タレント・タモリの昼ごはんに、NHKの番組『サラメシ』が密着することが8日、明らかになった。この模様は、16日(20:15~20:43)の放送で紹介される。『サラメシ』は、働く大人の昼ごはんを紹介する番組。同番組の制作チームが、3月上旬に行われた同局の人気番組『ブラタモリ』の京都ロケに同行し、その際の昼ごはんの様子を取材した。タモリに同行するのは、桑子真帆アナウンサーから引き継ぎ、初めての『ブラタモリ』ロケとなる近江友里恵アナ。訪れた店は、『サラメシ』のナレーションを担当する中井貴一が紹介した場所で、タモリは中井おすすめのメニューを堪能する。なお、『ブラタモリ』京都ロケの模様は、この『サラメシ』の直前となる16日(19:30~20:15)に放送される。
2016年04月08日狂言師・野村萬斎や歌舞伎役者・市川猿之助らが出演する、生け花に焦点を当てた初の映画『花戦さ』が2017年に公開されることが6日、発表された。萬斎と猿之助が共演するのは今回が初となる。原作は、文禄3年(1594年)に池坊専好が豊臣秀吉に前田利家邸で披露したといわれる「大砂物」(全幅7.2メートル、高さ3.5メートルに及ぶ立花)から生まれた伝説に着想を得て、新たな物語とした鬼塚忠氏の小説『花いくさ』。初代・池坊専好という花の名手と千利休の友情や、京都の町衆である六角堂にいる花僧が、権力者・豊臣秀吉の乱心に、刃でなく花をもって相手をあだ討ちするストーリーに感銘を受けた製作側が、映画化を企画し実現に至った。そんな専好を演じるのが、萬斎。劇中での専好が持つ天真らんまん、奇想天外というイメージからオファーを受けた。萬斎は演じるに当たり、クランクイン前に華道の指導も受け、細かい所作にもこだわる徹底ぶりを見せているという。専好と対立する天下人・秀吉役を務めるのが、猿之助。「温厚だった秀吉が後年、嫡男・鶴松を失って狂気に陥っていく様を演じられるのは猿之助しかいない」との理由から抜てきされた。萬斎は、専好を「戦乱の時代の中で、花で世に語りかけ、花と共に生きた人」と説明。その上で、「命あるものにさらなる命を吹き込む、純粋(ピュア)な存在として演じたい」と意気込みを話す。2度にわたったという生け花の所作の稽古から、多くを学んだようで、「特有の所作に、私なりの動きを生かせれば」と自身ならではの演技ももくろんでいる。また、専好は「伝統を受け継ぐだけではなく、常に時代の空気を感じながら、"その時々の花の美しさ"を追求する」とし、「その姿勢は世阿弥も言っていることであり、われわれの狂言の世界と相通ずるものがある」と共感も覚えている様子だ。さらに、専好と深い友情と信頼を築き共に美を追い求めた茶人・千利休役として佐藤浩市、織田信長役として中井貴一、前田利家役として佐々木蔵之介といった俳優らが出演。『山桜』(08年)や『小川の辺』(11年)などを手がけてきた篠原哲雄監督がメガホンを取り、脚本を『包帯クラブ』(07年)などの森下佳子氏が執筆。音楽は、スタジオジブリ作品などで知られる久石譲が担当する。なお本作は、時代劇の中心地として名高い京都・太秦の映画人たちの手によって製作。撮影も大覚寺、妙心寺、鹿王院、仁和寺、南禅寺、梅宮大社、随心院など京都を代表する場所でも敢行されており、4月10日クランクイン、5月下旬のクランクアップを予定している。
2016年04月06日鬼塚忠の小説『花いくさ』が野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市ら豪華キャストの出演で映画化されることが決定した。戦国時代を生きた花僧・池坊専好の物語が描かれる。その他の情報本作は、1594年に池坊専好が豊臣秀吉に前田利家邸で披露したといわれる“大砂物(幅7.2メートル、高さ3.5メートルある立花)”の伝説に着想を得た物語を描くもので、池坊専好が権力者・豊臣秀吉に刃ではなく“花”をもって立ち向かう姿が描かれる。池坊専好を演じる野村萬斎は「専好は華道において“中興の祖”とも言われていますが、伝統を受け継ぐだけではなく、常に時代の空気を感じながら、“その時々の花の美しさ”を追求する。その姿勢は世阿弥も言っていることであり、我々の狂言の世界と相通ずるものがあると思っております」とコメント。撮影を前に、華道の指導も受け、細やかな所作にもこだわって演じる準備を整えたという。また、市川猿之助が豊臣秀吉を、佐藤浩市が千利休を、中井貴一が織田信長を、佐々木蔵之介が前田利家を演じる。『小川の辺』の篠原哲雄が監督を、ドラマ『ごちそうさん』の森下佳子が脚本を、久石譲が音楽を手がける本作は今月10日から撮影を開始し、2017年に公開になる。『花戦さ』2017年公開
2016年04月06日「JIN-仁-」「ごちそうさん」「天皇の料理番」など数々の名作ドラマを生んだヒットメーカー・森下佳子と<a href="">『起終点駅 ターミナル』</a>や「山桜」「小川の辺」など、時代劇でもその手腕をみせた篠原哲雄監督がタッグを組む映画『花戦さ』の製作が決定。この度、本作のキャストが発表され、主演に野村萬斎、共演に市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市と狂言・歌舞伎・日本映画界のトップが集結していることが分かった。十六世紀。戦乱に荒れ果てた京の都に、花を生けることで世の平穏を祈り、人々に生きる希望を与えんとする、「池坊」と呼ばれる僧侶たちがいた。やがて織田信長による天下統一を前に、戦国の世も終わりを告げようとする頃、「池坊」の中でもその生ける花がひときわ異彩を放つ池坊専好は、信長の所望で「大砂物」なる大がかりな生け花を披露するため、岐阜城へと向かう。そこで専好は、千宋易という不思議な男に出会うが、巨大な松を中央に据えた大砂物は思わぬ失態を招き、信長の怒りを買う。しかしそのとき、軽妙に事態を取り繕い、専好を救ったのは、信長に仕える若き武将、木下藤吉郎だった。それから十二年。信長は本能寺の変によってすでにこの世を去り、天下はかつての木下藤吉郎、豊臣秀吉の手に委ねられていた。そんなある日、豊臣秀吉の茶頭として、利休を名乗る宋易と再会する。専好は利休によって、自らが求める「花」の心をようやくつかみ始めるのだった。しかし天下を握ってから人が変わったように驕り高ぶる秀吉に対し、諌めるように自らの茶を貫き通そうとした利休が、その頑なさゆえに、秀吉に命じられ、自害に至った。さらに秀吉の乱心は嵩じ、罪もない街の者たちまでが、次々と命を奪われていく…。時の最高権力者太閤秀吉に戦いを挑む専好。かけがえのない友、利休の仇討のため、彼が手に取ったのは、刃(やいば)ではなく「花」だった。それこそが、専好にしか成しえない「戦さ」であった…。文禄3年(1594年)、池坊専好が豊臣秀吉に前田利家邸で披露したといわれる「大砂物」(全幅7.2m、高さ3.5mに及ぶ立花)から生まれた伝説に着想を得て、新たな物語を作り上げた鬼塚忠の小説「花いくさ」(2011年発表KADOKAWA刊)を映画化した本作。音楽をスタジオジブリ作品、北野武作品などを中心に手がけてきた映画音楽界の巨匠・久石譲が担当する。花を生けることで、戦乱に生きる人々の心を救う花僧・池坊専好を演じるのは狂言界のトップスター・萬斎さん。専好と対立することになる天下人・豊臣秀吉には、歌舞伎界の若き大看板・猿之助さん。ジャンルは違えども同じ日本を代表する伝統芸能の継承者である2人が共演するのは、今回が初めてのこと。萬斎さんは今回の役柄について「池坊専好は、戦乱の時代の中で、花で世に語りかけ、花とともに生きた人。命あるものに更なる命を吹き込む、純粋(ピュア)な存在として演じたいと思っております」と意気込みを語り、“生け花”についても「二度にわたる生け花の所作の稽古では、花鋏の使い方など華道の基本はもとより、ためる(枝などを曲げた状態にする)、葉の形を変える等の細かい技術や、力技を必要とする男性的な大作に至るまで、幅広く教わりました。生け花特有の所作に、私なりの動きを活かせればと思います」と自信を覗かせた。「専好は華道において“中興の祖”とも言われていますが、伝統を受け継ぐだけではなく、常に時代の空気を感じながら、“その時々の花の美しさ”を追求する。その姿勢は世阿弥も言っていることであり、我々の狂言の世界と相通ずるものがあると思っております」と自身との共通点も明かした。そのほか萬斎さん演じる専好と深い友情と信頼を築き、美を追い求めた茶人・千利休には佐藤浩市。織田信長役には中井貴一、前田利家役には佐々木蔵之介が抜擢され、現在の日本映画界を代表する俳優陣が物語を盛り上げる。『花戦さ』は2017年、全国にて公開(text:cinemacafe.net)
2016年04月06日鳥取に日本で最初に出来た民藝店があるのをご存知だろうか。銀座にもその支店がある「鳥取たくみ工芸店」だ。同店を創業した鳥取市出身の吉田璋也は、日本の民藝運動を率いた柳宗悦から直接教えを得た人物。晩年まで、医師として鳥取で務め、一方各地の作り手に民藝運動のプロデューサーとしてアドバイスした吉田の教えは、今もなお鳥取の地に息づいている。吉田の熱心な活動に加え、かつて交通が不便であった鳥取では、自分たちの土地にあるもので必要なものを作るという姿勢が根付いており、今もなおクラフトが盛んな土地柄だ。今回訪ねたのは、1945年に開窯した「因州・中井窯」。そこで、3代目・坂本章さんに窯を案内してもらった。窯では黙々と作業が続けられている中井窯では、緑、白、黒の色使いが印象的なモダンな器を作陶している。深く、しかし澄んだ色合いをみせる釉薬には、なるべく地元の天然素材を使う。例えば、農業を営む家が多い地域性を活かし、稲藁(いなわら)の灰、山林に育った広葉樹木の灰をつかい「白」の釉薬を調合するというように。緑、白、黒の色使いが中井窯の器の特色の一つ「ここの器は、自然にあるものを使って成り立っている焼き物ばかり」だと彼は話す。自然素材から作る釉薬は、気温や湿度などの環境の変化にも敏感だ。そのちょっとした変化が映された器には、どれ一つとして同じものはない。その感覚が、中井窯の器を手に取る人の心を掴むのかもしれない。また、窯の敷地内に2012年にオープンしたギャラリーショップには、手に届く価格で日々の食卓を彩るお皿、湯のみ、徳利、コーヒーカップなど、幅広い世代に愛される器が並ぶ。その中にはミルクピッチャーのように現代の暮らしに応えるような器も見られる。そこで、坂本さんに「どのアイテムが新しい型なのか」と尋ねると「どれが新しい、どれが古典という線は引きがたい。ただ、頭の中にいつも創作のチャネルがあって、ふとした時にそのスイッチが入る感覚で新たな器が生まれるんです」と返ってきた。そして、「いつの時代も、試行錯誤して新しい要素を加えていかなければ、伝統として残れない。諦めないこと、続けること、何か次の一手を打つこと。待っているだけでは、民藝に発展はない」と続ける。この思いが、民藝とデザインを出合わせ、現代の暮らしに寄り添う器を生み出したのだろう。窯の敷地内にはギャラリーショップもある坂本さんは、「生まれた時からここの器が日常だった。いいも悪いもない」と作陶をはじめたきっかけに話が及んだ時に話してくれた。暮らしの中で、その器を使い、この地の土に触れること。手を通じ、目を通して中井窯の器に触れてきた彼だからこそ、見いだした境地がそこにある。中井窯を語る上で欠かせない緑、白、黒の三色に掛け分けされた丸皿。その皿を手にして「ここにはもう何も足しません。引いて引いて、ここに何もかもがあるから」と語る坂本さん。もし鳥取を訪れたなら、足を伸ばしてもらいたい場所の一つだ。【窯情報】住所:鳥取県鳥取市河原町中井243ー5OPEN:9時~17時(不定休/訪問時は要連絡)URL:
