三谷幸喜脚本・演出の舞台『不信~彼女が嘘をつく理由』の記者会見と公開稽古が7日、東京・池袋の東京芸術劇場で行われ、三谷をはじめ、出演者の段田安則、優香、戸田恵子、栗原英雄が出席した。昨年はNHK大河ドラマ『真田丸』の脚本を担当して話題を集めた三谷幸喜が、脚本と演出を手掛ける同舞台は、1つの小さな嘘が更なる嘘を引き起こし、誰もが予想できない結末を迎えるという不条理サスペンスコメディで、段田安則や戸田恵子といった三谷作品の常連組に加え、今作が2本目の舞台となる優香、『真田丸』で真田昌幸の弟・信尹を好演した栗原英雄が参加する。三谷は「去年は1年間大河ドラマをやらせていただき、やっと舞台の世界に戻ってきたという感覚でやっています。今回は今までやったことのない内容で、演出もあまり経験したことがないものをやり、その分悩みつつ作りました。ですが、素晴らしい俳優さんに力をお借りして初日を迎えられましたし、刺激的な面白い作品になっていると思います」と自信。三谷作品の常連でもある段田は「今回は一切笑いがありません。サスペンスでシリアスドラマなんですけど、なぜかプレビューでお客さんが笑っていました。どうしてか分かりませんが、ひと味違った三谷幸喜作品をご堪能くださいませ」とアピールした。2014年に上演された舞台『酒と涙とジギルとハイド』に出演して以来、2回目の舞台となる優香は「こんなに素敵な方々とご一緒できることがうれしくて、幸せな毎日を過ごしています。でも、やっぱりドキドキしながら毎日を過ごしていますが、お客さんが盛り上がってくれるとこっちも気持ちがよくなって一体感が生まれ、『舞台って楽しいな』って思う瞬間がちょっとだけありますね」と喜びも。「あとは大変だと思いながらやっていますが、身体に気をつけて頑張ります」と意欲も見せた。そんな優香と夫婦役を演じる段田について三谷が「こんなに楽しそうに稽古場に入る段田さんを初めて見ました」と指摘すると、段田は「すべて優香さんのお陰です。いつもは『帰りたいよ』というぐらいで入っています(笑)」と明かして優香を喜ばせていた。同舞台は、3月7日から4月30日(3月8・13・20・29日、4月3・10・17・24日は休演)の期間で東京・池袋の東京芸術劇場シアターイーストで公演される。
2017年03月08日モノクロームのグリッドパターンを、色で満たしていくことで作品を作り上げる作家・安藤太朗。2月25日から3月12日まで、岡山県にあるCCCSCD galleryにて個展「CLUSTER」が開催される。営みと佇まいをテーマに、大きなキャンバスへ描かれた緻密なグリッドパターン。そこへ幾重にも色を重ね、濃淡やグリッドのわずかな依れなどを浮き立たして、システムを満たし続けていく行為そのものを作品とする。CCCSCD galleryの無機質な空間に浮かび上がる静かなリズムを感じてほしい。【展覧会情報】「安藤太朗 個展[CLUSTER]」会期:2月25日~3月12日会場:CCCSCD gallery住所:岡山県岡山市北区石関町6-3 2階時間:10:00~19:00(土日祝は9:00~、2月25日のみ13:00~)会期中不定休
2017年02月25日2002年のメジャーデビューから今年で15周年となる森山直太朗。1月27日より、半年間に及ぶ「15thアニバーサリーツアー『絶対、大丈夫』」をスタートさせた。【チケット情報はこちら】15周年を記念した今回のツアーは埼玉・川口総合文化センターリリアを皮切りに、7月29日(土)東京・NHKホール公演まで、約半年間に渡り全国43会場で47公演開催。自己最多となる84,000人を動員予定。ライブでは昨年リリースされロングヒットを記録したオールタイムベストアルバム『大傑作撰』や、最新アルバム『嗚呼』収録曲など、この15年の歩みの中で生まれた名曲の数々を披露。森山直太朗の「これまで」、そして「これから」も垣間見える大充実の内容となっている。また、会場では15周年記念ブック「森山直太朗大百科」も販売された。こちらは、音楽シーンでも独自のポジションを獲得するに至った森山直太朗の魅力をさまざまなアングルから検証した読み応えたっぷりの一冊。ツアー各会場で購入すると通常の表紙とは別絵柄のアザーカバーが特典として付く。同ツアーの1月から4月までの前半分のチケットはすでに全会場完売。5月から7月までの後半分のチケットは発売中。■15周年記念ブック「森山直太朗大百科」出版:ぴあ株式会社価格:1,574円(消費税別)■森山直太朗 15thアニバーサリーツアー『絶対、大丈夫』※ツアー後半分日程5月12日(金)神戸国際会館 こくさいホール(兵庫県)5月14日(日)広島上野学園ホール(広島県)5月20日(土)サンポートホール高松大ホール (香川県)5月21日(日)西予市宇和文化会館 (愛媛県)5月26日(金)熊本県立劇場演劇ホール (熊本県)5月28日(日)宝山ホール (鹿児島県)6月3日(土)長野市芸術館メインホール (長野県)6月4日(日)新潟県民会館大ホール (新潟県)6月10日(土)名古屋国際会議場センチュリーホール(愛知県)6月11日(日)ひこね市文化プラザグランドホール(滋賀県)6月17日(土)相模女子大学グリーンホール大ホール(神奈川県)6月18日(日)茨城県立県民文化センター大ホール(茨城県)6月25日(日)ロームシアター京都メインホール(京都府)7月1日(土)東京エレクトロンホール宮城 大ホール(宮城県)7月2日(日)いわき芸術文化交流館アリオス大ホール (福島県)7月9日(日)沖縄コンベンションセンター劇場(沖縄県)7月15日(土)沼津市民文化センター大ホール(静岡県)7月17日(月・祝)高山市民文化会館大ホール(岐阜県)7月21日(金)なら100年会館大ホール (奈良県)7月28日(金)NHKホール(東京都)7月29日(土)NHKホール(東京都)
2017年01月30日大河ドラマ『真田丸』を好評のうちに終えた三谷幸喜が、ホームである舞台の世界に戻り、新境地となる最新作を書き下ろした。その作品『不信』でのキーマンは、三谷作・演出の舞台『酒と涙とジキルとハイド』でコメディエンヌとしての才を見いだされ、堂々たるヒロインぶりも話題となった、優香。「『酒と~』はドタバタのコメディだったので、次は心理劇で翻弄される優香さんが見てみたい」(三谷)との着想から生まれたという本作について、優香に聞いた。舞台『不信』チケット情報なにげなく口にした嘘がさらなる虚言を呼び、予想もつかない結末へと向かうサスペンスフルな悲喜劇。キャストは優香のほかに“三谷組”常連の段田安則と戸田恵子、また『真田丸』の真田昌幸の弟・信尹役で注目を集め、これが三谷の舞台初参加となる栗原英雄と、強力な顔ぶれだ。優香は「三谷さんから『自由にやって』と言われているんですが、こんなにスゴイ人たちの間でどうやって!?という感じです」と謙遜して笑うが、プロデューサーから本作を新境地ととらえる三谷の意向とプロットを聞くと、表情は一変。「これまでの三谷さんだったら、たくさん笑って温かい気持ちで終わる作品が多かったと思うんですけど、今回はどうなるのか予想もつかないですね。ストレートな“笑い”ではなくて、人間の愚かさや滑稽さを浮き彫りにするなかでの“笑い”になるのかな」と、さっそく作品の方向性を探っている様子だ。初舞台となった『酒と~』の稽古場では、「数え切れないほどダメ出しを受けました」。そんな毎日を過ごすうちに「昨日まで出来なかったことが、今日はちょっとでもクリアできたと思う瞬間がある。そのちっちゃい自信が積み重なって、大きな自信につながっていく。その実感がたまらなく楽しくて」、公演が終わる頃には「またすぐ舞台をやりたい」という気持ちになっていたという優香。だからこそ、2度目の舞台にはより怖さも感じている、とも。「映像ではひとりの顔がアップになっているときは、ほかの登場人物の表情は見えないですよね。でも舞台だと、セリフを言っている人以外の人物の顔の動きも見えるし、意味ももってくる。今回は特に小さな嘘の積み重ねが大切な作品なので、とても緊張します」と熱っぽく語ってくれた。長年バラエティー番組やCMで活躍し、幅広い支持を得ている優香だが、ここ数年は本格的に女優としての活動が目立つ。「これまでのイメージを崩してやろうとかいう気持ちは、全くないんですよ。ただ、その時どきで出会った方に自分では分からない引き出しを開けていただいて、観てくださった方に『こんな優香は見たことない』と言われることには、すごく快感を覚えてきています(笑)。私は恵まれているなぁと思いますし、本当に三谷さんとの出会いにも感謝しかないですね」公演は3月4日(土)から4月30日(日)まで、東京芸術劇場 シアターイーストにて。チケットの一般発売は1月14日(土)午前10時より。取材・文佐藤さくら
2017年01月13日SMAPの中居正広が司会を務めるフジテレビ系単発番組『たまっチ!』(30日8:30~9:50)に、長嶋茂雄・王貞治・高橋由伸という新旧巨人監督が共演を果たすことが18日、明らかになった。中居は、9連覇を達成した長嶋・王の"ON時代"や、長嶋監督(当時)のもとで高橋現監督が選手として活躍していた時代など、その頃に選手としてどのような心境だったのかなどを質問。さらに、"二刀流"大谷翔平選手の話題では、長嶋氏が「今度会ったら169、170キロを目指せと言いますよ」とメッセージを送った。また、来シーズンで2年目を迎える高橋監督について、長嶋氏「来年はまってろよ!て感じがあるよ」、王氏も「思い切って爆発するくらいにやってほしい」とエール。高橋監督は「補強していただいた選手たちでどう戦うかはまだこれからですが、うまく使っていけたら。お2人みたいな選手がいてくれたらいいのですが」と来期への決意を語る。中居は、この夢の共演を目の当たりにして「(3人には)もっとテレビに出ていただきたい! こうやって長嶋さん王さん由伸監督の言葉を聞きたい人がたくさんいますので」と、満面で要望していた。聞き手は、中居のほか、元木大介と宮澤智アナウンサー。スタジオには、徳光和夫、篠塚和典、佐藤隆太をゲストに迎える。なお、SMAPは31日の『NHK紅白歌合戦』に出場するか、現時点では未定となっているが、出演しない場合、年内で解散するSMAPのメンバーとしてのテレビ出演は、これが最後となる可能性がある。
