ヴェネツィア発のフレグランスブランド「ザ マーチャント オブ ヴェニス(The Merchant of Venice)」が日本初上陸。2024年4月24日(水)から4月30日(火)まで、伊勢丹新宿店にて期間限定ストアをオープンする。ヴェネツィア発フレグランス「ザ マーチャント オブ ヴェニス」「ザ マーチャント オブ ヴェニス」は、ヴェネツィアに古くから伝わる香水術と、数世紀にわたる東洋との交易をコンセプトの起源とするフレグランスブランドだ。古くより、アジアからアフリカ、ヨーロッパまで、広い地域を網羅する海上交易路「ムーダ」の起点となっていたヴェネツィア。交易によって得た様々な知識や原材料を活かして香水や化粧品が作られ、それらはヨーロッパのすべての王宮で高い人気を誇る製品となった。千年の伝統を誇る香水瓶入り「ザ マーチャント オブ ヴェニス」では、そんな古代の“香りのレシピ”を再解釈したオードパルファムやボディケア、ルームフレグランスを提案。洗練されたその香りは、千年の伝統を誇るムラーノ島のガラス加工技術からインスピレーションを得た色と形を特徴とする、“まるで芸術品”のような香水瓶に詰められている。異国情緒漂うフレグランス、注目のラインナップは?アイコン香水「ムラーノ コレクション」ブランドの核となるのが、ヴェネツィアの交易路である「ムーダ」、そしてヴェネツィアの商人たちが旅の途中で輸入したエッセンシャルオイルや原材料から着想を得たフレグランスコレクション「ムラーノ」。スパイスや樹脂、アロマといった貴重なエッセンスを用いた6つのオードパルファムがラインナップする。ローザ モチェニガ:中国産の貴重な花、モチェニーゴ・ローズをモチーフにした香り。うっすらと色づいたシルキーピンクのバラを、強くフルーティーなノートで際立たせたフェミニンなフレグランス。スアーヴ ペダルズ:ホワイトローズ、オリス・オブ・フローレンス、パチュリの繊細で魅惑的な組み合わせが神秘的なオーラを醸し出す、柔らかなベルベットタッチの香り。ビザンチウム サフラン:ギリシャ神話におけるクロッカスとスミラックスの悲恋を包み込む、古典的でエレガントなアンバーノート。インドネシア産パチュリをアクセントに、贅沢な香りに仕上げている。マンダリン カーニバル:シチリアの色と香りを体現。自生する最高級のマンダリンの柑橘系の爽やかさとタマリンドの甘さがはじけ、エキゾチックな異国のオーラと神秘性を思い起こさせる。アンダルシアン ソウル:洗練されたフレッシュなアカシア、エレガントで官能的なバニラ、濃厚なアンバーが特徴的な大胆なフレグランス。シスタスとラムのタッチで豊かさをプラスした、魅力的で崇高な香り。ミスティック インセンス:ボスウェリア植物から滲み出る油性の樹脂であるインセンスを洗練された解釈で表現。エレガントで説得力のあるこの香りは、完璧なウッディ&グルマンアコードを生み出す。調和のとれた、魅惑的で持続性のあるフレグランス。“紅茶”にインスパイアされた「ヴェネツィア&オリエント」ヴェネツィアの探検家マルコ・ポーロによって、中国からインド皇帝ハルシャ・ヴァルダナの宮廷に、そしてヴェネツィアに輸入された紅茶。「ヴェネツィア&オリエント」は、そんな紅茶にインスパイアされた2つのオードパルファムを展開するコレクションだ。ブルーティー:アジアの魅力、全ての優雅さと繊細さを表現した香り。ブルーティーの詩的なアコードと、ローズ、マグノリア、ネロリのフローラルブーケを中心に展開し、ムスクが丸みを帯びたベチバーのベースノートが田園的で刺激的なグリーン・タッチを支える。ギョクロ:洗練された海洋の香りと、柔らかく包み込むような甘い味わいを兼ね備えた独特の強い香り。フローラルとフルーティーなタッチの光り輝くトップが、ブラックペッパーの魅力的なはじける香りと絡み合い、さらに玉露、蓮の花、ピーチとチュベローズエキスのブレンドと融合。ラストはウッディとアンバーのベースでクリーミーに包み込む。メンズフレグランスや“重ねて楽しむ”香水も日本初上陸となる伊勢丹新宿店の期間限定ショップではこのほか、「ムラーノ コレクション」をさらにラグジュアリーに進化させた「ムラーノ エクスクルーシヴ」や、“高貴な男”を表現したメンズフレグランス「ノビル オモ」、複数の香りを重ねることでオーダーメイドの香水を作ることができる「アコルディ ディ プロフーモ」などがラインナップする。詳細「ザ マーチャント オブ ヴェニス」期間限定ショップ開催期間:2024年4月24日(水)~4月30日(火)開催場所:伊勢丹新宿店 本館1階 化粧品/プロモーション※三越伊勢丹化粧品オンラインストア「meeco」での取扱いあり。※5月1日(水)~は伊勢丹新宿店 本館1階 化粧品/フレグランスコーナーに移設。住所:東京都新宿区新宿3-14-1営業時間:10:00~20:00TEL:03-3352-1111(大代表)※数に限りがある商品あり。※予定していた商品及び企画に変更がある場合あり。
