5月27日公開の映画『家族はつらいよ2』の公開直前イベントが15日、東京・豊洲のユナイテッドシネマ豊洲で行われ、山田洋次監督をはじめ、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、林家正蔵、中嶋朋子、妻夫木聡、蒼井優が出席した。2013年公開の『東京家族』で一家を演じた橋爪功、妻夫木聡、蒼井優ら8人のキャストが山田洋次監督のもとに再結集して大ヒットをした昨年公開の映画『家族はつらいよ』。本作は、その続編となるもので、お馴染みとなった平田家に新たな大事件が巻き起こる、というストーリーとなっている。公開まで2週間を切ったこの日は、女性限定の試写会が行われ、上映後に山田監督と平田家の面々を演じたキャスト陣が勢揃い。冒頭で山田監督が「いよいよ封切りが迫ってきました。今日はこのイベントのために家族全員が集まってくれました。僕も久し振りにこうしてお会いすることが出来てとってもうれしいです」とキャスト陣に感謝した。また、劇中で大きな山場でもある家族会議のシーンについて妻夫木は「映画の中では楽しい感じで進んでいますが、1つの戦いが始まるといった感じでしたね。笑いって難しくて、自分たちも冷静に監督の仰ることを一つ一つ聞き逃さずやることが大事で、特に集中を高めないといけませんでした。みんな緊張感をもってやっていましたよ」としみじみ。その妻夫木演じる庄太の妻・憲子役の蒼井は「今回も家族会議のシーンが山場だったので、終わったら美味しいご飯屋さんを橋爪さんが予約して、みんなで美味しいお酒を飲みました」と振り返っていた。イベント中には、来場者の家族会議にかけたいテーマを、登壇者が論じるコーナーがあり、平田家と同じく3世代同居が話題に。現在3世代同居中の正蔵は「大変なんだから! 母(海老名香葉子)が、嫁のいない時に嫁のことを言う。母ががいない時に、嫁が母のことを言う。すごく辛いんですよ。どっちも全部聞いてあげて、心にもないけど、どっちのことも悪く言わない。そうしないと上手く行かないと思いますよ」とリアルな言葉も。それを聞いた蒼井は「正蔵さん、お家で大変なんですね。(観客の)女性の皆さんの意見を聞けるはずが、正蔵さんの印象が強かったです」と正蔵を気にかけている様子だった。映画『家族はつらいよ2』は、5月27日より全国公開。
2017年05月15日喜劇映画『家族はつらいよ2』の公開直前イベントが5月15日(月)、都内にて開催され、山田洋次監督と出演の橋爪功、林家正蔵ら9名が登壇。劇中に登場する平田家のメンバーが全員集合し、家族に関する悩みに答えるトークショーが行われた。同作は、“熟年離婚”をめぐり大騒動を繰り広げる家族の姿を滑稽に、かつ温かく描いた前作(2016年3月公開)の続編。離婚騒動を乗り越えた平田家だが、高齢者の危険運転を心配する家族が周造(橋爪さん)に自動車運転免許を返上させようと画策。しかし、兄妹夫婦で周造を説得する役回りを押し付けあっているうちに、家族の心を見透かした周造が「死ぬまで車の運転を続ける!」と激怒してしまった。イベントには、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優、山田洋次監督が出席。劇中では、両親夫婦を橋爪さんと吉行さんが、長男夫婦を西村さんと夏川さんが、長女夫婦を中嶋さんと正蔵さんが、次男夫婦を妻夫木さんと蒼井さんが演じる。平田家のメンバーがステージに登壇し、トークショーが開始。3世代が同居する家庭での食事が話題にあがると、正蔵さんは「うちは3世代なのですよ。戦争に近いですよ」と実感を込めて語った。正蔵さんの母親は御年83歳だそうで、正蔵さんは「嫁の作ったものに母が『この間の方が上手かったわね』と言うと、シッとなって、それはもう、生きた心地がしません」としみじみ。さらに、「母にだけ気を使って、母のためを思ってカレイの煮つけなどを作るのですが、それには手をつけないときがあるのです。みんなと一緒に豚の生姜焼きなどを食べているときがあるのです。嫁の思いがそこで潰れてしまうことがあり、殺伐とした状況に陥ることがあって」とエピソードを交えて家庭の様子を明かした。ついでに山田監督に「今度、実写版で蛯名家の食卓を…」と自身の家庭をテーマにした映画制作を提案し、笑いを誘う一幕もあった。そんな正蔵さんだが、MCが「“熟年離婚”を乗り越えた周造さん(橋爪さん)に聞いてみたいと思います」と言うべきところ、「周造」を「正蔵」と言い間違えてしまったのを耳にして、「いま、『正蔵さん』って言った?『“熟年離婚”を乗り越えた正蔵さん』って!ドキッとしましたよ!」と冷や汗。山田監督が「そろそろ、危ないですか?」と話に乗っかり、一連のやり取りが会場に大きな笑いを巻き起こした。イベントの感想を尋ねられた蒼井さんは、「正蔵さんがお家で大変なのだなということが一番よく(笑)女性の意見が聞けるはずだったのですが、わりと正蔵さんの印象が強かったです(笑)」と声を弾ませた。イベントでは、夫たちが食事の片づけをしないことをはじめ女性たちの様々な悩みが紹介された。山田監督は、家族というテーマは「作り手にしてみれば話題の宝庫みたいか感じがします」といい、「女性の家事労働がまったく評価されないということについてはね、女性問題を語るうえで大きな問題ではないかな。この映画の続編をもし作るとしたら、大きな問題になっている気がしますよ」と続編制作にも言及した。『家族はつらいよ2』は、5月27日(土)より全国にて公開。(竹内みちまろ)■関連作品:家族はつらいよ2 2017年5月27日より全国にて公開(C) 「家族はつらいよ2」製作委員会
2017年05月15日’81年の放送開始から22年間。北海道の富良野の美しい自然と、黒板家の小さな家族の大きな愛の物語が、国民的人気を博した倉本聰脚本のテレビドラマ『北の国から』。放送開始35周年のこの春、フジテレビが全面監修し、’81~’82年までの同ドラマシリーズとスペシャル8作の全作を完全収録したDVDマガジンが創刊、話題となっている。 不器用だけど心揺さぶられる黒板五郎(田中邦衛)の生き方、愛らしい純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)、黒板家を取り巻く人々のドラマを、本誌はコラムニスト・ペリー荻野さんの解説付き、「『北の国から』トリビア」で振り返ろう。心を富良野に飛ばしてみては--。 【1】黒板五郎役には田中邦衛以外にも候補がいた! 「田中邦衛が演じた本作の主人公の五郎。実は五郎には、高倉健をはじめ、藤竜也、中村雅俊、緒形拳、西田敏行とそうそうたる名前が候補に挙がっていました。その中で、いちばん情けなさそうな田中さんが抜擢されたといいます」(ペリーさん・以下同) 【2】螢役のオーディションに集まった子役の中で、ひとりで遊んでいた中嶋朋子を倉本聰が発見 「純役の吉岡秀隆くんはすでに子役で活躍中で、純役にすぐに決まりました。螢役のオーディションの最終選考で、スタジオで自由に遊ぶ子どもたちの中で、ひとりだけ離れて、台車で遊んでいた中嶋さんを倉本さんが見つけ出して、『あの子がいい』と推して、決定したんです」 【3】純と螢がイキイキ見えるように、撮影1キロ前から疾走。ランドセルも重くなっていた 「小学生時代の純と螢のけなげな姿、かわいらしかったですね。彼らが自然の中を走るシーンでは、杉田成道監督が撮影する1キロ手前から本当に走らせていたといいます。通学シーンのランドセルには、教科書など実際に重い荷物を詰め込んでいました」 【4】「’87初恋」泥のついた1万円の名場面は、倉本さんの子どものころの実話だった 「富良野を旅立つ純が、トラックの運転手に『お前が記念にとっとけ』と突き返される五郎が渡した泥のついていた1万円。涙なくしては見られませんでしたね。実はこれ倉本聰さんの子ども時代のエピソード。生活が苦しかった時代、母からもらったお年玉の500円札の思い出だそうです」 【5】倉本聰の中では、今でも黒板家は生きている! 「2002遺言」でシリーズの幕を閉じた『北の国から』。だが倉本聰の中では、黒板家はまだ生き続けている。特に、東日本大震災は黒板家も激震させていたようだ。倉本聰によれば、五郎は喜寿を迎えている。螢一家は大震災で被災し、夫正吉は津波で行方不明に。富良野では、中畑和夫は再婚。シュウは結婚し、お盆に里帰り。拾ってきたものでできた家に暮らす雪子は、家の掃除をしている。麓郷では五郎が、相変わらずきたない恰好で農道を歩き、こうつぶやく。《「オラは日本人でない。オラは自然人だ」》(『文藝春秋』’12年3月特別寄稿より) ――あなたの心にも、『北の国から』は、きっと生き続けているはず。
