意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「旧統一教会解散命令」です。一件落着ではない。与党はこの問題にメスを入れて。10月、文科省は旧統一教会(宗教法人世界平和統一家庭連合)に対する解散命令を東京地方裁判所に請求しました。信教の自由は民主国家にとって非常に大切な問題ですから、解散命令請求を行ったというのは、日本の歴史の中でも重い決断だったと思います。旧統一教会は約30年前に悪徳な霊感商法により、一度注目されましたが、昨年、元総理大臣が殺害されるという事件も相まって再び注目を集めました。信徒が多額な献金を請求され、暮らしそのものが破壊されたり、宗教2世が自由も人権も奪われていたり。さらに、教団と政治家が強く結びつき、政治家たちを様々な形で支援していたこと。教団の本拠地が外国にあるなど、総合的に見て、「公共の福祉」に反すると判断されたんですね。これらの問題は、宗教法人資格を剥奪して終わり、ではありません。与党はもっと自分たちの業界にもメスを入れてほしいと思います。なぜなら、特定の宗教法人の意向が、政治家たちの発言や行動に影響を与えていたとすれば、それこそ民主主義国家としての信頼を根底から覆すことになります。しかし、旧統一教会問題への世間の関心は次第に薄まり、解散命令が問題の幕引きに使われたところもあるのは見過ごせません。宗教2世の子供たちが、自由に活動する権利を奪われたり、親の信仰によって制限される問題は、放置してよいものではありません。子供の権利を誰が守ればいいのか、議論をもっと深めていかなければならないでしょう。解散命令が請求されるまでに、文科省は宗教法人法に基づき、宗教法人に対する質問権を行使しました。これが規定されたのは平成8年ですが、行使されたのは今回が初めてです。これまでにも問題はあったはずなのに、行使を阻むものが何かあったのではないかという疑問も残ります。霊感などで不安をあおり、寄付を必要不可欠と思わせる不当な勧誘行為や、家や資産を売却してまでも献金するよう要求することを禁止する「被害者救済法」が昨年成立したのは前進でした。しかし、政治と宗教の問題、宗教2世のケアなど、課題は山積しています。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年12月20日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年12月18日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「旧統一教会問題と質問権」です。不透明さは拭えず。本当の意味の救済措置を考えて。昨年、岸田総理は旧統一教会に対して、「質問権」を行使しました。質問権とは、オウム真理教の一連の事件を受けて、1995年に宗教法人法が改正されたときに追加されたもので、法令違反が疑われる場合に、宗教法人に対して報告を求めることができるというものです。その結果、「法令に違反して著しく公共の福祉を害すると明らかに認められる行為」「宗教団体の目的を著しく逸脱した行為」と判断された場合には、宗教法人の解散が命じられます。これまでに解散命令が出されたケースは、オウム真理教と霊視商法詐欺事件で摘発された明覚寺の2例。質問権が行使されたのは初めてでした。旧統一教会に対して、もしも解散命令請求をすることになったとしても、法人格を剥奪されるだけなので、宗教団体としての活動は続けられます。様々な問題が指摘されていながら、なぜこれまで、せっかく作ったこの「質問権」を使うことがなかったのか。政治家たちとの結びつきが指摘されていくなかで、やはり密接な関係があったがために保護されていた団体なのではないか?という疑問は晴れません。目指すゴールは、団体の解散や、政治的な関係を切り離すだけではなく、社会的な救済やケアを求めている人たちに対して、どういうサポート体制を作るかだと思います。かつて、オウム真理教の元信者の皆さんを取材したときに、なぜ教団に身を置き続けたのか、大本の理由を聞いたところ、家族との関係に悩み、アイデンティティや居場所を失っていたときに出合ったものだったと話していました。これはオウム真理教や旧統一教会など、宗教だけの問題ではありません。すべての財産を召し上げられても、そこに依存しなければ生きていけなくなるような精神状態に追い込まれる人たちに対して、どう危機を察知し対処していくのか。それを考える必要があるでしょう。でなければ、また別の何かに吸い寄せられていくだけだと思います。「被害者救済法案」が可決され、ここまでスピーディに進んだことは喜ばしいことです。ただ、すべての被害者が救われるわけではないことを忘れてはいけないと思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~)が放送中。※『anan』2023年1月18日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年01月13日【続・前編】紀藤弁護士×鈴木エイト「弁護士団体からの警告も無視…日本より統一教会を選んだ“保守政治家”たち」よりつづく――安倍晋三元首相の暗殺をきっかけに、クローズアップされた政治と統一教会の問題。長年、この問題に取り組んできた紀藤正樹弁護士と鈴木エイト氏は頻繁にメディアに登場するようになったが、売名行為であるとか、この問題でお金儲けしているという声が届くこともあるという。紀藤:エイト君は、今やサンジャポファミリーだよね?毎週出ていたもんね。鈴木:えっ、そうなんですか?(笑)紀藤:一度でも出ればファミリーらしい(笑)。僕のところにも依頼が来たんだけど、エイト君が出ているのを知っているから断ったんだ。統一教会を追求してきた仲間だから、あえて2人同時に出る必要はなく、限られた時間を役割分担したほうが効率的だと思っている。鈴木:統一教会の追求は、売名行為、お金儲けだというネガティヴな情報を流されていますが、紀藤さんはテレビに出なくても名前はすでに知られているし、他の弁護士活動をしていたほうが稼げますからね。紀藤:この活動で、お金になるわけないじゃないですか(笑)。最近は、統一教会問題で忙しくなり、新しい依頼を断らざるを得ないことも……。この問題に真剣に取り組めば取り組むほど、収入は減るんですが、止めるわけにはいけない。鈴木:僕も、ライター業や取材活動とは別に、収入の糧があります。だからこそ、自分のやりたいことをやってこられたんだと思います。これで稼ごうなんて思っていませんでした。――長年、鈴木エイト氏は、統一教会問題について取材してきたが、記事が載るのはWEBメディアや週刊誌などが中心。2021年9月に、安倍元首相が統一教会の関連団体の集会にリモート登壇した事実やその背景について、鈴木氏はいち早く取材していたが、記事が載ったのはやはり一部の雑誌とWEBメディアなどだけだった。多くのメディアでは抗議などをおそれて、宗教問題の報道を避ける傾向にあるという。鈴木:それでも、これまでに取材した2世の窮状や、自分以外に継続して取材している人間がいないことを考えれば、この問題の取材を止めるという気持ちはありませんでした。しかし、だいぶ風向きは変わってきた。今まで統一教会は紀藤さんや僕ら一部の人間だけを抑えていればOKだと思っていたみたいだけど、もうみんなが知ってしまったから、これからのメディア報道には期待が持てますね。紀藤:確かに、変化は出てきています。以前は消費者問題で講演するときも、「“政教分離”なので、なるべく霊感商法のことなど触れないでください」みたいなことを言われていましたが、今はだいぶ認識も変わってきました。これからも、この問題の追及は止めるつもりはありません。【PROFILE】紀藤正樹リンク総合法律事務所所長。統一教会の合同結婚式や霊感商法など、カルト宗教や消費者問題を追及してきた。『カルト宗教』(アスコム)など著書多数鈴木エイトジャーナリスト。ニュースサイト「やや日刊カルト新聞」主筆。近著に『自民党の統一教会汚染追跡3000日』(小学館)がある
2022年12月30日「(日本人は)許すことのできない民族」であり、罪を負った「エバ国家」として「アダム国家」の韓国に尽くさねばならない。そんな教えを持つ、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と日本の“保守政治家”の結びつきは、多くの人に衝撃を与えた。長年、統一教会の問題に取り組んできた紀藤正樹弁護士と鈴木エイト氏に話を聞いた。紀藤正樹弁護士(以下・紀藤):自民党で保守といわれていた議員らが、反日思想ともいえる統一教会と関係を深くしていました。結局、政治家たちに理念がなかったためだと思う。鈴木エイト氏(以下・鈴木):統一教会側も反共産主義を旗印に、保守派の政治家に取り入るためにLGBT問題や選択的夫婦別姓などに抵抗してきましたよね。そうやって両者が近づいていったんだと思います。2013年の参議院選挙で、当時の安倍晋三首相が、統一教会に直接組織票の支援を申し出ていたという内部文書が手に入り、菅義偉官房長官が関わっていたという別の内部文書も入手しました。――安倍元首相と統一教会の関係については、9月に出版された鈴木氏の著書『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』(小学館)に詳しく記されている。選挙での集票依頼のほか、2世信者らが組織した団体による安倍政権の支援活動や、安倍首相と当時の統一教会の会長が首相官邸で密会した疑惑などを、鈴木氏は地道な取材活動を通じて明るみに出してきた。鈴木:国会議員から直接脅しとも取れる言動もぶつけられることがありました。政治家の直撃取材で警察を呼ばれたり、刑事告訴されたりしたこともあります。紀藤:我々から見ると問題のある反社会的組織なのに、国会議員が選挙を手伝ってもらったり、広告塔になっているなんて、信じ難い出来事。統一教会の根幹となる、伝道、(霊感商法や寄付などの)経済、合同結婚式の勧誘という統一教会の活動の根幹部分について、裁判所において全て違法だと認められているのに……。その危険性を気付いて欲しくて、弁連で公開質問状を出していたんですが、統一教会の改名する前後から安倍首相の長期政権となり、極端な開き直りがあったと感じます。――第二次安倍政権になって自民党と統一教会の結びつきは加速。大臣経験者を含む複数の国会議員が教団から支援を受け、あたり前のように関連イベントに出席するようになっていた。前出の鈴木氏の著書には、統一教会の関連団体と関係があった現職の議員のリストが付されているが、総数は168人にのぼる。大多数が自民党議員だ。鈴木:2018年と2019年に、霊感商法対策弁護士連絡会は国会議員に統一教会と関係を持たないように要望書を出しています。しかし、2021年には安倍元首相が関連団体のUPF(天宙平和連合)へのビデオメッセージを送った。その際にも、弁連は公開抗議文を内容証明郵便で郵送していましたが、東京の安倍事務所は受け取り自体も拒否しましたよね。そして今年7月、安倍元首相が2世信者の凶弾に倒れました。紀藤:2世の問題は、あまりにも悲惨な状況なのに放置されていました。どこにいっても助けてくれない。統一教会の信者が大臣執務室に入り、議員会館を闊歩していたことからも、あらゆる意味で高を括っていたのかもしれません。異常におかしい状態が続いていた。いずれ暴発することは想定されていました。鈴木:僕自身は暴発の矛先が、恨みのある教団に向くことはあり得ると思っていましたが、教団と関係を持っていた政治家に向くことは想定していませんでした。安倍元首相の殺害という犯罪行為はけっして許されることではありません。しかし、政治はもっと早くにこの問題に取り組むべきだったと思います。【続・後編】金儲けとの声に…紀藤弁護士×鈴木エイト「お金のためなら、統一教会問題なんてやってません」へつづく【PROFILE】紀藤正樹リンク総合法律事務所所長。統一教会の合同結婚式や霊感商法など、カルト宗教や消費者問題を追及してきた。『カルト宗教』(アスコム)など著書多数鈴木エイトジャーナリスト。ニュースサイト「やや日刊カルト新聞」主筆。近著に『自民党の統一教会汚染追跡3000日』(小学館)がある
2022年12月30日――2022年の日本を揺るがせた統一教会問題。国会議員との癒着、生活を壊す高額献金、2世の窮状……。教団の抱える問題を長年追及してきた2人がこれまでの戦いを語った。鈴木エイトさん(以下・鈴木):旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の被害者たちが声を上げたことで議論が進んだ救済法が、成立しました。マインドコントロール下での献金や、2世問題などへの救済で疑問の声もありますが、第一歩を踏み出したといえるかもしれません。紀藤正樹弁護士(以下・紀藤):あくまで今回の新法は、消費者庁が所管する霊感商法などの金銭被害の延長線上のもの。旧統一教会の問題は、財務省や経産省が所管する海外送金、厚労省が所管する児童虐待問題、外務省が所管する海外での統一教会信者の活動や被害実態の把握など、各省にまたがり多岐にわたります。鈴木:今後は内閣府などに特命大臣を置くことが求められますね。紀藤:だから、まだ第1ステージ。これから第2ステージが始まるんです。――安倍晋三元首相の殺害事件に端を発し、統一教会が信者から高額献金を集めていた問題や、政治家との癒着が表面化。社会問題となったことで、ついには被害者の救済法が12月10日に成立した。その夜、長年、教団を追及してきた紀藤正樹弁護士とジャーナリストの鈴木エイトさんが対談し、これまでの戦いを語り合った。紀藤:人権問題に関わっていきたいと思って弁護士になりました。それで入った法律事務所の先輩が、統一教会問題を扱っていたんです。教団の知識を得たころ、たまたま私が学生時代に家庭教師をしていた女性が、統一教会系の団体から勧誘を受け、知らずに入りかけていたことがわかって、説得して入会をやめさせたりしました。鈴木:僕は20年ほど前、街頭で偽装勧誘しているのを見かけたのがきっかけです。統一教会は、街頭で声をかけた人を、正体を隠して偽装施設(ビデオセンター)に連れていき、信者にしようとする。施設に連れていかれた人に、どういう団体の教化施設か教え、「やめたい」という人を助け出していました。教団から“指名手配”されていて、施設に僕の顔写真が貼られているそうです。先日、現役の2世のコと会ったとき「うちの施設にも写真が貼ってありました。会えてうれしいです」って(笑)。紀藤さんは僕以上に教団では有名人。危険な目にも遭ったのでは?紀藤:統一教会を1980年代から追及してきた弁護士が第1世代です。実際に身の危険を感じたり、大変な妨害もあったようです。なかには偽の出前を繰り返された先輩弁護士もいました。僕は1990年に弁護士登録した第2世代。第1世代ほどの脅しはなかったけど、嫌がらせ電話なんかはあった。今よりもアクティブな信者は多かったし、情報網は、あらゆるところに張り巡らされていました。あるとき、一般のメディアの取材を受けたら、じつは、取材に来たスタッフの一人が統一教会の信者だったということもありました。そういった意味で、メディアの取材にも完全には信用できない。エイト君も、スパイかもしれないって……。鈴木:それは、さすがに(笑)。紀藤:冗談、冗談。でも、長い期間の関係性があるから信頼しているけど、やっぱりここに至るまでは時間がかかりました。【PROFILE】紀藤正樹リンク総合法律事務所所長。統一教会の合同結婚式や霊感商法など、カルト宗教や消費者問題を追及してきた。『カルト宗教』(アスコム)など著書多数鈴木エイトジャーナリスト。ニュースサイト「やや日刊カルト新聞」主筆。近著に『自民党の統一教会汚染追跡3000日』(小学館)がある
