二宮和也を主演に、『湯を沸かすほどの熱い愛』中野量太監督が実話を基に紡いだオリジナルストーリー『浅田家!』。そのBlu-ray&DVD発売を前に、二宮さんと中野監督、原案の浅田政志によるビジュアルコメンタリーの一部が公開された。第36回ワルシャワ国際映画祭にて最優秀アジア映画賞(NETPAC賞)、第44回日本アカデミー賞優秀作品賞を受賞した本作。Blu-ray&DVD豪華版に収録されるビジュアルコメンタリーは、主演の二宮さん、浅田さん、中野監督が映画本編を見ながら撮影当時のエピソードを明かしたり、二宮さんの呼びかけによって公式Twitterに寄せられた本作に関する質問に答えていく、ここでしか見られない貴重な映像。ビジュアルコメンタリーに初めて参加した浅田さんは、これから何が始まるのか、と不安な様子。監督も音声のみのオーディオコメンタリーは経験があるが、ビジュアルコメンタリーは初めてとのこと。何回か経験のある二宮さんが「映画を観ている我々の映像も映っているんですよ」と説明するところから始まっている。今回公開された映像はそのほんの一部で、自分が出演していないシーンについて「どんなふうになっているんだろうって見たりするの?」と監督に聞かれた二宮さんは「見ます。見ます。むしろ、そっちを見たい」と即答。「自分が関わっているシーンは、特に」と、黒木華演じる若奈が二宮さん演じる政志と電話で話すシーンを観ながらコメント。また、あるシーンで「いい芝居するなぁ」と自画自賛する二宮さんに、「伝説のシーン」と話を膨らます監督。二宮さんが「そこまで(話に)被せられると...」と照れ笑いする様子も収められている。公開された映像のほかには、二宮さんが演じた浅田政志本人に、「本当にこんな感じだった?」と質問したり、浅田さんから2人に、中野監督から2人に、撮影当時の話や原案となった「浅田家」の撮影など、役者、監督、写真家とそれぞれ違う立場から質問が飛び交い、応じる様子も。また、公式Twitterにも作品ファンから質問が寄せられており、それに対し監督や浅田さん、二宮さんが答えるという新しい試みも行われたよう。Blu-ray&DVD豪華版には、ビジュアルコメンタリーほか、メイキング映像やイベント映像集なども収録されている。『浅田家!』Blu-ray&DVDは3月17日(水)よりリリース。(text:cinemacafe.net)■関連作品:浅田家! 2020年10月2日より全国東宝系にて公開©2020「浅田家!」製作委員会
2021年02月18日嵐の二宮和也がイメージキャラクターを務める、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの“パズドラ”こと「パズル&ドラゴンズ」が、9周年を記念した新CM「パズドラ党/辻立ち」編を18日より全国で放送する。駅前の一角で「私はこの国をもっと笑顔にしたい」と街頭演説をする“パズドラ党”の党首・二宮。皆がパズドラをプレイすれば日本は幸せになれるということを力強く訴える。そこへ通りかかったおばあちゃんから「頑張ってね、清宮(きよみや)さん」と名前を間違えられるが……というCM。今回は総理大臣を目指すサクセスストーリー仕立てのシリーズ第1弾で、第2弾「パズドラ党/政見放送」編(20日放送開始予定)では、二宮がテレビの政見放送に挑戦する。プライベートでもパズドラ歴8年を誇る二宮だからこそ醸し出せる、本気のメッセージと熱量たっぷりの立ち居振る舞いに注目だ。ネイビーのスーツに白シャツ&濃紺のネクタイ姿で颯爽と現場入りした二宮は「皆さん、おはようございます!」と元気よく挨拶。青地に大きな白文字で書かれた「二宮和也」のたすきに触れながら「まずは名前だけでも覚えて帰っていただいて」とフレッシュに呼びかけるが、スタッフから「二宮さんの名前を知らない人、いないと思います」とツッコミを受けていた。二宮はパズドラ党の設立について「実は元々、パズドラ党を作りたいという考えがあったので、『あれ、なんか思ってたこと、誰かに言ったかな?』と思いました(笑)」と明かし、「ゆくゆくは、一大政党として幅をきかせていきますよ」とアピール。パズドラ党への思い入れは強いのか、視聴者へのメッセージをお願いされた際も「パズドラ党の二宮和也です。日本をもっと笑顔にしたい! そのために必要なのは『パズドラ』だと信じております!」と、すっかりCMのキャラクターになりきって答えていた。
2021年02月16日’19年の取材時に「2020年は破綻と崩壊の年になる」と、コロナ禍による混沌を予言するかのように警鐘を鳴らした江原啓之さん。その混迷の先にたどり着いた’21年はどんな年になるのか。どう生きれば、幸せをつかめるのか。幸せへの近道は、まず“家族の悩み”を解決することから。家族の問題に向き合う読者の悩みに、江原さんが優しく、時に厳しくお答えします。■「浮気を許す妻」が偉いのでしょうか《コロナ禍で夫婦ともに自宅勤務推奨になり、気付いてしまったのが夫の浮気。昼間からメールが頻繁に届くのであるときスマホをのぞくと、相手は仕事関係者らしく、文面を読むとどうも深い間柄のよう。問い詰めると「結婚した途端に自分に接近してくる女性がいるなんて」と謝罪されましたが、私たちにはまだ子どももなく、マンションは賃貸。「許す」「許さない」の線引きをどうすればよいのか、わかりません》(37歳・東京都・デザイナー)相談者の方がもし「許せない」「憎い」というのなら、それは愛しているからなのでしょう。芸能人の場合、仕事のかねあいもあるので「許す妻が偉い」というわけではなく、事態を収束させたいという狙いもありますよね。愛の反対は無関心です。浮気が発覚しても「そうですか」と言えるのなら、それは愛していないから。「許せない」ということは愛情があるからで、非常に苦しい思いをしなければなりません。しかし、憎むことは負のエネルギーを使い、疲弊し、やがて自分にもはね返ってきてしまう。ですから選択肢は「許して前に進むか」「許して別れるか」、ふたつにひとつです。どちらにしても憎まず許すこと。そのうえで、愛する気持ちと許せない気持ちを天秤にかけて、それでも愛が勝るのであれば、自己憐憫に浸るのはやめましょう。許したなら「2度目はないからね」と伝えて、その件にはその後、一切触れないことです。そもそも出会いは宿命で、相手と結婚することは決まっていました。しかしその後、どう紡いでいくかはあなた方次第。夫婦だ家族だといっても、たましいのレベルでいうと同じ課題を持って修行するクラスメートのようなもの。与えられた課題を終えたのだと思えば卒業する。今生で同じ学びを続けようと思えるのなら、お互いを応援するクラスメートであり続ければよいのです。■「ひきこもりの息子」と向き合えません《昨春からリモートワークが多くなり、ひきこもりの息子と四六時中、一緒にいるようになりました。私はシングルマザーで、息子は中学1年で不登校となり、いまは3年生。これまで見て見ぬふりをしていましたが、昼間、何をしているのか、こっそり部屋をのぞいてみるとアダルト動画をよく見ているようです。私が出会い系アプリにはまっていることも悪い影響を与えたのだろうかなど、いろいろ考えてしまいます》(30代・群馬県・保険会社勤務)母親というものは子どもにとって太陽のような存在であるべきで、我が子を燦々と照らす存在にならなければなりません。子どもとは植物と同じで、太陽に向かって伸びていくもの。家庭のなかに明るさと喜びがないと子どもは枯れていくばかりです。結局、お子さんはあなたのあり方が映し出されている“合わせ鏡”なのです。息子うんぬんではなく、まずはあなたから変わること。そして見つめ直してほしいのは「あなたはお子さんを愛していますか?」ということ。あなたの質問を読むと、自分のことさえ愛しているとは思えません。自分を愛していたら、建設的な生活をするでしょう。お子さんのひきこもりをどうにかしたいのであれば、第三者に頼ることも必要ですが、まず自分です。まずは親子で日の出とともに起床し、太陽の光を浴びて生きることを目指してください。「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載
2021年01月18日’19年の取材時に「2020年は破綻と崩壊の年になる」と、コロナ禍による混沌を予言するかのように警鐘を鳴らした江原啓之さん。その混迷の先にたどり着いた’21年はどんな年になるのか。どう生きれば、幸せをつかめるのか。幸せへの近道は、まず“家族の悩み”を解決することから。家族の問題に向き合う読者の悩みに、江原さんが優しく、時に厳しくお答えします。■家族に対する「夫の愛情」が感じられません《結婚して20年になりますが、夫からずっと愛されていなかったと感じています。夫は結婚後、うつ病をわずらい、定職につくこともなくなったため、私がずっと家計を支え、夫を支えてきたつもりです。しかし、その間、夫の浮気疑惑もあり、夫婦仲は冷たい関係に。それでもいまは、子どもも上の子はようやく20歳になり、下の子も高校生になりました。子育ても一段落したので、夫を解放してあげたほうがいいのではと感じています》(42歳・東京都・公務員)あなたがもう少し謙虚になれたなら人生は違ったものになるでしょう。「解放してあげる」という表現からもマウンティングや支配欲が感じられます。「夫はあなたの従属物」というような、いびつな関係を想像させます。「愛されていなかった」と自己憐憫に浸る前に、まずは夫と本音で向き合うことです。「あなたの人生に私は必要ですか?」と正面から尋ねるのが怖い気持ちはわかります。しかし、心を裸にしなければよい夫婦にはなれません。「君のこういうところが嫌だった」と率直な返答があるかもしれません。そこで指摘されたことをあなたが真摯に受け止め、改めることができたなら「焼けぼっくいに火が付く」ということもあるかもしれない。新たに始まる関係もあります。夫婦関係や親子関係には育った環境も影響します。自分がダメな子ではいけない、頑張らなければ愛されないという子どものころの記憶がトラウマとなり、結婚しても素の自分を見せられなくなっているのかもしれません。日本人はとかく子どもが生まれると「お父さん」「お母さん」になってしまう。これは考えものです。子どもの親という関係ではなく、夫婦という関係に立ち返ること。そのうえでこれからどうしたいのか。「私は必要ですか?」と問いかけたら、夫は思いのほか前向きな答えを出すかもしれません。■「息子の事実婚」が受け入れられません《ひとり息子の嫁が姓にこだわりがあり、籍を入れない事実婚を選択しました。生活費はすべて息子がまかない、マンションの頭金は私たち夫婦も相当の援助をしたのに、孫2人は嫁の姓を名乗り、理不尽な気がしています。私には娘もいますが、結婚して相手の姓を名乗っており、ほかに家を継ぐ者がいない状況で将来お墓はどうなるのかなど、気になって仕方がありません。こんなことを悩むのは古いのでしょうか?》(70代・愛知県・専業主婦)これは息子さん夫婦としっかり話し合うしかありません。曖昧をよしとするのは日本人の悪しき習慣です。「お墓は継ぐのか?」「姓は継ぐのか?」。答えがNOであれば援助したマンションの頭金は返還を求めてもいい。しかし、その後はすべて自律して生きる覚悟を持つことです。自分のお墓は合同葬でも樹木葬でもよい。いまの時代、ひとり身の人はいくらでもいますし、「あなたたちには頼らない」と宣言できたらスッキリします。そうして公明正大に白黒をつけたら、もう彼らについての愚痴は言わないこと。あなたが「いい人」であり続けたいのであれば、いつまでも答えを先延ばしにするだけ。それが嫌なら「裏では愚痴を言い続け、外面だけいい人」という仮面を捨てることです。不幸の三原則は常に話しているように「自己憐憫」「責任転嫁」そして「依存心」です。そのために我慢を重ねて不幸になるのです。すべては自己責任と思うこと。家族はしょせん戸籍上でつながっているだけの存在。「遠くの親戚より近くの他人」という言葉は正解で、子育てをした期間は“たましいのボランティア”。見返りを求めることではないのです。「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載
