お吸い物や茶わん蒸しといった、和食の彩りやアクセントとして活躍する三つ葉。お正月に食べるお雑煮に使うため、年末に購入を考えている人も多いでしょう。しかし、年末になると需要に合わせて値段が高くなり、店によっては通常の3倍もの価格になるのだとか。三つ葉を使う予定がある人は、価格が上がる前に購入して冷凍保存しておくのがよいかもしれません!お正月に使いたい人必見!三つ葉の冷凍保存法三つ葉を冷凍保存するテクニックを公開しているのは、冷凍食品メーカーで知られる、株式会社ニチレイフーズ(以下、ニチレイ)のウェブサイト。同サイトによると、三つ葉は冷凍すると、3週間から1か月ほど保存が可能なのだそうです。保存方法を順番にご紹介します。生のまま冷凍する場合生の三つ葉を食べやすくカットして冷凍するだけのお手軽な方法です。必要なぶんだけパラパラと取り出し、凍ったまま調理ができるといいます。1さっと洗って水気を拭き取り、ざく切りにするペーパータオルで水気を拭き取ったら根を切り落とし、使いやすい大きさに切る。2冷凍用保存袋に入れて冷凍する冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて袋の口を閉じ、冷凍する。3週間程度保存可能。ニチレイフーズーより引用なお、冷凍した三つ葉は、生ではなく必ず加熱調理に使うのがポイントなのだそう。凍ったまま袋の上から軽くもむと、三つ葉がパラパラになって使う分だけ取り出しやすくなるため、汁物や天ぷら、卵焼きなど少量使いたい時に便利ですね。ゆでてから冷凍する場合三つ葉を軽くゆでてから冷凍すると、色も鮮やかなまま1か月ほど長持ちするのだとか。冷凍すると葉の部分がくっつくため、鍋や雑炊、おひたしなど、三つ葉を多く使う料理におすすめだといいます。1さっとゆでて、氷水にとって色止めする三つ葉は水でさっと洗って根元を切り落とす。鍋に4カップの湯を沸かし、塩小さじ1を加えて三つ葉を入れ、さっとゆでたらすぐに氷水にとって色止めする。2水気を絞り、3〜4cm長さに切る水気を手でしっかり絞り、使いやすい大きさに切る。3冷凍用保存袋に入れて冷凍する1回に使う量ずつ小分けにラップで包み、冷凍用保存袋に入れる。空気を抜いて袋の口を閉じ、冷凍する。4週間程度保存可能。ニチレイフーズーより引用使う時は、凍ったまま汁物や雑炊に加えて加熱調理するか、半束につき500Wの電子レンジで40秒加熱し、お浸しや和え物にしてもいいそうです。電子レンジで加熱すると水分が出るため、水気をしぼってから使用しましょう。冷凍することで長く保存できるだけでなく、必要なぶんだけ取り出せるので「使い切れずに困る」といった心配も解決できそうですね。お正月に三つ葉を用意しておきたい人は、安く手に入れて賢く保存してみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2023年12月15日料理をするときに切り落とす、野菜の根や葉っぱ部分。生ゴミとして捨ててしまいがちなこれらの「野菜くず」の中には、簡単に再生栽培できるものもあります。野菜が育っていく様子を観察すれば親子でも楽しめる、何よりエコ。子どもと一緒に野菜くず栽培にチャレンジしてみませんか?■水につけておくだけでぐんぐん伸びる「万能ネギ」野菜くずの再生栽培の中でも、手軽に試しやすいのが万能ネギ。次の手順で、挑戦してみましょう。1. 根元から3~5cmくらいを目安に切り落とし、根の部分が浸るくらいの水を入れたコップなどの容器に入れておきます。2. ネギがグラグラするときは、切り込みを入れたスポンジに差すと安定します。3. 4~5日たつと新しい芽が伸びてくるので、先の方からカットして使います。キッチンに置いておいて、みそ汁の薬味など必要な分だけハサミでカットすれば便利ですね。また、観葉植物の鉢などに差して時々水をやると、何度も収穫が楽しめます。 ■スープの彩りや炒め物に「大根やニンジンの葉」いつもなら切り落として捨ててしまう、大根やニンジンのヘタ。水につけておくと、へたからニョキニョキと葉が生えてきて、料理の彩りに一役買います。1. 大根やニンジンはヘタの部分を1~2cmほど残して切り落とします。2. 水を張った平らな容器にへたを入れます。その時、へたに水がかぶらないように注意。少し深さのある皿や、カットしたペットボトルを使うのがおすすめ。3. 1週間ほどたって新しい葉が出てきたら、手で摘み取るかハサミでカット。若葉は柔らかく、クセもあまりないので、スープやみそ汁の彩りとしても楽しめます。成長して葉が大きくなってくるとかたくなるので、その場合はごま油と塩でサッと炒めると◎。■鍋料理に欠かせない野菜も再生「三つ葉」冬においしい鍋料理に欠かせない野菜といえば、三つ葉。これも、簡単に再生栽培が可能です。1. 買ったばかりの三つ葉の根を、5~6cmを目安に茎を長めに残しカットします。2. 根についているスポンジはそのままで、カップなどの容器へ。根が浸るくらいの水を入れて置いておきましょう。3. 4~5日で新しい芽が出てくるので、料理に使いましょう。少量使いなら茶わん蒸しやお吸い物などのほか、みそ汁の仕上げに三つ葉を散らすと上品な香りに。たくさん育った場合は、サッとゆでておひたしにしてもおいしいですよ。野菜くずの再生栽培は、食べたり観察したりして楽しめるほか、ちょっとしたインテリアにもなります。野菜が苦手な子どもも、自分が育てた野菜ならおいしく食べてくれるかも!? 水質が悪くならないように、冬は2日に1度、夏は毎日水をかえるようにしてくださいね。
2018年02月17日