世界的文豪ヴィクトル・ユゴーの代表作「Notre-Dame de Paris(ノートルダム・ド・パリ)」に発想を得た劇団四季の『ノートルダムの鐘』。首都圏では4年ぶりとなる横浜公演が5月21日(土)、KAAT 神奈川芸術劇場〈ホール〉で開幕した。15世紀末のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住むカジモド、大聖堂大助祭フロロー、同警備隊長フィーバス、そして3人が愛してしまうジプシーの娘・エスメラルダが綾なす愛の物語ーー。ディズニー・シアトリカル・プロダクションズが製作した演出版では、ユゴーの原作のアプローチを最重視し、人間誰しもが抱える明と暗の様相を繊細に表現。まさに、ディズニーのもうひとつの顔を垣間見ることができる“大人のための演劇作品”だ。劇団四季『ノートルダムの鐘』より撮影:阿部章仁劇団四季『ノートルダムの鐘』より撮影:阿部章仁開幕に際し、カジモド役の金本泰潤(かねもとたいじゅん)は、「本作は人間の“光”と“闇”を描いた、美しく重厚なミュージカルです。この作品に出演できることを、大変光栄に感じています。人間の宿命を見つめ、明日を生きる祈りを謳う作品のメッセージを、お客様の心にしっかりとお届けできるよう、誠心誠意努めてまいります。」とコメントを寄せた。劇団四季『ノートルダムの鐘』横浜公演は8月7日(日)までの期間限定公演となっている。尚、2023年4~7月には同劇場にてミュージカル『クレイジー・フォー・ユー』の上演が決定している。2023年に創立70周年を迎える劇団四季の記念公演と銘打ち約8年ぶりに上演される本作は、古き良き時代のアメリカを舞台にしたハッピーエンドのラブ・コメディ。世界的な不況下でも夢を持ち、劇場再建へと明るく前向きに生きる登場人物たちの姿は、現代のコロナ禍においても、その陰鬱を吹き飛ばし、「人生は素晴らしい」というメッセージを届けてくれるだろう。ミュージカル『クレイジー・フォー・ユー』より撮影:荒井健<公演情報>ミュージカル『ノートルダムの鐘』横浜公演2022年5月21日(土)~2022年8月7日(日)会場:KAAT神奈川芸術劇場<ホール>(横浜市中区山下町281)ミュージカル『クレイジー・フォー・ユー』横浜公演2023年4月~7月会場:KAAT神奈川芸術劇場<ホール>(横浜市中区山下町281)チケット発売:2023年1月
2022年05月23日ミュージカル『レ・ミゼラブル』の報道陣向けの囲み取材が5月25日、都内で開催された。原作はフランス文学の巨匠ヴィクトル・ユゴーが自身の体験を基に、19世紀初頭のフランスの動乱期を舞台に当時の社会情勢や民衆の生活を克明に描いた大河小説。原作の持つ、「無知と貧困」「愛と信念」「革命と正義」「誇りと尊厳」といったエッセンスを余すことなくミュージカルに注ぎ込んだ本作品は、1985年のロンドン初演を皮切りに、日本では1987年6月に帝国劇場で初演を迎えた。以来熱狂的な支持を得ながら、東宝演劇史上最多の3336回という驚異的な上演回数を積み上げるに至る。囲み取材はまずプレビュー公演を終えた感想についての話題からスタート。これについて福井晶一は「声を出せないなか、ありったけの拍手をしていただいて。待っていてくれるお客様の圧をカーテンコールで感じました」と語りながらも、「いつも通り冷静を心がけてやるのに必死でした」と素直に心中を明かした。吉原光夫は不安を感じた昨年を振り返りつつ「何も変わらずに守られ温められて、先に進んでいくものもあるんだと安心した」と感慨深げ。佐藤隆紀は「去年、仕事が無くなった時に自分を見つめ直してきました。それが実った充実感もあるので、この想いで千秋楽まで頑張っていきたいです」とした。生田絵梨花にも同様の質問が飛ぶ。「今までの開幕は緊張でフワフワしていましたが、今年は地に足が付いている感じ。役に力をもらっているのもありますが、この日常がいつまであるか分からないという可能性があるので、今できることに魂を込めていく」と力強く発言。コゼット役からエポニーヌ役に至ったことについては「コゼットっぽいと言われるので、自分が演じることに不安がありました。でも稽古場で『良いね』とか『最初からこの役やってた?』と言ってもらえる様になって、この方向でいいんだなと勇気をもらえました」と話す。また役と自分の共通点を問われると「強い役という印象がありますが、傷つかないために弱さを隠したり、生きていくために強くいようとするという点で共感できると思います。その強さのなかに複雑な心情を混在させるかを意識しました」と答えた。ミュージカル初挑戦の六角精児は出演経緯を「自分が本格的なミュージカルで歌ったらどうなるのか、確かめたかった。今59歳ですが、還暦を越えたらそれができるかなと。頭も体も融通が効く時に思い切って挑戦しました」と明かした。オーディション合格について「運が良かった」と控えめ。