俳優の生田斗真、池松壮亮、二階堂ふみが、2月20日より放送される栄養炭酸飲料「デカビタC」のテレビCM「操られるハンター」編と「試着」編で、人気ゲーム「モンスターハンター」とコラボレーションする。「試着」編では、二階堂が武器屋で試着したキュートな装備を披露するも、プレイヤーが装備をチェンジしてしまったために露出度の装備に変わってしまう。「見えすぎ~!」とお腹を隠した二階堂が「デカビタC」を飲み、生田と池松を「見るな~!」と追いかけ回す展開となっている。生地や素材から、デザイン、質感、重さまで精巧に作られたこだわりの衣装に、出演者陣も「本当によく出来ています」「スゴイこだわり」「カッコイイ」などと驚いた様子。前回はピーチ姫に扮した二階堂は「『デカビタC』のCMは、普段着ないようなコスチュームで撮影するので、なかなかできない経験をさせていただいたなと思いました。すごく楽しかったです」と喜んだ。また二階堂は、撮影では「衣装を着て装備を着けるのに1時間ぐらいかかりました」というが、「完成した瞬間、自分じゃない人になったような気分になりました」と語る。「もうワンランク、『モンスターハンター』の世界を再現できるよう頑張りたいという気持ちが大きかった」と熱意を明かし、デカビタCを「すごく飲みたくなりました」と笑顔を見せた。
2018年02月15日2月16日(金)より全国公開される『リバーズ・エッジ』で共演している女優の二階堂ふみと俳優の吉沢亮が、2月13日(火)深夜オンエアされる日本テレビ系「ウチのガヤがすみません!」にゲスト出演。ガヤ芸人たちの“裏の顔”に驚愕(!?)する。本番組はヒロミと「フットボールアワー」後藤輝基の2人が司会を務め、総勢50名を超えるガヤ芸人たちがゲストを個性あふれる“おもてなし”で迎える新スタイルトークバラエティ。『オオカミ少女と黒王子』『SCOOP!』などの映画から大河ドラマ「西郷どん」まで、いま最も注目される女優の1人、二階堂さん。昨年『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』など大ヒット作に立て続けに出演、ドラマ「トモダチゲーム」で主演も務めて大ブレイクした吉沢さん。今夜この2人を迎えてお届けするのは新企画「ガヤ芸人副業収入ランキング!」。様々な“副業”で稼いでいるガヤ芸人たちの副業収入に二階堂さんと吉沢さんも思わずあ然。またヤンキーが大好きだという二階堂さんが元ヤン芸人を見破るゲームに挑戦するほか、吉沢さんは氷室京介のモノマネで踊りまくり、謎のポニーテールゲーム対決で大奮闘。そのほか恐怖のアスレチックをVR体験するなど、今夜もスタジオは大盛り上がり。今夜のゲストである二階堂さんと吉沢さんが出演している映画『リバーズ・エッジ』は2月16日(金)より全国東宝系にて公開。「ヘルタースケルター」など数々の作品で知られる岡崎京子の代表作を、『GO』『ピンクとグレー』の行定勲監督が映画化。二階堂さん、吉沢さんのほか、森川葵、上杉柊平、SUMIREら若手キャストが集結し、どうしようもない欲望と孤独を持て余し、生きることにもがく若者たちの姿を鮮烈に描き出す。ガヤ芸人の裏の顔が丸裸になる今夜の「ウチのガヤがすみません!」は2月13日(火)24時9分~日本テレビにて放送。(笠緒)
2018年02月13日2月16日公開の映画『リバーズ・エッジ』の完成披露試写会が1月31日、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、主演の二階堂ふみをはじめ、吉沢亮、森川葵、上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨、行定勲監督が出席した。若者たちの心の揺らぎを描いてきた人気漫画家・岡崎京子の代表作とも言える同名漫画を、『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年公開)の行定勲監督が映画化した本作。淀んだ日常が流れる閉ざされた学校を舞台に、欲望と焦燥の中で爆発寸前な若者たちの姿をリアルに描き出す。初めて観客に披露することとなったこの日は、主演の二階堂ふみらキャスト陣と行定勲監督が勢揃いして上映前に舞台あいさつ。行定監督が「二階堂さんの『「リバーズ・エッジ」に興味あります?』という一言から始まりました」と明かし、二階堂は「私が『ヒズミ』(2012年公開)を撮っていた時に、美術スタッフの方から貸してくださり、初めてこの作品に出会いました。その時は映画化にしたいという気持ちよりも衝撃が強く、自分の中に傷跡が残った感覚で、その半年後に企画が立ち上がりました」と映画化への経緯を説明。続けて「若い人が抱えるモノだったり、10代は生きることを疑問に思ったりする頃だと思いますが、それが普遍的なテーマとして描かれています」と解説し、演じた生きる実感が希薄なハルナ役について「私も10代の頃は結構あったんじゃないかな? と演じて思いました。リアルタイムじゃないからこそ、俯瞰して自分のキャラクターと自分を重ねながら現場でいることができたので、そこは多いにあったと思いますね」と役とはリンクしていたようだ。そんな本作は、2月15日から開催される「第68回ベルリン国際映画祭」のパノラマ部門のオープニング作品として上映されることが決定。日本映画としては、2007年の山田洋次監督作品『武士の一分』以来、11年ぶりの快挙となる。二階堂は「本当に行定監督のお陰で行けることが出来ました。ありがとうございます」と感謝しきり。ベルリン国際映画祭に行きたかった理由として「力強い魂のこもった作品になったと思うので、海外の方にも観ていただきたいと思いました。それに岡崎京子さんの原作をもっとたくさんの方々に知っていただきたい気持ちがあります。プレッシャーになってすみません(笑)」と行定監督に詫びていた。映画『リバーズ・エッジ』は、2月16日より全国公開。
2018年02月01日11月23日放送の「ぐるぐるナインティナイン秋のWゴチ涙の緊急卒業発表SP」(日本テレビ系)で、ゴチメンバーを卒業すると発表した二階堂ふみ(23)。しかし、彼女の卒業が“ある波紋”を呼んでいる。 卒業理由として「さらに役者としていろいろ勉強をしていかなきゃなという気持ちもあり、お芝居の方に集中させていただけたら」と涙ながらに説明した彼女。しかし12月21日に生放送された同番組の「グルメチキンレースゴチになります!18(ゴチバトル)」には参加していたのだ。 これには“ゴチ”ファンから批判が殺到。もともと番組での成績があまり芳しくなかっただけに《私自発的に辞めます感出しててあざとくてこういう感じ嫌いだわ》《最初からゴチの仕事、受けなければ良いのに》《クビになりたくなかっただけって言われても仕方ないよなー》と、シビアなコメントが。 しかし《ベネチア映画祭で表彰された女優さんが、ゴチに出てくれたのは奇跡だったな》《(ゴチに出演することで)ソフトな面も見せてイメチェン。ラブコメも出るように。そして「お芝居に集中したい」と卒業。良い展開》《何にしても本業重視の姿勢は好意的にとれる》と彼女の決断を評価する声も届いている。 二階堂はNHK大河「西郷どん」で鈴木亮平(34)演じる西郷隆盛の妻・愛加那役に大抜擢されている。さらには映画「いぬやしき」や「リバーズ・エッジ」への出演も決定している。 特に主演作となる「リバーズ・エッジ」への意気込みは相当なもので、本作では初めてとなるヌードを披露。かねてより漫画家・岡崎京子による原作を熟読しており、「10代でこの作品に出会えた事が財産だと思っています」と意気込みを語っている。 2018年は女優としてさらに磨きをかけそうだ。
2017年12月26日「へルタースケルター」などで知られる岡崎京子の漫画を、二階堂ふみ主演で映画化した『リバーズ・エッジ』。この度、本作の主題歌に小沢健二の新曲「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」が起用されることが分かった。今年2月に19年ぶりとなるシングル「流動体について」をリリースし、フジロックフェスティバルへ初出演、「SEKAI NO OWARI」とのコラボレーションなどで話題となっている小沢さんだが、今回は自身初となる映画主題歌を本作のために書き下ろし。映画化決定にあたり、かねてより原作者の岡崎氏と親交があり、その固い絆で知られる小沢さんへ映画製作サイドが依頼し、夢のタッグが実現した。また今回の楽曲には、メインキャストである若草ハルナ役の二階堂さんと、山田一郎役の吉沢亮が参加していることが発表されている。二階堂さんは楽曲について「まるで、問いかけるように、思い出を語らうように、寄り添うように、明日に向かう曲を聴きました。『リバーズ・エッジ』へと導く小沢さんの唄は、懐かしい新しい、現在進行形の作品だと思います」とコメント。吉沢さんは、「映画のラストでこの曲が流れて来たとき、大切な何かが過ぎ去っていくのをただじっと見守っているような、切なさと温かさが入り混じった感覚に自然と涙が流れました」と明かし、「初めてデモを聴いたときから今日まで、毎日気が付くと頭の中で流れています」と楽曲に魅了されていると語っている。また行定勲監督も「僕たちの予想を軽々と裏切ってくる楽曲をとてもすばらしく思いました」と満足のコメントを寄せている。なお、楽曲の歌詞全文が小沢さんのオフィシャルサイト「ひふみよ」にアップされたものの、音源の解禁・発売に関しては未発表となっている。『リバーズ・エッジ』は2018年2月、TOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月01日二階堂ふみと吉沢亮による映画『リバーズ・エッジ』(2018年2月公開)の特報、及び場面写真が10日、公開された。同作は漫画家・岡崎京子の代表作を実写映画化し、行定勲監督がメガホンをとる。若草ハルナ(二階堂)は、彼氏の観音崎(上杉柊平)がいじめる山田(吉沢)を助けたことをきっかけに、夜の河原へ誘われ、腐りかけた死体を目にする。さらに、宝物として死体の存在を共有しているという摂食障害のモデル・吉川こずえ(SUMIRE)が現れ、3人は友情とは違う歪んだ絆で親しくなっていく。今回公開された特報は、映画の舞台になっている都会の夜の河原のシーンから始まり、ハルナがこずえに抱きしめられながら号泣するシーンや、観音崎が山田を殴るシーン、田島カンナ(森川葵)が「山田君!」と呼びかけるシーンなど、原作の中でも印象的なシーンが凝縮された特報となっている。さらに原作でもキーとなる「ボクの秘密の宝物 教えてあげる」という山田のセリフで締め括られる。場面カットでは、主要キャストが学校の黒板の前に整列。二階堂以外は、それぞれが別の方向を見つめ、映画のテーマになっている"青春の孤独"を感じさせる写真となっている。
