黒木華(29)主演ドラマ『凪のお暇』(TBS系)の最終話が、9月20日に放送された。累計250万部を超えるコナリミサトの人気漫画を実写化。主人公・大島凪(黒木華)は都内家電メーカーに勤める28歳OL。空気の読みすぎで倒れた凪が、仕事も恋もSNSもすべて捨てる人生リセットドラマだ。両家顔合わせは大混乱のなか幕を閉じるも、空気を読まなくなったことでぐっと付き合っていた時より距離が縮まった凪(黒木華)と慎二(高橋一生)。しかし顔合わせの帰り道、ついに決意したゴン(中村倫也)が凪に告白。さらに住んでいたアパートの取り壊しが決まってしまう。お暇の果てに凪が出す結論とは……というのが最終話のあらすじ。アパートを引っ越したゴンから再び「ここで一緒に暮らそう。おばあちゃんになった凪ちゃんの横で昼寝したい」とプロポーズされるも、「私、ゴンさんから色々もらうんじゃなくて、美味しい空気を大好きな人たちにあげられる人になりたい」と断る凪。これまでその場の空気に流されてきた凪だが、食い下がるゴンに対しても「ごめんなさい」ときちんと自分の意思を貫く。次の職場と家を決め、迎えたお暇最終日。慎二の誘いで久しぶりのデートを楽しむ2人は、再び水族館ではぐれたイワシを見つける。群れになじめない2人の象徴だったイワシの前で、“車を運転する”“美味しいものをみんなで食べる”といったウィッシュリストを慎二に見せる凪。そして「今ね、ちょっとだけ未来が楽しみなんだ。でも……」と語る凪をさえぎって、全てを察した慎二はこうエールを贈る。「その未来に俺はいない。だろ?もういいよ、わかった。認めてやるよ。お前はもう一人でしっかり泳いでいるよ。だからお暇卒業すんだろ?だから俺もお前を卒業してやる。俺が話したかったのは、お前は絶対に大丈夫。ってこと」自分の意思で見事にお暇の出口を見つけ、ゴンと慎二からも“卒業”した凪。お暇中に出逢った人たちと共にもがきながら、自分自身を見つめなおし、自分と向き合う時間を持ち、新たな人生を歩む力を育んだ。人との絆を紡ぐことで人は成長すると、体現してみせたのだった。そして、ゴンと慎二という2人に頼らずそんな凪から勇気をもらう視聴者の声で溢れていた。《人と距離を置いて『自分探し』をする。でも、やっぱり自分を成長させてくれるのは『人』。そんな大事なことを教えてくれたのは、アパートの住人や坂本さん、バブルのママ、ゴンさん、慎二君。色んな感想が湧いてくる》《凪ちゃん、短い間にすごい成長したな…すてきな人とたくさん出会えたこととそこから学んで考えて行動にうつすことだな…というのがわたしの得た教訓である。わたしも周りのひとを大事にしよう》《凪ちゃんほんとよく頑張ったなぁ。殼を破ると決めた人の行動力ってすごいんだなと教えてもらえた。シンジもゴンもお母さんも、どえらいトラップだったけど、強い意思で乗り越えた。結果、トラップの皆さんもろともレベル1upした。人って一人で成長するもんじゃないんだね》SNSでは早くも“凪ロス”を叫ぶ声も。成長した凪の姿をいつかまた見られる日が来ることを祈ろう――。
2019年09月25日本格的医療ものから逃亡劇、レストラン再生からセミの恋まで幅広いジャンルの作品が顔を揃えた2019年夏ドラマ。異なる魅力が大混戦でしたね!そこで今日は、毎期全ての作品をチェックしているドラマニアな筆者が選ぶ、夏クール総括「勝手にベスト3」をご紹介していきます。第1位:痛いほどにリアルな愛の物語幸せという言葉の本当の意味を説く「凪のお暇」仕事も恋も…上手くいかない全てを捨ててリセット。幸せになりたい一心で新たな人生を踏み出そうとする主人公・凪(黒木華)の背中が妙にリアルで痛快なドラマ「凪のお暇」。昨今ひしめく恋愛ドラマの中でも、主人公のダークな側面にスポットを当てるという斬新さが非常に面白かったですね。「空気を読む」という現代社会の無言圧力に対して、「空気は吸うためにあるんだ」と反旗を翻す凪――彼女の変化が、徐々に周りの人たちをも巻き込んでいきます。中でも第1話に史上最低の彼氏として登場した慎二(高橋一生)が、回を追う毎にその心根の弱さを露呈していき…。本当は誰よりも不器用で傷つきやすいからこそ、「空気を読む」テクニックでリスク回避している純粋な青年であることが明らかになります。凪のアパートの隣人で、根っからの人たらし・ゴン(中村倫也)との三角関係にハラハラ・ドキドキ!幸せという言葉の本当の意味に迫る、とてもリアルな恋愛ドラマでした。第2位:令和の今だからこそ見るべきドラマ震災との関わり、心の機微を描いた「監察医朝顔」法医学教室を舞台に、東日本大震災で行方不明になった母親の存在と向き合う父(時任三郎)と娘(上野樹里)の日常を描いた珠玉の一作「監察医朝顔」。震災から8年――平成から令和へと時代を移したいまだからこそ、改めて私たちが心に留めるべきドラマだったのではないかと強く感じました。災害の現場を目の当たりにし、法医の道を志した主人公・朝顔。彼女を取り巻く人々は、皆前向きで明るい人ばかりです。取り分け、第一章で朝顔の彼氏/第二章で夫として登場する刑事の桑原真也(風間俊介)は、人の痛みを自分事のようにして涙をこぼし、生来の人の好さと温かさを兼ね備えた人。彼の優しさを受けた人が、今度はまた別の誰かに優しさを分け与え…そうして生まれた心の連鎖が、いつしか日本を癒していくのではないか――見え終えた後、登場人物たちの背中から学んだ教訓がジーンと胸に染み渡るドラマに仕上がっていましたね。第3位: 娘の命を救うため、走って走って走る手に汗握る逃亡劇「TWO WEEKS」殺人の濡れ衣を着せられた主人公・結城(三浦春馬)が、白血病の娘の命を救うため、自らの潔白を証明すべく2週間の逃亡を図るタイムリミットサスペンス「TWO WEEKS」。検察、警察、政治家、闇の組織――異なる立場の食い違う思惑や陰謀が複雑に絡み合い、事件は思いも寄らない方向へと転がっていきます。韓国の人気ドラマが原作とあって、息つく暇もない畳みかけるような展開が魅力の一作。中でも、際立って注目を集めたのが、悪役・柴崎(高嶋政伸)の非道な行動の数々。視聴者から「ひどすぎる」「絶対に許さない」と主人公擁護の声が挙がり、最終回に向け大きな盛り上がりを見せました。最初は私利私欲のために結城を騙し、嘲笑っていた柴崎。物語が進むにつれ、思い通りに動かない結城という存在を屈服させたいという執着だけで動くようになり…。最後の最後まで手に汗握る、心奪われるドラマでした。特別賞:SNSで黒幕予想が一大ブームに!「あなたの番です-反撃編-」例にもれず、私も毎週待ち遠しい一週間を過ごしていた視聴者のひとりです。異例の2クール放送という試みでも話題の「あなたの番です」。後半戦となる「反撃編」には、2019年の顔と言われる若手俳優・横浜流星さんが登場し、大きな注目を集めました。複雑に張り巡らされた伏線の数々――主人公・翔太(田中圭)の二重人格説や黒島(西野七瀬)の双子説など、視聴者ファーストで先行するSNS上の推理合戦が白熱し、テレビの枠を超えた一大ブームに!このまま、年末の流行語大賞のノミネートする勢い…!?この夏の思い出として語るに外せない作品と言えるでしょう。以上、いかがでしたか?あなたのお気に入りと、是非照らし合わせてみてください。(text:Yuki Watanabe)
2019年09月25日好きな人の本命になるのは、いつだって私たちの大きな課題ですよね。仮に付き合えても浮気や別れの心配がありますし、なかなかモテる男性からは振り向いてもらえないし、恋は本当に悩みが付きません。ではどうしたら、好きな人から愛される女子になれるのでしょうか?今期大人気だったドラマ『凪のお暇』(TBS系)では、主人公の凪が二人の男性から言い寄られていますよね。そこで、凪を参考に、「男性が手放したくない本命女子の特徴」についてご紹介します。■ 見栄っぱりじゃない「変にブランド品を買い漁ったり、マウント張る女子は好きじゃない。身の丈に合った生活をしつつも、それを楽しんでいる子が良いなって思う」(30歳/営業)『凪のお暇』の登場人物・慎二(高橋一生さん)は、豆苗を育てたり節電をしたりする凪(黒木華さん)をバカにしていましたが、回を追うごとにそんな家庭的な凪に惹かれてお付き合いすることになっていたことがわかりましたよね。やはり遊びならブランド品で身を固めたような見栄っ張り女子もアリですが、本命となると話は別。等身大の子のほうが、男性も「いざというとき守ってあげたい」と思うようです。■ 安心感がある「仕事終わりにのんびり彼女とTVを見る時間がたまらなく好き。幸せだなって思います」(28歳/IT)ドラマの中でも、コミュ力が高く、誰よりも空気を読んでいる慎二が、凪と一緒にいるときは安心している様子が伺えましたよね。ただ一緒にいるだけで落ち着けるなんて、毎度大泣きするほどに、慎二が凪を手放したくないのもうなずけます。2人でアクティブにデートを楽しむのも良いですが、沈黙でも苦にならないか知っておくのは必要かもしれませんね。■ 芯がある「ニコニコしながらも、割と自分の意見は言ってくれる彼女。こっちとしてもラクだし、ケンカになることもないのでありがたい。相性が合うってこういうことなのかな?って思います」(31歳/教育)「メンヘラ製造機」のゴンさん(中村倫也さん)と体の関係を持ち、一時はゾンビ化してしまった凪。しかしこのままじゃいけないと思い、ゴンさんとはお別れすることにしました。「弄ばれた!」と怒るでも泣きわめくでもなく、しっかり自分の言葉で別れを告げた凪。それ以降、ゴンさんは凪に恋をしましたよね。穏やかで優しく、でもきちんと芯がある女性は気になる存在になりやすいもの。「ほかの女性とは違うな」と感じ、手放したくなくなるのです。■ おわりに彼に「もっと一緒にいたい」「二人でいると幸せだな」と思ってもらえれば、手放したくない本命女子になれた証。ぜひ上記の男性の意見や凪を参考にして、彼から追いかけてもらえる女子を目指してくださいね。(和/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年09月25日黒木華主演、高橋一生、中村倫也らが共演した「凪のお暇」が9月20日のオンエアで最終回を迎えた。凪は慎二とゴンのどちらを選ぶのか?凪のひと夏の“お暇”の終わりに多くの視聴者が注目、様々なコメントがSNSに投稿されている。空気を読んで周りに合わせてしまう性格のため周囲からマウンティングされ続けてきた大島凪に黒木さん。凪をマウンティングしまくるが実は自らも空気を読んで生きてきた我聞慎二に高橋さん。凪が引っ越し先のアパートで出会う超パリピで誰にでも優しい安良城ゴンに中村さん。3人を取り巻く人として凪と同じアパートで暮らす老女・吉永緑に三田佳子。シングルマザーの白石みすずに吉田羊、娘・うららに白鳥玉季、ハローワークで凪と出会う坂本龍子に市川実日子、凪が去った後慎二と付き合った市川円に唐田えりか、慎二行きつけのスナック「バブル」のママ・中禅寺森蔵に武田真治、凪の母・夕に片平なぎさといったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。ゴンから“マジ告白”された凪は、緑が松山に戻ることを聞き「バブル」で送別会を企画する。カラオケで盛り上がるがそこでアパートが今月末で取り壊されることを知る。みすずもゴンも新居が決まっていた。“お暇”の終わりが近づくなか、凪はコインランドリーの会社に就職することを決め、ゴンの告白も断り、慎二とも決別。自分で生きる道を歩み出す…というラストだった。バブルで開催された緑の送別会で登場人物たちが次々と歌を披露するのだが、そこで凪が選んだのは「ジュリアに傷心」。80年代のチェッカーズのヒット曲だが「あなたの番です」で使用されたこともあり「え?あな番?」「ジュリアに傷心って今ドラマ界でブームなのかな」などの声が上がったほか、ゴンの歌声にも「ゴンちゃん美声」「慎二の歌フルで聴きたい!」「フルコーラスでもよかったとおもうの」などの声が集まる。結局凪は慎二もゴンも選ばず1人で生きていくことになったが「あー不器用な慎二 応援してたのになぁ」「慎二報われて欲しかったな」「個人的には慎二とくっついて欲しかった」、「ゴンさんめっちゃいい男やんと思ってたのに」「ゴン、初めてのガチ恋だったのに、切ないすな」「ゴンさんに空気をあげられる人になったら凪はゴンさんに行くのかも」など、慎二派、ゴン派の両方から様々な反応が多数。「この先ゴーヤを育て始めたら、もれなくお暇ロス」「金曜日の楽しみが終わってしまい、完全にロス」などロスを悲しむ視聴者も大量発生中だ。(笠緒)