2016年03月21日一昨年の夏、PARCO劇場の伝説の舞台『ショーガール』が新キャスト、新演出でにぎやかに復活した。もとは福田陽一郎作・構成・演出、木の実ナナ&細川俊之出演で1974年から15年間にわたり上演された人気シリーズで、その元祖にインスパイアされた三谷幸喜が大いなるリスペクトを込めて再構築。三谷の絶対的な指名により誕生したのが川平慈英とシルビア・グラブの新コンビである。福田作品の持つ圧倒的な華はそのままに、小粋な笑いをふんだんに盛り込んだ三谷版『ショーガール』。大人の観客をおおいに満足させたステージが早くもこの3月、PARCO劇場に帰ってくる。舞台『ショーガール』チケット情報「前回、観に来てくださった中井貴一さんが「海外に行かなくても、こういうショーが渋谷で見られるんだ!」って言ってくださったんですよ。嬉しかった!やっぱり『ショーガール』=ロングランだから、一回こっきりじゃ許されない。そのブランドを継続していかなくてはいけないと思っています」(川平)「本編とショーで構成されたステージで、とくに歌と踊りの部分に関しては皆で一緒に作り上げた感がありましたね。作曲の荻野清子さんも含めて「もっとこうしたい」と4人で話し合ってね」(シルビア)本編と呼ばれる芝居部分は、川平扮する探偵のもとに謎の女が現れ、ある地味な女の身元調査を依頼することから始まるミステリー仕立てのラブコメディ。シルビアは謎の女と地味な女の二役を演じている。「地味な女!?うわ~三谷さん、やっぱり楽をさせてくれないな!と思いました(笑)」(シルビア)「派手だからね~…って人のこと言えない(笑)。僕の場合、ここ何年も要求されていなかった二の線を期待されましたね。ニヒルで、ハードボイルドで…という像を作り上げるのは相当大変でした」(川平)三谷がふたりを「ポジティブな見た目とは裏腹の、とてもネガティブな人たち。客観的に自分を見られる深さがある」と語っていたのは一昨年のこと。彼らの本質を突いたキャラクター設定に対して、シルビアは「人が思う以上に“気にしい”で、日本人の心を持っているんです」とうなづく。川平は「役者はだいたいネガティブでコンプレックスの塊ですよ。じゃないと向上心が生まれない」と笑いながら、さっそく「今回は楽器をやりたい!シルビアがベースで俺がギターね」と新たな野望を宣言した。シルビアも「前回、慈英がちょっとタップを踏んだから、今回は私も…。ショーをバージョンアップさせたいよね」と負けていない。ふたりの情熱がどのように進化した再演を生むのか、見届けたい。「三谷さんは単なる刷り直しが大嫌いな人。絶対に何か隠し球があると思いますよ!」(川平)公演は3月13日(日)から22日(火)まで。チケット発売中。取材・文上野紀子
2016年02月29日一昨年の夏、PARCO劇場の伝説の舞台『ショーガール』が新キャスト、新演出でにぎやかに復活した。もとは福田陽一郎作・構成・演出、木の実ナナ&細川俊之出演で1974年から15年間にわたり上演された人気シリーズで、その元祖にインスパイアされた三谷幸喜が大いなるリスペクトを込めて再構築。三谷の絶対的な指名により誕生したのが川平慈英とシルビア・グラブの新コンビである。福田作品の持つ圧倒的な華はそのままに、小粋な笑いをふんだんに盛り込んだ三谷版『ショーガール』。大人の観客をおおいに満足させたステージが早くもこの3月、PARCO劇場に帰ってくる。舞台『ショーガール』チケット情報「前回、観に来てくださった中井貴一さんが「海外に行かなくても、こういうショーが渋谷で見られるんだ!」って言ってくださったんですよ。嬉しかった!やっぱり『ショーガール』=ロングランだから、一回こっきりじゃ許されない。そのブランドを継続していかなくてはいけないと思っています」(川平)「本編とショーで構成されたステージで、とくに歌と踊りの部分に関しては皆で一緒に作り上げた感がありましたね。作曲の荻野清子さんも含めて「もっとこうしたい」と4人で話し合ってね」(シルビア)本編と呼ばれる芝居部分は、川平扮する探偵のもとに謎の女が現れ、ある地味な女の身元調査を依頼することから始まるミステリー仕立てのラブコメディ。シルビアは謎の女と地味な女の二役を演じている。「地味な女!?うわ~三谷さん、やっぱり楽をさせてくれないな!と思いました(笑)」(シルビア)「派手だからね~…って人のこと言えない(笑)。僕の場合、ここ何年も要求されていなかった二の線を期待されましたね。ニヒルで、ハードボイルドで…という像を作り上げるのは相当大変でした」(川平)三谷がふたりを「ポジティブな見た目とは裏腹の、とてもネガティブな人たち。客観的に自分を見られる深さがある」と語っていたのは一昨年のこと。彼らの本質を突いたキャラクター設定に対して、シルビアは「人が思う以上に“気にしい”で、日本人の心を持っているんです」とうなづく。川平は「役者はだいたいネガティブでコンプレックスの塊ですよ。じゃないと向上心が生まれない」と笑いながら、さっそく「今回は楽器をやりたい!シルビアがベースで俺がギターね」と新たな野望を宣言した。シルビアも「前回、慈英がちょっとタップを踏んだから、今回は私も…。ショーをバージョンアップさせたいよね」と負けていない。ふたりの情熱がどのように進化した再演を生むのか、見届けたい。「三谷さんは単なる刷り直しが大嫌いな人。絶対に何か隠し球があると思いますよ!」(川平)公演は3月13日(日)から22日(火)まで。チケット発売中。取材・文上野紀子
2016年02月29日中井貴一を主演にピエール瀧、ユースケ・サンタマリアなど豪華俳優陣を迎えてWOWOW初の浅田次郎作品に挑戦する連続ドラマW「きんぴか」。この度、27日(土)放送の第3話にて女優・藤澤恵麻が出演することが明らかになった。天崇連合会岩松組の組員・阪口健太(中井貴一)が、敵対する銀鷲会組長を射殺。これは、組を想っての健太の単独行動だった。それから13年、“務め”を終え出所した健太を出迎えたのは、老刑事・向井権左エ門(綿引勝彦)ただひとり。大勢の組員の出迎えを想像していた健太に向井は「バカが。捨て駒になりやがって」と現実を突きつけられる。一方の最強の肉体を持つ自衛官・大河原勲(ピエール瀧)は安全保障関連法案の撤回を求めて“ひとりクーデター”を起こすも失敗。また同じ頃、政治家・山内瀧造(村井国夫)の優秀な秘書・広橋秀彦(ユースケ・サンタマリア)は山内の収賄容疑をかぶり逮捕され、離婚の危機に。そんな崖っぷちの2人にも向井が声を掛け、健太、大河原、広橋が揃った。かくして“3人の悪党”の快進撃が始まる――。今週27日(土)放送の第3話では、古びたバーのカウンターに座る健太に、泥酔したひとりの女が声を駆けてくる。見るとその女は新見総長(品川徹)の担当看護師マリア(飯島直子)だった。マリアは健太に「抱いてくれない?」と近づく。そして2人は徐々に惹かれ合っていく。一方の勲はかつての恋人アケミ(藤澤恵麻)のアパートに行くとそこには脱走した倉田士長(浅利陽介)の姿が。そして倉田から自衛隊内の衝撃の真実を聞かされる…。今回新たに3話に登場するのは、連続テレビ小説「天花」のヒロイン大抜擢で女優をデビューを果たして以降、『ラブ★コン』『UDON』『GOEMON』「ホテルコンシェルジュ」と、テレビやドラマで活躍する藤澤さん。本作では、ピエールさん演じる軍曹(勲)の元恋人役を担当。これまでの藤澤さんのイメージとは正反対の、金髪&大胆露出のドレスで派手に着飾ったキャバクラ嬢を好演し、いままでにない新たな役幅の広がりを見せるという。本作の東康之プロデューサーは「藤澤さんにビエール瀧さん扮する自衛官が一瞬でホレるシーンは必見!飯島直了さんに続き、きんびかに『男が惚れるイイ女』が登場します。お楽しみに!」と期待を煽るコメントを寄せた。連続ドラマW 「きんぴか」は毎週土曜日22時~WOWOWにて放送開始(1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2016年02月26日『鉄道員(ぽっぽや)』や『地下鉄(メトロ)に乗って』などの人気作家・浅田次郎の同名小説を、WOWOWの連続ドラマW『きんぴか』(2月13日スタート 毎週土曜 22:00~)として映像化。金や出世よりも人としての"筋"を通したがゆえに、組織からはじかれてしまった3人の悪党役に、中井貴一、ユースケ・サンタマリア、ピエール瀧が息を吹き込んだ。中井は、義理と人情に厚い昔気質の真っ直ぐなヤクザ・阪口健太役、ユースケは、政治家の罪をかぶった、元政治家の秘書・広橋秀彦役、ピエール瀧は、安全保障法案に反対し、“ひとりクーデター”を起こす元自衛官・大河原勲役に扮した。全く違うフィールドで生きていた3人の悪党が、老刑事の元に集結し、格闘していく。個性豊かな三悪党を演じた3人にインタビューし、浅田次郎作品の魅力や、現場での撮影エピソードについて語ってもらった。――浅田次郎さんの小説のドラマ化作品ということで、どんなふうに臨みましたか?中井「浅田さんの作品に出演するのは、(「ラブ・レター」「壬生義士伝」「柘榴坂の仇討」に続き)4本目になります。なぜ、浅田さんの本がなぜこんなに人気があるのかというと、やっぱり読みやすいし、読者を突き放してない感じがするんです。でも、それを映像化する時、同じ感覚でやってしまうと、小説のクオリティーを下げてしまうと思っていて。『きんぴか』をそのままコメディで描き、映像化したものを安っぽくしたくなかったので、小説とは異なっても、ハードな方を取り上げた方がいいかなと思いました。浅田さんご本人は『小説と映像は全く違うから、趣旨さえ変えなければどうやってくれてもいいから』と言ってくださるけど、だからこそ、気にするじゃないですか。