国内外の美術館や映画祭で30年以上、作品の展示や上映をしてきた大木裕之。その表現は、映像制作、ライブ上映、インスタレーション、ドローイングやペインティングなど多岐にわたる。こうした大木の活動の全貌をとらえることができる個展『アブストラクト権化』が、ANOMALYで3月16日 (土)から4月13日 (土)まで開催される。東京大学工学部建築学科出身の大木が、同展を「建築的に作っていく」と宣言したことから、ギャラリーの空間には映像作品を建築的に配置。つまりそれは、映像作品と、展示構成や空間といった建築の関係性を意識することであり、さらに作品同士の関係性、鑑賞者との関係性、時間との関係性など、さまざまな関係性を建築的に思考することでもある。同展では、大木による全10作品の映像作品を見ることができる。展覧会と同じタイトルが付けられた《アブストラクト権化》(2023–2024)は、ロンドン、上海、東京の三つの巨大都市の映像から成る、初公開の最新作だ。ほかにも、北海道松前町で1989年からライフワークのように撮影、制作しているシリーズの最新作《松前君の映画2024》(2024)、昨年の恵比寿映像祭でのコミッション・プロジェクトで、東出昌大を主演に起用した《meta dramatic》(2023–2024)の最新バージョン、さらに1990年代の初期フィルム作品《色目》などが、一堂に並ぶ。《meta dramatic》(2023−2024) ©︎Hiroyuki Okiこのような映像作品だけでなく、建築物としての立体作品《黒庵》や、手掛けたドローイングなども展示。また同時に、大木はアクションやパフォーマンスを行いながら、展示空間やその構成をアップデートさせていく。大木にとって、そうしたアップデートや変化こそが、建築的な行為だという。そして、同展を見る人ひとりひとりが、展示「空間」や作品に出てくる「空間」と、見る「時間」や作品の中の「時間」を意識的に行き来しつつ、大木裕之ワールドを全身で味わうことができる展覧会となることだろう。<開催概要>大木裕之『アブストラクト権化』会期:2024年3月16日(土)~4月13日(土)会場:ANOMALY時間:12:00~18:00休廊日:日月祝公式サイト:
2024年03月15日【ロバート・馬場裕之氏推薦! 】村井裕一郎 著『ビジネスエリートが知っている教養としての発酵』2024年1月16日刊行株式会社あさ出版(代表取締役:田賀井弘毅、所在地:東京都豊島区)は村井裕一郎 著『ビジネスエリートが知っている 教養としての発酵』 を2024年1月16日(火)に刊行いたします。ビジネスシーンや社交の場で役立つ発酵の知識が満載日本を代表する技術であり文化である発酵。和食に使われる、醤油、みりん、酒、味噌、酢など、その多くが発酵食品です。最近では、「麹」の世界カンファレンスの約88%が海外参加者であったりと、発酵は世界からも注目を集めています。本書では発酵とはそもそも何なのか、発酵の歴史や種類、知っているとビジネスパーソンとして一目おかれる知識などを、室町時代から600年続く種麹メーカーの29代当主が、図解や写真つきでわかりやすく伝えます。※以下、本書より一部抜粋編集読めば発酵について語れるようになる! 600年続く種麹メーカー29代当主が教える発酵の知識今、世界が発酵に注目している海外でも広がる、発酵を活かした料理食文化の分野だけに留まらず、様々な分野でグローバルなレベルで注目を集めている発酵。例えば、食の最先端技術であるフードテック分野では、発酵はすでに大きな潮流となっています。代表的な事例は、「代替タンパク質」の分野です。現在、地球全体の人口がまだまだ増えると予想される中で、人類がタンパク質を動物を中心に摂取し続けることが、環境への負荷になると問題になっています。そのため、肉や魚に代わる代替タンパク質に注目が集まっており、2030年にはその市場規模は3兆円を超えるとも。その代替タンパク質をつくる方法の1つとして、発酵に注目が集まっているのです。知れば日本文化を自信を持って紹介できる!発酵の基礎知識実は、厳密な定義があるわけではない!━「発酵」と「醸造」の違い━発酵によく似た言葉に「醸造」があります。「発酵」は英語で言うとfermentation(ファーメンテーション)、「醸造」は英語で言うとbrewing(ブリューイング)です。英語に直したとき、「醸造」は動詞からきた名詞であることを示す「ing」が付いています。このことから、「醸造」は人間の関与度が高いニュアンスを持つことがうかがえます。「発酵」か「醸造」かは、人間がどこまで微生物が物質を変えていくプロセスをコントロールしたいかによって用語を使い分けているとも言えるでしょう。醤油、味噌、ワインetc...日本と世界の発酵食品の多様性を楽しむ料理に合わせた醤油の選び方料理に合わせた醤油の選び方薄い醤油ほどしょっぱさ、濃い醤油ほどうま味がそれぞれ強くなる傾向があり、例えば白醤油は野菜や白身魚のムニエル、だし巻き卵などによく合います。一方、濃い醤油は、肉料理や生魚など味が濃かったり、香りの強いものと合わせると良いでしょう。