阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市福島区、社長:秦雅夫)では、当社沿線の兵庫県西宮市内の様子が作品中に多く描かれているTVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」とのコラボ企画「涼宮ハルヒの巡遊」を開催します。本企画では、武庫川線車両の特別装飾や記念入場券の発売のほか、甲子園歴史館での場面写展や西宮市内でのデジタルスタンプラリーなど、数多くのコンテンツをご用意しています。更に、9月18日(日)に阪神甲子園球場で行われる阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズの試合を「涼宮ハルヒの球宴」として開催し、トークショーやコラボグッズ販売などを予定しています。本企画の概要は、次のとおりです。<「涼宮ハルヒの巡遊」の概要>1 名称涼宮ハルヒの巡遊(じゅんゆう)2 日時2022年7月23日(土)~9月25日(日)※記念入場券セットの発売は2022年8月1日(月)から3 内容(1)阪神電車 武庫川線車両の特別装飾期間中、西宮市内の武庫川線で運行する車両を特別装飾します。武庫川線で運行する車両全4編成が、異なるデザインで運行します。運行予定については阪神電車ホームページで公開します(期間:7月23日(土)~9月25日(日))。なお、運行予定は変更する場合がございますので、ご了承ください。■阪神電車ホームページ a. 副標b. 車内吊り(2)阪神電車記念入場券セットの発売今回のコラボ企画を記念し、記念入場券セット(駅長室のある全6駅のセット)を発売します。【発売価格】1,000円 / セット(税込)【発売場所】阪神電車各駅長室(大阪梅田・尼崎・甲子園・御影・神戸三宮・新開地)【発売期間】2022年8月1日(月)~ 無くなり次第終了【その他】・入場券の有効期間は2023年3月末まで・改札機投入は不可・駅入場時は、券面に入場駅の改札印を押印します。【デザイン】(3)阪神バス「西宮山手線・鷲林寺(じゅうりんじ)線」車両のラッピング装飾阪神バス「西宮山手線・鷲林寺線」を運行するバス1台をラッピング装飾します。車内にも「涼宮ハルヒ」イラストを使用したポスターを掲出します。【デザイン】(4)赤胴車 特別装飾独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)武庫川団地内の「赤胴車のある広場」に展示されている「赤胴車」を涼宮ハルヒデザインのドアステッカーで装飾します。※「赤胴車」と「赤胴車のある広場」についてUR都市機構と当社は、2020年3月に地域の交流、活性化を促進すべく相互に協力することを目的として包括連携協定を締結し、様々な取組みを実施しています。連携施策の一環として長く地域の足として活躍した阪神電車武庫川線の「赤胴車」をUR都市機構武庫川団地に設置し、この「赤胴車」を地域のコミュニティスペースとして活用することとしました。場所:兵庫県西宮市高須町2丁目(阪神電車武庫川線 武庫川団地前駅より約10分)(5)TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」場面写展甲子園歴史館内において、TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の「場面写」を約20点展示します。【開催期間】2022年7月23日(土)~9月25日(日)【開催場所】甲子園歴史館内 企画展コーナー【料金】甲子園歴史館入館料に含まれます(別途料金は不要)。◆甲子園歴史館 営業のご案内◆【営業時間】10:00~18:00 ※催し物により変動、入館は閉館の30分前まで【休館日】月曜日(試合開催日、祝日を除く。)【入館料】おとな900円、高校生700円、こども(4歳~中学生)500円【場所】西宮市甲子園町8-15 甲子園プラス2階 (6)オリジナルアプリ『涼宮ハルヒの巡遊』期間中、スマートフォンアプリ「涼宮ハルヒの巡遊」をダウンロードいただくと、デジタルスタンプラリーなど様々なコンテンツをお楽しみいただけます。※ダウンロード方法は本企画のホームページをご参照ください。1. デジタルスタンプラリー西宮市内5か所全てのポイントでスタンプ(全5種)を集めた方に、賞品引換ポイントで、オリジナルコンプリートカードをプレゼントします。※プレゼントはなくなり次第終了となります。2. 不思議マップ AR・聖地巡礼マップ ARアプリ内の地図上にあるスポットに行くと、AR(拡張現実)で場面写などが表示され、カメラで撮影を楽しむことができます。3. 赤胴車をラッピングしよう!UR都市機構武庫川団地内の「赤胴車のある広場」に展示されている「赤胴車」を、アプリ上でラッピングし、楽しむことができます。<「涼宮ハルヒの球宴」の概要>1 名称涼宮ハルヒの球宴(きゅうえん)2 内容(1)阪神タイガースとTVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」によるコラボ試合TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」長門有希役の茅原実里(ちはら みのり)さんによるファーストピッチセレモニーや、涼宮ハルヒ役の平野綾さんによるメッセージで試合を盛り上げます。このほか、イラストレーターの“いとうのいぢ”さんによる描き下ろしイベントビジュアルを使用したノベルティグッズの配布を予定しています。【日時】2022年9月18日(日) 18:00試合開始阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズ【会場】阪神甲子園球場※チケット購入方法は、阪神タイガース公式サイトをご参照ください。(2)「涼宮ハルヒの球宴」トークショーTVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」長門有希役の茅原実里(ちはら みのり)さん、企画プロデューサーの伊藤敦さん、音楽プロデューサーの斎藤滋さんが、TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のエピソードを語りつくすトークイベントに抽選で100名様をご招待します。【日時】2022年9月18日(日)14:30~15:00(予定)【場所】阪神甲子園球場【応募期間】2022年7月23日(土)~8月31日(水)【応募方法】甲子園歴史館で開催する「場面写展」会場に設置するポスターから二次元コードを読み取り、専用応募フォームに必要事項をご入力のうえ、お申込みください。※ご応募には甲子園歴史館への入館が必要となります。※状況により、イベント時間・内容が変更又は中止となる場合があります。(3)コラボグッズの販売“いとうのいぢ”さんによる阪神甲子園球場・阪神タイガースとコラボレーションした「描き下ろし」素材を使用した各種グッズ販売も予定しています。限定コラボグッズの詳細は後日、阪神タイガース公式サイトで発表いたします。■主催・企画・協力主催:阪神電気鉄道株式会社企画:兵田印刷工芸株式会社協力:阪神バス株式会社、独立行政法人都市再生機構、株式会社KADOKAWA、一般社団法人アニメツーリズム協会■本企画のホームページ ■お客さまからのお問合せ先記念入場券や武庫川線車両の装飾について阪神電車 運輸部 営業課TEL:06-6457-2222(平日9:00~17:00)TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」場面写展・「涼宮ハルヒの球宴」トークショーについて甲子園歴史館TEL:0798-49-4509(月曜休10:00~18:00)オリジナルアプリ『涼宮ハルヒの巡遊』について兵田印刷工芸株式会社(イベント事務局)TEL:0798-47-3501(平日 9:00~17:00)「涼宮ハルヒの球宴」コラボグッズについて株式会社阪神タイガース 事業本部 営業部 商品商標担当TEL:0798-46-8477阪神電気鉄道株式会社 リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月15日京都・四条にある高級会席料理店【じき 宮ざわ】。こちらは宮澤政人さん率いる【じき】で感銘を受けた泉貴友さんが、直接宮澤さんに交渉、弟子入りして、一つ星を獲得するほどになった日本料理の名店です。四条駅から歩いて2分の好立地。石畳の小路を抜けた先にある星付き店です食材は、なるべく天然ものにこだわっており、季節を感じられる『焼物』や『お造り』をはじめ、三重の尾鷲産ボラを使った色鮮やかな『自家製カラスミ』や、上質の葛を長時間練り、使用する調味料は塩とはちみつのみという名物『焼胡麻豆腐』など、丁寧につくられる本格京料理を堪能できます。緑を望むカウンター席。泉さんが目の前で丁寧に料理を仕上げてくださいます今回は、ネーミングから心をわしづかみにされる、【じき 宮ざわ】の『晩酌せっと』をお取り寄せしてみました。桐箱に一品ずつ丁寧に梱包されていました手書きのお品書き。それぞれのこだわりが記載されていますまずは、『水なす浅漬け』から頂きます。『水なす浅漬け』大阪泉州の水なすを、利尻昆布だしと塩のみで漬け込んだ浅漬け。水なすは肉厚で、食べ応えも十分。浅漬け好きの私ですが、こんなにも肉厚で食感をしっかりと楽しめるなすの浅漬けは初めてです。味は昆布だしの柔らかく丸みのある味わいで、なすそのものの味もしっかりと感じることができます。『下津井タコ』続いて、『下津井タコ』。岡山のタコと新生姜、水玉きゅうりを自家製ポン酢で和えた一品です。生姜とポン酢でさっぱりとした味わいですが、酸味が強すぎないので食べやすく、一手間加えられた水玉きゅうりは目にも楽しい。タコは弾力のある歯応えで、噛むと旨味が広がります。日本酒との相性もバッチリです『〆鰆燻製』お品書きを眺めつつ、お次は『〆鰆燻製』に箸を伸ばします。鳥羽・答志島の鰆をお酢で〆て、無農薬のもち米のわらで薫香をつけたという『〆鰆燻製』。答志島の鰆は肉厚で脂が乗っており、噛むと旨味と薫香が広がります。日本酒だけでなく、薫香と相性のよいウイスキーとも合わせていただきたい。『自家製カラスミ』いよいよ、お店の名物の一つ、『自家製カラスミ』を。三重県尾鷲産のボラ子をこだわりの塩と酒で仕込み、天日干しで仕上げたという逸品です。塩分は控えめで、やわらかい味わい。そして、とにかく旨い。じっくりといつまでも楽しめます。『和牛きんぴら』そろそろお口がお肉を欲っする頃です。5等級の和牛と、非常に糖度が高い北海道産の和田コボウを合わせて炊き込んだという『和牛きんぴら』。サシの入った旨味たっぷりの肉の甘みと旨味、それにゴボウの香りと甘みも活かされております。きんぴらの概念を払拭する見た目と味わい。さすが、星付きの店。『晩酌せっと』6,480円(送料別)、冷蔵で京都から佐川急便で発送。消費期限:4日間(製造日を含む)。到着後は冷蔵で3日間、冷凍なら2週間持ちます。※水なす浅漬けと下津井タコ・岡山のタコは冷凍不可桐箱に入っているので、ギフトにも最適。これからの季節ならお中元におすすめです。一人でちびちび、二人でしっぽり、お酒と共に楽しむのにちょうどいい分量。お品書きを眺めつつ、大切な人と会話しながらゆったりと酒肴を楽しめる『晩酌セット』。今宵の晩酌は、特別な時間が過ごせました。お取り寄せサイト「ヒトサラ CHEF’S MALL」世界で活躍する日本のトップシェフがつくるグルメやスイーツをはじめ、全国の知られざる逸品やその土地ならではの味などを「お取り寄せ」できるECサイト。「食」をより楽しくするバラエティ豊かな商品をご紹介しています。
2022年06月27日2022年6月4日、三笠宮妃百合子さまが、白寿となる99歳の誕生日を迎えられました。百合子さまは1923年6月4日生まれであり、現代の皇室で最高齢。2016年に100歳で薨去(こうきょ)した三笠宮崇仁親王さまに次ぐご長寿であり、また、明治時代以降の女性皇族としても最高齢です。百合子さまは、健康維持のため、宮邸で体操やストレッチを日課にしているといいます。宮内庁によると、百合子さまは近年、健康維持のため宮邸で体操やストレッチを日課とし、車いすで日光浴や庭の散策を楽しまれることも。新聞や雑誌に目を通し、新型コロナウイルス禍の影響を受ける人々を案じられている。産経ニュースーより引用また、百合子さまは7人のひ孫の成長を喜び、テレビの野球中継も楽しまれているのだとか。【ネットの声】・気品があって素晴らしい方。これからも健やかにお過ごしください。・お誕生日おめでとうございます!・いつまでもお若く、素敵です。お元気そうで嬉しいです。同日、新型コロナウイルス感染症のため、公的な祝賀行事は行われませんでした。100歳の誕生日には、祝賀行事が行える状況になり、多くの人が百合子さまにお祝いの言葉を直接届けられるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年06月04日俳優の宮世琉弥が14日、千葉・幕張メッセで開催された日本最大級のファッション&音楽イベント「Rakuten GirlsAward 2022 SPRING/SUMMER」に出演した。ガルアワ初出演の宮世は、迷彩柄のパンツにボーダーTシャツ、デニムのベストというコーディネートを披露。観客を見渡しながらランウェイを歩き、先端ではファンのハートを撃ち抜くポーズを決め、無邪気な笑顔を見せた。「GirlsAward」は、2010年から開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。新型コロナウイルスの影響で過去2年は開催を延期しており、2019年9月以来2年半ぶりの開催となる。今回のテーマは、“女の子はきらきら輝き続ける”という思いを込めて「STAY GOLD ~Keep on girls story~」。人気モデルによるファッションショーやアーティストによるライブステージなどを展開した。撮影:蔦野裕
