『パタリロ!』の作者でもある魔夜峰央氏の人気漫画を、『テルマエ・ロマエ』シリーズの武内英樹監督が実写映画化し、昨年公開された『翔んで埼玉』。埼玉県民が東京都民から虐げられている架空の世界を舞台にした本作は、口コミで火が付きロングランヒットを記録した。さらに第43回日本アカデミー賞では優秀作品賞を含む最多となる12部門で優秀賞、監督賞・脚本賞・編集賞の3部門で最優秀賞を受賞! そんな『翔んで埼玉』の主演・二階堂ふみ、GACKTらの振り切った演技を支え、本作の世界観を作り出した美術担当のあべ木陽次氏にインタビュー。近年の映画では『マスカレード・ホテル』『コンフィデンスマンJP』『記憶にございません!』なども手掛けているあべ木氏に、『翔んで埼玉』がどのように作られたのか聞いた。○■このなんとも言えない世界観をどうやってビジュアルに――日本アカデミー賞優秀美術賞受賞、おめでとうございます。正直、連絡を受けたときは、「え!!」って感じでした(笑)。まったく想像していなかったので。作品を観ていただけただけでも奇跡というか。原作のコアなファンと怖いもの見たさで埼玉県の方々が観てくれる作品だと思っていたんです。「まさか賞の対象になるなんて!」という感じです(笑)。――最初に、実写映画化するので美術をやってほしいと言われたときの印象を教えてください。まず魔夜先生の原作を読ませていただきました。ちょっと昔の感じや少女漫画っぽさ、いい意味でのチープな感じを受け取りましたが、このなんとも言えない格差社会の世界観をどうやってビジュアルにしたらいいんだろうと思いました。どういうつもりで企画したんだろうと(笑)。――過去にあべ木さんが担当された『暗殺教室』もコミック原作ものですね。『暗殺教室』の場合は、原作に答えがあるものを映画用にアレンジしやすかったのですが、『翔んで埼玉』の場合は映像で目指すのは難しいんじゃないかと感じました。漫画そのものの世界観は分かるんですけど、ビジュアルの世界観がなかなかつかみづらくて。○■『翔んで埼玉』の世界観を決めたのは「教室」――武内監督からはどんなことを求められたのでしょうか。監督もまだ方向性に悩んでいたので、ともかくロケハンをすることにしました。そこで最初に学校の外観のロケハンをしたんです。「割といい雰囲気だね」なんて話をして、中に入ったら、結構いいけどちょっと弱いかなと、監督が、「外観はありだけど、中はやっぱり違う」と。「もっとキラキラしたものとか、ゴージャスなものにしたい」とおっしゃって。そこから、ロケハンの方向性も変わっていきました。――求めているのはリアルな建物ではないと。お城のような現実離れしたもののほうがいいんだなと。それから色々探していくうちに、作品の世界観の基準になる場所を見つけました。序盤に登場する教室です。最初に想定していたものよりも4倍くらい大きくて、ここを教室にしたらゴージャスでぶっ飛んだ教室になるんじゃないかと。「ここならGACKTさんの衣装も浮かないよね」と、ひとつの基準が決まったんです。○■埼玉は縄文時代!?監督の言葉に世界観が腑に落ちた――あの教室が基準だったんですね。今作は本当に様々なシチュエーションが登場しますが、基準ができたとはいえ、決め込むのに大変だった場面はありますか?最後まで決まらなかったのは、ゴージャスじゃないほうです。東京設定の豪華なほうはなんとか見せられるんですけど、逆にチープなほうをどこまでチープにしたらいいのか、「中途半端なチープさではダメだ」という監督のこだわりがあったので大変でしたね。関所の埼玉の風景は西部劇の荒野のように土が荒れ果てて地平線がみえたいとか。――みすぼらしい場面も、ただマイナスにしていくのではなく、みすぼらしさを足した感じですよね。呆れるくらいみすぼらしいほうがいいだろうと。「いや、今そんなのないでしょう」と突っ込みたくなるくらいの。