中村勘九郎、中村七之助兄弟らによる全国巡業公演が今年も開催される。「春暁特別公演2018」と銘打ち、3月中旬の埼玉を皮切りに全国12か所を巡るふたりに、話を聞いた。春暁特別公演2018 チケット情報普段、歌舞伎の舞台を生で観ることができない全国の人たちに、歌舞伎の楽しさを届けたい、と2005年より毎年開催、兄弟ふたりが中心になってのこの巡業は、「最初の頃は不安でした。が、継続は力なり。この公演を見て歌舞伎を好きになったという方が多く、やってきて良かったなと思います」と話す勘九郎。上演演目も、初めて歌舞伎を観る人も存分に楽しめるものをと工夫を重ねてきた。今回、勘九郎が演じる「浦島」は、かの昔話の主人公の後日談。「海から戻ってきた浦島が、竜宮城での思い出を踊りで見せます。その後玉手箱を開けたらどうなるか──、皆知っていることですが(笑)、これが意外と古風な早変わりで、楽しく観ていただけると思います」(勘九郎)。いっぽう、七之助が踊るのは華やかさに満ち満ちた「枕獅子」。「『鏡獅子』の元となったとても古風な踊りです。僕が演じるのは傾城で、その切ない女心を格式高い曲調で踊ります。『鏡獅子』よりもさらに華やかなところもあり、春にぴったりですね」(七之助)。中村屋門弟らによる「鶴亀」も、春にふさわしい、おめでたい雰囲気に溢れた舞踊だ。この巡業公演ならではのお楽しみ、「芸談」の時間も。「芝居のことも、プライベートのこともざっくばらんに話すトークショーです」と勘九郎。この時間はいつもスーツ姿での登場だが──「いまだに『おおーっ!』と声があがる。あれは絶対、『着物じゃない?スーツだ!』『普通の人だ!』ということでしょう(笑)。生で観る歌舞伎は初めてという人は?と聞くと、半分以上の方が手を上げられる。まだまだ、ですね」と七之助も言葉に力を込める。質疑応答のコーナーでは、「どんなニックネームで呼べばいいか」という斬新な質問も。「屋号以外で?じゃあ何か考えてください、と返すと、『カン』と『シチ』って(笑)──」と七之助。「そんな掛け合いもできるんです」と勘九郎も楽しげだ。都市によってシャイだったり積極的だったりとか客席の雰囲気は様々だが、客席との直接の交流が生まれるかけがえのない時間といえるだろう。2019年の大河ドラマ主演を控える勘九郎だが、これを逃すと勘九郎の生の舞台はしばらくお預けとなるだけに、兄弟揃っての公演は見逃せない。公演は3月17日(土)さいたま市文化センター 大ホールから4月5日(木)鎌倉芸術館 大ホールまで全12か所で開催、チケットは発売中。取材・文加藤智子
2018年01月30日2016年に舞台化され好評を博した、畠中恵・原作「若様組まいる」に続き、「アイスクリン強し」の舞台化が決定!明治元年(1868年)から満150年となる2018年に、当時のスイーツをめぐる“文明開化”物語を描く。本作の著者・畠中恵といえば、シリーズ累計発行800万部を超える「しゃばけ」シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞した人気作家。今回舞台化する「アイスクリン強し」は「若様組」舞台化シリーズの2作目。前日譚となる「若様組まいる」は、2016年8月に銀河劇場にて舞台化され、全編ライトでポップな演出で好評を得た。今回は、明治23年を舞台に、駆け出しの西洋菓子職人・皆川真次郎と旧旗本出身の警官たち「若様組」らが繰り広げるスイーツ文明開化物語となる。■あらすじ皆川新次郎が開いた西洋菓子店・風琴堂。巡査勤務の合間にたむろする「若様組」や、彼らのマドンナ的存在・沙羅の平和な日常に、大商人・小泉琢磨が仕掛ける試練や事件が巻き起こる…!さらに、沙羅の強力ライバル・志奈子の出現や、皆川や若様たちを執拗にかぎまわる新聞記者なども登場。明治の若者の生活風景をコミカルに描きながら、平和な時代を渇望する世代が、時代の大きなうねりである戦争への道に抗う様を描いていく。出演者は、玉城裕規、入江甚儀、塩野瑛久、中村優一、安川純平、宮崎香蓮など若手に、ベテラン個性派俳優の粟根まこと、伊藤裕一など、総勢20名近くの豪華キャストが勢揃い。演出・脚本には「拙者ムニエル」主宰として劇団公演や、「けものフレンズ」「私のホストちゃん」など外部公演も手掛ける村上大樹が務める。多様な演出技法を駆使し,高い観客満足度を与える作品作りに定評がある村上氏により、公演は、作品内にたびたび登場するスイーツの“香り”を舞台客席でも感じられるような、これまでにない斬新な演出となる予定という。舞台「若様組まいる~アイスクリン強し~」は2018年4月27日(金)~5月6日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて全13公演を上演。(text:cinemacafe.net)
2017年12月25日歌舞伎界の次世代を担う中村勘九郎、中村七之助兄弟が、普段から交友のあるゲストの面々とトークを展開する番組「座・中村屋(仮)」が、2018年1月4日(木)にフジテレビ系にて放送されることが決定した。勘九郎さんと七之助さんが贈る、珠玉の新春トーク番組「座・中村屋(仮)」。ゲストと様々なことをざっくばらんに語り合う2人の表情は普段、なかなか見ることのできないもので、話す言葉のひとつひとつに、彼らの素顔が垣間見られる貴重な機会に。そして気になるゲストは、俳優・藤原竜也、女優・大竹しのぶ、そして、脚本家・俳優・監督など様々な顔を持つ宮藤官九郎の3人。勘九郎さんが藤原さんと、七之助さんは宮藤さんと対談。さらに、父親で故・中村勘三郎のかけがえのない友でもあり、まるで身内のような存在だという大竹さんと3人のトークを展開していく。■中村勘九郎×藤原竜也、出会いから演劇人としての熱い想いを語る勘九郎さんが藤原さんとの対談の場所に選んだお店は、中村屋にとっても大切な場所のひとつ。勘九郎さんと藤原さんは、2004年の大河ドラマで共演して以来、互いに信頼を寄せる仲。そんな2人対談では、出会いの頃のエピソードから、演劇人としての熱い想い、ともに師匠を失ったときの心情などを素直な言葉で語り合う。大河ドラマ出演時、20代前半だった2人。それから10年以上の時が経ち、いま、若き役者時代の“やんちゃ”な思い出を笑顔で競うように話す彼ら。時折、勘九郎さんが「新春特番ですから」とその場を仕切り直し、演技への向き合い方や、最近の歌舞伎界、演劇界を見て思うことなども語られる。■中村勘九郎×中村七之助×大竹しのぶ、「まるで中村家のリビング」プライベート感満載の対談にまた大竹さんとのトークでは、ホスト役の2人はやや緊張の面持ち。大竹さんは「ふたりが進行役なんて大丈夫?ちゃんとやってね」と軽くジャブを繰り出す。そして、勘九郎さんと七之助さんを本名から“雅ちゃん”“隆ちゃん”と呼び、2人の母親や、勘九郎さんの妻子を交えた中村家の日常のエピソードを披露。さらに、中村家がとても大切な存在にしている、ある生き物にまつわるエピソードも語られた。ここでは故・勘三郎さんを偲ぶ秘話が語られ、尽きない話の中で大竹さんは「まるで中村家のリビングで話しているみたい」と、プライベート感満載の濃密な対談になっている。■中村七之助×宮藤官九郎、亡き勘三郎さんについて語らう七之助さんと宮藤さんの対談では、中村家ひいきのお店に宮藤さんを招待して行われ、亡き勘三郎さんの話で大いに盛り上がった。息子から見て、いかに勘三郎さんが厳しい人だったのか、七之助さんが語る驚きのエピソードの数々に、宮藤さんも「そんな父親が待っている家に帰りたくない」と笑顔で思わず一言。また、七之助さんはこの場に“飛び道具”を用意。この“飛び道具”に宮藤さんは驚くやら、恥ずかしがるやら。笑いあふれるトークが展開される。■ホスト役勘九郎さん&七之助さんからコメント到着!中村勘九郎そもそも、僕らがホストの対談番組が放送できるなんて、と驚いています。大竹さんや竜也くん、さらに宮藤さんをお迎えして、普通のトーク番組ならカットされがちな話がオンエアされることでしょう(笑)皆さん、普段から親しくしているからこそ聞き出せる、魅力ある話ばかりです。反面、竜也くんとはただただお酒を飲むばかりでした。かなりマニアックな話もしたので、もしかしたら視聴者の皆様には不親切な番組かもしれませんがお許しください(笑)中村七之助僕たちもあまりトーク番組に慣れていないので、ゲストの皆さんと自分たちの間で通じていることをあまり説明せず話を進めてしまいました。視聴者の皆さまには、僕らの楽しい雰囲気をぜひ“感じて”いただきたいと思います(笑)テレビの前で兄弟そろって話をするのはそうないことですし、大竹さんからは父の恋愛観など初めて聞く話もあり、非常に良い機会となりました。兄と藤原さんの対談はかなりめちゃくちゃだったとか(笑)そのため、宮藤さんとは真面目なトークをお届けしたいと思います。「座・中村屋(仮)」は2018年1月4日(木)13時45分~東海テレビ・フジテレビ系全国ネットにて放送。(cinemacafe.net)