2021年01月18日’19年の取材時に「2020年は破綻と崩壊の年になる」と、コロナ禍による混沌を予言するかのように警鐘を鳴らした江原啓之さん。その混迷の先にたどり着いた’21年はどんな年になるのか。どう生きれば、幸せをつかめるのか。気になる問いに、優しくほほ笑みながら答え始めた江原さん。迷えるいま、必要な言葉がここにありますーー。苦難の連続だった’20年を振り返ると、数々の悲しいニュースが思い浮かぶ。なかでも、新型コロナウイルス感染による肺炎で亡くなった志村けんさん(享年70)や岡江久美子さん(享年63)ら有名人の訃報は日本中に悲しみをもたらした。「確かに、あまりにやるせない出来事でした。ただ、それでも悲しむだけではなく、そこから何を学ぶかが大切。病気の残酷さを前に、私たちはウイルスとどう向き合うべきか明らかになりました。まずは医療崩壊を防ぐために、個々ができることをする。感染しない、させないためにマスクをつける。その際、『自分と家族さえ守ればそれでよい』という利他愛のない尺度は最も恥ずべきもの。『誰かの大切な人を守る』という、共感力と利他愛を尺度とした行動を選択することが大切です」また、昨年は東出昌大(32)、渡部建(48)、瀬戸大也選手(26)といった有名人の不倫が次々と報じられ、そのたびにネットを中心に激しいバッシングが巻き起こった。「彼らの行動に問題があることは明白ですが、私が憂うのは“一億総モラハラ時代”とでもいうべき世間の風潮です。自分のことは棚に上げ、正義を振りかざし、相手が立ち上がれないほど叩くネットの世界の住人は、想像力が欠如した不幸な人たち。もし、そんなバッシングにより自死を考えるほど悩んでいる人がいるとしたら、“放念”することの大切さを伝えたい。だって、幸せな人は意地悪しませんから。ネットにそんな書き込みをするような不幸せな人には関わらなくていいのです」そして、三浦春馬さん(享年30)、竹内結子さん(享年40)らの命を絶ったニュースも、世間に大きな衝撃を与えた。このことについて問うと、江原さんはひと呼吸置き、静かに語り始めた。「『彼らはなぜ死を選んだのか』と釈然としない思いを抱え、自らのたましいを悪いほうへ向けてしまう人もいると思います。そうした方々のためにあえて言いますが、私は『お2人はつらくて追い詰められて死を選んだのではない』と思うのです。何が原因とか誰が悪いとかではない。一生懸命に生きている人ほど、魔が差すことがあるものなのです。くたくたに疲れ、自分を見失い、“もういいかな”とふと思った瞬間に思ってもみない行動に出てしまう。他人や社会に対して常に誠実であろうとするあまりに起きてしまった不幸であり、逆に言えば、お2人の誠実なお人柄が私には強く印象に残りました。いずれにせよ、混沌のなかでは“もういいかな”は連鎖しやすい。責任感が強く、ひとりで抱え込んでしまいがちな方は、特に深刻な状況に陥りやすい。アメリカのようにもっと気楽にカウンセリングを受けられる環境づくりも必要だと思います」「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載
2021年01月16日’19年の取材時に「2020年は破綻と崩壊の年になる」と、コロナ禍による混沌を予言するかのように警鐘を鳴らした江原啓之さん。その混迷の先にたどり着いた’21年はどんな年になるのか。どう生きれば、幸せをつかめるのか。気になる問いに、優しくほほ笑みながら答え始めた江原さん。迷えるいま、必要な言葉がここにありますーー。「コロナ禍を経て、いま私たちは原点回帰すべき流れのなかにいます。夫婦や家族との関わりのなかでしんどさを感じている人は、一からやり直すとき。この機に、自分の生き方を見つめ直してみましょう」’19年、江原さんが警鐘を鳴らしていたとおり、まさに“破綻と崩壊の年”となった’20年。新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るうなか、多くの人々の生活基盤が揺らぎ、人生設計の再構築を余儀なくされた。冒頭の言葉どおり、人生の基盤というべき家族の関係についても見直す時期に来ていると江原さんは言う。「自粛期間中、支え合うはずの夫婦がいがみ合い、DVや離婚にいたるケースも見られました。家族や夫婦の絆がいかにもろいものだったか、リトマス試験紙のごとくあぶり出された年でした。結局、人間関係は『100%向き合う』よりも『親しき仲にも礼儀あり』を心得ることが大事。“腹六分”で向かい合うことこそ、ほどよい関係を保つ秘訣です」江原さんは常々、家族とはいえ、依存し合うことは不幸の始まり。それぞれが自律して生きることが幸せへの近道だと説いている。「『家族なのだから助けなければならない』という考え方には、『そうしないと、いざというとき自分が助けてもらえないかも』という打算も含まれています。そこから自由になれば違う景色が見えてきます」つまり、’20年は“自律”の必要性が明らかになった年。また、逆境での“人間力”も求められた1年だったということ。「倒産して仕事を失うなどつらい思いをされた方、人生設計が根底から狂ってしまったと悲観されている方もいるでしょう。しかし、捉え方次第で、新たな幸せをつかむことができます。私はあえて『長い人生のなかの1年。あくせくしなさんな』という言葉を送りたいのです。棒に振ってしまったことが功を奏することもあります。人生に無駄はないんです」「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載
2021年01月16日アイドルグループ・嵐の二宮和也と相葉雅紀が、ライオンの「いっしょだと最高! キャンペーン」に登場することが16日、明らかになった。今回のキャンペーンには、液体高濃度洗剤「トップ スーパーNANOX」のCMタレントである二宮と、柔軟剤「ソフラン プレミアム消臭」のCMタレントである相葉が同時に登場し、16日から2021年1月15日までの実施となる。2つのブランドをいっしょに使うと、汚れもニオイもスッキリ洗浄し快適に過ごせる、ということを訴求していく。キービジュアルや、キャンペーンで当たるQuoカードのビジュアル撮影の舞台裏を描いたメイキング動画も公式サイトに掲載。換気を徹底し、すべてのスタッフがソーシャルディスタンスを確保、密を避けマスク・フェイスシールド着用という厳戒態勢の下で行われた撮影だが、二宮と相葉は笑顔で談笑しながら、和気あいあいと進行していく。動画では撮影の舞台裏にくわえて、撮影の感想や日々の洗濯に関するこだわり、キャンペーンのテーマにちなんで、お互いについて「いっしょだと最高!」だと思うことについてのインタビューも。この20年間で2人の距離感は変わったのかという問いかけに、自分たちを取り巻く状況や環境は変わったけれど、2人の関係性は変わらないということで、お互いに「変わらないよね」と語りかけるムービーとなっている。
2020年10月16日二宮和也主演の映画『浅田家!』の大ヒット御礼舞台挨拶が都内で行われ、二宮と中野量太監督が登壇。会場にはすでに映画を観賞した観客から集まったメッセージが書かれたパネルが登場し、二宮は「家族を誘って観に行ってもらえることがうれしい」と語りながら、ひとつひとつのコメントを丁寧に読んだ。本作は自身の家族を被写体に“家族がなりたかったもの、家族でやってみたいこと”をテーマにした写真を手掛けた浅田政志の写真集を原案に、オリジナルストーリーで描く感動作。二宮をはじめ、黒木華、風吹ジュン、平田満、妻夫木聡、菅田将暉らが出演する。映画は今月2日から公開されており、初登場の週末観客動員ランキングでは1位を獲得。この報せに二宮は「初登場1位だと聞いたときはすごくうれしかったです。僕たちが作り上げたものを観てもらえればそれでいいと思っていましたが、やはりうれしいですね」と語り、本作が第36回ワルシャワ国際映画祭の国際コンペティション部門で上映されたことが発表されると「国際映画祭に出品されるのはご褒美だと思っているので、まずは日本でたくさんの人が劇場に足を運んでくれることが僕にとってはうれしいです」と語った。イベントでは司会者から映画のテーマにちなんで“人生の転機になった写真”についての質問がされたが、中野監督は「写真じゃなくて手紙でもいいですか?」と前置きし「二宮さんにもらった手紙がこの作品の転機となりました」と回答。さらに中野監督は「僕が『湯を沸かすほどの熱い愛』という作品で日本アカデミー賞の授賞式に出席した際に、プレゼンテーターが二宮さんで、その際に作品名を『湯を沸かすほどの熱い夏』と言い間違えてしまったんです。後日、二宮さんから『間違ってしまって申し訳ございません。僕にできることでしたら何でもします』という旨のお手紙をいただいて。僕は昔から二宮さんが好きでした! 本作の出演を二宮さんにお願いしたところ、本当に役を受けてくれたんです」とエピソードを披露。二宮は「僕はもし中野監督から出演のお話をいただいたら、どんなに忙しくても絶対に断らないと決めていたので、台本も読まずにふたつ返事でした」と出演にいたる経緯を振り返った。映画は観客からの評価も高く、公開初日に実施されたアンケートでは来場した観客の92.6パーセントが本作を「人にすすめる」と回答している。『浅田家!』公開中
2020年10月15日二宮和也が主演を務める映画『浅田家!』の公開初日舞台挨拶が2日に都内で行われ、二宮、黒木華、風吹ジュン、平田満、妻夫木聡と原案の浅田政志、中野量太監督が登壇した。本作は自身の家族を被写体に“家族がなりたかったもの、家族でやってみたいこと”をテーマにした写真を手掛けた浅田政志の写真集が原案。中野監督がオリジナルストーリーを執筆し、新たな家族の物語を描いている。舞台挨拶は全国47都道府県、150館に生中継された。「こうして舞台挨拶ができて本当によかった」と語った二宮は「お母さんに殴られるシーンが“浅田家”を一番象徴していて良いシーンだなと思います。一見普通の家族と逆転しているように見えるけど、でもそれが不思議とフィットしていて、あたたかさを感じるシーン」と語り、「久しぶりに舞台挨拶をやらせて頂きましたが、今後もこういう形で映画の世界は戻ってくると信じています。みんなで同じものを観て共有するという行為が映画の価値を高めることだと再認識しました」とコメントした。一方、「少女が父親の写っている写真を探すシーンがグッときました」という妻夫木は「二宮さんは本当に人たらしで、人との間に壁を作らず、常に自由に羽ばたいているような人なので、一緒にいるとこちらまで感情豊かになりました」と撮影を振り返り、平田は「こんなに人を好きになる映画に出演できて嬉しいです。父親が亡くなった娘の写真を探すシーンにグッときました。僕も父親なので、そういう話に弱くて」と語った。原案者の浅田は「僕が家族に迷惑をかけた話が、こんなに素敵な映画になって本当にうれしい」とコメント。舞台挨拶の最後には金屏風をバックに記念撮影を行い、映画のスタートを祝福。浅田本人が壇上のキャストを撮影する一幕もあり、イベントは最後まで大きな盛り上がりを見せた。映画は全国343館で公開をスタート。今週末、多くの観客が足を運ぶことになりそうだ。『浅田家!』公開中
2020年10月03日二宮和也主演映画『浅田家!』の初日舞台挨拶が本日10月2日(金)に行われ、二宮さんをはじめ、黒木華、風吹ジュン、平田満、妻夫木聡ら豪華キャストが登壇した。本日、全国343館で公開初日を迎えた本作。今回のイベントは、全国47都道府県150館の劇場への生中継も実施され、映画では無茶で自由奔放ながらどこか許せてしまう人間味溢れるキャラクター・政志を演じた二宮さんは、「こうして初日を迎え、舞台挨拶ができて本当によかったです」と無事、初日を迎えられた喜びを語り、「お母さんに殴られるシーンが“浅田家”を一番象徴していて良いシーンだなと思います。一見普通の家族と逆転しているように見えるけど、でもそれが不思議とフィットしていて、あたたかさを感じるシーンで『浅田家らしいな』と思いました」と見どころを明かす。そして「久しぶりに舞台挨拶をやらせて頂きましたが、今後もこういう形で映画の世界は戻ってくると信じています。みんなで同じものを観て共有するという行為が映画の価値を高めることだと再認識しました」とコメントした。一方、政志の兄・幸宏役を務めた妻夫木さんは「(劇中の)少女が父親の写っている写真を探すシーンがグッときました。僕も最近アルバムを見返す機会がありましたが、父があまり写っていなくて、理由は映画と同じだと思うのですが、そこで父親の愛情にはじめて気づくことができました」と本作のシーンと自身のエピソードとを重ね、「二宮さんは本当に人たらしで、人との間に壁を作らず、常に自由に羽ばたいているような人なので、一緒にいるとこちらまで感情豊かになりました」と二宮さんとの共演をふり返る。さらに兄妹の両親役の風吹さんは「とても楽しい作品に参加できて嬉しかったです。観た人が多幸感に包まれる作品だと思います」と作品を語り、平田さんは「父親が亡くなった娘の写真を探すシーンにグッときました。僕も父親なので、そういう話に弱くて…」と印象的なシーンについて話す。政志の幼なじみ・若奈を演じた黒木さんは「実際に浅田さんがコスプレ家族写真を撮影している姿にグッときました。ご本人が実際に撮影していたときのことを、重ね合わせながら見ているのかと思いながら見ていました」とコメント。またフォトセッションでは、本作の原案となる写真集を撮影した写真家・浅田政志が、実際に受賞し劇中にも登場する木村伊兵衛写真賞の授賞式を彷彿とさせる金屏風をバックに画作りし、華々しく初日を祝った。そして最後には、急遽、浅田さんが壇上のキャストを撮影する一幕も見られた。『浅田家!』は全国東宝系にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:浅田家! 2020年10月2日より全国東宝系にて公開©2020「浅田家!」製作委員会