そういう意味で、プレッシャーは大きいですし、実際、緊張しながらの撮影でした」ユースケ「僕は浅田さんの作品は2本目なんです」中井「先生がいらっしゃった時、ユースケさんが、『先生、どうもはじめまして。ユースケ・サンタマリアです』と言ったら、先生が、『あなた、前にも出てくださいましたよね?』とおっしゃって。そしたらユースケさんが『ですよね』と(笑)」ユースケ「いやあ、僕、原作者が誰とか、あまり考えないんです。台本だけなので。それで『日輪の遺産』のことを忘れていたんです。やった時は印象に残った作品だったけど、時間が経っているし、ちょっと忘れていて(苦笑)。それで、2本目だとわかりました。最近は、だいたい原作本があって、オリジナル脚本ってなかなかないでしょ。面白ければそれでいいんだけど、みんなそのままやっちゃうから、台本が2次元のままなんです。読み物としては成立しているけど、台詞としてしゃべってみるとちょっと違ってくる。台本は2.5次元だとありがたいなぁって。今回、中井さんから、そういう提案があってからスタートしたので、すごく良かったなと思います。魅力が倍増しているんじゃないかと、ピエール瀧さんが言ってました」ピエール「そうですね(笑)。僕は、浅田作品に出演するのが初めてでした。扱っているのはコメディですが、3人のキャラクターから導き出されたのは、男はこうあるべきではないかという資質の話です。言葉にしたらベタなのかもしれないけど、それは必要だと思いました。最近のドラマでは、みんながもう少し変化球を求めていて、そこを直接描くものが少なくなってきています。でも、今回、WOWOWという有料チャンネルで、そういうものをどんと投入する感じがいいのかなと。そこが、今回非常に興味深いところでもありました」――実際、演じてみて難しかった点は?中井「ヤクザ役を演じましたが、ここ数年、ヤクザ映画自体がなくなってきていて、ヤクザを描くこと自体が社会のなかで良くないことだと思われがちです。でも、だからこそ、敢えて挑戦したかったのです。僕たちは、虚構の世界を演じる仕事をしているのに、現実社会のことだけにとらわれて役を決めていてはおもしろくない。もっとみなさん、嘘を楽しんで欲しい。僕たちはドキュメンタリーをやっているわけではないし、それを楽しむのがドラマなんですから」――ヤクザが登場する作品では、そんなに撮影の制約などがあるのですか?中井「びっくりするくらいあるんです。『ヤクザが出てくるのなら、うちは貸せません。撮影できません』とか言われますから。でも、そんなことで撮影ができなくなっていったら、どんどんアウトロー映画がなくなってしまうんです。ユースケ「僕は、演じた広橋のような、腕っ節は弱いけど、頭の切れる役が多いんです。連続で5回くらいメガネをかけた役をやりましたし(笑)。でも、今回は何かいつもと違っていたんです。ヤクザの方や自衛官は、いままで僕がやってきた作品には、登場人物として出てこなかったし、確かにそういうドラマがなくなってきているんだなと感じました。浅田先生が書かれた原作は80年代で、オンエアは16年なので、そこは僕らがブラッシュアップするしかないと思いました。現場では、中井さんがリーダーになってディスカッションしながらやっていったけど、それって最近のドラマの現場では難しかったりするんです。でも、この現場では、それが当然のごとく、すさまじくスムーズに行きました。監督もすごくフットワークが軽いし、全員がとてつもなく協力的でした。毎回、現場は祭りでしたよ」ピエール「僕は"軍曹"というあだ名がつく腕利き自衛官役でした。今回、中井さんのヤクザ、ユースケの元政治家の秘書と、普通は身近にあまりいない人たちです。でも、やっていくうちに、中井さん演じる健太さんはヤクザだけど、乱暴じゃない。軍曹も筋肉バカっぽいイメージがあるけど、乱暴者ではない。3人ともただの社会のあぶれ者たちではなく、何かしらの憤りや正義感があるからこそ、一緒にいて成立するんだなと思いました。だから、そういうものを、台詞回しでにじみ出すということを、この3人でやれたことが非常に良かったなと。2話、3話、4話と観ていくうちに、3人がだんだんチームっぽく見えてくる。それを打ち出したいと、ユースケが言っていました(笑)」――確かに全く畑が違う3人ですが、次第に絶妙なチームワークが生まれていきます。3人の関係性をどう捉えましたか?中井「世の中は悪と正義に分けられる。でも、今、世界のいろんなところでテロが起きているけど、テロの被害者たちにとって、テロリストたちは悪だと思うけど、テロリスト側は、自分たちには正義しかないと思っているんです。それなら、正義と悪の区分けは、どこにあるのかと。社会的に見ればヤクザは悪だと思いますが、僕が昔、任侠映画をやるに当たって取材をした時『任侠を貫く人間は、まず最初に、一般の人に好かれなきゃダメだ』という任侠道をもっている人たちがたくさんいました。『よその組から攻められてきた人々を、俺たちが守るというふうな関係だったのに、いつのまにかそいつらから搾取する関係になった時点で、それは任侠道じゃなくなる』と言われて。健太もそういう考えの人間なわけです。彼がやることが正義だとは思わないけど、間違ったことはやらないという気持ちはあるんです。それは軍曹も、広橋も同じ。それが唯一の共通点として集結する。慣れ合いのチームにはない面白さがあればいいなと」ユースケ「接点のなかった人間が集まり、自分にないものをこの2人がもっているんだと各自が思う。最初は仲間意識もないけど、2人が大事になり、その場所が心地良くなっていくんです。全員が偏った人間たちで、1人でいると周りから浮いてしまう。でも、3人だと、一人前の感覚が味わえる。僕はそういう感じで心地良かったです。最高でした」ピエール「最初のきっかけは、おのおのの組織に裏切られたり、爪弾きにされたりしたところからスタートしていく。最初は各世界がパラレルに見えるんですが、だんだんそれが密接に絡み出して、最後には3人対世間、対世の中みたいになってくるんです。世の中は複雑回帰なので、世界がそこで融合して1つのものになっていく感じや、そういう男気を描くのは大変だろうなと思っていたら、浅田先生がひと通り、ご自分で経験されたものらしくて。浅田先生が炙り出された世界観や憤りみたいなものがうまく反映されているなあと。そういうところがリアルでした」ユースケ「ある意味、この話はノンフィクションかも」中井「そんな。あれだけフィクションだと言っていたのに(笑)」ユースケ「あ、僕のいうところは省いてください。よくあるんです。あれだけしゃべったのに、ばっさりと削られていることって。最後に"(笑)"とかを入れておいてください」3人の息の合ったクロストークから、劇中さながらのチームワークの良さが垣間見られた。三者三様の個性による化学反応も楽しみである。いまの世の中に、痛快なカウンターパンチを入れる『きんぴか』に期待したい。
2016年02月13日2月13日からWOWOWでスタートする連続ドラマ『きんぴか』で、主演の中井貴一が飯島直子と濃厚なベッドシーンを披露することが明らかになった。同ドラマは浅田次郎の原作をドラマ化したもので、中井演じる不器用なヤクザ・阪口健太、政治家秘書・広橋秀彦(ユースケ・サンタマリア)、元自衛官・大河原勲(ピエール瀧)の悪党3人が老刑事(綿引勝彦)のもとに集まり、彼らなりのやり方で"筋"を通そうとする重厚な人間ドラマ。物語の中で、飯島演じる看護師・マリアはふとしかきっかけで健太の優しさに触れ、健太は彼女の懸命な姿を見て強く惹かれ合い、肌を重ねる。東康之プロデューサーは「中井貴一さんと飯島直子さんが、ついに禁断の一線を越える…。中井さんには4時間かけた刺青を背中に背負ってもらい、飯島さんには一糸まとわぬ美しいお背中で演じていただきました。2人が小さなベッドで重なり合う、それはそれは危険な"大人のラブシーン"にぜひ注目下さい」とコメント。ドラマ『最後から二番目の恋』では兄妹役を演じていた2人が、はたしてどんな妖艶な絡みを見せてくれるのか注目だ。ドラマ『きんぴか』は2月13日(土曜 22:00~)WOWOWプライムにてスタート(第1話無料放送)。
2016年02月08日中井貴一がWOWOW連続ドラマWで初の主演を務め、ユースケ・サンタマリア、ピエール瀧と“3人の悪党”を演じる「きんぴか」。この度、刺青姿の主人公演じる中井さんと、恋人役の飯島直子の過激なベッドシーンの写真が解禁された。天崇連合会岩松組の組員・阪口健太(中井貴一)が、敵対する銀鷲会組長を射殺。これは、組を想っての健太の単独行動だった。それから13年、“務め”を終え出所した健太を出迎えたのは、老刑事・向井権左エ門(綿引勝彦)ただひとり。大勢の組員の出迎えを想像していた健太に向井は「バカが。捨て駒になりやがって」と現実を突きつけられる。一方の最強の肉体を持つ自衛官・大河原勲(ピエール瀧)は安全保障関連法案の撤回を求めて“ひとりクーデター”を起こすも失敗。また同じ頃、政治家・山内瀧造(村井国夫)の優秀な秘書・広橋秀彦(ユースケ・サンタマリア)は山内の収賄容疑をかぶり逮捕され、離婚の危機に。そんな崖っぷちの2人にも向井が声を掛け、健太、大河原、広橋が揃った。かくして“3人の悪党”の快進撃が始まる――。昭和任侠を絵に描いたような昔かたぎで不器用なヤクザ・阪口健太には、今回がWOWO連続ドラマ初主演となる中井さん。また、政治家が犯した収賄の罪をかぶる元政治家秘書にユースケさん、安保法案に反旗を翻し単独クーデターを起こした元自衛官にピエールさん、ヤクザと恋に落ちる伝説の看護師役の飯島さん、そして3人の悪党を束ねる老刑事役に綿引勝彦といった豪華なキャストが集結している本作。今回解禁されたビジュアルは、品川徹演じる天崇連合会の総長・新見が入院している病院の救急センター看護師長で、業界では“血まみれのマリア”とも呼ばれる阿部マリアとの過激なベッドシーン。ドラマ「最後から二番目の恋」では兄妹役を演じていた2人が、今回はお互いに惹かれ合う恋仲を演じる。ビジュアルからも中井さんの刺青姿が異様な圧迫感、また飯島さんの妖艶さが感じられる。プロテューサーを務める東康之氏は「中井貴一さんと飯島直子さんが、ついに禁断の一線を越える…。中井さんには4時間かけた刺青を背中にしよってもらい、飯島さんには一糸まとわぬ美しいお背中で演していただきました。2人が小さなベッドで重なり合う、それはそれは危険な“大人のラブシーン”にせひこ注目ください」とコメント。3人の悪党の快進撃も気になるところだが、2人が熱演する危険な大人のラブシーンにも話題を集めそうだ。土曜オリジナルドラマ「連続ドラマWきんぴか」は2月13日(土)よりWOWOプライムにて放送開始。(1話無料放送)(cinemacafe.net)