2022年05月15日カウンタースタイルの劇場型レストランが一躍注目を浴び、ジャンルを超えてもてはやされている昨今、また一つ、ラグジュアリーなカウンターチャイニーズが誕生した。この10月4日にオープンしたばかりの【西麻布 香宮】がそれ。あの【シノワ】の篠原裕幸シェフを輩出しした名店といえば、あゝと思い当たるフーディも多いことだろう。以前の星旗通りから、外苑西通りの笄公園そばに移転。それを機に、店内もオープンキッチンのカウンタースタイルとなり、メニューもコースのみと一新。ベテランシェフを新たに招き、全く違う店に生まれ変わった。アフリカンチークの一枚板も見事なカウンターは、席と席の間隔もゆったりとした贅沢な設え。厨房との間に空間があり、ここで有島料理長が出来立ての料理をすぐさまサーブする。扉を開け、エントランスを抜けると、まず目に入るのは、堂々たるオープンキッチンのカウンター席。長さ7mに及ぶ一枚板の、アフリカンチークでできたカウンターが存在感を放つ店内は、いわば空間全体がシェフズテーブル。8席全てから、活気みなぎる厨房を目の当たりにすることができ、臨場感もたっぷりだ。軽快に鍋を振る音、ゴォーと燃え上がる炎と共に立ち込める芳ばしい香り等々、シズル感あふれるシチュエーションもご馳走の一つだろう。そして、厨房を任されたのは経験豊富な有島一郎料理長。京王プラザホテル【南園】を皮切りに、ホテル畑で修業を積み、ザ・ペニンシュラホテル東京【ヘイフンテラス】の副料理長を経て、マンダリン オリエンタル東京【センス】では料理長に就任。ミシュラン一つ星を獲得した実力派だ。「【香宮】は、私の料理人人生40年の集大成ともいうべき店でもあり、(自分が)今まで経験したことのないオープンキッチンスタイルにしてみたんですが、これが楽しい。お客様の反応がダイレクトに伝わってきますから。現在は、お客様の目の前で鍋を振り、出きたての料理を私自身が直接お渡ししています。」と笑顔を見せるのは、有島シェフ。有島浩昭料理長。59歳。ザ・ペニンシュラホテル東京やマンダリン オリエンタル東京など、名だたるホテルのチャイニーズで活躍してきた手練れ。パリで腕を振るった経験もある。そのベテランシェフの脇を、しっかり固める若手スタッフの面々も頼もしい。フレンチで言えばスーシェフに当たる二番鍋は【楽記】出身の榎本和裕さん。一方、前菜と焼き物担当はペニンシュラ時代から有島シェフに師事してきた石井聡さんの両名。加えて、デザートは、銀座の老舗パティスリー【ピエスモンテ】出身のパティシェ露木 昭さんが意匠を凝らすという充実ぷりだ。スタッフの見事なチームワークから生まれる料理は、1コース10皿で構成。“一帆風順”(物事が順調にいく)、“ニ龍騰飛”(龍のように飛躍する)など、中国のお正月に良く用いられる賀詞を引用したメニューのネーミングもユニーク。縁起を担ぎたいお祝いの席や絶対に成功させたい接待の席にはピッタリだろう。『黒鮑・葱 山椒ソース・キャビア』千葉房総産の黒鮑を蒸してぶつ切り。口にした時のむっちりとしたおいしさは、厚みのあるカットなればこそ。たっぷりトッピングしたキャビアも気分を盛り上げる。さて、コースに並ぶは、揚げパイなどの点心から焼味、清蒸魚といった伝統的な広東料理の数々。だが、軸足は広東をべースにしながらも、トリュフやキャビアを所々にあしらい、和洋のエッセンスをプラス。黒鮑や松茸など旬の素材を巧みに取りいれ、季節感を大切にしている。それゆえ、料理内容は、時々で少しづつ変わるそうだが、年間を通して登場するのは『稀少青ザメ・プレミアム琥珀ソース』と名付けられた一皿。肉厚な青鮫のフカヒレを、【香宮】特製の上湯で仕上げた、有島シェフの自信作だ。曰く「日本では、姿煮でよく見かける吉切鮫のフカヒレがおなじみですが、香港では青鮫の方が高級品。中でも、うちでは数少ない400g前後のものを使っています。」とのこと。だが、フカヒレだけでは片落ちだろう。それに伴うスープー広東でいう極上スープの上湯の出来不出来が、味を大きく左右するからだ。【香宮】では、豚赤身肉に老鶏に加え、金華ハムを通常よりもたっぷりめに用い、8時間じっくり蒸すことで濃厚かつクリアな旨味を抽出している。ご覧の青ザメのフカヒレで約400g。これをニ湯と紹興酒を合わせたスープに入れて一度蒸し、下味をつける。この一手間が、肉厚のフカヒレの芯にまで味が染み渡るのだ。『稀少青ザメ・プレミアム琥珀ソース』は、コースの半ばに登場。琥珀色の上湯は、調味料は隠し味に加えるごく少量のグラニューのみ。金華ハムの塩分と肉の旨味のみから生まれる深みが素晴らしい。一本一本の繊維が太く、黄金色に輝くフカヒレはまさに“金糸”と呼ぶにふさわしい存在感。琥珀色のソースを纏ったそれを口にすれば、ザクリと歯が入る食感も美味。と同時に、その繊維の隙間からじわりと滲み出る旨味のエキスが秀逸。味わうほどに、淡麗でいながら深みある上湯の滋味がじわじわと味蕾を潤していく。思わず無口になり、溜息をつく瞬間だ。『廣東名物・仔鳩のクリスピー丸揚げ』は、焼き物専門の石井シェフの担当。レア気味に仕上げた鳩は、鉄分の旨味豊か。コースは、28000円(税込み・サ別)。一方、廣東名物の仔鳩のクリスピー揚げも【香宮】流にアレンジ。通常は滷水で火を完全に入れるところを、ここでは、煮込まずに沸騰した滷水に入れて火を止め、そのまま余熱で火を通している。フレンチのようにややレア気味に仕上げた仔鳩は、肉本来の風味を感じさせる。他にも、秋トリュフと共にクレープで巻いた北京ダックや和牛サーロインの塩竈焼きetc.次々と繰り出される機知に飛んだ料理の流れも見事。パティシェ特製のデザートまで舌と目を飽きさせない。食後、デザートの後に出される小菓子。手前から『シナモンの香りのフランボワーズのマカロン』、『紫芋のタピオカ蒸し団子』『紹興酒レーズンのバタークリームサンド』。アルコールの方も、もちろん潤沢に揃う。おすすめは、料理に合わせ、シャンパーニュから始まるペアリングを用意。途中、日本酒や紹興酒、古酒を挟みつつ、シチリアのデザートワインまで10種類程度がお目見え。華やかな気分を盛り上げてくれそうだ。坪庭のような植栽を臨む落ち着いたラウンジ。一部目のゲストは、食後のデザートと小菓子はこちらで楽しむ演出も心憎い配慮。「ゆっくりして頂いて、小腹が減ったら炒飯でもなんでもリクエストにお応えしますよ。」とは有島料理長。
2021年12月02日錚々たる共演者たちと渡り合い、俳優として貪欲に成長する宮世琉弥さん。オープンで天真爛漫な人柄の奥に、強い意志を秘めていました。自身の演技を俯瞰し、表現を広げる実力派の17歳。月9ドラマへの出演が目標だったという宮世琉弥さん。前クールの『ナイト・ドクター』でのオーディションで役を掴んだ。「大人数から選んでいただいて嬉しかったですし、俳優としていい経験がたくさんできました。心美を演じた原菜乃華さんは同学年なので、すごく刺激を受けて。また、岸(優太)くんは見たまんま、すごくいい人!ずっと和ませてくれました。この状況が落ち着いたらごはんを食べに行こうって約束してくれたんですよ!すごく楽しみです」この作品では、憧れの大人との出会いもあったそう。「ありのまま、現場で楽しんでいた田中圭さんを見て、遊び心のある大人ってカッコいいなって。来年は18歳で高校を卒業するので、殻を破りたい気持ちもありますし、大人にならなきゃいけない部分もありますけど、今の17歳の気持ちも大事に、忘れずにいたいです」感謝も、絶対に忘れないと心に誓っていること。「今、こうして自分のことを取材してもらっていることにも感謝しています。人間ってどうしても慣れちゃうじゃないですか。その慣れが一番怖いなって。当たり前のことなんですけど、感謝しながらお仕事をするのと、慣れて何も感じずにするのとでは、全然違うので。というのも、初めて個人で雑誌の取材に呼んでもらえたのは高校1年生で、つい最近なんです。その時の嬉しさとありがたさが、今でも心に焼き付いていて…」ネクストブレイク俳優のひとりに数えられるまでになり、ファンからの応援を糧に「もっとステップアップしていきたい」と意気込む宮世さん。俳優として転機となった作品に、『恋する母たち』と『青のSP -学校内警察・嶋田隆平-』を挙げる。「『恋する母たち』では、特に、僕のお母さん役の仲里依紗さんに優しくしてもらい、現場で話をしているだけでもいろいろ吸収させてもらいました。同級生役の奥平大兼と藤原大祐は、友達でもあり同世代のいいライバルです。『青のSP』では、藤原竜也さんのお芝居にまったく歯が立たず…。どんどん藤原さんのオーラに取り込まれていって、最後はそのオーラに完全に囲まれて、のみこまれていました。もし次の機会をいただけたら、藤原さんという大きな壁に立ち向かえるように、成長していたいという気持ちにさせてもらいました」次々と話題作に出演するようになった今、演じることが楽しくて仕方ないことが目の輝きから伝わってくる。「数学の問題を解くみたいに、自分なりに役を考えていく過程が楽しいんです。難しい役ほどやりがいがありますね。あ、いちおう数学は得意科目です(笑)。お芝居は、いつも裸のまま飛び込んでいく感覚です。たとえば、寒さを感じるお芝居をする時に、最初から腕を組んで震えるという決まりきったポーズを“寒いってこうだよね”ってやるんじゃなくて、その時に感じた寒さを表現する。だからテストも毎回が本番という意識です。今は、悪の道に染まってしまった役もやってみたいですし、高校生の今だからこそできる青春モノも興味がありますし、とにかくいろんな役を演じたいです!」そう考えるのは、俳優としてさまざまな役を演じた経験が、人生の最終目標と位置付ける映像作品作りに繋がると信じているから。「僕は宮城県出身で、東日本大震災を経験しているんですけど、年々、風化していると感じていて。震災が忘れ去られないように、いずれは自分が作った映画というかたちで伝えたくて、今から家で動画の編集の練習をやっています」編集ソフトやカメラなど、最新ガジェットに興味津々!一方で、一日中手持ち服でコーディネートを考えるくらい大好きなファッションは「流行とは逆流したい!」。「流行っているから着るんじゃなくて、自分の好きなスタイルを貫きたいです。女性も、自分らしさを大事にしている人に惹かれますね。周りに流されず、その人が着たい服を着ていてほしいなって。恋愛をするなら、絶対に純愛がいいです。一途にひとりの人を好きでいたいな」みやせ・りゅうび2004年1月22日生まれ、宮城県出身。’20年『恋する母たち』(TBS系)での好演が話題に。今年も『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)など話題のドラマに次々出演し、活躍している。ジャケット¥118,800パンツ¥30,800(共にノア/ノア クラブハウス TEL:03・5413・5030)トラックジャケット¥33,000(フレッドペリー/フレッドペリーショップ東京 TEL:03・5778・4930)※『anan』2021年11月3日号より。写真・池野詩織スタイリスト・丸山 晃ヘア&メイク・NOBUKIYO取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2021年11月01日『インディ・ジョーンズ』シリーズ2作目の『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』で、ハリソン・フォード演じるインディが着用した茶色のフェドラハットがオークションに出品された。落札価格は驚きの30万ドル(約3300万円)。出品元の「プロップストア」によると、予想落札価格は15万ドル(約1650万円)から25万ドル(約2760万円)だったという。フェドラハットといえば、インディの冒険に欠かせないアイコン的なアイテム。2作目で着用されたこの帽子は、1作目と同様イギリスの老舗帽子店「ハーバート・ジョンソン」が手がけているが、1作目と2作目で衣装デザイナーが異なるためわずかにデザインが変更となっている。商品説明の動画では、帽子の内側に「インディ・ジョーンズ」のイニシャル「IJ」がプリントされていることなどのディテールを紹介。映画が製作されてから30年弱が経過しているが、保存状態は「非常によい」とのこと。帽子1個に3300万円の値が付いたのは驚きだが、「The Hollywood Reporter」によると、2015年に同じく「プロップストア」のオークションに出品された1作目『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』のフェドラハットはさらに上を行く50万ドル(約5500万円)で落札されたという。(Hiromi Kaku)