2017年11月28日秦建日子のベストセラー小説を原作にした舞台『アンフェアな月』が、2018年2月に上演される。その製作発表会が行われ、主人公・雪平夏見役の篠田麻里子、山路徹夫役の飯田基祐、原作の秦が登壇した。舞台『アンフェアな月』チケット情報原作は、女性刑事・雪平夏見を主人公とした小説シリーズの2作目。2006年にテレビドラマ化(『アンフェア』)、その後映画化もされたベストセラーシリーズでもあり、舞台化は今回が初となる。主人公である捜査一課でトップの検挙率、バツイチで男勝り、そのうえ酒豪で「無駄に美人」と揶揄されるワーカホリックな女性刑事・雪平夏見を篠田、雪平の相棒・安藤刑事を染谷俊之、雪平の上司・山路徹夫を飯田が演じるほか、中村優一、和田琢磨、内田裕也、下村青、岡田達也らが顔を揃え、出演、脚本・演出は菅野臣太朗がつとめる。会見で秦は「連続ドラマであれだけ映像キャストのイメージが強くなったなか、それでもあえて違う『アンフェア』をつくるんだと舞台化のプロジェクトが進んだ。そのチームの勇気に感謝しています。どんな新しい『アンフェア』ができるのかとワクワクしていますし、ぜひ今作が好評を博して、同じチームでシリーズが続いてくれたらと思います」とコメント。篠田は自身の役柄との共通点を「純粋で素直で一生懸命なんだけれども、不器用で周りにわかっていただけない部分、ワーカホリックな部分が自分と似ている」と分析。人気ドラマの主人公を舞台で演じることについては「正直プレッシャーしかないです。影響がないと言うのは嘘ですし、やっぱりそのイメージもあると思うんですけれども、舞台は舞台で新しいものとして、自分なりの雪平夏見を探し出せたらと思っています。それを一番の課題にします」と語る。篠田とは初共演となる飯田は「(山路は雪平を)信頼している間柄ですが、今日お会いして、芝居せずともできるかなって。表に出るかはわかりませんが、内側で信頼していけそうです」と笑顔を見せた。普段は映像で活躍するふたり。舞台に立つことについて篠田は「AKB48時代に毎日劇場でやっていたぶん、やっぱり生ものが好きで。舞台は、もちろん稽古して一生懸命つくるのですが、最終的にはお客さんが入って作品になると思うので、公演の一日一日が楽しみです」。飯田は久しぶりの舞台出演。「本番直前、舞台袖にスタンバるといつもいつもプレッシャーで『なんでこんな仕事始めちゃったんだろう』と逃げ出したくなるんです。でも舞台が終わると、新たなスタートラインに立てたような気持ちになっている。今回もそうなるように努力します!」。公演は2018年2月22日(木)から3月4日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。現在、先着先行プリセールを受付中。取材・文:中川實穗
2017年11月22日真田十勇士をモチーフとした霜月かいりの同名マンガを舞台化する『BRAVE10』が、6月28日より開幕。これに先がけ、報道陣向けに囲み取材とゲネプロが行われた。【チケット情報はこちら】2011年の連載終了後も続編やスピンオフ作品が制作されるなど、ファンの声援と根強い人気に支えられてきた本作。伊賀の若き忍者・ 霧隠才蔵と、徳川家康の手の襲撃者に社を焼かれ、信州の真田幸村を頼ろうとする出雲の巫女・伊佐那海(イサナミ)との出会いから始まる物語で、幸村のもとに集った才蔵ら真田十勇士が、伊佐那海の持つ奇魂(くしみたま)を狙う者たちと戦う姿が描かれる。囲み取材には中村優一をはじめ、伊万里有、宮城紘大、小坂涼太郎、遊馬晃祐の5人が舞台衣装で登場。主人公・霧隠才蔵を演じる中村は「人生の中でこんなに体を動かしたことはないですね」と1か月に及ぶ稽古を振り返り、真田幸村を演じる伊万里は「彼が抱えている刀は本当に重いんですよ。がんばっている姿に感動できると思います」と中村を称えた。幸村の小姓・海野六郎を演じる宮城は見どころを問われ、腰のラインが露わになった自身の衣装を指して「このキワどい隙間を縫って“僕の僕”を見て下さい。刮目せよ!」とコメント。伊達政宗を演じる小坂は「漁夫の利を得るような、余裕ある男ぶりにご注目下さい」、服部半蔵を演じる遊馬は「二刀流の使い手として最強の敵であれたら」と語り、ともに真田十勇士の前に立ちはだかる“敵役”の熱演を誓った。ゲネプロは、奇魂をめぐる登場人物の思惑が語られる場面からスタート。やがて来る十勇士の紹介シーンでは、それぞれが決めゼリフを発しながら立ち回りを繰り広げる。特に中村は身長の2/3を占める太く大きな刀を軽やかに扱い、現れる敵を次から次へとなぎ倒していく。伊万里は女好きを隠し切れない幸村をコミカルに造形し、宮城は取材中に述べていた衣装の“隙間”から鍛え上げた腹筋を覗かせていた。本作の脚本・演出を手がけるヨリコ ジュンは今回、映像も担当。スクリーンや中央に不規則な階段を配したシンプルなセットに出雲大社や牢屋、山麓などの映像をうつし出し、効果的な場面転換としていた。またキャストが縦横無尽に駆けめぐる戦のシーンなど、客席全体を大いに活用した演出にも注目したい。公演は7月2日(日)まで、東京・全労済ホール / スペース・ゼロにて。取材・文:岡山朋代
2017年06月29日6月2日福岡・博多座で「六月博多座大歌舞伎」が開幕。中村橋之助が八代目中村芝翫を襲名。同時に、長男の国生が四代目中村橋之助、二男の宗生が三代目中村福之助、三男の宜生が四代目中村歌之助を襲名という、歌舞伎界初となる親子4人同時襲名披露として大きな話題を呼んでいる。その初日、中村芝翫が博多座ロビーで鏡開きを行ない、公演に対する思いを語った。六月博多座大歌舞伎「昨年の東京・歌舞伎座、そして今年お正月の大阪松竹座に続き、大好きな博多座で親子4人揃って、襲名披露ができます事、本当に嬉しく思います。先輩方、後輩、素晴らしい役者さんたち。スタッフの皆様、劇場に足を運んでくださるお客様。そして今日も朝から裏で頑張ってくれている家内。そんな皆様の支えあってこそですね。本当に有り難いです」と笑顔で挨拶する芝翫。詰めかけたファンも「成駒屋!」「八代目!」と掛け声で答える。今回は昼夜それぞれ親子4人の共演演目(昼:「車引」、夜:「祝勢揃壽連獅子」)が上演となるが、特に「車引」は並々ならぬ思いがあるとか。「橋之助の梅王丸は吉右衛門の兄さま、福之助の桜丸は菊之助さん、そして歌之助の杉王丸は染五郎さんがそれぞれ教えてくださって。倅たちもそれぞれ、役者への思いというものが少しずつピントが合ってきたように思います。本当に歌舞伎界全てで支えてくださって有り難いですね。身に余る光栄でもあり、なんとか恩返ししなくてはと思っております」残念ながら、休演となった中村獅童も今回の博多座公演は非常に楽しみに思っていたようで「博多の皆様によろしく」と電話をもらったとか。「この芝翫という名前は個人の名前ではない。中村芝翫という会社の社長に就任したようなものですよね。そして、私は八代目芝翫を大きくして業績もあげなきゃいけないということ。そしてそれを倅の誰かにこっそりと渡してやりたいと思いますね(笑)」と語り、博多手一本で締めくくった。6月26日(月)まで上演。チケット発売中。
2017年06月02日真田十勇士をモチーフにした同名漫画が原作の舞台「BRAVE10」(ブレイブ・テン)が6月に上演される。舞台「BRAVE 10」チケット情報原作は、ドラマCD化やテレビアニメ化もされ、本編の連載終了後には熱い声を受け続編とスピンオフ作品が連載されるなど、多くのファンに愛され続ける霜月かいりの人気作。若き忍者・霧隠才蔵と、徳川家康の手の襲撃者に社を焼かれ、真田幸村に頼ろうとする出雲の巫女・伊佐那海(イサナミ)との出会いから始まる物語で、才蔵ら真田十勇士が伊佐那海の持つ奇魂(くしみたま)を狙う者たちと戦う姿が描かれる。主人公・霧隠才蔵を演じる中村優一に話を聞いた。「舞台化が発表されたときに、たくさんの原作ファンの方々の存在を感じて。プレッシャーもありますが、原作を大切にがんばりたいという気持ちが強くなりました」と話す中村。原作を読んだ感想を聞いてみると「本当に面白い作品だなって思いました。描写にスピード感や疾走感があって、出てくるキャラクターも一人ひとり個性的でユニーク。服装や武器が丁寧に描かれているので、戦ってるシーンすらもきれいで…。先生が妥協せずに描かれてるのがすごく伝わってきます」と熱く語る。自身が演じる霧隠才蔵については「大事なときに男らしいところが好きです。例えば誰かを助けるためにウソをつくような、そういうところがかっこいい。一見ぶっきらぼうだけど、伊佐那海に対してふと出るやさしさだったり男らしさに憧れます」。アクションも期待したい作品だが、実は中村にとってアクション満載の舞台作品は初挑戦。「アクションの多い舞台がやりたくて、この作品が決まる前から自分で殺陣の練習に行ったりしていたので、今から楽しみです!才蔵は武器も大きいですし、ダイナミックさが出せたら」と気合も十分だ。そんなアクションに加え大切にしたいと語るのはヒロイン・伊佐那海とのシーン。「この漫画は才蔵と伊佐那海が出会うことで始まって、伊佐那海との話で終わっていくので。どこまで描かれるかはまだわからないですが、そこは大切に演じたいです」。キャスト全員が初共演。「人見知りなんですけど、もうそんなこと言える歳でもないので言わないようにしてるんですよ(笑)。いろんなキャラクターに巻き込まれながら成長していく才蔵と同じように、(稽古場で)巻き込まれながら作っていけたら」と見せる笑顔は頼もしい。「原作の世界観を大切にしながら、お客様に生でエネルギーを届けたい。それで観た後になにか思っていただけたり、感動していただけたら成功だと思います。才蔵たちが“生きてる”って感じてもらえるようがんばります」。公演は6月28日(水)から7月2日(日)に、東京・全労済ホール スペース・ゼロにて。取材・文:中川實穗
2017年05月19日ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで12月8日、中村橋之助改め八代目中村芝翫、中村国生改め四代目中村橋之助、中村宗生改め三代目中村福之助、中村宜生改め四代目中村歌之助が、歌舞伎界“史上初”となる“親子4名同時襲名”を行い、パークで公演中の15周年記念パレード「ユニバーサル・RE-BOOOOOOOORN(リ・ボーン)・パレード」を「襲名披露リ・ボーン・パレード」と代え、一家で“やり過ぎ”お練りを披露した。中村芝翫さん、橋之助さん、福之助さん、歌之助さんの4名が「襲名披露リ・ボーン・パレード」を先導する、ユニバーサル・グローブを掲げたフロートの上で手をふると、パークのゲストから次々と歓声が。メイン・ストリートでは中村芝翫さんの妻で三兄弟の母である三田寛子さんがパレードを見守り、「今日はいちギャラリーとして参加したけど、ゲストと一緒に心が一つとなってお祝いできたことが本当にありがたいです」とコメントした。一方、中村芝翫さんは、「パレードに乗車して涙がこぼれそう。USJのように我々の歌舞伎も日本から世界に届けたい。日本の伝統芸能である“歌舞伎”、世界最高のエンターテイメントを提供し続けてきたユニバーサル・スタジオ・ジャパン、ともにこれからも素晴らしいエンターテイメントを日本から世界へ発信していきましょう」と、抱負を口にした。また、「襲名披露リ・ボーン・パレード」を終えた中村芝翫さん一家は、「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」エリアにて、今年新たに登場した「ワンド・マジック」を体験。家族全員で「ロコモーター!」と呪文を唱えて杖をふると、「魔法のクリスマス・ツリー」のオーナメントが次々と踊り出して、魔法界のクリスマスを満喫した。■ユニバーサル・スタジオ・ジャパン×大阪松竹座中村橋之助改め八代目中村芝翫国生改め四代目中村橋之助、宗生改め三代目中村福之助、宜生改め四代目中村歌之助「襲名披露リ・ボーン・パレード」2016年12月8日(木)1日限りで開催写真提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(C)&(R) Universal Studios. All rights reserved.(text:cinemacafe.net)