森公美子は本作に24年目の出演となる。彼女は「みなさんに飽きられない様にマイナーチェンジをして新しいマダム・テナルディエをお届けしようと思っています」とコメントしつつ、「コロナ禍で自炊が増えて、衣装がパンパンです(笑)。これだけは皆さんに迷惑をかけています」と笑いを誘う。マスクでの稽古については「本番でマスクを取ったら『誰?』とようやく対面できました」と感染対策の万全ぶりをアピールした。さらに森は生田の演技について「依然とは違うキャラクターを押し出していた。声も地声でぐわっと張っていて。『どこで勉強した?』と聞きました」と太鼓判。生田は今回のために発声を変えて稽古に打ち込んだという。最後に福井が「この様な状況でステージに立てることを嬉しく思いますし、地に足を付けて、明日舞台があるということで準備をして挑むだけです。長い公演ですが最後まで完走できる様に頑張りたいと思います。応援のほど、よろしくお願いいたします」と本公演への意気込みを語り、囲み取材は幕を閉じた。■公演情報ミュージカル『レ・ミゼラブル』<東京公演>5月21日 (金)~7月26日 (月)会場:帝国劇場<福岡公演>8月4日(水)~8月28日(土)会場:博多座<大阪公演>9月6日(月)~9月16日(木)会場:フェスティバルホール<松本公演>9月28日(火)~10月4日(月)会場:まつもと市民芸術館
2021年05月26日ミュージカル『レ・ミゼラブル』が5月から帝国劇場で上演される。この度、扮装写真が公開された原作はフランス文学の巨匠ヴィクトル・ユゴーが自身の体験を基に、19世紀初頭のフランスの動乱期を舞台に当時の社会情勢や民衆の生活を克明に描いた大河小説。原作の持つ、「無知と貧困」「愛と信念」「革命と正義」「誇りと尊厳」といったエッセンスを余すことなくミュージカルに注ぎ込んだ本作品は、1985年のロンドン初演を皮切りに、日本では1987年6月に帝国劇場で初演を迎えた。以来熱狂的な支持を得ながら、東宝演劇史上最多の3336回という驚異的な上演回数を積み上げるに至る。公開された扮装写真には、生田絵梨花(エポニーヌ)、竹内將人(マリウス)、加藤梨里香(コゼット)、敷村珠夕(コゼット)、六角精児(テナルディエ)、樹里咲穂(マダム・テナルディエ)、木内健人(アンジョルラス)の姿が写し出されている。エポニーヌ役を演じた生田絵梨花は、劇中衣装に身を包み、「『ついにエポニーヌになったんだ』と、ひしひしと噛み締めました。誰かと入れ替わっちゃったんじゃないかみたいな不思議な気持ちです」と、前回、前々回とコゼット役を演じていたからこその感想を述べる。上演を楽しみにしている観客に向けては、「こういう状況下だからこそ聞き取れる作品や人物たちの声があるはずなので、それと誠実に向き合っていけたらと思っています。皆さんも私たちと戦う列に加わっていただけたら嬉しいです」とメッセージを送った。マリウス役を演じた竹内將人も、「世の中が大変な時期ですが、そんな中でも楽しみしているお客様に最高のパフォーマンスをお届けできるよう、スタッフの最善のサポートのもと、俳優も命を懸けて稽古に励んでおります。歴史のある作品ですが、今までとは一味違った2021年版の『レ・ミゼラブル』をお届けできればと思います」と観客へメッセージ。コゼット役の加藤梨里香は、実際に衣装を身に着けてみて、「改めて自分がコゼットを演じるんだという自覚や責任が高まりました。これから、この衣装がもっと似合う女性になりたいなと思いますし、衣装の重みや自分の姿を大切にしながら稽古に励んでいきたいです」と感慨深い様子。同じくコゼット役を演じた敷村珠夕は、「衣装も本当に素敵で可愛くて、これを着てコゼットをさせていただけるんだなぁと本当にワクワクしています。実際に身にまとわせていただいて得た感覚をしっかりと今後の稽古にも活かしていきたいです」と意気込みを語った。■公演情報ミュージカル『レ・ミゼラブル』<東京公演>5月21日 (金)~7月26日 (月)会場:帝国劇場<福岡公演>8月4日(水)~8月28日(土)会場:博多座<大阪公演>9月6日(月)~9月16日(木)会場:フェスティバルホール<松本公演>9月28日(火)~10月4日(月)会場:まつもと市民芸術館