真ん中の濃口醤油は万能タイプと言えます。★本書では他にも、清酒の選び方、麹の歴史、焼酎の地域性、海外の発酵ビジネス、東洋と西洋の発酵食品の原料の違いなどを紹介おうちごはんが楽しくなる!発酵を生活に取り入れる方法味噌汁が最も美味しい温度とは?結論から言えば、味噌汁が最も美味しくなる、香りがしっかり立つのは75度前後です。食べるときに75度前後にするには95度程度で火を止めると、お椀によそって食べるときにちょうど75度前後になります。味噌汁を加熱して表面が少しぐらっと揺らぎ始めた沸騰する直前のタイミングが95度です。米麹のつくり方も掲載書籍情報表紙タイトル:ビジネスエリートが知っている教養としての発酵著者:村井裕一郎ページ数:224ページ価格:1,650円(10%税込)発行日:2024年1月16日ISBN:978-4-86667-649-4書籍紹介ページ: amazon: 楽天: 目次第1章なぜ今、ビジネスパーソンが発酵を知るべきなのか第2章発酵の基礎知識第3章発酵の歴史と日本の発酵食品第4章世界と日本の発酵第5章ビジネスパーソンが知っておきたい日本の発酵業界について第6章発酵を生活に取り入れる付録麹のつくり方著者プロフィール村井裕一郎(むらい・ゆういちろう)著者:村井裕一郎株式会社糀屋三左衛門 代表取締役社長・第二十九代当主株式会社ビオック代表取締役社長1979年、愛知県豊橋市生まれ。2002年に慶應義塾大学経済学部、2004年に慶應義塾大学環境情報学部卒業。2006年にアメリカのサンダーバードグローバル国際経営大学院にて国際経営学修士(MBA)取得。 その後、室町時代の創業以来、種麹を作ってきた家業である株式会社糀屋三左衛門、またその研究開発企業である株式会社ビオックに入社。以来、得意先である味噌、醤油、清酒、焼酎などの醸造メーカーと関わり「発酵」のプロとして家業に携わる。 2016年に家業を継ぎ第二十九代当主に就任。各種セミナーや執筆など、麹、発酵の魅力を発信する活動にも力を入れる。2022年には京都芸術大学大学院学際デザイン研究領域修了(芸術修士)。2023年より公益財団法人日本醸造協会 理事。その他、2019年公益社団法人豊橋青年会議所理事長、豊橋市男女共同 参画審議会委員など地域社会活動の役職も多数務める。【報道関係各位】『ビジネスエリートが知っている 教養としての発酵』リリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年01月05日ミュージカル『ダブル・トラブル 2022-23冬』のTeamEが開幕し、上口耕平と水田航生のコメントと舞台写真が到着した。『ダブル・トラブル』は、出演者はふたりで演奏はピアノだけというシンプルな構成で、次から次へと現れるおよそ10人の登場人物をふたりで演じるミュージカルコメディ。作詞家のボビー・マーティンと作曲家のジミー・マーティンの兄弟2人が、ハリウッドのメジャームービーの曲を書くという大チャンスをつかむが、与えられた時間はたったの数時間。気に入ってもらえなければ即クビ、という兄弟の運命はいかに……。連続上演企画第三弾となる今シーズンは、TeamD・E・Fの3チームで上演。12月12日に自由劇場にて開幕したTeamDの出演キャストは今夏SeasonAにも出演、ミュージカルなど舞台を中心に活躍する浜中文一と室龍太。独特のセンスが光る上口耕平、キレのあるダンスを得意とする水田航生が12月23日より開幕したTeamE。そして、ふぉ~ゆ~のメンバーである越岡裕貴と松崎祐介が2023年2月2日(木) より開幕するTeamFに出演する。翻訳・訳詞は、今作で第14回小田島雄志・翻訳戯曲賞(2021年)を受賞した高橋亜子。演出は、従来の“演劇”の概念を超え新しい挑戦に挑み続けていることから、「第27回AMDアワード」を受賞し、ミュージカルやストレートプレイ、ライブ演出など、ジャンルレスな活躍をみせるウォーリー木下が務める。<出演者コメント>■上口耕平お客様と一緒にこの作品をenjoyする瞬間を本当に楽しみにしながら、稽古を重ねてきました。僕たちTeamEも無事に開幕できる喜びで胸がいっぱいです。航生と毎日話し合い、笑い合い、時にはお互い真剣に考えながら沈黙したり。本当の兄弟のような時間を重ね、この作品に向き合ってきました。LIVE感溢れるこの作品の中で毎公演、僕たち2人だからこそ生まれる何かがあると思います。自由劇場で日々奮闘するマーティン兄弟に是非会いに来て下さい。年末年始を皆様と一緒に、happyな気持ちで過ごせることを楽しみにしています!■水田航生出演者は「二人だけ」の『ダブル・トラブル』ですが、実際は沢山のスタッフさん方に支えられてこのステージに立てています。初日を迎える事が出来て本当にカンパニーの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。この作品は、まさにザッツ・エンターテインメント。全てを兼ね備えた「エンターテイナー」として舞台に立たなくてはならないので、追究するモノが沢山でした。