2016年12月13日北尾トロのベストセラーをもとに2012年に上演され、好評を博してから4年。スタッフ・キャストを一新し、新しいストーリーで戻ってきたのが、この『裁判長!ここは懲役4年でどうすか 2016』だ。主演の中村優一に加え、石田晴香、佐藤すみれ(SKE48)などフレッシュな配役のほか、藤田玲や仁藤萌乃ら実力派も顔をそろえた本作。東京・ 全労済ホール/スペース・ゼロで開幕した舞台は、工夫を凝らしたセットに演者の熱演で、約2時間があっという間だ。舞台『裁判長!ここは懲役4年でどうすか 2016』チケット情報駆け出しのノンフィクションライター北尾友弘(中村)は、今日も霞ヶ関裁判所で傍聴に励んでいた。最初は覗き見気分でネタ探しにやってきたものの、裁判官や被告、検事、弁護士が織りなす法廷ドラマにすっかりハマってしまったのだ。傍聴席で顔見知りになった女子大生・勝村日向(石田)や“ダンディさん”こと段田誠(宮原将護)、“グレさん”こと木暮透ら、傍聴の先輩たちにツウな情報を教えてもらいながら、北尾は裁判の面白さを味わっていた。そんなある日、ふとしたことから日向が過去、裁判に関わっていたことを知り……。三方を客席で囲まれた法廷のセットをメインに、物語は主人公である北尾の視点で展開。難しい法廷用語も、多彩な裁判のケースとダンディさんらの解説で自然と理解できる仕掛けだ。中村は、ウラオモテのない性格だが少々頼りない駆け出しのライターを素直に演じて好演。覗き見気分で始めた傍聴が、次第に自分自身を振り返るきっかけになる過程を無理なく見せる。またトラウマをもつ日向役の石田は、可憐なたたずまいに明瞭な滑舌が印象的。緊迫感の続く舞台でホッとする存在だ。クライマックスは、乖離性同一性障害(多重人格)をもつ橘秋介(藤田)と、妹・春子(仁藤/佐藤とダブルキャスト)の公判だろう。尺は短いものの、演技派の藤田と仁藤の熱演で、事件に至らざるを得ない人間の愚かさや切なさがしっかりと伝わってくる。また、人情派の小田島裁判長(嶋村太一)、実直そうな田村弁護士(西嶌亮)、一見冴えない弁護士の浅野(浅倉一男)らが個性を表すことで、裁判の駆け引きの面白さが浮き彫りに。なかでも、クールで無表情な市原検察官役・水木ゆうなが、言い逃れをしようとする被告人に内なる炎を燃え上がらせるシーンは、胸がスッとした。機械的に進むのではなく、あくまで有機的に決着を探るのが裁判と知り、思わず傍聴を経験したくなる1本となった。公演は10月23日(日)まで。取材・文佐藤さくら
2016年10月21日原田優一出演の音楽劇『瀧廉太郎の友人、と知人とその他の諸々』が、10月5日(水)に開幕する。音楽劇『瀧廉太郎の友人、と知人とその他の諸々』チケット情報音楽家・瀧廉太郎にまつわる“IF-イフ-”の物語である本作は、『故郷』『朧月夜』『荒城の月』など唱歌の中に存在する作者不詳曲の作曲に関わったとされる岡野貞一と、天才とうたわれながら弱冠23歳で亡くなった瀧廉太郎が音楽と向き合う姿を、事実を交えながら展開していく。岡野役の原田は初演からの出演。演出は再演版から引き続き板垣恭一。今回、本番まであと約1週間というタイミングの通し稽古におじゃました。感動したのは登場人物6人それぞれの芝居の豊かさだ。物語は、ドイツ留学中の瀧(和田琢磨)が暮らす部屋に、日本から仕事でやってきた岡野(原田)が訪れるシーンから始まる。誰もいない部屋をひとり見回す岡野のただそれだけの姿から、瀧への想いや再会の喜びが流れ込んできて、あっという間に気持ちを掴まれた。また、瀧が病を告白するシーンでは、それまで多くを語らなかった瀧が爆発するように感情を吐露する。その言葉は八つ当たりともいえるひどいものだが、悲しみや悔しさなど言葉とイコールにならない感情がひしひしと伝わってくる。ヴァイオリニスト・幸田幸(愛加あゆ)と瀧の間にそっと存在する恋心も、ふたりが語り合う姿を見ているだけでときめいてしまうほどかわいい。ふたりの恋から感じる瑞々しさはこの物語の潤いだと感じた。そして、コミカルさも本作の魅力。幸の世話人として瀧とも交流があるフク(星野真里)と岡野のやり取りには何度も笑わされた。他にも、岡野の酔っぱらう姿は絶品だし、役人・野口(佐野瑞樹)のお説教はどこか楽しいし、基吉(Wキャスト・白又敦/服部武雄)の笑ってしまうほどの軽薄さは魅力的。コミカルさや笑いの中にも真実や温かさがあり、どれも大切なシーンとなっている。本作は「音楽劇」だが、ミュージカルのように心情を歌うのではなく、物語の流れの中で唱歌を原田と愛加が歌うというもの。唱歌は『荒城の月』など誰もが歌ったことのあるものだが、原田や愛加の歌声で聴くと極上。ふたりの声が合わさると鳥肌が立つ。何気なく歌ってきた唱歌に感動する経験は新鮮だった。芝居と歌とピアノの生演奏が互いを高め合うかのように存在している舞台。シンプルなのに豊かで、舞台の醍醐味を感じられる本作は、老若男女問わずにオススメしたい。公演は、10月5日(水)から10日(月・祝)まで、東京・草月ホールにて。取材・文:中川實穗
2016年10月05日中村勘九郎、中村七之助の兄弟を中心とする中村屋一門が、時期に応じて「新緑」「錦秋」と銘打ち、2005年以来、毎年行っている巡業公演が今秋も開催。今回の上演は、「歌舞伎塾」、七之助『汐汲』、勘九郎『女伊達』の3演目。「歌舞伎塾」は新たな試みで、立役と女方ができるまでの化粧の様子や実演を、勘九郎と七之助の解説と共に見せていくもの。全国14か所を巡る今年の「錦秋特別公演」を前に、七之助が抱負を語った。【チケット情報はこちら】「歌舞伎塾では、『草摺引』の曽我五郎役の中村いてう、舞鶴役の中村鶴松が化粧をする過程をスクリーンも使ってリアルタイムでお見せし、その後『草摺引』の一部を実際に上演します。これは、鎧を持って出かけようとする曽我五郎を舞鶴が引き止めようとして草摺(鎧の一部)を引っぱる、という単純な舞踊劇。派手だし、むきみ(隈どりの一種)だし、台詞もあるし、歌舞伎らしさを楽しんでもらえると思います」七之助が踊る『汐汲』は、須磨に暮らす海女の姉妹、松風と村雨が、在原行平から寵愛を受けたという伝説に基づく能『松風』の趣向を取り入れた、長唄の舞踊だ。「『汐汲』は、日本舞踊で初めのころに教わる、基礎中の基礎。お能の格式を表現したかと思えば、行平が残した烏帽子と狩衣を着て、恋しい人への切ない思いを表すなど、様々な要素が詰まった踊りです。僕自身もかなり前に習いましたが、舞台で踊ったのは(坂東)玉三郎のおじさまと共演した『村松風二人汐汲』(2014年)が初めて。おじさまには“型と型の間こそが踊りになる”ということを丁寧に教えていただきました。型と型の間というのは、呼吸や間合い、目線、動きなど、ちょっとしたことで変わります。今回はひとりなので、玉三郎のおじさまの踊りを思いながら、最初は格式高く、やがて情愛たっぷりに踊りたいですね」最後は勘九郎の『女伊達』。桜が満開の新吉原を舞台に、尺八を差した美しい女伊達(女侠客)が、男伊達たちを相手に踊る作品だ。「男伊達ふたりとの立ち廻りもある華やかな踊りです。兄の女方は久しぶりですが、もともとは女方だったんですよ。きびきびとしてすっきりとした、江戸っ子の女方になるのではないでしょうか」多忙の中、10年以上欠かさず続けて来た巡業公演への思いは強い。「とにかく、色々な人に観てほしいです。歌舞伎というと難しいイメージがあるけれど、本当はそんなことないですから。僕たちが地方を回ることで、普段は歌舞伎をご覧にならない方にも気軽に来ていただき、“意外と面白いな”と思ってもらえたら嬉しいし、つまらなくても、それは人それぞれ。まずはふらっと歌舞伎を観に来てもらえるようにしたい。錦秋公演は、歌舞伎が好きな方はもちろん、初心者の方にもわくわくしてもらえるよう、敷居を一生懸命削ってお届けする公演です」11月7日(月)の東京・オリンパスホール八王子での公演を皮切りに各地を巡る。チケットは発売中。取材・文:高橋彩子
2016年08月17日神田沙也加(Vo)とBilly(Gt)によるユニットTRUSTRICKが舞台『ダンガンロンパ THE STAGE 2016』のテーマソングとなる「REBORN AT CAUTION AREA -theme of DANGANRONPA THE STAGE 2016-」を書き下ろし提供。同曲は舞台の公式サイト( )にて試聴公開中だ。『ダンガンロンパ THE STAGE 2016』チケット情報同舞台は同名人気ゲームの舞台化作品。2014年の初演に続き今回が再演となる人気公演だ。かねてより原作ゲーム・シリーズの大ファンを公言する神田は、自らも「江ノ島盾子」役として出演。TRUSTRICKとしても同舞台シリーズ3作連続でテーマ曲の担当となり、すでに互いのファンにとってもおなじみの組み合わせだ。同曲は8月10日(水)にリリースされるTRUSTRICK4作目のE.P.『Recall THE END』に収録されることが決定し、そのE.P.収録内容についてもTRUSTRICKオフィシャル・サイトにて明らかになっている。舞台『ダンガンロンパ THE STAGE 2016』は超高校級のエリートが集う私立「希望ヶ峰学園」を舞台に、学園に閉じ込められた生徒たちが、脱出をかけた“コロシアイ”と殺人犯解明の“学級裁判”に奔走する姿を描く作品。 神田が演じる江ノ島盾子は「超高校級のギャル」という役どころ。出演はほかに、本郷奏多、岡本玲、中村優一、山崎静代ら。舞台は6月16日(木)からの東京公演(Zeppブルーシアター六本木)を皮切りに、7月1日(金)から名古屋(東海市芸術劇場)、7月7日(木)から大阪(サンケイホールブリーゼ)、7月14日(木)から神奈川(横浜・関内ホール)と4都市・計33公演を行う。なお、各公演会場にて8月10日(水)発売のTRUSTRICK 4th E.P.『Recall THE END』を予約すると「会場限定特典」が予定されているとのこと。詳細は後日発表。