2022年12月26日――2022年の日本を揺るがせた統一教会問題。12月10日、不当な勧誘行為によって献金をしてしまった被害者を救済する法律が与野党の賛成多数で成立した。だが、教団の2世の問題は置き去りにされたままだという。紀藤正樹弁護士(以下・紀藤):親が多額の献金をしたり、自由な恋愛や進学が認められなかったり。特に未成年の2世が家族と決別するには、家出をするしかないんです。そうした子供たちも僕のところに頼ってくるんですが……。しかし未成年を守ってあげるには、親権の壁があるんです。鈴木エイトさん(以下・鈴木):結局、家出しても行く場所が見つからず、生きていくために性風俗で働いたり、アダルトビデオに出演したりするしかないケースもあるんですよね。紀藤:2世の問題は、あまりに悲惨な状況なのに放置されていました。どこに行っても助けてくれない。このまま放置すればいずれ暴発するのではと心配していました。鈴木:僕自身、暴発の矛先が恨みのある教団に向くことはありえると思っていましたが、教団と関係を持っていた政治家に向くことまでは想定できませんでした。紀藤:統一教会の信者が大臣執務室に入り、議員会館を闊歩していたことからも、政治家も高をくくっていたのかもしれません。異常な状態が続いていたんです。鈴木:教団との付き合いをやめようとも思わなかったんでしょう。元経産大臣の菅原一秀氏に、統一教会問題を直撃取材したとき、マイクを口元から外して僕の本名と住所を言って「早く家に帰ったほうがいいよ」と脅しともとれることを言われたこともあります。それだけ、統一教会と自民党が密接になってしまっていた。鈴木:今まで教団は、紀藤さんや僕など一部の人間を抑えていれば大丈夫だと思っていたみたいだけど、もうみんなが実態を知ってしまいましたから。河野太郎大臣が統一教会を「カルト」と明言したのも大前進です。紀藤:今後も追及の手を緩めるわけにはいきません。エイト君には統一教会の問題を報じてもらうだけでなく、入手した情報のリサーチなどで助けられてきました。これからもお願いします。鈴木:僕も紀藤さんたち弁護士の方々の後ろ盾があると心強い。がんばります!【PROFILE】紀藤正樹リンク総合法律事務所所長。統一教会の合同結婚式や霊感商法など、カルト宗教や消費者問題を追及してきた。『カルト宗教』(アスコム)など著書多数鈴木エイトジャーナリスト。ニュースサイト「やや日刊カルト新聞」主筆。近著に『自民党の統一教会汚染追跡3000日』(小学館)がある
2022年12月26日andropが、2023年2月23日(木・祝) にキリスト品川教会 グローリア・チャペル、4月2日(日) にZepp DiverCity(TOKYO)でライブを行うことが決定した。併せてライブタイトルが発表され、キリスト品川教会 グローリア・チャペル公演は『image world -7th. Anniversary live』、Zepp DiverCity(TOKYO)公演は『androp one-man live 2023 “Back to the one and zero”』と題して行われる。詳細は後日発表となる。また、12月14日(水) に発売されたニューアルバム『fab』の楽曲シェアキャンペーンがスタート。アルバム収録曲のいずれかをTwitterまたはInstagramストーリーズでシェアした人の中から抽選で「andropマスクケース(非売品)」がプレゼントされる。<リリース情報>androp『fab』2022年12月14日(水) リリース価格:2,200円(税込)androp『fab』ジャケット【収録内容】M1. Neo Tokio Stranger feat.Pecori,Tondenhey&Kyoichi MikuriyaM2. RavelM3. SummerDayM4. SeptemberM5. Tokio Stranger購入リンク:楽曲シェアキャンペーンの詳細はこちら:<ライブ情報>androp『image world -7th. Anniversary live』2023年2月23日(木・祝) キリスト品川教会 グローリア・チャペル※詳細後日発表androp one-man live 2023 “Back to the one and zero”2023年4月2日(日) Zepp DiverCity(TOKYO)※詳細後日発表※その他ライブ情報は公式サイトでご確認ください。 関連リンクHP::::
2022年12月15日虚飾集団廻天百眼(読み:きょしょくしゅうだんかいてんひゃくめ、統率:石井飛鳥、以下 廻天百眼)は、イラストレーターのヨシジマシウとのコラボレーション舞台『万物教会』を2022年11月22日(火)から11月28日(月)にかけて東京・ザムザ阿佐谷で上演します。イベントURL 万物教会1■作品概容古より伝わる神話の生物、天使、幽霊、妖怪、吸血鬼、魔女。彼らは時に神と崇められ、時に邪神であると迫害されてきた。人とナニカの間に生まれた運命の子、ユリイカ。彼女もまた迫害を受け、安住の地を求め旅に出る。辿り着いたのは人ならざる者たちの楽園、万物教会。しかしそこで神々は、迫害される者を交代で演じるという奇妙な取り決めで平穏を保っていた。人気イラストレーター、ヨシジマシウがキャラクター原案を担当。現代アングラ劇、アッパーグラウンド演劇の先駆者、虚飾集団廻天百眼が舞台化。メルヘンちっくな世界観で神々が時に崇めら時に迫害され、存在理由は創世記と交錯する。レゾンデートルの迷宮に閉じこめられたあなたに贈る、喜劇的ラグナロックファンタジー!万物教会2万物教会3■廻天百眼とは虚飾集団廻天百眼(きょしょくしゅうだんかいてんひゃくめ)劇場を中心に活動する虚飾芸事集団。その舞台は、「血の噴出」「観客が覗き穴から観劇する」「人体切断」などの演出、ロックとプログレに日本の土着的旋律を加えた合唱曲、バレエや歌舞伎から取り入れた身体表現、倒錯的な衣裳や舞台装置、そしてアンモラルな登場人物達からなり、観客を暗黒のお祭り騒ぎへと誘う。丸尾末広の『少女椿』や江戸川乱歩作品の舞台化、寺山修司の『奴婢訓』の上演、岸田理生アバンギャルドフェスティバルへの出演など、名実ともに現代アングラ劇の第一線で活躍中。■出演役名 :キャスト名(所属)ユリイカ :紅日毬子(廻天百眼)タキオン :十三月紅夜(廻天百眼)イザベラ(魔女) :左右田歌鈴ミミル(手下) :鬼口モモカ(廻天百眼)マイケル博士 :楓怪髏子シェパード中尉 :周川藤子(劇団ひまわり)ヨークシャー少尉 :白永歩美(月蝕歌劇団)ゾフィア(ゾンビ) :薔子キョンキョン(キョンシー) :畑中文華(放映新社)サイクロプス :伊能佑之介ミカ :君崎友梨夏ラピス(リュウグウノツカイ):こもだまり(昭和精吾事務所)ラズリ(チョウチンアンコウ):ハラグチリサ(ぴぴすとれっろ)リクガメ :山脇広大(下町かぶき組)ダムとディー :木下紅葉(Voyantroupe)アポロン :西邑卓哲(ACM::: 昭和精吾事務所)■スタッフ脚本/演出 :石井飛鳥(廻天百眼)キャラクター原案 :ヨシジマシウ演奏/絶唱/音楽/音楽監督:西邑卓哲(ACM::: 昭和精吾事務所)主催 :箱庭劇場製作 :ツキヨミプロジェクト企画 :虚飾集団廻天百眼■開催概要日時 : 2022年11月22日(火)~11月28日(月)劇場 : ザムザ阿佐谷アクセス : 〒166-0001 東京都杉並区阿佐ヶ谷北2-12-21JR中央線・総武線 阿佐ヶ谷駅 北口より徒歩2分[会場地図] チケット : [おとな] 5,000円[こども] 2,500円 ※2022年11月30日時点で20歳以下の方申込方法 : 廻天百眼 公式サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月21日世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体が具体的な政策に賛同するよう求める「推薦確認書」を示し、複数の自民党議員が署名していたと10月20日に明らかとなった。これまで「教団との関りが政策に影響したことはない」と否定してきた岸田文雄首相(65)。しかし、その言動を疑問視する声が相次いでいる。「朝日新聞DIGITAL」によると、旧統一教会の友好団体は今年の参院選や昨年の衆院選の際、自民党議員に対して推薦確認書を提示。そこには憲法改正や家庭教育支援法の制定などに賛同するよう明記しており、同書に署名を求めていたという。また記事によると、衆院議員の一人は衆院選が近づいていた昨年夏に秘書が署名しており、その秘書は「文書は、教団側との政策協定だと受け止めた。一般的に支援団体と政策協定を結ぶことはあるので、警戒感がないままサインした」と話したという。さかのぼること8月10日、岸田文雄首相(65)は第2次岸田改造内閣の発足に合わせた記者会見で、“旧統一教会の主張が自民党の政策に影響を与えてきたのか”と問われている。その際、岸田首相は「自民党ではさまざまなプロセスを経て政策を決定している。旧統一教会の政策が不当に自民党の政策に影響を与えたとは認識していない」と明言していた。しかし同月23日、『文春オンライン』によって岸田首相の後援会長である崇城大学の中山峰男学長が、旧統一教会関連団体の議長であると報じられた。すると翌日、岸田首相は会見で「これまでも申し上げている通り、私が知る限り旧統一教会との関係はない」とコメント。そして、こう説明した。「一部週刊誌で私の支援者や広島県の一部国会議員、地方議員が旧統一教会と関係がある団体等の役職にあったという記事が掲載されたが、いずれの方も『旧統一教会と少しでも関係している』という意識はなかったと聞いている」そんななか伝えられた推薦確認書の存在。「朝日新聞DIGITAL」によると9月に自民党が公表した“所属議員と旧統一教会との接点”に関する調査結果では、この推薦確認書については触れられていないという。「朝日新聞DIGITAL」の報道当日、共産党の山添拓議員(37)が国会で推薦確認書について「外国に本拠を置く団体が、自民党を通じて日本の内政に干渉したという疑惑ですよ。重大ではありませんか」と問うた。すると、岸田首相は「いち議員に対するアプローチが、自民党の政策決定全体に影響を与えるようなシステムになっておりません。選挙における接点が影響を及ぼすということはないと確信をしております」と答弁している。また「TBS NEWS DIG」によると自民党の斎藤洋明議員(45)は推薦確認書について「内容を見た上で、概ね政策の内容は一致していて、かつその当選後ですね。100%その通りに活動するわけではないということもご理解いただけるということだったので、サインをさせていただいた」と説明。そして、「やっぱり今後はそういった書面、取り交わさないことが大事だと思います」と話したという。岸田首相を筆頭に、自民党は「旧統一教会と関わりを持っても政策には影響していない」という。しかし推薦確認書が見つかったため、ネットでは自民党と旧統一教会の関係性に対して疑念の声が上がっている。《書類に署名=相手の組織を正当だと認めているからする事。選挙前に旧統一教会との関係を公言してたら当選出来たのかね?》《表現規制、憲法改正、教育改革、ジェンダー問題 この辺り統一協会(旧統一教会)の息もかかった政策という事になるんかね》《旧統一教会と自民党は、やはりズブズブな関係か》《自民党は日本をどうするつもりなんだろう…》
