ひとりの弁護士の不屈の信念が巨大企業の不正を暴き出す全米を震撼させた実話に基づく衝撃の物語映画「ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男」がTOHOシネマズ シャンテほかで全国公開された。© 2021 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.無謀とも思える巨大企業との闘いに身を投じたひとりの弁護士に光をあてた本作は、主人公ロブ・ビロットがデュポン社の信じがたい不正を探りあてていく過程を事実に沿って克明に描き出す。ある農場主の悲痛な訴えから始まった小さな案件が、ウェストバージニア州の地域全体を巻き込んだ大規模な環境汚染問題に発展していく様を映像化。人命さえ脅かす化学物質の存在が身近な恐怖として描かれ、闇の中の真実をひたむきに追求するロブの姿から目が離せない。◾️世界的な鬼才と実力派キャストの豪華タッグが実現!プロデューサーを兼任して主演を務めたマーク・ラファロは、実際のロブ・ビロット本人への取材を行うなど入念な役作りをこなし、静かな迫力をみなぎらせた渾身の演技を披露。ロブをスーパーヒーローでも聖人でもない生身の人間として体現し、観る者に共感を呼び起こす。世界有数の化学企業を敵に回したことで生じる強烈なプレッシャー、公私両面の凄まじいストレスなどの“正義の代償”を伝える一方、弱き者を救おうとする弁護士の揺るぎない信念を見事に演じきった。© 2021 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.ラファロを盛り立てる脇役のキャストにもビッグネームが集結した。「レ・ミゼラブル」でアカデミー賞助演女優賞に輝いたアン・ハサウェイがロブの最大の理解者である妻サラに扮し、「ミスティック・リバー」で同じくアカデミー賞助演男優賞を受賞したティム・ロビンスがロブの威厳ある上司タープを演じる。さらに「インデペンデンス・デイ」「ロスト・ハイウェイ」のビル・プルマンが、ロブの弁護団に加わるベテラン弁護士役でさすがの存在感を見せている。© 2021 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.そしてラファロからの直々のオファーを快諾し、本作のメガホンを執ったのはトッド・ヘインズ。カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された「ベルベット・ゴールドマイン」「キャロル」「ワンダー ストラック」、アカデミー賞脚本賞にノミネートされた「エデンより彼方に」などで知られる鬼才が、実話に基づく社会派リーガル・ドラマという新境地に挑んだ。SDGs、ESG といった国際的なガイドラインが定着し、持続可能な社会の構築が求められる今の時代において見逃せない実録映画となっている。© 2021 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.■「ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男」のあらすじ1998年、オハイオ州の名門法律事務所で働く企業弁護士ロブ・ビロットが、思いがけない調査依頼を受ける。ウェストバージニア州パーカーズバーグで農場を営むウィルバー・テナントは、大手化学メーカー、デュポン社の工場からの廃棄物によって土地を汚され、190頭もの牛を病死させられたというのだ。さしたる確信もなく、廃棄物に関する資料開示を裁判所に求めたロブは、“PFOA”という謎めいたワードを調べたことをきっかけに、事態の深刻さに気づき始める。デュポンは発ガン性のある有害物質の危険性を40年間も隠蔽し、その物質を大気中や土壌に垂れ流してきたのだ。やがてロブは7万人の住民を原告団とする一大集団訴訟に踏みきる。しかし強大な権力と資金力を誇る巨大企業との法廷闘争は、真実を追い求めるロブを窮地に陥れていくのだった。【映画情報】「ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男」TOHOシネマズ シャンテほか全国公開中出演:マーク・ラファロ、アン・ハサウェイ、ティム・ロビンス、ビル・キャンプ、ヴィクター・ガーバー、ビル・プルマン監督:トッド・ヘインズ(『キャロル』『エデンより彼方に』)2019 年/アメリカ/英語/126 分/ドルビーデジタル/カラー/スコープ/原題:DARK WATERS/G/字幕翻訳:橋本裕充© 2021 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ 公式サイト:dw-movie.jp