2017年11月10日女優の二階堂ふみ、アーティストや女優としても輝くコムアイ、そして独自のダンススタイルで国内外から注目される菅原小春ら同世代の3人が、「ボクらの時代」に出演。それぞれの恋愛観、結婚観を語りながら、自ら選択した道をふり返る。「ボクらの時代」は、毎回、様々なジャンルで活躍するゲストが集い、多彩な話題や事象を取り上げていくトーク番組。学者、デザイナー、ビジネスマン、アーティスト、教師、映画監督、タレント、そして政治家まで、一つのジャンルにとらわれることなく、旬で話題の人はもちろん、海外で評価を得ている人、大きな発見・発明を成し遂げた人、日本に感動を与えた人など、多彩な顔ぶれが揃い、司会者を置かず、あくまでゲストの、気負わないトークのみで番組が構成され、人気を博す。7月30日(日)放送回では、“二階堂ふみ×コムアイ×菅原小春”という人気女性陣が出演。異なる分野で活躍する若き3人が、トークに花を咲かせる。12歳で芸能界デビューした、二階堂さん。女優として活躍する中で、焦りや恐怖を感じていた苦悩の時期があったことを告白。「一生勝てない」と語る母親への想いを、出産直前の珍エピソードを交えて披露する。10歳の頃からダンスを始めた海外でも活躍するダンサー・菅原さん。彼女が、「ダンスは、踊れない人のダンスの方がかっこいい」と語る、その理由とは…?そして2人とは対照的に、前向きなコムアイさん。農業に魅了されたという学生時代から、音楽の道へ進んだきっかけとは?さらに、同時に複数人と付き合っていた過去を暴露…!?恋も仕事も自由なスタイルの彼女の生き方に注目だ。それぞれが選んだ道、苦悩、恋愛・結婚観に至るまで、異なる感性を持つ3人が織りなす、赤裸々トークは必見だ。「ボクらの時代」は毎週日曜日7時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年07月29日『ゆれる』『ディア・ドクター』の西川美和監督が、『おくりびと』以来7年ぶりの映画主演となる本木雅弘を迎えた最新作『永い言い訳』。2016年10月の劇場公開以降、国内外で高い評価を受けた本作のBlu-ray&DVD発売に合わせ、西川監督と、日本アカデミー賞優秀助演男優賞などを受賞した竹原ピストルのトークショーが開催された。Blu-ray&DVD発売日となった4月21日(金)夜、タワーレコード渋谷店B1F「CUTUP STUDIO」では、最新アルバム「PEACE OUT」を発売したばかりの“ミュージシャン”竹原さんがライブで熱唱。その後、竹原さんのライブTシャツを着た西川監督と、「MOTOKI MASAHITO(本木雅弘)」と記されたTシャツ姿で竹原さんが登壇した。MCから撮影で印象に残ったことを聞かれた竹原さんは、一番緊張したこととして、子役の最終選考に参加して一緒にエチュードをやったことを挙げた。「できないと、すごくごねたのに、参加させられたんですよね(笑)」という竹原さんに対し、監督は「かっちりとした演技をされる幸夫役の本木さんに対して、陽一役は、ミュージシャンの人の対応能力は豊かだと思いキャスティングしたが、蓋を開けてみたら、一挙手一投足指示されないと動けませんと言われ驚いた」とふり返る。しかし、逆に楽曲のイメージ、自由な振り幅をもっているだけでなく、職人的な積み重ね、緻密なものがある人だということを知り、「同じものづくりをする人間としては、近いものを感じた」と監督は明かす。竹原さんは、エチュードで「突然怒って」と監督から指示された結果、子どもたちを泣かせてしまうなど、さまざまなことをさせられ、自分にとっては「陽一役のもう1つのオーディションのようだった」と思い返していたが、その様子を観察していた監督は「おそらくご本人は意識していないだろう、子どもたちとの距離の近さを感じたし、この人なら任せられると安心していた」とさすがの視点で当時をふり返っていた。次に、公開されて25週間が過ぎたいまだからこそ聞きたいこととして、竹原さんからは「海外での反応はどうだったのか?」との質問が。本作は、カナダ・トロント国際映画祭を皮切りに、韓国、ローマ、台湾などで上映されてきたが、監督の印象としては「正直あまり日本のリアクションと変わらない」と感じたそうで、どこの国にも“自分は幸夫だ”という人はいたという。ただ、香港で「女の人じゃなくて男を主人公にしたのは何故か?夫を亡くした妻の話じゃダメなのか」という質問があがり、「妻を失った夫のほうが、ダメージが大きいんじゃないか?よりドラマティックになるんじゃないかと思ったからと答えたところ、香港は女性の社会進出率が高く、共働きで、喪失感の男女差がない」と言われたことが強く印象に残ったという。その後は、事前にツイッターで募集した質問に答えていった2人。「本木雅弘さんのアップが多いのは何故か?イケメン好きだから?」との質問に、監督は「確かに。顔立ちに関わらず、顔というものが好き。いままでもアップで終わる映画が多い。山下敦弘監督にも『顔好きですね』と言われた」と返答。「思っていることを正直に言えない人間=幸夫を、本木さんも演じるのが大変だったと思う。複雑な心情を、ちゃんと撮りたいと思ったからじゃないかな。でも、アップに耐えられる顔こそ、映画俳優の顔。そういった意味では、竹原ピストルさんもすごく良い表情するので、これからもスクリーンで観続けたい」と、真摯にコメントした。また、「劇中で一番好きなシーンは?」という質問に、竹原さんは「ひときわ切ないのは、陽一が真平(息子)をトラックの助手席側にのせ走り出すシーンで、幸夫が手を振った後に振りかえって歩いていくシーン」とコメント。「実際には、あのトラックは、ドライバーさんが運転していて、(自分は)本木さんの横にいたんだけど撮影中に近くなれた気がしていた本木さんが、スクリーンに戻っていってしまったような気が現場でしていて、いま見ても切ない気持ちになる」と語った。監督は、「クランクアップの日(10月28日)に撮影したラストの場面で、ピストルさんが、幸夫にニコっと笑うシーン。このシーンを撮れたから、この映画は大丈夫だと確信した」と、本作の手応えを実感した瞬間を語ってくれた。そして、ブルーレイの特典に「自信がある」という監督は、まず、本編の編集でカットしなくても良かったんじゃないか?というシーンについて、そのシーンとカットした理由に触れ「ぜひ観てもらって、それぞれでも考えて観てほしい」とコメント。加えて、陽一の娘・灯が観ている劇中アニメ「ちゃぷちゃぷローリー」(完全オリジナル!)を「自身の過去作をみて泣いたことがなかった自分が泣いた、素晴らしいアニメーターさんがつくってくれたもの」と、感激しながら絶賛。一方の竹原さんは、メイキングで「撮影中の監督の表情にぐっときたので、そこも楽しんで欲しい」とPRした。さらに、監督から竹原さんの最新アルバム「PEACE OUT」は「電車に乗っている間に聞くと、危うく泣いてしまう曲。家でじっくり聞くべき」という感想や、ロンドンから届いた本木さんのメッセージが読み上げられ、終始、和やかなムードで笑いが絶えないトークイベントとなった。『永い言い訳』Blu-ray&DVDは発売中。(text:cinemacafe.net)
2017年04月22日女優の二階堂ふみが、4月8日より放送される栄養炭酸飲料「デカビタC」のテレビCM「マリオ登場」篇と「マリオスポーツ」篇で、ピーチ姫役を演じている。同CMでは、多くの人にとって元気の源となるドリンクになってほしいという思いを込めて、任天堂のニンテンドー3DSソフト「マリオスポーツ スーパースターズ」とタイアップし、実写化。二階堂演じるピーチのほか、生田斗真が主人公のマリオを、池松壮亮がマリオの双子の弟・ルイージを、そして、キノピオを寺田心が演じる。CMで描かれるのは、ゲームプレイヤーに翻弄されるマリオたちのリアルライフ。4人は、みんなでゴルフを楽しんでいたかと思うと、突然テニスコートに呼ばれて対戦し、さらに野球、サッカー、乗馬レースと、気まぐれなプレイヤーに振り回される。二階堂は、ピンクのミニワンピースに金髪ヘア、頭にはティアラをのせ、ピーチ姫に変身。マリオたちと違って走りにくい衣装や靴の時もあったが、走りながらセリフを言うシーンで男性陣と互角に渡り合い、OKテイクを連発したという。また、テニスのシーンでは「うぉりゃ!」「フン!」と雄たけびを上げながら強烈なスマッシュを放つ。二階堂は「ピーチは女の子が好きなキャラクターかなと思いますし、普段着ることのないようなお洋服を着て、なんだか新しい扉を開いたような気がしました(笑)」とコメント。「ファンタジックな世界観で、個性的なキャラクターが揃って、すごく楽しかったです」と撮影を振り返った。
