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ダンス&ボーカルユニット「ONE N’ ONLY」の上村謙信が19日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】「新成人おめでとう!」ONE N' ONLY 上村謙信が本島純政を祝福!仲良し2ショットにファン歓喜「『ONE N’ SWAG 2024 ¿Fiesta?』東京ガーデンシアター公演絶賛余韻に浸り中...。U-NEXTさんで見逃し配信がスタートしたのでぜひ見てね!!」と綴り5枚の写真をアップした。最強のビジュアルでファンを魅了している。また「そして、春ツアーがスタートします!タイトルは『LIVE TOUR 2025 ||:ONE N’ ONLY:||』乞うご期待。」と念願の日本武道館での公演を含む春ツアーの宣伝も行っている。 この投稿をInstagramで見る 上村謙信(@kenshin_stagram0708)がシェアした投稿 この投稿にファンからは、「配信で見てたけどほんとにかっこよすぎる。。」「改めてFiesta完走おめでとうほんとうにお疲れさまだよ✨」と多くのコメントが寄せられている。
2025年01月22日俳優の本島純政とONE N’ ONLYの上村謙信がW主演を務める読売テレビ『未成年~未熟な俺たちは不器用に進行中~』が、6日深夜に最終話を迎えた。放送後に公開されたFOD独占配信のアフターストーリー(前・後編)のあらすじと場面写真が7日、公開された。原作は、韓国の電子コミックで全世界643万ビュー超を記録する同名人気BL作品。裕福だが愛のない家庭に生まれ、他人に無関心な水無瀬仁(本島)と暴力的な父と2人で暮らし、適当な言葉と“不良”という仮面で本心を隠している破天荒な問題児・蛭川晴喜(上村)というまだ“恋”を知らない正反対で未熟な2人の男子高校生による、もどかしくも初々しい純愛ラブストーリーを描く。最終話では、交わることのなかった水無瀬と蛭川が、抗い、もがき続け、幸せな結末を迎えた。アフターストーリーは、水無瀬の「結婚する?」という宣言から数年後の未来を描く。法律が変わったら結婚しようと約束を交わしてから5年後。コンサル会社の社員として働く水無瀬の周りでは、結婚や家庭の話題ばかり。翌日には根本(宮地樹)と栞(古田愛理)の「結婚を祝う会」が控えていた。仕事の合間に蛭川のSNSを見ていると、ちょうど蛭川から電話がかかってくる。映画監督として活躍する蛭川が撮影続きでしばらく会えていない2人は、週末に会えることを楽しみに、電話を切る。水無瀬が仕事に戻ると今度は母親から結婚を迫るメールが届く。蛭川に電話をかけようとするも思いとどまった水無瀬は、メールを閉じて黙々と仕事をする。その夜、水無瀬が会社を出ると、突然横に停まった車から声をかけられる。久々に夜を過ごした翌朝、水無瀬が目を覚ますと横にいるはずの蛭川の姿がない。焦っていると、朝食の買い物をしにコンビニに行っていた蛭川が帰宅する。安どした水無瀬は、蛭川の手作りのパンケーキを食べ、2人で根本と栞の「結婚を祝う会」に向かう。柴(今井悠貴)や剛(山崎光※崎=たつさき)も集まってそれぞれ思い出話に浸る中、高校生時代を振り返って根本や柴とも仲良くしたかったと語る蛭川は、唐突に「あのころ、水無瀬に片思いしてたから」と打ち明けるが、水無瀬ははぐらかしてしまう。皆と別れた帰り道、堂々と結婚ができることをうらやむ水無瀬。蛭川はそんな水無瀬を元気づけようとドライブに誘い、2人は海へと向かう。
2025年01月07日俳優の本島純政とONE N’ ONLYの上村謙信がW主演を務める読売テレビ『未成年~未熟な俺たちは不器用に進行中~』(毎週月曜深1:35)の最終話(深1:29~)が、2025年1月6日深夜に放送される。それに先立って、あらすじと場面写真が公開された。原作は、韓国の電子コミックで全世界643万ビュー超を記録する同名人気BL作品。裕福だが愛のない家庭に生まれ、他人に無関心な水無瀬仁(本島)と暴力的な父と2人で暮らし、適当な言葉と“不良”という仮面で本心を隠している破天荒な問題児・蛭川晴喜(上村)というまだ“恋”を知らない正反対で未熟な2人の男子高校生による、もどかしくも初々しい純愛ラブストーリーを描く。第9話では、水無瀬と蛭川の別れから数年後、大学へと舞台を移した。蛭川のうわさを耳にし、必死に手がかりを探す水無瀬は偶然にも蛭川と感動の再会を果たす。しかし、数年という長い月日が再び2人の間に境界を作ってしまった。最終回では、水無瀬が数年前に見つけた“蛭川の手紙”について語りだす。水無瀬から突然着信を受けた蛭川が駆けつけると、そこには酔って寝てしまった水無瀬がいた。蛭川が声をかけると、驚いた水無瀬の目から一筋の涙が頬を流れる。水無瀬を抱えて公園に移動し、水を飲ませながら「酒飲んだら泣くタイプ?」と蛭川が聞くと、「蛭川のせい」と言った水無瀬。空っぽになった蛭川家で見つけた“手紙”の話を切り出し、互いに離れていた間のことを語りだす。そのまま水無瀬の家に帰った2人。家で水無瀬が取り出したのは、あの日見られなかった蛭川の監督作『月を浮かべる』のパンフレット。そこに掲載された蛭川のコメントを暗記するほど読み込んでいた水無瀬は、蛭川が新しい恋をしていると思い込んでいた。そんな水無瀬に蛭川は何を語るのか。
2024年12月31日日向坂46の上村ひなのが28日、インスタグラムを更新した。【画像】可愛すぎると話題!!上村ひなの、“サンタ帽”でクリスマス気分満載!「サンタさんになってません」「MUSIC STATION SUPER LIVE 2024」に出演した感想を投稿。空色のサンタ衣装で「君はハニーデュー」を披露した写真とともに、感謝の気持ちを綴った。投稿には、鮮やかな空色コスチュームを身にまとった上村の笑顔が写されており、「空色サンタさんでのパフォーマンス、楽しかった!」というコメントが添えられている。冬らしい衣装と爽やかな楽曲が相まって、視聴者を魅了したようだ。 この投稿をInstagramで見る 上村ひなの Hinano Kamimura(@hinanokamimura.official)がシェアした投稿 2024年を彩る素敵なステージとなったこの日のパフォーマンス。2025年も上村の活躍に期待が高まる。
2024年12月28日日向坂46の上村ひなのが5日、インスタグラムを更新し、丹生明里の卒業セレモニーについて心温まる投稿を公開した。【画像】乃木坂上村ひなの、第六感ミーグリでよーことミッフィーと笑顔のひととき「にぶちゃんの隣のポジションで過ごせた日々が大切な宝物」と綴り、後輩としての感謝と愛情を溢れさせた。「丹生さんの後輩になれて幸せでした!」「これからもずっと大好きです」という言葉には、彼女の素直な気持ちと丹生への深いリスペクトが感じられる。投稿には卒業を祝う気持ちが詰まっており、ファンの間でも感動の声が広がっている。 この投稿をInstagramで見る 上村ひなの Hinano Kamimura(@hinanokamimura.official)がシェアした投稿 コメント欄には「ひなのちゃんの気持ちが伝わってくる」「2人の絆に感動」「ずっと応援してます!」といった反応が続々届いている。温かい関係性を感じさせる投稿に、多くのファンが胸を打たれた。
2024年12月05日日向坂46の上村ひなのが、26日インスタグラムを更新した。【画像】上村ひなの、加入6周年に感謝!ファンと共に歩んだ年月に「これからも精進」宣言ミーグリ(ミート&グリート)イベント「第六感ミーグリ」終了後にオフィシャルInstagramを更新。正源司陽子とのツーショットに、愛らしいミッフィーを添えた写真を公開した。投稿では、「よーことミッフィー(・×・)」とキャプションを添え、ファンとの楽しいひとときを振り返った。温かな雰囲気と微笑ましい写真に、ファンからは「二人とも可愛すぎる!」「ミッフィーが似合いすぎ!」と絶賛の声が寄せられている。 この投稿をInstagramで見る 上村ひなの Hinano Kamimura(@hinanokamimura.official)がシェアした投稿 ひなのの投稿は、イベント後の余韻をさらに盛り上げ、ファンの心をほっこりと癒している。次回のミーグリも楽しみになる投稿であった。
2024年11月26日今年2月に「第22回齋藤秀雄メモリアル基金賞」を受賞したチェロの上村文乃。同賞は2002年創設時から故・小澤征爾氏やチェロ界の重鎮・堤剛が選考委員を務め、チェリストと指揮者を対象に、音楽芸術文化の発展に貢献し、将来いっそうの活躍が期待される人材を顕彰するもの。つまりいま最も注目されるチェリストが上村だ。自身の企画によるリサイタル・シリーズ「A of Cello」が2025年1月にスタートする。「自分の活動の記録、指針になるようなシリーズにしたいと思っています」留学時代からあたためていたというシリーズ・タイトルが「A of Cello」。「A」にはさまざまな意味を込めた。“Ayano” “Art” “Authentic”……。アルファベットの最初の一文字だから“始まり”でもあり、感嘆や発見、驚きなど、発音によってさまざまな表現が可能な、音としての“多様性”。「チェロのリサイタルを聴くというよりも、作品にフォーカスした視点とか、音楽に向かう力とか、音楽を、音楽面だけではなく、芸術の面から見た音を感じていただきたいという気持ちがあります。キャッチコピーによって、『あら?これはなんだろう』と興味を持っていただけるかなと思っています。これから何年間も活動していくうえで、『A of Cello、今度いつやるの?』みたいに覚えていただけたらうれしいですね」その第1回リサイタル。コダーイの無伴奏チェロ・ソナタ、細川俊夫の新作《黒田節》、そしてJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲第1番と、プログラム前半に無伴奏作品ばかりを並べたのは、“alone”かもしれないし、“a cellist”と考えてもいいのかもしれない。「コダーイはアクロバティックで力がみなぎっている曲なので、初めて聴く方も、『クラシックってこんなに野心的なんだ!』と、エネルギーを感じ取っていただけると思います。私にとってもすごくチャレンジングな曲です。細川先生の《黒田節》は、今年の9月にイタリアで初演された作品です。先生から、日本で初演する時はあなたに弾いてほしいとおっしゃっていただきました。ゆったりした、おおらかな気持ちで楽しめる曲で、とても聴きやすいと思います。バッハの《無伴奏チェロ組曲》は“チェロの旧約聖書”と言われて、神がかって捉えられがちですけど、私は、バッハの人間らしさとか、そんなあたたかい気持ちで演奏したいと思います」今回はモダン・チェロでの演奏だが、バロック・チェロとの、いわば二刀流で活躍する彼女にとって、モダン・チェロで弾くバッハをどう感じているのだろう。「同じ曲を弾いてもやはりまったく違う面が見えてきます。古楽の解釈でモダン・チェロで弾いてみたこともあったのですが、しっくりいかないんですね。やっぱりモダン・チェロにはモダン・チェロの良さがある。センシティヴで細かい話し声も表現できるようなバロック・チェロに対して、モダン・チェロはオペラティックというか、ベル・カントなフレーズの長さ、迫力。多くの方に伝えられる力があると思うんです。両方を弾く意義があります。それぞれの楽器の良さをお伝えしていけたらいいなと思っています」上村文乃 (C)Mina Kitano (HTJ)プログラム後半は、ミニマル・ミュージックのスティーヴ・ライヒ《チェロ・カウンターポイント》から。