2022年10月21日10月7日、統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)の元2世信者・小川さゆりさん(仮名)が、日本外国特派員協会で記者会見を開いた。教団の合同結婚式によって結婚した両親の元に生まれた小川さんは、両親が多額の献金を繰り返していたため経済的に苦しい生活を強いられたという。さらに、アルバイトで稼いだ約200万円もの金銭も両親に没収されたと明かしていた。会見で、小川さんは両親から金銭を搾取されたことだけでなく、教団の祝福結婚を受けるための修練会に参加した際に公職者からセクハラを受けたことも告白。そうした教義の矛盾や家庭崩壊によるストレスで、小川さんは精神的な病を患ってしまうことに。そして、安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件の発生後、小川さんは自分と同じように苦しんでいる被害者の存在を知り、宗教による被害をなくしたいと考えアンケート調査の実施を始めたという。小川さんは現役信者、元信者を対象としたアンケート調査の結果を読み上げながら、統一教会の規制や被害者救済のための新たな法整備を求めた。ところが、会見の終盤で思わぬアクシデントが。教団側から会見の中止を求めるファクスが届いたのだ。同席した小川さんの夫は届いたファクスに目を通し、「いま、旧統一教会の方からメッセージが届きました。ここには彼女の両親の署名が入っています。内容を要約すると、『彼女(小川さん)は彼女が言っているように精神に異常をきたしており、安倍元首相の銃撃事件以降、その症状がひどくなってしまっていて、多くの嘘を言ってしまうようになっています。そのため、この会見をすぐに中止するように』というメッセージが届きました」と読み上げた。しかし、会見が中断されることはなかった。小川さんは両親から1円もお金を返してもらっていないことや、自らの精神疾患について説明。そして、涙ながらにこう語った。「18歳でその病気になって、今日まで治療を続けてきました。何度も救急車で運ばれたり、入院ももう一度しました。両親も面会に来ました。その時もお金を一円も出してくれませんでした。そして、夫と出会って4年間、ずっと私を支えてくれました。きっと普通の人なら、こんな自分とは結婚したいと思わないと思います。それでも、どんなに症状が出たりしても、私を見捨てずに信じてくれました」その上で、小川さんは「(心の症状については)4年前の時点で治っています。なので現在、私は正常です。お金を返しもしないで、『自分たちが正しい』と自分たちの主張を続けている人と、自分(小川さん)と、どちらが悪なのか。これを見てくださっている多くの方は、分かってくれていると私は信じています」と反論。会見の最後に「大丈夫ですか?」と問われると、小川さんは「はい。私が正しいと思ってくださるなら、どうかこの団体を解散させてください」と力強く呼びかけた。■毎週のように炎上し続ける太田光に「見解を問いたい」の声両親の署名が入ったFAXで、小川さんの会見を止めさせようとした教団に対して、ネット上では厳しい声が相次いでいる。《何もやましいことはないのなら、会見の中止要求をする必要は無いのではないか?》《教会側の主張はあまりにも理不尽だと思う。両親を利用して、実の子を批判する。「多くの嘘を言うように‥」何を根拠にそう言うことを言うのか》《会見中に中止を求めてくるなんて前代未聞。しかもご両親の署名を取り付けるとは、小川さんの心を苦しめる事になるという事も考えないのだろうか》そして、教団の会見中止要請はある人物にも飛び火することに。それは、毎週のように統一教会問題を扱っている『サンデージャポン』(TBS系)でMCを務める爆笑問題・太田光(57)。これまで同番組内での発言が“結果的に統一教会を擁護している”として批判を浴びている。最近では9月25日の放送回で、デーブ・スペクターに「デーブさんも、救いたいと思っているわけですよね。で難しいのは、統一教会側も救いたいっていう。この『救うと救う』がぶつかっちゃっているところだと思うんですよね」と発言。さらに信者を奪還しようとする家族たちの行動に対しても、「今までも拉致して、閉じ込めたりなんかして」などと発言し炎上していた。10月2日の放送回では、ジャーナリストの有田芳生氏と統一教会に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏と討論を交わすことに。有田氏は子どもを統一教会から脱会させようと奮闘してきた家族について語り、「太田さんについて言いたいのは、拉致監禁ということを言ってるのは統一教会の主張なんで。そのことはやめていただきたい」と求めた。しかし、太田は「言葉選びが間違っていた」と訂正しつつも、主張を変えることはなかった。「太田さんは70年代のアメリカであったという家族による強引な形での説得を引き合いに出しながら、“統一教会信者の保護説得の方法もある時期において問題があった”と主張しました。ですが、エイト氏から『そもそもその親子の話し合いをすること自体を妨害してきたのが統一教会側なんですよね』と否定されていました。その後も、太田さんは『テレビは“白か黒か”を求めるが、公平に両方を報道するべきだ』と持論を展開。デーブさんから『もう毎週同じことを言って恐縮なんですけど、やっぱり公平も白黒もないんですよ、この場合は』と咎められる有り様でした」(スポーツ紙記者)このように、統一教会擁護とも取れる発言を繰り返してきた太田。しかし、小川さんの会見を受けてネット上では、“これでもまだ擁護する立場に立つのか?”と疑問を呈する声が。《太田光、小川さんの会見を見ても統一教会を擁護する気か?》《現状では信者を救えないって、誰か太田光に教えてあげて》《必読!太田光の見解を問いたい》果たして、10月9日の放送で太田は小川さんの会見について触れるのか。
2022年10月09日日曜の生放送番組『サンデージャポン』(TBS系)。MCを務める爆笑問題・太田光(57)の統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)を巡る発言が、毎週のように物議を醸している。7月31日の放送回では、“統一教会への追及が加熱することで、第二、第三の山上容疑者が出現する可能性がある”とメディアの報道を批判。しかし、統一教会の問題に詳しい紀藤正樹弁護士はTwitterで《第2の山上容疑者出ること恐れ被害と巨悪に目をつぶるということでしょうか》と反論し、SNSでも「論点ずらしだ」との声が相次いでいた。「太田さんは9月25日の放送回で、デーブ・スペクターさんに対して『デーブさんも、(統一教会の信者を)“救いたい”と思っているわけですよね。難しいのは、統一教会側も“救いたい”と思っている』と発言。これに対して『教団を擁護している』との指摘が相次ぐことに。また同放送回で、信者を奪還しようとする家族らの行動について『今までも、(信者を)拉致して閉じ込めたりとか、いろんな問題が起きている』と太田さんは持論を展開しました。ジャーナリストの有田芳生さん(70)は思わず、Twitterに《太田光さんのこの発言。すっかり統一教会の主張です》《僕が太田光さんの発言を許せないのは統一教会から子どもを脱会させたいと苦労してきた多くの親御さんたちの苦労を知っているからです》と投稿。そして《現場を知らないのに発言するな》と糾弾していました」(全国紙記者)そして翌週の10月2日放送回に、有田氏と旧統一教会に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏が登場。太田が70年代のアメリカであったという家族による強引な形での説得を引き合いに出しながら“統一教会信者の保護説得の方法もある時期において問題があった”などと主張すると、鈴木氏は「そもそも親子の話し合いをすること自体を妨害してきたのが統一教会側なんですよね」と返した。それでも太田が「テレビは“白か黒か”を求めるが、公平に両方を報道するべきだ」などと持論を止めなかったため、デーブが「でも太田さん。もう毎週同じことを言って恐縮なんですけど、やっぱり公平も白黒もないんですよ、この場合は」と鋭く切り込んだ。「デーブさんはTBSの『報道特集』で取り上げられていた息子を脱会させようと苦闘する父親の話をしました。そして『このつらいものを見れば、太田さんが少しでも今までのような言い方しないんですよ』『だからやっぱり毎回言ってるように、知らなすぎると思うんですよ』と声を荒げながら指摘。それでも太田さんは『いい人、無垢な人がいまも信者にいる。テレビが“悪だ、インチキだ”と報じていいのか』と話しました」(前出・全国紙記者)そんな太田に対する反発の声は日増しに大きくなり、Twitterでは「#太田光をテレビに出すな」というハッシュタグまで起こる事態となっている。そこで、本誌はTBSへ、サンジャポ内での太田の統一教会を巡る発言の炎上への見解、今後も起用を継続するかなどについて質問状を送った。すると、返答は「様々なご意見があることは承知しています」とまさかの一文のみ。果たして10月9日放送回で、太田が口にする言葉はーー。
2022年10月06日「サンデージャポン」(TBS)での旧統一教会をめぐる発言で、毎週のように炎上し続けている爆笑問題の太田光(57)。10月3日放送回ではジャーナリスト・有田芳生氏(70)らを招いて生討論を行ったが、番組終了後にはさっそくTwitterで《太田は統一教会の味方》《番組司会はもう無理でしょ》など批判が続出。今週も“太田光をテレビに出すな”というハッシュタグが飛び交うなど、火種はさらに強まる事態に。そんななか、番組でのデーブ・スペクターの発言に賞賛の声が相次いでいるーー。前週の9月25日放送回では「デーブさんも、救いたいと思っているわけですよね。で難しいのは、統一教会側も救いたいっていう。この『救うと救う』がぶつかっちゃっているところだと思うんですよね」と発言したことから、“教会を擁護している”との批判が殺到した太田。さらには「今までも拉致して、閉じ込めたりなんかして。いろいろ問題が起きてきて。やっぱりこの長い時間をかけてまだ答えが見つかっていないことだから、何ていうのかな。簡単なことではないと思う」など、信者を奪還しようとする家族たちの行動に対して“拉致”“閉じ込め”などの表現をしたことで大炎上していた。これに対して、有田氏はTwitterで《太田光さんのこの発言。すっかり統一教会の主張です》《僕が太田光さんの発言を許せないのは統一教会から子どもを脱会させたいと苦労してきた多くの親御さんたちの苦労を知っているからです》とコメント。さらには《現場を知らないのに発言するな》と厳しい言葉で糾弾していた。そうした経緯から実現した、この日の生討論。冒頭から有田氏は統一教会から子どもを脱会させようとしてきた家族たちの50年にわたる戦いを語り、「太田さんについて言いたいのは、拉致監禁ということを言ってるのは統一教会の主張なんで。そのことはやめていただきたい」と主張した。すると太田は「僕は有田さんにちょっと一つ誤解されてないかもしれないけど、言いたいのは、僕は統一教会側の意見を代弁してるわけではなくて、統一教会から何か関係があるということも一切ありません」と切り出しつつ、「で、あの保護説得。たしかに拉致監禁という言葉は僕の言葉選びが間違ってたっていうことに関しては親御さんに対する配慮がなかったんだなと思うから、それは申し訳ないなと思うんだけども。その保護説得の歴史っていうのが、今まであるじゃないですか」とコメント。70年代のアメリカであったという家族による強引な形での説得を引き合いに出しながら、旧統一教会信者の保護説得の方法も“ある時期”において問題があったと主張し始めたのだ。「そういう歴史があってまさに有田さんの言う、空白の30年の中にそうやって保護説得の仕方もやり方を変えようよと。いろんなもうちょっとわかるようにしていこうよっていう歴史がある中で、今この問題がポンとまさに空白の30年の中でポンと起きた場合に、またその過程を知らない人たちがほとんどじゃないですか。で初期のその乱暴なものに戻ってしまう危険性は、僕は感じてるんですよね」そう持論を展開する太田に対し、有田氏は手を左右に振る。鈴木エイト氏も「それはなくて、現状はまったく保護もしてなくてないんですよ。ちゃんともう話し合いの場にちゃんとついてもらうという形をとっているんですけど、そもそもその親子の話し合いをすること自体を妨害してきたのが統一教会側なんですよね」と続けたが、太田の演説は止まらない。「たしかに現場を知らないって僕は言われたので、確かにわからないんですよ。その専門家同士が対立してるときにどっちの主張が正しいのかっていうのは、僕らはわからないわけですよ。だから同じあの要するに、そういうこともある、こっち側ってことを、両方報道するべきだって僕は思ってて……」そう語った瞬間、一連のやりとりを険しい表情で眺めていたデーブ・スペクターがこう語り始めた。「でも太田さん。もう毎週同じことを言って恐縮なんですけど、やっぱり公平も白黒もないんですよ、この場合は。50年前も有田さん言ってるように、説得するための大変さとか、現場は知ってる人と違うんです。太田さん忙しいからあんまりテレビとかみんなのツイートとか読んでないかもしれないけど、昨日の報道特集見ました?TBS。見てないでしょ?報道特集」TBSの「報道特集」で取り上げられていた息子を脱会させようとする父親の姿を語りながら、「このつらいもの見れば、太田さんが少しでも今までのような言い方しないんですよ」と声を荒らげる。そして「だからやっぱり毎回言ってるように、知らなすぎると思うんですよ。別に専門家になる必要はないんですけど、文言述べるんだったら、自分の思想持ってていいんですけど、述べるんだったらせめてひろゆきさんとか有田さんとか、紀藤(正樹)弁護士とか鈴木エイトさんの言ってることも全部やっぱり知るべきだと思うんですよ」と切り込んだのだ。デーブといえば、“寒い”おやじギャグを飛ばすことでおなじみの存在。「サンデージャポン」でも要所要所で笑いを振りまきつつ、バランスをとることも少なくなかった。だがこの日はいっさい笑いを交えることもなく、怒りをにじませながら太田のMCとしての姿勢に熱く切り込み続けていた。そんな姿に、ネット上では賞賛の声が相次いでいる。《すごい。ほとんど怒ってる。こんなに真剣な表情のデーブ・スペクター氏を初めて見た》《デーブ・スペクター「太田さんは知らなすぎる」この言葉に尽きる》《デーブ・スペクターさんがしょうもないギャグだけ言ってていい社会に戻りてぇよ》コーナーの終盤、MCとしてのバランスのとり方について「くれぐれも気をつけたいと思います」と小さな声で語っていた太田。果たして、デーブの言葉は届くのだろうか。
2022年10月04日9月29日、統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)が『情報ライブ ミヤネ屋』の読売テレビ(大阪府)と『ひるおび』のTBS(東京都)、さらに番組出演者で弁護士の紀藤正樹氏、本村健太郎氏、八代英輝氏を名誉棄損で計約6600万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。各メディアによると、教団側は、番組内での紀藤氏の「信者に対して売春させていた事件まである」、本村氏の「司法の判断として布教活動自体が違法だと認定済み」、八代氏の「教団がやっている外形的な犯罪行為」といった発言が事実に反し、社会的評価を下げたと主張しているという。統一教会から“宣戦布告”を受けるなか、ある人物の好感度が爆上がりしているという。『情報ライブ ミヤネ屋』で司会を務めるフリーアナウンサーの宮根誠司(59)だ。安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件以後、問題視されている政治家と統一教会の親密な関係。追及する急先鋒となっていたのが、『ミヤネ屋』だ。毎日のように、紀藤弁護士や鈴木エイト氏らを招き、統一教会問題を批判的に取り上げていた。司会の宮根も、8月の放送回で「リーダーシップを発揮して、旧統一教会との決別宣言だったり、被害者救済宣言、それくらい強いメッセージ性を出さなきゃいけないと思うんですよ」と発言するなど、徹底追及の姿勢を見せていた。そんな『ミヤネ屋』だが、29日の放送では、提訴を発表した統一教会側の記者会見を速報。そして宮根は番組内で、こうコメントした。「我々、『ミヤネ屋』の番組としましては、私も含めスタッフ一同、これまで通り、旧統一教会の過度な献金、被害者救済、政治家との関わりなど、反社会性が指摘される教団の本質的な問題は、さまざまな声、意見を取り上げながら伝え続けていきたいと思います」統一教会から提訴されるも、改めて”追及宣言”をした宮根に対しネットでは賞賛の声が多数寄せられている。《宮根さん、見直した、カッコいい》《うをぉおおおお!!!宮根ぇええええ!かっこいいじゃねぇかあぁぁぁぁああ!これぞ報道、ジャーナリズム魂だよね。応援するぞーーーー!負けるなミヤネ屋!》《初めて宮根がかっこいいと思えた瞬間だった》《宮根さん、かっこいい!読売TV、弁護士3人さんも応援してます!政治と宗教が分離されるように解体してほしい》多くの声援が寄せられている宮根のコメントに今後も注目が集まるばかりだ――。