2016年06月03日歌舞伎役者の市川染五郎、中村勘九郎、中村七之助が17日、都内で行われたシネマ歌舞伎『阿弖流為<アテルイ>』(6月25日公開)の完成披露上映会に登場した。劇団☆新感線・いのうえひでのりが演出、中島かずきが脚本を担当し、2015年に新橋演舞場で行われた、歌舞伎NEXT『阿弖流爲<アテルイ>』を映像として編集、全国公開する。舞台挨拶では、18日に33歳の誕生日を迎える七之助に、サプライズでバースデーケーキが贈られた。観客に祝われた七之助は「どんどん衰えていくものなので、次の歌舞伎NEXTの時は動けるように、日々精進していきたいと思います」と33歳の抱負を語った。染五郎が七之助の口にケーキの装飾の熊を「あ~ん」と食べさせると、七之助は「甘いです」と苦笑。また、勘九郎は「いい1年にしてください」とメッセージを送った。『阿弖流爲<アテルイ>』について、染五郎は「すごいもの、びっくりするものを作ろうじゃないかと、思いだけで作り上げた感じ」と説明し、「同じ方向を向いて一気に作り上げた」と感慨深げに振り返った。七之助は「劇団☆新感線は見るもんで、出るもんじゃないと言われていたけど、まあ、地獄でした(笑)」と舞台の激しさを語り、「養老院みたいな人たちが走らされて、けが人続出で大変でしたね」としみじみ。また七之助は、舞台上の動きがほとんどいのうえの演出指示通りであることを明かし「型が決まっている中で、自分の感情を表現するのは歌舞伎と同じ」と表現した。劇団員である俳優・古田新太や橋本じゅんについて、「自由にやってるなと思ってたんですけど、毎回そういう演出を受けてたんですよ。ああ恐ろしい人達だと思いました」とすごさに触れた。
2016年05月18日コミック累計発行部数100万部突破、7月にはアニメ化もされる「ReLIFE」。この度、本作の舞台版のキャストとして、先日発表された小野賢章、中村優一ら男性キャストに続き、 元「non-no」専属モデルで女優の荒井萌、「SKE48」高柳明音、濱頭優ら、女性キャスト陣の出演が明らかになった。主人公・海崎新太(小野賢章)は、新卒として入社した会社を3か月で退職。その後の就職もうまく行かず、親からの仕送りも打ち切られ田舎に戻ることを迫られる。悩みを打ち明けられる友だちも彼女もいない…。途方にくれる新太の前に、謎の人物「夜明了」(中村優一)が現れる。夜明は新太にニートを対象にした社会復帰プログラム「リライフ」への参加を持ちかける。その内容は謎の秘薬で見た目だけ若返り、1年間高校生として高校に通うこと。新太はあやしい話と思いつつも、生活費支援や実験終了後の就職斡旋などの見返りに目がくらみ、実験に参加してしまい…。「ReLIFE」は、1,200万ダウンロードされている無料マンガアプリ「comico」の代表作で、アプリ上で無料で読めるにも関わらずコミックも発行され人気を博している。また7月に放送されるア二メ版では、海崎新太を演じる小野さんをはじめ、茅野愛衣、浪川大輔ら豪華声優陣の出演が決定しており、大きな話題を呼んでいる。先週発表された男性キャストには、主人公・新太役にアニメ版でも声を務める小野さん、夜明役に中村さん、そのほか杉江大志、小西成弥、瑛が出演する。そして今回、女性キャストが一挙発表!ヒロイン・日代千鶴役には、元「non-no」専属モデルで現在は女優として連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」、「グッドモーニング・コール」などに出演する荒井さん。日代は成績学年1位の秀才だが、極度のコミュニケーション音痴で友だちがいないことを悩んでいる女の子。自分を変えていこうとする積極性はあるが、天然のため人を苛立たせてしまうところがある役柄だ。また日代の同級生で、文武両道ながら恋に奥手の女子高生・狩生役を、昨年AKB48総選挙で14位を獲得し選抜メンバーにも選ばれた「SKE48」高柳さんと、アイドルオーケストラ「RY’s」として活動中の濱頭さんがWキャストで担当。日代と狩生の友だちでスポーツ万能の巨乳女子高校生・玉来役には、“可愛すぎる困り顔”として青年誌の巻頭グラビアを飾る「SUPER☆GiRLS」の渡邉幸愛と、本格的なダンスボーカルアイドルユニット「GEM」の森岡悠が、こちらもWキャストでの出演となる。さらに、“ReLIFE研究所”の職員でありながら、自分も女子高生になって海崎をサポートする小野屋役を、様々な舞台で主役・ヒロインを務める柴小聖が務める。今回で全キャスト発表となり、アニメとともに期待高まる本作。来週25日(水)には、描きおろしキャラ絵を使用したグッズプレゼントなど公演特典やイベントが発表され、また28日(土)からは待望の最速チケット販売開始となっている。舞台「ReLIFE」は9月8日(木)~19日(月・祝)サンシャイン劇場(東京)、9月24日(土)・25日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ(大阪)にて上演。(cinemacafe.net)
2016年05月18日主演・本郷奏多が続投し、再演される舞台「ダンガンロンパ THE STAGE ~希望の学園と絶望の高校生~2016」。先日、ついにキャスト全員のメインビジュアルが公開され、大きな反響を呼んだが、この度、彼らが一堂に会したオールキャストでのメインビジュアルが初公開! 併せて、初演に引き続き風間トオルの出演が明らかになった。2014年に本郷さん主演でスパイク・チュンソフトの大ヒット人気ゲームを初舞台化した「ダンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~」。昨年には、主演・横浜流星で舞台化第2弾「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE~さよなら絶望学園~」が上演され大きな話題を集めた。そして今年、主演・本郷さんの続投で再演が決定。キャストには、初演舞台から続投となるヒロイン役の岡本玲、松風雅也、宮下雄也、石田晴香(AKB48)、池端レイナ。そのほか初出演となる「チョコレートプラネット」の長田庄平と松尾駿、雨野宮将明、七木奏音、村田充、杉江大志、中村優一、「南海キャンディーズ」しずちゃんこと山崎静代、佐藤すみれ(SKE48)、岩田華怜、泉貴(THE HOOPERS)、森山千菜美らが参加する。さらに、一般オーディションから選ばれた“超高校級のアイドル”舞園さやか役に元「アイドリング!!!」の後藤郁と、初演に引き続き“超高校級のギャル”江ノ島盾子役を演じる神田沙也加、モノクマ新キャラクターボイスのTARAKOと、今作もバラエティに富んだキャスティングが実現。そして今回、風間さんが、初演に引き続き、本作のカギを握る「希望ヶ峰学園学園長・???」役で映像出演するという。また、このほど解禁されたのは、オールキャストが集結した豪華なビジュアル。本公演の代名詞ともなっている再現度の高いビジュアルは、公演への期待感を一層高める。なお、本ビジュアルをもとにしたポスター・チラシが、公演が実施される4都市(東京・名古屋・大阪・神奈川)にて、各所に出現予定。こちらもぜひチェックしておきたい。「ダンガンロンパ THE STAGE ~希望の学園と絶望の高校生~2016」は6月16日(木)より、東京・名古屋・大阪・神奈川の4都市にて上演。(cinemacafe.net)
2016年05月13日スパイク・チュンソフトの大ヒット人気ゲーム『ダンガンロンパ』。2014年に初舞台化した『ダンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~』は、全公演ソールドアウトとなり、『ダンガンロンパ THE STAGE ~希望の学園と絶望の高校生~2016』として、今年6月から7月にかけて、東京、名古屋、大阪、神奈川で上演される。前作から続投の本郷奏多演じる“超高校級の幸運” 苗木誠、前作で圧倒的な演技を魅せつけた神田沙也加演じる“超高校級のギャル” 江ノ島盾子のビジュアルが発表された。舞台『ダンガンロンパ』チケット情報今回のキャストは、本郷と神田のほかに、初演舞台から続投となるヒロイン役の岡本玲、松風雅也、宮下雄也、石田晴香(AKB48)、池端レイナ、初出演となるチョコレートプラネットの長田庄平と松尾駿、雨野宮将明、七木奏音、村田充、杉江大志、中村優一、南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代、佐藤すみれ(SKE48)、岩田華怜、泉貴(THE HOOPERS)、森山千菜美、また一般オーディションから選ばれた”超高校級のアイドル”舞園さやか役に元アイドリング!!!の後藤郁が予定されている。そして、モノクマ新キャラクターボイスとしてTARAKOが先日発表になった。このメンバーで、超高校級のエリートのみが入学できる私立「希望ヶ峰学園」を舞台に、突如学園の中に閉じ込められた生徒同士が殺し合いを強要されるというストーリーを繰り広げていく。本公演は、6月16日(木)から26日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木、7月1日(金)・2日(土)に愛知・東海市芸術劇場、7月7日(木)から10日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼ、7月14日(木)から16日(土)まで神奈川・関内ホールにて。チケット発売中。