2017年04月08日1993年~1994年にかけて雑誌「CUTiE」(宝島社)にて連載されていた、岡崎京子の漫画「リバーズ・エッジ」が映画化されることが決定。主演には女優・二階堂ふみ、相手役を吉沢亮が務め、来年公開されることが分かった。河口にほど近く、広く、ゆっくりと澱む河。セイタカアワダチソウが茂るその河原で、いじめられっこの山田(吉沢亮)は、腐りゆく死体を発見する。過食しては吐く行為を繰り返すモデルのこずえもまた、この死体を愛していた。ふたりは、いつも率直で“かわいい”ハルナ(二階堂ふみ)にだけは心を許している。山田を執拗にいじめ抜くハルナの恋人・観音崎、一方通行の好意を山田に寄せるクラスメイト・田島カンナ、父親のわからない子どもを妊娠するハルナの友人・ルミ。それぞれにリアルな状況を抱えた高校生たちが、感情も愛情も体も絡ませ合いながら、不器用にストレートに物語は進行していく。そして、新たな死体がひとつ生まれる――。原作はバブルが弾け、世紀末を間近に控えた90年代が舞台。それまでの“少女マンガ”とは対照的な、リアルなセックス描写、愛や暴力を描写し、都市に生きる若者たちの欲望や不安、焦燥感といった現実を果敢に描き続け、20年以上の月日が経た現代においても全く色あせず、いまなお新しい読者を獲得し続けている人気作だ。若草ハルナ役を演じる二階堂さんは、10代の頃に原作と出会っていたそうで、「10代でこの作品に出会えたことが財産だと思っています」と語るほど深く惹きつけられた作品だと明かしている。今回彼女が演じるハルナは、母と2人暮らしで同い年の彼氏もおり、イマドキの女子高生で生活に特に不満はないが、どこか生きづらさを感じているという役どころ。そんなハルナの印象について、二階堂さんは「“実感”に程遠い、若さと強さを纏った女の子。彼女の目線の先を、つい想像してしまいます」とコメント。一方、吉沢さん演じる山田一郎は、ゲイであることから学校に馴染めず、いじめにあっているがどこか達観しているミステリアスな男子高校生。「90年代の高校生が、抱える虚無感や何か大きな波にのみこまれて身動きが取れないでいる姿が、現代の若者となんら変わらないと感じました」と原作を読んだ印象を語る吉沢さん。また山田一郎という人物については、「生きている実感が持てず、死体という絶対的な存在にすがることしか出来ない山田くんの感情は、どこか共感してしまうところがありました」と明かした。本作のメガホンをとるのは、『世界の中心で、愛をさけぶ』『ピンクとグレー』の行定勲監督、脚本は『アズミ・ハルコは行方不明』の瀬戸山美咲が担当する。本作が初の漫画原作の映画化となる行定監督は、「ずっと漫画の映画化に抵抗してきた。しかし、岡崎京子さんの名作はあまりにも魅力的でついに手を染めてしまった」と原作への思いを吐露。またキャスト2人については「主演の二階堂ふみは、この作品に魅了され映画化に奔走した。その姿は逞しく若草ハルナそのもの。吉沢亮は最もキィになる山田一郎として独自の憂いのある雰囲気で存在してくれています」と話し、「90年代が鮮烈に描かれた傑作を、未来ある若い俳優たちと共にいまの時代を生きる人たちに届く作品にしたいと思っています」と意気込みを語っている。『リバーズ・エッジ』は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年03月22日綾野剛が主演する、4月期放送の日本テレビ系ドラマ「フランケンシュタインの恋」。この度、綾野さん演じる“怪物”と恋するヒロイン役を二階堂ふみが演じることが分かった。怪物として生を受けた男。その体は、ある秘密を抱えた、危険な肉体。怪物は、人間とは一緒に生きてはゆけないと、姿を消した。それから約100年後、2017年の日本。怪物は生きていた。森の奥で。永遠の命を持ち、人間とは懸け離れた肉体、パワーを持つ怪物。しかし、その心は、誰よりも人間。無理なこととわかっていながら、「人間」として暮らせる日を夢見ている。ラジオから流れる「人間の世界」に聞き耳を立て、人間が捨てた品々を拾い集めては、「人間の生活」に想いを馳せ、人間に憧れる。怪物は、ユニークで、キュートで、優しくて…その心は、誰よりも人間である。そんなある日、ひとりの若い女性・津軽さんと出会う。怪物は苦悩する。人間と会いたくない、怖い。こんな自分を受け入れてくれるはずがない。 しかし、人間と会いたい、話したい、笑いあいたい。そして、怪物は、人間に恋をした。しかしそれは、かなわぬ思い。なぜなら怪物の体にはある秘密があり、怪物は人間に触れることができないのだ。触れたいけど傷つけたくない、好かれたいけど嫌われたくない。 測りがたく、縮まりがたい距離が露わになっていき、関わることで抱き始めた、人間への“温かい感情”が、やがて怪物を苦しめていくことになる…。人間に憧れ、そして人間に恋をする年齢100歳、永遠の命をもつ怪物役を綾野さんが演じる本作。全世界が知る恐怖とサスペンス、ホラーの原点、フランケンシュタインが、現代の日本を舞台にオリジナルストーリーで笑いと涙と切なさあふれるラブストーリーとして蘇る!二階堂さんが演じるのは、大学で農学部に通い「菌」を研究するリケジョ・津軽継実。子どものころから体が弱く、死が隣にある青春を送ってきたため、どこかで自分の人生に、冷めたところがある人物。ある日、そんな彼女の目の前に現れた不思議な男、怪物だとは気づかぬままに恋をする…。今回の出演決定に二階堂さんは、「非人間とのラブストーリーと聞いて、名作『シザーハンズ』を思い出しました。怪物さんという未知なるお相手にドキドキしています」と心境を語り、また「『人と人』の恋愛物語ではありませんが、私たちが日常でふと感じる愛おしい瞬間が優しい怪物さんから垣間見られると思います」と本作について語っている。さらに、今回綾野さんと二階堂さんは初共演。綾野さんは「繊細さと勇ましさを兼ね備えた二階堂さんの言葉や表情を、ひとつひとつ大切に受け止められる怪物でありたい。現場を一緒になって支えてくれると確信しています。新しいヒロイン像の誕生です」とコメントを寄せている。またプロデューサーの河野英裕氏は、「怪物と恋に落ちる二階堂ふみさん。面白くないわけありません。綾野剛さんと二階堂ふみさん。すごい芝居になるに違いありません。キュートで切なくてヒリヒリする、ラブストーリーにご期待ください」と自信を語っている。「フランケンシュタインの恋」は4月期より毎週日曜、日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年02月14日女優の二階堂ふみが5日、東京・天王洲アイルの寺田倉庫で大回顧展『David Bowie is』のトークセッションを行った。1月8日から4月9日までの期間に寺田倉庫で開催される大回顧展『David Bowie is』。75,000点にも及ぶデビッド・ボウイのアーカイブから厳選された300点以上もの貴重な品々を展示されるほか、日本展の独自コーナーとして映画『戦場のメリークリスマス』でデビッド・ボウイと共演した北野武や坂本龍一が当時を振り返るインタビュー映像も上映する。そんな同展示会のオフィシャルサポーターに就任した二階堂ふみが、内覧会を終えてトークショー。内覧会で見た展示物などの感想として「見終わって余韻が残る大きい展覧会なので、たくさんの刺激をもらいました。最初に入ってから若かりし日のボウイがどういうものに影響を受けたかなどの垣間見るブースもあり、そこからスターになって色んなモノを生み出したところがたくさん見られるので、良い展覧会だと思いました」と絶賛。また、デビッド・ボウイの楽曲「チェンジス」を16歳の頃に聴いてから彼の大ファンになったといい、「16歳の時は変化することを恐れていた時期でもあり、この曲は前に進もうと思わせてくれる曲でした」と当時を振り返りながら、「ボウイは引き出しがたくさんある方。知れば知るほど溢れ出る魅力を持っているところが一番の魅力だと思います。ずっと追い続けたい方ですね」と語った。正月明けのイベントということで、今年1年の抱負を問われて「まだ早起きというところしか自分の中で設定できていないです(笑)。年末年始はニューヨークで過ごしていましたが、時差ボケもあって早起きできましたし、今日も早起きしたので明日も早起きしたいですね(笑)」と苦笑い。早起き以外の目標としては「今年23歳になるので、色んなことに前向きに挑戦できたらと思います。今年はとりあえず乗馬をしたいですね」と話していた。なお、同内覧会には栗原類、SUGIZO(LUNA SEA)、TAKURO(GLAY)、桃井かおり、椿鬼奴、野宮真貴(ピチカート・ファイヴ)、小林克也、山本寛斎らも出席した。
2017年01月05日女優の二階堂ふみが1月5日(木)、自身がオフィシャルサポーターを務めるデヴィッド・ボウイの大回顧展「DAVID BOWIE is」(品川区・寺田倉庫G1ビル)の内覧会に出席し、「表現者として、新しい自分を見せ、変化を恐れてはいけないと教えてくれた」と強い影響を語った。昨年1月、最新アルバムの発売直後にこの世を去ったデヴィッド・ボウイ。「20世紀で最も影響力のあるアーティスト」として音楽家の枠を超えて、芸術やファッション、カルチャー全般に多大な影響とインスピレーションを与え続ける表現者・ボウイの世界観を集大成した大回顧展だ。貴重な衣装や作品など300点以上の展示に加えて、ヘッドフォンで音楽やインタビューなどを聞きながらボウイの功績を“体験”することができる。2013年のロンドンを皮切りにこれまで、計9か国を巡回し、総動員数は160万人を記録。ボウイは親日家として広く知られており、10か国目の開催にしてアジア唯一となる日本上陸が実現した形だ。「David Bowie Meets Japan」と題した日本オリジナル展示もあり、映画『戦場のメリークリスマス』でボウイと共演した北野武、坂本龍一の撮り下ろしインタビュー映像が上映される。二階堂さんはボウイを「ずっと追いかけ続けたい憧れの男性」と語るほどの大ファンで、特に70年代初頭に発表された代表曲「CHANGES」に対して、「自分が変わってしまうことを恐れていた16歳の頃によく聞いていた。聞くと『前に進もう』と思わせてくれる。これからも長く人生をかけて聞いていきたい」と熱い思い入れ。ボウイの魅力は「引き出しがたくさんあるところ。知れば知るほど、魅力があふれ出る」と語った。それだけにボウイの精神性にまで深く潜り込む、多角的な展示を見終えて「ずっと余韻が続いていて、たくさんの刺激をもらいました」と感激しきり。「ボウイの挑戦や表現を、次の世代につないでくれたら。きっと若い世代こそ、自分と重なり合うはず」と大回顧展の意義を熱弁していた。大回顧展「DAVID BOWIE is」は1月8日(日)~4月9日(日)まで東京都品川区・寺田倉庫G1ビルにて開催。(text:cinemacafe.net)