2024年04月04日加藤健一事務所『二人の主人を一度に持つと』が5月9日(木)から東京下北沢・本多劇場で上演される。「口からでまかせ系コメディinヴェネツィア」と銘打たれた本作は、“カトケン事務所”の大人気ジャンルのひとつであるドタバタコメディ。ヴェネツィアの地を舞台にした作品は初となる。1980年に、役者・加藤健一が一人芝居『審判』を上演するために立ち上げた加藤健一事務所。劇団員は加藤健一のみで、上演プログラムからキャスティング、演出、照明、音響、美術、衣裳など全てに渡って加藤本人がプロデュースするという体制をとっている。加藤が本当に芝居の好きな役者たちを集めて舞台づくりをする場であり、既成の劇団とは異なる個性的な活動を主とし、演劇界では常に注目を集める存在だ。毎年、東京公演に加え、地方公演も活発に行っており、各地で好評を得ている。加藤健一そんな“カトケン事務所”による5月公演『二人の主人を一度に持つと』は、作・カルロ・ゴルドーニ、訳・田之倉稔、演出・鵜山仁。キャストには、加藤健一、清水明彦(文学座)、奥村洋治(ワンツーワークス)、土屋良太、坂本岳大、小川蓮(扉座)、佐野匡俊、加藤忍、増田あかね(俳優座)、江原由夏(扉座)が名を連ねる。本作について加藤は、「またまた大冒険をしてみたいと思います。原題を直訳すると「二人の主人に仕える」となりますが、これはきっとマタイの福音書に書かれている「二人の主人に仕える事は出来ない」という言葉の洒落ではないかと勝手に解釈しています。この名作に、演出の鵜山仁氏をはじめ、スタッフ全員と僕たち役者10名がどう立ち向かうのか…今からハラハラ、ドキドキです。今回もまた、登れるかどうか分からない険しい山に登ろうとする無鉄砲な僕の挑戦を、是非見届けにいらしてください。劇場でお待ちしています!」とコメントしている。公演は5月9日(木)から5月19日(日)まで、下北沢の本多劇場にて上演。初日の終演後には、ミニイベントも行われるという。その後、5月25日(土)には兵庫公演(兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール)も予定。ウソがウソを呼び、周囲の人々を巻き込んで大混乱が起こる物語。役者たちが汗を流しながら必死に舞台上を駆け回る姿には、ただただ笑えてしまうこと間違いなしだ。【あらすじ】18世紀、ヴェネツィア。とある男性主人の召使い・トゥルッファルディーノ(加藤健一)は、仕事中、召使いを雇いたいと言う男に出会う。「二人の主人に仕えれば、給料も2倍になる!」と思いついたトゥルッファルディーノ。主人が増えたことで起こる数々の難題を、ウソでごまかし乗り越えていく。けれども彼の周囲の人々は、男装中・婚約破棄・恋人との死別…などなど、カオスな状況。そこへトゥルッファルディーノのウソがとんでもない誤解を呼び、事態は大混乱!お調子者のトゥルッファルディーノ、果たして上手く場を収められるのか?<公演情報>加藤健一事務所『二人の主人を一度に持つと』作:カルロ・ゴルドーニ訳:田之倉稔演出:鵜山仁出演:加藤健一、清水明彦(文学座)、奥村洋治(ワンツーワークス)、土屋良太、坂本岳大、小川蓮(扉座)、佐野匡俊加藤忍、増田あかね(俳優座)、江原由夏(扉座)【東京公演】2024年5月9日(木)~5月19日(日)会場:下北沢・本多劇場【兵庫公演】2024年5月25日(土)会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールチケット情報:()前売開始:2024年3月24日(日)10:00(全席指定・税込)前売:5,500円当日:6,050円高校生以下:2,750円(学生証提示・当日のみ)公式サイト:
2024年03月23日ブラッドリー・クーパーが、今月末に開催されるヴェネツィア映画祭を欠席すると決めたようだ。全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)がストライキをしていることを受けてのもの。クーパーが監督と主演を兼任する『Maestro』はNetflixで配信が決まっている。俳優としてではなく、監督として出席することは可能ではあったが、ストライキをする同僚へ結託する姿勢を示したものだ。オープニング作品だったルカ・グァダニーノ監督の『Challengers』が上映を取り消すなど、今年のヴェネツィア映画祭への影響はほかにも出ている。映画祭はアワードシーズンにおいて重要な位置付けで、ストライキが長引けばオスカーへの影響も心配される。文=猿渡由紀
2023年08月01日マイケル・マン監督の最新作『Ferrari』が、ヴェネツィア映画祭でプレミアされるようだ。エンゾ・フェラーリの伝記映画で、主演はアダム・ドライヴァー。ペネロペ・クルスが妻役を演じる。ほかにシェイリーン・ウッドリー、パトリック・デンプシーらが出演する。北米配給権は、A24や配信会社を制してネオンが取得。北米公開日はアワード狙いのクリスマスに設定された。ネオンはオスカー作品賞を受賞した『パラサイト半地下の家族』、今年のオスカーで3部門に候補入りした『逆転のトライアングル』の北米配給も手がけている。この作品のキャンペーンにも力が入りそうだ。文=猿渡由紀
2023年07月11日特別展示「ヴェネツィア祝歌」が、大阪・絹谷幸二 天空美術館にて、2023年7月7日(金)から12月10日(日)まで開催される。画家・絹谷幸二のもうひとつの原風景ヴェネツィア「ヴェネツィア祝歌」は、2023年10月7日(土)から12月3日(火)まで奈良県立万葉文化館にて開催される展覧会「飛鳥の乗り祝歌 絹谷幸二展」と連動した特別展示。万葉文化館では飛鳥に特化した視点から、古都奈良での境涯を原風景とした絹谷芸術を辿る一方で、特別展示「ヴェネツィア祝歌」では、絹谷にとってもうひとつの原風景であるヴェネツィアに目を向ける。1943年奈良に生まれた絹谷幸二は、ヴェネツィアで古典的なフレスコ画技法を習得し、独創的なスタイルを確立。若き日に体験したヴェネツィア留学にて、初めて目にする人々や街の空気、さらにはイタリア・ルネサンスの巨匠たちなどに触れたことで、絹谷のそれまでの価値観や美意識は一変したという。眩い色彩を放つ絹谷芸術の原点を紹介特別展示「ヴェネツィア祝歌」では、70年代初期に描かれた貴重なアフレスコからヴェネツィアでの鮮やかな記憶を辿って描かれた近作まで、幅広く展覧。眩い色彩を放つ絹谷芸術の原点を見ることができる。たとえば《ヴェネツィア朝陽・希望》は、そんな絹谷のヴェネツィア留学での記憶が詰まった記念碑的作品だ。アドリア海を背景に、朝陽によって鮮やかに浮かび上がるヴェネツィアの街並みを描き出しており、街並みや離島にそびえる教会や鐘楼が美しく光を浴びている。展覧会概要特別展示「ヴェネツィア祝歌」会期:2023年7月7日(金)~12月10日(日)会場:絹谷幸二 天空美術館住所:大阪市北区大淀中1-1-30 梅田スカイビル タワーウエスト 27F開館時間:10:00~18:00(金曜日・土曜日・祝前日は20:00まで)※入館はいずれも閉館の30分前まで休館日:火曜日(ただし、祝日の場合は開館、翌平日が休館)、12月30日(土)~1月3日(水)、展示替え期間入館料:一般 1,000円、大学・高校・中学生 600円、小学生以下 無料※団体および障がい者割引あり【問い合わせ先】絹谷幸二 天空美術館TEL:06-6440-3760 (開館時間内)