2022年01月05日繊維製品製造卸売業の株式会社植山テキスタイルが展開するファッションブランド「UNBROKEN/アンブロークン」とセレクトショップ JORNAL STANDARDが展開する「TRISECT2」が、新レーベル『KIDS UNBROKEN for TRISECT2』を、2020春夏より立ち上げました。KIDS UNBROKEN for TRISECT2 とは。“Grow Up” をコンセプトに、各分野のプロフェッショナルが、ハイエンドな視点とジャンクな思考をモットーにデザインし、それぞれの世代論・価値観をファッションを通して具現化し表現していく、“大人になりきれない” 大人たちの為の、真面目な馬鹿げたラインです。2020春夏コレクション第一弾のコンセプトは、『MARIE ANTOINETTE/マリーアントワネット』にスポットを当て、彼女が残した数々の言動を切り取り、グラフィックに落とし込んだTシャツを展開します。WEB販売先新レーベル立ち上げを記念したスペシャルアイテムとして、UNBROKEN UNIT NOVEL T-SHIRTを展開します。UNBROKEN UNIT NOVEL T-SHIRTWEB販売先 by professionals in each field based on the concept of high-end perspective and junk thinking.各分野のプロフェッショナルが、ハイエンドな視点とジャンクな思考をコンセプトにデザインする。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年07月02日戦後の沖縄で米軍の圧政に真っ向から挑んだ一人の男・瀬長亀次郎の戦いの姿を描いたドキュメンタリー『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』から2年。この度、瀬長亀次郎の生涯と日本復帰直前の激動の沖縄に迫った新作『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯』の公開が決定した。前作が公開されると、カメジローの地元・沖縄の桜坂劇場(那覇市)には猛暑にも関わらず何百メートルもの長蛇の列ができ、列に並んだおじいやおばあたちは「カメさんに会いに来た」と口々に話していた本作。いまもなお沖縄県民に寄り添い、ともに生きる彼の不屈の精神を感じさせるドキュメンタリーは、東京、大阪、名古屋、札幌、京都、神戸をはじめ全国に伝わり、大きなブームを巻き起こした。そして、新作『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯』では、カメジローが残した230冊を超える詳細に書き記された日記を読み解き、政治家としての一面だけでなく、妻や娘らと過ごす日常や、夫や父親としての様々な顔に迫り、彼の不屈の精神の根底にあるものを浮かび上がらせる。また、前作では描かれなかった、沖縄の歴史を語るには欠かせない教公二法阻止闘争、毒ガス移送問題やコザ騒動、沖縄と核など、返還へ向けて進んでいく熱い闘いや、カメジローと当時の佐藤栄作首相の国会での迫力ある魂の論戦が12分間にわたり映し出され、沖縄の心、そして現在もなお解決されない事象の原点を浮き彫りにしていく。音楽は前作と同じく坂本龍一が担当、「Sacco」に加え、新たに書きおろした曲「Gui」がカメジローの不屈の生涯を静かに熱く奏でる。さらに日本映画界きっての名優・役所広司が語りとして参加。役所さんの力強くも、優しさを秘めた語りが胸に響くものとなっている。前作を鑑賞した人々からの「家庭でのカメジローの顔を知りたい」「どうして、こんなに不屈の精神を宿すに至ったのか?」、そして「かっこ悪いカメジローもみてみたい」といった“人間”カメジローをもっと見たい、という声に押されたという佐古忠彦監督。「前作でご覧いただいた、国会論戦で時の首相に激しくぶつかっていった亀次郎の姿に、多くの人が快哉を叫んだが、その魂の言葉を生みだした原点も日記に残されていた。亀次郎は、何のためにこれほど不屈に一本の道を歩み続けたのか。その先に何があったのか。沖縄の歴史と亀次郎の言葉が、その答えを導き出す。そして、それは、後世へのメッセージとなって語りかけてくる」とコメントを寄せている。『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯』は8月17日(土)より沖縄・桜坂劇場にて先行公開、24日(土)より東京・ユーロスペースほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー 2017年8月26日よりユーロスペースにて公開© TBSテレビ