2017年01月05日女優・二階堂ふみ、脚本家としても活躍する芸人・バカリズム、そして「オードリー」の若林正恭が同じマンションに住んでいる…という新たな“シットコムドラマ”「住住(すむすむ)」。芸能人だって一般人と同じ!?とばかりに異色の3人のリアルな日常を描く本作が1月よりスタート、その映像が番組公式サイトにて初公開された。都内の某マンションの住人、バカリズムと「オードリー」若林。2人は同じ階に住んでいて、バカリズムはよく若林の部屋に遊びに来る。芸能人でありながら派手に遊ぶこともなく地味な独身生活を送る2人。ある日、このマンションに女優の二階堂ふみが住んでいることが発覚。いつのまにか、二階堂ふみも彼らの仲間に入り、同じマンションで暮らす、芸能人仲良し3人組が誕生する!?「素適な選TAXI」「世にも奇妙な物語」「桜坂近辺物語」「黒い十人の女」など、脚本家として俳優・監督から高い評価を受けている、バカリズムさん。大喜利日本一・独自の世界観のコントで知られる彼が日本テレビで仕掛けるのは、リアルな日常ドラマ「住住」。共演には、昨年は『SCOOP!』『何者』から『蜜のあはれ』『ふきげんな過去』など多彩な作品に出演、若手実力No.1女優の二階堂さん。また、漫才はもちろん、司会・俳優業でも活躍する芸人「オードリー」の若林さん。夢のような3人が揃ったドラマのテーマは、ずばり「芸能人の私生活」。“バカリズムがバカリズム役”“二階堂ふみが二階堂ふみ役”“オードリー若林がオードリー若林役”を演じ、それぞれが抱えていたり、起こしてしまった“芸能人っぽい”悩みや問題を解決していくという、本当にありえそうな摩訶不思議なバカリズムワールドが展開する。さらに、二階堂さんがスタイリストをつけず私服で出演することもポイント。バカリズムがリアルとフェイクの狭間を描く芸能人の何気ない日常を、楽しみにしていて。<キャストコメント>■バカリズム(この企画の原点は?)3人が出演するこの企画の想定は2、3年前からあって、こういうワンシチュエーションでなら、本人役の方が面白いんじゃないかなと思っていました。視聴者の方に、リアルな感じで本当に住んでいるのかと思わせたい。ベースは特に事件性もなくて、変に派手にせず、コントやドラマでもない間のところをついていきたい。■二階堂ふみ(オファーを受けての感想)私でいいのかなーと。“笑い”もとれないですし…。コメディが課題というか、その自分にとっての課題がきたのかなと。でも、意外と脚本を読んでみると、しっくりきます。自分が無理せず挑める芝居なので、有難いなと思いつつ、お2人が面白いので、つい笑っちゃうんですけど。(本人役での演技は難しい?)私の要素を脚本に取りいれてくださっているので、それほど、難しくはないです。■若林正恭(オードリー)芝居の流れで色々と話が膨らんでいったりするので、めちゃくちゃ(3人は)相性がいいんじゃないですかねー。自分でもオンエアの状態が、ぜんぜん想像できない。パソコンで感想を検索しようと思ってます。(笑)いろいろな媒体から持ち上げられると思いますよ。新しいって。(本人役での演技は?)本人役は、楽しくやりやすいです。普通に思いついたアドリブ言えるんで…。「住住(すむすむ)」は1月24日(火)より毎週火曜25時29分~放送、※地上波放送終了直後、Huluにて先行配信(1話、2話は同時配信)。(text:cinemacafe.net)
2017年01月04日MCやDJとして活動しているZeebraさんが、妻でモデルの中林美和さんにモラハラをしているのではないかとの報道が話題になっています。「モラハラ」の実際の概念は実ははっきりとはしませんが、一言でいえば、「言葉や態度で人の心を傷つける精神的暴力」と考えていただければよいのではないでしょうか。近年は、肉体的暴力(DV)の被害もさることながら、モラハラによる被害を理由に離婚を望む人も少なくありません。そこで、今回はモラハラと離婚の関係について考えていきたいと思います。*画像はイメージです:■モラハラと認定されるのはどのような行為か先ほども書いた通り、何をモラハラというかは実はあいまいです。それは、人の感じ方によるところが大きいからです。しかし、例えば、「役立たず」、「こんなこともできないのか」、「生きてる価値がない」など、相手を侮辱したりこき下ろしたりするような言葉を日常的に吐いていれば、モラハラということができるでしょう。また、「相手が話しかけているのに無視をする」、「食事を作らせておいて手を付けない」という態度も、反復継続したりすれば、精神的な暴力、すなわちモラハラと認定されることになると考えられます。 ■「モラハラ夫婦」の関係修復は可能か?夫婦の一方のモラハラが他方にとって限界を超えるものであった場合、関係を修復することはかなり難しいものです。そもそも、モラハラをしている側は、自分がしていることがモラハラだとは気づかない、あるいは気づいていても認めないことが多々ありますので、そのような場合には関係修復は不可能と考えるべきでしょう。仮に関係修復が可能だとすれば、モラハラをしていた側が心からそれを反省し、謝罪をすることが最低限必要な条件です。しかし、相手が限界を超えてしまっている場合、「謝ってもその場限りで、またすぐに元通りになる」と考え、すっかり信頼を失っていることが多いので、簡単に修復できるわけではありません。実際、その場では謝っても「元の木阿弥」になる人は非常に多いように思います。 ■モラハラされた側の対抗策は「証拠を残す」ことモラハラをされた側としては、我慢の限界を超えたら離婚を検討することになるでしょう。自分が苦しんできたことについて、慰謝料を請求したいと思うのも当然です。しかし、そのためには、モラハラ被害の証拠が手元に残っていなければなりません。モラハラをする人間は小賢しいことが多く、往々にして、証拠を残さない形で嫌がらせをします。例えば、メールやチャットで嫌がらせをすることはあまりありませんし、また、嫌がらせをする前に録音されないようにスマホを取り上げたりすることもあります。ですので、モラハラ被害というのは実は証拠が残りにくいのです。もちろん、メールやチャットで嫌がらせの言動があれば、そのデータは消えないように保存しておかねばなりません。また、できるだけ近い時期にされたことをメモとして残しておく(日付も入れておく)、恥ずかしいかもしれませんが、友人にメールなどの形が残るもので相談しておくことは次善の策と言えます。モラハラというと何か軽い感じがしますが、実際にはDVと同じくらいに人を苦しめるものです。泣き寝入りすることがないよう、できるだけ証拠を残しておくことをお勧めします。 *著者:弁護士 寺林智栄(ともえ法律事務所。法テラス、琥珀法律事務所を経て、2014年10月22日、ともえ法律事務所を開業。安心できる日常生活を守るお手伝いをすべく、頑張ります。)【画像】*torwaiphoto / PIXTA(ピクスタ)
2016年12月23日女優・二階堂ふみと、アーティスト・コムアイ(水曜日のカンパネラ)が、本日12月22日(木)深夜放送のドラマ「トーキョー・ミッドナイト・ラン」で共演することが分かった。友人の誘いから、「#サンタごっこ」をしようと誘われて渋谷にやってきたナオ(二階堂ふみ)とハルカ(コムアイ)。渋谷では人に“いいこと”をしてSNSに投稿する遊び「#サンタごっこ」が流行っていた。発起人の友人は急な予定でこられず、仕方なく2人で街を練り歩くことに。その最中、ロッカーに閉じ込められた猫を拾った2人。飼い主を探すためにあげた自分たちの写真が災いを呼び、ひょんなことからある騒動の犯人に間違えられてしまい、名も知らぬ人々に追われ始める。ちょっとした遊びのはずが徐々に徐々に過激になっていき、渋谷の街中にいる人々に追い詰められていく。なぜ彼女たちは追われることになったのか?渋谷で何が起きたのか?果たして、彼女たちは迫り来る名もなき追っ手から逃れることができるのか――?本作は、渋谷のクリスマスイブの夜からクリスマスまでの1日を切り取った、ジェットコースター・ワンカットクリスマスドラマ。主演には、圧倒的な演技力で話題作に出演し続け、演技だけでなくバラエティでも活躍する二階堂さんと、いま世の中を驚かし続けているアーティスト「水曜日のカンパネラ」のコムアイさん。この2人がクリスマスイブの夜からクリスマスまでの渋谷の街を逃げまくる!監督には、「サカナクション」や「水曜日のカンパネラ」のMVなどを手掛ける気鋭の映像作家・映画監督山田智和、『桐島、部活やめるってよ』『ディストラクション・ベイビーズ』も担当した喜安浩平が脚本を務めている。そして企画・制作は、バカリズム脚本×関和亮監督のドラマ「かもしれない女優たち」や楽天カードマンのCMなどを手掛ける「ソケット」が担当した。また、ナオ役の二階堂さんとハルカ役のコムアイさんのほか、柳俊太郎、八十田勇一、夏目ナナ、岸井ゆきのらも出演している。「トーキョー・ミッドナイト・ラン」は12月22日(木)0時45分~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2016年12月22日『永い言い訳』の主演・本木雅弘と西川美和監督が、第20回オーストラリア日本映画祭より招待を受け、シドニーとメルボルンで行われた上映後Q&Aにそろって登壇した。突然の妻の死にも泣くことができなかった、自意識過剰な人気作家を本木さんが熱演する本作。鑑賞者のリピーターが続出し、ロングランヒットを続けており、先日は報知映画賞・日刊スポーツ映画大賞でも作品賞・監督賞・主演男優賞・助演男優賞にノミネートされた。オーストラリア日本映画祭は、1997年から始まった国際交流基金が主催する日本映画普及のための映画祭。