2020年10月02日アイドルグループ・嵐の大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤が5日、都内で行われた「ソフトバンクと嵐の5Gプロジェクトに関する発表会」に出席。新テレビCMと連動したスペシャルコンテンツを体験した。ソフトバンクと嵐は、5G(第5世代移動通信システム)時代を見据えた新しいエンターテインメントの可能性に挑戦するプロジェクトを開始。第1弾として、嵐がファンと一緒に人気楽曲「Love so sweet」をバーチャルで合唱する「5Gバーチャル大合唱」の映像を採用した新テレビCM「5Gバーチャル大合唱」篇(15秒・30秒)が制作され、8月7日から全国で放送される。テレビCMと連動した嵐のスペシャルコンテンツも、5G時代ならではの臨場感あふれる視聴体験を実現する“ソフトバンク”のコンテンツ配信サービス「5G LAB」内で展開。「VR SQUARE」(8月7日公開)では、嵐のメンバーに囲まれ、目の前で嵐が歌って踊る、特等席にいるかのような臨場感あふれる視聴体験が可能でき、「FR SQUARE」(8月14日公開)では、メンバー5人からお気に入りのメンバーを選んで、自分好みの映像を好きなだけ楽しめる特別な映像が追加される。発表会で、二宮が「FR SQUARE」を体験。最大4人まで選べるが、二宮は4人のメンバーを選んだり、「俺だけでもいける!」と自身だけの映像にしたり、ファン目線でコンテンツを楽しんだ。司会者から「『嵐の中で推しメンを1人選んでください』って言ったら今どうしますか?」と聞かれると、「それはこうじゃないですか? 大野さんですよ」と大野をチョイス。大野は「俺か、恥ずかしいな」と照れるも、二宮が「大野さん、歌ってないところで休む癖があるので、そこをチェックしておこうかなって」と選んだ理由を明かすと、「難しくなる時代ですね」と苦笑した。このコンテンツに、櫻井は「オリジナルのカット割りができる」と興味を示し、松本も「新しい感覚ですよね。今まではこちらが提案したカット割りや見せたい画角を見ていただく形でしたけど、これからは見る方にゆだねる。ものを見る見方がどんどん変わっていくんだろうなと感じますね」と語った。
2020年08月05日昨年、本誌企画の取材時に「2020年は“破綻と崩壊の年”。東京オリンピックも普通には開催できないかもしれない」と話していた江原啓之さん。蓋を開ければ、未曽有のコロナ禍で世界中が混迷の渦に巻き込まれるという事態に。この状況を懸念していた江原さんは今、何を思うのかーー。「己れの心を見つめ、顧み、今まで築いたものを一度、更地に戻すような心づもりで日々を過ごしてみましょう。そうして再び自らの暮らしや考え方を、骨組みから立て直す。そんなふうに腹をくくるべきときを迎えているのです」こう語る江原さん。その解決策はとてもシンプルだ。「結局、人生にとって大切なのは、衣食住、そして医療です。この4つの生きる基本に立ち返り、“豊かさとは何か”について考えてみましょう」まず、「衣」について。「『フランス人は10着しか服を持たない』という本がベストセラーになりましたよね。私は渡英の機会も多いのですが、イギリス人も衣服は日常着とフォーマルを分けているだけ。あとはTPOに合っていればよし。日本人のように、クローゼットからあふれるほど服を持つ必要はないのです」次に「食」について。「食料自給率が低く、多くを輸入に頼って久しい日本。今こそ国内の農産物に目を向け、農家さんを精いっぱい応援してあげましょう。また、自給自足とまではいいませんが、この機会にベランダ菜園を始めるなどして食に対する意識を高め、体によいものを取ることを心がけましょう」そして「住」について。江原さんは常々「ワンルームマンションでもいいから手に入れること」を勧めている。「理由は、私が個人カウンセリングをしていた時代、『離婚しても行き場がない』と訴える女性が多かったから。住む場所の確保、あるいはそのための経済的基盤を持つことはとても大切。『つらいけれど経済のために別れられない』などという悲しいことにならないようにしなければなりません」最後に「医療」について。今回明らかになったように、最後に私たちの命を助けてくれるのは医療機関。いつかお世話になる日のために、ふだんからかかりつけ医との良好な関係を築いておこう。「このように、『生きる』とはとてもシンプルなこと。この未曽有の事態を契機に自らを見つめ直し、幸せな明日へ少しずつ、足を踏みだしましょう」「女性自身」2020年6月23・30日合併号 掲載
2020年06月21日昨年、本誌企画の取材時に「2020年は“破綻と崩壊の年”。東京オリンピックも普通には開催できないかもしれない」と話していた江原啓之さん。蓋を開ければ、未曽有のコロナ禍で世界中が混迷の渦に巻き込まれるという事態に。この状況を懸念していた江原さんは今、何を思うのかーー。「’11年、東日本大震災の年には『絆』の大切さが声高に叫ばれ、家族や夫婦といった人間関係が尊ばれました。しかし、コロナ禍によって自粛を余儀なくされたことで、その絆が破綻し、関係が揺らいでいる夫婦も多いと聞きます」そう語る江原さん。本誌読者からも頻繁に届くようになった“コロナうつ”という悩み。これまで向き合うことのなかった夫婦や子どもの問題にいや応なく直面し、精神のバランスを崩す人たちが増えているという。「問題を“自分に寄せる”からうつになるのです。このような状況下では、自分のためという“小我”の願望にばかり思いを寄せるべきではありません。『あれもない、これもない、うまくいかない』と思い詰めるのではなく、逆に自分を“天啓に寄せる”ことがあなたを幸いに導きます。私はこれを“大我の愛”とも言っていますが、わかりやすく言うと、起きていることを大きなメッセージとして受け止めること。問題を解決するために他者に何をしてあげられるのかと考える。そう思えたとき、初めて暗闇に光がさしこむのです」さらに、「不幸の三大原則」に陥らないようくぎを刺す。「『自己憐憫』『責任転嫁』『依存心』、この3つのフィルターで物事を感情的に捉えてはいけません。常に“自律”の心を持って物事を判断し、選択することが幸せにつながります。いずれにせよ、この未曽有の事態は、人生の分かれ道。今をどう生きるかで今後の人生が変わるのだと思います」ここでは、「うつ」を招く状況別に、その乗り越え方を提案。輝けるアフターコロナの世界を歩むための言葉に、耳を傾けよう。【子育てのうつ】子どもに期待やお金のかけすぎは禁物「コロナ禍の影響により、『本来、勉強に励むべき子どもに十分なことをしてあげられない』と涙する親御さんもいますが、そのほとんどは余計な涙。多くの親は子どもに期待やお金をかけすぎであり、何もしなくても勉強する子はするし、何をしても勉強しない子はしないのです。私の友人で、親から『女に教育などいらない。勉強するな』と言われて危機感で必死に勉強した人がいましたが、親と子の思いは得てして逆を向くもの。心配のしすぎは無用です。また、外出自粛を強いられ、ゲーム三昧で過ごす子どもを叱ってばかりという親御さんもいる。けれど、大人になってもずっと同じゲームをし続ける人はいませんし、ゲーム好きも個性ですから親が叱って考えを変えようとしても無理だと悟りましょう。子育ては、いわばたましいのボランティア。どれだけ『与えたか』ではなく『込めた』か。親にできることは社会のルールを教えることくらい、と心得ましょう」(江原さん・以下同)【介護のうつ】親を幸せにするために、まず自分が幸せになる「いちばんつらいテーマです。今回の事態では高齢の親に感染させてはいけないという大きな課題があるなか、ヘルパーさんにもなかなか来てもらえない、デイサービスへも行けないということで、介護者は24時間の緊張を強いられ、疲弊しきってしまう方が多くいると思います。しかし、人には『宿命』と『運命』があり、どれだけ努力しても『寿命』が尽きることもあります。こんなときにできることは、心を柔らかくし、人事を尽くして『天命』を待つことだけ。それでも万が一のことがあると自分を責めてしまいがちですが、最後までやり尽くしたとしても後悔は残るものです。しかし、それは本当の後悔ではなく愛情の証しだと思うべきです。日本人には自分を犠牲にして親に尽くすことを美徳とする風潮がありましたが、それは昔のこと。自分が倒れたらおしまいですし、人を幸せにするにはまず自分が幸せでなければならない。それは決してやましいことではないのです」「女性自身」2020年6月23・30日合併号 掲載
2020年06月21日昨年、本誌企画の取材時に「2020年は“破綻と崩壊の年”。東京オリンピックも普通には開催できないかもしれない」と話していた江原啓之さん。蓋を開ければ、未曽有のコロナ禍で世界中が混迷の渦に巻き込まれるという事態に。この状況を懸念していた江原さんは今、何を思うのかーー。「’11年、東日本大震災の年には『絆』の大切さが声高に叫ばれ、家族や夫婦といった人間関係が尊ばれました。しかし、コロナ禍によって自粛を余儀なくされたことで、その絆が破綻し、関係が揺らいでいる夫婦も多いと聞きます」そう語る江原さん。本誌読者からも頻繁に届くようになった“コロナうつ”という悩み。これまで向き合うことのなかった夫婦や子どもの問題にいや応なく直面し、精神のバランスを崩す人たちが増えているという。「問題“自分に寄せる”からうつになるのです。このような状況下では、自分のためという“小我”の願望にばかり思いを寄せるべきではありません。『あれもない、これもない、うまくいかない』と思い詰めるのではなく、逆に自分を“天啓に寄せる”ことがあなたを幸いに導きます。私はこれを“大我の愛”とも言っていますが、わかりやすく言うと、起きていることを大きなメッセージとして受け止めること。問題を解決するために他者に何をしてあげられるのかと考える。そう思えたとき、初めて暗闇に光がさしこむのです」さらに、「不幸の三大原則」に陥らないようくぎを刺す。「『自己憐憫』『責任転嫁』『依存心』、この3つのフィルターで物事を感情的に捉えてはいけません。常に“自律”の心を持って物事を判断し、選択することが幸せにつながります。いずれにせよ、この未曽有の事態は、人生の分かれ道。今をどう生きるかで今後の人生が変わるのだと思います」ここでは、「うつ」を招く状況別に、その乗り越え方を提案。輝けるアフターコロナの世界を歩むための言葉に、耳を傾けよう。【家計のうつ】お金は豊かに生きるための道具にすぎない「お金がなければ生きていけない!私たち現代人の多くはそう思い込んでいますが、お金とは心豊かに生きるための道具ですから、必要なときに生かせるだけあればいいのです。間違ってはいけないのは、人生において基本となるのは、「衣」「食」「住」、そして「医療」の4つであり、お金はそれらを得るための道具であるということ。決してお金を得ることが人生の目的なのではありません。そう考えると、何千万円も蓄える必要が本当にあるのでしょうか?今、私は自給自足の生活へ舵を切っていますから、何かあっても家族と周りの人が食べていけるだけのものは確保できそうです。お金という呪縛から解き放たれてみると、新しい世界が開けます。私にとってお金とは、大切な人のために使ったり困っている人に寄付をしたり、世の中に還元することで「生き金」にもなるの。ただ自分のためだけに使うというのは、とても寂しいことです」(江原さん・以下同)【夫婦関係のうつ】夫婦間のルールを作り、期待せずに暮らす「夫婦関係がうまくいかず、別れる理由として、よく『性格の不一致』が挙げられますが、他人同士なのですからそもそも合わなくて当たり前。そう考えると、不仲の原因はどちらが悪いというものではありません。ただ、これまで『合わない』と思いながらもやり過ごしてきたのに、このコロナ禍で始終、顔を突き合わせていることで問題が顕在化してしまうこともあるでしょう。そんなときはまず、『合わない』ことを前提に夫婦間のルールを作りましょう。たとえば、家事は料理からゴミ出しに至るまで当番を決めて表にしてみる。夫婦で顔を合わせる時間を決めて、家の中でも夫と“密”になる状態を避ける、など。夫や家族はあなたの鏡です。相手に期待し、それがかなわないと失望し、怒りに変わる。それらはあなたの心の中で起きていること。『ルールさえ守っていれば御の字』というように、あなたの相手への期待値を下げることで解決する問題かもしれません」「女性自身」2020年6月23・30日合併号 掲載