2021年04月24日フランスの文豪、ヴィクトル・ユゴーの傑作『レ・ミゼラブル』と同じタイトルが大胆にもつけられた本作は、フランスの新鋭、ラジ・リ監督の長編デビュー作。惜しくも受賞は逃したが、本年度のアカデミー賞で国際長編映画賞部門にノミネートされるなど、世界中の映画祭で反響を呼んだ注目の1本だ。ラジ・リ監督にとって本作は念願の1作だったと明かす。「映画の舞台はパリ郊外に位置するモンフェルメイユ。ユゴーの小説の舞台でもあるこの地域は、いまや移民や低所得者が多く住み、犯罪多発エリアと化している。実は、このエリアで僕は育った。そして、いまも暮らしている。このエリアのリアルな現実をきちんと描いて、世界に届けたいと思ったんだ。というのも、パリの光と影ではないけど、フランスにはパリの輝かしさとは無縁、貧困化と治安悪化が進む郊外がある。そこにスポットを当てた、いわゆる“郊外映画”がよく作られているんだけど、当事者の僕からすると納得できる内容の作品がほとんどない。実際に暮らしていない監督が作っているからか、とってつけたような社会のイメージやレッテルで語られる。そのエリアに流れている空気や、生きている人間の息吹が感じられない。だから、実際に生きている自分たちが語るべきだと、思ったんだ」ただ、そう事は簡単に動かなかった。「10年前からこのテーマで長編を作りたいと思っていた。でも、まったく資金を調達することができなかったんだ。僕は15年ぐらい前からドキュメンタリーを発表してキャリアを重ねていたけど、それもこれもこの長編を作るため。すべてがここに終結するための準備だと考えていた。その間には、潤沢な予算で長編を撮ってみないかという、とても魅力的な話も舞い込んできた。でも、自分の長編映画第一作はこの題材と決めていたから断ったよ。それぐらい決意は変わらなかった」そこで、まず同名の短編映画を作ることにする。「今回、長編にも出演している同じようなメンバーで撮っている。なかなか資金が集まらないから、まずは自分たちの実力をみてもらうために、短編を作ることにしたんだ。それはすごく評判が良くて、実際、いろいろな映画祭で数多くの受賞をした。これで“いける!”って思ったんだけど、現実は甘くなかった。当初予定した予算の半分も集まらない。でも、これ以上は待てないということで、低予算体制で撮影を決行したんだ」作品は、ムスリム同胞団と麻薬売人が覇権争いを繰り広げ、民族間の対立もあれば、黒人とロマの衝突もある。本来、治安を維持する役割の警察も住人を恫喝したり、差別的発言を繰り返したりとほめられたものではない。そうした混沌とした街が、ひとつのいたずらからとんでもない事態が起きてしまう。そこには、このエリア周辺で実際に起きている出来事と人間関係、民族間のパワーバランスの変化などを、つぶさにみつめ、つきつめた監督の深い洞察力と本質をとらえる鋭い目によってきりとられた社会の縮図が広がる。「自分は自覚していたんだ。“自分が暮らすこの地区は特殊だ”と。それでカメラを回し続けていた。おそらく、このエリアの日常をこれだけカメラに収めている人間は僕以外にいない。だから、ほかのことに手を出すよりも、自分の身の回りのことを突き詰めて、映画にしようと思った。スペシャリテになればいい。掘り下げてつきつめることが自分にとっての切り札になるんじゃないかと思ったんだ。僕は絶対にこのエリアの空気を描けることを自負していた。その空気はひしひしと感じてもらえるんじゃないかな」一方、物語のキーパーソン、街の仕切り屋、市長を演じたスティーヴ・ティアンチューは、脚本を手にしたときをこう語る。「プロデューサーのひとりから、こんな作品があると、シナリオを渡されたんだけど、一気に読んでしまった。本物の“郊外映画”になると思ったよ。それで、なんとしても役をもらわないとと、オーディションを受けたんだ。僕はいま37歳だけど、この年でいまこそやるべき役と思ったのが市長役だった。当初は、違う役を想定されたみたいなんだけど、僕は市長にこだわって受け入れられた。この自称、市長は自然とあのエリアの平穏を保つために存在している。いわば行政と住人の調整役だったりする。ただ、だからといって彼の身は安泰ではない。調整役ゆえにいつ恨みをかって、危ない目にあうかわからない。常に恐怖と裏返しで、綱渡りの人生を送っているといっていい。ある意味、このエリアのギリギリな状況を象徴している人物だと思うんだ。一見すると彼は自分の帝国を作り上げているようにみえるんだけど、その実物は砂上の楼閣なんだ。いつ、自分がこの世界から消えてもおかしくない。そういう人物の複雑な心境を表現したいと思ったんだ」作品は、断ち切れない暴力の連鎖、権力者によって抑圧される弱者、自分ではどうすることもできない貧困など、社会のシステムから零れ落ちてしまった人間たちの姿と、歪んだ現代社会の現状が浮かび上がる。自己責任論など、世間の目が弱者に対して厳しく当たる現代の日本にも当てはまるところが多々ある。ラジ・リ監督はこういう。「日本の社会はちょっと、みんなが同じ方向を向かないとダメというところがあるよね。そこは少し考えるべきことかもしれない。フランスは相互援助が当たり前という意識が市民の中にある。だから、たとえばホームレスがいたら、日本では“そういう状況になったのはお前のせいだ”と思う傾向が強いというようなことを聞いたことがあるけど、フランス人でそう考える人はほとんどいないんじゃないかな。“人生でちょっとまずいて時間が必要なのかな”ぐらいに考える人がほとんど。人権が大切にされているからね。そういう人権や個人の尊厳といったことにも思いを馳せる時間に、この作品がなってくれたら、うれしいと思っているよ」監督自身、社会がいい方向にいくようアクションを起こしている。「映画学校を設立して、学費無償、条件一切不問で、子供たちを受け入れている。次世代の子たちが自分たちでカメラを手にして、自分たちの身の回りのことを撮らせている。まずは自分が生きている地点の現実を知ることからなにごとも始まるからね」『レ・ミゼラブル』2月28日(金) 新宿武蔵野館、Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開取材・文・写真:水上賢治
