょうか?今大会の初戦で、中国のチームに持っていかれたシーンはありました。ミスが重なってしまったこともあり、ゲームの入りについては、流れをつかむ意味でも、もう一度みんなで意思を合わせていく必要があると感じています。――優勝はできませんでしたが、とても良いチームでしたね。選手たちには、この大会に対する強い想いがありました。彼らは普段積み上げているものを、このような大きな舞台で発揮するために、日々トレーニングをしています。それをもっと表現したかったのですが、悔しい結果になってしまったので、次に生かしたいです。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■レイソルのアカデミーでサッカーの本質を教わった――今、監督になられて何年目ですか?U-12は去年から担当していて、6年生自体は2年目です。それ以前はU-11や10などのジュニアカテゴリーを見ていました。指導者としては6年目です。――28歳と若くして、名門のジュニアで監督をするプレッシャーもあるのではないかと想像しますが、そのあたりについては?いやぁ、そうですね。僕もアカデミー出身で、このクラブで育ち、クラブに対する愛があります。このクラブがどういう選手を育てたいかというのを、僕自身も教えてもらってきたので、それを選手たちに伝えたいと思って指導しています。――現役時代はテクニシャン系だったんですか?ボールを大事にプレーするタイプで、レイソル以外では活躍できなかったと思います。あ、別に活躍はしていませんが(笑)。僕はレイソルのサッカーが好きで、アカデミーでサッカーを教えてもらいました。サッカーの本質というか、今僕が大事にしているものは、レイソルで培ったものです。■ボールと自分の関係だけでなく、オフ同士の繋がりを大事にしている育成年代では、攻守において主導権を握り、ボールトスペースを支配することを大事にしている写真:新井賢一――レイソルの育成哲学は、どのようなことでしょうか?攻守において主導権を握り、ボールとスペースを支配するところは、どのカテゴリーでも大事にしています。ただ、カテゴリーによって獲得しやすいものや、その時期に獲得してほしいものもあります。それも踏まえて、学年ごとに少しずつ異なるものにフォーカスしている形です。――U-12年代で大切に指導していることは?U-12では、ボールを持っていない選手同士が繋がってプレーすることと、個人で相手を剥がしていくことを重視しています。11人制が始まるこの年代では、ジュニアユースに繋がることを考え、複数の選手と協力して、グループで相手を剥がしていくことが大切です。ボールと自分の関係だけでなく、ボールを持っていない選手同士の関係がとても重要になるので、オフ同士の繋がりを特に大事にしています。――その部分に関して、準決勝の川崎フロンターレU-12戦(3対0で勝利)では、表現できたのではないでしょうか?そうですね。うまく噛み合って、選手同士もいい距離感でプレーできたと思います。決勝戦でも、後半にそのようなシーンが何回か見られました。ただ、ゲーム状況を考えると、より前に行かないといけないこともあり、そのバランスが難しいところでしたね。■ゲーム状況を理解してプレーすることが大切――決勝は悔しい敗戦でしたが、選手たちには、次にどう活かしてほしいですか?決勝戦に関して言えば、ゲームの流れを読むこと、ゲーム状況を理解してプレーすることが本当に大切だと感じました。これは、今後彼らがサッカー選手として生きていく上で、非常に重要なことだと思います。今大会は普段の8人制から11人制に移行したことで、繋がる選手が増えたり、ピッチの大きさが広くなりました。彼らは将来、11人制でサッカーをしていくので、この段階で得たものを大切にしてほしいです。12月までは8人制が続きますが、この大会で感じたことを、個人個人に合わせてアプローチし、彼らの成長に活かしていけたらと思っています。■後半は自分たちのペースでボールを握れた試合後、選手たちに話を聞きました。インタビューを受けてくれたのは奥村翔依くん(4番)、井出翼くん(10番)。4番奥村翔依くん写真:新井賢一4番奥村翔依くん――決勝戦の感想を聞かせてください。2位という悔しい結果になってしまいました。自分たちの入りが悪くて、そこから流れも悪くなりましたが、後半は自分たちのペースでボールを握れていたので、そこは今後に繋がるかなと思います。――普段、どんなことを心がけてプレーしていますか?自分はバックなので、プレッシャーがかかる中でも、丁寧にプレーすることと、チームを引っ張っていくことを意識しています。――自分の特徴や得意なプレーは何ですか?対人や空中戦の対応です。――将来の夢を教えてください。プロサッカー選手になって、日本代表で活躍できるようになりたいです。■みんなで努力して、次の大会に生かしたい10番井出翼くん写真:新井賢一10番井出翼くん――決勝戦の感想を聞かせてください。前半の入りでセカンドボールなどが拾えず、気持ちから負けていました。それが試合の結果に出たと思います。後半は押していましたが、決めきれないところが今後の課題です。みんなで努力して、次の大会やこれからに生かしていきたいです。――準決勝では2点決めて、2つとも素晴らしいゴールでした。1点目は仲間から良いボールが来たので、コースを狙ってシュートを打つだけでした。2点目は、誰かが相手を引きつけてくれたのか、ドリブルのコースが空いたので、そこに入っていきました。シュートコースが見えたので、打ったら入りました。――テクニシャンですが、どのようなことを考えてプレーしていますか?目指しているのはゴールなので、常にゴールを見ながらプレーしています。ゴールの素振りを見せると、相手を引きつけることができて、仲間が空いたり、相手が来なかったらシュートを打ったりします。得意なプレーはドリブルやトラップです。――将来の夢と好きな選手を教えてください。将来の夢は日本代表に入って、ワールドカップで優勝することです。好きな選手は、メッシ選手です。ワールドチャレンジ2024の結果はこちら>>
2024年08月28日『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』。横浜F・マリノスプライマリー追浜は、ラウンド32で川崎フロンターレU-12に敗退しましたが、続くスポーツクラブ和歌山ヴィーヴォまつえ戦に1対0で勝利。大会を勝利で締めくくりました。和歌山ヴィーヴォまつえ戦後、チームを率いる、山崎佑基監督に話をうかがいました。(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>横浜F・マリノスプライマリー追浜の選手たち(C)新井賢一<<ワーチャレ記事:決勝前半で4得点!強豪街クラブ、バディーサッカークラブが大会初優勝■攻撃的なサッカーを展開するというスローガンのもと一人ひとりがよくやった山崎佑基監督(C)新井賢一山崎佑基監督――1対0で勝利しました。試合前、どのように選手を送り出したのでしょうか?この試合は予選リーグで対戦した、和歌山さんと二度目の試合でした。6年生が9人しかいないので、最後は5年生主体でプレーしました。うちのクラブの「アタッキングフットボール」というフィロソフィーを11人制の中で体現しようという話をしました。――内容面はいかがでしたか?基本的には、しっかりボールを握りながら「攻撃的なサッカーを展開する」というスローガンのもと、一人ひとりがよくやってくれたと思います。――大会を通じての感想を聞かせてください。いろんな戦術を持っているチームと多く試合ができた中で、できた部分とできなかった部分があり、選手個々が感じるところがあったと思います。6年生は次、中学生になると11人制になるので、これがいい経験になってくれればと思います。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■個人戦術が備わっていなければグループ戦術もできない個人戦術を徹底して教えているそう(C)新井賢一――ジュニアユースに進む子も、外のクラブに行く子もいると思いますが、このチームでどのようなことを身につけてほしいと考えていますか?11人制であっても8人制であっても個人戦術は重要です。具体的には、ボールを持っているときとボールを持っていないとき、つまりオンとオフの状況です。守備のところも同じで、個人戦術が備わっていなければ、グループ戦術もできません。低年齢だからこそ、そこは徹底して教えています。ゆくゆく彼らがどこのチームに行ったとしても、重要な要素だと思うので、その部分を大事にしています。■ワーチャレは中学以降に向けて必要な経験になる――ワールドチャレンジは「世界にチャレンジする場」ですが、この大会の意義はどう感じていますか?普段、なかなか11人制のゲームをする機会がない中で、この大会には多くの良いチームが参加しています。6年生の半ばを迎えて、半年後に中学生になる選手たちにとって、必ず必要な経験になると思います。そういった意味で、この大会を捉えています。ワールドチャレンジ2024の結果はこちら>>
