山田尚子監督の完全オリジナルアニメーション映画『きみの色』の報告会にて、本作に新垣結衣が出演していることが分かった。『映画けいおん!』『映画 聲の形』の山田監督最新作は、青春期の物語。新垣さんが演じるのは、音楽で心を通わせていく3人を導くキーマンであるシスターの日吉子。新垣さんは「完成した作品を見たとき、全てが柔らかくて繊細で、心に淡い春色(はるいろ)の風がそよぐような優しい気持ちが、画面から溢れていると感じました」と作品の印象を明かし、「シスター日吉子は、物語の登場人物の中では、大人たちとトツ子たちの間にいる人だと監督から説明をいただきました。トツ子たちに対して、他の大人たちよりもひとつ心の距離が近いというか、静かに、でも熱く、いや実は“かなり”熱く、トツ子たちを見守っている人です。気持ちをわかりやすくストレートに表すセリフはあまりない印象だったので、日吉子がなにか言葉を飲み込んだときの、その奥の気持ちはどんなものかを想像するのも、とてもやり甲斐ある作業でした」とコメントした。監督は新垣さんの出演に関して、「新垣さんのことはテレビや映画のスクリーンを通してでしか知らないのですが、勝手な思い込みかもしれませんが彼女はきっとすごく芯が強くて、ものすごくぶっきらぼうなぐらい真面目な方なんじゃないかな、そしてすごくチャーミングな方なんじゃないかなという風に思っていました。それはまさに今回のシスター日吉子にぴったりなんです」と話している。本作の主演を務めるのは、オーディションを経て、大河ドラマ「どうする家康」に出演した鈴川紗由、『ベイビーわるきゅーれ』シリーズの高石あかり、この春放送予定の「9ボーダー」への出演が決定している木戸大聖に決定。トツ子「声優のお仕事はずっとやりたい目標の一つだった」という、人が色で見えるトツ子役の鈴川さんは、「最初に聞いた時は嬉しいという感情がまだなくて、信じられなくて、頭が真っ白になって涙が止まりませんでした」とふり返る。きみトツ子と同じ学校だったきみ役の高石さんは「山田監督の作品に出演させていただけるということが本当に嬉しくて、感動しました」と参加を喜ぶ。離島に住むルイ役の木戸さんも「不安とプレッシャーがありました。それと同時に山田監督の作品に出られる、という喜びが押し寄せてきました」と語っている。ルイまた今回、本編映像初公開となるスペシャルPVも合わせて到着した。『きみの色』は8月30日(金)より全国東宝系にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:きみの色 2024年8月30日より全国東宝系にて公開予定©2024「きみの色」製作委員会
2024年03月19日深くしなやかな音とこまやかな情感で聴き手を魅了する河村尚子。来日するオメル・メイール・ヴェルバー指揮ウィーン交響楽団とブラームスのピアノ協奏曲第1番を弾く。「ブラームスの協奏曲はスケールが大きく、交響曲的な構造。私はシンフォニーも大好きなので、第1番にも第2番にもすごく惹かれます。ピアノ協奏曲第1番には、若かりしブラームスの情熱と勢い、激しさ、悩みと愛情、あこがれ……。さまざまな思いが詰まっています。すごく張り切っているブラームス。いろんなことに挑戦してみたいという姿が、音楽を通して見えてくるようです」24歳のブラームスが完成した若き日の作品。はじめ2台ピアノの作品として着想したとか、当初の第2楽章は《ドイツ・レクイエム》に転用されたとか、完成した第2楽章はミサ曲から転用したものとされているとか、いろんな「物語」のある作品だ。「その第2楽章の讃美歌のような音楽など、伝統的な協奏曲の第2楽章のスタイルではありませんよね。ブラームスはオルガンも弾いていたり、いろんな分野からピアノ音楽にたどり着いた。ピアノだけを中心にしている人だったら、こんな音楽は書けないんじゃないかなと思うのです。オーケストラも書ける。宗教曲も書ける。ピアノ曲も書ける。室内楽も書ける。歌曲も書ける。そういういろんな引き出しを持った人だからこそできあがったピアノ協奏曲だと思います。それらすべてが編み込まれている感じです。その一方で、第3楽章の終わりにはフガートが書かれています。フガートって、協奏曲の第3楽章でよく出てくるんですよ。シューマンも書いているし、ベートーヴェンの第3番もそう。そういう伝統もちゃんと踏まえたうえで、自分の新しい音楽を作っていこうという意気込みが感じ取れます」(C)Marco Borggreveブラームスの作品は、「音楽の波が自然に、心地よく流れていく」と語る。「もちろん弾くのが大変なところはたくさんありますよ(笑)。でも弾いていて心地よいというか、音楽の波に自然に乗せられていくんです。ブラームスって、頭でっかちになりすぎないというか、頭と心、技巧的な部分とエモーショナルな部分のバランスが非常にいい。和声もとても巧みで、弾いても聴いても心地よい。ピアニストたちが弾きたい協奏曲のひとつだと思いますよね。そして、オーケストラにとっても弾きがいがある。ソロ・ピアノの伴奏としてではなく、一種の交響曲として弾くから、その意気込みがオーケストラ側からも感じられます。歌はすべての音楽の原点ですから。私は生徒に教える時、楽器ではなく、まずは自分の声で歌ってみてと言っています。自分も歌います。自分がどう歌う時に把握しないと自然さが出てこないですし、声を出して歌ってみると、ブレスの場所や呼吸の長さがわかってくる。もちろん、楽器でしかできない歌い方もあるので、両方を組み合わせて音楽を作っていければいいですね」指揮者ヴェルバーとは初共演。事前にウィーンでリハーサルをして来日する。(C)Julia Wesely「コンサートだけの指揮者ではなく、2025/2026シーズンからハンブルク州立歌劇場の音楽総監督に就任するなど、ブラームスと同じく、すごく広い分野から音楽を取り出している人物だと思います。アコーディオンを演奏されたり、新しい音楽の見方、コンサートのあり方をどんどん改革していく方なんじゃないかなと思っております」今年は日本デビュー20周年の節目の年。9月にはそれを記念したリサイタル・ツアーも予定している。「佐賀県の有田市を皮切りに、毎年のように演奏会をさせていただいている山形の白鷹町、故郷である兵庫県立芸術文化センター。そしてフィリアホールとサントリーホール。ショパンのソナタ第3番を後半のメインに、現代作曲家・岸野末利加さんに委嘱した《単彩の庭園 IX》の初演、そしてプロコフィエフのピアノ・ソナタ第7番。コンサートの始まりは、能登半島地震で被災された方々へ捧げる祈りとしてバッハ/ブゾーニの《シャコンヌ》を弾きます。やはりバッハは、心をゼロに戻して祈ることができる音楽だと思うのです。岸野さんの作品は彼女の《単彩の庭園(Monochromer Garten)》というシリーズの9曲目。「単彩の庭園」は日本庭園をイメージした作品シリーズで、彼女は京都のご出身でご実家がお寺さんなんです」女性作曲家の紹介は、近年彼女が手がけているプロジェクトの一環。また4月には、東京や山形で、フランスの近現代作品と矢代秋雄、武満徹を組み合わせた新しい取り組みも。21年目の新たな一歩を刻み始めた河村尚子から目が離せない。(宮本明)オメル・メイール・ヴェルバー指揮ウィーン交響楽団■チケット情報()3月13日(水) 19:00開演ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15[ピアノ] 河村尚子ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.683月14日(木) 19:00開演ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 Op.93ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92サントリーホール
2024年03月06日異なる個性、スタイルをもつ演奏家が舞台上で共演する東京芸術劇場の人気シリーズ「VS」の第7弾が11月14日(火)に開催される。今回は、ピアニストの河村尚子とアレクサンドル・メルニコフが出演。熱い演奏を繰り広げる。本シリーズは、ふたりのピアニストが、ピアノ・デュオ(2台のピアノ)演奏によって、熱狂的な空間を創造するリサイタル。ここでしか見られない演奏が人気を集めている。河村尚子 (c)Marco Borggreve河村尚子は、ミュンヘン国際コンクールで第2位、クララ・ハスキル国際コンクールで優勝し、ドイツを拠点にウィーン響、バイエルン放送響などにソリストして迎えられた音楽家。2019年秋公開の映画『蜜蜂と遠雷』では主役・栄伝亜夜のピアノ演奏を担当するなど、活動も多岐に渡っており、現在はドイツのフォルクヴァング芸術大学教授も務めている。アレクサンドル・メルニコフ (c)Marco Borggreve河村と共演するのはロシアのピアニスト アレクサンドル・メルニコフ。シューマン国際コンクール、エリザベート王妃国際音楽コンクールなど主要な国際ピアノコンクールで入賞を果たし、ロイヤル・コンセルトヘボウやライプツィヒ・ゲヴァントハウスなどの数多くの名門オーケストラと共演。古楽器とモダンピアノとを弾き分け、多彩なレパートリー、スケールの大きな表現力をほこるピアニストだ。当日は、ふたりのアイデアによりピアノ1台4手連弾の傑作「シューベルト/幻想曲 ヘ短調 D940」をはじめ、ドビュッシー自身の編曲による1台4手連弾版の交響詩『海』、2台ピアノ作品の金字塔「ラフマニノフ/交響的舞曲」が披露される予定。それぞれ異なるアプローチで楽曲に向き合うふたりの演奏が、ステージ上で重なり合う。トップソリストの共演は多くのファンの注目を集めそうだ。「ぴあ」アプリ限定 割引チケット販売中!芸劇リサイタルシリーズ「VS」Vol.7河村尚子×アレクサンドル・メルニコフ11月14日(火)19:00開演東京芸術劇場 コンサートホール(東京都豊島区西池袋1-8-1)出演河村尚子 (ピアノ)アレクサンドル・メルニコフ (ピアノ)曲目シューベルト/幻想曲 ヘ短調 D940ドビュッシー/交響詩『海』(作曲者による1台4手版)ラフマニノフ/交響的舞曲
