2023年12月からぴあがスタートした落語の動画配信サービス「ぴあ落語ざんまい」の月間視聴回数ランキングで、「2023年12月」と「2024年2月」に1位を獲得した落語家、三遊亭歌奴。2000演目以上の演目がアップされているサブスクリプションサービスにおいて、会員の皆さまから高い人気を獲得している歌奴師匠のインタビューをお届けします。──新宿末廣亭「2023年3月中席」から収録の許諾をいただいて、取材時(2024年3月)には実に41演目もの高座を動画配信させていただいております。ぴあが動画配信という事業を立ち上げたことをご提案した際に、どんな印象をお持ちになりましたか。普通の寄席を録画してそれを流すというのは、案外あるようでなくて。僕も地方出身者なので、離れたところの人間でも寄席の雰囲気を楽しめるというのはすごく良いなと思った。コロナのときに鈴本さん(鈴本演芸場)とか浅草さん(浅草演芸ホール)が配信をやっていた時期もあって、視聴者の方に集まっていただいた。「ぴあ落語ざんまい」は手軽に観ることができるので、面白いコンテンツだなと思いました。──歌奴師匠は、例えばトリの長い尺のものから、バージョンの違う演目まで多彩なネタを挙げていらっしゃるので「ぴあ落語ざんまい」をご覧いただいている皆さまから人気が高いのではと推測しております。ご自身が視聴回数ランキングで高い人気を獲得されていることをどのように受け止めていらっしゃいますか。いやぁ、なぜランキング1位なんだろう。僕もわからない(笑)。12月は『掛取り』という噺だったので、年末らしいということで。でも演目が詳しくない方は『掛取り』が師走の噺ということも知らない訳で。どうしてなのかがわからないですよね。まあ『掛取り』も『掛取り・トリver.』とか、いろいろなバージョンの題名をつけたので、興味を持っていただいたのかな。──2月の「今週のランキング」では『阿武松』がトップを獲られております。トリのときのネタがランキング1位をいただいているのをみると、長尺、たっぷり時間をかけた噺もお客様は観たいのだなというのはありますね。15分のものじゃなくて、30分くらいあるもの。あとは『阿武松』にしても『御神酒徳利』にしても、皆があまり演らない噺、寄席の高座でも収まり切れない、30分以内では難しいような噺を、僕はよく時間を縮めて演るので、珍しい噺を出しているのもひとつ興味を持ってもらえている理由かもしれませんね。──大分県ご出身の師匠が落語家になられるまでの生い立ち、経緯など教えていただけますでしょうか。中学校に「落語クラブ」があって、2年生のときに初めて文化祭で落語を演ったんです。それがウケて。初めて落語を演って、“これはいいなぁ”と。人前に出て落語を喋るのがすごく快感で。中学生を卒業したら演る処もないんで、中学時代の同級生とふたりで素人の落語会を作って老人ホームの慰問をやったりしていた。そのうち地元のテレビや新聞に取り上げてもらって。“高校生が落語を演っている”というドキュメンタリーの番組があって。ほんとにこの子がなれるか密着取材で着くことになって。“誰に弟子入りしたい?”と問われて、“じゃあ(三代目の三遊亭)圓歌師匠に”と言ったらテレビ局が師匠に連絡してくれたり。それがきっかけで弟子入りしたんです。周りの人がどんどん落語家になるための御膳立てをしてくれたようなもので。気が付いたら高校を卒業してすぐ落語家になってました。──若いうちからいろんな経験をされて落語家になられたのですね。アマチュアで落語をやっていたというのは、ある意味プラスにもなるし、マイナスにもなる。稽古をつけてもらった訳じゃないので、変な癖がついちゃってる。師匠には素人のときに演っていた噺は前座の頃はやるなって釘刺されていました。うちの師匠は江戸っ子だったので、九州・大分出身の僕は言葉をすごく教えてもらいましたね。住み込みの弟子だったので、生の江戸弁を毎日聞かせてもらっていたので、すごく財産になっています。歌奴師匠が思う落語家のいい形とは?──歌奴師匠はどんな落語家になろうと思い描かれたのですか。ご自分の個性をどのように自覚し表現されていったのでしょうか。自覚は結構あとになってからですね。声の調子がいいとか、明るい、体が大きい、みたいなことが良い方に作用するようには演っていたのですけれど。じゃあ“お前の個性は何なんだ”と訊かれたときに自分で答えられない。ようやく真打になってから、例えばお客様に“声がいい”と褒められる。じゃあそれをもっと前に出してみようと思いました。僕は相撲の噺が好きなので、呼び出しさんの声をやったら拍手がくるようになった。じゃあこれを武器にしようかとお客様の意見を聞くようになって。説得力があるらしいと。江戸時代の古典落語に現代的なカタカナ文字を入れてギャグにしたりとか。説得力があるとすぐに元の噺に戻れるんですね。説得力が無いとそれがずるずると悪いほうに下がっていってしまう。僕はそれを戻せる力があるって人から言われて。例えば寄席の流れで、さっき前に出ていた人の落語をちょこっと入れたり。寄席ってそういうのも面白くて。我々もトリに向かってどんどんお客さんを盛り上げて、自分もウケて、そのバトンをあとの演者に譲っていくっていうのが寄席の流れですからね。その流れも壊さないようにやっていきたいなと思っているんです。一見同じ噺をしているようでも、日によってお客様も違いますし、繋いできたバトンによって雰囲気も全然違うので、毎日そのグルーヴの変化は寄席の醍醐味だなぁと感じますね。──ド素人な質問で恐縮ですが、寄席って同じ番組で演目が重複しないじゃないですか。演者さん皆さんですり合わせるんじゃなくて、先に出た方との調整をされるのですか。そうですね。ネタ帳っていう帳面があって、自分の出番の30分くらい前に寄席に行って、前の人がなにをしているのかわからないので。例えば与太郎が出てくる噺だったら与太郎の噺はやらない、とか、自分の持ちネタと今日の気分とお客さんの雰囲気を見て、じゃあこの噺にしよう、と。だいたいふたつくらい候補があって、マクラ喋ってる頃に、ウケ方で、こっちのウケ方だったらこっちやろうとか、どっちやろうか迷いながらあがるときがありますね。──当日、まさに前の方のネタをみて決める、ということは本当に日々の演者さんのチームプレーなのですね。早く来て「このネタ、俺やりたいから」なんて人はいませんからね(笑)。できるだけギリギリに来て、みんな怠け者だから(笑)。だから夜の部のトリが一番たいへんです。ネタがその日ばーっとたくさん出ている中で、自分の自信のある噺をやらなきゃいけない。そりゃ「夜トリ」はたいへんですよ。──新宿末廣亭という会場に関しては思うことはございますか。僕は一番最初に行ったのが中学生のときに末廣亭だった。初高座も末廣亭なので想い出があります。寄席文字が好きで。大師匠のことを大看板っていうんですけど、まさに末廣亭のトリ取ると大きな看板があって、それが大看板っていう語源になっている。こないだ亡くなった寄席文字の橘左近師匠が書いて下さっていて、もうずいぶん前ですけど僕が「看板どうするんですか」って訊いたら、「剥がして捨てる」というからもらいました。落語会をやったときにでも皆様にお見せしたいなと思ってるんです。──歴史を積み上げてきて今に至る「落語」ですが、弟子の育成なども踏まえて、今後の落語の将来について思っていらっしゃることはございますか。だんだん時代が変わってくるので、やりづらくはなると思うんですよね。『妾馬』っていう噺があるんですけど、自分の妹が殿様の愛人になる、妾になるという噺で。これをやったときに女性のお客さんから「なんであんな落語をやるんだ」と言われたことがありました。じゃあ過去にあった悪いことも全部無くしちゃっていいんですかね、と。その時分そういうことがあったけど、そのおかげで今はそういうことはなくなって、嫌な目にあった人はいるけれども、それを伝えていくことによって、今はそういう時代じゃなくて良かったねって、昔のこととしてわかってくれる。そういう心の余裕がだんだん今の世の中なくなってきているんじゃないかと思う。それが自分の弟子世代の心配のひとつで。あと、落語をちょっと壊してやる人がずいぶんと多くなっちゃった。もっと落語というものを信用して欲しい。僕もアドリブでつまんないギャグを入れたりするんですけど、それもウケて、かつ脈々と語り継がれている落語のギャグ、くすぐりもウケなきゃ意味がない。小手先だけで笑わしたって噺の本筋の幹の部分が描かれていないんじゃあ落語はつまらないものになってしまう。だから雰囲気を壊さないように、ちゃんとした幹を残したまんま落語をやって欲しいっていうのは、今でも言いますね。──今は、善悪を匿名という形で正義を振りかざす世の中になってしまい、落語に登場される主人公たちは、“今の正義”で判断したらよくないのかも知れないけれど、それが愛おしくて、自分も頑張って、“評価されるだけが全てじゃない”っていうところで笑える瞬間もあると思うんですよね。与太郎の噺でもそうですけど、ちょっと馬鹿だからってみんなで馬鹿にするんじゃなくて、実は周りでなんとか良いようにしてあげようっていうのが元々の眼目なんですよ。馬鹿にする、だから面白い、じゃなくて。結局なにかしてやろうと思ったら案外与太郎のほうが利口で返り討ちに遭ったみたいな。お客様にはそこだけじゃなくて全体をみていただきたいなと思いますね。入船亭扇遊師匠っていうかたがいらっしゃって、僕ら商売人だから“誰に習った噺だ”っていうのは台詞を聞けばわかるんです。扇遊師匠はほぼ一言半句教わった通りにやる師匠なんですけど、だけど“扇遊師匠の落語”なんですよ。これが一番、落語家のいい形だなって思いますね。ちゃんと先人から教わったものを今度後輩に残していくっていう、それでちゃんと自分の味が出ているという芸人は素晴らしいなと。取材:文=浅野保志(ぴあ)撮影=源賀津己<プロフィール>三遊亭歌奴(さんゆうてい・うたやっこ)1977年3月19日生まれ、大分県出身。1995年3月、三代目三遊亭圓歌に入門。前座名「歌きち」。1999年5月、二ツ目昇進「歌彦」と改名。2008年9月、真打昇進、四代目「三遊亭歌奴」を襲名。<サービス概要>「ぴあ落語ざんまい」「ぴあ落語ざんまい」ビジュアル月額料金:1,089円(税込)■初月無料キャンペーン実施中!※キャンペーンは事前予告なく終了する場合がございます。予めご了承ください。「ぴあ落語ざんまい」はこちら()<関連リンク>ぴあ落語ざんまい三遊亭歌奴 動画一覧()ぴあ落語ざんまい 月間ランキング(2023年12月)()※三遊亭歌奴「掛取り・トリver.」が月間1位!ぴあ落語ざんまい 月間ランキング(2024年2月)()※三遊亭歌奴「阿武松」が月間1位!
