不妊治療に通い、35歳で妊娠! 私は初産が高齢出産だったので、産前産後に不安や悩みがありました。産前は気持ちの面での不安が大きかったのですが、体調は順調。しかし産後は体力の低下を実感したり、出産にともなう体の痛みに苦しんだり、悩むことが多かったです。親友の助言もあり、不妊治療へ通うことに34歳と遅めの結婚だった私。新婚のうちは「まだまだ子どもはいいかな」と考えていましたが、同じ年の親友からの助言もあり、新婚旅行から帰ってきて妊活を意識するように。親友が不妊治療に通って2年後に妊娠した話を聞いて、私も不妊治療専門の病院へ検査に行ってみました。 検査してみると、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断されたので、早めに検査してよかったです。検査後すぐに不妊治療を開始しながら妊活をスタートしました。 高齢出産、出生前診断迷った結果…不妊治療は仕事と通院の両立が大変で、ラクではありませんでした。それでも不妊治療を開始して8カ月後に妊娠判定が! 妊娠時35歳で、高齢出産ということもあってなのか出生前診断についての説明を受けました。高齢出産になる私は受けたほうがいいか迷うように……。 夫婦で何度も話し合い、どんな結果が出ても産みたいと思ったので出生前診断は受けないと決意。また、妊娠高血圧や妊娠糖尿病について病院で気をつけるよう言われました。私はつわりで脂っぽいものは食べられず、甘いものなら食べられる状態。しかし、食べ過ぎに注意し、味付けや栄養バランスを考え過ごしていました。 私の場合、産前よりも産後がつらかった赤ちゃんが生まれてくるまで不安はあったものの妊娠期間は健康に過ごせていたので、私は産んだあとも順調に過ごせると思っていました。私の場合、帝王切開での出産にはなりましたが、無事元気な女の子を出産! しかし、産後は産前と違い、思ったように動けませんでした。 慣れない赤ちゃんのお世話に加え、脚の付け根やお尻に神経痛が襲い掛かりました。すがる思いで整骨院の産後骨盤矯正に通い、痛みは徐々に消えていくように。産後半年を過ぎると赤ちゃんのお世話のコツも少しずつつかめ、体力も戻ってきて、産後1年で産前のように動けるようになりました。 結婚が遅かったので仕方ないのですが、初産が高齢出産ということで不安が大きかったです。私の場合は、産前よりも産後の体力の低下や足腰・お尻の痛みがつらかったです。同じ年でも元気なママさんもいるので、日頃から運動して体力をつけておくのは大切だと改めて実感しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※人工妊娠中絶は、母体保護法により定められた適応条件を満たしている場合に限り、施行されます。 監修/助産師REIKO著者:桜井りこ1女の母。服飾パタンナーを経て、現在は化粧品会社時短勤務。不妊治療からの妊娠。美容・コスメ・健康系と合わせ、自身の体験をもとに、妊娠・子育てに関するライターとしても活動中。
2021年11月08日生理痛が酷く、毎月鎮痛剤に頼らないといけなかった私。しかし「もっと酷い人もいるだろうし、痛いのは当たり前」と思い、病院にも行かずそのままにしていました。ところが……。 生理痛は酷かったですが、鎮痛剤を飲めばなんとかなりましたし、病院へ行くほどでもないと勝手に思い込んでいました。しかし、いざ妊娠したいとき妊娠できず、毎月生理がくると落ち込みました。まさか自分が不妊検査をすることになるなんて思いもせず、ポリープが見つかったときは安心した半面、もっと早く病院へ行っていれば……と思った出来事でした。ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO原案/田中南さん作画/ののぱ イラスト制作者:イラストレーター ののぱ2014年8月生まれの息子は発達凸凹さん。(自閉症スペクトラム及びADHD) 大変なことも沢山あるけれど、ピースフルでとびきりキュートな息子にいつも笑顔をもらっているシングルマザーです!南九州に生息しています。
2021年10月27日待ちに待った2人目妊娠! 赤ちゃんの存在を2歳の長女にも少しずつ伝えていきました。長女はしっかりした性格で、赤ちゃんが生まれてくるのも楽しみにしていたので安心して出産へ。ところが産後、私が長女の寂しさに気付けず、長女が激変してしまった体験談をご紹介します。 待望の2人目を妊娠! 長女の反応は?長女が1歳9カ月のころ、2人目の妊娠がわかりました。「できれば2人目は2歳差がいいなぁ」と、長女が1歳3カ月を過ぎたころから不妊治療を進めていたので妊娠がわかったときはうれしかったです。 長女には少しずつ赤ちゃんの存在が理解できるよう、一緒に大きくなってきたおなかを触りながら言葉で伝えるように。すると、「ベイビーちゃん待ってるよ」とおなかに話しかけるようになり、その姿が微笑ましく親としてもうれしくなりました。 2人目出産までの長女との大切な時間里帰り出産のため、実家へ帰り長女と過ごす日々。赤ちゃんがいると理解していても長女はおなかに飛び乗ってくるので、つい怒ってしまうことが増えました。抱っこも我慢してもらい、寂しい思いをさせたかもしれません。 それでも長女と2人っきりの時間は産後しばらくは難しいと思い、できる限り楽しく過ごせるよう心がけました。2歳半を過ぎた長女はおしゃべりがどんどん上達し、トイトレなども進んでいたので「産後もきっと大丈夫」と、安心して出産へ。ところが……。 長女の赤ちゃん返り! 産後1カ月がつらいコロナ禍での出産のため入院中は長女に会えず、退院後やっと会えたときの長女は複雑な表情でした。赤ちゃんは「かわいいね」と言うものの「ベイビーちゃんは?」とおなかをさわる長女。環境が急激に変わり、赤ちゃんにママを取られたという意識が芽生えてしまったのかもしれません。 そして、赤ちゃん返りとイヤイヤ期がいきなり始まりました。着替えもごはんを食べるのも何もかもがイヤと泣き叫ぶように……。赤ちゃんを早く寝かせて長女の相手をしようとしても、寝た赤ちゃんの横でいきなり大声を出すことも。 産後1カ月は心身ともに余裕がなく、長女には寂しい思いをさせてしまいました。平日はワンオペ育児で大変でしたが、休日は長女と2人きりの時間を作り、赤ちゃんの接し方を教えていく中で赤ちゃん返りは少しずつ落ち着いていきました。半年を過ぎたころからは長女も赤ちゃんとの生活に慣れ、今では一緒にお世話してくれる頼もしいお姉ちゃんです。 監修/助産師 REIKOイラストレーター/さくら 著者:桜井りこ2児の姉妹ママ。不妊治療から流産を経験し妊娠。美容系会社勤務、現在は育児休暇中。整理収納・株、投資信託が趣味。美容・コスメ系と合わせ、自身の体験をもとに、妊娠・子育てに関するライターとしても活動中。
2021年10月27日上のお子さんが1歳になり、2人目妊娠のタイミングを考えるようになったママさん。夫婦で今後の家事・育児の役割分担ついて話し合い、2人目妊娠に至るまでの体験談を紹介しています。 上の子が1歳になり、2人目を考えるように結婚して夫婦で子どもについて話し合ったときに「できれば子どもは2人欲しいね」とお互い話していました。そんなことから、上の子が1歳になったころには2人目を意識するようになりました。 しかし正直なところ、ちょうど上の子が1歳になったと同時に保育園へ預け始め、仕事復帰も果たしたばかり……。家事・育児と仕事の両立がとても大変ななか、今2人目を妊娠して私はやっていけるのだろうかと、不安がよぎることが多々ありました。 2人目のタイミングは2歳差を計画!2人目のタイミングは少し迷いましたが、1人目の出産がすでに高齢出産だった私。自分の年齢を考えても、2人目妊娠のタイミングを先にするほど余裕はないと思っていました。私自身、4人きょうだいで育ち、大人になってきょうだいの心強さを感じています。だから自分の子どもには将来、親がいなくなっても支え合えるきょうだいを作ってあげたい。 そこで、2歳差を意識して計画を立てました。そのためには夫の協力は必須。家事・育児の分担について、洗濯・お風呂掃除は夫、料理・部屋掃除は私、と話し合いました。 2人目妊娠は計画通りにはいかないものちょうど2歳差になるように計画したものの、理想通りにはいかず……。私は1人目も不妊治療をおこなって妊娠しているので、不妊治療を再開することに。1人目はなんとかタイミング法で妊娠できましたが、私の年齢も上がっているせいか半年経っても妊娠せず……。 先生からステップアップを提案され、体外受精へ踏み切りました。家事・育児、仕事を両立しながらの不妊治療はかなりつらかったですが、最近やっと妊娠を確認することができました! 無事生まれるまで安心はできませんが、ギリギリ計画していた2歳差で生まれてくる予定です。私は子育ても仕事も頑張りたいと思っているタイプなので、夫が家事や育児に協力的でないと2人目は考えられませんでした。夫婦で納得いくまで話し合い、夫が家事育児の分担をすすんでしてくれたからこそ2人目を生み育てようと決心できたと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO作画/はたこ著者:桜井りこ1女の母。服飾パタンナーを経て、現在は化粧品会社時短勤務。不妊治療からの妊娠。美容・コスメ・健康系と合わせ、自身の体験をもとに、妊娠・子育てに関するライターとしても活動中。
2021年10月17日妊活専門フリーマガジン「Jineko.net」を発行する株式会社ジネコ(本社:東京都港区)は、2021年10月10日(日)にジネコスペシャル妊活オンラインセミナー「わたしたちの選択」をネット配信いたしました。本プレスリリースではセミナー当日の開催レポートをお送りいたします。今や5組に1組が経験しているといわれている不妊治療。しかし残念ながら、誰もが授かるわけではありません。ジネコはこれまでに多くの不妊治療経験者を取材し、いろいろな幸せのカタチがあることを知りました。そこで、今回のセミナーでは不妊治療を辞めた3組の治療経験者を招き、それぞれが歩んだ家族の道についてお話を伺いました。また、卵子提供の流れは台湾の愛群中西クリニックの中島さんに解説していただき、里親養子縁組の制度については里親支援機関事業より一般社団法人東京公認心理師協会里親リクルーター末武さんにわかりやすく説明していただきました。申込者数:166名共催:東京都里親支援機関事業協力:愛群中西クリニック(IH MEDICAL GROUP)事後アンケート(一部抜粋/回答者73名)1)本日のセミナーに参加してよかったですか?・とてもよかった54%・よかった40%・ふつう6%・あまりよくなかった0%・まったくよくなかった0%2)どなたと参加・視聴されましたか?・ひとりで視聴76%・パートナーや家族と視聴24%・友人と視聴0%・その他0%3)本日のセミナーの感想を聞かせてください・いろいろな選択肢があるんだなと改めて知ることができました。周りには相談しにくいことですし、実際にそういった選択をしている方も少なかったので参考になりました。・里親制度について詳しく聞けてよかったです。・特別養子縁組、卵子提供、子供なしと三者三様の人生観を伺うことができ、とても興味深かったです。・卵子提供というものがあることも知らなかったし、里親制度の説明を聞きに行くのも最初は気軽な気持ちで行ってようということを知ることができました。・講演者のなかさんの最後のコメント(どんな選択でも正解で、応援しています)と涙をこらえてらっしゃったのが印象的で、涙が出るとともに嬉しく思った。・次の治療で最後になるため、今日のセミナーを参考に夫婦で話し合いたいと思います。・43歳独身でパートナーがいないのですが、卵子凍結を考えていました。いろいろと情報を集め始めたばかりで、不妊治療経験者ではないのですが、この段階でも今回のようなお話を聞けたことは非常に貴重でした。・不妊治療を続けてきて、いつやめようかの潮時を悩んでいる方は多いと思うので、このようなテーマの会を設けてくださって、ありがたいと思いました。・台湾の卵子提供のお話がありましたが、コロナ禍の今、実際にできているのかを知りたかったです。・不妊治療で仕事を辞めて、40歳を過ぎてからまた仕事を始めたというお話も、まるで自分のことのように伺うことができ、本当に貴重な機会だったと思います。ゲスト:なかさとみさん43歳から不妊治療をスタートして体外受精4回行うも全て陰性。45歳で第一子、48歳で第二子を卵子提供により授かる。2019年1月より日本では初となる当事者による卵子提供の自助グループを立ち上げボランティアとして活動を開始。2020年より歌手、芸人、文化人、当事者活動家として4足の草鞋を履いて日々、活動している。なかさとみさんゲスト:堀田敬子さん30歳から不妊治療を開始。35歳で流産をきっかけに退職し、高度生殖医療にステップアップ。治療歴は全部で10年。子どもを授からないまま、夫婦二人の人生を歩む。2011年より不妊体験を活かし、子どもが欲しいと望むカップルをサポートするカウンセリングルーム「with」を立ち上げ、カウンセラーとして活動している。堀田敬子さんゲスト:C.H さん不妊治療歴は約5年。顕微授精による移植を6回、体外受精による移植を3回経験するも子どもを授かることができず、39歳の時、治療の終結を決意するとともに、東京都の養育里親に登録する。今年1月より10カ月の乳幼児を迎え、現在養育中。C.H さん(画像はイメージです)『わたしたちの選択』ジネコ妊活スペシャルオンラインセミナー : セミナーの動画は近日公開予定です。少しお待ちください。ジネコTV 正しい医療情報をあなたに | jineko TV : ジネコのサービス▶Q&Aサービス婦人科、生殖医療、産科それぞれの専門医に個別で無料相談できます。生理の悩み、妊活、不妊治療、妊娠・出産、子育て、更年期障害、女性の健康の悩みを解決します。