2023年07月09日積水ハウス株式会社が運営する「絹谷幸二 天空美術館」(梅田スカイビル タワーウエスト27階)は、特別展示「ヴェネツィア祝歌(いわいうた)」を、7月7日から12月10日まで開催いたします。本展覧会は、10月7日から12月3日まで奈良県立万葉文化館が開催する「飛鳥の祝歌(ほきうた) 絹谷幸二展」と連携した特別展示です。万葉文化館では飛鳥に特化した視点から、古都奈良での境涯を原風景とした絹谷芸術を辿る一方、「ヴェネツィア祝歌」では絹谷氏にとってもう一つの原風景であるヴェネツィアに焦点を当てています。若き日のヴェネツィア留学での体験はそれまでの価値観や美意識を一変させたと絹谷氏は回顧しています。70年代初期に描かれた貴重なアフレスコからヴェネツィアでの鮮やかな記憶を辿って描かれた近作までを展覧し、眩い色彩を放つ絹谷芸術の原点をご紹介いたします。■作品ご紹介「ヴェネツィア朝陽・希望」2006年 150号 ミクストメディア(1818×2273)アドリア海を背景に、朝陽によって鮮やかに浮かび上がるヴェネツィアの街並みを俯瞰的に描いている。カナル・グランデ(大運河)に寄り添うように築かれた街並みや離島にそびえる美しい教会や鐘楼が、水面に反射する陽光に包まれ、繊細優美な抒情性を醸し出している。若き日のヴェネツィア留学の記憶が詰まった記念碑的作品。「ヴェネツィア朝陽・希望」「少女フランソワーズの肖像」 / 「ヴェネツィア波上リンゴ」「月のレデントーレ」 / 「春、花運ぶクリスティーナ」「潮音 ヴェネツィア日の出」■絹谷幸二(きぬたにこうじ)氏1943年奈良県出身。東京藝術大学大学院壁画科修了後、ヴェネツィア・アカデミアに留学。フレスコ(壁画の古典技法)を修得し独創的なスタイルを確立する。1997年「銀嶺の女神」長野冬季五輪公式ポスター原画を制作する等、半世紀に亘って日本の現代画壇をリードし後進の育成にも尽力。現在、東京藝術大学名誉教授、日本藝術院会員。2014年文化功労者顕彰。2021年文化勲章受章。2023年、若手美術作家を顕彰する「絹谷幸二芸術賞」を創設。絹谷幸二■絹谷幸二 天空美術館について2016年12月「梅田スカイビル」内にオープンした最新の体験型ミュージアム。2021年度に文化勲章を受章した絹谷幸二氏の色彩豊かなフレスコをはじめとする絵画や立体作品を展示し、3DやVR映像など体験型コンテンツも存分に楽しめる絹谷幸二氏の単独美術館。館内には展示・体験スペースの他、フレスコ制作体験ができるワークショップスペース、快適空間のカフェ等も併設し、眺望も抜群な美術館。■2019年度より「全国美術館会議」、「日本博物館協会」の正会員に加盟。■フレスコ画を間近で見て、実際に創る「フレスコ体験」が、2019年度キッズデザイン賞を受賞。■国立大学法人 大阪教育大学と協同研究を行った対話型での美術館訪問・鑑賞授業サポート教材「アートとともだち」が、2022年度キッズデザイン賞を受賞。【開館時間】10:00-18:00、金曜日・土曜日・祝前日は10:00-20:00(入館は閉館の30分前まで)【休館日】火曜日(ただし祝日の場合は開館し翌平日が休館)、年末年始、展示替え期間【入館料】一般1,000円、大学・高校・中学生600円、小学生以下無料、団体・障がい者割引あり【所在地】〒531-0076 大阪市北区大淀中1-1-30 梅田スカイビル タワーウエスト27階【お問い合せ】06-6440-3760(開館時間内)【公式サイト】 シンボルゾーン / 天空カフェ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月05日Tara音楽芸術舎主催、西澤安澄 ピアノリサイタル『ヴェネツィアとパリに行こう!』が2023年6月8日 (木)に旧東京音楽学校奏楽堂(東京都台東区上野公園8-43)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ スペインを拠点に、イタリア、フランス、スペインでのコンサートを数多く行い、ヨーロッパで高い人気を誇る西澤安澄が誘う音楽の二都物語『水の都ヴェネツィア/異邦人とパリ』。古典とモダンを切り口にをテーマに、ヴェニスが生んだ音の光彩とパリに集った作曲家たちのエスプリ~二つの古都の光と影を描く。公演についてヴェニスとパリ、この二つの古都には古来多くの作曲家が集い魅力的な音楽を生み出してきた。スペインを拠点に活躍しヨーロッパで活躍する西澤安澄、待望の日本におけるコンサートでは得意とするスペイン、フランス、イタリアの作品を集めた。ヴェネツィア編はバロック・古典からクラシック作曲家としてのN・ロータ作品まで、オペラや映像にまつわる作品を中心に集めた。ベル・カント・ピアノと呼びたいほどの豊かに歌うピアノが聴けるだろう。芸術の都パリでフランス人作曲家と、彼らと交流したスペインの作曲家によるパリ編では、西・仏の音楽を得意とする西澤の音の美しさと抜群のリズム感が生きる。