・お笑いタレントか!・豪快…バナナの皮でも踏んだのかな?・ズコーッと音が聞こえそう。そんな声が数多く上がったのは、愛猫と暮らす、しんばぷー(@shinbaba10)さんがX(Twitter)に投稿した1枚の写真。ある日、しんばぷーさんは愛猫のある行動を写真に収めました。「師匠」という声が相次いだ、こちらの1枚をご覧ください。ズコ~ン!!!漫才などでよく見かける『ズッコケ』を見せた愛猫。しんばぷーさんによると、空中で華麗なひねりを披露したあと、バッチリ受け身を取り、着地したそうです。豪快すぎる転び方は、お笑いタレントも顔負けですね![文・構成/grape編集部]
2024年03月31日歌舞伎俳優の片岡孝太郎が2月1日に自身のアメブロを更新。大切な師匠の訃報に心境を吐露した。この日、片岡は「私の義太夫の師匠が昨日旅立たれました」と1月31日に肺炎のため亡くなった人形浄瑠璃文楽の太夫で人間国宝の豊竹咲太夫さんの訃報について言及し「師匠が仰っていました。『世界の演劇、オペラ等の音楽の中で義太夫が一番音域の広い演劇』だと」と振り返った。続けて「義太夫は歌うのでなく“語る”もので太夫が人形の代わりに語る、喋ったりナレーションをするものです」と明かし「太夫が登場人物 赤ん坊から老人まで老若男女全て発声でき演じなければならないのです」と説明した。最後に「日本の大切な文化文楽の大切な人、大切な師匠」と述べ「ただ御冥福をお祈りするばかりです、ありがとうございました」と追悼し、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「本当に残念です」「寂しくなりますね」「心よりお悔やみ申し上げます」などのコメントが寄せられている。
2024年02月02日お笑いコンビ・ハイヒールのモモコが31日に自身のアメブロを更新。父親のようだった師匠の訃報についてつづった。この日、モモコは「坂田利夫師匠」というタイトルでブログを更新。「大好きなお父さんみたいな坂田利夫師匠。お亡くなりになりました」と29日に老衰のため大阪市内で亡くなった「アホの坂田」の愛称で親しまれたお笑いタレントの坂田利夫さんについて言及し、坂田さんとの2ショットを公開した。続けて「結婚披露宴では、新婦の父親として一緒に歩いてくれました」と明かし「よく似ていると、むっちゃ言われました」と回想。「楽しい思い出しかありません」と振り返り「安らかにお眠りください」と呼びかけ、ブログを締めくくった。
2023年12月31日今月のアプリ版「ぴあ」の表紙は笑福亭鶴瓶師匠。ここでは、表紙を手掛けた及川先生のイラスト制作過程を「making of」として公開いたします。鶴瓶師匠がぴあの表紙に登場するのは、雑誌『ぴあ』時代の1986年、2008年に続いて3回目。10月からは、毎年恒例となる全国ツアー『笑福亭鶴瓶落語会』がスタート。ツアーは、10月20日(金) 京都・ロームシアター京都 サウスホールを皮切りに12月12日(火) 沖縄・琉球新報ホールまで全国7都市を回ります。<公演情報>『笑福亭鶴瓶落語会 2023』■京都公演10月20日(金) ロームシアター京都 サウスホール開演 18:30問合せ:キョードーインフォメーション0570-200-888(11:00~18:00 日祝休業)■大阪公演10月27日(金) 森ノ宮ピロティホール開演 18:3010月28日(土)・29日(日) 森ノ宮ピロティホール開演 13:00問合せ:キョードーインフォメーション0570-200-888(11:00~18:00 日祝休業)■岡山公演10月30日(月) 岡山芸術創造劇場ハレノワ 中ホール開演 18:30問合せ:YUMEBANCHI(岡山)086-231-3531(平日 12:00~17:00)■新潟公演11月18日(土) りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場開演 16:00問合せ:キョードー北陸チケットセンター025-245-5100(火~金 12:00~16:00/土 10:00~15:00)■福岡公演11月25日(土) キャナルシティ劇場開演 16:0011月26日(日) キャナルシティ劇場開演 13:00問合せ:キョードー西日本0570-09-2424(11:00~15:00 日祝休業)■東京公演11月30日(木)・12月1日(金) サンシャイン劇場開演 18:3012月2日(土)・3日(日) サンシャイン劇場開演 13:00問合せ:チケットスペース03-3234-9999(平日 10:00~12:00/13:00~15:00)■沖縄公演12月12日(火) 琉球新報ホール開演 18:30問合せ:ピーエムエージェンシー098-898-1331(平日 11:00~15:00)※開場時間は開演時間の45分前です。※6歳未満入場不可。※車椅子のお客様は事前にお問い合わせまでご連絡ください。■チケット料金全席指定:7,000円U-22(22歳以下)チケット:2,000円チケットはこちら:詳細はこちら:イラスト
2023年09月16日「ぴあ」9月の表紙を飾るのは、落語家の笑福亭鶴瓶師匠。鶴瓶師匠がぴあの表紙に登場するのは、雑誌『ぴあ』時代の1986年、2008年に続いて3回目となる。10月からは、毎年恒例となる全国ツアー『笑福亭鶴瓶落語会』がスタート。ツアーは、10月20日(金) 京都・ロームシアター京都 サウスホールを皮切りに12月12日(火) 沖縄・琉球新報ホールまで全国7都市を回る。<公演情報>『笑福亭鶴瓶落語会 2023』■京都公演10月20日(金) ロームシアター京都 サウスホール開演 18:30問合せ:キョードーインフォメーション0570-200-888(11:00~18:00 日祝休業)■大阪公演10月27日(金) 森ノ宮ピロティホール開演 18:3010月28日(土)・29日(日) 森ノ宮ピロティホール開演 13:00問合せ:キョードーインフォメーション0570-200-888(11:00~18:00 日祝休業)■岡山公演10月30日(月) 岡山芸術創造劇場ハレノワ 中ホール開演 18:30問合せ:YUMEBANCHI(岡山)086-231-3531(平日 12:00~17:00)■新潟公演11月18日(土) りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場開演 16:00問合せ:キョードー北陸チケットセンター025-245-5100(火~金 12:00~16:00/土 10:00~15:00)■福岡公演11月25日(土) キャナルシティ劇場開演 16:0011月26日(日) キャナルシティ劇場開演 13:00問合せ:キョードー西日本0570-09-2424(11:00~15:00 日祝休業)■東京公演11月30日(木)・12月1日(金) サンシャイン劇場開演 18:3012月2日(土)・3日(日) サンシャイン劇場開演 13:00問合せ:チケットスペース03-3234-9999(平日 10:00~12:00/13:00~15:00)■沖縄公演12月12日(火) 琉球新報ホール開演 18:30問合せ:ピーエムエージェンシー098-898-1331(平日 11:00~15:00)※開場時間は開演時間の45分前です。※6歳未満入場不可。※車椅子のお客様は事前にお問い合わせまでご連絡ください。■チケット料金全席指定:7,000円U-22(22歳以下)チケット:2,000円チケットはこちら:詳細はこちら:
2023年09月01日草彅剛が、2023年度後期連続テレビ小説・第109作「ブギウギ」で連続テレビ小説初出演。趣里演じるヒロイン・花田鈴子の音楽の師匠を演じる。本作は、大正末期から昭和を舞台に、大阪の下町の銭湯の看板娘として育つヒロイン・鈴子が、歌手の道を歩み始め、戦後のスターとなっていく様子を描く。趣里連続テレビ小説初出演となる草彅さんが演じるのは、作曲家の服部良一氏をモデルにした大阪生まれの作曲家、羽鳥善一。ジャズを得意とし、「東京ブギウギ」「青い山脈」「別れのブルース」など数多くの名曲を世に生み出す。上京した鈴子の才能にほれ込み、鈴子を鍛え上げて一流の歌手へと成長させる、という役どころ。草彅さんは「初めての朝ドラ出演で、昭和の作曲家 服部良一さんがモデルの役を演じさせていただきます。皆さんに楽しんでいただける作品になるよう、服部さんの楽曲を聴き、収録に臨みたいと思います」とコメント、「僕自身も昭和の時代を駆け抜けます」と意気込みを明かしている。草彅剛そして鈴子役を演じる趣里さんとも初共演。「草彅さんは、物心ついた時からドラマやお芝居を拝見していて、尊敬する俳優の一人でした。今回、初めてご一緒できると聞き、本当にワクワクしています」と趣里さん。「台本の羽鳥先生のキャラクターがすごくすてきで、草彅さんが演じる姿を想像するだけで、最高に面白いものになると感じています。羽鳥先生も鈴子も、音楽を愛していて、心から楽しむことが共通していると思います。師弟として通じ合う二人を、草彅さんと演じていけることに、心躍る思いです」と共演の喜びをコメントする。草彅さんと2021年大河ドラマ「青天を衝け」でも組んでいる制作統括・福岡利武氏は、「草彅さんと趣里さんが山あり谷あり笑いあり、激動の時代を生き抜く師弟の物語を紡ぎ出してくれると思います。楽しみにお待ち下さい!」と期待を込めて語っている。2023年度後期 連続テレビ小説「ブギウギ」は10月2日(月)よりNHK総合ほかにて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年07月04日2022年7月に満80歳の誕生日を迎える作曲家の三枝成彰。節目を記念する「三枝成彰80歳コンサート」が1月17日(月) サントリーホールで開かれる。曲目はもちろん自作で「いま最も気に入っている」という自信の2作品。ひとつはピアニスト・辻井伸行の委嘱による新作のピアノ協奏曲の世界初演。そして混声合唱とオーケストラのための大作《最後の手紙~The Last Message》(混声合唱版初演)だ。大友直人指揮・東京フィルハーモニー交響楽団の共演。この公演について、三枝に話を聞いた。「すごく難しいんですよ。僕はいつも、演奏者が弾きやすいかどうかなんて考えないで作曲するから嫌われる(笑)。でもこのピアノ協奏曲は、その僕が本当に大丈夫かなと思うぐらい難しいです」三枝成彰それはもちろん初演者の力を信頼しているゆえだろう。絶大な人気を誇るピアニスト辻井伸行(33)。彼が10歳の時、コンサート・デビューの機会を提供したのがじつは三枝だった。1998年9月、神戸で行われた「三枝成彰スペシャルコンサート」で、辻井は間宮芳生作曲の愛らしい小コンチェルト《村人たちの協奏曲》を弾いて演奏家としての第一歩を踏み出した(共演:本名徹次指揮・大阪センチュリー交響楽団)。「とても素晴らしかったですよ。でもね、『世界には君と同じぐらい弾ける子供も必ずいっぱいいる。これから頑張ろうね』という話もしました。そして彼のリサイタルを毎年開くことにしたんです」小学校6年生から3年連続で行われた三枝プロデュースによるソロ・リサイタルは、オーケストラとの共演による協奏曲公演も含む堂々たるラインナップ。辻井少年にとってプロの演奏家としての経験を積む貴重な場だったはず。三枝は「ピアニスト辻井伸行」の生みの親なのだ。4年前、三枝が音楽監督を務める「トヨタコミュニティコンサート」に出演した辻井がステージ上から呼びかけた。「三枝先生、僕にピアノ協奏曲を書いてください!」いわば公開委嘱。それが今回初演されるピアノ協奏曲だ。じっくり3年をかけて2020年に完成したという作品を、シーケンスソフトの出力音源で聴かせてもらった。咆哮するオーケストラ。激しく疾走する超絶技巧のピアノ。緊張感が張り詰める。現代音楽にアンチを唱え、40代からはあえてメロディとハーモニーの復権を掲げてきた三枝だが、新作は、いわゆる現代音楽と言える作風だ。「僕は30代で現代音楽にすごく疑問を持って、そこから15年ぐらいは劇伴などの商業音楽の仕事だけして、自分の作品を書けない時期もあったぐらいなんです。でもこの歳になって、辻井くんに書く協奏曲は現代音楽でいこうと思った。なぜかというと、彼が作品を外国へ持って行く時に、メロディやハーモニーのある曲は通用しないんですね。かつてヘーゲルが、芸術というのは時代の精神を反映していなければならないと言ったように、西欧では、今さらモーツァルトやベートーヴェン風の曲を書いても芸術的価値がないと切り捨てられる。徹底しているんですね。ただ、現代音楽でも面白くしようとした。これ、僕はすごく面白いと思っているんですよ。しかも12~13分で終わる。聴く人が我慢ができるのがそのぐらい。これを40分も1時間もやられたらツラいだろうとわかってますから(笑)。そして激しく駆け抜けた最後にトイピアノが美しいメロディを奏でる。母へ、ありがとう。と」辻井がまだ乳児の頃に、我が子の才能に気づいた母いつ子さんがおもちゃのピアノを買い与え、以来、世界的ピアニストへと成長する道のりを二人三脚で歩んできた親子の物語はよく知られている。そのきっかけのトイピアノが母の愛への感謝を奏でるという仕掛けだ。一方の混声合唱版《最後の手紙》は2010年に男声合唱曲として初演された全14曲・1時間45分の大作(混声合唱版捕作:岩井美貴)。コンサートにあわせて楽譜も出版される(ピアノ・リダクション版/全音楽譜出版社)。テキストに用いられているのは、第二次世界大戦で没した兵士たちが家族へ宛てた最後の手紙や手記を集めた書籍『人間の声』(ハンス・ヴァルター・ベーア編集、高橋健二訳編/河出書房新社)。「僕がこの本に出会ったのは芸大の1年生ですから19歳ぐらいの時。いずれ音にしたいと思っていたのですが、結局書くまでに50年。半世紀かかって作曲したんですね。カントは『判断力批判』で、文学や哲学と違って音楽にはメッセージがないと言っています。やはりメッセージのないものはダメなんですよ。そのメッセージがこの《最後の手紙》です」戦死した兵士だけでなく、捕らえられ処刑されたレジスタンスや市民たち。愛する人に残した彼らの心の叫びが、厳しい音楽をまとって痛切に胸を打つ。合唱は特別編成の80人のプロ合唱団「三枝成彰傘寿記念混声合唱団」(合唱指揮:初谷敬史)。曲ごとにナレーション(露木茂)がそれぞれの手紙の背景をフォローする。「これもほとんど現代音楽に近い作品です。近いんですが、わかりやすい現代音楽なんですよ。調性のある曲もあるし、無調の曲もあって。現代音楽に対する僕のひとつの答えがこれなんです。僕たち20世紀の作曲家の人生は苦難の道です。音楽評論家は現代音楽しかダメなんですよ。そこで評価されるためには聴衆に喜ばれないものを書かなきゃならない。悲劇ですね。僕はそれに反抗して、美しいメロディの復活ということを始めたんだけど……。うーん、それも違うなとか、いろいろ悩むんですよねえ……。僕の人生はそんな葛藤の連続です」前衛的な現代音楽を最前線で受け止めた世代だ。三枝自身、高校生の頃から、入野義朗や柴田南雄ら二十世紀音楽研究所の軽井沢の現代音楽祭に通った。この音楽祭はやがて、米国から帰った一柳慧がジョン・ケージを紹介して、いわゆる「ケージ・ショック」で日本の前衛音楽の幕を開けることになる。「高校から大学の頃は、前衛こそが作曲家の本業だと思っていましたから。ケージの偶然性の音楽も、発想としてはすごいと思います。人間が書くということを捨てたわけですから。でも、切り口としては新しいけれど、それを毎回やれるわけじゃない。できることなら100年前のヨーロッパに生まれたかったですね。そうしたら新しいことだけをやっていられた。1913年の《春の祭典》以降、無調の音楽が出てきて、多くの聴衆はクラシック音楽を見放したんですね。それとは違う切り口でなにか新しいことができるのか。僕はそれを解決できないうちに死ぬんだなと思ってるけど、次の時代には、新しい切り口でわかりやすい音楽が出てくるんじゃないでしょうか」《最後の手紙》の終曲は美しいレクイエムだ。ラテン語の典礼文〈Dona Nobis Pacem(私たちに平和をお与えください)〉が、手紙を書いたさまざまな国の人々の母語で歌われる。ピアノ協奏曲の母への感謝、そして戦争で命を絶たれた人々への鎮魂と平和の祈り。