2019年09月20日元SMAPの草なぎ剛が14日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた主演映画『台風家族』(公開中)の全国89館生中継舞台挨拶付上映イベントに、共演のMEGUMI、甲田まひる、藤竜也、市井昌秀監督とともに登壇した。「サンキューベリーマッチョ!」「I LOVE 剛、I LOVE 台風家族」「まんまん満足」と最初からハイテンションの草なぎは、「最初から空回り」と自分でツッコミ。そして、「ここ六本木も満員御礼で僕満足なんですけど、88館の地方のみなさんも足を運んでくれてありがとうございます」「公開も危ぶまれていて、こんなにたくさんの方が毎日来ていただいて、本当にうれしく思っています」と感謝の思いを語った。市井監督も「紆余曲折ありましたが公開され、たくさんの方に見ていただいて2週目を迎えられることをうれしく思っています。本当にありがとうございます」と観客に感謝し、「草なぎさんがいてこそシナリオが進んだ。小鉄という台風のような人物が草なぎさんで本当によかった。まだまだキャンペーンは続くし、また草なぎさんと全国を回れることをうれしく思います。ありがとうございます」と草なぎにも感謝の思いを伝え、2人でガッチリ握手を交わすと会場から拍手が。なお、全国で舞台挨拶を行っており、「先行上映から数えて今日で25回。草なぎさんとも23回」と明かした。草なぎにとっても特別な作品になったようで「僕自身も素敵な作品に出会えたのが本当に幸せなことで、これを機に頑張っていこうと思います」としみじみ。そして、「本当にたくさんの人に支えられて僕は作品に出演しています。今日も全国各地の劇場から応援してていただいて、みんなの力を借りて頑張っていくしかないので、これからも手を取り合っていい作品を。そして、台風家族あと13日間、最後まで手を抜かず、1人でも多くの方に幸せを感じていただけたら」と感謝の思いを込めながら語った。草なぎは去り際まで映画をPR。「サンキューベリーマッチョ!」「#台風家族あと13日」などとハイテンショントークで盛り上げた。本作は、主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、9月6日より3週間限定で公開中。世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日を描いた物語で、鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田が演じた。
2019年09月14日元SMAPの草なぎ剛が14日、都内で行われた主演映画『台風家族』(公開中)の全国89館生中継舞台挨拶付上映イベントに、共演のMEGUMI、甲田まひる、藤竜也、市井昌秀監督とともに登壇。台風15号により被害を受けた千葉県の被災者に向けて、「心を強く持ってもらいたい」とメッセージを送った。草なぎは「『台風家族』ということで、先にお話したいんですけど」と切り出し、「千葉のほうがすごく大変なことになっていまして、今もなお大変な生活をされている方がたくさんいらっしゃると思うんですけど、心を強く持ってもらいたいと思っています」とエール。「『台風家族』のスタッフ・キャスト一同、心からお見舞い申し上げます」と伝え、登壇者全員で頭を下げた。本作は、主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、9月6日より3週間限定で公開中。世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日を描いた物語で、鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田が演じた。草なぎは、「ここ六本木も満員御礼で僕満足なんですけど、88館の地方のみなさんも足を運んでくれてありがとうございます」と感謝し、「公開も危ぶまれていて、こんなにたくさんの方が毎日来ていただいて、本当にうれしく思っています」と喜びを語った。
2019年09月14日黒木華主演の「凪のお暇」第9話が9月13日放送。凪が恐れていた母が上京、慎二が結婚する予定だと話してしまったことから両家が顔合わせする事態に。最大の敵“母”との戦いに多くの視聴者から暖かい声援の声が寄せられている。サラサラストレートヘアが特徴的な28歳の家電メーカーで働く28歳の大島凪だが、人生をまっさらにリセットするため、郊外のボロアパートで“お暇”生活を始める。アパートの隣人・安良城ゴンと恋に落ちる凪だが、ゴンは付き合った女性を“壊していく”男だった。堕落した自分に気付きゴンとも距離を置いて、改めて“お暇”するなかで自分を見つけていく凪だが、そこに自分を支配し続けてきた最大の敵である母親が現れる…というのがこれまでの展開。凪を黒木さんが演じ主演するほか、慎二に高橋一生、ゴンに中村倫也。凪の後に転属してくる慎二の同僚で新たな彼女、市川円に唐田えりか。ハローワークで凪と出会う坂本龍子に市川実日子。凪やゴンと同じアパートに暮らす吉永緑に三田佳子。シングルマザーの白石みすずに吉田羊。その娘・うららに白鳥玉季。慎二行きつけのスナック「バブル」のママに武田真治といった俳優陣が共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。そして今回の第9話、凪の母・夕(片平なぎさ)が突然上京、クセ毛のままの凪の姿に驚く夕に、慎二はその場を取り繕うため「凪の婚約者で結婚資金を貯めている」とうそをつくのだが、それがきっかけで大島家と我聞家が顔合わせをすることになってしまう。そして両家顔合わせの日、凪は母の言いつけを無視してクセ毛のまま顔合わせの場に。そこで慎二の母から過去を暴露され恥をかかされ怒り狂う夕だが、さらに慎二の兄が現れ、慎二の良心の恥部を暴露する…というのが今回のストーリー。「凪の母親…リアル母親と同じタイプで腹立つ」「凪、モラハラ母にまけるな。いや、もう逃げていい」などの声が上がるなか、凪がついに「お母さんがずっと嫌い」と母に本心を伝え「空気を読むのやめよう」と慎二と共にその場を立ち去る。ついに母から自立する一歩を踏み出した凪に「凪の戦いはこれで終わりじゃなくて始まり」「凪ちゃんには幸せになってほしい」「凪ちゃんが、やっと、自立できそうで良かった」など、視聴者から暖かい声援が寄せられている。(笠緒)
2019年09月14日9月6日より3週間限定で公開されている草なぎ剛主演の『台風家族』。『箱入り息子の恋』(13)などの市井昌秀監督が12年間温めていたオリジナル脚本を映画化した本作は、両親の起こした銀行強盗が時効になった10年後、実家に集まった4人兄弟が遺産分与をめぐって生々しい争いをする姿をシニカルな笑いで描いたもの。長男・小鉄を演じる草なぎに何かと注目が集まりがちだが、彼と対峙する三男・千尋をほかではあまり見られないユニークなキャラで体現した中村倫也の存在を見逃すことはできない(以下、一部ネタバレを含みます)。昨年の7月11日、栃木市藤岡町の撮影現場にはそんな中村の姿があった。この日がNHK連続テレビ小説『半分、青い。』の撮影終了間際だった彼の撮影初日で、映画の様相を一変させる千尋の登場シーンの撮影。ほかの兄弟やその家族に遅れ、思いがけない形で登場する中村は『半分、青い。』の朝井正人の風貌とは違い、髪はボサボサ、本作のためにオリジナルで作ったというトボけたTシャツを着ていて完全にニートにしか見えない。ところが、このシーンでは、そんな彼が兄弟たちの前に立ち、壁にかけられたニワトリの絵を指さしてとんでもないことを言い出すのだ。中村の指の先をよく見ると、ニワトリの目に超小型カメラのレンズが。それに気づいた小鉄(草なぎ)が「と、盗撮していたのか!?」と切り込む。すると、それに反応するように千尋がボソボソと「事件があった10年前、兄貴はリストラ、京ニイ(次男)は超多忙な青年実業家、麗奈ネエ(長女/MEGUMI)はバツイチ…みんなキャッチ―なんだよ!」と言って、家族の醜い争いを全世界に配信していた驚きの事実を告白する。そんな一連が猛暑の中、長回しでじっくり撮られていったのだが、すでに撮影を数日行い、兄弟感が自然に滲み出ているほかのキャストと中村の芝居のテイストが若干違う。分かりやすさを重視するドラマの説明的な芝居がまだ残っていたのかもしれない。だが、市井監督が彼のそばに駆け寄り、ひとこと言うと、兄や姉を羨む、どこにでもいそうな甘ったれた三男坊にガラリと変身。これには市井監督も「僕のひと言で芝居を合わせられるあの力量はスゴい。どういうメカニズムになっているのか、僕には分からない」と絶賛! さらに「『みんなキャッチーなんだよ!』だけは語気を強めて」という監督の指示も瞬時に取り入れ、この何とも不思議なニュアンスの見せ場を完全に自分のものにしていた。しかも、庭の物置に作ったユーチューバーとしての配信ベースを兄弟に公開する次のシーンでは、自分の裸を流され、殺意を覚えた麗奈に千尋が突き倒される展開だったが、ここでは殴られながら「裸どころか、オマエ、さっき店で(恋人と)何やってたんだ!?」と切り返す反射神経のよさを見せ、優れた身体能力で生々しい見事な倒れ方をしたから流石。その段取りでは共演者たちから「ケガをしないように」と声をかけられていた中村倫也は、久しぶりに顔を合わせた兄弟のように、あっと言う間に家族の一員になっていた。(C)2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年09月13日黒木華(29)主演ドラマ『凪のお暇』(TBS系)の第8話が、9月6日に放送された。累計250万部を超えるコナリミサトの人気漫画を実写化。主人公・大島凪(黒木華)は都内家電メーカーに勤める28歳OL。空気の読みすぎで倒れた凪が、仕事も恋もSNSもすべて捨てる人生リセットドラマだ。仕事のイベント中に倒れた慎二(高橋一生)は凪へ想いを告げたことで、お互いギクシャク。そんななかで凪の母・夕 (片平なぎさ) から北海道が台風に見舞われたため、急きょ様子を見に帰ってきてほしいと電話がかかってきて……というのが第8話のあらすじ。早朝からゴン(中村倫也)の呼び出しでモーニングを一緒に食べることになった慎二。半ば強引にアパートに連れて行かれ、予想外に1週間の有給消化をすることになる。否応なしに触れる凪の日常。それは付き合っていたころ知りえなかった姿だった。ある日、「実はちょっと苦手で。とうもろこし」と母に叱られた子供のころのエピソードをゴンと慎二に語り始める凪。ゴンが皮をむいたとうもろこしをわざと見せると、凪は明らかな拒否反応を示す。「そうとう嫌いなんだね」のゴンの一言に凪は母のことだと思い、「そんなことないですよ。大人になった今ではわかりますし。父が蒸発してから女手一つで娘を育てる気苦労とか。だから母のこと嫌いとか点……」と否定するものの、ぽつりと「きらい」と本音をこぼす。そんな姿に、慎二は驚くばかりだった。だがアパートの住人や友人に囲まれて以前より自然体で過ごしている凪に戸惑いながらも、少しずつ距離を縮めていこうと努力する慎二。ベランダでビールを片手に「子どもって嫌でも学んじゃうよな。親が笑ってくれるためになんて言ったらいいか。で、空気読んで。相手にとって都合のいい酸素になって。いつのまにか自分が消える」と凪に語るなど、素顔を一度見せることで2人の距離はぐっと近づいているようだった。北海道に帰る前夜、ゴンと龍子 (市川実日子)に「今の凪ちゃんなら大丈夫」と励まされて「何を言われてもはねつけてきます」と意気込む凪。だが翌日、出かける凪を待ち構えていた慎二は“案の定”な姿に「そんなんで勝てるの。タイトルマッチ。その恰好してる時点で負けてね?また空気読むんだ」とズバリ核心をつく。「慎二にはわからないでしょ。うちのことなんて」と拒否する凪に、きっぱり「わかる」と一言。そして傷つくであろう凪に向かって「行くな」と止めるのだった。予想通り、北海道では母にしっかりと傷つけられた凪。心配で駆け付けた慎二に「言った通りだったね。私、変われない」と打ちひしがれる。すると慎二は「俺が好きだったのはさらさらなストレートと貧乏くさいけどしみる飯と俺の顔色ばっかり窺っている控えめな性格。でも今はもじゃもじゃのほうがいい」と頭をぽんと手をのせる。凪が変わろうとしている姿を間近で見て、慎二もまた変わろうとしていた。そんな慎二の対応に視聴者からは感動の声が相次いだ。また凪のように親の言動に苦しむ声も多数上がっていた。《親で特別苦労した事ないゴンと坂本さんが「ありのままの凪でいけばいい」と言う中、同じく毒親被害に遭ってる慎二だけは口を噤んでるのがリアルだなぁ。ありのままでは到底やっていけないことを慎二もわかってるから軽々しく言えないんだ…》《我が母があのパターンの毒親なので凪ちゃんの気持ちはよくわかる。あれは回避すんの無理。振り込んじゃう。ああいう母親は絶対会ったらもうダメだもんね。慎二の「行くな」が正しかったんだよ》次回は、突然上京してきた凪の母を前にしてとっさに嘘をついてしまう慎二と凪。本当に2人は結婚することになるのか――。
