学校法人芝浦工業大学(東京都江東区/理事長 鈴見健夫)は、2024年4月1日からの芝浦工業大学附属中学高等学校次期校長に、柴田邦夫 芝浦工業大学附属中学高等学校教頭を選任しました。任期は2028年3月までの4年間です。柴田邦夫 次期校長柴田 邦夫(しばた くにお)芝浦工業大学附属中学高等学校 教頭1967年生まれ 56歳 東京都出身<任期>2024年4月1日~2028年3月31日芝浦工業大学附属中高に23年勤務。学習指導部長として、学校全体の授業運営の改善に取り組み、ICT教育の土台作り、環境整備を行う。また、教務部長として、現在実施している本校独特の新カリキュラムを立案する。芝浦工業大学の附属校であることを最大限に活かし、理工系教育・STEAM教育をさらに推進していく。現状に満足せず「開発・実践・改良」を迅速に行い、いつでも「わくわくする学校」、さらには「オンリーワン」の魅力ある学校を目指す。<経歴>1999年4月~2001年3月 芝浦工業大学柏中学高等学校 非常勤講師2001年4月 芝浦工業大学中学高等学校 教諭2017年4月~2021年3月 芝浦工業大学附属中学高等学校 教頭補佐2020年4月~現在 学校法人芝浦工業大学 評議員2021年4月~現在 芝浦工業大学附属中学高等学校 教頭■芝浦工業大学附属中学高等学校とは 〈理工系教育〉〈大学連携教育〉〈言語教育〉〈探求教育〉を教育の根幹に据え、最先端の教育環境と独自のSTEAM教育で未来のグローバルエンジニア育成を目指す私立中高一貫校。生徒全員がタブレットPCを使用し、ICTを活用した教育を推進している。2021年4月より中学校共学化。所在地:東京都江東区豊洲6-2-7生徒数:中学校489人 高等学校665人 ※2023年5月時点 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月08日ハリのある歌声、そして最近は俳句やコントでもオリジナリティを発揮、次々に才能の花を咲かせる、乃木坂46の中西アルノさん。お仕事帰りの楽しみは“焼き肉三姉妹”の肉会。「(池田)てれさと(岡本)ひなと私。お肉大好きな3人が帰りに焼き肉に行くようになって、お互いに三姉妹と呼ぶようになりました(笑)。焼き肉といっても談笑しながらじゃなくてとにかく肉を食べたいがための焼き肉なので、肉が運ばれてきたら真剣そのもの。おしゃべりをやめて、全員無言でひたすら自分の肉を焼きます!」お店選びの一番の基準は「上ミノがおいしいところ」。「コリコリ食感がおいしくて焼き肉の中では低カロリーなので3人とも大好きです。それに行くときは控えようとかあまり思いすぎずに、思い切り食べるのも私たちのルール。もう行きすぎて、長い肉はトングで畳んで卵黄につけて『はいどうぞ!』って、店員さんみたいなサーブができるようになりました」そんな気取りのない交流を重ねて、いまは5期生全体の結束力をひしひしと感じるそう。「『5期生は個性が強いね』と言っていただくことは多いのですが、そのぶん全員マイペースで旗振り役がいないんです(笑)。でも最近はお互いを補い合って“個”でも強いけど“束”でも強い11人になれてきたような気がします。自分のことで精一杯の一年だったけど、2年目は地に足つけて周りを見渡して、同期を支えられる人になりたいです」いまや5期の中でも唯一無二の存在感。その感性に響く“推し同期”はいますか?「奥田いろは!聖母のようにやさしい彼女がときどき、ぽろりと吐く“毒”がたまりません。こないだ一緒に電車に乗ってたら、いろはの前の席が空いて。そしたら『アルさんのほうが年いってるから、座っていいよ』なんて言うんです!何も言えず静かに座りました…(笑)。そのほどよい毒がツボです」あの子と食べたい、和牛ユッケと肉寿司。ユッケが大好物という中西さん。和牛ユッケをパンにたっぷりのせたブルスケッタを一口食べて「うーん、おいしい…」と、うっとり。「とろけるような食感がたまりません!ユッケといったら卵黄で和える食べ方しか知らなかったんですけど、これは工夫次第でいろんな食べ方ができるのが素敵。今日のパンもいいけど、ほかほかご飯にのせてユッケ丼もいいかも。これはユッケ大好きで『肉は生に近ければ近いほどうまい!』が口癖のてれさに食べてもらいたいな」新感覚肉寿司店の人気メニュー3種の中で、中西さんのお気に入りは和牛×ウニの軍艦。「贅沢×贅沢の組み合わせに『幸せだぁー!』って感情が爆発しました(笑)。カジュアルな肉寿司は食べたことあるけど、こんなプレミアムなのは初めて。これは肉の質にこだわる本格志向のひなが喜びそうです!」UCHIGOROレストランクオリティの味をおうちでも。冷蔵庫で解凍すればOKの和牛ユッケ。国産黒毛和牛を扱う『焼肉うしごろ』のオンラインストアの逸品。きめ細かいサシと濃厚な旨みを持つ山形牛のユッケは、口の中でとろけておいしい余韻を残す。タルタル風バゲットにアレンジすればホムパで大活躍。うしごろ特製“極”和牛生ユッケ¥8,000(50g×4パック、タレ2種付き)渋谷 シン・ニクズシマンユニークなビジュアルで食べておいしい、肉の可能性を追求した肉寿司進化版。“五感で楽しめる”がテーマの、進化系肉寿司の新店。注目商品は、すき焼きと寿司が合体した大ぶりな握り、和牛トウガラシとウニが贅沢にからみ合う軍艦、口の中で黄身がはじける馬ヒレを使った肉寿司だ。ほかにはない味を初体験。左から、和牛ウニ軍艦(1貫)¥539極上月見寿司(2貫)¥605和牛 SUKIYAKI(1貫)¥649※通常は別々の皿に盛って提供します。東京都渋谷区道玄坂1‐11‐2‐1~3FTEL:03・6416・9691なかにし・あるの2003年3月17日生まれ、千葉県出身。動物と映画を愛する5期生。愛称アルノ。「最近はゾンビ映画中心で、おすすめは『ゾンビ津波』。クオリティにばらつきのあるゾンビが味です」。オフショルジャケット¥26,400(メゾンスぺシャル/メゾンスペシャル青山店 TEL:03・6451・1660)イヤリング¥2,090(ゴールディ TEL:0120・390・705)人差し指のリング¥24,200(アグ)中指のリング¥23,760(ノムグ)タンクトップはスタイリスト私物※『anan』2023年6月7日号より。写真・田村昌裕(FREAKS)スタイリスト・コギソマナ(io)ヘア&メイク・河嶋 希(io)フードスタイリスト・田中美奈子取材、文・大澤千穂池田祐美子(店)(by anan編集部)