演奏予定曲Gluck/Sgambati:Melodia di Orfeo ed Euridiceグルック/スガンバーティー:メロディ【プログラム】●第一部「ヴェネツィア」編Nino Rota:O Venezia, Venaga,Venusua (Suite casanova)ロータ:フェデリコ・フェリーニのカサノヴァよる組曲 O Venezia, Venaga,VenusuaMalipiero:risonanzeマリピエロ:レゾナンスGluck/Sgambati:Melodia di Orfeo ed Euridiceグルック/スガンバーティー:メロディRavel :Jeux d’eauラヴェル:水の戯れNino Rota:Intermezzoロータ:インテルメッツオVivaldi-Bach:Concerto in D RV230ヴィヴァルディ・バッハ編曲:コンチェルト 二長調Liszt-verdi :Rigoletto Paraphraseリスト:リゴレットパラフレーズ●第二部「異邦人たちとパリ」編Mompou :Canción y danza No.8モンポウ:歌と踊り8番Severac」Ou l’on entend une vielle boite a musiqueセブラック:古いオルゴールの聞こえるときFaure :Thème et variationsフォーレ:主題と変奏Montsalvatge:El Gato ,( El arca de Noe)モンサルバチェ:ノアの方舟から 猫Poulenc :Novelette No.1プーランク:3つのノヴェレッテFalla :Chanson du feu follet , Danza del ritual del fuego (Amor brujo)ファリャ:組曲恋は魔術師より 狐火の歌、火祭りの踊りAlbeniz: Trianaアルベニス : 組曲イベリアより トゥリアナプロフィール西澤安澄(Azumi Nishizawa)桐朋学園女子高等学校音楽科を卒業後、フランスの巨匠・名教授として高名なドミニック・メルレに見出されて、ジュネーブ音楽院大学院にて師の薫陶をうける。2002年に同音楽院の演奏家課程を満場一致の一等賞で卒業後、スペインを代表するピアニストのホアキン・ソリアノに招かれ拠点をマドリッドへ移し活発な演奏活動を開始。日本でのコンサートツアーの他、スイス、スペイン、イタリア、フランス世界の音楽祭や演奏会シリーズにも定期的に招待されている。2008年には、京都清水寺でクラシック音楽の演奏会としては開帳後初めての奉納コンサートを開催、改装されたスペイン・グラナダのマヌエル・デ・ファリャ記念ホールこけら落としのリサイタルを行う。室内楽でも世界的なソリストと共演。バロック音楽の演奏にも積極的で、チェンバロも演奏する。レコード史上世界初の本格的なファリャピアノ作品全集となった「マヌエル デ ファリャ ピアノ作品全集」と「ファリャ:ピアノ編曲全集」は歴史的プロジェクトとして、ファリャの遺族、スペイン精鋭の音楽学者らに応援・支持され、彼らからの信頼も厚い。2022年にはファリャ財団の全面的な支持を受け、ファリャを中心とした欧州ラテン音楽の研究と普及を目的に、日本ファリャ友の会を創立。会長に就任。また、恵まれた容姿を活かし、映画出演も果たしている。公演概要西澤安澄 ピアノリサイタル『ヴェネツィアとパリに行こう!』公演日時:2023年6月8日 (木)18時30分開場/19時開演会場:旧東京音楽学校奏楽堂(東京都台東区上野公園8-43)■チケット料金前売:4,000円当日: 5000円(全席自由・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月20日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のウィメンズバッグ「カプシーヌ」から、新作が登場。2022年5月27日(金)より発売される。ヴェネツィアの“手吹きガラス”着想のハンドルルイ・ヴィトンのアイコンバッグ「カプシーヌ」の新作は、イタリア・ヴェネツィアの小さな島“ムラーノ島”が誇る手吹きガラスからインスピレーションを得たもの。手吹きガラスの技術を駆使し、「カプシーヌ」の象徴であるLV シグネチャーパーツ&ハンドルに、美しいカラーレジンをあしらった。ボディには、上質なトリヨンレザーを使用。クラシカルなレザーのボディに、1点1点異なる表情をみせるオーガニックシェイプのハンドルが、有機的なアクセントを加えている。【詳細】ルイ・ヴィトン「カプシーヌ」新作バッグ発売日:2022年5月27日(金)・カプシーヌ MM 946,000円サイズ:31.5×20×11 cm・カプシーヌ BB 863,500円サイズ:27×18×9cm【問い合わせ先】ルイ・ヴィトン クライアントサービスTEL:0120-00-1854