2016年12月18日大河ドラマ『真田丸』も好評の三谷幸喜が、長年タッグを組んできたパルコ劇場との新作書き下ろしに意欲を見せている(パルコ劇場は建て直し中のため、上演は東京芸術劇場にて)。とことん笑えるコメディはもちろん、華やかな世界の裏にひそむ“笑い”や、日常の“笑い”を散りばめつつ時代性をあぶり出すなど、硬軟自在の世界観を提示し続けてきた三谷。新作『不信-彼女が嘘をつく理由』は、2組の男女がうっかり嘘を口にしたことから、意外な結末を迎える悲喜劇になるという。「“自分がやるべきこと”を考えるようになった」という三谷に、話を聞いた。舞台『不信-彼女が嘘をつく理由』チケット情報キャストは4人のみ。三谷の舞台『国民の映画』などで見せる重層的な人間像が高い評価を得ている段田安則と、舞台・ドラマ・映画といずれも三谷作品の常連で、三谷から絶大な信頼を寄せられている戸田恵子。このふたりに対する新鮮な顔合わせが、同じく三谷作『酒と涙とジキルとハイド』でヒロインを演じ、舞台女優としての才能を開花させた優香と、『真田丸』の真田昌幸の弟・信尹役で、その清廉な存在感が注目を集めている栗原英雄だ。まず気になるのは『不信』という、不穏な響きをもつタイトルのこと。「長い時間(『真田丸』で)戦国時代を描いてきて、そこから戻ってきた時に、今までの延長線上のものを書いてもしょうがないと思えたんですね。この機会に新しいジャンルを切り拓いてみたくなったんです」と三谷は言う。その挑戦となる本作にあたっては、段田と戸田の存在が大きな支えになっている、とも。「僕が何か新しいことを始める時は、たいてい戸田さんがいるんですけどね」と冗談めかすひと幕にも、本作への意気込みが垣間見えた。一方、“三谷組”初参加の栗原については、「信尹役をクレバーかつクールに演じてくださって嬉しかったです。今の栗原さんはまだ、観ている方にはミステリアスな存在だと思うので、そこを生かしたいなと」。また『酒と涙と~』でコメディエンヌとしての才を見いだした優香については、「自分の中のコメディエンヌの条件として、『頭から水をかぶっても悲惨な感じがしないこと』というのがあるんです。優香さんはまさにそれで、どれだけボロボロな状況になっても悲惨さを感じさせない人。出会えたことに感謝しているし、出会ったからには責任をもって(舞台上で)ヒドいことをします」と三谷は笑った。取材中、「大河ドラマの執筆を経て自分なりに学んだ後で、自分の進むべき道というか、やるべきことが見えてきたと思う。本作がその最初の作品になる気がします」という言葉も三谷から聞かれた。"三谷幸喜の新境地"、これほどワクワクすることはないだろう。公演は2017年3月7日(火)より4月30日(日)まで、東京芸術劇場シアターイーストにて。なお、チケットぴあでは有料会員向けインターネット抽選先行「いち早プレリザーブ」を12月15日(木)11時まで、無料会員向けインターネット抽選先行「プレリザーブ」を12月21日(水)11時まで実施。取材・文:佐藤さくら
2016年12月14日10月26日から1週間、伊勢丹新宿店本館2階=センターパーク/TOKYO解放区では「瀬戸内国際芸術祭」と三越伊勢丹によるコラボレーションエキシビションが開催され、会期中の10月27日には、瀬戸内国際芸術祭総合ディレクターの北川フラム氏と、ベネッセアートサイト直島や瀬戸内国際芸術祭でも多く作品を残す現代美術家の大竹伸朗氏によるトークイベントが行われた。●2009年の作品、直島銭湯「I湯」について、制作した経緯などを教えてください。大竹:2009年に直島の宮浦港のすぐ傍にオープンした銭湯です。その2年前に福武さんから「銭湯に興味はあるか?」と連絡をいただき、自分が子どもの頃、友だちと銭湯に入り浸っていた思い出があったのでお引き受けしました。以前は駐車場だった場所に、昔から島にあったように見える銭湯を新しく作り、外観だけではなく湯船の中にも作品を埋め込み、タイルやカランのパーツなどもすべてオリジナルで作りました。観光客はもちろん島の人たちも使う銭湯で、直島町の観光協会が運営を委託されています。僕が子どもの頃の銭湯は、地元の人たちの情報交換の場所で、そういう馴染みのある“寄合の地”を作りたいと思い制作しました。大竹伸朗直島銭湯「I湯」(2009)写真:渡邉修●直島銭湯「I湯」の男湯と女湯の境にある象のオブジェや、家プロジェクトの「はいしゃ」の中にある自由の女神像はどこから見つけてきたのでしょうか。大竹:象のオブジェは北海道の定山渓の秘宝館入口にあった物です。直島銭湯「I湯」の制作から遡ること12年前、当時の僕は、敷居が高くておしゃれな現代アート界が毛嫌いする場所、恥だと思うような場所をテーマにして作品を作っていました。当時ベネッセの前身である福武書店から出ていた月刊誌「海燕」から日本をテーマに連載の依頼を受けました。その連載では、そういう現代アート界が見向きもしない、潰れたゴルフ場や廃墟になったラブホテルなどをテーマにすることにし、取材中にその象のオブジェに出会いました。それを見た瞬間にひと目惚れし、いつか手に入れたいと思いました。銭湯を作るからには象は絶対に必要だ、という想いが制作当初からありました。同じく直島にある「はいしゃ」《舌上夢/ボッコン覗》という作品は、かつては歯医者さんだった場所を利用して新たな空間を作り、その中の一部に女神像「女神の自由」を置きました。あの女神像は、地方の国道沿いに忽然と現れる「自由の女神」像とか「サモトラケのニケ」像が以前から不思議で、なぜ日本人はあれを建てるのかなと気になっていたところから始まっています。元は貸しビデオ店の看板か何かに使われていた物でしたが、ある時、急に廃品になると連絡が入り手に入れました。手に入れたもののなかなか出番がなくて、10年くらい作業場脇に放置していましたが、ようやく「はいしゃ」の中に納めることが出来ました。他にも街中に立っているボーリング場の巨大なピンや謎の鉄柱や煙突とかを見るとほしくなるものがあります。昔の建物は、磨りガラス1枚でも今と全然違う。お宝は街のいたるところにあるのに、それを見ようとする価値観がない。新たに物を作らなくたって、解体したビルから持ってきた物だけでも作品は十分に作れると思います。家プロジェクト「はいしゃ」 大竹伸朗 " 舌上夢/ボッコン覗 "写真:鈴木研一●ファッション業界にも大竹さんのファンは多いですが、「ニューシャネル」のTシャツのデザインはどのようにして作られたのでしょうか。大竹:あれは、もともと展覧会に来てくださった方に配るために10分くらいでデザインしたTシャツです。「ニューシャネル」は宇和島にあったスナック名から取ったものです(笑)。日本語のTシャツはダサい、という価値観があったので、逆にダサいTシャツを作ろうと思いました。そんな思いつきのような逆の発想が、無責任に作った物が受け入れられた、という感じですね。美術のプロの人たちが嫌悪感を抱くようなところを突き進めば未知の新しさに行き着くことがあります。欧米で流行っている物を追いかけるより、日本のローカルにある物の中に新たな価値観を見出すことが重要なのです。それには長く時間がかかりますが。●美術館の中ではなく、島でアートを見ることについてどう思われますか?大竹:美術館の中にしか美術作品はないという価値観はもう古いと思っています。街中の煙突とか既にそこにあるものの中にも重要な物はたくさんあるのです。やっぱり日本は、アートに対してマニュアル的な意識が強いので、色々な視点が生まれて来るといいですね。北川:たとえば瀬戸芸を観に島へ行くとしても、パックツアーではなくてマニュアルのない“素”の状態で、海の香りや波の音に触れ、感覚の赴くまま、次に行く場所を決めたらいいと思うのです。僕のおすすめは、女木島にある依田洋一朗さんの「ISLAND THEATRE MEGI『女木島名画座』」というインスタレーション作品。これはマンハッタンの古い映画館を手作りで再現した物なのですが、36席しかない小さな劇場の中で昔の映画を見ること自体が、すごく独特の体験になるはず。ぜひ足を運んで、実物を観て欲しいです。※「シップヤードワークス」(ベネッセハウスミュージアム)、家プロジェクト「はいしゃ」、直島銭湯「I湯」(以上直島)、「針工場」(豊島)は常設展示されています。休館情報等は下記でご確認ください。※「女根/めこん」、「ISLAND THEATRE MEGI」(いずれも女木島)については、芸術祭終了後(2016年11月7日以降)の開館は未定です。下記でご確認ください。前編「北川フラム×大竹伸朗、“瀬戸芸”を通じ出会った両氏の“現代アート界”に対する率直な想い」へ戻る。
2016年11月15日伊勢丹新宿店本館2階=センターパーク/TOKYO解放区では10月26日から1週間、「瀬戸内国際芸術祭」と三越伊勢丹によるコラボレーションエキシビションが開催され、会期中の10月27日には、瀬戸内国際芸術祭総合ディレクターの北川フラム氏と、ベネッセアートサイト直島や瀬戸内国際芸術祭でも多く作品を残す現代美術家の大竹伸朗氏によるトークイベントが行われた。会場では、両氏が瀬戸内国際芸術祭の魅力について語り、大竹氏は過去の出展作品の制作秘話を披露。“瀬戸芸”を通じて付き合いが始まった両氏が“現代アート界”に対する率直な想いを打ち明け、和やかながらも熱い一面が垣間見えた時間となった。現代美術家の大竹伸朗氏と瀬戸内国際芸術祭総合ディレクターの北川フラム氏●瀬戸内国際芸術祭のテーマ、「海の復権」について教えて下さい。北川:まず、日本全体は海に囲まれていて、他の国とは環境が違うということです。イギリスも島国ですが、日本はさらに暖流と寒流がぶつかるせいで、雨が多く、土が多い。そのおかげで日本の文化は、雨と土と親しむ中から生まれ育まれました。それこそが極東の島国、日本の文化的な面白さ、豊かさだと思うのです。大陸を渡って日本へやってきた民族が、それぞれ辿り着いたところに港を作り、さらに川を伝って文化が作られていく。瀬戸内海もそんなふうに穏やかな海とともに文化が発達してきた土地で、もともとは自由な海、自在な島だったのです。ところが、だんだん文明が発達するにつれて、製錬所が出来て島が荒れ、産業廃棄物が投棄され“隔離された島”のイメージが定着。人口がどんどん減ってしまった。そういう状況はとても残念だし、島の人にとっても展望がなかったのです。直島では福武總一郎氏によりベネッセハウスが建てられ、アートで島を復興させようという動きが生まれ、瀬戸芸を始めるきっかけになりました。私が直島へ初めて来たのは1998年頃、大竹さんの「シップヤードワークス」がすでにありました。●90年代初頭に宇和島へ移住し、アーティスト活動を続けていた大竹伸朗氏。瀬戸内海との出合いには、どのような経緯があったのでしょうか。大竹:今となっては現代アートの本拠地として認知されている直島ですが、僕が初めて直島に足を踏み入れたのは、直島にベネッセハウスが出来た直後でした。