2017年05月06日「初めて会ったとき、純も螢もただただかわいかった。純が〈明〉だとしたら、蛍は〈暗〉なんだけど、『ご飯たべたか?』とか、気になって声をかけたくなるようなかわいさでした」 こう語るのは、俳優の岩城滉一さん(66)。’81年の放送開始から22年間。北海道の富良野の美しい自然と、黒板家の小さな家族の大きな愛の物語が、国民的人気を博した倉本聰脚本のテレビドラマ『北の国から』。放送開始35周年のこの春、フジテレビが全面監修し、’81~’82年までの同ドラマシリーズとスペシャル8作の全作を完全収録したDVDマガジンが創刊、話題となっている。 不器用だけど心揺さぶられる黒板五郎(田中邦衛)の生き方、愛らしい純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)、黒板家を取り巻く人々のドラマの中で、純と螢の兄貴的存在で2人を見守る北村草太を演じていた岩城さん。出演オファーを受けたとき「そんな北海道の電気のないところ行ってどうすんのよ」と思っていたが、本読みの場でボロボロ泣いたという。そして岩城さんの転機となる作品にもなった。 「この話はせつない部分も多いし、純や螢が泣いているときの顔がね、悲しすぎて耐えられない。だから芝居でもよくもらい泣きしてました」 撮影以外でも2人と過ごすことが多かったそう。 「休みの日はスキーをしたり、スノボをしたり、風呂に入れて、頭を洗ってやったなぁ。自分の部屋に2人を泊めて両脇に抱っこして寝たことも、いろんな思い出があります」 岩城さんで語り継がれるのは、連続ドラマ第21話のボクシングの試合で気を失い病院に搬送されたことも有名だ。 「吹き替えにすることで、ありきたりなドラマになるのが嫌で、自ら出たんですよね。そうしたらノックアウトで本当に気を失い、想像以上にみんなが心配しちゃってね」 そんな草太は、「’98時代」で帰らぬ人となってしまい、フジテレビに抗議が殺到した。 「倉本先生から電話をいただいて、『岩城、今度のやつで死んでくれるか?』って。それまでも何かあると電話をいただいていたんです。『もちろん、先生がそう言うなら』と即答しました。そのころ、僕は実は、年齢的にも体力的にも草太を演じるのが不安になっていて、それがバレてるのかと思うぐらいタイムリーな電話でした。純と螢が『北の国から』で育ったのと同様、僕も北村草太として富良野で20年近く生活した男なんです。僕にとって、いろんな意味で、『北の国から』は、別格の宝物なんだよね」
2017年05月06日国民的映画シリーズ『男はつらいよ』の山田洋次監督が、約20年ぶりに生み出した喜劇映画がさらにパワーアップして帰ってくる『家族はつらいよ2』。本日5月4日の「みどりの日」は「ファミリーの日」でもあることから、お馴染みとなったあの平田家から新たな“家族写真”が到着した。前作で熟年離婚の危機を乗り越えた平田周造&富子夫婦には、橋爪功・吉行和子。その長男夫婦を西村雅彦・夏川結衣、長女夫婦を中嶋朋子・林家正蔵、次男夫婦を妻夫木聡・蒼井優が最高のアンサンブルで演じている本作。さらに、周造の高校時代の友人・丸田役を小林稔侍、居酒屋の女将・かよ役を風吹ジュンが演じるほか、劇団ひとり、笑福亭鶴瓶ら豪華キャストも加わり、前作にも増して笑いのボルテージはパワーアップしている。そして本日、中華料理店チェーン「東天紅」の公募から誕生した「ファミリーの日」に合わせ、平田家の面々が一堂に会した場面写真が一挙解禁。高齢の父・周造(橋爪功)を心配し、車の運転をやめるよう説得に実家を訪れた次男・庄太(妻夫木聡)と妻の憲子(蒼井優)。しかし当の本人は、運転をやめるどころか新車の購入を目論んでいた。そのことを嬉しそうに話す周造に、やはり運転はさせまいと長男の妻・史枝(夏川結衣)と3人総出で説得するも聞く耳なし。家族から詰め寄られた周造はふてくされ、「不愉快だ!」と激怒して、自室に入ってしまう。だが、他の家族はいえば…「いつものこと」と、周造が怒っているのもおかまいなし。憲子の手土産のケーキをみんなで食べ始めるのだった――。しょっちゅう喧嘩をするし、正直、面倒くさいなと思うこともある家族。でも、家族だからこそ、厳しいことも言い合える、誰よりも分かり合える関係なのだ。普段は意識していない、何気ないあたたかな幸せを感じさせるシーンの数々は必見だ。『家族はつらいよ2』は5月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:家族はつらいよ2 2017年5月27日より全国にて公開(C) 「家族はつらいよ2」製作委員会
2017年05月04日5月27日公開の映画『家族はつらいよ2』の完成披露試写会が26日、東京・有楽町のピカデリーで行われ、山田洋次監督をはじめ、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優が出席した。2013年公開の『東京家族』で一家を演じた橋爪功、妻夫木聡、蒼井優ら8人のキャストが山田洋次監督のもとに再結集して大ヒットをした昨年公開の映画『家族はつらいよ』。本作は、その続編となるもので、お馴染みとなった平田家に新たな大事件が巻き起こる、というストーリーとなっている。完成披露試写会が行われたこの日は、欠席した中嶋朋子以外、平田家の家族を演じたキャスト陣7人と山田洋次監督が登壇して舞台あいさつ。山田監督が「去年の8月という暑い盛りにクランクインし、本当に大変な撮影でした。クランクアップまで僕が持つんだろうか、途中でダメになってしまうんじゃないかと、とても不安な気持ちで過ごした2カ月でした」と振り返るも、「10月末にクランクアップしてから半年が経ち、ようやく上映の日を迎えてとういうこの日が来たな、という思いです。この映画を全国のたくさんの方に見ていただければと思います」とアピール。本作を製作した経緯について「『東京家族』という映画でこのメンバーが家族になり、その時に『また作りたいね』と言って作ったのが第1作目。それを作り終えた時にもう1回みんなと作りたいと思ったのと同時に、良く知る俳優さんをイメージするといろんなセリフが浮かんでくるんです。回を重ねるごとに中身も良くなっていくと思えて、またこの家族を作った訳です」と説明した。その山田監督から前作『家族はつらいよ』の撮影で厳しい指導を受けたという林家。続編となる本作でも厳しい指導があったと思いきや、「はっきり申し上げますと、監督より怖いのが蒼井優さんということが分かった気がします。悪魔に近く、人のNGを笑う、勝手に打ち上げの場を私の家に決めたりと、いろんなことがありました」と暴露する場面も。名指しされた蒼井は「あれは橋爪さんが言えって言ったんです。橋爪さんが全部黒幕なんですけどね」と明かすと、橋爪から「地獄に落ちるよ」と言われて会場は大爆笑。再び蒼井が「でも正蔵さんのお家にうかがって、お会いしたご家族から『うちの正蔵がお世話になっています』と言われ、私も『うちの正蔵が』という気分になりました。続編をやると、家族の気分になりますね」とすっかりお馴染みとなった共演者たちとは家族以上の繋がりを感じている様子だった。映画『家族はつらいよ2』は、5月27日より全国公開。
2017年04月27日女優の橋本愛が24日、都内で行われた映画『美しい星』(5月26日公開)の完成披露試写会に、リリー・フランキー、亀梨和也(KAT-TUN)、中嶋朋子、佐々木蔵之介、吉田大八監督とともに登場した。同作は三島由紀夫の同名小説を原作に、舞台を現代に移し大胆に脚色して映画化。ある日突然「宇宙人」に覚醒した家族と、世界の関わり合いを描く。父親役のリリーが火星人、息子役の亀梨が水星人、娘役の橋本が金星人、母親役の中嶋が地球人となる。金星人に目覚め、美しさを研ぎ澄ませていく娘・暁子を演じた橋本は、吉田監督から「『暁子の存在を持って、美を正したい』という言葉があって」と明かした。橋本は「美しくないかもしれない、正しくないかもしれないという迷いを捨てるように『自分は絶対に美しい』という自己暗示をかけ続けた1か月でした」と述懐。吉田監督は「今日、久しぶりに聞いて思い出しました」と苦笑しつつ、「彼女は応えてくれたと思ってます」と作品への自信を見せた。また、作中でリリー演じる重一郎が見せる「火星人のポーズ」が話題となったが、橋本は「私も金星人の、円盤を呼ぶポーズをさせていただいて」と告白。「そのポーズをやっぱり客観的に見るとめちゃくちゃ面白いので、真面目に真剣な顔をしてやるというのが難しかったですね」と撮影を振り返った。
2017年04月24日映画『美しい星』(5月26日公開)の完成披露試写会が24日に行われ、リリー・フランキー、亀梨和也(KAT-TUN)、橋本愛、中嶋朋子、佐々木蔵之介、吉田大八監督が登場した。同作は三島由紀夫の同名小説を原作に、舞台を現代に移し大胆に脚色して映画化。ある日突然「宇宙人」に覚醒した家族と、世界の関わり合いを描く。父親役のリリーが火星人、息子役の亀梨が水星人、娘役の橋本が金星人、母親役の中嶋が地球人となる。リリーが演じた重一郎は、自身を火星人と称し地球の危機を訴える。リリーは重一郎について「真っ当に近々起きること言ってるんだけど」と前置きしつつ、「正しいことを言ってる人が変な人に見えるというのが物の見方じゃないですか」と語った。そして「『これから大変なことになりますよ地球が!』って、駅前で言ってる人を見たら危ない人として処理するのに、本当はそうなんですよ」と続け、「真面目なことを声高に言うというのは、これくらい人に宇宙人だと思われるのか」と疑問を提示した。さらにリリーは「なるべく人は問題を先送りにしたい」と持論を展開し、「今日言われたくないことを声高に言うことを、変な人として処理するというのが、この映画を見るとよくわかる」と触れる。作中で佐々木が言った「本当に美しい自然に人間は存在しない」というセリフを挙げ、「今俺が言ったら羽毛布団を売りつけそうな空気になってるけど、この映画の脈絡であのセリフにたどり着いていくと確かになあって。自分たちがいることで起きたことが改めてわかったりとか」と作品から得た認識を明かした。亀梨も「はっとさせられましたね」と同意し、同作を「地球人として新たな角度をもらえた作品」と表現。リリーは「(話を)すればするほどネズミ講のセミナーみたいになる」と苦笑しつつも、「(映画を)観ていただければわかる」と改めて作品をアピールした。