2016年05月02日大ヒット人気ゲームを舞台化した「ダンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~」にて、主人公・苗木誠役を務める俳優・本郷奏多が、7月放送予定の希望ヶ峰学園シリーズ最終章となるオリジナルアニメ「ダンガンロンパ 3-The End of 希望ヶ峰学-」で新キャラクター御手洗亮太の声を担当することが発表された。物語は、超高校級のエリートのみが入学できる私立「希望ヶ峰学園」を舞台に、“超高校級の幸運”を持った平凡な主人公・苗木誠をはじめ、突如学園に閉じ込められた個性豊かなキャラクターたちが、生徒同士の殺し合いを強要され、学級裁判で真犯人を突き止める推理ミステリー・アクション。原案は、累計出荷80万本を売り上げたスパイク・チュンソフトの大ヒットゲーム。2014年には本郷さんを主演に初舞台化「ダンガンロンパTHE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~」が上演され、翌年には俳優の横浜流星を主演に迎えて舞台化第2弾「スーパーダンガンロンパ 2 THE STAGE~さよなら絶望学園~」が公演。そして、再び本郷さんが主演を務め、2014年舞台版の再演が決定。「ダンガンロンパTHE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~2016」と題し、ヒロイン役の岡本玲、松風雅也、神田沙也加ら続投キャストに、中村優一や「南海キャンディーズ」のしずちゃんこと山崎静代ら豪華初出演キャストが加わり、注目を集めている。この度、原作ゲームのファンだという本郷さんが、舞台に続きアニメにも出演することが決定。7月放送予定の希望ヶ峰学園シリーズ最終章となるオリジナルアニメ「ダンガンロンパ 3-The End of 希望ヶ峰学-」に、新キャラクター御手洗亮太の声を担当するという。本アニメは、モノクマの新キャストに声優のTARAKOが配役されたことや、「未来編」「絶望編」と2部作で放送されることでも大きな話題に。声優陣には、緒方恵美や細谷佳正、三森すずこ、江口拓也、水瀬いのり、茅野愛衣、福山潤、朴ロ美、安元洋貴、釘宮理恵、三石琴乃ら豪華な面々が名を連ねる。本アニメへの出演について本郷さんは「ダンガンロンパシリーズなので僕の口からどんな役柄かはあえて言わないことにしますが、非常に演じ甲斐のあるキャラクターです。錚々たるキャスト陣の中で久々の声優業だったため緊張していたのですが、諸先輩方が皆優しくて、背中をさせていただきつつ楽しみながら収録に挑んでおります」とファンの期待を煽るコメント。さらに、「6月からの舞台版ダンガンロンパでは、前回に引き続き苗木誠を演じさせていただいているので、自分にとってこのタイトルはとても大切なものなのだと改めて感じました…!ダンガンロンパという作品に少しでも恩返しできるよう、どちらも精一杯演じ抜きたいと思いますので、是非楽しみにしていてください!」と、舞台からアニメまで本シリーズに長く携わる意気込みを寄せた。「ダンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~」は2016年6月16日(木)より、東京・名古屋・大阪・神奈川の4都市にて上演。「ダンガンロンパ 3-The End of 希望ヶ峰学-未来編」は7月より放送。(text:cinemacafe.net)
2016年04月22日6月16日(木)東京・Zeppブルーシアター六本木を皮切りに全国4都市で上演される舞台『ダンガンロンパ THE STAGE ~希望の学園と絶望の高校生~2016』。同作に登場する人気キャラクター“モノクマ”のボイスキャストを声優TARAKOが務めることが決定した。TARAKOは、これまでモノクマの声を務めてきた大山のぶ代からバトンタッチされる形で、今年発売予定の最新ゲームや7月放送開始予定のアニメでも同役を務める。同公演ではいち早くTARAKOによるモノクマボイスを聞くことができる。なお、公式サイトでは大山のぶ代によるメッセージと、TARAKOによるボイスメッセージが公開されている。同作は人気テレビゲームシリーズ『ダンガンロンパ』の舞台化。超高校級のエリートのみが入学できる私立「希望ヶ峰学園」を舞台に、“超高校級の幸運”という才能を持った平凡な主人公・苗木誠をはじめ、個性豊かなキャラクターたちが突如学園の中に閉じ込められ、生徒同士で殺し合いをすることを強要される、というストーリー。2014年に初演され、全公演ソールドアウトになるほどの人気を博した。昨年、舞台化第2弾となる『スーパーダンガンロンパ2THE STAGE~さよなら絶望学園~』が上演され、こちらも好評のうちに幕を閉じた。今回の『ダンガンロンパ THE STAGE ~希望の学園と絶望の高校生~2016』は第1作の再演となり、主役の苗木誠役は本郷奏多が続投するほか、神田沙也加、岡本玲、中村優一、山崎静代(南海キャンディーズ)、松風雅也、石田晴香らが出演する。同公演は6月16日(木)から26日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木、7月1日(金)・2日(土)に愛知・東海市芸術劇場、7月7日(木)から10日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼ、7月14日(木)から16日(土)まで神奈川・関内ホールにて上演。チケットは発売中。■舞台『ダンガンロンパ THE STAGE ~希望の学園と絶望の高校生~2016』6月16日(木)~ 6月26日(日)Zeppブルーシアター六本木(東京都)7月1日(金)・2日(土)東海市芸術劇場(ユウナル東海)(愛知県)7月7日(木)~ 7月10日(日)サンケイホールブリーゼ(大阪府)7月14日(木)~ 7月16日(土)横浜・関内ホール(神奈川県)
2016年04月21日俳優・中村雅俊の娘でモデル・タレントとして活動する中村里砂が主演を務める、世界的カルト漫画の実写映画化『少女椿』。このほど、中村さん演じるヒロインのみどりをはじめ、カナブンや紅悦など、原作の世界観を表現する強烈なキャラクター写真の数々が解禁となった。ある時代の東京。14歳のみどり(中村里砂)は、病気の母親を置いて家を出て行った父親の代わりに家計を助けるため、花売りをしていたが、ある日、家に帰ると母親(鳥居みゆき)は病死していた。一人ぼっちになったみどりは、赤猫サーカス団の団長である嵐鯉治郎(中谷彰宏)に拾われる。地方巡業に回るサーカス団には、怪力自慢の赤座(深水元基)、美少年のカナブン(武瑠)、蛇使いの紅悦(森野美咲)、足芸の鞭棄(佐伯大地)ら、個性的で怪しげな連中が顔を揃えていた。その中で下働きするみどりは、いじめにあいながらも健気に毎日を送り、走る列車を見ながら東京の我が家のことを思うのだった。そんなある日、サーカス団にワンダー正光(風間俊介)という超能力を持った男が加入する。いじめにあうみどりを見たワンダー正光は、彼女のことを気にかけ、彼自身が持つ超能力で不思議な光景を見せる。彼の優しさにみどりは次第に心を寄せていく。ワンダー正光の評判は瞬く間に広まり、サーカス団は連日大入りとなった。だが、団員たちは彼の人気に嫉妬し、さらにみどりをいじめる。それを見たワンダー正光は怒り、超能力で団員たちを従わせる。彼はみどりのことを愛していたのだった。それに嫉妬した鞭棄も、みどりを力づくで振り向かせようとするが、それを見たワンダー正光は激怒、超能力で鞭棄を殺害してしまう――。1984年の発刊以来、アニメ化や舞台化がされてきた、丸尾末広によるカルト漫画を原作とする本作。これまで実写映画化は何度も試みられながら、その世界観を描くことが難しく、幾度も企画が立ち消えになってきたが、このほど短編映画『ミガカガミ』でモントリオール国際映画祭ほか、国内外の映画祭で数々の賞を受賞した監督TORICOによってついに実現。本作の公開決定がニュースとして流れるや、Twitter上などSNSでは大きな盛り上がりを見せ、翌日のTwitterでは話題度1位となったほど。先に発表となった、主人公でヒロインのみどりを演じる中村さんのほか、ワンダー正光には『猫なんかよんでもこない』の風間俊介、カナブンにはビジュアル系ロッカーの武瑠(SuG)、紅悦にはグラビアでも話題となった女優『花鳥籠』の森野美咲、鞭棄には若手俳優の注目株『アキラNo.2』の佐伯大地、赤座には『新宿スワン』の個性派俳優・深水元基、そしてサーカス団団長の嵐鯉治郎には作家としても活躍する中谷彰宏といった、超個性的な面々が登場。見事なまでに、美しくも奇妙でエログロな世界観を再現した本作を、これらの写真から覗いてみて。『少女椿』はシネマート新宿ほか5月21日(土)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月05日累計出荷80万本の人気を誇る、スパイク・チュンソフトのゲーム『ダンガンロンパ』の舞台版。2014年に上演された『ダンガンロンパ THE STAGE』が新たに『ダンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~2016』となって還ってきた。主演の苗木誠を演じるのは、前作に続き本郷奏多。その制作発表が2月26日(金)、都内にて行われ、本郷奏多、神田沙也加、岡本玲、中村優一、山崎静代(南海キャンディーズ)、松風雅也、石田晴香(AKB48)らキャスト20名と、脚本・演出の田尾下哲が登場。