澄んだ力強い歌声と、小柄な体から溢れ出るようなエネルギーを感じさせる演技で、ミュージカル界で高い評価を受けている屋比久知奈さん。次に控えるミュージカル『VIOLET』は、子供時代に顔に大きなケガを負ったヴァイオレットが、あらゆる傷を治す奇跡のテレビ伝道師に会うために旅をする物語。「自分の経験や感情を役と繋げながらできるだけ生身で役に臨めたら」「前回の公演を拝見したときに、曲もお話も素敵だし、共感させられるところがとても多かったんです。今回自分がやることになり、嬉しさのワクワクと、責任に対するドキドキがせめぎ合っている感じです」ヴァイオレットは、アメリカ南部の片田舎に生まれ、西に向けてバスで1500kmの旅をする。「明るさと闇とが行き来する作品だと感じています。でも人間の中には、外に見せるものと内に抱えたものとが混在していて、それこそが人間らしい部分でもある。ヴァイオレットは、顔の傷のコンプレックスから、すぐに斜に構えたり内にこもってしまったりするんです。でもその一方で、テレビ伝道師が傷を治してくれると信じて疑わない純粋さとか、顔にも心にも傷を負いながらも前に進もうとするポジティブさもある。今は役を作り込むより、自分の経験や感情と繋げながら、できるだけ生身のまま役に臨むことが役の魅力を浮かび上がらせる気がしていて。どうしたら舞台で自由になれるかを必死に考えているところです」稽古中は、役に関してあれこれ考えるが、本番が始まると感覚優先。「沖縄のなんくるないさ精神みたいなところがあるのかも」と笑う。ミュージカル『ミス・サイゴン』での、全身で役に飛び込むようなパッション溢れるキム役が印象深い。「あの役は、自分の中でも感覚的に無理が少ない作品だったこともあって、気づいたら猪突猛進になっていた気がします。今回も、最初は考えながらやらないといけないけれど、ストーリーが進むにつれてなりふり構っていられないポイントがある作品だと思うし、逆にそこに到達しないといけない役な気がするんです」その手助けをしてくれるのが歌。「役の心の流れとか、どこで喜びや悲しみが爆発するのかを音楽が教えてくれるんです。音楽に逆らわず、メロディに乗ると自然と笑顔になったり涙が出たり…。キムのときもですが、楽曲を体に染み込ませることで、逆にいろんなことを手放して自由になって、役として見えてくるものがある。ヴァイオレットもその到達点を目指したいです」ミュージカル『VIOLET』1964年、アメリカ南部の片田舎で育ったヴァイオレット(三浦・屋比久/Wキャスト)は、幼い頃に父親の過失で負った顔の傷を治してもらうため、人生初の旅に出るが…。4月7日(日)~21日(日)池袋・東京芸術劇場 プレイハウス音楽/ジニーン・テソーリ脚本・歌詞/ブライアン・クロウリー原作/ドリス・ベッツ『The Ugliest Pilgrim』演出/藤田俊太郎出演/三浦透子・屋比久知奈(Wキャスト)、東啓介、立石俊樹ほかS席1万3500円A席1万1500円ほか梅田芸術劇場TEL:0570・077・039(10:00~18:00)大阪、福岡、宮城公演あり。やびく・ともな1994年6月6日生まれ、沖縄県出身。映画『モアナと伝説の海』モアナの吹き替えで注目を浴びる。昨年、ミュージカル『ジェーン・エア』に主演したほか、『Play a Life』などに出演。※『anan』2024年4月3日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・武部千里インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2024年04月01日日常のやりとりに「LINE」を使っている人は多いのではないでしょうか。メッセージの送り方は人それぞれですが、1つの話題に対してメッセージを数回に分けて送ったり、グループトークで数人が同時にメッセージを送ったりすると、どのメッセージへの返信なのか分からなくなってしまうことはありませんか。そのような時に便利なのが、メッセージの引用ができる「リプライ機能」です。通常のやり方だとメッセージを長押しして、その後にメニューを選ぶなど少々の手間がかかります。しかし、実はこの少々の手間を省いてくれるのが「左スワイプ」。どのように使うのか、さっそくみていきましょう。※スマートフォンまたはLINEアプリのバージョンにより、表示などが異なる場合があります。一瞬でリプライできるリプライ機能は、Eメールでいう「引用」に近い機能です。「いつ空いてる?」「あれどこにあるの?」など、送られてきたメッセージを引用し、そのメッセージに対し返信ができます。普段の家族や友人とのLINEでも便利ですが、仕事でLINEを使っている場合は、特に重宝する機能です。リプライしたいメッセージを、左にスワイプしてみましょう。これだけで、キーボード部分にリプライしたいメッセージが表示され、返信できるようになります。長押ししてメニューを選んで、文章を打ち込んで…という地味に面倒な作業も、左スワイプをすれば一瞬です。この左スワイプのリプライは、iOSバージョン9.12.0以降、Andoroiバージョン10.8.0以降でのみ使えます。古いスマートフォンを使っているという人は、まずお使いのスマートフォンのバージョンを確認しましょう。iOSのバージョン確認方法は、設定アプリを開き、一般→情報をタップします。その中にある「iOSバージョン」を確認しましょう。Androidのバージョン確認方法は、設定アプリを開き、デバイス情報(端末情報)→Androidバージョンをタップします。そこから現在のバージョンを確認しましょう。リプライは元のメッセージに戻れるリプライでメッセージを受け取った時に、この時にどのような話をしていたか気になることがありませんか。リプライで受け取ったメッセージをタップすると、最初に受け取ったメッセージに飛ぶことができます。日にちがたったメッセージの場合は特に役立つので、左スワイプと併せて活用してみてください。[文・構成/grape編集部]
2023年10月03日劇場版『美少女戦士セーラームーンCosmos』後編完成披露舞台挨拶が14日に都内で行われ、三石琴乃、林原めぐみ、水樹奈々、井上麻里奈、北川景子が登場した。同作は武内直子氏による『美少女戦士セーラームーン』のアニメ化作。運命に導かれた女の子たちが華麗に変身し戦う“愛と正義の物語”で、昨年2022年に連載開始30周年を迎え新たにアニメ化した。6月9日に前編、6月30日に後編と2部作連続で物語の最終章を描く。完成披露では、物語の鍵となるキャラクター・セーラーコスモスのボイスキャストが北川であることが明かされ、本人が登場すると会場は騒然。北川は「後ろで控えている時に皆さんの歓声が聞こえて、すごいドキドキしながら待ってたんですけど『セーラームーン』という作品の、大きさを凄く感じました」と胸を押さえた。「オファーをいただいた時は『私でいいかな』という感覚がとてもあって、そうそうたるレジェンド声優の皆さんたちの中で自分が発表されたらどんな感じなんだろうとすごく不安もあったんですけど、皆さんが拍手で迎えてくださってすごくホッとしました」という北川。演じるコスモスについては「セーラームーンの姿形をしている究極の未来の姿の役で、私は実写版でマーズの役をやらせていただいてたので、『私でいいのかな』というか。もちろん三石さんがうさぎちゃんだけど、私たちにとっては沢井美優さんが絶対的なセーラームーンで、私は支える側の戦士だったので、自分でいいのかなというような感覚があって、『一応こういう話があって』と他の戦士にも話しました」と、実写版『セーラームーン』のメンバーにも相談したという。北川は「戦士会のみんなにも『こういう話をもらったんだけど、どう思う?』と聞いたら、みんな『絶対やってほしい』と言ってくれて。私たちが実写版で出会ってからも20周年という節目の年なんですよ。20年を振り返りながら思い出話をしたり。『私たちにとってすごく大切な作品だよね。関わってくれるのは嬉しい』というリアクションだったので、みんなに背中を押されて、やりたいなと思いました」と変わらぬ絆を明かした。三石は「景子ちゃんは『リコカツ』というドラマでなんと親子の役をやらせていたていて、ドラマはほんと初めてで、本当に右も左もわからない状態のところをしっかり主役として優しく迎えてくれる恩人」と感謝し、北川は三石のことを「レジェンド、神だと思って拝見してますので」と恐縮する。対峙するシーンがあるも、実際の収録は別だったというが、北川は三石のガイドを聞きながらアフレコに挑んだそうで「もうそれでいいじゃんというくらい」と苦笑する。「一人芝居になっちゃうから」という三石に、北川は「私だけが持っている音源なんですけど、素晴らしい音源を聴きながら」と感謝する。さらに三石は収録にも現れたといい「私がドラマでアウェイ感があって心細い気持ちもあったので、きっと逆の立場だろうなと思って、すこしでも知った顔があるといいかなと、頭だけ顔を出しました」と説明すると、北川は「心強かったです。ドキドキで、経験も多くない中、こんなに大きい作品でどうしようと思って行っていたので、三石さんのお顔を見つけてすごく嬉しかったですし、原作の竹内先生も来てくださっていて、久しぶりの再会だったのでそのことも嬉しくて」と振り返った。北川の起用に対し、水樹は「ぴったりだと思いました。心躍る気持ちで、どんなお声が見られるんだろうと思って、収録は別々だったのですごく楽しみにしてました」と語る。井上は「ちょうどドラマシリーズが始まった時に大学生で、同世代のみんなで第1話をみようと、いけないんですけど、こっそり大学に泊まって、みんなで朝からドラマを見たぐらい」と驚きの告白。「私の中でも一晩ずっとやっぱり北川さんずっとマーズという思いで拝見させていただいて、戦士会の皆様が集まってるインスタも、ずっと『なんて尊いんだ』と思いながら拝見させていただいたので、もうただのファンです」と明かした。
2023年06月14日更年期が近づいてきた42歳のとき、着替え中に突然左胸に激痛が走りました。左胸の乳首の辺りに触れたときに激痛が走るようで、原因を調べるために乳腺外科で検査しました。そのときのことをお話ししたいと思います。★関連記事:「すぐに受診してください」人間ドックの結果は衝撃的なもので… #乳がん絵日記 1着替え中、急に左胸に激痛が!42歳のある日の朝のことでした。いつものように仕事に行くため服を着ようとしたところ、急に左胸に激痛が走りました。あまりの痛さにしばらくの間、もん絶。左腕が乳首の辺りに触れたときに痛みが走ったようですが、具体的にどこに触れたときに痛みが出たのかハッキリわからず、あとから指で押さえてみても痛みませんでした。その日はなるべく胸に触れないようにゆっくりと服を着て、そのまま会社に行きました。しかしそれからというもの、服を着るときなど、無意識に左胸の乳首の辺りに触れると必ず激痛が走るようになりました。一度痛みが出ると治まるまでの間は、何もできなくなるくらいの激痛でした。心配で、しこりがないかどうか両胸をゆっくり押さえてみたところ、特にしこりのようなものはありませんでした。病院で診てもらったほうが良いと思った私は、すぐにネットで調べた乳腺外科を予約し、受診することにしました。マンモとエコー検査で驚きの結果が病院で医師に症状を説明し、次回マンモグラフィーとエコーの検査をすることに。2週間後に予約し、検査日を待ちました。検査の朝、病院に行き、検査着に着替えました。少し待ってからマンモグラフィーの検査へ。マンモグラフィーは初体験でしたが、痛いと聞いたことがあったので少し緊張しながら検査室へ入りました。相変わらず左胸はうっかり乳首の辺りに触れると激痛という状態でした。検査は片胸ずつおこないました。胸をつぶされるためすごく痛いかと思えば、自分の腕が左胸に触れたときの痛みのほうがひどく、そこまで痛くありませんでした。その後、エコー検査へ。看護師さんが念入りに調べてくれました。左右両方の胸を検査してもらったのですが、不思議なことに痛みのない右胸を念入りに調べています。かなり長い間調べていたので少し心配になりました。検査後、医師から診断結果を聞きました。激痛がある左胸は何もなく、痛みは更年期に見られる乳腺症でしょうとのこと。安心したのもつかの間、エコー検査の結果、「右胸に何か気になるものがある」と言われ、とても驚きました。痛みのない右胸に異形成に見える細胞があるそうです。