そんな稽古を経て、兄の耕平くんとTeamEならではの、優雅に笑える『ダブル・トラブル』が出来上がったと思います。是非劇場にて、そのエンタメ盛りだくさんに詰まっているこの作品の空気を全身で浴びに来てください! お待ちしております!【Team E 来場者特典】クリスマス・お年玉プレゼントの実施が決定。下記該当公演の来場者全員に来場特典としてステージフォトをプレゼント。■クリスマスプレゼント12月24日(土) 17:00 開演回12月25日(日) 12:30 開演回※上記2公演の特典内容は同じものを予定。■お年玉プレゼント2023年1月5日(木) 14:00 開演回2023年1月5日(木) 18:30 開演回※上記2公演の特典内容は同じものを予定。※上記該当公演のチケットをお持ちの方に当日開場中、一人につき一枚お渡しいたします。※クリスマスプレゼントとお年玉プレゼントのステージフォトの内容は異なる予定です。※特典の内容は予告なく変更になる場合がございます。<公演情報>ミュージカル『ダブル・トラブル』(A Musical Tour de Farce)=2022-23冬=脚本・作詞・作曲:ボブ・ウォルトン&ジム・ウォルトン翻訳・訳詞:高橋亜子演出:ウォーリー木下音楽監督:落合崇史/大塚茜振付:TETSUHARUタップ振付:本間憲一■TeamD出演:ジミー・マーティン(兄):浜中文一×ボビー・マーティン(弟):室龍太12月12日(月)~2023年1月21日(土) 自由劇場2023年1月26日(木)~29日(日) 新国立劇場 小劇場■TeamE出演:ジミー・マーティン(兄):上口耕平×ボビー・マーティン(弟):水田航生12月23日(金)~2023年1月22日(日) 自由劇場■TeamF出演:ジミー・マーティン(兄):越岡裕貴×ボビー・マーティン(弟):松崎祐介2023年2月2日(木)~2月19日(日) 新国立劇場 小劇場チケット料金(全席指定・税込):8,800円 / U-22チケット4,800円(22歳以下対象・枚数限定)※TeamD・E・F共通※U-22チケットは一般発売から取扱い。公演当日、年齢の証明ができる身分証明書を提示の上、座席指定席券と要引換。その際、お座席はお選びいただけません。※未就学児入場不可チケットはこちら:お問い合わせ:チケットスペースTEL:03-3234-9999(平日10:00~12:00 / 13:00~15:00)関連リンク公式サイト::
2022年12月24日ミュージカル『ダブル・トラブル』=2022-23冬=の効果オンライン稽古が2日に行われ、浜中文一、室龍太、上口耕平、水田航生、ウォーリー木下(演出)が登場した。同作はボブ&ジムのウォルトン兄弟によって書かれたュージカルコメディ。作詞家のボビー・マーティンと、作曲家のジミー・マーティンの兄弟2人が、ハリウッドのメジャームービーの曲を書くという大チャンスをつかむが、与えられた時間はたったの数時間で、気に入ってもらえなければ即クビということで、恋に仕事に大奮闘する。出演者は2名のみ、演奏はピアノだけで、歌って踊って曲を書くボビー&ジミー兄弟を演じながら、映画会社の社長や秘書、演出家、司会者、スター女優など次から次へと現れる登場人物、およそ10人もの人物をたった2人で演じる。公開稽古ではTeamDの浜中&室が「二人だけで(Just The Two Of Us)」、TeamEの上口&水田が「ファーストクラスの愛(FIRST CLASS LOVE)」を披露し、取材に応じた。浜中はマイクを上の位置で持ちながら話し出そうとし、室から「ロック歌手いらないですよ」とツッコミも。「2022~SeasonA~」では弟のボビーを演じていたが、今回は兄のジミー役ということで「弟のセリフを覚えてるくらいで、何かがかわるわけではないんですけど、兄の姿をずっと本番中に見ていたので、それをどう自分でやっていくかというところを楽しんでおります」と明かした。次に室が話そうとすると、浜中が何かを囁き、室は「『稽古は終盤ですけど、出来の方は序盤です』……なんてこと言わすん!?」とノリツッコミ。改めて「ミュージカル自体が初めてなので、不安やったんですけど、徐々に自分の中で不安もなくなりつつあります。最初は『楽しみます』とお伝えしたんですけど、まだ楽しめてないです」「すごく大変です。作品的にも大変やし、僕も大変やし、作品自体はすごく面白いので、それを届けられたらなと思います」と意気込んだ。TeamEで兄役の上口は「急ピッチで進んでまして、でも不思議と稽古場でいろいろと生まれる。家で考えたりして行くんですけど、それにも追いつかない分量があるので、そういう意味で今日何が出るかみたいな感じで行くと、航生が必ず答えてくれたり、すごいものが飛んできたりするので、稽古場はその日のセッションみたいなものを楽しめるように心がけて、毎日挑んでる感じです」と表す。弟役の水田は「耕平くんとはまだ稽古を1週間くらいしかやってないですけど、すごい濃密な稽古ができていて。