舞台『ダンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~2016』チケット情報本郷が「今年はアニメの新シリーズ『ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-』放送や新作タイトル「ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期」(PS4/PS Vita)も発売され、ダンガンロンパ旋風の一年となるなかで、舞台に立てることはとてもうれしいです。僕にとっても思い入れの強い大切な作品で、前回いただいた評価と期待を上回れるよう、更にパワーアップした公演を目指したい。新たなメンバーを迎えて、みんなで再構築して作っていくことが楽しみです」と意気込みを語ると、霧切響子役の岡本は「全国4都市公演があることを、とてもうれしく思います。それだけにより一層、身を引き締めて臨みたいです」と思いを明かす。また、大神さくら役の山崎は「ボクシングの経験を活かし、さくらの強靭さを表現したい。一方で、さくらは女の子らしい一面もあってセーラー服に可愛いパンティーをはいているので、そういった部分も強調したい」と場内を笑いに誘い、最後に江ノ島盾子役で全作に出演、主題歌も歌う神田は「再演を迎え、今日はまるで戦友に再会したような気持ちです。新たなキャスト陣や演出家を招いたことで、ダンガンロンパの一コンテンツとして新しい作品に生まれ変わると思います」と熱い期待を寄せた。続いて一般公募で選ばれた、舞園さやか役の後藤郁が発表され、最後の最後にサプライズとしてキャラクタービジュアル第一弾「大神さくら」の映像が披露されると、その完成度の高さに場内からはどよめきが。「カメラマンさんってすごい……」と山崎が感嘆の声をもらすと「しずちゃんさんは強くて、でも女らしい一面もあるところがイメージ通りだと感じていましたが、今日、これを観て、さらに思いを強くしました」と本郷が絶賛。続けて「ところで、この衣裳の下は……?」と問うと「パンティーです!」と山崎が即答し、場内は爆笑。「現場からは以上です!」と本郷が締め、絶妙なやり取りに舞台への期待がますます高まるなか、会見は終了した。本公演は東京で初日を迎え、4都市を回る。6月16日(木)から26日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木、7月1日(金)・2日(土)に愛知・東海市芸術劇場、7月7日(木)から10日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼ、7月14日(木)から16日(土)まで神奈川・関内ホールにて。取材・文/おーちようこ
2016年02月29日累計出荷80万本の人気を誇る、スパイク・チュンソフトのゲーム『ダンガンロンパ』の舞台版。2014年に上演された『ダンガンロンパ THE STAGE』が新たに『ダンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~2016』となって還ってきた。主演の苗木誠を演じるのは、前作に続き本郷奏多。その制作発表が2月26日(金)、都内にて行われ、本郷奏多、神田沙也加、岡本玲、中村優一、山崎静代(南海キャンディーズ)、松風雅也、石田晴香(AKB48)らキャスト20名と、脚本・演出の田尾下哲が登場。舞台『ダンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~2016』チケット情報本郷が「今年はアニメの新シリーズ『ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-』放送や新作タイトル「ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期」(PS4/PS Vita)も発売され、ダンガンロンパ旋風の一年となるなかで、舞台に立てることはとてもうれしいです。僕にとっても思い入れの強い大切な作品で、前回いただいた評価と期待を上回れるよう、更にパワーアップした公演を目指したい。新たなメンバーを迎えて、みんなで再構築して作っていくことが楽しみです」と意気込みを語ると、霧切響子役の岡本は「全国4都市公演があることを、とてもうれしく思います。それだけにより一層、身を引き締めて臨みたいです」と思いを明かす。また、大神さくら役の山崎は「ボクシングの経験を活かし、さくらの強靭さを表現したい。一方で、さくらは女の子らしい一面もあってセーラー服に可愛いパンティーをはいているので、そういった部分も強調したい」と場内を笑いに誘い、最後に江ノ島盾子役で全作に出演、主題歌も歌う神田は「再演を迎え、今日はまるで戦友に再会したような気持ちです。新たなキャスト陣や演出家を招いたことで、ダンガンロンパの一コンテンツとして新しい作品に生まれ変わると思います」と熱い期待を寄せた。続いて一般公募で選ばれた、舞園さやか役の後藤郁が発表され、最後の最後にサプライズとしてキャラクタービジュアル第一弾「大神さくら」の映像が披露されると、その完成度の高さに場内からはどよめきが。「カメラマンさんってすごい……」と山崎が感嘆の声をもらすと「しずちゃんさんは強くて、でも女らしい一面もあるところがイメージ通りだと感じていましたが、今日、これを観て、さらに思いを強くしました」と本郷が絶賛。続けて「ところで、この衣裳の下は……?」と問うと「パンティーです!」と山崎が即答し、場内は爆笑。「現場からは以上です!」と本郷が締め、絶妙なやり取りに舞台への期待がますます高まるなか、会見は終了した。本公演は東京で初日を迎え、4都市を回る。6月16日(木)から26日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木、7月1日(金)・2日(土)に愛知・東海市芸術劇場、7月7日(木)から10日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼ、7月14日(木)から16日(土)まで神奈川・関内ホールにて。取材・文/おーちようこ
2016年02月29日本郷奏多を主演に、累計出荷80万本の大ヒット人気ゲームを舞台化した「ダンガンロンパ THE STAGE 2016~希望の学園と絶望の高校生」の制作会見が2月26日(金)、都内で行われ、本郷さんをはじめ、共演する岡本玲、中村優一、神田沙也加らが出席した。超高校級のエリートのみが入学できる私立「希望ヶ峰学園」を舞台に、“超高校級の幸運”を持った平凡な主人公・苗木誠(本郷さん)をはじめ、突如学園に閉じ込められた個性豊かなキャラクターたちが、生徒同士の殺し合いを強要され、学級裁判で真犯人を突き止める推理ミステリー・アクション。本郷さんは2014年の初演以来の再登板で、「前回、とても好評をいただき、僕自身も手応えを感じたので、再演できてうれしいです。今回は演出も変わる部分があるので、前回とは違う魅力をお見せできれば」と意気込みのコメント。自身が演じる役柄について「実は誠は誰よりも芯が強くて、心が熱い。周りを引っ張っていける誠を演じたい」と話していた。初演以来の続投となるヒロイン役の岡本さんは「今年は4都市での公演で、ますます気合いが入っている」と武者震い。一方、“超高校級の御曹司”十神白夜役で初参戦の中村さんは「ドSで俺様なキャラクター。自分とは正反対なので、ぜひ楽しみにしていただければ」とアピールした。また、初演、昨年上演の「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE~さよなら絶望学園~」に続き“超高校流のギャル”を演じる神田さんは「前回が映像出演だったので、久しぶりに生身で帰ってきて、不安や気負いもあるが、そこはギャル役なので(笑)、『いまから腕が鳴る』くらいの強気で臨みたい。年齢的にも最後の制服だと思うので」と抱負を語った。会見ではオーディションを勝ち抜いた元・「アイドリング!!!」の後藤郁が、“超高校流のアイドル”舞園さやかを演じることが発表された。後藤さんは2014年の同グループ卒業以降、芸能活動を休止しており、同舞台で芸能活動復帰を果たす。「ダンガンロンパ THE STAGE 2016~希望の学園と絶望の高校生」は6月16日(木)より、東京・名古屋・大阪・神奈川の4都市にて上演。(text:cinemacafe.net)
2016年02月26日人気小説家・森見登美彦の作品を舞台化した『青春音楽活劇「詭弁・走れメロス」』。ひねくれものの阿呆大学生が京都を疾走するという森見版『走れメロス』を舞台化し、好評を博した作品だ。そして初演より3年半を経て、待望の再演が行われることに!『青春音楽活劇「詭弁・走れメロス」』チケット情報演出・松村武にとって、大掛かりな“実験”だったというこの作品。独特の文体が魅力である森見作品を舞台化するにあたり、松村が取った手法は「小説の文章をそのままモノローグとしてセリフにし、一本の短編小説をそのまままるごと演劇化する」というかつてないもの。松村「出演者たちと試行錯誤を繰り返して作り上げた、自分にとって財産といえる作品ですね」初演以後、この手法を他作品でも取り入れているという松村にとって、いちひとつの新たなスタイルを確立するきっかけとなった作品なのだ。膨大な量のセリフとモノローグを喋り、演じ、そして疾走する……そんなハードな主人公・芽野史郎を演じるのは、初演に引き続き武田航平。武田「『大変です』って言うの、好きじゃないんです。でもこの作品に関しては『大変です』(笑)」初演時は、要求される集中力と肉体的なハードさに「舞台上での記憶がほとんどない」とか。武田「でも、得るものがたくさんあるし、それを後の自分の武器にできる、ということがわかっている作品でもある。だから再演できるのは嬉しいですね」主人公・芽野の無二の親友、芹名を演じるのは、今回初出演となる中村優一。中村「(初演は)観終わった後に心も体も暖かくなるし、また観たいなと思えた作品。でもこれを自分がやるとなると……(笑)楽しみでもありますし、今からドキドキしてます」観終わった後、改めて「友情について考えてしまった」という中村。そう、この作品で描かれる友情は、とても一筋縄ではいかないもの。なにせ、この作品におけるメロスは「約束を守らないために走る」のだから。武田「芽野も芹名もいろいろ面倒くさいし、こじらせてますよね(笑)。そこが素敵なんですけど。今回は優一君が入ることで、自分でも見えなかった部分が出るかもしれない」中村「僕、本当は面倒くさい人間なんですよ。そういう部分は自覚してるので、今回の舞台でダダ漏れになってもいいというか……自分のそういう部分が活かされるのであれば活かしたい」松村「そういうのが役にフィードバックできたらいいよね(笑)。中村君が加わることで、だいぶ変わると思いますよ。芽野と芹名は『阿呆の双璧』って言われてますけどますけど、むしろインテリジェンスが溢れすぎてておかしくなってるという非常に文学的な存在。そういう匂いが出せれば」公演は4月29日(金・祝)から5月8日(日)まで東京・シアターサンモール、5月14日(土)京都劇場で行われる。取材・文:川口有紀