2019年09月12日草なぎ剛主演×市井昌秀監督による映画『台風家族』(公開中)の新たな場面写真が12日、公開された。主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、3週間限定で公開されることが決定した同作は、世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家のめまぐるしい夏の一日を描いた物語。鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田が演じた。草なぎが今までの配役で“一番クズ”な役と称する鈴木小鉄の知られざるバックボーン・・・それは、稼業である葬儀屋は継がず、大好きな映画の世界に飛び込むべく、役者になるため家出をしたという過去。そんな小鉄が、売れない役者として多種多様な役柄に挑戦していた若手時代の写真がこのたび公開された。公開された場面写真で小鉄が演じているのは、カフェ店員の役(台詞は「お待たせしました。Bモーニングです」)、暴力団事務所前で掃除中の新人ヤクザ役、社長の逮捕を知って刑事に詰め寄る建設会社社員B役、ゾンビ役とさまざまだ。本作が公開して早くも1週間。公開4日目には、プロデューサー書き下ろしの制作の裏側などを赤裸々に語られたパンフレット1万部が完売の劇場が続出、さらなる販売を希望する声が配給会社に多く届き、1万部増刷を決定した。そして、公開6日目となった昨日の水曜日には、興行収入1億円を突破し、快晴ヒットスタートを切った。公開2週目となる今週末14日には、全国89館・生中継舞台挨拶付き上映を実施予定。「数回観ても常に新しい発見がある」と評判の市井監督の綿密に練られた脚本によって、“台風家族の謎”をさらに解き明かしたい全国の観客の質問を受け付ける“参加型イベント”として行われる。(C)2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年09月12日NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』に出演している中村勘九郎が来阪。弟・中村七之助とふたりが中心となり、中村屋一門で行う毎年恒例の全国巡業公演「錦秋特別公演2019」の会見に臨んだ。今回、関西では堺、京都、神戸で上演、全国14か所を巡演する。歌舞伎を観る機会の少ない地方に「自分たちが全国各地に足を運び、たくさんの方に歌舞伎を観てもらおう」とスタート、15周年を迎えた今年で47都道府県制覇となった。「中村勘九郎 中村七之助 錦秋特別公演 2019」チケット情報今回のプログラムは『芸談』から始まり3演目を上演。幕開きは、勘九郎と七之助がスーツ姿で登場し、素顔で語る人気のトークショー『芸談』だ。観客の質問コーナーもあり、芸談からプライベートな話まで楽しく盛り上がる。「初めて歌舞伎をご覧になる方の緊張を少しでも和らげ、リラックスした状態で後の演目をご覧いただきたい」。そして、まずは中村屋の門弟一同でにぎやかに踊る『艶紅曙接拙 紅翫(いろもみじつぎきのふつつか べにかん)』を上演。「江戸の風物詩を織り込み、物売りもたくさん出て来て、さまざまな役が登場する、ビジュアルで楽しんでいただける演目です」。次に『三ツ面子守(みつめんこもり)』。背負った子供をあやすため、子守の娘がおかめ・えびす・ひょっとこの3つのお面を素早くかけ替えて軽妙に踊る。「歌舞伎を代表する舞踊のひとつで、子守の役として踊り分けをするというテクニック的にも難しい踊りです」。この公演でおなじみの中村鶴松が修行を重ね、「うまくなってきました。大抜擢で踊ってもらいます」。最後は、羽衣伝説をもとにした『松廼羽衣(まつのはごろも)』。松の枝にかけられた天女(七之助)の羽衣を取った漁師の伯竜(勘九郎)が、羽衣を返す代わりに舞を所望し、天女は優美に舞いながら天へと帰って行く。「ファンタジーにあふれたお話を、常磐津でしっとり踊ります。常磐津舞踊の中でも本興行でかかることが少ない演目。この公演ではそういうものも大事にしていきたいと、チョイスしました。七之助とふたりでしっかり踊るのは約1年半ぶりなので、楽しみです」。錦秋特別公演をきっかけに、歌舞伎に興味を持ち、南座や大阪松竹座へ足を運ぶようになった人も増えている。「続けてきてよかった」と言いつつも「どの劇場でも、初めて生で歌舞伎を観る方が7割ぐらいいらっしゃるので、まだまだだな、と。今年、15周年を迎えましたけれど、やはり初心を忘れずにやってくことが一番ですね。マラソンランナーの役をやっていたので持久力がつき、体力的には結構上がったんじゃないかな。番組をきっかけに来てくださるお客様も多いと思いますので、いい意味で期待を裏切りたいと思っています」。公演は10月18日(金)大阪・フェニーチェ堺 大ホール、10月19日(土)京都・ロームシアター京都 メインホール、10月20日(日)兵庫・神戸国際会館 こくさいホールにて上演。その他、全国を巡演。取材・文:高橋晴代
2019年09月12日胸躍る“冒険アクション”と“真実の愛”を描き、空前の大ヒットを記録した『アラジン』が、早くも9月25日(水)より先行デジタル配信開始、10月9日(水)よりMovieNEXと4K UHD MovieNEXで発売。この度、MovieNEXのボーナス・コンテンツの中から、アラジンとジャスミンが歌う未発表曲を、日本版ボイスキャストの中村倫也と木下晴香が紹介する未公開シーンの一部が解禁となった。今回解禁となった映像は、別々の場所にいるアラジンとジャスミンが同じ月を見上げ、お互いを想い合って歌うエモーショナルなシーンだが、完成ギリギリに惜しくもカットされてしまった未公開シーン。2人が歌う、この「デザート・ムーン」という曲は、ディズニー作品にはかかせない巨匠アラン・メンケンと「グレイテスト・ショーマン」などの大ヒットミュージカル映画を手掛けるベンジ・パセック&ジャスティン・ポールが本作のために書き下ろした新曲。「あなたへと続く道を示してくれる」という歌詞の通り、アラジンとジャスミンの心を繋ぐきっかけとなるこの美しいシーンが、劇中のどこでカットされたのかを想像しながら、MovieNEXの本編とボーナス・コンテンツで楽しんでみて。『アラジン』MovieNEXは10月9日(水)より発売。9月25日(水)より先行デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アラジン(2019) 2019年6月7日より全国にて公開© 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年09月12日思いがけない事情で公開が危ぶまれていた草なぎ剛主演の映画『台風家族』が、この作品を観たいと訴えるファンの後押しもあって、9月6日に公開を迎えた。『箱入り息子の恋』(13)、『ハルチカ』(17)などの市井昌秀監督が12年間温めていたオリジナル・シナリオの映画化した本作は、銀行強盗をして行方をくらました両親の“見せかけ”の葬儀に集まった4兄弟とその家族が遺産分与をめぐって醜くも激しい争いを繰り広げる姿を炙り出すもの。兄弟だからこそ容赦なく炸裂するその剥き出しの感情は傍から見たら滑稽だが、当事者たちにとっては真剣そのもので、昨年7月11日に栃木市藤岡町の撮影現場に潜入したときも、一家の長男・小鉄を演じた草なぎ剛がいままでに見たことのないダメでクズな中年男を生々しい形相で演じている姿を目撃することができた(以下、一部ネタバレを含みます)。この日の撮影は、10年ぶりに実家に戻ってきた兄弟の骨肉の遺産争いを中村倫也の演じた三男の千尋が盗撮し、全世界に配信していたことが分かる面白いシーン。少し前まで実際におばあさんが住んでいたロケセットの日本家屋もぴったりの雰囲気だったが、気温が40度近くて、カメラが回る本番は扇風機も止めるため、現場はサウナ状態に。全員が汗だくなのが離れたところからでも分かったが、その極悪に環境が草なぎを始め、長女の麗奈を演じたMEGUMI、小鉄の妻に扮した尾野真千子ら出演者のイライラを募らせて、映画的にはいい効果になっていた。しかも、市井監督は長回しが多く、俳優陣から生の芝居が出てくるまで何度でもテイクを重ねるため、現場はどんどんヒートアップ。千尋の告白を聞いて「オマエ、盗撮していたのか?」と声を荒げる草なぎの声もどんどん迫力が増していったが、何度テイクを重ねても、当然のことながら誰も不平を言うものはない。それこそ草なぎは、撮影の合間には共演者たちに声をかけて現場の空気をやわらげたり、考え込んでしまう監督をほどよくイジッて緊張をほぐしたりして、座長として現場をさりげなくサポート。だが、カメラが回ると豹変したように汚い言葉で毒つき、千尋の配信が儲かると分かった瞬間に「いいじゃないか、配信続けよう」と絶妙な変わり身の早さを見せ、劇中の人物だけでなく取材陣も驚かせた。それにしても、この日の草なぎは舌好調で、囲みの取材の場では「このお茶、誰のか分からないけれど、栓が開いてないから飲んじゃおう、僕、このお茶のCMをやっていたから」と言って笑わせたり、市井監督に「草なぎさんと初めてお仕事をされていかがですか?」「小鉄役は僕をあてがきしたんですか?」と自ら質問したりして大暴走!完成した映画では、その充実ぶりが形になって全開しているのは言うまでもない。(C)2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年09月09日俳優の草なぎ剛が、映画『台風家族』(公開中)で、世界一“クズ”な一家の長男・小鉄役を熱演している。長男なのに自分のことしか考えていないクズっぷりが炸裂しており、長女役のMEGUMIや三男役の中村倫也らとの兄弟の掛け合いがたまらなく面白く、それでいて心が温かくなる場面も。このたび草なぎに長男役を演じた感想を尋ね、「新しい地図」として共に活動している稲垣吾郎、香取慎吾との関係性について、兄弟に例えて語ってもらった。さらに、勢いに乗っている中村との共演の感想も聞いた。○■“弟”に抜かれる心境「慎吾のおかげで学べている」――今回、長男役でしたが、“長男”はしっくりきましたか? 「新しい地図」の3人を兄弟に例えるとどうかというのも伺いたいです。僕は実際長男なのでわかりますし、「新しい地図」の中では真ん中ですけど、企画やイベントになると慎吾が一番考えてくれているから、僕より少し上のような気がしています。香取慎吾には10代の頃からちょっと追い抜かれている節があって…実力ともにね(笑)。だから、次男に追い抜かれる心境は慎吾のおかげで学べているかな。自分よりしっかりしている弟って、プレッシャーかかるというか、焦る部分もあるんです。香取くんは身長も僕より低かったのに急に大きくなっちゃって、今回の役も新井(浩文)君のほうが大きいんです。身長って弟に抜かれると屈辱で、市井監督もそうだったらしいです。急に背も大きくなって、いろんなスキルも上がってくると困るんだぜ! みたいなプレッシャーは、いい意味で香取君のおかげで常に学ばせてもらっています。トークのスキルも高いし。――稲垣さんはいかがですか?吾郎さんは年齢的は長男ですけど、一番下のときもあったりするんです。吾郎さんすぐ“ヒステリックゴロチ”になるから(笑)。