2023年10月04日国内外で活躍するジャズ・ヴァイオリニストの寺井尚子が企画と原案を担当し、真琴つばさら宝塚歌劇OGが出演する、初のコラボレーション『ALL THAT ZZJAALL THAT ZZKA(オール・ザット・ズージャ/オール・ザット・ズカ)』。出演者から真琴のほか姿月あさと、湖月わたる、風花舞、そして昨年退団したばかりの天寿光希と晴音アキに本作への意気込みを聞いた。「ジャズの“扉”は開けられても“その先”に進むのが難しいと感じていたところだったので、出演できて嬉しい」と微笑むのは、昨年ジャズを歌うアルバムをリリースしたばかりの真琴だ。姿月も「自分のコンサートでジャズを歌うことは多いのですが、OG公演でシャンソンなどではなく、ジャズだけっていうのはなかなか無いですよね。それだけに、このメンバーでの共演が楽しみです」と話す。一方、ジャズダンスの魅力を「解放感」と表現するのは湖月。「そこにハマってたくさん踊ってきましたが、ジャズの歌のほうはまだまだ挑戦中。本作を通してさらに勉強できたら」と意気込む。「“ジャズ”と聞いて一番印象深いのは、歌劇団に在団中、NY公演(1992年)で踊ったベニー・グッドマン」という風花は、「今回は歌が多いので緊張しますが、寺井さんとご一緒できるのが何より嬉しい」と笑顔を見せる。さらに、意外にも在団中はジャズに触れる機会が少なかったという天寿は「他の組でジャズのシーンがあるとワクワクして観ていました(笑)。憧れの先輩たちからたくさん吸収したいです」と気合い充分。晴音もうなずきながら、「“宝塚とジャズ”ってたくさんの名場面が残っていますよね。退団後はジャズを勉強したいと思っていたので、出演できて夢のよう」と喜ぶ。2人とも在団中は“エトワール”(フィナーレでの独唱)経験者だけに、強力な助っ人となりそうだ。選曲については、「真琴さんたちと『せっかくだからハードルの高い曲に挑戦してみたいですよね』と相談しました」と茶目っ気たっぷりに明かす湖月。「まさかの選曲です」(姿月)、「女性同士でのデュエットも」(真琴)など、気になる発言が飛び出した。「宝塚歌劇出身者の声って独特だなと思うんですよ。そういう声を持った人たちが“ジャズ”という枠で歌ったときに新しいハーモニーが生まれる。ぜひ楽しみにしていてください」と語る真琴。「寺井尚子カルテット」の生演奏と、真琴らのパフォーマンスが融合して贈る新たなステージ。その開幕を楽しみに待ちたい。取材・文:藤野さくら【公演情報】ALL THAT ZZJA ALL THAT ZZKA東京:9/22(金)~9/24(日) 日本青年館ホール大阪:9/29(金)~10/1(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
2023年08月01日『映画 聲の形』や「けいおん!」の山田尚子監督のオリジナル作品「Garden of Remembrance」が、フランスで開催される世界最古・最大規模のアニメ映画祭「アヌシー国際アニメーション映画祭」にて特別上映されることが決定した。空のビール缶・ウィスキーグラスが床に置かれ、部屋の端には画材やエレキギターが並ぶ、少し散らかった「きみ」の部屋。携帯のアラームが鳴って、ぼんやりと起き上がり「きみ」1人の朝が始まる。「ぼく」が好きだったアネモネの花、それは「ぼく」との思い出を繋ぐ大切な花。ある日部屋のクローゼットを開けると「ぼく」との思い出が「きみ」を包み込んでいき…。これは「きみ」と「ぼく」、そして「おさななじみ」との“さよなら”を描く物語――。本作は、アネモネの花をテーマとして、「きみ」と「僕」と「おさななじみ」の3人の感情が揺れ動く様子を鮮麗に描いた、珠玉のハートフルショートアニメーション。制作は「サイエンスSARU」が担当、キャラクター原案は「花のズボラ飯」の作画を手掛けた漫画家・水沢悦子、音楽は「可愛くてかっこいいピチピチロックギャル」として活動するシンガーソングライター・ラブリーサマーちゃんが書き下ろす。なお、本作に加え、日本作品からは『BLUE GIANT』、『THE FIRST SLAM DUNK』、『名探偵コナン 黒鉄の魚影』などが特別上映される。「Garden of Remembrance」は2023年リリース予定。(cinemacafe.net)
2023年05月08日2月7日、大手自動車メーカー「スズキ」は社外取締役の候補者として、元陸上競技選手でスポーツキャスターの高橋尚子(50)を選任したと発表した。6月開催予定の第157回定時株主総会での承認を経て、正式決定となる。選任理由について、スズキは「高橋氏はスポーツ分野の第一人者であり、環境や社会貢献などへの取り組みを評価する『ESG』への対応などで知見を発揮してもらいたい」と語った。’00年のシドニー五輪女子マラソンで日本女子陸上史上初となる金メダル獲得という、偉業を達成した高橋。愛くるしいキャラクターもあって大ブレイクし、同年には国民栄誉賞も受賞した。’08年10月の現役引退以降は、マラソン解説者やスポーツキャスターとして数々の番組に出演で活躍。途上国の子供たちへの慈善活動などにも積極的に参加していた。“Qちゃん”の愛称で日本中から親しまれた高橋だが、あまり公言してない趣味があった。16年7月下旬、高橋が向かったのは、なんと千葉市内にある当時の自宅から10キロほど離れたパチンコ店。午前11時半ごろに入店すると、大きなマスクで顔を隠したまま、ホラー小説『リング』の台の前へ。黙々と打ち始めるやいなや10分ほどで大当たりを引くと、2時間後にはなんと “ドル箱”が14箱も積み上げられるほどに。その後はトイレ休憩以外、食事もとらずに黙々と打ち続ける。そして、午後8時頃にマネージャーも務める恋人男性が車で迎えに来ていたが、大当たり中だったからなのか、そのまま続行。結局、終わったのは午後10時40分ごろで、すでに他の客はすべて帰っていた。ぶっ通しで11時間もパチンコを打ち続けたその翌日、本誌が直撃すると、「月に何回かしか行かないです。昨日は休みだったので……あくまで息抜き(苦笑)」と明るく答えていた。現在、日本オリンピック委員会の理事や日本陸上競技連盟の常務理事も務めている高橋。社外取締役への選任も今回が初めてではなく、昨年6 月には、’19年からスポンサー契約を締結していた「スターツコーポレーション株式会社」の社外取締役にも就任が決定していた。激務の疲れをひそかにパチンコで癒やしているのかも?
2023年02月10日長編アニメーション映画『きみの色』が、2024年8月30日(金)に公開される。監督は山田尚子、脚本は吉田玲子。『映画 聲の形』山田尚子監督の新作映画映画『きみの色』は、『映画 聲の形』「けいおん!」「平家物語」などを手掛ける山田尚子が監督を務める新作映画。思春期の少女たち、それぞれが向き合う自立、葛藤、恋の模様を、“音楽×青春”というテーマを通じてまるで絵画のように美しい映像で描写する長編アニメーション作品だ。“感情の色”が見える少女の恋と青春物語の主人公は、長崎市内のミッション・スクールに通う高校生の少女・トツ子。人の感情が「色」として見える、不思議な能力を持っている。友達や家族の「色」を暗くしないため、気を遣い、空気を読み、その場を取り繕うようなウソをついてしまう彼女。そんなトツ子が、美少女のきみと、音楽好きのルイとともにバンドを組むことになる。主人公・日暮トツ子…鈴川紗由長崎市内の全寮制ミッションスクールに通う高校生。子供の頃から嬉しい色、楽しい色、穏やかな色など人が「色」で見える。唯一、自分自身の「色」だけは見えない。バンドでピアノを担当する。作永きみ…髙石あかりトツ子と同じ学校に通っていたが突然中退してしまった、美しい色を放つ少女。学校に行かなくなってしまったことを同居する祖母に打ち明けられていない。毎日学校へ行くふりをしながら古本屋でアルバイトをしている。トツ子とバンドを組むことになり、ボーカル、ギターを担当する。影平ルイ…木戸大聖街の片隅にある古書店で出会った音楽好きの少年。トツ子とバンドを組む。母に医者になることを期待されているが、隠れて音楽活動をしている。物語のキーマンに新垣結衣また、物語のキーマンであるシスター日吉子役は、映画『正欲』『違国日記』など話題作への出演が続く新垣結衣が声優として出演する。シスター日吉子…新垣結衣トツ子が通う学校のシスター。同校の卒業生でもあり、生徒たちにとっては良き相談相手。トツ子、きみ、ルイの3人を導く。脚本は吉田玲子&最強のスタッフが集結映画『きみの色』には、最強のスタッフが集結。脚本は、『猫の恩返し』「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」「若おかみは小学生!」の吉田玲子が担当。監督の山田尚子とは、「けいおん!」シリーズ以降、幾度となくタッグを組んでいる。音楽は、『映画 聲の形』『リズと青い鳥』や、「チェンソーマン」のサウンドトラックを担当する作曲家・牛尾憲輔。企画・プロデュースは、『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締まり』など新海誠作品を手掛けたSTORY inc.、制作・プロデュースは、『夜は短し歩けよ乙女』や「平家物語」のサイエンス SARUが担う。アニメ映画『きみの色』あらすじわたしには、人の心が「色」で見える長崎市内のミッション・スクールに通う高校生の少女・トツ子は、人の感情が「色」として見える。嬉しい色、悲しい色、穏やかな色、怯えている色……。友達や家族の「色」を暗くしないため、気を遣い、空気を読み、その場を取り繕うようなウソをついてしまう。そんなトツ子は、街の片隅にある古書店で出会ったとても美しい色を放つ美少女と、音楽好きの少年とバンドを組むことになる。やがて訪れる学園祭、そして初めてのライブ。会場に集まった観客の前で見せた、3人の「色」とは。【詳細】アニメ映画『きみの色』公開日:2024年8月30日(金)監督:山田尚子脚本:吉田玲子出演:鈴川紗由、髙石あかり、木戸大聖、新垣結衣音楽:牛尾憲輔キャラクターデザイン・作画監督:小島崇史キャラクターデザイン原案:ダイスケリチャード企画・プロデュース:STORY inc.制作・プロデュース:サイエンス SARU製作:「きみの色」製作委員会
2022年12月06日『映画けいおん!』『映画 聲の形』などを手掛けた山田尚子監督による最新オリジナル長編アニメーション映画『きみの色』の制作が発表された。2023年秋に劇場公開予定の本作のテーマは、山田監督が最も得意とする思春期の青春。少女たちそれぞれが向き合う自立、葛藤、恋の模様が、まるで絵画のような美しい映像で描かれる。脚本を務めるのは、スタジオジブリや京都アニメーションで数々の作品を手掛け、山田監督とは「けいおん!」シリーズ以降幾度となくタッグを組む吉田玲子。音楽は『映画 聲の形』『リズと青い鳥』など山田監督作品のほか、話題作『チェンソーマン』のサウンドトラックを担当する作曲家・牛尾憲輔が手掛ける。企画・プロデュースは日本映画史に残る金字塔『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締まり』など、新海誠作品を手掛けたSTORY inc.、そして『夜は短し歩けよ乙女』で第41回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞などを受賞、最近では山田監督と共に伝統美と最先端の演出を組み合わせたテレビアニメ『平家物語』を生み出し、日本を代表するアニメーションスタジオとなったサイエンスSARUが制作・プロデュースを担う。本作は「人の外側と内側、そこから生みだされるそれぞれのかたちを描いてみたいというところから始まった」と山田監督は明かす。そして吉田が山田監督の描きたい内容を聞き、脚本を作り始めた。吉田は「《色が見える女の子》というのは山田監督のアイディアで、すごく映像的で面白いなと感じました。繊細な心模様と、そこに寄り添うような監督の演出を今回もとても楽しみにしています。」と本作に期待を寄せる。また、脚本に対して「吉田さんの書かれる彼らの物語はとてもやさしく、そしてとてもチャーミング」という印象を持つ山田監督は「音楽を通じてお互いに共鳴していく主人公たちの、やわらかく力強い足取りを描いていきたい」と作品完成へ向けて抱負を語っている。