2016年02月08日2月13日よりWOWOWでスタートする連続ドラマW『きんぴか』(毎週土曜日 22:00~ 全5話 ※第1話無料放送)の完成披露試写会が27日、都内で行われ、中井貴一、ユースケ・サンタマリア、ピエール瀧が出席した。同ドラマは、人気作家の浅田次郎が1992年から1998年にわたって発表した小説『きんぴか』シリーズをドラマ化したもの。金よりも出世よりも筋を通して生きたゆえ、組織に裏切られた3人の悪党にスポットをあて、その無念を見てきた老刑事の下に悪党3人が集結して彼らなりの方法で筋を通そうと行動を開始する、というストーリーとなっている。同ドラマでヤクザ役を演じた中井は「ヤクザをやると同級生から『お前らしい』と言われます。だからヤクザなんでしょうね(笑)。どこか基本的なところは任侠というか、そういうものがあると思います」と明かし、「先輩の高倉健さんや菅原文太さんがやっていたヤクザ映画がなくなり、世の中がエンタメに対して厳しくなっています。刑事ものやお医者さん、恋愛ものが多い中、今回はそういう意味でも挑戦でした」とドラマの意義を強調。政権に反旗を翻した元自衛官役のピエール瀧も「各々の憤りがそれぞれのエピソードにあり、後半になるにつれて各々の世界が一つになります。娯楽のチャンネルで異質なものをご覧いただけるのは非常に僕らも楽しみであります」と作品の出来には自信を見せた。WOWOWのドラマと言えば、三上博史主演の『下町ロケット』(WOWOWでは2011年放送)が昨年TBS系で放送されて高視聴率をマークしたが、ユースケ・サンタマリアは「今回もそうなりますよ。その時はこのキャストでぜひとも!」と関係者にアピールしながら「本当に2、3、映画化、そしてシーズン5、6とライフワークになればいいですね。それぐらい楽しい現場でした」と続編に期待。そんなユースケ・サンタマリアと対照的だったのが中井で、「この2人と共演したのは僕が熱望したキャスティングだったけど、ちょっと失敗したかな(笑)。地上波では佐藤浩市、照英、そしてココリコ田中直樹くんで『きんぴか』が放送されると思うので、その節はよろしくお願いします」と笑顔を見せていた。
2016年01月28日WOWOW「連続ドラマW きんぴか」の第1話完成試写会が27日(水)都内で行われ、主演の中井貴一、共演のユースケ・サンタマリア、ピエール瀧が出席。漫才のようなやり取りを繰り広げるユースケさんとピエールさんの姿に中井さんは「2人との共演を熱望したのは僕だけれど、失敗したかな。こんなに疲れる舞台挨拶は初めて」と泣き笑いで訴えていた。「鉄道員(ぽっぽや)」「地下鉄(メトロ)に乗って」などで知られるベストセラー作家・浅田次郎氏による、小説「きんぴか」シリーズを連続ドラマ化。金や出世よりも“筋”を通して生きたゆえに、組織に裏切られた3人の悪党が老刑事の下に集結し、彼らなりのやり方で筋を通していく。昭和任侠を絵に描いたような昔気質で不器用なヤクザを中井さん、政治家の罪をかぶった元政治家秘書をユースケさん、政権に反旗を翻した元自衛官をピエールさんが演じる。ユースケさんは、WOWOWでも地上波でもドラマ化された「下町ロケット」を引き合いに出して「WOWOWのドラマは、違うキャストで民放ドラマ化される。今回も面白いからそうなると思う。でもその時は同じキャストでやって欲しい。ほかの2人は一緒で、僕の役がココリコの田中(直樹)さんになるのだけはやめて」と訴え「この火を消してはいけない。続編を作って映画化して、“相棒”みたいにどんどんなる。ライフワークにしたい」と構想をぶち上げた。これにピエールさんが「民放では僕の役は、照英さんでお願いします」と乗っかると、2人のやり取りに涙を流しながら爆笑する中井さんは「2人との共演を熱望したのは僕だけれど、失敗したかな。こんなに疲れる舞台挨拶は初めて」とお腹を抱えつつ「地上波では、佐藤浩市、照英、ココリコの田中で放送されるだろうと思うので、その節はそちらもよろしくお願いします」とさらに重ねて会場を盛り上げた。マスコミに向けても「カメラのフラッシュ恐怖症なのでやめて」(ユースケさん)、「スケッチでお願いしますね」(ピエールさん)とやりたい放題の中で、中井さんは頭を悩ませながらも「今はエンターテインメントの中にヤクザというカテゴリーがなくなってしまった感があるけれど、このドラマはそこへの挑戦。視聴者の皆さんにもウソをウソと理解してほしい願いでもある」としっかりアピールした。WOWOW「連続ドラマW きんぴか」は、2月13日(土)22時スタート。(text:cinemacafe.net)
2016年01月27日熊本県北部に位置し、美しい渓谷と温泉郷で知られる菊池市。この地を舞台に、現在『ピンクとグレー』が大ヒット中の行定勲監督がディレクターを務め、開催される「菊池映画祭2016」を支援するクラウドファンディングが本日25日(月)より始動。行定監督からコメントが到着した。3月4日(金)~6日(日)までの3日間、熊本県菊池市で開催され、今年で11回目を迎える「菊池映画祭2016」。ディレクターを務めている行定監督も参加し、熊本出身の橋本愛や高良健吾が出演する監督の最新作『うつくしいひと』のプレミア上映、さらに中井貴一をゲストに迎え、監督とトークを繰り広げる特集上映などが予定されている。映画『うつくしいひと』は、オール熊本ロケ&熊本キャストで挑んだ行定監督の最新作。熊本へロケハンに訪れた映画監督と若い女性がふとしたことで出会い、旅を共にしていく様子が描かれる。橋本さん、高良さんほか、映画監督役の政治学者・姜尚中や、実力派女優の石田えり、さらに熊本が生んだ最強ゆるキャラ“くまモン”も出演。初日に行われるプレミア上映には、出演者による舞台挨拶も予定されている。また、5日には、WOWOWドラマW「きんぴか」で絵に描いたような昭和のヤクザを演じることでも話題の中井さんが行定監督と選んだ、『東京上空いらっしゃいませ』『この広い空のどこかに』『その木戸を通って』の3作品を35ミリフィルムで特集上映。上映後には、2人そろってのティーチインも予定されている。そのほか、吹越満&安藤輪子主演の『友だちのパパが好き』や門脇麦主演の短編『死と恋と波と』(予定)など招待作品の上映会や、18歳未満お断りのディープな映画談義が行われる「真夜中の映画祭」などが予定されている。前回の2014年には、高良さんの特集上映をメイン企画に2日間で約7,000人もの観客を動員した行定監督は、その手応えを感じながら「参加した人々が映画の面白さに触れ、映画を観る角度を変えて観ることができるきっかけになるような、新しく映画を発見できるような映画祭を目指したい」とコメント。中井さんの特集上映などのように、「特に俳優たちから見た監督の演出や映画を通して伝えたいことを聞けるのはとても興味深いと思うのです。その言葉によって観客はより深く映画に触れ、映画を知るというそんな新しい扉を開かせたいのです」と、その思いを明かしている。「映画そのものを感じながら、美しい自然を知り、美味しい食を堪能し、温泉で明日への生を得るような、そんな体感できる映画祭を目指したい」というこの映画祭。クラウドファンディングの支援コースに応じ、映画祭チケットやフリーパス、市内日帰り温泉の利用券、温泉旅館の宿泊付などが選べ、募った資金はオリジナルグッズやメイキングDVDの作成に使用されるという。「菊池映画祭2016」は3月4日(金)~6日(日)、熊本県菊池市内にて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年01月25日WOWOWで2月13日からスタートする連続ドラマ『きんぴか』の原作者・浅田次郎が撮影現場を訪れ、主演の中井貴一、ユースケ・サンタマリア、ピエール瀧を激励した。ストーリーは、昔かたぎで不器用なヤクザ・阪口(中井)、最強の肉体を持つ自衛官・大河原(ピエール)、収賄容疑を被って逮捕された政治家秘書・広橋(ユースケ)の3人が老刑事・向井(綿引勝彦)のもとに集まり、彼らなりの方法で"筋"を通すべく大暴れする人間ドラマ。浅田は「この小説は25年前くらいに書いたものなので、映像化したいというお話をいただいた時は、正直『ええ?』って驚きました。ただ、その当時、社会の話題になっていたことが、時代が巡り巡って、また同じようなことが出てきている。不思議な感じがしました」とドラマ化についてコメント。「この小説は、あまり動きで笑わせるものではなく、平文の叙述で笑わせており、ストーリーの中で笑うものではない。その辺りをどのようにキャストのみなさんが演じて下さるのか興味があります」と、演技力に定評のあるキャストたちに期待を寄せた。出演はほかに村井國夫、岩松了、飯島直子。ドラマ『きんぴか』は2月13日(土曜 22:00~)WOWOWプライムにてスタート。
2016年01月21日中井貴一がWOWOW連続ドラマ初主演を務め、直木賞作家・浅田次郎のおよそ25年前の同名原作をドラマ化する「きんぴか」。このほど、その撮影現場を浅田さんが訪問。昭和任侠を絵に描いたような昔かたぎのヤクザを演じる中井さんと、元政治家秘書役のユースケ・サンタマリア、元自衛官役のピエール瀧と対面し、本作に大きな期待を寄せるコメントと貴重な4ショット写真が到着した。天崇連合会岩松組の組員・阪口健太(中井さん)は、組のためを思って、たったひとりで敵対する銀鷲会組長を射殺した。だが、それから13年、“務め”を終え出所した健太を出迎えたのは、老刑事・向井権左エ門(綿引勝彦)のみ。大勢の組員の出迎えを想像していた健太に向井は「バカが。捨て駒になりやがって」と現実を突きつけられる。一方、最強の肉体を持つ自衛官・大河原勲(ピエール瀧)は安全保障関連法案の撤回を求めて“ひとりクーデター”を起こすも失敗。また、同じころ、政治家・山内瀧造(村井国夫)の優秀な秘書・広橋秀彦(ユースケ・サンタマリア)は山内の収賄容疑をかぶり逮捕され、離婚の危機に。そんな崖っぷちの2人にも、向井刑事が声を掛け、健太、大河原、広橋が揃った。かくして、“3人の悪党”の快進撃が始まる――。金や出世よりも、“筋”を通した生き方を貫いたゆえ、組織に裏切られた3人の悪党たちが、彼らなりの方法で反撃を開始する姿を痛快に描く本作。これまで、高倉健主演の『鉄道員(ぽっぽや)』や中井さん主演の『壬生義士伝』『柘榴坂の仇討ち』など、数々の原作が映像化されてきた浅田さんだが、WOWOWでのドラマ化は今回が初めて。中井さんを筆頭にキャスト陣に信頼を寄せ、ドラマの出来上がりを楽しみにしている様子だ。