2024年08月27日『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』。見事、優勝に輝いたのが、バディーサッカークラブ(神奈川)です。決勝戦では、強豪・柏レイソルU-12を4対0で下す、圧巻の勝利でした。チームを優勝に導いた梅澤勇人監督と、準決勝、決勝でゴールを決めた、田中譲選手。大会MVPの浅利蓮生選手に、話をうかがいました。(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2024優勝したバディーサッカークラブ(C)新井賢一<<ワーチャレ記事:決勝前半で4得点!強豪街クラブ、バディーサッカークラブが大会初優勝■梅澤勇人監督「立ち上がりの早い時間帯に点が取れた」 梅澤勇人監督(C)新井賢一梅澤勇人監督――優勝おめでとうございます。決勝戦を振り返って、感想を聞かせてください。最高です。嬉しいです。――立ち上がりから中盤のプレスがはまり、先制点に繋がりました。(相手の攻撃を)ペナルティエリアぐらいまでは我慢しようと思っていたんですけど、プレスがはまって、立ち上がりの早い時間帯に点が取れたのが勝因だと思います。――準決勝では先制された後に追いつき、決勝は無失点で勝ち切りました。大会を通じて、勝負強さを発揮していた印象ですが、どう感じていますか?バディーの歴史として、粘り強く、魂を込めて戦うところがあります。終了間際の得点や逆転勝ちが多いのがバディーなので、そこは受け継げているのかなと思います。――その辺りは普段の指導の賜物だと思いますが、向上させるために心がけていることは?最後は諦めないことと練習ですね。練習の量と質だと思います。普段から球際だったり、そういうところはしっかり厳しくやっていると思います。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■心や気持ちが強くなってきた――U-12監督という立場で何年目になるんですか?U-12の監督としては今年が初めてですが、この子たちが1年生のときから、僕が指導してきました。――下からの積み上げがあるんですね。そうですね。いろんな人たちのおかげで、ここまで来ることができました。成長という意味では、まだまだ子どもな部分がありますけど、心というか気持ちの部分が強くなってきたかなと思います。――U-12は上に繋げる年代ですが、大事にしていることは?ありきたりですが、常に全力で、練習をしっかりやることです。競争が多いチームなので、試合に出ていることに感謝の気持ちを持ってプレーすること。ピッチに立ったからには、戦うことが大切です。選手たちには「試合に出たい選手はたくさんいるんだよ」という話をしながら、「試合に出るからには、しっかりやろう」と言っています。――選手みなさん、運動能力が高いように見えました。どのような取り組みをしているのでしょうか?バディーは幼児体育もやっています。私たちスタッフは横浜を拠点にいろいろな幼稚園、保育園、子ども園に行き体育指導を行っています。選手の大半がそこで幼児の時期からサッカーだけで無く、いろいろな運動を経験し育っています。そんな環境で育つことがサッカーに繋がる部分の一つだと思います。■世界を肌で感じることがプロに繋がる――ワールドチャレンジは海外勢に挑戦する大会ですが、大会の意義についてはどう考えますか?いまの子どもたちは、世界のサッカーが身近にある環境にいます。世界を肌で感じることは、プロに繋がる一歩なのかなと思います。本当はバルサとやりたかったんですけど、バルサに勝った強いヴェルディさんとやれて良かったです。――MVPの浅利蓮生選手は、どのあたりが評価されたと思いますか?献身性と球際の強さ、狙いどころですね。彼があそこでガッツリ行ってくれたことで、1点目のゴールも生まれています。(ボールホルダーに)寄せて、プレーを遅らせることはみんなできるんですけど、そこで奪い切る力が、彼はすごいと思います。――監督も納得のMVP?そうですね。(大会側が)よく見てくれたなと思います。ほかに(決勝で2点決めた)田中譲や、(攻守の中心として活躍した)10番(徳武魅)とかも、見てくれているかなと思っていました。■チームのために点を取れるように意識している試合後、選手たちに話を聞きました。インタビューを受けてくれたのは田中譲くん(7番)、浅利蓮生くん(19番)。7番田中譲くん(C)新井賢一7番田中譲くん――決勝戦の感想を聞かせてください。コーナーのこぼれから2ゴールできて、チームも4対0で勝てて本当に良かったです。 ――準決勝でも点を決めましたが、普段から点を取るタイプの選手なのですか? はい。チームのために点を取れるように、普段から意識しています。 ――得意なプレーは? 前を向いた状態から仕掛けたり、オフ・ザ・ボールの動き出しから点を取るプレーです。 ――好きな選手と将来の目標は? クリスティアーノ・ロナウド選手が好きで、将来は世界で活躍する選手になりたいです。 ――優勝という結果で終わりましたが、自分にとって、どういう大会でしたか? 正直に言うと、バルサとやりたかったんですけど、11人制という、いままでとは違う大会で優勝できたことは、良い経験になったと思います。■守備でボールを奪い、攻撃に繋げるプレーが良かった大会MVP19番浅利蓮生くん(C)新井賢一19番浅利蓮生くん――優勝とMVPおめでとうございます。この大会はどんな大会でした? 海外からいろんなチームが来て、11人制なので難しい部分もあったのですが、チームが一つになって、優勝できた大会でした。 ――MVPに選ばれると思っていましたか?いや、全然思っていませんでした。――監督が「ボールを奪い切るプレーが素晴らしい」と言っていましたが、自分としては? そこが武器なのでもっと伸ばして、全体的にバランス良く、武器を活かしながらプレーできたらいいなと思います。 ――この大会で通用したプレーは?守備でボールを奪ってから、攻撃に繋げるプレーが良かったんじゃないかなと思います。決勝の1点目もその形でした。――将来の目標と好きな選手は? 将来の目標はプロサッカー選手になって世界で活躍すること。好きな選手は自分のプレースタイルとは違うのですが、三笘薫選手が好きです。チームを勢いづけるプレーをして、チームを勝たせられるところが好きです。 ――今後に向けて、気持ちを聞かせてください。 優勝できて嬉しいですし、これから次の全国大会の関東大会があるので、そこでも自分のプレーをして、チームを勝たせられる選手になれたらいいなと思います。ワールドチャレンジ2024の結果はこちら>>
