「三遊亭金遊」について知りたいことや今話題の「三遊亭金遊」についての記事をチェック! (1/8)
「仕切り付きの鍋を作った人、日本の冬を分かりすぎ」2024年12月3日、Xでこんな言葉を添えて、1枚の写真を投稿したのは、落語家の三遊亭ごはんつぶ(@3ughn)さん。仕切り付きの鍋で料理を作っていた際、日本の冬にぴったりな鍋の構造に感動したそうです。仕切り付きの鍋は、中央に仕切りがあるため、異なるスープを同時に楽しむことができ、さまざまな鍋料理で使用されています。しかし、ごはんつぶさんの使い方はひと味違っていて…。おでんの横で熱燗(あつかん)を作っている…!仕切りを活用して、日本の伝統的な酒である熱燗を同時に温めていたのです。熱燗は、飲むと身体の内側からじんわりと温まるため、寒い冬の日に親しまれています。また、おでんと熱燗の相性はいうまでもなく抜群で、寒い冬ならではのぜい沢なひと時を楽しめそうですね!投稿には、17万件もの『いいね』が押され、たくさんのコメントが寄せられました。・やりたい…。このためだけに仕切り付きの鍋が欲しい…。・こんな使い方、仕切り付きの鍋を作った人も想像していなかったはず。天才降臨。・その発想はなかった。目からウロコが落ちたわ。・さすがは落語家さん。ひねりがうまい!・めちゃくちゃ控えめにいって…神かよ!なお、熱燗の適温は50~60℃程度とされています。鍋で温める際には、温度計を使って温度を確認したり、沸騰させたりしないように気を付けましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年12月06日2024年12月1日、落語家の三遊亭鬼丸が自身のX(旧Twitter)アカウントで、ザ・コレクターズのライブを観覧したことを報告した。【画像】落語「七代目三遊亭円楽襲名へ、三遊亭王楽が決意表明」投稿には、「ザ・コレクターズのライブを観に行きました!音楽の力に圧倒されました。本当に素晴らしい時間でした」とコメントが添えられており、ライブ会場で撮影した写真も公開されている。ザ・コレクターズは、日本のロックシーンを代表するバンドの一つで、独特のスタイルと熱狂的なライブパフォーマンスで知られている。今回のライブでは、鬼丸自身もファンとして参加し、その魅力に心を打たれた様子が投稿から伝わる。三遊亭鬼丸は、落語家としての活動にとどまらず、多方面の文化やエンターテインメントにも興味を示しており、今回のライブ観覧が新たなインスピレーションとなったようである。コレクターズを恵比寿で観てきたよ pic.twitter.com/LJNyrLEtWS — 三遊亭鬼丸 (@onimaru31) December 1, 2024 ファンからは「鬼丸さんもコレクターズファンだったんですね」「素敵な感想、ライブがもっと気になります!」といったコメントが寄せられ、ライブの熱気が共有されている。
2024年12月03日King Gnu・勢喜遊が2日、インスタグラムのストーリーを更新した。【画像】ナイツ・土屋が令和ロマンにエール「M-1連覇頑張って」「解放感を感じている アイデア湧いてくる」とコメントし1枚の写真をアップ。アップされた写真には、ドアップで何とも言えない表情を披露する勢喜遊の姿が。何のアイデアが湧いてくるのか、ファンも気になっている様子である。勢喜遊(hiibaasan_jamesbrown_sokkuri)のストーリーより今後も彼のSNSから目が離せない。
2024年12月03日映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。【水先案内人 橘蓮二のおススメ】仲間の信頼も厚く、後輩の面倒見が良く、誰に対しても分け隔てがない落語界に於ける頼りになる優しい“永遠の兄貴”的存在である林家彦いち師匠の芸歴35年を記念した会『林家彦いち 座布団とげんこつ~噺家になって35回目の師走スペシャル』が12月10日(火) 19時より下北沢・本多劇場にて開催される。入門以来、人生観と落語表現をリンクさせるようにこれでもかとチャレンジを続ける彦いち師匠が創作した数多の作品の中から厳選した噺にこの日のために設えたアレンジを加え、師匠にとって最も思い入れのある街、下北沢の舞台で情感たっぷりに描き出す。当日はSWAの盟友である春風亭昇太師匠と三遊亭白鳥師匠も駆け付け各々落語一席と彦いち師匠の人生を振り返りながらの“げんこつトーク”と盛り沢山の内容でお届けする。「自分を解放するために自分を追い込む」そして「自分にしか出来ない噺をやる」。常に落語界の最前線で格闘する林家彦いち師匠の“新たなる叙事詩”が師走の本多劇場で起動する。<公演情報>『林家彦いち 座布団とげんこつ~噺家になって35回目の師走スペシャル』2024年12月10日(火) 東京・本多劇場開場 18:30 / 開演 19:00【出演】林家彦いち、春風亭昇太、三遊亭白鳥【チケット】(全席指定)前売:3,800円当日:4,000円
2024年11月30日注目の若手落語家・春風亭かけ橋(落語芸術協会、春風亭柳橋門下、二ツ目)が、長編人情噺『嶋鵆沖白浪』(読み:しまちどりおきつしらなみ)全話連続公演を開催する。『嶋鵆沖白浪』は、江戸時代末期から明治時代にかけて活躍した落語家、初代・談洲楼燕枝(だんしゅうろう・えんし)が残した史実を元にした全12話に及ぶ長編落語。実在した侠客・佐原の喜三郎と吉原の遊女・大坂屋花鳥の、八丈島への流刑と命懸けの脱出を描いた波瀾万丈の人情噺だ。さまざまな人物たちが複雑に絡み合う人間模様を、春風亭かけ橋が1年をかけて挑戦する。しばらく演じられることのなかったこの噺を掘り起こし、新たにまとめ上げたのは柳家三三。初代・柳橋から続く“柳派”と呼ばれる一門の流れを汲むかけ橋にとって『嶋鵆沖白浪』は向き合うべき物語となっている。なお、本公演は生配信され、全公演2025年12月末までアーカイブ配信される。チケットは、12月1日(日) 10時より予約開始。<公演情報>春風亭かけ橋『嶋鵆沖白浪』連続公演■2025年2月21日(金) 第1夜「喜三郎とお虎」「芝山の斬込み」4月18日(金) 第2夜「三日月小僧庄吉」「怪僧玄若坊」6月20日(金) 第3夜「大坂屋花島」「伝馬町女牢」8月15日(金) 第4夜「三宅島の再会」「闇の島脱け」10月17日(金) 第5夜「松原の菊造斬り」「お虎の美人局」12月19日(金) 第6夜「小管屋の仇討ち」「八丁堀召捕り」開演 19:00 / 開場 18:30会場:梶原いろは亭出演:春風亭かけ橋【チケット】予約:2,500円当日:2,800円生配信・アーカイブ配信チケット:1,500円※全公演2025年12月末までアーカイブ配信ありチケットはこちら:公式サイト:
2024年11月16日大阪の水族館・海遊館では、「海遊館イルミネーション 2024」を2024年11月22日(金)から2025年2月28日(金)まで開催する。新空間「なみま」でイルミネーションを点灯「海遊館館イルミネーション」は、2024年で20回目を迎えるイルミネーションイベント。水面をイメージした屋根を設置し、イベント広場を一新した新空間「なみま(Namima)」にて、光と音の演出を実施する。“光の海”を思わせる空間演出日没後に暗くなると、海を思わせる「なみま」の屋根が光り、やわらかな光の空間に一変。また、光の演出に合わせて、心躍るような気分をより後押ししてくれる音楽の演出もプラス。“海への冒険”を思わせる壮大なメロディーや、クリスマス、冬らしい音楽にのせて、光の海に包まれているかのような、幻想的な雰囲気を演出する。見所となるのは、のびのびと壁面を泳ぐ約16mのジンベエザメをはじめ、カマイルカやワモンアザラシ、オウサマペンギンなど海の生きものたちをかたどったオブジェ。愛らしい生きものたちのオブジェが、優しい光をまとっている様子を目にすることができる。【詳細】「海遊館イルミネーション 2024」開催期間:2024年11月22日(金)~2025年2月28日(金)(予定)※2025年1月8日(水)、9日(木)の休館日を除く場所:海遊館メインビル前 イベント広場住所:大阪府大阪市港区海岸通1-1-10時間:17:00~21:00料金:観覧無料
2024年11月14日映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。【水先案内人 広瀬和生のおススメ】名作落語『大工調べ』を手掛ける演者は多いが、大抵は棟梁が因業大家に啖呵を切るところまで演じて「大工調べの序でございます」とサゲてしまう。確かに棟梁の啖呵はこの噺の聴きどころではあるけれど、演題に“調べ”とあるように、これは本来「奉行が裁く」後半があってこそカタルシスを得られる噺。そこで今回の「代官山落語」では三遊亭兼好に後半まで語る「通し」をリクエスト。サゲまで一気にテンポ良く演じる兼好の『大工調べ』で、この落語本来の魅力を味わってほしい。<公演情報>代官山落語夜咄 三遊亭兼好『長講 大工調べ』2024年12月9日(月) 東京・晴れたら空に豆まいて(配信あり)開場 18:30 / 開演 19:00※アーカイブ配信:12月23日(月) まで【出演】三遊亭兼好『長講 大工調べ』【チケット】観覧:3,300円配信:2,200円※観覧は入場時に1ドリンク代必要※配信はご祝儀システムありチケットはこちら:配信はこちら:
2024年11月07日アイドルグループ・アンジュルムの平山遊季が25日にアンジュルムのアメブロを更新。指定難病と診断されたことを公表し、今後についてコメントした。この日、平山は「いつも応援ありがとうございます!」と切り出し、ハロー!プロジェクトの公式サイトのニュースを引用。「お知らせがあった通り私、平山遊季は病院での診察の結果ベーチェット病と診断を受けました」と報告し「今後については、治療をしつつ活動を続けます」と述べ「体調によって急な予定変更の可能性もある為、ご理解お願いいたします」と呼びかけた。続けて、自身について「体調不良が目に見えて続いてしまっていた」と明かしつつ「今回病気がわかって治療ができるようになったので、以前より分からないという不安が除けて気持ちを落ち着けて活動できるようになりました」とコメント。「症状に波があるので、活動に制限が必要になることもあるかもしれませんが、これからも精一杯頑張ります!」と意気込みをつづった最後に「診断を受け制限をしつつにはなりますが、アンジュルムとして今後も活動を続けたいという強い思いとまだまだやりたいことをしっかりやり遂げたいと思う気持ちがあるので、活動を諦めるという選択は私の中にはなかった」とコメント。「今後、この病気と付き合いつつ向き合い活動をする。!今を精一杯楽しみ頑張ります!」と述べ「これからも暖かい応援、よろしくお願いいたします!」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「お大事にしてください!」「体調第一に考えてくださいね」「これからも応援し続けます!」「少しでもよくなりますように願っています」などのコメントが多数寄せられている。