その規模や動員数は毎年拡大しており、いまやシドニー・メルボルン・キャンベラ・アデレード・パース・ブリスベンの6都市を巡回する世界最大規模のものとなっている。本木さんは、本映画祭には初参加。2009年に『おくりびと』でアジア・パシフィック・スクリーン・アワード最優秀主演男優賞を受賞した際、ゴールドコーストで行われた授賞式に長男を伴って出席して以来の渡豪に。また、西川監督は前作『夢売るふたり』に続く2度目の参加。今回、「オーストラリアでの受賞歴もある世界的な俳優と、海外映画祭でも高く評価されている稀有な女性監督をぜひ招待したい」と映画祭側に熱望されての、2人そろっての参加となった。10月27日(現地時間)夜、本木さんと西川監督はシドニーのイベント・シネマズで行われたクロージング上映後のQ&Aに登壇。本木さんは、共演の竹原ピストルの名前を書いたTシャツ、監督は本木さんの名前を書いたTシャツをそれぞれ着込み、黒のスーツにコアラのぬいぐるみをあしらうという完全ペアルックで現れ、約400人のファンで満席となった客席に迎えられた。現在ロンドン在住の本木さんは、「この映画『永い言い訳』はどうしようもなさ、もろさを心に抱えた人々を描いています。およそ劇的とは言えない物語ですが、そんな人々のささやかな心の旅に皆さんが何かつながりを見出してくれたんじゃないかと思います」と、流暢な英語で挨拶。さらに、「私自身、非常に自意識が高く、うまくいかない人生を抱えていて、共感する部分が多々ありました。それをそのままフィルムに焼き付けたという形です。この映画は、人間とは誰でも不完全なんだということを認めて愛してくれる映画だと思います。私自身は、物語が示してくれている最終的なゴール、答え、いただけたアイデアにたどり着けるように、という気持ちで演じました」と述懐した。また、この映画を作るきっかけを聞かれた西川監督は、2011年の東日本大震災に触れ、「直接、被害にあった方はもちろんのこと、当たり前にある日常がいかにあっけなく失われてしまうかということを実感し、この物語を着想しました」とコメント。「素晴らしかった」と絶賛された子どもたち(藤田健心、白鳥玉季)については、「子どもらしさを重視し、泣いてくれと言ったら泣いてくれるという技術ではなくて、彼ら自身がもっている性格や環境がいかに役に近いかで選びました」と語り、「本木さんは子どもたちとしっかり距離をとりつつ、彼らにとっていなくてはならない『お助けマン』として、現場でオセロをやってくれたり、凧揚げをしてくれたりしてうまく演出をつけてくださいました」と明かした。すると、本木さんは、「1つ言っておきたいのは父親役のシンガーソングライター、竹原ピストルさんについてです。いま彼の(名前が入った)Tシャツを着ているんですが(と言ってTシャツを見せる)、彼もどんなお芝居をしてくるかわらからない、それがスリリングで私もリアルなお芝居ができました。チャンスがあればぜひ彼の唄を聴いてみてください。なぜ監督が竹原さんをキャスティングしたのかわかると思います」と、同じく大切な存在を失った役柄を演じた竹原さんの演技について言及。『おくりびと』のアカデミー賞受賞や、昨年のアジア・パシフィック・スクリーン・アワードで最優秀主演女優賞(『あん』)を受賞した義理の母、樹木希林についても触れられた本木さんは、「『おくりびと』は個人でいただいた賞ではないですし、自分が何かをいただいたという感覚はないんですけれども、時代と作品の出会いというものが重要だということを勉強させていただきました。役者としての自分にはハリウッドからお声がかかることもなく、特別な変化はありませんでした(笑)。樹木さんは、西川監督と同様に人間への観察眼が非常に鋭くて辛辣ですが、慈愛に満ちている人で、私の心を柔らかく導いてくれる存在です」と応じた。さらに2人は、翌10月28日夜にメルボルン・オーストラリア国立映像博物館での上映後Q&Aにも登壇。二都市を巡る短い滞在ながら、「観てくださった方の反応はどの国も共通している。何か通じてくれているものがあるのだと思う」(西川監督)、「ここでも観た人が身につまされつつもどこか前向きになってくれていると感じる。かすかな幸福感が満足感につながっているようでうれしい」(本木さん)と、本作の手ごたえを語り、世界でも広く愛されていくことに期待を寄せていた。『永い言い訳』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年11月30日元バレーボール選手でタレントの浅尾美和(30)が28日、自身のブログを更新し、第2子となる男児を出産したことを報告した。浅尾は「産まれました。」というタイトルで更新し、「11月27日に3716gの男の子が無事に産まれてきてくれました」と報告。「新しい家族の誕生になにものにも変えられない幸せな気持ちに包まれています」と喜びを伝えた。そして、「二回目の出産はこんなに陣痛って痛かったかな?と思うほどの激痛でした」と陣痛のつらさを明かしつつ、「産まれてきてくれた赤ちゃんは本当に愛おしくて可愛くて…そんな痛みなど一気に忘れさせてくれるパワーがありました」とつづった。「これからまた夜中の授乳などの眠れない日々が始まりますが…今は少しこの幸福感に浸りたいと思います」と続け、生まれたばかりのわが子を抱いている写真を掲載。さらに、「眉の形が長男の産まれた時とそっくりでしたやっぱり兄弟は似るんですね」と加えた。浅尾は2012年に現役を引退し、2013年4月に一般男性と結婚。2014年12月に第1子となる長男を出産している。
2016年11月28日女優の二階堂ふみが、“世紀のカルチャーアイコン”にして、惜しくも今年1月にこの世を去ったデヴィッド・ボウイの大回顧展「DAVID BOWIE is」のオフィシャルサポーターに決定した。「HEROS」「Starman」「Space Oddity」など数え切れない名曲を送り出した「20世紀で最も影響力のあるアーティスト」であり、唯一無二のカルチャーアイコンであるデヴィッド・ボウイの世界観やキャリアを総括した大回顧展が、来年1月についに日本上陸。オフィシャルサポーターを務めることになった二階堂さんは、本展公式サイトで公開中の“DAVID BOWIE is” 「あなたにとってデヴィッド・ボウイとは」に続く言葉に、「ずっと追いかけ続けたい憧れの男性」と語るほどの大ファン。さらに同サイトに好きなアルバム・楽曲とメッセージを寄せている。同サイトには、坂本龍一や山本寛斎をはじめ、そうそうたるミュージシャン、俳優、モデル、アーティストらが同様に、彼らにとってのデヴィッド・ボウイを語っている。さらに現在、一般の方が投稿するSNS企画「あなたにとってデヴィッド・ボウイとは?」を実施中。投稿した方の中から抽選で20名が、来年1月5日(金)に行われる特別内覧会に招待される。内覧会は、ボウイ展のキュレーションに直接関わったヴィクトリア・アンド・アルバート博物館のキュレーターによる解説付きで実施される。二階堂さんは、今回のオフィシャルサポーター就任に、「音楽、ファッション、映画、写真、アート、全てにおいてスーパースターであったアーティスト、デヴィッド・ボウイの大回顧展がいよいよ日本でも開催されます。私も時代を越えて彼に出会えることをとても楽しみにしています」と期待を込めてコメント。お披露目した画像の衣装も、「ボウイへの気持ちを取り入れた」ものとなっている。大回顧展「DAVID BOWIE is」は2017年1月8日(日)~4月9日(日)まで東京都品川区・寺田倉庫G1ビルにて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年11月08日「ぴあ」調査による2016年10月14日、15日のぴあ映画初日満足度ランキングは、『ゆれる』『夢売るふたり』などの西川美和監督が自らの小説を映画化した『永い言い訳』がトップに輝いた。その他の画像本作は、本木雅弘を主演に迎え、妻を突然のバス事故で失うも、涙を流すことができなかった人気作家の主人公・衣笠幸夫が、同じ遺族との触れ合いを通して人生を取り戻していく様を描いた作品。これまでも西川監督の作品は、鋭い人間描写が高く評価されてきたが、本作でも出口調査では「人間のきれいな面も汚い面もきちんと描かれていた」「淡々と進んでいるように見えて、感情の揺れがすごくて引き付けられた」「共感する部分もあればどこかで否定したくなる部分もあった。心の奥に語りかけてくる映画」「幸夫のだめな部分、情けない部分に加え、激しさ、怒りが表現されるたびに引き込まれた」など丁寧な心理描写にコメントが集まった。幸夫は、同じバス事故の遺族の幼い兄妹、真平と灯(あかり)の面倒をみることで、これまでにない幸福感を味わう。しかし一方で、自身の愚かさにも気付いていく。そんな幸夫の言動は、特に男性の観客から共感を得たようで、「主人公の都合のいい行動も、理解できてしまった」(23歳、男性)、「主人公のダメ男っぷりは、世の男性には少なからず共通するところがあるのでは?と思い、自分自身を戒めたくなった。自分を大切にしてくれる人を大切にしなければならないと心から思わされた」(28歳、男性)といった声が聞かれた。兄妹との出会いにより、幸夫が人生観を変化させていく一方で、兄妹もまた、母を亡くした悲しみを抱えながらも、少しずつ成長をしていく。そんな兄妹には、子役の藤田健心と白鳥玉季が扮しており、観客は「子供の視点も上手く表現され、子役もとても良かった」「子役の演技が素晴らしい。自然で心に残る」「重いテーマの中で、子役の女の子(白鳥)の演技が大人と対照的で目立っていた」などの感想を寄せた。なお、満足度ランキングは、人気を博したSFロボットアニメの劇場版『ゼーガペインADP』が2位に、大ヒットSFアクション・コミックを3DCGアニメで映画化した『GANTZ:O』が3位に入っている。(本ランキングは、10/14(金)、15(土)に公開された新作映画6本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『永い言い訳』公開中
