2021年に乳がんが判明し闘病を続けている、こほこさんの体験を描いたマンガを紹介します。全摘と再建をした右胸の傷の経過を確認してもらうために形成外科を受診したこほこさん。そこでドッグイヤーという聞き慣れない言葉を耳にして……。★前の話手術の傷を確認してもらうために約20日ぶりに形成外科を受診しました。傷が治ってきたのか、皮膚の盛り上がり方も少し変わってきていました。退院した日に抜糸をしてもらっていたのですが、その糸が残っていたのでこのときに抜いてもらいました。右胸の傷は術後、一部が壊死しているとのことでどうなるかと思っていたのですが……きちんと新しい皮膚が壊死した部分を埋めてくれているようでした。私は全摘した右胸の再建に自家組織を使うことにしたので、左太ももから皮膚や脂肪、血管を移植しました。ただ、太ももの皮弁(血流のある皮膚や皮下組織)だけでは足りなかったようで、半年後くらいに脂肪注射をして胸の形を整えることになりました。私の右胸の傷は端がぽっこりと盛り上がっているのですが、そこはドッグイヤーという名称になっているのだそう! かわいい名前だな〜と思ったのもつかの間、ドッグイヤーを放置していると皮膚が引きつれてしまうとのこと。自分でも傷が引きつっている感覚があったので、いずれ治すことになりました。退院から1カ月。術後の経過も良く、体調も元に戻りつつあったので実家へ帰省しました。私が住んでいるところから実家は新幹線に乗らなければいけないほど離れており、両親とは術前にあったのが最後でした。母は何かと私のことを気にかけてくれており、電話をしてくれたり、クール便でおかずを送ってくれたりしていました。無事に手術も終わったし、両親の前では元気に振る舞おうと思っていたのですが……。「痩せたね」と母は私をかなり心配している様子。体重変わってないのに痩せたように見えるのか!? と少し驚きました(笑)。親だからこそわかる違いみたいなものがあるのかな〜と思いつつ、帰省中は子どものころのように両親に甘えました。実家には犬がいるのですが、その犬を散歩したとき犬が走り出したので私も連られて駆け出していました! 再建時に組織を取った左脚を引きずることや痛みを感じることはなく、回復しているとしみじみ思いました。ー--------------術後の帰省で両親に甘えたというこほこさん。親の存在って特別なものですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著者/こほこ2021年、乳がんになり右胸を全摘。「患者さんが残した記録が誰かのためになることもあるよ」と医師から聞き、絵日記を書き始める。夫と2人暮らしの40代。仕事も趣味も人生も楽しく継続中。Instagram:@co_4_co_kyoto
2022年12月07日乳がん検診について知ろう!ご自身のクリニック「六本木ブレストレディースクリニック」で検診を行っている、院長の及川明奈先生に、根掘り葉掘り詳しく伺いました。症状のない人が受けるのが検診です。乳がん検診とは、マンモグラフィ(X線検査)やエコー(超音波)検査などで、乳房の中にがんができていないかを調べる検診。「乳がん検診の目的は、乳がんによって亡くなる人を減らすこと。乳がんが増える40歳以上の女性に、2年に一度マンモグラフィを受けてもらうことで、乳がん死亡者を減らすことができた、というデータも出ていますし、現在はエコー検査でも、同様のデータの蓄積が進んでいます」(及川先生)検診は、自覚症状がない人が受けるもの。セルフチェックで何か異常を感じた場合は、検診ではなく、乳腺科のある病院を受診してください、と及川先生。検診を受ける場所によって、多少内容が異なるそうですが、及川先生のクリニックでは、問診とマンモグラフィ、触診しながらのエコー検査がセットになった検診プランがあるのだとか。「マンモとエコー、どちらか1つでもいいですが、それぞれ長所と短所があるので、両方行うことをおすすめしています。当院では検査後、当日に結果説明もできますが、時間がないという場合は後日結果を郵送することも可能。検査時間は30分程度です」検診を受ける時期は基本的にはいつでもよいそう。でも、胸の張りが取れている、生理後1週間目くらいがベストタイミング。「新型コロナワクチン接種後は腋のリンパが腫れることもあるので、接種後6~10週間は検診を避けたほうがいいでしょう」検診が受けられる場所は3つあります。自身の年齢や就労状況などから、受けやすいところを選びましょう。「職場の健康診断と市区町村の住民検診は、いずれも時期が決まっていて、また住民検診は基本40歳以上の女性が対象です。ただ、無料だったり、少ない自己負担で受けられてお得なので、対象の場合はぜひ積極的に参加を。乳腺外科クリニックは費用はかかりますが、診断の質の高さや丁寧な説明に加え、データが残るので変化に気づきやすい、といったメリットが」【クリニック】乳腺の専門医がいる認定クリニック。「〈マンモグラフィの認定施設〉であること、また乳腺科医がいること、マンモ撮影認定技師がいることなどが、選ぶ目安に。また産婦人科医の中にも、乳がん検診超音波実施講習を受けている人も。クリニックを探すときは、『日本乳がん検診精度管理中央機構』の認定施設や、『日本乳癌学会』の乳腺専門医一覧などを参考に」【職場の健康診断】会社の福利厚生で、健康診断にプラスされていることも。「職場では年に1度健康診断がありますが、これは法律で定められたもの。その内容は会社によって異なりますが、最近は女性の雇用促進の動きもあり、乳がん検診をプラスしている会社も増えています。医療機関に行かずして検診の機会が得られるので、自分の職場の健康診断に組み込まれているなら、ぜひ利用を」【市区町村の検診】40歳以上の人は2年に一度、市区町村が行う検診へ。「2008年、健康増進法という法律で、各市区町村は2年に一度、40歳以上の女性に乳がん検診を行うことが定められました。マンモグラフィが基本ですが、対象年齢や内容は地域によって異なります。無料の地域もあれば、500円で受けられる〈ワンコイン検診〉など、少額で実施しているところも。居住地域の保健所で検索を」主な検診の流れ。検診にはいろいろなパターンがありますが、ここでは及川先生のクリニックのやり方をご紹介。「まずは問診をして、そのあとマンモグラフィで胸のレントゲンを撮り、最後に触診をしながらエコーで乳房内をチェックします」【問診】生理周期や病歴、胸について気になることを話してみましょう。問診票は必ず記入。その上で、直接医師が診察、またはスタッフが問診を確認することが多いとか。「私が必ず伺うのは、生理の状況、出産歴・授乳歴があるか、ピルの服用経験、また豊胸手術を受けたことがあるか、さらには乳がんのご家族がいるかについて。他にも、乳がん以外の病歴や、今まで乳がん検診を受けたことがあるかも尋ねます。このあたりのことを予めメモしておくと、問診のときに落ち着いてお話ができると思うので、おすすめです」【マンモグラフィ】乳房を挟んで、おっぱいをレントゲン撮影。マンモグラフィとは、乳房の内側を写すX線の検査。板で上下から挟んで撮影、左右から挟んで撮影。それを左右の乳房で行うので、合計で4回撮影をします。「マンモグラフィは、“石灰化”というしこりを作らないタイプの乳がんの発見に長けています。ただ挟むことで痛みを伴うことがあるのと、レントゲンなので被ばくがあります。妊娠時期やその疑いがあるときは検査はできません。脂肪が少ない乳房の場合、挟みにくかったり、しこりが見えにくいというデメリットもあります」【エコー(超音波)】機器を滑らせて、超音波で内部を見ていきます。次はエコーで乳房の内部をチェック。及川先生は、マンモで撮影したレントゲン写真を見ながらご自身で直接検査をしますが、検査技師が行う施設もあります。「皮膚にゼリーを塗り、機器を滑らせながら超音波で内部を見ていきます。エコーはしこりの発見がしやすく、質的な判断もしやすい。被ばくもないので妊娠中でも検査が可能です。短所は、検査をする人の技量が重要になってくるところ。乳がんとは関係ないしこりを発見したり、逆に見落としがあることも無きにしもあらずです」及川明奈先生医師、「六本木ブレストレディースクリニック」院長。乳腺専門医、外科専門医。日本女性医学学会会員。女性の健康をサポートする幅広い医療を提供。※『anan』2022年12月7日号より。イラスト・安藤理絵(by anan編集部)
2022年12月04日アイドルグループを卒業し、新たな道に踏み出したタイミングで、乳がんが発覚。どんなことを思い、日々を乗り越えたのか。矢方美紀さんが率直な想いを語ってくれました。25歳で乳がんを公表、30歳になった矢方美紀さんがいま思うこと。有名人の乳がんのニュースが気になって、ちょっと自分の胸もチェックしてみようかな…と触ってみたら、小さなしこりがあった。矢方美紀さんが自身の病気を見つけるきっかけは、そんな“たまたまの行動”だったそう。「しこりは触っても痛くはないし、腫れてもいない。しかもネットで調べたら乳がんは40歳以上に多い病気だと書いてあったので、最初は、違うだろうなと思いました。でも念のためと思い病院に行き、検査をすることにしたんです」マンモグラフィーとエコー検査のあと、「再検査を」と告げられ、その後に乳がんであることが発覚。とはいえ、具合が悪いわけではないので、なかなか理解ができなかった、と矢方さん。「確かにしこりはあるけれど、現状は元気だし…。なかなか気持ちがついていかないというのが正直な想いでした。でも、更に検査を重ねていくと、リンパ節にも転移していることがわかり…。お医者様から“今だけでなく、10年後、20年後の自分のことを考えながら、治療のことを選択してください”と言われ、そこでやっと、ちゃんと向き合わないと自分の将来にも大きく関わってくるんだ、と実感しました。私はずっと、なりゆきでどうにかなると思って生きてきたタイプだったんですが、病気に関しては、そうはいかないんだな、って…」治療の進め方に関しては、医師とカウンセラー、そしてお母様と4人でたくさん話をしたそう。初めての経験で難しい用語も多い中、さまざまな資料を読み、乳がんについて勉強したという矢方さん。「どんな手術を選択するのか、胸を切除するなら乳房の再建はするのか。また生殖機能に治療の副作用が出ることもあると聞いたので、卵子凍結をしたほうがいいのか…。考えることと決断が次から次へとやってきて、まったく整理がつきませんでした。そのとき母が私の話をしっかり聞いてくれ、“あなたがやりたいことを選択すればいい”と言ってくれたことが、本当に支えになりました」私たちは、自身の体や、女性がかかりやすい病気に関して、学校などで学ぶ機会があまりありません。矢方さんも「もう仕事はできないんだ…」と落ち込んだとか。「正直、入院して寝たきりになっちゃうのかな、と思っていたんです。でも先生は、“がんになっても、仕事は全然できますよ”と。もちろん人それぞれ違うとは思いますが、私の場合は、手術のときは入院し、そのあと抗がん剤が半年くらい、その後ホルモン治療という段階を踏んでおり、基本は通院です。ありがたいことに私は、具合が悪いときはゆっくり休み、体調が戻ったら仕事を入れて…という調整をしていただけたので、そのペースで仕事をさせてもらい、それを繰り返す中で、“仕事、案外できるかも”と思えた。さらに元気になって仕事ができることが、すごく希望になり、未来に対して前向きにもなれました」病気になったことを公表し、その時どきの気持ちや経験を、SNSやNHKのドキュメンタリー番組、また著書を通じても発信してきた矢方さん。同じ病気と闘う同世代の女性たちはもちろん、さまざまな人に気づきを与えています。「私も治療の過程で折れそうになったことが何度もあり、発信することで“病気と向き合うんだ”と、自分を励ましていた部分もあります。また同時に、自分自身この病気について知識がなかったので、罹患した私がどんなことに悩んでいるのかなどを知ってもらうことで、乳がんについて知ったり学んだりする人が増えてくれたらな、とも思っています。乳がんは、妊娠・出産にも影響を与える病気なので、子供を産んだあとにかかるのと、これから結婚や妊娠を考えている20代でかかるのとでは、違う悩みが出てくる。今はいろんながんサバイバーの人が発信をしているので、それぞれの点と点が繋がって、誰かの助けになったらいいな、と思っています」現在罹患から5年が経過。まだ治療は続いているものの、今後は数か月に一回の通院と、年に1回の検査というフェーズに移るそう。「乳がんは10年治療をし、検査で何もなければ完治ということになりますが、再発しないという保証はないので、病気と一生付き合っていくことにはなります。ただ、病気を人生のメインにはしたくない。私は自分の好きなこと、やりたいことを突き詰め、楽しんで生きていこうと思っています。同世代に伝えたいのは、乳がんについてぜひ、正しく学んでほしい、ということ。自分がならなかったとしても身近な人がかかることもあります。身につけた知識は、きっと人生の役に立つと思います」やかた・みきタレント、声優。1992年生まれ、大分県出身。SKE48元メンバー。アニメのCVやナレーションなどでも活躍。ZIP‐FM『RADIO ORBIT』(毎週日曜10:00~)に出演中。※『anan』2022年12月7日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・松山麻由美(by anan編集部)