▶無料オンライン質問会皆さんの妊活・不妊治療におけるお悩みや疑問などを専門医がオンラインでお応えします。▶お願い!ジネコ毎月15日に皆さんの願いが叶うように、ジネコスタッフが全国の神社仏閣にお参りに行っています。皆さんの願い事をお寄せください。▶ドクター厳選健康商品販売300人以上の婦人科専門ドクターと考え、開発した健康で楽しい生活を送るための商品販売。不妊治療サプリを始めとして、ドクターと共同開発や企画したサプリ、製品を販売しています。公式サイト情報Corporate : Web :無料ではじめる妊活生活 あなたに、正しい不妊治療情報を 動画で学ぶ不妊治療 Instagram : Twitter : Facebook : 【会社概要】会社名 :株式会社ジネコ代表 :代表取締役 杉山隆太本社 :107-0052 東京都港区赤坂6-6-17 PARK HABIO赤坂氷川町702資本金:10,000,000円事業内容:ポータルサイト企画・運営、関連広告サービス、マーケティング・リサーチ、セミナー企画・運営■プレスリリースに関するお問合せ:長友/芦田 happyjineko@jineko.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月14日■前回のあらすじ産後のひどい写真を無断で親戚中にバラまかれ、すっかり落ち込んでいた菜摘。そんな菜摘を思いやって謝罪に来てくれた義母から、実は義姉が不妊に悩んでいたことを聞き…。 >>1話目を見る 義姉は不妊に悩むうちに、義兄との家族のなかでの居場所を失ったように思ってしまい、「せめて実家では自分を一番に構ってほしい!」という欲求が抑えきれなくなったのではないか…。それが義母の考えでした。義兄が教えてくれたのは、不妊問題とはまったく別のトラブルだったのです。なんと原因は、義姉のあのSNS…!義姉は、このところ義姉の義家族が自分に対して冷たく突き放してくるような態度をとることに悩んでいたそうです。でもそれは「子どもができないせい」ではなく、義姉の不注意なSNS投稿が招いたことだったのです…!そんな真相すら聞かされぬまま、義姉はいろいろな思いに突き動かされ、つい私にまで行き過ぎた態度をとってしまったのかも…。私と義姉の間に起こった出来事を聞いた義兄は「僕がゆりかと、ちゃんと話し合わなかったせいだ…」と恐縮し、少し時間をくださいと言って帰っていったそうです。そして、それから約半月後…。次回に続く!(全13話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ のばら
2021年10月08日株式会社幻冬舎ウェブマ(本社:東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目9番7号、代表取締役:立本正樹)は、同社が運営する「話題の本.com」( にて2021年9月30日(木)、著書『産婦人科医が教える!妊娠・出産と女性特有の不調・病気がわかる本』を刊行した医療法人ALCY あきたレディースクリニック安田院長・安田師仁氏のインタビュー記事を公開しました。▼【著者インタビュー】一生通い続けられる産婦人科「かかりつけ医」を。より多くの女性が生涯を通して、健康的な生活を送れる医療を目指して【著者インタビュー】一生通い続けられる産婦人科「かかりつけ医」を。より多くの女性が生涯を通して、健康的な生活を送れる医療を目指して | 話題の本ドットコム : 秋田県秋田市に構える「あきたレディースクリニック安田」。月経開始前の小児期から思春期、成人期、妊娠・出産、子育て、閉経後まで女性のライフステージに合わせて、県内で唯一産科・婦人科・生殖医療・不妊治療を柱に産婦人科全般にわたる診察を1人の医師が行っています。その医師こそ、著書『産婦人科医が教える!妊娠・出産と女性特有の不調・病気がわかる本』を刊行した、あきたレディースクリニック安田院長である安田師仁氏。本インタビューでは、著書に込めた思いや産婦人科とのかかわり方からクリニック展望について伺いました。インタビュー記事一部をご紹介――今回、著書『産婦人科医が教える!妊娠・出産と女性特有の不調・病気がわかる本』刊行されたきっかけをお聞かせください。「婦人科を身近に感じてもらいたい」というのが刊行のきっかけです。ほとんどの女性が、婦人科に対して、「怖い、痛い、恥ずかしい」とネガティブな印象をお持ちだと思います。「気になることがあるけれど、恥ずかしい」「もう少し先でもいいかな…」そんな気持ちで、定期的な検診を避けたり、小さな症状を放っておいてしまう人も多いのではないでしょうか。しかし、そのためらいが、大きな病気を患うリスクを増大させてしまうことになります。たとえば、子宮頸がんは、がんができ始めてから、実際に見つかるまでに約5~10年かかります。この間に検診を定期的に受けていれば、がんの前段症状を発見し、簡単な処置で完治できる場合がほとんどです。初期であれば、妊娠に必要な子宮を温存することも可能です。しかし明確にがんと診断できる状態になってしまっていると、治療が大変になるばかりでなく、妊娠出産が難しくなり、場合によっては命にも危険が及ぶことになるのです。――早期の発見が大切ですね。また、自身の体調の変化に悩んでいる女性も多くいらっしゃると思います。そうですね。自身の体調の変化を「大きな病気」と決めつけて、一人悩んでいる人にも、本書を読んでいただきたいと願っています。昨今は、インターネットで専門的な病気や治療についても検索が可能になりました。例えば不正出血があると、受診する前に自身で「何の病気だろう」と検索をするのではないでしょうか。実際には、不正出血にはさまざまな原因があり、病気として扱わなくても良いケースも多分にあります。しかし、不安を抱えて調べていると、ついつい重い病気のほうへと検索を続けてしまい「がんの疑い」という結論にたどり着いてしまうのです。当然、不安で仕方がなくなりますよね。でも、受診するのも怖い。そうして日々を悶々と過ごしていらっしゃる人が少なからずおられます。そんなときには時間をあけず、すぐに受診して欲しいのです。病気であれば、もちろん適切な治療へと誘導できますし、治療の必要のない症状であれば、今後の過ごし方をアドバイスしてもらえますから、安心して日々の生活が送れるようになります。婦人科系の悩みは親しい人にも相談がしづらく、心の中に不安を抱えている人は多いと思いますが、ためらわずに受診する大切さを、本書の中でも詳細に書かせていただきました。ーーーーーー以上記事一部抜粋ーーーーーー全記事はこちらから【著者インタビュー】一生通い続けられる産婦人科「かかりつけ医」を。より多くの女性が生涯を通して、健康的な生活を送れる医療を目指して【著者インタビュー】一生通い続けられる産婦人科「かかりつけ医」を。より多くの女性が生涯を通して、健康的な生活を送れる医療を目指して | 話題の本ドットコム : 書籍情報生理痛、妊娠・出産、更年期……女性のライフステージごとのカラダの悩みをこの1冊で解決!女性には、年代によってさまざまなカラダの悩みが出現します。その理由の一つが「生涯月経回数の増加」です。月経は子宮に負担をかけるため、子宮内膜症や子宮筋腫や卵巣がんなどの婦人科疾患の患者が増えているのです。また、女性の生き方が多様になり、結婚年齢や出産年齢が上がったことで、希望してもなかなか妊娠できず、不妊治療に取り組むケースもどんどん増えています。そして、更年期には、女性ホルモンの激しい乱高下から、日常生活に支障が出るほどの不調を訴える人もいるのです。女性の社会進出が進み、現代女性の心身にかかるストレスはかなり増大しています。女性特有のカラダの悩みを抱えている人が増えているにもかかわらず、産婦人科の受診率はそれほど増えていません。仕事や家事、育児で忙しいことを理由に、不調があっても我慢したり、痛み止めを飲んでやり過ごしている女性が多いのです。産婦人科というと、妊娠・出産に関わる人が行くところというイメージが強いと思いますが、それだけではなく、思春期から老年期まですべての女性の悩みに応えるカラダの専門家です。産婦人科は、子どもをもつか否かという人生設計に寄り添ってくれるのはもちろん、日頃の不調や悩みを解消し、思いがけない病気やトラブルを防ぐことができます。女性のカラダは危うさをはらんだ繊細なものであることを女性自身がきちんと自覚し、正しい知識をもち、気になる症状や異常に早く気づいて、発症や進行を予防していくことが大切です。本書では、女性特有のカラダの悩みをライフステージごとに整理し、詳細な解説と解決策を提示します。産婦人科医が教える!妊娠・出産と女性特有の不調・病気がわかる本 | 話題の本ドットコム : 著者■ 安田 師仁/ヤスダ カズヒト1996年、秋田大学医学部卒業、秋田大学医学部産科婦人科学講座入局。秋田大学医学部附属病院、秋田社会保険病院、中通総合病院、市立秋田総合病院で産婦人科全般の経験を積み、2001年には秋田大学医学部大学院を修了している。医学博士。2006年、秋田赤十字病院産科婦人科(産科)副部長。2007年には京野アートクリニックで高度生殖医療(体外受精、顕微授精等)に携わり、2009年、NTT東日本東北病院産婦人科主任医長。秋田県南秋田郡八郎潟町出身で、故郷秋田の少子化対策の力になりたい、秋田の女性が生涯を通じて心身ともに健康な生活を送るお手伝いをしたいという想いから、自身が生まれた秋田市土崎に2010年12月、あきたレディースクリニック安田を開院(2015年11月に医療法人化し、医療法人ALCY理事長に就任)。患者様ファーストの環境づくりに注力しており、妊娠出産と不妊治療等、目的別に患者様を案内するなど、安心して通院していただけるように配慮している。お問い合わせ本記事に関する問い合わせはこちら株式会社幻冬舎ウェブマ東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目9番7号TEL:03-5413-0701E-Mail: info@gentosha-webma.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月04日株式会社ジネコ(所在地:東京都港区)は、2021年9月27日(月)に『プレJineko』と題し、フリーマガジン創刊号を発刊いたしました。本誌は妊活初心者のカップルのための健康生活マガジンです。プレJineko創刊号!「いつか、子どもが欲しいね」「そろそろ赤ちゃんのこと考えようか」でも、そもそも何をすればいいのかな・・・そんな妊活初心者のカップルに向けて、「プレJineko」を創刊しました。妊活というお互いの心と体を知る絶好の機会を、もっともっと楽しんでもらえるように、正しい知識と情報を誰にでも分かりやすく、そして興味をもってもらえる記事を一冊にまとめました。自分たちらしい妊活のために、「プレJineko」をぜひ読んで活用してくださいね!ジネコ編集部一同創刊号のみどころテーマ1「はじめての妊活」精子や卵子、妊娠などなど、基本知識を正しく学びましょう!テーマ2「妊娠に向けて」赤ちゃんが授かりやすくなる体づくりや妊活を楽しく過ごすためのアドバイスが満載!テーマ3「不妊治療の流れを知る」正しい情報を知っていれば怖くない!不妊治療をわかりやすく解説します。特集1結婚してない、別居、年の差・・・「いろいろなカップルのカタチ」特集2妊活の先輩3人にインタビュー!「わたしたちの妊活スタイル」特集3未来の私のための新しい選択肢「卵子凍結って知ってますか?」ぜひ2人で仲良く読んでくださいね!全国の産婦人科クリニックで無料配布しています。ジネコショップから申し込まれた方には送料無料でお送りします。電子書籍も同日発行!(申し込み・電子書籍ダウンロードはこちらから → )■プレスリリースに関するお問合せ:長友 nagatomo@jineko.co.jp 【会社概要】会社名:株式会社ジネコ代表:代表取締役 杉山隆太本社:107-0052 東京都港区赤坂6-6-17 PARK HABIO赤坂氷川町702資本金:10,000,000円事業内容:ポータルサイト企画・運営、関連広告サービス、マーケティング・リサーチ、セミナー企画・運営Corporate: Web:無料ではじめる妊活生活 医師監修不妊治療情報 Facebook: Twitter: Instagram: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年09月27日私の生理周期は3カ月に一度。でも、これが私には当たり前でした。大量の経血量も「いつものことだから」と、そのまま放置。しかし、社会人になり、自分の生理に疑問を持って婦人科を受診すると、病気が判明! 将来、不妊の恐れもあると言われて……。 自分の生理は「普通」だと思っていた初潮を迎えたのは小学生のとき。高校生になると、友だちとの会話にも「女の子の日が始まった」という話題もするようになりました。しかし、友だちの話を聞くうちに「あれ、私の生理ってちょっとおかしいのかな……」と思い始めたのです。 というのも、私の生理周期は3カ月に一度。生理がくるたびに、まるで溜め込んだ3カ月分の経血を一気に排出するかのように大量に出血し、それが10日も続くのです。量も1日目から常に夜用ナプキンを2枚重ねていないと2時間ももたないレベル。倒れ込むほどの腹痛も襲ってきます。それでも、これが私にとって「いつもの」生理。異常とは思っていませんでした。 生理用ポーチを見て感じた疑問疑問を感じたのは社会人になってから。トイレに持って行くポーチがきっかけでした。私の生理用ポーチは、経血がついたとき用の替えの下着とナプキンでパンパンに膨らんでいました。しかし、ほかの女性はもっと小さなポーチを持っているのです。また、私は接客業に携わっているため、頻繁にトイレに行けません。