チェロ独奏と「テープ」の作品。あらかじめ上村自身が弾いた録音の7声部と、ステージ上の独奏によるチェロ八重奏だ。「ミニマルは普段クラシックを聴かない方にも聴きやすいんじゃないでしょうか。“曲”というより体験。不思議な世界です。精神が開放的になるという感覚が味わえると思います」締めくくりはラフマニノフの《チェロ・ソナタ》。二十歳の頃、東京での初リサイタルで弾いた曲でもあるのだそう。“始まり”のAだ。ラフマニノフのスペシャリストでもあるピアニスト松本和将が共演する。「ラフマニノフがチェロのために書いた音というのが、ものすごくか弱いというか、せつないんです。彼の中に、チェロでしか表現できない音があったのだと私は信じています。人間のさまざまな面を表現できると思っています」どの曲もメイン・ディッシュになり得るような重量級の作品が並ぶ。上村によれば、実際に、それぞれをメインに据えたいくつかのプログラムも考えてみたが、この組み合わせ、この順番を考えついた時、金庫のダイヤルキーが開くように、自分の中で「カチッ」と合ったような感覚があったのだという。「でも、弾くのはものすごく大変です(笑)。恐ろしいです。曲目をお見せしたら、堤剛先生も『すごいプログラムですねえ!』とおっしゃっていました(笑)。どの曲がメインなのかは、みなさんの中で決めていただけたらうれしいなと思っています。数学の“定数a”みたいに、ぜひ自由に、みなさんそれぞれの『A』を見つけてください」新たな一歩を踏み出す気鋭のチェリスト。その旅立ち(ドイツ語ならAで始まる“Abfahrt”)を見逃せない。取材・文:宮本明上村文乃 チェロ・リサイタルA OF CELLOVol.1■チケット情報()2025年1月25日(土) 14:00開演王子ホール (東京都)
2024年11月15日TBSアナウンサーの上村彩子が7日、自身のインスタグラムを更新。【画像】「似合うかドキドキ」TBS・上村彩子、花柄&リボンワンピショットに「似合いすぎ」の声!「10月のとある夏日にビールを求めてディズニーシーへ!」と綴り、自身が写った写真数枚をアップした。ダッフィフレンズモチーフのフワモコハットに、これまたフワモコなノースリーブトップスをまとってディズニーを楽しむ上村が可愛すぎると話題だ。 この投稿をInstagramで見る 上村彩子 (TBSアナウンサー)(@saekokamimura)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいねの他、「とても素敵な写真ですね」といったコメントが寄せられている。
2024年11月09日TBSアナウンサーの上村彩子が先月31日、自身のインスタグラムを更新。【画像】「実はパンツスタイルでした!」TBSアナ・上村彩子のお茶目ポーズが可愛すぎると話題!「香港のハロウィーンイベント期間中のおすすめのひとつは、ジャックスケリントンのナイトメアビフォアディナー。」と綴り、1本の動画をアップした。表情豊かに香港ディズニーを全力で楽しむ上村が可愛すぎると話題になっている。 この投稿をInstagramで見る 上村彩子 (TBSアナウンサー)(@saekokamimura)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいねの他、「楽しそうやし、飲食も、美味しそうやねぇ」といったコメントが寄せられている。
2024年11月01日TBSアナウンサーの上村彩子が1日、自身のインスタグラムを更新。【画像】「実はパンツスタイルでした!」TBSアナ・上村彩子のお茶目ポーズが可愛すぎると話題!「11月がスタート。おすすめ番組を紹介するPick-up! BS-TBSはこちらの衣装とメイクです」と綴り、自身が写った写真数枚をアップした。メイクと衣装がいつもと違うので、「似合うかドキドキしました!」とのことだが、ファンからは好評のようだ。 この投稿をInstagramで見る 上村彩子 (TBSアナウンサー)(@saekokamimura)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいねの他、「かわいい〜」といったコメントが寄せられている。
2024年11月01日新国立劇場 2024/2025シーズン 演劇『白衛軍 The White Guard』の上演に向け、翻訳を務める小田島創志と演出を手がける上村聡史によるメッセージが到着した。『白衛軍』は、20世紀ロシアを代表するウクライナ出身の作家ミハイル・ブルガーコフの代表作で、1918年の革命直後のキーウを舞台に、時代に翻弄されるひとつの家族を描いた作品。1924年に小説として発表され、1926年に作家自身が戯曲『トゥルビン家の日々』としてモスクワ芸術座で上演すると、「第二の『かもめ』」と評され成功を収めた。小説発表からちょうど100年を迎える今年、新国立劇場では2010年に英国のナショナル・シアターで上演されたアンドリュー・アプトン版に基づき上演。この『白衛軍』は、実はブルガーコフの自伝的要素が色濃く反映されており、実際彼も白衛軍に軍医として従軍していた。この物語で描かれる内戦の混乱は、今ウクライナで起きていることに地続きでつながっており、まさに今、時宜を得た公演といえるだろう。小田島はアプトン版の台詞の強度やリズムの良さを、どう日本語に移植するか葛藤していることを明かしつつ、「約100年前のキーウに生きる人々の何をブルガーコフが描こうとしたのか、彼がウクライナやロシアをどう捉えていたのか、解釈する努力も放棄できない。多くの戦争は“平和”や“解放”という大義名分が掲げられる。その虚飾に、その暴力性に怒りを覚えながら、今まさに戦火で苦しむ人々を思いながら、『白衛軍』に向かう日々がこれからも続くだろう」とコメント。また上村は、「日本での上演歴がない本作を取り上げることは、いま世界で起きている、時計の針を逆戻しするような事態への畏れが大前提にありますが、現代の価値観を見つめるのと同時に、先人たちが日々の生活から培った想像力に、いま一度、敬意を示す必要がある気がします」と語り、「近代戯曲といわれる古い作品ではありますが、現代に怒りを覚えながら、“変革”という裂け目に、己の信念にさえ疑念を投げかけながらも、まだ見ぬ未来に光を見出すために生きもがいた人々の声を、劇空間に届けたいと思います」と意気込みを寄せた。『白衛軍 The White Guard』は、2024年12月3日(火) から22日(日) に東京・新国立劇場 中劇場で上演される。■翻訳:小田島創志 メッセージ全文世界各地で続く戦争は、そこで暮らす人の命を奪い、生活を破壊し、人生を狂わせる。苦しみに引き裂かれた現在において、未来を見ることは可能なのか――ミハイル・ブルガーコフの『白衛軍 The White Guard』は、その問いを我々に突きつける。初めて本作品を読んだとき、チェーホフの『桜の園』を1918年~19年の戦時下におけるキーウに置き換えた物語だと思った。帝政ロシアの軍人とその家族。ドイツ軍と、その傀儡となっているゲトマン。ウクライナ民族主義者シモン・ペトリューラに従う軍人たち。そして革命を進めるボリシェヴィキ。様々な勢力が入り乱れ、登場人物たちは情報や情況に翻弄されていく。翻弄されながら、一人ひとりがそこに生きている。信念を曲げない人物、現状に怒りを抱く人物、保身に走る人物、愛する人に寄り添う人物。そうした人物たちが、時に悲しみ、時に笑い、時に弱さを見せ、時に未来を志向しながら、生活を必死に続けていく。アンドリュー・アプトン版の台本では、原作で描かれている人間模様の普遍的な側面を、巧みに英語化している。翻訳に当たっては、アプトン版の台詞の強度やリズムの良さを、どう日本語に移植するか葛藤している。そして、約100年前のキーウに生きる人々の何をブルガーコフが描こうとしたのか、彼がウクライナやロシアをどう捉えていたのか、解釈する努力も放棄できない。多くの戦争は「平和」や「解放」という大義名分が掲げられる。その虚飾に、その暴力性に怒りを覚えながら、今まさに戦火で苦しむ人々を思いながら、『白衛軍』に向かう日々がこれからも続くだろう。■演出:上村聡史 メッセージ全文今から一世紀程前、社会の視座を大きく変えたロシア革命。時代の変化に希望を託した人々と、闘い敗れた人々。ロシア帝国期のウクライナ・キーウ出身のミハイル・ブルガーコフは、自らの体験をもとに、夢破れた反革命側の『白衛軍』を小説として描きました。そして『白衛軍』は戯曲となり、度重なる検閲による改稿、タイトルも『トゥルビン家の日々』として上演され、幾度となくナイフで裂かれた衣服のように、ソ連時代を潜り抜けました。体制への鋭い批評性が持ち味のブルガーコフですが、本作は文筆活動初期の作品ということもあり、祖国の風景や思考を懸命に守ろうとした軍人たちとその家族の姿が瑞々しく描かれます。そして、“変革”という大義の揺れ動きのなかであっても、見つめ続けた人間賛歌と、それを押しつぶす全体構造への批評眼。日本での上演歴がない本作を取り上げることは、いま世界で起きている、時計の針を逆戻しするような事態への畏れが大前提にありますが、現代の価値観を見つめるのと同時に、先人たちが日々の生活から培った想像力に、いま一度、敬意を示す必要がある気がします。それは、社会を良くするためというエクスキューズによって生まれた理性の文言ではなく、日々の暮らしや他者との生活で培われた感性から生じた想像力。果たして、現代に生きる私たちは、先人たちの未来に託した思いを受けとめて、世界を歩めているのか。私たちの生活は、いまや未来に限らず、過去が培った想像力を破壊しているのではないか。近代戯曲といわれる古い作品ではありますが、現代に怒りを覚えながら、“変革”という裂け目に、己の信念にさえ疑念を投げかけながらも、まだ見ぬ未来に光を見出すために生きもがいた人々の声を、劇空間に届けたいと思います。新国立劇場 2024/2025シーズン『白衛軍The White Guard』トレーラー映像<公演情報>新国立劇場 2024/2025シーズン 演劇『白衛軍 The White Guard』作:ミハイル・ブルガーコフ英語台本:アンドリュー・アプトン翻訳:小田島創志演出:上村聡史新国立劇場 2024/2025シーズン 演劇『白衛軍 The White Guard』告知画像出演:村井良大、前田亜季、上山竜治、大場泰正、大鷹明良/池岡亮介、石橋徹郎、内田健介、前田一世、小林大介/今國雅彦、山森大輔、西原やすあき、釆澤靖起、駒井健介/武田知久、草彅智文、笹原翔太、松尾諒日程:2024年12月3日(火)~12月22日(日)会場:東京・新国立劇場 中劇場チケット情報:()公式サイト:
2024年10月22日先日、吉高由里子主演大河ドラマ「光る君へ」に出演することが発表された倉沢杏菜、上村海成、阿佐辰美の扮装写真が公開された。明日最終回を迎える「ビリオン×スクール」に出演中の倉沢が演じるのは、藤原道長と倫子の次女・妍子。東宮・居貞親王(のちの三条天皇)の妃となるが、東宮がはるかに年長であることが不満。また、キラキラした贅沢な衣装や道具が好きな人物だ。『君は放課後インソムニア』に出演した上村が演じるのは、道長と源明子の長男・頼宗。道長と倫子の長男・頼通に比べ、出世は遅れたが、のちには兄弟と共に異母姉の彰子を支えていくことに。「消せない『私』-復讐の連鎖-」に出演した阿佐が演じるのは、三条天皇の皇子・敦明親王。狩りが好きで活発な性格の敦明親王は、のちには東宮となるはずであるが、外戚が弱く、後見がいない。我が孫を東宮にと望む道長の圧力にさらされることになる。第35回「中宮の涙」(9月15日放送)あらすじ道長(柄本佑)は、中宮・彰子(見上愛)の懐妊祈願のため、息子の頼通(渡邊圭祐)と共に御嶽詣へ向かうが、険しい行程と悪天候に悩まされ、目的地である金峯山寺への到達に手こずっていると、伊周(三浦翔平)が武者を引き連れ、不穏な動きを見せる。そのころ、まひろ(吉高由里子)の書く物語に興味を持った一条天皇(塩野瑛久)が、まひろに物語の真意を尋ねては、自身の境遇を重ねる。さらにまひろは、彰子の本心を知り――。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~NHK BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~NHK BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年09月12日近鉄グループの文化事業である「松伯美術館」では、2024年8月31日(土)から12月28日(土)まで「人物を描く ー松園、松篁、淳之、それぞれの人物画ー 展」を開催します。上村松園が描き続けた格調高い美人画。花鳥画家として知られる松篁と淳之の描く人物画。三人の描く三者三様の人物画には、それぞれにまつわる想いがあり、それを表現するためのさまざまな試みがあります。本展では、当館所蔵の人物を描いた作品、下絵、素描、約140点を、その背景とあわせて展観します。詳細は別紙のとおりです。上村松園「楊貴妃」大正11年(1922)上村淳之「宵」昭和58年(1983)上村松篁「万葉の春」昭和45年(1970)近鉄グループホールディングス株式会社蔵 松伯美術館管理別紙子供のころから人物画が好きで、生涯をかけて美人を描き続けた松園だけでなく、花鳥画家として知られる松篁と淳之も人物画も描いています。松篁には、身辺に題材をとっているうちに子供たちが成長してきて人物画になったという戦前の作品と、井上靖作『額田女王』の挿画を機に描かれた作品があります。淳之は、「花鳥画は花や鳥に己の人格を託し得てこそ、はじめて絵なのだとの想いから、人物画を描くことで、自分を試してみる必要があるとはかねがね思っていた」と述べました。三者それぞれの人物画とそこにまつわる想いを紹介します。1. 名 称 人物を描く ー松園、松篁、淳之、それぞれの人物画ー 展2. 開催期間 2024年8月31日(土)~2024年12月28日(土)3. 主 催 公益財団法人 松伯美術館、毎日新聞社4. 会 場 松伯美術館5. 休 館 日 月曜日(ただし、月曜日が祝日、休日の場合は開館し、翌火曜日が休館)6. 開館時間 午前10時00分~午後5時00分(入館は午後4時00分まで)7. 入 館 料 大人〔高校生・大学生を含む〕820円、小・中学生410円・20名以上は団体割引(入館料1割引)・障がい者手帳のご提示によりご本人と同伴者1名まで入館料2割引8. 展示作品数 約140点 ※下絵、素描含む9. 主な展示作品 ※一部展示替えあり●上村松園「花がたみ」「楊貴妃」「虫の音」「人形つかい」「娘」「伊勢大輔」「新蛍」「鼓の音」●上村松篁「冬暖」「春雨」「羊と遊ぶ」「万葉の春」「額田女王」扉絵・挿絵「下照るみち」「万葉美人」ほか●上村淳之「フラ・アンジェリコ受胎告知模写1・2」「宵」(※「1」および「2」は、正しくはローマ数字です。)以 上 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年08月01日映画監督のクシシュトフ・キェシロフスキが発表した『デカローグ』全十篇の舞台化までの道のりを須貝英、小川絵梨子、上村聡史、亀田佳明が語るトークイベントが、2024年7月8日(月) に東京・新国立劇場 小劇場で開催されることが決定した。『デカローグ』は、旧約聖書の十戒をモチーフに1980年代のポーランド、ワルシャワのとある団地に住む人々を描いた十篇の連作集。人間を不完全な存在として認め、その迷いや弱さを含めて向き合うことが描かれた本作は、人への根源的な肯定と愛の眼差しであふれている。本公演は全10話を大きく3つのタームに分け、4月から5月は『デカローグ1~4』を、5月から6月は『デカローグ5・6』を、そして6月から7月は『デカローグ7~10』を上演。総勢40名以上のキャストが出演する。トークイベントには1話から10話まで全ての上演台本を担当した須貝、演出の小川と上村、そして出演者の中でただひとり、全話に出演する亀田が登壇。『デカローグ』やキェシロフスキ作品の魅力、舞台化までのプロセス、そして公演と稽古が同時に進むという異例のスケジュール進行などが語られる。参加申込受付は5月24日(金) 正午より開始される。<イベント情報><ギャラリープロジェクト>トークセッション 演劇噺Vol.15『4人で喋る「デカローグ」』日時:2024年7月8日(月) 18:00~19:30(予定)会場:東京・新国立劇場 小劇場【出演】須貝英(上演台本)小川絵梨子(新国立劇場 演劇芸術監督/演出)上村聡史(演出)亀田佳明(『デカローグ1~10』出演)料金:無料・自由席(要予約)・先着順受付開始:2024年5月24日(金) 12:00~詳細はこちら:<公演情報>新国立劇場 2023 / 2024シーズン『デカローグ 1~10』2024年4月13日(土)~7月15日(月・祝) 東京・新国立劇場 小劇場原作:クシシュトフ・キェシロフスキ/クシシュトフ・ピェシェヴィチ翻訳:久山宏一上演台本:須貝英演出:小川絵梨子/上村聡史※終了分は割愛デカローグ5・6(プログラムC)公演日程:2024年5月18日(土)~6月2日(日)●プログラムC(デカローグ5、デカローグ6)デカローグ5:ある殺人に関する物語演出:小川絵梨子出演:福崎那由他、渋谷謙人、寺十吾 / 斉藤直樹、内田健介、名越志保、田中亨、坂本慶介 / 亀田佳明デカローグ6:ある愛に関する物語演出:上村聡史出演:仙名彩世、田中亨 / 寺十吾、名越志保、斉藤直樹、内田健介 / 亀田佳明デカローグ7~10(プログラムD&E 交互上演)公演日程:2024年6月22日(土)~7月15日(月・祝)●プログラムD(デカローグ7、デカローグ8)デカローグ7:ある告白に関する物語演出:上村聡史出演:吉田美月喜、章平、津田真澄 / 大滝寛、田中穂先、堀元宗一朗、 笹野美由紀、伊海実紗 / 安田世理・三井絢月(交互出演) / 亀田佳明デカローグ8:ある過去に関する物語演出:上村聡史出演:高田聖子、岡本玲、大滝寛 / 田中穂先、章平、堀元宗一朗、笹野美由紀、伊海実紗 / 亀田佳明●プログラムE(デカローグ9、デカローグ10)デカローグ9:ある孤独に関する物語演出:小川絵梨子出演:伊達暁、万里紗、宮崎秋人 / 笠井日向、鈴木将一朗、松本亮、石母田史朗 / 亀田佳明デカローグ10:ある希望に関する物語演出:小川絵梨子出演:竪山隼太、石母田史朗 / 鈴木将一朗、松本亮、伊達暁、宮崎秋人、笠井日向、万里紗 / 亀田佳明チケット情報:()公式サイト:
2024年05月23日近鉄グループの文化事業である「松伯美術館」では、開館30周年を記念して、2024年5月18日(土)から7月15日(月・祝)まで松伯美術館開館30周年記念特別展「文化勲章 三代の系譜 上村松園・松篁・淳之展」を開催します。上村松園は格調高い美人画で1948年に女性として初めて文化勲章を受章しました。松園の息子・松篁は花鳥画の世界で新たな日本画表現を切り開き、1984年に同章を受章。そして、花鳥画を通して東洋独自の絵画空間を追求してきた松篁の長男・淳之が2022年に同章を受章しました。日本画の分野で三代にわたり文化勲章を受章した事例はこれまでにない空前の快挙です。松園、松篁、淳之はそれぞれ描く対象や画風は異なりますが、日本画ならではの美を追い求める情熱や根底にある美意識は受け継がれてきています。本展では、3人の画業を振り返り、他館所蔵作品も含め、それぞれの名品約60点を一堂に展観します。特に上村松園の作品(本画)については、「月蝕の宵」(大分県立美術館蔵)など当館で初めて展示する作品も含め、すべて他館所蔵作品です。本展開催期間中にご来館いただいた皆さまに、開館30周年記念クリアファイルをプレゼントします。詳細は別紙のとおりです。上村松園「月蝕の宵」大正5年(1916)大分県立美術館蔵艶やかな着物を来た女たちが月蝕を鏡に映して楽しんでいる。著作にも繰り返し取り上げられており、松園自身にとっても思い出深い作品と思われる。別紙1. 名 称 松伯美術館開館30周年記念特別展 文化勲章 三代の系譜 上村松園・松篁・淳之展2. 開催期間 2024年5月18日(土)~2024年7月15日(月・祝)3. 主 催 公益財団法人 松伯美術館、読売新聞社4. 会 場 松伯美術館5. 休 館 日 月曜日(ただし、7月15日は開館)6. 開館時間 午前10時00分~午後5時00分(入館は午後4時00分まで)7. 入 館 料 大人〔高校生・大学生を含む〕1,400円、小・中学生700円・20名以上は団体割引(入館料1割引)・障がい者手帳のご提示によりご本人と同伴者1名まで入館料2割引8. 展示作品数 約60点9. 主な展示作品 ※作品名に下線のあるものは当館初展示●上村松園【通期展示】「月蝕の宵」大分県立美術館蔵、「静」東京国立近代美術館蔵、「初雪」大川美術館蔵 ほか【5/18~6/16展示】「青眉」吉野石膏コレクション、「春さめ」大分県立美術館蔵 ほか【6/4~6/16展示】 「夕暮」京都府立鴨沂高等学校蔵(京都府文化博物館管理)【6/18~7/15展示】「砧」山種美術館蔵、「美人詠哥」吉野石膏コレクション ほか●上村松篁【通期展示】「蓮」・「熱帯花鳥」・「真鶴」・「松虫草」松伯美術館蔵 ほか【5/18~6/16展示】「杜若」神奈川県立近代美術館蔵、「閑庭迎秋」松伯美術館蔵【6/18~7/15展示】「池」京都市美術館蔵●上村淳之【通期展示】「秋映」・「双鶴」松伯美術館蔵、「十二支」京都花鳥館蔵、「月の水辺」個人蔵 ほか【5/18~6/16展示】「憩」松伯美術館蔵【6/18~7/15展示】「雁金」 京都市美術館蔵10. その他 本展覧会開催期間中、ご入館の皆さまに開館30周年記念クリアファイルをプレゼントします。※お一人様一部、無くなり次第、終了。以 上《参考画像》上村松園「静」昭和19年(1944)東京国立近代美術館蔵上村松園「青眉」昭和9年(1934)吉野石膏コレクション上村松園「砧」昭和13年(1938)山種美術館蔵上村松篁「杜若」昭和53年(1978)神奈川県立近代美術館蔵上村淳之「十二支 辰」平成18年(2006)京都花鳥館蔵《参考》〇松伯美術館について松伯美術館は、上村松篁・淳之両画伯からの作品の寄贈と近畿日本鉄道株式会社(現 近鉄グループホールディングス株式会社)からの基金出捐により1994年3月に開館した。当美術館では、上村松園・松篁・淳之三代にわたる作品、下絵、写生等、美術資料の収集と保管、展示を通じ、三代の画業を紹介することを目的としている。また、広く日本画の普及、作家の育成を図るため、特別展、公募展等も開催している。○当館の名称の由来「松」は、松園・松篁両画伯の名前と、美術館所在地である故佐伯勇近鉄名誉会長旧邸の庭に植えられている百数十本の松に、「伯」は、画伯の伯と佐伯氏の伯あるいは邸内の茶室の号、「伯泉亭」に由来するものである。また「松伯(しょうはく)」の音は、常磐木である「松柏」にも通じるようにとの意味が込められている。松伯美術館 (外観)※大渕池の対岸から臨む。