2023年06月03日女優の中西悠綺が17日、「島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭」で行われた主演映画『ワンダフル旅行社』の舞台挨拶に登壇した。この日、本作が初お披露目となり、中西は「本当に感無量です。作品を撮り終えてからコロナ禍になってしまっていつこの作品を皆さんに見ていただけるんだろうと、この日を本当に心待ちにしていました。皆さんに見ていただけて、沖縄国際映画祭で日本で上映することが叶ってすごくうれしいです」と喜びを語った。中国製作の映画で日本人女優が主演を務めるのは、本作の中西が初めて。「中華圏に渡るときに、日本人女優として中国映画で主演として日本語でお芝居をするっていうのを心に決めて渡ったので、いろんな偶然が重なって中国映画で日本人女優で初の主演をさせていただける機会に巡り合えたこともそうですし、こうやって皆さんに見ていただける機会にも恵まれて、すごくすごくうれしいです。感謝の気持ちでいっぱいです」と思いを述べた。また、海外に挑戦した理由について、「誰も成し遂げていないことをやりたいなと思ったのがきっかけで中華圏に渡りました」と説明。「誰も成し遂げていないことって誰もどうやってやるか教えてくれない。だから中華圏で活動しようって決めてからが大変で、中国の映画を見てエンドロールに出てくる制作会社を書き出して、中国語のプロフィールを持って制作会社を回ったり。その積み重ねでここに立たせていただけているので、本当に頑張ってきてよかったなと思います」と感慨深げに話した。今後の目標を聞かれると、「海外で夢を追う中で心が折れそうになることが何度もあったんですけど、そのたびに映画やドラマなど作品に救われることが何度もあったので、私も作品を通して誰かの心に寄り添えたらいいなと思いますし、もっと日本でも海外でも活躍できるように頑張って、日本の文化や伝統の素晴らしさを世界に知っていただけたり、後世に残していけるような女優になりたいと思います。そして、海外や日本の作品でもう一度主演として沖縄国際映画祭に戻ってこられるように頑張りたいと思います」と力強くコメント。最後に流ちょうな中国語も披露した。ちなみに、中国語はもともと全然話せなかったという。「ニーハオと謝謝しかしゃべれなかったです。勉強頑張りました」と話した。
2022年04月18日プロゴルファーの中西直人主催のプロゴルフトーナメント「THE TOURNAMENT for the FUTURE~子どもたちへの贈り物~」が、13日に岐阜・瑞陵ゴルフ倶楽部で開催。プロゴルファーの比嘉一貴が優勝した。中西が発起人となり、クラウドファンディングで協力金を募って開催された同大会は、中西のほか阿久津未来也、池村寛世、出水田大二郎、大西魁斗、片岡尚之、亀代順哉、香妻陣一朗、比嘉一貴、古川雄大ら男子プロ9名が出場。“子供たちへの贈り物”をコンセプトにプロゴルファー2人とジュニアゴルファー2人が同組でプレーをし、プロのドライバーやアイアンの音、飛距離などを目の前で感じることができるイベントだ。見事優勝を果たしたのは比嘉。通算5アンダーで優勝賞金200万円と副賞としてサトウのごはん1年分を手にした。コメントは以下の通り。■中西直人今日を迎えるまで本当に実現できるのか、不安な日々もありましたが、本当にチャレンジして良かったです。クラファンを通して応援してくれた皆さん、協賛いただきました皆さん、サポートいただいた皆さん、本当にありがとうございました。シーズンイン直前にジュニアのみんなから元気をもらいました。ありがとう!!■比嘉一貴自分がジュニアの頃にはこういう大会がありませんでした。大会を実現するために多くの皆さんに応援いただき本当にありがとうございました。今日一緒にラウンドしたジュニアが楽しそうにしているのを見て、自分もこんな大会に参加したかったなと。中西さんと一緒に、是非、この大会がこれからも続いてもっと大きな大会になったらいいなと思います。皆さんこれからも応援よろしくお願いいたします。
2022年03月15日プロゴルファーの中西直人が、3月13日にクラウドファンディングで初の男子プロゴルフトーナメント「THE TOURNAMENT for the FUTURE~子どもたちへの贈り物~」を開催することが19日、わかった。中西は、女子プロゴルフに比べて試合数が少なく現在も減り続けている男子プロの現状を危惧し、自ら発起人となり同大会を企画。プロをめざすジュニアゴルファーに夢を与え、子どもたちが憧れる職業のひとつとして「プロゴルファー」を残す狙いがある。今回は大手スポンサー企業からの出資で大会を開催する従来スタイルとは異なり、クラウドファンディングで協力金を募り、これまでの試合以上にファンサービスを徹底する新たな形の大会となる。返礼品には、プロアマラウンド&レッスン会への参加権や、選手のサインボール、非売品の大会オリジナルグッズなどが用意されている。また同大会には中西のほか、浅地洋佑、池村寛世、出水田大二郎、片岡尚之、亀代順哉、木下稜介、香妻陣一朗、比嘉一貴、久常涼ら9名が出場し、プロ2名とジュニア2名が同組でラウンドする。コメントは以下の通り。■中西直人プロゴルファーの中西直人です。今回、子どもたちやアマチュアゴルファーの皆さんに「男子プロゴルフの魅力を伝えるため」に1試合でも多く試合を開催したいという想いで、クラウドファンディングに挑戦することにしました。構想2年。多くの方々に支えていただき、ようやく実現に向け一歩踏み出すことが出来ました。趣旨をご理解いただき、ぜひともご協力をお願いいたします私がプロゴルファーをめざすきっかけは、小さいころ、ゴルフ好きの父に連れられてゴルフ観戦でした。子どもなので見飽きてしまい、ギャラリーの通り道で寝転がっていたら、通りがかったプロゴルファーからボールをもらいました。そのボールを見ると「丸山茂樹」と書いてありました。すぐに立ち上がり、丸山プロを追いかけたのを思い出します。小学6年生のときでした。田中秀道プロのことも鮮明に覚えています。サインをもらう列に並んで待っていたら、後ろのおじさんが横入りしてきたんです。すると田中プロがぼくを呼んで、ボールとグローブにサインを書いて渡してくれました。ぼくはプロになってから、試合中でも子どもの姿を見かけたら、ボールやグローブを渡して、一声かけるよう心がけています。こうした出会いやきっかけが、将来のプロゴルファーを生むと信じているからです。今大会では試合中のプロと、小学生が同組でラウンドするというジュニアにとっての「夢の企画」を実現し、未来のゴルファーの支援を行っていきます。より多くの人に、想いを感じていただける大会を開きたい。子どもたちにプロゴルファーの凄さを体感してもらいたい。その想いを実現する第一歩として、ファンの皆さまのご支援をいただきたい。男子プロゴルフの魅力を存分にお伝えし、必ず大会を成功させたいと思っています。そして、ファンの皆さまとプロゴルファーが共創する今大会を、1回で終わらせるつもりはありません。今回は初回で、このクラウドファンディングが成功するのかは不安ですが、この「新たな試みの灯」を絶やすことなく、継続的に取り組んでいきたいと思っています。人気を集める女子プロゴルフとの差は、数字に表れています。差を埋めるには10年はかかるでしょう。女子プロゴルフと張り合っていくということではありませんが、ここから逆転できる準備を始めたい。男子プロゴルフ業界をさらに盛り上げたい。ぜひ今回の新たな試みにご協力ください。