2020年02月27日カンヌ国際映画祭審査員賞受賞、アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートなど、世界に衝撃を与えた話題のフランス映画『レ・ミゼラブル』。ヴィクトル・ユゴーの傑作小説の舞台となった街を描く本作から、ベテラン警官による少女への行き過ぎた取り締まりの様子を捉えた本編映像が解禁となった。パリからわずか15kmほどの郊外の街モンフェルメイユに、新人警官として赴任してきたステファン(ダミアン・ボナール)。犯罪防止班としてチームを組むことになった2人の警官からパトロールがてら街のことを教えてもらうことに。この街には世界各地からの移民やかつての犯罪者などが溢れ、混沌そのもの。バス停でタバコを吸っている少女を見つけたベテラン警官のクリス(アレクシス・マネンティ)は、「突撃しろ、新入りの教育だ」と車をUターンさせる。今回解禁となった本編映像が捉えるのは、クリスによる少女への行き過ぎた取り締まりの様子を捉えたもの。少女たちに歩み寄ったクリスは落ちていたタバコを拾い、煙を少女に吹きかける。さらには、その手のひらに鼻を近づけハシシ(大麻)のにおいがすると言うと、彼女の身体検査を始めようとする。少女は「令状は?」と反論するが、クリスの口撃は止まることはなく、“警官の横暴”を映像に収めようとした別の少女のスマホを取り上げ、叩き壊してしまう。ステファンは「もうやめろ」と言うのが精いっぱい、クリスの余りに過激なやり方に言葉を失うしかなかった…。本作のラジ・リ監督は、どんな人に対しても先入観や偏見を持たないようにしているといい、その理由として、「なぜなら現実はいつも複雑だからです。どちらの立場にも善と悪があり、私はそれぞれの登場人物を偏見なく描くよう心がけています」と語る。また、この警官のクリスという人物について、「クリスは本当にイヤな奴ですが、どこか人間味があるところを描きたかったんです。アレクシスが見事に演じてくれたので、憎たらしい一面があるキャラクターであっても観客は次第に彼に感情移入していけるのではないかと思います」と明かしている。この場面でのクリスの取り締まりは確かにやり過ぎ、横暴ともいえるが、一方では「タバコは体に悪い」と告げるだけで少女たちを見逃したのも事実。異なる派閥や様々な危険がはらむ、“誰も正しくない”この街の治安を守り、警官として威厳を持ち続けるための、クリスなりの考え方が表れたシーンとなっている。『レ・ミゼラブル』は2月28日(金)より新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:レ・ミゼラブル(2020) 2020年2月28日より新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© SRAB FILMS LYLY FILMS RECTANGLE PRODUCTIONS
2020年02月27日世界的文豪、ヴィクトル・ユゴーの代表作「ノートルダム・ド・パリ」に発想を得て、ディズニー・シアトリカル・プロダクションズが製作した荘厳なミュージカル、劇団四季による『ノートルダムの鐘』が福岡で上演決定。【チケット情報はこちら】音楽は、ディズニーの長編アニメーション版に基づき、「陽ざしの中へ」「世界の頂上で」など、作曲アラン・メンケン、作詞スティーヴン・シュワルツの名コンビによる美しい楽曲揃い。15世紀末のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住むカジモド、大聖堂大助祭・フロロー、同警備隊長・フィーバス、ジプシーの娘・エスメラルダの4人が織りなす深く美しい愛の物語。“大人がハマる”、ディズニーの新たな側面が楽しめる話題作に出演予定のカジモド役のひとり・飯田達郎、エスメラルダ役のひとり・松山育恵が本作の魅力を語ってくれた。飯田は台本を読んだ時から、カジモドを「なんとも美しい役」と思ったそう。「醜いと蔑まれながらも純粋で。その人生すべてに涙が出ました。実際稽古しながらも感動して(笑)。“こんないい作品に携さわれるなんて幸せだね”とキャスト同士で話しながら、日々作品と向き合っています」。対する松山は初見で大泣きしたそう。