2022年05月30日ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)は、2021年 秋冬 アルタ モーダ コレクションを“水の都”イタリア・ヴェネツィアで発表した。“水の都”ヴェネツィアの美しさに魅せられてショーの舞台はヴェネツィア市内にあるサン・マルコ広場。この場所は、16世紀に建築家のヤーコポ・サンソヴィーノが自らの名前を冠した図書館や造幣局、装飾の美しい鐘楼のロジェッタなどを設計したことで現在の美しい姿に生まれ変わり、ヴェネツィアの名所として知られるようになった。また、ヴェネツィア・カーニバルの期間中には、サン・マルコ広場できらびやかなパレードや大胆なアクロバットが披露され、優雅な衣装を身にまとった女性たちが集い、その熱狂に酔いしれる。ドルチェ&ガッバーナのアルタ モーダ 2021年秋冬コレクションでは、サン・マルコ広場をはじめ、世界の人々を魅了するヴェネツィア美しい景色をドラマティックなドレス群に落とし込んだ。美しい風景と、そこに集う煌びやかな人々の姿を、高揚感たっぷりに表現している。“水の都”ならではの街並みを投影する煌びやかなドレスは、ヴェネツィアの美しい風景を余すことなく表現している。サン・マルコ広場から見渡す景色、ドゥカーレ宮殿の煌びやかな天井画重と厚感のある建築、穏やかな運河と運河をめぐるゴンドラ……。街の風景を描いたドレスには、建築物とともに、太陽の光を浴びてきらめく水面が鮮やかなブルーとスパンコールによって再現され、“水の都”の美しさを強調する。ブルーやグリーン、ホワイトのグラデーションが織りなすドラマティックなフェザードレスは、幻想的な運河を眺めるかのようだ。目にも鮮やかなカラフルなドレスランウェイの中盤には、イエロー、ブルー、ピンク、グリーンといったヴィヴィッドカラーのシアーなドレスが順に登場した。カーニバルを連想させる煌びやかな装いヴェネツィア・カーニバルを彷彿とさせるドレスは、ガラスやクリスタルを用いた花々に彩られている。仮面を使用する即興演劇“コメディア・デラルテ”を彷彿とさせる仮面は、顔を隠すものとしてだけではなく、ジャケットの大胆不敵な装飾としてあしらわれている。豪華絢爛なベネツィアの伝統衣装は、ドルチェ&ガッバーナの夢のようなクリエーションによってより一層魅惑的なものへと昇華された。
2021年10月13日ジョルジオ アルマーニ ビューティ(GIORGIO ARMANI BEAUTY)のアイコンリップ「リップ マエストロ」から、水の都ヴェネツィアから着想した「ヴェネツィア コレクション」が登場。2020年10月16日(金)より発売される。“水の都ヴェネツィア”着想の「リップ マエストロ」ジョルジオ アルマーニ ビューティの「リップ マエストロ」は、マットな仕上がりと艶やかな質感を両立させたリキッドリップ。「ヴェネツィア コレクション」では、歴史的建造物が立ち並ぶヴェネツィアの街並みや一日のはじまりに差し込む陽光、夕暮れ時の情景などをイメージした、どこかノスタルジックなムードの6色を取り揃える。テラコッタカラーの6色展開されるのは、レンガ造りの建造物を彷彿とさせるテラコッタカラー。キーカラーは「#208」と「#209」の2色となっており、ヴェネツィアの情景を唇に閉じ込めたかのように、生き生きとした表情へと導いてくれる。■キーカラー2色#208:暁レッド(ヴェネツィアン レッド)一日のはじまりのように希望に満ちたポジティブレッド#209:斜陽レッド(パラッツォ)夕暮れ時、余韻に浸るような深みのある幻影的レッド■その他4色【詳細】リップ マエストロ[ヴェネツィア コレクション]全6色 各4,200円+税発売日:2020年10月16日(金)【問い合わせ先】ジョルジオ アルマーニ ビューティTEL:0120-292-999(月~金 10:00~17:00)
2020年08月28日8月29日から9月8日(現地時間)まで開催する第75回ヴェネツィア国際映画祭で、ギレルモ・デル・トロ監督が審査員長を務めることが決定した。昨年の審査員長はアネット・ベニング。11年ぶりの女性審査員長であることが話題になった。今年、審査員長に選ばれたデル・トロ監督は「ヴェネツィアで審査員長を務めることは、大変光栄であり責任も重大です。尊敬と感謝の気持ちを持って引き受けました。ヴェネツィアは世界の映画に門戸を開き、才能や文化の大切さを世の中に知らせるチャンスを与えてくれます」とコメントしている。昨年、デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』が同映画祭でデビューを果たし、金獅子賞を獲得。以降、ゴールデングローブ賞の監督賞、放送映画批評家協会賞の作品賞と監督賞などを受賞しており、18日に授賞式が行われる英国アカデミー賞では14ノミネート、3月4日に行われるアカデミー賞では最多13ノミネートを受けている。デル・トロ監督が初めてヴェネツィア国際映画祭に参加したのは、1997年。監督にとって初めて英語で撮った長編作『ミミック』が上映された。2006年には新人監督賞に相当する「ルイジ・デ・ラウレンティス賞」の審査員を務めていた。(Hiromi Kaku)
2018年02月13日本場ヴェネツィアで学んだお店づくり新宿三丁目にある「IL Bacaro(イル・バーカロ)」は、イタリアのヴェネツィアに数百年前からある「Bacaro(バーカロ)」と呼ばれるオステリア(居酒屋)を、料理、雰囲気、価格、すべての点で再現したお店。料理で使用する食材や、ワイン、店内のインテリアもイタリアから輸入するというこだわりぶりです。店内ではイタリア語も飛び交い、まるでヴェネツィアに訪れた気分で食事を楽しめます。バーカロの特徴のひとつであるバンコーネ(スタンディングカウンター)では、グラスワインと「チケッティ」というヴェネチア風のおつまみ(100円~)を少しずつ注文して楽しめます。奥のレストラン席ではヴェネツィア郷土料理のパスタや魚肉料理を存分に味わいましょう。「干しダラのペースト ポレンタ添え」ヴェネツィアのバーカロやレストランでは必ずと言っていいほど食べることができ、「ヴェネツィア料理の象徴」ともいえる定番メニューです。干しダラを練り込んでペースト状にしたものを、トウモロコシの粉から作る北イタリアを代表する食べ物「ポレンタ」と一緒にいただきます。「魚介の煮込み ヴェネツィア風」魚介が豊富なヴェネツィアを象徴するメニュー。市場から直送された魚一匹丸ごとを、トマトベースのスープで煮込んだ豪快なお料理です。