2016年10月17日西川美和監督映画を観るたびに覚える、「痺れる」という感覚。直木賞候補となった自身の書き下ろし小説を映画化した最新作『永い言い訳』は、不慮の事故で妻を亡くしても、悲しさを演じることしかできない“最低男”・衣笠幸夫(きぬがささちお)の物語だ。西川監督の鋭い視点は、首根っこを掴むかのように観る者の闇に突き刺さる。自身の弱さ、卑しさ、自意識を鏡のように映し出し、滑稽さを笑い、最後には受け入れさせてくれる。まさに、荒療治のごとく。恐ろしくも繊細な眼差しを持つ彼女の今について聞いた。――人気作家・津村啓こと衣笠幸夫は、自分本位代表のような人間ですが、今までの作品でご自身に一番近いキャラだそうですね。西川:予期せぬ別れがよくないタイミングで訪れた人が、その後どうなっていくのかを想像したときに、酷い目にあうべき主人公は自分と似たようなタイプの都市型の暮らしをしている身勝手な人だろうなと思ったんです。ある意味、自分の人生や生活を参考に物語を考えたときに、結婚もしたことがない、出産や子育て経験もないということは作り手としてコンプレックスでもあるんです。今回はそこを逆手に取って、余すところなく生かしました。いい年こいて独身で、子どものいない人間が世界をどう見ているのか、子どもという存在とどう距離をとるのかというのは、今の自分にしか描けないことなので。40代にもなると肩身の狭い思いもするわけじゃないですか。将来を担ってくれる子どもたちとも何の関わりも持っていない自分が生きている理由がよくわからなくなるときもあるし、そういう自身が抱えてきた葛藤もちゃんと出してみようと。――主人公と同じく、ご自身も物事を斜めに見る、自意識過剰なところがあると思います?西川:ややね(笑)。人並み程度だとは思います。ただ、こないだ友人の山下敦弘監督と対談をしたときに、確かにそうだなと思ったことがあって。「ピカピカのマイホームに優しい旦那さんと素敵な奥さん、という誰が見てもいかにも幸せそうなことにいいなぁって思えないでしょ?」と言われたんです。年齢を重ねた今はそれも素敵と思える部分もあるけれど、少なくとも20代の私はそういうものへの憧れはゼロでした。本当にどうでもいいと思ってた。その結果がコレですよ(笑)。――自分がやりたいこと、映画作りにしか興味が持てなかったと。西川:トータルで考えると、やりたいことと当時は要らないと感じていた素敵な暮らし、どちらに価値があるのかと問われればどっちだって一緒じゃないですか、きっと。でも、そのときはそう考えられなかったんでしょうね。「結婚すれば幸せになれる」みたいな世間一般のスタンダードに対しても懐疑的で、そこで自分が満足できるとも全く思ってなかった。――それは作品にも出ていますね。西川:そうですよ。私の後悔を綴ったような(笑)。生活らしい生活を二の次にしながら20代を過ごすと、あんなふうになっちゃうぞと。――映画を作ることが西川監督にとっての免罪符だったんですね。西川:そこに救われてきた部分はありますね。映画があるから自分を肯定して何とか生きてくることができた。結果、良かったのか、悪かったのかはわからないですけど。――衣笠さんのように、検索エンジンで名前をエゴサーチしたこともありますか?西川:あります。出てしまったものは、見ちゃいますよね。だって、「西川美和」と入れたら、関連検索ワードで「結婚」と出るんですよ!誰と!?って。それをクリックせずにいられるほうがおかしいですよ(笑)。でも、そういうことをしていると、気持ちが痩せていくというか、どんどん自信がなくなっていく。その行為全体が自分の卑しさを見るようで。でもそれをやめられないのも人間の性ですよね。「そんなことを私は一切いたしません!」という高潔な人間になれたらいいけど、そうなれないのが普通じゃない? SNSも怖いし、いいも悪いも肥やしにできるタフさは私にはないので、自身の健康のためにあまりやらないようにしています。――西川監督の持つ洞察力や分析力は、どうやって育まれてきたんでしょうか?環境ですか?西川:うーん、持って生まれた性格じゃないですかね。兄は全然違う性格だし。小さい頃から、「見なくていいものが見えてしまう。そんなふうに人の裏側を読むものじゃない」と母親からはたしなめられていたんです。それもあって、自分の中で本当はこう思っているんじゃないかというような余計な詮索をすることは、醜いことだと思っていました。自分はやっちゃいけないことをやってしまう、嫌な人間なんだと。たぶん、だから文章を書くようになったのだと思うんです。本人に言えば傷つけるし、第三者に言えば陰口になる、ぶつけようがないけれど、でも見えちゃうものについてを。――創作しているという意識は、当時はまだなかったんですか?西川:便所の落書きですよ。そうこうするうちに、卑しいと言われてきた、そういう自分の陰湿な性質を、どうやって人を傷つけない方法で有効利用していくのかは考えましたね。ゴミのリサイクルですよ。「環境に優しく」じゃないですけど(笑)。その答えが今やっていることなんじゃないかな。ただ書き殴っているときは汚いものでも、人様にお渡しできる状態にして読んで楽しんでもらえるようにしつらえていく、その整え方の技術を磨いていくのが仕事をするってことですよね。そういうふうに、自分の生まれ持った特性を転換させられる仕事に就けたことは、ありがたいし、ラッキーだったと思います。――美しくて知性もあって、その頃から男性からも引く手あまただったのではないですか?西川:ないない、全然ない。私は全くモテないですよ。「なんで私に好きって言わないんですか?」って聞いてまわったことないから、理由はわかんないけど(笑)。昔から、仕事でも使えないし、ちょっとしたことで傷つくし、自分って弱いなぁと思ってた。身体的なことも、性質的なことにおいても、劣等意識や無能感は人一倍強いです。ただ唯一、いいところは、縁に運があること。いい人に、いいタイミングで会える。みんなよく「出会う人に恵まれてきた」と言うけど、本当にそうだと思います。あー、もう駄目かもと思うと、スッと蜘蛛の糸が降りてくるようなことが多かったから。◇にしかわ・みわ1974年生まれ、広島県出身。早稲田大学第一文学部卒業。在学中より、映画『ワンダフルライフ』(‘99/是枝裕和監督)にスタッフとして参加。以後、フリーランスの助監督を経て、2002年『蛇イチゴ』でオリジナル脚本・監督デビュー。小説・エッセイも執筆する。◇長年連れ添った妻を不慮の事故で亡くした人気作家・衣笠幸夫は、悲劇の代弁者としてマスコミに取り上げられるが、一滴も本当の涙を流せない。同じ事故で亡くなった妻の親友の遺族、トラック運転手の陽一と2人の子どもたちと出会い、新しい人生が始まる…。第153回直木賞候補作の同名小説の映画化。10月14日(金)全国公開。※『anan』2016年10月5日号より。写真・KENTA AMINAKAインタビュー、文・小川知子
2016年10月03日9月23日(金)に金曜ロードSHOW!特別ドラマ企画として放送される「がっぱ先生」に出演している女優の二階堂ふみと俳優の坂口健太郎が、9月20日(火)今夜放送のウエンツ瑛士がメインMCを努める「火曜サプライズ」に登場する。「火サプ」は旅とグルメをテーマに、出演者たちが様々な場所でロケするバラエティ番組。ウエンツさんと豪華ゲストが色々な街に繰り出しそこにある名店を巡る「アポなしグルメ旅」や、レギュラー陣の石塚英彦、DAIGO、オリエンタルラジオらによる企画で毎回視聴者を楽しませてくれている。今回二階堂さんと坂口さんがウエンツさんと共に向かった先は東京の調布。東京五輪に向けて再開発で生まれ変わる調布で、駅から歩いて3分以内で行ける激うまグルメを探す。特大つくね、あんかけカレーうどんなど地元で人気のグルメが続々登場する中で、2人の意外な一面が明らかになっていく。そのほか、オリエンタルラジオは江原啓之とともに六本木や神楽坂の隠れ家レストランへ。そこで出会った謎の美女の悩みに江原が答える。今回ゲストで登場した二階堂さんと坂口さんが出演するドラマ「がっぱ先生」は、「みんなで跳んだ」(角川つばさ文庫)のエピソードを原案にした作品で、田舎育ちの新米女性教師が、都会の子どもたちやその親たち・教師たちと向き合いながら、持ち前の明るさと頑張りで空回りながらも奮闘する成長物語になっている。主人公の青羽根小学校5年2組の担任教師・村本愛子を二階堂さんが演じ、愛子と同じ石川出身で幼なじみの佐伯隆二を坂口さんが演じる。2人を取り巻く人々として大野拓朗、阿部サダヲ、岸本加世子、近藤芳正らが共演。小学校の新米先生・村本愛子、24歳。最初の挨拶で緊張のあまり、「一生懸命」を出身地の石川なまりの「がっぱ」と言い間違えて以来、“がっぱ先生”と呼ばれている。初めて担任する5年2組で、運動会のクラス対抗大縄跳びに向けて練習が始まる。活発な児童を中心に優勝を目指す中、繰り返し失敗してしまう男子児童・カツオ。あることがきっかけで運動が苦手だったカツオを、教頭や保護者からの希望もあって「応援係」とすることを決める愛子とクラスの児童たち。しかし、運動会の日が近づくにつれ、本当は全員で跳ぶべきなのではないか? と悩む愛子。本番まであと24時間。愛子と、5年2組の児童たちが出した答えとは…?金曜ロードSHOW!特別ドラマ企画「がっぱ先生」は9月23日(金)21時~日本テレビにて放送。「火曜サプライズ」は9月20日(火)今夜19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2016年09月20日女優の二階堂ふみがこのほど、神奈川県内のスタジオで日本テレビ系スペシャルドラマ『がっぱ先生!』(23日21:00~22:54)の取材に応じ、「いつか小学校の先生になってみたいなという気持ちがありました」と、今回演じる教師役が念願だったことを語った。