また、あまりの大量出血で貧血になり職場で倒れたことも……。そしてようやく、ついに婦人科の受診を決心しました。病院へ行くと、何と「視床下部性排卵障害である」と告げられたのです!これは、極度のダイエットで起こりやすいとされる生理不順だそうで、確かに当時の私はやせ型で、ストレスも多く感じていました。しかも、私の場合、無排卵の時期が長く、今後、排卵誘発剤などが効かなくなる恐れが高くなるとのこと……。ただ、当時は20代前半、独身で結婚の予定もなく、妊娠はまだ先と思っていたので、本格的な治療ではなく、まずは生理周期を正常にしましょうということになり、低用量ピルを処方してもらいました。 生理周期を正して不妊を回避!低用量ピルを服用してから4年が経過したころ、結婚が決まりました。パートナーには、不妊である恐れがあることや、低用量ピルを服用中であることを正直に告白。彼は、「それでも結婚の意思は変わらない」と言ってくれて、両家顔合わせをしたのち、妊娠に向けて低用量ピルの内服を中断しました。すると、奇跡的に妊娠!入籍前というタイミングでしたが、自分が子どもを授かることができるなんて思いもしなかったので、泣くほどうれしく、幸せな気持ちになりました。そのときの妊娠で生まれた息子は今、1歳8カ月。元気に走り回り、現在妊娠5カ月である私のおなかをなでながら、これから誕生する弟か妹を心待ちにしています。 10年以上苦しめられた私の生理。今思えば、当時は経血を気にして外出はおろかベッドで寝込む日々でした。高校生のときに感じた異変をそのままにせず、何らかの対処をしておけばここまで長引かなかったかもしれません。「これが私の生理だから仕方ない」と思い込んでいたのも反省すべき点です。仕事にも影響を及ぼしてしまい、たくさんの人に迷惑をかけてしまいました。生理時の苦しみは人それぞれで仕方ないこともあるかもしれません。でも、まずは自分で対処するという勇気をもって行動をしなければいけないと、心から思いました。もし、まわりに生理不順で悩んでいる人がいたら、「行けば安心するから、小さな悩みでも婦人科を受診してみたら」と、声をかけてあげたいです。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO文/谷山ひなこさん
2021年09月22日株式会社幻冬舎メディアコンサルティング(本社:東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目9番7号、代表取締役:久保田貴幸)は、新刊「産婦人科医が教える! 妊娠・出産と女性特有の不調・病気がわかる本」(著者:安田 師仁 )を9月22日に発売いたしました。『産婦人科医が教える! 妊娠・出産と女性特有の不調・病気がわかる本 』詳細産婦人科医が教える!妊娠・出産と女性特有の不調・病気がわかる本 | 話題の本ドットコム : 書籍内容女性には、年代によってさまざまなカラダの悩みが出現します。その理由の一つが「生涯月経回数の増加」です。月経は子宮に負担をかけるため、子宮内膜症や子宮筋腫や卵巣がんなどの婦人科疾患の患者が増えているのです。また、女性の生き方が多様になり、結婚年齢や出産年齢が上がったことで、希望してもなかなか妊娠できず、不妊治療に取り組むケースもどんどん増えています。そして、更年期には、女性ホルモンの激しい乱高下から、日常生活に支障が出るほどの不調を訴える人もいるのです。女性の社会進出が進み、現代女性の心身にかかるストレスはかなり増大しています。女性特有のカラダの悩みを抱えている人が増えているにもかかわらず、産婦人科の受診率はそれほど増えていません。仕事や家事、育児で忙しいことを理由に、不調があっても我慢したり、痛み止めを飲んでやり過ごしている女性が多いのです。産婦人科というと、妊娠・出産に関わる人が行くところというイメージが強いと思いますが、それだけではなく、思春期から老年期まですべての女性の悩みに応えるカラダの専門家です。産婦人科は、子どもをもつか否かという人生設計に寄り添ってくれるのはもちろん、日頃の不調や悩みを解消し、思いがけない病気やトラブルを防ぐことができます。女性のカラダは危うさをはらんだ繊細なものであることを女性自身がきちんと自覚し、正しい知識をもち、気になる症状や異常に早く気づいて、発症や進行を予防していくことが大切です。本書では、女性特有のカラダの悩みをライフステージごとに整理し、詳細な解説と解決策を提示します。目次はじめにPart1 女性のカラダと心は年代によって大きく変化する自分のカラダのことを「知らなかった」で後悔しないために現代の女性は、さまざまなカラダの問題を抱えている女性の生涯に深く関わる女性ホルモンの働き女性の一生とホルモン変化進化する現代の女性医療――産婦人科を普段から上手に利用しよう「恥ずかしい」「怖い」「痛い」は心配なし一生通い続けられる「産婦人科かかりつけ医」の選び方年代別・症状別 女性の不調 チェックリスト【COLUMN】「恥ずかしくない」「怖くない」「痛くない」診療Part2 月経は個人差が大きい 「多い」「痛い」は我慢しない月経痛は人それぞれ異なる過度のダイエット、性感染症などに注意を周期的に妊娠の準備を繰り返すのが「月経」月経の「正常な範囲」とは性成熟期に気をつけたい病気と対処法「痛い」「つらい」が続くときは、低用量ピルの活用をやせ過ぎは健康リスク大、「健やかな美しさ」を大切に月経や性についての悩み チェックリスト【COLUMN】低用量ピルの服用を助けるスマートフォンアプリPart3 パートナーと一緒に取り組む生殖医療(不妊治療)多くのカップルが“妊活"に取り組む時代ステップを踏んだ治療が大切さまざまな条件が重なって、成立するのが妊娠避妊をせずに、1年以上妊娠しないものが「不妊」不妊の原因は、男女ともにさまざま年齢と妊娠との関係、「卵子の老化」とは不妊治療を考えるときの受診先・相談先不妊治療の流れ不妊治療の基本検査一般不妊治療1 タイミング療法一般不妊療法2 卵巣刺激(排卵誘発)法生殖補助医療1 人工授精(AIH)生殖補助医療2 体外受精・顕微授精女性不妊・男性不妊の治療妊活を考えるときには「ブライダルチェック」をリラックスして、夫婦のコミュニケーションを大切に妊娠・不妊についての悩み チェックリスト【COLUNM】安心して子どもを産み育てられる環境をPart4 健やかな「妊娠・出産」の準備楽しみな反面、不安も大きい妊娠・出産期お産の痛みを和らげる「無痛分娩法」が増加妊娠かな?と思ったら、産婦人科の受診を妊婦健診と、妊娠中の検査妊娠中から、二人で今後の生活設計を出産施設の選び方希望の分娩方法(バースプラン)を医師に伝える分娩入院から、産後ケアまで妊娠・出産にかかる費用の目安妊娠中のマイナートラブル特に注意すべき妊娠から産後までのリスク妊娠中は、体重管理をしっかりと妊娠中は、たばことお酒は禁物。適度な運動はOK「自分のことは後回し」でなく、忙しい人ほど自分ファーストで早めの体調管理を妊娠・出産についての疑問や気掛かり チェックリスト【COLUMN】妊婦さんでも受けられる「乳がん検診」Part5 「更年期」を乗り切り、老年期もいきいきと過ごす!女性ホルモンの急減で、心身にさまざまな症状が出る更年期閉経後こそ、自分を大切にして健康維持を閉経をはさんで前後5年ほどが、「更年期」更年期には、身体的・精神的にさまざまな不調が出現更年期に気をつけたい病気と対処法やっぱり大切な食事と運動習慣。病気を遠ざける生活を送ろうがん検診(乳がん、子宮がん、卵巣がん)を恒例に骨密度検査で、自分の骨の状態を知る人生後半こそ、生活の楽しみや自分の居場所をもつ更年期からの気掛かり チェックリスト【COLUMN】教育講演や“レディース寺子屋"で情報発信おわりに書籍概要書籍名 :産婦人科医が教える! 妊娠・出産と女性特有の不調・病気がわかる本著者:安田 師仁価格:1650円(税込)体裁 :196ページISBN-10:4344932382出版社 :幻冬舎メディアコンサルティングURL: 産婦人科医が教える!妊娠・出産と女性特有の不調・病気がわかる本 | 話題の本ドットコム : 著者プロフィール■ 安田 師仁/ヤスダ カズヒト1996年、秋田大学医学部卒業、秋田大学医学部産科婦人科学講座入局。秋田大学医学部附属病院、秋田社会保険病院、中通総合病院、市立秋田総合病院で産婦人科全般の経験を積み、2001年には秋田大学医学部大学院を修了している。医学博士。2006年、秋田赤十字病院産科婦人科(産科)副部長。2007年には京野アートクリニックで高度生殖医療(体外受精、顕微授精等)に携わり、2009年、NTT東日本東北病院産婦人科主任医長。秋田県南秋田郡八郎潟町出身で、故郷秋田の少子化対策の力になりたい、秋田の女性が生涯を通じて心身ともに健康な生活を送るお手伝いをしたいという想いから、自身が生まれた秋田市土崎に2010年12月、あきたレディースクリニック安田を開院(2015年11月に医療法人化し、医療法人ALCY理事長に就任)。患者様ファーストの環境づくりに注力しており、妊娠出産と不妊治療等、目的別に患者様を案内するなど、安心して通院していただけるように配慮している。会社概要商号 : 株式会社 幻冬舎メディアコンサルティング代表者 : 代表取締役久保田貴幸所在地 : 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-9-7設立 : 2005年6月27日資本金:42,250千円事業内容 : 出版を通じた企業のブランディング支援・コンサルティング業務URL : 本記事に関する問い合わせはこちら株式会社幻冬舎ウェブマ〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目9番7号TEL:03-5413-0701URL : E-Mail: info@gentosha-webma.com ▼学びは本からというあなたへ「話題の本.com」話題の本.com(ドットコム) | 学びは本から!というあなたへ。 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年09月22日私は33歳で長男を出産し、働いていた会社で産休と育休を取得しました。私も夫も「子どもは2人欲しい」という希望がありましたが、長男は約1年半の不妊治療で授かっていたため、2人目も同じく治療をしようと決めていました。そして夫婦で話し合い、長男の育休中に2人目の不妊治療を始めた私の体験談を紹介します。 長男は約1年半の不妊治療で授かった夫とは30歳で結婚し、32歳のときに不妊治療のため病院に通い始めました。夫婦ともに検査結果に問題はありませんでしたが、約1年間おこなったタイミング法では妊娠せず。2回目の人工授精で妊娠し、そのとき私は33歳になっていました。 妊娠したことがうれしい半面、もう少し早く人工授精にステップアップしておけばよかった、という気持ちもありました。夫婦ともに子どもは2人欲しいという希望があったため、可能な限り1人目は早く授かりたいと思っていたためです。 職場復帰か、2人目の不妊治療をするか無事に2020年1月に長男を出産し、育休を取得しました。出産前は2021年4月に職場復帰しようと考えていましたが、実際に育児と家事に追われる毎日を過ごしていると、「仕事復帰して毎日仕事も家事もして、さらに育児が加わったら、不妊治療を再開することはできるんだろうか?」という不安な気持ちになりました。さらに一度職場復帰してすぐに妊娠した場合、復帰して間もないタイミングで産休・育休を取るのは申し訳ないという気持ちも。それならいっそのこと、今の育休中に妊娠し職場復帰をせず、そのまま2人目の産休に入れたほうが会社としても中途半端に戻ってこられるより迷惑をかけないのではないかとも考えました。 育休を延長し、2人目妊娠を目指すと決断夫婦で話し合った結果、「2022年4月に私が職場復帰できるタイミングまでは不妊治療をする」という結論に達しました。「職場復帰=子どもを保育園に預けるということ」になります。私たち夫婦は子どもの負担を考慮し、保育園に預けるころには少なくとも生後7、8カ月になっていてほしいと考えました。 そのため2021年の9月までには出産がしたい、そうなると不妊治療は2020年いっぱいまでとし、もし授からなければ私は当初の予定通り2021年4月に仕事復帰すると決心したのです。 無事に2人目を妊娠、そして出産長男が生後6カ月の2020年7月に2人目の不妊治療を開始し、今回ははじめから人工授精を選択しました。そして3回目の人工授精で妊娠が判明! 出産予定日は2021年6月で、保育園に預けるときも生後10カ月近くなっていることになるので、とても良いタイミングでの妊娠でうれしかったです。ただ妊娠中に切迫早産となってしまい、第2子は予定日より早い2021年4月生まれとなりました。それでも元気に成長してくれていて、現在生後3カ月になった長女は修正月齢で見なくてもしっかり成長曲線に入っているほどです。 育休中に妊娠し、そのまま次の子の産休に入るのはさまざまな意見があると思います。しかし私は自分の歳やキャリアを考え、授かれるのであれば育休を延長し第2子の産休・育休を取得すると決めました。ただ、自分の気持ちを優先し、会社に迷惑をかけたのも事実だと思います。来春に職場に復帰したら仕事で恩返しができるよう、しっかり働きます! 監修/助産師REIKO著者:森まり子1歳3カ月差の兄妹ママで、長女は妊娠32週で生まれた低出生体重児。本業は育休中で、現在は子育てをしながらライターとして子育て・共働きに関する体験談や、ママ向けの記事を中心に執筆している。
