山田杏奈が主演を務める映画『山女』より、二ノ宮隆太郎演じる泰蔵の場面写真とメイキング写真が公開された。本作は、柳田國男の名著『遠野物語』から着想を得たオリジナルストーリー。自然を前にしてあまりに無力な人間の脆さ、村社会の持つ閉鎖性と同調圧力、身分や性別における差別、信仰の敬虔さと危うさを浮き彫りにしながら、ひとりの女性が自らの意志で人生を選び取るまでが描かれる。本作で主人公・凛の運命を決定づけるキーパーソン・泰蔵を演じた二ノ宮は、慣れた様子で遠野弁を話し、優しさと弱さ、狡さを併せ持つ、ある意味劇中で一番人間らしいキャラクターを繊細に表現。共演した山田、永瀬正敏、でんでんらにも引けを取らない迫力を見せるその様子からは生粋の芝居人を思わせるが、二ノ宮のキャリアは映画監督からスタートしている。2012年に監督を務めた初の長編作品『魅力の人間』で、第34回ぴあフィルムフェスティバル PFFアワード2012 準グランプリを受賞。2017年には自身が監督・主演を務めた映画『枝葉のこと』が第70回ロカルノ国際映画祭 新鋭監督コンペティション部門に出品され、国際的にも評価を受けた。そして、ついに自身初の商業映画となる光石研主演映画『逃げきれた夢』が第76回カンヌ国際映画祭のACID部門に正式出品され、瀬々敬久監督や今泉力哉監督ら日本を代表する映画監督たちから絶賛の声が寄せられている。公開されたメイキング写真では、山田と河原に腰をおろしカメラに笑顔を向ける様子、品川徹やでんでんと対峙する場面、監督から演技指導を受ける姿やとびきりの笑顔を見せているクランクアップシーンを見ることができる。<作品情報>映画『山女』6月30日(金) 公開映画『山女』本ポスタービジュアル公式サイト: FILM COMMITTEE
2023年06月16日アーティスト・二ノ宮久里那とファッションブランド・アマチ(amachi.)による企画展「Observation Records of Light」が、10月16日から11月1日まで、伊勢丹新宿店メンズ館2階のギャラリースペース「アートアップ(ART UP)」にて開催される。富山県出身のアーティスト・二ノ宮久里那とアメリカ合衆国のカリフォルニアの山奥エルクバレー出身の吉本天地のコラボレーションによる本展。二ノ宮と吉本は、アマチの2019年秋冬コレクション「Collection005」において、「Observation Records of Light」というテーマのもと2つのニットウエアを共同制作。そのコラボレーションをきっかけに本企画展が実現した。「ニットウエア」(28万円)クリエーションは、“光”という共通のキーワードの元、自然をルーツに持つ両社の対話から生まれ、二ノ宮による立体作品、アマチと二ノ宮の共同制作よるニットウエアとしてアウトプットされている。「グローブ」(1万8,000円)なお、イセタンメンズの公式メディア「IMn」では、二ノ宮と吉本のインタビューを公開中。立方体の無機質な空間の中に存在する、どこかスピリチュアルで自然を感じる作品たちの融合を楽しんで。【イベント情報】amachi. × Kurina Ninomiya “Observation Records of Light”会期:10月16日〜11月1日会場:伊勢丹新宿店メンズ館2階=メンズクリエーターズ内 “ART UP”時間:10:00〜20:00
2019年10月16日