このドラマは、角川つばさ文庫「みんなで跳んだ」(2010年)のエピソードを原案に、田舎育ちの新米小学校教師・村本愛子(二階堂)が、東京の子供たちやその親・教師たちと向き合いながら、持ち前の明るさと頑張りで空回りながらも奮闘していく姿を描くもの。教頭先生から「走るな!」と何度も注意されるキャラクターで、二階堂は「反省はするけど忘れちゃう部分が、自分と似てるかな」と共通点を語る。自身の小・中学校時代、あまり楽しい思い出がなかったそうだが、小学1年生のときの先生が、「とてもすてきでした」と印象に残り、今でも連絡を取り合っているそう。また、高校時代の先生の影響も大きかったそうで、その先生たちとの出会いから、教師になりたいという思いを持つようになり、役者の仕事をするようになってからは、演じたいという気持ちを抱いていたことを明かした。こうして、念願の教師役をつかんだ二階堂だが、自身の姿勢としては「みんなの先生になろうという意識はなくて、普段話している時は、先生と児童というより、同じ現場で一緒にものを作っているという気持ちですね」と、ある種の同志として接していることを説明。普段の学校の話を聞いたり、仕事で中学受験を諦めた子役に「大変だねー」と声をかけたりしているそうだ。そんな二階堂は、俳優・沖田浩之のファン。きっかけは『3年B組金八先生』第2シリーズの再放送だったそうで、「学ランの下に赤いTシャツを着るというスタイルを作った方。沖田さんはこの頃から『E気持』とか歌いながら、ドラマで演じてたんだな…」としみじみ語ったが、「昔はセンセーショナルだったので、今とは学校の先生の目の前に起きる問題が違うんじゃないかな」と、今作の参考にはなっていないようだ。また、今回はテレビドラマ初主演で、「ありがたい気持ちと、頑張らないきゃいけないなという気持ちがありつつも、やっぱり本当の主役は児童たち」と強く意識。そんな中で、「いつも台本の自分のセリフのページに折り目をつけるんですけど、気づいたらほぼ全部のページだった」と文量に驚きながら、「主演ですけど、俳優部の1人として、いい作品を作っていきたいなという気持ちですね」と謙虚に語った。同作には、愛子の幼なじみで、少々ダメ男に見えながらも良き相談相手となる佐伯隆二役で、坂口健太郎も出演。ほかにも、愛子が担任する5年2組の児童の父・大沢仙太郎役で阿部サダヲ、愛子の兄・誠役で大野拓朗、教頭・五十嵐幸三役で近藤芳正、愛子の母親・乃理子役で岸本加世子らが脇を固める。
2016年09月14日女優の二階堂ふみがこのほど、テレビ朝日系特番『デザイン・コード~話題のモノに秘められた深すぎる物語2016~』(16日23:15~24:15)の収録に臨み、「もっともっとデザインのことを知りたい」と感想を語った。『デザイン・コード』は、毎回デザイナーにスポットを当て、奇跡的なデザインを生み出す過程を掘り下げていく人間ドキュメンタリー(毎週土曜23:06~23:12レギュラー放送)。今回の特番では、2020年東京オリンピックの公式エンブレムを手がけた、アーティストの野老朝雄氏を取材し、同氏は同番組のロゴ制作もデザインした。この特番のナビゲーターを担当する二階堂は「日頃、気にしていなかったところにも、デザインされた方々の思いがたくさん込められていることを知って、すごく興味深いなと思いました」と感想。野老氏が手がけた番組ロゴについては「ただシンプルなだけではなく、幅広い層の皆さんが興味を持ってくださるようなデザインになっているなと感じました」といい、「とてもすてきなタイトルロゴだと思います!」と絶賛した。また、今回は"天の声"(ナレーター)を博多大吉が担当し、二階堂とやり取りしながら番組を進行。二階堂は「(大吉が)見守ってくださったおかげで、とてもリラックスして収録に参加できました! デザインとは関係ない会話もしているのですが、そんな2人のトークもデザインの面白さと一緒に楽しんでいただけたらうれしいです!」と見どころを話している。
2016年09月13日米アカデミー賞の前哨戦ともいわれる北米最大規模の映画祭、第41回トロント国際映画祭に出品される本木雅弘主演、西川美和監督の『永い言い訳』。このほど、さらに10月6日より開幕する第21回釜山国際映画祭「A Window of Asian Cinema」部門に招待されることが決定。西川監督は、アジア最大級の本映画祭に初めて参加することになった。妻・夏子(深津絵里)が旅先で不慮の事故に遭い、亡くなった人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(本木雅弘)。だが、まさにそのとき不倫相手の編集者(黒木華)と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、同じく亡くなった妻の親友の遺族、トラック運転手の夫・陽一(竹原ピストル)とその子どもたちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る――。西川監督が『おくりびと』以来7年ぶりに映画主演を務める本木さんを中心に、ミュージシャンの竹原ピストル、池松壮亮、黒木華、山田真歩、堀内敬子、深津絵里ら、屈指の実力派俳優とともに贈る、観る者すべての感情をかき乱すラブストーリーとなる本作。今回、1996年の創設から近年に至るまで、急速に規模を拡大、成長している釜山国際映画祭への招待が決定。2015年は、75か国302作品が上映されており、日本映画では是枝裕和監督『海街diary』がガラプレゼンテーションで、そのほか黒沢清監督『岸辺の旅』、行定勲監督『ピンクとグレー』、橋口亮輔監督『恋人たち』など、話題作ばかり20作品が上映。また、年間を通してアジア映画業界に与える多大な貢献を称える「アジアン・フィルムメーカー・オブ・ザ・イヤー賞」をスタジオジブリが受賞した。その一方、2014年には釜山市の映画祭への政治介入が問題となり、一時は存続が危ぶまれたことも。しかし、それに対して全世界の映画人が反発、昨年「I Support BIFF」と題した支援キャンペーンが展開され、今年5月に晴れて本映画祭の実施が決定した。その支援者の中には、西川監督やその師匠にあたる是枝監督も名を連ねている。西川監督は、10月8日に釜山へ向け出発、現地9日での上映に登壇し、Q&Aを行う予定だ。『永い言い訳』は10月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月07日女優の二階堂ふみが、23日(21:00~22:54)に放送される日本テレビ系スペシャルドラマ『がっぱ先生!』で、テレビドラマ初主演を果たすことが7日、明らかになった。初の教師役に挑む。このドラマは、田舎育ちの新米女性教師・村本愛子(二階堂)が、東京の子供たちやその親・教師たちと向き合いながら、持ち前の明るさと頑張りで空回りながらも奮闘し、成長していく姿を描くもの。角川つばさ文庫「みんなで跳んだ」(2010年)のエピソードを原案に、アレンジを加えてドラマ化する。二階堂は、初の教師役に「ずっとやってみたいと思っていた役柄でしたので撮影が楽しみです」と期待。「すてきなキャストの皆さまと元気なクラスのみんな、そしてスタッフの方々と一緒にがっぱんなって(一生懸命頑張って)作品に挑みたい!!と思います」と意気込みを語っている。また、愛子の幼なじみで、少々ダメ男に見えながらも良き相談相手となる佐伯隆二役で、坂口健太郎も出演。坂口は「最初はがさつで適当そうな印象を持った佐伯隆二でしたが、その奥にある思いやりや、愛子への友情、そして悲しみを考えていると、とても愛しいキャラクターなのだと思いました」と、役柄への思いを話している。ほかにも、愛子が担任する5年2組の児童の父・大沢仙太郎役で阿部サダヲ、愛子の兄・誠役で大野拓朗、教頭・五十嵐幸三役で近藤芳正、愛子の母親・乃理子役で岸本加世子の出演も決定。次屋尚プロデューサーは「"二階堂ふみテレビドラマ初主演作品"…誰よりもいち早くこれを成し遂げたかった」と念願がかなったことを喜びながら、「演技派で多面的な魅力を放ち、女優として高い評価を得ている二階堂さんですが、今回のドラマで、また新たな境地を切り開く新しい輝きを見せてくれるに違いありません」と自信を示している。
2016年09月07日『おくりびと』以来7年ぶりの映画主演となる本木雅弘をはじめ、深津絵里、竹原ピストル、池松壮亮、黒木華らで贈る西川美和監督の最新作『永い言い訳』。このほど、西川監督が文芸誌「月刊ジェイ・ノベル」にて連載する「映画にまつわるXについて」から、自身の小説が原作となった本作の製作エピソードを集めた「映画『永い言い訳』にまつわるXについて」が電子書籍限定で発売されることになった。人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(本木雅弘)は、妻・夏子(深津絵里)が旅先で不慮の事故に遭い、親友(堀内敬子)とともに亡くなったと知らせを受ける。まさにそのとき、不倫相手の編集者・福永(黒木華)と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、妻の親友の遺族であるトラック運転手の夫・陽一(竹原ピストル)とその子どもたちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。子どもを持たない幸夫は、誰かのために生きる幸せを初めて知り、むなしかった毎日が輝き始めるのだが…。本書は、若手実力派から注目の個性派まで、日本を代表する俳優陣が集った本作について、西川監督の苦悩と人間味があふれ出す出色のエッセイ。文芸誌「月刊ジェイ・ノベル」の連載「映画にまつわるXについて」より全10編を抜粋し、メイキング写真の数々とともに、スタッフや俳優たちとの人間関係、“師匠”是枝裕和監督との新事務所設立などにまつわるエピソードを公開する。また、本作撮影期間中に「獣のような七十五歳のカメラマン」や、「開始二時間でネジがぶっ飛ぶ五歳児」、「自意識のマトリョーシカ人形のような俳優」たちに囲まれながら苦闘した様子にも触れられている。