<コメント>■山田尚子監督人の外側と内側、そこから生みだされるそれぞれのかたちを描いてみたいというところから『きみの色』は始まりました。人はきっと、その時向いている方向に進んでいくわけで、それが前であっても後ろであってもどちらでも成り立っていくと思うのですが、できれば前に進んでいきたい。音楽を通じてお互いに共鳴していく主人公たちの、やわらかく力強い足取りを描いていきたいと思っています。吉田さんの書かれる彼らの物語はとてもやさしく、そしてとてもチャーミングです。悩んだり、何かを変えようとするときに起こる摩擦は、これからを切り開いていくためのとても大切な成長痛であって、その痛みがそれぞれの人が放つ色になっていくのかなと思うのです。たくさんの色が出会って、混ざり合った先にはどんな色の世界が待っているのでしょう。絵具を混ぜるパレットのような、または光を集めて分散させるプリズムのような、そんな物語を描いていきたいと思っております。よろしくおねがいいたします。■吉田玲子『きみの色』は、山田監督の「こういうことやりたいなぁ、こういう子たちを描きたいなぁ」というメモをいただいて、そこから脚本を作り始めました。《色が見える女の子》というのは山田監督のアイディアで、すごく映像的で面白いなと感じました。山田監督の作品は、登場人物たちがおずおずと手を伸ばし扉を開いていくような感じがあって、今回もその感覚を大切にしました。そこにある世界と、自分。そこにある現実と、自分。触れると痛いような傷ついてしまうようなものの中で、楽しさや愛しさや生命力を見出していくことを意識しながら書きました。繊細な心模様と、そこに寄り添うような監督の演出を今回もとても楽しみにしています。『きみの色』はある意味、原点に戻ったようでもあり、今までの集大成的な面もありながら、さらに新しく踏み出していけるような作品になるのではないかと思っています。光の当たり方によって、濃く見えたり、淡く見えたりはしますが、誰もが自分の『色』を持っていると思います。観てくださった方が、それぞれの『色』を愛おしく思えるような映画になっていると、うれしいです。『きみの色』スーパーティザーPV<作品情報>『きみの色』2023年秋 全国公開監督:山田尚子『映画 聲の形』『リズと青い鳥』『けいおん!』『平家物語』脚本:吉田玲子『猫の恩返し』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『若おかみは小学生!』音楽:牛尾憲輔『映画 聲の形』『チェンソーマン』企画・プロデュース:STORY inc.『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締まり』制作・プロデュース:サイエンス SARU『夜は短し歩けよ乙女』『映像研には手を出すな!』『平家物語』
2022年12月03日「けいおん!」シリーズの山田尚子監督と脚本・吉田玲子がタッグを組んだ完全オリジナルアニメーション映画『きみの色』の製作が決定。スーパーティザーPVが公開された。長崎市内のミッション・スクールに通う高校生の少女・トツ子は、人の感情が「色」として見える。友達や家族の「色」を暗くしないため、気を遣い、空気を読み、その場を取り繕うようなウソをついてしまう。そんなトツ子は、街の片隅にある古書店で出会ったとても美しい色を放つ美少女と、音楽好きの少年とバンドを組むことになる――。京都アニメーション作品『映画けいおん!』『映画 聲の形』を手掛ける山田尚子監督は、些細な日常を瑞々しく鮮やかに描く稀有な映像センスと、小さな心の揺れ動きさえ表現していく繊細な演出で、全世界から最も脚光を浴びるアニメーション監督の一人。待望の最新作となる『きみの色』のテーマは、山田監督が最も得意とする思春期の青春。少女たちそれぞれが向き合う自立、葛藤、恋の模様が、まるで絵画のような美しい映像で描かれる。脚本は、スタジオジブリや京都アニメーションの作品を手掛け、山田監督とは「けいおん!」シリーズ以降、幾度となくタッグを組んできた吉田玲子。音楽は『映画 聲の形』「チェンソーマン」のサウンドトラックを担当する作曲家・牛尾憲輔。企画・プロデュースは『君の名は。』『すずめの戸締まり』など新海誠作品を手掛けた「STORY inc.」が担当する。また、山田監督と共に伝統美と最先端の演出を組み合わせた「平家物語」を生み出し、日本を代表するアニメーションスタジオとなった「サイエンスSARU」が制作・プロデュースを担う。スタッフコメント▼監督・山田尚子人の外側と内側、そこから生みだされるそれぞれのかたちを描いてみたいというところから「きみの色」は始まりました。人はきっと、その時向いている方向に進んでいくわけで、それが前であっても後ろであってもどちらでも成り立っていくと思うのですが、できれば前に進んでいきたい。音楽を通じてお互いに共鳴していく主人公たちの、やわらかく力強い足取りを描いていきたいと思っています。吉田さんの書かれる彼らの物語はとてもやさしく、そしてとてもチャーミングです。悩んだり、何かを変えようとするときに起こる摩擦は、これからを切り開いていくためのとても大切な成長痛であって、その痛みがそれぞれの人が放つ色になっていくのかなと思うのです。たくさんの色が出会って、混ざり合った先にはどんな色の世界が待っているのでしょう。絵具を混ぜるパレットのような、または光を集めて分散させるプリズムのような、そんな物語を描いていきたいと思っております。よろしくおねがいいたします。▼脚本・吉田玲子『きみの色』は、山田監督の「こういうことやりたいなぁ、こういう子たちを描きたいなぁ」というメモをいただいて、そこから脚本を作り始めました。《色が見える女の子》というのは山田監督のアイディアで、すごく映像的で面白いなと感じました。山田監督の作品は、登場人物たちがおずおずと手と伸ばし扉を開いていくような感じがあって、今回もその感覚を大切にしました。そこにある世界と、自分。そこにある現実と、自分。触れると痛いような傷ついてしまうようなものの中で、楽しさや愛しさや生命力を見出していくことを意識しながら書きました。繊細な心模様と、そこに寄り添うような監督の演出を今回もとても楽しみにしています。『きみの色』はある意味、原点に戻ったようでもあり、今までの集大成的な面もありながら、さらに新しく踏み出していけるような作品になるのではないかと思っています。光の当たり方によって、濃く見えたり、淡く見えたりはしますが、誰もが自分の『色』を持っていると思います。観てくださった方が、それぞれの『色』を愛おしく思えるような映画になっていると、うれしいです。『きみの色』は2023年秋、全国東宝系にて公開予定。(cinemacafe.net)
2022年12月03日ピアニスト河村尚子が、「シューベルト プロジェクト」の第2夜を開く[9月13日(火)紀尾井ホール]。シューベルト晩年のソナタ4曲を2回に分けたリサイタル。今年3月に続く今回は第20、21番の傑作2曲を軸に3曲の小品を組み合わせた。「晩年のソナタは音楽的にもドラマ的にも充実していますし、インテンシヴな瞬間がある、メッセージとしてすごい強い音楽です。病気に悩まされた晩年の苦しみや孤独が伝わってくるのを感じます。愛に憧れて、でも応えてもらえなかったシューベルト。孤独を感じることは誰にもありますが、シューベルトのように、それを音で表現した、〝孤独な音楽〟というのは多くありません。それが聴衆の心を摑むのだと思います」シューベルトを〝歌曲王〟のイメージで考えると、つい旋律に目が向くが、それだけではないという。「ものすごく挑戦的な和声を使っていたりするんですね。とても穏やかだったところで、えっ、こんな和声を使うの?という、突然すごく落胆するような表現をする。そこがスパイスになっているのがシューベルトの聴きどころだと思います。旋律の美しさだけではないのです」2018年から2年間、全4回のリサイタルで集中的にベートーヴェンと向き合った。その経験から、あらためて見えてきたシューベルト像もある。「晩年のシューベルトが、ベートーヴェンの作品から受けた刺激を、より意識するようになりました。たとえば調性。シューベルトの第20番はベートーヴェンの作品101(第28番)と同じイ長調。第21番と《ハンマークラヴィーア》(第29番)は変ロ長調です。3月の第1夜で弾いた第18番はピアノ協奏曲第4番と同じト長調で、始まり方もそっくり。シューベルトが、『ベートーヴェンは素晴らしい。でもここに僕がいるんだ!」とアピールしているのを感じます。あとは弾き方ですね。アーティキュレーションとかペダルとか。ロマン派に振り分けがちですが、より古典的な要素を持っているのを感じるようになりました」取材では、「シューベルトのことを話せてうれしい」と作曲家への愛を丁寧に語ってくれた。シューベルトに必要なのは、自然な声で歌える範囲の表現と、弦楽合奏をイミテーションしながら作る広がりのある音色だという。6年後の2028年には生誕200年を迎えるシューベルト。そのカウントダウンを彼女のコンサートから!第1夜を聴き逃した人もまだ間に合う。(宮本明)
2022年08月08日コロナ禍で数々の公演が中止となり、半年ぶりの帰国となるドイツ在住のピアニスト、河村尚子。充実した演奏活動を繰り広げ、今や日本を代表する実力と人気を兼ね備えたピアニストだ。待ちに待った日本での公演は、詩的なロマンにあふれた傑作・シューマンのピアノ協奏曲を披露する。14日間の待機の後、音楽の喜びを爆発させてくれるに違いない。指揮は、かつて日本フィルの正指揮者として数々の共演も記憶に残る沼尻竜典。リューベック歌劇場では音楽総監督として、びわ湖ホールでは芸術監督として成功を収めてきたが、2022年度からは神奈川フィルハーモニー管弦楽団音楽監督に就任することが決定している。メインプログラムはショスタコーヴィチの交響曲第5番。20世紀ソヴィエト体制下で抑圧されながらも芸術家として強い信念をもって作品を生み出したショスタコーヴィチ。緊張感と劇的なドラマ性を孕み、今を生きる私たちの魂をも強く揺さぶる作品は必聴だ。先日、久しぶりに指揮した日本フィルは、伝統である元気の良さや、音楽の楽しさをお客様に懸命に伝えようとする姿勢はいまだ健在でした。河村尚子さんと共演できることも、大きな喜びです。<河村尚子>18歳の頃から弾き続けているシューマンの協奏曲、読み返せば読み返すほど味が滲み出てきます。皆様に音楽を聞いて頂くのは半年振りです。精一杯演奏に集中しますので、音楽会をどうぞお楽しみに![公演情報]第366回横浜定期演奏会[ライブ配信あり]2021年4月16日(金)19:00開演 神奈川県民ホール第391回名曲コンサート2021年4月18日(日)18:00開演 サントリーホール指揮:沼尻竜典ピアノ:河村尚子シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 op.54ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 op.47