2017年04月24日『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督が、三島由紀夫の異色のSF小説を映画化した『美しい星』の完成披露試写会が4月24日(月)に開催。主演のリリー・フランキー、亀梨和也、橋本愛、中嶋朋子、佐々木蔵之介が舞台挨拶に臨み、異様な(?)撮影現場について語った。天気キャスターの父、メッセンジャーの息子、美貌ゆえに孤独を抱える娘がそれぞれ、“宇宙人”として覚醒し、地球のために使命を果たすべく奮闘するという型破りな物語が展開する。リリーさんを中心に、現場でも役名で“家族”として過ごしていたというが、この日もそんな雰囲気そのまま。リリーさんは亀梨さんの衣装について「みんなの前に出る日だっていうのに一雄(亀梨さん)はパジャマで来て…(笑)」とイジリ、さらに「さっきまで、衣装さんと裏で、シャツを中に入れるかどうか悩んでた」と暴露。亀梨さんもノリノリで「お腹が冷えるバージョンで…(笑)」と返し、会場からはそんなやりとりに「キャー!」っと歓声が上がる。亀梨さんは、外でのシーンが多く、なかなか一家4人が揃うことがなかったそうだが「いつも一雄が帰ってこないから…」と不服そうなリリーさんに、亀梨さんは「プレイボーイなんで、すいません(笑)」と語り、再び会場は笑いに包まれる。現場では、監督の微妙なさじ加減を求める演出に戸惑いの声が続出したそう。“謎の宇宙人”を演じた佐々木さんは「監督に『いまのセリフ、日本語みたいに聞こえました』とダメ出しが出て…」と困惑を告白。さらに「監督に『宇宙人ということでいいんですよね?』と聞いたら『宇宙人だと思っている人だと思ってください』と言われ…」と苦笑。そのやり取りを、そばで見ていたというリリーさんは「監督が『いまのはちょっと宇宙人過ぎますね』と言ってた(笑)」と明かし、亀梨さんも「不思議な会話を聞いてる感じでした…(笑)」と楽しそうにふり返っていた。シュールな会話のやりとりが、何とも言えないおかしみ、ユーモアを生み出していると言える本作。リリーさん演じるお天気キャスターは、火星人として覚醒すると、真面目な顔で地球の環境破壊の現状を訴え続け、変人扱いされるようになる。リリーさんは「真面目なことを声高に言えば言うほど、変な人=“宇宙人”のように思われるところは現代にもある。街で、おかしなこと言ってると思われてるような人は、実は宇宙人で、一生懸命に何かを訴えているのかもしれない」と現代社会を鋭く言い当てているような本作の描写に言及。亀梨さんも「この作品を観て、ハッとさせられました。当たり前に自分が“地球人”として思ってることについて、改めて考えさせられて、ゾクッとしました」とうなずいていた。『美しい星』は5月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:美しい星 2017年5月26日より全国にて公開(C) 2017「美しい星」製作委員会
2017年04月24日映画『美しい星』(5月26日公開)の完成披露試写会が24日に行われ、リリー・フランキー、亀梨和也(KAT-TUN)、橋本愛、中嶋朋子、佐々木蔵之介、吉田大八監督が登場した。同作は三島由紀夫の同名小説を原作に、舞台を現代に移し大胆に脚色して映画化。ある日突然「宇宙人」に覚醒した家族と、世界の関わり合いを描く。父親役のリリーが火星人、息子役の亀梨が水星人、娘役の橋本が金星人、母親役の中嶋が地球人となる。リラックスしたシルエットの衣装に、リリーから「パジャマか」と突っ込まれた亀梨は「今日のテーマはパジャマということで、ラフに来させていただきました」と冗談交じりに答えつつ照れ笑い。スタイリストとシャツを出すかどうか議論していたことをバラされた亀梨だが、実際にシャツインした姿を見せ「お腹冷えてるバージョンにしました」と茶目っ気たっぷりに答えると、客席からは「かわいい!」と大歓声が上がり、リリーは「キャーのポイントがわからない!」と驚いていた。また4人家族の役となったが、なかなか家のシーンがなかった亀梨は「プレイボーイ(役)なもんで」とクールに決めてみせた。リリーが「一雄(亀梨)が野球の練習してる間、俺らはずっと家族でね」と語ると、「これちょっと、亀梨の方入っててきちゃうんで」と苦笑。亀梨は「実際にリリーさんがお父さんだったら、すごい楽しい息子生活が送れるんだろうなって」と想像し、現場でも「リリーさんが役名で呼んでくれて、ナチュラルな空気感を出してくれた」と感謝した。最後のフォトセッションでは、作中でリリーが何度も行う「火星人ポーズ」を全員で披露。トコトコと小走りに現れた亀梨は、屈伸をしたり、シャドーボクシングをしたりと入念に準備を行い、キレのある動きを見せていた。
2017年04月24日巨匠・山田洋次監督が国民的映画『男はつらいよ』シリーズ終了後、約20年ぶりに生み出した新たな喜劇の続編『家族はつらいよ2』。本日4月4日(火)は「ピアノ調律の日」とのことで、妻夫木聡演じる平田家の二男、ピアノ調律師・庄太のお仕事カットが解禁となった。熟年離婚の危機を乗り越えた平田周造(橋爪功)と富子(吉行和子)。周造はマイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車に凹み傷が目立ち始めたことから、高齢者の危険運転を心配した家族は、運転免許を返上させることを画策する。しかし、頑固オヤジをいったい誰が説得するのか!?嫌な役回りを兄妹夫婦でなすりつけ合ううちに、平田家はまたもや不穏な空気に包まれていく――。橋爪功×吉行和子の平田夫婦に加え、長男夫婦を西村雅彦×夏川結衣、長女夫婦を中嶋朋子×林家正蔵、二男夫婦を妻夫木さん×蒼井優が演じる本作。さらに周造の高校時代の友人・丸田役の小林稔侍、居酒屋の女将・かよ役の風吹ジュンほか、劇団ひとり、笑福亭鶴瓶ら豪華キャストも加わり、前作にも増して笑いのボルテージは最高潮に。そんな騒がしい一家の中、とりわけ温厚で落ち着いた性格の庄太を演じるのは、先日発表された日本アカデミー賞で最優秀助演男優賞を受賞した妻夫木さん。本作では前作に引き続き、ピアノ調律師に扮している。4月4日は、4月=Aprilの頭文字がAで調律の基準音であり、A音は440Hzであることから「ピアノ調律の日」に制定されたとか。劇中では、プロ顔負けの繊細な手さばきでピアノを調律する妻夫木さんの姿は必見。また、わずかな音のずれも完璧に揃えてみせる仕事中の真剣な表情にも注目だ。もう1枚のカットでは、ピアノを試弾する姪っ子に向って義兄・泰蔵(正蔵さん)と微笑むおだやかな表情を見せ、家族の温かみを感じさせる印象的なシーンともなっている。『家族はつらいよ2』は5月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月04日三島由紀夫の異色のSF小説を原作に、リリー・フランキー、亀梨和也、橋本愛らが“宇宙人”として覚醒する家族を演じる『美しい星』。吉田大八監督が現代社会に生きる人間の姿を描く本作の、謎に満ちた予告映像と新たなポスタービジュアルが解禁となった。“当たらない”お天気キャスターの父・重一郎、野心溢れるフリーターの息子・一雄、美人すぎてまわりから浮いている女子大生の娘・暁子、心の空虚をもて余す主婦の母・伊余子。そんな大杉一家が、ある日突然、火星人、水星人、金星人、地球人(?)として覚醒。“美しい星・地球”を救う使命を託される。ひとたび目覚めた彼らは生き生きと奮闘を重ねるが、やがて世間を巻き込む騒動を引き起こし、それぞれに傷ついていく。そして一家の前に1人の男が現れ、地球に救う価値などあるのかと問いかけるが…。このほど解禁された予告映像は、リリーさん演じるお天気キャスターである重一郎をはじめとして、その息子・一雄(亀梨和也)、娘・暁子(橋本愛)、妻・伊余子(中嶋朋子)が“宇宙人一家”として覚醒し、それぞれに行動を起こす様を描いたもの。覚醒した彼らは、その手に地球を救う使命があると信じ、それぞれに行動を起こすが、なかでも、出演番組内でオカシな言動をとるようになった気象予報士の重一郎は一躍、お茶の間の人気者に。ところが、謎の男(佐々木蔵之介)に「地球に救う価値はありますか?あるなら証明してみろ」と追い詰められる重一郎。重一郎は「円盤を呼ぶこと」がその証明と、空へむけて必死にメッセージを送るものの、力尽きて倒れてしまう。「お父さんが火星人だっていうなら、お母さんも最後までつきあいたいの」という伊余子のひと言に、一丸となって最後の行動に出る一家。そのとき、家族にはいったい何が見えるのか――。三島由紀夫の異色のSF小説を大胆にアレンジした、吉田監督ならではのスタイリッシュな映像に期待が高まるのはもちろんのこと、佐々木さん演じる“謎の男”に追い詰められ、倒れてしまう重一郎を支え、一丸となって行動に出る一家の絆など、「人間賛歌」のメッセージが込められた、見応え満点の映像となっている。また、併せて公開された本ポスタービジュアルでは、大きく描かれた地球を背景に、主人公・重一郎が“火星人のポーズ”をキメる、堂々たる姿が披露されている。宇宙人としての“覚醒”の先にいったい何が見えたのか…。現代社会とそこに生きる「人間」の姿を、冷徹に、そして深い愛情を込めて切り取った、奥行きあるドラマとなる本作。まずはこちらの予告映像から、そのかつてない魅力を味わってみて。『美しい星』は5月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:美しい星 2017年5月26日より全国にて公開(C) 2017「美しい星」製作委員会
2017年03月17日「稲沢朋子トークショー&ヘアショー」開催概要「髪STORY vol.4」及び「STORY」5月号の発売を記念して、2017年4月2日(日)14:30から、阪急西宮ガーデンズ4階ガーデンズホールにおいて、「稲沢朋子トークショー&ヘアショー」が開催される。同イベントには、3月27日に発売される「髪STORY vol.4」または、関西エリアにおいて3月31日に発売される「STORY」5月号を、ブックファースト 阪急西宮ガーデンズ店で購入した、先着100名が招待される。トークショーでは、STORY専属モデルとして活躍する稲沢朋子が、自身のヘアスタイルや、ファッション、美容などについて、熱く語る。さらに、神戸のヘアサロン「shiomi H」代表 潮海達矢によるヘアショーや、ヘアカット&スタイリング体験などのイベントも用意されている。MCは、STORYの読者モデルでもある、人気TVレポーター坂田陽子が務める。稲沢朋子のプロフィール1974年2月27日生まれの稲沢朋子は、現在43歳。血液型はA型。所属事務所はアミューズ。読者モデルとして活躍した後、2016年5月号から人気ファッション誌「STORY」のレギュラーモデルを務めている。趣味は、ドライブ、格闘技観戦、ゴルフ、マラソンなど。特技はマリンスポーツというアクティブ派だ。storyweb.jpで掲載中のブログ「どんなときもBIG SMILE!」も人気を集めている。(画像は稲沢朋子オフィシャルブログより)【参考】※storyweb.jp※稲沢朋子オフィシャルブログ※アミューズオフィシャルサイト稲沢朋子プロフィール
