歌舞伎の様式美に現代的なセンスを加え、古典の新たな魅力を創造している「コクーン歌舞伎」。今回上演されるのは“お岩さん”でおなじみの『四谷怪談』。お岩と夫・伊右衛門、お岩の妹・お袖と直助の悲劇を軸に忠臣蔵のドラマが絡んでいく。「15歳で東京バレエ団に入団した時、最初に出た舞台が、忠臣蔵を題材にしたモーリス・ベジャールさん振付の『ザ・カブキ』という演目でした。それから18年を経て、退団する時に最後に踊ったのもこの作品。そもそも自分が、歌舞伎の舞台にお誘いを受けたこと自体が予想外すぎたので、思い切ってそんな縁を繋げて、エイッてお引き受けしました」バレエダンサーながら、近年は現代劇や映像でも活躍中の首藤康之さんも、さすがに歌舞伎でのオファーは驚いたそう。「稽古が始まったいまも、まだ緊張が解けない」とか。「皆さんのセリフを聞いたら圧倒されて、古典の偉大さと、そこで生きてこられた方々の力強さを実感しました。バレエもそうなんですが、古典をやりこなすには、積み重ねたものがベースにないと難しいんですね。それを皆さんの佇まいから少しでも取り入れられたらと思います」コクーン歌舞伎の演出を長年手がけてきた串田和美さんからのオファー。あえてダンサーの首藤さんを歌舞伎の舞台にキャスティングした狙いがきっとあるはず?「どうでしょう…串田さんに伺っても、なかなか手の内は明かしてくださらないので(笑)。でも、こちらが聞いてもお話しされないのは、僕に余白を与えてくださってるんだと思うんです。これまでお仕事でご一緒してきて、串田さんのお作りになる世界を信頼していますし、それを拠り所に頑張りたいと思っています」◇6月6日(月)~29日(水)渋谷・Bunkamura シアターコクーン作/四世鶴屋南北演出・美術/串田和美出演/中村獅童、中村勘九郎、中村七之助、首藤康之、笹野高史、片岡亀蔵、中村扇雀1等ベンチ席1万3500円~3等席4000円当日立見券3500円・2500円あり(すべて税込み)チケットホン松竹TEL:0570・000・489◇しゅとう・やすゆき9歳からバレエを始め15歳で東京バレエ団に入団。’04年の退団以降は、現代劇、映像へも挑戦。現在放送中のドラマ『99.9』(TBS系)にも出演。◇首藤さんが演じるのは、病に臥せる小汐田又之丞。彼への忠義一心で薬を盗んだ小平は、伊右衛門に殺され、お岩同様に亡霊となって現れる。復讐劇の鍵を握る存在だ。※『anan』2016年6月8日号より。写真・津留崎徹花インタビュー、文・望月リサ
2016年06月03日歌舞伎役者の市川染五郎、中村勘九郎、中村七之助が17日、都内で行われたシネマ歌舞伎『阿弖流為<アテルイ>』(6月25日公開)の完成披露上映会に登場した。劇団☆新感線・いのうえひでのりが演出、中島かずきが脚本を担当し、2015年に新橋演舞場で行われた、歌舞伎NEXT『阿弖流爲<アテルイ>』を映像として編集、全国公開する。舞台挨拶では、18日に33歳の誕生日を迎える七之助に、サプライズでバースデーケーキが贈られた。観客に祝われた七之助は「どんどん衰えていくものなので、次の歌舞伎NEXTの時は動けるように、日々精進していきたいと思います」と33歳の抱負を語った。染五郎が七之助の口にケーキの装飾の熊を「あ~ん」と食べさせると、七之助は「甘いです」と苦笑。また、勘九郎は「いい1年にしてください」とメッセージを送った。『阿弖流爲<アテルイ>』について、染五郎は「すごいもの、びっくりするものを作ろうじゃないかと、思いだけで作り上げた感じ」と説明し、「同じ方向を向いて一気に作り上げた」と感慨深げに振り返った。七之助は「劇団☆新感線は見るもんで、出るもんじゃないと言われていたけど、まあ、地獄でした(笑)」と舞台の激しさを語り、「養老院みたいな人たちが走らされて、けが人続出で大変でしたね」としみじみ。また七之助は、舞台上の動きがほとんどいのうえの演出指示通りであることを明かし「型が決まっている中で、自分の感情を表現するのは歌舞伎と同じ」と表現した。劇団員である俳優・古田新太や橋本じゅんについて、「自由にやってるなと思ってたんですけど、毎回そういう演出を受けてたんですよ。ああ恐ろしい人達だと思いました」とすごさに触れた。
2016年05月18日“真田イヤー”と言われる今年、舞台『真田十勇士』がパワーアップして帰ってくる。さらに公演と同時期に映画公開と出版化されることも決定、【映画×舞台×小説】という、まさに最高のメディアミックスが実現。日本映画界、演劇界、出版界、しいてはエンタテインメント界にとってスペシャルなプロジェクトが始動する。舞台「真田十勇士」チケット情報舞台は2014年の初演と同じく、演出(監督)を堤幸彦が手がけ、脚本を演劇界の重鎮マキノノゾミが担当。壮大な世界観と濃密な人間ドラマを描ききる。そして主人公・猿飛佐助を演じるのは、初演に引き続き同時期公開の映画でも同役を務める中村勘九郎。歌舞伎に留まらず、映画・ドラマ・CM など幅広い分野への挑戦を続けている勘九郎。本公演でも抜群の存在感でパワーアップした佐助を演じるに違いない。佐助とともに『真田十勇士』を支える霧隠才蔵には加藤和樹が登板。初演と映画版では由利鎌之助を演じた加藤和樹が新たな相棒役として挑む。実は腰抜けの武将であったという真田幸村には、初演・映画版同様、加藤雅也。佐助と才蔵の幼馴染で女忍びとしてふたりを翻弄する火垂を、グループ卒業後初舞台となる篠田麻里子が務め、豊臣秀吉の妻・淀殿を浅野ゆう子が演じるなど、再演も魅力的なメンバーが揃った。その他、高橋光臣、村井良大、駿河太郎、青木健、石垣佑磨など、舞台初演・映画版より継続して出演のメンバーに加え、荒井敦史、望月歩は映画版より引き続き、さらに、栗山航、丸山敦史、山口馬木也らの新規参戦が決定!この秋、かつてない豪華メンバーでお届けするスペクタクルな舞台『真田十勇士』をお見逃しなく!公演は、9月11日(日)から10月3日(月)まで東京・新国立劇場 中劇場、10月8日(土)から10月10日(月・祝)まで神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場 ホール、10月14日(金)から10月23日(日)まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホールにて上演。東京・神奈川公演は6月4日(土)より、関西公演は6月12日(日)より、チケット一般発売開始。なお、チケットぴあでは、5月13日(金)11:00まで関西公演のいち早プレリザーブ(ぴあプレミアム会員限定)を実施中。さらに、5月16日(月)11:00まで東京・神奈川公演、5月17日(火)11:00まで関西公演のプレリザーブ(先行抽選)の受付実施中。
2016年05月11日元AKB48で女優の篠田麻里子が、舞台『真田十勇士』に出演することが30日、発表された。篠田は2013年のAKB48卒業後、初舞台となる。主役の十勇士・猿飛佐助を演じるのは歌舞伎俳優の中村勘九郎。同じく十勇士の霧隠才蔵役には、4月からミュージカル『1789』で主演を務めるなど、様々な舞台で活躍する加藤和樹が決定した。篠田は2人を翻弄する女忍び・火垂を演じる。同作は映画監督の堤幸彦が演出、劇作家のマキノノゾミが脚本を担当し、2014年に中村勘九郎&松坂桃李のコンビで初演。同キャスト・同スタッフでの映画版も2016年に公開される。映画版『真田十勇士』で火垂役を演じるのが、元AKB48で篠田とともに活躍した大島優子で、篠田と大島は同じ役を演じることになる。舞台版ではほかに、真田幸村役の加藤雅也、豊臣秀吉の妻・淀殿役の浅野ゆう子が出演する。更に、高橋光臣、村井良大、駿河太郎、荒井敦史、栗山航、望月歩、青木健、丸山敦史、石垣佑磨、山口馬木也らが舞台を彩る。東京公演は新国立劇場 中劇場で9月11日~10月3日、横浜公演はKAAT 神奈川芸術劇場で10月8日~10日、関西公演は兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホールで10月14日~23日。映画公開と舞台公演にあわせ、2016年夏に小説版の発売も予定している。