2019年06月13日伝説のファッションデザイナー、アレキサンダー・マックイーンの伝記映画の主役に、『不屈の男 アンブロークン』『マネーモンスター』のジャック・オコンネルが決まった。その他の情報監督は『さざなみ』のアンドリュー・ヘイ。原作はアンドリュー・ウィルソンによる伝記本で、映画は2009年のショーの準備期間に重点を置くものになるようだ。マックイーンは2010年に40歳で亡くなっている。撮影は来年1月にイギリスでスタート。公開は来年末を予定している。オコンネルは最近『HHhH』を撮り終えたところ。第二次世界大戦時、ナチのリーダーを暗殺すべく、20代の男性ふたりがプラハに送り込まれるという物語。共演はジャック・レイナー、ミア・ワシコウスカ、ロザムンド・パイク、ジェイソン・クラーク。北米公開予定は来年。文:猿渡由紀
2016年10月26日『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が、第88回アカデミー賞で「作品賞」「監督賞」など10部門にノミネートされ、日本でも各映画賞を総ナメにしていることから“復活”上映されることになり、再び熱狂を呼んでいる。本作は、石油も水も尽きかけた世界を舞台に、孤高の男マックス(トム・ハーディ)がフュリオサ(シャーリーズ・セロン)率いる美女たちとともに、砂漠の支配者イモータン・ジョーに反逆し、“不屈の精神”で自由のために爆闘する物語。ほかにも、2016年は冒頭から、トム・ハンクスが東西冷戦の影で知られざる活躍をした実在の弁護士に扮した『ブリッジ・オブ・スパイ』、巨大鯨のみならず広大な海との闘いを生き抜いた男たちの『白鯨との闘い』、無謀といわれても自らの夢を追いかけた男の実話『ザ・ウォーク』など、“不屈の精神”を抱き続けた男たちが大活躍。また、現在大ヒット中の日本映画『信長協奏曲』でも、小栗旬が自らの運命を知ってもなお、その信念のため、愛する人のため、仲間のために葛藤しながら、前を向く“信長”を好演している。そんな“不屈の精神”を持つ男たちが、これからもスクリーン上には続々と登場する。まず、アンジェリーナ・ジョリー監督作、文字どおりの『不屈の男アンブロークン』(公開中)では、素行の悪かった移民の少年がオリンピック陸上選手となり、第二次世界大戦中には47日間におよぶ太平洋での漂流を耐え抜き、日本軍の捕虜収容所で渡辺伍長(MIYAVI)から執拗な虐待を受けても、決して希望を捨てなかったルイ・ザンペリーニ(ジャック・オコンネル)が主人公となる。不屈の男の驚愕の半生に目を奪われるとともに、敵も味方も関係ない、“赦し”の物語であることを目の当たりにするはずだ。『オデッセイ』(公開中)でマット・デイモンが熱演する “火星にひとりぼっち”で取り残された男もまた、決してあきらめを知らない男だ。希望を捨てること=死を意味する火星にいながら、彼は持ち前のユーモアとスーパーポジティブな精神、植物学や科学の知識・技術を余すところなく発揮していく。そんな彼の“不屈の精神”を象徴するかのような(?)往年のディスコ・ミュージックも、一歩間違えば絶望的状況に陥る“長き旅”を盛り上げる。絶望的状況といえば、大戦中のアウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所を舞台に、ハンガリー系ユダヤ人のサウルが偶然見つけた息子を“弔う”ために奔走する『サウルの息子』(公開中)。同胞の屍体処理に従事する特殊部隊“ゾンダーコマンド”であるサウルは、ユダヤ教の教義に則って、ラビ(聖職者)のもと火葬ではなく埋葬をするべく、収容所内で分業によって淡々と進められる非人道的な行為を背景に、ただ、息子が人間らしくあるために歩みを進めていく。また、2月12日(金)から公開中の、Apple社のカリスマ的創業者を描いた『スティーブ・ジョブズ』では、彼にしか見えないヴィジョンで世界を変えた男が、実娘リサと接するときには戸惑いを隠せず、持て余す様子が描かれる。そんな父親としてのジョブズの姿が、3つの有名なプレゼンテーションから描き出されていく切り口は独特。