2021年06月30日タレントの土屋炎伽が7日、舞台FOCUS『イッツショータイム!!』(東京公演:8月21・22日、大阪公演:10月30・31日)の取材に応じ、初舞台に挑む心境などを語った。ボールルームダンス(社交ダンス)×演劇というこの舞台で土屋が演じるのは、小さなダンスホールを営む神保原家の三姉妹の長女である主人公・操(鳳翔大)のライバル・大崎雅役。今回のオファーに、「私自身、ボールルームダンス、そして演技も未経験で初めてですので、ご迷惑をおかけしてしまうんじゃないかなって。すごく悩んだんですけど、数年前に三笠宮杯という大きな大会を観にいったときにすごく感動した印象が残っていて、自分自身、すごく不安ですけど、なんでも挑戦してみようと思って、このような機会はなかなかないなと思って、このたび出演をさせて頂くことになりました」と決意を語る。また、オファーに悩んでいたとき、妹の土屋太鳳、弟の土屋神葉にも相談したそうで、「『こういうお話を頂いているんだけどどう思う?』って聞いたところ、『え、面白そう、私が出たい』って。『なんで自分に話が来ないんだろう』って弟も言っていて。『すごく魅力的な作品だし、初めての舞台の中でまた新しい社交ダンスに挑戦できるのは素晴らしいと思うよ』っていう風にそういう話をして、お受けできたらな、と決めました」と、後押しになったそう。さらに、「弟も『ボールルームにようこそ』というアニメーションの主人公としてそこから社交ダンスを習っておりますし、妹もプライベートで社交ダンスのレッスンをたまにうけていたりしてますので、『すぐに早めにレッスンした方がいいよ、身体の使い方が全然違うから』っていうふうにこの前ちょうど言われたところです。なので、これから随時、悩みができたら、妹や弟に相談しながら頑張りたいなと思います」と意気込んだ。この取材会には、共演の千葉涼平(w-inds.)と鈴木福も出席。千葉は「このお話を頂いたときに、正直、何かの間違いなんじゃないかって思いました。まったく触れたことがないジャンルで、間違っているんじゃないかなって。一度『何かの間違いではないでしょうか』とマネージャーにもう1回確認してくださいってことで。で、かえって来たのが『過去の作品を観たうえでお話をくださっている』ということを聞きまして。それなら安心して飛び込んでチャレンジさせて頂こうということで、出演を決めさせて頂きました」といい、「ボールルームダンスには触れたことはないんですが、幼い頃にウッチャンナンチャンさんの『ウリナリ』という番組で、小さいながらも社交ダンス部の番組をずっと観ていて、すごく楽しいイメージがあるので、今回、実際に自分が参加させて頂くのを楽しみにしていました」と期待をコメント。鈴木は「社交ダンスとお芝居が混ざるというか、すごい面白そうだなと。芝居の方は普段やらせてもらっているんですけど、ボールルームダンスは初めてなので、皆さんに教えてもらいながら頑張りたいと思います」と意欲を示した。東京公演は、8月21・22日に大手町・日経ホール。大阪公演は、10月30・31日にCOOL JAPAN PARK OSAKAのTTホールで開催される。
2021年06月08日最近SNSで話題の「茶ノ宮高貴(ちゃのみやこうき)」を知っていますか? 「めっちゃ好き」「ツボすぎる」「ずっと気になってた」といった投稿が続出している茶ノ宮高貴。どんなイケメン俳優?と思いきや、なんとセブン-イレブン限定のアイスなんです。人気の秘密を探っていきます! 「茶ノ宮高貴」の正体はミルクティーアイス! 「茶ノ宮高貴」は、香り高いミルクティー味のソースとパリパリ食感のホワイトチョコチップが入ったミルクティーアイス。とてもアイスとは思えない商品名、そしてパッケージのインパクトが強すぎます。明らかにアイスコーナーの他の商品と比べても異彩を放っていました。 製造は「ガリガリ君」などでおなじみのヒットメーカー・赤城乳業が担当しています。「なんだかちょっと濃いアイツ」というコピーでピンと来た方もいるかもしれませんが、今年3月にセブン-イレブン限定で販売された「チョコ沢ゴリ蔵」と同シリーズでもあるんです。「チョコ沢ゴリ蔵」もパッケージ・おいしさが話題になったので、今回も期待できそうです! 3種類のパッケージを要チェック! パッケージは全部で3種類あり、茶ノ宮高貴の日常を垣間見ることができます。入社2年目、品行方正、成績優秀、おまけにイケメン(ティーポットみたいな髪型ですが)……。スペックは完璧なのですが、大概のことが大惨事になるというギャップもたまりません。 パッケージ裏のバーコードでも「すてーん」と派手に転ぶシルエットが。どんどん茶ノ宮高貴のことが気になってしまいます。 まさに高貴♡香り高い紅茶の味わいにウットリ 開封すると、ミルクティー色のアイスバーがお目見え。大きさはアイス部分が9.5cm×5.5cmとやや小ぶりなサイズで、見た目も至ってシンプルです。 ひと口食べると、紅茶の上品な風味が口いっぱい広がります。アイス自体はなめらかなのですが、ホワイトチョコチップがたっぷり混ざっていて良いアクセントに♡ かむたびパリパリした食感が楽しめます。中にはミルクティー味のソースが入っていて、より濃厚な紅茶の香りを味わえます。 これまでに食べたミルクティー味のアイスと比べても、紅茶の味わいがしっかりしていて贅沢感がありました。それなのに後味はさっぱりとして、まさに上品な紅茶を飲んだ後のようなさわやかさがあります。まさに名前のとおり、高貴なアイスです! ・価格:138円・カロリー:124kcal パッケージはかなりぶっ飛んでいますが、正統派なおいしさでSNSで話題になるのも納得です。1本あたり124kcalと低カロリーなのも魅力です。ぜひセブン-イレブンで「茶ノ宮高貴」をチェックしてみてください! ※本記事の内容は公開時に確認した情報のため、商品によっては変更となっている場合があります。記事の内容は個人の感想を含みます。※記事内の価格とカロリー表記は、商品パッケージに表記されていたカロリーを記載しています。価格表記は消費税込みの価格です。※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、一部店舗では臨時休業や営業時間の変更などを実施している可能性があります。商品購入の際には自分だけではなく周りの方、スタッフの方への感染防止対策を十分におこない、安全性に配慮していただくなどご注意ください。外出を楽しめる日が1日も早く訪れますように! ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。
2021年05月15日宮内庁は4月30日、秋篠宮家の次女・佳子さま(26)が、一般財団法人「全日本ろうあ連盟」(東京都新宿区)の非常勤嘱託職員として5月から勤務されると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、当面の間はテレワークで事務作業などに当たられ、5月6日から週3日程度勤務されるという。ネット上では《佳子さま、頑張って》《公務あるなら週3勤務も不思議ではないな》と応援の声があるいっぽう、《やっと就職するのね》《週3勤務の嘱託でテレワークって何すんの?》と厳しい声も上がっている。では、これまでの女性皇族たちの就職事情はどうだったのだろうか。女性皇族の就職は、上皇陛下の長女・黒田清子さん(52)が先鞭をつけられた。1992年に学習院大学国文学科をご卒業されるときの記者会見で「山階鳥類研究所」の非常勤研究助手として働くことを発表された清子さん。大学時代からこの研究所でアルバイトをされ、結婚までの約13年間勤務された。記者会見では「ささやかでもお金をいただいて仕事をさせていただくことは、とても責任のあることだと思います」と述べられた。そんな清子さんを慕われていたのは、姪にあたる、秋篠宮家の長女・眞子さま(29)だ。ICU時代は、学園祭で所属していたスキー部が出店した焼き鳥店の接客をされたことも。また、大学内で募集された時給800〜900円ほどのプール監視員のアルバイトをされていたという報道もあった。そして、2016年春から「東大総合研究博物館」の特任研究員に採用。週に3日程度の勤務をされると発表されていた。三笠宮家の長女・彬子さま(39)は英オックスフォード大学で女性皇族として初めて博士号を取得された。2009年に公募採用で「立命館大学衣笠総合研究機構ポストドクトラルフェロー」に就任され、2020年4月には千葉工業大学特別教授および千葉工業大学地球学研究センター主席研究員(非常勤)に就任された。彬子さまの妹である瑤子さま(37)は学習院大学卒業後の2006年から「日本赤十字社」で嘱託でありながら常勤で勤務。これは女性皇族として当時初めてのことだった。2014年からは社会福祉法人「友愛十字会」の総裁を務められている。英国留学中にSNS上の奔放発言で注目を集めた高円宮家の長女・承子さま(35)は2013年に早稲田大学国際教養学部を27歳で卒業。「日本ユニセフ協会」の嘱託職員として常勤で勤務されることとなった。妹の守谷絢子さん(30)は2016年に城西国際大学大学院を修了され、2017年に同大学福祉総合学部の研究員に就任。その後、日本郵船社員でNPO法人「国境なき子どもたち」理事の守谷慧さんと出会い、2018年に結婚された。このように、一口に女性皇族と言っても就職先や就職時の年齢などはさまざま。佳子さまは叔母である黒田清子さんのように、仕事にやりがいをもって臨まれるのだろうか。
2021年05月02日この前お正月だなぁと思っていたら、すでにゴールデンウィークなのですね。そんな今回は熱海の〈來宮(きのみや)神社〉を参拝しました。熱海のトレードマークでもあるお社は、「来福スイーツ」をいただけるカフェやオリジナルのアロマオイルなど、新たな魅力を発信する一面も。境内の奥に鎮まる名物の御神木「大楠」も必見です!木々と共に在るお社へ。熱海の街中に鎮座する〈來宮神社〉は、「大己貴命(おおなもちのみこと)」や「五十猛命(いたけるのみこと)」、「日本武命(やまとたけるのみこと)」をお祀りし、来福や縁結びのご利益で知られています。また、神様と参拝者とを繋ぐ「なかとりもち」として、五感で感じる参拝をテーマに新しい取り組みをしていることでも話題なんです。小路には約6,000種類の日本の古典植物が。中には「祝い」や「災い除け」の意味を持つものも。参拝を終えて向かったのは御神木の「大楠」へと繋がる「楠への小路」。この小路はご祭神であり、樹木の神様である五十猛命の御遷座1,300年を記念して始まった緑化事業の一環。さやさやと笹の葉音に包まれて歩いているだけで清々しい気持ちに。いざ大楠と対面!さて、小路を抜けると視界いっぱいに御神木の「大楠」が飛び込んできました。その迫力に思わず圧倒されてしまいます。それもそのはず、本州最大の大木で、何と樹齢2,100年を数えるのだとか。來宮神社は元々、江戸時代末期まで「木宮明神」と称し、木々に宿る神様を祀ってきました。特にこの大楠は神様の依り代として大切にされてきた存在です。大楠を一周。近付くとその大きさにびっくり!今なお、瑞々しい葉を茂らせる大楠は、まさに生命力の象徴。そのご利益から大楠を1周すると1年寿命が延び、また願い事を誰にも言わずに1周すると願いが叶うと言われています。また、日没から23時までは『kodama project』というライトアップも楽しめますよ。授与所などでも焚かれているアロマオイル「SOU(創・想・爽)」。落ち葉からは樟脳(しょうのう)の香りが。権禰宜の磯部直人さんによると、5月は葉が入れ替わる時期で辺りは楠の樟脳の匂いに包まれるのだとか。落ち葉の香りを嗅いでみると、スーッとして爽やか。実はこの楠や檜をブレンドしたアロマオイル「SOU」も〈オープンカフェ報鼓〉で購入できます。訪れた際はぜひ香りと共に大楠を感じてみて。来福スイーツでほっこり幸せ。本殿の裏手にある〈茶寮 五色の杜〉でのんびり。境内では御祭神の「五十猛命」にお供えして喜ばれたという「麦こがし・橙・百合根・ところ」を使用した「来福スイーツ」がいただけるカフェを3か所併設しています。私は大楠を見ながら静岡抹茶と和菓子が楽しめる〈茶寮 五色の杜〉へ。「麦こがしの落雁と静岡抹茶のセット」特に「麦こがし」は、身体に触れると「無病息災」になる特別なお供えとして、毎年7月の例大祭では街中で1トンも振り撒かれるのだとか。私も麦こがしの落雁をいただきました。ほっこり優しい甘さが神様もお好みだったのかもしれませんね。最後に見逃せないスポットも。最後におすすめなのが鳥居を潜ってすぐの「第二大楠」。來宮神社には大楠を含む7本の大木が生えていましたが、残ったのは2本のみ。第二大楠は落雷を受けて空洞になりながらも、成長している不思議な木。大楠とはまた違った静かな魅力を感じますよ。神職の方が掃き揃えている落ち葉は魔除けの猪目のハート型。境内にも3か所、猪目が隠れています。大楠の生命力溢れるあたたかさのおかげか、來宮神社では1時間ほどゆったり過ごす参拝客が多いのだとか。ぜひ皆さんも足を運んでみませんか?