2作品とも最後は静かに昇華していく。もちろん作曲上の演出ではあるだろうけれど、そこに三枝成彰という音楽家の本質がにじみ出ていると思う。取材から帰宅後、ふと思い出して聴いた、三枝の初期作品の《弦楽四重奏のためのノヴェレッテ》(1965)。当時「難解」と敬遠され、理解されなかったという峻厳な音楽の終楽章に、始めはおぼろげに、そして徐々にはっきりと、J.S.バッハの《マタイ受難曲》の有名な受難コラール〈おお、血と傷にまみれた御頭よ〉が現れて曲を閉じる。23歳の作品から最新作までを貫くその深く静謐な祈りが、三枝の優しさ、彼の本質のように思われるのだ。《忠臣蔵》(1997)以降、ライフワークと定めて取り組んでいるのがオペラ。すでに次の作品にも取りかかっている。「林真理子さんに『常磐御前』(平家物語)の台本を書いてもらってるんですよ。アリア2~3曲だけできているんですが、台本を完成させて全体を書き始めるのは2023年になってからかな。そうすると84~85歳で初演じゃない?生きてるかな?(笑)」さらにもう一本、東京・本郷に実在した菊富士ホテルを舞台に大正~昭和の文化人たちの青春群像を描くオペラの計画も、熱く語って聞かせてくれた。「構想している時が一番楽しい。書き始めると苦しい?いや、楽しいですよ。それが生きる励みですね」創作意欲の衰える気配はかけらもない。80歳コンサートも、過去の集大成などではなく、三枝成彰の「現在」を映す鮮やかな通過点。「長老」などという言葉は、この人にはいつまでも似合いそうもない。Text:宮本明<公演情報>三枝成彰80歳コンサート2022年1月17日(月) 東京・サントリーホール大ホール開場 17:00 / 開演 18:00指揮:大友直人ピアノ:辻井伸行ナレーション:露木 茂(最後の手紙)合唱:三枝成彰傘寿記念混声合唱団(合唱指揮:初谷敬史)管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団曲目:新作『ピアノ協奏曲』~辻井伸行委嘱作品(世界初演) / 『最後の手紙~The Last Message』(混声合唱版初演)(混声合唱版捕作:岩井美貴)チケット購入リンク:プロフィール1942年生まれ。東京芸術大学卒業、同大学院修了。在学中に安宅賞を受賞。代表作として、オラトリオ「ヤマトタケル」、オペラ「千の記憶の物語」等、映画音楽に「優駿」「お引越し」「機動戦士ガンダム~逆襲のシャア~」「機動戦士Zガンダム」、テレビ番組の音楽に、NHK大河ドラマ「太平記」「花の乱」等、多数。1989年、日本アカデミー賞映画音楽部門最優秀音楽賞を受賞。国際モーツァルテウム財団の依頼で、モーツァルトの未完曲に補筆・完成したことも話題となった。オペラ作品をライフワークとして16作品掲げており、代表作としては1997年5月には、構想に10年近くをかけたオペラ「忠臣蔵」を完成・初演し、各界の注目を集めた。さらに2000年5月には愛知県芸術劇場でオペラ「忠臣蔵」改訂版を再演し、2002年1月には東京新国立劇場にて再演。2004年、プッチーニの「蝶々夫人」を下敷きとした新作オペラ「Jr.バタフライ」を初演、好評を博す。このオペラは2006年、イタリア・プッチーニ音楽祭でも再演された。これは同音楽祭における初の外国人作品の上演であり、プッチーニ以外の作曲家の作品としても初の上演ともなった。著書に「大作曲家たちの履歴書」(中央公論新社)、「三枝成彰オペラに討ち入る」(WAC出版)など。2007年、紫綬褒章受章。2008年、モノオペラ「悲嘆」、ピアノ協奏曲「イカの哲学」を初演したほか、日本人初となるプッチーニ国際賞を受賞。2010年、オペラ「忠臣蔵」外伝、男声合唱と管弦楽のための「最後の手紙The Last Message」を初演。2011年、渡辺晋賞受賞。2013年、オペラ「KAMIKAZE―神風―」を世界初演。2014年8月、イタリア・プッチーニ音楽祭にて、オペラ「Jr.バタフライ」イタリア語版を初演。2016年1月、富山と東京にて同作品の日本初演を行った。2017年10月に林真理子の台本、秋元康の演出により、オペラ「狂おしき真夏の一日」を世界初演。同年、旭日小綬章受章。2020年、文化功労者顕彰を受けた。関連リンク三枝成彰 オフィシャルウェブサイト:
2021年12月23日年齢差は21歳。ふたりの関係は「師匠と弟子」であると同時に「友達」だという。2019年に公開された映画『ザ・ファブル』のシリーズ第二弾となる『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』で初共演を果たした岡田准一と平手友梨奈。岡田が前作に続いて、激しく華麗なアクション、どこか感覚が世間とズレた殺し屋という役柄で味のある演技を見せる一方、平手は物語のカギを握る、足と心に傷を負った少女という難役に果敢に挑み、存在感を放っている。新型コロナウイルスの感染拡大による撮影中断をはさみつつ完成、そして公開にこぎつけた本作について、ふたりに話を聞いた。――岡田さんが演じる佐藤アキラ(※ファブルの偽名)は一流の殺し屋である一方で、どこか抜けていて、これまでに岡田さんが演じてきた役柄とはややタイプが異なるように思います。アキラを演じる面白さをどんなところに感じていますか?岡田:コメディという部分に関して、若い頃はよく演じていましたけど、最近は重い役柄を演じさせていただくることが多くて…。でも、自分のパブリックイメージにおけるその“重さ”が、アキラを演じる上ではコメディとのズレという意味でちょうどいいんだと思います。ただ、アキラはちょっと浮世離れしていて、掛け合いで楽しくできるわけではなく、話を振られているのに聞いてなくて「おいっ!」と突っ込まれる側なので、正直なところ楽しく演じられる役というわけではないんです(苦笑)。――あくまでもアキラ自身は真面目に生きていて…。岡田:そうなんです。その真面目にやっているのがズレていて(見ている側は)面白いという役なので、掛け合いには乗れないんです。ただ、面白さという意味では、オクトパス(※アキラが勤めるデザイン会社で、佐藤二朗、山本美月が同僚役を演じる)でのコメディ部分もあれば、平手さん、堤(真一)さんを相手にした真面目なドラマシーンもあるし、激しいアクションのシーンもあって、言ってみれば3つの現場を行き来しているような感じで演じることができるんです。撮影現場としては違う作品に入っているのかというくらい、テンションが違って、そういう意味で面白いですね。――平手さんが演じたヒナコは、つらい過去であったり、様々なことを抱えつつも口数は少なく、役として難しかったかと思います。特にヒナコの内面に関してどのように捉え、表現されたんでしょうか?平手:自分の中でもまだわかっていないというか「(演じたシーンで)ヒナコってどんな感情だったんだろう?」という感じで、いまだに掴み切れてないんですよね。もしかしたら、映画を見てくださる方も(映画で答えが提示されるのではなく、想像に委ねられて)同じように「ヒナコってどういう感情だったの?」という感想を持つかもしれないです。――クライマックスでは、そんなヒナコが感情をあらわにするシーンもありました。あのシーンはどんなことを考えて臨まれたんでしょう?平手:何だろう…? 現場のみなさんが作ってくださった雰囲気もありましたし、私は相手がほぼ堤さんだったので、堤さんのお芝居を見ながら、いろんな周囲の方たちのお力を借りてできたんじゃないかと思っています。――劇中のアキラとヒナコは、互いの存在を気にかけつつ、アキラはヒナコをこっそり見守ったり、微妙な“距離”を保っていますが、現場でのおふたりの関係性、距離感は?岡田:一応、僕、“師匠 兼 ともだち”なんで(笑)。平手:“弟子 兼 ともだち”です(笑)。岡田: 20歳離れてますけど友達です(笑)。彼女は難しいシーンも多かったし、(アキラとヒナコが)会うところは、僕は嫌われているという設定もあって、距離感があるし、最後の森のシーンも雨で大変でした。コロナ禍の影響で撮影自体が途中で延期になって、気持ちをつなげるのも大変だったでしょうし、(平手は)堤さんと同じシーンが多かったから、堤さんのことを憎めなくて困ってたり(笑)。