打ち合わせなくパチッとそろったり、いろんなものが生み出されている瞬間を感じながら稽古ができていると思います」と自信を見せた。演出のウォーリーは「TeamDは、稽古をやる前は仲が良いって聞いていたけど、あんまり仲良くなくて。でも2人がたぶん僕には想像できないいろんなこと知ってるんだろうなと、それが見てて兄弟ぽい。いろんな組み合わせの中でも、特に兄弟感がある。文ちゃん(浜中)が両役やるって、なかなかすごいことだと思って、無意識に全体をコントロールしてくれるので、その中で室くんがどれだけ遊べるのか」と期待を寄せる。またTeamEについては「読み合わせの時から不思議と空気感が出来上がってきたので、いろんな発見をいただいてフィードバックしながら作っていってる。今までにない『ダブル・トラブル』ができそうで、軽快でおしゃれな『ダブル・トラブル』です」と新たな見解も。ウォーリーが「TeamDはおしゃれとは程遠いですもんね」と苦笑すると、浜中は「そんなことないです!」と否定していた。最後には浜中がロック歌手風に「どうも、5人組ロックバンド、ダブル・トラブリーです」と自己紹介し始め、周囲のキャストは一斉にツッコむ。「ウォーリーさんが入ってるから、"リー"にした」と胸を張る浜中に、ウォーリーも「5人出てないから! 2人だから!」と指摘し、和気藹々とした空気に。浜中は「これだけで見に来たくなるでしょう?」と言いつつ、「果たしてこのマイク、通じてるのかな?」とオンラインならではの手応えのなさを気にしていた。
2022年12月02日《渡辺裕之さん急死なぜ…》《渡辺裕之さん縊死の謎》《渡辺裕之さん急死の謎何が…》渡辺裕之さん(享年66)の逝去が発表された翌日の5月6日、スポーツ紙やタブロイド紙のタイトルは、「謎」「なぜ」といった言葉ばかりだった。きっと誰よりも「なぜ?」という言葉を自分に問いかけ続けているのは、妻・原日出子(62)に違いない。「5月3日、自宅のトレーニングルームで倒れている渡辺さんをご家族が発見したそうです。渡辺さんの所属事務所は死因を『縊死』(首が絞まって命を落とすこと)と発表しました。また原さんの所属事務所は、《あまりの突然の出来事に、弊社・原日出子は呆然自失としており……》といったコメントを出しています」(芸能関係者)2時間ドラマで恋人役を演じたことをきっかけに交際を始めた原と渡辺さん。「’94年に結婚するまで4年の交際期間を要しています。原さんには離婚経験があり、前の夫との間に娘がいたことも理由の1つだったようです。ただ結婚に至ったのも、その長女が渡辺さんのことを『パパと呼びたい』と、言ってくれたことが2人の背中を押したからだそうです」(前出・芸能関係者)結婚後は、どちらかが仕事に出かけるときはハグとキスを欠かすことがなく、芸能界でも有名なおしどり夫婦となっていた。渡辺さんとは30年以上の交流がある元俳優の松下晋司さんはこう語る。「阿佐谷の店(※松下さんが経営するイタリアン『松下雄二屋』)に渡辺さんがよく来てくれました。あるとき『ちょっと高いワインを』と買われたのですが、原さんがワインがお好きで、家族旅行のディナーで飲んだそうです。後でそのときの家族写真を送ってくれて、『原も大喜びしてくれたよ』なんて言っていました。10年ほど前に、自宅のホームパーティに呼ばれたことがありました。あのご夫妻はドラマやCMでも共演しているけれど、自宅でもそのまま仲がよくて。原さんは料理が得意で、プロの私から見てもすごい腕前でしたね」そんな夫妻にも危機が訪れたことがあった。原が44歳のころから更年期障害に苦しむことになったのだ。彼女自身は、地獄のような日々についてこう語っている。《夜中には震えて目が覚め、朝まで眠れないことがたびたび。常に手足が氷のように冷たくなっていました。そんな状態が3年も続き、このまま死ぬんじゃないか、もう女優はできない……。そう思って、ようやく重い腰を上げて婦人科を受診しました》(「美ST ONLINE」’21年8月14日付)彼女に症状を告白されたとき、渡辺さんは家事に不慣れながらも奮起した。《原因がわかってからは僕に何ができるだろう、と。そっと見守りながらも、なるべく悟られないように彼女の負担を減らしていきました。洗い物や掃除、ゴミ出し、あとは子供を送るのも率先してやりましたね》(『Hanada』’18年5月号)渡辺さんのサポートもあり、原は徐々に回復していったという。■渡辺さんは「思うような演技ができない」と苦悩3人の孫にも恵まれ、’19年には無事に銀婚式を迎えた。だが今度は、CMでの「ファイト一発!」の掛け声でもおなじみの、渡辺さんの快活さに陰りが見えるようになる。「ドラマや映画へもコンスタントに出演していたのですが、本人はコロナ禍の影響に悩んでいました。渡辺さんは役を作り込むタイプの俳優でしたから、スケジュールが変更になったり、登場シーンが減ったりすることでペースを乱されてしまったのかもしれません。 『思うような演技ができない』と、苦悩を漏らすようになったのです」(テレビ局関係者)そんな渡辺さんにとって妻の存在は救いだった。