2024年10月27日アイドルグループ「#ババババンビ」の小鳥遊るいが8日、自身のXを更新した。【画像】「髪染めてはじめての…」アイドル 小鳥遊るいが女性限定ライブに出演「何故か好評なパン」という言葉を添えて、ある撮影風景の動画を投稿した。動画内では小鳥遊がスライスした食パンを模したクッションらしきものに挟まったり、戯れたりする姿が映されている。まるでサンドイッチの具になるような小鳥遊の仕草がとても可愛らしい。何故か好評なパン pic.twitter.com/wnX1AMWSFj — 小鳥遊るい #ババババンビ (@pipipi_br) October 8, 2024 この投稿にファンたちからは「パンと戯れる天使✧◝(⁰▿⁰)◜✧」「パンに挟まれるいちゃんお可愛い!」などといったコメントが寄せられた。
2024年10月09日落語界の一大ニュースとして、三遊亭王楽が2024年春に七代目三遊亭円楽を襲名することが発表された。【画像】落語家・月亭方正が三人会を告知!王楽は「一門の皆様のご推挙により、七代目三遊亭円楽を襲名する運びとなった」その中で、「五代目・六代目、諸先輩方、応援してくださる方々の皆様方の今後と期待します。さらに精進致します所存」と意気込みを語り、伝統とともに今後を覚悟を示している。いつもお世話になっております。私こと三遊亭王楽は、一門の皆様のご推挙により、七代目三遊亭円楽を来春より襲名する事と相成りました。ひとえに五代目・六代目、諸先輩方、応援してくださる皆様方のお陰と存じます。更に精進致す所存ですので、これからも宜しくお願い致します!— 三遊亭王楽 (@ourakugo) September 24, 2024 この襲名時に、多くの関係者やファンから祝福の声が続々と寄せられている。七代目としての新たなスタートに期待が高まっている。
2024年09月27日2024年9月24日、落語家の三遊亭王楽さんが、来年2月に大名跡である『三遊亭円楽』の7代目を襲名することが分かりました。産経ニュースによると『円楽』の名跡は、2022年に6代目三遊亭円楽さんが亡くなってから、空席になっており、およそ2年ぶりの襲名となるといいます。三遊亭王楽、7代目円楽を襲名へ1977年、三遊亭好楽さんの長男として誕生した王楽さん。2001年に、5代目三遊亭円楽さんの最後の弟子として入門しました。父である好楽さんも、5代目円楽さんに弟子入りしており、親子で兄弟弟子という関係性にあります。2016年には二ツ目、2021年に真打ちへと昇進を果たし、2020年には、『NHK新人演芸コンクール』の落語部門で大賞を受賞。『片棒』『夢金』などの古典落語のほか、『パパずれてるゥ!』『祭りのあと』など自作の新作落語を発表し、華のある高座で人気を博しています。6代目円楽さんと好楽さんは、同じ5代目円楽さんの弟子であり、バラエティ番組『笑点』(日本テレビ系)でも共演しました。好楽さんの息子である王楽さんが『円楽』の名前を継ぐことに、SNS上ではたくさんの声が集まっています。・『円楽』襲名、おめでとうございます!好楽師匠もほっとしているでしょうね。・もう襲名が決まったのですね。5代目円楽師匠の最後のお弟子さんですし、応援しています!・止め名と思っていましたが、受け継がれましたか。頑張ってほしいです!・襲名されたら、高座に行ってみたい!『笑点』の今後も楽しみですね!大名跡である『円楽』の名を襲名した王楽さん。これからも、多くの人をうならせる落語を披露してくれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2024年09月24日アイドルグループ#ババババンビのメンバーである小鳥遊るいが9月22日、自身のXを更新した。【画像】「髪染めてはじめての…」アイドル 小鳥遊るいが女性限定ライブに出演「おやすみなのに撮った写真これしかなくて本当にごめん、、、、」という言葉とともに、つけ麺を食べる姿を写した3枚の写真を投稿した。邪魔にならないよう、食べる前に髪の毛を後ろに回すところなど何気ないプライベートの仕草が見られるので、ファンからしたらむしろご褒美のようなショットだろう。おやすみなのに撮った写真これしかなくて本当にごめん、、、、 pic.twitter.com/9WrmEtdu72 — 小鳥遊るい #ババババンビ (@pipipi_br) September 22, 2024 この投稿にファンたちからは「おやすみなのに こんなにかわいいお写真を載せてくれるなんてありがたいでしかないよ〜」「食べてる姿も美しい!ゆっくり休んでね。おやたろ〜」などといったコメントが寄せられた。
2024年09月22日長野県諏訪市で育ち、大学で落語研究会に入るも、上京して初めて観た落語会に登壇していた古今亭菊之丞師匠に圧倒され、二度目に観た師匠に直感で運命を感じ弟子入りを志願した落語家、古今亭雛菊。一門のみならず錚々たる大御所の落語家にも可愛がられる人柄の彼女に、落語家になって経験したエピソードや目指す将来像などを語ってもらったインタビューをお届けします。──ご出身は長野県諏訪市とのことですが、どのようなお子様でしたか。小学5年生から中学2年くらいまで自分の家の駐車場の中で一生懸命、ひとりで壁当てしてスカウトを待ってました(笑)。来るわけないのに。小さい時分から巨人のファンで。眼が悪かったので眼鏡が分厚くて、危ないからって野球チームには入れてもらえなかったんです。──落語家になった経緯を教えて下さい。ふたつ上の姉がすでに東京で寮生活をしていて、私は大学進学で上京してそこから一緒に過ごして。中学、高校はキリスト教の学校に行ってたんですけど、駒沢大学の仏教学部に入りました。「ポケモンのクリアファイルあげるから」と勧誘されて落語研究会に所属したんです。中高のときに落語を観ておきたかった……、都内で育った子が羨ましかったです。落研の先輩の『目黒のさんま』が初めて聴いた落語でした。当時“ぴっかり☆”だった(蝶花楼)桃花姉ちゃんの名前は知っていたので江戸川落語会を観に行って、師匠古今亭菊之丞がたまたま登壇されていたんです。そこで「すげえな」と思った。そのあと浅草演芸ホールに行ったらトリが師匠菊之丞で。直感で「この人だな!」と思って「落語家になろう!」と決心して、その日に出待ちしました。まずは「親に話してきなさい」と言われて、親の了承を得て再度行ったときに、師匠は普段弟子入り志願は喫茶店で話を聞くのですが、私なぜか初回から師匠のご自宅に行きまして。のちほど訊いたら「なんかこいつだけは家入れちゃったんだよね」って言われました(笑)。入門したときは兄弟子が居たんですけど、すぐ居なくなっちゃったもんで。破門になったらやりたいことはないので必死に食らいつきました。最初に言われたのが「俺は(古今亭)圓菊の家で志ん生の修業をしたから、お前も志ん生の修業をさせる」と。このご時世で怖い師匠も少なくなったと言われる中、毎朝通って見習いの期間も厳しく修業させてもらって、そこが優しさだなって感じてます。今、なんでも楽しいんですよね。“あっ、私、人と関わるのが好きなんだ”って思わせてくれたのは、師匠の修業のおかげです。──演目や芸風をどのように蓄積していったのですか。まず師匠から言われたのは、前座のうち、見習いのうちは“真似から”だと。でも私、反抗期があって(笑)。一時期、“師匠に似てるって言われるのが嫌だ”っていう時期もあって。思春期、反抗期みたいなのを超えて、やっぱり心地よいリズムは師匠だな、と思った。そして大師匠圓菊の落語って“こんなに人を魅きつけるって凄いな”って。私、軸に菊之丞があって、圓菊の聴き入っちゃう楽しい落語ができたらって。──ご自身の落語家としての将来、どのようなビジョンをお持ちですか。自分自身の先のことは一切見えてないんですけど、二ツ目って一番時間があるので、この時期に何をしたかで真打になったあとだいぶ変わってくると思うんです。私、落研の頃って女性の出てくる噺はしてないんですよ。師匠お得意の廓噺(遊廓を題材にした古典落語)に自分が手を出すなんて想像もしてなかったけど、いろんなジャンルをやって褒めてもらえると嬉しくて。今、怪談噺にも挑戦してまして。落語って面白い噺だけじゃないんだよって、私ごときがですけど、伝えていけたらと思ってます。五年後、十年後に師匠方の脂が乗りきった落語を観るのも楽しみですし、私も十年後は四十なので結婚、出産を超えたら変わるのかなとか自分の成長も楽しみです。それこそつる姉(林家つる子師匠)が弟子を取ったら私が嬉しくなっちゃう(笑)。“あっ、落語界、大丈夫じゃん”って思えたのは、つる子姉ちゃんのお披露目、満席の浅草演芸ホールを観たとき。そういう人たちが増えるのかと思うと嬉しいし、自分もそこに乗っかれたらいいんですけど。落語家になって気がついたのは、落語家ってヘンな人多いんで面白いんですよね。私、落語も好きだけど落語家が好きなんだなって。落語家全員のファンなんです(笑)。普通に師匠菊之丞のファンでもあるので、私は。こないだ、楽屋で師匠菊之丞の演目を観てゲラゲラ笑ってたら、(古今亭)駒治兄さんに「お前、めちゃくちゃいい弟子だな」って言われました(笑)。そこは自分の強みだと思ってて。“落語家が落語で笑うなんて”と言われますけど、でもやっぱり好きじゃないと。自分が好きじゃないものを好きになってもらおうと思ってもねえっていう(笑)。──昨年、ご出身の諏訪で「二ツ目昇進披露の会」を開催されました。師匠のほかに橘家文蔵師匠、柳家喬太郎師匠、紙切りの林家正楽師匠など錚々たる大御所が登壇されましたね。私、文蔵師匠の着物をよく繕ってるんですよ(笑)。文蔵師匠のお家に「襟つけて」「いいっスよ」って気軽に行ってて。文蔵師匠と(文蔵師匠の会をやっている)「つながり寄席」の方から「諏訪でお披露目やったの?」と言われて。「やってないっスよ」「やりなよ」「やって下さいよ」って(笑)。