2021年04月08日『ハケンの品格』『Doctor-X 外科医・大門未知子』『花子とアン』など、数々の大ヒットドラマを手がける脚本家・中園ミホさん(61)。その成功の秘密は、14歳から始めた占いにあった。占いによる導きと強運な有名人との出会いから学んだ「お金を呼び込む作法」とはーー。「私が書くドラマのヒロインは、みな占い師時代に出会った誰かがモデルになっているような気がしますね」そう話すのは、いまや押しも押されもせぬヒットメーカーである脚本家の中園ミホさん。初の占い本『占いで強運をつかむ』(マガジンハウス)を出版したところベストセラーに。そして占いサイト『中園ミホ 解禁! 女の絶対運命』は、四柱推命をベースにしたオリジナル占術が「驚くほど当たる」「希望が持てる」と話題を呼んでいる。それにしても脚本家として不動の地位を築いたこのタイミングで、なぜ占い師としての活動を大きく展開し始めたのか。「私は人間ウオッチングが趣味なのですが、幸運の波は誰のところにも公平に訪れるようです。それなのに、その波にうまく乗り切れない人が多いような気がして。もっと人生のなかに占いを取り入れて、目の前のチャンスをつかんでほしいと思うんです」あまり知られていないが、中園さんの前職は占い師。20代半ばまで活動し、政財界の名だたる大物を鑑定することもあったという。「金運を上げるには、まずは毎日使うお財布にこだわること。なかでも、強運の人のパワーにあやかると効果的だと思います」そう話す中園さんに“金運のおすそ分け”をしてくれたのは、作家の林真理子さん。大ヒットドラマ『不機嫌な果実』(’97年)の脚本を書く直前に、原作の林さんに初めて会ったそうだが、「出会う前から、何もかも手に入れているように見えた林さんの意志の力に引きつけられていた」と中園さん。当時は小さなマンションを買ったばかり。すっからかんになっていたとき、長く「成功者のお財布」を調査している中園さんが実践したのが、憧れるお金持ちから財布をいただくということ。「チャリティにも積極的で、気前のいい素敵なお金持ちである林さんの強運にあやかりたいと思って『お財布をいただけませんか?使い終わったお財布でかまいません』とお願いしたんです」それにもかかわらず林さんはドルチェ&ガッバーナの新品を贈ってくれたという。その後、続々と仕事が舞い込むことに。「私の金運は仕事運と連動して忙しくなりましたが、通帳の桁が変わっていくのを実感しました」さらに、気がついたらプラダのスーツを買っていて「何かおかしいな」と思ったそうだが、「林さんの華やかなお金遣いも受け継いでしまっていたんですね(笑)」そのほかにも、中園さん流「お金を呼び込むお作法」がある。【1】ハンコは願いを込めて「のの字」2回押す「私は印相学の大家の先生につくっていただいたハンコを愛用していますが、基本的には“押して気持ちいいもの”を愛用するといいですよ。サイン色紙などにたくさん押して、人にもお見せする雅号印は、『の』の字を2回書くように、念を込めて押しています」(中園さん・以下同)【2】節分に「金を入れた升」を枕元に置く「Dr.コパさんがおっしゃっていた「節分の夜に金を入れた升を枕元に飾って眠る方法」はとても効果がありました。ある年、片付けそびれ、さらに数日置いていたことがあって。それはそれで好調な金運は続いたのですが、防犯上、片付けたほうがいいですね(笑)」【3】触らぬ神にたたりなし。パワスポ巡りはほどほどに「神社巡りは好きでしたが、美輪明宏さんに『触らぬ神にたたりなし』と諭されて、いまは氏神様と好きな神社にお参りするようにしています。大仕事をまかされたときは伊勢神宮へ、早朝参拝に。『私のドラマでみなさんに元気になっていただけますように』と祈ります」中園さんはあらゆる金運UP法を試してみたという。「多くの人が『効果がある』という方法には、やはり力があります。むやみに相手を怖がらせず、優しく寄り添ってくれるタイプの占いを信じることにしています」「女性自身」2020年9月29日・10月6日合併号 掲載
2020年09月27日『ハケンの品格』『Doctor-X 外科医・大門未知子』『花子とアン』など、数々の大ヒットドラマを手がける脚本家・中園ミホさん(61)。その成功の秘密は、14歳から始めた占いにあったーー。「私が書くドラマのヒロインは、みな占い師時代に出会った誰かがモデルになっているような気がしますね」そう話すのは、いまや押しも押されもせぬヒットメーカーである脚本家の中園ミホさん。初の占い本『占いで強運をつかむ』(マガジンハウス)を出版したところベストセラーに。そして占いサイト『中園ミホ 解禁! 女の絶対運命』は、四柱推命をベースにしたオリジナル占術が「驚くほど当たる」「希望が持てる」と話題を呼んでいる。それにしても脚本家として不動の地位を築いたこのタイミングで、なぜ占い師としての活動を大きく展開し始めたのか。「私は人間ウオッチングが趣味なのですが、幸運の波は誰のところにも公平に訪れるようです。それなのに、その波にうまく乗り切れない人が多いような気がして。もっと人生のなかに占いを取り入れて、目の前のチャンスをつかんでほしいと思うんです」あまり知られていないが、中園さんの前職は占い師。20代半ばまで活動し、政財界の名だたる大物を鑑定することもあったという。「占いの大家・今村宇太子先生のアシスタントをしていたのですが、先生は霊感が強く、負のエネルギーを持った人が来ると『今日はあなたが占って』と言うことも。それで、代理で私が鑑定することが増えていったのです」中園さんの占い人生は14歳に遡るが、そもそも今村先生は母親の親友。ある日、中園さんを占ってくれる機会があり、「心の中をズバリ言い当てられ、感激した私はぜひ先生に占いを教えてほしいとお願いしました」と当時を振り返る。このときは「あなたはまだ子どもだから人生経験を積んでからね」と言われてしまうが、諦めきれない中園さん。その後も、今村先生が常に携帯する手帳をこっそり書き写したりしていたところ、「そんなに知りたいのなら」と、師のもとで修行することを許される。そこから四柱推命と数気学をベースにした独自の占い手法を学んでいくことになる。「『まずは1,000人鑑定しなさい』と言われたんです。高校の文化祭ではクラスメートたちが作ってくれた『荻窪の母』という看板を掲げた占いのお店を出して、卒業までに1,000人占うというノルマをクリアしました」さらに、企業のトップや政財界の重鎮を鑑定する機会を得ると、「成功者といえど、陰ではこんな悩みを抱えているんだ」という意外な一面を垣間見、次第にそんな人間の奥深さに魅了されていく。そしてこの経験が、後に脚本家としての土台に。中園さん自身も人生の岐路に立たされると、占いを手がかりに選択・決断してきたという。ターニングポイントとなったのは、脚本家としての第一歩を踏み出したとき。大学卒業後、広告代理店でOL生活を送るも1年3カ月で退職。占いのアシスタントをしながら、脚本スクールへ通った時期があった。このときできた著名な脚本家・桃井章氏との縁で、ある日、刑事ドラマの執筆を任される。「きっかけは、忙しい桃井先生の執筆のお手伝いをしたこと。『とりあえず下書きでもいいから書いて』と言われ、思いがけないチャンスが舞い込んだと感じました。それまでぐうたら人生だった私の頭の中には、書かない言い訳がぐるぐる。けれど、今村先生に相談すると、『いま書かなければあなたの人生は開花しない』と背中を押されたのです」占い師としての生活から一転。「幸運は、いつまでも待っていてくれるほどお人好しではありません。『いまだ!』というタイミングでつかまなければシャンパンの泡のように消えていってしまう、と悟ったのです。そうして遊び好きの私が1週間、寝食を忘れて取り組んだのが犯人の捕まらない刑事ドラマでした(笑)」プロデューサーは苦笑していたものの「人間の描き方がおもしろい」との評価を得、改稿した作品がデビュー作になった。「小娘のころから占いを通して、人間の裏の顔を見て来たことが武器になったのだと思います」「女性自身」2020年9月29日・10月6日合併号 掲載
2020年09月23日10月放送予定のテレビ朝日新木曜ドラマは、中園ミホが脚本を手掛ける「七人の秘書」を放送することが決定。木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョン、大島優子、室井滋、江口洋介と、豪華キャストの出演も明らかになった。2020年、急激な大不況の波に襲われ、超格差時代へと突入した日本。先の見通しが立たない状況下で、政治家や財界、企業のトップは誰しも道の示し方に迷っていた――。「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズや「ハケンの品格」の中園氏が手掛ける本作は、そんなリーダー不在の日本社会の裏で暗躍する“影の軍団”を描いた新時代の痛快ドラマ。“影の軍団”の正体は、銀行や警視庁、大学病院、都庁のトップ=要人に仕え、組織に溶け込み、目立たぬことを極意とする、名もなき「秘書」たち。表の仕事を忠実に務める一方、裏で密かに集められた彼女たちが副業として請け負うのは「人助け」。理不尽な目に遭う社会の弱者を救い出すべく、ずば抜けたスキルや膨大な極秘情報とネットワークを駆使し、見事なまでに“裏仕事”をこなしていく。時には警察や法律で裁くことのできない理不尽さえも駆逐し、金や権力にまみれた非情な支配者たちを一掃。誰も気付かないうちにことを解決していくのだ。そんな秘書役には、豪華女優陣が決定。銀行の常務秘書を務める主人公・望月千代役には、本作がテレビ朝日の連続ドラマ初主演となる木村文乃。次々と理不尽なできごとに見舞われ、世の不公平に憤りを感じているキャラクターだ。また、千代と同じ銀行で働くおっとりした頭取秘書・照井七菜役に広瀬アリス。警視庁の警務部長秘書・長谷不二子役を菜々緒。大学病院の病院長秘書・朴四朗(パク・サラン)役を、日本の連続ドラマ初出演となるシム・ウンギョン。ホテルオーナーの令嬢でありながら、都知事の秘書を務める風間三和役を大島優子。さらに、秘書たちと共に悪を斬る家政婦・鰐淵五月役に室井滋。秘書軍団が夜な夜な集うラーメン店の店主で、司法書士を副業にし、誰にも知られず影の秘書軍団の元締めをやっている萬敬太郎役を江口洋介が演じる。出演者コメント木村文乃中園ミホさん脚本&内山聖子エグゼクティブプロデューサーという、言わずもがなの最強コンビとお仕事をさせていただけるなんてと、感謝と興奮と緊張でわくわくしています。守秘義務を守り通し、リクエストに忠実に動き、仕事終わりのご褒美もたまに。完璧な仕事をこなす秘書という仕事の表と裏の顔を、素敵かつ力強いキャストの皆さんと個性豊かにお見せしていけるよう、にぎやかに一致団結して頑張ります!広瀬アリス秘書というと影で人を支えるイメージですが、今回は主役。そして、秘書だからこそできることが沢山あるところに面白さを感じました。女性たちがテキパキとかっこよく悪を裁く姿を早く見てみたいです。私が演じる照井七菜はとても不器用で純粋な子です。同じ秘書でもこれだけ違うのか、と(笑)。登場する秘書みんなに個性があるので、現場で会話のやりとり(お芝居)をしたら楽しいだろうなとワクワクしています。視聴者の方と同じ目線に立つことができる役だと思っているので、大事に演じたいです。