2022年01月19日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は俳優の中西悠綺さんです。中国の名門演劇大学で学び、アジアで活躍する俳優へ!20歳で単身台湾へ。その後、北京と香港に渡り、語学や演劇、武術を習得。「アジアで活躍する俳優になりたくてチャレンジしました。たくさんの製作会社にプロフィールを持っていくか、中国語や演技の勉強をするかの毎日。唯一観光したのは万里の長城です」。公開予定の中国映画では主演に抜擢。「日本人女子大生の役ですが、共演者の方も中国人で台詞も中国語。盛大なクランクイン式や、撮影の合間に皆で食堂に行ったり、中国ならではの体験も。みんなフレンドリーで、すごく楽しい撮影でした!」日本文化を中国版SNSで発信し続けています。各地のコーラや日本食などを紹介。中国の方にも応援していただいてます。約2年前からボイトレを始めました。中国語で歌う「雪の華」が十八番。いつか作品の挿入歌も歌いたいな。アクションもできる俳優になりたい!香港で習得したアクションを練習中。カンフーや剣術、一通りできます。なかにし・ゆうき1997年生まれ。週刊ヤングジャンプ主催「ギャルコン2021」でグランプリを受賞。公開予定の中国映画『神奇旅行社』では、日本人女子大生の中村理香役で主演を務める。※『anan』2021年11月24日号より。写真・土佐麻理子取材、文・松下侑衣花(by anan編集部)
2021年11月23日東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の問題発言をめぐって、余波が広がり続けている。各メディアによると経団連会長の中西宏明氏(74、日立製作所会長)は、2月8日の定例記者会見で森会長の発言について「コメントは控える」と回避。いっぽう、「日本社会にはそういう本音が正直あるような気もしますし、こういうのをわっと取り上げるSNSっていうのは恐ろしいですね。炎上しますから」と笑いながら述べたのだ。その真意について、「女性と男性を分けて考える習性が強いが、日本は色々な意味でマイノリティーへの配慮はまだまだ課題がある」とコメントした。五輪憲章の「オリンピズムの原則」では、“いかなる種類の差別を認めない”と明記されている。組織委員会のトップがそのポリシーを理解していないことに向けられた批判を、「日本社会の本音」や「SNSは恐ろしい」と軽くあしらった中西会長。世間からいっそう厳しい声が上がっている。《経団連会長かつ日立の会長でさえも、SNSで女性差別発言への批判や異議申し立てが広がっていることを「SNSは恐ろしい」程度の雑な認識になっちゃうのか》《恐ろしいのは女性蔑視発言の森氏やそれを容認する中西氏自身ですSNSじゃない》《日本社会の本音は女性蔑視、とまで言っちゃってますよ。恐ろしいのはこういう人たちが権力を握っていることだよ》《世界の潮流や市民感覚からずれた、前時代的なものの考えの方が政治家や経団連の上層部にいることが、日本の停滞を招いているように思えます》各メディアによると、森会長の発言を受けて大会ボランティアが約390人辞退。さらに、スポンサー企業からも苦言が出ているという。3月下旬から予定されている聖火リレーを機に宣伝活動の再開を期待していたが、森会長の問題発言で「安易に五輪を応援できない」と慎重になっている企業もあるようだ。経団連会長まで森会長を“容認した”となると、ますます五輪開催の機運は下降線をたどることになりそうだ。
2021年02月09日テクノポップバンド・プラスチックスの中西俊夫さんが25日、亡くなった。61歳。同日、中西さんの公式Facebookページで発表された。プラスチックスは1976年、イラストレーターの中西さん、スタイリストの佐藤チカ、グラフィックデザイナーの立花ハジメを中心として結成。幾度かのメンバー交代を経て、1979年のデビュー時には3人に加え、後にプロデューサーとして名をはせた故・佐久間正英さんと作詞家の島武実が集まった。結成40周年を迎えた昨年には再結成し、アーカイブ本の発刊やオリジナルアルバムのリマスター盤発売、そしてブルーノート東京でのライブも行っていた。しかし昨年、食道がんであることが判明し、入院療養中だったが、25日午後12時6分に死去。通夜は近親者で3月5日、告別式は翌6日に東京・桐ヶ谷斎場で行われる。ファンのためには、あらためてお別れの会を行うことが予定されている。なお、今月28日に東京・渋谷のHot Butterred Clubでのイベントは予定通り開催。制作を進めていたシングル「Children of The Radiation」の送付は延期の上、3月中を予定している。
2017年02月26日シンガーソングライター・中西圭三のベストアルバム『All Time Best~KEIZO’s 25th Anniversary』(9月7日発売)のジャケットと全収録曲が、このほど発表された。全30曲からなる同盤は、中西のデビュー25周年を記念した、キャリア初のオールタイム・ベスト。シングルは、16曲が収められる。1990年代初頭にリリースしたアルバム『Yell』(92年)、『Steps』(93年)、『Starting Over』(94年)が3作連続でオリコン1位を記録した中西だが、当時のヒット曲「Woman」、「You And I」、「Ticket To Paradise」をはじめ、さまざまなCMソングやタイアップ曲を11曲収録。加えて、ピーボ・ブライソンやウェンディ・モートンといった海外アーティストとデュエットした2曲、そして故・坂本九さんの名曲「明日があるさ」、山口百恵の「さよならの向う側」のカヴァーも聴きどころとなっている。また、作曲家としてさまざまな楽曲提供を行っている中西のヒット曲は、1991年にZOOに提供した「Choo Choo TRAIN」と、1998年にブラックビスケッツに提供した「Timing」が知られているが、この2曲のセルフ・カヴァー・バージョンも収録。特に前者は、2003年にEXILEもカヴァーし、2016年にもCMソングで使用されるなど、世代を超えたヒット曲となっているが、この「Choo Choo TRAIN」も中西同様、25周年を迎える。そして、劇団ひとりが「心の支え」と公言している「ぼよよん行進曲」のセルフ・カヴァーも収められる。新曲も、ジャパネットグループ30周年記念ソング「Goods for you.」をはじめ、4曲収録。初回限定盤には、中西のキャリア初となるミュージック・ビデオ(MV)集を収めたDVDが同梱。今回のベスト盤CDに未収録のシングル4曲を含む、全11曲のMVを収録した。中西は、「デビューから、25年の間に生まれた数々の作品をメーカーの壁を越えてコンピレーションすることができました」と感慨のコメント。「その変遷を一気に感じてみてください」「中西圭三ワールドはなかなか華やかでタイムレス、そして思いのほか効きますぞ」とアピールしている。