2021年04月28日桜舞い散る、学習院大学の正門。晴れやかな表情を浮かべキャンパスへと入っていく学生たち。しかし、そこに愛子さまのお姿はなかった――。4月3日、学習院大学では、昨年入学した学生のために1年遅れの入学式が開催された。昨年の4月は感染拡大のまっただなかであり、入学式は中止になってしまった。1年前から同級生と喜びを分かち合うことを心待ちにされていたはずだが、愛子さまはオンラインでの出席を選択されたのだ。「両陛下もまだワクチンは接種されておらず、万が一にも両陛下に感染させるわけにはいきません。愛子さまはご友人たちに会いたい気持ちを抑えて、感染拡大の防止を徹底されているのです。また、新2年生のための入学式を行っていない大学もあります。そういった学生たちの気持ちを考えれば、愛子さまもご自身だけが式に出席するわけにはいかないというご判断があったのでしょう。あくまでも“国民とともに”が天皇家のご姿勢なのです」(宮内庁関係者)愛子さまは入学後、たった一度しかキャンパスを訪れていない。昨年10月のガイダンスに出席されたきりだ。今後は少人数での対面授業が再開されるが、愛子さまの登校は最小限にとどめられそうだ。新年度にあたって、愛子さまについて気になるニュースがあった。《愛子さまのティアラ予算つかず》今年12月、愛子さまは成人を迎えられる。女性皇族は成人するにあたって、宮中晩餐会など公式の場で着けるティアラを制作することになっている。ところが、今年度の予算には愛子さまのティアラの制作費が計上されていないというのだ。ティアラの制作費はこれまで、どのように支出されてきたのか。宮内庁OBに話を聞いた。「前例をみると、平成元年に成人された黒田清子さんまではお手元金である内廷費や皇族費からティアラの制作費が支出されています。しかし、三笠宮家の彬子女王殿下よりあとに成人された女性皇族のティアラは、すべて公費である宮廷費から支出されています。宮廷費で賄われるようになった背景には、ティアラを着けて正装するのはご公務のときに限られる、皇族費から出すには高価すぎるといった事情があります」■眞子さまは5点セットで2,856万円ちなみに、眞子さまのティアラは指名競争入札で和光が落札。ネックレスなどを含む宝飾品5点セットで2,856万円だった。佳子さまが成人される際は5社の企画コンペによる公募入札が行われ、ミキモトが宝飾品一式を2,793万円で制作した。元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司さんによると、「お手元金でお作りになったものは私物ですが、公費で作ったものは国有物品ですから、皇族でいらっしゃる間だけお使いいただき、ご結婚などで皇籍離脱の際には国に戻していただくことになります」皇室ジャーナリストの渡邉みどりさんは、予算が計上されなかった背景には、天皇家のお考えがあると語る。「今はコロナ禍ですから、できるだけ華美なものにお金を使わないというお考えがあるのでしょう。眞子さまや佳子さまが約3千万円ですから、天皇家の長女である愛子さまならばそれ以上のものを作られることになるでしょう。もしくは、黒田清子さんのティアラはもう使われることはないですから、それをお使いになられるかもしれません。愛子さまが引き継がれるとしたら素敵ですね」たいへん高価なティアラだが、予算に計上されていない以上、天皇家の“生活費”から捻出されるか、これまでに作られたティアラを引き継がれることになる。天皇陛下と雅子さまは公費の支出を避けられたのだ。「女性自身」2021年4月20日号 掲載
2021年04月08日愛子さまのティアラ、予算つかず――。今年12月に成人を迎える愛子さま。しかし、今年度の宮内庁の予算には、愛子さまのティアラの制作費が計上されなかったのだ。「三笠宮家の彬子さま以降、女性皇族のティアラは公費である宮廷費から支出されています。眞子さまのティアラはネックレスなどを含む宝飾品5点セットで2,856万円でした。佳子さまも同じく宝飾品一式が2,793万円で制作されています」(宮内庁関係者)愛子さまのティアラはお手元金である内廷費で制作するか、これまでに作られたティアラを引き継がれることになる。コロナ禍で国民生活も苦しいなか、両陛下は公費の支出を避けられたということになる。一方で、今年度の宮内庁の予算についてはもう一点、特筆すべきことがある。「眞子さまは結婚される際、結婚後の品位を保つための一時金を受け取ることになっています。その額は約1億4千万円とされていますが、今年度の予算には計上されなかったのです。また、そのほかの結婚関連の費用も同様に“ゼロ”でした」(皇室担当記者)眞子さまは先日の歌会始の儀でも《烏瓜その実は冴ゆる朱の色に染まりてゆけり深まる秋に》との和歌を詠まれた。「今年10月に眞子さまと小室さんがともに30歳を迎えることもあり、眞子さまは今秋までの結婚を切望されているといわれてきました。『烏瓜』には“よき便り”という花言葉もあります。まさに結婚の成就という吉報を待ち望むかのような歌だったのです。眞子さま自身は今秋の結婚を強く望まれているのかもしれませんが、予算が計上されていないということは、宮内庁としては今年度、眞子さまが結婚することは想定していないということです」(前出・皇室担当記者)愛子さまのティアラも、眞子さまの結婚関連も予算ゼロ。コロナ禍とはいえ、なぜこれほどの“緊縮策”が講じられることになったのだろうか。■眞子さまが下見していた「13万円チャペル婚」皇室の予算を巡っては、こんな騒動もあった。秋篠宮さまは’18年11月の会見で、宮中祭祀の大嘗祭について「身の丈に合った儀式にすることが、本来の姿ではないか」と発言。国費で大嘗祭を執り行うことに疑問を呈したのだ。「現在の象徴天皇制は、国民の総意に基づいて成立しているものです。もし国民の大多数が皇室は不要と感じるようになれば、憲法が改正され皇室が廃止となる可能性もあるのです。そのため、国民の理解を得られるよう税金の使い方に関しては十分に配慮しなければならないと、皇室の方々はお考えです。コロナ禍で約3千万円のティアラを制作することは国民の理解を得づらいと、天皇陛下と雅子さまはお考えになったのかもしれません。ましてや国民の理解が得られていない結婚に1億4千万円を費やすことは、国民の心が離れてしまうきっかけになりかねません。いずれも予算がつかなかったのは、両陛下の苦渋のご決断もあったからでしょう」(前出・宮内庁関係者)“結婚予算ゼロ”という厳しい現実に直面されている眞子さま。だが、早期結婚を実現させるための秘策もあるのだという。「実は眞子さまと小室さんの母校・国際基督教大学(ICU)にあるチャペルは、結婚式場としても使われているのです。もともと小室さんとの結婚式は帝国ホテルで開かれる予定でしたが、数百万円の費用がかかりますし、豪華な結婚式は国民感情を逆なでしかねません。しかしこのチャペルは、挙式の基本費用だけならたった13万円。ほかに牧師への謝礼や衣装代などがかかりますが、それでも一般の式場に比べればかなり格安です。眞子さまは’19年6月、ICUのチャペルで開かれた同級生の結婚式に参列しています。つまり、すでに式場の“下見”を済ませているのです」(前出・宮内庁関係者)雅子さまの“苦渋の決断”の真意は眞子さまに届くのか。それとも予算ゼロという逆境さえ物ともせず、眞子さまは小室さんとの結婚に突き進むのか――。「女性自身」2021年4月20日号 掲載
2021年04月08日3月14日に発売されたばかりのファーストスタイルブック『RB17 りゅうびセブンティーン』(SDP)の重版も決定した俳優・宮世琉弥。昨年末に出演した『恋する母たち』(TBS系)、最終回を迎えたばかりの『青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-』(カンテレ・フジテレビ系)と順調に俳優業を駆け上がる宮世に、将来の目標として掲げる「映画を撮る」や、自分のやりたいことをやらせてくれる両親への思いのほか、田中将大投手が帰ってきた地元・宮城の東北楽天ゴールデンイーグルスへの期待も聞いた。○■17歳の誕生日は、いつもと同じように家族と――スタイルブックのタイトルの通り、今年1月に17歳になりました。誕生日はどのように過ごしましたか?お仕事をして、ファンのみなさんと生配信でお祝いして、それから家に帰って、いつもの年と同じように両親と3人の妹たちと一緒に誕生会をしました。ケーキを前に、妹が「お誕生日おめでとう!」の掛け声をかけてくれて、「いえーい!」とお祝いしました。楽しかったです。――発売になったスタイルブックではこの17年間をじっくり振り返れたとのことですが、この企画があったからこそ、改めて発見したことはありますか?自分は何かを作ったり表現することが好きなんだなと改めて感じました。絵を描いたり、絵画展に行ったり、カメラで写真を撮影したり。自分の趣味からもそう感じましたし、俳優というお仕事についても同じように感じました。――なかには家族とのエピソードも登場します。忘れていたけど、今回のことで思い出したといった出来事はありましたか?忘れていたような出来事はなかったです。どれもちゃんと自分の記憶に残っています。子どもの頃にプリンを隠れて食べて怒られたなとか(笑)。○■自分が元気づけられたように、自分も人を元気づけられる存在に――10年後の自分へのメッセージも綴られています。「ちゃんと売れているか!」と呼び掛けていたり。宮世さんは、以前から明確な目標がありますよね。20歳までに主演映画、25歳までに日本アカデミー賞を受賞、30歳になったら映画を監督すると。10年後というと、20代後半です。今の僕は、本当にいろんな経験をさせていただいていると思います。いろんな方とお芝居をして、いろんな現場に行って、たくさんの人と出会って、すごい経験だと思います。10年後の自分は、そんな今の自分をはるかに上回っていたい。自分自身が自分をすごいと尊敬できるように。俳優としても人としても成長していたいです。――映画を作りたいという目標は、小学生のときにスカウトされて芸能活動を始めてから思うようになったのでしょうか。それとも、もともとそうした気持ちがあった?芸能活動をしたいと思うようになったきっかけが、僕自身も被災した東日本大震災が落ち着いてすぐのころ、ももいろクローバーZさんが来てくれたときのパフォーマンスを観たことでした。すごいパワーをもらいました。自分と同じように、元気づけられた人はたくさんいると思います。自分自身、芸能界でお仕事をするようになって、自分もあのときのももクロさんのようになりたい、そして震災の映画を作りたいと、自然と思うようになりました。○■家族の応援「周りに流されるな。やるならちゃんとやれ」――なぜ映画製作という目標になったのでしょう。生き残った僕にできるのは、分かりやすく、あの時の震災をみなさんに伝えていくことだと思いました。言葉で伝えるのも大切ですが、映像があるとより伝わりやすいし、こうして俳優として演技をさせていただいているので、演技でも恩返しをしたい。そして監督をすれば、自分自身が伝えたいメッセージそのものを伝えられる。そのためにも演技だけでなく、いろいろな趣味も含めて吸収しているところです。――「恩返し」という言葉は本の中にも登場しますね。「恩返し」とは?まずは両親に。普通の親孝行もそうですが、僕が有名になって、色んな作品に出てお芝居を見せることが、一番の恩返しになると思っています。ファンのみなさんにはファンクラブの活動や、こうしたスタイルブックを届けることも、恩返しになっていると思いますし、色んな人に出会って、ちゃんと自分の好きなことをやって、みなさんに作品を届けていくことが、恩返しになると思っています。――尊敬する人にご両親をあげていますね。僕のやりたいことを「やっていいよ」と応援してくれるんです。小学生でスカウトされたときも、「頑張れ」と言ってくれました。当時、スカウトされてすぐに所属ではなくて、顔合わせが必要でした。その顔合わせに行くと決める段階で、「この仕事をやっていくのだという意識をちゃんと持って、周りに流されるな。やるならちゃんとやれ。絶対に受かれよ」と言ってくれました。僕もやりたいという意志を明確にして入りました。○■マー君が世界から地元・宮城に帰ってきた――ところで宮世さんは小学生の頃、楽天ジュニアに所属していたんですよね?はい。楽天の選手たちに練習を一緒にしてもらったこともあります。それってジュニアじゃないと出来ないことですよね。選手とキャッチボールしたり、打たせてもらったり。よく覚えてます。最初は緊張しましたけど、みなさんすごく優しかったので、もっと野球を好きになりました。――今年は田中将大選手が日本球界に復帰しました。そうなんです! 早く会いたい! やっぱり自然と楽天を応援しますね。今年はもっと一気に強くなると思います。マー君が、日本のマウンドで……。ヤバいですよね。あー、テレビ見なきゃ。すごく嬉しいですし、自分もその勢いに乗りたいです。マー君が世界から宮城に帰ってきた。僕は外に出て行って、みなさんに何かをお届けしたいです。――ではまず今年の目標を教えてください。17歳は、何かひとつに絞るのではなく、いろんなことに挑戦していきたいです。いろんなことやモノ、いろんな人に興味を持って、新しいことをいっぱい見つけていきたい。苦手そうだと思ったことも、まずはチャレンジしたい。そのうえで苦手だったら仕方ないですけど、それが苦手なんだと分かるうえでも、まずはやってみたい。ひょっとしたら楽しいかもしれないですしね。――最後にスタイルブック発売へのコメントをお願いします。初めてのスタイルブックがこの作品で良かったと思っています。本当に僕の説明書みたいに、盛りだくさんの内容です。僕を知ってくれている方も、知らない方でも、チェックしてください。いろんな僕を知ってもらえると思います。■プロフィール宮世琉弥2004年1月22日生まれ、宮城県出身。小学校5年生のときにスカウトされる。2019年に苗字を公募し、出身地である宮城から世界へ羽ばたけるようにという願いを込めて宮世琉弥に改名した。同年すぐにドラマ『パーフェクトワールド』で役者デビュー。2020年、ドラマ『恋する母たち』で、一気に注目を集める。1月期には『青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―』『FAKE MOTION -たったひとつの願い-』と連続ドラマ2作に出演した。3月14日にファーストスタイルブック『RB17 りゅうびセブンティーン』を発売。望月ふみ 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビュー取材が中心で月に20本ほど担当。もちろんコラム系も書きます。愛猫との時間が癒しで、家全体の猫部屋化が加速中。 この著者の記事一覧はこちら