菜々緒才能をもつ7人が集い、それぞれが手腕を振るってカバーし合いながら華麗にミッションをこなしていくところが面白いと思いました。テンポよく、見た後に爽快な気分になれる作品だと感じました。私が演じる不二子は、警察組織という男社会の中で、男性以上に努力したが性差別の壁を越えられずに挫折し、「強くなりたい。本当は男に生まれればよかった」と思っている女性。私もそういう思いを抱えてきたことがあるので、ジェンダーレスな時代だからこそ、不二子のような女性、人間を通して、少しでも何か伝えていけるものがあればうれしいな、と思っています。シム・ウンギョン企画書を頂いた時に、この7人はどんな予想外の方法で事件を解決していくのかな、と色々な妄想が膨らみました。特に同世代の女性たちが、力を合わせてトラブルに立ち向かっていく様子にワクワクしています。日本語以外にもいろいろな宿題を頑張らないといけないのですが、ほかの秘書の方たちと良いチームになれるように、そして、この作品の世界観にきちんと入っていけるように頑張ります。日本では、初めて連ドラに出演するので緊張していますが、キャストの皆さんにお会いするのが本当に楽しみです。あまり緊張しすぎないように、心の準備をしないといけないですね(笑)。大島優子台本を読んで、ストーリーが進むと同時に気持ちが高まっていきました。世界では秘密裏に何かが起きているというのはスリルがあってドキドキしますし、その巧みな活動シーンが毎回の楽しみになりそうです。1話からトレーニングの必要なシーンがある(!?)と伺ったので、心身共にブラッシュアップしていきたいと思います。表では忠実に、裏では見事な仕事ぶりで誰かのために問題を解決する様が痛快で、今からチームに入れる日が待ち遠しいです。秘書の皆さんに会えるのが楽しみで仕方ありません!チームみんなでこの状況を乗り越え、視聴者の皆さんに楽しんでいただけるよう努めたいと思います。室井滋生き辛い世の中になって行くと誰もが感じる日々の中、悪党らにメスを入れるストーリーが気分良いですね。しかも眉目麗しき秘書たちにやられちゃうのが痛快! 日常のモヤモヤに悩む人々の清涼剤になるに違いないと思います。木村文乃さんや江口洋介さんら皆さんとご一緒できるのも楽しみです。私は、過去の重たい秘密を抱え、一線から退いた女性を演じます。酸いも甘いも噛み分けた熟年女性の鋭い知恵や、時にはその哀しさをコミカルに表現できたらと思います。家政婦としての力量も出さねばならないので、今は日々“掃除・洗濯・料理”に励んでいますよ(お陰で我が家はピカピカ!)。江口洋介理不尽なこの現代社会に立ち向かい、裏からあらゆる手を使い社会を動かしていく、秘書軍団の元締めであり、影の仕事人・萬敬太郎を演じます。ラーメン屋店主でありながら司法書士の肩書きを持ち、秘書たち女性軍を、逆紅一点でまとめます。生き抜いていくのに大変な時代だからこそ、楽しく爽快な裏稼業ドラマをスタッフ、キャストワンチームで皆さんにお届けできるよう、撮影に入るのが今から楽しみです。第1話あらすじホテルで密会中の東都銀行の頭取・一原福造と秘書・照井七菜(広瀬アリス)。しかし突然、福造が苦しみ始め意識を失う。すると、ホテルの制服を着た望月千代(木村文乃)、長谷不二子(菜々緒)、パク・サラン(シム・ウンギョン)、鰐淵五月(室井滋)が現れ、心肺蘇生を試みるも、福造は死亡。そして淡々と部屋に残った証拠の隠滅作業を進め、風のように去って行く――。実は生前、福造が行きつけのラーメン店の店主で司法書士の資格をもつ萬敬太郎(江口洋介)に、どこで倒れても自宅で亡くなったことにしてくれと依頼しており、萬の指示で5人が駆けつけたのだ。急なトップの死去で銀行が騒然とする中、福造のお別れ会が催された。式場の外では、千代のボスで常務の安田英司が千代田支店長の守谷正に泣きつかれていた。町工場の決算書を改ざん、不正融資した金を安田に回していたが税務調査で目を付けられてしまった守谷が窮状を訴えるも、頭取昇格をもくろむ安田は耳を貸さず、証拠隠滅を強要。その夜、苦悩した守谷は衝動的に自殺を図る。間一髪で阻止した千代に連れられ、ラーメン店「萬」へ。そして秘書たちは「そんなヤツは懲らしめてやりましょう」と宣言し、立ち去る…。「七人の秘書」は10月、毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年08月25日現在、放送中の『ハケンの品格』も話題の脚本家・中園ミホさん。『やまとなでしこ』や『anego[アネゴ]』『Doctor-X 外科医・大門未知子』『西郷どん』などのヒット作を次々と生み出したことで知られていますよね。そんな中園さんは、実は、脚本家デビューする以前は占い師として活動していたそうです。そして、その後も占いを続け、超売れっ子となった今も、四柱推命と気学をベースに開発した独自の占いを実生活に取り入れているのだとか。占いを信じ、その教えに従って行動してきたという中園さんの最新著書『占いで強運をつかむ』について、お話を伺いました。■全体的な運をつかむコツ――四柱推命では、絶対的に運勢が悪い人はいないそうですね。運気の波に乗れる人と乗れない人の違いとは?占い師の私から見ると、特別に運がいい人も悪い人もいません。ただ単に運気がアップしたりダウンしたりするだけで、運の種類や分量はどなたもほぼ同じです。ですから、運のいい人と悪い人の違いというのは運をピークでつかまえられるかどうか、その差だと思います。――運のいい時期だと知っていても、飛び込むのが怖くて、二の足を踏む人は少なくないでしょう。「運の賞味期限」が切れないうちにチャンスをつかむ秘訣は?勇気を出して、思いっきり挑戦することです。占いで「運気の締め切り」を意識したら、今これを逃すといい時期はしばらく巡って来ないと自分に言い聞かせ、人生のギアを入れてほしいと思います。アクティブな運気が、あなたを味方してくれますから、大丈夫。自分自身を信じることも大事ですよ。――おすすめの開運アイテムは?お財布ですね。運気というのは人と人との間で流れているもので、金運を司るのはお財布ですから、金運をアップさせたい方は、ぜひあなたの周りのお金持ちの方からお財布をもらってください。ただし、私の実体験によると、その人の「お金遣いのクセ」までうつってしまうので、ご注意を。――いい気が流れている場所(コンサートやライブ、演劇、映画など)に足を運ぶといい書かれていましたが、今のようなご時勢で人が多い場に行きづらい場合は?人に会えなくても、いい気が流れているものに触れることで、運気の流れは随分変わってくると思います。例えば、ヒットしている作品を見たり、好きな人が書いた本を読んだり、曲を聴いたりしてみましょう。■恋愛面で強運をつかむには?――恋愛運を上げたいときは、どうすればいいですか?運はまわりの人の影響を受けて育っていくものです。ぜひ幸せそうな人、うまくいっている人から、いい運気をシャワーのように浴びてほしいと思います。それに、幸せそうな人と一緒にいると、うまくいっている人の行動や考え方に気づくことがたくさんあると思いますし、あなた自身の気持ちも前向きになっていくでしょう。あなたらしい魅力も出てくると思います。――「空亡期」は判断力が鈍るそうですが、この時期に好きな人ができたり、交際を申し込まれたりした場合、どのような対応をするといいのでしょうか?空亡期は判断力が鈍り、ミステリアスな出会いも多いと言われています。ですから、一気に燃え上がらないで、まずは俯瞰するようなクールな視点で、冷静に観察してみましょう。それでも強く相手を望んだり、望まれたりするのなら、それだけ強い結びつきがあるということですから、私は踏み切ってもいいと思います。――相性について。お互いを高め合う相性ではなく、女性の強い運を男性に渡すことでバランスが取れる相性だった場合、女性が家庭よりも仕事を優先したいと思ったら、関係が破綻してしまうのでしょうか?最近そういった相性のご夫婦を見ましたが、円満でうまくいっていましたよ。こうした組み合わせの場合は、普段から男性が女性をサポートするよう心がけるといいと思います。女性の強運を分けてもらっていることに男性は感謝し、彼女が本当にやりたいことを応援してほしいですね。逆に男性が応援できなかった場合は、破局に向かうこともあります。――「この先ずっと出会いがなさそう」「結婚できないかも」などと悩んでいる女性は、どうすればマイナス思考を断ち切り、前を向けるようになりますか?その変わりたい気持ちを大切に、少しずつ変えていきましょう。ちょっとしたことですが、普段人から褒めたれた時「いいえ、わたしなんて」と謙遜したり、「どうせお世辞でしょう」と受け流したりしていませんか。自分を受け入れ、認めることで、あなたの中に少しずつ前向きな変化が出てくるのではと思います。占いでは、辛い時期を過ぎたら世界が新たなステージに上がるという考え方をします。ですから、私は今の状況をあまり悲観的には捉えていません。運気を知れば、それにそなえたり、何かに挑んだり、何かを始めるきっかけにもできます。前向きにどう生きるか、そのために占いを利用してほしいと思います。プロフィール:中園ミホ脚本家。広告代理店勤務、コピーライター、占い師を経て、TVドラマ『ニュータウン仮分署』で脚本家デビュー。2007年『ハケンの品格』で放送文化基金賞を受賞。2013年には『はつ恋』『Doctor-X外科医・大門未知子』で向田邦子賞と橋田賞をダブル受賞。2014年に NHK連続テレビ小説『花子とアン』がヒットし、2018年には大河ドラマ『西郷どん』(林真理子原作)の脚本も手がける。2020年には13 年ぶりの続編『ハケンの品格』がオンエア。