その場で文蔵師匠が正楽師匠や喬太郎師匠にすぐ電話してくれて、うちの師匠にもアポ取ってくれて。飲み会の中で決まりました(笑)。3月3日がひなまつりなので、高田馬場ばばん場で自分の好きな人たちだけを呼ぶ会「雛祭」もやらせてもらって。初回が(五街道)雲助師匠とのだゆき先生で、今年は(入船亭)扇遊師匠と正楽師匠だったんです。でも正楽師匠がお亡くなりになってしまったので(林家)八楽くんに来てもらった。「私が好きな人を集める会です」って言うと、皆さん「わかった、行くよ」と言って下さって。前座って自分からは話しかけない。私もよっぽどじゃないと自分から話しかけないですけど「雛菊ってめちゃくちゃ一生懸命働いてるよね」と言っていただいて。師匠方も「雛菊が楽屋に居ると明るくなるよね」って言っていただける。これは自分の特権だと思ってます。この前、嬉しかったことがあったんです。(柳家)小満ん師匠がお出になるトリの興行で、「師匠、かっこいい赤のお着物、素敵ですね」って言ったら、「いいレッドだろ」「あっ、ワインレッドですね」「そうだよ」と舞台に上がっていって、酔っ払いの噺をしたんですよ。降りてきて師匠が「ワインって聞いたからお酒の噺をしちゃった」って。私がワインレッドを引き出せたから、その噺をしてくれたって、そういうのも楽しいじゃないですか(笑)。取材:文=浅野保志(ぴあ)撮影=源賀津己<プロフィール>古今亭雛菊(ここんていひなぎく)1994年5月21日生まれ、長野県諏訪市出身。2017年、古今亭菊之丞に入門。2018年、前座となる。前座名「まめ菊」。2022年5月、二ツ目昇進。「雛菊」と改名。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★サイン色紙を3名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<サービス概要>「ぴあ落語ざんまい」「ぴあ落語ざんまい」ビジュアル月額料金:1,089円(税込)■初月無料キャンペーン実施中!※キャンペーンは事前予告なく終了する場合がございます。予めご了承ください。「ぴあ落語ざんまい」はこちら()<関連リンク>ぴあ落語ざんまい 古今亭雛菊 動画一覧()ぴあ落語ざんまい 月間ランキング(2024年8月)()※柳家小袁治『死神』が月間1位!
2024年09月22日映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。【水先案内人 山本益博のおススメ】三遊亭白鳥は新作派、柳家三三は古典派と言われているが、昨年のこの二人会へ出かけると、それが勝手な思い込みであることを知らされた。三三が高座にかけたのは、白鳥作の『任侠流れの豚次伝』第1話「豚次誕生秩父でブー!」だった。三三のアクションをたっぷり織り込んだ噺の展開に引き込まれた。豚次伝の第2話第3話を聴きたくなったのは言うまでもない。その後に高座に上がった白鳥が演じたのが、なんと『お初徳兵衛」。夏になると多くの落語家が高座にかける『船徳』の原作である人情噺である。白鳥の口調で聴く『お初徳兵衛』は、今まで聴いたことのない雰囲気を醸し出し面白かった。今回も同じ趣向で二人会を構成するのだろうか?三三がまた白鳥の新作を演り、白鳥が古典の名作に挑戦するだろうか?興味は尽きない。対極の高座でありながら、とても相性が良い二人、今年もまた楽しみである。<公演情報>『三遊亭白鳥 柳家三三 二人会』2024年9月17日(火) 東京・北とぴあ つつじホール■出演三遊亭白鳥柳家三三■チケット全席指定:4,000円チケットはこちら:()
2024年08月29日高校卒業後に専門学校で介護福祉士の資格を取得し、介護職を経て、2009年に古今亭志ん輔師匠に弟子入りした落語家、古今亭始。入門から15年、2024年9月21日(土) から真打昇進が決定し、古今亭伝輔に改名して新たな道を歩き出す彼に、落語家になった経緯やこれからめざす将来像などを語ってもらったインタビューをお届けします。──落語家になった経緯を教えていただけますか。元々勉強しなかったんですよね、サッカーをやっていて。中学で埼玉県選抜だったので、高校はサッカー推薦で行ったんです。高校2年の最後の頃に怪我をしてしまい、これから先サッカーを続けるのもな……と思い、じゃあどうしよう。大学に行って遊ぼうと思ったんですけど勉強してないので入れないと(笑)。じゃあボランティアで推薦を目指そうってんで、高校の貼り出しをみたら、保育と介護があったんです。みんな子供のほうが可愛いからって保育を選ぶんですよね。介護のほうがポイント高いんじゃねえかって、実習みたいなボランティアに行ってレクリエーションをやったんです。元々人を楽しませるのが好きだったので、こういう道もいいなと思って専門学校に通って資格を取って働くようになって。レクリエーションをいろいろやったんですよ。劇をやったり、紙芝居やったり。ネタがなくなったなと思ってたちょうどその頃、ドラマ『タイガー&ドラゴン』をやっていて、“落語だったらじいさん、ばあさん知ってるかな?”と思って。それで興味を持って寄席に行って、面白いなと思って見よう見まねでやってみて。それでどんどん寄席に通うようになったんです。介護の世界って出世するにはケアマネージャー取ったりして現場から離れなきゃいけない。それじゃあやりたいことじゃないなと思って、人を楽しませるなら落語がいいんじゃないかと足を踏み入れました。──古今亭志ん輔師匠に弟子入りした経緯を教えて下さい。寄席に通ってるときに師匠の華やかな芸が好きで。明るくなるんですよね。最初は出待ちしたんですけど、師匠は出てくるとお客さんと飲みに行っちゃうんですよ。機会がなかったので師匠の独演会チケットを頼んだら送られてきたものに住所が書かれていたので家に行きました。おかみさんと娘さんが居て、玄関先で“やめたほうがいいよ”って(笑)。“あなたが思っているような世界じゃない”と。何度か通ったら“今日、お父ちゃん居るから上に行っていいよ”って言われて、師匠に会えても許されず何度か通って。“うちは駄目だと思ったら辞めてもらうけどそれでもいいなら”と許されました。弟子入りして、好きになった落語だから自分の芸がどうしても師匠に似るんですよね。目指すのは当たり前だから。それをどう表現するか、が難しかった。──真打昇進が決まったお気持ちをきかせていただけますか。私たちは、半年前に(三遊亭)わん丈、(林家)つる子に抜かれてるんです。だから真打になれたという嬉しさより悔しい気持ちのほうが強かったです。でも後々みんなから“おめでとう”と言われるようになって、嬉しいという実感が沸いた感じですね。──週刊少年ジャンプに連載されている話題の落語マンガ『あかね噺』のイベントで、6月に開催された『第二回あかね噺の会』に登壇されたきっかけは。このマンガの落語監修を務める林家けい木と仲が良いからだと思うんですけど。けい木が言うには、登場人物の“阿良川ぐりこ”に似てるって。明るいキャラも似てるし、妹弟子もたまたまできたし。謝楽祭で『あかね噺』を皆で語るコーナーを、配信でわいわいやったんです。そのときも出させてもらって、それで声がかかったみたいで、イベントでも“ぐりこ”のネタをやってくれって。この会は『あかね噺』10巻を買って応募しないと来られなくて。150くらいのキャパに応募が1800件あったんですって。マンガで興味を持った方々にもっと寄席に来てもらいたくて、登壇者全員、マクラは『あかね噺』から入って落語に引き込んでいく噺をしたんですよね。すごいありがたかったです。落語を知らなかった方がマンガを通じて本物に触れてくれて、これから寄席に来てくれればいいなって。「ぴあ落語ざんまい」も同じような感じで、きっかけで観るようになって寄席に来てもらえれば一番いいかな、と。──ありがとうございます。「ぴあ落語ざんまい」は、コロナ禍でどうにもエンタメをお客様が直接生で体験できない環境下で、“配信”で生き残りを賭けたのがきっかけなので、噺家さんにそう言っていただけて光栄です。コロナのときは全部無くなったじゃないですか。そうなると稽古もしなくなるんですよね。これはマズイということで、大阪の(桂)紋四郎や(林家)けい木とすぐに配信を始めたんですよ。配信を始めたのは噺家の中でも早いほうで。それがきっかけで、今でこそ配信を有料にしたりして観られるのも少なくなったけど、そのときは無料で全部観れるようにしたのもあってすごい反響があって。そのとき観てくれた地方の方々が今でも観てくれたり、北海道から来てくれたりするので、これから先もコロナ禍じゃなくても、配信は続けなきゃと思ってます。配信だけで満足せずに、生は絶対来てもらいたいんですけど。──将来的に実現したい夢は。私は、修行の形態も(古今亭)志ん朝師匠からの“古典を大事にする”という古き良き環境で育ってきたんですけど、時代が少しずつ変わってくるので、根っこはそのまま、少しずつ対応できるようにしていきたいと思っています。根っこをしっかり持ったまま、いろんなことに挑戦したいですね。コロナのときに配信ってうちの師匠はその頃は嫌がったと思うんですよ。あそこで時代はガラっと変わったので、今は師匠も配信をやっている自分を“よくやった”と言って下さる。そして師匠も配信をやっていますし。いくら時代が変わっても根っこはそのままで、それを持ったまま、幅広いことをやっていきたいなと思っています。取材:文=浅野保志(ぴあ)撮影=源賀津己ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント古今亭始のサイン色紙を3名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<プロフィール>古今亭始 改メ 古今亭伝輔(ここんてい はじめ(あらため)でんすけ)1984年7月2日生まれ、埼玉県出身。2009年、古今亭志ん輔に入門、前座名「半輔」。2014年6月、二ツ目昇進。「始」と改名。2024年9月、真打昇進(予定)、「伝輔」と改名(予定)。<サービス概要>「ぴあ落語ざんまい」「ぴあ落語ざんまい」ビジュアル月額料金:1,089円(税込)■初月無料キャンペーン実施中!※キャンペーンは事前予告なく終了する場合がございます。予めご了承ください。「ぴあ落語ざんまい」はこちら()<関連リンク>ぴあ落語ざんまい 古今亭始 動画一覧()ぴあ落語ざんまい 月間ランキング(2024年7月)()※柳家花緑『柳田格之進』が2カ月連続月間1位!