2022年12月04日ヘルシーなバストでいるために知っておきたい“乳房の基礎知識”。大人女子は必見です。おっぱいってどういうもの?ただの脂肪のかたまり?いいえ、実は中には脂肪以外にもいろんな組織が詰まっています。おっぱいの断面図を見ながら、内側がどうなっているのか、ちょっと観察してみましょう。初潮の1年ほど前から膨らみ始め、大人になるにつれて大きくなっていく、私たちのおっぱい。大きさや形など、見た目に目が行きがちですが、そもそもおっぱいとはどんな存在&役割を持つパーツなのでしょうか?「六本木ブレストレディースクリニック」の院長である及川明奈先生によると、「赤ちゃんに飲ませるミルク(乳汁)を作り出し、それを与えるためのパーツです。それ以外の機能はありません」また、乳腺外科など専門家らが集まり乳がんの啓発活動をしている医師のチーム「BC Tube」のBC先生曰く、「実は男女ともに乳房の構造は同じです。女性の乳房が膨らんだり、乳汁を作ったりという働きは、女性ホルモンの作用によるものです。でも男性にはそういったホルモンは分泌されないので、女性のような機能はありません」色、サイズ、形…おっぱいは千差万別。診察でたくさんの乳房を診ている及川先生は「本当にみなさん人それぞれ。“正解の乳房”というのはありません」と言います。そんな唯一無二の自分の胸を愛するには、日々の健康チェックは欠かせません。胸の構造やチェックポイントを学んでいきましょう。おっぱいの中身と構造脂肪組織…乳腺を守るように存在するのが脂肪組織。どのくらい脂肪があるかは、人それぞれ。「脂肪の量や質感が、乳房の大きさや形、ハリなどに影響を与えます」(及川先生)乳頭…乳房の先端には乳頭開口部があり、赤ちゃんが飲む乳汁はここから出ます。「清潔にしておかないと、菌が乳管内に入ることも。入浴時にはきちんと洗いましょう」(BC先生)乳腺(乳管・小葉)…乳管と小葉からなる組織。「小葉で作られた乳汁は、乳管を通り乳管洞に溜まり、そこが収縮し乳頭から分泌されます。授乳期間は乳腺が膨らむので、胸が張ります」(BC先生)大胸筋…乳房がのっている胸の筋肉で、おっぱいの土台的存在。「“大胸筋を鍛えるとバストアップに繋がる…”といいますが、大きくなるのは筋肉で、乳房は変化しません」(BC先生)クーパー靭帯…乳頭、大胸筋、皮膚と繋がり、乳房を支える組織。「コラーゲンなどでできている結合組織です」(BC先生)。ちなみに発見した人の名前が、クーパーさんです。日頃から乳房のチェックを心がけよう。〈ブレスト・アウェアネス〉のすすめ。乳房の健康を維持するためには、自分の乳房がどんな状態なのかを日頃から把握しておくことが大切です。自分の胸へ意識を向ける〈ブレスト・アウェアネス〉の習慣を身につけることが、小さな変化を見逃さないためのカギになります。乳房は、自分で触って確認ができる部位。髪や肌などのボディケアは、日常のルーティンにしている人が多いですが、ぜひそこに加えてほしいのが、月1回の、バストの確認&ケア。実は乳房は女性ホルモンの影響による変化があるパーツ。生理と生理の間で自分の胸がどう変化するのか、知っている人はあまりいないのでは。「乳房には、排卵期から生理前までの間は、張りや痛みが出やすく、生理が始まるとそれが治まる、という流れがあります。普段から自分の胸がどういう状態かを知っておけば、生理前に胸が張ったり痛んだりしても、“これは通常の変化だ”と理解ができますよね。加えて、生理前以外の時期に張りを感じたときに、“おや?”と気がつける。このような“気づき”に敏感であるためには、日頃から乳房の状態を意識するための生活習慣〈ブレスト・アウェアネス〉を知っておくことが大事です」(BC先生)「乳房は胃や腸など体の内部にある組織と違い、ある程度は、自分で触って状態を確認できる部位。変化を見つけるための一番の近道は、定期的な自己触診です。胸のセルフチェックの大切さが、もっとたくさんの人に広まってほしいですね」(及川先生)知っておきたい、胸にまつわる3つのこと1、おっぱいが痛い…は、体調による変化のことが多い。「異変を感じて来院する人の中で最も多いのが、“おっぱいが痛い”という症状。みなさん乳がんを心配されますが、実は乳がんの症状で乳房が痛むことはほとんどありません」(及川先生)「乳房痛の多くは、ホルモンの影響により乳腺が変化する〈乳腺症〉。病気ではなく体調による乳房の変化と捉えられており、生理周期に伴って起こる現象です。また乳頭から乳房内に菌が入り、痛みが出る〈乳腺炎〉のこともあります」(BC先生)2、変化があったら、とにかくすぐに病院へ。日々おっぱいの様子を見ている中で、なんかいつもと違う…と思ったら、迷わず病院へ!「何か変化があっても、がんである確率はそれほど高くはありません。とはいえその症状が良性なのか悪性なのかの見極めは医療の範疇。また、はじめからがん専門病院や大学病院に行く必要はないので、まずはかかりつけ医に相談をしたり、近くの乳腺科のある病院やクリニックを受診することをおすすめします」(BC先生)3、40歳になったら、定期的な乳がん検診を。乳がん検診とは、特に乳房に変化がない人が受ける、病気の早期発見のための検査。日本では、40歳以上の女性に2年に一度の検診を推進しています。「日本の乳がん罹患率を見ると、20~30代はそれほど高くない。高くなる40歳以上になったら定期的に、というのが国の方針です。39歳までは月に1度のセルフチェックの習慣をつけ、そして40歳になったら日々の確認に加え、定期的ながん検診を」(BC先生)見て、触って。月に1度のセルフチェックを習慣に。女性ホルモンと密接な関係がある乳房。セルフチェックはぜひ、ひと月の間で最も乳房の張りが少ない、“生理が終わってからの1週間”に行いましょう。月イチのチェック、忘れずに!見てチェック1、左右の乳頭を見て、赤みやひきつれ、くぼみがないかを確認。上半身裸で鏡の前に立ち、両手をまっすぐ下げ軽く体から離します。左右の乳頭を見て、赤みがないか、ひきつっていないか、くぼんでいないかなどをいろんな角度からチェック。2、左右の乳房全体を見て、赤みやひきつれ、くぼみがないかを確認。姿勢は1のままで、今度は乳房全体をチェック。赤くなっているところはないか、肌が引っ張られているような箇所はないか、くぼんでいるところはないかなどをしっかり確認。3、両手を上げ下げし、乳房にひきつれがないかを確認。腕を伸ばしたまま、体の横で大きく上げ下げし、乳房の表面で、内側から引っ張られてひきつれているようなところがないかを確認。体の角度を変えて、左右の乳房全体を確認。触ってチェック1、左手の3本の指で小さい円を描くように、右乳房全体を触る。右腕を上げ、右乳房に左手の指をのせ、3本の指の腹で〈の〉の字を書くように表面を撫でる。細かく、乳房全体をくまなく、痛くない程度に少し強弱をつけながら撫でます。2、右乳房の外側から、右の腋の下の奥まで触る。次に、右腋の下から右乳房の横の位置まで、3本の指の腹で撫でていく。何回か往復を。強く押しすぎて、肋骨の凹凸を「しこりだ!」と誤解する人も多いそうなので、優しく!3、乳頭の周りを軽く押して、分泌がないかを確認。右乳頭の周辺の皮膚を、左手の指で優しくつまみ軽く押すように動かし、分泌物が出ないかを確認。左右に掴み、そのあと上下に。痛みを感じるほど潰す必要はありません。4、左の乳房も同様に行う。右の乳房のあとは同じように左の乳房を右手でチェックしていきます。大事なのはしっかりゆっくり、全体を触ること。指の腹を使い、優しく撫でたりつまんだりしましょう。乳房や乳頭の変化、こんなポイントに注目を。注意して見てほしいのが以下のポイント。また新型コロナワクチンの接種後、腋の下のリンパが一時的に腫れることもあるそうで、「1か月以上経っても腫れが引かないようであれば、病院で受診を」(及川先生)。乳房の変化【左右のサイズ、形状】いつもと違い、どちらかの乳房に広範囲の腫れやむくみがないか、また明らかに片方の胸の形が違っていないかを確認。ディテールというよりも、乳房全体に起きる大きな変化を意識して見てみましょう。【しこり】乳房の中でしこりができるのは、乳腺の中。乳腺の箇所によっては、表面に突出する場合もありますし、表面から見たときにはわからない内側にできることも。少し指先に力を入れ、奥にしこりがないかを要確認。【皮膚のくぼみやひきつれ】乳房の内側にしこりができることで、肌が引っ張られ、表面がくぼんだり、肌がひきつることがあります。初期段階は、くぼみはエクボ程度。くぼんだ部分を触ってみると、その奥にしこりを感じることもあります。【むくみと張り】排卵から生理までの間は、体は水分を溜め込みやすい時期。なので乳房もむくんだり、張ったり、またそれによって痛みを感じることも。その時期以外に同じような症状を感じるようであれば、しっかり乳房をチェック。【腫れ、赤み】乳房全体ではなく、一部に腫れや赤みが出ることも。また病気の種類によっては、乳房全体が赤くなるパターンも。肌に赤みを感じたら、左右の乳房の色の違いを比べてしっかり観察。気になるようなら病院へ。乳頭の変化【へこみ、ひきつれ】もともと乳首がへこんでいる〈陥没乳頭〉の人は問題ないですが、普段はそうではないのに乳首がへこんでいたり、また乳頭が内側から引っ張られ、ひきつっているように見える場合は、しっかり確認を。【赤み】反対側の乳頭と比べて、いつもより赤みがあったり、さらにほてりがある、またかゆみがあるといった場合も要チェック。乳頭からなんらかの菌が入り炎症が起きている場合は、こういった症状が出ることも。【腫れ】乳頭だけが腫れる場合、また乳輪全体に腫れが出るというパターンや、赤みやただれといった症状が一緒に出ることも。なかなか治らない場合は、範囲が拡大していないかなど経過を見ておき、受診時に医師に報告を。【ただれ】下着によって擦れたり、またアトピー性皮膚炎が原因でただれが起きるということも。大体は、皮膚科でステロイド剤などを処方してもらい、塗布することで改善しますが、治らない場合は乳腺外科を受診しましょう。【分泌物】授乳期以外に分泌物があるのは注意したい症状。透明な液体、赤や黒、茶褐色に近い液体などの場合があり、いずれも出血に近い症状。そのような場合はあまり強くつままないこと。ブラに常に染みがつく場合は受診を。及川明奈先生医師、「六本木ブレストレディースクリニック」院長。乳腺専門医、外科専門医。日本女性医学学会会員。女性の健康をサポートする幅広い医療を提供。BC先生乳腺科医などが中心のチームで、乳がんの啓発動画のYouTubeチャンネル「乳がん大事典【BC Tube編集部】」のキャラクター。今回は5人の医師が取材に回答。※『anan』2022年12月7日号より。イラスト・安藤理絵(by anan編集部)
2022年12月04日ライブドアブログ公式ブロガーとして、娘・ムーコちゃん(7)、息子・ナナオくん(3)、夫・ナギさん、猫のトットちゃんとの日々を綴っているちくまサラさん。ある日、乳がん検診と子宮がん検診を受けにいったついでに、PMS(月経前症候群)やカンジダ腟炎など、抱えていた問題を相談したところ、医師からミレーナをおすすめされ……。医師からミレーナと低用量ピルのメリットやデメリットについて説明をうけたちくまさんは、ミレーナを入れることを決断。無事に入れることができ、直後に感じた痛みも1日経つと軽快しました。月経周期や出血日数に多少の変化があったものの、経血量が減って快適になり、様子をみていたのですが――。 ※ミレーナとは:ミレーナは黄体ホルモンを付加した子宮内避妊器具で、重い生理症状の改善のためにも使用されています。※この漫画は実話に基づいた体験談です。すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 というわけで、超・快適!入れていることすら忘れるレベルで生活していました(1年目の定期検診は行きましたよ!) 直後の生理では、PMS症状をあまり感じなくなってはいたのですが、1年経ってPMSは正直改善されたって感じはしません。ただ、経血がほとんどないのと、生理痛が消失したというだけでも本当に快適で……。ピルもミレーナももっと副作用がなくなって安く手に入るようになって、たくさんの女性が生理の苦痛から解放されればいいなと思います。 そんな感じで、このまま特に何もなければあと4年入れっぱなしでOKです! 子宮がん検診と乳がん検診のついでに、婦人科系症状について相談した先生がたまたまミレーナ推しの先生だったことで、ミレーナを入れることになったちくまさんですが、体にも合っていたようで、入れていることを忘れるほど違和感なく、また生理がきても、ぐんと軽くなり、とても快適に過ごされているようです。 毎月やってくる生理症状のつらさに苦しんでいる女性は多いと思います。そのつらさから解放される手段として注目されているミレーナ。生理痛があることや過多月経は「あって当たり前」ではなく「なくて当たり前」なんです。そのつらさを我慢しているなら、まずは婦人科医に相談してみること。そして、選択肢の1つとしてミレーナを入れることや、低用量ピルにお世話になることを考えてみてもいいですね。世の中から、生理で苦しむ女性が1人でもいなくなりますように! 監修/助産師 REIKO ちくまサラさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ちくまサラ長崎県在住、2児の母。ライブドアブログ公式ブロガー。自分のメンタルや、子供との向き合い方を考察した育児漫画、エッセイ漫画を中心に描いています。
2022年12月04日2021年に乳がんが判明し闘病を続けている、こほこさんの体験を描いたマンガを紹介します。こほこさんは浸潤性小葉がんが右胸に見つかり、全摘と同時再建手術を受けました。手術から1カ月たち、母から電話がかかってきて……。★前の話:「朝イチは元気だけど」服薬を開始するも眠気や吐き気に悩まされ… #乳がん絵日記 27ホルモン療法を始めてから毎日タモキシフェンという薬を飲むことになりました。服薬して3〜4時間は吐き気や眠気でダウンしてしまい、何もできずにいました。相変わらずタモキシフェン服用後の体調不良に悩んでいました。飲む時間を昼にしてみたのですが、やっぱり気持ち悪くなる……。寝る前だと飲み忘れてしまう可能性があると思い、タモキシフェンの服用時間を決められずにいました。どうしたものか……と格闘する毎日です。手術から1カ月たっていたようで、母からの電話でそのことに気付きました(笑)。コロナ禍で会うことができず、母はとても心配してくれていました。体の調子も快方に向かっているので、近々帰省しようかな。この日、私はインスタグラムで自分の闘病記を公開することにしました。私の経験が誰かの支えになればいいなと思っています。乳がんになって手術をすると決まったとき、同僚や友人にはそのことを伝えずにいました。コロナ禍で人と会うこと自体が減っていたので、ポロッと打ち明ける機会がなかったのです。年に1回会っている遠くに住んでいる旧友が「今年も会おう!」と計画を立ててくれようとしたので、そこで病気のことを話すことになりました。もっと早く回復して必ず会う! とモチベーションが上がりました。だんだん職場復帰について考えることも増え、お世話になっている別部署の先輩にも病気について伝えてみました。すると、先輩と同じ部署の人も乳がんを経験していて紹介してもらえることになりました。そして、まさかの先輩自身も乳がんの治療をしていたのだそう! とても身近な病気なのだと気付かされました。入院前、職場復帰は大体1カ月ちょっとくらいでできるかな〜と思っていました。しかし、ホルモン療法による体調不良や会社の組織体制が変わって慌ただしかったりしたこともあったので、結局2カ月間休職しました。上司も「無理せずしっかり療養してね」と何度も声をかけたりしてくれてとてもありがたかったです。退院後は自宅で職場のメールをチェックしたり、Zoomでのミーティングをのぞいてみたりして仕事からは離れないようにしていました。こんなふうに自宅からでも仕事に関われるオンラインの発展に感動!1カ月以上休むと仕事で使うパスワードを忘れ始めて、働く感覚も薄れてきてしまっていました。仕事が面倒に感じてしまい、働きたい私とゆっくりしたい私が心の中で戦っていました(笑)。ー--------------母や友人、職場の人の温かさを感じたこほこさん。病気のとき、やさしくしてくれる人がいることはすてきですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。★1話から読む:「すぐに受診してください」人間ドックの結果は衝撃的なもので… #乳がん絵日記 1★前の話:「朝イチは元気だけど」服薬を開始するも眠気や吐き気に悩まされ… #乳がん絵日記 27★人気マンガ作品が無料で読める!40代、50代向けのマンガ作品を毎日大量配信中♪ 無料でザクザク読めちゃいます!★関連記事:「年寄りはいらないから!」スタッフをクビにしたしわ寄せが自分に来て… #ヤバイ職場を辞めた話 4★関連記事:「まだ若いから閉経までは…」先生の言葉に喜びと戸惑いが #人間ドックで指摘された子宮筋腫 最終話★関連記事:「は?なんですと?」付き合い始めのころ、私の質問に夫はまさかの返答! #リアルタイム離婚問題 6著者/こほこ2021年、乳がんになり右胸を全摘。「患者さんが残した記録が誰かのためになることもあるよ」と医師から聞き、絵日記を書き始める。夫と2人暮らしの40代。仕事も趣味も人生も楽しく継続中。Instagram:@co_4_co_kyoto