指1本動かすだけで、いつでもどこでも世界中とつながることができる現代のライフスタイルを生み出した男の、ひとりの人間としての姿をも浮き彫りにさせている。カリスマといえば、クリスチャン・ベイル、スティーブ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピットという豪華スター俳優たちが華やかさを封印し、ウォール街を出し抜いたアウトサイダーを演じる『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(3月4日公開)も注目だ。世界中を混乱させたリーマンショック前夜、いち早く経済破綻を予測し、バブリーなウォール街の常識や権威を敵に回した男たちもまた、あきらめることを知らず、自分自身の“嗅覚”と直感を信じていた。直感といえば、あの名推理でおなじみの“不屈の探偵”も忘れてはならない。『Mr.ホームズ名探偵最後の事件』(3月18日公開)では、今年76歳のイアン・マッケランが90歳を過ぎたシャーロック・ホームズを演じ、30年前に自身が引退するきっかけになった事件に再び挑む。その姿は、“不屈の精神”を持ちながらも、ベネディクト・カンバーバッチやロバート・ダウニー・Jr.が演じてきたホームズのイメージとはまるで違う、リアルな人間味を持つ。さらに、岡田准一と阿部寛が共演を果たす日本映画『エヴェレスト 神々の山嶺』(3月12日公開)では、標高8.848m、氷点下50度、最大風速は50m以上という極限の世界に魅せられた不屈のクライマーたちが描かれる。「孤高の天才」と呼ばれる者、その生き様にどうしようもなく惹かれていく者、それとは別の生き方を選ぶ者…。さまざまな思いが、世界最高峰の山嶺を前に交錯する。最高峰といえば、カトリック教会という世界的な“巨大組織”を前に、屈することなくタブーに切り込んだジャーナリストたちを描いた『スポットライト 世紀のスクープ』(4月15日公開)。マーク・ラファロ、マイケル・キートン、リーヴ・シュレイバーらに紅一点レイチェル・マクアダムスという面々が、性的虐待の被害者たちの声なき声を世に知らしめるために奔走する姿には、胸アツになること必至。そして、“今度こそ”悲願のアカデミー賞獲得かといわれているレオナルド・ディカプリオ主演、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の『レヴェナント:蘇えりし者』(4月22日)も控えている。レオが「これぞ渾身の演技」で体現するのが、19世紀、熊にのどを裂かれ、瀕死の重傷を負いながらも死の淵から蘇った実在のハンター、ヒュー・グラス。彼の原動力となるのは、怒りと復讐心、何よりこの世にいない息子への愛にほかならない。スクリーンから放たれる彼らの“不屈の精神”は、できるだけ“最短の道”を選び、堅実で欲がなく、高望みをしない、“さとり世代”ともいわれたりする現代人の心にも、何かを灯すことになりそうだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スティーブ・ジョブズ 2016年2月12日より全国にて公開(C) Universal PicturesMr.ホームズ名探偵最後の事件 2016年3月18日よりTOHO シネマズシャンテほか全国にて公開(C) Agatha A Nitecka / SLIGHT TRICK PRODUCTIONS
2016年02月13日アンジェリーナ・ジョリーが監督を務める『不屈の男 アンブロークン』の13分45秒にものぼるメイキング映像が、このほど解禁となった。1936年のベルリン・オリンピック5000mで驚異的なタイムをたたき出したルイ・ザンペリーニは、第二次世界大戦で空軍爆撃手となる。彼を乗せた爆撃機が海に不時着し、47日間の漂流の末、日本軍に見つかって捕虜として収容所に送られてしまう。収容所では、彼に対して病的な執着を見せる渡辺伍長による執拗な虐待を受けるが、ザンペリーニは不屈の精神で耐え抜き、終戦によって遂に解放されるのだった。2014年に惜しまれながらもこの世を去ったルイ・ザンペリーニの半生を描く本作。このほど解禁となったメイキング映像は、「私たちの中には闘士がいる。自分をどれほど無力に感じたとしても闘う心は消えない」というアンジェリーナの言葉から始まり、彼女をはじめキャスト陣のインタビューを含む見応えのある映像に仕上がっている。1956年から映画化の構想があったという本作の主人公ルイ・ザンペリーニは、2010年に彼の半生を描いた小説を刊行し、ベストセラーを記録。