ひとつひとつ、気持ちを紡ぎながら芝居をしていくだろうから…。僕としては、彼女のこれまでの歩みも含めて共感できる部分がたくさんあるし、そういう意味で、すごく気になる存在でもありましたし、頑張ってほしいなと思う存在なので師匠になりました(笑)。(平手に)仲良くやってたよね…?平手:あんまり真剣な話をしたというより、たわいもない話をしてた記憶がありますね。岡田:お芝居についてはあまり話してないですね。――映画冒頭のヒナコが車の中にいる状態でのカーアクションが凄まじいですね。岡田:現場で(平手が)見ててくれましたね。上着を持ってきてくれる係をやってくれたよね? (待ち時間が長くて)ひま過ぎて(笑)。平手:暑かったので、カットがかかったら扇子であおぐ係をさせてもらいました(笑)。岡田:弟子なんでね(笑)。――今回、敵役となる宇津帆を堤真一さんが演じていますが、あんなに悪そうな役を演じている堤さんを見る機会はなかなかないですね。岡田:堤さんはとてもお世話になっている俳優さんで、(『フライ,ダディ,フライ』、『SP』シリーズ、『海賊とよばれた男』など)僕にとって大事な作品に出てくださっている俳優さんです。そんなに現場でお話を沢山するような関係性ではないんですけど、画で映った時の相性がすごく良い方だと勝手ながら感じていて。そんな俳優さんがいてくださるのは、僕にとってはすごく宝なので、今後も大事な役柄、大事なシーンでお会いするのかなと思っている方ですね。そういう人と平手さんがずっと一緒にお芝居をされていたというのは、彼女にとってすごい財産になると思います。楽しそうというか、うらやましいなと思って見ていました。できれば若い頃の堤さんに会ってほしかったですね。怖いというか…いまのような優しい雰囲気ではなかったよ(笑)。平手:えーっ(笑)!?――平手さんは2018年の『響-HIBIKI-』以降、着実に様々な役柄にチャレンジされていますね。平手:この現場に限らずですが、毎回、新しい現場を経験させていただくたびに学ぶこと、知らない間に吸収させてもらっていることも多いです。――今回の現場で特に思い出深かったこと、印象に残っていることは?平手:コロナで中断する前の話なんですけど、スタッフさんたちがみんな、ドクロのマークの入った革ジャンを着ていたり、坊主頭だったり、いかつい男性のスタッフさんが多くて、ちょっと怖くて…(笑)。この現場で私は打ち解けられるのか…? という不安しかなかったです。最終的にはすごく良くしていただいて、いい現場だったんですけど。(岡田に)怖くなかったですか?岡田:前作から知ってる人たちだからね。――それは『ザ・ファブル』という作品に合わせて、みなさんそういうスタイルに…?岡田:いやいや、それは江口(カン/監督)さんの好みですね。カメラマンさんも、江口さんがいつも一緒に仕事をしてる方なんですけど、そのチームはいつもみんな軍服を着てたりするんですよ、サバゲーにハマってて(笑)。(平手に)映画業界のスタッフの中でも個性的な人たちだから、映画の世界がみんなそういうふうってわけじゃないよ(笑)。江口監督も見た目は怖いですけど、とても優しい方ですよ。『ザ・ファブル殺さない殺し屋』公開中(C) 2021「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」製作委員会取材・文・写真:黒豆直樹
2021年06月18日藤原竜也主演、真木よう子、山田裕貴らが共演する「青のSP」の8話が3月2日オンエア。ついに判明した香里の死の真相に驚きの声が上がるなか、暴走する嶋田を止めた三枝を讃える声も多数。「山田裕貴くんの神回」という感想も投稿されている。学校内に警察官が常駐、トラブル対応や予防活動を行う制度であるスクールポリス制度が赤嶺中学に導入される。赤嶺中学では1年前、音楽教師の小川香里が謎の事故死を遂げており、香里の恋人だった刑事の嶋田隆平は彼女の死の真相に迫ろうと、刑事を辞めスクールポリスに志願する…という本作。嶋田を藤原さんが演じるほか、香里と同僚で今は3年1組担任で国語を担当している浅村涼子に真木さん。嶋田にこき使われる後輩で少年係刑事の三枝弘樹に山田さん。何者かに自転車のブレーキを切られ事故に遭い、その結果階段から転落死した嶋田の恋人、小川香里に明日海りお。スクールポリス導入を決めた赤嶺中学の校長、木島敏文に高橋克実。赤嶺中学の教師役で泉澤祐希、山口紗弥加、音尾琢真、石井正則、峯村リエらが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は野球部でピッチャー・矢島裕(長島令玖)にレーザーポインターが照射される嫌がらせをきっかけに“闇部活”が発覚。当初は顧問の阿部(音尾さん)に恨みを抱く者の犯行と思われ、嶋田は1年前に熱中症で倒れ事故にあった部員の坂木司(山時聡真)から話を聞く。坂木は阿部が悪いわけでなく、熱中症の原因は先輩の黒石たちの執拗な“しごき”で、香里が事故にあったのも黒石たちの仕業だと告白する…というストーリー。そして明かされる香里の死の真相…それは黒石の仲間の松田という少年が、校長の木島から指示を受け自転車のブレーキに細工をしていたというものだった。木島に怒りと憎しみをぶつける嶋田。このままでは木島の命を奪いかねないという瞬間に三枝が現れ「これ以上は、俺が先輩に手錠をかけなきゃいけなくなりますから!」と嶋田を止める…。「三枝さんが飛び込んできてくれて良かった」「何だかんだタイミング良いし、すげー頑張ってるしカッコいいよね」「やっぱりただの可愛い子じゃなかった…」「山田裕貴くんの神回」「こういう真っ直ぐなキャラも合うんだね」など、三枝の活躍と山田さんの演技を讃える声がSNSに溢れる。一方、校長の木島が香里の死の黒幕だったことに「日和見&ことなかれ主義の小物と思って侮っていたらまさかの逮捕」「裏の裏の裏の…と、どんでん返しの展開が続くね」と驚きの声が上がるなか、「まだ最終回じゃないってことは、まだ黒幕がいるってことですね」と今後の展開を注視するコメントも。最終回に向け嶋田が香里の死、赤嶺中学の闇にどう迫っていくのか、多くの視聴者が注目している。(笠緒)
2021年03月02日上野樹里主演「監察医 朝顔」第2シーズン16話が3月1日放送。「青のSP」で山田裕貴が演じている三枝弘樹が桑原の顔なじみとして登場。両作のコラボに視聴者が沸くなか、「HiHi Jets/ジャニーズJr.」井上瑞稀の出演にも大きな反響が巻き起こっている。上野さんが興雲大学法医学教室に勤める法医学者・万木朝顔(まき あさがお)を、時任三郎が朝顔の父でベテラン刑事だった万木平(まき たいら)を、風間俊介が朝顔の夫の刑事、桑原真也をそれぞれ演じ、朝顔が監察医として解剖を通じて様々な事件を解決する糸口をつかむ様とともに、万木家に訪れる様々な試練とそれを乗り越える家族の絆も描いていく本作。また、前回のラストで危篤の報が入った朝顔の祖父、嶋田浩之に柄本明。朝顔の同僚・高橋涼介に中尾明慶。同じく安岡光子に志田未来。藤堂雅史に板尾創路。医学部生の牛島翔真に望月歩。野毛山署強行犯の山倉伸彦に戸次重幸。森本琢磨に「SixTONES」森本慎太郎。強行犯で刑事として勤務する桑原の姉、忍にともさかりえ。検視官から朝顔に憧れ興雲大学臨床検査学科に入学した丸屋大作に杉本哲太。興雲大学法医学教室の主任教授だが辞め、エンバーマーとして再び朝顔たちと仕事をする夏目茶子に山口智子といった顔ぶれも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。朝顔は浩之の病院に駆けつけるが浩之は目を覚まさず、歯のことを伝えられないまま神奈川に戻る。一方、神奈川県警に復帰した桑原は以前マンホールを盗んで捕まった今野(上島竜兵)と再会。今野は10年前に発生し未解決の三田村一家殺人事件の情報提供を呼びかけるチラシを持っており、犯人の似顔絵とよく似た男を見たという。さらにいまも事件当時のまま保存されていた三田村家で男性の遺体が見つかる。その遺体も10年前の被害者と同じく右頬が十字を描くように傷つけられていた。事件解決のため検視官の伊東(三宅弘城)は当時捜査に参加した平に協力を仰ぎたいと申し出る…というのが今回のストーリー。県警に復帰した桑原がダンボール箱を持って署内を歩いていると、「このまま切るとかやめてくださいよ。ちょっと嶋田さぁん!」と電話しながら桑原の前を横切る男性が。その男性は桑原を見かけると声をかけ、桑原も「三枝刑事!」と応じる…「青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―」から山田裕貴演じる三枝弘樹が桑原の顔なじみとして本作に登場。「まさか朝顔に山田裕貴が出てくるとはww」「監察医 朝顔って青のSPと繋がってんのwww」「仲良しの友人同士という裏設定があったのね~」など視聴者からもこのコラボに驚きとともに喜びのコメントが送られる。また人手不足の神奈川県警鑑識に“新人”として配属されるのが井上瑞稀演じる姫宮龍司。「瑞稀くん演じる姫宮さんの登場シーン、可愛いかった」「シャキシャキお仕事できそうキャラ?!」など大きな反響が巻き起こっていた。(笠緒)