湿気があって髪の毛がなかなか決まらないと「あー!」ってなっちゃって、「どうしたの吾郎さん」みたいな感じで。面白い3人ですよね。その時々で次男とか長男が変わるのが3人の関係性かなと。3人で焼き肉を食べに行くと僕が長男になります。僕が焼くので、焼き肉長男、プルコギ長男!○■“三男”中村倫也のYouTuber設定に喜び――本作では、勢いに乗っている中村倫也さんが三男役でしたが、共演されていかがでしたか?2人でケンカするシーンもあったんですけど、めちゃくちゃすごい素敵でした! しかも倫也くんがYouTuber役で、やっぱ今きてる人っていうのはYouTubeなんだなと。僕がYouTubeを始めて頑張っているときだったのでうれしかったです。今をときめく倫也君のファンの方にも映画を見てもらって盛り上げてほしいですね。僕よりも若い世代の方にも見ていただけるチャンスですし、倫也くんのファンの方にも僕のYouTubeを見てもらえたらうれしいです。YouTuber役の倫也君が、僕がYouTubeやってることを話してくれたら、俺のチャンネル登録者数が上がらないかな、なんて(笑)――草なぎさんのYouTubeでの共演というのも、お二人のファンともに喜ばれそうです。それもいいですね! でもちょっとハードル高いかもしれないな(笑)■プロフィール草なぎ剛(くさなぎ・つよし)1974年7月9日生まれ、埼玉県春日部市出身。91年にCDデビュー以来、数々の名曲を世に送り出し、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。主な出演映画は『黄泉がえり』(03)、『日本沈没』(06)、『あなたへ』(12)、『まく子』(19)など。『僕と彼女と彼女の生きる道』(04)、『任侠ヘルパー』(09)など数多くの話題のドラマや『バリーターク』(18)、『道』(18)などの舞台作品でも注目を集め、演技力にも定評がある。17年9月には稲垣吾郎、香取慎吾と「新しい地図」を立ち上げ、18年には自身が主演した『光へ、航る』を収めた映画『クソ野郎と美しき世界』が2週間の限定公開ながら28万人以上を動員する大ヒットを記録。YouTuberとしても活動している。
2019年09月08日俳優の草なぎ剛が、映画『台風家族』(9月6日公開)で、世界一“クズ”な一家の長男役を熱演している。本作は、主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、3週間限定で公開されることが決定。草なぎにインタビューし、公開決定の思いとともに、この作品によって引き出された新たな自分や、自身のクズな一面について話を聞いた。市井昌秀監督が構想から12年間あたためてきた“両親への想い”を形にした、世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日を描いた本作。鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田まひるが演じた。――上映を望む声が多く寄せられ、公開決定に至ったということですが、改めて心境をお聞かせください。みなさん心配してくださって、配給会社にお便りを送ってくれたり、SNSを通して声を上げてくれたり、そういう作品を期待してくださるファンの方がいなかったら公開は絶対無理だったので本当に感謝しています。ありがとうございます。――本作で、自分も知らない一面を市井監督から引き出してもらえるのではないかと話されていましたが、実際に引き出されたなと思う一面はありましたか?市井監督とは、“水と油”みたいな感じで最後まで分かり合えずに終わってしまったんですけど、それがよかったなと。――分かり合えず!?監督はすごい真面目で、すべてに真剣に向き合うタイプなんです。僕はいい意味でラフ、悪い言葉で言うと不真面目(笑)。適当にやるくらいのほうがお芝居もうまくいくタイプだったので、最初は監督のことが嫌で(笑)、でも仕事って面白いもので、「監督大丈夫かな?」みたいなほうが、完成したときに自分自身も見たことない表情に出会えたり、そういった面で監督と分かり合えなくてよかったなと。僕はいつも台本を読まないで現場に行くような感じなんですけど、今回は真面目にやるのもいいなと思って、台本を読んでいた時期もありました。『台風家族』のお仕事を決めるときも、尾野真千子ちゃんが出るって聞いただけでやるって決めて、本も読んでいるふりをしていたんですけど、尾野真千子ちゃんがOKするってことはいい本なんだろうと思って。でも、いろんな意味で監督には引き出されました。だんだん監督の熱意や真面目っていうのが僕の中に浸透してきて、すごいなこの人って尊敬するようになって。みんなを巻き込んでいて、それこそ監督は“台風の目”でしたね。うまいですね、今のコメント(笑)。――うまいです(笑)完成したものを見たときも、新たな自分と出会えましたか?そうです。この映画は、「新しい地図」という新しい環境になって初めての(単独)主演の映画でしたし、無意識の中で頑張ろうという自分もあったせいか、空回りしたり力が入りすぎるところもあるのかなと思ったんですけど、うまく監督が僕をコントロールしてくれて。僕の役はクズだけど最後はほろっとさせるあたりとか、新たな僕の表情がスクリーンに出ていると思います。初めて市井監督の世界に触れて戸惑うこともあったんですけど、それも結果的にめちゃくちゃいい方向に転び、監督に感謝しています。――クズでありながら憎めない小鉄との共通点はありますか? また、ご自身のクズだなと思う点を教えてください。基本的にクズです。すぐ帰りたいと思っているし(笑)。家に愛犬のクルミちゃんがいるからすぐ帰りたくて、それを言うと最近ファンの子が怒るんですよね。「剛くん仕事中なのにクルミちゃんのことばっかり考えている」って。申し訳ないと思いますが、やるときはちゃんとやるんで! でもそこがまずクズですよね、早く帰るために真面目を演じているわけですよ。真面目に監督の意見を聞いてその通りにやると早く帰れるので。僕は1秒でも早く帰りたいから話を聞いているだけなので、クズですよね。根っからのやばいヤツというか(笑)――クルミちゃんと生活するようになって早く帰りたいと思うように?でも、その予兆は昔からあったと思います。だいたい冷房効いているところが嫌いで、冷房を消すんですけど、そうするとみんなまたつけるんです。うちの(香取)慎吾ちゃんとかすごい冷房好きで、俺が消してもすぐつける。でも僕もつけないと嫌なときもあって、つける瞬間を見られると「あいつ冷房嫌いなのに」って思われる。そう思われるのが嫌で、見られるとめちゃくちゃ帰りたくなるんです。こんなこと言いつつ仕事は好きなので、皆さんお仕事ください(笑)――市井監督に引き出された“真面目な自分”はいかがでしたか?お芝居などは答えがないものだなって再確認できました。監督と離れると真面目ではない元の自分に戻ってしまうんですけど、つかんだつもりなのに一晩寝たら消えてしまうっていうのが人間なんじゃないかなと。真面目な自分も抱きしめておこうぜって思うけど、忘れていなくなっちゃったらまた探せばいいじゃんって。だから、正解とか答えってなくていいんだと、監督に教わりました。その現場現場で対応していくのが大事なんだって。だからこれからも不真面目に生きていこうかなと思います(笑)――より柔軟になったということですね?そうですね、より柔軟に! 私、ユーチューバ―ですから!■プロフィール草なぎ剛(くさなぎ・つよし)1974年7月9日生まれ、埼玉県春日部市出身。91年にCDデビュー以来、数々の名曲を世に送り出し、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。主な出演映画は『黄泉がえり』(03)、『日本沈没』(06)、『あなたへ』(12)、『まく子』(19)など。『僕と彼女と彼女の生きる道』(04)、『任侠ヘルパー』(09)など数多くの話題のドラマや『バリーターク』(18)、『道』(18)などの舞台作品でも注目を集め、演技力にも定評がある。17年9月には稲垣吾郎、香取慎吾と「新しい地図」を立ち上げ、18年には自身が主演した『光へ、航る』を収めた映画『クソ野郎と美しき世界』が2週間の限定公開ながら28万人以上を動員する大ヒットを記録。YouTuberとしても活動している。
2019年09月07日黒木華主演、高橋一生、中村倫也らが共演する金曜ドラマ「凪のお暇」の第8話が9月6日オンエア。今回は高橋さん演じる慎二が“お暇”を頂き生まれ変わるという展開に。素直な慎二の姿に「好きです」の声が続々集まっている。周囲の顔色ばかりうかがって生きてきた28歳、家電メーカー勤務の大島凪を黒木さんが、凪をマウンティングしまくっていたが実は自分も家庭に問題を抱え、空気を読み続けきた“元カレ”我聞慎二を高橋さんが、凪が“お暇”のために引っ越したボロアパートで出会うイベントオーガナイザーの安良城ゴンを中村さんがそれぞれ演じる本作。また東大卒だが社会に馴染めず求職中の坂本龍子に市川実日子、慎二の新たな“恋人”となったが凪の存在を知ってしまう市川円に唐田えりか、そのほか三田佳子、吉田羊、白鳥玉季、武田真治、片平なぎさらも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。前回、兄の問題と仕事のトラブルなどが重なり過呼吸で倒れてしまった慎二、一方、実家に代々伝わるぬか床を処分してしまい焦った凪は、慎二の部屋にあるぬか床を取りに行き、その姿を円に見られてしまう。その夜円は慎二の元には現れず、翌朝を迎えた慎二の元にゴンから誘いの電話が。慎二はゴンの誘いを受け初めて会社をサボる。さらに一週間の有休を取り“お暇”のためゴンの部屋に転がり込む…。今回はタイトルも「慎二のお暇」に変更(もちろんその後、「凪のお暇」と正式なタイトルが現れるのだが)されるなど、これまで凪の前で“素顔”を見せてこなかった慎二に大きな変化が訪れる展開。「今週から慎二のお暇が始まります(笑)」「慎二可愛すぎるむり可愛い」「素直な慎二、めっちゃ好きです」「今回神回じゃない?高橋一生の慎二好きです」など、素顔をさらけ出す慎二の姿に好感を抱く視聴者からの声が続々。その後物語は実家が台風で被災したという母からの電話で北海道に帰省した凪が、母から実家のリフォーム費用を間接的にだが“せびられ”コインランドリー経営の夢をあきらめてしまうという展開に。バス停で泣き崩れる凪のもとに現れる慎二とゴン。凪を助けにやってきた慎二の姿に「慎二、本当に変わったね」「素直な慎二と今の凪がくっついてほしい」など、生まれ変わった慎二を絶賛する感想多数。また、今夜のオンエアの前に放送された「ぴったんこカン★カン」に高橋さんと武田さんがゲスト出演した際、武田さんに役名をつけることになり、その名前が“中禅寺森蔵”に決定。早速本編でその名が呼ばれるシーンがあり「え!ほんとに中禅寺森蔵」「まじでママの名前が中禅寺森蔵になっててわろた」「ドラマの中で中禅寺森蔵って呼ばれてるのめっちゃウケる」などの反応も集まっていた。(笠緒)
2019年09月06日元SMAPの草なぎ剛が主演を務める映画『台風家族』の初日舞台挨拶が6日、都内で行われ、草なぎ、MEGUMI、中村倫也、尾野真千子、甲田まひる、若葉竜也、長内映里香、榊原るみ、藤竜也、市井昌秀監督が登壇。MEGUMIは、中村倫也への劇中での暴力を謝罪した。主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、3週間限定で公開されることが決定した同作は、世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日を描いた物語。鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田が演じた。舞台挨拶ではそれぞれ撮影エピソードを語り、MEGUMIは「中村くんに事あるごとに役で暴力を振るっていて、今回どうかなと思っていたら結果、暴力を振るう形になって、ごめんね」と謝罪。中村は笑い、「(暴力)3回目くらいなんですよね。過去2回は夫婦なんですよ。今回は姉弟」と補足した。そして、「MEGUMIさんには中村をはたかせたいというのがあるんでしょうかね?」と推測すると、MEGUMIは「そういう世の中の願望にこれからも応えていきたいと思います」と宣言し、中村は爆笑した。また、中村は、自身が演じた千尋が包丁を持って暴れるシーンを振り返り、「結構長回しで、映っていないところでもずっとやっていて。僕が包丁を向けると、若葉が声が枯れるまで叫んだり、草なぎさんがものすごい驚いてくれたり、それが楽しかったです」と包丁を手にしている動きをしながら説明。「素に戻ってニヤニヤしてやってましたね」とうれしそうに話した。