2024年08月21日公益財団法人習志野市文化スポーツ振興財団主催、習志野寄席 三遊亭律歌落語会 「こども寄席」「大人の怪談噺」が2024年8月12日 (月・祝)にモリシアホール(千葉県 習志野市 谷津 1-16-1)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ JR津田沼駅に隣接するモリシアホールでの落語会!千葉県出身(白子町観光大使)の女流落語家、三遊亭律歌師匠の落語会。小中学生向けの「こども寄席」と大人向けの「大人の怪談噺」同日開催!公演概要習志野寄席 三遊亭律歌落語会 「こども寄席」【公演日時】2024年8月12日 (月・祝)10:30開場/11:00開演/12:00終演予定(休憩なし)【会場】モリシアホール(千葉県 習志野市 谷津 1-16-1)■チケット料金一般:1,500円小中学生:500円(全席自由・税込)習志野寄席 三遊亭律歌落語会 「大人の怪談噺」【公演日時】2024年8月12日 (月・祝)16:30開場/17:00開演/18:30終演予定(休憩あり)【会場】モリシアホール(千葉県 習志野市 谷津 1-16-1)■チケット料金一般:2,000円(全席自由・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年07月12日映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。【水先案内人 広瀬和生のおススメ】全十話の長編「流れの豚次伝」に登場するメス猫“マリー”を主役として新たに白鳥が取り組んでいるサイドストーリー「金瞳のマリー」シリーズ。既に第6話まで完成しているというこの物語を代官山で連続口演!2月に第1話『妹恋しや流山』と第2話『越後高田修羅の道』を、4月に第3話『鬼首(鬼コベ)村子守歌』を演じてもらった。今回の代官山落語夜咄は第4話の『奥羽山脈木枯道中』。生き別れた妹キャンディを探す旅に出たマリーを、どんな運命が待ち受けているのか?白鳥に落語の神が舞い降りる無観客の代官山で進化する「金瞳のマリー」第4話、ぜひ目撃してほしい。<公演情報>『代官山落語夜咄 三遊亭白鳥 無観客高座『豚次外伝〜金瞳のマリー4話』Produced by 広瀬和生』7月8日(月) 配信※7月21日(日) まで何度でも視聴可能配信:2,200円(ご祝儀システムあり)視聴はこちら:
2024年06月18日映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。【水先案内人 広瀬和生のおススメ】前半長講、後半トーク(約1時間)の「代官山落語夜咄」。今回は三遊亭兼好が『井戸の茶碗』をネタ出し。『井戸の茶碗』は講釈ネタを落語にした演目で、志ん生・志ん朝の名人二代が得意としたことでポピュラーになり、現代でも多くの演者が手掛けている。「登場人物が正直者ばかりで気持ちがいい噺」と評されるが、実のところ千代田卜斎という浪人者に関しては「単なる頑固者」に見えることも多く、演者を選ぶ噺でもある。その点、兼好が演じる『井戸の茶碗』は素直に「全員が正直者」と思える稀有な逸品だ。人物描写の妙で見事なまでに清々しい噺に仕上げた兼好の『井戸の茶碗』、この機会にぜひとも体験してほしい。<公演情報>代官山落語夜咄 三遊亭兼好『井戸の茶碗』produced by 広瀬和生6月3日(月) 東京・晴れたら空に豆まいて開場 18:30 / 開演 19:00※配信は6月16日までアーカイブ配信あり【チケット】観覧:3,300円※入場時別途1ドリンク代700円配信:2,200円詳細はこちら:
2024年05月23日六花亭の期間限定ショップが、2024年5月28日(火)まで東京・麻布台ヒルズにてオープンする。北海道の老舗和洋菓子店「六花亭」六花亭は、1933年に北海道で創業された老舗和洋菓子店だ。代表菓子は、六花亭オリジナルの小麦粉を用いた「マルセイバターサンド」。ホワイトチョコレートとレーズン、そして北海道産生乳100%のバターをあわせたクリームをビスケットでサンドしたロングセラー菓子となっている。麻布台ヒルズの期間限定ショップでは「マルセイバターサンド」の販売はもちろん、実演販売のスイーツも展開される。ブルーベリーの果肉入りチーズスフレ、道外初の実演販売中でも注目の「六花亭醍醐 ブルーベリー」は、北海道外で初の実演販売となる。ブルーベリーの果肉入りジャムとコクのあるチーズクリームをサンドしたチーズスフレで、出来立てではみずみずしいフレッシュなブルーベリーをより楽しむことができる。“賞味期限3時間”サクサクパイも出来立てでまた、サクサクとしたパイの食感と、しっとりとしたクリームの組み合わせが絶妙な「六花亭サクサクパイ」も実演販売を行う。コルネ状のパイの中にはたっぷりのクリームが入っており、味は定番の生カスタードクリームに加え、帯広西三条店だけで販売している苺ヨーグルトも用意した。サクサク感をより感じるため、買い上げ後は3時間以内に食べるのがおすすめのスイーツだ。【詳細】六花亭の期間限定ショップ会期:2024年5月15日(水)~5月28日(火)場所:麻布台ヒルズ マーケット B2F住所:東京都港区麻布台1-2-4<メニュー例>・マルセイバターサンド(5個入り) 780円・六花亭醍醐 ブルーベリー 250円・六花亭サクサクパイ(3本入り) 720円
2024年05月19日映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。【水先案内人 広瀬和生のおススメ】三遊亭白鳥が創作した全10話の『落語の仮面』は美内すずえの『ガラスの仮面』を下敷きに創作した女性落語家の成長物語。弁財亭和泉は10カ月かけてこの全10話を完演した実績を持つ。今回「代官山落語夜咄」で和泉に演じてもらうのは、第9話『二人の豊志賀』。主人公の三遊亭花が宿命のライバル立川あゆみと三題噺で直接対決する、物語のクライマックスと言うべき回だ。もちろん和泉はこの第9話を演じるに当たって第1話から9話までの「あらすじ」を冒頭でわかりやすく語ってくれるので、『落語の仮面』初体験の方でもスムーズに物語に入り込むことが出来る。この機会にぜひ、和泉が自らの個性で磨き上げた『落語の仮面』の世界を体験していただきたい。<公演情報>代官山落語夜咄「弁財亭和泉 白鳥噺の会」5月27日(月) 東京・晴れたら空に豆まいて※配信は6月10日(月) まで視聴可能■演目弁財亭和泉白鳥作〈落語の仮面〉より 第九話『二人の豊志賀』■チケット料金観覧:3,300円配信:2,200円配信はこちら:
2024年04月29日2023年12月からぴあがスタートした落語の動画配信サービス「ぴあ落語ざんまい」の月間視聴回数ランキングで、「2023年12月」と「2024年2月」に1位を獲得した落語家、三遊亭歌奴。2000演目以上の演目がアップされているサブスクリプションサービスにおいて、会員の皆さまから高い人気を獲得している歌奴師匠のインタビューをお届けします。──新宿末廣亭「2023年3月中席」から収録の許諾をいただいて、取材時(2024年3月)には実に41演目もの高座を動画配信させていただいております。ぴあが動画配信という事業を立ち上げたことをご提案した際に、どんな印象をお持ちになりましたか。普通の寄席を録画してそれを流すというのは、案外あるようでなくて。僕も地方出身者なので、離れたところの人間でも寄席の雰囲気を楽しめるというのはすごく良いなと思った。コロナのときに鈴本さん(鈴本演芸場)とか浅草さん(浅草演芸ホール)が配信をやっていた時期もあって、視聴者の方に集まっていただいた。「ぴあ落語ざんまい」は手軽に観ることができるので、面白いコンテンツだなと思いました。──歌奴師匠は、例えばトリの長い尺のものから、バージョンの違う演目まで多彩なネタを挙げていらっしゃるので「ぴあ落語ざんまい」をご覧いただいている皆さまから人気が高いのではと推測しております。ご自身が視聴回数ランキングで高い人気を獲得されていることをどのように受け止めていらっしゃいますか。いやぁ、なぜランキング1位なんだろう。僕もわからない(笑)。12月は『掛取り』という噺だったので、年末らしいということで。でも演目が詳しくない方は『掛取り』が師走の噺ということも知らない訳で。どうしてなのかがわからないですよね。まあ『掛取り』も『掛取り・トリver.』とか、いろいろなバージョンの題名をつけたので、興味を持っていただいたのかな。──2月の「今週のランキング」では『阿武松』がトップを獲られております。トリのときのネタがランキング1位をいただいているのをみると、長尺、たっぷり時間をかけた噺もお客様は観たいのだなというのはありますね。15分のものじゃなくて、30分くらいあるもの。