【開館時間】 10時~17時(入館は16時まで)【休館日】 月曜日、年末年始、展示替期間【電話番号】 0742-41-6666【所在地】 〒631-0004 奈良市登美ヶ丘2丁目1番4号【館長】 上村 淳之【所蔵作品数】上村松園・松篁・淳之の作品 約600点 ほか●上村松園明治8年(1875)~昭和24年(1949)京都に生まれる。鈴木松年、幸野楳嶺、竹内栖鳳に師事。1948年、女性として初めての文化勲章を受章。京都の風俗、歴史、謡曲の物語等に取材した気品ある格調高い女性像を描く。●上村松篁明治35年(1902)~平成13年(2001)京都に生まれる。母は上村松園。京都市立絵画専門学校に学び、西山翠嶂に師事。1948年、日本画団体「創造美術」の結成に参加。1984年、文化勲章受章。近代的造形、色彩感覚を取り入れた花鳥画で知られる。●上村淳之昭和8年(1933)〜京都に生まれる。父は上村松篁。京都市立美術大学に学び、在学中より新制作協会展に入選。以後、同展及び創画展を中心に作品を発表する。東洋独自の空間表現を模索しながら花鳥画の新しい展開を求め研鑽を重ねている。2022年文化勲章を受章。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月26日演出・上村聡史による舞台『My Boy Jack』(マイ・ボーイ・ジャック)が10月7日(土)、東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで開幕した。『ジャングル・ブック』などで知られるノーベル文学賞受賞作家、ラドヤード・キプリングが、第一次世界大戦中に書いた詩「My Boy Jack」を基に、名優デイヴィッド・ヘイグが戯曲化し、1997年にウェストエンドで上演。イギリスで2007年にテレビ映画化された際には、息子役をダニエル・ラドクリフが演じたことも話題になった。日本公演では、戯曲の面白さを最大限に引き出す上村演出のもと、眞島秀和、倉科カナ、前田旺志郎、夏子といった実力派俳優によって、第一次世界大戦下、息子を戦地に送り出すしかなかった、父の気持ち、息子の気持ち、姉の気持ち、そして母の気持ちが、普遍的な家族の情景・感情としてリアルに浮かび上がる。眞島は、酷い近視ゆえに軍の規則で入隊出来ない息子・ジョン(ジャック)を、人脈をつかって軍にねじ込む父・ラドヤードを演じ、「『My Boy Jack』は、一つの家族の物語です」と説明し、「最初は固い人物だと思っていたラドヤードですが、稽古を重ねていく中で、抗えないものがあったり、家族に対する愛情が深い父親なのだと感じ、実はとてもシンプルな話なのだと気づきました」と著名な作家にして、戦時中であるからこその愛国心を持つ一方で、息子に愛情を注ぐラドヤードの人物像を読み解く。不安を押し殺しながら無償の愛を注ぐ母・キャリーを演じる倉科は「大きな子供を戦争に送り出す女性が想像できなくて、上村さんに託した部分も大きかったです」と演出への全幅の信頼を示し、弟を大切に思う姉・エルシー役の夏子は「普遍的でどの家庭にも起こりうる出来事」と本作のメッセージが世代を超えて伝わるとアピールする。また、西部戦線へと出征し、行方不明になってしまう息子のジョンを演じる前田は「この作品にとって、“戦争”は重要なテーマですが、僕のなかで一番大きいのは“家族”です」だと力説。「キプリング家の4人と、ご自身の家族と重ね合わせて考える瞬間があれば、ジョンを演じている僕としては、とても嬉しいです」と期待を寄せる。残された家族3人が抱く、やり場のない憤りや嘆きを通じて、戦争について、家族について改めて考えるきっかけになる本作にぜひ注目したい。眞島秀和、倉科カナらのコメント全文&あらすじはこちら■眞島秀和(ラドヤード・キプリング役)コメント「My Boy Jack」は、一つの家族の物語です。時間を経て日々変化していく家族を垣間見ることができる作品になっていて、それは演劇や映画が持つ魅力だと思っています。僕が演じるラドヤードは、早くに長女を亡くし、劇中では戦争で息子を失います。作品の難易度の高さから、最初は固い人物だと思っていたラドヤードですが、稽古を重ねていく中で、抗えないものがあったり、家族に対する愛情が深い父親なのだと感じ、実はとてもシンプルな話なのだと気づきました。本番を迎えて、父親として、妻や子供たちに対する愛情の持ち方は、回を終えていくごとに深くなっていくのだと思います。充実した稽古を経て、この作品の魅力をお客様に届けられる段階になり、あとは毎ステージを真剣勝負で重ねていくだけです。かなり見応えのある舞台なので、お楽しみ頂ければと思います。■倉科カナ(キャリー・キプリング役)コメント難易度が高く、理論的な戯曲なので、立体的にすることの難しさを感じましたし、国や価値観が異なる中で、私にとって初めての母の役。大きな子供を戦争に送り出す女性が想像できなくて、上村さんに託した部分も大きかったです。ラドヤードは、戦争や名誉、栄光など、目に見えない漠然としたものを言葉にして、国も家族のように捉えている人。戦争が始まってもいない時期に、世間体を気にしてジョンを入隊させようとしますが、失うことの痛みをあまり理解していません。私が演じるキャリーは、人の痛みといった感覚に訴えることが多く、葛藤していたものが突然出てきたり、感情があちこちに行く女性です。家族の捉え方が異なり、対極の価値観を持つ2人のやりとりは魅力的で、お客様にどのように伝わるのか興味があります。いまの時代にこの戯曲を上演する意義を感じて、キャスト、スタッフ一同、精魂を込めて作ったので、まずは楽しんで頂いて。観終わった後にどう感じたか、感想をお待ちしています。■前田旺志郎(ジョン・キプリング役)コメントこの作品にとって、“戦争”は重要なテーマですが、僕のなかで一番大きいのは“家族”です。ずっと一緒にいるようで、なんでも素直に言えるかといえばそうではない。一番近くにいる存在でも、すごく遠い部分もある。それが家族だと「My Boy Jack」を通して感じています。稽古前、ジョンは父親に対して反発心を抱いているのでは?と思っていましたが、ラドヤードのことは嫌いではないし、リスペクトも持っていて、フランクに話しができる。一見、仲がよさそうな普通の家族ですが、心の奥底で「これは本当の自分じゃない」とジョンは思っているんです。ただ、自分が理想とするものが本当のこととも限らないですし、そんな複雑さを持っているキャラクターなので、僕の中でも正解が見つかっていません。すごく難しいけれど、面白い部分だと思っています。キプリング家の4人と、ご自身の家族と重ね合わせて考える瞬間があれば、ジョンを演じている僕としては、とても嬉しいです。■夏子(エルシー・キプリング役)コメントイギリスのウィットに富んだ会話やセリフの応酬など、舞台ならではの魅力が詰まっていて、観る方によって視点が変わる作品です。劇中で描かれているのは、普遍的でどの家庭にも起こりうる出来事。家族を愛しているからこそ、エルシーは両親やジョンにストレートな物言いで接します。家庭環境に翻弄される部分はジョンと同じですが、自らの人生を歩む力を持っている人だと思います。上村さんは、濃縮還元のように大切なことが詰まった演出をしてくださるので、稽古初日からここまであっという間でした。初めて劇場に入った時に、真っ黒な板の上に少ない小道具、役者としては試されるような気持ちにもなりましたが、芝居に没頭して観劇して頂ける空間になっていると思います。ぜひ劇場で、生でご覧ください。<あらすじ>激戦が続く第一次世界大戦。健康な体があるなら、戦地に行くべしと声高に理想を語る父ラドヤードは、酷い近視ゆえに軍の規則で入隊出来ない息子を、人脈をつかって軍にねじ込む。母親と姉は、必死に不安を圧し殺しながら日々を過ごし、戦意高揚を謳っていた父親も、日が経つにつれて不安にさいなまれるようになる。ハンデがあるにもかかわらず、必死に努力し将校になったジョン(ジャック)は、西部戦線へと出征する。厳格だが優しい父と、無償の愛を注ぐ母との幸せな家庭で育った彼は、銃弾が飛び交う戦場を体験する。ある朝、突撃ラッパが鳴り響く中、彼の中隊に突撃命令が下る。数時間の激闘が終わり兵士たちは次々と傷つきながら塹壕へと引き上げてくるが、そこにジャックの姿はなかった。<公演情報>『My Boy Jack』作:デイヴィッド・ヘイグ翻訳:小田島則子演出:上村聡史出演:眞島秀和、倉科カナ、前田旺志郎、夏子、佐川和正、土屋佑壱、小林大介【東京公演】2023年10月7日(土)~10月22日(日)会場:紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA※全19ステージ【福岡公演】2023年10月28日(土)・29日(日)会場:キャナルシティ劇場【兵庫公演】2023年11月3日(金)〜11月5日(日)、会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール【愛知公演】2023年11月11日(土)・12日(日)会場:東海市芸術劇場 大ホールチケット情報:公式サイト:旧Twitter)@mbJack_2023()
2023年10月10日近鉄グループの文化事業である「松伯美術館」では、館長 上村淳之の文化勲章受章ならびに90歳の卒寿を記念して、2023年10月14日(土)から12月24日(日)まで特別展を開催します。日本画家 上村淳之は、昭和8年(1933)に上村松園を祖母に、上村松篁を父に生まれ、今年4月に卒寿を迎えました。また令和4年11月には、その功績により文化勲章を受章しました。日本画の分野で親子三代での文化勲章受章は日本初となります。本展では、「月の水辺」、「風渡る」(大分市美術館蔵)、「晨」(株式会社ヤマタネ蔵)などの大型作品のほか、通常は一般公開していない「青連院門跡 好文亭 襖絵」、「祇園祭 山鉾 大船鉾天井画」や当館初展示となる「春庭(白孔雀)」(京都花鳥館蔵)など、全国の関係先のご協力をいただき、館外所蔵作品も数多く特別展示します。東洋的感性の減退や現代の日本画について真摯に警告を発し、さまざまな鳥の姿を通じて、自然の叡智を示し、未来へのメッセージを送り続ける上村淳之の90年の軌跡を紹介します。詳細は以下のとおりです。上村淳之「月の水辺」平成2年(1990)[大分市美術館蔵]上村淳之 襖絵「時鳥図」平成9年(1997)[青蓮院門跡蔵]1. 名 称 特別展 文化勲章受章・卒寿記念 上村淳之展2. 開催期間 2023年10月14日(土)~2023年12月24日(日)3. 主 催 公益財団法人 松伯美術館、読売新聞社4. 会 場 松伯美術館5. 休 館 日 月曜日6. 開館時間 午前10時00分~午後5時00分(入館は午後4時00分まで)7. 入 館 料 大人〔高校生・大学生を含む〕1,100円、小・中学生550円・20名以上は団体割引(入館料1割引)・障がい者手帳のご提示によりご本人と同伴者1名まで入館料2割引8. 展示作品数 約50点9. 主な展示作品●上村淳之【大型作品(縦・横1m以上)】「月の水辺」(平成2年)<内寸145×227>・「風渡る」<内寸160×228> 大分市美術館蔵、「晨」<内寸112×162> 株式会社ヤマタネ蔵、「雁金」<内寸223×181> 京都市美術館蔵、「水辺の朝」<内寸132×326>(平成4年)個人蔵「月明に舞う」<内寸181.8.5×227.3> 松伯美術館蔵 ほか【通常一般非公開/当館初展示】襖絵「時鳥図」「蓮池図」「鶴図」青蓮院門跡蔵、「大船鉾天井画」 大船鉾保存会蔵 ※祇園祭 山鉾【当館初展示】「春庭(白孔雀)」京都花鳥館蔵、「大和鶏」神宮徴古館蔵、「爽秋」(平成16年)・「錦秋」・「月の水辺」(平成27年)・「丹頂」個人蔵【館外所蔵作品】「雪(鶫)」株式会社ヤマタネ蔵、「卯」京都花鳥館蔵、「佐保の詩」奈良県立万葉文化館蔵、「雪野」・「春鳩」・「雪中遊禽」・「早苗田」・「幼隼」・「爽秋」(平成5年)岐阜プラスチック工業株式会社蔵【当館所蔵/管理作品】「四季花鳥図」(近鉄グループホールディングス株式会社蔵) ほか[特別展示]●上村松園 「楊貴妃」●上村松篁 「笹百合」* 展示作品は、都合により変更する場合があります。