監督が、この映画の振り切り方としては、「埼玉春日部の村は縄文式でいいよね」って言ったんですよ。「縄文式でいいよ」って。それを聞いて、「あ、そういうことなんだ」と腑に落ちました。片やベルサイユ宮殿で、もう一方は縄文式。もう時代も超えちゃってるから、怒る人もいないだろうと。○■東京と埼玉の真ん中の夢の町、池袋――ベルサイユ宮殿と縄文式ですか(笑)。確かにそうでした。ほかに、ここは狙い通りいったと満足されているところを挙げるなら、どこのシーンの美術ですか?池袋の屋上のところです。最初は屋上という設定ではなくて、池袋の街角といった設定だったんですけど、イメージとして屋上が浮かんだので、監督に「こんな感じはどうですか?」とTOBUとSEIBUとかの看板が見える屋上の絵を見せて、セットにしてもらったんです。――あそこもとても印象的でした。東京と埼玉の真ん中の、埼玉県民のあこがれる夢の町にしたかったんです。○■まさか、ここまでブームになるとは――『翔んで埼玉』を振り返ってみて、美術担当として、ほかの作品とは違ったユニークなところはどこでしたか?最初はちょっとリアルなチープ感じも考えていたんです。実際の埼玉の景色を調べたりして。でも基準が決まってからは、リアルではなくて作られた世界にしようと。リアル感がまったくないというのが、特徴でしょうね。――だからこそ受けたのだと思います。リアルな埼玉ではなく、あくまでもイメージとしての埼玉を描いた。実際に、埼玉の方たちにすごく受けましたよね。そうなんですよね。そこが全然読めなかったんです。リアル感ゼロの世界観が伝わらないかと心配もありました。実際にお客さんに観てもらうまではどんな反応が来るのか全然わからなかったです。一定じゃないシチュエーションのなかを、主人公のふたりが移動していく。それが面白く見えたらいいんだけどと。――ここまでブームになるとは。全く思ってなかったです。○■リアル感を大切にする美術。今回は真逆だった――映画やドラマは総合芸術ですが、美術としての心得、仕事に向かう際に大切にされていることを教えてください。仕事に向かうときに思うのは、美術は監督や撮影監督と全体を調整する係だということです。監督のビジョンを聞いて、カメラや照明といったスタッフの考え、自分の考えを加えて、「こういう世界観ですか」と絵や図面で示す。――作品の共通認識を明示するわけですね。今回は特にやってみないと分からない作品だったので、それが大切だったと思います。美術という仕事でいうと、普通はセットだと気づかれないほうがいいんですよ。「あれ、セットだったんだ!」と驚いてもらえると嬉しい。普段はそこを大切にしています。それが今回は真逆で、作り物ですというところが売りなんですよね。たとえば『マスカレード・ホテル』なんかは、リアルに豪華なホテルに見えなきゃいけないという任務がある。『記憶にございません!』はファンタジーですが、でもこういう建物もあるかもと見せたい。――作品ごとに、監督が目指す世界観をキャッチして、その世界に観客を自然に誘っていくわけですね。そうです。ただ、今回は美術がちょっと前に出る必要があった。すごく楽しかったんですけど、普段大切にしているところとはまた違う、この物語は都市伝説で現実ではないですよと主張するための美術なので新しい挑戦でした。■プロフィールあべ木陽次(美術監督)1965年生まれ。1991年フジテレビジョン入社。現在、フジテレビ美術制作センター・チーフゼネラルデザイナー。『ホンマでっか!?TV』(09年10月~)、ニュース番組『Live News it!』(19年4月~)、ドラマ『貴族探偵』(17年、フジテレビ系)や映画『暗殺教室』(15年)、『暗殺教室 卒業編』(16年)、『本能寺ホテル』(17年)、『マスカレード・ホテル』(19年)、『コンフィデンスマンJP ロマンス編』(19年)、『記憶にございません!』(19年)など、ドラマ・映画からバラエティー・ニュース番組まで幅広いジャンルの美術演出を担当している。