2020年07月29日数々のヒットドラマを生み出してきた脚本家の中園ミホさんが占いを使って、人生を動かす方法を教えてくれました。四柱推命による占いは、運気の流れが12年で一周する。「自分の人生の運気の流れを確かめたら、『今は運がいいからラッキー』で終わらずに、その先へ一歩踏み込んでみてください。占いをどう読み解くのか、そして今の運気を磨くためにどう行動するのかを知り、今度は“占いを使ってみる”。そのためにどうすればいいのかを12か条にまとめてみました。いい運気を呼び込むために、また運気が低迷する空亡期を怖がらずに乗り越えるためにも、ちょっとした心得が必要。占いを信じて使いこなすことで、“運のいい人”になりましょう」(中園さん)12か条の中の6か条をご紹介します。1運には賞味期限が。乗り遅れちゃダメ。誰でも運気はアップダウンするもの。運の種類や分量は誰でもほぼ同じで、運をピークでつかまえられるかどうかで、強運な人と不運な人の違いがあると私は考えています。たとえば企業のトップや政治家は、運気が低迷する空亡期でもそれを踏まえつつポジティブに挑戦を続け、それが後の幸運期に大きく成長する姿をたくさん見てきました。サーファーが風向きや波のコンディションを予測して波を乗りこなすように、占いで自分の運気の波を乗りこなしましょう。2占いは信じてみて、利用した方が得です。大切なことを決めるのにはものすごくエネルギーが必要だし、失敗もしたくはない。でもぐずぐずと先延ばしにしていると、せっかくの幸運を逃してしまうことになります。そこで役に立つのが占い。転職、恋愛、結婚などのタイミングも、占いで運気の流れを読み解くことで、「ここが決め時」「ここを逃したら、次のチャンスはしばらく来ない」とわかれば、踏み出すこともできるでしょう。占いは、運気を知り、さらにチャンスをつかむために使うものなのです。3柔軟に、楽観的に。複数の占いを使ってみて。占いの結果が良くないと誰でも落ち込むでしょう。でも私の場合は、例外もあるかもしれない、なんて、楽観的に気持ちを切り替えて他の占いをみます。すると気学、易学、風水、タロットカードなどで占ううちにどれかは必ず良い結果が出てくるのです。占いは自分の気分を上げるためのもの。良いことは信じて悪い結果は他の占いをみて自分の励ましとする、これが私の占いとの付き合い方です。自分を元気づけてくれる占いに出合うまで、探してもいいと思います。4試練の空亡期こそ、大切に過ごすこと。四柱推命では12種類の運気を繰り返していて、その中で冬の時期にあたるのが「逢魔」「空亡」「未明」。私は運気が停滞する「逢魔」「空亡」の2年間を「空亡期」としていて、この時期は理不尽なことやトラブルに巻き込まれたりする試練の時。「空亡期」は人生の修行の時期なのです。「ここが正念場。必ず乗り越えられる」と逃げずに向き合うことで厄落としになり、その先には、それまでとまったく違った景色が広がり、大きく成長した自分がいるはずです。5運命は切り開き、変えられると心得て。「自分の運命を知るのが怖い」と言う人がいますが、運命は定められたものではなく自分の力と行動、出会う人によって切り開いていくことができるもの。「運の強い人」とは、生まれつき強運なのではなく、どんな困難も乗り越えられる人だと私は考えています。さらに、誰もが人の影響を受けて生きている。だから私は、いま楽しそうにしている人や、仕事やプライベートが順調な人のそばに行くことにしています。幸運の人の周りには幸運が集まってくるのです。6いい運気を纏う人のそばにいるべし。たった一人で強運の人というのはそうはいません。運気は人と人との間で流れているもので、運がそれほど強くはないのにすごく幸せそうな人は、周りの運気をうまく使っているからではないでしょうか。そこで私が調べたのは、お金持ちの人からお財布をもらったら、金運も移るのではないかということ。林真理子さんや、お金持ちのXさんからお財布をいただくたびに、実際にぐんぐんと金運が良くなったのですが、どうやらお金遣いのクセも移るのでご注意を。占いの使い方が変わる!『占いで強運をつかむ』『やまとなでしこ』『ハケンの品格』『花子とアン』などのヒットドラマを手がけてきた脚本家・中園ミホさんが、中学生時代から学んできたという四柱推命を独自の目線でやさしく教える一冊。マガジンハウス1300円なかぞの・みほ1959年生まれ、東京都出身。’87年、脚本家デビュー。朝ドラ『花子とアン』(NHK)、『ドクターX』(テレビ朝日)等の人気ドラマを手がける。公式占いサイト「解禁! 女の絶対運命」も好評。※『anan』2020年6月17日号より。イラスト・micca取材、文・若山あや(by anan編集部)
2020年06月16日『やまとなでしこ』や『ハケンの品格』ほか数々のヒットドラマを生み出してきた脚本家の中園ミホさん。彼女を人気脚本家に導き、支えてきたのが占いでした。そこで、どのように占いを使ってきたのかを、人生を振り返りながら解き明かします。「空亡期」があったから脚本家でいられると思う。私は28歳で脚本家デビューしたのですが、それまではじつは占い師をやっていました。きっかけは、私が19歳の時に他界した母が、占い師の今村宇太子先生と親しかったこと。私が中学生の時に、今村先生が初めて私のことを占ってくださったのですが、心の内まで見事に言い当てられたことにとても感激して、占いを教えてほしいと頼み込んだのです。先生の手ほどきを受けながら、四柱推命と気学をベースに開発された独自の数気学を私は必死で勉強しました。ところでみなさんは、占いを信じますか?占いにまつわるイメージは人それぞれだと思いますが、私は占いを信じ、占いを読み解き、占いを使いながら行動してきました。その結果、こうして脚本家を続けていられると思っています。占いを信じるだけではなく、読み解いて、さらに使いながら行動をするとはどういうことか、ピンとこない人も多いと思います。そこで、私の人生になぞらえて、私がどのように占いに導かれてきたのかをご覧いただきたいと思います。その前に、四柱推命について説明します。流派によっていろんな呼び方がありますが、基本的に12年をひとつの周期としているのが、四柱推命。私の占いでは立春を年初めとして1年ごとに「胎生」「童幼」「縁起」「衰勢」「極楽」「餓鬼」「回帰」「天恵」「老熟」「逢魔」「空亡」「未明」と運気が巡ります。自然界に季節があるのと同じように、人生にも春夏秋冬があり、厳しい冬のような低迷期が「逢魔」「空亡」の2年間の「空亡期」。この「空亡期」は修行の時で、トラブルに巻き込まれたり、思いもしない困難に見舞われることが多いのですが、そこから逃げずに乗り越えることで、次の12年間には大きな成長ができると私は考えています。ですから、「空亡期」だけでも知り、心構えをして乗り越えることでも、いい運をつかめると思うのです。母(右)と姉(左)と。父を幼少期に亡くして女3人で生きていましたが、母も私が19歳の時に他界。ではその12年周期に従って、私の人生を振り返ってみましょう。私が今村先生の占いに出合ったのは1973年で、私の運気は「回帰」。この年の出会いは、のちの人生に影響があるためとても大事で、師匠になる人や年配の方との出会いがあり、一度離れてもまた戻るという運命もあります。私は、今村先生の元で占いの勉強をしながらアルバイトをした後に、就職してOLとして働きましたが、再び占いの仕事に戻ったので、まさに運命的な出会いをしたことになります。1978年、19歳の「未明」の時に母が亡くなりました。その前年の「空亡」から母は病を患って寝込み、私と姉は一生懸命看病をしていたのですが、他界してしまいました。じつは父も10歳の時に亡くしていたので、私たち姉妹は両親とも失い、とても辛い時期でした。大学卒業後、親戚のコネで広告代理店に就職するのですが会社に迷惑ばかりかけるダメOLでしたので1年で退職。就職した時期も「衰勢」だったので縁がなかったのでしょう。再び占い師のアシスタントに戻り、この時期からは毎年、毎月、毎日の運気を意識して生活していたように思います。今村宇太子先生の元で占いを勉強していたころ。私がいま占いをする時に使うのは、先生の手帳から書き写したメモ。アシスタント時代は本当に勉強になりました。企業のトップや政治家が、占い師の前では自分の弱い部分をさらけ出し、包み隠さず話す姿を見て、こんなに立派で輝いている人間にも弱みや影があるんだと。それがとてもチャーミングに映りました。私のドラマの主人公はどこか欠落した人が多いのですが、その影響ですね。そして、そこで学んだのは、成功している人たちは占いを武器のように使っていたこと。そもそも四柱推命は、昔は戦で使われていたと今村先生から聞いていたのですが、相手の運気が弱っている時にどう攻め込むとか、自分が弱っている時はどう防ぐとか、そんなふうに占いを使っていました。恐れがちな「空亡期」には閉じこもるのではなく困難から逃げずに立ち向かう。そうやって乗り越えることで厄を落として、その後運気が上がった時期には大きく成長している。そんな姿をたくさん見ました。私は若い時期に母を亡くすという大きな「空亡期」を迎えたわけですが、母の死自体は寿命だったと思いつつも、きっと母は私の厄を持っていってくれたのだと思えるようになりました。占いを使う、というのは本当に面白い!夢だった脚本家になったものの、最初の2年間は「空亡期」で辛い毎日。歯を食いしばって乗り越えました。ある時から何をやってもうまくいかない時期が続き、占いをみると「老熟」。しかも、なんと来年からはもっと運気が沈む「空亡期」に入ってしまうではないですか。ちょうど、「脚本を書いてみないか」という誘いもあったので、怠け者の私でしたが空亡期に入る前の「今やらないと!」と脚本家の道へ飛び込みました。その後、「老熟」で脚本家デビューを果たしたものの、翌年からの「空亡期」は大変でした。パワハラとセクハラの嵐だったし、なにより自分に実力が伴っていなかったので、デビューはしたものの、まったく脚本が書けないのです。毎回「辞めてやる」と思っていたのですが「でも今は空亡期だから逃げ出さずに、厄落としの意味でも耐えよう」と思えたので、どうにか乗り越えました。すると「未明」で『世にも奇妙な物語』のメンバーに呼ばれ、ドラマを作る楽しさを知るきっかけになったのです。もし自分が「空亡期」だと知らなければ、脚本を書く仕事は諦めていたかもしれません。大きな決断が迫られる「縁起」に未婚の母になる決断をしました。同時に脚本家として生きていくと決めたきっかけにも。1993年の「縁起」ではなにか大きな決断をしなければいけないということは前々からわかっていました。仕事に追われていたころですが、私にとって決断とは未婚の母になることでした。これが人生で最高の決断になったのです。子供のためにも「私は脚本家として生きていく」と決めるきっかけとなり、迷いが消えてやっと人生のギアが入りました。その後『Age,35恋しくて』『Dear ウーマン』『やまとなでしこ』『ハケンの品格』『ドクターX ~外科医・大門未知子~』と次々と連ドラの脚本を手がけ、ありがたいことにヒット作と言われるようになりました。林真理子さんとはドラマ『不機嫌な果実』で出会って以来、二人で旅行に行く仲になるまでに。共に占い好きです。2015年「胎生」の時、林真理子さんと沖縄へ行ったのですが、首里城近くのパワースポットで不思議な体験をしました。現地に住む、霊感がものすごく強い知人がそこに連れていってくれたのですが、彼女が「神様が降りてきていらっしゃって、あなたたちの望みを叶えるから言いなさい」と言うのです。そこで林さんは「二人で大河ドラマを実現できますように」とお願いされました。すると翌年、本当に大河ドラマ『西郷どん』の企画が決まったのです。私には霊感がありませんが、こんなスピリチュアルな体験はいくつかあって、それも信じて耳を澄ますようにしています。シックスセンスに敏感になることで感覚が研ぎ澄まされ、自分の運気にも敏感になって幸運をつかまえやすくなるのだと思っています。自分の運気を知ることは、「空亡期」を知ることにもなります。「空亡期」を目の前にした「老熟」の後半になると「おや?今までと違うことが起きているぞ」と気づくかもしれません。それはだいたい自分の苦手なことで、さらに理不尽に自分の外から起こることが多いでしょう。たとえば親の介護や子供の問題など。結婚するつもりで付き合っていた相手が急に心変わりをして振られてしまい、人生真っ暗になることもあるかもしれません。でももしそういうことが起きたとしたら、今はまだ結婚するべき時期ではなく他のことを頑張りなさい、というメッセージだと捉えてください。そんな時こそ、目の前にあることを一生懸命やってみてください。人のために何かをするのは、自分の運気を上げることになるし、人のために動くことでも厄は落とせます。そして、空亡期に苦しくても頑張った経験は、数年後に振り返ると、あの時に頑張ったからこそ、自分はこんなに成長できたと実感できることでしょう。運気にはメリハリがあり、「空亡期」や大きな決断をすべき運気を知っておけば、構えて乗り越えられるのです。占いは信じた方が絶対に得。さらに占いを使って生きることで、誰でもいい運気の波に乗れるのです。占いの使い方が変わる!『占いで強運をつかむ』『やまとなでしこ』『ハケンの品格』『花子とアン』などのヒットドラマを手がけてきた脚本家・中園ミホさんが、中学生時代から学んできたという四柱推命を独自の目線でやさしく教える一冊。マガジンハウス1300円なかぞの・みほ1959年生まれ、東京都出身。’87年、脚本家デビュー。朝ドラ『花子とアン』(NHK)、『ドクターX』(テレビ朝日)等の人気ドラマを手がける。公式占いサイト「解禁! 女の絶対運命」も好評。※『anan』2020年6月17日号より。取材、文・若山あや(by anan編集部)