あとは『阿武松』にしても『御神酒徳利』にしても、皆があまり演らない噺、寄席の高座でも収まり切れない、30分以内では難しいような噺を、僕はよく時間を縮めて演るので、珍しい噺を出しているのもひとつ興味を持ってもらえている理由かもしれませんね。──大分県ご出身の師匠が落語家になられるまでの生い立ち、経緯など教えていただけますでしょうか。中学校に「落語クラブ」があって、2年生のときに初めて文化祭で落語を演ったんです。それがウケて。初めて落語を演って、“これはいいなぁ”と。人前に出て落語を喋るのがすごく快感で。中学生を卒業したら演る処もないんで、中学時代の同級生とふたりで素人の落語会を作って老人ホームの慰問をやったりしていた。そのうち地元のテレビや新聞に取り上げてもらって。“高校生が落語を演っている”というドキュメンタリーの番組があって。ほんとにこの子がなれるか密着取材で着くことになって。“誰に弟子入りしたい?”と問われて、“じゃあ(三代目の三遊亭)圓歌師匠に”と言ったらテレビ局が師匠に連絡してくれたり。それがきっかけで弟子入りしたんです。周りの人がどんどん落語家になるための御膳立てをしてくれたようなもので。気が付いたら高校を卒業してすぐ落語家になってました。──若いうちからいろんな経験をされて落語家になられたのですね。アマチュアで落語をやっていたというのは、ある意味プラスにもなるし、マイナスにもなる。稽古をつけてもらった訳じゃないので、変な癖がついちゃってる。師匠には素人のときに演っていた噺は前座の頃はやるなって釘刺されていました。うちの師匠は江戸っ子だったので、九州・大分出身の僕は言葉をすごく教えてもらいましたね。住み込みの弟子だったので、生の江戸弁を毎日聞かせてもらっていたので、すごく財産になっています。歌奴師匠が思う落語家のいい形とは?──歌奴師匠はどんな落語家になろうと思い描かれたのですか。ご自分の個性をどのように自覚し表現されていったのでしょうか。自覚は結構あとになってからですね。声の調子がいいとか、明るい、体が大きい、みたいなことが良い方に作用するようには演っていたのですけれど。じゃあ“お前の個性は何なんだ”と訊かれたときに自分で答えられない。ようやく真打になってから、例えばお客様に“声がいい”と褒められる。じゃあそれをもっと前に出してみようと思いました。僕は相撲の噺が好きなので、呼び出しさんの声をやったら拍手がくるようになった。じゃあこれを武器にしようかとお客様の意見を聞くようになって。説得力があるらしいと。江戸時代の古典落語に現代的なカタカナ文字を入れてギャグにしたりとか。説得力があるとすぐに元の噺に戻れるんですね。説得力が無いとそれがずるずると悪いほうに下がっていってしまう。僕はそれを戻せる力があるって人から言われて。例えば寄席の流れで、さっき前に出ていた人の落語をちょこっと入れたり。寄席ってそういうのも面白くて。我々もトリに向かってどんどんお客さんを盛り上げて、自分もウケて、そのバトンをあとの演者に譲っていくっていうのが寄席の流れですからね。その流れも壊さないようにやっていきたいなと思っているんです。一見同じ噺をしているようでも、日によってお客様も違いますし、繋いできたバトンによって雰囲気も全然違うので、毎日そのグルーヴの変化は寄席の醍醐味だなぁと感じますね。──ド素人な質問で恐縮ですが、寄席って同じ番組で演目が重複しないじゃないですか。演者さん皆さんですり合わせるんじゃなくて、先に出た方との調整をされるのですか。そうですね。ネタ帳っていう帳面があって、自分の出番の30分くらい前に寄席に行って、前の人がなにをしているのかわからないので。例えば与太郎が出てくる噺だったら与太郎の噺はやらない、とか、自分の持ちネタと今日の気分とお客さんの雰囲気を見て、じゃあこの噺にしよう、と。だいたいふたつくらい候補があって、マクラ喋ってる頃に、ウケ方で、こっちのウケ方だったらこっちやろうとか、どっちやろうか迷いながらあがるときがありますね。──当日、まさに前の方のネタをみて決める、ということは本当に日々の演者さんのチームプレーなのですね。早く来て「このネタ、俺やりたいから」なんて人はいませんからね(笑)。できるだけギリギリに来て、みんな怠け者だから(笑)。だから夜の部のトリが一番たいへんです。ネタがその日ばーっとたくさん出ている中で、自分の自信のある噺をやらなきゃいけない。そりゃ「夜トリ」はたいへんですよ。──新宿末廣亭という会場に関しては思うことはございますか。僕は一番最初に行ったのが中学生のときに末廣亭だった。初高座も末廣亭なので想い出があります。寄席文字が好きで。大師匠のことを大看板っていうんですけど、まさに末廣亭のトリ取ると大きな看板があって、それが大看板っていう語源になっている。こないだ亡くなった寄席文字の橘左近師匠が書いて下さっていて、もうずいぶん前ですけど僕が「看板どうするんですか」って訊いたら、「剥がして捨てる」というからもらいました。落語会をやったときにでも皆様にお見せしたいなと思ってるんです。──歴史を積み上げてきて今に至る「落語」ですが、弟子の育成なども踏まえて、今後の落語の将来について思っていらっしゃることはございますか。だんだん時代が変わってくるので、やりづらくはなると思うんですよね。『妾馬』っていう噺があるんですけど、自分の妹が殿様の愛人になる、妾になるという噺で。これをやったときに女性のお客さんから「なんであんな落語をやるんだ」と言われたことがありました。じゃあ過去にあった悪いことも全部無くしちゃっていいんですかね、と。その時分そういうことがあったけど、そのおかげで今はそういうことはなくなって、嫌な目にあった人はいるけれども、それを伝えていくことによって、今はそういう時代じゃなくて良かったねって、昔のこととしてわかってくれる。そういう心の余裕がだんだん今の世の中なくなってきているんじゃないかと思う。それが自分の弟子世代の心配のひとつで。あと、落語をちょっと壊してやる人がずいぶんと多くなっちゃった。もっと落語というものを信用して欲しい。僕もアドリブでつまんないギャグを入れたりするんですけど、それもウケて、かつ脈々と語り継がれている落語のギャグ、くすぐりもウケなきゃ意味がない。小手先だけで笑わしたって噺の本筋の幹の部分が描かれていないんじゃあ落語はつまらないものになってしまう。だから雰囲気を壊さないように、ちゃんとした幹を残したまんま落語をやって欲しいっていうのは、今でも言いますね。──今は、善悪を匿名という形で正義を振りかざす世の中になってしまい、落語に登場される主人公たちは、“今の正義”で判断したらよくないのかも知れないけれど、それが愛おしくて、自分も頑張って、“評価されるだけが全てじゃない”っていうところで笑える瞬間もあると思うんですよね。与太郎の噺でもそうですけど、ちょっと馬鹿だからってみんなで馬鹿にするんじゃなくて、実は周りでなんとか良いようにしてあげようっていうのが元々の眼目なんですよ。馬鹿にする、だから面白い、じゃなくて。結局なにかしてやろうと思ったら案外与太郎のほうが利口で返り討ちに遭ったみたいな。お客様にはそこだけじゃなくて全体をみていただきたいなと思いますね。入船亭扇遊師匠っていうかたがいらっしゃって、僕ら商売人だから“誰に習った噺だ”っていうのは台詞を聞けばわかるんです。扇遊師匠はほぼ一言半句教わった通りにやる師匠なんですけど、だけど“扇遊師匠の落語”なんですよ。これが一番、落語家のいい形だなって思いますね。ちゃんと先人から教わったものを今度後輩に残していくっていう、それでちゃんと自分の味が出ているという芸人は素晴らしいなと。取材:文=浅野保志(ぴあ)撮影=源賀津己ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★三遊亭歌奴師匠のサイン色紙を5名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら(d4c89e6a-5229-4300-870a-f0e78eb1410e) からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<プロフィール>三遊亭歌奴(さんゆうてい・うたやっこ)1977年3月19日生まれ、大分県出身。1995年3月、三代目三遊亭圓歌に入門。前座名「歌きち」。1999年5月、二ツ目昇進「歌彦」と改名。2008年9月、真打昇進、四代目「三遊亭歌奴」を襲名。<サービス概要>「ぴあ落語ざんまい」「ぴあ落語ざんまい」ビジュアル月額料金:1,089円(税込)■初月無料キャンペーン実施中!※キャンペーンは事前予告なく終了する場合がございます。予めご了承ください。「ぴあ落語ざんまい」はこちら()<関連リンク>ぴあ落語ざんまい三遊亭歌奴 動画一覧()ぴあ落語ざんまい 月間ランキング(2023年12月)()※三遊亭歌奴「掛取り・トリver.」が月間1位!ぴあ落語ざんまい 月間ランキング(2024年2月)()※三遊亭歌奴「阿武松」が月間1位!