宇和島までベネッセの人たちが会いに来て下さって、直島へ出来たばかりの美術館を見に来て欲しいと言われました。正直「島にある美術施設」と聞いてもあまり期待していませんでした。でも、いざ直島へ行ってみたら、美術館は安藤忠雄さんの設計で、僕が高校生の頃に画集でしか見たことのなかったような作品がたくさんありました。ものすごい衝撃を受けましたね。本当に“見たことがない場所だ”と思いました。その後、野外彫刻展(Open Air ’94 Out of Bounds-海景のなかの現代美術展)に声をかけていただき、作品を作るようになりました●最初の作品、直島のビーチに設置された作品「シップヤードワークス」について教えてください。大竹:1990年の東京での個展「シップヤードワークス」展のために宇和島の造船所にあった廃材である船型を使って製作したシップヤードワークスシリーズです。船尾の木型から抜いたものにたくさんの穴を開けたり、船底を立てたり、また船の先端部分等も直島のビーチに設置しました。最初のうちは、漁師さんから漁船が座礁して壊れていると通報が入ったりしたこともありました。当時の島は、手押し車のおばあさんたちが、日向ぼっこしながらおしゃべりする姿がどこでも見られるようなのんびりしたところでした。2001年開催のグループ展「スタンダード」展には「落合商店」という作品を出品しました。それは廃業した雑貨店内にアート作品を同居させた作品だったのですが、3ヶ月の展覧会中、1万人余りの来場があり当時としてはそれは大成功の数字でした。そして数年後には年間20万人もの人たちが現代アートを見に来るようになったのです。ここ数年では、海外の旅行雑誌でも日本で行きたいところベスト20に直島が入るほどになりました。この状況の変化にはびっくりしています。●2016年の新作、豊島の「針工場」について、制作した経緯などを教えてください。大竹:豊島にある廃業したメリヤス針製造工場跡地に作品を作って欲しいと、福武總一郎氏から依頼があったのがきっかけです。それは針工場跡地の中央に宇和島の造船所に30年くらい放置されていた全長約17mの船の木型を置いた作品です。漁船を作る時は船と同寸の木型を作るのですが、船が出来た後は巨大な不要物ですから、造船所内で巨大なゴミ箱としてずっと放置されていたのです。それを作品化して運びました。僕が東京から宇和島へ移住した時、最初に興味を持ったのは造船所の不要物で、造船所に落ちている物は東京にはない物ばかりだったので、これまでにもそれらでたくさんの立体作品を作ってきました。この「針工場」は、夜になると木型内に設置した明かりが床に漏れるようになっています。大竹伸朗「針工場」写真:宮脇慎太郎●2013年の作品、女木島の「女根/めこん」について、制作した経緯などを教えてください。大竹:女木島に唯一ある小学校の中庭を使って作った作品です。ここは過疎の島で休校中の小学校です。最初に女木島に来た時に「植物がワイルドで元気だな」という印象を受けたので、「植物の生命力」とそれを象徴する“根”をテーマに作りました。この赤く立っている物は、宇和島の海岸に流れ着いたブイで、ブイの内側をくり抜いて、女木島に生えていた大きなヤシの木を花瓶のように差したのです。作品を作る際には、学校が休校中のため中庭にあった水道や電気系統用の建物をいじることが出来ず、鉄板で周りを囲ってからタイルを貼り付けたり、ネオン管を大量に取り付けました。南国の植物園のような雰囲気を意識した作品になっています。女根/めこん写真:渡邉修後編「北川フラム×大竹伸朗、銭湯やラブホテル...日本の“ローカル”に見い出す新たな価値観」へ続く。
2016年11月15日森山直太朗が2017年1月27日(金)埼玉・川口総合文化センター リリア メインホールより「森山直太朗 15thアニバーサリーツアー『絶対、大丈夫』」を開催する事が決定した。【チケット情報はこちら】ツアーは7月末まで半年にわたって開催。現在、4月28日(金) 中野サンプラザ公演までの日程が発表されている。森山直太朗は今年、デビュー15周年。9月21日(水)にはオールタイムベストアルバム『大傑作撰』をリリースする。チケットの一般発売に先駆けて、オフィシャルHP先行を実施中。受付は9月8日(木)午後11時59分まで。■森山直太朗 15thアニバーサリーツアー『絶対、大丈夫』~前半公演~1月27日(金) 川口総合文化センター リリア メインホール(埼玉県)1月28日(土) 川口総合文化センター リリア メインホール(埼玉県)2月4日(土) コラニー文化ホール(山梨県立県民文化ホール)(山梨県)2月5日(日) ベイシア文化ホール 大ホール(群馬県)2月15日(水) 酒田市民会館 希望ホール(山形県)2月19日(日) 和歌山市民会館 大ホール(和歌山県)2月25日(土) 市原市市民会館(千葉県)2月26日(日) 佐野市文化会館 大ホール(栃木県)3月4日(土) 神奈川県民ホール大ホール(神奈川県)3月10日(金) 名古屋国際会議場(愛知県)3月12日(日) 防府市公会堂 大ホール(山口県)3月19日(日) フェスティバルホール(大阪府)3月20日(月・祝) フェスティバルホール(大阪府)3月25日(土) 福岡サンパレス(福岡県)3月26日(日) 日田市民文化会館 パトリア日田(大分県)4月1日(土) 高知県立県民文化ホール オレンジホール(高知県)4月2日(日) 倉敷市民会館(岡山県)4月8日(土) 北陸電力会館 本多の森ホール(石川県)4月9日(日) 越前市文化センター(福井県)4月15日(土) 秋田市文化会館(秋田県)4月16日(日) 盛岡市民文化ホール(岩手県)4月20日(木) だて歴史の杜カルチャーセンター 大ホール(北海道)4月21日(金) 札幌市教育文化会館 大ホール(北海道)4月23日(日) 函館市民会館(北海道)4月27日(木) 中野サンプラザ(東京都)4月28日(金) 中野サンプラザ(東京都)
2016年09月05日俳優の間宮祥太朗、高杉真宙が、土屋太鳳主演の映画『トリガール!』(2017年秋公開)に出演することが10日、わかった。同作は中村航原作の小説を実写化し、鳥人間コンテストに挑む人力飛行サークルを舞台にした青春ラブコメ。土屋演じる鳥山ゆきなが、イケメンの先輩に一目惚れし、人力飛行サークルに入会することになる。間宮は"狂犬"と呼ばれ、ゴリラを倒したという伝説を持つ先輩・坂場大志、高杉はゆきなが憧れる天然王子様・高橋圭を演じ、ともにパイロットとしてゆきなと鳥人間コンテストに挑む。間宮は「毎日、プランを考えた芝居ではなく、シーン毎に土屋さんや高杉さんと、ぶつかり合って生まれるものを撮ろうという、組全体の雰囲気がある」と、現場の様子を表現した。「とにかく全力でこの作品と役の世界を信じて演じる事が出来ていて、凄く楽しいですし、凄く青春しているなって思います」と、撮影を振り返った。ふだんの間宮の印象を「豪快で繊細で知的で、現代に生きていらっしゃるのに幕末の志士のような雰囲気を持っていらっしゃるかた」と説明する土屋。さらに土屋は、間宮が役に入ると「刹那的にかっこよくてかっこ悪い最高の坂場先輩だったので、私はそこに全力でぶつかればいいだけでした」と述懐した。頼れる先輩と作品に関わり「懐の深い役者さんの胸をお借りして、ゆきなとしても土屋太鳳としても、思う存分暴れることが出来ました」と、役に対する自信を見せた。一方高杉は、自身の役について「天然の詐欺師の様なのに、悪気のない憎めない男です。今まで演じてきた役とは違うので、偽物にならない様に必死に取り組みました」と語る。さらに「実は元々『鳥人間コンテスト』を観ていた」と明かし、「今回の撮影で初めて琵琶湖に来ることが出来て、この場所で色んな方が飛んでいるんだと思うと感動しました」と、作中さながらにコンテストへの思いを表した。そんな高杉について、土屋は「共演が3回目なのに、そのたびに役と一緒に高杉くんの印象も違うため、『はじめましてだっけ?』とさえ思ってしまうんですけど、これは本当に凄いことだと思います」と印象を語った。土屋はさらに「常に役の人とお会いしてる感じ」と説明し、「現実に目の前にいるのに、ふとした瞬間に、その姿が幻に感じる時もあるような、不思議な存在感の魔性の役者さんだと思います」と感心した様子を見せた。また同作には、ゆきなの親友・島村和美役に池田エライザ、サークルの生き字引き的存在のOB・ペラ夫役にお笑い芸人・ナダル(コロコロチキチキペッパーズ)、班を取りまとめる古沢役に矢本悠馬も出演する。
2016年08月10日モデル・山田優(31)の弟でタレントの山田親太朗(29)が21日、自身が率いるバンド・HighsidEのオフィシャルブログを更新し、義理の兄である俳優・小栗旬(33)とのツーショット写真を初披露した。親太朗は「小栗さんに会いました!」と報告し、小栗との写真をアップ。「勝手に借りていた帽子があったので返せと言われたけど返しませんでした!」と明かし、「小栗さんは優しい人です!よかった!wありがとうございます!!」と共に、"返さなかった"帽子をかぶった自撮り写真を載せている。この投稿に対し、コメント欄には「良い義兄さんに出会えて良かったね」「帽子もらえて良かったね」「旬さんとのツーショット初だね」「2人ともかっこいい」などの喜びの声が寄せられている。
2016年06月21日シンガーソングライターの森山直太朗がが、きょう27日に放送されるテレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』(毎週金曜20:00~20:54)で、"小休止"を終えてからの活動再開後、初めてテレビで歌唱する。森山は、昨年9月に音楽活動の"小休止"を宣言し、今年4月に活動再開。この充電期間中、「普段はあんまり外に興味ないから出かけたりしないんですが、"小休止"とか公言しちゃったからには無理やりにでも出かけてみないと」ということで、台湾などを友人たちと何度か旅行していたという。また、山小屋に入って1人の時間を作った時期もあったそうだ。今回Mステで披露するのは、この山小屋生活で、ひたすら弾き語りをして生まれたという「嗚呼」。昨年末の時点ですでにモチーフがあったものの、なかなか曲にならなかったが、「一度放置して過去のデモ楽曲の整理を始め、ひと通り過去と向き合う作業を終えて気持ちがすっきりしたら、不思議なもので自然とこの曲のメロディが出てきました」と、誕生の経緯を明かしている。タモリとのトークでは、山小屋生活について、より具体的に言及得する予定。森山は「しばしお休みをいただいて、休み明け初めてのテレビでのパフォーマンスなので、いささか緊張しておりますが、気負わず頑張りたいと思います」と話している。この日の放送では他にも、AKB48、きゃりーぱみゅぱみゅ、堂本剛、西内まりや、平井堅、ポルノグラフィティ、モーニング娘。’16が出演する。