2021年03月27日「眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」天皇陛下は2月の誕生日会見で、眞子さまに結婚への課題を突きつけられた。秋篠宮さまに続いて陛下も「多くの人が納得し喜んでくれる状況」が必要だと明言されたのだ。「もはや金銭トラブルだけが、小室さんとの結婚を祝福できない理由ではありません。秋篠宮さまや宮内庁長官の要請に応えて、小室さん側がトラブルについて説明したとしても、世論が大きく変わるかどうか……。追い込まれた眞子さまはすでに、“皇籍離脱”という道も考え始めているといいます」(皇室担当記者)実は、皇室典範第十一条に《年齢十五年以上の内親王、王及び女王は、その意思に基き、皇室会議の議により、皇族の身分を離れる》とあり、皇室会議の議を経るといったハードルはあるが、眞子さまは独身のまま皇室を離れることができるのだ。ちなみに、昭和の時代には故・三笠宮寬仁親王が「皇族の身分を離れ、身障者問題などに打ち込みたい」として、宮内庁に皇籍離脱を申し出る騒動があった。このときは皇族方が総出で説得し、寬仁親王は考えを改められたという。当時、皇太子だった上皇陛下は、この件について、記者会見で次のように話していた。「やはり、皇族は天皇に一番近い立場にある。要するに、象徴に一番近いところにいるわけですから、象徴にふさわしいような生き方をしなければならないと思うわけです。そして、そういうことによって天皇をお助けしていくのが皇族のつとめではないかと思うわけです。また、子供達にも、そういうふうに話している。やはり、象徴にふさわしいということは、国民が望む意向に沿っていく、もちろんそういうことも含まれているわけですけれども」天皇陛下も秋篠宮さまも、上皇陛下の教えを胸に刻んでいたのだろう。“国民が望む意向”とはますます逆行されている眞子さま。小室さんとの結婚のために皇籍を離脱したいと宣言したとしたら、何人の皇族方が引き止めてくださるだろうか……。「女性自身」2021年3月23日・30日合併号 掲載
2021年03月16日2021年3月1日、宮内庁は崇仁親王妃百合子殿下(三笠宮妃百合子さま)が入院されたことを明かしました。百合子さまは3月時点で、御年97歳。現在の皇室で最高齢です。産経ニュースによると、発作性心房細動の診断を受け入院が決まったとのこと。幸い重篤な状態ではなく、百合子さまに自覚症状はないそうです。今後は投薬で治療を受け、1週間ほどご入院される予定とのこと。2020年には肺炎と心不全の併発により、入院された百合子さま。ご高齢ということもあり、ネットからは心配する声が上がっています。新型コロナウイルス感染症の影響で、重症化しやすい高齢者は常日頃から健康面で大きなリスクを負っています。百合子さまが回復されることを祈るばかりです。[文・構成/grape編集部]
2021年03月01日俳優の宮世琉弥(みやせりゅうび)が、3月14日にスタイルブック『RB17 りゅうびセブンティーン』(SDP 1,980円)を発売すると発表した。合わせて、表紙画像と収録カット4点が公開された。宮世は昨年、若手俳優の登竜門とも言われる資生堂「シーブリーズ」のCMや、TBS系ドラマ『恋する母たち』に仲里依紗の息子役で出演し、美男子ぶりが話題に。現在放送中のカンテレ・フジテレビ系ドラマ『青のSP』(毎週火曜21:00~)ではミステリアスな生徒・佐々木悠馬役を演じており、“ネクストブレイク俳優”として今後の活躍が期待されている。同書タイトルの『RB』は“りゅうびズ・バイブル”という意味で、グラビアカットはもちろん、理想のデート企画、私服コーデや毎日のルーティーン、ロングインタビューによるヒストリー紹介など、全96ページで宮世琉弥がまるごとわかる、永久保存版のスタイルブックとなった。表紙に選ばれたのは、季節をテーマにしたグラビアページ“秋”の1枚。甘えるようにこちらを見つめる表情は、ふんわりとした優しい雰囲気のなかに色っぽさもにじみ出ている。そのほか、春は制服や体操着を着た17歳の現役高校生らしい姿が収められ、夏はアロハシャツ姿、冬は赤いマフラーなど、さまざまなシチュエーションを用意。今回公開された収録カットでは、撮影で意気投合したというポメラニアンの“たろう”くんとの仲良しショットも。宮世は同書について「こんなに素敵な自分の本を出せるなんて夢みたいです。本当に皆さんのおかげです!」と感謝をあらわにし、「この本は僕の色々なことが分かってしまいます! 完全に今の17歳の僕、宮世琉弥のトリセツです。僕のことを知らない方でも読んでもらえたら分かってしまうほどです」と説明。「是非、色んな宮世の顔を見てください。学校やお仕事に一緒に連れて行ってみんなで見てくれると嬉しいです」とアピールした。
2021年01月25日「説明責任を果たすべき方が果たしていくことが極めて重要だと考えています」12月10日は、宮内庁長官が会見で小室さん側に金銭トラブルの説明を求める異例の事態となった。多くの国民が納得していないにもかかわらず秋篠宮さまから結婚の“お許し”が出たことで、批判の矛先は小室さん側だけでなく、秋篠宮家、さらには皇室にも向き始めている。そういった状況を危惧してのことなのか、元華族の女性が心配顔でこう話す。「実は宮家の方たちや、旧宮家、親族の方たちからは、小室さんとは親戚になりたくないとの声が聞こえてくるのです。基本的に皇族方、旧皇族、旧公家の方々は、ほかの家のことに口出しをすることはほとんどありません。それだけに、今回の小室さん母子への反応は特別といえます。とくにお母さまに不信感をお持ちの方が多いようですね」そもそも結婚延期のきっかけは、小室さんの母・佳代さんの金銭トラブルだった。佳代さんの元婚約者・X氏が金銭返還の要求を取り下げたことで、トラブルは収束に向かっているものの、それでも皇室の周辺で小室さん母子への拒絶反応は決定的になっているというのだ。「眞子さまはご結婚で民間人となられますが、皇室との“親戚付き合い”は続きます。年に数回は小室さんと夫婦そろって皇族方やご親戚方の集まりに出席されることになるでしょう。ただ、皇族方が積極的に小室さんに話しかけることはないかもしれませんね……。好きな言葉が『LET IT BE』という小室さんは、それでも気にせずマイペースを貫くのでしょうが、皇室で生まれ育った眞子さまにとって、ご親族方の態度の変化はおつらいことでしょう」(宮内庁関係者)ただ、眞子さまの結婚への意思を表明する文書発表前から、皇室からの“猛反発”の予兆が見え始めていたという。前出の宮内庁関係者は声を潜めて話す。「高円宮家の久子さまが、立皇嗣の礼の2日後に行われた祝賀行事を欠席されているのです。祝賀には、9月に肺炎と心不全で入院された97歳の三笠宮妃百合子さまも参列されています。久子さまが欠席されたのは異例のことでした」欠席の理由は、正倉院展と根付の展示会のために奈良県と京都府にお成りになっていたからだったが、コロナ禍にどうしてもその日程で行かなければならない必然性があるわけではない。「久子さまは、眞子さまの結婚問題を解決できない秋篠宮家に対して不満をお持ちなのではないか、との見方が宮内庁内部で囁かれていました。久子さまに限らず、皇族方で小室さんに好印象を持たれている方はいないでしょう。実名を明かすことはできませんが、実際、皇族方から小室さんを批判する声を聞いたこともありました。さらに、金銭トラブルが報じられた当初は小室さん母子への反発が強かったのですが、小室さんを迷いなく信じ続ける眞子さまへの疑念が、日に日に強まっている状況なのです」(前出・宮内庁関係者)まさに眞子さまは皇族方から“総スカン”状態に陥りつつあるというのだ。結婚を“容認”された秋篠宮ご夫妻も、決して手放しで眞子さまと小室さんを応援されているわけではない。秋篠宮家に近い人物は、厳しい言葉を口にする。「今後の小室さんの対応によっては、秋篠宮家と小室家の“家と家との付き合い”は難しくなります。秋篠宮さまと宮内庁長官が小室さん側に金銭トラブルについての説明を求めましたが、その説明が国民の納得を得られるものになるのかはわかりません。むしろ、その説明をきっかけに新たな批判が巻き起こる可能性すらあります。そうなれば、秋篠宮さまがご結婚の前に“親戚付き合いはできない”という厳しい条件を付けられる可能性も否定できません」なぜここまで、眞子さまと小室さんに皇族方やご親戚方から強い反発が生じているのか。眞子さまは11月に発表した文書のなかで、小室さんとの結婚について《お互いこそが幸せな時も不幸せな時も寄り添い合えるかけがえのない存在であり、結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択》と綴られていた。皇室ジャーナリストは眞子さまのお言葉に、従来の皇室との“価値観のズレ”があるのではないかと指摘する。「上皇陛下は美智子さまとのご成婚にあたって『どのような時にもお立場としての義務は最優先であり、私事はそれに次ぐもの』とおっしゃったといいます。上皇陛下も、お支えになってきた美智子さまも、そのお言葉を60年間ずっと胸に刻み続け、お務めを果たされてきたのです。一方で、眞子さまのお言葉は“私たち”の思いばかりが前面に出てしまっている印象を受けます。このままでは美智子さまが民間から嫁がれて以来、時間をかけて築かれてきた平成の両陛下と国民をつなぐ絆までが、眞子さまの結婚問題でひとときに薄れていってしまうのではないかと感じます。美智子さまのお言葉やお振舞いに幼いころから身近で接してこられた眞子さまなら、それを理解されているはずなのですが……」皇室の根底を揺るがす問題にまで発展してしまった眞子さまと小室さんの結婚。眞子さまと小室さんは、このまま結婚へと突き進み、孤立を深めてしまうのか。それとも、皇族方からも理解を得て、結婚への祝福を受けることができるのか――。「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2020年12月24日「それは結婚することを認めるということです」眞子さまと小室圭さんの結婚について、秋篠宮さまはそう断言された。11月30日に55歳となられた秋篠宮さまが、20日に臨まれた誕生日会見でのことだった。11月13日に眞子さまが発表された“結婚宣言”ともいうべき文書の中には《両親の理解を得たうえで》と記されていた。それを受けて、秋篠宮さまが単刀直入に“ご結婚容認”を表明されたのだ。「秋篠宮さまは会見で『婚姻は、両性の合意のみに基いて成立』という憲法24条の規定を3回も引用されました。眞子さまの“お気持ち”が、3年近い歳月を経ても変わっていないことをお知りになって、結婚を認めざるをえなかったということでしょう」(宮内庁関係者)秋篠宮さまの“本音”はともかく、金銭トラブルも消滅したいま、眞子さまと小室さんが結婚実現に大きく前進したのは間違いない。「今後、ご結婚問題の焦点は、女性皇族が結婚されて皇籍を離れる場合に支払われる一時金の金額になるのではないでしょうか。眞子さまの場合、慣例では約1億4千万円になる見込みです。ただ、それは法的に決まった金額ではないので、減額、あるいは眞子さまから辞退される可能性もあります。その場合も、生活費はどうにかして工面しなければなりませんが……」(皇室担当記者)そんな折、小室さんとのご結婚に突き進まれる眞子さまに“追い風”が吹いた。