2024年04月22日落語家の三遊亭若圓歌(本名・公文治)さんが7日、膵臓がんのため死去した。12日、落語協会が公式ホームページで発表した。同協会は発表で「葬儀は近親者のみで執り行われました」と報告。最後の寄席出演は2023年1月の東京・浅草演芸ホール公演で、「謹んでご冥福をお祈りいたします」とつづった。東京都文京区出身、7月3日生まれ。69年に三代目三遊亭圓歌に師事し、87年に二ツ目昇進。91年には「国立演芸場花形落語会銀賞」を受賞。93年に真打昇進し現在の名前・三遊亭若圓歌となった。また、寄席だけでなく、企業や寺院、地方銀行、商店などで落語講演活動を行ってきた。
2024年04月12日お笑いコンビ「蛙亭」イワクラ(33)が4月9日に放送された『イワクラと吉住の番組』(テレビ朝日)に出演し、交際中のお笑いコンビ「オズワルド」伊藤俊介(34)と一時破局していたことを明かした。男友達というテーマで、イワクラは親友に「めちゃくちゃ話を聞いてもらってて」と切り出すと「最近、伊藤君とバチもめしたんですけど」と告白。「めっちゃぎゅっと話すと、伊藤君が一緒に飲んでいる時に、ちょっと店長に失礼だなと思うようなことをやって、”ちょっとないな”みたいな感じで言ったら、“俺は水商売で関係性とか心得てるから”って感じで、お互いの飲み方についてもめて、私が”もう別れる”ってその勢いで言ってしまいまして」と明かした。すると伊藤は「わかった。お互い、お笑い頑張ろうな」とあっさり別れを受け入れたという。イワクラは次の日、”ごめん、やっぱり別れたくない”と復縁を求めたが、伊藤は“いや、それはないな”と拒否し、そこからもめにもめたのだという。泣いたかと出演者から問われると、「好きなので戻りたいです」とイワクラが伊藤に伝えた際、「ごめんだけど気持ちが切り替わったから」と伊藤に拒否され、「今までありがとうございました」と号泣したと明かした。伊藤も泣きそうになりながら「これから何かあったらすぐ頼ってきてな。嫌いになったとかではないから」と男気を見せたが、気持ちが切り替わったイワクラは「いや連絡しないです。今後も共演NGで」と告げ、家を出たと話した。しかし、結果的には「揉めたんですけど、最終的に仲直りして。友達たちにも電話して”戻ることになりました”って」と復縁を報告した。実は、伊藤も3月20日に放送された『ほら!ここがオズワルドさんち!』(TBSラジオ)で、イワクラとの破局について告白し、ある”超大物女優”がイワクラとの関係をつないでくれたと明かしていた。破局の翌日に、復縁の申し出を伊藤に断わられたイワクラは「泣きながらキャリーケースに荷物を詰め込んで“一生1人で生きていってやる”って飛び出して行った」という。伊藤は小籔千豊(50)にイワクラとの破局について相談したところ、後日2人で神社に行ってお祓いをすることに。お祓い後に2人で食事していると、女優の泉ピン子(76)から小籔に突然電話があったという。小籔によれば、メール以外で泉からの電話は初とのことだった。さらに、伊藤と食事していることを伝えると「私、あの方(伊藤)好きよ。あの子の彼女のイワクラちゃんも好き。だから、伊藤くんには、あの子だけは手放しちゃダメよって伝えといて」と告げられたという。小籔からは「お祓い行った途端にピン子さんに(破局を)止められた。これは神様が”別れるな”って言うてんねん」と言われたといい、伊藤は「結果的に俺とイワクラの”かすがい”になってくれたのは泉ピン子さん。お礼言わないと」と、泉への感謝を述べていた。別れによって、二人の絆はより強くなったかもしれない。
2024年04月10日抹茶体験を通して気軽に日本の茶文化を楽しめるカフェ「京都 茶の湯 明保野亭」がグランドオープン。“詫び寂び”を感じる抹茶カフェ「京都 茶の湯 明保野亭」京都 茶の湯 明保野亭は、京都屈指の観光地・清水の産寧坂にある幕末ゆかりの建造物「明保野亭」内に位置し、日本らしい“侘び寂び”の心を感じられるような空間が魅力のカフェだ。店内では、1階と2階で構成され、2023年12月に1階のカフェスペースが開業し、続いて4月に2階の茶室がオープンする。<1階・カフェ>目の前で点てられた抹茶を堪能1階のカフェはカウンター席を中心としたカフェ空間。スタッフが目の前で丁寧に抹茶を点てて、本格的な「茶」の文化に浸れるメニューを提供する。宇治抹茶を使用した上質な「抹茶ラテ」などのドリンク、スイーツメニューを手に、京都の風情を感じながら観光中にホッと一息つくことができる。<2階・茶室>抹茶の体験会を実施産寧坂の街並みを望む2階には、和の雰囲気に包まれた茶室を3部屋用意。事前予約制で実施する抹茶の体験会を新たに開催し、抹茶を石臼で挽く・点てる・飲むという抹茶体験や茶菓子などを気軽に楽しむことができる。詳細京都 茶の湯 明保野亭グランドオープン日:2024年4月1日(月)住所:京都府京都市東山区清水2-222営業時間:11:00~18:00席数:30席TEL:075-334-6757■メニュー例・抹茶ラテ(S / R) 660円 / 770円・アイス抹茶ラテ(S / R) 660円 / 770円・濃厚抹茶ラテ(S / R) 770円 / 880円・アイス濃厚抹茶ラテ(S / R) 770円 / 880円■抹茶体験会・電話での事前予約(開催日は電話で確認)料金:30分 ひとり3,500円※1回6名まで※専任スタッフが在籍の場合のみ当日の参加が可能な場合あり・当日の参加料金:20~30分 ひとり2,500円
2024年04月05日映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。【水先案内人 山本益博のおススメ】年4回開催している私が席亭役の落語会。今回の出演は、出番順に瀧川鯉昇『長屋の花見』、柳家花緑『愛宕山』、柳家喬太郎『ぺたりこん』、三遊亭兼好『庖丁』。鯉昇と花緑は季節に因んだそれぞれお得意の演目で、存分に楽しめる。貧乏長屋の連中を演じさせたら打ってつけの鯉昇と、花緑の幇間一八の奮闘ぶりが見ものである。『ぺたりこん』は三遊亭円丈の作品で、サラリーマンの悲哀を描いた短編、円丈をリスペクトする喬太郎がこれをどう演じるか。新作落語は、後に続くものが継承してこそ、噺が揉まれ、磨かれ、その中のいくつかがいずれ名作落語になってゆく。トリは兼好の『庖丁』。かつて、立川談志がこの噺を自分の独演会にかけるつもりでいながら、結局断念してしまい、その独演会に、ゲストとして『庖丁』を十八番としていた三遊亭圓生をゲストに招いて、高座で一席かけていただいたという、いわくつきの噺。これを、今回、圓生の孫弟子にあたる兼好が高座にかける。<公演情報>第37回『COREDO落語会』4月13日(土) 東京・日本橋三井ホール開場 13:00 / 開演 13:30■出演瀧川鯉昇『長屋の花見』柳家花緑『愛宕山』柳家喬太郎『ぺたりこん』三遊亭兼好『庖丁』■チケット料金全席指定:5,500円チケットはこちら:()
2024年03月31日動画配信サービス「ぴあ落語ざんまい」にて、月間視聴回数ランキング(2024年2月)が発表された。「ぴあ落語ざんまい」は、落語の高座映像をスマホやパソコンで定額見放題で楽しめる動画配信サービスで、「新宿末廣亭」の全面協力のもと1,000本を超える落語の高座をオンデマンドで配信。現在、初月無料キャンペーンも実施中だ。2024年2月の1位に輝いたのは、三遊亭 歌奴『阿武松』。2位は古今亭 菊之丞『二番煎じ』、3位は三遊亭 歌武蔵『支度部屋外伝』となった。そのほか、上位30位までの作品は以下の通り。■月間ランキング(2024年2月)01位 三遊亭 歌奴『阿武松』()02位 古今亭 菊之丞『二番煎じ』()03位 三遊亭 歌武蔵『支度部屋外伝』()04位 五明樓 玉の輔『紙入れ』()05位 蜃気楼 龍玉『鹿政談』()06位 三遊亭 天どん『ひろっちゃった!!』()07位 入船亭 扇辰『麻のれん』()08位 古今亭 雛菊『黄金の大黒』()09位 柳家 さん喬『時そば』()10位 金原亭 馬生『佃祭』()11位 三遊亭 歌奴『御神酒徳利』()12位 古今亭 駒治『楽しい山手線』()13位 古今亭 文菊『つる』()14位 三遊亭 歌奴『都々逸親子』()15位 柳家 花緑『芝浜』()16位 古今亭 菊丸『片棒』()17位 柳家 わさび『紋三郎稲荷』()18位 古今亭 文菊『浮世床 ―本―』()19位 入船亭 扇遊『権助芝居』()20位 古今亭 志ん輔『唐茄子屋政談』()21位 五街道 雲助『お直し』()22位 古今亭 佑輔『権助提灯』()23位 古今亭 菊之丞『法事の茶』()24位 五街道 雲助『堀の内』()25位 古今亭 菊龍『生徒の作文』()26位 吉原 朝馬『蜘蛛駕籠』()27位 柳家 さん喬『長短』()28位 柳亭 左龍『のめる』()29位 春風亭 勢朝『彦六話』()30位 古今亭 佑輔『桃太郎』()【集計期間】※2024年2月1日~2024年2月29日※会員の皆さまの視聴回数を集計したランキングとなります(視聴回数は非公表)。※30位以降、最新のランキングは「ぴあ落語ざんまい」にて公開中。「ぴあ落語ざんまい」はこちら()<サービス概要>「ぴあ落語ざんまい」「ぴあ落語ざんまい」ビジュアル月額料金:1,089円(税込)■初月無料キャンペーン実施中!※キャンペーンは事前予告なく終了する場合がございます。予めご了承ください。