2024年08月27日千葉県のフクダ電子アリーナで開催中の『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』。最終日となる23日は、準決勝、3位決定戦、決勝戦が行われました。優勝を果たしたのは、バディーサッカークラブ(神奈川)。準決勝で東京ヴェルディジュニア、決勝で柏レイソルU-12を下し、堂々のチャンピオンに輝きました。(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>(決勝では前半で4得点、柏レイソルを下し優勝したバディーサッカースクール写真:新井賢一)<<関連記事:東京ヴェルディジュニアが技術で上回るバルセロナの良さを消すためにとった対策 ワーチャレ3日目■バルサに勝った東京ヴェルディジュニアはPK戦で3位決定戦にまわる準決勝第1試合は、東京ヴェルディジュニア対バディーサッカークラブ。主導権を握ったのは、ラウンド16でFCバルセロナに勝利した東京ヴェルディジュニアでした。前半25分、バルセロナ戦でもゴールを決めたエースの山本崇翔選手がスルーパスに抜け出すと、GKが出てきたところを浮き球で流し込み、東京ヴェルディジュニアが先制します。しかし、バディーサッカークラブも意地を見せます。後半7分、鈴木朝陽選手が左サイドを得意のドリブルで突破すると中央にクロス。これを田中譲選手が詰めて、同点に追いつきます。勝負の行方はPK戦に委ねられると、終了間際にPK戦用に投入されたGK園田純也選手が、ヴェルディの3人目をストップ。素晴らしいセービングでチームを勝利に導きました。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■柏レイソル対川崎フロンターレのJクラブ対戦はレイソルが勝利もう1つの準決勝は柏レイソルU-12対川崎フロンターレU-12。この試合、柏のファンタジスタ、背番号10をつける井出翼選手が躍動します。前半8分、右からのパスを中央で受けると、ゴール左に狙いすましたシュートを突き刺し、レイソルが先制します。前半25分には、再び井出選手が鮮やかなミドルシュートを沈めて2対0。後半アディショナルタイムには眞下竜輝選手がダメ押しゴールを決め、柏レイソルU-12が決勝に駒を進めました。■3位決定戦はゴールゲッターの才能が光ったその後、行われた3位決定戦は、東京ヴェルディジュニアが川崎フロンターレU-12から3ゴールを奪って勝利。山本崇翔選手は、この試合でも2ゴールを決め、ゴールゲッターの才能をアピールしました。■決勝戦は前半で勝負あり、大会MVPに選ばれたのは優勝チームの......そして迎えた決勝戦。バディーサッカークラブ対柏レイソルU-12の試合は、意外にも大差で決着がつきました。前半3分、バディーサッカークラブが矢ヶ部敢太郎選手のミドルシュートで先手を取ると、6分、8分とコーナーキックの流れから田中譲選手が連続してゴールを決め、早々に3点のリードを奪います。攻撃の手を緩めないバディーサッカークラブは、前半22分に関智也選手がミドルシュートを決めて4対0。その後も、粘り強い守備で強力な柏攻撃陣を封じ込め4対0で勝利。攻守にアグレッシブな姿勢を見せたバディーサッカークラブが、見事優勝を果たしました。大会MVPに選ばれたのは、鋭い出足で相手の攻撃の芽を摘み、先制ゴールの起点になった浅利蓮生選手(バディーサッカークラブ)でした。4日間に渡って熱戦が繰り広げられた、『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』。参加した選手たちにとって、夏の終わりにかけがえのない経験ができたことは間違いありません。12回目を迎えた『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』ですが、過去の参加者の多くがプロになり、ワールドカップやオリンピック、欧州選手権などで、国を代表して戦っています。はたして、今大会に出場した選手の中に、彼らに続く選手は現れるのでしょうか?大会に参加した選手たちの今後が楽しみです。ワールドチャレンジ2024最終日の結果はこちら>>
2024年08月23日『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』。8月22日に行われたラウンド16で、FCバルセロナに勝利したのが、東京ヴェルディジュニアです。攻守に高い強度でプレーを展開し、チャンスを確実にゴールに結びつけました。この試合で活躍が光った3人の選手と松尾洋監督の試合後のコメントを紹介します。(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>(2-0でバルセロナに勝利した東京ヴェルディジュニア写真:新井賢一)<<関連記事:バーモントカップ優勝の戸塚FCJはインドネシアチームと熱い攻防を見せたワールドチャレンジ2日目結果 ■バルサはパスをギャップに入れてくるので大変だった(バルサとの対戦を楽しみにしていたという松本くん写真:新井賢一)3番 松本眞大朗くん――バルセロナと試合をした感想を聞かせてください。バルサとの試合を楽しみにしていたので、やれて良かったのと、味方が点を取ってくれて、最後まで守りきれたので良かったです。――バルサの印象は?パスをどんどんギャップに入れてきたり、ボールを回してくるので大変でしたが、キーパーとか、みんなが引っ張ってくれたので良かったです。――自分のプレーで通用したと思うところは?フィジカルは通用したと思います。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■狙い通りにシュートが打てた(バルサにも自分のスピードが通用したと感じたと教えてくれた山本くん写真:新井賢一)7番 山本崇翔くん――バルセロナと試合をした感想を聞かせてください。パス回しやワンタッチプレーが凄かったです。中盤でパスコースを切ってはいるんですけど、サイドに出されて、そこから一気に前に運ばれるのが嫌でした。――自分のプレーで通用したと思うところは?スピードは通用したと思います。――得点場面もドリブルで独走していましたね。ハーフウェイラインを過ぎたあたりでボールをもらって、そこから前向きに仕掛けて、スピードで抜いていきました。――シュートまでのイメージがあった?最初は縦に行って、ゴール前に差しかかかったところで中に行って、シュートを打とうと思っていました。狙い通りにできました。――守備の時間が長かったですが、攻撃でボールをもらったときはどういうことを意識していましたか?自分でドリブルをしてゴールを決めたいので、とにかくドリブルをして決めようと思っていました。■2点目につながったプレーは狙っていた(ビッグセーブを連発した木村くん写真:新井賢一)1番木村航之介くん――バルセロナと試合をした感想を聞かせてください。相手はパスを回してきたので、逆サイドでサイドバックの人と1対1になることも多かったのですが、中への折り返しの対応が、チームとしてよくできました。――2点目は、キーパースローを素早く左に展開したところから始まりました。狙っていたプレーだったのでしょうか?はい。みんな足が速いので、そこにボールを投げて行くぞって感じでした。――ビッグセーブを連発しましたが、自分のプレーについては?良かったプレーもありましたが、課題もあったかなと思います。■監督が語るバルサの良さを消すためにとった戦い方(攻守にわたってハードワークを続けた選手たちを称賛した松尾監督写真:新井賢一)松尾洋監督――バルセロナに2対0で勝利しました。試合を終えて、どのような感想をお持ちですか?苦しい戦いでした。予選から試合を見ていた中で、テクニカルでポジションをしっかり取るスタイルはわかっていたので、いかにその良さを消すか。プレスをかけてしっかり守って、いい形で攻撃に繋げることができればと思っていました。この試合では、そこのところで良い部分が出たのかなと思います。――得点場面は相手の背後を突く形でしたが、イメージ通りだったのでしょうか?はい。相手の背後を狙うことや、ボールを奪った後のワンプレーでスペースを突くことは意識してやらせました。守備に関してはみんながスライドして走って、しっかり守ってくれました。僕もピッチサイドから、声をかけながらやりましたけど、よく走ってくれたと思います。――全員のハードワークが素晴らしかったです。日本チームにも意地があるし、負けられない気持ちがありました。試合前も「バルサだからとかは関係なく、いつも通りやりましょう」という話をした中で、頑張りを見せてくれたので良かったです。■バルサに逆を取られる場面は多かった――試合をしてみて、バルセロナの印象は?やっぱり上手いですよ。狙いを持って奪いに行ったのに、ワンタッチで剥がされたり、いいところにスパンッてパスを入れられたり、逆を取られて運ばれる場面は多かったですよね。ただ、この試合に関しては、何度かあったオフサイドを含めて、あまり合っていなかった印象を受けました。あそこでしっかりと繋がっていたら、違った展開になったのかなとは思います。■ボールを相手が触れられないところに置くことにこだわっている――今までバルサと対戦した日本のチームは、ボールを奪ったとしても、すぐに奪い返されたり、顔を上げられないことが多かったのですが、ヴェルディの選手たちは奪いに来られても相手を外すとか、いなして前にボールをつけることができている印象を受けました。そこは、こだわりながらトレーニングしているところです。相手の逆をとったり、ボールを相手から隠したり、触れないところにボールを置くことはこだわって練習しているので、バルサを相手にしても、日頃やっていることが自然に出たのは良かったと思います。■バルサとの対戦は子どもたちにとっていい経験――『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』は、世界に挑戦する大会ですが、この大会の意義やバルサと試合ができたことについては?みんながバルサとやれるわけではないので、子どもたちにとっていい経験になったと思います。実際に(ヴェルディジュニア出身の)山本理仁(シント・トロイデン)は、第1回大会に出て、(当時バルセロナの)エリック・ガルシアたちと試合をしています。そして今回のパリ五輪で再戦しているので、そういう姿を見ると、感慨深いものがありますよね。今回の選手たちも10年後ぐらいに、今日のメンバーと真剣勝負ができるようになってもらいたいと思っているので、その意味で、意義のある試合だったと思います。ワールドチャレンジ20243日目の結果はこちら>>