11月24日、菅政権が皇室の公務負担軽減策として、女性皇族を対象にした新制度の創設を検討していることが明らかになったのだ。「一般の男性と結婚されて皇籍を離れた女性皇族に『皇女』の尊称を贈り、特別職の国家公務員として公務を続けてもらおうという案です」(前出・皇室担当記者)現行の皇室典範は女性皇族が一般男性と結婚した場合、皇族の身分を離れると規定している。その規定を維持したまま、公務の担い手を減少させないため「皇女」制度を新設しようというのだ。名古屋大学大学院准教授で、象徴天皇制を研究する河西秀哉さんはこう語る。「『皇女』とはいっても、国家公務員にしてしまうということは、女性を皇室に残さないということになります。つまり、女性天皇や女系天皇の容認にはつながらない制度であり、男系維持を主張する保守派に配慮した案なのだと思われます」政府が想定する「皇女」の対象は、内親王と、すでに皇室を離れた元内親王となるようだ。元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司さんは言う。「この制度が実現した場合に対象となるのは、50代におなりになったばかりの黒田清子さん、そして結婚が予定されている眞子内親王殿下と考えられます。さらに佳子内親王殿下、愛子内親王殿下がご結婚されれば対象となるでしょう」つまり、眞子さまが小室さんと結婚されたとしても、「皇女」として公務に出席されることで、特別職の国家公務員としての報酬を確保できるということだ。眞子さまはすでに、秋篠宮さまや紀子さまがなさってきた活動をいくつも引き継がれており、結婚後もそれらを継続されることになる。外国大使らを招く「鴨場での接待」など“皇室外交”への参加も期待されているという。それでは、「皇女」制度が実現した場合、その収入はいったいどれほどになるのだろうか。「皇族方にはそれぞれ、皇族としての品位を保つための『皇族費』が支払われています。内親王の眞子さまは現在、年間で915万円を受け取られています。ただ、女王である三笠宮家の彬子さまや瑶子さま、承子さまは640万5千円です。結婚されて一般人となった『皇女』が、皇族である女王よりも多くの金額を受け取るわけにはいかないでしょう。ですから『皇女』の報酬として支払われるのは、年間600万円程度ではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)加藤勝信官房長官は、24日の記者会見で、「女性皇族の婚姻などによる皇族数の減少は先延ばしできない重要な課題だ」と述べた。「菅政権は女性天皇や女系天皇を容認しない方針ですが、それでは皇族数の減少を止めるのは困難です。すなわち、『皇女』になられた眞子さまが担当する公務は、増えることはあっても減ることはないでしょう。事実上の“永久雇用”といっても過言ではありません」(前出・宮内庁関係者)菅政権が発案した「皇女」制度で、小室圭さんとの新婚生活は“バラ色”となるのだろうか――。「女性自身」2020年12月15日号 掲載
2020年12月01日日本の歴代興行収入記録を塗り替える勢いとなっている、『劇場版鬼滅の刃無限列車編』の大ヒット――。「おそろいで『アナと雪の女王2』を鑑賞されるなど、映画がお好きな眞子さまと佳子さまも、ご覧になりたいと思われているのではないでしょうか」(皇室担当記者)映画は公開から39日間で興行収入259億円を突破し、歴代興行収入ランキングでは3位にランクイン。すでに累計1億部を突破している原作コミックスも、売り切れ続出している。まさに日本中が“どハマリ”している『鬼滅の刃』なのだが、実はいち早く、この作品に注目されていた女性皇族がいらっしゃる。三笠宮家の彬子女王だ。京都産業大学日本文化研究所で特別教授もお務めになっている彬子さまは今年1月29日、京都新聞に連載されているエッセイ「現代のことば」に、節分直前ということもあり《最近鬼が出てくる漫画を読んだ》とつづられていた。《人間の血肉を喰らう鬼たちから人間を守るために、主人公の男の子は鬼と戦うのだが、いつも彼は鬼が人間であったときの事情に思いを馳せ、その鬼が無事成仏するようにと願っている。人間に悪さをすることはもちろん止めなければならないけれど、鬼には鬼になった理由があり、人としての心をどこかにまだ持っていると彼は信じているのだろう》彬子さまはこのように主人公・竈門炭治郎の心情に思いを寄せていらっしゃったのだ。一説によると、皇室と鬼には切っても切れない関係があるという。「日本の鬼の交流博物館」の佐藤秀樹館長はこう話す。「平安時代の『酒呑童子』など、伝説に登場する鬼とは、天皇に歯向かった者のことであるといわれることも多いのです」「酒呑童子」は一条天皇の命を受けた源頼光が、天皇に背いた童子を討伐する物語だ。京都府福知山市にあるこの博物館には、’00年10月に上皇ご夫妻が足を運ばれている。そのとき上皇陛下はこうお尋ねになった。「外国には日本のようによいことをする鬼はいないのですか」日本には鬼瓦といった、人間に降りかかる災厄を鬼の力で追い払う風習もあることを念頭におかれてのご質問だ。漫画を読了された彬子さまは、《鬼をこの世に産みだしているのは人間》《鬼を隠れさせてしまったのもまた人間》という感想をお持ちになった。そして《節分で現れる鬼たちは、どんな事情を抱えているのだろう。そんなことを思うと、少し優しい気持ちになれるような気がする》とつづり、エッセイを締めくくられている。皇室をも席巻してとどまるところを知らない“鬼滅ブーム”の根底にあるものは、古来、日本人の中に生きてきた人間の写し鏡ともいうべき、善悪両面を併せ持つ鬼への畏怖なのかもしれない――。「女性自身」2020年12月1日・8日合併号 掲載
2020年11月25日「大学では新しい知識を得たときに感じられる喜びを大切にしながら、さまざまなことに取り組んでいければと思っております」10月24日、チェックのスカートに紺のブレザー姿、大きめのショルダーバッグを肩にかけ、愛子さまは学習院大学へ“初登校”された。この日は愛子さまが進学された文学部日本語日本文学科の1年生約100人が登校し、教職員の紹介などをするガイダンスが開かれた。コロナ禍で入学式は中止となり、授業もオンラインで行われていたため、愛子さまは同級生とも“初顔合わせ”となった。愛子さまが初登校された前日の10月23日には、秋篠宮家の長女・眞子さまが29歳の誕生日を迎えられている。「11月8日に行われる『立皇嗣の礼』以後に、眞子さまから“結婚宣言”があるのではないかと囁かれていました。しかし、ここにきて秋篠宮家の側近は『新型コロナウイルスの影響などで状況が変わったため、発表が今年中にあるかどうかはわからない』と慎重です」(皇室担当記者)希望に満ちた新しい一歩を踏み出された愛子さまと、国民から結婚への支持を得られず悩まれている眞子さま――。眞子さまと小室さんの結婚について、天皇皇后両陛下はどのようにお考えなのだろうか。「最終的には秋篠宮家の問題ですので、姪の眞子さまの幸せを祈りつつ、口出しはしないというスタンスで静かに見守っていかれるでしょう。ただ、愛子さまのお相手は、小室さんのような男性ではないほうが……というのが両陛下のお考えなのではないでしょうか」(宮内庁関係者)愛子さまも来年には20歳で、そう遠くない時期にご結婚という話が出てもおかしくない年齢だ。「皇族方の結婚についても、近年はご本人がお相手を探されることが多くなってきました。両陛下はもちろん、眞子さまが皇族としてご公務に取り組む姿勢などは高く評価されています。ただし結婚相手選びに限っては、愛子さまには眞子さまを“反面教師”にしてほしいというのが本音でしょう。そこで雅子さまは愛子さまに、眞子さまとは異なる”脱・優等生”大学生活を提案されているといいます」(前出・宮内庁関係者)’10年に国際基督教大学に入学された眞子さまは、’12年6月に小室圭さんと出会い、結婚前提の交際をスタートされた。「眞子さまは大学3年生で留学されるまで、一度も単位を落とされたことがなかったそうです。そんな失敗のない“優等生”的な人生を歩んでこられた眞子さまにとって、自分の目指す目標に向かって情熱的にまい進する小室さんの姿は、まさに“太陽のように”まぶしく見えたことでしょう」(前出・皇室担当記者)真面目すぎる性格ゆえに、小室さんに強く惹かれてしまったという眞子さま。愛子さまも中学・高校と女子校で学ばれ、眞子さまと同じくほとんど男子生徒との接触はなく、優等生的な生活を送られてきた。「学生時代に結婚相手を見つけてほしいという思いの一方、そのお相手は国民も納得するような方であってほしい……。両陛下は、愛子さまの学生生活に期待と不安の両方を抱かれていることでしょう。皇族・華族のための教育機関として設立された学習院ですが、現在は普通の学生が集まっています。“第2の小室圭さん”がいても不思議ではありません」(前出・宮内庁関係者)近年、女性皇族方には晩婚化の傾向が見受けられる。黒田清子さんが夫・慶樹さんと結婚したのは36歳のときだった。現在、三笠宮家の彬子さまは38歳、瑶子さまは37歳、高円宮家の承子さまは34歳。独身のまま、皇室に残られている。「晩婚化の背景には、十数年前から議論されている女性宮家の創設が、いまだに実現していないことがあります。現在の制度では、女性皇族は結婚に伴って皇室を離れることになります。つまり皇族女性は、“女性活躍”が叫ばれる昨今においても結婚と仕事を両立できないのです。それゆえ、皇室にとどまってご公務を続けるうちに、結婚のタイミングが遅くなってしまう……という状況が生まれているのではないでしょうか」(前出・皇室担当記者)そんななかで、大学在学中にご自身でお相手を見つけられたのが眞子さまだった。女子校育ちで男子生徒とほとんど接する機会のなかった眞子さまは、20歳のときに小室さんと出会い、翌年にはプロポーズをお受けになってしまったのだ。「愛子さまが将来の結婚相手を選ばれるにあたっても、ある程度は異性との交友関係があったほうがいいでしょう。おとなしい印象の愛子さまにも、学生時代にしかできない経験を積み、さまざまな人と出会ってほしい――。雅子さまはそうお考えになって、愛子さまにあえて“脱・優等生”の心得を授けられたのでしょう」(前出・宮内庁関係者)母から課された心得を胸に、愛子さまの“青春”が始まる――。「女性自身」2020年11月10日号 掲載
2020年10月30日10月17日、秋篠宮ご夫妻と眞子さま、佳子さまが、中曽根康弘元総理の内閣・自民党合同葬儀にそろってお出ましになった。この合同葬儀には、さらに常陸宮さま、三笠宮家の信子さま、高円宮家の久子さま、承子さまも参列されたのだが、宮内庁関係者は次のように語る。「これほど多くの皇族方が参列されたことには、いささか驚いています。たしかに過去の首相経験者の合同葬儀にも皇族方が出席されてきました。今回も主催者から各皇族方に案内があり、個別に判断されたようです。しかし、これまで新型コロナの感染拡大を防ぐために皇族方は外出を伴う公務を控えてこられましたし、美智子さまは宮内庁病院以外にはいっさい外出されていないほどです。政治色の拭えない合同葬儀が優先して出席すべき催しとは思えません。とくに秋篠宮家は、未成年の悠仁さま以外の“家族総出”で参列されなくてもよかったのではないでしょうか」この合同葬儀自体も、招待客が当初の4,000人から1,400人まで6割以上も削減されている。また、開催費に9,600万円もの国費が使われたこと、文科省が国立大学に弔意の表明を求めたことなどが物議を醸していた。葬儀委員長は菅義偉首相だ。「秋篠宮ご夫妻としては、菅政権との関係構築を図りたい思惑もあるのではないでしょうか。政府は年内にも、安定的な皇位継承についての議論に着手する予定です。そこでは女性天皇の是非についても議題に上ります。悠仁さまが天皇に即位できるかどうかは、菅首相にかかっているともいえる状況です」(前出・皇室担当記者)菅首相は最近、皇位継承問題について注目すべき発言をしている。10月13日に自民党の保守系グループ「日本の尊厳と国益を護る会」と会談し、「男系による継承が古来、絶えることなく続いてきた重みを踏まえる」との考えは「いささかも変わっていない」と述べたのだ。ただ、菅首相は’05年には新聞のアンケートに女性天皇賛成との回答を寄せている。また’19年10月には皇族数の減少について「先延ばしにできない重要な課題」と述べていた。現在の“男系継承”の限界を認識していたはずだが……。歴史学者で静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは、菅首相の発言について、次のように分析する。「11月8日の立皇嗣の礼を前にこうした男系優先の発言をしたのは、安倍政権の路線を継承することで、総理としての自己保身を図るためにも見えます。自民党内には二階氏、河野氏、石破氏など、女性天皇や女系天皇容認の容認論を唱えている人物もいます。一方で男系維持を求める勢力は危機感を持っており、首相は彼らにも配慮する姿勢を見せる必要があったのでしょう」「女性自身」2020年11月3日号 掲載