2021年09月21日ファイナンシャルプランナーの大野先生が、2022年4月から始まる不妊治療の保険適用について教えてくれました。特定不妊治療に対しても保険適用となり、不妊治療の自己負担額が軽減されることになりました。 2022年4月から何が変わる?2021年9月時点では、不妊治療の保険適用(健康保険の対象)は一般不妊治療(タイミング指導、卵巣刺激法、人工授精等)に限定され、特定不妊治療(体外受精、顕微授精)は助成制度があるのもの、保険適用ではありません。しかし、2022年4月から特定不妊治療も保険適用となる予定です。今回は、2021年9月時点で決まっている2022年4月からはじまる特定不妊治療の保険適用の概要と民間の医療保険についてお伝えします。 2022年4月から保険適用される内容は?2021年9月時点では、特定不妊治療(体外受精・顕微授精)は健康保険の適用とはならず、原則全額が自己負担となります。厚生労働省の調査(日本産科婦人科学会に不妊治療実施機関として登録されている医療機関622施設・2021年10月~11月)によると、体外受精の1回あたりの費用の中央値は37万円~58万円でした。 2021年1月からの支援制度では、妻の年齢が43歳未満で6回までの特定不妊治療では、1回あたり30万円の助成が出ますが、費用が高額になった場合にはこの助成があったとしても、自己負担額は決して少ない額ではありません。そのため、2020年9月の閣議決定により、2022年4月から特定不妊治療に対しても、保険適用となり3割負担または高額療養費の範囲内の負担とされ、不妊治療の自己負担額が軽減されることになりました。詳細は、今後発表される予定ですが、衆議院選挙の結果等によっては内容が変わる可能性もありますので、特定不妊治療を保険適用後に受けたい場合には、厚生労働省や健康保険組合等のサイトを確認するといいでしょう。 なお、独自の不妊治療の助成制度を設けている自治体もあり、金額の増額や対象年齢の拡大、諸費用の負担など全国一律の助成にプラスして助成金を受け取れることもありますので、お住まいの自治体に独自の不妊治療の助成制度がないかも確認するといいでしょう。 保険会社の医療保険で不妊治療の費用が出るものも上記では、2021年9月時点では自己負担である特定不妊治療が、2022年4月からは保険適用になり自己負担額が減る可能性がある内容についてお伝えしましたが、ご自身で備える場合については、保険会社の医療保険等で対応できるものもあります。不妊治療を始める前に加入して、保険会社指定の期間を経過する必要がありますが、不妊治療に対応している医療保険について、主なものを簡単にご紹介します。 なお、保険商品については、筆者やベビーカレンダーが推奨するものではありませんので、詳細は各保険会社・保険代理店等にお問い合わせください。 日本生命(ニッセイ 出産サポート給付金付3大疾病保障保険 ChouChou!)三大疾病・死亡・出産・特定不妊治療の際に保険金が支給される保険です。特定不妊治療は加入後2年を過ぎると支給対象となり、採卵または胚移植1回につき1回目~6回目は1回あたり5万円、7回目~12回目は1回あたり10万円支給されます。また、満期を迎えると満期一時金が受け取れます。 三井住友海上あいおい生命(女性サポート給付金付ガン診断給付特約)医療保険の特約(オプション)です。ガン・出産・特定不妊治療の際に保険金が支給される保険です。特定不妊治療は加入後2年を過ぎると対象となり、採卵または胚移植1回につき1回目~6回目は1回あたり2.5万円、7回目~12回目は1回あたり5万円支給されます。また、満期を迎えると満期一時金が受け取れます。 その他、アクサ生命の医療保険(スマート・ケア)やはなさく生命の医療保険(はなさく医療・女性医療特約)では、1回限りですが、採卵・胚移植等を対象に保険金が支給されます。いずれも現在不妊治療している人ではなく、今後の不妊治療に備えて加入・活用するものとお考え下さい。これらの保険が気になる方は情報収集をしたうえで、保険会社や保険代理店に確認しましょう。 少子化を踏まえ、保育料の無償化や子ども医療費の負担軽減など、十分ではないかもしれませんが、様々な子育ての政策・助成制度があり、今回の不妊治療の保険適用もその一環です。不妊治療を希望する人は、全国一律の制度と都道府県・市区町村独自の制度を確認しながら、最大限助成が受けられるように情報収集をすることをおすすめします。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2021年09月19日妊活専門フリーマガジン「Jineko.net」を発行する株式会社ジネコ(本社:東京都港区)では、妊活中の方、不妊治療に悩まれている方、そんな皆様を応援するために毎月、無料のオンライン質問会を開催しています。オンライン質問会では、事前に皆様から寄せられた悩み、疑問をドクターに質問。実績あるドクターがQ&A形式で答えてくれます。セミナー中にチャットで質問することもできます。ぜひ、お申込みください!実績ある、ジネコ応援ドクターが、貴方の質問にお答えします!10月開催予定のオンライン質問会10月8日奥先生オンライン質問会(大阪発)奥 裕嗣 先生1992年愛知医科大学大学院修了。蒲郡市民病院勤務の後、アメリカに留学。Diamond Institute for Infertility and Menopauseにて体外受精、顕微授精等、最先端の生殖医療技術を学ぶ。帰国後、IVF大阪クリニック勤務、IVFなんばクリニック副院長を経て、2010 年レディースクリニック北浜を開院。医学博士、日本産科婦人科学会専門医、日本生殖医学会生殖医療専門医。10月14日福井先生オンラインセミナー(愛媛発)福井 敬介 先生日本大学医学部卒業。卒業と同時に愛媛大学産科婦人科に入局。愛媛大学大学院医学専攻科修了。2000 年愛媛大学産科婦人科学助教授。2001 年、「高度な生殖医療をより身近な医療として不妊カップルに提供したい」と福井ウィメンズクリニックを開設する。10月26日福田先生オンライン質問会(神奈川発)福田 勝 先生順天堂大学医学部・同大学院修了。米国カリフォルニア大学産婦人科学教室留学後、順天堂大学医学部産婦人科学教室講師を経て、1993 年福田ウイメンズクリニック開院。2018 年10 月に、より最寄り駅に近く、広々とした場所にクリニックを移転。参加した皆さんから寄せられたメッセージ・妊活を始めるタイミングでご意見を伺うことができてよかったです。夫婦で聴いていたので、とてもためになりました・他の先生とは異なる視点で回答いただけたのが新鮮でした。基礎体温を見ながらの説明はとても分かりやすかったです。・先生のお話も参加者の皆さんのお話も、参考になりますし勇気付けられました。・ストレートな意見やアドバイスをありがとうございました。今後の妊活の参考になりました。・他の参加者の方々の質問も「こういう悩みがあるんだなあ」「あ、私と同じ悩みだ!」などは発見があり、参加してよかったです。・先生が最後におっしゃった「がんばりましょう」の言葉に励まされました。・PCOSの初期段階のこと、自己注射による排卵誘発、OHSSに気をつけるなどとても参考になりました。・ステップアップについて夫婦で早めに検討する良いきっかけになりました。・私たち相談者に子供が授かってほしいという、先生の強い思いが伝わりました。セミナーについて・オンライン質問会は、定員15名となります。複数申込み可。お申込受付は先着順とし、定員になり次第締め切りとさせていただきますので、お早めにお申込ください。・ZOOMでのセミナーとなります。(スマートフォンで閲覧希望の方は、事前にZOOMアプリをインストールしてください。)・参加者の顔は映りません。・事前にいただいた内容を司会が代わって先生に質問させていただきます。・ニックネームは、誌面などで使用させていただきます。参加方法①申し込みジネコライフ( )のオンライン質問会ページより希望の質問会に登録。登録時に先生に聞きたい質問を入力してください。特に質問がなくてもOKです。②参加URLのご案内登録後、ZOOMのURLが後日送られてきます。③質問会当日10分前より、案内されたURLをクリックしてください。参加者の顔・声は入りません。事前に入力してもらった質問を司会がが読み上げ、先生にお答えいただきます。途中で疑問や聞きたいことが出てきたらチャットで質問することも可能です。セミナー案内ページはコチラから! : ジネコのサービス▶Q&Aサービス婦人科、生殖医療、産科それぞれの専門医に個別で無料相談できます。生理の悩み、妊活、不妊治療、妊娠・出産、子育て、更年期障害、女性の健康の悩みを解決します。▶無料オンライン質問会皆さんの妊活・不妊治療におけるお悩みや疑問などを専門医がオンラインでお応えします。▶お願い!ジネコ毎月15日に皆さんの願いが叶うように、ジネコスタッフが全国の神社仏閣にお参りに行っています。皆さんの願い事をお寄せください。▶ドクター厳選健康商品販売300人以上の婦人科専門ドクターと考え、開発した健康で楽しい生活を送るための商品販売。不妊治療サプリを始めとして、ドクターと共同開発や企画したサプリ、製品を販売しています。公式サイト情報Corporate: Web:無料ではじめる妊活生活 医師監修不妊治療情報 Facebook: Twitter: Instagram: 【会社概要】会社名:株式会社ジネコ代表:代表取締役 杉山隆太本社:107-0052 東京都港区赤坂6-6-17 PARK HABIO赤坂氷川町702資本金:10,000,000円事業内容:ポータルサイト企画・運営、関連広告サービス、マーケティング・リサーチ、セミナー企画・運営■プレスリリースに関するお問合せ:長友/芦田 happyjineko@jineko.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年09月17日「ちょこの出産体験談」第4話。Instagramで人気のちょこ(@_choo_co)さん、不妊症と診断されてから出産するまでの体験談をご紹介します。不妊治療の末の妊娠、ついに出産のときが!陣痛に苦しむちょこさんでしたが、あることに気がつきました。陣痛に苦しむちょこさんでしたが、「痛くて苦しいのは私だけじゃない、赤ちゃんも命がけで頑張っているんだ」ということに気づき、励まされます。 「ちょこの出産体験談」第4話 いきみ方を教えてもらい、最後の力を振り絞ったちょこさんでしたが……頭さえ出ればスルッと生まれるはずなのに、どうして? 赤ちゃんは無事生まれてきてくれるのでしょうか……? ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター ちょこ子育て世代から今大人気のインスタグラマー。女の子のママ。育児絵日記と産後のエピソードを描いています。
2021年09月16日社会人になったばかりのころ、不正出血が気になっていた私は思い切って婦人科を受診。すると、医師からある病気を告げられたのです! 診断結果にショックを受けた私ですが、治療として処方された薬にもショックを受けてしまって……。 不正出血が気になり婦人科を受診23歳、就職したばかりのころのことです。かねてより不正出血が気になっていた私は、思いきって婦人科を受診しました。すると、不正出血の原因は子宮内膜症の一種であるチョコレート嚢胞にあると診断されたのです! 嚢胞の大きさから薬物療法となり、低用量ピルが処方されました。 ※チョコレート嚢胞とは…チョコレート嚢胞は、子宮内膜症が卵巣にできたものです。本来は子宮内にあるはずの子宮内膜が卵巣内にでき、生理のたびに増殖と剥離を繰り返し、卵巣の中に血液がたまります。その古い血液がドロドロのチョコレート状に見えるため、チョコレート嚢胞と呼ばれます。 抵抗のあった低用量ピルを処方されて…病気の発症もショックでしたが、それ以上に衝撃を受けたのが低用量ピルの処方。当時の私はピルに対してマイナスイメージしかなく、「もう子どもは産めないかも……」「結婚も無理かな……」と、ひどく落ち込んでしまったのです。一度は医師の指示通りに低用量ピルを服用したのですが、あまりにもショックで、勝手に「飲むのをやめちゃおうかな……」と思ってしまったほど。それでも、低用量ピルによる副作用が表れなかったのでそのまま服用を続けていると、生理は軽くなるし、生理日の調整もできるし、「低用量ピルって結構便利かも?」と思うように。子宮内膜症の進行も抑えられ、結局、結婚するまで7年ほど飲み続けました。 うれしい結果になった!結婚してからは、不妊への気がかりが増していったのですが、医師の「妊活のために低用量ピルの服用を中断してみては?」という提案を受けたところ、中断してから3回目の生理がきたあとに、妊娠していることがわかりました!先生の説明によれば、「低用量ピルを服用している人は、低用量ピルを中断すると妊娠しやすくなる人もいる」のだそう。とても驚きましたがうれしかったです。 低用量ピルに対する知識がなかったころは、「ピル=太る・不妊になる・なんとなく体に悪い」と思い込んでいました。でも、病気をして低用量ピルを服用してからは、その認識が一変! 私の体質に合っていたこともプラスに作用して、今では低用量ピルを飲み続けていてよかったと思えるようになりました。無事に出産して生理が再開した現在も、特に生理痛もなく快適に過ごせています。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO文/イス尾サボ子さん
2021年09月15日「ちょこの出産体験談」第3話。Instagramで人気のちょこ(@_choo_co)さん、不妊症と診断されてから出産するまでの体験談をご紹介します。不妊治療の末、ようやく妊娠することができました。そしてついに出産の兆候が!ちょこさんが陣痛の痛みに耐えていると、突然「バシャ!」という音がして……? 「ちょこの出産体験談」第3話 破水って尿漏れみたいってレポしてる方が多かったのですが、私は完全に水風船が割れた音がしました。 破水後、さらに続く陣痛に苦しむちょこさんでしたが、「痛くて苦しいのは私だけじゃない、赤ちゃんも命がけで頑張っているんだ」ということに気づき、励まされます。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター ちょこ子育て世代から今大人気のインスタグラマー。女の子のママ。育児絵日記と産後のエピソードを描いています。
