4月スタートの中村倫也主演、東村アキコ原作ドラマ「美食探偵 明智五郎」に、小芝風花の出演が決定。中村さんと初共演を果たす。本作は、中村さん演じる探偵・明智五郎が類まれなグルメの知識を使って、殺人事件を解決しながら殺人鬼へと変貌する主婦と対決する“恋する毒殺サスペンス”。『魔女の宅急便』や『ガールズ・ステップ』の小芝さんが演じるのは、美食家・明智がこよなく愛する移動弁当屋「いちご・デリ」の店主・小林苺。いつも探偵に助手として駆り出されてしまう、明智の相棒だ。確かな味覚と料理の腕を持っており、それが事件解決の鍵になることも。今回、日本テレビドラマ初出演となる小芝さん。演じる苺役について「すごく喜怒哀楽がはっきりしている元気な女の子です。料理の腕も良くて、中村さん演じる明智五郎さんの探偵事務所の前で“いちご・デリ”という移動販売のワゴン車でお弁当を販売しています。明智さんが常連客なのですが、色々振り回されながら、明智さんの助手を頑張っています」と説明。また、デリカーを自ら運転し、弁当を販売する苺を演じるため、普通自動車運転免許を取得。「中村さんを横に乗せて運転するかもしれないと思って、必死に勉強して一発で合格!昨年末は免許取得に捧げました(笑)」と明かしている。そして今回中村さんとは初共演だそうで「すごく優しい方です。本読みで初めて顔を合わせた時から、優しく声を掛けて下さって。チャーミングな方で、カメラが回っている時もそうではないときも、ずっと笑わせて頂いています。だから、すごく楽しく和やかな現場です」と中村さんの印象や撮影現場での様子を報告。「この作品を見てくださった皆様に面白さと、ゾッとする恐怖と、続きが気になる!というワクワク感をお届けできるように頑張りますので是非、楽しみにしていてください」と意気込みも語っている。第1話ストーリー江戸川探偵事務所。ここで探偵業を営む明智五郎(中村倫也)は、三度の食に命をかける美食家にして変わり者の探偵。キッチンカーで移動弁当屋を営む小林苺(小芝風花)は、明智に料理の腕を買われたがために、明智の周りで次々と起こる厄介な事件に巻き込まれることに…。あるとき、明智の元へ夫の浮気に悩む主婦が依頼に訪れるが、明智はランチタイムを犠牲にして浮気調査をすることに気が進まない様子。浮気された主婦の気持ちに感情移入した苺は、尾行中の明智に弁当を届ける約束をしてしまう。明智は、主婦の夫が若い女性の家で毎日1時間、濃厚なランチタイムを過ごしていることを突き止めるものの、事態は思わぬ殺人事件に発展し――。「美食探偵 明智五郎」は4月期日本テレビ日曜ドラマにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年01月30日加藤シゲアキ主演、横溝正史によるミステリーの金字塔「金田一耕助」シリーズから名作と名高い1作をスペシャルドラマ化する「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」が12月21日(土)今夜、フジテレビ系で放送となる。昭和、平成と時代を超え何度も映画、ドラマ化され世代を超えて愛されてきた、ミステリー&ホラー小説界の巨匠・横溝正史による探偵推理小説・金田一耕助シリーズ。映画では高倉健、石坂浩二、豊川悦司らが、ドラマでは古谷一行、愛川欽也ら日本を代表する名だたる名優が演じてきた。フジテレビのスペシャルドラマ版では片岡鶴太郎、稲垣吾郎がこれまで演じてきた金田一を昨年放送の「犬神家の一族」から加藤さんが受け継ぎ、本作でも続投する。岡山と兵庫の県境にある鬼首村(おにこうべむら)。この村では由良家(ゆらけ)と仁礼家(にれけ)という2つの名家が対立していた。岡山県警の警部・磯川常次郎の依頼を受け、金田一耕助は村にある亀の湯という温泉宿を訪れる。そこの女主人である青池リカは20年前に起きた悲惨な事件によって夫の源治郎を亡くしていた。そしてその犯人、恩田幾三はいまだに行方不明だという。ある日、鬼首村出身の人気歌手、大空ゆかりが帰郷するということで村中が活気に湧くなか、リカの息子、青池歌名雄の婚約者である由良泰子が滝つぼで死んでいるのが発見される…という物語。金田一役の加藤さんを取り巻く登場人物として、磯川常次郎役には連続ドラマ(1977~1978年)やスペシャルドラマ(1983~2005年)で長きにわたり金田一を演じてきた古谷一行。鬼首村にある温泉旅館「亀の湯」の女主人・青池リカには『のみとり侍』や大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」などで知られる寺島しのぶ。リカの息子の青池歌名雄には『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』「白衣の戦士!」などの「ジャニーズWEST」小瀧望。惨劇の幕を開くキーとなる鬼首村出身の国民的人気歌手・大空ゆかりには『雪の華』などの映画や「白衣の戦士!」で小瀧さんと共演経験もある中条あやみ。そのほか大野いと、大友花恋ら注目の若手女優陣から木南晴夏、岡田義徳、有森也実、国生さゆり、渡辺大、古田新太、斉藤由貴、泉谷しげる、中尾ミエ、石橋蓮司ら日本を代表する名優まで、重厚かつ豪華な布陣で歴史的名作を改めて映像化する。土曜プレミアム「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」は12月21日(土)21時15分~フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2019年12月21日もうすぐ新橋演舞場にて上演される宮崎駿の漫画「風の谷のナウシカ」の歌舞伎化が、来年ディレイビューイングとして映画館で上映されることが決定した。12月6日(金)より公演が始まる新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」は、1984年にアニメ映画化され、世界中で愛されている宮崎駿の名作漫画を基に、映画版では描かれなかった全7巻の壮大な物語全てを新作歌舞伎化。キャストには、ナウシカ役を尾上菊之助、ナウシカと対する皇女クシャナ役を中村七之助。ほかにも、尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助、尾上右近、中村種之助らが出演する。脚本は、「ゲド戦記」「借りぐらしのアリエッティ」など数々のスタジオジブリ作品を担当した丹羽圭子と戸部和久(松竹)、演出は新作歌舞伎「NARUTO-ナルト-」も手掛けたG2が担当する。そんなチケット即日完売となった本作が、上演からわずか2か月でディレイビューイングし、より多くの人たちに届ける今回の企画。新橋演舞場にて昼の部・夜の部通しで上演される本作を、映画館では昼の部を前編、夜の部を後編として公開する。『新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」ディレイビューイング』は前編:2020年2月14日(金)~、後編:2020年2月28日(金)~東劇・新宿ピカデリーほか全国にて各1週間限定上映。※一部映画館では上映期間が異なる場合あり(cinemacafe.net)
2019年12月05日NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』に出演している中村勘九郎が来阪。弟・中村七之助とふたりが中心となり、中村屋一門で行う毎年恒例の全国巡業公演「錦秋特別公演2019」の会見に臨んだ。今回、関西では堺、京都、神戸で上演、全国14か所を巡演する。歌舞伎を観る機会の少ない地方に「自分たちが全国各地に足を運び、たくさんの方に歌舞伎を観てもらおう」とスタート、15周年を迎えた今年で47都道府県制覇となった。「中村勘九郎 中村七之助 錦秋特別公演 2019」チケット情報今回のプログラムは『芸談』から始まり3演目を上演。幕開きは、勘九郎と七之助がスーツ姿で登場し、素顔で語る人気のトークショー『芸談』だ。観客の質問コーナーもあり、芸談からプライベートな話まで楽しく盛り上がる。「初めて歌舞伎をご覧になる方の緊張を少しでも和らげ、リラックスした状態で後の演目をご覧いただきたい」。そして、まずは中村屋の門弟一同でにぎやかに踊る『艶紅曙接拙 紅翫(いろもみじつぎきのふつつか べにかん)』を上演。「江戸の風物詩を織り込み、物売りもたくさん出て来て、さまざまな役が登場する、ビジュアルで楽しんでいただける演目です」。次に『三ツ面子守(みつめんこもり)』。背負った子供をあやすため、子守の娘がおかめ・えびす・ひょっとこの3つのお面を素早くかけ替えて軽妙に踊る。「歌舞伎を代表する舞踊のひとつで、子守の役として踊り分けをするというテクニック的にも難しい踊りです」。この公演でおなじみの中村鶴松が修行を重ね、「うまくなってきました。大抜擢で踊ってもらいます」。最後は、羽衣伝説をもとにした『松廼羽衣(まつのはごろも)』。松の枝にかけられた天女(七之助)の羽衣を取った漁師の伯竜(勘九郎)が、羽衣を返す代わりに舞を所望し、天女は優美に舞いながら天へと帰って行く。「ファンタジーにあふれたお話を、常磐津でしっとり踊ります。常磐津舞踊の中でも本興行でかかることが少ない演目。この公演ではそういうものも大事にしていきたいと、チョイスしました。七之助とふたりでしっかり踊るのは約1年半ぶりなので、楽しみです」。錦秋特別公演をきっかけに、歌舞伎に興味を持ち、南座や大阪松竹座へ足を運ぶようになった人も増えている。「続けてきてよかった」と言いつつも「どの劇場でも、初めて生で歌舞伎を観る方が7割ぐらいいらっしゃるので、まだまだだな、と。今年、15周年を迎えましたけれど、やはり初心を忘れずにやってくことが一番ですね。マラソンランナーの役をやっていたので持久力がつき、体力的には結構上がったんじゃないかな。番組をきっかけに来てくださるお客様も多いと思いますので、いい意味で期待を裏切りたいと思っています」。公演は10月18日(金)大阪・フェニーチェ堺 大ホール、10月19日(土)京都・ロームシアター京都 メインホール、10月20日(日)兵庫・神戸国際会館 こくさいホールにて上演。その他、全国を巡演。取材・文:高橋晴代
2019年09月12日中村雅俊デビュー45周年を記念した『中村雅俊45thアニバーサリー公演』が7月に東京・明治座で上演される。芝居とライブの二部構成となる公演について中村に話を聞いた。【チケット情報はこちら】1974年4月にドラマ『われら青春!』で俳優デビューし、同年7月にはドラマ挿入歌『ふれあい』で歌手デビュー、その日から45周年を迎える感想を中村は「改めて長い間やってきたんだっていう実感……がないんです(笑)」と明かし、「今をどう生きているかが一番!」と、第一線を走り続ける理由を感じるひと言。今回の公演は、中村の両輪である“芝居”と“歌”をそれぞれ披露する二部構成。第一部は鴻上尚史が脚本・演出、鹿目由紀が脚本を手掛け、中村が勝海舟の父・勝小吉を演じる時代劇『勝小吉伝 ~ああわが人生最良の今日~』を上演する。鴻上とは昨年上演された『ローリング・ソング』に続いてのタッグ、共演者は賀来千香子、東啓介、愛加あゆ、山崎銀之丞、田山涼成、寺脇康文と共演経験のあるキャストが多く揃い、中村にとっては安心する座組だという。「若手の東くんと愛加さんは初めてですが、歌がうまいと聞いて、ひょっとすると芝居にも歌が入るのかな?と思っています。俺が第二部で歌だけやるにも関わらずね(笑)。鴻上さんだったらやりそうだなあ。そしたら田山くんなんかは“ちょっと歌わせてくれよ”って飛び入りしてくるかも(笑)」と楽しそうに語った。第二部は中村のLIVE『yes!on the way』。「皆さんの知っている曲を多くやろうかなと思っています」とセットリストも決まっているそうだが、「言えるのは、俺が楽器をたくさんやるってこと。サックス、ピアノ、ギター、ハーモニカと弾きますよ」と中身は開幕までのお楽しみ。さらに7月15日(月・祝)に開催される一夜限りのスペシャルライブには小椋佳、松山千春がスペシャルゲストで参加するなど、アニバーサリーならではの企画も用意されている。「楽しんでもらえると思います。ライブの中で、ファンの皆さんと一緒に“ここまできたね”と思えたらいい。でもここで終わりじゃないのでね。on the way、途中なので!」最後に45年前の自分に声をかけるとしたら?と聞いてみた。「“よかったね、中村くん”かな。いきなりドラマの主役でデビューして、デビュー曲もオリコンで10週間1位だったんですよ。そのときは、これから先でこれ以上の結果は出せないと思った。それで不安だったんだろうね。当時の取材では“八百屋になろうかな”とか言ってるんですよ(笑)。だから45年後もまだやれてるってことで、“よかったね、中村くん”と言いたいです」中村の魅力が詰まった公演は7月6日(土)から7月31日(水)まで東京・明治座にて。チケット発売中。また、7月1日(月)には歌手生活45周年を記念したシングルベスト盤『yes! on the way』を発売する。取材・文:中川實穗
2019年06月05日『アベンジャーズ/エンドゲーム』、『ブラックパンサー』のチャドウィック・ボーズマンが日本史上初の黒人侍として知られる弥助を演じるという。「Variety」誌などが報じた。弥助は1579年、イタリア人宣教師のアレッサンドロ・ヴァリニャーノに連れられ日本に上陸し、織田信長に気に入られて仕えることに。1582年の本能寺の変で明智軍に捕らえられた。脚本は「ナルコス」のクリエイターのひとり、ダグ・ミロ。チャドウィックは、「弥助の伝説っていうのは、すごく興味深いのに知られていない歴史の1つだよね。アジアに起源を持たずしてサムライになった、唯一の人なんだ。この映画はただのアクションムービーじゃなくて、文化的な出来事と交流を描くよ。参加できることをすごく楽しみにしている」と語っている。チャドウィックは主演とプロデューサーを兼任する。ほかにエリック・フェイグ(『ステップ・アップ』シリーズ)、マイケル・デ・ルカ(『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』シリーズ)らがプロデューサーを務める。弥助をテーマとした映画は、チャドウィック版とは別にMGMも製作を進めていることが明らかになっている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpanther
2019年05月08日遊助が、本日2月28日に東京・日本武道館にてワンマンライブ『10th Anniversary Live -偶然!?-』を開催する。2009年3月にシングル『ひまわり』でアーティスト・遊助としてメジャーデビューして以降、今日まで8枚のアルバムと26枚のシングルをコンスタントにリリースしてきた遊助。今年3月11日には、ソロデビュー10周年を迎える。2月27日には、過去リリースしたすべてのシングルの表題曲を収録した初のオールタイムベストアルバム『遊助 BEST 2009-2019 ~あの・・あっとゆー間だったんですケド。~』を発売した。本日の日本武道館と3月11日に大阪城ホールにて開催される『10th Anniversary Live -必然!!-』は共に、10周年を祝うアニバーサリーライブ。ベストアルバムを発売した昨日2月27日には、『遊助 10th Anniversary Yellow Bus』と名付けられたラッピングバスを使い、自身最大規模のLINE LIVE配信を行った。同ラッピングバスは、リリース週となる2月26日から都内に出現し、主に渋谷・表参道・原宿界隈をめぐり、3月1日(金)まで街を盛り上げるという。 日本武道館という大きな会場でのアニバーサリーライブは、遊助にとってひとつの節目になることだろう。これまでの10年間の集大成となるようなパフォーマンスと、ファン想いな彼らしい仕掛けがたくさん詰め込まれた、まさに“宝箱”のようなライブになるに違いない。さらに、『2019年遊助全国ツアー』の開催も決定している。同ツアーの詳細は後日発表される予定だ。10周年を迎える遊助は今年、音楽で例年以上に、多くのリスナーたちに笑顔を届けてくれることだろう。公演情報『10th Anniversary Live -偶然!?-』会場:日本武道館2月28日(木)開場17:30 開演18:30『10th Anniversary Live -必然!!』会場:大阪城ホール3月11日(月)開場17:30 開演18:30
2019年02月28日2019年3月に全国12か所で開催される「中村七之助 特別舞踊公演2019」。この公演について中村七之助が意気込みを語った。【チケット情報はこちら】本公演は、中村屋一門が行うおなじみの全国巡業公演。古くは十八世勘三郎が率いた親子会に始まり、2005年からは勘九郎と兄弟で務めてきた。2018年は歌舞伎座・平成中村座で行われた十八世勘三郎七回忌追善興行のほか、「平成中村座スペイン公演」、パリ公演「ジャポニスム2018」などで大役を果たし、2019年末上演の「風の谷のナウシカ」歌舞伎版への出演も発表された七之助が全国各地に足を運ぶ。群馬・ながめ余興場や岐阜・かしも明治座、東座といった昔ながらの芝居小屋での公演では、客席から演者までの間が2メートルあるかないかの至近距離で立ち回りや舞踊が繰り広げられる。演目は、中村鶴松が美しい海女の姿に扮する「汐汲」。ハイライトは、鶴屋南北の「於染久松色読販」から見どころを抜粋した「隅田川千種濡事」だ。「於染久松色読販」は2018年2月の博多座でも七之助が七役を演じており、自身も「平成中村座などでも、これまで自分が演じてきた自負がある」と語る。今回、七之助は許嫁・お光、油屋娘・お染、丁稚・久松、土手のお六の四役早替りを務める。演目を迷っていた七之助に「歌舞伎を初めて観る人に醍醐味を伝えるとしたら、早替りを見せるのはどうでしょう」と声をかけたのは、「隅田川千種濡事」で共演する中村いてうだと言う。「隅田川千種濡事」に決めた七之助は、演目の見どころを「男も女も見せることができて、エンターテインメント性があるところ」と語る。さらに「この演目は舞台裏が非常に大変で、共演者、スタッフがひとり欠けたら成立しない。しかも毎日違う会場で、広さも使える部分もそれぞれ違う。昨日捌けられた部分が、今日は捌けられないこともある。お客さまとの距離もとても近い。私にとっては本当に毎日がチャレンジで、とても楽しみです」と続けた。「汐汲」の前には、七之助、鶴松による「芸談」が行われる。ここでは「隅田川千種濡事」を観るにあたって、七之助が演目の予備知識を解説。さらに「中村屋ヒストリー」と題し、十八世勘三郎など中村屋の秘蔵映像を振り返りながら、七之助と鶴松が懐かしい話に華を咲かせる。「中村七之助 特別舞踊公演2019」は、3月2日(土)より群馬・ながめ余興場を皮切りに開催。チケットの一般発売に先駆けて、群馬、埼玉、長野、石川、広島、千葉、岐阜公演の抽選先行、大阪公演は先着先行を実施中。取材・文:横山由希路
2018年12月26日スタジオジブリの宮崎駿監督アニメーション映画『風の谷のナウシカ』が歌舞伎舞台化。2019年12月6日(金)から12月25日(水)まで東京・新橋演舞場で上演される。また、その公演の録画上映会が、2020年2月14日(金)から3月5日(木)まで、東劇・新宿ピカデリーほか全国の映画館にて開催される。歌舞伎史上初の宮崎駿作品へ宮崎駿の代表作のひとつ『風の谷のナウシカ』宮崎駿が1982年に雑誌「アニメージュ」にて連載を開始し、足掛け13年をかけて完結した大作漫画『風の谷のナウシカ』。1984年には映画として公開され、宮崎監督の代表作のひとつとして知られる作品となった。物語は、戦争で産業文明が崩壊した時代。巨大生物“蟲”をはじめとする異形の生態系に覆われた終末世界を舞台に、人と自然の共存に悩む優しい少女・ナウシカの生きざまを描いている。映画版で描かれなかった原作のすべてを届ける歌舞伎によってスタジオジブリ作品、宮崎駿作品が上演されるのは史上初。スタジオジブリ プロデューサーの鈴木敏夫も、これまでにない取り組みに「ナウシカを古典歌舞伎でやる。 それが面白いと思ったし、どういうものが出来るのか楽しみです。 一観客として、楽しませて貰います。」とコメントを寄せている。脚本は丹羽圭子。彼女は、スタジオジブリ映画『思い出のマーニー』、『コクリコ坂から』、『借りぐらしのアリエッティ』、『ゲド戦記』、『海がきこえる』で脚本を担ってきた。今回は映画版では描かれなかった壮大な原作のすべてを昼の部・夜の部通して届けていくという。また、演出は2018年の新作歌舞伎『NARUTO -ナルト-』でも話題をさらったG2が手掛ける。主人公ナウシカを演じるのは尾上菊之助主人公のナウシカ役は、尾上菊之助が務める。また、ナウシカと対をなすトルメキアの皇女・クシャナ役を中村七之助が演じる。そのほかユパを尾上松也、ミラルパ/ナムリスを坂東巳之助、アスベル/オーマの精を尾上右近が演じる。録画上映会もさらに、この公演の録画上映会が、2020年2月14日(金)から3月5日(木)まで、東劇・新宿ピカデリーほか全国の映画館にて開催。昼の部・夜の部通しで上演される本作を、昼の部を前編、夜の部を後編として上映する。上映期間は、前編は2月14日(金)から20日(木)まで、後編は2月28日(金)から3月5日(木)まで。原作ストーリー巨大な産業文明は火の七日間と呼ばれる戦争によって滅び、大地の殆どは巨大な蟲が生き、有毒な瘴気を発する菌類の森・腐海に覆われた。それでも人間同士の争いは止むことが無く、トルメキア王国と土鬼諸侯国連合帝国の二大国が対立している。「風の谷」は風を操る民が住む辺境の小国でトルメキアとは古い盟約を結んでいる。ナウシカは族長の娘で、人々が恐れる腐海に親しみ、蟲を愛し、心を通わせ、腐海が生じた謎を解き明かしたいと思っている。ある時、風の谷と同じく、盟約を結んでいる小国ぺジテで、火の七日間で世界を焼き尽くした兵器「巨神兵」を復活させる力を秘めた秘石が発見された。トルメキアは秘石を手にするためぺジテを滅ぼし、さらに土鬼との戦争を始める。 偶然、秘石を手にしたナウシカは盟約を守り出陣すると、愚かな戦争や、腐海や蟲の起こす困難に立向かい、黄昏行く世界に希望の光を灯す為、歩み続ける。公演概要新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』公演期間:2019年12月6日(金)~25日(水)※昼の部・夜の部で通し上演※昼の部、夜の部いずれも、9日(月)、10日(火)、11日(水)は貸切公演。会場:新橋演舞場住所:東京都中央区銀座6-18-2出演者 :尾上菊之助、中村七之助、尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助、尾上右近、中村種之助、中村米吉、中村吉之丞、市村橘太郎、嵐橘三郎、片岡亀蔵、河原崎権十郎、市村萬次郎、中村錦之助、中村又五郎、中村歌六原作:漫画「風の谷のナウシカ」宮崎駿脚本:丹羽圭子演出: G2製作:松竹株式会社■歌舞伎『風の谷のナウシカ』ディレイビューイング上演期間:・前編 2020年2月14日(金)~20日(木)・後編 2020年2月28日(金)~3月5日(木)場所:東劇・新宿ピカデリーほか全国の映画館 ※一部部映画館では上演期間が異なる場合あり料金:・当日料金 前編・後編 各4,300円(税込)・ムビチケコンビニ券 前編・後編 各4,000円(税込)〈ローソンチケット限定販売〉発売日時:2019年12月19日(木) 10:00取扱:ローソン・ミニストップ店内Loppi、インターネットLコード:前編 91343、後編 91356
2018年12月15日引き戸にダイヤガラスの入った食器棚や昔懐かしいちゃぶ台など、大正から昭和にかけての家具と食器を扱っているアンティークショップ、〔古道具権ノ助〕(以下、権ノ助)に突撃取材!外国人観光客も頻繁に訪れるという、その人気の秘密に迫ります!日本のみならず世界各国から来店東京随一のディープタウン、高円寺のアンティークショップといえば、真っ先に名前が挙がるのは〔権ノ助〕。大正ロマン、昭和モダンな家具や食器を取り扱っており、日本のみならず海外からも熱心なお客さんが訪れるといいます。その人気の秘密を探るべく、実際に店舗に潜入してみました!戦前の《小引き出し》が風格バツグン店先に並ぶ古家具の中に、さっそく気になる《小引き出し》を見つけました。右上が昭和30年代、右下が昭和20年代、そして左が戦前のもの。5,000〜10,000円くらいしそうなところですが、なんと順に3,500円・3,500円・6,500円というから驚きです。左の《小引き出し》の上部には、組木細工のようなマークが入っています。本体はセンノキという木でできており、全体的に重厚感があって良いですね。これは、掘り出し物が見つかりそうな予感!振り子時計がタイムトラベルに誘う期待に胸を踊らせてお店の中に突撃です。店内に響く振り子時計の「コチ、コチ……コチ、コチ……」という音により、時空が大正・昭和に巻き戻ったかのような感覚が呼び起こさせられます。折りたたみ式のちゃぶ台が12,500円そんな中、昔懐かしい《ちゃぶ台》を発見しました。直径は約87cm、高さは約27cm。本体の素材は一見してケヤキかと思いましたが、こちらも先程の小引き出し同様にセンノキです。食事はもちろんのこと、和裁なんかをする際にも風情が出ます。この《ちゃぶ台》、嬉しいことに脚が折りたたみ式なんです。戦後すぐの頃のアイテムということで、価格は確実に15,000円以上はするだろうと思いきや、なんと12,500円。もしかして、〔権ノ助〕の人気の秘密って、この安さにあるんじゃないでしょうか?ギミックが充実したダイヤガラスの食器棚続いて注目したいのが、ダイヤガラスの引き戸がたまらない《食器棚》です。昭和20年台のもので、価格は38,000円。上下に分割することもでき、収納スペースがとにかくたくさんあります。上部と下部の間の部分には、ベロ(引き出し式の天板)が付いているという、ギミックの面白さもポイントです。下のスペースにお鍋、上の引き出しにカトラリーなどを収納したいところですね♪素敵なソファや髪飾りも発見!さらにさらに、素敵なソファチェアを見つけちゃいました。こちらの《チーク材ソファ》、昭和40年台のものだといいますが、座り心地がバツグンです。ベージュの落ち着いた色合いもグッド。価格は8,800円と、やはり全体的にクオリティ以上の安さを感じますね。ちなみに、〔権ノ助〕では家具や食器のほかにも、様々な雑貨を取り扱っています。例えば、こちらのレトロかわいい《かみかざり》は1個200円です。昭和40年代のもので、種類も豊富ですよ。アンティークショップの敷居は決して高くない最後になりましたが、こんな素晴らしいお店を営んでいる店主さんって一体どんな人なんでしょう……ということで、店主の遠藤信彦さんにお話を伺いました。遠藤さんが〔権ノ助〕を開業したのは8年前の2010年。それまでは、富岡八幡宮の骨董市に7年間出店するなど、約23年間アンティーク関連の仕事をしてきたそうです。「自分のお店を出す」という夢を叶えた今、次なる夢は「支店を出す」こと。大好きなアンティークを通して、人との出会いを充実させていきたいのだといいます。〔権ノ助〕が気になった方は、まずはHPやインスタグラムをチェックしてみましょう!今回ご紹介しきれなかった素敵な商品が多数アップされています。そして次に、騙されたと思って是非とも店頭に足を運んでみてはいかがでしょうか。アンティークショップの敷居は決して高くありませんよ。【店舗情報】●店舗名小道具権ノ助●住所東京都杉並区高円寺北2-9-8●営業時間10:00-20:00●定休日不定休●TEL03-5373-8355〔小道具 権ノ助〕HP※本記事内の商品の価格は全て税込み表示です。※本記事内で紹介した商品の年代と素材については、あくまで店主・遠藤さんの見込みです。※本記事内で紹介した商品は一点ものなので、実際には売り切れてしまっている可能性があります。ただし、類似商品は随時取り扱っています。
2018年12月12日名古屋パルコにて「中村佑介展」が期間限定で開催されます。“ASIAN KUNG-FU GENERATION”のCDジャケットや“謎解きはディナーのあとで”の書籍カバーなど、話題の作品に多数携わる人気イラストレーター・中村佑介さんの展覧会情報をお届けします。「中村佑介展」名古屋パルコで開催2018年11月16日~12月2日まで名古屋パルコにて「中村佑介展 ALL AROUND YUSUKE NAKAMURA」が期間限定で開催されます。東京・池袋パルコで開催された同展覧会には、2万5千人以上が来場。人気のイベントに注目が集まります。中村佑介さんとは1978年生まれの兵庫県出身のイラストレーター。人気バンド・ASIAN KUNG-FU GENERATIONのCDジャケットや、“謎解きはディナーのあとで”、“夜は短し歩けよ乙女”などの書籍カバーを手掛ける注目のイラストレーターです。ファン必見の原画やオリジナルグッズが多数展開ASIAN KUNG-FU GENERATION『ソルファ』330点以上の作品を展示予定本展覧会では原画や完成イラスト以外に、アイディアスケッチや着色前の線画など貴重な作品が330点以上展示される予定。中村佑介さんのほぼ全てのアートワークが集結するとあって、ファン必見の展覧会です。オリジナルグッズを販売会場では、ここでしか手に入らないオリジナルグッズが展開予定。イラスト付きサイン会の実施会場内のショップで対象商品を含む2,000円(税込)以上グッズを購入すると、イラスト付きのサイン会に参加できるそう。2018年11月24日と25日の二日間、各日60名のみの貴重なサイン会です。参加希望社への整理券配布は初日より実施するそうなので、参加希望の方はお早めの来場がおすすめです。「中村佑介展」イベント詳細期間2018年11月16日~12月2日営業時間10:00~21:00※最終日は18:00閉場 / 入場は閉場の30分前まで。会場名古屋パルコ西館6F・パルコギャラリー、南館8F・特設会場の2会場入場料一般800円学生500円小学生以下無料イラスト付きサイン会情報日時:2018年11月24日、25日 各日13:00~会場:パルコギャラリー内定員:各日60名参加条件:展覧会初日より、会場内ショップにて対象商品を含む2,000円(税込)以上購入すると、参加希望者には整理券を配布。<対象商品>作品集『Blue』、『NOW』、展覧会図録『BEST』、中村佑介2019カレンダー、 ぬりえブック『COLOR ME』※定員に達し次第、参加券配布を終了。※サインは対象商品にする。※サイン会開催時は一部作品を観覧できない可能性あり。※イベントは予告なく変更となる場合あり。問い合わせ先「中村佑介展」に参加しよう森見登美彦著『夜は短し歩けよ乙女』人気作品のCDジャケットや書籍カバーなど、多岐に渡って活躍する中村佑介さんの大展覧会。ぜひこの機会に「中村佑介展 ALL AROUND YUSUKE NAKAMURA」に足を運んで、貴重な作品を見てみませんか。イベント情報イベント名:中村佑介展 ALL AROUND YUSUKE NAKAMURA催行期間:2018年11月16日 〜 2018年12月02日住所:名古屋市中区栄3-29-1名古屋パルコ西館6F・パルコギャラリー、南館8F・特設会場の2会場