2022年11月23日女性の人生を輝かせる「ビューティー&フェムテックブランド」の取り組みにフォーカス!出典:byBirth安全性が確認された美容成分のみで構成されているか、製造過程において動物実験を行っていないか、地球環境に配慮した持続可能なパッケージ素材を採用しているかどうかなど、これまでにないほど消費者たちの“購買動機”が大きく変わり始めた近年。同時に人への支援にどれだけ尽くしているのかということにも注目度が高まり、女性の格差や病気などにおける問題解決に真摯に取り組むブランドが海外を中心に増加しています。消費することで間接的に幸せの連鎖を広げていくためにも、ぜひこれからご紹介していくビューティー&フェムテックブランドをお見知りおきください。saalt(サールト)出典:byBirth環境破壊が懸念されている使い捨て生理用品の撲滅を目標に掲げ、繰り返し使うことができる月経カップや吸水ショーツを展開している海外フェムテックブランド「saalt(サールト)」。購入金額の2%が貧困地域のトイレや井戸の設置支援、生理用品の寄付、若い女性たちの教育奨学金や労働力開発への資金提供に役立てられていることから、厳格な基準をクリアした企業にのみ与えられる国際認証“B Corp(Bコープ)”を取得しています。Dehiya Beauty(ディハイヤ・ビューティー)出典:byBirth古くから伝わるモロッコ伝統の美容法を世界中に広めるべく誕生し、モロッコの小規模農家から調達された混じり気のないアルガンオイルを配合したスキンケアプロダクトを展開している、海外ビューティーブランド「Dehiya Beauty(ディハイヤ・ビューティー)」。売り上げの一部が学校の建設や井戸掘りのための資金に役立てられ、女性の社会的地位の向上に貢献しながら、ジェンダー平等の実現に向けて情熱を注いでいるのが特徴です。AVEDA(アヴェダ)出典:byBirth成分調達から全ての過程において地球環境保全活動に尽力している、アメリカ発のビューティーブランド「AVEDA(アヴェダ)」。世界規模で乳がんの早期発見の重要性を呼びかける“ピンクリボン月間”である毎年10月に、乳がん患者たちを支援するべく期間限定製品の売り上げの一部を研究基金へ寄付しています。BAUBO(バウボ)出典:byBirth透明性の高いオーガニック原料のみを使用することに強いこだわりを持つ、婦人科医も太鼓判を押すパリ発のデリケートゾーンケアブランド「BAUBO(バウボ)」。CO2排出量削減など地球環境を守るための取り組みに力を入れているだけではなく、世界中の女性たちの健康を祈って売り上げの2%を“国境なき婦人科”へ寄付しています。YSL BEAUTY(イヴ・サンローラン・ボーテ)出典:byBirth創造性溢れるメイクアップやフレグランスと共に女性を輝かせる、フランス発のラグジュアリービューティーブランド「YSL BEAUTY(イヴ・サンローラン・ボーテ)」。親密な関係にあるパートナーから受ける暴力に対する啓発活動“ABUSE IS NOT LOVE(虐待は愛ではない)”や、暴力に関する学術研究への資金提供などを通じて女性支援に取り組んでいます。HairFlair(ヘアフレアー)出典:byBirth特許取得済みの画期的なヘアツールが話題を集める、海外ヘアスタイリングブランド「HairFlair(ヘアフレアー)」。売り上げ金の一部が、癌で髪を失った方に無償でウィッグを提供する機関へ寄付される仕組みになっています。L’OCCITANE(ロクシタン)出典:byBirth選りすぐりの天然植物の恵みをたっぷり詰め込んだ多彩なプロダクトを取り揃える、南フランス発のビューティーブランド「L’OCCITANE(ロクシタン)」。シアバターの製造技術を代々受け継ぐブルキナファソの女性たちの社会的自立を目指し、少額融資制度の導入や女子児童の教育支援を行なっています。The Honey Pot Company(ザ・ハニー・ポット・カンパニー)出典:byBirth低アレルギー性の生理用品やフェミニンウォッシュを展開している、アメリカ発のフェムテックブランド「The Honey Pot Company(ザ・ハニー・ポット・カンパニー)」。売り上げの2%が発展途上国の女性たちを支援するさまざまな団体へと寄付され、産前産後ケアの継続的な提供や井戸の建設などに役立てられます。Makeup Eraser(メイクアップ・イレイサー)出典:byBirth使用後に洗って繰り返し使うことができる革新的なメイクオフツールを開発し、環境保護に大きく貢献している海外ビューティーブランド「Makeup Eraser(メイクアップ・イレイサー)」。お茶目な胸のイラストが描かれたクレンジングタオル“Boobies Print(ブービーズ・プリント)”の購入代金の10%が、乳がんと闘う女性たちを支援するための基金に寄付されています。いかがでしたか?“自分たちさえ幸せならば良い”という考えが古くなり、物を購入する前により詳しい情報を手に入れておきたいと考える消費者が増加している現代。地球環境と人間を思いやるという意識を忘れずに、共に世界中の女性のために明るい未来を形作っていきましょう。
2022年11月22日2021年に乳がんが判明し闘病を続けている、こほこさんの体験を描いたマンガを紹介します。ホルモン療法でタモキシフェンの服用を始めたこほこさん。服薬後に体調不良を感じるようになってしまい……。★前の話:「24週間持続型で!」いよいよ始まったホルモン療法。その内容は? #乳がん絵日記 26私は右胸に浸潤性小葉がんが見つかり、右胸の全摘と左太ももの組織を使った再建手術を受けました。その後、ホルモン療法を開始したのですが、不調を感じるようになりました。術後26日目、退院して2週間がたちました。タモキシフェンという薬を朝食後に飲んでいたのですが、服薬後3〜4時間は船酔いのような気持ち悪さと眠気に悩まされていました。昼過ぎくらいになるといつも通りになるのですが、復職したときに吐き気や眠気があったら困る。服薬時間に決まりはないので、夜に飲んだほうがいいのかもしれないと思いました。朝、布団から起き上がるとき壁伝いに立ち上がっていたのですが、ようやく自力で起き上がれるようになりました!左足で自分の体重を支えられるようになり、正座もそこそこできるようになりました。お茶の稽古に通っていたので、この調子で回復すれば復帰も間近だなとうれしくなりました。再建した右胸は、傷の一部が壊死していたのですが皮膚が再生して徐々に普通の傷になってきていました。でも、まだ傷は完治していないので右腕は90度までしか上げられず、それ以上高く上げると痛みを感じていました。退院日からしばらくは前開きのブラを着用していたのですが、このころはユニクロのブラトップで過ごしていました。足から着られるし、とにかくラク!!ただ、カップの下線が右胸の下半分に食い込んでいたことがありました。右胸が感覚がないのでこういうことには気を付けないといけないなと思いました。右腕を上げると痛いので、着替えがラクな前開きのシャツやワンピースを買い足しました。左太ももの組織で右胸を再建したのですが、左太ももはめきめき回復してもう走れそうな感じになっていました!傷は左太ももの内側から付け根にかけて20cmくらいの大きさでした。左太もものほうが少し細くなっており、スキニーパンツをはいてじっくり見るとわかるかな? という感じでした。でも普段の生活で足をじっと見られることなんてないので、太さの差はほぼ気付かれなさそうでした。元々細身のパンツを着用するタイプではないので仕事用のスーツなどを買い直す必要はありませんでした!ー--------------手術によってファッションスタイルが少し変わったこほこさん。病気は普段の生活にも影響を与えるので大変ですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。★1話から読む:「すぐに受診してください」人間ドックの結果は衝撃的なもので… #乳がん絵日記 1★前の話:「24週間持続型で!」いよいよ始まったホルモン療法。その内容は? #乳がん絵日記 26★人気マンガ作品が無料で読める!40代、50代向けのマンガ作品を毎日大量配信中♪ 無料でザクザク読めちゃいます!著者/こほこ2021年、乳がんになり右胸を全摘。「患者さんが残した記録が誰かのためになることもあるよ」と医師から聞き、絵日記を書き始める。夫と2人暮らしの40代。仕事も趣味も人生も楽しく継続中。Instagram:@co_4_co_kyoto
2022年11月18日株式会社カノアクルー(本社:東京都三鷹市、代表取締役:鈴木 万紀子)は、東京都事業「多摩イノベーションエコシステム促進事業」における「多摩イノベーションコミュニティ」のプロジェクト会員として審査が通り、入会いたしました。本事業は、東京・多摩地域で、イノベーションを起こし続ける好循環(エコシステム)を作ることを目指して、中小企業や大学・研究機関、スタートアップ等の多様なプレイヤーが交流し連携を強める取組を展開されています。【多摩イノベーションエコシステム促進事業】 当社は三鷹市を拠点として「女性一人一人のウェルビーイングに寄り添う」ことを掲げて、自由と自信に満ちた日々を送ることができるお手伝いをして参りたいと考えて起業致しました。その中でも女性の特有疾患である「乳がん」に着目しておりますが、成人女性の9人に一人が罹患するといわれる昨今においても、多くの方が自分自身の「乳がん」についてのリスク把握をしておらず、万が一罹患の際にも有益な情報が簡単に入手できない状況にあると考えております。当社の取り組みの背景現在当社の事業は、その一部である乳がん罹患者の摘出手術により人工乳房を必要とされる方向け装着式人工乳房「ルアナブレスト(R)」の販売をしております。乳房を再現するには再建手術しかないと思っていたけれども、手術に対しては少しネガティブな感覚をお持ちの方には、このような製品があるということを知っていただき、手術の負担がないということで大変ご好評をいただいております。ルアナブレスト(R)画像しかしながら当社の事業のみでは女性特有疾患全体の課題解決にはつながらず、この度の「多摩イノベーションエコシステム促進事業」を通じて、様々な知見をお持ちの皆さまと協業させていただき、ウェルネスデータの集積やその利活用を通じて乳がんに罹患された方の実態の詳細把握と乳がんに関する情報の提供、乳がんリスクの簡易チェックツールの提供等を通じて、女性のウェルビーイングに一層寄り添って参ります。■会社概要会社名 : 株式会社カノアクルー代表者 : 代表取締役 鈴木 万紀子所在地 : 東京都三鷹市設立 : 2019年12月12日事業内容: ヘルスケア事業(装着式人工乳房・装着剤の販売)スポーツ、健康、ボランティア活動に関わるコンサルタント事業講演会・イベント開催事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月18日40代、50代女性の体の悩みとしてネット上やSNSでよく見られるのが脇の下の痛み。打撲や筋肉疲労なども考えにくい場所であるだけに、原因はなんなのか気になる女性が多いようです。そこで、産婦人科医の駒形依子先生に脇の下の痛みがあるときの対処法や考えられる原因、予防について教えていただきました。教えてくれたのは監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。★関連記事:【医師が提案】閉経前後のセックスが痛い!を和らげるセルフケア「腟トレ」って?方法は?まず疑われるのは乳がん。乳腺外科を受診して脇の下が痛いと思っていても実は、脇の下ではなく副乳という部位である可能性があるそうです。副乳という言葉は初めて聞く人も多いのではないでしょうか。「副乳とは乳腺組織の遺残物であり、両側ある方もいれば片側のこともあり、乳頭の組織もある場合、ない場合など人によってさまざまです。生理周期に合わせて乳腺が発達すると、副乳も発達し、痛みを感じることがあります。原因はさまざまですが、副乳にできる悪性の乳がんの可能性もあるので、脇の下周辺に痛みを感じるなら、まずは乳腺外科を受診しましょう。そこで乳がんやそのほかに考えられる病気を否定してから更年期の影響を疑います」(駒形先生)ただ、乳腺外科は一般の外科や整形外科よりも医師の数が少ないということです。「近所に乳腺外科のクリニックがあるか、ない場合は総合病院に乳腺外科があるかを調べておくだけでも安心です。受診に時間と手間がかかると後回しにしてしまいがちです。痛みがひどくならない前に調べておき、ゆとりのあるときに受診しておくといいですね」(駒形先生)女性ホルモンが減ることが影響することも乳腺外科で乳がんの疑いをなくしても、まだ脇の下周辺に痛みがある場合は女性ホルモンの変化が影響していることがあると駒形先生は言います。「更年期に入って女性ホルモンの分泌が減ることで、乳腺が萎縮してかたくなることがあります。その過程で脇の下の周辺に痛みを感じることがあるかもしれません。また、ホルモン補充療法を受けている人は、薬が乳腺を刺激することで痛みが出ることがあります。もともと年齢を問わず生理前におっぱいや副乳が張りやすかった人に多いようです」(駒形先生)ホルモン補充療法を受けてから、脇の下周辺や胸に痛みがある場合は、かかりつけ医にすぐ相談したほうがいいということです。日ごろから自分の胸周りを意識しよう脇の下周辺がちょっと痛い、違和感があるというとき考えられるのは①乳がん、②女性ホルモンの影響、③ホルモン補充療法の影響の3つがあるということでした。乳がんの早期発見のために何かできることや、女性ホルモンの影響に対してケアできることはないのでしょうか。「40代になったら半年~年1回のペースで必ず乳がんの検診を受けてほしいですね。そして、日ごろのケアとしては乳がんの早期発見も兼ねておっぱいや脇の下周りをほぐしたり、もんだり、マッサージをすると良いでしょう。女性ホルモンの分泌が減ることで乳腺がかたくなったり、おっぱい周りの組織がたるむのは、血流が影響しています。マッサージで血流を良くすることが大切です」(駒形先生)入浴時、体を洗うときは脇の下のマッサージをするベストタイミング。毎日の日課にすると良さそうです!まとめ脇の下が痛いというとき、まず疑うのは乳がんということでしたが、乳がんでなくてもほかのがんがリンパ節に転移している可能性もあるという先生のお話がありました。軽く見ていると大変なことになることもある脇の下の痛み。早めのケアが肝心と言えそうです。