2019年09月06日元SMAPの草なぎ剛が6日、都内で行われた主演映画『台風家族』の初日舞台挨拶に、共演のMEGUMI、中村倫也、尾野真千子、甲田まひる、若葉竜也、長内映里香、榊原るみ、藤竜也、市井昌秀監督とともに登壇した。主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、3週間限定で公開されることが決定した本作。草なぎは「いろいろなことがあって、公開にたどり着けることができるのは、みなさんの応援の声が大きく届いたおかげ。『初日公開おめでとう』という言葉がこんなにグッとくる日は初めてです」と心境を明かし、「この作品がみなさまのところに届けられるこの日を感謝しています」とあいさつした。市井監督も「公開を迎えられたこと本当にありがたく思っています。応援してくださったみなさんの声が後押しになって、こういった決断をしていただけたと思っています。本当にありがとうございます」と感謝。「スタッフ、キャストの力があって映画が完成したと思っていましたが、応援してくださるみなさんの力があって公開できたと思っています」と目を潤ませながら語った。監督の強い思いを聞き、草なぎは「本当に監督が台風の目になって僕らを引っ張ってくれて、最後は監督のためにこの役を演じようと思ったくらい。監督がうれしい顔をしているのを見ると僕らもすごくうれしいです」と優しい表情でコメント。そして、「ね! みんなよかったよね、できて。やったよね!」と突然、陽気なテンションに変えて笑いを誘った。また、草なぎは「倫也くん話してよ! 監督どうでした?」などと共演者に話を振り出し、中村は爆笑した後、「現場でも熱い思いを感じていました。多くの方に今日から見ていただけるというのは僕たちもうれしいですけど、何より監督良かったねっていう気持ちです」と心境を告白。そして、「今日は進行してくださる感じで?」と草なぎにツッコミを入れ、再び会場から笑いが起こった。本作は、世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日を描いた物語。鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田が演じた。
2019年09月06日カレッタ汐留では、『アラジン』の楽曲と楽しむイルミネーション「Caretta Illumination 2019 ~アラビアンナイト~」を2019年11月14日(木)から2020年2月14日(金)まで開催する。『アラジン』のイルミネーションカレッタ汐留の冬を幻想的に彩るイルミネーションが今年も点灯。これまでも『美女と野獣』や『塔の上のラプンツェル』などのプログラムで人気を博したが、今回もディズニー作品をテーマ掲げた。2019年に実写版が公開されたディズニー映画『アラジン』の楽曲が、光とともに美しい夜を演出してくれる。会場はカレッタイルミネーションを象徴する青をベースに、『アラジン』の世界観をイメージしたアラビアンナイトカラーに彩られる。さらに会場中央メインツリーには、「魔法のランプ」が登場。魔法のように幻想的な空間を演出する。15分に一度上映されるイルミネーションショーでは、ツイッター投稿で選ばれた人気楽曲「ホール・ニュー・ワールド」、「スピーチレス~心の声」の2曲のプログラムを用意する。『トイ・ストーリー4』&『ライオン・キング』のイルミネーションショーさらに、カレッタイルミネーションでは11月29日(金)から、1時間に1度のスペシャルイルミネーションショー「マジックランプイルミネーション」を実施。 ディズニー/ピクサー映画『トイ・ストーリー4』と、ディズニー映画『ライオン・キング』の2つのプログラムをランダムで上演する。それぞれの映画の代表曲にのって、きらびやかな光の世界に浸ってみては。魔法の絨毯や魔法のランプなどフォトスポットもまた、カレッタ汐留館内では、『アラジン』の雰囲気を楽しめるフォトロケーション「Caretta Illumination 2019 ~魔法の洞窟~」をイルミネーションに先駆けて展開。地上200mに位置する46階スカイフロアに登場する「天空のアラビアンフロア」では、鮮やかな「マジックカーペットウォール」が設置され、「魔法のランプ」も展示されている。さらに、アラジン役日本版ボイスキャストの中村倫也、ジャスミン役日本版ボイスキャストの木下晴香が実際に着用した衣装の展示も行われる。また、魔法の絨毯にのって空を飛んでいるような写真撮影ができるフォトスポットも。日本版ボイスキャストの中村倫也と木下晴香が、実際に乗って歌唱した魔法の絨毯の上で、感動の名場面さながらの写真撮影を楽しむことができる。【詳細】Caretta Illumination 2019 ~アラビアンナイト~開催期間:2019年11月14日(木)~2020年2月14日(金) ※予定※2020年1月1日・2日は全館休館のため休み会場:カレッタ汐留 B2Fカレッタプラザ入場料金:無料■スペシャルイルミネーションショー「マジックランプイルミネーション」期間:2019年11月29日(金)〜2020年2月14日(金)時間:18:00、19:00、20:00、21:00※2020年1月・2月は、18:00の回は上演なし※2種類の演目からランダムで上演■Caretta Illumination 2019 ~魔法の洞窟~展示期間:2019年10月15日(火)~2020年2月14日(金)・天空のアラビアンフロア展示場所:カレッタ汐留 46F・マジックカーペットエリア展示場所:カレッタ汐留キャニオンテラス1F四季劇場[海]となり・魔法の洞窟スタンプラリー展示場所:カレッタ汐留館内全5ヶ所B2F Aゲート / B2F PRONTO横 / B1Fアドミュージアム東京前 / キャニオンテラス1F四季劇場[海]となり / 46Fスカイフロア※展示場所は変更の可能性あり【問い合わせ先】カレッタ汐留TEL: 03-6218-2100(代)
2019年09月06日映画『台風家族』(9月6日公開)で兄弟役で共演した草なぎ剛(45)と中村倫也(32)。昨夏の撮影時にはゆっくり話すことができなかったという2人が、本取材で1年ぶりに再会。初めてじっくり話してもらいました。草なぎ「お久しぶりです。元気?ドラマやってるから忙しいよね。CMのかわいい倫也くんも見てるよ。『孤狼の血』も見た」中村「(照れながら)ありがとうございます。僕、これまでけっこう草なぎさんの舞台見させていただいています。『屋上の狂人』(’06年)や『K2』(’10年)とか。ドラマや映画も。草なぎさんの、ある種の狂気を感じさせる演技が好きなんです」草なぎ「そういうこと言ってくれる人がいないからうれしすぎる。KAT-TUNの上田くんと出ていたドラマも見たよ」中村「『新宿セブン』(’17年)ですね」草なぎ「『あ、このコすごいな』って気になってたの。今回、共演して、やっぱり何か持ってるものがあるなって思った。今や飛ぶ鳥を落とす勢いの倫也くんの人気にあやかって、ファンのコに『草なぎさんもいいんじゃない』って思ってもらえたらしめたもん、って思うのよ(笑)」中村「僕は目の前で草なぎさんの振り切ったお芝居が見られて楽しかったです。僕が包丁を持って暴れるシーンは、カメラが回っていない外まで出ていって、みんなで『わー』とか『ギャー』とかやってましたよね(笑)」草なぎ「面白かったね。現場が暑かったんだよね。冷房も効かない場所で、朦朧としながらセリフを言ってて。みんな癖のある役だったから、変なテンションだったのがちょうどよかった」中村「楽しいひと夏でしたね」
2019年09月06日映画『台風家族』(9月6日公開)で兄弟役で共演した草なぎ剛(45)と中村倫也(32)。昨夏の撮影時にはゆっくり話すことができなかったという2人が、本取材で1年ぶりに再会。初めてじっくり話したら、この展開に……!草なぎ「(『台風家族』の)現場が暑かったんだよね。冷房も効かない場所で、朦朧としながらセリフを言ってて。みんな癖のある役だったから、変なテンションだったのがちょうどよかった」中村「楽しいひと夏でしたね」草なぎ「倫也くん、動物好きなんだね。どんな動物がすきなの?」中村「最近は巡り巡って昆虫の進化論をずっと調べています。昨日もエレベーターを待っていたら上からクモが落ちてきたからしゃがんでずっと見てました」草なぎ「やるねえ(笑)。僕は犬を飼ってるんだけど、ツンデレで。家に帰っても全然出迎えてくれないの。憧れだったのに」中村「ドアを開けた瞬間においしいもので釣るのがいいと思いますね。好物は何ですか?」草なぎ「肉かな。鹿とか馬の、ドライなやつをあげてる。いまあきらめてるから、やってみよう。倫也くんは何も飼ってないの?」中村「ハムスター2匹と古代魚のポリプテルスがいます。恐竜みたいな顔をしてる魚です」草なぎ「ええ〜」中村「ハムスターは小学校低学年から、ずっと飼っていて、通算30匹は飼ってるので、いない生活は考えられない。でも、飼いたい動物がたくさんいます」草なぎ「どんな動物?」中村「マメルリハっていう鳥とか、猫はベンガルかノルウェージャンフォレストキャット……」草なぎ「本当に好きなんだね〜」取材は初めから仲よしムード。「倫也くんのファンに怒られちゃうかな〜」と笑いながらもハグをする草なぎにつられて、中村もなぜか“前ならえ”ポーズ(!?)をとってくれた。
2019年09月06日“いい人”キャラの草なぎ剛が、金に汚く、娘から「自立しろよ」とまで言われしまうクズでゲスな中年男を振り切った演技で体現した『台風家族』(9月6日公開)。本作は『箱入り息子の恋』(13)の市井昌秀監督が12年間温めてきた念願の企画を映画化だが、主人公のキャラは半ば草なぎをイメージしたものだというから驚く。映画は両親が銀行強盗で強奪した2000万円とともに失踪してから10年後、時効の成立とともに久しぶり実家に集まった4兄弟が遺産分与をめぐって醜い争いをする姿をシニカルに描いたもの。そこではキャスト陣の剥き出しの感情がぶつかり合うが、市井監督は兄弟の中でも最もゲスでクズとして描かれる主人公の長男・小鉄役には最初から草なぎ剛を想定していたという。果たしてその真意と、キャスティングされた草なぎがもたらした功績とは!?――『台風家族』は市井監督が12年間温めていたオリジナル脚本の映画化なんですね。そうなんです。アイデアのもとになったのは幼いころの出来事です。大型の台風が来て街中が停電になったことがあったんですけど、夜中、台風が去った後、家族で外に出てすごくはしゃいだ記憶が鮮明に残っていたので、台風と家族をつないだ映画を撮れないかなと思ったのが最初で。数年前からオリジナル脚本の映画を撮りたいと思い始めたときに、それをもう一度持ち出してきたというわけです。でも、実はこの映画の撮影に入る前は、もともとのものをベースにしながら脚本を書くために、昼はポスティングの仕事、夜は執筆という日々を送っていました。そんな経緯があったので、去年、撮影で現場にいたときはたまらなくうれしくて、とても幸せでしたね。――本作で醜い遺産相続争いを繰り広げる鈴木家の4兄弟は、特に本当の兄弟に見えることを念頭にキャスティングされたそうですが、その長男・小鉄役に草なぎ剛さんを起用されたポイントは何だったのでしょう?草なぎさんの少し無骨な役やものすごくいい人の役は見たことがあるけれど、人間臭い平凡なズルさや醜さを持ったそのへんにいそうな人間の役は見たことがないなと思って。しょうもないことを大人になったいまも根に持っている、小ズルい小鉄を草なぎさんが演じてくれたら面白いだろうなと考えたんです。――草なぎさんの中にもそういう部分があるのではないか? と思われたわけですね。というより、そういう草なぎさんを僕が見たいという期待の方が大きかったです。