■映画『翔んで埼玉』上映情報・3月6日~グランドシネマサンシャイン、MOVIXさいたま、イオンシネマ越谷レイクタウン、イオンシネマ熊谷・3月13日~ユナイテッド・シネマ浦和、ユナイテッド・シネマウニクス南古谷、ユナイテッド・シネマ春日部、ユナイテッド・シネマ入間、ユナイテッド・シネマ新座、シネプレックス幸手、ユナイテッド・シネマわかば、ユナイテッド・シネマウニクス上里、ユナイテッド・シネマテラスモール松戸、109シネマズ菖蒲、成田HUMAXシネマズ※上映終了は劇場によって異なります。詳しい情報は各劇場のホームページへ。(C)2019映画「翔んで埼玉」製作委員会
2020年03月13日2018年1月公開となる人気シリーズ「進撃の巨人」の劇場版第3弾『劇場版「進撃の巨人」Season2~覚醒の咆哮~』と、ロバート秋山の「クリエイターズ・ファイル」がコラボ!このほど、アフレコ現場に密着したコラボ映像が到着した。累計発行部数7,100万部を記録し、コミックのみならずTVアニメや実写映画化など、様々なジャンルに拡大を続ける諫山創の「進撃の巨人」。前作で“女型の巨人”との死闘を繰り広げた主人公エレンが所属する調査兵団。待望の劇場版最新作となる今作では、「壁とは何か、戦士とは誰か、真実は何処にあるのか」をテーマに、新たな敵との遭遇、衝撃の真実が明らかになるなど、目が離せない内容となっている。また2018年7月にはTVアニメ「進撃の巨人」Season3も放送が決定している。一方「クリエイターズ・ファイル」は、「ロバート」秋山竜次が最新鋭のクリエイターに扮し、仕事ぶりや人生について語る話題沸騰の人気シリーズ。ハイブリッド型書店サービスhontoから発行されているオフィシャルマガジン「honto+」にて2015年4月号から連載されている。また、「YouTube」にて公開される公式動画は、累計5,100万回再生(11月時点)超えを誇っている。そして、そんな人気作同士が今回コラボ!到着したのは、これまでに30名以上のクリエイターが登場している「クリエイターズ・ファイル」の中でも人気のクリエイター“声優・二木陽次”が『進撃の巨人』のアフレコ現場に現れるところからスタートする映像。本編のみならず、特別に予告編のナレーション収録模様も収められている。なお、『進撃の巨人』シリーズのキャスト勢はオーディションで選ばれた面々が集う中、なんとこの二木陽次のみ監督からの指名で参戦が決定!そして彼が挑戦したのは“巨人”。開始前には監督から「知能がない生き物だということを意識して」というアドバイスをもらい、彼だけが持つ天才的な発声法“臓声”で巨人を堂々と演じてみせ、関係者を驚かせた。アフレコ終了後、予告編のナレーション収録でも“臓声”を惜しみなく披露し、作品の世界観を見事に具現化している。『劇場版「進撃の巨人」Season2~覚醒の咆哮~』は2018年1月13日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月28日東京・池袋の池袋パルコ本館7階・パルコミュージアムで4月29日から5月22日まで、ロバートの秋山竜次が様々なクリエイターに扮する大人気映像シリーズ『クリエイターズ・ファイル』初の大展覧会「東京クリエイターズ・ファイル祭ー池袋クリエイティブ大作戦ー」が開催される。YOKO FUCHIGAMI(トータル・ファッション・アドバイザー)、磯貝KENTA(ジェネラルCGクリエーター)、桐乃祐(俳優)、パール川辺(トータル・脳ガズム・トレーナー)、上杉みち(子役)、国松ちえり(シンガーソングライター)、横田涼一(メディカル・チームドクター)など、お笑いトリオ・ロバートの秋山竜次が、様々なクリエイターになりきった姿が人気を博している『クリエイターズ・ファイル』。