<原作・浅田次郎コメント>この小説は25年前くらいに書いたものなので、映像化したいというお話をいただいたときは、正直、「ええ?」って驚きました。ただ、その当時、社会の問題になっていたことが、時代がめぐりめぐって、また同じようなことが出てきている。不思議な感じがしました。映像化していただけるということなんですが、難しいだろうな、とは思っています。この小説は、あまり動きで笑わせるものではなくて、平文の叙述で笑わせているはずなんです。だから、平文の文章のところで笑うものであって、ストーリーの中で笑うのではない。さて、その辺りをどのようにキャストの皆さんが演じてくださるのか興味があります。連続ドラマW 「きんぴか」は2月13日(土)22時~WOWOWにて放送開始(1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2016年01月15日WOWOW初の浅田次郎作品をドラマ化する「きんぴか」。主演の中井貴一が刺青姿を披露することでも話題の本作だが、この度ドラマの期待高まる予告編が解禁された。天崇連合会岩松組の組員・阪口健太(中井さん)が、敵対する銀鷲会組長を射殺。これは、組を想っての健太の単独行動だった。それから13年、“務め”を終え出所した健太を出迎えたのは、老刑事・向井権左エ門(綿引勝彦)ただひとり。大勢の組員の出迎えを想像していた健太に向井は「バカが。捨て駒になりやがって」と現実を突きつけられる。一方の最強の肉体を持つ自衛官・大河原勲(ピエール瀧)は安全保障関連法案の撤回を求めて“ひとりクーデター”を起こすも失敗。また同じ頃、政治家・山内瀧造(村井国夫)の優秀な秘書・広橋秀彦(ユースケ・サンタマリア)は山内の収賄容疑をかぶり逮捕され、離婚の危機に。そんな崖っぷちの2人にも向井が声を掛け、健太、大河原、広橋が揃った。かくして“3人の悪党”の快進撃が始まる――。原作は、『鉄道員(ぽっぽや)』『オリヲン座からの招待状』など数々の作品を生み出してきた浅田氏の長編小説「きんぴか」シリーズ。キャストには、WOWOW連続ドラマ初主演となる中井さんを始め、ユースケさん、ピエールさん、綿引さん、村井さん、飯島直子など豪華俳優陣が集結している。今回解禁された映像は、組のために殺人を犯したヤクザ・健太(中井さん)が恫喝する姿をはじめ、ユースケさん演じる収賄の罪を被った国会議員秘書・広橋(ユースケさん)、安保法案に反対した自衛隊員・大河原(ピエールさん)が銃を構え鬼気迫る姿がそれぞれ映し出される。さらに、拳銃を頭に突きつける中井さんの姿や、無残に部屋が荒らされ壁のいたるところに血痕が残されている部屋のシーンなど、緊迫感溢れる映像の連続には思わず息を飲む…。ヤクザ、政治家秘書、自衛官と、それぞれ信じたはずの組織に見捨てられた3人の悪漢を描く本作。彼らなりの通すべき“筋”とは一体…?3人の男たちの行く末をまずは予告編から覗いてみて。連続ドラマW 「きんぴか」は2016年2月13日(土)22時~WOWOWにて放送開始(1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2015年12月28日中井貴一がWOWOW連続ドラマWで初の主演を務め、ユースケ・サンタマリア、ピエール瀧と“3人の悪党”を演じる「きんぴか」が、2016年2月13日(土)より放送されることが決定。『鉄道員(ぽっぽや)』や『地下鉄(メトロ)に乗って』などで知られる作家・浅田次郎の約20年前の作品がWOWOWで初映像化となることが分かった。天崇連合会岩松組の組員・阪口健太(中井貴一)が、敵対する銀鷲会組長を射殺。これは、組を思っての健太の単独行動だった。それから13年。“務め”を終え出所した健太を出迎えたのは、元刑事・向井権左エ門(綿引勝彦)ただひとり。大勢の組員の出迎えを想像していた健太に向井は、「バカが。捨て駒になりやがって」と現実を突き付ける。一方、最強の肉体を持つ自衛官・大河原勲(ピエール瀧)は安全保障関連法案の撤回を求め“ひとりクーデター”を起こすが失敗。また同じころ、政治家・山内龍造(村井國夫)の優秀な秘書・広橋秀彦(ユースケ・サンタマリア)は山内の収賄容疑をかぶり逮捕され、離婚の危機に。そんな“崖っぷち”の男たち3人に向井が声を掛け、「肚、腕、頭、3つぞろいの悪党がそろったんだ。理不尽を我慢するこたぁやめて、好きにやってみろ」と言い放つ。かくして、“3人の悪党”の快進撃が始まった!金より、出世より、筋を通すことを優先したにもかかわらず、組織に裏切られた3人の悪党たちを演じるのは、いずれもひとクセある実力派俳優たち。昭和任侠を絵に描いたような昔かたぎで不器用なヤクザを中井さん、政治家の罪をかぶったキレ者の元政治家秘書にユースケさん、そして政権に反旗を翻した元自衛官にはピエールさんが配役。さらに、3人の悪党を束ねる元刑事に綿引勝彦、そして、ヤクザと恋に落ちる伝説の看護師に飯島直子という豪華なキャストが揃っている。今回は、ビシッとスーツや自衛服で決めた3人のキービジュアルと、彼らが初めて出会うサウナのシーンので裸一貫になった場面写真も解禁。中井さんは、なんと刺青姿を披露しており、風格の漂うヤクザ役を体現する。中井さんは「役柄的にヤクザですが、いま日本男子が忘れかけている義理や人情を重んじ、不器用だけどまっすぐに生きる、アナログな昭和の男」と、自身の役を説明しながら「私の敬愛する浅田さんの原作物で、いままでのWOWOWのドラマとは少し違う物になりそうな予感がしました。WOWOWの新しいドラマのパイオニアになれればと…」と意気込みを語る。また、ユースケさんは、政治家の身代わりとなって罪をかぶることになる秘書と言う役柄に「誰にでもできそうで、でも実は僕にしかできない役(勝手にそう思っています)」とコメント。ピエールさんは「中井貴一さんと共演させていただくのは奇妙かつ、光栄であります!ユースケは昔からの知り合いですが、芝居のお仕事でしっかり絡むのは意外にも初めてなので、これもまた、奇妙な感じです」と期待を込めて語った。会社のため、家族のためと“筋”を通して頑張ってみても、突然、人生が変わってしまうことが起こり得る現代。そんな時代だからこそ、いま生きるために必要な“誇り”のために、誰よりも一生懸命に悩み、のた打ち回る3人の姿を見届けてみて。連続ドラマ「きんぴか」は2016年2月13日(土)22時よりWOWOWにて放送(全5話、第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2015年11月28日神木さんが各界の第一線で活躍する達人を訪れて、その世界観に触れながらさまざまなトークを繰り広げてきた人気連載「Master’s Cafe」が待望の書籍化となった。「2年前20歳になってやっと、大人1年生になれた気がしました。打ち上げでジュースではなくビールで乾杯できるようになって、周囲の大人たちと対等に話せるようになったと感じたんです。20歳の境目って大きいなぁ、と実感していたところにこの連載のお話をいただき、それまで知らなかった世界を見ることができた。この2年で経験できたことは僕にとって大きな意味があったし、それだけに思い入れの深い一冊です」手にしていた本には、角を折り込んで印をつけたページがたくさん!「今でも、それぞれの達人たちとのやり取りが鮮明に思い出されます。現場で話すのとはまた違い、文字を追うことで達人の言葉が『なるほどなぁ』と改めて心に染みたり、何気ないひと言が刺さったり……印象に残るページに印をつけながら何度も読み返しました(笑)」とくに印象に残った達人や、言葉を尋ねると、さっそくひとつめの印を開いた神木さん。「作家・辻村深月さんには、どうやって物語を動かしていくのか、というテーマでお話を聞いたのですが、『ラストを決めずに書き進める』というやり方は衝撃的でした。『書いているうちに登場人物たちが教えてくれる』ともおっしゃっていましたが、確かに僕も、そのシーンの中で僕らしく役をどう生きて全うしようかといつも考えながら演じています。そういう意味では、辻村さんとつながりを感じました。宇宙飛行士・野口聡一さんは、宇宙での仕事を普通に話してくださっただけなのに、僕の想像を遥かに超えていて、あんなに不思議な感覚になったのは初めてでした。『重力から解き放たれた瞬間に胃がせり上がり、すべてのものが宙に浮く』と言われても、未知すぎて受け止めきれなかった(笑)。それだけにインパクトがありました」書籍化にあたり、俳優の中井貴一さんとの特別対談も掲載された。「ドラマ『風のガーデン』で約半年間、北海道ロケをしていたこともあり、それ以来中井さんはお父さん的存在。中井さんほどのベテランでも『今でも撮影初日などは不安』と聞いた時は意外でした。でも、不安があるからこそ次はがんばろうって思えるし、過去の自分を超えて成長するためには、不安があって当然なんだと新たに勇気をもらいました」達人たちから学んだこと、またこの本の教えは何でしょうか?「自分の道を終わりなく追求し続ける達人たちに共通するのは、僕のような素人の意見にも聞く耳を持つ、柔軟な人柄でした。だから哲学者に天文学者、文化庁長官なんて肩書を聞くと難しそうだと構えがちですが、わかりやすく丁寧に説明していますし、誰にでも必ずひっかかる言葉があると思う。まずはサラッと読んで気になる場所に印をしておき、読み返してみると面白いです。悩みを解決する糸口や、目標達成のヒントが隠されているはずです」◇かみき・りゅうのすけ1993年生まれ。俳優。6歳でドラマ『グッドニュース』でデビューして以来、映画『桐島、部活やめるってよ』『るろうに剣心』『バクマン。』などの話題作に出演。ユニセックス コート¥48,000 オーダー販売(TATEGAMI/tategami.tokyoTEL:03・6324・2100 )ニット¥19,000(BLUE BLUETEL:03・3715・0281)パンツ¥18,000(HOLLYWOOD RANCHMAKETTEL:03・3463・5668)モンクストラップシューズ¥23,000(CEBO/JOURNEYTEL:03・3461・8506)ソックスはスタイリスト私物。◇神木さんが各界の第一線で活躍する達人を訪れて、その世界観に触れながらさまざまなトークを繰り広げてきた連載から、選りすぐりの達人14名と中井貴一さんとの特別対談を掲載。マガジンハウスより発売中!1300円。※『anan』2015年11月4日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・若山あや