その後本を手にしたアンジェリーナが心を動かされ、今回の映画化が実現した。映像冒頭、「私はルイの人生の物語にとても深い感銘を受けたの」と話すアンジェリーナのナレーション。「彼はウィットの持ち主で魅力的な人柄よ。完璧な人間ではないけれど情熱家なの。ルイの物語には誰もが共感できるはずよ。彼はあらゆる苦悩と挫折から何度も立ち直ってきた」と、収容所での撮影シーンと本編映像を交えながらアンジェリーナは本作への思いについて語る。「ルイはいつか、映画にしたいと願っていた。50年後、夢が実現したのよ」。続く映像では、ルイ・ザンペリーニ本人が登場。彼のアルバムを見てアンジェリーナは「素敵なご両親ね」と話す彼女に対して「ろくでなしは私だけ」と冗談で返すルイの姿が印象的だ。ルイが自身の人生ふり返ると、悪事を働くルイ少年の本編映像がオーバーラップされる。「私はどうしようもない不良少年だった。根性が腐ったろくでなしで、怠け者だった。いつもぶらぶらしていて、問題を起こす」。さらに、主演を務めたジャック・オコンネルも映像に登場。「とても光栄だった。僕が演じることで彼の人生を永遠のものにできる。波乱に満ちた人生を送った人だ。どうやってあれだけの忍耐力を得たのか、ルイの思いをたどった」と役作りへの思いを語った。そして、本作の渡辺伍長役でハリウッドデビューを果たしたMIYAVIについてアンジェリーナは、「渡辺は病んでいたけれど、高学歴で知的な人物だったの。本の中ではモンスターとして描かれている。演じる俳優はあえて正反対の雰囲気の人を選んだわ。悪役を演じることを楽しむような人ではなく、深く掘り下げてくれる人よ」と語る。MIYAVIさんも「ルイを友人のように考えたが同時に恐れてもいた。渡辺も苦しんでいたんだと思う。自分の弱さを隠していたんだ。だから、僕も渡辺の人間らしさを出すようにした」と自身の役柄について語っている。ほかにも、47日間の漂流シーンや、捕虜全員にルイを殴らせるために渡辺伍長が罵声を飛ばすシーンなど、本編とメイキング映像が満載。情熱を持って本作の監督に挑んだアンジェリーナのインタビューや撮影風景も映し出され、映像のラスト、「耐え忍ぶことは大事だ。諦めず挑戦を続けていれば道は開けるものさ」とルイは語る。日本に向けてアンジェリーナは「この映画は政治的なメッセージを持った作品ではありません。生き抜くとはどういうことかを観てもらえれば嬉しいです」とコメント。“不屈の男”を描くために奮闘した人々の“不屈の精神”を、この映像から感じて欲しい。『不屈の男 アンブロークン』は2月6日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月05日アンジェリーナ・ジョリーが、元オリンピック陸上選手にして先の大戦中に日本軍の捕虜となったルイ・ザンペリーニの激動の半生を映画化した『不屈の男 アンブロークン』。いよいよ2月6日(土)に迫った日本公開を前に、“監督”アンジェリーナのインタビュー映像が到着。共に映画化を喜び、製作を進めた実在の“不屈の男”ルイについて、アンジェリーナが涙を見せながら語ってくれた。本作の主人公、ルイ・ザンペリーニ(ジャック・オコンネル)はカルフォルニア州トーランス出身でイタリア移民。手の施しようのない不良だった彼は、兄の勧めで陸上を始め、高校生で1936年のベルリンオリンピック5000m競技に出場、アメリカの記録を更新し、一躍英雄となった。彼の夢は1940年に予定されていた幻の東京オリンピック出場だった。だが、その後、第二次世界大戦で爆撃手として搭乗していた飛行機がエンジントラブルに見舞われ、サメが多数現れる危険な太平洋を47日間にわたり漂流、日本軍に見つかり捕虜という皮肉な形で東京の地へ足を踏み入れることに。だが、東京の収容所で待っていたのは、ルイに対し病的ともいえる執着を見せる渡辺伍長(MIYAVI)による虐待。ルイはそれを不屈の精神で耐え抜き、やがて終戦を迎える――。数奇な運命に翻弄されながらも、自らが信じる道を文字通りの不屈の精神で進んだルイの半生を映画化したアンジェリーナ。原作を読み、「私の中で火がついてどうしても映画化したいと思うようになったの。スタジオを必死に説得したわ」と当時の気持ちを語り、まずは“私には絶対できる”と自分に自信を持つことから始めたという。さらに、「ルイに会おうとしたら実はご近所さんだった」と語るアンジェリーナ。「私の寝室の窓から見える家に住んでいたのよ。数週間後、監督に決まりルイに会いに行ったら『私は長くないぞ、急いでくれ』と言われたの」と、ルイ本人との初対面をふり返った。