元日本代表で川崎フロンターレの顔・中村憲剛選手の素顔を2回に渡ってお届けします。共感しまくりの育児論をお話してくれた前編に続き、後編は中村選手を取り巻く女性たちにフォーカス。ほかにライバルや日本代表への思いもご紹介! 多くの人々に愛される中村選手の秘密を公開します!写真・黒川ひろみ 文・伊藤順子僕には母親が3人いたようなもの川崎フロンターレ入団16年目を迎え、いまもなお高みを目指し続ける大ベテラン、MFの中村憲剛選手。プライベートでは3人のお子さんがいる、自他ともに認める「家族思いで子煩悩」パパでもあります。ananwebでは、その素顔を大解剖! 2回に渡りお送りする後編のスタートです!ーー前編では、「育児は夫婦ふたりでするもの」「夫は仕事を言い訳にしない」など、育児奮闘中の全女性をあと押ししてくれる、素晴らしい父親力を語っていただきました。そのような考え方はいつからお持ちになったのでしょうか。中村選手 子どもが生まれる前は、そんなこと全然考えられなかったですね。生まれて、徐々に実感が湧きはじめてから……でしょうか。ーーそのベースには、中村選手が育ってきた環境が深く関わっていそうです。お母さまにお姉さまふたりと、女性のほうが多いご家族ですよね。中村選手 それもひとつにありますね。前編の子どもへのしつけのことでも話していますが、親にされてよかったことを自分でもしています。母は、どんなときも僕が選んだ道をサポートしてくれ、常に味方でいてくれていました。それは親だから当たり前ともいえるし、当時もごく普通のことと捉えていましたが、親もとを離れて寮生活を始めてから、世の中そうじゃない親もいるということに気づきましたね。だから、いまはすごく感謝しているし、自分の子どもに対しても、やりたいことは応援するスタンスであり続けるつもりです。ーーふたりのお姉さまとのご関係は?中村選手 僕、女性のなかにいるほうが気が楽なんですよ。よく、女性と距離を作ってしまったり、女性は怖いと言う男性がいますけれど、僕は真逆ですね。それは、ふたりの姉のおかげだと思っています。年がそれぞれ10と12も離れているので、僕が物心をついたときには、すでにふたりとも大きくて、よく世話をしてくれたんです。優しかったですね。だから、僕にとっては、母親が3人いたようなもの。そんな環境だったから、女性は一緒にいて居心地のいいありがたい存在なんです。妻がいなければ、いまの僕はいませんーー女性に対していいイメージを抱いたまま、奥さまと出会われたわけですね。中村選手 はい。妻も優しくて芯があり強い人です。彼女と付き合いだして、大学で優勝できたり、プロになれたりと、人生が好転したと言っても過言ではありません。助言や叱咤激励など、彼女でしかできないような声のかけ方をしてくれるんですよ。例えば、他の人だったら優しく慰めてくれるところを、彼女は突き放したりする。「そんなのお前しかできねぇよ」といつも感心させられます(笑)。彼女がいなきゃいまの自分はないですよ。ーー奥さま、偉大な方ですね。(笑)中村選手 いつ何時も偉大と思っていて、本当に全幅の信頼を寄せていますね。これでも、表向き僕が主導権を握っているように見せているのですが、実際は妻がしっかり握っていて、僕は手のひらで踊らされているんですよ。家のことは、彼女がやりやすいようにすればうまく回ると思っているので、それがいいと思っています。でも、僕の意見も尊重してくれて、大事なことは一緒に決めてくれますね。ーー多くの夫婦が理想とする、互いを尊重しあう関係なんですね。奥さま、これを読んだら喜んでくれるでしょうね!中村選手 あまのじゃくで照れ屋なところもあるから、どうかな。ほくそ笑んでいるんじゃないでしょうか。(笑)ーーお母さま、ふたりのお姉さま、そして奥さま。中村選手に多大なる影響を与えた方々を通して、改めて中村選手にとっての女性とは?中村選手 これ考えたら深いですよ。世の中男と女しかいないし、男だけでも女だけでも社会は成り立たない。絶妙なバランスで世界は成り立っているのだと思います。だから、ベタですけど、なくてはならない存在ですよね。もっと詳しく言えば、母も姉も妻も、自分を形成するうえで欠かせない人たちだから「自分を豊かにしてくれる存在」という意味で、なくてはならない人々、いや方々ですね。スキマスイッチ・常田真太郎には負けたくない!ーー「方々」と言い直すところにも、中村選手のお人柄が表れていますね。中村選手と女性の密接な関係(!?)がわかったところで、そんな人格者・中村選手はどんな方をライバルとしているのでしょうか?中村選手 スキマスイッチのシンタさん(常田真太郎)です(とキッパリ)。ーー同じサッカー選手を挙げられるのかと思いました!中村選手 デビュー年がほぼ一緒でして、LINEをしあうくらい仲がいい同志でもあります。「全力少年」や「奏」で既に有名になっていた頃に知り合いました。そこから、自分がステップアップしていくごとに、スキマスイッチも活躍されていて、切磋琢磨しあう関係です。よくライブに呼んでもらうのですが、行くたびに「すっげぇ良いライブをやってくれるじゃねーか!」と悔しくなるんですよ。向こうも然りで、僕が優勝やMVPを取ったりすると、喜んでくれるのと同時に「悔しい」と言ってきます。僕が曲の感想を言えば、サッカー好きでも知られるシンタさんは、サッカー選手とは違った視点で意見を言ってくれる。お互い正直に気持ちを言い、高めあえる間柄ですね。ーー某webでは、おふたりでサッカー談義をされる企画もおやりになっていましたね。ではその延長で(笑)、評論家・中村憲剛として、いまの日本代表と森保一監督について、ひと言お願いします。中村選手 言える立場じゃないですが(笑)、日本代表というのは、日本サッカー界におけるピラミッドの頂点なので、子どもたちが憧れるような夢のある試合をしてもらいたいです。僕も代表だったときは、そう思っていたし、ヒーローであり続けなければいけない、と責任を感じていました。また、A代表と東京五輪を兼任している森保監督にかかるプレッシャーは、相当すごいと思います。僕の想像をはるかに超える激務だと思うので、頑張っていただきたいですが、体だけは気をつけてほしい。そんなところでしょうか。(笑)ーー続けて、Jリーグの現状はいかがですか?中村選手 幅広い年代の方に観ていただきたいですね。ピッチでのパフォーマンスも努力すべきですが、ピッチ外でもどれだけ露出できるかが広く知ってもらえるポイントになると思うので、僕としてはこういったインタビューはありがたいです。少しでもいいので興味が出た方は、スタジアムに足を運んでほしいですね。ーーこの記事を読んで中村選手を応援したくなる女性はいっぱいいると思います。これまであまり知らなかった方々のためにも、今一度中村選手のプレーのウリを教えてください。中村選手 パスとしておきましょうか。特にスルーパスです。相手のディフェンスの裏(背中側)にボールを出して、それを受け取る味方のフォワードが相手のゴールキーパーと1対1になるようなパスが得意です。ぜひ注目してください。ーー最後に、来る7月19日には、「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2019」があり、日本の王者として、名門チェルシーとの対戦がありますね。中村選手 チェルシーはヨーロッパリーグで5月に優勝した、イングランド・プレミアリーグ1部の伝統的なチームです。そういうビッグクラブに対して、2018年のJ1リーグチャンピオンとして迎え撃つのですが、こんな機会はそう多くないので、超一流のスピード感や雰囲気を楽しんでいただけたらと思います。僕もスルーパスを存分に見せますので、期待していてください!ーー短い時間ではありましたが、ひとつの質問に対して、あれもこれもとさまざまな情報を加えてお話していただけたこともあり、中村選手の人となりに取材陣(オール女性)はみな魅せられてしまいました。川崎フロンターレの選手の方々がみな穏やかで優しく紳士的なのも、クラブの長ともいえる中村選手のその精神が、一端を担っているのではないかと思ったほどです。天井はないと言い切る38歳の中村選手を見習って、私たちも私たちなりの目標に果敢に挑戦していきたいですね。輝く姿をいつまでも応援し続けます!
2019年06月28日中村雅俊デビュー45周年を記念した『中村雅俊45thアニバーサリー公演』が7月に東京・明治座で上演される。芝居とライブの二部構成となる公演について中村に話を聞いた。【チケット情報はこちら】1974年4月にドラマ『われら青春!』で俳優デビューし、同年7月にはドラマ挿入歌『ふれあい』で歌手デビュー、その日から45周年を迎える感想を中村は「改めて長い間やってきたんだっていう実感……がないんです(笑)」と明かし、「今をどう生きているかが一番!」と、第一線を走り続ける理由を感じるひと言。今回の公演は、中村の両輪である“芝居”と“歌”をそれぞれ披露する二部構成。第一部は鴻上尚史が脚本・演出、鹿目由紀が脚本を手掛け、中村が勝海舟の父・勝小吉を演じる時代劇『勝小吉伝 ~ああわが人生最良の今日~』を上演する。鴻上とは昨年上演された『ローリング・ソング』に続いてのタッグ、共演者は賀来千香子、東啓介、愛加あゆ、山崎銀之丞、田山涼成、寺脇康文と共演経験のあるキャストが多く揃い、中村にとっては安心する座組だという。「若手の東くんと愛加さんは初めてですが、歌がうまいと聞いて、ひょっとすると芝居にも歌が入るのかな?と思っています。俺が第二部で歌だけやるにも関わらずね(笑)。鴻上さんだったらやりそうだなあ。そしたら田山くんなんかは“ちょっと歌わせてくれよ”って飛び入りしてくるかも(笑)」と楽しそうに語った。第二部は中村のLIVE『yes!on the way』。「皆さんの知っている曲を多くやろうかなと思っています」とセットリストも決まっているそうだが、「言えるのは、俺が楽器をたくさんやるってこと。サックス、ピアノ、ギター、ハーモニカと弾きますよ」と中身は開幕までのお楽しみ。さらに7月15日(月・祝)に開催される一夜限りのスペシャルライブには小椋佳、松山千春がスペシャルゲストで参加するなど、アニバーサリーならではの企画も用意されている。「楽しんでもらえると思います。ライブの中で、ファンの皆さんと一緒に“ここまできたね”と思えたらいい。でもここで終わりじゃないのでね。on the way、途中なので!」最後に45年前の自分に声をかけるとしたら?と聞いてみた。「“よかったね、中村くん”かな。いきなりドラマの主役でデビューして、デビュー曲もオリコンで10週間1位だったんですよ。そのときは、これから先でこれ以上の結果は出せないと思った。それで不安だったんだろうね。当時の取材では“八百屋になろうかな”とか言ってるんですよ(笑)。だから45年後もまだやれてるってことで、“よかったね、中村くん”と言いたいです」中村の魅力が詰まった公演は7月6日(土)から7月31日(水)まで東京・明治座にて。チケット発売中。また、7月1日(月)には歌手生活45周年を記念したシングルベスト盤『yes! on the way』を発売する。取材・文:中川實穗
2019年06月05日KinKi Kidsの堂本剛が、1日に放送されたラジオ番組『堂本剛とFashion & Music Book』(bayfm/毎週土曜22:00~22:27)で、自身の体調についての現状を明かした。先月8日、神奈川・横浜アリーナで、ソロプロジェクト「ENDRECHERI(エンドリケリー)」のライブを開催した堂本。突発性難聴を患っている中でのライブパフォーマンスだったため、「1年ぶりくらいにステージに立つから、体の部分で僕自身も緊張しました」と心境を吐露。「お客さんが大人しいなと思ってやってたんですけど、僕の体のことを気にしてくれてるんだろうなと。良くも悪くも、体のことを気にしてもらう、自分が何かをやる際に体のことを気にしてもらうって、すごくありがたいこと。だけど、それを思わせてしまうことをやるわけであって」と、ファンに対して正直な気持ちを語った。現在の状況としては、音響障害で大きな音がハウリングしてしまうため、ライブでは耳栓をしたり、耳に綿を入れたり、ヘッドフォンをしたりして、耳に負担をかけないように工夫しているそう。「音よりは、音を遮断するっていう矛盾の中でライブをやらないといけないから、体への負担っていうのはもちろん大きいと思う」と打ち明けつつ、「でも、周りにケアしてくれる人がいるので、そのおかげでステージに立てたなと思います」と周囲への感謝も語った。また、今月には、東京・NHKホールや中野サンプラザでのライブを予定しており、「今色々お伝えしたように、職人魂で、体のケアや負担を自身で最大に考えてやってます。みなさん本当に気になさらず。『楽しそうだし、大丈夫かな~』みたいな感じで思っててくれたら。ライブ中に本当に辺だったら、変かもって言いますから。おしっこ行きたくなったら、ライブ中におしっこも行きますからね(笑)。そんな感じでやらせてもらうので、みなさん楽しみにしていらしてください」とアピール。最後は、「こうなりたいと思ってもなれないのが体なんでね。そういう現状を受け止めて色々やっていきたい」と明るく意気込んでいた。
2019年06月03日Kinki Kidsの堂本剛が、13日に放送されたラジオ番組『堂本剛とFashion & Music Book』(bayfm/毎週土曜22:00~22:27)で、40歳になった心境を語った。4月10日に40歳の誕生日を迎えたばかりの堂本は、「不思議な気持ちでいっぱいです。自分が40歳になるときが来るんだなぁ」と感慨深げ。ジャニーズ事務所に入所した小学生のころを思い出しながら、「40歳までこういうお仕事を続けているとは想像がつかなかった。今のような生活をしてるとは思ってなかったし、辞めて海外にいるのかなっていうイメージだったので、現実はそうじゃなかったという気持ちです」と打ち明けた。続けて、「簡単なことじゃないけど、自分として生きていられるのが大事」だと語った堂本は、「40歳にはなりましたが、特に変わることもなく、普通に何となく過ごしていけたら。その中で出会う人もいれば、お別れする人もいるとは思いますけど、毎年毎年、変わらない自分で生活できたら。自分の体と相談しながら、色んなことにもチャレンジしていきたいと思っています」と40代への意気込みを語った。また、堂本は、自身の誕生日に合わせて、大好きなホットケーキの曲を作ったそう。「めちゃくちゃパーティーチューンですから。ほぼホットケーキしか言ってないけど盛り上がりますね」と自信たっぷりで、「5月のライブから多分やると思う。みんなが『ホットケーキ』って言いながら、手を挙げてる感じが異様なんで、早くやってみたい」と含み笑い。さらに、ソロプロジェクト「ENDRECHERI(エンドリケリー)」の新アルバムを制作中だと明かし、「全然ブレーキを踏んでなくて、ディープな曲をいっぱい作りました。早くみんなに聴かせたいっていう衝動に駆られています」とファンに向かって報告した。