2016年05月27日現代美術家の大竹伸朗が、15年から連続刊行しているカタログシリーズ『SO X TN』から新たに2タイトルを発売。あわせてこれまでのカタログを集積する『SO X TN: #1』も限定250部で発売し、5月15日から6月26日まで東京・渋谷のNADiff a /p/a/r/tでこれを記念した展覧会「SO X TN: #1」を開催する。『SO X TN』は、大竹伸朗の展覧会やフェアなどのプロジェクトが行われる度に、東京・東麻布のギャラリー・Take Ninagawaが販売してきたカタログシリーズ。08年に開催された一番最初の展覧会である3部シリーズ『貼、貼貼、貼貼貼』を除くすべての個展プロジェクトが収録されている。5月には、これまでの4種に、新たに『時憶』と『網膜』の2タイトルが加わり、計6タイトルのカタログがラインアップ。これらのカタログを集積する『SO X TN: #1』も限定250部で発売される。なお、見返し部分には大竹伸朗手書きの限定ナンバー入り。今回開催される展示会では、この『SO X TN: #1』の豊富なバリエーションの中から約100点を展示販売。絵画でもあり、彫刻でもある、重厚、膜厚な大竹伸朗ならではのユニークなピースの数々が展開される。5月15日の18時30分から20時までは、トークイベント「大竹伸朗を囲む初夏の夕べ」も開催。5月14日から6月30日までは、Take Ninagawaにて展覧会『時憶』も同時開催される。また、『SO X TN: #1』の購入者には、慶応義塾大学アート・センター企画のShow-Case Project No.3として大竹伸朗が個展を開催した際に制作された、他で手に入らない未販売のカタログ『時憶 / フィードバック』をプレゼント。デザインは同カタログシリーズと同様、Edit.35の小関学が手掛けた。【展覧会情報】「SO X TN: #1」会場:NADiff a /p/a/r/t住所:東京都渋谷区恵比寿1-18-4期間:5月15日~6月26日定休日:月曜日【書籍情報】『SO X TN: #1』著者:大竹伸朗310×240×40発刊:2016年価格:3万5,000円
2016年05月01日『THE有頂天ホテル』『ザ・マジックアワー』『ステキな金縛り』『清須会議』で日本中を笑いと感動の渦にした三谷幸喜の最新作『ギャラクシー街道』は、自身初のスペース・ロマンティック・コメディーだった。もっとも物語は宇宙の片隅にある小さなハンバーガーショップだが、登場する宇宙人たちは妙に人間臭く、三谷監督の真骨頂とも評せるシチュエーション・コメディーに仕上がっている。そして、宇宙人夫婦を演じる香取慎吾と綾瀬はるかをはじめ、三谷作品に登場する俳優たちは、どうして輝いて映るのか?また、三谷監督の映画での最終的な夢とは何か?脚本と監督を務めた三谷監督にインタビューした。この『ギャラクシー街道』、舞台は宇宙だが、登場する宇宙人たちのエピソードが人間臭く、まるで都会の片隅で起こっているお話のようだ。三谷監督は、自身初のSF作品にした理由をこう語る。「おっしゃるように生々しい話が多いんです。だから宇宙じゃなくて、歌舞伎町を舞台にすればいいじゃないかって思うかもしれないけれど、これをリアルに新宿で描くと、本当にいたたまれない生っぽさが出ちゃうんです。だからこその宇宙なんです」。ただ、「生々しいから宇宙にしたのか、宇宙だからそういう話ができると思ったかは忘れちゃいました」とも。「結果的にはいままで僕がやってこなかったような情けない男たちの恋愛事情を思い切って描けたということは、舞台が宇宙だったからということでしょうね」。こうして生まれた三谷式SFコメディーには、日本エンタテイメント界を代表するキャストが大集結。三谷作品常連のスゴ腕俳優たちを相手に、三谷映画初出演の大竹しのぶ、小栗旬、優香、西川貴教、遠藤憲一、段田安則、石丸幹二、秋元才加、田村梨果らが宇宙人たちを熱演する。その誰もが三谷ワールドの中で喜劇俳優としての新たな魅力を放っているが、キャスティングの時点で皆のポテンシャルを完全に見抜いているわけではないと三谷監督は言う。「俳優さんの意外な部分が自分の作品の中で花開くことって、その人と2回目に仕事するときなんですよね。1回目は分からないし、それほど俳優さんの本質を見抜く力もないんです。でも一度仕事をすると、演技をしているときそうじゃないときの姿を見ていて、会話も自然と増えるので、そのときにその人の側面や、こういうことをやらせたら面白そうという情報がインプットされる。それが次の作品にオファーしたときに活かされるんですね」。その好例が、いま世の中で話題の“あの人”だ。「たとえば、いま大河ドラマで草刈正雄さんがすごくいいお芝居をされているんですけど、それは一昨年の舞台でご一緒したときに抱いたイメージを今の大河の役柄に活かしているんです(草刈が登場する「古畑任三郎」は脚本のみを担当)。そういう意味では、いいなあと思った俳優さんとは何度も仕事をしたいし、役所広司さんも中井貴一さんも佐藤浩市さんもそうですけど、いい俳優さんはやればやるほど別な引き出しを見せてくれる。それはご本人が最初から持っている場合もあれば、持っているがその場所が分からず僕がたまたま引き出したこともあると思う。それは何回か仕事をしないと分からないです。だから、いい俳優さんとの出会いは、すごく大事です」。ちなみに『ギャラクシー街道』の俳優陣の中では、「小栗旬さんは想像をはるかに超える引き出しを持っていました。ぜひともまたご一緒したいなと思います」と明言する。「こんなに勘がいい人だと思わなかったし、間もいいし、僕がやってほしいことを瞬時にやってくれる人ですね。何が面白いかを理解されている方なんです」と絶賛する。その三谷監督。いずれ、ミュージカル映画を撮りたいという。「ミュージカルには映画の楽しさが、全部集約されている気がするんですよね。『レ・ミゼラブル』みたいな感動巨編ではなくて、ミュージカル・コメディーと呼ばれるもの。その日のために音楽的なシーンを試していて、今回もラストで西川さんに歌ってもらっていますけど、いずれミュージカル映画を撮る時のために、自分の中の布石という意味もあるんです」と熱い眼差しで夢を語る。思い返せば、『ラヂオの時間』、『THE有頂天ホテル』、『ステキな金縛り』と、三谷作品には、いつも必ず歌うシーンがある。「僕はいつも必ず、いままでワンシーンだけ入れているんですよ。『ラヂオの時間』ではエンディングで布施明さんが歌い、『THE有頂天ホテル』ではYOUさんがラストシーンで歌い、『ザ・マジックアワー』では深津絵里さんが歌い、『ステキな金縛り』では挿入歌を、深津さんと西田敏行さんにお願いしました。『清須会議』でもほんのちょっと中谷美紀さんが歌って踊っています。必ずそういうシーンを入れて、実験しているんですね。え、阿部寛さん?そうだ、忘れてた。『ステキな金縛り』では阿部さんにタップを踏んで貰ったんだ、あれは必見です」そして『ギャラクシー街道』のそれは、「力を入れて作ったし、いいシーンになったと思います」と自信を示す三谷監督。「今回本当に勉強になりました。日本ではミュージカル映画はなかなか難しいでしょうけれど、その成功のためのヒントを得た気がします。『雨に唄えば』のようなわくわくするミュージカル・コメディー映画を近い将来、撮りたいですね」。(text/photo:Takashi Tokita)■関連作品:ギャラクシー街道 2015年10月24日より全国東宝系にて公開(C) 2015 フジテレビ 東宝
2016年04月27日三谷幸喜監督初となるSF作品で、宇宙の片隅にある小さなハンバーガーショップの中で展開するシチュエーション・コメディー映画『ギャラクシー街道』。そのBD&DVD化決定を受け、三谷監督本人の「ぜひ画面の隅々まで観ていただきたいです」とコメントが到着した。同作は主演の香取慎吾、綾瀬はるかをはじめ、日本エンターテインメント界を代表する豪華キャストが宇宙人役を熱演した三谷流スペース・ファンタジーで、宇宙が舞台でありながらも、まるで都心の片隅で今日も起こっているようなリアリティーに満ちた人間模様を描いたシチュエーション・コメディー。三谷監督真骨頂の群像劇も健在で、笑いを誘う。三谷監督は『ギャラクシー街道』について、「映画は劇場で観る醍醐味もありますが、この作品はテレビ画面で観ると、あたかも自分が映画の舞台であるサンドサンドバーガーの店内にいるような感覚になります。その中で、是非画面の隅々まで観ていただきたいです。奥の方で素晴らしい演技をされている役者さんがたくさんいます」と笑いも交えアピール。また同作は、迫力ある音楽を楽しめる新しいテクノロジー「DTS Headphone:X」システムを採用。三谷監督も「Blu-rayに収録されるヘッドフォンXで本編を観ると、さらに店内にいる臨場感が味わえますよ!」と推奨。最高の環境でスペース・ファンタジーを堪能して!『ギャラクシー街道』BD&DVDは5月3日(火)発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ギャラクシー街道 2015年10月24日より全国東宝系にて公開(C) 2015 フジテレビ 東宝