2024年03月14日映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。【水先案内人 広瀬和生のおススメ】三遊亭白鳥が創作した全十話の長編『流れの豚次伝』は新作落語の歴史に燦然と輝く金字塔だが、白鳥はその偉業に飽き足らず、サイドストーリーを創作し始めた。第四話『雨のベルサイユ』で初登場して第十話まで重要な役割を果たす悪役メス猫“マリー”を主役とするピカレスク外伝『金瞳のマリー』シリーズである。クローズドな勉強会「白鳥の巣」でネタおろしされたこの新シリーズが、「落語の神が舞い降りる」名演を連発している無観客の代官山で進化していくのを、ぜひ目撃してほしい。<公演情報>代官山落語夜咄 三遊亭白鳥 無観客高座『豚次外伝〜金眼のマリー1&2話』2月26日(月) 19:00配信※アーカイブは3月10日(日) まで視聴可能チケットはこちら:
2024年02月10日映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。【水先案内人 広瀬和生のおススメ】「高嶺の花」の花魁に恋をした職人が、想いを遂げて夫婦になるという男のロマンを描いた『紺屋高尾』。大正から昭和にかけて活躍した浪曲師・篠田実のレコードが大ヒットしてポピュラーになった物語で、落語では六代目三遊亭圓生が得意とした他、立川談志が講釈師の五代目一龍斎貞丈から教わり、浪曲のテイストを盛り込みながら独自の『紺屋高尾』を作り上げた。今の落語界では『紺屋高尾』というと志の輔や談春といった談志系が目立つが、兼好は圓生系の『紺屋高尾』を独自に磨き上げて見事に自分のものにしている。この機会にぜひ兼好の『紺屋高尾』を聴いていただきたい。<公演情報>代官山落語夜咄 三遊亭兼好『紺屋高尾』1月24日(水) 東京・晴れたら空に豆まいて配信あり■出演三遊亭兼好広瀬和生(MC / トーク)■チケット料金観覧:3300円(別途1ドリンク代700円)配信:2200円(ご祝儀システムあり)※配信はアーカイブで2月7日(水) 夜まで何度でも視聴可能チケットはこちら:
2024年01月19日今、もっとも勢いのある落語家のひとりと言っても過言ではないだろう。三遊亭わん丈、落語協会所属の二ツ目。今年3月下席より、落語界の最高位である真打へ、先輩16人抜きの大抜擢で昇進する。落語協会では“抜擢昇進”自体が12年ぶり。過去、抜擢で昇進した噺家は、林家たい平、柳家喬太郎、春風亭一之輔ら、第一線で活躍する人気者ばかり。期待の高さが伺えるというものだ。2023年に務めた高座は脅威の1509席2023年は、1509席の高座に上がった。これもまた、わん丈の売れっ子っぷりを補強する数字だ。「コロナ禍で減っていた仕事が戻ってきたところに、さらに真打昇進が決まり、『真打になる前にもう一回出てよ』と呼んでくださる方が増えた。あと私は“学校寄席”という学生さんの前で噺をするお仕事も多く、そうなると休日や平日夜だけでなく、朝・昼・夕もお仕事をさせていただけるんですよ。ありがとうございます、とどんどんお受けしていたら……こんなことになっていました」と笑う。落語家を目指す以前は、バンドのボーカリストだったという経歴を持つ。「滋賀県出身ですが、大学が北九州なので、そのまま北九州で活動していました。いわゆるミクスチャーロックバンドで、私たちのちょっと上に175Rさんがいて。私のいた音楽シーンは、頂点がマキシマム ザ ホルモンさんや10-FEETさん、ROTTENGRAFFTYさんといった方たちで、そういったバンドが北九州に来た時に、地元でツアーサポートをしたりしていた。7年くらい続け、地元ではワンマンをやればお客さんが入るし音楽だけで食えるようにはなったのですが、30歳手前にして、このままやり続けても食い続けることができるほどの才能は自分にはないなと思ったんです」もともと音楽をやっていたのも「人前でパフォーマンスをしたいというところからの逆算だった」と振り返る。「ライブでは30分の持ち時間中15分はMCというくらい、喋るタイプ(笑)。だからラジオの仕事とか喋る仕事ができないかなと、東京のとある芸能事務所にデモテープを送ったところ、面接をしてくれることになり、東京に出てきました。でも結局、ダメだったんです。その時に言われたのが『君には芸の入り口がない』。中に入ってしまえば能力を生かせるところはありそうだけど……と。でもこちらはなけなしのお金をはたいて東京に出てきているので、おめおめと帰れません。“入り口”とはなんぞやと模索し、漫才、お芝居……色々なものを観に行きました。その中で行ったひとつ、池袋演芸場で落語に出合いました」。そこでもう、ビビッときた。「純粋に面白かったんです。出てくる人出てくる人みんな面白くて、しかも老若男女のお客さまが、平日昼から笑っている。ひとつのことで老若男女関係なくみんなが笑うって、難しいことだと思うんですよ。これはすごい芸能だと思った。それが27歳の時です」予備知識もなく見た落語だったが、今でも具体的に思い返せるほど印象に残っている。「すごいフリースタイルで、後から考えたら、それは新作落語の会でした。出演されていたのは、今でも寄席で活躍されてる師匠でしたね。林家彦いち師匠と林家きく麿師匠が特に記憶に残っている。でも『やりたい』でやっていい年齢じゃないなと思って悩んだのですが、高座に上がる師匠方がみんな太っていたから『この人たち食えてる(笑)! この仕事なら今から始めても大丈夫かも』と(笑)。あとは、ひとりでやれるという点も惹かれました」そして、2011年に故・三遊亭円丈に弟子入り。円丈を師匠に選んだのは「一番面白かった。そして、上品」。円丈は後進に多大な影響を与えた、新作派のトップランナーである。新作落語の会で衝撃を受け、円丈に弟子入り。わん丈自身も、印象的な新作落語を数多く持っている。最初の入り口は新作落語だったのだろうか。「そうか、そう思われそうな経歴ですね(笑)。私、新作と古典と分けて考えるのはナンセンスだと思っていて。古典落語だって、生まれた時は新作落語だし。面白い新作は面白いし、面白くない新作は面白くない。面白い古典は面白いし、面白くない古典は面白くない(笑)。面白ければ何でもいいと思っています。円丈も、新作落語のすごい人……という印象がどうしても勝ちますが、僕が最初に聞いたときに感動したのは古典の『金明竹』でした」落語は「究極のエンタメ」では落語という芸の魅力は、と尋ねると「究極の芸」と即答する。「できないことがない。しかも身軽。座布団を用意していただき、着物・扇子・手ぬぐいを自前で持っていけば、どこでもできます。日本人って、想像力に長けている民族らしいんですよ。私たちは何もないところで喋るけど、そこに様々な登場人物がいて、会話して動いているように見えるでしょ? お客さまの頭の中で想像していただけるんですよ。想像力というものはリミットがない。舞台上にセットや小道具を実際に用意するよりも、はるかに大きいものをお客さまは見ることができる。そういう意味で落語は究極のエンタメだと思います」16人抜き大抜擢!……だが「こんな制度、なくなった方がいい(苦笑)」わん丈の抜擢真打昇進は昨年4月に発表され、落語ファンの間でも大きな話題となった。さぞや嬉しかったのでは、と訊くと、少し複雑な表情を見せた。「言われた瞬間は、嬉しかったです。言われた瞬間“だけ”、嬉しかった(苦笑)。落語協会って、会長や理事といった偉い師匠方が、全員面白いんです。組織のトップというものはキャプテンタイプとエースタイプがありますが、全員現役のエース。その方々が私のことを見てくださっていたんだな、ということが嬉しかった」そもそも落語家にとって真打昇進というのはどういう位置づけなのか。「落語家の身分は、前座、二ツ目、真打とあります。ざっくり例えると、前座は義務教育、二ツ目は大学生、真打が社会人。真打昇進がスタートラインですので、そこに到達したというのは喜ばしいことではあります。ただ、こちらとしては二ツ目を(平均的に二ツ目修行期間とされる)10年やると思っていたところ、2・3年早いけど上がれと言われたわけです。大学3・4年と遊ぶぞ! と思っていたのに、大学2年でいきなり社会に出ろと言われているようなものです。正直、お断りしようかなということは頭をよぎったし、そこから先は……嬉しいことはない(苦笑)!」。……どういうことなのだろう。「めっちゃ本人喜んでる、と思われているかもしれないですけど、二ツ目でいた方が楽に決まってます! もちろん、言っていただいた限りは頑張りますけれど……。意外と理事の方からも、お会いした際に『悪かった! みんな俺のせいにしろ!』と言われたりもしました、なので今してみました(笑)」ちなみにずばり、軋轢は?「……ありました。あるに決まってる(笑)。こんな制度、なくなった方がいいですよ、これ書いておいてください(笑)! 芸人の世界って、厳密に序列が決まっているんです。1秒でも先に入ったら“兄さん・姉さん”で、食事に行けばぜんぶ先輩がご馳走してくれて、翌日後輩は御礼の電話をする。そんなガチガチに厳しい序列で回っている世界に、なぜ抜擢なんてものがあるのか! どれだけややこしいかと言うと、例えば私が抜いた先輩Aさんと二人会を開催しているとする。それまでは『A・わん丈 二人会』だったものが、今後ずっと『わん丈・A 二人会』となります。トリも、基本的に香盤が上になる私がとる。でも、楽屋の広い方はA先輩が使うし、ご馳走してくれるのもA先輩。お客さまに見えるところは私が上、でもお客さまに見えないところは今までと何も変わらず、先輩は先輩のままです。こんなの、軋轢が生まれないわけないです」。だが、大抜擢ということで世間からの注目も集まった。良い面もあったのでは、と重ねて訊いてみても「そんな注目いらないです、のらりくらりと落語をしていたい」と本音を漏らす。「私としても、二ツ目の間にこういう古典を勉強しよう、こういう新作を作っていこうと計画していたんですよ。その設計図が崩れた。でも性格上、『できない』じゃなく『3年でやることを1年でやらなあかん!』と思っちゃう人間なんです。それで今、あがいているし、さすがに支障もきたしている。