2022年09月30日9月22日に行われた旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の会見。その様子からネット上では“逆ギレ”と言われるなど、波紋を呼んでいる。「21日、旧統一教会はメディアに向けて『教会改革推進本部』を設置すると文書で発表。そして『経済状態に比べて過度な献金にならないよう配慮』『勧誘当初から統一教会であることを明示する』といった“改革内容”を明かしました。しかしこの日の会見で『報道特集』(TBS系)の金平茂紀氏が旧統一教会の被害を受けた人たちに対する見解を問いただしたところ、教会改革推進本部の勅使河原秀行本部長は顔をしかめて『まず被害という言葉からちょっと考えてみたい』などと話しました。さらに追及を辞めない金平氏に対して、福本修也弁護士が『もう切ってください!』と声を荒げるシーンもありました」(全国紙記者)そんななか、勅使河原本部長の一言が注目を集めた。「個人的には」としつつも「安倍元首相をたいへん尊敬していた。偉大な政治家だったと思っている。丁重に国を挙げて葬儀をすることに賛成だ」と述べたのだ。「『NHK』が9月13日に発表した世論調査の結果によると、『国葬開催を評価する』と答えたのは32%。そして『評価しない』が57%でした。また政権と距離が近いとされる産経新聞とフジテレビの調査でも、『国葬を巡る岸田首相の説明に納得できない』と72.6%が回答しています。世論は岸田文雄首相(65)の国葬を開催する理由が不十分だと考えており、開催も疑問視しています。それでも、岸田首相は『丁寧な説明を続ける』の一点張り。そのため国葬が近づくにつれ、内閣支持率もどんどん下がっています。『毎日新聞』が18日に発表した調査によると、その支持率は29%。ついに3割を切ってしまったといいます」(全国紙記者)そんな国葬への逆風が吹き荒れるなか、いまもっとも批判が殺到している旧統一教会の幹部から“支持”が表明されたのだった。「この発言には、岸田首相も頭を抱えたでしょうね。国葬反対論がさらに強まることになりましたから」そう語るのは、政治部記者だ。「そもそも岸田首相が会見を行った日、外国為替市場では円相場が一時1ドル=145円台と24年ぶりの円安水準を更新。そこで政府と日銀は急激な円安を阻止するべく、円売り・ドル買い介入に踏み切りました。今回の為替介入は’98年6月以来、約24年ぶりのこと。鈴木俊一財務相(69)は同日、会見を開き『為替相場は市場で決定されるのが原則だが、投機による過度な変動が繰り返されることは決して見過ごせることではない』と為替介入に踏み切った理由を明かしていました。そんな重要なタイミングでもあったのです。ただでさえ円安と為替介入のドタバタのなか、もういっぽうで旧統一教会の本部長が個人的としながらも国葬賛成を表明。反対派にさらなる燃料を投下することとなったのです。岸田首相にとっては、同時に火消しが求められる状況です。支持率が低下し続けるなか、今回の旧統一教会の会見は“最悪のタイミング”だったといえるでしょう」(前出・政治部記者)岸田首相はこの日、訪問先のニューヨークで会見を行った。世論調査で“国葬反対”が賛成派を上回っていることについては、「引き続き最後まで丁寧な説明を続けたい」とコメント。いっぽうで、安倍元首相と旧統一教会の関係を巡る調査については「ご本人が亡くなられた今、実態を把握することには限界がある」と改めて否定的な立場を表明した。27日の国葬開催まであとわずか。岸田首相の悩める日々は続きそうだ。
2022年09月24日「宗教に対する献金は尊いものであり、聖なるもの。犯罪組織が騙し取っているような表現は正直腹立たしい」9月22日、こう語ったのは統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)の勅使河原秀行氏。安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件以降、信者による多額の献金や政治家との繋がりから連日、批判を浴びる統一教会。そこで教会はメディアに向けて改革案を文書で発表し、22日に新設された「教会改革推進本部」の本部長である勅使河原秀行氏が弁護士とともに会見を行った。そして会見中、勅使河原氏は教会改革の方向性について説明するいっぽうで、冒頭のようにメディアの報道方法について苦言を呈す場面も。そんな勅使河原氏に対して、ネットでは《今統一教会で記者会見してる幹部、90年代初頭に一世を風靡したテッシーじゃん?》《勅使河原ってあのテッシーか》《勅使河原秀行氏って!テッシーよね???》との声が。実は勅使河原氏は、かつてテッシーという愛称で“時の人”となった人物なのだ。勅使河原氏が注目を集めたのは、今から30年前のこと。’92年8月、統一教会の主催する合同結婚式で、新体操選手としてオリンピックへの出場経験もある山崎浩子(62)と結ばれたことがきっかけだった。「山崎さんは’89年、友人を通じて自己啓発の集まりに通っていました。ところが、統一教会の集まりだったと後から気づくことに。しかし、その頃には教団の教えにのめりこんでいたため、入会を決意。入会すると、今度は『脱会すると先祖から恨まれる。悲惨な末路を辿ることになる』などと教え込まれたといいます。そして’92年8月の合同結婚式に参加し、勅使河原氏と結婚することに。勅使河原氏は京都大学出身で、当時大手証券会社に勤めていたエリート。誠実そうな雰囲気もあって、テッシーという愛称が定着することとなりました」(全国紙記者)合同結婚式を終えた2人は、’93年3月に入籍することになっていた。ところが――。「入籍の直前、山崎さんが1人になる時間を狙って実姉が彼女を説得。さらに牧師も説得に加わったところ、山崎さんは『統一教会を辞めたい。でも、辞めたら殺されてしまう』と号泣したといいます。しかし脱会する方針を固めたため、家族が山崎さんを連れ出したところ、勅使河原さんは捜索願を出すことに。勅使河原さんと距離を置いてからも、山崎さんの心はまだ揺れ動いたといいます。ところが勅使河原さんはテレビで、山崎さんがかつて彼に送ったというラブレターを公開したんです。そのことに山崎さんはショックを受け、結婚指輪をその場で捨てたそうです」(山崎の知人)そして’93年4月、山崎は統一教会を脱会した。しかし、彼女を再び入会させようと勅使河原氏は動いたという。「勅使河原さんはどうしても山崎さんを諦めることができなかったそうで、何度も対面を求めました。’94年3月、山崎さんは統一教会脱会までの日々をつづった手記を出版しました。その会見で脱会後も勅使河原さんと何度か会ったと明かしつつ、『彼とは話し合っても、何も通じることはなかった』と回想していました」(前出・山崎の知人)それでも、勅使河原氏は“元妻”を思い続けたようだ。芸能ライターは言う。「勅使河原さんは『彼女が1人で冷静に考えられるようになったとき、直接会って話し合いたい。そのためには何年も待つ』といい、結婚指輪も捨てずにずっとつけていました。また、『一緒になることが僕と彼女にとって一番の幸せ。今の彼女は、全然幸せに見えない』とも。’95年8月の合同結婚式で勅使河原さんは“再婚”しましたが、その直前まで彼は山崎さんへの思いを募らせていたそうです」
2022年09月23日9月8日、自民党は、党所属の国会議員379人と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係について調査結果を公表。179人が過去に接点を持っていたことがわかった。安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件以降、政治家との関わりが次々に明るみに出るが、それ以前は“統一教会”と聞いて世間がまっさきに思い浮かべるのは、‘92年の合同結婚式だった。桜田淳子(64)ら有名人がこの合同結婚式に参加したことで、統一教会にまつわる当時の報道は過熱したが、いま再び注目が集まる現状に彼女は何を思うのかーー。桜田は’92年に合同結婚式に参加し、いまも信者を続ける。世間を騒がせて以降は事実上の引退状態だったが、’13年に表舞台に立っている。「’13年のデビュー40周年イベントで20年ぶりにステージ復帰。一時は芸能活動再開の動きを見せていたのですが、いまは再び沈黙しています」(芸能関係者)また「’19年の5月ごろ、桜田さんから直接連絡をもらって読み聞かせなどをしていただきました」(秋田にある介護施設の職員)という証言があるように、’17年から’19年ごろには、故郷の秋田に頻繁に帰り、介護施設を慰問するボランティアに励んでいたという。「実母が認知症を患い、施設に入所しています。それが慰問を始めたきっかけだったようです。実母は、統一教会には反対の立場でした」(前出・芸能関係者)合同結婚式で結婚した夫との間には3児をもうけた。夫の母は’16年に逝去したが知人によると、「嫁姑関係は良好でしたが、お姑さんは息子と嫁の桜田さんが統一教会に入信していることには複雑な思いを抱いていました」周囲が反対し続けても教団にとどまる桜田。旧統一教会の問題に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏は、教団での彼女をこう語る。「’15年には、教団本部で信者100人ほどを前に講演をしています。また5年ほど前ですが、桜田さんが2世信者にメークやファッションのレクチャーをする、講習会のようなものが開かれたこともあったと聞いています。彼女は教団の関連会社の化粧品のパンフレットにも出ています」教団の“広告塔”の役割を果たしているといわれてきた桜田だが、「現在の教団からはもはや桜田さんを“外向き”の広告塔として使おうという気配は感じられません。一方で、“内向き”の活動には積極的です。先述の講演や2世へのメークの講習会は、“あんなに有名な桜田淳子さんが信仰している宗教なんだから間違いないに決まっている”と信者に思わせることで、内部を固める意図があると考えられます」(前出・鈴木氏)桜田は今後どうなるのか。鈴木氏が予測する。「今回の事件に端を発して、教団に解散命令が出されたとしても、宗教法人でなくなるだけで実態は変わらない可能性はあります。当然、桜田さんも脱会はしないでしょう。桜田さんには献金ノルマが課されていないはずです。一般の信者とは違う、教団内でも特例のような立場で生きているのです」桜田は来年、デビュー50周年。果たして公の場に登場するかーー。
2022年09月14日「自民党は8日、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と何らかのかたちで接点があるのが、同党に所属する国会議員のうち半数近い179人だと公表しました。茂木敏充幹事長は“今後は一切関係を持たない”ことを党内で徹底していくと宣言しました」(全国紙記者)安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件以降、政治家と旧統一教会との関わりが次々に明るみに出る。それ以前は、“統一教会”と聞いて世間が思い浮かべるのは、’92年の「合同結婚式」であり、同時期に報じられた芸能人やスポーツ選手の入信だった。30年を経て再び旧統一教会が問題視されるいま、“あの有名人たち”の現状を調査した。■本誌の直撃取材に、困惑した様子で…’92年に合同結婚式に参加したのが元新体操選手の山﨑浩子(62)だ。’89年に友人を通じて入信したが、結婚の翌年、姉らによる46日間に及ぶ説得の末に、脱会を決めた。「その後、’04年から昨年まで新体操の強化本部長を務め、東京五輪でもチームを率いました。最近はツイッターもやっていますが、大好きなアイドルの話題がほとんど。今年7月にはトレーニング法にまつわる書籍も出版し、8月にはYouTubeチャンネルも開設しています」(スポーツ紙記者)山﨑が代表を務める会社に取材を申し込んだが、「その件はどこにもお話しするつもりはないということです」とのことだった。エッセイストとして活動を続ける飯星景子(59)の入信が明らかになったのも’92年。脱会を巡っては、父親で作家の飯干晃一さん(享年71)の存在が大きかった。’92年10月に晃一さんは記者会見を開き、「私は残りの半生をかけても統一教会と闘います」と“宣戦布告”。飯星を2週間にわたって説得し続け、脱会させるに至る。それから20年後の’12年2月、飯星は『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)で、脱会を決意した瞬間についてこう明かしている。「父が今までで見たことないくらい弱々しく映りました。それまではスーパージャイアントな父親で、持てる力のすべてで私に向かってきましたが、それは響かなかった。むしろ真反対の姿を見たとき『私がそんな姿にさせた』と。それが大きなきっかけになりました」女優の音無美紀子(72)は’86年に入信した元信者だ。しかし、夫で俳優の村井國夫(77)の説得により、’92年に脱会を果たした。「最近ではインスタグラムに夫との仲睦まじい2ショットをアップしています」(別の芸能関係者)8月末、主演舞台『風を打つ』の劇場に向かう音無に本誌は声をかけた。だが話が旧統一教会のことに及ぶと困惑した表情になり、「とっくに脱会してますから、もう思い出させないで!取材は事務所にね」そう話すと速足で去っていった。所属事務所にコメントを求めたところ、次のような回答があった。「30年以上も前に決別したことです。その時の経緯は著書にて全て公表しております。それでも職業柄、未だに名前が報じられることに、本人は悲しみにも似た感情があるのではないでしょうか」’04年に出版された村井との共著『妻の乳房~「乳がん」と歩いた二人の十六年』によると、入信のきっかけは息子の難病だったという。また入信中の戸惑いも次のように綴られている。《たとえ子どもに熱があっても、夫が行くなと足止めしても、家庭に波風が立とうとも、なんとしてもここに来ることが信仰ですとまで言われると、どこかにためらうものがあった》