2017年03月12日『男はつらいよ』の山田洋次監督が、シリーズ終了後20年ぶりに生み出したまさに喜劇映画の決定版『家族はつらいよ』の続編『家族はつらいよ2』。この度、映画本編映像メディア初公開となる予告編が到着した。周造(橋爪功)と富子(吉行和子)との離婚騒動から数年――。周造はマイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車に凹み傷が目立ち始めたことから、高齢者の危険運転を心配した家族は、運転免許を返上させることを画策する。しかし、頑固オヤジをいったい誰が説得するのか!?嫌な役回りを兄妹夫婦でなすりつけ合ううちに、平田家はまたもや不穏な空気に包まれていく…。そんな中、周造の免許返上問題を話し合う家族会議が開かれることになり、例のごとく召集された平田家の兄妹夫婦たち。だが家族会議は一転し、事態は思わ ぬ方向に――!?本作でもあのお騒がせ家族、橋爪功×吉行和子をはじめ長男夫婦の西村雅彦×夏川結衣、長女夫婦の中嶋朋子×林家正蔵、次男夫婦の妻夫木聡×蒼井優といった平田家のメンバーが再集結。さらに橋爪さん演じる周造の高校時代の友人・丸田役に小林稔侍、居酒屋の女将・かよ役に風吹ジュンが演じるほか、劇団ひとり、笑福亭鶴瓶ら豪華キャストが本作には出演している。すでに、山田監督自らが脚本を書き、演出をした特別予告篇が公開された本作だが、これには含まれていない映画の本編映像がこのほど到着。平田家のメンバーをはじめ、風吹さんや劇団ひとりさんらが登場する映像は、今回もはちゃめちゃな家族の大騒動に、観る人を思わずクスッとさせ、またそんな賑やかな様子に、どこか憧れるような家族の温かさを感じる予告編となっている。『家族はつらいよ2』は5月27日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年03月10日リリー・フランキーが主演を務め、亀梨和也、橋本愛、中嶋朋子、佐々木蔵之介ら豪華俳優陣で三島由紀夫の異色SF小説を映画化する『美しい星』。本作の劇中曲として、『千年女優』『パプリカ』や「ベルセルク」シリーズの音楽で知られるアーティスト・平沢進の名曲「金星」が提供されていることが判明。橋本さんが惹かれるミュージシャン役の注目俳優・若葉竜也とデュオの相方役の樋井明日香が歌声を披露していることが分かった。大杉重一郎(リリー・フランキー)は予報が“当たらない”ことで有名なテレビ気象予報士。悪くない仕事、悪くない暮らし、悪くない家族関係(妻・息子・娘)、悪くないはずの人生。そんなある日、重一郎はあるものと遭遇する。それは空飛ぶ円盤!?「自分は火星人。世界を救うためにこのホシに遣わされたのだ」。重一郎のなかに“火星人”が覚醒する。そして、息子の一雄(亀梨和也)が水星人、娘の暁子(橋本愛)が金星人として次々目覚める。それぞれの母星から使命を受け取った家族は、それぞれのやり方で世界を救おうと奮闘しだすが、やがて様々な騒動に巻き込まれ、傷ついていくーー。三島文学の中でも異色のSF小説を現代設定に大胆脚色し、『紙の月』『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督がメガホンをとった本作。自分たちは宇宙人であると覚醒した平凡な家族が、「美しい星・地球」を救う使命があると信じ、それぞれに奮闘しはじめる物語。今回、その独創的世界を紡ぐ劇中曲が平沢進の「金星」に決定。平沢さんは80年代を席巻したテクノポップバンド「P-MODEL」にて活動後、2000年以降は『千年女優』(’02)『パプリカ』(’06)といった今敏監督のアニメーション作品や「ベルセルク」シリーズ、ゲーム音楽などで独自の音楽世界を提供し、熱狂的なファンを獲得。近年では「P-MODEL」がアニメ「けいおん!」の元ネタでは?という話題がネットを賑わせている。撮影中、主演のリリーさんは「リアルタイムで聴いていた」と話しており、吉田監督もまた「ぼくのものの考え方の半分くらいを作った人」と尊敬してやまないアーティストだ。そんな平沢さんの「金星」は、1989年のソロ転向時に発表した曲。その繊細でイマジナブルな歌詞と異国情緒あふれるメロディーは、劇中で大杉家の長女・暁子(橋本さん)がストリート・ミュージシャンの竹宮薫(若葉さん)に出会い、一瞬で彼に激しく惹かれるという設定に劇的な説得力を与えている。「金星」は竹宮とその相方・イズミ(樋井さん)のデュオの持ち歌という設定になっており、2人は美しい歌声と演奏を披露している。<以下、コメント>■平沢進自分が演奏し、歌った楽曲がスクリーンから流れてくるのを聞くのは慣れていますが、今回のような経験は初めてです。奇妙で得体の知れない現実感を味わいました。まるで知らない国で迷子になり、自分の庭に埋めたはずの種が知らない民家の窓辺で花咲いているのを目撃したような感じです。■吉田大八(脚本・監督)平沢進さんは、僕が高校生のころからずっと聴いてきて、ものすごく影響を受けたミュージシャンです。だから金星人の暁子が竹宮と出会うきっかけを歌と決めた瞬間、その歌は平沢さんの名曲「金星」以外にありえない!と興奮しました。大好きな曲がズバリのタイトルなんだから、それは当然そうなりますよね(笑)。そして歌詞まで勝手にシナリオに書き込んで、なんとかお許しが出るように祈ってました。ホントにそういうミーハーな理由です。(談)■橋本愛(大杉暁子役)最初にシナリオを読ませていただいた時に「金星」は監督がオリジナルで書いた曲だと思って、よくこんな絶妙な歌詞を書けるなあと思っていたら既存の楽曲で、それから平沢さんのオリジナルを聴いて、すごくはまりました。映画の冒頭でライブを観に行くシーンで、若葉さんが「金星」を歌っていて、好きな歌を生で聴けて、やっぱり音楽っていいなあって思ったのが印象に残っています。■若葉竜也(竹宮薫役)平沢進さんの「金星」という名曲を歌うというのは、相当なプレッシャーでした。平沢さんの唄う金星を何度も何度も聴き込んで、歌詞とメロディーはもちろん、ブレスのタイミング、歌詞の強弱も頭に叩き込んだ上で、竹宮として平然と、そしてサラッと歌いきりました。吉田大八監督からのチクチクとさりげないプレッシャーを感じながら、必死に食らいついた『美しい星』です。『美しい星』は5月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月28日主演のリリー・フランキーを始め、亀梨和也、佐々木蔵之介ら豪華キャストが出演する映画『美しい星』。この度、本作の特報映像が解禁された。ある日突然、自分たちは宇宙人であると覚醒した平凡な家族。彼らはその手に「美しい星・地球」を救う使命があると信じ、それぞれに奮闘しはじめる――。大杉重一郎は予報が“当たらない”ことで有名なテレビ気象予報士。悪くない仕事、悪くない暮らし、悪くない家族関係(妻・息子・娘)、悪くないはずの人生。そんなある日、重一郎はあるものと遭遇する。それは空飛ぶ円盤!?「自分は火星人。世界を救うためにこのホシに遣わされたのだ」重一郎のなかに“火星人”が覚醒する。覚醒は止まらない。息子の一雄が水星人、娘の暁子が金星人として次々目覚める。それぞれの母星から使命を受け取った家族はそれぞれのやり方で世界を救おうと奮闘しだすが、やがて様々な騒動に巻き込まれ、傷ついていく…。三島由紀夫が1962年に発表した異色の同名SF小説を原作に、『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督が映画化。前々から映画化したいと思っていたと言う監督は、「映画監督になりたいというより、『美しい星』を監督したいと思っていました」と熱を込めて語ており、本作では、映画の舞台を現代に置き換えるという大胆不敵な脚色に挑んだ。キャストには、主役の“当たらない”ので有名なお天気キャスター・大杉重一郎(火星人)役のリリーさんを始め、その長男でフリーターの一雄(水星人)役に亀梨さん、長女で美貌の女子大学生・暁子(金星人)役に橋本愛、専業主婦の妻・伊余子(地球人)に中嶋朋子、大杉一家に近づく謎の代議士秘書・黒木克己役に佐々木さんが出演する。このほど到着したのは、大杉家の家族がある日突然、宇宙人として覚醒する様が描かれる特報映像。父の重一郎は火星人、長男の一雄は水星人、妹の暁子は金星人に。地球の為に、地球の為にとうるさい3人に苦言を呈するのは重一郎の妻・伊予子。なぜか彼女は地球人のままだ。そして、「地球に救う価値はありますか?」と地球を背景に意味深なナレーションが投げかけられ映像終了。一体今後どのように展開していくのか?またどんな結末を迎えるのだろうか…?『美しい星』は5月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年01月13日“熟年離婚”をめぐり大騒動を繰り広げる家族の姿を滑稽に、かつ温かく描いた『家族はつらいよ』の続編『家族はつらいよ2』。この度、前作に出演した“ニッポンの孫”をキャッチコピーに持つ演歌歌手・ 徳永ゆうきが本作にも出演することが明らかになった。