2020年06月20日昨年、本誌企画の取材時に「2020年は“破綻と崩壊の年”。東京オリンピックも普通には開催できないかもしれない」と話していた江原啓之さん。蓋を開ければ、未曽有のコロナ禍で世界中が混迷の渦に巻き込まれるという事態に。この状況を懸念していた江原さんは今、何を思うのかーー。当代随一のスピリチュアル・カウンセラーが説いた“奈落の底で、光を見つける方法”に、ぜひ耳を傾けてください。「己れの心を見つめ、顧み、今まで築いたものを一度、更地に戻すような心づもりで日々を過ごしてみましょう。そうして再び自らの暮らしや考え方を、骨組みから立て直す。そんなふうに腹をくくるべきときを迎えているのです」混迷の渦のなか、「生き方を根本から見直す必要がある」と語る江原さん。そのために、日本人の生活様式が根底から変わらざるをえなかった戦中・戦後の転換期に見習うべきことは多いという。「私は祖母から聞いたのですが、戦時中は『兵隊さんが過酷な思いをしているのだから』と、小さな子どもでさえ衣食住がままならず、我慢するのが当たり前だったといいます。もちろん、それは二度と繰り返してはならない歴史ですが、この国は何もないところから出発し、ここまでの発展を遂げたということを忘れてはいけません。そんな奈落の底でも、幸せを見つけ、たくましく生きた先人たちを思えば、『自分一人くらいかまわない』と周りの迷惑を顧みず、パチンコ店に向かうような自分本位の考えは改めるべきです。もし戦後の日本人の生活が想像できなければ、映画『火垂るの墓』をごらんになってみてはいかがですか?現代の生活がどれだけ恵まれていたかを実感でき、この困難を乗り越えるヒントを見つけることができるでしょう」とはいえ、このご時世、無理な我慢は禁物。どうにもならないときは「助けて」と声を上げることも大切だと強調する江原さん。「もちろん本当に困ったときには、どんどん国や自治体、支援団体を頼ってください。今は有事なのですから、困ったときはお互いさま。言ってみれば国家とは、一つの家ですよね。家が竜巻で吹き飛ぶような大問題が起きたら、家族みんなが生きていることが何より大事。今、その父ともいえる政府の対応には首をかしげたくなることも多いですが、まずは困窮している人たちに手を差し伸べてあげてほしいと思います」ともあれ、“破綻と崩壊の年”に起こることは「すべての嘘や欺瞞が破綻し、崩壊に至り、真実が明るみに出る」という側面もある、と江原さんは言う。「今まで隠されてきた人の心の醜さ、社会のゆがみがコロナ禍によっていたるところであぶり出されています。政治も経済も、家庭生活においても、問題が浮き彫りとなり、いやでも応でも真実と向き合わざるをえないような状況です。この機会を生かして光を見いだすか、あるいは闇に沈みゆくか。それは、あなたがこれからどのような生き方を選択するか次第なのです」「女性自身」2020年6月23・30日合併号 掲載
2020年06月20日新型コロナウイルスの流行後、これまで経験したことがない事態に直面し、将来が見えなくて不安という人も多いのでは?今回もスピリチュアリストの江原啓之さんが「学びの機会」や「仕事」について答えてくださいました。3回シリーズの2回目です。写真・小川朋央(江原さん)【江原啓之からの緊急メッセージ「今を生きる、みなさんへ」】vol. 2緊急メッセージ 第2回お悩み学校の授業開始がずれ込み、勉強が遅れてしまいました。将来に影響しないか心配です。小さな子どもから大学生にいたるまで、自粛期間中は学校もお休み。オンラインでの授業を開くところもあったようですが、開始がずれ込み、「学習の遅れ」を気にする人は多いと聞きます。勉強は学校じゃないとできないのでしょうか?私は、「人生を充実させるための勉強」という意味で言うなら、なにも学校だけでしか受けられないものではないと思っています。「学ぶ機会」はいくらでも見つけることができるのではないでしょうか。勉強の遅れを気にして、親に塾通いを勧められる人もいるかもしれません。でも、自主性が何より大事。いくら周りが「勉強しなさい」と環境を整えても、本人にやる気がなければ、身になりません。それこそ、自主的に学び、研究に励んでノーベル賞を取った人だっています。結局のところ、学ぶ意欲がどれだけあるかが重要なのです。今回はコロナの影響で学校に行けない状況になりましたが、人生は、いつ何が起こるかわかりません。もしかしたらこの先、病気にかかって治療のために入院し、1学年下に編入するとか、受験に失敗して浪人することもありえます。そのたびに将来を悲観していたら、とてもやっていけないでしょう。数か月、いえ、もっと遅れたとしても、本人に意欲さえあれば、いくらでも巻き返せます。それに今回は横並びでみな遅れている状態。だから、周りと比べて焦ることもありません。焦るその気持ち自体が、苦しみのモトになってしまいます。休校中も、たくさん本を読むなど、家でできることはあったはず。自分を見つめ直し、将来どんな方向に進みたいのかを考える時間にあてることもできたと思います。遊んでばかりいたわけではないのなら、今から動き出せば大丈夫です。江原さんからのメッセージ焦る心は苦しみのモト。意欲次第で巻き返せます。お悩みアルバイトができず、学費を払えません。やめるしかないのでしょうか?「アルバイトに入れなくて、休学を考えている」とか「親が失業して、学費を支払えない。退学も視野に入れている」といった声も聞こえてきます。この場合も、いったん休学し、その間に働いてお金を貯め、復学するという選択肢もあるでしょう。また、公的な経済支援を受けられないかなども、詳しく調べてみて。知恵を絞って、情報を収集しましょう。「勉強がしたい!」という強い気持ちがあるならば、即あきらめるのではなく、続けるための方法を模索してください。長い人生において、1年や2年のブランクは大きな問題ではありません。確かに人生は有限ですから、無駄に時間をロスするのはもったいないこと。でも、やむをえず休むなら、そこで経験したことはすべて、たましいを向上させる糧になるでしょう。江原さんからのメッセージお金を貯めてから復学という選択肢も…。知恵を絞ってお悩み正直、満員電車で通勤する日常に戻りたくありません。地方移住も視野に?この気持ち、実はよくわかります(笑)。今、私は熱海で暮らしているのですが、ステイホーム期間中はレギュラーのラジオ番組などもすべてリモート収録で参加し、その便利さを実感したところでした。確かに今後は、地方都市への移住を視野に入れて、働き方を見直す人も増えるでしょう。今の日本は、都会に一極集中していて、地方は過疎、高齢化し、若い人がどんどん外に出ていきます。そういった流れが、もうずっと続いていたと思います。ですが、今回の出来事を通して「都会でなくても仕事ができる」と感じた人も多かったはず。在宅勤務をする環境さえ整っていれば、都市部にいる同僚とリモート会議をすることもできるでしょうから、不便はさほど感じないでしょう。混雑する電車に揺られて通勤することがなくなるぶん、体も疲れないかもしれません。「都会で頑張らなきゃ」と自分を追い込んでいたけれど、実はそこまで都会志向じゃなかったと気づく人もいるでしょう。反対に、地方移住に憧れはあっても「向かない人」もいます。この機会に自分の適性を考え、本心にも向き合ってみて。くれぐれも、自分のたましいには、嘘をつかないでください。田舎暮らしを理想化しすぎていないか。立ち止まって考えることも必要です。ただ、田舎暮らしには“ならでは”の苦労も…。人口密度が低く「3密」は避けやすいかもしれませんが、人づき合いの濃さは都会よりも“密”。ですから、人とコミュニケーションをとることが好きでないと、移住後に人間関係に悩む可能性も出てきます。いずれにしても、今は自分の気持ちを確かめ、未来について考える内観のとき。いわば、たましいの“作戦タイム中”です。「これからどうしたいか」をしっかり考えて。“作戦”を立てているときは、なぜだか無性に眠くなることも…。「夢を見る回数が増えた」と感じたら、実はそれも大切なメッセージ。睡眠中は誰でもスピリチュアルな世界に一時里帰りして、そこでいろんなヒントを得て帰ってきています。気になった夢があれば記録して、“内観”の参考にしましょう。江原さんからのメッセージ今は作戦タイム中。自分のたましいに嘘をつかないで。江原啓之スピリチュアリスト、オペラ歌手。6月25日に最新刊『スピリチュアルお祓いごはん 成就ごはん』(マガジンハウス)が発売に。不安なときこそ、食べてお祓い! 食べて開運!©Image Source/Gettyimages©Jan-Stefan Knick / EyeEm/Gettyimages
2020年06月17日緊急事態宣言も解除され、少しずつ日常を取り戻しつつある今。この先、私たちの暮らしはどうなるのか?スピリチュアリストの江原啓之さんからのメッセージを3回にわたってお届けします。写真・小川朋央(江原さん)【江原啓之からの緊急メッセージ「今を生きる、みなさんへ」】vol. 1緊急メッセージ 第1回2020年について、私は「破綻と崩壊」というメッセージを受け取っていました。年末に発売されたananでもお話ししましたから覚えておられる方も多いでしょう。そして今、新型コロナウイルスの流行を受けて、「医療崩壊」や「経営破綻」といった単語が飛びかっています。「江原さんの予言が当たった!」と話題になっているそうですが、そんなことは二の次。それよりも、私たちにはもっと考えなければならないことがあります。自粛期間中は緊張感を持って過ごしていた人も、今はどこか肩の力が抜けているのではないでしょうか。それどころか、緊急事態宣言が全国で解除された途端、まるで終息したかのようなムードも漂っています。正直に言ってこのままでは今後が心配…。気持ちが緩み、元通りの生活をしてしまうと、第二波、第三波がやってくる可能性が高まります。もちろん、経済活動をしないわけにも、外出しないわけにもいかないのでしょうが、それでももう少し気をつけなければ、またすぐ、同じことの繰り返しになりかねません。まだ特効薬もなければワクチンもないウイルス。ですから、長期戦の覚悟で、「共存する道」を模索することが必要です。ウィズコロナ、そして、アフターコロナの日常をどう生きれば安心して暮らせるのか。みなさんが悩んだことについて、3回に分けてお話しします。お悩み自粛期間中も平気で外出していた家族。どう注意したらよかったのでしょうか?自粛期間中にもかかわらず、とりたてて急ぎではない外出をする。そんな家族に悩まされたという声をたくさん聞きました。彼が友達と遊びほうけている、自分は消毒などに気を配っているのに、家族はまったく気にせず出かけて困ったといった声です。「長引く自粛でストレスがたまっていたんだろう」と擁護する人もなかにはいるかもしれませんが、自粛を求められているのにできないのは、“愛がない人”ということ。「自分さえかからなければいい」と思っているのは、自己愛(小我)以外の何ものでもありません。自分が感染源になって家族や周りの人たちにうつすかもしれないということには、まったく想像が及ばないのですから…。ただ、この手のタイプは、“元から”そういう人です。コロナの問題が起こる以前から、愛のない人だったということ。「見ないふりをしていた本質」が今回、あぶり出されただけなのです。自粛生活は誰にとっても辛抱の期間だったと思います。でも、周りと協力し合って乗り切ることができた人が大半。他者に対する愛があれば、たいへんなときだからこそ、協力することはできるものなのです。それができなかったのだとしたら、この場合の選択肢は2つ。「本質」に気づけたことを幸いと思い、距離を置くか。あるいは、また目をつむって日常に戻るかです。ちまたでは“コロナ離婚”も増えたそうですが、相手の本質が見えた結果、別々の道を歩む決断に至った人がそれだけ多かったのでは?もちろん、いきなり別れを選ばずとも、いったん相手との距離を置いてクールダウンすることも可能です。ただその場合も、「コロナが終息したら、改心する」とは思わないこと。人の中身はそう簡単には変わりません。ですから、あぶり出された本質をどう受け止めるかをしっかり考えましょう。「目をつむって見なかったことにする」という選択をした場合、結局その因果は自らに返ってきます。厳しいことを言うようですが、そういう人と結びついたのも、似た者同士だから。「類は友を呼ぶ」なのです。ですから、相手だけを一方的に責めず、自分自身に対しても厳しい目を向けることが大切です。自粛期間中にあぶり出された問題は、元からあった気質。そう考えれば、他のトラブルも読み解けます。たとえば、「共働きで双方がテレワークになり、家事の負担が増えた。それなのに、まったく手伝ってくれなくてイライラする」という悩み。これも、解決の糸口は同じ。元から非協力的なところがあったはずです。ある意味“リトマス試験紙”のように、さまざまな問題点が浮かび上がってきただけです。言うまでもなく、DV(家庭内暴力)などの深刻なトラブルが起きている人は、我慢しないでSOSを発してください。新型コロナウイルスによって亡くなられた方もいますし、経済的に多くの苦労を背負っている人も大勢います。ですから、伝え方がとても難しいのですが、誤解を恐れずに申し上げます。今回のことを通して、人の本質や人間性があぶり出されること自体は悪いことではないと私は考えています。何事も、「正があれば負がある」のです。問題が浮かび上がった人は、それを不幸だと思わないで。マイナスをプラスに変えるチャンスととらえ、惰性でつき合ってきた人間関係を整理していきましょう。そう、今はまさに“さら地”にかえすタイミングなのです。江原さんからのメッセージ惰性のつき合いを見直し、整理するチャンスととらえて。江原啓之スピリチュアリスト、オペラ歌手。6月25日に最新刊『スピリチュアルお祓いごはん 成就ごはん』(マガジンハウス)が発売に。不安なときこそ、食べてお祓い! 食べて開運!© Marco Bottigelli/Gettyimages©d3sign/Gettyimages