2016年03月30日舞台と映画が同時期に開幕・公開という史上初のメディアミックスが実現する中村勘九郎主演「真田十勇士」。この度、篠田麻里子、浅野ゆう子、加藤和樹、加藤雅也らが出演することが決定し、舞台版のキャストの全貌が明らかになった。豊臣・徳川の最後の決戦「大坂の陣」から400年となる2014年、日本テレビ開局60年特別舞台として大ヒットを記録した「真田十勇士」が、“真田イヤー”と言われる2016年、舞台公演と同時期に映画公開と出版化されることも決定し、「映画×舞台×小説」という、史上初の画期的な試みが話題となっている。9月11日(日)の新国立劇場を皮切りに上演される本舞台は、2014年の初演と同じく堤幸彦が演出を手がけ、脚本は演劇界の重鎮・マキノノゾミが担当し、壮大な世界観と濃密な人間ドラマを描く。主人公・猿飛佐助を演じるのは、初演から引き続き、中村さんが本舞台そして映画でも好演する。そして今回新たに発表されたキャストには、「真田十勇士」を支える霧隠才蔵役に、初演と映画版では由利鎌之助役を演じた加藤和樹が、卓抜した運動神経とアクション力を武器に、新たな相棒役として挑戦。また、映画版では大島優子が演じる佐助と才蔵の幼馴染みで女忍びとして2人を翻弄する火垂役を、「AKB48」卒業後初舞台となる篠田さんが、豊臣秀吉の妻・淀殿役に浅野さんがキャスティングされた。さらに、真田幸村役には、初演、映画版同様加藤雅也が続投するほか、高橋光臣、村井良大、駿河太郎、青木健、石垣佑磨など、舞台初演・映画版より継続して出演のメンバーに加え、荒井敦史、望月歩は映画版より引き続き、さらに、栗山航、丸山敦史、山口馬木也らの新キャストが顔を揃えた。舞台「真田十勇士」は9月11日(日)より東京・新国立劇場にて、10月8日(土)より横浜・KAAT 神奈川芸術劇場にて、関西・10月14日(金)より兵庫県立芸術文化センターにて公演。映画『真田十勇士』は9月22日(木・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月30日歌舞伎俳優の中村勘九郎が主演を務める映画『真田十勇士』(9月22日公開)の初の映像となる特報が25日、公開された。原作は、2014年に日本テレビ開局60年特別公演として上演された同名舞台。同作の演出も手がけた堤幸彦監督がメガホンを取り、歴史を変える大うそで真田幸村(加藤雅也)を天下一の武将に仕立て上げる猿飛佐助(勘九郎)の計画を描く。勘九郎のほか、佐助と共に十勇士を支える霧隠才蔵役の松坂桃李、2人の幼なじみのくノ一・火垂役の大島優子も出演。松平健や大竹しのぶといった豪華キャストも登場する。特報では、佐助が火まみれになりながら立ち向かう姿やアクロバティックな殺陣を披露。「実は腰抜け」で「ヘタレすぎる」幸村を武将に仕立てるべく、戦場で大暴れしていく。さらに広野を駆ける馬と兵士、激しい爆発などこれまで時代劇ではあまり見られなかったスケールでの合戦の描写や怒涛のアクションが映し出されており、わずかな時間だが忍服姿の火垂も捉えられている。(C)2016『真田十勇士』製作委員会
2016年03月25日“真田イヤー”となる2016年、映画×舞台×小説という、かつてないメディアミックスの一大プロジェクトとして話題を呼んでいる『真田十勇士』。このほど、主人公・猿飛佐助を演じる中村勘九郎がアクロバティックな殺陣を披露する映画の初映像が解禁となった。関が原の戦いから10年。天下統一を目の前にした徳川家康と「豊臣の世を再び!」と復権を狙う豊臣家の対立が深まっていた戦国の世で、「智謀知略天下に並ぶ者なし!」の名将として、世間から尊敬を集めていた男、真田幸村(加藤雅也)。だが、実は幸村、その男前な容貌と奇跡的に起こるラッキーの連続によって、天下の名将に祭り上げられていただけの、ただの“腰抜け男”だった!?その実像と虚像のギャップに悩んでいたとき、抜け忍・猿飛佐助(中村勘九郎)と運命的に出会う。何かドデカいことを成し遂げたいと思っていた佐助は、「オイラの嘘で、あんたを本物の天下一の武将に仕立て上げてみせようじゃないか!」と、仲間たちを集めることに…。2014年の舞台版と同様、奇才・堤幸彦監督がメガホンをとる本作。主人公・猿飛佐助には、歌舞伎の舞台公演に留まらず、映画・ドラマ・CMなど幅広い分野への挑戦を続ける中村さん。本作で演じる猿飛佐助は、おとぼけなキャラクターながらも実は策士であり、真田幸村を天下一の武将に仕立て上げる【真田十勇士】の中心的存在となる。さらに、端麗で頭も切れ、【真田十勇士】を佐助とともに支えていく寡黙でクールな実力派忍者・霧隠才蔵には、松坂桃李。佐助と才蔵の幼馴染で、才蔵に対して密かな感情を抱きながらも、女忍びとして彼らの命を狙う“くのいち”火垂には、本格時代劇初出演の大島優子。さらに十勇士役には、永山絢斗(根津甚八)、加藤和樹(由利鎌之助)、高橋光臣(筧十蔵)、駿河太郎(三好清海)、村井良大(海野六郎)、荒井敦史(三好伊三)、望月歩(真田大助)、青木健(望月六郎)と、注目の人気若手俳優が集結。そして、真田幸村には加藤雅也、家康に松平健、淀殿に大竹しのぶというオールスターキャストで、真田イヤーを盛り上げる。解禁された予告編は、「天下の名将と名高い真田幸村が実は腰抜けの武将であった」という発想で展開する本作らしく、ダメダメ感全開の加藤さん演じる幸村の映像からスタート。そこに、中村さん演じる佐助が登場し、火まみれになりながら立ち向かう姿やアクロバティックな殺陣を披露!さらに、広野を駆け回る馬と兵士たち、激しい爆発と、日本映画史上類を見ないスケールの大きさ、バトルにつぐバトルで怒涛のアクションシーンが映し出されていく。もちろん堤作品だけに、型破りなエンターテインメントでもありつつ、監督らしいユーモアもたっぷり盛り込まれるはず。まずはこちらの映像から、ぶっ飛んだ真田ワールドを楽しんでみて。『真田十勇士』は9月22日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月25日中村勘九郎、松坂桃李らが出演する映画『真田十勇士』の特報映像が公開になった。実は腰抜け男の真田幸村を、猿飛佐助ら十勇士が天下一の武将に仕立て上げるべく奮闘する物語で、このほど公開になった映像ではスケールの大きなアクションが次々に登場している。『真田十勇士』特報映像真田幸村といえば、戦国の世で高く評価される名将だが、本作に登場する幸村は、運が良いだけで実は腰抜けの男。しかし、猿飛佐助、霧隠才蔵らは“ハッタリ”と“大嘘”で幸村を天下一の武将にするべく、大坂の陣に挑む。勘九郎が主人公・佐助を、松坂が才蔵を演じるほか、大島優子、伊武雅刀、佐藤二朗、加藤雅也、大竹しのぶらが出演。堤幸彦が監督を務め、映画公開時には堤監督が演出を手がける舞台も上演される。このほど公開になった特報映像には迫力のある合戦シーンが描かれ、勘九郎演じる佐助が炎に包まれるシーンや、松坂の鋭い表情を捉えたカットも登場。スケールの大きい大作になっていることが伺える。『真田十勇士』9月22日(祝・木)全国ロードショー
2016年03月25日9月22日公開の映画『真田十勇士』のクランクアップ報告記者会見が17日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、主演の中村勘九郎をはじめ、松坂桃李、大島優子、加藤雅也、大竹しのぶ、永山絢斗、加藤和樹、高橋光臣、石垣佑磨、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、青木健、堤幸彦監督が出席した。本作は、2014年に上映された堤幸彦演出、中村勘九郎主演の舞台『真田十勇士』の劇場版で、戦国末期を駆け抜けた真田幸村と彼を支える真田十勇士の活躍を描く。また、本作の公開と同時期に堤監督演出による舞台が上映されることも発表された。約2カ月半の撮影が終わり、この日行われた会見には劇中で着用した甲冑姿のキャスト陣と堤監督が勢揃い。主演の中村は「2年前に舞台がありまして、その舞台公演中に堤監督とキャストの皆さんと『映画にしてくださいよ』と冗談で言ったら、本当になってさすが監督だと思いました」と堤監督を褒めながら「撮影は本当に過酷なものでした。時代劇や戦国ものということである程度は覚悟していましたが、予想以上に大変で心の中も格好良い俳優陣の皆様と頼れるスタッフさんの皆様のお陰で無事撮影できました。ロケ地も広大で夢のような2カ月間でした」とやりきった様子。霧隠才蔵役の松坂桃李は「監督からは『馬と並行に走ってください』とか『忍者なので腕を振らないで走って下さい』とか言われ、何を言っているんだろう? と(笑)。不可能を可能にする監督だと思いましたね」と話していた。女忍として中村扮する猿飛佐助と霧隠才蔵の命を狙う火垂を演じたのが、大島優子。「男臭い現場だと思いましたね(笑)。女性は2人しかいなかったので、1人になると心細かったりしましたが、皆さんが舞台からやっていたので、すごく仲が良かったし現場の雰囲気も良かったです」と話し、堤監督について「すごい方だと思っています。細かな所まで行き届いていて、迫力のあるものをお届けするパワーを秘めている方。今回もご一緒できてうれしかったです」と絶賛するも、「ワイヤーを使って、木を走って昇らせるんです。監督は何でもやらせるから(笑)」と堤監督の無茶ぶりに苦笑い。そんな大島を堤監督は「完璧でしたよ。木を縦に走る女優はあなただけ!」と手放しで褒めていた。映画『真田十勇士』は、9月22日より全国公開。