ただ、こんな失敗をするんだ、こんなに自分はダメなんだと気付かされて、それもまたいい経験になっています。おそらくそれも含め『こいつならなんとかするだろう』と言われているのかなと思って、頑張っているところです」昇進準備で感じる、亡き師匠・円丈のありがたみだが想定外だったのは「師匠が亡くなったこと」。最初の師匠、三遊亭円丈は2021年に他界。落語家は真打になって一人前。前座・二ツ目は、師匠がいないと落語家として認められない。そのため現在は、元兄弟子である三遊亭天どんが、わん丈を弟子として預かっている。とはいえ「私が何かしくじった時、一部の人からは『だから師匠がいない人間はダメだ』という評価になってしまう。そうなると今ものすごく面倒をみてくれている天どんにも迷惑をかける、と必要以上に気を遣う場面も多い。それに、私がやらかした時、私が偉い方に謝ってもダメなんです。師匠がその方に謝ってくださって、師匠の顔で弟子のしくじりを許してくださっていた、そして師匠が僕に怒ってくれることで成立していたんだなということを痛感したりもしています」落語の世界は、師匠がどんなことを言っても弟子は従わなければいけない、という厳しい師弟関係が存在することはよく知られるところ。「それを理不尽だと言う人もいます。でも先に理不尽を仕掛けているのは弟子側なんですよ。誰だかわからないと思いますが私を弟子にとってください、食い扶持を与えてください、芸を教えてくださいと押しかける。師匠には何の得もないのに。しかも私は、円丈が67歳の時に弟子入りしています。前座・二ツ目の修業期間は15年と言われています。『私のために83歳まで生きて!』と言ったようなもの。無茶苦茶ですよね(笑)。それを受け入れていただいた。亡くなって2年以上経ちますが、亡くなった時以上にこの1年は師匠のありがたみを感じています」披露興行は"寄席デビュー"にもちょうどいい3月21日(木)からは、いよいよ真打昇進披露興行が始まる。披露興行は都内4つの定席寄席――鈴本演芸場、新宿末廣亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場で各10日ずつと、紀尾井小ホール(建て替えを控えている国立演芸場の代替会場として)5日、計45日かけて行われる。「寄席は通常、十数人の芸人が15分程度の持ち時間で次々と高座に上がり、4・5時間かけ様々な芸を見せていきます。落語家でいうと、最初に前座が上がります。2番目に二ツ目が上がる。それ以降上がる落語家は基本的に、すべて真打。そしてトリを人気の師匠が努めます。披露目はその最も重い責任であるトリを、新真打が務めます。真打になった洗礼を浴びるわけです。……でも、そんなん無理でしょ、キツイでしょ、お客さまも不安でしょと、普段寄席でトリを取るような大看板の師匠方が、ボンボンボンボンっと私めの前に登場されます。超有名な師匠がいきなり3番目に出てきたりもする。もう、オールスターですね。……年齢的には“名球会”ですが(笑)」ちょっと毒なギャグを挟みつつ、テンポよく説明してくれる。「さらに途中には、そのオールスターの師匠方が並ぶ中、私がいて、横には私の師匠がついてくださり、『わん丈とはこういう男です』とお客さまに紹介してくださる“口上”もあります。いつもの寄席とはひと味違う、お祭りのような興行です。もう、すごいですよ。今後しばらくこの人の後に上がることはないだろうなという師匠方が、全員私の前に出てくる。びっくりするほど豪華ですし、絶対に全員、面白い。そう考えると、披露興行は、落語初心者や寄席デビューしたい方にもいいかも!」さらに2024年は、落語協会誕生100周年の記念の年でもある。「おめでたいタイミングで上がらせてもらいます。ただ協会の方に『抜擢昇進は、100周年を盛り上げるために決めたことではないから』と言っていただいた。それもまた嬉しい。とはいえお祭り気分が続く中で披露目ができるというのは、多くの方に見ていただける可能性があるということで、ありがたいです」また、落語協会では5人ずつ真打に昇進する例が多く、一般的に新真打は45(50)日を5人で割った10日前後をトリとして上がるが、今回わん丈は、先輩である林家つる子と二人で昇進するため、45日の半分・22日間のトリをとる。加えてトリとして上がらない23日間も、後半の時間帯に高座に上がることが決まっている。「今まで体験したことのない、寄席連勤が始まります」と気合いを入れる。さらに「なるべく、トリで上がる22日間は、全部違う噺をかけたい。変えりゃいいというものではないですし、寄席というものは“流れ”がありますので絶対とは言えませんが……できる限り、変えたいですね」。こういう貪欲な姿勢が、今現在の評価を引き寄せたのだろう、とチラリと思った。最後に、わん丈の考える“理想の落語家”とは。「今、コンプライアンスの遵守が叫ばれている時代です。当然ながらそれは、お客さまが不快にならないように守っていきたい。でも人って、ちょっとした他人の不幸を笑ってしまったり、尾籠な話で笑ってしまうもの。落語の名人は、それを嫌な思いをさせず、笑いに昇華できる人だと思っています。少しエッチな噺でも『色っぽい噺を聞いたな』、ちょっと不幸な人の噺でも『ついてないときってあるよね』と思ってもらえるような。落語でしか表現できない、下品なものを上品に見せる芸というのはあると思う。師匠・円丈の噺で『うんこ三部作』というものがあるんですが(笑)、ある方が『うんこって何度も言っても、円丈師匠がやるとうんこの匂いがしない』とおっしゃった。これはすごい誉め言葉だと思う。うんこって、存在も語感も面白いんですよ。そこから汚さを取り除いたら、最高ですよね(笑)。今のは究極の例えですが……これは新作に限らず、古典もです。難しい材料でも上品に聞かせられる芸人に私はなりたいです」真打昇進披露興行のチケットは1月21日(日)に一般発売開始。取材・文:平野祥恵撮影:源賀津己<公演情報>真打昇進披露興行2024年3月21日(木)~3月30日(土)会場:東京・鈴本演芸場2024年4月1日(月)~4月10日(水)会場:東京・新宿末広亭2024年4月11日(木) ~4月20日(土)会場:東京・浅草演芸ホール2024年4月21日(日) ~4月30日(火)会場:東京・池袋演芸場チケット情報()公式サイト:落語の動画配信サブスク「ぴあ落語ざんまい」はこちら:
2024年01月19日映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。【水先案内人 橘蓮二のおススメ】2024年の年始めは大きな飛躍が期待される気鋭の若手落語家・笑福亭茶光さんが三遊亭白鳥作『富Q』を含む渾身の三席に挑む注目の会を大プッシュ!茶光さん自身も「この会を新年の基準にさらなる高い水準に成長してゆく姿を見せたい」と今後の落語家人生の重要なターニングポイントと位置づける。人気漫才師「ヒカリゴケ」としての活動を経て2015年に落語家に転身、2019年二ツ目昇進後も人気ユニット√9のメンバーに名を連ねるなどメキメキ頭角を表す。古典、新作、改作の全てに於いて緻密な構成力とリズミカルな語り口で展開する高座は逸材揃いの若手二ツ目の中でも屈指の表現力を兼ね備えている。1月13日(土) 赤坂RED/THEATER 開場 18:00/開演 19:00 笑福亭茶光独演会『ゴールデンドロップ』。未来の落語界を担うスター候補の新たなる扉が開かれる。<公演情報>笑福亭茶光独演会『ゴールデンドロップ』2024年1月13日(土) 東京・赤坂RED / THEATER笑福亭茶光三遊亭白鳥作『富Q』ほか2席※ゲストありチケット情報:()
2023年12月30日12月14日(木) 東京・丸ビルホールにて『「ぴあ落語ざんまい」is coming!! 柳家花緑×古今亭菊之丞 収録ライブ』が開催された。落語の高座映像をスマホやパソコンで定額見放題で楽しむことが出来る動画配信サービス「ぴあ落語ざんまい」。本イベントは、そのスタートを記念した落語会だ。司会とともに、柳家花緑師匠、古今亭菊之丞師匠が登壇するとまずはトークコーナーからスタート。まずは、菊之丞師匠が白を基調とした自身の着物を指して「病院からやってきました」と笑いを誘う。そして、同サービスの企画が立ち上がった2020年から両師匠に相談をしていたことが明かされると、花緑師匠は「正直、このサービスは実現しないと思ってました」と、まさかの発言も飛び出し会場は笑いに包まれた。また、花緑師匠はさっそく配信を視聴したようで「落語家は座席でほかの芸人の高座を聴くのはご法度。だから座席視点で高座が見られるのは新鮮」。さらに「1000本近いコンテンツの中には重複したネタもあるが、人によって様々なバリエーションがあるので聴き比べをすることができて楽しい」と満足な様子だった。トークコーナーを終え、出囃子が鳴ると一席目に登場したのは、花緑師匠。師匠であり祖父の五代目・柳家小さんが好きだったそばの話から屋台の話になりそのまま『時そば』へ。そばを勢いよくすする音が実に美味しそうに感じさせる。そして独特のリズムで会場の笑いを誘った。続いて菊之丞師匠が登場すると、マクラでは花緑師匠の噺を受けて『時そば』を十八番としていた五代目・柳家小さんとの思い出話も。そして『二番煎じ』を高座にかける。歌が上手いことで知られる菊之丞師匠らしく、夜回りのシーンでは様々な声色で美声を響かせていた。仲入りを挟んで、ふたたび菊之丞師匠。自分と同じ「菊之丞」という名前が3人いて間違えられることから、そそっかしいお客さんの話につながりそのまま『長短』へ。気の短い「江戸っ子」とゆったりはんなりとした「上方」の対比がことさら強調され、特に煙草を一服する所作では何度も笑いが起きていた。トリを飾る花緑師匠は、冒頭のトークコーナーで司会から「師走らしい噺を」というリクエストを受けて、噺の山場が大晦日なことから年の瀬に演じられることが多い『芝浜』を口演。それまでの滑稽噺から一転、夫婦の愛情を描いた人情噺に会場からは割れんばかりの拍手が起こり、公演は終了した。なお、本公演は「収録ライブ」と銘打っている通り、12月中に「ぴあ落語ざんまい」にて配信されることが決定している。また、12月25日(月) 23時59分までの期間限定で初月無料キャンペーンも実施中だ。<イベント情報>定額見放題配信「ぴあ落語ざんまい」is coming!! 柳家花緑×古今亭菊之丞 収録ライブ12月14日(木) 東京・丸ビルホール【演目】柳家花緑『時そば』古今亭菊之丞『二番煎じ』-仲入り-古今亭菊之丞『長短』柳家花緑『芝浜』<サービス概要>「ぴあ落語ざんまい」月額料金:1,089円(税込)※初月無料キャンペーン実施中!「ぴあ落語ざんまい」はこちら()