2024年08月23日千葉県のフクダ電子フィールド/フクダ電子スクエアで開催中の『U12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』。3日目を迎え、ラウンド32、ラウンド16、準々決勝が行われました。この日、優勝候補のFCバルセロナが敗退。勝利したのは、攻守に高い強度でプレーし続けた東京ヴェルディジュニアでした。(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>(大観衆の中行われたバルセロナ対東京ヴェルディジュニアの一戦写真:新井賢一)<<関連記事:バーモントカップ優勝の戸塚FCJはインドネシアチームと熱い攻防を見せたワールドチャレンジ2日目結果 ■大観衆のなか行われた東京ヴェルディジュニアvsバルセロナ(東京ヴェルディジュニアは始めから終わりまで攻守にわたって強度の高いプレーでバルサを完封した写真:新井賢一)ピッチサイドに溢れんばかりの観衆が詰めかけたラウンド16。東京ヴェルディジュニアとFCバルセロナの一戦は、開始早々のゴールで幕を開けました。前半5分、東京ヴェルディジュニアの山本大翔選手が右サイドからシュートを流し込み、先制点を奪います。1点ビハインドのバルセロナは、フォデ・ディアロ・コンデ選手とダビッド・モレノ・ロビラ選手を軸に攻撃を展開しますが、GK木村航之介選手と松本眞大朗選手を中心に跳ね返します。すると前半16分、左サイドでボールを受けた山本崇翔選手がドリブルで切れ込み、強烈なシュート。観衆もどよめく一撃でリードを2点に広げます。1点返したいバルセロナは猛攻を繰り広げますが、東京ヴェルディジュニアは体を張った固い守備でシャットアウト。2対0の完勝で、見事な勝利を果たしました。東京ヴェルディジュニアは、続く準々決勝でFC ZEROに1対0で勝利。準決勝に駒を進めました。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■もう一つの優勝候補と目された中国足球小将も敗退、関東勢がベスト4独占(川崎フロンターレはラウンド16でトリアネーロ町田に逆転勝利写真:新井賢一)その他の準々決勝では、バディーサッカークラブがWings U-12に4対0。川崎フロンターレU-12が、優勝候補の中国足球小将にPK戦の末に勝利。柏レイソルU-12が、千葉県トレセン選抜U-12に4対0と大量得点で勝利しました。ついに明日23日が最終日。準決勝のカードは1試合目が東京ヴェルディジュニア対バディーサッカークラブ。2試合目が川崎フロンターレU-12対柏レイソルU-12に決まりました。関東勢がベスト4を独占した今大会。果たして、優勝するのはどのクラブなのでしょうか?■最終日はプロのピッチが舞台入場無料なので夏休みの思い出にも準決勝1試合目は、フクダ電子アリーナで9時キックオフ。2試合目は10時10分キックオフです。3位決定戦を挟み、15時からは決勝戦が行われます。この世代トップクラスの試合が見られること、間違いありません。入場無料なので、夏の終わりの激闘を観にぜひスタジアムへ足を運んでみてはいかがでしょうか。ワールドチャレンジ20243日目の結果はこちら>>
2024年08月22日千葉県のフクダ電子フィールド、フクダ電子アリーナで開催されているU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジの2日目が行われました。グループリーグ、ラウンド32の結果をレポートします。(取材・文:鈴木智之/写真:新井賢一)親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>(女子の選抜チームは今大会初出場となる写真:新井賢一)<<関連記事:バルセロナは2連勝で早くも決勝トーナメント進出決めるワールドチャレンジ初日■バルサは今回初出場となる女子選抜と対戦(最後まで体を張ってボールに食らいつく姿勢を見せてくれたJSWCなでしこ選抜写真:新井賢一)注目のFCバルセロナは、今大会が初参加となる女子の選抜チーム、『JSWCなでしこ選抜』と対戦。試合はバルセロナがボールを保持し一方的に押し込む展開ながら、なでしこ選抜はGK山岡千鶴選手の好セーブを中心に、前半を1失点で折り返す大健闘。最終スコアは4対0でしたが、最後まで体を張ってボールに食らいつく姿勢は、強く咲き誇るなでしこの花のようでした。(バルセロナはFC BASARA HYOGOに勝利しラウンド16進出を決めた写真:新井賢一)予選リーグ3連勝でラウンド32進出を決めたバルセロナは、続いてFC BASARA HYOGO U12と対戦。前半8分にアラン・ガルシア選手のミドルシュートで先制すると、17分にもサナ選手が豪快なシュートを決めて勝負あり。後半にも1点を追加し、トーナメントに入ると一段ギアを上げる、バルサらしいエンジンのかかり具合で、ラウンド16進出を決めました。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■元興国高校・内野監督が監督を務めた街クラブ選抜の結果は......前・興國高校監督の内野智章さんが監督を務めることで注目を集めた、大和FUTURESはラウンド32で強豪・東京ヴェルディジュニアと対戦。一時は同点に追いつくなど、チーム一丸となり戦いましたが、1対4で敗戦。ラウンド16進出はなりませんでした。■バーモントカップ優勝の戸塚FCJは強力な個の力を誇るインドネシアのチームと激突(バーモントカップ優勝の戸塚FCJはインドネシアのアシアナサッカースクールと一進一退の攻防も......写真:新井賢一)強力な個の力を誇る、アシアナサッカースクール(インドネシア)は、ラウンド32で戸塚FCJと対戦。戸塚FCJは先日行われた、フットサルの全国大会『バーモントカップ』で日本一に輝いた注目チームです。試合は戸塚FCJが、小島維地太選手の豪快なゴールで先制すると、アシアナも強力な攻撃陣が食い下がり、一点を返す攻防が続きます。引き分けのまま試合は終わり、勝負の行方はPK戦へ。全員が成功したアシアナに対し、1人が失敗した戸塚FCJ。悔しい敗戦となりました。大会は明日、3日目を迎え、ベスト16が出揃いました。また下位トーナメントも行われるため、たくさんの試合が繰り広げられます。バルセロナを始めとする海外勢はもちろんのこと、日本各地から集まった強豪クラブの試合を見ることで、プレーや指導のヒントが得られることは間違いありません。入場無料なので、会場のフクダ電子スクエアに足を運んでみてはいかがでしょうか?ワールドチャレンジ20242日目の結果はこちら>>