2019年04月15日草彅剛主演の映画『台風家族』が、2019年9月6日(金)に全国ロードショー。監督は『箱入り息子の恋』の市井昌秀監督は『箱入り息子の恋』『僕らのごはんは明日で待ってる』の市井昌秀。『台風家族』は市井が構想に12年かけたオリジナル脚本となっており、ブラックユーモア溢れる"ある一家の真夏の1日"を描いた。たった1日の中に“苦笑”と“共感”そして“衝撃の愛のラスト”が詰まっているという。ストーリー2000万円の銀行強奪をし、一時世間を騒がせた鈴木一鉄とその妻・光子の夫婦。2018年夏、その事件から10年経って、鈴木家のきょうだいが集まることを決めたのは、事件後行方不明になった両親の仮想葬儀で財産分与を行うためだ。どんな仕事も長続きしない小鉄が妻の美代子と娘のユズキを引き連れて10年ぶりに実家へやってきた。しばらくすると長女の麗奈がやってくる。遅れて次男の京介がやってきた。そして始まる見せかけだけの葬儀。居間の中には大きな空っぽの棺が2つ。待てど暮らせど末っ子の千尋はやって来ない。とうとう葬儀が終わった時、実家のインターホンが鳴る。ドアの外には千尋ではない、チャラチャラした男が立っていた・・・。草彅剛など個性豊かなキャストが集結"世界一クズ"な一家を演じるキャストには、個性豊かな俳優陣が集結した。続編制作も決まっている『クソ野郎と美しき世界』に出演し、現在はユーチューバーとしても活躍する草彅剛が、一家の長男・小鉄を担当。次男・京介役は新井浩文、長女の麗奈役は、『アイネクライネナハトムジーク』への出演も決まっているMEGUMI、三男・千尋役は、『美人が婚活してみたら』『屍人荘の殺人』の公開を控える中村倫也が演じる。小鉄の妻には、尾野真千子を起用。『クソ野郎と美しき世界』でも共演した草彅とは、2度目の夫婦役となる。小鉄の一人娘役には、甲田まひるを抜擢。プロのジャズピアニスト、ファッションサイトでの人気ブロガー、2つの顔を持つ17歳が、女優デビューを果たす。長女・麗奈の彼氏役は『愛がなんだ』などに出演する若葉竜也が、観客を驚かせることになる物語の重要人物・謎の女は、蜷川幸雄演出作品に過去多く出演している長内映里香が演じる。鈴木家兄弟の両親役は、「帰ってきたウルトラマン」でのヒロインなど多くのドラマ・映画に出演してきた榊原るみと、『龍三と七人の子分たち』や『空母いぶき』などで演技を続ける藤竜也が担当する。主題歌にフラワーカンパニーズ主題歌「西陽」を担当するのは、名古屋出身の4人組バンド・フラワーカンパニーズ。市井監督からのラブコールを受けて作成したという楽曲は、騒がしい台風の中を駆け巡る本作にぴったりなアップテンポに仕上がっている。【詳細】映画『台風家族』公開時期:2019年9月6日(金)監督:市井昌秀出演:草彅剛、新井浩文、MEGUMI、中村倫也、尾野真千子、甲田まひる、長内映里香、若葉竜也、榊原るみ、藤竜也
2019年01月25日草なぎ剛が主演する映画『台風家族』が6月に公開決定。本作は、『箱入り息子の恋』の市井昌秀監督と、そのスタッフによる最新作。草なぎさんのほか、新井浩文、中村倫也、尾野真千子ら豪華俳優陣が出演する。■ストーリー2000万円の銀行強奪をし、一時世間を騒がせた鈴木一鉄とその妻・光子の夫婦。2018年夏、その事件から10年経って、鈴木家のきょうだいが集まることを決めたのは、事件後行方不明になった両親の仮想葬儀で財産分与を行うためだ。どんな仕事も長続きしない小鉄が妻の美代子と娘のユズキを引き連れて10年ぶりに実家へやってきた。しばらくすると長女の麗奈がやってくる。遅れて次男の京介がやってきた。そして始まる見せかけだけの葬儀。居間の中には大きな空っぽの棺が2つ。待てど暮らせど末っ子の千尋はやって来ない。とうとう葬儀が終わったとき、ドアの外にチャラチャラした男が立っていた――。■長男・草なぎはじめ、“めまぐるしい家族”の真夏のたった1日の物語本作は市井監督が12年間の構想を経て、自身のオリジナル脚本によって映像化が実現した、ブラックユーモアあふれるある一家の真夏の1日の物語。たった1日の中に、苦笑と共感、そして衝撃の愛のラストが凝縮されている。一家の“長男”・小鉄を演じるのは、最近、YouTuberとしても人気を博す草なぎさん。「僕が演じた小鉄の役は、本当にダメダメな奴なんですけど。逆にそういうところが魅力的で、愛くるしく、むしろ愛すべき人物だな、と思えました」と今回演じた役柄について明かす草なぎさんは、「ラストカットの撮影は、なんかすごいジーンときちゃいましたね。映画を観てくれた人には、必ずあの真夏の暑さと、僕らの“パッション”がスクリーンの中から『ぶわ~ん』と伝わると思います!」とアピールしている。■兄弟に豪華顔ぶれ!また“次男”の京介役には、日本映画界に欠かすことの出来ない俳優・新井浩文。鈴木家兄弟の3番目、“長女”の麗奈役にはMEGUMI。“三男”の千尋役には、朝ドラ「半分、青い。」や『孤狼の血』、「今日から俺は!!」に出演し、いま大人気の俳優・中村倫也。新井さんは「MEGUMIさんのすっぴんと、うちの顔は非常に似ているので、兄妹設定は説得力があるかと思われます」と意外な共通点を明かし、一方のMEGUMIさんは「エンディングに向かうにつれて分かりやすく役者陣やつれていきます笑。それくらい汗かいて、ぶつかって、剥き出しで演じました」と体当たりで演じたとコメント。また末っ子を演じる中村さんは「映画のタイトル通り、気温も湿度も風速も高い『濃ゆい』作品に参加できて、思い出の多い夏を過ごすことができました。ワケありまくりの暗雲立ち込める鈴木家に、果たして台風一過は訪れるのか。ぜひご期待ください」とアピールしている。■尾野真千子、草なぎ剛と2度目の夫婦役!兄弟キャストのほかにも、豪華な面々が登場。小鉄の妻・美代子役には、『クソ野郎と美しき世界』でも共演し、草なぎさんと2度目の夫婦役となる尾野真千子。小鉄の一人娘・ユズキ役には、ファッショニスタでジャズピアニストの甲田まひるが抜擢。尾野さんは「共演者との真夏での撮影、大変でしたが助け合いながら和気藹々と楽しい撮影でした!」とふり返り、「草なぎさんとの2度目の夫婦役、また違った草なぎさんに出会えてもっともっと違う草なぎさんに会いたくなりました!」と共演を語っている。さらに甲田さんは「父親を嫌悪する女の子の役がすっと自分の中に入ってきて、自然にユズキとしてその空間にいることができたと思います」と演技初挑戦した感想を語っている。■MEGUMIの彼氏に若葉竜也長女・麗奈の彼氏・佐藤登志雄役には、『曇天に笑う』『パンク侍、斬られて候』「ブラックスキャンダル」の若葉竜也。本作で重要な人物として観客を驚かせる存在となる謎の女・富永月子役には、蜷川幸雄演出作品に過去多く出演し確な演技力を評価される長内映里香。さらに、鈴木家兄弟の両親、光子と一鉄役を、榊原るみと藤竜也が演じる。自身、5人兄弟の三男だという若葉さんは「なかなか僕が出てる映画を観てくれない兄や弟にも、観てほしいなぁと思う作品」と自信をみせ、長内さんは「皆さんのエネルギーをバシッと受けて、その後の作品への姿勢に影響するほど、有難い現場でした」とコメント。劇中では「初めてのノーメークで、髪も白髪を増やして、よりリアルな役作りをしてみました」と明かす榊原さんは「ラストに近いシーンでは、私達の世代にとって憧れの藤竜也さんに手を握ってもらうカットがあったのです。NGが出たお陰で、なんと3回も握って頂き、まあ、嬉しくて、心臓がドキドキ、ドキドキ」と嬉しいシーンもあったとか。一方、藤さんは「草なぎさんをはじめ、良い俳優さんたちとの現場は楽しかったですね。ひさしぶりに殴り合いのシーンなんかあって昔を思い出しましたよ。試写を観たんですが、とても短く感じました。面白い映画の証拠ですね」と興奮気味に語っている。『台風家族』は6月初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年01月22日俳優の草なぎ剛が、『箱入り息子の恋』の市井昌秀監督とスタッフによる映画『台風家族』(2019年初夏公開)で主演を務めることが21日、わかった。また、新井浩文、MEGUMI、中村倫也らの出演も発表された。本作は、市井監督が12年間の構想を経て、自身のオリジナル脚本によって映像化が実現したブラックユーモアあふれる、ある一家の真夏の1日の物語。昨年7月、39.2度という県内史上最高気温をたたき出した栃木県佐野・藤岡の中でロケが行われた。たった1日の中に“苦笑”と“共感”そして“衝撃の愛のラスト”がぎゅっと詰まった本作に、個性あふれる豪華キャストが集結。主人公で鈴木家の長男・小鉄役には、昨年『クソ野郎と美しき世界』に出演、限定2週間興行で25万人動員の成績を残し、さらに“ユーチューバー草なぎ”としての活躍にも注目が集まる草なぎ剛が決定した。また、昨年公開作5本への出演など、過去多くの映画での男優賞を獲得、確かな演技力で日本映画界には今や欠かすことの出来ない新井浩文が、次男・京介役に。鈴木家兄弟の3番目・長女の麗奈役には、多くのジャンルで幅広く活躍するMEGUMI、そして三男・千尋役は、昨年大ブレイクを果たした中村倫也が演じる。そして、市井監督の作品として『ドラマW 十月十日の進化論』で主演を務めて以来の参加となる尾野真千子は、『クソ野郎と美しき世界』でも共演した草なぎと2度目の夫婦役。小鉄の一人娘役に甲田まひるが抜てきされ、17歳にしてプロアーティスト・ファッションサイトでの人気ブロガーとしての顔を持つ異色の逸材が本作で女優ビューを果たす。長女・麗奈の彼氏役として、1歳の時から大衆演劇での芝居経験を持ち、昨年は『サラバ静寂』などの話題作4本に出演する人気急上昇の若葉竜也、本作で重要な人物として観客の皆さんを驚かせる存在となる謎の女には、蜷川幸雄演出作品に過去多く出演し確な演技力を評価される長内映里香が抜てき。そして、鈴木家兄弟の両親役として、初共演の榊原るみと藤竜也が出演する。物語は、鈴木一鉄(藤)とその妻・光子(榊原)の夫婦が2000万円の銀行強奪をし、一時世間を騒がせてから10年後。2018年夏、鈴木家の兄弟が集まることを決めたのは、事件後行方不明になった両親の仮想葬儀で財産分与を行うためだ。どんな仕事も長続きしない小鉄(草なぎ)が妻の美代子(尾野)と娘のユズキ(甲田)を引き連れて10年ぶりに実家へやってきた。しばらくすると長女の麗奈(MEGUMI)がやってくる。遅れて次男の京介(新井)がやってきた。そして始まる見せかけだけの葬儀。居間の中には大きな空っぽの棺が2つ。待てど暮らせど末っ子の千尋(中村)はやって来ない。とうとう葬儀が終わった時、実家のインターホンが鳴る。ドアの外には千尋ではない、チャラチャラした男が立っていた・・・。市井昌秀監督出演者&監督コメントは以下の通り。■草なぎ剛(長男:鈴木小鉄役)コメントとてつもなく暑い真夏の撮影でした。撮影の序盤、市井監督に「草彅さんの中に小鉄は十分居るから、作り出そうとしなくて良い」と言ってもらえて、それが難しくもあり、だけど新しい自分を引き出してくれたと思っています。改めて、市井監督、すこいなぁ、と。脚本を読んだときも、面白いと思ったんだけど、現場に入って実際に演じてみると本当に笑っちゃって。そんな現場の空気がとても良かったです。僕が演じた小鉄の役は、本当にダメダメな奴なんですけど。逆にそういうところが魅力的で、愛くるしく、むしろ愛すべき人物だな、と思えました。撮影を重ねていくうちに、自分では気づいていないんですけど、自然と「鈴木家」っていう、家族のリアルな感じが出来上がっていった気がします。ラストカットの撮影は、なんかすごいジーンときちゃいましたね。映画を観てくれた人には、必ずあの真夏の暑さと、僕らの“パッション”がスクリーンの中から「ぶわ~ん」と伝わると思います!■新井浩文(次男:鈴木京介役)コメントMEGUMIさんのすっぴんと、うちの顔は非常に似ているので、兄妹設定は説得力があるかと思われます。■MEGUMI(長女:鈴木麗奈役)コメントエンディングに向かうにつれて分かりやすく役者陣やつれていきます笑。それくらい汗かいて、ぶつかって、剥き出しで演じました。人との関わりが気薄なこの時代に、やっぱり人間ってイイなぁーなんて思って頂けたら。。■中村倫也(三男:鈴木千尋役)コメント今回、鈴木家4兄妹の末っ子、千尋役を演じさせていただきました、中村倫也です。映画のタイトル通り、気温も湿度も風速も高い「濃ゆい」作品に参加できて、思い出の多い夏を過ごすことができました。ワケありまくりの暗雲立ち込める鈴木家に、果たして台風一過は訪れるのか。ぜひご期待ください。■尾野真千子(小鉄の妻:鈴木美代子役)コメント市井組に参加できた事はとても嬉しい事でした。一人一人の人物の裏設定から、性格、色んなことを大切にしながらの撮影、皆んなで作っているんだという雰囲気がとても素敵でした。そして共演者との真夏での撮影、大変でしたが助け合いながら和気藹々と楽しい撮影でした!草彅さんとの2度目の夫婦役、また違った草彅さんに出会えてもっともっと違う草彅さんに会いたくなりました!■甲田まひる(小鉄の娘:鈴木ユズキ役)コメント鈴木ユズキ役を演じました、甲田まひるです。本作は自分にとって奇跡的な出会いだと思っています。私もピアノをもともと弾いていたので、重なる部分がたくさんありました。