2020年06月16日スピリチュアル特集や開運特集、連載と、いつもanan読者に、厳しくも温かい激励を送ってくださっている江原啓之さん。2002年から連載陣に加わり、13シリーズを担当されています。最近は“ブラック江原”も登場し、本音で語る“ananの父”!?18年間のラインナップを眺めるだけでも壮観ですね。連載を複数抱え、テレビ出演や講演会などで飛び回っていた時期なんて、まさに全自動洗濯機に放りこまれたような忙しさで…。特にananは毎週のことですから本当に大変で、今思うと、どうやって乗り切っていたんでしょう(笑)。でも、こうして振り返ると、連載テーマも“時代の先”を読んだ内容にこだわってきた気がします。たとえば、2009年の春に始まった「江原啓之の脱・不運期宣言!」。同じ年に政権が交代し、先行きが見えない不安な空気が漂いました。そういう時流もあって「不運期の乗り越え方」という切り口が、みなさんの心に響いたのだと思います。連載だけでも18年も続けさせていただいていることを考えれば「私の青春はずっと“スピリチュアル”と共にあった」という読者もいるのでは?と思います。あるときは、“夢診断”や“オーラ”に興味を持ったり、あるときは不幸な女にならない方法を読んで実践したり…と、連載とともに年を重ねてこられたかもしれませんね。本当に長く続けさせていただいていますから、もう古株!?と思わなくもないのです。でも、インスタ映えする今どきのご馳走より“きゅうりの漬物”のほうがホッと落ち着くように、私もそういう存在なのかも(笑)。「実の親に言われたらムカつくけど、江原さんの言うことは素直に聞ける」と言われることもよくあります。確かにどこか“ananのお父さん”的立ち位置なのかもしれませんね。でも、スピリチュアルなことを、“心霊”といったジメジメしたイメージではなく、より身近で明るい印象に塗り替えられたのは、間違いなくananのおかげだと私は思っています。そうそう、この18年の変化といえば、近年は“ブラック江原”がよく顔を出すようになりました。若い頃は、スピリチュアルがまだ世の中に浸透していなかったこともあり、生真面目なイメージを持たれたことも…。でも、本来の私は、下町生まれの明るいオヤジ(笑)。爆弾発言だって珍しくありません。講演会などに来られたことがある方は、生・江原をご存じだと思うのですが、その片鱗を最近は連載でも出せている気がします。そういう意味でも、第12弾の連載「江原啓之が弱い心を撃退!仏の目、鬼の目」は印象に残っています。ひとつのテーマを、仏と鬼の両方の側から分析した連載で、本音をビシバシ言う「鬼の江原」をいかんなく出せたので、爽快でした。毒舌に驚かれたかもしれませんが、あれは“通常営業”(笑)。厳しいことも言ったぶん、少しずつみなさんの目が覚め、地に足がついたのでは?私はどんなときも、読者のみなさんが“今”何を知りたいのか、求めているのか感じ取ることを最も大事にしています。ですから、ひらめいたことは忘れないよう、メモに残すことも。実は先日も、ある“とっておきのアイデア”が思い浮かんだのですが、それはまたいずれ…。“とき”が満ちるまで、じっくり温めておきたいと思います。えはら・ひろゆきスピリチュアリスト、オペラ歌手。新時代の必需品『極・お祓い箱』(マガジンハウス)が好評発売中。近著に『江原啓之が行く!ペットとスピリチュアルに暮らす』(中央公論新社)など。※『anan』2020年3月11日号より。写真・小川朋央ヘア&メイク、着付け・渡辺和代(HairMake W’s)取材、文・湯川久未(by anan編集部)
2020年03月10日anan50年の歴史で半分以上を見守ってきた江原啓之さん。2002年から連載陣に加わり、13シリーズを担当されています。時の空気を感じ、読者を勇気づけ励まし続けてくださっている江原さんが、歩みを振り返りつつ、今を生きる私たちに大切なことをお話しくださいました。江原啓之さんからのスペシャルメッセージ。ananと読者が歩んできた心の旅路。スピリチュアル特集や開運特集、連載と、いつもanan読者に、厳しくも温かい激励を送ってくださっている江原啓之さん。“巷で噂の霊能者”として注目されていた江原さんが林真理子さんと初顔合わせをしたのが1994年。懐かしい思い出話とともに、これからを生きる女性たちへ熱いメッセージを届けてくださいました。***創刊50周年、おめでとうございます。ananとのお付き合いは長いですが、林真理子さんとの対談は思い出深いですね。かれこれ26年も前のこと。実は、今日の着物と袴は、その日と同じものにしました。ananには“おしゃれな女性誌”のイメージがあったので、少しハードルが高く感じたのをよく覚えています。現場には当時の編集長や編集者さんたちが顔を揃え、その迫力も圧巻でしたね(笑)。ananに出させていただいた後は、(当時行っていた)個人カウンセリングの予約の電話が鳴りやまず…、影響力の大きさをひしひしと感じました。でも、今改めて対談のタイトルを見ると、不思議な感覚に。「女性たちはなぜ、霊能者のもとへ通うのか。」――ちょっと堅い印象です。このとき、私の肩書はスピリチュアル・カウンセラーでしたから、そう名乗ったのですが、編集サイドから「“霊能者”にしましょう」と(笑)。今でこそ“スピリチュアル”という言葉も浸透していますが、当時はまだ「霊能者」のほうがしっくりきたのでしょう。口幅ったいことを言うようですが、私のほうが“時代の先”を読んでいたのかもしれません。スピリチュアルな世界への関心が高まったと私が感じたのは、2000年。ひとつの境目で、その頃、占い師の中森じゅあんさんとも対談させていただきました。当時の記事を読むと、「暗い世の中」といったフレーズが出てきます。バブル崩壊後、出口の見えない不況が長く続き、まさに希望が見えない時代でした。でも、だからこそ、この頃からようやく、“生き方の価値観”が変化していったように思います。好景気に沸いていた頃は、物への執着、私がよく言うところの「物質的価値観」が強かった。「寄らば大樹の陰」という風潮もありました。しかし、そうした神話も見事に崩れ、「物」ではもはや幸せになれないと誰もが気づき始めたのです。そんな流れのなかで、人々の関心が心やたましい、つまり「霊的価値観」へと向かっていったのだと思います。後になって林さんが私のことを“時代の寵児”と評してくださいましたが、ちょうどそういう変化の狭間にあって、“時代”に求められたのかもしれません。ananとのご縁がこれほど長く続いているのは、お二人の存在あってこそ。そして、これほど私が世に出ることになったのは、ananのおかげだと思っています。私がananに出させていただくようになってまだ日も浅い頃、女優さんたちと誌上で話す機会がありました。そのときのことも強く印象に残っています。その場では一番控えめだったひとりの女優さんに私は、「あなただけが長く続けられますよ」と励ましたのです。実際、その言葉通りになり、今も彼女は、いろんなドラマなどに出て活躍されています。こういうふうにひとつの仕事を“地道に続けること”は、決して簡単なことではありません。ananの50年の道のりもまたしかりでしょう。ananは、ずっと“女性の生き方”に光を当ててきた雑誌だと思います。女だから…という束縛に向き合い、一生懸命頑張る姿を見守り続けてきたのではないでしょうか。そんなananだからこそ、これからは「女性の自立」を応援してほしいですね。医学部入試の合格格差問題ひとつとってみても、女性がまだどこか軽んじられているのが現状です。景気が上向いて豊かになったと言う人もいますが、それだって“嘘”。共働きの家庭が増えたから、一見豊かに思えるだけ。言い換えれば、二人で働いてどうにか食べていける状態なのです。少子高齢化だから、「もっと子どもを産んで」なんて平気で言うわりに、保育園はどこも満員。こういった“社会の矛盾”にもきちんと目を向けていますか?無関心ではいけません。今こそ女性たちが立ち上がらないといけないときに来ているんです。ミレニアムがそうであったように、今もひとつの過渡期。女性が「本当の意味で自立する時代」を迎える前の“狭間”なのだと思います。だからこそ私はさまざまな機会を通して、騙されないで!目を覚まして!現実を見て!と伝え続けてきました。ananは“本当の自立”を目指す女性たちの心に響く雑誌だと思います。たとえばセックス特集なども、男性視点ではなく、女性側から主張することの大切さを伝えていて、一歩も二歩も“先”を見据えています。ただ、残念ながら、まだ時代がそこに追いついていない。だからこそ、ananの役目はまだまだこれから!です。おしゃれが好き、楽しいことも好き。仕事だって頑張りたい。そう願う女性にとって、林さんはまさに象徴的存在。“the anan”として、みんなの目標なのだと思います。でも、その憧れに近づこうと頑張っていても、時には疲れてしまうことだってあるはず。そんなときに、“スピリチュアルな視点”が生きるヒントとなり、立ち上がれていたら嬉しく思います。人生に失敗はありません。どんなに傷ついたと感じることがあっても、その傷は、たましいが磨かれた証。原石を研磨して宝石になるように、人も喜怒哀楽を経験しながら磨かれて、輝くのです。これまでも言ってきたように、自己憐憫・責任転嫁・依存心は不幸のモト。「私ってかわいそう」と悲劇のヒロインになったり、誰かに責任転嫁したり、依存心を捨てきれないままでいると、幸せは遠ざかる一方です。厳しい言い方かもしれませんが、その段階にとどまっていてはダメなのです。自立しましょう!もういい加減オトコに泣かされないで!振り回されてはいけません。また、今、「お金」をテーマに連載中ですが、“経済の破綻”も心配な時代。これからを生き抜くためにも、お金にも泣かされず、振り回されない女性を目指していきましょう。私がananで伝えてきたのは、自立するためのスピリチュアル。魔法のように依存するためのものではありません。この先50年、もっと幸せになるために、自分のなかに軸を持って歩んでください。えはら・ひろゆきスピリチュアリスト、オペラ歌手。新時代の必需品『極・お祓い箱』(マガジンハウス)が好評発売中。近著に『江原啓之が行く!ペットとスピリチュアルに暮らす』(中央公論新社)など。※『anan』2020年3月11日号より。写真・小川朋央ヘア&メイク、着付け・渡辺和代(HairMake W’s)取材、文・湯川久未(by anan編集部)
