木村拓哉主演ドラマ「BG~身辺警護人~」新シリーズの放送を前に、主人公たちのこれまでを描いた1stシーズンをふり返る「BG~身辺警護人~ 傑作選」の第7話が5月28日(木)放送。木村さんと山口智子の22年ぶり再共演に視聴者が沸いた“伝説回”がもう1度帰ってくる。丸腰の状態で“命の盾”となってクライアントを護る民間ボディーガードの生き様と戦いを描いた2018年放送の「BG~身辺警護人~」。木村さん演じる主人公・島崎章は勤務先の「日ノ出警備保障」に身辺警護課が立ち上がったことで“BG復帰”を果たす。章の同僚、高梨雅也に斎藤工、沢口正太郎に間宮祥太朗、菅沼まゆに菜々緒、上司の村田五郎に上川隆也、章たちと対立する警視庁SPの落合義明に江口洋介、厚生労働大臣の立原愛子に石田ゆり子といったキャスト。新シーズンの放送延期に伴いお届けしている“傑作選”だが、放送当時大きな話題となった第7話がいよいよオンエア。今回、章に警護を依頼するのが山口さん演じる章の別れた妻・小田切仁美。仁美から「わたしを護って」と依頼された章だが、当初は村田とまゆにBGを任せる。しかし高梨がまた章を焚き付けたことで、結局自らが引き受けることになる。「誰かに狙われている」と話していた仁美だが、彼女を付け狙っていた人物の正体が判明。警護の延長でレストランで食事をすることになった2人の前に、愛子が民事党幹事長・五十嵐映一(堀内正美)との会食のため現れる。そしてレストランに鳴り響く銃声…というストーリー。近日放送開始予定の新シーズンでは、銃撃され村田が亡くなった「日ノ出警備保障」が買収され、警備の方針が変化することで、章は会社を飛び出し私設ボディーガードに転身することに。新キャストとして村田に代わり身辺警護課課長を務める小俣健三に勝村政信。身辺警護課の契約担当医・笠松多佳子に市川実日子。「日ノ出警備保障」を買収した大会社の社長・劉光明に仲村トオル。また「なにわ男子/関西ジャニーズJr.」道枝駿佑も出演する。終盤に向け大きく物語が動き出す「BG~身辺警護人~ 傑作選」第7話は、5月28日(木)21時~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2020年05月28日新シリーズ放送延期に伴い1stシーズンの“傑作選”が放送中の木村拓哉主演「BG~身辺警護人~」。5月21日(木)は第6話を放送。橋爪功演じる元内閣総理大臣を警護することになった章たちに何が起きるのか…!?警察組織のSP(セキュリティーポリス)と違い、拳銃などの殺傷能力が高い武器を持てない民間人として丸腰であらゆる危険からクライアントを護る“命の盾”ボディーガード。かつて一流のボディーガードだったが一度は引退し、再びその危険な任務に帰ってきた主人公を木村さんが演じ、そのスケール感と迫力で話題を呼んだ本作。章とともに「日ノ出警備保障」身辺警護課に勤務する高梨雅也役に斎藤工、沢口正太郎役に間宮祥太朗、菅沼まゆ役に菜々緒、章らを束ねる身辺警護課課長・村田五郎役に上川隆也。そしてSPとしての立場ゆえBGを快く思わない落合義明役に江口洋介といった顔ぶれが出演。「日ノ出警備保障」に元内閣総理大臣・鮫島匡一(橋爪さん)から警護依頼が入る。通常総理大臣経験者には警視庁SPが警護につくものだが、政府の決定でSP警護が終了。しかし自宅に再三、無言電話がかかってくることもあり、鮫島は民間の警備会社に警護を依頼したのだった。村田とともに鮫島の警護にあたることになった章は、鮫島の家の門柱に小石が4つ乗せられているのを発見。総理在任中に恨みを抱いた者たちからの報復だろうと話す鮫島を監視する視線を感じる章。その後、民事党幹事長・五十嵐映一(堀内正美)の古稀を祝う会に出席する鮫島に同行した章たちは、そこで五十嵐の元秘書・植野(萩原聖人)が襲撃にやってくる現場に遭遇。取り押さえ所轄署に引き渡した落合(江口洋介)の過剰とも思えるほどのやり方に章は疑問を抱く。その矢先、鮫島の孫・彩矢(豊嶋花)を警護していたまゆ(菜々緒)から、下校時刻を一時間以上経過しても彩矢が帰宅しないと連絡が。身辺警護課総出で周辺を捜索すると公園で謎の男性と一緒にいる彩矢を発見。沢口が逃げた男の後を追うがあと一歩のところで見失ってしまう。そして同じ頃、章は元妻の仁美から「私の警護をしてほしい」と依頼されていた…というのが今回のストーリー。注目の新シーズンでは「日ノ出警備保障」が買収され、章が袂を分かつ展開になる模様で、こちらも放送が待ち遠しい。「BG~身辺警護人~傑作選」第6話は5月21日(木)21時~テレビ朝日で放送。(笠緒)
2020年05月21日新シーズン放送延期に伴い“傑作選”を放送中の「BG~身辺警護人~」。5月14日(木)今夜は、木村拓哉演じる主人公・章の過去が明かされる衝撃の1stシーズン第5話をお届け。章はなぜボディーガードを辞めたのか…再び現れた純也の思惑とは!?SP(セキュリティポリス)のように拳銃や殺傷能力の高い武器を持たず、民間人の立場でクライアントの安全を守る“究極のサービス業”ボディーガードたちの戦いを描いて大ヒットした本作。かつて敏腕ボディーガードだったが、6年前のある出来事がきっかけで仕事を辞め、勤務先の「日ノ出警備保障」に身辺警護課が立ち上がったことで“復帰”することになる島崎章に木村さん。章に不信感を抱き敵視する高梨雅也に斎藤工、後輩ボディーガード・沢口正太郎に間宮祥太朗、女性ボディーガード・菅沼まゆに菜々緒、身辺警護課課長・村田五郎に上川隆也、民間が警護することに疑問を呈する警視庁SPの落合義明に江口洋介、厚生労働大臣の立原愛子に石田ゆり子。島崎がボディーガードを辞めるきっかけとなった河野純也に満島真之介といったキャスト。今回の5話ではスポーツ系の慈善団体からの依頼を受け、高梨はある思惑を持って章を“BG=警護責任者”に推薦するのだが、その団体の代表は章と6年前から因縁のある元サッカー選手の河野純也だった。章は沢口を推すが打ち合わせ当日、依頼主である純也が章をBGに指名。村田は「断っても構わない」と諭すが、章は「この任務が終わったら、みんなにすべてを話す」と約束し、純也からの依頼を引き受ける。だが純也が犯罪がらみで逃亡しようとしているという疑惑が浮上。6年前、章と純也の間に一体何があったのか?なぜ章はボディーガードを辞めたのか。衝撃の事実がついに明らかになる…という物語が展開する。一方、愛子が警護の目を盗んで病院を抜け出し、しかもそれに民間の警備会社が手を貸したという一件が上司の知るところとなり、激しく叱責される落合は、愛子の警護を強化し、章たちを完全に排除しようとするが、その動きに愛子も反応して…後半に向け物語が大きく動き出す5話をお見逃しなく。純也との過去を乗り越え、BGとして新たな道を歩み出したはずの章だが、今後放送開始される新シーズンでは日ノ出警備保障の買収とともに、組織を飛び出し私設ボディーガードに転身するという展開が待ち受けている模様。新シーズンの放送もお楽しみに。「BG~身辺警護人~傑作選」第5話は5月14日(木)21時~テレビ朝日で放送。(笠緒)
2020年05月14日木村拓哉主演で武器を持たずに要人警護にあたるボディーガードたちの戦いの日々を重厚に描いた「BG~身辺警護人~」“傑作選”。5月7日(木)は第4話を放送。勤務先の警備会社「日ノ出警備保障」に身辺警護課が立ち上がりボディーガードに“復帰”する島崎章を木村さんが演じ、斎藤工、間宮祥太朗、菜々緒、上川隆也、満島真之介、石田ゆり子、山口智子、江口洋介らが出演した本作。1話で再びBGとして働き始めた章は任務のなかで、石田さん演じる厚生労働大臣の立原愛子を救ったが、そのことがきっかけとなり、今夜放送の4話では愛子から個人的な身辺警護の依頼を受けることになる…。その依頼とは愛子が秘密裡に対立する派閥の長と会談を持つため、警視庁SPには知られることなく外出したい、というもの。人間ドックに入る病院から抜け出し3時間以内に目的を果たして戻る…という非常に難しいミッションだった。しかし高梨(斎藤さん)は「対立派閥の長との会談」という愛子の外出理由はうそなのではないかと感じていて、それを現場に知らせるようまゆ(菜々緒さん)に命じる。愛子の様子に不審な点を感じていた章は、本当の理由を教えてほしいと問う。その頃、病院では愛子が消え騒ぎになっていた。SPの落合(江口さん)は何かを隠していそうな愛子の秘書・坂上(桜井聖)から、愛子が結婚披露宴の招待状を持っていたこと、そして数日前に章ら日ノ出警備保障の人間たちと会っていたことを聞く。愛子の本当の目的はいったい?さらに事態は落合らと章たちの直接対決に…というのが今回の物語。放送が延期となっている「BG~身辺警護人~」第2シーズンは近日放送予定。新シーズンでは日ノ出警備保障がIT系企業の傘下となり、一転、政財界VIPを警護するように。そして章は会社を退社してひとりで警護の依頼を受けて…という展開に。新たな章たちの活躍をお楽しみに。「BG~身辺警護人~ 傑作選」第4話は5月7日(木)21時~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2020年05月07日TBS系日曜劇場枠では昨年夏に放送された「ノーサイド・ゲーム」を特別編として放送中。5月3日(日)オンエアの第2夜も、主演の大泉洋によるスペシャルナレーションを加えた放送となる。これまでも多くの作品が映像化されてきた池井戸潤の同名小説をドラマ化した本作。物語は大泉さんが演じる大手自動車メーカー「トキワ自動車」の中堅サラリーマン・君嶋隼人が、上司が主導する企業買収に異を唱えた結果、本社から府中の工場に左遷され、そこでくすぶっていたラグビーチーム「アストロズ」のGMを兼務することになることから始まる。当初は本社復帰を目指していた君嶋だが、出世の道を絶たれたと知り、君嶋はアストロズとともに再起をかけリーグ優勝を目指すことを決意。そこから君嶋、アストロズの運命は大きく変わっていく…。君嶋が反対したカザマ商事買収案件を進める中心的存在で、自らにたてついた君嶋を左遷した“天敵上司”の滝川桂一郎に上川隆也。君嶋とは大学時代に同級生で、君嶋のラグビー嫌いのきっかけにもなった存在だったが、君嶋からのオファーでアストロズの監督となる柴門琢磨に大谷亮平。ラグビーの才能がありながらも海外リーグで挫折、ラグビーから距離を置いている七尾圭太に眞栄田郷敦。また君嶋を支える妻・真希に松たか子。府中工場の総務部員でアストロズのブレーンともいえる佐倉多英に笹本玲奈。「アストロズ」キャプテンの岸和田徹に高橋光臣。社員として働きながらアストロズでプレイする佐々に林家たま平。ラグビーに思い入れのあるトキワ自動車の社長・島本博に西郷輝彦といったキャストが出演する。「トキワスタジアムを満員にする」と宣言した君嶋、そのための秘策とは!? 働きながらラグビー部も兼ねる選手たちと一般社員との軋轢…ラグビーと距離を置こうとする七尾を君嶋は説得できるのか? 毎回、感動のラストに多くの視聴者が涙した本作。その魅力を凝縮した特別編であの感動をもう1度!「ノーサイド・ゲーム特別編 第2夜」は5月3日(日)20時~TBS系で放送。(笠緒)