2023年12月19日映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。【水先案内人 広瀬和生のおススメ】今年7月、三遊亭白鳥は柳家三三との二人会で『船徳』をネタ出しした。『船徳』は初代古今亭志ん生作の長編人情噺『お初徳兵衛浮名桟橋』のごく一部を初代三遊亭圓遊が滑稽噺に仕立てたもの。それとは別に五代目志ん生が発端を一席ものにした『お初徳兵衛』という人情噺もある。だが白鳥が実際に演じたのはどちらでもなく、お初と徳兵衛を主役にした完全オリジナルストーリー。これが圧倒的に面白く、ぜひ「代官山落語夜咄」で再演してほしいと直訴、白鳥が快諾してくれて今回の再演となった。この機会を逃したら勿体ない!<配信情報>第41回代官山落語夜咄 三遊亭白鳥 無観客高座『白鳥版 船徳お初徳兵衛』Produced by 広瀬和生12月14日(木) 配信スタート※アーカイブは12月24日(日) まで視聴可能■出演三遊亭白鳥広瀬和生(MC /トーク)■視聴料金価格:2,200円※ご祝儀システムあり視聴はこちら:
2023年11月30日2022年7月に交際していることが発覚した、お笑いコンビ『オズワルド』の伊藤俊介さんと、お笑いコンビ『蛙亭』のイワクラさん。週刊誌で熱愛が報じられたおよそ1週間後、ポッドキャスト番組『蛙亭のトノサマラジオ』(ニッポン放送)にて、イワクラさんが伊藤さんとの交際を認めたことで話題になりました。オズワルド伊藤&蛙亭イワクラのプライベート写真に反響2023年11月28日、お笑いタレントの石井ブレンドさんがX(Twitter)を更新。自身が運営するコーヒーショップ店に、伊藤さんとイワクラさんが2人で来たことを明かしました。石井さんが「なんというか、すごくほっこりしました」という、ツーショット写真をご覧ください!伊藤くんと岩倉ちゃんが来てくれました。なんというかすごくほっこりしました。伊藤くんの持っているのは、太煙草ではなくアイスのメープルラテです。いや、太煙草の可能性も捨てきれないです。 pic.twitter.com/AQS5W5KOtX — 石井ブレンド (@comandanteishii) November 28, 2023 コーヒーを片手に笑顔で写る、伊藤さんとイワクラさん。職種こそ同じですが、きっと互いに仕事に集中しているからこそ、公の場でたわむれ合う姿は控えているのでしょう。プライベートのため、自然体で距離感も近い2人からは、『幸せオーラ』があふれていますね!伊藤さんとイワクラさんのツーショット写真には、さまざまな声が寄せられました。・2人とも、本当にお似合いなカップル!・大の大人に失礼かもしれませんが、ほほ笑ましいカップルですね。心が和む~!・『推し』のカップルです!素敵な写真をありがとうございます!2021年12月から交際しているという2人。仲睦まじい姿を見せた伊藤さんとイワクラさんに、「幸せになってほしい」と、多くの人が願ったことでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年11月29日「あの素晴しい歌をもう一度コンサート2024大阪〜旅の歌・人生の歌〜」が2024年2月19日(月)に大阪・オリックス劇場で開催されることが決定した。「あの素晴しい歌をもう一度コンサート」は、“時代を彩った名曲・ヒット曲をアーティストが観客と一緒になって楽しむ”というコンセプトで2018年にスタートしたコンサート。2018 年と 2019 年に日本武道館で開催され、中高年世代を中心とした約 1 万人の観客を動員し、大きな話題となった。2020年は新型コロナウイルスの影響でやむなく中止となったが、2021 年から会場を東京国際フォーラム ホール A に移し、開催時期も早春から初秋に変更して気持ちも新たに復活。2022年、2023年と継続して開催してきたコンサートが、今回初の大阪公演を開催する。本公演のタイトルは、きたやまが作詞し、加藤和彦が作曲した1971年の大ヒット曲、フォークソングを代表する永遠のスタンダード「あの素晴しい愛をもう一度」から来ている。同曲についてきたやまが「同じものを愛(め)でた人たちに“愛”が生まれたことを歌ってます。それは花火や雪見かもしれないし、家族の記念写真や学校の卒業アルバムにも当てはまるでしょう」と語っている。それは“アーティストと観客が一緒になって楽しむコンサート”である本公演にもピッタリだということで、「あの素晴しい歌をもう一度」という公演名となった。きたやまは兵庫県洲本市で生まれ、京都駅のすぐ近くで育った関西人。今回の大阪公演にはきたやまを中心に、盟友とも言える坂崎幸之助、京都出身の杉田二郎と松山猛が参加。出演者にとっても待ちに待った関西開催となった。他に、過去の公演にも出演しているクミコ、林部智史の出演も決定。きたやまのザ・フォーク・クルセダーズは関西アンダーグラウンドシーンで活躍していたが、1967年に解散することとなり、最後に自主制作アルバム『ハレンチ』をリリースした。このアルバムの中に「帰って来たヨッパライ」と、アマチュア時代から歌い続けてきた「イムジン河」が収録されていた。「帰って来たヨッパライ」は神戸で、「イムジン河」は京都で頻繁にラジオで流されるようになり、「帰って来たヨッパライ」は300万枚近いセールスを記録する大ヒット作となった。「イムジン河」はザ・フォーク・クルセダーズの第2弾シングルとして1968年2月にリリースされる予定だったが発売中止に。この曲は松山猛が朝鮮学校の友人から教わり、それを仲間だったきたやまらに伝え、松山が日本語詞を書いてレコーディングが行われた。後年、きたやまは「発売中止になったからこそ、「イムジン河」は生き残った」と語っている。そして2022年9月、きたやまの呼びかけで集まった坂崎幸之助、杉田二郎、クミコ、松山猛ら11人で新たにレコーディングしたCD「イムジン河」(イムジン河新録実行委員会)をリリース。そこにはきたやまが関わった5つのバージョンの「イムジン河」が収められている。松山は「僕が「イムジン河」という歌を知ってから60年以上の月日が流れてしまいました。ある日、中学生だった僕には南北二つの国に引き裂かれた悲しみが込められたその歌が、切なくも美しいメロディーと共に忘れられないものになってしまったのでした。この歌はレコードが発売中止になるなど、紆余曲折の歴史を刻みながら、決して人々の記憶から消え去ることなく、多くの人に歌い継がれることになりましたが、残念なことにイムジン河が隔てた世界にはいまだに平和は訪れていません。だからこの歌をこれからも希望の光が見えるまで、誰かが歌い続けてほしいと願っているのです」と、この曲との出会いを振り返り、この曲への想いを語った。現在、世界ではロシアのウクライナ侵攻、イスラエルによるガザへの地上侵攻をいう不安定な状況となっているが、この曲の新バージョンには世界の平和を希求するメッセージも込められている。「帰って来たヨッパライ」と「イムジン河」。きたやまは「この2曲が共存するのが関西フォークであり、関西という土壌が育んだ文化だった」と振り返っている。多くの人に愛され、世代やジャンルを超えて集結した稀代のアーティストたちによって創られる1日限りのスペシャルな公演をぜひ体感し、味わっていただきたい。〈公演概要〉あの素晴しい歌をもう一度コンサート2024大阪〜旅の歌・人生の歌〜日程:2024年2月19日(月) 開場16:00/開演17:00会場:オリックス劇場(旧大阪厚生年金会館)(〒550-0013 大阪市西区新町1丁目14番15号)出演者:きたやまおさむ、クミコ、坂崎幸之助、杉田二郎、林部智史、松山猛 ほかチケット料金:全席指定 9,500円(税込)最速先行発売:2023年11月13日(月)12:00〜11月27日(月)23:59【先着方式】イープラス チケットぴあ ローソンチケット 主催:あの素晴らしい歌をもう一度コンサート2024大阪実行委員会後援:FM COCOLO企画制作:ニッポン放送ミックスゾーン協力:808/リバティ・コンサーツ公式HP: お問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月13日サクサク食感がおいしい、ローソンの「元祖たこやき亭昔ながらのソース味51g」2つのソース味粉末を使用したスナック菓子は、甘辛い味わいが絶妙でおいしいですよ♡3時のおやつにもぴったりです!2つのソース味粉末を使用した甘辛い味わい出典:coordisnap「元祖たこやき亭昔ながらのソース味51g」は、ローソンより10月3日(火)に発売されました。価格は108円(税込)です。開封してみると、ソースの甘辛い香りが広がりました。食欲をそそります♡パクっと手に取って食べやすい出典:coordisnap手に取ってみると、パクっと食べやすい一口サイズです。まん丸な形がまるでたこやきのようで、かわいいですよね!サクサク食感がおいしい出典:coordisnap食べてみると、サクッと軽めの食感。ソースの甘辛い味わいが絶妙で、くせになる味わいです。食べ始めると手が止まらなくなり、気づいたら完食していました!気になるカロリーは?出典:coordisnap1袋当たり271kcalです。たっぷり入っているので、シェアして食べるのもおすすめ。おやつとしてはもちろん、お酒のおつまみにもぴったりですよ。おやつにもおつまみにもぴったり出典:coordisnapローソンの「元祖たこやき亭昔ながらのソース味51g」は、サクサク軽めの食感がおいしいですよ♪ソースの味わいが絶妙で、一度食べ始めると止まらないおいしさです。気になる方はローソンへ足を運んでみてくださいね。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店にご確認くださいませ。<writer>どめさん(@chouchou.kitchen)食べること料理をすることが好き2児のママInstagram