ベスト盤『All Time Best~KEIZO’s 25th Anniversary』は、9月7日にリリース。DVD付きの初回限定盤は5,000円、通常盤は3,500円となる(価格はいずれも税別)。さらに、中西はこの発売を前に、8月19日にBillboard Live Osakaで25周年記念ライブ「25th Anniversary’s Special Stage 『All Time Best』」を開催。11月10日には、デビュー25周年と中西52歳の誕生日を祝うライブを、東京の品川プリンス・ステラボールにて実施する。ベストアルバム『All Time Best~KEIZO’s 25th Anniversary』収録曲目DISC1:CD1.Woman(1992/1/22)2.君は君の誇り(1992/1/29)3.Ticket To Paradise(1992/7/29)4.あの空を忘れない(1992/10/28)5.You And I(1993/1/27)6.青い影(1993/3/3)7.手のひら(1993/3/3)8.眠れぬ想い(1993/7/28)9.A.C.E.(1994/2/23)10.非情階段(1994/3/23)11.Kiss, Merry X’mas(1994/11/25)12.SO BAD(1995/8/23)13.Why Goodbye (Duet with Wendy Morten)(1995/11/22)14.Bloom! Bloom! ~サクラ咲け~(1964年8月23日)15.Goods for you.(新曲)DISC2:CD1.次の夢(1996/10/10)2.What I Do For Love (Duet with Peabo Bryson)(1992/1/29)3.WITH (Featuringゴスペラーズ)(1998/2/25)4.SON OF THE SUN(1998/7/29)5.Choo Choo TRAIN(1998/11/26)6.タイミング ~Timing~(1998/11/26)7.Touch of your lips(1999/11/25)8.さよならの向う側(2002/11/13)9.愛のしるし(2009/1/28)10.風雅(2009/4/24)11.Twilight Stream(2011/8/29)12.ぼよよん行進曲(2011/9/22)13.明日があるさ(1997/12/10)14.美しい唄(新曲)15.千年の誓い(新曲)DISC3:DVD(初回限定盤のみ)1.A.C.E.(1994/2/23)2.眠れぬ想い(1993/7/28)3.You And I(1993/1/27)4.Woman(1992/1/22)5.Ticket To Paradise(1992/7/29)6.あの空を忘れない(1992/10/28)7.片想いのバースデー(1991/11/25)8.非情階段-Video Mix-(featuring米倉利紀)(1994/7/27)9.願い(1998/2/4)10.それぞれの地平線(1997/1/10)11.新しい僕になろう(1995/5/24)()内はリリース日
2016年08月18日アイドルグループ・AKB48の宮崎美穂、大家志津香、伊豆田莉奈、中西智代梨が、インターネットテレビ局・AbemaTVで6月1日深夜に生配信される『AbemaTV お願い!ランキング』(毎週月~木曜 深夜0:50~2:21)に登場し、地上波・テレビ朝日への生出演をかけたバトルを繰り広げる。この日は、地上波『お願い!ランキング』第1部に、AKB48の横山由依、峯岸みなみと、お笑いコンビ・FUJIWARAが出演。この間、AbemaTVでは、宮崎、大家、伊豆田、中西の4人が、特技や魅力を前面に押し出した"No.1いいね!バトル"を行い、視聴者投票で1位になったメンバーが、地上波の第2部に出演できるというコラボ企画を展開する。AKB48グループは、6月18日に開票を控えており、このバトルは、いわば"前哨戦"。特技や自己アピールトークなど、総選挙さながらの真剣勝負を繰り広げる。なお、視聴者の投票は、『お願い!ランキング』公式ツイッターでの「いいね」クリックで受け付ける。(C)AKS
2016年05月31日AbemaTV FRESH!&ニコニコ生放送で隔週木曜日に放送されている「アニメぴあちゃんねる」。5月19日(木)のゲストに千菅春香、湯浅かえで、中西優香が出演する。千菅春香は前半に出演。先月シングル『愛の詩-words of love-』をリリース。同曲はTVアニメ『学園都市アスタリスク』のエンディングテーマとなっている。番組では、彼女の歴史を写真で振り返る。地元である盛岡でどんな学生生活を送り、歌手を目指すに至ったのかをトーク。更に最近こだわりを持って集め始めた「一生使える物」を披露する。一体彼女が集めているものは何なのか。放送で確認しよう。湯浅かえで、中西優香はペアで番組後半に登場。湯浅かえでは、自他共に認める「アイドル好き」。そんな「アイドル好き」の湯浅かえで自慢のアイドルグッズの写真を公開、スタジオにもその一部を持って来てもらい披露してもらう。同番組の出演が2度目となる中西優香は、以前出演したときにタカオユキの手作り弁当「タカ弁」に「-100万点」という評価を下したが、今回の弁当にはどんな評価をくだすのか。会員放送では、湯浅かえでの幼少期から成人式、養成所時代の写真を公開。また、湯浅と中西が、番組にレギュラー出演中の秦佐和子と遊んだ際のプライベート写真を公開。一方、同じくレギュラー出演中のタカオユキと前田玲奈も秦佐和子と仲良く、番組はもちろん、プライベートも遊ぶ仲。そこで、ゲストチームとレギュラーチームに別れ、どちらが秦佐和子と仲が良いのかをクイズ形式で競う企画「クイズ秦佐和子」を行う。なお、番組出演に際し行った事前インタビューの様子を、アニメぴあちゃんねるブロマガに掲載中。気になる方はご確認を。「アニメぴあちゃんねる」は、ニコニコ生放送に加え、Abema TV FRESH!でも同時生放送をしている。20時からはAbema TV FRESH!のみ、20時30分からはAbema TVFRESH!とニコニコ生放送、21時30分からはニコニコ生放送のみで放送する。■アニメぴあちゃんねる日時:5月19日(木)午後8時~午後10時20:00~20:30「AbemaTV FRESH!」のみ20:30~21:30「AbemaTV FRESH!」と「ニコニコ生放送」21:30~22:00「ニコニコ生放送」のみ(アニメぴあちゃんねる会員放送)出演:前田玲奈 / 秦佐和子 / タカオユキ / 美濃部達宏ゲスト: 千菅春香 / 湯浅かえで / 中西優香