2022年09月14日9月8日、自民党は、党所属の国会議員379人と統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)との関係について調査結果を公表。179人が過去に接点を持っていたことがわかった。統一教会関連団体の会合に出席し挨拶や講演を行ったという山際大志朗経済再生担当大臣(53)は「今後は党の方針に示されたとおり、当該団体とは一切関係を持たないように行動していく」と述べた。昭和末期から霊感商法や高額な献金などが問題視されてきた統一教会。安倍晋三元首相(享年67)が銃撃され亡くなった事件が契機となり、連日テレビ番組や新聞が統一教会問題について報じている。しかし、その風潮に疑問を呈した人物が。実業家の堀江貴文氏(49)だ。堀江氏は7日、自身のTwitterで次のように投稿した。《いじめはダメとか言ってるのに何で統一教会問題とかでいじめまくるのかな。。》また、山上容疑者に対して同情的なリプライに対しては《だからといって人殺しは絶対ダメだろよ。。しかもあんま関係ない人を》と返答していた。統一教会について報じることを“いじめ”と並べて語った堀江氏。しかし、ある社会部記者は次のように指摘する。「全国霊感商法対策弁護士連絡会は7月12日に開いた会見で、昨年にも3億円以上もの統一教会に関連する被害相談が寄せられていることを明かしています。また、政治家が統一教会と関わりを持つことは、統一教会が社会的に承認されているという“お墨付き”を与えることになります。どんな背景であれ、堀江さんも言うように、山上容疑者が安倍元首相を銃撃したことは正当化されるべきではありません。ただ、同時に山上容疑者が犯行にいたったきっかけの一つである統一教会の問題を無視していいことにもなりません。このように社会的に問題が指摘されている団体について報じることは、いじめとは全く質の異なるものではないでしょうか」堀江氏の持論には、ネット上で“見当違い”と批判が集まっている。《あの殺人事件と、教会問題一般は、全く別の案件だと思う。あと、反社会的な宗教団体を糾弾するのは「いじめ」ではない》《批判といじめの違いもわからないのですか?統一教会には、批判されるべきことがあるから批判されているだけのこと。本人に責任のないことで、「いじめ」られている訳では、全くありません。》《堀江さんは理解に苦しむ旧統一教会の方が信者に対していじめでは済まない酷いことしてるのに、何がいじめといってるのですか》《論点ずらすな、今、問題になっているのは過去に何度も問題をおこし、今もなを改善されていないとされる組織と政治家が癒着し、政治家を広告塔に勢力拡大を図っていることを問題視しているのです。もはや安倍元総理狙撃事件とは別次元の問題。》《いじめられたのは統一協会による被害者の方では?》
2022年09月09日【前編】元統一教会信者で、脱会を支援する牧師が語る“ハンカチ売り”の日々と贖罪の気持ちより続く「ここは貧困状態に陥ってしまった人やDV被害者たちをかくまう“シェルター”として使っていた所。もちろん信者や、いわゆる2世が滞在していたこともあります」福島県白河市の住宅街の一角。老朽化し、現在はシェルターとしては使っていないという古い民家の玄関扉をこじ開けるように開いたのは、日本基督教団白河教会の牧師・竹迫之さん(55)。「うわ、しばらく来てないので、蜘蛛の巣が張っちゃってますね」頭上を払うようにしながら、竹迫さんは奥の部屋に進む。そこには建物と同様に、年季の入った書棚がいくつも並んでいた。指先でほこりを拭うようにしながら、竹迫さんは一冊の本を開いてみせた。本の巻頭には背広姿の初老男性の肖像写真。この人物こそが「世界平和統一家庭連合(旧・世界基督教統一神霊協会。以下、旧統一教会)」の創設者・文鮮明氏(’12年没、享年92)だ。■「安倍元首相銃撃事件」容疑者の供述でクローズアップされた「宗教2世問題」7月8日に起きた安倍晋三元首相の銃撃事件を機に、旧統一教会に世間の衆目が再び集まっている。元首相を襲った山上徹也容疑者(41)が動機を語るなか、名前を挙げたのが旧統一教会だった。供述によれば、容疑者の母親は熱心な信者で、およそ1億円を献金し破産、家庭は崩壊してしまう。そして、元首相が旧統一教会とのつながりが深いとの思いから、恨みを募らせ、犯行に及んだという。旧統一教会は’54年、韓国で創設され、’64年には日本でも宗教法人の認可を受けた。’80年代から’90年代になると「先祖の因縁だ、祟りだ」と不安を煽り、壺など高額な品物を売りつける「霊感商法」が社会問題化。さらに、教団がマッチングした男女の集団を一堂に集めて行う「合同結婚式」にも、奇異の目が向けられることに。そして今夏、事件後にクローズアップされたのが、「宗教2世」という存在だった。竹迫さんは言う。「山上容疑者のように自らの意思によらず、生まれや育ちで多くの問題をはらむ宗教組織との関わりを強いられてしまう、それが『宗教2世』です」じつは、竹迫さん自身、10代の終わりに旧統一教会の信者だった経験がある。脱会し、25歳で現職の牧師に就いた。以来30年間、自らの経験をもとに、ずっとカルト問題と対峙してきた。こと、旧統一教会に限っても、3桁を優に超す相談に乗り、多くの信者を脱会に導いた。そして近年。彼が危機感を募らせてきたのが、2世問題だった。「’90年代、大々的に合同結婚式が行われるようになって以降、2世は急増。日本全国に数万人はいるはずです。苦しみを抱えているのは山上容疑者だけではないんです」■「映画を見て人生を勉強するサークル」。実は統一教会のビデオセンターだった竹迫さんは’67年、秋田県に生まれた。『スター・ウォーズ』を見て衝撃を受けて以来、映画に憧れを抱き続け、映画学科のある日本大学藝術学部を受験。その受験当日だった。試験後、池袋に立ち寄ったのが、転機となる。早生まれの竹迫さんは、まだ17歳だった。「駅前で声をかけられました。『自分たちは映画を見て人生の勉強をするサークルです』と」じつはその施設こそが、旧統一教会の「ビデオセンター」だった。「そのときは、そこが宗教の施設だなんてわかりませんでした。ただ、見られるのが『十戒』や『天地創造』など、キリスト教関係の映画ばかり。意味がわからないな、と思っていると、『聖書の知識がないとわからないでしょ、聖書の勉強をしてみない?』と言われて」そこからは、ある種のビデオばかりを見せられるようになった。「聖書の読み方を説いていると言われ、教義の解説ビデオを見続けました。3カ月ぐらいしてからですね、『私たちは統一教会という団体です』と打ち明けられたのは」■ワンボックスカーで寝泊まりしながら北海道を回る秘密のキャラバン隊に参加1浪後、念願の日大藝術学部進学を果たす。しかし、入学と同時に竹迫さんは家出。旧統一教会の施設でほかの信者たちと共同生活を送りながら大学に通った。「そんなことをしていたら、親が心配して連れ戻しに来たんです。すると、組織から『お前の家は反対がきつい、ほとぼりが冷めるまで北海道に行け』と指示されて」ワンボックスカーの荷室で寝泊まりしながら、北海道を回る秘密のキャラバン隊だった。「戸別訪問しハンカチを売るんです。本当は500円ほどのハンカチ3枚セットを3千円で。『売り上げは恵まれない子どもたちの支援に』と噓をついて。完全な詐欺です」竹迫さんはこのキャラバンのさなか転倒。左足首を骨折し、帰京を余儀なくされる。「池袋にあった旧統一教会の病院で治療を受けるはずでした。でも、内部でもハンカチ売りは極秘扱いだったので、その露見を恐れたんでしょうね。『自宅で治してこい』と言われ、帰されたんです」■「スパイは帰れ!」と殴られて。信者になって1年8カ月、19歳で脱会に至った数カ月ぶりに帰宅すると、そこには両親のほか、旧統一教会の内実に明るい人たちが集まっていた。「両親は、脱会させる準備を重ねていた。足を負傷し自由に動けない私は1週間、組織のスキャンダルが書かれた記事や資料を見せられながら、缶詰め状態で説得を受けました」それでも、心は動かなかった。組織から「きつい説得を受けたら『やめる』と噓をついて逃げ出せ」とも教えられていた。「私も『やめる』と言いました。両親から『友達はどうするんだ?』と聞かれてしまって」じつは竹迫さん、高校の同窓生を7人、勧誘していた。「仕方なく『彼らにもやめるよう勧める』と答えると、私を単独で行かせることを不安視した両親が、牧師を同行させた。監視役ですね」松葉杖をつきながら、牧師を伴い、友人宅を回った。「表向きは脱会しても、隠れキリシタンのように信仰を続けようと思っていた。でも、監視役の手前、友人たちにはそうも言えず……」友人のなかには牧師が見せた資料を目にして、ショックを受ける者もいた。彼らは竹迫さんの偽りの説得に、次々と折れていった。「そのうちの1人がビデオセンターに電話してしまった。『竹迫が牧師を連れ説得に来たのでやめます』と。すると、旧統一教会では『竹迫が裏切った』という話になって」本心ではやめるつもりはないのに、家には脅迫まがいの電話が。そこで竹迫さんは、釈明に向かう。「でも、旧統一教会の建物の手前で、信者たちに取り囲まれ、杖を取り上げられ、路地裏に引っ張り込まれて。『スパイは帰れ!』って腹を3回、蹴られました」自身が暴力の標的になって初めて、竹迫さんは、なぜ社会が彼らを危険視するのかを「身をもって知った」のだった。信者となって1年8カ月がたった’86年、竹迫さんは19歳で脱会に至った。■相談に来た家族や、脱会を促されている信者の前で、自分の体験を話すように「本音を言えば、戻りたくても怖くて戻れない、宙ぶらりんな状態でした」大学はすでに中退。鬱々と日々を過ごしていると、くだんの牧師に声をかけられた。「忙しくてかなわない、手伝ってくれないか」彼のもとには、旧統一教会に子どもが入信してしまった親たちが、多数、相談に来ていた。「それで私も、彼がいる所沢の教会に連日出向いて。相談に来た家族や、脱会を促されている信者の前で、自分の体験を、ありのままに話すようになりました」実体験を交えた話を聞いて、脱会を決意する信者が続いた。そこで、改めて竹迫さんは聖書を読んでみようと考えた。多くの人が「旧統一教会は間違っている」と言う。ならば、聖書をきちんと読めば、彼らの言っている意味がわかると思ったのだ。しかし。「旧統一教会風の読み方しか教わっていないので、自力で聖書に向き合っても、『旧統一教会は正しい』としか、読めないんですよ」「聖書に関しては『正しい読み方を教えてほしい』と牧師に頼み込みました。3カ月ほど教会に通ううちに彼から『聖書のことを正しく教えてくれる学校がある』と教わったんです。それが東北学院大学のキリスト教学科でした」竹迫さんは21歳のとき、同学の門をたたく。「半年も学ばないうちにわかりました。旧統一教会が、いかに歪んだ聖書の読み方を教えていたのかが。彼らにはまず目的があり、そのためにキリスト教を悪用していたにすぎない、そう思いましたね」大学を卒業して、竹迫さんは牧師になった。一方、青森時代から、竹迫さんは教壇に立つ機会を持つようにも。「青森ではキリスト教系の高校で聖書の授業を担当し、白河に移ってからは仙台の東北学院大と宮城学院女子大、2つの大学で非常勤講師として、講義をしています」若い学生たちと関わりを持つなかで、竹迫さんの目に留まったのが「宗教2世」という存在だった。「東日本大震災の少し前です。講義で『カルトには気をつけましょう』と話しながら文鮮明夫妻の写真を見せたことがあるんです。『有名なカルト教団の教祖ですよ』と。すると講義後、1人の女子学生が『同じ写真が実家にもあるんです』と打ち明けてきた。それが2世に会った、初めての経験でしたね」■合同結婚式に参加するため就職を断念させられていた高校生におじいさんが助け船をやはり、震災の少し前のこと。ある2世の相談に乗っていた。「両親とも旧統一教会信者という、祝福2世の女子高生でした。美容師になるのが夢で卒業後は就職したいと話していたんですが、両親、とくに父親が熱烈な信者で。『合同結婚式までは、花嫁修業をしろ』と、就職活動を妨害されていた。そんな、何事にも横暴な父親への強い嫌悪感から、彼女は旧統一教会寄りの偏った感覚は持ち合わせていなかったのが、幸いしました」竹迫さんは、卒業と同時に彼女を家出させる計画を練った。「一歩間違うと誘拐罪になる可能性もありましたが、そこは私も覚悟を決めて。ご案内したようなシェルターにかくまうことを考えていた。すると、彼女のおじいさんが助け船を出してくれたんです。彼女は祖父母の家に一時的に身を寄せることができました」その後、両親には所在を伏せたまま、彼女は東京に出て一人暮らしを始める。「上京後も何度か会いました。生活は苦しそうでしたが、晴れやかな顔をしていましたよ。お金の苦労にしても、旧統一教会の中にいてはなかなか身につかない、一般的な経済感覚を学ぶいい機会だったのではないでしょうか」一昨年、竹迫さんのもとに、数年ぶりに彼女から連絡があった。「なんでも、バイト先で出会った男性と結婚し、お子さんも生まれ家庭を築いたと。美容師の夢はかないませんでしたけれど、彼女は一般の人にはごく普通の、しかし、2世にとっては夢のような幸せを、手に入れることができたんです」■脱会を促すことは、2世自体の存在を否定することにもなりかねない。竹迫さんは「2世には、とくに繊細な対応が必要」と語る。「2世自身も信者だった場合、軽々に脱会を促すことは避けます。2世も大きく分けて2種類あって。山上容疑者のように、自分が生まれたのちに親が入信した『信仰2世』と、もう1つは、合同結婚式で結ばれたカップルから生まれる『祝福2世』です。とくに、祝福2世の場合、脱会を促すことは団体を否定することを意味し、それは、2世自身の存在を否定することになりかねないからです」竹迫さんは「祝福2世の脱会は、言葉も習慣もわからない海外の街に放り出されるようなもの」とも。「自らが入信した、いわば1世は、脱会後は元々の自分に戻ればいい。でも、祝福2世には戻る自己がないんです。だから、祝福2世が絡む脱会支援の相談を受けたときは、祖父母にあたる人に必ず伝えます。『いままで以上にその家に介入し、お孫さんと良好な関係を築いてください』と。いざというとき、おじいちゃん、おばあちゃんに外の社会での受け皿に、2世たちの逃げ場所になってほしいからです」