これまでの彼は役柄的にもスター性の強いものが多かったと思うんですけど、草なぎさんがしょうもないことにこだわって、小っちゃいことを執念深くやるところに面白みが出るような気がしたんです。それこそ、劇中で小鉄は三男の千尋(中村倫也)のことを「このクソボケフニャチンカス野郎!」ってバカにしますけど、あの最低なセリフも草なぎさんが言ったら面白いだろうな~と思いながら書いたところがあるんですよね(笑)。――それにしても、ここまで草なぎさんが振り切って、クズになりきっているとは思いませんでした(笑)。頑張らない努力をしていただいたような気がします。演じるときにはどうしても力が入ってしまう。でも、僕は草なぎさんの小鉄を見たかったし、すべてのキャストに求めたことですけど、わざとコミカルな演技をするのではなく、あくまでもそこに実際にいる人間でいてもらいたかったんです。そうすると頑張らなくていいのかなという思考になるし、その人自身が滲み出る。みなさんけっこう悩まれたと思いますが、ご自身に近い生身の人間で現場にいてくれたと思います。――草なぎさんが小鉄になったと思われた瞬間はいつですか?10年前の回想シーンからクランクインしたんですけど、実際には10年ぶりに訪れた実家の中に入ってからですね。部屋に入ってきた途端に、壊れて動かない扇風機をバーンと叩き、すぐに物置の方へ行くくだり。あの衝動的で短気な言動を見せた草なぎさんを見たときに、ああ、これが小鉄なんだ! って思いましたから。――草なぎさんが演じたことでよくなったところや、監督が想像していた以上のものが出てきて驚かれたようなことは?暴れるときの迫力はとんでもなかったですね。例えばタンスの引き出しをバーンって出して、中の物を投げ散らかしながら暴れるシーンを長回しで撮ったときも、テストを入れると7テイクぐらいやってもらったんです。でも、草なぎさんはそのすべてのテイクを熱量を変えずにやってくれたので、草なぎさんだからこその迫力のある小鉄になった。しかも、その要所要所に弱さが垣間見えたのがよかったんですよね。――弱さですか?小鉄ってどこか中二的なところがあって、派手に暴れれば暴れるほど弱さが見えるタイプの人間だと思うんです。草なぎさんがそこをどこまで考えてやったのかは分からないけれど、仕上がったものを見ると、ただ暴れているのではなく、弱さを隠すために暴れている感じもしっかり醸し出されていて。そんなところまで、すごく繊細に演じていただいたなと思っています。(C)2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年09月06日黒木華(29)主演ドラマ『凪のお暇』(TBS系)の第7話が8月30日に放送された。累計250万部を超えるコナリミサトの人気漫画を実写化。主人公・大島凪(黒木華)は都内家電メーカーに勤める28歳OL。空気の読みすぎで倒れた凪が、仕事も恋もSNSも全て捨てる人生リセットドラマだ。もうすぐ閉店するいきつけのコインランドリーの店主から「店を継いでくれないか」と持ち掛けられ、坂本(市川実日子)らと試行錯誤の日々を送る凪。いっぽう、凪がゴン(中村倫也)と別れたと聞いてから仕事や和(唐田えりか)との恋もうまくいかない慎二(高橋一生)。そんなとき、ママ(武田真治)は復縁させようと凪の気持ちを聞き出そうとするが……というのが第7話のあらすじ。凪の前では素直になれない慎二を助けようと、「昔読んだ本を読み返したら全然違う感想をもったりするじゃない」と凪に復縁を持ちかけるママ。しかし、凪は「今は新しい本を読みたい」と拒否。さらに「そもそも慎二といたころにいい想い出なんて1つも……、ないです、慎二とヨリを戻すなんて300パーセント」とぴしゃり。隠れて会話を聞いていた慎二は「お前と復縁!?ハッ!800パーセントないんですけど。俺、彼女ができちゃいました」と、いつものように罵詈雑言を吐いてより関係を悪化させてしまう。凪とのことだけでなく、仕事や家族のトラブルにも巻き込まれ心身ともに限界の慎二。そして、取引先との大事なイベントの最中に倒れてしまう。会社や家族の間でも空気を読んでうまく立ちまわっていた慎二だったが、彼もまた凪と同じようにずっと“空気を読んで自分をごまかして”生きていたのだ。倒れてようやく気が付いた凪の痛み。一家秘伝のぬか床を探しにたまたま自宅にきた凪の前で「ごめんな。あの時はごめん。お前が倒れたの、俺のせいだ。わかってやれてなかった。追い詰めて……好きだった。幸せにしてやりたかった。できなかった。ごめんな。ごめん」と、初めて泣き顔を見せたのだった。ようやく素顔を見せることができた慎二に、視聴者からは凪との復縁を望むエールが。《慎二!!!それを!!もっと早く!!なぜ!!言えなかったのか!!ふざけんじゃねえぞ!!テメェ!!今からでも遅くない!!800パーセント幸せにしてあげろ!!!!!》《復縁も!なくはない!がんばれ慎二ーーーー!!》そのいっぽうで、これまで数々のモラハラをしてきた慎二を糾弾する厳しい意見も多数見られた。《ドラマでの高橋一生による「…ごめん」はとても胸キュンドキドキMAXですが、現実世界での「…ごめん」には騙されるなよ。感情移入して全部無かったことにして許して信じて受け入れる都合のいい女は結婚してから苦労します。ソースは私含めツイッターに沢山…》《旦那氏「ドラマだから慎二を応援したくなるけど、ああいうヤツは、また付き合うことになっても、同じことをくり返すと思うんですよ」》《慎二は可愛くて好きだけど、運転して渋滞はまると不機嫌になったりモラハラやらかすとこは嫌いだよ。きっと治らない》次回からはついに、慎二とゴンの全面対決がスタート。はたして凪はどちらかを選ぶのか――。
2019年09月04日『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督が綾野剛、松田龍平とタッグを組み、濃密な“人間ドラマ”に回帰する映画『影裏』。その公開日が2020年2月14日(金)に決定し、國村隼、筒井真理子、中村倫也、永島暎子、安田顕、平埜生成といった豪華キャストの出演も決まった。失踪した親友・日浅(松田さん)の足跡を追いながら、今野(綾野さん)が人生の影に在る真実に迫っていく本作。昨年夏の撮影を経て、本年7月末に完成。来年2月の公開を前に、大友監督からは「タイトル通り、この映画は誰もが持つ影の部分、裏の部分に踏み込みでいく作品です。本音では言えないところに、人それぞれの真実、社会との葛藤が潜んでいる。その『影裏』を、深く刻み込むかのように体現してくれる役者たちが揃いました。役者たちの見事なアンサンブルと共に、自分の魂を作品の奥底に深くしのばせたつもりです。大人の皆様に楽しんでいただける作品になったと思います。是非ご覧ください」とのコメントが到着。さらに、本作を彩る実力派ぞろいの豪華キャストも明らかとなった。日浅の行方を捜し訪ねてきた今野に、隠された真実を告げる物語のキーマン、日浅の父・征吾役には、『哭声/コクソン』で青龍映画賞の男優助演賞と人気スター賞を外国人俳優として初受賞するなど、近年海外での活躍も目覚ましい名優・國村隼。今野と日浅の同僚で、自らも必死で日浅を探し求めている謎めいた女性・西山には、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞受賞作『淵に立つ』で数多くの賞に輝き、近作『よこがお』での鮮烈な演技も記憶に新しい筒井真理子。今野を深く理解する昔の友人・副島和哉には、NHK連続テレビ小説「半分、青い」でブレイク後も、カメレオン俳優と呼ばれる変幻自在の演技力と独特の存在感で「凪のお暇」『アラジン』『台風家族』など次々と話題作に出演が続く中村倫也。今野と同じアパートに住み、些細なことで今野を悩ませる口うるさい隣人・鈴村早苗には、ブルーリボン賞助演女優賞受賞の『竜二』、「ハゲタカ」など、数々の日本映画・ドラマで唯一無二の演技を見せる永島暎子。疎遠になってしまった弟に複雑な感情を抱く、日浅の兄・馨には、演劇ユニット「TEAM NACS」での活動を始め、「なつぞら」『ザ・ファブル』など数々の話題作に出演、社会派作品からコメディまで幅広い顔を見せる安田顕。今野の年下の友人・清人には、数々の舞台で演技力を磨き、近年では大河ドラマ「おんな城主 直虎」での信康役や映画『斉木楠雄のΨ難』『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』など、映像作品への進出が著しい期待の若手実力派・平埜生成が抜擢された。國村隼コメント大友監督とご一緒するのは初めてなのですが、登場人物のそれぞれの心象風景を静かに描きながら、そこにはダイナミックな背景がかくされている、違う側面のものがひょいと立ち現れる面白い世界観だと感じました。今までの監督の作品イメージとはまた少し違った新たな大友監督の世界なのだと。私の演じた日浅征吾という人物の元に、主人公の今野が息子の事を聞きたいと訪ねてきて、二人が話すうち、だんだんと会話の中から親子の微妙な人物像と関係性がほの見えてくるという、とても濃密なシーンとなりました。緊張感を目一杯楽しんで、そこから解放されての盛岡駅でした。筒井真理子コメント震災のような理不尽な事が起きると社会は無意識のうちに“見えにくい人たち”について触れなくなる。そこに切り込んだ物語に命を吹き込んだ大友監督をリスペクトすると共に、今野と日浅をリアルに生きた綾野剛さんと松田龍平さんをぜひ劇場に観に来てください。中村倫也コメント今回も非常に難易度の高い役でした。綾野さんの呼吸を感じながら、大友監督の眼差しを頼りに、人間関係の生暖かい歪みが垣間見えるように慎重に演じました。伸び伸びとした切なさを、作品の中に残せていたら嬉しいです。ぜひご期待ください。安田顕コメント脚本を拝読し、静かに流れる時間の中、登場人物の心のチラチラとした灯火が随所に垣間見えるような作品に感じました。撮影で岩手に向かう道中、原作の『影裏』を読んでましたら、自分が演じる役が出てこなくて、ちょっとだけびっくりした思い出があります。大友監督の映画として登場の場を作っていただき、心より感謝申し上げます。平埜生成コメント平埜生成と申します。大友啓史監督に宝物を頂きました。綾野剛さん、松田龍平さんとともに過ごした時間は大きな財産になりました。岩手の空気を吸い、お祭り見物をし、宮沢賢治に触れ、美味しい食事、そして、山の中で美しい自然と肉体を調和させる時間。短い時間でしたが、全てが心地よく撮影に臨む事ができました。ナマの生命が鼓動をうつ瞬間まで映っている映画だと思いました。是非、劇場で体感していただきたいです。『影裏』は2020年2月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:影裏 2020年2月14日より全国にて公開
2019年09月03日黒木華主演、高橋一生、中村倫也、市川実日子らが出演する「凪のお暇」の第7話が8月30日にオンエア。今回は中村さん演じるゴンの“上目遣い”、高橋さん演じる慎二の素直な“号泣”、さらに武田真治の「バルス」に視聴者が沸いている。累計250万部突破のコナリミサトによる同名コミックの実写ドラマ化作品となる本作、場の空気を読みすぎて他人に合わせて無理してしまう主人公・大島凪を黒木さんが演じ主演。凪をマウンティングしまくる元同僚にして元カレの我聞慎二に高橋さん。凪の引っ越し先のアパートの隣人で“超遊び人”の安良城ゴンに中村さん。東大卒で凪の“無職仲間”となる坂本龍子に市川さん。新たな慎二の同僚にして恋人となる市川円に唐田えりか。凪とゴンが暮らすアパートの住人として三田佳子、吉田羊、白鳥玉季といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。円とのランチ中に足立心(瀧内公美)らが現れ、慎二は関係がばれていることに気付く。円を気遣う慎二だが、円は凪に自分を同僚だと紹介した慎二に不信感を抱いていた。さらに慎二の行方不明になった兄(「シソンヌ」長谷川忍)が動画配信者になっていることが発覚、兄に本名での活動を止めさせるため、兄がゴンのクラブイベントに顔を出していることを知った慎二はゴンに兄探しを依頼する…という展開。ゴンに兄探しを依頼した慎二が自らの家族のことを話すと、ゴンも凪に対する自分の素直な気持ちを明かす。その際慎二を上目遣いで見つめるゴンの可愛さに、「全人類ごん好きがゴンさんに恋した瞬間」「ゴンちゃんが、可愛すぎて、気を失いそう」「ゴンさんが完全に恋する乙女の顔してる」など胸を打たれる視聴者が続出。一方、凪は母親からの電話で実家に代々伝わるぬか床を引っ越しの際に処分してしまったことに気付きパニクるのだが、慎二の部屋に少しだけ残してあることを思い出す。ぬか床が無事なことを喜ぶ凪を見て、初めて自分の本心を明かす慎二にも「慎二抱きしめたい…もうほんとに可哀想」「慎二の最後の泣き顔に貰い泣き」などの声が。また今回の終盤には武田さん演じるスナック「バブル」のママが客に料理を提供する際「バルス」とつぶやくシーンも。裏番組で『天空の城ラピュタ』が放送されており、ちょうど“バルス祭り”が巻き起こる時間帯ということもあり「時間帯狙ってるよね。鳥肌たった!」「まさかの凪のお暇でもバルス」「凪のお暇、不意打ちバルス」など、こちらのシーンにも話題が集まっている。(笠緒)