2016年05月18日リコーイメージングスクエア新宿にて2016年1月6日~18日、中西敏貴氏の写真展「ORDINARY」が開催される。同氏は2012年に北海道美瑛町に移住した風景写真家。「ORDINARY」では、北海道美瑛町の丘の風景を既成概念にとらわれず大胆かつ繊細に表現した作品を展示。アワガミ和紙にプリントしたカラー作品約50点で構成される。また、2016年1月初旬には風景写真出版より写真集「ORDINARY」が発売される予定だ。リコーイメージングスクエア新宿の場所は、東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB (中地下1階)。同写真展の入場は無料となっている。
2015年11月18日2015年9月24日(木)に放送されるニコニコ生放送「アニメぴあちゃんねる」のゲストに声優で元SKE48の中西優香が登場する。「アニメぴあちゃんねる」レギュラー出演中の秦佐和子も中西と同じく元SKE48であり、お互いプライベートでも仲が良く、中西は秦佐和子の「素」の部分を知っているだけあり暴露話なども期待出来る。会員放送では、ふたりで撮影したオフショットを公開するというので、楽しみだ。中西は番組後半の会員放送にて行われる、秦佐和子の誕生日会にも参加し、誕生日にちなんだ企画をやる。「いつも以上にユーザーコメントを意識する」とのことなので、ぜひ秦佐和子にお祝いの言葉をコメントで送って誕生日会を盛り上げて欲しいところだ。ゲストの中西は自身の外見に対しコンプレックスを抱いており、一見明るそうな性格からは想像出来ないネガティヴな部分もあり、番組では、そのコンプレックスについて、詳しく話してくれる予定。さらに色んな場面でコスプレをする様で、番組では、アニメキャラのコスプレをしている写真を披露してくれる。恒例のタカオユキのキャラ弁「タカ弁」は、そのある意味卓越されたビジュアルは一層、出演者に驚きを与えつつも、前回から『味』重視に方向転換したはずだが、全く実力発揮できずにいる。今回は中西も試食する予定なので、どんな表情が生まれるか楽しみだ。番組スタートと同時に展開するカラオケは、今回は、前田玲奈が本日の番組内容を意識した曲を披露するというので、こちらも楽しみだ。またYouTube「アニメぴあちゃんねる」では、現在、オリジナル動画が配信されている。前田玲奈と、怪しいゆるキャラ“がまぴぃ”が、気になる話題について語る「もうすぐアレでる」。第6回のテーマは「LINEでわかる脈ありサイン!」。前田玲奈は、果たして脈ありサインを見抜けるか!「もうすぐアレでる」は、女性向けWEBサイト、「オネガマ」とも連動中。■アニメぴあちゃんねる日時: 9月24日(木)午後8時30分~午後10時00分出演: 前田玲奈 / 秦佐和子 / タカオユキ / 美濃部達宏ゲスト: 中西優香
2015年09月24日●日本の航空機産業発展に向けたプロジェクトがスタート小型旅客機「MRJ」や先進技術実証機(ATD-X)の初飛行、そしてホンダジェットの納入開始など、2015年は日本の航空機産業にとって大きなニュースが目白押しだ。そしてさらに、将来の航空機にとって必要不可欠な新しい技術の研究が日本で始まることとなった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)航空本部は2月10日、2つの新しいプロジェクトを今年1月に立ち上げたと発表した。ひとつは高効率で軽量なファン、タービンの技術実証を行う「aFJR」、もうひとつは航空機から出る騒音を低減する技術の飛行実証を目的とした「FQUROH」である。○JAXA航空本部と新プロジェクトの位置づけ発表ではまず、JAXA航空本部の役割について説明が行われた。一般にJAXAというと、小惑星探査機「はやぶさ」や宇宙飛行士など、宇宙に関する取り組みが多く注目される傾向がある。しかし、もともとJAXAは、「宇宙開発事業団(NASDA)」と「宇宙科学研究所(ISAS)」の他に、「航空宇宙技術研究所(NAL)」も統合されてできたものであり、宇宙開発と同じぐらいに、航空分野でも長く大きな歴史と実績がある。例えば国産旅客機「YS-11」の開発支援や、短距離離着陸実験機「飛鳥」の開発、そして後述する国産初のターボ・ファン・エンジン「FJR710」の開発などを手掛けたのはNALであった。2003年10月にJAXAに統合された後も、航空機技術の発展のために日夜力強く研究が続けられている。JAXA航空本部では、大きく3つのプログラムを実施している。航空環境技術の研究開発を行う「ECAT(Environment-Conscious Aircraft Technology Program)」、航空安全技術の研究開発を行う「STAR(Safety Technology for Aviation and Disaster-Relief Program)」、そして航空新分野の創造を行う「Sky Frontier」だ。またそれら3つを支える形で、基礎的・基盤的技術の研究を行う「Science & Basic Tech」がある。航空機産業は今後20年で2倍以上の成長が見込まれており、また部品点数が自動車の約100倍もあるため、産業構造の裾野が広いという特徴がある。日本は航空機分野では若干遅れをとっているが、今後シェアの拡大や、国際共同開発における主導権を獲得し、日本の航空機産業を発展させるためには、経済性、環境への適合性、安全性、そして長期的な視点に基づいた先端研究に力を入れることが重要とされる。その中で、今回ECATから2つ、「aFJR」と「FQUROH」のプロジェクトが開始された。詳しくは後述するが、aFJRは高い効率を持つ軽量のファン、タービンの技術実証を行うことを目的とし、一方のFQUROHは、機体から発生する騒音を低減させる技術の飛行実証を目的としたプロジェクトだ。この2つのプロジェクトは、国際的な水準に照らして高い技術目標を掲げており、またこれ以上に獲得した技術の社会的、技術的な波及効果を意識した「出口志向」の強いものとなっており、そのために産業界と連携して進めていくこととされている。また文部科学省の「戦略的次世代航空機研究開発ビジョン」でも、優先技術として開発することが定められている。●日本が誇る高性能ターボ・ファン・エンジンの名を継承○効率の良い次世代エンジンの開発に貢献するaFJRaFJRは、これまでよりも効率の良い次世代ジェット・エンジンの開発を目指したもので、「advanced Fan Jet Research」の頭文字から取られている。またFJRという名前は、今から約40年前に開発された日本製の高性能ターボ・ファン・エンジン「FJR710」にも因んでいる。FJR710はその成果が「V2500」というエンジンに技術が継承された実績があり、同シリーズのエンジンは現在、エアバスA320シリーズなどの世界的なベストセラー機に搭載されている。また日本のメーカーは主に低圧系のファンとタービンの製造を担当しており、そのシェアはエンジン全体の23%に上るほどだという。今回はじまる新しいプロジェクトも、FJR710のように日本の航空産業に貢献したいという想いが込めて、FJRの名前が継承されたのだという。