2020年03月09日2020年、自ら幸せをつかむためのヒントを江原啓之さんが伝授!“お金と仕事”、“愛と家族”、“暮らし”、“場所”という4つのカテゴリー別に、するべきことをアドバイスしてくれました!お金と仕事技能を身につけたり、伸ばしたりして仕事にしっかりつなげていこう。2020年、仕事におけるキーワードは「技能」。景気の良しあしに関係なく、自分の技能を磨く努力を怠らないことがポイントです。得意な技能を伸ばすために資格試験を受けたり、さらなるキャリアアップを目指し勉強をするなど仕事につなげていきましょう。才能のない人はいません。得意なことがわからないという人は、今までの経験をもう一度、振り返ってみてください。お金と仕事は直結します。仕事としてお金をいただくからには好き嫌いは二の次です。給料には職場の人間関係など我慢料も含まれると割り切って。また将来への不安から投資を考える人もいるようですが、安易に投資ブームに乗るのは考えもの。お金を着実に貯めるポイントは、生活を見直して無駄遣いをなくすことと、労働意欲を高めることです。自分なりの労働意欲を高めるポイントを見つけましょう。アイドルのコンサートに行くことが励みになるなら、それもOK。冷静に自分を見つめ、ブームに乗らず、地道に生きることが何より確実です。愛と家族安易な恋愛ゲームには要注意!ドラマティックな出会いには気をつけて。将来どんな自分でいたいのかといった未来図を思い描いて。それが描ければおのずと今、すべきことや恋愛、家庭に求めるものもわかるでしょう。ドラマティックな恋愛には要注意です。例えばオリンピックをきっかけにいっそう増える訪日外国人との出会い。自分はボランティア、相手はオリンピック選手団関係者。「今まで彼氏には恵まれなかったけれど、これで私も国際結婚!?」などと思ったのもつかの間、連絡もなしに相手は帰国し、音信不通。自分は妊娠が発覚……、などという破綻もあり得ます。もちろん相手が誰であっても、一時の感情で恋愛ゲームを楽しむのは禁物。「パーティ イズ オーバー」という言葉を忘れないで。すでにパートナーがいる人、あるいは家族関係においても感情的にならないことは重要なポイント。ささいなケンカで「もう別れる!」など思ってもいないことを勢いで言わないこと。家庭の破綻は離婚。平凡な日常という幸せを、失ってから気づくのでは遅いと心得て。暮らし1つの器から思い描く豊かな暮らし。心地よい自分のベースを整えよう。食は暮らしのベースとなります。そこで2020年の始まりには、まず、自分が気に入った器を1つ買いましょう。その器にどんな料理を盛りつけるか、想像してみてください。きっと買ってきたお総菜ではなく、ささやかでも自分で作った料理を、と思うのでは?さらに「一緒に食べるご飯は、土鍋で炊いてみたい。お味噌汁は具だくさんにして……」など、食事全体も思い浮かべるでしょう。そうやって器1つから想像する丁寧な暮らしを、ぜひ実現させて。本当に好きな物を少しずつ揃えながら地道に暮らしを整えることが豊かさにつながります。ですからお店で実際に手に取り「しっくりくる」と思う器を選ぶこと。そしていっぺんに器を揃えようとせず、翌月にまたしっくりくる別の器や箸を買い足すのがポイント。そのインスピレーションは暮らしのみならず、生き方まで映し出します。一緒に食べる人がいると楽しそう、自分はひとりでのんびり食べるほうがいいなど、将来の生き方、未来図まで見えてくるはずです。場所おじいさん、おばあさんの家や老舗を訪れて先人の知恵を学ぼう。力をもらえる場所は、ふるさと。ご存命なら、おじいさん、おばあさんに会いましょう。自分の未来設計を考えるとき、挫折も苦労も乗り越え、長い人生を生きてきた人の話はとても参考になります。ふるさとの風景とともに、自分がこの先、どう生きたいかも想像しやすくなるでしょう。また、古くから続く和菓子店など、老舗をぜひ訪れて。長い歴史の陰には店の存続が危ぶまれるようなときもあったはず。その危機をどう乗り越え、今に至ったのかを知ることは学びになります。臨機応変に変えてきたものは何か、昔から変わらない不動のものは何かなど、破綻を避ける、あるいは乗り越える知恵がきっとあります。荒波を乗り越えて続いた店だからこその風格や品の良さ。それは店に実際に行けば、感じられるものですし、店員さんの応対や品物の扱い方にも垣間見ることができるでしょう。老舗旅館やホテルなどに行くのもおすすめです。流行を追っては消えていく店とは何が違うのかを、ぜひ想像しながら訪れてみて。えはら・ひろゆきスピリチュアリスト、オペラ歌手。常に時代を見据え、時に厳しくも愛に満ちた言葉でメッセージを伝える。『極・お祓い箱』(小社刊)が好評発売中。※『anan』2020年1月1日‐8日合併号より。写真・小川朋央ヘア&メイク・渡辺和代(HairMake W ’s)イラスト・いわがみ綾子文・やしまみき(by anan編集部)
2020年01月03日2020年を表すキーワードは“破綻”だという江原啓之さん。仕事や恋愛、人間関係において、“破綻”に負けないためにはどうすれば良いのか教えてくれました。仕事も恋愛も衝動的にならないで。先々を想像して行動できるかが鍵。2020年、仕事とどう向き合うかについて申し上げましょう。働き方が多様化し、離職や転職も気軽にできる時代ですが、目先のことで判断するのではなくやはり慎重に行動したほうがいいでしょう。景気が傾けば倒産やリストラが起きることは容易に想像できますね。今、上り調子の会社だから、あるいは景気の良い業界だからといっても、先のことはわかりません。また、「あれがイヤだ、これがイヤだ」と文句ばかり言っているうちに、突然リストラ対象になるといったケースもありがち。職場や上司への不満は誰もが持ちますが、だからといって衝動的に辞めてしまうのも考えもの。例えばお局社員が口うるさい、古くさい考え方の頑固上司が昔のやり方を押しつけるなど、イラつくこともあるでしょう。そんなときは「人の振り見て我が振り直せ」と、冷静に分析を。「臨機応変とか柔軟さって、年を取ると持てなくなるのね。自分はそうならないように気をつけよう」などと先輩社員を反面教師にすれば、今の職場でまだ学べることはあるのでは?そもそも今、給料をもらって働く場があるということすら、感謝すべきことなのですから。恋愛や友人などの人間関係も一度こじれるとなかなか修復が難しいもの。昨今の恋愛について、恋愛ゲーム止まりの人が増えていると感じます。恋愛ゲームで重要視されるのはドラマティックな出会いや、カップルが成立するかという恋愛成就の部分だけ。そこからお互いの関係を深めて結婚へとつなげることや共に生きることまでは考えていないのです。そんな気持ちで付き合いだしたら、すぐ関心が薄れたり、我が強く出るのも当然。ですから恋愛の終わり方も理不尽で、突然です。カップルになれば恋愛ゲームはクリア。そしてすぐに次の恋愛ゲームに目が移りがちです。三角関係で揉めてトラブルになったり、面倒くさいことから逃れるように急に連絡をとらなくなって、別れの言葉もなく終わったり、いわば突然の破綻が起こる。上手な別れ方ができないのは、恋愛をする以前に人としての大事な感性が失われているからでは?友人関係では、そんな人としての感性の欠如があれば、いっそう露呈します。例えば、自分の都合のいいときだけ友だちに甘えていたら、「あなたってズルいよね」「いつもそういうときだけ私に頼ってくるのね」とハッキリ言われてしまうというように。自分は、上手に立ち回っているつもりでも相手にはバレバレ。友人関係は破綻へ……。もちろん友だちに定義はありませんし、いざというときに助けてくれるのが友だちでもありません。そういう意味では友だちという関係そのものがまぼろしのようなもので、信頼があって成り立つもの。「友だちだからしてもらって当たり前」という甘えは捨てて、ギブアンドテイクの部分はあると気を引き締めましょう。そうでないと、人間関係が破綻するうえに、「最低の人」というレッテルまで貼られてしまうことになりかねません。未来図を描き堅実に生きる。あなたならきっとできます!ぜひ女性たちにしてほしいことは「自分の未来図を描く」こと。結婚したい、子どもが欲しい、年齢を重ねたらこんなふうになりたいなど、具体的に思い描いて。女性はホルモンバランスによって体調や感情が大きく変化します。「将来、更年期をなるべく穏やかに乗り切りたい」と思うなら、健やかな体を保つために食事だって今から気をつけなければなりません。「今が楽しければいい」という気持ちでいると、無理なダイエットに走ったり、農薬や添加物に気をつけるよりも、時短できて安い加工食品ばかり食べるような生活になったりしてしまいます。「アリとキリギリス」という童話があります。食料がなくなる冬に備えて夏から準備をしていたアリと、準備をせずにいたキリギリスを描いたおなじみのお話。先々のことを考えて地道に準備をすることの大切さは、2020年にこそふさわしい教訓といえそうです。そして文明の利器や便利さに溺れることなく、アナログの安心感を忘れないこと。「お金を持って歩くなんてもう時代遅れ」とキャッシュレス生活を送っていたら、システムダウンや停電で買い物ひとつもできないなんてことも起こり得ます。たしかに現金を持たない生活は便利でしょう。ふだんならうっかりお財布を忘れても、カード1枚あればなんとかなります。でもそれが当たり前になれば、忘れ物に無頓着になるなど油断も生まれます。また、今はスマートフォンひとつで通信も支払いも、電車に乗ることもできますが、通信障害やシステム異常で使えなくなれば、身動きがとれなくなってしまうでしょう。いざというときの備えとして、逆に文明の利器に頼りすぎないことは重要だといえます。もちろん破綻を回避できればいいですが、もし巻き込まれたとしても希望を失わないで。再起のチャンスは必ずあります。いちばんいけないのは「どうして自分がこんな目にあうの」という自己憐憫、「あの人のせい。社会が悪い」という責任転嫁、「誰か助けてくれるはず」という依存心の3大不幸要素にハマること。それさえなくせば希望の道は広がりますし、努力を忘れなければ前進できます。その経験が自分をもっと強くしてくれるはずです。どんなときも自分を救えるのは自分です。「破綻」に負けないキーワードは「堅実」。「自分にはできっこない」などと思わないで。あなたにもちゃんとできます。その力があるからこの世に生まれてきたのです。「国破れて山河あり」という言葉があります。国が失われても自然の山河はそのまま残っているという意味ですが、失うものもあれば、残るもの、得るものもある。2020年は華やかなパーティにのまれず、幸せの種を自分で地道にまきましょう。パーティの後、その種から新たな希望がきっと芽吹きます。あなたの人生にも幸せの花は必ず咲きます。えはら・ひろゆきスピリチュアリスト、オペラ歌手。常に時代を見据え、時に厳しくも愛に満ちた言葉でメッセージを伝える。『極・お祓い箱』(小社刊)が好評発売中。※『anan』2020年1月1日‐8日合併号より。写真・小川朋央ヘア&メイク・渡辺和代(HairMake W ’s)イラスト・いわがみ綾子文・やしまみき(by anan編集部)
2020年01月02日オリンピックという大きなイベントを控える2020年。江原啓之さんがそんな2020年を迎えるにあたっての、経済面での心構えを教えてくれました。キーワードは“破綻”。0からの再出発。今こそ始まりの年へ。2020年を表すキーワードは、ずばり“破綻”です。修復しようのない状況になることを指す言葉ですから、何か恐ろしいことが起こるのではないかと不安になるかもしれませんが、最初に2つのことを申し上げましょう。まず1つ目。これは予言ではありません。こうなると決まっている未来などないからです。私はいつも「運命は決まっていません。運命を切り拓くのは自分。そしてどんな未来にするかも自分次第です」と言っています。破綻というキーワードを聞いて怖いと思うなら、破綻しないようにすればいいだけなのです。大事なのは謙虚に、聞く耳を持つこと。人は聞き心地のいいことだけに耳を傾け、それ以外は右から左へと聞き流してしまいがち。とくに「自分だけは大丈夫」と根拠もなく言い聞かせたり、「何かあっても誰かがなんとかしてくれる」と依存したりして、不安な気持ちから逃れようとします。それこそがまさしく破綻の始まりと戒めましょう。そして2つ目。何事も備えをしなければ、足をすくわれます。逆を言えば、現実を受け止め、冷静に足元を固めれば怖くはありません。破綻を防ぐことだってできますし、周囲の破綻に巻き込まれることもないのです。時代を少し振り返れば、日本や世界には大きな転換期がいくつもありました。荒波を乗り越え、新しく時代を築いてきた先人たちが持っていたのは柔軟な想像力や対応力。そしてたとえ痛い目にあっても、失敗を失敗で終わらせず肥やしにする姿勢です。私たちには歴史に学ぶ知恵があります。破綻を招く原因を分析し、防ぐ準備を淡々と進めるだけです。これからひとつずつ、あなたに必要な備えについてお話ししていきます。幸せな未来へと変える始まりの年にしていきましょう。パーティのさなかに冷静になれるかどうかが分かれ目。破綻というキーワードを聞いて、真っ先に思い浮かべるのは過去のバブル崩壊やリーマンショックなど経済的なことでしょう。過去の事例に学び「右肩上がりの時代でもあるまいし、浮かれてなんかいない」と気を引き締めている人もいるかもしれません。でも、どこかでオリンピック景気や外国人観光客増加のニュースを聞いて「まだ大丈夫でしょ?」「パーティ中は楽しめばいい。気分が盛り下がるようなことを言わないで」と思っている人もいるのでは?まるでハロウィンで仮装し、街に繰り出し楽しむ気分で……。たしかに景気がいい業界もあるでしょう。でも景気が良くて金銭感覚がいつのまにか狂ってしまうことで、破綻する例もあります。それは企業も個人も同じ。また、昨今は仮想通貨(暗号資産)の登場や、さらに政府によるキャッシュレスの推奨で、お金というものが何か、その実体さえわからなくなっています。「自分は景気の良い業界で働いているわけじゃないし、金銭感覚は狂っていないから大丈夫」と言う人も、カードで買い物をしているうちに、いくら使ったかわからなくなった経験はありませんか?景気の良しあしにかかわらず、現実が見えなくなり、歯止めがきかなくなるようなことは誰にでも起こりうるのです。ブームに乗って、お祭り騒ぎをしているときは楽しいでしょう。でもハロウィンが終わった後は、街に散らかったゴミを片付けなければなりません。その後のことも考えなければならないのです。「パーティ イズ オーバー(パーティは終わった)」というときは必ずきます。大きなイベントがあるなど華やかさが目立つときほど、冷静に、理性的になることがとても重要です。「ちょっと待てよ」「こんなに流行っているけど乗っちゃっていいのかな?」と、ほんの少しでも違和感を抱いたなら、その感覚を大事にして。それができる人は自分を見失いません。ブームのさなかにあっても、割り切って楽しむことができるでしょう。例えば絶対に手の届かない存在だとわかっていて、疑似恋愛を楽しむようにアイドルを応援する。テーマパークに行っている間だけ、夢の国を楽しむ。そうしたことはひとつの割り切りであり、日常と非日常のメリハリをつけるための一種のコントロール術です。冷静な自分を保っていれば、周りに流されることなく、自分にとっての本当の幸せを見つけられます。自分が本当に望むことが何かも。きっと賢明なあなたは、地道に生きている人にとっては恐れることのない年だということに、もう気づいているのでは?えはら・ひろゆきスピリチュアリスト、オペラ歌手。常に時代を見据え、時に厳しくも愛に満ちた言葉でメッセージを伝える。『極・お祓い箱』(小社刊)が好評発売中。※『anan』2020年1月1日‐8日合併号より。写真・小川朋央ヘア&メイク・渡辺和代(HairMake W ’s)イラスト・いわがみ綾子文・やしまみき(by anan編集部)