2019年08月31日元SMAPの草なぎ剛が主演を務める映画『台風家族』(9月6日公開)の初お披露目イベントが31日、都内で行われ、草なぎ、MEGUMI、甲田まひる、市井昌秀監督が登壇した。主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、3週間限定で公開されることが決定した本作。草なぎは「ようやく公開にたどり着けることができました。みなさんの応援のおかげだと思います。本当に感謝しています」と感謝し、「普通に映画が公開するのが当たり前だと思っていたんですけど、自分がこういうことになって、何事もなく公開できる映画って幸せなんだなと思っています」と感慨深げに語った。同作は、世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日を描いた物語。鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田が演じた。草なぎは、昨夏猛暑の中で行われた撮影を振り返って「本当に熱くて…。『あの撮影は暑かったんですよ』っていうのはよくあるので、あんまり言いたくなかったんですけど、本当に暑かったのでどうしても言ってしまう。言いたくないんですよ。でも本当に暑かったんです。熱中症にならなかったのが奇跡だっていうくらい」と吐露。「言いたくない」と言いながら「暑かった」と何度も繰り返して笑いを誘い、「でもその暑さが僕たちのチームワークを作ってくれたのかなと思います」と話した。甲田も「暑かったです。言いたくないけど」と打ち明け、MEGUMIも「私も言いたくないんですけど暑かった」と告白し、会場からは笑いが。市井監督は「汗も本物。狙いです」と説明した。MEGUMIは、役の細かい設定が書かれた資料をもらったことを明かし、そこに草なぎ演じるクズな長男・小鉄について「麗奈が12歳のときに、麗奈が履いていた下着を売った」と書いてあったと告白。その裏設定を読んで、小鉄をクズだと思えたという。この裏設定について、草なぎは「初めて聞いた。僕のやつには書かれてなかった」と知らなかった様子。だが、監督が草なぎの資料にも書いてあったと言うと、草なぎは「読んでないのがバレた。でも大丈夫です。問題ナッシングです」と笑いながら話した。
2019年08月31日元SMAPの草なぎ剛が31日、都内で行われた主演映画『台風家族』(9月6日公開)の初お披露目イベントに、共演のMEGUMI、甲田まひる、市井昌秀監督とともに登壇した。主要キャストの新井浩文被告が2月に逮捕・起訴されたことを受け、公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、9月6日から26日までの3週間限定で公開されることが決定。上映を望む声が多く寄せられ、公開決定に至った。草なぎは「紆余曲折あって延期になり、ようやく公開にたどり着けることができました。みなさんの応援のおかげだと思います。本当に感謝しています」と感謝の思いを伝え、「普通に映画が公開するのが当たり前だと思っていたんですけど、自分がこういうことになって、何事もなく公開できる映画って幸せなんだなと思っています」としみじみ。「少しでもみなさんに何か伝わればいいかなと思っています。いろんなデリケートな問題があると思いますが、去年の夏に僕たちがかけた情熱は、みなさんの心に触れるものがあると思うので、楽しんでご覧ください」とメッセージを送った。最後のあいさつでも「公開できることにすごく幸せを感じています。一番お蔵入りになることが悲しいことだったので」と公開を迎えられる喜びを語り、「本当にみなさんの応援のおかげで公開にたどり着けた。本当に感謝しています」と感謝。「とても面白い映画で、声を出して笑うところもたくさんある。大声で笑っていただきたい。最後に温かい感情が押し寄せてくると思うので、温かいものを持って帰ってほしいです」とアピールした。同作は、市井監督が構想から12年間あたためてきた“両親への想い”を形にしたオリジナルストーリー。銀行強盗を企て2000万円の大金と共に忽然と姿を消してしまった両親の“なんちゃって”葬儀を行うために、10年ぶりに集まったきょうだい達の、愛おしくも、めまぐるしい夏の一日の物語を描く。主人公で鈴木家の長男を草なぎ、次男役を新井、長女役をMEGUMI、三男役を中村倫也、草なぎ演じる長男の妻役を尾野真千子、娘役を甲田が演じた。
2019年08月31日ディズニーが圧巻の映像と音楽で実写映画化し、“令和初”の興行収入120億円を突破(8月25日時点)した、胸躍る“冒険アクション”と“真実の愛”を描いた究極のエンタテインメント『アラジン』が、早くも10月9日(水)にMovieNEX(4,200円+税)と4K UHD MovieNEX(6,000円+税)で発売決定。この発売を記念して、日本語吹替版のメイン声優を務めた中村倫也と木下晴香のインタビュー映像が公開された。映画、ドラマ、CMで大活躍している中村が務めたのは、本作の主人公・アラジン。そしてそのアラジンの相手であるジャスミン役を務め、透き通った美しい声で多くの人を魅了したのが、ミュージカル界の新星・木下だ。公開されたインタビュー映像は、ふたりがそれぞれの演じるキャラクターとの共通点や、ランプの魔人・ジーニーへの願い、さらに魔法のじゅうたんで行きたい場所などについて答えるもの。プライベートにも迫っているものだ。主人公は“ダイヤモンドの原石”のように、貧しくも清らかな心を持つ青年アラジン。中村は自身との共通点について、“困ってる人をほっとけないところ”だという。「お腹すいている子供がいたら、(パンを)あげたりとか、ジャスミンと見たことない景色の話になったら『じゃあ行こうよ』ってなったりとか。ちょっと困ってたり、踏み出せない人がいると、ほっとけなくて世話を焼きたくなるところは似ているかもしれないですね」と語る。一方の木下は、自立した心と強い好奇心を持つ王女ジャスミンとの共通点について、“好奇心が強いところ”が似ているという。その反面、ジャスミンとは違ってすぐに行動に移せないタイプだと話し、「じっくり悩んでからじゃないと動けないので、そういう部分はジャスミンってかっこいいなって思いますし、そうなれたらいいなって思いますね」と、意志の強さや行動力のあるジャスミンへの憧れも告白。今後挑戦したいことは「ダンスレッスンに行くこと」だと言い、そんな木下に中村が「それを叶える方法教えてあげる。カメラに向かって言っちゃうの。『これ(MovieNEX)が発売の頃にはやってます!』って」と、アドバイスする場面も。そして、ランプの魔人・ジーニーに叶えて欲しい願いを聞くと木下は「男性になって過ごしてみたい」、中村は「サメになりたい」とそれぞれ回答。木下は「全然違う世界に見えるんだろうなと思って。見てみたいです」と“新しい世界”への興味を明かし、中村は「1日以上は怖くて嫌ですけど、海を自由に泳いでみたいですね。空はアラジンで自由に飛んだので」と、大の動物好きならではの願望を語る。さらに、魔法のじゅうたんで行きたいところについて中村は、本作の発売時期の秋にかけて「日光」と答えるも、「魔法のじゅうたんで“日光”って面白いですね(笑)」と、思わず自身でツッコミを入れるなど、映画やドラマ、舞台など、それぞれのジャンルで大活躍するふたりの素顔と笑顔があふれるインタビューとなった。アニメーション版に続いてジーニー役には山寺宏一、ジャファー役は北村一輝が務めるなど、豪華キャストが吹替版を担当したことでも大きな話題となり、劇場公開時には「字幕版と吹替版の両方を観たい!」とリピーターが続出したが、MovieNEXでは、字幕版・吹替版の両方を何度でも楽しむことができる。さらに、撮影の舞台裏や未公開シーン、NGシーン集に加えて、『スピーチレス~心の声』などのミュージッククリップや未公開曲『デザート・ムーン』などの貴重なボーナスコンテンツも多数収録(デジタル配信(購入)にも一部収録)されている。『アラジン』10月9日(水)発売『アラジン MovieNEX』4,200円+税『アラジン 4K UHD MovieNEX』6,000円+税『アラジン MovieNEXコレクション(期間限定)』8,000円+税『アラジン 4K UHD』5,800円+税9月25日(水)より先行デジタル配信開始
2019年08月30日名作アニメーションを圧巻の映像と音楽で実写映画化し、興行収入120億円を突破(8月25日時点)する大ヒットとなった『アラジン』が早くも9月25日(水)より先行デジタル配信開始、10月9日(水)にMovieNEXと4K UHD MovieNEXで発売されることが決定。日本版ボイスキャストをつとめた中村倫也と木下晴香のインタビュー映像が解禁となった。今回解禁となったのは、日本版ボイスキャストでアラジン役をつとめた、「凪のお暇」をはじめ映画・ドラマ・CMで大活躍中の中村さんと、ジャスミン役の透き通った美しい声で多くの人を魅了したミュージカル界の新星・木下晴香のインタビュー映像。演じるキャラクターとの共通点や、ランプの魔人・ジーニーへの願い、さらに魔法の絨毯で行きたい場所など、2人のプライベートにも迫っている。主人公は“ダイヤモンドの原石”のように、貧しくも清らかな心を持つ青年アラジン。中村さんは自身との共通点について、「お腹すいている子供がいたら、(パンを)あげたりとか、ジャスミンと見たことない景色の話になったら『じゃあ行こうよ』ってなったりとか。ちょっと困ってたり、踏み出せない人がいると、ほっとけなくて世話を焼きたくなるところは似ているかもしれないですね」と語る。一方、木下さんは、自立した心と強い好奇心を持つ王女ジャスミンとの共通点について、“好奇心が強いところ”が似ているという。その反面、ジャスミンとは違ってすぐに行動に移せないタイプだと話し、「じっくり悩んでからじゃないと動けないので、そういう部分はジャスミンってかっこいいなって思いますし、そうなれたらいいなって思いますね」と、意志の強さや行動力のあるジャスミンへの憧れも告白。今後挑戦したいことは「ダンスレッスンに行くこと」だそうで、そんな木下さんに中村さんが「それを叶える方法教えてあげる。カメラに向かって言っちゃうの。『これ(MovieNEX)が発売の頃にはやってます!』って」と、“困っている人をほっとけない”アラジンさながらにアドバイスする場面も。そして、ランプの魔人・ジーニーに叶えてほしい願いは、「男性になって過ごしてみたい」(木下さん)、「サメになりたい」(中村さん)とそれぞれ回答。木下さんは「全然違う世界に見えるんだろうなと思って。見てみたいです」と“新しい世界”への興味を明かし、中村さんは「1日以上は怖くて嫌ですけど、海を自由に泳いでみたいですね。空はアラジンで自由に飛んだので」と、大の動物好きならではの願望を語る。さらに、魔法のじゅうたんで行きたいところについて、中村さんは本作の発売時期の秋にかけて「日光」と回答、「魔法のじゅうたんで“日光”って面白いですね(笑)」と思わず自身でツッコミを入れるなど、2人の素顔と笑顔が溢れるインタビューとなっている。アニメーション版に続いてジーニー役には山寺宏一、ジャファー役は北村一輝が務めるなど、豪華キャストが吹替版を担当したことでも大きな話題となった本作。劇場公開時には、字幕版と吹替版の両方を観たい!」