2020年05月03日新シーズンが放送延期となっている「BG~身辺警護人~」は現在1stシーズンの“傑作選”を放送中。4月30日(木)は西村まさ彦、三吉彩花らがゲスト出演した第3話をオンエアする。武器を持たず民間人の立場でクライアントの安全を守る“究極のサービス業”ボディーガードたちの戦いの日々を重厚に描く本作。木村拓哉が警備員から“BG復帰”することになる島崎章を演じるほか、章を敵視する同僚の高梨雅也に斎藤工、島崎らが所属する警備会社「日ノ出警備保障」身辺警護課最年少の沢口正太郎に間宮祥太朗、女性ボディーガードの菅沼まゆに菜々緒、身辺警護課の課長・村田五郎には上川隆也。警護は民間には任せられないというスタンスの警視庁SP・落合義明に江口洋介、厚生労働大臣・立原愛子に石田ゆり子、木村さんの元妻役で山口智子らも出演。今回は『決算!忠臣蔵』や放送中の大河ドラマ「麒麟がくる」の西村まさ彦、『ダンスウィズミー』などで知られ、上川さんとは「エンジェル・ハート」で共演経験もある三吉彩花がゲスト出演する。今夜放送の3話では、島崎らが“人気タレント・かのん(三吉さん)に支給する現金1億円の警護”を命じられることに。芸能事務所社長の坂東光英(西村さん)は1億円について「急に引退したいと言い出し姿を消したかのんを連れ戻すための金」だと説明するが、かのんに会うため車で出発したものの、行き先もはっきりしない任務に高梨は不信感を募らせる。実はかのんは「引退する」と言い出し姿を消したのではなく誘拐されていた。警察には知らせないで欲しいと懇願する坂東の意思を尊重し、誘拐犯の要求した場所に金を運ぶことになるのだが、犯人との通話に成功した章は、ある違和感を覚える。一方、警視庁SPの落合義明は立原から“民間の警備会社の章に警護を依頼するつもりだ”と言われ驚がくする…という展開に。「BG~身辺警護人~傑作選」第3話は4月30日(木)21時~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2020年04月30日木村拓哉主演「BG~身辺警護人~」が新シリーズの放送延期に伴い、現在“傑作選”を放送中。4月23日(木)今夜は第1シーズンから、女優の大塚寧々をゲストに迎えた2話をオンエアする。SP(セキュリティーポリス)のように拳銃や殺傷能力の高い武器を持てない民間人の立場として、丸腰の状態で“命の盾”となってあらゆる危険からクライアントを護るボディーガードの生き様と戦いを描いて2018年にオンエアされ好評を博した本作。6年前のある出来事がきっかけでボディガードを辞め工事現場で警備員をしていたが、勤務先の警備会社「日ノ出警備保障」に身辺警護課が立ち上がり“BG復帰”することになる島崎章役に木村さん。民間警護を見下している警視庁SPの落合義明役に江口洋介、島崎を敵視する同僚の高梨雅也役に斎藤工、後輩ボディーガード・沢口正太郎役に間宮祥太朗、女性ボディーガード・菅沼まゆ役に菜々緒、身辺警護課課長・村田五郎役に上川隆也、島崎がボディーガードを辞めるきっかけとなった河野純也役に満島真之介といったキャストが出演。2話で島崎たちが警護するのは、人権派で知られる裁判官・行永辰夫(田中哲司)の妻・亜佐美(大塚さん)。自宅の玄関先にある自転車に放火されるという事件が起きて、安全を確保するためだったが、亜佐美は「武器も持たない一般人に護ってもらうなんて」とボディーガードが付くことに難色を示す。そんな中、章は亜佐美を監視する何者かの視線に気づき、またやがて亜佐美が夫に隠していた秘密の生活が見えてくる…というのが今回のストーリー。絶体絶命のピンチに陥った亜佐美を島崎が抱き抱えて走るシーンは、現場で急遽木村さんから提案され台本を変更。木村さんの“お姫様抱っこ”での疾走にも注目したい。民間警備会社の身辺警護課に所属していた島崎章が、組織を飛び出し私設ボディーガードに転身。新ステージで躍動の人間ドラマが描かれる「BG~身辺警護人~」新シーズンの放送を前に、改めて木村さん演じる島崎章という男の生きざまをふり返ってみては?「BG~身辺警護人~傑作選」2話は4月23日(木)21時~テレビ朝日でオンエア。(笠緒)
2020年04月23日昨年夏に放送された大泉洋主演ドラマ「ノーサイド・ゲーム」の特別編が4月26日(日)に放送されることが決定した。TBS日曜劇場枠にて池井戸潤の同名小説をドラマ化した本作は、左遷された男が低迷するラグビー部と共に、再起を目指す物語。ラグビーチーム「アストロズ」のGMとなる主人公を演じる大泉さんをはじめ、松たか子、上川隆也、さらにラグビー日本代表選手らも出演。ラグビーワールドカップ2019日本大会での日本代表の活躍と共に、本作は大きな話題になった。今回の特別編は、当時放送されなかった未放送カットを織り込み、さらに大泉さんのナレーションを加え再構成したバージョンで放送となる。なお、「半沢直樹」特別総集編、日曜劇場「半沢直樹」は、引き続き放送日程調整中だ。「ノーサイド・ゲーム特別編」は4月26日(日)20時~TBSにて放送(話数未定)。(cinemacafe.net)
2020年04月20日木村拓哉主演ドラマ「BG~身辺警護人~」新シリーズの放送延期に伴い、前作を放送することが決定した。丸腰の状態でまさに“命の盾”となり、あらゆる危険からクライアントを護る民間ボディーガードの生き様と戦いを描く「BG~身辺警護人~」。木村さんのほか、斎藤工、菜々緒、間宮祥太朗らが続投し、前作から約2年ぶりに第2弾が放送されることが決定していたが、先日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、撮影スケジュールに影響が出たためにスタート日が延期に。そこで今回、新シリーズがスタートするまでの期間、前シリーズの傑作選を放送することが決定。4月16日(木)に予定していた放送スタート日には、第1話を放送。撮影が再開し新シリーズがスタートするまで、順次エピソードを厳選し、放送していくという。なお、新シリーズのスタート日や傑作選のラインアップは決定次第、発表される。第1シリーズ(2018年)第1話あらすじ島崎章(木村拓哉)は日ノ出警備保障の社長に呼ばれ、身辺警護課の新設とそこへの着任を打診される。数年前、とある出来事をきっかけにボディーガードの世界から身を引いていた章は、一度はその打診を固辞するも受け入れることに。高梨雅也(斎藤工)、菅沼まゆ(菜々緒)、沢口正太郎(間宮祥太朗)、そして村田五郎(上川隆也)といった各部署から集められたメンバーと共に“新人ボディーガード”として身辺警護課に着任した章は、厳しい訓練を終え、ついに初の任務に就く。依頼人は、隅田川で開催されるマラソン大会のスポンサーである会社会長の大久保佐助(伊武雅刀)。当日、大会に出席する際の警護が任務の内容だ。その頃、厚生労働大臣の立原愛子は“元ファン代表”を名乗る人物から脅迫状を受け取っていた。「退陣なくば、死の号砲が鳴る」という文面で…。「BG~身辺警護人~」第1シリーズ(2018年)第1話は4月16日(木)21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2020年04月08日木村拓哉らが出演した2018年1月期放送の連続ドラマ「BG~身辺警護人~」の第2弾がこの春、放送決定。木村さんをはじめ、斎藤工、菜々緒、間宮祥太朗らの出演も明らかになった。丸腰の状態でまさに“命の盾”となり、あらゆる危険からクライアントを護ってきた木村さん演じる島崎章。権力や武器を備えた警察官に対し、丸腰でチーム一丸となって敵に挑んでいく章たち民間ボディーガードの姿を描いた前作を経て、今作ではあえて章の立場を“組織から独立した私設ボディーガード”へと大幅更新し、「個人vs組織」の物語を軸にした新ステージで再始動。民間警備会社「日ノ出警備保障」の身辺警護課に所属した章。今作では「日ノ出警備保障」を買収した大会社の利益優先方針に疑問を感じた章が組織を飛び出すことに。また高梨雅也(斎藤さん)は、章が辞めた本当の理由を聞きだすため、章のもとへ。そこで一緒に警護をするうちに、高梨の心に変化が生まれ…。そして、独立した章たちを敵視する組織とのせめぎ合い、そんな組織に残ることを選択した仲間・菅沼まゆ(菜々緒さん)や沢口正太郎(間宮さん)との関係性を縦軸に、各クライアントとの一対一の人間関係をじっくりとドラマチックに描いていく。卓越したスキルを持つ木村さん演じる章、斎藤さん演じる元自衛隊員のボディーガード高梨雅也、菜々緒さん演じるかつては将来を有望視される柔道選手だったボディーガード菅沼まゆ、間宮さん演じるかつてはド新人だったが現在は一人前のボディーガードに成長した沢口正太郎というレギュラーメンバーに加え、実力派の新キャストも参加。前作で亡くなった身辺警護課の前課長・村田五郎(上川隆也)の後任・小俣健三役で勝村政信、総合病院の整形外科医で、身辺警護課の契約担当医をしている笠松多佳子役で市川実日子、今作に不穏な空気を呼び込む“最大の敵”、「日ノ出警備保障」を買収した大会社の社長・劉光明役で仲村トオルが出演する。今作について木村さんは「体を張って警護対象者を護る“現場主義者”という点ではブレていないものの、今回から会社に属したキャラクターではなくなることで、描く世界観の形態が多少変わってきている。そこを自分なりにどう楽しみ、視聴者の皆さんにどう伝えていくか…。いろいろ考えながら、これから始まる現場での作業を心待ちにしているところです」と現在の心境を明かす。また「前回からご一緒している斎藤工さん、菜々緒さん、間宮祥太朗さんとは同じモチベーションでクランクインできると思いますし、空気もすぐに出来上がると思います。特に、斎藤さんとは前回よりも間合い的に近い設定になりそうなので、現場でもご一緒する機会が増えると思いますし、そこも今から楽しみですね。また、新たなストーリーを構築していく上で必要なダークサイドを仲村トオルさんが演じてくれるのは心強いですし、新キャストの皆さんを含めてのセッションを楽しんでいきたいです」と共演者についてもコメント。さらに「実は今回、僕のわがままで脚本の井上由美子さん、プロデューサーの皆さん、そして斎藤さんや間宮さんにも同席していただき、台本の準備稿をもとに各々の考えや疑問点を全部吐き出すセッションをさせていただきました。そこでみんなの意見が整理整頓され、『しっかり煮詰まったな!』と感じる決定稿が出来上がりました。あとは現場に立つのみ。現場でもキャスト、スタッフ一丸となって取り組み、『BG』の新しいストーリーと新しい形態をしっかりと紡いでいきたいな、と思います」と綿密な準備が行われていたことを告白した。なお、前作に引き続き脚本は「GOOD LUCK!!」「エンジン」の井上由美子が手掛ける。「BG~身辺警護人~」は4月16日より毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2020年03月05日国際アート・カルチャー都市構想のシンボルで、年間1000万人の集客が見込まれる「Hareza 池袋」の中核をなす劇場として、昨年11月に開館した「東京建物 Brillia HALL」(豊島区立芸術文化劇場)。