2018年11月19日11月の歌舞伎座での「吉例顔見世大歌舞伎」が開幕。尾上菊五郎、中村吉右衛門の大看板も揃う、充実の演目立てとなっている。【チケット情報はこちら】このふたりが昼の部で共演したのは、『十六夜清心』。女犯の罪を犯して遊女・十六夜(中村時蔵)と恋仲になった所化・清心(菊五郎)は、廓を抜け出した十六夜から、清心の子を身ごもっていることを告げられ、一緒に川に身を投げる。しかし、十六夜は俳諧師・白蓮(中村吉右衛門)に引き揚げられ、水練に長けていた清心も死ねずに浮かび上がってしまう。互いに相手は死んだと思ったまま、一命を取り留めたふたり。やがて、雲間から月が現れるのと同時に迷いが晴れた清心は、悪の道へと進んでいく……。しっとりとした清元に乗せ、黙阿弥調を存分に聴かせる菊五郎の清心、はかなげな美しさを見せる時蔵の十六夜、そして、豪胆な吉右衛門の白蓮。なお、本作で尾上右近が、七代目清元栄寿太夫として歌舞伎座に初お目見得。よく通る美声を響かせた。また、夜の部の『楼門五三桐』では、吉右衛門が石川五右衛門を豪快に体現。南禅寺の楼門の上で煙管をくゆらせ、満開の桜を悠然と眺める名場面に続いて、菊五郎演じる巡礼姿の真柴久吉が門の下から五右衛門と対峙し、華やかな絵を作った。一方、昼の部の『お江戸みやげ』は川口松太郎らしい人情味あふれる芝居だ。呉服の行商をしているお辻(時蔵)は、気のいい行商仲間のおゆう(中村又五郎)に芝居見物に誘われ、そこでひと目惚れした役者の栄紫(中村梅枝)と面会。栄紫が恋人のお紺(尾上右近)と結ばれるために、金が必要だと知ったお辻が取った行動とは?田舎の女が江戸で知った一生に一度の恋を、時蔵が情感豊かに造形。お辻の情愛を受けるにふさわしい魅力を放った梅枝の栄紫も印象深い。夜の部の『隅田川続俤』は、吉田家の重宝“鯉魚の一軸”を巡って、乞食坊主・法界坊(市川猿之助)、吉田家の嫡男・松若丸(中村隼人)、松若の許嫁・野分姫(中村種之助)、松若と恋仲である永楽屋の娘・おくみ(尾上右近)、道具屋甚三(中村歌六)ほか様々な人物の思惑と行動が交錯する作品。猿之助は強欲な鼻つまみ者だがどこか憎めない法界坊を、アドリブに宙乗りにと大車輪で、ユーモアたっぷりに熱演。大喜利では、共にこの世に未練を残して死んだ野分姫と法界坊が合体した怨霊に。野分姫の恋敵であり、かつ法界坊にとっては思いを寄せる相手であるおくみにそっくりの姿となって、踊りながらおくみを追い詰めるなど、猿之助ならではの見応えある舞台となった。このほか、昼の部では、太郎冠者(尾上松緑)が姫御寮(市川笑也)の前で巧みに舞い、褒美にもらった素襖を巡って主人の大名某(市川團蔵)らと愉快な攻防を繰り広げる『素襖落』、夜の部では、文売りお京(中村雀右衛門)がひとりで様々な景色を踊っていく『文売り』を上演。吉例顔見世大歌舞伎は東京・歌舞伎座にて、11月26日(月)まで。取材・文:高橋彩子
2018年11月07日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「嫉妬心が強すぎて、人間関係をダメにしてしまう」という、ムクさん(34歳・看護師)に、心屋塾認定講師の心みねこさんからアドバイスをいただきました。■ムクさんのお悩みねたみや嫉妬の感情が強すぎることに悩んでいます。ねたみを感じると、怒りを感じたり、勝手に裏切られたと思ったりしてしまい、そういう自分になるのが嫌で、人間関係を疎遠にしてしまいます。私の心の中に「誰よりも自分を一番に評価してほしい」「大切に扱われたい」「傷つきたくない」という感情があるように思います。 こんな自分に振り回されてバカみたいだと思いつつも、ねたみと嫉妬の感情のせいで、怒り疲れてしまいます。こんな自分の心をコントロールする方法があれば教えてください。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の心みねこさんよりムクさん、ご相談ありがとうございます。心屋塾認定講師の心みねこです。ねたみや嫉妬心が湧いて、怒り疲れて、そんな自分が嫌で人間関係を疎遠にしてしまうのですね。本当は誰よりも人からの承認が欲しいのに、裏腹な行動を取ってしまう…。寂しいやら、やるせない思いをたくさん感じてこられたのではないでしょう。ムクさんは「嫉妬心」を嫌悪している。嫌悪している感情を抱いてしまう自分自身も、嫌悪してしまっている。加えて、そういう感情を喚起する相手にも「裏切られた!」と感じてしまう…。自分だけではなく、相手まで勝手に巻き込んでしまうことも、情けないと感じているのではないでしょうか。「感情をコントールできたら」と書かれていますが、実は感情は、コントールしようとすればするほど暴れまわる習性もあります。まずは、どんな感情も肯定してあげること。嫉妬心は湧いてもいいのです。嫉妬心は誰もが持つもので、心に湧いてもいい感情だと肯定しながら、ぜひ次の3つの思考法を試してみてください。【嫉妬心を和らげる思考法1:嫉妬をチャンスととらえる】嫉妬心を「ようこそ!」と歓迎してみましょう。嫉妬心とは、自分と大差がない相手に対して抱く感情です。自分と同じ土俵にいる人だから、嫉妬する。すでに同じ土俵に上がっているのに、「相手からすごく引き離された」と思い込み、「かなわない」と感じて嫉妬するのです。つまり、嫉妬を感じている相手は「超えられない相手」ではないということ。相手は「ちょっと手を伸ばせば届くんだよ」という地点を見せてくれています。自分がこれからたどり着く先の姿を体現してくれているのです。「次はあなたよ」と教えてくれています。嫉妬心が湧いたときほど、チャンスだとも言えます。たとえば、友人が結婚することになりました。「よかったわね」と素直に喜べない自分がいます。その友人に嫉妬しているからですね。しかしその友人は、「あなたも結婚できる」と教えてくれている人なのです。お互いに大差ない位置にいるということは、その友人よりさらに上へ行くことも可能です。もっとイケメンで、高収入で、かつあなたを幸せにしてくれる人に出会うかもしれません。嫉妬を感じたときには、ぜひ「嫉妬」→「次は自分」という図式を思い出してください。嫉妬心が湧いたら、あなたは次に進める。信号で言えば「青」のGOサインだと思ってみましょう。 【嫉妬心を和らげる思考法2:心の痛みを優しく受け止める】ムクさんは、ねたみや嫉妬心が湧いてくる際、「自分が評価されなかった、大切に扱われなかった、そのことで傷ついた」といった強い心の痛みも伴なっているようですね。そういう痛みを感じるのは、もしかしたら相手との距離を絶対に縮められないシチュエーションでの嫉妬を覚えているのかもしれません。たとえば、家柄や育ち、身長や脚の長さなどの体形、すでに身につけている技術、身体能力の違いなどは、どうしようもない部分もありますよね。変えようのないことに嫉妬してしまうときは、「一番に評価されたかったね」「もっと大切に扱われたかったね」「傷ついたんだね」と自分の心の痛みを優しく受け止めてあげてみてください。【嫉妬心を和らげる思考法3:嫉妬対象の悩み・努力を想像する】ムクさんは他人の「華やかな部分」や「光の当たっているところ」だけを見て、嫉妬をしていませんか?しかし、相手は湖に浮かぶ白鳥のように、水面下では足を猛烈にバタバタ動かしているのかもしれない。あるいは、これまで人には見せない血のにじむような努力をして、苦労に苦労を重ねて、ようやく花を咲かせたのかもしれない。セミのように長い間、土の中でひっそりと辛抱してきての今、なのかもしれない。華やかに見える今この瞬間も、大っぴらには言えないようなつらい悩みを抱えているかもしれません。見た目ほど幸せではない可能性もあるわけです。相手がうらやましいからといって、その人の人生と自分の人生をそっくり入れ替えて、その人と同じ称賛を浴びたいと思いますか?そのように考えていくと、「今のままの自分のほうが居心地がいいし、家族をはじめ愛する人たちも身近にたくさんいるし、取り換えたくはないな」と気づけるのではないでしょうか。「あんなに苦労するんだったら、いいや」と思えた時点で、嫉妬の気持ちは昇華され、かなり和らいでいると思います。ムクさんの幸せを願っています。※嫉妬の心理については、自著「心屋流、すっごく!うまくいく方法」(PHP研究所)に基づいてご紹介しています。・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年11月06日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「長男が負けるのがつらい。頑張りを認めてあげられない」という、 Nuttさん(38歳・主婦)に、心屋塾上級認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。■ Nuttさんのお悩み10歳の長男のことについて相談したいです。長男は真面目で負けず嫌いですが、繊細で表立って目立つ事が嫌いな性格です。幼稚園から武道を習っており、週3回、真面目に練習しています。私は息子が武道で負ける姿を見るのがつらく、勝つと心が楽になります。ちょっとした練習試合でも動悸がして、負けるのを見ると激しく落ち込みます。いつも「勝った負けたは関係ない。全力を出せたらそれでいいのだから」と自分に言い聞かせています。下の子もいますが、私はいつも長男にだけ“私の中にいる影の私”を通して彼のことを見てしまいます。あるがままの長男を、一生懸命頑張るただその事実だけを、どうして見られないのでしょうか。口では「勝敗は関係ない、全力投球すればそれでよいよ」と話していますが、きっと私の裏の気持ちは感じていると思います。人生は勝ち続けることができないのも分かっています。それなのになぜ私は、息子が負ける姿を見るのがこんなにもつらいのでしょうか。息子がもし私のために頑張っているのなら、本当に申し訳ないです。私はこれからどういう気持ちを持てばいいですか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の福田とも花さんよりNuttさん、ご相談ありがとうございます。長男くんの頑張りを、ただ認めてあげたいのにできないと感じているんですね。そして、自分のために頑張ってしまっているのではないかと申し訳なく感じているのですね。長男くんのことをとてもよく考えていて、とっても優しいママさんなんだなと感じました。Nuttさん、子どもの頃の自分を思い出してみてください。もしかして、次のような経験がありませんでしたか?お母さんに喜んで欲しくて頑張ったのに、褒めてもらえなかった。散々頑張っていたのに、もっとできるはず! もっと頑張れ! と求められて苦しかった。勝ったり、目に見えた結果が出たときしか認めてもらえなかった…。もしかしたら、Nuttさんは子どもの頃の自分を、今の長男くんに投影しているのかもしれません。試しに、次の言葉を子どもの自分に戻ったつもりで、口に出して言ってみてください。「お母さん、お母さんのために頑張ってるんだから、もっと褒めてよー!」「お母さん、頑張ってること認めてよー!」「負けたり、結果が出ない私だって、許してよー!」「ほかの人より劣っている私でも、好きでいてよー!」言ってみて、どんな感じがしますか? 負ける長男くんは許せない! ただ頑張ってるだけの息子は認められない! そんな目の前の子どもは、あなた自身なのです。もしかしたら子どもの頃のNuttさんも、同じように感じていたのではないでしょうか?そんな経験を繰り返してきたことで、Nuttさん自身も自分を「私は頑張ったくらいでは認められない人」「私は人に勝たなければ価値のない人」なのだと言い聞かせ、そういう人として扱い続けてしまってきたのかもしれません。子どもの頃の自分を思い出して、手のひらにのせるイメージをしてみてください。どんな表情していますか? 子どもの自分に、大人の今のあなたから、次のように話しかけてみてください。「お母さんに喜んでほしくて、いっぱい頑張ってきたね」「お母さんが大好きだから、喜んで欲しかったんだよね」「それなのに、褒めてもらえなくて悲しかったね」「どうせ頑張っても認めてもらえないんだと思って、寂しかったね」「負けてしまったら、もっと見放されそうで怖かったね」「勝つことでしか認めてもらえない気がして、悲しかったよね」「あなたは、頑張っても頑張れなくても、ここにいてもいいよ」「あなたは、勝っても負けても、お母さんの子でいてもいいよ」「今までよく頑張ってきたね」「今まで頑張らせてごめんね」「あなたの頑張りを、私が一番認めてあげられなくてごめんね」「もう、そんなに頑張らなくてもいいよ」「もう、勝ち続けなくてもいいよ」「あなたはそのまんまで、そこにいていいよ」「あなたの気持ちを教えてくれてありがとう」子どもの自分に話しかけてみて、どんな感じがしていますか? 子どもの頃の自分は「条件付きでしかお母さんに認めてもらえない」と感じてしまっていたのかもしれませんね…。だからお母さんに認めてもらえるように「頑張るのは最低限、当たり前。勝ったらやっと、お母さんの側にいることを許される土俵にのれる」と思い続けてきたのかもしれません。それはきっと怖かったですよね、苦しかったですよね。今、長男くんを通して感じている苦しさは、子どもの頃から感じていたのと同じような苦しさを「終わらせるため」に起きてくれているんですよ!