彼は’21年5月に出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で、こう話している。「(仕事がなくて)本当に落ち込んでいました。そのときは努めて元気にしている妻に影響されて助けられました」渡辺さんは“完璧主義”なだけに、人より悩んでしまったのだろうか。前出の松下さんは、「サイン1枚書くのにも、自分で毛筆を用意して、30分もかけて絵を描くように仕上げるんです。何をするにも“いいかげん”にはできない。私が『そんなに完璧にしなくても、いまの(演技で)最高じゃないですか』などと言っても、絶対に納得しませんでした。趣味のゴルフにしても、3年ほど前に肩を痛めて、スコアも飛距離も伸びなかったそうなので、楽しめなかったのかもしれません」コロナ禍に加えて、66歳という年齢の影響もあったのではないか、と語るのは精神科医の香山リカさん。「一般的に言えば、60代後半は初老期のうつ症状が出やすい年齢でもあります。特に渡辺さんは、明るくタフなイメージを保ち続けていた俳優さんでした。トレーニングルームで発見されたとのことですが、肉体を維持したいという気持ちもあったでしょう。それが70歳へ近づいていくうち、理想とする若々しさと、現実の自分の体力とのギャップを感じ、苦しまれていたのかもしれません」かねてインタビューなどで、「いつか2人だけで行きあたりばったりの旅をしたい」と、語っていた原と渡辺さん。特に原は昨年の夕刊紙のインタビューでも、日本国内や海外への旅の希望を明かしていた。子供たちも手が離れ、コロナ禍も収束した後の旅行は、かつて自分を救ってくれた夫への恩返しの意味もあったのか。だが、その機会は渡辺さんの逝去により、失われてしまった。■「日本いのちの電話」ナビダイヤル:0570-783-556(午前10時~午後10時)フリーダイヤル:0120-783-556(毎日・午後4時~午後9時/毎月10日・午前8時~翌日午前8時)
2022年05月10日《あまりに突然の出来事に、弊社・原日出子は呆然自失としており、現在、皆様に何かお答えできる状況にございません》5月5日、俳優の渡辺裕之さん(享年66)が亡くなったことを渡辺さんの所属事務所が公表した。そして、妻・原日出子(62)の所属事務所も冒頭のようにコメントを発表。《心の整理がつきましたところで、改めて皆様にコメントを出させて頂きます》と続けた。94年に結婚して以来、芸能界きってのおしどり夫婦として知られた2人。出会いのきっかけとなったのは32年前の90年、列島縦断事件シリーズ『倉敷発夜行殺人列車』(テレビ東京系)での共演だった。「恋人役での共演で、当時渡辺さんは36歳、原さんは32歳。一緒に撮影現場の倉敷へと新幹線で移動する際、渡辺さんは原さんに『寝てるかもしれないけど気にしないで』と言ったそうです。『話しかけるなということ?』と原さんは渡辺さんに対し当初は良いイメージを持たなかったとか。ですが、いざ新幹線に乗り込むと倉敷に着くまでずっと渡辺さんが話しかけてくるので驚き、距離を縮めたそうです」(ドラマ関係者)以降、急接近した2人は1994年に結婚。原は子連れでの再婚だったが、渡辺さんは実子のように可愛がってきたという。また、2人の間にはプライベートだけでなく役者同士としても確かな絆があった。2009年には短編映画『雪の花』に夫婦役で主演。今年1月に公開された映画『ポプラン』でも夫婦役で共演したばかりだった。「『ポプラン』は『カメラを止めるな!』で有名な上田慎一郎監督の作品。渡辺さんが『カメラを止めるな!』の大ファンだったといい、その影響を受けた原さんも上田監督からのオファーを快諾。『久々の夫婦共演』と大喜びしていたそうです。上田監督は『長年連れ添ったご夫婦でしか演じられなかった』と2人の演技を絶賛していました」(映画関係者)上田監督は自身のTwitterで《活気溢れる真摯な方でした。誠実な方でした。いつも全力の方でした》と渡辺さんの死を悼んだ。渡辺さんと4度目の共演を果たすことができなかった原。彼女の喪失感は計り知れない。■「日本いのちの電話」ナビダイヤル:0570-783-556(午前10時〜午後10時)フリーダイヤル:0120-783-556(毎日・午後4時〜午後9時/毎月10日・午前8時〜翌日午前8時)
2022年05月06日俳優の渡辺裕之さんが5月3日、自宅で亡くなった。66歳だった。所属事務所の公式サイトには「あまりに突然の出来事に、ご家族もスタッフも驚きと悲しみに呆然としております」と綴られている。’82年に出演した『リポビタンD』のCMで人気を博した渡辺さん。同年の映画『オン・ザ・ロード』で主演に抜擢され、俳優として本格的に活動を始めた。以降、数多くの映画やドラマ、舞台に出演。また’07年の映画『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』では、シリーズ史上最高齢となる51歳で仮面ライダーを演じて話題を呼んだ。そんな渡辺さんの妻は、同じく俳優である原日出子(62)。2人が結婚したのは’93年のこと。初婚の渡辺さんのいっぽうで、原は一人娘を連れての再婚だった。