2015年10月28日『世界の中心で、愛をさけぶ』『海街diary』など、数多くの映画、ドラマ、CMに出演する女優・長澤まさみが、10月7日(水)発売の「anan」1974号にて、「美人が食べているもの。」と題した特集に登場。表紙で、長澤さんの好物だという肉を頬張る姿を披露した。表紙を飾る長澤さんは、第5回「東宝シンデレラ」でグランプリを受賞し、その後2003年『ロボコン』で初主演にして第27回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。出世作とも言える『世界の中心で、愛をさけぶ』では第28回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞・話題賞など数々の賞を受賞。『海街diary』で綾瀬はるからと美しい4姉妹を演じたことが記憶に新しい実力派女優だ。来年にはNHK大河ドラマ「真田丸」への出演や、中井貴一らとおもに初のキャスター役に挑戦する『グッドモーニングショー』の公開も決定している。今回の「美人が食べているもの。」特集では、美フードたちを日常生活に取り入れる方法を簡単に紐解き紹介。筋金入りの肉好きといわれる長澤さんは、本特集内で「美しさは肉・肉・肉食にあり」と題し、肉の塊を頬張る様子を撮影。表紙では、凛と美しくお肉を食べる長澤さんと、ピンク色の美しい肉がまるでアクセサリーのように長澤さんを引き立てるコラボが実現した。さらに、本誌では公開を目前に控えた『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』の特集を掲載。「守り抜く男。」と題し、主演の岡田准一をはじめ、福士蒼汰、田中圭、そして本作から新登場する松坂桃李らが登場している。「anan」1974号は発売中。(text:cinemacafe.net)
2015年10月08日中井貴一と長澤まさみが共演し、君塚良一がメガホンを執る新作映画『グッドモーニングショー』が2016年に全国東宝系で公開されることが発表された。本作は、朝の情報番組を題材にしたオリジナルコメディで、中井は“ワイドショー”の顔であるメインキャスターを、長澤はアシスタント・キャスターを演じる。その他の写真『踊る大捜査線』シリーズや『誰も守ってくれない』の君塚監督が脚本も手がける本作は、メインキャスター澄田真吾(中井)の災難だらけの一日を描くコメディ・エンターテインメント。中井演じる主人公は、生放送中にアシスタントの美人アナウンサーからふたりの交際関係をばらすと脅され、プロデューサーからは番組打ち切りの危機を告げられ、更に突然起こった立てこもり事件に巻き込まれ、犯人との直接交渉をする羽目になってしまう。中井は「初めてのキャスター役ということもあり、クランクイン数日前に実際のTV番組の制作現場を取材させていただきました」といい、「朝3時にTV局入りして、番組終了後の反省会まで6時間。日頃画面を通し、キャスターの方々がいとも軽やかに番組を進めて行くのを拝見し、意外と自分でもやれるのではないかと簡単に思っていたのですが、現場は想像以上に大変。“たかがテレビ、されどテレビ”を痛感させられ、役作りの大きなヒントになりました」とコメント。さらに「テレビの意味を問うところも、この映画のテーマの一つ。一人の人間があたふたとしている滑稽な状況の中から、世の中の仕組みやテレビの作られ方などが分かってもらえたら嬉しいです」と語っている。長澤は「初めての女子アナ役ということで、普段のお芝居の時の発声とも異なるので、現役の女子アナの方に発声指導を受けて視聴者に分かりやすく伝える大事さを知りました。しっかり演じきって実際にTV局からキャスターのオファーが殺到するくらいになる様に頑張ります!」と意気込んでいる。君塚監督はふたりについて「ワイドショーはまさにテレビそのもの。その裏側の人間模様はスリリングです。キャスター役の中井さん、長澤さんは本当にぴったり。演技のみならず、アナウンス力も抜群です」と話している。本作には他に、新人アナウンサー・三木沙也役に志田未来、澄田と同期のプロデューサー・石山聡役に時任三郎、澄田の妻で元女子アナ役に吉田羊、立てこもり事件の犯人役に濱田岳、事件解決にあたる警視庁特殊班リーダーに松重豊、さらに池内博之、林遣都、梶原善、木南晴夏、大東駿介らが出演する。『グッドモーニングショー』全国東宝系にて2016年ロードショー
2015年09月08日『踊る大捜査線』シリーズ脚本を務め、放送作家、脚本家としてテレビを知り尽くした君塚良一監督が、朝の情報番組“ワイドショー”を舞台に俳優・中井貴一、長澤まさみを迎えて描く『グッドモーニングショー』の製作が決定した。澄田真吾は、朝のワイドショー「グッドモーニングショー」のメインキャスター。かつて報道番組のニュースキャスターだったが、ある震災現場からの現場リポートが世間から非難を浴びて番組を降板。以来、現場からのリポートが怖くてできなくなり、同期入社のプロデューサー石山聡に拾われていまに至っている。ある日、いつものように深夜3時に起床した澄田は息子と妻の言い争いに巻き込まれる。面倒くさい事から逃げるようにテレビ局に向かう車内で今度は、澄田のアシスタントの小川圭子アナウンサーから連絡があり、二人の交際を今日の番組で発表しようと迫られる。彼女は澄田と付き合っていると勘違いしているのだ!さらにプロデューサーの石山から番組の打ち切りが報告され、新番組への登板はないことも伝えられ、踏んだり蹴ったりの事態に意気消沈する…。主人公の「グッドモーニングショー」メインキャスター・澄田真吾を演じるのは、NHKの大河ドラマを始めとする多くのTVドラマや映画で長きに渡って一線で活躍し、シリアスな役からコミカルな役まで演じ分ける実力派俳優・中井貴一。キャスター役は初挑戦となる。そして澄田真吾のアシスタントキャスター・小川圭子を日本を代表する女優のひとり、長澤まさみが好演する。そのほか新人アナウンサー・三木沙也役に志田未来、澄田に理解を示す同期のプロデューサー・石山聡役に時任三郎、澄田の妻で元女子アナ役に吉田羊、立てこもり事件の犯人役に濱田岳、事件の解決にあたる警視庁特殊班リーダーに松重豊、さらには個性的な番組スタッフに池内博之、林遣都、梶原善、木南晴夏、大東駿介と豪華俳優陣が勢揃いした。■中井貴一(澄田真吾役)コメント初めてのキャスター役ということもあり、クランクイン数日前に実際のTV番組の制作現場を取材させていただきました。朝3時にTV局入りして、番組終了後の反省会まで6時間。日頃画面を通し、キャスターの方々がいとも軽やかに番組を進めて行くのを拝見し、意外と自分でもやれるのではないかと簡単に思っていたのですが、現場は想像以上に大変。“たかがテレビ、されどテレビ”を痛感させられ、役作りの大きなヒントになりました。テレビの意味を問うところも、この映画のテーマの一つ。一人の人間があたふたとしている滑稽な状況の中から、世の中の仕組みやテレビの作られ方などが分かってもらえたら嬉しいです。長澤さんをはじめ皆と良いチームワークを作って、必死に撮影をし、楽しいコメディ映画を皆さんにお送りできたらと思います。■長澤まさみ(小川圭子役)ワイドショーはニュースだけでなく、その時の流行や衣食住などを扱っていて子供ながらに楽しいと感じて良く見ていました。そういう楽しい部分を女子アナという役柄を通して伝えられたらいいなと思います。初めての女子アナ役ということで、普段のお芝居の時の発声とも異なるので、現役の女子アナの方に発声指導を受けて視聴者に分かりやすく伝える大事さを知りました。役柄はまっすぐな気持ちを持っている女性ですが、周囲からみると思い込みが激しい女性に写るかもしれません(笑)。新たに挑戦する役になりますが、しっかり演じきって実際にTV局からキャスターのオファーが殺到するくらいになる様に頑張ります!中井さんとは初共演になりますが、子供の頃ませていたからか(笑)、中井さんが出演されていた恋愛ドラマをよく見ていました。まさか共演できるとは思っていなかったのでとても嬉しいです。一緒に良いチームワークを作っていきたいです。『グッドモーニングショー』は2016年全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月08日いま、有名人の三世に注目が集まっています。三世と言えば、『24時間テレビ38 愛は地球を救う』でチャリティーマラソンランナーとして100kmを走り抜いたDAIGOがすぐ頭に浮かぶと思います。彼は言わずと知れた、元竹下総理大臣の孫。でも、元首相の孫はDAIGOだけじゃないのです!■最近では二世よりも三世が新しい!今春、芸能界に入った宮澤エマは、元宮澤喜一総理大臣の孫。母親が元宮澤総理の長女、父親がアメリカ人の元駐日代理大使だそうで、掘りが深い顔立ちの美少女。バラク・オバマ大統領も通ったオクシデンタル大学を卒業している才色兼備です。彼女は、『笑っていいとも!』や『踊る!さんま御殿!!』など人気バラエティ番組に出演し、ネットニュースで何度も取り上げられています。『ネプリーグ』でDAIGOと孫タレ枠に入れられてから、じわじわとテレビやラジオでの露出が増えている様子。もちろん、元首相の孫以外の三世も話題沸騰中。他には、デヴィ夫人の孫・キラン君も「イケメンすぎる」と、『NAVERまとめ』や『ツイナビ』などで盛り上がっています。あとは、森英恵の孫・森泉や森星、松田聖子、神田正輝の娘で旭輝子の孫・神田沙也加も活躍していますよね。今まで、二世タレントは当たり前で、二世タレントのコーナーがよくテレビ番組で企画されてきました。例えば、明石家さんまと大竹しのぶの娘・IMALU、蟹江敬三の息子・蟹江一平、平尾昌晃の息子・平尾勇気、坂口良子の娘・坂口杏里などは成功している二世でしょう。ただ、高橋英樹の娘・高橋真麻はフジテレビに入社した時、世間知らずや親の七光と陰口を叩かれ、それなりに二世も肩の狭い思いはしています。しかし、そんなことを言われても、着実に実績を積み、実力を発揮した二世もたくさんいます。中井貴一、佐藤浩市、緒形直人、坂口憲二、香川照之、宇多田ヒカル、中川翔子など、数え上げたらきりがありません。芸能界といえども、甘くはない世界です。実力がなければ一度は話題になったとしても、そのあとは続きません。二世も三世も、何倍も努力をして、芸能界を生き抜いているようです。とくに三世は、愛らしく、どことなく憎めないキャラをしていて、人を惹きつける魅力があるところが共通点。DAIGOも森姉妹もぶっ飛んだキャラでありながら、許せてしまう羨ましいお得なキャラですよね。そこには、ガツガツしたハングリー精神はほとんど見られず、生まれてから余裕のある生活環境で育ったゆとりが感じられて、他人と比較せず“自分は自分”という生き方が愛される理由のひとつでしょう。■海外では誰からも愛される三世が実は三世は、日本だけではありません。海外では、オードリー・ヘップバーンの孫エマ・ファーラーがモデルデビューして、大勢の人を魅了しています。オードリーといえば、世界中から愛された女性としてトップに名前があがる名女優。亡くなった現在でも、世界中の人から愛されて、人気は絶大。その孫のエマは20歳でありながら、目鼻立ちのはっきりとした顔立ちがオードリーを彷彿させる存在感があり、着実にファンを増やしています。女性なら、「いつまでも美しくありたい」そう願いますよね。オードリーは、まさにその女性の憧れの人生を歩んだ人物。エマは、そのオードリーをそのままを受け継いだ美貌と容姿を兼ね備え、これからの時代において女性の憧れの的となるにふさわしい人物であることは間違いないでしょう。そんなエマは、KOSEの新たなスキンケア商品『INFINITY』がモデルとして起用され、日本でも“今をときめく三世”と話題になっています。『INFINITY』は、無限の美しさという意味がコンセプトなので、オードリーの美しさを引き継いでいるエマにピッタリ。オードリーの面影がある美人顔なので、一度見てみては?(文/Jeana)【参考】※呼び覚ます、無限の美しさ。INFINITY インフィニティ