まずは「怖かった」や「悲しかった」を感じてあげてくださいね。そうやって、自分のどんな感情も許し、思う存分感じさせてあげることが、自分との仲直りの大きな大きな一歩になります。次に、「お母さんは勝っているあなたしか認めてくれなかったって本当かな?」と疑ってみてほしいのです。もしかしたら、負けた時にがっかりはしていたかもしれない。けれど、それはあなたの力を信じていたからこそ、ただ悔しかっただけかもしれない。勝ったときに喜んでいたのは、あなたと喜びを共有したかったのかもしれない。勝った、負けた、頑張った、という結果であなたを評価していた訳ではないのかもしれない…。自分が信じていたことを疑ってみると、今まで見えなかった世界が見えてくることもあります。もしかしたら、他の誰でもないあなた自身が「負けないか? 頑張ってるか?」と自分を見張って裁いていたのかもしれない。そのことに気づけたならば、もう大丈夫です。これからは、今までのように自分を見張り始めたら、早く気づけるようになるでしょう。気づけるようになると、「今までどおり、勝ち負けで評価する?」「それとも、負けても頑張れなくても、私は『どちらの自分でもいいよ』って私に言ってあげる?」と選べるようになっていきます。どんな自分も自分で許せるようになってくると、あなたの映し鏡である長男くんのことも、きっと許せるようになっていきます。長男くんの試合もまったく違う目で応援することができるようになるはずです。魔法の言葉をぜひたくさんつぶやいて、自分との仲直りの練習をしてみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年11月01日平成中村座 十一月大歌舞伎〈十八世中村勘三郎七回忌追善〉が11月1日(木)に初日を迎える。今回平成中村座が設営されるのは、おなじみの浅草寺境内。役者の名前を染め抜いた何本もの幟がはためき、中村屋の紋〈角切銀杏〉の櫓を掲げた入り口をくぐると、大提灯と中村座オリジナルの三色の定式幕が目に入る。平土間の席には座布団が並び、江戸時代の芝居小屋にタイムスリップしたかのようで、一気に芝居心が刺激される。歌舞伎座や国立劇場とはまた違った客席と舞台の一体感がいい。「江戸時代の芝居小屋を現代に復活させたい」。故・十八世中村勘三郎のそんな長年の夢が、2000年に平成中村座として実現。以来、大坂、名古屋、そしてNYやベルリンと、各地で大勢の人々を魅了してきた。「父が19歳の時に唐十郎さんのテント芝居を観て、”こういう小屋を作りたい”と夢を抱き、かなったのがこの平成中村座です。日本国内だけではなく海外へも行かせていただきました。そして”もっといろいろなことができそうだ”ということが確信に変わったときに、父が逝ってしまった。その父の夢を僕らが引き継ぎました。先輩後輩皆さんのお力を借りて、これからも続けていきたいと思います」と中村勘九郎は製作発表で語っていた。今回の演目は昼の部が、血で血を洗う源平争乱にあって颯爽と生き抜いた武将を描く『源平布引滝 実盛物語』、長い晒を使った力強くあでやかな舞踊『近江のお兼』、だましだまされ化かし合いの物語『江戸みやげ 狐狸狐狸ばなし』。夜の部は、出演者一同によるにぎやかな『弥栄芝居賑』、十七世/十八世中村屋のために書き下ろされた舞踊劇『舞鶴五條橋』、大星由良之助の本心とお軽平右衛門兄妹の情が響き合う『仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場』。亡き父に代わり奮闘する中村勘九郎と中村七之助、そして盟友中村扇雀に、中村芝翫。中村屋ゆかりの演目と顔ぶれで、秋の浅草を満喫したい。11月26日(月)まで。文: 五十川晶子
2018年11月01日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「幸せな結婚生活を送るために、愚痴っぽい性格を直したい」という、ありすじーさん(41歳会社員)に、心屋塾認定講師の高橋かずえ(カエル姉さん)さんからアドバイスをいただきました。■ありすじーさんのお悩み愚痴っぽい自分を直したいです。怒りの沸点が低いのかもしれません。母に厳しくしつけられ、育てられた影響なのか、モラルや規則に関して、自分にも他人にも厳しい性格の大人になってしまいました。常識のない人や規律を守れない人を見ると「許せない」と感じてしまいます。また、見返りを求めているつもりはないのですが、「持ちつ持たれつ」が普通だと思っているので、私の優しさにあぐらをかいて「もっともっと」と求めてくる人も苦手です。これからの人生を心穏やかに、平和に生きていくにはどうしたらいいでしょうか。最近結婚したばかりで、これから幸せに生きていくために自分を変えたいです。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の高橋かずえ(カエル姉さん)さんよりありすじーさん、こんにちは。心屋塾認定講師・心理カウンセラーの高橋かずえ(カエル姉さん)です。ご相談ありがとうございます。常識や規律を守らない人を見るとイライラして愚痴っぽくなってしまうのですね。ありすじーさんがご自身でおっしゃる通り、厳しいお母さまにしつけられたことで、自分の中にたくさんの「ルール(規律)」が存在するのだと思います。あれもダメ。これもダメ。こうしなければいけない。そうしたルールをたくさん持っている人ほど、自分もそのルールを守ることに必死になりますし、他人のことも同じように見張ってしまうので、心の中がとても忙しくなりがちです。怒りの沸点が低いというよりは、「他の人のルール違反を見張ること」に忙しくて大変、ということではないかなと推測します。しかし、「他の人に行動を変えてほしい」と望むことは、要するに「自分の思いどおりにしなさい」とコントロールしようとすること。自分に関わるすべての人を思いどおりに変えることは不可能だということを、まずは理解していきましょう。さて今回、ありすじーさんにぜひ見直していただきたいことがあります。小さな頃から従ってきたお母様のルールの中に「もう必要のないもの」がないか、あるいは「もう守らなくてもいいもの」がないか、探してみてほしいのです。そして、今の自分には不要だと思うルールを見つけたら、そのルールを破ることにチャレンジしてみてください。例えば「困っている人は助けなければいけない」というルールをかたくなに守っているとしたら、自分だけで何とかしようとせず、他の人も頼って、一緒に助けてもらうようにする。完全にルールを破るのが難しければ、少しルールをゆるめてみるのもいいでしょう。「人には優しくしなければいけない」とルールを持っているとしたら、自分が「優しくしたい」と思うときだけにしてみる、というのもひとつです。他人や周りの人をすべて見張って生きていくことは不可能ですし、「完璧」を目指すほど人は苦しくなってしまいます。それよりも、ありすじーさんが楽しく好きなことをして生きることを選んでみませんか? 今まで周りを見張るために外向きに使っていたエネルギーを、これからは自分のために使ってみませんか?「自分のための時間」を増やせるようになると、他人を見張っている時間はとてももったいない気がしてくると思います。最後に、ありすじーさんへ魔法の言葉をプレゼントいたします。「わたしはラクに自由に生きてもいい!」ぜひ、この言葉を何度も口に出してみてくださいね。ありすじーさんの心が穏やかで平和になるように願っています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年10月30日日本唯一のミステリー専門チャンネルAXNミステリーでは、11月に放送する特集「8人の金田一耕助」を記念して、「あなたの好きな金田一耕助作品」を募集。日本全国の金田一ファンの投票によりランキングが発表され、併せて「金田一耕助を演じてほしい俳優」ランキングに人気俳優たちが選ばれた。これは9月11日~10月15日までインターネット投票によって行われたもので、応募総数は5,000件以上、10代~90代の男女が回答した。※「好きな作品」は複数投票可(3件まで)。「あなたの好きな金田一耕助作品」TOP3には、一連の作品の中で映像化回数が最も多い3作品が出揃うことに。第1位は3度の映画化、5度のドラマ化を誇る「犬神家の一族」。1976年に公開された市川崑監督、石坂浩二主演の映画は「日本映画の金字塔」と称されることも多く、犬神佐清(スケキヨ)の白塗りマスクや池から飛び出した2本の足など、その映像は強烈なインパクトを放った。第2位は「八つ墓村」(映画3本・ドラマ6本)。「祟りじゃ!」というセリフが流行語にもなった本作。映画をはじめ、古谷一行、片岡鶴太郎、稲垣吾郎が主演を務めテレビドラマ版の映像化も多い。第3位は「獄門島」(映画2本・ドラマ5本)。瀬戸内海に浮かぶ獄門島で巻き起こる連続殺人事件に金田一耕助が挑む。長谷川博己が演じた2016年版は、型破りでエキセントリックな金田一耕助像が話題となった。第4位以降には、「悪魔が来たりて笛を吹く」「悪魔の手鞠歌」「本陣殺人事件」などが入った。また、「金田一耕助を演じてほしい俳優」ランキングでは、小栗旬が第1位にランクイン。実写版「名探偵コナン」で主人公の高校生探偵・工藤新一を演じたこともあり、長髪にパーマをかけたヘアスタイルのイメージが強いことからも、金田一耕助を演じる姿を想像しやすかったのかも。さらに第2位には大泉洋、第3位は菅田将暉と高橋一生が同数でランクインした。AXNミステリーでは特集「8人の金田一耕助」として、ブームの火付け役となった石坂浩二版をはじめ、古谷一行、鹿賀丈史、小野寺昭、中井貴一、片岡鶴太郎、池松壮亮、長谷川博己の8人が演じた金田一耕助作品を一挙に放送する。特集「8人の金田一耕助」は11月10日(土)13時よりCS・AXNミステリーにて放送。12月22日(土)まで、毎週土曜日は金田一耕助作品を一挙放送。(text:cinemacafe.net)
2018年10月29日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「感謝されないと、むなしくなってしまう」という、モカ次郎さん(39歳・看護師)に、心屋塾認定講師の平川裕勝さんからアドバイスをいただきました。■モカ次郎さんのお悩み私は病院で管理職として働いています。責任感はたぶん強いほうで、仕事でも家庭でも「相手にとってどうしてあげたらよいのか」と考えて行動します。しかし、それを感謝してもらえなかったり、心で感謝していたとしても言葉で伝えてもらえなかったりすると、「自分ばかりが頑張らなくてはならない」「相手に私の頑張りは伝わっていない」とむなしくなり、疲れてしまう…ということが多くあります。 疲弊して自分のつらさばかりを繰り返し伝えていたら、夫に浮気をされました。それをきっかけに、「相手のために」という気持ちではなく「自分がしたいから」という意味づけに変えて行動するようにしていますが、まだまだ感情のコントロールがうまくいかないことが多く、困っています。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の平川裕勝さんよりお悩みを拝見して、モカ次郎さんは自分より相手のことを優先して、頑張って生きてこられたやさしい人なのだなと感じました。相手のことを優先し、仕事も責任持ってやっているのに、周りの人は感謝してくれない。「ありがとう」を言ってくれない。これだけ頑張っているのに、認めてくれない…。さぞかし、つらかったことでしょう。私も以前は、モカ次郎さんと同じでした。他人を優先し、その頑張りを認められないと虚無感に襲われ、そしてまた頑張ってしまう…。そんな人生をずっと過ごしていました。私が学んだことを、お伝えさせてもらいますね。まず、モカ次郎さんが「認めてもらいたい」と思っているのは、本当は「誰から」でしょう? 実は他人ではなく自分自身、ということはないでしょうか。自分のなかには、冷たいところやわがままなところもあるのはわかっているのに、頑張り屋だったり人にやさしいといった「ちゃんとした自分」しか認めていない、または認めることができていないのではないでしょうか。そうすると、自分の代わりに他人に認めてもらおうとして、その「ちゃんとした自分」だけを増やそうと一生懸命、頑張ってしまいがちです。 また「感謝されること=自分の価値」ととらえていると、相手からの感謝を感じられない時、自分は無価値のように感じられ、むなしさとなってあらわれてしまいます。そのむなしさを味わいたくなくて、さらに他人の役に立とうとしてしまう。そうやって「他人に認められるために」と頑張ってばかりいると、それは時に”押し付け”となってしまうこともあります。そうなると、「これだけ頑張っているのだから、私に感謝してよ」と無意識に相手に強要するような空気を醸し出してしまい、周りの人は嫌気がさしてしまうことも。もしかすると、一番身近なご主人もそう感じた瞬間があったのかもしれませんね。それを踏まえたうえで、では、これからどうすればいいのか?まずは「他人のために頑張ること」をやめてみましょう。怖くても、時々は自分のわがままを通してみることです。相手が困ると分かっていることでも、無理をしてまで手伝わない。そのことで人からそっぽを向かれても、「冷たいね」と言われても、気にしないように努めてみてください。そして、「相手のためを思って頑張ったから、行動しているから→自分を認めてもらえる」という思い込みを捨てましょう。必要以上に頑張るから、自分より相手のことばかりを優先するから、人に認めてもらえない…ということもあるのです。行動に移しながら、「私の中にはわがままで冷たくて、自分勝手な部分もあるんだ」「それも私の一部分として、あっていいんだ」と丸ごとの自分を認めてあげてください。自分を丸ごと認めることができるようになると、他人からどう思われようとも、無価値感やむなしさを感じることが少なくなっていきます。そのためにも、以下の言葉を何度でもつぶやいてみてくださいね。「私は人の役に立たなくてもいい」「冷たい人になってもいい」完璧な自分ではなくても大丈夫なんだ…ということをひとつずつ体験しながら、「頑張らなくても、ダメなところがあっても、私は愛されているんだ!」ということに気づいていきましょう。ご主人も含め、周りの人はきっと素のままのモカ次郎さんが見たいと思っているはずです。モカ次郎さんが気持ちよく生きていけるよう、願っています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年10月23日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「天職が見つからない。好きなことを仕事に結び付けたい」という、まなおさん(34歳・無職)に、心屋塾上級認定講師の松森沙織さんからアドバイスをいただきました。■まなおさんのお悩み自分に一番合った職業が見つけられません。