でも久しぶりにクラシックを弾いたし、演奏シーンでは演奏と演技が同時に決まったテイクを出すのに苦労しました。演技は初めてでしたが、父親を嫌悪する女の子の役がすっと自分の中に入ってきて、自然にユズキとしてその空間にいることができたと思います。とにかく現場がとても暖かく、撮影が進むにつれ、本当の家族になったような感覚で過ごしていました。■若葉竜也(麗奈の彼氏:佐藤登志雄役)コメント炎天下での撮影、しかも室内。キャストスタッフ、汗と埃まみれになりながら映画を撮りました。僕自身、5人兄弟の三男として育ってきたので、長男のあのかっこ悪さも、次男の優しさも、妹のムカつく感じも、全て生々しくて、可笑しくて、愛らしく思いました。すごく個人的な事ですが、なかなか僕が出てる映画を観てくれない兄や弟にも、観てほしいなぁと思う作品です。■長内映里香(富永月子役)コメントテーマを背負った役を初めて映画でさせていただきました。「とにかく役作りをしないでほしい」というなんともざっくりした市井監督の言葉に最初翻弄されそうになりましたが、自分が自分自身でそこに居られることを気をつけてみました。いざ現場に入ると、私の不安を吹き飛ばしてくれるような監督の包容力と、スタッフの方々の熱量に食らいついていました。そしてキャストの方々の体温高めの心配りに、そういう環境が当たり前ではないと感じつつ、私にとって、役にとっても、それが何よりの救いでした。皆さんのエネルギーをバシッと受けて、その後の作品への姿勢に影響するほど、有難い現場でした。■榊原るみ(一家の母:鈴木光子役)コメント高齢者の母親役 光子をやらせて頂きました。初めてのノーメークで、髪も白髪を増やして、よりリアルな役作りをしてみました。勿論、何もしなくても既に充分高齢者なんですけどね。現場の雰囲気もとても暖かく、その上ラストに近いシーンでは、私達の世代にとって憧れの藤竜也さんに手を握ってもらうカットがあったのです。NGが出たお陰で、なんと3回も握って頂き、まあ、嬉しくて、心臓がドキドキ、ドキドキ。こんな事もあるから、年をとるのも決して悪くはありませんよ。監督はじめ皆さま、ありがとうございました。■藤竜也(一家の父:鈴木一鉄役)コメント「ウハッなんだこれは!これは面白い!!」これが市井さんの脚本を一読したあとの感想でした。草彅さんをはじめ、良い俳優さんたちとの現場は楽しかったですね。ひさしぶりに殴り合いのシーンなんかあって昔を思い出しましたよ。試写を観たんですが、とても短く感じました。面白い映画の証拠ですね。■市井昌秀監督コメント富山に住む両親と離れて、僕は長年東京に住んでいます。両親の誕生日や結婚記念日に二人のことを考えることはあっても、普段は忙しさにかまけて二人の存在はほとんど頭の中にありません。そんな自分の薄情さに気づき、胸がチクリと痛んだ時、どうしても家族の映画を作りたい、作らなければと思ったのが、12年前です。長年に渡り温め続け、ようやく出来上がったシナリオを元に、最高の環境をスタッフが作ってくれました。そして、それに応えた魅力溢れる役者たちがちゃんと血の通った人間として演じ切ってくれました。映画「台風家族」は、地元を離れた兄弟たちが実家に帰省した際に起こる騒動を描いた、一日だけのお話です。一人でも多くの方の心の琴線に触れることができたなら幸せです。(C)2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年01月22日平成カルチャーにどっぷり浸かった古市憲寿さんと乃木坂46の高山一実さん。青春期に夢中になったものを振り返りながら、去りゆく平成を、愛をもって語ります。平成って、昭和のツケをずっと払い続けてきた時代なんですよ。社会学者でテレビのコメンテーターとしても活躍中の古市憲寿さんと、国民的アイドルグループ・乃木坂46の人気メンバー、高山一実さん。平成最後の冬、ふたりが小説家デビューを果たした。“死と恋愛”をテーマにした古市さんの『平成くん、さようなら』はなんと、デビュー作にして芥川賞にノミネート(発表は1月16日)。“アイドル”を題材にした高山さんの『トラペジウム』は初版即完売、発売から1週間で8万部超まで増刷が大決定!文芸シーンでもまたたく間に注目の的となったふたりが、「平成カルチャー」を振り返り、未来について語り合った。古市:僕は昭和60年生まれで、物心ついた頃がちょうど平成元年。高山さんは平成6年生まれだから…平成8年の「たまごっちブーム」は経験していないですよね。とにかく本物が入手困難で、偽物ばかりを集めてしまった記憶があるけど(笑)。高山:私が子供の頃も、手に入れづらかった記憶があります。ショッピングモールで、整理券をもらって並んで買っていた友達がいたような。古市:今、グーグルで調べてみたら、「たまごっちブーム」って平成で3回起きていた。第2期のブームが平成16年みたいです。確かに、ブームってリバイバルしますよね。平成8年は安室奈美恵ちゃんがきっかけで「厚底ブーム」もあったけど、最近はメンズファッションで「ダッドスニーカー」が流行っている。高山:なんですかそれ!?古市:BALENCIAGAとかGUCCIがここ最近出しているスニーカーって、全体的にゴツくてでかいし、厚底なんだよね。おしゃれで履いていることになってるけど、背が高く見えて、脚が長く見える。高山:そのやり方、賢い!(笑)古市:僕は‘90年代から‘00年代にかけての、平成前半のJポップが大好きなんです。安室ちゃん、あゆ(浜崎あゆみ)、TRF、globeあたりは聴いていました?高山:聴いていたのはあゆと、くぅちゃん(倖田來未)ですね。詳しい子が、おすすめの曲をガラケーの「着うた」に設定してくれたんです。古市:めっちゃ懐かしい。「着うた」だと30秒しか聴けないんですよね。その後、1曲200円で全編ダウンロードできる「着うたフル」ってサービスが出てきた。高山:音楽でいうと、私が最初にハマったのはモーニング娘。さんです。『LOVEマシーン』(平成11年)はリアルタイムで聴いていたかも。父親が好きだったんですよ。たくさんいる中から自分の推しを見つける、みたいなことは物心がついた頃からやっていました。古市:誰推しだったんですか?高山:加護(亜依)ちゃんと辻(希美)ちゃんが大好きでした。古市:ふたりの今を思うと、時の流れを感じますよね。高山:映画だと、『ハリー・ポッター』シリーズ(平成13~23年)が大好きです!1作目の『賢者の石』が公開されたのは、私が小学校1年生の時で。映画の台詞を暗記するっていうのがクラスで流行って、今でも覚えているくらいです。古市:ジェネレーションギャップだ。『賢者の石』の頃は高校生だったから、そんなに思い入れがない。じゃあ、テレビゲームはしましたか?僕はプレイステーション(平成6年)から始まって、家庭用ゲーム機は結構通ってきています。『ドラクエ』とか『FF』(『ファイナルファンタジー』)とか。高山:私は「NINTENDO64」(平成8年)にハマりました。対戦型のゲームをやることが多かったんですよ。『マリオパーティ』と『スマブラ』(『大乱闘スマッシュブラザーズ』)と。小学校の登校班が同級生4人組だったので、4つのコントローラーを使って遊んでいました。古市:仲良し4人組がいたんですね。高山:今でも仲良しです。古市:僕は大学以前に友達だった人と、ひとりも連絡を取ってない。高山:えっ!?古市:携帯電話を最初に持ったのって、何歳の時ですか?高山:中学1年生です。親が渡してくれたんですけど、端末を1円で買えることが信じられなくて、親に怒った記憶があります。「なんでそんな嘘つくの?1円で買えるものなんて世の中にないよ!」って(笑)。古市:家の電話かポケベルしかなかった時代から、ガラケーをみんなが持つようになって、今はスマートフォンの保有率が6割近く。平成の大きな変化の一つは、みんなが当たり前のようにインターネットを使えるようになったこと。高山:ネットで買い物も簡単にできるようになりました。昔はアイドルのグッズが欲しくなったら、地元の千葉から電車で東京へ出て、専門店に買いに行ってたんです。「109‐2」(現「109MEN’S」)の下が、ハロプロショップだったんですよ。古市:そんな高山さんが、乃木坂46の1期生になったのは……。高山:平成23年です。古市:なでしこジャパン、パンケーキブーム、『人生がときめく片づけの魔法』。一気に“現在”って感じがする。だってパンケーキってまだブームじゃないの?高山:そうですよね(笑)。私自身は、7年前のことはあんまり記憶がないんです。オーディションに受かってから1年ぐらいはバタバタでしたし、東京での生活に慣れることにも必死で。お金もなかったので、欲しいものがあっても買えなかったし、カルチャーを楽しむ余裕もなかった。古市:何が欲しかったんですか。高山:洋服と、あとはいい化粧水も欲しかったです。上京して、肌が一気に荒れちゃったんですよ。古市:千葉の水と東京の水って、そんなに違うの!?高山:違うんですよ!実家にいた頃は湧水を汲んで使っていたので。古市:湧水?世代の違いももちろんだけど、地域の違いによっても、生きてきた現実がぜんぜん違うんだね。そこを無視して一括りにしようとする議論がありますよね。平成の若者といえば「ゆとり世代」だ、とか。上の世代からのそういうラベリングって、ピンときてました?高山:悪く思われているなぁという意識はありました。でも、私は高校生の時に『高校生クイズ』にハマって、今も毎年録画して見ているんです。頭が良くて、頑張っている同世代の子たちの活躍を見ると、「この人たちになら日本を任せられる!」って希望が持てるんです。その人たちのことを知っているからか、同世代の悪いところに目を向けようという気にならないんです。古市:よく「ゆとり世代」は協調性がないとか言われるんですけど、見方を変えたら、自分で物事を判断して自分で動ける子たちが多いってことなんですよね。アイドルに関して言えば、平成は昭和に負けてないって思います。古市:高山さんの小説『トラペジウム』、面白かった。すごく好きな台詞があるんです。主人公が言う、「私たちってさ、未来のことばっかり話してるよね」。青春の本質だと思うんですよ。若いってことは未来の話ができるということ。今日は、平成の昔話ばかりさせちゃってごめんね(笑)。高山:私も、古市さんの小説『平成くん、さようなら』の主人公が大好きでした。常に社会を分析しているというか、俯瞰で見ているじゃないですか。「平成くん」に気になることをちょっと質問したら、ばばーっといっぱい返事をもらえる生活って楽しそうだな、と(笑)。古市:すぐに飽きるかもしれないけどね。「昔は良かった」って、下の世代に古い価値観を押し付けてくる大人ってどう思いますか?高山:あんまり共感できないです。私は、昭和のアイドルも好きなんですね。レジェンド感があるし、平成のアイドルは負けている気がしていたんです。でも、自分がアイドルになって、平成のアイドル事情を詳しく知っていくうちに、魅力に気づけたんですよね。今はもう、平成は昭和に負けてないなって思っています。古市:平成って、昭和のツケをずっと払い続けてきた時代なんですよね。5月に新しい元号に変わったら、今度は平成のツケを払わなきゃいけない。そう考えると、平成っていい意味でも悪い意味でも、ずっと終わらないのかなって思います。高山:どうせならいいイメージを持ちたいなって気がします。もっと平成のことを知っていいところを見つけて、「平成っていい時代だった」という気持ちで新しい元号を迎えたほうが、ハッピーじゃないですか。古市:すごい前向き(笑)。ふるいち・のりとし社会学者、作家。小誌連載「紙のラジオ」でおなじみ。平成の記号をちりばめた小説『平成くん、さようなら』が話題沸騰。たかやま・かずみ乃木坂46メンバー。雑誌『ダ・ヴィンチ』で連載した初めての小説『トラペジウム』(KADOKAWA)が大反響。※『anan』2019年1月16日号より。文・真島絵麻里(by anan編集部)
2019年01月17日2018年12月18日に行われた「2018Jリーグアウォーズ」で優秀選手に輝いた、川崎フロンターレの小林悠選手にお話を伺いました。ご自身の性格や家族のことなど素顔とともに、弾けるような小林選手の笑顔をお届けします!写真・大内香織 文・伊藤順子爽やかイケメンストライカー!川崎フロンターレ・小林悠選手川崎フロンターレのエースストライカーといえば、小林悠選手の右に出る者はいないでしょう。その年に活躍した選手を表彰する「Jリーグアウォーズ」では、2017年にMVPを受賞、今年2018年も優秀選手に選ばれました。クラブでも2年連続でキャプテンを担い、中村憲剛選手と肩を並べる「川崎の顔」といっても過言ではありません。でも、果敢に攻めるプレースタイルとは裏腹に、オフザピッチでは、天然なところも持ち合わせているそう。そのギャップもまた魅力のひとつで、子どもから大人までみんなから愛されています。今回は、そんな好青年極まりない小林選手の素顔をお見せします!ーー笑顔が似合う小林選手ですが、今季は怪我で日本代表を辞退されるなど、順調ではない時期もありました。一番辛かったことは何ですか?小林選手 9月26日第18節(延期分)の湘南戦、10月7日第29節の鹿島戦と、PKを2回連続で外してしまったことですね。その日は悔しくて眠れませんでした。ーーどのように気持ちを切り替えたのでしょうか。小林選手 クヨクヨせずケロッとするしかないですよね。サッカーに限らずいえると思いますが、失敗したことを引きずっていても何のプラスにもなりません。僕の場合、2回もミスったのでさすがに反省はしましたけど、たいていのことは朝が来ると同時にリセットできていますね。ーー気持ちの整理はできても、いざまたPKとなると怖くはなかったですか?小林 怖かったですけど、チームメイトが励ましてくれたので、それが後押しとなって無事決められました。克服すると、さらに切り替えられて、自信も取り戻せますね。ーーそのPKですが、いつも事前にお子さんに指示を仰ぐとか?小林選手 はい、子どもが言うほうに蹴っていますね(笑)。今後もそうするつもりです。子煩悩と評判の小林選手。育児アピールをお願いすると、「え~普通ですよ、特別なことなんて…う~ん」としばし考えてから、「とにかく、子どもが大好き! ってことです(笑)」と満面の笑みで答えてくれました。その全力スマイルに取材陣も顔がほころびます。ーーでは、奥さまについては、どう思われているのでしょう。小林選手 僕は何でも話すので、よく支えになってくれていますね。苦しい時は一緒に落ち込みますけど、その辛さは半分になります。逆に、嬉しいときは倍増しますよね。ーー選手によっては、家ではお仕事のことを一切話さない方もいるようです。小林選手 いろいろ聞いてくれるから、僕も話しちゃうんですよ(笑)。本当は守りたい気持ちのほうが強いのですが、僕は次男坊だからか、つい甘えちゃっているのかな(笑)。撮影では、こちらの無理な要望に快く応じてくれた小林選手。とくに両手で頬杖をつくポーズは、あまりにもキュートだったので、思わず「かわいーっ!」と叫んでしまうと、ニッコニコで嬉しそうに(?)照れていらっしゃいました。とにかくハッピーオーラが漂う小林選手ですが、その秘密は常にポジティブ思考であることと、ご家族の支えにあるのかもしれません。来季もシュートをバンバン決めまくって、多くのサポーターを魅了してくださいね♪Information小林悠1987年9月23日生まれ。東京都町田市出身。2010年、拓殖大学から川崎フロンターレに加入。一瞬の動き出しでDFの視界から消え、ラストパスのタイミングでゴール前に入り込むストライカー。得点を奪うだけではなくチャンスメイクにも長け、アシストに回ることもできるオールラウンダー。2017年シーズンからキャプテンとなりチームを引っ張る。2017年、Jリーグ最優秀選手賞、J1得点王、Jリーグ ベストイレブンを獲得。川崎フロンターレが出場する2019年最初の試合情報FUJI XEROX SUPER CUP 2019開催日:2019年2月16日(土)キックオフ: 13:35会場:埼玉スタジアム2002対戦チーム:川崎フロンターレ vs 浦和レッズ地上波放送:日本テレビ系全国ネットにて生中継チケット一般販売:2019年1月13日(日)10:00~チケット購入:Jリーグチケット