そのこけら落としシリーズとして、4月に上演される手塚治虫原作の舞台『新 陽だまりの樹』に出演する俳優の上川隆也が、公演プロデューサーでキョードーファクトリー代表取締役社長の前田三郎氏とともに、高野之夫・豊島区長をこの度表敬訪問した。【チケット情報はこちら】文化創造都市宣言をするなど、文化芸術に対して積極的に受け入れ活動をしている豊島区で、6期目を務める高野区長。就任当初から財政健全化に力を入れつつ、閉塞感を打破するために、文化や芸術を育む政策を打ち出したことを語る。「街が賑わうとき、そこには文化がある。文化がないと賑わいというものは生まれない。財政再建は苦しかったけれど、文化・芸術による街づくりをしたい。苦しい時こそ文化を育てていければ、豊島区の未来像が作れるのではないかと思った」。それに対して、上川は「高野区長の長年の思いが結実していると感じる」と返す。自らが役者としてキャリアをスタートさせた、演劇集団キャラメルボックス(現在活動休止中)がサンシャイン劇場で公演を頻繁に行なっていたことや、昨年12月までNODA・MAP第23回公演『Q』で東京芸術劇場プレイハウスの舞台に立っていたことを挙げて、「思い返すと、舞台のキャリアの大部分を僕は池袋で過ごしている。僕にとって池袋という街のイメージは、まさに演劇もしくは芸術という街だというイメージ。高野区長が21年間継続されてきた思いが、僕の中にあるイメージと合致した」と語った。昨年11月に開館した、東京建物 Brillia HALLは、豊島区が東池袋の旧豊島公会堂跡地に設立した公立劇場で、三層1300席の客席と間口9間(16.4m)の舞台を有している。上川は「役者は数多いるが、劇場のこけら落としに携われることは滅多にない。自分自身、想像もしていなかったが、本当に光栄なことだ」と感謝の意を述べつつ、「豊島区一丸となった力をぜひ追い風として、一身に浴びながら、座組み、スタッフ一同出来る限りの芝居を作っていきたい」と意気込んだ。また、豊島区で生まれ育った前田氏は「自分の生まれた街の新劇場で芝居を作れることはとても光栄なこと。上川くんをはじめ、うまい役者たちが演じる『新 陽だまりの樹』を僕は早くみたいし、区民の皆さんにも見ていただければ嬉しい」と述べた。『新 陽だまりの樹』は2020年4月3日(金)~19日(日)まで。上川隆也のほか、中村梅雀、葛山信吾、緒月遠麻、山田菜々、風間杜夫らが出演。チケット発売中。取材・文・撮影:五月女菜穂
2020年02月03日手塚治虫の「陽だまりの樹」を原作とする舞台『新 陽だまりの樹』が2020年4月から上演される。武士の伊武谷万二郎と、蘭方医の手塚良庵を軸に、激動の幕末を駆け抜ける若者たちを描くこの物語に、2012年の舞台『陽だまりの樹』に続いて上川隆也が出演することも決まった。しかも、前回演じた良庵ではなく、万二郎役で登場するというのだから面白い。上川に作品への思いを聞いた。【チケット情報はこちら】伊武谷万二郎という武士を演じるにあたって、上川がどうしても思い浮かべずにはいられないのが、前回の舞台で万二郎に扮した吉川晃司のことだ。「僕のなかにはもう、まさしく武士のような吉川晃司という男が演じた、あの無骨にして寡黙な伊武谷万二郎がいて、それが男気のあるいい男でしたから、僕のなかから消すのはまず無理なんです。ですから、それをどう咀嚼しながら、あるいはどう受け止めながら、自分の伊武谷万二郎を作っていくのか。それが今回の僕にとっての大きなテーマになるのかなと思っています」とはいえ今度は、相対する良庵を演じるキャストも、中村梅雀に変わる。「前回はお互いの若さをぶつけるような物語だったのが、少し毛色の変わったものになるだろうと窺い知れるようなキャスティングです」と上川自身が言うように、おそらく自然に、新しい万二郎と良庵が生まれるはずだ。「もしかしたら、良庵さんがひとつ上の世代のキャラクターとして、僕らの若気からくる言動を見守るような物語なのだろうかと、勝手に妄想しています(笑)」。脚本と演出も一新される。脚本を担うのは劇団☆新感線の座付作家であり、アニメ作品の脚本も手がける中島かずき。演出は劇団青年座の宮田慶子。上川とは、舞台『真田十勇士』でもタッグを組んでいるふたりだ。「中島さんは歴史に詳しく、新感線をはじめとする様々な作品でも、歴史の本流のなかにアレンジメントを織り込んで描いておられますから、その作風が今回どう活かされるのか、楽しみしかありません。宮田さんの、僕らを自由に動かしながら、気がついたら宮田さんの狙っている的にしっかり当たっているというような演出は、命の使い方を問われた幕末にあってどう生きるのかというこの作品のテーマを、また違う形であぶり出してくれると思っています」。様々に新たな要素を組み込んだ『新 陽だまりの樹』。“生きる”という普遍の問いかけを、しっかりとエンターテインメントに昇華させてくれそうだ。取材・文:大内弓子上川隆也衣装クレジットLosguapos For Stylist ・TEL 03-6427-8654CK CALVIN KLEIN・TEL 03-5476-5811(株)オンワード樫山 お客様相談室
2020年01月23日「待ちわびていました。佐方は不器用なまでに法に愚直な男で、たとえ自分が危ない橋を渡ることになろうともまっすぐに真実に向き合う姿に、男としていとおしささえ感じています」スペシャルドラマ『検事・佐方〜裁きを望む〜』(テレビ朝日系・12月26日21時〜)で佐方貞人を演じている上川隆也(54)が、シリーズ4作目に挑む気持ちをそう語った。今作は資産家の家で腕時計を盗んだ男が起訴事実を認めていたにもかかわらず、公判で一変して無実を主張し、事態が激変していく。「今回は法律の盲点、仕組みやからくりを2時間で理解してもらうことがテーマになっています。ラストに横溝正史シリーズのような、謎解きクライマックスシーンがあるんですが、そこも見どころの1つになっていると思います」上司役の伊武雅刀、同僚役の松下由樹など、共演者との時間も撮影の醍醐味の1つのようだ。「松下さんは、皆さんのご想像どおり本当にカラッとしていてとても気持ちのいい方。伊武さんも折に触れ冗談をおっしゃるし、ドラマの重さとは反対に、とても明るい現場です。事件が解決したあとにみんなで行く居酒屋ふくろうのシーンは毎回楽しみにしています」54歳となった現在も、ドラマや舞台に精力的に取り組む上川。体力づくりについて尋ねると、こんな答えが返ってきた。「ジムには会費を払うばかりで全然通えていないんです。運動といえば愛犬ノワールの日々の散歩だけ。小1時間ほど歩くんですが、彼女がいなければ僕は運動不足になってしまうでしょう(苦笑)」
2019年12月09日「今回は法律の盲点、仕組みやからくりを2時間で理解してもらうことがテーマになっています。ラストに横溝正史シリーズのような、謎解きクライマックスシーンがあるんですが、そこも見どころの1つになっていると思います」そう語るのは、シリーズ4作目となるスペシャルドラマ『検事・佐方〜裁きを望む〜』(テレビ朝日系・12月26日21時〜)で、佐方貞人を演じている上川隆也(54)。今作は資産家の家で腕時計を盗んだ男が起訴事実を認めていたにもかかわらず、公判で一変して無実を主張し、事態が激変していく。「佐方は不器用なまでに法に愚直な男で、たとえ自分が危ない橋を渡ることになろうともまっすぐに真実に向き合う姿に、男としていとおしささえ感じています」今年、役者になって30年を迎えた上川。意外にも当初は「面白いからやっている」もので生業にしようという自覚はなかったそう。「役者を続けてこられたのは、29歳のときにドラマ『大地の子』の主役という大役をいただき、仲代達矢さんと出会ったおかげです。仲代さんにいただいた、役者を続けていくのなら役柄は差が出るように選んだほうがいい、とのアドバイスは大事にしながら役柄と向き合っていますし、その言葉が今でも僕の背中を押してくれています」54歳となった現在も、ドラマや舞台に精力的に取り組む上川に体力づくりについて尋ねると。「ジムには会費を払うばかりで全然通えていないんです。運動といえば愛犬ノワールの日々の散歩だけ。小1時間ほど歩くんですが、彼女がいなければ僕は運動不足になってしまうでしょう(苦笑)」しつけが行き届き、無駄ぼえは一切しないノワールちゃんはドラマの撮影現場にも訪れ、癒してくれるという。役者・上川の生活を支える大切な存在でもあるのだ。「彼女は家族の一員です。旅行に行くときも一緒で、離れがたい存在です。10歳になりますが、大病もせず、健康でいてくれて感謝しています。これからも時間の許す限り一緒にいたいと思います」
2019年12月09日女優の八千草薫さんが10月24日にすい臓がんのために亡くなった。享年88歳だった。八千草さんは18年1月にすい臓がんの手術を受け、19年には肝臓にもがんが発覚。仕事を休養し、治療に専念していた。八千草さんといえば、47年に宝塚歌劇団に入団。退団後も映画やテレビ、舞台などで幅広く活躍した。2010年代に入ってからも映画「くじけないで」(13年)で、「蝶々夫人」(55年)以来の58年ぶりに主演を務めた。さらに、18年の「執事 西園寺の名推理」(テレビ東京系)や19年の「やすらぎの刻~道」(テレビ朝日系)でも好演し、注目を集めた。そんな日本を代表する大女優の訃報に、芸能界からも惜別の声が止まない。「執事 西園寺の名推理」で共演した上川隆也(54)は28日に、Twitterで八千草さんを追悼。同ドラマで上川は、八千草さん演じる伊集院百合子の執事役を演じた。《御一緒出来たのは ほんの束の間でしたが、心から幸せな時間でした。 『西園寺』と呼ぶ声は、これからも私の耳の中で響き続けるのでしょう。 心安らかにお休み下さい、奥様》さらに佐藤二朗(50)も同ドラマで共演し、Twitterで八千草さんに向けた思いをつづった。《「初めてご一緒できたのに最初の僕の台詞、“お婆ちゃん、なぁお婆ちゃん“で申し訳ないです」。そう言った僕に、「だってお婆ちゃんだもの」と満面の笑顔》と懐古し、《その佇まいや芝居は、あとに続く者たちに「継がなければ」と強く願わせるものだった。八千草薫さんという巨星のご冥福を一俳優として強く願う》と偲んだ。また29日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)では、真矢ミキ(55)が登場予定だった。しかし、急きょ「追悼・八千草薫さん」に番組内容を変更し反響を呼んだ。《八千草薫さんがもういらっしゃらないなんて嘘みたいだ 年齢を重ねるにつれて親しみを持って拝見していた人がいなくなっていく》《八千草薫さんの緊急追悼で差し替えになった今日。本来は宝塚の後輩の真矢ミキさんがゲストの予定だったんだよな。 何か運命的なものを感じる》《八千草薫さん本当に素敵な人でした。 画面からも伝わる人柄の良さいくつになっても綺麗で歳を感じさせない本当に素敵な人。 永遠のマドンナと呼ばれ親しまれた八千草薫さん綺麗です。 黒柳徹子さんと話している八千草薫さん優しい顔しています。 八千草さんのご冥福をお祈り致します》これからも八千草さんの輝きは多くの人々の胸に残り続けるだろう――。