取材・文/mido(48歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。★更年期のお悩み記事をもっと読む著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2022年11月15日2021年に乳がんが判明し闘病を続けている、こほこさんの体験を描いたマンガを紹介します。摘出した右胸の病理組織診断の結果、ホルモン療法をおこなうことになったこほこさん。注射や薬について医師の話を聞いてみると……。★関連記事:「痺れてる?」全摘手術をした右胸の傷周辺を触るとピリピリが! #乳がん絵日記 25私は浸潤性小葉がん以外にも浸潤性乳管がん、非浸潤性小葉がん、線維腺腫(せんいせんしゅ)であったことが病理組織診断で判明しました。サブタイプなども踏まえ、ついにホルモン療法が始まりました!女性ホルモンであるエストロゲンを抑えるために「タモキシフェン」という飲み薬と「リュープリン」という皮下注射を使用することに。タモキシフェンは1日1錠の服用で良いそうなのですが、10年間も飲み続けなければいけないとのこと! 飲み忘れてしまうこともあるだろうと思い、工夫が必要だと感じました。タモキシフェンを服用するとエストロゲンの分泌が減り、エストロゲンとがん細胞の結合を防いでがん細胞の増殖を抑えてくれるのだそう。その代わり、エストロゲンの減少により生理が止まってしまうこともあるのだとか。リュープリンは4週間、12週間、24週間のいずれかに1回打たなければいけないそう。薬価も1番安いとのことだったので、手間も考えて24週間効果が持続するものを選びました。診察後、早速1回目のリュープリン注射をおこないました。注射は腕に打つと思っていたらまさかのおなか。寝転んでおなかに注射をしてもらったら、打った場所に米粒のような固い塊ができていました。この日の夜、頭痛と吐き気が出てしんどかったのですが、リュープリンの影響だったりするのかな……。リュープリン注射を打った翌日からタモキシフェンを服用することに。前日夜からの頭痛や吐き気は相変わらずでしたが、何とか朝ご飯を食べて薬を飲みました。これから長い付き合いになるタモキシフェンを飲み忘れないように、いろいろ方法を考えました。お薬カレンダーに薬を入れたり普通のカレンダーに薬を貼ることを考えたのですが、絶対に面倒になるだろうなと思ったので、薬のシートに日付を書いて管理するようにしました!とりあえず3カ月分、油性ペンで薬のシートに日付を記入。何度か飲み忘れることもあったのですが、毎朝飲む習慣をつけるようにしました。退院してからいろいろな場所へ出かけているのですが、この日は夫に運転してもらいネモフィラ畑へと行きました。車に乗ってシートベルトを付けると、手術をした右胸に当たって痛いのでシートベルトをつかんでちょっと浮かせるようにしていました。皮膚の表面は何も感覚がないのに圧がかかると痛く感じることが不思議でした。再建用の組織を取った左太ももにはバンドを巻いていたのですが、その上から着圧レギンスをはくとバンドが落ちづらく、より歩きやすかったです。ネモフィラ畑は一面青くてとってもきれいでした! 1時間くらいかけてゆっくりとお散歩しました。ただ、帰宅後に胸がムカムカしてだるさを感じました。体力が落ちているのか以前にはない疲れやすさを感じることもあるので、体力をつけなくちゃいけないなと思いました。ー--------------タモキシフェンは10年間の服用が必要なのだそう。毎日欠かさず薬を飲むことは大変ですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。★1話から読む:「すぐに受診してください」人間ドックの結果は衝撃的なもので… #乳がん絵日記 1★人気マンガ作品が無料で読める!40代、50代向けのマンガ作品を毎日大量配信中♪ 無料でザクザク読めちゃいます!著者/こほこ2021年、乳がんになり右胸を全摘。「患者さんが残した記録が誰かのためになることもあるよ」と医師から聞き、絵日記を書き始める。夫と2人暮らしの40代。仕事も趣味も人生も楽しく継続中。Instagram:@co_4_co_kyoto
2022年11月11日乳がん治療に取り掛かっている、お笑いタレントの、だいたひかるさん。日頃、ブログで治療の状況などを明かしています。乳がん治療中のだいたひかる周囲から聞かれて嫌なことに共感の声2022年11月8日、だいたさんはブログで『心が折れかけたこと』をつづりました。この日、むくみのことで初診を受ける予定の病院に電話をかけた、だいたさん。しかし電話は混み合っており、なかなかつながらなかったといいます。20回かけてもつながらず、だいたさんは心が折れかけたと振り返りました。そこでだいたさんは、夫にヘルプを求めます。夫は昼食の時間中、ずっと電話をかけ続け、ようやく受診の予約が取れたそうです。夫が昼休みに、昼食そっちのけで電話してくれて夫の方は繋がり今年中に予約がとれて、ホッとしました!ちなみに夫がコールしたのは38回基本的に夫の方が粘り強いですだいたひかるオフィシャルブログーより引用夫は、だいたさんがかけた数よりも多い、38回も病院に電話をし、つながったとのこと。家族のため、自分の時間を惜しまず電話をかけ続けた夫の献身的な対応に、ファンから称賛の声が上がりました。・だいたさんの夫から、責任感と相手を思いやる愛情を感じます。・粘り強さはつまり、愛情ということですね!・大切な家族だから、夫も頑張れたのではないでしょうか。夫のサポートもあり、受診の予約ができた、だいたさん。家族からの愛情を感じながら、今後も治療に取り組んでいくことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年11月09日2021年に乳がんが判明し闘病を続けている、こほこさんの体験を描いたマンガを紹介します。こほこさんは浸潤性小葉がんによる右胸の全摘、同時再建手術を受け、次の治療へと進むことになりました。退院後、こほこさんが術後に傷に触れると……。★関連記事:「お世話になったよ」ホルモン療法前にやってきた生理に思ったこと #乳がん絵日記 24退院から1週間以上がたち、毎日体の回復力に驚いていました。この翌週からホルモン療法が始まるので、このころはゆっくりと過ごしていました。私は右胸の再建をしたとき、左太ももから組織を取ったので術後は少し歩くことが大変でした。退院するころには普通に歩けるようになっていたものの、左足だけで体を支えることができず苦労することもありました。しかし、退院して6日くらいたったころには階段の上り下りなどもできるようになっていました。退院後は1日10,000歩くらい歩くことを目標にして、毎日散歩をしていました。この日はバスに乗って出かけようと思ってバス停に向かったところ、既にバスが到着していました。慌ててバスに乗ろうと小走りをしたところで、あれ? 私走れているの!? とびっくり! 左足は引きずり気味でしたが、走れるようになっていました。入院する直前から仕事を休んでおり、平日にどこかに行けるのはぜいたくだな〜と思いました。美術館や神社、カフェに寄って帰宅しました。手術をした傷の周辺に触ってみると、正座をした後のようなピリピリとした感覚を感じるところがありました。さらに右胸から脇と背中にかけて感覚がないところもありました。組織を取った左太ももは裏側にピリピリ感や皮膚のつっぱりを感じるものの、内側は普通の感覚でした。感覚がない部分は触感で気付けないこともあるので、うっかりけがしてしまったりかぶれたりしていないか目視で確認するようにしました!術後23日目は夫と一緒に病理組織診断の説明を聞きに、乳腺外科へと行きました。病理組織診断では手術した組織や臓器を調べてがんの悪性度や広がりなどを調べるのだそう。まず、摘出した右胸の写真を見せてもらいました。夫は手術当日に現物を見ていたのですが、私は全身麻酔で眠っていたので初見!写真は検査用に加工されていたので、パッと見は何が何だかわかりませんでした(笑)。がんの告知前におこなった針生検で見つかった浸潤性小葉がんは11mmで1番大きいサイズだったそうです。他にも浸潤性乳管がん、非浸潤性小葉がん、線維腺腫(せんいせんしゅ)が何箇所かにありました。皮膚の近くや肋骨の近くにまでがんがあったそうで、それをすべて取ってくれたみたいでした。ー--------------こほこさんは平日に仕事を休んで出かけることに特別感を感じたそう。いつもと違う過ごし方ができる日があるとうれしいですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著者/こほこ2021年、乳がんになり右胸を全摘。「患者さんが残した記録が誰かのためになることもあるよ」と医師から聞き、絵日記を書き始める。夫と2人暮らしの40代。仕事も趣味も人生も楽しく継続中。Instagram:@co_4_co_kyoto
2022年11月04日2021年に乳がんが判明し闘病を続けている、こほこさんの体験を描いたマンガを紹介します。右胸の全摘、同時再建手術をおこなったこほこさん。退院後、乳がんの再発防止のためにホルモン療法を受けることになり……。★関連記事:「手術したのは利き手側で…」コロナ禍で会えない遠方の母から手料理が届き… #乳がん絵日記 232週間の入院生活を終え、退院してから1週間がたとうとしていました。手術をしたら治療は終わり、というわけではなくまだ私の闘病は続きます。術後17日目、おなかが痛いな〜と思っていたら生理が来ました。1週間後にはホルモン療法を受けることが決まったいたので、多分これが最後の生理になるだろうという予感。どうやらホルモン療法で服用する薬に女性ホルモンであるエストロゲンの働きを抑える作用があるそう。エストロゲンの分泌が減ると生理が止まるそうで……薬の服用期間や年齢のことも考えると生理とはお別れなのかな? という感じでした。私が初潮を迎えたのは小学6年生のときでした。ちょうど修学旅行の最中で、生理痛をジェットコースターに乗りまくることでごまかしていました(笑)。どちらかというと生理が重いほうだった私は、よく保健室に行っていたし痛み止めも常備していました。生理で楽しみにしていた水泳大会に出場できなかったこともあったなあ……。経血漏れしてしまったこともあったし、生理とはいろいろな思い出があります。最後の生理だと思うとなんだか少し寂しい気持ちになりました。夫の仕事が休みだった日、ひさびさに夫婦でお出かけをしました! 実は入院中、退院したら行きたいと思ったところをたくさんリストアップしていました(笑)。このころは春だったのでキリシマツツジという花で有名な神社へ。キリシマツツジで赤く染まった参道を通ってお参りをしました。神社には階段があったのですが、普通に上り下りできるようになっていました。つい3日前までは手術のときに組織を取った左足で踏み込むとよろけていたのに……回復力にびっくり!その後は予約していたマリトッツォを食べに行きました。入院中にSNSでこのお店を見かけて、病室で頬張るイメトレをしちゃうくらい食べたい気持ちでいっぱいだったので本当にうれしかったです!退院して運動量が増えたおかげか、食欲も元に戻りつつありました。夫と出かけた翌日は、形成外科で右胸の傷を見てもらいに行きました。バスに乗って病院へ向かったのですが、乗車口の段差もうまく上れたし、立っていても揺れに耐えられました。普段ならなんてことない動作もそれなりに力が必要なのだと気付きました。形成外科では手術の執刀をしてくれた先生と、入院中に経過を見てくれていた先生の両方がいました。右胸の傷で2cmくらい壊死しているところがあったので、退院後は毎日シャワー後に軟膏を塗っていました。最初は薄黒くてカサカサしていたのですが、だんだん黒いものが取れていきました。それから壊死していた部分がへこんで白い何かが見えていました。この変化が良いのか悪いのか自分ではわからなかったのですが、先生方が「ちゃんと治ってるね!」と言ってくれたのでひと安心〜!左太ももにバンドを巻いていたのですが、どうやらキツく巻き過ぎていたみたいで柔らかい包帯に変えてもらいました。術後20日目。私は喉にちょっと違和感があることに悩んでいました。というのも、手術をしていた約9時間の間、私は気管挿入をしていました。手術の直後はまったく声が出ず、ささやくようにしか話せず……。カスカスではあったものの、その日のうちに声は出せるようになりました。翌日はもっと声を出しやすくなりましたが、すぐに裏返ってしまい話がしにくかったです。その後は喉元を締めつけられるような不快感があったり空咳が出たりしていたので、のど飴をなめまくって過ごしました(笑)。術後6日目には安定して普通の声で話ができるようになっていました。術後20日目になって時々声が裏返ってしまうことがあるものの、喉は良くなってきていて違和感を覚えるけれど大きな問題はありませんでした。ー--------------入院中、退院後にやりたいことを考えていたというこほこさん。手術や治療を頑張るために楽しみを作っておくといいかもしれませんね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。★関連記事:「そこまで俺もたないよ」夫の体にじんましんが! その理由は… #夫とともに四半世紀 1★関連記事:「体が弱っているせい?」血尿が出て病院へ、人の温かさが身に染みる #43歳で腎がんになった話 2★関連記事:「もしかして新型コロナ?」体調不良とおなかの違和感がずっと続いて… #大腸がんらしい 1著者/こほこ2021年、乳がんになり右胸を全摘。「患者さんが残した記録が誰かのためになることもあるよ」と医師から聞き、絵日記を書き始める。夫と2人暮らしの40代。仕事も趣味も人生も楽しく継続中。Instagram:@co_4_co_kyoto