2019年01月01日12月18日、横浜アリーナで今年2018年に活躍した選手、監督、クラブなどを表彰する「2018Jリーグアウォーズ」が行われました。選ばれた選手たちは、いつものユニフォームではなく、タキシードを身にまとっての登場です。そこで、震えるほどカッコいい戦士たちの特別な舞台に潜入しました! サポーターも、そうじゃない人も垂涎もののレポ、必見です!文・伊藤順子いつもと違う! 今年のJリーグアウォーズJリーグ開幕25周年という記念すべき2018年のJリーグアウォーズは、25年前の川淵三郎初代チェアマンの映像から幕を開けました。さらに、ご本人が登壇し開会宣言をした後は、Jリーグオフィシャルテーマソングを手がけた、ギタリストの春畑道哉さん(TUBE)がスペシャルゲストで登場。ご自身が作曲し、25周年を機に新たなサウンドへと生まれ変わった「J’S THEME(Jのテーマ)25th ver.」を生演奏で披露してくれました。そんな節目にふさわしい特別感あふれる雰囲気のなか、満を持して選手たちの入場です。試合とはまた違う緊張した面持ちの彼らでしたが、精悍な顔と鍛え上げられた体にタキシードは反則級のカッコよさ! 半端ないイケメンが総勢100人以上も集結しているわけですから、観覧しているサポーターはもちろん、我々メディアもボルテージが高まります。明治安田生命J1リーグ優勝の川崎フロンターレが登場!まずは、今年のJ1リーグ優勝クラブの表彰からスタート。昨年に続き2連覇を遂げた川崎フロンターレの選手全員と鬼木達監督が登壇しました。輝くシャーレと、クラブ名にかけたスワロフスキーの風呂桶を手にした選手たちは、それらに負けないくらいピカピカのオーラを放っていました。2年連続で全試合フル出場を達成したDF・谷口彰悟選手に「ルーキーとは思えないほど素晴らしい」と絶賛された、今年ブレイクの守田英正選手は、この日はニューヘアスタイルでお目見え。「その前髪どした?」と登里享平選手にちゃかされる場面もあり、いい意味で緊張がほぐれる和やかな表彰となりました。最も素晴らしいゴールを生んだのは…?その後、J2、J3優勝クラブ、JリーグYBCルヴァンカップ優勝クラブ、フェアプレー賞、功労選手賞などの表彰が続き、注目の最優秀ゴール賞の発表です。これは、月間ベストゴール受賞者のなかから選ばれるもので、今年は川崎フロンターレのMF・大島僚太選手が初めての受賞となりました。大島選手のゴールは、10月度月間ベストゴールとなった第30節、対神戸戦69分のもの。川崎フロンターレの戦い方を象徴する、パスをつないで生まれた連係プレーによる美しい1点でした。大島選手は「豪快なゴールがベストゴールと思われがちですが、このようなきれいなゴールを選んでいただけました。来年もこういった形で点を決めたいです」とコメント。後の記者会見でチームメイトの家長昭博選手も「僚太のゴールは自分たちの練習が凝縮されたもの。思い出深いシーンです」と言っていました。ひとりの選手が放つ強烈なゴールは当然ながら印象に残りますが、このように何人もの選手が関わる華麗なゴールもまた多くの人々を魅了します。来季もぜひ芸術的なゴールを量産していただきたいですね。2018年最強のイレブンを発表!得点王、ベストヤングプレーヤー賞に続いて、いよいよベストイレブンの発表です。ベストイレブンは、J1の監督と選手による投票で選ばれた30人の優秀選手賞受賞者のなかから、さらに活躍が顕著だった11名が選考委員会により選出されるという大変名誉ある賞です。11名は下記の通り。ベストイレブン受賞者GKチョン・ソンリョン(川崎フロンターレ)DF西大伍(鹿島アントラーズ)エウシーニョ(川崎フロンターレ)車屋紳太郎(川崎フロンターレ)谷口彰悟(川崎フロンターレ)※谷口選手は登録ポジションのMFではなく、今季はDFとして試合エントリーされていたため、DFとしてベストイレブンに選出。MFチャナティップ(北海道コンサドーレ札幌)家長昭博(川崎フロンターレ)大島僚太(川崎フロンターレ)中村憲剛(川崎フロンターレ)FWジョー(名古屋グランパス)ファン・ウィジョ(ガンバ大阪)優勝クラブである川崎フロンターレからはなんと7名。これは歴代最多タイとなる数だそう。しかも、今回で受賞8回目となる同クラブの中村憲剛選手は、自身の最年長受賞記録を更新し、38歳での受賞となりました。式終了後の記者会見で中村選手は「今年は、ネガティブな感情は吹っ切れて、純粋にプロサッカー選手としてサッカーを楽しめました。年齢は関係ない。僕は先日血管年齢が50歳といわれたのですが、それでもできると証明できました」とにこやかな表情で答えてくれました。中村選手は特別な人なのかもしれません。でも、一流の現役アラフォーのお言葉は、anan世代にも響くはず。年齢を理由にしてはいけないですね。何事も努力と気持ち次第です。確かな強い思いと行動力があれば、夢や目標は現実となり得るのでしょう。そして特筆すべきは、北海道コンサドーレ札幌のMF・チャナティップ選手。東南アジア国籍選手では初の受賞です。「嬉しい、今ドキドキ」と、はにかみながら慣れない日本語でコメントするさまは、試合で勇ましく敵地に切り込む姿とは結び付きません。そのギャップがたまらなく愛らしく、子どもからお年寄りまで幅広い世代で人気なのも頷けました。記者会見での「ベストイレブンに入れるとは思わなかった」という謙虚な姿勢も好印象。彼のファンがますます増えそうです♪最優秀選手賞(MVP)の栄冠は誰の手に?そして、ついにベストイレブンから最優秀選手賞(MVP)の発表です。2018年に最も活躍を遂げた選手は、川崎フロンターレのMF・家長昭博選手でした!昨年2017年に大宮アルディージャから移籍した家長選手。その年に初優勝というクラブの成績とは裏腹にご自身はケガに泣きましたが、今年はクラブを連覇に導いた立役者といわれるほど、素晴らしい活躍をみせてくれました。発表後には、家長選手いわく「生年月日も一緒で運命を感じる選手」である本田圭佑選手がビデオでサプライス登場。お祝いの言葉を述べつつも「全然連絡してこない」と不満げな本田選手に対して、家長選手は「会いに行きたいです」と嬉しそうに返していました。記者会見では「MVPは価値のあることで、周りの人に感謝したい。でも、毎年何かに挑戦して、成長していくことのほうが大事だと思っています。フロンターレは志が高く、向上心の強いチーム。多くの刺激をもらえて学ぶことで成長できると思うので、このチームに入ってよかったと思います」と述べた家長選手。これを受けて中村選手は「クラブを牽引してくれる頼もしい存在。入ってよかったという言葉を聞けて嬉しい」と話し、最優秀ゴール賞となったシーンと同じように、ここでも川崎フロンターレの絆の強さを垣間見ることができました。最後に、家長選手を囲むように登壇した選手たちは、ハイタッチしながら場内を一周し、拍手喝采を浴びながら会場をあとにしました。来季、壇上に立つのはいったいどのクラブで、誰なのか。2019年もまた多くのドラマが生まれ、私たち観る者に感動と驚きを与えてくれることでしょう。ひとつのことに打ち込む姿は本当に美しいもの。私たちもまた、仕事に恋にそして生きることに、一生懸命でありたいですね。以上、「2018Jリーグアウォーズ」レポをお届けしました!Information川崎フロンターレ(2018明治安田生命J1リーグチャンピオン)と浦和レッズ(天皇杯 JFA 第98回全日本サッカー選手権大会 優勝)が対戦する2019シーズンの開幕を告げる戦い「FUJI XEROX SUPER CUP 2019」は2月16日(土)埼玉スタジアム2002にて13時35分キックオフ!(日本テレビ系全国ネットにて生中継)©Jリーグ
2018年12月27日2019年3月に全国12か所で開催される「中村七之助 特別舞踊公演2019」。この公演について中村七之助が意気込みを語った。【チケット情報はこちら】本公演は、中村屋一門が行うおなじみの全国巡業公演。古くは十八世勘三郎が率いた親子会に始まり、2005年からは勘九郎と兄弟で務めてきた。2018年は歌舞伎座・平成中村座で行われた十八世勘三郎七回忌追善興行のほか、「平成中村座スペイン公演」、パリ公演「ジャポニスム2018」などで大役を果たし、2019年末上演の「風の谷のナウシカ」歌舞伎版への出演も発表された七之助が全国各地に足を運ぶ。群馬・ながめ余興場や岐阜・かしも明治座、東座といった昔ながらの芝居小屋での公演では、客席から演者までの間が2メートルあるかないかの至近距離で立ち回りや舞踊が繰り広げられる。演目は、中村鶴松が美しい海女の姿に扮する「汐汲」。ハイライトは、鶴屋南北の「於染久松色読販」から見どころを抜粋した「隅田川千種濡事」だ。「於染久松色読販」は2018年2月の博多座でも七之助が七役を演じており、自身も「平成中村座などでも、これまで自分が演じてきた自負がある」と語る。今回、七之助は許嫁・お光、油屋娘・お染、丁稚・久松、土手のお六の四役早替りを務める。演目を迷っていた七之助に「歌舞伎を初めて観る人に醍醐味を伝えるとしたら、早替りを見せるのはどうでしょう」と声をかけたのは、「隅田川千種濡事」で共演する中村いてうだと言う。「隅田川千種濡事」に決めた七之助は、演目の見どころを「男も女も見せることができて、エンターテインメント性があるところ」と語る。さらに「この演目は舞台裏が非常に大変で、共演者、スタッフがひとり欠けたら成立しない。しかも毎日違う会場で、広さも使える部分もそれぞれ違う。昨日捌けられた部分が、今日は捌けられないこともある。お客さまとの距離もとても近い。私にとっては本当に毎日がチャレンジで、とても楽しみです」と続けた。「汐汲」の前には、七之助、鶴松による「芸談」が行われる。ここでは「隅田川千種濡事」を観るにあたって、七之助が演目の予備知識を解説。さらに「中村屋ヒストリー」と題し、十八世勘三郎など中村屋の秘蔵映像を振り返りながら、七之助と鶴松が懐かしい話に華を咲かせる。「中村七之助 特別舞踊公演2019」は、3月2日(土)より群馬・ながめ余興場を皮切りに開催。チケットの一般発売に先駆けて、群馬、埼玉、長野、石川、広島、千葉、岐阜公演の抽選先行、大阪公演は先着先行を実施中。取材・文:横山由希路
2018年12月26日名古屋パルコにて「中村佑介展」が期間限定で開催されます。“ASIAN KUNG-FU GENERATION”のCDジャケットや“謎解きはディナーのあとで”の書籍カバーなど、話題の作品に多数携わる人気イラストレーター・中村佑介さんの展覧会情報をお届けします。「中村佑介展」名古屋パルコで開催2018年11月16日~12月2日まで名古屋パルコにて「中村佑介展 ALL AROUND YUSUKE NAKAMURA」が期間限定で開催されます。東京・池袋パルコで開催された同展覧会には、2万5千人以上が来場。人気のイベントに注目が集まります。中村佑介さんとは1978年生まれの兵庫県出身のイラストレーター。人気バンド・ASIAN KUNG-FU GENERATIONのCDジャケットや、“謎解きはディナーのあとで”、“夜は短し歩けよ乙女”などの書籍カバーを手掛ける注目のイラストレーターです。ファン必見の原画やオリジナルグッズが多数展開ASIAN KUNG-FU GENERATION『ソルファ』330点以上の作品を展示予定本展覧会では原画や完成イラスト以外に、アイディアスケッチや着色前の線画など貴重な作品が330点以上展示される予定。中村佑介さんのほぼ全てのアートワークが集結するとあって、ファン必見の展覧会です。オリジナルグッズを販売会場では、ここでしか手に入らないオリジナルグッズが展開予定。イラスト付きサイン会の実施会場内のショップで対象商品を含む2,000円(税込)以上グッズを購入すると、イラスト付きのサイン会に参加できるそう。2018年11月24日と25日の二日間、各日60名のみの貴重なサイン会です。参加希望社への整理券配布は初日より実施するそうなので、参加希望の方はお早めの来場がおすすめです。「中村佑介展」イベント詳細期間2018年11月16日~12月2日営業時間10:00~21:00※最終日は18:00閉場 / 入場は閉場の30分前まで。会場名古屋パルコ西館6F・パルコギャラリー、南館8F・特設会場の2会場入場料一般800円学生500円小学生以下無料イラスト付きサイン会情報日時:2018年11月24日、25日 各日13:00~会場:パルコギャラリー内定員:各日60名参加条件:展覧会初日より、会場内ショップにて対象商品を含む2,000円(税込)以上購入すると、参加希望者には整理券を配布。<対象商品>作品集『Blue』、『NOW』、展覧会図録『BEST』、中村佑介2019カレンダー、 ぬりえブック『COLOR ME』※定員に達し次第、参加券配布を終了。※サインは対象商品にする。※サイン会開催時は一部作品を観覧できない可能性あり。※イベントは予告なく変更となる場合あり。問い合わせ先「中村佑介展」に参加しよう森見登美彦著『夜は短し歩けよ乙女』人気作品のCDジャケットや書籍カバーなど、多岐に渡って活躍する中村佑介さんの大展覧会。ぜひこの機会に「中村佑介展 ALL AROUND YUSUKE NAKAMURA」に足を運んで、貴重な作品を見てみませんか。イベント情報イベント名:中村佑介展 ALL AROUND YUSUKE NAKAMURA催行期間:2018年11月16日 〜 2018年12月02日住所:名古屋市中区栄3-29-1名古屋パルコ西館6F・パルコギャラリー、南館8F・特設会場の2会場