2024年04月22日お笑いコンビ「蛙亭」イワクラ(33)が4月9日に放送された『イワクラと吉住の番組』(テレビ朝日)に出演し、交際中のお笑いコンビ「オズワルド」伊藤俊介(34)と一時破局していたことを明かした。男友達というテーマで、イワクラは親友に「めちゃくちゃ話を聞いてもらってて」と切り出すと「最近、伊藤君とバチもめしたんですけど」と告白。「めっちゃぎゅっと話すと、伊藤君が一緒に飲んでいる時に、ちょっと店長に失礼だなと思うようなことをやって、”ちょっとないな”みたいな感じで言ったら、“俺は水商売で関係性とか心得てるから”って感じで、お互いの飲み方についてもめて、私が”もう別れる”ってその勢いで言ってしまいまして」と明かした。すると伊藤は「わかった。お互い、お笑い頑張ろうな」とあっさり別れを受け入れたという。イワクラは次の日、”ごめん、やっぱり別れたくない”と復縁を求めたが、伊藤は“いや、それはないな”と拒否し、そこからもめにもめたのだという。泣いたかと出演者から問われると、「好きなので戻りたいです」とイワクラが伊藤に伝えた際、「ごめんだけど気持ちが切り替わったから」と伊藤に拒否され、「今までありがとうございました」と号泣したと明かした。伊藤も泣きそうになりながら「これから何かあったらすぐ頼ってきてな。嫌いになったとかではないから」と男気を見せたが、気持ちが切り替わったイワクラは「いや連絡しないです。今後も共演NGで」と告げ、家を出たと話した。しかし、結果的には「揉めたんですけど、最終的に仲直りして。友達たちにも電話して”戻ることになりました”って」と復縁を報告した。実は、伊藤も3月20日に放送された『ほら!ここがオズワルドさんち!』(TBSラジオ)で、イワクラとの破局について告白し、ある”超大物女優”がイワクラとの関係をつないでくれたと明かしていた。破局の翌日に、復縁の申し出を伊藤に断わられたイワクラは「泣きながらキャリーケースに荷物を詰め込んで“一生1人で生きていってやる”って飛び出して行った」という。伊藤は小籔千豊(50)にイワクラとの破局について相談したところ、後日2人で神社に行ってお祓いをすることに。お祓い後に2人で食事していると、女優の泉ピン子(76)から小籔に突然電話があったという。小籔によれば、メール以外で泉からの電話は初とのことだった。さらに、伊藤と食事していることを伝えると「私、あの方(伊藤)好きよ。あの子の彼女のイワクラちゃんも好き。だから、伊藤くんには、あの子だけは手放しちゃダメよって伝えといて」と告げられたという。小籔からは「お祓い行った途端にピン子さんに(破局を)止められた。これは神様が”別れるな”って言うてんねん」と言われたといい、伊藤は「結果的に俺とイワクラの”かすがい”になってくれたのは泉ピン子さん。お礼言わないと」と、泉への感謝を述べていた。別れによって、二人の絆はより強くなったかもしれない。
2024年04月10日抹茶体験を通して気軽に日本の茶文化を楽しめるカフェ「京都 茶の湯 明保野亭」がグランドオープン。“詫び寂び”を感じる抹茶カフェ「京都 茶の湯 明保野亭」京都 茶の湯 明保野亭は、京都屈指の観光地・清水の産寧坂にある幕末ゆかりの建造物「明保野亭」内に位置し、日本らしい“侘び寂び”の心を感じられるような空間が魅力のカフェだ。店内では、1階と2階で構成され、2023年12月に1階のカフェスペースが開業し、続いて4月に2階の茶室がオープンする。<1階・カフェ>目の前で点てられた抹茶を堪能1階のカフェはカウンター席を中心としたカフェ空間。スタッフが目の前で丁寧に抹茶を点てて、本格的な「茶」の文化に浸れるメニューを提供する。宇治抹茶を使用した上質な「抹茶ラテ」などのドリンク、スイーツメニューを手に、京都の風情を感じながら観光中にホッと一息つくことができる。<2階・茶室>抹茶の体験会を実施産寧坂の街並みを望む2階には、和の雰囲気に包まれた茶室を3部屋用意。事前予約制で実施する抹茶の体験会を新たに開催し、抹茶を石臼で挽く・点てる・飲むという抹茶体験や茶菓子などを気軽に楽しむことができる。詳細京都 茶の湯 明保野亭グランドオープン日:2024年4月1日(月)住所:京都府京都市東山区清水2-222営業時間:11:00~18:00席数:30席TEL:075-334-6757■メニュー例・抹茶ラテ(S / R) 660円 / 770円・アイス抹茶ラテ(S / R) 660円 / 770円・濃厚抹茶ラテ(S / R) 770円 / 880円・アイス濃厚抹茶ラテ(S / R) 770円 / 880円■抹茶体験会・電話での事前予約(開催日は電話で確認)料金:30分 ひとり3,500円※1回6名まで※専任スタッフが在籍の場合のみ当日の参加が可能な場合あり・当日の参加料金:20~30分 ひとり2,500円
2024年04月05日今年で12年目を迎える春風亭一之輔のらくごDE全国ツアー!!広島ホームテレビ(所在地:広島県広島市)は、2024年8月23日(金)上野学園ホール、8月24日(土)三原市芸術文化センター ポポロで、「らくごDE全国ツアー vol.12春風亭一之輔のドッサりまわるぜ2024」を開催します。北海道から沖縄まで全国を股にかけた本ツアーも、今年で12年目を迎える。ネタに入る前の旬な話題や、日常をテーマにしたフリートークのような「まくら」も絶妙!痛烈な笑い、毒、艶を備え、演じるたびに進化する一之輔節‼古典落語を守りながらも、現代的なギャグを織り込み、登場人物が闊歩する魅力的な噺の世界は、初めて落語を聞く方にも楽しんでいただけますので、ぜひ目の前でご堪能ください。■広島公演: ■三原公演: らくごDE全国ツアー vol.12春風亭一之輔のドッサりまわるぜ2024春風亭一之輔人気・実力ともに若手真打No.1!柳家小三治師匠に『本物』と認められ、逸材として注目される落語家。古典落語に現代風のスパイスを効かせ、緩急をつけた語り口で一気に客の心をつかむ技は天下一品。 2024年3月、第40回浅草芸能大賞「奨励賞」受賞。公演概要(開催日時)■広島公演:2024年8月23日(金) 18:30開演■三原公演:2024年8月24日(土) 13:30開演(会場)■広島公演:上野学園ホール■三原公演:三原市芸術文化センター ポポロ(料金)共通 3,800円(全席指定・税込)※未就学児童のご入場はお断りさせていただきます。プレイガイド(先行発売)(広島公演・三原公演)■イープラス先行発売3月23日(土)12:00~3月31日(日)23:59・WEB受付: ■ローソンチケットプレリクエスト4月5日(金)12:00~4月14日(日)23:59・WEB受付: ■チケットぴあプレリザーブ4月5日(金)11:00~4月11日(木)11:00・WEB受付: (三原公演)■ポポロクラブ会員先行発売4月13日(土) 10:00~・電話受付:0848ー81ー0886(9:00~20:00)※発売翌日から・WEB受付: ※一般発売は4月19日(金)10:00より(広島公演・三原公演)■イープラス■ローソンチケット【L:63267】■チケットぴあ【P:524-843】(広島公演)■エディオン広島本店(東館9F)(三原公演)■ポポロ、ポポロオンライン主催:広島ホームテレビ/イープラス制作:ジェイ・ファースト企画製作:夢空間/イープラス共催:一般財団法人みはら文化芸術財団※三原公演のみ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月21日動画配信サービス「ぴあ落語ざんまい」にて、月間視聴回数ランキング(2024年2月)が発表された。「ぴあ落語ざんまい」は、落語の高座映像をスマホやパソコンで定額見放題で楽しめる動画配信サービスで、「新宿末廣亭」の全面協力のもと1,000本を超える落語の高座をオンデマンドで配信。現在、初月無料キャンペーンも実施中だ。2024年2月の1位に輝いたのは、三遊亭 歌奴『阿武松』。2位は古今亭 菊之丞『二番煎じ』、3位は三遊亭 歌武蔵『支度部屋外伝』となった。そのほか、上位30位までの作品は以下の通り。■月間ランキング(2024年2月)01位 三遊亭 歌奴『阿武松』()02位 古今亭 菊之丞『二番煎じ』()03位 三遊亭 歌武蔵『支度部屋外伝』()04位 五明樓 玉の輔『紙入れ』()05位 蜃気楼 龍玉『鹿政談』()06位 三遊亭 天どん『ひろっちゃった!!』()07位 入船亭 扇辰『麻のれん』()08位 古今亭 雛菊『黄金の大黒』()09位 柳家 さん喬『時そば』()10位 金原亭 馬生『佃祭』()11位 三遊亭 歌奴『御神酒徳利』()12位 古今亭 駒治『楽しい山手線』()13位 古今亭 文菊『つる』()14位 三遊亭 歌奴『都々逸親子』()15位 柳家 花緑『芝浜』()16位 古今亭 菊丸『片棒』()17位 柳家 わさび『紋三郎稲荷』()18位 古今亭 文菊『浮世床 ―本―』()19位 入船亭 扇遊『権助芝居』()20位 古今亭 志ん輔『唐茄子屋政談』()21位 五街道 雲助『お直し』()22位 古今亭 佑輔『権助提灯』()23位 古今亭 菊之丞『法事の茶』()24位 五街道 雲助『堀の内』()25位 古今亭 菊龍『生徒の作文』()26位 吉原 朝馬『蜘蛛駕籠』()27位 柳家 さん喬『長短』()28位 柳亭 左龍『のめる』()29位 春風亭 勢朝『彦六話』()30位 古今亭 佑輔『桃太郎』()【集計期間】※2024年2月1日~2024年2月29日※会員の皆さまの視聴回数を集計したランキングとなります(視聴回数は非公表)。※30位以降、最新のランキングは「ぴあ落語ざんまい」にて公開中。「ぴあ落語ざんまい」はこちら()<サービス概要>「ぴあ落語ざんまい」「ぴあ落語ざんまい」ビジュアル月額料金:1,089円(税込)■初月無料キャンペーン実施中!※キャンペーンは事前予告なく終了する場合がございます。予めご了承ください。