2020年06月11日ピアニストの河村尚子が栄えある「第51回サントリー音楽賞(2019年度)」を受賞した。サントリー音楽賞は、日本における洋楽の発展にもっとも顕著な業績をあげた個人または団体に贈られるもので、1969年の第1回以来、今回が51回目となる。過去の受賞者には、第1回の小林道夫(チェンバロ)を筆頭に、内田光子(ピアノ)や武満徹(作曲)など、日本の音楽界を代表する顔ぶれがずらりと並ぶ。今回の受賞理由として、2019年の「ベートーヴェン・ピアノソナタ・プロジェクト」の完結及び、CD「ベートーヴェン・ ソナタ集1、2」のリリース。そして新しいレパートリー開拓ともなった山田和樹指揮NHK交響楽団との共演 による矢代秋雄「ピアノ協奏曲」においての演奏で作品の再評価に貢献したことなどをはじめ、近年の目覚ましく充実した演奏活動が評価されての受賞となった。今後の日本での活動は、10月にオーケストラとの共演や各地でのリサイタルを予定。東京では10月13日(火)に紀尾井ホールで1年ぶりのリサイタルを行うことが発表されている。プログラムには、モーツァルト、シューベルト&ショパンに加え、映画『蜜蜂と遠雷』で話題となった藤倉大作曲による『春と修羅』も予定される。●河村尚子(ピアノ)(c)Marco Borggreve兵庫県西宮市生まれ。1986年渡独後、ハノーファー国立音楽芸術大学在学中にヴィオッティ(ヴェルチェリ)、カサグランデ、ゲーザ・アンダなどヨーロッパの数々のコンクールで優勝・入賞を重ねる。2006年には権威ある難関ミュンヘン国際コンクール第2位受賞。翌年、多くの名ピアニストを輩出しているクララ・ハスキル国際コンクールにて優勝を飾り、大器を感じさせる新鋭として世界の注目を浴びる。ドイツを拠点に、ヨーロッパ、ロシア、日本などで積極的にリサイタルを行う傍ら、ウィーン交響楽団、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団、ロシア国立交響楽団、モスクワ・ヴィルトゥオーゾ、バーミンガム市交響楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団などのソリストに迎えられている。また、「ルール・ピアノ祭」(ドイツ)、「オーヴェール・シュル・オアーズ音楽祭」(フランス)、「ドシュニキ国際ショパン・フェスティヴァル」(ポーランド)、日本では「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」や「東京・春・音楽祭」などの音楽祭に参加。2011年には、ドイツ・ワイマール近郊にあるエッタースブルク城での音楽祭でアーティスト・イン・レジデンスをつとめ、4夜にわたるソロ・リサイタルを開催し、絶賛を博す。室内楽では、ハーゲン・クァルテットの名チェリスト、クレメンス・ハーゲンとのデュオで好評を得ているほか、マキシミリアン・ホルヌング(チェロ)とロンドン・ウィグモアホール、ラモン・オルテガ・ケロ(オーボエ)とニューヨーク・カーネギーホールにデビューするなど、同世代の実力派アーティストとも積極的な活動を展開している。日本では、2004年小林研一郎指揮東京フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会でデビュー。以来、パーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団を含む日本国内の主要オーケストラと相次いで共演を重ねる一方、ウラディーミル・フェドセーエフ指揮モスクワ放送交響楽団、ファビオ・ルイージ指揮ウィーン交響楽団、ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団、マレク・ヤノフスキ指揮べルリン放送交響楽団、イルジー・ビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、山田和樹指揮バーミンガム市交響楽団などの日本ツアーに参加。その他、サー・ロジャー・ノリントン、ユーリ・テミルカーノフ、アレクサンドル・ラザレフなど多くの指揮者から度々再演の指名を受けている。現在、2019年の日本デビュー15周年に向けて、2年にわたり「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ・プロジェクト」に取り組み、自ら厳選した14のソナタを全4回のリサイタルで披露している。2009年、名門RCA Red Sealレーベルより「夜想 (ノットゥルノ)~ショパンの世界」てメジャー・CDデビュー。 2011年9月、セカンド・アルバム「ショパン:ピアノ・ソナタ第3番&シューマン:フモレスケ」をリリース、各誌で特選盤に選定される。2013年秋、サード・アルバム「ショパン:バラード」のリリースを経て、2014年秋には、プラハ・ルドルフィヌムでのチェコ・フィルとの定期演奏会、およびドイツ・エルマウ城でのクレメンス・ハーゲンとの演奏会をライヴ収録した「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&チェロ・ソナタ」をリリースした。2018年には4年ぶりのソロ・アルバム「ショパン:24の前奏曲&幻想ポロネーズ」をリリースし、2019年4月、「月光」「悲愴」を含む待望のベートーヴェンCDをリリースする。その他のレコーディングとして、ソロでは仏ディスコヴェール(2002年/同レコーディン具はXRCD化され、日本伝統文化振興財団より2012年6月に再発売された)、独アウディーテ(2004年)、ルール・ピアノ音楽祭エディション(2008年/ライヴ録音)が、また日本コロムビアからシューマンのピアノ五重奏曲(2010年/トッパンホール)、京響レーべルからラフマニノフのパガニーニ狂詩曲(2009年/広上淳一指揮京響との共演)、独コヴィエロ・クラシックからモーツァルトのピアノ協奏曲第21番(2014年/ボストック指揮アルゴヴィア・フィルとの共演)がリリースされている。また、国際ピアノ・コンクールにおける若者たちの群像劇をリアルに描いた、作家・恩田陸の直木賞受賞小説を原作とした映画『蜜蜂と遠雷』(2019年10月公開)では主人公・栄伝亜夜のピアノ演奏を担当し話題をさらっている。文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞、新日鉄音楽賞 、出光音楽賞、日本ショパン協会賞、井植文化賞、ホテル・オークラ賞を受賞。これまで、ウラディーミル・クライネフ、澤野京子、マウゴルジャータ・バートル・シュライバーの各氏に師事。現在、 ドイツ・エッセンのフォルクヴァング芸術大学教授、東京音楽大学特任講師。
2020年04月04日自分の人生のシナリオが見られる占いがついにリリースされたのをご存知ですか?朝ドラ、大河、月9などの人気ドラマの脚本を手がけた中園ミホ先生の占いサイトで、ドラマ制作の現場でもスタッフや出演者を占い、本業の裏で『中園ミホの占いが当たる!』と心酔する人が続出しているんです。今回は、そんな中園ミホ先生の占いサイト「女の絶対運命」を体験した結果や感想などをレポートします。すごい経歴の持ち主!中園ミホ先生ってどんな人?中園ミホ先生、実はすごい経歴の持ち主です。日本大学芸術学部卒業後、広告代理店勤務、コピーライターを経て、14歳より師事していた今村宇太子氏のもと、占い師として活動を開始。政治家や大企業の社長らを日々占う。その後、88年に脚本家としてデビュー。テレビドラマを中心に数多くの作品を執筆し活躍。NHK連続小説「花子とアン」、NHK大河ドラマ「西郷どん」、ドラマ「Doctor-X 外科医・大門未知子」や「やまとなでしこ」などの脚本を担当。自分の占いを信じて、人生を歩んで、成功を掴み取った方です。中園先生が考える独自の「幸運の掴み方」を目当てに、占って欲しいという人が後を絶たないそうです。今までは、ドラマ制作の現場スタッフや出演者、一部の関係者のみしか占わなかったと言われる占いをはじめて解禁したんです! そんな中園ミホ先生の占いサイト「女の絶対運命」、こちらとしてはとても期待感も高まります!あなたの恋愛傾向が丸裸に先生が監修している占いサイトでも、サイトに登録するのってなんだかちょっと・・・と考えた私は、登録しなくても無料でできる体験占いをしてみる事にしました。自分の名前(ニックネームでもOK)と生年月日を入れてボタンを押すだけで、「あなたの生まれ持つ本質」「あなたの恋愛のタイプ」が無料で見ることができます。占ってみてビックリ・・・女友達にも暴露していないような周りに隠している本当の自分をピタリと言い当てられてしまいました。なんだか、見透かされているようで恥ずかしいくらいでした。ここでもう、心をがっちり掴まれてしまった私は、本登録に進むことを決意!月額330円であなたの未来の全てが見えてくる会員登録すると(月額330円)、色々なコンテンツを見られるようになりました!① 自分の運勢(12年に3度訪れる幸運期【福寿縁】がわかる)② お相手との相性診断③ 人生のシナリオ大きく分けるとこの3つが軸になっています。① 12年に3度訪れる幸運期「福寿縁」が占える中園ミホ先生の占いは、運勢を12に分類し細かく見ていくもの。その日の運勢や、その月の運勢、その年の運勢の組み合わせでも運命は少しずつ違っていきます。その少しの運命の動きも細かく教えてもらえるので、本当に大切な異性を見つけやすくなったり、恋愛に苦しい時期を乗り越えやすくなったりと恋愛の大きな手助けになること間違いなしです。直近で訪れる幸運な日を日付け指定で教えてくれるのもこの占いのすごい所だと思います。直近の出会いがある日や、意中の相手との相性が良い日、悪い日なども「何月何日」と明確に教えてくれるので、相性が良い日にデートの約束をすれば、恋愛が今よりずっとスムーズに進んでいきそうですね。② お相手との相性診断相性診断は、相性が何%という解りやすい図解説明と詳しい解説付きです!「うわぁ・・・当たりすぎてる」と時間を忘れて解説を読むことに没頭してしまいました。総合相性だけではなく、結婚、恋愛、仕事、家庭とカテゴリーごとにそれぞれ丁寧な解説があって、どうしたら彼ともっと上手くいくのか、失敗しやすいポイントなどもしっかり教えてくれます。