同展では、展覧会のために録り下ろされた新作のショートムービーを上映する「クリエイティブ・シネマズ」を始め、総勢28名のクリエイターのポートレート写真や、YOKO FUCHIGAMIのコレクションラインと未発表のセカンドブランド、横田涼一が実際に使用したテーピングなど彼らの“クリエイティブツール”コレクションを展示する他、天才子役上杉みちと一緒に写真が撮れるフォトスポット、国松ちえりのレコードスタジオの再現、二木陽次の臓声聞き比べコーナーなど、アミューズメント性たっぷりの仕掛けも用意されている。また、ヨシモトブックスから4月28日に発売される、上杉みちの心温まる名言と写真で綴った日めくり『クリエイターズ・ファイル日めくり みちくんといっしょ。』(1,000円)の特典付き数量限定版を始め、会場限定・イベント記念・先行発売商品も多数販売される。加えて、池袋パルコでは4月28日から5月7日まで「G.W.FESTA」が開催。ポスターは同展覧会とのコラボレーションとなり、秋山扮する上杉みち、YOKO FUCHIGAMI、桐乃祐が同館への温かいメッセージを添えたビジュアルとなっている。【展覧情報】「東京クリエイターズ・ファイル祭ー池袋クリエイティブ大作戦ー」会期:4月29日~5月22日会場:池袋パルコ本館7階 パルコミュージアム住所:東京都豊島区南池袋1-28-2時間:10:00~21:00、最終日は18:00閉場※入場は30分前まで料金:一般500円、学生400円、小学生以下無料
2017年04月25日全国で22万人を動員した、ロバート秋山が様々なクリエイターに扮する人気企画「クリエイターズ・ファイル」の展覧会が、再び東京で開催決定。「東京クリエイターズ・ファイル祭 完全版 –全国巡回ゴール!感謝感謝のおかわり大作戦!-版」として、2018年3月2日(金)から4月2日(月)まで、池袋のパルコミュージアムにて開催される。東京、大阪、名古屋、福岡、仙台、札幌と、全国各地で開催され好評を博した「クリエイターズ・ファイル」展。そのフィナーレとして開催される本展は、これまでのクリエイターズ・ファイル祭の内容をベースに、新たに加わったクリエイターの展示などを加えてアップデートした“完全版”として凱旋する。「クリエイターズ・ファイル」とは「クリエイターズ・ファイル」とはロバート秋山が現代を代表するクリエイターに扮し、それぞれのフィールドでの仕事ぶりや人生について語るシリーズ。ハイブリッド型書店サービスhontoが毎月第1木曜日に発行しているオフィシャルマガジンにて、2015年4月から連載およびYouTubeでの動画公開をスタートした。これまでデザイナーのYOKO FUCHIGAMIや天才子役・上杉みちくん、クリエイティブ・ディレクターの近松マサヲミ、プロスカウトマン・荒井裕次郎など、26名のクリエイターが登場。誰の真似をするでもなく“こんな人いる!”という秋山による完全再現は、なぜか病みつきになる魅力がある。そんな「クリエイターズ・ファイル」に焦点を当てた本展は、各クリエーターを、様々な角度や展示内容、ここでしか体験出来ないアミューズメント性たっぷりのサプライズと共に楽しむ展覧会となっている。クリエイターズ・ファイル統括チェアマン・館長「岡添金太郎」が池袋・パルコに - 胸に秘めた想いを語る「東京クリエイターズ・ファイル祭 完全版 –全国巡回ゴール!感謝感謝のおかわり大作戦!-版」の開催に向けて、ロバート秋山扮する、クリエイターズ・ファイル統括チェアマン・館長「岡添金太郎」が池袋のパルコミュージアムに登場。数々の新作を用意した本展について、「500円でこんなコスパの展示会はあるものか。他の展示会が高く感じるだろう」と、出来栄えを自信たっぷりに語った。また、自称"81か82歳"の「岡添金太郎」は、「若いころにホワイトボードが上から落ちてきて、身体が真っ二つに割れてしまった。