2021年09月15日「ちょこの出産体験談」第2話。Instagramで人気のちょこ(@_choo_co)さん、不妊症と診断されてから出産するまでの体験談をご紹介します。不妊治療の末、ようやく妊娠することができたちょこさん。妊娠期間を経てついに陣痛……!陣痛がきたら、お産はどんどん進むだろうと思っていたちょこさん。実際は……?! 「ちょこの出産体験談」第2話 病院に着くと痛みが遠のくのってなんででしょうか……。見事にフライングをかましましたよ。 あと、予定日超過すると、自分は一生、妊婦なんじゃないのかってぐらい追い込まれます。 陣痛促進剤の効果で、少しずつお産が進みだし、トイレに行ったちょこさんでしたが、突然「バシャ!!」……このあとどうなるのでしょうか? ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター ちょこ子育て世代から今大人気のインスタグラマー。女の子のママ。育児絵日記と産後のエピソードを描いています。
2021年09月14日「ちょこの出産体験談」第1話。Instagramで人気のちょこ(@_choo_co)さん、不妊症と診断されてから出産するまでの体験談をご紹介します。今回は、「不妊症」と診断されたちょこさんが、妊娠に至るまでのエピソードです。「ちょこの出産体験談」第1話 結婚して1年半、赤ちゃんを授かることができずにいたちょこさん。 「不妊症」と診断され、ショックを受けながらも、子宮卵管造影検査の甲斐があって、無事妊娠することができました。 監修/助産師REIKO※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:イラストレーター ちょこ子育て世代から今大人気のインスタグラマー。女の子のママ。育児絵日記と産後のエピソードを描いています。
2021年09月13日妊活専門フリーマガジン「Jineko.net」を発行する株式会社ジネコ(本社:東京都港区)は、2021年10月10日(日)にジネコスペシャル妊活オンラインセミナー「わたしたちの選択」をネット配信いたします。不妊治療を始めて「もっと早く知っていればよかった・・」と思ったことはありませんか?今や不妊治療は、5組に1組が経験しているといわれています。しかし残念ながら、誰もが授かるわけではありません。ジネコはこれまでに多くの不妊治療経験者を取材し、いろいろな幸せのカタチがあることを知りました。本セミナーでは、不妊治療を辞めた3組の治療経験者を招き、それぞれが歩んだ家族の道についてお話を伺います。治療の辞め時をどのように考え、どんな選択をされたのか?同じように現在悩まれているカップルに伝えたいこととは?多様性が尊重されるこの時代、いろいろな家族のカタチや価値感に触れてみませんか?きっと、治療のその先が広がるはずです。異なる道を選んだ経験者のお話が同時に聞ける貴重な機会!ぜひご参加ください。◆当日のプログラム(予定)第一部トークセッション「わたしたちの選択」15:00~第二部Q&A(視聴者からの質問にお答えします)15:45~*卵子提供の流れや里親養子縁組制度についてもご紹介する予定です。ゲスト:なかさとみさん43歳から不妊治療をスタートして体外受精4回行うも全て陰性。45歳で第一子、48歳で第二子を卵子提供により授かる。2019年1月より日本では初となる当事者による卵子提供の自助グループを立ち上げボランティアとして活動を開始。2020年より歌手、芸人、文化人、当事者活動家として4足の草鞋を履いて日々、活動している。なかさとみさんゲスト:堀田敬子さん30歳から不妊治療を開始。35歳で流産をきっかけに退職し、高度生殖医療にステップアップ。治療歴は全部で10年。子どもを授からないまま、夫婦二人の人生を歩む。2011年より不妊体験を活かし、子どもが欲しいと望むカップルをサポートするカウンセリングルーム「with」を立ち上げ、カウンセラーとして活動している。堀田敬子さんゲスト:C.H さん不妊治療歴は約5年。顕微授精による移植を6回、体外受精による移植を3回経験するも子どもを授かることができず、39歳の時、治療の終結を決意するとともに、東京都の養育里親に登録する。今年1月より10カ月の乳幼児を迎え、現在養育中。C.H さん(画像はイメージです)<募集要項>開催時間:2021年10月10日(日)15:00~16:30対象者:不妊治療中の方視聴方法:ZOOMウェビナー(事前申込必須)募集人数:最大500名(ZOOM視聴上限)共催:株式会社ジネコ、東京都里親支援機関事業協力:愛群中西クリニック(IH MEDICAL GROUP)事前申し込みはこちら 『わたしたちの選択』ジネコ妊活スペシャルオンラインセミナー : ジネコのサービス▶Q&Aサービス婦人科、生殖医療、産科それぞれの専門医に個別で無料相談できます。生理の悩み、妊活、不妊治療、妊娠・出産、子育て、更年期障害、女性の健康の悩みを解決します。▶無料オンライン質問会皆さんの妊活・不妊治療におけるお悩みや疑問などを専門医がオンラインでお応えします。▶お願い!ジネコ毎月15日に皆さんの願いが叶うように、ジネコスタッフが全国の神社仏閣にお参りに行っています。皆さんの願い事をお寄せください。▶ドクター厳選健康商品販売300人以上の婦人科専門ドクターと考え、開発した健康で楽しい生活を送るための商品販売。不妊治療サプリを始めとして、ドクターと共同開発や企画したサプリ、製品を販売しています。公式サイト情報Corporate : Web :無料ではじめる妊活生活 あなたに、正しい不妊治療情報を 動画で学ぶ不妊治療 Instagram : Twitter : Facebook : 【会社概要】会社名 :株式会社ジネコ代表 :代表取締役 杉山隆太本社 :107-0052 東京都港区赤坂6-6-17 PARK HABIO赤坂氷川町702資本金:10,000,000円事業内容:ポータルサイト企画・運営、関連広告サービス、マーケティング・リサーチ、セミナー企画・運営■プレスリリースに関するお問合せ:長友/芦田 happyjineko@jineko.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年09月09日2人目を妊活中に受けた検査でさまざまな体の不調が重なり、わが家の長い2人目不妊治療が始まりました。時間やお金など多方面で不安を抱えながら2人目不妊を乗り越え、私が学んだことをお話しします。 まさか!私の体が不妊の原因?結婚4年目で長男を自然妊娠し、1歳を過ぎたころから「そろそろきょうだいが欲しいね」と夫婦で話し合い妊活を始めました。自分自身もフルタイムの仕事に早く復帰したい気持ちもあったため、できるだけ早く2人目が欲しかったのです。しかし妊活開始半年後、パート先の健診で甲状腺機能低下症(橋本病)であると診断されました。 自覚症状はなかったので正直驚きました。しかも不調はそれだけにはとどまらず、その後も子宮頚管にポリープが発見され切除し、さらには子宮内膜症も発症するなど次々と不調が重なったのです。体の不調が発見されては落ち込み、2人目も簡単にできると思っていた私は考えが甘かったことを痛感することになるのでした。 通院によるお金と時間の問題甲状腺の内服治療に加え、婦人科にも同時進行で受診する生活でした。特に妊活の治療方法は着々とステップアップし体外受精まで進んでいました。パートの仕事の合間に婦人科に頻回に通い、時には長男を連れて病院へ通うこともありました。診察までの待ち時間が長引けば、夫に長男の保育園のお迎えにいってもらうことも度々ありました。 食事を作る時間がなくなったときはお弁当やお惣菜を買ってきてもらう日も、洗濯などの家事も協力してもらわなければ家事がこなせない日もありました。そのうえ受診時にはもちろん治療費が必要なためお金がかかります。特に体外受精へステップアップしてからは金額も大きく、家計を圧迫していたのは間違いありません。 頑張りの先にはうれしい知らせ治療を始めて4年半が経過しましたが、体外受精で2人目を妊娠することができました。長男とは5歳差になりましたが、やっと授かった命を夫も長男も大喜びしてくれました。 おなかにいる小さな命のことを考えると、長男との年齢差はいくつでも問題にならないと考えを改めました。お金や仕事、家事育児と生活すべてに負担となってしまう妊活でしたが、夫と長男の助けがあってこそ授かった命だと感じています。 妊活を始めた当初は自分の体の不調から気持ちもふさぎがちになっていましたが、振り返ってみると一つひとつの不調が育児や仕事で忙しくしていた体からSOSの信号だったのではないかと思います。今回の妊活は体を気づかってくれる家族のやさしさと、定期的に健診を受けることの大切さを痛感したできごとでもありました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:利根なくる4歳男児のママ。現在、体外受精で2人目を妊娠中。休憩中の看護師。家族でキャンプが趣味で、子育てやキャンプなどの体験を綴るブログを運営中。
2021年09月02日長男が3歳のころの話です。義母と電話で話していると、「2人目ができないのは私のせいだと夫が言っている」と聞かされました。なぜか、私が原因で子どもができないことになっているのです。私も2人目が欲しいと悩んでいた時期で、その言葉は大きなショックでした。そこから私がどのように対処したかや、今の義母との関係についてお伝えします。 男性不妊のわが家義両親には伝えていませんでしたが、私たち夫婦は男性不妊のため、不妊治療で長男を授かりました。私は2人目が欲しいと考えていましたが、夫が不妊原因に対処しようとせず悩んでいました。 そんなときに、義母と電話で話していると「あなたたちが2人目を作らないのは、恭子ちゃん(私)のせいなんでしょ。○○(夫)がそう言っていたわよ」と。夫がそんなことを言うはずないとはわかっています。それでも夫が言っていたと伝えてくる義母に不信感を抱き、ショックと怒りで言葉が出ませんでした。 義母の話は嘘だった以前から、義母は自分の伝えたいことを、誰かが言っていたと遠まわしに伝えてくることはありました。きっと義母自身が、私が2人目を欲しがっていないと考えて、それを責めたい気持ちがあったのだと思います。 念のため、夫に義母から言われたことを確認しましたが、当然ながらそんな事実はなく、義母の言葉は嘘だと判明。妊娠・不妊というとてもプライベートな問題について、軽々しく口を出してくる義母に対して怒りが収まりませんでした。 もう義母に会いたくない義母からの言葉のダメージは強く、翌週に義実家に行く予定でしたが、私はとても行く気にはなれませんでした。義母に会ったら似たようなことを直接言われるのも目に見えていたので、私は義実家に行かないと断固拒否。夫と子どもだけで行ってもらい、私がどうして行かないのかの説明は夫に任せました。 不妊原因については話さなかったようですが、義母の言葉に私が傷ついていることは伝えたので、それ以降、義母から連絡が来ることもなく、会いに行かないことをとがめられることもありませんでした。 義母との関係修復のきっかけ半年ほど義母と距離をとったことで私も冷静に考えられるようになり、義母は、私たちに2人目ができないのを気にしていたのだと考えられるようになりました。でも、それをじょうずに話すことができずに、あのような言い方になったのだと思います。あのときは私自身も2人目ができないことを悩んでいたので、義母の言葉に過敏に反応してしまいました。 そうやって冷静になったころに、子どもの誕生日に義両親からプレゼントが届いたので、いい機会だと思い、プレゼントのお礼の電話を私から義母にしました。直接話したことが関係修復のきっかけとなり、今は義母と適度な距離感で過ごせています。発言に対する謝罪などはありませんが、現状に満足しています。 義両親の言動を変えるのは難しいですが、何もかも我慢する必要もないので、無理せず付き合えるよう距離をとることも大切だと気が付きました。距離をとることで問題が大きくならないよう、義母への説明を夫にお願いしたのもいい判断だったと思います。何より、しっかり冷静になれるまで時間をかけるのが、私にとってはポイントでした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 著者:高橋 恭子6歳男児のママで現在妊活中。理学療法士として働きながら、ヒプノセラピストの資格を取得。仕事、子育て、家事など経験を生かした記事を執筆中