「最初観てあまりに感動して。次の日にまた観に行って(笑)。本当に涙が止まらなかった。この作品に出たい!と思って、ひたすら練習。エスメラルダとして出演できて、心から幸せです!」とにかくこの作品が大好き!と、笑顔で語るふたり。ストーリーや楽曲の良さはもちろん、その演出にも注目して欲しいと続ける。「舞台上には大きな鐘と厳粛で重厚なノートルダム大聖堂が現れます。そして大きなセットをほとんど登場人物が動かす様も圧巻ですよ。また、台本のト書きと呼ばれる部分を役者が伝えながら芝居するのですが、これは15世紀の芝居のスタイル。15世紀末が舞台のこの作品に、同じ時代の芝居のスタイルが取り入れられている。これも面白い試みだと思います」(飯田)「演じる役者によって雰囲気が全く変わるのもこの作品の特徴でしょうか。演出家のスコット(・シュワルツ)さんが“自由に”と言ってくださる方で。劇団四季の場合、キャストが変わっていくので、毎回新鮮でサプライズが待っている感じです」(松山)様々な出来事から人間の光と闇を描き出し、物語終盤で観客はある問いを投げかけられる。その答えは…。「自分は何者なのか?と試されているようです。神様に心を覗かれるというか。その感覚はぜひとも劇場で味わって頂きたいですね」(飯田)荘厳な鐘の音とクワイヤ(聖歌隊)の透き通った歌声を聴きながら、私たちはいったい何を感じるのだろうか。観終わったら、また最初から観たくなる。そんな衝撃と感動をぜひとも体感してみたい。福岡公演は、2月17日(月)からキャナルシティ劇場で上演。チケットは5月6日(水・祝)公演分まで発売中。5月9日(土)以降の公演は2月22日(土)10時より発売。
2020年01月24日『レ・ミゼラブル』の著者ヴィクトル・ユゴーは「女は弱し、されど母は強し」いう言葉を遺したが、まさにそれを体現するような事件が起こった。先月30日夜9時頃、米フロリダ州タンパ近くの街にあるジェレミー・キングさん宅に、銃で武装した2人の強盗が押し入った。地元テレビ局のニュース番組「SPECTRUM NEWS」にキングさんが語ったところによると、強盗はキングさんに銃を向けながら11歳の娘を抱え込み、金を要求したという。「あげられるようなものは何もない」とキングさんが答えると、強盗はキングさんを銃で殴ったり、蹴ったりしながら「持ってるもん全部よこせ。もっと酷い目に遭うことになるぞ」と脅した。そのとき、奥の寝室にいた妊娠8カ月の妻が、リビングの異変を察知して様子を見に来た。強盗の1人が彼女に向けて発砲すると、妻は寝室に置いてあったセミオートライフルAR-15を手にして戻り、強盗に銃弾を浴びせたという。強盗はドアから命からがら逃げ出したが、翌日家から60メートルほど離れた茂みの中で死亡しているところを発見された。もう1人の犯人はAR-15の威力を目の当たりにした瞬間にキングさんの娘を置いて逃亡し、まだ見つかっていない。キングさんは眼窩と鼻腔を骨折し、20針を縫う大怪我を負ったが、勇敢な妻によって命を救われた。
2019年11月05日ミュージカルの金字塔『レ・ミゼラブル』の日本初演30周年記念公演。東京公演は完売の人気公演が、いよいよ大阪に上陸する。原作はヴィクトル・ユゴーの大河小説。19世紀のフランス動乱期を舞台に、当時の社会情勢や民衆の生活を、圧倒的な歌とドラマチックな物語で描き上げた壮大なミュージカルだ。主人公ジャン・バルジャンの生き様を軸に、彼を執拗に追うジャベールの想い、革命に身を投じるマリウスやアンジョルラスら若者たちの情熱や恋が、深く多彩なテーマの中に描かれる。1985年にロンドンで初演、日本では1987年より上演を重ね、2012年には映画版が大ヒット、翌年より新演出版が登場した。15年から2年を経て、今回はフェスティバルホールでの上演。「民衆の歌」など、劇場に響き渡る美しい音楽と圧倒的な歌声に包み込まれるだろう。新たな出演者も加え、主要登場人物はダブル/トリプルキャストで演じる。前回、バルジャンの養女・コゼットと恋に落ちるマリウス役で初参加した海宝直人は続投だ。20代最後の出演となる彼が来阪、作品の素晴らしさと意気込みを語った。ミュージカル「レ・ミゼラブル」チケット情報7歳から劇団四季のミュージカルに出演し、活躍を続けてきた海宝直人。「子役の時からずっと憧れていた大好きな作品。小学生の時から毎回必ず観に行っていた」という、筋金入りの『レ・ミゼ』好きだ。初参加の前回は継続キャストが多く、緊張しながらもマリウスとして初めて大劇場でソロを歌い、その成果は次に大作ミュージカルの主演へとつながった。「マリウスは、ものすごい濃度で凝縮された経験を経て成長していく。その過程や人間としての面白味は、やりながら改めて魅力的な役だと思いました。今回は作品全体を通してパッションを求められる演出で、キャラクターも前回とは違ったアプローチで臨みました。もっと鮮やかで情熱的な感情表現を求められ、男性的でパワフルな自分なりのマリウスを作ろうと。