その際、父が背中にアロンアルフアをつけて治してくれたが、まさかこんなに素敵な展示会を迎えられる日が来るとは思わなかった」と、半生を振り返りながら、本展に対する熱い想いを打ち明けている。展示内容「岡添金太郎」お墨付きの会場には、目玉にもなる展覧会の為に撮り下ろされた新作ショートムービーを上映する“クリエイティブ・シネマズ”をはじめ、クリエイターのポートレートや彼らが使っていたクリエイティブ・ツールの実物展示、クリエイター達と遊べる“アミューズメント型展示”など、クリエイティブでサプライズに満ちた展示が広がる。「クリエイティブ・シネマズ」独占上映会場内にあるミニシアター「クリエイティブ・シネマズ」では、ここでしか観られない下記新作4作品を独占上映。・YOKO FUCHIGAMI主演:ドキュメンタリー『YOKO FUCHIGAMI THE MOVIE ~ROOTS OF YOKO~・上杉みち主演:『九官鳥リリーの倦怠期』・桐乃祐主演:『尋常じゃない⁉︎ 恋は?シタクナイ2』・パール川辺監修:異色ラブストーリー『Partition LOVE~叶わぬ恋の物語~』クリエイターズ「フォト&ツール」コレクションレジェンドクリエイターから、最新号で紹介されたクリエイターまで総勢39名のポートレートを多数展示。会場の入口付近には、YOKO FUCHIGAMIのコレクションラインが広がる。漁師にもらった、魚付き"網"で出来たワンピースや、小腹がすいた際に、ポケットに装着した野菜が食べられる「バーニャカウダTシャツ」、下着を縫い付けた「パンツTシャツ」など、個性あふれるラインナップだ。さらに奥に進むと、YOKO FUCHIGAMIの未発表のセカンドブランドの展示や、プロスカウトマン荒井裕二郎がこれまでスカウトした人やモノ、メディカル・チームドクターの横田涼一が実際に施したテーピングなど、盛り沢山の内容を楽しむことが出来る。フォトスポットなど遊べる“アミューズメント型展示会場には、数々のフォトスポットコーナーを設置。劇団えんきんほう所属の天才子役「上杉みちくん」や、ラジオパーソナリティ「issiy」などと写真撮影を楽しめる。さらに、トータル・ウェディング・プロデューサーの「揚江美子」が肌身離さず付けているインカムを装着できるコーナーや、声優「二木陽次」の臓声聞き比べコーナーが登場する。会場の出口付近には、真っ赤な鳥居を構えた「クリエイティブ神社」を設けた。"三礼・四拍手・一礼"という一風変わった参拝の方法は、「岡添金太郎」が「全部ファミレスで考えた」という。クリエイターたちのモチーフが描かれたおみくじで、運勢を占うことも忘れずに。限定グッズの販売も本展覧会のみの限定グッズも多数登場。ヨシモトブックスから発売される、劇団えんきんほう所属の天才子役みちくんの心温まる名言&写真で綴る日めくり『クリエイターズ・ファイル日めくり上杉みち』の特典付き限定版や、YOKO FUCHIGAMI 公式『ファッショナブルTシャツ』、会場限定アイテムなども販売予定だ。開催概要「東京クリエイターズ・ファイル祭 完全版 –全国巡回ゴール!感謝感謝のおかわり大作戦!-版」開催期間:2018年3月2日(金)〜4月2日(月)開催時間:10:00〜21:00 ※最終日は18:00閉場/入場は閉場の30分前まで。会場:パルコミュージアム住所:東京都豊島区南池袋1-28-2 池袋パルコ本館7F入場料:一般500円、学生400円、小学生以下無料※クリエイター6人が展覧会チケットになった、クリエイティブなチケット”クリ・チケ”全6種。※絵柄は選べない。コラボカフェ「クリエイターズ・ファイル珈琲店」が初登場今回の完全版の開催を記念して、クリエイターズ・ファイル初となるコラボカフェ「クリエイターズ・ファイル珈琲店」がオープン。池袋・大阪・福岡の3都市にて開催される。