「予算や配役が決まるまで製作の“ゴーサイン”が出ない。だから、急いで俳優選びを始めて、予算を詰めロケ地を選びやっとゴーサインをもらうことができたの。ルイには事前に『製作が決定したら旗で合図する』と約束してた」と話し、ご近所だからこそ分かる合図を決めていたことを告白。「彼が60年間待っていた日だから。すぐブラッド(・ピット)に電話して『旗を揚げて』と頼んだわ。ルイは旗を見てとても喜んでくれた」と笑顔を見せた。しかし、ルイについて質問されると、「ダメだわ、やっぱり泣いてしまうわね…。素晴らしい人だった」と思わず涙を浮かべるアンジェリーナ。「彼にはキャストの選定の段階から相談していたし、各シーンが仕上がると見てもらっていたの。全部の編集が終わった時は入院していたから、まだ音楽も入ってない映像をパソコンに入れてベッドの上で再生し彼に見せてあげたの」と明かし、「そのときの目の輝きを思い出すわ。彼はもう97歳だった。この世との別れが近づいたときに自分の人生を振り返っているように見えたわ。対空砲火の迫力に驚き、ママの料理に笑顔を浮かべてた。陸上競技の場面も気に入ってくれたわ」と思い出を語った。「最後にはすべてを見直すことができて、心安らかに逝けたと思うの。自分の人生に誇りをもったはずよ」と涙を見せながらも笑顔を浮かべるアンジェリーナ。戦争という極限状態でどちらかを断罪することなく、人間個人の尊厳を見事に描きった彼女のメッセージは、戦後70年の現在にも通ずるルイの不屈の精神として、受け継がれていくことだろう。『不屈の男 アンブロークン』は2月6日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月03日アンジェリーナ・ジョリー監督作『不屈の男 アンブロークン』の東京シアター・イメージフォーラムでの公開日が2月6日に決定したことが26日、わかった。また、全国から上映の問い合わせやリクエストが多数寄せられたことにより、各地での上映も決定し、東京に続き順次公開となる。本作は、第二次世界大戦で日本軍の捕虜となったオリンピック・アスリート、ルイ・ザンペリーニの半生を描いた実話。1936年のベルリン・オリンピック5,000mで驚異的なタイムをたたき出したルイ・ザンペリーニは、第二次世界大戦で空軍パイロットとなり、乗っていた爆撃機の不時着によって、47日間の漂流の末に日本軍に見つかり捕虜として収容所に送られてしまう。収容所では、ワタナベ伍長による執拗な虐待を受けるが、2年におよぶ捕虜収容所での地獄を不屈の精神で耐え抜き、終戦によってついに解放される。ローラ・ヒレンブランドの『シービスケット』を原作に、ジョエル&イーサン・コーエンらが脚本を手掛けた本作は、第87回アカデミー賞で、撮影賞、録音賞、音響編集賞にノミネートされた。ルイ・ザンペリーニを演じるのは、『ベルファスト71』のジャック・オコンネル。そのほか、ドーナル・グリーソン、MIYAVI、ギャレット・ヘドランド、フィン・ウィットロックらが出演する。このたび、東京シアター・イメージフォーラムでの公開日が2月6日に決定し、以降に公開される地方上映館も明らかに。また、公式サイトもオープンした。『不屈の男 アンブロークン』地方上映館神奈川:横浜ニューテアトル群馬:シネマテークたかさき北海道:ディノスシネマズ札幌劇場岩手:盛岡ルミエール宮城:フォーラム仙台山形:MOVIE ON やまがた長野:長野ロキシー富山:フォルツァ総曲輪石川:シネモンド愛知:伏見ミリオン座静岡:シネマe_ra大阪:シネマート心斎橋京都:京都シネマ岡山:シネマ・クレール広島:広島サロンシネマ福岡:KBC シネマ佐賀:シアターシエマ熊本:Denkikan長崎:長崎セントラル劇場大分:シネマ5沖縄:ミハマ7プレックス(C)2014 UNIVERSAL STUDIOS
2015年11月26日女優として、監督として活躍するアンジェリーナ・ジョリーの2度目の監督作『不屈の男 アンブロークン』。ひとりのオリンピック選手の波乱にみちた感動の実話を描く本作の日本版予告編が完成。この度、映像が公開された。1936年のベルリン・オリンピック5,000mで驚異的なタイムをたたき出したルイ・ザンペリーニ(ジャック・オコンネル)は、第二次世界大戦で空軍パイロットとなる。彼を乗せた爆撃機が海に不時着し、47日間の漂流の末、日本軍に見つかって捕虜として収容所に送られてしまう。収容所では、彼に対して病的な執着を見せるワタナベ伍長による執拗な虐待を受けるが、ザンペリーニは不屈の精神で耐え抜き、終戦によって遂に解放されるのだった。