2018年11月19日平成中村座 十一月大歌舞伎〈十八世中村勘三郎七回忌追善〉が11月1日(木)に初日を迎える。今回平成中村座が設営されるのは、おなじみの浅草寺境内。役者の名前を染め抜いた何本もの幟がはためき、中村屋の紋〈角切銀杏〉の櫓を掲げた入り口をくぐると、大提灯と中村座オリジナルの三色の定式幕が目に入る。平土間の席には座布団が並び、江戸時代の芝居小屋にタイムスリップしたかのようで、一気に芝居心が刺激される。歌舞伎座や国立劇場とはまた違った客席と舞台の一体感がいい。「江戸時代の芝居小屋を現代に復活させたい」。故・十八世中村勘三郎のそんな長年の夢が、2000年に平成中村座として実現。以来、大坂、名古屋、そしてNYやベルリンと、各地で大勢の人々を魅了してきた。「父が19歳の時に唐十郎さんのテント芝居を観て、”こういう小屋を作りたい”と夢を抱き、かなったのがこの平成中村座です。日本国内だけではなく海外へも行かせていただきました。そして”もっといろいろなことができそうだ”ということが確信に変わったときに、父が逝ってしまった。その父の夢を僕らが引き継ぎました。先輩後輩皆さんのお力を借りて、これからも続けていきたいと思います」と中村勘九郎は製作発表で語っていた。今回の演目は昼の部が、血で血を洗う源平争乱にあって颯爽と生き抜いた武将を描く『源平布引滝 実盛物語』、長い晒を使った力強くあでやかな舞踊『近江のお兼』、だましだまされ化かし合いの物語『江戸みやげ 狐狸狐狸ばなし』。夜の部は、出演者一同によるにぎやかな『弥栄芝居賑』、十七世/十八世中村屋のために書き下ろされた舞踊劇『舞鶴五條橋』、大星由良之助の本心とお軽平右衛門兄妹の情が響き合う『仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場』。亡き父に代わり奮闘する中村勘九郎と中村七之助、そして盟友中村扇雀に、中村芝翫。中村屋ゆかりの演目と顔ぶれで、秋の浅草を満喫したい。11月26日(月)まで。文: 五十川晶子
2018年11月01日KinKi Kidsの堂本剛と俳優のムロツヨシによる文化放送のラジオ特番『剛とツヨシ漢字とカタカナ。』が、10月13日(19:00~19:55)に放送されることが決定した。堂本は、同局の夜ワイド『レコメン!』内で放送している番組『KinKi Kids どんなもんヤ!』にレギュラー出演中。その番組内で「ムロくんと2人で話してるとずっと終わらない」など、ムロツヨシと親交が深いエピソードを披露していた。今回の特番は、そんな話の流れから堂本剛が「2人の番組、もしあったらやりまっせ!」と発言したことをきっかけに実現した。番組タイトル『剛とツヨシ漢字とカタカナ。』も、堂本本人が考案したもの。2人は同じ名前であるため、堂本がムロのことを「カタカナ」と呼んでいることを『KinKi Kids どんなもんヤ!』の中で明かし、大きな話題になった。放送ではリスナーメールを紹介する他、「ヌケ感」たっぷりの"ゆるい企画"で放送していく。
2018年09月27日「中村屋」は、大阪・天満の天神橋筋商店街にあるコロッケ屋さんです。 この道40年のお店が生み出す、親しみやすい味が大人気。 「コロッケ」以外にも「ハムカツ」や「ミンチカツ」など、「中村屋」でぜひとも味わいたい絶品メニューをご紹介します。約40年の歴史を持つ「中村屋」食べ歩きで楽しめる揚げ物メニューが人気天神橋筋商店街のアーケードを入ってすぐのところにある「中村屋」は、約40年もの間、地元住民から親しまれてきたお店です。 人気の「コロッケ」以外にもバラエティ豊かなメニューをお手頃価格で取りそろえています。「中村屋」の揚げ物メニューは片手で食べられるので、食べ歩きで楽しむのが主流です。 昔なつかしい、ほっこりした味わいは、多くの人に愛されています。テレビや雑誌などでも紹介される人気ぶりこれまでに「中村屋」はテレビや雑誌などのメディアで多く紹介されてきました。関西地方で放送されている人気番組「ごぶごぶ」では、司会のダウンタウン・浜田雅功さんのお気に入り店としてたびたび登場しています。さらに、2018年4月には大阪を訪れていた安倍晋三首相ご本人が直接来店し、コロッケを購入したサプライズもあったそう。地元住民はもちろん、著名人にも評判のお店であることがわかります。1日で5,000個売れる「コロッケ」特にリーズナブルな「コロッケ」(70円)は「中村屋」の看板商品です。 年代や性別を問わず人気が高く、多いときには100人以上の行列ができたり、1日で5,000個売れることもあるそうです。ほどよく混ぜ込んだ牛肉は主張しすぎず、ジャガイモのホクホク感が堪能できる一品です。 ラードを使い、サクッとした食感に揚げています。 少し甘さを感じられる味わいなので、ごはんのおかずとしてだけでなく、おやつにもぴったり。食べ歩きしたいことを伝えれば、揚げたてのコロッケを小袋に入れてくれます。 冷めてもおいしくいただける点も大きな魅力で、テイクアウト用のパックに入れてもらっている人も多く見られます。若い世代に人気の「ハムカツ」若い世代から支持されている「ハムカツ」(70円)も人気です。 凝縮された旨みのあるハムを揚げた、一度口にすればやみつきになること間違いなしの一品です。ビールや焼酎などで晩酌を楽しむ大人の方にもおすすめです。 家族や友人とのホームパーティーでおみやげに持っていっても喜ばれるでしょう。お肉の旨みたっぷりの「ミンチカツ」ボリューム感のある揚げ物を食べたいときには「ミンチカツ」(120円)がおすすめです。 食べ盛りの子どもや学生も大満足の食べ応えです。 ひき肉の旨みがたっぷりと詰まったジューシーなおいしさが魅力で、脂っこくなくて食べやすく、サクサクと食べられます。そのままでもおいしくいただけますが、パンに挟んでアレンジしてみるのもおすすめです。 トマトやレタスなどのフレッシュな野菜と合わせれば、贅沢なサンドイッチが出来上がりますよ。大人気「中村屋」の穴場な時間帯「中村屋」は、長い行列ができることでも有名です。お昼や夕方は、OLやサラリーマン、主婦といったお客さんが大勢集まり、瞬く間に行列ができてしまいます。混雑を避けたいなら、夏場は14:00~15:00頃が狙い目です。 スケジュールに余裕がある場合は、ピークの時間帯から少しずらして足を運ぶのがおすすめですよ。昔なつかしい「中村屋」のコロッケを片手に散歩しよう「中村屋」の昔なつかしい味わいのコロッケを片手に、天神橋筋商店街をぶらぶらとお散歩してみてはいかがでしょうか。 街中で楽しむ食べ歩きでは、店内での食事とはまた違ったおいしさが感じられるはずですよ。スポット情報スポット名:中村屋住所:大阪市北区天神橋2丁目3-21電話番号:06-6351-2949
2018年09月04日何をやらかすかわからない危うさが魅力という人がいる。綾野剛もそのひとりだと思う。現在、“朝ドラ”ことNHKの連続テレビ小説『カーネーション』が夕方に再放送されている(ただし一旦休止中)。本放送は2011年で、綾野剛はこのドラマに出演したことで一躍人気俳優の仲間入りをした。彼が演じたのは、長崎から岸和田に活路を求めてやって来た周防という男。戦争で夫を亡くしたヒロイン・糸子(尾野真千子)は彼に惹かれて行くが、なにしろ妻子のいる身、周囲は大反対するし、本放送の時、視聴者からも批判の声が上がったため、それ以後、“朝ドラ”では既婚者が恋する描写には慎重になったとか。でも、綾野演じる”周防さん”の魅力には抗いがたいものがあり、糸子だけでなく視聴者の多くが彼に惹かれた。なんといっても、周防さんには危うい魅力があった。“朝ドラ”らしい清涼感あふれる青年のようでいて、その涼しそうな皮膚の奥に色気が閉じ込められていてドキリとさせられたものだ。綾野剛には炭酸飲料の蓋をうっかり勢いで開けて中身が溢れ出して焦る、みたいなサプライズ感がある。○ギャップを作り出す綾野剛俗に言う塩顔で、目鼻立ちがすっきりしており、こんな酷暑でも綾野剛の顔を見ていると夜風に当たりながらモヒートを飲んでいるような気持ちになる。現在の所属事務所トライストーンに入るきっかけであり、事務所に誘ってくれた小栗旬と知り合った映画『クローズZERO II』(09年)でも熱い高校生たちのバトルのなか、黒い傘を差して立っている綾野剛はひとり体温が低そうだった。それが数年後、『日本で一番悪い奴ら』(16)で下衆な警官役を演じたときには慄いた。痰を吐いたりゲップをしたり、清涼感のサンズイがひとつもなくなっていたからだ(演技です)。俳優にとってギャップを作り出すことは大事な技能である。綾野剛は、一見、色白でひょろりとして見えるが、アクションには重量感がある。象印、圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」のCMで火の燃え盛る棒をくるくる回して「私は何を表現しているのでしょう」とやっている姿などただごとではない。また、無口そうな顔立ちにもかかわらずインタビューすると熱心に長いこと自論を語る。代表作のひとつである連続ドラマ『コウノドリ』シリーズ(TBS)では穏やかな産婦人科医の顔と激しいピアニストの顔のふたつを持つ人物を好演していた。○サプライズの男・綾野剛華麗なる変化は、まるで真夏のソルト&レモンのように鮮烈な俳優・綾野剛にとって、『パンク侍、斬られて候』(石井岳龍監督)の主人公・掛十之進はハマり役といえるだろう。掛は剣の腕は一流だが浪人の身。彼が通りすがりの巡礼の父娘の父のほうを腹ふり党と勘違いして斬り殺してしまうところから物語ははじまる。その場に居合わせた黒和藩の者に、世にはびこる怪しい宗教団体・腹ふり党に詳しいから黒和藩に士官できれば対応策を教えると出まかせを言ってまんまと藩に入り込む。自分が得することしか考えておらず、適当なことを言ってその場をやり過ごす、倫理観のかけらもない汚い根性の持ち主で、おおよそ物語の主人公らしからぬ人物だ。でも、主人公以外の人物もたいがいろくでもなく、感情移入し辛い人のオンパレード。黒和藩の藩主(東出昌大)は世間知らず、家老(豊川悦司、國村隼)は出世を狙って牽制し合っている。腹ふり党の幹部(浅野忠信)はクレージーで何を考えているのか皆目わからない。若い武士(染谷将太)は任務のストレスから腹ふり党に傾倒して裸で踊りまくる。少しまともそうなのは……しゃべる大猿(永瀬正敏)というシュールなストーリーだ。罪のない人を殺して誤魔化すわ、おしりを丸出しにしたりして不謹慎だわ、腹ふり党の美女(北川景子)に心を奪われでれでれしていて役的にはあまり感心できないとはいえ、掛の派手なアクションシーンには目を瞠る。デニム素材か薄いブルーの着物の裾を見出しまくって走り回る綾野の勇姿は、役の人格を越えて問答無用にかっこいい。しつこいようだが、炊飯ジャーのCMの無駄にかっこいいアクションを成立させるだけはある。にもかかわらず、豊川悦司演じる家老にしょっぱなから掛の調子の良さが見抜かれてしまう底の浅さ。とても残念キャラを綾野剛は懸命に演じている。おそらくとても真剣にやっているのだろうが、顔立ちがクールなので真意がわからない。ちょっとはいいところを見せてくれるのではないかと最後の最後まで期待をして映画を見ると……。うっかり炭酸の缶を勢いよく開けてしまったように、わわわ! まさにサプライズの男・綾野剛の面目躍如である。ちなみに、撮影現場を見学したことを『キネマ旬報 7月上旬号』で書いていて、綾野について書いたことを一部引用してみよう。"飯屋・変粉の場面では、スタッフの手が足りないと気を利かせて「いま(2階の)照明直してます」と現場に自ら声出して伝えたり、別日、にわか雨でしばし撮影が止まってしまったとき「今日やばいんで(天気)、がんばりましょう」と腹ふり衆役のエキストラたちに呼びかけたりしていて、演技のパンクと実直そのものの素とのギャップが興味深かった。"やっぱりおもしろい人だと思う。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『隣の家族は青く見える』『コンフィデンスマンJP 』 など。5月29日発売の蜷川幸雄『身体的物語論』を企画、構成した。