多分問題はないとは思いますが、念のため生検(生体検査)をしましょうと言われ、また検査の予約をすることになりました。まさかの生検へ、その結果は…前回の検査から3週間後だったと思います。左胸には相変わらず激痛が走っていましたが、今回は右胸の生検です。上半身の服を脱いで検査台に横たわり、看護師が念入りにエコーで検査部位を確認しました。その後医師が来て、世間話をしながら麻酔を打ちました。話をしてなごませてくれたので緊張していた心がほぐれ、痛みもなく生検は終わりました。病理診断が出るのは約5日から7日後だそうで、「結果が出る日以降に、電話でご連絡ください」と言われました。結果がわかってから、検査結果の説明のための予約を取るということです。検査結果がわかる日、少し緊張しながら電話をしました。生検検査の結果、特に問題はないということでひと安心。次の予約をし、後日医師から詳しい説明を聞きました。右乳線腫瘤(みぎにゅうせんしゅりょう)で良性。「正常組織とは違う何らかの塊のようですが、問題ありません。今後も定期的に見せてください」と言われ、今回の受診は終了しました。まとめ気になる左胸の激痛は数カ月でなくなりましたが、更年期の年齢に近くなってきたことを実感しました。40歳を過ぎてからは今まで起こらなかったようなことが体に起きるようになってきた気がします。左胸の激痛で受診したのに、まさか右胸のほうの生検になるとは思いもしませんでした。マンモグラフィーもエコーも胸に関する検査はしたことがなかったのですが、40歳を過ぎたら定期的に検査をすることは大切だと感じました。日ごろは自分で胸の触診をしてしこりがないか調べるとともに、これからは定期的に検査に行こうと思います。今後は、体に何か変化があれば見逃さないようにしたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著者/葉月(44歳)自分のしたいことを追求しすぎて、結婚もせずアラフィフ直前に。楽しく自分らしく生きるために日々模索中。栄養士・調理師の資格持ち。趣味は料理とパン作り、食べ歩き。
2022年10月27日グラビアアイドルの雪平莉左さん(28)は、2022年6月にさいたまスーパーアリーナにて開催されたプロボクシング世界バンタム級3団体統一戦の井上尚弥対ノニト・ドネア戦でラウンドガールを務めたところ「この美女だれ?」と注目を集め話題に。先日、自身のインスタグラムに桃色一色に包まれたランジェリーショットを投稿したところ注目を集めているようです。早速チェックしてみましょう!桃色一色に包まれた莉左さんが可愛いと反響 この投稿をInstagramで見る 雪平 莉左 (risa yukihira)(@risa_yukihira)がシェアした投稿 「本日発売のヤングアニマル表紙を飾らせていただきました」とインスタグラムに報告した莉左さん。桃色のランジェリー姿で桃色のシャツをかぶり少し恥ずかしそうなポーズがファンにはたまらないといった様子で、コメント欄には「超絶、美人さん」「腹筋の上の柔肌がむにってなってるとこがたまりません!」「女神様♡」と反響を呼んでいました。今年の4月に発売された1st写真集『とろける。』が2度目の重版になり売れ行き急上昇中の莉左さん。今後の活躍も楽しみですね!あわせて読みたい🌈吉岡里帆さんの胸の谷間がチラり!「女神様すぎ」「ため息のでる美しさ」と大反響
2022年10月04日事故により左半身麻痺や構音障害を抱えるtiktokerのえま@左半身麻痺が歌手デビュー。楽曲提供は、俳優の脇 知弘などにも楽曲提供を行っているコロちむfromコロTEAMが担当。100日間の物語ジャケット写真【えま@左半身麻痺 歌手デビューの背景】えま@左半身麻痺は2020年3月に事故により左半身麻痺となり、7か月間入院。「100日後に活舌がよくなる人」と題されてリハビリの様子を載せたTikTok動画がバズり、100日で10万フォロワーを獲得し、見ている人を勇気づけてきました。今回の歌手デビューは、更に多くの人に歌を通じて奇跡は起こせるというメッセージを伝えるべく、構音障害を抱えながらも懸命に歌唱しています。体験談をえま@左半身麻痺自らが作詞し、コロちむが作曲した等身大のデビュー曲「100日間の物語」は、こちらの各配信サイトにてデジタル配信されています。 【えま@左半身麻痺プロフィール】インフルエンサー。2020年3月に事故により左半身麻痺になり、リハビリの様子などを載せたTikTok動画がバズり、100日間でフォロワー10万人達成(現在は14万人越え)。「100日間の物語」にて歌手デビュー。URL: 【コロちむについて】音楽グループ、コロTEAMのリーダー。俳優の脇知弘など芸能人への楽曲提供も行っている。FMラジオのパーソナリティーも行っている。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月22日小学生の息子さんを育てる、りんの(@xxxrinnoxxx)さん。ある日、学校用の上履きについて、息子さんにこう尋ねました。「右か左かを書いておく?」すると、息子さんは「あるものを描いてほしい」と頼んできたのだとか。上履きの左右がひと目見て分かるように、息子さんが考えたアイディアが、こちらです!上履き、右か左か書いておく?って息子に聞いたらこれを描いてくれって言われた pic.twitter.com/W7iBgLxOQy — りんの (@xxxrinnoxxx) August 20, 2021 息子さんがお願いしたのは、ゲーム機の『Nintendo Switch』に付いている着脱式のコントローラー『Joy-Con』を、左右の上履きに描くことでした。息子さんは、いつも遊んでいて馴染み深いゲーム機にまつわるイラストなら、左右を把握しやすいと考えたのでしょう。投稿はTwitterで拡散され、「世代を感じる」「グッドアイディア!素敵ですね」「天才。絶対間違えなさそう」といった声が続出しました。左右の色について、りんのさんは「この色はスタンダードとは違うけど、息子が指定したものなので、本人には一発で分かるのだと思います」と語っています。これならば、左右を履き間違えないだけでなく、上履きを使うたびにテンションが上がりそうですね![文・構成/grape編集部]
2021年08月24日北川景子、永山瑛太が共演する「リコカツ」の3話が4月30日放送。三石琴乃演じる美土里の“着信音”に注目した視聴者からの投稿が殺到するなか、北川さん演じる咲のセリフと永山さん演じる紘一の“バックハグ”に感動の声も続出している。自由な家庭で育った自分に正直なファッション誌編集者の女性が、厳格な自衛官一家で育ち古風な価値観に染まった航空自衛隊航空救難団のエース隊員と交際ゼロ日婚するも、新婚早々、離婚活動“リコカツ”を始める…というストーリーの本作。元カレに結婚の意思がないと知り別れ、雪山で遭難した際に救出された救難員からプロポーズされ結婚した水口咲を北川さんが、航空自衛隊航空救難団メディック(救難員)で、咲を救出しその後夫となった緒原紘一を永山さんが演じるほか、咲の元カレで優秀な弁護士、紘一と同じジムに通う青山貴也に高橋光臣。、咲を山中に置き去りにするほどに、紘一に想いを寄せている副パイロットの一ノ瀬純に田辺桃子。夫の浮気に嫌気がさし咲と紘一の新居に転がり込んでくる咲の母、美土里に三石さん。美土里の夫で咲の父、武史に佐野史郎。自分の人生を歩みたいと離婚届を置いて家を出た紘一の母、薫に宮崎美子。堅物すぎる紘一の父、正に酒向芳。咲の姉で小学2年生の娘を持つ主婦でもある鹿浜楓に平岩紙。咲の後輩で良き相談相手でもある三本木なつみに大野いと。ネットで小説を発表して有名になった人気恋愛小説家の水無月連に白洲迅といった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。薫が箱根の温泉旅館で働いていることがわかり、迎えに行くことを拒否した正にかわり、紘一と咲が休暇を取って会いに行くことに。そんななか美土里が咲と紘一の新居にやってきて「ここに住む」と言い出す。武史と離婚すると言い出す。周囲から新婚旅行と冷やかされながら旅行が楽しみな2人。箱根の旅館に到着した紘一と咲は、これまでになく生き生きした表情で働く薫の姿を見る…というのが今回のおはなし。咲と紘一の新居で同居をはじめた美土里のスマホが鳴る…その着信音に「着信音エヴァww」「お母さんのBGMがエヴァ(笑)」「ママの着信音、エヴァかよwwww」といったツッコミが殺到。美土里役の三石さんが“エヴァ声優”であることにちなんだ“ネタ”に多くの視聴者が沸き上がる。また今回は終盤で咲が「私、まだあなたの妻だから」と言い、それを聞いた紘一が咲を抱きしめるという、前回までとは逆パターンの展開に。咲が思わず息苦しくなるほど強く抱きしめてしまう紘一の“不慣れバックハグ”に「最後のハグ 、慣れてなさすぎてかわいかった」「慣れてない感じ可愛すぎ(笑)腕の中にすっぽりおさまりすぎてさらにきゅんきゅん」などの声が上がっている。(笠緒)
2021年05月01日人気声優の三石琴乃が、北川景子主演のホームドラマ「リコカツ」に出演することが分かった。本作は、現代ならではの価値観と時代が変わっても普遍的な男女のもめ事を、“リコカツ”というキーワードを通じて描き出す、離婚するかもエンターテインメント。三石さんは、「美少女戦士セーラームーン」の月野うさぎ/セーラームーン役や、「新世紀エヴァンゲリオン」の葛城ミサト役、「ドラえもん」ののび太のママ役などでお馴染みのベテラン声優。初の連続テレビドラマレギュラー出演となる今作では、咲(北川さん)の母・美土里を演じる。彼女は、美に関するエッセイ本がベストセラーとなり、世間から美魔女モデルと呼ばれ、インフルエンサーとして人気を博している人物だ。「熟考の末お受けさせていただいたのですが、台本を読んでまさかの大役だと初めて知ったんです! それからはずっとプチパニックで、名だたる名優の方々と一緒にお仕事できる現実に興奮しっぱなしです」と心境を明かした三石さんは、「実生活では避けたい『離婚』がこのドラマの表テーマですが、どの世代にも誰にでもある自分の人生を悔いなく生きたいという気持ちを、繊細に、時に大胆に描くドラマだと思います。主人公・咲や周りの人物に共感して巻き込まれて、一緒に未来を見つけて欲しいと思います」とメッセージを寄せている。ほかにも、咲や紘一(永山瑛太)の家族を演じるキャストを発表。咲の父・水口武史役には佐野史郎。大手広告代理店勤務だった武史はちょっと前に定年退職したが、いまも現役時代の名刺を使う見栄っ張りな一面も。咲の姉・鹿浜楓役には平岩紙。小学生の生意気な娘を持つ母で、とある秘密を抱えている役どころ。また、厳格な自衛官一家で育った絵に描いたようなカタブツ人間である紘一の父・緒原正役には酒向芳。元自衛官で頑固者で昭和的な古い価値観を未だに持ち続け体現しており、紘一にも厳しくあたる人物。そんな封建的な夫を支える妻・薫役には宮崎美子。優しく明るい笑顔のしっかり者で、正とは一度もケンカをしたことがないが、ずっと秘密にしていることがあるというキャラクターとなっている。キャストコメント佐野史郎金曜ドラマという枠は、自分にとってドラマの原点というか、特別な思いがあります。『ずっとあなたが好きだった』『誰にも言えない』『ダブル・キッチン』など90年代を緑山スタジオで共に過ごしたプロデューサーの植田さんたちと、またご一緒させていただけることになり、歳を重ねて実家に帰ってきた思いです。時の流れが実人生とも重なります。広告代理店を定年したのに、まだそこにしがみついて自立できていない弱い男を演じるのですが、組織に依存して働いてきた男が、それがなくなった時にどう生きていくのか? 他者に依存していたら大変な目に遭うぞ、ちゃんと自分で考えなさい、というメッセージを感じました。さらに、離婚問題を通して、家族とは何だろう? 夫婦、恋人、親子、自分にとって何が大切なのか? と考えることになるのですが・・・。年齢に関係なく、会話やコミュニケーションを大切にすることを忘れてはいけないとドラマを通じて感じています。人生において、抗えないことが起きてしまったとき、それをどう受け止めるか。時代を超えても変わらぬメッセージが込められている、大切なホームドラマとなりそうです。酒向芳昔、ドラマで見ていたような父親をこの時代に体現できることに魅力を感じています。