西川監督が「こんなにも自分が信じられなくなった経験は、監督になって以来初めてだった」とふり返る、本作の製作過程。彼女がひとつひとつの出来事をどう感じ、どう向き合い作品を完成させたのか。ここでしか知ることのできない“人間・西川美和”のリアルに迫る全10編をチェックしてみては?「映画『永い言い訳』にまつわるXについて」は「ジェイノベル・プラス」(実業之日本社)にて配信中(試しよみも配信中)。『永い言い訳』は10月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月07日二階堂ふみ&窪田正孝という、いま圧倒的人気を誇る2人の若手俳優を起用した、資生堂マキアージュ「スノービューティー」のWEB限定ショートムービー「逆さに降る雪」が解禁。主題歌を斉藤和義が書き下ろしている。舞台は、一面真っ白な雪景色の中に、ぽつんとたたずむ小さな駅の待合所。そこには、大雪の影響で来ない電車を待ちくたびれた客のユキ(二階堂ふみ)と、駅員のシロー(窪田正孝)の2人しかいない。ユキは暇つぶしにダンスを踊り始める。彼女に気を遣い、シローも踊ってみるが、上手くいかない。微妙な空気感をまぎらわすように、待合所の壁にペンキを塗り始めたシローは、誤ってペンキを壁にぶちまけてしまう。困り顔のシローを見て、ユキはある提案をする。色の上からペンキを重ね、窓の絵を描く2人。ユキは、自分は建築のデザインをやっているが、うまくいっていないことを打ち明ける。そんなユキに「夏の窓の絵を」と頼んだシローは、ひまわりを「見たことがない」と言う。夏の窓を再現しようと、窓ガラスを黄色く塗り始めたユキは、ふと強い日差しと蝉の鳴き声を思い出す。突如シローが、「どうやってここに入ってきたか覚えているか」とユキを問いつめ…。スノービューティー2016「逆さに降る雪」は、駅の待合所に2人だけという閉ざされた世界の中で起こる、ファンタジックなラブストーリー。「いつかは幸せになりたい」と願う女性に向けて、傷ついた主人公の心を癒やし、再び現実に立ち向かう勇気を与える物語にもなっている。主題歌を手がけたのは、斉藤和義が本作のために書き下ろした「ひまわりに積もる雪」。「二階堂さん演じる彼女のイメージが“ひまわり”でした」という斉藤さんの言葉のとおり、ユキを想うシローの一途な気持ちが切なく、そして力強い想いで書かれている。また、タイトルの言葉には、太陽に向かって真っ直ぐな“ひまわり”はユキの向かうべき道として、“積もる雪”は、ユキにふりかかるいくつかの試練や悩みとして表現されている。4年前に大河ドラマ「平清盛」で共演経験がある、いま最も多忙な若手俳優の2人。二階堂さんは「そのときはそんなにお話する機会はなかったんですけど、役者さんとして素敵な方だなとずっと思っていて、今回ご一緒させていただいていて楽しいです。 (衣装の)ブルーがお似合いで」と、窪田さんの印象をコメント。一方、窪田さんも「一応(自身が)年上なんですけど全然年の差を感じさせないすごくオーラをまとっていて、スタッフさんと笑いあっているときとかすごくかわいらしい笑顔ではにかんでいて。でも、いざこうカメラの前とかお芝居ってなったときになると、キリってスイッチが変わる印象があって。本当に今回ご一緒させてもらってすごく光栄」とリスペクトを明かす。そんな2人は本作のテーマでもある“運命の出会い”について、「あるのかなと思います」(二階堂さん)、「信じてます」(窪田さん)とそれぞれ告白。さらに窪田さんは、「運命っていう言葉は普段使わなかったりするけれども、こうやって、ふみちゃんとまたこうできたのも縁だと思うし。まあ言い換えれば運命というと、ちょっとなんか恥ずかしい感じがするけれども。でも、もしそれがそう言い換えられるのなら、あるかもしれないなと感じます」と思いを語り、ユキのように壁にぶつかっている女性の姿は「やっぱりね、ふみちゃんがやるとより倍の倍の倍になって、かわいらしい」と太鼓判を押した。このショートムービーの監督を手がけたのは、初監督映画『星が丘ワンダーランド』が第39回モントリオール世界映画祭ファーストフィルム・ワールドコンペディション部門に公式ノミネートされた柳沢翔。「オープニングとラストの二階堂さんの表情の差異です。シロー(窪田さん)が彼女に与えたモノの大きさが完璧に表現されていると思います」と見どころを明かしている。スノービューティー2016「逆さに降る雪」は資生堂のスペシャルサイトにて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年07月07日映画『ふきげんな過去』が6月25日(土)に公開を迎え、W主演の小泉今日子と二階堂ふみ、共演の高良健吾、板尾創路、前田司郎監督がそろって舞台挨拶に登壇した。人気劇団の「五反田団」主宰の前田監督のオリジナル脚本による本作。もやもやした気持ちを抱えて暮らす果子のもとに、死んだはずの叔母の未来子が現れる。しかも、彼女は実は果子の実の母親であると告げ…。小泉さんは、二階堂さんとの“親子感”について「特に意識して見せようとは考えなかったです。監督の書いた脚本の中に、まぎれもなく親子感はありました。忠実に演じれば親子に見えるという感じでした」と語る。二階堂さんは「小泉さんの役はちょっとした“爆弾”みたいなので、娘の果子にも“火薬”の部分があればいいなと思ってました」とふり返る。二階堂さんは以前から、小泉さんとの親子役を熱望しており、夢が実現し「幸せです!同じ空気、空間の中にずっといたいと思える方で、勉強させていただきました。嬉しかったです」と語り、どんなところが魅力的なのか?という質問に「全てです」と即答した。そんな2人が、取っ組み合いのケンカをするシーンもあるが、小泉さんは「カメラが回ったらやるしかない!遠慮していたら相手にも監督にも映画にも悪い」と全力で挑んだと明かす。二階堂さんは「リハーサルで小泉さんがプロレス技を…(笑)」と暴露し、小泉さんは「四の字固めが得意なので!」と胸を張ったが“四の字固め”という言葉を発してすぐに「古いですね、技が…(苦笑)」と自虐的に語り、会場は笑いに包まれた。そんな和気あいあいとした女性陣に比べ、男性陣はあまり現場で言葉を交わすことがなかったよう。高良さんは「かなり緊張してました」と告白。特に小泉さんに関して「待ち時間中も『小泉さんがいるぞ!』と緊張してて」と内心は共演を喜びつつも、緊張であまり話しかけられなかったと残念そうに述懐する。一方、板尾さんは「緊張感はなかった」というものの「女性ばっかりで、どんな会話をしたらいいか…。輪に入っていけなかった。下ネタを言うとセクハラと言われそうだし…」と語り「なんでこんな不思議なメンバーをキャスティングしたのか…(苦笑)」と首をかしげていた。『ふきげんな過去』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年06月25日藤原竜也を主演に、玉山鉄二、黒木瞳ら豪華俳優陣が出演する7月期の新日曜ドラマ「そして、誰もいなくなった」。この度、本作のヒロインとして二階堂ふみの出演が決定。さらに劇中にて自身初のウエディングドレス姿も披露することが分かった。容姿端麗、頭脳明晰、家族や友人、恋人にも恵まれ、順風満帆な人生を送っていた“藤堂新一”。ある日、同姓同名の男“藤堂新一”が逮捕されたことから新一のすべての歯車が一気に狂い始める。新一のクレジットカードや銀行口座、さらには会社のIDまで、すべて差し押さえられあらゆる個人情報が、見ず知らずの“藤堂新一”という男のものにすり替えられていたことが発覚。“藤堂新一”でなくなった自分に周囲から注がれる冷ややかな視線。信頼していた仲間たちの裏切り。単なる国のミスか、それとも誰かの陰謀か。一体誰が、何のために!?見えない敵に叩き付けられた挑戦状に新一はどう立ち向かうのか――?偽物に人生を丸ごと乗っ取られる、最高に最悪なドン底の主人公・新一を熱演するのは藤原さん。そして共演には、エリート官僚・小山内保役に玉山さん、バーテンダー・日下瑛治役に「Hey! Say! JUMP」伊野尾慧、そして新一の母役として黒木さんが出演し、全く先が読めない完全オリジナル脚本で、見るものを飽きさせない裏切りの連続が繰り広げられる。そしてこのほど発表された二階堂さんが演じるのは、新一の婚約者・倉元早苗役。現在公開中の『オオカミ少女と黒王子』や近日公開予定の『ふきげんな過去』など、主演作が相次ぐ二階堂さん。しかし、民放ゴールデンプライム帯の連続ドラマでは自身初のヒロインであり、また藤原さんとは初共演。今回の共演に二階堂さんは「いろいろな役柄によって顔も雰囲気も変わる方だなあという印象を持っていたので、ご一緒させて頂いて、すごく勉強させて頂いています」と藤原さんについて語っている。今回二階堂さんが今回演じる早苗は、仕事もルックスも完璧な男・新一と念願の結婚にようやくこぎつけ、幸せの絶頂にいるごく普通の女の子。しかし、不可解な事件が次々と起きて変わっていく新一を前に、疑心暗鬼がどんどん深まり彼女としてフィアンセとして、闇の部分が少しずつ露わになっていくのだ。結婚を夢見る等身大の女性でありながら、新一の巻き込まれる事件とともに変わっていく心の葛藤をミステリアスな雰囲気たっぷりに演じている。今回は婚約者という役どころとあって、劇中ではウエディングドレス姿も披露。「新鮮な気分でした」と感想を語った二階堂さんは「意外と着るのが難しかったですが、すごくきれいで、女の子が憧れる要素が詰まっているなと思いました」と話していた。愛らしい婚約者役というこれまでとは違った役どころに挑戦する二階堂さん。プロデューサー・鈴木亜希乃は「ウエディングドレス姿だけでなく、エプロン姿まで…可愛らしい衣装にもご注目ください!二階堂ふみさんの“新たな一面”を、是非堪能してください!」とますます本作が気になるコメントを寄せた。「そして、誰もいなくなった」は7月17日(日)22時~日本テレビにて放送開始(初回30分拡大)※2話以降22時30分~放送。(cinemacafe.net)
2016年06月23日