2024年03月14日映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。【水先案内人 広瀬和生のおススメ】三遊亭白鳥が創作した全十話の長編『流れの豚次伝』は新作落語の歴史に燦然と輝く金字塔だが、白鳥はその偉業に飽き足らず、サイドストーリーを創作し始めた。第四話『雨のベルサイユ』で初登場して第十話まで重要な役割を果たす悪役メス猫“マリー”を主役とするピカレスク外伝『金瞳のマリー』シリーズである。クローズドな勉強会「白鳥の巣」でネタおろしされたこの新シリーズが、「落語の神が舞い降りる」名演を連発している無観客の代官山で進化していくのを、ぜひ目撃してほしい。<公演情報>代官山落語夜咄 三遊亭白鳥 無観客高座『豚次外伝〜金眼のマリー1&2話』2月26日(月) 19:00配信※アーカイブは3月10日(日) まで視聴可能チケットはこちら:
2024年02月10日映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。【水先案内人 広瀬和生のおススメ】「高嶺の花」の花魁に恋をした職人が、想いを遂げて夫婦になるという男のロマンを描いた『紺屋高尾』。大正から昭和にかけて活躍した浪曲師・篠田実のレコードが大ヒットしてポピュラーになった物語で、落語では六代目三遊亭圓生が得意とした他、立川談志が講釈師の五代目一龍斎貞丈から教わり、浪曲のテイストを盛り込みながら独自の『紺屋高尾』を作り上げた。今の落語界では『紺屋高尾』というと志の輔や談春といった談志系が目立つが、兼好は圓生系の『紺屋高尾』を独自に磨き上げて見事に自分のものにしている。この機会にぜひ兼好の『紺屋高尾』を聴いていただきたい。<公演情報>代官山落語夜咄 三遊亭兼好『紺屋高尾』1月24日(水) 東京・晴れたら空に豆まいて配信あり■出演三遊亭兼好広瀬和生(MC / トーク)■チケット料金観覧:3300円(別途1ドリンク代700円)配信:2200円(ご祝儀システムあり)※配信はアーカイブで2月7日(水) 夜まで何度でも視聴可能チケットはこちら:
2024年01月19日今、もっとも勢いのある落語家のひとりと言っても過言ではないだろう。三遊亭わん丈、落語協会所属の二ツ目。今年3月下席より、落語界の最高位である真打へ、先輩16人抜きの大抜擢で昇進する。落語協会では“抜擢昇進”自体が12年ぶり。過去、抜擢で昇進した噺家は、林家たい平、柳家喬太郎、春風亭一之輔ら、第一線で活躍する人気者ばかり。期待の高さが伺えるというものだ。2023年に務めた高座は脅威の1509席2023年は、1509席の高座に上がった。これもまた、わん丈の売れっ子っぷりを補強する数字だ。「コロナ禍で減っていた仕事が戻ってきたところに、さらに真打昇進が決まり、『真打になる前にもう一回出てよ』と呼んでくださる方が増えた。あと私は“学校寄席”という学生さんの前で噺をするお仕事も多く、そうなると休日や平日夜だけでなく、朝・昼・夕もお仕事をさせていただけるんですよ。ありがとうございます、とどんどんお受けしていたら……こんなことになっていました」と笑う。落語家を目指す以前は、バンドのボーカリストだったという経歴を持つ。「滋賀県出身ですが、大学が北九州なので、そのまま北九州で活動していました。いわゆるミクスチャーロックバンドで、私たちのちょっと上に175Rさんがいて。私のいた音楽シーンは、頂点がマキシマム ザ ホルモンさんや10-FEETさん、ROTTENGRAFFTYさんといった方たちで、そういったバンドが北九州に来た時に、地元でツアーサポートをしたりしていた。7年くらい続け、地元ではワンマンをやればお客さんが入るし音楽だけで食えるようにはなったのですが、30歳手前にして、このままやり続けても食い続けることができるほどの才能は自分にはないなと思ったんです」もともと音楽をやっていたのも「人前でパフォーマンスをしたいというところからの逆算だった」と振り返る。「ライブでは30分の持ち時間中15分はMCというくらい、喋るタイプ(笑)。だからラジオの仕事とか喋る仕事ができないかなと、東京のとある芸能事務所にデモテープを送ったところ、面接をしてくれることになり、東京に出てきました。でも結局、ダメだったんです。その時に言われたのが『君には芸の入り口がない』。中に入ってしまえば能力を生かせるところはありそうだけど……と。でもこちらはなけなしのお金をはたいて東京に出てきているので、おめおめと帰れません。“入り口”とはなんぞやと模索し、漫才、お芝居……色々なものを観に行きました。その中で行ったひとつ、池袋演芸場で落語に出合いました」。そこでもう、ビビッときた。「純粋に面白かったんです。出てくる人出てくる人みんな面白くて、しかも老若男女のお客さまが、平日昼から笑っている。ひとつのことで老若男女関係なくみんなが笑うって、難しいことだと思うんですよ。これはすごい芸能だと思った。それが27歳の時です」予備知識もなく見た落語だったが、今でも具体的に思い返せるほど印象に残っている。「すごいフリースタイルで、後から考えたら、それは新作落語の会でした。出演されていたのは、今でも寄席で活躍されてる師匠でしたね。林家彦いち師匠と林家きく麿師匠が特に記憶に残っている。でも『やりたい』でやっていい年齢じゃないなと思って悩んだのですが、高座に上がる師匠方がみんな太っていたから『この人たち食えてる(笑)! この仕事なら今から始めても大丈夫かも』と(笑)。あとは、ひとりでやれるという点も惹かれました」そして、2011年に故・三遊亭円丈に弟子入り。円丈を師匠に選んだのは「一番面白かった。そして、上品」。円丈は後進に多大な影響を与えた、新作派のトップランナーである。新作落語の会で衝撃を受け、円丈に弟子入り。わん丈自身も、印象的な新作落語を数多く持っている。最初の入り口は新作落語だったのだろうか。「そうか、そう思われそうな経歴ですね(笑)。私、新作と古典と分けて考えるのはナンセンスだと思っていて。古典落語だって、生まれた時は新作落語だし。面白い新作は面白いし、面白くない新作は面白くない。面白い古典は面白いし、面白くない古典は面白くない(笑)。面白ければ何でもいいと思っています。円丈も、新作落語のすごい人……という印象がどうしても勝ちますが、僕が最初に聞いたときに感動したのは古典の『金明竹』でした」落語は「究極のエンタメ」では落語という芸の魅力は、と尋ねると「究極の芸」と即答する。「できないことがない。しかも身軽。座布団を用意していただき、着物・扇子・手ぬぐいを自前で持っていけば、どこでもできます。日本人って、想像力に長けている民族らしいんですよ。私たちは何もないところで喋るけど、そこに様々な登場人物がいて、会話して動いているように見えるでしょ? お客さまの頭の中で想像していただけるんですよ。想像力というものはリミットがない。舞台上にセットや小道具を実際に用意するよりも、はるかに大きいものをお客さまは見ることができる。そういう意味で落語は究極のエンタメだと思います」16人抜き大抜擢!……だが「こんな制度、なくなった方がいい(苦笑)」わん丈の抜擢真打昇進は昨年4月に発表され、落語ファンの間でも大きな話題となった。さぞや嬉しかったのでは、と訊くと、少し複雑な表情を見せた。「言われた瞬間は、嬉しかったです。言われた瞬間“だけ”、嬉しかった(苦笑)。落語協会って、会長や理事といった偉い師匠方が、全員面白いんです。組織のトップというものはキャプテンタイプとエースタイプがありますが、全員現役のエース。その方々が私のことを見てくださっていたんだな、ということが嬉しかった」そもそも落語家にとって真打昇進というのはどういう位置づけなのか。「落語家の身分は、前座、二ツ目、真打とあります。ざっくり例えると、前座は義務教育、二ツ目は大学生、真打が社会人。真打昇進がスタートラインですので、そこに到達したというのは喜ばしいことではあります。ただ、こちらとしては二ツ目を(平均的に二ツ目修行期間とされる)10年やると思っていたところ、2・3年早いけど上がれと言われたわけです。大学3・4年と遊ぶぞ! と思っていたのに、大学2年でいきなり社会に出ろと言われているようなものです。正直、お断りしようかなということは頭をよぎったし、そこから先は……嬉しいことはない(苦笑)!」。……どういうことなのだろう。「めっちゃ本人喜んでる、と思われているかもしれないですけど、二ツ目でいた方が楽に決まってます! もちろん、言っていただいた限りは頑張りますけれど……。意外と理事の方からも、お会いした際に『悪かった! みんな俺のせいにしろ!』と言われたりもしました、なので今してみました(笑)」ちなみにずばり、軋轢は?「……ありました。あるに決まってる(笑)。こんな制度、なくなった方がいいですよ、これ書いておいてください(笑)! 芸人の世界って、厳密に序列が決まっているんです。1秒でも先に入ったら“兄さん・姉さん”で、食事に行けばぜんぶ先輩がご馳走してくれて、翌日後輩は御礼の電話をする。そんなガチガチに厳しい序列で回っている世界に、なぜ抜擢なんてものがあるのか! どれだけややこしいかと言うと、例えば私が抜いた先輩Aさんと二人会を開催しているとする。それまでは『A・わん丈 二人会』だったものが、今後ずっと『わん丈・A 二人会』となります。トリも、基本的に香盤が上になる私がとる。でも、楽屋の広い方はA先輩が使うし、ご馳走してくれるのもA先輩。お客さまに見えるところは私が上、でもお客さまに見えないところは今までと何も変わらず、先輩は先輩のままです。こんなの、軋轢が生まれないわけないです」。だが、大抜擢ということで世間からの注目も集まった。良い面もあったのでは、と重ねて訊いてみても「そんな注目いらないです、のらりくらりと落語をしていたい」と本音を漏らす。「私としても、二ツ目の間にこういう古典を勉強しよう、こういう新作を作っていこうと計画していたんですよ。その設計図が崩れた。