2015年09月01日2015年公開映画として最速の5日間で観客動員数100万人を突破し、大ヒットを記録している木村拓哉主演の『HERO』。このほど、本作のヒットを記念して、8月1日(土)に「土曜プレミアムドラマレジェンドHERO特別編」の放送が決定した。2週連続週末興行収入ランキング第1位を記録し、観客動員170万人突破した本作。このほど決定した放送では、2006年に放送されたスペシャルドラマに加え、新たに撮影されたスペシャル映像が放送される。スペシャルドラマでは、山口県虹ヶ浦に赴任することになった久利生公平(木村拓哉)の活躍が描かれる。事件もほとんど起きず、あるのは鶏泥棒事件くらいの虹ヶ浦で、11年ぶりに殺人事件が起こる。久々の事件に久利生の検事仲間たちはおじけづく中、事件は意外な展開を見せる。容疑者としてあがったのは、地元企業・鴨井産業の重役で、村民のみんなから尊敬される滝田明彦(中井貴一)だった。誰もが滝田の無実を信じる中、久利生だけ何かに疑問を感じ捜査を実行するが、新米検事の泉谷りり子(綾瀬はるか)ら地検のほかの人間から理解されない。一体久利生は何を突き止めようとしているのか――。新規撮影部分に登場するのは、城西支部事務官としておなじみ遠藤賢司役の八嶋智人と、スペシャルドラマに登場した虹ヶ浦支部事務官、村上健太郎役の鈴木浩介。あるレストランにて、結婚の了解を得るために婚約者の両親と向き合う村上事務官と、合コン中の遠藤がたまたま居合わせてしまう。そして、偶然居合わせた二人をつなぐ久利生と、そこにもう一人意外な人物が居合わせて…?7月末にクランクインし、収録に臨んだ八嶋さんと鈴木さんは、「HERO」においては初共演。スピード感あるセリフのやりとりや絶妙なタイミングが必要とされる中、二人は息の合った演技を披露していた。収録を終えた八嶋さんは「(以前の放送から)9年の月日を経ても新たに撮影した部分を追加することで作品が成立してしまうというところがこの『HERO』という作品のすごさですね」と笑顔で語った。映画最新作に出演したばかりの八嶋さんとは対象的に9年ぶりの出演となった鈴木さんは、「9年後にまさか出演させていただけるとは思っていませんでした。『HERO』の世界に入れるかと思うと、尋常ではない汗をかいて尋常ではないほど緊張しました」と心の内を明かしていた。映画一作目にも出演した綾瀬はるかや中井貴一らの演技にも注目したい特別編。スペシャル映像の放送と合わせて、さらなるヒットが期待できそうだ。「土曜プレミアムドラマレジェンドHERO特別編」は、8月1日(土)21時30分~23時40分フジテレビにて放送。『HERO』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HERO(2015) 2015年7月18日より全国東宝系にて公開(C) 2015フジテレビジョン ジェイ・ドリーム 東宝 FNS27社
2015年07月31日ピエール瀧主演という話題性と共に、その重厚なつくりが称賛を浴びたドラマ「64(ロクヨン)」に、「鹿の王」で本屋大賞を受賞した上橋菜穂子の大人気ファンタジーの実写化として期待を集める「精霊の守り人」など、注目作品の脚本を次々と手掛ける大森寿美男。ドラマから映画になった「悪夢ちゃん」に「テンペスト」、NHK大河ドラマ「風林火山」、映画『悼む人』など、これまで脚本を執筆してきた作品は枚挙にいとまがない、押しも押されもせぬ人気脚本家である。そんな大森さんが、脚本家としてペンのみならず、監督としてメガホンをも握った映画『アゲイン 28年目の甲子園』のDVD&ブルーレイがまもなくリリースされる。重松清の小説を原作に、かつて甲子園を目指し汗を流した高校球児で、いまはすっかり中年オヤジとなった主人公たちが「マスターズ甲子園」を目指して再び立ち上がるという本作。大森監督にとっては、三浦しをんの同名小説を原作に箱根駅伝をめざし奮闘する大学生たちを描いた『風が強く吹いている』に続く監督2作目となる。監督作の2作がいずれもスポーツを扱った作品ということで、さぞや本人もスポーツが好きかと思いきや決してそういうわけでもなく「たまたま(笑)」とのこと。「ただ、箱根駅伝と野球の二つだけは昔から大好きでした。これがサッカーだったら馴染みがなさ過ぎて無理でした(笑)。スポーツが描きたいというより、その人間が過ごした時間を描きたい。その意味でスポーツ、特に箱根駅伝や高校野球というのは、その人間がそこにたどり着くまでに過ごした濃密な時間――成功も挫折も含め、その人が背負ってきたものが見えやすいんだと思います」。主演を務めたのは中井貴一。「脚本を書きつつ、ボンヤリと頭の中にあったのかな…。書き上げて、誰に演じてもらうか?と考えた時、最初に浮かびました。人間ドラマとして主人公の心情を表現でき、リアリティを持って演じられて、野球のシーンもこなせる中年男性。他に思い浮かばなかった」と言うが、当初、中井さんはリアルな野球シーンを体現できないと出演を固辞し、難航した。「中井さんに『野球のシーンはどう撮るか?』と聞かれて『ドキュメンタリーのように撮りたい。みなさんが試合をする姿をこっちが勝手に撮りたい。楽しんでプレーしてくれたらいい』と言ったんですが『それなら無理だ』と(苦笑)。ドキュメンタリーのようにどこを切り取ってもいいという形にしてしまうと、“無意識”が映ってしまい、嘘がばれてしまうので厳しいと。慌てて『無理はさせないし、恥はかかせない』と約束して何とか受けてもらいました(笑)。本番に入ったら、理想に近い形で撮影できました」。映画では、オヤジたちが泥にまみれる。プロ野球やJリーグ、オリンピックの世界では、不惑の40歳を超えたベテランたちが“レジェンド”として尊敬のまなざしを向けられているが…。「この映画のオジサンたちはレジェンドと呼ばれる成功者からはかけ離れてます(笑)。ただ、レジェンドたちが持っている思いと同じものを、普通に生きている彼らも、心の奥にくすぶらせつつも持っているんじゃないか?体はレジェンドのようには動かないけど、思いを取り戻したら、一瞬にして若い頃の情熱が戻る――マスターズ甲子園を見に行って、まずそれを感じました。いま、熱い時間を過ごしてる彼らの熱量は高校生の頃と変わらないんです。前作の箱根駅伝では、その時にしか味わえない時間をいかに彼らのその後の人生に残せるか?という、かけがえのない時間を映画にしたかったんですが、今回、オジサンたちにとっては、そのかけがえのない時間が過去になってる。既に失われているんだけど、思いを取り戻すことで、“いま”という時間が少し変わっていく。それを描きたかった」。オヤジだけではなく若い俳優陣も存在感を見せる。「マスターズ甲子園」を扱う男くさいドラマにあって、主人公・坂町がなかなか心を通じ合わせることができない実の娘を演じるのは現在、朝ドラ「まれ」に出演中の門脇麦。そして、坂町のいまは亡き同級生の娘で、彼の元を訪れマスターズ甲子園出場を勧める女子大生・美枝を、来期の朝ドラ「あさが来た」のヒロインに決まっている波瑠が演じている。特に坂町と美枝の関係について、大森監督は「親子でも男女でもない、ありえないような関係性があり得るのを描きたかった」と語る。「マスターズ甲子園をめざして野球をやることで、人のつながりが変化していく物語にしたかったし、普通の血のつながりのある親子よりも踏み込んだ特別な関係を描きたかった。坂町は実の娘との関係は壊れてるし、美枝は父親を亡くしてるけど、そんな血のつながらない2人が出会い、濃密な時間を過ごして関係を築いていく。波瑠さんは、実は以前に仕事で甲子園の観戦記を書いたこともあるそうですが、会ってみると全然、野球クサくなかった(笑)。そこがいいと思いました。活発そうでもなく、ひねくれてるわけでもなく、意外な女優さんです。どこか不思議な人で、掘り起こしてみたいなと感じました(笑)」。してその結果は?「不思議な人でした(笑)。打てば響くし、言えばどんどん変わるけど、どこか控え目というか、自分を過小評価してるんじゃないかと思うようなところがありました。もっと自分がいい女優さんだって気づいてほしい。そういう思いで演出していましたが、自分が感じたポテンシャルは間違っていませんでした。今回、その彼女の魅力を自然に引き出してくれたのは中井さん。私の言葉なんかよりも、中井さんの雰囲気に自然に心を開いて言いってくれたなと思います。そこは坂町と美枝の関係そのものでした」。複数の世代について話をしてもらったが「見る年齢によって、印象が大きく異なるのがこの映画の特徴」と大森監督。一人で、パートナーと、親と、子供と――誰と見るかでもまた感想が違ってくるはずだ。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:アゲイン28年目の甲子園 2015年1月17日より全国にて公開(C) 重松清/集英社(C) 2015「アゲイン」製作委員会