2016年03月18日“真田イヤー”の2016年、映画公開に合わせ、同時期の舞台上演が決定した一大プロジェクト『真田十勇士』のクランクアップ会見が3月17日(木)、都内で行われ、中村勘九郎(猿飛佐助)、松坂桃李(霧隠才蔵)、大島優子(女忍び・火垂)、堤幸彦監督らが出席した。口八丁手八丁の佐助が仲間たち=十勇士と協力し、実はヘタレだった武将・真田幸村を“真の名武将”に仕立て上げようと奮闘するアクション時代劇。映画の公開&舞台の上演(14年に上演された同名舞台の再演)を9月、同時期に実施する。映画と舞台の演出を手がける堤監督は、「盆、暮れ、正月が一緒に来た豪華さ。日本映画ができることをすべて詰め込んだ作品であり、舞台は舞台で2年前の上演を超えなくては。どちらも最高峰を目指している」と血気盛んに宣言。「プレッシャーも感じる」と本音をもらしつつ、「ただいま、鋭意編集中。もてるパワーを叩きつける」と自らを鼓舞していた。14年の舞台に続いて、佐助を演じる勘九郎さんは、「2年前、冗談で『映画になればいいのに』と言っていたが、まさか実現するなんて」と感無量。映画の主演は約7年ぶりで「戦国時代劇ということで、相当な覚悟で臨んだが、それ以上に夢のような現場だった。大きな誇りになりました」と映画の完成を心待ちにしていた。同じく2年前の舞台と同じ役柄に挑む松坂さんは、「まるで少年マンガを地で行く撮影だった」と映画ならではの現場をふり返り、「堤監督から馬と並走してくれと言われたときは、さすがに『この人、何言ってるんだろう』って(笑)。しかも、忍者だから腕もふっちゃいけなくて…」と“ムチャぶり”も暴露。また、くノ一役で本格的な時代劇に初チャレンジした大島さんは、「監督はいちいちスゴイんですよ!」と再タッグを機に、“堤組”のスケールの大きさに感嘆していた。会見には加藤雅也(真田幸村)、大竹しのぶ(淀殿)、永山絢斗(根津甚八)、加藤和樹(由利鎌之助)、高橋光臣(筧十蔵)、石垣佑磨(徳川軍の忍び・仙九郎)、駿河太郎(三好清海)、村井良大(海野六郎)、荒井敦史(三好伊三)、青木健(望月六郎)が出席した。『真田十勇士』は9月22日(祝・木)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月17日映画公開に合わせ、同時期の舞台上演が話題を集める大型時代劇『真田十勇士』のクランクアップ会見が3月17日に、都内で行われ、中村勘九郎(猿飛佐助役)、松坂桃李(霧隠才蔵役)、大島優子(女忍び・火垂役)をはじめ、加藤雅也、大竹しのぶ、永山絢斗、加藤和樹、高橋光臣、石垣佑磨、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、青木健、堤幸彦監督が出席した。その他の画像ドデカいことを成し遂げたいと願う佐助が、仲間たちとともに「オイラの嘘で、あんたを本物の天下一の武将に仕立ててみせる」と世間から名武将だと勘違いされた真田幸村を盛り立てる、というアクション時代劇。14年に上演された舞台をもとに、NHK大河ドラマ『真田丸』が放送中の“真田イヤー”である今年、映画化&舞台の再演を同時期に行うビッグプロジェクトが幕を開ける。映画&舞台で演出を手がける堤監督は、「とにかく面白いものに仕上げなくては、というプレッシャーを感じつつ、現在は鋭意編集中です」と進捗を報告。「自分で見ていても、面白いしハマってしまう。最高峰の映画を目指すのはもちろん、舞台も2年前を超えないといけない。もてるすべてのパワーを叩きつけるつもり」と自らを鼓舞し、「日本映画ができる、あらゆることを詰め込んだ。盆、暮れ、正月が一緒に来た作品」と本作の“出陣”に気合いを入れた。佐助役で、約7年ぶりの映画主演を果たす勘九郎は、「2年前の舞台でも同じ役を演じ、『いつか映画にならないかな』と冗談で言っていたら、実現してしまった。まるで夢みたいだし、自分にとっても誇りになった」と早くも強い手応えを示した。松坂は14年版の舞台に続き、クールな忍び・才蔵を演じ「まるで少年マンガを地で行くようなアクションの連続。監督から『馬と並走してくれ』と言われたときは、『何言ってるんだろう?』と思った」と笑いを交え、アクションシーンの壮絶さを暴露。女くノ一役で、本格的な時代劇に初出演した大島は、「何度かご一緒しているが、堤監督はいちいちスゴイ!」と壮大な堤ワールドに驚きを新たにしていた。『真田十勇士』9月22日(祝・木)全国ロードショー!取材・文・写真:内田 涼
2016年03月17日俳優・中村雅俊の娘でモデル・タレントとして活動する中村里砂が主演を務める、世界的カルト漫画の実写映画化『少女椿』。このほど、中村さん演じるヒロインのみどりをはじめ、カナブンや紅悦など、原作の世界観を表現する強烈なキャラクター写真の数々が解禁となった。ある時代の東京。14歳のみどり(中村里砂)は、病気の母親を置いて家を出て行った父親の代わりに家計を助けるため、花売りをしていたが、ある日、家に帰ると母親(鳥居みゆき)は病死していた。一人ぼっちになったみどりは、赤猫サーカス団の団長である嵐鯉治郎(中谷彰宏)に拾われる。地方巡業に回るサーカス団には、怪力自慢の赤座(深水元基)、美少年のカナブン(武瑠)、蛇使いの紅悦(森野美咲)、足芸の鞭棄(佐伯大地)ら、個性的で怪しげな連中が顔を揃えていた。その中で下働きするみどりは、いじめにあいながらも健気に毎日を送り、走る列車を見ながら東京の我が家のことを思うのだった。そんなある日、サーカス団にワンダー正光(風間俊介)という超能力を持った男が加入する。いじめにあうみどりを見たワンダー正光は、彼女のことを気にかけ、彼自身が持つ超能力で不思議な光景を見せる。彼の優しさにみどりは次第に心を寄せていく。ワンダー正光の評判は瞬く間に広まり、サーカス団は連日大入りとなった。だが、団員たちは彼の人気に嫉妬し、さらにみどりをいじめる。それを見たワンダー正光は怒り、超能力で団員たちを従わせる。彼はみどりのことを愛していたのだった。それに嫉妬した鞭棄も、みどりを力づくで振り向かせようとするが、それを見たワンダー正光は激怒、超能力で鞭棄を殺害してしまう――。1984年の発刊以来、アニメ化や舞台化がされてきた、丸尾末広によるカルト漫画を原作とする本作。これまで実写映画化は何度も試みられながら、その世界観を描くことが難しく、幾度も企画が立ち消えになってきたが、このほど短編映画『ミガカガミ』でモントリオール国際映画祭ほか、国内外の映画祭で数々の賞を受賞した監督TORICOによってついに実現。本作の公開決定がニュースとして流れるや、Twitter上などSNSでは大きな盛り上がりを見せ、翌日のTwitterでは話題度1位となったほど。先に発表となった、主人公でヒロインのみどりを演じる中村さんのほか、ワンダー正光には『猫なんかよんでもこない』の風間俊介、カナブンにはビジュアル系ロッカーの武瑠(SuG)、紅悦にはグラビアでも話題となった女優『花鳥籠』の森野美咲、鞭棄には若手俳優の注目株『アキラNo.2』の佐伯大地、赤座には『新宿スワン』の個性派俳優・深水元基、そしてサーカス団団長の嵐鯉治郎には作家としても活躍する中谷彰宏といった、超個性的な面々が登場。見事なまでに、美しくも奇妙でエログロな世界観を再現した本作を、これらの写真から覗いてみて。『少女椿』はシネマート新宿ほか5月21日(土)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月05日「女方として、できる範囲のことはすべてチャレンジしたい」と語るのは、中村七之助。彼の今年最初の舞台は、歌舞伎ではなく現代劇だ。十八代目中村勘三郎とデヴィッド・ルヴォーの企画で誕生したという『ETERNAL CHIKAMATSU-近松門左衛門「心中天網島」より-』。『心中天網島』は、遊女小春・紙屋治兵衛・その妻おさんの三角関係を描いた近松の代表作。この作品を、注目の若手作家・谷賢一が、ルヴォーのオリジナルアイデアに基づき新作戯曲として描き下ろす。七之助は、初めてルヴォーの演出を受け、これまであまりやったことのない現代劇で女方を演じ、そして初共演の深津絵里とW主演する。まさにチャレンジだ。稽古前に来阪し、「父の、死してなお夢を実現する力」を感じながら、遺志を受け継いで出演する意気込みを話した。『ETERNAL CHIKAMATSU -近松門左衛門「心中天網島」より-』チケット情報「父は、歌舞伎の演目を海外の方に演出してほしいという夢があり、私たち息子にも話していました。具体的にルヴォーさんで近松を、と。それをルヴォーさんが覚えていてくださり、今回の上演になりました。ルヴォーさんという暮らしも文化も違う方が、近松作品をどういう解釈で演出され、そこからどんな変化が生まれるのか。今回、それが一番楽しみです」。物語は、現代に生きるハル(深津)が、江戸時代に生きる遊女・小春(七之助)と出会い、近松門左衛門の古い古い恋の物語に引き込まれていく。ハルと小春を通して描く、究極の愛。1月下旬から稽古に入るが、初めてやる時に一番大事にしていることは「お稽古までに台本を全部覚えて行くこと」と言う。「これは父が口を酸っぱくして言ってましたから。それと、柔らかい気持ちで行くことかな。杉村春子先生は台本を100回読まれたと。だから、台本は最初から最後までよく読んで、自分のキャラクターを考えます。でも、固めて行かない。固めると、そこから抜け出ることが大変になるから」。今回、深津とはガップリ四つの初共演だ。「僕はテレビでも映画でも歌舞伎でも、相手役はほとんど男としかやったことがなかったんです。だから、深津さんとほぼ初対面でポスター撮りした時、『もっと顔を近づけて、近づけて』と言われて、恥ずかしくてね(笑)。すごい脇汗でした(笑)。深津さんはキレイな人で、すごくいい方でした」。ほかに伊藤歩、中嶋しゅう、中島歩、音尾琢磨らが出演。「今回は、歌舞伎で培ってきたものをいろいろ試せる、チャレンジできる舞台でうれしいです。現代劇の中で女方として出るなんて、これは僕個人としてもおもしろいし、ボクがお客様だったら、ちょっと観てみたいな(笑)」。公演は、2月29日(月)から3月6日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、3月10日(木)から27日(日)まで東京・Bunkamura シアターコクーンにて上演。チケットは発売中。取材・文:高橋晴代