2018年07月19日「EXILE/三代目 J Soul Brothers」岩田剛典が民放連ドラ初主演で同い年の戸田恵梨香と初共演した「崖っぷちホテル」の放送が4月15日からスタート。ネット上には初回放送を見た視聴者からの出演者たちへの応援の声が続々投稿されている。本作はかつて栄華を極めたが現在は“ド底辺”に落ちぶれた老舗ホテル「グランデ・インヴルサ」が舞台。かつての総支配人が亡くなり、その後ホテルは借金を抱え戸田さん演じる桜井佐那が若くして総支配人を務めることに。しかし従業員たちはプライドは高いがやる気はゼロ。さらに副支配人は身売りを企んでおり、佐那は頭を抱えていた。そこにある日現れたのが超カジュアルな服装の若者、岩田さん演じる宇海直哉だった。宇海は2つのスイートルームの1つに宿泊、色々な要求をホテルに突き付け、あげくに4月にも関わらず「プールで水遊びをしたいから3時間でキレイにしてくれ」と要求する。最初は支払いを踏み倒そうとするクレーマーだと考えたホテルの従業員たちだったが、実は宇海はホテル界の風雲児と呼ばれる名門ホテルの副支配人。同じ日にスイートに泊まった古参のお客様の思い出のためにプールを蘇らせようとしていた…というストーリー。「一緒に働いてほしい」という佐那の申し出を受けた宇海は次回から「グランデ・インヴルサ」で働くことに…というラストで1話は終了した。岩田さんの民放連ドラ初主演とあって多くの視聴者が放送に注目。岩田さんの自由で素直さ溢れる“風雲児”ぶりに「岩ちゃんが可愛すぎてしんどみ」「何をしてても様になってる」「岩ちゃんが可愛い過ぎてストーリーが入って来ない(笑)」などの声がネット上には相次いで寄せられている。岩田さん、戸田さんへの反応と共に競馬狂いの料理長役の中村倫也と新人パティシエ役で出演した浜辺美波のコンビに対する投稿も数多く、「中村倫也と浜辺美波のタッグはいいぞ」「浜辺美波ちゃん目当てで見ます」「美波ちゃん可愛らしいな」「中村倫也のキャラが、良いです……」「中村倫也さんの顔が優勝」などタイムラインからは2人の注目度の高さがうかがえた。個性的なキャストが揃いコメディながらホロリとさせられるまとめ方だった第1話。どうも宇海は「グランデ・インヴルサ」に何か関わりがある様子で、彼のバックグラウンドも気になるところ。「崖っぷちホテル」は毎週日曜22時30分~日本テレビ系で放送中。(笠緒)
2018年04月16日三代目J Soul Brothers/EXILEの岩田剛典を主演に、芥川賞作家・中村文則の「映像化不可能」といわれていたベストセラー小説を映画化した『去年の冬、きみと別れ』。キャッチコピーの「すべての人がこの罠にハマる。」は決して大風呂敷ではなく、緻密に張り巡らされた伏線の回収と先読みさせない展開・結末は、Yahoo!映画で平均3.83、映画.comで平均3.7、Filmarksで平均3.7という数字が示している通り高く評価されている。中でも女優・土村芳が演じる吉岡亜希子は謎多き役どころで、事前に明かされていた情報は、「木原坂(斎藤工)のモデルを務めていた盲目の美女」ぐらい。公開から2週間が経ち、「多少のネタバレはOK」とのお許しが出たので取材を申し込んだ。土村が演じる亜希子は視覚障害のハンディキャップを抱えながら力強く生きる女性で、実は岩田演じる恭介の元恋人。「ネタバレを背負っている」と言っても過言ではない重要な役どころだが、シリアスな展開が連続する中で、唯一ほっこりできるのが2人のアツアツぶりを収めたシーンだろう。映画の冒頭で事件に巻き込まれたことが分かるので、とっても切ないシーンでもあるのだが……。撮影秘話をはじめ、役作りや岩田の魅力など、これから映画を観る人に支障を来さない程度に話を聞いた。○瀧本智行監督から伝えられたこと――本作に関する取材は今日で一区切りと聞きました(3月20日のヒット記念イベント後の取材)。公開から2週間ほど経って、ようやく皆さんに届きはじめたような感覚です。私が表立ってさせていただく宣伝は少なくなると思いますが、それでも公開は続きますし、できればロングラン上映になるまでヒットしてほしいですね(笑)。――そうなることを願っています。物語の展開に深く関わる重要な役でしたね。脚本を読んで監督とお会いした時にもそのような説明がありました。不安も感じつつ、全力を注ぎたい役でもあったので覚悟を決めて臨みました。監督からは、亜希子の強さや凛として芯が通っている内面、作品全体から見た時のポジションについてのお話もうかがって。視覚障害という役柄含め、限られたシーンの中でそれだけの説得力をもたせるために、細かいところまで極めたい……少しでも「偽り」として伝わってしまうと、観てくださる方が引いていっちゃうような危機感がありました。○恭介の元恋人・亜希子の役作り――撮影前には視覚障害の方にも会ったそうですね。はい。施設にお邪魔して点字セットと白杖をお借りしましたたんですが、その時にたまたま盲導犬の講習会が開かれていたので参加させていただきました。目隠しして盲導犬に引っ張ってもらいながら歩いて施設から外に出て、一般道を歩かせてもらいました。最初は怖くて怖くて。盲導犬の行動について細かく説明を聞いて理解すると、身を任せてスムーズに歩くことができて。盲導犬との間にはそういう信頼関係も大切なんだと感じました。私の役は盲導犬ではなくて白杖のみで歩行する役だったので、撮影前には公園で練習したりもしました。なんでもない小さなくぼみだったり、点字ブロックで躓いてしまったり、今までは感じたことのない世界というか、発見の連続でした。一度、人混みの中を歩いたことがあったんですが周囲の視線をすごく感じて、亜希子が周りと自分の間にある「何か」に負けないように生きてきたということを少し感じることができたような気がします。――そうやって身をもって体験してみないと分からないことですね。そうですね。限られた時間の中で少しでも近づきたいという思いがあったのでとにかく全力を注ぎました。亜希子の強さの源は私の中にはないもの。これまで生きてきた境遇は違いますが、少しでも寄り添いたいという気持ちでした。○現場でも紳士的な岩田剛典――ネタバレに直結する役なので、公開前はこのような取材でも慎重な発言が求められたと思います(笑)。シリアスな展開がメインとなるので、恭介とのアツアツシーンは特に印象的でした。基本的には順撮りだったので、「私が出演する序章=岩田さんとのシーン」は序盤でした。やりとりはアドリブの部分もありましたが、監督が明確なイメージを伝えてくださいました。海に行く前、恭介に点字を教えるシーンでは「『海に行きたい』という意味の点字を恭介に教えます」のような感じの説明があって、脚本にセリフを書き加えていく流れでした。2人が幸せであればあるほど後半に生きてくるということもおっしゃっていたので、その後に起こることは当然2人は予感してないわけですし、本当に「2人の世界」として演じていた気がします。監督も撮りながら「恥ずかしい!」と言っていたくらい(笑)。――岩田さんは精神的にもかなり追い込まれていたようですが、そのあたりも共演して感じたのでは?私はほとんど幸せな恭介さんとしか接していません(笑)。岩田さんはすごく真面目で優しい方です。2人のシーンでも本当に紳士的に接してくださいました。――初見ではストーリー展開を追いつつ、取材のポイントを意識しながらだったので、もう一度観てみたくなりますね。そう言ってもらえるとうれしいです。展開を分かっていてもう一度観ても楽しめる作品だと思います。○友人から質問には「観てのお楽しみ」――周りの方に宣伝しようにも、ネタバレの役なのでなかなか詳しく話せない(笑)。そうですね。同級生から連絡があってどんな役か聞かれたのですが、そこは濁しながら、「観てのお楽しみ」「とにかく観てほしい!」とだけ伝えました。映画ってたくさんの人に劇場でご覧頂いて初めて成立するものだと思っているので、試写後は客観的に考えるまで時間がかかりました。そうそうたる共演者の方々の中で、自分が作品の一部になっている……とボンヤリとした不思議な感覚になって。これまでもそうですが、自分が出させていただいた作品を客観的に捉えるまでどうしても時間がかかってしまうんです。――今回はなおさらですね。久しぶりの映画出演だったので、たくさんの人の手によって作り上げる映画はやっぱりステキだなぁと純粋に思えました。――4回目のインタビューになるのですが、これまでの作品ではクランクアップ時に特別な思いがあふれたということも話されていました。今回はいかがでしたか?新しく挑戦する事の多い役というのもあって、自分の中で不安になる事もありましたが、亜希子という人物としてこの作品の一部になれた事、このような機会をいただけた事に感謝の気持ちでいっぱいでした。――お芝居は好きですか? 以前は役者業について、「向いてなくても好き」とおっしゃっていました。好きです! そこは不変です(笑)。■プロフィール土村芳(つちむら・かほ)1990年12月11日生まれ。岩手県出身。子ども劇団に所属後、高校在学時に新体操でインタ ーハイに出場。京都造形芸術大学の映画学科俳優コースに進学し、数々の舞台作品や自主 制作映画に出演した。2013年3月に大学を卒業後、ヒラタオフィスに所属。これまで、 『カミハテ商店』(12)、『弥勒』(13)、『劇場霊』(15)、『何者』(16)などの映画、『コウ ノドリ』(TBS系・15/17年)、『べっぴんさん』(NHK・16~17年)、『恋がヘタでも生きて ます』(日本テレビ系・17年)、『GO! GO! フィルムタウン』(NHK・17年)、『女子的生 活』(NHK・18年)などのドラマに出演。
2018年04月04日『去年の冬、きみと別れ』(略して『冬きみ』監督:瀧本智行 原作:中村文則)は、岩田剛典の、「犬系男子」ではくくりきれない、演技の飛距離を感じさせる映画であった。彼のポテンシャルのすべてをぶっこんだものになっていたように思う。岩田剛典は、芸能界の一角を担う勢いのEXILE TRIBEの人気アーティストで、EXILEや三代目J Soul Brothersのパフォーマーとして活躍。俳優としては、EXILE TRIBE大集合のアクションエンタテインメント『HiGH&LOW』シリーズから、それこそ彼を「犬系男子」に決定づけた、ある日女の子の家に居候するところからはじまる『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』までヒット作に出演、人気を誇り『去年の冬、きみと別れ』が初の単独主演作となった。だからこそ、彼のポテンシャルのすべてをぶっこんだものになっていたように思う。「観た人すべてがだまされる」というキャッチコピーのミステリーなので、公開からすでに約10日間経過したとはいえ、まだ観ていない方もいることを配慮してネタバレしてはいけないと思うと、具体的なことが書けず、よって岩田剛典のどこに演技の飛距離を感じさせる映画なのか書きづらい困った状況ではあるが、ネタバレしないでどこまで書けるかがんばってみたい。○知性、癒やし、激情とあらゆる面を見せる岩田『去年の冬、きみと別れ』を劇場で見たら、上映前の予告に、岩田剛典の次回作『パーフェクトワールド』(10月公開)の予告が流れた。ヒロインと、車椅子生活を余儀なくされた男性との恋という単なる甘い恋ではない作品とはいえ、女性漫画の映画化なので、『植物図鑑』のように、光に包まれたふわっとしたきれいな画面の作品で、またしても岩田剛典の爽やかな面に溢れた映画なのだろうなあ……と思って観ているうちに、ほかの予告も経て、『去年の冬、きみと別れ』がはじまる。色調はかなり暗く、画面も固く締まった感じで、岩田剛典もきりっとしている。岩田が演じる主人公は、フリーライター・耶雲恭介。盲目の女性(土村芳)が焼死した事件の容疑者だったカメラマン木原坂雄大(斎藤工)に密着し本を書きたいと、出版社にやって来る。編集者・小林良樹(北村一輝)は最初、その企画に乗り気ではないが、上司のすすめもあって、担当することになる。女性が焼死していく様を撮影していたのではないかという疑惑のある木原坂は、初っ端からあやしさを振りまき、対して耶雲は、いかにも真面目な常識人という印象。だが一方で、若さゆえの功名心もあるようで、恋人・松田百合子(山本美月)と結婚を前に、一冊自著を出そうと意欲に燃えていた。木原坂の事件の真相を暴くことができれば、ジャーナリストとして認められる、そんな思いも手伝って取材を続けるうちに、愛する百合子が木原坂のスタジオに監禁されてしまい、耶雲は、精神バランスを狂わせてしまう……。このへんまでは予告編にも出てくるところなので、未見のひともご心配なく。慶応大法学部出身の、岩田の知性を活かして演じるジャーナリストが、木原坂を取材するうえに、じょじょに変化していくところが、この映画の見どころのひとつで、そこに、岩田の演技の幅を感じたというわけだ。『HiGH &LOW』シリーズのようない熱く激しい狂犬のような面も見られるし、『植物図鑑』のような柴犬感もところどころ見ることができる。知性、癒やし、激情とあらゆる面が見られ、それは例えるなら、興福寺の国宝・三面六臂の阿修羅像のようであった。○★ここからややネタバレあり物語は、斎藤工演じる悪魔的なアーティスト(カメラマン)と、岩田演じる阿修羅王のようなジャーナリストとの、真相を巡る心理戦にとどまらず、そこへ、北村一輝演じるベテラン編集者も加わってくる。北村一輝と斎藤工というと、W不倫のドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち』を思い出してしまうが(映画化された『昼顔』には北村は残念ながら出演していない)、そのドラマで食虫植物的能力を発揮していた斎藤が、『冬きみ』では捕獲気分ダダ漏れで、『昼顔』で野生のケモノ的色気ムンムンのアーティストを演じていた北村一輝は、『冬きみ』でもやっぱり隠しきれないケモノ感を放つ。最終的には、阿修羅王のような柴犬の岩田、食虫植物の進化系の斎藤、いつだって野性的な北村の三つ巴の戦いになっていく。ミステリーの内容もドキドキするが、ちょっと違った『HiGH& LOW』のような男のぶつかり合いにもドキドキする。柴犬系で、つぶらな瞳のイメージの岩田剛典が、目をかっと見開くと、ものすごく目が大きくなって、眼輪筋のちからのハンパなさに目を見張る。『冬きみ』物語の果てに、何が見えるか。未見の方は、ぜひご体験を。(C)2018 映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2018年03月22日中村屋一門による恒例の巡業公演が、今年は春に開催。