今回公開された予告編では、「兄に教わった、“出来ない事はない”」という主人公の声とともに、零戦の激しい銃撃によって海に墜落する米軍機のシーンからスタート。声の主は、第二次世界大戦下、日本軍の捕虜となったオリンピック・アスリート、ルイ・ザンペリーニ。兄に諭され、反抗のエネルギーを走ることに振り向けたルイが、オリンピック選手として一躍英雄になる姿から、爆撃手となったルイが飛行機のエンジン・トラブルで海に墜落し、47日の漂流を経て敵国である日本軍の捕虜となる壮絶な運命が映しだされる。そして、サディスティックな振る舞いから“鳥(バード)”と影で呼ばれる渡辺伍長(MIYAVI)の理不尽で容赦ない仕打ちの数々も…。最後に流れる「父さん、母さん、僕は生きています。再会の日まで、みんなの幸せを祈って…」というルイからの家族への切ないメッセージや、「私は生涯、レースを棄権したことはない」という不屈のメッセージに胸打たれること必至だ。『不屈の男 アンブロークン』は2016年2月、シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月17日2014年クリスマスに全米公開され、第87回アカデミー賞「撮影賞」ほか3部門にノミネートされながらも、日本では劇場公開に至らなかったアンジェリーナ・ジョリーの2度目の監督作『不屈の男 アンブロークン』(原題:UNBROKEN)。この度、本作が2016年2月、シアター・イメージフォーラムを皮切りに全国順次公開されることが決まった。1936年、ベルリン・オリンピックの5,000m走競技で驚異的なタイムをたたき出したルイ・ザンペリーニ(ジャック・オコンネル)は、やがて第二次世界大戦で空軍パイロットとなる。だが、彼らを乗せた爆撃機が海に不時着、数人の兵士とともに47日間の漂流した末、日本軍の捕虜となり収容所に送られてしまう。収容所では、彼に対して病的な執着を見せるワタナベ伍長(MIYAVI)による執拗な虐待を受けるが、ザンペリーニは不屈の精神で耐え抜こうとする――。本作は、第二次世界大戦で日本軍の捕虜となった実在のオリンピック・アスリート、ルイ・ザンペリーニの半生を、監督のアンジェリーナをはじめ、脚本にジョエル&イーサン・コーエン兄弟が参加、撮影を『ショーシャンクの空に』『007 スカイフォール』のロジャー・ディーキンスが務めるなど、ハリウッドの一流スタッフが結集して製作。主演を務めるのは、アンジェリーナも絶賛を贈る英国俳優ジャック・オコンネル。今年は主演作『ベルファスト71』『名もなき塀の王』が相次いで日本公開され、「プラダ(PRADA)」の2015年春夏コレクションの広告モデルに抜擢、GQメン・オブ・ザ・イヤー「ヴェルチュ・ブレイクスルー・アクター賞」を受賞するなど、注目度が上昇中。さらに、役名は未発表だが『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にも出演する『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』のドーナル・グリーソン、今年『ミッション・インポッシブル/ローグ・ネーション』とのコラボを行ったギタリストのMIYAVI、『PAN~ネバーランド、夢のはじまり~』の若き日のフック役ギャレット・ヘドランドら、ブレイク必至のキャストたちが名を連ねている。本国では大ヒットを記録し、話題を呼んだものの、その内容からこのまま日本での劇場公開はないとされてきた。だが、今回、製作のユニバーサルと配給のビターズ・エンドが舞台となる日本で公開されないことに違和感を感じ、また、本作が戦争を背景に1人の男に降りかかる苦難を“不屈の精神”で生き抜く様を力強く描いた素晴らしいドラマであるという点から合意に至り、渋谷のミニシアター、シアター・イメージフォーラムの賛同も得て、日本での公開が決定。同劇場はこれまで、『ショアー』『蟻の兵隊』『鬼が来た!』『シャトーブリアンからの手紙』など、ドキュメンタリー、劇映画とわず、さまざまな戦争の形を描いた作品を数多く上映してきている。まさに“不屈の精神”が呼び込んだ待望の日本公開。1人の男の壮絶な“生きざま”を描いた物語に注目していて。『不屈の男 アンブロークン』は2016年2月、シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月22日2014年クリスマスに全米公開となり大ヒットを記録したアンジェリーナ・ジョリー監督作『不屈の男 アンブロークン』が2016年2月に日本公開されることが22日、わかった。