2016年02月05日平成中村座のニューヨーク公演を独占密着するほか、中村勘三郎の孫たちの成長ぶりを描いた「密着!中村屋ファミリー大奮闘2014」のその後に密着した「密着!中村屋ファミリー大奮闘2016」が、2月5日(金)に放送されることがこのほど明らかとなった。2014年12月30日(火)に放送された前特番を経て、今回番組が密着したのは、中村勘九郎・七之助兄弟が亡き父・勘三郎との約束であった「平成中村座」の復活を果たす2015年。「平成中村座」大阪公演は勘三郎のライフワークであり、「中村屋」という大看板だけでなく「歌舞伎界」全体を背負っていかなければならない重責を背負った勘九郎・七之助の姿に迫る本番組。頼りにしていた父・勘三郎の盟友・ 坂東三津五郎の突然の他界。さらに追い打ちをかけるように、中村屋三代にわたって世話をしてもらっていた最古参・94歳のお弟子・中村小山三の緊急入院…。病と闘う小山三と勘九郎・七之助が交わす約束とは…? 果たして勘九郎・七之助は、父との約束である「大阪平成中村座」を無事成功させることができるのか…?一方で、20数年前の勘九郎(当時、勘太郎)と七之助にうり二つの4歳の七緒八くんの姿や、当時の勘三郎と同じく、息子に「声が小さい!」と厳しく声をあげる父としての勘九郎、そして幼いながらもけなげに稽古に取り組む彼らの姿も映し出されている。早くも天才との呼び声高い勘三郎の孫・七緒八くんと、2歳になった哲之くんたちの、ますます目が離せないその成長ぶりや大暴れっぷりに注目だ。さらに、若手女優から梨園の妻へ一転、若くして名門・中村屋を支える女将を務めることになった勘九郎の妻・前田愛にも番組では密着している。希代の天才歌舞伎役者・中村勘三郎が遺した二人の息子・勘九郎と七之助をはじめとした中村屋一家に注目してみて。「密着!中村屋ファミリー大奮闘2016~勘三郎との約束&七緒八4歳・哲之2歳も大暴れSP~」は、2月5日(金)21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年01月13日歌舞伎役者の市川染五郎、中村勘九郎、中村七之助が主演を務めるシネマ歌舞伎 『歌舞伎NEXT 阿弖流為〈アテルイ〉』が2016年6月25日に公開されることが決定した。シネマ歌舞伎第24弾となる本作は、今年7月に東京・新橋演舞場で上演。もともとは2002年、染五郎が、2002年に劇団☆新感線とタッグを組み、神話や史実をモチーフとした時代劇シリーズ・いのうえ歌舞伎『アテルイ』として上演した。それから13年の時を経て、再び染五郎が歌舞伎化したものが新橋演舞場での公演で、映画では演劇の可能性を広げた、新たな歌舞伎誕生の瞬間をも捉えているという。タイトルにもなっている、阿弖流為の役を務めるのは、染五郎。苦悩しながらも蝦夷を率いる若いリーダーを演じる。そんな阿弖流為に奇妙な友情を感じながらも蝦夷征伐へと向かう坂上田村麻呂の役は、映画および舞台『真田十勇士』(2016年9月公開)でも主演を務めることが発表された勘九郎が、阿弖流為を導く謎の女・立烏帽子の役は七之助が、それぞれ務める。このほか、坂東彌十郎、市村萬次郎、片岡亀蔵らの出演も決定している。染五郎は本作を、「自分の夢でもある歌舞伎と映像の融合の第一歩になる、さらなる可能性を感じる作品」と形容。「舞台では表現できない編集によって生まれ変わりました」とした上で、「映像ならではの魅力が詰まった、歌舞伎NEXT『阿弖流為』を多くの方にご覧いただくことを心より願っています」とアピールしている。
2015年12月24日歌舞伎役者の中村勘九郎が、2014年に日本テレビ開局60年特別公演として上演された同名舞台の映画化作品『真田十勇士』(2016年9月公開)で主演を務めることが15日、発表された。俳優・松坂桃李や元AKB48で女優の大島優子も出演する。原作は、豊臣と徳川の最後の決戦"大坂の陣"から400年となった昨年、舞台化され大ヒットを記録した時代劇。同作の演出も手がけた堤幸彦監督が、メガホンを取る。原作舞台にも出演した中村が務めるのは、真田幸村を"真の武将"に仕立てあげる真田十勇士の中心的存在・猿飛佐助役。おどけたキャラクターながらも、実は十勇士一の策士という役柄だ。松坂は、佐助と共に十勇士を支える霧隠才蔵役。中村同様に原作でも才蔵を演じており、佐助と才蔵は「まるで太陽と月だ」と各所で評価されたという。大島は、そんな佐助と才蔵の幼なじみで女忍びとして2人を翻弄(ほんろう)する火垂役を担当。なお、松坂と大島が堤監督とタッグを組むのは2人共、本作でちょうど3度目となる。映画化に際して中村は、「舞台出演時は、こんなにビッグ・プロジェクトになるとは露とも想像しておりませんでしたが、近年まれに見る壮大な映画になりそうで、これは心してやらなければならないと身が引き締まる思い」とコメント。佐助の役については、「舞台版も映画版も、取りあえず"バカ"という基本線は変わりません」としながら、現場で堤監督から「佐助は頭の回転がものすごく速く、常に何か考えていて、最終的には彼が状況を操っていくほどの策士。そういう面を表現するために、独特の間を作って」と指示を受けたことから、"間"に注意を払っているという。そんな堤監督を、「ほんとにアイデアマン」と表現。「監督が現場でアイデアをひらめく瞬間に居合わせた時の幸せは格別です」とたたえている。松坂は、才蔵役について「『お待たせしました、あなたの霧隠才蔵です』なんていうぶっ飛んだキメ台詞のインパクトの強い役」だったと舞台を振り返りながら、「映画版ではこの台詞自体はないけれど、真田十勇士の中で、とびきりクールでかっこいい、"水も滴るいい男"」になるとアピール。本作はもちろん、時代劇自体も初出演となる大島は、「お姫様役ではなくて、"くノ一"という忍者の役柄だったことが、自分にはぴったり」と笑みを浮かべながら、「普段は、目の力強さや姿勢、人に対しての距離の取り方などで"くノ一"らしく演じながら、思いを寄せる相手と接するときには、普通の女の子らしさも出したい」と意気込んでいる。また、アクションについては「吹き矢使いなので、直接的な戦闘シーンはそんなになさそうですが、女性のずる賢さや俊敏性みたいなものがくノ一として表れたら良いんじゃないかと思っています」とも明かしている。本作の撮影は、今月2日よりスタート。来年8月の完成を予定している。さらに、映画と同時に、2016年9月に東京・新国立劇場中劇場での舞台化も。こちらは同年10月に神奈川芸術劇場と兵庫県立芸術文化センターでの公演も予定されている。舞台の佐助役は引き続き勘九郎が務め、才蔵役と火垂役は後日あらためて発表される。
2015年12月15日“大坂の陣”から400年となる2014年、日本テレビ開局60年特別舞台として大ヒットを記録したスペクタクル超大作「真田十勇士」が、演出を手がけた鬼才・堤幸彦監督により映画化されることが決定、さらに映画の公開と同時期に舞台上演されることも決定した。本映画のキャストには、中村勘九郎、松坂桃李、大島優子らが出演するという。関が原の戦いから10年以上の歳月が流れ、徳川家康は天下統一を目前にしていた。最後に残ったのは、豊臣秀吉の遺児・秀頼と付き従う武将たち。秀頼の母・淀殿は、「豊臣の世をふたたび」という妄想に駆られ、徳川との対立を深めていた。世にいう大坂冬の陣の始まりである。次々と大坂城に入城する豊臣方の武将たち、その中に一際、異彩を放つ一団がいた。天下の名将として名高い真田幸村を筆頭とした真田十勇士の面々である。戦力の乏しい豊臣方の期待は一心に幸村たちに注がれていたのである。しかし、幸村、どうやら様子がおかしい。実は幸村、男前が過ぎるばかりに周囲に勘違いされ、凡庸な武将にも関わらず、天下の名将に祭り上げられていただけなのだ。幸村大活躍のエピソードは偶然が重なったに過ぎなかった。そこに現れたのが抜け忍びの猿飛佐助。つまらない世を面白く生きるために抜け忍びとなった佐助は、己の虚像と実像のギャップに苦しむ幸村に出会い、「オイラの嘘で、あんたを本物の立派な武将に仕立て上げてみせようじゃないか!」と、同じ抜け忍びの霧隠才蔵を筆頭に十人の勇士をあつめ、陰日向に幸村を支えてきたのであった。歴史の教科書には載っていない、大坂冬の陣、夏の陣の火ぶたが切って落とされた――。今回、映画の公開と同時期に舞台上演するというスペシャルダブルプロジェクトが始動!映画とともに舞台演出も堤監督が手がけ、脚本は2014年の舞台と同じく演劇界の重鎮・マキノノゾミ氏が担当。壮大な世界観と濃密な人間ドラマを描く。本作で、主人公・猿飛佐助を演じるのは、2014年の舞台同様、歌舞伎の舞台公演に留まらず、映画など幅広い分野への挑戦を続ける中村さん。