読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「下総」って、なんと読むかわかりますか?「かそう」ではありませんよ。「周防」「豊後」「但馬」いくつ読めるか挑戦してみてください。下総=しもうさ「下総」は「しもうさ」と読みます。現代の都道府県制となる前の「令制国(りょうせいこく)」のひとつで、現在の千葉県北部と茨城県南部にあたる地域を指します。古くは「之毛豆不佐(しもつふさ)」と呼ばれていたのが転訛して、「しもうさ」や「しもふさ」になったと言われています。「下総」は、「しもうさ」「しもふさ」どちらの読み方も使われています。周防=すおう「周防」は「すおう」と読みます。令制国のひとつで、現在の山口県東部にあたる地域を指します。7世紀に「周芳国」ができ、7世紀末に「周防国」に改称されました。もとは「すはう」と呼ばれていたのが転訛して「すおう」になった、中盆地を形成した地形を「窄む(すぼむ)」と表現し、読み方が転訛して「すおう」になったなど、語源は諸説あります。豊後=ぶんご「豊後」は「ぶんご」と読みます。令制国のひとつで、現在の大分県にあたる地域を指します。7世紀末に「豊国(とよのくに)」を、「豊前国(ぶぜんのくに)」「豊後国(ぶんごのくに)」に分割。豊後国は、平安時代まで和名で「とよくにのみちのしり」と呼ばれていたのだそう。ちなみに「大分」は、景行(けいこう)天皇がこの地にきたとき、「広大なる哉、この郡は。よろしく碩田国(おおきた)と名づくべし」としたことに由来するといわれています。但馬=たじま「但馬」は「たじま」と読みます。令制国のひとつで、現在の兵庫県北部にあたる地域を指します。古事記には「多遅麻国」と記載され、古くは「たぢま」と表記されていました。地名の由来ははっきりわかっていませんが、「谷間」などが語源で「たじま」、九州の「田島(たしま)」からの移住者が多かったからなど、諸説あります。難読漢字いくつ読めた?4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読めましたか?「下総」は、現在の千葉県北部と茨城県南部にあたる地域で、「しもふさ」や「しもうさ」と読むことがわかりました。日常的にはあまり使わない漢字ですが、知っておくと役立つのでぜひ覚えておいてくださいね。"
2021年06月23日シェイクスピアの全作(!)を横糸に、江戸末期の人気講談『天保水滸伝』を縦糸にして織り込んだ、井上ひさし作の壮大にして遊び心あふれる戯曲『天保十二年のシェイクスピア』。1974年に初演され、2002年にはいのうえひでのり演出、2005年には蜷川幸雄演出によって再演された伝説的な音楽劇が、蜷川の演出助手を長く務めた藤田俊太郎の演出でよみがえる。舞台は江戸末期の下総国清滝村。旅籠を取り仕切る鰤の十兵衛(辻萬長)は、跡継ぎを決めるにあたり、3人の娘に父への孝養を問う。父に取り入ろうと、美辞麗句を並び立てる長女・お文(樹里咲穂)と次女・お里(土井ケイト)。一方、三女・お光(唯月ふうか)だけは父を心から愛していたためおべっかの言葉が出ず、父の不興を買って家を追い出されてしまう。月日は流れ、天保12年。跡を継いだお文とお里が支配する清滝村に、醜い容姿と歪んだ心を持つ佐渡の三世次(高橋一生)が現れる。さらにはお文の息子・きじるしの王次(浦井健治)が父の訃報を聞き、無念を晴らすため村に帰ってきて……?ほかに木場勝己や梅沢昌代ら、豪華キャストが集結。ミュージカルを中心に活動する俳優が多く揃っていること、そして宮川彬良が音楽を手がけることから、過去の上演以上に音楽劇的要素が強まりそうな気配もあるが、果たして……。注目の舞台は、2月8日(土)から29日(土)まで東京・日生劇場で、3月5日(木)から10日(火)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演される。文:町田麻子
2020年02月08日