2022年11月04日2021年に乳がんが判明し闘病を続けている、こほこさんの体験を描いたマンガを紹介します。浸潤性小葉がんによる右胸の全摘、同時再建手術を受けたこほこさん。退院から2日たち、日常生活を送ろうとするも困難がたくさんあって……!?★関連記事:「ふんばれぬ…!」退院の翌朝、自宅の布団から起き上がるコツを見つけて!? #乳がん絵日記 22術後12日目、無事に退院した私は自宅でまったりと過ごしていました。手術をした右胸は利き手側だったので困ったことがたくさんありました。傷に響くので、重いものを持ったり力を入れたりすることはしばらく難しい状態でした。また、再建した右胸の傷を治すために、右腕を90度以上上げることもダメだったので動作が限られてしまっていました。退院して料理をしていたのですが、包丁でにんじんとか肉とか硬いものを切る、みじん切りのような細かい動き、重い鍋を持ち上げる、ビンのフタを開けるといった動きができず……。おたまで鍋の中身をかき混ぜることも意外と腕を持ち上げるので右腕ではできませんでした。ただ、無理に料理せずともお惣菜や宅配などテイクアウトのご飯で食事を済ませることもできるので、何とかなるか〜と思っていました。すると、料理が得意な母があらゆる食材を使った料理がクール宅急便で届いたのです! たけのこご飯やハンバーグ、れんこんのサラダなどうれしいものがたくさん!またもや母の愛を感じました。自宅での生活にも慣れてきた退院3日目。右胸の傷に貼るガーゼやテープが足りなくなってきたため、近所のドラッグストアへ行きました! 術後初めて外を歩いたのでやや疲れましたが、もっともっと歩きたくなっていきました。そこで、友人に付き添ってもらって近所の公園を散歩することにしました。休憩を挟みつつ、1時間半くらいゆっくりと歩きました。合計2〜3kmくらい歩き、夜は眠剤を飲まなくてもぐっすり眠れました。手術をしてから、右胸と左太ももの傷を治すために寝る体勢があお向けになっていて、普段うつ伏せか横向きで入眠していた私はなかなかうまく眠れなくなってしまっていました。でもこの日はスッと眠れたので、単に運動不足だったのかもしれません。右胸の再建は左太ももの自家組織を利用したので、左太ももの傷も確認していました。左の内ももから足の付け根に向かって、20cmくらいの大きさの傷がありました。普通に立ってると前後からはほとんど見えないので、あぐらをかいて傷の確認をしました。保湿してから病院の売店で買ってきたテープを週1くらいで貼り替えていました。左太ももの管を挿していた穴の周辺がプヨプヨと膨らんでて、入院中は何かたまっているのかな〜て思っていたのですが、退院日にエコーで見てもらったら自分の脂肪でした(笑)。この膨らみを抑えよう! と思いネット通販でサポーターを購入したのですが、すごくキツい。口コミでもキツいと書かれていたのですが、安いしサイズ表では問題ないなかったのです。太ももに巻こうとしたらすさまじい圧迫感を感じたので、膝を痛めている夫にプレゼントしました(笑)。ー--------------術後の制限が多いこほこさんに料理を送ってくれたこほこさんのお母さん。ふとしたことで親のありがたさを感じることってありますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著者/こほこ2021年、乳がんになり右胸を全摘。「患者さんが残した記録が誰かのためになることもあるよ」と医師から聞き、絵日記を書き始める。夫と2人暮らしの40代。仕事も趣味も人生も楽しく継続中。Instagram:@co_4_co_kyoto
2022年10月29日私は2021年の秋、かかりつけの乳腺クリニックで乳がん定期検診を受け、左乳房に腫瘍(しゅよう)が見つかり、がんの疑いでがん治療拠点病院に転院しました。「どうかがんじゃありませんように」と、祈るような気持ちで検査を重ねましたが、11月初めに乳がんの告知。その乳房を全摘出手術することになりました。この話は、私の入院手術のタイミングがまさかの年末年始に決まり、家族と離れて年末年始を過ごした体験談です。★関連記事:「すぐに受診してください」人間ドックの結果は衝撃的なもので… #乳がん絵日記 1決定!入院日はクリスマス世間のクリスマスムードが高まる11月末。乳腺科の先生から「手術の日、12月27日はどう? 」とお話がありました。さらに「入院期間は、手術日前後を合わせて10日から2週間は空けておいてください」とのことでした。私は家族と楽しく過ごすはずの冬休みを思い、すぐの返事をためらいました。年末年始をゆっくり過ごし、英気を養ってから手術を迎えたい気持ちもあり、手術日は仮押さえにしてもらいました。ただでさえ初めての全身麻酔や長時間の手術、同室になるのはどんな人たちだろうかと不安が多い入院生活。その上イベントが多く楽しい年末年始と重なるなんて……と、心の中に冷たい北風が吹いていました。2020年に本格的に始まったコロナ禍。「延期が可能と判断される予定手術及び予定入院の延期要請」があり、病院では2021年もその影響が続いていました。手術を待っていた方、受診を控えていた方の通院再開で、先生のスケジュールは年末まで埋まっているようでした。「たとえ初期のがんでも、見つかったのなら早く摘出したほうが良いと思います」と言う先生の助言と、夫の「早く手術を済ましたほうが安心。それに仕事が長期休みと重なるほうが、子どものフォローをしやすい」との意見。これらを踏まえ、「何より体を守ることが一番の優先だ」と考え直し、先生の提案通り「12月25日クリスマスに入院、年内オペ最終日の27日に手術」することが決定しました。いざ入院。病院食は味も色もうすい!病院では入院の前日に新型コロナウイルスのPCR検査を実施。24日の午前中、通院でPCR検査を済ませ、帰りにクリスマスケーキとチキンを買い、夜は家族でクリスマスパーティー。息子から「おこづかいだよ」と、紙で作ったお財布とお金、手編みのマフラーをもらい、うれしく思いつつ少し切なくもなりました。入院病棟に入れるのは、基本的に新型コロナウイルスワクチン接種済みが条件。ワクチン未接種の当時6歳の息子は、家族といえども同席、面会ができず、お留守番です。25日の朝、サンタさんからのクリスマスプレゼントを見届け、年明けのお年玉、年賀状の準備を済ませて入院へと向かいました。看護師さんに病室へ案内され、パジャマに着替えるとお昼ごはんの時間。名前を呼ばれ、カーテンが開いて配膳された食事を見てビックリ。想像していたよりずっと「薄味で全体的に白っぽい! 」。あとで張り出されている献立表を確認してみると、1食600キロカロリー前後。「なるほど、仕事も家事もせずベッドとトイレの往復だと、この量になるのか……」と納得。早速持参したふりかけで味付けと色味を足し、いつもよりよくかむことを意識して、ゆっくりといただきました。食後に「動けるうちに、おやつとご飯のお供をもう少し確保しよう」と、いそいそと病院内にあるコンビニへと向かいました。しみ入る!手術後のコーヒーのおいしさ私の部屋は4人部屋、そして全員が乳がん患者でした。手術前にお顔を合わせたとき「きっと大丈夫ですよ! 」と、笑顔で勇気づけてくださり、自分以外にも同じ立場の方がいるのは本当に心強いものでした。手術の翌日。離床を促されているものの、体にはまだまだ痛みがあり、点滴がつながり、思うように動けないとき、同じ病室の方が「コーヒーを飲む? 買ってきてあげるよ!」と声をかけてくれました。さらに「手術後、私も買ってきてもらったの。感覚が戻ってくるよ〜」とおすすめしてもらい、それならと「砂糖は2つの甘めで」とリクエストしました。普段から愛飲しているコンビニのドリップコーヒー。術後の処置で疲れた体にしみ入る、温かいコーヒー。カップから立ちのぼる香り、飲み慣れた濃さと砂糖の甘さに、パチッと目が覚めたような感覚に包まれました。買ってきていただいたやさしさと相まって「すごくおいしい! 」と感じ、感謝を伝えました。そして改めて「おかえり」と言ってもらい、お互いの手術の無事をねぎらい合いました。コーヒータイムを介して皆さんとすっかり仲良くなり、そのあとも時間が合うと、おしゃべりを楽しく続けていました。入院病棟でご来光を待つ病室での大みそか。窓から見える寒そうな外の風景には、雪が降っていました。病室はぬくぬくと温室のようで、看護師さんは半袖で業務。私も薄手のパジャマ1枚でも平気なほどでした。子どものころから欠かさず食べていた「年越しそば」。コンビニでカップそばを買って食べようかと思っていたところ、夕食メニューに「年越しそば」の文字。翌日からのお正月も、おせち料理やステーキなどイベントメニューが続き、カロリーもややアップ。テンションが上がります。お正月を自宅で過ごすために一時退院していく患者さん、外来が閉まり、新規の入院患者さんもなく、だんだんと静かになっていく病院。いつもは慌ただしく過ごしていたはずの年末の雰囲気を、不思議な気持ちで過ごしていました。夕方からは「年末らしく紅白歌合戦を見よう! 」と病室の皆さんとテレビ鑑賞。消灯時間が22時なので全部は見ずに「明日の元旦は、みんなで初日の出を見ようか」と話し、眠りにつきました。日の出時刻を確認すると7時過ぎ。病棟の東に最も近い窓にスタンバイしたものの雲が多く、空はなかなか明るくなりませんでした。7時30分ごろ、病院の外壁の向こうから初日の出がしっかりと顔を出し「すごくパワーがある! 」「今までで1番ありがたいご来光だわ」と、新年を喜び合いました。まとめ不安と寂しさでどうなるかと思っていた年末年始の入院。当直の看護師さんが「お正月の人が少なくてのんびりした感じが好きなんですよ〜」とおっしゃるように、入院病棟はとても静かで穏やかな気持ちでゆっくりと治療に専念できました。そして私のような入院患者がいるということは、先生、看護師さん、調理師さん、クリーニングスタッフさん、たくさんの方が働いていて、思っていたような寂しいものではありませんでした。12泊13日の入院生活。夫と息子には少し寂しい思いをさせてしまいましたが、おかげで元気になって退院することができました。帰り道に早速夫と退院祝いの焼き肉ランチに立ち寄り、おなかも満足して帰路につきました。しばらくは手術痕に痛みや違和感がありましたが「日にち薬」(月日の経過が薬代わりになること)で少しずつ回復。当たり前のように日常生活を送れることに感謝しながら、がん完治を目指し、日々を過ごしています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著者/ショコカ(47歳)夫と小学1年生の男子の3人家族。産後の体形が戻らず、コロナ禍でさらに体重増加したのが悩み。日課は朝のラジオ体操とプロテイン飲料、夜は糖質ゼロのビール 。アラフィフの体とうまく付き合うため、仕事と家事のバランスを模索中。
2022年10月24日ユニ・チャーム株式会社(代表取締役 社長執行役員:高原豪久)のインドネシア現地法人であるPT Uni-Charm Indonesia Tbk(以下、ユニ・チャームインドネシア)は、乳がんの定期的なセルフチェックによる早期発見・治療を促す「ピンクリボン活動」を支援することをお知らせします。なお、当社が啓発活動を推進する乳がんのセルフチェックはインドネシア政府が推奨しており、また「ピンクリボン活動」は乳がん財団(YKPI)ならびにインドネシア政府保健省との協働によるものです。本取り組みの一環として、インドネシア国内の生理用品ブランドである『Charm』の公式サイト上において、乳がんの定期的なセルフチェックに関する情報発信に加えて、乳がん財団(YKPI)の活動を支援します。uc_01■活動の背景世界保健機関(WHO)※1によると、全てのがんに占める「乳がん」の割合は高く、新規発生率の約1割強を占めています。また、インドネシア※2においても「乳がん」の患者は増加しており、その原因のひとつに「乳がん検診に対する意識の低さ」があるとされています。一方で、「乳がん」は適切な知識を身につければ、自分で発見できるがんでもあります。以上を踏まえて、ユニ・チャームインドネシアでは、2021年から「乳がん」に関する正しい知識の伝播や、がん検診の受診率向上に貢献するべく活動を始めました。本年は、乳がん財団に加えて保健省とも協働し、「乳がん」の早期発見に向けたスローガンである“AYO SADARI SETELAH MENSTRUASI”(インドネシア語で「生理が終わったらセルフチェックをしましょう」の意)を発表しました。※1 ※2 インドネシア共和国保健省公式サイト参照■「ピンクリボン活動」の取り組み(1) 定期的なセルフチェック(インドネシア語で「SADARI」)を啓発するデザインパッケージの展開・インドネシア国内の生理用品ブランドである『Charm』から、定期的なセルフチェック(SADARI)を啓発するデザインパッケージの発売を予定しています。・乳がんの早期発見に向けたスローガン“AYO SADARI SETELAH MENSTRUASI”(インドネシア語で「生理が終わったらセルフチェックをしましょう」の意)を掲げて、生理日から7~10日後に定期的なセルフチェック(SADARI)することを促し、乳がんの早期発見を目指します。(2) デジタル動画制作による早期発見を啓発・セルフチェック(SADARI)の方法を分かりやすく学ぶことができる動画を制作し、SNS等で配信することによって、乳がんの早期発見方法を伝達します。(3) ユニ・チャームインドネシアの社内における活動・女性社員が多数在籍しているユニ・チャームインドネシアでは、乳がんの早期発見の重要性を理解してもらうために、乳がん月間を設けて下記を実施しています。―社員向けに定期的なセルフチェック(SADARI)の説明会を実施―マンモグラフィー検査の推奨※3※3 乳癌の早期発見のために人の乳房をX線撮影する手法■ユニ・チャーム株式会社 執行役員PT Uni-Charm Indonesia Tbk President Director 石井裕二のコメント乳がんは世界及びインドネシア国内において深刻な健康問題となっており、行政機関や非政府組織と協働して取り組むことが急務となっています。この問題を解決するには、乳がんの早期発見が必要であり、多くの女性に啓発することが重要と捉えています。乳がん財団(YKPI)と保健省が定期的なセルフチェック(SADARI)を推進していることを踏まえて、生理用品のトップメーカーである当社が貢献できることはないか?と社内で検討した結果、月1回の生理後に定期的なセルフチェック(SADARI)を推奨する “AYO SADARI SETELAH MENSTRUASI”というスローガンを発表することとしました。今後も乳がん財団(YKPI)と協働し、定期的なセルフチェック(SADARI)を啓発する教育プログラムを通じて、インドネシア国内における乳がんの早期発見の実現に貢献してまいります。また、ユニ・チャームインドネシアのコーポレートスローガンである「いつもの暮らしにちょっといいことを取り入れる」~Ethical Living for SDGs~に沿った具体的な取り組みによって、インドネシア国内のすべての生活者に健康で幸せな暮らしを届けられるよう貢献してまいります。■「ピンクリボン活動」の応援を通じて貢献する「SDGs 17の目標」「ピンクリボン活動」を応援することは、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、下記に貢献するとユニ・チャームでは考えています。3. すべての人に健康と福祉を 17. パートナーシップで目標を達成しようこれからも、商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、環境問題や社会課題の解決し、SDGsの達成に貢献することを目指します。■会社概要社名 :ユニ・チャーム株式会社設立 :1961年2月10日本店 :愛媛県四国中央市金生町下分182番地本社 :東京都港区三田3-5-27 住友不動産三田ツインビル西館社員数 :グループ合計16,207名(2018年12月)事業内容:ベビーケア関連製品、フェミニンケア関連製品ヘルスケア関連製品、化粧パフ、ハウスホールド製品、ペットケア関連製品、産業資材、食品包材等の販売ユニ・チャーム株式会社 ホームページアドレス 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月24日2021年に乳がんが判明し闘病を続けている、こほこさんの体験を描いたマンガを紹介します。