周造(橋爪功)と富子(吉行和子)との離婚騒動から数年。周造はマイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車に凹み傷が目立ち始めたことから、高齢者の危険運転を心配した家族は、運転免許を返上させることを画策。しかし、頑固オヤジをいったい誰が説得するのか。嫌な役回りを兄妹夫婦でなすりつけ合ううちに、そんな家族の心を見透かした周造は「いつの間に俺の家族は言いたいことも素直に言えなくなってしまったんだ!もう崩壊しているな、この家族は!」と激怒してしまい、平田家はまたもや不穏な空気に包まれていく…。そんなある日、周造の免許返上問題を話し合う家族会議が開かれることになり、例のごとく召集された平田家の兄妹夫婦たち。だが家族会議は一転し、事態は思わぬ方向に。なんと、前日に周造が家に泊めていた故郷・広島の同級生・丸田(小林稔侍)が息を引き取っていたのだ。平穏な住宅街はまたたく間にサイレンとパトランプの喧騒に包まれて、救急隊は来る、警察は来る、そして鰻屋は来るわで、てんやわんやの大騒ぎに!果たして、平田家は再び平穏な日常を取り戻すことができるのか――?キャストには、熟年離婚の危機を乗り越えた夫婦橋爪功×吉行和子を始め、長男夫婦を西村雅彦×夏川結衣、長女夫婦を中嶋朋子×林家正蔵、次男夫婦を妻夫木聡×蒼井優演じ、さらに小林稔侍、風吹ジュン、劇団ひとり、笑福亭鶴瓶ら豪華キャストも加わり新たな笑いを生み出している。今回徳永さんが演じるのは、前作に引き続きマイペースで調子のいい鰻屋。前作では短い出演時間にも関わらず、『男はつらいよ』のメインテーマを歌い上げるなど、大きな印象を残していった徳永さん。2014年「第56回輝く!日本レコード大賞」で新人賞受賞し注目され、映画『福福荘の福ちゃん』『アズミ・ハルコは行方不明』などで俳優としても活躍の場を広げる徳永さんが、今回はどのように登場するのか気になるところだ。さらに本作の応援ソングには、徳永さんが来年1月25日(水)にリリースするシングル「津軽の風」のカップリング曲「帰ろう我が家へ」が決定。楽曲は、力強さとしなやかさを兼ね備えたこれぞ演歌歌手・徳永ゆうきの真骨頂、といった仕上がりになっているという。『家族はつらいよ2』は2017年5月27日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年12月20日国民的映画『男はつらいよ』の山田洋次監督がシリーズ終了後20年ぶりに生み出し、大ヒットした喜劇映画『家族はつらいよ』。このほど、本作が中国の敏腕プロデューサーのもとリメイクされることが決定、中国全土で公開されることになった。“熟年離婚”をめぐって大騒動を繰り広げる家族の姿をコミカル、かつハートウォーミングに描いた本作。2016年3月に公開され、観客動員120万人、 興行収入13億円を記録するヒットとなり、橋爪功×吉行和子、西村雅彦×夏川結衣、林家正蔵×中嶋朋子、妻夫木聡×蒼井優といった平田家のメンバーが再び集結する『家族はつらいよ2』も、2017年5月に日本公開される。リメイクの話が持ち上がったのは、1作目の『家族はつらいよ』が完成した直後のこと。日本映画界とも長年精通しており、山田監督とも親交の深い中国映画プロデューサー、顧暁東(グ・シャオドン)氏が来日した際、『家族はつらいよ』を観てその面白さに舌を巻き、山田監督との会話で、家族の中で起こる騒動は万国共通なので、各国バージョンがあったら面白いのでは、という話がきっかけに。その後、6月に開催された第19回上海国際映画祭で、『家族はつらいよ』『母と暮せば』の2作品が招待上映された際にはチケットは完売し、上映後に観客から大喝采を受けた様子を見て、この企画が成功すると確信を得た顧プロデューサーは、いよいよ本格的にリメイクの実現を決意。顧プロデューサーからの申し出に山田監督も快諾し、正式にリメイク作品が始動した。中国版のタイトルは、『麻煩家族(マーファン・ジャーズー)』。日本語に訳すと「やっかいな家族」という意味になるそう。山田監督のオリジナル版を最大限に尊重した脚本作りを目指しつつ、舞台を北京市内に移し、3世代が同居する一家に巻き起こる、熟年離婚騒動を中心に描く。家族の設定や職業は基本的には原作を踏襲し、日本版で周造(橋爪さん)が行きつけにしている小料理屋が胡同の食堂になったり、家族会議で取る出前は鰻でなく北京ダックになっていたりと、中国版ならではの楽しい設定も見どころ。監督を務めるのは、チェン・カイコー監督『人生は琴の弦のように』の弟子のシートウ役や、中国版「深夜食堂」の主人公など、中国全土で知られる俳優としても活躍する傍ら、舞台演出やテレビドラマの監督なども手掛けている黄磊(ホワン・レイ)。本作が映画監督デビューとなり、俳優としても長男役(日本版では西村さん)で出演する。その他の出演者もいずれも中国の実力派俳優を揃え、魅力的なアンサンブルが期待できそうだ。また、エグゼクティブ・プロデューサーとして、チャウ・シンチーの『西遊記~はじまりのはじまり~』ほか、『グリーン・ディスティニー』『HERO』『単騎、千里を走る』、ジェット・リー主演『海洋天堂』などで知られるビル・コン(江志強)を迎え、中国国内5,000館という大規模な公開のプロジェクトとなる模様。撮影は11月14日にクランクインしており、主に北京市内で12月下旬まで行われる予定。中国での公開は、2017年4月28日を予定している(日本公開は未定)。『家族はつらいよ2』は2017年5月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月12日山田洋次監督が“熟年離婚”をめぐって大騒動を繰り広げる平田家の悲喜こもごもを描いた『家族はつらいよ』が、さらにパワーアップして帰ってくる『家族はつらいよ2』。このほど、“喜劇王”と称された藤山寛美を祖父に持ち、『団地』の藤山直美を伯母に持つ喜劇俳優・藤山扇治郎が本作で映画初出演。頼りない新米巡査となって、平田家と関わることになった。本作には、あのお騒がせ家族・平田家のメンバーがもちろん再集結。熟年離婚の危機を乗り越えた夫婦には橋爪功×吉行和子。長男夫婦を西村雅彦×夏川結衣、長女夫婦を中嶋朋子×林家正蔵、次男夫婦を妻夫木聡×蒼井優が最高のアンサンブルで演じ、小林稔侍、風吹ジュンらも参戦する中、この度、扇治郎さんが初映画にして、祖父・寛美さんと『キネマの天地』(’86)などでタッグを組んだ山田監督作品に初出演。藤山さんは、周造(橋爪さん)の旧友・丸田(小林さん)が突然死を遂げてしまうことから大騒動を巻き起こす平田家に、通報を受けてやってくる頼りない新米巡査・中村役に。おっちょこちょいでひ弱な中村は、警察官としてやってきたにもかかわらず、自らも平田家で騒動を起こしてしまうという。どうも頼りない巡査と、相変わらずの“お騒がせ家族”とのアンサンブルは、まさに抱腹絶倒となりそう。藤山さんは、山田監督について、「すごい大御所と伺っていましたが、それを通り越して仏様みたいな方やなあと思っていました。私が緊張していましたら、『おじいさんの松竹新喜劇は大好きでね、僕も喜劇の映画を撮るのが好きなんだよ』とか、演技のこととか、芝居のこととか、私にも分かるお話をしてくださり、『今回は身体を使った喜劇をあなたにやってもらいたい。だからと言って変わったことをするのではなく、喜劇は日常に起こりうることをする。あなたの役の警察官はちゃんと警察学校を出て、やる気満々なんだよ』」とアドバイスがあったことを明かし、「階段落ちのシーンや失神するシーンなど、身に余る経験をさせていただきました」と謙虚に(!?)コメント。そして「雲の上を歩いているような気持ちでした」という撮影をふり返り、「ずっと大汗をかいていまして、かきっぱなしの汗を拭おうとしていると、『いいんだよ、君の役は大汗をかくくらいじゃないと』と笑って私の緊張感をほぐしてもくれました」とも語り、監督とのエピソードはたくさんあった様子。さらに、「本当の家族のように、妻夫木さんや西村さんをはじめ共演者の方々が初めての私に気を使っていただき、声をいつもかけていただけたことも嬉しく、橋爪さんからおじいさんさんの話をゆっくりと聞かせていただけたことも私にとって財産になった経験でした!」とコメントを寄せた。『家族はつらいよ2』は2017年初夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月30日主演・リリー・フランキー、共演に亀梨和也、橋本愛、中嶋朋子を迎え贈る映画『美しい星』。この度、新たなキャストとして佐々木蔵之介の出演が明らかになった。大杉重一郎は予報が“当たらない”ことで有名なテレビ気象予報士。悪くない仕事、悪くない暮らし、悪くない家族関係(妻・息子・娘)、悪くないはずの人生。そんなある日、重一郎はあるものと遭遇する。それは空飛ぶ円盤!?「自分は火星人。世界を救うためにこのホシに遣わされたのだ」。重一郎のなかに“火星人”が覚醒する。覚醒は止まらない。息子の一雄が水星人、娘の暁子が金星人として次々目覚める。それぞれの母星から使命を受け取った家族はそれぞれのやり方で世界を救おうと奮闘しだすが、やがて様々な騒動に巻き込まれ、傷ついていく――。原作は、三島由紀夫が1962年に発表した異色の同名SF小説。刊行当時「平凡な家族が、ある日突然“宇宙人”に覚醒する」という前衛的過ぎる設定で世間を大いに戸惑わせるも、熱狂的ファンを獲得していき、現在58刷495,000部のロングセラーとなっている。監督には、『桐島、部活やめるってよ』で日本アカデミー賞最優秀監督賞・最優秀作品賞を受賞した吉田大八。「映画を撮り初める前から『美しい星』を映画にしたいと思っていました。