2016年02月19日脚本と監督を手がけた最新作『ギャラクシー街道』が公開中の三谷幸喜が11月9日に、主演の香取慎吾とともに、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで舞台あいさつを実施。『宇宙と映画の関係』と題した“特別講義”を行い、「結果的にライバルになりましたが、負けました。(SF映画の)企画はこっちが先で、向こうがぶつけてきた。ひきょうなやつらですよ」と恨み節を交えながら、年末に公開されるSF超大作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に敗北宣言した。その他の写真ヒットメーカーである三谷監督が初めて挑んだスペース・ロマンティック・コメディ。老朽化が進み、閉鎖がささやかれるギャラクシー街道にひっそり佇むハンバーガー店で、店主夫婦と行き交う客たちの人間…ならぬ宇宙人模様が交差する。三谷監督は「ほとんどCGを使わず、手作り感がある暖かいSFを作りたかった」と“三谷流”SFのこだわりを語った。この日の“特別講義”は『宇宙と映画の関係』に加えて、『宇宙の大きさについて』「ギャラクシー街道はSFか?』をテーマに、三谷監督が白衣姿で熱弁。「SFはサイエンス・フィクションだけじゃない。サ(S)マー・フ(F)ェスティバル、俊二(S)藤村(F)などさまざま」と笑いを誘った。公開後は「案外ホッコリしたと言ってくださる人がいて、うれしいですね。感動ナシって宣伝していましたから(笑)」(香取)、「今までたくさん映画を撮ったが、これほど『観ましたよ』って声をかけられた作品はない」(三谷監督)と周囲からさまざまな反響が。ただ、香取はファンから「すごくカッコ良かったとも言われる」と“過去形”での称賛に複雑な表情も見せた。『ギャラクシー街道』公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年11月09日人気脚本家・三谷幸喜が待望の監督最新作『ギャラクシー街道』を完成させた。前作で本格的な時代劇に挑んだ三谷が、次に選んだ舞台はなんと宇宙!老朽化が進み、閉鎖がささやかれる“ギャラクシー街道”にひっそり佇むハンバーガー店で、店主夫婦と行き交う客たちの人間…ならぬ宇宙人模様が交差する三谷流スペース・ロマンティック・コメディだ。その他の写真「ラブストーリーや少しだけ艶笑的な要素も含んだ作品。今までの自分なら照れくさくてできなかった表現も、SF映画だから実現できた」と三谷監督。「宇宙といえばスペクタクルかもしれませんが、僕は宇宙にある種の“さみしさ”を感じるんです。映像化の方向性には悩みましたが、最終的にはセットを作り、窓からは書き割りの宇宙が見える。そんなテイストにこだわりました」という。その言葉通り、スクリーンには“懐かしい未来観”が漂い、香取慎吾、綾瀬はるから豪華なキャスト陣も伸び伸びと演技を楽しんでいる。「最終的には“SF(サイエンス・フィクション)”の“サイエンス”の部分は忘れようと(笑)。ブレーカーが落ちるシーンがあるSF映画なんて、前代未聞じゃないですかね。60年代の人たちが思い描いた未来というか、個人的には子どもの頃見たアニメ『宇宙家族ジェットソン』みたいな雰囲気がいいなって」(三谷監督)。スペース国土交通省の役人が往年のワープロ・文豪を使用するという設定は、テリー・ギリアム監督の『未来世紀ブラジル』を意識したのだとか。「今回珍しく、エロスの世界を描いたのはジェーン・フォンダ主演の『バーバレラ』に影響された」とも。そもそも『ギャラクシー街道』というタイトルは、名作SF『銀河ヒッチハイク・ガイド』を思い出せずにいた三谷監督が「えーっと、何とかガイド…、ガイド、あっ、街道!」という流れで決定したそうだ。「僕らの世代は中学時代に『2001年宇宙の旅』と『猿の惑星』が同時期に公開されて、どっちを支持するかケンカになったほど。僕は100%『猿の惑星』派でしたし、大学生になると今度は『未知との遭遇』と『スター・ウォーズ』が公開されて、当然『スター・ウォーズ』が好きでした。年末に『スター・ウォーズ』の新作が公開されますし、お互い良きライバルとして切磋琢磨できればと思っています(笑)」『ギャラクシー街道』10月24日から全国東宝系ロードショー取材・文・写真:内田涼
2015年10月20日1959年~1981年で放送され、5年前に三谷幸喜司会により復活を果たしたフジテレビの長寿番組「スター千一夜」。2013年以来、3度に渡り放送されてきた同番組だが、この度、三谷さん脚本・監督作品『ギャラクシー街道』の公開を記念して、これまでで最長の2週間全10回にわたり放送されることが決定した。三谷さん扮する七三分けにもみあげ、白いジャケットといういでたちの通称・“石狩平治”が司会を務める同番組。ゲストたちは何を聞かれるか事前に知らされていない上に、何を聞かれても否定できないという状況の中、三谷さんの質問を待ち構え、笑いをこらえながら驚きの質問にくらいついていくこととなる。第一週目には10月よりスタートする秋の新ドラマを盛り上げる豪華キャスト陣がゲストとして登場。英会話教師とイケメン坊主の恋模様を描く「5→9~私に恋したイケメンすぎるお坊さん~」の石原さとみと山下智久、漫画家・山崎紗也夏による同名コミックを原作とした連続ドラマ「サイレーン」の松坂桃李、中村蒼の“てい髪”姿が話題にもなった「無痛~診える眼~」から西島秀俊・伊藤淳史・石橋杏奈の3人、「オトナ女子」で2年半ぶりのドラマ主演を果たす篠原涼子、「テディ・ゴー!」からは森川葵と魂が宿る“編みぐるみ”の熊役の哀川翔が出演する。三谷さん扮する石狩は、石原さんと山下さんの得意料理や、松坂さんが酔ったときに必ず行う癖、西島さんが役作りで行うすごすぎる技などについて切り込んでいくという。そして第2週目には、「『ギャラクシー街道』公開記念!スター千一夜2015」と題して主演の香取慎吾を筆頭に、綾瀬はるか、大竹しのぶ、小栗旬、優香、西川貴教、遠藤憲一という超豪華キャストが日替わりで登場!見知ったキャスト陣ということで、一層容赦ない質問を投げかける三谷監督…。「香取さんは宇宙人に会ったことがあると」という無茶ブリを一切の迷いなく受け止める香取さんや、「アフリカ旅行の際、必要なものが五つあるそうですね」の質問にも全く動じる様子はなく「まずは…」と様々なエピソードを交えながら答えていく大竹さん、その場で芸の披露を要求される小栗さんなど、ベテラン俳優陣による見事なアドリブの数々は必見だ。豪華キャスト陣と“石狩”が繰り広げる至極の会話劇を楽しみに待ちたい。「スター千一夜2015」は10月11日(日)~23日(金)の期間、フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年10月07日先日、ニューシングル『生きる(って言い切る)』のリリース日当日に、音楽活動の“小休止”を宣言した森山直太朗さん。予期せぬ発表に、「なぜ?どうして?」という声が湧き起こっている。「ちょうど1年前くらいから考えていたことで、6月にツアーが終わった段階で休もうと思っていました。最初はスタッフから勧められたので、僕自身も、えっ?とその時は思いましたよ。全く不満も何もなかったので。でも長年、アルバムを出してツアーをして…というサイクルを続けていると、ふとしたボタンの掛け違いで活動が先細っていったり、頭打ちになっていくこともある。それは表現や創作活動をする上で、致命的なことなんですよね。だからこそ今、一度足を止める必要があるのかなと感じ、決めました」しばらく森山さんの情感たっぷりの歌声が聴けなくなるのは、本当に寂しい。でも彼の決断は、未来に向かう前向きなものと信じたい。「いい状況の時ほど、見失ってしまうもの、見落としているものってありますよね。後から『実はそうだったのか』って気づくような。音楽とは感性の仕事だと思っているので、日常的に自分なりの感覚や呼吸がないと、成立しない職業です。これが良き決断かどうかは、これから自分が何をするかによりますが、客観的な目線で、表現や創作の正義をとったのだと思います」当初は6月に終了した全国ツアーを最後に休む予定だったそうだが、「今の自分を表すような一曲を提示したい」との気持ちで新曲『生きる(って言い切る)』を書きあげた。「“生きる、生きる”というフレーズが繰り返され、後ろに流れるギターも同じフレーズが何度もループするアレンジの曲です。その淡々とした繰り返しが人間の営みにもリンクする、そんな曲になりました。自分の中の節目というか、ターニングポイントとなる曲になったし、今の自分の状態がそのまま反映されている曲なので、どうあがいても逃げ道がない。今までのシングルとは周りのざわざわ感が全く違うし、強い意志を持ってリリースする一曲です」なお、シングルとしては珍しく、ライブ音源が5曲もカップリングされている。それも6月の全国ツアー「西へ」のファイナルステージのライブ。ファンにとっては嬉しいプレゼントになるはず。「いままで誰かの“活動休止”みたいなニュースを見ると『黙って休めばいいじゃん』とか思ってたほうなので、本当は発表するのはイヤでした(笑)。きっと僕も、同じように言 われているんだろうな。でも僕は生来怠け者で、時間があれば堕落していくタイプ。言っちゃったら、責任も出てくるから、それを見越して発表しました。デビュー以来、音楽活動をやめることはなかったし、戻ってきた日には、待ってくれていた方々の期待のハードルも高いでしょう。自分で決めたこととはいえ、抜き差しならない状況であると、今さらながら気づいてきました」来年再び、颯爽と戻ってくるのを待っています!◇もりやま・なおたろう9/23のテレビ朝日『M U S I C S TAT I O N ウルトラFES 』などに出演後、9月下旬より活動を小休止。来年には再開を予定。なお、親友・綾小路翔との男のデュエット曲『ライバルズ』も好評発売中。◇21st Single『生きる(って言い切る)』¥1,600タイトル曲の他、全国ツアー「西へ」のファイナルのステージより「生きとし生ける物へ」や「愛し君へ」など5曲のライブ音源を収録。(Universal Music/EMI Records)※『anan』2015年9月30日号より。写真・佐山順丸文・北條尚子