2023年10月11日映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。【水先案内人 山本益博のおススメ】いま、軽妙洒脱な話芸で高座を楽しませてくれる落語家と言えば、第一に名前を挙げたいのが、三遊亭兼好ではなかろうか?昨日、新聞テレビをにぎわせた話題をすぐさま取り上げ、落語家ならではの諧謔的な切り口で笑いをとって見せる。最も今日的な落語家と言える。それでいて、本題に入れば、骨格のしっかりした、そして、メリハリの利いた噺の運びで、「古典」を今日の出来事のように聴かせてくれる。その兼好が「芸歴二十五周年記念公演」と銘打った独演会を10月25日(水) 品川・きゅりあん大ホールのほか、10月29日(日) には、福島・御蔵入交流館文化ホールで、11月27日(月) には銀座ブロッサム中央会館ホールで開く。25日きゅりあん大ホールは、お得意の『三枚起請』のネタ出し。昨年秋、故安倍首相の武道館での葬儀がおこなわれた直後の三越落語会では、噺の中で喜瀬川花魁が起請文を書いた三人に追いつめられた揚げ句、逆上し、拳を振り上げている江戸っ子に言い返す。「なんだい、その握り拳なんか振り上げて」。すると、一瞬間をおいて、男が声を挙げる「国葬反対!」。この見事なギャグが忘れられない。今度は、どんなギャグが飛び出すだろう。ゲストは柳家喬太郎。福島でのゲストは春風亭昇太、銀座でのゲストは立川志らく。三人これまた一癖も二癖もある噺の巧者である。<公演情報>三遊亭兼好 芸歴25周年記念公演「まるっと兼好」10月25日(水) 東京・きゅりあん大ホールゲスト:柳家喬太郎10月29日(日) 福島・御蔵入交流館 / 文化ホールゲスト:春風亭昇太11月27日(月) 東京・銀座ブロッサム 中央会館・ホールゲスト:立川志らく■チケット料金全席指定:4,000円(税込)当日:4,500円(税込)※未就学児童入場不可チケットはこちら:
2023年09月28日やくもらくご主催、『第一回やくもらくご三遊亭萬橘独演会』が2023年9月22日(金)にめぐろパーシモンホール小ホール(東京都目黒区八雲1-1-1)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 三遊亭萬橘公式ホームページ 目黒でもっと落語会が開催されたらいいのに、という思いから、第一回のやくもらくごを開催。古典落語を独自の解釈でさらに面白く、エネルギー溢れる落語を演じる三遊亭萬橘師匠をお迎えして開催。三遊亭萬橘プロフィール本名:中村彰伸(なかむら・あきのぶ)生年月日:昭和54年(1979年)1月20日出身地:愛知県豊川市(旧 宝飯(ほい)郡一宮町)出身校:法政大学文学部中退血液型:A型紋:高崎扇芸歴2003年7月 三遊亭圓橘に入門。前座名「橘つき」2006年10月 「きつつき」で二ツ目昇進2013年3月 真打昇進、四代目「萬橘」襲名受賞2007年3月 「さがみはら若手落語家選手権」優勝2009年2月「第6回伝統芸能祭りグランドチャンピオン大会」グランプリ受賞メディア2007年 ぴあMOOK『落語ワンダーランド』“嗚呼、麗しの美形落語家”趣味ボクシング観戦、読書、動物園公演概要『第一回やくもらくご三遊亭萬橘独演会』公演日時:2023年9月22日(金)18:30開場/19:00開演会場:めぐろパーシモンホール小ホール(東京都目黒区八雲1-1-1)■出演者三遊亭萬橘、ほか■チケット料金全席指定:3,300円(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月18日映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。【水先案内人 広瀬和生のおススメ】8月の「代官山落語夜咄」は三遊亭兼好が演じる怪談噺。『生きている小平次』は古くからある怪異譚を元に大正期の鈴木泉三郎という戯曲家が歌舞伎の演目としたもので、六世尾上菊五郎らが大正14年に初演。昭和32年と昭和57年には映画にもなっている。落語家では六代目三遊亭圓生と八代目林家正蔵が持ちネタにしていた。兼好の師匠である好楽は正蔵一門から圓生の総領弟子である五代目圓楽の門下に移った噺家で、兼好にとって『生きている小平次』は大いに所縁のある演目だ。普段は明るく楽しい高座で笑わせる兼好が“笑いの無い怪談”をどのように演じるのか。この機会を見逃すのはあまりにも勿体ない!<公演情報>代官山落語夜咄~夏の怪談夜話~ 三遊亭兼好『生きている小平次』8月7日(月) 東京・晴れたら空に豆まいて開場 18:30 / 開演 19:00※8月17日(木) まで配信視聴可能■チケット料金観覧:3,300円(入場時別途1drink 600円)配信:2,200円(ご祝儀システムあり)
2023年07月29日旬な二ツ目が話芸を競う林家たい平、柳家三三、春風亭一之輔らを輩出した落語会(公財)北区文化振興財団主催、『第34回北とぴあ若手落語家競演会』が2023年9月9日 (土)に北とぴあつつじホール(東京都北区王子1-11-1)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 旬な二ツ目が話芸を競う、熱き戦い!大賞を決めるのは会場のお客様!林家たい平、柳家三三、春風亭一之輔ら人気噺家を輩出してきた若手の登竜門ともいえる落語会。34回目となる今年はゲストに三遊亭小遊三が登場します!公演概要『第34回北とぴあ若手落語家競演会』公演日時:2023年9月9日 (土)13:30開場/14:00開演会場:北とぴあつつじホール(東京都北区王子1-11-1)■出演者春風亭昇吾、雷門音助、三遊亭遊子春風亭朝之助、柳家圭花、三遊亭ふう丈【ゲスト】三遊亭小遊三【司会】サンキュータツオ(米粒写経)■チケット料金全席指定:2,800円(税込)※未就学児の入場はご遠慮ください。主催:(公財)北区文化振興財団共催:東京都北区 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月14日役者の落語会「ごらく亭」第14回『「ごらく亭」の夏休み』が2023年8月6日(日)に角筈区民ホール(東京都新宿区西新宿4丁目33-7 3階)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて7月10日(月)12:00より発売開始です。カンフェティにて7月10日(月)12:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 役者の落語会「ごらく亭」第14回『「ごらく亭」の夏休み』役者達による落語とお座敷芝居や演芸の会小宮孝泰、「狐を斬る」は菊池寛の短編時代劇小説を書き下し落語で。小宮孝泰【予定演目】落語:山口良一「紀州」オリジナル落語:オオタスセリ「OL日記、内蔵会議」漫才:山口良一&大森ヒロシ落語:曽世海司「風呂敷」仲入りお座敷芝居:「四人癖」小宮&オオタ&山口&曽世落語:鬼頭真也「犬の目」音曲漫才:めおと楽団ジキジキ落語:小宮孝泰「狐を斬る」公演概要役者の落語会「ごらく亭」第14回『「ごらく亭」の夏休み』公演日:2023年8月6日(日) 14:30開場/15:00開演会場:角筈区民ホール(東京都新宿区西新宿4丁目33-7 3階)■出演者オオタスセリ鬼頭真也小宮孝泰曽世海司山口良一大森ヒロシめおと楽団ジキジキ■スタッフ照明:五十嵐正夫(シアターブレーン)舞台監督:古屋治男宣伝美術:スズキマサミ制作協力:オフィス・REN協力:(株)オフィスピー・エス・シー■チケット料金前売:3,300円当日:3,500円(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月03日日芸OBの放送作家・高田文夫を中心に、豪華ゲストを迎えて行われる新感覚寄席『オール日芸寄席』初の地方公演となる山形公演が、7月18日(火) に開催されることが決定した。本イベントはこれまで東京で5回開催され、すべて完売したという人気コンテンツ。今回出演するのは、高田文夫、立川志らく、三遊亭白鳥、春風亭一之輔、そして山形出身のテツandトモ。それぞれの演目を楽しんだ後は、高田文夫を中心としたオールキャストによる門外不出のトークもあるとのこと。■高田文夫 コメント東京の会でもこれだけのメンバーは揃わないのに、よりによって幸せにも山形に集結とはびっくり仰天。一味は私と頼もしくも楽しくおバカで芸達者な日芸スピリッツが満載な連中です。楽しい時間は保証します。ちなみに私が知っている山形県人は、ビートきよしです……。あまり信用していません。<公演情報>山形放送開局70周年事業 『オール日芸寄席 in 山形』7月18日(火) 山形市民会館 大ホール開演 18:30 / 開場 17:30出演:高田文夫、立川志らく、三遊亭白鳥、春風亭一之輔、テツandトモ【チケット料金】前売:6,000円当日:6,500円※全席指定■一般発売5月22日(月) 10:00〜チケットはこちら:詳細はこちら:
2023年05月19日プロムジカ・コンティヌオ株式会社(所在地:豊島区池袋、代表取締役:圓谷 俊貴)が運営する古楽団体「プロムジカ使節団 <Promusica Baroque Academy>」の2023年度の年間スケジュールが決定しました。小規模公演ならではの、歌手・奏者の息づかいを感じていただける、魅力的なラインナップとなっております。是非主催公演、そして、出演協力の演奏会にお運びください!2023年度「プロムジカ使節団」年間スケジュール■音楽家兼代表取締役 圓谷 俊貴の挑戦プロムジカ・コンティヌオ株式会社は、国内外で活躍する若手プロ演奏家による古楽団体・プロムジカ使節団の運営、およびコロナ禍で需要が高かった録音・録画・動画編集・配信事業で実績を上げ、今年3期目に入りました。コロナが明けようとしている今、本来、やりたかった事業に邁進するにあたり、自らが現役チェンバロ奏者にして指揮者でもある代表取締役・圓谷 俊貴(35)が今後の展望を語ります。2023年1月《ロ短調ミサ》公演で指揮をする圓谷氏■ニッチな古楽がアフターコロナで跳躍するために古楽とは、クラシック音楽の中でもモーツァルトやベートーヴェンより古い時代のバロック音楽、ルネサンス音楽、中世音楽の総称です。多くは当時の楽器(古楽器、オリジナル楽器、ピリオド楽器などと言われています)を使って当時のスタイルで演奏されます。そもそも、市場規模4,237億円(2019年「ライブ・エンタテインメント白書」より)の日本の音楽シーンにおいて、クラシック音楽は7.5%のシェアしかありません。さらにコロナ禍により、2022年には2019年度の51.2%減という悲惨な状況でした。クラシックの中でもニッチな古楽業界が受けた打撃は想像を絶するものだったと言えるでしょう。そんな中で助成金を効率的に得て、音楽家が音楽で食べていくため、さらにアフターコロナに跳躍するための株式会社設立でした。圓谷「欧米では当たり前の“音楽家が演奏で収益を得て生活する”ことが日本ではまだまだできていません。教職や個人レッスン、アマチュア団体の指導など演奏外の活動で補うか、助成金を得るか。その助成金も赤字を前提としないともらえない。そういう現状を打破して演奏を中心とした音楽事業で収益を上げ、演奏者に還元できるシステムを構築することを目指し、覚悟を持って株式会社を立ち上げました。おかげさまで、私たちのオーケストラとしての活動実績はクレッシェンド(だんだん大きく)になっています」。2022年12月サントリーホール公演 集合写真■今年後半、そして2024年度に向けての展望圓谷「日本の古楽器オーケストラとして海外にもその名を知られ、高い評価を得ているBCJことバッハ・コレギウム・ジャパンと出会ったのは、私がまだ福島から東京藝術大学で声楽を学ぶために上京した18歳でした。その後、チェンバロに転向してからも、バッハをはじめヘンデルやヴィヴァルディといったバロック音楽が大好きで、今もそれが続いています。私たちの目指すところをすでに歩いているBCJを心から尊敬するとともに、私たちもまた、日本発のバロック音楽を世界に発信していけたらという思いを持っています」。「ゆがんだ真珠」を意味するバロック時代の音楽は、感情表現豊かで個性的な魅力にあふれています。プロムジカ使節団にも、バロック音楽やその時代の楽器の音色やタッチを愛し、優れたテクニックを持つ個性的な音楽家が集まっています。圓谷「会社とオーケストラの設立からこれまで、若くて才能あふれる演奏家を集め、演奏活動を通してファンを増やし、土台作りをしてきました。2023年度はさらに演奏のクオリティを上げていきたい。そして、数あるバロック作品の中で次の世代に伝えたいと思う作品を取り上げて、この時代、この空気、この奏者でなければできない、ワクワクするような演奏をお客様にお届けし、世界に向けて発信するために録音を残していきたいと考えています。2024年はバッハが「ヨハネ受難曲」の第1稿を作曲してからちょうど300年のメモリアルイヤーにあたります。そこに向けての企画も視野に入れつつ、歩みを進めていこうと思っています」。インタビューに応える代表<取材・構成 沢井 まみ>編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。企業広報誌、教育分野を中心に取材記者として活躍。一方、20代から古楽のコンサートマネジメントを務め、古楽業界に幅広い人脈を持つ。オフィスサワイ代表。沢井 まみ■会社概要商号 : プロムジカ・コンティヌオ株式会社法人番号: 4010401157145代表者 : 代表取締役 圓谷 俊貴所在地 : 〒171-0022 東京都豊島区南池袋1-16-15 ダイヤゲート池袋4・5階設立 : 2020年12月11日事業内容: 音楽事務所資本金 : 1,000千円URL : 圓谷 俊貴 Toshiki Tsumuraya福島県古殿町出身。チェンバリスト・ピアニスト。2020年12月発足の古楽オーケストラ『プロムジカ使節団』Promusica Baroque Academyを主宰し通奏低音および指揮を務める。4歳よりピアノ・18歳より声楽・20歳よりチェンバロを学び、東京藝術大学音楽学部声楽科テノール専攻、同大学器楽科古楽チェンバロ専攻の2つの科で学び両科とも卒業。『ゴルドベルク変奏曲』リサイタル(郡山市立美術館主催、2020年)等のソロ活動に加え、通奏低音奏者としてバッハカンタータアンサンブル、N響メンバーによるアンサンブル、石田組等に参加するなど、日本各地で演奏活動を展開。《アンサンブル室町》メンバー、《オルケストル・アヴァン=ギャルド》理事及び通奏低音奏者。また、ピアニスト、コレペティートルとしても評価が高く、様々な歌手や奏者がその共演者に指名。第88回日本音楽コンクール木下賞《共演》受賞。声楽を鈴木 寛一、Gerd Turk、Rufus Muller、野々下 由香里、チェンバロを大塚 直哉、ピアノとフォルテピアノを小倉 貴久子、指揮法を根本 卓也の各氏に師事。合唱団 Collegium Vocale Purafonte 指揮者、Promusica Continuo Co., Ltd. 代表取締役。Twitter: @Tsmulan (個人)、@PBA_Promusica (プロムジカ使節団) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月28日「チームラボ 圓教寺 認知上の存在」が、2023年4月29日(土・祝)から12月3日(日)までの期間、兵庫・姫路の書寫山圓教寺にて開催される。“存在とは何か?”を問いかける特別展「チームラボ 圓教寺 認知上の存在」は、近年チームラボが考える「存在とは何か?」「生命とは何か?」といった大きな問いをテーマとした特別展。今、目に見えている世界がそこに存在しているとは限らないということ、つまり今見えている世界とは、それを見ている者の認知の中にだけに存在しているということを鑑賞者に気づかせる作品を展示する。今回は、光の球体のアート展示2作品がラインナップ。物理的に存在しないはずの光の形や輝きが、環境と認知の作用によって現象として生み出される作品が発表される。チームラボの作品空間に浸ると、その中に連続して存在する自分自身に目を向けるようになる。そのため鑑賞者は、自分自身の認知の中に存在する光の球体を通じ、「生命」そして「存在」という普遍的な問いへ思索を巡らせるだろう。国指定重要文化財・圓教寺の食堂で会場は、平安時代から1000年以上の歴史を刻む書寫山圓教寺の国指定重要文化財「食堂(じきどう)」。現在の建物は室町時代のもので、僧侶の学問や寝食の場として使われていたようだ。2階建ての仏堂としては日本の指定文化財の中で最大規模となる建物の全長約38mの奥深い空間が、チームラボによる作品空間へと様変わりする。【詳細】チームラボ 圓教寺 認知上の存在期間:2023年4月29日(土・祝)~12月3日(日)※会期中無休。天候により中止になる場合あり。場所:書寫山圓教寺 三之堂 食堂(じきどう) 1階住所:兵庫県姫路市書写2968開館時間:10:00~15:45(入館は15:30まで)入場料:一般 500円、大学・高校生 200円、中学・小学生 100円※別途、入山時拝観志納金(中学生以上500円、小学生300円)が必要