2020年10月23日マスク姿の秋篠宮ご夫妻は、国立劇場2階最前列で間に1席分の距離を保って着席されると、人間国宝の演者らが披露する演目に何度も拍手を送られた。第75回文化庁芸術祭オープニング公演「花鳥風月によせて」を鑑賞された10月1日。7カ月ぶりに外出を伴う公務に臨まれたご夫妻は「観客が入った状態で開催できたということは喜ばしい」と感想を述べられた。ここにきて政府は、秋篠宮さまが皇位継承順位第1位の皇嗣になられたことを国内外に示す「立皇嗣の礼」を11月8日に開催すると決定した。即位関連行事を締めくくる儀式だが、大幅な規模縮小が決まっている。「本来であれば非常に晴れやかな式典となりますので、コロナ禍で仕方ないとはいえ、秋篠宮ご夫妻には残念な思いもおありなのではないでしょうか。しかも儀式の後には、さらなる懸案がご夫妻を待ち受けています。眞子さまと小室圭さんの結婚問題です」(皇室担当記者)秋篠宮さまは昨年11月の誕生日会見で、結婚問題について眞子さまが「何らかのことは発表する必要がある」と述べられた。’18年2月、眞子さまが公表された文書には、小室さんとの結婚を《これから執り行われる皇室にとって重要な一連のお儀式が滞りなく終了した後》まで延期すると記されていた。「つまり『立皇嗣の礼』挙行後に眞子さまから“何らかの発表”がある可能性が大きいのです。眞子さまのお気持ちはまったく揺らいでいません。小室さんとの結婚の意思を改めて宣言されることになるのではないでしょうか」(前出・皇室担当記者)来年7月には小室さんが留学しているフォーダム大学大学院を卒業する予定だ。そのタイミングでの結婚を考えているのではないかというのは皇室ジャーナリスト。「ただ、小室さんが予定どおりニューヨークで弁護士資格を取得しても、少なくとも数年は帰国しないはずです。日本で国際弁護士の資格を生かして働くには、アメリカで最低1年の実務経験を積む必要があります。そのままアメリカで仕事を続ける可能性も高いでしょう。そこで現実味を帯びてくるのが、眞子さまが来年の夏以降に日本を脱出して、アメリカで小室さんと生活するというシナリオなのです。上皇陛下の妹の島津貴子さんや三笠宮家出身の近衞甯子さんが、結婚後に海外で生活していたことは眞子さまもご存じでしょう。眞子さまは2度の英国留学で海外生活にも慣れておいでですから、ニューヨークへの移住計画が実行されても不思議なことではないと思います」「女性自身」2020年10月20日号 掲載
2020年10月09日《新たに家庭を築くことは、なかなか想像の範囲に収まることではないと思いますが、小室さんと共に、温かく、居心地が良く、笑顔あふれる家庭をつくることができれば、うれしく思います》’17年の9月3日、婚約内定会見に望まれた眞子さまは、笑みを浮かべながら小室圭さんとの将来像を語られていた。それから約3年――。2人の将来は見えないままだ。「結婚への最大の障害となっている金銭トラブルについては、元婚約者男性との話し合いはまったく進んでおらず、解決の糸口は見えません。また、秋篠宮さまが昨年11月の会見で《何らかのことは発表する必要がある》と述べられたのを受け、眞子さまは今後の見通しと結婚についてのお気持ちを発表する文書を準備されていたといいます。しかしコロナ禍により、その発表も無期限延期状態です」(皇室担当記者)そんななか眞子さまは、8月に入ってご自身で綴られた文章を発表されていたのだ。お勤め先である博物館・インターメディアテクのホームページには、研究者のリレーコラムが掲載される“ブログ”が存在する。眞子さまは8月6日、13日と2週連続でコラムを更新された。1月9日以来、約7カ月ぶりの投稿となったコラムの内容は、英国の海洋生物学者、ウィリアム・カーマイケル・マッキントッシュ(1931年没)の研究書に収録された図版についてだった。その図版を描いた作者がウィリアムの妹、ロベルタであることを紹介するとともに、彼女が第1子出産後に若くして他界したことにも触れられている。《ウィリアムは妹の絵の才能をたいへん誇りに思っており、環形動物の絵の展示を開けるよう手配したこともあったという。ロベルタが残した写真帖には、顕微鏡を前に作業する兄を描いたページがある。研究に集中する兄の姿は、その研究を支えていた妹にとってお馴染みの光景だったのであろう》このようなブログの一節からは、きょうだい愛を描いたコラムのようにも受け取ることができるが、皇室ジャーナリストはこう語る。「眞子さまといえば、これまでもさまざまな場面で、公表される作品や文章の中にご自身の心情を滲ませていらっしゃいます。今年1月の歌会始の儀で発表された歌も、意味深な作品でした」歌会始のお題は「望」だったが、眞子さまはこう詠まれた。《望月に月の兎が棲まふかと思ふ心を持ちつぎゆかな》’17年9月に行われた婚約内定会見で、小室さんは「夜空の月を見つけたとき、うれしくて眞子さまに電話をした」というエピソードを明かした。さらに、眞子さまを「月のように静かに見守ってくださる存在」と表現していた。「眞子さまにとって“月”は特別なもの。ご結婚延期から間もなく丸2年を迎えるタイミングで、小室さんへの変わらぬ愛を歌にこめられたのでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)発信の機会がない今、眞子さまが投稿されたコラムにも隠された意味があるのだろうか――。博物館学に詳しい大学研究室職員が明かす。「実は、ブログには登場しませんが、ウィリアムにはロベルタのほかにアグネスというもう一人の妹がいました。アグネスは生涯独身を貫き、兄を支える“伴侶”として暮らしました。さらに兄の研究に関わるあらゆる文献をスクラップすることで、学者としての成果にも多大な貢献をしたのです」生物学を研究する兄を生涯にわたって支え続けた妹――。前出の皇室ジャーナリストは言う。「研究熱心な眞子さまがこの史実をご存じないわけはありません。眞子さまはかねてより、秋篠宮家の長女として、将来天皇となられる悠仁さまをお支えになる役目を期待されてきました。実際、眞子さまより年上で“宮家の長女”でいらっしゃる三笠宮家の彬子さまや高円宮家の承子さまも、結婚が近いとの噂が何度かあったものの、いまだに独身でいらっしゃいます。眞子さまもお二人のように宮家に残り、そして悠仁さまを支えていくという選択肢も思い描かれるようになったのかもしれません。そのきょうだい愛はまさに眞子さまがコラムに込められた、独身を貫きウィリアムの研究者人生を支えたアグネスの姿に重なります」また秋篠宮家を知る関係者は、長引くコロナ禍で眞子さまの心境に変化が生じたのを感じるという。「小室さんは弁護士を目指すための勉強には熱心ですが、眞子さまとの結婚の障害となっている金銭トラブルの解決には消極的に見えます。そんな姿に失望されているのではないでしょうか」2度の留学を経験された眞子さまは、結婚後はアメリカでの生活を思い描かれていたといわれるが、コロナ禍によりそういった青写真も現実味がなくなっている。「一方で、眞子さまはご家族と協力し、コロナ禍に立ち向かっていらっしゃいます。医療用ガウンを手作りされるなどの活動を通じて、家族の絆を再確認されたはずです。このまま結婚への道筋が見えない状況が続くのなら、いっそ皇室に残って、生涯独身のままお役目を果たすほうがいい――。ご家族と力を合わせるなかで、眞子さまに小室さんと決別するご覚悟が生まれたのではないでしょうか」(前出・秋篠宮家の関係者)コロナ禍の夏に見つめ直された恋人との未来。眞子さまは小室さんと別の道を歩み始めるのか――。「女性自身」2020年9月8日号 掲載
2020年08月28日「亡くなられた方々を心から哀悼されるとともに、ご遺族と被災された方々にお見舞いのお気持ちをお持ちでいらっしゃいます」7月最初の週末に熊本、鹿児島を襲った豪雨被害について、週明けの6日、宮内庁はいち早く天皇皇后両陛下のお気持ちを発表した。その後も記録的な大雨は続き、豪雨被害は九州全域から西日本、岐阜、長野にまで及んでいる。宮内庁関係者が明かす。「陛下と雅子さまは日増しに拡大する被害に、深く心を痛めていらっしゃるそうです。できるだけ早く被災地に駆けつけ、地元の人々に心をお寄せになりたいと思われているでしょう。しかし宮内庁としては、両陛下が新型コロナに感染される可能性をゼロにできない限り、被災地ご訪問をお止めせざるをえません。苦しむ人々に寄り添うことこそが皇室の務め――。そうお考えになっている陛下と雅子さまは、強いジレンマをお感じでしょう」これまで両陛下は、心を込めて被災地へのお見舞いをされてきた。昨年10月12日から13日にかけて日本列島に甚大な被害を与えた台風19号に際しては、15日にお見舞いの気持ちを表明。22日に予定されていた即位のパレード「祝賀御列の儀」は延期となった。「お忙しいなか、年末も押し迫った12月26日に被害の大きかった宮城、福島を見舞われたのは、その年のうちに訪問されたいという陛下と雅子さまの強いご希望があったからなのです」(前出・宮内庁関係者)国民の前にお出ましになれない日々が続くなか、7月10日、雅子さまは「御養蚕納の儀」に臨まれ、今年の養蚕作業を終えられた。皇室担当記者が言う。「皇后のお務めとして受け継がれてきたご養蚕ですが、今年、雅子さまは宮内庁を通して“前例のない情報発信”をされました。まず収穫された生糸の写真を報道機関に提供されました。さらに侍従を通じて、初めての養蚕を無事に終えたご感想を公表されたのです」御養蚕納の儀の直後、侍従は次のように、雅子さまのご感想を伝えた。「お導きをいただかれた上皇、上皇后両陛下、そして、おそばで見守られた天皇陛下をはじめ、作業に携わっていただいたご養蚕所主任や関係者に、深い感謝のお気持ちをお持ちです」しかし、雅子さまのご決断に驚く宮内庁職員や記者もいたという。平成以前のご養蚕では、神事である御養蚕納の儀の取材自体がなかった。そのため、写真提供もご感想の公表も“タブー”だと考えるむきがあったというのだ。だが雅子さまは、ご自身のお務めを国民に伝えるために“前例なき試み”に踏み出された。公務などのお出ましもなく、この災厄にも国民に寄り添い対話することのできないジレンマが、雅子さまのお気持ちを後押ししているのだろうか――。皇室ジャーナリストの渡邉みどりさんもこう話す。「上皇ご夫妻が実践されてきたように、祈るだけではなく行動することによって、国民との距離は縮まり、被災者に寄り添う心も伝わります。両陛下は医療や介護などさまざまな分野の専門家から、コロナ禍における現場の状況をお聞きになっています。ただ、両陛下はそれだけでは足りないとお考えのはずです。コロナ禍の今だからこそ国民を思う気持ちを具体的な形で示したいとお考えになっていることでしょう」すでに皇室内では、さまざまな前例なき試みに向かって、皇族方が動きだしている。秋篠宮ご一家は、新型コロナに関して何度も専門家とオンライン会談を重ねている。また、三笠宮家の彬子さまは7日、オンラインセミナーに参加され、九州の豪雨で被災した人たちに向けて、お見舞いの言葉を述べられた。「すでに皇室の中でもオンライン交流は取り入れられているのです。今後はさらに“皇室の新様式”が進むことになると思います。陛下と雅子さまも、オンラインによる被災地へのお見舞い、国民にメッセージを送ることなどをお考えでしょう。直接会えない中でも、お気持ちでは『国民とふれあう』ことができるはずです。それが実現すれば、まさに時代を変える“宮中改革”になるのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)そして天皇陛下は「水問題」を専門とする研究者でもある。その研究活動をサポートしている尾田栄章さんはこう話す。「陛下は水問題のエキスパートとして、利水や治水に関する高い知識と洞察力をお持ちです。それだけに、今回のように水害で苦しむ人々に寄り添われる気持ちは強いのだと思います」日本が毎年のように記録的な豪雨に見舞われている今こそ、天皇陛下の「水」についての知見が生かされるとき。これまでにない情報発信が求められている。雅子さまは陛下とともに前例を打破し、国民と心を通わせる――。「女性自身」2020年7月28日・8月4日合併号 掲載
2020年07月21日ミスFLASH2020の白宮奈々が、最新イメージDVD『ミスFLASH2020』(発売中 4,180円税込 発売元:ラインコミュニケーションズ)をリリースした。今年1月に発表されたグラドルの登竜門的ミスコン「ミスFLASH2020」で藤田いろは、崎川みずきとともにグランプリに選ばれた白宮奈々。身長は151cmで、歴代ミスFLASHの中で最も低い身長だった。そんな彼女の最新作は、上からB83・W60・H85という豊満ボディーとFカップのバストをセクシーな衣装や水着姿で披露している。タンクトップ姿を見せているシーンでは、四つん這いになってFカップのバストが露わになり、ゴールドのビキニや眼帯水着姿では豊満バストが溢れ出そうな勢い。特にゴールドのビキニはバストのトップを隠しただけのマイクロビキニで、ヌーディー感も楽しめる。一方、制服のシーンではキュートさを強調。ギャップも楽しめる構成となっている。また、「ミスFLASH2020」の中でグラビア経験が最も長く演技経験もある白宮。ベッドでは舐めシーンを披露するなどセクシーさも際立っている。