2019年10月29日『HiGH&LOW THE WORST』(以下ハイロー)のポスターの真ん中に映っている志尊淳を見て、不覚にも一瞬、誰? と思ってしまうほど、凛々しいを通り越して凄みがあった。ついこの間、TBS系連ドラ『Heaven?〜ご苦楽レストラン〜』では、ふにゃ〜とした笑顔を浮かべていた人物、『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』では得意の子犬系男子として、春田と牧と黒澤の恋に参戦していく人物とはまるで別人……。人間を作っている成分が鉱物と植物くらい大差がある気がした。だがもともと志尊淳は戦隊もので注目された俳優だ。戦隊ものは仮面ライダーと並ぶ若手男性俳優の登竜門で、その中の一作『烈車戦隊トッキュウジャー』(14年)で志尊はリーダー役だった。その後、私が彼に注目したのは『探偵はBARにいる3』(17年)での回し蹴りの速度。甘めの顔立ちとそのアクションのキレのギャップにひれ伏したものだ。一見かわいいが獰猛なタスマニアデビルのように、優しげな顔で実は……みたいな役もやりつつ、知る人ぞ知る若手俳優だった志尊淳が幅広い層に注目されるようになったきっかけは、人間の多様性をテーマにしたNHKのドラマ『女子的生活』(18年)のトランスジェンダーの役に挑戦したこと。男性として生まれながら女性のような髪型や服装を好み、恋愛相手は女性という役で、見た目の美しさは精神性の強さだと思わせるような志尊淳の居方がドラマを爽やかなものにした。続いて、朝ドラこと連続テレビ小説『半分、青い。』(18年)ではヒロインの親友でゲイセクシャルの役をチャーミングに演じて、全国区の知名度を得た。トランスジェンダー、ゲイセクシャルと続いていたうえに、『Heaven?』や『おっさんずラブ』があったので、ぎりっと男ぽさ全開した『ハイロー』に驚いてしまったわけだ。その前に配信ドラマ『潤一』(19年)で、6人の女性と同時期に交流をもち、6人6様の女たちの心のスキマを埋めていく難役を魅力的に演じていたこともあったから、ハイローという女性の入るすきが1ミリもなさそうな男の世界でしっかり立っている姿が新鮮だった。というか、こっちのほうがいい! という気にさえなった(まあ、人それぞれと思います。まさに相手の望むようになる潤一みたいなものでしょう)。○スイートな顔立ちで一撃必殺『ハイロー』は不良たちの覇権争いを描くアクションもの。次々と現れるツワモノたちのなかで、志尊淳は幹部以外全員坊主頭という少林寺かと思うような鳳仙学園の番長・上田佐智雄役。鬼邪高校の花岡楓士雄(川村壱馬)とあるきっかけで知り合い、いい感じになったのもつかの間、ふたりには戦わなくてはならない宿命が……。部下を率いて前進してくる姿はまるでランウェイを歩くモデルのような華麗さ、高台に立つ神社から美しい夕日を並んで見ながら語り合う場面の麗しさ、その後の壮大なアクションシーン。とにかく出演者が多く、ともすればキャラクターが大渋滞になりそうなこの作品のなかで、志尊淳はするすると華麗にくぐり抜け、しっかり足跡を残していく。そしてやっぱり足技の鮮やかさは健在だった。登場人物たちのアクションの軌跡に鍛錬が見える人がいて、志尊淳の動きがまさにそれ。動きがだらっと流れず一秒一秒に強い意思が感じられるのは私の贔屓目ではないと思う。あんなにスイートな顔立ちで身体も華奢に見えるけれど、フェンシングの細い剣のように一撃必殺。横顔の鼻先から口元と顎のラインが完璧なのである。それを照明で飛ばすとふんわり、その印影に影が入るとハイローポスターみたいな強さが際立つ。口をきゅっと結ぶとたちまち強い男、開くとかわいい系。この落差を武器に、志尊淳はいくつもの役を演じていく。たぶん、『ハイロー』のポスターが最近のイメージと全然違うと思われるのは本人としてはしてやったりだろう。役者たるもの、違った役を演じたいだろうし、いい意味で観る人を裏切りたいだろうから、トランスジェンダーやゲイセクシャルの役がハマり役というだけではない、ボーダレスな性を演じるだけでない、あらゆることにボーダレスであることこそ、志尊淳の課題に違いない(と勝手に期待している)。○クセのある役から正統派まで志尊淳は現在、QUEENの名盤『オペラ座の夜(A Night At The Opera)』を使用した(当然QUEEN公認で)NODA・MAPの舞台『Q:A Night At The Kabuki』に出演している。野田秀樹の演出を受けることは舞台をやる俳優にとってとても大きなこと。志尊は参加することも貴重な野田のワークショップに呼ばれ、それによって松たか子、上川隆也、広瀬すずと並ぶメインキャストのひとりに選ばれた。『ロミオとジュリエット』を12世紀の日本に置き換え、いがみ合うのは源氏と平家になっていて、志尊の役は平の瑯壬生、つまりロミオだ。ジュリエットは広瀬すずで源の愁里愛。松と上川はロミオとジュリエットが死なずに済んだ後のふたりを演じる。志尊ロミオはじつにキラキラ颯爽としていて、広瀬ジュリエットと並んで絶世の美男美女であるがゆえに悲劇もいっそう際立った。こういう正統派な役もイケるのである。さすがヒーローもの出身。クセのある役から正統派まで対応可能な幅広さをまたまた見せつけた。思えばロミジュリは『ウエスト・サイド物語』の元になっていて、ハイローは『ウエストサイド』の進化系といってもいい。『鬼邪高潰すぞ』ならぬ『平家潰すぞ』という感じで平家と半目しあった結果、愁里愛との愛にもさらなる壁が立ちふさがってしまう悲劇が描かれる『Q』を見ていたら、ハイローでは、花岡楓士雄がジュリエットみたいなものと想像してしまい、また別の楽しみが沸いてきた。そういう気持ちでもう一回、ハイロー観に行こうかな。(C)2019「HiGH&LOW THE WORST」製作委員会(C)髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX
2019年10月22日日本で最も忙しい俳優のひとりであることは間違いない。性的マイノリティから、セクシーでミステリアスな青年、爽やかサラリーマンと、さまざまな顔を見せてくれる、志尊淳さんの素顔とは。――ここまでいろんなタイプの作品や役を演じられていますけれど、志尊さんの食指が動く作品や役というのは、どういうものですか。僕、自分がやる役に対して、愛やこだわりを持って臨みたいんです。去年、性的マイノリティの役をやらせていただいて、役を演じることへの責任というものをすごく感じるようになりました。それまでは自分の色を作品にどれだけ出せるかに重きを置いていたんですが、意識が変わりました。――それは、責任を背負う覚悟を持てる役ということでしょうか。はい。自分のなかで作品や役に大小はなくて、そこが一番です。――でも『潤一』のような、女性との絡みが多い役柄など、やり甲斐とは別に、演じるのに戸惑うことはないですか。役の人間性で戸惑うことはないです。なんでもやってみたいです。――出演映画『HiGH&LOW THE WORST』も公開中ですが、以前から、このシリーズに出たいとおっしゃっていたと聞いて驚きました。意外というか…。そのように「意外」とおっしゃってくださる方がいることは面白いなと思います。この2~3年で僕のイメージが確立したんだろうなと感じます(笑)。もともとヤンキーものの作品って好きなんですよね。ただ喧嘩しているだけのように思う方もいると思うんですが、喧嘩するにもそれぞれに理由があって、そこで互いを理解したり、コミュニケーション手段になっていたりもする。僕はそこにロマンを感じるんですけれど、その魅力をもっといろんな人に感じていただきたいなと思っていて。――ご覧になっていて、血が滾(たぎ)るみたいなこともあるんですか。ありますあります。男同士の殴り合いのシーンでアドレナリンがドバッと出たり(笑)。――どうしても見た目から“かわいい”役が多くなると思うのですが、そこへのコンプレックスみたいなものはありました?なくはないです。実は男くさい作品に出たくて、マネージャーさんに書類を出してもらっていた時期がありました。でも、見た目の印象から書類で落とされることが続いて…。おかげで、いつか向こうから声がかかるようにって反骨心が鍛えられた気がします。いま思えば、見た目の部分はあるにしても、演技で周りを納得させることができないという自分の技量不足なんですよね。だから今回、お話をいただいた時は嬉しくて、スケジュール的にかなりキツくてもやりたいと思ったんです。でもだからって、かわいい役とかほんわかした役がどうということもないんです。どんな役も本質的に違う人物なわけで、“何々系”と括ることもないです。――あるトーク番組で拝見したんですが、志尊さんは役者になろうと決意して17歳の時に家出をしたそうですね。家族との連絡も絶ってまで目指したのは、何がそこまでさせたんでしょう。その話…長くなりますよ(笑)。――では少しコンパクトに(笑)。なんなんだろう…一番最初は、ただ喜んでもらいたいとか、裏切りたいとか、そんなスタートだったと思います。役者の卵だって言うと、たいてい、「大変だからやめたほうがいい」って言われるんですけれど、そういう人たちを裏切りたかったんです。家族から離れたのは、自立したい…退路を断つというのかな。志尊っていう名字だけに、どうしても「あの志尊くんの家族ですか」って聞かれたり、迷惑をかけるわけです。だから家族が生きづらくないよう、少しでも誇れるような存在にならないとっていうのはありました。家族には、そんなふうに思う必要ないと言われますが、そこは僕のこだわりとして全うしたいです。――それだけ熱量を抱くほどの役者の魅力ってなんですか。そこが一番難しいですね。ただ僕は性質的に、何をやるにしても楽しさを見出して突き詰めたいと思うタイプなんです。勉強するって決めたら1位になるまでやるし、スポーツに没頭したら大会でMVPをとるまでやり続ける。ずっと自分で定めた目標に向かって走ってきたけれど、役者には正解もゴールもないじゃないですか。目標を達成して終わりっていうことがないからこそ、やり続けるのかもしれない。そこに楽しさを見出している気がします。――そんな話を伺いながら、唐突に話題を変えて恐縮なんですけれど、恋愛とか結婚にご興味は?大々興味のある話題です(笑)。――どういう女性が…?自分に寄り添って肯定してくれる人ですね。外見的な好みは全然ないんですが、まずは僕のことを肯定したうえで、考えが違うところはアドバイスをしてくれる人が理想です。――30代に向けての目標は?仕事面ではないですね。目の前にあることに精一杯の力で取り組んでいきたいと思っています。ただ家族に家を建てるとか、何か自分がやってきたことを形で残せるようなことがしたいです。しそん・じゅん1995年3月5日生まれ、東京都出身。2011年俳優デビュー。『烈車戦隊トッキュウジャー』に主演し注目を集め、昨年、主演ドラマ『女子的生活』で演じた性的マイノリティ・みき役の真摯な演技が高い評価を受けた。出演映画『HiGH&LOW THE WORST』が公開中。NODA・MAP第23回公演『Q』:A Night At The Kabuki:に出演。