2015年09月25日NHKは7月10日(金)、俳優の堺雅人が主演する2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」(三谷幸喜脚本)に出演する新たなキャスト陣を発表。堺さんは「豪華な皆さんに翻ろうされながらの1年になれば。すごく楽しみです」と期待を寄せた。戦国時代屈指の英雄として知られる武将・真田信繁(真田幸村)が、天下を争う大名たちに翻ろうされながら、「知恵と勇気と努力」を武器に生き抜き、江戸幕府に追い込まれた豊臣家のために果敢に戦う姿が描かれる。堺さんを始め、総勢18名の新キャストがずらり揃った記者会見で、最も緊張した面持ちだったのが、信繁の兄・信幸を演じる大泉洋。出演映画の舞台挨拶などでは、軽快なトークで“盛り上げ役”を買って出る大泉さんだが、「かなり緊張しております。(自分の)イメージとかなり違う役なので、怒られないかとヒヤヒヤしている」とうつむき気味でコメントも硬め…。そんな大泉さんに、質問を投げかけたのが、なんと記者席に忍び込んでいた(?)脚本の三谷さん。「西日暮里壁新聞の三谷と申します。大泉さんは撮影期間中、ふんどしを履くんですか?」という強烈なブッコミに、大泉さんはタジタジだったが、同時に緊張も解けた様子だった。堺さんと大泉さんの共演は、映画『アフタースクール』(内田けんじ監督)以来で、「先ほどイメージと違うとおっしゃっていましたが、僕の中には“律儀な洋さん”がいるんですよ。今回は弟として、一歩下がって、大泉さんの背中を見ながら頑張りたい」(堺さん)、「兄弟とはいえ、実際は同い年なので…。でも僕のほうが少しだけ先に生まれている分、頑張ろうと思います」(大泉さん)と再共演に意欲を燃やした。この日発表されたNHK大河ドラマ「真田丸」の新キャスト(会見欠席者含む)<真田家の人々>大泉洋:真田信幸(信之)/信繁とは対照的な性格ながら深く信頼しあう兄。関ヶ原で東軍につき、信繁と敵味方に分かれてしまう。長澤まさみ:きり/信繁の生涯のパートナー。真田家重臣・高梨内記の娘。青春時代から大坂の陣まで、信繁の波乱の人生に寄り添い続ける。草刈正雄:真田昌幸/信繁の偉大な父。知略軍略に優れ、豊臣秀吉に、油断ならない「表裏比興の者」と言わしめた天才武将。高畑淳子:薫/公家出身の誇りを忘れない、信繁の母。昌幸の正室。松、信幸、信繁の3人を生み育てた。木村佳乃:松/信繁が終生慕った姉。織田信長の人質となるなど数奇な運命をたどる。草笛光子:とり/偉大な武田信玄の全盛期を知る、信繁の祖母。昌幸を名将に育て上げた戦国のゴッドマザー。黒木華(大河ドラマ初出演):梅/信繁の初恋の女性。真田の郷の地侍・堀田作兵衛の妹。信繁最初の子を産む。藤本隆宏:堀田作兵衛/信繁を慕う地侍で、梅の兄。真田の郷の農民たちのリーダーで、大坂の陣には槍を取って駆けつける。中原丈雄:高梨内記/きりの父。昌幸の側近として真田家をまとめあげ、信繁の義父となる。高野山幽閉や大坂の陣にも従う。藤井隆(大河ドラマ初出演):佐助/忍び。昌幸に才能を見出され、出浦昌相に鍛えられる。大坂の陣でも、信繁のもとで大活躍する。<真田家のライバルたち>内野聖陽:徳川家康/信繁の前に終生立ちはだかり続ける、最大最強の宿敵。天下取りのための最終決戦となった大坂の陣で、信繁に絶体絶命の窮地に追い込まれる。斉藤由貴:阿茶局/家康の最愛の側室。母代わりとなって二代将軍・秀忠を育てる。大坂の陣では、命がけで和議の交渉を行う。近藤正臣:本多正信/家康を天下取りに導いた名参謀。真田家に翻ろうされ続ける家康を支え、卓抜した策を授け続ける。吉田羊:小松姫/信幸の正室。徳川家重臣・本多忠勝の娘。政略結婚で真田家に嫁ぐ。関ヶ原で父弟と決別した信幸を気丈に支える。藤岡弘、:本多忠勝/武勇で家康を支えた徳川随一の猛将。娘の小松姫が信幸の正室になり、敵だった真田家と縁を結ぶ。遠藤憲一:上杉景勝/信繁と不思議な因縁で結ばれた戦国大名。若き日の信繁が人質となる。関ヶ原ではともに反徳川として戦うが、大坂の陣では、信繁の大坂城を囲むことに。高嶋政伸:北条氏政/関東の覇権をかけて真田と激戦を繰り広げた戦国大名。真田家との領地争いが、秀吉による小田原合戦の引き金となり、北条氏滅亡へとつながる。寺島進:出浦昌相/佐助ら隠密集団を操り、真田家を陰で支える。もともとは、信濃の豪族仲間。昌幸に魅了され、家臣となる。西村雅彦:室賀正武/真田家をライバル視する信濃の豪族仲間。家康の意を受け、昌幸暗殺を画策する。平岳大:武田勝頼/真田が仕えた武田家最後の当主。偉大な父・信玄を乗り越えようとして叶わなかった悲劇の武将。段田安則:滝川一益/武田滅亡後、真田の新たな主人となる織田家の武将。信濃の支配を担当するが、本能寺の変で一変し窮地に。NHK大河ドラマ「真田丸」は2016年1月より放送予定(※全50回)。(text:cinemacafe.net)
2015年07月10日主演に「SMAP」の香取慎吾、ヒロインに綾瀬はるかを迎えて贈る三谷幸喜監督の最新作『ギャラクシー街道』。登場人物が“全員、宇宙人”という謎に包まれている本作だが、6月6日(土)より全国の映画館で特報映像が公開されることがこの度、明らかになった。時は西暦2265年、木星と土星の間に浮かぶスペースコロニー(宇宙空間に作られた人工居住区)「うず潮」。そこと地球を結ぶスペース幹線道路・ルート246666を、人は「ギャラクシー街道」と呼んだ。かつては、交通量も多く、沿道にもたくさんの飲食店が並んでいたが、開通して150年。老朽化が著しく、そろそろ廃止のうわさも聞こえている…。今日も、様々な星から宇宙人たちが「ギャラクシー街道」にやって来る。みんな、それぞれに悩みを抱えた、人間味溢れる異星人だ。街道の中央にひっそりと佇む、小さなハンバーガーショップ、サンドサンドバーガー・コスモ店を舞台に、そこで働く人々と、客たちが織りなす、宇宙人模様。登場するのは、スペース警備隊、スペースヒーロー、スペース客引き、スペース娼婦、スペースドクター、スペース役人、スペースシンガーに、スペースパートタイムのおばさん…、全員、宇宙人。『THE 有頂天ホテル』では、観客動員470万人、興行収入60.8億円という大ヒットを記録し、それ以降も『ザ・マジックアワー』『ステキな金縛り』『清須会議』と、“三谷流”笑いと感動を呼ぶコメディ作品を代に送り出し続けている三谷監督。最新作である本作は、登場人物全員が宇宙人であり、主演の香取さん、ヒロイン・綾瀬さんを始め、小栗旬、優香、西川貴教、遠藤憲一、段田安則、石丸幹二、秋元才加、阿南健治、梶原善、田村梨果、浅野和之、山本耕史、大竹しのぶ、西田敏行という、豪華キャストが配役されている。ヴェールに包まれていた本作のビジュアルだが、明日より特報映像が劇場にて解禁。キャストたちが宇宙人扮する姿がついに明かされる。 オリジナリティ溢れる衣装や髪型、特殊メイクが施された俳優陣に、カエル型宇宙人や白塗りで全身真っ白な男、謎の正義の味方キャプテンソックスなど、個性的な宇宙人たちが登場する。さらに、映像には三谷監督自身がカメオ出演しているとのこと。当初、監督自身が内容について紹介する特報を作っていたとのことだが、少しでも本編映像を観てもらいたいという理由からボツに。しかし、「せっかくだから」という監督たっての要望で、ワンカットだけカメオ出演することになったそうだ。初めて“宇宙”を舞台に繰り広げられる三谷ワールドのビジュアル初公開を、ぜひ劇場で目撃してみて。『ギャラクシー街道』は、10月24日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月05日主演に香取慎吾、ヒロインに綾瀬はるかを迎え大きな注目を集める三谷幸喜脚本・監督最新作『ギャラクシー街道』。このほど、本作の未発表キャストが解禁となった。時は西暦2265年、木星と土星の間に浮かぶスペースコロニー(宇宙空間に作られた人工居住区)「うず潮」。そこと地球を結ぶスペース幹線道路・ルート246666を、人は「ギャラクシー街道」と呼んだ。かつては、交通量も多く、沿道にもたくさんの飲食店が並んでいたが、開通して150年。老朽化が著しく、そろそろ廃止の噂も聞こえている。今日も、様々な星から宇宙人たちが「ギャラクシー街道」にやって来る。みんな、それぞれに悩みを抱えた、人間味溢れる異星人だ。街道の中央にひっそりと佇む、小さなハンバーガーショップ、サンドサンドバーガー・コスモ店を舞台に、そこで働く人々と、客たちが織りなす、宇宙人模様。登場するのは、スペース警備隊、スペースヒーロー、スペース客引き、スペース娼婦、スペースドクター、スペース役人、スペースシンガーに、スペースパートタイムのおばさん…、全員、宇宙人。宇宙人だらけの三谷流スペースファンタジーが繰り広げられる。劇作家・脚本家として絶大な人気を誇り、2006年の『THE 有頂天ホテル』では観客動員470万人、興行収入60.8億円という映画史に燦然と輝く成績を挙げた三谷幸喜。2008年には架空の港町・守加護(すかご)を舞台に繰り広げられるノンストップコメディに、各界から絶賛の声が上がった『ザ・マジックアワー』や、2011年には落ち武者の幽霊が証言台に立つという奇想天外なストーリーでの“三谷流”裁判で、海を越えNYをも笑いの渦に巻き込み、同年の邦画実写No.1の大ヒットを記録した『ステキな金縛り』、2013年には史上空前の豪華キャスト陣が集結した、初の時代劇『清須会議』など、大ヒット作を続々と世に送り出している日本を代表する作家のひとりだ。そして、三谷監督待望の最新作が、主演に香取慎吾、ヒロインに綾瀬はるかを迎える『ギャラクシー街道』である。このほど解禁となった未発表キャストでは、これまでの作品と同様、豪華キャストが名を連ねている。主人公、ハンバーガー店主・ノア(香取慎吾)が今も思いを寄せる元恋人・レイに優香。その夫の宇宙人・ババサヒブに梶原善。ノアの妻・ノエ(綾瀬はるか)に思いを寄せるリフォーム業者の宇宙人・メンデスに遠藤憲一。そのほか、正義の味方であることを隠し続けるスペース警備隊・ハトヤ隊員に小栗旬、その恋人マンモ隊員に秋元才加。上司トチヤマ隊長に阿南健治。まぐろバーガーが大好きなカエル型宇宙人・ズズに西川貴教。ギャラクシー街道の調査にやって来たスペース国土交通省の役人・ハシモトに段田安則。彼にまとわりつく謎の男に浅野和之。ペース客引きゼット(山本耕史)とスペースコールガール・イルマ(田村梨果(ミラクルひかる))に翻弄されるスペースドクターのムタに石丸幹二。そして、ノアの良き相談相手であるコンピューター「堂本博士」に西田敏行。怒られるとすぐパニックになるスペースパートタイマーのハナさんに大竹しのぶ。なんと、これらの登場人物は全員宇宙人!三谷幸喜監督と実力派キャストの面々が織りなす、SF映画史上最も笑える、宇宙人だらけの三谷流スペースロマンティックコメディの幕が上がる。今回の未発表キャスト解禁にあたり、三谷監督は「今作は宇宙を舞台にしたSFといっても、ほとんどが宇宙人用ハンバーガーショップの中だけで展開して行きます。ワンセットだし台詞劇。長回しも多いので演技力に加えて、集中力も必要、しかも宇宙人。そのため、上手い役者さんを中心にキャスティングをしました。こんな風に、会話中心でアクションシーンもなく、しかも笑えるSFは、たぶん、これまでなかったんじゃないでしょうか」とキャスト陣への期待感を語った。さらに、3月31日のクランクアップを経て、主演の二人からのコメントも到着!「宇宙のセットの中での撮影だったので、毎日スタジオから帰るたびに本当に宇宙から家に帰って来ているような感覚でした」と語る香取さんは、「『TALK LIKE SINGING』(’09年)の時に「“NYでミュージカル”の次は宇宙に行きませんか?」と言われ、それが現実となりました。日本映画ではあまり観たことのない、笑いの絶えない、劇場が笑いで溢れる作品になると思います!