2021年08月30日株式会社ジネコ(本社:東京都港区)は、フリーマガジン「Jineko Autumn vol.51」秋号を2021年8月25日に発刊いたしました。全国の不妊治療施設や婦人科などのクリニック、漢方・鍼灸院、県庁の助成金申請窓口や一部大学などにて配布しております。フリーマガジンはダイレクトメール便でもお届けしています。お申込みはこちら (送料無料)⇒ フリマガ「Jineko」秋号新しい応援ドクター今号より、ジネコの活動に共感し、協力してくださっている全国の『ジネコ応援ドクター』に、新たに高橋ウイメンズクリニック(千葉県千葉市)の院長 高橋敬一先生が加わり、不妊治療中のジネコユーザーの疑問や悩みにお答えくださっています。高橋ウイメンズクリニック高橋敬一先生秋号の見どころ1.SNSで仲間をつくろう!不妊治療をしていて、「自分の気持ちを話せる人が周りにいない」という悩みを感じたことがある人も多いはず。そこで治療の状況や気持ちを発信する4組に、上手な活用法や注意点を聞いてみました!さらに、それぞれのSNSから不妊治療の発信をされている方々をご紹介!座談会の先読みはこちら 2.卵子と着床のためにできること「どうしたら卵子の質が良くなるの?」「着床率を上げるには?」このような疑問は、ドクターによっても見解が分かれる難しい問題です。今回は、複数のクリニックにアンケートにご協力いただき、着床のために有効と思われる検査や治療について取材しました。記事の先読みはこちら 3.2人目不妊読者の皆さんから届いた、第2子の妊活・不妊治療のすすめ方に関する相談に、先生方から見解を伺いました。卵管が1つしかない場合、自然な形での妊娠は難しい?1人目は治療をやめたら自然妊娠、2人目はどんな方法からスタート? などのご相談4件について、先生方の回答は??4.皆さんの声を社会へ届けます春号から募集しているアンケートにたくさんの声をお寄せいただいています。ジネコはその一つ一つに目を通し、当事者たちの声を社会に届けていきたいと考えています。秋号では、「不妊治療と仕事の両立」「医療格差と日本の生殖医療の現状」について、先生にご意見を伺いました。引き続き、声を募集しています!下記までお寄せください。 5.加藤貴子さんスペシャルインタビュー~あなたに伝えたいメッセージ~40代で不妊治療を始めた加藤貴子さん。前号での、3度の流産を乗り越えご出産された第1子のお話に続いて、秋号では第2子の不妊治療から出産までを語っていただきました。記事の先読みはこちら さらに、オンライン質問会開催レポート、不育症や着床不全の原因を調べるERA検査やPGT-Aについて、いつも参考になると声が高い皆さんから先生への相談「セカンドオピニオン」「40代の不妊治療」の他、Jineko Cooking (動画URLあり)、息抜きに夫婦で体験「森林セラピー」、などなど見どころ満載です!お見逃しなく!是非お手にとってご覧ください。■フリーマガジンの申込み■ 公式サイト情報Corporate : Web :無料ではじめる妊活生活 あなたに、正しい不妊治療情報を 動画で学ぶ不妊治療 Instagram : Twitter : Facebook : 【会社概要】会社名:株式会社ジネコ代表:代表取締役杉山隆太本社:107-0052 東京都港区赤坂6-6-17 PARK HABIO赤坂氷川町702設立:2007年3月6日資本金:10,000,000円事業内容:ポータルサイト企画・運営、関連広告サービス、マーケティング・リサーチ、セミナー企画・運営■プレスリリースに関するお問合せ:長友/芦田 happyjineko@jineko.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年08月25日炎天下、照り返しも厳しい都心の住宅街。撮影のつかの間、手を握り合う2人。緊張しながらも「元気に生まれてくるといいね」「笑顔、ちゃんとして(笑)」と仲むつまじくポーズを取っているのは、芸人のだいたひかるさん(46)とその夫、アートディレクターの小泉貴之さん(44)だ。おなかの子は取材当時14週目。「前から出てたからかな?おなかはわかりにくいんです。腰についた肉のほうが気になるくらい」と、だいたさんはカメラマンに説明する。きゃしゃな体形ということもあり、はた目には妊婦だとわからない。予定日は来年の1月30日だ。「そのとき僕は何歳だろう、今30だから……」「今40代だよ!」すかさず初代R-1王者のツッコミが入る。息がピタリと合っている芸人コンビのような夫婦だ。笑いが絶えない家庭を想像するが、結婚してから8年、現在に至るまで平たんな道のりではなかった。今年の5月、体外受精で妊娠したことをブログで公開。だいたさんは45歳で、“超高齢出産”といわれる年齢になっていた。「ここまで来るのに、手こずりまくりでした。今日はブログに書ききれなかったことも、お話ししますね」はにかむようにほほ笑んで、小泉さんの手をまた握る。その瞳にはすでに、母の強さが宿っている。乳がん再発後に言っていた、だいたさんの言葉がよみがえってきた。「私、起き上がりこぼし人間になりたいんです」■不妊治療のなか、雪崩のように襲い来るがん。そして再発最初の乳がんが発覚したのは16年。夫婦二人で、なかなか結果の出ない不妊治療に試行錯誤していたときだった。’16年1月末、MRIや組織検査の結果を聞く前日、小泉さんはだいたさんに秘密で病院に電話したと話す。「悪い話なら事前に知っておきたかったんです。ショックを受けるであろう妻と同じテンションで聞くのではなく、次の手を打つ準備をしておきたくて。でも、本人以外には『教えられません』と言われてしまいました。そりゃそうですよね(笑)」結果は悪性。全摘も視野に入れるという診断だった。ぼうぜんとするだいたさんの顔を「見られなかった」と小泉さん。「私、がんになってから不妊治療してる人がキラキラして見えて、ああもうあのステージに立てないんだな。って思ったことが本当につらかったんです」再発リスクを減らすため、2人は、右胸全摘手術を決めた。その一方で、不妊治療がやはり気になる。絶対に、あきらめたくない。小泉さんは、がん治療の前にもう一回採卵して受精卵を凍結しようと提案した。■不妊治療再開に秘めた夫婦の決意右乳房の全摘出手術をした。しかし、ほどなくして再発。がん治療のために女性ホルモンを抑える薬を使用しながら、我が子を授かるという夢が遠ざかっていく。理想は女性ホルモンを抑えるがん治療をあと3年続けることなのだが、45歳を迎えてすぐ、だいたさんは決意した。「私の乳がんが遺伝性かどうか調べる検査を勧められたんです。もし遺伝性だったら、卵巣でもがんが再発する恐れがある。でも結果、私は遺伝性じゃなかった。それならまたチャレンジしたいと思ったんです」がんの治療を中断し、不妊治療を再開することにしたのだ。「主治医も『たった一度の人生だから応援します』と言ってくださったので、凍結している受精卵を迎えに行こうと思いました。それは妻と同じ気持ちだったんですが……、この先に採卵をさらに続けたいと言われたら、“引き留めよう”と思っていました」小泉さんは、少し眉間にしわを寄せて「実は複雑な心境だった」と話す。──大事なのは、妻の命。「もし結果がよくなかったら、2人でいるだけで楽しいから、それでいいじゃんっていうふうに持っていこうとしていました」だいたさんが乳がんになってから5年、2人だけでも僕は幸せだと、伝えられていた「自信がある」。がんの再発のことは頭から離れず、葛藤はあるが子どもは欲しい。悩んだ揚げ句、これが最後と割り切り、腹をくくったのだ。「自分ががんになって、夫には申し訳ないという気持ちがあります。再発したときも、また家族のテンションを下げちゃうなって、残念でした。だけどがんになってから、命に限りがあることを重々感じたので、人生やり残したことがないようにしたいという思いが大きかったですね。凍結した受精卵の保存について、年に1回、更新手続きがあるんですが、その日だけ親になった気持ちになっていました。あのままだと70、80歳になっても凍結していて、絶対に後悔すると思ったんですよね」そんな、覚悟をあらたにしただいたさんに、奇跡が起こった。以前、不妊治療中に凍結しておいた受精卵は最後の一つ。お腹にもどした最後の希望が無事に着床し、妊娠したのだ。取材時は14週目。経過は順調だ。■これからも、私は起き上がりこぼし人間で「マルコメ君って呼んでる、彼の子どものころの写真があるんですけど、つらいときに見ると和むんですよ。これがおなかの中から出てくるのか~と思うと、頑張れるというか。出産って命懸けって言いますけど、私の場合ちょっと前倒しで命懸けなので、1日1日油断できない。楽しもう、という気持ちとの間で揺れている日々です」2人の今後の目標は?「最大の目標は死なないってことですね。子育てが終わるまでは。おりを見てがんの治療にも戻ろうと思っています」とだいたさん。相変わらずの“らしい”答えだ。「僕は子どもを持つというよりも、親にさせてもらうって感覚のほうが強いです。2人で親になれるんだと思うと、シャキッとしなきゃって思います。目標というには変かもしれませんが、2人の両親に子どもの顔を見せたい。僕たちにとっては、それはすごいイベントなんですよ」小泉さんの言葉を受け、うれしそうにうなずくだいたさん。「子どもが健康に生まれてくれて、3人仲よく暮らしたいと願っています。先の人生、何があったとしても、起き上がりこぼし人間の記録を更新していきたいですね」
2021年08月16日がんになってから、命に限りがあることを重々感じた――。だいたひかるさん(46)は、不妊治療中に乳がんが発覚し、全摘手術を経てまさかの再発。もうわが子は望めない、と一時は絶望した。そんなさなかで、支えたのは夫の小泉貴之さん(44)だった。年齢という現実と、がん治療中断のリスク。けれど、2人は、命を懸けて最後の受精卵に賭けると決めた。そんな2人に奇跡が起きた。取材当時、妊娠14週目。3人目の家族は、来年誕生する予定だ。今年の5月、体外受精で妊娠したことをブログで公開。だいたさんは45歳で、“超高齢出産”といわれる年齢になっていた。「ここまで来るのに、手こずりまくりでした。今日はブログに書ききれなかったことも、お話ししますね」■「不妊治療当時、自分は彼女への配慮が足りなかった」だいたさんが38歳、小泉さんが36歳のときのゴールインだった。だいたさんの年齢のこともあり、結婚してすぐに子どもを作ろうと、仕事をセーブして妊活に励んだ。翌年には婦人科へ行き、排卵日にタイミングを合わせる方法で1度目で妊娠できた。しかし、超初期での流産が続いてしまう。「当時の自分を思い返すと、すごく甘く考えていたし、彼女への配慮が足りなかったなと思います。仕事が忙しいということもありましたけど、もっと夫婦で話し合って、妻に寄り添う形をとるべきだったなと、今は特に思いますね」申し訳なさそうに話す小泉さんに、「夫婦関係、あのころがいちばんピリついてたよね。確かに私はカリカリしてたと思う」とだいたさんは懐かしそうに答える。人工授精を8回繰り返すが着床せず、体外受精専門のクリニックへ。だいたさんは40歳目前。長時間並ぶ必要があるほどに患者が多く、時間をやりくりして通った。しかし、最新医療の力を借りても妊娠しない。手を尽くしてもかなわないことがあると、2人は痛感させられたという。そして湧き上がってくる、後悔の気持ち……。「年齢って怖いなって思いました。人工授精とかすっ飛ばして、体外受精をやるべきだったと、すごく後悔しました。専門のクリニックだと、39歳11カ月とか、月齢までカルテに書かれます。タイムリミットまであと何カ月?って焦りました」そのうえ、採卵、移植は、1回で約30万円かかる高額な治療だ。リミットへの不安に追い打ちをかけるように、費用面も大きな負担となっていった。凍結している受精卵はこの時点でたった1つだけ。「受精卵の評価があるんですが、かなりよいグレードだと言われていました。次は採卵じゃなくてその受精卵を移植しよう!ってなったんです」ところが、移植する当日に不正出血があり、中止になってしまったのだ。「当時は不妊治療の日程に合わせて生活してました。移植がなくなり、急に暇になったので、乳がん検診に行ったんですね。そこで右胸にがんが見つかりました」急転直下、病気に翻弄される生活が始まった。結果は悪性。全摘も視野に入れるという診断だった。ぼうぜんとするだいたさんの顔を「見られなかった」と小泉さん。再発リスクを減らすため、2人は、右胸全摘手術を決めた。その一方で、不妊治療がやはり気になる。絶対に、あきらめたくない。小泉さんは、がん治療の前にもう一回採卵して受精卵を凍結しようと提案するのだ。「私、がんになってから不妊治療してる人がキラキラして見えて、ああもうあのステージに立てないんだな。って思ったことが本当につらかったんです」とだいたさん。もう一つ、凍結できればと希望をつなげたが、採卵は失敗に終わった。空胞……針を刺したが、卵子が取れなかったのだ。「地獄に際限ないなと思いました。空胞って言葉のとおり、私、空っぽだって感じました。いちばん涙が出ましたね。あ、もうここで不妊治療は強制終了なんだと」■わが子が欲しいという思いと、母体の命。せめぎ合うなかで、2人は覚悟を決めた不妊治療への未練を残したままの2人に、全摘手術後も残酷な診断が待っていた。リンパ節に転移していたため、脇の下を切除し、45mmの塊を取り出した。抗がん剤治療も必要になると医師に告げられたのだ。さらに3年後、19年にまたも右胸に乳がんが再発。4mm大の腫瘍を日帰り手術で切除し、放射線治療を25回受けた。全摘後の再発は1割未満といわれている珍しいケースだ。当時の取材で、小泉さんは記者に「目標は不妊治療の再開」と話していた。対するだいたさんは、「何言っちゃってるのかな?」と思っていたそう。「2人でまだそういう話をしていなかったんですよ。再発してるのに危なくない?死んじゃうかもよ?って取材中に思っていました。でも、私ががんや不妊治療の不安で頭がごちゃごちゃしていたときに、彼に道を舗装してもらったような気がしました。悪いものができたら取る。その後なら不妊治療に戻れるかもしれないと」常に「次の手を打つ準備を」の心構えでいた小泉さんの支えもあり、再発後にはたいていのことなら乗り越える力がついていた。「イボ取るようなものかなって。まあそういう気持ちになれました」と言う妻に、「歯石取るようなもんだよ」と夫。理想は女性ホルモンを抑えるがん治療をあと3年続けることなのだが、45歳を迎えてすぐ、だいたさんは決意した。「私の乳がんが遺伝性かどうか調べる検査を勧められたんです。もし遺伝性だったら、卵巣でもがんが再発する恐れがある。でも結果、私は遺伝性じゃなかった。それならまたチャレンジしたいと思ったんです」 がんの治療を中断し、不妊治療を再開することにしたのだ。小泉さんは、少し眉間にしわを寄せて「実は複雑な心境だった」と話す。大事なのは、妻の命。「もし結果がよくなかったら、2人でいるだけで楽しいから、それでいいじゃんっていうふうに持っていこうとしていました」だいたさんが乳がんになってから5年、2人だけでも僕は幸せだと、伝えられていた「自信がある」。がんの再発のことは頭から離れず、葛藤はあるが子どもは欲しい。悩んだ揚げ句、これが最後と割り切り、腹をくくったのだ。「自分ががんになって、夫には申し訳ないという気持ちがあります。だけどがんになってから、命に限りがあることを重々感じたので、人生やり残したことがないようにしたいという思いが大きかったですね。凍結した受精卵の保存について、年に1回、更新手続きがあるんですが、その日だけ親になった気持ちになっていました。あのままだと70、80歳になっても凍結していて、絶対に後悔すると思ったんですよね」だいたさんは移植に向けて、半年かけて体調を整えた。小泉さんも全力でサポートした。移植後、1週間で結果が出る。夫婦でクリニックに聞きに行ったが、だいたさんは緊張して医師の顔を見られなかった。妊娠してる?それとも……?判定結果は陽性。2人はそろって「お~!」と歓喜の声を上げた。当日の状況そのままに、小泉さんは片手を高らかに上げて「お~!」と再現してくれる。その瞬間のうれしさと驚き、感動が伝わってくる。「僕は夢みたいだと思いました。妻はボ~ッとしていましたね」「第1段階を突破できたんだ!と思いました。うれしいですけどやっぱり流産など次の不安のほうが大きくて……。でも昔に比べて私は体が温かく感じるし、なんだかいけそうだなっていうことが多かったんですよね。すごくよい状態かもしれないって」珍しく目を潤ませるだいたさんに、全身からハッピーオーラを放つ小泉さん。不妊治療では、“43歳以上が12週の壁を越えるのは奇跡”という通説があるが、現在14週。つわりが落ち着き、胎児の健康を気遣って細心の注意を払って毎日を過ごしている。長い闘いの末、ようやく実感が湧いてきた2人がほほ笑んでいた――。