aFJRが立ち上げられた背景には、航空機の騒音やNOx(窒素酸化物)に対する環境基準が年々厳しくなっていることや、また燃料価格の高騰や不安定さから、燃費の良い航空機が期待されていること、また、燃費が良くなればCO2などの温室効果ガスの排出量も減少させることができることなどがある。そのためには、エンジンの「バイパス比」を大きくすることが必要だ。バイパス比というのは、エンジンの前方に取り付けられた大型のファン部分のみを通過する空気の量と、エンジンの中心部分を通過する空気の量の比率のことで、これを大きくすることで燃費が上がり、排気ジェットの騒音も減少させることができる。ただ、バイパス比が大きいほうが良いというのは亜音速で飛行する航空機に限った話で、超音速で飛行する航空機にとっては、逆にバイパス比が低いエンジンのほうが適している。旅客機用のターボ・ファン・エンジンのバイパス比は年々高くなっており、例えばV2500シリーズのエンジンのバイパス比は5前後だが、最新のボーイング787に搭載されているRRトレント1000というエンジンは11もある。また、エアバスのA320neoや、日本が開発中の旅客機MRJに搭載されるPW1000Gシリーズは、最大で12にまで達するという。しかし、aFJRではさらにその先を見据えて、バイパス比13以上にもなる超高バイパス比のエンジンを実現させるという。開発のポイントとしては、まずファンの軽量化が挙げられる。素材には炭素繊維強化プラスチック(CFRP)が使われる。すでにCFRPはいくつかのエンジンで使われ始めているが、aFJRでは内部を中空化したり、構造を見直すことで、さらなる軽量化を図るという。これにより、V2500と比べて0.9%ほど軽くなるという。また、軽量化ファンのブレードの形状を工夫し、表面を流れる気流の層流が乱流に変わる地点を後方に遅らせて抗力を減少させる「層流ファン空力設計技術」が使われるという。さらに、そのファンを回すために使われる低圧タービンの羽にセラミックス基複合材料(CMC)を用いることでも軽量化が図られる。さらに、エンジン・ナセルの内側にある、音を吸収する吸音ライナーも、現在はアルミが使われているが、性能を維持しつつ、より軽量なプラスチックを用いるという。これらの改良によって、V2500シリーズと比べて、エンジン総質量を10%程度減少させることを目指すとされる。aFJRは、これらブレードや吸音ライナーなどの技術について、各要素レベルでの性能試験を行う計画だ。試験にはJAXAの他、IHIや東京大学、筑波大学、金沢工業大学が参画し、JAXAやIHIの試験設備を使って、性能の確認の他、ファンに鳥が衝突したときの状態を見るためのゼラチンを打ち込む試験、また軸が破断したときに回転数が上がるのを防ぐため、羽を壊しながら速度を落とす過回転防止ブレードの試験などが行われる。各要素の開発は数年前からはじまっており、2012年度までに設計技術や使用する材料の研究が行われ、2013年度には計画の準備や策定などが行われた。そして2014年度から試験がはじまり、2015年1月にaFJRチームが発足したという。試験計画は5年で、2017年度までに終え、その後実際のエンジンの開発、製造に活かすため、技術移転を行っていきたいとのことだ。エンジンから出る騒音が減り、燃費も向上すれば、航空会社にとっては利益が増加するため、aFJRの市場における価値が高くなることが期待されるという。またV2500のファンや低圧タービンなどの低圧系要素は日本のメーカーが担当しているため、多くの技術の蓄積がある。おそらく国際共同開発になるであろう次世代エンジンにおいても、aFJRの成果とその優位性を活かして、開発や製造に食い込みたいという。発表を行ったaFJRプロジェクト・チームのプロジェクト・マネージャーの西澤敏雄氏は「試験の成果を実機の開発につなげていきたい」と期待を語った。またIHI理事の金津和徳氏は「このプロジェクトを通じて、日本のエンジン競争力の向上に期待したい。また若手技術者の人材育成になることも期待している」と語った。●エンジン以外からの騒音も減らすことで低騒音の実現を目指す「FQUROH」○フクロウのように静かに飛べる飛行機を目指すFQUROHaFJRと並んで、この日発表されたもうひとつのプロジェクトが「FQUROH」だ。FQUROHは「Flight demonstration of Quiet technology to Reduce noise from High-lift configurations」の頭文字から取られており、航空機から出る騒音を低減するための技術の飛行実証を目的としている。FQUROHはフクロウと発音するが、これは実際のフクロウが空を静かに飛ぶように進化してきた鳥なので、航空機の騒音低減というミッション目的と合致することから名付けられたそうだ。航空機から発生する騒音はすさまじく、空港周辺に騒音対策を施したり、建築物の建設に制限が出たり、夜間の離発着を行わないようにしたり、あるいは航空会社が支払う着陸料に、騒音に応じたペナルティがあったりといった対処がなされてきている。しかし、航空機による輸送はこれからも年5%ほどのペースで増えると予測されており、今後20年で2.6倍になり、離発着数も今の2倍になるという。それにより、騒音も平均で3dbほど増えることが予測されている。そこで航空機から出る騒音を、さらに減らしていく必要がある。かつては、騒音の主原因はエンジンにあったため、バイパス比を増やすことで騒音を減らしてきた。しかし、数字の上では年々、確かに下がってはきているものの、いよいよバイパス比の改良だけでは追い付かなくなってきたのだという。そこで、エンジン以外の部分から発生する騒音も減らしていかなければならない。騒音の原因として大きいのは、離着陸の際に主翼から展開させるフラップとスラット、そして着陸脚だという。これらは90から100dbほどの音を発生させる。だが、騒音の源となる空気の流れは、物理現象が複雑で予測するのが難しく、また巡航時は機体に収容する必要があるため、最適な形状にすることが難しいという課題があった。FQUROHは2013年からプリプロジェクトとして進められており、これまで数値解析や風洞実験を通じて研究が行われてきた。そして見通しが立ったことで、実際の飛行機を使って実証することを目的とし、正式にプロジェクトとして立ち上げられたという。また日本はこの50年間、航空機を開発した経験が少ないため、航空機を飛行させて新しい技術の実証を行う、そのプロセスを確立することも目的とされている。実証試験はまずJAXAが保有する「飛翔」を使って行われる。飛翔はJAXAが2011年に導入した実験用の航空機で、米国セスナ社のサイテーション・ソヴリンを改造した機体だ。試験では、飛翔のフラップ上面に騒音を抑制するための装置を装着し、また端の形状が丸められる。また着陸脚のタイヤとタイヤの間のブレーキ部に、穴の開いたフェアリングを装着するという。そして2019年ごろには、三菱航空機のMRJを使った実証試験を行いたいとのことだ。