「舞台初演時は、こんなにビッグ・プロジェクトになるとはつゆとも想像しておりませんでしたが、近年稀に見る壮大な映画になりそうで、これは心してやらなければならないと身が引き締まる思いです」と今回の映画化について思いを語る中村さんは、持ち前の味わいと演技力で、おとぼけなキャラクターながらも、実は十勇士イチの策士であり、真田幸村を“真の武将”に仕立て上げる猿飛佐助を、スクリーンとステージをところ狭しと飛び回り演じる。共に2014年の舞台へ出演した松坂さんは、「真田十勇士」を支える霧隠才蔵を続投。『ピース オブ ケイク』のオカマ役・天ちゃんや『劇場版 MOZU』の残虐非道な殺し屋・権藤など様々な役どころをこなす、若手実力派俳優の松坂さんは、今回の映画化について「ワクワクしています」「とびきりクールでかっこいい、“水もしたたるいい男”霧隠才蔵として、最後まで駆け抜けたいです」と意気込みを寄せた。また、佐助と才蔵の幼馴染で、女忍びとして二人を翻弄する火垂を、元「AKB48」の大島さんが演じる。『紙の月』で第38回アカデミー賞優秀助演女優賞ほか、多くの映画賞で助演女優賞を受賞し、「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」で連続ドラマの初主演を務め、堤監督とは本作が3作目のタッグとなる。大島さんは「お姫様役ではなくて、“くの一”という忍者の役柄だったことが、自分にはぴったりだな」と語り、初共演の2人については「勘九郎さんは、以前見たドラマで、そのお芝居の魅力に心を奪われました。今回は、そのときのシリアスな役柄とは全然違うお調子者の役ですが、それを勘九郎さんがどういうふうに演じられるか気になります。松坂さんとは生年月日が一緒で、幼なじみという役にすんなり入っていけそうで、共演を楽しみにしています」とコメントした。舞台版のキャストは、佐助は映画と同じく中村さんが務めほかは後日発表だそう。さらに同時期に出版化も予定しており、“映画×舞台×小説”というメディアミックス展開が期待される。映画『真田十勇士』は2016年9月、全国にて公開予定。舞台「真田十勇士」は2016年9月、新国立劇場中劇場にて開演予定。(cinemacafe.net)
2015年12月15日2014年に日本テレビ開局60年特別舞台として上演された『真田十勇士』を、映画と舞台で来年9月に公開/公演するダブルプロジェクトが発表された。映画版の主人公・猿飛佐助は、舞台版に引き続き中村勘九郎が演じ、佐助とともに真田十勇士を支える霧隠才蔵を演じた松坂桃李も続投するほか、映画版では大島優子が彼らの幼馴染で、女忍びとしてふたりを翻弄する火垂を演じる。監督と脚本は、同作の舞台演出を務めた堤幸彦監督と脚本を手がけたマキノノゾミが続投する。その他の情報『真田十勇士』をふたつのジャンルで同時期に公開/公演する画期的な試みについて堤監督は「(舞台の)再演に向かって走り出したところに、映画化の企画が加わった」と説明。撮影は12月2日から来年1月にかけて行われ、8月の完成を目指しており「現在撮影中ですが、とにかくセットがすごい。監督の私すらセットの端から端まで全部見渡すことができないほど」と明かし、「すばらしい音楽やハリウッドに負けないCGをご用意している上、テーマソングも大物が決定しております。まさに盆暮れ正月がいっぺんに来たような、そんな娯楽大作に致しますので、どうぞご期待ください」と意気込みを語っている。このダブルプロジェクトの主演を務める中村は「申年で猿がつく役をできるのは縁起が良さそうですし、大阪城落城400年の年(2015年)に、ゆかりの人物を演じることができるとは役者冥利に尽きますね」といい、「仕掛けのハデな最高のエンターテインメント作品であり、壮大な歴史ロマンであり、さらには、ラストの大どんでん返しに至るまでに、マキノノゾミさんが巧妙に隠した伏線を楽しめるミステリー要素もあって、とにかくいろいろな要素がつまった映画になりそうです」とコメント。一方、松坂は「お芝居ももちろんのこと、勘九郎さんの座長としての佇まいに色々と学ばせていただくことばかりです。映画がクランクインしたばかりにもかかわらず、既に完全に仕上がっていて、何を言ってもやっても、佐助以外の何者でもない。一緒に行動する場面が多いので、非常に楽しい時間を過ごしています」と話し、「映画版では真田十勇士の中で、とびきりクールでかっこいい、“水もしたたるいい男”霧隠才蔵として、最後まで駆け抜けたいです」と語っている。大島は「時代劇に出演するのは初めてなのですが、お姫様役ではなくて、“くの一”という忍者の役柄だったことが、自分にはぴったりだなと思いました」といい、中村と松坂については「お二人とも初めて共演させて頂きます。勘九郎さんは、以前見たドラマで、そのお芝居の魅力に心を奪われました。今回は、その時のシリアスな役柄とは全然違うお調子者の役ですが、それを勘九郎さんがどういうふうに演じられるか気になります。松坂さんとは生年月日が一緒で、幼なじみという役にすんなり入っていけそうで、共演を楽しみにしています」とコメントを寄せている。なお舞台版は、中村が映画と同じく佐助を演じるが、才蔵と火垂を演じるキャストは後日改めて発表される。『真田十勇士』2016年9月全国ロードショー!
2015年12月15日立川談春の原作を映像化し、「嵐」の二宮和也とビートたけしが初共演することで注目を集める「赤めだか」。このたび、主人公・立川談春を演じる二宮さんと、立川談春本人が立川談志師匠の命日を翌日に控える11月20日(金)午前、談志師匠が眠る都内のお寺を訪問。ドラマの撮影終了報告を兼ねて献花を行ったことが明らかとなった。チケットの入手が最も困難と言われる落語家、立川談春。少年時代のある日、立川談志の落語を見たことをきっかけに落語家になることを決意。17歳という若さの談春が、「天才」「風雲児」と言われた故・立川談志のもとに弟子入りし、弟子仲間たちと苦楽を共にしながら成長していく様子と、誰よりも落語を愛し、落語に挑み続けた男・談志の破天荒な生き様を“弟子目線”から描く。談春役の二宮さん、不世出の天才・立川談志役にビートたけし、立川談春の弟弟子にあたる立川志らくに濱田岳、兄弟子・立川関西役に宮川大輔、立川談かん役に柄本時生、立川ダンボール役に新井浩文、立川談々役に北村有起哉などが決定している本作。さらに番組のナビゲーターを笑福亭鶴瓶、物語のナレーションを薬師丸ひろ子が務めることでも話題を呼んでいる。このたび談春さん本人と共に立川談志師匠が眠るお寺を訪れた二宮さんは、「本来は撮影に入る前に談志師匠にご挨拶に来たかったのですが、来ることが出来なかったのでそのお詫びと、無事撮影も終われたのでどこかで見て欲しいとお願いしました」と語り、談春さんは「(談志師匠が)ドラマを見ている姿が浮かびました。家族がドラマを見ている後ろで、『おもしろくねえなッ』とか言いながら、『これ談春?談春か?へぇ~』なんて言いつつも、きっと喜んでくれていると思います」と師匠を偲んだ。また同時に、立川志の輔役の香川照之、林修一役のリリー・フランキーほか、スペシャルゲストを含むオールキャストも発表に!すし屋の大将にさだまさし、魚問屋の店主には柳家喬太郎、さらには春風亭昇太、春風亭小朝、中村勘九郎、三遊亭円楽が本人役で登場することが決定。そして魚河岸の女将を坂井真紀、談春の両親を寺島進と岸本加世子が演じる。この“豪華すぎる”キャスト陣で、立川談志の生き様を中心にどのようなドラマを描き出すのか期待したい。<以下、コメント>■二宮和也談春さんは実際目の前にいらっしゃる方で、これからまだ歴史を作っていく方なので、実際演じるのは難しかったです。後でご本人に見られちゃいますし(笑)。本当にまだ世の中が分っていない、尖がっていた頃の少年時代から演じさせていただきました。今の談春さんはとても謙虚な方ですが、川の石が丸くなっていくように、ドラマに描かれているような時代を過ごして来たから…という部分を見ていただきたいと思います。本当にスゴイ人たちが1シーンでも1カットでも、「出番の長さじゃないよ」という心意気でたくさん集まってくださり、皆でワイワイ言いながら作り上げた作品なので、その辺りも楽しんでいただければと思います。■立川談春撮影ではニ宮さんの落語が素晴らしくてビックリしました。歌って踊れて、話の間(ま)も分かる人ですが、正直、落語は出来ないと思っていたんです。ところが一度もレクチャーしていないのにちゃんと出来ていた。これはプロの落語家がみたらすぐその凄さがわかると思います。ドラマでは自分の師匠を自分で決められる、ちょっと珍しい世界を生業として歩んだ落語家と、「落語家になりたい」という、若者ならではの情熱をぶつけられた大人たちがどうやってそれに立ち向かうか?という部分が見事に描かれていると思います。決して甘酸っぱい思い出ではないですが、是非ご覧になって下さい。スペシャルドラマ「赤めだか」は12月28日(月)TBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年11月21日真っ青な秋空に映える大阪城の天守閣。10月25日、大阪城西の丸庭園で5年ぶりとなる大阪平成中村座が開幕した。