好きなことや、やりたいこと(夢や目標)はたくさんあります。一体どうしたら、仕事に結びつくのでしょうか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の松森沙織さんより「やりたいことが見つけられない」と悩む方が多い中で、好きなことがたくさんあるまなおさんは好奇心旺盛で、自分の心にとても素直に生きていらっしゃるようにお見受けしました。すてきなことですね。私自身もたくさんの“やりたいこと”をやった結果、現在の「恋愛カウンセラー」という仕事に行きつきました。自分に合っているかどうかは自信がないまま起業しましたが、トライアンドエラーしながら続けていたら、少しずつ夢をかなえられてきました。その経験が少しでも参考になればと思い、私からお伝えさせていただきますね。好きなことを仕事にする方法は、実は簡単です。「ただ続けること」で夢はかないます。アンパンマンを描いたやなせたかし先生は、天才的なイラストレーターが何人もいる時代にただただ描き続けて、50歳代でようやく芽が出たそうです。「本当に好きなことは、やめたくてもやめられない」ということではないでしょうか。今の時代は、星野源さんのように、多方面で活躍している方もたくさんいらっしゃいます。チャンスがいつやってくるかは誰にもわからないですし、自分から自分の可能性をひとつに絞る必要もありません。それに、好きなことは必ずしも仕事にしなくても構わないのです。もしかしたら、「好きなことで食べていくことがすばらしい」という世の中の理想が、まなおさんの理想になってしまっているのかもしれません。「仕事は生活のため」と割り切って、プライベートで自分がしたいことができる環境を整える…というのも、「好きなこと」とともに生きるひとつの方法です。さて、ここからが、私の一番お伝えしたいことです。まなおさんは、「自分に合う職業を見つけること」で、例えばどんなふうになりたいのでしょうか? 天職を見つけたら、どんなことに安心を感じるのでしょうか?なぜ、こんな質問をするかというと、別に「自分に合っていること」ではなくても、好きなことはできるからです。自分に合っていなくても、好きなことをして構わないからです。誰かに「向いていない」と言われても、自分がやりたいことはやっても構いません。下手でも、夢はかなえることはできますし、“できない私”のまま夢をかなえてもいいのです。夢をかなえるのにも、好きなことをするのにも、誰の許可も要らないのです。もし「自分に合っている」というのが、イコール「成功する」という意味ならば、それはやってみないとわからないこと。もしも自分の好きなことで成功できたらうれしいですよね。世の中に自分の能力を求められたい、認められたい…というのは、人間の本能に近いものかもしれません。しかしながら、成功はあくまで結果です。そこに達するかどうかはさておき、まずは「自分に好きなことをさせてあげること」が重要なのではないでしょうか。天職を見つけた人がなぜ輝いて見えるかというと、自分の心が望むことを、自分自身で表現できているからです。失敗が怖くて、好きなことにチャレンジができない、という人もいるかもしれません。勇気を出してチャレンジした結果、失敗して傷つくのは怖いですよね。それでも「自分自身にやりたいことを表現させる勇気」は、なによりもあなたの“心”を喜ばせることでしょう。周りにバカにされても、失敗しても、情けない思いをしても、です。もし、まなおさんにとって「自分らしく生きること」が一番目指すところならば、人目を気にせず、好きなことを全部楽しんでみるのをおすすめします。まなおさんを一番輝かせる方法は「やりたいことをやること」だからです。怖さを感じたら、「怖いよね」と自分の心に寄り添ってあげたり、周囲の人に助けてもらったりしながら、前に進んでみましょう。たとえ失敗しても、あなたの価値は変わりません。どんな選択をしても、どんな結果になっても、あなたのすばらしさはなんら変わらないのですから。これはもう決定事項です。大げさですが「どうせ私はすばらしい」と自分を信じてあげることで、そのとおりの現実が見えるようになります。失敗は「おいしいもの」と思って、自分の人生をたくさん遊んでみてくださいね!まなおさんを心から応援しています。 ・このカウンセラーのブログ icle/author/wk_matsumorisaori/ (編集/外山ゆひら)
2018年10月18日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「専業主婦になり、むなしさを感じている」という、星の子さん(29歳・主婦)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■星の子さんのお悩み子どもが生まれてからすぐに離婚し、7年間ひたすら働いてきましたが、このたび晴れて再婚。仕事を辞めて4月から新しい土地へと引っ越し、専業主婦として家庭に入っています。子どもは自分で小学校へ行き、夫は仕事に出かけます。私は掃除をしてごはんを作り、2人の帰りを待つ…という生活が初めは新鮮で楽しかったのですが、最近は夫の飲み会や出張が続くとイライラしてしまいます。「私はなんのためにここにいるのか?」「このまま人生が終わってしまうのか?」と悲しくもなります。子どもがいる私を受け入れてくれたことをとても感謝しているのに、キツく当たってしまうこともあります。ぜいたくなことを言っていると思われてしまうかもしれませんが、むなしくて、悲しくなるんです。どうしてこんな気持ちになるのでしょう。もうイライラしたくありません。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんより星の子さん、ご相談ありがとうございます。高橋かのんです。今回は、私がお答えさせていただきますね。子どもが生まれてすぐに離婚して、女手ひとつで子育てを7年間、本当に大変だったことと思います。よく頑張りましたね。そして再婚し、専業主婦になられたとのこと、おめでとうございます。どんなに良い環境でも、人から見れば「うらやましい」と言われるような状況でも、夢見ていたものが手に入ったとしても、その人の心が満たされるとは限らないものです。むしろそういう状況だからこそ、人に言えず苦しかったり、自分を責めたりもしてしまうものですよね。よく打ち明けてくださいました。ありがとうございます。星の子さんのお悩み解決のキーワードは「尽くしすぎ」です。夫に感謝しているのはとてもすてきなことですが、苦しくなるくらいなにかをしたり、我慢することでその恩を返そうとしなくていいのです。夫がしてくれることにただただ喜んでいれば、それでいい…。それでいいと言いますか、それがなにより、ご主人にとってうれしいことでしょう。むなしくなったり、悲しくなったり、イライラしたりしてしまうのも、この点が潜んでいるように思います。星の子さんは、「相手の役に立つこと(必要とされること)で、一緒にいてもらえる」といった感覚をお持ちなのではないでしょうか。自分と幼い子どもを受け入れてくれ、素晴らしい環境を用意してくれた夫に感謝と愛情を伝えるために、家事を一生懸命して尽くしている(役立とうとしている)。それなのに、ご主人が飲み会や出張で留守が多いと、なんだかなおざりにされているような、気持ちを受け取ってもらえていないような気がして、むなしくなったり悲しくなったりしているのではないかと推測しますが、いかがでしょうか。あわせて、お子さんも夫も自分の知らない世界に行ってしまい、自分から離れていく、自分だけが取り残されていくのではないか…といった不安も根底にあるのかもしれませんね。そんな自分を分かってもらえなくて、自分すら自分がわからなくて、どうしていいか分からなくて、イライラしてしまうのかもしれません。そういった意味では、もしかしたらひとりで子育てを頑張っている時のほうが「私がいないとダメ」と思える生きがいや充実感は得られていたのかなとも推測します(状況的には苦しかったかもしれませんが)。そうして、これまで「人の役に立つこと」に忙しく、がむしゃらに時間を使ってきたから、今のようにゆとりがある時間をどうしていいかわからない。そのくらい「自分のために時間を使うこと」をせずに、ずっと頑張って生きてこられたのかな、という可能性を感じました。もし思い当たるようであれば、まずはその呪縛から解放されましょう。「人の役に立たなくていい」「私がいるだけでみんな幸せ」「私が楽しいとみんな楽しい」と何度もつぶやいて、自分に浸透させてみてください。そして、空いているひとりの時間をぜひ楽しんでみましょう。妻としての時間、母としての時間、それ以外に自分としての時間(もしくは、ひとりの女性としての時間)を意識してみるのです。習い事でも、働くことでも、ボランティアでもなんでも構いません。新しい土地での関わりも含め、“自分の世界”をぜひ持ってみましょう。そんなふうに過ごしていると、夫が飲み会や出張となると「わー、それじゃその時間、なにをしよう?」とワクワクするようになっていくことでしょう。離れている時間も星の子さんが楽しく過ごしていることは、夫にとっても幸せであり、働くパワーになるものです(ただし「楽しく過ごさなければならない」と強迫観念のように受け取らないでくださいね。また苦しくなる原因になりますから…)。もちろん、そうは言っても「夫がいなくて寂しい」と感じる時は、素直にかわいく伝えて、甘えてくださいね。星の子さんが、楽しく幸せに過ごしていかれることを応援しています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年10月16日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「他人に迷惑しかかけていない人生。自分に価値がないと感じてしまう」という、かなさん(25歳・フリーター)に、心屋塾上級認定講師のはしぐちのりこさんからアドバイスをいただきました。■かなさんのお悩み私は親の期待を裏切り、実家でフリーターをしています。よくしていただいた会社も、二度裏切るような形で退職しました。他人に迷惑しかかけていない人生です。子どもの頃の家族の言動や兄の友人から受けたいじめが原因なのか、自分に対する無価値観がぬぐえません。「生きていくだけで迷惑をかけ続ける存在」だと思ってしまいます。私はどうすれば変われるのでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師のはしぐちのりこさんよりかなさん、ご質問ありがとうございます。「私はどうすれば変われるのでしょうか」という文章でご相談がしめくくられています。つまり今、かなさんは「こんな自分はいけない」と思っているのですね。でも、私はこの文面を何度読んでも、かなさんが「いけない人」だとはまったく思いませんでした。むしろ自分に正直に生きている方だなと感じました。もちろん、かなさんご自身が苦しんでいらっしゃる様子はよく伝わってきました。「こんな自分はダメ、あんな自分はダメ」と自分を否定してしまう。かなさんの中にある“理想の自分”と“現実の自分”が大きく隔たっているので、苦しさを感じてしまうのでしょう。「どうすれば変われるのでしょうか」という問いかけは、つまるところ「どうすれば理想の自分になれますか?」ということになるかと思います。結論を先に申し上げますね。かなさんは変わる必要はありません。ただ、気づいていただきたいことがいくつかあります。かなさんはご自身のことを「生きていくだけで迷惑をかけ続ける存在」と書いています。でも、ぜひ考えてみてください。「ただ生きていく」という純粋な行為だけを考えてみても、人に迷惑をかけずに生きられる人はいません。どんな人も家族や周囲の人、赤の他人にも、多かれ少なかれ迷惑をかけながら生きています。食事だって、誰かが育ててくれた作物をいただいています。排泄(はいせつ)だって、誰かが水の処理をしてくれているから問題なく清潔に行えているのです。誰の手も借りず、迷惑もかけず、ひとりですべてをこなしながら生きていくのは、この現代社会で不可能です。むしろ、そのように人に迷惑をかけながら生きていくのが、人間らしい生き方ではないでしょうか。こう書くと、かなさんは「いやいや、私は迷惑をかけているだけで、誰の役にも立っていない」とおっしゃるかもしれません。でも「迷惑をかける」ことは、同時に誰かの役に立っていることも多くあります。例えば、誰かが育ててくれた作物をいただくことにしても、作物を育てた方にとっては「収入」や「自分が作った野菜や果物を消費してくれた喜び」につながってもいます。人が生きていくことは、それだけで誰かに迷惑がかかっているし、役にも立っています。一方的に誰かに迷惑をかけるだけの人、誰かの役に立っているだけの人というのは、この世の中にいないのです。「そうか、私、生きているだけでいいんだ」「そうか、私、生きているだけで役に立っているんだ」ぜひ上記の言葉を、口に出してつぶやいてみてください。かなさんはなにも変わらなくていいし、変わる必要はありません。かなさんは「役に立つ」イコール「親や周りが期待するような人でなければいけない」と感じているのかもしれませんね。ご相談にも「裏切る」という言葉が二度出てきました。でも、そうできないことは、本当に「裏切り」なのでしょうか。誰かの期待するような人になりたいけれどできない、そんな自分に従った結果、退職してフリーターという立場になりました。その選択は、なによりもご自身にとって正直な選択だったのではないでしょうか。もしそうなのであれば、「周囲のの期待どおりにできない自分」をどうか認めてあげてください。自分は親や周りが期待するような人間ではないし、そうなろうとすることもあきらめてしまいましょう。自分を偽って、できる自分になろうとしない。それは苦しいだけです。今のままの自分を認めて、「楽しいと思えること」「やりたいと思うこと」を大切にして生きていくほうが、よっぽど正直で素直な生き方です。子どもの頃の経験は、とてもつらかっただろうと思います。怖かったでしょうし、長年しんどかっただろうと思います。たまたま、かなさんはそんな目にあって、誰かの気持ちのはけ口にされてしまいました。でも、かなさんに価値がないからそんな目にあった…というわけではありません。「あんな経験をしたから、自分は価値がないんだ」と思ってしまったのであれば、それは後づけです。かなさんは価値のある人です。ほかの皆と同じく、生きているだけで、すでに誰かの役に立っているし、迷惑もかけています。そうだとするならば、どんな人生を歩んでいきたいですか? 自分のために、どんなことをしてみたいですか? 小さなことでも大きいことでもいいので、ぜひ考えてみてください。そして、それをできるところから実行していく勇気も、ぜひ持ってみてください。