ラブストーリーとしても僕は大好きです。お楽しみに!」と本作の仕上がに自信を覗かせた。綾瀬さんも「もっと宇宙にいたかったです」と撮影の終了が名残惜しい様子。「この作品は面白い登場人物が多いので、彼らが集結したときにどうなるんだろうってすごく楽しみです。お腹が痛くなるほど笑って、観終わって爽快な気持ちになる作品だと思いますので、是非劇場に観に来て下さい」とコメントを寄せた。三谷ファミリーおなじみの顔ぶれと、三谷作品初登場となる面々が奇跡の共演を果たす本作。宇宙を舞台にどんな三谷ワールドが炸裂するのか、楽しみに待ちたい。『ギャラクシー街道』は10月24日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月20日SMAPの香取慎吾が主演する、三谷幸喜監督最新作『ギャラクシー街道』(10月24日公開)の追加キャストが20日、発表された。映画の舞台は西暦2265年、木星のそばに浮かぶスペースコロニー(宇宙空間に作られた人口居住区)「うず潮」。「うず潮」と地球を結ぶスペース幹線道路「ギャラクシー街道」は、かつて交通量が多く沿道にも多くの飲食店が並んで栄えていたが、開通から150年を経て老朽化が進み、廃止のうわさが流れていた。そんな「ギャラクシー街道」は、さまざまな悩みを抱えた異星人が行き交う場所。スペース警備隊、スペースヒーロー、スペース客引き、スペース娼婦、スペース獣医師、スペース役人、スペースシンガー、スペースパートタイムのおばさんなど、登場人物が全員宇宙人という斬新な設定で"宇宙人模様"が繰り広げられる。今回発表されたキャストでは、俳優の小栗旬、女優の大竹しのぶ、歌手の西川貴教、タレントの優香、俳優の遠藤憲一、石丸幹二、元AKB48の秋元才加、ものまねタレントのミラクルひかること田村梨果らが、三谷映画に初出演。ほかにも、西田敏行、段田安則ら三谷作品おなじみのメンバーが顔をそろえる。三谷監督はキャスティングについてコメントを発表しており、小栗を選んだ理由を「正義のヒーロー役なので、立ち姿が絵になる人に演じてほしかった」と語り、「小栗さんはとても間がよくて、コメディアンとしても抜群のセンスを発揮してくれました。彼の登場シーンが一番笑えるシーンになったと思います」と撮影を振り返った。三谷の舞台に出演経験のある優香については、「コントで鍛えた瞬発力に感動、いつか映像作品にも出てほしいとずっと思っていました」と念願かなった模様。「妖艶で、しかもプライドが高い美女の役。かわいいだけじゃない優香さんを見ていただけると思います」と、優香の新たな魅力を見どころに挙げた。西川の出演のきっかけは、テレビ番組での共演から。三谷は「フジテレビ『新堂本兄弟』でお会いし、初対面から話が合った」という。その役どころには「今作では、ぜひミュージカルナンバーを入れたいと思い、宇宙を背景にフランク・シナトラのように歌い上げる歌唱力のある人という事で、お願いしました」とコメント。今作でもっとも意外な配役とも言えるのが両性具有の宇宙人を演じる遠藤で、三谷自身「遠藤さんが出産するシーンは、見せ場のひとつ」と語る。「陣痛に苦しむ姿がもっとも絵になる人ということで、キャスティングしました。笑いのセンスも抜群で、あれほど現場で笑いを堪えたのは久々です」と振り返る。主人公の宇宙人・ノア役を演じた香取、ノアの妻・ノエ役の女優の綾瀬はるかはすでにクランクアップ。香取は「宇宙のセットの中での撮影だったので、毎日スタジオから帰るたびに本当に宇宙から家に帰って来ているような感覚でした」と、撮影を思い起こす。綾瀬は「香取さんとのお芝居は、いい意味で力が抜けていて、でも世界観がしっかりとされているので、ご一緒にさせていただいてお芝居に入りやすかったですし、客観的に見ていい夫婦だなと思いました」と語り、コンビネーションも抜群であったことをアピールした。■『ギャラクシー街道』追加キャスト配役一覧大竹しのぶ…怒られるとすぐパニックになるスペースパートタイマーのハナさん小栗旬…正義の味方であることを隠し続けるスペース警備隊ハトヤ隊員優香…ノアが今も思いを寄せる元恋人レイ西川貴教…まぐろバーガーが大好きなカエル型宇宙人ズズ遠藤憲一…ノエに思いを寄せるリフォーム業者の宇宙人メンデス石丸幹二…スペースドクターのムタ梶原善…レイの夫の宇宙人ババサヒブ秋元才加…ハトヤ隊員の恋人マンモ隊員阿南健治…ハトヤ隊員たちの上司トチヤマ隊長段田安則…調査にやって来たスペース国土交通省の役人ハシモト浅野和之…ハシモトにまとわりつく謎の男山本耕史…スペース客引きゼット田村梨果(ミラクルひかる)…スペースコールガール・イルマ
2015年04月20日草なぎ剛と香取慎吾が今春、ふたり芝居に挑む。上演するのは三谷幸喜の新作書下ろし『burst!~危険な二人~』。その内容については明らかになっていないが、キャストのふたりは公演決定にあたって以下のコメントを寄せている。舞台『burst!~危険な二人~』チケット情報■草なぎ剛慎吾とはコントライブ以来の舞台なので、ワクワクしています。ずっと「ふたりで何かやりたいね」と話していました。それが三谷さんの新作の舞台で実現することになって嬉しいです。まだタイトルのみ『burst!』としか伺ってないのですが、どんな話になるのかまったく分りません。三谷さんは僕たちふたりの意外な一面を引き出してくれる気がするので、早く台本を読みたいです!三谷さん早く台本を下さい!■香取慎吾今、僕は三谷さんの映画の撮影中です。映画の次は舞台です。「いつかふたり芝居やってみたいね」「三谷さんに書いてもらいたいね」と、何年も前から、草なぎと話していました。『夢』実現です。この春はどっぷり三谷ワールドを楽しませていただきます。公演は4月29日(水・祝)から6月2日(火)まで東京・PARCO劇場にて(4月28日(火)にプレビュー公演あり)。チケットの一般発売は4月5日(日)午前10時より。チケットぴあでは一般発売に先がけて電話先行抽選を実施、3月27日(金)午後6時から29日(日)午後6時まで受付。
2015年03月26日NECパーソナルコンピュータは2日、4月1日付の新人事にて、現在NECパーソナルコンピュータで取締役執行役員常務、レノボ・ジャパンで執行役員専務を務める留目真伸氏が、NECパーソナルコンピュータの代表取締役執行役員社長および、レノボ・ジャパンの代表取締役社長に就任すると発表した。現職のロードリック・ラピン氏は既報の通り、4月1日付でアジアパシフィック地域のプレジデントに就任する。ラピン氏は引き続き拠点を日本に置き、NECパーソナルコンピュータおよび、レノボ・ジャパン両社の取締役、両社の持ち株会社Lenovo NEC Holdings B.V.のCEO、およびレノボ・エンタープライズ・ソリューションズ代表取締役社長に留任する。留目氏は2006年にレノボ・ジャパンに入社。常務執行役員として戦略・オペレーション・製品事業・営業部門統括を歴任し、2011年からNECパーソナルコンピュータの取締役を兼任。012年6月よりLenovo Group米国本社戦略担当部門に赴任後、2013年4月よりレノボ、NEC両ブランドのコンシューマ事業を統括している。
2015年03月02日三谷幸喜監督の最新作となる映画『ギャラクシー街道』が、2015年10月公開に向けて制作されることが、このほど明らかになった。主演はSMAPの香取慎吾で、ヒロインは女優の綾瀬はるか。3月のクランクインを予定している。本作は『THE 有頂天ホテル』(2006年)、『清洲会議』(2013年)など、数々のヒット作を手がけてきた三谷監督の最新作。三谷映画では初となる宇宙が舞台となり、登場人物は全員宇宙人という三谷流スペースロマンチックコメディーが展開される。主人公の宇宙人・ノア役をSMAPの香取、ノアの妻・ノエを三谷作品では『ザ・マジックアワー』(2008年)以来の出演となる女優の綾瀬が演じる。さらに撮影は、CGではなく東宝スタジオに宇宙空間を丸ごと制作した大掛かりなセットで行うなど、スケールの大きさにも注目が集まる。物語の舞台は西暦2265年、木星のそばに浮かぶスペースコロニー(宇宙空間に作られた人口居住区)「うず潮」。そこと地球を結ぶスペース幹線道路「ギャラクシー街道」は、かつて交通量が多く沿道にも多くの飲食店が並んで栄えていたが、開通から150年を経て老朽化が進み、廃止の噂が流れていた。そんな「ギャラクシー街道」は、さまざまな悩みを抱えた異星人が行き交う場所。スペース警備隊、スペースヒーロー、スペース客引き、スペース娼婦、スペース獣医、スペース役人、スペースシンガー、スペースパートタイムのおばさんなど、個性豊かな登場人物たちの"宇宙人模様"が繰り広げられる。本作の着想について、「ロマンチックコメディーをやってみたかったのですが、普通の恋愛モノではおもしろくない。そこで舞台を宇宙にしてしまおう!と思いつきました」と語った三谷監督。香取への演出を「今まで彼が演じてきた役柄ではなく、今回はあくまで等身大の人間を演じてもらうつもり」と説明し、「香取さん主演の舞台『オーシャンズ11』を見て、香取さんとジョージ・クルーニーには共通するところがあると感じたので、今回の役柄はジョージもちょっと入っています」と付け加えた。ヒロインの綾瀬については、「大河ドラマなどさまざまな経験を詰まれて、より演技に深みが出て、ぜひもう一度ご一緒したいと思っていました」と語り、「綾瀬さんは物を食べるときに、本当においしそうに食べるイメージがあります。今回は宇宙一食べ方がかわいいキャラクターになっています」と役の見どころに触れた。主演の香取は、「久しぶりの三谷映画の出演にワクワクしています! スペースロマンチックコメディー!?なんだそれは!という感じです。三谷さんの初めてのSFもの、どんな映画になるか撮影が楽しみです」と撮影を心待ちにしている様子。一方の綾瀬も「三谷監督とは7年ぶり、香取さんとは6年ぶりにご一緒させていただきますが、奇想天外な三谷さんの作品、いまからとても楽しみです!香取さん、どうぞよろしくお願いいたします」と意気込むなど、2人の強力タッグで3月からの撮影に挑む。「偶然にも、今年はあの『スター・ウォーズ』新作も公開されます。ライバルはもちろん『スター・ウォーズ』!!目指すはシリーズ最高興収(『エピソード1/ファントム・メナス』の132.6億円)越え」と宣言した三谷監督。「目標も宇宙規模でいきたいと思っています」と、映画界の"宇宙イヤー"に向けて意欲を見せた。