前日の会見で、中村扇雀は「感無量」と言い、中村橋之助は「兄が亡くなり、こんな早い時期にできたことは本当にうれしい、皆様のおかげです」と感謝。今回は、坂東彌十郎と坂東新悟、中村橋之助と中村国生、中村扇雀と中村虎之介という、3組の親子共演も楽しみだ。「大坂の陣400年記念 大阪平成中村座」チケット情報中村勘九郎・七之助はもとより、座組み全員が十八世中村勘三郎への想いを胸に、舞台に立った初日。昼の部には、満員の観客席に京都・先斗町から舞妓さんたちの姿もズラリと。『女暫(おんなしばらく)』は、歌舞伎十八番の『暫』を女方が演じる演目。七之助が凛々しくもキュートな巴御前を演じ、大奮闘!『三升猿曲舞(しかくばしらさるのくせまい)』は長唄舞踊。木下藤吉郎に扮した勘九郎が踊りの名手ぶりを披露する。紅葉の背景が開くと、陽に輝く大阪城が借景に!大拍手の客席に秋風が流れ込む。『狐狸狐狸(こりこり)ばなし』は、だまし合いの喜劇。扇雀が弾けて大活躍、七之助も魅力を発揮し、物語のおもしろさに引き込んで笑わせる。客席は大喜びのうちに昼の部が終演。休憩は2回。お弁当は敷地内の五軒長屋で早めに買おう。トイレは長蛇の列でも大丈夫。順番待ちまで楽しませるお茶子さんの話と超スムーズな誘導、場内案内からお弁当の空箱回収まで手際の良さは抜群だ。これぞ中村座名物、勘九郎の言う「世界に誇れるお茶子さん」。イヤホンガイドもおすすめ。公演中はもちろん、休憩時間には大阪城の歴史などの解説も。夜の部は『俊寛』と、30分の休憩をはさみ『盲目物語』。「どちらも祖父、父と二代に渡って大切にしてきたもので、父の想いが詰まった演目です」と七之助。前回、十八世勘三郎が演じたゆかりの演目『俊寛』は、来年、八代目中村芝翫を襲名する橋之助が渾身の演技で。『盲目物語』は、「ずっとやりたかった」と勘九郎、「大阪城にぴったりの作品」と七之助。今回の中村座の目玉はこれだ。お市の方に仕える盲目の弥市と豊臣秀吉の対照的な人生を、勘九郎が早替りで演じ分ける。回り舞台まで使う演出、幕切れは三味線を弾く弥市と幻想の中で琴を合奏するお市。その背景にライトアップされた大阪城が…。「鳥肌の立つような演出をご覧いただきます。観た人は最後を言わないでください」と扇雀。だから、言いません。「『還暦になったらまた大阪に来るよ』と言っていた父は、約束を守りました」と語っていた勘九郎。まるで十八世勘三郎が乗り移ったかのような舞台だった。彼らを、芝居小屋の18か所から“隠れ勘三郎”の眼が見守る。「最後の1個が探し出せたら賞金もの」。空き時間に“眼”を探し、スマホで撮影。とことん楽しませてこそ中村座だ。ただし、全部見つけても「賞金は出ません(笑)」。『大坂の陣400年記念 大阪平成中村座』は11月26日(木)まで大阪城西の丸庭園内 特設劇場にて上演中。取材・文:高橋晴代
2015年11月16日2016年2月3日(水)より東京・お台場で開幕する世界的エンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の日本公演最新作「ダイハツ トーテム」で、日本公演スペシャルサポーターにプロフィギュアスケーター・織田信成の就任が決定した。先月行われた制作発表にて既に発表された応援団長・小倉智昭、スペシャルサポーター「サンドウィッチマン」、中村勘九郎、「Happiness」に続き、今回スペシャルサポーターに就任した織田さん。サポーター就任に寄せて、その意気込みを語った。「シルク・ドゥ・ソレイユ」は、フィギュアスケートとも深い関わりがあり、自身も大好きなサーカスだと語る織田。「アクロバティックな技はもちろん、衣装や振り付け、芸術と技術との融合という面でも」インスピレーションを得ているそう。 『トーテム』を実際に観てインスパイアを受けて、フィギュアスケートの“進化”につなげたいと期待を込めるコメントもあった。また、「『シルク・ドゥ・ソレイユ』の作品の演目には言葉(セリフ)がなくても、演出や音楽やアクロバットなど、様々な要素が心に響き、涙腺が刺激される。観に行く際はハンカチを持って」と呼びかけた。「トーテム」は、数億年の物語と、無限の可能性をめぐるスペクタクル・ロマン。過去と未来で繰り広げられる、人類の進化をテーマに語られる壮大な物語。好評につき、東京追加公演も決定。2016年2月3日(水)~5月22日(日)の期間、139公演を開催する。スペシャルサポーターになった織田さんは、「トーテム」ロゴのカエルをイメージしたポーズをはじめとする「トーテム」出演キャラクターに扮した広告ビジュアルも展開となるので併せてチェックしてみてはいかが。(text:Miwa Ogata)
2015年11月10日来年2月3日(水)より開幕するシルク・ドゥ・ソレイユの日本公演最新作『ダイハツ トーテム』。同公演の制作発表が10月14日都内で行なわれ、応援団長の小倉智昭、スペシャルサポーターのサンドウィッチマン、ガールズパフォーマンスグループのHappinessが出席した。【チケット情報はこちら】2003年の『キダム』から8作続けて応援団長を務める小倉智昭は「いつもシルクの公演は海外でひと足先に見ているんですが、『トーテム』はまだ観ていないんです。プロジェクションマッピングや可動式ステージなどを使ったり、どんな風に大きく変わるのか。作品のテーマである“人類の進化”をアクロバットやいわゆるサーカス的な要素でどのように表すのか興味がありますね!2004年の『アレグリア2』に出ていた少年・ニキータ君が20歳になって今回の『トーテム』のロシアン・バーという演目で活躍しているのも楽しみにしています」とシルク・ドゥ・ソレイユを知り尽くしたコメント。シルク・ドゥ・ソレイユが大好きだと語るサンドウィッチマンの伊達みきお。気になる演目として、カエルに扮したアーティストたちが亀の甲羅を模したオブジェで鉄棒のパフォーマンスを繰り広げる「カラベース」をセレクト。「ぜひカエルには日本公演で“ゲロゲーロ!”と言って欲しい!間違いなくウケますから!そして再来年の仙台公演までにしっかりと鍛えて、なんとかワンシーンでも出させてもらえるとありがたい」とコメント。また富澤たけしは「僕らもネタに取り入れられるものは、『トーテム』から取り入れていきたい」と話し、会場の笑いを誘っていた。Happinessの須田アンナが気になる演目は、若い女性アーティストが2メートルの高さの一輪車に乗りながら金属製のボウルを足でジャグリングする「ユニサイクル・ウィズ・ボウル」。「私も一輪車にハマっていた時期があったので、かわいらしい女性があんなに高いところでどうやってバランスを保ちながら演技するのか気になります!」とその理由を語った。この日は舞台のため欠席となったスペシャルサポーターの中村勘九郎はVTRで出演。シルク・ドゥ・ソレイユの日本公演はほとんど鑑賞していることを明かし「スペシャルサポーターとして公演に関わることができて、本当に喜んでおります。全力で応援させていただきます」とコメントした。また、今回の『トーテム』には日本人アーティストとして、宮海彦が参加。シルク・ドゥ・ソレイユは通常オーディションを受けて舞台に立つが、宮はアクロバットディレクターからスカウトを受けてシルク入り。『トーテム』の初期のころから演出に関わり、演目「カラペース」のキャプテン兼コーチを務めている。宮は「シルクのショーはひとつひとつ違うショー。『トーテム』でしか観られない演目も多い。ぜひそれを見逃さないように、新しい感動を体験して頂きたい」と語った。『ダイハツ トーテム』は2016年2月3日(水)から4月10日(日)まで、東京・お台場ビッグトップで上演。その後、大阪、名古屋、福岡、仙台を巡演。東京公演のチケットは好評発売中。
2015年10月15日“ヘルシー”の代名詞「中村アン」今、最も人気を集めているモデルのひとりが「中村アン」だ。抜群のファッションセンスに、誰もが羨む健康的なパーフェクト・ボディで、今や“ヘルシー”の代名詞とも言われている。10月9日、エムオン・エンタテインメントは、「andGIRL 11月号」において、彼女の特集記事を組んだことを発表した。20代は仕事、30代は結婚!質問形式で彼女のライフスタイルに迫った特集では、1番の幸せを感じるのは、「今はお仕事してるとき」だと回答し、仕事が上手くいかないと「ごはんもお酒もおいしくない」と告白。仕事がプライベートに直結していることを明かした。また、将来の夢を尋ねたところ、20代は仕事重視で、30代に入ったら結婚して家庭を持ちたいとコメント。子供は2~3人、産休後はすぐに仕事に復帰、など具体的な未来予想図を描いており、夢の実現のために「今は自分ならではのフィールドを確立したい」と語った。「ユニクロ」と「GU」の鉄板コーデその他、同誌では、「ユニクロ」と「GU」の人気過熱ぶりをうけて、鉄板コーデを企画。1ヶ月間の着回しや、ユニジョの着こなしを特集している。「オールジャンルでランキング!」や、気になる今年のコート解説など見逃せない記事が盛りだくさん。オシャレでアクティブな女性は必見の一冊だ。(画像はプレスリリースより)【参考】・エムオン・エンタテインメント プレスリリース(@Press!)