店内では、「パリとバリ」をテーマにしたYOKO FUCHIGAMIのランウェイカレーや、ラーメンウォッチャー・伊吹のり崇が今最も注目するラーメン、トータル・ウェディング・プロデューサーの揚江美子のボイス指示に従って食べるケーキ、「PIN-PIN」専属モデルのリシエルが毎朝飲むハワイアンフルーツオレなど、ロバート秋山竜次監修によるユニークなオリジナルメニューの数々が楽しめる。また、「クリエイターズ・ファイル珈琲店」限定となる公式グッズも発売。YOKO FUCHIGAMIブランドのボクサーパンツやショーツ&スポーツブラジャー、同氏が検査のために飲んでいるという塗料をジュースにした「塗料ドリンク」、みちくんのクリアファイルなど、各クリエイターのエピソードに因んだアイテムが多数販売される。カフェの店内には、クリエイターたちの旬なニュースを掲載したスポーツ新聞紙も用意されている。食事中はもちろん、カフェの待ち時間にも、手に取って楽しむことができる。【開催概要】「クリエイターズ・ファイル珈琲店」■池袋開催期間:2018年3月2日(金)〜4月15日(日)会場:池袋PARCO 本館7F・THE GUEST cafe&diner10:00〜22:00(フードL.O.21:00、ドリンクL.O.21:30)※グッズショップは21:00まで■福岡開催期間:2018年3月17日(土)〜5月7日(月)会場:福岡PARCO 本館5F・THE GUEST cafe&diner10:00〜20:30(L.O.20:30)■大阪開催期間:2018年4月20日(金)〜6月26日(火)会場:心斎橋161 2F・THE GUEST cafe&diner時間:11:00〜21:00(フードL.O.20:00、ドリンクL.O.20:30)
2017年03月30日スタジオジブリ出身のアニメーターとして知られる新井陽次郎の劇場映画監督デビュー作となる『台風のノルダ』。短編『陽なたのアオシグレ』(’13)で話題を呼んだスタジオコロリドがフジテレビと共同制作することでも話題の本作で、主人公の少年の声を、『ビリギャル』でも好演を見せる注目度NO.1の若手俳優、野村周平が務めることが決定。主題歌を、「あの花」ことアニメ「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」のオープニングテーマを手がけた「Galileo Galilei」が担当することが分かった。舞台は、とある離島、文化祭前日の中学校。幼いころからずっと続けていた野球をやめたことがきっかけで、親友の西条とケンカした東(あずま)は、突如現れた赤い目をした不思議な少女ノルダと出会う。そのころ、観測史上最大級の台風が学校を襲おうしていた──。スタジオコロリドは、ショートアニメ「フミコの告白」で第14 回文化庁メディア芸術祭優秀賞ほか数々の賞を受賞した石田祐康をはじめ20代を中心とした新進気鋭のクリエイターが集結するスタジオ。彼らが、本作で劇場作品監督デビューを果たす新井監督と世に送り出すのは、文化祭前日の離島の中学校を舞台にした少年同士の友情物語だ。先日行われたアフレコ収録について、野村さんは「本当に難しくて、改めて声優のみなさんはすごいと思った」と語りつつも、息遣いでアドリブにも挑戦するなど工夫を重ね、繊細な“東”を見事に表現。「アフレコという仕事は、絵が用意されていて自分の気持ちを優先にできるかと思っていたけど、意外とそうではなかった(笑)」と笑顔を見せながらも、「オーバーに言わなくてはならないところがあったり、普段は声を出さなくていいところで、声を出さなきゃいけなかったりして、とても勉強になった」と真摯にコメント。「僕が初めて声優にチャレンジさせていただいた作品です。ストーリーも面白いものになっていますし、どのジャンルを好きな方も楽しめる作品になっていますので、ぜひ観てください!」とファンにメッセージを送った。新井監督は、「声優ではなく俳優の方に依頼することについては、素の演技での『生っぽさ』を求めていた。