このお父さんが鶴田浩二さんだったら素敵だろうな? とか、今日は藤岡琢也さんかな? とか。時代、時代で見てきた日本のお父さん、いろんなお父さんが、たくさん僕の中にはいるので。そういう方の力を借りてやらせていただけるのは楽しいですね。僕は僕なりのお父さんしかできませんけど、父が戦争に行った軍人だったので、厳格さという意味では昭和の男の面影は自分の中に残っているのかもしれません。「自分の何が悪かったんだ」という台詞が出てくるのですが、すごく親身に感じました。うちの親は大丈夫かな? 兄弟の夫婦はうまくいっているのかな? 同世代の人にも伝わるものがあればすごくうれしいですし、若い世代にとってはこの先、体験することですからね。順風満帆に結婚して、そのまま一度もケンカをしないで終わるという事はなかなかないと思いますから。このドラマは、夫婦になった時の何かこう・・・資料みたいな(笑)。人に優しくなることを考えられるのではないかと思います。宮崎美子「リコカツ」は初めて聞いた言葉でしたが「婚活」があるのだから、あってもおかしくないなと。お互いのより良き再スタートのために準備するのは良いことですよね。離婚を考える夫婦の言い出した方も言われた方も、どちらかが一方的に悪いわけではないと思います。そういう状況になるのは、お互いに原因があるはず。夫婦の問題点を改善しようとしたのか? そうしてきたら、こうならなかったのではないか? なんて、考えてたら大変なので、何も考えずに一歩踏み出すのも良いのかも。瑛太さんと酒向さんとは初めての共演で、どんな方なのか楽しみです。酒向さんは一見強面ですが、実は笑顔が可愛い方。そんな笑顔をこのドラマの中で見られることがあるのか、無いのか。それぞれの年代の夫婦のリアリティをお見せして共感を得られたら良いなと思います。平岩紙初めにお話をいただいた時は北川景子さんのお姉さん役!? と驚きましたが、久々に共演させていただくことがうれしいです。そして、素敵で面白い両親! この一家は、フランクでありドライであり、自我も強い。各々がこの先どのような選択をしていくのかは、まだ分かりませんが、未来のために明るい選択をして、どんな形になろうとも結局ずっと仲良しな、風通しの良い家族なんだと思います。楓の一人娘とは親友のような関係。娘とバディで楽しく演じていけたらと思います。素晴らしい皆様に囲まれ、撮影させていただける事に感謝しております。三石琴乃植田プロデューサーからテレビドラマ出演のオファーをいただき、主人公の母親役と伺っていました。熟考の末お受けさせていただいたのですが、台本を読んでまさかの大役だと初めて知ったんです! それからはずっとプチパニックで、名だたる名優の方々と一緒にお仕事できる現実に興奮しっぱなしです。『リコカツ』に出てくる各家族のみんな個性的で、それぞれがそれぞれの、迷いながらも本気で明るい未来を探している、とっても素敵なホームドラマです。笑いやあたたかさの中にも、日本では“妻たるもの慎み深く、家族のために尽くすこと”が美徳とされていますが、それに正面から勝負を挑んでいる潔さを感じました。実生活では避けたい「離婚」がこのドラマの表テーマですが、どの世代にも誰にでもある自分の人生を悔いなく生きたいという気持ちを、繊細に、時に大胆に描くドラマだと思います。主人公・咲や周りの人物に共感して巻き込まれて、一緒に未来を見つけて欲しいと思います。金曜ドラマ「リコカツ」は4月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年03月03日株式会社ゴールドウインが展開する女性のためのアクティブウエアブランド「DANSKIN(ダンスキン)」は、8月19日から限定店舗、オンラインストアにて、幾左田千佳(きさだちか)氏のデザインによる「DEAR DANSKIN(ディア ダンスキン)」を、順次販売します。エレガンスとアクティブを統合し、新たなエレガンスをお届けしたいという想いをのせた「DEAR DANSKIN」は、バレエダンサーとしての経験をもつ幾左田千佳氏のバレエに対する想い、またバレエをルーツにもつアクティブウエアブランドのDANSKINとの出会いから生まれたコレクションです。バレリーナのもつしなやかな美しさや内面的な強さ、また成熟した大人の感性を、スポーツに宿るエレガンス “アクティベートエレガンス“ をキーワードとしてインスパイアされたデザインや機能性の商品を展開します。<2020年秋冬商品ラインアップ>【商品数】ジャケット1型、ワンピース2型、トップス2型、スカート2型、コート3型、シューズ1型 全11型【カラー展開】エクリュ(EC)、ブラック(K)、トワイライトグレー(TW)、スモーキーグリーン(SG)シーズンカラーのトワイライトグレーとスモーキーグリーンは、大人の落ち着いた色合いで秋の雰囲気を楽しめます。【商品概要】幾左田千佳氏のデザインでは、バレエダンサーとしての経験からインスパイアされ、動いた際にも美しく見えるシルエットやアイテムを取り入れています。Aラインやドレープ使いは美しいシルエットを際立たせ、チュールを使ったスカートやプリーツを施したコートは動いた際にも美しくエレガンスなアイテムです。また、DANSKINのもつアクティブなライフスタイルにも対応する機能性や、優しい肌触りや快適な着心地を、すべての商品に取り入れ着用シーンの幅を広げます。【代表的な商品】■インサレーションロングコート品番:DEAR3032価格:5万7,200円(税込)カラー:トワイライトグレー(TW)※画像、ブラック(K)サイズ:M、LAラインシルエットが特徴のステンカラーコート。表地ははっ水機能を持ち、中わたには遠赤外線効果で身体の内側から温めてくれる素材の光電子(R)インサレーションを使用しています。裏地には静電気の発生を軽減する素材を使用し、様々なシーンで着用いただけます。■セットアップインサレーションコート品番:DEAR3031価格:5万2,800円(税込)カラー:エクリュ(EC)※画像、スモーキーグリーン(SG)サイズ:M、L機能的なセットアップの中わたコート。 表地ははっ水機能を持ち、中わたには遠赤外線効果で身体を保温してくれる素材の光電子(R)インサレーションを使用しています。裏地には静電気の発生を軽減する素材を使用しています。※写真は、セットアップのジャケットのみを使用。下記「セットアップインサレーションコート(スモーキーグリーン)」と同じ商品です。■ストレッチショートジャケット品番:DEAR3030価格:3万8,500円(税込)カラー:エクリュ(EC)※画像、スモーキーグリーン(SG)サイズ:M、L優れたストレッチ性とはっ水、UVケア機能を持つショートジャケット。左身頃はボリュームのあるフレアーを使用しアシンメトリーなデザインです。ウエスト部分には取り外し可能な同素材のベルトがあり、絞ることでシルエットの変化を楽しめます。■ギャザードストレッチスカート品番:DEAR4031価格:2万6,400円 (税込)カラー:エクリュ(EC)※画像、スモーキーグリーン(SG)サイズ:M、Lジャケット同様のストレッチ性とはっ水、UVケア機能を持つラップ仕様の着脱が便利なスカート。ウエストのタックがデザインポイントでトップスをインしてもすっきりとした印象で着用いただけます。■セットアップ インサレーションコート品番:DEAR3031価格:52,800円(税込)カラー:スモーキーグリーン(SG)※画像、エクリュ(EC)サイズ:M、L機能的なセットアップの中わたコート。ノースリーブタイプのブルゾンと、ショート丈のジャケットとのセットアップで、それぞれ単品でも着用でき、スタイリングの幅を広げます。表地ははっ水機能を持ち、中わたには遠赤外線効果で身体を保温してくれる素材の光電子(R)インサレーションを使用しています。裏地には静電気の発生を軽減する素材を使用しています。※画像左:セットアップ 右:ブルゾンのみ■サイドドレープトップ品番:DEAR5031価格:1万7,600円(税込)カラー:ブラック(K)、エクリュ(EC)、トワイライトグレー(TW)※画像右サイズ:M、L秋冬シーズンに適したほど良い厚みのカットソートップ。右わきがドレープになるシルエットのアシンメトリーなデザイン。首元はボートネックでデコルテラインを美しく見せてくれます。【展開店舗】DANSKIN beautiful things 渋谷ヒカリエShinQsDANSKIN 玉川高島屋S・CDANSKIN beautiful things タカシマヤ ゲートタワーモールDANSKIN beautiful things グランフロント大阪DANSKIN beautiful things IPSスタジアムDANSKIN beautiful things 札幌ステラプレイスDANSKIN・ellesse モザイクモール港北THE NORTH FACE / DANSKIN 静岡草薙THE NORTH FACE+ 沖縄・浦添PARCO CITYNEUTRALWORKS.TOKYONEUTRALWORKS.HIBIYANEUTRALWORKS.NIHOMBASHI伊勢丹新宿店 本館2F アーバンクローゼットエストネーション 六本木ヒルズ"NEUTRALWORKS." POP UP STORE [期間限定8月19日(水)~9月30日(水)]ELLE SHOP OFFICIAL ONLINE STORE 【デザイナープロフィール)】幾左田 千佳(きさだ ちか) / CHIKA KISADA幼少期よりクラシックバレエを学ぶ。コンクールなどで数々の成績を収め、バレエダンサーとして舞台で活動した後、2007年に「REKISAMI(レキサミ)」、2014年に「Chika Kisada(チカキサダ)」を立ち上げる。バレエと音楽、都市の空気をインスピレーションに、強く生きる女性のための服を製作している。HISTORY2007年 「REKISAMI」を立ち上げる。2013年 バレエブランド「BLOCH」とのコラボレーションでシューズを製作。以後3シーズン継続して発表を続ける。2014年デザイナーの価値観をより強く反映したシグネチャーライン「Chika Kisada」を立ち上げる。2016年 TOKYO FASHION AWARD 2017 受賞。2018年 FASHION ASIA HONG KONG 2018受賞。同年、海外での初のショーをミラノにて発表。ダンスキン(DANSKIN)について1882年にニューヨークで生まれたダンスキン。ゴールドウインは、1983年よりダンスキンの日本での販売を開始。1989年には日本における「ダンスキン」の商標権を取得し、ダンスキン社(米国)と、戦略的パートナーシップを組み、ブランドビジネスを展開しています。バレエダンサーのプロフェッショナルなウエアから、トレーニング・ヨガ・ランニングなどのアクティブシーンやライフスタイルに寄り添う高機能で身体を綺麗に見せるシルエットにこだわる商品を展開。アクティブに美しく、しなやかに生きたいと願うすべての女性のためのアクティブライフスタイルウエアを提案しています。DANSKIN WEBサイト INSTAGRAM @danskin_japan企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年08月07日2020年3月まで1年間のロングラン放送される「テレビ朝日開局60周年記念木曜ミステリー科捜研の女」に人気声優の三石琴乃がゲスト出演。これまで、声のみのドラマ出演はあったが、“女優”として初めてドラマ出演を果たすことになった。夏の京都を舞台に、京都府警科捜研研究員・榊マリコ(沢口靖子)の活躍を描く「夏シーズン」も大好評を博している本作。次回8月22日(木)放送の第14話では、元病院長の男性が殺害される事件が発生!被害者は、故人の秘密を墓場まで守ることを信条とする葬儀プランナー・神城峰子(中島ひろ子)と生前契約を結んでいたことが判明する。事件の真実を追い求める榊マリコと、被害者の秘密を頑なに守り抜こうとする峰子は激しく対立して…!?その中で三石さんは、被害者との間に何らかの関わりがあり事件のカギを握る、謎の美女を演じる。共演した沢口靖子の大ファンに!?国民的ドラマ初出演の心境は?三石さんといえば、人気アニメ「美少女戦士セーラームーン」の主人公・月野うさぎ役や、「新世紀エヴァンゲリオン」の葛城ミサト役、「ドラえもん」ののび太のママ役など、幅広いキャラクターを演じてきたベテラン声優。