2024年08月21日U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジで、街クラブ選抜の『大和ハウスFUTURES』を率いるのが、昨年まで興國高校サッカー部の監督を務め、毎年のようにプロを輩出してきた内野智章さんです。選手育成に定評ある内野さんに、初めてジュニア年代のチームを率いた感想をうかがいました。(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>(内野監督が選手選考の段階からかかわった大和ハウスFUTURES写真:新井賢一)<<初日結果:バルセロナは2連勝で早くも決勝トーナメント進出決めるワールドチャレンジ■初戦のシステムはレバークーゼン方式――初戦は3対0(vs.Fibra Football Club U-12)、2戦目は2対2(vs.V・ファーレン長崎)でした。選手個々の能力が高く、フィジカルもあり、これぞ選抜チームという印象でしたが、2試合を振り返ってどのような感想を持ちましたか?内野:今回、システムは3‐6‐1で、レバークーゼン方式でやっています。3バックにはスピードのある選手を選び、ウイングにはドリブルが得意な選手、センターフォワードは体の大きい選手を起用しています。すばしっこいドリブラーを中盤に固めて、自分のやりたいサッカーを実践できる選手を選んだので、かなりうまくいっています。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■選手選考では興国高校式でドリブラーを重視――個性を活かすというか、キャラクターが重要なんですね。選手選考の段階から関わったのですか?内野:はい。興國高校方式で、とにかくドリブラーを重視しました。小柄な選手は中央に、大柄な選手はサイドに配置するなど、徹底しています。――V・ファーレン長崎戦のハーフタイムでは、戦術的な立ち位置の指示もしていました。内野:相手は4‐3‐3で、うちは中盤ボックス型のダブルボランチ+2シャドーでした。相手の中盤と噛み合ってしまったので、ずらすために中盤をダイヤモンド型に変えました。――そうすると、間のポジションを取りやすくなりますね。内野:選手たちは能力も高いし、走れるので、相手の3トップに対して3バックで守りました。せっかくこの舞台に来ているので、1対1の技術も上達してほしい。そのために「カバーはいないぞ!」と伝えて、1対1で守ることを徹底しています。■バルセロナとの対戦を意識して選手選考(普段の環境と違う中で自分を出せるようになってほしいという内野監督写真:新井賢一)――大和FUTURESの選手たちは個の能力が高いので、バルセロナと試合をすると、面白いのではないかと感じました。内野:それを想定して選手を選んでいます。重視したのはスピードのある選手、ドリブルが上手い選手です。そして中盤の後ろには、賢い選手を配置しています。所属クラブでサイドバックをやっている選手がいるのですが、彼は(元ドイツ代表の)ラームのような選手になると思ったので、「君は中盤の方が合っているよ」と伝えました。すると「本当ですか?」と驚いていました。体はまだ小さいのですが、守備の感覚が素晴らしく、ボランチにコンバートしたところ、抜群の能力を発揮しています。――選抜チームの監督をする機会はなかなかないと思いますが、好きな選手を選べることについては?内野:選考した選手が思い通りに動いてくれるので、とても楽しいです。代表監督のような感覚ですね。ただイメージと違うのは、ケガとメンタル面です。今時の子どもたちなので、すぐに足が痛いとか、しんどいとか言い出します(笑)。それと、攻撃の主力にケガ人が出て、離脱してしまったのはとても残念です。彼らも悔しいと思いますが。■普段のチームとは違う環境の中で自分を出せるようになってほしい――このチームに選ばれた選手たちに、どのような経験をしてほしいですか?内野:まずはバルセロナと対戦できたらいいなと思います。それと、普段のチームとは違う環境の中で、自分を出せるようになってほしいです。それはずっと言っています。自分の考えを言わせたり、話をさせたり、感想を話したりするように促しています。あとこだわっているのは、「君たちはボールを扱うのが上手いから、ボールゲームはもうできるでしょ。この大会は海外のチームも来るし、選抜だし、ボールゲームじゃなくてボードゲームをしよう」と伝えています。――ボールゲームじゃなくてボードゲーム、ですか。内野:はい。相手を見て、攻撃も守備もどうすればいいのか。どういうふうに陣取り合戦をするのかを考えさせています。昨日も選手たちに書かせて、相手が4‐4‐2だったらどうする、4‐2‐3‐1だったらどうするかを考えさせました。その理解がとても早いのは、嬉しい誤算でした。■選手たちはポジションごとの役割についての理解がとても早い(監督がやりたいサッカーとポジションごと役割の理解が早い選手たち写真:新井賢一)――今時の子どもたちは、普段からそのような情報に接しているんでしょうか。内野:最初はみんな戸惑っていましたが、理屈が分かってきたので、飲み込みが早いです。最初にしたのは、プレーモデルの説明です。ポジションを番号で表記して、キーパーが1、スリーバックが2、3、4、ダブルボランチが5、6。ウイングが7、トップ下が8、センターフォワードが9、もう一人のトップ下が10、左ウイングが11で、番号で覚えさせました。――わかりやすいですね。内野:例えば5番はスリーバックなので、センターバックの1つ前に出たようなイメージで守備をします。6番はゲームを作るバランサーの役割。8番は攻撃的なバランサー。10番は点も取るし、アシストもするし、ドリブルもする。9番は自由に動いて点を取る。11番と7番はとにかく仕掛ける。2番はサイドバックとセンターバック。3番はセンターバックとボランチ。4番はセンターバックと左サイドバック。それぞれのポジションを数字で示して、役割を説明し、「このシステムだから、ここに優位性を持って、こういうサッカーをしたい」というのを、大会前日の練習試合で落とし込みました。その理解がめちゃくちゃ早いんです。――ピッチの中で具現化するのは難しいですが、試合を通じてチャレンジする姿が印象的でした。内野:もっとボールプレイヤーばかりなのかなと思っていたのですが、ドリブルが上手くて、すばしっこい中でも、賢さがある選手を選んでいます。能力のある選手がそろっているので、これからが楽しみです。ワールドチャレンジ2024初日の全チーム対戦結果はこちら>>
2024年08月21日U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ初戦で、FCバルセロナと対戦した、ジェフユナイテッド市原・千葉U-12。終了間際にバルセロナにゴールを決められ、0対1で敗れましたが、見事な戦いで会場を沸かせました。今大会で通算3度目のバルセロナ戦となった、ジェフ千葉の茂垣将太監督に、話をうかがいました。(取材・文:鈴木智之/写真:新井賢一)親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>(堅い守備で優勝候補バルセロナを追い詰めた写真:新井賢一)<<昨年大会:バルサが決めればジェフが追いつく一進一退の好ゲームもワールドチャレンジ2日目■狙いは奪ってからのショートカウンター(ボールを奪ってからのショートカウンターを狙っていた写真:新井賢一)――今回の試合では、過去一、相手を追い詰めた印象がありました。試合を振り返って、感想をお願いします。茂垣:ある程度、我々が狙っていた展開に持ち込めたと思います。狙いは、ボールを奪ってショートカウンターを仕掛けることでした。これは例年の戦略でもあります。バルセロナの能力を考えると、現実的にそのような形になるのはしょうがないかなと思います。――茂垣さんにとって、バルセロナと3度目の対戦となりましたが、過去の経験を踏まえて、準備したことはありますか?茂垣:基本的な戦い方は毎年変わりませんが、今回は守備のオーガナイズを意識しました。失点してしまいましたが、後半は相手を抑えられたと思います。また、ボールを奪った後のカウンター攻撃については、今年は前線に能力の高い選手がいるので、それを意識しました。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■ジェフがとったバルサのサイド対策――バルセロナには、毎年サイドに速い選手がいます。そこは例年の課題だと思いますが、今回はどのような対策をしたのでしょうか?茂垣:サイドの対応は、サイドバックとセンターバックでカバーしながら行いました。うまく相手を抑えられていたと思います。DFの間をパスで割られたり、サイドをえぐられる場面もなく、大きく崩されることはほとんどありませんでした。――ショートカウンターを仕掛けるには、高い位置でボールを奪う必要がありますが、リスクもあります。その難しさについては、どう感じましたか?茂垣:初戦ということもあり、また0対0の状況が長かったので、リスクを抑えた戦い方をしました。もちろん、より積極的に攻めればチャンスは増えたかもしれませんが、逆に失点するリスクも高まっていたでしょう。