1から作った感覚が大きくて、また新しいマリウスに出会った感じです。コゼットとのラブ・シーンも、リアルな生身の人間同士に描き、いいかっこしたりコミカルだったり、大幅に変わっています。今回はどのシーンも新鮮に楽しんでいただけるんじゃないかな」。30年を経ても愛される『レ・ミゼ』の魅力とは?「いつの時代にも共通する人間の本質を描き出している作品で、普遍的な魅力がありますね。それに、色あせない音楽の素晴らしさ。プロローグの音楽が鳴った瞬間から、物語にガッと引き込まれるエネルギー。特別な何かが宿った作品だなと思います。『レ・ミゼ』は、決して停滞することなく進化し続けるコンセプトで、毎回が最新の演出版。僕ら俳優も、毎回新鮮に全力で臨んでいます!」。なお、メインキャストはすべてダブルもしくはトリプルキャストで、日によって出演者は異なる。公演は、8月1日(火)から26日(土)まで福岡・博多座、9月2日(土)から15日(金)まで大阪・フェスティバルホール、9月25日(月)から10月16日(月)まで愛知・中日劇場にて上演。取材・文:高橋晴代
2017年08月10日フランス文学の巨匠ヴィクトル・ユゴーの小説が原作。1985年のロンドン初演を皮切りに各地で上演され続け、全世界での観客総数は6500万人突破。世界の演劇史を代表する作品のひとつとなった『レ・ミゼラブル』。一昨年に大好評を博した“新演出版”が、新たなキャストも加わり更に進化。東京・帝国劇場公演を経て、現在は名古屋で上演中。以降も福岡、大阪、静岡公演が決定。その合間を縫って、福井晶一、知念里奈、森公美子、上原理生が福岡で会見とトークショーを開催した。『レ・ミゼラブル』チケット情報「人生には選択を迫られる時がある。ジャン・バルジャンは最初こそ過ちを犯してしまいましたが、悔い改めてからは神の御心に沿い正しく生きようと選択してきた。彼の生き様を通して、生きる力や愛する力を汲み取っていただけたら」と語ってくれたのは福井晶一。2015年バージョンでは丸坊主頭になり、さらに迷いがなくなったと晴れやかな笑顔。そして、これまで三役(コゼット、エポニーヌ、ファンテーヌ)を演じてきた知念里奈は「レミゼ歴10年。この作品と共に、私自身の人生もありましたし、どんな時もレミゼのキャラクターたちが『明日が来れば』と言ってくれていたような気がします。愛する娘をバルジャンに託し、病に倒れたファンテーヌ。彼女は『人生はやり直せる』『明日は必ず来る』という大きなメッセージを伝える大事なピースのひとつ。今回もきちんと伝えたいですね」と力強いメッセージを。知念を上回る「レミゼ歴18年」の森公美子は「マダム・テナルディエは、貧困の中でも生きる強さを持った女性。『人のものは私のもの』というような酷いところもありますが(笑)、そうでないと生きていけなかった時代背景も。大切な事はお金のあるなしではなく、生きる事。その強さを感じてほしいですね」と語りつつ「実は他の場面でも、ちょこちょこ出てます。探せば解るかもしれませんが、探さないで」と笑わせた。革命を志す青年・アンジョルラスを演じる上原理生は「観る時々で、感情移入する役柄や共感できる部分が変わって、いろいろな見方ができる事も人気の理由なのかな。オリジナルの演出家が『日本のレ・ミゼラブルは世界レベルだ』と言ってくれたんです。どんどん演出も変わったりしてるので、世界最新の『レ・ミゼラブル』を観ていただけると思います」とアピール。世界が認める注目ミュージカルを、ぜひこの機会に体感したい。公演は6月30日(火)まで愛知・中日劇場、7月8日(水)~8月1日(土)福岡・博多座、8月8日(土)~29日(土)大阪・梅田芸術劇場メインホール、9月17日(木)~24日(木)静岡・静岡市清水文化会館(マリナート)大ホールにて。チケットは発売中。なお、博多座公演は『レ・ミゼラブル』観劇券に、中洲地区を中心としたBarで使えるクーポンがついたお得なチケットも発売中。
2015年06月17日ヴィクトル・ユゴーの大河小説をもとに、崇高なテーマ性と壮大な音楽で綴るミュージカル『レ・ミゼラブル』。日本初演から28年たってもなお観る者の心を掴んで離さないミュージカルの金字塔が、今年もまたやってきた。プレビュー公演を経て4月17日に東京・帝国劇場で開幕、初日に先駆け同日、主人公ジャン・バルジャンをトリプルキャストで演じる福井晶一、吉原光夫、ヤン・ジュンモらが取材に応じた。ミュージカル『レ・ミゼラブル』チケット情報日本での上演回数は2800回を超え、今回の上演中に3000回を迎える見通し。「歴史のある作品で、偉大な先輩方が築き上げてきたもの。(3000回は)通過点に過ぎないとは思いますが、その責任をひしひしと感じ、1回1回を大切に、誠心誠意やりたい」と福井。バルジャンと、相対するジャベールのふた役を演じる吉原は「去年に引き続きふた役をやらせていただくので、自分なりに重大に受け止め、いい効果が出るように稽古してきた。