正直、相性診断を読んだだけでも月額の「モト」を取ったような気持ちでお得感を感じてしまいました。③ あなただけの「人生のシナリオ」私の一番のオススメは「人生のシナリオ」。自分が生まれてきてからの今までと、未来がシナリオ形式になっていて、運命の出会いがあった時期や、これから出会うタイミングなどが年表に細かく書かれています。実は私、恥ずかしながら結婚をしてから1度とても好きな人ができた事がありました。その人と一緒になれたらいいなと本気で考え、悩んだ時期があったんです。その人と出会った時期に「1人目の運命の人」と記されていて、ここだけの話、彼を思い出して涙してしまいました。人生のシナリオが分かっていれば、運命の出会いを逃さないように意識できたり、これから先の恋愛タイミングに向けて色々準備することができたりと、とても活用できると思います。プレミアム鑑定で特別な占いもできる「復縁の可能性が何%あるか」「別れたほうが良いのか、今は我慢の時期なのか」「彼が奥さんと別れると言うのは本当なのか」という彼の本音を知りたい、もっと踏み込んだ占いがしたいという方には、プレミアム鑑定がオススメ。別途料金はかかりますが、定額料金だけでは占いきれない彼の本当の持ちを占ってもらうことが出来ます。相手の男性のことを真剣に思えば思うほど、自分の気持ちが冷静ではいられなくなり、彼の本音や気持ちは見えにくくなってしまうものです。でも、中園ミホ先生に占ってもらえば、自分がアレコレ行動して、彼の本音を探るまでもなく、答えがスグにわかります。恋愛の決断で迷ってしまった時には、深いことまで占えるプレミアム鑑定を試してみるのもアリだと思います!中園ミホ先生の占いサイト「女の絶対運命」を使ってみてのレポートをお届けしました。自分の本質や、恋愛傾向などもピシャリと言い当てられ、こんなに色々なコンテンツを読めるのにたった330円というのは、正直安すぎると感じます。私は占いが好きで、街の占い師さんに占ってもらう事もありますが、当たり障りのない事を言われて3,000円なんてことがよくあります。家でゆっくりくつろぎながらでも、自分の好きなタイミングに占いが出来るので、忙しい大人女子世代の方にオススメだと思います。あなたの人生、そして恋愛にも必ずプラスになると思います。占いを有効活用できるかどうかはその人次第です。気になる方はチェックしてみてくださいね。サービス名: 「中園ミホ女の絶対運命」URL:
2019年12月29日シドニー五輪マラソン女子金メダリストの高橋尚子が、21日と28日放送のTOKYO FMのラジオ番組『TOYOTA Athlete Beat』(毎週土曜10:00~10:50)にゲスト出演し、パーソナリティの俳優・藤木直人とトークを繰り広げる。実は約20年前に、すでに対面していたという高橋と藤木。高橋は「お久しぶりです」と言い登場した。また放送では、双子の兄が陸上部だった影響で陸上雑誌をよく読んでいたという藤木が、かつて高橋の指導者だった小出義雄監督にまつわるコアな情報を披露し、高橋が「どんなマニア情報なんですか!」と突っ込みを入れる場面も。また、高橋がシドニー五輪でサングラスを投げたことをきっかけにラストスパートした時の知られざるエピソードや、「Qちゃん」というニックネームの由来、苦しい時に必ず聴いていた楽曲なども明かされる。さらに、藤木が今年の目標に掲げる「ハーフマラソンへのチャレンジ」に向けて、高橋が走る時に大切な3つのコツを伝授する一幕も見られた。
2018年04月19日中園ミホ(以下=中園)「西郷(隆盛)さんはお相撲が好きだったので、鈴木亮平さんには『いつでもお相撲が取れるように鍛えてくださいね』とお願いしていたんです。お相撲のシーンはもう……」 林真理子(以下=林)「本当に素敵です!私は主役が鈴木亮平さんに決まったと聞いたとき『わっ、いいな』と思いました。若いころの西郷さんは精悍で、鈴木さんにぴったりですもの。ただ、『目は細いな』と思ったけど(笑)」 西郷隆盛が主人公の’18年NHK大河ドラマ『西郷どん』が、いよいよ7日にスタート。原作者である林真理子さんと脚本家の中園ミホさんは、これまでに幾度となくタッグを組み、ヒット作を世に送り出してきた名コンビだ。 林さんと中園さんは日大芸術学部の先輩・後輩の間柄で、プライベートでも旅行に行くほどの仲。そんな2人が、大河ドラマ『西郷どん』の出演者について語り合ってくれた。 ドラマの前半では、西郷や大久保利通ら薩摩の若き下級武士たちが結成した「精忠組」が活躍する。 中園「『精忠組』の面々のエネルギッシュな戦いぶりは、ときめきますね」 林「撮影にお邪魔したとき、精忠組のお相撲シーンで本当にドキドキしました。鈴木亮平さんの鍛えあげた肉体はもちろん、精忠組のメンバーがキラキラしていて、おばさん、正視できないくらい(笑)」 中園「まさに旬の俳優さんが勢ぞろいですからね」 林「鈴木亮平さんはじめ、北村有起哉さん、堀井新太さん……。みなさん、本当にキラキラ。ジャニーズのようにキレイな男のコたちというより、野性的で、男っぽさがむんむん」 中園「精忠組は下級武士なので着物も粗末なもので、はだけていたりする。そこがいい」 林「そう、日本の男性のカッコよさの結晶です」 中園「当時の薩摩武士は、すぐに『俺を斬って行け!』とか、『殿の後を追って死ぬ!』とか、つねに死が隣り合わせにある。そして危機を感じると、男の人はフェロモンが過剰に出るそうです。ある番組で、いろんな職業の男性を並ばせ、目隠しをした女の人に『いい香り』は誰かを聞くという実験がありました。結果、ほとんどの女性がスタントマンの男性を選んだんですよ。死に近い熱い男たちを演じていると、すごく色っぽくなるということなんです」 林「だからみなさん色っぽいのね(笑)。色っぽいといえば、阿部正弘も外せない」 中園「江戸幕府の老中・阿部正弘は実際に大奥でワーキャー言われていた人でしたから、キャスティングも美男子の藤木直人さんですね」 林「正弘は実際、相当な美男子だったの。大奥で好かれるか好かれないかは、当時の政治にはものすごく重要だった。現代の政治家が、茶の間の女性に好かれるかが大切なのと一緒です。藤木さんが演じるなんて、素敵じゃないですか」 中園「ベテラン陣も素晴らしい。鹿賀丈史さんも本当に素敵です」 ’90年の大河ドラマ『翔ぶが如く』で大久保利通を演じた鹿賀は、今作では島津斉彬の父、島津斉興役。 中園「斉彬や西郷の側から描けばヒールです。一癖も二癖もある困ったおやじを演じていただいていますが、鹿賀さんはすごくチャーミング!」 林「困ったおやじといえば、今回は私の大好きな風間杜夫さまも出ていらっしゃる!」 中園「隆盛の父・西郷吉兵衛役ですね。林さん、大ファンなんですよね(笑)。風間さんのどういうところがいいんですか?というか、風間さんは元カレに似ているんでしょ?」 林「いやいやいや……。顔が赤くなりますね」 中園「あははは」 林「まあ、好きなタイプの顔なんですよ」
2018年01月06日イセタンブライドが提案する、“2人の思いのままのウエディング”をコンセプトとしたプライベートウエディングフェアが、2月4日と5日の両日で伊勢丹新宿店本館7階=バンケットルームにて開催される。伊勢丹新宿店本館7階にあるイセタンブライドには、ブライダル関連ショップが集結し式場紹介、結納品、引出物といったサービスから、ウエディングドレス、ブーケといったブライダルアイテムがトータルで提案されている。今回のフェアでは、特別に通常イセタンブライドでも受けられないサービスや、取り扱いのないドレスがラインアップする貴重な機会となっている。結婚が決まったカップルにとって、どんな式にするかドレスは何を着るかなどは、考えるのが楽しい反面、理想のイメージが掴みにくいという悩みが多く寄せられたことから生まれた今回のフェア。式場主導になりがちなウエディングから一歩踏み出して、自由な目線で2人の思いのままのプライベートウエディングを叶える場として、カップルで、または1人でも訪れてみてほしい。同フェアは、プロのウエディングプランナーがおすすめの企画を用意し、2人のウエディングプランを形にする提案型のフェアとなっている。まずは、世界中から旬のブランドを集めるウエディングドレスのセレクトショップ「ザ・トリートドレッシング」による、カラードレスとマリッジリングやエンゲージリングなどのアクセサリーの販売。普段は取り扱いのないアイテムを豊富に取りそろえ、事前の電話予約で試着も可能となる。続く企画は、ウェディングアドバイザーによるパーソナルウエディング診断の実施。スタイルアップコンサルタントの中園尚子とウエディングプランナーのNatsu.が、似合うドレスや結婚式を楽しく創るコツを伝授する。さらに、リゾートウエディングとして注目が集まる、長野県のナチュラルウエディングプランも魅力的だ。都心からのアクセスもよく、豊かな食材と情緒ある建造物、そして自然に囲まれた軽井沢を擁する長野県は、ウエディングに適したロマンチックなエリア。ナチュラルウエディングの魅力を紹介するとともに、フェア期間中に申し込んだ方の中から抽選で2組に長野県で挙式をあげる「信州夢婚」をプレゼントするキャンペーンも実施する。その他、式場相談会として、レストランひらまつ、ホテルオークラ東京によるウェディング相談会や、プライベートウエディングに欠かせない手作りワークショップも開催する。ウエディングノート作りやリングピローボックス作りのクラスに参加し、プレ花嫁同士でサークル的な交流を持つのも楽しいだろう。会場には、ガーデンウエディングをイメージしたフォトスポットも用意するため、ぜひ気軽に立ち寄ってみてほしい。
2017年01月30日ピアニストの河村尚子が、平成23年度(第62回)芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した。「河村尚子」の公演情報文化庁主催の芸術選奨は、優れた業績をあげた者またはその業績によってそれぞれの部門に新生面を開いた者を選奨。芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞をおくることで、芸術活動の奨励と振興につなげる。河村尚子は、世界を舞台に羽ばたく日本の若手ピアニスト。5歳で渡独し、数々の国際コンクールで優勝・入賞を重ね、2006年には権威あるミュンヘン国際コンクールで第2位受賞。続く2007年には、多くの名ピアニストを輩出しているクララ・ハスキル国際コンクールで優勝を飾った。日本よりも、むしろ世界が先に才能を認めた逸材だ。今回の同新人賞受賞は、2011年4月の東京オペラシティ リサイタルシリーズ「B→C バッハからコンテンポラリーへ」[131]における演奏の充実ぶりが評価されて決定。これからの活躍にもますます注目が集まる。河村尚子の今後の日本国内での演奏活動は、オーケストラ・アンサンブル金沢・定期公演(4月/石川)、仙台フィルハーモニー管弦楽団・定期公演(4月/仙台)、NHK交響楽団・定期公演(4月/東京)、ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団・来日公演(6月/横浜・山口)などが予定されている。
2012年03月23日