2022年09月04日8月30日放送の『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)が、統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)を特集した。統一教会から“付き合い”を暴露されても、追及の手を緩めない日本テレビの姿勢に称賛の声が上がっている。安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件を契機に政治家とのつながりが次々と明るみになっていた統一教会。かねて問題視されていた統一教会による霊感商法や多額の献金についても再び注目が集まり、各メディアはその実態に迫ろうとしていた。「なかでもどのテレビ局よりも“攻めの姿勢”で統一教会に関する報道を行っていたのが日テレ系列局の読売テレビが制作する『ミヤネ屋』でした。連日、ジャーナリストの鈴木エイト氏と全国霊感商法対策弁護士連絡会の紀藤正樹弁護士を招いて、舌鋒鋭く問題に切り込む姿勢は視聴者からも評判で、Twitter上では《#ミヤネ屋頑張れ》というハッシュタグまでできていたほどです」(社会部記者)そんななか、8月25日に統一教会は【異常な過熱報道に対する注意喚起(2)】と題するプレスリリースを発表し、日本テレビへの“反論”を表明した。日本テレビを代表する番組の一つである『24時間テレビ』について、《当法人の女性信徒がボランティアスタッフとして7年間にもわたって関わり、番組ボランティアをまとめる中心的な立場で活躍していた》と明かした。また、教会側が《番組作りに協力し、密接に関わってきたことは疑いようのない事実》とも主張したのだ。統一教会を追及する立場から一転して、関わりを“告発”された日本テレビ。ネット上では「日テレアウト」「ブーメラン」といった批判の声が相次いだ。統一教会側の“反撃”を受け、追及の手をゆるめるかと思いきや、日テレはそうはしなかった。30日放送の『仰天ニュース』で、統一教会にのめりこんだ女子高生のエピソードを紹介したのだ。「番組では、統一教会の名前を実際に出した上で、セミナーに参加した女子高生が“自由恋愛は罪だ”という教団の教えに触れ、家族や恋人を捨てて教会の活動にのめりこんでいくという内容を放送。他の信者との共同生活や彼女が行っていたという霊感商法の実態も、詳細に伝えられました。日テレは統一教会の暴露に対して、事実を否定した上で『一般的に参加される方の個人的な思想・信条について確認することはいたしません』と書面で真っ向から反論。局内でも、暴露に対しては『放っておけばいい』というような雰囲気だと聞いていますし、今後も追及していくと思います」(テレビ局関係者)統一教会との接点を明かされていながら、情報番組や報道番組のみならずバラエティ番組でも統一教会の問題点を指摘し続ける日本テレビ。その姿勢にTwitter上では称賛や応援の声が相次いでいる。《日テレは色々と覚悟を決めたのかもな。これから統一教会からの反論の暴露が出るかも知れないけど報道は負けないで欲しい》《すごい……統一教会のことやるのか!!せめるな、仰天、日テレ》《昨日の日テレの世界仰天ニュースは凄かった。統一教会に対抗する姿勢が素晴らしい。日テレには頑張ってほしい》
2022年09月01日8月23日、立憲民主党は統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)と所属議員の接点に関する調査結果を発表した。関わりがあった議員は合計14名に上り、選挙での組織的な支援は確認されなかったとしている。今回新たに判明した議員のうち、岡田克也元外相、枝野幸男前代表、安住淳元財務相、福田昭夫衆院議員の4人は、過去、旧統一教会と関係が深い「世界日報」にインタビューが掲載されている。また大串博志衆議院議員、古賀之士参議院議員は統一教会の関連団体の催しに祝電を送付したと発表された。これについて、西村智奈美幹事長は23日の記者会見で「全ての人が旧統一教会との関係(がある団体)だと認識していなかった」と発言。今後はしっかりと注意すると続けた。また、23日に西村氏は「自民党は党として調査を行っていない」と自民党を批判したが、一連の発表についてインターネット上では落胆の声が上がっている。《認識してなかったってそんなわけあるかい。しかも14人全員が》《叩かれそうだったから急いで調査しました感がぬぐえない》《自民党と統一教会の癒着にあまり追及してるように見えなかったのは、身内も統一教会とつながってるからだったのか。納得》
2022年08月24日旧統一教会(世界平和統一家庭連合)と自民党議員との接触が注目される中、“問題が指摘される団体との関係を注意しなければならない”と内閣改造に着手した岸田首相。しかし、フタを開けてみれば、政務三役(大臣、副大臣、政務官)78人中、教団との関連があった議員は35人にも上った。政治ジャーナリストの角谷浩一さんが語る。「もはや“統一教会内閣”。統一教会と関連のない議員だけでは、内閣を作ることができなかったのでしょう。多くの議員は、統一教会系の団体だとは認識していなかったと弁明していますが、統一教会は霊感商法で社会問題を起こし、今も苦しんでいる被害者がいます。国会議員として“知らなかった”で済む問題ではありません」にもかかわらず、読売新聞の報道によると、政府は15日、統一教会と閣僚ら政務三役の関係について「個人の政治活動に関するもので、調査を行う必要はない」とする答弁書を閣議決定。幕引きを図ろうとしているようだ。約20年、統一教会問題を取材しているジャーナリストの鈴木エイトさんが警鐘を鳴らす。「うやむやにするのではなく、個々の議員とどうつながりがあったのかを徹底的に調査しなければ、今後の対策につながりません」■旧統一教会と接点のある政務三役の国会議員35名一覧【総務大臣寺田稔】旧統一教会関連団体の会合に会費2万円を支出【法務大臣葉梨康弘】旧統一教会関連団体の雑誌にインタビュー記事掲載【外務大臣林芳正】旧統一教会関連団体の取材を受けた【厚生労働大臣加藤勝信】旧統一教会関連団体に会費3万円を支出【環境大臣西村明宏】旧統一教会関連団体の会合で代表世話人を務める【経済再生担当大臣山際大志郎】旧統一教会関連団体会合で会費1万円を支出。別イベントでは来賓挨拶も【経済安全保障担当大臣高市早苗】旧統一教会系雑誌で対談【地方創生兼沖縄・北方担当大臣岡田直樹】秘書が旧統一教会関連団体会合にメッセージを送ったり出席【官房副長官木原誠二】地元秘書が旧統一教会関連団体会合に出席【官房副長官磯﨑仁彦】旧統一教会の創始者らの生誕を祝う会に出席【デジタル副大臣大串正樹】旧統一教会関連団体に6万円分のパーティ券を購入してもらった。関連団体のイベントにメッセージを送った【内閣府副大臣和田義明】旧統一教会関連団体のクリスマスチャリティーイベントに祝電【内閣府副大臣星野剛士】旧統一教会関係者から選挙支援を受けたり、関連団体集会に祝電。集会に秘書が代理出席【外務副大臣山田賢司】自身のパーティ券を、旧統一教会関連団体に購入してもらう【文部科学副大臣井出庸生】旧統一教会関係者から選挙応援を受けた【農林水産副大臣野中厚】旧統一教会関連団体会合に出席【経済産業副大臣中谷真一】旧統一教会関連団体イベントに出席し、あいさつ【国土交通副大臣豊田俊郎】旧統一教会関連団体イベントに出席し、あいさつ【国土交通副大臣石井浩郎】旧統一教会関連団体会合に出席し、あいさつ【環境副大臣山田美樹】旧統一教会関連団体の会合の冒頭に出席【環境副大臣小林茂樹】旧統一教会関連団体イベントの実行委員長を務めた【デジタル政務官尾﨑正直】旧統一教会関連団体会合に出席し、あいさつ【内閣府政務官鈴木英敬】旧統一教会関連団体会合に祝電が届いたことが、会合の司会者によって紹介されている【内閣府政務官中野英幸】旧統一教会関連会議に複数回出席し、あいさつ【総務政務官国光あやの】旧統一教会関連団体会合に祝電【総務政務官杉田水脈】旧統一教会の関連施設(米国)で講演【総務政務官中川貴元】旧統一教会関連団体のフォーラムに出席【法務政務官高見康裕】旧統一教会関連団体のフォーラムに出席【外務政務官高木啓】旧統一教会関連団体会合に秘書が代理出席【外務政務官吉川ゆうみ】旧統一教会関連団体会合に祝電【文部科学政務官山本左近】旧統一教会関連団体会合に祝電【国土交通政務官古川康】旧統一教会関連会議に出席、祝電【国土交通政務官清水真人】旧統一教会関連団体イベントに祝電【環境政務官柳本顕】旧統一教会関連団体会合に出席【防衛政務官木村次郎】旧統一教会関連団体会合に出席し、会費1万5000円を支出※報道、鈴木エイト氏からの情報をもとに本誌作成(8月19日現在)
2022年08月24日8月16日に「デイリー新潮」が報じた、自民党の萩生田光一政調会長(58)と統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との“癒着”。参院選の選挙期間中である今年6月、萩生田氏が生稲晃子議員(54)を伴って東京・八王子市にある教団関連施設を訪れていたことが判明。報道を受けて、18日に記者団の取材に応じた萩生田氏は訪問を認めた。「萩生田氏はこの時、地元支援者のなかに教団の関連団体『世界平和女性連合』の関係者がいたため接点があったと説明。’12年から’19年にかけて計6回、9万円の会費を同団体に収めていたことも明らかにしています。また、萩生田氏は否定しましたが、’09年から’12年の落選中に教団施設で信者を相手に講演を行なっていたとの証言もあります。これまでの会見では統一教会との関わりについて消極的な釈明が目立っていましたが、実際にはかなり密接した関係を築いていたのではないでしょうか」(全国紙記者)■毎週のように波紋を呼ぶ「サンジャポ」での太田の発言萩生田氏と統一教会の関係が取り沙汰されるなか、またもや爆笑問題の太田光(57)の発言が波紋を広げている。8月21日放送の『サンデージャポン』(TBS系)では、萩生田氏と統一教会との関係を取り上げた。番組コーナーでは、統一教会の問題を20年間追い続けているジャーナリストの鈴木エイト氏が先週に続いてゲスト出演。コーナー冒頭、「萩生田さんもかなり追い詰められた感じもありますけどね。今はもう、神にもすがるような思いじゃないかと思います」とジョークを飛ばした太田。しかし、スタジオは盛り上がらず、ゲスト陣からは「笑いづらい」と嗜める声が上がった。番組が進むなか、太田は「このままいくと、この先は日本と韓国の国際問題になってくるような気がするんですけども」「韓国政府は統一教会に関してはどういう立場なんですか?」と鈴木氏に投げかけた。この問いに対して、鈴木氏は「向こうでは宗教団体は経済団体として見られているので、あまり日本ほど酷いことはしていない。その辺、微妙なとこですよね」と回答。すると太田は、次のように持論を展開したのだった。「韓国政府がもし統一教会を認めているとするならば、日本政府としては韓国に抗議しなきゃならないようなとこまでいく気がするんだけども。要するに、日本の信者からお金を吸い上げて韓国に渡しているという団体を韓国政府が認めているならば、日本政府は韓国に抗議しなきゃいけないし。なおかつその団体に、トランプ元大統領のような共和党の人たちがそれを絶賛するようなことをすると、今度は日本はアメリカ政府にまでも抗議をしなきゃいけないっていう。そこまで問題は、この先行くと発展するような気がする」しかし、鈴木氏は「その前にまず、日本の政府が統一教会をどう認定するかどうかだと思います」と太田の意見を一蹴。■「いま統一教会は悪いカルトだという風に認定はできていない状態だから」また番組では、鈴木氏が’19年の参院選の際に萩生田氏を直撃インタビューした音声を公開。鈴木氏が「(統一教会側は)ロビー活動には来ている?」と問うと、萩生田氏は「最近はそんなに動いていないと思いますよ」と回答。以前は活動していたといい、萩生田氏が「最近はもう壺も売ってないし(笑)」と話す音声が紹介された。鈴木氏は当時を振り返って、「この時は僕は国際勝共連合(統一教会の関連団体)について聞いたんですけど、萩生田さんの方から世界平和女性連合の話を振ってきて。さらに国際勝共連合の話を聞いたら『壺も売ってないしね』って、統一教会の話をしているんですよね。この時は自分からあえて触れてるんですよね。先日の会見とは逆なんですよ」と解説した。このインタビューに対して太田は「統一教会がどれだけ社会悪だったのかっていう認識ね」と言及し、鈴木氏に「一方の見方としては『最近はもう壺も売ってないしね』っていう意味では、萩生田さんはそこまで認識がなかったとも考えられる?」と質問。鈴木氏は「壺を売っていた過去は知っていた上で、ちょっと冗談にしているところはありますよね」と回答するに留まった。さらに太田が、「いまの時点で統一教会は宗教法人な訳ですよね?」と確認すると、鈴木氏が「まだそうですね。解散命令までは至っていません」と説明。すると、太田は「なので、いま統一教会をいわゆる悪いカルトだという風に認定はできていない状態だから、その辺の議論も注意深くやんないと難しいですよね」とコメント。ここで鈴木氏が「おっしゃる通りだと思います」と回答すると、保育士のてぃ先生(35)が「エイトさんとしてはどうなんですか?良い団体なのか悪い団体なのか」と質問。すると鈴木氏は、「もちろん悪い団体だと思っていますけど、僕が断罪することではないと思っています」と述べていた。■「太田は統一教会、や萩生田氏を擁護している」との意見が続出「番組では『萩生田さんを礼拝で見た』と語る元信者の証言やエイトさんが提供した情報を紹介するなど、萩生田氏が統一教会と深く関わっていた事例をいくつも紹介しています。ですが、太田さんはMCであるにも拘らず、“いま問題視されていること”から離れた主張が目立つのです。このような太田さんの姿勢はこれまでの放送回でも見受けられましたし、萩生田氏や統一教会を擁護しているようにさえも感じました」(テレビ誌ライター)先週14日の放送回では、統一教会を連日のように厳しく追求するマスコミの姿勢について、「追及するのと同時に、山上容疑者がやったことを決して効果的なことじゃないっていうのも同時に同じ熱量で伝えないと。(テレビなどを)見てる側の中には、こうすれば世間が取り上げてくれるんだって勘違いする人間がいることを少なくともマスコミは意識しないと」と改めて主張しした太田。他のワイドショーと同じく毎週のように統一教会を特集する「サンジャポ」だが、“番組の顔”である太田の持論に視聴者も辟易しているようだ。《太田さんの発言が不快すぎて、サンデー・ジャポン見たくないな》《統一協会問題を韓国ガーにもってく意味不明な太田さん》《太田光が必死に統一教会と萩生田光一を擁護してた。萩生田さんはよく知らなかったんじゃないかとか、統一教会はまだ宗教法人で悪いカルトだと認定できてないわけだからとか。これだけ元信者の証言や様々な事実が明らかになっているのによく言えるなぁ》