2021年03月02日上野樹里主演「監察医 朝顔」の本日3月1日放送の第16話に、「青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―」に登場する山田裕貴扮する三枝弘樹が出演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。現在、第2シーズンが放送中の「監察医 朝顔」は、法医学者と刑事という異色の父娘を描くドラマ。第16話は、長らく長野県警勤務となっていた桑原真也(風間俊介)が、周囲の尽力でついに神奈川県警捜査一課へ戻れることに。そんな桑原が異動の荷物が入った段ボールを担いで神奈川県警察の廊下を歩いているところで出くわすのが、三枝弘樹。「青のSP」で、学校内警察“スクールポリス”嶋田隆平(藤原竜也)の相棒刑事として活躍中だが、元々、桑原とは顔なじみで、桑原が長野県警に異動したことも知っていた。三枝は「お勤め、ご苦労さまでした」と軽口をたたいた後、会ってもらいたい人物がいると伝える。その人物は、「監察医 朝顔」第1シーズンでマンホールの窃盗で捕まった泥棒の今野(上島竜兵)。そして、2011年に発生した三田村一家殺害事件において、未だ捕まっていない犯人を目撃したと桑原に打ち明ける。今回は2作品のスペシャルコラボということで、署の垣根を越えたまさかの登場を果たした山田さんは「別のドラマの役のままで別のドラマに出させてもらうというのは初めてだったので、とても面白かったです」と出演した感想を明かし、「撮影では風間さんがアドリブで、『青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―』のネタを入れてくださったりして、本当にありがたかったです。また僕は今回が初めての月9ドラマで、それもとてもうれしくて。今回はこういう形でしたが、次はちゃんと・・・(笑)」とコメント。撮影前はとても緊張していたというが、「スタッフの方々が優しくて温かくて、撮影現場はとても柔らかい雰囲気で、1日だけの撮影ではなく、ちゃんと仲間に入れてもらいたいなっていう気持ちになりました。例えばこれから、三枝が準レギュラーになっちゃった・・・みたいな(笑)」と話し、「ちょうど『青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―』の第7話が三枝のお話だったあとで、こうやって『監察医 朝顔』にも出させてもらえて、『青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―』も『監察医 朝顔』も、僕が出ることで少しでも力になれたらな、という感覚です。両方とも、ぜひごひいきいただければと思います」と視聴者へメッセージを寄せている。次回の「監察医 朝顔」第17話は、朝顔たち万木家に最大の転機が訪れる。そして“右ほほに大きなヤケドの跡がある男”を巡るシリーズ史上最凶最悪の事件の行方にも注目。一方、明日3月2日(火)の『青のSP』第8話では、悪質なレーザー照射事件で野球部員が大けがを負ってしまう。休みなく活動する闇部活の実態が発覚した野球部を狙う犯人の目的とは?両作品は、ついに物語がクライマックスへと突入する。「監察医 朝顔」は毎週月曜日21時~フジテレビにて放送中。「青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―」は毎週火曜日21時~フジテレビにて放送中。(cinemacafe.net)
2021年03月01日「志村さんが僕のことを“先生”とか“師匠”と呼んでくださったりしていたので、一緒に飲みに行ったりすると『あの志村さんが師匠と言うんだから』と周りの人から気を使われ、困りました(笑)。実は志村さんは人から指導を受けるのがあまり好きではなかったらしく、珍しいことだったようです」そう神妙に語るのは、故・志村けんさん(享年70)の津軽三味線の“師匠”上妻宏光さん(47)だ。今年3月に急逝した志村さん。8月22日に放送される『24時間テレビ』(日本テレビ系)でも志村さんを題材にしたドラマが企画されるなど、志村さんの生きざまが改めて人々を引きつけている――。《ライブに参加したり、CMで共演したり、僕の演奏をCDに収録していただいたり色々な事がありました。(中略)上妻師匠にはとても感謝しております。ありがとうございます。今後ともご指導宜しくお願い致します》志村さんが逝去する約1カ月前の2月に、ソロデビュー20周年を迎えた上妻さん。志村さんからはこんなお祝いのメッセージが贈られていた。当時を思い出し、上妻さんはそっと目頭を押さえる。「最後に直接お会いしたのは昨夏、舞台『志村魂』の稽古でした……」2人の付き合いは16年前から。志村さんのラジオ番組に上妻さんが出演したのがきっかけだった。「実は、お会いしたのはそのときが最初じゃないんです。子どものときに、『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』(TBS系)の特番にいろいろな特技を持った20人くらいの子どもが出演したことがあって。僕も三味線で出たんですよ。ご縁があったんですね」以前から志村さんは上妻さんのCDを持っていたそうだ。ラジオ番組で共演した際、上妻さんは自ら作曲した『紙の舞』をリクエストされ、披露。放送終了後に、志村さんから「この後、どうですか?」と食事に誘われたという。「そのとき『三味線やりたいんだよね』とお話しされていたんです。僕は弟子をとらないので『よかったらどなたか紹介しますよ』と伝えたのですが、『いやあ、『紙の舞』を演奏したいからなぁ……』と。ただ、お酒の席でしたし、本気ではないだろうなと思っていたんです。しばらくして、今度は志村さんのテレビ番組のゲストに呼んでいただいて、その収録後に『本当に三味線をやりたいので、連絡先を交換しませんか』とおっしゃるので真剣なお話だとわかったんです。それからは週に2~3回、稽古をやっていました。休みは入りますが、だいたい2時間くらいです」志村さんは持ち前の集中力と努力でたちまち演奏できるようになっていったという。「もともとギターを演奏されていらっしゃったので、とても耳がいい方でした。それに加え、練習も重ねていたと思うんです」志村さんのセンスと努力を物語る一つのエピソードがある。稽古を始めてまだ半年くらいしかたっていないころ。テレビ番組の企画で志村さんの三味線に、ビートたけし(73)がタップダンスを合わせることになった。上妻さんがその収録に付き添うと――。「本番前に三味線を練習し始めた志村さんを見たたけしさんが『そんなに弾けるのか』と驚かれて。たけしさんも楽屋でタップの練習をし始めたんです。若手の芸人さんたちがそれを直立不動で見ていましたね。たけしさんは長くタップをやられていると思うのですが、あの短期間の練習で、たけしさんをも本気にさせるというのはすごいことだと思いました」4年前、上妻さんのアルバムの発売を祝して、志村さんがコメントを寄せたこともある。