実際、初めてバルサと試合をしたときは、積極的な戦い方をして、失点してしまった経験があります。今回は最後にカウンターからチャンスがあったので、そこで決められれば良かったです。ただ、シュート数で言えば、相手とそれほど変わらなかったのではないでしょうか。■バルサは試合巧者緊張感のある中でも自信をもってボールを扱えている――バルセロナとの試合を終えて、選手たちにどんなことを伝えたいですか?茂垣:去年もそうでしたが、今年も最後に一瞬の隙を突かれて失点してしまいました。相手は毎年、試合巧者というか、勝負強さを持っています。ボール保持の面では、緊張感のある環境の中で、バルセロナの選手たちは自信を持ってボールを扱えるのに対し、我々の選手たちはまだそこまでには至っていません。我々も同様のスタイルを目指しているからこそ、そこを突き詰めていく必要があると感じてました。■選手たちが自信を持って戦えるようなコーチングを心がけている(選手たちが勇気と自信をもって戦えるような声かけを心がけている写真:新井賢一)――茂垣さんの試合中のコーチングが印象的でした。選手の背中を押しつつ、的確な指示を出されていましたが、コーチングで心がけていることはありますか。茂垣:このような試合では、戦術的な指示も重要ですが、何より選手たちが勇気を持って、自信を持って戦うこと。「自分たちはできる」という思いを持ってゲームに臨むことが大切です。その上で、彼らが困っていることに対して、アドバイスを与えたいと思っています。戦術的な指示だけでは気持ちがついてこないので、メンタル的な部分も踏まえて、両方のアプローチが必要だと考えています。――過去の大会を通じて、ジェフの選手たちがボールボーイをしたりと、バルサの試合を間近で試合を見る機会があったそうですね。茂垣:はい。この試合でも、ピッチの横で応援していた選手たちは、去年出場していた中学1年生と今の4年生、5年生です。この3年間、ワールドチャレンジに参加させてもらっているので、その経験が少しずつ生きて、クラブ全体としても成長していると感じています。■元ジェフの工藤浩平さんと役割分担しながら指導している――今大会では工藤浩平さん(ジェフのアカデミー出身でトップチームまで昇格)がコーチとしてベンチに入っていました。どのような役割分担をしているのでしょうか?茂垣:私が監督で、彼がコーチという関係です。現役時代の経験を生かし、セットプレーを中心に担当しながら、チーム戦術についても的確なアドバイスをしてくれています。私が話す前に、彼が選手に声をかけてくれたり、アドバイスをしてくれるので、非常に助かっています。現役時代同様、広い視野で子どもたちに関わってくれていて、去年引退したばかりでバリバリ動けるので、トレーニングにも入ってもらっています。――バルセロナとは0対1の惜敗でしたが、2試合目以降の結果次第で決勝トーナメントで再戦の可能性もありますね。茂垣:はい。それを目指して頑張ります。ワールドチャレンジ2024初日の全チーム対戦結果はこちら>>
2024年08月20日本日U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジが開幕。千葉県のフクダ電子スクエアで行われた大会初日。暑い日差しが照りつける中、熱戦が繰り広げられました。(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>(U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2024ジェフ千葉とバルセロナが対戦)<<昨年大会はFCバルセロナが初出場のソレッソセレクトとの対戦を制し優勝■バルサは初日2勝で決勝トーナメント進出決定注目のFCバルセロナは、初戦でジェフユナイテッド千葉と対戦。ジェフの堅い守備と素早い攻守の切り替えに攻めあぐねる展開ながら、終了間際にゴールを決め、1対0で勝利しました。試合後、ジェフ千葉の茂垣将太監督は「去年もそうでしたが、今年も最後に一瞬の隙を突かれて失点してしまいました」と悔しがる一方、「守備に関してはある程度やれましたし、相手を抑えることはできたと思う」と、選手たちを称えていました。バルセロナはその後、F.C.ENFINI(岐阜)と対戦。一方的にボールを支配し、4対0で快勝。2連勝でラウンド32(=決勝トーナメント)進出に大きく前進しました。親が変われば子どもも変わる!?サッカー少年の親の心得LINEで配信中>>■大和ハウスFUTURESは選抜チームと思えないコンビネーションを披露前・興國高校監督で、プロを30人以上輩出した、内野智章氏が監督を務める、大和ハウスFUTURESは、選抜チームとは思えないコンビネーションを披露。内野監督も「戦術面での飲み込みが早い」と驚くほどで、終始アグレッシブなプレーを展開し、Fibra Football Club(北海道)に3対0で勝利すると、元Jリーガーの松下年宏氏が率いる、V・ファーレン長崎に2対2の引き分け。攻撃の主力をケガで欠く厳しいチーム事情の中、1勝1分と好発進を見せました。■「ワールドチャレンジ」の名の通り、国際色豊かな大会「ワールドチャレンジ」の名前のとおり、たくさんの海外勢が参加するのも、この大会の醍醐味です。グループリーグ2試合を終えて、インドネシア・ジャカルタから来日した、アシアナサッカースクールが2連勝を達成。ミャンマーサッカー協会の選抜チーム、MyanmarU-12も1勝1分で健闘するなど、国際色豊かな対戦が繰り広げられています。大会は23日まで開催。入場無料なので、ぜひ足を運んでみてください。バルセロナの個の強さ、チームとしての完成度はもちろんのこと、各地の予選を勝ち抜き、本大会にたどり着いたチームのプレーから、たくさんの発見や学びを得られることでしょう。ワールドチャレンジ2024初日の全チーム対戦結果はこちら>>
2024年08月20日東京ディズニーランドのアトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」に、マーベル・スタジオのキャラクターが期間限定で初登場。「イッツ・ア・スモールワールドwithグルート」として、2025年冬よりスタートする。「イッツ・ア・スモールワールド」にマーベル・スタジオのキャラが登場「イッツ・ア・スモールワールド」は、ボートに乗って、ディズニー映画に登場するさまざまなキャラクターや世界各国の子どもたち、動物たちに出会えるアトラクション。「小さな世界」のハーモニーを聞きながら、ヨーロッパからアジア、アフリカ、中南米、南太平洋の島々を巡る世界一周の幸福な旅を体験することができる。そんな「イッツ・ア・スモールワールド」に、マーベル・スタジオのキャラクターが期間限定で初登場。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでおなじみのグルートを筆頭に、キャラクターたちが地球へ休暇を過ごしに来る様子を楽しめる。【詳細】「イッツ・ア・スモールワールドwithグルート」時期:2025年冬~期間限定場所:東京ディズニーランド※本プログラムの実施に伴い、「イッツ・ア・スモールワールド」は2024年秋よりクローズ※写真は全てイメージ©Disney ©2024 MARVEL
2024年03月30日ハンティング・ワールド(HUNTING WORLD)とデサント(DESCENTE)の協業による新プロジェクト「ハンティング・ワールド クラフテッド バイ デサント.ラボ(HUNTING WORLD CRAFTED BY DESCENTE.LAB)」より、初となるバッグが登場。2024年4月上旬より、デサント ブラン 代官山などで発売される。ハンティング・ワールドのアイコンバッグが防水仕様にデサントのハイエンドライン、デサント オルテライン(DESCENTE ALLTERRAIN)のクリエイティブディレクターが監修する「ハンティング・ワールド クラフテッド バイ デサント.ラボ」より、プロジェクト初となるオリジナルバッグがラインナップ。ハンティング・ワールドのアイコンバッグを、スポーツブランド・デサントならではの高機能素材でアレンジした。ベースとなるのは、クラシックな見た目のアイコンバッグ「キャリーオール」。疎水性メンブレンを表面にラミネート加工した生地をボディに使用することで、防水性に加え、高い耐久性を兼ね備えた。また、メインコンパートメントの中袋は、裏面にシームテープ加工を施すことで、内部への水の浸入を抑制。さらに、上蓋にマチを作り、蓋開口部の隙間による水の侵入を防いでいる。カラーは、オールホワイト、ブラックの2色展開。日常使いしやすいSとMの2サイズを用意する。【詳細】ハンティング・ワールド クラフテッド バイ デサント.ラボ「キャリーオール」発売日:2024年4月上旬販売店舗:デサント ブラン 代官山、セレクト バイ ベイクルーズ、ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ、ロフトマンコープ イーマ価格:キャリーオール Mサイズ 149,600円、Sサイズ 132,000円カラー:オプティカルホワイト、ブラック【問い合わせ先】デサントジャパン お客様相談室TEL:0120-46-0310(フリーダイヤル)