『中村勘九郎中村七之助春暁特別公演2018』として、全国12か所を回る。そこで勘九郎、七之助の父・十八代目中村勘三郎に、「3人目の倅」として目をかけられてきた中村鶴松に話を聞く。中村勘九郎中村七之助春暁特別公演2018 チケット情報「日ごろ歌舞伎を観る機会の少ない地方のお客さまにも歌舞伎に親しんでもらいたい」との趣旨のもと、2005年から毎年行われている巡業公演。鶴松は、地方ならではの触れ合いや食事を楽しみにしつつ、実は最も重責を感じる公演でもあるという。「普段あまり歌舞伎を観ない分、地方のお客さまにとってはその1回が本当に大事だと思います。そこで歌舞伎って難しいな、面白くないなと思われてしまったら、二度と足を運んでいただけないかもしれませんから。それだけに1回1回、本当に気が抜けないですね」今回予定されている演目は、『鶴亀』、『浦島』、『枕獅子』の3作品。「『鶴亀』はおめでたい踊りです。本興行ではなかなか出来ない、お弟子さんだけの演目ということで、今みんな必死に稽古に取り組んでいます。『浦島』は青年から老人への早変わりが見どころ。勘九郎さんがどう演じ分けるかにも注目していただきたいです。勘九郎さんと七之助さんの踊りの違いは、もちろん立役と女形の違いはありますが、勘九郎さんが非常にダイナミックで体のすべてに神経を行き渡らせるような感じだとすれば、七之助さんはしなやかで流れるような感じ。『枕獅子』では、傾城(=遊女)演じる七之助さんの美しい踊りを堪能していただけると思います。また僕は久しぶりの禿(=少女)役なので、どうすればかわいく見えるか(笑)、日々研究しているところです」鶴松にとって憧れの存在である勘九郎と七之助。『芸談』では、そんなふたりの素顔、仲のよさを垣間見ることが出来る。「歌舞伎役者の赤裸々なトークを聞くことってあまりないと思いますし、またお兄さんたちが話上手ですからね。これは貴重な機会になるのではないかなと。公演によってはお弟子さんに一発芸をやらせることもありますし(笑)。えっ、僕ですか!?いやいや、絶対出ないですよ!」中村屋ならではの、アットホームな雰囲気も魅力の本公演。どの演目も観やすく、歌舞伎初心者にもおすすめの内容だ。「とりあえず観てもらわないと始まらないですからね。歌舞伎ってどんなものか。まず一歩足を踏み入れて、あの迫力、感動を体験して欲しいなと思います」公演は3/17(土)の埼玉公演を皮切りに、東京、北海道、青森、山形、福島、鳥取、島根、岡山、広島、大分、神奈川と各地を巡る。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2018年03月13日あの作品でお馴染み。イラストレーター「中村佑介」東京・表参道にて『謎解きはディナーのあとで』などの有名書籍のカバーでお馴染みのイラストレーター・中村佑介の作品を展示したカフェ「中村祐介ギャラリーカフェ」が2018年3月2日(金)~3月18日(日)まで「Cafe&Dining hanami」にて期間限定でオープンします。くつろぎながら数々の人気作品の世界を楽しんで店内には、中村佑介が過去に手掛けた作品の原画の数々が展示されます。小説『謎解きはディナーのあとで』や『夜は短し歩けよ乙女』などの有名書籍のカバーだけでなく、有名アーティストのCDジャケットやアニメのキャラクターデザインなど、多岐に渡る中村佑介の作品は、一度は目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。「中村佑介ギャラリーカフェ」では、そんな中村佑介の世界を、カフェでくつろぎながらゆっくりと楽しむことができます。ぜひ手に入れたい!中村佑介のイラストグッズ「中村佑介ギャラリー」では、販売が初となる「中村佑介オリジナルマスキングテープ」が販売されます。これはファンは逃さずに手に入れたいですね。他にも数多くの中村祐介グッズが取り揃えられています。ギャラリーカフェには特典がいっぱい!期間中、来店者全員に中村祐介のイラストが描かれた特製コースターがプレゼントされます。ドリンク1杯の注文につき、さらにもう1枚。特製コースターは全部で10種類です。そして、中村祐介プロデュースのVR作品「Birth YUSUKE NAKAMURA VR」を体験した人には、特製缶バッチがプレゼントされます。こちらは全9種類。その場で感想をツイッターに「#Birthを観た」を付けて投稿すると、さらにもう1個貰うことができますよ。「中村佑介ギャラリーカフェ」は、東京メトロ各線「表参道駅」のA1出口から徒歩3分のところにある「Cafe&Dining hanami」にて開催されます。イベント情報イベント名:中村佑介ギャラリーカフェ催行期間:2018年03月02日 〜 2018年03月18日住所:東京都渋谷区神宮前5-3-8 AF Lohas St.Bldg 1-2F(Cafe&Dining hanami)
2018年02月28日プロサッカー選手の三浦知良、中村憲剛、内田篤人、槙野智章、プロ野球選手の西川遥輝、山崎康晃、ボクシングチャンピオンの村田諒太が侍に扮するスポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」のテレビCMシリーズ「#時代を変えろ」が、19日より順次全国で放送される。同シリーズの時代設定は約150年前。出演者は時代の風潮を描写した志士や商人、ペリー提督などに扮して登場し、新時代の幕開けを象徴する黒船来航を現代風に描いたような、時代を切り拓くストーリーとなっている。アスリート7人に加え、お笑いトリオのロバート、サッカー解説者のセルジオ越後氏も出演する。全3編で展開され、「Episode 1:黒船」編、「Episode 2:会談」編は、J1、J2、J3リーグの2018年シーズン開幕直前の19日より全国で放送開始。続くEpisode 3は、3月に公開される。撮影では、コンセプトである明治維新を表現するために、スタジオに天守閣と大広間を作成。セットの中には、サッカーボールや野球のミット、ボクシンググローブ、ダーツの的、乗馬のおもちゃといった「DAZN」で放映されるスポーツコンテンツをほのめかす装飾が散りばめられている。アスリートたちは侍姿に扮し、日本刀を使った動きに挑戦。最初は「殺陣」の動きに戸惑う姿を見せていたが、さすがはアスリート。殺陣師の講義をしっかり聞いてすぐに動きを習得していたという。CM撮影について、槙野は「最初はちょっと恥ずかしさもあったんですが、徐々に場の空気に呑まれて、まったく違う槙野の顔を見せてしまいました」とコメント。村田は「僕の中で小学校の時から観ている三浦知良さんとご一緒させていただいたことが光栄でした。嬉しいですし、みんなと日本のスポーツ界を盛り上げていけたらと思います」と三浦との共演を喜んだ。「Episode 1:黒船」編と「Episode 2:会談」編のストーリーと動画は以下の通り。■「Episode 1:黒船」編(15秒、30秒)城内で怪しげな商談をしている将軍のロバート秋山竜次と商人のロバート山本博。城外から拡声器の音がし、家臣のロバート馬場裕之が望遠鏡を覗くと、艦長のセルジオ越後率いる「DAZN」黒船が。すると突然、志士の三浦知良、槙野智章、内田篤人が続々と集まり、戸惑う将軍たち。■「Episode 2:会談」編(15秒、30秒)城内大広間で艦長と将軍が会談。艦長のセルジオ越後がスマホ片手に「DAZN」について話す。怒りだす将軍のロバート秋山、それに反論する志士たち。戸を開けると光が射し込み、朝日の光の強さに目をつぶす将軍。
2018年02月15日サッカーJ1浦和の槙野智章が15日、都内で行われたスポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」2018キャンペーン発表会に出席。7年半ぶりにJ1鹿島に復帰した内田篤人に促される形で、女優の高梨臨との結婚をあらためて報告し、高梨との新婚エピソードも明かした。発表会には、DAZNの新テレビCMシリーズ「#時代を変えろ」に出演する槙野、内田、J2横浜FCの三浦知良、J1川崎の中村憲剛らが登場。約150年前を舞台に、出演者が志士や商人、ペリー提督などに扮し、黒船来航を現代風に描いたような時代を切り拓くストーリーの新CMがお披露目された。三浦はさまざまなCM出演経験があるが、自分の演技について「何回やっても下手だなと思います」と言い、「槙野さんがうまい。できあがりを見ても槙野さんが一番うまい」と槙野の演技を絶賛。すると内田が、「奥さんが女優さんですから」と槙野の結婚をいじり、槙野は照れながら「2月9日に結婚しました」と改めて報告した。また槙野は、演技について「嫁からダメ出しされた」と告白。「絵コンテを事前に見せてもらって、『こうするんだよ、ああするんだよ』ってご指導をいただいた」とアドバイスをもらうも、「ダメ出しされた。本番は全然でしたね」と反省していた。槙野と高梨は、先月20日にそれぞれインスタグラムで結婚することを報告。その後、今月9日に婚姻届を提出したと一部で報じられていた。
2018年02月15日「悪と仮面のルール」「教団X」の中村文則による傑作ベストセラーを、「EXILE/三代目 J Soul Brothers」の岩田剛典主演で映画化した『去年の冬、きみと別れ』。この度、岩田さん VS 斎藤工の鬼気迫る対決に期待高まる、新たな場面写真が公開された。愛する婚約者・百合子(山本美月)との結婚を控えた耶雲(岩田さん)が、かつて猟奇殺人事件の容疑者として危険なうわさの絶えない天才カメラマン木原坂(斎藤さん)の姿を暴くため取材を進めるうちに、抜け出すことのできない深みに飲み込まれていく模様を描いた本作。盲目の女性モデルが目の前で焼死するというセンセーショナルな事件の容疑者でもある天才カメラマン・木原坂。監禁と殺人罪の容疑で一度は逮捕された木原坂だが、ネット上では“人が燃えている写真”が実在すると言われ、物語が進むにつれ、限りなく“黒”に近い怪しさを増していく…。到着した写真では、木原坂が耶雲の胸倉をつかみ対峙するシーンや、柵越しに誰かを見つめる木原坂などの姿が捉えられてる。果たして、この美しき男たちの激しき戦いの行方は?そして愛する人をこの手に取り戻すため、木原坂の罠にハマっていく耶雲の運命とは、映画タイトルの本当の意味とは…?『去年の冬、きみと別れ』は3月10日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年01月31日中村勘九郎、中村七之助兄弟らによる全国巡業公演が今年も開催される。「春暁特別公演2018」と銘打ち、3月中旬の埼玉を皮切りに全国12か所を巡るふたりに、話を聞いた。春暁特別公演2018 チケット情報普段、歌舞伎の舞台を生で観ることができない全国の人たちに、歌舞伎の楽しさを届けたい、と2005年より毎年開催、兄弟ふたりが中心になってのこの巡業は、「最初の頃は不安でした。が、継続は力なり。この公演を見て歌舞伎を好きになったという方が多く、やってきて良かったなと思います」と話す勘九郎。上演演目も、初めて歌舞伎を観る人も存分に楽しめるものをと工夫を重ねてきた。今回、勘九郎が演じる「浦島」は、かの昔話の主人公の後日談。「海から戻ってきた浦島が、竜宮城での思い出を踊りで見せます。その後玉手箱を開けたらどうなるか──、皆知っていることですが(笑)、これが意外と古風な早変わりで、楽しく観ていただけると思います」(勘九郎)。いっぽう、七之助が踊るのは華やかさに満ち満ちた「枕獅子」。「『鏡獅子』の元となったとても古風な踊りです。僕が演じるのは傾城で、その切ない女心を格式高い曲調で踊ります。『鏡獅子』よりもさらに華やかなところもあり、春にぴったりですね」(七之助)。中村屋門弟らによる「鶴亀」も、春にふさわしい、おめでたい雰囲気に溢れた舞踊だ。この巡業公演ならではのお楽しみ、「芸談」の時間も。「芝居のことも、プライベートのこともざっくばらんに話すトークショーです」と勘九郎。この時間はいつもスーツ姿での登場だが──「いまだに『おおーっ!』と声があがる。あれは絶対、『着物じゃない?スーツだ!』『普通の人だ!』ということでしょう(笑)。生で観る歌舞伎は初めてという人は?と聞くと、半分以上の方が手を上げられる。まだまだ、ですね」と七之助も言葉に力を込める。質疑応答のコーナーでは、「どんなニックネームで呼べばいいか」という斬新な質問も。「屋号以外で?じゃあ何か考えてください、と返すと、『カン』と『シチ』って(笑)──」と七之助。「そんな掛け合いもできるんです」と勘九郎も楽しげだ。都市によってシャイだったり積極的だったりとか客席の雰囲気は様々だが、客席との直接の交流が生まれるかけがえのない時間といえるだろう。2019年の大河ドラマ主演を控える勘九郎だが、これを逃すと勘九郎の生の舞台はしばらくお預けとなるだけに、兄弟揃っての公演は見逃せない。公演は3月17日(土)さいたま市文化センター 大ホールから4月5日(木)鎌倉芸術館 大ホールまで全12か所で開催、チケットは発売中。取材・文加藤智子