映画監督になりたいというより、『美しい星』を監督したいと思っていました」と熱を込めて語る吉田監督は、本作で、映画の舞台を現代に置き換えるという大胆不敵な脚色に挑む。キャストには、“当たらない”ので有名なお天気キャスター・大杉重一郎(火星人)にリリーさん、長男・一雄(水星人)に亀梨さん、長女・暁子(金星人)に橋本さん、専業主婦の妻・伊余子(地球人)に中嶋さんが出演。新キャストとして発表された佐々木さんが演じるのは、大杉一家に近づく謎の代議士秘書・黒木克己役。ある日フリーターの一雄と出会い秘書にスカウトし、やがて大杉家との距離を縮めていく…という役どころだ。果たして黒木は敵か味方か?彼の目的は何なのか?そして彼は人間なのか宇宙人なのか…?映画青年だった吉田監督と同様、演劇青年だった佐々木さんも、大学在学中に原作を読んで夢中になり長らく愛読書としてきた一人。「当時は人間役を演じることの方が少なく、未知の宇宙生物なども多々演じて来ました。劇団名にも『惑星』が付いていました」と当時をふり返り、「奇跡なのか…運命なのか…本作品で吉田大八監督と初めて仕事をします。人間離れした吉田組のスタッフ・キャストにより、至高の三島由紀夫作品となりました。来年5月の全『宇宙』一斉ロードショー、お楽しみに!」とメッセージを寄せた。また吉田監督は、佐々木さんを前々からなんとなく怪しいと思っていたと明かし、「撮影を通じてそれは確信に変わっていき、興奮しました。 小さな頭や長い手足のことを言っているのではありません。眼です。蔵之介さんの眼は、いわゆる『目高』についていながら、はるか宇宙の彼方からこの星を俯瞰で見下ろしているような、眼です。と思ったらWikipediaにも同じようなことが書いてあったので、やっぱり間違いない」とコメント。「映画にとってはたいへん幸運なことでした」と出演を喜んだ。『美しい星』は2017年5月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年11月25日今年3月に公開された『家族はつらいよ』の続編タイトルが、『家族はつらいよ2』に決定。また、本作の新たなキャストとして劇団ひとりが参加していることが明らかになった。平田周造(橋爪功)と妻の富子(吉行和子)との離婚騒動から数年。周造はマイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車に凹み傷が目立ち始めたことから、高齢者の危険運転を心配した長男夫婦(西村雅彦・夏川結衣)は、運転免許を返上させることを画策する。しかし、頑固オヤジをいったい誰が説得するのか!?嫌な役回りを兄妹夫婦(中嶋朋子・林家正蔵/妻夫木聡・蒼井優)でなすりつけ合ううちに、周造は意地でも運転を止めようとせず、平田家はまたもや不穏な空気に包まれていく。そんなある日、周造は居酒屋女将のかよ(風吹ジュン)とドライブ中に、故郷広島の同級生・丸田(小林稔侍)と偶然出くわす。かよの店で四十数年ぶりに酒を酌み交わしたその夜、周造が丸田を自宅に泊めたことから、平田家にはさらなる騒動が襲いかかることに!なんと、翌朝目覚めてみると丸田が息を引き取っていたのだ!平穏な住宅街はまたたく間にサイレンとパトランプの喧騒に包まれて、救急隊は来る、警察は来る、そして鰻屋は来るわで、てんやわんやの大騒ぎに。果たして、平田家は再び平穏な日常を取り戻すことができるのか――?山田洋次監督のもと、橋爪功や吉行和子、妻夫木聡、蒼井優らが集結した 『家族はつらいよ』。 “熟年離婚”をめぐり大騒動を繰り広げる家族の姿を、滑稽にかつ温かく描いたストーリーで日本全国の劇場を大きな笑顔で包み、観客動員人数120万人、興行収入13億円を記録した。今回の続編では、お馴染みとなったあのお騒がせ家族・平田家のメンバーには、熟年離婚の危機を乗り越えた夫婦を橋爪さん&吉行さん、長男夫婦を西村雅彦&夏川結衣、長女夫婦を中嶋朋子&林家正蔵、次男夫婦を妻夫木さん&蒼井さんが再集結。そして、周造(橋爪さん)の高校時代の友人・丸田役で小林稔侍、居酒屋の女将・かよ役を風吹ジュンが演じるほか、このほど劇団ひとりさんが山田監督作品に初出演していることが判明。劇団ひとりさんが演じるのは、周造の旧友・丸田が突然死を遂げてしまうことから、再び大騒動を巻き起こす平田家のもとに捜査にやってくる敏腕刑事役。お笑い芸人として、また俳優、映画監督とマルチな活躍を見せる劇団ひとりさん。今回の参加に「本当に尊敬する山田監督の作品に出演できて、凄く嬉しいです。以前、一度対談をさせて頂いたことがあるんですが、結構熱烈なラブコールを送っていて、今回やっと念願が叶ったという感じです」と喜びを露に。また、撮影は緊張したと話す劇団ひとりさんだが、「僕が出たシーンのラッシュ(ある程度編集したもの)をご覧になって、『本当に君にお願いして良かったよ。凄く君のおかげで締まったよ』という言葉を監督から言っていただいて。本当にあの言葉だけでしばらくは夢心地というか。なんでああいうときにメイキングを回して無いのかっていうね」と監督とのエピソードも明かした。『家族はつらいよ2』は2017年初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年11月18日近年、手がける舞台作品が高い評価を受けている演出家・熊林弘高さんとともに、満島ひかりさんは、いま舞台『かもめ』の絶賛稽古中。「以前に出演した熊さんの舞台では、稽古中の出来事ひとつひとつがすべて宝物みたいで、できあがった作品が好きすぎて、お客さんに見せたくなかったくらい(笑)。熊さんは『この役はこう演じてください』ではなく、私たちのなかに潜んでいるその人を、一緒に探しながら進めてくださるんです。だから、こうしてまた一緒にやれるのが、本当にうれしいんです」舞台への期待感を伺うと、大切なものを扱うような慎重さで丁寧に言葉を選びながら、そう語る。「熊さんほど勉強している演出家はいないんじゃないかと思うくらい、作品のことを愛しているんです。戯曲から役の繊細な心理や道理までも丁寧に読み取ろうとしているのがわかるから、その言葉に納得するし信頼できる。何より、熊さんのセンスが好きなんですよ」その熊林さんの稽古場では、いったい何がおこなわれているのだろう。「稽古場にスタッフを入れずにやるのがいいんですよね。役者が恥をかける環境を作ってくれるし、芝居だけに集中できるんです」というのも満島さんは、「繊細なところを感じながら演じようとすると、どうしても周りで起きる小さなハプニングまで拾ってしまう」ことも多いのだとか。つまり、それだけ感性を研ぎ澄まして役に臨んでいるということでもある。だから、観客の前で演じるのは、怖い。「ただ、その場にいる人たちとだけ共有できる空気の蠢(うごめ)きみたいなものがあって、それは二度と味わえない。そうやって目の前でパッと輝いて滅びていくところが、舞台の好きなところでもあります」ロシアに暮らす大女優の母と作家志望の息子、そして彼らを取り巻く人々の物語。ロシアの作家・チェーホフの戯曲で、これまでに何度も上演されている傑作だ。「あの時、奇跡を掴んでいたら何かが変わったかもしれないのにって、多くの人は奇跡的な瞬間を見逃しながら時を過ごしている。奇跡のような出来事なんて何も起こらず、そこにあるのはただただ日常で、そこに描かれている人間たちは、いつの時代にも当てはまるおかしさなんですよね。読むほど、口に出すほど面白い戯曲なんです。そのホンの素晴らしさを、情景として見せることができたらと思っています。そして、観た方が家に帰った後に、ふっとその情景が立ち上がってくる瞬間があったらうれしいです」◇みつしま・ひかり1985年生まれ。黒柳徹子さんを演じた話題のドラマ『トットてれび』が10月23日よりNHK BSプレミアムで再放送決定。来年2月には映画『愚行録』の公開も控える。◇作家志望のトレープレフ(坂口健太郎)は、大女優の母(佐藤オリエ)の前で、恋人・ニーナ(満島ひかり)を主役に自作の舞台を披露する。しかしその評価はさんざんなもので…。10月29日(土)~11月13日(日)池袋・東京芸術劇場プレイハウス作/アントン・チェーホフ翻訳・上演台本/木内宏昌演出/熊林弘高出演/満島ひかり、田中圭、坂口健太郎、渡辺大知、あめくみちこ、山路和弘、渡辺哲、小林勝也、中嶋朋子、佐藤オリエS席8000円A席6500円(すべて税込み)東京芸術劇場ボックスオフィスTEL:0570・010・296www.geigeki.jp宮崎、松本、札幌、滋賀、相模原、豊橋公演あり。※『anan』2016年10月26日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・星野加奈子インタビュー、文・望月リサ
2016年10月21日フリーアナウンサーの本田朋子が、9月23日に放送されるTBS系バラエティ特番『謝りたい人がいます。』(20:57~)に、これまで同番組でMCを務めてきた小林麻耶アナウンサーの"代打"として出演する。12日、都内で行われた収録に参加し、その後の囲み取材で収録の感想を語った。『謝りたい人がいます。』は、芸能人が本気で謝りたいと思っている人に謝罪するバラエティ番組。2013年の初回放送から4回にわたって放送されてきたが、このたび約2年ぶりに第5弾が放送される。これまでお笑いコンビ・ブラックマヨネーズとフリーアナウンサーの小林麻耶がMCを務めていたが、小林アナが休養中のため、今回は本田アナが務める。収録後、ブラックマヨネーズと共に囲み取材に応じた本田アナは、「この番組のファンだった」と明かし、「芸能人の方々の謝罪したいという気持ちの裏には、苦労や恩人への感謝、恩人からの愛情があり、温かいものをじんわり肌で感じることができる番組だなとあらためて思いました」と語った。そして、これまでMCを務めてきた小林アナについて、「ワイプの中の表情だけでも感情がすごく伝わってくる表現力の豊かさがすごい先輩だなと思っていた」と印象を述べ、「局を越えて尊敬できるアナウンサーや格が違うなと思う方の中でも、麻耶さんはピカイチ。いろんな面をお持ちで、人間的にも魅力的な方」と称賛した。さらに、「麻耶さんの代わりに務めるというのはかなりプレッシャーがありました」と打ち明け、「逆に麻耶さんの代わりはできないので、自分らしい等身大の進行として臨ませていただこうと思いました」と説明。「麻耶さんが元気になって戻ってきたときに安心して座れるように、椅子は温めておきました」と小林アナの復活も願った。なお、第5弾のテーマは「後悔」で、三遊亭円楽は故・立川談志、久本雅美は若かりし頃お世話になった"東京のお父さん"、生稲晃子は"命の恩人"である短大時代の友人に謝罪する。その中で、円楽と談志の知られざるエピソードや、久本の上京時の秘話が明らかになり、乳がんと戦う生稲は命の有限を知って感じた思いなどを語る。