そのなかには、《お稽古の時間より呑んでいる時間の方が長かったかもしれませんが(笑)》というくだりも。「お稽古のあとに連れていっていただいていたんです。だいたい夕方の3時、4時くらいから稽古をはじめて、2時間くらい稽古をしたあと、食事をして飲みに行って、朝5時くらいまで。そこでダチョウ倶楽部の上島竜兵さんや、嵐の相葉雅紀さんのような、志村さんと番組で共演されている方と一緒になったり。1対1で飲むときもありました。基本的に静かな方なので、お酒を飲んではしゃぐようなことはありませんでした。いつも笑顔で飲んでいらっしゃって、誰か後輩が来るとまたいろいろと気を使われて、お酒や食べ物を勧めたり。志村さんは人が楽しんでいるのを見るのが楽しかったんだと思います」 師匠と弟子。2人で飲むときの話題はやはり“芸事”について。「音楽や映画の話が多かったです。何をアイデアの源にするか。モチベーションをどう保つか……」ときには上妻さんが、志村さんに悩みを相談したこともあった。「今の自分の生き方や、音楽のアプローチの仕方について不安になるときがあって。志村さんとお話をさせていただいたときに、『誰もやらない、そういうことを上妻先生はやってきたわけなんで、自信を持ってください!俺が言うんだから、間違いないですよ』と。独自の世界観を第一線で創ってきた方にそういうふうに言っていただいたというのは、生涯の宝ですね。僕にとっても子供のときから見ていた方ですから……」「俺、夜あまり眠れないんだよね」と呟いていたという志村さん。上妻さんは、志村さんの毎晩の習慣にも強い芸人魂を感じたという。「志村さんは、朝まで飲んでどんなに泥酔していても、自宅に帰ると就寝前に必ず1本は映画を鑑賞していたと聞きました。創作のヒントを絶えず探していたのではないかと思います。志村さんには、才能があるうえでの、たゆまぬ努力をまざまざと見せつけられました。これから僕は、志村さんの芸事の“覚悟”を背負いながら、天国で聴いて喜んでいただける曲を作っていきたいと思っています」志村さんが見せた芸道への執念は師匠にも影響を与えていた――。「女性自身」2020年9月1日号 掲載
2020年08月20日お笑いタレントの明石家さんまが、2日に放送されたMBSラジオの番組『ヤングタウン土曜日』(毎週土曜22:00~)で、先月22日に老衰のため93歳で亡くなった師匠・笑福亭松之助さんについて語った。23日に大阪市内で舞台『さんま・岡村の花の駐在さん』に出演したさんま。「そのリハの時に師匠が亡くなって。そのまま稽古やって、本番やって、お通夜に行って。次の日が偶然なのか1日空いていて、お葬式もちゃんと出れて」と振り返った。続けて、「不思議なことに、うちの父親、おじいちゃん、お母さん、師匠の奥さん、師匠、全部俺が大阪行って次の日がオフの日なんです。呼ばれているのか何なのかわからない偶然がずっと続いて、近親者とかそういう人のお葬式は一応出れてるんですよ」と明かし、「偶然にしちゃ5回連続続くとすごい」と驚いた。また、「本当は2年前に師匠がダメだっていうのが1回あって。俺も半分気持ちを決めてたんですけど。そこから2年」とさんま。「去年の10月に再入院して『もう長くはありません』って医者から言われて、12月に『今年いっぱいで絶対無理です』って言われて。すごいのは、俺と(師匠の)息子は『これまだ生きはるで』って。素人3人の手応えの方が正しかったんです」と話した。そして、「生きる強さね。『俺は生きるんだ』っていうのを改めて教えてもらったね」としみじみ。「生きようとする力。2年も生きようとすれば生きられるっていうのは、最後に師匠に教えていただいた」と語った。
2019年03月03日三枝成彰の新作オペラ《狂おしき真夏の一日》がいよいよ開幕する(10月27日(金)初日・東京文化会館)。沈痛で劇的な音楽で泣かせる悲劇が特徴だった三枝オペラ初の喜劇オペラだ。初日まで1週間を切った21日、東京都内で行なわれている音楽リハーサルを覗かせてもらった。オペラ《狂おしき真夏の一日》チケット情報この日は台本を書き下ろした林真理子も顔を見せた。熱心なオペラ・ファンの彼女も、自分の書いた物語がオペラとして完成してゆく行程に大いに感激している様子。「夢のようです。私の書いた下品な本に素晴らしい音楽がついて。しかも笑いの要素も失われていない」「下品」はもちろん喜劇ゆえだ。そこへ主演の佐藤しのぶが通りがかった。林の手をしっかり握って、「真理子さんが込めた思いを伝えられるように頑張ります! 愛を取り戻す役よね」とガッツポーズ。佐藤が演じるのは、女好きの夫・大石の気持ちが自分から離れてしまっていることを嘆く美しい夫人・陽子。《フィガロの結婚》そして《ばらの騎士》へのオマージュである当作で、伯爵夫人や元帥夫人に当たる役どころ。台本執筆段階から、佐藤が演じるイメージで当て書きしたそう。先行作同様の美しいアリアも与えられている。浮気な夫の大島幾雄、その長男の放蕩者ジョン・健・ヌッツォと、ゲイの次男・大山大輔は貫禄十分。彼らの二枚目の声で演じるブッファは、スター俳優の喜劇やコントにも似た「ずれ」がおかしくて、観ていてずっとにやにやしてしまう。しかしオペラ全体を豊かに彩るのはやはり女声陣。小川里美は華やかな色気を振りまく、長男のフランス人妻。このオペラの発表時のタイトルは『巴里から来たお嬢さん』だったから、オペラ全体の核とも言える存在だ。大石の愛人のナース小林沙羅は、音楽的にも、全体を運ぶ狂言回しのようなキーパーソンとなっている。エロチックな台詞もあり、普段キュートなイメージの彼女の新たな側面が見えるかも。次男の恋人の男性ユウキを演じる村松稔之の、深い、女声的なカウンターテナーには驚いた。佐藤しのぶの陽子の美しさに惹かれて、初めて女性に恋をする二重唱では、ふたりの声が同じ音域で官能的に絡み合う。また、物語上は脇役的な存在ながら、執事役の坂本朱のメゾ・ソプラノの音楽的な役割とそのインパクトは実に大きい。「これまでに書いた中で一番いいかもしれない。手が込んでいる」と確かな自信を口にする三枝。彼自身、これから始まる演出(秋元康)と美術(千住博)、衣裳(コーディネーター:齋藤牧里)が揃っての舞台稽古を待ちかねているそう。この段階まで来るとある意味すでに作曲家の手を離れているのだ。衣裳の写真を見せてもらったが、あれはサイケというのか、ファンキーというのか…。すごいことになっている。とにかく、既存の「オペラ」のイメージとはひと味もふた味も違う、理屈抜きのエンタテインメントと呼べる新しいオペラが、間違いなく観られるはずだ。もうすぐ!取材・文:宮本明
2017年10月23日「弟子が真打になるときには師匠が口上を述べるよね。いま弟子は10人いるけれど、弟子をとるときには、『このコが真打になるとき死んでちゃあいけない』って覚悟を決めるから、それが元気の秘訣にもなってるかな」 こう話すのは、落語家・林家木久扇(79)。’76年からは『笑点』(日本テレビ系)にレギュラー出演中。’07年に木久蔵の名を長男にゆずり、木久扇に。漫画家、ラーメン店経営など多才ぶりも知られる。そんな木久扇師匠が、’87年に林家木久蔵(当時)に入門し、’01年秋には、東京の女性落語家としては4人目の真打昇進を果たした、弟子の林家きく姫(47)と語り合った。 きく姫「師匠はいつも飄々としていますよね。ほかの弟子が、『落語家をやめて忍者になる』と言ってきたときも、『そうか、(忍者は)伊賀か甲賀か』って。ふつうやめる理由を聞くでしょう!師匠のおかげでいつも場が和むんです。私もいまでも師匠のお宅に入り浸ってます」 木久扇「ウチのすぐ近くに住んでるしね」 きく姫「私はおかみさんにもとても感謝しているんです。私は9歳のときに母をすい臓がんで亡くしているので、おかみさんは私にとって、母のような存在です。礼儀作法や女性としてのたしなみなど、すべておかみさんから教えていただきました。私が悩んで困っているときには、本当に温かい言葉をかけてもらって、精神的に支えてもらいました。恋の相談もしていたんです。いまはひとりが楽しくて仕方ない!『シングル イズ ベスト!』です」 落語界に入って57年の木久扇師匠。40代で腸閉塞、61歳で胃がん、そして’14年の77歳のときに喉頭がんを経験している。 