ロングシャツ¥28,000(CULLNI/Sian TEL:PR 03・6662・5525)その他はスタイリスト私物志尊さんが出演する野田秀樹さんが作・演出を手掛ける舞台、NODA・MAP第23回公演『Q』:A Night At The Kabuki:が、東京芸術劇場プレイハウスで上映中。12月11日(水)まで大阪、北九州でも公演。共演に松たか子、上川隆也、広瀬すず、竹中直人ほか。NODA・MAP TEL:03・6802・6681※『anan』2019年10月16日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・手塚陽介ヘア&メイク・仲田須加インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年10月14日柔よく剛を制す、という言葉があるけれど、志尊淳さんは“柔”も“剛”も併せ持つ俳優だ。そのスイートな顔立ちは柔和でフェミニンなイメージ。実際お会いしても、穏やかで優しい人であることは間違いないけれど、語る言葉にブレない芯の強さと、気骨を感じさせる。――今年の志尊さんの活躍ぶりはめまぐるしいほどです。この夏だけでも、『潤一』と『Heaven? ~ご苦楽レストラン~』の連ドラ2本に、出演映画『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』が公開されるなど、お仕事がひっきりなしですよね。確かにいろんな役をやらせていただきましたが、数で言ったらそんなに多くはないんです。いままでは同時期にいくつかの作品が重なって、縫うように役を演じていたこともありましたが、今年はひとつひとつの作品に集中して臨むことができている。そこで感じられることはすごく大きくて収穫がありました。僕はずっと仕事をしていたいタイプなので、あっという間だったし、楽しいですよ。――そんな志尊さんの2019年を締めくくるのが、NODA・MAPの舞台『Q』です。野田秀樹さんの作品は、これまでもご覧になっています?以前から大好きで拝見させていただいていて、いつかここに仲間入りできたらと思っていました。ただ、舞台経験がさほどない僕がやりたいと簡単に言えるものじゃなく、生半可には挑めないような壮大で緻密な表現が必要とされる舞台だと感じていて…。だから去年、野田さんのワークショップに参加する機会をいただけて、すごく嬉しかったんです。出演のお話をいただいたのはそんな時で、最初は信じられない気持ちでした。簡単に引き受けられるものではないというのもわかっていたんですが、それでも出させていただきたくて覚悟を決めました。――実際、ワークショップで経験した野田秀樹さんの舞台の現場の感想はいかがでした?舞台ではこうしなきゃいけないっていう決めつけが一切なく、それぞれの自由な表現が尊重される場というか。いままでの自分なら恥じらってしまいそうなところなのに、まったくそれを感じることなく表現の自由というものを追求させていただくことができて、ただただ楽しいという感覚しかなかったです。僕らが無意識に縛られている“普通”というものを、普通にとらえない雰囲気があって、それがすごく嬉しくて。――今回の『Q』は、クイーンのアルバム『オペラ座の夜』からインスパイアされた『ロミオとジュリエット』の後日談とのことなんですが…。すごいですよ。お祭りかっていうくらい(笑)。たぶん『ロミオとジュリエット』の概念をいい意味で壊されるし、愛というものがより深く探究されている作品になっていると思います。野田さんは、僕の想像の範囲を遥かに超えた世界を描かれる方で、今回もその意図をまだ全部は読み取れてないんです。10回読んでも100回読んでも、新しいものを感じ取れるんじゃないかと思うし、野田さんとの稽古のなかで、それを少し知ることができるんじゃないかと期待しているんですけどね。――舞台出演は約2年ぶりとなりますけれど、舞台に対する特別な思いみたいなものはありますか。役を探究するという意味では映像と何も変わりはないですが、舞台は時間をかけて稽古をして本番に臨みますので、役を掘り下げられる部分は大きいと感じます。それに映像って、編集に助けていただいている部分がとても大きくて、舞台に対しては、それがないぶん自分の技量の必要を感じるんですよね。これは勝手な自分のこだわりなんですけれど、映像であっても「そこは映らないんで大丈夫ですよ」と言われても、お芝居している間はずっと役で居続けたいんですよ。妥協したくないというか。今回、日本の演劇のトップにある環境で芝居をさせていただけることは、自分に責任やプレッシャーを付加することでもあるけれど、今年一年というか、ここまでの役者人生の集大成と言えるくらいの場でもあります。いましかないエネルギーだったりを表現していけたらと思っています。しそん・じゅん1995年3月5日生まれ、東京都出身。2011年俳優デビュー。『烈車戦隊トッキュウジャー』に主演し注目を集め、昨年、主演ドラマ『女子的生活』で演じた性的マイノリティ・みき役の真摯な演技が高い評価を受けた。出演映画『HiGH&LOW THE WORST』が公開中。NODA・MAP第23回公演『Q』:A Night At The Kabuki:に出演。ロングシャツ¥28,000(CULLNI/Sian TEL:PR 03・6662・5525)その他はスタイリスト私物志尊さんが出演する野田秀樹さんが作・演出を手掛ける舞台、NODA・MAP第23回公演『Q』:A Night At The Kabuki:が、東京芸術劇場プレイハウスで上映中。12月11日(水)まで大阪、北九州でも公演。共演に松たか子、上川隆也、広瀬すず、竹中直人ほか。NODA・MAP TEL:03・6802・6681※『anan』2019年10月16日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・手塚陽介ヘア&メイク・仲田須加インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年10月13日ラグビーW杯、盛り上がっていますね。みなさんもご覧になってますでしょうか。実際に観戦に行かれた方もいらっしゃるかもしれませんね。今回も、ラグビーをはじめサッカー以外のスポーツの例も挙げながらお送りします。サッカークラブや各種スポーツ団体を対象に「スポーツマンのこころ」と銘打つ講義で、一流アスリートになるための心得を伝え続ける岐阜協立大学経営学部教授の高橋正紀先生。ドイツ・ケルン体育大学留学時代から十数年かけ、独自のメソッドを構築してきました。聴講者はすでに5万人超。その多くが、成長するために必要なメンタルの本質を理解したと実感しています。高橋先生はまた、「スポーツマンのこころ」の効果を数値化し証明したスポーツ精神医学の論文で医学博士号を取得しています。いわば、医学の世界で証明された、世界と戦える「こころの育成法」なのです。日本では今、「サッカーを楽しませてと言われるが、それだけで強くなるのか」と不安を覚えたり、「サッカーは教えられるが、精神的な部分を育てるのが難しい」と悩む指導者は少なくありません。根性論が通用しなくなった時代、子どもたちの「こころの成長ベクトル」をどこへ、どのように伸ばすか。「こころを育てる」たくさんのヒントがここにあります。(監修/高橋正紀構成・文/「スポーツマンのこころ推進委員会」)<<前回|連載一覧|次回>>スポーツでは相手への敬意と思いやりをもった態度が求められるのです(写真は少年サッカーのイメージです)■「ノーサイドゲーム」が伝える、今この時代だからこそ必要な精神初めての日本開催となったラグビーW杯が、予想以上の盛り上がりを見せています。開幕前は、日本代表選手が「今一つ盛り上がっていない」とこぼしていたと聞きますが、始まれば会場はどこも満員で、テレビの視聴率は日本戦以外も高い数字をマークしているそうです。その盛り上げに一役買ったのが、TBS系で放送されたドラマ「ノーサイドゲーム」ではないでしょうか。ラグビーのゲーム映像もとても迫力のあるものでした。実はドラマの中で、印象的だったセリフがあります。「ラグビーはこの会社や日本に必要だろうか」ラグビー部のGMである君嶋(大泉洋さん)へ、天敵だった上役の滝川(上川隆也さん)が尋ねます。すると、君嶋はこう答えます。「理不尽がまかり通る時代になっています。ノーサイドという精神は日本ラグビーのおとぎ話かも知れない。でも、今、この世界だからこそ必要なんだと私は思います」理不尽と言えば、ブラック部活が問題になったときのこと。私の仕事を手伝ってくれているライターさんがブラックな部活で苦しむ生徒の親を取材したところ、「社会が理不尽なのだから、理不尽を経験することは悪いことではない」と言われたそうです。ライターさんは「理不尽に耐えることが美徳になったら、理不尽な社会を変える力を持てないじゃないですか」と反論したそうです。理不尽を変える力。これを身につけることは、スポーツの意義のひとつだと思います。それは、子どもや若者が人としての正しさが求められるスポーツマンシップを学べるからです。■大阪なおみ選手が見せたスポーツマンシップ私がドイツ留学前、まだグッドルーザーの大義など知らなかったころ。私は接戦で勝って喜び合う学生たちに言いました。背後では敗れた相手が地面に膝をついて泣きじゃくっています。「喜ぶのはロッカールームに行ってからにしよう。相手も君たちと同じぐらい死に物狂いで練習してきたんだ。気持ちを察しよう」教育とか、スポーツマンシップ云々ではなく、ただ自分の感覚で自然に出た言葉でした。加えて、テニスの4大大会最終戦・全米オープンの4回戦で敗れ、大会連覇を逃した大坂なおみ選手が、「全米オープン・スポーツマンシップ賞」に選出されました。3回戦で15歳の米国選手、コリ・ガウフに勝利したさと、号泣したガウフのもとに歩み寄って慰めたうえ、自分と一緒にインタビューを受けるよう促し会場から喝采を浴びました。この振る舞いがスポーツマンシップのお手本に値するとして、受賞が決まりました。彼女がプレーするテニスや卓球などは、ポイントごとに歓喜の声を出すプレーヤーがいますが、時にそれは対戦相手に背を向けて行われることがあります。どちらの選手も、対戦相手がミスしたときは基本的にガッツポーズをしません。また、卓球では、台の角に当たって決まる「エッジボール」の際は、エッジボールによってポイントを手にした選手は相手に対して謝るようなしぐさをします。それは暗黙のマナーです。女子サッカーW杯で日本代表が米国代表を下して優勝したとき、米国のエースであるアビー・ワンバック選手が涙を流して喜ぶ日本選手のもとへ自ら駆け寄り握手を求めていました。このように、スポーツの世界では、フェアで相手への敬意と思いやりを持った態度が求められます。それこそがスポーツマンシップです。スポーツマンシップのひとつの定義がこれです。「楽しかったから、また君たちと試合をしたいと、相手から言われる振る舞いをする」それを実現するには、審判に抗議したり、相手を過度に威嚇したり、試合後に勝敗に関係なく相手をさげすむような発言や態度をとることはなりません。