2016年02月12日本郷奏多を主演に大ヒット人気ゲームを舞台化した「ダンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~」が、本郷さんの続投で再演することが決定。「ダンガンロンパ THE STAGE ~希望の学園と絶望の高校生2016」と題し、岡本玲、松風雅也、宮下雄也ら続投キャストが出演する中、この度、新キャストとしてネクストブレイク必至の中村優一と、「南海キャンディーズ」山崎静代が発表された。「ダンガンロンパ THE STAGE」は、超高校級のエリートのみが入学できる私立「希望ヶ峰学園」を舞台に、“超高校級の幸運”という才能を持った平凡な主人公・苗木誠をはじめ、個性豊かなキャラクターたちが突如学園の中に閉じ込められ、生徒同士で殺し合いをすることを強要され、同級生を殺した犯人を学級裁判によって生徒たちが自ら推理し突き止めていく学園ミステリー・アクション。原案は累計出荷80万本を売り上げた大ヒットゲームであり、2014年に本郷さん主演で初の舞台化。2015年には横浜流星を主演に迎え舞台化第2弾「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE~さよなら絶望学園~」が上演された。本郷さんの続投で話題を呼ぶ本舞台だが、そのほかのキャスト陣はすでに公式ホームページ上で毎週発表されており、初演舞台から続投となるヒロイン役の岡本さん、松風さん、宮下さんをはじめ、初出演となる「チョコレートプラネット」松尾駿と長田庄平、七木奏音、池端レイナ、村田充、杉江大志らが出演決定。新しい布陣で作られる舞台に大きな期待が寄せられている。そして今回、いよいよ“超高校級の御曹司”十神白夜役と“超高校級の格闘家”大神さくら役のキャスト発表。十神白夜を演じるのは、「仮面ライダー電王」「もやしもん」「薄桜鬼SSL」などで人気の俳優・中村優一。中村さんは初演を観劇していたそうで「キャストの熱量、そして役者一人一人がゲームの中から本当に出てきたのではないかと思うくらい似ていて圧倒されました。自分が、そのダンガンロンパTHE STAGEに今回出演出来ることがすごく嬉しいです」と喜びをコメント。さらに、アニメも全話観ており、現在ゲームも攻略中とのこと。「ダンガンロンパ」ファンの中村さんが如何に世界観を演出するか楽しみだ。大神さくら役には、『ラブ★コン』『フラガール』など女優としても活躍した経歴を持つ“しずちゃん”こと南海キャンディーズの山崎静代がキャスティングされた。「決められた範囲の中でのサバイバルをするという、まさに私の好きな設定です。わくわくします。しかもめっちゃムキムキで強いのに、とても心優しい女性という理想的な役をやらせていただけるのがありがたいです。改めて、大きく生まれて良かったな、格闘技をやってて良かったなと感じております。頑張りたいと思います」と意気込みを寄せた。「ダンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~」は6月16日(木)より、東京・名古屋・大阪・神奈川の4都市にて上演。(text:cinemacafe.net)
2016年02月05日「女方として、できる範囲のことはすべてチャレンジしたい」と語るのは、中村七之助。彼の今年最初の舞台は、歌舞伎ではなく現代劇だ。十八代目中村勘三郎とデヴィッド・ルヴォーの企画で誕生したという『ETERNAL CHIKAMATSU-近松門左衛門「心中天網島」より-』。『心中天網島』は、遊女小春・紙屋治兵衛・その妻おさんの三角関係を描いた近松の代表作。この作品を、注目の若手作家・谷賢一が、ルヴォーのオリジナルアイデアに基づき新作戯曲として描き下ろす。七之助は、初めてルヴォーの演出を受け、これまであまりやったことのない現代劇で女方を演じ、そして初共演の深津絵里とW主演する。まさにチャレンジだ。稽古前に来阪し、「父の、死してなお夢を実現する力」を感じながら、遺志を受け継いで出演する意気込みを話した。『ETERNAL CHIKAMATSU -近松門左衛門「心中天網島」より-』チケット情報「父は、歌舞伎の演目を海外の方に演出してほしいという夢があり、私たち息子にも話していました。具体的にルヴォーさんで近松を、と。それをルヴォーさんが覚えていてくださり、今回の上演になりました。ルヴォーさんという暮らしも文化も違う方が、近松作品をどういう解釈で演出され、そこからどんな変化が生まれるのか。今回、それが一番楽しみです」。物語は、現代に生きるハル(深津)が、江戸時代に生きる遊女・小春(七之助)と出会い、近松門左衛門の古い古い恋の物語に引き込まれていく。ハルと小春を通して描く、究極の愛。1月下旬から稽古に入るが、初めてやる時に一番大事にしていることは「お稽古までに台本を全部覚えて行くこと」と言う。「これは父が口を酸っぱくして言ってましたから。それと、柔らかい気持ちで行くことかな。杉村春子先生は台本を100回読まれたと。だから、台本は最初から最後までよく読んで、自分のキャラクターを考えます。でも、固めて行かない。固めると、そこから抜け出ることが大変になるから」。今回、深津とはガップリ四つの初共演だ。「僕はテレビでも映画でも歌舞伎でも、相手役はほとんど男としかやったことがなかったんです。だから、深津さんとほぼ初対面でポスター撮りした時、『もっと顔を近づけて、近づけて』と言われて、恥ずかしくてね(笑)。すごい脇汗でした(笑)。深津さんはキレイな人で、すごくいい方でした」。ほかに伊藤歩、中嶋しゅう、中島歩、音尾琢磨らが出演。「今回は、歌舞伎で培ってきたものをいろいろ試せる、チャレンジできる舞台でうれしいです。現代劇の中で女方として出るなんて、これは僕個人としてもおもしろいし、ボクがお客様だったら、ちょっと観てみたいな(笑)」。公演は、2月29日(月)から3月6日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、3月10日(木)から27日(日)まで東京・Bunkamura シアターコクーンにて上演。チケットは発売中。取材・文:高橋晴代
2016年02月05日舞台『ダンガンロンパ THE STAGE ~希望の学園と絶望の高校生~2016』が6月16日(木)東京・Zeppブルーシアター六本木を皮切りに全国4都市で上演。同作に中村優一と、 お笑いコンビ南海キャンディーズの山崎静代の出演が決定した。中村は“超高校級の御曹司”十神白夜役、山崎は“超高校級の格闘家”大神さくら役を務める。それぞれ「僕は、ダンガンロンパの初演を観て、キャストの熱量、そして、役者ひとりひとりがゲームの中から本当に出てきたのではないかと思うくらい似ていて圧倒されました。自分が、そのダンガンロンパTHE STAGEに今回出演出来る事がすごく嬉しいです。アニメは全話観ていて、ゲームの方も今、絶賛やっております。ダンガンロンパの魅力にハマりました。中村優一版、十神白夜を楽しみにして頂けたらと思います」(中村)。「決められた範囲の中でのサバイバルをするという、まさに私の好きな設定です。わくわくします。しかもめっちゃムキムキで強いのに、とても心優しい女性という理想的な役を,やらせていただけるのがありがたいです。改めて、大きく生まれて良かったな、格闘技をやってて良かったなと感じております」(山崎)と意気込みを寄せている。同作は人気テレビゲームシリーズ『ダンガンロンパ』の舞台化。超高校級のエリートのみが入学できる私立「希望ヶ峰学園」を舞台に、“超高校級の幸運”という才能を持った平凡な主人公・苗木誠をはじめ、個性豊かなキャラクターたちが突如学園の中に閉じ込められ、生徒同士で殺し合いをすることを強要される、というストーリー。2014年に初演され、全公演ソールドアウトになるほどの人気を博した。昨年、舞台化第2弾となる『スーパーダンガンロンパ2THE STAGE~さよなら絶望学園~』が上演され、こちらも好評のうちに幕を閉じた。今回の『ダンガンロンパ THE STAGE ~希望の学園と絶望の高校生~2016』は第1作の再演となり、主役の苗木誠役は本郷奏多が続投。そのほか、岡本玲、七木奏音などの出演が決定している。■舞台『ダンガンロンパ THE STAGE ~希望の学園と絶望の高校生~2016』6月16日(木)~ 6月26日(日)Zeppブルーシアター六本木(東京都)7月1日(金)・2日(土)東海市芸術劇場(ユウナル東海)(愛知県)7月7日(木)~ 7月10日(日)サンケイホールブリーゼ(大阪府)7月14日(木)~ 7月16日(土)関内ホール 大ホール(神奈川県)