ムール貝などから出るダシも合わさり、深い味わいを楽しめます。見た目もゴージャスで満足できる一品です。「イカスミのスパゲッティ」「イカスミのスパゲッティ」は「IL Bacaro」でイカスミのリゾットと並んで人気No.1のメニューです。しっかりと臭みを取ってあるので、イカスミの香りが苦手な人でも安心して食べられます。ここで食べたことをきっかけにイカスミを好きになって帰る人も多いのだとか!生活の一部として気軽に通えるお店現地のバーカロは、とても気軽な空間で、生活サイクルの一部として立ち寄る人がとても多いそう。週に何度でも気軽に足を運ぶことのできる雰囲気がここにもあります。「IL Bacaro」は東京メトロ副都心線・丸ノ内線・都営地下鉄新宿線「新宿三丁目駅」から直結で行くことができます。新宿伊勢丹の向かいの地下2階にあります。2020年には20周年を迎えるという「IL Bacaro」。長年親しまれてきた居心地のいい空間で、ヴェネツィア本場の味を楽しみませんか?スポット情報スポット名:IL Bacaro住所:東京都新宿区新宿3-4-8 京王フレンテ新宿三丁目 B2F電話番号:03-5269-8528
2017年12月03日日伊国交樹立150周年を記念して「ティツィアーノとヴェネツィア派展」が、台東区・東京都美術館 企画展示室で行われます。開催期間は2017年1月21(土)〜4月2日(日)です。イタリア屈指の美術館が所蔵する数々の素晴らしい絵画を通して、ヴェネツィア派の魅力を存分に堪能してみませんか。ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 《フローラ》 1515年頃、油彩、カンヴァス、79×63cm、フィレンツェ、ウフィツィ美術館© Gabinetto Fotografico del Polo Museale Regionali della Toscana「ティツィアーノとヴェネツィア派展」がついに開催!アドリア海に面する水の都ヴェネツィアは、15世紀から16世紀にかけて、海洋交易によって飛躍的に繁栄するとともに、フィレンツェ、ローマと並ぶルネサンス美術の中心地として輝かしい発展を遂げました。絵画の分野を中心に美術の進展をみたヴェネツィアでは、ベッリーニ工房、ヴィヴァリーニ工房から、多くの優れた画家たちが輩出されました。今回の展覧会では、ベッリーニ工房を中心に展開するヴェネツィア・ルネサンス初期、ティツィアーノの円熟期とヴェネツィア派の画家たちの時代、ティツィアーノ以後の巨匠たちの時代という流れに沿って、70点近い絵画、版画が紹介されます。ティツィアーノの《フローラ》や《ダナエ》といった傑作や、イタリア屈指の美術館が所蔵する数々の素晴らしい絵画を通して、ヴェネツィア派の魅力を存分に堪能しましょう。●「画家の王者」ティツィアーノの真髄に迫る!ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 《復活のキリスト》 1511-12年、油彩、板、116×91cm、フィレンツェ、ウフィツィ美術館© Gabinetto Fotografico delle Galleria degli Uffiziヴェネツィア・ルネサンスを代表する画家、ティツィアーノ。“画家の王者(プリンス・オブ・ペインター)”と呼ばれ、神話の登場人物から教皇や貴族の肖像まで、人間味あふれる姿で描き、ヨーロッパ中から人気を博しました。その斬新な油彩画法は、近代絵画の先駆とも評されます。「ティツィアーノとヴェネツィア派展」はティツィアーノに光を当て、その真髄に迫る日本初の大規模展です。●色彩美が際立つ《ダナエ》日本初公開!イタリアの至宝《フローラ》も来日! ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 《ダナエ》 1544-46年頃、油彩、カンヴァス、120×172cm、ナポリ、カポディモンテ美術館© Museo e Real Bosco di Capodimonte per concessione del Ministero dei beni e delle attivita culturali e del turismo《ダナエ》を見たミケランジェロは、ティツィアーノの色遣いと様式に脱帽しました。日本初公開となるこの《ダナエ》のほか、あでやかな「肌」を描き、イタリアの人々にこよなく愛されてきたバラ色の女神《フローラ》も来日します。天才画家が描いた官能的な神話の世界を堪能しましょう。●ヴェネツィアの黄金期、花開いた才能が勢揃い! ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 《マグダラのマリア》 1567 年、122×94 cm、油彩、カンヴァス、ナポリ、カポディモンテ美術館© Museo e Real Bosco di Capodimonte per concessione del Ministero dei beni e delle attivita culturali e del turismoルネサンス期、レオナルド・ダ・ヴィンチやラファエロらが活躍していたフィレンツェに比肩し、ベッリーニ、ティツィアーノ、ヴェロネーゼ、ティントレットなど次々と偉大な画家を生み出したヴェネツィア。光あふれる水の都、その黄金期に花開いた芸術が紹介されます。ヴェネツィア派とはヴェネツィアは総督(ドージェ)を頂点とする共和制国家として強大な力をもち、経済的には海洋貿易によって繁栄したことで知られます。富と国際的な政治力、そして東西文化が交わる特異な立地条件とがあいまって、水の都は芸術の中心地へと変貌し、15世紀から16世紀にかけて美術の黄金時代を迎えました。 