2020年01月01日平成から令和へと時代が移った2019年。そんな2019年を“だまし”というキーワードのもと、江原啓之さんが総括してくださいました。“だまし”の年を実感し、身の引き締まる思いをしませんでしたか?華やかに見えて“だまし”がいっぱい。まずは自分の一年を振り返って。2019年、日本は平成から令和へと元号が変わりました。御代替わりに伴うさまざまな行事があるなど、一見すると華やかな年に思えたかもしれません。しかし、事件や事故、そして地震や水害といった天災も多く、けっして手放しで喜べるような年ではなかったはずです。それまで当たり前だと思っていた日常が、ガラリと変わってしまう現実を目の当たりにし、身の引き締まる思いをした年だったのではないでしょうか。私は2019年を表す言葉として“だまし”を挙げました。そして「ぼんやり何も考えずに生きていると、世の中の浮かれ気分に迂闊に乗ってしまいがち」「表と裏のギャップに気づかず簡単にだまされる」と注意を促しました。さらに生き抜くために大切な資本となる自分の体を健やかに整えることや、食に対する意識を高める重要性についてもお話ししました。さて、あなたは地に足をつけて堅実に暮らしていましたか?目の前の出来事を冷静に分析し、その本質について考えていたでしょうか?うわべだけの情報にとらわれていませんでしたか?まずは自分が2019年をどう過ごしたのかを振り返ってみてください。そして謙虚に反省し、これからの糧にしましょう。オリンピックの開催地変更や環境問題も、実は自分事です。2019年が“だまし”の年だったことは一目瞭然です。印象深いのは2020年開催の東京オリンピックにおける、マラソン・競歩の開催地が札幌に変更されたことでしょう。このことを聞いて、“だまし”の気配を感じ取った人も多かったのではないでしょうか?事の良しあしはさておき、“だまされた”という感情が世に充満しました。また、消費税が8%から10%に上げられ、それに伴ってキャッシュレス決済によるポイント還元制度が導入されました。しかし想定よりも利用額が増えて財源不足となり追加予算が組まれるというドタバタぶり。しかもポイント還元は2020年6月までの期間限定。結局、ポイント還元って何?増税はなんのために行われたの?そうした疑問はぼんやり残ったままともいえます。とはいえ、そこで国民が“だまされた”と思うのは自己憐憫。また、オリンピックや増税をただのニュースとしてスルーするのはもったいないこと。スピリチュアルな視点では、見聞きすることすべては、自分にとって意味のあるメッセージ。公になって知ることができたこれらの問題も、自分に関わることとして考えるきっかけにしましょう。“だまし”の年に学んだことを2020年に活かしていこう。多くの人はテレビや新聞などでの報道が減ったり、別のニュースが話題になると、問題が解決する前にその話題を忘れてしまいます。これもひとつの“だまし”といえるかもしれません。残念ながら2019年は、何度も災害に見舞われた地域もありました。日本は地震の多い国ですし、温暖化の影響によって大雨や台風の被害が増えている昨今の状況を考えると、大事なのは常に備えること以外にありません。「まさか自分が」と思うのは、厳しいようですが傲慢さの表れです。これまでに起こった災害を見ても「うちには災害はこない」と言い切れる人などいないでしょう。ノートルダム大聖堂や首里城の火災は、防火対策の重要性を教えてくれました。誰もがいざというときのことを考える必要があるのだと。自宅や職場の防災や安全管理は大丈夫だろうか。避難訓練を怠ってはいないだろうか。そうやって自分事としてつなげれば、日常に潜む気の緩みをなくせます。2019年が終わっても、“だまし”の年が急に切り替わるわけではありません。グラデーションのようになだらかに続く“だまし”は、まだ私たちのまわりにあります。でも、もうだまされないよう備える心を育んでいけるはずです。えはら・ひろゆきスピリチュアリスト、オペラ歌手。常に時代を見据え、時に厳しくも愛に満ちた言葉でメッセージを伝える。『極・お祓い箱』(小社刊)が好評発売中。※『anan』2020年1月1日‐8日合併号より。写真・小川朋央ヘア&メイク・渡辺和代(HairMake W ’s)イラスト・いわがみ綾子文・やしまみき(by anan編集部)
2019年12月31日「私、このたびですね。結婚させていただきました。なかなか自分の口から皆さんに伝えることができなくて申し訳ありませんでした。これからも変わらず、二宮和也は二宮和也として変わらず活動を続けていきたいと思っておりますので、応援していただけますと大変ありがたいなと思います」12月1日、嵐の二宮和也(36)がラジオ番組『bay storm』(bayfm)で結婚を報告。活動休止後も“変わらず”活動していくことを強調していた。元アナウンサー・A子さん(38)との電撃婚を発表して以来、「結婚」を肉声で発表したのは初めてのことだった。「二宮さんはメンバーに配慮したうえで結婚報告をする場所として、自らのラジオ番組を選びました。結婚発表後、嵐のSNSやコンサートなど、結婚について言及できるタイミングは何度もありました。しかし、それは『嵐の二宮和也』としての活動の場となり、ほかのメンバーもいます。5人はファンのいろいろな意見を、SNSを通じて知っています。そこで『発表している内容以上のことは言わない』という条件で、今回の発言に至ったと聞きます」(前出・音楽関係者)二宮からの直接の結婚報告を祝福するファンもいれば、「もっと早く聞きたかった」「なんか一方的」という批判的な声もあがっていた。その翌日、会員制のファンサイトで松本がファンにこう呼びかけたのだ。《正直、情報過多だったりで追いついていけないなど、戸惑ってる人がいるというのもSNS上で見ています。。みんなの気持ちもわかるし、いろんな気持ちがあるだろうから、人によって今の心の置き方はそれぞれだと思う。でもさ、元はみんな同じ気持ちだったから。そのみんなに僕は感謝の気持ちを届けたいんです。その思いを伝えたいので、僕は変わらずに会場で待ってます!!》ファンたちからの“二宮結婚への異論反論”へ嵐のメンバーが出した初のメッセージだった。前出の音楽関係者は言う。「松本さんも二宮さんの電撃婚に驚いた一人でした。ただ、これ以上ファンに波紋を広げたくない、そして嵐の危機を回避したい一心で発言したんです。SNS上では《不安や不満をぶちまけているファンをいっさい切り捨てることなく『みんなの気持ちもわかる』と寄り添ったうえで『元は同じ気持ちだったから』と正解も不正解もなく、みんな同じ僕たちのファンだよと包みこんでくれる》といった声もあり、ファンの間では“松潤の金言”と評されています」(前出・音楽関係者)意を決した今回の松本の発言で、嵐は新たな局面を迎えそうだ――。
2019年12月12日嵐の二宮和也(36)が12月1日に、パーソナリティを務めるラジオ番組『BAY STORM』(bayfm)で自身の結婚報告をした。放送終盤に「二宮からひとつご報告と言うことで」と切り出した二宮。続けて「この度結婚させていただきました」と報告。そして、「なかなか自分の口から皆さんへ伝えることができなくて申し訳ありませんでした」とお詫びをした。今後について「これからも二宮として変わらず活動を続けていきたいと思っております」とし、「来年も来年以降もそれからもずっと走り続けていきたい。皆さんと共に時間を過ごしていきたいと変わらず思っておりますのでよろしくお願いいたします」と締めくくった。11月12日にかねてより交際していた一般女性との結婚を突如発表し、世間を驚かせた二宮。正式な結婚発表は、同日にマスコミ各社に送った書面と、ファンクラブ会員へ向けた直筆メッセージのみだった。いっぽうで、11月3日にTwitterやFacebook、Instagramなど5つのSNSのアカウントを一斉に開設した嵐。だが、SNSでは二宮の結婚について一切触れられなかった。そのため、ファンからは《遠くに感じる》《何のためにSNS解禁したの?》といった厳しい声も上がっていた。そんななか、二宮がラジオを通じて結婚報告したことにファンから理解を示す声が相次いでいる。《ベイストで良かった、と私は二つの面から思っていて 一つは、偏見もあるかもしれないけど、SNSで報告を求める人の多くは、リプ、コメントで責めたい、詰りたい(それも自分がファン代表の正義のような形で)という気持ちを感じるから もう一つは、結婚は二宮さん個人の事で、SNSは嵐さん5人のものだから》《ライブで報告すると悲しんでる人もおめでとうの思いに巻き込まれてしまうだろうしSNSでの報告も違うと思う。二宮さん自身も自分の口から報告したかったんだろうな。やっと言えてよかったよ》《ニノのラジオでの結婚報告について色んな人の意見を見て、「嵐の二宮和也」ではなく「二宮和也」としてのことだからSNSでは言わずラジオで言ったのかなと。そこをちゃんと分けるのがニノらしいなと》発表の場を、ファンも注目しているのだ。
2019年12月02日11月12日、元フリーアナウンサーAさん(38)と5年の交際を実らせ、結婚を発表した嵐の二宮和也(36)。テレビ局関係者はこう語る。「二宮さんは以前からメンバーの中で結婚願望が強かったんです」’13年に放送された『ニノさん』(日本テレビ系)の中で彼は結婚についてこう言及している。《俺は最近、結婚はしたほうがいいと思っている。姉がいるんだけど、弟から見て、姉が結婚するとは到底思えない。自分の親に孫を見せられるのは、自分かなと考えると、見せたくなってきちゃっている。生きているだけで幸せなんだけど、もう1個うれしいことを乗っけてあげたいってなってきたんです、急に》Aさんと仕事で出会ったのはこの1年後。’14年5月に共演し、その夏には交際へと発展。いちずに愛を育んできた。「子どもが欲しい二宮さんは、Aさんの気持ちや年齢などをくんで、結婚を強く望むようになりました。周囲にAさんとの結婚の意思を漏らし始めたのは、昨夏からだったそうです。きっかけは、『週刊文春』でモルディブ婚前旅行をスクープされたことでした。記者から結婚の可能性を聞かれた彼は『とんでもない』とアイドルとして爽やかに答えていましたが、そう答えなければいけないことを次第に心苦しく思うようになっていたのでしょう」(音楽関係者)今年1月、大野智(38)のかねてからの「一度、自由な生活をしてみたい」という強い意志を受け入れ、嵐が活動休止を発表した。メンバーは「5人で嵐」という意思を貫き、’20年末をもっての活動休止という道を選んだのだ。さらにデビュー20周年の節目となる今年は全50公演・総動員数237万5,000人と日本史上最大規模のアニバーサリーツアー、天皇陛下のご即位を祝う「国民祭典」への出席、アジア4都市でのイベント出演など、いかに嵐が国民的グループとなったかを証明した。そんな中での突然の結婚発表。ファンから聞こえてきたのは祝福の声だけではなかったのは事実だ。《せめて今年のツアーが終わるまでは待ってほしかったです》《ファンとリアルタイムで楽しんでいきたいと開設したSNSなのに何も言ってくれない。20年間で今がいちばん嵐を遠くに感じる》戸惑いを隠せないのはファンだけではなかったようだ。祝福コメントを発表したメンバーは櫻井翔(37)と相葉雅紀(36)の2人。「櫻井さんは《中学生の頃に出会った幼馴染みの一人》として、また相葉さんも《大好きな親友》としては結婚を祝福しています。ただ、嵐のメンバーとしては複雑な思いがあるのでは……と読み取っている20年来のファンもいます」(スポーツ紙記者)活動休止までは、“ファンファースト”で走り抜けることを最優先に考えていた嵐だったが……。「二宮さんは活動休止前の結婚発表にこだわりました。彼の結婚に対する思いは強くなり、今年1月の活動休止会見から10カ月かけて、その思いはメンバー一人一人に時間をかけて伝えてきました。あるメンバーは今回の彼の決断を聞いて正直、驚いていたといいます。何度も話し合った末、最終的にメンバー全員、彼の“決断とけじめ”を尊重してくれたそうです」(前出・音楽関係者)本誌は今年9月、彼が今春に都内に3億円の新居を購入し、Aさんと同棲している現場をスクープ。二宮は理解を求める努力をしつつ、着々と結婚準備を進めていたのだ。二宮を決心させた理由の一つは、ジャニーズ事務所内にある“デビュー20周年の結婚ルール”だったと話すのは、別の音楽関係者だ。「近年のジャニーズ内では“デビュー20周年”が結婚の一つの目安となっていました。この4~5年の間に、TOKIO・国分太一さん(45)、V6・長野博さん(47)、岡田准一さん(39)、森田剛さん(40)、そして今年9月にTOKIO・城島茂さん(49)が結婚しました。グループが成熟し“大人”として認められる一つの目安が20周年。二宮さんも20周年ルールを念頭に事務所を説得したそうです。結婚報告の時期については、活動休止までの嵐の活動を正式に発表し、かつ私事でお騒がせすることのないよう、一大イベント・国民祭典を終えた今回のこのタイミングでの公表となったといいます」