サンプル映像をみて、野村さんの自然体な感じが主人公の東にすごく合うと感じた。東は思っていることを表に出さないで内に秘めているキャラクター。その素直になりきれないもどかしさを演じるのは難しいと思うが、ぜひ野村さんにお願いできればと思った」と起用の理由を明かす。そして、アフレコを終えた後には「東の繊細さが出ていてよかったと思います。表に出していない感情をうまく表現してくれました」と、声優としての野村さんに太鼓判を押した。また、“東”の友人、西条役には「アミューズオーディションフェス2014」で32,214名の中から俳優・モデル部門を受賞した金子大地が大抜擢。同オーディションフェスでグランプリに選ばれた清原果耶が不思議な少女・ノルダ役の声優に決定し、フレッシュな顔ぶれで物語に息吹を吹き込んでいく。さらに、本作の主題歌を人気ロックバンド「Galileo Galilei」が担当することも決定。2011年からフジテレビ・ノイタミナ枠で放送され、「あの花」ブームを巻き起こしたアニメ『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』の主題歌を担当し、音楽ファンはもちろん、アニメファンからも熱い支持を受ける彼らが、本作のために新曲「嵐のあとで」を書き下ろし。台風と共に現れた少女ノルダと、2人の少年たちの淡く不思議な物語を彩ってくれるはずだ。『台風のノルダ』は6月5日(金)より全国にて3週間限定公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月24日スタジオジブリで『借りぐらしのアリエッティ』『コクリコ坂から』『風立ちぬ』などにアニメーターとして参加した若き才能・新井陽次郎の劇場映画監督デビュー作『台風のノルダ』が、6月5日(金)より全国にて公開されることが決定。新進気鋭のアニメーション制作会社・スタジオコロリドとフジテレビの共同プロジェクト第1作として制作されることが分かった。物語は、とある離島、文化祭前日の中学校が舞台。幼いころからずっと続けていた野球をやめたことがきっかけで親友の西条とケンカした東は、赤い目をした不思議な少女・ノルダと出会う。その頃、観測史上最大級の台風が学校を襲おうとしていた――。ショートアニメ「フミコの告白」で第14回文化庁メディア芸術祭優秀賞ほか数々の賞を受賞した石田祐康を始め、20代を中心とした新進気鋭のクリエイターが集結するアニメーション制作会社・スタジオコロリド。2013年公開の短編『陽なたのアオシグレ』で、その高いクオリティーとエンターテインメント性を業界の垣根を越えて国内外から高く評価され、この度、フジテレビとの共同プロジェクトをスタート。本作を皮切りに今後も継続的な新作の発表が予定されている。本プロジェクト第1作目にして、スタジオコロリド待望の最新作となる本作で監督に抜擢されたのは、本作が劇場映画監督デビューとなる新井監督。ジブリ美術館短編『たからさがし』や『パン種とタマゴ姫』、そのほかスタジオジブリ作品にアニメーターとして参加した経歴を持ち、『陽なたのアオシグレ』ではキャラクターデザイン&作画監督を務めた。同社・石田氏とは『陽なたのアオシグレ』以来2年ぶりに再タッグを組み、どこかノスタルジックな世界観を躍動感あるアニメーションで鮮やかに描き出している。また、公開されたキービジュアルに加えて、さらに本作の特報映像が、4月9日(木)の深夜24時50分からフジテレビにて放送される“ノイタミナ”アニメ「パンチライン」内にて解禁されることが明らかに。同時に公式サイトにも映像がアップされるとのこと。若き次世代クリエイターが生み出した、みずみずしい映像に期待が高まる。『台風のノルダ』は6月5日(金)より全国にて3週間限定公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月10日