試験にはJAXAの他、三菱航空機、川崎重工業航空宇宙カンパニー、住友精密工業が参画する。また大学や海外の研究機関との連携も図られるとのことだ。登壇した川崎重工業航空宇宙カンパニーの葉山賢司氏は「これまで数値計算や風洞実験を行ってきたが、実証機を使った飛行試験はなかった。このFQUROHで実際に効果を確認でき、またその後物を造るという、「設計のループ」を初めて取り扱うことになる。世界的にもまだこの技術は実用化されていない。非常に期待している」と期待を語った。また三菱航空機の中西邦夫氏は「現在開発しているMRJでは、環境に優しいこと、低騒音であることを売りにしているが、まだまだ低騒音化を進めていかないといけない。期待している」と語った。最終的な数値目標については、FQUROHは各要素の実証を行う計画であるため、また既存の機体を改造する形でやるので、低騒音化には限度があるという。成功基準としては、各騒音源それぞれ2db程度下げることを目指すという。いずれ、本格的にこの技術を使った航空機を造ることがあれば、エンジン低騒音化などを含めると4db程度下げることを目指したいとのことだ。参考・・・
2015年02月13日テニスのショットを可視化する「Smart Tennis Sensor」の企画開発を担当したソニーの中西吉洋氏と、プロトラブズ社長トーマス・パン氏との対談。後編となる今回は、製品のデザインに込めた想いと、将来の展望について話が弾んだ。○機能でなく体験をデザインするためにトーマス・パン氏(以下パン氏):「Smart Tennis Sensor」のスイッチは丸みがかった四角で、微妙に非対称ですね。こういったところに、デザインのこだわりを感じます。中西吉洋氏(以下中西氏):そこは何度もプロトタイプを作って、工夫した部分です。機能的にも間違って押してはいけませんし、押し込み感も必要ですから。三本の突起の「つら」が少し高いのは、誤押し防止のためで、コンマ数ミリの単位で実験を繰り返しました。パン氏:そういった工夫の積み重ねが生んだ妙なのでしょうか。センサー本体に、「ゆるキャラ」のような独特の可愛らしさがありますね。中西氏:今後はこの製品を中高生や女性にも訴求していくつもりですので、インタビュー調査で「可愛い」という意見が出るデザインをプラス評価しています。カラーリングもデザイナーがこだわって、テニスを尊重できる色を探しました。楽しさのある色で、我々は「アクティブオレンジ」と呼んでいます。みんながこのセンサーを付けて元気にプレイできるように、という想いを込めています。パン氏:パステル調の蛍光オレンジでしょうか。明るくてきれいな色ですね。御社は昔からデザインに対して大きなこだわりをお持ちだったと思いますが、「ソニーらしい意匠を生む」という文化は全社的に共有されているのでしょうか?中西氏:クリエイティブセンターという部門がありまして、そこがデザインを管理しています。例えば、デザイン側から「この線はこのアールで頼む」というスケッチが来て、「うわ、どうしよう……でもやってやる!」とメカ屋が応えるようになっています。ですから、デザインの思いや考え方を反映させることに関しての風土は、全体に染み渡っていると思います。パン氏:そういった文化が、製品を手に持った時に「ソニーだ」と感じることに繋がるわけですね。○「分からなかったことが分かる」ということパン氏:今年の5月末にSmart Tennis Sensorが発売されてから、今日までにどのようなフィードバックがありましたか?中西氏:発売直後としては、予測を上回る結果が出ています。「ソニーがこういう物を出してきた。良くやった」という声を頂けました。パン氏:それは嬉しいですね。ラケットのどこにどう当てたのか、このセンサーでほぼリアルタイムで具体的に分かるようになれば、自分では気がつかなかった癖を直せるようになると思います。中西氏:「分からなかったことが分かる」ことが、ひとつの階段だと考えています。そもそも、テニスは上達が見えにくいんですよ。試合をして勝っても、相手が悪かったのか、こちらが上達したのか、いまいち分からない。しかし、データを貯めていけば、スイング速度が増してきた、スピンがかかるようになったというように、プレイヤーが自分の上達を振り返ることができるようになります。これはコーチの方々にも好評頂いているポイントの一つですね。パン氏:ということは、一人でもデータを見ながら自己分析できるのですね。それでは、すでに外から見ているコーチにとってはどうなのでしょう。この製品に対するコーチのコメントは、プレイヤー自身のそれとは異なるのでしょうか?中西氏:面白いことに全然違います。コーチの方は、教えるときの裏付けになると言っています。これまでは「真ん中に当たっていない気がするよ」「いや当たってますよ」「そうかなあ」という、抽象的な会話だったのが、数値を見せれば、それだけでパッと伝わるわけです。このように製品を評価していただく一方で、精度の向上や今後の改善点についてのご指摘もあります。「データで見えるようになった。では次は、どうすれば上手になるの?」というわけです。ですから今後は、選手やコーチを巻き込みながら、上達するためのアドバイスが表示されたり、比較や競争といった楽しみ方ができるようにしたいですね。そう思いながら、日々アプリの改善・精度の改善・機能の追加に取り組んでいます。パン氏:ハード単体で完結していて進化できない昔の商品と、製品発表・発売後にアプリなどで新機能などをアップデートできるかが、昔の商品と現代的な商品の大きな違いですね。中西氏:そうですね。既に2回ほど小さな機能を追加していまして、この半年で大きい機能を入れていく予定です。パン氏:そういえば、「Smart Tennis Sensor」は国際テニス連盟(ITF)の公認を受けたそうですね。おめでとうございます。中西氏:ありがとうございます。もともとITFには「デジタルを使ってテニスをもっと楽しい方向に」という考えがあったのですが、我々の製品をチェックしてくれて、公式試合でも使って良いというお墨付きをいただけたのは、やはり大きいですね。○2つのイノベーションとたくさんの未来パン氏:御社として、「Smart Tennis Sensor」のイノベーションはどこにあったとお考えですか?中西氏:我々が持っている技術的バックボーンを他のカテゴリに活かすという着眼点から始まって、知見を集約して、実際に新しいものができたというのは大きいですね。もうひとつは、新しい分野への進出・ビジネス開拓ができたことが、イノベーションだと思っています。パン氏:新しい分野ということで、今後が本当に楽しみです。このセンサーを使えば、動くもの、変化するものはなんでも測定できますよね。中西氏:おっしゃる通りです。身体を動かすアスリートとインターネットは別のものではなく、近づくことで楽しい世界が生まれる。その時代がもう来ていると思います。パン氏:この製品から始まる将来の展望は、どのようなものでしょうか?中西氏:「生活体験を豊かにする」というコンセプトを、より具体化することです。スポーツ系の商品群やサービス群はもちろん、アクションカムやミュージックカムといった、体験に即した商品の開発は、将来的にぜひやっていきたいですし、至上命題ですね。パン氏:そういった世界が夢物語ではなく、本当にすぐそばにあるように感じています。中西氏:「実現させてなんぼ」ですので、2、3年後には、また大きな結果が言えると思いますよ。パン氏:ぜひとも、期待しております。未来が非常に楽しみになるお話をありがとうございました。