ところが、日本のスポーツ現場では、選手にスポーツマンシップとは真逆の教育をしてはいないでしょうか。少し前に高校球児が試合後の握手をしなかったことが話題になりました。あるスポーツでは、選手は試合終了後に礼をしたらすぐに自分のベンチに戻って片付けていました。普通は、礼をしたら、握手をして相手ベンチにあいさつに行く習慣があります。でも、どの試合もみんな握手もハグもせず、試合終了の余韻にひたることもなくサッサと片付けて退散します。その徹底ぶりは、どうやらテレビ中継の時間に合わせるため、試合進行を遅れさせられないのではないか、大人の都合なのではないかと憶測したくなるほどでした。日本の部活動は教育の一環と言われますが、その風景だけを見ると一体何が教育なのかと思ってしまいます。■「理不尽を変える力」を育てるために指導者が学ぶべきものスポーツマンシップを学ぶことが大事なのです(写真は少年サッカーのイメージです)この「教育」がスポーツの現場に正しく継がれていったのが、ラグビーなのかもしれません。生身で体をぶつけ合うラグビーは「紳士がする野蛮人のスポーツ」などと揶揄されることもあります。歴史をひもとくと、1823年、イングランドの有名なパブリックスクールであるラグビー校でのフットボールの試合中、ウィリアム・ウェッブ・エリスがボールを抱えたまま相手のゴール目指して走り出したことがラグビーの起源とされています(諸説あります)。以来、「ドリブリングゲーム」がサッカーに、「ハンドリングゲーム」はラグビーへと枝分かれしました。サッカーは、工場労働者が休暇などに試合をしているうちに、みんなが見に来るようになり、工場が「プレーする時間分の給料を出す」と言ってチームが増え、リーグが作られて世界に広まっていきました。対するラグビーは、パブリックスクールごとにチームが作られたことから、教育的な意味を持って「ノーサイド」の精神が残ったと言われています。その態度は正しいか否か。スポーツマンシップに反するか否か。まずは、指導者のみなさんがスポーツマンシップを学びましょう。そのうえで、理不尽を変える力を育ててあげてください。<<前回|連載一覧|次回>>高橋正紀(たかはし・まさのり)1963年、神奈川県出身。筑波大学体育専門学群ではサッカー部。同大学大学院でスポーツ哲学を専攻。ドイツ国立ケルンスポーツ大学大学院留学中に考察を開始した「スポーツマンのこころ」の有効性をスポーツ精神医学領域の研究で実証し、医学博士号を取得。岐阜協立大学経営学部教授及び副学長を務めながら、講演等を継続。聴講者はのべ5万人に及ぶ。同大サッカー部総監督でもあり、Jリーガーを輩出している。Jリーグマッチコミッショナー、岐阜県サッカー協会インストラクター、NPO法人バルシューレジャパン理事等を務める。主な資格は、日本サッカー協会公認A級コーチ、レクリエーションインストラクター、障害者スポーツ指導員中級など。
2019年09月27日池井戸潤原作、大泉洋主演、松たか子らが出演する「ノーサイド・ゲーム」が9月15日放送で最終回を迎えた。「嵐」櫻井翔のゲスト出演に米津玄師の主題歌「馬と鹿」ジャケット画の登場、さらに圧巻の決勝戦と見どころ満載の最終回に視聴者の反応は!?大手自動車メーカー「トキワ自動車」の低迷ラグビーチーム「アストロズ」のGMとなり、改革を推し進め優勝を狙えるまでにした君嶋隼人に大泉さん。そんな君嶋を力強く支える妻の真希に松さん。君嶋の“天敵上司”だった滝川桂一郎に上川隆也。君嶋とは大学の同期で「アストロズ」監督の柴門琢磨に大谷亮平。君嶋の新たな“天敵”脇坂賢治に石川禅。アストロズのエース・浜畑譲に廣瀬俊朗。同じポジションを争う七尾圭太に眞栄田郷敦といった俳優陣が出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。君嶋がGMとなって2シーズン目、アストロズとサイクロンズによる最終戦が迫る一方、取締役会では脇坂がアストロズの予算削減を提案、これが可決されれはアストロズは廃部に追い込まれてしまう。そんななか謎の男性がアストロズの練習場にやってくる。選手たちはサイクロンズのスパイでは!?と怪しむが、実はブルズのGM・赤木で、アストロズの改革を研究しに来ていた…。そのブルズGMを演じたのが「嵐」櫻井さん。「櫻井翔さんしょっぱなから出てるー!」「櫻井は別チームのGM役だったのか」などいきなりの櫻井さん登場に沸き立つタイムライン。また脇坂の悪事を暴こうと調査する君嶋が滝川のもとを訪れるシーンでは、滝川の部屋に主題歌「馬と鹿」のジャケ画が飾ってあるのを見つけた視聴者から「馬と鹿の絵が滝川の部屋に!」「馬と鹿の絵見つけた!!」など興奮の声も。その後蹴球協会も改革に向け動き出し、アストロズの存続も決定。物語はサイクロンズとの決戦へ収斂していく。決戦に向け柴門が用意していた“秘策”、それは浜畑と七尾の両方が出場するダブルスタンドオフ。ラストは負傷し足を引きずる浜畑が託したボールを七尾が受けとりトライ。逆転優勝を決めるというものだった。圧巻の試合映像と感動のラストに「大学一年のときに秩父宮でラグビー見たときの気持ち思い出す」「ノーサイドゲーム見てると本当のラグビーの試合見てみたくなる」などの感想や「浜畑さん鬼気迫るわ」「9/20からはリアルノーサイドゲームのはじまりだー」など本作をきっかけにラグビーに興味を抱いた視聴者からのツイートが続々寄せられ続けている。(笠緒)
2019年09月16日大泉洋主演、松たか子、上川隆也、大谷亮平らも出演する日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」。その第9話が9月8日にオンエア。君嶋の前に現れた“真の敵”…“天敵”だったはずの滝川の本心に視聴者から様々な反応が寄せられている。大手自動車メーカー「トキワ自動車」の中堅サラリーマンで出世レースの先頭に立っていたものの、上司が主導する企業買収に異を唱えたことで左遷、低迷するラグビーチーム「アストロズ」のGMとなった君嶋隼人(大泉さん)は、君嶋の妻・真希(松さん)の叱咤激励を受け、大学時代の同期で「アストロズ」の監督となった柴門琢磨(大谷さん)らと共にプラチナリーグでの優勝を目指す。一方、君嶋を左遷した“天敵”上司・滝川桂一郎(上川さん)はカザマ商事の買収まであと一歩のところに迫っていた。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。トキワ自動車本社では滝川を中心にカザマ商事買収に関する会議が行われていた。経営戦略室長の脇坂(石川禅)は会議のメンバーではない君嶋をこの会議に臨席させる。君嶋がカザマ商事の不正を暴いたことで滝川は子会社に左遷されることになるが、破竹の勢いで勝ち進むアストロズに滝川を追い出した脇坂が君嶋の新たな“天敵”として立ちはだかる。優勝争いを繰り広げるアストロズでは浜畑(廣瀬俊朗)が再びスタメンに復帰。柴門は七尾(眞栄田郷敦)がニュージーランド時代のトラウマから逃れられずにいる限りサイクロンズ戦には出せないと言う。…というのが今回のストーリー。滝川のカザマ商事買収を阻止するため共に戦ってきた脇坂が、今度はアストロズを潰そうとする…この“裏切り”に「脇坂さん、最低な男だったんだ」「上に上がると人ってかわるよねぇ」「滝川常務があっさりと退場したと思ったら、敵は脇坂だった!」など怒りの声が巻き起こる。一方、七尾に代わり試合に出場した浜畑だが負傷してしまう。それでも勝利のために戦い続ける浜畑の姿に「さすが元日本代表キャプテン廣瀬さん。めちゃカッコいいぜ!」「浜畑さんの男気に泣く」といった感動の声が上がる。「こないだの南アフリカのDFみたいな試合」「こないだの南アフリカみたい」といった感想も。さらに滝川がアストロズの試合を観戦、君嶋に本心を語り、君嶋の真の敵を明かす…この逆転に次ぐ逆転にも「この展開は上川さんカッコよすぎてズルい」「滝川さんが、味方になってほしい」という声が上がっている。(笠緒)
2019年09月08日大泉洋、松たか子、上川隆也、大谷亮平らをキャストに迎え、池井戸潤書き下ろし小説をドラマ化する「ノーサイド・ゲーム」の第8話が9月1日放送。し烈なポジション争いを繰り広げる「アストロズ」の選手たち。その結末に感動の声が集まっている。大手自動車メーカー「トキワ自動車」に勤務、ラグビーチーム「アストロズ」のGMとなった君嶋隼人役で大泉さんが主演。君嶋の妻・真希に松さん、自らが進めるカザマ商事買収に反対した君嶋を左遷した“天敵”滝川桂一郎に上川さん、君嶋とは大学時代の同級生でアストロズ監督を務める柴門琢磨に大谷さん。故障でいったんラグビーを辞めたもののアストロズで復帰する七尾圭太に眞栄田郷敦、七尾とポジション争いを繰り広げることになるアストロズのエース・浜畑譲に廣瀬俊朗、カザマ商事三代目社長の風間有也に中村芝翫といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。滝川のカザマ商事買収話は大詰めを迎え、社内でも滝川の力は増大していた。一方、開幕に向けて激しいレギュラー争いを繰り広げるアストロズの本拠地・府中工場にはゴルフ場建設反対派が再び集結するようになっていた。君嶋が反対派リーダーの苗場(金山一彦)に声をかけ懇親会を開くと、そこで以前は反対派の先頭を切っていた森下教授(辻萬長)が5か月前に突如運動を辞めたことを知る。森下はタンカー座礁事件でカザマ商事のオイルを検証した人物だった。森下には病気の娘がおり、君嶋は森下がカザマ商事に娘の治療費を肩代わりしてもらう代わりにオイルのデータを偽装したのではないかと疑う。君嶋がカザマ商事の疑惑に迫っていた頃、アストロズでは七尾のスタミナ不足の原因が膝の故障にあると見抜いた浜畑が針治療を受けさせる。針で膝が回復した七尾と浜畑は開幕メンバーを決める部内マッチで対決。結果は七尾がメンバーに選ばれる。悔しさをにじませながらも浜畑は七尾を抱きしめ激励するのだった…というのが今回の展開。ライバルと最高の状態で闘ったうえで、負けても相手を祝福する…そんな浜畑のスポーツマンシップと、それを讃えるチームメイトたちに「辛い辛い、浜畑の涙辛い」「浜畑(廣瀬さん)がいい!涙で前が見えない」「正面から正々堂々と闘う姿は、人の心を動かす」「浜畑さんの悔しさと応援する気持ちと監督の苦渋の決断、仲間の動揺、ぐちゃぐちゃになって涙出た」など感動の声が殺到、放送後もSNSには投稿が続々とアップされ続けている。(笠緒)