以 上 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月13日近鉄グループの文化事業である「松伯美術館」では、2023年7月15日(土)から2023年9月24日(日)まで、展覧会「上村松篁 “創造美術”結成まで」を開催します。「創造美術」は、自由な画壇を志し、「我等は世界性に立脚する日本絵画の創造を期す」と宣言して、昭和23年(1948)に上村松篁をはじめとする日本画家によって結成された美術団体です。日本画家 上村松園の子として育った上村松篁(1902~2001)は、自身も絵が好きだったので、小学校を出てそのまま自然に京都市立美術工芸学校に入学し、4年生の頃には、画家としての志を立てます。その後、京都市立絵画専門学校に進学し、19歳で雅号を「松篁」とつけて画家として活動を開始します。本展では、当館所蔵作品(約50点)を紹介しながら、昭和23年(1948)に「創造美術」を結成するまでの松篁の足跡をたどります。また、展覧会期間中の9月2日(土)には、当館館長である上村淳之の美術講演会を開催します。 (※事前申し込みによる抽選制)上村松篁「樹蔭」(昭和23年) 上村松篁「羊と遊ぶ」(昭和13年)1. 名 称 上村松篁 “創造美術”結成まで2. 開催期間 2023年7月15日(土)~2023年9月24日(日)3. 主 催 公益財団法人 松伯美術館4. 会 場 松伯美術館5. 休 館 日 月曜日(但し、7月17日(月・祝)は開館し翌18日(火)は休館9月18日(月・祝)は開館し翌19日(火)は休館)6. 開館時間 午前10時00分~午後5時00分(入館は午後4時00分まで)7. 入 館 料 大人〔高校生・大学生を含む〕820円、小・中学生410円・20名以上は団体割引(入館料1割引)・障がい者手帳のご提示によりご本人と同伴者1名まで入館料2割引8. 展示作品数 約50点(下絵、素描を含む)9. 主な展示作品●上村松篁 「樹蔭」「羊と遊ぶ」「閑庭迎秋」「春園鳥語」「金魚」「春雨」「月夜」「早秋」「青柿」ほか[特別展示]●上村松園 「人形つかい」<全期間展示>「雨を聴く」<7月15日~8月20日展示>「美人納涼」<8月22日~9月24日展示>●上村淳之 「晨」「舞う」「秋光」* 展示作品は、都合により変更する場合があります。館長 上村淳之による『美術講演会』の開催[事前申込による抽選制]日 時 9月2日(土)14時00分~15時00分場 所 松伯美術館 展示室座席定員 50名(座席指定)聴 講 料 無料、但し入館料が必要申込方法 往復はがき「往信」裏面に次の事項を記入の上、お申込みください1.郵便番号 2.住所 3.名前 4.電話番号 5.参加希望人数(2名まで)申込締切 2023年8月14日(月)[必着]申 込 先 松伯美術館〒631-0004 奈良市登美ヶ丘2-1-4 電話:0742-41-6666以上 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月23日姫路市立美術館では、開館40周年記念コレクション展「春の祭典ー生きる力を生み出す大地」を、2023年6月18日(日)まで開催する。バレエ音楽《春の祭典》をヒントにコレクションを紹介ロシアの作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーによるバレエ音楽《春の祭典》は、第一次世界大戦前の1911年、セルゲイ・ディアギレフ率いるロシアのバレエ団「バレエ・リュス」のために作られた。生贄の乙女たちが「春の神をなだめる」ために、長老たちが見守る中、命が尽きるまで踊り続けるという異教徒の神話がモチーフとなっており、曲中にはリトアニアなどスラヴの民族音楽や民謡のメロディが数多く取り入れられている。展覧会「春の祭典ー生きる力を生み出す大地」では、その革新性によってジャンルを超えて20世紀美術に影響を与えたバレエ音楽《春の祭典》から派生する4つのテーマ、「郷愁」「伝統」「革新」「リズム」の4章構成で、全所蔵作家311人による作品を紹介する。郷愁:懐かしい風景などを描いた作品を展示各地で発展し、伝承されてきた民族舞踊や音楽は、えてしてその根本には民族性や土地の精神を宿している。民族音楽や民謡のメロディを取り入れた『春の祭典』は、作家のストラヴィンスキーがその民族性などに意識的に向き合ったものだといえる。「郷愁」の章ではこの点に着目し、作家にとって懐かしさを覚える風景や望郷、大切な人への慕情、さらにはここではないどこか、時空を超えた理想世界への憧れなどを「郷愁」と捉えた作品を展示。たとえば、エコール・ド・パリの画家として活躍した藤田嗣治は、日本画的技法で独自性を開拓した作品を、ベルギーの画家ポール・デルヴォーは廃墟に理想郷を見出した作品を生み出し、松井紫郎は宇宙に想いを馳せた作品を手掛けた。伝統:古来より続く技法などを取り入れた“伝統的なるもの”「バレエ・リュス」は、今日のモダンバレエの基礎を築いたとされており、パブロ・ピカソやアンリ・マティス、ストラヴィンスキーやココ・シャネルなど20世紀を代表する作曲家や芸術家を取り込み、バレエと美術・ファッション・音楽を融合していった。そうして確立したのが「総合芸術としてのバレエ」であり、重厚で洗練された規範や形式美といった従来の伝統があってこそ構築された、新たな文化的伝統となったのである。「伝統」の章では、古来より続くモチーフや技法を継承・発展する営みを伝統と捉え、郷土の作品に加えて国内外の“伝統”が反映された名品を紹介。「白馬会」を発足し日本の洋画の伝統を築き上げた黒田清輝や藤島武二、美人画で知られる上村松園らの作品を目の当たりにできる。革新的な表現&美術作品に見られるリズム感このほか、「革新」の章では、それまでの伝統を打ち破るような意外性のある作品や前衛的な試みなど、様々な革新的な表現を紹介し、「リズム」の章では、形や色、構図や素材の質感などを通して、視覚だけでなく聴覚的、身体的にも刺激を感じる作品、また複数の作品で成り立つ連作など、美術作品に見られる「リズム」に着目した作品を展示する。展覧会概要開館40周年記念コレクション展「春の祭典ー生きる力を生み出す大地」会期:2023年4月22日(土)~6月18日(日)[前期 4月22日(土)~5月14日(日) / 後期 5月16日(火)~6月18日(日)]会場:姫路市立美術館 企画展示室住所:兵庫県姫路市本町68-25開館時間:10:00〜17:00まで(入館は16:30まで)観覧料:一般 700円(500円)、大高生 400円(200円)、中小生 200円(100円)【問い合わせ先】姫路市立美術館TEL:079-222-2288
2023年05月01日近鉄グループの文化事業である「松伯美術館」では、2023年3月28日(火)から2023年6月25日(日)まで、展覧会「松篁、松園を語る 松園、松篁を語る」を開催します。上村松園と松篁はお互いを尊重し、画のことはお互い話をしなかったといいます。しかし、松篁が母・松園のことを語った文章はいくつも遺っており、松園の文章にも子・松篁について触れた箇所を見つけることができます。本展では、松園、松篁それぞれの文章から、お互いについて語った“ことば”を拾い上げ、それを基に、松園「娘」や約3年ぶりの当館展示となる松篁「万葉の春」を含む、当館所蔵の作品や下絵、素描など約80点を展覧し、画道ひとすじに生きた二人の画業を振り返ります。また、展覧会期間中、当館館長である上村淳之の美術講演会を開催します。詳細は別紙のとおりです。上村松園「娘」大正15年(1926)上村松篁「万葉の春」昭和45年(1970)近鉄グループホールディングス株式会社蔵 松伯美術館管理別紙1. 名 称 松篁、松園を語る 松園、松篁を語る2. 開催期間 2023年3月28日(火)~2023年6月25日(日)3. 主 催 公益財団法人 松伯美術館、毎日新聞社4. 会 場 松伯美術館5. 休 館 日 月曜日6. 開館時間 午前10時00分~午後5時00分(入館は午後4時00分まで)7. 入 館 料 大人〔高校生・大学生を含む〕820円、小・中学生410円・20名以上は団体割引(入館料1割引)・障がい者手帳のご提示によりご本人と同伴者1名まで入館料2割引8. 展示作品数 約80点(下絵、素描を含む)9. 主な展示作品●上村松園 「娘」「花がたみ」「新蛍」(※1) 「鼓の音 (※2) 「伊勢大輔」<個人蔵>(※2)「春苑」「夕べ」「序の舞」「草紙洗い小町」「夕暮」などの下絵 ほか※1: 3月28日~5月7日展示 ※2: 5月9日~6月25日展示●上村松篁 「万葉の春」(※)「閑光」「母子の羊」「金魚1」「椿」(※当館では約3年ぶりの展示)[特別展示]●上村淳之 「月汀」「水辺の四季」「憩」* 展示作品は、都合により変更する場合があります。館長 上村淳之による『美術講演会』の開催[事前申込による抽選制]日 時:5月13日(土)14時00分~15時00分場 所:松伯美術館 展示室座席定員:50名(座席指定)聴 講 料:無料、但し入館料が必要申込方法:往復はがき「往信」裏面に次の事項を記入の上、申込み下さい。(1)郵便番号 (2)住所 (3)名前 (4)電話番号 (5)参加希望人数(2名まで)申込締切:2023年4月21日(金)[必着]申 込 先:松伯美術館〒631-0004 奈良市登美ヶ丘2-1-4 電話:0742-41-6666以 上 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月15日近鉄グループの文化事業である「松伯美術館」では、2022年12月6日(火)から2023年2月5日(日)まで、展覧会「上村淳之 文化勲章受章記念 こころの花鳥画 上村松篁・淳之展」を開催します。上村松篁、淳之の描く花鳥画は、私たちの日常の空間を絹や紙の上に再現するものではありません。そこに描かれているのは、画家のこころの中に創られた美しい世界なのです。二人は、鳥や花と共に在る世界、これこそが東洋画の本質であると、その世界を描き続けてきました。本展覧会では、松篁、淳之の作品、約90点の展示を通じて、それぞれのこころから創造された美しい世界を堪能していただきます。また、展覧会期間中、当館館長である上村淳之の令和4年度文化勲章受章を記念して、美術講演会や榊原吉郎氏(京都市立芸術大学名誉教授)との美術対談もあわせて開催するとともに、「四季花鳥図」をデザインした文化勲章受章記念ポストカードを入館者の皆さまにプレゼントします。詳細は別紙のとおりです。上村淳之「双鶴」平成9年(1997)上村松篁「兎1」昭和62年(1987)別紙■「上村淳之 文化勲章受章記念 こころの花鳥画 上村松篁・淳之展」1. 開催期間 2022年12月6日(火)~2023年2月5日(日)2. 主 催 公益財団法人 松伯美術館、産経新聞社3. 会 場 松伯美術館4. 休 館 日 月曜日(但し、1月9日(月・祝)は開館し、翌10日(火)は休館)5. 