声でのドラマ出演や舞台、Vシネマ出演の経験はあるものの、女優としてドラマで実際の人物を演じるのは“人生初”。三石さんは「『科捜研の女』と言えば誰もが知る国民的ドラマですので、光栄に思いましたが、不安もありました」とプレッシャーを明かしながらも、「謎の女というト書きのシーンでは感情を出さないように演じました」と、難しい役柄に果敢に挑んだことをコメント。初ドラマにして歴史ある“東映京都撮影所”での仕事は「とても刺激的」だったようで、「まず京都の太秦撮影所に感動、衣装合わせに驚愕でした。ズラリと真顔のスタッフが取り囲む真ん中に立ち、衣装を決めて頂いたのですが、何の辱しめ?と思いました(笑)」という衝撃エピソードも!?主演の沢口さん、蒲原刑事役の石井一彰と対峙するシーンもあり、「沢口さん石井さんとの1シーンは、最高に緊張しました。マリコさんは、可愛らしく美しくとても真面目な方でした。撮影後は握手して下さって、もうすっかりファンです(笑)」と告白、沢口さんの仕事への真摯な姿勢と気遣いに魅了されたことも語っている。また、「今回のエピソードは、いつもの『科捜研の女』とはテイストの違うドラマになっているかもしれません。でもちょっとホロっと切なく、そして最後には、きっとあなたの心にグッと余韻の残るお話です」と、今回の見どころについても語っている。「テレビ朝日開局60周年記念木曜ミステリー科捜研の女」第14話は8月22日(木)20時よりテレビ朝日系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年08月15日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、赤ちゃんの生活環境に関するご質問です。 Q.汗で体がベタベタしているときはどうしたらいいですか?生後7カ月になる息子のことで相談です。汗っかきで、日頃からよく汗をかくのですが、最近湿気がひどくて体がベタベタしています。そのようなときは、濡れたタオルなどで体を拭いてあげればよいのでしょうか? また、扇風機だと蒸し暑さがあり、エアコンにすると冷えすぎてしまったりと、調整が難しいです。大人なら自分で対応できるけれど、赤ちゃんは体温調節が苦手だと聞きました。どのように対処するのがよいのでしょうか? 高塚あきこ助産師からの回答暑くなってきましたので、お子さんと過ごす環境は調整が難しいですね。お子さんの場合には、汗をかきやすいですので、もし、汗をかいている場合には、汗をこまめに拭いてもらったり、着替えをなさると良いかと思います。 また、お住いの地域や住居の環境にもよりますが、夜でも汗をかいてしまっている場合には、お子さんにとっては少し暑い環境なのかもしれませんね。室温は25〜26度程度にしていただくといいかと思いますので、もし暑い場合には、夜中でも適切に冷房を使っていただけるといいかもしれませんね。 直接お子さんに風が当たると、冷えてしまうことがありますので、風の向きにはご注意くださいね。また、タイマー機能などで、ずっとつけっぱなしにするのではなく、寝付くまで涼しくしてあげるなど、微調整をなさると良いかもしれませんね。※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください 夏の室内の環境や寝具大人が快適に感じる温度でも、赤ちゃんにとっては冷えすぎの場合があります。室温は20〜25℃くらいが適温、エアコンと扇風機を併用して室内の空気を循環させるといいでしょう。風が直接赤ちゃんにあたらないよう、エアコンの風向きは水平に、扇風機は壁や天井に向けて使いましょう。また、1日中エアコンを使わず、朝や夕方は窓を開け放して自然な風も通すようにしましょう。 寝具は薄手のタオルケットかバスタオルをかけるだけで十分です。赤ちゃんは寝入りばな2時間くらいの間に一番汗をかきかます。そのままだと寝冷えの原因になりますので、寝入った後にそっと着替えさせるか、あらかじめ背中に汗とり用のタオルをはさんでおきタオルを引き抜いてあげるといいでしょう。 汗に注意して肌着さえきちんと着せてあれば、赤ちゃんがタオルケットをはねのけて寝ていても心配する必要はありません。 室内なら肌着1枚で十分体感温度には個人差がありますから、赤ちゃんの様子を見ながら調節するのが基本です。だいたいの目安としては、生後1カ月までは大人と同じ、1カ月過ぎたら大人より1枚少なめで大丈夫です。夏場なら、室内では肌着1枚で十分。赤ちゃんは汗っかきですから、木綿など吸湿性のよい素材のものでこまめに取り替えるようにしましょう。 ただし、涼しそうに見えてもランニングではなく、汗をきちんと吸うことができる袖のある半袖を着せてあげましょう。また、電車やバス、スーパーなど、冷房がかなりきつくなっている場所も多いので、外出時にはバスタオルか上着を持参しましょう。※参考:基礎知識(ベビー)「室内の環境や寝具について(夏)」「赤ちゃんに着せる服(夏)」【監修:医師 三石知左子先生 葛飾赤十字産院院長】
2019年07月09日「美人な人」「顔がかわいい人」これらは、単に「普通の子」よりも顔やルックスが優れているということを意味しているだけです。それ以上のこと、つまり「美人やかわいい子の方が、彼氏から強く愛される」なんていうことには直結しません。むしろ男子に話を聞いていると、「普通の子の方が、『彼氏に愛される』という点では優れているんじゃないの?」と感じることすらあるくらいです。■1.「放っておいても男子が群がる」って、良し悪しです美人な子、かわいい子は、(全員がそうとは言いませんが)「放っておいても口説かれる」ことに慣れ切っている人たちです。自分からアプローチをする、ということをあまり知らない。まあ、知る必要もないんですよね。付き合う前はそれでもいいかもしれませんが、付き合った後になるとそれがアダとなることが少なくありません。自分から主体的にLINEを送ったり、デートに誘ったり、「好き」と伝えたりといった「自分からアクションをする」ことが苦手な彼女たちは、付き合った後も、彼任せ。しかし男子は、交際前なら自分がぐいぐい押している状況に不満は持ちませんが、一度付き合ってその子を「彼女」にした後は、「彼女からのアクション」を求めるようになります。「俺のことを好きなら、LINEしてよ。デートに誘ってよ。『好き』って言ってよ」と言い始めます。自分のことを愛してくれる(愛情表現をしてくれる)人のことを、もっと愛したいと感じるからですね。その意味で、「放っておいてもモテる」わけではない私たちというのは、私たちからアクションを起こしていくしかない場面が多くあります。片想いをしているときにはそれが辛かったりして、「何もしなくてもモテたいなー」なんて思ったりもしてしまうわけですが、いざ両想いになって交際がスタートすれば、その持ち前のアクティブさで、「愛される」という状態をゲットしやすいのは、むしろ私たちなんですよね。■2.美人は「一途」ではなかなかいられませんまた、美人やかわいい人たちは、「一途」でいるのも容易じゃありません。別に彼女たちを「チャラい」と言っているわけじゃありませんよ。そうじゃなくて、彼氏ができても、やっぱりすごくモテてしまう彼女たちは、彼を不安にさせがちだということです。彼氏にとって「一途」というのは、「彼女の性格がチャラくない」というだけじゃなくて、「俺を不安にさせない」という要素も必要です。いくら性格は一途でも、「彼氏と別れて俺と付き合っちゃおうよ」みたいに頻繁にいわれてしまうと、彼は不安になり、彼女を「一途ではない」と思ってしまう。「どうせ俺と別れても、すぐに付き合うやついるんだろ?」と思われてしまう。これが、美人やかわいい子たちが「一途」になるのが難しい理由です。言うまでもなく、男子は彼女に対して「一途」であることを強く求めます。彼に勘違いされることなく、一途でいようとした分だけ、彼にしっかりと「一途だね」と思ってもらえる。これも私たちのような「普通な子」のアドバンテージです。■おわりに究極的には、この記事を読んでいるということがすでにもう、愛すべき要素で溢れてる。「どうやったら彼にもっと愛されるんだろう」なんて、私たちみたいな「普通の子」だからこその悩みですよ(もちろん、すごくかわいい人でもそういう人は一部いるんでしょうけどね)。そしてそういうけなげな悩みを持つ彼女こそ、一生懸命大切にしてあげたいと感じるわけです。男子は。(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年07月18日左とん平さんが2月24日、亡くなった。享年80歳。死因は心不全だった。 左さんは昨年6月、自宅で胸の痛みを訴えて救急搬送。急性心筋梗塞の緊急手術を受けた。手術後には誤嚥(ごえん)性肺炎を起こし、酸素呼吸器をつけながら闘病を続けていた。 10月には呼吸器を外し、自発呼吸できるまでに回復。関係者も「良い方向に向かっている」と語っていたが、ついに復帰の夢は叶わなかった。稀代のバイプレイヤーは家族に看取られ、旅立った。 左さんはその愛くるしいキャラクターで人気を博した。しかし私生活ではポーカー賭博による罪で3度逮捕され、まさに波乱万丈。そんな左さんの復帰を支えてくれたのは故・森繁久彌さん(享年96)だった。15年、雑誌のインタビューで明かしている。 2度目の逮捕時、左さんは森繁さんが座長を務める舞台に出演していた。2か月公演のうちの半分を空けることとなった。しかし森繁さんは「しょうがないな。ちょっとの間、ゆっくり休めよ」と声をかけてくれたという。そして「いいか、この時期こそカネ使えよ」というアドバイスをくれた。 「こういう時期だからこそ、相手に気持ちが負けていないことを伝えなきゃいけない。相手に“そんなに気前よく使って大丈夫なの?”って思わせなきゃ」 謹慎から明けた後も左さんは、森繁さんの手を借りることとなる。森繁さんが、再び舞台に立つチャンスをくれたのだ。それが、左さんの代表作となる「佐渡島他吉の生涯」だった。同作では10分以上も左さんが1人でしゃべり続けるシーンがあり、その演技に観客は魅了。左さんも「役者としてのコツをつかんだ」と思った。そして森繁さんは言った。 「お前が、あんなに上手な役者だとは思わなかったよ」 2007年に行われた左さんの芸能生活50周年を祝う会に、森繁さんは役者としての左さんを賞賛する声を寄せている。 「あたふたと、あっと驚く50年。お前さんの当たり役の『佐渡島他吉の生涯』の橘玉堂は、本当にうまかったなぁ……。玉堂のセリフじゃないが“人生の浮き沈み”があったが……。お前さんはかわいい洒落たやつだ。とにかくおめでとう。なによりおめでとう。バンザイ、バンザイ」 森繁さんに憧れて、役者を志したという左さん。また天国で森繁さんに「かわいがられて」いるのかもしれない。
2018年02月25日女性のためのアスレチックブランド「ダンスキン(DANSKIN)」が、幾左田千佳(きさだちか)のデザインによる「CAPSULE COLLECTION」の新作を2月21日より発売する。ギャザードコート(3万8,000円) ブラトップ(9,000円) プリーツドショートパンツ(1万8,000円)「ダンスキン」のブランド名の由来は、「DANCE(ダンス)」と「SKIN(肌)」を組み合わせた造語。第2の肌のようにダンサーたちの身体を包み込むウエアを世に送り出したいという願いが込められており、ブランドの原点は「バレエ」にある。「CAPSULE COLLECTION」は、バレエダンサーとしての経験を持つデザイナー幾左田千佳による、バレエからインスパイアされたエレガントかつアクティブなデザインとダンスキンが持つスポーツウエアの機能性が融合したコレクション。4シーズン目を迎える今回のコレクションでは、撥水性やストレッチ性のある生地を使用したライダースジャケットや、Aラインとギャザーがエレガントなショートジャケット、着脱可能なプリーツスカートが付属したショートパンツなど、アクティブシーンにも対応できる機能性とデザインが融合したアイテムをラインアップ。モノトーンをベースにしながら、シーズンカラーのピンク・グリーンとの大胆なコントラストなどをとおして、女性の持つ「内面の強さ」を表現している。