2021年08月16日ママの1日の生活のなかで最後に迎える大仕事、赤ちゃんの寝かしつけ。心身の成長のためにも、赤ちゃんには極力早く寝てほしい。でも、なかなか寝てくれなくて困ったことはありませんか? 今回は、わが家の息子がすんなり寝てくれるようになった意外な方法をご紹介します。 活発な息子がなかなか寝てくれない!生後10カ月を迎えたころの息子は、ハイハイもかなり活発になっていました。寝室へ行っても部屋中を動き回ったりベッドの上で転げ回ったりと、なかなか寝てくれないタイプ。 照明を暗くしてみたり、ゆったりした子守歌を歌ってみたりといろいろ試しました。しかし、興奮している息子はなかなか落ち着いてくれず、寝かしつけに毎日30分以上かかっているような状態でした。 思い切って遊ばせてみたら… ある日、いつものように寝室で転げ回る息子に対して、とやかく言わずに思い切って好きなように遊ばせてみました。すると、しばらく遊んでいた息子が突然、眠そうに目をこすりながら自らベッドへ横になったではありませんか! 具合でも悪いのかと心配しましたが、そうではありません。息子の場合、自分の気が済むまで遊んだら親がとやかく言わなくとも自ら進んで寝ることができるのだと、そのとき初めてわかりました。 「遊びたい」気持ちを無理に止めないその日以来、わが家では寝室に向かってすぐに寝かしつけるのではなく、息子が納得するまで遊ばせてから眠りへ誘導するようにしました。あまりダラダラ遊ぶようなときは止めることもありますが、その場合もキリのいいタイミングを見計らって寝床へ誘導すると、息子も素直に従ってくれるようになりました。この方法を始めてからは、寝かしつけが10分以内でできるようになりました。 絵本が好きな子、運動が好きな子、世の中にはいろいろなタイプの子がいると思います。どのようなタイプの子に対しても一人ひとりの個性に合わせた対応で、親子ともに寝る前のひとときを気持ちよく過ごせるといいなと思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:岩崎薫一年間の不妊治療を経て妊娠・出産。2歳の男児を子育て中。現在は印刷会社の人事部で時短勤務で働く。第二子の妊娠を目指して不妊治療中。
2021年08月12日不妊治療や妊活は孤独でつらいことが多く、自然妊娠で早目に出産した友だちからは「あなたの魅力が足りないんじゃないの? 」と言われたこともありました。流産も経験して、もう私たちのところへ赤ちゃんがこないかもしれないと怖くなったこともあります。私の不妊治療と妊娠するまでの経過をお伝えします。32歳で結婚。しかし、赤ちゃんをなかなか授からず…。 なかなか赤ちゃんがきてくれない32歳で結婚した私。当時何も知らなかった私は、結婚すれば妊娠できると思っていました。しかし1年経っても2年経っても赤ちゃんがきてくれません。 夫は「36歳の友だちも40歳の友だちも自然妊娠できたんだから、大丈夫だ」と言うばかりで不妊治療をすることにはじめから大反対。夫を説得することから始まりましたが、変えようとすると疲れてしまいます。 友だちから次々と妊娠&出産報告を聞き、周りと比べては置いていかれていると孤独になる日々。生理がくるたびに泣く日々。そんな私を見兼ねたのか、ようやく夫も理解してくれ、2人で病院に通い始めました。 タイミング療法からスタートしたものの…病院で2人ともカウンセリングと検査を受けましたが、さほど悪いところはなく、タイミング療法から始まりました。4回の注射と飲み薬を試したときに熱が出て治療を中止。熱が下がってから再び病院に通い始めたら、「良い卵ができているよ。これなら妊娠できるかも」と先生に言われ、本当にその後検査薬で陽性反応が出ました! が、すぐに出血と激しい腹痛があって初期流産してしまいました。どうしてもあきらめきれず、その後人工授精にステップアップしてみましたが、妊娠しませんでした。 体外受精で妊娠できた!「あんまりガクッと気持ちが落ちていると良い卵ができないよ。少し治療をお休みして、気晴らしに短時間のパートに行ってみたら?」と病院の先生にすすめられて、1年くらい不妊治療を休んでキッチンのパートを始めました。 その職場では子持ちの主婦の方が多く、私の流産の話や、それでも赤ちゃんが欲しいという話をやさしく聞いてくれました。何より驚いたのは20代の若い子たちが案外体外受精で妊娠していたこと。私には知らない世界でパアッと視界が開けてきました。久しぶりに不妊治療を再開し、先生に体外受精に挑戦したいと前向きに伝えました。職場の方が手術を応援してくれ、何とかおなかに子どもを授かることができました。 不妊治療中は本当に不安で落ち込む日もありました。しかしパートに行き、同じ境遇、悩みを持つ仲間たちとお互い励まし合いながら情報交換していったことで、成功に繋がったのだと感謝しています。まさか私が体外受精をすることになるなんて夢にも思わなかったけど、赤ちゃんがおなかの中にきてくれただけで幸せです。パートの仲間たち、ありがとう。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/おもち 著者:藤田 好美第1子、男の子を妊娠中。現在、妊娠9カ月。体外受精の移植手術を機に仕事を辞め、現在は専業主婦。
2021年08月09日不妊治療体験者の声を取材した連載、第5回目となる今回は、夫の不妊治療手術を経て不妊治療を乗り越えた霧野志保さん(31・仮名)の場合。なかなか授からない原因が夫側にあることが判明。夫の手術、職場のパワハラ、流産を経て、待望の赤ちゃんが誕生するまでのお話です。 「赤ちゃんを産みたい」と思える情報を届けたい。ベビーカレンダーは「べビカレ特集」として、妊娠、出産、子育てなどママたちを取り巻く現状やさまざまな課題を問題提起し、取り上げています。今回は「不妊治療」について。仕事と不妊治療の両立が難しい現代の「不妊治療への理解」について考えます。 「不妊」という問題を、夫婦どちらかが過剰に背負うのではなく、「夫婦2人の問題」ととらえ、不安や痛み、悲しみや希望を分かち合い、二人三脚で不妊治療を乗り越えた夫婦の物語、霧野志保さん(31・仮名)の場合、第3話です。 「もしかして着床出血?」気付いたのは夫だった暑さも和らぎ、今度は排卵誘発剤の自己注射を加えた、人工授精にステップアップすることになった。 朝起きてすぐ、おなかや太腿に針を刺す。夫は注射のための準備や朝の家事を手伝い、「痛いよね」「ありがとうね」と寄り添った。痛みに耐えるたび、わが子への思いを新たに噛み締めた。 そろそろ生理だなと思ったころ、出血があった。でもどうもいつもと違う。だらだらと出血が1週間続いた。 「着床出血じゃない? 妊娠したんじゃない?」と先に言ったのは夫のほうだった。 このころになると、夫も妊活に関する知識が増えていた。本やネットで勉強し、「着床出血」という現象まで知っていたのだ。でも志保さんは半信半疑だった。前回の流産を思い出すと、自宅で妊娠検査薬を使う勇気は出ない。また守りきれないんじゃないかーー。怖くて自分では確かめられず、病院へ行った。待望の妊娠! 無理解な女性管理職とも距離が置けるように「おめでとう」 医師は、温かい微笑みとやさしい声で、確かにそう言った。 「宝物が宿ったとわかった瞬間でした。心配と不安はありましたが、何があっても守りたいという思いを強く持ちました」。 妊娠がわかったのは2020年の1月。折しも、新型コロナウイルスが国内に広がり始めたころだった。職場である学校は休校になり、仕事はリモート中心の勤務体制に。職場で大きなストレスを抱えていた志保さんにとって、ベストな環境で妊娠初期を過ごすことができた。 妊娠中の家事は夫が積極的にやってくれた。休校が明けても心療内科で書いてもらった診断書を理由に休みを継続し、そのまま産休に入った。 「もう職場への不信感は、たまりにたまっていました。女性の管理職に流産を報告した時、『私はちゃんと2人育てたわよ』と言われ、いざ産休に入ろうとすると『妊娠は病気じゃないんだから』と釘を刺されました。タイミングよく産休に入ることができ、私は子どもを守らなきゃと思っていましたけど、結局おなかの子どもに守ってもらい、助けられたんです」 切迫早産で入院するも無事に出産、「すべてが報われた」産休直前の妊娠32週目。里帰り出産に備えて実家近くの産婦人科へ妊婦健診に行ったところ、切迫早産で即日入院に。コロナ禍で面会も許されず、ひとりで出産の日を迎えた。陣痛の痛みは、わが子の存在の重さだと感じた。「愛しいわが子をこの手に抱いたとき、すべてが報われたと思いました。この子のために強くあろうと思っていたけど、それは同時にこの子がいるからこそ強くなれるんだっていう確信に変わりました」 不妊治療を乗り越えるためには、支えとなる強い気持ちが大切こうして無事に不妊治療を乗り越えた志保さん。「支えとなる強い気持ちが大切」と振り返る。 「子どもが欲しいという気持ちを夫婦で共有することが大切です。なかなかデリケートな問題で話しづらいですが、恥ずかしさを捨てて、これからどうしていきたいか、子どもができたらどう育てていくかを2人で話し合って支え合い、行動することが大切です。不妊治療はどこまでやるのか、というビジョンも必要です。不妊治療はひとりだけではできないですから」 さらに「職場や社会の厳しい目や無理解にも負けない力」も大事だと続ける。 「私の場合、妊活の後半は『夫が理解してくれるからいい』『子どもを大事にできればいい』『職場はもういいや』と割り切ったらラクになりました。不妊治療に対する世間の理解はまだまだです。もしかすると、核家族化で“子どもは地域の宝”という意識が薄れているのかもしれません。補助金も制度もまだまだ足りないと思いました。でもわが子を自分の手に抱く瞬間、何ものにも代えがたい感動を知ります。いろいろ困難はあるけれど、あきらめないことが肝心です」 監修者:医師 杉山産婦人科 理事長 杉山 力一先生 著者:ライター 大楽眞衣子社会派子育てライター。全国紙記者を経てフリーランスに。専業主婦歴7年、PTA経験豊富。子育てや食育、女性の生き方に関する記事を雑誌やWEBで執筆中。大学で児童学を学ぶ。静岡県在住、昆虫好き、3兄弟の母。