2019年09月01日女優の羽野晶紀が、20年ぶりにNODA・MAP公演に出演する。第23回公演『Q』:ANightAtThe Kabukiは、作・演出の野田秀樹がイギリスのロックバンドQUEENの名盤『オペラ座の夜』からインスピレーションを得て演劇化するもの。全編QUEENの楽曲で彩りつつ、舞台は侍が闊歩する12世紀末の日本。そこで“2組のロミオとジュリエット”が登場する名作の後日談を書き下ろした。宇宙的思考を持つ野田ワールド全開の奇想天外な禁断の恋物語になりそうだ。共演に松たか子、上川隆也、志尊淳ら野田作品の常連から初登場まで魅力的な顔ぶれが出揃う中、本作で広瀬すずが初舞台を飾ることでも注目を集める。NODA・MAP第23回公演 『Q』 : A Night At The Kabukiチケット情報羽野は出産、子育てを経て、一昨年、17年ぶりに古巣の劇団☆新感線の舞台『髑髏城の七人〈Season月〉』で本格的に舞台復帰を果たした。スタッフ陣や舞台機構の進歩に驚嘆しつつも、現場には違和感なく溶け込めたという。「やっぱり昔の仲間たちだなと。20代で演じた役を50代で再び演じられることがありがたかった。当時気づけなかったことに気づけたり、周りにまで目が届くようになっていて。俳優にとって年齢を重ねることは、めちゃくちゃ面白くなるってことなんだと実感しました。20年ぶりにNODA・MAPに戻ってこられるのも夢のよう。今の自分がどんなことを感じるのか、ワクワクしています」。20代でジュリエットを演じた経験のある羽野だが、取材の時点では配役は未定。「多分、ジュリエットがすずちゃんで、その後のジュリエットがたかちゃん(松たか子)かな。後の人たちは何をさせられるのか全然分からないです(笑)」。そういえば、と過去3回の出演時も野田からは、「すごく良い話でピッタリな役があるんだよ」と軽い感じのオファーだったことを思い出した。「それで嫌な思いをしたこともないですし、毎回やって良かったなと思うので、今回も信頼しきってます」。学生時代に夢中で聴いたQUEENの楽曲が使われることも、出演を後押しした。「同世代の方はみんな好きですし、いま中高生になる私の子供たちもQUEENが大好き。なので、若い方にも観てほしい。大阪は劇団活動をしていた故郷でもあり、やっぱり特別感があります。久しぶりに大阪の舞台に立つので、当時のお客様の顔も拝見できればいいなと思います」。公演は10月8日(火)から10月15日(火)、11月9日(土)から12月11日(水)まで東京芸術劇場プレイハウス、10月19日(土)から27日(日)まで大阪・新歌舞伎座、10月31日(木)から11月4日(月・休)まで福岡・北九州芸術劇場大ホールにて上演。チケットは9月7日(土)全国一斉発売。取材・文:石橋法子
2019年08月26日池井戸潤の書き下ろし新作小説を大泉洋主演でドラマ化した日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」。その第7話が8月25日にオンエア。シーズン開幕直前、アストロズを襲った危機…主力選手の引き抜きに君嶋らはどう対峙したのか?視聴者からの反応は!?大手自動車メーカー「トキワ自動車」の中堅サラリーマンだが、上司の企業買収に異を唱えた結果、本社から府中の工場に左遷され低迷するラグビーチーム「アストロズ」のGMを任された君嶋隼人を大泉さんが演じる。君嶋の妻の真希には松たか子、君嶋を左遷した“天敵上司”であり、いまや社長の座を狙う滝川桂一郎に上川隆也。君嶋の大学時代の学友で「アストロズ」監督となった柴門琢磨に大谷亮平。「アストロズ」の主力選手・浜畑譲にラグビー日本代表の廣瀬俊朗。里村亮太に佳久創。海外でのプレー経験がある若手・七尾圭太に眞栄田郷敦。佐々一に林家たま平。宿敵「サイクロンズ」のGM・鍵原誠に松尾諭。柴門を城南大学ラグビー部の監督から更迭した「サイクロンズ」監督・津田三郎に渡辺裕之といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。「アストロズ」の弱体化を狙う「サイクロンズ」の津田は主力である浜畑を引き抜こうとするが、浜畑は誘いを固辞する。しかし津田と鍵原は里村にも移籍を打診しており、日本代表でプレーすることを願う里村はサイクロンズに移籍することを決意、アストロズに激震が走る。移籍承諾書を発行しなければ里村は1年間プレイできない。GMの戦略としては承諾書を出さないべきだが…悩んだ君嶋が出した結論は!?というのが今回のストーリー。「まさか里村が移籍するとは」「他チームの弱体化が目的の移籍につぶされなきゃいいけど」「アマチュアだから移籍金とかないのか、サイクロンズに行く気持ちも分かる」など里村の移籍に衝撃を受ける視聴者が続出。よりよい環境でプレーしたいという里村に、今まで育ててきたチームや会社を裏切るのかと憤る君嶋だが、結果承諾書を発行、チームメイトとともに里村に熱いエールを送る。感動のラストに「最初はチームや人間関係のドロドロバラバラな面見せておいて、着地点はスポーツマンらしい所で良かった」「浜畑が里村の胸を叩いたとき、不覚にもグッときた」などの声が続々。また「最終回は彼らの対戦を見ることになるのか」「里村との関係は、サイクロンズとの決戦でのキーポイントになりそう」と里村が今後の展開に深く関わりそうだという意見も多数投稿されていた。(笠緒)
2019年08月25日池井戸潤の新作小説を大泉洋主演、松たか子、上川隆也らの出演でドラマ化した「ノーサイド・ゲーム」。注目の6話が8月18日放送。今回は眞栄田郷敦演じる七尾圭太がついに試合に参加。その圧倒的“神業”に多くの視聴者が興奮の声を上げている。大手自動車メーカー「トキワ自動車」に勤務、カザマ商事買収に反対したことで左遷され低迷するラグビーチーム「アストロズ」のGMとなった君嶋隼人に大泉さん。君嶋を力強く支える妻の真希に松さん。カザマ商事買収を進める中心的存在で君嶋を左遷した“天敵上司”の滝川桂一郎に上川さん。君嶋とは大学時代の同級生で「アストロズ」監督となった柴門琢磨に大谷亮平。ラグビーに思い入れがあり「アストロズ」を見守るトキワ自動車の社長・島本博に西郷輝彦。ラグビーの才能がありながら挫折、トキワ自動車に新卒で入社した七尾圭太に眞栄田郷敦といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。プラチナリーグを2位という好成績で終えたアストロズ。奇跡のような躍進ぶりをみせたものの、優勝という目標を達成できず収支も改善していない状況で、役員会議では昨年に続き滝川から責められることに。島本社長が進退をかけ予算を承認したことで、辛くも予算は承認された。数日後、君嶋は脇坂(石川禅)から本社に戻らないかと誘われ、GMを続けるべきか本社に戻るべきか迷う君嶋だったが、GMを続ける決意を固める…というのが今回のあらすじ。海外で挫折し帰国、ラグビーを封印しビジネスマンとして「トキワ自動車」に入社したいと考えていた圭太を君嶋が説得、その後アストロズの試合を見た圭太は柴門のもとを訪れラグビー部への入部を希望。そして今回の終盤、ファン感謝祭での紅白戦に出場。難易度の高い“神業”ドロップゴールを決めるなど大活躍する…そんな圭太に「七尾圭太が想像を超えた神だった!」「七尾くん、アストロズどころか、日本ラグビーを救いそう」などの感想が。圭太を演じている眞栄田さんにも「眞栄田郷敦くん、マジカッコいい」「ラグビー未経験だと思うけど、さすがに運動能力高そう」などの声が上がっており、今後の活躍に期待する視聴者からの熱い視線が寄せられている。(笠緒)
2019年08月18日大泉洋が低迷するラグビーチームのGMを演じ、松たか子、上川隆也、大谷亮平らが共演する日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」の第5話が8月11日放送。リーグ決勝戦でみせた林家たま平演じる佐々の活躍ぶりに感動の声が上がるとともに吉田沙保里の登場にもSNSが沸いている。大手自動車メーカー「トキワ自動車」の中堅サラリーマンで、左遷され低迷するラグビーチーム「アストロズ」のGMとなった君嶋隼人を大泉さんが演じ主演。君嶋を厳しさと愛で支える妻の真希に松さん。君嶋を左遷させアストロズを潰そうと企む“天敵”滝川桂一郎に上川さん。大学ラグビー部の監督を更迭されアストロズ監督に招聘された柴門琢磨に大谷さんといったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。プラチナリーグで快進撃を続け11連勝するアストロズは優勝を狙える位置につけていたが、カザマ商事買収報道でトキワ自動車の株価も上昇、滝川の社内の影響力は増していた。君嶋は滝川とカザマ商事・風間社長(中村芝翫)が大学の同期だと気づき、買収に裏があるのでは?と考え元上司・脇坂(石川禅)に調査を依頼する。一方、圧倒的強さをみせるサイクロンズに勝つため君嶋は妙案を画策。それは柴門と彼の“天敵”であるサイクロンズの津田監督(渡辺裕之)に共同記者会見をさせることだった。公の場で柴門は先輩である津田に挑戦状をたたきつけ、選手たちはその言葉に鼓舞され、さらに会見が話題になったことで決勝戦は今季最高の集客数となった。そして決勝戦後半、柴門はこれまで控えだった佐々を起用。佐々は圧倒的スピードでサイクロンズを翻弄する…というのが今回の物語。これまで里村(佳久創)の影で控えに甘んじてきた佐々が、晴れ舞台でみせた大活躍に「佐々選手(林家たま平さん)、カッコよかった」「佐々くんんん!大好きよおぉぉ!」「佐々が活躍するシーン 心が踊った」など感動の声が続々と寄せられる。「心根の優しい佐々君、たま平さんぴったり。泣けた」「林家たま平、さすがラグビー経験者だけのことはあるw」など佐々役のたま平さんの演技も高評価で、「たま平さんの落語を聴いてみたくなりました」という声も。また今回、タックルを磨くためにレスリングの練習をするシーンで吉田沙保里がゲスト出演。君嶋GMを瞬殺する吉田さんに「吉田沙保里さん…本人役かwww」「大泉洋VS吉田沙保里が始まって最高」などの声も送られていた。(笠緒)
2019年08月11日「嵐」櫻井翔と有吉弘行が司会を務める「櫻井・有吉THE夜会」。その8月8日(木)今夜放送回のゲストに、「ノーサイド・ゲーム」から眞栄田郷敦と林家たま平、佳久創、村田琳がゲスト出演。さらに「関ジャニ∞」横山裕と「Aぇ!group」も登場する。千葉真一を父に、新田真剣佑を兄に持ち、先日公開された「MONGOL800」の同名楽曲をベースにした映画『小さな恋のうた』への出演で注目を集める眞栄田さん。9代目林家正蔵を父に持ち、海老名美どり、峰竜太らが親族にいる落語界の名門一族に生まれたたま平さん。さらに元ラグビー選手で俳優へと転身、野球選手を父に持つ佳久創、参議院議員の蓮舫を母に持ち「ノーサイド・ゲーム」でデビューを飾った村田琳も出演。今回は眞栄田さん、たま平さん、佳久さんに村田さんと“二世俳優”たちが華麗なる名家の掟を大公開する。アクションスターとして日本のみならず世界中で愛される眞栄田さんの父・千葉さんの衝撃トレーニング法にも注目。また「関ジャニ∞」の横山さんは自身がプロデュースする関西ジャニーズJr.の「Aぇ!group」をプレゼンするべく登場。「Aぇ!group」メンバーたちの個性溢れるキャラはジャニーズの大先輩である櫻井さんや、バラエティの大先輩である有吉さんらに刺さるのか?こちらもお楽しみに。眞栄田さん、たま平さん、佳久さん、村田さんらが出演する「ノーサイド・ゲーム」は、池井戸潤書き下ろしの同名新作小説を大泉洋主演でドラマ化した作品。大泉さん演じる主人公・君嶋隼人の妻・真希に松たか子、君嶋の“天敵”滝川桂一郎に上川隆也、さらに笹本玲奈、大谷亮平、西郷輝彦らも共演。ラグビー経験者のたま平さんはじめ佳久さんや、ラグビー日本代表選手らも多数出演。迫力とリアリティあるラグビーシーンも魅力だ。横山さんプロデュースの「Aぇ!group」は現在「ISLAND TV」で動画配信を行うなど精力的に活動中。8日(木)本日行なわれる「ジャニーズJr.8・8祭り ~東京ドームから始まる~」も生配信される。「櫻井・有吉THE夜会」は8月8日(木)今夜22時~TBS系で放送。(笠緒)