2015年10月13日声優として活躍中の中村繪里子によるライブ「中村繪里子 Thank You LIVE ら❤ら★ら♪なかむランド~Love❤Laugh★Live♪~」を記念したオリジナルアルバムが、2015年10月17日にリリースされる。本作は、完全新規レコーディングの全6曲を収録。「通常盤」「CD付特別盤」「DVD付限定版」の3ラインナップとなっており、それぞれ写真の異なる全12ページのブックレットが同梱される。予約は、10月12日(火)の26:00からシーサイドSHOPにて受付開始。10月17日(土)より順次発送となる。【通常盤】価格:2,200円(税込)完全新規レコーディングの全6曲を収録。全12ページのブックレットは「CD付特別盤」「DVD付限定盤」とは異なる写真が使用されている。【CD付特別盤】価格:3,000円(税込)全6曲入りの楽曲CDに加え、「CD付特別盤」にはCDをもう1枚同梱。この「特別盤CD」には、全6曲の楽曲をFM番組風に紹介するトラックが収録されている。【DVD付限定盤】価格:3,000円(税込)全6曲入りの楽曲CDに加え、「DVD付限定盤」にはMV「ヒカリ咲く」と、そのメイキング映像「Making of ヒカリ咲く」を収録したDVDが同梱される。○アルバム「中村繪里子 Thank You LIVE ら❤ら★ら♪なかむランド~Love❤Laugh★Live♪~」収録楽曲ヒカリ咲くForever SmileI.W.B.DPrecious無敵の絆Someday Somewhere
2015年10月10日美術家の中村ケンゴによる展示会「中村ケンゴと中村ケンゴと」が、10月14日から20日まで、伊勢丹新宿店本館5階のアートギャラリーで開催される。中村ケンゴは大阪府生まれの美術家。マンションの間取り図や漫画の吹き出し、キャラクターのシルエットなどの現代社会を象徴するモチーフを使ってユニークな絵画を製作している。15年には掛川市二の丸美術館で個展を開催した。今回開催される「中村ケンゴと中村ケンゴと」では、顔文字をモチーフにした絵画シリーズ「心文一致」の新作が登場するほか、東京では未発表の作品も出展される予定。10月17日、18日(各日午後2時から午後2時30分まで)にはアーティストガイドツアーが実施される。【イベント情報】中村ケンゴと中村ケンゴと会場:伊勢丹新宿店本館5階=アートギャラリー会期:10月14日~20日営業時間:午前10時30分~午後8時まで(最終日は午後6時まで)
2015年10月08日十八代目中村勘三郎の発案で、2008年に始まった「赤坂大歌舞伎」が、2年半ぶりに帰って来た。第4回の今回は、糸操り人形が三番叟を踊り、糸を操る後見とのユーモラスなやりとりも見せる舞踊『操り三番叟』を中村勘九郎が、ひとりで七役を、早替りも交えて演じる『お染の七役』の主役を中村七之助が勤めている。「赤坂大歌舞伎」チケット情報勘九郎が『操り三番叟』を踊るのは、今回が2回目。前回は2009年、歌舞伎座で披露している。「もともと、うちの父に勧められた演目なんです」と、勘九郎は振り返る。「糸に操られての人形振りは膝にかなり負担がかかるのですが、後見の(中村)国生とのチームワークを大切にし、重力を感じさせないイメージで、お客様に楽しんでいただきたいですね」。ACTシアターの空間については「すでに『棒しばり』で松羽目物もやっています。あの時のことを考えても、大丈夫なんじゃないでしょうか!」と笑顔を見せた。一方、七之助が「プレッシャー」と語るのは『お染の七役』。2012年、平成中村座において初役で勤め、「父から珍しく褒められた」舞台だ。「ストーリーというよりも空間に支えられて今に残ったようなところがある芝居で、平成中村座にも助けられました。それを、ACTシアターでやるのは正直、かなり難しいですね」。とはいえ、意識的に演じ方を変えるつもりはないという。「玉三郎さんから教わった通り、早替りショーで終わらせずに演じる役々をきちんとやる。そこはぶれません。自分が持っているものを全て出したいと考えています」と表情を引き締めた。なお、『お染の七役』には勘九郎も出演。七之助が演じる七役のひとつ、土手のお六の亭主、鬼門の喜兵衛を演じる。兄弟の息の合った芝居が期待できそうだ。これまでとはひと味違うこの演目立てにこそ、第4回ならではの挑戦がある。「赤坂大歌舞伎はもともと、歌舞伎を観たことのないお客様にも歌舞伎に触れてもらい、好きになって帰ってもらう企画。うちの父はプロデュース能力がすごくて、ずっとそういう演目立てをしてきました。でも今回は、本当に挑戦。現代的な劇場には合わないかもしれない作品で、お客様を歌舞伎の魅力に引き込むのは僕の責任ですし、逆にこれを好きになってもらえたら、可能性が広がるはずです」(七之助)「ACTではずっと、演出を変えずに古典を上演しているのも特徴です。今回の挑戦を通して、また見えて来るものもあるだろうから、先へと繋げることができるのではないかと思います。いずれは、僕たちが出ずに、がんばっている若手での公演ができたらとも考えていますね。そうやって、先人から教わったものを、次に伝えていくのが、僕たちの使命。父が遺してくれた赤坂大歌舞伎も、絶やさずに続けて行きたいです」(勘九郎)『赤坂大歌舞伎』は9月25日(金)まで、東京・赤坂ACTシアターにて上演。チケット発売中。取材・文:高橋彩子
2015年09月18日赤と黒のシックな劇場に映える、中村屋ならではの「黒・白・柿」の定式幕。幕が開けば、歌舞伎特有の鮮麗な色彩が次々に溢れ出す――。そんな、赤坂大歌舞伎でしか見られない景色が、2年半ぶりに蘇る。9月7日の初日を前に、舞台稽古の一部が公開された。赤坂大歌舞伎 チケット情報1演目は舞踊『操り三番叟』。まず、面箱を持った千歳(坂東新悟)、続いて翁(坂東彌十郎)が登場する。恭しく礼をし、扇を手に厳かに舞う両者。静謐な雰囲気から、この作品が本来、神事に近いものであることが伝わってくる。続いて、切戸から後見(中村国生)が現れて一礼し、背景の書割が松羽目から二羽の鶴に。人形箱から三番叟(中村勘九郎)の人形を取り出し、丁寧に点検する後見。三番叟が動き出すと同時に、静謐な雰囲気から一転、囃子方の演奏が賑やかさを帯び始める。勘太郎時代に初役で勤めた2009年以来、約6年ぶりにこの役を踊る勘九郎は、キレ味鋭い動きに加え、伸びやかな浮遊感をも表現。巧みに身体をコントロールし、あたかも糸に操られているかのような人形振りを、躍動感たっぷりに表現してみせた。休憩を挿んで、中村七之助が七役を演じる『於染久松色読販 お染の七役』。序幕「柳島妙見の場」では、浄瑠璃塚が建つ柳島の妙見神社境内を舞台に、可愛らしい質屋「油屋」の娘お染、その恋仲の丁稚で実は侍の子である久松、久松の姉で威厳漂う奥女中竹川、久松の許嫁で可憐なお光、艶やかな芸者の小糸……と、七之助が演じる主要登場人物がずらり。恋と刀を巡るドラマが、ここから始まるのだ。山家屋清兵衛役の彌十郎、庵崎久作役の片岡亀蔵らの確かな演技も舞台を支える。このほか、勘九郎扮する鬼門の喜兵衛と七之助扮する土手のお六による序幕第三場「小梅莨屋」と二幕目第一場「油屋店先」での息の合った応酬、そして華やかな大詰と、目が離せそうにない。『操り三番叟』からの流れを感じさせるちょっとした趣向も。出演者が立ち位置や台詞・動きのタイミングを確認し相談し合うなど、稽古らしい風景も。その中で勘九郎、七之助がイニシアティブを取る姿に、改めて、座頭としてのふたりの成長・飛躍がうかがえた。多くの観客が楽しめるよう、本番に向けてギリギリまで調整が続いた“赤坂大歌舞伎”は、9月7日(月)から25日(金)まで、東京・赤坂ACTシアターにて上演。取材・文:高橋彩子