「’90年にドラマで共演した2人は意気投合。そして、渡辺さんが猛アプローチをしたそうです。渡辺さんは、原さんのことを『自分の家族に似ている』と感じていたそうで安心感がパートナーとしての決め手だったといいます。また渡辺さんは、原さんの娘さんとも仲良しに。そのため原さんも安心して再婚を決めたそうです」(スポーツ紙記者)結婚後の2人は“おしどり夫婦”としてたびたび話題となり、’09年12月にテレビ朝日で放映された短編映画『雪の花』では夫婦役を演じたことも。また原は’20年11月、Instagramに渡辺さんとの恋人時代のツーショット写真をアップ。そして渡辺さんも昨年12月、原と腕を組みながら寄り添う姿をInstagramに投稿していた。「2人は朝起きてすぐ、夫婦でラジオ体操をするのが日課だったそうです。また幾つになってもスキンシップを欠かさなかった渡辺さんは、『ずっと円満な夫婦でいたいので』と語っていました」(前出・スポーツ紙記者)原は40代半ばに差し掛かった頃、更年期障害に悩まされることに。夫である渡辺さんも当時、気を揉んでいたようだ。「原さんは、突然ひどい息切れなどの症状に悩まされました。しかし『重大な病気では』と思い、1年近く病院に行けなかったそうです。見かねた渡辺さんは『病院に行きなさい』と強く訴えました。その言葉に後押しされて受診した結果、更年期障害であると判明したそうです」(医療関係者)症状と悪戦苦闘する原の苦しみを和らげたのも、渡辺さんだった。「原さんは更年期障害と診断されたものの、どうしても渡辺さんに伝えることができなかったそうです。そのため3年もの間、うつ状態に。渡辺さんに理不尽なイライラをぶつけることもあったといいます。しかし、周囲の勧めもあり病名を打ち明けることにしました。すると、渡辺さんはすぐに理解してくれたそうです。そのことが症状改善のキッカケだったと原さんはいい、『夫は本当にいい人』とも語っていました」(前出・医療関係者)30年近くに渡り、寄り添ってきた2人。原の心痛は計り知れない。■「日本いのちの電話」ナビダイヤル:0570-783-556(午前10時〜午後10時)フリーダイヤル:0120-783-556(毎日・午後4時〜午後9時/毎月10日・午前8時〜翌日午前8時)
2022年05月06日2022年5月5日、テレビドラマ『愛の嵐』『華の嵐』『夏の嵐』(フジテレビ系)などで知られる、俳優の渡辺裕之さんが亡くなったことを、所属事務所が発表しました。66歳でした。事務所の発表によると、渡辺さんは同月3日に、自宅で亡くなっているところを発見されたといいます。5月3日(火)昼頃に、ご家族により発見されました。あまりに突然の出来事に、ご家族もスタッフも驚きと悲しみに呆然としております。マスコミの皆様におかれましては、ご親族の深い悲しみにご配慮頂きますよう切にお願い申し上げます。尚、葬儀に関しましてはご家族との相談の上、密葬というかたちで執り行わせて頂きます。株式会社ワイケーエージェントーより引用テレビドラマはもちろん、大正製薬株式会社の栄養ドリンク『リポビタンD』のCMに出演するなど、幅広い場で活躍していた渡辺さん。突然の死に「一体なぜ」「驚きと悲しみで何も言葉が出ない」といった声があがっています。渡辺裕之さんのご冥福をお祈りいたします。また、ニュースを読んでつらい気持ちになった人は、厚生労働省が行っている電話相談を頼ってください。厚生労働省[文・構成/grape編集部]
2022年05月05日大事な人が、ある日突然倒れてしまったら……?病で寝たきりになってしまった直人と、その幼馴染・碧(みどり)を、矢田悠祐と上口耕平が回替わりで交互に演じる舞台『僕はまだ死んでない』。2人とも一番の楽しみは入れ替わりで演じられることだと口を揃える。矢田は「真逆の役だから面白い。碧は自由に動けるけど、直人は意識はあっても喋ることができない」と演じ分けに注目。上口は「どちらの役を演じていても、矢田さんとずっと一緒に舞台上にいられる。蓄積を共有し続けられるので、演劇的にクオリティがあがるのでは」と期待を寄せる。課題は2人とも『直人』だと言う。「お芝居はキャッチボールだけど、直人は発言できない。代わりに、直人の過去を知っている幼馴染の碧が語ることで、直人の人物像をつくらないといけない」(矢田)。「未知の世界。どういうモチベーションで舞台上にいるんだろう。きっと相手の台詞に反応することもできないので、新しい表現方法が発掘できたらいいな」(上口)。2人は初共演だが、スチール撮影で「一緒にクリエイトできそうだ」と安心感を覚えたそう。撮影ではシャボン玉を大量に降らせた。フワッと浮くイメージのあるシャボン玉だが、実際は意外にぼとぼと落ちてくる……上口が(面白いけど、わざわざ口に出すのもなぁ)と思い静かにしていると、矢田がぼそっと「ものすごい塊きますやん~」と呟き、気持ちが通じて打ち解けた。「自然に演じて感じたことをお互いにキャッチしあえそうですね」「それが醍醐味ですね!」と盛り上がる。本作は昨年、VRと劇場での同時上演予定だった。しかしコロナ禍によりVR配信のみを実施。