2023年04月22日柏市民文化会館指定管理者ASTN共同企業体主催、『柳亭小痴楽・春風亭柳枝「二人会」』が2023年6月25日 (日)に柏市民文化会館小ホール(千葉県柏市柏下107)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 今、話題の若手落語家、ともに真打である柳亭小痴楽と春風亭柳枝がはじめて柏で二人会を開催!古典落語を得意とし、落語を愛してやまない二人が、柏で初の「ふたり会」を開催します。どうぞ、お聴き逃しなく!プロフィール柳亭 小痴楽(りゅうてい こちらく)階級:真打出囃子:将門平成17年10月 「ち太郞」で初高座平成20年6月 五代目柳亭痴楽門下へ「柳亭ち太郞」平成21年9月 痴楽没後、柳亭楽輔門下へ平成21年11月 二ツ目昇進 「三代目柳亭小痴楽」となる。令和元年9月 真打昇進平成23年12月 第22回北とぴあ若手落語家競演会 奨励賞趣味:読書、サッカー、バスケットボール、洋服、おかし春風亭 柳枝(しゅんぷうてい りゅうし)階級:真打出囃子:都囃子平成16年3月 明治学院大学文学部芸術学科卒業平成18年4月 春風亭正朝に入門平成18年11月 「正太郎」として前座になる平成21年11月 二ツ目に昇進令和3年3月 真打昇進。「九代目春風亭柳枝」を襲名【受賞歴】平成27年 第14回さがみはら若手落語家選手権準優勝平成27年 第26回北とぴあ若手落語家競演会大賞平成28年 読売杯争奪激突!二ツ目バトル優勝公演概要『柳亭小痴楽・春風亭柳枝「二人会」』公演日時:2023年6月25日 (日)13:30 開場/14:00 開演会場:柏市民文化会館小ホール(千葉県柏市柏下107)■出演者柳亭小痴楽/春風亭柳枝■チケット料金前売:2,500円当日:2,800円(全席指定・税込)※未就学児入場不可主催:柏市民文化会館指定管理者ASTN共同企業体 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月20日店ごとの個性が出る内装。飲食店に入った際には、室内のデザインを見るのも楽しみ方の1つです。落語家であり、演芸バラエティ番組『笑点』(日本テレビ系)のレギュラーとして活躍している、春風亭一之輔さんは、とある飲食店で撮影した写真をTwitterに投稿しました。「奈良のトイレはみんなこう」というコメントの通り、一之輔さんが撮影したのは店内のトイレです。トイレも店の個性が現れる場所ですが…。奈良のトイレはみんなこう。 pic.twitter.com/bJvtu1RLYh — 春風亭 一之輔 (@ichinosuke111) February 20, 2023 個性が出すぎ!便器を囲む大量のトイレットペーパーと、「神に囲まれて運が出る」の貼り紙が目を引きます。トイレの一大事である『紙がない』という状況に対し、万全の体制を整えていますね。しかし、尋常ならざる備えゆえに、写真には「嘘だぁ!」とツッコミが相次いでいます。・八百万の神々ならぬ『紙々』だな。・千手観音でも大丈夫ですね!・トイレの神様に囲まれすぎて緊張しそう。・めっちゃ運がよくなりそう。・いやいや、このお店がすごいだけですから…!もちろん、これが奈良の通常…というわけではなく、奈良県奈良市で落語好きな店主が営む『落語喫茶 古々粋亭(ここいきてい)』だからこそのデザイン。同じように、トイレットペーパーだらけのトイレがある店は、いくつか存在しますが、運が上昇しそうな雰囲気の場所はそうそうないでしょう。奈良県を訪れた際には、観光スポットの1つとして検討してみてください![文・構成/grape編集部]
2023年02月28日2023年2月22日、落語家でタレントの笑福亭笑瓶さんが66歳の若さで亡くなり、悼む声が上がっています。同月27日、都内で葬儀、告別式が行われ、師匠である笑福亭鶴瓶さんをはじめとする、約200人の人々が参列しました。式には、笑瓶さんと同じ太田プロダクションに所属するタレントの山田邦子さんも参列。笑瓶さんととても仲がよかったという、山田さん。「すごく悲しい」「早すぎる」と心のうちを明かし、最後の対面では「しょうちゃん、天国に行け」と声をかけたそうです。また、報道陣に「最後にかけたい言葉は」と問われた山田さんは、このように答えています。最後にかけたい言葉については「しょうちゃん…天国いけ!絶対天国…天国いけ!わたし葬式で初めて、なんか待っててねって思った。天国…わたしはいけるか分からないけど、行ったらまた仲良くしてね」と涙をこぼしながら、何度も言葉を振り絞るように話した。サンケイスポーツーより引用あまりにも早すぎる笑瓶さんの逝去に、多くのファンが衝撃を受けました。山田さんをはじめとする、深い絆があった友人たちのショックは計り知れないでしょう。山田さんが涙ながらに語った言葉に、ネットからはさまざまな声が寄せられています。・最近、いろいろなコンテンツで親しんできた芸能人たちの訃報が多くて悲しい。山田さんのように、交友関係にあった人はとてもつらいだろうな。・本当にさびしいです。山田さんのいうとおり、天国に行ってほしい。安らかに眠ってください。・幼い頃からテレビ番組で笑わせてくれていた人が亡くなるのが、こんなにつらいとは思わなかった。さびしいよ。山田さんが願う通り、笑瓶さんはきっと天国に行くでしょう。笑瓶さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2023年02月28日映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。【水先案内人 広瀬和生のおススメ】コロナ禍が本格化する直前の2020年3月2日、「代官山落語夜咄」では兼好の『ちきり伊勢屋』ネタ出しが行なわれた。六代目三遊亭圓生ゆかりの人情噺『ちきり伊勢屋』は通常2時間は掛かる長編だが、兼好は独創的な演出によって1時間で語りきり、大きな感動を与えた。当時はまだ配信もなく、あの名演を目の当たりにした人数は極めて限られていた。そこで今回、会場観覧と配信のハイブリッドによる「アンコール上演」が決定!落語ファンならこの機会は絶対に見逃せない!<公演情報>第33回 代官山落語夜咄「伝説の高座が代官山に甦る! 三遊亭兼好『ちきり伊勢屋』」4月2日(日) 晴れたら空に豆まいて開演 18:30■演目三遊亭兼好『ちきり伊勢屋』■チケット料金観覧:3,300円配信:2,200円※観覧は入場時に別途1ドリンク代600円※アーカイブ配信は4月16日(日) 夜まで購入&視聴可能詳細はこちら:
2023年02月27日2023年2月22日に伝えられた、落語家の笑福亭笑瓶さんの訃報。落語家の笑福亭笑瓶さんが逝去「信じられない」「たくさんの笑いをありがとう」数多くの番組に出演してきたとあり、ファンだけでなく著名人からも悲しみの声が上がっています。タレントのつるの剛士さんは、かつて笑瓶さんと番組で共演した1人。笑瓶さんが出演していたワイドショー番組『噂の!東京マガジン』(BS-TBS)で、若い頃につるのさんも登場したことがありました。しかし出演時に思うように発言できず、つるのさんはその後降板することに。落ち込んでいたつるのさんに、笑瓶さんが掛けた言葉が今でも忘れられないといいます。リレー選手とハードル選手の走りが違うように、人には向き不向きがあんねん。だからつるのは頑張っとった。今回は場所が合わんかっただけや。@takeshi_tsurunoーより引用「リレー選手とハードル選手の走りが違うように人には向き不向きがあんねん。だからつるのは頑張っとった。今回は場所が合わんかっただけや。」昔、新人だった僕が"噂の東京マガジン''で上手くいかずに降板して落ち込んでいた時に笑瓶さんが飲みに連れて行ってくれた時の言葉、ずっと忘れてません。— つるの剛士 (@takeshi_tsuruno) February 22, 2023 陸上種目に例えて、人には向き不向きがあると語った、笑瓶さん。「今回は場所が合わなかった」と、つるのさんを励ましたのです。その言葉を忘れなかったからこそ、つるのさんは後にさまざまな番組に出演し、活躍することができたのでしょう。つるのさんのエピソードに、ファンからは、「素敵な言葉に感動しました」「かけがえのない存在だったんですね」といった反応が上がっています。つるのさんは今後も、笑瓶さんから掛けてもらった言葉を忘れずに、仕事に取り組んでいくはずです。それが、仕事をする上で大切にしていることなのですから。[文・構成/grape編集部]
2023年02月22日落語家の笑福亭笑瓶さんが、2023年2月22日午前に亡くなりました。66歳でした。FNNプライムオンラインによると、死因は、急性大動脈解離とのことです。笑瓶さんは、1980年に大阪芸術大学の芸術学部文芸学科を卒業。その後、落語家の笑福亭鶴瓶さんのもとへ弟子入りし、関西の番組で活躍していました。1987年には、拠点を東京に移した笑瓶さん。多くのテレビ番組やCMなどに出演し、人気を博しました。突然の訃報に、ネット上では、「突然すぎる…驚きました」「信じられない」「たくさんの笑いをありがとうございます」など、悔やむ声が上がっています。笑瓶さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2023年02月22日映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。【水先案内人 山本益博のおススメ】2月6日に「公推協杯全国若手落語家選手権」の本選が、新宿紀伊國屋サザンシアターで開かれた。決勝に残ったのは、落語家歴15年未満が条件で予選通過者の立川吉笑、春風亭一花、三遊亭わん丈の二つ目三人。三番目という出番の運もあるが、会場が温まったところへ登場したわん丈は、「まくら」から会場を沸かせ、本題の『お見立て』に入ると、噺の運びに淀みがなく、また勝ち気でわがままの喜瀬川花魁が巧みに描かれていて、まるで「真打」の一席のような出来栄えだった。果たして、結果発表では圧勝だった。このわん丈の独演会が3月12日(日) 午後2時から東大島である。4月9日(日) 午後1時からは私が案内役を務める「銀座の仕立屋落語会」でも「わん丈クロークルーム」と名付けた独演会があり、私から『お見立て』をリクエストしたいと考えている。<公演情報>『第24回東大島亭 三遊亭わん丈独演会』2023年3月12日(日) 東大島文化センター開場 13:30 / 開演 14:00【チケット料金】前売:1,500円当日:1,800円■問合せ東大島文化センター 03-3681-6331詳細はこちら:
2023年02月21日