木久扇「3年前、医師から宣告されたときは、目の前が真っ暗。頭の後ろから棒で殴られたような衝撃を受けて、『後頭(喉頭)ガーン』って」 きく姫「あはは!」木久扇「僕は小学1年生のときに日本橋で東京大空襲を経験したんです。そのとき、祖母の手を引いて防空壕に入って、『もうダメか、明日の命はあるのか』というギリギリの経験をしています。あの空襲により、たった一晩で10万人以上の人が死んだ。それを思うと『がんなんて自分ひとりの事件。たいしたことねーや』って」 きく姫「師匠はいつも明るくて生命力が強い方なので、胃がんのときも喉頭がんのときも、私たち弟子は、『師匠は必ず戻ってくるだろう』という安心感をどこかに持っていました」 木久扇「タダ飯を食わせてくれる人がいなくなったら困るしね」 きく姫「いえいえ」 木久扇「喉頭がんのときには、自分の体に向かって毎日こう叱っていたね。『またがんが入ってきたけど、どういうことなんだ。15年前に君は私の体に来たろう。あのときも大変だったんだ。もう出てってくれ。私はやることがいっぱいあるんだから』って。治療中、声が出ないことで焦る気持ちもありましたが、もともと漫画家だったので、療養中も絵を描いたり、本を出版したり、落語以外の仕事で稼がせてもらった。ちなみに僕のいちばん好きな言葉は『入金』です」 きく姫「師匠は私にも落語以外にもいろんなことやれと勧めてくださるのですが、本当に大切なことだと思います」 木久扇「僕は57年間、芸能界を見ているけれど、特に年をとってから芸能界で生き残ることって、とっても難しいんです。僕には漫画があったし、ラーメン店を開店したり、いろんなことをやってきたことが役立っています。きく姫もいろいろなことに挑戦を続けて、それを芸に生かしてほしいね」
2017年07月07日日本のオペラ史の概念をくつがえす、度肝を抜くような楽しいオペラが誕生しそうだ。オペラ創作に情熱を注ぐ作曲家・三枝成彰の最新オペラ《狂おしき真夏の一日》の制作発表会見が、2月28日、都内で行なわれた。2013年の《KAMIKAZE-神風-》以来となるオペラ8作目は、三枝にとって初のオペラ・ブッファ。つまり喜劇。「モーツァルト《フィガロの結婚》へのオマージュ」という副題が添えられているとおり、《フィガロの結婚》が下敷きとなっていて、冷え切った関係の熟年夫婦を軸に、その周囲のひと癖もふた癖もあるくせ者たちが絡んで、複雑で色っぽい恋愛模様が描かれる。注目は豪華な顔ぶれの制作陣。オリジナル台本を書き下ろしたのは、大のオペラ・ファンでもある直木賞作家の林真理子。そして演出は、これがオペラ初演出となる秋元康。いうまでもなく、AKB48などを仕掛ける大御所プロデューサーだ。「一度でいいからオペラを書いてみたいという夢が叶った。でも、三枝さんから言われたのは、とにかくゲイと裸とレズを出せ。そして最後はみんなが、『生きてるっていいな』と笑って帰れるような物語を書くようにと。それならばと、物語は男性同士の恋人二人が海水パンツ姿で海から出てくるシーンで始まる」(林真理子)「オペラのよくわかってない人間が入って、今までにないものを創れ、壊していいんだと。いい意味で何か刺激を与えてくれということを頼まれたので、発想だけでも面白いことができたらいい」(秋元康)日本の文学界、エンタテインメント界を牽引する大物ふたりが関わることで、オペラ界に新しい風が吹く。そんな期待が膨らむ。キャストにも人気歌手たちが集まった。《フィガロの結婚》の伯爵と伯爵夫人に当たる、医師の大石夫妻を歌うのは大島幾雄と佐藤しのぶ。その長男夫婦にジョン・健・ヌッツォと小川里美(ビキニの水着シーンがあるらしい)。ゲイの次男に大山大輔、その恋人がカウンターテナーの村松稔之。大石の愛人で看護師の小林沙羅や、執事の坂本朱、家政婦の小村知帆も加わわりドタバタの恋愛喜劇を繰り広げる。三枝が信頼を寄せる実力者たちが揃ったオールスター・キャストだ。三枝の音楽を知り尽くした指揮者・大友直人がタクトを握る。公演は10月27日(金)・28日(土)・29日(日)・31日(火)、東京・上野の東京文化会館にて。秋のオペラ・シーンの大きな話題となるはず。これは観ないと!取材・文:宮本明
2017年03月01日2003年に「2ちゃんねる」で発表され、現在もWeb上で延べ113作品以上を発表し続けているオカルトホラー小説「師匠シリーズ」。この度、8月よりファン待望となるオフィシャルラジオドラマの放送が決定。併せて若手注目俳優の高杉真宙、人気声優の関智一、 朴ロ美らが出演することも分かった。田舎から出てきた大学1年生の主人公「僕」が、サークルで出会った霊感を持つ先輩「師匠」と個性あふれる仲間に導かれ、様々な都市伝説や心霊現象を体験していくオカルトホラー。謎が謎を呼ぶ重層的な物語の果てには、未体験の世界が。世界に足を踏み入れたとき、もうあなたは日常に後戻りできない――。「師匠シリーズ」は、「2ちゃんねる」で発表されて以来、2013年からは「ヤングキングアワーズ」(少年画報社)でコミカライズの連載を開始、2014年には双葉社で書籍化。先を読ませない奇抜なストーリー展開と、作中に盛り込まれた妖しげでオカルティックな仕掛けで、発表から10年以上経ついまもなお伝説的な人気を誇っている。今回放送が決定したラジオドラマは、シリーズより「三人目の大人」、「黒い手」、「貯水池」をオムニバス形式で全3話放送、50分番組となっている。出演者には、昨年「師匠シリーズ」プロジェクトの企画発表時にイメージキャラクターも務めた、若手注目俳優の高杉さんが主人公でオカルト好きの僕役を好演。そして、重度のオカルトマニアで“僕“の先輩・師匠役には、「ドラえもん」の骨川スネ夫や現在放送中の「甘々と稲妻」などに出演する人気声優の関さん。”師匠“の思い出話に登場する”師匠“の師匠・加奈子役を、「∀ガンダム」や「鋼の錬金術師」シリーズなど数々の主演を演じる朴さんが担当する。今回がラジオドラマ初挑戦、初主演となる高杉さんは「嬉しかったです。緊張しましたが、頑張ってやり切りました。自分の演じた役がどんな風に皆さんに届くのかなというワクワクとドキドキがあります」と話し、「僕みたいに霊感がない人はこのラジオドラマで心霊体験をしていただけたらいいなと思います。僕もラジオで霊体験を感じてみたいと思います。ぜひ楽しんでください」とコメント。また、関さんは「ずっと応援してくださっているファンがたくさんいる作品ということで、みなさんのイメージがあるかと思いますが、私の『師匠』はいかがでしたでしょうか? 僕も怖がりなんですが、ホラー映画を突っ込みながら見るのは好きでして。今年の夏は猛暑だといいますが、『師匠』シリーズのラジオドラマでヒヤッとして、環境にも優しく涼しく過ごしていただければと思います」とメッセージを寄せた。そして、都市伝説や怖い話はすごく怖がりでもありすごく好きと語る朴さんは、「とても嬉しくて、やるぞ! という気持ちになりました。また、智一くん演じる『師匠』の“師匠”ということで、とてもやりがいを感じましたし、一緒にやれる喜びでいっぱいでした」と話していたが、「1ページ目からすでに怖くて、家で台本を読むのが嫌になるくらいでした(笑)。カバンの中に台本を入れておきたくないなと思うくらい怖かった」とコメント。「皆さんもビクビクしながら楽しんで聞けるお話だと思いますので、精一杯怖がって冷や汗をかいていただきたいなと。その後お手洗いやお風呂に行くのが怖くなっていただけたらなと思います」とアピールしていた。さらにスペシャルゲストとして、怪談界のカリスマアイコン・稲川淳二が”本人役”で登場するほか、鶴見辰吾、比企理恵、ニコニコ動画で人気のまことなどが出演。大学生たちのオカルト騒動と都市伝説の検証という身近な題材を、謎が謎を呼ぶ重層的な物語と一流キャスト陣の語り口で、未知の世界へと誘う…。本ラジオドラマは、FM岩手・秋田・福井・高知・沖縄…など全国順次オンエアとなっている。日にちや時間などは地方で異なるので公式ウェブサイトで確認してみて。JFN夏特番ラジオドラマ「師匠シリーズ」は8月よりJFN系列で全国順次オンエア。(cinemacafe.net)