2016年02月05日ゲームから派生しドラマ、舞台と好評を博してきた人気シリーズの劇場版『薄桜鬼 SSL ~sweet school life~ THE MOVIE』の試写会が2月1日(月)に開催。中村優一、染谷俊之、 木村敦、石渡真修、 稲垣成弥、井深克彦、 大野未来、宮下健作監督が舞台挨拶に登壇した。幕末を舞台に「新選組」の隊士たちの姿を描いた人気ゲーム「薄桜鬼」のスピンオフ作品として、舞台を平和な現代に移し、男子ばかりの「私立薄桜学園」に唯一の女子生徒・雪村いづみがやってきたことで甘酸っぱい青春模様が展開する。ドラマ、舞台、映画と苦楽を共にしてきたキャスト陣はみんな仲良し。この日も、普段のままのノリノリのトークが展開する。「今だから話せるエピソード」を問われると、中村さんは“染さま”と敬愛する染谷さんとの秘話を披露。「ドラマでも舞台でもずっと『優一くん』と呼ばれてたんですが、2~3日前にいま、染さまが出ている舞台を見に行ったんですよ。その夜に『ありがとう』とメールが来たので『すごくよかったです』と返事をしたら『優一にそう言ってもらえて嬉しい』と返ってきて…。女の子が、好きな男性から『さん』なしで呼ばれてキュンキュンするような(笑)。『SSL』を感じました!リアル薄桜鬼!」とウキウキした口調で報告する。染谷さんは慌てて「“くん”が抜けてただけ!」と訂正するも会場は笑いに包まれる。木村さんは「ロケバスで僕らがうるさくて、優一くんは(音楽が)かかってないイヤホンを差してました(笑)」と暴露。中村さんはこれに「行きも帰りもずっと盛り上がってるから(笑)。年上組なので夜は疲れてるんです…」と釈明する。石渡さんは「舞台のとき、染さんが開演前にいつも『この舞台、マジでお前にかかってる』とずっとプレッシャーかけてきました(苦笑)」と訴えるが、染谷さんは「真修はしょっぱなからしゃべる人だったので。ガンガン、プレッシャーかけてつぶしてやろうかと…」とニヤリ。映画では女子にとっての一大イベント、バレンタインの描写もあるが、もしもバレンタインのチョコを女子にもらったらどんなリアクションを?という問いが中村さんに振られると、なぜか染谷さんが“女子役”を買って出る。中村さんがどんなリアクションを取るのか?というところで、突然、稲垣さんが“別の女子”役で乱入!コントのような彼らのやり取りを監督は「茶番ですね」とバッサリ。会場は再び笑いに包まれた。ちなみに、登壇陣からは木村さんが学生時代に凄まじい数のチョコをもらったという“伝説”に関する話題も!さらに、中学の卒業式では木村さんの制服の全てのボタンが女子の手に渡ったというエピソードも飛び出したが、木村さんは「みんな、そうじゃないんですか?」と余裕のコメント。しかも「その数日後に高校の合格発表があり、制服で行かなくては行けなくて、職員室に行って先生に話してボタンをつけました…」というオチまで明かされ、会場には再び笑いがわき起こった。最後にキャストを代表してマイクを握った中村さんは「千鶴(大野さん)を巡るキュンキュンドキドキは、劇場版でさらにレベルアップしています!」とアピール。会場は期待を込めた温かい拍手に包まれた。『薄桜鬼 SSL ~sweet school life~ THE MOVIE』は2月6日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月01日幕末の乱世を疾走した新選組と、ひとりの少女との悲恋を描いた人気ゲーム『薄桜鬼』。そのスピンオフ企画として生まれた『薄桜鬼SSL~sweet school life~』は、物語の舞台をとある高校に移したラブコメディだ。これまでゲーム化、ドラマ化を果たし、来年には映画版も公開されるが、クリスマスに向けて胸キュン必至の舞台版がもうすぐ幕を開ける。舞台『薄桜鬼SSL』チケット情報「『薄桜鬼SSL』実写化のお話をいただいたのが今年の1月。そこからゲームや新選組について勉強して、春にドラマと映画を撮り、今、舞台の稽古中。1年間、全員同じメンバーで作品に取り組んできたので、意思疎通がちゃんと取れた状態で稽古をスタートできているのがうれしいですね」。そう語るのは今作で土方歳三を演じる中村優一だ。この物語における土方は、舞台となる「私立薄桜学園」の風紀の乱れを正す、厳しい教頭。もともと男子校だった学園にたったひとりの女子生徒・千鶴を入学させたキーパーソンでもある。「新選組に関する小説や映画では『鬼の副長』と呼ばれる土方ですけど、いかんせん僕がまったく怖くないらしくて(笑)。ただ、ドラマでの土方は、生徒たちを厳しく指導する教師でしたけど、舞台版はちょっと違うんですね。教師でありながら千鶴への恋心に揺れてしまう、とても繊細な人物像。教師としてはガンガン行けるんだけど、恋愛面については臆病というか、器用じゃなくて」。オリジナル版の『薄桜鬼』では壮絶な運命に飲み込まれていく土方や沖田総司や藤堂平助が、本作『薄桜鬼SSL』ではのびのびと学園生活を楽しみ、恋愛に邁進している。「(舞台版では)登場人物の性格とか感情の機微みたいなものが、ひとりひとり全員についてきめ細かく描かれているんですね。だから稽古を見ていても面白いです。千鶴の前に、ぜんぜん色の違う男たちが、目まぐるしく現れては消えるので(笑)」。だから、中村は胸を張る。1年間かけて磨きをかけてきたチームワークと作品力が、彼と仲間たちの誇りでもあるのだ。「稽古を重ねることで、ドラマや映画とはまた違った深まり方をしつつありますね。僕自身、今まではどちらかというと生徒側の役が多かったので、今回の教師役は本当にいい経験です。なので『舞台化ってどうなるの?』って思っておられる方にこそ、観に来ていただきたいですね。どれだけ進化したか、パワーアップしたかを見届けていただきたくて」。今回の舞台版では、ゲームやドラマでは謎に満ちていた「千鶴の父親」と「芹沢鴨」も登場するという新たな要素も。若者が疾走するドラマの中にあって、物語に厚みを与えるふたりの登場にも期待が高まる。公演は12月11日(金)から20日(日)まで、東京・シアターサンモールにて上演。チケットは発売中。取材・文:小川志津子
2015年12月04日真っ青な秋空に映える大阪城の天守閣。10月25日、大阪城西の丸庭園で5年ぶりとなる大阪平成中村座が開幕した。前日の会見で、中村扇雀は「感無量」と言い、中村橋之助は「兄が亡くなり、こんな早い時期にできたことは本当にうれしい、皆様のおかげです」と感謝。今回は、坂東彌十郎と坂東新悟、中村橋之助と中村国生、中村扇雀と中村虎之介という、3組の親子共演も楽しみだ。「大坂の陣400年記念 大阪平成中村座」チケット情報中村勘九郎・七之助はもとより、座組み全員が十八世中村勘三郎への想いを胸に、舞台に立った初日。昼の部には、満員の観客席に京都・先斗町から舞妓さんたちの姿もズラリと。『女暫(おんなしばらく)』は、歌舞伎十八番の『暫』を女方が演じる演目。七之助が凛々しくもキュートな巴御前を演じ、大奮闘!『三升猿曲舞(しかくばしらさるのくせまい)』は長唄舞踊。木下藤吉郎に扮した勘九郎が踊りの名手ぶりを披露する。紅葉の背景が開くと、陽に輝く大阪城が借景に!大拍手の客席に秋風が流れ込む。『狐狸狐狸(こりこり)ばなし』は、だまし合いの喜劇。扇雀が弾けて大活躍、七之助も魅力を発揮し、物語のおもしろさに引き込んで笑わせる。客席は大喜びのうちに昼の部が終演。休憩は2回。お弁当は敷地内の五軒長屋で早めに買おう。トイレは長蛇の列でも大丈夫。順番待ちまで楽しませるお茶子さんの話と超スムーズな誘導、場内案内からお弁当の空箱回収まで手際の良さは抜群だ。これぞ中村座名物、勘九郎の言う「世界に誇れるお茶子さん」。イヤホンガイドもおすすめ。公演中はもちろん、休憩時間には大阪城の歴史などの解説も。夜の部は『俊寛』と、30分の休憩をはさみ『盲目物語』。「どちらも祖父、父と二代に渡って大切にしてきたもので、父の想いが詰まった演目です」と七之助。前回、十八世勘三郎が演じたゆかりの演目『俊寛』は、来年、八代目中村芝翫を襲名する橋之助が渾身の演技で。『盲目物語』は、「ずっとやりたかった」と勘九郎、「大阪城にぴったりの作品」と七之助。今回の中村座の目玉はこれだ。お市の方に仕える盲目の弥市と豊臣秀吉の対照的な人生を、勘九郎が早替りで演じ分ける。回り舞台まで使う演出、幕切れは三味線を弾く弥市と幻想の中で琴を合奏するお市。その背景にライトアップされた大阪城が…。「鳥肌の立つような演出をご覧いただきます。観た人は最後を言わないでください」と扇雀。だから、言いません。「『還暦になったらまた大阪に来るよ』と言っていた父は、約束を守りました」と語っていた勘九郎。まるで十八世勘三郎が乗り移ったかのような舞台だった。彼らを、芝居小屋の18か所から“隠れ勘三郎”の眼が見守る。「最後の1個が探し出せたら賞金もの」。空き時間に“眼”を探し、スマホで撮影。とことん楽しませてこそ中村座だ。ただし、全部見つけても「賞金は出ません(笑)」。『大坂の陣400年記念 大阪平成中村座』は11月26日(木)まで大阪城西の丸庭園内 特設劇場にて上演中。取材・文:高橋晴代
2015年11月16日“ヘルシー”の代名詞「中村アン」今、最も人気を集めているモデルのひとりが「中村アン」だ。抜群のファッションセンスに、誰もが羨む健康的なパーフェクト・ボディで、今や“ヘルシー”の代名詞とも言われている。10月9日、エムオン・エンタテインメントは、「andGIRL 11月号」において、彼女の特集記事を組んだことを発表した。20代は仕事、30代は結婚!質問形式で彼女のライフスタイルに迫った特集では、1番の幸せを感じるのは、「今はお仕事してるとき」だと回答し、仕事が上手くいかないと「ごはんもお酒もおいしくない」と告白。仕事がプライベートに直結していることを明かした。また、将来の夢を尋ねたところ、20代は仕事重視で、30代に入ったら結婚して家庭を持ちたいとコメント。子供は2~3人、産休後はすぐに仕事に復帰、など具体的な未来予想図を描いており、夢の実現のために「今は自分ならではのフィールドを確立したい」と語った。「ユニクロ」と「GU」の鉄板コーデその他、同誌では、「ユニクロ」と「GU」の人気過熱ぶりをうけて、鉄板コーデを企画。1ヶ月間の着回しや、ユニジョの着こなしを特集している。「オールジャンルでランキング!」や、気になる今年のコート解説など見逃せない記事が盛りだくさん。オシャレでアクティブな女性は必見の一冊だ。(画像はプレスリリースより)【参考】・エムオン・エンタテインメント プレスリリース(@Press!)
2015年10月13日