右胸の全摘と同時再建手術を受け、退院して自宅へと戻ったこほこさん。病院との違いに戸惑いながらも自宅での生活に戻って……。★関連記事:「お世話になりました!」ついに退院。帰宅して感じた病院との違いとは #乳がん絵日記 21私は右胸に浸潤性小葉がんができ、右胸の全摘、左太ももの組織を使った再建手術をおこないました。それから約2週間の入院生活を経て、わが家へと帰宅しました。入院する前、脱ぎ履きがしやすく、かかとを覆ってくれて転倒防止になる靴を探していました。病院の売店に表面にファスナーがあって、足の甲の部分を調整できる靴が売っていたのですが、短期間しか履かないから手持ちの靴で何とかしたいと思っていました。スリッパやサンダルはNGだったのでスニーカーにするか……と入院直前までは思っていたのですが、術後にひもを結ぶことができるのか? と気付き、手を使わず脱ぎ履きできる柔らかくて軽い皮でできたスリッポンを履くことにしました。私は左太ももの自家組織で右胸の再建をしたので、術後すぐは左脚を持ち上げたりしゃがんだりできませんでした。なので、ひもで調整するスニーカーは脱ぎ履きに時間がかかっただろうと思います。予想外だったのは、術後6日目まで足がむくんで靴に足が入らなかったこと。はだしでもかかとが入らず、やむを得ずかかとを踏んで靴を履きました(笑)。靴についてはかかとを踏んでも良かったのですが、転倒防止の面ではあまり良くなかっただろうな……と思います。術後7日目以降はむくみも引いて、かかとまでしっかりと履いて普通に歩けるようになりました。退院して帰宅し、自宅の床に座った後立ち上がることが難しいと気付きました。左太ももに力を入れてふんばったり、正座のような角度まで曲げると左太ももの裏の傷のそばがピリピリしていました。帰宅し、布団で寝るようになって起きてから立つことが大変でした。入院中はベッドでの生活だったので起き上がるのが大変だなんて思いませんでした…!そこで起床したらまずは四つんばいになって力を分散させて、手術をしていない右脚を軸足として踏み出します。このとき、うっかり左脚に重心が移ると支えきれないので、右太ももに全体重を預けて片足で立ち上がります。右胸を手術しているので、右腕に力が入らないよう左手でサポートするようにしていました。そして右脚重心の片足だけだとヨロヨロするから、壁に手をつけて壁伝いに立ち上がる。術後15日目までの3日間は布団からの立ち上りに四苦八苦しましたが、16日目からは完全にコツをつかんで割とすんなり立ち上がることができるようになりました!なんだか病室のベッドが恋しい〜と思った3日間でした。退院翌日、午前中のうちにシャワーを浴びようと準備しました。術後初めてのシャワーでウキウキな気持ちでした。傷を濡らす勇気が湧かず、ひとまず立ったままま頭だけ洗いました。それから体にもシャワーでお湯をかけて……気持ち良い〜!右胸と左太ももを濡らさないようにしたので、かえって難しいシャワーの浴び方をしていたので、翌日からは普通に全身シャワーしました(笑)。お風呂上がりにまさかの排水の点検業者さんが登場! 入院中に点検のお知らせが来ていたようだったのですが、夫が失念しており頭が濡れたまま点検してもらいました……。その後、初めて右胸の傷を鏡で正面から見ました。傷の壊死したところは2cmくらい薄黒くカサカサ乾いたかさぶたのような感じになっていました。ー--------------病院と自宅の違いに戸惑いながらも何とか生活しているこほこさん。普段通りに生活できないことって不便ですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著者/こほこ2021年、乳がんになり右胸を全摘。「患者さんが残した記録が誰かのためになることもあるよ」と医師から聞き、絵日記を書き始める。夫と2人暮らしの40代。仕事も趣味も人生も楽しく継続中。Instagram:@co_4_co_kyoto
2022年10月22日リハビリや薬の服用、手術…など、病気になった苦しみは、その人にしか分からないものです。そのため周囲が病気を患った人に対し、配慮や想像力に欠けた言葉をかけると、傷付けてしまいかねません。2022年10月17日、乳がん治療に取り組んでいるお笑いタレントの、だいたひかるさんはブログで、『がんの人が聞かれて嫌なこと』と題した内容をつづりました。仕事などで、「がんを患った友人に、どう接すればいいか」と聞かれたというだいたさん。だいたさんは、『気の毒』『大変』といった言葉をかけてもらうよりも、「普段通りに接してもらうのが一番嬉しい」と明かしました。一方、自身も含めて、がんを患っている人が聞かれて嫌な思いをするであろうことについて、このようにつづっています。そんな感じで、ガンになる事は特別じゃ無いので…特別扱いされないのが、心地よかったです多分ガンの方が、聞かれて嫌なのはステージ。たいした仲でも無いのに、興味本位で聞くのは…すぐ分かるし、デリカシー無さ過ぎなのでだいたひかるオフィシャルブログーより引用がんの進行度を表す『ステージ』。段階ごとに、症状の深刻さが分かるものです。だいたさんは、がんのステージを聞かれることに、嫌な思いをするといいます。だいたさんの言葉に、かつて病気を患った人などからさまざまな声が上がりました。・余計な心配をかけたくなかったので、実家で一人暮らしをしている母親にがんを患ったことを伝えませんでした。・同情されるのが嫌で、友人には病気のことをいっていません。・私の場合、仕事ができなくなるので同僚に話しました。自分が置かれている状況次第で、どこまで話すかを決めています。家族や友人など、身の回りの人が病気を患っていることを知ったら、心配の言葉をかけてしまいたくなるものです。しかし、場合によっては、その人にさらなる精神的負担を与えてしまうことも。病気だけでなく、関係性などを考えた上で、どのような言葉をかけるのかを考えたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年10月20日アラフォーに片足を突っ込み始めたババアさんのマンガを紹介します。乳がんのセルフチェックでしこりを見つけたババアさん。乳腺センターを受診しマンモグラフィーと超音波検査をおこなった後、触診を受けることになり……。★関連記事:「動け右乳!」気分はまるでたい焼き!? 乳がん検査の内容とは #ババアは健康になりたい 19ある日の入浴中、私はふとおととしに検診を受けて以来乳がんの検診を検診をおこなっていないことに気付きました。そこでセルフチェックをしてみると何か固いものが……。しこりがあると不安になり、近所の乳腺センターを受診しました。マンモグラフィーと超音波検査を受け、最後に触診をしてもらうことに。検査の結果は特に異常なし! 実はこのとき、セルフチェックをしたときに見つけたしこりはなぜか消えてしまっていました。私が感じたしこりのようなものは乳腺そのものだったのかもしれないとのことでした。ただ、乳がんの検診を受ける機会もあまりないので検診の頻度について聞いてみました。すると、毎年受けることをおすすめされました。検査費用も私が行った乳腺センターは3割負担で3600円とお財布にもやさしい値段でした! これなら毎年検診を受けようと思いました。ー--------------ババアさんは帰り際、センターの方に「とにかく気軽に来てくださいね」と声をかけられたそう。病院なんかへ行くのは身構えてしまいますが、健康のためには受診の一歩を踏み出すことが大切ですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著者/ババア5歳児を育てている主婦。管理栄養士として働きながら、健康、育児、料理、ファッションなどなどについて漫画とブログを更新中。
2022年10月19日もし病気になったら……その痛みや苦しみはもちろん、やはり不安になるのはお金。後期高齢者の2割に当たる約370万人の医療費負担が2割に引き上げられたなか、「いくらかかる?」を知って備えることが重要だ。「1割負担の人が2割負担となると、単純に医療費が倍になります。定期的に診察を受ける必要がある生活習慣病などをお持ちの方は、5年、10年で考えればかなりの負担増になります」こう語る五良会竹内内科小児科医院院長の五藤良将さん、常磐病院(福島県)の医師・尾崎章彦さんとともに、生活習慣病と、女性の5大がんでかかる医療費を見ていこう。【生活習慣病】継続的な治療が必須だが、そのぶんお金も…「生活習慣病など長きにわたって定期的に診察を受ける病気は、1回の医療費が数千円でも、積み重ねで大きな出費につながります」と注意喚起するのは五藤良将さん。国民の3人に1人、4千万人もの患者がいるといわれている高血圧症の、1年間でかかる治療費は3割負担で37,429円、2割負担で24,953円、1割負担で12,476円。「高血圧症の主要因は塩分の取りすぎ、肥満や過度の飲酒などです。血圧が高い状態が長く続くと、血管が痛めつけられ動脈硬化などを起こし、やがては脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めます。つまり、高血圧の人は日ごろから血圧をコントロールすることが重要。降圧剤や血管を広げる薬を処方します」(五島さん)高血圧症同様、重大な合併症を引き起こす糖尿病の、1年間でかかる治療費は3割負担で65,452円、2割負担で43,634円、1割負担で21,817円。「糖尿病は膵臓から分泌されるインスリンの働きが不十分で、血糖値が高くなる病気。2型糖尿病は遺伝的な側面と、運動不足や肥満など生活習慣が原因だったりします」(五島さん)高血糖が続くと血管がダメージを受け、細い血管が集中する部位で症状が出る。「心臓なら心筋梗塞など、脳なら脳出血、目なら失明、足なら壊疽を起こし切断に至るリスクが。血糖値を下げる薬などで対応します」(五島さん)【女性の5大がん】なるべく早期の発見が治療費を抑えるカギ「がんは早期であればあるほど、内視鏡など体の負担の少ない手術で済むケースが多いため、治療費も少なく抑えられます」と語るのは尾崎章彦さん。女性にもっとも身近な乳がんの標準的な治療は「手術・薬物療法・放射線治療」がワンセット。早期の乳がんを想定し、再発予防のための抗がん剤治療、放射線治療(1回1~2分×週5回×5週間)で算出した1年目にかかる治療費は、3割負担で64.2万円、2割負担で42.8万円、21.4万円。「乳がんには、2年に1回のマンモグラフィ検査が推奨されています。乳腺が多い人は小さな病変を見つけにくいので、超音波検査と組み合わせるケースも。入浴後などに胸のしこりに気付いたり、乳頭から分泌物が出たりして受診し、発見されることもあります。ごく早期であれば1週間ほどで退院も可能です。ただ、術後も5~10年はホルモン療法などを続けるのが一般的。医療費負担が続くものの、発症15年時死亡率を30%も減らすといわれています」(尾崎さん)女性のがん死亡原因の1位である大腸がん。早期の結腸がんを想定し、切除手術と再発予防の抗がん剤治療で算出した1年目にかかる治療費は、3割負担で40.8万円、2割負担で27.2万円、1割負担で13.6万円。「大腸がんは遺伝的素因に加え、現在の欧米化された食生活、肥満、喫煙などがリスク因子といわれています」(尾崎さん)早期発見をするためには、大腸内視鏡カメラがより正確だ。「1回検査をして問題がなければ、次回は5~10年後という頻度で行います。しかし下剤を飲むなど、手間が多い検査です。しかも費用がかかるうえ、内視鏡は医師の技術の差があらわれやすく、かなりつらい検査になる場合もあります。気軽にできる検査ではないので、毎年の便潜血検査を欠かさないようにしましょう」(尾崎さん)早期の症状がほとんどなく、見過ごされてしまいがちなため、女性では大腸がんに続き、死亡率が高いのが肺がん。肺がん全体の8~9割を占めるといわれる非小細胞肺がんを想定し、胸腔鏡手術と再発予防の抗がん剤治療で算出した1年目にかかる治療費は、3割負担で59.7万円、2割負担で39.8万円、1割負担で19.9万円。「痛みや吐き気は薬によってある程度コントロールできますが、呼吸の苦しさを取り除くことは難しい。ほかのがん同様、早期に発見することが大事です」(尾崎さん)そこで思い浮かぶのが、健康診断などでのレントゲン検査だ。「しかし、レントゲンはもともと結核のための検査。早期の小さな肺がんを見つけるのは困難なため、喫煙者向けに低線量のCT検査がスタンダードになりつつあります」(尾崎さん)近年、減少傾向にある胃がんは、早期発見であれば、体の負担が少ない内視鏡による手術で済み、入院日数も短く、費用も安くなる。胃の3分の2以上とリンパ節を切除する定型手術と再発予防の抗がん剤治療で算出した1年目にかかる治療費は、3割負担で70.8万円、2割負担で47.2万円、1割負担で23.6万円。「胃がんの主な原因はピロリ菌になります。かつての井戸水や地下水の飲用が原因といわれており、衛生状況の改善から、現在は感染のリスクが下がりました。ピロリ菌を保菌しているかは呼気検査や血液検査で判明し、仮に保菌していても、薬によって除菌が期待できますので、まずは検査しておくと安心です。また、早期であれば、内視鏡による手術が圧倒的に多い。胃を切除する場合も、おなかに数カ所の穴を開ける腹腔鏡手術が主流なので、早期の社会復帰が望めます」(尾崎さん)子宮の入口に生じる子宮頸がん、子宮本体に生じる子宮体がんに大別できる子宮がん。子宮体がんの全摘手術と再発予防の抗がん剤治療で算出した1年目にかかる治療費は、3割負担で57.6万円、2割負担で38.4万円、1割負担で19.2万円。子宮頸がんの場合は、レーザー治療などを利用することもあり、入院日数は短めになる傾向がある。「子宮体がんも子宮頚がんも、不正出血やおりものが増えてくるなどの症状があるので、早めの受診をおすすめします」(尾崎さん)※高血圧症、糖尿病でかかる治療費は取材をもとに、また、がんでかかる治療費は「がん治療.com」の資料をもとに、本誌が作成。