2024年03月30日ハンティング・ワールド(HUNTING WORLD)がデサント(DESCENTE)と協業した新プロジェクト「ハンティング・ワールド クラフテッド バイ デサント.ラボ(HUNTING WORLD CRAFTED BY DESCENTE.LAB)」より、冒険をサポートする新作ジャケット「サーフェイス ラミネイテッド ステイ ドライ シェルジャケット」が発売。リアルレザーのような質感のシェルジャケット世界中のアウトドアユーザーの支持を受けるハンティング・ワールドとデサントによる2024年新作シェルジャケットは、特に質感に注目だ。ミニマムなデザインとリアルレザーのような質感が調和したシェルジャケットは、両ブランドのものづくりに対するプライドを感じさせる。移り変わるライフスタイルに適した素材生地表面には、疎水性メンブレンで覆われた「サーフェイス ラミネイテッド ステイ ドライ 2L」を採用。フッ素化合物などを含むはっ水材不要で、素材そのもので防水性を保持する。従来の防水メンブレンに比べ、膜の強度に優れた耐擦過性・耐摩耗性を有し、生地のストレッチ性、肌面のドライタッチ性と合わせて、運動量の多いアクティビティにもぴったりだ。さまざまなシーンに対応する機能性シェルジャケットの随所には、快適な着心地を実現する機能性が充実している。例えばフード左の前立てジッパーの開閉により、ジャケット内の熱の放出が可能だ。袖口にはハンティング・ワールドオリジナルのアジャスター付きで、袖口のサイズ調整も容易に行うことができる。また、左胸ポケット内にはキーチェーンクリップも付属し、細部までこだわり抜いた仕上がりとなっている。【詳細】サーフェイス ラミネイテッド ステイ ドライ シェルジャケット発売日:2024年2月2日(金)取扱店舗:ハンティング・ワールド 帝国ホテル店、デサント ブラン 代官山、セレクト バイ ベイクルーズ、ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店、ロフトマン コープイーマ、ハンティング・ワールド公式オンラインショップ価格: 93,500円カラー:ブラック、オプティカル・ホワイトサイズ:S/M/L/XL【問い合わせ先】デサントジャパン株式会社 お客様相談室TEL:0120-46-0310(フリーダイヤル)
2024年02月24日U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジは、日本全国の一人でも多くの子供たちに世界のトップチームと戦う機会を提供したいと考えています。そのため、全国で地方予選を開催しこれまで多くのチームがワーチャレに出場いたしました。■今年の本大会は、出場48クラブへ大幅に拡大!!本大会出場権は過去最大数へこれまでの本大会は32クラブで開催していましたが今年は出場48クラブへと大幅に拡大いたします!これに伴い「ワーチャレ予選2024」は2024年3月から5月にかけて、北海道・福島・茨城・東京・山梨・岐阜・奈良・広島・熊本の全国9会場で開催し、各会場の予選を制した計24チーム(昨年度15チーム)が本大会の出場権を獲得します!予選参加をご希望のチームは下記概要をご確認の上、お申し込みください。たくさんの挑戦をお待ちしております!ワーチャレ予選2024 概要<宿泊について>事務局による宿泊の手配がございます。(希望者のみ)宿泊に関する詳細は出場確定通知と合わせてご案内させていただきます。※広島、北海道、東京、九州会場は宿泊手配がございません<参加クラブ数>1会場につき最大32クラブ(一部最大16クラブ)※会場ごと指定された上位チームには本大会の出場権を付与します<参加資格クラブ・選手>・4種登録チーム・大会参加にあたり、各会場までの往復渡航費、宿泊費、食費等のすべての経費を自己負担できること・本大会出場権を得たチームは2024年8月20日~8月23日に千葉県にて開催の「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2024」に参加できること・U-12(2012年4月2日以降生まれの選手)であること<大会参加費>1チーム25,000円(税込)※本大会出場決定チームは別途本戦参加費(20,000円)をお支払いいただきます。<お申込み方法>予選への参加を希望されるクラブチームは以下Googleフォームよりお申し込み下さい。組合せなどの詳細を記した最終案内は大会開催初日10日前までにご案内申し上げます。★エントリーはコチラ★※先着順となります<ワーチャレ公式WEBサイト>予選の詳細は下記URLからもご確認いただけます。<この件のお問い合わせ先>U-12 ジュニアサッカーワールドチャレンジ大会事務局(株式会社Amazing Sports Lab Japan内)TEL:03-6674-2704MOBILE:080-6102-3586MAIL:info@u12-juniorsoccer-wc.com※下記の画面が表示されて詳細に行けない方は、画像右上の×印(赤枠部分)を押してください。
2024年02月10日BABYMETALが、ワールドツアーのファイナル公演『BABYMETAL WORLD TOUR 2023 - 2024 TOUR FINAL IN JAPAN LEGEND – 43(シーサー)』を3月23日(土)・24日(日) に沖縄コンベンションセンターで開催することが決定した。2023年は全世界25カ国を巡る大々的なワールドツアーを敢行し、国内外で通算94公演、フェスやゲストアクト出演を除くヘッドラインツアーの総動員数は24万人を超えるなど、10年以上積み重ねてきた海外活動の中で史上最大規模のワールドツアーを行ったBABYMETAL。沖縄公演を開催するのは今回が初で、チケットはTHE ONE先行/THE ONE先行 海外在住者受付が本日1月5日(金) 18時よりスタートする。<ライブ情報>BABYMETAL WORLD TOUR 2023 - 2024 TOUR FINAL IN JAPAN LEGEND - 43会場:沖縄コンベンションセンター展示棟3月23日(土) OPEN17:00 / START18:003月24日(日) OPEN15:30 / START16:30特設サイト:関連リンクOfficial Website Facebook Instagram X TikTok
2024年01月05日冬休みを取得されている方も多い時期ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。本日は、ジュニアサッカー(少年サッカー)の保護者向け情報サイト「サカイク」で2023年8月から12月に配信した記事の中でみなさんの注目度が高かったチーム・トレーニング関連記事をランキングでご紹介します。子どもへの接し方をはじめ参考になることがたくさんありますので、記事配信当時に見逃した方も、いま一度ご覧ください。第3位初出場で準優勝、ソレッソセレクトが普段別のチーム所属の子たちによる「選抜チーム」を大舞台に送り出すために心がけたこと第3位は、現在開催中のJFA 第47回全日本U-12サッカー選手権大会でも決勝に勝ち上がる等、注目のソレッソ熊本の記事。今夏のワールドチャレンジでは初出場で準優勝。セレクションを実施しないクラブながら、今年U-12、15ともに夏の全国大会で準優勝と注目を集めるチームが、急造チームのメンバーを大舞台に送り出すときに心がけたことに関心が集まりました。大きな舞台で選手たちに緊張がある中、子どもたちが思い切りプレーするためにコーチたちはどのような心構えでいたのか、参考にしてください。