2018年02月21日花結い師TAKAYAは、男性ソプラノ歌手 岡本知高とのコラボレーションイベント「光芒(ひかり)ーあなたを想うー花衣華」を2018年3月5日(月)東京FMホールにて開催する。花結いとは生花を使って独創的な装飾品を制作すること。国内外のメディアで高い評価を得ているTAKAYAは、2004年より人と花を結ぶ「花結い師」としての活動を開始。以来、常に見る人の感性を動かす「美」を追求している。「光芒(ひかり)ーあなたを想うー花衣華」は、"奇跡の歌声"を持つソプラニスタ岡本知高と、フランスのバレエ団で数々の重要な役を務めたダンサー 津川友利江、コンサートなどの伴奏ピアニストの他に編曲家としても活躍しているピアニスト 下岡達朗とのコラボレーションパフォーマンス。ジャンルは違えど人々の感性を揺さぶる4人が、1つの"芸術"を作り上げる瞬間を直に感じてみてはいかがだろうか。【詳細】コラボレーションイベント「光芒(ひかり)ーあなたを想うー花衣華」開催日時:2018年3月5日(月) 開場19:00 開演19:30出演者:岡本知高/津川友利江/下岡達朗場所:東京FMホール住所:東京都千代田区麹町1丁目7番 FMセンター2FFAX:03-5211-7434【チケット購入情報】チケット:自由席 前売り 6,000円/当日 6,500円※予約・問い合わせは、メールのみ。メール:ticket@takaya-hanayuishi.jp【予約メール記入事項】・購入枚数・お名前(カタカナ) ※振込予定の名義と同一のもの。・年齢・メールアドレス ※携帯からの場合はパソコンからのメール拒否設定など解除が必要。・電話番号・同行者がいる場合は、その人の名前・年齢も記入・チケット配送先を必ず明記※予約メール確認後、詳細メールを返送。【注意事項】※返信メールはパソコンからの対応なので、携帯などで受信する人は設定に注意。※メールが届かない場合は、予約は無効。※乳幼児、未就学児を連れての参加は不可。※入金後のキャンセルは不可。※座席は自由席のみ。※当日は、撮影・録画をすべて禁止。
2018年01月22日今回は婚活において、男子に嫌われる女子について、一緒に見ていこうと思います。男を値踏みするのが本能的にうまい女子心当たりのない女子もいるかもしれませんが、女子って、男を値踏みするのが本能的にうまい――ある種の男はこう言います。性悪キャバ嬢じゃなくとも、「この男、お金持ってそう」とか「この人、優しそうだから、わたしのわがままを聞いてくれそう」というような値踏みって、やったことありませんか?ある男性カメラマンは、出会い頭に値踏みしてくるグラビアアイドルや、女優さんのことをサイテーとは思わないんだそうです。値踏みしてくる「女の」目つきが、「非常においしく」、つい「ごちそうさま」と心のなかで感謝しつつ、シャッターを押しまくるそうです。が、ふつうの男子は、女子の「値踏み的視線」に耐えることができない。ゆえに結婚できない男子が増えているのかも。**結婚したくてもできない男子に年収を調査した結果が、ネット上にはたくさんあります。おおむね年収300万円代の男子が、「年収が少ないことを理由に、結婚したくてもできない」と、結論づけられています。年収を値踏みされることに耐えられる男子って、意外と少ないのかもしれません。でも、年収240万円で結婚している男子だっています。そういう人は、あるいは年収の低さがコンプレックスであろうと、そのコンプレックスを女子に値踏みされようと、そんなの関係なかったのでしょう。「お金がないという事実と、モテる・モテないというのは、また別」男子のなかにはこう考える人もいて、女子がしたたかに発する値踏み的視線をものともしない人がいるのです。品よく男を値踏みできる婚活サービス女子の立場に立って考えたとき、ざっくり言えば「最強の遺伝子を残したい」ということが、恋愛や結婚において、まず言えるのかもしれませんね。高学歴、高収入、倍率の高い就職先、なんならスポーツもできて、かっこよくて、お金を稼ぐ術に長けている。こんな最強の遺伝子を残したいからこそ、最強の値踏みをするってこと?より良い遺伝子を残すというのは、脈々と受け継がれてきた命の流れを考えたとき、いいことであるといえるので、「値踏み女子」は、「いい女」といえるのかもしれませんね。でも男を値踏みする態度があからさまだと、男子ドン引き、ということになりかねないですよね。**仕事柄、恋愛関係のニュースを日々チェックしていますが、「品よく男を値踏みできる婚活サービス」が誕生したそうです。その名もDNA婚活。男女双方の遺伝子を調べ、遺伝子の型のようなものをもとに、あなたの遺伝子にとってよりマッチする相手(≒より強い子孫が残せそうな相手)を選んでくれるサービスなんだそうです。科学的根拠について興味がある方は、以下にサイトのURLを掲載しておきますので、よかったらどうぞ。(ふだんはあまりこういう宣伝めいたことを書かないのですが、お医者さんも製薬会社も絡んでいる信用できそうなサービスなので、ご紹介しました)。婚活は「無知の知」ですホントは、のんびりと相手とデートし、アナログ的に気も心もマッチし、そのうえで相手のルックスや社会的地位も好きになれば、一番いいのかもしれませんよね。でもほら、婚活と並行して、妊活もしなくちゃならないと焦っている人もいるでしょう。最近の報道だと、卵子は35歳くらいを過ぎればうんたらかんたらって言われているから、「時間がない」と焦って、思わず男を値踏みする視線が強くなりすぎ、ゆえに彼氏ができないってこともあると思います。そういうときは、かのソクラテスが言った「無知の知」です。じぶんは大切なことをなにも知らないということを知ろうぜ!というのが、ソクラテスさまの教えでしたよね。この場合の「大切なもの」とは、最強の婚活サービスであり、それは具体的にはDNA婚活のこと。宣伝的に書きすぎたかもしれませんが、でも「知ってる」って、最強のことだと思いませんか?知らなかったらいつまでも男たちから、「値踏みする女は嫌い」って言われ続けるわけですよ。※参考・引用DNA×婚活(DNAソリューションバンク株式会社)
2017年09月25日田舎のお寺暮らし、猫、年上のお姉さん。オジロマコトさんの『猫のお寺の知恩さん』は、キーワードを羅列しただけでも好きな人にはたまらない世界観となっている。事実、これらのシチュエーションありきで動きだした物語なのだとか。「最初にテーマみたいなものを2行くらいでまとめて、先のことはあまり考えずに行きあたりばったりで描き始めました。先々の展開を考えてもそうじゃない方向へ行ってしまうことのほうが実際は多いので、大体いつもこのやり方ですね」都会育ちの須田源は、県外の高校に進学することになり、遠い親戚のお寺に下宿することに。そこで3つ年上の幼馴染み・知恩さんと再会し、高校生にはちょっぴり刺激的なひとつ屋根の下での生活が始まる。そのくらいの年頃だと2~3歳上の人がやけに大人びて見えるものだが、源の目にも知恩さんはいかにも“お姉さん”といった雰囲気に映る。しかしまだ20歳にもなっていない知恩さんは、しっかり者のようでいて少々抜けているところもあり、そのギャップがたまらない。行きあたりばったりという執筆スタイルは、作品全体に流れるゆったりとした空気感にも不可欠なものなのだろう。「季節感を大事にしたいので、たとえば夏だったら海に行ったり、花火を見たりするよなあ、とまず考えてみるんです。描きたいイメージが一枚の絵から物語に広がっていく感じですね。読者の方には、何かすごいことが起こってほしいと思われているんじゃないかといつも不安になりながら描いていますけど(笑)」家族とではなく友だち同士で海に行くのがちょっとした冒険だったり、休日に勉強会をしたり、部活でレギュラーに選ばれずこっそり傷ついたり……。日常を丁寧に紡いでいく物語は、たしかに大事件が起こるわけではないけれども、それらがかけがえのない日々であることを教えてくれる。セリフの少なさも、その美しさをより際立たせている。「口にするのは簡単だけど、実際は言わなかったりすることは意外と多いので、そこは絵でリアルに描きたくて。そのぶんキャラクターの表情を描くのに時間はかかってしまうのですが、セリフがないと読む人が自由に想像を膨らませてくれるので、それもまた面白いんですよね」『猫のお寺の知恩さん』知恩さんの無防備さに源とともにドギマギしつつ、昔ながらの質素だけど豊かなお寺暮らしや、自由すぎる猫たちとヘタレな犬に癒される、甘酸っぱい物語。小学館552円(C)オジロマコト/小学館オジロマコトマンガ家。主な作品に『カテキン』(全10巻)、『富士山さんは思春期』(全8巻)など。本作は2016年、TVBros.主催のブロスコミックアワード大賞を受賞。※『anan』2017年8月30日号より。写真・水野昭子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2017年08月25日昔から、女性誌に頻繁に登場する「男性座談会」が好きじゃなかった。例えば…いろんな職種の男子が覆面で登場して語る「ボクらの本音!グッとくるファッション・苦手なファッション」みたいなやつ。自分のようなキャラがその俎上に上げられることすらないのは重々承知でも、そこで語られる「いいと良くない」があまりに画一的だったからだ。曰く、「自分の彼女には露出の多い服は着て欲しくない」「派手な服には引いてしまう」「メイクもヘアスタイルも、頑張ってる感は頂けない」「ワンピースっていいよね」「さりげなく男を立てて気を使ってくれるとグッとくる」…。え?女子というのはあまねく「でしゃばらず自己主張せずおっとり控えめ」じゃないとモテないの…?みんなみんな、そういうのが好きなわけ?でも私がそれらの雑誌のメインターゲットだった時代からずいぶん時が経ち、男女の価値観もずいぶん変わっただろうな…と思っていたら、先日ネットでちょこっと炎上した男性ライターの記事がくだんの男性座談会の中身とあんまり変わっていなくて、「そうかこれは普遍なのね…」と悟った。その記事にはモテたいならもっとマーケティングが必要だと書いてあり、「男は女の服など見ていない」「男はすっぴんが好き」「浪費しそうな女は敬遠される」…つまり「ナチュラルで清楚な女子がいちばんモテるんだよ」というおはなしであった。ライターご本人は「メイクやお洒落をしたい女性を否定しているつもりは毛頭なく、もしモテる機会を増やしたいなら、多数の男性が支持するその方向性を選ぶのが効率がいいということ」と言っていて、確かにそれはひとつの正解だと思う。ただそれは「正解のごく一部」に過ぎない。そしてこの正解は、大抵の女性にとってはあまり心地よくない選択だ。女性たちからの反論が多かったのはそのせいだと思う。槇村さとるの漫画「Real Clothes(リアル・クローズ)」にこういうセリフがある。オーダーメイドの洋服に対する既製服について語る箇所。「平均的な体型に作られた服」というのはつまり「誰にもフィットしない服」です。「男はこういう女が好き(逆もね)」「こういうファッションやキャラがモテる」の多数派意見を見ると私はいつもこのセリフを思い出してしまう。「みんなが好き」「総じて好感度が高い」…そこへ自分を添わせようとすると、絶対にしっくりこない。他人におんなじように見えたとしても、実際は女だって男だってひとりひとりはかなり違う個性がある。「みんながいいって言うランド」へ行こうとすると、おのずとそのでっぱった個性の部分を引っ込めなくちゃならない。既製服に自分の腹肉をえいやと押し込める時みたいに。無理に押し込めてると血が通いづらくなって、いつか心にセルライトが溜まり始めるよ。第一、そんなワタシじゃなくても出せるような美徳に惹かれてきた男にあなたは素のしょーもない自分をいつか出せるのか…?もちろん「出会う機会」「いいなと思ってくれる機会」を増やすのは恋のチャンスとして有効だし、清潔感とか最低限の常識とか、そういうのはあるに越したことはない。だけどそれは決して誰かの顔色を見て、自分を押さえつけることとイコールではない。「Real Clothes」では先ほどのセリフの後に「そこで大切なのが、お直しの技術」と続く。既製服が合わなければ、お直しで自分の身体に合わせる。大多数の総意でつくられた平均的な服とはカタチが違うけれど、自分のキャラとラインに合っているものを着ている方が絶対に魅力的。それが服じゃなくて「世間から提示された正解」でも同じことだ。しっくりこなくても、気にしなくていい。添わなくていい。こちらが合わせるのではなく、自分の色と方向性にお直ししてしまえばいい。…というわけでこの話、次回にも続きます!