主人公・直人の視点から、病室で行われる家族や友人の会話を見聞きした。今回、劇場で上演するにあたってベッドから動けず喋ることもできない直人を、演出のウォーリー木下はどう表現するのだろう。上口は初めて出演するウォーリーの演出について「繊細なお芝居と、映像や音楽とのリンクがすごく緻密で、舞台を観に来て良かったと心底思える瞬間がある。エンターテイメントとしても刺激的な時間になると思います」と楽しみな様子だ。最後に矢田は「身近な人や自分がそうなった時を考えたことがない人でも、今の大切さをポジティブに捉えられる作品になると思います。重いテーマですが、クスッとできる面白いシーンもありますので」と締めくくった。公演は2022年2月17日(木)から28日(月)まで、東京 銀座・博品館劇場にて。取材・河野桃子
2021年11月10日株式会社あさ出版(代表取締役:佐藤和夫、所在地:東京都豊島区)は井上裕之 著『人生を自由にしてくれる 本当のお金の使い方』を2021年10月18日(月)に刊行いたします。お金に不安がない人は稼ぎ方以上に、使い方が上手である豊かな人生を手に入れたいと願うすべての人へ。累計130万部の著者が、自身の経験を振り返り教える「幸せなお金持ち」になるための本当のお金との付き合い方。お金に対して「漠然とした不安」があるのは、お金の本質がわかっていないからです。どんなにお金を稼いでも人生のバランスが取れていないと人は幸せにはなれません。本書は仕事、人間関係、健康、貢献、お金のバランスを整えることで循環させ、一生お金に困らない幸せな人生を送るためのお金との付き合い方を紹介していきます。本書より一部抜粋要約「お金の不安がない人」の共通点「お金を正しく使う」とは、「自分の価値を高めてくれるものに使う」ことです。「お金の不安がない人」は、主に、次の「5つ」にお金を使っています。・健康(食事、睡眠、運動 など)・教育(キャリアアップ、スキルアップ、社員教育 など)・貢献(社会貢献や、人の役に立つこと など)・感謝(お礼の気持ち、大切な人への贈り物 など)・経験(今までやったことのないこと、新しいチャレンジ など)この5つにお金を使うと、「自己成長」を促す「良い人間関係」を築くことができるため、結果的に「使った以上のお金が入ってくる」ようになります。金融資産ではなく、「体験資産」を貯めるコーネル大学の心理学教授トーマス・ギロビッチ博士は、「人の幸せはモノではなく体験から生じる」と結論づけています。「気に入った商品を購入しても、それが日常生活の一部になるにつれて、満足度は自然に落ちていきます。しかし、旅行で得られた素晴らしい体験や思い出は、長い間記憶に残り、その記憶は人を幸せにしてくれます」(参照:エキサイトニュース・大紀元時報日本/ 2019年4月23日配信)。人生の豊かさとは、「いくらお金を持っているか」で決まるのではなく、「何をしてきたのか」「どんな体験をしてきたのか」で決まるのではないでしょうか。お金の量より、体験の量です。貯めるべきは、金融資産ではなく、「体験資産」です。体験を通して感じたこと、学んだことこそ、その人を成長させる最良の資産になります。投資リスクを下げる7つのポイント資産運用の経験が少ない人が、突然、大きな資金を投資をすると、必ず失敗します。もしあなたが「投資でお金を稼ぎたい」というのであれば、次の「7つ」のポイントを理解しておきましょう。① すぐに結果を求めない。② 十分に知識を増やす(投資のプロに負けないほど、勉強する)。③ 特定の投資家やアナリスト、ブロガーを信奉しない(さまざまな情報やデータに基づいて総合的な判断をする)。自身でよく考え、自身の判断のもと、自己責任で投資する。④「10%変動したら売却する」などのルールを決めて、守る。⑤ 投資の目的をはっきりさせる(稼げるだけ稼ぐでは、いつか大損する)。⑥ 生活費には絶対に手をつけない。⑦ リスク分散を心がける(投資する対象や投資する時間も分散する)。なかでも大事なのは②です。これを読んで「ムリだな」と思う人は投資でお金を稼ごうとするのはおすすめできません。書籍概要タイトル:人生を自由にしてくれる本当のお金の使い方ページ数:200ページ 著者:井上裕之価格:1,540円(10%税込)発刊日:2021年10月18日ISBN:978-4-86667-315-8【目次】はじめに第1章あなたは、何のためにお金を使いますか?第2章お金は「循環」させて増やしていく第3章人生をより自由にしてくれるお金の使い方第4章「お金に困らない人」の考え方おわりに書籍紹介ページ : 表紙【著者プロフィール】井上 裕之/いのうえ ひろゆきいのうえ歯科医院理事長。歯学博士、経営学博士、東京医科歯科大学非常勤講師を含め国内外7 つの大学で役職を務める。世界初のジョセフ・マーフィー・トラスト公認グランドマスター。1963 年北海道生まれ。東京歯科大学大学院修了後、「医師として世界レベルの医療を提供したい」という思いのもと、ニューヨーク大学をはじめペンシルベニア大学、イエテボリ大学などで研鑽を積み、故郷の帯広で開業。