2016年09月16日山田洋次監督映画『家族はつらいよ2』が、2017年5月27日(土)に全国の劇場で公開される。国民的映画『男はつらいよ』をはじめ、『武士の一分』『小さいおうち』など、50年以上にわたりその時代に生きる“家族”を撮り続けてきた山田洋次監督による、『男はつらいよ』シリーズ終了後20年ぶりの喜劇『家族はつらいよ』。前回は“熟年離婚”がテーマだったが、続編となる『家族はつらいよ2』テーマは、“無縁社会”。監督の山田洋次は「喜劇映画では『死』を描くことはタブーだけれども、あえてそのタブーに挑み、その『死』がもたらす、滑稽でバカバカしい大騒ぎを丁寧に描いてみようと思います」と映画についてコメントしている。誰もが共感し、笑い、そして涙する。そんな山田ワールド全開の喜劇映画の真骨頂が、パワーアップしてスクリーンに帰って来る。キャストはお騒がせ家族・平田家のメンバーである橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優が再集結。山田洋次監督に「最高のアンサンブル」と言わしめたキャスト8名によるドタバタ劇が、再びユーモアたっぷりに描かれる。さらに新しく、周造(橋爪功)の高校時代の友人・丸田役として小林稔侍、居酒屋の女将・かよ役として風吹ジュンが出演。そのほか、劇団ひとり、笑福亭鶴瓶らもスクリーンに登場する。場面写真では、平田家の面々が一堂に会した様子が映し出されている。高齢の父親・周造を演じる橋爪功を心配し、車の運転をやめるよう説得にする庄太役の妻夫木聡と妻・憲子役の蒼井優。一方周造本人は、運転をやめるどころか新車の購入を目論んでいた。そのことを嬉しそうに話す周造に、やはり運転はさせまいと史枝(夏川結衣)も説得に。スクリーンではどんな家族劇が繰り広げられるのか、公開まで待ちきれない。【ストーリー】周造(橋爪功)と富子(吉行和子)との離婚騒動から数年―。周造はマイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車に凹み傷が目立ち始めたことから、高齢者の危険運転を心配した家族は、運転免許を返上させることを画策する。しかし、頑固オヤジをいったい誰が説得するのか!?嫌な役回りを兄妹夫婦でなすりつけ合ううちに、平田家はまたもや不穏な空気に包まれていく―。そんな中、周造の免許返上問題を話し合う家族会議が開かれることになり、例のごとく召集された平田家の兄妹夫婦たち。だが、家族会議は一転し、事態は思わぬ方向に!?【作品情報】映画『家族はつらいよ2』公開時期:2017年2017年5月27日(土)監督:山田洋次脚本:山田洋次、平松恵美子出演:橋爪功 吉行和子/西村雅彦 夏川結衣/中嶋朋子 林家正蔵/妻夫木聡 蒼井優/風吹ジュン/小林稔侍ほか制作・配給:松竹株式会社■「家族はつらいよ」ブルーレイ&DVD 発売中・初回限定生産 豪華版・3枚組 5,800円+税<ブルーレイ&DVD本編ディスク+特典ディスク(DVD)>・通常版ブルーレイ 4,700円+税・通常版DVD 3,800円+税発売・販売元:松竹©2017「家族はつらいよ2」製作委員会
2016年08月06日3月に公開され、119万人を動員し興収13億円を記録した山田洋次監督の喜劇映画『家族はつらいよ』の続編となる『家族はつらいよII (仮題)』が製作されることが3日、発表された。国民的人気を誇る『男はつらいよ』(69年~)をはじめ、『武士の一分』(06年)、『おとうと』(10年)、『小さいおうち』(14年)など、50年以上にわたりその時代に生きる"家族"を撮り続けてきた山田監督による、『男はつらいよ』シリーズ終了後20年ぶりの喜劇となった前作。続編にも、お騒がせ家族・平田家を演じた橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優が再び集結するほか、山田組初参加となるキャストの出演も予定されている。描かれるのは、平田周造(橋爪)と妻・富子(吉行)の離婚騒動から数年後。周造は、マイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車にへこみ傷が目立ち始めたことから、高齢者の危険運転を心配した長男・幸之助夫婦(西村と夏川)が、免許を返上させることを画策する。頑固オヤジを説得する嫌な役回りを兄妹夫婦でなすりつけ合うも、周造は意地でも運転を止めようとせず、一家はまたもや不穏な空気に。そんな周造がドライブ中、故郷の同級生と偶然出くわし、彼を自宅に泊めたことから、平田家にはさらなる騒動が襲いかかる。山田監督は、「40年以上も前になるけれども、新宿の映画館で『男はつらいよ』第1作を、観客が大きな声を出して笑っていたのを昨日のことのように覚えています」と回顧。その時、「もっともっと作ってくれ、俺たちまだまだ見てやるからな」という声が聞こえた気がしたそうで、前作でも「たくさんの方から『面白かった、これはシリーズになりますね』と言っていただきました。それは『男はつらいよ』をつくった時と同じでした」と振り返り、「そんな声に後押しされるような気持ちで作ろうと思います」と続編製作への心持ちを話す。前作のテーマは熟年離婚だったが、今回は「無縁社会」。喜劇映画で「『死』を描くことはタブーだけれども」と前置きしつつ、「あえてそのタブーに挑み、その『死』がもたらす、滑稽でバカバカしい大騒ぎを丁寧に描いてみようと思います」と狙いを明かし、「観客は笑いながら、大笑いしながら、格差社会の重苦しさにもふと思いをはせてくれれば」と呼びかける。加えて、「笑える映画を作ることは昔からのぼくの夢です。笑って笑ってシャツのボタンがちぎれてしまうような、そんな映画こそ作りたいんです」と強い思いを語った。続編は8月6日よりクランクイン。9月下旬のクランクアップを予定している。なお、前作『家族はつらいよ』のBlu-rayおよびDVDは、きょう3日から発売される。(C)2016「家族はつらいよ」製作委員会
2016年08月03日今年3月に公開された山田洋次監督の映画『家族はつらいよ』の続編の製作が決定した。平田家の面々(橋爪功・吉行和子、西村雅彦・夏川結衣、中嶋朋子・林家正蔵、妻夫木聡・蒼井優)が再び集結するほか、山田組初参加となる豪華キャストが出演するという。その他の写真長年連れ添った妻が、突然“熟年離婚”を切り出したことで、ひとつ屋根の下に暮らす家族が右往左往する姿を描いた人情喜劇『家族はつらいよ』は、3月に公開され観客動員人数119万人、興行収入13億円を突破するヒットを記録した。山田監督は「40年以上も前になるけれども、新宿の映画館で『男はつらいよ』第1作を、観客が大きな声を出して笑っていたのを昨日のことのように覚えています。『もっともっと作ってくれ、俺たちまだまだ観てやるからな』という声がそのとき、お客さんから聞こえたような気がしました。そして前作『家族はつらいよ』を観たたくさんの方から『面白かった、これはシリーズになりますね』と言って頂きました。それは『男はつらいよ』をつくった時と同じでした。今回もそんな声に後押しされるような気持ちで作ろうと思います」と決意を明かす。さらに「前回は“熟年離婚”がテーマでしたが、今回のテーマは、“無縁社会”です」と話し、「平田家の家族はしょっちゅう喧嘩をするし、家族なんて面倒臭いなぁと思っているんだけども、ある登場人物の悲しい人生、昔は格好良くて、女の子からもモテ、一生懸命働き、順調だったはずの男が、バブルの時代を越えて、どんどん生活が苦しくなり、滑り台を滑るように最後まで行ってしまう、そんな悲しい“死”を目の当たりにすることで、自分たちの幸せに改めて気づき、家族が新たな絆を作っていく、そんなお話です」と説明。「喜劇映画では“死”を描くことはタブーだけれども、あえてそのタブーに挑み、その“死”がもたらす、滑稽でバカバカしい大騒ぎを丁寧に描いてみようと思います。観客は笑いながら、大笑いしながら、格差社会の重苦しさにもふと思いを馳せてくれればいいなと思います。笑える映画を作ることは昔からのぼくの夢です。笑って笑ってシャツのボタンがちぎれてしまうような、そんな映画こそ作りたいんです」と語る山田監督。本作は、8月6日(土)にクランクインし、9月下旬にクランクアップ。12月に完成し、2017年初夏に公開される予定。『家族はつらいよII(仮題)』2017年初夏全国公開予定『家族はつらいよ』ブルーレイ&DVD 発売中初回限定生産:豪華版(3枚組):5800円+税通常版ブルーレイ:4700円+税通常版DVD:3800円+税発売・販売元:松竹