2018年01月30日芥川賞作家・中村文則による小説を原作に、ルポライター役で「EXILE/三代目 J Soul Brothers」の岩田剛典が単独初主演を務める『去年の冬、きみと別れ』。この度、主題歌を「m-flo」が担当することが決定し、さらに15年ぶりに初代ボーカルLISAを迎えて3人で活動再開することが分かった。本作の主題歌を担当することが決定したのは、来年20周年を迎える「m-flo」。2002年にLISAさんがソロ活動に専念するため、惜しまれながら脱退し、以降、VERBALと☆Takuの2人で活動してきたが、今回、2nd ALBUM「EXPO EXPO」以来、15年ぶりにオリジナルメンバーで活動再開が決定!3人での活動のきっかけとなったのは、昨年12月のVERBALさんの事故。同年年末に「m-flo」でのイベント出演が決まっていたが、急遽VERBALさんの代役としてLISAさんが出演。年明け、☆TakuさんがVERBALさんのお見舞いに出向いた際に、「LISAと3人でm-floまたやらないか?」と提案しオリジナルメンバーでの再開を遂げることとなったのだ。彼らの復活作となる本作の主題歌のタイトルは「never」。映画の世界観や登場人物たちの想いを汲み取り、幅広い音楽性の中から敢えて“バラード”をチョイス。それは多くの人々が抱く「m-flo」のイメージを覆し、物語展開ともシンクロしていく。今回主題歌を担当することについて3人は、「LISAを迎えた、3人のm-floとして久しぶりのバラード曲、映画の主題歌に選んで頂けたことをとても嬉しく思います」と喜び、「一見映画と関係なさそうな歌詞で、実は繋がっている曲。普通のバラードとは違い、m-floマジックが沢山入った曲に仕上がりました。早く皆さんに聞いていただきたいです」と楽曲に自信を見せている。また、学生時代から「m-flo」ファンだと言う岩田さんは、「再始動がとても楽しみ」と喜びを語る。そして楽曲については、「贅沢にも映画の主題歌として楽曲を書き下ろして頂き、心から感謝しております。この映画の持つ儚さや切なさがより多くの方々に染み渡る素敵な楽曲だと思いました」と感想を述べている。『去年の冬、きみと別れ』は2018年3月10日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月15日歌舞伎界の次世代を担う中村勘九郎、中村七之助兄弟が、普段から交友のあるゲストの面々とトークを展開する番組「座・中村屋(仮)」が、2018年1月4日(木)にフジテレビ系にて放送されることが決定した。勘九郎さんと七之助さんが贈る、珠玉の新春トーク番組「座・中村屋(仮)」。ゲストと様々なことをざっくばらんに語り合う2人の表情は普段、なかなか見ることのできないもので、話す言葉のひとつひとつに、彼らの素顔が垣間見られる貴重な機会に。そして気になるゲストは、俳優・藤原竜也、女優・大竹しのぶ、そして、脚本家・俳優・監督など様々な顔を持つ宮藤官九郎の3人。勘九郎さんが藤原さんと、七之助さんは宮藤さんと対談。さらに、父親で故・中村勘三郎のかけがえのない友でもあり、まるで身内のような存在だという大竹さんと3人のトークを展開していく。■中村勘九郎×藤原竜也、出会いから演劇人としての熱い想いを語る勘九郎さんが藤原さんとの対談の場所に選んだお店は、中村屋にとっても大切な場所のひとつ。勘九郎さんと藤原さんは、2004年の大河ドラマで共演して以来、互いに信頼を寄せる仲。そんな2人対談では、出会いの頃のエピソードから、演劇人としての熱い想い、ともに師匠を失ったときの心情などを素直な言葉で語り合う。大河ドラマ出演時、20代前半だった2人。それから10年以上の時が経ち、いま、若き役者時代の“やんちゃ”な思い出を笑顔で競うように話す彼ら。時折、勘九郎さんが「新春特番ですから」とその場を仕切り直し、演技への向き合い方や、最近の歌舞伎界、演劇界を見て思うことなども語られる。■中村勘九郎×中村七之助×大竹しのぶ、「まるで中村家のリビング」プライベート感満載の対談にまた大竹さんとのトークでは、ホスト役の2人はやや緊張の面持ち。大竹さんは「ふたりが進行役なんて大丈夫?ちゃんとやってね」と軽くジャブを繰り出す。そして、勘九郎さんと七之助さんを本名から“雅ちゃん”“隆ちゃん”と呼び、2人の母親や、勘九郎さんの妻子を交えた中村家の日常のエピソードを披露。さらに、中村家がとても大切な存在にしている、ある生き物にまつわるエピソードも語られた。ここでは故・勘三郎さんを偲ぶ秘話が語られ、尽きない話の中で大竹さんは「まるで中村家のリビングで話しているみたい」と、プライベート感満載の濃密な対談になっている。■中村七之助×宮藤官九郎、亡き勘三郎さんについて語らう七之助さんと宮藤さんの対談では、中村家ひいきのお店に宮藤さんを招待して行われ、亡き勘三郎さんの話で大いに盛り上がった。息子から見て、いかに勘三郎さんが厳しい人だったのか、七之助さんが語る驚きのエピソードの数々に、宮藤さんも「そんな父親が待っている家に帰りたくない」と笑顔で思わず一言。また、七之助さんはこの場に“飛び道具”を用意。この“飛び道具”に宮藤さんは驚くやら、恥ずかしがるやら。笑いあふれるトークが展開される。■ホスト役勘九郎さん&七之助さんからコメント到着!中村勘九郎そもそも、僕らがホストの対談番組が放送できるなんて、と驚いています。大竹さんや竜也くん、さらに宮藤さんをお迎えして、普通のトーク番組ならカットされがちな話がオンエアされることでしょう(笑)皆さん、普段から親しくしているからこそ聞き出せる、魅力ある話ばかりです。反面、竜也くんとはただただお酒を飲むばかりでした。かなりマニアックな話もしたので、もしかしたら視聴者の皆様には不親切な番組かもしれませんがお許しください(笑)中村七之助僕たちもあまりトーク番組に慣れていないので、ゲストの皆さんと自分たちの間で通じていることをあまり説明せず話を進めてしまいました。視聴者の皆さまには、僕らの楽しい雰囲気をぜひ“感じて”いただきたいと思います(笑)テレビの前で兄弟そろって話をするのはそうないことですし、大竹さんからは父の恋愛観など初めて聞く話もあり、非常に良い機会となりました。兄と藤原さんの対談はかなりめちゃくちゃだったとか(笑)そのため、宮藤さんとは真面目なトークをお届けしたいと思います。「座・中村屋(仮)」は2018年1月4日(木)13時45分~東海テレビ・フジテレビ系全国ネットにて放送。(cinemacafe.net)
2017年11月28日元SMAPの草なぎ剛が8日、自身のツイッターを更新し、「また何かが始まろうとしている」と予告した。2日~5日にかけて、稲垣吾郎、香取慎吾と共に、インターネットテレビ局・AbemaTVの72時間生特番「稲垣・草なぎ・香取3人でインターネットはじめます『72時間ホンネテレビ』」(11月2日21:00~11月5日21:00)を完走した草なぎ。この日、ツイッターで稲垣との2ショットを公開し、「ジロリ!72時間の疲れはとれたよ!」と報告。続いて、香取との2ショットも公開し、「この男も復活!30時間寝たらしい!」と明かした。さらに、衣裳部屋のようなところで撮影した自身の写真を添えて、「また何かが始まろうとしている!」と予告。「#ユーチューバー草彅 #ホンネテレビ #香取慎吾 #稲垣吾郎」とハッシュタグも添えた。この投稿に、「めちゃ嬉しい!!!!なんだろう」「なになに?たのしみー」「気になる!!!」「新しいお仕事楽しみに待ってます」「めっちゃ楽しみー」などとファンから歓喜の声が続々と寄せられている。#@また何かが始まろうとしている!#ユーチューバー草彅 #ホンネテレビ #香取慎吾#稲垣吾郎 pic.twitter.com/I56w3RnYwA— 草彅 剛 (@ksngtysofficial) 2017年11月8日
2017年11月08日芥川賞作家・中村文則の映像化不可能と言われた傑作サスペンスを原作に、「EXILE/三代目 J Soul Brothers」岩田剛典が単独初主演を務める『去年の冬、きみと別れ』。この度、8月17日(木)にクランクアップを迎えた本作から特報映像が公開された。今回解禁された映像は、「私たち、これからもっともっと幸せになります」と宣言する婚約者・松田百合子(山本美月)と仲睦まじく談笑する耶雲恭介(岩田さん)の幸せそうなシーンからスタート。そんな結婚を間近に控えたルポライターの耶雲は、自身の本を出版するために女性焼死事件の元容疑者・木原坂雄大(斎藤工)の取材を進めていた。映像では、燃えたかる炎を目の前にして狂喜し、ミステリアスな表情を見せる木原坂が映し出され、さらに嘲笑いながら「君に覚悟はあるの?」と耶雲を翻弄…。そして映像最後には、百合子に不敵な笑みを浮かべながら近付く木原坂、鬼気迫る表情で叫ぶ耶雲といった怒涛のシーンも展開。果たして、幸せの絶頂にいる耶雲と百合子の2人に、不気味な影を投げかける木原坂の狙いとは――?また今回の特報映像では、「ワンピース」「夏目友人帳」「進撃の巨人」などに出演する人気実力派声優の神谷浩史がナレーションを担当。神谷さんのナレーションと相まって、この先の展開がより気になる映像に仕上がっている。『去年の冬、きみと別れ』は2018年3月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年10月02日芥川賞作家・中村文則による、美しき傑作サスペンス「去年の冬、きみと別れ」を実写映画化。三代目 J Soul Brothersの岩田剛典を主演に迎え、2018年3月10日(土)に映画『去年の冬、きみと別れ』が公開される。中村文則原作「去年の冬、きみと別れ」中村文則による、美しき傑作サスペンス「去年の冬、きみと別れ」。中村文則が初めてチャレンジしたサスペンス小説で、それぞれのシーンが予断を許さないストーリーに仕上がっている。伏線やトリックと、ラストにすべてが集約していく展開に絶大な支持を集め、「2014年本屋大賞」にノミネートされた。映像化が難しいと言われたミステリーをどう描いていくかが注目ポイントの1つ。公開された本予告では、新進気鋭の記者・耶雲恭介(岩田剛典)が、 猟奇殺人事件の容疑者、天才カメラマン・木原坂雄大(斎藤工)をターゲットとし、事件の真相に関する本を出版社に持ち込むシーンから始まる。編集者・小林良樹(北村一輝)から、すでに過去の事件だ、と一蹴されてしまうものの、取材を進めていくうちに 事件の手掛かりを突き止めた耶雲。しかし、事件にのめり込むあまり、木原坂の魔の手 が婚約者・百合子(山本美月)に迫っていることに気付かず、百合子は監禁されてしまう……主演・岩田剛典慶應義塾大学卒業後、EXILE、三代目J Soul Brothersのパフォーマーを経てメンバーに。『クローズ EXPLODE』で俳優デビュー。映画『HiGH&LOW』シリーズに出演。2018年には『パーフェクトワールド』の主演も決定している。『去年の冬、きみと別れ』では、謎の焼死事件の真相を追う主人公のルポライターを演じる。岩田は次のようにコメント。「撮影に集中できる環境だったので、最終日まで集中を切らさずに臨むことができました。こうして体当たりで演じられたのは、自分のキャリアにとってとても大きな経験。撮影中は作品の持つパワーやエナジーをずっと背負っている感じだったので、クランクアップした瞬間は、解放されて重荷が取れた感覚でした」「実写化不可能と言われていたベストセラー小説の映画化ということで、僕も監督もスタッフもプレッシャーを感じていましたが、みんなの中に、実写化が成立したらきっとものすごいものになる!という大きな期待感があって、誰もがそこに向かっていたと思います」と、撮影を振り返っている。その他のキャスト山本美月:耶雲の婚約者である松田百合子(まつだゆりこ)北村一輝:耶雲が事件の取材ルポタージュの提案をする週刊誌・編集者の小林良樹(こばやしよしき)斎藤工:そして耶雲の取材対象者であり、事件の被告である世界的フォトグラファー木原坂雄大(きはらざかゆうだい)浅見れいな:さらには木原坂雄大の姉で弟を事件からかばう木原坂朱里(きはらざかあかり)『犯人に告ぐ』『脳男』『グラスホッパー』などサスペンスやミステリーを手掛けてきた瀧本智行がメガホンをとるほか、脚本家は、『デスノート』前大石哲也。m-floが主題歌を担当、初代ボーカルLISAを迎えて15年ぶり活動再開主題歌に抜擢されたのはm-flo。20周年を迎えるm-floに初代ボーカルLISAが復帰し、主題歌となる新曲「never」をもって15年ぶりにオリジナルメンバーで活動再開する。活動再開のきっかけとなったのは、2016年12月におきた函館でのVERBALの事故。同年年末にm-floでのイベント出演が決まっており、急遽VERBALの代役としてLISAが出演した。年明け、☆TakuがVERBALのお見舞いに出向いた際に再活動を提案し、VERBALも快諾。3人は「LISAを迎えた、3人のm-floとして久しぶりのバラード曲、映画の主題歌に選んで頂けたことをとても嬉しく思います。一見映画と関係なさそうな歌詞で、実は繋がっている曲。普通のバラードとは違い、m-floマジックが沢山入った曲に仕上がりました。早く皆さんに聞いていただきたいです」とコメントしている。ビジュアルブック発売また、映画の公開に先立って、場面写真やメイキング写真で構成された、ビジュアルブックが、3月1日(木)より発売される。本作は、岩田剛典の新たな魅力を凝縮。婚約者・百合子を演じた山本美月とのシーンで見せる、優しげな表情や、木原坂を演じた斎藤工と対峙する、激しい表情など、普段はみることのできない岩田剛典の喜怒哀楽の表情を収めた、貴重な一冊に仕上がった。作品詳細『去年の冬、きみと別れ』公開日:2018年3月10日(土)原作:中村文則『去年の冬、きみと別れ』(幻冬舎文庫)監督:瀧本智行脚本:大石哲也 音楽:上野耕路出演:岩田剛典(EXILE / 三代目 J Soul Brothers)、山本美月、斎藤工、浅見れいな、北村一輝制作プロダクション:C&Iエンタテイメント製作:映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会配給:ワーナー・ブラザース映画(c)2018映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会■ビジュアルブック発売日:3月1日(木)価格:730円+税 (文庫判/ソフトカバー/オールカラー/208ページ)ストーリー物語の主人公は、新進気鋭のルポライター耶雲恭介(やくもきょうすけ)。婚約者・松田百合子(まつだゆりこ)との結婚を間近に控えていたが、本の出版を目指す彼が目を付けたのは…?不可解な謎が残る、盲目の美女が巻き込まれた焼死事件と、その事件の容疑者である天才写真家・木原坂雄大(きはらざかゆうだい)。しかしその真相に近づくにつれ、彼は抜けることのできない深みにはまっていく。序盤、その時僕は恋に落ちた…と耶雲が語るように、恋をする純真無垢な青年の顔をもつ。それでも状況は一変。一気に事件に巻き込まれていく耶雲。彼に待ち受けるジェットコースターのような怒涛の展開へと広がっていく。
2017年09月17日