本作は、第二次世界大戦で日本軍の捕虜となったオリンピック・アスリート、ルイ・ザンペリーニの半生を描いた実話。1936年のベルリン・オリンピック5,000mで驚異的なタイムをたたき出したルイ・ザンペリーニは、第二次世界大戦で空軍パイロットとなり、乗っていた爆撃機の不時着によって、47日間の漂流の末に日本軍に見つかり捕虜として収容所に送られてしまう。収容所では、ワタナベ伍長による執拗な虐待を受けるが、2年におよぶ捕虜収容所での地獄を不屈の精神で耐え抜き、終戦によってついに解放される。ローラ・ヒレンブランドの『シービスケット』を原作に、ジョエル&イーサン・コーエンらが脚本を手掛けた本作は、第87回アカデミー賞で、撮影賞、録音賞、音響編集賞にノミネートされた。ルイ・ザンペリーニを演じるのは、『ベルファスト71』のジャック・オコンネル。そのほか、ドーナル・グリーソン、MIYAVI、ギャレット・ヘドランド、フィン・ウィットロックらが出演する。映画の舞台が日本でもあるにも関わらず日本で公開されないことに違和感があるとし、「戦争を描くいろいろな形の映画があるべき」、「戦争を背景に一人の男に降りかかる苦難を不屈の精神で生き抜く様を力強く描いたドラマ」であるという点から、製作のユニバーサルと配給のビターズ・エンドが公開を決断した。『不屈の男 アンブロークン』は2016年2月、シアター・イメージフォーラムを皮切り全国公開。(c)2014 UNIVERSAL STUDIOS
2015年10月22日“諦めないこと”。日本地図を完成させるため前人未踏の山・劔岳に挑んだ男たちの物語『劔岳点の記』、劣悪な環境で働く出稼ぎ労働者たちの闘争を描いた『蟹工船』。毛色の違うこの2本の映画に共通するのは、そんなメッセージだ。『劔岳点の記』は、『八甲田山』、『駅 STATION』、『鉄道員(ぽっぽや)』など日本映画史に残る名作・話題作の映像を生み出してきた名カメラマン・木村大作が、50年のキャリア、50本目の映画にして初めてメガホンを取った記念すべき作品。見どころは何と言っても映像の素晴らしさ。大自然の厳しくも美しい姿をフィルムに焼き付けるため、実際に劔岳・立山連峰各所で撮影を敢行。主演の浅野忠信をはじめ香川照之、松田龍平、仲村トオル…という実力派俳優たちも3,000m級の劔岳に登り、本物の映像と共にその場に行くことでしか生み出せない台詞と表情をカメラに向けた。いまから100年前に険しい山中に三角点を設置した明治人の真実の物語を本物の映像で描く──CGが当たり前になったこの時代に敢えて危険な撮影に挑んだ本作には“本当に撮影したのか?”と疑いたくなるほどの驚きの映像が詰まっている。そして、『劔岳点の記』で陸地測量部測夫を演じた松田龍平が『蟹工船』では労働者のリーダーとして登場する。カムチャッカ沖で蟹を獲り、船上で缶詰に加工する蟹工船を舞台に、安い賃金で過酷な労働を強いられていた労働者たちが奮起するこの物語の原作は、いまから80年前に小林多喜二が発表しプロレタリア文学の最高峰と賞賛された同名小説。それを『弾丸ランナー』、『ポストマン・ブルース』など疾走感ある作風で知られるSABU監督が大胆なアレンジを施し映像化。「パンクに!」という監督の要望のもとに作られたSFムード漂う蟹工船のセット、労働者たちのコスチュームも見どころだ。逃げ場のない蟹工船という地獄のなかでただ生きるのか、それとも立ち上がるのか──世界的不況が続くこの時代だからこそ、絶望的な環境から再生していく人間たちの生きざまに共感する。測量という仕事に誇りを持ち、命を賭けて険しい山に挑んだ男たちと、希望を持って生きるために立ち上がろうとした労働者たち。どんな状況でも諦めないこと、挑戦することを熱く伝える『劔岳点の記』と『蟹工船』。いまの自分に必要なのはどっち?(text:Rie Shintani)■関連作品:劔岳点の記 2009年6月20日より全国東映系にて公開© 2009『劔岳点の記』製作委員会蟹工船 2009年7月4日よりシネマライズ、テアトル新宿ほか全国にて公開© 2009「蟹工船」製作委員会■関連記事:SABU、大学生たちに『蟹工船』パワーを指南「借金踏み倒してでも生きろ!」TKO、松田龍平にあやかり俳優の座狙い?『蟹工船』全国キャンペーン中いざ、反撃!男たちの熱き闘いを見よ『蟹工船』試写会に10組20名様をご招待浅野忠信&香川照之を9時間歩かせた鬼監督を宮崎あおいがつぶらな瞳で骨抜きに!男たちの熱き大和魂がここにシネマライブ!『劔岳点の記』試写会に30組60名様ご招待
2009年06月19日