2022年08月22日「まったく見てなかったんですね。だから(統一教会の関連施設とは)知りませんでした」8月18日、囲み会見でそう弁明した自民党の生稲晃子参院議員(54)。参院選目前の6月に、萩生田光一政調会長(58)とともに統一教会(世界平和統一家庭連合)の関連施設を訪問していた。生稲議員は<演説をお聞きの人より、他にも仲間が集まっているのでお話を聞かせてもらいたいとのご依頼があり>(事務所コメント)、スタッフの判断で施設を訪問。岸田首相の指示で統一教会とのつながりを調べているときに、同施設が統一教会の関連のものだと初めて分かったと主張している。政治部記者はこう嘆息する。「選挙戦前の1分1秒が惜しいときに、何の下調べもせず、どこの団体のものかわからない施設に行くわけがないでしょう。仮に、訪問先が暴力団の関連施設だったらどうするんですか。統一教会の施設だとわかっていたに決まっている」もっとひどいのが、一緒に施設を訪問した萩生田議員の弁明だ。萩生田氏は統一教会との関係を認めたうえで、「昭和の時代の関連商法のことなどは承知をしておりましたが、その後悪い噂を聞くこともなかったですし、そういった報道に接する機会もなかったもんですから」(8月18日会見より)と言い放った。「統一教会の問題がもっとも報じられたのは『昭和の時代』ではなく、平成です。近年も、判決が出るたびに霊感商法の問題はたびたび報じられてきましたし、国会の質疑でも取り上げられています。萩生田さんは新聞もとらず、国会の答弁も聞いていなかったということでしょうか」(前出・政治部記者)いま、統一教会との関係を突っ込まれた政治家がこのような非常識な弁明で逃げることが常態化している。「いわば『バカのふり』ですよ。関係を否定するには証拠や証言がそろいすぎている。かといって、知ってて関係を結んだとなると道義的な責任が出てくる。だから、自分が関わった団体が統一教会の関連団体と知らなかったことにしたり、そもそも統一教会が問題のある団体だと知らなかったふりをしているのです」(衆議院議員秘書)■高市早苗氏も非合理な弁明たとえば、総務大臣政務官に抜擢された自民党の杉田水脈衆議員議員(55)。2016年に米国の教団関連施設で講演、2019年にも講師として参加した熊本県での講演会の主催者の一人が統一教会の信者だったことが指摘されている。しかし、いずれも「知らなかった」と弁明した。「米国までいくのに、どういう団体や施設での講演であるかを調べないはずがない。熊本県の関連組織だって、すでにネット上では統一教会との関係が指摘されていました。本人も、事務所の人間も、パソコンやスマホも持ってなかったのでしょうか」(前出・政治部記者)さらに、統一教会と関係が深い世界日報社が発行していた月刊誌「ビューポイント」で、2001年に対談を行っていたことが発覚した高市早苗経済安全保障担当大臣(61)。《日本で一部の情報検索サービスが開始されたのは、2001年の対談の5年前ですが、事務所では未だ利用していませんでした。スマホが初めて米国で販売されたのは、対談の6年後。今ほど手軽に様々な活字媒体の背景を調べることは困難な時代でした》そうツイッターで弁明している。週刊誌のベテラン記者はこう首をかしげる。「もともと高市さんはキャスターとして活動していたメディアの人です。世界日報社が“統一教会関連”なのは業界の常識でしたし、調べようと思えば知り合いのメディアの人間にでも聞けばすぐにわかったこと。20年前のことなんですから、こんな変な弁明をするより、『当時は認識が甘かった』と言われた方がよっぽど腑に落ちます」■本当に知らないなら政治家として不適当ほかにも複数の自民党議員が非常識な弁明で追及を逃げている。だが、「究極の『バカのふり』は日本維新の会の松井一郎大阪市長かもしれない」(前出・政治部記者)という。松井氏は、過去に統一教会の関連団体である国際勝共連合の集会に参加していたことを認めたうえで、「勝共連合という団体があったことをはじめて知った」と言い放った。「松井さんは日本維新の会の代表でもあるわけです。国政にかかわる人間が、50年以上にわたり日本の政治に関与してきた国際勝共連合の存在を知らないはずがない。さらに、松井さんの父で、大阪府議会議員だった松井良夫さんは政界のフィクサーといわれた笹川良一さんの付き人をやっていました。国際勝共連合の初代名誉会長はその笹川さんです。知らなかったというのはあまりに無理がある」(前出・政治部記者)統一教会についての追及をかわそうとする政治家たち。最後に、前出・衆議院議員秘書はいう。「“ググったり”、人に聞けばすぐにわかる情報を調べる能力もない、秘書に調べさせることもできないなら、それは著しく能力が低いということですから、今すぐ国会議員や首長をお辞めになった方が日本のためです。『バカのふり』で追及をかわそうとしているのなら、それは倫理的に政治家の資質がない。いずれにせよ、政治家をお辞めになるべきでは?」
2022年08月20日参院選の選挙活動中だった今年6月に自民党の萩生田光一政調会長(58)とともに統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)の関連施設に訪問していたことが報じられた自民党・生稲晃子議員(54)。「訪問は事実」と認めたものの、釈明した内容にも批判が相次ぐ事態となっている。「デイリー新潮」によると、萩生田氏が生稲議員への支援を要請するため、2人で教団の関連施設を訪問。「週刊新潮」の取材に対し、萩生田氏は訪問を認めた上で、選挙の支援依頼は否定。生稲議員の事務所も「八王子での演説終了後、演説を聞いていた方から、“ここに来られなかった仲間が近くにいるので生稲さんのお話を直接聞かせてもらいたい”とのお話しがあり、スタッフが相談をして次の日程への移動の合間に(教会の施設に)立ち寄らせていただきました」と説明した。霊感商法や多額の献金などが指摘されている統一教会と政治家との繋がりが連日、問題視されているなか発覚した生稲議員の施設訪問。このことが報じられると生稲議員に批判が殺到し、説明に追われる事態に。18日、報道陣の取材に対し、訪問の事実を認めた上で、「統一教会の関連施設という認識はなかった」と釈明。その理由についてこう話した。「暑かったので顔を直すこととか、きちっと間違いないように喋らなきゃいけないとか、そういうことに必死で何も見ずに。いつもそんな感じの移動なものですから、その時は全く見ていなかったんですね。だから、知りませんでした」そして「国会議員として、一つ一つしっかりと慎重に把握して行動して参ります」とコメントした生稲議員だが、選挙活動中から精彩を欠く行動が目立っていた。「NHKが候補者に向けて実施したアンケートを“ほぼ無回答”で提出。また“富裕層への課税強化”について毎日新聞のアンケートでは『反対』と回答したいっぽうで、朝日新聞には『強化すべきだ』と矛盾した回答をしていました。また当選直後、『池上彰の選挙ライブ』(テレビ東京系)では、各局のインタビューをすべて拒否していたと伝えられました。生稲議員の選挙対策事務所スタッフは、時間に余裕がなかったことを理由に挙げていましたが、ネット上では『スタッフでなく自分の言葉で説明すべき』など批判の声が相次ぐこととなりました」(全国紙記者)また、国会に初めて登院した8月3日には、報道陣を避けて正門でなく北門から“ひっそり”と登院。その姿に《既に保身や逃げ癖がついてしまっているのではないか》などの厳しい声が上がっていた。前出の全国紙記者は、今回の釈明にも首をかしげる。「生稲議員は『訪問先のことはよくわからなかった』と言いましたが、どこで演説をするかも分からないままついていくのは政治家として危機管理能力が低いと言わざるをえないでしょう。これまでの行動を含め、生稲議員には政治家という職務に対する軽率さが目立ちます」ネットでは、そんな生稲議員に対して厳しい声がこう上がっている。《生稲晃子が「暑くて顔を直すのに必死で…」みたいなこと言うのさすがにびっくりしちゃう。なんなんだろ、こんな娘に追及しても無駄だわって思わせるための作戦なのかな》《知らなかったで問題なくなると考えていることがすごい。これで済むならば相手が例えば暴力団のような明らかな反社会的勢力だったとしても、知らなかったで済むということになるけどね》《自分がどこで何の為に移動しているのかも不明では、何の政治活動をしているの?て思う》《子供が親に連れられてわけもわからずについて行っているのと同じだよね》
2022年08月19日8月10日に第2次岸田改造内閣が発足して1週間あまり経つが、自民党と統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)との“癒着”が続々明らかになっている。改造内閣では統一教会やその関連団体との関わりを認めた閣僚7人が交代したが、その後も新たに就任した閣僚ら政務三役との関わりが次々と明るみになっている。「15日の時点では、新たに副大臣、政務官に任命された計54人のうち、23人が統一教会と接触をしていたことが判明。それだけに留まらず、葉梨康弘法務大臣(62)や山田美樹環境副大臣(48)、木村次郎防衛政務官(54)らも関わりがあったことを認めたのです。現時点で統一教会と接点があった閣僚ら政務三役は、少なくとも計30人にものぼります」(全国紙記者)そんななか、さらなる衝撃的なつながりが。「デイリー新潮」は16日、7月の参院選前に萩生田光一政調会長(58)が生稲晃子議員(54)を伴って、東京・八王子市内の教団の関連施設を訪問していたことを報じた。「生稲氏は東京選挙区から出馬し、定員6のうち5位に滑り込みました。当時、経済産業大臣だった萩生田氏は生稲氏の選挙戦に駆けつけ、応援演説も行っていました。また生稲氏といえば、8月の臨時国会に初登院した際に、マスコミに対して『統一教会との関わりはない』と答えていたはずです」(前出・全国紙記者)報道を受けて、生稲氏の事務所は「6月にご指摘団体の関連施設に萩生田光一先生と伺った事は事実です」とコメントを発表。一方で、「生稲本人は今までご指摘団体及び関連団体との関わりは一切ありませんし、この件以外にご指摘団体及び関連施設へ訪問した事もありません」と説明している。さらに萩生田氏に関しては、より密接した教団との関わりが。共同通信によると、萩生田氏の資金管理団体「はぎうだ光一後援会」は’12年と’14年に、教団の関連団体に会費を支出。’15年と’17年にも、萩生田氏が代表を務める自民党東京都第24選挙区支部からも同様の名目で計6万円の支出をしていたという。昭和の末から、霊感商法や多額な献金被害が社会問題とされてきた統一教会。安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件を機に、ベテランから新人議員まで教団との接触が相次いで取り沙汰されている。「安倍元首相を殺害した山上徹也容疑者は、安倍元首相が教団の関連団体にビデオメッセージを送っていたことを知り、恨みを募らせたと供述しています。安倍元首相は統一教会の組織票の投票先を決めていたともいいます。伊達忠一元参議院議長(83)は北海道テレビの取材に対し、’16年の参院選で比例区から出馬した宮島喜文氏(71)に統一教会の票を回すように安倍氏に依頼したことを証言していました。また、官房長官などの要職を務めた細田博之衆院議長(78)は、’19年10月に統一教会の友好団体が名古屋市で主催した会合に出席し挨拶をしていたことが明らかになっています。下村博文前政調会長(68)も文部科学大臣を務めていた’15年に、文化庁が統一教会の名称変更申請を認証。官僚からの“下村氏の意思が働いていた”という証言もあり、問題視されています」(前出・全国紙記者)本誌も自民議員と統一教会との関わりを報じている。稲田朋美議員(63)は本誌の取材に対し、’10年に統一教会の関連団体「世界平和女性連合」のイベントに参加していたことを認めた。また、初代デジタル大臣を務めた平井卓也議員(64)は、昨年8月に高松市で行われた関連団体が主催するイベント「ピースロード」のクロージングセレモニーに参加。本誌が平井氏の事務所に問い合わせると、実行委員長として主催者挨拶を行っていたことを認めていた。安倍元首相を筆頭に、ベテランから新人議員まで次々と明るみになる政治家と統一教会との関わり。このような“ズブズブな関係”に、ネット上では怒りの声が相次いでいる。《自民党は新人まで含めて統一教会に毒されている事になるし、しかも政治家側はその付き合いが望ましくないと認識した上で付き合っていた事になる》《統一教会とベッタリ。新人を挨拶回りに連れて行くほどつながりが深い。萩生田氏は色々な意味で安倍派の後継者ってことだ》《新人候補者をわざわざ党の幹部がアテンドしているのだから、党として旧統一教会と関わっているこれ以上の証左はない》調査を求める声が広がるなか、岸田文雄首相(65)は15日に「調査を行う必要はない」とする答弁を閣議決定。果たして、実態解明はなされないまま葬られてしまうのだろうか。