2016年08月05日女優の土屋太鳳が5日(火)、俳優の鈴木亮平ら“心の師匠”と仰ぐ3人の名を明かし、それぞれに対する思いをブログにつづった。土屋さんは3日に日本テレビ系で放送された特番「DASHでイッテQ!行列の出来るしゃべくり日テレ系人気番組No.1決定戦」に出演した際に撮ったタレントのイモトアヤコとのツーショット写真を公開し、「もうめっちゃめちゃ嬉しい!!!印刷して家の玄関に貼りたい!」と大感激。「世界の果てまでイッテQ!」で活躍するイモトさんの姿を学生時代から見続け、「爆笑とか面白さだけじゃなく元気とか勇気とか、時には感動をもらって育ってきた」と明かした。また、同番組に準レギュラーとして出演するお笑い芸人の出川哲朗についても「自分が心が折れそうだったり迷うことが多い時期に、笑いと一緒にたくさんの勇気を頂いた」とし、イモトさんらと並んで“心の師匠”なのだと明かした。特に出川さんについては「一生懸命な姿と同時に、言葉が本当にかっこいいんです」という土屋さん。出川さんから授かった「カメラは待つものじゃない。映りにいくものだ(引き寄せるものだ)」という金言は、女優としての自分に大きな影響を与えていると明かした。そしてもうひとりの“心の師匠”が2012年にTBS系で放送されたドラマ「黒の女教師」で共演した鈴木さんだ。同ドラマに出演する前、別の作品で演じた「台詞がない時の演技」に納得がいかず、どうしたら良いのか分からず悩んでいたという土屋さん。そんな時期に同ドラマで出会った鈴木さんから、「台詞が割り当てられてる人が演技をすると思いがちだけど、現実の教室では全員に感情があるでしょ?だからメインの生徒だけじゃなく周りの生徒がどう演じるかが凄く大事だと思うんだけど、台本には台詞もト書きも全員分なんて書かれてないよね。だからこそ役として感じて、思いきり演じるといいと思うよ」と、自身の経験も踏まえたアドバイスをもらったという。その鈴木さんのアドバイスと、丁度その頃に授かった出川さんの金言が土屋さんの心に刺さり、結果として同ドラマは自身にとって「すごく大きな節目」になったとつづった。4月16日(土)より日本テレビ系で放送されるドラマ「お迎えデス。」でも鈴木さんと共演する土屋さん。「背伸びせず自然に生きることは大切だけど、オーディションでも現場でも全力であがくことはすごく必要だったし大事なことだったから、これからも心の師匠を追いかけていきたい」と、3人への尊敬の念をつづった。(花)
2016年04月05日ファッション誌やビューティ誌で大活躍のモデル、三枝こころさん。体を動かすことが好きで、ゴルフの腕前はベストスコア81とかなりのもの。 「7年前に始めて以来、ゴルフに取り憑かれているんです。年間60ラウンドくらい回っていて、旅行もゴルフ場がある場所にしか行きたくない(笑)。生活の一部です」。 さらには、パーソナルトレーニングやバレエレッスンも受けているそう。 「メリハリのあるしなやかボディが理想。適度に鍛えて、大人な服をかっこよく着こなせるモデルになりたい!」 ◇さえぐさ・こころ石川県出身。雑誌、CM、テレビと幅広く活躍。運動神経抜群で、中学時代に卓球で全国大会ベスト16入りを果たしたことも。 ◇パーソナルトレーニングで筋トレも。「細いだけではきれいに服が着られないから。2年前に始めました」 ◇正真正銘のゴルフ好き。「ゴルフスタイルはかわいさも意識しつつ紫外線対策もばっちりします」 ◇「(漢方薬は)最近飲み始めたばかりですが、デトックス効果を実感しています」 写真・土佐麻理子 ※『anan』2015年5月20日号より
2015年05月19日7月16日(月・祝)に大阪・なんばグランド花月で行われる『三枝 改メ 六代 桂文枝 襲名披露公演』で六代目・桂文枝を襲名する桂三枝が4月25日、会見を開き、公演概要とポスタービジュアルを発表した。『三枝 改メ 六代 桂文枝 襲名披露公演』チケット情報同公演では、三遊亭圓歌、桂歌丸、桂春團治、笑福亭松之助ら東西の名人が多数集結し、華を添える。今回発表されたポスタービジュアルは3月下旬にニューヨークで撮影され、レディー・ガガとのコラボ写真でも知られる世界的なファッションフォトグラファー、テリー・リチャードソンが手がけた。また、ニューヨークにも同行し、オフショット撮影を担当したフォトグラファーの新田桂一のもと、2012年度内に桂文枝襲名記念写真集を発売予定だという。三枝は、「(襲名披露公演は)どんな落語会になるか想像できないが、豪華メンバーで盛り上げたいと思います。たくさんの人に観に来ていただいて、“落語やるなぁ!”と思っていただきたい。先代の文枝は20人の弟子を育て、次世代を育成するという役割を果たしました。私は六代目としての文枝像を作り上げていきたい」と襲名に向けての決意を語った。なお、襲名披露公演の翌日7月17日(火)から23日(月)までなんばグランド花月では、“スペシャルウィーク”と題して三枝が全3回公演の口上をゲストとともに務めるほか、六代文枝襲名記念の吉本新喜劇にも出演する。なおゲストは後日発表。『三枝 改メ 六代 桂文枝 襲名披露公演』は7月16日になんばグランド花月で上演。チケットは5月12日(土)より一般発売開始。チケットぴあでは4月30日(月・祝)から5月10日(木)まで先行抽選販売(プレリザーブ)を実施する。7月17日から23日の『なんばグランド花月』は順次チケット発売開始。
2012年04月26日3月に開幕する大相撲春場所の担当部長を務める貴乃花親方と富士ヶ根親方が2月15日、大阪・吉本興業本社に吉野伊佐男会長、落語家の桂三枝らを表敬訪問した。平成24年度 大相撲三月場所 チケット情報親方の表敬訪問のパイプ役を果たしたのが桂三枝。三枝が3月4日(日)に大阪・なんばグランド花月で行われる自身のイベント『最後の三枝まつり』に貴乃花親方の出演を依頼したところ、大阪府庁を訪れた貴乃花親方が「吉本興業の舞台に立ってみたい」と前向きに話していた。三枝と花田家は親方の父であり師匠である故・ニ子山親方とのCM出演を機に家族ぐるみへの付き合いに発展したそうで、一時期、三枝が相撲番組の司会を担当し、現役時代の貴乃花親方に優勝インタビューも行ったという。三枝は「大阪場所を盛り上げるためにも、お時間があれば(貴乃花親方にイベントに)来ていただきたいとお願いしたところ快く引き受けてくれました。この日は落語二席を高座にかけるのですが、一席は創作落語の『お祭り代官行列』を。もう一席が同じく創作落語の『大相撲夢甚句』をやらせていただきます。その噺の前に親方とお話をさせていただき、途中には桂文福さんに相撲甚句を披露してもらいます」と話し、興行を盛り上げようと互いにエールを送った。会談の司会を務めた河内家菊水丸によれば、大正時代、通天閣が開場した頃に吉本興業が大阪相撲の運営に携わり、相撲の前に所属芸人たちが演芸を披露、劇場での売上げも相撲興行に寄贈していたという。そこで菊水丸が、「約100年ぶりに吉本興業と大相撲との縁が復活したことを記念して」と、3月11日(日)から始まる大相撲春場所で、吉本興業から懸賞や幟の寄贈、吉本賞の贈呈を吉野会長に提案した。三枝は「君のギャラから引かれるだけやで」と心配しつつも、呼び出しの着物に吉本興業の名前を入れてみては?と発言し、吉野会長も前向きに応じた。貴乃花親方は「府立体育館となんばグランド花月は目と鼻の先の距離。地域活性化のために一緒に活動していきたい」と連携に意欲的で、3月に『吉本新喜劇』に出演することを確約し、「四股を披露しようかな」と意気込んだ。さらには4月13日(金)からなんばグランド花月で開幕する芝居公演『吉本百年物語』への出演も快諾し、大阪国技館のエピソードが語られる場面での登場を約束した。会見後、貴乃花親方は「こんな楽しい会見は生まれて初めて。さすが吉本。相撲協会もこんな楽しい会見をできるように心がけ、皆さんにも可愛がられるようになりたい」と上機嫌で話し、『ひいきにしている芸人は?』との質問にも「三枝師匠と菊水丸師匠です」と“ヨイショ”を忘れず、場内の爆笑をさらった。大相撲春場所は3月11日(日)より大阪府立体育館にて初日を迎える。チケットは発売中。
2012年02月17日