2019年08月08日梅雨が明け、本格的な暑さがやってきました。夏ドラマも中盤戦に差し掛かり、熱き戦いを繰り広げています。そこで今日は、夏クール注目のイケメンを大特集!今期は、スポーツに武道――“熱い男”たちが話題を一身に集めています。企業のラグビー部に集う“熱き男たち”の戦い「ノーサイド・ゲーム」大泉洋さんが池井戸作品と初タッグを組んだことでも知られる日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」。本社から郊外の工場へと左遷された主人公・君嶋(大泉洋)が、低迷するラグビー部のGMを担うこにとなり…。仲間と共に再起を懸け試合に挑む姿が「とにかく熱い」「男たちの絆が胸を打つ」と反響を呼んでいる、まさに夏にぴったりのスポーツドラマです。2019年は、ラグビーワールドカップが日本で開催される年ということもあり、注目の一作と言えるでしょう。中でも、アストロズの主将・岸和田役をつとめる高橋光臣さんは、学生時代のほとんどをラグビーに捧げたという本格派。自らの活躍よりもチームとしての勝利を優先させる、情の深い役どころを熱演しています。そのほかにも、チームメンバーとして天野義久さん、廣瀬俊朗さん、齊藤祐也さんら実際のラグビー元日本代表選手たちがレギュラー出演。“力強く戦う”迫力ある試合シーンを実現してくれているのも見どころです。次回の放送の第5話では――君嶋の経営戦略と監督・柴門(大谷亮平)の最新ラグビー理論が功を奏したアストロズは、ひとつひとつ勝ち星を重ねていきます。そんな折、カザマ商事買収の道筋をつけた滝川常務(上川隆也)が府中工場の視察にやってきて…。波乱万丈の予感!一体どうなるのでしょうか。天真爛漫!ピンク頭の“強い男”に心奪われる「偽装不倫」東村アキコさんの同名漫画を原作に、嘘から始まる2つの恋を描いたドラマ「偽装不倫」。杏さん演じる主人公・濱鐘子は、幸せな結婚を夢見て婚活に励んできたものの一向に成果が出ず、切なさを紛らわすために出かけた旅路の途中、偶然出会った年下イケメン・伴野丈(宮沢氷魚)に「既婚者だ」と嘘をついてしまったことから、不思議な充実感を覚えていきます。不倫という形を望む丈――その影には、大きな病との葛藤を隠していて…。一方、鐘子の姉・葉子(仲間由紀恵)にも疑惑が。イケメン商社マン(谷原章介)と結婚し、何ひとつ不満がないように見える葉子ですが、旦那様とは正反対のタイプの年下男子に「独身」と偽り恋をしているから驚きです。瀬戸利樹さん演じるピンク頭の彼氏・風太の職業は、プロボクサー。彼もまた、“強い男”なんですね~。汗を流しながら、懸命にスパーリングする姿に心奪われた方も多いことでしょう。またプライベートでは一転、とびきり甘え上手で人懐っこく、母性本能をくすぐるタイプの風太。どんな相手にもにっこり笑顔でグイグイ距離を詰めていく様子は、魔性そのもの!?葉子が嘘をついてしまったのにも思わず納得の天真爛漫さを備えています。次回放送の第5話では、鐘子と行くはずだった岩手旅行に一人でやってきた丈。東京駅で鐘子と一緒にいた賢治(谷原章介)を鐘子の夫だと思い込んでいる丈は、鐘子を旅行に誘ったことを後悔していました。一方の葉子も、夫の出張の隙を狙って風太との休日デートを強行。姉妹の気になるダブル不倫の行方は…?“クールな強さ”が癖になるアクションシーン「あなたの番です」最後にもう一人、“強い”と言えばこの人を忘れてはいけません。夏クールから第2章となる反撃編に突入した話題のドラマ――都内マンションで起こった交換殺人ゲームを契機に、愛する妻を殺された主人公・手塚翔太(田中圭)が事件の真相に迫っていくノンストップ・ミステリー「あなたの番です」に満を持して登場した、横浜流星さん演じる新キャラクターです。横浜さん扮する二階堂忍は、大学院でAIの研究をしているドライで不愛想な青年。頭脳明晰だがコミュニケーション能力が低く、極度の偏食かつ潔癖症という謎めいた役どころ。しかしながら、翔太がとある犯人グループに拉致されかけた際、「めんどくせぇなぁ…」小さく舌打ちしながらも、履いていたサンダルを脱ぎ捨て、華麗なる回し蹴りをお見舞い。数秒でノックダウンさせてしまう“クールな強さ”がとにかくカッコイイんです!極真空手初段の持ち主で、中学時代に世界大会で優勝した経歴を持つ横浜さん。劇中でのアクションシーンに一層の期待が高まります。次回放送の第16話では、事件を追っていた刑事・神谷(浅香航大)が殺害され――翔太は、集まった情報をもとに二階堂と犯人探しを始めます。一方、駅のホームから何者かに突き落とされた黒島(西野七瀬)。その日の足取りを追うと、ある人物の差し金であることがわかり…。いよいよ後半戦に突入した本作。SNSでの犯人予想も佳境、是非推理してみてはいかがでしょうか。以上、暑い夏の癒しに最適な“強い男”たちの背中――是非、注目してご覧くださいませ。(text:Yuki Watanabe)
2019年08月07日池井戸潤書き下ろしの同名新作小説を大泉洋主演、松たか子、上川隆也らの出演でドラマ化する「ノーサイド・ゲーム」。その第4話が8月4日オンエア。今回は控えながらチームのために愚直に努力する佐々に君嶋がかけた言葉に感動の声が集まっている。大泉さんが主人公の君嶋隼人を演じ主演、君嶋の妻・真希に松さん、君嶋の“天敵”滝川桂一郎に上川さん、「アストロズ」のアナリストでもある総務部員・佐倉多英に笹本玲奈、君嶋とは大学時代に同級生だったアストロズ監督・柴門琢磨に大谷亮平、君嶋が勤務するトキワ自動車の社長・島本博に西郷輝彦、海外で挫折し日本でビジネスマンとしてやり直そうとする七尾圭太に眞栄田郷敦といったキャストが出演。大泉さん演じる大手自動車メーカー「トキワ自動車」の中堅サラリーマン・君嶋隼人は、上司が主導する企業買収に異を唱えた結果、本社から府中の工場に左遷され、低迷するラグビーチーム「アストロズ」のGMを兼務することになる。ラグビーに嫌な思い出がある君嶋は当初、毎年14億もの予算を使いながら弱小チームであるアストロズを廃部にしようと考えるが、部員達の境遇や自分の左遷が滝川の策略だと知り、アストロズを優勝に導こうと決意。大学時代の因縁の存在でもある柴門に声をかけ監督として招聘。アストロズの認知を上げるため地域活動に力を入れるなど地道な努力を重ねた結果、シーズン開幕には1万4千人もの観客が押し寄せる…というのがこれまでの展開。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。プラチナリーグ勝利と集客を滝川に報告する君嶋だが、滝川からは厳しい言葉を浴びせられる。いまのままではプロモーションに限界があると感じた君嶋はビジネス誌に取材してもらうことに。レギュラー選手たちが写真を撮られている脇で、佐々(林家たま平)たち控え選手は雑用をこなしながら自分も取材されたいと闘志を燃やす。だが、取材の情報を知ったサイクロンズのGM・鍵原誠(松尾諭)は雑誌に出稿、記事内容を差し替えさせてしまう。さらに佐々が「府中グリーンカントリークラブ」の責任者・青野(濱津隆之)の機嫌を損ね、9000万もの取引が破談になってしまう…というのが今回のストーリー。実は取引が破談になったのは佐々のせいではなく、逆に青野は佐々の熱意を見てアストロズの試合を観戦する…というラストだった。エース選手と自分の人気の差を感じ、そこに数々の失態が重なって落胆、ラグビー部を辞めようとする佐々に君嶋が「みんな信頼してる。アストロズには君が必要だ」と声をかけ勇気づける…このシーンに「こんな風にちゃんと見てくれる上司に巡り会えて、幸せだね」「一生懸命な佐々さんが報われてよかった」「こつこつ実直に頑張っていたことを認められる話が堪らなく好き」「不器用な人が報われる話って本当に気持ちが入るわ」など感動の声が続々。佐々を演じているのは9代目林家正蔵を父に持つ落語家の林家たま平。ラグビー経験もあるというたま平さんの筋骨隆々に鍛え上げられた肉体にも「佐々くんてこぶ平さん(正蔵さん)のお子さんなの。驚」など驚きの反応が寄せられている。(笠緒)
2019年08月04日池井戸潤書き下ろし新作小説を大泉洋主演でドラマ化する「ノーサイド・ゲーム」の第3話が7月28日オンエア。チームの強化と同時に収益改善にも取り組む君嶋が直面する新たな難問…そして開幕戦。感動のラストに震える視聴者が続出している。大手自動車メーカー「トキワ自動車」の中堅サラリーマンで、上司の企業買収に異を唱えた結果、本社から府中の工場に左遷され、低迷するラグビーチーム「アストロズ」のGMを兼務することになる君嶋隼人に大泉さん。厳しくも愛を持って君嶋を支える妻の真希に松たか子、君嶋を左遷した“天敵上司”で社長の座を狙う滝川桂一郎に上川隆也、君嶋とは大学時代の同級生で「アストロズ」の監督となった柴門琢磨に大谷亮平。ラグビーに詳しい府中工場の総務部員・佐倉多英に笹本玲奈、君嶋の考えに理解を示す「アストロズ」キャプテンの岸和田徹に高橋光臣、トキワ自動車社長・島本博を西郷輝彦がそれぞれ演じる。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。3話では君嶋がGMとして「アストロズ」の強化だけでなく黒字化にも取り組もうとする。アストロズは観客動員が低いだけでなく、プラチナリーグに参加している企業チームは日本蹴球協会に高額の参加費を払っているが、それに見合うリターンもない。そのことをGM会議で訴えても相手にされず、観客動員の改善のためボランティアなど地域に密着した活動に力を入れようと提案する。しかしその結果、練習にボランティアと選手たちの負担は増え、とうとうボランティアをボイコットする選手が現れ始める。そんななか心身ともに疲弊した岸和田がケガをしてしまう。岸和田は入院先で以前サインボールを渡した少年と再会、少年たちの姿に勇気をもらう。そしてプラチナリーグが開幕を迎える。自分達の活動が集客に結び付くか疑問を抱いていた選手だが、いざ開幕するとスタジアムには大勢の観客が。選手たちの活動はムダではなかった……というラスト。諦めムードの選手たちを大勢の観客が大歓声で迎える…感動的なサプライズラストに、「ドラマァッ!て感じで最後は気持ちが良いわ」「話熱いからラグビーにこれで興味持つ人多そう」など感動の声が多数。またラグビーの様々な“裏側”も丁寧に描く展開に、ラグビー経験者らしきアカウントからの「自分は選手側も経験してるしスタッフ側も経験してるから色々分かる」といった共感の声や、「ラクビーの現状を訴えかけたり、経営や運営の観点にも踏み込んだ視点があり面白い」といった感動の声も寄せられている。(笠緒)
2019年07月28日