とリピーターが続出したが、MovieNEXでは字幕版・吹替版の両方を何度でも楽しむことができるほか、撮影の舞台裏や未公開シーン、NGシーン集に加えて、「スピーチレス~心の声」などのミュージック・クリップや未公開曲「デザート・ムーン」などの貴重なボーナス・コンテンツも多数収録される(※デジタル配信・購入にも一部収録)。『アラジン』MovieNEXは10月9日(水)より発売。9月25日(水)より先行デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アラジン(2019) 2019年6月7日より全国にて公開© 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年08月30日大島凪、28歳。無職。人生をまっさらにリセットするため、お暇(いとま)をいただいている。そんなアラサー女性のドラマ「凪のお暇」に、「グサッときた」「回を重ねるごとにジワジワくる」「わたしもリセットしたい」などなど、視聴者からの声が止まらない。そもそも人生とは、リセットできるものなのか?様々な理由から“ありのまま”に生きられず、何かしらの生きにくさを抱える現代女性の究極ともいえる命題に、黒木華演じる主人公・凪が挑んでいく姿がいま、共感を集めている。トレンド入り続々!話題沸騰中の「凪のお暇」月刊誌「Eleganceイブ」(秋田書店)にて連載中、現在5巻まで発刊され累計200万部を突破しているコナリミサトによる同名漫画が原作。都心のある家電メーカーで働く大島凪(黒木華)は、同僚から“お嫁にしたい女子アナNo.1”といわれ、サラサラストレートヘアでおとなしく従順な性格で知られるOLだった。だが、日々を平穏無事に過ごすために常に場の空気を必死に読み、同僚たちに「わかるー」と相づちを打ちながらどんどんと疲弊していく凪。ある日、空気を読むことに長けた交際相手の我聞慎二(高橋一生)から、男同士の“その場のノリ”で発せられた「アッチがいいから付き合ってる」という言葉を真に受け、過呼吸発作を起こして倒れてしまう。これがきっかけとなり人生のリセットを決意した凪は会社を辞め、中目黒のマンションを引き払い、慎二の写真を全消去、SNSを退会し、スマホも解約する。布団一式と自転車、そして拾い物を自ら塗り直した扇風機しかない立川の六畳一間の安アパートに引っ越し、隣人・ゴン(中村倫也)らとの新たな出会いで自分を見つめ直していく。放送開始から「凪のお暇」「高橋一生」「中村倫也」、毎回の号泣演技も話題となる「#慎二やべぇ」や、色気がハンパない「#ゴンもやべぇ」などが続々トレンド入りするなど女性層を中心に話題の的となっている。“正反対”元カレ・慎二と隣人・ゴンの対比が浮き彫りにするものとりわけ注目を集めているのが、高橋さん演じる、素直じゃないこじらせ系エリートの凪の元カレ・慎二と、中村さん演じるイベントオーガナイザーという肩書きに似合わず、どこまでも優しい“メンヘラ製造機”ゴンの対比ぶり。慎二は“空気とは自分で作るもの、読む側に回ったら負け”という思考の持ち主。どんなクライアント相手でもすっと懐に入り込み、場の空気を支配してしまう営業部のエースで、人気者。凪の突然のリセット宣言に困惑し、引っ越し先まで押しかけた挙げ句、いま全米でも話題の片付けコンサルタント・近藤麻理恵を引き合いに出し、「あれか、“こんまり”?」や「魂のデトックス」「シンプルライフ」などと、凪がようやく見つけた聖域にズカズカと入り込み、土足で踏み荒らしていく。実は慎二は、凪の健気にくせ毛を直す姿や節約上手で料理上手なところが愛しくてたまらないくせに、すっかりこじらせてしまった面倒くさい男。好きな女の子につい意地悪してしまう小学生みたいと、スナック「バブル」のママ(武田真治)や杏(中田クルミ)にも言われてしまう始末。凪はそんな慎二をなぜ好きだったのか、改めて思い悩むことになる。くせ毛直しだけではない、慎二に嫌われたくないからと彼以上に空気を読み、お酒が弱いふりをし、思いの裏返しとはつゆ知らず数々の暴言にも耐え、申し分ない肩書きや年収に乗っかってきた偽りの自分に気づいていく。だが、幼いころから空気を読んできた者同士ゆえなのか、「お前は絶対変われない」と容赦なく言い放つ慎二の言葉は凪の胸に付き刺さる。慎二は凪に変わってほしくはないのだ。一方、「もう空気読みたくない」「そういう自分ごと全部いらない」、そう慎二にキッパリと言い切った凪が、やがて惹かれてしまうのがゴン。ほんわかとした雰囲気をまとい、一緒にいて居心地がよく空気が“おいしくなる”ゴンは、慎二に痛いところを突かれ、再び息が止まりそうになる凪に勇気を与えてくれた存在だ。「もっと力を抜いていいと思うんだ。せっかくのお暇なんだし」というゴンに、あれよあれよと惹かれていく凪だが、天性の人たらしのゴンに自分たちはどういう関係なのか、付き合っているのか、尋ねることさえできない。それで“空気が悪くなったら困る”と悶々とする凪は、また空気を読むことを考えている自分にハッとする。「好きです」といえば「俺も大好き」と応じてくれるものの、その好きは私だけのものじゃないと気づいている凪。ゴンと過ごすために昼夜逆転し、食生活も自堕落になり、育てていた豆苗も伸びっぱなし…。そんな凪を見かねた慎二は、「ゆる男に食われて闇落ちしてんじゃねえか」とまたも容赦ない。確かに、“ありのまま気取り”と凪を評する慎二の言うことは全て正論だ。ありのままに生きるって、そうそう簡単ではない。ありのままに生きている(ように見える)ゴンに、凪や多くの女性たちが惹かれる気持ちは痛いくらいによく分かる。そんな“メンヘラ製造機”ゴンのことを考え、もやもやして眠れない凪と慎二はやっぱり似た者同士でもある。凪への思いに気づき、“初恋”を知ったゴン、会社の同僚の市川円(唐田えりか)と交際をスタートさせた慎二との間で、凪はどんな決断を下すのか、しっかりと見届けたい。仕事も恋もSNSもリセット!その先には何が待ち受ける…?「物捨てて、引っ越ししたくらいで人生リセットできてたまるか」。第1話で慎二が言ったように、凪のようにSNSのアカウントを全消ししたり、スパッと仕事をやめたり、いまあるものを全て手放してリセットすることができたら、いまの自分がどれだけ楽になれるだろうか。そんな凪が正直羨ましい、自分にはできないからこそ凪を応援したくなる、という声もある。SNSを常にチェックして、“私1人だけハブられている?”と気が気じゃない、友人や同僚の投稿に一喜一憂してしまう日々の息苦しさや侘しさなどは、日常的にSNSと付き合っている人ならば多かれ少なかれ感じていることだろう。SNSから完全に離れたはずの凪の人間関係が、お暇中のいま、リアルな世界で活発になっていく点は本作の見どころでもある。アパートにはゴンをはじめ、生活の知恵に溢れた独居の高齢者・吉永緑(三田佳子)に、シングルマザー・白石みすず(吉田羊)とうらら(白鳥玉季)ら、これまで出会ったことのないタイプの人たちばかり。“おひとり様のなれの果て”と見た目だけを見て判断していた緑は、実は映画好きで『ローマの休日』『風と共に去りぬ』『十戒』など、凪や慎二、ゴンまでも緑チョイスの映画から何かしらのヒントをもらっており、さながら手作りポッキーの映画セラピーと化している。ハローワークでは思い切って話しかけた坂本龍子(市川実和子)と、当初は怪しい石を売りつけられそうになりながらも勇気を出して突っぱねたことで、すぐに友達になれた。東大卒の龍子は空気を読めない人で、妥協したくないと意識だけは高く、ようやく就職が決まっても詐欺企業…。しかし、そもそも龍子に「どうしてそんなクソみたいな男と付き合ってたんですか?」と指摘されたからこそ、凪は慎二との関係を見直すことができたのだ。第3話では、嫌がっている凪を婚活パーティへと連れ出した龍子。しかも、そこには職場で面倒な雑用やミスまでも凪に押しつけ、マウンティングしていた元・同僚の足立心(瀧内公美)の姿が。「自分の年収や肩書きを見直してから来いっての」と、いつものように毒を吐く足立に、ゴンに背中を押されていた凪はピシャリと言い返し、見事にノックアウト。慎二に対する自らのあさましさにも気づいていく。さらに第5話では、ママ友たちにサンドバッグタイムに遭っていたみすずに何も言えなかった凪だが、娘のうららが尊敬する母の姿を彼女たちに見せつけた。そんな2人のあり方を目にした凪は、ゴンへの想いを振り切るため自転車で海を目指すことを決めるが、途中迷った末にたどり着いたスナック「バブル」2号店で、凪はママと杏に打ち明ける。SNSにアップされる幾多の“旅行、行きました”投稿に、「いいね」を押しながら「で?」と思っていたという凪。遠くに行ってもあなたは何も変わらない、と心の中で密かにマウンティングしていたという。自分自身を省みれば、「自分の意志でどこかに行きたいと思ったことがなかった」のに。今回、無事にその思いを達成したことは、1話のころと比べたら大きな進歩で、空気を読むことなく腹を割った対話から生まれた凪の小さな、でも確かな進化を示している。そんな凪もついに「バブル」2号店でボーイとして働くことになるが、今度はお客と会話のキャッチボールが続かない…と、ここでも壁にぶち当たる。それは“自分に興味持ってくれる人しか好きじゃないから”と、慎二からのまたしても的を得た言葉に愕然とする凪。そして「バブル」のママからも、相手が投げたボールを受け取り、返すことしか考えていないこと、自分からはボールを投げる気がさらさらないことを指摘されてしまう。目の前にいる人そのものではなく、空気しか眼中になかったわけだ。凪は、“ちゃんとした”生き方以外は認めない母・夕(片平なぎさ)とのタイトルマッチを前に、自分の根本的な弱点を目の当たりにした。こうして少しずつだが、自分の“ありのまま”の核心に近づくトレーニングを重ねる凪は、“ありのまま”の天然パーマを「みっともない」と言い放ち、“空気を読む”性格の原因となった母との闘いにこれから挑むことになる。少しだけ距離をとってみることの大切さ親はもちろん、恋人、職場などの人間関係をリセットすることは大変に勇気がいること。片付けコンサルタントが言う“トキメキ”の有無だけではとても決められない。それでも、このままじゃいられないと思ったら、時には自分かわいさにそこを断ち切ってもいい、と凪は教えてくれる。いや、凪のように全てではなくても、物質的にも、精神的にも少しだけ距離をとってもいい。まさに、お暇だ。一旦手放して、いままでとは違う距離感、別の視点からその人を見てみることで、それまで見えなかった部分に気づけるかもしれない。人は多面的で、複雑で重層的な生き物であり、たとえ親であっても、そのほんの外殻だけを見ていただけかもしれないのだ。何か嫌われてるのかも…と思っていた隣のうららが、実は凪のふわふわ天パを触ってみたかっただけのように、勇気を出してぶつかってみたら、思いがけない理由が隠れていることもあるのだから。気になる第7話(8月30日)のあらすじは…凪(黒木華)から、ゴン(中村倫也)と別れたことを聞いた慎二(高橋一生)は、オフィスラブを満喫中の円(唐田えりか)とのランチ中にも関わらず、凪が気になり上の空。そのとき、突然同僚の足立(瀧内公美)たちがやってきて慎二と円と鉢合わせてしまう。秘めた関係がバレているのではないかと、よくない空気が漂う中、慎二は思いがけない人物と接触する…。一方、いつものコインランドリーで洗濯をしていた龍子(市川実日子)と凪は、コインランドリーが閉店することを知り、店主から冗談半分で「このコインランドリーを継いで欲しい」と言われる。その日の夜、アパートの共有スペースで凪、龍子、ゴン、緑(三田佳子)、みすず(吉田羊)、うらら(白鳥玉季)に、「継いで欲しい」 と言われた話をしていると「そんな夢もありかも」 という展開に。そこで、凪は引っ越してきた時に書き出したウィッシュリストを再び思い出し、みんなで書くことに。思い思いに自分がやりたいことを書く中、やはり、凪はなかなか書けずにいた。そんな様子の凪を見ていたみすずは…。また、ゴンは凪のことを好きだと自覚してから、自分が凪のために何をしてあげられるのかと思い悩んでいたが、ついに行動を起こす。「凪のお暇」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(text:Reiko Uehara)
2019年08月29日