2020年05月16日新作『いいからしばらく黙ってろ!』の著者・竹宮ゆゆこさんに、作品への思いを伺いました。人生どん底女性×崩壊寸前の小劇団。超絶にぎやかで痛快な起死回生物語。「純度100%のエンタメを目指して、振り切って書きました」映画化される『砕け散るところを見せてあげる』など、ヒリヒリした青春小説も得意とする竹宮ゆゆこさん。新作『いいからしばらく黙ってろ!』は、ひたすら笑った後でジンとくる成長物語。「最初に出てきたのは主人公のキャラクター。自分をうまく打ち出せなくて損ばかりしている人が、カオスな現場で生きる才能を爆発させる、という話が浮かびました」主人公の龍岡富士は大学卒業直後に、婚約者も就職先も住む場所もなくしてしまう。そんな時に小劇団の面々と出会い、ボロアパートに住みながら彼らを手伝うことに。「カオスな現場を考えていた時、小劇団は大変だと聞いたんです。一朝一夕で舞台監督や大道具になれるわけではないので、お手伝いする、という形におさまりました」この劇団の面々がみな個性大爆発で、富士と彼らのやりとりで笑わせる。だが、資金難などで崩壊寸前というのが実情だ。「劇団のことをよく知らないので、まず、帳簿を作ってお金の流れを決めていきました。メンバーがいくら持ち寄って、公演にいくらかかって…と考えると、劇団の歴史や、人が集まった時は嬉しかっただろうなとか、この時期は苦しかっただろうとか、感情の流れも見えてきました。と同時に、みんな生活が大変なのに続けているのは、本当に表現することが楽しいんだろうなって。リスペクトを感じました」自分勝手な劇団の面々を、富士は過去の経験を活かして説得したり、誘導したりと奮闘する。「自分の能力を使える場を見つけたんですよね。才能のある人って表舞台に立つ人ばかりじゃない。表舞台を成立させるためには、たくさんの別の才能とエネルギーが必要ですから。誰にでも自分を活かせる場があると信じているし、それを信じられたら生きることが楽しくなるはず」愉快痛快な本作だが、終盤、泣いていたかつての自分に富士が心の中で声をかける場面がぐっとくる。「あの場面が書きたかったんです。でも、キャラクターたちが騒ぎまくるのでなかなか先に進まなくて。実は、このタイトルは彼らに対する私の魂の叫びなんです(笑)」竹宮ゆゆこ『いいからしばらく黙ってろ!』大学卒業直前に婚約解消、仕事もない富士が出合ったのは小劇団。その舞台に魅了された富士は、ひょんなことから彼らを手伝うことに。KADOKAWA1700円たけみや・ゆゆこ1978年、東京都生まれ。2004年に「うさぎホームシック」でデビュー。『とらドラ!』など人気シリーズがある。話題作『砕け散るところを見せてあげる』の映画化作品は5月8日公開。※『anan』2020年4月22日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2020年04月16日天皇陛下を乗せた車が半蔵門から皇居に入っていったのは、4月3日午前9時過ぎのことだった。その日は宮中祭祀「神武天皇祭皇霊殿の儀」が行われ、陛下は装束姿で儀式に臨まれた。皇居に入られる際、沿道の人々に会釈された陛下の顔半分が大きなマスクで覆われていた。「これまで、公の場でマスクを着用された陛下の姿は見たことがありませんでした」驚きを口にする皇室担当記者。「ただ、後部座席の陛下の隣には侍従が座っていました。マスクをされているとはいえ、車内はまさに新型コロナの感染リスクが大きいとされる密閉・密接空間。護衛のために皇宮警察護衛官は同乗しても、侍従は別の車に乗るなど、柔軟な対応をしてもよかったのではないでしょうか」皇族方が新型コロナに感染するとすれば、宮内庁職員を経由して感染する危険性が高いといえる。宮内庁関係者によれば、感染拡大を受けて庁舎内の様子にも変化があるという。「庁舎の入口や食堂にはアルコール消毒液が常設してあって、通るたびに使っている職員も多いです。地下1階の食堂では、テーブルと椅子をすべて学校の教室のように前向きに配置し直しました。感染リスクが高い対面での食事を避けています」幸い現時点では、地方機関を含めて宮内庁の職員に感染が疑われるような症状が現れたり、PCR検査を行ったりする事態にはなっていないというが……。すでに報道されているように、ヨーロッパの王室は深刻な“コロナ危機”に襲われている。スペインのマリア・テレサ王女が新型コロナウイルスに感染して、パリで死亡したのは3月26日。86歳だった。イギリスでは王位継承者第1位のチャールズ皇太子が感染。回復したものの、自主隔離生活を続けている。また、エリザベス女王の側近にも感染が発覚した。そんな中、皇室周辺でもヒヤリとする出来事があったという。「三笠宮家の彬子さまが専任研究員を務められている京都産業大学の学生を起点としたクラスター(集団感染)が発生して、感染者が50人以上(4月4日時点)にまで広がっています。彬子さまは研究室へ通われていただけで、学生と接触はなかったと確認されましたが、身近に感染危機が迫っていたことは間違いありません」(前出・宮内庁関係者)天皇陛下と雅子さまは、愛子さまの学習院女子高等科卒業に際したご感想の中で、感染拡大に憂慮を示されていた。《現在、新型コロナウイルスの感染が拡大していることを案じ、我が国の国民、そして世界の多くの人々が直面している様々な困難や苦労に深く思いを致しています。この感染の広がりが早く終息に向かうことを心から願っております》コロナ禍の1日も早い終息、そして皇族方が感染する事態とならないことを願いたい――。「女性自身」2020年4月21日号 掲載
2020年04月10日「昨年10月22日の『即位礼正殿の儀』のときも、私は宮さま方から呼ばれて宮殿に上がりました。妃殿下方のメークをさせていただき、片付けを終え、控え室に戻ったときは、まだ雨で。ああ、今日は止まなかったと思っていたら、まさに儀式の開始間際、チチチチと鳥の鳴き声が聞こえてきたんです。窓に駆け寄って見上げたら、もう全部が青空になっていて。そうか、あれほどに豊かなお心持ちの方が集まったら、天気も変わるんだなぁと感動しながら、宮殿の中から祝砲の音を聞いておりました」天皇陛下(60)が国内外に即位を宣言された一連の儀式の中でもハイライトといえる正殿の儀。秋篠宮紀子さま(53)はじめ、眞子さま(28)、佳子さま(25)らの妃殿下のメークを担当したのが、与儀育子さん(43)。港区虎ノ門のホテル、オークラ東京にある「与儀美容室」の3代目だ。終戦後、祖母の八重子さんの代に創業して72年。美智子さまは、独身時代からの顧客だった。昭和天皇の弟にあたる三笠宮と結婚された百合子さまが通って以降、皇室とのご縁ができた与儀美容室。上皇陛下の姉君の池田厚子さん(88)のご成婚を始め、三笠宮家皇女の容子さまの裏千家への輿入れを担い、ますます評価を高めていく。もちろん一般の結婚式も、多い年には1,400件を超える人気だった。そして時代も平成に変わった93年6月9日。今上陛下と皇后雅子さまのご成婚で、育子さんの母・みどりさんは、八重子さんとともに雅子さまのヘアメークを担当。お相手と身近に触れ合う美容師ならではの“気づき”もあったという。それは、3代目の育子さんも感じたようだ。前述の即位礼正殿の儀のときのこと。式の荘厳さに感動し、妃殿下方のメークをしながら、育子さんはこんな感慨にふけっていた。「皇族の方たちの、利他の精神を改めて目の当たりにしました。メーク一つとっても、私などはもっと華やかになさっても素敵だと思うのですが、紀子さまは、いつも『自然で控えめに』とおっしゃいます。自分のことを華美に見せたいという思いはまったくなく、皇族としてどうあるべきかを常にお考えです。そのお気持ちこそが、妃殿下方の美しさのもとになっているのだと知りました」そして、その精神は、若い世代の皇族方にも確実に受け継がれていると語る。「眞子さまも、佳子さまも、ご公務の裏側では、お相手の国について事前に学ばれるなど、ご自分の時間を犠牲にしてまで準備をなさっていたり。ですから、お忙しい中でも、少しでも笑顔になっていただけるヘアメークはないかと日々考え、仕上げて差し上げます」正殿の儀の朝、育子さんが皇居に向かうとき、母のみどりさんから手渡されたものがある。「これは、私がおばあちゃまから受け継いだものだから、今日はあなたが身につけていきなさい」それは、かつて八重子さんが、今は上皇后となられた美智子さまのお母さまからいただいたブローチだった。育子さんはいう。「シルバー地のアール・デコ風のブローチです。宮殿では本当に一人でしたから、ときどき胸のブローチに手をやりながら、祖母や母に見守られているんだからと自分に言い聞かせて、無事に大役を果たすことができました」女性の“美の源”から、自然な魅力を引き出すという大役を担った育子さん。美の職人たちの挑戦は、世代をつなぎながら続く。その仕事が、女性に元気と勇気を与えると信じて。「女性自身」2020年3月10日号 掲載
2020年03月02日「あのとき、雅子さまのヘアメークを手がけたのも、私の祖母と母でした。当時、私は高校生で、ちょうど髪が長かったものですから、自宅で雅子さまの髪型の練習台にもなったんですよ」そう語ったのは、与儀育子さん(43)。港区虎ノ門のホテル、オークラ東京にある「与儀美容室」の3代目だ。即位礼正殿の儀では、秋篠宮紀子さま(53)はじめ眞子さま(28)、佳子さま(25)らの妃殿下のメークを担当した。27年前、今上陛下と皇后雅子さまのご成婚の時の、いわゆる“世紀のパレード”。オープンカーで30分以上も風を受けながら、少しも乱れなかった雅子さまのお髪と輝くティアラは、多くの人の心に残っただろう。あの奇跡の美の場面を成し遂げたのも、与儀美容室が3代にわたって築き上げた技術の賜物だった。近年も、秋篠宮家の眞子さま、佳子さまの“プリンセス・メーク”や、羽生結弦選手の国民栄誉賞受賞式での羽織はかま姿のヘアメークと着付けを担当したのも、育子さんだった。「雅子さまも、それに先立つ紀子さまのご成婚も、当時の皇后でいらした美智子さまから『ぜひ与儀さまに』とご依頼があったと、祖母たちから聞いておりました。そもそもの始まりは、戦後、祖母が開業した美容室に、一人の妃殿下がご来店されたことでした」やがて、育子さんの祖母の八重子さんは、多くの皇族のお支度を手がけ、“宮さま美容師”とも呼ばれるようになる。「(終戦間際の)物資の乏しい時代に、祖母はGHQ将校の奥様から舶来のパーマ液を入手しては、研究を重ねたそうです」(育子さん)この勉強熱心さを認めて通うようになったのが、昭和天皇の弟にあたる三笠宮殿下と結婚された百合子さま。ここから、現在まで続く皇族とのお付き合いが始まる。証言するのは、終戦の年に生まれた八重子さんの長女で、与儀美容室の2代目となるみどりさん。「皇室の方のご婚儀では、十二単からローブデコルテへのお召し替えがあります。限られた時間で、おすべらかし(平安風の垂髪)の固まった鬢付け油を落とし、洋髪に結い直さなければなりません。母は自分のかもじ(かつら)を使って、何日にもわたって試しながら、髪を傷めずに短時間で行う技法を独自に編み出したのでした」これを契機として、宮中において「与儀さんはよくやってくれる」との評判を呼び、のちの今上陛下ならびに秋篠宮家のロイヤルウェディングにつながっていく。雅子さまのご成婚で、みどりさんは、八重子さんとともに雅子さまのヘアメークを担当することに。本番まで、雅子さまに会えるのはたった2回だけ。「私たちは、まず雅子さまのお顔立ちを研究するために、お姿の載っているあらゆる雑誌を集めたり、デザイン画を何枚も描きました。髪型だけで10パターンは検討しました。(雅子さまは)『私の母も、結婚式のとき与儀さんにしていただいたんですよ』とおっしゃって。長くやっていると、こんな嬉しいご縁もあるんです」お相手と身近に触れ合う美容師ならではの“気づき”もあった。「雅子さまといえば、当時、バリバリのキャリアウーマンと盛んに報じられていました。でも、実際にお会いした印象はきゃしゃでかわいらしい方でした」改めて“内面の美”について考えるきっかけにもなった。「私たちは塗ったり貼ったりはいくらでもできます。けれど、その方の内面からにじみ出た美しさを感じた瞬間、一番いいお顔を引き出せたと思った瞬間に、メークを止める勇気も大事なんです。その意味でも、雅子さまのご成婚のメークでは、そのうちに秘めた純粋さや素直さを、お出しできたのではないかと自負しております」(みどりさん)初代の八重子さんも、いつもこの言葉を口にしていた。「美の真髄は、その人本来の美を引き出し、元気と生きる勇気を与えること」“宮さま美容師”の精神は、その人自身の美しさを引き出すこと――。これからも、その信念は、脈々と受け継がれていく。「女性自身」2020年3月10日号 掲載
2020年03月02日