2015年02月12日劇作家・脚本家として人気を誇る三谷幸喜監督の最新作が、主演に香取慎吾(SMAP)、ヒロインに綾瀬はるかを迎えて製作されることが決定!登場人物は全員宇宙人ーー三谷映画史上初の“宇宙”が舞台となる本作の名は『ギャラクシー街道』だ。時は西暦2265年、木星のそばに浮かぶスペースコロニー(宇宙空間に作られた人工居住区)「うず潮」。そこと地球を結ぶスペース幹線道路を、人は“ギャラクシー街道”と呼んだ。かつては、交通量も多く、沿道にもたくさんの飲食店が並んでいたが、開通して150年。老朽化が著しく、そろそろ廃止の噂も聞こえ始めた…そんな街道の脇に佇む、小さな飲食店を舞台に、そこで働く人々と客たちが織りなす、宇宙人模様を描き出す。本作に登場するのは、スペース警備隊、スペースヒーロー、スペース客引き、スペース娼婦、スペース獣医、スペース役人、スペースシンガーに、スペースパートタイムのおばさん…そう全員、宇宙人である。そんな奇想天外な物語で、主人公の宇宙人・ノア役を演じることとなったのは香取さん。三谷作品には、『みんなのいえ』『THE 有頂天ホテル』『ザ・マジックアワー』に出演してきたが、三谷監督は「主演の香取さんは、信頼する俳優さんの一人です。彼にはまだまだ隠れた引き出しが沢山あると思っています。今まで彼が演じてきた役柄ではなく、今回はあくまで等身大の人間を演じてもらうつもり。香取さん主演の舞台『オーシャンズ11』を観て、香取さんとジョージ・クルーニーには共通するところがあると感じたので、今回の役柄はジョージもちょっと入っています」とそのキャラクターは全く予想がつかない。そしてノアの妻・ノエ役には、『ザ・マジックアワー』以来の三谷作品となる綾瀬さん。三谷監督によると「綾瀬さんは、ピュアで天然なイメージがありますが、『ザ・マジックアワー』でご一緒した時にとてもクレバーな方だなと感じました。その後、大河ドラマなど様々な経験を積まれて、より演技にも深みが出て、ぜひもう一度ご一緒したいと思っていました。綾瀬さんは物を食べる時に、本当に美味しそうに食べるイメージがあります。今回は宇宙一食べ方がかわいいキャラクターになっています」と、こちらも予測不可能なキャラクターだ。三谷作品といえば、毎回壮大なセットが魅力のひとつだが、今回も美術は種田陽平チームが担当するとのこと。「これまでに、ホテル、港町、裁判所、清須城と作ってきました。作品作りの一番最初に、まず舞台を決めて、さぁそこを舞台に何をしようか、と考えます。既に街というスケールの大きな空間を作っていたので、さらにスケールを大きく、宇宙を作ろう!ということは大分早い段階から決まっていました。今の技術を使えば、いくらでもCGで宇宙を作ることはできますが、スタジオのセットで作る、手作り感満載の宇宙が見てみたい!という、僕の希望で、今回は敢えてCGではなくセットで宇宙空間を作ります」とチャレンジングな作戦となっているようだ。そして、壮大なのはセットだけではない、興行面に関しても三谷監督は壮大な野望を持っているようだ…。「偶然にも、今年はあの『スター・ウォーズ』新作も公開されます。ライバルはもちろん『スター・ウォーズ』!! 目指すはSWシリーズ最高興収(『エピソード1/ファントム・メナス』の132.6億円)越え。目標も宇宙規模でいきたいと思っています」。『ギャラクシー街道』の撮影は3月にクランクインし、今年10月の公開を予定している。(text:cinemacafe.net)
2015年02月10日公開中の映画『アップルシード アルファ』の大ヒットを記念して2月7日に新宿バルト9で、荒牧伸志監督、小松由佳(デュナン役)、諏訪部順一(ブリアレオス役)、原作担当編集の小笠原成彦、ブリアレオスが登壇するトークイベントが開催された。その他の写真映画は非核大戦が終結し、廃墟となったニューヨークを舞台に、主人公の女性兵士デュナンとサイボーグのブリアレオスが、人類の理想郷として築かれた都市オリュンポスに至るまでの“始まりの物語”を描いたシリーズ最新作。ちょうどこの2月で原作の発売から30周年を迎える『アップルシード アルファ』。原作の発売元である青心社の小笠原は、当時を振り返り「最初は社長が『ブラックマジック』を持ってきたのがきっかけなんですが、まず驚いたのが原稿の完成度の高さ。また発売日からしばらく、書店から注文の電話が鳴り続けてたのを覚えています。その作品が30年を迎えて、こうして映画にもなって、多くのファンが集まる。そのことは“原作の面白さ”を証明し続けているんだなと思います」と語った。小松と諏訪部は、一読者として原作に触れた当時の印象について「同人誌の色が濃かったところが面白かったんですよね。あと、ファッションがオシャレ。メカと同じくらいに、ファッションにもこだわりを感じました」(小松)、「衝撃的でしたね。当時はまだ少年誌の漫画を主に楽しんでいたような時期だったので、ちょっと“難しい”と感じましたが、何度も繰り返し読むうちにそれが読みごたえに変わっていったんですよ」(諏訪部)とコメント。トークショーでは荒牧監督が、士郎正宗氏とのやり取りについて明かす場面もあった。「士郎先生はすごく大胆でアグレッシブ。映画は新しい作品なので、どんどん変えてしまっていい、とおっしゃるんです。それこそ『ブリアレオスに顔があってもいいんじゃないか』とか(笑)。そうしたやり取りも含めて、とても刺激的でした。私自身も、もしチャンスがあれば続きが観てみたいなと思えたくらい、手応えを感じた作品。みなさんもぜひ、応援よろしくお願いします」とPRした。『アップルシード アルファ』公開中Blu-ray劇場限定版発売中Blu-ray完全生産限定版2月18日(水)発売発売元:アニプレックス
2015年02月09日森山直太朗が2015年1月30日埼玉・戸田市文化会館より約1年ぶりの全国ツアーをスタートさせた。初日となったこの日のライブは、昨年リリースの最新アルバム『黄金の心』の収録曲「若者たち」や、おなじみの曲まで新旧織り交ぜたセットリストを披露。また、彼のライブ名物である軽妙なMCも披露された。ツアー「森山直太朗コンサートツアー2015『西へ』」は6月24日(水)東京・NHKホールまで、35か所で37公演を開催。ツアー前半戦のチケットは全公演完売。ツアー後半戦である4月4日(土)静岡・三島市民文化会館 大ホールからファイナルまでのチケットは発売中。■森山直太朗コンサートツアー2015『西へ』後半4月4日(土)三島市民文化会館 大ホール(静岡県)4月11日(土)福岡サンパレス(福岡県)4月12日(日)宝山ホール(鹿児島県文化センター)(鹿児島県)4月15日(水)広島アステールプラザ 大ホール(広島県)4月18日(土)サンポートホール高松(香川県)4月25日(土)バロー文化ホール 大ホール(旧多治見市文化会館)(岐阜県)4月26日(日)金沢市文化ホール(石川県)4月29日(水・祝)神奈川県民ホール 大ホール(神奈川県)5月9日(土)守山市民ホール(滋賀県)5月10日(日)名古屋国際会議場 センチュリーホール(愛知県)5月15日(金)アルカスSASEBO(長崎県)5月17日(日)豊後大野市総合文化センター エイトピアおおの(大分県)5月22日(金)神戸国際会館こくさいホール(兵庫県)5月24日(日)倉敷市民会館(岡山県)5月30日(土)須坂市文化会館 メセナホール(長野県)5月31日(日)新潟県民会館 大ホール(新潟県)6月6日(土)札幌市教育文化会館 大ホール(北海道)6月7日(日)音更町文化センター 大ホール(北海道)6月13日(土)那覇市民会館 大ホール(沖縄県)6月21日(日)東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)(宮城県)6月24日(水)NHKホール(東京都)
2015年02月02日1月17日(土)より公開となる3DCGアニメーション『アップルシード アルファ』の公開を記念し、本作を含め劇場版『アップルシード』3作の監督を務めた荒牧伸志氏と、アニメーションプロデューサーのジョセフ・チョウ氏によるCGメイキングセミナーが開催され、濃密なトークを繰り広げた。その他の写真今回会場となったのは、IT関連及びデジタルコンテンツの人材育成スクールのデジタルハリウッド。講義では本学学長の杉山知之氏がファシリテーターを務め、荒牧監督より本作品の特徴とも言える“スーパーフォトリアル”なCG表現について言及。スタッフ全員に早い段階で監督の中にあるイメージを共有することが近道、と監督独自の作業効率アップの”裏技”も披露された。『アバター』のジェームズ・キャメロンをして「これはもはや新次元の領域に達している」と言わしめたそのクオリティの高さで世界からも注目されている本作だが、杉山学長はその制作人数の少なさに驚きを隠せなかったと語る。「『ホビット』制作当時マックスで1,000人に対し、本作はお聞きしたら40名程度という。まるで洋画を見ているようなクオリティをその人数で表現するのはただただ驚きです。本作は日本で作って世界に勝負していくというひとつの形だと思います」かつてワーナー・ブラザーズで『アニマトリックス』などを手がけたこともあるジョセフ・チョウ氏は、『アップルシード』の海外での人気ぶりについて触れ、作品が持っている職人芸的な日本人特有のタッチや雰囲気が影響していると分析。「彼らしか作れない、独自の雰囲気というものが日本の作品にはある。そして、制作費を聞いてまた驚かされました。日本にはすごい職人たちが集まっているとすごさを感じました」と語った。また、日米合作について「従来の日本のモーションキャプチャ俳優で日本で作成したものを英語版に変えて作成すると、やはり外人からみると不自然に思えるところがある」という懸念があったそうで、「フォトリアルでリアルさを詰めていく作品ではその“違和感”から改善しようと脚本もセリフのかっこいい方にプロットを渡して作成してもらった」と解説した。最後に荒牧監督は、若い頃にやった日米合作の仕事を振り返り、「当時書いてたスケッチとかスタジオの人たちに見せると明日から来い、みたいな勢いだったので、垣根はないのかなと思いました。なので全然構えなくて良いと思う。思ってるほど壁はない。どんどんチャレンジしていって欲しい。私もメカデザイナーだけど、コンテやりたいといってやってきたもので、いろんなことを貪欲にやってほしいですね」と未来のトップクリエイターたちへエールを送った。『アップルシード アルファ』1月17日(土) 新宿バルト9ほか全国ロードショーBlu-ray劇場限定版発売中Blu-ray完全生産限定版2月18日(水)発売発売元:アニプレックス
2015年01月16日