(大千秋楽の)9月まで、気を引き締めて真剣に実直に作品と役に向き合えていけたら」と話した。また言葉の壁を越え、韓国からこのカンパニーに初参加するヤン・ジュンモは「この日本での『レ・ミゼラブル』に対する情熱や熱狂を、ひしひしと感じています。歴史のある作品で、この場にいられることが光栄。稽古も、NYやイギリスでやっているような感覚の、クオリティの高いものでした。プライドと緊張感を持って、観客の皆さんに感動をお届けできるよう頑張りたい」と意気込んだ。会見にはほかにジャベール役の川口竜也、エポニーヌ役の笹本玲奈、ファンテーヌ役の知念里奈、マダム・テナルディエ役の森公美子が登壇。「前回は(新演出版に)変わったこということでお客さまに観ていただけましたし、映画の影響もありました。今回はある意味真価が問われる。カンパニー一丸となって真摯に作っていきたい」(川口)、「キャスト、演出含め、毎回新しく変わっている。今回も新作だと思い、気を引き締めて最後までやりたい」(笹本)、「何度もこの作品に出させていただいていますが、毎回、観ていても演じていても、新たな発見があって感動しています」(知念)、「今まで色々な方がこの作品に携わってきた。28年の歴史とともにこの舞台を観ていただくと、また未来の『レ・ミゼラブル』も発見していただけると思う」(森)とそれぞれ話していた。またこの日は、先月開催された「『レ・ミゼラブル』のどじまん・思い出じまん大会」に出場した8歳と4歳の姉妹がサプライズで登場、3人のバルジャンに花束を渡した。その愛らしさにキャストも目尻をさげ、和やかな空気での会見となった。東京公演は6月1日(月)まで。チケットは発売中。その後、愛知、福岡、大阪、富山、静岡でも上演される。
2015年04月20日ヴィクトル・ユゴーによる傑作小説を原作に、世界43か国、21か国語で上演され、世界最長のロングラン記録を打ち立てたミュージカルの金字塔を鮮やかに映画化した『レ・ミゼラブル』。11月28日(水)、主演を務めたヒュー・ジャックマンを始め、共演のアン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライドのキャスト陣に加えて、トム・フーパー監督らが本作を携えて来日を果たし、東京国際フォーラムにて行われたスペシャルイベントに出席した。『レ・ミゼラブル』は12月21日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月21日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年11月28日ヴィクトル・ユゴーによる傑作小説を原作に、世界43か国、21か国語で上演され、世界最長のロングラン記録を打ち立てたミュージカルの金字塔を鮮やかに映画化した『レ・ミゼラブル』。『英国王のスピーチ』にてアカデミー賞監督賞を受賞したトム・フーパーがメガホンを握り、ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライドなど豪華な顔ぶれが揃った本作の待望の予告編が遂に解禁となった!舞台は、貧困にあえぐ民衆が自由を求めて立ち上がろうとしていた19世紀フランス。元囚人のジャン・バルジャンは、度々の脱走から情け容赦ない警官・ジャベールに何十年にもわたり執拗に追われる身となる。そんなジャンは、薄幸な女性・ファンテーヌに彼女の幼い娘・コゼットの面倒を見ると約束するが、それをきっかけに彼らの運命は大きく動き始める――。「幼いコゼット」に始まり、「囚人の歌」「夢やぶれて」「ワン・デイ・モア」「民衆の歌(リプライズ)」と心揺さぶるミュージカルナンバーに彩られ、ストーリーに沿って名シーンの数々が映し出されていく今回の予告編。通常のミュージカル映画では、スタジオでオーケストラと共に事前に歌を収録し、それに口をあわせて演技をするという撮影方法がとられるが、本作では小さなイヤホンから聞こえるセット裏のピアノ演奏に合わせて、キャストたちが演技をしながら歌った声を生で収録しているそう。さらにこれらの楽曲に新たに加わったのが、この映画のためだけに書き下ろされた楽曲「Suddenly」。ファンテーヌの娘・コゼットをテナルディエ夫妻から引き取り、彼女と共に馬車でパリに向かう途中、未来に思いを馳せながらヒュー演じるジャンが歌い上げる。「愛とは、生きる力」というフレーズが印象深いポスター・ビジュアルも予告編と共に公開となり、豪華キャスト陣の来日決定に続き、公開に向けてますます盛り上がりを見せる『レ・ミゼラブル』。この予告編映像からだけでも、本作で描かれる壮大な世界観が十分に伝わってくるはず。製作陣のこだわりによって、役者たちの感情がそのまま歌声となって溢れ出す、ミュージカルならではの醍醐味をまずはこちらの予告編から堪能してみて。