2017年04月20日ディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』で、海に選ばれた少女モアナと伝説の英雄マウイを、沖縄出身の新星・屋比久知奈と多方面で活躍中の歌舞伎俳優・尾上松也が声優として演じている。2人は劇中で素晴らしい歌声を披露するとともに、それぞれモアナとマウイが抱いている希望や葛藤、情熱や挫折など、ありとあらゆる感情を繊細に演じ切っている。「誰もが共感する作品」と口をそろえるふたりに、作品のことを聞いた。――モアナとマウイは一緒に行動していますが、友人や師弟関係とも違う、ちょっと不思議な関係ですよね? どういう関係だと理解して演じましたか?屋比久:一緒に海を旅するにつれて支えあう関係というか、お互いの欠点を補いあっているような感じがしました。モアナにとってもひとりで海に出て行く気持ちは、どういう感じかなって思ったりもしたのですが、頼もしいマウイといることで安心したと思うんです。彼なしでは達成できないことのような気がしました。松也:兄弟、友人、いろいろな見方ができると思いました。全体的に観ると、ライバルのような感じがします。僕自身も彼に似ていて、近しい友だちが一生懸命に頑張っている姿を見ることで、自分自身を鼓舞して高めていける。モアナが懸命に生きていてくれるからマウイも成長できると思ったので、ライバルだと思います。屋比久:また、マウイにとっても心を開くきっかけを作ってくれた人がモアナだと思うので、そういう意味ではふたりは補いあう、支えあう関係なのかなって思いました。松也:だからこそ、いろいろなことを教えあうんですよね。おそらくマウイもモアナも、お互いが懸命に生きていてくれないとお互いを支えられないと思うので、僕はよきライバル関係だと思いました。――モアナは海に選ばれた少女ですが、選ばれただけじゃダメで、自分の力で運命を切りひらかなければいけないですよね。これは待っているだけのヒロインじゃないという、最近の能動的なディズニー・ヒロイン像を継ぐキャラクターでした。屋比久:そうですね。いままでのディズニー・ヒロインとは、まったく違うなって思いました。いままではお姫様で、キラキラした世界に観ていてあこがれちゃうような、ちょっと遠い存在だったと思います。わたし自身、そう思っていました。でも、今回のモアナは人間らしくて、より身近な女の子。等身大の16歳の女の子という感じがしました。松也:僕たちが観ていたヒロインは、おっしゃったとおり素敵な王子様がいて、苦労を乗り越え、最終的にはハッピーで終わりますよね。もちろん自分の中でも葛藤があるけれども、周囲の影響や助けもありました。最近では『アナと雪の女王』がそうでしたが、ヒロインが一番頑張っている。それは時代の流れや女性像の変化にもよると思います。屋比久:もちろん世界を救うために海に出ることは、私たちにしては考えられない大きなことですが、モアナをひとりの少女として観た時に、彼女の想いをすごく感じて、共感できると思うんです。外の世界に対するあこがれなどはわたしたちの思う将来のことと似ていて、それに対する不安や葛藤も似ています。モアナと同じ16歳の方だけでなく、それを乗り越えた方、これから立ち向かう方も共感して、身近な存在として勇気をもらえると思いますし、彼女に背中を押してもらえるような、そんな魅力のある女の子だと思います。松也:今回のモアナはマウイのサポートを受けはしますが、彼のほうが弱いものを抱えていて、最後までしっかりと自分を持って(使命を)成し遂げようとするのは、モアナのほうなんですよね。これはとても、現代的なことであると感じました。あと、体格がいいマウイ、小さなモアナ、すべてが逆のような感じもする。そのギャップを感じると、見栄えや体の大きさ、男か女かなどが関係ない時代に来ている気がします。誰もが勇気を持って踏み出せば、物事を変えられる。考えすぎかもしれないけれど、人は見た目で判断しがちですが、その内実には皆いろいろなことがあるというメッセージもあると思いました。――そういうメッセージを声だけで表現するという大仕事でしたね。どういうことを意識して表現していたのですか?松也:僕はミュージカル、映像作品など何をするにも同じですが、表現方法は違っても、根本的に演ずるということは、すべてが一緒だと思っています。例えば今回のマウイで言いますと、その人生の一部分を切り抜いて表現しますので、そこにいたるまでのなんとなしの背景は見えるべきだと思っています。マウイは生まれた時が描かれていないので、僕の中では、そこを想像する作業をしました。本来なら体でも表現することを声だけで演じるので、そういう制限があればあるほど、おなかの中で何を思い、何を伝えたいかをしっかりと構築していないとできないのかなという気はしていましたね。屋比久:私は、相手がいて初めて表現が成り立つのかなと思ったので、すごく相手のことを考えるように意識して収録に臨むようにしました。でも、技術的なことや知識的なことなどで足りないこと、わからないことがたくさんあったので、想いだけでやってはみたけれど、あらためて声だけの表現について繊細なところがあることを知りました。――ところで、最初にうかがうべきでしたが、『モアナと伝説の海』でディズニー・ファミリーになった気分はいかがですか?松也:僕はもう、ただただうれしい、感慨深いですね。小さい頃からディズニー・アニメーションで育っていたので、僕の幼少期はディズニーなしでは語れませんし、これで夢が叶ったと言ってもいいです。僕自身、大人になっても作品で流れた曲やシーンを覚えているほどなので、もしも今回の『モアナと伝説の海』を観て、そういう風に思ってくださる方がいるなら、これほどうれしいことはないです。屋比久:本当に幸せで、光栄な経験をさせていただいています。最初は不安で、私で大丈夫かな? と思ったりもしましたが、選ばれた以上はモアナと一緒に成長したいなと思って収録もしていました。本当に多くの方々に愛される作品になったと思うので、早く観ていただきたいです。松也:僕は、例えば『モアナと伝説の海』がアトラクションになった時に、声が変わることだけは避けたいですね。マウイの声は全部演じたい。でも、もしも僕が演じていなかったら大人の事情だと。ただ、全部演じたい気持ちはありますので(笑)■プロフィール屋比久知奈1994年生まれ、沖縄県出身。東京や沖縄でのミュージカル作品への出演を経て、ディズニーのヒロイン史上最大級のオーディションで大抜てきされ、デビュー作となった『モアナと伝説の海』で初めて声優として主人公モアナ役を好演。力強く、透き通った歌声も披露した。4歳から続けているクラシックバレエは指導も行えるほどの腕前。現在、琉球大学法文学部に在学中(3月現在)。尾上松也1985年生まれ、東京都出身。父は六代目尾上松助。『伽羅先代萩』(90)の鶴千代で、二代目尾上松也を襲名・初舞台。以降、次代を担う若手俳優の一人として活躍を続けるほか、自身が主催する歌舞伎自主公演『挑む』は、2009年以降年1回のペースで継続中。また、歌舞伎以外では、蜷川幸雄演出『ボクの四谷怪談』(12)、帝国劇場ミュージカル『エリザベート』(15)などのほか、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』(17)では、今川氏真役で出演。
2017年03月16日堤真一演じる平凡な中年サラリーマン・左江内さんが無理やりヒーロースーツを託され“スーパーマン”をやることになるヒーローコメディ「スーパーサラリーマン左江内氏」の第9話が3月11日(土)今夜放送となる。本作は堤さん演じる平凡な妻子あるサラリーマンで中間管理職(係長)の主人公・左江内(さえない)さんが、ある日怪しい老人から“スーパーヒーロー”になれるスーツをむりやり譲り受けてしまい、その責任感からいやいやながらもスーパースーツを着て平和を守っていくことになるという物語。左江内の“鬼嫁”円子には小泉今日子、娘・はね子に島崎遥香、左江内の活躍を結果的に手柄にする刑事・小池にムロツヨシ、左江内の部下・池杉に賀来賢人、左江内にスーツを託す怪しい男に笹野高史、毎回登場する謎の男・米倉に佐藤二朗。そのほか早見あかり、中村倫也、高橋克実らが共演。これまで自分だけがヒーローをやっていると思っていた左江内だが、実家のある栃木に帰省した際、永野芽郁演じる“スーパーウーマン”OLの桃子と出会い、自分のほかにも各地に“スーパーマン”がいることを知る。意気投合する2人だったが、桃子もまた左江内と同様に責任を負うのが嫌な性格。使命でヒーローを続けることがいやになって飛び降りようとしていた桃子だが、左江内に説得され自信や誇りを取り戻す。その後彼氏もできて、元気になったことを左江内に報告しようと東京にやって来た桃子は、事故処理中にピンチに陥っていた左江内を見つけ2人で危機を解決する…というのが前回のおはなし。今回の第9話では人知れずスーパーヒーローをやりながら、普段はしがない係長として部下にも家族にも見下されてきた左江内に、仕事でのビッグチャンスが到来する。左江内の上司、簑島課長(高橋克実)が部長に昇進することになり、簑島の代わりに左江内が新課長になるのではないかと池杉(賀来賢人)らも騒いだため、左江内は有頂天になる。また簑島の妻から連絡を受けた左江内の妻・円子(小泉今日子)も簑島の後釜として左江内が課長になると大喜び。娘のはね子(島崎遥香)と息子のもや夫(横山歩)とともに課長昇進後の夢を膨らませる。そんななか、またSOSを受信した左江内は発信地へ飛ぶが、なんとそこは自らが勤務する藤子建設の社長(風間杜夫)の邸宅。社長宅で起きた事件が大波乱を巻き起こすことに…というのが9話のストーリー。風間さんのほか強盗役でやべきょうすけが出演。さらに宅麻伸、石野真子、高橋努といったゲストも登場する。最終回には人気若手俳優の菅田将暉の出演も決定。クライマックスに向けてさらに盛り上がる「スーパーサラリーマン左江内氏」第9話は3月11日(土)21時~放送。(笠緒)