記事を読む>>サカイクの最新イベントやお得な情報をLINEで配信中!第2位「止めて蹴る」ではなく「止めながら運ぶ」へ 止める蹴る運ぶのクオリティを高めるためにセレッソ大阪が取り組むこと第2位は、ワールドチャレンジで伺ったセレッソ大阪U-12が、海外チーム(バルサ)を見て感じた課題についての記事でした。「とめる、蹴る、運ぶ」といったスキルをどう身に付けさせるか、というのが日本の小学生年代の課題だと思っていたら、育成の名門バルセロナはそれを動きながら実践していたこと、日本の同年代でもそのような動きができるようにしないと......といったお話は、育成年代の現状を知りたい方や世界との差に興味がある方の注目を集めました。選手たち自身が対戦して感じたバルセロナの選手の違いも伺っているので、改めてご覧ください。記事を読む>>第1位レベル差があるから学年ミックスのグループ分けを検討するも、保護者から「劣等感を抱く」と反対が......。レベル差のあるチームの指導、どうすればいい?第1位は、学年ミックスでのレベル別チーム分けに対する指導者の悩み。1~7月のランキングでも技術差による学年ミックスに対しての悩みがランクインしており、指導者・保護者の皆さんにとって大変関心が高いことが分かりました。セレクションのないチームなどは、上手い子にもサッカー経験が浅い子にも、どちらにも「サッカーって楽しい」と思ってほしいという意図で学年ミックスでレベル別に分ける運営をして、保護者にも好評のチームもあります。最近は学校の授業などでも一部の教科でレベル分けクラスを実施しているところもあり、保護者の方にもだいぶ受け入れられてきているようですが、地域などによっては、まだまだ理解してもらうのが難しいケースもあるようです。チームとして全員が協働し、上手くなるためのやり方を池上さんが回答していますので、ご覧ください。記事を読む>>いかがでしたでしょうか。これからも親御さんご自身が考えるきっかけになったり、チームがよくなるきっかけになる記事を配信していきますので、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは
2023年12月28日フィギュアスケートとミュージカルのエンターテインメントショー「プリンスアイスワールド東京公演」が来年1月19日(金)から開催される。「プリンスアイスワールド」は、1978年からスタートした日本でもっとも歴史の長いアイススケートショー。20人を超える個性豊かなプロスケーターからなる日本で唯一のフィギュアスケートのカンパニーショーで、多彩なゲストも登場する。2023-2024シーズンのテーマは“A NEW PROGRESS(新たなる前進)~BROADWAY CLASSICS~”。フィギュアスケートの枠を超えたパフォーマンスと構成、音と光の演出で新たなエンターテインメントショーを楽しめる。2006年以降プリンスアイスワールドにゲスト出演している高橋大輔はプリンスアイスワールドチームとの特別なコラボレーションを披露。荒川静香、村元哉中、宇野昌磨、織田信成、中田璃士、樋口新葉、本田真凜らも登場し、会場を盛り上げる。また、本公演は音楽面でもこだわりを感じられるプログラムになっており、新シーズンから生歌唱を楽しめるゲストが登場。東京公演では、島田歌穂、藤岡正明、福井晶一、屋比久知奈、山﨑玲奈、エリアンナ、福井晶一が日替わりで出演する。プリンスアイスワールド2023-2024A NEW PROGRESS~BROADWAY CLASSICS~東京公演■チケット情報()2024年1月19日(金)~21日(日)※3日間6公演1回目 11:30~14:002回目 16:00~18:30(開場は開演1時間前)ダイドードリンコアイスアリーナ(東京都西東京市東伏見3丁目1−25)出演者プリンスアイスワールドチームゲスト:荒川静香、高橋大輔&村元哉中、宇野昌磨、織田信成 ほか
2023年12月23日工学院大学ソーラーチームは、2023年10月22日~29日にオーストラリアで開催された世界最大級のソーラーカーレース「2023ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ」に参戦し、オーストラリア大陸3,000km超を6日間かけて完走。チャレンジャークラス8位でゴールしました。トラブルを乗り越え、果敢に挑戦した本チームへご支援・ご声援をいただきありがとうございました。つきましては、世界大会参戦報告会を開催しますので、下記のとおりご案内申し上げます。大変ご多忙な時期かと存じますが、何卒ご出席賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。(参照) 2023 BWSC世界大会 現地レポート 工学院大学note 『工学院大学ソーラーチーム』世界大会参戦報告会 開催概要日時 : 2023年12月12日(火) 18:30 ~ 20:00 (受付開始:18:00)場所 : 工学院大学 新宿キャンパス中層棟2階 工手の泉 東京都新宿区西新宿1-24-2JR・京王線・小田急線・地下鉄各線「新宿駅」徒歩5分→ スケジュール: 第1部 参戦報告会(18:30~19:15)第2部 懇親会(19:15~20:00)内容 : 学生からの大会報告/質疑応答/フォトセッションなど(懇親会は軽食をご用意しております。)参加申込 :参加をご希望される方は、12月11日(月)正午までに、以下フォームよりお申込みください。 アデレードでゴールした工学院大学ソーラーチーム 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月30日映画『ナポレオン』のワールドプレミアが日本時間11月15日(水) にフランス・パリで開催された。会場となったのはパリ8区のサル・プレイエル。ナポレオンが率いたアウステルリッツの戦いでの大勝の記念に建てられた【凱旋門】にも程近い巨大コンサートホールだ。レッドカーペットにナポレオンを演じたホアキン・フェニックスが登場すると、待ち構えていた報道陣が一斉にカメラを向けた。ステラ・マッカートニーのスーツに身を包み、笑顔で共演者やスタッフと久々の再会を楽しんだ。ホアキン・フェニックスナポレオンの妻・ジョゼフィーヌを演じたヴァネッサ・カービーは「共感することが多かったです。離婚を公にされても、大きなプレッシャーの中、帝国の後継者を産むことができなかったことでさえもジョゼフィーヌは最後まで威厳を保ち、素晴らしい存在であり続けたと思います」、ナポレオンの盟友ポール・バラスを演じたタハール・ラヒムは「多くの経験を積むことができました。演出だけでなく、編集においても自分が何を望んでいるのかを熟知している監督を目の当たりにしているのですから。非常に感銘を受けました」と感謝を述べた。ヴァネッサ・カービータハール・ラヒムそのほかゲストとしてホアキンの妻で俳優のルーニー・マーラやヴァンサン・ペレーズらもこのプレミアに参加し、公開を前に歓喜の“凱旋”となった。上映会場では軍楽隊のパフォーマンスも行われ、客席の期待は最高潮。満席の客席の中をリドリー・スコット監督が登場すると大きな拍手が送られた。スコット監督は、「この映画を皆さんは魅力的に思ってくださることでしょう。私はイギリス人ですが、最も有名なフランスの歴史をこの映画に収めています。正しく描けていることを願っています。ナポレオンの伝説は、彼の生前と同様に今日でも注目されています。ナポレオンが1821年に亡くなってから、毎週1冊のペースで本が書かれ、それは10,400冊にものぼります。私はジョセフ・コンラッドのナポレオンをテーマにした小説をもとに、何年も前に構想を練り始めました。私のフランス文化への情熱が合わさり、ナポレオンへの熱は決して冷めることはありませんでした。幸運にもホアキン・フェニックスをナポレオン役に、ヴァネッサ・カービーをジョゼフィーヌ役として起用することができました。もちろん、他の素晴らしいキャストやスタッフたちにも恵まれました。皆さんにぜひ楽しんでいただけることを願っています」と締めくくると、その後は会場内でスタッフ・キャストらと上映を見守った。リドリー・スコット監督なお日本時間11月16日(木) にはスペインプレミア、そして17日(金) にはかつてナポレオンと世界の覇権を争ったイギリスでのプレミアが予定されている。<作品情報>『ナポレオン』12月1日(金) 公開公式サイト:
2023年11月16日