かなさんのこれからを応援しています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年10月11日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「義理の家族と別居したい」という、ままちんさん(43歳・正社員)に、心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんからアドバイスをいただきました。■ままちんさんのお悩み義理の家族と同居して17年経ちますが、別居したくて仕方がありません。夫が長男で、結婚当初から当たり前のように同居となりました。言われるがまま「いい嫁」を演じていた気がします。夫の浮気発覚後に心屋さんと出会い、その後は「自分らしく生きたい」と思うようになり、「断ること」も実行するようになりました。「言いたいことも、伝えなければ伝わらない」と学び、義母に発言をすると強く言い返され、なにを頼むのも怖くなり、怒りの感情をただ抑えるだけの人生になっています。夫も家を出るつもりはなく、話をしても「お前だけ出て行けばいい」と返されます。2人の子どもたちは、気をつかいつつも義母が大好きなようです。家族4人だけで行動したくても、義母を誘ってあげるようないい子たちです。義母は私が嫌っていることに気づいていると思いますが、誘われないと不機嫌になり、怒ります。夫と義母も不仲なので、一緒に行動しているとストレスがたまって仕方ありません。でも、子どもが「一緒に行こう」と誘い、断らず一緒についてくる義母なので、どうしようもありません。さらに義弟も糖尿病で、10年以上職に就くことなく家にいて、記名していなければ、冷蔵庫にあるものをすべて食べてしまう始末です。義弟と義母も不仲ですし、結婚前は温かい家族に囲まれて過ごしてきた私には、想像もできなかった生活を送っています。 私は潜在意識の中で“被害者”になりたくて、この家を選び、生活をしているのでしょうか? そんなことは決してないと思っておりますが、皆が感情で話すので、話し合いすらできません。笑顔も消えました。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんよりままちんさん、こんにちは。心屋塾認定講師・坂崎ひでこです。温かな家族のなか、笑顔で育ってきた人が、話が通じない気性の激しい人たちのなかで、17年間もよく我慢されてきましたね。しかもその間、子育てもして、正社員でもある。たくさん頑張ってきたのでしょうね。そして、そんななかで心屋に出会ってくれた。「断る」を実践してみた。すばらしい挑戦だと思います。ところが残念ながら、気持ちが通じなかったのですね。義理の家族はおそらく「自分たちは話し合いができていて、居心地のいい家族で、嫁ともうまくやっている」と信じているのだろうと推測します。今の状態が、あの人たちの「話し合い」の形なのでしょう。あるいは「話し合いが必要なことなど特にない」と思っているのでしょう。だって、各々言いたいことはその場で言ってスッキリ、しているのですから。義理の家族同士も不仲とのことですが、ままちんさんにはそう見えても、実際は違うかもしれません。義理の家族は、現状のままで十分に穏やかな関係・状態だと感じているのでしょう。そのくらい、自分と他人の感覚は違います。他人は「エイリアン」だと思ってちょうどいいくらいだと思います。さて、ままちんさんは、「自分は潜在意識の中で被害者になりたくて、この家を選び、生活をしているのでしょうか? そんなことは決してないと思います」とつづっていらっしゃいます。義母や義弟は相手の迷惑を考えず、自分の都合優先で、他人の話は聞かず、不機嫌をまき散らすのも平気な方々…とのこと。ままちんさんは、彼らのようになってもいいですか? 「被害者になりたくない」とのことですが、では、加害者になりますか? ひどい人間になるくらいなら、今までどおり「いい人(被害者)」でいたほうが、楽ではないですか?そんなこともぜひ、考えてみてください。彼らは「ひどい人(に見える)加害者」ですが、一方で、ままちんさんが自分の気持ちに気づくためのお手本でもある…と私は思うのです。ままちんさんが被害者をやめるためには、彼らの真似をしてみるのが早道です。しかし、いきなりそれを実行するのは難しいので、まずは心の中で「私は不機嫌をまき散らてもいいし、怒鳴ってもいいし、文句を言ってもいい」と、試しに思ってみましょう。それだけで、きっとなんらかの変化が起きてくると思います。最後に、私の経験をお話ししますね。以前、趣味の会で出会ったなかに、横柄でよく怒鳴る人がいました。私は怒鳴り声や大声がとても苦手で怖いので、ずっと気になっていました。ある時「今日こそ、Aさんにもう少し小さい声にしてくださいと言おう」と決心して参加すると、Aさんは「Bさんに態度が悪いと叱られた」としゅんとしていたのです。それ以来、大人しくなりました。そのように「なにかを決める」だけで、自分が動かなくても周囲の環境が変わることもあります。ぜひ参考にされてみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年10月09日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「周りに気をつかいすぎて、本音で話せる人がいない」という、むーちゃんさん(34歳・専業主婦)に、心屋塾上級認定講師の野田和美さんからアドバイスをいただきました。■むーちゃんさんのお悩み私は二児の母です。常に周囲の目が気になり、気をつかいすぎてしまいます。自分の親にすら気をつかい、本音が出せる相手がひとりもいません。そのストレスが子どもに向いてしまうことがあり、子どもに悪い影響を与えてしまう親だと自分を責めてしまいます。夫とも関係が良くありません。夫は私に無関心で、心が満たされません。このような自分の考え方を変えたいのですが、うまくいかず悩んでいます。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の野田和美さんよりむーちゃんさん、ご相談ありがとうございます。いつも周囲の目が気になり、親御さんにすら気をつかっていらっしゃる状況とのこと。さぞかしお疲れのことと思います。そのストレスをお子さんに向けてしまい、ご自身を責めているということも、このような毎日が限界にきていることの証かもしれないですね。ところで、むーちゃんさんは「本音が出せる相手がひとりもいない」とのことですが、それは本当にそうでしょうか? もしかしたら相手のほうはそう思っていないのに、むーちゃんさんがそう思い込んでいるために、周囲の目が気になり、過度に気をつかいすぎてしまうのかもしれません。また、むーちゃんさんは周りの人に自分の本音を出したら、どんなひどいことや怖いことが起きると思いますか? もしかしたら、本音を出したことで嫌な思いをされた経験があるのかもしれません。あるいは、そういう人を身近で見た経験があるのかもしれません。でもそれは、いつも必ず起こるようなことでしょうか。そんな自問自答もぜひしてみてくださいね。それから一度、目をぎゅーっと閉じてみてください。そして、ぱっと目を開いてください。あなたの目で、目の前の景色を見てください。そうやって、「周りから見られる自分」を気にするのではなくて、「私が見る!」という意識で世の中を見てみてほしいのです。ご自身の体が「乗り物」だと仮定するならば、その運転手はむーちゃんさん、あなたひとりです。ということは、むーちゃんさんが見て聞いて、感じたままに、行きたいところに進んでいいのです。ご自身の五感をしっかり感じていれば、行きたいところもたくさん浮かんでくるでしょうし、あれこれしてみたいことも浮かんでくると思います。ご主人との関係もうまくいっていないとのことですが、満たされない心を埋めるためには「ご主人からの関心を得ること」ではなく、「むーちゃんさんが自分自身に関心を持っていくこと」が鍵になると思います。自分自身が感じていること、言いたいこと、したいことを表現していくことで、むーちゃんさんという人物は生き生きと存在感を増していく。そのためにも、外に向いていた「気づかい」の意識を自分の内側に向けることが重要です。ご自身をより深く知り、これまでひとりで懸命に頑張ってきたこともいたわってあげてください。自分を大切にするというのは、つまり自分自身の感じていること、考えていることを、そのまま受け入れて表現することです。わがまま、自己中心的だと感じる人たちのように振る舞うくらいで、ちょうどいいかもしれないですね。そうして自分を出していくことで、きっとご主人とのコミュニケーションも以前より増えていくことでしょう。たとえご主人が無関心だとしても、あなたがあなたに関心を持ち、大切にしていくことで、ご自身を肯定できるようになり、もっと好きになっていけると思います。その結果、周りの人への思いやりや真の愛情がわいてくることも期待できます。まずは自分!「嫌われてもいい」「私に無関心でもいい」「わがままになってもいい」そんなふうに何度もつぶやいて、自分に伝えてあげてください。たくさん許して、たくさん感じて、本来のむーちゃんさんを、表舞台に出してあげてくださいね。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年10月04日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分に自信が持てず、前向きに行動ができない」という、aliさん(23歳・無職)に、心屋塾認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。■aliさんのお悩みどうすれば自信を持って、行動できるようになりますか?以前は成功する望みもあると思えていたのに、今は不安しか抱けません。したいことをする勇気も多少はあったのですが、今はすべてに恐怖を感じる日々です。自分の価値に確信が持てたことがありません。見た目を気にして整えても、なにかが少しできたとしても、「そんなものは上辺だけで大したことはない、本質はそんな人間じゃない」という思いが拭えません。なにもかも人より劣っていて、誰かに認められることはない、という気持ちになります。こうした恐怖を少しでも減らし、新しいことにチャレンジする希望を持つにはどうしたらいいでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の小林威之さんよりaliさんこんにちは。心屋流カウンセラーの小林威之です。自分に自信が持てず、前向きに行動できないとお悩みなのですね。心理カウンセラーという仕事柄、私にとっても「自信」は切っても切り離せない言葉です。お悩み相談においても「自信がない」という言葉はたくさん聞かれます。自信を持つにはどうすればいいのか、自信を失ってしまった場合にはどう取り戻せばいいのか…等々、「自信」について考えない日がありません。aliさんは、自信ってなんだと思いますか? 自信がある人ってどんな人だと思いますか? 自信がある人というと、イコール「前向きで失敗を恐れない人」だと考えがちですが、私は違うと思っています。本当に自分に自信がある人というのは、成功しても失敗しても揺るがない人ではないでしょうか。誰かに評価されなくても揺るがないのです。逆に、成功や他人からの評価ばかりを気にしている人は、たとえうまくいっていたとしても、それは「本当の自信」とはいえません。失敗したり、周りの人から評価されなくなったりすれば、その自信は一気に崩れてしまうからです。言葉は厳しいですが、それはただ虚勢を張っているだけ、ともいえます。私が思う「本当に自信のある人」というのは、「自分にうそをつかない人」です。そうだとしたら、aliさんは「どんな人」が自分にうそをつかない人だと思いますか? 「自分にうそをつかないこと」は、実はそう難しいことではありません。例えば、おいしいものを食べたら「おいしい」と言ってみる。美しいものを見たら、「美しい」と感じたり、それを表現してみたりする。スポーツジムに行きたいと思ったら、その足でジムに入会する。オーロラを見たいと思ったら、飛行機のチケットを取ってオーロラを見に行く…等々。「自分にうそをつかない人」とは、そのように「自分の心に素直な人」をさすのではないでしょうか。しかし、私たちは大人になると、自分の感情より周りの人の感情、自分の意見より周りの人の意見…と自分以外の人の意見や感情を優先する機会が増えていきます。この積み重ねが、自分に自信をなくしてしまう最大の原因ではないかと私は考えています。「周りの人」より「自分」のほうを小さく扱っているので、自然に「自分」より「周りの人」のほうが価値がある…と思い込むようになる。そうしているうちに、自信を失ってしまうのですね。自分に自信を持つには、まず自分の心に素直になること。どんな小さなことでも構いません。「うれしい」「楽しい」「悲しい」「寂しい」等々、その時々に自分が感じることを、ちゃんと表現してみましょう。感情を素直に表現していると、自分で自分を信頼できるようになります。逆に、周りの人の目を気にして我慢ばかりしていれば、どんどん自分を信頼できなくなってしまいます。自信を持つには、まず自分の気持ちにうそをつかないこと。そこから始めてみましょう。どんな感情も、あなたの味方になってくれますよ。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年10月02日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「30代になっても、自分の好きなことが見つけられない」という、まなおさん(34歳・無職)に、心屋塾認定講師の田中佐緒利さんからアドバイスをいただきました。■まなおさんのお悩み34歳のこの歳になっても、自分のやりたいこと、好きなことが見つけられません。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の田中佐緒利さんよりこんにちは。心屋塾認定講師・田中佐緒利です。自分がなにをしたいのか? 自分がなにを好きなのか? それがわからないと、なんだかモヤモヤしますよね。少しでも心が軽くなるようなヒントをお伝えさせていただきますね。まず「やりたいこと・好きなことがわからない自分」を理解しているということは、つまるところ、まなおさんは今「大してやりたくないことや好きではないこと」に、多くの時間、お金、愛情、エネルギーを注いでいる…と感じていらっしゃるのかもしれません。そうだとすれば、ではなぜ「やりたくないこと・好きではないこと」ばかりに、大切な時間やお金、愛情、エネルギーを注いでしまうのか。その原因をじっと見つめていってみましょう。手始めに「自分の心にブレーキをかけているのはなにか?」がわかるワークをご紹介します。まずは以下を紙に書き出してみてください。1.あなたが今「やりたくないのにやっていること」はなんですか?2.