2017年03月11日藤子・F・不二雄の人気ヒーロー漫画「中年スーパーマン左江内氏」をドラマ化する、毎週土曜日放送中の「スーパーサラリーマン左江内氏」。この度、主演の左江内氏役の堤真一をはじめ、妻の円子役・小泉今日子、はね子役・島崎遥香、もや夫役・横山歩といった“左江内ファミリー”が、無事クランクアップを迎えたことが分かった。ドラマは、ある日怪しい老人から“スーパーヒーロー”になれるスーパースーツをむりやり譲り受けた左江内が、街の人の危機を察知してはスーパースーツを着て平和を守っていく物語。毎回登場する豪華ゲストやエンディング、左江内ファミリーの家族の在り方などが何かと話題となっている本作だが、そんなドラマも3月11日(土)今夜の放送を入れて最終回まであと残すところ2回となった。そんな中、まずもや夫役の横山さんが家族でのシーンを撮り終えクランクアップ。「本当に楽しかったです!ありがとうございました!」と緊張気味に挨拶すると、スタッフから「監督になにか伝えたいことありますか?」という声に、「あの…かんとく、もう、(ほっぺに)チューはやめてください!」と答え、共演者・スタッフから笑いが起こっていた。また、はね子役の島崎さんは最後のシーンを撮り終えると、感無量の様子で「なんといえばいいか…優しいパパとママ、かわいい弟に囲まれて…撮影中に眠ってしまったのも笑いに変えてくれるあたたかいスタッフ、遊んでくれる監督、こんなあたたかい現場でのびのびやらせていただきました。本当にありがとうございました!」とふり返り感謝を伝えた。円子役の小泉さんは、そんな娘に温かく微笑みかけ、「スタッフのみなさんは多くのロケに出かけたり、特撮が大変だったと思います。そんな中、私は怒って寝てるだけで(笑)…楽な現場でした」とスタッフを労いつつ現場を笑いで包んだ。さらに「今回のドラマは関わる人それぞれのチャレンジだったと思います。そういう意味で心に残るドラマになりました」とコメント。そして最後にクランクアップした堤さんは、「あんまり、感慨深くないな~(笑)」とおどけながらも、「本当に、勉強になりました。初めてのことだらけで。色々役者としてもちょっと変われる気がします」と学ぶことも多い現場だったと話していた。ゴールデンタイムの連続ドラマを全話自分で書いて、自分で撮るという偉業を成し遂げた福田雄一監督は、クランクアップに「左江内氏」マーク入りのオリジナルベンチコートを贈られ、「本当に出演者、スタッフの皆に感謝です。全部走り切れた理由は…、割と適当にやったら、ちゃんと撮れていた(笑)。ゴールデンだと思って少し気負っていたところもあったのですが、深夜ドラマでも一緒にやっていた演者さんたちがいつものように芝居をしているのを見て、一気にこのモードになりました。許してくれたスタッフに感謝です」と明かした。「スーパーサラリーマン左江内氏」は毎週土曜日21時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年03月11日ディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』の日本語版で、主人公・モアナの声優に大抜擢された沖縄出身の大学生、屋比久知奈。声優経験ゼロながら、大役をつかんだ歌唱力と表現力はもちろん、英語も堪能なパーフェクトガールだが、意外な弱点も?「海に選ばれた少女のモアナを演じているので、言いにくいんですが、実は泳ぎが苦手なんです…。沖縄出身で、海は大好き。泳ぎたい気持ちもあるんですが、どうしても息継ぎができなくて(笑)、いつも浮き輪に頼っています」。そんな素顔を明かしてくれた屋比久さんは1994年生まれの22歳。「通訳や翻訳といった、英語にかかわる仕事がしたかった」という理由で、琉球大学の法文学部国際言語文化学科に進学し、TOEIC915点の実力を誇っている。同時に在学中、校内で上演する英語ミュージカルに出演。これを機に、「舞台に立つことを、目指す仕事として考えるようになった」のだとか。実は4歳から母親が開いているバレエ教室に通い始めて、「子どもの頃から歌とダンスが大好き。いつでも歌って、踊っていたから、相当手の焼ける子どもだったと思いますが(笑)、姉と一緒に習っていたバレエは、私にとっての大きな原点」だという。小学生になるとプロ、アマ問わず役者が集う市民劇にも参加し、舞台に立った。「おかげで、いまも舞台度胸は強いですね」。映画は“海に選ばれた”モアナが愛する故郷を守るため、心を失った“命の女神”に出会う冒険に旅立つ感動ファンタジー・アドベンチャー。劇中では村長である父親が、ある理由からモアナが島の外に出ることを禁じているが、「幸い、私の家族は応援してくれている」と屋比久さん。「不安もあるみたいですが、芸術に理解があり『やるからには誠心誠意向き合いなさい』と背中を押してくれる」。特に今回の大抜擢に、父親は大喜びしているのだとか。「私自身はオーディションを受けられただけで大満足でしたが、父は『きっと何かがある』と期待し、毎晩星に祈ってくれていたんです。逆に私は『何、言ってるの!』って(笑)。でも、いま思うと、こうして合格できたのは、父のおかげもあるのかなって。私自身も光栄ですし、今回の経験は一生の宝物です」。第89回アカデミー賞で「歌曲賞」にノミネートされた主題歌のタイトルは「どこまでも ~How Far I’ll Go~」。まさに屋比久さんがもつ可能性とポテンシャルを示す言葉であり、本人も「いま、スタート地点に立ったばかり」と大海原のごとく広がる未来に思いをはせる。「私のルーツは沖縄。いろんな経験を積んで、いつか沖縄に恩返しできれば…」と決意を胸に秘める姿は、まさしくモアナそのものだ。(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:モアナと伝説の海 2017年3月10日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年03月07日ディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』の日本語版で、主人公・モアナの声優に大抜擢された沖縄出身の大学生、屋比久知奈(22歳)。新人ながら、ディズニーヒロイン史上最大級の規模で実施されたオーディションで見事、大役を手にした舞台裏とは?4歳からバレエを習い「歌や踊りが大好きだった」という屋比久さん。沖縄・琉球大学在学中に、学内で上演する英語劇に出演したことをきっかけに、沖縄や東京でミュージカルの舞台に立つことに。昨年5月に帝国劇場で開催された「ミュージカルのど自慢」で最優秀賞を受賞した。その年の夏に現在の事務所に所属すると、すぐさま本作のオーディションが舞い込んだ。「自分にそんなチャンスが訪れること自体、正直驚きでした」(屋比久さん)もちろん、本格的なオーディションを受けるのは初めての経験。「オーディションといえば、大きな会場に、たくさんの人たちが集められるイメージだったんですが、実際には1人ずつ録音ブースに入り、劇中のセリフと主題歌『How Far I’ll Go』の一節を披露するスタイルでした。技術的なことはまったくわからないので、とにかく台本に書かれたセリフを丁寧に読み、モアナという女の子と向き合うことに専念しました。もう、それだけで満足で」。選考にあたったディズニーの担当者は「モアナは冒険を通して成長し、体現する演技力、16歳のフレッシュさ、さらに心情を伝えられる歌唱力も必要という非常に難しい役。日本のモアナと呼べる人こそ屋比久知奈さんでした」と抜擢の理由を説明。当の屋比久さんは、サプライズで合格の朗報を受け取った。「喜びの以前に、状況が理解できずに『なんで?』って信じられない気持ちが大きくて…」。ようやく、実感が湧くと「やっぱりうれしくて泣いてしまいました。本当に夢のような、幸せな気持ちでした」と屋比久さん。初の声優挑戦を「準備のしようもなくて、ある意味無謀でしたが“ありのままの自分”でスタジオに入ろうと。現場で技術的なご指導をいただきながら、私自身はセリフの一言一言を大切にすることだけを意識しました。いま思うと、力不足ゆえの悔しさも残りますが、学びが多い貴重な時間でした」とふり返る。ポリネシアの島々で語り継がれる神秘的な伝説をモチーフに、“海に選ばれた少女”モアナが葛藤しながら、自分の進むべき道を見つけて行く感動ファンタジー・アドベンチャー。モアナと冒険をともにするマウイ役の尾上松也、モアナを見守るタラおばあちゃんを演じる夏木マリといった実力派を相手に、屋比久さんは堂々たる声優ぶりを披露している。何より、圧巻の歌唱力を発揮する主題歌「どこまでも~How Far I’ll Go~」は、感涙必至のパフォーマンスだ。「モアナが周りの人々に支えられながら成長するように、私自身も共演者の皆さんや現場の方々に支えていただいた。そういう意味で共通点を感じましたし、モアナが一歩ずつ歩む姿には、私自身が勇気づけられました。きっとご覧になる方も、そう思ってもらえるはず。完成した日本語版を初めて観たときは、正直自分の声に照れくささもありましたが、やはり光栄なことに変わりはありません。一生の宝物ですし、今後の糧になる経験です」。この春、大学を卒業し、東京に活動拠点を置く予定だといい「目指しているのはミュージカルの世界ですが、今回モアナを演じた経験を通して、より広い意味で、皆さんの心に何かを残せるような表現者になることが大きな目標になりました」と決意を新たにする。TOEIC915点を誇り、英語も堪能なだけに海外進出も視野に入れる。「日々勉強です」と瞳を輝かせる屋比久さんの目の前には、夢という名の大海原が“どこまでも”広がっている。(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:モアナと伝説の海 2017年3月10日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年03月03日3月10日公開の映画『モアナと伝説の海』のプレミアイベントが3月1日、都内で行われ、日本語版声優を務めた屋比久知奈、尾上松也、夏木マリが出席した。本作は、2014年空前の社会現象を巻き起こした『アナと雪の女王』、2016年『ズートピア』の大ヒットに続くディズニー・アニメーションの最新作。主人公のモアナ役を担当したのは、オーディションで選ばれた屋比久知奈(やびく ともな)、伝説の英雄"マウイ"の声を演じたのは歌舞伎俳優の尾上松也、優しい"タラおばあちゃん"の声をディズニー・ アニメーションの声優初挑戦となる夏木マリがそれぞれ担当した。プレミアイベントが行われたこの日は3人が勢揃いし、屋比久が主題歌「どこまでも~How Far I’ll Go~」を熱唱し、尾上松也も劇中歌「俺のおかげさ」を初披露。夏木も屋比久とともに歌とフラダンスを披露するはずだったが、1回目の時に失敗して「ごめんなさい! もう1回やってくれる?」と懇願して再挑戦。何とかクリアした夏木は「屋比久さんの歌声に聴き惚れてたら自分の歌を忘れちゃいました。1回納品したからまた歌うとは思いませんでした」 と苦笑い。そんな大先輩の夏木と歌を披露した屋比久は「緊張しましたけど、お2人と一緒にパフォーマンスができて本当に幸せで楽しく歌わせていただきました」と笑顔を見せた。日本語の声を吹き替えた主人公・モアナのキャラクターを屋比久は「モアナは16歳という年齡で海に飛び出し、世界を救う使命を持って新しい世界に飛び出します。そこで悩んだり苦しんだり葛藤したりと弱い部分を持ちながら、一歩一歩成長していく姿は多くの方々に共感いていただけると思います」と説明。公開を間近に控えた本作については「不安があって一歩踏み出せない勇気とか葛藤があったりしますが、この映画でモアナはそれを押しのけて一歩一歩進んでいきます。なかなか先に踏み出せず迷っている方々の背中を押してくれるような映画だと思うので、これで何かに挑戦するきっかけになっていただけたらうれしいです」とアピールしていた。映画『モアナと伝説の海』は、3月10日より全国公開。
