今月21日、49歳の若さでこの世を去った『オースティン・パワーズ』の“ミニ・ミー”ことヴァーン・トロイヤー。ロサンゼルス郡の検視官オフィスのスポークスマンが、その死因は自殺であった可能性が高いと「People」誌に語った。「入院当時、彼の体内のアルコール濃度は非常に高いものでした。彼の死は、自殺の可能性が高い事件として報告されています」。現在、中毒症状のレベルを測るテストが行われているが、最終結果が出るまでには4週間から6週間を要するという。今月2日、ヴァーンは鬱と自殺願望を訴えてノースハリウッドの自宅に救急車を呼んだ。泥酔していたヴァーンはとても動揺しており、自暴自棄になっていたそうだ。病院に運び込まれた後はアルコール中毒よるものとみられる臓器不全が起こり、生命維持装置が装着されたが次第に身体は衰えていった。そして生命維持装置が外され、亡くなった。ヴァーンは2002年にもアルコール中毒で命を落としかけたことがあり、ファンからの心配や激励に「感謝してもしきれない。アルコール依存症との闘いは簡単ではないが、これからもがんばる」とコメントを発表していた。ヴァーンの家族は、ファンにお悔やみの花を贈る代わりに、耳の不自由な人や子どもたちのためのチャリティー団体「スターキーきこえの財団」、または知的障がい者と発達障がい者を支援する「Best Buddies」にヴァーンの名前で寄付してほしいと呼び掛けている。(Hiromi Kaku)
2018年04月25日4月21日(現地時間)、『オースティン・パワーズ』のミニ・ミー役で知られるヴァーン・トロイヤーが亡くなっていたことが明らかになった。享年49。本人のFacebookページで声明文が公表された。ヴァーンは今月初め、アルコール依存症で入院。「TMZ.com」によればその入院以来、生命維持装置が装着されていた状態だったという。直接的な死因は明かされていないが、声明文には「鬱病と自殺は非常に深刻な問題です」と綴られている。アルコール依存症に苦しんでいたヴァーンはたびたびリハビリ施設に入所し、「闘っては打ち勝つ」ことを繰り返してきたが、「残念なことに今回の闘いは大きすぎた」という。小人症でわずか身長81センチという小柄な体格を活かし、『オースティン・パワーズ』シリーズや『ハリー・ポッターと賢者の石』などに出演し、俳優人生を生きたヴァーン。『オースティン・パワーズ』で共演したマイク・マイヤーズは「いっぱしのプロ(の俳優)で、彼と一緒に働く人々にとって可能性を広げてくれる導き手だった」と愛情を込めた表現で偲んだ。シャノン・エリザベス、カルメン・エレクトラらセレブもSNSで追悼メッセージを送っている。(Hiromi Kaku)
2018年04月22日