あなたが今「やりたいのにやっていないこと」はなんですか?どんな些細なことでもかまいません。1.では、「やりたくないな」「これをやるのは嫌だ」「好きではないな」と感じながらやっていることを、すべて書き出してみてください。2.では、仕事になるから、お金になるからといった損得を抜きにして、ただシンプルに「やってみたい」と思うことを、小さなことから大きなことまで書いてみましょう。例えば、チョコレートが食べたい、こんな洋服が着たい、散歩したい、あるいは宇宙旅行をしたい、プライベートビーチで遊びたい等々、どんなことでも結構です。書き終わったら、次の質問です。3.あなたは「今やっている本当はやりたくないこと・好きではないこと」をやめてしまうと、人からどう思われそうですか? やめてしまうと、どうなってしまいそうですか?4.書き出した「やってみたいこと・好きなこと」をやると、人からどう思われそうですか? やりたいことだけをやっていると、どうなってしまいそうですか?それをやると(やめると)どうなるのか、人からどう思われそうなのか、なんと言われそうなのか、恐ろしいことになるのではないか?…等々、思うことをそれぞれ全部書き出してみてください。書き終わったら、その項目をあらためてよく見返します。すると、あなたが「やりたくないのにやっていること」をやめられない、あるいは「やりたいこと」を始められないのは、「それをやってしまうと(やめてしまうと)、こんな恐ろしいことになるに違いない」と無意識に思い込んでいるから…という可能性が浮かび上がってきませんか?つまり、3.と4.の質問で出てきた答えを怖がっていて、一歩踏み出す心にブレーキをかけている、ということです。しかし、それは悪い妄想に過ぎない可能性もあります。恐れているようなことは、なにひとつ起きないかもしれないのです。 加えて、「自分のやりたいこと・好きなことが見つけられない人」というのは、小さい頃から人の顔色をうかがったり、親の言いつけを守ったりする、いわゆる“いい子”であった人が多いようにも感じます。お母さんの好きな洋服を着て、お父さんのすすめる進路を進み、自分の気持ちを閉じ込めて「私はこれが好き、これが嫌い」と伝えられなかった…。まなおさんももしかしたら、そのようなお子さんだったかもしれませんね。あるいは小さい頃、やりたいことをやっているときに怒られたり笑われたりして、悲しい気持ちになった。好きなことを好きだと言ったら、誰かに「変だよ」とからかわれたり、「ダメでしょ!」と否定されたりした…。そんな経験があったのかもしれません。はたまた、自分が期待するような結果にならないことが続き、いつの間にか挑戦することをあきらめてしまったのかもしれません。ずっと我慢しているうちに我慢が当たり前になり、いつのまにか自分の気持ちがわからなくなったのかもしれません。もしそうであれば、長い間つらかったですね。よく頑張ってきましたね。そのような思いから解放されたい場合は、自分自身に対し、ぜひ次のような声をかけてみてください。「私は、自分の好きなことをやってもいい」「私は、親をガッカリさせてもいい」「私は、人の期待に応えなくてもいい」「私は、なんの役に立たなくてもいい」「私は、自分が楽しいことをしてもいい」「私は、お金にも仕事にもならないことをやってもいい」「私は、人に迷惑をかけてわがままに生きてもいい」「私は、失敗してもいい」「私は、自分の本心を大切にしてもいい」「私は、自分の好きを大切にしてもいい」「私は、自分の気持ちを大切にしてもいい」「私はもう、我慢しなくてもいい」「それでも、私は愛されて素晴らしい価値ある存在だもん」言ってみてご自身がどう感じるかも、大切にしてみてください。これらの魔法の言葉をブツブツと何度もつぶやきながら、1.で書いたこと(=やりたくないのにやっていること)をできる順から1つずつやめていき、2.で書いたこと(=やりたいのにやっていないこと)を、ぜひ1つずつやってみてください。簡単にできることからで結構です。やめてみたら、あるいはやってみたら、きっと「本当に自分がやりたいこと・好きなこと」に少しずつ気づいていけると思います。本日は、心屋塾初級セミナーでやっているワークの一部をご紹介しました。興味があれば、ぜひ初級セミナーにも足を運んでみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年09月27日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「両親の教えに縛られてきた人生にむなしさを感じている」という、たいようさん(33歳・主婦)に、心屋塾認定講師の大竹公子さんからアドバイスをいただきました。■たいようさんのお悩み私は妹弟のいる長子です。幼い頃から、両親から口癖にように言われてきたのは「妹弟と仲良くしろ。血の繋がった家族なんだから大切にしろ」でした。両親は「子どもは皆、平等に育てる」と言い、長子だからといって優遇や優先をされたことはありません。しかし自分が2人の子を育てる親になった今、幼い頃の親の教えに対してさまざまな疑問が出てきました。そしてそれが、これまでずっとふたをしてきた自分の気持ちなのだと気づき始めました。「平等に育てる」と言われ続けてきたものの、実際には下の子優先で、不公平感が満載だったこと。私の習い事希望は通らなかったのに、妹弟には習い事をさせていたこと。親に意見することは許されず、なにかあっても我慢してきたこと。「しょうがない、これでいいんだ。親も大変だから」という思考の癖が根深く身についていること。ずっと親の顔色をうかがいながらビクビクして生きてきたこと。怒られるのが嫌で「ほめられよう、いい子でいよう」と生きてきたこと。常に誰かの視線を気にして、本心を吐き出したことがないこと…等々。それらを思い出し、「これまでの自分の人生はなんだったのだろう」というむなしさで心が埋め尽くされ、涙が止まらなくなってしまいます。家族といると神経が張りつめ、その場を楽しめず、常に気をつかっている自分に気づき、今は距離を置いています。それで心は軽く晴れているのに、時々モヤモヤとした気持ちに心が支配され、また、幼少期の出来事を思い出しては涙が止まらなくなってしまいます。こうした幼少期の出来事をどのように整理したらいいのでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の大竹公子さんよりたいようさん、ご質問ありがとうございます。心屋認定講師&脱べきカウンセラーの大竹公子と申します。「時々モヤモヤとした気持ちに心が支配され、また、幼少期の出来事を思い出しては涙が止まらなくなってしまいます」とのこと。それはつらいですね。私も妹のいる長子で、たいようさんと心情や思考の癖がとても似ていたので、思わずペンを取らせていただきました。涙が止まらなくなるということは、まだまだ子どもの頃のたいようさんが悲しんでいらっしゃる、ということだと思います。その子を癒やしてあげるところから始めていきましょう。ご自宅など、どこかひとりきりになれる場所で、以下のようなイメージワークをしてみることをおすすめします。イメージワーク1:目の前にイスやクッションを置き、その上に子どもの頃のたいようさん(以下「子どもたいようさん」と表現します)が座っているところを想像してみてください。その「子どもたいようさん」は、親に習い事をしたいといってもダメだと言われたとき。自分の習い事の希望が通らなかったのに、妹弟は習い事をさせてもらえてて悲しかったときのたいようさんです。それは、何歳頃でしたか?次に、その頃の自分自身を思い出してみてください。どんな気持ちで、どんな表情をして、どんな洋服を着て、どんな態度をしているでしょうか。それを、「子どもたいようさん」に具体的に投影して、思い浮かべてみてください。そして、そのときの「子どもたいようさん」が本当に言いたかったことを、想像の中で聞いてあげましょう。例えば「私も習い事をしたかったのに!」「なんで私の話は聞いてくれないの?」「下の子優先で、悲しい!」等々。どんなことを言いたかったのでしょうか? たくさんたくさん、聞いてあげてください。イメージワーク2:「子どもたいようさん」の話を聞き終えたら、今度はそのイスやクッションに、今現在の自分(以下「大人たいようさん」と表現します)が実際に座ってみます。座ったら、「大人たいようさん」は「子どもたいようさん」になったつもりで、「子どもたいようさん」と同じ表情をしてみてください。それから、目の前にそれを言いたかった相手、つまり両親が立っていると想像してください。その相手に対し、「子どもたいようさん」になりきって「あのとき言いたかったこと・出したかった感情」を言葉や態度で出してみましょう。これらのワークをやってみて、どんな気分になりましたか?心屋塾には「言えたら癒える」という言葉があります。これは、昔抑えていた本音を口に出して言ってみると、心が癒される…ということをさします。「親も大変だったんだから仕方がない」という思考で、無理やり自分の気持ちを押さえつけようとしないでくださいね。まずは最初に、「子どもたいようさん」の気持ちをとことん出してあげること。そうすると、無理やりではなく、自然と「親も仕方なかったんだなぁ」という気持ちになっていくことが期待できます。そうした気持ちに達することができれば、幼少期の出来事に対するモヤモヤした感情を終了させることができ、「親も自分と同じ不完全な人間である」ということが、スッと腑(ふ)に落ちてくるかと思います。不完全な人間の言動は、「自分の価値」とは全く関係がありません。誰からどんな言動をされようとも(それが親からだとしても)、たいようさんは変わらず価値ある人間で、ありのままのたいようさんでいいのです。今までたくさんたくさん我慢されてきて、しんどかっただろうと思います。だからこそ、もう終わらせてあげましょう。幼少期の悲しかった気持ち、つらかった気持ち、寂しかった気持ち、悔しかった気持ち。全部全部、外に出して、終わらせてしまいましょう。そして自分の人生を生きましょう。だってあなたには、それだけの価値が十分にあるのですから。たいようさんを心から応援しています! ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年09月25日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「すべての人に『好かれたい』と思ってしまう性格に悩んでいる」という、美和子さん(26歳・メーカー勤務)に、心屋塾上級認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。■美和子さんのお悩み「接するすべての人に好かれたい」と思ってしまう自分の性格に悩んでいます。ひとりたりとも仲の悪い人を作りたくありません。はたから見れば“愛想のいい人”なのでしょうが、周りにこびているだけだと自分では思います。自分だけに話を振ってくれない人がいると、それだけで「嫌われた!」と落ち込んでしまいます。その人が実際に私を無視している、嫌っているというわけではなくても、一度気にし始めると、被害妄想がどんどん膨らんでいきます。「私だけに話しかけてくれなかった」「私の話にだけ、相づちを打ってくれなかった」など、その人が偶然、無意識にした行動かもしれなくても、すべてを「私はこの人に嫌われている」という結果に結びつけてしまいます。 どうしたら、このように周りの人を気にせず、自分らしく生きられますか? 毎日が生きづらいです。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の福田とも花さんより美和子さん、こんにちは。ご相談ありがとうございます。「私のことを無視しているのでは?」「嫌われているのではないか?」と被害妄想がふくらんでいくと、人と関わるだけで疲れ果ててしまうし、関わること自体どんどん怖くなってしまいますよね。でもね、大丈夫ですよ! そうした被害妄想や人から嫌われる怖さは、軽減していくことができますから。大人になってから、ほかの人とどう関わるかは、幼児期に形づくられる場合が多いようです。その時期、一番身近で、いつも一緒にいるのがお母さんのため、その影響は大きいといえるでしょう。例えば、小さい頃にお母さんとどう接したか、そこから生じた勘違いや誤解によって、人間関係に臆病になってしまうケースがあります。過去の癒やされない思いを、まずはひも解いていきましょう。美和子さん、まずは幼児期から小学校1年生くらいの、子どもの頃を思い出してみてください。あなたは、お友だちとどのように関わっていましたか? もしかしたらすでに「誰ひとりからも嫌われないように皆と仲良くしよう」と必死になっていなかったでしょうか?さらに、その頃のあなたが、お友だちに嫌われたり、仲良くできていなかったりする姿を想像してみてください。そして、その姿を美和子さんのお母さんが見たとしたら…。お母さんは、どんな顔をすると思いますか? ガッカリしそう? 悲しそう? それとも、怒りそうですか?また、次の言葉を口に出して言ってみてください。「私は“嫌われるような恥ずかしい人”になってはいけません」「私は“嫌われるような人”になって、お母さんを悲しませてはいけません」「私はお友だちと仲良くできないところがバレて、お母さんをガッカリさせてはいけません」言ってみて、どんな感じがしますか?「どうしたら周りの人を気にせず、自分らしく生きられますか?」というお悩みを解決するヒントは、ここにあると思います。今も心の奥であなたが気にしているのは、周りの人ではなく、もしかしたら“お母さんの顔色”なのかもしれません。小さい頃、お母さんをガッカリさせないため、お母さんに恥をかかせないために、「嫌われない自分」「人と仲良くできる自分」を演じていませんでしたか? そして、その癖を大人になった今も続けているのではないでしょうか?実際に、子どもの頃、誰かに嫌われた経験があったかはわかりません。でも、そのような可能性を感じると自分を責めて、いっそう誰からも嫌われないように頑張り、お母さんを守ろうとしていたのかもしれません。子どもはみんなお母さんが大好きですよね。美和子さんも同じで、子どもの頃、お母さんから嫌われることを一番恐れていたのでしょう。しかし、今ようやく、お母さんのためではなく「自分のために、自分らしく生きよう」というスタートラインに立たれたのですね!嫌われることもある自分や、人と仲良くできないこともある自分も、美和子さん自身。「お母さんに許してもらおう」とするのではなく、自分自身で許してあげませんか?「嫌われることがあってもいいよ」「人と仲良くできないことがあってもいいよ」「お母さんをガッカリさせることがあってもいいよ」「お母さんを悲しませることがあってもいいよ」「どんな自分でも、私は私を嫌わないよ」「どんな自分でも、私は私が大好きだよ」上記の言葉を、ぜひ魔法の言葉としてつぶやいてみてください。