ルネサンス時代のヴェネツィアを活動の拠点とした芸術家たちは、「ヴェネツィア派」と総称されます。ヴェネツィア派に分類される画家たちは、おもにベッリーニ一族の工房を中核に形成されました。●色彩の絵画フィレンツェやローマでは素描を基礎とし、明確な線描と明暗による立体感の表現、合理的な空間構成が重視されたのに対し、ヴェネツィアでは、明るく大胆な色彩と自由でのびやかな筆触が好まれ、近代の油彩画にもつながる「絵画的(ペインタリー)」な絵画が生み出されました。この豊かな色彩感覚と柔らかな造形が、ヴェネツィア派絵画の最大の魅力です。●油彩画の技法海に囲まれたヴェネツィアは湿気が多いため、壁に直接に描くフレスコ画よりも、持ち運び可能なカンヴァス画が適していました。聖堂や邸宅の室内装飾のほとんどは、カンヴァスに油彩で描かれています。ヴェネツィア派の画家たちが新たな油彩画の表現を切り開いた背景には、ヴェネツィアという土地ならではの気候風土も関係していたのです。【開催概要】「ティツィアーノとヴェネツィア派展」会場:東京都美術館企画展示室期間:2017年1月21(土) 〜 4月2日(日)時間:9:30~17:30 (入室は閉室の30分前まで)※金曜は20:00まで 休室日:月曜日(ただし、3月20日(月・祝)、27日(月)は開室)、3月21日(火)お問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)公式サイト:
2016年12月05日日伊国交樹立150周年記念「ティツィアーノとヴェネツィア派展」が、東京都美術館にて2017年1月21日(土)から4月2日(日)まで開催される。ミケランジェロが嫉妬し、ルーベンスやルノワールも憧れた“画家の王者”ティツィアーノ。神話の登場人物から教皇や貴族の肖像までを人間味あふれる姿で描き、ヨーロッパ中から人気を博した。彼の偉業は、後世の画家にも多大な影響を与えている。本展は彼に光を当て、その真髄に迫る日本初の大規模展。ベッリーニ工房を中心に展開するヴェネツィア・ルネサンス初期、ティツィアーノの円熟期とヴェネツィア派の画家たちの時代、そしてティツィアーノ以後の巨匠たちの時代という流れに沿って、70点に近い絵画と版画を紹介する。第1章 ヴェネツィア・ルネサンス初期ルネサンス期のヴェネツィア美術の礎を築いたのは、ベッリーニ工房とヴィヴァリーニ工房。中でも、ヤコポ・ベッリーニに始まるベッリーニ工房は、息子ジェンティーレとジョヴァンニによって引き継がれ、数々の優れた画家たちが輩出された。ティツィアーノもその1人である。第1章での見どころは、ティツィアーノ初期の代表作《フローラ》。つややかな肌を描き、イタリアの人々にこよなく愛されてきた花の女神を描いた作品である。単なる神話画というよりも女神に扮した娼婦の肖像、あるいは右手の薬指に指輪をはめていることから花嫁や結婚の寓意像とも解釈されている。第2章 ティツィアーノの時代1510年にジョルジョーネが没した後、ヴェネツィア絵画の覇者となったのはティツィアーノであった。ベッリーニやジョルジョーネに学んだ繊細な色彩の諧調と光の表現に、力強さと抑揚を加え、新しい絵画の可能性を切り開いていく。その色遣いと様式にミケランジェロが脱帽したといわれる日本初公開作品《ダナエ》は、第2章でじっくりと観賞したい作品のひとつ。アルゴス王アクリシオスの娘であったダナエを描いた本作は、彼女が魅力的な裸体を惜しみなくさらし、金貨の混ざった黄金の雨を恍惚としたまなざしで見つめている。官能的な一場面を想像力豊かに描き出した、次世代にも引き継がれる名画である。第3章 ティツィアーノからティントレット、ヴェロネーゼへティツィアーノは長い画歴のなかで、次々と様式を変化させていった。後年には、筆致の荒々しさが増し、光と影の対比を強調した表現へと移行。その一方で、ヴェネツィアではティントレットやヴェロネーゼといった新たな絵画の担い手が誕生していく。ヴェロネーゼは、ティツィアーノの評価を得て、ヴェネツィア派らしい華麗な色彩と古典的な造形をもって、物語場面を明快かつ祝祭的に描き出していった人物。第3章で展示される《聖家族と聖バルバラ、幼い洗礼者聖ヨハネ》は、彼の技量が遺憾なく発揮されている。聖女バルバラの金髪の輝きや豪華な衣服の光沢の表現は、ヴェロネーゼ芸術の真骨頂といえる。また、2016年10月31日(月)までは、展覧会オリジナルのイタリア製本革パスケースとチケットがセットになった前売券も発売される。水の都「ヴェネツィア」郷土料理を特別コースで東京都美術館内にあるフレンチレストラン「IVORY(アイボリー)」では、1月21日(土)から4月2日(日)までの期間限定で、『ティツィアーノとヴェネツィア派展』をイメージした特別コースを提供。ルネサンスの芸術都市として発展した水の都ヴェネツィアの郷土料理をIVORY風にアレンジし、伝統的なローストポーク「ポルケッタ」や、ヴェネト州の家庭料理「パスタ・エ・ファジョーリ」などを揃える。開催概要日伊国交樹立150周年記念「ティツィアーノとヴェネツィア派展」会場:東京都美術館企画展示室住所:東京都台東区上野公園8-36会期:2017年1月21日(土)~4月2日(日)開館時間:9:30~17:30(金曜日は20:00まで)休室日:月曜日、3月21日(火)※ただし3月20日(月・祝)、27日(月)は開室観覧料:一般 1,600円(1,300円)、大学生・専門学校生 1,300円(1,100円)、高校生800円(600円)、65歳以上 1, 000円(800円)※()内は前売 / 団体料金※団体割引の対象は20名以上※中学生以下無料パスケース付き前売り券(セブンチケットでのみ限定発売)販売期間:9月28日(水)~10月31日(月)販売価格:3,500円(税込)※パスケースはピンク・ブルー・ブラウンからセレクト可能。