2022年10月19日2021年に乳がんが判明し闘病を続けている、こほこさんの体験を描いたマンガを紹介します。右胸の全摘と同時再建手術を受けたこほこさん。術後から12日目、退院の日を迎えてこほこさんが思ったこととは……。★関連記事:「もっと入院させてもらったら?」娘を心配するがあまり母が衝撃発言! #乳がん絵日記 20私は右胸に浸潤性小葉がんが見つかり、右胸の全摘手術を受けました。同時に左太ももの組織を使って右胸の再建手術もおこないました。約2週間の入院生活も終わりに近付いてきました。入院生活最後の日の朝もさわやかな目覚めでした。いつものようにモーニングコーヒー飲みながら窓からの日の出を堪能。8時45分ごろに形成外科の先生が病室に来て、一緒に処置室へ向かいました。左太ももからの体液の排出が減ってるから、管が出てるあたりの黒い糸を切って、管を抜いてもらいました。すると、形成外科の先生から「退院です!」とひと言。病室に戻ると、乳腺外科の先生たちも来てくれて傷の確認や退院の処理を進めてくれました。看護師さんが入院費の計算書を用意してくれて、入院患者用のリストバンドも取ってもらいました。突然のことでしたが、夫に迎え頼んで部屋の片付けや荷造りして、看護助手さんと部屋の点検して10時30分ごろには退院していました。仕事を抜けて病棟の入口で待機してくれていた夫と合流して、見送りしてくれる病棟のスタッフの方たちとお別れしました。病棟スタッフの方は入院中とてもやさしくしてくれて、たくさんお世話になりました。外来や手術室、病棟などでたくさんの方に支えられてるなと実感する2週間でした。退院するのでレンタルパジャマともおさらば! 2週間ぶりに普通の服を着ました。入院中はずっとノーブラで過ごしていました。先生や看護師さんに傷をすぐ見てもらえるし、手術した胸を締め付けたくないし、浴衣タイプのレンタルパジャマは程良い厚みで手術していない左胸もノーブラとバレにくい仕様になっていました。退院日用に用意したのは前開きのブラジャーでした。いろいろなメーカーが前開きのブラジャーを販売していて、どこのものも良さそうだったのですが伸びが良いものを選びました。肌着も前開きのものを購入し、前開きのボタンで留めるタイプの軽いコットンワンピースを着用しました。ワンピースは荷物を減らすために入院日に着たものを同じものを着ました。ちなみに術後1カ月くらいまでは前開きの服ばかり着ていました。前開きのブラジャーは退院後2週間くらい着用して、その後は伸びに伸びたブラトップを着るようにしました。ブラトップのパッドが再建した右胸に食い込んでるときがあったので最初は気になっていましたが、だんだん慣れてきて今もブラトップを着ています。退院の日は、夫が仕事を抜けて車で迎えに来てくれました。おしりを座席に着けて、左太ももの裏面が座席の端にある膨らみに当たると少し痛かったです。左太ももの傷は内ももにあるので傷自体は痛くないのですが、左太ももの傷周辺の皮膚が張ってて、触っても感覚がないのに座席に当たると若干痛いという謎な感じでした……。車を降りるときも左脚から外に出すので、左太ももの裏側に体重が乗らないように腰を浮かして降りるようにしました。そしてひさびさに家に帰ってソファに座ってくつろいでると、なんだか左の腰が痛くなってきた……。病室ではずっとベッドの角度を調整して足を上げて座ってたから問題なかったのですが、足を降ろして座ったら膝下の重みを腰が支えきれていないような感じがしました。ソファに座るのは諦めて、床にクッション置いてもたれかかると快適に座れました。退院して帰宅して、なんやかんやしてなにげなく冷蔵庫で冷やした水を飲みました。その水が喉から食道を通過するとき、全摘した右胸全体がヒヤァ〜と冷たいものが通過している感覚がありました!試しに椅子にもたれて水を飲んでみたら、胸の近くではなく背中側を水が通過するのかあまり冷たさは感じませんでした。入院中も冷たい水を飲んでいたのですが、まったく気付かなかったので不思議な感じでした……。ー--------------無事退院し、家へと帰宅したこほこさん。ひさびさに家に帰るとほっとする気持ちになりますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著者/こほこ2021年、乳がんになり右胸を全摘。「患者さんが残した記録が誰かのためになることもあるよ」と医師から聞き、絵日記を書き始める。夫と2人暮らしの40代。仕事も趣味も人生も楽しく継続中。Instagram:@co_4_co_kyoto
2022年10月15日毎年10月を「乳がんキャンペーン」月間と定めているエスティ ローダー グループ。2022年はキャンペーン活動開始から30年目を迎えます。今年は「30年の絆。乳がんを終わらせるために」をテーマとし、「乳がんを終わらせるための願い」を声で吹き込みSNSでシェアすると乳がん研究や乳がんに関する知識教育の支援につながる「Pink Ribbon Voices」を展開します。乳がんを終わらせるための願いを吹き込む「Pink Ribbon Voices」キャンペーン活動開始30年目となる今年は、乳がんを終わらせるための願いを声で吹き込む「Pink Ribbon Voices」キャンペーンを開始します。乳がんを終わらせるという「願い」は声に出すことで「行動」のチカラとなる、という思いから「Pink Ribbon Voices」は生まれました。また、吹き込まれた願いの声はアート画像に変換され、「#TimeToEndBreastCancer」と「#乳がんのない世界へ2022」のハッシュタグをつけてSNS上でシェアすることで、乳がん研究や乳がんに関する知識教育の支援につながります。●参加方法1. スマホで特設サイトへアクセス特設サイトURL: あなたの「乳がんを終わらせるための願い」を声で吹き込んで、ピンクリボンのアート画像をつくろう3. 願いのこもったピンクリボンのアート画像をInstagramフィードやTwitterに2つの指定ハッシュタグをつけて投稿4. エスティ ローダー グループが乳がん支援団体に1投稿につき10円を寄付●指定ハッシュタグ#TimeToEndBreastCancer#乳がんのない世界へ2022そのほか、ライトアップや収益の一部が医療研究に役立てられるキャンペーン支援製品が発売されています。詳細は特設サイトをご確認ください。乳がんの60%はセルフチェックで発見、月に1度はセルフチェックを!日本の乳がんの60%以上は、セルフチェックによって見つけられています。月に一度のセルフチェックを習慣化し、自分の乳房の変化や違和感を見つけることが、乳がんの早期発見と生存率向上への近道になります。※日本乳癌学会全国乳がん患者登録調査より鏡の前に立ち、目で確かめます。乳房に「腫れ」や「ひきつれ」はありませんか? 乳房の形や大きさ、乳頭の向きや陥凹に、右と左に差はありませんか?入浴中に、人差し指、中指、薬指の3本の指を使って、つままずに調べます。乳房に固まりやしこりはありませんか?乳首をつまんで、血液混じりの分泌がないかも調べます。あおむけや横に寝た状態で調べると、より分かりやすい場合があります。乳がんのない世界、女性が苦しまない世界を目指すエスティ ローダー グループの「乳がんキャンペーン」。SNSキャンペーンや製品購入で応援しつつ、セルフチェックも試してみましょう。【参考】※特設サイト
2022年10月14日婦人科検診は、会社の検診や住んでいる地域のクーポンなどで受診する機会はありますが、友達と赤裸々に話す機会は少ないはず。そこで、美容・健康・エコ好きな女性たちが集まるanan Beauty+ clubのメンバー約100人に、婦人科検診の経験の有無や、実際に受けた感想を聞いてみました。みんな、婦人科検診を受けている?anan Beauty+ clubのメンバーに、婦人科検診について、「受診したことがあるのか?」や「受診した感想」などを教えてもらいました。※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。Q.婦人科で診察をしたことがありますか?リサーチの結果、約90%の人が、婦人科で診察をした経験があることがわかりました。そこで、「YES」と回答した人たちに、初めて診察を受けた時の感想を聞いてみました。初めてだからこそ、怖かった「盲腸疑惑で入院した時、『婦人科系の病気だといけないから』と念のため診察を受けることに。診察台も嫌だったし、冷たい機械を入れられたのも怖かったです」(29歳・主婦)「怖すぎて震えました。診察中は、お尻が浮くくらい力が入ってしまった」(38歳・専門職)「診察する体勢が怖かったです」(32歳・その他)恥ずかしかった&驚いた!「とにかく恥ずかしかったです…病院へ行く前は、アンダーヘアをどうしようかと悩みました」(33歳・主婦)「『こんなに股を広げるのか?』とびっくりした。恥ずかしさのあまり、なんだかニヤニヤしてしまった(笑)」(30歳・会社員)「脚が広がるイスでびっくりしました」(28歳・会社員)今でも苦手です…「とにかく苦手。今でも慣れないし、診察の時は本当に暗い気持ちになります」(34歳・会社員)「初めてはかなり前なので覚えてないけど、診察台に乗るのは今も良い気がしないです」(35歳・会社員)緊張したけど平気だった!「緊張したけど、目の前にカーテンがあって、医療スタッフと目を合わせることがなかったので落ち着けました」(34歳・会社員)「受診する時に、少しドキドキしたくらいです」(25歳・会社員)婦人科での診察は少し恥ずかしく、ドキドキする人が多い様子。不安感から怖くて力が入ってしまう人も多いようです。Q.子宮頸がんの検査を受けたことがありますか?一定の年齢になると、各都道県の市や区から検診用のクーポンが届くこともあり、子宮頸がんの検査を受けたことがある人も、約90%いることがわかりました。そこで、「YES」と回答した人たちに、検査時の感想などを聞いてみました。痛かった&出血が…「近所のキツめな女医さんに診察をしてもらいました。そのまま家に帰ってお風呂に入ろうとショーツを脱いだら、血がポタポタ垂れてきた(泣)」(30歳・会社員)「痛かったです。血がダラダラ出て、悲しくてもう検査したくないと思ってしまった」(29歳・主婦)「思っていたより痛かったです」(32歳・その他)不安になってしまった「何度か再検査になり、どんどん不安に。ですが、先生がとても優しい方で、話しかけて気を紛らわしてくれたので、痛みもそこまで感じませんでした」(30歳・会社員)「不安で落ち着くことができず、『お尻を下げておいてください』と言われても、守れない」(34歳・会社員)痛みや不快感はなかった!「構えてしまうけど、特に痛くはない」(38歳・専門職)「全然痛くないです!」(35歳・専門職)「思ったより痛くなかった」(37歳・主婦)「不快感は、特にありませんでした」(34歳・会社員)痛みや出血に驚いてしまった人もいれば、全然痛くなかったという人も。子宮頸がんの検診後は2〜3日程度出血する場合があるので、過剰に心配する必要はありませんが、不安に感じてしまうのも納得です。Q.乳がんの検査を受けたことがありますか?約60%の人が、乳がんの検査を受けたことがあると回答。検査方法は、「超音波」が56%、「マンモグラフィー」が11%、「超音波とマンモグラフィーの両方」が33%という結果に。「YES」と回答した人たちに、検査時の感想を聞いてみました。悪い病気なのかと不安に…「エコーしかしたことないけれど、同じ場所を何回も撮られたり、時間がかかっていたりすると、やたら心配になる」(38歳・専門職)「痛みなどはなかったが、しこりが見つかって怖かった。その様子を検査技師さんが何度も拡大していろいろな角度から写真を撮っていた時は、『私はもしかしたら癌なのだろうか…』と、かなりヒヤヒヤしました」(29歳・主婦)痛みを感じた「40歳以下はマンモはあまり意味ないと知らずに受けたが、あまりの痛さにとても後悔した。すりつぶされるかと思った」(35歳・会社員)貧血を起こしそうになる「苦手だからか、意識していると貧血を起こしそうになります」(34歳・会社員)ジェルが冷たくて寒い「冬の検査は、ジェルを温めてもらっていても検査中に冷えてきて寒くなります」(35歳・専門職)さらに、「乳腺科」で診察をしてもらったことがあるかを聞いたところ、「YES」と回答した人は13%と少数派でした。受けた人に感想を聞いてみると…。息が止まるような痛み「しこりの細胞を取るため、かなり太い針を胸に刺され、注射器のポンプでシュコシュコやられたら、これが息が止まるような痛みでした。癌じゃないと細胞が少ないから取りにくいそうで、かなりの時間続いた気がします」(29歳・主婦)検査結果によってはすごく不安に感じる乳がんの検査ですが、何よりも早期発見が大切なので、定期的に検診を受けた方が良さそうです。話を聞いてもらうことで気分転換する人が多い。婦人科検診を、「辛い」、「痛い」、「不安」などと感じている人が多いけれど、医師や看護師の言葉で心温まったエピソードもありました。手を握ってくれた「手を握ってくれたり励ましてくれました。診察の最中はそれどころじゃないけれど、後で振り返って『ありがたいな』という気持ちになります」(34歳・会社員)治療の相談を親身に聞いてくれた「結局は大丈夫でしたが、子宮体がんの検査で引っかかってしまい、『もしかしたら子宮を取らなければならない』と言われた時は、『子どもなんていらない』と思っていた自分でも、かなりショックを受けました。でも、当時はまだ若かったので、『どうにかならないか?』と相談したところ、同じような婦人科系の病気を患った人や症状の体験談を話してくれました。私の体調が悪い時は、病院が混んでいても焦らせることなく、親身になってくれました。サバサバしていて言うことはズバッと言うけど、心のある言葉をくれる、本当にいい先生でした」(38歳・専門職)不安を和らげてくれる心配り「不安になるといつも看護師さんたちが優しくて不安を和らげてくれる。何かあるとすぐに気づいてくれるし、具合が悪そうだとすぐに休ませてくれたりと、忙しいはずなのにいつも気配りしていただいて、ありがたいです」(35歳・会社員)子どもの頃は行く機会がほとんどないため、婦人科の診察へ初めて行く時は誰でもドキドキするもの。緊張や恥ずかしさを感じますが、検査結果で異常がないとわかれば安心するのも事実。最近では気持ちに配慮してくれるクリニックが多いので、楽しい毎日を過ごすためにも、怖がらずに定期的に検診を受けましょう。(C)macniak/Getty Images文・三谷真美
2022年10月13日エスティ ローダー グループは、毎年10月を「乳がんキャンペーン」月間と定め、ピンクのリボンをシンボルとして、乳がんのない世界実現のための情報発信や、支援製品の収益金による寄付活動を通じて、乳がん研究をサポートしている。活動開始から30年目を迎える今年、「30年の絆。乳がんを終わらせるために」をテーマとし、この活動に賛同する清水寺、東京スカイツリー(R)がピンク色に点灯されるイベントや、収益金の一定金額が支援につながる限定製品の販売も開始する。東京スカイツリー(R)と京都 清水寺でグローバルイルミネーションを実施▼2022年イメージ乳がんへの意識を高め、この病気に関係するすべての人たちに敬意を表して、世界中で1,000回以上のイルミネーションが行われている。今年、日本では、9月30日(金)から京都 清水寺、10月1日(土) には東京スカイツリー(R)がピンク色に点灯される。●東京スカイツリー(R)10月1日 18:15~22:00●京都 清水寺9月30日 19:00~22:00(仁王門、西門、三重塔)10月1日 18:30~22:00(本堂内陣、本堂舞台上、仁王門、西門、三重塔)10月2日~10月23日 19:00~22:00(仁王門、西門、三重塔)キャンペーン支援製品をエスティ ローダー グループの7ブランドで展開「乳がんキャンペーン」が始まる10月1日(土)より、エスティ ローダー グループ7ブランド(アヴェダ、エスティ ローダー、クリニーク、ジョー マローン ロンドン、ドゥ・ラ・メール、トム フォード ビューティ、ボビイ ブラウン)にてキャンペーン支援製品の販売を開始する。収益の一部は、米国乳がん研究基金(BCRF)やJBCRG(Japan Breast Cancer Research Group)等を通して医療研究に役立てられる。エスティ ローダー グループの活動紹介ビデオこちらのビデオでは、活動開始から30年目を迎えるエスティ ローダー グループが今まで世界各国で行ってきた、乳がんのない世界を創るための取り組みの一部を紹介している。ぜひご覧いただきたい。乳がんは早期発見・早期治療が大切。検診はもちろん、セルフチェックで見つかることも多い。定期的に検診を受け、セルフチェックで「あれ?」と思ったらすぐに医師に相談しよう。【参考】※エスティ ローダー グループ「乳がんキャンペーン」特設サイト