2014年10月22日あと4kgが戻らない!かつて山本モナとして、タレント、フリーアナウンサーとして活躍していた中西モナ。現在は結婚して、今年7月に女児を出産、育児中心の生活を送り、講演活動などを主な活動としている。そんな彼女が10月2日のブログで、久々にラジオ収録をしたことを報告。NACK5の「神田うのBeauty Brunch」にゲスト出演したそうだ。同じく出産を経験した、神田うのとの共演ということもあって、ママトークや近況なども語りあったとか。そこで産後のダイエット、体型もどしについて、中西はあと4kgが戻らず苦心しているとつづっている。「うの樫木やせ」も参考に頑張る!一方の神田うのは、周囲から驚かれるほどの、産後とは思えないスリムな体型にもどしていることで知られているが、中西によれば、彼女は気持ちいいくらいたくさん食べるという。さらに今回、神田は食事制限をすることなく、体型をリフォームしたそうだといい、共演を機に彼女が最近出した本「うの樫木やせ」をもらったのだそうだ。神田の姿が効果を実証しているということか、中西は本に掲載しているエクササイズはかなり効果的そうともコメントしており、自身も本を見て頑張ってみると宣言している。彼女も十分綺麗な体型となってきているとみえるが、今後より磨きをかけていきたいようだ。ブログには、私も一緒に頑張りたいといった声をはじめ、多くのコメントが寄せられている。元の記事を読む
2012年10月04日ドイツサッカーの父と称されるコンラート・コッホの姿を描いた映画『コッホ先生と僕らの革命』の公開を記念し、元プロサッカー選手で解説者の中西哲生と同じく元サッカー選手でドイツ・ブンデスリーガで日本人選手第1号として活躍した奥寺康彦が9月14日(金)、TOKYO FMでトークショーを行なった。『グッバイ、レーニン!』のダニエル・ブリュールを主演に迎えた本作。反英感情が高まる19世紀後半のドイツで、留学先のイギリスからドイツ初の英語教師として名門校に招かれたコッホが、子供たちに当時は反社会的スポーツとみなされていたサッカーを通じて自由や自律の精神を伝えていくさまを描く。映画では子供たちが厳しい規律の中で抑圧される姿が描かれる。日本でもドイツ人に対して真面目で規律正しいイメージを持っている人が多いように思えるが、奥寺さんは「全然そんなことなくて、ドイツ人はもっとオープンですよ」と否定。自身がドイツに渡った当時をふり返り「規律をしっかり守る人たちというのは間違いないですが、“自由”がありましたね」と明かす。映画は奥寺さんがドイツに渡る100年ほど前の時代を描いており「映画を見れば、なぜそう(自由に)なっていったのかが分かると思います」と語った。中西さんになぜドイツに渡ることを決断をしたのか?と問われると、奥寺さんは「向こうの監督が(奥寺さんの獲得を)決めてくれたから。自分では『まさかプロで』と思ってたし、25歳で最初は悩みました。当時も向こうに良い選手はいっぱいいたし、サッカー後進国から選手を獲るって大変なことだったと思う」と述懐。チームからは家族の同伴での渡独を命じられたそうだが、一緒に付いてきてくれた奥さんの存在に触れ「女性は強いですね。肝が据わっていて動じなかった。こっちはあくせくしてたのに(笑)」とユーモアたっぷりに家族の支えの大きさについても語った。日本は当時、プロ発足前のアマチュアの日本リーグの時代。奥寺さんは「サッカーに対する考え方や姿勢でプロとアマでは全然違った」と歴然とした差を感じたことを告白。日本人とドイツ人の気質はよく似ているとも言われるが、「向こうの選手は我が強い!常に『オレが!オレが!』だから」と語る。一方で「(ドイツに)行った年にリーガとカップの2冠を獲れたことは印象に残っている」、「これは自信を持って言えるけど、僕は練習でも(力を)抜いたことは1回もない」と現地の選手と渡り合い、信頼と称賛を勝ちとった誇りをうかがわせた。ハイレベルな争いの中に身を置くことでの成長を強く実感しているようで、中西さんが自身の現役時代を引き合いに「僕らもグランパス時代に毎日のように(スター選手の)ストイコビッチ(※現グランパス監督)のプレーを見てると、どんどんストイコビッチっぽくなっていった(笑)。上手い選手のプレーを見て成長するということはあると思う」と語ると、「お手本がいるというのは大事。見て、真似することで上手くなる」と同意。現在は2部リーグも含め40人近くの日本人選手が欧州でプレイしており、奥寺さんがドイツに渡った頃とは隔世の感があるが、若い選手が海外に出ていくことについて奥寺さんは「賛成です。やはり日本では得られないものがいっぱいある」と実感を込めて力説した。さらにブンデスリーガの現状について「香川(真司/マンチェスター・ユナイテッド)や乾(貴士/フランクフルト)のようなタイプの選手が求められている」と日本人選手の活躍する余地がまだまだあると説く。さらに世界最高峰のマンUでの今後の活躍が期待される香川選手について「まだ時間がかかるだろうとは思うけど、周りがボールを出そう、何とか(香川を)使おうとしてくれているのはすごいこと。敵を背負ってボールを受けることが多いけど、前を向いてもらえるようになれば。ファーガソン(監督)もそれを狙っていると思う」と語った。最後に中西さんから、ドイツでのプロ生活当時、大切にしていた思いや座右の銘を尋ねられると、奥寺さんは「1.FCケルン」に所属当時、満足に試合に出られなかった頃について言及し「干されてしんどかったけど、2部リーグで頑張って(名門の)『ブレーメン』に移籍することができた。(座右の銘は)『耐えてチャンスを待つ』。じっと待つという意味ではなく、準備をしなくてはいけない。チャンスは絶対に来るので、それを掴めるかどうかはそれまでの準備にかかっている」と熱く語った。この日のトークの模様は中西さんがパーソナリティを務めるラジオ番組「中西哲生のクロノス」の9月17日(月)の回にて8時よりオンエアされる予定。『コッホ先生と僕らの革命』は9月15日(土)より全国にて公開。■関連作品:コッホ先生と僕らの革命 2012年9月15日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2011 DEUTSCHFILM/CUCKOO CLOCK ENTERTAINMENT/SENATOR FILM PRODUKTION
2012年09月14日