開館時間 午前10時00分~午後5時00分(入館は午後4時00分まで)6. 入 館 料 大人〔高校生・大学生を含む〕820円、小・中学生410円・20名以上は団体割引(入館料1割引)・障がい者手帳のご提示によりご本人と同伴者1名まで入館料2割引7. 展示作品数 約90点(下絵、素描を含む)8. 主な展示作品●上村松篁 「兎1」、「真鶴」、「雁金」、「白梅」ほか●上村淳之 「双鶴」、「飛鴨」、「白鷹」、「水辺の四季」ほか[特別展示]●上村松園 「人形つかい」「暮秋」「雪」* 展示作品は、都合により変更する場合があります。■入館者プレゼント「上村淳之 文化勲章受章記念ポストカード」の配布本展覧会開催期間中、ご入館の皆さまにお1人様1枚 「四季花鳥図」をデザインしたポストカードをプレゼントします。上村淳之文化勲章受章記念ポストカード館長 上村淳之による『美術講演会』の開催[事前申込による抽選制]日 時:1月14日(土)14時00分~15時00分場 所:松伯美術館 展示室座席定員:50名(座席指定)聴 講 料:無料、但し入館料が必要申込方法:往復はがきに次の事項を記入の上、申込み下さい。(1)1月14日 美術講演会 (2)郵便番号 (3)住所 (4)名前 (5)電話番号(6)参加希望人数(2名まで)申込締切:2022年12月21日(水)[必着]美術対談 上村淳之×榊原吉郎氏(京都市立芸術大学名誉教授)の開催[事前申込による抽選制]日 時:2月4日(土)14時00分~15時00分場 所:松伯美術館 展示室座席定員:50名(座席指定)聴 講 料:無料、但し入館料が必要申込方法:往復はがきに次の事項を記入の上、申込み下さい。(1)2月4日 美術対談希望 (2)郵便番号 (3)住所 (4)名前 (5)電話番号(6)参加希望人数(2名まで)申込締切:2023年1月17日(火)[必着]美術講演会、美術対談のお申込みは別々に必要です。講演会・美術対談申込先:松伯美術館〒631-0004 奈良市登美ヶ丘2-1-4 電話:0742-41-6666《参考画像》上村松篁「真鶴」昭和55年(1980)上村松篁「雁金」昭和57年(1982)上村淳之「飛鴨」昭和61年(1986)上村淳之「白鷹」平成13年(2001)上村淳之「水辺の四季」平成21年(2009)以 上 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月25日近鉄グループの文化事業である「松伯美術館」の上村淳之館長が2022年度文化勲章を受章しました。受賞を記念し、11月23日(水・祝)に、現在開催している展覧会「松伯美術館コレクション2022 本画と下絵から知る上村松園・松篁・淳之展」にて展示中の「四季花鳥図」をはじめとする自身の作品を上村淳之館長が解説します。また、本展覧会において、11月1日(火)から上村淳之館長の写真パネルコーナーを新たに展示室に設け、その歩みを紹介しています。松伯美術館では、次回展覧会「こころの花鳥画 上村松篁・淳之展」(2022年12月6日(火)~2023年2月5日(日)予定)以降も、上村淳之館長の文化勲章受章を記念して、さまざまな催事、取組みを実施していく予定ですので、詳細が決定次第、お知らせします。詳細は別紙のとおりです。別紙■ 上村淳之館長への花束贈呈セレモニーと館長による展示作品解説1. 日 時 2022年11月23日(水・祝)14時00分~2. 内 容 職員から館長への花束贈呈館長による四季花鳥図ほか現在展示中の作品解説写真パネル視察3. 会 場 松伯美術館 展示室14. そ の 他 参加無料(別途入館料が必要です)■ 上村淳之館長写真パネル展示(開催中)1. 開催期間 2022年11月1日(火)~11月27日(日)2. 会 場 松伯美術館 展示室13. 展 示 数 6点(上村淳之館長の30歳代から70歳代の写真)【今後の予定】■ 次回展覧会「こころの花鳥画 上村松篁・淳之展」[開催期間 2022年12月6日(火)~2023年2月5日(日)]・文化勲章受章記念として、上村淳之館長の作品を当初計画より展示数を増やして開催・入館者へ文化勲章受章記念ポストカードの無料配布・「文化勲章受章記念 美術講演会」の開催(2023年1月予定)・「文化勲章受章記念 美術対談」の開催(2023年2月予定)[対談相手(予定):榊原吉郎氏(京都市立美術大学名誉教授)]■ 2023年度 「文化勲章受章・卒寿記念特別展 上村淳之展」2023年に上村淳之館長が卒寿を迎えることから、文化勲章受章記念とあわせて特別展を開催します。・開催期間:2023年10月14日(土)~12月24日(日)(予定)・上村淳之館長の当館において初公開となる作品を含む他館所蔵作品を多数展示予定参考■ 現在開催中の展覧会について1. 名 称 「松伯美術館コレクション2022 本画と下絵から知る上村松園・松篁・淳之展」2. 開催期間 2022年9月6日(火)~11月27日(日)3. 主 催 公益財団法人 松伯美術館、読売新聞社4. 会 場 松伯美術館5. 休 館 日 月曜日6. 開館時間 午前10時00分~午後5時00分(入館は午後4時00分まで)7. 入 館 料 大人〔高校生・大学生を含む〕820円、小・中学生410円・20名以上は団体割引(入館料1割引)・障がい者手帳のご提示によりご本人と同伴者1名まで入館料2割引8. 展示作品数 約80点(下絵、素描を含む)9. 主な展示作品●上村松園 「虫の音」、「花がたみ」、「楊貴妃」、「月と花」(個人蔵)、「鼓の音」ほか●上村松篁 「狐」、「夕日」、「白木蓮」、「芥子」、「矮鶏」ほか●上村淳之 「四季花鳥図」(近鉄グループホールディングス株式会社 蔵)ほか* 展示作品は、都合により変更する場合があります。■ 新型コロナウイルス感染症予防・拡大防止のために当館では、新型コロナウイルス感染症予防・拡大防止のため、以下のとおり感染防止対策を講じるとともに、ご来館の皆様にも感染拡大の防止に向けたご協力をお願いしております。ご理解・ご協力くださいますようお願いいたします。【当館の対応】〇ミュージアムショップのカウンターは飛沫防止ビニールシートを設置します。〇入口に手指消毒用のアルコールを設置します。〇お客様対応スタッフは、マスクを着用して対応いたします。【ご来館の皆様へのご協力のお願い】〇発熱や風邪の症状のある方は、ご来館をお控えください。〇館内では、「マスクの着用」にご協力ください。〇館内では、なるべく会話はご遠慮ください。〇手指の消毒、手洗いにご協力ください。〇他の観覧者との距離を最低1m程度空けて展示をご覧いただきますようご協力ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月10日演出・上村聡史、出演・戸次重幸、益岡徹による舞台『A・NUMBER』が、10月7日(金) に東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて開幕し、舞台写真とキャストコメントが到着した。『A・NUMBER』は、現代イギリスで最も偉大な劇作家キャリル・チャーチルが手掛け、2002年にロンドン・ロイヤルコート・シアターで初演された話題作。マイケル・ガンボン、ダニエル・クレイブ、サム・シェパードら数々の名優が演じ、2022年にローレンス・オリヴィエ賞のリバイバル部門にノミネートされるなど、初演から20年経ったいまも注目を浴び続けている。私は誰なのか。不条理なものと未来的なもの、普段、親しんでいるものが突然砕けちる時、人は何を思うのか……。人間の尊厳と価値観を鋭く描き、親子という関係や自らの存在や価値と改めて向き合うような作品となっている。戸次重幸(C)岡 千里クローン技術が進み、人間のクローンをつくることは技術的には可能ながら、法的にはグレーゾーンにあたるという近未来を舞台に、自分がクローンであることを知った息子を戸次重幸が、亡くなった実の息子を取り戻したくて医療機関に息子のクローンをつくり出してもらったという父を益岡徹が演じる。益岡徹(C)岡 千里■戸次重幸 コメント私が演じる3人の息子たちは、遺伝子が同じでも性格が違って、益岡さん演じる父親とそれぞれが異なる親子関係になっています。僕自身、ある息子を演じているときに、父親だと思って接しているからこそ、声が大きくなるし、涙も出る。そういった部分がこの作品の魅力だと思います。益岡さん以外の人がソルターを演じることが想像できないぐらい、2人で一緒になって1シーン1シーンを作ってきた自信と自負があります。あと、膨大なセリフ量、かつ難解な芝居である『A・NUMBER』で、48歳の戸次重幸と66歳の益岡徹さんが役者の限界に挑戦していることも見どころかもしれません。お客様にとっても少し難しい内容かもしれませんが、何とか都合をつけて2回以上観て頂きたいです(笑)。それだけの価値がありますし、噛めば噛むほど味の出る、見れば見るほど理解が深まる作品になっています。紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAは客席と舞台の距離も近いので、舞台を肌で感じに来てください。■益岡徹 コメントどんな舞台でも初日は独特な気持ちになるもので、わくわくとか、お客さんの前で初めて演じることへの“おののき”みたいなものは付き物だと思うんですけれども、登場人物がふたりで、どのシーンもふたりで構成されていることもあり、緊密かつ濃密な稽古期間でした。最初は、もっと深淵なところに劇のポジションがあると思っていたんですが、意外に身近な人間が起こしてしまうこと、例えば判断ミスや愚かなところ、すぐお金のことを考えてしまうとか、そういった面白さも徐々に感じています。会話劇ならではの動きではない感情のダイナミズムがある作品ですし、戸次さんが演じる3人の息子たちが全く違うところにも作劇的な面白さがあります。親や遺伝子は一緒でも環境やいろんなことが違うとこんなにも人間は変われる自由があるということも感じますし、仮に最新技術で作られたクローンであっても、人間の可能性、環境によって自分を変えられる、飛び越えることができるんだなっていう、そういった広くて大きい節理を感じる部分もある作品です。<公演情報>『A・NUMBER』作:キャリル・チャーチル翻訳:浦辺千鶴演出:上村聡史出演:戸次重幸 / 益岡徹【東京公演】2022年10月7日(金)~16日(日) ※全16ステージ(予定)会場:紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAチケット料金:全席指定 7,500円(税込)/ U25チケット 3,500円(税込) ※未就学児入場不可問合わせ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~15:00)【名古屋公演】2022年10月21日(金) 18:15 開場 / 19:00 開演会場:青少年文化センター(アートピア)チケット料金:全席指定 7,500円(税込)※未就学児入場不可問合わせ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~15:00)【仙台公演】日程2022年10月23日(日) 16:30 開場 / 17:30 開演会場:電力ホールチケット料金:全席指定 7,500円(税込)/ U25チケット 5,500円(税込)※未就学児入場不可問合わせ:キョードー東北022-217-7788(平日13:00~16:00 / 土曜日10:00~12:00)【札幌公演】2022年10月26日(水) 12:15 開場 13:00 開演 / 17:45 開場 18:30 開演会場:共済ホールチケット料金:全席指定 8,000円(税込)/ U25チケット 3,500円(税込)※未就学児入場不可問合わせ:道新プレイガイド0570-00-3871(10:00~17:00日曜定休)【兵庫公演】日程:2022年10月29日(土) 11:30 開場 12:00 開演 / 14:30 開場 15:00 開演会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールチケット料金:A席 5,000円(税込)/ B席 3,000円(税込)※未就学児入場不可問合わせ:芸術文化センターチケットオフィス0798-68-0255(10:00~17:00 月曜休み ※祝日の場合翌日)【ライブ配信】リアルタイム配信日:10月14日(金) 18:00公演アーカイブ配信:10月14日(金) 22:15~16日(日) 23:59※配信開始時間は変更となる場合がございます。チケット料金:3,000円(税込)公式サイト::