その技術は国内外から高く評価されている。情報番組「未来世紀ジパング」にて、最新医療・スピード治療に全国から患者が殺到する様子が取り上げられる。本業の傍ら、世界中の自己啓発や、経営プログラム、能力開発を徹底的に学び、ジョセフ・マーフィー博士の「潜在意識」と、経営学の権威ピーター・ドラッカー博士の「ミッション」を統合させた成功哲学を提唱。「価値ある生き方」を伝える講演家として全国を飛び回っている。著書は累計発行部数130 万部を突破。 実話から生まれたデビュー作『自分で奇跡を起こす方法』(フォレスト出版)は、テレビ番組「奇跡体験! アンビリバボー」で紹介され、大きな反響を呼ぶ。ベストセラー『「学び」を「お金」に変える技術』(かんき出版)、『本物の気づかい』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、著書多数。【報道関係各位】『人生を自由にしてくれる 本当のお金の使い方』リリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月11日ネ・ネット(Né-net)は、イラストレーターの鈴木裕之と再びコラボレーション。ネ・ネット×鈴木裕之「おとぼけPUNK」を2016年11月17日(木)より発売する。シュールでどこか脱力的、そんな個性的なイラストで注目を集める鈴木裕之。今回は、彼が描いたドラキュラをシャツをあしらった「ドラキュラタイプシャツ」や、小動物たちを散りばめた「小動物 growing up リュック」などを販売。さらに、オリジナルテキスタイルプロジェクト「ファーブリック」を迎えた、トリプルコラボレーションも実現。黒地に愛らしいキャラクターと星模様をのせドキュメントケースやペンケース、ポーチなどが展開される。また、11月5日(土)・6日(日)には、イラストレーター鈴木裕之とネ・ネットデザイナー髙島一精の来店イベントを開催。会場では、各店限定商品「おとぼけPUNKベレー帽」の販売に加え、イベント当日に限り、コラボアイテムを5,000円+税以上購入すると、「おとぼけPUNK」缶バッジがプレゼントされる企画も行われる。【アイテム詳細】ネ・ネット×鈴木裕之「おとぼけPUNK」発売日:2016年11月17日(木)※11月3日(木)~新宿ミロード/池袋サンシャインシティアルパ/HUMOR SHOP by A-net南堀江にて先行発売。取扱い店舗:全国のネ・ネットショップ■来店イベント・11/5(土) 14:00~15:00/16:00~17:00HUMOR SHOP by A-net南堀江住所:大阪府大阪市西区南堀江1-11-1TEL:06-6110-0808・11/6(日) 12:00~16:00新宿ミロード住所:東京都新宿区西新宿1-1-3新宿ミロード 3FTEL:03-3349-5653<アイテム例>・N・M・T・なんやかんやスニーカー 12,000円+税・ドラキュラタイプシャツ ロング 9,500円+税・小動物growing upリュック 16,000円+税
2016年11月03日理化学研究所(理研)は8月28日、皮膚で痛みを感じる「痛覚」や自分の関節の位置や動きを感じる「固有感覚」といった異なる種類の感覚を、脊髄で放出される脂質「LysoPtdGlc」が、各感覚を分けることで、脊髄以降、脳に至るまで混線することがなくなることを発見したと発表した。同成果は、理研 脳科学総合研究センター神経成長機構研究チームの上口裕之チームリーダーと神経膜機能研究チームの平林義雄チームリーダー、東北大学 大学院薬学研究科の青木淳賢教授、東京大学 大学院総合文化研究科の太田邦史教授らによるもの。詳細は米国の科学雑誌「Science」に掲載された。さまざまな感覚は、それを伝える神経細胞の突起(神経突起)が脊髄の特定部位を通り、最終的に脳へ投射されることが知られていたが、これまでの研究では、この神経突起の分別を行うタンパク質などは発見されておらず、研究チームは、この分別がタンパク質の働きだけでは説明が難しいことから、脂質によって制御されているのでは、と考え、その検証作業を行ったという。その結果、脊髄を構成する神経細胞以外の細胞(グリア細胞)が、特定の部位で脂質を産生し、その代謝産物が痛覚神経突起のみを反発して固有感覚神経突起から分離させる役割を担っていることを突き止めた。また、その分子メカニズムとして、Gタンパク質共役受容体「GPR55」が受容体であり、これを介して痛覚神経突起を反発することで、痛覚と固有感覚の神経突起が混線することなく別の目的地へ投射できることを突き止めたとする。なお研究グループでは、今回の成果を受けて、脳脊髄の発生メカニズムの理解が深まり、損傷した神経回路の修復技術の開発が進むことが期待できるとコメントしているほか、GPR55は痛覚神経細胞だけでなく骨細胞・脂肪細胞・免疫細胞・がん細胞などにも発現していることから、これらの細胞が関与する疼痛・骨疾患・肥満・炎症・がん転移など各種疾患の病態解明と治療法開発に役立つ可能性があるとしている。
2015年08月28日