2021年07月31日「赤ちゃんを産みたい」と思える情報を届けたい。ベビーカレンダーは「べビカレ特集」として、妊娠、出産、子育てなどママたちを取り巻く現状やさまざまな課題を問題提起し、取り上げています。今回は「不妊治療」について。仕事と不妊治療の両立が難しい現代の「不妊治療への理解」について考えます。 「不妊」という問題を、夫婦どちらかが過剰に背負うのではなく、「夫婦2人の問題」ととらえ、不安や痛み、悲しみや希望を分かち合い、二人三脚で不妊治療を乗り越えた夫婦の物語、霧野志保さん(31・仮名)の場合、第2話です。手術は成功、人工授精にステップアップ手術は無事に成功した。日帰り手術だったが、ぐったりと疲れた様子だった。麻酔が切れるとひどく痛むようで、痛みに強いはずの夫が、珍しく顔をしかめていた。術後は1カ月ほど痛みが残った。その回復加減を見ながら、排卵誘発剤を使い、いよいよタイミング療法が始まった。 しかし、そう簡単に成果は出ない。医師のアドバイスに従い、早々に人工授精にステップアップすることになった。 「ステップアップすることにためらいはありませんでした。『やれるだけのことはやろう』って2人で決めていましたから。不妊治療を始める当初から、体外受精や顕微授精は金銭的なハードルが高くて難しいけれど、人工授精まではチャレンジするつもりでした」※体外受精、顕微授精には公的補助があります。2021年1月から体外受精には、1回最大30万円に増額された補助金がでます。2021年から、補助金に対して年収制限は廃止になりました。入籍または事実婚が必須条件です。補助金回数は、女性40歳未満は6回まで、40〜43歳未満は3回までとなり、43歳以上は対象外です。不妊治療への理解が得られない職場のストレスを抱えて人工授精への挑戦が始まる頃、志保さんは職場で大きなストレスを抱えていた。不妊治療への職場の理解が得られない、または言えないことに悩む人は多い。 そもそも不妊治療と仕事の両立は、日本の社会ではまだまだ難しい。ベビーカレンダーが行ったアンケート調査でも、75%の人が職場の理解が「ない」「どちらとも言えない」と答えている。 さらに、仕事と不妊治療を「両立できなかった」という人は約20%いた。この数字からも、不妊治療を理解し、サポートしてくれる社会づくりがこれからの重要な課題であることが見て取れる。 中高一貫校の先生として働いていた志保さん。不妊治療中の職場の人間関係は、「最悪だった」という。男性の同僚からのパワハラ、そのことを相談した女性管理職からのパワハラ。 そんな環境では不妊治療について理解を得られるはずもないと考え、治療による早退や欠勤のたびに「歯医者なので」などと嘘をついてやり過ごしたが、精神的な負担はどんどん積み重なっていった。 初めて陽性反応も初期流産でお空へ。職場ストレスを悔やむ日々そんな日が続いたある夏の日。そろそろ生理が来ると思いながらも予兆がなかったので検査薬を使ってみた。陽性を示す線がじわじわと浮かび上がってくるのに合わせて、じわじわと涙がこみあげた。夫は泊まりがけの出張で不在。喜びと驚きでいっぱいになり、メールで写真を送信した。 「今回、うまくいったみたい!」 しかし、喜びも束の間、流産という悲しみに包まれることになる。ちょうど陽性が確認できた頃、志保さんは職場であらぬ濡れ衣を着せられ、上司から密室で叱責を受けた。そのことがきっかけで気持ちがひどく塞ぎこみ、体調を崩し、吐き気と過呼吸で心療内科に通うように。そして出張先で腹痛と吐き気がひどくなり、ついに出血。 いつもと違う出血の状況だった。嫌な予感がした。急いでかかりつけ医に駆け込んだが、授かった命はもうそこにはいなかった。 「初期の流産ですね」 なじみの中年女性医師は静かに言った。 「このタイミングでの流産は、医学的に何もできないの。次に備えて薬を飲んでね。初期の流産はお母さんのせいじゃないから」 医師の言葉は、頭の中をすべるように通り過ぎていった。 「人間ってショックを受けた時は、何も考えられなくなるもんなんだなって思いました。何も考えられないまま、何日間か呆然と過ごしました。食事も喉を通らず、とにかく涙に暮れてばかりでした」 呆然としながらも、妊娠初期に受けたパワハラへの悔しさが込み上げてきた。「あの時受けた精神的ストレスが流産の原因になったのでは」と考えたからだ。「守ってあげられなくてごめんね」と自分を責めた。 「初期の流産はお母さんのせいじゃない」この医師の言葉が、闇に吸い込まれそうな心を支えてくれた。 夫は一緒に涙を流してくれた。「いつか生まれてくるわが子に、お兄ちゃんかお姉ちゃんがいたってことを話そうね」と泣きながら話す夫。かけがえのない存在であることを再確認した。こうして初めて宿った命は、検査薬の陽性のラインだけをくっきり残し、風とともに夏の空に吸い込まれた。 待望のわが子を流産してしまった霧野さん。夫婦で涙を流し、悲しみを共有します。そして、次回不妊治療をステップアップすることに。 【調査概要】出産のタイミング・不妊治療に関するアンケート調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方調査期間:2021年1月28日(木)-2月3日(水) 調査件数:2,868名監修者:医師 杉山産婦人科 理事長 杉山 力一先生 著者:ライター 大楽眞衣子社会派子育てライター。全国紙記者を経てフリーランスに。専業主婦歴7年、PTA経験豊富。子育てや食育、女性の生き方に関する記事を雑誌やWEBで執筆中。大学で児童学を学ぶ。静岡県在住、昆虫好き、3兄弟の母。
2021年07月30日「赤ちゃんを産みたい」と思える情報を届けたい。ベビーカレンダーは「べビカレ特集」として、妊娠、出産、子育てなどママたちを取り巻く現状やさまざまな課題を問題提起し、取り上げています。今回は「不妊治療」について。仕事と不妊治療の両立が難しい現代の「不妊治療への理解」について考えます。 不妊治療体験者の声を取材した連載、第5回目となる今回は、夫の不妊治療手術を経て不妊治療を乗り越えた霧野志保さん(31・仮名)の場合。なかなか授からない原因が夫側にあることが判明。夫の手術、職場のパワハラ、流産を経て、待望の赤ちゃんが誕生するまでのお話です。 不妊治療というと話題は女性が中心になりがちですが、WHOによると不妊カップルの約半数は、男性側が問題を抱えているとされています。「子どもが欲しい」と願う気持ちは、女性だけではありません。精子に問題があると診断された男性に対する世間の理解や制度は、まだまだ広がっていません。 「不妊」という問題を、夫婦どちらかが過剰に背負うのではなく、「夫婦2人の問題」ととらえ、不安や痛み、悲しみや希望を分かち合い、二人三脚で不妊治療を乗り越えた夫婦の物語です。全体の約半数を占めるとされる男性側の不妊。最も多い原因が、「精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)」だ。男性不妊症全体の約40%の原因となっている。精巣の上にある静脈が腫れるため、精巣の温度が上昇することや、血流が悪くなることで精子機能を弱め、不妊につながるとされている。外科的な手術で改善する場合もある。 結婚して5年、周りのベビーラッシュに焦りコロナ禍での出産を経て、生後8カ月の女の子を育てる霧野志保さん(31・仮名)。夫とは20代前半で結婚し、「20代のうちに産みたい」と願っていた。仕事は夫婦ともに学校の先生。「子どもが好き」という気持ちは、夫も同じだった。学生時代から8年間恋人でいた頃から、「いずれは2人の子どもが欲しいね」と語り合ってきたほどだ。 結婚して5年。社会人になってからずっと仕事一筋に生きてきたものの、お互いもうじき30代。職場もベビーラッシュだった。そろそろわが子を……と意識せずにはいられなかった。ところが夫婦生活を続けても毎月訪れる生理。子どもがやって来てくれる気配はなかった。「私の体に何か問題があるのだろうか」とだんだん不安になっていった。 「でもいきなり不妊治療って考えるのはハードルが高くて。夫婦間でも言い出しにくかったです。まずは重い生理痛を軽減しようという目的で、ネットで調べた通勤圏内の婦人科クリニックへ行きました」 検査の結果、夫に不妊の原因があることが判明志保さんの検査結果は「平均」だった。タイミング療法を試してみようという流れの中で、夫も検査を受けた。 「平均と比べて精子の数値が低いですね。専門のクリニックに紹介状を書くので、行ってみてください」 担当医からの言葉に、夫はあまり動揺を見せなかった。 「生まれたときに大病をしているので自分が原因かもしれない」と考えていたからだ。でも、「いつか子どもが欲しいね」とあれほど2人で語り合って来た。ショックを受けていないはずはなかった。 「でも落ち込んでばかりではいられないですから。どういう方法が最善なのかなって2人で前向きに考えるようにしました」 夫は一人で精密検査へ一般的に女性と比べて男性の不妊治療に関する世間の理解は低い。男性不妊に対する公的な助成金も十分とは言えず、まだまだハードルは高いのが現実だ。男性自身の関心が低いケースも少なくない。なかなか核心に迫る悩みは女性より相談しづらいと感じている当事者男性は多く、検査に行くこと自体ちゅうちょする人もいる。 女性の不妊治療の場合、婦人科へ夫婦そろって行くことは珍しいことではないが、男性の場合、妻が付き添うケースはまだまだ一般的ではない。 結局、志保さんの夫は「精密検査は1人で行ってくる」と言い、不安がにじむ夫の背中を祈るような気持ちで見送った。専門クリニックで詳しく検査した結果、「精管が片方しか通っておらず、近くを通っている血管によって精巣が熱せられるため精子の数が少ない」と診断されて帰ってきた。 高額な手術費……夫は手術を決意前出の「精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)」は、外科的手術で改善する可能性がある。志保さんの夫の場合、「通っていない精管はどうにもできないが、熱せられる精巣への対処は手術で改善できるかもしれないと医師から言われた」と夫は言った。でもその先の詳しいことについて、志保さんは知らない。 「本人が詳しく話したがりませんでしたし、デリケートな問題なので、あえて根掘り葉掘り聞かないようにしました」 手術を受けるか受けないか。問題は経済的な負担だった。手術費用は30〜40万円。住んでいる地域では、夫が対象となっている手術への公的な助成金は得られなかった。しかし目の前に立ちはだかるのは「30の壁」。夫は手術することを決めた。 「2人で未来のことを考えたとき、“今はやれるだけのことはやろう”ってことになりました。だめならそれなりの幸せがあるじゃんって、2人ともが思えたんです」 そして夫は、また1人で手術へ向かった。 「子どもが欲しい」 夫婦の願いを叶えるため、手術を行うことを決意した夫。果たして結果は……? 監修者:医師 杉山産婦人科 理事長 杉山 力一先生 著者:ライター 大楽眞衣子社会派子育てライター。全国紙記者を経てフリーランスに。専業主婦歴7年、PTA経験豊富。子育てや食育、女性の生き方に関する記事を雑誌やWEBで執筆中。大学で児童学を学ぶ。静岡県在住、昆虫好き、3兄弟の母。
2021年07月29日「不妊治療をしています」「していました」ということをなかなか周りの人たちに言いづらかったのですが、勇気を出してカミングアウトすることで、職場で配慮を受けられたり、仲間が見つかったりすることがありました。「不妊治療をしている(いた)ことを周りに伝えてよかったな」と感じた私の体験談をお伝えします。 不妊治療のため、勤務時間を調整してもらえた 不妊治療を始める前は、フルタイムのパートとして週5日、1日8時間働いていました。でも、不妊治療を始めると、治療のために休みがちになってしまいます。しかも病院からは「生理1〜3日目までに来てください」とか「次は明後日来てください」と言われるので、前もって通院の予定が立てられません。 はじめは「不妊治療するなら、仕事を辞めるしかないのかなぁ」と思ったのですが、ダメ元で上司に「不妊治療を始めたいので、勤務時間を短くしてほしい」とかけあってみることにしました。上司は驚きつつも快く承諾してくれて、短時間勤務だけど健康保険もそのまま加入し続けられるように配慮してくれました。 短時間勤務になったあとは、可能な限り勤務後の時間に通院の予約を入れるようにして、できるだけ仕事を休まないように調整し働き続けることができました。もちろんどうしても休まないといけないこともありましたが、上司も事情をわかってくれているので、後ろめたい思いをすることもなかったです。仕事を辞めなかったことで、妊娠後も働き続けることができ、産休・育休もとらせてもらって育休給付金を受給できたので、経済的にも助かりました。職場には感謝していますし、勇気を出して伝えてよかったなと思っています。 SNSで同じ悩みを持つ人と繋がった不妊治療は夫婦で取り組むものですが、一般的に通院回数などは女性のほうが多く、精神的にも肉体的にも女性にかかる負担の方が大きくなりがちだと思います。 私は不妊治療中、夫がつらさをあまり理解してくれていない気がして、気が滅入ってしまうことが多くありました。 例えば、年賀状を見ているとき。夫が「俺たちよりあとから結婚した友だちのところに子どもが生まれたんだって、早いよね」と言ってくるのです。夫に悪気はないのですが、「なんでわざわざ神経を逆撫でするようなこと言うの?」と苛立ってしまいました。 そんなときに逃げ込んだのがSNS。不妊治療中の見ず知らずの人たちと繋がり、夫への愚痴ツイートや、「つらい、しんどい」というツイートにコメントしあうことで心が晴れて、「また治療頑張ろう」という気になれました。私はSNS上では本名を公開していなかったので匿名ではありますが、治療内容や思いをオープンにすることで、心のバランスを保っていた気がします。 ママ友との絆が深まった体外受精をして第1子を授かって2年、再度体外受精にチャレンジして第2子を妊娠することができました。 そのころ公園で仲良くなったママ友と話していると、そのママ友が「うちも2人目が欲しいけど、なかなかできないからうらやましい」と打ち明けてくれました。 私が「実はうちは2人とも不妊治療で、体外受精でね……」と伝えると、ママ友は驚きつつ「いや実はうちも今クリニックに通い始めて人工授精から始めていて……ねぇねぇ、最終的にいくらかかった? 体外受精の体への負担ってどうだった?」と、 かなり会話が弾み、自分の経験をママ友に伝えることができました。悩みを共有するもの同士、絆が深くなった気がしますし、そのママ友とは引越して離れたあとも連絡を取り合う仲です。 不妊治療中はいろいろなことをひとりで抱え込んで悩んで孤独になりがちでしたが、会社にも理解ある人がいたり、周りの友だちにも不妊治療中の人がいたので、勇気を出してカミングアウトしてよかったと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKOイラストレーター/しおみなおこ 著者:矢野あい子2歳の女の子、0歳の男の子の母。子どもは2人とも体外受精で授かる。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター しおみ なおこフリーランスイラストレーター。女性向け媒体をメインに、「大人かわいい」テイストのガールズイラストを描いています。夏とワインが好き。
2021年07月27日