2022年08月18日統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)をめぐる問題について、爆笑問題・太田光(57)の持論が波紋を呼んでいる。安倍晋三元首相(享年67)を殺害した山上徹也容疑者は、母親が統一教会に多額の献金を行い、経済破綻や家庭不和を招いたとして教団に恨みを募らせるように。そして、教団と安倍元首相に深いつながりがあると考え、犯行を計画したと供述していることが明らかになっている。昭和の末から、霊感商法や多額な献金被害が社会問題とされてきた統一教会。さらに、多くの自民党員が選挙支援を受けるなど、政界とも深いつながりがあることが明るみになった。そんななか、連日ワイドショーでは旧統一教会を追及する動きが後を絶たない。8月14日放送の『サンデージャポン』(TBS系)でも統一教会の問題を特集。そのなかで7月31日放送回での太田の発言が波紋を呼んでいることが紹介された。なお、どちらの放送回にも、旧統一教会の問題を20年間追い続けているジャーナリストの鈴木エイト氏が出演した。7月31日の放送回で、こう述べた太田。「テロをきっかけにしてこの問題を考えようってなっちゃってるけど、本来は実力行使はダメなんだっていうことをやってきたのが、弁護士会の人たちだし、エイトさんだし。言葉でやってきたのを山上容疑者は実力行使でエイトさんや弁護士会の人たちの今までの30年以上の行動を踏みにじった相手だから、あいつがやったことをきっかけにしていいのか」そして、次のように問題提起したのだった。「このきっかけがテロであったということを、マスコミはもうちょっと自覚しないと。要するにテロが効果的だっていう風に、おそらく今潜在的に社会に不満を持っている人たちはこの動きを見てますよ」マスコミによる統一教会への追及が加熱することによって、“第二、第三の山上容疑者”が出現する可能性を危惧した太田。8月14日の放送回では、このような太田の意見に対する批判の声も紹介。SNSでは「論点のすり替えだ」との声が上がったといい、旧統一教会の問題に詳しい紀藤正樹弁護士がによる《第2の山上容疑者出ること恐れ被害と巨悪に目をつぶるということでしょうか》とのツイートなどが読み上げられた。■発言の真意を説明するも薄い共感物議を醸した自らの発言に対して意見を求められた太田は、「俺は対立する意見じゃないんです」と切り出し、統一教会の問題を追及する弁護士らの気持ちを推察した。「これで議論をやめるべきだと言ったわけじゃなくて、エイトさんや弁護士の人たちがすごい葛藤があるんじゃないかと。これは僕の推測ですけども、やっぱり暴力がきっかけになって、できればそう(暴力)じゃない方が良かったわけじゃないですか。だって、みんな言葉で法律に訴えて戦ってきたわけだから、山上容疑者がやったことによって明るみに出てしまったことに関しては忸怩たる思いがあるんじゃないかなと思うし。特に弁護士の人たちは法律の専門家であるから、暴力は絶対否定しないといけないし。その葛藤の中で、それでも今のタイミングで(統一教会問題の追及を)やるべきなんだっていう何か毒をのみ込むような」その一方で、マスコミの姿勢に対して再び警鐘を鳴らしたのだった。「ただ、マスコミとかテレビは、その迷いをしないでやっている気がする。追及するのと同時に、山上容疑者がやったことを決して効果的なことじゃないっていうのも同時に同じ熱量で伝えないと。(テレビなどを)見てる側の中には、こうすれば世間が取り上げてくれるんだって勘違いする人間がいることを少なくともマスコミは意識しないとっていう気持ちだったんです」レギュラーメンバーのデーブ・スペクターは、太田の意見に理解を示しつつもこう述べた。「今は統一教会、あるいは政界がバッシングを受けているじゃないですか。ものすごい批判なんですよ、もうピンチなんですよ、統一教会。たぶん、このまま続けられるかどうかもわからないぐらいの段階にきていでるから。そういう意味では、『何も暴力は必要ない』っていう逆なメッセージを(マスコミに)送ってもらってるって気もするんですよね」すると、太田はカットインして、「これでまた統一教会が記者会見するとするじゃないですか。そうすると、山上容疑者と同じような境遇にいた人がまたそこに憎しみを覚えるとするじゃないですか。そうすると、山上容疑者とまた同じようなことが(起こる)。今度は統一教会の幹部の人たちに対しても(攻撃を)するかもしれないし」と訴えた。その上で、「でも、決して弁護士会の人たちやエイトさんは、統一教会の悪を暴こうとしているけど、彼らを殺してほしいとは思ってないわけですよ。だけど、そういう人がもしかしたら潜んでいるかもしれないから、そこはやっぱりマスコミも意識するべきなんじゃないかなって俺は思う」と再び主張したのだった。太田の持論に耳を傾けていたエイト氏は、「僕は太田さんの発言を別に擁護するつもりではないんですけれども」と前置きした上でこう述べた。「太田さんの真意は、今回の事件と同じように、まだ社会に出てきていない問題、同じように苦しんでいる人がいる、それがこんな大きな事件に発展する可能性がある。そういったところにちゃんと目を向けてくださいってことを、あえて仰ったと思うんですよね」また、エイト氏は番組出演後にTwitterを更新。《TBSサンデージャポンで取り沙汰されている太田さんへの本日のコメントの補足です。このツイートも太田さんを擁護する意図からではないとの前提で書きます》と綴った上で、太田の発言に対する解釈を投稿した。《太田さんの発言の真意は、今回の事件が起こる前と同様に現在の時点でさほど重要視されていない社会問題にも同じような萌芽があるのではないかとメディアや社会に注意喚起を行うものだと感じました。本来であれば公衆の面前での総理大臣経験者銃撃殺人という事態に至る前に、我々社会の側、政治家、メディア含めて何らかの手を打たなければならなかったはず。それが人の命を奪うことによって顕在化してしまったことへの悔恨があるのではないか。これは太田さんの自戒を込めた言葉であり、それを多くの人に自覚してほしいと思いから敢えて問題提起をしたのでは、と思います》前々週に続いて、マスコミの統一教会批判に警鐘を鳴らした太田。しかし、共演者のデーブやエイト氏からは賛同を得られず、ネット上でも“報じる側”の太田に対して苦言を呈する声が相次いでいる。《太田光、相変わらずひどいなそんなに被害者を追い詰めたいのか?》《ここでちゃんと統一教会の問題に向き合う事が、第二第三の山上、引いては被害者を出さないために必要な事だと思う。 太田光の言いたい事だけはわかるけど、そんなタイミングはとっくに逸してる。現状に即していない》《太田光の言ってること、全然分からなかった。第二の人が出てくるかもって、それだけ被害にあってる人がいるってことでしょ?そんな時に報道規制してどうすんの?》《それじゃあサンジャポは今まで何してたんだ?こういう事が起きなければ報道しなかっただろ?》
2022年08月15日12日、統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)の関連団体が韓国でイベントを開催。その中で銃撃により亡くなった安倍晋三元首相(享年67)を追悼する時間が設けられ、日本では波紋を呼んでいる。各メディアによると、開催されたのは統一教会の友好団体であるUPF(天宙平和連合)による平和を祈念するイベント。その開会式で安倍元首相の死去に触れ、「統一と平和のための運動にご尽力された」などとし、追悼の時間を設けたという。「イベントでは安倍元首相の遺影がスクリーンに映し出され、参加者は献花したといいます。またアメリカのドナルド・トランプ前大統領(76)はこのイベントにビデオメッセージを寄せて『安倍氏の死は、世界にとって大きな損失』と語ったそうです」(全国紙記者)統一教会の関連団体が安倍元首相へ深い弔意を表すいっぽう、日本では統一教会への厳しい目が向けられている。安倍元首相を銃撃した山上容疑者の母親は教団へ多額の献金を行い、破産し、家庭が崩壊。教団の恨みを抱く山上容疑者は、安倍元首相が昨年9月にUPFのイベントにビデオメッセージを寄せたことなどから、安倍元首相と教団の繋がりを疑い犯行に至ったことが報じられている。こうした背景から、かねて信者による多額の献金などが問題視されてきた統一教会への関心が再び高まることに。数々の問題が指摘されている団体でありながら、多数の政治家の繋がりが明らかになり、批判の声は高まるばかり。そんな状況下で統一教会の関連団体が行った安倍元首相に対する追悼と献花。改めて安倍元首相と教団の繋がりの強さが示された形だ。ネット上では、困惑する声が上がっている。《冷静に考えて、信者でも無い安倍晋三氏にここまでする必要があるのでしょうか?ここまでするくらい、安倍晋三氏は統一教会に無くてはならない存在だったのであろう》《安倍と統一教会はそれほど関係ないと言われてましたがズブズブですね》《「山上容疑者が、安倍元総理が統一教会と関係あると思いこみ」と報道されてたけど、深く関係してた事を証明してるやん》
2022年08月14日岸田文雄首相(65)が8月10日に内閣改造を行った。そこで現閣僚のうち、統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)やその関連団体との関係があった7名を交代。しかし、ネットでは火に油を注ぐ事態となっている。今回の内閣改造で交代となったのは岸信夫防衛相(63)や末松信介文部科学相(66)、二之湯智国家公安委員長(77)、小林鷹之経済安全保障担当相(47)、野田聖子地方創生担当相(61)、山口壮環境相(67)、萩生田光一経済産業相(58)の7名の閣僚たち。この7名はこれまで選挙の応援を受けたり、イベントに登壇するといった統一教会および関連団体との親密な関係が明らかとなっている。閣僚も含めて、統一教会と何らかの関係があることが指摘されている自民党議員は100人規模にのぼるとみられている。しかし、自民党は、“旧統一教会と政治家の関係”の追及に対して消極的だ。岸田首相は先月31日、この問題について初めて会見で言及。しかし「政治家の立場から、それぞれ丁寧に説明していくことが大事だ」と語るにとどまっていた。さらに茂木敏充幹事長(66)も今月3日、党として旧統一教会との関係について個別に調査を行わず、それぞれの自発的な説明に委ねるとの意向を示していた。「全国霊感商法対策弁護士連絡会は、先月の会見で、統一教会やその関連団体の集まりに政治家が出席したりすることで、旧統一教会が社会的に承認されているという“お墨付き”を与えることになるという考えのもと、政治家に繰り返し配慮を求めてきたことを明かしています。しかし、連日“統一教会と政治家の癒着問題”が報じられても自民党はその場しのぎの対応を続けています。今月4日、立憲民主党の西村智奈美幹事長(55)が『旧統一教会をめぐる被害を調査する国会調査委の設置を提案したところ茂木幹事長に拒否された』ことを明かしています。内閣改造で関係のあった閣僚を7人外したことで“火消し”も狙ったのかもしれませんが、世論の納得は得られていない様子です」(全国紙記者)“統一教会外し”が見え隠れした内閣改造を行った岸田首相に対して、ネットでは根本解決を求める声が上がっている。《統一教会関係を誤魔化す火消し内閣改造、、、丁寧な説明は一切無い》《まさか統一教会と関連があった閣僚を交代させることで一件落着、ということにしないでしょうね。それでは根本的な解決には至りません。統一教会が政党と深い関わりを持ち、それを容認してきたということを一掃しない限り、国民は納得はしないと思います》《本当に党として、「統一教会問題に取り組もうとした」というよりは、「臨時国会で追求されないように、一旦閣僚から外した」という印象》《閣僚人事はリセットできても、旧統一教会の被害はリセットできない》なお、朝日新聞によると、新体制の内閣から加藤勝信厚労相(66)、山際大志郎経済再生担当相(53)、寺田稔総務相(64)の3閣僚に統一教会との接点が確認されたという。内閣改造ですべて“リセット”というわけにはいかなそうだ。
2022年08月10日安倍晋三元首相(享年67)の襲撃事件によって、旧統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)に世間の関心が集まっている。「民放各社は、旧統一教会による被害の実態や、政治家との関係を連日のように報じています。しかし、NHKは襲撃事件の捜査状況や統一教会との関わりで注目されている政治家の発言を伝えるのみで、統一教会問題を深く掘り下げた報道をしていません」(NHK現役報道記者)実際、NHKの看板ニュース番組である『ニュース7』や『ニュースウオッチ9』の事件後の放送内容の見出しには「旧統一教会」の文字は皆無だ。ツイッターで「#NHKはなぜ統一教会報道をしないのか」「#もうNHKに金払いたくない」というハッシュタグができるほど、NHKへの批判が高まっている。《NHKしか見ていない人は統一教会の問題を知らないんじゃないだろうか》《ありもしない黙秘権を行使中のNHK。国葬と、自民・統一教会の癒着に関して、平然と「浅読みニュース」を続けるNHK。プライドはないのか》《日本の公共放送が公共性を完全に捨てている》《「ニュース7」相変わらずのラインアップ。違う国のニュースを見てる気分》《「自民党と統一教会の繋がり、政権与党と外国カルト教団の繋がり」の全体像は一切取り上げず、ただ「自民党側の言い訳」だけを流し続けるNHK》《今この問題に触れないのはあり得ない。日本の公共放送名乗りながら日本にとって重大なニュースを流さないなら日本から出ていけ》《放送しない理由を説明すべきだろNHKは。国民の大半がずっと疑問に思ってるんだぞ?》前出の記者がNHK局内の実情を明かす。「現場では『やるべきだ』って声は大きいです。かなり不満が溜まっていますよ。最初に出遅れたことが尾を引いているのもあると思いますが、現場は『最初から出すべきだ』って意見だったんです。でも、いわゆる政治と宗教の問題については、公明党を気にする政治部の上の人間とかもいたり。プロデューサーとか現場のトップレベルは、もっと踏み込むべきだと思っているのですが、局長レベルから上が、政府から言われているわけじゃないんですけど、“自主規制”している状態です」本誌はNHK広報部に「なぜ旧統一教会と政治家の癒着問題を取り扱わないのか」「NHKの現場の記者が『現場は報じたいが上層部が許可しない』との趣旨の発言をしている。それは事実か、事実ならなぜか」について書面で質問をしたところ、下記のように回答があった。「『ニュース7』や『ニュースウオッチ9』では、『世界平和統一家庭連合』、旧統一教会と政治の関係などに関するニュースを報道しており、ご質問にある指摘は事実ではありません。引き続き、視聴者の皆さまの高い関心なども踏まえ、多角的に正確な情報をお伝えするよう努めてまいります」前出のNHK記者は言う。「旧統一教会問題を扱わない方が国民の信頼を損ねるのはわかっています。報じないことで逆のリスクにもなります。だから現場では徐々に準備というか、取材は進めているので、そのうち社内のモードが変わると思います。現場は憤慨していますよ」本気を出したNHKの取材力は驚異的だ。公共放送としてのプライドを見せてほしいものだが――。
2022年08月06日