2019年11月22日11月14日、15日に執り行われる「大嘗祭」。天皇陛下が皇位継承に際して行う祭祀の時期は、運気の潮目になるターニングポイントだと江原啓之さんは言います。そこで、新しい時代を前に、自らを浄化するための“自宅でできる儀式”を伝授。今こそ謙虚な気持ちを取り戻し、感謝を込めて神様をお迎えしましょう。「今日本に住んでいるすべての人に、国籍や宗教観にかかわらず、『大嘗祭』が執り行われる2日間を大切に過ごしてほしいと思います。これは神様をお迎えする儀式であり、私たち国民のための祭祀でもあるのです」こう話すのは、かつて東京・世田谷の北沢八幡宮で神職として奉職した江原啓之さん。いよいよ11月14〜15日に執り行われる大嘗祭は、天皇一代につき一度きりの祭祀。来るべき日に向けて、皇居・東御苑には大嘗宮が建設され、亀卜(亀の甲を焼いて生じた亀裂を見て占う方法)で選ばれた東西の2カ所の土地で栽培された新米を準備。さらに、儀式に供えられる海の幸・山の幸が全国から献上されている。「日本は稲作文化の国ですから、天皇陛下は毎年秋、その年の収穫に感謝し、翌年の豊穣を祈願する祭儀『新嘗祭』を行ってくださっています。そして即位後初めて迎える新嘗祭を『大嘗祭』としているのです。数十年に一度しか行われないだけに、『何をする儀式なの?』という人も多いかもしれないですね」今回、江原さんにこの儀式「大嘗祭」をいかに過ごすべきかの心得をうかがった。昨今は洋食中心の家庭も増えているが、江原さんは大嘗祭の時季だからこそ、和の心を大切にした弁当作りを勧める。「ご家庭ではぜひ祈りを込めて、お弁当をこしらえてみてください。大嘗祭でも供えられる日本各地の農林水産物、“海川山野のためつもの”を参考にした料理を詰め込み、これを携え、神社にお参りに行くのもよき日の過ごし方です」江原さんお勧めの「大嘗祭弁当」の内容とその意味を紹介。【鮭の由庵焼き】勢いよく遡上する鮭は、みなぎるエネルギーの象徴。栄養価が高く、体を温めるともいわれる食材を食べて、生命力を高めたい。【ほうれん草の磯辺焼き】栄養価の高い冬場のほうれん草を使った一品。古代の文書は“巻き物”が多かったことから、のり巻きも文化発展を願う縁起物とされる。【結びこんにゃくの煮物】馬の手綱のような形の結びこんにゃく。「手綱を締める」というように、心を引き締め、戦いに備えるという意味を。【梅肉れんこん】れんこんは、複数の穴があることから「見通しが利く」という意味を持つ開運食材。極楽浄土で咲く花も蓮だ。【さつまいもとりんごの甘煮】黄金色に輝く財宝に見立てたさつまいもとりんごを、爽やかにアレンジ。実り豊かな御代になることを願って。【たたきごぼう】地中にしっかりと根を張り、細く長くまっすぐ伸びていくごぼうは縁起材料の代表格。食物繊維やアルギニンを多く含み、栄養も満点。【五穀米の俵おにぎり】「五穀豊穣」の意味も込めて、五穀米を俵形に。羽生結弦選手も俵形のおにぎりで縁起をかつぎ、ソチ五輪の前に食べたそう。【白米の俵おにぎり】「米」という漢字は「八十八」からできたといわれており、「八」には末広がりの意味が、のりを巻くことで良縁を結ぼう。「使う食材は、大嘗祭にちなみ、御代の安寧、招福、ご縁の広がりの象徴となるものを。神様へのお供えもの『神饌』として使われる米、酒、野菜、魚、乾物、果物を意識して取り入れるのもよし。実りの時期への感謝が、自然と湧いてくるでしょう」(江原さん)
2019年11月13日11月14日、15日に執り行われる「大嘗祭」。天皇陛下が皇位継承に際して行う祭祀の時期は、運気の潮目になるターニングポイントだと江原啓之さんは言います。そこで、新しい時代を前に、自らを浄化するための“自宅でできる儀式”を伝授。今こそ謙虚な気持ちを取り戻し、感謝を込めて神様をお迎えしましょう。「今日本に住んでいるすべての人に、国籍や宗教観にかかわらず、『大嘗祭』が執り行われる2日間を大切に過ごしてほしいと思います。これは神様をお迎えする儀式であり、私たち国民のための祭祀でもあるのです」こう話すのは、かつて東京・世田谷の北沢八幡宮で神職として奉職した江原啓之さん。いよいよ11月14〜15日に執り行われる大嘗祭は、天皇一代につき一度きりの祭祀。来るべき日に向けて、皇居・東御苑には大嘗宮が建設され、亀卜(亀の甲を焼いて生じた亀裂を見て占う方法)で選ばれた東西の2カ所の土地で栽培された新米を準備。さらに、儀式に供えられる海の幸・山の幸が全国から献上されている。「日本は稲作文化の国ですから、天皇陛下は毎年秋、その年の収穫に感謝し、翌年の豊穣を祈願する祭儀『新嘗祭』を行ってくださっています。そして即位後初めて迎える新嘗祭を『大嘗祭』としているのです。数十年に一度しか行われないだけに、『何をする儀式なの?』という人も多いかもしれないですね」今回、江原さんにこの儀式「大嘗祭」をいかに過ごすべきかの心得をうかがった。大嘗祭で重要な役目を果たすのが、稲作文化の象徴であるお米。自宅での儀式でも、重要な役割を果たすと江原さんは語る。「日本で暮らすすべての人にとってお米は最高のパワーフード。大嘗祭の間は1日3食、ご飯を食べることをおすすめします。そして、大切なのが「米とぎ」。お米を炊く際の基本的なこの行為が、じつはあなたの心をとぐことにつながります。日本人は毎日お米をとぎ、悪い気を自ら浄化してきました。この2日間で、食事の機会は6回あります。家族みんなで順番に、たまった悪しき想念や業をこすり出すようにといで、お米についたぬかとともに洗い出してしまいましょう」いわば米とぎは禊の儀式。丁寧にとぎ、心身を浄化しよう。「米とぎの心得」と「正しい米のとぎ方&コツ」は次のとおり。■「米とぎ」の心得3(1)“自然への感謝”を込めてとぐ。(2)優しく“心のアク”を流し出すようにとぐ。(3)“とぎ汁にも感謝”して、心を込めて流す。■正しい米のとぎ方&コツ(1)きっちり計量した米をお釜に入れ、水を一気に入れて2回くらい混ぜてすぐに捨てる。(2)手を軽く握り、軽くシャカシャカと10回ぐらい混ぜ、水を注ぎ入れて2回軽く混ぜ、とぎ汁を捨てる。これをもう一度繰り返す。(3)釜に入れ、目盛りまで水を注ぐ。※優しく、手早く、1分から1分半ぐらいでとぎ終わるようにするとよい。浸水時間は夏30分、冬は1時間ぐらい。米をとぐことで自分の中にたまっていた悪い想念をすっかり出しきれたら、その際に出る「とぎ汁」は捨ててしまわないこと。いわば、自分の悪しき部分と向き合い、役立てることが、新たな自分に生まれ変わるための第一歩なのだと江原さんは言う。とぎ汁の再利用法は、根菜類の下ゆで、豚肉や鶏肉のアク取りなど、いろいろある。次のレシピを参考に「浄霊おかず」としてよみがえらせてみよう。■心を浄化する「ふろふき大根」の田楽【材料】2人分大根…1/3本(4切れ分12cm程度)A(塩小さじ…1/2、だし昆布…5cm)B(味噌…50g、砂糖40g、酒大さじ2、みりん大さじ1)いりごま…少々とぎ汁…適量【作り方】(1)大根を3cmぐらいの輪切りにして、十字に隠し包丁を入れる。(2)大根がかぶるくらいにとぎ汁とAを入れ、煮立ったらアクを取り、やわらかくなるまで40〜50分コトコト煮る。(3)Bの材料を耐熱容器に入れて混ぜ、電子レンジで約2分30秒加熱して混ぜる。(4)大根の上に(3)の味噌をかけ、いりごまを散らす。〈意味〉雅子さまがご成婚時に、得意料理として挙げた「ふろふき大根」。腸内の浄化作用のある大根を食べて、体も心もきれいに。■「身欠きにしんとごぼう」の甘露煮【材料】2人分身欠きにしん(ソフトタイプ)…2本ごぼう…50g(10cm程度)A(水…1カップ、酒…大さじ3、みりん…大さじ1、砂糖…大さじ2、醤油…大さじ2)針しょうが…適宜とぎ汁…適量【作り方】(1)とぎ汁に身欠きにしんを入れ、2〜3分ゆでて冷まし、頭、背びれ、うろこ、腹骨を取り、4等分に切る。(2)ごぼうは棒状に切り、とぎ汁で3分ゆでる。(3)Aと(1)(2)を鍋に入れ、煮立ったら火を弱めて煮汁がなくなるまで15分くらい煮含める。(4)器に盛りつけ、好みで針しょうがを散らす。〈意味〉ニシンの語源は「二親」ともいわれ、子孫繁栄の意味を持つ縁起食材。地中にしっかり根を張るごぼうも縁起がいいとされている。「とぎ汁をリサイクルできれば、悪しき想念もまったくの無駄ではなかったということ。人は誰しもがそれぞれ罪を背負って生きています。それを糧にすることで自らのステージをひとつ上げることができるのです」(江原さん)
2019年11月13日歌舞伎俳優の市川海老蔵が12日、自身のブログを更新し、結婚を発表したアイドルグループ・嵐の二宮和也を祝福した。海老蔵は「えーーー!二宮さん結婚!?」と題してブログを更新し、「驚いた!ほんとう?本当ならおめでとうございます」と祝福。2人は2014年放送の日本テレビ系ドラマ『弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』で共演したが、海老蔵は「ドラマで共演した時 懐かしい」と振り返り、「結婚かぁ、末永くお幸せに」とメッセージを送った。二宮は同日、所属するジャニーズ事務所を通じて、かねてより交際していた一般女性との結婚を発表した。
2019年11月13日11月12日、嵐の二宮和也(36)がかねてから交際していたAさんとの結婚を発表した。マスコミ各社に送った書面で、二宮は「この度、私二宮和也は、かねてよりお付き合いをさせていただいている方と結婚することとなりましたのでご報告をさせて頂きます」とつづった。さらに同日22時に、二宮はファンクラブ会員に向けて直筆の書面で結婚を報告。そのなかで「1999年にデビューさせて頂き、これまで皆様に応援頂いたおかげで20年間、活動を続けてくる事が出来ました。本当にありがとうございます」と感謝の気持ちを述べ、「嵐の一員として、人生の半分以上を過して参りましたが、ここで一人の男としてケジメと決断をし、今日、ファンの皆様に、ご報告させて頂きました」と明かした。そして、「この決断が後に、良かったと言ってもらえる様に、今日からも変わらず、そして来年以降も二宮和也は、頑張って参りますので、今後とも末永く応援を頂けたら、大変に嬉しく思います」と結んだ。16年7月、一部週刊誌によって熱愛が報じられた後も順調に愛を育んできた2人。実は二宮はAさんとの結婚に向けて人知れず“準備”をしていた。本誌は今年10月1日号で二宮がAさんとの結婚を決意し、約3億円の豪邸を購入していたことを報じている。購入したのは嵐の活動休止を発表した直後の今年3月。新居には大きな庭があり、ゲーム好きで引きこもりがちな二宮をAさんが庭に連れ出し日光浴をすることもあるという。「Aさんは結婚の目処もないなか、離れることなく二宮さんを献身的に支え続けました。そんなAさんに二宮さんも感謝しきりで、ついにその思いを形にしたのでしょう」(前出・テレビ局関係者)9日、天皇陛下の即位を祝う「国民祭典」で奉祝曲を披露し大きな話題を呼んだ嵐。また11月3日にSNSを開設したところ、すでにTwitterフォロワー数が210万人以上を誇るほどの反響を呼んでいる。今回の結婚にもTwitterでは「#二宮和也」「二宮くん」「二宮結婚」「ニノ結婚」と言った関連ワードがトレンド入りを果たし、《嵐で最初にニノが結婚するとは思わなかった。ちょっとびっくり》《ニノ結婚!!びっくりしたけど、おめでたいねぇー 末永くお幸せに》《ニノから直接言ってもらえて良かった!!これからもずっと応援しています》と驚きと祝福の声が殺到している。
2019年11月12日