2017年03月02日主演に堤真一を迎え、藤子・F・不二雄の人気ヒーロー漫画「中年スーパーマン左江内氏」をドラマ化する「スーパーサラリーマン左江内氏」。この度、本作の第7~9話に登場するゲストが一挙発表された。現在放送中の「スーパーサラリーマン左江内氏」は、ある日怪しい老人から“スーパーヒーロー”になれるスーパースーツをむりやり譲り受けた主人公・左江内が、そのスーパースーツを着て平和を守っていくという物語。主演の堤さんと小泉今日子が夫婦役で共演するほか、2人の娘・はね子役に島崎遥香、さらにムロツヨシ、賀来賢人、早見あかり、佐藤二朗、笹野高史、高橋克実ら豪華俳優陣が出演している。これまで本作には、アイドル役で浜辺美波、堤さん演じる左江内氏の後輩役で本田翼らがゲスト出演してきたが、今回2月25日(土)放送の第7話には「水球ヤンキース」「ニーチェ先生」などに出演し、先日ドラマ&映画化が決定した「お前はまだグンマを知らない」で主演を務めることが決定した間宮祥太朗、第8話には『俺物語!!』『ひるなかの流星』『ピーチガール』など話題作への出演が続く永野芽郁のゲスト出演が決定。いま人気急上昇中の2人だが、本作ではなんと“スーパースーツ”に身を包み登場するという。第1話から本作を見ていたと言う間宮さんは、「いちファンだったので、出演できて嬉しいです。『左江内氏』には、独特の空気があるので、急に入っていくのは難しいかと思いましたが、邪魔になっていなければいいですね(笑)」と話し、「自分用のスーパースーツ、嬉しかったです。これを着ると自然に腰に手をあててしまいますね。役得ですね!貴重な体験をしました」とコメント。また永野さんも本作を見ていたので出演できて嬉しいと話し、「スーパースーツは、私の役のために作ってくださったので、ピッタリで最高でした(笑)スーパーヒーローに憧れていたときがあったので、夢が叶った気分でワクワクしました!」と興奮気味に語った。さらにドラマも後半に入ると続々と豪華ゲストが登場。第7話では鈴木浩介、第8話には平泉成、立石涼子、第9話には風間杜夫、宅麻伸、石野真子、やべきょうすけ、高橋努の出演が決定。一体、それぞれのゲストがどんな役柄で登場するのか楽しみにしていて。「スーパーサラリーマン左江内氏」は毎週土曜日21時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年02月17日藤子・F・不二雄の人気ヒーローコミック「中年スーパーマン左江内氏」を堤真一主演、福田雄一脚本・演出でドラマ化した「スーパーサラリーマン左江内氏」の第5話が、女優の本田翼をゲストに迎えて2月11日(土)今夜放送される。本作は日本テレビの連続ドラマ初出演となる堤さん演じる、平凡な妻子あるサラリーマンで中間管理職(係長)の主人公・左江内(さえない)さんが、ある日怪しい老人から“スーパーヒーロー”になれるスーパースーツをむりやり譲り受けたことから、半ばいやいやスーパースーツを着て平和を守っていくことになるという物語。堤さんをはじめ、左江内さんの“鬼嫁”円子に小泉今日子、左江内さんの娘・はね子に元「AKB48」島崎遥香、左江内が解決した事件を結果的に手柄にする刑事・小池にムロツヨシ、小池といつも一緒にいるお巡りさんの刈野に中村倫也、左江内さんの上司・簑島には高橋克実、左江内さんの同僚役で賀来賢人、早見あかりらが出演するほか、毎回様々な職業で左江内さんの前に現れる謎の人物、米倉には佐藤二朗、左江内さんにスーパースーツを託したほか前回放送の4話では“コピーロボット”まで貸してくれた老人に笹野高史といったキャスト。また脚本・演出を手がける福田監督は「勇者ヨシヒコ」や『HK/変態仮面』シリーズなどでみせる独特のテンポやノリがファンから熱い支持を受けている。主演の堤さんはじめ大半のキャストがこれまでの福田作品に出演経験がある“福田組”ということもあって、本作でも“福田演出”が巻き起こす笑いが多くの視聴者を熱狂させている。そして今夜放送の第5話にはゲストとして本田さんが出演。「1話を見て、『福田監督らしさがさく裂しているな!』と、出演するのをすごく楽しみにしていました」という本田さん。ゲストとしてドラマ出演するのはほぼ初めてという本田さんの今回の役柄は左江内さんと同じ会社の総務課に勤務する女性社員・藤崎。左江内さんのことを好きな後輩社員という役どころだということで、どんな波乱が巻き起こるのかお楽しみに。第5話では簑島(高橋さん)から総務課の藤崎という女性社員との関係で悩んでいると相談を持ちかけられた左江内さん。ある日藤崎から食事に誘われた簑島は、彼女と居酒屋で飲み、酔っ払ってふと目を覚ますとホテルで「また連れて行ってくださいね」と書かれた藤崎からの置き手紙が残されていたといい、穏便に済ませたい簑島が「藤崎を説得してほしい」と左江内に頼む…というストーリーが展開。「スーパーサラリーマン左江内氏」第5話は2月11日(土)21時~日本テレビにて放送。(笠緒)
2017年02月11日堤真一主演で藤子・F・不二雄原作の人気ヒーローコミックをドラマ化した「スーパーサラリーマン左江内氏」の第4話が2月4日(土)今夜放送。今回は堤さん演じる左江内が仕事を取るか家族を取るかに思い悩む姿が描かれる。本作は主人公の平凡な妻子あるサラリーマンで中間管理職=係長の左江内(さえない)さんが、ある日怪しい老人から“スーパーヒーロー”になれるスーパースーツをむりやり譲り受けることになり、そのスーパースーツを着て平和を守っていくことになるという物語。堤さんをはじめ、左江内の鬼嫁役として小泉今日子、2人の娘・はね子役には「元AKB48」島崎遥香、その他ムロツヨシ、賀来賢人、早見あかり、佐藤二朗、笹野高史、高橋克実ら豪華俳優陣が出演している。脚本・演出を『俺はまだ本気出してないだけ』「勇者ヨシヒコ」シリーズの福田雄一監督が手がけており、堤さん、ムロさん、佐藤さんといった、これまで福田作品に出演してきた俳優陣が本作でも独特の“ノリ”で視聴者を爆笑の渦にまきこんでいる。先週放送の第3話は島崎さん演じるはね子がアイドルを目指して奮闘、左江内もはね子がオーディションを受けるアイドルグループのセンターと仕事で関わることになる…というストーリーが描かれ、放送直後からアイドル界の闇に切り込んだ内容だとネットで話題に。特に過激なセリフを連発した島崎さんの“ふり切った”演技が好評で「左江内氏のぱるるサイコー」「3話のぱるるヤバイな、面白すぎ」「昨夜のぱるるが斜め上を行ってた」など多数のツイートが投稿されていた。今夜の第4話は、左江内がレジャーランドのホテルのプレゼンを任され、負けて当然のプレゼンを押し付けられ困惑しながらも少ない時間の中でプレゼンの準備を進めることになる。一方妻の円子から息子のもや夫(横山歩)の遠足に付き添ってほしいと頼まれる左江内。しかし遠足はプレゼン当日。左江内は断ろうとするが円子は聞き入れてくれない。困った左江内は老人(笹野さん)に「コピーロボットはない?」と尋ねるが老人からは無理だと言われてしまう。左江内は仕事と遠足、2つの案件をどう切り抜けるのか…という展開。仕事と家庭の“両立”はできるのか…今夜も左江内さんもスーパーヒーローぶりに期待!「スーパーサラリーマン左江内氏」第4話は2月4日(土)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年02月04日藤子・F・不二雄の人気ヒーロー漫画「中年スーパーマン左江内氏」を原作に、堤真一主演でドラマ化した「スーパーサラリーマン左江内氏」。この度、2月11日(土・祝)放送の第5話に本田翼が出演することが明らかになった。本ドラマは、ある日怪しい老人から“スーパーヒーロー”になれるスーパースーツをむりやり譲り受けた主人公・左江内が、そのスーパースーツを着て平和を守っていくという物語。キャストには“サエナイ”スーパーサラリーマン役の堤さんとその鬼嫁役の小泉今日子を始め、2人の娘・はね子役に島崎遥香、さらにムロツヨシ、賀来賢人、早見あかり、佐藤二朗、笹野高史、高橋克実ら豪華俳優陣が出演している。今回、第5話にてゲスト出演する本田さんが演じるのは、左江内氏(堤さん)と同じ会社の総務課に勤務する女性社員・藤崎。左江内氏の後輩ということなのだが、その行動は謎に包まれているという役どころ。しかも藤崎は、どうやら左江内氏を好きらしい…というなんだか一波乱ありそうな予感。第5話では、簑島(高橋克実)から、総務課の藤崎という女性社員との関係で悩んでいると、相談を持ちかけられた左江内氏。ある日、藤崎から食事に誘われた簑島は、彼女と居酒屋で飲むことに。酔っ払った簑島がふと目を覚ますと、そこはホテル。そして「また連れて行ってくださいね」と書かれた藤崎からの置き手紙が残されていたという。穏便に済ませたい簑島は、藤崎を説得してほしいと左江内に頼むが…という展開に。本ドラマの監督福田雄一作品が大好きだと話す本田さんは、今回の出演に「とてもうれしかったです。1話を見て、『福田監督らしさがさく裂しているな!』と、出演するのをすごく楽しみにしていました」とコメント。ドラマのゲストでの出演もほぼ初めての経験で、初めはとても緊張していたと話すも、「家族のシーンでも会社のシーンもすごく温かい現場で、私もすぐに入ることができて、ほんとうに有難かったですし、楽しく撮影ができました」とふり返った。「スーパーサラリーマン左江内氏」は毎週土曜日21時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年01月26日ドキュメンタリー映画『レオナルド・ダ・ヴィンチ美と知の迷宮』が、2017年1月にシネスイッチ銀座ほか全国の劇場で公開される。映画『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズをはじめ、世界中の小説やフィクションに実名が登場し、時代を超えて“謎多き天才”と称されるレオナルド・ダ・ヴィンチ。本作は、2015年にミラノ万博で開催された特別展でも再び注目を集めた“世紀の天才”の偉業と、その知られざる人物像と謎を紐解くドキュメンタリーだ。映画本編では、ダ・ヴィンチ研究の第一人者で「最後の晩餐」の修復責任者のピエトロ・マラーニや芸術および各分野の専門家を迎え、レオナルドが天才と称される所以を作品解説を交えながら紹介。また再現ドラマにおいては、愛人から愛弟子まで、レオナルドを取り巻く人々の思いを綴りながら、彼らの目線から見たレオナルドの多才さと熱意、そして当時のミラノで最新テクノロジーを担った創作過程におけるメカニズムにも着目する。さらに「最後の晩餐」(世界初の4Kスキャン映像)、「モナ・リザ」、「白貂を抱く貴婦人」、「ウィトルウィウス的人体図」、「岩窟の聖母」、「音楽家の肖像」、「イザベッラ・デステの肖像」(未完)、「洗礼者ヨハネ」の他、素描など100点以上の作品を大スクリーンで鑑賞できるのも本作のみどころのひとつだろう。名画を映し出す圧巻の映像美とともに、ミラノという街が創造した一人の天才の魂に迫ってみてはいかがだろう。【作品情報】映画『レオナルド・ダ・ヴィンチ美と知の迷宮』公開時期:2017年1月シネスイッチ銀座ほか全国公開監督:ルカ・ルチーニ(「ミラノ・スカラ座魅惑の神殿」「ただひとりの父親」)、ニコ・マラスピーナ出演:ピエトロ・マラーニ、マリア・テレサ・フィオリオ、ヴィットリオ・スガルビ他2015年/イタリア映画/イタリア語/約81分/カラー/原題:Leonardo Da Vinci - The Genius in Milan/© Rai Com – Codice Atlantico - Skira Editore 2016
2016年11月08日