■IVORYティツィアーノとヴェネツィア派展 期間限定特別コース価格:4,000円+税提供期間:1月21日(土)~4月2日(日)販売店舗:東京都美術館内 フレンチレストラン「IVORY」営業時間:11:00~17:30(展示期間の金曜は~20:00営業)※第1・第3月曜は定休日住所:東京都台東区上野公園8-36 東京都美術館交流棟1FTEL:03-5809-0940【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2016年10月16日17年1月8日まで、ヴェネツィア市内のカ ペーザロ国際現代美術館でシャネルによる展覧会「CULTURE CHANEL, The Woman who reads 読む女」が開催中。07年にモスクワのプーシキン美術館でスタートし、上海、北京、広州、パリ、韓国と開催地ごとにテーマを変え行われてきた「CULTURE CHANEL」。今回で第7回となる本展では、ガブリエル・シャネルの創作コンセプトの源となってきた書物と、読むこと、詩の世界にスポットを当てる。展示品には、数々の献辞や歴史的文書、写真、図版やファッションアイテムなどがあり、ガブリエル・シャネルの美意識、古典主義とバロック趣味、ロシアやヴェネチアの輝きへの愛着をライブラリーのように紐解いていく。パリのアパルトマンにある美術品をはじめ、ジュエリーや香水など初公開となる貴重な展示品も並んでいる。初日にはオープニングパーティーも開催されて、キーラ・ナイトレイ、ルイーザ・ラニエリなど著名人も駆けつけ開幕を祝した。現地から届いたムービーにはコメントも残されている。【展覧会情報】「CULTURE CHANEL, The Woman who reads 読む女」会場:カ ペーザロ国際現代美術館住所:Santa Croce 2076, 30135 Venice, Italy会期:9月17日~17年1月8日動画引用元: (シャネルオフィシャルYouTube:
2016年10月02日「日伊国交樹立150周年特別展 アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」が開催される。期間は、東京・国立新美術館で2016年7月13日(水)から10月10日(月・祝)まで、大阪・国立国際美術館で2016年10月22日(土)から2017年1月15日(日)まで。日伊国交樹立150周年を祝して開催される本展。アカデミア美術館が管理する14世紀から18世紀にかけてのヴェネツィア絵画を中心とした、約2,000点の充実したコレクションによる、本邦初の展覧会だ。テーマを「ルネサンス期のヴェネツィア絵画」とし、ヴェネツィアの画家たちの自由奔放な筆致による豊かな色彩表現、大胆かつ劇的な構図を堪能できる名画、約60点を展示する。ルネサンス発祥の地であるフィレンツェの画家たちが、明快なデッサンに基づき丁寧に筆を重ねる着彩、整然とした構図を身上としたのに対する、感情や感覚に直接訴えかける絵画表現の可能性を切り開いていったヴェネツィア・ルネサンス絵画の展望。15世紀から17世紀初頭にいたるまでの、ジョヴァンニ・ベッリーニやクリヴェッリ、カルパッチョ、ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼなど、名だたる巨匠たちの傑作が一挙に集う。また、ヴェネツィア盛期ルネサンス最大の巨匠ティツィアーノが晩年に手がけた祭壇画の大作《受胎告知》(サン・サルヴァドール聖堂)が特別出品されることも、本展の大きな見どころ。時代の黎明期から終焉までの流れ、得意とした肖像画の分野をそれぞれ5つの章に分けて構成し、当時の作品や空気を味わうことができる。【概要】日伊国交樹立150周年特別展アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち会期:2016年7月13日(水)~10月10日(月・祝) 毎週火曜日休館 ただし、8月16日(火)は開館開館時間:10:00~18:00 金曜日、8月6日(土)、13日(土)、20日(土)は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで会場:国立新美術館 企画展示室2E 住所:東京都港区六本木7-22-2観覧料:一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 800円 (前売/団体は各200円引)※中学生以下および障害者手帳の所持者(付添者1名を含む)は入場無料。※9月17日(土)~19日(月・祝)は高校生無料観覧日。(学生証の提示が必要)巡回予定:会期:2016年10月22日(土)〜2017年1月15日(日)会場:国立国際美術館(大阪・中之島)住所:大阪府大阪市北区中之島4-2-55開館時間:10:00〜17:00(金曜日は10:00〜19:00)※入場は閉館の30分前まで。休館日:月曜日、2016年12月28日(水)〜2017年1月4日(水)※ただし、2017年1月9日(月・祝)は開館し、翌10日(火)は休館。観覧料:一般 1,500円、大学生 1,200円、高校生 600円 (前売/団体は各200円引)※団体は20名以上。※中学生以下および障害者手帳の所持者(付添者1名を含む)は入場無料。※前売り券は、10月21日(金)までの販売。【問い合わせ先】国立新美術館(東京)TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)国立国際美術館(大阪)TEL: 06-4862-5777(大阪展事務局/平日10:00〜17:00)
2016年04月08日