2016年08月03日山田洋次監督のもと、橋爪功や吉行和子、妻夫木聡、蒼井優らが集結した『家族はつらいよ』。『男はつらいよ』シリーズ終了後、山田監督20年ぶりの喜劇で話題を呼んだ本作のさらにパワーアップした続編が、スクリーンに帰ってくることが明らかになった。平田周造(橋爪功)と妻の富子(吉行和子)との離婚騒動から数年ーー。周造はマイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車に凹み傷が目立ち始めたことから、高齢者の危険運転を心配した長男・幸之助夫婦(西村雅彦&夏川結衣)は、運転免許を返上させることを画策する。しかし、頑固オヤジをいったい誰が説得するのか!? 嫌な役回りを兄妹夫婦(林家正蔵&中嶋朋子/妻夫木聡&蒼井優)でなすりつけ合う中、周造は意地でも運転を止めようとせず、平田家はまたもや不穏な空気に包まれていく。そんなある日、周造は居酒屋女将のかよ(風吹ジュン)とドライブ中に、故郷・広島の同級生・丸田吟平(小林稔侍)と偶然出くわす。かよの店で40数年ぶりに酒を酌み交わしたその夜、周造が丸田を自宅に泊めたことから、平田家にはさらなる騒動が襲いかかることに!国民的映画『男はつらいよ』をはじめ、『武士の一分』『おとうと』『小さいおうち』など、50年以上にわたり、その時代に生きる“家族”を撮り続けてきた山田監督による『家族はつらいよ』。今年3月に公開され、観客動員人数119万人、興行収入13億円を突破し、映画館を笑顔で包んだ同作品の続編製作が早くも決定。“熟年離婚”の危機を乗り越えた平田家を、また新たな騒動が襲う!?おなじみとなったあのお騒がせ家族・平田家のメンバーには、橋爪功&吉行和子、西村雅彦&夏川結衣、中嶋朋子&林家正蔵、妻夫木聡&蒼井優が再び集結し、1作目とは別人の役で小林稔侍も続投。さらに、山田組初参加となる豪華キャストの出演も予定されているという。誰もが共感し、笑い、そして涙する…そんな山田ワールド全開の本作は、日本の喜劇映画の新シリーズとなりそうだ。<山田洋次監督コメント>40年以上も前になるけれども、新宿の映画館で『男はつらいよ』第1作を、観客が大きな声を出して笑っていたのを昨日のことのように覚えています。「もっともっと作ってくれ、俺たちまだまだ観てやるからな」という声がそのとき、お客さんから聞こえたような気がしました。そして前作『家族はつらいよ』を観たたくさんの方から、「面白かった、これはシリーズになりますね」と言っていただきました。それは『男はつらいよ』をつくった時と同じでした。今回もそんな声に後押しされるような気持ちで作ろうと思います。前回は“熟年離婚”がテーマでしたが、今回のテーマは、“無縁社会”です。平田家の家族はしょっちゅう喧嘩をするし、家族なんて面倒臭いなぁと思っているんだけども、ある登場人物の悲しい人生、昔は格好良くて、女の子からもモテ、一生懸命働き、順調だったはずの男が、バブルの時代を越えて、どんどん生活が苦しくなり、滑り台を滑るように最後まで行ってしまう、そんな悲しい「死」を目の当たりにすることで、自分たちの幸せに改めて気づき、家族が新たな絆を作っていく、そんなお話です。喜劇映画では「死」を描くことはタブーだけれども、あえてそのタブーに挑み、その「死」がもたらす、滑稽でバカバカしい大騒ぎを丁寧に描いてみようと思います。観客は笑いながら、大笑いしながら、格差社会の重苦しさにもふと思いを馳せてくれればいいなと思います。笑える映画を作ることは昔からのぼくの夢です。笑って笑ってシャツのボタンがちぎれてしまうような、そんな映画こそ作りたいんです。『家族はつらいよII』(仮題)は2017年初夏、全国にて公開予定。『家族はつらいよ』ブルーレイ&DVDは発売中。(text:cinemacafe.net)
2016年08月03日声優でタレントの金田朋子が、11日に放送されるテレビ東京系バラエティ番組『妻と夫のネホリハホリ~完璧な夫婦はありえない!?~』(11・18日24:12~)に、夫の俳優・森渉とともに出演する。同番組は、スタジオに招いた芸能人夫婦の不満や秘密、絆の強さを分析し、専門家と番組MC・若林正恭(オードリー)&渡辺直美が夫婦の間をトークで掘り下げていく。11日の放送では、第二子の妊娠を発表したばかりの元野球選手・マック鈴木&お笑い芸人・小原正子(クワバタオハラ)夫妻、歳の差が10歳の森&金田夫妻、お笑い芸人・川島章良(はんにゃ)&川島菜月夫妻が登場。独特の高音ボイスが話題となり、バラエティで活躍する金田は、10歳下のイケメン夫との「とんでもない珍ルール」「夜の営み」について告白する。MCを務めた若林は「全体的には、どの夫婦も男が先に折れている事で、上手くいっていたな~という印象でしたね」と3組の夫妻について感想。さらに「マック鈴木さんだけは、器が大きく、芯があります。僕が彼みたいになるには、何十回か生まれ変わらないと無理でしょう。なので早めに折れるのが一番なんだなと思いました(笑)」と番組から得た教訓に触れた。渡辺は「金田朋子さんが1番やばい方と思っていましたが、旦那の森渉さんもかなりやばい人でした(笑)」と驚きの様子。「金田さんだけでなく、森さんも金田さん以外の女性には受け入れられないなと思いました(笑)」と森&金田夫妻に受けた衝撃を語った。
2016年07月08日名匠・山田洋次監督のもと、2013年の『東京家族』のキャスト8人が再集結し、東京郊外に住む一家を通じて現代の家族の姿を描き出す『家族はつらいよ』。このほど、本作でピアノに初挑戦した“次男”妻夫木聡の劇中写真が、シネマカフェに到着。蒼井優演じる恋人にプロポーズをする直前のシーンであることが明らかとなった。50年以上にわたり、その時代に生きる“家族”を撮り続けてきた山田監督が、『男はつらいよ』シリーズ終了から20年の時を経て、改めていまの“家族”を喜劇で描き出した本作。橋爪功×吉行和子が“離婚危機”に瀕する熟年夫婦を演じ、絶妙なコンビネーションを見せるほか、長男夫婦に西村雅彦×夏川結衣、長女夫婦に中嶋朋子×林家正蔵、次男カップルに妻夫木さん×蒼井さんと、山田監督が「最高のアンサンブル」と太鼓判を押す『東京家族』のキャストが再結集した。今回WEB初公開となったのは、妻夫木さん演じる平田家の次男、庄太が華麗にピアノを弾く姿を収めた劇中写真。平田家に突然降りかかった、まさかの“熟年離婚”騒動をコミカルに描いた本作で、別れの危機に瀕する夫婦の一方、これから夫婦となる若いカップルが、庄太と、蒼井さん演じるその恋人・憲子だ。庄太は、平田家の緩衝材のような存在として、いまだ実家暮らしを続けているピアノ調律師。どこか頼りない彼も、ついに交際を続けていた憲子へのプロポーズを決意する。今回の写真は、その庄太が一世一代のプロポーズをする直前にピアノを演奏するシーンで、仕事先のコンサートホールに憲子を呼びだし、自ら調律したピアノでショパンを弾いた彼は、ずっと言えなかった大切な言葉をこの後、伝えることに…。華麗にピアノを弾く妻夫木さんの演技が光るこの素敵なシーン、実は撮影当初、庄太の職業は“ピアノの調律師”ではなく、なんと“大道具のスタッフ”だったという。衣装合わせや本読みを行ない、庄太の出番が始まる少し前まで撮影が進んでいた最中、山田監督が家族全体のバランスを再考。全ての設定を練り直した結果、庄太の職業が“大道具のスタッフ”から“ピアノの調律師”に変更になった。さらに、ピアノ経験のない妻夫木さんに、「調律の芝居の後に、ショパンのノクターンを少し弾いてもらいたい」と山田監督からまさかのリクエストが。妻夫木さんはその要望に応えるべく、すぐさま現場にピアノを取り寄せ、練習を開始。1か月半の猛特訓の甲斐あって、本番では難しいショパンの演奏を見事に弾きこなしていたという。そんな妻夫木さんの姿に、自ら難しい課題を与えた山田監督も「大したもんだ」と絶賛。彼の役者魂を感じさせるエピソードとなっている。『家族はつらいよ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年03月13日公開初日を迎えた映画『家族はつらいよ』の舞台あいさつが12日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われ、山田洋次監督、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優、中村鷹之資、徳永ゆうきが出席した。公開初日の上映後に行われた舞台あいさつに、山田洋次監督をはじめキャスト陣が勢揃い。山田監督は「5年前の今頃は撮影所にいて『東京家族』の準備に大わらわだったんですが、地震が起こって恐ろしい福島原発のメルトダウンになり、クランクインどころではありませんでした。あれから5年経ちましたが、翌年に完成した『東京家族』のメンバーとまた仕事が出来ないかと思って今度は喜劇を作りました。『男はつらいよ』を27年間作ってきましたが、『男はつらいよ』も8人。この8人で程よいアンサンブルが演奏することができました」と作品の出来には自信を見せた。妻夫木演じる庄太の妻・憲子役の蒼井も「この映画が大好きです。家族で笑いながら見られる作品って、ここ何年もなかったような気がして、家族で楽しく過ごせる時間を提供できるのではないかと思っていました」と胸を張った。さらに、「今日はお友達やご夫婦と一緒に来ていただいていると思いますが、今度は別の家族と。別の家族?」と発言して、会場がどよめくも、「何となく分かりますよね? ご夫婦で来ていらっしゃる方は今度はお子さんや親御さんと、ということです!」と言い直してホッとした表情を見せた。3月14日のホワイトデーが近づいているということで、舞台あいさつ中に、橋爪、西村、林家、妻夫木の男性陣が、劇中で妻・恋人役のキャストに花束を贈呈。妻夫木は「優ちゃんって、『東京家族』でもそうだったんですが、『家族はつらいよ』でも黄色い衣装が多くて、その黄色が似合うんです。ピュアというか、太陽みたいな人なので、みんなの太陽の存在でいてください」と話して蒼井に黄色いラナンキュラスを手渡すと、蒼井は「ピュアって白じゃないの?」と指摘するも笑顔だった。
2016年03月12日