でも性格上、『できない』じゃなく『3年でやることを1年でやらなあかん!』と思っちゃう人間なんです。それで今、あがいているし、さすがに支障もきたしている。ただ、こんな失敗をするんだ、こんなに自分はダメなんだと気付かされて、それもまたいい経験になっています。おそらくそれも含め『こいつならなんとかするだろう』と言われているのかなと思って、頑張っているところです」昇進準備で感じる、亡き師匠・円丈のありがたみだが想定外だったのは「師匠が亡くなったこと」。最初の師匠、三遊亭円丈は2021年に他界。落語家は真打になって一人前。前座・二ツ目は、師匠がいないと落語家として認められない。そのため現在は、元兄弟子である三遊亭天どんが、わん丈を弟子として預かっている。とはいえ「私が何かしくじった時、一部の人からは『だから師匠がいない人間はダメだ』という評価になってしまう。そうなると今ものすごく面倒をみてくれている天どんにも迷惑をかける、と必要以上に気を遣う場面も多い。それに、私がやらかした時、私が偉い方に謝ってもダメなんです。師匠がその方に謝ってくださって、師匠の顔で弟子のしくじりを許してくださっていた、そして師匠が僕に怒ってくれることで成立していたんだなということを痛感したりもしています」落語の世界は、師匠がどんなことを言っても弟子は従わなければいけない、という厳しい師弟関係が存在することはよく知られるところ。「それを理不尽だと言う人もいます。でも先に理不尽を仕掛けているのは弟子側なんですよ。誰だかわからないと思いますが私を弟子にとってください、食い扶持を与えてください、芸を教えてくださいと押しかける。師匠には何の得もないのに。しかも私は、円丈が67歳の時に弟子入りしています。前座・二ツ目の修業期間は15年と言われています。『私のために83歳まで生きて!』と言ったようなもの。無茶苦茶ですよね(笑)。それを受け入れていただいた。亡くなって2年以上経ちますが、亡くなった時以上にこの1年は師匠のありがたみを感じています」披露興行は"寄席デビュー"にもちょうどいい3月21日(木)からは、いよいよ真打昇進披露興行が始まる。披露興行は都内4つの定席寄席――鈴本演芸場、新宿末廣亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場で各10日ずつと、紀尾井小ホール(建て替えを控えている国立演芸場の代替会場として)5日、計45日かけて行われる。「寄席は通常、十数人の芸人が15分程度の持ち時間で次々と高座に上がり、4・5時間かけ様々な芸を見せていきます。落語家でいうと、最初に前座が上がります。2番目に二ツ目が上がる。それ以降上がる落語家は基本的に、すべて真打。そしてトリを人気の師匠が努めます。披露目はその最も重い責任であるトリを、新真打が務めます。真打になった洗礼を浴びるわけです。……でも、そんなん無理でしょ、キツイでしょ、お客さまも不安でしょと、普段寄席でトリを取るような大看板の師匠方が、ボンボンボンボンっと私めの前に登場されます。超有名な師匠がいきなり3番目に出てきたりもする。もう、オールスターですね。……年齢的には“名球会”ですが(笑)」ちょっと毒なギャグを挟みつつ、テンポよく説明してくれる。「さらに途中には、そのオールスターの師匠方が並ぶ中、私がいて、横には私の師匠がついてくださり、『わん丈とはこういう男です』とお客さまに紹介してくださる“口上”もあります。いつもの寄席とはひと味違う、お祭りのような興行です。もう、すごいですよ。今後しばらくこの人の後に上がることはないだろうなという師匠方が、全員私の前に出てくる。びっくりするほど豪華ですし、絶対に全員、面白い。そう考えると、披露興行は、落語初心者や寄席デビューしたい方にもいいかも!」さらに2024年は、落語協会誕生100周年の記念の年でもある。「おめでたいタイミングで上がらせてもらいます。ただ協会の方に『抜擢昇進は、100周年を盛り上げるために決めたことではないから』と言っていただいた。それもまた嬉しい。とはいえお祭り気分が続く中で披露目ができるというのは、多くの方に見ていただける可能性があるということで、ありがたいです」また、落語協会では5人ずつ真打に昇進する例が多く、一般的に新真打は45(50)日を5人で割った10日前後をトリとして上がるが、今回わん丈は、先輩である林家つる子と二人で昇進するため、45日の半分・22日間のトリをとる。加えてトリとして上がらない23日間も、後半の時間帯に高座に上がることが決まっている。「今まで体験したことのない、寄席連勤が始まります」と気合いを入れる。さらに「なるべく、トリで上がる22日間は、全部違う噺をかけたい。変えりゃいいというものではないですし、寄席というものは“流れ”がありますので絶対とは言えませんが……できる限り、変えたいですね」。こういう貪欲な姿勢が、今現在の評価を引き寄せたのだろう、とチラリと思った。最後に、わん丈の考える“理想の落語家”とは。「今、コンプライアンスの遵守が叫ばれている時代です。当然ながらそれは、お客さまが不快にならないように守っていきたい。でも人って、ちょっとした他人の不幸を笑ってしまったり、尾籠な話で笑ってしまうもの。落語の名人は、それを嫌な思いをさせず、笑いに昇華できる人だと思っています。少しエッチな噺でも『色っぽい噺を聞いたな』、ちょっと不幸な人の噺でも『ついてないときってあるよね』と思ってもらえるような。落語でしか表現できない、下品なものを上品に見せる芸というのはあると思う。師匠・円丈の噺で『うんこ三部作』というものがあるんですが(笑)、ある方が『うんこって何度も言っても、円丈師匠がやるとうんこの匂いがしない』とおっしゃった。これはすごい誉め言葉だと思う。うんこって、存在も語感も面白いんですよ。そこから汚さを取り除いたら、最高ですよね(笑)。今のは究極の例えですが……これは新作に限らず、古典もです。難しい材料でも上品に聞かせられる芸人に私はなりたいです」真打昇進披露興行のチケットは1月21日(日)に一般発売開始。取材・文:平野祥恵撮影:源賀津己<公演情報>真打昇進披露興行2024年3月21日(木)~3月30日(土)会場:東京・鈴本演芸場2024年4月1日(月)~4月10日(水)会場:東京・新宿末広亭2024年4月11日(木) ~4月20日(土)会場:東京・浅草演芸ホール2024年4月21日(日) ~4月30日(火)会場:東京・池袋演芸場チケット情報()公式サイト:落語の動画配信サブスク「ぴあ落語ざんまい」はこちら:
2024年01月19日Netflixシリーズ「幽☆遊☆白書」より、本作ができるまでを追ったメイキング映像が公開された。1990年から4年間、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された冨樫義博による伝説的大ヒット漫画「幽☆遊☆白書」を、北村匠海(浦飯幽助)、志尊淳(蔵馬)、本郷奏多(飛影)、上杉柊平(桑原和真)、滝藤賢一(戸愚呂兄)、稲垣吾郎(左京)、綾野剛(戸愚呂弟)らを迎え、かつてないスケールで実写化した本作。世界配信から約1か月、Netflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で初登場から2週連続1位、英語を含めた全言語シリーズで全世界2位を獲得するなど、いまなおその勢いは衰えることがない。日米グローバルワンチームの制作体制を敷き、細部にまでこだわり抜かれたかつてない映像体験が、配信開始直後から世界中に大きな衝撃を与えている。そんな本作の制作期間は5年。今回公開された映像では、戸愚呂兄弟役の綾野剛と滝藤賢一をはじめ、監督・月川翔、VFXスーパーバイザーの坂口亮、VFXプロデューサー・赤羽智史、アクション監督・大内貴仁らキャスト&スタッフのインタビュー、世界最先端VFXスタジオ「スキャンラインVFX」のスタジオ内部に潜入した模様を世界初公開。第2話で描かれる幽助vs剛鬼戦のアクションシーンの制作過程、綾野さんと滝藤さんが、スキャンラインVFXのスタジオでの撮影に日本人として初めて挑んだ姿が収められている。Netflixシリーズ「幽☆遊☆白書」は世界同時配信中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2024年01月14日Netflixシリーズ『幽☆遊☆白書』のメイキング映像が公開された。『幽☆遊☆白書』は、週刊少年ジャンプ(集英社)で連載された冨樫義博による同名漫画が原作。2023年12月14日に配信されると、Netflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で初登場から2週連続1位を獲得するのみならず、英語を含めた全言語シリーズで全世界2位を獲得し、話題となっている。このたび公開されたのは、「まだ誰も見たことがない映像表現」への挑戦の裏側を収めたメイキング映像。戸愚呂兄弟を演じた綾野剛、滝藤賢一をはじめ、月川翔監督、アカデミー賞受賞歴もあるVFXスーパーバイザーの坂口亮、VFXプロデューサーを務めた赤羽智史、アクション監督の大内貴仁らキャスト・スタッフのインタビューを交えつつ、初公開となる世界最先端VFXスタジオである「スキャンラインVFX」のスタジオ内部に潜入した映像も収められている。また、2話で描かれる主人公・浦飯幽助(北村匠海)vs剛鬼のアクションシーンの制作過程をはじめ、綾野と滝藤が米・ロサンゼルスにあるスキャンラインVFXのスタジオでの撮影に日本人として初めて挑んだ姿も。“表情のみ”で演じるという、役者としても過去類を見ないハイレベルな演技が求められたこの撮影をについて、綾野は「むしろこれは贅沢なこと」と振り返っている。Netflixシリーズ『幽☆遊☆白書』メイキング映像<作品情報>Netflixシリーズ『幽☆遊☆白書』Netflixで独占配信中Netflix 公式サイト:
2024年01月12日