『レ・ミゼラブル』は12月21日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月21日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年11月20日ヴィクトル・ユゴーによる傑作小説を原作に、世界43か国、21か国語で上演され、世界最長のロングラン記録を誇るミュージカルの金字塔を鮮やかに映画化した『レ・ミゼラブル』。このほど主演のヒュー・ジャックマンに、共演のアン・ハサウェイとアマンダ・セイフライドの豪華キャストに加え、トム・フーパー監督、舞台版の生みの親でもあるプロデューサー、キャメロン・マッキントッシュの来日が決定した!舞台は、貧困にあえぐ民衆が自由を求めて立ち上がろうとしていた19世紀フランス。元囚人のジャン・バルジャンは、度々の脱走から情け容赦ない警官・ジャベールに何十年にもわたり執拗に追われる身となる。そんなバルジャンは、薄幸な女性・ファンテーヌに彼女の幼い娘・コゼットの面倒を見ると約束するが、それをきっかけに彼らの運命は動き始める――。人としての正しい道を模索するジャン・バルジャンの波乱万丈な人生を軸に、『英国王のスピーチ』のフーパー監督が絶望的な環境の中でも、希望を信じて今日を懸命に生き抜く人々の姿を描く本作。今回、来日が決定したキャストたちは、主人公・ジャン役のヒュー、ファンティーヌ役のアン、コゼット役のアマンダの3名。親日家のヒューは『ウルヴァリン:SAMURAI』の撮影のために8月に来日してから今年2度目、アンも2006年『プラダを着た悪魔』以来2度目、アマンダとフーパー監督は映画のプロモーションとしては初の来日を果たすこととなる。さらに11月28日(水)には都内にて来日キャストも参加しての公開記念イベントが開催されるそう。舞台・映画の枠を超えた最高傑作を引っ提げて来日する彼らが、熱い歓迎と熱狂で迎えられることは間違いなさそうだ。『レ・ミゼラブル』は12月21日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月21日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年10月31日ヴィクトル・ユゴーによる傑作小説を原作に、1985年の初演以来、世界43か国、21か国語で上演され、世界最長のロングラン記録を誇るミュージカルの金字塔が鮮やかに映画化!ヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイら豪華キャストで贈る注目作『レ・ミゼラブル』が12月28日(金)より公開されることが決定。これに先立ち、涙必至の日本版特報映像がこのほど解禁となった。舞台は19世紀フランス。元囚人のジャン・バルジャンは、度々の脱走から情け容赦ない警官・ジャベールに何十年にもわたり執拗に追われる身となる。そんなバルジャンは、不遇の女工、ファンテーヌに彼女の幼い娘・コゼットの面倒を見ると約束する。その約束が、彼らを取り巻く運命を大きく変えていく――。理不尽にも破れ去った夢、叶わぬ恋…情熱と自己犠牲、そして再生といったテーマを盛り込みながら、悲惨な環境の中でも決してくじけることのない人間の魂、そして愛の物語を壮大なスケールで描くのは、『英国王のスピーチ』で昨年アカデミー賞監督賞を獲得したトム・フーパー監督。主人公ジャン・バルジャンにはブロードウェイでも活躍するセクシー俳優、ヒュー・ジャックマン(『リアル・スティール』)、悲劇のヒロイン・ファンテーヌにはアン・ハサウェイが扮する。彼女が涙を流しながら歌う「夢やぶれて」(I Dreamed a Dream)は、かのスーザン・ボイルをスターダムへと押し上げたことでその素晴らしさが改めて世界中に知られることとなった、名曲中の名曲。アンが披露する切なくも美しい歌声にも注目してほしい。このほかにも「彼を帰して」(Bring Him Home)、「ワン・デイ・モア」(One Day More)など数々の名曲が世紀のミュージカル映画を彩る。さらに、法の下にバルジャンを執拗に追う警官・ジャベール役にラッセル・クロウ、美しく成長したファンテーヌの娘・コゼットにアマンダ・セイフライド(『TIME/タイム』)、彼女と恋に落ちるマリウス役には『マリリン7日間の恋』で一躍脚光を浴びたエディ・レッドメインなど、豪華な顔ぶれが集結。その壮大なスケールは、この一片を見ただけでも十分に感じ取ることができるはず。『レ・ミゼラブル』は12月28日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月28日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開
2012年06月19日