2022年10月13日「CO・OP共済」を取り扱う、コープ共済連(日本コープ共済生活協同組合連合会 代表理事理事長・和田 寿昭)は、2017年3月14日より、ママのための情報サイト「mamaomoi(ママオモイ)」を運営しています。前回発表したランキングがご好評につき、2022年7月~9月に掲載した中から、多く方に読まれた人気記事ランキング上位3つをご紹介いたします。■mamaomoiとは子育てに関する情報を「知る」「学ぶ」「作る」「遊ぶ」「使う」の5つのカテゴリーに分け、ママ・パパの悩みに焦点を当てた健康コラムやくらしのアイデア、子どもと一緒に作って遊べるクラフトのご紹介など、様々な記事を掲載しています。そのほかにも、育児の合間でホッと一息つける育児漫画や開運占いなど、お楽しみコンテンツも充実しています。コープ共済連は、mamaomoiでの情報提供を通じて、子育て世帯を応援しています。■2022年7月~9月の人気記事ランキングTOP3を発表!!!mamaomoi最新人気記事ランキングmamaomoiは、こちらからご覧いただけます。URL: mamaomoi●第3位キャンプから帰宅したらマダニが付いているのに気づきました。対処方法は?「マダニ」という虫を見たことありますか?マダニはキャンプを行うような山林や草むらに多く生息し、動物や人に取り付いて、数日間吸血します。マダニに咬まれてしまったとき、自分で取ろうとすると、虫体の一部が残ってしまったり、傷の炎症を起こすことがあり要注意です。本記事を読んで、正しい知識をもって対処しましょう!URL: キャンプから帰宅したらマダニが付いているのに気づきました。対処方法は?(記事はこちらから)キャンプから帰宅したらマダニが付いているのに気づきました。対処方法は?●第2位乳がん検診で「石灰化あり」と指摘され、心配です。「石灰化」には良性のものと悪性のものがあり、必ずしも乳がんだとは限りません。精密検査の必要性など、ぜひ本記事にてご確認ください。乳がんの早期発見・早期診断・早期治療が、あなたとあなたのご家族を守ります。URL: ※コープ共済連では、ピンクリボン運動に取り組んでおり、乳がん検診や定期的な自己検診をおすすめしています。乳がん検診で「石灰化あり」と指摘され、心配です。(記事はこちらから)乳がん検診で「石灰化あり」と指摘され、心配です。●第1位赤ちゃんの夜泣き、対処方法が知りたいです赤ちゃんの激しい夜泣き。「もしかしたら子どもの体調が悪いかもしれない・・・」と不安になった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。「夜泣きのタイミングにできること」と「日々の生活で見直すこと」の2本立てで夜泣きへの対処方法をご紹介していますので、夜間の頻繁な激しい夜泣きでヘトヘトなママ・パパ必見の記事です!URL: 赤ちゃんの夜泣き、対処方法が知りたいです(記事はこちらから)赤ちゃんの夜泣き、対処方法が知りたいです【コープ共済連のご紹介】コープ共済連はCO・OP共済を取り扱う、主に宅配・店舗事業を行う各地域の生協と、日本生活協同組合連合会(略称:日本生協連)が共同して設立した共済事業を専業とする連合会です。CO・OP共済は「自分たちに必要な保障商品を自分たちで開発し、育てること」を軸に、組合員の皆様の声を元に商品開発を行い、保障内容をより良く改定してきました。特に、《たすけあい》ジュニアコース・大人向けコースなど、子ども、女性の保障分野の加入者が多く、子育て世帯よりご支持いただいています。おかげさまで、公益財団法人日本生産性本部 サービス産業生産性協議会が2021年12月22日に発表した、2021年度JCSI(日本版顧客満足度指数)第3回調査結果発表、生命保険部門にて通算6度目となる顧客満足度第1位の評価をいただくことができました。今後も組合員の皆様のくらしに寄り添った共済としてご満足いただけるよう、努めてまいります。CO・OP共済キャラクター「コーすけ」が誕生10周年をむかえました 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月13日アラフォーに片足を突っ込み始めたババアさんのマンガを紹介します。乳がんの検診を長らく受けていなかったババアさん。思い立っておこなったセルフチェックでしこりのようなものを見つけ、近所の乳腺センターを受診することにして……。★関連記事:「しこり…?」胸に触れると固いしこりのようなものが… #ババアは健康になりたい 18セルフチェックでしこりのような固いものを見つけ、不安になった私は近所にある乳腺センターを受診することにしました。完全予約制ということもあり、センターはかなり空いていました。検診では超音波検査だけでしたが、今回はマンモグラフィーと超音波検査の両方でしっかりと検査してくれるとのこと。まずはマンモグラフィーを受けたのですが、乳房を上下から板で挟むのでとにかく痛い。しかも片方の胸だけを写すために反対側の胸を引っ張って避ける必要があるんですよね。もっと動け! と念じながら右胸を外側に引っ張っていました(笑)。その後超音波検査を受け、しこりを感じた部分について先生に説明しました。ただ、セルフチェックをしたときに気になっていたしこりは、検査の日にはなぜか消えてしまっていました。最後に先生が触診してくれることになり、初めての体験にドキドキ……!ー--------------マンモグラフィーの検査をした際、たい焼きのような気分になったとういババアさん。皆さんはマンモグラフィーを受けたときどんな気持ちでしたか?※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著者/ババア5歳児を育てている主婦。管理栄養士として働きながら、健康、育児、料理、ファッションなどなどについて漫画とブログを更新中。
2022年10月12日乳がんを経験した人や治療に取り組む人などに10月24日(月)から10月28日(金)の間、株式会社ルネサンスは「乳がんサバイバーのためのヨガWEEK/オンラインフィットネスフェス」を開催する。10月はピンクリボン運動強化月間であり、乳がんを経験した人や乳がんの治療に取り組む人を、フィットネスを通じて応援するイベントである。参加費は無料、予約開始日は各日程の15日前からとなっている。講師は川瀬ひとみ氏と上野かおる氏で、両氏はルネサンス運動支援センターの大阪国際がんセンター認定がん専門運動指導士である。心とカラダが軽くなるヨガ・リンパケアヨガ日本で生涯にがんを経験する人は2人に1人だとされる。女性の部位別の罹患数では乳房が最も多く、その割合は10.6%、9人に1人だという。多くの人ががんの治療を行っていることになるが、がんの治療中でも生活の質(QOL)の維持と改善に努めたい。ルネサンス運動支援センターの大阪国際がんセンター認定がん専門運動指導士は、専門的な知識と技術を身につけ、ホスピタリティを最大限に活用、がん経験者それぞれに「寄り添い、ともに歩む」運動のスペシャリストである。「心とカラダが軽くなる乳がんヨガ」(上野かおる氏)、「乳がんリンパケアヨガ」(川瀬ひとみ氏)を予定。時間は各回30分である。なお、乳がんの罹患経験のない人でも参加可能としている。【スケジュール】10月24日(月) 21:30~22:00「心とカラダが軽くなる乳がんヨガ」10月26日(水) 19:30~20:00「乳がんリンパケアヨガ」10月27日(木) 19:30~20:00「心とカラダが軽くなる乳がんヨガ」20:00~20:30「乳がんリンパケアヨガ」10月28日(金) 20:00~20:30「乳がんリンパケアヨガ」20:30~21:00「心とカラダが軽くなる乳がんヨガ」定員: 定員:980名/1クラス(ルネサンスオンラインライブストリームのサイトより引用)(画像はプレスリリースより)【参考】※ルネサンスオンラインライブストリーム
2022年10月11日アラフォーに片足を突っ込み始めたババアさんのマンガを紹介します。入浴中にふと思い立って乳がんのセルフチェックをおこなったババアさん。すると何やら固いしこりのようなものが胸にあることに気付いて……。★関連記事:「あ、歩けてる…!」坐骨神経痛の私を救った神アイテム! #ババアは健康になりたい 17私は娘と一緒にお風呂に入っているのですが、娘が小さい内は目も離せずゆっくりとお風呂に入ることができませんでした。ですが、最近は娘も大きくなり、今までよりもゆっくりとお風呂に入れるようになりました。そんなある日、ふと「乳がんの検診、おととしに受けたっきりだな……」ということに気付きました。とりあえずセルフチェックでもしてみるか〜と胸の辺りを触ってみました。すると、何だか固いしこりのようなものが! 本当にしこりなのかわかりませんでしたが、検診を受けていなかったこともあり、一気に不安になってしまいました……。まず私は職場の健康診断や、自治体の検診でしか乳がんの検査をしたことがありませんでした。なので、どこへ行ったらいいのかわからず、混乱してしまいました。ネットでいろいろ調べていると、近所に乳腺センターという施設があることを発見。受診していいものか悩みましたが、「なんとなく気になる、そんな程度でもぜひお気軽に受診してみてください」という言葉に後押しされて受診を決めました。素人にはこのしこりががんなのかどうかはわからないので、この言葉はとてもありがたく感じました。ー--------------「お気軽に受診してみてください」という言葉に後押しされて受診を決めたババアさん。病院側がこういう言葉をかけてくれると安心して受診できますよね。著者/ババア5歳児を育てている主婦。管理栄養士として働きながら、健康、育児、料理、ファッションなどなどについて漫画とブログを更新中。
2022年10月07日2021年に乳がんが判明し闘病を続けている、こほこさんの体験を描いたマンガを紹介します。こほこさんは右胸に浸潤性小葉がんが見つかり、右胸の全摘と同時再建手術を受けました。退院が近付いたある日、こほこさんがお母さんに電話するとまさかの発言が飛び出て……!?★関連記事:「右腕を上げていいのは90度まで」退院に備えて看護師さんから習ったこと #乳がん絵日記 19入院してから約2週間、大きなトラブルもなく私はのんびりとした入院生活を送っていました。仕事もせず、今まで見たかったドラマを見たり、好きな絵を描いたりして毎日過ごしていました。術後は毎日同じようなスケジュールで過ごしていました。術後すぐは抗生剤の点滴をしていたのですが、術後3日目で終了したのでそれ以降は点滴はしていませんでした。看護師さんが朝と夜に検温をしてくれたり、体液量の測定や洗髪と体拭きを1日交代でしてくれました。退院が近付くと、自分で洗髪する練習にも付き添ってくれてました。回診は朝に乳腺外科と形成外科の先生がそれぞれ来てくれて、午後も手術の執刀医たちが来てくれたりしてました。右胸の再建した皮膚の一部が壊死してたので、その様子をこまめに見てくれていた感じでした。普段と違ってたっぷりと時間があったので、映画やドラマを見たりお絵描きをしたり、本やマンガを読んだり外の景色を眺めたりとゆっくりした時間を過ごしました。左脚の管が抜けたら退院できると聞いていました。体液の量も少なくなり、そろそろ退院かも? と思い母へ報告しました。コロナ禍だったので、がんになったことを報告したときから会っていませんでした。お見舞いはもちろん禁止。なので、私の様子がよく分からずとても心配していました。母は退院後、実家で療養することを提案してくれたのですが、実家は遠方なので体調がどうなるかわからないので病院から離れるのは少し怖いと思っていました。私の家に来てお世話してくれることも考えてくれたみたいなのですが、ちょうど新型コロナウィルスの感染者数が盛り返してるころで、母も無理はできない状態でした。すると、母が「もっと入院させてもらったら?」とひと言。ホテルとは違うし延泊は難しいよ……と苦笑いしつつも、母が心配してくれていることはうれしかったです。私はたまたま空いていた個室に入院することができ、存分に病室をマイホーム化していました(笑)。必要最低限の物をちょうどよい距離に配置して快適な生活を送っていました。普段の生活もこれだけあれば暮らせちゃうような気がして、プチミニマリスト気分を味わっていました!コロナ禍だったのでレンタルパジャマ、レンタルタオル、使い捨て紙パンツを活用して荷物はなるべく少なくしていました。病室の備品の中に鍵付きの衣装棚があり、それがとても便利でした。セキュリティボックスもあったのですが、スマホや財布しか入らず、iPadなどの大きめの貴重品は衣装棚のほうにしまっていました。入院前は相部屋を想定して準備してたので、盗難防止用に鍵付きのスーツケースと、それをベッドの柵などにり付けられるチェーンの鍵も用意していましたが今回は不要でした。病院は誰でも出入りできるし、私もぼんやりしていろいろ紛失するかもしれないから貴重品管理には気を付けようと思っていました。なのでまずは現金を極力持たないようにしました。病棟の自販機は現金専用だったので小銭を用意するけれど、売店での買い物は感染予防のためにも電子マネーを活用!2週間も入院するので快適に過ごすためにiPadは絶対に持って行きたい物でした。幸いにも個室に入院できましたが、入院前はどの病室に入院するかわからなかったのであれこれ対策を考えていました。でも、大部屋なら鍵のかかるロッカー、個室なら鍵のかかる衣装棚がありました。個室を利用しましたが、寝るときはiPadを棚の奥に入れ込んで鍵をかけるようにしていました。というのも、自分が在室しているときは看護師さんや先生が入って来れるように部屋の施錠はしないようにしていました。そしてトイレや給湯室行くときなど、ちょっとした外出でも部屋のドアを必ず施錠! コロナ禍で面会禁止だったので、知らない人が入って来にくい点は少し安心でした。ー--------------入院中の防犯はどう対応するか難しいですよね。入院経験のある皆さんはどのように防犯対策をしていましたか?※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著者/こほこ2021年、乳がんになり右胸を全摘。「患者さんが残した記録が誰かのためになることもあるよ」と医師から聞き、絵日記を書き始める。夫と2人暮らしの40代。仕事も趣味も人生も楽しく継続中。Instagram:@co_4_co_kyoto
2022年10月05日