2022年10月08日近鉄グループの文化事業である「松伯美術館」では、9月6日(火)から11月27日(日)まで、展覧会「松伯美術館コレクション2022 本画と下絵から知る上村松園・松篁・淳之展」を開催します。本展覧会では、約2年ぶりの展示となる上村松園「花がたみ」「楊貴妃」をはじめとする当館所蔵の珠玉の作品の本画とともに、その下絵・縮図・素描をあわせて展示します。当館では、松園・松篁の下絵・縮図・素描など貴重な資料を多数保管しています。松園は、縮図で学んだものが身について、構図を選び取り、着物の柄まで細心の注意を払ってした下絵を作っています。それらを、本画とともに鑑賞することで、そこに込められた強い思い、後ろに流れる遠大な時間を感じることができます。また、松篁・淳之が、写生によって対象への理解を深め、心の中にイメージを育み、そして、構図を試行錯誤して下絵を作り、一つの作品に結実させていくさまを垣間見ることができます。一幅の宇宙に、理想の世界を生み出そうとした三代の制作の過程を展観します。詳細は別紙のとおりです。別 紙1. 名称 「松伯美術館コレクション2022 本画と下絵から知る上村松園・松篁・淳之展」2. 開催期間 2022年(令和4)9月6日(火)~11月27日(日)3. 主催 公益財団法人 松伯美術館、読売新聞社4. 会場 松伯美術館5. 休館日 月曜日(但し、9月19日(月・祝)は開館し、翌20日(火)は休館10月10日(月・祝)は開館し、翌11日(火)は休館)6. 開館時間 午前10時00分~午後5時00分(入館は午後4時00分まで)7. 入館料 大人〔高校生・大学生を含む〕820円、小・中学生410円・20名以上は団体割引(入館料1割引)・障がい者手帳のご提示によりご本人と同伴者1名まで入館料2割引8. 展示作品数 約80点(下絵、素描を含む)9. 主な展示作品●上村松園 「虫の音」、「花がたみ」、「楊貴妃」、「月と花」(個人蔵)、「鼓の音」ほか●上村松篁 「狐」、「夕日」、「白木蓮」、「芥子」、「矮鶏」ほか●上村淳之 「四季花鳥図」(近鉄グループホールディングス(株)蔵)ほか* 展示作品は、都合により変更する場合があります。館長 上村淳之による『美術講演会』の開催 [事前申込による抽選制]1.日時:10月15日(土)14時00分~15時00分2.場所:松伯美術館 講義室3.定員:30名4.聴講料:無料、但し入館料が必要5.申込方法:往復はがきに次の事項を記入の上、申込み下さい。(1)郵便番号(2)住所(3)名前(4)電話番号(5)参加希望人数(お申込み者ご自身と同伴者1名、計2名まで)6.申込先:松伯美術館〒631-0004 奈良市登美ヶ丘2-1-4 電話:0742-41-66667.申込締切:9月30日(金) 当日消印有効※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため立席での聴講はできません。※今後の新型コロナウイルスの感染状況等により、中止になる場合があります。【参考】新型コロナウイルス感染症予防・拡大防止のために 以 上 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月24日演出・上村聡史、出演・戸次重幸、益岡徹による舞台『A・NUMBER』(ア・ナンバー)が、今秋東京、名古屋、仙台、札幌、兵庫にて上演されることが決定した。『A・NUMBER』は、現代イギリスで最も偉大な劇作家・キャリル・チャーチルが手掛け、2002年にロンドン・ロイヤルコート・シアターで初演された話題作。クローン技術が進み、人間のクローンを作ることも技術的には可能ながら法的にはグレーゾーンにあたるという近未来を舞台に、自分が実はクローンだったと知った息子と父の対話を通じて、現代社会が抱える問題と自らの真実と向き合わざるを得なくなった一人の男の物語を描く。これまでマイケル・ガンボン、ダニエル・クレイグ、サム・シェパードら数々の名優が演じ、2022年にはローレンス・オリヴィエ賞のリバイバル部門にノミネートされたことでも話題となった。本戯曲に挑むのは、第29回読売演劇大賞で最優秀演出家賞を受賞した上村聡史。出演は、自身が所属する演劇ユニット=TEAM NACSをはじめ、舞台、映画、ドラマ、バラエティーなどで幅広く活躍する戸次重幸と、近年『オスロ』『ザ・ドクター』といった話題作が続く益岡徹。話の軸となる息子のバーナードを戸次が、父のソルターを益岡が演じる。■演出 上村聡史 コメント『羊のドリー』が話題になったのは四半世紀ほど前、イギリスを代表する劇作家キャリル・チャーチルの本作も2002年に発表されて以降、多くの国で上演されてきました。科学技術の倫理が際立つテーマもさることながら、戸次重幸さん演じる声・顔・姿が全く同じの三人の男と、益岡徹さん演じる真実を握る男との、クライムサスペンスの様相を帯びながら展開する会話の応酬や、演劇的な仕掛けも、本作の見どころになるでしょう。そして、今再び上演する面白さは、「何によって、誰によって、何者であるかを定義されるのか」という視点に尽きます。果てして今この時代に、性や人種、究極的には人間であることを、我々は定義していくことが可能なのか…。多様的な広がりを見せる今とこれからにおいて、“アイデンティティ”を巡る悲喜交々をご堪能いただければと思います。■戸次重幸 コメント尊敬している益岡徹さんとの二人芝居というお話を頂き、ぜひやりたいと即答いたしました。演出の上村さんとは初めてお会いするので、期待や不安もありますが、私は褒められて伸びるタイプなので、お手柔らかにお願いしたいです(笑)。二人芝居の登場人物が二人とは限らない、ということは今の段階で言ってもいいと思うのですが、それぞれが全く異なるキャラクターなので、とても面白い作品になると思います。さらに膨大なセリフ量も見どころの一つになりますので、ぜひご期待ください。上演時間は70分ほどなので、気づいたら終わっていた、というようなことになるかもしれません。私の大好きなSFの要素も入っていますし、難しいことを考えずに、お気軽に劇場に来て頂けたら幸いです。■益岡徹 コメントイギリスでの上演時間が約50分で出演者が二人と聞いてコンパクトなイメージを持ちましたが、読んでみるとなかなか難しい芝居だなというのが第一印象でした。文明の中で進化した生命に関する技術や研究は、人の幸せのために重ねてきたものだと思うんですが、戦争を通して発展したものもあり、時に開けないほうが良かったような箱まで開けた部分があります。この作品で描かれる人の命の問題も、「そんなことをしてよかったんだろうか」ということを感じる内容になっているのではないかと思います。ただ、父も息子も科学者ではないし、論理的に優れているわけでもなく、我々と同じような人物なんです。彼らをどう演じることで作家が作品で伝えたかったことを伝えられるのか、演出の上村さんと考えていきたいと思います。<公演情報>『A・NUMBER』作:キャリル・チャーチル翻訳:浦辺千鶴演出:上村聡史出演:戸次重幸 / 益岡徹【東京公演】※全16ステージ(予定)2022年10月7日(金) ~16日(日) 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA■チケット料金全席指定:7,500円(税込)U25チケット:3,500円(税込)※未就学児入場不可■一般発売日2022年8月6日(土) 10:00~■問い合わせ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~15:00)【名古屋公演】2022年10月21日(金) 青少年文化センター(アートピア)【仙台公演】2022年10月23日(日) 電力ホール【札幌公演】2022年10月26日(水) 共済ホール【兵庫公演】2022年10月29日(土) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール※詳細は後日発表公式サイト:
2022年06月28日新規事業コンサルティング合同会社(本社:東京都豊島区、代表社員:上村 充弘)は、ヘルステック領域に専門家の知見が活用出来るヘルステックコンサルティングサービスを2022年4月4日(月)より提供いたします。上村 孝司氏■今回のサービスの3つの特徴1. RIZAP監修者 上村 孝司氏の専門家知見を活かした新規事業の企画立案2. 専門家の知見をもとにした事業成功戦略の策定3. 専門家の知見をもとにした成長戦略の策定■ヘルステックコンサルティングサービス誕生の背景近年の健康ブーム、また生涯健康年齢の向上が叫ばれる中、ヘルステック分野の新規事業のお問い合わせが増えております。健康分野についてより専門家の知見に基づき、よりビジネスの成功にコミットを行うためRIZAP監修者であり、体育科学の専門家である上村 孝司(博士 体育科学)氏の知見を活用する、新規事業コンサルティングサービスを提供することとなりました。■ヘルステックコンサルティングサービスの使い方・利用シーン1. 専門家の監修のもとデータに基づいた新規事業創出2. 新規事業の企画における専門家助言3. 新規事業における専門家監修■「ヘルステックコンサルティングサービス」価格●タイムチャージ型:1時間 110,000円(税込)●プロジェクト型 :別途お見積もり●監修 :別途お見積もり■上村 孝司氏について上村 孝司(かみむら・たかし) 博士 体育科学体育系大学・大学院修了後、複数の大学で学生への教育活動とスポーツ関連の研究活動に携わりつつ、スポーツ現場でのコーチングを行う。現在は大学での講師、フィットネス系企業のアドバイザー、コーチングセミナー等を行う。スポーツ現場や教育現場で培ったノウハウ、コーチング、カウンセリング、マネジメント等の理論と実践を用いて、様々な業種・職種へのコーチングやコンサルティング等を行う。主な実績:・パーソナルトレーニングジム RIZAP監修・女性専用フィットネス WELSYS監修・SMCC株式会社 研究提携■新規事業コンサルティング合同会社についてスタートアップから大企業まで数々の新規事業を成功させてきた代表の上村 充弘が自身の成功体験を体系化し各企業の新規事業プロジェクトに提供するため、2022年1月に設立した独立系コンサルティング会社。得意領域は、企業が持つ様々なアセット(コンテンツ)と世の中にあるものを掛け合わせた新規事業創出。