2015年07月07日元甲子園球児が再度、甲子園を目指して奮闘する実在の大会“マスターズ甲子園”を舞台に描いた映画『アゲイン 28年目の甲子園』が、Blu-rayとDVDで発売決定!7月8日(水)の発売日を前に、パッケージ化を記念して中井貴一と波瑠のコメントが緊急解禁になった。原作は、ドラマ「とんび」(TBS/’13)や、「流星ワゴン」(TBS/’15)などを手がけ、直木賞作家にして2006年以降、マスターズ甲子園の応援団長も務めている重松清の最新作「アゲイン」。46歳の元高校球児・坂町晴彦役を好演した中井さんは、「この映画は、ただ野球だけを描いた、いわゆる“野球映画”ではありません。友達や家族との関係や、人と人との繋がりや絆を描いています。肩の荷を下ろして、清々しい涙を流せる娯楽作品ですので、ぜひ気楽にDVDをお手に取ってご覧いただけますと幸いです」とコメント。さらに亡き父の思いを辿る娘・美枝役を演じた女優の波瑠さんは、「この映画のお話を頂くまで、“マスターズ甲子園”というイベントを知らなかったので、視察に行かせて頂き、試合だけでなくボランティアの方の仕事ぶりを勉強することから始めました」と陰の努力を語った上で、「悩んだり、挫けそうになりながら、美枝の想いや情熱が届け!形になれ!と、撮影に臨んだ作品がDVDで発売になることを、大変うれしく思います」と感激を吐露した。また主題歌は、マスターズ甲子園大会テーマソングを提供している歌手・浜田省吾の10年ぶりの新曲「夢のつづき」。書き下ろしとしては初になる映画主題歌にも注目してほしい。<『アゲイン 28年目の甲子園』ブルーレイ&DVDリリース情報>【ブルーレイ】通常版/¥4800+税【DVD】通常版/¥3,800+税発売日:7月8日(木)※レンタル同時開始!発売元:ポニーキャニオン(C) 重松清/集英社(C) 2015『アゲイン』制作委員会(text:cinemacafe.net)■関連作品:アゲイン28年目の甲子園 2015年1月17日より全国にて公開(C) 重松清/集英社(C) 2015「アゲイン」製作委員会
2015年04月03日日本でも人気の『怪盗グルー』シリーズでキュートな容姿に謎の言葉を放つ生物ミニオンが主役となった『ミニオンズ』。この度、ミニオンたちと、日本で一番有名な怪獣ゴジラがTOHOシネマズムービングロゴ映像にて奇跡のコラボレーションを果たしていることが明らかになった。人類が誕生する遥か昔、黄色い生物としてミニオンは誕生した。長い年月をかけて進化しながら、絶え間なくその時代の最も強いボスに仕えてきた。Tレックスからナポレオンなどあらゆるボスに仕えてきたが、失敗ばかりで長続きしない。やがて仕えるボスがいなくなり、ミニオンたちは生きる目的を見失ってしまう。ミニオン滅亡の危機が迫る中、兄貴肌のケビン、バナナのことで頭がいっぱいのスチュアート、そして弱虫のボブが仲間たちを救うべく立ち上がった。極寒の南極からニューヨーク、そして流行の最先端を行くロンドンへ。新たな最強最悪のボスを探しに、ミニオンズの壮大な旅が始まる――。前作『怪盗グルーのミニオン危機一発』では鶴瓶、芦田愛菜、中島美嘉、中井貴一が吹き替えを担当し注目を集めたが、本作には、天海佑希、藤田彩華、バナナマンなど豪華キャストが決定。先日公開された予告編でも天海さんのセクシーな声で女悪党を好演している。今回公開された映像に映し出されるのは、赤くて丸い不思議な物体に興味津々と集まるミニオンたちの姿。この円球の正体について討論するスチュアートとケビンだが、やがてその円球の奪い合いに発展、綱引き状態に。すると、突然恐ろしい鳴き声と近寄ってくる大きな足音が…。ゴジラの姿に驚いたミニオンたちは円球を放って一目散に逃走!赤い円球にはまだボブが隠れており、ボブが出てくるとそれがTOHOシネマズのロゴだったという内容になっている。このスペシャルなコラボ映像は、3月14日(土)より全国のTOHOシネマズにて上映予定とのこと。『ミニオンズ』は7月31日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月13日V6で俳優の岡田准一が27日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われた第38回日本アカデミー賞授賞式に出席し、『永遠の0』で最優秀主演男優賞を受賞した。岡田は阿部寛(『ふしぎな岬の物語』)、佐々木蔵之介(『超高速! 参勤交代』)、中井貴一(『柘榴坂の仇討』)、役所広司(『蜩ノ記』)と共に優秀主演男優賞に選ばれ、その中での最優秀賞。『蜩ノ記』で最優秀助演男優賞も受賞しており、男性でのW受賞は史上初となる。最優秀助演男優賞のスピーチでは、涙を浮かべて言葉を詰まらせた岡田だったが、今回は弾けるような笑顔で「本当にありがとうございます!」と高々とブロンズを掲げ、「この作品はやっぱり歴史を伝えるというか思いを伝えることが大きいテーマだったと思っております」と同作の世界観にからめて、自身のこれまでを振り返った。まず、「僕がここに立てるのも第1回の(同賞)受賞者、『人が人を思う大切さ』を伝えてこられた高倉健さんのおかげ」とたたえた。続けて、第2回受賞者の緒形拳さんの言葉「感情が動く時に人が観てくれる」を噛み締めながら、「『辛いことはたくさんあるし、芝居をやるには難しい環境かもしれないけど芝居を続けなさい』と言っていただいて、なんとか続けてこられています」と恩師の助言に感謝した。「向いていると言われたのが芝居と格闘技しかなかった」と照れ笑いを浮かべつつ、「20年前からこの仕事をさせていただいてるんですが、本当に何もできなかったんです」と吐露。「怒られて、ずっと怒られて続けて、たくさんの役者さんやスタッフの皆さんにいろんなことを教えていただいた」と周囲の支えに触れ、「人間を作っていくことを、たくさんの出会ってきて方々に教えていただいて、このようなすばらしい場所に立てるようになりました」と胸を張った。最後に、「テレビの前で気にかけてくださったみなさんも本当にありがとうございます。ここに立てるようになりました。本当にうれしいです」と視聴者に向けてもメッセージ。「またここに帰って来たら実力を認めていただけたんだと思いますし、また帰って来られるように精進して参ります」と意気込み、「誰かまた連れてきてください」と監督をはじめ出席者に語りかけて会場の笑いを誘った。
2015年02月27日2013年に初演された中井貴一の主演舞台『趣味の部屋』(脚本・古沢良太、演出・行定勲)が3月、パワーアップして再登場する。絶賛を博した初演のキャスト、中井、戸次重幸、原幹恵、川平慈英、白井晃が完全集結して挑む、演劇ファン待望のサスペンスコメディの復活だ。「日本発の良質のミステリーをやりたかった」と語る中井は、この舞台の発起人でプロデューサーも担っている。あらためて本作誕生の経緯、再演にかける思いを聞いた。舞台『趣味の部屋』チケット情報「オリジナルにこだわりたいとずっと思っていたんです。海外の人間に『面白い、やりたい!』と思わせるような日本の作品を作れないかな、と」中井が狙いを定めたのは、巧妙なトリックを盛り込んだドラマを続々と生み出す脚本家、古沢良太。敏腕プロデューサーは自ら電話をかけて依頼し、理想の舞台の実現へと着実に歩を進めていった。「ミステリーで、ワクワクして、面白くて、観客が謎解きをしながら『えええ~!こうなるんだ!』って話を書いてください、とお願いしました。それ以外はいっさい制約なし。古沢さんに『今までで一番難しいオーダーだ』と言われましたね(笑)」その難題を見事にクリアして上回る作品がお目見えした。男たちが各自の趣味を心ゆくまで味わうために集う部屋、そこにある事件が舞い込んだことから、続々と予想外の事態が巻き起こる。謎が上書きされる毎に、観客席からは笑いと感嘆の息づかいが漏れた。「出ずっぱりなので、とにかく必死だった」と中井は当時を苦笑して振り返る。万全の態勢で迎える再演は、多少の余裕も生まれるのでは?と問うと……。「いや、古沢さんと相談して、少々作り替えることにしました。だから余裕はないです(笑)。前のことをなぞる稽古なんてしたくないし、お客様も慣れたことを見せられても喜ばないはず。役者が必死でいるから舞台は面白いんでしょう?」お決まりの面白さを味わうのではなく、新たな仕掛けを探る興奮が待つ再演だ。また、初演で見過ごした隠し味に気づくこともあるかもしれない。「伏線が多くて、裏の裏の、また裏がある。意外に最後のオチを理解しないままでお帰りになる方もいらっしゃるんですよ。でも、いろんな見方があって然るべき。それも古沢さんへのオーダーのひとつでした。幅広い世代のお客様に『面白かったね!』と言ってもらえるわかりやすさとスリル、それがミックスされたものが『趣味の部屋』です。終演後にお客様が1時間半、今観た舞台について話せるような作品を提供したい」そのためにも慣れは禁物!と強調する中井。自身は「緊張しいですから絶対に慣れない。最後まで手に汗をかいてるタイプ」と笑う。観客側も同じ心意気で劇場に駆けつけたい。公演は3月7日(土)から29日(日)まで東京・PARCO劇場にて。チケットの一般発売は2月7日(土)午前10時より。取材・文:上野紀子
2015年02月06日NHKBSプレミアムの連続ドラマ「雲霧仁左衛門2」の第1話完成試写会が1月20日(火)都内の同局で行われ、主演の中井貴一、共演の内山理名、田村亮、伊武雅刀が出席。中井さんは、撮影中に内山さんを襲ったハプニングを明かした。盗みのプロと捕り物のプロが激突する、作家・池波正太郎の人気時代小説を中井貴一主演でドラマ化したシリーズ第2弾。享保年間を舞台に、江戸一帯のみならず、東海道・中仙道から上方までを股にかけ、鮮やかな手口で大金を奪う雲霧仁左衛門(中井貴一)一党と、彼らの捕縛に執念を燃やす火付盗賊改方の長官・安部式部(國村隼)のバトルを描く。撮影地・京都での思い出を聞かれた中井さんは「内山さんが、お腹が痛くなって」と切り出しながら「撮影の終わりにケラケラ笑いながら『なんか私、お腹が痛いんですよ』と言われて。『え? 大丈夫なの?』とお別れしたら、その後3日間お休みになられた」と当時の状況を説明。内山さんが「この仕事を15年くらいやっているけど、お腹を壊して撮影を飛ばしたのは初めて」とふり返ると、中井さんは「そこまでお腹が痛くなられているのに、緊迫感のない方。珍しい」と、内山さんを襲った体調不良以上にその天然ぶりに目を丸くしていた。一方、正体不明の男役で初参加の田村さんは「久々に時代劇をやってみたいと思った矢先にこの話があって、嬉しかった」と喜びながら、「中井貴一さんとも初めてご一緒させていただいて、撮影に入る時にも『田村亮です。初めまして』から始まるんですが、何だかデビュー当時を思い出して、刺激を感じた」と新鮮な面持ち。初共演となった中井さんについては「貴一さんのスッと何気なく立っている姿がいい」と絶賛していた。NHKBSプレミアム「雲霧仁左衛門2」は2月6日(金)20時~スタート。(text:cinemacafe.net)
2015年01月20日