2015年09月11日いまは亡き十八代目中村勘三郎が2008年に始め、息子の勘九郎、七之助がその遺志を受け継ぐ形で続けられ、今年で4回目を迎える「赤坂大歌舞伎」。9月7日(月)の開幕を前に、勘九郎さん、七之助さんらが赤坂ACTシアターのロビーにて報道陣の取材に応じた。「“芸能の街”赤坂で歌舞伎を!」という勘三郎さんの思いから始まり、勘三郎さんの逝去後の2013年には勘九郎さんと七之助さんを中心に新たな1ページを刻んだ「赤坂大歌舞伎」。4回目を迎える今回は勘九郎さんによるユーモアあふれる糸繰り人形の舞踊「操り三番叟」、七之助さんが早変わりで七役に挑む「お染の七役」が上演される。七之助さんはこの赤坂での公演は「父が遺してくれた財産」と語り「魂を受け継いで一生懸命やりたい」と意気込みを語る。勘九郎さんも「父に感謝してもし尽くせない」と語り「芝居のこともそうですが、僕たちの前に『劇団☆新感線』さんが35周年公演(『五右衛門VS轟天』)をやられてて、ロックの次に三味線の音色が流れるというのを父も喜んでいると思います。そういうのをずっとやりたいと言ってたので」と笑みを浮かべた。会見に同席した坂東彌十郎は、2回目の赤坂では勘三郎さんと共演したが、勘三郎さん亡き後はこれが初めて。「僕が8歳で勘三郎さんが9歳の元旦に初めて会ったけど、僕はずっと勘三郎さんのファンでした」としみじみと語り、その息子2人の成長に目を細め「感慨無量です」とうなずいた。「操り三番叟」を披露する勘九郎さんは「この踊りはこちらもお客さんも肩の力を抜いて楽しめるので、その後にドンと大きな『お染の七役』という大きな演目が控えているので、気軽に楽しんでいただければ」と飄々とした表情。一方、『お染の七役』で自身2度目の七役に挑戦する七之助さんは「(坂東)玉三郎のおじさまに手とり足とりで一番習った演目であり、自分の中でも一番自信を持ってやれるので、忠実に、楽しんでやれたら」と語った。今回は二演目とも古典を持ってきたが、七之助さんは過去の演目、そして赤坂という普段とは違う土地柄、初めて歌舞伎に触れる観客も多いということも念頭に「ここで魅力を分かっていただけると、また次の公演でジャンルが広がると思うし、次は新作歌舞伎をという可能性も出てくる。ステップアップにつなげられたら」とさらに先を見据えた。最後にひと言、締めの挨拶の段になると、勘九郎さんと七之助さんは互いにその任を譲り合い、最後は報道陣の前でじゃんけんで決定!「男気を見せろ!」(勘九郎さん)、「いいから早く!」(七之助さん)…というすったもんだの末に、勘九郎さんが「こんな仲のいいメンバーでやってます(笑)。舞台上でも私たちも楽しみながら、みなさまにも楽しんでいただけたらと思います」と挨拶。さらに去り際には、勘三郎さんが部屋子として中村屋に迎え入れた“弟分”の中村鶴松を「鶴松は熱愛はないんですか(笑)?」といじるなど、終始リラックスした様子を見せていた。「赤坂大歌舞伎」は赤坂ACTシアターにて9月25日(金)まで開催。(text:cinemacafe.net)
2015年09月07日ブラザー販売は8月31日、インクジェットプリンタ「PRIVIO(プリビオ)」シリーズの新製品となる8機種を発表。9月下旬から順次発売する。プロモーションキャラクターは2014年から引き続き、歌舞伎俳優の"中村勘九郎・七之助ブラザーズ"が務める。○今年は「ブラザーはできる4色インク」がキーメッセージ発表会ではまずブラザー販売の片山社長が壇上に立ち、「2011年から一般向け製品をFAX機からインクジェットプリンタ・複合機にシフトし、店舗での認知度とシェアを伸ばした」ことを紹介。今年は「ブラザーはできる4色インク」をメッセージとして、画質とコストを両立していることをアピールするほか、スマートフォンやタブレットからの印刷、他社との連携といった概略を述べた。続いてブラザー販売 常務取締役の三島氏がマーケティング戦略を説明。「今年も年末商戦に向けての発表会の季節がやってきた。短い一年だ」と振り返りつつ、フルモデルチェンジを敢行し、サービスも一新して年末商戦に臨むとした。ブラザーは2011年から一般向け製品をFAX機からインクジェットプリンタ・複合機にシフトしており、消費税の増税やWindows XPサポート切れの反動があったものの、シェアは堅調に推移。プリンタ売り場での存在感も高まったという。ブラザーのインクジェット機は、印刷コストの満足度が他社と比べて高いが、購入前にランニングコストを調べている人は少ないそうだ。そこで今年から、インクカートリッジ(1セット)あたりの印刷枚数を積極的に公開することにした。また、スマートフォンとタブレットの普及に対して「私ですら複数台を所有している」と、保有率の急激なアップを分析。スマートフォンとタブレットに充実したプリントライフを提供するため、人気アプリとの連携強化やコンテンツ強化を図る。年末商戦で最大の差別化要因としては年賀状印刷を掲げ、テンプレートなどが充実した年賀状印刷アプリを提供する。これらの施策により、2015年はシェア「15%」を目指す。最後にブラザー販売 マーケティング推進部長の大澤氏が、今年の新商品の概要を説明した。新製品はBASICシリーズで5機種、NEOシリーズで3機種の計8機種を投入する(色違い含む)。特にBASICシリーズでは、新インク(211カートリッジ)を採用して色表現範囲を広げているという。今回は「4つのできる」がアピールポイント。1つ目は「置き場所が自由にできる」で、例えば新エンジンを採用したDCP-J963Nでは、前モデル比15%の体積減を実現。さらに、すべてフロントオペレーションということで、狭いスペースでも設置できる。2つ目は「スマホからラクラクできる」。自社のBrother iPrint&Scan、プリントサービスプラグインに加えて、AppleのAirPrintとGoogleクラウドプリントにも対応していることを挙げた。人気のスマホアプリ、パペルックの写真コラージュアプリ「パペルック」、LINEのカメラアプリ「aillis」とも連携する。3つ目は「年賀状が簡単にできる」。スマホ用アプリとして提供する「ブラザー年賀状プリント2016」では、3ステップで年賀状印刷が行えるだけでなく、今まで利用していた年賀状アプリの住所録をインポート可能に。また、日本郵便のはがきデザインキット2016との連携と、WebアプリのWeb年賀状キット2016も追って対応する。最後に「コンテンツで楽しくできる」を挙げ、従来プリビオ・オープンテラスとして提供していたコンテンツサイトを、プリントテラスと改名。一層のコンテンツ充実を図っていく。○「中村ブラザーTV」ユーチューバーデビュー続いては、中村勘九郎・七之助ブラザーズが登場。まず兄弟が出演する新CMが上映され、歌舞伎役者ならではの力強く、優美な動きでブラザー製品の魅力を伝えるというコンセプト。TVCM「できる4色インク篇」は、9月5日から全国でオンエア予定(YouTubeでは公開中)。さらに中村ブラザーズは、YouTube「中村ブラザー!TV」にて、「PRIVIOセットアップ篇」、「PRIVIOスマホプリント篇」をすでに公開。発表会の会場で「PRIVIO 500枚プリント挑戦篇」を公開録画し、8月31日の夜からYouTubeで公開されている。
2015年08月31日ブラザー販売は8月31日、インクジェットプリンタ「PRIVIO(プリビオ)」の新テレビCMと、YouTube公式専用チャンネルの開設を発表した。ともに、歌舞伎俳優の中村勘九郎さんと中村七之助さんが出演している。新CMは9月5日から全国でオンエアを開始し、YouTubeチャンネルは8月31日から公開中。同社では「伝統を守りながら新しい取り組みに挑戦する」という二人の姿勢に共感し、2014年から中村兄弟の二人をPRIVIOのイメージキャラクターとして採用。新CM「できる4色インク」篇では、CGで作った日本独得の鮮やかな世界に、両名が無地の和服で登場。勘九郎さんの「写真画質がキレイにできる!」、七之助さん「ブラザーなら、その上おトクにできる」の声と歌舞伎らしい見得とともに、舞台背景が次々と着物の柄に変化する。鮮やかな和柄の着物デザインは、コスチューム・アーティストひびのこづえさんによるもの。この豪華絢爛な着物と世界観、そして中村勘九郎さん、中村七之助さんの優美な所作で、ブラザーならではの色鮮やかさを表現したという。また、PRIVIOの新製品発表を記念し、同日YouTubeチャンネル「ブラザー販売 BrotherSalesJapan」にて、「中村ブラザー! TV」も公開。中村勘九郎さんと中村七之助さんが今話題のYouTuberになりきり、「やってみた動画」風にPRIVIOの使い方や画質について紹介する。現在公開されている動画は「PRIVIOセットアップ篇」と「第2弾スマホプリント篇」の2種類。また、第三弾となる「500枚プリント挑戦篇」は、8月31日の新製品発表会で公開収録の予定で、21時から同チャンネルにて披露されるという。新製品発表会の様子は別途レポートする。
2015年08月31日