【会社概要】会社名 : 新規事業コンサルティング合同会社所在地 : 東京都豊島区南大塚2-11-10 ミモザビル3階代表者 : 代表社員 上村 充弘設立 : 2022年1月URL : 事業内容: 新規事業コンサルティング事業【お客様からのお問い合わせ先】e-mail: info@newbusiness-consulting.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月04日近鉄グループの文化事業である「松伯美術館」では、3月21日(月・祝)から6月12日(日)まで、展覧会「歩々清風ー日本画家 上村松園・松篁・淳之三代の歩みー」を開催します。「歩々清風」とは、上村松篁が画家として歩んできた自らの道に思い悩んだ際に、その道が正しい道であったと確信することができた、ある禅の老師の言葉です。明治から令和まで続く、上村松園・松篁・淳之と三代にわたる日本画家の画業を辿ると、激動の時代の中であっても、一人の作家として貫いた絵画世界からは、時代を超えて今なお強いメッセージが感じられます。時代に流されることなく普遍の美を追求し、独自に歩々清風の道を歩み続けた三代の画業を展覧します。上村松篁「春」上村松園「花見」上村松篁(1902~2001)は少年時代に「道というものは生命より尊いものだ」という言葉から、自分にとっての一筋の道は絵の道だと心に決め花鳥画家を志し、制作を続けてきました。一方で自分の歩いてきた道は正しい道だったのか、思い悩みます。しかし八十をすぎた頃、ある禅の老師から「道を歩くときは 歩々清風 の歩き方でなくてはならない」という言葉に、自分の道は少なくとも濁風は吹いていなかった、と初めて自信がわいてきたと語っています。本展では、当館では約2年ぶりの展示となる上村松園の「花見」をはじめ、松篁、淳之の作品を通じて上村家三代の画業の歩みを紹介します1. 名 称 「歩々清風―日本画家 上村松園・松篁・淳之三代の歩み―」2. 開催期間 2022年3月21日(月・祝)から2022年6月12日(日)3. 主 催 公益財団法人 松伯美術館4. 会 場 松伯美術館5. 休 館 日 月曜日6. 開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)7. 入 館 料 大人〔高校生・大学生を含む〕820円(730円)小・中学生410円(360円)※( )内は前売り料金。前売り券は近鉄駅営業所、JTB ホームページで販売。・20名以上は団体割引(入館料1割引)・障がい者手帳のご提示によりご本人と同伴者1名まで入館料2割引8. 展示作品数 約50点9. 展示作品●上村松園「花見」明治43(1910)年「娘」大正15(1926)年「新蛍」昭和7(1932)年●上村松篁「春」昭和12(1937)年「蓮」昭和56(1981)年「春輝」昭和59(1984)年●上村淳之「春宵」平成10(1998)年「月汀」平成10(1998)年「四季花鳥図(春・秋)」平成10(1998)年 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月11日2020年2月29日から東京富士美術館にて開催予定だった『上村松園・松篁・淳之 三代展』が、会期を改めて2022年2月11日(金・祝)より同館にて開催されることとなった。明治後期から昭和初期にかけて、美人画の傑作を生み出した日本画家、上村松園(うえむらしょうえん)(1875〜1949)。明治8年に京都で生まれ、鈴木松年、幸野楳嶺、竹内栖鳳らに師事した松園は、京都の風俗、歴史、謡曲の物語等に取材した気品ある格調高い女性像を描き、1948年には女性として初めての文化勲章を受章。彼女の息子である上村松篁(しょうこう)も、そして孫の上村淳之(あつし)もまた日本画家として活躍している。同展は、そんな松園から三代にわたって続く美の系譜を辿るもの。奈良県奈良市にある松伯美術館(上村松園・松篁・淳之の作品を収集・保管・展示する美術館)所蔵の作品を中心に、約100点におよぶ作品や資料を紹介。明治・大正・昭和と時代が劇的に変化を遂げる中で、女流画家としての矜持を持って生き抜いた松園。その作品に込められた思いと、彼女が貫いた信念、人間性に迫りながら、三代にわたる日本画の系譜をたどっていく。上村松園《人形つかい》 松伯美術館蔵上村松篁《万葉の春》 近鉄グループホールディングス株式会社蔵上村淳之《月汀》 松伯美術館蔵【開催概要】『上村松園・松篁・淳之 三代展』会場:東京富士美術館会期:2022年2月11日(金・祝)~3月13日(日)時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜(祝日の場合開館、翌日休)料金:一般1,300円、大高800円、中小400円美術館公式サイト: ※『山本作兵衛コレクション ユネスコ「世界の記憶」登録10周年記念 山本作兵衛展』も同時開催
2022年01月27日1966年、日本初の日本画専門の美術館として開館。2021年に開館 55 周年を迎え、一年を通じ特別展を開催してきた山種美術館。その最後を飾る展覧会『【開館55周年記念特別展】上村松園・松篁 ―美人画と花鳥画の世界―』が、2月5日(土)より開催される。美人画の名手として知られる女性画家・上村松園(1875-1949)と、その長男で生誕 120 年を迎える上村松篁(1902-2001)。京都で生まれ 育った松園は、早くから頭角を現し、江戸や明治の風俗、和漢の古典に取材した女性像を数多く描いた。文展や帝展など数々の展覧会に出品を重ね、1948 年には女性として初めて文化勲章を受章している。松園の長男である上村松篁も京都で生まれ育ち、官展を中心に出品を重ねたのち、1948 年には創造美術(現・創画会)を結成して活躍。1984年には文化勲章を受章し、写実を基礎とする、洗練された格調高い花鳥の姿を描き続け、京都画壇を牽引した。同館創立者で初代館長の山﨑種二は、松園と親しく交流しながら作品を蒐集。代表作である《砧》《牡丹雪》を含む、計 18 点の松園作品を所蔵しており、屈指の松園コレクションとして知られている。同展では、所蔵する松園の美人画18 点、松篁の花鳥画 9 点を初めて一挙公開するほか、上村家の三代で今も画壇を牽引する淳之の作品も紹介。上村家三代の作品を東京で観られる貴重な機会となる。また、松園と同時代に活躍した鏑木清方や伊東深水の美人画のほか、 同時代に活躍した画家たちによる優品の数々も展観する。美人画と花鳥画が織りなす、華やかで優美な絵画の世界が堪能できる特別展だ。上村松園 《蛍》 1913(大正2)年 山種美術館上村松園 《砧》 1938(昭和13)年 山種美術館上村松篁 《春鳩》 1980(昭和55)年 山種美術館 (c) Atsushi Uemura 2021 /JAA2100291【開催概要】『【開館55周年記念特別展】上村松園・松篁 ―美人画と花鳥画の世界―』会場:山種美術館会期:2022年2月5日(土)~4月17日(日)時間:10:00~17:00 (入館は16:30まで)休館日:月曜日(3/21は開館)、3月22日(火)料金:一般1300円、大高500円※今後の状況により会期・開館時間等は変更する場合がございます。美術館公式サイト:
2022年01月25日株式会社 加島美術は、2021年11月13日(土)から11月28日(日)まで、美術品の展示販売会「美祭 撰」を開催いたします。葛飾北斎、上村松園、横山大観などの、選りすぐりの作品約55点あまりを取り揃え、ギャラリーにて展示・販売いたします。また全ての出品作品を掲載したカタログを発行し、ご来場いただけない方にも、見て、買って楽しんでいただけます。美術品を「観る楽しみ」から「持つ喜び」へ。「美祭 撰」は、ワンランク上の美術品をご紹介します。美祭 撰 04 メインビジュアル◆2021年秋の「美祭 撰」3つの見どころ1. 貴重な作品の数々をガラスケースなしに見ることができます加島美術は、創業当初から作品に直接触れる体験を大切にしてきました。ガラス越しではなかなか感じることのできない作品の佇まい、作家の筆遣い、紙や墨が持つ独特の質感や経年美といった、古美術品ならではの魅力を存分に堪能していただけます。2. アートブックのような充実のオリジナルカタログ加島美術がこだわり続けてきたオリジナルカタログ。多くの皆様にご好評いただいているカタログ内のコラムページは、今回も充実した内容でご用意いたしました。特別ゲストをお招きしてお話を伺う「Art Interview」では、北斎館館長として数々の展覧会や作品発掘に携わる安村敏信先生をお招きし、世界中の美術愛好家を虜にする葛飾北斎の魅力を伺いました。また、「数寄がたり」では、府中市美術館学芸員の金子信久さんによる江戸時代の虎の絵についての考察を掲載。「日本美術を支える人々」では、公益財団法人摘水軒記念文化振興財団理事長の寺嶋哲生さんに、近世絵画のコレクションをつくり育てる愉しみについてお話いただきました。美術ファンの皆さまに読み物としても楽しんでいただけるアートブックのような一冊です。新規でお申し込みいただいた方には、無料でカタログを進呈いたしておりますので、お気軽にお問い合わせください。3. 2021年秋の「美祭 撰」注目作品約1年半ぶりの開催となる今回の「美祭 撰」では、選りすぐりの作品約55点を出展いたします。どれも加島美術が自信を持ってお届けする優品ですが、中でも今回の注目作品は葛飾北斎の肉筆画「水草水鶏図」、狩野一信「獅子落子図」、前田青邨「富士」。その他にも、松尾芭蕉、白隠慧鶴などの筆跡、上村松園、伊東深水、小野竹喬などの近代絵画といった、珠玉の作品を取り揃えております。前田青邨 「富士」・葛飾北斎「水草水鶏図」紙本 着色本紙61×28cm / 全体151×39cm¥16,000,000・前田青邨「富士」紙本 着色 共板 額装本紙58×83cm / 全体82×108cm¥6,000,000・白隠慧鶴「越後三尺坊図」紙本 水墨 淡川康一箱書本紙122×29cm / 全体210×40cm¥7,800,000・上村 松園 「紅葉」色紙 金地絹本 着色 額装 東美鑑定証書全体51×47cm¥7,000,000・狩野一信「獅子落子図」紙本 水墨本紙180×93cm / 全体284×108cm¥6,500,000・伊東深水「日比谷公園」絹本 着色 額装 東美鑑定証書本紙43×57cm / 全体63×76cm¥6,000,000・松尾芭蕉「花の雲・・・」短冊台貼幅 紙本 俳聖芭蕉翁生誕三百年記念展覧会出品全体147×23cm¥5,000,000・小野竹喬「茜」紙本 着色 共シール 額装 笠岡市立竹喬美術館「小野竹喬のすべてPartI」所載本紙17×23cm / 全体30×36cm¥4,500,000※価格は全て税込です。伊東深水「日比谷公園」上村松園 「紅葉」◆開催概要日時: 2021年11月13日(土)~11月28日(日)10:00~18:00 会期中無休会場: 加島美術 東京都中央区京橋3-3-2URL : ※新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、営業日時が変更となる可能性がございます。予めご了承ください。◆会社概要株式会社 加島美術〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-2 SNSでも随時情報公開中Facebook : Twitter : Instagram: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月27日