そうするうちに、周りの人や、心の中の“お母さん”に好かれようと頑張って費やしてきたエネルギーを、自分に向けてあげられるようになっていきます。すると自分をもっと好きになり、自分をもっと喜ばせることに夢中になり、他人の目を気にしている暇もきっとなくなっていくはず(笑)。そしてふと気づくと「自分らしく生きられている自分」になっていることでしょう。美和子さんが自分らしさを取り戻されることを、これからも応援しています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年09月20日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「パートナーの浮気を疑ってしまう性格を直したい」という、ゆいさん(23歳・販売)に、心屋塾上級認定講師のひらいなずさんからアドバイスをいただきました。■ゆいさんのお悩み9カ月交際中のパートナーがいますが、彼のことが信用できず苦しいです。彼の言うことにつじつまが合わない点があると「うそをついてるのではないか」、連絡がないと「合コンに行ってるのではないか」などと考え、イライラして何度も電話をし、気持ちをぶつけてしまいます。そのたびに「嫌われちゃうな」「逃げられても捨てられても仕方がない」「こんなにつらいならいっそ別れようか」などと思ってしまい、けんかも多くなり、占いにハマったりします。ポジティブに考えたり、自分の時間を充実するように努力したりもしましたが、ダメでした。私は昔から恋人に依存したり、信用できずにすぐ怒ったりして振られてきました。でも今のパートナーは、向き合おうとしてくれていると感じる部分もあるので、なんとかこの厄介な性格を直したいです。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師のひらいなずさんよりゆいさん、はじめまして。ひらいなずです。ご相談ありがとうございます。付き合い始めて9カ月というと、楽しい気持ちが続いている一方で、相手の言動を冷静に見て「こんな人だとは思ってなかった」と不安を感じる気持ちも混ざり合う、そんな時期ではないかなと想像します。ご相談を見る限り、ゆいさんは「彼との関係がうまくいかないのは、自分が悪いからだ」と思われているような印象を受けます。でも、本当にそうでしょうか。「こんなにつらいなら、いっそ別れようか」という記述もありますが、まずはどんなことが「つらい」のか、具体的に考えてみてください。彼がつじつまの合わないことを言うこと?ゆいさん自身がイライラして、気持ちをぶつけてしまうこと?逃げられるかもしれない、捨てられるかもしれないこと?私が思うに、ゆいさんは「彼から捨てられてしまうかもしれない、嫌われてしまうかもしれない」と感じてしまうことが、一番つらいのではないでしょうか。そうした「〜かもしれない」という影におびえ、その恐怖に耐えきれず、自分から別れを切り出そうかと思いつめてしまう…。そのようにお見受けしました。もしかしたら、ゆいさんの心の中には「私はいつか嫌われる」「私はいつか見捨てられる」といった思いがあるのかもしれません。しかし、そうした思いをぎゅっと握りしめていると、「嫌われたんじゃないか」「見捨てられるんじゃないか」と恐れ、常に相手の動向を“見張る”ような精神状態におちいりやすくなります。そうして「うそをついているんじゃないか」「合コンに行っているんじゃないか」といった疑いが生まれてきてしまう。結果、常に相手を疑い、疑う自分自身も嫌いになっていく――。そんな負のスパイラルの中に、自分を追い込んでしまうのです。もし思い当たる点があるようでしたら、「私はいつか嫌われる」「私はいつか見捨てられる」と思っている自分と、しっかりと向き合うことから始めていきましょう。状況をポジティブにとらえたり、自分を満たす時間を作ったりしても落ち着かないのは、「私はいつか嫌われる」「私はいつか見捨てられる」というネガティブな自分を無理に「なくそう」としているからだと推測します。しかし「なくす」のではなく、「ネガティブな自分も受け入れる」ことを考えてみてください。「嫌われる、見捨てられると思っている自分」を、まず自分自身がわかってあげることが、とても大事なのです。それから、思い出してみてください。「私は嫌われる」「私は見捨てられる」と思い始めたのは、いつ頃、どんなことがきっかけなのか。恋愛だけではなく、学校の友だちや家族、親戚、周囲の大人たちの言動も含め、なるべく幼少期までさかのぼってみてください。例えば、誰かに「言うことを聞かない子は置いていくわよ」「あなたは川から拾って来た子」などと(冗談でも)言われた経験があり、それを信じこんでしまった時期があったのではないでしょうか。どんなささいなエピソードでもいいので、自分の記憶の中に残っている忘れられないシーンや、忘れられない言葉を思い出してみてください。その言葉や思い出に気づいたら、そのときの自分へ向かって「悲しかったね」「怖かったね」「嫌だったね」「よく我慢したね」と声をかけてほしいのです。きっと心や体がゆるむのを、ゆっくりと感じられると思います。もし涙が出るようならば我慢せず、流れるに任せてみてください。それからもうひとつ。「嫌われても、見捨てられても私は大丈夫!」という、自分を信じる心を育んでいくことも大切です。ゆいさんには、今まで周囲の空気を読んで我慢して言えなかったこと、遠慮してやれなかったことはありませんか? 普段そのように我慢していると、ささいなきっかけで気持ちが爆発しやすくなります。「我慢をやめること」を、ぜひ心がけてみてください。パートナーに対しても、相手の気持ちに合わせようとするのではなく、普段からもっと自分の気持ちを優先してみる、「こうしたい」「これがいい」といったことを積極的に表現してみるのもいいですね。空気を読む、つまり相手の気持ちに合わせる行為というのは、時に「相手を見張る」ことが目的になっていることもあります。しかし、自分の気持ちを外に出すようにしていると、「相手の気持ちに合わせる(相手を見張る)」という心の癖が、徐々に変化していくことと思います。行動の変化が心の変化へとつながっていきますので、ぜひトライしてみてください。ゆいさんの自分を信じる力を応援しています。 ・このカウンセラーのブログを読む (編集/外山ゆひら)
2018年09月18日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「愚痴ばかりの夫にうんざり」という、ももこさん(50歳以上・会社員)に、心屋塾初級認定講師の心みねこさんからアドバイスをいただきました。■ももこさんのお悩み8年前に再婚した夫の愚痴が最近ひどくなり、うんざりしています。上司や同僚、SNSの友だちなどの悪口を言い出したら止まりません。不平不満の塊です。食事時の話題も悪口、テレビを見ても出演者の悪口、黙っているときはいつもため息。私が笑って「幸せが逃げちゃうよ」と言うと、烈火のごとく怒り出します。基本的には「うんうん」と聞いてあげているのですが、先日、娘の婚約者(やさしい好青年です)の悪口を言い出したときは、温厚な私も「はあ?」となりました。娘は前夫の子どもなので「娘を取られる寂しさ」などではなく、単になにかが気に入らないのでしょう。再婚当初に悩まされた複数の女性関係も今はなくなり、その分、“愚痴の聞き役”が私に一気に来たのかもしれません。怒られるのが嫌なので面と向かって意見はしませんが、私まで不幸の渦に巻き込まれて抜け出せなくなりそうです。主人にはバカにされていますが、私は楽天家で、正社員で勤続25年。大勢の人に恵まれ、みんな頼りにしてくれています。社会生活は幸せです。主人が悪口を言っている際、心の中でなにかいい言葉をつぶやきたいです。私のメンタルが負けないよう、主人のマイナスパワーに引っ張られないよう、心の持ちようを教えてください。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾初級認定講師の心みねこさんよりご相談ありがとうございます。心屋塾初級認定講師の心みねこです。結婚に希望を持って再婚したにもかかわらず、ご主人から出てくる言葉は人の悪口と不平不満ばかり。口を開けばマイナスな言葉、黙っているときはため息…。しかし、温厚なももこさんは文句ひとつ言わず、ご主人の言動を「うんうん」と受け止めてあげている。笑いながらたしなめると、彼は烈火のごとく怒りだす。ももこさんは場の雰囲気をこわさないように配慮しているのに…。マイナスの言葉を毎日、聞かされる方はうんざりですよね。悪口は言いたい放題、自分の気分は出し放題、しかも複数の女性関係もあったとのこと。なんだかご主人は体だけ大人で、言動は子どものようだなと感じました。一方のももこさんは、子どもをあやすような“物わかりのいい母親的役割”になっている様子。もしかしたら、今までも、いろいろなところでそうした役割をしてきたのかもしれませんね。そうした役割を引き受けている分、自分が悪口や文句を言いたくなっても、ぐっとこらえる習慣が身についているのかもしれません。ももこさんの温厚で楽天的な人柄は、周りの人たちから好かれ、信頼もされている。いつも明るく笑顔で悪口を言わず、ポジティブで心地良い言葉だけを口にするようにして、ちゃんとした大人になろうと心がけてきた。そうした努力のたまものだと思います。しかし、対外的に“良い人”でいる分、“ネガティブな自分”は抑え込み、外で出さないようにしてきたのかもしれません。人は誰でも、コインの裏表のように2つの面を持った自分がいます。明るいところもあれば、暗いところも持っている。笑顔でいたいときもあれば、ため息をつきたいときもある。両方があってバランスが取れるのです。どちらかに傾きすぎている場合、身近な人を介して、自分が抑えこんできた面に気づこうとする心理が働くケースも少なくありません。ご主人の嫌な言動を見聞きした際、一度試しに「私だって、あれをしてもいい」「彼のような言動をしてもかまわない」と自分自身に許可を与えてみてください。そうすることで、相手のネガティブさに負けないメンタルを育んでいくことができるかもしれません。そして抑えこんでいる言葉たちを、ひとり言でかまわないので口に出し、“心のデトックス”をしてみましょう。「また悪口!? もう聞きたくない、うんざり。私はあなたのお母さんじゃない」「私も主人のように、いつも人の悪口、不平不満を言ってもいい」「私は烈火のごとく怒ってもいい」「私は人前でため息ばかりついてもいい」「私が聞きたくない話は、途中で席を立ってもいい」「私も主人のように、マイナスな言動ばかりしてもいい」「私もああいう言動をして、相手に不快な思いをさせてもいい」いかがでしょうか?さらに可能であれば、あえてご主人と同じ言動をしてみるのも一案です。ご主人が悪口を言い始めたら、ももこさんも悪口や不平不満を言ってみる。ご主人がため息をついていたら、ももこさんもため息をついてみる…。ネガティブな言葉がどれほど聞き手のエネルギーを奪うか、ご主人も身をもって知ることでしょう。ももこさん夫婦の幸せを願っています。・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年09月06日「中村屋」は、大阪・天満の天神橋筋商店街にあるコロッケ屋さんです。 この道40年のお店が生み出す、親しみやすい味が大人気。 「コロッケ」以外にも「ハムカツ」や「ミンチカツ」など、「中村屋」でぜひとも味わいたい絶品メニューをご紹介します。約40年の歴史を持つ「中村屋」食べ歩きで楽しめる揚げ物メニューが人気天神橋筋商店街のアーケードを入ってすぐのところにある「中村屋」は、約40年もの間、地元住民から親しまれてきたお店です。 人気の「コロッケ」以外にもバラエティ豊かなメニューをお手頃価格で取りそろえています。「中村屋」の揚げ物メニューは片手で食べられるので、食べ歩きで楽しむのが主流です。 昔なつかしい、ほっこりした味わいは、多くの人に愛されています。テレビや雑誌などでも紹介される人気ぶりこれまでに「中村屋」はテレビや雑誌などのメディアで多く紹介されてきました。関西地方で放送されている人気番組「ごぶごぶ」では、司会のダウンタウン・浜田雅功さんのお気に入り店としてたびたび登場しています。さらに、2018年4月には大阪を訪れていた安倍晋三首相ご本人が直接来店し、コロッケを購入したサプライズもあったそう。地元住民はもちろん、著名人にも評判のお店であることがわかります。1日で5,000個売れる「コロッケ」特にリーズナブルな「コロッケ」(70円)は「中村屋」の看板商品です。 年代や性別を問わず人気が高く、多いときには100人以上の行列ができたり、1日で5,000個売れることもあるそうです。ほどよく混ぜ込んだ牛肉は主張しすぎず、ジャガイモのホクホク感が堪能できる一品です。 ラードを使い、サクッとした食感に揚げています。 少し甘さを感じられる味わいなので、ごはんのおかずとしてだけでなく、おやつにもぴったり。食べ歩きしたいことを伝えれば、揚げたてのコロッケを小袋に入れてくれます。 冷めてもおいしくいただける点も大きな魅力で、テイクアウト用のパックに入れてもらっている人も多く見られます。若い世代に人気の「ハムカツ」若い世代から支持されている「ハムカツ」(70円)も人気です。 凝縮された旨みのあるハムを揚げた、一度口にすればやみつきになること間違いなしの一品です。ビールや焼酎などで晩酌を楽しむ大人の方にもおすすめです。 家族や友人とのホームパーティーでおみやげに持っていっても喜ばれるでしょう。お肉の旨みたっぷりの「ミンチカツ」ボリューム感のある揚げ物を食べたいときには「ミンチカツ」(120円)がおすすめです。 食べ盛りの子どもや学生も大満足の食べ応えです。 ひき肉の旨みがたっぷりと詰まったジューシーなおいしさが魅力で、脂っこくなくて食べやすく、サクサクと食べられます。そのままでもおいしくいただけますが、パンに挟んでアレンジしてみるのもおすすめです。 トマトやレタスなどのフレッシュな野菜と合わせれば、贅沢なサンドイッチが出来上がりますよ。大人気「中村屋」の穴場な時間帯「中村屋」は、長い行列ができることでも有名です。お昼や夕方は、OLやサラリーマン、主婦といったお客さんが大勢集まり、瞬く間に行列ができてしまいます。混雑を避けたいなら、夏場は14:00~15:00頃が狙い目です。 スケジュールに余裕がある場合は、ピークの時間帯から少しずらして足を運ぶのがおすすめですよ。昔なつかしい「中村屋」のコロッケを片手に散歩しよう「中村屋」の昔なつかしい味わいのコロッケを片手に、天神橋筋商店街をぶらぶらとお散歩してみてはいかがでしょうか。 街中で楽しむ食べ歩きでは、店内での食事とはまた違ったおいしさが感じられるはずですよ。スポット情報スポット名:中村屋住所:大阪市北区天神橋2丁目3-21電話番号:06-6351-2949
2018年09月04日